このページでは堀昌雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。堀昌雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○堀委員 けさほどの大臣の御答弁の中で、道徳教育の問題についてまず最初にお伺いをしたいと思います。
大臣はけさほど道徳教育は効果をいかにしてあげるかということが問題である、このようにお話しになっております。そこで現在行われております道徳科の新設ということが効果をあげるための最善の方法であって、それ以外には方法はないとお考えになっておるかどうか、お伺いをしたい。
【次の発言】 道徳教育というものはものの考え方でございますけれども、科目を新設して知識を与えると申しますか、そのような考え方で果して道徳教育というものができるかどうかは、いろいろと異論があるところだと思うわけであります、私が考えており……
○堀委員 管理職手当の法案につきまして質疑をいたします。 まず最初に、昨日の参議院の本会議におきまして、総理大臣は、「中小校の校長が組合に入るかどうかは各校長の良識にまかす建前であるが、私は校長がその職務を中正に行うためには組合に加入しない方が望ましいと思う。」さらに湯山氏の質問に答えまして、「校長の組合加入問題は良識にまつことはもちろんだが私は私なりの見解をのべた。政府としてはこの問題を法律で規定するかどうかを現在研究している。」こういうふうに総理大臣はお答えになっておりますが、これまでこの委員会におきまして、文部大臣はさようなことは現在考えていないというようにお答えになっておられたのであ……
○堀委員 関連。実は今内藤局長がおっしゃった問題は、形式的にはそうだろうと思うのですが、もうちょっと本質的に問題があるのじゃないかと思うのです。その本質的な問題というのは、家庭の事情で長欠になっているというのは、子供のせいではなくて、親が無理解のために子供が学校へ行かれない。子供自体は学校へ行きたいのだけれども、親が働かせるために行けないという問題がある。この間もお酒飲みの親を殺したという事件が起きたりするのですが、現実にこの低所得階層の中には、親の無理解ということのために子供が非常に困難な状態に置かれておる。そうすると、ただ教育扶助をやればいいとか、あるいは生活保護の適用を受ければいいとかい……
○堀委員 亀岡法制局第一部長に少し法律についてお伺いしたいと思います。 本日朝からの審議におきましては、文部大臣は、ともかく法律があるからこれを実施すると、この一点張りでただいままでおいでになっている。そこでこの法律についてもやはりもう少し検討してみる部分があるのではないかというふうに私自身としては疑義を持っておりますので、これについて少しお伺いをいたしたいと思います。 まず第一に、地方自治法の二百八十一条に「都の区は、これを特別区という。特別区は、左に掲げる公共事務及び行政事務で、国又は都に属しないものを、法律又はこれに基く政令の定めるところにより処理する。一小学校、中学校、幼稚園及び各……
○堀委員 私も中村先生と同じように、具体的な問題については、政府委員にいろいろ伺いたいことがあるのですが、きょうは大臣にだけ、基本的な問題について伺いたいと思うわけです。 今度の法案改正の中で、やはり一番問題になり、かつ最近の医療保険行政の中で問題になっております点の中心は、医療機関という格好で指定問題が出て参りましたのが、背景にあるところの考え方だと思います。機関指定という考え方は、これは経済的な面から考えますと、私はまことにその通りだと思うわけです。経済の面からだけ見ますと、医師というものを個々に見るよりは、その経営であるところのものを機関という格好で見る、経済的な支払いであるとかその他……
○堀委員 ただいままで各委員がいろいろと御質問になりまして、文部省当局としての御意向は大体われわれもわかってきたわけでありますけれども、この専科大学というのもやはり学制の中の一つでございますので、私は現在の学制全般の問題についてちょっとお伺いしたいと思うわけでございます。私も専門家ではございませんので、詳しくはわかりませんけれども、戦後の六・三・三・四のコースの中には私いろいろと問題のある点が現在もなおあるような感じがしておるわけであります。その問題があるということは、昔と比べることがいいか悪いかは別問題でありますけれども、私どもが教育を受けておりました当時は、小学校は六年で、中学校が五年で、……
○堀委員 ちょっと、今の辻原委員の質問で問題になっております仁淀村の問題でありますけれども、新聞の伝えるところによりますと、十一月の上旬から父兄が学校を占拠して勝手に先生を雇い入れて、そして二つに分れて授業が行われているという事実があるわけです。これについて私どもは、そういうような事実は学校教育として許されているものであるとは全然考えられないわけであります。そういう問題を文部省としては承知しておられたのかどうか、すでに一カ月以上経過してそういう事態が起っておるという点について、一つお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 収拾について努力をするようにという指示をされておったということはあ……
○堀委員 文部省所管昭和三十四年度予算要求額事項別表というものをいただいておりますが、この中の一番の義務教育費国庫負担金の積算の基礎になりますものについて御提出をいただきたい。その次は二番の文教施設の義務教育諸学校施設整備という欄がございますが、この中で校舎、小学校、中学校とそれから一番下の危険校舎改築という部分につきまして額が掲示されておりますけれども、これに相当いたします学級数を一つできる範囲でけっこうですからいただきたいと思います。それから七番の教育の機会均等、四ページでありますが、ここで準要保護児童生徒教科書補助金、こうございまして、対照人員三十四年度児童生徒の二%、こういうふうに書い……
○堀委員 時間が制約されておるようでありますので、半分もやれないかと思うのですが、その前に、ちょっと私が予定した質問以外に、先ほど小牧委員と文部大臣の質疑応答の中で、ちょっと私納得のいかない点がありますので、先にそれから伺いたいと思います。 まず、先ほど文部大臣は勤務評定の問題について科学的な評価をやりたい、こういうふうにおっしゃっておる。科学的な評価というものは一体どういうものかということを伺いたいわけですが、科学的という表現は、私は少くとも客観的であるということが前提に立つものじゃないかと思う。主観的なものは少くとも科学的とは言い得ないと私は考えておる。そこであなたのおっしゃる勤務評定と……
○堀委員 文教予算の問題で少し伺いたいと思うのであります。まず最初に、この前いただいた資料によりますと、現在中学校で二部授業をやっております学校が三十二校あるということがここに書かれておるわけでありますが、一体中学校で二部授業をどうやってやっておるのかということを一つ具体的に伺いたいと思います。
【次の発言】 ちょっとその前にもう一つ伺いたいのですが、中学校の一週間の授業時間数というものは定められたものがあると思うのです。それは一年、二年、三年と多少異るかもわかりませんが、一体現在どのくらいになっておりますか。
【次の発言】 三十時間ということになりますと、週日は大体六日になっておりますが、土……
○堀委員 実は私ちょっと所用で北海道に行っておりましたところが、北海道大学の医学部の付属病院が、二月二十三日に火災によりまして外来診療病棟が焼けた。実は調べてみますと、昨年の十一月二十六日にすでに一回火災にあって、千二百坪ばかり焼けて非常に困っていて、ようやくこれを何か臨時に整備をしたところが、その施設自体がまた非常に老朽な施設であったために、またもやそこに火災が再発した。まことにこれは遺憾なことであると思うのでありますけれども、北海道大学医学部付属病院の北海道における医療研究及び教育上の重要性にかんがみて、至急にこれを整備されることが必要ではないか、こういうふうに私は考えるのでありますが、こ……
○堀昌雄君 ただいま議題となりました教育委員会法案の提案理由を御説明申し上げます。日本国憲法及び教育基本法には、学問の自由及び教育は不当な支配に服することなく、国民全体に対して直接に責任を負って行われるべきであることが明示されておりますが、このことこそ民主教育の基本的な精神とならなければならないものであります。しかしながら、昭和三十一年六月三十日に地方教育行政の組織及び運営に関する法律が施行され、これにより戦後つちかわれました民主教育は根底よりくつがえされ、ここにわが国の教育行政は一路中央集権化の道を突き進むことになりました。 まずその一例をあげますと、文部大臣と都道府県教育委員会、都道府県……
○堀委員 大臣がおかわりになっておりますので、私はこの法律について、この間は将来の予測される問題についてお話し申し上げたのでありますが、本日は本質的な問題をちょっと伺っておきたいと思います。 そこでまず第一に、大学という言葉がわが国にあるわけでありますが、昔は大学というものと専門学校という形のものがありまして、大学と専門学校はおのおのやっておる内容も違いましたし、名称も異なっておった。では当時の専門学校がみずからを卑下しておったかというと、必ずしもそうではないわけでありまして、現在大学になっております一橋高商であるとか蔵前の工専であるとかというところは地方の国立大学以上にみずからの権威を持っ……
○堀委員 御提案になりました学校安全会法案について少し伺いたいのでありますが、きょうは大臣が二時ごろまでしかおいでにならぬということでありますので、あと約一時間しかございませんので、一応ただいまからやらしていただきますけれども、残りました分については次会にやらせていただくということを御了承いただきたいと思います。
最初に伺いたいのでございますけれども、この学校安全という問題についての責任者は、一体だれであるかということを大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 では学校の管理者というのは具体的にだれを指すのでしょうか。まず義務教育諸学校についてお答え願いたい。
○堀委員 前会、学校安全の責任の所在の問題について伺ったわけでありますが、本日は法制局がお見えになっておりますので、ちょっとこの問題の法律的な見解を伺いたいと思います。 まず原則的にちょっと伺いたいのは、この前、実は私が学校安全の責任という形で御質問いたしましたところが、非常にその幅が広いようで、答弁として非常に困ったというふうな話を伺ったので、基本的にある行為の最終的な責任というものが、刑法、民事訴訟法、あるいは行政上の各個の観点から個々に違うということがあり得るかどうか。大体一つの行為があって、それの責任をどこかでとるという場合には、以上の三つについて同一でなければならぬと私は思いますが……
○堀委員 この前の続きで法制局の方にお伺いをしたいと思います。前後するところが少し出てくるかもわかりませんが、この前承わったのは、ある不法行為と申しますか、そういうものが学校で起きた場合における刑法、民事、行政上の責任者について、実は行政上のところまで伺っておったはずでございますが、そこのところがお話の途中でああいうことになり、はっきりしなくなりましたので、行政上の問題のことからもう一回伺っておきたいわけですが、もし行政上の問題が起る場合には、この前はたしかその最終責任は設置者だと伺ったのですが、そこのところからもう一回あらためて伺っておきたいと思います。
○堀委員 講師の方にも大へん失礼だと思うのです。どうですか……。
【次の発言】 井手先生にちょっとお伺いをいたしたいのでございますが、私どもはしろうとでして大へんわからないことを伺うかと思いますけれども、やはり私ちょっと憲法と今度の法律の関係でお伺いをしたいわけです。先ほど先生のお話では、やはり教育の事業というものと社会教育団体というものは一応別個と申しますか、社会教育団体の中で憲法に該当する教育の事業をやる部分もあるし、それに該当しない事業をやっておる部分もある。ここに一つの仮定をいたしまして、Aという社会教育団体がやる主たる事業の中に、憲法で規制をされる教育の事業、先生の御見解に基く教育と……
○堀委員 私は本日、学校医の報酬の問題と、最近新聞紙上でいろいろと伝えられておりますところの学童の集団赤痢の問題についてお伺いをいたしたいと思います。大蔵省の関係者に出席を求めておりますけれども、まだ出席がないようでございますから、途中から始めまして、その部分はちょっとあとに送ることにいたします。 まず最初に初中局長の方にちょっと伺いたいのでありますけれども、小中学校の児童生徒の規模別の分布と申しますか、たとえば小学校を例にとってみますと、五百人までくらいが大体全体の何%くらい、千人くらいが何%、千五百人何%、二千人何%、こういうふうな分布を、今すぐはちょっと答えられないと思いますが、一つ私……
○堀委員 すでに新聞紙上などにも出まして皆さんも御承知だと思うのでありますけれども、実は学校保健法が制定されました後に、学校保健法施行規則というものが、昭和三十三年六月十三日文部省令第十八号で出されたわけでありますが、その中に健康診断の項の就学時の健康診断という項目の中で八番目に「聴力は、オージオメーターを用いて検査し、左右各別に聴力障害の有無及び障害の程度を明らかにする。」こういうふうな省令が出されたわけであります。そこでこの省令に基いていろいろな業者がオージオメーターという聴力測定の機械を作りまして、これを学校に売り込んで参ったわけでありますけれども、その売り込まれたオージオメーターの機械……
○堀委員 これまではいろいろと技術的な問題を伺って参りましたけれども、私は、本日は教育の問題について一つ大臣の率直な御真意を伺いたいと思うわけでございます。 そこで、まずただいままで櫻井委員及び辻原委員がお話になりましたいろいろの問題についての大臣の御回答で、私も大体大臣のお考えはわかって参りましたけれども、さっき櫻井委員が申し上げましたように、私昨日の十一時十五分から四十五分にわたる大臣と毎日新聞の論説委員及び石垣氏との対談を伺ったわけであります。その対談の中で私は大へんうれしいと思ったことが二つございます。 ちょっとその前に大臣に伺いたいのは、あの対談についてのお話は、やはり国民の多数……
○堀委員 私は先般来問題になっております青少年の読書指導のための資料の作成等に関する規程の問題について少し伺いたいのでございますが、その前に、ちょっと見渡しますと自民党の委員の方はお一人もいらっしゃらない。委員長はいらっしゃいますが、たといこれが休会中の委員会でございましても、これは私はもう少し自民党の方もお考えを願いたいと思うのです。私がここで申し上土げることは、単にこれは野党の立場で申し上げるとかそういうことではなくて、やはり国のいろいろな重大な問題についてまじめにこれを取り上げる態度で、決して皆さん方を追及しようとかどうとかではなく、ここで建設的な意見をわれわれは述べていきたい、こういう……
○堀委員 社会党を代表いたしまして、日本学校安全会法案に対する修正案の御説明を申し上げます。条文は皆さんのお手元に配ってありますので、それを御参考にしていただきまして、私の申し上げる要旨をお聞きいただきたいと思います。 この日本学校安全会法案は、義務教育の諸学校を中心といたしまして、高等学校、幼稚園等をこれに付加してできております共済的な法律でございますけれども、私どもはこの安全会に対する考え方といたしまして、憲法第二十六条で、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」ということがはっきりとうたわれておりますよ……
○堀委員 私、ただいま横路委員がお述べになっております岐阜県における県条例の制定によりまして、教職員組合の専従者を制限するという問題について伺いたいわけでありますが、少し具体的な問題についていろいろと法制局の見解も伺って参りますので、一つ大臣にお願いしておきたいことは、いろいろな問題の中で、私はやはりこういうきめ方は違法ではないかという感じを持っておりますので、それについて大臣にも集約的な見解をお伺いしたいと思いますので、そのおつもりで一つ経過を聞いておいていただきたい。 最初に内藤局長に伺いますけれども、現在結核によって長期療養しております休職になっておる教員というものは、私が見ておりまし……
○堀委員 前会、図書目録の問題につきまして質問をさしていただいておりましたけれども、時間がございませんでしたので途中で打ち切りまして、本日引き続きやらしていただくことにいたしておりますが、前会の質問の中で、実はあとで議事録を見ましてちょっと問題がある点がございますので、一、二点それについてお尋ねをしたいと思います。 実は、宮澤政務次官は、この前お答えをいただきました中でこういうふうにおっしゃっておるわけであります。「さてそこでそれならそれが非常に厳選をしたものでなければならないかと申せば、そこのところはお答えが非常にむずかしいと思います。なぜかと申しますと、出版協会との従来の交渉の経緯等から……
○堀委員 関連して。ただいま還元融資の問題についてお話が出ておりますが、私も還元融資の点につきまして少し大臣にお伺いをいたしたいと思います。 先ほど岡本委員からもいろいろとお話が出ておりましたが、私は還元融資について、特に病院建設事業に対する問題について伺いたいと思うのであります。病院建設事業に関連をいたしまして、厚生省と日本医師会とはいろいろな面で対立をしておられましたけれども、最近幸いにして和解の状態に達しておられるように新聞報道で承っております。そこで、一体これまでそういう問題について日本医師会と厚生省が対立をしておる基本的な点はどういう点にあるというふうに厚生大臣はお考えになっておる……
○堀委員 私、初めてこの大蔵委員会に参りまして、何さましろうとなものですから、ちょっと的のはずれている質問もあるかもしれません。大体日本の経済というものを見ておりますと、一体どこまでが大蔵省の範囲なのか、通産省の範囲なのか、経済企画庁の範囲なのかということは、どうもはっきりした区分けが私にはちょっとつきかねる点もありますので、やや質問が大蔵省の所管外にわたる点があるかもしれませんけれども、その点については、お答えいただける範囲でお答えをいただけばけっこうだと思います。 その次に、これから私が当委員会で発言いたします態度でございますが、大体経済の問題というものは科学的な問題でございますから、本……
○堀委員 今の問題に関連して調査査察部長にちょっと伺いたいのですが、現在テープレコーダーというのは一体全国でどういうふうに配置されておるのですか。
【次の発言】 あとで補充をしたということでありますが、お役所のことですから、使えないものをそのままに使っておられるとは私は了解しない。なるほど精度がいいか悪いかということは、音楽の何かをやるとか、そういうことならもちろん精度に関係がありましょう。しかし、昭和二十七年というのは、東京通信工業がちゃんとテープレコーダーとして発売をしたものであって、なるほどその後の問題は別個としましても、あなた方が調査査察に行かれるときに、現在それを手で持って歩いて行っ……
○堀委員 本日は、酒税の問題の中で、いろいろと資料を見ておりますと、どうも納得のいかない問題が少しございますので、この問題はすでに昨年の十二月九日当委員会におきまして横山委員が問題として取り上げておいでになりますけれども、その会議録を拝見いたしますと、政府側の答弁に十分に納得ができない点が多々ございますので、きょうあらためて少し法律的な問題を含めて質問をいたしたい。私も実は酒についてはしろうとでございますから、あまり事情が詳しくわからない点で、あるいは見当違いのことがあるかもわかりませんが、それは御了承願うといたしまして、きょう私が伺いたい問題は、委託醸造の問題と中央保有米制度のことであります……
○堀委員 今石村さんもちょっとお触れになったのですが、神野さんは国際収支は心配がないとおっしゃっていられる。実は最近の傾向を見ると、貿易はちょっと伸びてきましたけれども、貿易外支払いは、三十三年は五億三千百万ドル、三十四年は七億一千万ドルというふうに非常にふえておる。特需の方を見ると、三十三年は四億八千二百万ドル、三十四年は四億七千百万ドルと、これは下がってきておる。要するに、貿易外の要素というものは、どうも最近の傾向は、必ずしも外貨がふえる方向にいかなくて、減る方向にいきつつあるという客観的な情勢が一つある。特に特需は、やはり世界的な軍縮というような格好の問題の中では、好むと好まざるとにかか……
○堀委員 ただいま議題となっております関税定率法の改正に関連をいたしまして、本題はあとで触れることといたしまして、過般来、当委員会におきましても、あるいは参議院の大蔵委員会におきましても、問題となっております関税定率法第二十一条に関連する問題について、少しお伺いをいたしたいと思います。 本日は、法制局にもお越しを願っていろいろと論議をいたしますが、大臣が私どもの論議を聞いていただいた中で、一つ大臣としての見解を明らかにしていただきたい、こういうふうに考えるわけであります。 まず最初に、現在輸入映画につきまして何らかの検閲類似行為が行なわれておるということは、すでに昨年の委員会におきまして、……
○堀委員 特定港湾に関する法律案に関連いたしまして二、三質問をいたします。本日は大体三つの点について質問をいたしたいと考えております。
最初に法制局の方にお伺いをいたしたいのですが、前回も委員会でちょっと質問いたしましたけれども、行政行為というものは法律に基づくことは当然でございます。その法律の解釈適用については、いろいろ内閣法制局の意見もあろうかと思いますが、もしこれが裁判となって判例が出ておれば、その判例があらゆる解釈適用の考え方に優先するものだというふうに私は考えますが、その点についての法制局のお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 最高裁の判例はもちろん一番確定したものだと思いま……
○堀委員 ただいま提案をされております厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案でありますが、過去の会議録をずっと調べてみますと、数年にわたりまして提案をされておりますけれども、衆議院におきましては、かつて井堀議員がこれについて御質問になった以外には、ほとんど質問をされないままに今日に至っておるようであります。そこで、私実はこれを拝見して、どうも合点のいかないところが少しございますので、本日はこの点について少しお伺いをいたしたいと思います。まず、この提案の問題が一つございますが、これはちょっとこれだけでは問題が理解しにくいと思いますので、少しその前に、現在一般会計から厚生保険特別会計に繰り入れ……
○堀委員 実は今までのお話をずっと伺っておりまして、先ほど横山委員もちょっとお触れになりましたが、実はこの前の国際金融公社の議論が出ましたときに、当時の一萬田大蔵大臣の御答弁は、ちょうど今の佐藤大蔵大臣のおっしゃっておるのと同じような御答弁が実はされておるわけであります。主として東南アジアに対してそういう経済開発をやってもらうという意味において、われわれはこの出資をやっていきたいのだという議論をされておりましたし、先日来石野委員のお話からずっと一貫して流れておりますところも、どうもやはり東南アジア、東南アジアという言葉がよく出てくるわけです。そこで、最初に伺っておきたいのですが、一体東南アジア……
○堀委員 弁明は、次官の立場としてはやむを得ざるものだというような理解の上に立って、了承いたしますけれども、最後にお答えになりました神戸税関の処置については適当なものであったと思うとおっしゃったことにつきましては、実は私の立場としてはそれを了承するわけにいきません。次官の立場と私の立場は異なります。ですから、次官の立場において弁明されたことは了承しますけれども、後段について了承できないのと、その話が出ましたので、最近の税関行政の中にはやはりちょっと問題がある点があるという事実を、私実は今月上句に確認をして参っておりますので、その問題はいろいろと今後再調査をしていただくようにお願いをしております……
○堀委員 開発銀行の融資の問題について伺いたいのであります。最近の米国の金利の状態と、今後の見通し、これはアメリカでもわからないのでありますが、政府としては大体どういうふうに見ておられるか。政府の財務証券を中心として何か基準になるところを具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 短期証券の方は最近三ポイントくらいずつ下がってきておるというふうに伝えられておりますが、長期債で見れば私は必ずしもそうでないのじゃないかというふうに感じております。それから、アメリカ経済の見方については、おのおのの主観的な問題もありますから、論議する必要はないと思いますけれども、アメリカのことしの予算なりいろい……
○堀委員 二点ばかりお伺いいたしたいと思いますが、先に学校の身体検査の問題が簡単でございますからお伺いをいたしたい。ちょうど今入学試験の時期に当たっておりまして、全国の中学生諸君、高等学校の生徒諸君は大へんなことでございますが、この入学試験を受けます際に、学校側があらかじめ身体検査証なるものを貼付して出願させる、こういう取り扱いをしているところが相当ございます。その身体検査証なるものが保健所の診断書、または公的医療機関の診断書を要求していられる向きが実は最近だんだんとふえて参っているというのが全国的な実情でございます。文部省の皆さんは医師の診断書の問題につきましては詳しいことを御存じなかろうか……
○堀委員 選挙運動用自動車のことについて、要綱の二番目のところに「右の自動車は有蓋車に限ること。(屋根又は側壁が開放できる構造のもを除く。)。」とございますが、要するに、目的は、オープンな状態で他の人との間に特別の差が生じては困るということがこの規定の趣旨だろうと思うのです。そうすると、たとえば現在のほろ型のジープであっても、横にもちゃんとものがついているわけですし、屋根もついているということになれば、オープン・カーの場合でも、屋根がついてちゃんと横にものがついておるということならば一般の乗用車と何ら区別する必要はないわけで、特にこれを、こういうふうに規定したというのはどういう理由でしょうか。……
○堀委員 ただいま二人の委員からの質問に対しては、私どもとしては、せっかく委員会を開いていただいたにかかわらず、それに値しないような答弁しかいただけないのは非常に残念だと思います。
そこで、三十五年七月二十日の日本経済新聞に「新政策の方向と焦点」という記事が出ておりまして、水田蔵相が一問一答でお答えになっておるのがございますが、大体これは水田蔵相の御発言と確認をしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 見ておいでにならないそうですが、会談というか懇談はなさったことだと思います。日本経済新聞がよもや大蔵大臣の発言しないことを公に一問一答の形式で発表するおそれはないと思いますので、私は、一応こ……
○堀委員 ことしの三月八日の日に、私は酒の製造に関する問題につきまして少し質問をいたしました。その際、委託醸造あるいは中央保有米の問題につきましていろいろ問題があるというふうに考え、お尋ねとあわせて少し要望をいたしたわけであります。三十五酒造年度がこの十月一日から始まるにあたりまして、国税庁当局としては、私が要望いたしました委託醸造あるいは中央保有米の制度に対して御検討をいただいておるものと考えますけれども、三十五酒造年度に対するお考えを一つ承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、ちょっと私資料をいただいた中で承りたいのですけれども、三十四BYの希望割、それから今度三十五BYにおける希望割……
○堀委員 本日は、この前の委員会で大臣がお答えになりました九%の経済成長の問題につきまして、実は、来たる臨時国会では、どうも私はきめのこまかい論議をする時間がないようでございますから、本日少し時間をいただいて、こまかくこの問題の点検を一ぺんさしていただこうというふうに思っております。 この前の委員会で、大臣は「日本の経済の伸び率というのは、世界の外国の伸び率に左右されることはない内在的な別個のものを持っておりますので、私どもは、やはり過去の実績を検討し、現状を検討して、そういう結論になったわけでございますので、細工をして特に作った数字ではございません。」「少なくとも八・五%ということはどこの……
○堀委員 大臣にちょっと伺っておきたいのですが、これまで、いろいろ選挙法改正の問題について、ルールがあったと思うのです。今のこのルールのままで選挙法の改正を提案されるのか、そのメカニズムの中で、何らかもう少し別途の、委員会といいますか、調査会というか、審議会というか、何かわかりませんけれども、そういう原案が出てくるまでの過程において、新たなる何らかの構想を持ってこれに臨まれるのか、この点をちょっと伺っておきたいと思います。
【次の発言】 もう一つは、時期の問題を伺っておきたいのですが、私どもは、この前の公職選挙法の特別委員会でいろいろと論議をいたしました。ほぼ、いろいろな点で考えもまとまってお……
○堀委員 大臣がまだなかなかお見えにならぬようですから、ちょっとそれまで村上財務調査官に少し講義をしていただきたい。よろしくお願いいたします。
実はきょうのいろいろなあとの問題に関連のありますことで少し伺っておきたいのは、一昨日以来本会議でも論議がされております問題との関係もございますが、米国経済の最近の実情について、四半期別のデータを、一つ年率で、設備投資、在庫投資、個人消費、その中でも耐久消費というようなものについて、おわかりになっておる範囲で承りたい。
【次の発言】 一番肝心な耐久消費財の部分にお触れにならなかったのですが、これは今お手元にございませんか。
