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久保三郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

久保三郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
165位
委員会発言歴代TOP50(衆)
23位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
148位
委員会出席(無役)歴代TOP500
277位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
741位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
15位
各種会議出席歴代TOP50
36位
各種会議発言歴代TOP50
12位
各種会議出席(無役)歴代TOP50
22位
各種会議発言(議会)歴代TOP100
77位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
13位

28期委員会発言TOP50
20位
28期委員会出席(幹部)TOP100
79位
28期委員会発言(非役職)TOP50
15位
29期委員会出席TOP50
34位
29期委員会発言TOP10
4位
29期委員会出席(幹部)TOP50
31位
29期委員会発言(非役職)TOP10
4位
29期各種会議発言TOP25
25位
29期各種会議発言(非役職)TOP25
22位
30期委員会発言TOP50
12位
30期委員会出席(幹部)TOP50
33位
30期委員会発言(非役職)TOP10
8位
30期各種会議出席TOP25
18位
30期各種会議発言TOP25
13位
30期各種会議出席(無役)TOP25
18位
30期各種会議発言(非役職)TOP25
11位
31期委員会発言TOP50
34位
31期委員会発言(非役職)TOP50
26位
31期各種会議出席TOP25
17位
31期各種会議発言TOP10
10位
31期各種会議出席(無役)TOP25
15位
31期各種会議発言(議会)TOP5
1位
31期各種会議発言(非役職)TOP25
14位
32期委員会発言TOP100
65位
32期委員会出席(無役)TOP100
80位
32期委員会発言(非役職)TOP50
50位
32期各種会議出席TOP10
6位
32期各種会議発言TOP5
4位
32期各種会議出席(無役)TOP10
7位
32期各種会議発言(非役職)TOP5
3位
33期委員会発言TOP100
66位
33期委員会出席(無役)TOP100
74位
33期委員会発言(議会)TOP50
39位
33期委員会発言(非役職)TOP100
62位
34期委員会発言TOP100
67位
34期委員会発言(非役職)TOP100
54位
35期委員会発言TOP100
72位
35期委員会発言(非役職)TOP100
57位

このページでは久保三郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。久保三郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

28期(1958/05/22〜)

第29回国会 運輸委員会 第2号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○久保委員 関連してちょっとお尋ねしますが、銀行から出てくる残高証明を出納役が偽造したとおっしゃいますが、大体都城の出納所には銀行の派出員が来て、そこで残高証明を出すのでしょう。その残高証明を偽造するといってもそう大幅な偽造はできないのじゃないか。むしろ私の想像ですが、これは銀行側にも非常に無責任な態度がありはしないか、こう思うのです。結局この銀行の派出員が残高証明を書く際に、出納役とぐるになって書いている、こういうふうなことも一つお調べいただきたい。  それからもう一つ、これはお尋ねですが、この銀行はどういう銀行ですか、地方銀行でどういう程度の銀行ですか。

第29回国会 運輸委員会 第5号(1958/07/01、28期、日本社会党)

○久保委員 国鉄の当局にお伺いいたします。ことしの五月に東南アジアから鉄道関係者が参りまして、国鉄の各運輸施設等を視察したそうでありますが、その中で特に金沢鉄道監理局管内の敦賀の構内を視察されたのですが、これに当って地元鉄道監理局長は総額約四千五百万円を出して見せかけ工事をしたという話がありますが、この点についてまずお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 視察団が敦賀の機関区を見たその見る目的は何であったか。
【次の発言】 今のお答えの中で、たとえば敦賀機関区の休息施設を見せてあげた、こうおっしゃるが、今度この工事でやったような冷暖房装置で、あらゆる電気設備が入っておるような休息設備が、果し……

第29回国会 運輸委員会 第9号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○久保委員 国鉄総裁にお尋ねを申し上げます。志免炭鉱の問題について今各委員からそれぞれくどいように御質問がありまして、重ねてお尋ねするのは大へん恐縮ですが、大事な点だと思うので、二、三お尋ねを申し上げます。  まず第一に、調査委員会設置について運輸大臣から認可の書類が参りました。その書類の中で、諸般の情勢にかんがみ、万遺憾なきを期せという注意がありますが、諸般の情勢にかんがみというのは、どういうふうに国鉄総裁はとられておるのか、この点をまず第にお伺いしたい、こう思います。
【次の発言】 私は前の国会からの議事録等から類推しまして、ただいま総裁が御答弁なさったような問題だけではなさそうに考えてお……

第29回国会 運輸委員会 第10号(1958/08/16、28期、日本社会党)

○久保委員 まず第一に、先ほどもお尋ねがあつてはっきりしませんでしたが、この航空機の当日のダイヤ遅延の原因、その理由を後ほどお調べいただきたいと思います。そこでお尋ねしたいのは、航空機のダイヤ管理、これはだれがどこでしているか。その者はダイヤ遅延に対する理由をダイヤの中に書き込んでおくと思うのだが、これは会社でやつておるか、あるいはそれとも航空管制の方の担当官がやつておるのか、この点をまずお伺いしたい。
【次の発言】 会社の方がおられるようですから伺いますが、このダイヤの管理ですね、これはディスパッチャーでおやりになっていると思うのでありますが、毎日の記録はお持ちでございましょうか。

第30回国会 運輸委員会 第1号(1958/10/03、28期、日本社会党)

○久保委員 関連して。局長にお尋ねしますが、今いろいろ御説明がありましたが、きょう出された調査の報告ですが、この前の委員会で私からお尋ねしたうちで、この航空機が当日千歳から飛んできた、そのときに、千歳出発が約一時間、羽田出発が二十三分おくれた、こういうお話ですが、その原因は何かというお尋ねに対しては本日の調査の中には入っておらぬ。これに対して回答してほしい。  それからもう一つ、今、正木委員からお話がありまして、いろいろ会社等にも注意しているということですが、どういう注意をしているのか、会社はどういう点で措置したか、こういう点をお伺いしておきたい。  それから一まとめにして、航空局としては全日……

第30回国会 運輸委員会 第6号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○久保委員 国鉄当局に先にお伺いします。ビジネス特急の問題でありますが、ビジネス特急には大へん事故が多いということを最近聞いております。この事故の原因はどこにあるか、これをまず伺いたい。
【次の発言】 二十八日までにはそれぞれ整備ができて正規の運転には支障がないという見通しのようでありますが、大体聞きますと、いろいろな点でこの問題は無理がある。まず第一に速度の点で無理があるのじゃないかという話を聞いております。そういう基礎的な調査試験というものは、すでに試運転開始以来相当の期間になりますが、これまでの間に整備されるのがほんとうじゃないか、こういうふうに思うのです。それから横ぶれが多いが、直った……

第30回国会 運輸委員会 第8号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○久保委員 自動準局長にお伺いしますが、先ほどの御説明で、年々登録単数が多くなっております。それであなたの方の下部末端にいきますと、陸運局の登録の力の要員あるいは検査の要員は、これに見合った数が今日あるのか、この点まず伺いたいと思います。
【次の発言】 そこでもう一つお尋ねしますが、登録並びに検査には手数料がございますね。それではその手数料と、そういう要員の人件費とは、どういう工合になっておりますか。
【次の発言】 大体登録とか検査の業務は、手数料でせめて人件費かまかなえればそれでよろしい。あとの施設その他は、自動車税を取っているのですから、そういう税金でまかなうのが建前じゃないかと思うのです……

第30回国会 運輸委員会 第9号(1958/11/04、28期、日本社会党)

○久保委員 関連して。通産省にお伺いしますが、先ほどの御答弁の中で、駐留軍人あるいは軍属、そういうような者が持ち込んで放出した車両が年間四千五百両もある、なおその他に横流れもあって、約一万両くらいの外車が流れている、こういうことでありますが、横流れの問題は別にしましても、四千五百両の放出車両、これにはもちろん関税あるいは関税に類するものはかかっていないわけですか。
【次の発言】 国内自動車産業の問題で先ほど来御意見が二つに分れているようでありますが、いずれにしましても、問題が大へん多いと思う。それで、率直に申し上げて、そういう取りきめはこの際相当大幅に修正する必要がある、こういうふうに私は思う……

第31回国会 運輸委員会 第3号(1958/12/19、28期、日本社会党)

○久保委員 同僚議員の質問でちょっとわかりにくいところを大臣にお尋ねしたいのです。今の天野委員の最後の御質問のガソリン税の今回の値上げということは、巧妙なすりかえ――運輸大臣の立場から、今の御答弁でそういうすりかえはあまり好ましくないようにお考えだと思います。実際は私鉄業者のガソリン税値上げに対する反対を押えていくという一つの布石ではないだろうか、こういう見方も、うがった見方ですがございます。そういう見方は別としても、今回値上げしようとするその増収分に対しては、先ほど来いろいろお話がありまして、安全運転、いわゆるサービスの向上というところに重点を置くというのだが、ガソリン税の値上げ等が今後確実……

第31回国会 運輸委員会 第7号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○久保委員 国鉄総裁に志免鉱業所の問題でお尋ね申します。  まず第一に、一月の十日に大臣から上申書に対する内諾書というようなものが参ったようでありますが、この内容を総裁はどういうふうに御解釈いただいているか、その点をお伺いします。
【次の発言】 それで、この分離を了承するという内諾書ですか、承認書ですか、これに対してどういう作業を今日まで進められたか、その点をお伺いします。
【次の発言】 今まで予算委員会等における大臣の答弁を聞いておりますと、分離に際しては指名競争入札にする、これはまあ御理解になっておると思うのでありますが、特に所属職員の処遇については円満に措置をするようにという強い要望があ……

第31回国会 運輸委員会 第8号(1959/02/19、28期、日本社会党)

○久保委員 国有鉄道法についてお尋ねするわけなんでありますが、大臣おられないようでございますし、あいにく私、工合が悪くなったものでありますから、この質問は次会に回していただきたいと思います。

第31回国会 運輸委員会 第9号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○久保委員 日本国有鉄道法の改正についてお尋ねしたいのですが、今回のこの改正は、先ごろの提案説明を伺いますと、支社制度を強化するのが一つ、もう一つは部外投資の問題、こういうふうになっているようでありますが、その二点についてお尋ねをしたいのであります。  まず第一に国鉄の機構そのものでありますが、公社になってから相当変革もございます。これはもちろん国鉄の持っている使命からいって、能率的な機構になることだと思うのでありますが、特にその中でも、最近閑散線区等においては管理所方式というものをとられておる。これは新しい仕組みでありまして、そうしますと、鉄道監理局の下に管理所があり、管理所の下に現場機関が……

第31回国会 運輸委員会 第11号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○久保委員 国鉄関係でお尋ねするのですが、先般大臣はおらなかったがきょうはおいでになりますので、まず第一に、来年度から着手いたします東海道新幹線の建設、来年度予算では、自己資金三十億をこれに引き当てておるわけでありますが、この建設資金計画は、運輸大臣としてはどういうふうにお考えになっておりますか、まずその点をお伺いいたします。
【次の発言】 大臣のお話では、自己資金と外資導入によってまかない得ると言われたのですが、この東海道新幹線については国の大動脈でございます。むやみやたらに外資導入に期待を持つことは国家百年の計からいって非常にうまくないのじゃないかとわれわれは考えておるわけであります。 む……

第31回国会 運輸委員会 第12号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○久保委員 その資料に関連して、トラック、バス、ハイヤー、タクシー等の運賃額に占める燃料費の計算、こカを出して下さい。
【次の発言】 三国間輸送の助成についてだけお尋ねをいたしたいと存じます。これは厚生施設の四千万円を除いて四億六千万が三国間輸送に対する助成のようでありますが、これは先般予算委員会でも一応質疑があったわけであります。さらにお尋ねをしたいのは、この助成というのは、いわゆる狭い意味における奨励的な性格の助成金であるか、それとも一定の、たとえば――欠損補助というような意味を持っておるのか、そのいずれであるか、まずお尋ねいたしたいと思います。

第31回国会 運輸委員会 第15号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○久保委員 大臣に日本観光協会法案について若干のお尋ねを申し上げたいと思います。  今回提案されております日本観光協会法案は、現在あるところの全日本観光あるいは国際観光を統合して、特殊な法人として発足させるようでありますが、観光振興の問題については、言うまでもなく外貨獲得という面は、なるほど重要な一つでございます。それともう一つ観光資源の開発というのも、これまた大事なことであります。それからもう一つは、観光事業というものが、単に国際収支の上だけで寄与するということであってはならない思うのであります。むしろ国内におけるところの健全なるレクリエーションの場所として全国民にこれを開放でき、全国民が利……

第31回国会 運輸委員会 第17号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○久保委員 先日質問をいたしたわけですが、時間がありませんでしたために十分意を尽し得なかったので、あらためて御質問申し上げます。なお、堀内さんからも御質問がありましたので、その点はなるべく省いていきたいと思います。  この法案のねらいは、先ほど来御説明があった通りだと思うのですが、この法案をでっち上げるまでの間に、関係各省との間の協議というか、それはどの程度までおやりになっておるか、従来通りの形でやっておられたのか、あるいは一歩進んでおやりになっておるのか、その点を一つお伺いします。
【次の発言】 そうしますと、閣議で御了解を得たということでありますが、これは従来の国際観光協会に対する助成、あ……

第31回国会 運輸委員会 第20号(1959/03/26、28期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと関連して私は要求をしておきます。関係各省庁――警察庁は帰ってしまったが、これを含めて、都市交通に対する現況をどう見ているか、文書によってそれぞれ委員会に提出してほしいということが一つ。もう一つは、これは政府に対して申し上げるが、都市交通に対するところの基本方策をこの会期中に提出してもらいたい。以上です。

第31回国会 運輸委員会 第21号(1959/04/02、28期、日本社会党)

○久保委員 国鉄総裁並びに鉄監局長がおいでですから、お二人にお尋ねしたいと思います。  まず第一に、四月十日には皇太子の御成婚があるということで、政府はただいま恩赦というか特赦について、それぞれ成案を得つつあるというお話であります。国鉄内部における行政処分が今日までたくさんある。行政処分の中には、御承知のように運転事故あるいは営業事故等に関係する処分がある。そういう処分について、今度の御盛儀に対して政府並びに国鉄ではどら取り扱うか、そういうお考えを今持っておるかどうかを、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今の鉄監局長のお話だと、政府部内においてもそういう考えを持っておらない、こういう……

第31回国会 運輸委員会 第22号(1959/04/07、28期、日本社会党)

○久保委員 先般お尋ねしたのでありますが、運輸省からはおいでになっておらぬし、おいでになっていても監督局長ではおわかりにならないので、きょうは政務次官がおいでですから、あらためてお尋ねをするわけです。  今回の皇太子の御結婚に伴いまして、政府は特赦を行うというお話でありますが、特赦の本質についての論議は別として、実施されるという前提に立てば、いわゆる行政処分の問題について、政府内部においていかように扱う考えでおられるか、その点をお尋ねしたいのであります。
【次の発言】 一般特赦は実施される御方針でございましょうか。
【次の発言】 一般の刑法上の特赦は実施されて、それ以外の行政処分については考え……

第31回国会 運輸委員会 第23号(1959/04/28、28期、日本社会党)

○久保委員 詳細な報告が来てないというが、この前私は七日に質問してあるのですから、詳細な報告がなぜ来ていないのですか。  それからもう一つ、さしあたりの対策を講じたというようなお話ですが、機関車は変えたのですか。C五四 五が入るような線路かどうか、これを伺いたい。
【次の発言】 詳細な報告が来ておらなくとも、そのトンネルを通過する機関車、あるいは燃料、そういうものははっきりしておると思います。これに対してはとりあえずマスクをつけるとかなんとか言っておりますが、そういうマスクについても、ちょっとこの間週刊誌を見れば、どうも不完全のようである。もう少し具体的な対策が二十日以上たって立てられないとい……

第31回国会 運輸委員会 第25号(1959/06/17、28期、日本社会党)

○久保委員 関連して。副総裁は先ほど、近く理事会にかけて決定していきたい、こういうお話ですが、そうしますと、首脳部としては、先ほどからお話があったような構想で機構改革をおやりになるという御方針でありますか、どうですか。
【次の発言】 先ほどのお話から十和田の一貫輸送ということを言っておられますが、十和田は南北それぞれ所要時間も違うことでありますし、客の流れからも大体一貫輸送の必要はなさそうにわれわれは聞いております。まん中にはさまれた湖水は、大半は湖水を利用して乗り継ぐので、一貫輸送の必要はないのではなかろうか。ましてや冬季におけるところの南北両線の運行については、御存じの通り全然隔絶した姿で……

第32回国会 運輸委員会 第1号(1959/07/03、28期、日本社会党)

○久保委員 自動車局長にお伺いするのですが、最近ハイ・タク事業の労働争議がだいぶ悪性化している傾向があると思います。これについてどういうふうに考えているか、まず最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 暴力行為ということで、何かお話によれば一方的なお話のようにも聞えますが、最近メトロ自動車というかメトロ交通といいますか、新聞でも出ましたが、この労働争議に会社側は大量の暴力団を介入させて、幾多の不祥事件ができたということは御承知の通りだと思います。こういう問題について、今お話の内容だけではよくわかりませんが、この経営方針なりあるいは労務管理に幾多おくれている面が多いのではないかとまずわれわれ……

第32回国会 運輸委員会 第2号(1959/07/04、28期、日本社会党)

○久保委員 航空局長に今の御説明に関連してちょっとお伺いしたいのですが、七月一日からわが方に移管になりました航空交通管制飛行そのことと駐留軍の航空機との関係は今後どういうふうになるのでありますか。今までと変るのかどうか、その点はどうですか。
【次の発言】 航空管制が全体として日本側に移管になったけれども、駐留軍との関係が従来通りだというのでは少し物事が中途半端じゃないか、こう思います。それで今考えておられるそうでありますが、当然七月一日から移管になるに際して、自後の問題について日米両国側において協議するという手続があってしかるべきだ。現在のままで中途半端な形でいきますと、問題が起きたときの所在……

第32回国会 運輸委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○久保委員 関連。運輸大臣にお尋ねしますが、今のお話ですが、国務大臣として石炭産業対策というか、あるいはエネルギー対策について政府は確固たる方針が今日できているのでしょうか、この点一つお伺いします。
【次の発言】 先ほどの御答弁で何か確固たる方針をお立てになった上でやはり従来の方針通り国鉄から分離するというふうに御答弁なさっておるのですが、どうもその点は大臣としてははなはだ不見識じゃなかろうかと、こう思うのです。いわゆる国家の政策として、エネルギー対策なり、石炭対策なりが確固としてできたその一環として考える情勢が今日なんです。去年あたりは別として、今日の情勢ではそれが一番重点です。その重点を抜……

第33回国会 運輸委員会 第2号(1959/11/04、28期、日本社会党)

○久保委員 今のお話に関連して、二十八年度災害では地方鉄道の補助関係といいますか、そういうもの以外に自動車関係もあったように思いますが、今回はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 融資のあっせんでなくて、前回二十八年には、私鉄の関係でバスを一括してやったのですか。
【次の発言】 この自動車関係の復旧というか復興については、中小企業金融公庫その他で扱うことになるのですか。
【次の発言】 それから国鉄の復旧予算、追加予算というか、そういうものが出ておらぬようでありますが、資金手当その他についてはどういうことになっておりますか。
【次の発言】 この問題はあまりきょうやるつもりはなかったので……

第33回国会 運輸委員会 第5号(1959/11/25、28期、日本社会党)

○久保委員 大臣に一言お尋ねします。個人営業免許を早急におやりになるそうであります。この点についてはいろいろ意見もあったことでありましょうが、すでに方針を決定したことについて今さらとやかくは申し上げませんけれども、ただ一つ、個人営業を許した場合に、個々ばらばらな形態であって、そして陸運行政として公益性が追求されるか、あるいはそれともそれぞれの事業が健全な発達ができるかというと、これはなかなか問題があるので、ついては、それらに対する対策はお考えになっておるかどうか。
【次の発言】 大体大臣のお考えは妥当じゃなかろうか、こう思うのであります。ついては、免許のあとでそういう問題が出てきたときにこれを……

第33回国会 運輸委員会 第6号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○久保委員 ただいま議題になりました十一月二十五日に銚子港において、漁船の遭難がありました。これについて政務次官並びに関係の局長にお尋ねをしたいと思います。  まず第一に、この十一月二十五日の事故でありますが、これは波崎町の漁船、いわゆる揚繰船三十二トン、これは木船でしょうが、第五幸辰丸というのがございます。当時の乗組員は船長ほか三十三名、合計三十四名の乗組員であります。それで銚子港の川口付近の一ノ島灯台の付近で波浪のためこれは転覆したわけです。転覆した結果、生存者が六名、死亡確認された者が三名、行方不明が二十五名、こういう大きな事故があったわけです。当日のこの漁船の行動は、二十五日五時ごろ出……

第33回国会 運輸委員会 第7号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○久保委員 海難救助態制の強化に関する決議案を提出いたします。  まず決議の案文を朗読いたします。    海難救助態制の強化に関する件   最近頻発する海難事故により貴重な人命、財産が失われつつあるは、誠に遺憾に耐えない。これら遭難当時の状況判断によれば、救難態制は必ずしも万全とは認め難い恨がある。   よって、政府は速かに左記の措置を講じ、もって海難救助に万遺憾なきを期すべきである。      記  一、巡視船艇、人員及び職員宿舎等を整備強化すること。  二、航空機及び通信施設を整備するとともに空、海、陸よりの救難態制を確立すること。  三、救命用具を整備すること。  四、航路標識を整備拡充……

第33回国会 運輸委員会 第8号(1959/12/16、28期、日本社会党)

○久保委員 質問に入る前にちょっとお聞きするのですが、答弁のために大臣の出席を要求しておったのですけれども、本日お見えにならぬ。大体どういう用件で来られないのか。毎日やっている委員会でないのでありますから、しかも予定している委員会でありますので、出席できないという理由はないのではないかと思いますが、その点どうですか。
【次の発言】 とにかく今お話を聞くと、内部的な開所式のようなお話であります。いろいろ御都合があると思うので、われわれも大臣でなくてはいけないような問題についてはもちろん大臣に出てもらうけれども、それ以外の問題についてはことさらに忙しい立場も考慮して実は遠慮しているのでありますから……

第33回国会 運輸委員会 第9号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○久保委員 関連して。――鉄監局長はどこに行きましたか。
【次の発言】 鉄監局長は、先ほどの答弁で、この教育は、日本国有鉄道法の法規によって業務委託ということで受けておるということでありますが、そういう法律はどこにもありません。ここに書いてある委託は、第三条の第二項によって「日本国有鉄道は、その業務の円滑な遂行に妨げのない限り、一般の委託により、陸運に関する機械、器具その他の物品の製造、修繕、検査若しくは調達、工事の施行、業務の管り理又は技術上の試験研究を行うことができる。」、どこにも教育を引き受けるなんてないですよ。国鉄当局は何によってこれを引き受けているのか、これがまず第一です。

第33回国会 内閣委員会 第1号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○久保委員 防衛庁長官に簡単に二、三お尋ねいたします。百里の基地の関係でありますが、まず第一に、最近新らしい部隊が若干入っておるようでありますが、この兵隊はどういう兵科であって、何を目的に入っておるのか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 新しい兵隊四百だそうでございますが、あそこはまだ航空基地としての整備ができていないのは御承知の通りであります。そういうところで、大へんこまかい質問で恐縮でありますが、どんな訓練をやっておるわけですか。
【次の発言】 それではその次に移りましょう。この航空基地になる前に、この農地が農林省の手によって、農地法に基く転用許可を防衛庁側の要請に従って出した。そ……

第34回国会 運輸委員会 第3号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○久保委員 ただいま議題になっております南大東島の気象観測に関しての質問を若干いたしたいと思います。  まず第一に、今回提案されましたこの高層気象観測はいかなる効果をねらっているのか、さらにはどういう物品というか、観測器具を譲与するのか、金額にしてどういうものか、予算はどういう方法で出すのか、そういう点でまずお尋ねをします。
【次の発言】 この仕事は貸与と譲渡と二つおありになるのですね。それでこれは当分の間となっておりますが、今年度いわゆる三十五年度今回限りの問題ではないわけですね。
【次の発言】 次にお尋ねしたいのですが、譲与の相手方は当該いわゆる琉球南大大島の高層気象観測を行なう気象機関と……

第34回国会 運輸委員会 第4号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○久保委員 今、館委員からそれぞれお話がありましたので、一つだけ私は聞きたいのですが、人間の補充の方は今お話があった通りで、やるというのでありますが、失われたヘリコプターの補充はどうするかということなんです。というのは、三十五年度の提案になっている予算案を見ても、なるほど海上保安庁関係は総額ではふえている。その中には、当たってみると、航路標識がなるほどおよそ入っているが、その他の救難関係の体制というものは、前に銚子港における遭難事故に関連して御質問申し上げたときの構想とはだいぶ後退している。後退している上に、今度ヘリコプター一台失われたということになると、これはどうなることでしょうか。この補充……

第34回国会 運輸委員会 第5号(1960/03/09、28期、日本社会党)

○久保委員 日本国有鉄道法の一部改正法律案についてでありますが、先般来から世銀借款についてはお尋ねを繰り返してきたのでありますけれども、説明がいまだ交渉過程にあるというふうなことだけで、実際にはどういう進行状況になっているのかもはっきりはわからないということが一つございます。それでこの法案提出にあたっては、大よその見通しとか大よその輪郭とか、そういうものがなくて世銀から借款する手続をきめていくというのは、国会としても不見識ではなかろうかと思うので、くどいようでありますが、世銀借款についてお尋ねをしたいのであります。でありますから、明確なお答えをいただきたい。というのはどうもやり方が、法律は先に……

第34回国会 運輸委員会 第6号(1960/03/16、28期、日本社会党)

○久保委員 総裁がおいでになりましたので、少しおそまきながら一つだけお尋ねをしたい。というのは、志免鉱業所の事後処理についてであります。この志免鉱業所の問題につきましては、ことしの一月二十六日に労使の間において一応の線が見出され、長きにわたりました紛争というか、そういうものが解決をしたとわれわれは考えているわけであります。その志免問題の解決の基本方針はおよそ三つあると思う。これは当事者間で取りかわした覚書によりましても、志免鉱業所は現在の経営を続けていく、と同時に、赤字解消にもちろん努めなければならぬ。それから、志免鉱業所において従前通り働く所属職員の労働あるいは生活不安は除去するように措置す……

第34回国会 運輸委員会 第8号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○久保委員 関連してそれでは大臣に一つだけお伺いいたします。ただいままで正木委員並びに勝澤委員からお話がありましたが、国鉄の経営の問題であります。きょう開通式をあげられるというお話の、鹿児島だと思いますが、枕崎線の問題であります。これは中途であるようでありますが、こういう新線を建設していたのでは、これでは鉄道は赤字である。公益負担をされながらこういうものをやっておったのでは――これは不良資産です、とうてい国鉄は健全な経営はできないと思うのです。しかも新線建設は政府の方針でやっておる。だからぜひ大臣にこれをお聞きしたいのです。この新線建設は十七キロちょっとでありますが、ここに私は略図をもらってき……

第34回国会 運輸委員会 第9号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○久保委員 この前、質問が少し中途半端でありましたのであらためてお尋ねしたいのですが、枕崎線の建設計画はどういうことになっておるのか、まずそれをお尋ねします。
【次の発言】 この枕崎線の建設計画を立てるにあたっての経済調査は、当時立てたものは今日とあまり変わらないだろうと思うのですが、当時の経済的な調査の結果はどういうふうに出ておりますか、これをお尋ねします。
【次の発言】 枕崎線というふうな、こういう経済的には引き合わぬものは、地方の開発ということだけでしぼって建設をしているだろうと思うのでありますが、そういう地方の開発というものについて、枕崎線の効果はどういうふうなことがあったか、どういう……

第34回国会 運輸委員会 第11号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○久保委員 関連して。この問題は先般の予算分科会で一応お尋ねいたしたのですが、時間がありませんでしたのでさらに追加してお尋ねしたいのです。  現在の海運界の立て直しには三つの要素がある。これは言うまでもなく、経営基盤の強化あるいは新造船のあり方、それともう一つは船質改善、こういう大まかに言って大体三つだろうと思う。そこで、今回提案になりました利子補給と一口に言われている法律でありますが、これは経営基盤の強化に役立てようとするのか、それともそれ以外の目的を持っているのか、これを一つお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうだとすれば、現在のような多くの不良資産というか、そういうものを持っている……

第34回国会 運輸委員会 第13号(1960/04/06、28期、日本社会党)

○久保委員 航空法の一部改正に関連して航空交通関係について二、三お尋ねしたいと思います。  まず第一に、先般も名古屋空港で事故が発生したわけでありまして、この原因についてはいろいろあるようでありますが、いずれにしても今日、去年の七月から日本はアメリカの手より完全に交通管制業務を引き継いだ、こういうことになっておるわけでありますが、これを運営する要員の面では現況はどういうようになっておるのか、予定計画通り要員の充足はできておるのか、この点をまず第一に伺いたいと思います。
【次の発言】 私がお尋ねしているのは、計画通り要員の充足ができておるかどうか、こういうことをお尋ねしておるのであります。

第34回国会 運輸委員会 第14号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○久保委員 せっかく両大臣おいでになりましたので、踏み切り問題、今もお話がありましたから簡単に申し上げます。  大体両大臣とも政治力の旺盛な方でありますから、結論を言えば、今会期中には法案が出てくると思うのでありますが、出てこなければわれわれの方も両党共同で議員立法したい、そういうことで大体成案に近いものをそれぞれ持っていますから、いつでも出す用意がございます。これを前提にしてお話を申し上げます。  そこで、三年越しの問題でありまして、この問題が起きたのは、大体交通事故の頻発ということで、先ほどお話のありましたように、内閣のもとに交通事故防止対策本部というようなものができて、これからの話だと思……

第34回国会 運輸委員会 第15号(1960/04/13、28期、日本社会党)

○久保委員 質問に入る前に、前会に質問しっぱなしで回答を保留しておりました御回答から先にいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまお話がありました緊急事態発生の場合の取りきめというか、そういうものは規定がない、こういうことで、ただ自衛隊法に基づいて自衛隊から要請があればこれに協力するというようなことだというのでありますが、えてしてこういうものは取りきめがないところにいろんな紛争なり事故が起きると私は思う。だから特に航空交通管制を主体的に握ろうという運輸省の考え方であるとするならば、やはりあなたの主体的な立場からこれを取りきめる、そういう態勢があってしかるべきだと思うが、この点はどうですか……

第34回国会 運輸委員会 第16号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○久保委員 質問に入る前に、今の船舶局長の補足説明ですが、これは従来の慣例によりますれば、前もってプリントを配付するようになっておりますので、至急配付を願いたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 それでは、道路運送法の一部改正についてお尋ねしたいのであります。  今度の改正の中で一番大きいのは、輸送秩序を乱したものについての規制、これを罰則強化とその他の方法によって規制をしていく、こういうことでありまして、今日の陸上運送に対しての、いわゆる混乱に対する消極的な方策の強化だ、こういうふうに考えておるわけであります。ところが、現在における輸送混乱というのは、そういう問題はどこから出てきたのか……

第34回国会 運輸委員会 第17号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○久保委員 私も、引き続き造船問題についてお尋ねをしたいのでありますが、まず最初に、日本の商船隊の整備であります。  今回この改正法案を出した理由は、この商船隊の増強をはかるのには、今後五カ年間この法律を延長するのが適当だというようなことでおやりになっておるわけでありますが、大体現在の船腹は、およそ五百四十万トンくらいだろうとはうのでありますけれども、一方新長期経済計画によりますと、大体三十七年度で、貨物船の方で五百八十八万トン、それからタンカーで二百三十万トン、合計して八百十九万トン、こういう計画を政府は出しているのでありますが、この五カ年間にどの程度の船腹増強ができるのか。いわゆる船腹量の……

第34回国会 運輸委員会 第18号(1960/04/27、28期、日本社会党)

○久保委員 先般御質問申し上げたのでありますが、外務省に尋ねてほしいという御要請がありましたので、外務省からどなたかおいででしょうか。
【次の発言】 それでお尋ねしたいのは、米軍との関係でありますが、現在の安保条約に基づく行政協定で、日本領空については、いかなる条項でこの航空といいますか、これを許与しているのか、一つお尋ねします。
【次の発言】 行政協定第五条第一項によって領域外から入ってくるあるいは出ていく、こういうものには着陸料というかそういうものは課さない、そういうものがあるから当然これは出入りできるのだ、こういうことであります。第二項では、その施設及び区域の間を出入りしたり、その間を移……

第34回国会 運輸委員会 第19号(1960/05/04、28期、日本社会党)

○久保委員 航空交通管制について、二、三お尋ねをしたいのでありますが、まず第一に先般小牧の飛行場で事故がございましたが、そのあと新聞等を見ておりますと、防衛庁は操縦に当たった自衛官の責任について、検察当局等にその解明というようなことをやった、こういう話も聞いておるわけなんです。これは見ようによれば、何か検察当局に、自衛官の方は全然責任がないというような見解に立っておるようにも見受けられるのであります。これはもちろん今後の検察当局等の調べではっきりすると思うのでありますが、ここでお尋ねしたいのは、管制官の責任と操縦士の責任の分界であります。これについて防衛庁はどのような見解を持っておられるか、こ……

第34回国会 運輸委員会 第20号(1960/05/06、28期、日本社会党)

○久保委員 私は、ただいま長谷川委員からも御指摘がありましたように、単に交通運輸の行政面からでなくて、自然公園としての立場から御質問をしたいと思います。  調べてありませんので、さしあたり、箱根の山は国立公園であって、当該地区は自然公園法に基づく特別地域に推定されている部面があるか、この点まず承りたい。
【次の発言】 その一部とは、現在話題になっている地域でありますか。私は現地を見ておりませんのでわかりませんが……。
【次の発言】 そうだとすれば、この特別地域の保護並びに規制の条項、これは第十七条だと思うのでありますが、たとえば、今各委員から御指摘になりました、さくを道路のわきに作って富士の景……

第34回国会 運輸委員会 第21号(1960/05/11、28期、日本社会党)

○久保委員 簡単に運輸大臣並びに副総裁にお尋ねするのでありますが、昨日でありますか、仲裁裁定が出まして、両方とも受けることになったと思います。そこで、大体八百円から八百五十円平均になるということでありますが、この原資の扱い方でございます。けさの新聞等を見ますと、政府筋は、大体郵政関係には補正を組まねばならぬだろう、あとは企業内努力というか、やりくりでやってもらう、こういう報道があるわけなんです。今も国鉄経営全体について島口委員からお話があった通りでございまして、特に三十五年度の予算は、経営費については早くいえば極端な切り詰め方をしているということでございます。そうなりますと、このベース・アップ……

第34回国会 運輸委員会 第22号(1960/05/13、28期、日本社会党)

○久保委員 時間もだいぶたちましたから、簡単に申し上げます。これは、鉄監局長並びに副総裁にお尋ねしたいのですが、ただいま提案になっております運賃法の改正は、国鉄の性格を変更する第一歩であるのかどうか。先ほどお話にも出ましたように、国鉄当局としては四十五万を、全体として企業性に徹しなければならない、こういうお話であります。企業性に徹するということは、企業の目的を完全に達成することだとわれわれは了解する。企業の目的を達成するためには、ただそれだけでは裏づけがございません。やはり企業財政というか、そういうものの確立が不可欠な条件です。企業財政の確立というのは、言うまでもなく、その企業の再生産を確保す……

第34回国会 運輸委員会 第23号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○久保委員 大島先生に一つお尋ねしたいのですが、運賃制度調査会の答申をごらんになったと思うのでありますが、その中で、現在の国鉄運賃法の運賃決定の四原則がございます。これに答申は言及いたしております。第二番にある原価を償うものであること、これが主力であり、あとの三つのものは現状に合わぬから修正するのが望ましいということも答申されているわけであります。と同時に、この調査会では、あとの三つの条件については、それぞれ適宜に加味して現状に即した解釈をして今度の答申をした、こういうことになっておるのでありますが、これに対する先生の御所見はどんなものか。

第34回国会 運輸委員会 第24号(1960/05/18、28期、日本社会党)

○久保委員 この前の質問で引き続いて、鉄監局長から御答弁があるはずであります。鉄監局長からまず御答弁をいただいて、それから次に入りたいと思います。
【次の発言】 今の御答弁で、今回の改正の趣旨は国鉄運賃法にもとっておらぬ、こういう御趣旨でございますが、この四つの原則をどういうふうに理解しどういうふうに当てはめるかということを確立しなければ、今回の改正が妥当でありあるいは不当であるかという観点は出てこないと思うのであります。今までの御解釈では、どうも原価主義だけははっきりしているが、あとはどうもあいまいだ、こういうふうにとり得るのではなかろうかと思うのです。しかもその原価主義にいたしましても、扱……

第34回国会 決算委員会 第7号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○久保委員 資材購入の方で一つ御質問したいのです。不当事項の四八八号ですが、断路器の購入の問題です。この断路器は、指摘事項にある通り、一番札の斎藤商店の納期がおそいというので、これを退けた。ところが会計検査院が調査すれば、全部申出納期よりあとから納入されたということであってこれはどうもわれわれとしても納得いかないことなのでありますが、これについて一つ詳細に説明を願いたいと思う。
【次の発言】 結果からものことを論ずれば、当時の状況はやむを得なかったというなら、みんなそういう結論になると思うのです。会計検査院の指摘事項に対して、国鉄当局はどう思っているのですか。まずそれを聞きたい。

第34回国会 決算委員会 第8号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○久保委員 ちょっとお尋ねしますが、指摘事項の中で四九五号、これは事後措置についてということでありますが、このフレームを取りかえたものに比べて差は認められなかったので、二十四年度計画において二千個旧式のフレームの改造を行なった、こういうことでありますが、こういうことが事前におわかりにならなかったのか。それともう一つは、そういう弁明に書いておるような試験をなぜ早く行なわなかったのだろうか。指摘事項があってから初めて気がついたというのでは、専門家としてあまりにもだらしがないと私は思うのですが、これはいかがでしよう。
【次の発言】 それは事後措置のことでありまして、私が聞きたいのは、これはどこですか……

第34回国会 決算委員会 第9号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○久保委員 農林漁業金融公庫の中で、一つだけお尋ねしたいのですが、元金の延滞が、三十二年度の決算の中で、六カ月以上が二十三億程度ある、こういうことなんですが、なお業務概況を見ますと、三十三年度分の「延滞している債権の殆んどが、旧特別会計時代から公庫設立当初の時期迄に貸付られたものである。」こういっておるのでありますが、いずれにいたしましても、この貸し付けするとき自体に問題が相当あったのではないかと私は思うのです。特にこの土地改良区に対する問題でありますが、これは最近各所にいろいろな問題が出てきておる。もう事業は中途半端になっていて、とうていこれを返済する見込みはないというようなことが多いのであ……

第34回国会 決算委員会 第10号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○久保委員 資料提出を委員長を通じてお願いしたい。今の海運の償還猶予額の一番最近の額をお願いしたい。猶予額はどの程度になっておるか。それから、これは会社別というわけには参りませんから、幾つの会社があって、何口であるか。それからもう一つは、貸付基準というのでしょうか、銀行で業種別による貸付条件とか、金利とか、償還期間、据置期間とか、あるでしょう。それからたとえば機械工業にはどういうものでやるとか、優先は造船にやるとか、電力にやるとか、そういう基準がございましょう。――ございませんか。
【次の発言】 今淡谷委員からお話があったように、具体的に、どういう業種には六分五厘でやって、どういう業種には九分……

第34回国会 決算委員会 第18号(1960/04/13、28期、日本社会党)

○久保委員 それじゃ今のに関連してちょっとお尋ねしますが、予算執行中にもチェックすることができるということでありますが、これは会計検査院独自の立場でということであれば、それと同時に、今委員長からお尋ねの国会からの請求権というものは、あった方がいいか、今のままがいいか、どういうふうに検査院はお考えになりますか。
【次の発言】 公正妥当というのは、検査の内容に注文をつけるということじゃなくて、国会の請求は、これにどうも疑問があるという場合に、請求をするということだと思うのです。そうだとすれば、これを受けて立って、検査院は独自の立場から独立の機関として検査して国会に報告するのが、国民に報告するのが当……

第34回国会 農林水産委員会 第11号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○久保委員 ビール麦の問題でまず最初に公正取引委員会にお尋ねをいたしたいと思います。  ビール麦の取引については、昨年十一月、全国農民連盟と茨城県農協青年連盟の代表から、それぞれ公正取引委員会に、ビール会社四社及びこれらが結成するところの麦酒酒造組合を独禁法違反ということで提訴しておるわけでありますが、その後公正取引委員会においてはどういう調査とさらに審議を続けておられるか、その状況についてお伺いをいたしたい、かように思います。
【次の発言】 それでは、続いてお尋ねしますが、今まで大へん困難な御調査をいただいておると思うのでありますが、特に、ビール麦の問題は、一方は力の弱い耕作農民、片方は独占……

第35回国会 運輸委員会 第4号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○久保委員 特定の地区を例にしてでありますが、特に漁船乗組員の労働条件あるいはその監督等について政府にお尋ねしたいわけであります。  まず第一に、現在ありますところの船員法でございますが、これは一つの特定地区の例でありますけれども、実際は的確にこれが守られていないように思うわけであります。これが一つであります。もう一つは、一般労働行政の面と、特に船員労働の面では内容も質も違うと思うのでありますが、現在の時勢にもはなはだしく合わぬものが多いのであります。こういう点について、まず政府当局はいかなる監督をやっておられるか。もちろん各末端においては、相当努力はされていると思うのでありますが、何といいま……

第35回国会 農林水産委員会 第3号(1960/08/12、28期、日本社会党)

○久保委員 まず第一に、きょう委員会に配付になりました昭和三五年産ビール大麦の取扱いについてという資料でありますが、これはどこの資料でございますか。
【次の発言】 今三人の参考人の方々からそれぞれ経過等の御報告がございまました。大体農林省自体はこういう資料で、今の話とだいぶ違う点が多いと思いますが、こういうことに対して農林省はまず第一にどう考えているか。当面この資料を出した担当局長は振興局長さんですか。
【次の発言】 たしか四月だったと思うのですが、局長はこの問題でお話しまして、大へん関心を持たれておられるようであったのです。ところがこういう資料でもわかるように、その後野放しにしておって、農協……

第35回国会 農林水産委員会 第5号(1960/09/02、28期、日本社会党)

○久保委員 大体ただいままで御質疑がありましたので、私は簡単に、せっかくビール関係の最高責任者がおいでになりましたので、二、三点お尋ねをいたしたいと思います。  まず第一に、この問題が出てきた原因というかその問題点は何かというと、先ほど山本参考人からもお話がありましたが、なるほどビール会社とビール麦耕作者の間は七十年の伝統と歴史を持ってきた。その間においてビール会社のなみなみならない御努力もあったろうし、耕作農民ももちろん苦労があったと思います。これは初期におけるビール生産という問題からきた問題でありまして、この功績を全然否定しようとかあるいはいけないとかいうことをわれわれは言っておるのではな……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 運輸委員会 第2号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○久保委員 関連して。ただいま踏み切りの問題は皆さんからお話がありましたので、結論としてやるということらしいのでありますが、端的にお伺いしますが、保安施設の費用分担の問題で難航しておるのが真実なのか、それともただいま御指摘があったように各省間のなわ張りと言っては大へん語弊がありますが、そういうことからいって難航しているのか、こういう点をはっきりしておくのが一つだと思うのです。これはもし各省間のなわ張り争いというか、そういうことだとするならば、どうも政党が主体性を持って政治をやる日本の政治にはふさわしくないのであって、これは委員長、できますれば総理大臣をお呼びになって決着をつけるのがやはり先決か……

第37回国会 運輸委員会 第3号(1960/12/20、29期、日本社会党)

○久保委員 私は主として漁業、特に中小企業に働いている漁船の船員の問題について御質問を申し上げるわけでありますが、その前に一つだけ資料提出を含んで海運局長にお願いしておきます。  先般御披露がありました三十六年度の海運政策というか、そういうものについてのものの考え方もございますが、その中で定期航路の安定ということで必要があらば法改正も考えているというのでありますが、これはいかなる観点から考えておられるのか、簡単に御説明をいただきたい。  次には資料の提出でありますが、三国間輸送の最近の情勢あるいは将来の展望、こういうものについて資料がありましたら提出願いたいと思います。  それからもう一つは内……

第38回国会 運輸委員会 第1号(1961/02/03、29期、日本社会党)

○久保委員 国鉄当局にお尋ねというか要望しておきたいのですが、先般来問題になっておりました室蘭桟橋の付帯業務というか、タグ・ボートの払い下げというか、そういう問題にからんで労使の双方に紛争があるわけです。けさの新聞を見ますと、昨日事故が起きたようでありまして、われわれ自体も再三お話ししていたように、十分話し合いの上で解決するように要望しておいたのでありますが、どうも聞くところによれば、手順をきめて話し合えといっても、大へん形式的なものでやっておられるようでありまして、こういうことでは問題は解決しないと思うのです。もちろん国鉄がそういうものを直接自分の手で運営するのがいいのか、あるいは他にこれを……

第38回国会 運輸委員会 第2号(1961/02/07、29期、日本社会党)

○久保委員 関連して。政府は総理府に交通対策本部を設けて、特に都市交通の問題をやり出した、こういうのですが、政府委員でおいでになっておる局長あるいは官房長は、そういうメンバーでありますか。
【次の発言】 それじゃ国友局長にお尋ねしますが、これは今までにどういう観点からどういう仕事をやっておられたか、その点御説明願いたい。
【次の発言】 そうしますと、現在までにこの対策本部はどういう仕事をなされたですか、あるいは三十六年度の施策の中にどういう点を対策本部は要求したのか、あるいはとったのか、こういう点、一つ概要でけっこうですからお話を願いたい。

第38回国会 運輸委員会 第3号(1961/02/10、29期、日本社会党)

○久保委員 時間もありませんし、私の方は実態調査を最近いたしますので、その際それに基づいてしかる後御質疑申し上げますが、さしあたり運輸省、国鉄、建設省にお伺いしたいと思うのですが、その他の方々は、私の質問には今日、用がございませんから……。  まず第一に、建設省国道課長でありますか、お尋ねを申し上げたいのですが、先ほど細田委員の質問に答えられたことは、どうも建設大臣直轄の方はうまくいっているので、あとの分については僕は知らぬとは言わなかったが、これはどうも各県でやっているので思うように参りません、こう言われるのですが、そういうことを聞いているんじゃないのだと私らは思うのです。国道であるというか……

第38回国会 運輸委員会 第6号(1961/02/21、29期、日本社会党)

○久保委員 まず第一に港湾行政の全体的な問題で関係の方面にお尋ねしたい。  港湾行政は、それぞれ行政機関が末端においても独立的な立場をとっておるわけであります。これはもちろん一つ一つが重要な仕事でありますから、当然その必要性はあるとは思うのでありますが、従来港湾行政の簡素化というか、合理化については、昭和二十八年以来政府においても取り上げつつあるわけです。ところが最近の貿易あるいは港湾輸送というか、そういうものの輻湊に伴いまして、さらにこの簡素化なり合理化というのは強く要望されておることであるわけです。ところが行政管理庁自体においても、これに対する改善の勧告をそれぞれ関係の向きに出しっぱなしで……

第38回国会 運輸委員会 第8号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○久保委員 前会中途で質問を保留いたしましたので、引き続いて御質問申し上げるわけでありますが、まず、現在の五カ年計画というものはこれを練り直して、所得倍増の面に見合って新五カ年計画あるいは十カ年計画にしたことは一応わかるわけでありますけれども、現在の五カ年計画を修正せねばならぬ大きな理由はそれだけか、現在の五カ年計画でもその計画が予定通り進捗をしていないものを含めて今回の新計画を策定したのかどうか、こういうことを一つ念のためにお伺いしておきます。
【次の発言】 そうしますと、新しい港湾整備計画というのは、全体には五千三百億ときめて、前期五カ年は二千五百億ときめて、このワクは、先般御質問申し上げ……

第38回国会 運輸委員会 第9号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○久保委員 先般の質問に引き続いて港湾関係に申し上げるわけでありますが、本日は調達庁、出ておりますか。――それでは調達庁の方にお伺いするわけでありますが、アメリカの駐留軍が現在日本の施設を使用している、特に港湾関係はどういうことになっているか。大体どういうところでどの程度使っているか、その概要をまず知らしてもらいたい。
【次の発言】 これは一つの例をとって申し上げるわけでありますが、横浜についてはどういうところを提供しているか。
【次の発言】 この駐留軍が使用中の施設は、一般の港湾事情から見ても非常に重要なところをお使いになっているわけです。と同時に最近の港湾事情は輻湊いたしておりまして、日本……

第38回国会 運輸委員会 第11号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○久保委員 国内旅客船公団法の一部を改正する法律案に関連して、政府当局に次の点をお尋ねしたいと思います。  まず第一に、旅客船公団を改組というか拡大して、戦標船のスクラップ・アンド・ビルド方式でこれが立て直しをやろう、こういうことでありますが、戦標船は現在約七十万総トンが残っていると思うのであります。ところがこれらの戦漂船の代替建造としては、計画造船によるもの、さらには開銀の融資によるもの、さらに今回提案されている旅客船公団によるものと三方法があると思うのです。これらの三方法によっていかように建造計画を進めていくのか、具体的に一つお示しいただきたい、こう思うのです。

第38回国会 運輸委員会 第13号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○久保委員 ただいま提案説明がありました鉄道軌道等の事業における公共負担の国庫負担等に関する法律案について、若干の補足説明を申し上げます。  まず、本法案を提出した背景というか、その事情について申し上げねばならぬと思います。  御承知の通り、国鉄を初め、鉄道、軌道企業経営の現況は、従来その固有の性格といわれておりました陸運における独占的立場が、急速な自動車等新興輸送機関の発達のために、これが失われつつあります。しかも、それらとの競争をしいられる立場にあって、従来負担し得られたところの公共負担が、この独占性の喪失のために、企業内で消化することが困難になって参ったわけであります。よって、当然のこと……