○堀委員 今の佐藤さんの質問に関連して私一つ主税局長に伺いたいのですが、たばこの小売店は御承知のように入ってくるものがはっきりしておるし、利益率もはっきりしておる。収入はきわめて明確なことになっておる。そこで、現在の租税の体系から見ますと、勤労者の方に対しては勤労控除というものがある。この勤労控除の性格はもちろんいろいろな意味があると思いますけれども、一般的な考え方から見ると、所得が非常にはっきり出ておるという点について、他との権衡を多少維持していきたいという配慮も私はなきにしもあらずだろう、こういうように考えておるのであります。それは理由はいろいろとつけようがございましょうけれども、そういう……
○堀委員 輸出入銀行の問題を伺います前に、建設省、運輸省等からもお見えになっておりますから、この方は簡単ですから、この問題だけを先に処理して、輸銀の問題を伺いたい。 実は本日ちょっと伺っておきたいと思いますのは私どもの地元の尼崎というのは、御承知のように日本の中で地盤沈下の著しいところでございます。この地盤沈下が何によって起こっておるかと申しますと、これは工業用水を井戸水によってくみ上げるために地盤沈下が起きておるというのが、大体定説になって参っておりまして、工業用水道を敷設することによりまして、最近敷設されました地域、工業用水をあまりくみ上げない地域におきましては、地盤沈下がだいぶ少なくな……
○堀委員 本日は、いよいよ三十五酒造年度が始まることになりまして、酒米の割当がおおむね国税庁でも終わられたようでありまして、聞くところによりますと、大体暫定価格として石当たり一万二千円ということで今扱っておられるようでありますが、この酒米の価格と業務用の米の価格と一般の配給米の価格が三本立になっておるようでありまして、これにつきましては、昭和二十四年八月二十五日の当委員会において論議がされておるわけでございます。そこで、私実はこの八月二十五日の委員会の記録をずっと読んで調べてみたのでございますが、どうも政府側の答弁に納得のいかない点が多々ございますし、私もこの問題を少し調べて感じましたことは、……
○堀委員 総理大臣に、だいぶもう島上さんからお尋ねになっておりますから、簡単に要点だけ伺います。
今までお話しになった中で私が納得できませんのは、この選挙の腐敗、違反というものは、選挙に立候補する側、運動をする側にその責任があるのか、そういうことによって引き起こされた違反に関連をしておる国民の側にその責任があるのか、一体いずれにその責任があるのかを一つはっきり考えていただかなければならないと思います。どちらに主たる責任があるのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 おっしゃる通りであると思いますが、そうすると、今の御答弁の中に、来年度の予算で公明選挙の推進のための費用をふやしたから、そうする……
○堀委員 本日議題になりました選挙制度審議会設置法でありますけれども、これまでの調査会と特に異なる点を一つ具体的に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いずれも諮問機関でありますから、この前の調査会でも、この第二条に掲げるようなことは、諮問をすればできたと思いますけれども、その点はいかがでございましょうか。
【次の発言】 そういたしますと、この法案の中でこの前の選挙制度調査会と異なるのは、私は、政府みずからがこういう法案を作って、政府自身をある程度逆に規制をするといいますか、コントロールする意味でできた法案というような感じがしてくるわけでありますけれども、この前の調査会でも、諮問機関で……
○堀議員 今御質問になりました点は、私どもとしては、まず、一体この選挙のあり方はいかにあるべきかという基本問題に関連をして参りますが、憲法は、その前文に国の主権が国民にあることを認めると同時に、正当に選挙された代表者をもってなるところの国会において、その権威が行使されるということになっておるわけであります。その正当に選挙されるというこの言葉が、正しく今の選挙の法律の中に盛り込まれておるか、同時に、その法律と実態との間がどのようになっておるかというところにきわめて問題があるのでございまして、実は、今回提案いたしましたこの改正の諸点につきましては、これは、必ずしもわれわれだけがこれを念願しておるわ……
○堀委員 今の点、重大なことですので、ちょっと関連して確認をしたいと思います。
一体犯意があるとか、故意があるとかないとかという判断はだれがするのですか。この法規では規定によって取り締まれ、こういうことにあるのですから、判断をするものがどこかに出てくるはずだと思いますが、一体その判断はだれがするのですか。
【次の発言】 最終的には裁判官がしますが、この事実があるというふうに認められる場合に、原則的に――この場合、もしわれわれが告発をしなければ検察庁が黙っているというような場合、だれが見ても常識的にこういうことに該当すると思う場合に、その犯意があるとか、故意があるとかないとかということを調べな……
○堀委員 ただいま議題になっております工場立地の調査等に関する法案につきまして一つ伺いたいと思います。 大体この改正案の主体をなしておりますものは、新たに工場を設置する場合に、その地域における設置が適当かどうかということを調査し、場合によっては勧告ができるということのようでありますが、あとで企画庁の計画局長が来られましたら、いろんな基本的な問題について伺いたいと思いますが、まずこの法案との関連で伺っておきたいことは、今後に予想せられる工場の新設については、既設の土地に新設をする場合と、新たに土地造成を行なって、そこに新設する場合とが予想せられると思います。そこでこの法案をこのままで拝見をいた……
○堀委員 最初に佐藤参考人にお伺いをいたします。 ただいまのお話の中で大体先生のお考えはわかるのでありますが、実は私は今の工場立地の問題には非常に基本的な問題があると思います。その基本的な問題と申しますのは、地方自治体が非常に工場を誘致したいのでございますが、現在の税制と関係があるわけでございます。今固定資産税というものが地方自治体にとりましては大きな収入源になっておりますので、その固定資産税を何か大幅に受け取りたいということになりますと、工場を誘致するということがきわめて手っ取り早い手段になりますので、その点で、ややもすると無理な状態でありながらもその財源を求めるという観点から工場の誘致と……
○堀委員 私は、昨日の本会議で、勝間田同僚議員から水田大蔵大臣に対して、金利問題についてはどうかという質問がなされたのに対して、実は大臣はお答えがなかったわけです。そこで、本日は、最近の金利の利下げ問題について、少し詳しく伺いたいと思いますが、最近の金利の引き下げというものは、一体主たる目的は何かということから伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、金利の今度の問題について、いろいろと新聞その他にも出ておりますが、本来的な資本主義のルールからいくならば、金融が緩慢になっておるときに金利を下げるというのは常識だと思うのですが、今回は非常に政策的に問題が取り扱われたように感じておるわ……
○堀委員 昨日お話が半分くらいで終わりましたので、引き続きやらしていただきますが、きのう私が伺って少しはっきりわかりましたことは、郵便貯金の金利を下げたいということは、金利水準という面からの必要性があるということが一点と、それから、郵便貯金特別会計の赤字があるので、その赤字補てんという意味を含めて下げるのだ、こういうお話が二つあったわけです。今度の利下げ問題というのは、私が最初に伺ったように、本質的にはわが国の産業の競争力を高めるということから金利水準を下げるという意味で今回行なわれたということは、その関連は明らかだと思います。郵便貯金特別会計法の赤字があるから下げたんだということは、それは補……
○堀委員 ちょっと資料の要求を一つお願いしたい。それは、現在公務員の宿舎が相当たくさんある。政府の関係しておる公務員宿舎、これは現在各省庁別に割り当てられておると思うのですが、もととしては大蔵省が予算を組んでやることですから、一つ各省庁に対して資料要求を出して調査していただきたい。大体これは等級別に宿舎が作られておる。五等級用とか、何か俸給の等級別に宿舎が作られておる。ところが、どうも私が少し拝見しておるところでは、五等級用の宿舎に二等級の者が入る。三等級の者が入る。要するに毎年度下級者のために相当たくさんに建築はされておるにかかわらず、実態としては下級者が入れないで、上級者が相当に入っておる……
○堀委員 税法に関して二、三お伺いをいたしたいと思います。
最初には、青色申告の問題について少し原則的なことをお伺いしたいと思います。その原則的なことを伺うというのは、一番最初に、ちょっと基本的な問題から確認をして参りたいと思うのですが、税の取り扱いを税務署、国税局、国税庁という行政機関が取り扱う場合には、私は、やはり行政機関ですから、税法の定める範囲において当然行なわれるものだと理解をしておるわけですが、この点についてちょっとお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、その次に、現在とられております納税の制度は申告納税制度ということになっておると思いますが、この申告納税制……
○堀委員 最初に日銀総裁にお伺いをいたします。 ただいまお話を伺っておりました中で、今度公定歩合を一厘お下げになったことによって、公定歩合操作の弾力的な措置を行ない得る余地を残すことになった、こういうふうに承ったわけでありますが、私は、過去数年間の日本の金融情勢の経過を見ておりますと、日本銀行は、この公定歩合の上がり下がりに関係なく、常に窓口規制を強力に行なって資金の需要を押えつつ指導をしてこられた、こういうふうに見受けておるわけであります。そうしますと、今の日銀のとっておられるこの窓口規制のウエートと、金利の引き下げによる弾力的な処置の余地というものとの関係は、一体いずれがウエートが高いの……
○堀委員 関連をしまして、私、公社債投信のことについてだけ、ちょっとお伺いをしたいのでございますが、公社債投信の問題は、証券業界でお考えになって、大蔵省に対して接触をお持ちになった時期というのは大体いつごろでございましょうか。
〔委員長退席、鴨田委員長代理着
席〕
【次の発言】 実はこの公社債投信は一月に設けられることになっておった。ところが、一月は御承知のように政府が金利を下げようという政策のスタートをした時期でありまして、これがちょうど重なって参った。そこで、最近の形勢を見ておりますと、ある新聞では、銀行筋の方が東京は今大空襲中だというようなことが出ておる。社債投資信託で空襲されて……
○堀委員 本日は国民貯蓄組合利子所得に対する分離課税等の問題について伺うわけでありますが、ちょっとその前に、土曜日の朝刊に、水田大蔵大臣は、二十四日でございますかの閣議において、今問題になっております医療費の引き上げ問題について、今度の一〇%の医療費の引き上げは、自分が単価で上げることに賛成のように伝えられておるが、それは誤りで、厚生省の言うように点数合理化によるべきであると考えておるということの了承を閣議に求められたということが、一斉に伝えられております。このことの真意といいますか、それが事実そのままであるのか。この際その部分についてあるいは訂正される部分があるならば、はっきりとお答えを伺っ……
○堀委員 国立病院の特別会計にガン・センターを包含したいという法案が提案されております。これに関連して、二、三お伺いいたしたいと思います。 どうも私最近いろいろな施設の状態を見ておりますと、とかく東京に各種のものが集中するという傾向が非常に著しくて――もちろんそれは東京にあることが便利であるということも、私は一つの条件としてあり得ると思うのでありますが、各種機関が東京に集中する傾向が著し過ぎるように思うのであります。今回のこの問題は、旧海軍医学校の施設を転用してガン・センターをお作りになるということで、その施設があるからそこへ作るんだというふうに理解されるわけであります。これはガン・センター……
○堀委員 私は、今までおっしゃった中で、三点ばかりお伺いをしておきたいと思います。 第一は、負担の公平化ということが税制の一番中心だとおっしゃるのであります。私、このたびの予算委員会におきまして、この問題には触れたのでありますけれども、国民の負担の公平化を考える場合には、その実態が明らかになっておらなければ、どうして公平化をはかることができるか、私はこういうふうに思います。ところが、現在日本の所得階層を分析するところの資料というものは、大体農民については農家経済調査というのがございます。主税局に求めまして、税金に対する、要するに上の方だけの所得階層の数の数字はございます。あるいは総理府が持っ……
○堀委員 実は大蔵大臣の御出席をお願いしましたが、予算委員会の関係で御出席が願えないようでありますから、一つ政務次官に、本来ならば池田総理の出席を求めて伺わなければならぬほどの重大問題でありますので、十分責任のある御回答をいただきたい。 昨日の建設大臣のお話によりましても、今度の道路整備五カ年計画につきましては、二兆一千億円は財政計画がすでにあるので、これについてはガソリン税の増徴は今後はやらない方針だということを、ここではっきりなさったわけであります。そういたしますと、残っておりますのは、大体一般会計から入ってくるということで処理されると思うのでありますが、あと一つ最近の状況で見ております……
○堀委員 ただいま議題になっております関税定率法関係の問題につきまして、最初に法制局の方に少しその基本的な問題をお伺いして、それから問題の中に入って参りたいと思うのであります。
御承知のように、憲法八十四条で租税法定主義というものが書かれておるわけでありますが、この法定主義という、ここに書かれております憲法の目的とするところは一体どういうところにあるのか、一つ法制局の方からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 今おっしゃるのはその通りでありますが、その目的としておる意味でございますね。何を目的としてこういうふうに憲法に書かれておるのかということを、一つ伺いたいのであります。
○堀委員 高いところと安いところと、一番安い目方の重い分と、上限下限と、モードはどこにあるかということを伺わないと、全体を平均したって、要するに平均という問題のかかり方自体がわからないと思います。だから、その点をもう少し詳しく伺いたい。
【次の発言】 関連して。
今伺った中でも、私ちょっと理解できないのは、前段の方で市価二万円程度で売られるものは輸入価格が五千七百二十円だとおっしゃいましたね。それで、あと安いものというので、紡毛製品の方で市価一万三千円くらいで売られるものは四千五百七十五円だとおっしゃったわけですから、この間にはわずかに千二百円しか輸入価格として差がないわけです。しかし、実際……
○堀委員 このいただいた資料で見ますと、第二次合理化計画から合理化完成後までで、ガス源別の生産費というものは著しく変わってくるようになっております。そこで、この合理化が完成したときには、なるほどこういうことになると思うのですが、現在の時点では今大体どういう――そうですね、構成比だけでけっこうですから、現在はどういう構成比になっておるか。
【次の発言】 先ほどもお話がありましたが、大体合理化完成時は四十二ドルくらいを目標にしておる、こういうお話でありますが、この肥料の貿易の自由化は一体どういうふうな段取りになっておりますか。
【次の発言】 四十二ドルに国内の生産額がなって、なおかつ外国の――こち……
○堀委員 国民年金特別会計法案につきまして、この国民年金特別会計法案の母法になっております国民年金の取り扱いの問題を少し承っておきたいと思います。
現在、無拠出年金といいますか、福祉年金につきましては所得制限が行なわれておるようでありますが、この所得制限を認定する取り扱いは、現在年収十三万円、学齢児童一人当たり一万五千円の加算をしたものを所得制限として考えるということになっておるようでありますが、そういうものの認定の仕方はどういうことになっておるのか、お聞きいたしたい。
【次の発言】 そこで、今の所得制限と関連してくる問題でありますが、全部支給と一部支給停止と全部支給停止と、こういうケースが……
○堀委員 関連して。
今のお話を聞いてちょっとわかったのですが、その通達ですね、これはまだこの通り今やっているのですか。この通達の取り扱いについては一々書面で当局に連絡しろとか、こまかく規定していますね。現在もその通りに生きていますか。
【次の発言】 これが出た当時というのは、昭和二十六年で、経済状態として見ると、昭和二十六年というのは、非常にインフレーション、物価が上がってきた時期の最終段階だと思います。以後安定してきているのですね、一般的な傾向としては。そうすると、これが出た時期というのは、過去におけるインフレーションの過程の中でいろいろな問題があって、それに対応して出たものだというふう……
○堀委員 最初に、ちょっと、恩給局が入っておられると思いますから、恩給局の方にお伺いいたします。 今度、恩給法の改正が行なわれることになっておると思うのでありますが、その中で、海外引揚者について、初めから外国政府の職員であった者が引き揚げ後公務員になりました場合には、これは通算されるのか、あるいは、たとえば満州国における開拓義勇軍というか、こういうところ、あるいは協和会等の政府機関と同様な状態のところに、当時の国内の政治的な要請に基づいて内地の公務員であった者が赴任をして、そうして戦後引き揚げをしてまた再び公務員に復活をした場合に、これらのものも通算をされるのかどうか、恩給側の取り扱いをちょ……
○堀委員 ただいま議題となりました大阪港及び堺港の開発に関する外貨債の発行に関する件に関しまして、大蔵大臣に少しお伺いをいたします。 最近の設備投資の増高は新聞紙上でも伝えられておりますように異常な高度な状態が続いておるのでありますが、この大阪湾における開発計画もやはりこの設備投資の増高の一環として理解しなければならない問題だと思うのであります。そこで、現在の設備投資の状況その他につきましては、私は実は企画庁長官の出席を要求いたしましたけれども、きょうは他の方に所用があって出られないということでございますので、この問題につきましては一部二十五日の委員会に譲りたいと思いますけれども、当面一番私……
○堀委員 本日伺いますのは、大阪湾、堺港及び大阪南港の開発をするので、その資金としてドイツからマルク債として約一億マルク借款をしたいということに伴う法案でありますけれども、それの土台となります大阪周辺の開発という問題と日本の今後の経済及び当面したいろいろな設備投資との関連について、少しお伺いをいたします。 まず第一に、企画庁長官に伺いますが、皆さんの方でお出しになった国民所得倍増計画というものと、それから、現在の経済の状態というものとを、今の時点で大体どういうふうに考えておられるか、それを最初にちょっとお伺いしておきたいと思います。
○堀委員 私はただいまから、かねて池田首相が所得倍増に関していろいろと発言しておられる中で、大体所得格差の問題はどうなるかということについて、当委員会で十二月十四日に愛知委員にこう答えておられます。「私は倍増ということは、これは格差解消への有力な手段と考えておりまして、倍増するということは格差を少なくしていこうということの一つの手段と申しますか、こういうふうに考えておるのであります。」こういうふうにお答えになっております。その後の審議の経過を見ましても、私ども社会党は、成長政策というものは所得格差が広がるものであるという考えに対して、常に所得格差は縮まるのだという答弁がなされておるわけでありま……
○堀委員 自治大臣にお伺いをいたしますが、現在当委員会において附帯決議をつけまして成立をいたしました選挙制度審議会の審議が行なわれておるわけでありますが、ちょっとこれに関して二、三自治大臣の見解を承っておきたいと思います。 第一に、私どもは、この審議会に特別委員として参加をさせていただいておりますが、総理大臣の最初か二回目でしたかの総会で行なわれておる発言が、私どもとしてはやや当院における附帯決議の趣旨に反しておるのではないかという疑いが感じられておるわけであります。おそらく自治大臣もその席に御出席でございましょうから、その辺の事情を一つつまびらかにしていただきたいということを大臣にお伺いし……
○堀委員 私この間伺ったら警察庁は御答弁できなかったので、あらためて伺っておきますが、三十五年に行なわれた総選挙で逃亡者が九十名か幾らかあって、指名手配をしてあるのが六十人くらい出てきた。一体それは逮捕したのか、自首したのか、どういう内訳だったかということをちょっと伺っておきたいと思うのです。
【次の発言】 六十八名の中で、十七名は入院ですから除くわけですね。そうすると五十名余りですね。五十名の五ないし六割なのですか、六十八名の五ないし六割なのですか。これをはっきりしておきたいと思うのです。
【次の発言】 これは、私は今後の問題として非常に重要だと思いますので、少し詳しい格好でお調べを願いたい……
○堀委員 法律解釈でちょっと微妙なところがありますから、法制局のだれか一つ出てきていただきたい。
【次の発言】 法制局にちょっと伺いますけれども、公職選挙法三十五条以降、三十七条「投票管理者、」三十八条「投票立会人」、三十九条「投票所」こういうような規定がありますが、その規定を十分に満たしていないような条件のもとに行なわれた選挙は有効か無効か。
【次の発言】 ちょっと立会人のところを読みますと、第三十八条「市町村の選挙管理委員会は、各選挙ごとに、各投票区における選挙人名簿に登録された者の中から、本人の承諾を得て、三人以上五人以下の投票立会人を選任し、その選挙の期日前三日までに、本人に通知しなけ……
○堀委員 ただいま総裁から現状につきましてのお話がございましたけれども、私は、まず今の経済情勢――私出身が医者でございますから、これはやはり経済全体が病気にかかった、こういう状態で判断をいたします。そうしますと、われわれ医者の常識からいたしますと、一番肝心なことは、この病気の根本的な原因が何かということをはっきり突きとめませんと、それに対する的確な治療方針というものは出て参らないわけでございますので、今ちょっと抽象的にはお触れになりましたが、現在のこの状態の一番根本的な原因は、総裁はどういうものだというふうにお考えになっておるか、そのことについてお考え々承りたいと思います。
○堀委員 きょうは通商局長と調整局長がお見えになっておりますので、次会はちょっと御出席が無理かと思いますから、この関連の問題だけをちょっと私伺っておきたいと思います。 外貨の割当の下期の予算をお組みになった点でちょっと私気になりますのは、貨物輸入の内容につきましては大体一・六%ぐらいの伸びしか見てない。非常にしぼった格好で外貨予算が組まれておりますね。この外貨予算を組む土台になったのは、おそらく鉱工業生産が趨勢見通しで一八・五%になるのだということが、この輸入貨物の土台になったのじゃないかと思うのですが、この輸入貨物の外貨割当予算の基礎は大体どこにありますか。
○堀委員 時間がありませんから、少し簡単にやらせていただきます。
この前の大蔵大臣の財政演説の中でちょっと二つばかり気になることがあるのですが、国際収支の問題について、「やがては、困難な事態に直面することも予想されるに至ったのであります。」とこうお述べになっております。この困難な事態ということは一体どういう事態ですか、具体的に一つ……。
【次の発言】 それは抽象的にはそうだということはわかりますが、具体的にはどういうことですか。
【次の発言】 それでは政府が予定されておった設備投資は一体幾らですか。
【次の発言】 実はさっき安井君の質問に答えられて、経済見通しはだんだんおそくなるほど確実にな……
○堀委員 農林省の方にお伺いをいたします。
今度、農業近代化の資金が新たな利子補給によって行なわれるということになりましたけれども、一体政府は、これまでは近代化に対してどのような財政上の負担をしておりましたのか、これまでの経緯のあらましをちょっと承っておきたいと思います。
【次の発言】 今お話になりました農林漁業金融公庫なんですが、実はこれの貸し出しの状態をちょっと調べてみるとだんだんと何か昭和二十六年ごろに比べて先細りというか、最近だんだん減ってきているような感じが私の資料では出ておるわけですが、共同利用施設の問題についてそうなんですし、あるいは主務大臣指定施設の問題について見ても、パーセ……
○堀委員 まず一番最初に、実は本年度酒米が増配をされるように大体国税庁の方で方針を決定されておるようでありますが、その決定に基づきまして、業者の人たちがこの酒米を購入するにつきまして、金融上の問題で実は非常に困惑をしておるという現状があるわけでございます。
そこで、ちょっと最初に国税庁の方にお伺いをいたしますが、昨年度と今年度との酒造米の割当について、少し弾力の部分がありますから詳しく個々の業者についてはわからないかと思いますが、一応、最高限としては、大体昨年度と今年度の伸び率はどのくらいになるのか、ちょっとお伺いいたします。
【次の発言】 そこで、実は私どもがおりますのは兵庫県でありますけ……
○堀委員 前回の委員会でお願いをしておりましたことに対する大蔵省側の見解として今承りましたけれども、おっしゃる発言の中にはいろいろと含みがございまして、私どもとして、どの程度までにそれを把握できるかという点について多少の問題がございますので、後刻大臣がお見えになった際に、あらためてこの件につきましては大蔵大臣としての御見解を承ることといたしたいと思います。 食糧庁長官がまだ入っておりませんようですから、その前にちょっと酒税の減税とそれに伴う価格の問題について、少しお伺いをしておきたいと思います。大体税制調査会から発表されております資料によりますと、本年度は、私どもがかねて要望いたしておりまし……
○堀委員 時間が八分ばかりしかありません。この前に私は十二分やらしてもらって、臨時国会以来都合二十分しかやらないというようなことで、大蔵大臣と論議をかわすことはできませんが、次会に一つ大臣が委員会の権威を高めるためにゆっくりと御出席いただくという前提のもとに、簡単に一つ伺います。 きょう一番私が伺いたかったことは、先ほど石村さんがお触れになった例の八幡、東芝等の増資繰り延べに関して大蔵大臣が直接これらの社長と話し合った中で、そのあとの融資のめんどうを見るという話が出たという点なんです。日銀法ですか、大蔵省の銀行法ですか、こういういろいろな問題で見ますと、どうも私は今の金融行政というものが一体……
○堀委員 私は総理に少し基本的な問題についてお伺いをいたしたいと思います。 それはまず第一に、今回いろいろと問題になりました背景には、民主主義というものを一体どういうふうに理解をするか、選挙というものを政治家の側で見た場合、国民の側で見た場合には、これはどういう形になっておるか。ここが私は今回の問題の取り扱いにきわめて重大な問題だと感じます。 そこで総理に第一にお伺いをいたしたいことは、今、新聞論調その他ラジオ、テレビ、あらゆる言論機関を通じて非常に非難が集中をいたしております点を総理は一体どういうふうにお考えになっておるか、承りたいと思います。
○堀委員 午前中、林委員の御質問にも出ておりましたけれども、自治大臣にお伺いをいたしたいのは、百九十九条の玉の第二項で、後援会に対する供応接待等の問題でございます。実は選挙制度審議会の答申はこの問題について「選挙に関する寄付及び政治資金の規正の合理化」という項目がございまして、その第二項には、後援団体等が行なう寄附の禁止」というのがございます。この中には明らかに「当該選挙に関し」と書かれておるわけでございます。三番目が「後援団体の総会等においてする饗応接待等の禁止」、こういうことになっておりますが、この項については「当該選挙に関し」という字は入っていないのでございます。その四番目には「公職の候……
○堀委員 ただいま池田総理がお答えになりました中で、私実はもう一回重ねて伺っておきたいことがございますが、その前にちょっと自治大臣に確認をいたしたいと思います。 三月十四日の当委員会におきまして安井自治大臣が、わが方の質問に対してこういうお答えをしておられます。今度の政府案の提案の経過でありますけれども、「党といろいろな折衝をした、こういうお話でございますが、これもやりました。これは政党内閣でございますから、私ども法案を提案します場合に、やはり党内のいろいろな政策上の観点あるいは党の機関の御意見を伺う、これは私は当然やらなければならぬ義務だと心得ております。」「そうしてまた、党内におきまして……
○堀委員 この間の委員会におきまして、横山委員の質問に対して宮川理財局長が、今非常に問題になっております証券買いオペの問題あるいは日証金に対する公社債担保金融の問題について、公社債の流通市場の育成のためにやりたい、こういうことを実は発言をしたように思います。そこでこの問題は、理財局として一体どういうふうにそれをやれば流通市場が育成されるのか伺いたい。
【次の発言】 ちょっとわからない点がたくさんありますが、まず現状の金融の情勢では本格的な流通というのは無理だという話ですね。一体どうして無理なんですか、具体的に言って下さい。
【次の発言】 そうすると、あとからきょうは金融全般について話をいたしま……
○堀委員 ちょっと先に、今そのメンバーがおられるところで聞いておきたいのですが、羽柴さんのさっきのお答えで、昭和三十六年一―三月の在庫投資は一兆二千億くらいだというお話がありました。四半期別統計の一―三月ではたしか一兆五千億幾らになっていたのですが、それはその後修正があったのですか。
【次の発言】 どこまでわかっていますか。
【次の発言】 ちょっとついでに今後議論する必要があると思いますから資料をお願いしたいのですが、さっきの三千五百億ですかの在庫投資、これは年率平均しての問題だと思うのですが、結局在庫なんかを議論するときに、年率だけの平均では議論にならないと思うのです。だから一―三月は幾ら、……
○堀委員 今までのお答えの中で、ちょっと二点ほどだけお伺いをしておきたいと思います。