第38回国会 運輸委員会 第14号(1961/03/20、29期、日本社会党)

○久保委員 関連して。総裁、あなたも御存じだと思うのでありますが、たとえば最近起きている踏み切りの事故を一つとりましても――これは私が調べた一つだけで申し上げましょう。これは去年だと思いますが、亀有でいわゆるトラックと電車が衝突した事件がございます。このときの実例からとりましても、あなたがお作りになって、職員にこれを守れという運転取扱心得で、はたしてあの踏切警手が健康なからだであっても、あの一、二秒かそこらの間に、運転規則にきめられたところの地点まで行って赤信号を出すなり発雷信号を出すなりというととは不可能だということです。可能ではない。私は決してあなたの言葉じりをつかまえるのではない。観念的……

第38回国会 運輸委員会 第16号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○久保委員 政府の答弁者として、私、運輸大臣ほか通産大臣、経済企画庁長官、農林大臣においでいただくことを通告してありますが、農林大臣は、何か出てこられないので、政務次官でけっこうでありますが、おおよそ何時ごろお出ましいただけるのですか。
【次の発言】 それでは運輸大臣にお尋ねをしたいのでありますが、所得倍増計画と交通体系という問題であります。  所得倍増という経済の高度成長を実現するというか、そのためには、いろいろ施策もありましょうが、高度成長をはかるという反面は、これは御案内の通り、二重構造を是正する、そのためには所得の格差をなくする、あるいは地域格差をなくする、こういうことだと思うのであり……

第38回国会 運輸委員会 第18号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○久保委員 この際お尋ねしたいのは、不定期船の共同輸送の問題でありますが、これは最近共同輸送についていかなる業界の取りきめというか、そういう対策を立てたのか、その点をさしあたりお伺いしておきます。
【次の発言】 共同輸送の点でありますが、これはさらに強化されて、日本の海運界としても効率的な輸送ということで持っていくと思うのでありますが、そういう場合に、対外的な問題というのはあまりないのかどうか、念のためにお尋ねしておきます。
【次の発言】 そこでそのアメリカのシップ・アメリカン政策についてでありますが、その後の状況はどうなっているのか。日本としての状況、あるいはアメリカの状況はどうなっておりま……

第38回国会 運輸委員会 第19号(1961/03/30、29期、日本社会党)

○久保委員 時間もありませんので、簡単にお伺いするわけでありますが、大臣も政務次官もそのうちおいでになるでしょう。港湾法の問題で今御質問もありましたが、これに関連してお伺いするのは、やはり同じようなことであります。政府が持っている地盤沈下対策審議会というのは、大体答申が出たのですが、いかなる答申が今日出ているのか、いつごろ出したのか、これを一つ具体的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 その答申案はあとで詳細手元まで届けていただきたいと思います。  そこでお伺いしたいのですが、対策審議会で答申したが、政府の施策としては、たとえば今提案になっておる港湾法の一部改正で、国庫負担を引き上げ……

第38回国会 運輸委員会 第20号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○久保委員 まず第一に航空運送事業の免許等についてお尋ねを申し上げます。特に問題になるのは、不定期として免許をしておるものがありますが、これが路線不定期ということで、実質的には定期的に運航しておるものがあるわけです。この免許にあたっても、不定期の免許基準というのは定期免許に比較しては非常にゆるやかである、こういう点は当然考えられると思うのです。実際に不定期路線運航ということをやっておりますれば、本来定期の免許に準じて認可をするなり、あるいはその運航の許可をするなりという方法がとられるべきだと思うのですが、こういう点については今日いかように考えておるか。特にこの際につけ加えて申し上げておきたいの……

第38回国会 運輸委員会 第22号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○久保議員 ただいま御質問の点でございますが、これは一応考慮の中へ入っております。
【次の発言】 この鉄道軌道法との関係でありますが、この法案の全体とこの問題とはもちろん密接な関係はございます。ございますが、一応公共負担の問題に限定しておりますので、この関係は触れておらないわけであります。
【次の発言】 お尋ねの冒頭でありますが、この法案の提出の理由として、赤字経営であるからという理由で提案をしたとおっしゃいますが、そういうことには触れておりません。この法案を提出した理由は、これは私企業にしてもあるいは国鉄企業にしてもいずれも本来の使命としての公共性は持っておるわけです。それ以外に、先般提案説……

第38回国会 運輸委員会 第25号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○久保委員 十六日に発生しました伊豆急行電鉄の工事に関しての落盤事故でありますが、その後の調査も済んだことと思いますので、一応その事故の概要について鉄監局長から御答弁いただきたい、こういうように思います。
【次の発言】 この工事というか、伊豆急行の全線については非常にトンネルの部分が多いということも言われておるわけであります。しかも、この地帯の土質が軟弱というか脆弱というか、これは熱海のトンネルも前にそういうことを言われておりましたが、それよりもひどい土質じゃなかろうかというふうに推測される。そこで、先般の十六日の事故以外に、最近において三人やはり別の地点で落盤事故で死亡しているということであ……

第38回国会 運輸委員会 第26号(1961/04/25、29期、日本社会党)

○久保委員 前回に引き続いて、世銀からの借款の問題でお尋ねをするわけでありますが、全体を御発表いただければ幸いでありまするけれども、それはできかねるかと思うので、私の方から一つずつお尋ねをして、そうしてお答えをいただきたい、こういうように思います。  その前に、今回の世銀借款は、大体いつのころ調印になるのか、これを一つお願いしたいのです。
【次の発言】 そうしますと、大よそもう借り入れの条件というのはほとんど確定したと思うのでありますが、さらに総裁が行かれてから、何か重要な変更等でも予想されますか、されませんか。
【次の発言】 そうしますと、この席で、できれば借り入れの条件等重要なポイントにつ……

第38回国会 運輸委員会 第28号(1961/05/12、29期、日本社会党)

○久保委員 時間がだいぶ詰まって参りましたから、簡単に大臣にお尋ねをしたいと思います。  まず第一に、先般大臣が旅先で談話を発表されまして、その中で、たしかいわゆる踏切法案、これを今国会へ提出するということを強調されたようでございますが、会期も、御案内の通りもう幾らもございません。しかも三年越しかかっておりますこの踏み切り改善といいますか、これが出て参りますれば、あらゆる角度からやはり審議をしなければならぬと思うのです。でありますから、今の時期にまだ法案が提案されておらないのでありますが、これはどういうお見通しでございましょう。これをまずお尋ねしておきます。

第38回国会 運輸委員会 第29号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○久保委員 私は日本社会党を代表して、この法案の採決にあたって次のような趣旨を申し上げて賛成するものであります。  この日本国有鉄道の新線建設ということは、言うまでもございませんが、これが決定をする機関の鉄道建設審議会等の問題もございます。しかしながら今日まで、必ずしもその新線建設が日本の経済あるいは他の輸送機関との問題で適切でないような問題も多々あったろうと考えられます。よって、将来国有鉄道が新線建設をする場合は、言うまでもございませんが、日本の経済あるいは文化あるいは交通系絡、こういうものは当然勘案しなければいけませんと思いますが、それにしてもやはり真にこれが鉄道建設でまかなうべきかあるい……

第38回国会 運輸委員会 第32号(1961/05/26、29期、日本社会党)

○久保委員 国鉄総裁にお尋ねしたいのでありますが、昨日東海道新幹線工事にからむ疑惑が出て、職員の一部が逮捕されたという事件があったわけでございます。これは十分御承知だと思うのでありますが、新幹線工事については、国内では資金調達が間に合わぬということで、先般総裁がアメリカにおいでになり世界銀行から八千万ドルの借款契約をしてきたばかりであります。さらに御承知のように、本国会においては国鉄の運賃値上げが公共料金値上げの先べんをつけてああいう形で本会議を通ったわけであります。この運賃値上げの理由には、いろいろございましたが、今まで政府当局並びに国鉄からの御説明では、新しい五カ年計画、大体その中には東海……

第38回国会 運輸委員会 第33号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと関連して簡単に二つの点をお尋ねいたします。  一つは今回追加になります京葉工業地帯に対する予定線でございますが、先般新聞を見ておりますと、今まで御指摘があったような建設の進度でありますと、とてもじゃないが国鉄の新線建設というものは間に合わない。これは民間でやる方が適切であろうということで、寄り寄りそういう計画を持っておるという報道がなされておるのでありますが、これに対して運輸省当局はどういうふうに見ておりますか。
【次の発言】 それじゃそのことは将来のことでありますが、十分御研究をいただきたいと思うのであります。民間といっては語弊がありますが、一般の方々がこの京葉地帯に臨海……

第38回国会 運輸委員会 第36号(1961/06/05、29期、日本社会党)

○久保委員 昨年の三十五臨時国会において、公営競技全般についての制度を検討するということで、総理府の中に公営競技調査会を設置するということになっておりますが、先般来の質疑の中でお話をお聞きしますというと、この公営競技の調査会は設置が七月になされたまま本年まで放置されていたようでありますが、この関係はいかなる理由で今日までおくれていたのか、これをお尋ねします。
【次の発言】 昨年の十二月に現実には発足したのでありましょうが、政府の方針としてきめたのは七月であります。七月から十二月まで何をやったのか、それをお尋ねします。
【次の発言】 方針はきまっておりながら十二月まで発足できなかったことは、一つ……

第38回国会 運輸委員会 第37号(1961/06/06、29期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと関連して。港湾局長に一つだけお尋ねしたいのでありますが、先般通過しました港湾の緊急整備措置法でございますか、これに基づく整備計画といいますか、こういうものは、将来において一応の段取りはきめて、港湾審議会ですかそういうところにかける段取りに今なっておるのですか。その作業の関係はいかがでしょうか。
【次の発言】 大よそその作業の見通しはいつのころに決着がつくのかということが一点。それから当然五カ年計画全体の結論が得られなければ今年度の中身はわからぬと思うのでありますが、その関係はどういうふうになりますでしょうか。

第38回国会 決算委員会 第6号(1961/02/17、29期、日本社会党)

○久保委員 政務次官に一つだけ伺います。  先ほどあなたのお説が鈴木委員のお話と同感であるようで、主管省が持っている予算を総合的ににらんでやるから、そういう意味からいけば企画庁が予算を持つことが適当である、こういう話であります。ところが、先ほども離島振興の計画の御報告がありましたが、その報告の中で、電気導入は大体計画を上回っているが、その他は大体多くは二〇%――これは一つの例ですよ。そうしますと、経済企画庁は、その他はと言うが、二〇%では残念ながら役目を果たしていないのではないかと思う。今の振替の問題がそれだと思うのですが、言うなれば振替とは名のみであって、実体は各関係省庁にあって、あとはただ……

第38回国会 決算委員会 第18号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○久保委員 お願いします。
【次の発言】 それでは、大へん参考人の方に申しわけありませんが、一、二お尋ねをいたします。  まず第一に、嵯峨根参考人にお尋ねいたします。先ほどの御答弁の中で、CP5の材料試験の点について言及されました。これもできたらやろうというお考えであったように述べられておりますが、そうでございましょうか。
【次の発言】 先ほどのお話とただいまのお話と、少し違いますが、要約して申し上げれば、できたらやろう、こういうお話のように聞いておるわけでありますが、大体途中で中央孔の設計変更、あるいは燃料棒の問題、こういうことは、あとからの設計変更というか、支障が出てきたわけですね。そうし……

第38回国会 決算委員会 第19号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○久保委員 私は、中小企業金融公庫のことについてお尋ねをするわけでありますが、一つの事例から申し上げた方がいいかと思うのであります。もちろん、これは金融機関でございますから、具体的な名称等は差し控えて申し上げます。  これは、ある製造工業に対しての融資でありまして、金額は五百万の代理貸しであります。この代理貸しが始まる前に、その会社と何らかの関係があると思われる浴場業者から、公庫の融資方を申し入れられたのですが、代理店としては、これが不当であるので却下したという経緯があって、その直後、ただいま申し上げた製造工業の方から五百万の申し込みがあり、その中身は、三百万が設備資金、残り二百万が大体運転資……

第38回国会 決算委員会 第24号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○久保委員 私は、こまかい点で三つか四つ、お尋ねします。  まず第一に、三十四年度の予備費の問題で、大蔵省に命令融資損失補償に必要な経費として千二百十六万八千円出しておりますが、これは、今までの御説明ではわからない。内容は、予備費の性格で実施する性質ではないのではないか、こういうふうに考えるが、これはどういう中身でありますか。
【次の発言】 今の御説明では、一応わからないのではありませんが、さっき小川委員から申しておりますように、国会開会中でもございますので、これはぜひとも三十四年度の予算に組んで審議を仰いでやるべきだと、われわれは考えております。時間がありませんから先に移りますが、その中身に……

第38回国会 決算委員会 第29号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○久保委員 大臣は所要があって退席するそうでございますから、一つだけ最近の事例でお尋ねしておきたいと思います。  まず、お尋ねの要点に入る前にお伺いしたいのでありますが、水戸に射爆場というのがございます。これは水戸の近辺でありまして、その隣接地域には、御案内の通り原子力地域が密集しているというわけでございます。従来、この射爆場と原子力開発との問題が、いろいろ問題になっております。これは大臣も御承知だと思います。そこで最近茨城県知事初め、これらに関係する者が四、五人、平和利用の観点から、いろいろな原子力関係の視察もかねて渡米しております。これに一緒に参りました地方新聞の社長でありますが、茨城新聞……

第38回国会 決算委員会 第32号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○久保委員 公取がまだ出席してないようでありますが、さしあたり、それじゃ農林省の方へお尋ねしたいのでありますが、三十四年以来、ビール麦の取引関係については、紛争に紛争を重ねて今日まで来ているわけであります。この間の事情は、私から詳細にお話を申し上げる必要はないほど、農林省当局には御存じだと思うのでありますが、今日に至るもその問題が解決しておらないようにわれわれは伺っておるわけでありますが、農林省としてはいかなる対策を講じようとするのか、まず第一点にお伺いします。  言うまでもございませんが、今国会に、御承知のように、大麦、裸麦の転換に関する法案等が出て参りました。農林省は、いわゆる大麦、裸麦か……

第38回国会 決算委員会 第37号(1961/05/29、29期、日本社会党)

○久保委員 農林省に前回お尋ねをしておりましたビール麦耕作並びに取引の関係でありますが、最近聞きますと、これとは別個に、ビール会社の方から近々のうちに麦芽三万五千トンの輸入許可の申請が出されるそうでありますが、それは真実であるかどうか、これをまずお尋ねします。
【次の発言】 農林省は協議を求められたといいますが、現在まで農林省内部においては、この問題の処理はどういうふうにお考えでありますか。あるいは三万五千トンの麦芽輸入について、いかなる理由によって大蔵省が協議を求めてきたのか。その間の事情を御説明願います。
【次の発言】 その申請の内容とする、いわゆる麦芽製造の能力がビールの消費増に伴わない……

第38回国会 決算委員会 第39号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○久保委員 ただいまの問題で、関連してお尋ねします。先ほど残る者は二名だろう、こういうお話でありますが、それはそういうことにとってよろしゅうございますか。
【次の発言】 先ほどの話では、土地収用法にかけてもやらねばならぬ、こういう話ですが、一名あるいは二名ならばやるというその根拠は、何でありますか。
【次の発言】 内々に話し合いをしているというのは、最近のことでございますか。
【次の発言】 土地収用法の適用については、先ほど西村委員が申し上げた通り、けんかになっているわけですから、これはいずれにしても、やるとなれば話は大へん紛糾して参ると思うのです。いずれにしても、先ほど御説明があったように、……

第39回国会 運輸委員会 第2号(1961/10/03、29期、日本社会党)

○久保委員 大臣はこれから予算委員会で向こうにおいでになるそうでありますから、私の大臣に対する質問はいずれあとでお願いすることにしますけれども、そこで一つお願いしたいのは、過般来、特に武州鉄道の問題が世間の耳目をそばだてているわけであります。これに対して、当委員会の委員として当然その内容等をしさいに検討するのは責任だと思って、それぞれ非公式でありますが、政府に対し所要の資料の要求をいたしております。ところが、出てくる資料はいずれもそのものずばりでなくて、要約したもの等を出されるのは非常に本員として迷惑しごくであります。この点はそのものずばりの本物の写しを要求通り出していただくように、大臣から下……

第39回国会 運輸委員会 第3号(1961/10/04、29期、日本社会党)

○久保委員 大体私鉄運賃の値上げは予定コースということできておるのじゃないかと世間一般では見ておるわけです。まず突破口として、国鉄運賃値上げをこの四月にやった。その当時は、池田総理も、運輸大臣も、公共料金の値上げについてはやらないのだ、こういうような言明をしていたわけです。ところが、国会が終わり、この国会が始まるまでの間にはだんだんこれが変わってきた。そしてこの間の池田総理の施政方針演説の中でも、サービス部門の料金というか、そういうものについては適正な運賃、料金は容認しなければならぬ、こういうふうに変わってきた。文章の上では、言葉の上では、なるほど適正な運賃、料金は容認しなければならぬ。しかし……

第39回国会 運輸委員会 第6号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○久保委員 来月の二日から開かれる日米貿易経済合同委員会、これに関連して運輸大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、まず、けさの新聞を見ますと、大平官房長官の談話では、今度のこの会議にはこまかいことはやらぬ、特にボナー法というようなものについては実はやらないから、運輸大臣は出席させない、こういうことでございます。はたしてそうなのかどうか。さらにこのボナー法というものだけが、日米間における運輸行政の問題点なのか、こういうことについてお尋ねをするわけでありますが、特に従来懸案事項であった海運だけとりましても、シップ・アメリカンというような政策のために、貿易の三分の一以上を取引している日本には今日まで……

第39回国会 運輸委員会 第7号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○久保委員 国鉄法の一部改正法律案の議題に入る前に、国鉄当局に一つお尋ねをしたいのであります。  先般の十月一日の時刻改正は、いまだかつてないような時刻改正であったわけでありますが、それはそれなりに一つの理由はございますが、最近に至るまでの列車の運行状態を見ますのに、列車の運行がはなはだしく乱れておりまして、せっかく国民の要望にこたえた大時刻改正のダイヤ通りに走らぬ。ダイヤ通りに走らぬといっても程度の問題がありますが、最近における状況は、特殊な列車について見ますと、毎日三十分ないし一時間近くもおくれるものも出てきている。こういうことは、いろいろな理由はございましょうが、ダイヤ編成上の無理が一つ……

第39回国会 運輸委員会 第8号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○久保委員 この前若干お尋ねしたのでありますが、時間の関係で省略をしたものがありますので、二、三お尋ねをするわけですが、お見えになっているところからお願いしたいと思います。  まず第一に海運の問題でありますが、海運の問題については、特に従来の海運政策としてとられたものは利子補給を中心にした船腹増強と基盤強化、いわゆる計画造船と並んで今日までやって参ったのでありますが、今日の日本の海運界で、船腹増強と基盤強化というものは、ともすれば二律背反するものがあるわけです。これに対して利子補給あるいは計画造船というものでやってきたわけでありますが、最近の情勢並びに池田内閣の経済政策というようなものから参り……

第39回国会 運輸委員会 第9号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○久保委員 まず第一にお伺いしたいのは、この法案は前国会で審議未了ということで再提出なさったわけでありますが、この法案の中身というか重点は――目的は第一条にある通り踏切道の改良を促進して交通事故をなくし、あるいは交通の円滑化をはかるということでありますが、この法案の重点は、立体交差を含む踏切道の改良、しかも今年度を初めとする五ヵ年計画が重点のようになっているわけであります。ついてはこの五ヵ年計画の中身をあらためてお伺いしたい。いかなる規模において五ヵ年間に立体交差を含む踏切道の改良をなさんとするのか、これをまず第一にお伺いしたいのであります。

第39回国会 運輸委員会 第10号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○久保委員 二、三私もお尋ねしてみます。  大分交通の事故でありますが、当日はこの交通会社の係員が現場付近を巡回中であったというのですが、新聞その他ではっきりわかりませんが、そのがけの方からすごい水が吹き出してきたという状況だったように聞いておるのです。そうだとすれば、防護措置がどうあろうかということは別として、警戒態勢が少しゆるんでいたんじゃないか、こういうように思うわけです。しかもその土地の状況を聞きますと、岩盤の上に土砂が乗っかっていたような土地柄だそうでありますが、こういうところから水が吹き出せば、上の土砂がくずれてくるのは必然でありますから、どうもわれわれとして納得がいかないのです。……

第39回国会 運輸委員会 第11号(1961/11/10、29期、日本社会党)

○久保委員 二、三お尋ねをしておきたいのですが、今三人からそれぞれ合理化の一局面というか、そういう問題で御質問があったわけですが、国鉄では第二次五カ年計画を作ってやっておられるわけでありますから、その中で当然合理化あるいは近代化の問題を含めて第二次五カ年計画というものは推進されるだろうと私は思うのであります。われわれは局部的な合理化や近代化は承知しておるわけでありますが、しかしながら全体の第二次五カ年計画の中に占めている近代化、合理化の具体的な方策については、寡聞にしていまだ承知しておりませんので、そういうものが実はあるのかないのか、あるいはできるところからやるという形で今日合理化等を進めてい……

第39回国会 決算委員会 第10号(1961/12/07、29期、日本社会党)

○久保委員 運輸審議会のあり方について、ただいま運輸大臣の御答弁の中に、委員はいわゆる独立した立場に立って任命され、身分も保障されておるのだ。これは運輸審議会のできた歴史は御存じの通りだと思うのですが、アメリカの制度を若干というか、ほとんど入れてできたわけです。その中で特色とするものは、裁判的な要素を含めておるわけであります。よって、その運輸審議会の委員は、身分の保障をするようになっておるわけです。しかも、この諮問の形にしても、なまのまま申請がある。そのなまのままこれを運輸大臣が運輸審議会に諮問する。その答申の結論に基づいてこれを尊重して、運輸大臣の責任において、たとえば私鉄の運賃あるいは武州……

第40回国会 運輸委員会 第2号(1961/12/20、29期、日本社会党)

○久保委員 きょうは大臣がお見えにならぬで政務次官がお見えになりました。三十七年度の予算折衝の過程だと思うのでありますが、昨日大蔵省から大蔵省原案なるものが示されたということであります。われわれ詳細にはまだ承っておりませんが、当初われわれが考えており、また運輸大臣が当委員会で施政方針というか運輸行政についての御方針をお話しになりました際のお話とはだいぶ違う。そういうことから二、三点お伺いしたいわけです。  まず第一に、運輸省はもちろんでありましょうが、政府としては高度成長経済計画のゆがみというか、ひずみが、今日輸送部面に顕著に現われている、この一点について、御承知だと思うのでありますが、これに……

第40回国会 運輸委員会 第4号(1962/01/31、29期、日本社会党)

○久保委員 二つほど当面の問題で簡単にお尋ねをするわけでありますが、一つは、先般新聞等でも報じられた志村観光自動車の集団雇用の問題に関連して、自動車運輸輸送の状況、これと、もう一つは、明日から施行というか、実施されるところの車両制限令に関連しての、特に都市交通の問題をお尋ねしたいと思うのであります。  さしあたり第一番目には、志村観光自動車の集団雇い入れ問題でありますが、この事件については、すでにそれぞれ監督官庁において必要なる監査もいたしておるやに報道されておるので、まず第一に運輸省自動車局の方から、この事業所の監査の結果について御公表をいただきたい、こういうように思います。

第40回国会 運輸委員会 第7号(1962/02/09、29期、日本社会党)

○久保委員 特定船舶整備公団法の一部改正法律案というものについて若干質問をしたいのでありますが、まず第一にお尋ねしたいのは、この共有方式はいかなる方式でやるのか。というのは、いわゆる金利あるいは償還、共有の持ち分、こういうものについて、要点だけ御説明をいただきたい。こういうふうに思います。
【次の発言】 新年度は五億の借り入れ融資ということが財源になっておるということでありますが、それではしけは百十何隻、引き舟は三隻程度ということなんだが、全体として特に重要港湾――この間も関谷さんからお話がありましたが、重要港湾が主体でありますが、それ以外にも問題がある。いずれにしても、全体として今日のはしけ……

第40回国会 運輸委員会 第9号(1962/02/16、29期、日本社会党)

○久保委員 ただいま提案になっておりますこのはしけ増強の問題に関連して、いろいろ問題はあろうが、はしけ、引き舟は、この制度下幾らか増強になるというのだが、それからつながるところの港湾荷役の問題の一環である荷役機械の問題等について、少しお尋ねしたいと思うのであります。  まず第一にお尋ねしたいのは、荷役機械、特に港湾運送事業者の現況からいって、はしけは増備したが、荷役機械がこれに伴わぬというような実態ではなかろうかと思うのでありますが、荷役機械の現況はどうなのか。これに対して、先般運輸大臣は、この増強についても別途資金あっせん等を考えるというのだが、具体的にどういうあっせんを考えるのか。今提案さ……

第40回国会 運輸委員会 第13号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○久保委員 ただいままで、国鉄関係の汚職というか、そういう問題の質疑がたくさんなされたわけでありますが、私も一言だけ申し上げておきたいと思うのでありますが、汚職の発生要素というのは、まず第一に、業者の方から出てくるのが定石だと思うのです。心がけの悪い人間も、数多くの中でありますから、こちらから業者に対してリベートというか、あるいは贈りものを強要する者もあるいはあるかもしれませんが、常識としては、業者の方から自分の仕事を有利に運んでもらいたいというところから出てくるのが、まあ普通だろうと思う。今日まで、国鉄といわず、いろいろなところに汚職があるわけでありますが、これらはほとんどそういう形だと思う……

第40回国会 運輸委員会 第14号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○久保委員 今回の土讃線土砂崩壊不通事故調査のため、当委員会より派遣されました委員を代表して、私から簡単にその視察報告を申し上げたいと存じます。詳細な日程及び現地で面接した方々についての御報告は、省略させていただき、以下、視察の大要について申し上げます。  私どもの一行は、派遣決定後、急遽現地におもむき、三月十一日には事故現場に至り、国鉄、運輸省、並びに高知県の各関係者とともに、土佐岩原駅より工事用のレール・カーに搭乗して災害個所まで行き、国鉄関係者より災害状況、工事の進捗状況等の説明を聴取し、つぶさに視察いたし、それより、土佐岩原駅より国鉄が現在バス代行をしております国道三十二号線によるルー……

第40回国会 運輸委員会 第15号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○久保委員 日本国有鉄道法の改正の質疑に入る前に、二つほど運輸大臣に緊急の問題としてお尋ねをしたいのであります。
【次の発言】 まず第一に、最近伝えられるところによれば、私達の大手十四社に対する運賃値上げの問題について、運輸大臣は態度をきめられたごとく報道されておりますが、御承知のように、最近ある新聞社の世論調査が出ております。この世論調査によれば、いわゆる池田内閣を支持するかしないか、こういうようなことが重点になっているわけでありますが、その池田内閣を支持しないという率は、約五%最近上がっておる。支持率も四〇%以上であったものが、最近の世論調査によれば、三十四%に低下しているわけであります。……

第40回国会 運輸委員会 第17号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○久保議員 鉄道軌道等の事業における公共負担の国庫負担等に関する法律案について御説明申上げます。  まず、本法案を提出した趣旨について申し上げます。  御承知の通り、国鉄を初め、鉄道軌道等の事業の現況は、従来その固有の性格といわれていた陸運における独占的立場が、自動車等新興輸送機関の急速な発達により失われ、これらとの競争をしいられるものとなり、独占性の中で消化し得られたいわゆる公共負担を企業内で処理することが困難となって参りました。すなわち、負担力主義による運賃設定によって公共負担を吸収する経営は限界に達し、さらに独占の立場を失った鉄道事業の本質は、大きく変化したことを認めざるを得ないのであり……

第40回国会 運輸委員会 第18号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○久保委員 中村常務、私もあまりこういうことは不得手で、申し上げたくないのでありますが、また別な席でお尋ねしますけれども、あなたに一つだけ聞いておきたいのは、こういう形でやった場合、予想されるものは何もなかった、その後どういうふうになるかというお考えが何もなくて、先ほどおっしゃったように自然の形――それが自然かと私は言いたいのです。私は、法律とか慣行とか、そんなものは別として、あなたが労務行政というか、労務管理をやるという立場に立っておられて、そういう形で先行されるものが先行されないで、片方は団体交渉の継続という形、片方は妥結ということ、そういう場合に必然的に起こり得るであろうということを何も……

第40回国会 運輸委員会 第19号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○久保委員 国鉄から関常務理事だけ今のところおいででありますから、最近の問題の一つについてさしあたりお尋ねするわけです。というのは、先般も少しお話が出ましたが、東洋電機というか、そういうものにからんでの汚職というか、まだ判定はつきかねると思うのでありますが、まあいずれにしても、本社の課長が容疑で逮捕されているという事態でありますし、東洋電機は国鉄関係の中でも有数なメーカーのように聞いております。そういう点に関してお尋ねをするわけでありますが、この問題に関連して、本社で関係者として今日検察当局に招致されている者はどういう方々であるか、あるいは検察当局が家宅捜査をいたしたそうでありますが、そういう……

第40回国会 運輸委員会 第20号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○久保委員 先般来、時間がありませんでしたので、御答弁を保留しておりました船員局長からの漁船関係船員の対策について御回答をいただきたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 ただいまお話がありました各般の点がお話のように的確に実施されるならば、相当な進歩であろうかと思うのでありますが、今おあげになった幾つかの問題は、今までの長い歴史と伝統というか、そういう経過がありまして、尋常一様の手段では、残念ながら、指導要項はできたが実施はできかねるという問題が多々あろうかと思うのであります。しかしながら、積極的にかような点を指導していこうという、その意気込みに対しては敬意を払うのでありますが、ついては……

第40回国会 運輸委員会 第21号(1962/04/11、29期、日本社会党)

○久保委員 船員法の改正について、先般に引き続いて、国鉄の連絡船等を中心にしてお尋ねをするわけでありますが、従来の御答弁を見ておると、持って回ったような答弁も多いので、一つ端的に御答弁をいただきたい、こういうようにまず要望しておきます。  それから、先般のお尋ねの中で、船員法改正委員会から三十四年の二月に、国鉄の労使双方に対して一つの試案を出されておるわけでありまして、この内容については、先般私から御披露したわけでありますが、これに間違いがないかどうか、さらにこの結末はどうなったか、これを一つ御回答いただきたい。
【次の発言】 そこで、三十四年の二月に出した試案というものは、当然船員法改正委員……

第40回国会 運輸委員会 第22号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○久保委員 関連して簡単に一、二お尋ねしたいのですが、この改正は二十トン未満のものについてはどういうふうになるのでしょうか。
【次の発言】 これは現在は登録でありますね。その二十トン未満を現在登録から届出にするということは、いかなる理由からそういうふうにしたのか。
【次の発言】 二十トン以下のものを、早く言えば野放し――と言っては語弊があるが、届出にする、こういうことの今の御説明では、どうもわれわれは若干理解しにくいのでありまして、これはむしろ運送取扱業というか、そういうものが最近の経済事情に応じて非常に問題が複雑になってきているのでありますから、現状通り登録制にしておくのがいいんじゃないか、……

第40回国会 運輸委員会 第23号(1962/04/18、29期、日本社会党)

○久保委員 もう時間もありませんし、大体質疑は尽きましたが、一つだけお尋ねし、資料をあとでいいから出してほしい。現在新線の建設中であって、未稼働になっている資産が、約百六十九億、百七十億ほどあるわけです。これが当面の問題として、投資はしたものの未稼働であるということは、国家的見地からいっても不経済だし、経営自体から見ればまた別な観点も出るかと思うのでありますが、これは今の進度でいって、国鉄は新五カ年計画を樹立されたわけですが、その中でこれはどういうふうに組み込まれているのか。これからの問題は別として、どういうふうにやられているのか、これは一言吾孫子副総裁からお答えをいただき、そういう年次的資金……

第40回国会 運輸委員会 第24号(1962/04/20、29期、日本社会党)

○久保委員 先般中途で――中途というより、お答えを保留してお願いしておいた第七十条の定員の問題について、一応非公式に御説明は若干承りましたが、要約して、七十条改正の中身について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、七十条の改正は、現状に合わせたということが一つ。もう一つは、これによってその船舶の所要定員を、特に航海当直の定員を削減するというものではない、こういうことだと思うのであります。ただし、従来は、同時に航海当直をする者は三人以上というふうに規定しているわけでございます。同時航海当直する者の員数が三人以上ということに相なりますと、常時同時に航海当直するかどうかは別と……

第40回国会 運輸委員会 第25号(1962/04/24、29期、日本社会党)

○久保委員 国鉄総裁にお尋ねをいたしたいのですが、実は先般の国鉄労組との紛争の、あなたの方で言う一つの結末だと思うのでありますが、職員に対してそれぞれ処分をなさった発表が出ておりますが、ものの順序としてお尋ねしたいのは、いかなる観点からこの処分をされたのか、まず第一点としてお伺いしたい。
【次の発言】 お話によりますれば、年度末手当の問題についてのことでありますが、年度末手当については、なるほど総裁おっしゃるように、たしか先月の二十六日であったと思うのでありますが、二十六日の日に団体交渉の場が持たれた。その中で、団体交渉は一応継続するということで、国労との間では継続状態にあったわけであります。……

第40回国会 運輸委員会 第26号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○久保委員 行政管理庁の長官はきょうは出張だそうでありまして、大へん法案の最終段階で残念でありますが、政務次官がおいででありますから……。  まず第一に、この提案になっております自動車の保管場所の確保等に関する法律案の所管省庁というか、これは御案内の通り、運輸、建設、警察庁、そういうようなところだそうでありまして、なるほど中身を見ましても、大体そういうところに関係しているわけであります。さらにもっと広げれば、通産省にも関係が出てこようかと思うし、さらには自治省においても同様、こういうことでありまして、この自治省あるいは通産省は、法文自体には直接関係がございませんから、一応除外をいたしましても、……

第40回国会 運輸委員会 第27号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○久保委員 自動車局長に、本法案の改正の若干の点をお尋ねするわけでありますが、この道路運送車両法の改正の中で、特に重点は、何といっても、車両検査の一部の仕事を指定自動車整備事業者にやらせる、こういうことだと思うのでありまして、そのねらいは何に基因しているのか、これがまず第一です。
【次の発言】 いろいろ問題点が含まれておりますが、順を追ってお尋ねしたいのであります。  現在の自動車整備事業者というか、そういうものの実態は、どういうふうに今日なっておるのか。お言葉によりますれば、大へん優秀なものがだんだん出てきているというのでありますが、特に目ぼしいものも中にはありましょうが、しかしながら、解体……

第40回国会 運輸委員会 第28号(1962/05/06、29期、日本社会党)

○久保委員 この事故に対して、私も、その犠牲者となられた皆さんに心からお気の毒を申し上げたいのでありますが、ただ単に気の毒である、これから一生懸命にやりますということだけでは、残念ながら、なくなった方の霊も浮かばれないのではなかろうかと思う。そういう意味で、私は二、三御質問を申し上げたいのであります。  まず第一に、本年度の予算審議の際にもくどく私から申し上げたのは、たとえば、ことしの国鉄の予算を見まして、当然、昨年の列車ダイヤの大改正に伴って、ともすればおくれがちの固定施設あるいは運転施設、そういうものを含めて、幾多改良せねばならぬのにもかかわらず、改良費は昨年に比して六十二億の削減になって……

第40回国会 外務委員会 第7号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○久保委員 私は、簡単に、米軍に提供しております水戸射爆場の問題でお尋ねをしていくわけでありますが、最初に、日米合同委員会で昨年取り上げられております返還というか、この経緯について、当面の責任者である調達庁の方から最初に御答弁をいただきい。特に、昨年の十月でありますか、那珂湊の市街地に機銃掃射が起こりました。今までもたくさん被害がございましたが、これに関連して日米合同委員会にいろいろ問題が提起された。その際の話では、米軍側においては、代替地の提供さえあればこの演習場を返還してもよろしい、こういうことであったそうでありまして、言うならば、日本政府が、俗な言葉で言うと、げたを預けられた格好になって……

第40回国会 決算委員会 第4号(1962/02/05、29期、日本社会党)

○久保委員 ドミニカ移民の問題については、八日に、帰国された関係者の方々を当委員会にお呼びして、事情をお尋ねするという予定になっておりますから、本日はさしあたりの問題を二、三お尋ねをしたいと思います。  まず第一に、外務省並びに農林省のただいままでの御説明では、政府は何らこれに対して責任というものを感じておらないように私はお聞きしたのでありますが、そうでございましょうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 前向きの施策とか、十分協力を申し上げるとか、あるいは同情と言っておりますが、それは当然の話であります。私が非常にふんまんにたえないのは、先ほど申し上げたように、責任というのは感じておられないの……

第40回国会 決算委員会 第5号(1962/02/08、29期、日本社会党)

○久保委員 最初に川畑さんにお尋ねをしたいのでありますが、一つは、あなたが移住される前に、この移民募集にあたって、あなた方がお聞きした、あるいは書類を見せられた、いわゆる募集要項というものはどういう内容のものであったか、それを一つさしあたり伺いたい。
【次の発言】 重ねてお伺いしたいのでありますが、漁業はどういう漁法でどういう漁具を持っていったらいいか、こういう条件はございましたか。
【次の発言】 持っていかれた漁具、漁船類はどの程度のものでありますか。
【次の発言】 そうしますと、その募集の際に、この地区における漁業について、あなたは十分承知しての上じゃなくて、大体こういうことだろうというこ……

第40回国会 決算委員会 第7号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○久保委員 それでは、今お話が出ました問題から一つお尋ねしたいと思います。  上塚参考人にお伺いしたいでありますが、ただいまの森山さんという方からの書簡を御披露になりましたが、この書簡はいつのころでございますか。私には、入植というか、移住当時のものではなかったかと思うのでありますが、森山さんでしたらば、すでにこちらに帰っておられるわけであります。   〔委員長退席、高橋(英)委員長代   理着席〕  そこで漁業移民についてでありますが、漁業移民について先行すべきところの漁場の調査というか、そういうものはなされないままに、ドミニカ側の要請に基づいて早急に送り出したということであります。その後日本……

第40回国会 決算委員会 第8号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○久保委員 時間も過ぎて参りましたし、質疑も大体数多くしましたので、私は二、三、再確認の意味でお尋ねしたいのですが、まず第一に、これは経済企画庁の監督官にお伺いしたいわけですが、この会社の理事会の構成要件というのはどうか。
【次の発言】 理事会の成立としては、いわゆる理事全員のうちの何人集まってもいいのかどうか、そういう点はどうですか。
【次の発言】 そこで総裁にお尋ねするわけですが、釈明書の中で、秋田木材との関係でありますが、「少数理事の専断により裁定せられたものである」こういうふうにお述べになっておりますが、当時の少数理事というのは、今お話があった過半数であったか。それから、理事会の議長は……

第40回国会 決算委員会 第12号(1962/03/03、29期、日本社会党)

○久保委員 ドミニカ住移問題を中心にした審議を、参考人等の意見をお聞きして行なって参ったわけでありますが、審議の途中で、外務省を代表する高木移住局長からもお話がありましたが、ドミニカ問題一つだけをしぼって考えますれば、要約して、今回のこの事故というか、帰還せざるを得なかった最大の原因は、事前調査にあった、こういうふうにわれわれ思うのでありますが、外務省としていかように考えられておるか、あらためてお答えいただきたいと思う。
【次の発言】 ただいまお答えがございましたが、当決算委員長あてに、いまだハラバコア地区におる帰国同志会の会長なる人から、ドミニカ移住の真相を御報告として先般書簡があったようで……

第40回国会 決算委員会 第13号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○久保委員 今お話があったように、本問題は、当面の責任者である、いまだこの席においでにならない文部大臣あるいは大蔵大臣等をお呼びしていただくのは当然だと思う。私は、庶民の感情と言うか、国民の感情をまぜてお話を一言だけ、大学当局からおいでになっているから申し上げたいのですが、ゴルフを正科にするかどうかは、なるほど大学の自由でありますし、はっきり申し上げまして国会がとやかく言うべき筋合いのものではございません。しかしながら、国民の感情として、ゴルフを正科にするために十万坪のうち八万坪をゴルフ場にするがごときは、断じて国民感情としては許さない、私はそう思う。これについて、大学の事務局長はいかが考えて……

第40回国会 決算委員会 第17号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと外務政務次官に一言。この前ここで、先ほどお話があったドミニカの問題を審議した最後に、三月中にそれぞれ要望される点、問題の点は解決したい、こういう御意向をお漏らしになったわけですが、その後その通りにいっておらないようにわれわれは見るわけです。先ほどの質問にあったように、知事会からも相当具体的な要望事項が外務省に出ていると思うのでありますが、これらについてもう少し何か的確な措置というものをとってほしいと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 高木移住局長にお尋ねいたしますが、先般もドミニカからの引揚者というか帰還者が、どうも思うようではないというような意向を漏らしているのであ……

第40回国会 決算委員会 第18号(1962/03/26、29期、日本社会党)

○久保委員 私は主として会計検査院長にお伺いするのですが、最近決算委員会では、人を食った話というのが二つほど出て参りました。一つは、本日のこの東大ゴルフ場の問題。東大の学生の運動場だといって、十万坪の用地のうち八万坪にいわゆるゴルフ場としてやっている。これくらい人を食った話が、今までの各委員からの御発言でわかっておる。一つは、東北開発という会社がありますが、この会社は、赤字なのに黒字の決算をしたという、これも人を食っておる。  そこで、私はお尋ねしたいのでありますが、こういう国有財産の管理は、もちろん大蔵省がおやりになる、あるいは財産を移管されておる文部省なり東大なりがやるわけでありますが、こ……

第40回国会 決算委員会 第24号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○久保委員 ただいまの小川委員からのお話は、各地方公安調査局ごとにお示しを願いたい、こういう要求だと思うのです。私は別に額は秘密じゃないだろうと思うのです。その使い道が、いわゆる外部に機密を要するものであるから、これは発表できないというならば理由の一つにはなりますが、額は別に秘密じゃないでしょう。幾ら使ったか調べるのが国会の責任であります。公安調査庁も、その中身については一部公開をはばかるとか、あるいは捜査の段階にあるものもありましょうから、これを一々ここで、公開の席で発表することはいかがかと思うのは理屈が通ります。しかしながら、額を示すというのは、しかも今日ただいま使っておるものでなく、既往……

第40回国会 災害対策特別委員会 第7号(1962/07/07、29期、日本社会党)

○久保委員 私は、六月初句からの異常降雨による農作物の被害、その中で特に麦類の被害についてお尋ねをしたいのであります。  先ほども御説明があったように、農作物の被害全体として約百七十億と出ておりますが、特に私の出身県である茨城県においては、麦類の被害は約十八億となっております。しかも、作付面積の半分以上がこの被害にかかっておる現状でございます。ついては、この被害についての対策であります。先ほど御説明はなかったようでありますが、まず第一に、天災融資法を発動する準備はしておるのかどうか、その中身というか、政令等についてはいかように考えて、いつの時期にこれを出すのか、この点をまず第一にお伺いしたいと……

第40回国会 大蔵委員会 第25号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○久保委員 関連。ただいまビールに関連してビール麦の問題が出ておりますので、一つだけお尋ねしたいのであります。  御承知だと思いますが、ここ三、四年来ビール会社といわゆる酒造組合と生産農民との間の取引関係は混乱しているわけなんです。従来麦耕連というものが――これは生産団体ではなくて、指導団体というふうになっておるそうでありますが、実際はビール四社の下請機関ということでやっておるわけです。そこに不満を持った農民が系統共販をやろうということで、ここ二、三年来系統共販の形も出てきておる。ところが御承知のようにビール四社は、その系統共販に対しては、従来の麦耕運の取引と比べて相当の差別待遇をやっておる。……

第41回国会 運輸委員会 第1号(1962/08/15、29期、日本社会党)

○久保委員 十四日のただいま御報告がありました自衛艦が一般商船に衝突した事故でありますが、新聞報道によりますと、衝突直後においてその自衛艦は姿を消した、こういうことである。私は、その衝突した場合においてそれぞれの船がとるべき処置についてはよく存じておりませんが、少なくとも常識的に考えれば、衝突をしたという場合には、お互いの船がそれぞれ助け合うというのがまず第一だと思う。その措置をとらぬで自衛艦が姿を消したということは、どうしても納得いかない。さらに、との際でありますから、衝突したときの措置というのは、海上法規上どうなっておるのか。艦長のとるべき処置というものは、それぞれどうなっておるか。さらに……

第41回国会 運輸委員会 第2号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○久保委員 ただいま運輸大臣から、就任にあたっての所管行政の所信の表明があったのでありますが、運輸行政の中で当面重要と思われる問題をそれぞれお述べになったわけであります。その一つ一つについては、この国会中においてさらに詳細に御所見を承りたい、こう思うのでありますが、さしあたり二、三の点についてお伺いをいたすわけであります。  まず第一は、海運問題についてであります。もちろん前国会より継続審査の形をとっております海運企業の整備に関する臨時措置法案でありますが、この法案の内容その他についてはあらためてお伺いをいたしたいと思うのであります。  聞くところによりますれば、政府自体においても、提案はして……

第41回国会 運輸委員会 第3号(1962/08/24、29期、日本社会党)

○久保委員 関連して。一番大事なことでありますから、ちょっとお尋ねしたいのですが、ノルウエーとかアメリカとかいろいろ例をあげられまして、船舶の近代化によって船員費を減らすというか、節約をしていくという傾向は、世界的な傾向だということは、その通りです。それはそうでしょう。だが、今肥田君からお尋ねしているのは、結局いわゆる船員に成り手がない、だんだん減ってくるということについては、世界的傾向なのかどうなのか、こうお尋ねしているのですよ。しかも、先ほど来お話を聞いております。と、待遇についてはそう悪いわけではないというような意味ですね。船員費全体についても、あなたの方から先般出された資料によりますれ……

第41回国会 運輸委員会 第4号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○久保委員 関連。このオート・アラームの故障というか、誤作動について、私のところに最近電報が入りまして、この誤作動の統計が、ある船一隻ですが、ここに来ております。これによりますと、大へんな誤作動でありまして、短期間でありましたが、そういう事実について、運輸省としては御存じないはずはないと思うのであります。われわれは、残念ながらオート・アラームについて見たことも、経験したこともございません。でありますから、そういう実際に仕事に従事しておる諸君からの資料を基礎にしております。しかしながら、先ほど申し上げたように、次の機会にその資料をお見せいたしたいと思うのでありますが、電報が参っておりまして、誤作……

第41回国会 運輸委員会 第5号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○久保委員 先般の国会で、自動車損害賠償保障法並びに車両法の一部改正がなされたわけであります。この改正の問題点は、いわゆる賠償保険の無保険をなくするということで、車両検査証と保険の期間というか、そういうものを一致させる意味で、特殊なステッカーというか、標章を車体に張らせるというのが要点であります。その後、法の改正に伴って実務に移っておられるようでありますが、この法案の改正について、予算的な裏づけはどうなっているのか。言うならば、われわれが今日まで了解したところによりますれば、検査証の更新に従って、逐次これを実施するようになっていたと思うのでありますが、実際は今年中に全部実施をするということで、……

第41回国会 運輸委員会 第6号(1962/08/31、29期、日本社会党)

○久保委員 時間もたくさんないようでありますし、大体お話を承って大へん勉強になりましたから、二、三お尋ねしてみたいと思います。  一つには、進藤参考人にお尋ねしたいのであります。先ほどのお話の中で、世論もだいぶ関心を持ってきた、さらには言論界でも海運問題についてはそれぞれ意見を出してこられている、こういうことでありまして、それも事実でありますが、先ほど来どなたかのお話の中にありましたいわゆる総合対策というものが全然出ていない、こういうことを言われました。私たちもそうだと思うのでありますが、この総合対策というのはいわゆる海運全体の問題であります。しかも現実に、お話によりますれば、今、海運はもうの……

第41回国会 運輸委員会 第7号(1962/09/01、29期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと関連して。  先ほど来お話を伺っておりますと、政府の見解は、何か法律以前の問題だ、こうおっしゃっていますが、法律以前の問題で、十河総裁も事故の問題やらその他たくさんの問題について十分考えておることだから、自主的に御判断をいただくのが一番いい、こういう御答弁でもります。法律の問題についてはしばらくおくにしましても、御説の通り法律以前の問題ならば、政府は自主的判断に期待するという、そういう意味ですね。そうすると、その中は、責任をおとりになるのが当然だろうが、法律によって罷免権を発動するのじゃなくて、それは十河総裁自身でそういう辞任をするのが筋であろう、こういう意味での法律以前の……

第41回国会 運輸委員会 第8号(1962/09/28、29期、日本社会党)

○久保委員 時間もたくさんございませんので、運輸大臣に一つだけお尋ねしたいのでありますが、その前に、これは要望事項でありますが、つけ加えておきたいと思うのです。  きょう、実はこの委員会終了後、当委員会として東京の陸運事務所、さらに羽田空港の管制業務、こういうものを調査することに相なっているわけです。すでに御案内の通りでありまして、陸運事務所並びに航空管制業務、いずれも業務量に応じた人員の配置がないというのが一つ。さらには、労働条件の劣悪といっては語弊があるが、さらに改善されないままでありますので、なかなか需給が困難であるという面もあるので、実はその実態を調査しようというのであります。ついては……

第41回国会 運輸委員会 第9号(1962/10/31、29期、日本社会党)

○久保委員 関連して。ただいまの輸出船と日本海運との関係でありますが、政務次官のお考えも一つはその通りだと思うのであります。ただし、そこで考えねばいかぬのは、この調整は、あなたがおっしゃる方法だけでは私は不足であると思う。むしろこれは経済外交によって、たとえば航路同盟の中において関連して処理される方法もあるだろうし、あるいは不定期船にしても、協定その他によって処理される方法があると思うのです。今までのは賠償が主でありましたが、インドネシアの賠償にからむ船の引き渡し、あるいはフィリピンの高速船の問題、これは単に賠償は賠償だけで処理されている、あるいは輸出船は輸出船だけで処理されているところに、日……

第41回国会 運輸委員会 第11号(1962/11/26、29期、日本社会党)

○久保委員 京浜運河の船の衝突事故について、二、三お尋ねするわけであります。  まず第一にお尋ねしたいのは、第一宗像丸が入港して参ったわけでありますが、この宗像丸は、ガソリンを積載しておったタンカーだそうであります。この場合、港則法によれば、港外において港長の許可を求めるということになっておりますが、それは求めてあるのかどうか。いかがでしょう。
【次の発言】 危険物積載の船舶の入港については、ただいま答弁の通り、許可を要することになっておりますが、許可を受けたあとにおいての港長の任務というのは、どういうふうになっておるのか、適切な指示を与えるような仕組みになっているのかどうか。単に錨地なり泊地……

第41回国会 運輸委員会 第12号(1962/12/07、29期、日本社会党)

○久保委員 先日の京浜運河におけるタンカー衝突事件について、引き続いてお尋ねをするわけでありますが、当委員会の決定に基づきまして、去る三十日、実は現場を視察して参りました。その現場を視察して参りましたことを土台にして、二、三お伺いしたいのであります。  一つには、視察の結果として、京浜運河そのものが非常に狭いということであります。これは前回説明がございましたが、参ってみた実感として、非常に狭い。現在の大型船の通過、しかも行きかいさせるためには非常に狭い水路になっているということが一つ。それからもう一つは、航行安全を確保するための現場機関としては、海上保安署というか、そういうところの人間、装備が……

第42回国会 運輸委員会 第1号(1962/12/11、29期、日本社会党)

○久保委員 私は、輸送の安全性確保の問題でお尋ねをするわけでありますが、政務次官はおられますが、来年度予算編成方針というか、それにも密接な関係がございますので、ただいま運輸大臣が参議院本会議だそうでありますから、本会議が終了したら直ちにこちらにおいでいただきたい、こう思いますので、おいでになるまで政務次官あるいは国鉄にそれぞれお尋ねをする次第です。  まず第一に、政務次官にお尋ねしたいのでありますが、戦後経済の発展というのは、これはなるほど廃墟の中から立ち上がって今日の形でありますから、相当な伸展だと思う。しかしこれは決して自民党内閣が云々というのではないのでありますが、いずれにしても経済は伸……

第43回国会 運輸委員会 第3号(1963/02/08、29期、日本社会党)

○久保委員 運輸大臣に先にお尋ねするわけですが、三十八年度の国鉄予算を見ますと、その中には、日本交通公社に出資する項目があるようであります。これはいかなる目的というか、ねらいで今回そういう予算を提案したのか、その御趣旨を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 一応今のお話だと、国鉄の輸送販売、こういうものを最近の旅行事情にあわせてやるのには、どうしても、今の交通公社であっては十分でない。そのために民間企業としての株式会社移行のための出資だ、こういう御説明であります。  そこで国鉄総裁にやはり同様のお尋ねをするわけでありますが、現在の国鉄と交通公社との関係で、今運輸大臣が述べられたような点、い……

第43回国会 運輸委員会 第4号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○久保委員 時間がありませんから、資料として提出を要求しておきますが、海運局長の方には、ただいま若干お述べになりました内航海運の現状と問題点について、さらに船舶局長からは、やはり中小造船業の現状と問題点、これを資料として出していただきたい。以上です。
【次の発言】 関連。――時間もありませんから、私は一言だけ要望しておきますが、運輸大臣に要望いたします。  ただいままで国鉄副総裁のお話でわかったと思うのでありますが、なるほど百歩譲って勤惰の差を何かによってつけたいという気持はわからぬではありません。しかし、その手段方法を誤ると、大へんな経営のマイナスになるということも十分そろばんの中に入れなけ……

第43回国会 運輸委員会 第7号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○久保委員 ただいま議題となりました踏切道改良促進及び踏切保安員の配置等に関する法律案の提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  踏切道の改良を促進し、交通事故の防止と交通の円滑化をはかる目的をもって、去る第三十九国会において踏切道改良促進法が成立し、同法に基づき改良計画の指定が行なわれ、逐次計画の一部が実行に移されているわけであります。  しかしながら、同法の実費は、昭和三十六年度を起点としての踏切道改良五カ年計画を骨子とする時限立法的なものでありまして、踏切道の実情と将来の趨勢とを勘案するとき、このような時限法的な同法をもって処理することは踏切道の現状をみてきわめて不十分であり、この……

第43回国会 運輸委員会 第8号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○久保委員 お尋ねしたい第一点は、この区域の航行については、何らかの航行規制というか、制限がありますか。
【次の発言】 京浜運河におけるタンカーの衝突事件は港内であったのでありまして、狭い区域であったのでありますが、そのときにも当委員会でそれぞれ現在の制度その他について検討を進めるように要請をして参るその席上で、運輸大臣からも、港則法あるいは海上衝突予防法その他の問題についてそれぞれ検討の用意があるということでありますが、今日まで海上保安庁なり――きょうは海運局は来ていませんか。
【次の発言】 この進行状況はどうなのですか。時間もありませんから、簡単にお答えをいただきたいことが一つであります。……

第43回国会 運輸委員会 第9号(1963/03/01、29期、日本社会党)

○久保委員 まず提案になりました船舶安全法の改正のことでありますが、これは一九四〇年のいわゆる海上人命安全条約に署名をして、これの批准の手続の前提として提案されたと思うのであります。ついては一九四〇年にこれができたのでありますから、今国会に安全法の所要の改正をするというならば、当然その根拠になる条約そのものが承認を求められなければならぬと思うのでありますが、いまだに国会には承認を求める手続がしてないようであります。これはいかなる考え方でございましょうか。
【次の発言】 人命の安全については、別段条約に定めがなくとも、古い法律で時代に合わぬものがたくさんありますから、当然提案されることはけっこう……

第43回国会 運輸委員会 第10号(1963/03/05、29期、日本社会党)

○久保委員 この前の質問の続きでありますが、質問に入る前に今手元に水産庁からの要求した資料が出て参りましたので、一応概略的にこの資料を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この船舶安全法でありますが、船舶の航行の安全ということ、もう一つはそこに乗り組んでいる船員の安全あるいは衛生、こういうものを目的としているのがこの船舶安全法の趣旨だと思うのでありますが、今日の実態あるいは改正案について見ましても、必ずしもそういうものではない。もちろんそういう乗組員の安全なり船舶の安全というのは単にこの法律だけじゃなくて、衝突予防法なりあるいは船員法あるいは漁船特殊規則というか、そういうもので律してい……

第43回国会 運輸委員会 第11号(1963/03/06、29期、日本社会党)

○久保委員 電波監理局長に前回当委員会で關谷委員からお尋ねをしたいわゆる内航船とこれに対する電波の割当、あるいは海岸局の整備の問題について私からもお尋ねするわけですが、前回どうも答弁が徹底を欠いておるわけであります。御承知のように、今日海上人命安全条約が批准の手続中というか、承認を求められておるわけであります。それに関連して、船舶安全法の一部改正が御案内の通り出ておるわけですが、その条約の勧告の中にも、これも御承知だと思うのですが、実行可能な限りというか、この条約の趣旨に沿ってやれということ、あるいは特に無線設備については、国内のものについても、中波といいますか、そういうものを使って一つ早急に……

第43回国会 運輸委員会 第12号(1963/03/08、29期、日本社会党)

○久保委員 国鉄総裁にお尋ねするわけでありますが、最近聞くところによりますれば、東海道新幹線の工事にからんで、近接せる地方鉄道あるいは軌道といいますか、そういうようなものに対してどうも当を得ない支払いをしているようなものがあるという話であります。特に具体的な問題の一つとしては、近江鉄道に対しての補償というか、この問題があるわけであります。いわゆるその言っているところは、減益補償をしたということ、あるいは踏切整備ということでこれまた補償をしているということでありますが、その中身について一応御説明いただきたい、こういうように思います。
【次の発言】 実害を算定したというが、具体的に土地等を買収する……

第43回国会 運輸委員会 第14号(1963/03/13、29期、日本社会党)

○久保委員 先般資料提出を要求いたしまして、本日出て参りましたが、この中で、二、三お尋ねをしたいのです。用地補償の方針並びに基準については後刻お尋ねしますが、具体的な問題として近江鉄道に対する補償の算定基準の中で、一つは業務員の待遇改善というのが、額は少ないのでありますが、出ております。これは運転手、車掌に対するということでありますが、こういうのはいかなる観点からこれは補償の対象になるのか。さらにもう一つは、まくら木の腐食が増加するということで、これまた出ておる。それから踏切設備の保守でありますが、これはいわゆる一方的な補償であって、この施設をやるかどうかはどういうふうになっておるか。言うなれ……

第43回国会 運輸委員会 第15号(1963/03/15、29期、日本社会党)

○久保委員 海運の全体的な問題を二、三お伺いしたいのでありますが、日本の海運の不況の原因は、先ほど来大臣からも御説明がありましたが、私どもはさようなものに比重があるとは考えておらない。今提案されている中身は、性格からいって二つあるわけです。海運不況の対策としていわゆる集約によって過当競争を防止するというのが一つ、もう一つは、利子のたな上げあるいは利子補給を増強して、財務的なもののてこ入れをしていこう、この二つだと思うのです。その前に考えてみるべきものは何かというと、不況の原因というのは何、であるか、不況の原因というのはなるほど企業基盤の弱体化、いわゆる高金利、さらにさかのぼれば戦時補償の打ち切……

第43回国会 運輸委員会 第16号(1963/03/19、29期、日本社会党)

○久保委員 引き続いて海運の問題について御質問をいたすわけでありますが、先般来他の委員からもそれぞれ御質問のありました中で、特に關谷委員等から日本の海運の未来像というか、青写真というものはいかなる構想に基づくものかという御質問がありましたが、これに対して的確な御答弁がないのであります。運輸大臣あるいは海運局長は、日本の海運をしていかなる構造にいわゆる構想として持っていくのか、大よその輪郭はどの方向へ持っていくのか、そういう点についてお答えをいただきたい。  というのは、今回提案された二つの法律案によりますれば、一つは集約化によるところの利子たな上げの方式、もう一つはいわゆる建造利子補給をさらに……

第43回国会 運輸委員会 第17号(1963/03/20、29期、日本社会党)

○久保委員 日本航空株式会社法の一部を改正する法律案についてでありますが、提案の趣旨は社内重役というか、これの構成を一部広めるということでありますが、提案の御説明によりますれば、会長制を設けるということが一つ、さらには子会社的な存在であった日本航空整備株式会社を合併するということがこの理由のようでございます。日本航空整備株式会社との統合についてお尋ねするわけですが、この日本航空整備株式会社との合併の理由というのはいかなる理由であるのか、単に御説明では、近く予想されるからということでありますが、この経緯についてまず第一にお尋ねをしたいのであります。これは航空局長でいいと思います。どうです。

第43回国会 運輸委員会 第18号(1963/03/22、29期、日本社会党)

○久保委員 先般来引き続いて二つの海運に関する法案についてお尋ねをいたしているわけでありますが、どうもお答えが大ざっぱ過ぎて、われわれには了解ができにくい面も多々あるわけであります。重ねて基本的な方向についてお尋ねをするわけでありますが、幸いきょうは朝田事務次官も見えられておりますから、朝田事務次官にも事によってはお答えをいただきたいと思うのですが、よろしゅうございますか。
【次の発言】 それではそういうことにいたしまして、まず第一に、今回提案されている再建に関する法案のねらいは、先般もお尋ねしましたが、結局詰まるところは、日本の海運界の不況をこれによって打開しようということかと思うのでありま……

第43回国会 運輸委員会 第19号(1963/03/26、29期、日本社会党)

○久保委員 前回に引き続いてお尋ねするわけでありますが、前回もう一度考えてみたらどうかということで、特に朝田次官にお話をしておきました不定期船、専用船あるいはタンカーというようなものの船腹の手当、こういうものは荷主が勝手にやると言っては語弊がありますが、そういうものをある程度規制して海運専業者にその手当等はまかせるべきだという私の主張であります。これは言うまでもありませんが、単に船腹の手当だけじゃなくて、用船料そのものの市況に影響が多いことは今日の常識になっているわけであります。そういう点からいっても、さらに外国用船との関係からいっても、市況を安定し、やはり海運業を健全に再建していこうというな……

第43回国会 運輸委員会 第20号(1963/03/27、29期、日本社会党)

○久保委員 土屋参考人からいろいろお話がございまして、時間の関係がありますので二、三お尋ねするわけであります。  一つは、先ほどのお話の中で、土屋参考人がお入りになっておる海造審の答申と違った点をあげられましたが、それはいわゆる二つ以上のオペレーターの集約、合併を条件とするのが法律になっておる、必ずしも海造審はそういうことではなかった、これはオペレーターの集約を急ぐということから来たのだろうという御説でありますが、この集約の仕方は、海造審はやはりある程度の幅を持って考えられたと思うのであります。海造審の一員である土屋参考人としては法案の成立を望むというお話でありましたが、一番大事な点の一つはや……

第43回国会 運輸委員会 第21号(1963/05/09、29期、日本社会党)

○久保委員 時間も過ぎておりますから、私はきょうは二、三の問題でお尋ねをしておきたいと思うのです。  そこで、いままでの御説明では、やはりわれわれとしては、先ほど井手委員がおっしゃったように、運輸大臣はじめ政府も国会も、さらに国民も、東海道新幹線の資金計画というか、これについては、だまされたという感じはぬぐい去ることはできません。しかも、御答弁いただいている副総裁自身も、最近までお知りにならぬ。しかも国会答弁では、この改定計画である二千九百二十六億という数字で、りっぱに来年の秋には開通します、こういう答弁をしておる。その二千九百二十六億の改定の際の理由としては、いまあなたが新たに八百億とか、膨……

第43回国会 運輸委員会 第22号(1963/05/10、29期、日本社会党)

○久保委員 昨日に引き続いて東海道新幹線の資金計画の問題でありますが、きょうは担当である大石常務がおいででありますから、主として大石常務からお伺いするわけです。  まず第一に、きのうからお話し申し上げていることは、新年度予算がすべりだして間もない今日、昨日の副総裁の御答弁によりますれば、約八百億前後の工事資金不足ということであるようであります。これは単なる、いわゆる全体計画が八百億前後足りないということであります。さらにもう一つは、今年度予算はすでに残りはきわめて少ない。言うならば、ことしの予算を組んだものは、大半が過去におけるところの債務負担行為の決済に充てられる、こういう二つの問題でありま……

第43回国会 運輸委員会 第23号(1963/05/17、29期、日本社会党)

○久保委員 先日要求しました資料が手元に出て参りましたが、どうも資料として完全なものではないのでありまして、この点特に――たとえば予算消化状況表でございますが、三十七年度の見込みはすでにおわかりかと思うのであります。もちろんこれは現在問題になっております新幹線の予算増というか、見込み違いというか、そういうものに関係があるかと思うのでありますが、三十七年度の見込みをやはり出していただきたい、かように思います。  それからもう一つは、この車両の入札経過でありますが、ここに出てきた書類は、金額その他は全然入っておらぬ。これは少しくどうかと思うのであります。車両入札の経過についてでありますから、当然一……

第43回国会 運輸委員会 第24号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○久保委員 新総裁に二、三要望を兼ねてお尋ねするわけです。  ただいまのごあいさつまことに適切かと思うのです。われわれも粗野の育ちでございまして、回りくどい論理とか、回りくどい話はいまの時代に合わぬと思うのです。そこでむしろお考えになっている点を率直にお述べになることが一番大事かと思うのです。私もそういうつもりでおりますので、今後ともどうぞよろしく。  そこで前総裁のことをこの席で持ち出すのはいかがかと思うのでありますが、忘れもしませんが、ちょうど一年前の本日くらいだと思うのですが、御案内の三河島事故が起きまして、その直後当委員会でいろいろ質疑応答がかわされて、その際私から、現在の国鉄の実態か……

第43回国会 運輸委員会 第25号(1963/05/22、29期、日本社会党)

○久保委員 ただいま配付になった資料は、先般われわれの方から要求したものと思いますが、この資料は後ほど見ましてそれで質問をしたいと思います。さしあたりけさの新聞等に発表になりました東海道新幹線の補正計画というか、こういうものが国鉄から運輸大臣に報告されたということを聞いておりますが、その報告された内容の主たる点についてまず御説明いただきたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 ただいまの御説明でありますが、さらに八百七十四億の不足額があるので、これを追加せねば工事は完了しない、こういうことであります。さらに別な資料を見れば、これでも当初の計画から見れば相当縮小されている。さらに八百七十四億……

第43回国会 運輸委員会 第26号(1963/05/23、29期、日本社会党)

○久保委員 観光基本法案について若干御質問を申し上げるわけでありますが、この基本法案では観光のいわゆる定義というか意義というか、そういうものを明確にされたことは一つの進歩だと思うのです。同時にこの前文のところにうたってある現状に対する分析でありますが、この現状分析について一言お尋ねしたいのであります。この条文によりますれば、「現状をみるに、」云々となっておりまして、現状については、すなわち観光の使命達成のための基盤整備や環境の形成は不十分である、こういう現状、それに最近における所得水準の向上と生活の複雑化、こういうところからくる観光旅行者の増加、こういうふうに書いてあるのでありますが、この増加……

第43回国会 運輸委員会 第27号(1963/05/29、29期、日本社会党)

○久保委員 私も資料要求だけしておきますが、近江鉄道の関係でありますが、七キロ幾らか並行しておりますが、当初の設計と、何がゆえに近江鉄道に張りつけの形をとらざるを得なかったのか、そういう技術的あるいはそれ以外の理由があるのかどうか、これも審議促進のためにひとつ資料として文書で出していただきたいと思います。

第43回国会 運輸委員会 第28号(1963/05/31、29期、日本社会党)

○久保委員 港域法の一部改正に関連して一つだけお尋ねするわけでありますが、港域いわゆる港の区域でありますが、これは年々変化のあることは事実であります。言うなれば、今回までのこの改正は、変化に応じての港域の拡張なり分割ということが主であったと思うのです。こまかくいろいろな点を見ますと、従来の港域に含まれている地域において、逆に港域としてそれを拘束する必要のないものが相当あると思いのです。これは一つの例でありますが、私どもの住んでおります茨城に土浦港というのがあります。その土浦港の陸寄りと言っては語弊がありますが、川口、これも港域に入っているのでありますが、ここしばらくの間、いわゆる土浦港の機能あ……

第43回国会 運輸委員会 第30号(1963/06/07、29期、日本社会党)

○久保委員 港則法の質問に入る前に、委員長を通じて資料の要求をいたしておきたいと思います。最近行政管理庁が国鉄に対し、あるいは運輸大臣に対して、国鉄経営に対しての勧告をしたようでありますから、この勧告の資料、さらに国鉄側のこれに対する弁明というか、説明、これをひとつ要求しておきます。  そこで港則法の改正案に入る前に、二、三、お尋ねをしておきたいのでありますが、この港則法の一部改正は、昨年でありましたかの京浜運河におけるところのタンカー衝突事件、こういうものにかんがみて、実は提案してまいったと思うのでありますが、当時の本委員会での質疑の中では、港則法ばかりじゃなくて、港湾行政というか、そういう……

第43回国会 運輸委員会 第31号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○久保委員 東海道新幹線の工事に関連してまずお尋ねするわけでありますが、先般予算委員会でも若干質問がありましたので、多少重複するところがあるかと思うのでありますが、一応順を追うてお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一に伊豆箱根鉄道と新幹線に関係してでありますが、これは伊豆箱根鉄道が昭和三十七年の四月に下土狩線の免許申請を出しておるわけであります。まず第一に、この下土狩線の免許申請に関して運輸省の見解はいかようになっておるか、これをお尋ねしておきたい。
【次の発言】 この会社は、すでに予算委員会でもお話がありましたとおり、免許を待たずして路盤を構築し始めたということでありまして、その中間にお……

第43回国会 運輸委員会 第32号(1963/06/12、29期、日本社会党)

○久保委員 それでは、当該船種は戦標船だと思うのでありますが、そのとおりでありますか。大体建造はいつのころで、最近における船舶の耐航検査、こういうものはいつであったのか、ひとつお話をお伺いしたい。
【次の発言】 それで臨時検査の最近は二月七日ですか。
【次の発言】 二月七日の際の臨時検査については、指摘事項はあったのかないのか、さらには、今日就航しておったのでありますが、この就航を許可した条件があるのかないのかっいかがですか。
【次の発言】 そうしますと、これは無事に帰ってきましても大体期限ぎりぎりですね。しかもそれで続けて――時間もありませんから簡単にお尋ねするのでありますが、これは何年のこ……

第43回国会 運輸委員会 第35号(1963/06/24、29期、日本社会党)

○久保議員 ただいま議題となりました鉄道新線建設緊急措置法案の提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  この法律案は、日本国有鉄道が行なう鉄道新線建設の、緊急かつ計画的な実施を促進するため、鉄道新線建設十ヵ年計画の策定とその実施に要する国庫負担等について必要な規定を設けようとするものであります。  御承知のとおり鉄道新線の建設は国の産業開発、経済発展、あるいは地域格差の是正のためには大きな役割を果たすものであります。したがって、鉄道敷設法第一条別表により定められています予定鉄道線路は総数において二百三十一線に達する多きを数えております。  ところが、そのうち現在建設工事を進めておりますいわ……

第43回国会 運輸委員会 第36号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○久保委員 かねて懸案事項になっておりました航空管制官の問題について、その後の経過はどうなっているのか、これをお尋ねするわけでありますが、もうすでに何回かこの席から申し述べてあるように、今日の民間航空の発達あるいは空港の実態、こういうことからまいりまして、これをコントロールするところの航空管制官の需給の状態は逆にさらに感化している。しかも現在管制官にある者自体も、その勤務の過酷に耐えかねて、さらに労働条件の劣悪ということもありまして、ともすれば民間会社に移動するというような者まで出てきているわけであります。これを防ぎとめる問題には幾つかあると思うのでありますが、さしあたり管制官にその職務に応じ……

第43回国会 運輸委員会 第37号(1963/07/05、29期、日本社会党)

○久保委員 先ほど来お尋ねがあってそれぞれ答弁がなされたのでありますが、重要な課題というか、これは一つには自動車整備の基本線として、進歩する時代の要請にこたえて、たとえばいまお話があったプロパンガスの使用の問題、これについては局長からそれぞれこれに対する当面の対策が述べられておったわけでありますが、どうも考えるに、対策と方針はきめてそれぞれやらせるということにはなっておりますが、残念ながら今日の実態では積極的にその整備に万全を期すという事業者というか車両主というか、そういう者が多くないということから、たまたま火だるま事件というようなものができるわけであります。そこにやはり法の規制が必要だと思う……

第43回国会 外務委員会 第23号(1963/06/07、29期、日本社会党)

○久保委員 当初からこの海外移住事業団法案に関してお話を伺っておりませんので、多少重複しておるかもわかりませんが、二、三この機会にお伺いしたいのであります。  まず第一にお伺いしたいのは、この法案を提案されることによって、従来の移住政策というか、そういうものに大きな変化でもあるのか、あるいは進展があるのかということですね。そういう点、かいつまんでひとつ大臣からお答え願えれば幸いだと思います。
【次の発言】 いままで、移住行政が、単なる労働力の移動、こういうふうにとられておったことも一つであります。それから、もう一つの問題点は、たとえば、近い例としては、国会でも問題になりましたドミニカの問題、さ……

第43回国会 決算委員会 第23号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○久保委員 資料の要求だけいたします。  最近というかいままでに、総理府、そういうところで沖繩の復帰に関する国民の世論調査をしたと思います。その結果についてひとつ資料を出していただきたい、こういうように思います。


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 運輸委員会 第2号(1963/12/12、30期、日本社会党)

○久保委員 ただいままで御報告がありました鶴見の事故を中心にして二、三お尋ねするわけでありますが、もちろん直接の原因についての調査なり究明というのは、技術的にもこれからおやりになることだと思うのであります。われわれ自身、その結論を待つ以外にないと思うのですが、そこで振り返って戦後の国鉄の経営の問題から考えてみまするのに、大体この五カ年計画というのが第一次から始まりまして、今日第二次というか、そういうことになっておるわけですが、この第一次の目標は、大体戦後荒廃した施設の取りかえ、こういうところに重点があったと思うのであります。しかし、これも第一次五カ年計画の中では計画自体に対してはややそれに近い……

第45回国会 運輸委員会 第3号(1963/12/14、30期、日本社会党)

○久保委員 船舶局長に一つお伺いしたいのですが、いまの加明丸ですか、これは満載喫水線が新造時にはあったというが、今日ない。これはいかなる理由で満載喫水線を新造時にはつくっておいて、あとでこれをなくしたのか。これについてはお調べがありますか。
【次の発言】 あなたの説明でわからぬではありませんが、その必要性がなくなった満載喫水線というのはどういうためにあるのですか。
【次の発言】 聞かぬでもいいようなことを聞いているのですが、意味がなくなったということはどうも指導官庁としてはおかしい。
【次の発言】 これは船舶安全法の点から私は申し上げているのでありますが、言うなれば、こういうものを強制できるよ……

第45回国会 運輸委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○久保委員 第二国際空港の計画についてですが、いままでの経過について御報告をお願いしたいと思います。  なお、先般航空審議会というか、その答申が出たそうでありますが、これに対して政府はどのような措置をとられておるか、概要を御説明いただきたい、かように思います。
【次の発言】 その答申に基づいて政府で具体的な方針を策定するというが、その時期はおよそいつのころまでに考えておられるか。
【次の発言】 それで、その答申に盛られた内容でありますが、候補地としてどういうようなところを答申してきたか、その点はどうですか。
【次の発言】 そこで、四つの場所について大体検討した結果としてどういう答申かということ……

第46回国会 運輸委員会 第1号(1964/01/29、30期、日本社会党)

○久保委員 ただいま御説明になった予算あるいは法律案等につきましては別の機会にまたお尋ねしますが、さしあたって大臣に二、三お伺いしておきたいのですが、一つは昨日まで開かれました日米合同委員会で、シップ・アメリカンに対してそれぞれ日本の立場からその改善について御要求なさったと思いますが、これに対してどういう反応がございましたか。
【次の発言】 お尋ねしますが、合同委員会の討議の案件と申しますか、そういうものについては、事前に相互交換されてやっておられると承知いたしておるわけですが、そういう方法を今回とられておるでしょうか。おるとするならば、前もってこちらの側のシップ・アメリカンに対するところの考……

第46回国会 運輸委員会 第2号(1964/01/31、30期、日本社会党)

○久保委員 時間も制限されていますから、簡単に一点だけ運輸大臣にお尋ねしたいのですが、海運の集約合併というか、これはまさに海運界にとれば世紀の事業である。という意味は、大体海運経営者は、今日まで長年やっておられて、その功績はまあまあ多とするものもあるかもしれないが、結果としては、残念ながら自力において日本海運の体質改善なり構造改善というのはできない。そこで、昨年の本国会において海運再建の二法律が出た。これに基づいて、好むと好まざるとにかかわらず、今日海運界は六つのグループに集約されようといたしております。そこで、この是非については、あらためてまた論議をしなければならぬと思うのでありますが、この……

第46回国会 運輸委員会 第3号(1964/02/04、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。――大臣からたびたびお答えがありますが、野間君が言うとおりに、この法案は一年かかっておるわけであります。われわれも新線建設は別に否定はいたしておりません。建設審議会の答申は、野間君なり泊谷君からすでに御指摘があったように、建設資金の問題がたいへんなんです。いわゆる建設資金の主たる財源は政府が公共事業として投資をしろ、こういうことが重点なんです。そういう重点がぼやけていて、副次的ないわゆる組織機構というか、そういうものにこの法案は力点が置かれているというところに実は世間でも迷うわけです。手段は二の次でありまして、資金が重点なんですね。もちろん運輸省として年次割りの資金計画という……

第46回国会 運輸委員会 第4号(1964/02/05、30期、日本社会党)

○久保委員 関連して。――いま根岸線という具体的な建設線についてその見解をただしたのでありますが、根岸線のようなものを引き継ぎをさせて、また譲渡か貸し渡しかわかりませんが、そういう方法をとることがはたして新線建設の理想というか、それにマッチするかどうかということ、これに対して鉄監局長は、第十九条並びに附則のほうか知りませんが、それによって遅滞なく引き継いでもらうのだから心配ない、人間もそのとおりだから支障はない、こういうようなお話がありました。なるほど法律の文言で見ますればそのとおりでありますが、いま野間委員が御質問しているように、しかも前段あなたが答弁したように、関係の従業員の進退については……

第46回国会 運輸委員会 第5号(1964/02/07、30期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと関連して。――運輸大臣にお尋ねしますが、いまの大蔵大臣の御答弁は、先般の運輸大臣の答弁とはちょっと違うのでありますが、その点はどうなんです。利子補給については打ち切るというのがいまの大蔵大臣のお話でありましたが、先般私の質問に対して、前向きの姿勢で考えていかねばならぬだろう、そういうふうに努力します、こういうふうにあなたはおっしゃったわけですが、その辺はもちろんまだ何とも詰めてはいないでしょうが、そういう見解はずいぶん違うと思いますが、いかがですか。大蔵大臣がおっしゃるのは総体的にものを考えていこうということであります。そういうふうにとればもちろん私は何もここであなたに答弁……

第46回国会 運輸委員会 第6号(1964/02/11、30期、日本社会党)

○久保委員 この鉄道網の整備ということについて、いままで鉄道建設審議会の建議に基づきまして、それぞれ予定線あるいは着工線、調査線ということにやってきているわけでありますが、最近における経済の進展というか、そういうことに合わせて、言うならば今日政府の方針として総合的な交通体系を立てて、その中で新線建設はどうあるべきかということがまず考えられねばならない大きな前提条件だと思うのであります。提案された理由の中には、抽象的にはいわゆる経済の発展、地域格差の解消、こういうような意味でこの公団をつくって新線を建設するんだと言っておられます。この地域格差なり経済発展というものはどういう観点から考えておるのか……

第46回国会 運輸委員会 第7号(1964/02/14、30期、日本社会党)

○久保委員 私は簡単に国鉄に限った事故の問題でお尋ねをしておきたいと思います。言うまでもございませんが、機会をあらためて陸海空全体の事故の問題を討議したいと思いますが、いま申し上げたように、限られた時間でありますから、当面国鉄の事故、特に先般一月二十九日に運輸大臣に答申のありました国鉄の監査委員会の鶴見事故に関する監査報告書に基づいてそれぞれの所見を伺うわけであります。  全体として運輸大臣はこの報告を受けられたわけでありますが、これに対して具体的な措置をおとりになっておりますか、いかがですか。
【次の発言】 それじゃ報告書は全体として御検討はいただいたのですか。

第46回国会 運輸委員会 第8号(1964/02/19、30期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと大臣に……。
【次の発言】 大臣はこういうこまかいことはお知りにならぬかと思うのでありますが、航空機の事故は飛行場が中心で、離着陸のときに多いのですね。航空中には、この間のような問題もありましたが、まあまあ数にすれば少ないですね。ところがその原因については、いろいろ各方面からお話がありましたから、これに触れませんけれども、これは防災の面からいって、羽田空港を一つの例にとりますと、消防車が九台ございます。科学消防車その他を入れて九台配置しておる。そこでこれの所要人員というか編成は、大体三十一名なくちゃならぬことになっているそうです。これは常時配備しておかなければ、いまの日東航……

第46回国会 運輸委員会 第10号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○久保委員 けさほど、委員長はじめ当委員会委員で、新宿駅を中心としての輸送状況と、それから中央線の運転状況を視察してまいったのであります。新宿駅の駅長からもそれぞれ要請などがございましたが、一つは、われわれ視察をいたしまして、これが普通の状態であるというので、言うならば、異常が通常であるということでありますこれに対して抜本的な対策としてはなかなか容易でないと思うのでありますが、少なくとも当面あのままで過ごすことには危険もあることでありますから、何か早急に手を打たなければならぬ、こう思うのです。もちろん、新宿駅長からわれわれに要請された一つには学生の時差通学をぜひ国会で取り上げてほしいという切な……

第46回国会 運輸委員会 第11号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○久保委員 二、三お尋ねしますが、まず一つは、今回の法改正では検査手数料がそれぞれ多少上がるわけでありますが、この上げる基準というか、それはどういうことからきめられておるのか伺いたい。
【次の発言】 私がお尋ねしておるのは、こういう手数料というか料金というかよくわかりませんが、そういうものの値段というか、額ですね。これはどういう基準できめるのがいいのかということと、それから今度の値上げですね。こういうものはどういう基礎から割り出してきておるのか、それをお尋ねしておるわけです。
【次の発言】 大体かような手数料というのは受益者負担ということが一つあると思うのですが、もう一つは、国の責任から出るも……

第46回国会 運輸委員会 第12号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○久保委員 関連して。港湾局長の答弁はそれで私もよろしいかと思うのですが、そこで、硫黄についてはバラ積みを許すというが、これについては国際間の問題もあることですが、船舶安全というか、人命安全条約というか、そういうものからいって、最近特に労働者の災害というものを非常に軽視するというか、そういう傾向があるわけです。もちろんそういう物資の輸入が多くなったから、特に災害が多くなるということも一つの現象ですね。だからここで特に船舶局長にお尋ねしたいのは、いま問題になったバラ積み硫黄の積載は、安全条約上はどうなっているんですか。それははずしてもいい、バラ積みでよろしい、こうなっているのか、もし日本の特殊な……

第46回国会 運輸委員会 第13号(1964/03/03、30期、日本社会党)

○久保委員 それでは、いま議題になりました法案について若干お尋ねをしたいと思います。  まず第一に船舶局長にお尋ねしたいのでありますが、旅客船の検査強化を昨年九月以降されているということでありますが、その検査強化の基準というか、そういうものはどういうものであるか。さらには、これによって対象となる船舶の総数はどの程度に見込まれておりますか。
【次の発言】 そこでいまのお話の中で、二、三ありますが、一つは、検査の結果、非旅客船への転用の問題であります。転用していった場合に、おそらくこれは石炭専用船なりあるいは貨物船というか、そういうところに転用されると思うのでありますが、この船自体にやはり問題がま……

第46回国会 運輸委員会 第14号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○久保委員 その前に、説明の要求を一つだけ緊急にしておきたいのですが、港湾労働等審議会の答申がきのう政府に提出されたので、きょうこの委員会の終わるまでに本委員会にもその答申を報告してほしいと思います。

第46回国会 運輸委員会 第15号(1964/03/06、30期、日本社会党)

○久保委員 来年度の旅客船の建造についてでありますが、この公団に応募される中には、来年度は特に自動車航送船が多いというふうな話も聞いているのでありますけれども、これはそのとおりであるかどうか。
【次の発言】 いまのお話だと種類は雑多だそうでありますが、十七社がこれに応募しているわけですね。  来年度の旅客船の建造方針というのは大体どういうふうに考えておりますか。
【次の発言】 そのスクラップされる船のいわゆる代替建造が自動車航送船であっても、それは一様に扱うことになりますか。
【次の発言】 特にこの配付された表を見ましても、船齢の古い、たとえば二十五年から二十九年の間だけで見ましても、鋼船が四……

第46回国会 運輸委員会 第18号(1964/03/17、30期、日本社会党)

○久保委員 ただいま報告がありました富士航空の事故でありますが、たび重なる事故でありまして、あまり言うことばも出ないほどであります。結局その原因についてはいずれも当委員会には調査中ということになるわけでありますが、大体機体の整備はもちろんでありますけれども、そのほかに操縦士の訓練あるいはミス、そういうところにも大きな問題があろうと思うのです。それからきのう、あの辺はどうでありましたかわかりませんが、大阪空港付近は、午前中は大体強風注意報が出て、きのう大阪に所用があって航空機に乗ってまいったところが、途中で名古屋に着陸をして風がおさまってから大阪へ入ったのであります。そういう状況の中で実はきのう……

第46回国会 運輸委員会 第19号(1964/03/24、30期、日本社会党)

○久保議員 ただいま議題となりました日本国有鉄道整備緊急措置法案について、提案の理由並びにその内容について御説明申し上げます。  日本国有鉄道は、国民経済の中で重要な地位を占めており、将来にわたってその地位は確保さるべき立場にありながら、今日の国鉄は、輸送力の不足からくる幹線輸送の渋滞、異常輸送を続ける通勤輸送、さらに続発する事故等等、その使命である大量客貨の安全、正確、迅速な輸送を遂行することがはなはだしく困難な状況にあります。  御承知のごとく、国鉄は、戦時中は戦力増強、戦後は経済復興の名のもとに、長期にわたってその施設を酷使してまいりましたが、昭和二十四年には、マッカーサー指令により、労……

第46回国会 運輸委員会 第21号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○久保委員 関連質問。――先ほど御報告がありました昨日の名鉄ですか、追突事故で、新聞で拝見すると、当該の運転士は、訓練期間というか、養成期間を終わってから十日だという話を聞いたのですが、そういう事実がありますか。
【次の発言】 なるほど運転免許証というか、それは取られたと思うのでありますが、いまお話しのように、鉄道経営の中では、免許を取ったというか、資格がついても、ある期間実地の見習いは当然やらなければいかぬのですね。言うならば、そのあとで優等列車はかなり経験を積んだ運転士を乗せるというのが常識と言われるほどになっている。そういう指導については、運輸省としては、基準というか、そういうものもいま……

第46回国会 運輸委員会 第22号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと関連。――ひとつ大臣にお伺いしておくのですが、いままで御答弁があったかどうかわかりませんが、日韓会談は昨日、金議長ですか、これが大平・金メモを学生代表に韓国で発表したということであります。そうなりますと、御承知のように、日韓会談というか、この交渉は一応ルールからはずれたとわれわれは考えているわけです。もちろん担当の大臣でございませんから、外交の本質についてお伺いするわけじゃありません。しかしすでに閣議等でも論議されたと思いますが、こういう形の中で、いままで御説明があったような日韓航空が、正常に安定していわゆる開設される見通しがあるのかどうか、この日韓会談と関連して日韓航空の……

第46回国会 運輸委員会 第23号(1964/04/03、30期、日本社会党)

○久保委員 質疑に入る前に、この前の委員会で要求した資料が出てまいりましたから、海運局のほうから概要を説明願いたいと思います。
【次の発言】 いま御説明のありました最後の団体協約の問題でありますが、そういう必要がなかったのかどうかでございます。大体運賃の問題からいきましても、いまの御説明で見ますれば、少なくともこの運賃の低迷というか、だんだん悪くなってきている、そういうときにおいて、せっかくある団体協約の制度というものが活用されないのはどういうわけか。非常に疑問に思うわけなんですが、どういうことなんですか。
【次の発言】 五百トン以上の大型船について、実は組合法からはずれていたから、団体協約と……

第46回国会 運輸委員会 第24号(1964/04/07、30期、日本社会党)

○久保委員 船腹量の策定について、もう一度確認をしておきたいのてあります。一つは船種別に船腹量を策定するわけてすか、その船種別についてあらためてお伺いするのは、いわゆる鋼船、木船の別、あるいは貨物船、タノカーの別、いろいろあると思うのですが、こういう種別てこれを策定するのてすか。
【次の発言】 先般もお尋ねをしたわけてすか、木船の問題であります。木船は、絶対の船腹量はあまり多くなっていかない、大体こういう傾向にある。これは鋼船への切りかえというか、そういう方向か一つにはあると思うのです。この間も申し上げたように、木船てなくてはならぬし、木船のほうか有利たという面も実はあるわけてあります。そうい……

第46回国会 運輸委員会 第26号(1964/04/14、30期、日本社会党)

○久保委員 運輸大臣に、法案には直接関係ありませんが、先に二、三お尋ねしておきたいと思います。  先般参考人をお呼びしたときに、たしか修学旅行協会とかそういうところの代表だと思うのでありますが、そこで取り上げられた問題で、いわゆる僻地の学校ですね。僻地の学校は、御案内のとおり、一学年の数も非常に少ない、あるいは三学年を一緒にして複数教育というか、そういうものをやっていく。そうしますと、この修学旅行においては非常に負担もかかるし、あるいは輸送その他について非常に苦労するという話がございました。と申しますのは、国鉄の運賃割引にしましても、団体割引はたしか二十人以上の児童生徒に対して割り引きするわけ……

第46回国会 運輸委員会 第27号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○久保委員 観光局長の答弁は、非常に懇切丁寧というお話でございますけれども、時間の関係もありますので、私もできるだけ簡単にお伺いしますから、簡単にイエスかノーか、そういうふうに答えてください。  次に、あっ旋業法の問題でありますが、いままで問題になった十三条の三号に関連して二、三お伺いいたします。  一つは不正行為があったというようなことで取り消しをされる場合には、説明があったように聴聞会で処理されますね。そこで聴聞会で処理される場合でも、聴聞会もたとえばあっせん業者そのもの、被害者そのものの意見を聞いて判断されるのですね。そうですね。そうだというと、あっせん業態によっては、あっせん業者がカウ……

第46回国会 運輸委員会 第28号(1964/04/21、30期、日本社会党)

○久保委員 一つだけ自動車局長にお伺いしておくのですが、先ほどバスやタクシーの踏切ストップの問題が論議されたのでありますが、そこで公営交通、いわゆる都電、都バスというか、そういうのを中心にした地方公営交通のストップに対する財政措置というのはその後どうなっていますか。いま理事者側から訴えられたのは、御案内のとおり四十八億実は赤字である。累積赤字は別にして、大体四十八億の赤字が見込まれる、こういう問題についてしかるべく財政措置を講じてほしいというので、これは自治省並びに大蔵省等にも関係があるのでありますが、当面の役所である運輸省はその後どういう働きをしておられるか、その解決のめどがあるのか、その点……

第46回国会 運輸委員会 第29号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○久保議員 いままで運輸大臣にお尋ねがあった点でありますが、まずひとつわれわれの態度を明らかにしておきたいと思います。  いわゆる国鉄の公共性の問題、これは、言うならば、公共性とはきめられた時間に列車を走らせなければならぬという一つの義務、あるいは運送は順序に従ってこれは輸送するという運送の義務ですね、あるいは運賃はきめられた運賃で輸送する、こういうふうなことが言うなら一つの狭い意味の公共性だと私は思っております。それからもう一つは、もっと大きく言うならば、公共性とは日本国有鉄道は国民経済上、その輸送を能率的に、しかも国民生活にその輸送をやることによって寄与するというのが一つの公共性だろうと思……

第46回国会 運輸委員会 第30号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。――いまの資格要件というか、それを引き上げる問題ですね。これは科学的に何か根拠があって上げるのかという問題、科学的と言っては語弊があるが、何かそういうものがあるのかどうか。ただいまの御答弁では抽象的なものでありまして、たとえばいままでの経験年数なり船の大きさでは非常にまずいという面が今日まで出たのかどうか。  それから海上航行安全審議会、この答申によって云々と提案されていますが、寡聞にして海上航行安全審議会のほうは実際聞いていない。だから、親切に説明するなら海上航行安全審議会の答申というか、そういう結論を本委員会に出してほしいと思うのですね。これはまだ時間がありますから、もし……

第46回国会 運輸委員会 第31号(1964/04/28、30期、日本社会党)

○久保委員 いまの野間君の質問で大体尽きていると思うのでありますが、私は二、三点お聞きします。  こういう事故によって死傷された方々に対する見舞いというか、補償というかわかりませんが、そういうものが、数が多いだけにいろいろな立場の方がおられるので、しかも民間会社でもないので、金の出し方にもいろいろ制約があろうと思います。しかし、いうならば、早いところ遺族に対してもあるいは関係者に対しても納得してもらうことが、やはり国鉄という一つの大きな企業に対する信用度を高めることだと思うのです。でありますから、これは多少の無理があるし、また計算尺でぴたりきまりのつくものではないだろうと私は思うのですが、先ほ……

第46回国会 運輸委員会 第32号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○久保委員 この際資料の要求をいたしたいのです。一つは、新幹線が秋に開業になりますが、新幹線の将来にわたる収支の推移、どういうふうな予想を立てておられるか、これはもちろん運賃の立て方によって違いますが、これが一つ。  それからもう一つは、この法案に関係いたしますが、この法案では、たとえば列車の自動制御装置とか、新しいものが出てまいりましたが、これに類する既成線の信号保安とかいろいろなものがございますが、これに対して営業法なりあるいは刑法に基づく犯罪がどの程度あるか、あるいは線路に立ち入ったり、線路に石を置いたりという犯罪の最近の数字、これは二年ほどの推移を見ればいいと思うのですが、それを出して……

第46回国会 運輸委員会 第33号(1964/05/12、30期、日本社会党)

○久保委員 私は、東海道新幹線が間もなく開業だというのでありますから、一応東海道新幹線の管理運営の問題、さらには安全対策の問題、そして提案されている法案の内容というふうに、大体そういう順序に従いましてダブらぬように質問したいのであります。  そこでまず第一にお伺いしたいのは、新幹線の管理というか、これは先般資料としてお出し願いました幹線支社というか、そういうもので管理をしていくという大筋がありますが、ついては既設線区における鉄道管理局との共管というか、そういう部面にも一応関係を持つということでありまして、言うなれば新幹線は新幹線の支社で一本にやるという割り切り方はしていないのであります。これに……

第46回国会 運輸委員会 第34号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○久保委員 一昨日の佐世保の海上保安部巡視船の連行事件といいますか、その報告がありましたが、どうもふに落ちない点が二、三ございますので、時間もたくさん取っておりませんから要約してお尋ねをするわけですが、一つは、いまの報告では、一回は巡視船の船長は移動することを拒否したという話であります。まず問題のとらえ方として、公海と認めておるわけであります。しかもこちらは公船でありますから、そういう観点からするならば、一回拒否したが、二回目に同行というか、そういうふうに移動すること自体が私はおかしいと思う。そういう指示のしかたをしているのかどうか。これはどうなんです。

第46回国会 運輸委員会 第35号(1964/05/19、30期、日本社会党)

○久保委員 海上保安についてお尋ねするわけでありますが、本日は漁船の海難事故等を中心にしてお伺いしたいと思うのであります。  特に最近話題にもなっておりますマグロ漁船の問題であります。すでに御承知かと思いますが、報道機関によってそれぞれ報ぜられていますように、最近特異な例として九十九トンのマグロ船の海難が引き続いており、今年に入りましても一月に三件あるいは四月に三件、合わせて最近までに約十件ほどの海難があるように伝えられております。その中には多少問題になるような記事もありますが、私はやはりこの真相を確かめるのがまず第一の問題だと思うのであります。そういう意味で、新聞によりますれば、海上保安庁は……

第46回国会 運輸委員会 第37号(1964/05/26、30期、日本社会党)

○久保委員 先般、公労協の仲裁裁定が出たわけであります。これに対して政府は今後それぞれ所要の措置をとることと思いますが、裁定の中身についてはそれぞれの場所でまた質問が出ると思うのですけれども、私はおおむね裁定に従うという前提に立って 政府の所要の措置について若干お尋ねしていきたいのであります。  その所要の措置の前に一つだけ、裁定について国鉄にお伺いしたいと思います。裁定の理由の中の格差でありますが、この格差について裁定は考慮した、いわゆる本企業体のほうが低位にあると認めるということで九・五%となったのでありますが、従来国会の中でも論議されましたように、国鉄職員の労働の質について、実は政府もこ……

第46回国会 運輸委員会 第38号(1964/05/29、30期、日本社会党)

○久保委員 前回の委員会で、中途で委員長が散会を宣告したので、実は質問も切れ目がなくてやめさせられたようなかっこうでありますから、あらためて海運局長にお尋ねするのですが、いわゆる海運収支の改善ということによる船腹拡充と自社船建造の問題で、実は話が中途で、というよりは入り口で質問は中断になっているわけです。  あらためてお聞きしますが、自社船建造に対するところの運輸省というか政府の方針はどうなっておるか、概括的にまずお話しを願いたい。
【次の発言】 昨年の国会で成立を見た海運集約というか、海運の基盤強化というのと国際収支改善というものは、必ずしも一致しないのが現状かと思うのであります。そういう現……

第46回国会 運輸委員会 第39号(1964/06/02、30期、日本社会党)

○久保委員 国鉄当局にお尋ねするわけですが、先般新聞に報道されたところによりますれば、何か四十年度を起点にして長期計画を一応策定しているようであります。これはもちろんまだ政府部内においてもコンクリートはしていないだろうし、さらには基本問題懇談会というものを設けて、四十年からの長期計画、これは資金計画を含めてやっていこうということでありますので、この懇談会にも時間的にいってまだその意図するところを伝えてはおらぬと思うのであります。そういう時期でありますから、私が二、三お尋ねをするのは、そういう進行過程にあるということを前提にして二、三お尋ねするのですが、一つは、この発表されたようなものは、国鉄と……

第46回国会 運輸委員会 第40号(1964/06/05、30期、日本社会党)

○久保委員 本日は木村局長だけであって、運輸大臣はお見えにならぬそうでありますから、至って事務的なことだけさしあたりお伺いしましょう。  一つは、けさの新聞にも出ておりましたが、前にもあったと思うんですね。自動車のドアのハンドルによる事故、これはわれわれしろうとがいままで見ていても、こういう構造の車は、しかもドアのハンドルが前向きになっている、こういうことで、たいへん危険のようだな、こう思っておったのでありますが、実は、その後事故もあり、改善されたかと思っておったら、たまたまきのうああいう災難があったそうでありまして、それは全く構造上の問題か、それとも故障していたとか機能が不完全のためにそうい……