第一点は、公社債のオペレーションの問題であります。先ほど伺ったところでは、総裁は、これは証券対策や公社債の流通対策ではない、こういうふうにお答えになりましたように伺いましたが、その点をもう一回確認させていただきたいと思います。
【次の発言】 金融の調整をどういうふうにやるかということの具体的な結果としての現われは、何でごらんになりますか。
【次の発言】 異常な金利商は、先ほどから総裁もお話しになっておりますように、現在自由に動くのはコールだけでございますから、コールの異常高騰ということと第一点は理解をいたし……
○堀委員 本日は、日銀からもおいでをいただきまして、実は過般総裁においでいただいたとき以来、御承知のように現在の経済状況についていろいろと問題点がたくさんあることが明らかにされたわけでありますが、その中の在庫投資、設備投資及びこれに関連する金融のいろいろな諸条件の問題について、本日は、企画庁、それから大蔵省、日銀及び通産省の御意見を少し承りたいと思っているのです。
まず第一に、これは企画庁にお伺いするのがいいと思いますが、二月中旬の輸出入信用状の開設の状況をちょっと伺いたいのです。
【次の発言】 ちょっと日銀に伺いたいのですが、きょう政策委員会が――きのうでございますか。
○堀委員 大蔵省側に資料の要求をお願いいたします。 現在政府が委嘱をしております各委員会の委員に出しております報酬、あるいは日当、あるいは実費弁償等について、全部の委員会と現在の支給の状態を一覧表にして出していただきたい、これが第一点。 それから、当国会に参考人として御出席を願う人たちのやはり同様の、日当であるか交通費であるか何かわかりませんが、差し上げておるもの、要するに公務員以外で政府がそういう形で支払っておるもののすべてについて、一つ資料として要求をいたします。
○堀委員 国民貯蓄組合の減免のことで少し伺っておきたいと思います。 今度大蔵省で貯蓄資料をいただいた中で、国民貯蓄組合あっせん、貯蓄利子の免税について、昭和三十五年は特別措置として大体百億円落ちておる。三十六年百二十億円、三十七年百五十億円が落ちるという資料をいただいたわけです。そこで、この落ちていく落ち方を見ますと、その以前は資料がありませんからわかりませんが、三十五年から三十六年に対しては二〇%、三十六年から三十七年に対しましては約二四、五%になります。こういう年率でこの落ちる分がふえていくわけですが、一体これに該当する貯蓄の増加というものはどういう格好で伸びておるのか、これが出てきた経……
○堀委員 輸出入銀行の今回の法律改正の二点は、一つは出資金の増額の問題であり、一つは借り入れ制度に関する引き上げの問題でありますけれども、出資金の増額については、現在の輸出振興の建前からいって、今回の増額はある程度やむを得ないかと思うのでありますが、一体借入金の限度額を引き上げなければならない現在における積極的な理由は何か、承りたいと思います。
【次の発言】 そこでちょっと輸銀の方にお伺いをしたいのですが、最近当初計画と実績の資金計画の相違というものが原資計としてどのくらいの相違があるのかお聞かせ願いたい。
【次の発言】 三十六年度はまだわからないということでありますが、三十五年度は実績として……
○堀委員 最初にちょっとお伺いをいたしたいのは、皆さんの方でお出しになった第一次答申の経過の説明の中に出ておるのですが、百八ページに四十表としまして、大法人、中小法人の税負担に対する租税特別措置の影響調(試算)というのがございます。この試算のとり方が、実は大法人と称するものが資本金一千万円以上、それから中小法人というのが資本金一千万円未満、こういう格好になっておりますが、これは大法人と中小法人という分け方としては、現実にちょっとそぐわないのではないか。これはその前後に皆さんの方でお出しになっておる資料を見ましても、実際に大法人として問題が考えられるのは、資本金でいうと一億円以上と以下のところぐ……
○堀委員 本日は酒税法の改正の問題の中で、特にみりんの関係の問題だけについて少しお伺いをいたしておきたいと思います。
最初にお伺いをいたしたいのは、このたびの税制改正によりまして、みりん甲類というのは本みりんと直り、みりん乙類というのは本直しということに名称が変わっておるようでありますが、これはなぜこういう名称の変更が行なわれることになったのかお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで私しろうとでよくわかりませんが、みりんというのなら、普通われわれみりんと言うておるのですが、ここに本みりんというのがあって、その次に本直しとありますが、これは一体どういうことでいう名前がついておるのか、……
○堀委員 きょうは本質的なことをちょっとお伺いしたいのですが、今佐藤さんがみりんの話をしておいでになりましたから、引き続いて、この前みりん業者のシェアの変化をお伺いしておきましたから、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 絶対量はふえておるとおっしゃいますが、そのふえておる絶対量というのは、大手が入っての絶対量でございましょう。今の中小といいますか、二一%のシェアに該当する業者の絶対量がこういうふうにふえているのですか。
【次の発言】 実は、私どこで見たかちょっと覚えておりませんが、本みりんだけについて見るならば、総体の絶対量が今の伸び率よりは著しく伸びておると思います。というのは、……
○堀委員 関連して。ちょっと今の発言に、主税局長から租税法定主義の行き過ぎだと思うという発言があった。そのあとのところはどうだったか知りませんが、その点についてもう一回ちょっと……。
【次の発言】 行き過ぎとおっしゃったかどうか、そこはわからない。そこの私の受けた感じは、やはり租税法定主義であるからまずいのだという感じに受け取れたのですが、しかし今のあなたのお話だけ聞くと、政令に書こうと、法定にしようと、そのことは現実には同じじゃないか。出したときの時点と、品物が出てくる時点というものは、常に品物があとになるでしょうからね。それは法定主義であるからという言葉が出たところが、私はちょっとひっかか……
○堀委員 ちょっと関連して……。届かないことについて反証をあげられますか。届いているものなら反証をあげられるけれども、郵便は発送した、しかし私は受け取っていないのです。受け取っていない郵便物はどこへ行ったかわからない。その場合に、一体われわれはどうやって届きませんという反証を出すのですか。ちょっとそこを聞きたい。
【次の発言】 今あなたは「推定」というのは「みなす」と違うのだという、どこが違うかと言ったら、反証をあげれば「推定」は取り消しますということが「みなす」と違うという、しかし反証が事実上あげられないでしょう。反証があげられない「推定」は「みなす」と同一じゃないですか。
○堀委員 最初に、きょうは大臣がおいでになりませんから、天野さんを一つ大臣と見立てて、そちらも次官という答弁でなく大臣になりかわったお気持で御答弁をいただきたいということを、第一にお願いしておきます。 それから第二に、これは銀行局長を含めて大蔵省の関係者皆さんにお願いをいたしておきますけれども、私が本日論議をいたしますことは、ある一つの金融機関の問題であるとか、そういうことで論議をいたすわけではございません。そこで、実は私、昨日少し調査をしてみようと思いまして、本日論議をする金融機関の方に来ていただいて話を聞こうと思いましたら、黙して語らず、そして新聞の切り抜きだけを持って参りまして、私ども……
○堀委員 先ほどのお話の中で、「必要避けることのできない」というのは語感の問題としてはそれほどシビアに考える必要はないのではないかというような御意見がございましたけれども、そこで私は法律の用語の解釈の問題になると思います。結局法律の用語が、「必要」という言葉が一つあり、次に「避けることのできない」という用語が一つございます場合には、二つの要素がここに含まれておるのじゃないか。まず前段としては、必要であるということ、これが一つでございます。それからもう一つは、避けることができない。もし今お話になったような語感の感じといたしますと、必要であるという点についてはみな論議のないところでありますが、避け……
○堀委員 最初に法律の問題の論議をいたしたいと思いましたが、法制局がまだ見えませんので、過去における財政法二十九条に関して、問題となりました案件の実体の問題に触れて、少し主計局の当局の今後に対する考え方を少し伺っておきたいと思います。 午前中の武藤委員の質問に対して法規課長の方から二、三お答えがございましたけれども、今度の改正というものは、財政法の中を流れております現在の考え方にやや根本的と言っていいほどの変更を加える余地がある、その端緒となると申しますか、私はそういう意味で今回の財政法の改正は重要な意義があると考えております。これまで予算その他の問題につきまして、きょうの午前中の論議を伺っ……
○堀委員 ただいま議題となっております財政法の改正の問題につきましては、一部では私どもの側で、予算委員会においてこの補正予算の取り扱いについて適正でない。補正予算の取り扱いの適正でないということとあわせて、この問題が財政法違反ではないか。この二つの問題についての論議を重ねて参ったわけでありますけれども、政府の側では、この問題については政策として適当であるし、さらに財政法違反ではない、こういう考え方のようでございました。ところが過ぐる予算委員会において大蔵大臣が、自今、この財政法を改正してそういうことの異議の起こらないようにするまでは、このような補正予算の取り扱いをしません、こういう約束をいたし……
○堀委員 関連して。運輸大臣にちょっとお伺いいたしておきますけれども、先ほどの御答弁で、本年度は造船利子補給のたな上げの問題は起きてこない、いろいろ吟味をするとか、来年度からそういうことを期待したいというようなお話がございました。来年度に期待をされておる造船利子補給のたな上げの額は、運輸省としてはどのぐらいを期待しておいでになりますか。
【次の発言】 ちょっと開銀にお尋ねいたしたいと思いますが、開銀の方から産投会計に入ります入り方は、開銀の決算が三月と九月でございますから、その三月と九月だけしか産投会計に繰り入れられることはないと思いますが、いかがでしょうか。
○堀委員 ちょっとだけ、先ほどの横路さんが時間を急いでおられてはっきりしなかった点がありますので、外務大臣にお伺いをいたします。
阿波丸の協定の了解事項の中で、借款と信用の問題でございますが、外務大臣は、何か国会の答弁でこうなっておる、こういうお答えがございましたけれども、そうしますと、ガリオア・エロアは、その文章の中の借款に該当しておるのか、信用に該当しておるのか、いずれに該当しておるのかをお答えいただきたい。
【次の発言】 そうすると、これはあなた方の方が適当に解釈するということだと思いますが、しかし私どもは、それでは今後そういうことで、常に信用というものは、クレジットというものは金額等……
○堀委員 だいぶ長いこといろいろとむずかしい話が出たわけでありますけれども、わからないところの論議は、これは相互に、何といいますか、むずかしいところを探し出すだけであって、あまりこの論議に益はないと私は思います。そこで、よくわかっておる範囲の中だけで、少しこの問題の中で問題のある点を指摘をいたしたいと思います。 まず、私も実は先ほどの春日さんのお話に非常に同感の点があるわけです。その同感の点の一番多いところは何かというと、やはり政府が二重払いでないということを強く主張するために、いろいろなメカニズムを考えておられる。実はその問題は、なぜそれではそういうことにこだわらなければならなかったかとい……
○堀委員 今度問題になっておりますこの法律案につきましては、外国船舶の問題は、これまでは船籍等の関係で問題が処理されておったのであろうと思いますが、今度は相手国にある企業が運航する船舶にかかる所得について非課税とする、こういうことに何か改められているようであります。
そこでお伺いをいたしますけれども、現在日本の船で船籍が外国に置かれている船がどうも相当あるように思います。たとえば日本の企業が実際に持っている船で、課税上か何かの関係で、船籍をギリシャであるとかその他の外国に船籍を置いてある、これの実情を一つ伺いたい。
【次の発言】 実はこの間横浜税関をわれわれ視察に参りましたときに、その沖につ……
○堀委員 実はこのIMFの問題につきましては、前回のIMFの総会における論議を少し承りたいと思いまして、大蔵大臣の出席を得たいと思ったのでありますけれども、まず最初に、ちょっと具体的な問題でお伺いをいたしたいと思います。
為替局長にお伺いをいたしますが、英語でラージというのでありますが、これは日本語では普通はどういうふうに訳すのでしょうか。
【次の発言】 実は私がこの問題を伺ったのは、IMFの協定では、第六条の第一項に、ラージ・オア・サステインド、こういうふうな言葉が使われておるわけです。ところが邦文に訳してあるのを見ると、「巨額な又は持続的な」こういうふうに訳してあるのです。なるほどラージ……
○堀委員 今金融問題その他でいろいろと藤山長官お答えを願って、同感なところが多いわけですが、問題を少ししぼって考えてみたいと思います。 経済の見通しの問題でございますけれども、これは私この前も予算委員会の分科会でも長官に伺いました、それから一般質問のときにも伺いましたけれども、どうも私の予想通り生産はなかなか下がりません。設備投資は三兆七千五百億とおっしゃっておったものが、どうやら四兆に近くなっておるのではないかというような感じがいたします。そこでこの設備投資がこのように高い原因ですね。この前佐藤通産大臣は、生産の面には問題があるが、しかし在庫率等もだんだんふえてきておるから、その面で早晩下……
○堀委員 先月の二十一日に経済閣僚懇談会で、今後の経済運営の基本的態度についてといういわゆる統一見解なるものが決定をせられて発表せられておりますが、どうも私どもこれを拝見して、何がここに述べられておるのか実は真意の把握に苦しむものが非常に多いわけでございます。 きょうは実はこの統一見解の一方の旗がしらである水田大蔵大臣に、この統一見解についての水田さんの御見解を伺い、あわせて実は企画庁長官にその反対の御意見を伺うつもりでおりましたが、残念ながらきょう夜でないと東京にお帰りにならないということなので、どうも片手落ちになって大蔵大臣の一方的発言に終始する点は遺憾な点がありますが、少しこの問題につ……
○堀委員 政府の方から発言を求められておるようでありますから、先に政務次官から、本問題についての御発言を伺って、それに関して、そのあとで、両参考人から御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 今の天野さんのお話の中で、最後におっしゃった点ですが、業者が自主的にやるべきだということについては、昭和三十五年三月二十五日、当時の大蔵大臣であった佐藤さんが私の質問に答えて、やはり自主的にやるのがいいんだ、しかしただ映倫だけでは強制権がないから、そこでそういうふうな強制権的な部分については、税関等で処理するのが適当ではないかという御答弁があったわけです。その後事実はそういうふうになっておりませんが、今……
○堀委員 議題になっております大蔵省設置法の一部改正でございますけれども、との問題を拝見いたしますと、一つは証券部の設置の問題、一つは造幣局の内部の問題、一つは大蔵省の定員の問題と、主たるものは三つあるようでございます。大臣あとで御用があるようでございますから、先に大まかな問題だけをちょっと大臣にお伺いをいたします。 提案理由の説明を拝見いたしますと、要するに、証券の問題が非常に大きな問題になりつつあるので、理財局に証券部を設けて、「明確なる責任体制のもとに合理的かつ強力な証券行政の運営をはかり、もって広範な投資者層の保護の徹底と証券市場の育成の万全を期するものであります。」こういうふうに述……
○堀委員 最初に、自治大臣にお伺いをいたします。
今年度の予算では、参議院選挙の費用として二十四億二千四百万円余りのものが計上されておりますけれども、この予算の中には、先般政府が、答申をされ、国会に提案をされました選挙法改正についての費用は織り込まれておるのかどうか、お伺い申し上げます。
【次の発言】 一応のものということは、具体的にはどういう部分について考えておられるのか、特に三十四年に行なわれました参議院通常選挙のときは十七億余りも計上されておりましたのが、今回約七億円増加しておるわけです。その主要なる増加項目は、一体何ですか。
○堀委員 ただいま大蔵大臣から所信の表明のようなものがございましたが、きわめて抽象的な言葉で、実は田中さんの真意がどこまでこの中に盛られておるのか、はかりがたい点があるわけであります。 そこで、ただいまから少し具体的に今後の問題についてお伺いをいたしたいと思いますが、最初にお伺いをいたしますのは、ようやく予算編成等の時期に向かうときでございますので、来年度の予算編成については、ただいま簡単にお触れになりましたけれども、その財源等の問題については、これまでの予算編成とは異なって、かなり問題があろうかと考えております。これについては、大蔵事務当局としても何らかの意思表示があったかに新聞等で見てお……
○堀委員 建設大臣は時間が一時間ぐらいでというお話でございますから、まず建設大臣からお伺いをいたしたいと思います。 この前の衆議院本会議におきまして、同僚議員の質問に住宅の問題が出ました。そこで建設大臣にお伺いをいたしたいのでありますが、公営住宅、公庫住宅、公団住宅と、このように政府の費用の入っておりますものがありますが、これらについての大臣のお考えを承りたいと思います。 公営住宅が必要であるということは、これはもう当然でありますけれども、現在公営住宅の中にはいわゆる公営住宅と住宅金融公庫の融資によるところの住宅と公団住宅と三通りのものがあります。そこでこれらについて、公営住宅というのは政……
○堀委員 日銀総裁にお伺いいたします。 ちょっと今の佐藤委員の御質問の中で私もう少し明らかにしていただきたい点がありますので、最初にそれから伺いますけれども、貯蓄の増強ということはもちろん日本の現状で必要であろうと思いますが、現在の貯蓄のふえ方というものは私はそんなに不十分な状態ではないと考えております。そこで最近の貯蓄のふえ方について、これでは非常に少ないというふうにお考えなのか。投資との関連で少ないということでございますならば、それは投資が少し行き過ぎておるからの問題であろうかと思いますので、現状の段階で、私は資料等を見ましても著しく貯蓄が低くなっておるとは考えませんが、その点についてお……
○堀委員 今大臣から、政府では概念的な申し合わせばあるけれども、というお答えがありましたが、政府の概念的な申し合わせの内容をちょっとお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そういたしますと、その点が二つあると思うのですが、調査会の結論が今の自由民主党が何か決定をされておる党議に反した場合には、今の政府の概念的申し合わせ事項というのはどうなりますか。要するに、調査会の方は補償はすべきでない、自民党の党議は補償をすべきだ。そうすると、今の大臣のお答えによると、調査会の答申を待って自由民主党の党議を尊重するということになりますと、一体調査会の答申はただ待つだけであって、尊重の方は党議の方を尊重、こういうこ……
○堀委員 実は九月の上旬以来甲類しょうちゅうが、たしか宝酒造が最初であったと思いますけれども、三十円ずつの値上げを実施をいたしております。この甲類しょうちゅうの値上げの経過について国税庁の方で事実関係を一つお話をいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、今のお話を伺うと、甲類しょうちゅうの値上げは国税庁は承認をした、三十円幅で値上げをすることを承認をしたということですか。
【次の発言】 それはわかりましたが、承認したかしないのか、黙認しておるのか関知しないのか、取り扱いはこの三つのうちのどれか一つになると思うのですね。だから承認をしたのならば、これは二十八円は承認したけれども三十円と……
○堀委員 本日は大臣に減税の問題と金融行政、証券行政、主としてこの三つの問題を伺う予定でございますけれども、実は先般の当委員会で村山主税局長が同僚の横山委員の質問に答えておられる中から少し確認をいたしておきたいと思うことがございます。最近の消費者物価の値上がりを見ますと、ことしの一月から六月までの消費者物価の値上がりを各月の対前期割合でとりまして、その平均を見ると、総合指数で八・九%ぐらい上がっております。そのうち食糧費分だけを見ますと、たしか九・八くらい上がっている。生計費指数としては約一四・五%程度上がっておるのではなかろうか、こういうふうにこの前の委員会で答えておられるわけであります。そ……
○堀委員 ちょっと関連。理財局長に伺いますが、今の問題は、分離課税にする、所得のあり方によっては現在は税額控除がありますから、所得の低いところについては分離をした場合にはかえって損をする場合も私は起こるのじゃないかと思うのですが、現在の税制の中で所得金額は一体どこまで税額控除が有効に働いて、どこから先が分離になった方が有利になるのか分岐点があると思うのです。ちょっとそれを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今の話がはっきりしないと、抽象論としては私は意味がないと思うのです。ということは、今佐藤委員は大衆のそういう投資家の負担をなるたけ軽減をしたい、こういう御趣旨で発言がされておるわけです……
○堀委員 最初に自治大臣にお伺いをいたしたいのは、実は選挙制度審議会は、たしか六月十五日に前回の委員の任期が終了いたしまして、最近新聞紙上で拝見をいたしますと、十一月の下旬に新たな委員の任命が行なわれたようであります。この新たな委員の任命の経過については、すでに自治大臣は、八月二十四日における参議院の公選委員会においても大臣としての見解を表明しておられるわけでありますが、非常におそくなって発令されておりますが、その間の経緯について一つお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 ちょっとお伺いをいたしたいのは、今のお話の中で五、六名の人が最終的にきまらなかった、こういうお話がありました。今度の……
○堀委員 このたび行なわれます地方選挙に際して、現行法の中で、特にポスターの数について、著しく、不適当だと考えられておる事項がありますので、二、三申し上げますと、まず第一は、指定都市におけるポスターの枚数は、現在では、公職の候補者一人について四千五百枚となっております。ところが、たとえば大阪市のごときは、衆議院の選挙区が二区ありまして、非常に広範囲な市でありながら四千五百枚、衆議院の場合は二区でありますから、ここに二万四千のポスターが張られるという地域でありますから、これは指定都市としての一例でありますけれども、著しくポスターの枚数が少ないと思います。 その次に、それに関連しても今度御承知の……
○堀委員 関連。今の刑事局長の御答弁を伺っていてやはり疑義がありますのは、この問題の規定は、今おっしゃるように事実的な影響力の問題と法的影響力の問題と区別される。そこで、ここで自治省がただ「単に」と書いてありますけれども、後援団体の結成に関与し、その役員となり、その結成をする後援団体の構成員が法的に市の職員であったり、あるいはその他法的にその当該公職の理事者と上下の関係を伴うものが除外されているということであれば、これはおっしゃるように、事実的な影響力以外の何ものでもないと思います。しかしここには不特定多数のものをさしてあるだけであって、そういう除外例がない。この通達では要するに「市町村長が単……
○堀委員 実は、本日は、今回の地方選挙で非常にたくさんの選挙違反が出ました問題について、まず前段では、これは自治大臣とか法務大臣にお答えを願う筋のものでもないかと思いますから、そこで私は一方的に質問をいたしまして、この回答は追って総理大臣に御出席をいただいてお答えをいただければいいと思います。ただしかし、問題の経過がありますから、あとで事実関係について明らかにする部分については担当の大臣の御答弁をいただく、こういうふうに考えております。 まず、今度の問題について一番重要なことは何かと申しますと、国民がその健全な常識に基づいて判断をするときに、政治上に非常に間違ったことが起きておる、こういうふ……
○堀委員 お急ぎのようでありますから、企画庁長官からお伺いをいたします。 私が本日の最初の質問にあたりまして、企画庁長官の御出席をお願いいたしましたのは、歳入問題のいろいろな見積もりにつきましては、その土台が経済見通し等にあるというふうにこれまでも伺っておりますので、政府の統一された経済見通しというものの論議を先に少しさしておいていただいて、歳入等の問題について大蔵大臣にお伺いをいたしたいと思います。 そこで、まず最初にお伺いをいたしたいのでありますけれども、今年度、三十八年度の見通しということで、企画庁からお出しになっております国民総生産は、二十兆三千九百億円ということになりまして、三十……
○堀委員 最初にちょっと法制局の方に、法律の解釈についてお伺いいたします。 国有財産法第十八条に処分等の制限という項がありまして、「行政財産は、その用途又は目的を妨げない限度において使用又は収益をさせる場合を除く外、これを貸し付け、交換し、売り払い、譲与し、若しくは出資の目的とし、又はこれに私権を設定することができない。」こういうふうに書かれておりますけれども、ここの中の、「その用途又は目的を妨げない限度において使用又は収益をさせる場合」というこの表現が、どうも非常に何かすらっとわかりにくいようです。一つこの解釈をお聞きいたします。
○堀委員 ちょっと関連して。今の話を聞いておりまして、私選挙法の方の専門でずいぶん前から調べておるのですが、今の税制上ちょっと問題が私はあると思うのです。それはさっきの所得の百分の二・五ですか、それから資本金の千分の二・五というこのやり方は、今資本金の大きな会社はどんどんふえてきておるわけですね。百億、二百億という資本金になってくれば、要するに膨大になれば実にまた膨大な寄付金を認めるということになって、どうもその間が一律に資本金なり所得の格好で行なわれておるところに問題がある。だから、それはもしそういうことであるならば、大きくなればそれと同じ比率で寄付や贈与を認めるという考えは、私はちょっとい……
○堀委員 最初にちょっと資料の要求をいたします。資金運用部資金について、これが出て参りますときの金利、各財政投融資項目について項目別に出ておると思いますが、それを金利の観点から分類を一回していただきたい。それから今度は利子として払う方ですね、利子として払う側から、要するに二分五厘、三分五厘、四分五厘、特利という格好になるのじゃないかと思うのですが、あとで論議の中でわかると思いますが、そういう部分について昭和三十七年度――過年度のものでないと無理だろうと思いますが、三十七年度がもし現状で無理ならば、三十六年度について十二月までが可能ならば十二月までと、三十六年度の一年分について資料をいただきたい……
○堀委員 先ほど同僚の佐藤委員が少し御質問になりましたが、酒類の問題について、大臣に基本的なお考えを少しお尋ねをいたしたいと思います。 最初にお断わりをいたしておきますけれども、お約束の時間が実は二十分しかありません。私が一分しゃべって大臣に十分ずつしゃべられたら、二間しかできませんので、簡明直截に、説明はけっこうですから、こうするとかああするとか、イエスとかノーとかということで、一つ質疑を合理的に進めさせたいと思いますので、特にお含みを願って質問に入りたいと思います。 まず最初に、今一番問題になっておりますのは、私が昨年の十月十二日でございましたか、取り上げました基準価格という制度の問題……
○堀委員 ちょっと外務省の問題から先にやりたいのですが、まだ入りませんから、さっき広瀬君もやりましたし、私も前から今度の産投会計法で納得のできない点が一つだけありますから、大臣にお伺いをいたします。 今度の改正の問題について、私どもが一番重要だと思っておりますのは、これまで産投会計法の一部改正ということで、昭和三十一年以来ですか、資金への繰り入れ、その他については附則で処理をしてきたのが、今度は予算によって処理がされて、言うなれば大蔵委員会では産投会計の論議をこれからはどうせやりますけれども、法案の関係としてはやれなくなるという問題があるわけです。実はこれまでもそうでありますが、今度の国会に……
○堀委員 本日議題になっております外貨債の政府保証の問題につきまして、二、三お尋ねをいたします。
まず最初にお伺いをいたしたいのは、昨年大阪市及び大阪府でありましたか、同様にマルク債としてたしか一万ドル相当額を保証したと思うのでありますが、この大阪湾臨地帯の埋め立ての現在の状況等わかっておりましたら、少しお話を承りたいと思います。
【次の発言】 これも大阪港、堺港の整備計画ということになっておるようですけれども、事実上は港湾の問題よりは埋め立ての方に比重がかかっておる。大阪港については私はあまりつまびらかにしておりませんが、堺についてはもちろん港湾もありますけれども、その主体はどうも土地の造……
○堀委員 開発銀行にお伺いをいたします。
実は、本日資料として出していただきました利益金の内訳でありますけれども、利益金は法定準備と納付金とに分かれておると思いまして、実はそこのところを知りたいのでこの資料をお願いしたのでありますが、ちょっと私の方の連絡が申し上げようが悪かったので出ておりませんけれども、利益金の中に占める納付金の予定額と決算額を、三十三年度の分からずっとお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 実は、この間産投会計の歳入の論議をいたしましたときに、少しこれを調べてみますと、納付金が、三十四年、三十五年、三十六年につきましては、当初の予定額に比べて決算額が非常に著しく違……