第46回国会 運輸委員会 第41号(1964/06/09、30期、日本社会党)

○久保委員 前回の委員会でお尋ねしましたが、なお結論的なお話を残しておりましたので、その点をお尋ねするわけですが、その前に、自動車のドアの取っ手というか、そういうものの事故がありまして、この点で先日お尋ねしたのでありますが、その後この改良方についてどういうふうになったか、これを御説明いただきたい。  それからもう一つは、最近行楽シーズンになったと同時に、天候もかような状態でありますので、ともすればバスの事故というのが多くなる季節になった。そこで、つい最近は、ある会社のバスが転落をいたしまして、死傷者をたくさん出したというような事故がありますので、これらについて一応当局からの御説明というか、その……

第46回国会 運輸委員会 第43号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○久保委員 前回の委員会に引き続いて、主として漁船の問題でお尋ねするわけでありますが、本日は、大体もう会期も後半になりまして、余白をあまり残しませんので、一応けじめをつけたい、こういう考えでおりますので、答弁もこれに向いた答弁をひとつお願いしたい、こういうふうに思っております。  一つは、本委員会で、たとえば船舶安全法の改正あるいは船員法の改正の法案を審議の際に、それぞれの附帯決議を実はしているわけであります。この附帯決議が忠実に行なわれているかどうかの問題が一つございます。そういう点についてお伺いしますので、あらかじめひとつお目通しをいただきたい、こういうふうに思っております。  そこで、こ……

第46回国会 運輸委員会 第44号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○久保委員 一言だけ聞いておきます。  海上保安庁長官にお尋ねしますが、日本の保安庁が所管している水路図誌は大体全部完備しているのですか。
【次の発言】 これは委託で測量をやらしておるところはないのですね。みな保安庁直轄でおやりですか。
【次の発言】 これの効用については大体問題ないのですか。たとえば船を運航する着が水路図誌の正確なものを持っておるとか、そういう普及度はどうなんですか。
【次の発言】 常備してあると言うが、常備してはいないのもあるのじゃないか、図誌じゃなくて勘でやっておる者もあるのじゃないですか。それから最近潮流の変化その他もあるでしょうし、航路標識などは毎年変わってくるという……

第46回国会 運輸委員会 第45号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○久保委員 大体のお話はわかりましたが、港湾局長にお尋ねします。係官を派遣して、今晩帰ってくるということでありますが、いままでの状況報告では、全体としての港湾の設備は破壊された、こういうふうに聞くわけであります。そうでなくてもここの港湾は地盤沈下が特徴的でありまして、港湾の構造というか、そういうものもだいぶ違っておると思うのです。そこでさしあたり輸送の問題で、港湾の機能が、全面的にはなかなか容易でないと思うのですが、ある程度有効に迅速に働くということが必要だと思うのです。そういうところはこれから帰ってからやると思うのでありますが、おおよその見込みで、そんなにかからないで応急的な岸壁の使用という……

第46回国会 運輸委員会 第46号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○久保委員 私はいまの問題で、質問があって答弁がありましたから一応いいのでありますが、きのう事務次官が行って、二人は懲戒免ということにしたそうでありますが、そのほかにいま棚橋委員からもあったように、綱紀というのは、単にどろぼうしたのはもちろんでありますが、その組織、指揮、命令というか、監督というか、そういうものはやはり正すべきところは正して、天下にこれをはっきり見せるのが筋だと思うのです。あえて運輸大臣の責任まではどうかと思いますが、海運局長もおられますが、いま高橋委員から非常におとなしい語調でいろいろお話があったのでありまして、たいへん遠慮されておるのでありますが、現地における感情というか、……

第46回国会 運輸委員会 第47号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○久保委員 現在交渉中の対米航空運送協定の改定の問題について一音お尋ねするわけですが、まず第一に、現在の交渉過程はどうなっておるのかということであります。新聞紙上によりますれば、一応何らかの回答が、非公式か公式かわかりませんが、あったといわれている。こういうのでありますが、政府自体では、現在こういうような回答が一応あったというのでありますから、これに対する対応策をさらに練り、出先に対して訓令を出していることと思うのでありますが、 ついては、けさの閣議にも大臣は出席されておるようだし、引き続いての経済閣僚懇談会にも午前中出席されたそうでありますが、本日ただいまの段階で、いわゆる閣議の席上で本問題……

第46回国会 運輸委員会 第50号(1964/10/02、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。――鉄監局長、これは今後の問題もありますので伺いたいのですが、ついこの前の国会でできた建設公団に関する法律の解釈の問題であります。私、一ぺん念を押しておきたいと思うのですが、いまあなたの御説明によると、敷設法別表によるのはなるほどそのとおり。しかし、この公団法によるところの基本計画について終点を、それから経由も変えてよろしいというが、起終点は変えてはいけないことになっていますね。そのことをあなたがお述べになったのはよろしい。なぜ起終点を書くかというと、まず第一に、公団法でいうところの基本計画のその因縁というのは、由来は言うまでもございませんが、鉄道建設審議会の答申を受けて運輸……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○久保委員 資料要求。本委員会にはしばらくぶりで入ってきたので、中断しておりましたが、ごく常識的な資料をさしあたりお願いいたします。  まず、原燃の事業報告。みなそういうものでいいです。それから防災科学技術センター、次には航空宇宙技術研究所、金属材料技術研究所、放射線医学総合研究所、理化学研究所、以上の事業報告を提出願いたい。  なお、それから、最近科学技術庁を中心にして科学技術の振興対策というか、そううい計画書が前のはいただいておりますが、そういうものが最近出ておりますれば提出願いたい、かように思います。

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○久保委員 原子力研究所の原子炉の設置といいますか、そういう問題について若干お尋ねしたいのであります。今日まで四基ですか、それぞれ型の変わった原子炉ができているようです。一号炉から四号炉、あるいはJPDRですか、そういうものがつくられておるわけですが、この一つ一つの設置された方向が原子力研究所の目的と合っているのかどうかという問題でございます。  われわれ単純にいままで知り得た範囲では、それぞれの炉は日本の国の原子力研究開発の方向に沿ったものだと承知しております。しかも、多額の金を要してつくるものでありますから、その試験研究の結果が次の段階に十分利用されていかねばならぬと思うのでありますが、ど……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○久保委員 午前中の森山委員の質問で、全体的な労働協約がまだない、そういうお話がありまして、いま森田参考人からもなおお答えがあったわけですが、聞くところによれば、入り口でつまずいたきりで、中へ入らぬそうですね。実を言うと、一番最初の基本的なものがちっとも進まぬ。と申しますのは、労働条件については労使協議してきめる、至って常識的な基本的なことが、それがなかなか先へいかぬというので、実はそういう全体的な労働協約がまとまらぬ、こういうふうにも仄聞しているのでありますが、この点は組合の委員長に聞きましょうか、いかがでしょう。
【次の発言】 大体わかりました。こういう基本的なものは、そう言っては何であり……

第46回国会 予算委員会 第10号(1964/02/08、30期、日本社会党)

○久保委員 厚生大臣に最初にお尋ねしたいのであります。  時間もありませんので、しごく簡単に御質問申し上げるのですが、実はすでに御案内かと思いますが、茨城県の猿島町という特定の町に、流行性肝炎というのが最近出てまいりました。もちろんこれは、まだ決定的な原因が判明しないようでありますが、この特定な地域に多数の肝炎が流行して、言うならば働き盛りの者がどんどん死んでいく。最近日本医科大学の乗木教授が調査をいたしました結果、ビールスによるところの流行性肝炎であろう、こういうようなことで、実は話題と関心を呼んでいるわけであります。そこで、この乗木教授の実地調査によりますれば、その地区における小・中学校の……

第47回国会 運輸委員会 第1号(1964/12/02、30期、日本社会党)

○久保委員 ただいま副総裁のほうから、最近における事故の全体についてお話がございましたが、質疑者もたくさんおりますので、私は二、三お尋ねをしていきたいと思います。  一つは、この新幹線関係の事故でございますが、大体開業以来十月一日から先月の十一月二十四日までの間に合計七十七件実は事故があるわけです。一日に大体一・四件というか、一件半ほどという、かなり数にしては多いのであります。しかもこれは各セクションにわたって事故がある。いま副総裁から御説明があったように、開業当初におけるところのいわゆるなれるまでの期間が短い。いままでもたとえば「はつかり」車両故障にいたしましても、「はつかり」などはもっとた……

第47回国会 運輸委員会 第2号(1964/12/15、30期、日本社会党)

○久保委員 関連でありますが、私はワンマンカーの問題を一言聞きたいのです。ワンマンカーは逐次増加の傾向にあるわけです。この理由は、言うならば、ツーマンカーに比べてもちろん人件費が安くつくということが大きなねらいであります。さらに最近車掌などの需給逼迫というようなことが大きな理由のようであります。ところが事、交通運輸の仕事でありますから、単に現在における要員の需給逼迫や企業の採算向上というか生産性向上というか、そういうものだけでやることは、最近における交通事故の傾向にかんがみても芳しくないことはいまさら言うまでもないのであります。  そこでまずお尋ねしたいのは、このワンマンカーの認可基準でありま……

第47回国会 運輸委員会 第3号(1964/12/17、30期、日本社会党)

○久保委員 ただいま内海委員から国際収支改善、海運収支の問題と船腹増強の問題のお話がありましたが、私どもはいまのお話には多少疑問があります。時間もありませんから一言だけ申し上げて、次の機会に掘り下げた議論をしたいと思います。  国際収支の中でも、海運収支の恒常的な赤字、これを解決しようというのは、なるほど日本の政府にとっても国民にとっても一番大事なことだと思います。そこで従来運輸省を中心にして、政府は国際海運収支改善イコールと言っては語弊があるが、船腹の増強ということで今日に至ったようであります。いまお話のとおり、運輸大臣からそれぞれの向きに要求をしているということであります。しかしながら、こ……

第47回国会 予算委員会 第7号(1964/12/05、30期、日本社会党)

○久保委員 防衛庁長官にまずお伺いしたいのでありますが、懸案であったバッジシステムの日米の協定ができ、聞くところによりますれば、本日指定会社との間に契約をするそうでありますが、まずお尋ねしたいのは、第一点として日米合同研究の中で改善すべきものが出てきたので、本来は二次防の中で完成する予定を一年ほど延ばすということでありますが、この中身はどういうものでありますか。
【次の発言】 このバッジシステムの一年延長は、いま抽象的な御答弁がありましたが、そうではなくて、当初のいわゆる二百七億のワク内ではおさまらぬ、言うなれば、ヒューズに指定をしたこの機器がアメリカ側から異論が出て、これではとうていバッジ組……

第48回国会 運輸委員会 第4号(1965/02/12、30期、日本社会党)

○久保委員 ただいま議題になりました承認事項でございますが、海運支局の出張所を三カ所新設する事項でありますけれども、まず、それぞれの海運支局出張所の陣容であります。これからつくろうとする三つの出張所の人的な配置はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 出張所で一名ということでありますが、一名で、これは連絡だけでありますか。
【次の発言】 そうしますと、出張所におる職員一人は、そこで船員手帳の認証は自分の権限としておやりになるわけですか。
【次の発言】 船員手帳の認証事務だけが出張所の設置の理由ですか。
【次の発言】 三つの出張所、その港の出入の船舶の数、それから種類――一般の貨物船であるの……

第48回国会 運輸委員会 第5号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○久保委員 土地造成の問題でありますが、これについては開銀融資で実はやっておられると思うのですが、そうですね。
【次の発言】 地方団体がやる場合はどういう形でやっていますか。
【次の発言】 そこで五カ年計画では、土地造成で大体どの程度地方自治体が消化するものがありますか。
【次の発言】 いまのお話では、中期経済計画の中には五千五百億の別のワクでいまの金があるわけですね。
【次の発言】 これは面積というか、そういうものについてどういう程度になるのですか。
【次の発言】 過去の例で地方自治体がそういうことで土地造成をした場合に、必ずしも右から左にスムーズに誘致さるべき企業にわたっていかない、あるい……

第48回国会 運輸委員会 第6号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと関連して――先ほどの副総裁の御答弁で、たとえば用地買収等に対する渉外費というか、これは当然組んでおる、また足りなければ本社に稟議されればこれを増額していくということでありますが、本件は取り調べ中でありますからよくわかりませんが、新聞等の伝えるところを総合すれば、それ以下のものだと思うのですね。はっきり公開の席で言えないような、言うならばおつき合いとかそういうものも多少あろうし、仕事をやっているからいろいろな面でやはり予算というようなワクで出し得ないようなものが相当現場にはあるんじゃなかろうかと思うのです。そういうことになりますと、当然、苦しいから顔なじみの業者に、こういう金……

第48回国会 運輸委員会 第8号(1965/03/02、30期、日本社会党)

○久保委員 自治省からおいでになっておりますが、資料の要求をひとつしておきたいのです。それは港湾財政の、これはことしはちょっと無理でしょうが、三十八年度決算で、これは港湾別でなくてもよろしいですが、重要港湾というか、六大港ぐらいに仕分けしてそれぞれの港湾財政の大体の材料はあると思うので、まとめて次会審議の際までに出していただきたい。それからいま野間委員から要求のあった材料も、同様に、次会は五日に予定されているようでありますから、それまでに出していただきたい、こう思います。  それからこれは港湾局長にお尋ねしたいのですが、いま港湾審議会の管理部会の審議についてお話がございましたが、管理部会で取り……

第48回国会 運輸委員会 第11号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○久保委員 交通安全国民会議に関連して、ちょっとお尋ねというより意見を申し上げておきたいのですが、いま政府は、道路交通の、いわゆる無謀運転というか、そういうものを対象にしているそうでありますが、刑法の一部改正を提案しております。これは御承知ですね。これはなるほど、被害者の立場からいけば、正常ならざる運転によって国民の生命、財産に損害を与えることでありますから、この刑の量を引き上げるかどうかという問題は考慮に値する問題だと思います。ところが非公式に説明を聞いておりますと、刑法のできたのは明治四十年で、その当時の東京都の自動車は五台とか七台だったが、最近では御案内のとおり多くなっておる。だから、そ……

第48回国会 運輸委員会 第14号(1965/03/19、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。――大体野間委員からのお話で、御当局のほうもおわかりになったと思うのでありますが、私はひとつ要望をしておきたいのであります。  先ほど石田総裁からの御答弁で、たとえば日立製作所のごときは云々というお答えがございました。そういうものの考え方自体を、もっとお聞きしなければはっきりわかりませんけれども、この臨時雇用員というものは、どういう仕事をやらせるのか、あるいは超過勤務というのはどういう性。格のものかということをきちんとおきめになってやらぬと、単に人件費がふくらむからということでおやりになるとするならば、労働の質の点からいっても問題が多いと私は思うのであります。われわれの考え方……

第48回国会 運輸委員会 第15号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○久保委員 いまの追分線でありますが、これはこの前にも取り上げたのでありますが、きょうも取り上げてもちっとも釈然としない。釈然としないのは、この敷設法別表の広島経由がそのままになっていて、実際行為は千歳経由というか、千歳に結ぶということなんですね。鉄監局長からいろいろお話がありましたが、それは法律のたてまえからいって、われわれとしてはもしも千歳にやるべきだという建設審議会の決定があるならば、そういう手続をやはりとるべきだろうと思うのです。ところが、矢尾委員からもお話があったように、建設審議会の中でも、それはおかしいじゃないか、おかしいじゃないかというそのあとの結論は、建設審議会はどうなったかわ……

第48回国会 運輸委員会 第16号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○久保委員 きょうはさしあたり二、三お尋ねしておきます。  わからないことを聞くのでありますから、別に私のほうで策であるわけではありませんから、そのつもりでお答えいただきたい。  一つは、オーナーの経営の状態ですね、この一年間、中核体の経営状態に比べて、外面的に上向いているのか下向いているのか。これに関連して資料をあとから数字として出していただきたい。九月期の決算まででけっこうです。概括的にどうなんですか。
【次の発言】 オーナーの再建は中核体の責任だとおっしゃいましたが、そうなんですね。どういう責任なんですか。これは、どういう責任というのはたいへん失礼な言い方かもしれませんが、いわゆる五カ年……

第48回国会 運輸委員会 第18号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○久保委員 大体各方面から質問がありましたので、私からは二、三点お尋ねをしておきます。  一つは、この会社は、いうならば日本全国必要な土地にトラックターミナルを建設する、こういうことだと思うのでありますが、それに間違いがございませんか。
【次の発言】 その場合の資金調達でありますが、いうならば、東京トラックターミナル株式会社をつくって、この法律が成立すれば、当然日本自動車ターミナル会社に吸収合併ということでありますが、そういう形で発足した場合は、会社の名称は、日本自動車ターミナル株式会社になるわけですが、どうも東京トラックターミナルを引き継ぐということに限定され、論議もそこに大半集中されている……

第48回国会 運輸委員会 第20号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○久保委員 関連してちょっとお伺いするのですが、後ほど総体的にお尋ねするのですが、先ほど小川委員の質問でいわゆるブルー14あるいは四つの米軍基地、こういう問題に質疑が言及されたのでありますが、私が関連してお尋ねしたいのは、すでに航空審議会からは富里あるいは霞ケ浦、いろいろそういうもので先年答申されているわけです。しかし、これは政府部内の事情によって今日まで第二国際空港は決定に至らない。これからきめようとするわけでありますが、ひとつは航空審議会の答申というものは現在の四つの東京周辺にある米軍基地あるいはブルー14という管制の壁、こういうものを前提に置いて第二国際空港を設定したのか。あるいは政府は……

第48回国会 運輸委員会 第23号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○久保委員 私、ちょっと……。
【次の発言】 それでは、時間だそうでありますから、簡単に一つだけお尋ねしたいのです。東京湾空域は非常に狭い、こういうお話でありますが、いまそれぞれの参考人から具体的に、木更津とか、あるいは審議会答申の富里とかあるいは霞ヶ浦、こういうお話も出ておるわけであります。ついては、松浦参考人として、東京というか、空域全体としていまあげられているような候補地らしきものは、実際にその辺に設定した場合に、空域としては十分おありになるというふうに見ておられるのかどうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 もう一つ続けてお答えいただきたいのでありますが、たとえば霞ヶ浦という話も出てお……

第48回国会 運輸委員会 第24号(1965/04/15、30期、日本社会党)

○久保委員 委員長に一言前もって申し上げますが、当委員会でいまもお話が出ましたが、外務省から責任を持って答弁できる者が来ておらないようでありますね。きょうの問題は南北ベトナムとの海運あるいは船員の問題でありますから、当然のごとく航行安全というものが中心課題になります。その答弁のできる人が来ないでは、議事進行はできないと思うのです。何かいま非公式に聞くと、アジア局長なりアメリカ局長は会議をやっていて来ぬ。局長が来なければ、外務大臣を呼んでもらいたい。  そこで、来るまで私も参考人の皆さんにお伺いするのでありますが、先ほど北ベトナムの問題で、和田参考人から、船員の安全が第一だ、そのとおりであります……

第48回国会 運輸委員会 第27号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○久保委員 いままで各方面から質問がありましたようで、私は簡潔にお尋ねをするわけですが、私から要求した大臣がまだお見えになっておらぬ。総理大臣と河野国務大臣を要求しておるのですが、これは委員長どうなっておりますか。
【次の発言】 総理は予算委員会、河野大臣は連絡  したのですか、どうなんですか。
【次の発言】 いかなる理由で出席しないのですか。
【次の発言】 連絡したと言うが、連絡の返事はどういうふうになりておるのですか。河野国務大臣は新東京国際空港の問題では、関係閣僚懇談会の座長をつとめられておる、これは大久保政務次官に聞きましょう、そうですな。

第48回国会 運輸委員会 第29号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○久保委員 この造船法の改正に関連して、本日は造船政策というか、そういうものの全体について大ざっぱにお尋ねしたいと思います。  そこで、一つには、造船工業界というか、造船界の現況についてはどういうふうに認識されておるか。言うならば大手の造船関係、これは昨年OECD加盟以来、国際的に問題が出ているわけであります。日本の造船シェアが大体全体の四〇%前後というような大量の受注をいたしておりますから、そこでOECDを中心にして、まあヨーロッパ中心でありましょうが、そういうところの造船界としては、これに対して何らかの対策をとりたい。その背景は、言うまでもありませんが、造船能力の向上と船腹過剰の傾向、そう……

第48回国会 運輸委員会 第30号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○久保委員 港域法が港則法の中へ吸収されるわけでありますが、この吸収されることは提案説明で大体了解はできるわけです。ただ問題は、港域を設定する場合の手続、これはどういうふうな手続をやっているのか。手続というのは、言うならば一つの特定な港の区域を決定するわけですが、その場合、地元の関係、たとえば関係地方自治団体あるいは特に問題の多いのは漁業者との関係であります。漁業権との関係が当然出てくると思うのでありますが、そういう手続は従来どういうふうにしてやっておられるのか、これはどうですか。
【次の発言】 そこで、港域の設定、新設と港域の変更、こういうものの発動はどこからしますか。

第48回国会 運輸委員会 第31号(1965/05/15、30期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと関連して。――だいぶ粘って御質問のようでありますが、私はあらためてしますが、いまの問題でありますけれども關谷委員からお話があったようなことが実際は実情としてあるわけです。法の上ではないはずなんですがね。といって、これを拡大解釈というか、そういうものでやれるものではないと私は思うのです、頭数でありますから。かっこうが違うというくらいなら拡大解釈できますが、人数の問題でありますから。そこでこれは旅客定期船の需給の関係とも関連があります。だから言うならば、もう一つ制度として限定旅客定期免許、限定とはさっき關谷委員から指摘があったように、運転者、乗務員ですね、これだけは運んでよろし……

第48回国会 運輸委員会 第32号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○久保委員 きょうは、運輸大臣そのものの発言に質疑があるのでございますが、運輸大臣は御出席がないようでございますが……。
【次の発言】 時間の制限もあるようでありますが、その中で連れてこなければ質疑が進みませんので、あらかじめ断わっておきます。
【次の発言】 それでは、これは政務次官で御答弁できると思うのでありますが、きのう貿易外収支の会議をおやりになりました。これについて、四十年度の海運収支についてどう見通しをされたのか、いかなる対策を講じようとするのか、その点だけさしあたり伺っておきたい。
【次の発言】 そこで海運収支の改善対策というか、これは中期経済計画で赤字は三十八年度と大体横ばい状態……

第48回国会 運輸委員会 第33号(1965/05/26、30期、日本社会党)

○久保委員 いま關谷委員からもお尋ねがありましたが、いわゆる港の構造と船の関係、いまの港湾局の答弁では必ずしも満足でない。言うならば、現状やむを得ずこういう港にかかる船を入れているというように見られるわけなんです。この点の改善についてはもちろんこれからいろいろ検討すると思うのだが、さしあたりこれはここの室蘭港ばかりでなく、京浜あるいは阪神それぞれあると思うのです。港湾の施設と入出港するところの貨物及び船舶の大きさ、こういうものをこの際全体的に検討して応急対策を立てないと、あしたと言わず、今日また同じような事故ができないという保障はないわけなんであります。そういう点について、運輸大臣はどのように……

第48回国会 運輸委員会 第34号(1965/06/02、30期、日本社会党)

○久保委員 当委員会理事会において、先般、委員長を中心にして、国会決議に基づいて、日米航空協定改定、この問題をひっさげて渡米の上、アメリカ国会の担当の議員諸君と十分交渉するはずであったわけであります。その後、政府筋等からの連絡も一あって、一時渡米を中止というよりは見合わせるというか、待機ということになったようでありますが、這般の情勢を考えまして、この際、なるほど政府自体からの要請等も多少あろうかと思うのでありますけれども、しかしこの問題を当初当委員会で取り上げ、本会議において決議された趣旨のものは、いわゆる政府間交渉によっては問題の進展をはかりにくいだろう、よって国民の総意ということで国会を代……

第48回国会 運輸委員会 第35号(1965/07/12、30期、日本社会党)

○久保委員 これは政府側から、どちらでもけっこうですから御答弁いただきたいのですが、いま委員長並びに三理事からそれぞれ渡米されての交渉というか、わが国会の意思を向こう側に十分伝えられたことが御報告になりました。たいへん御苦労であったと思います。しかし問題はこれからでありまして、しかも今日非常に困難な情勢も伝えられておるというのですが、いまの委員長はじめ各それぞれの理事からのお話によって、現在アメリカは日米航空協定に対して、不平等であるということについてまず了解しているのだ、いまの協定は不平等である、そういうふうな了解のもとに折衝が進められているのか、いかがでしょう。外務省か航空局――航空局が主……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○久保委員 私も小泉長官に二、三お伺いしたいのです。  御蔵島が米軍から拒否されたということは、いわゆる条件が合わぬということでございましたか。
【次の発言】 それでは、御蔵島については、米軍とその御蔵島に代替するということでお話をしたためしがなくてつぶれた、こういうことですか。
【次の発言】 先ほどの質疑の中で、御蔵島の条件の中で一番決定的なものは、そういう表現は使わなかったが、例として気象条件が合わぬ、こういうことだそうですが、そのとおりですか。
【次の発言】 そこで、長官にお尋ねしますが、いま根回しをなさろうとしているのですね。しているわけじゃないですね。根回しをいまからするわけですね。

第48回国会 災害対策特別委員会 第10号(1965/06/01、30期、日本社会党)

○久保委員 時間も迫っておりますし、総体的な質問はただいままでありましたから、私はその中から抜けた二、三についてお尋ねをします。河川局長は何か時間の関係もあるそうでありますから、河川局長にお尋ねをします。  お尋ねの要点は、いわゆる霞ケ浦の水位の問題でありますが、御承知のように、異常渇水というのか、そういうことで霞ヶ浦の水位はかなり低位になっております。そこで問題なのは、御案内のとおり田植え期、しかもいままでに干害あるいは海水の逆流による塩害、こういうもので地元ではたいへんな損害を受けている。いま追いまき等をやっているわけでありますが、間もなくというか、今日ただいま田植え期に入っていると思いま……

第48回国会 地方行政委員会 第18号(1965/03/18、30期、日本社会党)

○久保委員 まず第一に、委員長にお尋ねを一つしたいのであります。  地方税法の一部を改正する法律案の審議にあたりまして、運輸委員会から地方行政委員会に合同審査の申し入れがあったと思うのでありますが、聞くところによりますれば、これを拒否されたというのでありますが、その理由は何でしょうか。
【次の発言】 委員の差しかえというのは、これはもちろん国会法に許されており、国会議員の審議を充実させるための趣旨から差しかえができております。この差しかえの問題と、連合審査の問題は、おのずからこれは違うのであります。これは委員長御承知のとおりであります。しかも、いまの御説明では、本法案は三月一ぱいにあげねばなら……

第48回国会 法務委員会 第25号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○久保委員 私は改正案の二百十一条を主としてお尋ねするのでありますが、提案理由の説明を読みますと、さらに質疑応答の中で、刑罰を重くするという目的は、最近の特に道路交通における悪質犯罪、これに対して改正するのだ、こういう御説明のようでありますが、悪質犯罪と刑罰の関係はどういう関係に考えられておるか。ということは、刑罰を重くする効用といいますか、私は法律の専門家じゃないのでありますが、そういう効用についてはいかように考えておりますか。
【次の発言】 刑罰を科するというと、たとえばいまの御説明でよくわかりかねるのでありますが、執行猶予で云々というお話がございましたが、それでも再犯といいますか、そうい……

第48回国会 予算委員会 第15号(1965/02/20、30期、日本社会党)

○久保委員 最初に官房長官にお尋ねしたいのでありますが、椎名外務大臣が韓国で本日日韓基本条約の仮調印をされるというのでありますが、それは事実でありますか。
【次の発言】 きょうの午後二時に調印されるということでありますが、その内容は公表されましたか。しかも憲法七十三条については、すでに当委員会で先般論議があったとおりでありまして、この七十三条の精神は、事前に国会の審議をしてもらうということが精神であります。ところが、この午後二時に、いま調印されるというのに、何ら公表もされないままに椎名外務大臣が処理するということは、まさに秘密外交だと思うのでありますが、どうお考えでありますか。

第49回国会 運輸委員会 第1号(1965/08/04、30期、日本社会党)

○久保委員 時間もあれですから、二、三お尋ねしておきます。航空局の国際課長が最近、十日から始まる交渉の下打ち合わせで渡米したという新聞報道があるが、そのとおりであるか。そのとおりだとするならば、どういう打ち合わせをしてきたか、あるいはしているのか、それをお聞かせいただきたい。
【次の発言】 その下打ち合わせは米側との下打ち合わせか、それともアメリカ駐在大使館を通しての交渉下打ち合わせか、どっちなんですか。国際課長が直接米側担当官との打ち合わせに行ったのか、それともアメリカ駐在大使館を通じての交渉に行ったのか、どちらですか。
【次の発言】 それは、十日から行なわれる会談の手順について打ち合わせに……

第49回国会 運輸委員会 第5号(1965/08/19、30期、日本社会党)

○久保委員 日米航空協定の改定交渉についてお尋ねするわけでありますが、聞くところによりますというと、今回の交渉は去る十日から引き続きやっておられるようでありますが、明日をもって一応中断するというふうに新聞等は伝えているのですが、そのとおりであるかどうか。いかがでしょう。
【次の発言】 中断することはきまっておらないということでありますが、それはそのとおりだと思うのであります。ついては、仮定の問題でお尋ねするのはたいへん恐縮なんでありますが、今日の段階で、日本側が主張するような形で最終的に解決するめど、見通しはあるのかどうか。いかがでしょう。

第49回国会 運輸委員会 第6号(1965/09/30、30期、日本社会党)

○久保委員 いま経過の説明がございましたのですが、米側との休会の申し合わせでありますが、これはどちらから休会の申し出があったのか。いまのお話だと、米側が本国政府と協議する必要があるので一時休会、こういうふうにとれるのだが、そのとおりなのかどうか。それからもう一つは、いまの報告の中で、かなり進展したというが、進展したというのはどの辺が進展したのか。そういうことについて一言お伺いしたい。
【次の発言】 かなり話が煮詰まったというが、かなり煮詰まったならば、休会ということじゃなくて、普通、本国政府に請訓を仰いで、とにかく一応軌道に乗っている会談でございますから、その交渉を続行するのが外交的なルールか……

第49回国会 運輸委員会 第7号(1965/10/01、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。いま野間君の質問に対して答えがないようだが、質問が悪いので答えられないのかどうか。それともこの場所で責任ある答えが出ないというのですか、どっちですか。順々に聞きましょう。まず運輸省。
【次の発言】 いまの航空局長のお話で、結局許可する場合に条件つきで許可するというか、実際はそうなると思うんです。いままでの話を総合すると、米軍の都合によっては一方的に乗り入れを禁止する場合がある、取り消しをする場合がある、そういうことですね。そういう条件つきで許可するべきものは許可、その通告は正式にしていないのですか、それとも何かいま航空局長の後段の話では、関係筋と相談をしてお答えをしたい、こう……

第51回国会 運輸委員会 第2号(1966/01/17、30期、日本社会党)

○久保議員 ただいま議題となりました日本国有鉄道整備緊急措置法案について、提案の理由並びにその内容について御説明申し上げます。  日本国有鉄道は、わが国交通機関の大動脈として、国民経済の中で重要な地位を占めており、将来にわたってその地位は確保さるべき立場にありながら、今日の国鉄は、幹線輸送の渋滞、殺人的な通勤輸送、さらには続発する事故等々、その使命である大量客貨の安全、正確、迅速な輸送を遂行することがはなはだしく困難な状況にあります。  御承知のごとく、戦時中は戦力増強、戦後は経済復興の名のもとに長期にわたって、その施設を酷使してまいりました国鉄は、昭和二十四年マッカーサー指令により公共企業体……

第51回国会 運輸委員会 第8号(1966/02/11、30期、日本社会党)

○久保議員 お尋ねの内容は、いわゆるこの法案で鉄道施設整備事業の内容だろうと思うのであります。これはお読みになったように、いわゆる線路を増設すること、これが線増といわれていることでございますし、今日国鉄から出されております長期計画に盛られるようなものを大体さしている、かように御了解をいただきたいと思うのであります。でありますから、二番目の鉄道車両の整備ということは言うまでもありませんが、車両の増備、それから第三番目が、いわゆる輸送の近代化といいますか、そういうもの。四番目には、保安施設を整備するということでございまして、おおよそ先ほど申し上げたように、国鉄当局が今日国鉄整備長期計画、そういうも……

第51回国会 運輸委員会 第10号(1966/02/15、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。  せっかくの名ざしでありますから……。  それはいろいろ見よう、考えようはございますが、現実には――こまかい点は別ですよ。総裁がおっしゃるのも、広い国鉄の分野でありますから、通勤輸送は設備を改良してももうけはない、ペイしない、こういう理論の立つところもありましょう。いなかのどこかの山の中の線、いわゆる通勤通学だけ用があってあとは乗らぬ、そういうところもあります。だから、山手線ばかりではありませんが、総体に私が申し上げたいのは、結局ペイするということと、もうからぬということとは、ちょっと違うと思うのですよ。これは理屈です。だから、もっとはっきり申し上げますならば、たとえば山手……

第51回国会 運輸委員会 第14号(1966/02/19、30期、日本社会党)

○久保委員 私の質問は、なるほどいま委員長が議題にした国鉄運賃法の改正案だが、本委員会に提案されている私外七名の緊急措置法案も議題に供さなければいかぬと思うのです。本日の委員会の日程は変わっちゃいない。ところがいま宣告したのは運賃法の改正案だけだが、これはいかなる所存でそういう提案をしたのか。
【次の発言】 委員長になられたばかりであるから、ある程度やむを得ないと思うのですが、用語は十分気をつけられたい、かように要望しておきます。  そこで、運賃法について質問をいたすわけでありますが、大体いままでの質疑の中で、およそだれもが疑問に思っている点、だれもが聞かなければならぬという点は、一応質疑の形……

第51回国会 運輸委員会 第15号(1966/03/07、30期、日本社会党)

○久保委員 飛行機の事故、それから船、鉄道の事故もありましたが、そのたびに実は同じような、というては語弊があるが、この安全第一だということについて、当委員会では同じことをたびたび繰り返し言っておるわけだし、そういうふうにも聞いておるわけです。今度のような事故がたび重なるというか、不幸にして重なったこの航空機の事故に対しても、これによって犠牲というか、とうとい命をなくされた人たちには心からの哀悼の意を表しながらも、私は、いまからこれを質問するにあたって、半ばむなしさを感じつつ質問するわけであります。  これは、私自身も非常に残念だと思っているのです。いままで委員各位から出てきた問題は、新しい問題……

第51回国会 運輸委員会 第17号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○久保委員 三月の十一日でありますが、政府登録旅館においてたくさんの人が火災によって死傷したのであります。これは群馬県の水上町でありますが、この問題点について一、二御質問を申し上げたいと思うのでありますが、質問に入る前に、観光局長並びに消防庁長官に、事柄の概要について一応御説明をいただいたらと思っております。
【次の発言】 概要御説明いただきましたが、私がお尋ねしたいのは、一つには、このホテルというか旅館は、いまの法律、制度というか、そういうものからいって、火災による災害から人間の命を守るという基準には合っているのかどうか。これは消防庁長官ですね。そういうものに合っているかどうか、ひとつ……。

第51回国会 運輸委員会 第19号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。いまの私道の問題ですが、いまの道路局長のお話では、いまのところ何も考えておらないという答弁だと思うのです。それは別に責めるわけじゃありませんが、そこで聞きたいのは、私道に関係する踏切、そういうものでこの国会で問題にしなくちゃならぬような差し迫ったものは、あるのかないのか。大体私道についてはそんなに張り込んで助成をして踏切道改良まで考える必要はないのだ、こういうふうに御認識であるのかどうか。これは鉄監局長からもお答えをいただきたいのだが、われわれはそういうのがあるかどうかわからぬけれども、南武線の踏切の問題、これは二年ほど前かと思ったのでありますが、これはたしか私道にかかわる踏……

第51回国会 運輸委員会 第20号(1966/03/25、30期、日本社会党)

○久保委員 私は、いま田道委員から要求があった資料、この資料は膨大なものでありますが、できますなら来週早々に手元に届くように努力してほしい、こういうふうに思います。それがいやならば、法案は残念ながらずっとあとになることを政府は承知してもらいたい。これはあたりまえなんです。本来ならばこういう資料は法案提案と同時に、要求がなくとも出してくるのがあたりまえなんだ。政府委員席のほうでけらけら笑っているようだが、不届きしごくなんだ。だからこれについては、資料が欠ければ審議ができないんだから、ぜひ責任を持ってもらいたい。大臣もおられますから、そのとおりにお願いします。  なお関連して、よけいなことでありま……

第51回国会 運輸委員会 第21号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○久保委員 答弁者の都合もあるようでありますから、銀行局にこの前お願いした、保険制度というか保険の概要というか、これについての説明は後ほどお願いしたいと思います。  それで、警察庁から交通局長が見えておりますからそのほうから先にしたいと思うのですが、お尋ねの第一は、現在における交通事故、その中でも死傷事故の傾向は、もちろん概念的には多くなっていると思うのでございますが、そういう傾向についてどういうふうに見ておられるか。  それからもう一つは、死んだ場合はもちろん賠償となれば、民法による賠償の請求あるいはいま審議している自賠責による保険金の給付、こういうことでやっているのでありますが、交通局長に……

第51回国会 運輸委員会 第22号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○久保委員 御出席の方々の御都合もあるでしょうから、総理府にまずお尋ねいたします。きょうは長官がお見えにならなくて、宮崎室長さんがおいでになりますね。そこで御答弁できかねる問題がありましたら断わっていただきたい。  お尋ねの第一点は、昨年、交通安全国民会議を政府は開催されました。二回にわたって開催されたのでありますが、その会議で、それぞれのむきから表明されたいろんな意見があるわけです。その中でも特に、いま私どもが審議しておる自動車による事故、こういうものについて意見の表明があったと思うのです。非公式にわれわれのところに伝わっている問題二、三について具体的にどういう措置をしたか、お答えをいただき……

第51回国会 運輸委員会 第23号(1966/04/06、30期、日本社会党)

○久保委員 前回に引き続いて関係の向きに質問をするわけでありますが、関係する個所が非常に多くなりましたので、順序を立てて逐次御質問申し上げます。  なお、質問の済み次第、私から申し上げた場合は、私としては御退席になってよろしいと思いますので、あらかじめ断わっておきます。  それじゃ、法制局おいでですね。前回質問した中身は御承知かと思うのでありますが、埼玉県川口市において、市条例によって市自体が交通災害の共済制度をつくった。この四月一日から発足しておるようでありますが、その起こりは、新聞記事から知ったわけでありますが、これをつくる過程において、言うならば大蔵省はそういう制度自体は困ると言ったのか……

第51回国会 運輸委員会 第24号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○久保委員 先ほど田邉委員からの御質問で、いわゆる滞留金の利息の問題が出ましたが、先ほどの保険部長の答弁だと、これが全然保険の制度というか、事業に関係して計算をされていないようなお話でありましたが、それはそういうことなのか、ほんとうに計算していないのか。計算してはいないが、事実は滞留金は自然に利息を生んでいく。生んできた利息は当然のごとく保険業者の中に入ってくる、これだけは事実だと思うのです。ほんとうに計算していないのかどうか。計算していないとすれば、むずかしい保険数理というものを計算して、保険の給付と保険料との関係はどうあるべきか、こういうこまかい計算まで計算できる能力を持ちながら、滞留金の……

第51回国会 運輸委員会 第26号(1966/04/15、30期、日本社会党)

○久保委員 先日の委員会で要求してありましたところの、自賠法の保険料率の算出基礎、そういう資料が出ておりますが、この内容について一応説明を求めたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明で一応筋道としてはわかったのでありますが、この計算の中には、前回申し上げたように、滞留金というか、そういうものの利子は全然計算されていない。前回の答弁では、それは保険企業の中でその他の保険と一緒になっているというような御説明でありましたが、それはすべての保険について同様なのか。この自賠責だけがそういうふうになっているのか。いわゆる短期の保険は、先般御説明のようになっているのか、長期にわたるものはそうでなく計……

第51回国会 運輸委員会 第27号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○久保委員 大臣が来る前に、担当局長である佐藤航空局長に二、三お尋ねします。  一つは、国内航空企業の再編成というか、そういうふうなことがずっと政府部内において討議されているようでありますが、その問題に関しては、すでに航空審議会からの答申もあるように聞いているわけです。ついては、さしあたりお尋ねしたいのは、昨年の航空審議会から出た答申、これの要点をお尋ねしたいのです。
【次の発言】 いまおあげになりました幾つかの点でありますが、一つには航空企業の数の問題、いわゆる国際航空については一社、しかもこれは日航、それに対する助成強化、こういうふうなこと。それから国内の企業については二社というふうになっ……

第51回国会 運輸委員会 第28号(1966/04/20、30期、日本社会党)

○久保委員 これは銀行局からの資料かと思うのでありますが、原付の保険料率の算出資料、きょう出ております。この中で、ちょっと見なれない文字を使っているのがあるのですが、この参考というほうで、一番上の統計表の分類の第一原因、第二原因となっていますが、第一原因と第二原因というのはどういうことなのか、ちょっと説明していただきたい。
【次の発言】 それはそれでわかりました。  次に、先般御質問申し上げたいわゆる改正しようとする原付自転車は、従来ある国の再保険から、それを除く、いま竹谷委員からもお話がありましたが、多少私の質問だけを見れば、誤解して、われわれの真意を曲解される心配もあるので、あらためてこの……

第51回国会 運輸委員会 第30号(1966/04/28、30期、日本社会党)

○久保委員 私も二、三お尋ねをするのでありますが、いままでそれぞれお尋ねされた方と内容が多少重複するかと思うのでありますが、重複した際には答弁のほうは省略してけっこうであります。  この改正案はいわゆる三・三答申に基づくものだと考えておりますが、そのとおりでありますかどうか。
【次の発言】 そうしますというと、港湾運送事業そのものの中で一番大きいものは、問題の発端と言っては語弊がありますが、その大きいものは港湾労働の問題が一つございます。港湾労働は三・三答申を踏まえて先般制定されました一応のコースができたと思うのであります。いま御提案になりましたのは、運送事業の体系を整えるということだと思うの……

第51回国会 運輸委員会 第31号(1966/05/11、30期、日本社会党)

○久保委員 法案について取りこぼした二、三の点がありますので、質問を申し上げたいと思います。  この自賠責による保険金の支払い額についてでありますが、今日ただいまでは限度額はそれぞれ百万円、こうなっているわけです。そこで、最近の実績を見ますのに、たとえば昭和三十六年度から昭和三十九年三月末までかかるものでありますが、この保険金支払い件数を調べてみますと、死亡が八千八百二十三、重傷が五万九百八十七、軽傷が三万八千四百七十二人、計九万八千二百八十二人、これに対してどの程度の保険金が支払われているかということであります。平均値を見ますと、いま申し上げた九万八千人の死亡あるいは重軽傷者に対するものであ……

第51回国会 運輸委員会 第34号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○久保委員 私は日本社会党を代表して、自動車損害賠償保障法の一部を改正する法律案原案並びに自民党提案の修正案に反対をいたし、社会党提案の修正案に賛成の意見を申し上げます。  自動車損害賠償保障法の制度については、すでに本委員会でそれぞれ申し述べたとおり、今日における自動車にかかわる人身の死傷に対し適切な被害者救済をいたそうとするのがこの法律のたてまえであり、その保障をすることは国家の責任であるというのが、本法のもう一つのたてまえであるわけであります。  今回の改正提案の中で大きな問題は、一つには原動機付自転車を強制保険の対象にするということであります。この点については、われわれも異存はございま……

第51回国会 運輸委員会 第36号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○久保委員 簡単に二、三お尋ねをいたします。  大事な点で、いまの問題で公取の話は大体わかった。いまの答弁を聞いていて港湾局長はどう思いますかということになるのだが、ちょっと待て。というのは、そういうことになると、そうでなくてもやはり力の強い者が残って、しかもそれが役員とか何かになるというのが当然です。そこで、そういうことになりますと、いままでの審議の中で整備されつつある、二年の間に集約合併といったのはいいと思うのですが、そういう方向をとる。そういう場合に、われわれとしてはもちろん適正規模にすることがねらいである。これには異存がございませんし、またそうすべきだと思うのです。ところが発言権がない……

第51回国会 運輸委員会 第39号(1966/06/03、30期、日本社会党)

○久保委員 宮田参考人にお伺いするのでありますが、この法律が成立した暁にはそれぞれ適用になるわけでありますが、この法律から中小の造船所、そういう企業が受けるところの、まあ利益と言っては語弊がありますが利益、利益というよりは、先年内航二法が改正された際、大きな問題は、いわゆる適正船腹量の策定、あるいは最高限度の問題、そういうところからいって、いままでの、特にその中でも木船業者の仕事量が非常に減るであろう、それでは造船所としてやっていけないという声がかなり強かったわけです。今回、先ほど来のお話によりますれば、この法案の多少のところには問題があるけれども、大体においてこれが通ることは強く希望する、こ……

第51回国会 運輸委員会 第40号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○久保委員 前会に引き続いて漁船関係でお尋ねをするわけでありますが、前会は、漁船の載貨基準、いわゆる乾舷マークについてお尋ねをしたわけでありますが、その際、船舶局長から一応お答えがあったと思うのです。そのお答えの中身には、漁船の特殊的な条件として、しけの場合もあるし云々という答弁もあったと思うのですが、受け取った感じとしては、何か特殊な条件というか、そういうものを基準にして考えるというと、載貨基準、いわゆる乾舷というものはいま直ちにつけさせるというか、そういうことはできないような意味にとれたわけなんであります。たいへん恐縮でありますが、重ねて漁船の載貨基準あるいは乾舷については、もはやいままで……

第51回国会 運輸委員会 第41号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○久保委員 法案の内容について先にお伺いいたします。  この法律案の内容は、一つには小型船造船業というものを運輸大臣というか、そういうものの権限で登録制にしよう、登録というものは届け出あるいは許可、そういうものの一つの形でありますが、登録によるメリットというか、効果というのは業界にどの程度及ぼすのか、小型船についてのいまの法案ですから、それについてどういう利益をもたらそうとするのか、これをまず第一にお伺いしたい。  第二点としては、この法案の骨子である小型船造船業の近代化、合理化、そういうものに対して一定の基準を設けて、基準に合うものについてのみ登録をする、しかし現在やっておるものは経過措置と……

第51回国会 運輸委員会 第42号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○久保委員 私は歴史を聞きたいのでありますが、内航海運については、たしか説明にもあるが、四十六国会で内航二法として実は成立した、その内容は、言うならば適正船腹量を策定して、これによって船腹過剰を食いとめて、海運市況というか内航市況の安定をはかろうということであったのであります。だからその効果が今日ただいまどのように出ておるのか、あるいは欠陥がありとするならば、どの点で欠陥が出てきたか。それからいま提案しているこの法案は、四十六国会で成立した内航二法というか、その改正といかなる関係があるのか、それをまず第一にお聞かせをいただきたい。  それから運輸大臣は、重要法案であるから、でき得べくんばやはり……

第51回国会 運輸委員会 第44号(1966/06/25、30期、日本社会党)

○久保議員 ただいま議題になりました都市鉄道整備促進法案について、提案者を代表して提案の趣旨及びその内容を説明いたします。  都市における交通は、産業と人口の過度の集中により、通勤輸送の殺人的混雑、路面交通の恒常的な渋滞、そして救いようのない交通事故の頻発を招き、都市問題の中心的課題ともなっております。  この都市交通問題を解決するには、都市問題全般にわたる総合対策の樹立とその強力な推進が肝要であることは言をまちませんが、当面極度に混乱を続けておる都市交通の現状を打破することが緊急に必要なことであり、それには道路網の整備により路面交通の円滑化をはかると同時に、高速鉄道の建設を促進し、大量輸送機……

第51回国会 運輸委員会 第45号(1966/06/27、30期、日本社会党)

○久保委員 簡単にこの国会の中でできなかった国鉄の経営について二、三お尋ねしたいわけであります。  そこで私はまず第一に、一つの実例から申し上げたいと思うのでありますが、常磐線の準急は、今回の運賃値上げと並行して全部急行列車に格上げしたわけであります。これはよその準急もみんなそのようになったと思うのでありますが、これも経営の方針というならばやむを得ないのであります。いままでの急行という概念からするならば、運賃値上げ前まで準急列車であったものは、決して従来の急行の形にはなっておらないと思うのであります。それはどういうことかと言うと、一つには、御承知のように急行とは、言うなれば各都市間を結ぶような……

第51回国会 災害対策特別委員会 第8号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○久保委員 いまの問題点は、委員長からお話がございまして、一応の結論が遠からず出ると思うのでありますが、そうなったのにさらに私からいろいろなことを申し上げる必要はないかと思うのです。ただ問題は、いままでの制度、それからいままでのやり方、そういうものをもう一度検討する時期ではないだろうかという気持ちを持って、私たちは実際いまこの自席でも、そうだ、そうだ、こう言っているわけなんです。いままでのものが絶対よろしいんだということだけで、そうなれば国家財政がどうの、ほかの問題がどうのといろいろ御心配にならなければならない問題はあろうかと思いますが、毎回災害対策委員会で問題になる大きな柱の一つでありますか……

第51回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。いろいろとお話がありまして、きょうの結論だと思うのですが、いま各省とも、野間委員の質問に対して大臣にお話をするという約束はできた。しかし、話してもらうのが目的じゃないのです。中身をどうするかが問題なんで、これは国会議員が言っているのだから、子供の言っていることじゃないのだから、いまさら中身を一々ぼくから説明する必要はないと思う。私は言っても言わぬでもかまわぬ、野間委員と違う。だから、この汚濁防止の条約を批准するプログラムを、少なくともこれから二週間後において、素案でもいいからつくって出してもらいたい。私はそういう気持ちです。けれども、野間委員の言ったことを否定しているわけじゃ……