○堀委員 前回、予算委員会の第一分科会におきまして、たばこ専売法違反の問題につきまして少し論議をいたしましたけれども、時間が十分にございませんでしたので、本日は、これからこの問題を取り上げさしていただきます。 最初に、法制局長官にお伺いをいたします。 たばこ専売法第七十九条に、「国税犯則取締法の規定は、この法律の違反事件に準用する。この場合においては、この法律の違反事件は、間接国税の犯則事件とする。」こういうふうにございます。そこで、国税犯則取締法十三条を準用規定で読みかえると一体どうなるのか、ちょっとお答えを願いたいと思います。
○堀委員 最初に中山参考人にお伺いいたします。 ただいまお話を聞いておりまして、私どもも中山参考人の御意見に全く賛成な部分がほとんどでございます。特に私が今のお話を聞いておりまして気がつきました点は、皆さんが税制調査会で作業をなさいましたときには、自然増収は二千億ないし二千三百億というふうに示されておって、その中で作業をなさいました結果、所得税の減税につきましては初年度三百九十三億、平年度四百六十二億というものを、最小限度としてお考えになったというふうに理解をいたしました。ところが先ほどのお話もございましたように、三千百三十一億に余る自然増収が見込まれてきておるという現状でございますから、今……
○堀委員 私は少し問題をしぼってお伺いをいたします。
今お話が出ておりましたけれども、今回、税制調査会が一〇%の利子分離課税を答申されておりましたにかかわらず、五%にこれを下げられました直接の理由――全体の理由は先ほど伺いましたが、直接の理由を一つお伺いをいたしたい。
【次の発言】 非常に抽象的でして、一体この利子の課税を五%に減らすことによって直接に起きてくるとお考えになることですね、たとえばこれは貯蓄の増強に対してプラスになるとか、そういう面で一つお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、少し具体的な問題に入りますので、ちょっと確認をさしていただきますが、総理は政府の統計……
○堀委員 今の話ですけれども、おそらく坪野さんがその問題に関連をしてお話があったから、実は税務署長が決定をしたのではないかという感じが私お話を聞きながらするのです。そうすると、そうでない人が行ったら、おそらくそれは実はできないのではないだろうか。今局長が、常識的に判断をすればそれはいいはずだ、こういうことでありますが、どうも私いろいろな税の取り扱いを見ていて感じることは、やはりしょっちゅうここの委員会で論議になるのですけれども、税務署の人たちがやはりまだ少し特権的な意識が強くて、常識的な判断でなら当然こうだと考えられることを、各種税法あるいは通達類があるからと称して、自分たちの意見をどうも押し……
○堀委員 まだ大臣の出席がございませんので、その前にちょっと、最近一つの問題にぶつかりまして税法上の取り扱いとして私少し疑義を感ずるものがございますので、この点少し明らかにして、今後の税制調査会における検討の御参考に供していただきたいと思います。 事実はこういう問題でございます。私が知っておりますある小さな事業所でありますが、ここは従業員が四名しかおりませんために現在健康保険の適用がございません。そこに若い女のタイピストが一名おるわけでありますが、このタイピストが国民健康保険の被保険者として今度国民健康保険の保険料を支払うことになりました。ところがその保険料の通知が非常に高いので驚きましてい……
○堀委員 最初に国立病院についてちょっと伺いたいのですが、一体国立病院は何のために設けられておるのか、国立病院が設けられておる趣旨を、一つ厚生省の方から承りたいと思います。
【次の発言】 今の国立病院の沿革としては軍の病院だったようですが、現在においては、今お話を聞きますと適正医療を普及するための一つのモデル病院という方向を考えておるということであります。実は私、考え方はそれで非常にいいと思うのですが、現実がはたしてそういう方向にいきつつあるかどうかという点に、それは沿革もありますから十分でない点があろうかと思うのです。そこで、まずあなたが今ここでおっしゃった適正医療の普及なり、最高の医療水準……
○堀委員 最初にたばこの問題から少し論議をさしていただきます。
専売公社のほうにお伺いをいたしますが、三月二十九日に公示第四号によって、現在の歩率は現行どおり大体やるという趣旨のものが出されたように思いますが、これの趣旨についてちょっとお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 その意図されるところは、そうするとまず第一点は現状のままで当分いくということ、第二点はいまお話しになりました改定をする場合に計算上の便宜から年計算を月計算に改めた、以上の二点というように承知をしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 前回、予算委員会その他でもずっと論議をさせていただいてまいりましたが、一応その……
○堀委員 さっきの前半の問題で瓜生次長の話では、当該制止をした人は配置がえになったという御答弁がありましたが、一体こういうことが起きるのはその当人に問題があるのか、ふだんそういうような指導を行なわれておる上長者に問題があるのか、そこのところをちょっと伺っておきたい。そういう制止をするようにふだん何か指示がされておらなければ、そんなことしないのじゃないかと私は思うのです。だから、そういうことをしたときに、その当該制止をした者ももちろんそれは適当でなかったと私も思いますけれども、その人間だけを配置がえして、あとは私どもはそういうことについては何にも知りませんという態度であるならば、私はその処置のし……
○堀委員 実は二十一日の内閣委員会において、大蔵大臣は、本年度の経済成長率について大蔵省の試算に基づいて、少し経企庁の見通しを修正する必要があるのではないかという趣の発言をしておられるようであります。まだ会議録が出ておりませんから、その具体的な内容はつまびらかにいたしませんけれども、新聞で伝えるところによりますと、実質でGNPは七・二%に上昇をするようでありますというような発言をしておられますけれども、この発言をされた真意は一体何であるかを、あまり回りくどくなく、簡明率直にひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 実は新年度予算が施行されましてまだ一カ月半しかならないわけですから、……
○堀委員 どうも質問が小間切れになるようでやりにくいのですが、私は、実は本日から向こう三回にわたって、と申しますのは、本日の委員会、来週の十三日には証券関係の参考人にお越しいただいて、その次の週にもう一回大臣に御出席を願って、証券界の皆さんの御意見、あるいはわれわれの質疑をもとにして、今後の対策を含めて、向こう三回にわたって証券関係の問題を取り上げたいと思います。 私が、今回この時期に、証券の問題を取り上げるに至りました経緯を簡単に申し上げますと、私ども直接証券の問題についていろいろな実情を知ることが比較的少ないわけでありますが、最近、投資家の人たちが証券会社との間にトラブルが起こります問題……
○堀委員 まず最初に、この外国保険事業者に関する法律の一部を改正する法律案自体についてちょっとお伺いをいたします。
今度の改正の第三条第四項に、「当該申込みを行なう時までに、大蔵省令の定めるところにより、大蔵大臣の許可を受けなければならない。」こうあるのです。この大蔵省令というのは、一体どういうことを書こうという予定ですか。
【次の発言】 その次に、どうも表現がよくわからないのが、同じページの二、「当該保険契約の締結に代えて、保険業法又はこの法律に基づき免許を受けた保険事業者との間において当該契約と同等又は有利な条件で保険契約を締結することが容易である」これはどういうことをいっておるのか、少……
○堀委員 最初に生命保険の問題について少しお伺いをいたしたいと思います。 本日の新聞によりますと、生命保険の三十七年度の決算につきましては、一般貸し付けが六千四百億円、証券投資が二千六百億円、不動産千億円などがおもなもので、一般貸し付けの純増分が千三百億円とある、こういうふうに出ておるわけでございます。 実は、これまで当委員会におきましては、あまり保険の問題等がまともに取り上げられたことがないものでございますから、私ども論議をする機会が少なかったのでございますけれども、今後は少しこれらの問題についても論議をさせていただきたいと思っておりますが、実はいま生命保険の問題で私が一番気になっており……
○堀委員 ただいま協会の福田会長からお話のございました事故防止対策についてという問題でございますが、実は最近二、三の事例が私の手元に参りまして、これを少し調査いたしております中で、現在の証券取引法自体にも不十分な点があるのではないか、それから皆さんが自主的にお定めになっております事故防止対策についても、必ずしもそれが強制力を持っておりませんから、どこまで実施をしておられるものかについても疑問がございます。さらに業者の方のお話を聞いてみますと、管理上の部分に、趣旨は大蔵省としては投資家保護を目的といたしておると思いますけれども、結果としては非常に証券業の皆さんに事務的な量の部分がふえることによっ……
○堀委員 徳安総務長官に最初にお伺いをいたしますが、内閣総理大臣官房審議室において設けられておりました農地被買収者問題調査会の答申の内容にありますところの、各種の調査事項については、信憑性があるものとして取り上げたいと思いますが、その点について総務長官の御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 この審議会が設けられまして、三十五年十二月二十一日に第一回の会議を開いて、答申が三十七年五月二十二日でありますから、約一年半にわたって調査が進められておると思うのです。ですから、決してそういう短期間の調査とは思いませんが、長官は短期間の調査だというふうにお考えですか。
○堀委員 明治三十二年発行の英貨公債の償還に関する問題でございますけれども、実はこの国会の会期末になりまして、突然としてこの法律案が提案をされて、早急に審議してもらいたいという政府側の要望であります。この公債については、ことしの十二月三十一日に満期が到来するということは事前にわかっておったことでありますけれども、この問題について英国政府側といろいろ交渉されて、何か最近急にまとまったというふうに提案の説明がされているわけでありますので、これらの交渉の経過の概要についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま大臣がお話しになった点で、私どもも外貨が必要な際でもありますから、なるたけ償還しないで……
○堀委員 最初に、経済企画庁長官に、物価の問題で少しお伺いをいたします。皆さんの方で御発表になっております昭和三十八年度の消費者物価の上昇率は、二・八%ということになっておりますけれども、一体この二・八%をお出しになった基礎といいますか、その根拠は何かを一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 それではお伺いをいたしますが今個人消費をもとにして相関式でお出しになったということで、昭和三十八年度の個人消費の伸びは一〇%というふうにお出しになっておりますが、実は昭和三十七年度におきましても、個人消費の伸びが八・四%と見られたときに、同じように二・八%の上昇を見込んでおられたわけです。一体それではどっ……
○堀委員 委員長にお伺いをいたしますが、きょうは参考人の方から、今回のあれに関する考え方を先に述べるのではございませんでしょうか。
【次の発言】 NHKの方にお伺いをいたします。今回私どもはテレビ放送及びラジオ放送によりまして、公営を拡充するという意味におきまして、これらを利用するということを実行する段階にまいっておりますけれども、テレビジョンの放送というのは今回が初めてでありますから、そこで、テレビジョンで放送いたしまして、現在どうしても見られない地域というものが日本全体の中でどのぐらいのエリアにわたってあるのか、特にそのエリアが多い地域、たとえば東京の放送局のエリアの中ではどのぐらいのパー……
○堀委員 自治大臣にお伺いいたします。今回の総選挙に関する問題もいろいろございますけれども、これらにつきましてはまだ法務省の担当者が入っておりませんから、その他の問題からお伺いをいたします。
第二次選挙制度審議会は十一月下旬をもって委員が任期満了となりまして、現在は選挙制度審議会は空白の状態になっております。そこで自治大臣としては、第三次選挙制度審議会を大体いつごろから発足をさせることを考えておられるか、最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 年度が改まるというと、来年の四月からということでございますか。
【次の発言】 前回の選挙制度審議会の最終のときには、私ども選挙がありまし……
○堀委員 少し専門的な問題でありますからお答えは銀行局長でけっこうです。
最初にお伺いをいたしますけれども、最近の手形交換における不渡りの実情をちょっとお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 きょうは十二月の十三日ですから、十一月の資料は当然ありますね。
【次の発言】 そうすると、十月のこの〇・九二というのは全国ですか、東京ですか。
【次の発言】 この〇・九二というのは件数ではどういうことで、大体資本金別に見るとどの程度のところに集中しておるか。
【次の発言】 手形交換が不渡りになるということが、現在の企業の全体の動きに非常にはっきり私はあらわれていると思うので、件数さえわかっていたらい……
○堀委員 昨日来この砂糖消費税の問題についてはだいぶ論議をしてまいりましたけれども、きわめて政治的な問題が残っておりますので、きょうは大蔵大臣、農林大臣の御出席をいただいて政府としての今後の方針を明らかにしていただきたい、こう考えるわけであります。 私どもは、いま社会党から議員立法といたしまして砂糖消費税二十一円を撤廃する法案を提案いたしておるわけであります。御承知のように現在非常に砂糖は高くなりまして、これまででも日本の砂糖の価格は世界で最も高い、こういうことになっていたわけでありますけれども、最近の原糖の値上がりに伴いまして異常な高騰を示しておることについては、両大臣ともすでに御承知のと……
○堀委員 ただいま提案者の説明もありましたが、最近全体として金融は引き締まり状況を加えておりまして、コールもだんだんと高くなって、現在公定歩合が昨年に比べれば二厘も低いにもかかわらず、年越しのコールは昨年を上回ろうという情勢にあるわけであります。このことは特に企業形態として金融その他に十分な力を持たない中小企業には大きな影響を与えることが予想されるわけでありまして、その点については、特に政府関係機関において、民間のこれらの金融の補完をなすべきであるというふうな考え方に基づいて、現在行なわれておるものもありますけれども、さらに情勢に応じては提案にありますような財政資金によってこれらの中小企業が金……
○堀委員 ただいま、現在の情勢についてお伺いをいたしましたけれども、当面いろいろな問題が非常に山積をいたしておりますので、それらの問題について、逐次日銀総裁のお考えを承りたいと思います。 今度の金融引き締めが行なわれるに至りました経過については、ただいまお話のありましたように、国際収支の問題と、物価の問題というものがその主たる原因となっておりますけれども、特に開放経済を前に控えての国際収支の問題というものは、私どもも非常に安心できない情勢下にあると思っております。これまでの景気循環の幅というものはかなり長い周期を持って行なわれておりましたけれども、今回の場合は引き締めを終わって、再び引き締め……
○堀委員 関連して簡単に……。大臣は御就任早々ですから経過等つまびらかでないと思いますが、実は法律は具体的な選挙区の区割り等に関しては発言をすべきでないという趣旨だとわれわれは了解をしておるわけです。そこへ出されました答申のあり方、この答申が出されましたときは一名減、十九名増というかっこうで出されております。これは少し経過がございまして、第一次の選挙制度審議会におきましては、このアンバランスの是正というのは少なくとも文字どおりに増減をもって同数であるべきだ、十名ふやせば十名減らせということで、最終的にそれがきっちりいくのはむづかしいのではないかということを私が設問いたしましたときには、それは最……
○堀委員 二点だけお伺いをいたしたいと思います。 第一点は、公職選挙法十三条では、「衆議院議員の選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数は、別表第一で定める。」となっています。それで別表がございまして、そのあとに「本表は、この法律施行の日から五年ごとに、直近に行なわれた国勢調査の結果によって、更正するのを例とする。」こういう法律になっているわけであります。今回は昭和三十五年度の国勢調査をもとにいたしまして、選挙制度審議会が今回のような答申をいたしました。そういたしますと、この法律によるところの「直近に行なわれた国勢調査の結果によって、更正するのを例とする。」ということになりますと、昭和四……
○堀委員 大臣はまだ御就任日が浅いわけでありますけれども、この公職選挙の問題というのは、実は日本の政治、民主主義の一番基盤をなしておる非常に重要な問題を扱うのでありますので、いろいろ過去等にも経緯がございますから、それらの問題を含めて、ひとつ本日は少し本質的な問題についてお尋ねをいたしておきたいと思います。 最初に、今回の国会に、現在すでに提案をされておりますところの、別表の一部改正になると思うのでありますが、選挙法の区割りの、定数の問題がかけられております。さらにもう一つ今後法案が予定をされておるように聞いておるわけでございます。そこでお伺いをいたしたいのでありますが、選挙法の改正というも……
○堀委員 新聞紙でしか私ども承知をいたしておりませんけれども、過般、建設省の官房長及び前建設省事務次官であって現在同僚議員であります山本代議士等についてのいろいろな問題が、新聞紙上で報道されておりますので、本日は警察庁と法務省のほうで、この問題の現在までにおける経過の概要をひとつ御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 いま法務省のほうで起訴されておる点についての概要がございましたが、この違反がわかってきた経緯というのは、一体どういうところに端緒があって、そしてこういう国家公務員法違反あるいは公職選挙法違反の事実がわかるようになったのか、その端緒のほうをちょっと警察庁のほうから御報告をいた……
○堀委員 最近兵庫県の地方最低賃金審議会におきまして、労働者委員全員の反対の中で業者間協定に基づくところの最低賃金の取り扱いの決定が行なわれるという事案がございました。これは尼崎市における関西電力兵庫火力事務所の下請をいたしております兵庫県電気事業関連産業の関係の者、それから尼崎市の機械金属製品製造業の団体であります尼崎中小企業振興会に関連をする団体、尼崎製鉄株式会社の下請でありますところの鉄鋼業関連産業の関係の業者及び日立機電工業の下請であります機械製造業関連産業の関係の団体、この四つの団体の申請によって出されておりました業者間協定に基づく取り扱いについて、地方最低賃金審議会が答申をしたわけ……
○堀委員 ただいま森委員のお尋ねになっておりました繊維機械の廃棄のところを少し詳しくお伺いいたしたいと思います。 いまのお話で、この法律案は、廃棄をたてまえとしておるのではなくて、格納されておるものを生かすときに廃棄というものが結果として起こるというふうに私は理解をいたしております。そこで、いまも森委員のお話のように、なるほど格納されておる機械の中には十分使用にたえるものもあるだろうと思います。また、そうでなくても、やはりこれは私有財産であるには相違ないわけでありますから、財産であるものを完全にスクラップするということについては、多少何らかのメリットがなければ、ただそういう機械を復活する、あ……
○堀委員 実は順序としては国立公衆衛生院のほうからお伺いするつもりでおりましたけれども、まだ出席がないようでありますから、とりあえず公衆衛生局長のほうでお答えをいただきたいと思います。
この間米国公衆衛生局のほうで、一般にいま新聞紙上その他で取り上げられておりますところの喫煙と健康に関する諮問委員会の報告書というものが問題になっておるわけでありますけれども、この報告の結論と――それから特にその結論はアメリカの結論でありますから、日本の場合にこの結論はどういう形で受け取られるか、この二点についてお伺いをいたします。
【次の発言】 いまのお話で、大体最初にお話しになったように、確かにこれはスモー……
○堀委員 最初にちょっと資料要求をいたしますから、お願いをいたします。
為替局でありますけれども、戦後、外国からの借り入れ金、各種外債、その他、資本取引のかっこうで日本に入ってまいりましたととろの外貨の状況と、昭和三十九年度以後毎年それの利子として出ていくもの、償還として出ていくもの、あるいは外債の償還を含め、そういうかっこうで出ていく姿を、過去のものと同時に昭和四十九年までの十カ年間について、ひとつ資料として御提出を願います。
【次の発言】 それでは、本日はただいままで各種の問題が出てまいりましたが、残っておりますのは、実は資本市場の問題についてはまだ論議が残されておりますので、私は主とし……
○堀委員 本日は、所得税法について少し根本的な問題の論議をいたしたいと思います。 所得税法の中で現在の所得税の負担の状態を見ますと、最も大きな負担というのは給与所得であります。そこで、今回も給与所得控除の改正が提案をされておるわけでありますけれども、まず第一に給与所得控除というものの基本的な概念といいますか、ここがはっきりしないと今後の給与所得の控除をする場合にもいろいろと問題が出てくる、こういうふうに考えます。そこで、本年度の給与所得控除を提案するにあたって、給与所得控除というものは一体何なのか、どういう理由でそれが行なわれるのかということを第一としてお伺いをいたします。
○堀委員 実は昨日主税局長との間で所得税法に関する問題を具体的に少し論議をいたしました。しかしこの問題の中には政策的な判断を必要とするものが非常に多いわけでありますから、そこでこれから大蔵大臣に主として所得税法関係としてお伺いをいたします。 昨年の予算委員会におきまして、昨年度御承知のように基礎控除、配偶者控除、扶養者控除等の関係で税制調査会の答申が守られなかった事実がございます。少なくとも本年度においてばこれらの分は最低減税をしてもらいたいということについては、大臣のほうで御確約をいただいて、それは本年度実現を見ました。しかし、ずっと所得税全体の問題を詳しく見ておりますと、いろいろな点に問……
○堀委員 実は三日の日に大蔵大臣が記者会見をされました際の発言をもとにいたしまして、三日の証券市場は二十四円六十二銭という旧ダウの暴騰を来たしたという事実がございます。この問題を中心に三十分間ちょっとお伺いをいたしますけれども、まず最初に、この前の委員会でも私ちょっと申し上げましたときに、ここで言ったこと以外はどうも信用してもらっては困るというような意味の御発言がございましたけれども、私は本日は少し念のために新聞記者諸君に会いまして、その発言の内容を確かめました。ですからきょうは私はここでそういうことは言わなかったということは、これは通らないということをひとつ確認をさしていただいて、少し論議を……
○堀委員 関連して。いまの差額徴収問題というのは、私ずっと話を聞いておりましてどうも非常に取り扱いが不公平だと思います。そこで主税局長、営利を目的としない団体が、しかし純粋に営利を目的とした行為をする場合に、その営利を目的とした行為部分に対しては課税をするということはできないですか。営利を目的としない、さっきのどこかの大学病院に例をとって考えてもいいけれども、そこで一般室の総室なるものが少なくとも八〇%ある、そして個室と称するものが二〇%くらいだ、一〇%だというのならまあ社会通念上ある程度やむを得ないという問題もあるけれども、実際はどうもこのごろは逆になっている傾向が非常に多い。そうなりますと……
○堀委員 ちょっと関連して。いま資料を要求されておりますから、あわせて私の資料をそれについてお願いをしておきたいのは、諸外国の交際費の特例は、一体どういうことになっておるのか。現在、それは泉さんの言うように、これはもう経費なんだからといって無制限に認めておるのか、あるいは何らかの制限は当然あるのじゃないか。とにかく日本ほど飲み食いをして女性のはべるところなどというものは、世界にないわけですから、おそらくこういうことは私は日本の特異的現象じゃないかと思いますから、ひとつ諸外国の、主要資本主義諸国のいまの交際費の取り扱いについて、資料として御提出を願います。
○堀委員 本日まで、衆議院の本会議あるいは予算委員会等において、歩積みの問題と両建ての問題については政府も公取委員長も厳重にこれを取り締まるというか改善をするという発言をしておられるわけであります。ただ、この歩積みと両建ての問題が国会の論議になってからすでに十年近くを経過いたしておりますけれども、何回もそういう答弁がありながら内容においてはほとんど改善されていないというのが現在の実情だと存じます。そこで、本日は少し詰めた論議といたしまして、当委員会はこれらの問題の主管委員会でありますから、大蔵大臣及び公正取引委員長のおのおのの立場において、今後一体いつになればこの問題が常識的に解消されたものと……
○堀委員 ただいまいろいろと参考人からお話を承りまして、実は私どもも承知をしていなかった問題が二、三出てまいりましたので、参考人のほうでどの程度御承知であるかわからない点もあるかもわかりませんから、ちょっと政府側のほうにその問題の所在を明らかにする点をお尋ねをしておきたいと思います。 ただいま阿部参考人がお述べになりました中で、これらの医療法人の中に医師でない者を主体として設立をされておる医療法人がかなりあるようなふうに承りました。そこで一体医師でない者を主体として医療法人がつくられて、そうしてそこに管理者としての医師を雇って行なわれておるような医療法人というのは現在どの程度にあるのか、厚生……
○堀委員 大臣のいまの御発言の中にちょっと問題があると思います。 それは、私どもは公定歩合の操作というものはまさにその時期時期における調節機能であるから、これはもっと気軽にタイムリーに行なえる性格のものであるべきである。ところが、池田さんを筆頭とするあなた方の考え方は、公定歩合操作というものが何か金利水準一般に本質的な影響を与えるかのようにおそれて、これまで累次にわたって行なわれた公定歩合操作というものは常にタイミングがおくれておるわけです。それがいまのお話を聞いておると、われわれの考えておる原則論のほうをいまはおっしゃるけれども、しかし実質的に皆さんがやっておられることは、公定歩合を上げる……
○堀委員 最初に物品税の問題からお伺いをいたします。 今回提案をされております物品税の取り扱いにつきましては、アンサンブル式レコード演奏装置、パッケージ型クーラー、自動車用冷房装置、こういうような物品の軽減税率の適用期間の延長が提案をされておるわけでありますけれども、物品税の取り扱いに対する考え方が、私は最近やや政府側においては変わってきておるのではないかという感じがしてなりません。そのことは、これらのアンサンブル式レコード演奏装置にしても、パッケージ型クーラーにしても、自動車用の冷房装置にしても、実は国民大衆の側からすれば、その使用頻度なるものはきわめて少ない。言うならば、まだ例外的な器具……
○堀委員 私はこれから関税定率法、相続税、揮発油税について質問をいたします。
最初に関税定点率法につきましては、すでにただいま論議がたくさん行なわれましたので、ちょっとこれに関連をした部分だけを伺っておきたいのですが、実は牛肉――これは冷凍その他なま肉の関税率は変更になりましたが、かん詰めの肉はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 そうすると肉の水煮というかボイルしたというか、そういうものを含めて二五%、こう理解していいわけですね。
【次の発言】 そこで、先ほど牛肉は関税割り当てになっておるという答弁が農林省からありました。いまかん詰めの肉の取り扱いはどうなっておりますか。
○堀委員 少し出入りをしておりまして、一部重複をするところがあるかもしれませんが、御了承いただきたいと思います。
先ほど大蔵大臣は、有償二億ドルの韓国に対する借款の条件は、年利三分五厘、七年据え置き、二十年償還ということになるというお話しでございました。海外経済協力基金、これは担当は企画庁のようでありますが、大蔵省でわかる範囲で答えていただきたいと思うのですが、どうもこれまではそういう例がないと思うのですが、これまでの貸し付けの例をひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 昭和五十一年というのは、貸し付けてから期間何年ですか。
【次の発言】 大体一般的な金利は、これまで輸出案件について四ない……
○堀委員 二点だけお伺いをいたします。第一点は証券対策の問題でございますが、山際総裁は現在の株の価格は一体これでいいのかどうか、現在の株価がこういう状態にある背景は一体何なのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃるとおり、私は株価というものは取引上における公正な取引のあり方できまるということが原則だと思います。ところが実は最近御承知のように共同証券というものができて、日本銀行から三森さんがこの社長になられております。過般の公定歩合操作の際には、共同証券は相当多額の買い出動をいたしておりまして、これまで公定歩合が引き上げられて、それが株価に反映をしなかった例はございません……
○堀委員 いまの答弁を聞いておりましてちょっと不安がありますので、少し確認をしておきたいと思うのですが、実はいま、次長は収入がふえることは大いにふやせばよろしい、それは収入が自然にふえるのなら私もふやしていいと思うのです。しかし、実は私自身過去に非常に苦い経験があります。私は昭和十六年大阪大学を卒業したのですが、私どもが学生でありました昭和十三年、十四年、十五年当時、大阪大学では、特に医学部の病院収入に関してでありますけれども、ポリクリの、要するに学生用の患者というものは激減をいたしまして、そして私どもは十人ないし十五人に一人しか――患者が十五人じゃないですよ、患者一人に対して学生が十五人もか……
○堀委員 ただいま議題となりました外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表して反対の討論をいたします。 いよいよ明日から、IMF八条国に移行をするわけでありますけれども、実はこのIMF八条国移行につきまして、日本ほど不十分な条件でIMF八条国に移行する国はこれまで例がございません。現在国際流動性の問題につきましては、十八回IMF総会におきましてあるいはパリ・クラブにおきましていろいろと検討が進められております。この検討のあり方は、一つにはIMFの流通性をさらに高めるためにIMFのワクの中で問題を処理しようという考え方とあるいはパリ・ク……
○堀委員 ただいま銀行協会並びに相互銀行協会のほうから、最近の歩積み、両建てを中心としての金融情勢について御報告がございました。そこで本日は、主としてこの問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。 銀行と相互銀行につきましては、一律に論議をいたします点には、いささかそのパターンが違うと申しますか、中小企業金融の面におきますいろいろな性格の相違がございますので、個々に分けてお伺いをいたしたいと思います。 最初に、銀行協会のほうにお伺いをいたしますけれども、実は最近の中小企業向け金融が、中小企業庁が出しております年次報告によりますと、中小企業向けの金融の貸し出しの割合がだんだんと下がってまいって……
○堀委員 最初に、本日は証券全体の問題についてお伺いをいたしますけれども、特に最近問題になっております二部の市場の問題について、最初少し全般的にお伺いいたします。 二部市場は、三十六年の十月に開設をされまして以来、一時は非常に高騰して、株不足等のために異常な状態を呈しておりましたけれども、その後だんだんと低迷をして、昨日はダウで百五十円二十七銭、修正九十六円七十八銭というたいへん低い状態になってまいっております。 そこで、この二部市場で新聞等を見ましても、値つきのつかない株が過半数に達しておるというような状態で、これではどうも流通市場としての役割を果たせないのではないか。こう出合いがないと……
○堀委員 関連して。いまおっしゃった六百円の初任給基準の引き上げという問題でちょっとお伺いいたしますけれども、いまの公社予算で見ると、基準内給与はちゃんと予算にきまっておりますね。そうするとあの予算の中にいまの六百円というのは入っているのでしょうか入ってないのでしょうか。
【次の発言】 主計局に伺いますけれども、いまの公社の総裁の答弁で、公社の給与の予算の中に入っていないけれども、企業努力によって生み出したらその六百円ベースアップできるという法律的根拠をちょっとお答え願いたい。
【次の発言】 ちょっとそれはおかしいのじゃないですか。その給与総額はあそこにちゃんと予算で計上されておるんでしょう。……
○堀委員 実はここに書いてあることば二割の有益費を入れてやる、そのことはその使用している者の都合だと思います。何もその土地の価格あるいは建物の価格を上げるために、評価を上げるために二割の有益費をそこへ投入したのではなくて、使用している者の便宜上、自分の使用している目的にかなうために何らかのそこに措置をしたのであって、だからその売り払いのときにその二割のものについては控除するという、その点については私は問題がない。しかしそれによって五割以上の評価が上がるということは、それはまた五割以上の評価の上がり方に問題がある。その二割以上の有益費を投下したことによって上がったのがはたしてどれだけであって、自……
○堀委員 関連して。いまの一つだけでいいですから、どういう時期にどういう形で出したのか、予算が初めからなかったのかあったのか、今回のような例と同じようなのかどうか、そこをひとつ具体的に答弁をしてもらわないと、そういう例がありましたというだけではわからない。ひとつ具体的に答弁してください。一つだけでいいです。
【次の発言】 それは目的がちょっと違うでしょう。いまのは交付公債か何かを出す法案であって、その公債発行に伴う事務費がたまたま計上がされていなかった。要するに今回のは出資をするという金自体に問題があるのであって、出資をする金自体が予算にないものを予算支出を目的とした法案があったかどうかという……
○堀委員 関連して。いま給与課長は実態調査をして、実態調査をしてという話ですが、実態調査もいいんですけれども、その実態調査の前に、私、理論的な問題がちょっとあるのです。その理論的な問題ということは、昭和二十三年か四年ごろに、定員が非常に縮小されて、定員外職員をやめさせろという取り扱いが行なわれた、ところが実際には人手が要るんだということで、農林省は定員外職員を使ったという経緯がありますね。本来的には定員であってもいいものを、当時の国の政策のために定員外職員というものを使った。そういう国の側の要請に基づいた非常勤職員というものが実は存在をした、こういう問題が一つありますね。この非常勤職員が、ある……
○堀委員 新聞紙上に伝えるところによりますと、政府では、近く、基準価格の廃止、それから小売り免許の基準の取り扱いについて何らかの措置がされるというふうに承っておりますが、ひとつ簡単に、基準価格の廃止と小売り免許基準の取り扱いについて伺いたいと思います。
【次の発言】 実はこの基準価格の廃止の問題も、小売り免許基準の問題も、大体は一つの目的に集約されてくるのではないかと私は思います。
そこでちょっとさきに伺いたいのは、基準価格を廃止しようという目的、これは一体何なのかを伺いたいと思います。
【次の発言】 まさに私もそのとおりだと思います。要するに、いま資本主義の世の中ですから、――資本主義の世……
○堀委員 関連して。これまでずっと事業費だと言うのですが、ここに皆さんのほうから、事業費が大部分で、労務厚生費と調査費と非常勤職員手当というのが一部分だ、こういう資料が出ているのです。そうするとこういう支出区分というのは、常用、定期、月雇い、日雇いという業務区分に応じて、何かこれは関連があるのか。そういう区分に関連なくここから出ておるのか、その点をお伺いします。
【次の発言】 いまの答弁、医療職が非常勤職員の手当から出ておる、これはいいと思いますね。ところがいまの炊事手というものの中には、労務厚生費で払ってみたり事業費で払ってみたりということですね。そうするとどういうのを労務厚生費で払うという……
○堀委員 非常勤職員の問題は、先般来だいぶいろいろな角度から論じてこられたのでありますけれども、私は少し、原則的な部分についてお伺いをしておきたいと思います。 いろいろと資料を拝見いたしておりますと、非常勤職員にもいろいろな形のものがあるということが、少しはっきりしてまいりました。その中で、どうも私が見て共通しておるような感じがいたしますのは、厚生福祉施設の職員というものが一般的に常勤的非常勤職員として、あるいは建設省において、あるいは郵政省においてあるように、実は資料をいただいておるわけです。そうすると二つの省にまたがって厚生福祉施設の職員、たとえば寮母その他、こういうふうな表現になってお……
○堀委員 実はこの間この問題の論議をいたしております際に、常勤的非常勤職員の問題については、昭和三十六年に行政管理庁の方針のもとに定員化が行なわれて、その中で福利厚生施設に勤務をしておる者につきましては、定員化から除外をされておるということを大蔵省給与課長のほうから答弁をいたしましたので、ちょっとこの問題について少し論議をいたしておきたいと思います。 まず最初に行政管理庁にお伺いをいたしますけれども、国家行政組織法第十九条の「各行政機関の所掌事務を遂行するために恒常的に置く必要がある職に充てるべき常勤の職員の定員は、法律でこれを定める。」こういうふうになっておりますね。そこで「各行政機関の所……
○堀委員 時間が十分ありませんので、少しはしょってやりますから、答弁のほうも少し能率的にお願いをしたいと思います。
最初にお伺いをいたしますのは、大蔵省設置法に基づきまして保険審議会というものがございます。この保険審議会の委員の名前は私もわかっておりますけれども、この保険審議会の委員の任命のしかたその他については、一体どういうルールによってやっておるのか、ちょっと最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 いや、それはわかっておるのです。ただ委員が何名かありますけれども、これは一体学識経験者が何名とか、そういう関係で何かあなた方のほうでルールをきめて委嘱をしておるのだろうと思いますが、そのルー……
○堀委員 公認会計七特例試験等に関する法律案についてお伺いをいたします。
まず最初にお伺いをいたしたいのは、この公認会計士の制度が設けられて、すでにかなりの時間がたつわけでありますけれども、この公認会計士が設けられて、それによって設けられていなかった以前と著しく何かプラスになった点というのはどういう点があるのかをひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 公認会計士の制度がなかったときとできたときとで何かそういう点で目に見えた差がありますか。公認会計士の制度がなくてもやはり監査の制度はあったと思いますから、おそらくその当時でも会社はいろいろな経理上の問題についてごまかしていいという……
○堀委員 公認会計士の代表の方にお伺いをいたします。 公認会計士の今後のあるべき制度の問題につきましては、私金曜日に約三時間にわたりまして当委員会において論議をいたしましたので、私の真意は追って会議録等によってごらんをいただきたいと思います。 そこで、現在のこの第三次試験のあり方につきましては、私もやはり何らか改善がされるべきであるという判断に立っております。そこでその改善につきまして私どもは次のような考え方に基づいて改善をしよう、こういうふうな考え方をいましておるわけでありますが、それについて公認会計士の代表の立場でお答えをいただきたいと思います。 まず第一点は、現在の法律では筆記試験……
○堀委員 本日お手元に配られております前回の委員会で私の要求をいたしました生命保険における解約の中で、解約返戻金がない契約につきまして、その金額を調べてもらいましたものが出てまいりましたが、私が予測をいたしましたように、年間に百六十二億九千四百万円という多額の保険料、件数にして二百二十一万四千件という広範な人たちが失っておるわけであります。もちろんこの中にはいろいろな予測せざる条件のために解約になったものもあろうかと私は思います。しかしこれほど多額なものが、これほど広範な件数が、こういう状態になっておるということは、これは予測をされざるものはごくわずかであって、明らかに募集のあり方に適正を欠い……
○堀委員 実はただいま大蔵省のほうから御報告がありました公益法人の行なう医療保険業の調べにつきまして、前回厚生省側が私どもにいろいろと約束をしておられた点があるわけです。この調査範囲が非常に狭いのですが、厚生省のほうでは少なくとも国会が終了するまでに現在のこの差額徴収のあり方については全国的な調査を行なって御報告をいたしますということを私はここで確認をしておるのですが、全国的な調査を完了いたしましたか。
【次の発言】 きょうあすにはできるというのなら、あしたもう一ぺん委員会を開いていただいて報告をいただきますけれども、ともかくここではわずかなものが出されておるわけですが、私は、なるほどこういう……
○堀委員 全般的な問題なんですけれども、実はいろいろ課税上の問題を考えておりますと、法人というのはいろいろな面でかなり個人とは優遇される点が税法上にあるわけです。一般論といたしまして、そこでたとえば最近は農民の皆さんが、農業というのも御承知のようにこれは個人所得になる形のものですから、それを法人化することによって合理的に経費を算出をしてもらいたいという動きが実はあるわけですね。いま皆さん方のお話を伺っていて感じますことは、確かに別に同情してもらったりいろいろしてもらいたくないけれども、制度上どうも納得がいかない。それの問題点は、やはり経費の問題もありますが、たとえばまあ池部さんのお話を聞いてお……
○堀委員 ただいまの銀行の合併問題、いま佐藤委員のほうで一般的に御質問がありましたが、私もう少し詰めて具体的な点をお伺いしたい。 まず最初に、いま原田委員もお触れになりましたけれども、私は先月の二十五日の歩積み、両建て預金の問題のときに討論をいたしました。そこで討論の中で触れておりました要点の一つは、最近の都市銀行の中小企業向け貸し出しがだんだん低下しつつある。例をすでにあげまして、三十七年の三月に、一千万円以下の中小企業に対する貸し出し比率は二四・七%あったものが、三十九年の三月の末には二〇・一%に低下をしている。このことは単に都市銀行だけでなく地方銀行もやや低下をしておりますが、しかしウ……
○堀委員 大蔵省のどなたに答えていただいてもけっこうですが、実はこの一〇%の預金利子の分離課税が五%になりましたのは昭和三十八年四月一日からだと記憶をいたしております。そこでお伺いをしたいのは、都市勤労者世帯の総理府が調べております家計調査で調べてみますと、大体貯蓄率は昭和三十六年まではずっと貯蓄率が上昇しておったのですが、三十六年をピークとして三十七年、三十八年と漸減をしておりますね。そこで実はいまの分離課税の一〇%から五%になったということは、貯蓄の問題としては何ら効果をあげていなかった、私はこう判断をしておるのですが、その点をひとつ具体的に都市勤労者世帯における三十六年のピークからの下り……
○堀委員 先ほど同僚の武藤委員がかなり詳しく酒のお米の問題について論議をなさいました。実は私昭和三十五年以来、三十六年、三十七年と三回続けて酒米の価格の問題をやってまいりました。主計局次長もお急ぎのようでありますから、最初に一番問題の酒の価格に触れたいと思います。 昭和三十六年の十月二十七日の当委員会におきまして、当時の法制局の第一部長でありました山内さんに食管法の中で米の価格の決定の問題についてお伺いをしたわけですが、そのときに山内さんはこう答えております。「私どもの、食糧管理法の四条二項の解釈といたしましては、やはり最初に申し上げるのは、「前項ノ場合二於ケル政府ノ売渡ノ価格ハ」と、こうき……
○堀委員 午前中すでに証券市場対策についてだいぶ論議がございました。この中で、私が本年の四月に大臣との質疑の中で免許制の問題を含む証取法の改正について論議をいたしましたが、本日も来たる通常国会にこの問題を含めて証取法の改正が行なわれるという大臣の御発言がございました。そこで実はこの問題を私が取り上げまして以来いろんな方面での反響がありましたけれども、どうも業者の皆さんを含めて私どもの真意が少し伝わっていないところがある。登録制と免許制はそうたいして変化がないではないかというような問題もあったようでありますから、私は、今日のこの状態に至った証券市場の問題の中には業者の体質改善というものを含めてい……
○堀委員 時間が参議院で約束がありますから、ちょっと予定を変更して時間内で終わるようにしたいと思うのですが、この間山際日銀総裁との間で大蔵大臣は懇談をなすって、証券対策等について何か二、三話し合いをなすった結果を新聞紙上で私拝見をいたしました。あの要点をちょっと簡単に伺っておきたい。
【次の発言】 大体私どもが新聞紙上で拝見をしておりました内容とほとんど同じであります。私はやはりこれは金融引き締めの解除のスタートだと理解をいたします。なるほど時期的に年末という問題が一つきますから、年末金融というのは――このあとでおそらく皆さんいろいろ御議論が出ると思いますけれども、特に日本のいろいろな過去の慣……
○堀委員 最初の村山委員の質問をずっと聞いておりませんでしたので、やや重復するところがあるかもしれませんが、ひとつお許しを願いたいと思います。 この大蔵省設置法の中で、証券局の新設というのが、特に大蔵省の機構の上では非常に目新しい問題でございます。そこで提案理由の説明を拝見いたしますと、たいへんけっこうなことが書いてあるわけでありますけれども、実は私、大蔵省の証券行政をずっと見ておりますと、率直に言って、一貫性が実はどうも不十分である、これが第一点。二つ目は、一体証券行政をどういう方向へ持っていこうかという目標というか、青写真というか、どうもそういうものに欠けていて、当面の行政行政がその時点……
○堀委員 ただいま大臣もお触れになりましたけれども、本日税制調査会から「「今後におけるわが国の社会、経済の進展に即応する基本的な租税制度のあり方」についての答申」というのが総理大臣あてに出されております。ここにも書いてありますように、これは単なる単年度の問題ではなくて、基本的な租税制度のあり方でありますから、その点私この答申というものは最近の税調の答申の中で非常に重要な答申だと考えておるわけでありますが、先ほどすでに佐藤委員の質問にお答えになって、分離課税の問題について少しお触れになっておりますので、私きょうはこの問題を中心に少し前段で論議をさしていただきたいと思います。 この答申の二十四ペ……
○堀委員 本日は、金融証券に御関係の多数の皆さんの御出席をいただきまして、非常に低迷いたしております現在の資本市場の問題について二、三お伺いをいたしたいと思います。 最初にいま中山興銀頭取もお触れになりましたが、いま私たちが当委員会においてかなり論議をいたしております問題の一つは、共同証券の性格の問題でございます。いま佐々木日銀副総裁も、不安動揺の防止のためにはさらに一段と進めた措置をとる必要もあるかもしらぬ、こういうふうなお話がございましたけれども、現状でも私どもは普通の証券会社の性格とは異なることは了解をいたしておりますけれども、しかし現実に共同証券が行なっておられる株式の買い入れの状態……
○堀委員 二月二十三日の予算委員会の第五分科会におきまして、私は、芦屋市にあります芦有開発株式会社が申請をいたしました、土地収用法に基づく土地収用の件について論議をいたしました。当委員会におきまして、その後の案件につきまして、具体的な事案をつまびらかにしながら、この問題についての問題点を少し明らかにして、今後の、もっぱら営利を目的とする企業体が行なう土地収用のあり方について、政府の見解をただしていきたい、こう考える次第でございます。 最初に、兵庫県が、実はこの土地収用の事業認定をする権限を持っておるわけでございますので、まず県の側から、この、いま私が申し述べました「土第一九七八号の一」という……
○堀委員 資料要求をひとつお願いをいたします。 一つは政治資金に関する問題でございますが、自治省が出しております政治資金規正法に基づく届け出によりまして出ております資料が官報にございますけれども、この官報に出ておりますのは、三十六年の前期、後期、三十七年の前期、後期、三十八年の前期、後期、三十九年の前期、これだけをまず第一に御提出をいただきたいと思います。 二番目は、この三十六年前期から三十九年の前期に至る間で、今度は年別にくくっていただいてけっこうでありますが、三十六年、三十七年、三十八年、三十九年は半年でありますが、年別の基準の上で企業別に年間百万円以上を政治資金規正法に基づく寄付を……
○堀委員 ちょっと関連して。いまの山下委員のお答えは、この法案については私どもさようだと思うのですが、島上委員の質問の趣旨であるところの住民登録と選挙の登録と同一にあらしめたいという点は、これは可及的すみやかにやるべき問題であって、それが事務的なりいろいろな問題があって障害があるならば、その障害をやはりここで明らかにしていきながら、各省がそのセクトにとらわれることなく、可及的すみやかにやることがきわめて必要だ、当面この改正案が必要でありますが、同時に、可及的すみやかにこの問題は要請をされておる、こういうふうに思いますが、ちょっと山下委員の御答弁がその点はっきりしておりませんでしたから、あわせて……
○堀委員 総理に、選挙法の問題についてお伺いをいたすわけでありますが、まず最初に、昨日総理は自由民主党の中央政治大学院の開校式に臨まれて、新聞の伝えるところによりますと、民主主義の危機について大いに警鐘を乱打された、こういうふうに新聞は伝えております。私もその点民主主義の危機ということについては同感でございますが、昨日のお話の中で、選挙の腐敗の問題についてはお触れになったのかどうか、ちょっとその点を最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 新聞の伝えるところでは、国費、県費の浪費の問題であるとか、汚職の問題であるとか、いろいろな点について政府としての問題点についてはお触れになっておる……
○堀委員 いまの一酸化炭素の問題は、二〇%も空気中にある状態が続くということになりますと、かつて北満のほうで克山病というような、一酸化炭業を長期に吸飲しておる場合の心臓疾患があったわけですが、現在の交通巡査の場合、心臓その他の精密検査等では特に異常はないのでございましょうか。
【次の発言】 実はここにロスアンゼルスの許容基準等が書かれておるわけでございますけれども、私も詳しくはよく知らないのですが、ロスアンゼルスではいま自動車の排気ガスについても、マフラーの中から措置をして、排気ガスを出さないような措置をとらしておるというふうに何かちょっと本で読んだことがあるのでございますけれども、これもやは……
○堀委員 大臣のおいでになる時間があまりありませんから、実は中心の議題ではないのでありますけれども、ちょっとだめを押しておきたいことがありますのは、この公告防止事業団法を見ますと、理事長が一名。理事が三名以内、監事が一名、役員として認められるものは大体五名と思いますが、これまで政府がつくる事業団、公社、公団、いろんなものを政府がつくりますが、つくると、大体共管になっているから、通産と厚生の退職をした人がここへ適宜入って理事長になり理事になるのではないか、こういう感じがいたします。そこで、この事業団というのはそういうことがないのかどうか。形式的にはちょいちょい、最初だけはそうでない人がいくけれど……
○堀委員 時間が三十五分しかありません。そこで、問題は四点ございますので、大臣の御答弁もできるだけ簡略にひとつお願いをしたいと思います。伺う問題は、先に申し上げておきます。第一は証券問題で、増資調整の再開の問題でございます。二番目は、国鉄の特別利用債の日銀の適格担保取り扱いについての問題でございます。あわせて公社債の金利の問題等について触れます。最後に、投資信託について時間があれば触れていきたい、こう考えますので、ひとつ簡単にお答えを願います。 最初の増資調整の問題でありますけれども、これはすでに前臨時国会等でも少し議論をいたしましたが、増資調整懇談会というものが設けられて、大蔵省、日銀、経……
○堀委員 ただいま副総裁のほうから適格担保債についての現在までの状況についてお話がございました。実は先回の大蔵委員会で私この国鉄特別利用債について問題にいたしたわけでありますけれども、非常に多額の六百八十八億というような特別利用債というものが出されるということは、わが国の起債市場においても例のないことだと考えておるわけであります。すでに四兆四千億も実は適格債があるわけで、その中で実際に日銀の担保に使われておるのは七千五百億しかないといういまのお話でもわかりますけれども、金融の筋としてはやはり公募――公募と申しましても現在の公募必ずしもほんとうの公募かどうかということには疑問がありますけれども、……
○堀委員 本日は、昨年の六月十二日の公認会計士法の一部改正の際に論議をいたしました公認会計士の監査の諸問題についてしぼって論議をしたいと思います。 そこでまず事務当局のほうに、最初にいまはっきり申し上げておきたいし、あわせて大臣にひとつ確認をしていただきたいのは、国会の論議の中で、大臣が検討を約束したり、いろいろ約束をしたことは、事務当局はその段階において必ず検討をすべきであるし、報告しますと言ったものは報告をすべきでありますが、検討もあまりされてないようだし、報告も実はあまり出てないのが多いのです。これはやはり事務当局段階では、大臣がここで正式に答えたことについては、大臣からの命がなくとも……
○堀委員 国税庁長官、初めて当委員会に出席をしていただきまして、ただいまから国税に関する諸問題について質疑を行ないます。特にひとつ国税庁長官として、これからの徴税行政について、あなたのものの考え方といいますか、これから行なわれようという心がまえについて、最初にちょっとお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 まあ大きな機構で、人がかわったからそのあくる日から方針が変わるということでないことは私もよくわかります。しかしお互いに人間なんですから、木村さんはやはり木村さんとしての持ち味といいますか、機構を動かすのはやはり人間でありますから、その長たる者がかわったときにはあなたが何から何まで木村……
○堀委員 会計法の一部を改正する法律案につきまして、少しお伺いをいたします。 この法律案件自体は支払いを受ける人たちの便宜をはかる趣旨内容でありますから、この点については参議院においても論議をされておりますけれども、考え方として大いに私ども賛成でございます。ただこれがこういう処理をされるようになりましたもとは、臨時行政調査会の答申に基づいてこれが行なわれることになったという経過があるようでございます。 そこで、参議院で鳩山主計同次長がお答えになっておる中で二、三お伺いをいたしたいと思うのでありますけれども、その中で、「私どもの事務当局といたしまして、これはこういう事項は非常に賛成で大いにや……
○堀委員 実は去る六日に神戸地方裁裁判所の姫路支部に対して、山陽特殊製鋼が会社更生法の適用を申請いたしました。同社の負債総学は約五百億円とこういわれている。戦後最大の負債額を持っております会社が更生法の適用を申請いたしておるわけでありますけれども、これについて政府は、日本銀行を含めて連鎖倒産防止に対する対策の指示がされておる、こういうふうに聞いておりますけれども、抽象的なことしか伝えられておりませんので、下請の会社がいま山陽特殊製鋼の手形を持っておる場合、あるいはまだ手形すらももらわないで売り掛け金の形になっている場合のこれらの債権はすべて凍結されて、計画案が提起をされてそれから処理をされると……
○堀委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、物品税法の一部を改正する法律案に反対の討論をいたします。 私どもは、すでにこれまでの国会におきまして、たびたび物品税法の改正につきまして提案をしてまいっております。 特に税法というものは、本来的には一体だれのためにあるのかといいますならば、一面的には国家的な利益といいますか、国家の歳入としての面がありますけれども、一面的にはそれを負担するところの国民大衆の側に関連を持っておるわけでございます。そこで私どもは、現在の物品税法の中で特に大衆が日常に消費をいたします物に対しても、非常に多くの物品税の負担をかけておりながら、特定の物品については免税点の……
○堀委員 中村参考人に最初にお伺いをいたしますが、今度利子も御承知のように分離課税、一〇%に上がりましたが、残されております。今度は配当は、源泉選択の分離課税と、五万円までの確定申告不要という制度が取り入れられることになりました。私どもは実は分離課税全部反対でございます。分離課税全部反対でありますが、特に配当課税に反対してきたのは、利子と配当はやや性格を異にするという点、一日の差があるという考え方なんです。利子というのは、預金をした者に対しては定額の利子しかないわけですが、株式というのはキャピタルゲインがあるのですね。しかしそのキャピタルゲインは現在税法上では税がかからない。それからある程度の……
○堀委員 だいぶ時間が過ぎてまいりましたけれども、私は当面する酒類行政の問題点を明らかにしていただきたいと思います。
まず最初に、最近清酒が値上げをされました。大体二月一日ごろから最近までぼつぼつとさみだれのごとく清酒の値上げが行なわれて今日に至っておるわけであります。
そこで国税庁にお伺いをいたしますけれども、今度のこの清酒の値上げというのはどこに一体原因があって、どういう必要に基づいて値上げが行なわれたのかを最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いまのお話で確かに米も値上がりになりましたし、人件費等も上がったと思いますが、コストの値上がりというのは、そういうことになりますと、生……
○堀委員 ちょっと関連して。いまの答弁なんですけれども、私は政務次官のおっしゃるとおりに行なわれておればいいと思うのですが、事実そうではないのですね。私はちょっと行政官庁としてはそこに行き過ぎがあるのではないかという感じがしますのは、法律の解釈というものはまず立法者である私どもが立法をしておるわけですから、それを一方的に官庁がそれを解釈をして、通達で処理をするというのは、これはやはりいまの政務次官のおっしゃる原則から見ておかしいと私は思うのです。だからそうなれば、私は最初名答弁だと言ったのは、要するに租税は法律によらざれば取ってはいけないというのが原則で、外ワクはきちっときめられているわけです……
○堀委員 それでは伺いますが、この罰則を適用した例をひとつ出してください。過去十年間の罰則適用の例をひとつ出してください。