第51回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○久保委員 しろうとの上に、前からお話を聞いていないのでよくわからぬのでありますが、どうも野間委員のおっしゃっていることと結論的に私は同じなんですが、いついつまでにやるというのも、いまお話しのように努力目標である。来年の秋にはどこかの会社で新しい車種にくっつけるだろう、モデルチェンジとあわせてやるかもしれない。その次の年にはまた別な車種についてモデルチェンジとあわせていまの排気ガスの改善というか、そういう装置をくっつけてやる。そういうことをいまおっしゃっているのですが、なるほど自動車産業というか、つくるほうの側になれば、やはりお話のとおりやっていくことが一番企業的だろうと思うのです。 しかし、……

第52回国会 運輸委員会 第1号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○久保委員 前国会最終日に、私から主として国鉄の当局に御質問申し上げた三点、すなわち、健全な団体旅行に対する割引の制度について、さらには列車運行ダイヤの設定というか、そういうものに対する考え方について、さらには、一番大きく問題になっていると思うのでありますが、小口の荷物の輸送改善等について、それぞれお尋ねをしたのでありますが、いずれも事柄上、即刻明確な御答弁はなかったと思うので、この際国鉄当局より御答弁をそれぞれいただきたい、かように思う次第です。
【次の発言】 それぞれ御答弁をいただいたのでありますが、言うまでもありませんが、一つには団体旅客というか、従来は多少国鉄も政策的にはその中身につい……

第52回国会 運輸委員会 第2号(1966/07/29、30期、日本社会党)

○久保委員 関連。一つだけ聞いておきますが、いままでの政務次官やら航空局長、計画課長のお話を聞いておると、何か新国際空港ができるような話でもあり、そうでもなさそうな話です。それで、新国際空港ということになりますれば、先ほど来小川委員から申し上げたとおりであると思います。そこでわれわれの手元にいま入ったあの図面では、新国際空港としては成り立たぬではないか。特にSST時代においてはどうなんだというお話。ところが、SSTについては、まだ開発途上にあるから、これは追ってそのときに考えましょうという話です。なるほどいまの図面からいえば、これはそう言わざるを得ないと私は思うのです。  そこで、いま大臣も航……

第52回国会 運輸委員会 第3号(1966/08/18、30期、日本社会党)

○久保委員 いまお話がありましたが、この問題についてはあとで触れることにして、一つの問題として、何かどうも奥羽線なり東北本線、そういうものが相次いで雨のために不通になった。しかも、土砂崩壊もまれに見る大きなものである。片方はこれもまた鉄橋の倒壊という、珍しい事故だと思うのであります。これらの線はそれぞれ古い建設にかかる線路だと思うのです。ついては、最近の改良工事というのは重点として、たとえば線増あるいはその他の問題がございますが、既設の施設に対する補強というのが必ずしも十分でないのではないだろうかというような疑問を起こすのであります。これは仁杉常務からお聞きしたほうがいいと思うのでありますが、……

第52回国会 運輸委員会 第4号(1966/10/11、30期、日本社会党)

○久保委員 きょうは荒舩運輸大臣に、言うならば運輸大臣の政治姿勢というか、そういうものについて若干お尋ねをしたいのであります。  就任以来何かと話題の多い大臣のようでございます。話題になった問題等を中心にしてお尋ねしたほうがよろしいかと思いますのでお尋ねするわけですが、一つは就任早々でありましたか、運輸大臣としても一番問題で、世間でも一番問題なのは交通事故の問題が一つございますが、それとうらはらの関係にある通勤輸送の問題であります。就任直後、どこかのテレビか何かにお出になりまして、その席で、朝七時半ごろまでは通勤列車はただにしたらどうかというようなことで、だいぶすべり出しがよかったようでござい……

第52回国会 運輸委員会 第5号(1966/11/17、30期、日本社会党)

○久保委員 私も社会党を代表して、今回の事故に際して遭難された方に心から哀悼の意を表したいと思います。  それにしても、ついこの間、最後は三月の七日でありましたが、当委員会で同じような質問をし、冒頭、もはや問題は出尽くしているのである。それを再びこの席で政府当局に質問することは、何とも心の中にむなしさを感ずる。われながら無力感にひたって実は政府当局に質問をしたわけであります。  いままでの御答弁を聞いておりますと、三月七日の議事録をそのまま繰り返しお述べになっているようにさえ感ずるわけであります。私も同じような質問をすることはあまりにもみじめではないか、こういうふうに考えるわけであります。  ……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 運輸委員会 第2号(1967/04/05、31期、日本社会党)

○久保委員 いまの御報告でありますが、これから原因その他についてはっきりしてくるだろうと思うのでありますが、さしあたって二、三お尋ねしておきたい。  一つは、踏切道改良促進法が五カ年計画で昭和三十六年にできました。さらに引き続いて、この五カ年計画を延長した。それによって踏切道の改良を促進してきたわけでありますが、実は私の手元に、昭和三十七年の八月運輸省の担当の部局である鉄監局の、当時これは南武線の踏切事故があった直後でありますが、やはり今日と同じような、国会を中心にした大きな問題になったわけであります。そこで三十七年の八月に運輸省鉄監局が踏切保安設備緊急整備計画要綱なるものをつくって、それで整……

第55回国会 運輸委員会 第3号(1967/04/28、31期、日本社会党)

○久保委員 その合意書の写しですね。これは持ってこられるでしょうから、委員長のほうから外務省に言って、いまやっているうちに持ってきてもらいたいと思います。せっかくですからね。  それから一、二お尋ねします。これは航空局長にお尋ねしますが、さっきも小川委員からあったように、最近の情勢からいくと、羽田は狭くて飽和状態になりそうだ。そのために新しい国際空港をつくるのだ。理由はそのほかにもあるかもしれないが、最も重要な理由はそういうことになっておる。そうなると、地位協定五条一項によって許していたものを、国民的な立場からいけば、これはもはや地位協定はどうあろうとも、さっき質問があったように、羽田にMAC……

第55回国会 運輸委員会 第4号(1967/05/10、31期、日本社会党)

○久保委員 関連して。いまのお話ですが、慎重に万全の措置ということばだけではどうにもならぬ。これはお互いに知っておるはずでありますから、あるいは運輸省内部ですでに取りかかっているかと思うのでありますが、たしかきのうの新聞に、この石油基地の問題について出ていましたが、問題は深刻だと思うのです。だから単に万全の措置を講ずると言ったって、いま言ったような三百メートルの幅のところを、そこを万全の措置と言ったって、だれも通さぬ、それも一つの方法で、しかしどの船も通らぬでその船だけ通るとしても、三百メートルのところで万が一、船がよろめくということはないかもしれませんが、何かのはずみで岸にぶつかった、それの……

第55回国会 運輸委員会 第5号(1967/05/12、31期、日本社会党)

○久保委員 自治省からおいででありますが、きょうは都市交通、その中でも公営交通、なかんずく東京都における問題について若干お尋ねをしたいのでありますが、まず第一番目にお伺いしたいのは、昨年、地方公営企業法の改正、これに即応してそれぞれの公営交通の再建計画というか、そういうものがそれぞれの企業体、自治体より出てきたと思うのでありますが、それらの進行状況はどういうところまできているのか、まずさしあたりお伺いしたいと思います。ただ、たいへんかってな言い分でありますが、時間に制約もございますので、簡略にお願いしたいと思います。
【次の発言】 いまお話のとおり、それぞれの再建計画が出てくるし、また、出てこ……

第55回国会 運輸委員会 第9号(1967/05/26、31期、日本社会党)

○久保委員 船舶整備公団の改正法案の中身に入る前に、この公団によって解撤建造をする内航船について、若干お尋ねをするわけでありますが、まず第一に、内航二法と俗にいわれる二つの法律を改正して、言うならば船腹過剰、それによるダンピング、あるいはそれによる幾多の弊害というか、そういうものが出てくる。かたがた老朽船もあるということで、これを一挙に解決しようということで、昨年、制度改正をしたわけでありますが、不幸にして、その際与党が単独審議でこれをつくりまして、野党不在のままでありますので、この際そのときの状況等も一つには御説明をいただくということで、これから若干お尋ねをしたいと思うのです。  まず第一に……

第55回国会 運輸委員会 第10号(1967/05/30、31期、日本社会党)

○久保委員 この間の質問の引き続きでありますし、なおただいま河村委員からも幾つか重要な点でお尋ねがあったと思うのでありますが、そのうち一、二、引き続いて、よくわかりませんので、御説明をいただきたい、こういうように思うのであります。  一つは、今度の輸出船ですね。この前私から質問した、たとえば水船、沈没した船ですね。こういうものがいわゆる許可というか、一つの権利として売買というか、権利が売買の対象になるようにいままで御説明が実際はあったのであります。そこで教えていただきたいのだが、局限して、この水船というのは法律上船であるのかどうか。船でなければ、この間御答弁がありましたように解撤、スクラップと……

第55回国会 運輸委員会 第11号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○久保委員 航空問題は、あらためてまたお尋ねするときもあるようでありますが、さしあたって二、三お伺いしたいのですが、その一つは、いわゆる航空界の再編成についてであります。  これは先般運輸大臣が記者会見かで、抜本的に再検討する必要がある、こういうような意味のことを発言されたように見たわけなんでありますが、御案内のとおり、昨年の五月閣議了解事項として一応再編成の方向といいますか、こまかい点は別でありますが、おおまかな線が一応了解事項として成立し、その後いろいろないききつがありまして今日に至っているわけであります。必ずしもその線がそのとおりに十分実行されていないように思うのでありますが、そういう意……

第55回国会 運輸委員会 第12号(1967/06/02、31期、日本社会党)

○久保委員 先日に引き続いてお尋ねをするわけでありますが、その前に一応この前の委員会での御回答をいただくことになっておる事項がありますので、私のほうから言うよりは、御説明というか、お話しいただいたほうがいいだろうと思うのです。もしそういうことでよろしければ、まず船舶というか、そういうものの定義――定義といってはたいへんなんですが、解釈の置き方についてお願いしたいと思うのです。
【次の発言】 いまの御答弁で、この船舶という定義というか解釈については、結論的に、浮かんで、物を載せて運べるというものが、内航海運法というか内航の関係の法律の船舶であるというような解釈であるようでありますが、それだけで実……

第55回国会 運輸委員会 第14号(1967/06/09、31期、日本社会党)

○久保委員 まず船員局長にお尋ねするわけでが、この災害防止協会の中でいわゆる船員災害というものを防止するわけですが、第二条の(定義)によれば、「船員の就業に係る船舶、」以下順に書いてあるわけですが、この陸上における「労働災害防止団体等に関する法律」、これと大きく違うのは、言うならば船舶というか、そういうものが一つには違う。ところがだんだんこの法律案を見ていくと、どうも何か船舶というものの防災というか、そういうものについてはなかなか出ていないふうに私は見るわけです。たとえば第十四条の防止規程でありますが、その二には「船員災害の防止に関し、機械、器具その他の船内設備、作業の実施方法、船内の生活環境……

第55回国会 運輸委員会 第15号(1967/06/13、31期、日本社会党)

○久保委員 労働省に引き続いてお伺いするわけであります。これは監督課長の所管外であるかもしれませんが、この前労働省所管の漁船船員の安全というか防災、そういうものについて質疑をしたわけでありますが、本日引き続いてお尋ねしたいのは、従来不満足ではありますが、漁船船員の労働条件、そういうものについては、運輸省あるいは水産庁連名でそれぞれ指導要綱というものを出しまして、指導しているやに聞いているわけであります。多少の改善の方向も労働条件についてはあったやに仄聞するわけでありますが、労働省所管の漁船船員に対する労働条件の改善、こういうことについて、従来いま申し上げたような形をとってやったためしがあるかど……

第55回国会 運輸委員会 第17号(1967/06/23、31期、日本社会党)

○久保委員 関連して。それじゃ一言だけ副総裁に……。この問題はそれぞれ皆さんからお話があってはっきりしていると思うのですが、一つには停車場というか、そういうものを大体予想して、そこへ団地をつくっているのではなかろうかということですね。もう一つは、共済組合が土地造成というか、組合員のための土地の取得、売買、そういうものについて不動産会社とかなんとか、そういうものにかかわって不明朗な点があるじゃないかというような点だと思うのです。そのとおりな部面もあるようでありますが、これは十分注意していただくことは当然でありますが、たださっきの答弁の中で、何か所有権が移転したあとまで、値段が高くなるとか転売する……

第55回国会 運輸委員会 第19号(1967/06/28、31期、日本社会党)

○久保委員 時間もたくさんございませんから、二、三お尋ねします。  その第一は、防衛庁に関連するのでありますが、郵政省からおいででありましょうか。
【次の発言】 先般もどなたか御質問されておったかと思うのでありますが、言うならば今回の法案は、騒音による障害に対する措置ということでありますが、それに直接関係があり、かつテレビのごときは画面の映像が写らぬために聴視ができないというようなことがあって、そのためにNHKはそれらのものに対しては減免の措置をとっている、こういうことになっておりますが、民間航空専用の飛行場、いまこの法律案によって設定しようとするような飛行場、その中でもジェット機が飛ばないと……

第55回国会 運輸委員会 第20号(1967/06/30、31期、日本社会党)

○久保委員 運輸大臣にお尋ねするわけでありますが、昨日参議院の内閣委員会で質疑があった、いわゆる運輸大臣が自分の所掌事項である船舶整備公団の公団債引き受けの金融機関を、特殊な関係にある銀行に対して口添えをしたというようなことでありますが、われわれとしてはたいへん残念に思っているわけであります。なお公団債が発行される、運輸大臣の監督下にある公団は、御案内のとおり、昨日問題になりました船舶整備公団、さらには鉄道建設公団、それからまたこれは公団債の発行に至らぬかと思うのでありますが、新東京国際空港公団、先ほど大臣から提案理由の御説明がありました法案が法律として成立いたします場合、二つの外貿埠頭公団が……

第55回国会 運輸委員会 第22号(1967/07/05、31期、日本社会党)

○久保委員 質問者も多数あるようでありますし、時間の関係もありますので、手短に二、三お尋ねをしたいと思います。  米田さんにお伺いしたいのですが、この一元的な運営というお話でありまして、そうなりますと、これはドア・ツー・ドアというような形に当然なるわけであります。その場合、輸送業者である海運会社が一元的に運営なさる、そういうのが望ましい姿であるとおっしゃっているわけでありますが、その場合の一元的運営というのは、幾つか方法、形があると思うのですね。その形の中で、陸運、あるいは倉庫を含めて陸上運送の問題があるわけなんでありますが、そういう陸上運送のほうの一元的運営というのは、陸上輸送機関をどういう……

第55回国会 運輸委員会 第23号(1967/07/11、31期、日本社会党)

○久保委員 それぞれお尋ねがありましたから、簡単に二、三お尋ねをしたいのであります。  一つには、いまの御質問あるいはその前の野間委員の御質問の中で、船会社の形を変えた出資というか、あるいは公団債のようなこともあったし、だんだんやっているうちに長期借り入れ金のような形にもなってきておりますが、最終的に船会社に出してもらう金の性格は何であるか。
【次の発言】 そうしますと、それは三十年とか二十年とか、そういう長期ですか。短期なら大体三年というのが普通なんですが、それ以上は長期ととれば、非常に短い長期もございますけれども、それはどんなものですか。

第55回国会 運輸委員会 第25号(1967/07/14、31期、日本社会党)

○久保委員 法案に関連して二、三伺いたいのでありますが、いま関係の郵政省が来ていませんから、来る前に局長に二、三お伺いします。  一つは、日本の造船業ですね、最近貿易の自由化ということで、国際的な取引面はそういう面からもたいへん変わってきょうとしておると思うのです。その中で従来世界で一位を誇っている日本の造船業というものは、どういうこれからの地位というか、展望の中でやっていこうとしておるのか、それが一つであります。  もう一つは、造船技術というか、そういうものがだいぶ進んできているわけでありまして、特にその中でも大型タンカーの問題が今日問題としてあるわけです。最近は超大型タンカーということで三……

第55回国会 運輸委員会 第26号(1967/07/18、31期、日本社会党)

○久保委員 運輸大臣が来るまで国鉄にお尋ねをするわけでありますが、ただいま徳安委員から冒頭お尋ねあった、いわゆる長期計画における資金問題であります。これは先ほどの御答弁でおおむねわかっているわけでありますが、われわれとしても、国鉄の再建というか経営を好転させて、いま計画実施中の、長期計画を着実にやろうとすれば、何とか財政面で考えていかなければならぬというふうに当初から考えているわけであります。そこで去年くらいまでは、基本問題懇談会の結論としては、財政問題に、いわゆる資金計画というかそういう問題に最後のほうで言及しています。言及している中で、特に従来われわれがこの委員会を中心に言ってまいりました……

第55回国会 運輸委員会 第27号(1967/07/19、31期、日本社会党)

○久保委員 きょう大臣にお尋ねするのは、大阪で問題になっております。タクシーの冷房割り増し料金の問題であります。  本件は七月に入ってから実施されたようでありますが、実施される以前から本件は世論の批判を受けておりまして、われわれは、これはタクシーばかりではございませんけれども、タクシー等の使命というのは大衆を輸送するものである、だから、大衆がこぞってがえんじないような制度に対しては、当然何らかの方法で早急にけりがつくもの、かようにかたがた思い、さらには当委員会は、御案内のとおり、日程の詰まった中で法案審議を精力的にやっておったわけであります。幸いわが党といたしましては、昨日参議院の運輸委員会の……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1967/05/25、31期、日本社会党)

○久保委員 運輸省に最初にお尋ねするのでありますが、実は南海電鉄の踏切事故の直後、運輸委員会の中で、私から政府に対し、少なくとも全国の踏切を一斉点検して対策を考えるべきだ、あらためて一斉点検をやれということで要求をしたわけでありますが、その後機会がなくて――総点検をしたのか、したとするならば、おおよそどういう問題点が出てきたか。そういうものをこの際あらためてお聞かせいただきたい、こういうふうに思うわけです。  なお、きょうは運輸省では民鉄部長がおいでですから、まずさしあたり、いま申し上げたように踏切の総点検をしたのかどうか、した実績としてはどういうものがあったのか、さらに進んでは、対策はとった……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1967/06/22、31期、日本社会党)

○久保委員 交通安全について各般にわたってお尋ねをしたいと思うのでございますが、それぞれ御答弁をいただく方々の時間の関係もありまして、系統立って御質問ができにくいので、やや質問が散漫になるかもしれませんが、そこは答弁者の頭によってひとついい答弁をしていただきたい、こういうふうに思っております。  なお、先に断わっておきますが、それぞれ要求した大臣等の出席もきょうは不可能のようでありますから、後日それらの関係大臣の出席を得て質問を重ねたい、こういうふうに思うので、あらかじめ委員長において御了承いただきたい、こういうふうに思います。  そこで、まず第一に運輸大臣にお伺いするわけでありますが、被害者……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1967/06/27、31期、日本社会党)

○久保議員 ただいま議題になりました交通安全基本法案の提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。  今日、交通に課された任務は、安全にして能率的な輸送力を提供することによって、国民経済の均衡ある発展を助け、ひいては社会福祉の向上をはかることにあります。  しかるに交通の現況は、慢性的な渋滞と続発する事故により、交通地獄、交通戦争といわれるように、国民生活を脅かすに至っておるばかりか、経済発展の障害ともなっております。  かかる状態に立ち至らしめたものは、戦後経済が急速に発展する中で、設備投資は産業資本に振り向けられ、経済の発展をささえる交通には十分な投資がなされず、ために基礎的な固定施設の拡……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第11号(1967/06/29、31期、日本社会党)

○久保委員 塚原さんがお見えにならぬから、労働省にひとつお尋ねをしたいのでありますが、今年度に入ってから、労働省は、おそらくダンプカーと大型トラックの運転者というか、そういうものを中心に考えておやりになったと思うのですが、「自動車運転者の労働時間等の改善基準について」ということでそれぞれ通達を出されたり、各事業所にもそういう趣旨を伝達されたと思うのでありますが、その結果、それぞれ基準監督というか、そういう立場からも立ち入り検査その他をおやりになったと思うのであります。話は逆になりますが、もしそういうふうに立ち入り検査をおやりになりましたならば、違反事項ですね、その違反事項とはどんな模様であった……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1967/07/06、31期、日本社会党)

○久保委員 法案の中身の大筋というか、重要な二、三の点について確認の意味でお尋ねをしておきたいと思います。  そこで、最初にお伺いしたいのは、通学路の指定、これは第二条第三項で、言うならば、学校の敷地から、いわゆる正門からというか、そういうところから五百メートルの区域内だという、五百メートルになさった一応の根拠というものは何でしょうか。
【次の発言】 いまの古川さんのお話では、文部省が五百メートルと言ったということでございますが、これはまたあとで文部省にもお尋ねしなければいかぬと思うのでありますが、五百メートルの基準は、文部省が五百メートルということであるから、本法案についても五百メートルを妥……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第13号(1967/07/11、31期、日本社会党)

○久保委員 きょうは大臣は一人もおいでになりませんが、優秀な方々が来ているので、責任を持って答弁ができると思って質問を始めます。  そこで、一つは、先般ダンプカーの実態調査がしてあるかどうか。してないというので、関係各省庁それぞれ調査をしてほしいという要求をいたしておりましたが、その処理はどうなっているか、総理府のほうから聞きます。
【次の発言】 室長、あなたはまさかうそは言わぬでしょうな。ある省の高官に会って、きょうはどんな質問をするのかと言うから、君のほうにもいっているはずだが、ダンプカーの実態調査をしたかどうか聞くんだ。そうしたら、そんな話はありませんと言うんだが、それは事実ですか。やっ……

第56回国会 運輸委員会 第1号(1967/08/01、31期、日本社会党)

○久保委員 ちょっと答弁の前に、あわせて。いまのお話に関連して、閉塞というか、そういう方式はどういう方式でこの線はやっておられるのか。  それからもう一つ。いまの御説明もあわせて考えれば、当然隣の駅を急行列車が通過なり発車をしたという連絡がその箱作の駅にもあると思うのですが、停車場構内の配線あるいは信号機の建植位置、こういうものから考えれば、当然本線から貨物線へのポイントは定位に直して本線に切りかえるのが定石だと思うのです。隣の駅を急行列車がとにかく出ているのでありますから、出た列車を場外にとめて入れかえが可能なような配線ではないと思うのです。そうだとすれば、当然さっき申し上げたように、定位に……

第56回国会 運輸委員会 第5号(1967/10/11、31期、日本社会党)

○久保委員 警備課長あるいは運輸大臣に一言申し上げておくのでありますが、いまの質問なり答弁なりで大体双方の意見というか、そういうものはおわかりのとおりであります。ただここで警察当局に申し上げておきたいのは、警察当局は公団がやる仕事を加勢するという立場ではないと思うのです。そういう立場ではない。ところがまかり間違うと、いまのような答弁を切り離していくと、どうも公団の仕事を加勢をするような結論というか、そういう筋道にもなろうかと思うのです。言うまでもありませんが、警察当局は治安の維持あるいは不測の事態を前もって予防する、そういう任務だと思うし、また反対であれ、賛成であれ、問題は生活の問題であります……

第56回国会 運輸委員会 第6号(1967/11/10、31期、日本社会党)

○久保委員 いま松本君から赤字線というか、国鉄の経営についてお話が出て、大臣から答弁があったのですが、いま来年度の予算要求の時期にあたって、国鉄の経営全体と当然進行中の第三次長期計画の実施というような問題で、いろいろな方面からいろいろな意見が出ているわけであります。  そこで、私は本日二、三の点で当面お尋ねをしたいのでありますが、先ほど赤字線の建設、そういうものについて大臣から御答弁がありましたが、建設公団が三十九年の三月にできた。その公団ができた直後に、経済の事情、そういう客観的事情が変化したので、一部基本計画を変更するということで審議会にかけられておる。その当時のわれわれが受け取った受け取……

第57回国会 運輸委員会 第2号(1967/12/20、31期、日本社会党)

○久保委員 時間もありませんから簡単にお尋ねしておきたいと思います。簡単に答弁してください、長い演説はいいですから。  一つは、厚生省に先に聞きましょう。厚生省では、いわゆる身体障害者に対して国鉄及び連帯運輸をしておるそういう鉄道では、運賃割引というかそういうものをしていることを承知しているかどうか。
【次の発言】 戦傷病者特別援護法というのでは、やはり運賃の減免、介護人についても同様やっているが、いま御存じの制度と戦傷病者特別援護法との汽車賃の問題で違う点は何であるか。
【次の発言】 それ以外に違う点はないか。たとえばだれがこの負担をするのか、こういうことで違いはないのか。

第58回国会 運輸委員会 第6号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○久保委員 大臣はお疲れのようでもありますので、簡潔にお話を申し上げたいと思います。  この前予算委員会の席で手短にお話を申し上げたいわゆるILO百十四号条約、すなわち漁船員の雇い入れ契約に関する条約の問題でございます。本件については政府部内において、今国会に現状のままで批准を進めよう、こういう計画がおありだそうであります。現状のまま批准をするということは、いうならば船員法第一条に規定しているように、船員法から適用除外になる二十トン未満の漁船の船員については、本条約適用なしというようなことで進めようとしているようでありますが、少しく問題を船員法に移して申し上げますと、船員法では御承知のように五……

第58回国会 運輸委員会 第14号(1968/04/09、31期、日本社会党)

○久保委員 法案の審議に入る前に、一言大臣にお伺いしたいのでありますが、それはかねてから問題になっております日本通運の問題であります。これはすでに昨日新聞に報道されたように、前の最高責任者が検察庁に召喚されたということでありまして、いずれこの問題は検察陣営の手により、あるいは裁判によって正しく糾明されることだと思うのでありますが、ただ一刻も猶予できないのは、日本の輸送、特に陸上輸送でありますが、その中に占める日通の役割りというのは、今日ただいまでもかなり大きな役割りを持っていると思うのであります。また、最近のように輸送革新というか、目まぐるしくこれからも変転するであろう輸送革新について、通運業……

第58回国会 運輸委員会 第22号(1968/05/07、31期、日本社会党)

○久保議員 自動車損害賠償保障法の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。  近時、交通事故は激増の一途をたどり、まさに交通戦争といわれるものがあり、そのよってきたるゆえんのものは、経済の高度成長に追いつけない交通資本の不均衡にあり、無政府的な競争からくる混乱によるものでありますから、基本的には総合交通政策の樹立と、その施策の推進にまたねばなりません。しかし、直面するこの交通戦争に対し、少なくとも交通安全の政策目標を明らかにし、これを強力に推進する体制を確保することは急を要することであり、わが党は別途、交通安全基本法案を提案し、御審議をいただいておるところであります。  本法案は、その……

第58回国会 運輸委員会 第27号(1968/05/17、31期、日本社会党)

○久保委員 時間もありませんから簡単に、自動車に関係をして一言大臣にお尋ねをしたいのですが、先般予算委員会等でもお話しを申し上げた、いわゆる自動車損害賠償責任保険の保険金の限度引き上げの問題です。  これは当時大臣から、前向きで検討するというお話がございました。もはや二カ月程度たっておりますし、その間世論もこの限度額引き上げについては、かなり強い要望であります。この際、国会も実質的には間もなく閉会になりまして、次の国会まで多少の時間もございます。そういう関係もありまして、この限度額引き上げについて、少なくともこういう世論にこたえるとするならば、年内くらいにはめどをつけていかなければいかぬじゃな……

第58回国会 社会労働委員会 第22号(1968/05/07、31期、日本社会党)

○久保議員 労働基準法の一部を改正する法律案の提案理由及びその趣旨を説明いたします。  近時、交通事故は国民生活に一大脅威を与えており、これに対処する総合的施策の制定と、これを強力に推進する体制をつくる必要があります。そのため、日本社会党は、交通安全基本法案を別途提案いたし、総合的施策の目標の幾つかを明示しておりますが、その中で、交通安全を確保する直接的な施策として、交通安全施設を整備すること、車両、舶船及び航空機の安全性を確保すること、そして運転者等の側から安全な運行及び航行の確保をはかることの三つを強調してきたのであります。  本法律案は、その一つである運転者等の側からの安全性確保をはかろ……

第58回国会 予算委員会 第10号(1968/03/01、31期、日本社会党)

○久保委員 私は主としてじみな問題をお尋ねするわけですが、その前に、来年度予算案は一口で言うなら総合予算というようなことで組んだ、こういうことを言われておりますが、総合予算というのは一口で言うならどういうことを意味するのですか。大蔵大臣から……。
【次の発言】 いまのお話だと、いつもやっておることが総合予算なんですね。そうでしょう。予見し得られるものは全部歳入歳出で予算としてこれはやる。補正予算というのは、まさに予算成立の決定後において、歳出いわゆる支出、あるいは収入全体をくるめて変動があるときにやるわけだ。だから今度の総合予算というのは、変わった点というならば、いままでもお話のありました、た……

第59回国会 運輸委員会 第2号(1968/09/19、31期、日本社会党)

○久保委員 限られた時間でありますので簡単にお尋ねをしたいのでありますが、いま保安庁長官の御報告では原因がわからぬ、究明中であるということでありますが、いずれにしても事実は二十七名の漁船船員がいまだに帰ってこない、船は沈没しているという事実であります。だから、これにはおおよそどういう原因であろうかという、その推定はできると思うのですね。推定も何もできないことではないと思うのです。ですから、保安庁として、推定からいけばこれはどういう原因があったのだろうか、そういうことぐらいはわかると思うのですね。それは御発表いただきたい。
【次の発言】 いまのお話のことは、いわゆる積み荷の問題が原因ではなかろう……

第59回国会 運輸委員会 第3号(1968/11/22、31期、日本社会党)

○久保委員 簡単に国鉄再建問題というか経営の問題で二、三お尋ねしたいのであります。先ほども自民党のほうからお尋ねがありましたが、特に最近国鉄の財政再建というか、全体的な再建方策、こういうものが政府内部でも問題になってまいりました。このことはいまさら申し上げる必要のないことなのでありますが、いまやっている第三次計画、これを立てるときに国鉄は大きなデッドロックに乗り上げたはずなのであります。その当時、第一次、第二次五ヵ年計画が中途で挫折した原因、そういうものを反省し、その批判の上に立って第三次計画は立てられるべきなのだ。ところが、その第三次長期計画というか現行の計画を実施する際に、政府と自民党は国……

第60回国会 運輸委員会 第2号(1968/12/20、31期、日本社会党)

○久保委員 最初に、昨夕、銚子の一ノ島灯台付近で漁船の転覆遭難事故がありましたが、この概要について保安庁等からお伺いしたいと思います。なお、委員長から注意がありましたように、限られた時間でありますので、概要をかいつまんでお願いしたいと思います。
【次の発言】 大体状況はわかりましが、きのうの夜、二ノ島にはい上がった一人の船員を救出するのに、何かヘリコプターが早いところ飛べなかったように聞いております。飛んでいったときにはすでに地元の潜水夫を使ってもやい銃によるロープで救出したという話を聞いているのです。いまヘリコプターの基地は東京だろうと思いますが、そういう配置の問題等も考えながら、さらにもう……

第61回国会 運輸委員会 第3号(1969/02/19、31期、日本社会党)

○久保議員 日本社会党提出、日本国有鉄道の鉄道施設の整備に関する特別措置法案について、提案者を代表し、その理由を御説明いたします。  戦後、国鉄は他産業の発展に著しく立ちおくれ、安全性さえ疑われるに至り、その整備をはかるため、昭和三十二年度より二次にわたる五カ年計画が策定されました。しかし、いずれも中途で修正を余儀なくされ、ただいまは昭和四十年度より始まった第三次長期計画の四年目を終わろうとしております。しかし、この計画もその半ばにおいて三たび修正せねばならない羽目におちいっております。  いま、その経緯を振り返ってみまするに、国鉄は戦後しばらくの間、民生安定、経済復興の名のもとに荒廃した施設……

第61回国会 運輸委員会 第18号(1969/04/15、31期、日本社会党)

○久保議員 ただいま議題となりました地方陸上交通事業整備法案について、提案の趣旨を説明いたします。  経済の急速な高度成長は、わが国の交通の分野にも、急激な構造的変化を引き起こし、多くの問題を提起しております。すなわち、人口と産業の都市集中による都市交通の問題がある反面、人口流出と産業の衰退による過疎地帯の交通確保の問題があり、あるいは、高速道路や新幹線による交通手段の進歩が交通体系を変えつつある一方、旧態依然たる交通事業が地域の発展を阻害しているなどの問題があります。  本法案が目的とするものは、地方における交通問題の解決であります。地方交通のにない手は、ときに国鉄の支線である場合があります……

第61回国会 運輸委員会 第19号(1969/04/16、31期、日本社会党)

○久保委員 限られた時間でありますから、本日は貨物輸送、そういう問題を中心にして、時間の範囲内で多少お尋ねをしたいと思うのであります。  まず第一に、全体的なものから入るのが順序でありますが、時間の問題もありますので、最近問題になっております国鉄再建の問題に関連して、国鉄の貨物輸送、そういうものからお話しをいただきたいと思うのであります。  一つには、すでに当委員会では、変な形で通ったのか通らないのかわからぬが、参議院に参っておる再建促進法案によりますれば、国鉄の分担すべき輸送分野は、あらためてこれからその法案が成立後において、運輸大臣が基本方針を示して、国鉄がこれに基づく計画を立てるというよ……

第61回国会 運輸委員会 第20号(1969/04/18、31期、日本社会党)

○久保委員 議事進行について一音申し上げますが、私外九名のいわゆる社会党提案の衆法第五号、すなわち、日本国有鉄道の鉄道施設の整備に関する特別措置法案、この取り扱いについて委員長に申し上げたいと思います。  すでにこの法案は当委員会に付託されておりまして、それで政府から提案の国有鉄道運賃法改正案並びに日本国有鉄道財政再建促進措置法という法案と一緒にこれは審議を続けるという形でまいったわけであります。ところが、先般の委員会で、政府提案の二つは、不法な採決といわれるような形でまいった。この問題についていま私は言及する必要はないと思う。ただ問題は、私外九名提案の社会党案に対してその後の公報掲載を見ます……

第61回国会 運輸委員会 第26号(1969/05/14、31期、日本社会党)

○久保委員 いまのフェリーの事故に若干関連して先にお尋ねしたいと思います。  これは先般も交通安全の特別委員会でわが党の板川君からお話ししたと思うのでありますが、きょうは船舶関係はおいでになりますか。――これはやはり船舶の構造の問題が一つあると思う。いわゆる構造の問題についてある程度考えなければいかぬ。それからもう一つは、陸上の接岸設備ですね、そういう問題を先に考えることが先決だと思うのです。ランプゲートというのか知りませんが、そういうものを半開きにして着岸せねばならぬというようなことは、やはりどう見ても正常な扱いではないと思う。それは接岸地点が見えないからそういうふうにした――もっとも、原因……

第61回国会 運輸委員会 第30号(1969/06/10、31期、日本社会党)

○久保委員 今回のトヨタ、日産を中心にする車両構造の欠陥による事故、こういうものが、はしなくもと言ってはたいへん語弊がありますが、言うならば、はしなくも問題になった。このことは、単なる事故対策という単純なものじゃないように思うわけです。ことばのつかい方がちょっと変でありますが、言うならば、何だか業界に対する不信感というものが非常に濃厚になって国民の中にあると思うのですね。 いわゆる業界に対する不信の念というのを、この際どういうふうにしたらば払拭できるか、業界全体が考えなきゃならぬ。いままでの運輸大臣の御答弁は、まことに適切でありまして、答弁の限りにおいては、われわれと意見が一致しているように思……

第61回国会 運輸委員会 第31号(1969/06/11、31期、日本社会党)

○久保委員 限られた時間でありますから、簡単に二、三、参考人の皆さんにお伺いします。  まず第一に、御承知のように欠陥車があったという事実でありますが、従来、欠陥車というものが指摘される過程は、どんなふうに欠陥車というのが見つかってくるのか。たとえばユーザーの申告があってか、あるいは御承知のように、運輸省に事業者からの事故の報告、そういうものに基づいてあったのか、それは、そのほかにもあると思うのでありますが、どういうことで発見されたのか、この点、川又参考人にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、事故という場合は、たとえばついきのうもどこかでテスト中に、ある会社の車が燃えたという……

第61回国会 運輸委員会 第34号(1969/06/27、31期、日本社会党)

○久保委員 二、三この法案に関連してお尋ねします。  一つは、これは海運局というか、政府に御答弁いただくのが一番いいと思うのでありますが、船舶整備公団、これができた一番最初の動機というか、それは御承知のように、定期旅客船の安全、そういうものを中心にして、代替建造というか、建造についての助成ということができたと思うのであります。そこで最近は、幸いにして定期旅客船の事故、そういうものはほとんどないと思うのであります。しかし、これはその後の建改造によって、定期航路、定期旅客船というのは、体質改善はほぼ完了したのかどうか。最近のこの公団船ですね、共有船の建造の推移を見ていくと、大体少なくなってきている……

第61回国会 運輸委員会 第37号(1969/07/04、31期、日本社会党)

○久保委員 時間もありませんから、簡単に関係の皆さんにお伺いをしたいのでありますが、まず第一に、私どもが昨年来提案している自賠責の一部改正に対して御意見をいただいたのでありますが、あるいは聞き落としたのか知りませんが、いわゆる適用除外あるいは自家保障、この二つをすべて現行の自賠の制度の中に取り込むというこの改正案についての御見解をお漏らしいただけなかったかと思うのであります。  そこで念のために、山口参考人、それから古瀬参考人のお二人から、賛成であるのか、あるいは御批判があるのか、簡単に御意見をいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、次に山口参考人にお伺いしたいのでありますが、先ほど……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1969/03/20、31期、日本社会党)

○久保委員 一言、法案についてお尋ねいたします。  これは単純なことでありますが、この整備事業計画は、内容が三カ年計画という緊急整備措置法という、そういうところから三カ年というようになっているのだろうと思いますが、何か特別に意味がないとするならば、現在における安全施設の実態から見てもう少し別な法律的な制度を考えてみたらどうかと思うし、それから別な席でお尋ねいたしておいたのでありますが、道路の改良あるいは構築というか、そういうものに対する態度、方針というものを安全サイドからもう一ぺん組み直してみたらどうか。そういう考えからするというと、三カ年間の計画というようなものはどうも食い足りないというか、……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1969/05/14、31期、日本社会党)

○久保委員 去る十二日でしたか、警察官が千葉県で無免許で車を運転して少女をひき殺す、そういう事件がありました。私はこの関係について二、三国家公安委員長にお尋ねしたいのであります。  この警察官のやり口を見ますと、何か警察官としての教養というか、そういう基礎的な教育ができていなかったんじゃないかと私は思う。もちろん最近の若い人たちの風潮としてある程度、まあ明治や大正生まれの人間から見れば多少どうも理解しがたいことが間々起こるように思うのだが、それは別として、今回の事件は残念ながら法律を守るあるいは住民の生命、財産を守る立場にある警察官として、最低限必要な条件が欠けていたということであります。日ご……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第13号(1969/05/15、31期、日本社会党)

○久保委員 きょうは、交通事故を経験した運転者で脳障害を起こしている、そういう者がかなりおるようであります。私の地元の救急病院である水戸の志村病院の院長のいままでの経験あるいは診断というのか知りませんが、これによりますれば、脳障害を起こした、たとえばむち打ち症を起こした者がその直後二、三カ月の間にかなり重大な事故を起こしている。これは運転中に失神というか、そういうことがあるんだというような話でありまして、そういうものを野放しにしておく状態は、言うなら気違いに刃物ということになるということで一つの警鐘を乱打しているわけでありますが、この判定あるいはこれをどういうふうに扱うか、なかなか問題のあると……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第16号(1969/06/19、31期、日本社会党)

○久保委員 自動車の欠陥車というものに関連して、二、三お伺いするわけでありますが、まず最初に、タイヤの安全性についてお伺いしたいと思います。  最初に運輸省に聞きますが、タイヤの安全基準というか、保安基準というのは、道路運送車両の保安基準の中では構造については何も言及していないようでありますが、最終的には構造なり設計、そういう問題についてどこの役所が責任を持つのか、お答えをいただきたい。
【次の発言】 そうしますと、タイヤについてはいまお話しがあった項目というか、要点について保安基準ができている。それで安全は確保できるというお話でありますか。それとも、いまお話しの項目だけでは、残念ながら自動車……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第19号(1969/07/03、31期、日本社会党)

○久保議員 いまのお尋ねでありますが、政府とわがほうの案の違っている点の一つであります。われわれのいままでの主張では、できますならば交通行政などは一元化していくべきであろうという主張をいまでも持っておるのであります。しかし、その中でも特に当面する交通安全を確保するためには、ばらばらになっておる機構を一元的に運営していく必要がある、こういう考えがあるわけでありまして、それを一省あるいは一庁それぞれに置くかどうかという問題については、かなり議論があります。しかし当面、そういう要請に答えていく必要があるので、いまお話がありました第二十条で交通安全対策委員会の設置をやっていこうということでありまして、……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第24号(1969/07/24、31期、日本社会党)

○久保委員 時間もたくさんないようでありますが、なおいままで総務長官はじめ、各委員に対してお答えがありましたが、多少失礼でありますが、御答弁の内容が提案された主管大臣としてはいささかどうかと思うような点があります。名前がいずれにしても基本法でありますから、少し重複するかもしれませんが、二、三そういう点でお尋ねを申し上げますと同時に、具体的な問題について、この際確認の意味を含めてお尋ねを申し上げたいと思います。  まず第一に、政府として今回交通安全対策基本法案を提案されましたが、これはどんな動機から提案することになったのでしょう。  それからもう一つは、この法案を成立させて、これによっていかなる……

第61回国会 交通安全対策特別委員会 第25号(1969/07/31、31期、日本社会党)

○久保委員 前回に引き続いて、政府提案の交通安全対策基本法案に関係して二、三お尋ねをします。  まず一つは、第十一条でございますが、これはいかなることを意味しているのか。いわゆる「施策における交通安全のための配慮」、こういうことでありますが、かいつまんで中身を御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いまのお話だというと、たとえばの話でとりますと、これから学校を建てる場合には交通安全の条件、そういうものを考えて建てねばいかぬ。一つの例をお示しになりましたが、これは当然これからの話だと思うのです。ただ、現行のいわゆる制度なりあるいは実態、これを新たな観点から改善する、交通安全の観点から改善す……

第61回国会 予算委員会 第6号(1969/02/07、31期、日本社会党)

○久保委員 私は、現象としてあらわれているような、そういう当面の問題について主としてお尋ねをするわけでありまして、まず第一に、国鉄の経営の問題でお尋ねするわけであります。  内容に入る前に、昨日も大きな事故がありまして、東京の通勤がまる一日中断したということでありますが、理由はどうあろうとも、最近かかる事故があと断たないというのには、いろんな問題があろうと思うのでありますが、国民からすれば、理由のいかんを問わず、どうするんだということが先になると思うのであります。そういう意味で、国鉄はたいへんたくさんな職員をかかえ、たくさんな列車、電車を動かしているのでありますから、そうはたで見るほど簡単なも……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 運輸委員会 第10号(1970/03/24、32期、日本社会党)

○久保委員 いままでこの法案の審議が続けられましたので、大体問題点は議論されたと思いますので、極力重複を避けながらお尋ねをしたいのでありますが、まず、参考人においでいただいたので、参考人に最初お尋ねしたいと思います。  それで、これは損保協会の山本会長さんにお伺いしたいのでありますが、昨年審議会の答申によりまして、保険金の限度額の引き上げ、それらに伴う保険料率の引き上げもあったわけでありますが、当時世間で大きな関心を引いたのは、なるほど死亡の場合の限度額三百万は低い、これは当然上がるべきだ、こういうような話と、そのうらはらになる保険料率の値上げについてやはり大きな関心がありました。そこで、保険……

第63回国会 運輸委員会 第11号(1970/03/25、32期、日本社会党)

○久保委員 きょうは大臣お見えになりませんから、政務次官で御答弁いただけることはもちろん答弁をお願いします。しかし、大臣には後ほど機会を得ましてお尋ねすることにして、まず第一に、港湾の原単位の推移はどのようであるか。数字はおありでしょうね。これをひとつ……。
【次の発言】 いまそういう計算はあまりしていない、だから港湾整備計画の計算の単位にはあまり使っていない、こういうお話ですか。
【次の発言】 いま言う岸壁の面積と扱いのトン数、そういうもので原単位を変えてきたということでありますが、これは現実に即してそうしたぼうがいいというのでやったのでしょうが、その推移はここ数年どうなっておりますか。あわ……

第63回国会 運輸委員会 第13号(1970/03/31、32期、日本社会党)

○久保委員 参考人にお伺いしたいのでありますが、ただいま審議中の港湾法及び港湾整備緊急措置法の改正は、御案内のとおり、当面伊勢湾、特に名古屋港、四日市港、これのコンテナ専用埠頭整備に関係しての法律改正であります。そこで、すでに御承知のように、コンテナ専用埠頭については、先年それぞれの港湾に対して、いわゆる公団法をもってそれぞれの埠頭公団ができて運営しているわけなんでありますが、今回はその公団の形とは違った、御承知のような形でやろう、いうなら特殊な会社組織ということでありますが、ここで問題になるのは幾つかありますが、一つは、港湾整備はこのほうが便利であるのか、いわゆる民間資金の導入ということであ……

第63回国会 運輸委員会 第17号(1970/04/08、32期、日本社会党)

○久保委員 限られた短い時間でありますから、さしあたり二つほど、お尋ねというか、意見を入れて申し上げたいのでありますが、今回の問題について、いま井野君からもいろいろお話がありましたが、やはり機長の判断というか、そういうものが優先されたかどうかという問題だと思います。これは今後のものの考え方や対策の上においてたいへん大事だと思います。そこで、私どもは、いまいろいろな政府側の皆さんのお話やら、あるいは新聞等を通じての情報、こういうものを総合して、機長の判断が最後まで通ったとは考えていないのであります。機長の判断が通ったのは、まず途中でハイジャックにあった、そこで福岡に着陸しなければいかぬというのは……

第63回国会 運輸委員会 第20号(1970/04/24、32期、日本社会党)

○久保委員 いま提案者の加藤君が珍妙な質問をしておりましたので、法案提案者の権威ある答弁と、関係の御当局の見解をお伺いしたいと思うのであります。  そこで、まず第一に、これは提案者にお聞きするのが順序でありますが、この法案で予想される新幹線鉄道網というか、これは一言に言って、世上いわれるように、全国、北海道から九州まで約九千キロにわたって新幹線鉄道網を完成するための法律案である、こういうふうに了解してよろしいかどうか、それが第一点。  第二点としては、これは新全総で、さきに全国の高速交通ネットワークとして新幹線鉄道網ということを提唱してまいりましたが、御案内のとおり、新全総は一応の目標年次とし……

第63回国会 運輸委員会 第21号(1970/04/27、32期、日本社会党)

○久保委員 経済企画庁長官に二、三お伺いするのでありますが、時間の関係がありますので、まとめてお伺いいたします。  いま提案になっている新幹線鉄道網の問題でありますが、これは新全総の中でも御案内のとおり取り上げているわけでありますが、必ずしも規模とかいうものが同じだとは考えておりません。いずれにしても七千二百キロか何か取り上げている、そういうことが一つあります。  それからもう一つ、この新全総ではその他の輸送機関についても言及しておりますが、いま建設大臣からお話がありましたような道路整備の問題も、今年度からは第六次五カ年計画が十兆三千五百億円で、港湾整備も一兆円でございますが、近く改定されると……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1970/04/10、32期、日本社会党)

○久保委員 法案に関連して、大型船の海難問題について先にお伺いしたいと思うのです。  今回というか、去年から引き続いて大型の特に鉱石運搬船、こういうものが、先ほども長官からもお話しがありましたが、引き続いての事故があります。これに対して政府は適切な措置をとっているかどうかの問題であります。  まず第一に、これは船舶局長にお伺いしたほうがいいと思うのでありますが、今回「かりふおるにあ丸」の海難に際して、同型船の補強というか、検査並びにこの修理といったらいいんですか、そういうものを指令されているのでありますが、これは先般の予算委員会等での答弁によりますと、何となく検査をして実は補強している、こうい……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1970/05/06、32期、日本社会党)

○久保委員 お三人の参考人の皆さんからお話がありました点から先にお尋ねを申し上げたいと思うわけであります。私も専門家じゃありませんので、十分に意を尽くしてお尋ねできないかもしれませんが、御了承いただきたいと思います。  まず第一に、いままでお三人の皆さんにお話を伺ったのでありますが、結論的に共通していることは、船の構造というか強度というか、耐航性、こういうものについてはやや十分であるようなお話が共通的ではなかったか。むしろ強調されたのはいわゆる操船の問題、それから提供さるべき情報の問題、さらには救難の問題、あるいは気象、こういうようなものを中心にお話があったと思うのであります。もちろんそれぞれ……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第13号(1970/05/12、32期、日本社会党)

○久保委員 前回に引き続いて、大型船の海難事故に関して若干お尋ねをしたいのであります。  一つは、遭難海員の遺族に対する補償の問題であります。「ぼりばあ」あるいは「かりふおるにあ丸」等、それぞれ規定に基づいての補償等は一応なされていると思うのであります。ただ残念ながら、その一部については、いまだ遺族と船社側との間で円満な話ができないままにいるようにわれわれは聞いているわけであります。ついては、かような海難の場合において、一般的に言うならばもちろん一つには船員保険法による労災補償、これは当然出る。ところが、労災の補償は、最近労災の基準の引き上げがありましたが、まだまだ遺族にとって十分納得のいける……