【次の発言】 それでちょっと伺っておきたいのですが、自署押印ということですね。あなたのほうでこれは法律用語で書いているのですからね。捺印はわかりますよ。あなたのほうで自署であるかどうかは、どうやって判定するのですか。罰則までつけておいて、それが自署であるかどうか、判定できる何か基準があるのですか。判定できないでしょう。どうやって判定するのですか。捺印はいいけれども、自署であるかどうか、自筆であるかどうかが判定できないのに、罰則をつけるというのはおかしいでしょう。そういうあ……
○堀委員 私は地方交付税の件について少し質問をいたしますが、これは国の問題でもありますし、地方の問題でもあるわけですが、警察官の給与上のアンバランスの問題というのが実はかなり目立っておるように思うわけであります。 そこで自治省のほうにお伺いをいたしますが、交付団体と不交付団体とありますからどこまで自治省で把握しておられるかわかりませんけれども、給与で一番高いのは、私は東京都の警視庁にいる警察官だと思います。低いほうは、長崎県あたりが比較的低いほうだと思うのですけれども、たとえば、三十才ぐらい、四十才ぐらい、五十才ぐらいと見当をつけて、どのくらい差があるか、御説明いただきたい。
○堀委員 今回の財政法の改正は、一つは剰余金の繰り入れを二分の一から五分の一に減らすという問題でありますが、あとの一つは財政制度審議会の改正の問題でございます。この財政制度審議会はこれまでも置かれておりますけれども、今度この委員が十二名から二十五名になるということと、特に特別委員とあるのが臨時委員に変わるということと、この二つを中心にしてお伺いをいたしたいと思います。
今度これまでの十二名を二十五名にしたいという積極的な理由は一体どういうところにあるのか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまのお答えの中で、これまではどうだったかわかりませんが、今後本格的な活動を期待するという……
○堀委員 先般、当委員会から吉田委員長、金子理事等とともに姫路に参りまして、山陽特殊製鋼の実情について調査をいたしました。ただいま金子委員から御報告がございましたように、この問題の中には、実は現在の日本における金融上の諸問題が集約的にあらわれておるというふうに考えるわけでございます。またもう一つは、現在の設備投資の行き過ぎ、それから下請関係の取り扱いに対する問題点、いろいろな角度で現在問題が非常に集約的に出ておりまして、私たちは、この山陽特殊製鋼の倒産問題というものをこまかく分析をし、さらにその分析の上に立って批判をすべきことは批判をし、正すべきことは正していくということが、政府なり関係者のと……
○堀委員 関連。いまの質問を聞いておりますと、税金を取るということは、国民の側からするならば、非常に重大な問題なんです。その税金を取る土台になるもののいろいろな状態がこれほど不明確では、ちょっと審議を進行するわけには私はいかないと思うのです。しかし、あなた方のほうで、現状で正確な資料が出せるのか出せないのか。出せなければ、この法案は出し直してもらわないと困る。出せるのであれば、一体いつまでに出せるのか。きょうじゅうに出せるのか。出せるまでこの審議はストップしていただきたいと思います。 だから、通産省側で、少なくともいまの只松君の要求したそれらの資料について、責任の持てる正確な資料が出せるのか……
○堀委員 私は、今度の免許制の問題の一番中心は何といいましても職能分離の問題にあると思っております。なぜそれでは私が昨年職能分離を中心とした免許制の論議をしたかといえば、過去における日本の特に四大証券の行き過ぎたいろいろな問題を是正するためには、どうしても職能分離とあわせて免許制の問題というものが非常に重要な問題点であった、こう私は考えております。証取審議会の答申も非常に弾力的な答申がされております。しかし、現状はまさにデパート方式ですから、これを分離していきますのには確かに経過的な措置が必要でありますけれども、この意図しておりますところは、やはり私どもはその弊害が完全に除去される範囲までは分……
○堀委員 ただいまの佐藤委員の質問に対しての大臣の御答弁が、ややちょっと明確を欠くような点もありますので、私は大体三点ばかりだけ確認をしておきたいと思います。 昨年の四月八日の日に、私当委員会におきまして、今後のあるべき証券会社、取引所その他資本市場全体の問題について論議をいたしました。そのときに大臣おおむね私と同意見だという御答弁がありまして、今日提案されております法案というものは、大体そのときの骨子がおおむね盛られておるように私も理解いたしております。ただここで問題になりますのは、現在の証券界全体の問題とあるべき姿をいかにして結びつけていくかというところが実は一番大きな問題であります。た……
○堀委員 最初に、三和銀行さんに御出席をいただいておりますので、三和銀行のほうにお尋ねをいたしますが、三和銀行は六億円吹原産業のほうに融資をしておる。この経過を、時間もございませんので、ひとつ簡単にお答えをいただきたい。
【次の発言】 いまの融資の問題は二、三問題があると思います。今度の問題は二つありまして、一つは銀行の実際にお貸しになっておる融資の問題、一つは銀行の自己あて小切手なり通知預金証書の問題でございます。三和銀行については、ただ融資だけでございますから、先にこの点だけしぼって申し上げておきますが、大和銀行からもお話がありましたが、生鮮食料品の冷蔵庫をつくること、たいへんけっこうであ……
○堀委員 本日は当面の金融政策について、大臣の御所見を少しお伺いをいたしたいと思います。それが第一点であります。 第二点は、最近の税収見通し、経済見通し等を土台としての今後の財源のあり方、この問題を第二点で伺いたいと思います。 金融政策の中では、最初にお伺いをいたしたいのは、全国銀行協会連合会が四月二十日に二年定期の創設を大蔵省に要望したと新聞その他で伝えられております。そこで、全国銀行協会が二年定期の新設を大蔵省に申請してきました理由なりその背景というような問題について、ちょっと最初に銀行局長から少し御報告をいただきたいと思います。
○堀委員 ただいま議題になっております国有の会議場施設の管理の委託等に関する特別措置法案の問題であります。 この法律を見ておりますと、国が京都市に国際会議等の会議場を設置をしてそれを地方自治体に貸し付けることができるという特例を設けよう、さらにその特例がまた貸しになることについては政令で書く、こういうことになっております。実はこれは根本的に少し問題がある点もありますので、少し解明をしておかなければならないと思いますけれども、これまで国が新たに土地を取得し、新たに建物を建てて総計数十億円の費用を出したものが、そのまま国が使用することなく地方自治体、またはその地方自治体がまたその他の第三者に転貸……
○堀委員 先ほど平林委員が質問をいたしておりました点について少し重ねてお伺いをいたしますけれども、「日本専売公社製造たばこ予定原価」という中に、ずっと品名別、定価、製造原価、販売費及び管理費、総原価計、地方消費税、小売手数料等とありまして、最後に差額という欄がございますね、この差額というのは一体何でしょうか。
【次の発言】 純利益というのは、もちろん公社としての純利益ということでしょうか。これと専売納付金との関係はどういうふうになりますか。
【次の発言】 そうすると、厳密にいうならば、たばこの間接税相当額というのはわからないわけですね。
○堀委員 大臣にお伺いをいたしますが、証券取引法というのは一体何を保護するために書いた法律でございましょうか。
【次の発言】 いや、いま大臣は拒否する権能がないように解釈をしたとおっしゃいますけれども、証券取引法が目的としておるところは、投資家の保護であります。投資衣の保護のためにいまの法律条項が設けられて、目論見書その他重要の部分については報告をしなさい、こうなっておるのです。その重要な部分が事実と相違をするおそれがあるにもかかわらず、それを大蔵省が受け取って、認めたということは、私はその範囲においては大蔵省責任がある、投資家保護に徹してないという責任が大蔵省にあると思うのです。私は、これま……
○堀委員 ただいま新任の大蔵大臣が所信表明を行なわれました。伺っておりますとたいへんけっこうな所信表明でございまして、おっしゃるとおりのことができるならば、私どもも日本の国民のためにたいへんしあわせである、このように考えるわけであります。ただ、しかしこれを伺っております中では、表現が非常に抽象的でございまして、いろいろな表現が、表現としては理解できますけれども、内容の具体的な問題については、いろいろと相互間に矛盾のある点も感じられるわけでございます。そこで本日は最初の委員会でもございますし、時間が不十分ではありますけれども、少し基本的な問題についてお伺いをいたしたいと思います。 お伺いをいた……
○堀委員 だいぶ長い間証券問題が非常に不況を続けておりましたし、いろいろと論議をすることが必ずしも適切でないという場合もありましたので、今日までこの問題についてあまり論議をしてまいりませんでしたけれども、大体、全体の様子を見ておりますと、ようやく問題は非常に深刻な状態になってきて、今後の見通しについても必ずしも明確でないという状態になってまいりましたので、本日は少し時間をかけて資本市場の諸問題についての根本的な論議を少しさせていただくことによって、本日大臣は御出席ではございませんけれども、次官並びに事務当局において今後の御検討を進められるための一つの素材を提供するというような気持ちで、ひとつ問……
○堀委員 大蔵省設置法の一部改正に関しまして、私は、きょう二点ばかり問題点を指摘をし、それについての大臣の見解を伺っておきたいと思います。 まず最初は、保険部設置についての問題でありますけれども、私ども大蔵委員会で、生命保険、損害保険等の問題について、これまでいろいろと議論をしてまいりました。その中で、実は保険審議会の委員の構成の問題についてかつて私議論をいたしましたが、その中で、いま生命保険の問題として一番重要なのは、保険審議会でも取り上げていただきましたけれども、契約の失効の問題であります。この契約の失効の問題はどこにあるかというと、保険外務員の問題に関係がございます。そこでこの外務員た……
○堀委員 委員部のほうに大蔵省から資料が参っておると思いますから、委員長ひとつ各委員及び新聞記者の諸君に資料をお配り願いたいと思います。あわせてこれもひとつ皆さんにお配りをいただきたいと思います。 きょうは三月一日でありまして、いよいよ確定申告の時期になってまいったわけであります。御承知のように、三月十五日が事業税その他についての確定申告の日時でありますけれども、そこで、この所得税の仕組みについて、最初に少し大臣にお答えできる範囲でお尋ねをいたします。 現在の所得税は、所得税法第二条で、所得のある者は全部課税をする、全部の所得に課税をするというのが所得税法の原則だと思いますが、大臣どうです……
○堀委員 いまごあいさつの中にもございましたけれども、大臣お急ぎのようでありますから、二点だけちょっと政治的な問題についてお伺いをいたします。
第一点は、最近新聞紙上で拝見をしたことでありますけれども、いまの選挙区制の問題について、大臣は少なくとも来年の春ぐらいまでに成案を得て、臨時国会か何かでそれを法案として、次の総選挙はひとつその新しい区制によってやるんだ、こういうふうにおっしゃっているように新聞で承りましたが、大臣のこれに対するお考えをはっきりさせていただきたいと思います。
【次の発言】 実はこれまで私も選挙制度審議会の第一次、第二次の委員をしておりましたけれども、区制を改めるというと……
○堀委員 本日は伊丹国際空港における騒音の問題と、それから最近この空港の東西の位置にジッェト旅客機用の燃料タンクを新設をするということに対する、この二点の問題について、運輸省、運輸大臣にお伺いをいたします。 実は最近私ども地元の関係者から、伊丹国際空港の南西端にジェット燃料の燃料タンクが新設をされるというふうに報告を受けました。その場所は神津小学校という小学校の直前にありまして、また、その部分にはかなり住宅が多く、県道を越えた部分にも住宅がかなり建っておるわけであります。そこでこの問題について、これは行政財産の中にそういう民間の施設をつくるのでありますから、運輸省側として、その場所に設置をす……
○堀委員 この間委員長と御一緒に調査をいたしました中で、私非常に基本的な問題があると思います。それは四日市の視察に際して、三重県知事及び四日市の市長等からいろいろと国に対する要請がありまして、私どもも現在公害が発生しておる問題については、国としても十分な配慮を行なわなければならぬというふうに考えますけれども、片面でそういう要請がありながら、依然として海岸地の埋め立てがさらに行なわれているというような事実があるわけでございます。これでは、海岸を埋め立てたら、そのあとには必ず公害をもたらす産業が来るというのが現在の実情でございます。埋め立て地に主として参ります工業は、大体火力発電所、鉄鋼業、石油精……
○堀委員 私はいま有馬委員がお尋ねをしてまいりました今回の小林議員の地位利用に関する問題について、そのことはそのこととして、公社のあり方の問題について少しお伺いをいたしたいと思います。
最初に御報告をいただきたいのですが、さっきお話がございましたこの百五十三名の逮捕者の起訴が十六名でございますか、それで現在なお拘置中の者が五十二名、こういうことでありましたがこれの職階別の内訳をちょっとお答えいただきたいのです。
【次の発言】 ちょっと、いまのお答え少し抽象的なのですが、私きのう実は公職選挙法改正特別委員会で聞きましたところでは、本社の課長の逮捕が三名、任意出頭が二名、支社、支局ですかの長の任……
○堀委員 ただいま最近の経済全体の情勢についてのお話がございました。私が本日お伺いをいたしますのは、最初に、現在の現状分析の上に立っての日本経済の今後の見通しの問題をまずお伺いいたしまして、二番目には、そういう問題に関連をいたしまして、いま非常に論議の中心となっております公債問題についての日本銀行としてのお考えをお伺いし、三番目には、その問題にやはり関連をいたしまして、今後の金利及び日本銀行としての金融調節機能の問題についてお伺いをいたし、最後に、証券金融についてお伺いをいたしたい、大体こういう項目についてこれからお伺いをいたしたます。 一番最初に、現在の現状分析については、ただいま総裁のお……
○堀委員 大臣は平岡さんの質問を多少ひがみじゃないかとおっしゃるのですが、われわれが多少ひがまざるを得ない現実が少しあるのです。それはどういう問題かと申しますと、現在非常に経済が不況だといわれておりまして、企業の収益が上がっていない、こうなっておるわけですね。大体去年の九月決算、三月決算ともに、要するに増収減益だというかっこうになっております。これの中身を点検してみるならば、増収で減益になった分というのは、前期比で見るならば、税法によって償却が厚くなったことによって減益になっているわけです。その減益になった分というのは、自己資本に、内部留保に回っておるわけですね。ところが、内部留保にそれを回し……
○堀委員 ちょっと一言関連して言いますと、いま有馬委員が指摘をしたようにレッテルがちゃんと張ってあれば実はまだいいのです。レッテルがAビール、びんはBビールということであればいいんですが、要するに消費者の側はAのビールがほしいと思って注文をすると、ビールびんのレッテルというのは、ビールを大量に冷やすときには氷水で冷やすのですが、冷蔵庫では間に合わないから、大きなオスタップの中に氷と水を入れて冷やすとレッテルがはがれて出てくる。そうすると、このビールは何のビールかというと、びんの名前しかわからない。これは外国人に言わせると、だましてビールを飲ませるじゃないかということになるわけです。日本人はそこ……
○堀委員 最初に、関税局長にお伺いをいたします。実は具体的な案件が最近一つございまして、関税のあり方について私もやや問題があると思いますので、本日は少しその問題について触れておきたいと思います。 具体的な案件と申しますのは、ことしの春ソ連のイルクーツクで平和友好のための青年学生の友好祭が行なわれまして、そこへわが国から青年学生の代表者が二百名ばかり参加して平和友好祭の行事が行なわれたわけであります。その行事の際に、ソ連のあっせんをする当局のほうからカラーフィルムの贈与を受けまして、そのカラーフィルムでこちらの団員がその友好祭における日本の団員の状況の撮影をいたしまして、そしてフィルムにして持……
○堀委員 大臣に、今度の新しい改正選挙法の運用上の問題を含めまして、ひとつお伺いをいたしたいと思います。 制度というものが改められますと、相当行政上手落ちのない処置がとられないと、特にこの選挙人名簿の取り扱いについては、はからざるいろいろな脱漏その他が起き得ることだと思います。いま私、自治省の事務当局が非常に熱心に資料をそろえて出していただいておるものを少し拝見してみましても、この前の参議院選挙の前に法律の改正をいたしましたために、それが周知徹底をしていなくて、参議院選挙における選挙権の行使に不自由な状態をした人が相当にあることがここでわかったわけでありますが、今度の基本選挙人名簿の改正を末……
○堀委員 最初にちょっとお伺いをしておきたいのは、こういう事案の処分については、起訴、それから起訴猶予、不起訴と、こういう処分があると思いますけれども、その起訴及び不起訴、起訴猶予の取り扱いの区分について、これは事務的なことでありますから、刑事局長のほうからお答え願います。
【次の発言】 そういたしますと、今回の事案は、一般的に国民が受け取ります感じとしては、不起訴というと、何か犯罪容疑はないものであるという部分に該当するような理解のしかたが一般に行なわれておるわけでありまして、普通常識的には、何か起訴猶予というものが、犯罪容疑はあるけれども、公判が維持できないという判断、この判断は検察庁の判……
○堀委員 私は、昨日予算委員会で佐藤総理と公債問題について論議をいたしました中で、総理は、財政法第四条については少なくとも今回の特例のこの措置と見合うような形の改正は自分の在任中はしないということを約束していただいたわけです。私がやはりいま一番心配しておりますことは、四十二年度の財政経済全体の状況でございます。四十一律度は御承知のようにこれまた七千億円の公債を発行するわけでありますから、要するに財政規模は一五%伸ばそうと思えば伸ばすことはできます。しかし、これを財政法四条のワクできっちり締めておる限りは、今度はその対策で伸ばすのには限界がございます。公共事業のワクが、きのう確認をしたところでは……
○堀委員 本日は、金融の問題について大臣に少しお伺いをしておきたいと思いますが、ちょっと時間もございませんから、私も簡単にお伺いをいたしますので、大臣のほうもできるだけ時間を節約して御答弁をいただきたいのですが、いまの日本の経済、景気の現状、これをひとつ簡単に、どんなふうに見ていらっしゃるかをちょっとお答え願いたいと思います。
【次の発言】 何といいますか、非常に長期的にはそうでございます。しかし、いまの二月の経済状態といいますか、景気の状態といいますか、短期的に、もう一つ具体的にいえば、いよいよ三月決算がそろそろ始まってくるわけですが、今度の三月決算というのは九月比でどのくらいと大臣は見てい……
○堀委員 実は、いま小林議員の質問の中にありました問題で、あとの当委員会での法案の審議に必要だと思いますので、ひとつ資料要求をお願いしたいのです。 本年度の公共事業費で、国及び地方に対する補助分とあると思うのですけれども、国の場合は、これは国だけで済みますからよろしいが、地方に関係のある公共事業費については、現在は実際の単価が、実は皆さんのほうの定めておる単価よりは高いのです。そこで、それの三分の一補助ということで出しますと、残り三分の二を地方が持った上に、その三分の一の中の単価によって埋められない部分をさらに地方が持つわけです。結局、国が公共事業費として地方へ配分したものに見合うその残りの……
○堀委員 ちょっと関連。いまの総裁の御答弁は、審査は慎重にすると言われるが、その会社の経営その他に関して、労使双方が適正な条件が生まれてこないような企業、そして、あまりに常識の範囲を越えて会社側が労働者に対して圧力を加えるようなことがもしあるとするならば、これは企業として適正な発展ができない、今後とも融資基準上の問題としてもこれは考慮に値する問題につながると思うのです。だから、私は、労使の問題は労使がやればよろしいと思います。思いますけれども、そこにはおのずから良識の範囲があるべきであって、不当に労働者を押えつける、労働組合を圧迫するようなやり方をとる企業は順調に企業が発展できると私ども考えら……
○堀委員 私は、きょうは開発銀行の融資というものが、はたして開発銀行法第一条の定めたような融資が行なわれておるのかどうか、第十八条に規定をするような本来の目的に使用されておるかどうかについて、少し疑義のある具体的なケースがありますので、これを中心にしながら、現状における開発銀行の融資態度、及び今後のそうした事業に対する貸し出しの問題について、少しお伺いをいたしたいと思います。 最初にちょっと確認をしておきたいのですけれども、開発銀行法第一条は、私が申し上げるまでもなく、「日本開発銀行は、長期資金の供給を行うことにより経済の再建及び産業の開発を促進するため、一般の金融機関が行う金融を補完し、又……
○堀委員 ちょっと関連して。 いま三十万円まで基礎控除を置いたら、二千七百億ですか、減収になるというが、それは確かに上まですらっと持っていってしまうと二千七百億円くらい減税になります。ところが、それを大体二百万円超くらいのところで、そのところからだんだんカーブが消えていく、こういうふうにもし考えるとするならば、というのは、いまの問題というのは、低所得の者が非常にたくさん課税対象になっておるということが問題なんで、だから高額所得者のほうは、生計費に相当余裕のある収入があるわけですから、その分は担税能力ありと見るならば、そこまで減税する必要はない。であるから、趣旨として、われわれがいまそういう問……
○堀委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、ただいま提案をされました所得税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議の提案の理由を申し上げます。 最初に案文を朗読いたします。 所得税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 政府は、今後も引続き減税につとめると共に、最近の経済事情の推移を考慮して、各税にわたる減税殊に所得税の減税(課税最低限の引上げ、税率の緩和、退職所得等の控除の引上げ)に対し、積極的に努力すべきである。以上であります。 最近、諸物価の高騰その他経済事情は、働く一般の国民に対しては大きな負担を与えておるわけでありまして、これに対しまして、政……
○堀委員 ちょっと関連して。 いま問題になっておる自己資本比率が上がってきた場合九十六億円ですね。これは積算の基礎は一体どういうことによって九十六億円出したのか。一体、現状でそういうメリットがあったら増資が実際にはできるのか。そういう増資のあり方いかんによっては非常にアンバランスな問題が起きるんじゃないかと思うのです。たとえば、いまは世銀借款等によって、当然自分のほうの意思でなくてもある程度の借り入れ比率によって増資をしなければならぬところもあるわけですね。そうして、そういうふうに非常に増資ができるところとできないところという企業の問題があるとすると、本来ならできないところにメリットを与えて……
○堀委員 ちょっと一言だけ。いまの主税局長の答弁の中で、やはりちょっと考えを変えておいてもらわなければいかぬ点があるのです。それは交際費という形で支出をされたものは実は消えてしまうんですね。だから、本来なら、そういう場合には価格の競争がなければいけないんですよ。まず私のほうはこれだけ安いんです。――資本主義社会というものは、よりよき物をより安くということが資本主義社会の競争の原則ですから、価格のほうを固定して、交際費のかっこうで日本的な――それは外国にもコミッションがありますが、この情実因縁関係を通じて販売を拡張しようというやり方は、企業としては近代的ではない。だから、交際費を減らしたら、その……
○堀委員 いま武藤委員の質問で、いろいろ税制に関する問題については明らかになってまいりましたけれども、この税制上の措置は、最低所得税を負担しておる者に対しては減免の効果があるわけですけれども、所得税を負担をしていない人にとっては、実はこの法律は何ら恩恵の及ばないことになるわけですね。 そこで、ちょっとお伺いをしたいのは、本年度において所得税の納税世帯と非納税世帯とに分けて、大体非納税世帯というのの所得金額の状態、要するに、非納税世帯といえども、扶養家族が多ければかなり金額は高くなるわけですしするわけですが、本年度における非納税世帯の所得階層分布というものの資料がありましたら――納税世帯のほう……
○堀委員 一昨年来、証券市場の不況に際しまして、日本銀行が本来の業務のあり方としての貸し出し以外の方法をもって、あるいは、通常の業務でありますけれども、ふだん行なっていないやり方等によって貸し出しをいたしましたその貸し出しの日時、金額、相手先、主として証券保有組合及び日本共同証券に対する資金の供給につきまして、当委員会に資料として日本銀行から提出をしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
○堀委員 ただいま金融全般についてのお話がございましたけれども、私は、本日は証券に対する日本銀行の金融諸問題あるいは証券金融の問題、これを第一点としてお伺いをいたしたいと思います。第二点は、いま最後にお触れになりました諸外国の金利の情勢に伴うところの相対的な金利幅の縮小からくる円シフト、及び国内の景気回復に伴う民間の資金需要というものからくるところの金融面におけるタイトになるという側面、それからもたらされる今後の国債その他の発行を含めての金利の諸情勢というものについて、お伺いいたしたいと思います。 最初の問題は、いまもすでにお触れになりましたけれども、政府の施策に基づきまして、昨年の七月を底……
○堀委員 ちょっと関連してお尋ねします。 保険業法施行規則第十九条は「保険会社が其ノ財産ヲ利用スルニハ総資産ニ対シ左ノ割合ヲ超ユルコトヲ得ズ但シ特別ノ事情ニ依リ大蔵大臣ノ認可ヲ受ケタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ」こうなっているわけですね。それで、株式の保有十分の三となっている以上は、いまの質問に対しては、一体その特別の事情とは何ぞやということを答弁しておかなければ、質問に答えたことにならないわけだ。いまの答弁で、最低が二〇%で平均三三%なら、四〇%をこえているところもあり得るわけだから、三〇%をこえたものについては、特別の事情によって大蔵大臣が認めていなければならぬはずだ。施行規則にだって、「左ノ……
○堀委員 大臣にお伺いをいたしますけれども、この前の本会議でのわが党の細谷議員の質問に答えて、特別地方債の千二百億円というものは元利とも財政上の処置をする、こういうふうな御答弁があるわけですけれども、この地方債について元利とも財政上の処置をするということは、具体的にはどういう処置になるのでしょうか。
【次の発言】 私もこまかい具体策を伺うつもりはないのですが、いまのお話はちょっと抽象的に過ぎる感じがするのです。地方財政と国の財政を分けて考えて、今度の千二百億円というものの性格が、言うなれば、七千三百億円の建設国債に見合う地方負担分だ、こういう感触で私も理解をしておるわけですけれども、そうします……
○堀委員 政府にお伺いをいたしますけれども、この間保険審議会の工藤さん及び料率算定会の村瀬さんにお越しをいただいて少し論議をいたしましたけれども、私は、いまのこの地震保険もさることながら、この間横山委員の指摘のありましたように、どうも現在の損害保険の各種料率というものが、担保力をできるだけ早くつけたいということのほうに比重がかかり過ぎて、やや料率全体が少し高いのではないのか、こういうふうな感じがいたしてなりません。やはり担保力をふやしていくためには、当然多数の者が保険に加入をするということが担保力をふやしていくことになるので、そのためには保険料を高くして、それが担保力を早くふやす方法であるのか……
○堀委員 地震保険に関する法律案に対する附帯決議の案文を朗読いたします。 地震保険に関する法律案に対する附帯決議案 政府は、保険事業の現状にかんがみ、次の諸点を検討し速やかに措置すべきである。 一、地震保険のてん補範囲に分損を加えること。 二、保険料を一層低率とすること、殊に地震保険について考えること。 三、保険事業に関する税制について再検討を行ない一般企業との均衡を考慮すること。 四、火災共済協同組合が、可及的速やかに地震保険業務を営み得るよう適切な行政指導をはかること。 五、地震保険については施行後の推移を考慮し適切な運用改善をはかること。 過ぐる新潟地震のありましたあと……
○堀委員 関連。 四十三年四月から確かに免許制というのは一般的に行なわれるわけですけれども、御承知のように、いま新山一問題というような問題が提起されておるわけですね。新山一というものがもし設立されれば、これは免許制による第一号の免許会社です。そうすると、新山一は免許制だから監査が要らないけれども、その他の証券会社は全部監査は要るのだ。ですからこの問題は、大臣、この立法の当初の趣旨も、監査をしてならぬということでないと私は思うのですね。あなた方が監査の問題のディスクロージャーのあり方については、これまでの金融機関のいろいろなあり方として必要がない、こう認めたのは、当分の間それを必要としないとい……
○堀委員 ちょっと関連。 いまの給与課長の話ですと、厚生年金にはそういう式のことはない、こういうことですね。 そこで伺いたいのは、厚生年金の場合に、いまのように本人の意思でなくて断続的な勤務になっているのは年金通算がどうなっておるのか。要するに、いまの問題というのは、定員法という一つの問題があるがために、その制度のために、実際は常用すべき者が、その制度の結果としてこういうことが起きておることですから、この問題がもし本人の側に問題があって――さっきあなたがそこで答弁されたように、短期のものをそういうふうにしていくと、掛け捨てになったりして非常に被保険者にも気の毒である、そういう角度から見るな……