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第23号(1970/11/12、32期、日本社会党)

○久保委員 私は、通産大臣に主としてお伺いしたいのでありますが、最近建設資材である骨材の需要が多くなって、その関係について先般の予算委員会の分科会で若干お伺いをしたのでありますが、骨材の中でいわゆる砕石による公害がかなり多くなってまいりました。ついては採石法の改正をすべきではないか。特に同じ通産省の所管である砂利採取法は、二年前に御案内のとおり公害防止の観点から全面改正になりました。  ところが、同じような骨材、しかも山という限定された地域でも、砂利取るのと砕石取るのでは、公害防止について格段の相違がある、そういうことであります。特に最近の骨材の傾向としては、河川の砂利は枯渇してまいりました。……

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/02/25、32期、日本社会党)

○久保委員 私はごく身近な問題を簡単にお尋ねしていきたいと思う。そこであまり身近な問題でありますから、総理に御答弁願うのもたいへん恐縮な問題もあろうかと思うのでありますが、御存じである限りはお答えをいただきたい、こういうふうに思っているわけです。  まず第一に、交通災害に対する取り組みであります。交通災害ということ、これは御承知のように、交通事故といわれるもの、それからもう一つは特に大都市における交通の渋滞、それからもう一つは交通公害といわれる排気ガスあるいは騒音、こういう三つになろうかと思うのであります。最近多少の問題についてはやや前進があるのではなかろうかと思うのでありますが、しかし、だん……

第63回国会 予算委員会 第14号(1970/03/10、32期、日本社会党)

○久保委員 時間もありませんから簡単にお伺いしますが、いま企画庁長官からお話しのとおり、いま実施している、あるいはこれから実施しようとする交通のネットワーク、特に幹線国土開発道路を中心とする第六次の整備計画、あるいは港湾の五カ年計画、さらには今日問題になっています国鉄の新幹線網の問題、これはいずれもそれぞれの計画をいま実施しつつあるのでありますが、お話しのとおり総合交通体系というのはないのですね。ただ新全総の趣旨に沿ってひとつやってもらいたいと、こういう。趣旨に沿うことではありましょうが、言うならこれは大規模の投資であります。投資のしようによっては国民経済的にたいへんな影響が出てくるわけなんで……

第65回国会 運輸委員会 第6号(1971/02/19、32期、日本社会党)

○久保委員 提案されている法案に関連して、二、三お尋ねをしたいのですが、一つは欠陥車の問題であります。  最近、欠陥車の問題はあまり政治課題にはならないようでありますが、この欠陥車の問題は、これで終わったわけではないように思うのであります。ついては、保安基準というか、そういうものについてさらに一そうきびしく点検する必要があるとわれわれは思っているのであります。そこで、この欠陥車対策について運輸省はどういうふうに思っているか、あるいは自動車工業に対していかなる対策をしているのか。通産省はきょう来ておりませんからなんでありますが、いわゆる技術面での改良ですね、これは通産の所管だと思うのでありますが……

第65回国会 運輸委員会 第11号(1971/03/16、32期、日本社会党)

○久保委員 法案の内容に入る前に、まず一つは、最近における傾向として、旅行並びにレジャー、こういうものの需要がかなり急速で増大しているわけなのでありますが、これに対して、新全総はじめいろん左計画はあるけれども、実際においては政府の施策は現実にはあまり進展していないというか、来年度予算案を見てもそのきらいがあると思うのであります。いまのような需要に対して、政府が的確な施設あるいはこの体制、こういうものを含めてその方向をきちんと出し、施策を進めていかない限りは混乱が起きるし、また、現にそういう混乱があるわけであります。しかも、レジャーというか旅行、そういうものをひっくるめて、単に物見遊山というか、……

第65回国会 運輸委員会 第14号(1971/04/13、32期、日本社会党)

○久保委員 船員局長並びにこれは海運局長だと思うのですが、先ほどお話があったかと思うのでありますが、船舶拡充計画とこれに乗り組むべき船員の需給計画、そういうものについてどういう見通しを持っておられるか。
【次の発言】 その資料は、もちろん見通しでありますから、確たる数字ではないかもしれませんが、これは資料としていただいておりましたかな。
【次の発言】 そこでお聞きするのでありますが、船腹拡充のほうは、御承知のように確定数が出てきております。それに乗り組むのは、あなたのおっしゃる程度では、これは計画でも何でもないのじゃないでしょうか。単なる見通しというか、見通しもちょっといいかげん、と言ったらた……

第65回国会 運輸委員会 第20号(1971/05/21、32期、日本社会党)

○久保委員 水先の問題で二、三お尋ねするのですが、先般、参議院の決算委員会でこの問題で議論があったようでありますから、その部門については、特に運輸官僚の天下りの問題についてはあとでやることにしまして、水先の制度というか、そういうものについて端的にお伺いしたいのです。  一つは、昭和三十九年以来水先料の一定金額を出させて、運輸省関係、特に海運あるいは船員関係のそれぞれの団体に金を出しておるということでありますが、その問題について先に聞きたい。  一つは、水先料というものはどんな基準でまずきめるのか。いままでの参議院等の説明によりますれば、海運国際収支の改善のために、臨時の措置として、言うならば、……

第65回国会 運輸委員会 第22号(1971/07/07、32期、日本社会党)

○久保委員 限られた時間でありますのでまとめて質問をいたしますので、必要があればメモをとっていただきたい。  まず一つは、大臣がかわられたので、もちろん御勉強なさっておいでだと思うのでありますが、質問をするほうからするとたいへんやりにくいのであります。一日か二日の相違で、実はあなたの前任者である橋本さんがおられれば、質問の時間も半分で済むのじゃなかろうかと思うのでありますが、特に事故を起こした東亜国内航空会社については、私は異常な関心をもって今日まできました。もちろん私はかかる事態が起きることを予想はしておりませんでしたが、はたしてこれが航空政策であろうかという疑念を持っていまでもいるのです。……

第65回国会 外務委員会 第10号(1971/03/19、32期、日本社会党)

○久保委員 この二つの条約について二、三お尋ねします。  一つは、この条約が批准されれば、外国のコンテナも日本国内に入ってくるわけでございますが、御承知のように海上コンテナの大きさというか、こういうものは、日本では大体八×八×二〇というのが、標準といっては語弊があるかもしれませんが、大体大勢であります。ところが、この秋開始されるヨーロッパ航路においては、いわゆるヨーロッパ自体では、最近の傾向として八×八×四〇というのが多くなっているわけなんであります。そうしますと、当然日本のものもいままでどおり八×八×二〇だけでは事が足りないようになってくるだろうと思うのです。  そこで、日本国内におけるとこ……

第65回国会 予算委員会 第10号(1971/02/09、32期、日本社会党)

○久保委員 私は、国鉄の財政再建さらには航空企業の再々編成、こういう問題を中心にして、総理はじめ関係の閣僚の皆さんにお伺いするのでありますが、その前に、予算の審議のあり方等について若干、わかり切ったことでもありますが、念のために総理にお尋ねしたいのであります。  一つは、先般本会議で、同僚安井議員の質問に対し、総理は、予算の執行について、人によってさじかげんというか差別するようなことはございません、当然なことでありますが、そういう御答弁をなされておるわけであります。これは当然だと思うのであります。その点に変わりはないものと承知してよろしいか。  それからもう一つは、いま予算の審議中でありますが……

第66回国会 運輸委員会 第2号(1971/07/23、32期、日本社会党)

○久保委員 私は、与えられた時間がきょうはたった十五分でありますので、まとめてお話を申し上げますので、あまり長い説明は禁物かと思います。  そこで、きょうここに持ってきましたのは、大臣も関係があるかもしれませんが、お互いの選挙区である茨城県の海岸にたくさん漂着している油玉です。油玉の問題できょうはひとつお尋ねするのでありますが、まず第一に、これは海上保安庁が中心なので、保安庁長官にいままでのこれに対する対策はどうなっているか、これをお聞きしたい。  廃油ボールというのだそうでありますが、われわれの知っている範囲では、これの漂着している海岸及び海洋は鹿島灘一帯です。私どもの関係している茨城県では……

第66回国会 運輸委員会 第4号(1971/09/10、32期、日本社会党)

○久保委員 当面のタクシーの政策について二、三お伺いしたいのでありますが、御承知のようにたくさんの質問者がいるので時間が制約されておりますから、簡潔に要点だけをお伺いいたしたいと思います。  一つは、最近タクシー業界は、昨年の三月の運賃値上げが、結果として十分でなかったので経営は悪化している、だからこの際大幅な値上げをしてもらいたいという要求があるようでありますが、経営の悪化については、倒産している会社などもあるようでありますから、必ずしもその主張どおりではないにしても、確かに好転しているとは思えない。しかし、このタクシー問題は、一方、符に昨年の運賃値上げに際しては、近代化センターの設置を中心……

第66回国会 社会労働委員会 第6号(1971/10/11、32期、日本社会党)

○久保委員 了解です。
【次の発言】 けさから同じような問題を繰り返し質問しておるわけなんでありますが、時間も限られておりますから、多少重複しますがお尋ねをしたいのであります。  そこで、運輸大臣には御多忙の中をわざわざ出席してもらったのであります。いずれあなたには運輸委員会の中で十分お尋ねしたいと思うのですが、さしあたり本日は初めて国鉄におけるいわゆるマル生問題の政治的な議論の場所でありますので、国鉄の経営の監督の立場にある政府を代表してといえば運輸大臣でありますから、今日の事態についていかようにあなたは思っておられるのか、これを聞きたいだけなんであります。と申し上げますのは、なるほど運輸大……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1971/11/29、32期、日本社会党)

○久保委員 私は、復帰に伴う特別措置法等に関連して若干の質問を申し上げるのでありますが、質問に入る前に、特に総理に一言お尋ねしたいのであります。  この委員会も、順調にいけば、かなり審議が進んでいたはずであります。ところが、御承知のように、この十七日に与党による理不尽な採決というか、われわれは採決とは認めておりませんが、そういうものが、いつもより最もひどくやられまして、そのためにきょう再開ということになったのであります。もちろん政府・与党の中では、返還協定はもはや参議院でどうこなそうが自然成立という法律的な効果はとった、あと残りはこの委員会に付託されている関係国内法、あるいは内閣委員会、さらに……

第67回国会 逓信委員会 第4号(1971/12/22、32期、日本社会党)

○久保委員 時間も限られておりますので、簡単に、事実に即して一つだけお伺いしたいのでありますが、答弁のほうも、私は郵政はあまりよく知っておりませんので、簡潔にわかりやすく答弁いただきたいのであります。  何を質問するかというと、無集配特定郵便局の設置と局長の選考についてでありますが、当面のの責任者である局長さんはどなたでありますか。
【次の発言】 それでは、それぞれお答えをいただきたいのでありますが、特定郵便局というのは普通の郵便局とどこが違うのかです。しかも、われわれのいま知っている範囲では、言うならば普通の郵便局は、いまも安宅委員からいろいろ話がありましたが、ああいう職員構成というか、そう……

第68回国会 運輸委員会 第2号(1972/03/08、32期、日本社会党)

○久保委員 昨日は、大臣から運輸行政の基本方針というようなことで所信表明がありましたので、お述べになりました演説について多少関連して二、三お伺いしたいと思うのであります。  まず第一には、総合交通体系についてでありますが、先般、関係各省庁から、昨年来のこの種の問題についての見解が表明され、続いて経済企画庁を中心にして、関係閣僚会議で政府の方針が決定されましたが、そこで、この各省庁の見解並びに政府の取りまとめた総合交通体系が、新しい年度でどのように政策的に、具体的に展開をしているのか。もちろん各般にわたる問題でもあろうかと思うのでありまして、たいへんこまかいものにもなろうかと思うのでありますが、……

第68回国会 運輸委員会 第5号(1972/03/17、32期、日本社会党)

○久保委員 新しい港湾整備五カ年計画は閣議決定をされたかどうか、されたとするならば、その概要を説明していただきたい。
【次の発言】 これは閣議決定をきょうしたのですか。まだしない……。
【次の発言】 それではすぐに資料を配付してもらいたい。  続いてお尋ねしますが、この新しい五カ年計画というものの項目はいま局長からお話がありましたが、特徴的にはどういう点が特徴であるか、前の五カ年計画に比べて特徴的なものは何であるか、たとえば公害防止では港内の汚泥除去、そういうものをあげられましたが、もっと大きく見てどういう点が特徴的なのか、御説明いただきたい。

第68回国会 運輸委員会 第11号(1972/04/12、32期、日本社会党)

○久保委員 日本鉄道建設公団法の一部改正案に対して、もうすでに同僚の皆さんからかなり御質問があったので、幾つも私から申し上げることはないのでありますが、二、三念のためを含めてお尋ねしたいと思います。  まず第一に、鉄道建設公団によっていま提案されているように、民鉄が経営すべき新線あるいは大改良、こういうものを建設をする必要性は何だろうかというたいへん初歩的な話であります。従来は、言うまでもありませんが、事業者であり、企業者であるところの民鉄の経営者が自分で直接これは建設してまいりました。建設に対して一番大きなネックというか、それは何だろうかということであります。まあこまかい点は幾つかあるかもし……

第68回国会 運輸委員会 第14号(1972/04/18、32期、日本社会党)

○久保委員 道路運送車両法の一部を改正する法律案について、二、三お尋ねをいたします。  数多くの同僚諸君からお尋ねがありましたので、極力重複は避けたいと思っておりますが、限られた時間でもありますので、ぜひ簡潔に御答弁をいただきたい。  まず単一に、自動車整備事業、そして、検査というか、そういうものの指定工場制度というのがあります。この指定工場制度は、実際にその機能を十分に果たしているかどうかというのは、最近たいへん疑問が出てきたと思うのです。ある指定工場の経営者が私に話をするのでありますが、最近ではトラックの整備、特にダンプなどの整備が多い。しかし、それぞれ業者が多くなったので、料金のダンピン……

第68回国会 運輸委員会 第15号(1972/04/19、32期、日本社会党)

○久保委員 まず第一に、質問に入る前に、私は手続を踏んで関係大臣の出席を要求しているわけであります。ただいま御出席になっているのは運愉大臣一人であります。 審議が始まっているこの法律案に関しては、むしろ運輸大臣は要求の立場にあるはずでありまして、要求を受ける側であるたとえば大蔵大臣あるいは企画庁長官、さらには自治大臣、そして大きな問題でありますし、これは政治責任も問われる大きな問題であります。そういう重大な問題を審議するのでありますから、当然総理大臣が出席して、われわれの質問に答えて国民に知らせるのはあたりまえなんです。そこで、最小限いま申し上げた総理並びに関係各僚の出席を要求したのであります……

第68回国会 運輸委員会 第16号(1972/04/25、32期、日本社会党)

○久保委員 限られた時間でありますので、全部の方にお尋ねできませんので、二、三の方にお伺いしたいと思います。ここは議論する場所じゃございませんので、お話を伺っていくということでありますが、ただてまえどもが考えていることをちょっとだけ申し上げて御参考に供したいと思うんです。  いままでお話がありましたこの三兆一千億に及ぶところの長期の債務についてでありますが、これは国が持つかあるいはこれから利用者が持つか、それは別として、三兆一千億の、言うならば長期債務というのは単なる食いつなぎで借金してきたわけではないんでありまして、これに見合った施設が班に存在しているわけでありますから、その点は別な考えをし……

第68回国会 運輸委員会 第20号(1972/05/12、32期、日本社会党)

○久保委員 総理も当委員会でお会いするのはこれが最後かもしれませんので、そういう意味で……(「よけいなことを言うな」と呼ぶ者あり)よけいなことじゃない。はっきりあとに引き継いでもらわなければなりませんから、そういうことで私は、強い要求を込めてお尋ねするのであります。  それからもう一つは、長年総理の座についておられまして、政治全体について、しかも行政全体についても詳細に御理解いただいている総理でありますから、本来ならば所管大臣に答弁していただくものも、この際はあえて総理にお答えをいただきたい、こういうふうに思っているわけであります。  またもう一つには、国鉄の財政悪化というか、経営が悪くなって……

第68回国会 運輸委員会 第24号(1972/05/24、32期、日本社会党)

○久保委員 提案された法案でありますが、これに関連をして二、三お尋ねしたいのでありますが、大臣の時間も制限されているようでありますから、私の質問も制限されるだろうと思うのです。  一つは、計画造船について大臣はどういうふうにお考えであるのか、端的にお伺いします。計画造船についてどういうふうにお考えでありますか。と申しますのは、現在御承知のとおり、海運市況は船腹過剰でありまして、これは内航、外航、近海を含めて全体としてそういうわけであります。もちろん計画造船は言うならば外航でありますから、その限りにおいては全体には関係ないかと思うのでありますが、今日の海運不況というか、船舶過剰の原因は日本経済の……

第68回国会 運輸委員会 第29号(1972/06/09、32期、日本社会党)

○久保委員 きょうは主としてトラックの輸送秩序維持、それに関する問題でお尋ねするわけであります。  この問題についてはすでに当委員会で、この国会で野村自動車局長を中心に運輸大臣等にもお話を申し上げて、政務次官でありましたか、お約束いただいているのは、関係省庁と御相談の上しかるべき対策を立てる、こういうようなお話もいただいているわけであります、その後どうなったかと聞くのはやぼでありまして、それは一番あとから聞くことにいたしまして、私はまず第一に運輸省にお尋ねしたいのは、トラックの輸送の現状というのはどうなんだろうか。私が質問しようとするのは、たいへん初歩的な輸送秩序を維持しようということなんであ……

第68回国会 内閣委員会 第32号(1972/06/07、32期、日本社会党)

○久保委員 航空の問題に限定してお尋ねしたいのであります。いまも受田委員から要望があったようでありますが、私は最近、運輸省が手がけている四十五年十一月の閣議了解事項に基づくと称する航空企業の運営体制についてお尋ねしたいのであります。  まず第一に、先般、新聞で見ますと、政務次官が一応の試案を発表されたようでありますが、これは運輸大臣の、言うなら運輸省の非常に大事なお仕事だと思っているのですね。そういう意味から言うと、本来ならば大臣が中心的におやりになる仕事かと思ったのでありますが、政務次官が先に試案を出したのでありますが、これはどういうことに相なっておるのでしょう。運輸大臣から政務次官に、四十……

第69回国会 運輸委員会 第3号(1972/09/12、32期、日本社会党)

○久保委員 大臣は間もなく来るそうでありますから、その前に……。これは鉄監局長にお伺いするのが筋かと思うのでありますが、国鉄は仲裁裁定を実施することになりましたが、その事後処理というか、そういうものはどういうふうにされて実施することに相なったのか、この点、まず第一にお聞きしたい。
【次の発言】 そうしますと、全体として今年度予算はどういうふうになる予定でございますか。それを大ざっぱでけっこうですから。
【次の発言】 いまの、先般の廃案になった法案による六百十六億の出資はどうしてできないのか。どうしてできないのかというのは、なるほど再建法に基づいたいわゆる工事経費、工事の資金に充当するというひも……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 運輸委員会 第3号(1973/02/23、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 まず、運輸大臣に質問する前に、一昨日でございましたか、新幹線の珍しい事故。この事故に対するその後の調査がどういうふうになっているのか。国鉄総裁お見えでありますから、原因が探求されたかどうか、一言お答えいただきたいと思う。
【次の発言】 原因についてはこれからお調べになる。的確に原因の調査が早急になされることを私は要求するわけでありますが、それと同時に、一つはまだ原因がしっかりつかめないままで従来どおりの運行をやることについて、私はそれでいいのだろうかという反省をしているのです。しかし、たいへんな輸送需要に対しての新幹線でありますから、これを規制することはたいへんむずかしい問題……

第71回国会 運輸委員会 第7号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 本日は、主として船員法に関係してお尋ねをするわけでありますが、端的に申し上げますならば、船員法第六十七条第一項の解釈についてお尋ねをします。  この解釈については昭和三十七年に、私が当委員会で当時の船員局長との間でこの解釈を議論いたしました。その当時六十七条第一項の臨時の必要のあるときに船長が時間外労働を命令できる場合は、船舶の航行の安全について関係があるところに限定しているものであるという当局の解釈でありました。それ以降これは現在係争中であるそうでありますが、昭和四十四年一月十七日、札幌高裁の函館支部で労働問題に関係する船員の時間外労働についての裁判がありまして、その判決は……

第71回国会 運輸委員会 第16号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 この港湾法の質問では私が一番最後でありまして、数多くの皆さんからそれぞれ質問があったので、私からもうお尋ねすることはあまりありません。しかし、残念ながらお答えのほうはちっとも解決していないのですね。いまの補充質問された緑地の問題にしても、はたで聞いていて、ああそのとおりかなという答弁が出ていない。これはもう一番最初から質問された方が繰り返しやってきた、この法律の第一というか、目玉ですね。これから始まって、一番最後のこの緑地の問題に至るまで、的確な答弁が出ていないというところに、私は最初から、たいへん失礼ですが、この法案は御撤回をいただいて、あらためて審議をし直してお出しになっ……

第71回国会 運輸委員会 第18号(1973/04/18、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 限られた時間でありますし、詰められた時間だから簡単に一つだけお伺いしたい。  それは具体的な問題としては、苫小牧港におけるところのカーフェリーの問題を中心にしてお尋ねするわけであります。  そこでまず第一に、カーフェリーが先般の港湾法の審議のときにも一応話題になりましたが、カーフェリーの認可というか許可、こういうものについての基本方針は何であるのかということですね。統計等を見ますると、だんだんふえていくのです。これは当然かもしれませんが、多くなっていく。多くなっていった結果としてどうなるか。いろいろな問題が出ると思うのです。そこでカーフェリーをこれから、いままでもそうなんです……

第71回国会 運輸委員会 第27号(1973/06/01、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 経済企画庁長官、御用があるそうでありますから、企画庁長官に対する御質問を先にさせていただきたいと思います。  今回のこの運賃値上げの問題と物価の問題について一つはお伺いしたいのであります。最近の物価の高騰は、もう私から御説明申し上げる必要のないほどだと思うのですね。そこで、政府においてもいろいろ公定歩合の引き上げ、あるいは準備率の引き上げその他等々をおやりのようでありますが、最近のこの消費者物価の値上がりは、東京都区部においての前年度対比は御承知のように一一・六%の値上がりだそうでありますね。これは二十年ぶりの高騰だといわれているわけであります。  そこで、この消費者物価の高……

第71回国会 運輸委員会 第29号(1973/06/12、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 田中総理は国鉄について、いまも御答弁なさっていて、ほかの歴代の内閣総理大臣よりは理解が深いように思っております。また、詳細に知っておられるようでありますから、短い時間でありますが、多少こまかい点になるかもしれませんが、お尋ねしたいのであります。  先ほども質問がありましたが、物価の問題であります。いわゆる運賃値上げの問題で一番問題になるのは、最近における物価の問題との関係であります。これは本会議で提案説明があり、わが党の兒玉議員が質問されたときの状況とはまた変わってきているんですね。あれはたしか三月でございましたか、最近の物価の上昇というのはたいへんなものですね。これは先ほど……

第71回国会 運輸委員会 第35号(1973/07/17、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 ただいま議題になりました法案についてお尋ねするわけでありますが、きょうは政府委員としては内村航空局長、あとは法制局の角田第一部長だけでありまして、運輸大臣もお見えになりませんので、政策的なことについてはいずれ大臣お見えになってからお尋ねしたいと思うのでありますが、限られた時間でありますので、懇切丁寧にと言いたいのですが、そうも言っておれませんので、簡明率直にお答えいただきたいと思うのです。  この法案に関連して、特にこれから新しくつくろうという空港の問題であります。成田にできる新国際空港でありますが、これが開港についてのめどはまだ立っておらないようでありますが、聞くところによ……

第71回国会 建設委員会 第31号(1973/08/31、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 申し合わせの時間もきめられているようでありますから、あるいは中途でやめなければいかぬかもしれませんし、また、お呼びした政府委員側にもお尋ねしないでお帰りいただく場合もあるかと思うのですが、たいへん失礼ですがあらかじめ御了承いただきたいと思うのです。  私は、御提案なさっている水源地域対策特別措置法の中で、全体的には同僚の皆さんから専門的な立場で御審議がなされていると思うので、特に、私自身にも関係することでありますが、この法案の中に入っている湖沼の問題について限定してお尋ねしたいと思うのであります。  まず第一に、この法案にある「湖沼」という中にはどういうものを具体的に御指定な……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1972/12/26、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推薦によりまして、私が本特別委員会の委員長の重責をになうことになりました。  交通事故の現状は、年々増加の一途をたどり、まことに憂慮にたえないものがございます。今後さらに交通安全対策の強化促進をはかるとともに、総合的対策の樹立が強く要望されております。幸い、御経験豊かな皆さん方の御支援を得まして、これが対策の樹立並びに委員会運営の重責を果たすことができますよう全力を尽くす所存でございます。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1973/02/23、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  この際、坪川総理府総務長官、江崎国家公安委員長、新谷運輸大臣、金丸建設大臣から、交通安全対策の基本施策についてそれぞれ説明を聴取いたします。坪川総理府総務長官。
【次の発言】 次に、江崎国家公安委員長。
【次の発言】 次に新谷運輸大臣。
【次の発言】 次に金丸建設大臣。
【次の発言】 次に、昭和四十八年度における陸上交通安全対策関係の予算について説明を求めます。須藤総理府交通安全対策室長。
【次の発言】 次に、昭和四十八年度海上交通及び航空交通安全対策関係予算について説明を求めます。原田運輸省大臣官房審……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1973/03/07、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質議の通告がありますから、順次これを許します。唐沢俊二郎君
【次の発言】 御提案の趣旨は十分了解できますので、いずれ理事会で御相談申し上げましょう。
【次の発言】 沖本泰幸君。
【次の発言】 午後二時再開することとし、暫時休憩いたします。     午後一時三十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。平田藤吉君。

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1973/04/04、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  内閣提出の、船舶安全法の一部を改正する法律案、自動車事故対策センター法案、船舶職員法の一部を改正する法律案の各案を議題とし、順次、趣旨の説明を聴取いたします。新谷運輸大臣。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  これにて趣旨の説明は終わりました。  各案に対する質疑は後日に譲ります。  次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後二時二十四分散会

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1973/04/10、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  参考人出席要求に関する件について、おはかりいたします。  交通安全対策に関する件の調査のため、明十一日、貨物自動車の過積載等による事故防止対策に関する問題について、全日本交通運輸労働組合協議会貨物合理化対策共闘会議事務局長田井二郎君、全日本トラック協会専務理事武藤儀一君、新日本製鉄株式会社販売業務部長重國昭夫君、相東運輸株式会社取締役車輌部長鎌野本保君、貨物自動車運転手泉沢謙三君に参考人として出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  また、来たる十八日、航空交通……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1973/04/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  本日は、貨物自動車の過積載等による事故防止対策に関する問題について、参考人として、全日本交通運輸労働組合協議会貨物合理化対策共闘会議事務局長田井二郎君、全日本トラック協会専務理事武藤儀一君、新日本製鉄株式会社販売業務部長重國昭夫君、相東運輸株式会社取締役車輌部長鎌野本保君、トラックの運転をしております泉沢謙三君に御出席をいただいております。  各参考人には、御多忙中のところ御出席をいただきまして、厚くお礼申し上げます。  最近のわが国の道路交通事故は、件数においては年々減少の傾向にあり、死傷者もまた数に……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第7号(1973/04/12、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。沖本泰幸君
【次の発言】 次に、平田藤吉君。
【次の発言】 渡辺武三君。
【次の発言】 太田一夫君。
【次の発言】 次回は来たる十八日水曜日午後零時三十分理事会、午後一時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。    午後零時五十五分散会

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第8号(1973/04/18、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  理事辞任の件についておはかりいたします。  理事奧田敬和君から理事を辞任したい旨の申し出がありますので、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  次に、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  ただいまの理事辞任に伴う補欠選任につきましては、先例により委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、理事に野中英二君を指名いたします。
【次の発言】 交通安全対策に関する件について調査を進めます。  本日は、航空交通の安全対策に関する問題に……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1973/05/09、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  内閣提出、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案について、運輸委員会に連合審査会開会の申し入れをいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、連合審査会の開会の日時につきましては、委員長間において協議の上決定いたしますので御了承ください。
【次の発言】 内閣提出、自動車事故対策センター法案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。片岡清一君。

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1973/05/30、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  この際、カーフェリー「せとうち」の火災沈没事故について説明を聴取いたします。新谷運輸大臣。
【次の発言】 次に、質疑の申し出がありますので、順次これを許します。唐沢俊二郎君。
【次の発言】 太田一夫君。
【次の発言】 沖本泰幸君。
【次の発言】 この際、参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。  自動車事故対策センター法案の審査に資するため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第11号(1973/06/06、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、自動車事故対策センター法案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。野中英二君。
【次の発言】 次に、野坂浩賢君。
【次の発言】 次に、野田毅君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後四時五十四分散会

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1973/06/13、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  自動車事故対策センター法案を議題といたします。  本日は、お手元に配付いたしました名簿のとおり参考人の方々が御出席になっております。  各参考人には御多用中のところ御出席いただき、厚くお礼を申し上げます。  本委員会は、ただいま自動車事故対策センター法案を審査いたしておりますが、本日は、各界で御活躍の皆さん方にそれぞれの立場から忌憚のない御意見をお述べいただき、本案審査の参考にいたしたいと存じます。  御意見の開陳は、山口参考人、黒川参考人、今竹参考人、玉井参考人、穐山参考人の順で、お一人十分程度お願いいたします。その後委員の質疑にお答えをいただきたい……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第13号(1973/06/14、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  自動車事故対策センター法案を議題といたします。  この際、御報告申し上げます。  去る五月三十日の委員会におきまして、委員派遣の承認申請を行なうことといたしたのでありますが、都合により、取りやめることといたしましたので、御了承ください。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。太田一夫君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 平田藤吉君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。  自動車事故対策センター法案に……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第14号(1973/06/20、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  船舶安全法の一部を改正する法律案、船舶職員法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。  まず、委員派遣承認申請に関する件についておはかりいたします。  両法案の審査のため、委員を派遣したいと存じます。つきましては、議長に対し、委員派遣承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、派遣委員の氏名、員数、派遣期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第15号(1973/06/21、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  この際、交通事故死者にかかる損害賠償に関する調査報告について説明を求めます。秋山総理府交通安全対策室長。
【次の発言】 交通安全対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。太田一夫君。
【次の発言】 平田藤吉君。
【次の発言】 松本忠助君。
【次の発言】 渡辺武三君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後一時五十一分散会

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第16号(1973/06/28、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  船舶安全法の一部を改正する法律案、船舶職員法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。  まず、両案審査のため、昨二十七日神奈川県に委員を派遣いたしましたが、この際、派遣委員から報告を聴取することといたします。井上泉君。
【次の発言】 これにて派遣委員からの報告は終わりました。
【次の発言】 次に、両案について質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。沖本泰幸君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 次に、渡辺武三君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。  ……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第17号(1973/07/04、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  船舶安全法の一部を改正する法律案、船舶職員法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
【次の発言】 総務長官は御用があるそうでありますから、先に総務長官の関係についてお尋ねします。  いま提案されておる二つの法律の改正案でありますが、これは御承知のように、総理府には関係ありません。運輸大臣の所管の法律であります。しかし、問題は、いま提案されているこの二つの法律では問題の本質に直接触れるような対策ではないというのが、これまで質問された各党の委員の意見であります。私もそういうふうに思っているわけであります。と申し上げますのは、このレジャーボートによ……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第18号(1973/07/11、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。  交通安全対策に関する件の調査のため、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人の人選、出席日時及びその手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 交通安全対策に関する件について調査を進めます。  まず、最近におけるカーフェリー等による海難事故の概要について説明を求めま……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第19号(1973/07/18、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  船舶職員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。足立篤郎君。
【次の発言】 左藤君。
【次の発言】 斉藤正男君。
【次の発言】 次回は明十九日木曜日午前十時より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時四分散会

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第20号(1973/07/19、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  本日は、お手元に配付いたしました名簿のとおり参考人の方々が御出席になっております。  各参考人には、御多用中のところ御出席いただき、厚くお礼を申し上げます。  最近における交通事故は、年々若干の減少傾向にあるとはいえ、被害者はなお年間百万人近くを数え、これら交通事故被害者の損害賠償の請求等、法律問題、医療、生活更生、遺児の教育問題等、各種生活問題の解決が事故防止対策と同様重要な課題となっております。昭和三十年に制定されました自動車損害賠償保障法も、制定以来十数年間にわたり自動車事故による被害者救済の中核……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第21号(1973/09/05、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  まず、カーフェリーの事故概要及びモーターボート爆発火災事故について説明を聴取いたします。佐原海上保安庁長官。
【次の発言】 次に、東海道本線鶴見――横浜駅間における貨物列車脱線事故について説明を聴取いたします。阪田日本国有鉄道常務理事。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。片岡清一君。
【次の発言】 委員長からちょっと御注意申し上げますが、本日は質問者もたくさんあるし、限られた時間でございますので、答弁者のほうも質問者のほうも要領よくひとつ運んでいた……

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第22号(1973/09/19、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  交通安全対策に関する件について調査を進めます。  この際、カーフェリーの現状と海上交通安全対策に関する実情調査のため、去る十二日及び十三日の両日兵庫県に委員を派遣いたしましたので、派遣委員から報告を聴取いたします。中村弘海君。
【次の発言】 これにて派遣委員からの報告は終わりました。  次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時五十七分散会

第71回国会 交通安全対策特別委員会 第23号(1973/09/25、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保委員長 これより会議を開きます。  船舶職員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  法案に対しては他に質疑の申し出がありませんので、法案に対する質疑は終了いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、本案に対し、唐沢俊二郎君外二名から自由民主党、日本社会党、公明党の三党共同提案にかかる修正案及び紺野与次郎君から修正案が提出されております。
【次の発言】 この際、両修正案について提出者より順次趣旨の説明を求めます。唐沢俊二郎君。
【次の発言】 次に、紺野与次郎君。

第72回国会 運輸委員会 第3号(1973/12/18、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 けさからの質問で、たくさんの方がいろいろお尋ねしておりますが、私の質問も、その点、重複する点があるかもしれませんが、あらかじめ御了承いただいて、限られた時間ですから、なるべく簡潔にしたいと思いますが、一つは、歯切れの悪い答弁ばかりなんで、この事態に来て、やはり答弁はきちんとしていただきたいように思うことが二つあります。  一つは、けさの新聞というか、きのう政府並びに与党の間できめられた、公共料金の目玉といわれるような国鉄の運賃あるいは米価の値上げを半年間据え置く、こういう方針に大体政府・与党の大綱としてはさまったように報道されているわけでありまして、われわれもこれは当然しかる……

第72回国会 運輸委員会 第17号(1974/03/20、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 だいぶ質問も進んでおりますので、あるいは重複するかもしれませんが、お許しいただいて、幾つかの問題でお尋ねしたいんです。  まず第一に、臨調法による建造許可という許可とは、いかなる時点が許可なのか。いまも御質問がありましたが、いわゆる建造してもよろしいという単なる許可なのか、それとも着工ということを許すのか、その辺はどうなんだろうか。何か船舶局長、よくわからぬようだけれども、あなたのほうが専門家だからわかっておると思う。着工という場合は、昔は船台に竜骨というかキールを乗せた時点が着工だろうと思うのです。いまはブロック建造だから、ブロックを船台に乗せてドッキングというか、始まる時……

第72回国会 運輸委員会 第18号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 運輸大臣もまだおいでにならないので、提案されているこの法案の重要性からいけば、当然しかるべき方が出てきて質問に答えるのが筋だと思うのでありますが、都合もあるというのでありますから、一定の時間まで大臣がおいでにならぬときには質問を中断してお待ちしたいと思いますので、あらかじめ御了承願います。  それでは、国鉄の副総裁がおいでになっているから、国鉄からまず聞きましょう。  最近国鉄の安全の問題が実は大きな問題になっているわけでありますが、特に、内部告発といったらことばが悪いが、内部からも安全について問題が提起されている。それから、その中身は、特に新幹線と優等列車の増発による線路の……

第72回国会 運輸委員会 第19号(1974/03/27、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 航空に関することでお尋ねをしたいのでありますが、特に成田空港というか新国際空港の問題でありますが、その前に、当面折衝中であります日中航空協定というか交渉の問題について、大臣いらっしゃる間にお尋ねしたいと思うのでありますが、これまでこの国会でも予算委員会あるいは外務委員会等々でそれぞれ関係の大臣の御答弁はあったようでありますし、現に北京にそれぞれ関係各省から交渉員が行きまして、現在、中国側と日中航空協定の締結について交渉中でありますので、当委員会としましても、一応運輸大臣から政府の御方針なり見通し、あるいは今日折衝中の中身、中身といっても全部御披露いただくわけにはまいらぬかもし……

第72回国会 運輸委員会 第21号(1974/04/10、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 きょうは、参議院のほうの関係もあって、それぞれの各省の皆さんは大半向こうへ行っているようでありますが、政務次官はじめ各省庁の実務者がおいででありますので、当面の交通政策について若干のお尋ねをするわけであります。時間も限られておりますし、すでにいままで当委員会を中心にして多少の議論をしてきたところでありますから、私も質問の要旨は簡単に申し述べますので、答弁のほうも、結論と言ってはたいへん失礼でありますが、結論を重点にお述べいただきたい、こういうふうに思っております。  そこで、ものの考え方でありますが、すでに先般の運輸委員会でも申し上げたように、交通政策そのものが問い直されてい……

第72回国会 運輸委員会 第23号(1974/05/15、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 最初に、きょうの零時から始まった沖繩の管制情報部の関係でありますが、特に引き継ぎは支障はなかったのかどうか。現在は円滑にやっておられるのだろうと思うのですが、その中でも特に先般質問もありました台北FIRの関係についてはどういうふうに話をつけたのか、どんな仕組みで情報の交換をされているのか、その点をまず第一に伺います。
【次の発言】 そうしますと、念のためにこれはお聞きしているわけですが、交流協会と亜東協会との話し合いで、本件の問題の処理は管制官同士の取りきめによったらいいだろう、こういうことになったというお話ですが、それでは管制官同士の取りきめというものはどういう形で取りきめ……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第10号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 航空機の問題では、きのうからきょうにかけて御質問があったようでありますから、これからの問題として、簡単にDC10の問題だけにしぼって一言お尋ねしておきたいと思うのです。  御承知のように、DC10は、つい最近ではフランスにおけるトルコ航空の事故がありました。それでいまアメリカでは、上院の安全小委員会というか、そういうところで証人を喚問して、DC10の安全性について究明しているやに聞いております。わが国ではエアバスということで、DC10の導入を日航が大体計画しているというふうでありますが、導入の時期並びに導入する体制というものはどういうふうに整っているのか。特にこのDC10の安……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1974/04/04、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 時間もたくさんございませんので、全部の方にお尋ねしなければ失礼なんですが、できないかもしれませんので、御了承いただきたいと思います。  最初に、東京鉄鋼埠頭の福田社長さんにお尋ねしたいのであります。ただいまもお話がありましたが、あなたの会社では、最近新聞にも出ておるように――あなたの会社と言ったらたいへん語弊があるかもしれませんが、とにかくあなたの会社から出ていくトラックが大半過積みであったという事実があるのでありますが、それに対しては遺憾であるということでありますからそれ以上とやかく申し上げませんけれども、その後はどういうふうになさっておられますか、簡単にお述べいただきたい……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第13号(1974/04/11、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 提案されている法案に関連して二、三点お伺いするわけでありますが、その前に、きょうは航空局長お見えになっておりませんが、聞けば中国に航空協定の交渉においでのようでありますが、現在航空局長がおいでになって最後の詰めというか、そういう階段になっておるのかどうか、いま外交交渉中でありますから、しさいにわたってお答えをいただくわけにはいかないかもしれません。もっとも、最近は内部からいろいろ詳細な発表もあるようでありますので、われわれはそういう別なルートからは聞いておりますが、正式な場所で聞きするのはどうかと思うのですが、ただし関心が深いし、また重大なことでありますので、運輸大臣から当初……

第72回国会 交通安全対策特別委員会 第14号(1974/04/24、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 きょうは大体三項目ほどお尋ねをするのでありますが、出席されている方々の御都合もございますから、先にわりかた簡単な質問を申し上げていきたいと思うのです。  まず一つは、これは警察庁にお尋ねするのでありますが、これは前にもこの委員会か運輸委員会で言及したと思うのであります。最近貨物自動車の運行による事故というと、積載荷物との関係あるいはこれは道路の構造にも関係あるかとは思うのでありますが、そういう事故が多い。たとえば積み荷による事故が多い。ごく最近の事例では、トレーラーに鋼材を積んだ車がカーブに差しかかった際に横転して道路を通っていた人が圧死されるというような事故。それからついせ……

第72回国会 予算委員会 第20号(1974/02/22、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 まず第一に、雇用促進事業団理事長、おいででありますか。――おいででありますね。おいででありましたならば、あなたの事業団でおやりになっている移転就職者用の宿舎の運営の現況、これをお知らせいただきたいと思うのです。  てまえどもの知る範囲におきましては、現在までおおよそ八万二千戸ほど建設をされている。もちろんこれは十一月末現在でありますから、四十八年度末には約九万戸になるのだろうと思うのでありますが、八万二千戸余ができている。それに対して、現在入居しているものが六万六千、七万足らずですね。率にして八一%、約二割というものがあき家になっている。戸数にしますれば、差し引きしまして、一……

第73回国会 運輸委員会 第4号(1974/11/26、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 国鉄の問題で二、三お尋ねしますが、時間があまりありませんので、私のほうも短く申し上げますが、答弁のほうも簡潔にお願いしたいと思います。  一つは、いまもお話がありました国鉄再建計画でありますが、鉄監局長から答弁があったように、これは見直しということでありますが、見直すという観点ですね。これは言うまでもございませんが、経済事情もたいへん変わってきた、だから十カ年計画の前提になる経済社会基本計画というようなものも御破算だということだし、総合交通体系についても大ざっぱなものはありましたが、これも見直しだということだと思うのですね。それにかてて加えて、国鉄の問題は言うならば合理化と安……

第73回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 国鉄の安全問題についてお伺いをするわけでありますが、急のことでありますから、わかる程度でけっこうでありますが、実はこの委員会じゃなくて運輸委員会で私が、国鉄財政再建法あるいは運賃法の改正案の審議で、ことしの三月二十二日だと思うのでありますが、新幹線並びに国鉄の安全性について、そこにおられる副総裁に質問したのでありますが、それ以来今日に至るまで、かなり運転事故あるいは運転阻害の件数が多いと思うのですね。ついては、運転事故並びに運転阻害によるところの影響というか、そういうものはどの程度あったのか、ひとつ概数でけっこうですから御発表願いたい。

第73回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1974/11/11、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 先ほど保安庁長官から報告がありました第十雄洋丸とアリス号の衝突事件でありますが、ほかにも御質問をなさる方がありますので簡単に二、三お尋ねします。  一つは、先ほど隅次長は、この事故は法律を守っていれば起こらなかった、こういうふうに断定しておりますが、ほんとうにそうだろうか、そういうふうに考えていいのかどうか。それから、もう一つは、法律そのものが守れる状況にあったのか、ないのか、そういう検討はなさっていないのではないかと思う。事故の原因の究明について一番大事なのは、そういう点がいままでおろそかになっていることだと思う。  法律は、たとえば衝突予防法は御承知のように、こういうふう……

第75回国会 運輸委員会 第2号(1975/02/14、33期、日本社会党)

○久保委員 大臣に個別の質問をいたします前に、全体的な物の考え方をちょっとお尋ねしたいのです。  それは、御承知のように、従来政府がとってまいりました、あるいは日本の歩んできた高度成長経済政策、こういうものは、申し上げるまでもなく、オイルショックによって決定的な方向転換を余儀なくされたということでありまして、それでは方向転換のその方向は何であろうか、どういうところであろうか。あるいはその方向がこうであるとするならば、それに到達する方法はどうなのか。それからその方向転換の歩みの開始はいつからどうやってやるのかということがいま国民大衆の側から求められておる大きな筋だと私は思うのです。基本的な方針だ……

第75回国会 運輸委員会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 自動車に関して二、三お伺いしたいのでありますが、一つは、昨年十一月二十日、福岡高裁那覇支部で判決が下りました、いわゆる軽貨物による旅客有償運送、これに対するものに関連してであります。  判決の内容は私から一々読み上げる必要はないと思うのでありまして、判決の要旨は、言うならば、有償運送をやれば輸送秩序が乱れることはわかっているが、いまの法体系から言って、これは違法ということで処罰する対象にはならないというのが結論のようであります。  そこで、政府としてはこれに対してどういう考えをしておられるのか。このままでいくならば、これはある程度合法化されたかっこうになると思うのですね。これ……

第75回国会 運輸委員会 第9号(1975/03/18、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 航空法の改正について二、三お尋ねいたします。  一つは、先般全日空機と自衛隊機の雫石上空における衝突事故、この判決が一応出たのでありますが、判決については、自衛隊側に責任ありということで有罪の判決が出たことは御承知のとおりでありまして、これに対して、第一点にお伺いしたいのは、自衛隊の二人が責任を問われた原因は、言うならばジェットルート11でありますか、これを定常飛行中の全日空機に自衛隊機がその注意義務を怠って衝突したということであります。この判決を土台にして、これからの航空管制なり、飛行方法についての規制というか、あり方を規定するとするならば、やはりこの判決のとおりに一つは考……

第75回国会 運輸委員会 第10号(1975/03/25、33期、日本社会党)

○久保(三)議員 ただいま議題となりました地方陸上交通事業維持整備法案、中小民営交通事業者の経営基盤の強化に関する臨時措置法案、交通事業における公共割引の国庫負担に関する法律案並びに中小民営交通事業金融公庫法案について、提出者を代表し、提案の理由並びにその概要を御説明申し上げます。  まず、地方陸上交通事業維持整備法案の内容について申し上げます。  高度経済成長の中でのモータリゼーションの進展は、全国的に過疎、過密の現象をつくり出し、国民生活に重大な影響を及ぼしております。  とりわけ交通の分野における混乱は際立ったものがあります。すなわち大都市の通勤地獄、交通の渋滞、地方における生活路線の休……

第75回国会 運輸委員会 第11号(1975/03/26、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 大変短い時間でありますので、失礼かもしれませんが、次のような点続けてお伺いしたいと思うのであります。  一つは、稲垣参考人にお伺いするのですが、あなたのところではどの程度長期債務をお持ちですか。差し支えなかったら御発表いただきたい。それから資本金はどの程度でありましたか。それからもう一つは、この長期債務の金利ですね、融資の条件というか、そういうものはどういう程度のものを借りておられるのか。以上です。
【次の発言】 次に、やはり稲垣参考人にお伺いしたいのですが、先ほどもお尋ねがありましたが、助成というか、そういうものがだんだん少なくなってきた、率が少なくなってきたというお話であ……

第75回国会 運輸委員会 第13号(1975/04/16、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 まず第一に、新線建設あるいは新幹線鉄道網建設、こういうものの建設の基本方針というものについて運輸大臣にお伺いしたいのでありますが、先般も当委員会で、所信表明というか、これに関連しての御発言の中でも、あるいは予算委員会の中で総理初め関係閣僚からのお話も総合してみて、現在における日本の経済事情あるいはこれまでの政策推進の結果として、現時点において特に経済成長を中心にした政策に対して検討を加える必要がある。でありますから、いままでありましたところの高度成長経済政策、こういうものの反省をし、これを背景にした新全総、新全国総合開発計画というか、そういうものを見直し、さらには総合交通体系……

第75回国会 運輸委員会 第17号(1975/06/03、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 本法についてはすでに皆さんからそれぞれしさいに質問がありましたので、私から質問するものはそうたくさんはないのでありまして、ただ航行の安全という問題を中心にしてお尋ねをしたいと思うのです。  その前に、いま太田委員からの質問の中にありました海岸の汚染についてでありますが、御答弁を聞き漏らしたのでありますが、この法律によります制度は領域に及ぼした油濁損害は補償するということになっていますから、太田委員が指摘された海浜といいますか、こういうものの汚染についてもその費用はあるいは損害は当然補償するもの、こういうふうに承知してよろしいかと思います。それはどうお考えですか。  それからも……

第75回国会 運輸委員会 第21号(1975/06/27、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 近海船問題を中心にした海運問題でお尋ねするわけですが、御承知のように限られた時間でありますので、簡潔にお答えいただければと思っております。  そこで、いまもそれぞれお話がありましたが、問題の本質をどういうふうに考えておられるのか。問題の本質についての認識が十分でなければいまもお話がありましたが対策が立てにくいというか、これからの対策に十分でないようにも思うのです。けさほど御連絡がありました近海船問題の海運局の対策について、全部だめだというわけではありませんけれども、非常に不十分じゃないかと思うのです。それはここにも書いてあるとおり、いまもお話の中心が南洋材を中心にしたお話にな……

第75回国会 運輸委員会 第23号(1975/07/04、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 この間の近海船問題で、時間が余りなかったので多少落ちこぼれがありますので、補足的に海運局長にお尋ねしたいんですが、その近海船問題にも関係しますが、チャーターバックの制度とかあるいは便宜置籍船とか、海運界で問題になっている制度というか、あるいは仕組み船、仕組み船の解釈には多少幅があるようでありますが、これは海運局の見解というか解釈でいいと思うのですが、そういうものに対するわが政府としての見解ですね、あるいは方針というか、そういうものはどういうふうに考えられているか、簡単に見解を表明していただきたい。
【次の発言】 要約して申し上げますと、国際的な競争の問題もあるので、経費の節減……