○堀委員 関連。
いま三公社のほうの短期給付の給付率について、山田委員の質問に対して、専売公社及び電電公社は七〇%、国鉄六〇%という話がありましたが、国家公務員共済組合はどうなっておるのか、地方公務員共済組合はどうなっておるのか、ちょっと政府のほうからお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの答弁では、私の伺っていることは全然わからないのです。要するに、いま国家公務員共済組合であっても、本人の場合には全額費用は負担をされておるわけでありますが、家族は五〇%の負担になっておるのか、いまの電電その他のように七〇%、六〇%のような付加給付があるのか、その点をお伺いしておるのですから、そ……
○堀委員 私もちょっと一言だけ……。 いまの議論をずっと私ども見ておりますと、実は、社会保険としての考えの問題ではなくて、法律の技術的な、制度の転換がもたらした盲点だと私は思っておるのです。だから、社会保険のものの考え方としては、当然そういうものが断絶されないような処置をとるべきであるにもかかわらず、要するに、恩給法と新法と施行令というものが段階的な処置をされたために、私どもからいえば、政府の側に落ち度があったという感じがするのです。そういうもののない形で引き継げるような遡及した処置をとるべきであるし、それをその時点で配慮せずに移行したという移行形態の犠牲者なんだから、これは単にいまの共済組……
○堀委員 関連して。 皆さん非常に理論的にものをやっていらっしゃるのですが、この間も私ちょっと言ったのですけれども、共済制度というようなものは、ともかく相互扶助が基本にあって、みんなで助けていこうという考えだと思うのです。困っている人の場合には助けてあげましょう、共済というのはそういう字でしょう。これは本来がともに助けるという意味だろうと思うのです。そうしてみると、その六万円をはじくときには、もし私が政府なら、今度六万円にする人たちはいまどういう生活をしているのか、これを一ぺん調査をするのが私は前段ではないかと思うのです。そうして、その生活の調査をしてみて、六万円でまあまあこれまでより引き上……
○堀委員 厚生大臣にお伺いをいたします。 現在、北海道地区に限って、冬季の間社会保険の医療給付に加えて暖房料というものが設けられておりますけれども、私は実はこの暖房料が北海道だけに設けられておるという点についてはいかがなものであろうかという論議を先般当委員会でいたしたわけでございます。御承知のように、現在医療を行ないます場合には、一般的に申しまして、内科の診療は患者を上半身裸にしなければ診療はできません。日本の現在の冬季の温度は、病気である患者の上体を裸にして診療するのに適当なほどの温度のあるところというのは、ほとんど日本国中ないのではないかと私は思います。ですから、実は暖房ということは、診……
○堀委員 ちょっと関連して。あとで私も質問をするのですが、ここだけもう問題が出ていますから伺いますが、五十六条の二は「銀行が理事、代理、役員又は使用人」とこうなっておる。総裁と副総裁というのはこの中で何ですか。
【次の発言】 ちょっといまの答弁、こじつけの感じがするのですが、五十五条は「銀行の総務、理事、代理、役員及び使用人」とあって、総務から始まって理事へいって、総裁、副総裁が下のほうの役員の中へ入るなどというのは、協定のたてまえから見てもおかしいじゃないですか。ここの五十五条の「銀行員の免除及び特権」は「銀行の総務、理事、代理、役員及び使用人は、」とあって、次にこう書いてあるのです。それで……
○堀委員 関連して。 具体的には兵庫県の芦屋と有馬を結ぶところに芦有開発株式会社という利益を目的とする会社がある。これが開発銀行をペテンにかけて金を借りた、そうして芦屋から有馬をつなぐ道路をつけている。その道路を事業認定をした際に、それにインターチェンジが要るのだということで、他人の土地に対して土地収用をかけて、現在これは係争中なんです。私はこれを当委員会で二回ほどやったことがありまして、具体的にこういう利益を目的とした民間会社が道路の関係の法律のもとに土地収用をやっている。だから、土地収用ができるのは、私どもはこれまでは公的な機関のみと、こう考えておったところが、これはもうそういうことで、……
○堀議員 ただいま議題となりました物価安定緊急措置法案の提案理由を御説明いたします。 今日、国民がひとしく望んでおりますのは、物価の安定であるといっても過言ではありません。ここ五、六年、物価の上昇は著しく、消費者物価指数は、三十五年を一〇〇といたしまして、四十一年三月には一四〇・二と四〇%もの騰貴を示し、国民生活に著しい悪影響を与えているのであります。 三十九年度は、公共料金一年ストップ政策の影響によりまして、対前年度上昇率は四・八%と、三十八年度の六・六%上昇に比べまして、やや下落を示しましたが、四十年度は再び七・四%と急上昇し、その結果、さきに総理府統計局が発表しました家計調査によりま……
○堀議員 現在の物価のいろいろな問題を考えますときに、中心になります国の行政機構の問題というのを調べてみますと、一般的に申して、生産者の利益を代表すると思われる省庁が非常に多いのでありますけれども、残念ながら、純粋に消費者の利益を代表する省庁というのは、実は現在の内閣の仕組みの中にはありません。そこで、現在は経済企画庁がその任に当たっておられる、こういうことでありますけれども、現在の法制の仕組みからいいますと、経済企画庁はいろいろと意見をお述べになりますけれども、いろいろな物価問題についての決定権は、ほとんど各省庁にまかされていて、それについて意見を述べるという範囲のきわめて消極的な存在になっ……
○堀委員 私は、本日この予算委員会におきまして、いま非常に論議の中心になっておりますところの国債発行の問題を中心といたしまして、経済の見通し、財政のあり方、減税の問題、物価その他金融等についていろいろな問題をお伺いいたしたいと思いますが、最初に総理にひとつお答えを願っておきたいことは、最近、御承知のように、ことしの七月までは沈滞し切っておりました証券市場は、七月における政府の経済施策の発表とともに、異常な状態でやや投機化をしてまいっておりまして、 先般はついに大蔵省では、それに対する規制処置を省令をもって講じるという段階に至ったわけでありますけれども、このことは、政府の皆さん方がインフレにはな……
○堀委員 関連して。
この間の総理の答弁を私聞いていて、何をお答えいただいたのか、実はよくわからなかったのです。
私は、前段の、小林議員が一体なぜ離党したのか、それについてちょいと先に答えていただきたいと思います。というのは、離党という問題と復党という問題は表と裏ですから、離党するにはするだけの何らかの理由がなければ離党するはずがないのですから、なぜ離党したのか、それをちょっと先に答えていただきたい。
【次の発言】 いまのお話の中で、別にことばじりをとらえて申すのではないのですが、自分のところまでこなかったからというおことばがちょっと一つあったわけですね。私はその問題は別として考えても、お……
○堀委員 最初に、ちょっと主税局長に伺いますが、今年度あるいは来年度、わかるほうでいいですが、利子と配当の租税特別措置による減収というのは幾らになりますか。
【次の発言】 実は私どもは、いまの租税特別措置法の中で一番どうも不公平に国民が感じておりますのは、利子及び配当の分離課税の問題だろうと思います。これはいま主税局長の答弁がございましたように、利子及び配当及び税率の部分を含めますと、約六百億くらいに大体なっておると思います。配当の問題は、実は株式の状態がかんばしくないから、そこで直ちに利子との権衡をとる意味で、配当の分離課税をしたのだ、こういうことになっておりますけれども、分離課税をしまして……
○堀委員 関連。 大臣にお伺いをいたします。私どもは、ともかく行政というものはルールに従ってやるものだと思っているのです。ルールをきめると、そこでショートサーキットにやるということは、片方で正規のルールがあるときに、その正規のルールを守っていては間に合わないとか、守ることが適当でないとか、何かそういうことがなければ、いたずらに私は恣意的な処置がされるべきではないと思うのであります。ですから、この問題は、田口事務官が親切に、その問題は財務局に苦情処理機関が設けてあるから、そこへ書類を持っていきなさいと言った。そこまでは適切な処置なんですよ。いいですか。私どもは、ここでこういう問題の処置をするた……
○堀委員 ただいま議題になっております外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案について、最初に少しお伺いをいたします。 この法律案によって、かねて資金としてたくわえられておりましたインベントリーファイナンスは今度ゼロになることになります。そうして、四十一年度の一般財源のために百七億円を繰り入れる、こういうことになってまいったわけでありますが、私ども、最近の財政の状態を見ておりますと、大体あっちこっちにいろいろとありましたものは全部本年度をもって使い切った、こういうふうな感じがいたしておるわけでございます。この点について、本年度が国債の発行を行なったとともに、これまでの貯金を全部食いつぶし……
○堀委員 最近の新聞紙上をにぎわしております金融上の一つの問題として、長期金利の引き下げという問題が非常にいろいろな角度から報道されておりますが、これについては、大蔵大臣は再任早々にこの意向を表明しておいでになりますが、大蔵大臣のその長期金利引き下げについての目的といいますか、真意は一体どういうところにあるのか、最初にそれをお伺いしたい。
【次の発言】 私は当委員会でずいぶん長い間論議をしておる中に、まず金融の正常化という問題が一つあるわけでございます。
金融の正常化というのは、長く題目としては言い古されてきておるけれども、実は実行が非常に行なわれていないというのが現在の実情だろうと私は思う……
○堀委員 まず最初に、官房長官にお伺いをいたしますが、新聞の伝えるところによりますと、あなたは、十五日の午後、総理のところへおいでになって、消費者米価の値上げの取り扱いにつきましてお話しになった結果、総理は、一月の米価の値上げは見送りたい、こういうふうにおっしゃったということが新聞に伝えられておりますので、官房長官からその点をひとつ明確にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いまのお話を裏返して伺いますと、消費者米価は一月から上がり得るというふうに理解いたしますが、よろしいですね。
【次の発言】 一体、一国の総理大臣が、補正予算をこの十一月に提出をしようというこの段階にき……
○堀委員 実は、これまでの経緯について、午前中の理事会では十分私から委員長に申し上げてあります。委員長も十分御了承になっておることだと思うのです。日程が詰まる詰まらぬの問題は、私どもはここへ一時間出てこい、二時間出てこいと言っておるのではありません。総理の口から、自民党の総裁としての責任のある者が、及び総理大臣として、名前を借用されて、それで自分は知らぬで済むなどということは、いまの状態で通るか通らぬかは――政治姿勢を正すという総理としては、ここへ出てくるのが当然じゃないですか。委員長、当然と思われるかどうか、それをお答えいただきたいのです。
○堀委員 実は私、ずいぶん久しぶりに当委員会に参りまして、本日質問をさしていただくのですが、さっき有田文部大臣のお話の中で、私のちょっと納得のできない点が一、二点あります。川崎委員との質疑応答の中なんですが、文部大臣は、教職員の待遇改善のために考えなければならぬと、きょうのごあいさつにもあるわけですね。ですから文部大臣としては、完全実施に一生懸命努力した、こういうようにお話しになっておるわけです。これは努力をなすったと私思いますが、具体的にちょっと伺っておきたいのは、ことしの概算要求の中で義務教育費国庫負担法に伴うところの予算の要求をやっておいでになるけれども、その際、昨年も実は値上げ分の十一……
○堀委員 先ほどから当委員会において、引き続きまた予算委員会において、審議会の問題がいろいろ議論になっておりますけれども、私はちょっと自治大臣にお伺いをしたいのは、第一次の審議会が答申をいたしました答申の項目的な数が一体幾つあって――これは事務当局でもいいですよ、そうしてその中で答申のとおりに政府段階で法文化されたもの、いわゆる答申の趣旨を尊重したという形で法文化をされたもの、それから取り上げられなかったもの、この三通り実はあるわけです。第一次の審議会の答申について、これをちょっと具体的にお答えを願いたい。
【次の発言】 あわせて第二次の審議会の答申についても、それではすぐ一緒に調べてください……
○堀委員 先月の九日の日であったと思いますが、第五次選挙制度審議会の高橋会長が今回の緊急に措置すべき事項という問題について内閣総理大臣に答申を提出されました。当然私たちは、選挙制度審議会法の定めておるところによる答申を尊重するという項目に従って、政府がこの答申を正しく法文化して当委員会に提出されるということを期待しておるわけでございますが、すでに一ヵ月半という時間を経過して、なおかつ国会に提案をされていないというのが現状でありまして、これらの問題については新聞紙上その他でいろいろと取りざたされておることはすでに御承知のとおりだと思います。また、総理大臣及び自治大臣は、これらの問題については、衆……
○堀委員 法務省にちょっとお伺いをいたします。 政治資金規正法では罰則が設けられておりますが、現在の政治資金規正法による罰則は、第六章で二十三条から二十七条までありますが、すべてこれは禁錮形がついております。全部禁錮刑と罰金刑です。さらにこの中では、公職選挙法百九十九条あるいは二百一条を受けたものも政治資金規正法の中にあらためて寄付制限として掲げて、これも禁錮の刑になっておる。いま、事実かどうかわかりませんが、新聞が伝えるところによりますと、新たに今度制定をされる政治資金規正法の問題については、禁錮がついているものと禁錮のついてないものがある。私は、罰則というものは、これは国民に対する重大な……
○堀委員 本日は、大蔵大臣、通産大臣、企画庁長官の御出席をいただいて、きわめて微妙な段階になっておる本年度の経済の基本的な問題についてお伺いをいたしたいと思います。
それに先立って、企画庁長官がお見えになっておりませんから、お見えになるまでの間にちょっと大臣にお伺いをしたいのですが、昭和四十一年度における当初予算以後における自然増収というものは、まだこれは四月二十八日まであるわけですから正確には答弁がむずかしいかもしれませんが、今日時点まででわかっておるところでは一体どれくらいになったでしょうか。
【次の発言】 税だけの面から見たら、おっしゃるように、一応当時の見通し千四百六十億円でございま……
○堀委員 ちょっと委員長、どうもたいへん出席が悪いから、委員長のほうでも御配慮願います。
【次の発言】 関連して。
政務次官は、この間私が大蔵大臣に質問をしたときは同席しておられましたか。そのことからちょっと。おいでにならなかった……。
【次の発言】 おられなかったですね。――この間私、この問題を大蔵大臣とやりまして、まあ、ちょっと適切でない表現もありましたけれども、大蔵大臣はこういう答弁をしているわけです。これは大橋さんにも問いていただきたいのですけれども、私、昨年実はこの問題を当委員会でやりまして、当時の橋本官房長官とそれから大蔵大臣と、そのときは郡郵政大臣にもおいでいただいてちょっと議……
○堀委員 ちょっと関連。 それは、抽出は何%の抽出ですか。
○堀委員 一九六二年でありますか、それから始まったケネディラウンドはいよいよこの四月三十日をもって、どちらにしても終結をするということになっておるようですが、これについては、現在政府の事務当局の責任者がジュネーブに行っていろいろと今後の問題について協議をすることになっておりますので、これに関連をして、少なくとも私は、このケネディラウンドのいろいろな問題を調べてきた中で、現在日本が置かれておる状態というのが、はたしていまのようなままでいいのかどうかという問題についてはいろいろな点で実は疑念があるわけです。私どもは、そういうことで、政府としてもう少し態度をはっきりしていい問題が少し多過ぎるのではな……
○堀委員 本日は、現在非常に逼迫をしておりますところの国鉄の経理の状態について少し分析をさせていただく中で、健全な国鉄経理を運営していくためには、特に大蔵省としては今後どういう角度からこの国鉄の問題を見ていくのかということを中心に少しお伺いをいたしたいと思います。 そこで、最初に国鉄のほうにお伺いをいたしますけれども、私、少し資料をこまかく拝見をいたしておりまして、非常に長期の、先のことになればまた別の問題があると思いますが、ここ数年間は国鉄の経営というのは正常な運輸収入だけでは少なくとも直接経費、間接経費の経費の全部がまかない切れないような状態のところにきておるのではないか、こういうふうに……
○堀委員 本日は、関税定率法の法律に関する質問といたしまして、三点お伺いをすることにいたします。 最初に、実は、昨日の朝日新聞にも出ておりましたけれども、最近北ベトナムでのいろいろな爆撃、これは南ベトナムにおける問題も含めてでありますけれども、このベトナム戦争に関するいろいろな資料について、東京税関がこれについて、関税定率法二十一条を発動して、そのパンフレットなり写真を差しとめるという問題が昨年及び最近と引き続いて二回ございました。ちょっと最初にこの問題を取り上げたいと思うのであります。 内閣法制局にお伺いいたしますが、関税定率法二十一条一項の三号「公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物……
○堀委員 この間、資料の要求をいたしまして、そのものの資料が出てまいったわけではございませんでしたが、大体、自治省のほうの資料を拝見してみますと、やはり私が予想をいたしておりましたように、最近住宅公団その他の大きな団地がある地域にできますと、その地域の地方自治体、市は、その住民税によってはペイできない財政上の負担が起こるということが大体明らかになったようでありますが、自治省側として、現在皆さんが考えておる段階では、非常に正確な調査ではないでありましょうが、一世帯ふえることによって、人口の大きさ等はそちらで設定をしていただいていいけれども、一体、当分の間は――これは正確な数字は答弁しにくいであり……
○堀委員 まず最初に、附帯決議の案文を朗読いたします。 税制簡素化のための国税通則法、酒税法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 税制簡素化は納税者のつよい要望であることにかんがみ、不断の努力を傾注することが必要である。 よって政府は、各般にわたり、真に納税者の利便を優先的に考慮して、税法及び税務行政の簡素化の方途をさらに引き続き徹底的に検討、実施すべきである。 この税制簡素化の問題につきましては、現在ここで提案をされておりますような部分的な税制簡素化はもちろん必要ではありますけれども、私たちが根本的に税制簡素化の問題を考えます場合において特に考えなければなりませんの……
○堀委員 ちょっと関連。 国税庁にお願いをしたいが、この間、村山君が本会議で質問した中にありましたように、私どもは、いまこの交際費という膨大な額が一体どういう形に使われておるかということを正確に承知いたしておりません。 そこで、サンプル調査でけっこうですから、資本金別に百億以上のところ、その他一億から適当にランクを限ってランダムサンプリングでけっこうですから、交際費の中身についての資料を提出願います。 一体交際費はどういう形で使われておるのか。この前問題になりましたように、少なくとも私どもは、企業がいろいろな交際をすることの範囲は常識的なものであるべきだと思う。常識的なものということは、……
○堀委員 本日は主として法人税を中心にして議論する予定でありますけれども、最初にちょっと所得税の問題に触れておきたいと思います。
主税局長にお伺いいたしますが、昭和三十五年の、これは世帯人員が四・三五ですから、五人世帯ではちょっと無理かもしれないが、四人世帯の課税最低限は三十五年で幾らですか。
【次の発言】 昭和三十五年ですよ。
【次の発言】 四人で二十八万ですか。もう一ぺん言ってください。
【次の発言】 四十年……。
【次の発言】 実は、課税の問題というのは、これまではどちらかというと大蔵省側の資料を中心にしてわれわれいつも議論してきたわけですが、きょうは総理府の家計調査の中身の中で、一体……
○堀委員 松隈参考人にお伺いをいたしますが、税制調査会の法人税に対する考え方がいろいろ変遷がありましたけれども、中間答申で実在説を目ざすという方向にきまったようでありますが、この前も、少し私当委員会で議論をしてみましたけれども、実在説をとる、利潤税の方向をとると申しましても、相当シャウプ勧告以来の擬制説的な処置が所得税法にも法人税法にもあるいは租税特別措置にもいろいろなところにずっと根を張っておるわけですね。そこで、具体的にこれを実在説、利潤説に持っていくためにいろいろなところの根を少しづつ整理をしませんと、根っこだけをやってもこれに関係するものが非常に多いわけですが、一体、方向としてはどうい……
○堀委員 今回の租税特別措置法に基づきまして、政府は、私どもが常々反対してまいりました利子及び配当の特別措置について、五%の源泉税率を引き上げるということによって向こう三年間この制度を延長しよう、こういう措置がとられておるわけであります。さらに、前回所得税法の改正の中で、御承知のように、少額貯蓄免税につきましては、これまでは一行当たり百万円という形で非課税の処置がとられておりましたものが、これが合計額で百万円までは少額貯蓄免税を認めるという方向で改正が行なわれることになりました。 かつて私どもは当委員会で、納税貯蓄組合という名前のもとに各種の預金がそれを利用いたしまして、貯蓄組合の貯金の口数……
○堀委員 今度の印紙税法で特に私罰則の問題を少し取り上げておきたいと思うのでありますけれども、これまでの印紙税法では、十一条、十二条、十三条、十三条の二というところで実は罰則を規定をいたしております。今度の印紙税法改正の中の一つの問題点として、刑法三十八条一項の適用の問題がこの中に導入をされておるわけでありますけれども、ちょっとお伺いをいたしたいのは、最近の過去五年間でけっこうですから、印紙税法十一条、十二条、十三条、十三条の二に該当する犯則があってその処分を受けたものは一体どのくらいあるのでしょうか、お答えを願いたい。
【次の発言】 そこで、今度の第二十二条、これは刑法三十八条一項との関連で……
○堀委員 今回も税務署統合の問題が出されておるわけでありますが、これに先立って、実は夕張税務署以下六つの税務署が今度廃止されることになります。
そこで、ちょっとお伺いをしておきたいのは、これらの税務署で、おのおの全部あげていただきたいわけですが、過去一年間に更正決定その他を行なって税務署に出頭を求めた人数は一体幾らで、月別には一体どのくらいの人員の出頭を求めたのか、ひとつお答えをいただきたい。
【次の発言】 現在のこれらの税務署は徴税コストもかなり高いわけですし、私も、これらの税務署を近くに統合して合理化をはかると同時に、その人員を都会地に集めて処置することの基本的な考え方には、必ずしも反対……
○堀委員 最初に、登録税法の不動産の登記の問題でありますけれども、現在申請者が価格を表示をして登記を申請をする、この認定が登記所の側に一応まかされておると思います。これは不服であれば国税局に対して不服の請求ができる、こういうことになっておるわけですが、一体、その登記所が登記をした土地について、現在の機能として適正な価格をそこで評価できるものかどうか、この点をひとつ……。
【次の発言】 そこでちょっと伺っておきたいのは、これまで、いまの評価額が不服だということで国税局にそういう請求がされて、その結果、その価格が変わった実例があるのかどうか、これをひとつお答え願いたい。
○堀議員 国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案の提案の理由を説明いたします。 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 最近の急速な経済成長の陰で、わが国の社会保障の水準は、西欧先進諸国に比べ、依然として低水準に置かれております。しかも最近における医療費の急激な増高は、各種共済組合の短期給付財政の収支を悪化させ、そのため組合員に過重な負担をしいる掛け金の引き上げを余儀なくいたしております。また一方、長期給付におきまして……
○堀委員 大臣がお見えになりませんから、ちょっと先に技術論を少しやっておきたいと思います。 今度の法律改正の中で、新しい一つの信託の運営の問題として、信託とみなす信託という問題が提起をされておるわけです。これをファミリーファンドあるいはマザーファンド、ベビーファンドというわかりやすい表現で一応呼ぶことにいたしまして、このファミリーファンドの問題の中で、一体ベビーファンドの投資物件というのは、マザーファンドの受益証券だけになるのか。ベビーファンドといえども一つの投資信託であるから、そこにはやはりコールをとるとか、あるいは社債をとるとか、そういうものをとり、なおかつマザーファンドの受益証券と、こ……
○堀委員 私ども、実は投資信託法の改正を審議をいたしております中で、今度の改正は、私どもが当委員会でこれまでいろいろ取り上げてまいりましたことを体系的に法制化をしたものでありますから、法案の内容が投資家保護に徹しておるという点において、私たちは望ましい改正だと思っておるのであります。ただ、法律というのは、御承知のように制度のワク組みでありますから、制度のワク組みができても――その制度の中で現実に投資信託を運営をしていかれる代表的な投信委託の四社の社長のお越しをいただきましたのは、皆さま方をひとつ投資信託の代表者とみなして、少なくとも投資信託法が考えておる方向を具体的に経営なり運用なり、そういう……
○堀委員 ちょっと関連。 いま岩尾次長が答弁したことは、だいぶ前からこの委員会でやってきておることなんですが、ちょっと大臣、確認いたしますが、いま岩尾君は、国債の金融機関から日銀に対するオペレーションは成長通貨供給の手段なんだ――これは国債であろうと金融債であろうと、金融機関側については同じことですから、そのことにはたいして意味がないと思いますが、それならば、この前すでに私は議論をしたのですが、国債にしても金融債にしても、要するに、日銀のオペレーションの範囲というものは、少なくとも、その時期における財政規模から見た成長通貨、いまようやく二千七百億円くらい、それは三千億円であるにしても、それは……
○堀議員 ただいま議題となりました物価安定緊急措置法案の提案理由を御説明申し上げます。 今日、国民がひとしく望んでおりますのは物価の安定であると言っても過言ではありません。ここ五、六年、消費者物価の上昇は著しく、三十五年を一〇〇とする消費者物価指数は、四十一年に至り、一四二・一となりました。また、久しく安定しておりました卸売り物価指数も、四十一年は三・八%という驚くべき上昇を示しました。 消費者物価も四十年の対前年上昇率七・六%と比べ、四十一年の対前年上昇率は五・一%と低下いたしましたが、これをとらえて政府は、物価安定の実が大いにあがったと強調いたしております。しかし、これは、四十一年が好……
○堀委員 提案者にお伺いをいたします。
私も実はこの知事の多選がいろいろ弊害があるということは耳にいたしておるのでありますけれども、ここでは、「知事の長期在職は、一面におきまして、中央との関係においては割拠化の傾向を伴い、」と、こういうふうにいま御説明がございました。この「割拠化の傾向」というのはどういうことをさしておられるのかちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 地方自治の本旨からしますと、ちょっといまの御答弁だと――地方自治というのは、地方の住民の意思が反映をされておれば、必ずしも中央の言うことを聞かないからいけないということには、地方自治の本旨からするとそうならないのではない……
○堀委員 ちょっと関連して。 大蔵大臣にお伺いをしたいのは、昨年私当委員会でこの問題を取り上げましたときには、総務長官は、それまでともかく財源がないからできないのだという答弁を各委員会でやってきたわけです。ところが私は、財源はありますよ、二千億円自然増収はあります、そういう推計を立てたわけです。それはやはり私が申したように実は二千億円自然増収が出たですね。しかし、二千億円の自然増収が出たけれども、それは人事院の勧告を尊重する方向には一円も使われなかったということが実は昨年の実例なんです。ことしは財源はあるのです。 そこで伺いたいのは、財源はある、勧告は尊重する、このたてまえから見るならば、……
○堀委員 関連。実はいまの電機の問題でありますけれども、私ども昨年の九月に当委員会でカラーテレビの問題を取り上げました。これは皆さんの勧告が出て現在審判が行なわれておると思いますけれども、しかしそのかたわらカラーテレビについては価格協定が破棄されたようなかっこうになりまして、今日、私どもの願っておったように公正なる競争に基づいて国民により安い商品が提供されておるわけです。私はやはりものの考え方としては、カラーテレビの問題一つを取り上げましても、高い十九万円台に価格を協定して利益を上げるということよりも、自由な競争によってより安いものができることが国民の要求にこたえることであるし、そのことがやは……