第75回国会 運輸委員会 第24号(1975/08/08、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 運輸大臣が参ります前に、時間の関係もありますので、最初に新国際空港に関係してのいわゆる燃料の暫定輸送の問題で一、二お伺いしたいのですが、きょうは時間がたくさんございませんのでまとめて質問しますので、簡単に要点だけお答えいただきたいと思います。  この質問に入る前提として申し上げますが、最近、運輸省並びに公団は新国際空港の開港について、いまになってと言っては大変語弊があるが、大変焦りを来して、本末転倒というか、本筋をおろそかにして筋違いなことをたくさんやっているんじゃなかろうかと思うのでありまして、そういう点から言って、関係の住民は理屈の上でも理解できない面がたくさんあるわけで……

第76回国会 運輸委員会 第2号(1975/11/19、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 海部副長官にはお帰りになったばかりで、お疲れのところ大変恐縮でありますが、時期も切迫した問題でありますのであえておいでをいただいてお尋ねをしたいのでありますが、言うまでもありませんが、公労協を中心にしたストライキ権の回復の問題であります。  これはすでにこの六月にも総理からお話が出ているように、今秋には結論を出すという約束でありました。ところが、十一月を秋と言うのかどうかは別にしまして、秋ももう旬日を残すところになりました。しかも、閣僚協から委託されました専門懇の結論というか、答申もまだのようでありますが、かたがた組合の関係は二十六日からストライキを構えているという情勢にあり……

第76回国会 運輸委員会 第3号(1975/12/10、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 運輸大臣にまず最初にお伺いいたします。  先般の三公社五現業等の争議権に関しての政府の基本方針が決定されました。その基本方針の内容について運輸大臣からお伺いしたいのでありますが、時間の関係もありますので簡単に申し上げますから、要点だけで結構ですからお述べいただきたいと思うのです。  まず、第一に、三公社五現業の中でも最も大きな組織と最大の業務量を持っている国鉄を監督する運輸大臣として、今回の政府の基本方針をどう受けとめておられるのか。  御承知と思いますけれども、念のために御披露を申し上げておきますと、大体、今回の方針が出る当初のいきさつというか、それは第三次公務員制度審議会……

第76回国会 運輸委員会 第4号(1975/12/17、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 質問の前に議事進行について一言申し上げたいと思うのであります。  一つは、地方陸上交通事業維持整備法案外三件、提出者の筆頭は久保三郎自身でありますが、この法案は通常国会以来当委員会に付託されておりまして、今日まで継続審査になっております。その間提案説明も三月二十五日にやらせてもらって、なお、参考人としてバス会社の関係人の一部を呼んで意見を聞いたことになっております。継続審議をしている当国会ももはや二十日で会期が終わるわけでありますが、先般の理事会では一応次の通常国会に継続審議をするという申し合わせができたと聞いておりますので、私はそのことについていまさらとやかく申し上げるわけ……

第76回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1975/12/09、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 時間もたくさんありませんから、簡単にお尋ねします。  一つは、民鉄部長にお尋ねするのは筋違いなんですが、大臣じゃないけれども、きょうは大臣代理というような意味でお尋ねしたいのです。  運賃値上げ――値上げというか改定というのか、これが審議中というか公聴会を開いている最中に、あなたのところの運輸大臣は、年内には上げなければいかぬだろうという新聞発表までしているわけです。積極的に記者会見しているわけですね。こういう態度自体がやはり国民の納得しない一つの原因であるんだが、こういう問題についてどういうふうに考えておられるのか。  それから民鉄協会の川崎さんにお尋ねしますが、先ほどあな……

第77回国会 運輸委員会 第3号(1976/03/03、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 運輸大臣の所信表明は広範なお話でありましたが、時間の都合もありますので、重要な問題について二、三お伺いしたいと思います。  一番最初にお伺いするのは、かねてから御苦労なさっておりました国鉄総裁の任命について、前の大蔵事務次官の高木氏に御交渉ができて、大体受諾ということだそうでありますが、そのような手はずになっているのでしょうか。
【次の発言】 過日の予算委員会の一般質問の中で、新しく総裁になられる方についての手前どもの見解を申し述べたのでありますが、時間もありませんから繰り返しはいたしませんが、大体、難局に立っておる国鉄再建でありますが、それだけに、総裁の手腕、力量というか、……

第77回国会 運輸委員会 第8号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 時間が短いですから、手前どもの質問も簡単にしますので、答弁はなるべく簡潔にお願いします。  今回改定される港湾整備五カ年計画でありますが、これは昨年までの五カ年計画に比べると、金額というか、事業量では大体五割程度ふえているわけでありますが、その五割程度ふえていることの裏づけとしては、提案説明でもありましたけれども、港湾における貨物の取り扱い量の伸びをどの程度に見ておられるのか。それからもう一つ参考に聞きたいのは、五十年度までの五カ年計画の策定時における港湾取り扱い貨物量と、その実績とはどんなふうであったのかということであります。  それで、いま申し上げたように、新しい港湾整備……

第77回国会 運輸委員会 第9号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 きょうは、いま問題にもなっておりますエアバスの導入に関係して、航空政策の軌跡というか、移り変わりについてお尋ねをしたい。これが中心であります。  そこで、きょうはわざわざお出ましいただいた内村事務次官に、特に航空局長としての御経験があったわけでありますから、その御経験の内容についても伺いたいと思うのであります。  お尋ねする一つは、いままでも各種の委員会ですでに議論されておりますように、エアバスの導入を政策として決めたのは四十五年の十一月二十日の閣議了解ということになっているわけでありますが、それはそのとおりであるかどうか。

第77回国会 運輸委員会 第11号(1976/05/18、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 参考人の四人の方々にそれぞれ御質問を申し上げます。  まず、第一に、新井参考人にお伺いしたいのは、それぞれの皆さんからもお話がありましたが、一つは運賃の問題でありますが、運賃についてまず第一に考えられるのは、原価に対する運賃ということが一つあると思うのですね。それから、先ほどのお話にも出ていましたとおり、価格に対する運賃という見方もあります。価格という場合と原価という場合は少し違うというふうに考えておりますが、いずれにしても国鉄の運賃についてはすっきりしないというか、理屈に合わぬところがたくさんあるわけです。そのために、先ほどのどなたでありましたかのお話にもあったように、運賃……

第77回国会 運輸委員会 第15号(1976/06/15、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 官房長官は時間の関係で先に退席されるそうでありますから先に御質問を申し上げたいと思うのですが、きょう私が質問する内容は、国鉄の当面の経営について質問をするわけであります。  いままで与党の三人の方からそれぞれお話がありましたし、お答えもありましたが、要約すると、当面の資金繰りというか、そういう問題と、法案の成立の時期というか、臨時国会の召集と密接不可分の議論をされております。これはもちろん与党と閣僚席におられる皆さんの考えはそうかと思いますが、しかし、当面の資金繰りについてわれわれは一番心配しているんです。  いまお話のありました内容を聞いただけでも感ずるのですが、三木内閣は……

第77回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1976/05/13、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 私は、この委員会では、特にこれまでも何回か入れかわり立ちかわり問題として取り上げてまいりました自動車の過積載による問題でありますが、きょうは特に中心的には、いまもお話がありましたが、ダンプの問題を中心に関係の方々にお尋ねしたいと思っております。  まず第一に、先ほどのお話しの続きを私が取っては恐縮でありますが、いわゆるダンプ規制法によるダンプ協会ができて、もうかなりの時間がたっております。ところが、この組織率というか、それは先ほども御指摘があったとおりでありまして、法の目的を十分達成しておらない。これは大体ダンプ規制法をつくるときに、ダンプ協会をつくる目的というのが必ずしも明……

第77回国会 予算委員会 第19号(1976/02/28、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 時間が限られておりますので、私は主として国鉄問題を質問するわけですが、当委員会でこれまで究明に当たっておるロッキード問題について、航空政策の担当者である運輸大臣に一言だけ冒頭にお尋ねしたいと思うのです。  これまでの本委員会での質問に対して、運輸大臣並びに運輸省は、全日空が機種決定の経緯について知らなかった、こういうふうな答弁をしておるようでありますが、いわゆるDC10からトライスターにかわったいきさつなども余り知らぬような話をしているのでありますが、これははなはだしく不見識だし、われわれから見ればおかしな話だと思うんですね。 これに対してどういう考えを持っておられるのか。 ……

第78回国会 運輸委員会 第2号(1976/10/05、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 まず、最初に、運輸大臣にお尋ねしたいのでありますが、審議に入っております三つの法案は、国鉄の財政改善というか、そういうことに尽きるわけでありますが、この法案は、言うならば、内容の是非は別として、すでに年度半ばを過ぎております今日まで、この法案に基づくところの財源というか、そういうものには歳入欠陥があるわけですね。  そこで、歳入欠陥をどうするのかという考え方が示されることが一つではないかと思うのでありますが、この点については、運輸大臣及び大蔵省から御答弁をいただきたいのであります。いかがでしょう。
【次の発言】 運輸省にお尋ねした方がいいのかもしれませんが、これまでの歳入欠陥……

第78回国会 運輸委員会 第3号(1976/10/06、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 運輸大臣にお尋ねするわけですが、先般就任に際してのごあいさつがありましたか、本来ならば、新しい大臣としてもっと詳細に抱負経綸をお述べになるところだと思っておりましたが、大変簡単にごあいさつがありましたので、改めてこの機会に二、三お尋ねをしたいのであります。  まず、第一にお尋ねしたいのは、新しい運輸大臣として、特に来年度に関係して当面いかなる施策を重点的に取り上げられるのか、これが一つであります。もちろん、昨日から審議が継続されました国鉄の再建については当然だと思うのでありますが、それ以外についていかなるものを考えておられるか。  たとえば、造船界は御承知のとおりかなり深刻な……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 運輸委員会 第8号(1977/03/30、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 まず最初にお尋ねしたいのは、ごく最近内浦港にソ連の木材積みのプッシャーバージが入港して荷役作業をした事実に関係してであります。この内容については関係の方、御承知だと思うので、時間の関係もありますから余り申し上げません。ただ政務次官はおわかりにならないかと思うので、これをごらんください。――このプッシャーバージについて一番問題になるのは、何といっても港湾運送の問題であります。特に港湾運送に関係する労働者に関係することが大きいわけであります。時代は進むのでありますから、近代化や、あるいは革新というか、そういうふうに進んでいくことは船の場合でもあるいは当然かと思うのであります。しか……

第80回国会 運輸委員会 第9号(1977/04/06、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 アンカレジの事故について関連して一つ二つ簡単に、念のためにお伺いをしておきたいのですが、一つは、積み荷は聞くところによれば牛であったように聞いておりますが、そのとおりなのか。それから積みつけの状態はどういうふうになっているか、その点はどうですか。
【次の発言】 その積みつけは従来どおりであったのかどうか。アンカレジの事故のときには変わった積み方をしたのか、いかがですか。
【次の発言】 その囲いの中に入れて、どういうふうになっているかわかりませんけれども、並べ方が変わっていたのかどうか。従来どおりの囲いには入れたが、並べ方がどういうふうになっているのか。聞くところによると、どう……

第80回国会 運輸委員会 第10号(1977/04/08、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 この法律案の中身、内容に入る前に、海運政策の基本的な問題で幾つかお尋ねしたいと思うのです。  いまも運輸大臣は、海洋の自由はいささかも変わるものではないというお話をされましたが、従来の海洋の自由というのは、言うならば海運に強い国の自由、そういうことが言えると思うのですね。幸いというか、日本は戦後いろいろな問題はありましたが、海運強国になってきたわけです。一方、お話がありましたように発展途上国あるいは社会主義体制の国々というようなものが、自分の権利というか、これも海洋の自由と言えば海洋の自由だと思うのですね、そういうものがここ数年来急速に高まってきた結果、御承知のとおりuNCT……

第80回国会 運輸委員会 第14号(1977/04/19、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 国鉄問題について、これから与えられた時間、お尋ねするわけですが、いま記録を調べているのでありますが、昭和三十年以来、政府は国鉄の財政を中心にした再建、そういうものについていろんな取り決めをずっとしております。それに応じて法律をつくり、あるいは改正したこともあります。回数は何回やっているかわかりませんが、大体底を流れるものは、国鉄の赤字をどうしようかということが中心のようであります。今回の提案されている法律案は、もちろんそれに関係することでありますが、果たして、この財政再建、もっとも最近は財政再建とは言わなくて、国鉄再建というような文字も使ってきましたが、財政再建というのは、こ……

第80回国会 運輸委員会 第16号(1977/04/26、34期、日本社会党)

○久保(三)議員 ただいま議題となりました地方陸上交通事業維持整備法案、中小民営交通事業者の経営基盤の強化に関する臨時措置法案、交通事業における公共割引の国庫負担に関する法律案並びに中小民営交通事業金融公庫法案について、提出者を代表し、提案の理由並びにその概要を御説明申し上げます。  まず、地方陸上交通事業維持整備法案の内容について申し上げます。  高度経済成長の中でのモータリゼーションの進展は、全国的に過疎過密の現象をつくり出し、国民生活に重大な影響を及ぼしております。  とりわけ交通の分野における混乱は際立ったものがあります。すなわち大都市の通勤地獄、交通の渋滞、地方における生活路線の休廃……

第80回国会 運輸委員会 第17号(1977/04/27、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 それぞれの参考人の皆さんからは、大変有益なお話を伺いまして、ありがとうございました。限られた時間でありますので、それぞれの皆さんにお尋ねできないかもしれませんので、あらかじめ御了承いただきたいと思うのです。  最初に山内参考人にお伺いしたいのでありますが、先生は提案されている法律に忠実に限定してお話しをなされたようであります。国会でこれまで問題になっているのは、運賃に象徴されておりますが、国鉄全体の問題が問題になっておるのでありまして、国鉄全体の問題を抜きにして運賃の問題はないことは御案内のとおりであります。そういうことを前提にして考えていった場合に、運賃が適当であるかどうか……

第80回国会 運輸委員会 第18号(1977/05/13、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 斉藤さんの持ち時間の中で関連で質問するのですが、大臣はどこかへ行かれましたか。
【次の発言】 それでは、鉄監局長がいるから、かわりに聞いてもらう。  これは、この間運輸大臣が国鉄の在京の常務理事を呼んで、国鉄再建というか、そういうもので話をされたということに関係してであります。これは新聞記事でありまして、改めてどういうお話があったのか、われわれにも参考にお聞かせいただきたいと思うのです。できればこれは委員長並びに理事にお願いしたいが、われわれから質問されたことに答弁するだけじゃなくて、また提案された法案の説明だけじゃなくて、それぞれ責任を持っておられる人でありますから、こうい……

第80回国会 運輸委員会 第21号(1977/05/25、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 大臣と航空局長に成田の問題で申し上げておきますが、先ほども御質問がありましたように、われわれ新聞等で承知しているのですが、十一月には開港とか、あるいは閣議では年内に開港を決めたとかいうようなことを存じているわけでありますが、そのよし悪しは別として、われわれはことしの一月に、予算編成あるいは政策立案に関して党として田村運輸大臣に申し入れをしております。お忘れではないと思うのでありますが、成田の開港については少なくとも見切り発車的なもの、いわゆる関係者の十分な理解と納得のないままに開港することについてはすべきではないという申し入れをしておりました。そこで、最近いよいよ鉄塔の撤去な……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第6号(1977/04/13、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 それぞれ御質問があってお答えもあったと思うのですが、折あしく質疑応答を聞いておりませんので、あるいは重複した失礼な質問があろうかと思うのですが、もしそういうときがあったら、それは答弁は省略して結構であります。  それで、今回提案のこの海上衝突予防法でありますが、これは条約の形であります。一九六〇年の場合は勧告という形で来ているのですが、これはどういうふうに受け取ったらよろしいか。
【次の発言】 そうしますと、模範法典と言うが、これはモデル条例ですね。そういうものは、なるべくそれに準拠してつくれということだと思う。今度の条約というのは国と国との間、あるいは多国間の約束であります……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第12号(1977/05/19、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 室城さんにさしあたりお尋ねしましょう。  去年の五月十三日ですが、あなたに御答弁いただいているわけですが、ダンプの安全運転、いわゆるダンプ規制法に基づく対策についてお尋ねをしたわけであります。中身について、いまさらたくさん繰り返す必要もありませんが、言うならば、この法律は四十二年にできまして、当時ダンプによる死傷事故というのが大変続いて起き、世論の反撃というか、そういうものもありまして、たしかこれは議員立法でできた法律だと思うのです。その後、ダンプの問題は、死傷事故の問題もさりながら、流通の問題、それからもう一つは、当初からの問題である過積みによる安全運転の問題、あるいは過労……

第82回国会 運輸委員会 第1号(1977/10/28、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 限られた時間でありますから、簡単に総理に二点ほどお伺いします。  一つは、国鉄の再建の大綱といいますか、基本的な考え方であります。これまで政府は、国鉄再建対策要綱、こういうものでいわゆる三方一両損というような方式で再建を図ろう、しかも、その中心的な課題は何かというと、現在ある対策要綱でもはっきり示しているように、昭和五十四年度に国鉄の財政を均衡させようということであります。これは二年でやろうというのができなくて四年にした。その以前は十年の計画を立てたのだが、これはもう始まる前からだめだった。  そこで、結局何が原因であるかということ、これはいまさら申し上げるまでもありませんし……

第82回国会 運輸委員会 第4号(1977/11/16、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 きょうは、いま提案されている法律案の中身について主として質問をする考えでありますが、すでにこれまで幾つかの問題点についてはたびたびお尋ねがありましたので、重複を避けてこの法律案についてお尋ねをします。  それから、きょうは法制局長官にわざわざおいでいただいたのでありますが、当委員会では大変珍しいのでありまして、私からたってのお願いできょうはおいでいただいたのであります。と申し上げますのは、いま提案されている法律案は、これまでに見られなかった、言うなら法体系から見れば、場違いではないかもしれませんが、多少毛色の変わった法律案だと思っているのです。もっと言葉をかえて言うと、逆さま……

第82回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1977/10/26、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 いまお話がありましたように、日本航空を中心にして、クアラルンプールの事故さらにはハイジャックの問題、そういう問題についてお尋ねをしたいのでありますが、特にきょうは日航の朝田社長にお忙しいところおいでいただいたのは、普通ならば私は社長さんなどお呼びするつもりはないのですが、問題はどうも当委員会ばかりじゃなくて、これまで長年というか、最近の記憶でも四十七年から航空の安全については国会の中で議論されております。それからもう一つは、政府においても対策というかそういうものができているわけです。日本航空でも組織もできているようでありますが、実際はわかり切った話ですが、実行が伴っていないの……

第83回国会 交通安全対策特別委員会 第1号(1977/12/07、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 これより会議を開きます。衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私がその職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 お諮りいたします。  ただいまの井上裕君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、鈴切康雄君が委員長に御当選になりました。(拍手)  それでは、鈴切康雄君に本席を譲ります。

第84回国会 運輸委員会 第2号(1978/02/15、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 私は、日本社会党を代表して、先般行われました運輸大臣の所信表明について若干の質問を申し上げたいと思うのです。  まず一つは、航空に関する問題であります。成田新国際空港についてでありますが、すでに政府は三月三十日開港ということで決定をしております。しかし、現在の成田の実態を見ますると、三月三十日までに開港するための諸般の準備というか、そういうものが必ずしも十分に行われていないばかりか、まだめどのつかないものもあるようにわれわれは思う。また、開港してみなければわからぬものも幾つかあるわけであります。  そういう点からいくならば、先般来からたびたび政府にわが党といたしましても申し入……

第84回国会 運輸委員会 第4号(1978/03/10、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 本日は、大変ありがとうございました。ただ、日造工の代表の方にはお話を聞く機会がなかったので大変失礼しました。全部の方に御意見を聞きたいのですが、きょうは言うならば、皆さん造船という仕事の中におられる方だけであって、造船はひとりで動くのではない、きょうは資本主が来ていないので少し話がしにくいのでありますが、事情を大体お尋ねしたいと思うわけであります。  先ほど来皆さんからもお尋ねがありまして、いろいろ御意見が出ましたから、なるべく重複するところはやめていきたいと思うのですが、一つは円高による輸出の低落というか、あるいは中にはキャンセルもあるというお話であります。円は最近高騰をた……

第84回国会 運輸委員会 第5号(1978/03/17、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 参考人の方々には本日は大変ありがとうございました。  先に地田先生にお伺いしたいのであります。お話の趣旨は十分わかりますが、いま造船の不況、こういうものがかなり深刻であることは事実でありますと同時に、それじゃ造船に関係する海運の方はどうかというと、これもお話があったとおりでありますが、言うならどっちもこの辺で体質を変える必要があるということも共通項としてあると思うのです。  そういう意味で、われわれは前向きで多少問題を考えてみたらどうかと思っているのでありまして、そのためにスクラップ・アンド・ビルドというものを一応考えてみたらどうかということであります。これは単に造船企業の雇……

第84回国会 運輸委員会 第7号(1978/04/19、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 造船の不況問題というのは、造船とはうらはらというか、海運・造船というか、そういう形で問題をとらえていかねばならぬことは、いまさら言うまでもないのでありますが、これまでの二回の集中審議というか、その中でも申し上げたとおり、最近の政府の施策というのは、たとえば特定不況産業安定臨時措置法というようなものに見られるように、後追いというか、事後対策が中心なんですね。先ほど大臣がおっしゃったように、火事が消えてからポンプが到着する。ポンプじゃ用が立ちませんからポンプでなくて清掃単かなんかでも持ってきた方がいいのですが、まあポンプなんですね、だから全然役に立たない。つぶれるものにそれじゃだ……

第84回国会 運輸委員会 第8号(1978/04/28、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 この法律案の法律的な質問は、後ほど専門家もおりますからそれに譲りまして、私は、こういうものを出すに至った背景、そういうものを中心にしてお伺いしたいと思うのであります。  まず第一に、この法律案でも法の執行の主体は運輸大臣でありますが、成田の空港については運輸大臣の専管とも言うべきものでありまして、運輸大臣にこれまでの経緯、これからの措置について改めてお伺いしたいと思うのであります。  お尋ねする前提としてわれわれの考えの基礎を申し上げておかないといけないと思うのでありますが、三月二十六日の成田空港の管制塔を中心にする破壊活動に対して、これは法秩序を乱すばかりではなくて非民主的……

第84回国会 運輸委員会 第12号(1978/07/13、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 限られた時間でありますし、また後から、斉藤委員からも同じテーマについて同じような質問が別の角度からありますので、私からは極力そういうものを避けて申し上げたいと思うのです。なお、大臣には後で時間がありました際に総括的にお尋ねしたい。  それで、質問の要旨を前もって申し上げますので、必要があればメモしておいてください、必要がなければ結構ですが。  まず一つは、海造審の答申が出てまいりましたし、また先ほど自民党の方からもお尋ねがありましたが、この海造審の答申では仕組船の認知というか、仕組船を入れて日本海運の運用を適切にやるべきではないか、そのためには制度的にも仕組船というものを考え……

第85回国会 運輸委員会 第1号(1978/10/13、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 法律案の質疑に入る前に二、三、運輸大臣にお尋ねしたいのですが、提案されているものは、言うならば造船不況の後仕末というか戦線処理というか終戦処理というか、そういうかっこうなんですね。  そこで先般、佐世保重工の再建問題で――これはいまだかってないことでありますが、再建したことが決して悪いことではありませんけれども、佐世保重工が再建せざるを得なくなる時点までに、かなりの数の造船所が倒産しているわけです。しかし、この佐世保重工が倒産しかかったときには、政府全体として異常な努力というか協力をしたわけでありまして、今後も御方針としてこういうことを引き続いてお続けになるのかどうか。もし佐……

第85回国会 運輸委員会 第3号(1978/10/20、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 一昨日、当委員会で全会一致で決議されました地方陸上公共交通維持整備に関する件に関連して、大臣からもこれに即応した御答弁がありました。御答弁というよりも御意思の発表がありました。一応臨時国会ももはや時間がございませんで、通常国会に間もなく入るわけでありますので、速やかに地方陸上公共交通維持整備のための立法あるいは行財政措置を講ずることという国会の決議でありますし、また大臣の御発言でもありますので、念のために事務当局にこれが促進方についてお尋ねをするわけであります。  特に運輸省の内部では、大変むずかしい問題のようにとっておられるようでありますが、いま一番問題なのは幾つかありまし……

第87回国会 運輸委員会 第3号(1979/02/15、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 十三日の運輸大臣の所信表明に対して若干の御質問を申し上げるわけですが、後ほど同僚の佐野議員からもお尋ねがありますので、ダブらないようにお尋ねしたいと思うのです。  その前に、経済企画庁来ておりますね。──それでは、せっかくおいででありますから、先に経済企画庁に関係することについてお尋ねしておきましょう。その方が御都合がいいだろうと思うのです。  先般の総理の施政方針演説に対するわが党の児玉議員の代表質問の中で、交通問題にも触れているわけであります。それで、児玉議員の交通に関する一つの問題は、総合的な交通体系の早期確立を図るべきである、いかがですかというような意味が一つあるわけ……

第87回国会 運輸委員会 第4号(1979/03/02、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 いま田畑議員からお話がありまして、私は余りつけ加えることはありませんが、一つは、これは運輸大臣に、田畑議員の質問に関連して申し上げた方がいいと思うのですが、私どもは、本法の改正の趣旨については別段に異議はありません、やるべきことをやるのでありますから。ただ、田畑議員からも話があったように、これで事足りるのだろうかという問題が一つある。姿勢の問題を問われていると思うのです。そういうことで、一つは海外事務所、いわゆる観光宣伝事務所の要員の問題ですが、先ほどお話があったように、運輸省初め自治省、大蔵省、国鉄、そういうところから所長として大体行っておられるのが多いんですね。しかし、こ……

第87回国会 運輸委員会 第5号(1979/03/16、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 これは海運局長にお聞きした方がいいのか、亀山参考人にお尋ねした方がいいか、どちらからか御答弁いただければ結構ですが、この公団との共有船で建造を今日までやってきましたが、いわゆる建造申し込みもそうですが、その建造された船の船主はオペレーターが多いのかオーナーが多いのか、どちらがどういう比率になっているのか、おおよそで結構ですから、お知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 オーナーでも、いわゆる一杯船主と言われるものは数において少ないのか多いのか。
【次の発言】 それでは先ほどのお尋ねに返りますが、オーナーの占めている建造比率というのはどの程度ですか。

第87回国会 運輸委員会 第6号(1979/03/20、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 時間もたくさんありませんので簡単にお尋ねしますが、社会党の久保三郎です。きょうは御苦労さまです。  手前どもの考え方も皆さんの考え方もそんなに隔たりはないと思うのですが、この法案を中心にしてわれわれが考えている主要な課題というか目的は、言うならば大きくは雇用の問題であります。 それからもう一つは、日本の海運の体質改善であります。もう一つは、造船界の体質的整理と言っては語弊がありますが、新しい方向を探り得るかどうかという問題、そういう問題に尽きるわけでありまして、これを要約して申し上げますれば、今度の計画造船は、先ほど永井参考人がお話になりましたように、日本の船主の支配船腹の大……

第87回国会 運輸委員会 第7号(1979/04/10、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 外航船舶の建造に対する利子補給に関する法律でありますが、この法律の提案の理由の中では、言うならば国際競争力の低下というか、そういうもの、が原因でわが国の海運企業が不振である、だからこの際、利子補給を大幅にして新しい船をつくろうということと同時に、新しい船をつくるのは、現在の支配船腹構造というか、そういうものが外国用船に偏り過ぎているということが一つあるわけでありまして、そういうものの是正も考え合わせて新しい船をつくらせよう、日本船をつくらせよう、こういうことであるようでありますが、まず第一に、わが国海運企業の経営不振の原因は何であるのか改めてお聞きしたいのであります。国際競争……

第87回国会 運輸委員会 第9号(1979/04/27、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 一番最初に、かねて強い要請を申し上げておきました地方陸上交通の維持整備に関する制度の確立というか、そういう問題についてお尋ねしたいのであります。  御承知のように、昨年の十月十八日に、当委員会で全会一致で決議になりました「地方陸上公共交通維持整備に関する件」がございます。これについては、その後、当委員会で関係局長というか、そういう方々の実務についての詰めのぐあいをお尋ねしたわけであります。ことしに入ってからでありますが、その当時は、大変前向きで進めておりますという話あるいは進めますという約束でありましたが、もうこの国会も連休明けになりますれば残り少ない時間になります。その詰め……

第87回国会 運輸委員会 第11号(1979/05/25、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 最初に、航空関係について二、三お尋ねをします。時間も余り余裕がありませんので、答弁の方も簡潔にお願いしたいと思うのです。  一つは、沖繩島に勤務する役人というか、そういう方々の給与の問題に関係してお話を申し上げたいのですが、沖繩には航空関係の役所としては管制あるいは空港事務所というか、そういうのがございます。気象庁にもたとえば沖繩の離島である南大東島というようなところにも出先があります。  私は、きょうは航空管制官に限ってお尋ねしたいのですが、沖繩におけるところの管制業務をやる要員については、沖繩の従来の官署から引き続いて日本政府のいまの役所に勤務している方もおります。しかし……

第87回国会 運輸委員会 第13号(1979/06/01、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 空港公団法の改正案の中で二点ほど念のためにお伺いしたいのでありますが、一つはこの「業務の範囲」でありまして、これは第二項第一号の中で「新東京国際空港を利用する者の利便を確保するために当該空港の敷地内に建設することが適当であると認められる事務所、店舗その他政令で定めるものの建設及び管理を行なう」というのがあるわけですが、その中で「利便を確保する」というのを「利便に資する」というふうに今回ついでに直したのだろうと思うのですが、ついでに直したのか、その中身は具体的にどういうふうに変わりがあるのか、これが一点であります。  次には、今回の改正の中心でありますこの投資条項でありますが、……

第87回国会 運輸委員会 第16号(1979/08/15、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。一応のお話をお聞きしましたが、なお二、三の点でお伺いしたいと思うのであります。  なお私どもは、運輸に関係しては多少詳細に知っているものでありますが、油についてはそんなに細かく存じ上げておりません。そういう点で、あるいは的外れのお尋ねがあるかもしれませんが、そのときには遠慮なく御訂正をいただいて説明をしていただきたいと思います。  まず第一に、先ほどもお尋ねがありましたが、問題は二つだろうと思うのです。あるいは一つかもしれませんが、最近における油の事情は、四十八年のオイルショックのときとはちょっと内容が変わっているのではないかとい……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 運輸委員会 第1号(1979/12/05、35期、日本社会党)

○久保(三)委員 鉄建公団の不正経理については、それぞれいままでも調査がされてまいりましたが、一向にその原因というかそういうものがはっきりしない。それからもう一つは、雑費的なものが必ずしも明確でないし、先ほど会計検査院からの報告では不明の部分がかなりあるという。こうなりますと、問題の一番大事なことがぼかされたままでは問題の解決にならないと思うので、われわれとしては、きょうおいでの皆さんに率直な意見なり考え方、それから本当のことをぜひ答えてもらいたいと思っております。  この空出張なり空超勤という制度というかそのやり方、不正経理、これは鉄建公団あるいは国鉄ということだけじゃなくて、大体官庁並びに……

第91回国会 運輸委員会 第6号(1980/03/28、35期、日本社会党)

○久保(三)委員 大分質疑も進みまして、私が改めて質問することは余りたくさんないようです。そういうわけで、多少重複しますが、若干お尋ねしたいと思うのです。  一つは、今度の法律改正は、言うならば海洋汚染を防止するために海洋への廃棄物あるいは油の投棄を規制するということに尽きるわけでしょうが、いまでもこの間の徳山丸のような不法投棄、あるいは疑いというか、まだ不法投棄と断定できないのかもしれませんけれども、いずれにしても問題がある。それからいままで、そういうものだけじゃなくて、不法投棄そのものが後を絶っていないという事実を考えれば、今度の法律改正によって規制を強化しても、それは単なる規制の強化だけ……

第91回国会 運輸委員会 第8号(1980/04/02、35期、日本社会党)

○久保(三)委員 まず、昨日、運輸大臣は運政審に総合交通政策についての諮問をなさったそうでありますが、それはどういう観点からどういう手続でなさったのか、一応お聞きします。
【次の発言】 政府におけるところの総合交通政策を担当すべき担当大臣は経済企画庁長官、よって官庁の機構からいけば総合交通体系は従来のいきさつもあって本来ならば経済企画庁長官が諮問すべき事項と思うが、それといま諮問なさった観点はどういう違いがありますか。
【次の発言】 そうしますと、運輸省なり警察庁あるいは建設省、そういうものは経済企画庁の総合交通政策に対する一つのセクションというか部門を担当するものと解釈してよろしいか。

第91回国会 運輸委員会 第10号(1980/04/15、35期、日本社会党)

○久保(三)委員 法律案の質問に入る前に、いまもお話しありましたので、一言運輸大臣にお尋ねしたい。  春闘ということでいま私鉄総連を中心にして賃金交渉が行われているわけですが、もう細かいことは申し上げる必要はないと思うのですが、ストを回避というかストはやるべきでない、これはだれも承知し、またそういうことを望んでいるわけなんです。ストは目的じゃなくてストは手段でありますから、だからそういう手段を使わぬ問題を解決するというのは一番いいことでありまして、それはだれも望んでいることなんです。また努力しなければいかぬと思うのです。  そこで、私鉄総連の問題は、すでに御承知のようにこれからこれに連動するで……

第91回国会 運輸委員会 第14号(1980/04/25、35期、日本社会党)

○久保(三)委員 国鉄経営再建促進特別措置法案を中心に若干の質問をするわけでありますが、本法案に対する質問は今後引き続いて同僚の皆さんからそれぞれ詳しい質疑が交わされる予定になっておりますので、私は大まかな問題幾つかについて質問をします。質問は主として運輸大臣にするわけでありますが、国鉄にも若干いたしますので、大臣がただいまいらっしゃいませんから来るまで、国鉄総裁にお答えをいただきたいと思います。  一つは、国鉄の経営再建ということでありますが、これまで政府並びに国鉄は、国鉄財政再建と称してきました。だから、たびたびの方針を決定される場合も、収支の均衡をいつの時点に置くかということが結論になっ……

第91回国会 予算委員会 第13号(1980/02/18、35期、日本社会党)

○久保(三)委員 私は、限られた時間でありますから、本日は交通運輸の問題等を中心にして若干お尋ねします。  その前に、これは官房長官にまずお尋ねしたいのですが、国会の委員会あるいは本会議で国会の意思を特別に決めます、いわゆる決議あるいは附帯決議と称されるものでありますが、この国会における決議の中で、特に政府に対する注文というか、そういうものをつけた決議がたくさんあるのであります。これまでごく最近の七十九国会から八十八国会までの間に、委員会での決議が六十一件、本会議の決議が多少あります。そういうものについて、さしあたりの調査をしましたところが、まじめに取り組んでいるものは、余りないと言っては語弊……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 運輸委員会 第5号(1980/10/22、36期、日本社会党)

○久保(三)委員 いまの三浦君の質問にもありましたように、営業線の選定基準は大変大きな問題でありますので、この春の通常国会で、私は、これは政令に委任する事項ではない、国民の生活に大きな影響を与えるもとであるし、また言うまでもありませんが、国鉄の経営にとっても大きな変化を来す基準だから、これは法律事項であろう、ぜひ法律で出してこい、こういう話をしたのでありますが、はっきり言って、政令に委任する理由が明確でありませんでした。時々刻々状況が変わるとかいうことであるならば、これはまた政令にある程度幅を持たせて委任することも可能かもしれませんが、先ほど来の答弁を聞いておりましても、この法律を実施する段階……

第93回国会 運輸委員会 第6号(1980/10/24、36期、日本社会党)

○久保(三)委員 日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案の修正案の御説明を申し上げます。  提案された国鉄経営再建法案は、過去債務のたな上げと経営改善計画についての条項を除けば、地方交通線対策についてであります。しかも、そのために国鉄を現在支えている日本国有鉄道法、国有鉄道運賃法、鉄道敷設法及び日本鉄道建設公団法をこの特別措置法で改正しようとしており、いずれも地方交通線に関係しており、国鉄の経営の分野から地方交通線を廃止あるいは分離しようとするものであります。  現在、エネルギー問題、環境保全等交通を取り巻く制約条件の中で国鉄の機能をいかにすべきかは重要な課題であり、国鉄経営の再建は、この課題に……

第93回国会 運輸委員会 第7号(1980/10/28、36期、日本社会党)

○久保(三)委員 まず第一に総理にお伺いしたいのは、いま交通問題ではいろいろな問題がありますが、当面深刻な問題を抱えておりますのは、幹線の交通体系ではなくて、都市と言わず地方と言わず、地域におけるむしろ生活的な交通の問題だろうとわれわれは思っております。その点について総理はいかがお考えでありますか。しかも、これは民主的な手法によって、地域のニーズに合った体系をつくらせるというのが基本でなくてはいけないと思っておるわけであります。  そこで、長年当運輸委員会を中心にして地域交通の維持整備についてわれわれは議論をしてまいりました。あるときには当委員会の全会一致の決議によって政府に施策の推進を要求し……


各種会議発言一覧

28期(1958/05/22〜)

第34回国会 地方行政委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1960/05/10、28期、日本社会党)

○久保委員 酔っぱらい運転について、今お答えがあったわけでありますが、そうしますと、六十五条は訓示規定ではなくて、やはりこれによりますと、百十八条の第二号にひっかかるわけですね。
【次の発言】 今の酒を飲んでの運転ですが、二つに分けてみたらどうか。一つは酒を飲んでは運転できないのだという訓示規定を設ける。それから酔っぱらっての運転は、今の政令できめる、血液一ミリの中にどの程度、それ以上になっている場合はもちろん酔っぱらい運転として処罰する。こういうふうなことにすれば、今の世間の要求にある程度かなうのではないか。というのは、この第六十五条をそのまま今のようなお話に持っていきますと、酒を飲んでいる……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1960/02/25、28期、日本社会党)

○久保分科員 時間がありませんので簡単に二、三お伺いいたします。  運輸大臣にお尋ねしますが、ただいままで陸上交通の問題でそれぞれ御質問がありましたが、結局総合的な対策というか、そういうものが欠けておることが一つだと思うのです。そこで、もちろんそのためには交通問題調査会というか、そういうところでいろいろ知恵をしぼっておられると思うのですが、いつになったらこれの結論が出るか私はわかりません。もちろん審議の内容は、それぞれの輸送機関の分野、適正配置、こういうことも考えておやりになっておると思うのですが、現実にこの問題を消化する場合には、総合的な対策を樹立すると同時に、総合的な法体系を確立する必要が……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○久保委員 岩尾公述人にお尋ねいたしたいのは今の点でありますが、わが党では御案内のように、運賃値上げというか、今回のこの法案の提出に見合って、いわゆる公共負担法というものを提案しておるわけであります。これについては先ほど岩尾さんはどうも不徹底ではあるがということでありまして、もちろんわれわれはそれを十分承知の上で実は出しておるわけであります。時間もないと思いますが、概要一言申し上げて御批判をいただきたいのであります。  われわれの考えは、ただいままでほとんどの公述人の方々から御指摘になったような点をまず取り上げていくのが先決ではないだろうか、もっと言いますれば、少なくとも現実の問題を考えながら……

第38回国会 運輸委員協議会 第1号(1961/07/10、29期、日本社会党)

○久保三郎君 気象庁長官に二つほどお尋ねしたいのです。  今度の水害は、特徴的なものは中小河川を中心にした被害が大へん多いのでありますが、この中小河川等に対する局部的な豪雨というか、そういうようなものの観測の施設の整備状況というか、そういうものはどういうふうになっているんだろうかということが一つです。  もう一つは、これは私は見ませんでしたが、すでに気象庁はかかる豪雨があることを予告警報をしていたということでありますが、それはいつのころ出されておるのか、そして関係方面にはどれほど徹底していたと思うのか、そういう点についてお伺いしたい、こういうふうに思います。

第38回国会 災害対策協議会農林水産小委員会 第3号(1961/08/08、29期、日本社会党)

○久保小委員 集中豪雨に関してではございませんが、やはり災害としてどういうふうに考えられているか、農林省にお尋ねしたいのであります。  この集中豪雨以前の旱魃でございます。これは地域的にはそう広範囲ではないと思うのでありますが、特に私ども関係しておる北関東の茨城、栃木、さらには福島というようなところは、顕著な被害をこうむっているわけで、県並びに関係団体においては今日まで一応の対策をしているわけなんですが、従来の例に見ますれば、これも従来と同じように措置すべきものだ、こういうふうに考えておるのでありますが、農林省としてはどういう措置をとられておるか、この点を一つ……。

第39回国会 運輸委員会踏切道整備に関する小委員会 第1号(1961/11/10、29期、日本社会党)

○久保小委員 小委員長に一言お尋ねというよりは、確認をしておきたいのであります。本小委員会の運営の方針でございますが、これは言うまでもございませんが、さきの国会で踏切道改良促進法が通りました。しかし、これだけでは今日の踏切道等の交通の円滑あるいは安全、こういうものを確保することはむずかしいということから当小委員会が作られまして、そしてこれに対する事後の措置をしようということであると思う。よって、この小委員会の運営の方針は、踏切道整備に関しての一切の調査等を進めることは当然でありますが、それと同時に、この小委員会設置の目的にあったいわゆるさらにこの制度に対して補強すべきものを探し出す、そうして必……

第40回国会 運輸委員会観光に関する小委員会 第3号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○久保小委員 時間もありませんので、私も便所の話を一つ。大へんいろいろ貴重な御意見がありまして、もうわれわれがお話なり意見を聞く余地がないほどです。ただ便所のことで、先ほど山下参考人から国鉄の経営についてもお話がありましたが、われわれの方の党の中で、実は汽車の便所について改造しようという声が強いのであります。というのは、昔汽車が広野の中を走っております時代は、今のようにたれ流す、といっては語弊がありますが、下に雲散霧消といいますか、そういう格好でいくわけであります。時代が変わりまして、こういうふうになってきては、単に停車駅におけるところの問題だけではなくて、沿線の問題にもなるわけです。さらには……

第40回国会 運輸委員会都市交通に関する小委員会 第2号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○久保小委員 関連して……。運輸大臣に一つだけお尋ねしておきたいのですが、ただいま手元に運輸省で去る十五日発表した「道路交通上の問題点について」というものが出ておりますが、そこで今の御答弁にも関連するのでありますが、将来の問題は別にして、当面都市における交通難というものは事実でありまして、これをどうするかが今日の問題です。そこでどうするかの問題の一つの方法として、その是非についていろいろ論議はあるようでありますが、いわゆる車種別規制というものが、警察庁関係から出ている。ところが、これに対して、ただいまも大臣からお話がありましたように、国民経済上の問題等を十分考えなければいかぬ、ここにもそういう……

第40回国会 運輸委員会都市交通に関する小委員会 第5号(1962/04/18、29期、日本社会党)

○久保小委員 きょうは主として地下鉄、いわゆる地下あるいは高架を含めての都市高速鉄道の建設についてお尋ねをするわけでありますが、まず第一に、都市交通難を緩和するにはいろいろな方策があると思うのでありますが、その一面において輸送力を増強するということが、やはり大きな眼目であると思います。それが地下高架を含めての高速鉄道の建設を促進するということになる。ところが従来までの経過を、たとえば東京都自体にとりましても、この程度の伸展では残念ながら都市交通をさらに円滑化していくということにはほど遠いと思います。それと同時に、一面路面電車の問題も並行して問題になりつつあります。そういうことを考えますれば、何……

第40回国会 運輸委員会踏切道整備に関する小委員会 第1号(1962/04/12、29期、日本社会党)

○久保小委員 踏切道改良促進法が昨年できたわけでありますが、この法律の施行後の状況を、かいつまんで当局の方からまず第一に御説明いただきたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 ただいま第一次指定につきましてお話がありましたが、大体保安設備の新設及び改良の個所が、合計千九百三十八となっているわけです。このうちで、大体三十七年中に完成また着工――あるいは立体交差も同様ですが、立体交差は一年間で完成というわけには参らないと思います。そういう三十七年度あるいは三十八年度に完成あるいは着工の計画は、ただいまの御説明では、それぞれの御回答があってからこれがきまるということですか、どうですか。

第40回国会 運輸委員会踏切道整備に関する小委員会 第2号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○久保小委員 まず国鉄にお尋ねするわけでありますが、昭和三十四年の九月に筑肥線の踏切で発生した事故について、裁判の最終的結論は、当時の乗務員は有罪、こういうことになっているわけです。この内容は、こまかく申し上げる必要はないと思うのでありますが、結局有罪という判決の要点は、運転する者は、そういう危険であるというようなものを発見すれば、いつでも停車できる程度の徐行運転をしなければならぬ。それを怠った。単に緊急汽笛吹鳴、注意を喚起するということだけでは義務として十分でない、こういうことのようであります。そうなりますと、これはなかなか問題があると思うのでありますが、これについて、国鉄当局としては、どう……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○久保分科員 限られた時間でありますので、答弁は簡単明瞭に一つお願いしたいと思います。  まず第一に、国鉄の三十七年度の予算案についてでありますが、ただいままで与党の先輩委員がそれぞれ御指摘になったように、この三十七年度予算からでも、国鉄の現状に合ったところの予算ではないようにわれわれは見ておるわけです。しかも、昨年というか、三十六年から始まりました新五カ年計画というその計画自体に照らし合わせても、後退をしているように見えるわけであります。先ほど運輸大臣は、現在の国鉄の輸送の実態を見て、新五カ年計画を繰り上げてやらせるように検討を命じておるという話でありますが、現在提案されている予算自体は、縮……

第43回国会 運輸委員会踏切道整備に関する小委員会 第1号(1963/06/13、29期、日本社会党)

○久保議員 踏切道の改良を促進するということでありますが、いまある踏切道改良促進法は、御案内のとおり三十六年度を初年度にして五カ年という時限的な立法でございますが、要はこの踏切道の改良の費用の問題に尽きると思う。その他いろいろありましょうが、そういうことを考えれば、この改良促進法はむしろ緊急整備法というか、そういう性格でこれがつくられたならもっと促進ができたんだろう、こういうふうに思うわけです。私どもはこれは別途にまた考えるにしても、少なくとも先ほど申し上げたように、費用の問題について少しく国なり地方公共団体、そういうものがめんどうを見ぬ限りは、残念ながら今日の鉄道事業者は、もちろん国鉄も含み……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1963/02/20、29期、日本社会党)

○久保分科員 それでは一つだけ御質問申し上げますが、回りくどい答弁は時間がありませんからやめていただきたい。どうも聞いておると、くつを隔てて足をかくということわざがありますが、どうもそういうふうでだいぶ時間を空費しておりますから、十分注意していただきたいと思います。  そこでお尋ねしたいのは、航空基地の建設の問題でありますが、一つの例として、茨城県下にある百里基地の建設の状況であります。これは防衛力整備計画の中で、いかなる目的を持たせようとして設置を始めたのか、設置を始めたのはいつからであって、完成目標はいつまでに置いているのか、現況はどうなっておるのか、見通しはどうなのか、そういう点をまとめ……

第43回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○久保分科員 時間もたくさんありませんので、大蔵大臣には一つだけお尋ねをするわけですが、お尋ねすることは、ただいまの正示さんのお話の中にも触れますが、専売事業の問題でございます。専売事業の経営は、御案内の通り公共企業体ということでやっているわけでありますが、電通、国鉄等は同じ企業体ではありますが、中身はだいぶ違うわけであります。そこで大体企業でありますから、それに応じて企業性を発揮するというのは、言うならば、その企業の経営者自体の自由裁量の部面が非常に多くなければならぬ、こう思うのであります。それが企業の妙味でありまして、それがなければ、昔ながらの大蔵省専売局ということでも事は足りるかと思うの……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 運輸委員会観光に関する小委員会 第1号(1964/04/10、30期、日本社会党)

○久保小委員 大野参考人は、いま、三千万の限度から五千万に引き上げてほしい、こういうお話でありますが、しろうとでわからぬのでありますけれども、三千万では少なくて五千万程度までというのは、何か理由があるのですか。もちろんいまの建築の単価なり何なりが上がっている、そういうことのほかに何かありますか。五千万という数字をお出しになった何か理屈の基礎はいかがですか。

第46回国会 運輸委員会航空に関する小委員会 第2号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○久保小委員 せっかくの機会でありますが、時間もだいぶたっておりますので、簡単に二、三お尋ねします。  福本さんにお伺いしたいのですが、国内線における日航の問題については、御両所からそれぞれ御所見の発表がありましたから、これは別にお聞きする必要はないかと思いますけれども、ただ最近、国内航空として三社が合併したわけなんですが、この合併の形態は、いわゆるローカルといいますか、そういうもののあり方からいって大体適切だろうかという考えをしているのです。というのは、現状を見ますと、北は北海道から南は九州といいますか、そういうところで三社がやっておるのは、言うならば全部ばらばらで、隔離された形の航空網を持……

第46回国会 運輸委員会航空に関する小委員会 第3号(1964/05/07、30期、日本社会党)

○久保小委員 航空局の監理部長がお見えですから、日本国内航空の誕生というか、三つの会社が統合して一つになったわけですが、これについては政府の方針としてこれを慫慂してきたのか、いかがですか。
【次の発言】 それは航空審議会の答申に従って運輸大臣が、ローカル航空会社の統合整理というか、そういう方針で本問題を扱ってきた、こういうふうに了解してよろしいのですか。
【次の発言】 それ以前に航空審議会では、国内航空その他についての政策の答申をしたと思うのでございますが、その点はどうですか。
【次の発言】 航空審議会の答申ではブロックあるいはブロック間、こういうことでやってきたが、いまのお話だと、その後の経……

第46回国会 運輸委員会航空に関する小委員会 第4号(1964/05/14、30期、日本社会党)

○久保小委員 ただいまお二人の参考人からそれぞれお話を伺ったのでありますが、そこでこれに関連して、これは運輸省並びに通産省にお尋ねするのでございますが、いまお話のあったYS11の開発、生産、これは政府としてそれぞれ指導されてきたと思うのでありますが、このねらいというのはどこにあったのでしょうか。
【次の発言】 それは法律ができた目的でございまして、私が具体的にお尋ねしているのは、YS11というのはどういう御計画でそういう開発と製作をお始めになったか。いまの参考人からのお話によりますれば、問題はYS11をどう使うかということであります。単に研究開発ということじゃなくて、これを開発、生産するという……

第46回国会 運輸委員会航空に関する小委員会 第5号(1964/05/28、30期、日本社会党)

○久保小委員 大臣にお尋ねするのでありますが、東京における第二国際空港建設の問題で、最近新聞等で報じられておりますところでは、かなり閣議の席でも論議されておるようでありますが、航空審議会からの答申によって、一応第二空港についてはそれぞれ答申があり、それに基づいて一応建設をしようとかかったと思います。ところがその後閣議でこれが問題になりまして、池田総理から、第二空港についてはさらに視野を広めて検討したらどうかというような話も出ているそうでありますが、第一点としては、池田総理からそういう話になっているかどうか。さらに最近の問題では、河野建設大臣が首都圏整備委員会の委員長としての資格で第二空港につい……

第46回国会 運輸委員会航空に関する小委員会 第6号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○久保小委員 大臣にひとつお尋ねしたいのですが、先般の予算委員会で当委員会にもおられます佐々木良作委員の質問に答えられた、これから航空局長をあなたのかわりにアメリカに派遣して対米航空の折衝に当たらせる時期でございますが、特に先般の委員会でも私からお尋ねしたのでありますけれども、ニューヨーク・ビヨンドの航空路開設の交渉についてであります。先日の予算委員会では、議事録にも載っておりますが、どうも大臣の答弁は前回当委員会で私どもに答弁した内容とは少し違うように見受けるわけであります。と申し上げますのは、アメリカとの交渉の眼目はニューヨーク・ビヨンドであるということ、だと思うのです。ところが、ことばの……

第46回国会 運輸委員会日本国有鉄道の事故防止対策に関する小委員会 第2号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○久保小委員 資料要求だけしておきます。  これは鉄監にも関係あるのですが、踏切改良で、いままで協議がととのわぬできたものは何件くらいあるか、これを教えていただきたい。  それからいまの泊谷君の資料要求にもちょっと関連しますが、たしか労働科学研究所というのがございましたな、そこで調査している――これは簡単な項目だけでけっこうですが、項目を調べていただきたい。  それから労働科学研究所で職員の疲労度というか、そういう適正について調べて集計した結果があれば、これを出してもらいたい。  それから鉄道技術研究所で、特に国鉄事故を中心にして、いままで研究したテーマ並びに現在取りかかっているもの、あるいは……

第46回国会 運輸委員会日本国有鉄道の事故防止対策に関する小委員会 第3号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○久保小委員 資料が全部整っておらないので、さしあたり二、三お尋ねしておきたいのですが、先ほど説明のありましたタイヤの材質による取りかえでありますけれども、この間常磐線であった事故もタイヤだと聞いておりますが、あれはB刻印タイヤでございましたか。
【次の発言】 いまの話だとタイヤの厚さの基準というか、そういうものを変えていこうというのが一つですね。そうしますとこの間の原因はやはりタイヤの厚さが薄かったということになりますか、それとも材質でありましたか。いかがですか。
【次の発言】 いまの運転局長のお話によってこれから調査をされるのでしょうが、そういう数字が出たら大体どの程度のものか、あとでけっ……

第46回国会 運輸委員会日本国有鉄道の事故防止対策に関する小委員会 第4号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○久保小委員 参考人の方々に貴重な御意見を聞かないでお尋ねするのはたいへん失礼なのでございますが、実は外務委員会の連合審査で、私がこの前の質問から残っていたものですから向こうに行っていて、たいへん失礼しました。そこで村野さんお帰りだそうでありますので、いまのお話につけ加えて私は一言だけお尋ねをいたします。  いままでそれぞれの参考人の方々から国鉄の投資不足、特に安全対策に対する問題が出たと思うのでありますが、そこでいろんな御意見を集約した結論として、やはり投資不足という問題が出てくると思うのです。投資不足は、御承知のように世間でいわれており、国鉄自体も言っておるのだそうでありますが、大体一兆四……

第46回国会 運輸委員会日本国有鉄道の事故防止対策に関する小委員会 第5号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○久保小委員 要求した資料がまだ不十分というか、大半は出てきたと思いますが、この前、勝沢委員からも要求しておりますけれども、一番結論的に、いわゆる十分な保安対策というか、そういうものを想定した場合に、どういう防護でどの程度に必要経費がかかるかという意味の資料を要求しているわけです。  それからもう一つは、勝沢委員からの質問であったと思うのでありますが、たとえば先般組合のほうからも陳情があり、さらに当委員会で参考人としてそれぞれの組合からも出てまいりましたが、組合としては組合の立場から安全対策というか、これにはこの程度どうしても予算がかかりそうだというようなことで、かなり詳細な個所づけまで中には……

第46回国会 運輸委員会日本国有鉄道の事故防止対策に関する小委員会 第6号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○久保小委員 これは運輸省と国鉄にお伺いするのでありますが、先般の鶴見事故の監査報告あるいは最近出ました、交通の基本問題調査会ですか、この答申の中でも踏切の問題では言及しているのでありますが、そこで、一致した問題としては、踏切の整理統合について言及しています。踏切の整理統合については、関係各省における協議というか、そういうものはなかなかうまくいかぬというような意味でありましようか、閣議の決定を求めたい、こういうのが一致しているわけなんでありますが、具体的に一つ一つのものを閣議で決定するというのも、なかなか立体交差にいたしましても、整理統合にしましても、これは閣議の決定事項にするような性質のもの……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会原子力政策に関する小委員会 第3号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○久保小委員 関連して。一つだけ大臣と原子力委員会の方にお尋ねします。  この白書というか、原子力委員会から出たもの、あるいは原研当局者から出たもの、それからこれは非公式であったかと思うのでありますが、研究者から出たもの、大体読んでみまして、いろいろ各委員からいままでお尋ねがあったことに尽きると思うのでありますが、なお大筋として三つあると思うのです。  一つは、いままで問題になっているいわゆる自主性の問題でありますね。特に管理体制の自主性、それは先ほど大臣がおっしゃるように、特に給与の問題その他は一つの大きな壁があるということです。大臣はそれの一つの試案として考えられた点をさっき発表になりまし……

第46回国会 外務委員会大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○久保委員 OECDに関連して、海運対策、そういうものに中心を置いて二、三お尋ねするのですが、この前の連合審査で松平委員からおおよその質問がありましたので、私は簡単にお伺いしたいと思います。  まず第一に、OECD加盟を決意されたのはたしか昨年の初めだと思うのであります。そのときに、海運の問題についても、やはり一昨年の秋以来の懸案事項として、言うならば二年ほど前からの懸案事項として、昨年の当初においては海運再建二法ということで、集約を中心にした政策を固めたわけだと思うのであります。そのときに、OECD加盟を決意されたとするならば、当然OECDの加盟についての、いわゆる今日問題になっております外……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1964/02/19、30期、日本社会党)

○久保分科員 限られた時間でありますので、私は簡単に二、三お尋ねしたいと思います。  まず第一に、航空関係の問題でありますが、アメリカ軍との関係、いわゆる安保条約に基づく地位協定に基づくところの航空法適用の問題で一つお尋ねしたいのであります。具体的な例で申し上げますが、調布の飛行場に米軍関係のフライイング・クラブというのがあるそうであります。ついては、このフライイング・クラブで飛行するものは、航空法の適用はどういうふうになっているのですか。いかがですか。
【次の発言】 航空法の適用をしないというのは、どういう条約、法律に基づくわけでありますか。

第48回国会 運輸委員会安全輸送対策に関する小委員会 第2号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○久保小委員 いま關谷小委員からお話がありましたが、船舶職員法違反の問題、大体小型鋼船の海難事故は、そういうものが多いのではなかろうかと思うのです。そのほかにもあると思うのですが……。  そこで原因別の中で、いま御指摘があった運航の誤り――機関取り扱いの誤りというか、この運航の誤りが直ちに船航職員法違反とはならぬと思うのでありますが、こういう事故を起こした場合に、船舶職員法違反がどの程度あるのか。いまのお話だと全体で二千件ほどあるという話でございますから、これを船の種別ごとにおわかりでしたら、次の機会でけっこうですから、仕分けしてほしい。というのは、小型鋼船、漁船あるいは機帆船というか、そうい……

第48回国会 運輸委員会安全輸送対策に関する小委員会 第3号(1965/05/12、30期、日本社会党)

○久保小委員 厚生省に最初にお伺いしたいのでありますが、現在の海難というか、そういうものの原因には労働力の不足というものが一つございます。労働力の不足が直ちにではありませんが、それと関連して労働の質というか、そういうものの低下、これがあるわけであります。そういうことからして、たとえば操船の誤り、知識の欠如、そういうことが原因になって海難事故がかなり多いというのは御案内のとおりであります。そこで、それに関連してお伺いしたいのは、いわゆる船員の質を高めていくということであります。これはとりもなおさず再教育、再訓練、たとえば海技免状にすれば上級のものを取らせていく、こういうようなことも一つあるわけで……

第48回国会 運輸委員会中小私鉄振興対策に関する小委員会 第4号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○久保小委員 二、三お尋ねしておきたいのですが、ただいま御説明がありましたいわゆる地方鉄道軌道整備法に関係してであります。特に、その中で最近国鉄の新線建設がかなり促進されつつありますが、その中で、御指摘があるように、いわゆるそのために私鉄が路線廃止をせねばならぬというような問題についてでありますが、廃止補償の規定の整備ということで、いま局長からお話がありましたが、三十九年十月省令を改正の上、云々と、こういうことでありますが、これはどういうふうな省令を出されたのですか。
【次の発言】 どうも法律の条文というようなものとか、それからいまの局長の御説明だけでは、多少よくなったのかなという感じなんであ……

第48回国会 社会労働委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1965/04/06、30期、日本社会党)

○久保委員 この法案が実施されるのは、少なくとも二年をこえない範囲、いわゆる最大限二年以内には実施するということでありますが、この最大限二年以内ということでありますが、それでは、現状でできないのは何と何だろうということ。たとえば、普通の法律なら、最大限一年あるいは半年ということで実施するわけです。普通の審議会等の時限立法もございますが、そういうものは二年間でやるということになりますが、この法律は二年以内でやるのだ、こういうことでありまして、たいへん何か特殊な法律案だと思います。ついては、どうして二年をこえない範囲というふうにおきめになったか、最大の理由は何かということについて御説明を願いたい。

第48回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1965/02/27、30期、日本社会党)

○久保分科員 大臣、この間もあなたは予算委員会でお答えになったのだが、政府として七カ年計画というか、これを承認して、しかもこの資金についても責任を持って措置する、こういうのが政府の責任のあり個所だ、こういうお話がありました。そのとおりだと思います。そこでいま野間委員からお話しをしているのは、さっき国鉄当局からも説明があったように、実際の貨物収入では決算見込みは減収だ、景気の関係は、くどいことを申し上げる必要はないほど悪いというのが、これが大体いまの見方でしょう。これが半年後によくなるかどうか、これは神さま以外にわからぬかもしれぬ。しかし大体において先ほど副総裁が減収見込みを非常に内輪に述べられ……

第51回国会 地方行政委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○久保委員 私はこの法案の中で、特に都市交通に関係のある問題について二つほど簡単にお尋ねします。  一つは、いま井岡委員からもお尋ねがあったことでありますが、法第二十一条第二項では料金のことに言及しております。この中でいっておることは、この「料金は、公正妥当なものでなければならず、かつ、能率的な経営の下における適正な原価を基礎とし、地方公営企業の健全な運営を確保することができるものでなければならない。」ということでありますが、この二十一条の二項はだれを拘束するものであるか。法律というからには、だれかが拘束されると私は思うのですが、拘束される対象はだれであるか。それは言うまでもなく、当該地方公営……


31期(1967/01/29〜)

第58回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○久保分科員 最初に木村行政管理庁長官に、新聞によりますと、今回の愛知用水及び水資源公団ですか、合併に伴って役員がふえるという話が出ていますが、大体役員の多い会社ほど成績が悪いのです。その例に漏れず、それでなくても非能率的な公団、公社が、まあ合併だから両方の役員を調整するために多くなるのだということかもしれませんが、そういうのはこの際はあまり通用しないことだと思うのです。英断を持って合併するというか、統合するということになりますれば、やはりそういう形だけのものじゃなくて大いにやるべきだと思うのですが、どうでしょう。
【次の発言】 結果的には多くなったのでしょうね、二年間そのまま置くというんだか……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○久保分科員 御注意もありますので、簡単に申し上げます。  一つは超高層ビルの典型的なモデルというか、霞ケ関三井ビルというのが最近でき上がりまして、それぞれ入居もきまっていくようであります。  念のためにこれは確認しておきたいのでありますが、いわゆる建蔽率その他について間違いはないかどうか。話によりますれば、同ビルの敷地内にはそのビル以外に建物があるという話であります。その建物を撤去しなければいわゆる法律によるところの建蔽率その他に合わないという話もしているわけであります。その点はどういうことなのか。
【次の発言】 わかりました。  そこで、次には、このビルはたいへん大きいビルでありますが、こ……

第58回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○久保分科員 私は、まず第一に海運問題について二、三お尋ねをしたいのであります。  特にその中でも外航問題でありますが、いわゆる国際海運の問題でございます。再建整備法というか、そういうもとでおよそ六中核体を中心に集約をしまして、今日聞くところによりますれば、その所期の目的をやや達成してきたということであります。もちろんその中には系列会社あるいは専属会社等の中ではまだ当初目的であるところの延滞利子の問題あるいは約定延滞金の問題、そういう問題が片づかぬものもあるようでありますが、言うならば再建の線にまだ所期の目的を達成しない専属系列会社の問題は、当初より予想されていたことと私は思います。ついてはい……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○久保分科員 私は船員保険の問題で実はお伺いしたいのであります。  それで、ただいま児童手当についてお話がありまして、これが出そろえばわが国も文明国として云々というお話もありました。たいへんにけっこうだと思うのでございますが、船員保険については、すでに御案内のとおり、基本になるものは船員法でございまして、一般の船は五トンまでは、乗り組むところの船員は船員保険の適用になるわけでありますが、一方漁船については、二十トン以下のものはそういう保険にははいれない。言うならば一般の国民健康保険というか、そういうものによって保険が実施されている。これは単に保険ばかりの話じゃないのでありますが、いわゆる片方は……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○久保分科員 私は主として公営交通の問題でお尋ねをしたいのでありますが、すでに公営交通というか、公営企業の再建、そういうことでそれぞれの再建計画をただいま実施中であるものがあるわけであります。たとえば例を東京都にとりました場合、どうして東京の都営交通というか、そういうものが企業として悪化したのかということでありますが、これは見方にはいろいろございますが、まず第一に、最近とみに赤字になってきた。ということは、利用者が少ないというのが決定的な原因だと思うのであります。利用者が少なくなったのは、大まかに見て二つあると思うのですね。  一つは、いわゆる都民の要求にこたえられない形がある。その要求にこた……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1968/03/12、31期、日本社会党)

○久保分科員 私は、主として水産庁の関係をお尋ねいたします。  時間もありませんので、簡単に二、三お尋ねするのですが、一つは船員法の問題であります。御案内のとおり、船員法の適用になる漁船の乗り組み員、これは第一条第二項第三号で、一口で言うならば、二十トン以上のものであれば船員法の適用になる。ところが、一般の船の場合は、御承知のように、五トン未満はこれは適用にならない。五トン以上のものはすべて船員法の適用範囲になるということであります。従来これは三十トンの制限でありました。それが三十八年に二十トンまで引き下げて漁船船員には適用させるとなったのであります。この船員法の適用あるいは除外という問題は、……

第61回国会 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1969/03/20、31期、日本社会党)

○久保議員 お答えします。  お尋ねのいわゆる社会党案、これは国鉄の再建に対して運賃値上げは含んでおらない。その理由を明確に述べろというお尋ねであります。たいへん長時間かかるかもしれませんが、かいつまんでお話を申し上げたいと思うのであります。  すでに御案内のとおり、国鉄の経営悪化の原因は外的な条件あるいは内的な条件、大まかに分けて二つある。そのうちの外側のほうでありますが、一つには国鉄が独占性を失ってきた。失ってきたというのは、陸上交通機関としてまず第一に輸送力の不足が訴えられているということ、もう一つは積極面に欠けている、いわゆる近代化がおくれているという二つの面が輸送力の面からはあると思……

第61回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1969/03/20、31期、日本社会党)

○久保議員 基本的な大事な問題でありますので、かいつまんで申し上げますが、多少お許しをいただきたい。  まず第一に、国鉄の経営悪化の原因でありますが、いままで政府並びに国鉄当局等からもお述べになったことでありまして、必ずしも全部が全部一致はしておりませんが、おおよそそういう認識というか、それは同じだとわれわれも思っています。  かいつまんで、念のためわれわれの考え方を申し上げておきますが、一つには、たとえばこの収入の面から見てどうなのか、悪化の原因は収入が思うように伸びないということだと思うのです。それじゃ思うように伸びないということは、収入がなくなってきているのかというと、そうではなくて、そ……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○久保分科員 私自身は、国鉄は質問の予定はありません。ただ、よその方がわかりませんから、総裁は何かお急ぎで……。
【次の発言】 時間の都合でお尋ねするかもしれませんが、いまのところ国鉄は予定はございません。一応お話を申し上げます。  それでは、一番最初に、外務省来ておられますから、先に外務省にも関係することをお尋ねします。一番最初にお尋ねしたいことは、いわゆる日米間の航空協定の問題でありまして、いわゆるパシフィックケースについてお尋ねをしたいと思うのであります。  すでに御承知のように、昨年、というよりは、ことしになりまして、ニクソン大統領が、一月の末にジョンソン前大統領が退任まぎわに、アメリ……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○久保分科員 まず最初に、郵政のほうの関係で、ただいまも御説明ありましたが、郵便番号制度というものが昨年来できまして、幸いに民間の協力も順調のようにわれわれは考えておるわけなんでありますが、その受け入れ体制は、必ずしも提唱者である郵政省が十分でないように見受けられるのでありますが、この番号制度になって、郵便番号が所期の目的のとおり現在処理されておるのかどうか、もしもそうでないとするなら、どの程度まで処理されているのか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまのお話でいくと、何か十年計画でおやりになっているようでありますが、これは、御説明では五、六年でという努力目標のようであります。……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1969/02/27、31期、日本社会党)

○久保分科員 それじゃ私も総括質問のときに時間がなくて残しましたので、多少お伺いしたいと思います。  まず第一に、道路の原単位と自動車というか――原単位は、もちろん自動車ですが、将来の展望についてお伺いしたいと思います。かなり意欲的に道路建設というか整備はしているわけなんでありますが、それにもかかわらずというか、それ以上に道路というか自動車の使用が多くなってきているわけであります。これは建設省のほうで計算された道路の原単位から見ましても、交通事故との関係で昭和三十三年からのものをひとつとってみますと、三十三年の原単位は百二十六であります。それで四十三年は四十二に落ちているわけであります。そこで……

第61回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1969/02/28、31期、日本社会党)【議会役職】

○久保主査代理 長谷川正三君。

第61回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○久保分科員 最初に労働省関係をお尋ねしたいと思います。  御案内のとおり、実は三十分で三つの省にまたがって質疑するわけで、総括質問のときに多少漏れたものをと思っておりますので、懇切丁寧に簡潔にお願いしたいと思います。  まず第一に労働大臣にお伺いしたいのは、いま考えられておる労働省設置法の改正、これはいわゆる都道府県にある労働基準局、こういうものを廃止して都道府県に移管する。当然その中には婦人少年室もありますが、それも持っていくということなんであります。このいろいろな理由は、私は短い時間の中でお伺いするつもりはないのであります。ただ問題は、こういうことは何かあまりにも便宜主義だし、あまりにも……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○久保分科員 私は、主として水産というか、漁業の問題について若干お尋ねしたいのでありますが、限られた非常に短い時間でありますので、こちらからも簡潔に申し上げますから、お答えのほうも簡潔にお願いしたいとまず申し上げておきます。  冒頭、これは農林大臣あるいは水産庁長官、お二方にお尋ねしたほうがいいと思うのですが、毎日の新聞に、最近特に多いと思うのでありますが、漁船の遭難というのがたいへん多いのですね。これはつい最近では北洋における結氷が原因だろうというのでありますが、それで転覆していった。台湾沖でもあったしこの辺でもあったということで、原因にはいろいろな問題があると思うのでありますが、つい秋ごろ……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1969/02/28、31期、日本社会党)

○久保分科員 私は、二月七日の予算委員会で質問いたしました水戸射爆場の問題に関係して、引き続いてお尋ねするわけであります。  まず第一に防衛庁長官にお尋ねしますが、二月七日の予算委員会以後今日まで、アメリカ側に対していかなる交渉をしていただいたか、これを伺いたいのであります。  そこで、御答弁をいただく前に念のため申し上げておきますが、私の水戸射爆場問題に関する質問に対し、最終的に佐藤総理大臣はこのように答弁をいたしております。御承知かもわかりませんが、一応結論のほうを読み上げます。「先ほど私の答弁が不満だといって重ねてのお話でございますが、私が米軍に交渉することは、今日この場における皆さんと……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○久保分科員 まず最初に、大臣に御所見を承りたいのは、来年度予算案について総体的に――御案内のとおり一般予算全体は、対前年の伸びが一七・九%ということになっているわけでありますが、それでは運輸省のほうはどの程度かというと、御承知のように一四・四%の伸びである。もちろん、予算が各省平均に伸びるというようなことは画一的な話でありまして、決してそれがいいということではないと思うのであります。しかしながら、いま一番大きな問題は何であろうかということになると、その中でも社会資本の充実、特に交通問題は、この事故の問題を中心にして大きな問題になっているということでありますので、一般の伸びからいってかなり低い……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○久保分科員 まず最初にお伺いしたいのは、河川法あるいは海岸法に関係する問題で、いわゆる建設資材の骨材確保の問題とこれらの法律との関係であります。先ほど隣の第四分科会でも自然法について若干通産省関係に質問をしてまいったのでありますが、具体的な例を一、二申し上げて、御方針というか考え方を聞きたいと思うのであります。  一つは、砂利あるいはそういう骨材の確保でありますが、最近川砂利は枯渇の状態にあって、そのために海岸またはおかや山にのぼってきたということが一つあるのであります。特に河川の問題でありますが、乱掘というものがかなり激しいのはすでに御案内のとおりであります。その河川の保全について、ルーズ……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1970/03/13、32期、日本社会党)

○久保分科員 限られた時間でありますから、簡単に二、三お尋ねするわけですが、まず最初は労働災害の問題であります。  これは最近いろんな問題を起こしているわけですが、それに伴って労働災害補償というか、こういうものもこの国会を契機に改正するということであります。この問題は労働災害をいかに防止するかという問題でありますが、最近の実態を見ますと、災害が必ずしも質的にも減ってはいない、こういうふうに考えられるのでありますが、最近の傾向はどうなんですか。
【次の発言】 いまお話しのとおりでありまして、なるほど数は減って、最近は停滞というか横ばい。中にはかなり大きい問題がある。これは労働強化と未熟練労働とい……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1970/03/17、32期、日本社会党)

○久保分科員 限られた短い時間でございますから、簡単に二、三お伺い申します。  まず第一に、先ほど細谷委員からもお尋ねがあったと思うのでありますが、最近、染料の中間原料としてベンジジンなどが使われ、そのためにガンになる、そういう事例が新聞等に出ておりました。この中身について、これだけの問題で私はお尋ねするのではなくて、まず、労働省が来ておりますから、労働省からお答えをいただきたいのですが、最近、私は専門的じゃないのでよくわかりませんけれども、化学製品というか化学薬品というか、いまも食品公害の問題が出ましたが、いろんなものが出てまいりました。しかも工場、事業所で使うものもたくさんな種類になってい……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1970/03/12、32期、日本社会党)

○久保分科員 私も、北山委員と同じような趣旨で、簡単に、具体的な問題でお尋ねをしたいと思います。  まず第一に、来年度予算案で、干拓事業に取り組む姿勢というか、こういうものについて、これは農林省の予算説明の中にはこのように述べられております。「国営および代行干拓事業の計画的経済的施行を旨として継続十七地区の推進を図る。」こういうことなんでありますが、この中で、一つお聞きしたいのは、四十五年度の干拓事業は、いうならば計画的経済的な趣旨にのっとっておやりになる、こういうことなんです。この計画的経済的というのは、いかようなことなのか、具体的にお話しいただきたい。

第63回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1970/03/16、32期、日本社会党)

○久保分科員 私は、特に通産省に関係がございます建築資材である骨材の確保と自然保護の関係をお尋ねしたいでありますが、限られた時間でありますし、関係するところも多いようでありますから、簡単にお願いすることにいたしまして、一つ、二つ申し上げていきたいと思います。  まず第一に、骨材の需給関係でありますが、これはもう御承知のように、砂利、砕石、あるいは砂、こういうものの傾向を見てまいりますと、いままでは砂利は大体河川、そういうところで多くとれ、採取をしていたのでありますが、これが大体枯渇してまいり、そのために、かなり公害というか災害も起きている実態であります。 そうかと思うと、それが、すでに御承知の……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1970/03/17、32期、日本社会党)

○久保分科員 私は基地公害についてちょっとお尋ねしたいのですが、その前に私どもの地元であります水戸の射爆場の撤去というか、移転について、前の長官の時代に、地元に時間を切って約束されたようでありますが、あらためてこれはどういう約束をされましたか。
【次の発言】 中身はどういうことでありましたか、期限。
【次の発言】 そこで三、四年以内というなら、最大四年ということだと思うのですが、これは何か意味があるのですか。三年ないし四年というのはどういう理由があるのですか、中身は。
【次の発言】 どんな計算ですか。
【次の発言】 そのリードタイムというのは、いつから始まっていつ終わるのですか。

第65回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第4号(1971/07/07、32期、日本社会党)

○久保小委員 資料要求だけしておきます。   一つは、貨物輸送の実態でありますが、貨物の扱い種別、たとえば物資別適合輸送、こういう大ワクは物資別適合輸送になるもの、包括契約ですね、そういうもの、あるいは専用線にかかるもの、これは同じ、ダブると思うのですが、専用線貨物、それからフレートライナー、それから一般的ないわゆる在来の小口、それから在来の貸し切り、車扱い、そういう種別の数量と収入、それから、できますればそれぞれ原価計算をしておられるかと思うので原価について、大体これは過去五年間ですね、最新のものがあれば最新のものを、年度中途でもいいからつけ加えてほしい。四十五年度のものですね。  それから……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○久保分科員 建設関係で二つほどお聞きします。  一つは、骨材としての砂利採取の問題でございますが、最近、これは私の地元に近い、一級河川である久慈川の砂利採取が、言うならば乱掘ですね、そういうことでたいへんいろいろな問題が出ているわけです。これは決して私が申し上げる具体的なところだけではなくて、各所に現実に起こっていると思うのです。この具体的な例は、久慈川で乱掘がはなはだしくて、富岡橋という橋がまん中から折れた、そういう事故のあった近辺であります。この川の流域で砂利採取を許可されていた西社ほどの業者があるわけです。この四社は、去年の十一月一日からことしの三月三十一日まで、いまやっている場所の許……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1971/02/25、32期、日本社会党)

○久保分科員 私は予定した質問の前に、先ほど同僚安井君からも出た、昨日あるいは今日起きている成田空港の問題について、一言大臣にお伺いしたいのであります。  すでに、わがほうの主張というか見解は、安井君から申し上げたとおりでありますが、言うならば、いまやっている代執行が、たとえば当局の考えのとおりに行なわれたにいたしましても、地下ごうに入っている反対派の人たちを、あるいは地下ごうをどう処分するかという問題は、これは残るわけだと思うのです。これは、われわれ現地の模様をよくわかりませんが、それぞれの報道機関を通じて入手した状況によりますれば、かなりこれは困難だと思うのです。困難だというのは、今日の状……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○久保分科員 私は食品関係の問題を中心に二、三お伺いしたいのであります。  最初に、けさの新聞にも出ましたが、ピーナツバターの汚染の問題でありますが、これは新聞記事によりますと、基準があって、その基準に合わないのでこれはということでありますけれども、食品衛生法ですか、そういうものによってこういう基準というかそういうものはほとんどの食品についてきめられておるのかどうか、それをお聞きしたい。
【次の発言】 お話わかりましたが、この食品衛生法によりまして、第七条によるいまの基準とか規格の設定でありますが、いまのお話を聞きますと、ピーナツバターについても、許容基準というのか安全基準というのかわかりませ……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1971/02/23、32期、日本社会党)

○久保分科員 私は茨城県の高浜入り干拓に関して二、三お尋ねしたい。  一つは漁業補償金の問題でありますが、第一回の漁業補償金の支払いはいつの時期にどういう形でされたのか、これからひとつお伺いします。
【次の発言】 その支払い協定が結ばれたときには、漁業権の放棄というか、そういうものがなされていなかったのではなかろうかと思うのでありますが、それはどうなっていますか。
【次の発言】 その金は四月三十日にどこに支払われましたか。
【次の発言】 それでは、その補償金は関係の漁業組合、そしてその組合員に払われておりますか。
【次の発言】 いまのお話だと、反対者がおるから払わないでおるということであります……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○久保分科員 新しく設けられます自動車重量税、私はこの問題を中心にお伺いしたいと思います。  まず、新しい自動車重量税は新しい交通政策のための特定財源である、こう理解してよろしいのかどうか、いかがですか。
【次の発言】 これは中身として、発想の点ではいろいろあったようでありますが、結論としていま出てきているものは、一つには第六次の道路整備五カ年計画、こういうものが昨年、予算編成時でも財源のめどがつかないものが三千五百億ぐらいたしかあったと思います。そういうものを中心にしてこの税金を取っていこう、財源としていこう、こういうことのようでありますが、そうしますと、これは先ほどお答えがあったように、一……

第66回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第1号(1971/07/23、32期、日本社会党)

○久保小委員 この前要求したのに対して、鉄監局長、あともうちょっと資料を出してもらわなければいかぬが、それはいまから出してくれますか。これは出にくいですか。私が要求したのは、たしか、もしできれば専用線なら専用線、コンテナならコンテナ、フレートライナーというか、そういうものの収支がわかればという要求をしたのだが、それはもしわかれば、あとからでいいですから出していただきたい。
【次の発言】 それでは、収支の原価計算というか、そういうものがもしできないなら、どの程度の数量でどの程度の収入があがっているか、それはおわかりだろうと思うので、そういうものでいいですから出してください。一応これには出ているが……

第66回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第2号(1971/09/10、32期、日本社会党)

○久保小委員 ちょっと関連して。いまの話ですが、これはいままでもずっと営業体制の近代化といいますか、そういうことでやってきているのですが、私は、これのやった結果についての評価というのをどういうふうにされていくか、たいへん大事なことなんですが、案外どうも評価をしていないのじゃなかろうかという感じを受けるのです。これはもちろんその線区における、あるいはその当該駅におけるだけでなくて、全体的にものを見なければいけないと思うのです。これは一ぺん評価をしてみる必要がある。  それからもう一つは、要員の合理化というより要員の配置の問題ですが、貨物なら貨物の扱いをやめて、貨物掛を何人か浮かす。浮かすことは一……

第67回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第2号(1971/10/26、32期、日本社会党)

○久保小委員 いまの委員長からのお話でありますが、加藤委員から提案というか、大体こういう問題についてどうだろうかというお話が前にあった次第です。これは大体問題点であることは言うまでもないのでありますが、いままで私どものほうでは、四十三年以来、大体この中の大半の問題について実際は提言をしてきているのです。そこで、もちろん新しい問題もございますから、これに対する回答というようなことじゃなく、また皆さんからいろいろ御意見も出ておりますから、私のほうの考え方も一応申し上げておいたほうがいいのじゃなかろうかと思うので、これから申し上げたいと思います。  それからもう一つは、この小委員会の運び方についてで……

第67回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第4号(1971/12/22、32期、日本社会党)

○久保小委員 それは私から答えます。  冒頭に私が申し上げたように、そういう試算は別にする必要はない。というのは、一応われわれとしてはこの提案の中にもあるように、大体七年間のうちの前半の三年間一応やってみよう、あとの四年間は改良工事にしてもペンディングになっているかっこうだから、そういう試算はしておりません。一応内藤さん自身がおやりになったものはあるかもしれませんが、党としてはやってませんから、これは出すわけにいかないのです。  それからもう一つ、ついでに申し上げますが、久保提示案というのは、私は提示はしたが、これは社会党案ですから、私のほうは個人の見解でも何でもないですから。

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1971/12/10、32期、日本社会党)

○久保委員 私は、昨日、同僚美濃委員が佐藤総理に核の持ち込みについて質問をいたしましたが、これに関連しての総理の答弁は、はなはだ不穏当であり、われわれとして奇怪しごくに存じますので、この際、真意のほどをあらためてお伺いしたいと思うのであります。  御承知のように、美濃委員の質問は、非核三原則をたてまえとして堅持するならば、安保条約によるところの事前協議の対象の中で、核の持ち込みについてだけは対象からはずすのが当然ではないかという質問であります。これに対して総理は――正確を期するために、昨日の御答弁の内容をそっくりもう一ぺん繰り返します。佐藤総理はこうお答えしています。「美濃君にお答えいたします……

第68回国会 商工委員会地方行政委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1972/04/21、32期、日本社会党)

○久保委員 たくさんの方からお尋ねがあったので、多少重複しますが、大事な点なので、二、三お尋ねをしたいのであります。  まず第一に、この法律案でありますが、主務大臣がたくさんおられまして、その点ではたいへん重要な法案かもしれません。しかし、この主務大臣でありますが、先ほど通産大臣御答弁の中でも、たとえば道路敷、そういうところを使うのは原則だから、当然関係の大臣が多い。これは多いのはいいのでありますが、たとえばいままで大半の御質問は安全性の問題が多いのでありますが、この安全性の問題では二つあると思うんですね。一つは設計段階における安全の基準、それからもう一つは、これを維持管理していく場合の安全の……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1972/03/18、32期、日本社会党)

○久保分科員 時間がたいへん短いので、簡単に霞ケ浦の開発事業に関係してお伺いしたいのであります。  その前に霞ケ浦の現況でありますが、私は霞ケ浦に関係する茨城県に住んでおりまして、地元でございますので、一言霞ケ浦の現況についてお話しを申し上げておいたほうがいいかと思って申し上げるのであります。霞ケ浦は、御承知のように、琵琶湖に次ぐ大きな淡水湖というか、そういう湖でありまして、現況はどうかというと、たいへん底の浅い湖でありまして、YP一メートルというが実際は八十何センチくらいなんですね。そういうところに下流には利根川の河口ぜきあるいは常陸川の逆水門、こういうものができまして、今日まで塩害あるいは……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1972/03/18、32期、日本社会党)

○久保分科員 私は干拓事業、特に高浜入りの干拓事業に関係して二、三お伺いしたいと思うのでございます。  この問題は、昨年の予算委員会でもお尋ねをしたわけでありますが、その後、問題は一向に解決しないまま政府の予算は執行されているように思うのであります。この干拓事業の本質的な問題については時間もありませんし、前回一応われわれの見解を申し述べておりますのでとやかく申し上げませんが、まず第一に具体的な問題で、新しい年度、いわゆる来年度四十七年度予算の内容について伺いたい。来年度予算でありますが、この内容はいかなるものをやろうとするのか、数字をあわせてお伺いしたい。

第68回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1972/03/18、32期、日本社会党)

○久保分科員 私は、昨年の葉たばこ生産に関係して発生した災害について、主として専売公社にお伺いいたしたいと思うのです。具体的には、御承知のように、昨年、茨城、栃木、あるいは山口もありましたか、そういうところに発生しました生理斑点病の災害についてであります。  まず第一に、生理斑点病という、病気だろうと思うのでありますが、この原因等についてはまだはっきりおわかりにならない、よって予防措置についてもあまり的確なものをお示しになっていないと思うのでありますが、専売公社はこれに対していまどんなふうにやっておられるのか、お尋ねしたい。
【次の発言】 いずれにしても、原因もわからないし的確な予防措置もまだ……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1972/03/23、32期、日本社会党)

○久保分科員 時間も限られておりますので、米軍に提供中の施設、区域のうち、具体的に一つだけ取り出してお伺いしたいのであります。  まず最初に官房長官にお尋ねしたいのであります。水戸の対地射爆場の返還でありますが、これはたしか四十四年の一月に閣議決定で返還の方針をきめられたということでありますが、それはそのとおりであるかどうか。そして、去年の一月以来今日まで、米軍はこの射爆場の使用を停止いたしておるようであります。ついては、この閣議決定後今日まで、返還の方針について変わりはないのかどうか。変わりがないとすれば、対米折衝はどの辺までやっておられるのか。  時間がありませんから並べてお尋ねしたいのは……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○久保(三)分科員 私は、返還が大体確定している水戸の対地射爆場の問題でお尋ねしたいのですが、まず第一に、この射爆場の返還は、はっきり、いつ幾日に返還というふうにきまったかどうか、いかがでしょう。
【次の発言】 三月三十一日までには返還されるということは、三月三十一日前にも返還されるかもしらぬということですが、もう三月に入りましたから、ずいぶん間近な話でありますが、まだ幾日に返る予定というのはわからないのですか。
【次の発言】 いま具体的に何を交渉しているのですか。
【次の発言】 返還された場合は、これは当然大蔵省の普通財産として引き継がれると思うのだが、そういうふうに了解してよろしいか。

第71回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○久保(三)分科員 限られた時間でありますから、一つだけ大体限定してお伺いしたいのですが、霞ヶ浦の水に関係してお尋ねしたいと思います。  霞ヶ浦の水についてでありますが、御承知のように現在水資源公団が事業をやっております。これは言うならば治水あるいは利水というか、そういうことを中心にして、下流の常陸川あるいは利根川河口ぜきというか、そういうものの工事と、それから護岸の堤防のかさ上げという、地元ではいわゆる霞ヶ浦の水がめ化と称しておりますが、下流を締め切って、かさ上げをして、そして水をためて、まあ目的にはいろいろ書いてありますが、さしあたり一番ねらいとしているのは、おそらく鹿島の工業地帯における……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1973/03/08、33期、日本社会党)

○久保(三)分科員 私は、茨城県霞ケ浦にあります高浜入り干拓の事業についてだけ質問を申し上げます。  農林大臣は初めてお聞きかと思うので概要を申し上げますと、高浜入りという入り江を埋め立てまして、これは約千百ヘクタールぐらいありますか、当初の事業費は百億ちょっとだったと記憶しておりますが、いずれにしても、土地造成をしよう、干拓をしようという事業なんであります。これは十二、三年、もっとになるかもしれませんが、その当時、これはどこでも同じでありますが、農家の二、三男対策として土地を造成して入植させよう、かたがた食糧の問題もございますので、米を中心にしての耕地をつくろう、こういうことで始まったという……

第72回国会 外務委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1974/05/07、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 時間もたくさんありませんので、簡単に二、三お伺いしていきたいと思うのですが、一つは提案されておる協定の値打ちというか、価値について、いまも議論がありましたが、いろいろな判断があると思うのです。外務大臣に簡単にお聞きしたいのは、外交的な評価というのをどういうふうに持たれておられるのか。  それから運輸大臣には、いわゆる両国間の交流あるいは世界における国際航空にとっての、いわゆる交通運輸のほうの評価ですね、交通運輸についての評価は提案理由の中にも一部出ておりますが、そういうものについてどういうふうに思っておられるか。  それから運輸大臣には、続いてもう一つは、いま江藤議員からもお……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1974/03/08、33期、日本社会党)

○久保(三)分科員 私は倉石農林大臣とは予算の分科会でだけお会いすることになっておりまして、しかも高浜入干拓だけでこれで三回お尋ねをしているわけであります。あるいは四回になるかもしれません。私が記憶をたどってみますと、正確には三回であります。すでに同僚各位からもいろいろお話があったようでありますが、私は地元で一番よく知っているのです。最初からの経緯も現在の実態も私が一番よく知っている。そういう立場から、いまから限られた時間でありますがお尋ねをするわけであります。  その高浜入干拓に入る前に、いま中村君から最後に尋ねられておりました畜産農業の安定、その中でも特にえさと卵価の問題にしぼってお話があ……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第3号(1975/05/14、33期、日本社会党)【議会役職】

○久保(三)小委員長代理 次に兒玉末男君。

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第4号(1975/06/11、33期、日本社会党)

○久保(三)小委員 中島参考人にお尋ねしたいのは、先ほどのお話で運賃決定機構の問題がありましたが、運賃といった場合には御承知のようにマーケットの中には国鉄のサービスもあるが、その他のサービスもあるわけです。いまの運賃決定の方式というか機構というかそういうものは御承知のように違うわけですね。だけれども、サービスは似通ったサービスがたくさんある。そういうところに問題があろうかと思うのですね。そういう意味からいくと、おっしゃったところの運賃決定機構というものは国鉄に限っていらっしゃるのか。広く、私鉄も公営もございますし、バスもありますし、そういうものを含めて運賃というものを、そういう構成というか、お……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第5号(1975/06/13、33期、日本社会党)

○久保(三)小委員 たくさんの御質問があるそうでありますから、簡単にお二人にお伺いしたいと思います。惣田さんと富塚さんに。  先ほど坂東参考人からのお話の中では、坂東参考人としてはいわゆる経営については労使協議制、これを従来提唱してきたというお話、これに対してどういうふうにお二人は思っておられますか。  それからもう一つは、お三人ともいわゆる片方での表現は生産性向上という、片方の表現ではマル生という、これはこの国会でも議論したことがございますが、いまだにどうもすっきりしないようなお話が両者にあるようであります。この際、新しい時代を迎えたのだから、マル生も生産性運動も、こういうものであるという実……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第6号(1975/06/27、33期、日本社会党)

○久保小委員 懇談というのは、何を懇談する……。

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第7号(1975/07/01、33期、日本社会党)

○久保(三)小委員 質問者が多いのに時間が限られておりますから、さしあたって簡単に二、三お伺いしたいのでありますが、佐藤委員からいまお話がありまして、そのお答えを聞いていると、どうもおざなりの御答弁でありまして、もはや運輸省も国鉄も、国鉄がこの時点に来たのに、いろいろな、思惑と言ったら語弊がありますが、そういうものを頭に置いて議論に立ち向かうというのは、私は責任逃れだと思うのです。特に鉄監局長の答弁はけしからぬ。というよりは、役人だから仕方がないと思うのだが、もはやここまで来て表面的な話をしても、だれも納得しませんし、前進などはあり得ないのですよ。私は、あなたの意見が私の意見とみんな一致すると……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第8号(1975/07/15、33期、日本社会党)

○久保(三)小委員 大変貴重な御意見を伺いまして、ありがとうございました。  質問する方もたくさんおありだと思うし、また時間の関係もありますので、簡単に一つ二つお伺いしたいのでありますが、この間少し休憩さしていただいて問題を整理してからお伺いするのが本当だと思いますが、それもできませんから、見当違いや聞き違いもあるかもしれませんけれども、お許しいただきたいと思います。  まず、岩尾先生並びに山口先生に、同じ質問でありますが、現在国鉄が行っている減価償却の方法について、多少お触れになったようでありますが、どういうふうにお考えでありますか。あるいはこれを将来というか、いま大きな問題になっております……

第75回国会 運輸委員会日本国有鉄道に関する小委員会 第9号(1975/08/08、33期、日本社会党)

○久保(三)小委員 いろいろとお話しがあったのでことさらどうかと思うのですが、いままでのお話し以外にもしお考えがあったらお聞きしたい点は特にスト権ですね。  スト権にもいろいろあるというので、もちろん来月あたりには約束どおり政府は結論を出すことになっているようでありますが、しかし、素直に出るようにも見受けられない。ついては、民間労働組合の、しかも同業というか、同じような企業におられる参考人から見て、スト権のあり方というものはどういうふうなことが一番望ましいか。と同時に、スト権を与えても、世間でよく言われるように、また、これは常識的でありますが、お話しのように当事者能力の問題があるが、当事者能力……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○久保(三)分科員 時間もありませんので、簡単に地元に関係する問題を二つほどお尋ねするのでありますが、一つは電話の加入区域の問題であります。電話の加入区域については一般的な加入区域、そのほかに特別加入区域、そういうようなものが決められているのでありますが、最近電話の普及が広域的になってきたと思うんですね。特に都市部においてはもちろん、稠密というかたくさん密集するような傾向だと思うのでありますが、地方においては拡散の方向というか、需要が広がってきたと思うんです。だから、いままでの加入区域ではカバーし切れないものがたくさん出てきている。また実情はたいへん理不尽と言ったら語弊があるが、現状に照らして……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1975/02/27、33期、日本社会党)

○久保(三)分科員 限られた時間でありますので、御答弁の方も簡潔にお願いしたいと思うのです。  大体事情を知っていて質問しておりますから、そのつもりでお願いしたいと思うのですが、一つは麦作の奨励金の交付の時期であります。この奨励金の交付が農家末端に届いたのは十三月も押し迫ったころなんであります。麦の収穫、販売、そういうものは大体平均して七月だろうと思うのですね。これはいろいろ事情や手続の関係もあると思うのでありますが、結論として、これでははっきり言って奨励金にならない。同じ金を出すにしても後追いでありまして、効果は三分の一かそこらになってしまう。もっと早めなければ、農林省の現場、末端にいる者も……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○久保(三)分科員 私は、時間の関係もございますので、二つほどお伺いする予定ですが、最初に国際協力事業団に関連しての質問であります。  まず第一に外務大臣にお伺いしたいのでありますが、国際協力という理念というか、そういうものはどんなふうに受けとめて施策を推進しておるのか、あるいは今後されるのか。大変初歩的なことで恐縮でありますが、この経済協力というか、国際協力というのは、考えようによっては、まだいろいろな考えが錯綜しているのではないか。あるいはもう一つは、政府にその理念があるにしても、国民的なコンセンサスというか合意が十分にできているとは、われわれどうも思えない節があるし、それから国際協力事業……

第78回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1976/10/07、33期、日本社会党)

○久保(三)委員 高橋公述人並びに中西公述人のお二人に共通してお尋ねしたいのですが、お話の中で特に国鉄の貨物について言及されまして、先生方のお話は基本的に完全競争の原理を前提にして御判断をなさっているように伺いました。現実にいまそうでありますが、そういうことを前提にしたのではなるほどおっしゃるように――これは中西先生がおっしゃったと思うのですが、二〇%貨物は減っていくだろう。というよりは、昨年の暮れに政府が決めました御承知の再建対策要綱は、固定経費を大体二割減らして五十五年度までに収支均衡を図ろうというのが対策要綱の貨物のところであります。そういうことを考えますと、完全競争の市場原理というか、……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1977/04/21、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 最初に山本公述人にお尋ねしたいのでありますが、山本さんはこの法案、特に運賃法定制を緩和することについては賛成のお話がありました。そこで、お話の中でいろいろありましたけれども、われわれの考え方についてちょっと申し上げて御批判をいただきたいのです。  それは、国会で運賃を審議していると長くかかる、あるいは決まらぬというようなことがこの法案が出た一つの理由になっていると思うのです。事実また、国会にかけて一月や半月ですぐ通るほどのものではございませんから。それからもう一つは、運賃だけの問題ではなくて国鉄経営全体の問題でありますので、単なる運賃の上げ幅をどうするとかいうようなものではな……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本社会党)

○久保(三)分科員 私は、農業者の農作業の安全対策あるいは労働災害の問題、そういう問題についてだけお伺いしたいと思うのです。この問題は農林水産委員会でもたびたび問題になったことだと思っておりますが、施策の方は必ずしも前進していないようにわれわれは思うのであります。  そこで、農業機械による災害でありますが、農林省の調査に見ますと、重傷と言われる者だけでも、これは推測でありますが、約四万人くらい年間あるようです。というのは、集落を抽出しての調査で、これは二百五十分の一の抽出でやった調査でありますが、その四十九年度のところで見ますと、重傷というのは御承知のように一週間以上休業したものですが、これが……

第82回国会 法務委員会地方行政委員会外務委員会運輸委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1977/11/11、34期、日本社会党)

○久保(三)委員 いまの坂本委員の補充質問みたいになりますが、二、三お尋ねします。  一つは、運輸大臣に、というよりは航空局長にこれはお尋ねしたいのですが、先ほどお話があったように、先月の二十六日に交通安全対策特別委員会で、朝田社長にも出てきてもらって、私から経営の姿勢についてただしました。そのときに、私から航空局長には、日航全体の経営の姿勢について総点検すべしというお話をしましたら、あなたは、いたします、こういうことですが、いたしたか、あるいはいついたすのか、それが一つ。  それから、もう一つ、つい最近の新聞、これは読売のきのうの新聞でありますが、これにはいわゆるダッカでハイジャックの情報が……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 運輸委員会公聴会 第1号(1980/10/23、36期、日本社会党)

○久保(三)委員 社会党の久保でございます。本日は、公述人の皆さん大変遠いところからもおいでいただきまして、それぞれ御意見をちょうだいし、われわれとしても大変ありがたい御意見をいただいたというふうに思っております。  そこで、限られた時間でありますので、全部の方にお聞きするのが礼儀上からも当然かもしれませんが、あるいはできないかもしれませんが、あらかじめ御了承ください。  最初に、ずっとお尋ねする事項を申し上げますので、終わりましてから、順次お答えいただければ結構だと思います。  まず、第一に、小暮公述人にお願いしたいのですが、御承知のように、われわれも運賃を値上げして収入を増すということはも……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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