○堀委員 本日は、最近すでに話題になっておりますところの電信電話料金の値上げの問題について、企画庁長官、所管の郵政大臣及び電電公社総裁にお伺いをいたしたいと思います。 実は私、昨年の三月二日の予算委員会の分科会で、四十二年度に予想されておりました値上げの問題を取り上げました。そのときに、藤山企画庁長官はこう答えておいでになるわけです。「しかし非常に消費者物価に影響するようなことをしておって、その際にもなお電電公社として値上げをしなきゃならぬというような場合には、そういう配慮をしていただくのが適当じゃないか、こういうことでありまして、その事態に応じてわれわれも考えていきたいと思います。」こうい……
○堀委員 自治大臣、この間、所信の表明といいますか、ごあいさつがありましたが、これに関連して二、三お尋ねをいたします。時間が私二十分しかありませんから、簡明率直にひとつお答えをいただきたいと思います。 その中で、政府は、 御承知のように、今日、選挙制度につきましては、各方面から金のかかる選挙の実態に対して強い批判があるところでありますが、これを打破するためには、今後とも政党の近代化、組織化及び国民の政治意識の高揚につとめるとともに、個人本位の選挙から政党本位、政策本位の選挙に転換することが要請されているところであります。 政府は、これらの諸問題を解決するため、さきに選挙制度審議会に対……
○堀委員 関連して。いまの現行法制では、確かにあなた方の答弁どうりだと私は思っているわけだ。だから、それは法律は法律として考えなければならないのですが、ものの考え方としてみると、冷害の起こるところというのは、南のほうに行っては冷害なんか起きないのです。干ばつはあっても冷害は起きない。冷害がしょっちゅう起こるところには、何かそういう地域に対する特殊な立法があっていいのではないかと思うのですよ。そうしてそれが、たとえばいまあなた方のほうで、作家その他一部の者には何年間かの変動所得の処置があるでしょう。だから、これをある程度やはり考慮をして、何年間かの変動所得か何かで所得を見るというたてまえに少し考……
○堀委員 倉成政務次官にお伺いをいたしますが、実は前回の理事会で、本日の委員会に税制調査会の代表者またはそれにかわる者の出席を要求いたしまして、理事会はこれを決定をいたしました。ところが、本日ここへ参ってみますと、何かまだ来年度の税制の検討中であるから出席はできない。われわれは何も来年度の税制だけを聞こう、こういうことではありません。現在税制調査会がすでにある以上、国会が決定をして、理事会が決定をして、答えられないものはここに来て答えられませんと答えればいいのです。その問題よりも、なぜ出席しないのか。これまで、私は約九年当委員会におりますけれども、理事会が決定をして参考人招致を委員長を含めて決……
○堀委員 ちょっと関連。いまの件ですね、病院については確かに他との権衡もありますから、一応検討していただくこととして、ぜひこれだけは大蔵省考えてもらいたいというのは、いま御承知のように黄色い血の問題が出まして、その後閣議申し合わせ事項によって現在の献血の問題というのが、日本の非常に重要な課題になっておるわけです。そこでそういう場合に、現在私ども各地を歩いて見ますと、場所によっては日赤の県におけるセンターが新しくきちんとできておるところもありますけれども、たとえば東京の最も中心的な日赤の中央輸血センターも、まるで物置きのようなところを使って実はやっておるわけですね。大阪も実はそういう実情なんです……
○堀委員 私は、いまの総理の答弁を伺っておりまして、総理が事実といいますか、この法律をあまりよく理解しておいでにならないという点がありますから、前段でここをちょっとはっきりさしておきたいと思います。 総理は、身分相応な寄付ということを、昨日の本会議でもおっしゃいましたし、きょうもただいまおっしゃったわけです。私どもがあの答申の中で、資本金の千分の二・五またはその会社の所得の百分の一いずれか高いほう、こういうことにきめました理由は、これが要するに身分相応という原則を示したわけです。ところが、今度の改正はどういうことになったかと申しますと、資本金十億円までの会社は全部五百万円寄付が認められること……
○堀委員 時間もありませんから簡単にお伺いをいたしますが、私は昭和十六年大阪大学の医学部卒業生でありまして、十年間代議士をしておりますから、その前の十二年間は医者であったわけであります。いまでも医者でございますけれども。 そこで、最初にお伺いをしたいのは、私どもが卒業をしましたときの医学教育といいますか、戦前の医学教育――先生方もみな戦前の医学教育をお受けになったわけですが、当時はインターンという制度もなければ研修という制度もなかったわけでありまして、それで日本の医師というものは、日本国民の医療に携わるのに十分な能力があった、そうしてそれを備えるためには自発的におのおのの場所で研修をやってき……
○堀委員 二点ばかりお伺いをいたしたいと思います。 最初の問題は、実は私、大蔵委員会でずっとやってまいりました歩積み・両建ての問題でありますけれども、まだ私どもの手元には十一月末集計の資料が参っておりません。いま相互銀行のほうの資料を拝見いたしますと、貸し出しに対する拘束性預金の比率は二〇%前後ということで、たいへん改善をされてきておるわけであります。信用金庫につきましても、四十二年の五月末の実情は二八%ということで、これも漸次第二ラウンドとして改善をされてまいっておると思います。ところが、実は公正取引委員会のほうで調査をいたしております。資料の中で特に目についておりますのは、実は私どもは拘……
○堀委員 いまずっとお話を聞いておりまして、実は私も皆さんとたいへん同感なのは、政府が輸出振興ということにほんとうに真剣でないということです。最近では、三十六年から引き締めをやりまして、三十七年は御承知のような状態。三十九年に引き締めをやりまして、今日引き締め。いずれも外貨危機に問題があるわけであります。外貨危機をどうやって切り抜けるかといえば、輸出を振興する以外には道はないわけです。もし輸出が振興しておるならば、日本の経済成長はもっとなだらかに大幅に伸長して、国民生活ははるかに豊かになるべきであるにもかかわらず、こういう天井があるために、そのたびに非常に不用意な引き締めをやって、産業界はもと……
○堀委員 実は本日の委員会の運営については、当初通産大臣は一時半から二時半まで欠席だということでありましたけれども、現在三時十五分になっても依然として通産大臣が出席できない。これでは委員会の運営、質問に非常に困るわけでありまして、途中で佐野君がいま質問に立っておられたわけですが、予定を過ぎること四十五分もたっても依然として通産大臣は入らないということでありますから、通産大臣が入られるまでちょっと……。私、あとは通産大臣と一緒でなければ実はきょうの論議は成り立ちませんので、企画庁に関する部分についてだけひとつ最初にお伺いをいたしておきたいと思います。 私、今度商工委員会に参りまして、きょう初め……
○堀委員 本日は、企画庁長官、通産大臣御一緒に来ていただいて、今後の日本経済のあり方について少し伺いたいわけでありますが、まず最初に、現在政府の経済見通しをお出しになっておるわけであります。この政府の経済見通しというのは閣議で決定をされているわけでありますから、その限りにおいては、閣議決定をされた政府の経済見通しは各省の行政をそれなりに拘束をするものだ、裏返して言えば、政府の経済見通しに向かって各省庁はその実現に努力をする責任がある、こういうふうに私は考えるわけでありますが、それについてまず企画庁長官、通産大臣からちょっとお答えをいただきたいと思います。
○堀委員 先ほど武藤委員の御質問の中に、実はたいへん重要な御発言があったと思います。その重要な御発言というのは、実はこの投資育成会社というのは上場を予定しておるところが対象になる。規程で申しますと、規程の第五条には(1)として、「相手方が将来その株式を証券市場に公開する意向を有していること」、これは非常に重要な投資育成会社の規程だと思うのでありますが、これについて武藤委員は、少し弾力的に考えたらどうかという御発言がありました。中小企業庁長官の答弁は、ちょっとそこのところははっきりしていなかったわけであります。 政務次官にお伺いをいたしますが、現行の法律のたてまえは、この規程にあらわされておる……
○堀委員 実は私も本日厚生大臣の出席も求めてこの論議を十分にしたいと思ったのでありますが、実は報告は何も出されていない、その概要として出されておるものはオーソライズされたものではないということが、けさの理事会で明らかになりました。取り扱いについては私は少し問題提起をいたしておいたのですけれども、どうも私この問題をずっと調べてみて感じますことは、科学の問題と政治の接点という問題を、もう少し政治の側というものは考えてみる必要があるのじゃないか。この病気についての過去の経緯をずっと調べてみますと、すでに富山県のレポートでは、三十七年以来非常にいい調査をされて、集団検診をしながら新しい患者を見出して、……
○堀委員 議事進行。与党はいま四人しかいないのですが、これじゃ私ども委員会の審議に応じられませんから、定数がそろうまで休憩をお願いいたします。
○堀委員 本日は、大臣ひとつ参考人の話をよくお聞きをいただいて、今後の行政上の参考にしていただきたいと思いますので、もっぱら参考人にお伺いをいたします。 堀田参考人にお伺いをいたします。私は、今度の万博の経緯をずっと見ておりまして、テーマでありますとか基本理念でありますとか、たいへんりっぱでけっこうなものだと思うのでありますが、これはことばに書いたものでありまして、博覧会そのものはきわめて具体的な問題でございます。このことばに書いたものと博覧会のきわめて具体的なものとをどういうふうに結びつけるかというところが私は今度の博覧会で非常な問題点ではないかと考えておるわけでございますが、まずその基本……
○堀委員 いまのお話を聞いておりまして最初に感じましたことは、私もこの前アメリカに行ったときも感じたのでありますけれども、経済というもの自身はやはり本来合理性のあるドライなものだろうと思うのですが、日本人というのはどうも国民性からして、そこに何か、こっちが遠慮すれば向こうも少し配慮するだろうという、向こうは配慮しないことがわかっているにかかわらず、常にどうもこっちが遠慮しておるという感じが非常に国際的な貿易上の問題ではマイナスを積み重ねてきたのではないだろうか。その点、さっき宮崎参考人のおっしゃった、やはりコマーシャルベースの話というのは、向こうがこうするならこっちはこうすると、対応できるもの……
○堀委員 通産大臣にお伺いをいたしますが、この万国博というのは、国民に対して政府は何を期待し、何をしようとしておるのか、それをひとつ通産大臣お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いま大臣のおっしゃったように、確かにこの博覧会というのは海外に対する一つの問題と、やはり国民に対する一つの問題と二つに分けて考える必要があるだろうと思います。とかくこれまで論議されている中には、海外に対するものについての比重がやや高いかのような感じがいたしておるわけですけれども、やはり海外から出品されたものを国民が見ることによって国民の教養を高めるというか、文化的水準を高める働きがこの万国博の中には非常に大き……
○堀委員 本日は、最近新聞紙上で伝えられておりますところの八幡製鉄と富士製鉄の合併問題についてお伺いをいたしたいと思います。
最初にお伺いいたしたいのは、戦後から今日までに至る日本の鉄鋼業の果たした役割りといいますか、それについての功罪というようなものがあろうかと思うのであります。これは通産大臣では無理かもしれませんから、重工業局長がまだ見えないので、企業局長からひとつ……。
【次の発言】 いまのお話は功のほうですね。よかったほうをお触れになったわけです。重工業局長、いま伺っておりますのは、過去における鉄鋼業の功罪というようなことについて伺ったのですが、企業局長はプラスの面をお触れになりまし……
○堀委員 最初に少し大臣にお伺いをいたしたいと思います。別に意地の悪い質問をするわけではないのですが、少し伺いたいのは、月賦販売の場合にアドオン方式というのが非常にあちこちでいわれているのですが、このアドオン方式というのはどういうことか、大臣御存じでしょうか。
【次の発言】 アドオンですから、これは英語を日本に流用して、しかし英語として通用しているのではなくて、どうやら日本式のことばでアドオン方式とこう言っておるようです。大臣も御存じないと思いますし、一般的に私ども、よく言われておりますけれども、この中身を正確に理解しておる方がわりに少ないのじゃないかと思うのです。ひとつ事務当局のほうで、アド……
○堀委員 岩岡参考人にお伺いをいたします。 実は通産省のほうから資料として前払いのミシンの契約約款のモデルが三つ出されておるわけでありますけれども、これをずっと見ておりまして、少しよくわからないことがありますからお伺いをいたしたいのですが、三十六回掛け一万八千円というこのミシンはどういう価格の商品なのかということをちょっと伺いたいわけです。と申しますのは、この中に出ておりますことばの中には、前払い販売による価格が一つありますが、あと現金定価というのですか、それと月賦価格というのと、ことばが実はあと二つ出てくるわけであります。 そこで、まずいまの一万八千円というこのミシンが現金で販売されると……
○堀委員 今度の法律で前払式の割賦の契約の。いターン、モデルをつくる、標準をつくるということで、ちょうだいをした資料の参考に、前払式割賦販売契約約款の標準例、こういうのが出ていますね。これは要するに、皆さんとしては今後の前払式割賦販売契約約款をこの方向に行政指導をしていきたい、こういうことだと理解をしますが、これでいいですか。
【次の発言】 そこでお伺いをいたしますが、この問ミシン協会の会長に来ていただいて、実はミシンの価格を伺いました。そうすると、小売りが受け取る卸売り価格は、いま問題になっております五百円を三十六ヵ月かけるという前払い方式では一万八千円というのが三年後の価格になっておるわけ……
○堀委員 最初に通産省に伺いますが、砂利は、いろいろ小さな砂みたいなのから少し大きなのまでいろいろなものがありましょうし、砕石によるものもありましょうから、何か例示をしてもらっていいのですが、一般的に砂利というもののトン当たりの価格は、現在一体どのくらいで、過去はどのくらいであったのか、ちょっと最初にそれから伺いたいと思います。
【次の発言】 さっき永井委員がお話しになっておりましたところでも、確かに砂利の価格というものは輸送費がかなりだろうと思うのですが、これは元の価格、河川か海かどこかわかりませんが、元のとるところに原価があるはずで、その原価と、トラックに積みあるいはよごれておるものなら洗……
○堀委員 実は私、昭和四十一年の三月十一日の本会議で外為法の一部改正の案件のございましたときに、このDACに関係する問題を取り上げて質問をいたしました。 そのときに私が申しましたことは、御承知のようにDACの、国民総生産の一%くらいをひとつ援助に回せという決議が出たわけでありますけれども、私は日本の状態というのは、なるほどGNPはどんどん大きくなっておりますけれども、きわめて不均等な発展をしておりますから、必ずしも西欧の先進諸国のようなバランスのとれたかっこうでの成長の中身というものではないので、この点、安易な形で一%ということを考えるのは無理ではないか、こういう問題提起をいたしたことがござ……
○堀委員 いまお話を聞いておりまして、当事者の皆さんでございますから当然だと思うのですが、たいへん合併というのはいいことばかりで、私、永野さんが考えなければならぬ問題があるとおっしゃったので、デメリットに率直にお触れになるかと思っておりましたが、その部分もどうも聞いておりますと、あまりデメリットはないようで、この合併についてマイナスはないようなふうな感触で実は承ったわけですが、ものごとにはやはり表と裏がありますから、確かにいまお述べになりましたメリットのほうはそういうことがあり得るだろうと考えますが、デメリットの問題のところで、最後に稻山さんがお話しになりました価格と利益の関係の問題のところが……
○堀委員 酒税問題の質問に入ります前に、私はひとつこれまで大蔵委員会で私がずっとやってまいりました過去の経緯を少し締めくくりをしておきたいと思います。 まず、実はだいぶん古いことになりますけれども、泉さんが主税局長のときに、間接税のあり方に触れて、最初には三、四年に一回は間接税を減税すべきだ、こう答弁をいたしました。その後三、四年に一ぺんというのは五、六年にしたいということに、変わってきたわけです。五、六年でもそれはいいと思っていたのですが、五、六年がちょうどいま来たわけです。五、六年が来たら今度は、いま国税庁長官ですけれども、政府の一員として責任のある者が言うにもかかわらず、減税どころか実……
○堀委員 実は、今後の日本の金融制度の新しい法律を今日ここで提案をされておるわけでありますけれども、まず私は大臣にお伺いをしたいのは、この前金融小委員会等で銀行局長とは議論をいたしておりますが、日本のあるべき金融制度というものを考えていくときに、一体なぜ中小専門機関というものが一番最初に問題提起をされたか。澄田銀行局長は途中から来ましたからしかたがないのですが、大臣は、あなたがずっといるところでこれは始まったのだと思うのですね。かねてから証券諸立法が一応片がつきましたから、この次にはどうしても金融諸立法の改正をしなければならぬと考えておりました。議論もそういうことでしておりましたけれども、それ……
○堀委員 実は私、昨年の五月二十五日の大蔵委員会で、架空名義預金の取り扱いについて論議をいたしました。ちょうど一年たつわけでありますが、まず最初に銀行局長から、当時大臣も御趣旨の線に沿ってそういうふうにやりたい、こういう御答弁をいただき、たしか一月四日から金融機関には掲示等も張り出されておるようでありますが、この件について銀行局としてとられた措置についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 御努力をいただいて、一応まずスタートが切られたと思っております。
実は、私、銀行局として一応全体がそういう気持ちになって取り扱いを進められたことについては、たいへんけっこうだと思っておりますが、問……
○堀委員 私、初めて逓信委員会へ参ってきょう質問をさしていただくわけでありますが、この前の十日の日の大出さんの質問をずっと会議録で拝見いたしまして、今度の設備料問題の中の一つの側面について非常にいい質問をしておられるのを拝見をいたしたわけです。 そこで、最初に公社の総裁にお伺いいたします。私、この前予算の分科会でも伺ったわけでありますが、大体、電電公社はだれのためにあるかと私が伺ったのに対して、総裁は、国民のために公社はある、こういうふうにお答えをいただいたと思うのでありますが、きょうはそれを最初に確認をして論議を進めたいと思います。
○堀委員 実は当委員会でもたびたび論議になっておりますが、いま国民が非常に関心を持っておりますことの一つは、かねがね総理もこの国会に提出をお約束になっておる政治資金規正法は一体どうなるのだろうかということが、私は国民として非常に大きな関心の的だと思います。そこで、わずか十分間ではございますけれども、これは総理以外ではお答えのできない問題のように私考えますので、特にお願いをして質問をいたしたいと思います。実はお手元に簡単な資料をお配りをいたしておりますので――総理のお手元にいってないですね。ちょっとお渡しをしてください。 いまの日本の政治資金の状態を少し整理をしてメモにいたしました。最初の分が……
○堀委員 私は、決算委員会に来て質問するのはきょうが初めてなんでございますが、初めて質問する事案についてはまことにどうも、あまりおもしろくない事案で、それもそう大きな問題ではないのでありますけれども、私ども国の問題をあずかっております者から見ますと、どうも地方自治体におけるいろいろの財政上の処理というものが、きわめて安易な形で処理をされておるような感じがしていたし方ないわけであります。 そこで、きょうは、これは個別的な案件でありますけれども、おそらくこういう個別的な案件が、必ずしも会計検査院なり自治省なりあるいは文部省等において、正確に把握をされておるかというと、その点については私は必ずしも……
○堀委員 今度の参議院選挙をずっと振り返ってみまして、参議院の選挙制度のあり方等につきまして、かねてから国民からいろいろと問題を提起されておりましたことを、五日の本会議におきまして、佐藤総理大臣にお尋ねをいたしました。お尋ねをいたしましたことは二点でございまして、赤洋自治大臣もお聞き及びのとおりでございます。特に参議院の地方区における定数の是正の問題につきましては、総理大臣も、この点については是正は急務である、審議会を設けてすみやかに答申を求めたい、こういう意味の答弁をされておるわけでありますが、総理が本会議において言明された地方区の是正――是正のしかたは、当然審議会において御検討いただくわけ……
○堀委員 最初に、ちょっと経済情勢について、いまいろいろ予算委員会でも論議があったようでありますが、最近公定歩合の引き下げもありまして、昨年十一月に始まりました引き締めが一応解除の方向に参っておるようであります。たいへんけっこうなことでありますけれども、今日のこの情勢に立ってみますと、当初の政府が考えられました昭和四十三年度の経済見通しのいろいろなファクターについてはかなり動きが変わってきておるのではないのか、こう考えるわけであります。この間ちょっと新聞で見ますと、通産省の何か試算をしたものが新聞にちらちら出ておるわけでありますが、これは通産省が主たる原局ではございませんが、今日の時点に立った……
○堀委員 最初に、いま竹中参考人がちょっと苦言を呈された点でありますけれども、この問題は実は明日の当委員会で少しきちんと処理しておきたいと思いますが、今度の王子及び八幡、富士の合併の問題については、私ども新聞で承知するだけでありますけれども、特に通産省がたいへんな熱意を傾けていろいろ支援をしておられる。通産省として産業政策としての意見を述べることは、私は通産省設置法から見ても別に問題はないと思いますが、個別の問題にわたって各種の方法、手段をいろいろとりながら行なわれているやに新聞でわれわれは見受けているわけでありまして、このことは確かにいま竹中参考人がおっしゃったように、どうもいまの国の機構の……
○堀委員 本日は通産大臣が御出席をいただけないので、実は通産大臣に申し上げるべきことでありますけれども、通産大臣、政務次官とも御都合があるようでありますから、通産省の官房長に来ていただいて、最近の一連の問題の中で私が感じたことを少し申し上げて、通産省としても少し考えてもらいたいと思う点がありますし、また公正取引委員会側におきましても十分ひとつお考えをいただきたいという問題が二、三ございますので、まず最初にその問題からちょっと触れておきたいと思います。 実は参議院の物価の委員会が九月の十日、十九日と開かれておりますけれども、この参議院の物価の委員会で最近一連の王子製紙に関する事前審査の問題の経……
○堀委員 実は通産大臣にはこの前、きょうお伺いをいたしますところの姫路・播磨地区の出光製油所の建設についてこれらの漁業関係者と一ぺんお伺いをいたしましたから、問題の所在は大臣も御承知だと思います。そこでその問題の最初に、十月十一日の産業公害委員会におきまして水産庁の森沢次長が答弁をしておられる問題からちょっと入りたいと思います。 この日、森沢次長はこういうことを言っておられます。「私たち水産サイドにおります者としましては、製油所の設置によりまして考えられます水産被害というのは、冷却水から出る油分の問題、それからさらに、かなり大規模のタンカーを接岸あるいはシーバースをつくって陸上に油を供給いた……
○堀委員 関連して。いまのいろいろな問題の中で、審判が出ても何が出ても価格が上がるという場合には、輸入代替品で処理ができるものについては、私はいろいろな経緯があろうともひとつばさっと緊急輸入をやって、そういうオーソライズされたものの権威が全然無視されるというようなことについては、通産省はもう少し真剣に考えるべきじゃないかと思うのです。代替のないものはしかたがないですよ。代替のあるものは緊急輸入によって価格がすらっと下がるまで、何らかの処置をすべきだと思うのですが、政務次官どうですか。
【次の発言】 本日は、先月の委員会で企画庁長官と物価問題から予算の諸問題について論議をいたしました。そこで本年……
○堀委員 ちょっと関連して。実は、いま鉄鋼問題は御承知のように公正取引委員会が審議をしておる最中でありますから、私どもはつとめて、この際は公正な判断を公正取引委員会に求めるのが至当であると思って、審査が始まりましてからは、私ども社会党はこの問題に意識的に触れていないわけであります。民社党がお触れになるのは自由でありますが、政府は現在置かれておる情勢を十分認識して、あまり仮定の事実に立って予測をし、あるいはその結果によって審査その他に影響をもたらすような答弁のないように厳重にひとつ配慮してもらいたいと思います。
○堀委員 済みました問題をいまから取り上げてどうこう言いましても、これはいたし方のない点でありますから、この事件で起きましたいろいろな問題点の中で、二度と繰り返してはならないようないろんな問題がございます。ですから、その問題を少し申し上げて、今後に対する一つの保証といいますか、銀行のあり方について少し意見も添えて申し上げておきたいと思います。 最初に小山社長にお伺いしますが、私、大体承知をいたしておりますのは、銀行では社長や頭取は銀行全体を代表して外側に対して主としてお動きになり、副社長や副頭取というのは内部管理の最高の責任者というふうに承知をいたしておりますが、さようでございましょうか。
○堀委員 日本合成ゴムの法律に関してお伺いをいたしたいことは、この会社の株式を十億円相当額国が出資をして所有をいたしておりましたけれども、これが法律の条項に基づいてすでに過般処分をされておるわけであります。私はこの処分のあり方がはたして適正であったのかどうかという点について少しお伺いをいたしたいと思います。
最初に通産当局にお伺いをいたしますけれども、昭和四十二年政令百五十五号というのは一体どういう目的のためにこういう政令をつくったのか、まずそこから最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 私が伺っておるのは、政令百五十五号をなぜこういう形で設けたのかということを聞いておるわけです……
○堀委員 本日は、十七日の日に経済企画庁長官からごあいさつのありました各般の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 最初に、この御所見の中で、「このような経済の推移から見て、本年度のわが国経済は、実質一二%程度の成長を遂げ、国際収支も、総合収支で十億ドルを上回る黒字が見込まれます。」こういうふうに数字をあげてお話しになっておるわけでございます。私は実は先般の当委員会におきまして、宮澤さんのときに、本年の経済というのは、これは政府も、また一般の民間も、まあ私どもを含めて、当初見通しが著しく好転をしました。これほど変化の多い年というのは少ないくらいに変化が多かったわけでありますから、当然私は……
○堀委員 実は、いま大臣の御答弁を聞いておりまして、非常に重要な答弁をしていらっしゃるので、ちょっと具体的にお伺いしておきたいと思うのですが、選挙制度審議会というのは内閣に設けられておる審議会で、これは内閣が諮問をすることになっておると思うのですがね。間違いございませんね。ちょっとお答えください。
【次の発言】 内閣が問題をある審議会に諮問するときに、その審議会の人的構成のいかんによって諮問の内容が変わるというようなことが行なわれるということは、これは筋が違うんじゃないですか。主体性は一体どっちにあるのですか。内閣にあるのか審議会に主体があるのか、そこらをちょっとお答えください。
○堀委員 実は時間がないので遠慮をしておったのですが、五分だけお許しを得て。 この選挙人名簿の問題は、今度はまさに住民基本台帳がきちんとできるかどうかにかかっておりまして、公職選挙法の側としては実は所管が同じ自治省でありますから、住民基本台帳がきちんとできていなければ、かえってこれをやることによってこれまでより悪くなるというおそれが実は出てきておると思うのです。そこで自治大臣としては、この住民基本台帳の励行については、少なくとも年に四回なら四回、場所や時期等を指定して、そこでサンプル的に詳しい調査をやってみて、その調査の結果、いま伏木さんも触れられたように、越境入学等の問題も出てくるであろう……
○堀委員 このたびの改正で最も重要だと私ども考えておりますのは、政見放送の中にテレビ放送を使うことになったことでございますけれども、実はこのテレビ放送の問題は、すでに選挙制度審議会においても関係者を招致いたしましていろいろと論議が尽くされてまいっておるわけでありますが、当時の選挙制度審議会の場における放送事業関係者の説明その他は、必ずしも私どもとして十分な放送が行ない得るという確信を持つに至らないまま、実は今日に至っておるのが現状でございます。 そこで、自治大臣に最初にお伺いいたしますのは、一体この法律を政府が提案されることについて、テレビ放送についてはどの程度に行ない得るという確信があるの……
○堀委員 実はきょうは本来ならば公害の問題とかエネルギーの問題等について伺う予定にいたしておりましたけれども、昨夜公正取引委員会において八幡、富士合併問題についての事前審査の結論が発表されましたので、とりあえずこの問題にしぼって本日はお伺いをいたしたいと思います。
ちょっと通産省事務当局にお伺いをいたしますが、私がけさ午前九時半にお願いした資料は一体何時ごろ私の手元に入るでしょうか。
【次の発言】 公正取引委員長が十一時ごろには入られるということでありますから、まず先に通産大臣と企画庁長官から伺ってまいりたいと思いますが、実はけさの新聞を拝見いたしますと、経済企画庁長官語るというので、こうい……
○堀委員 関連して。実はいまの問題は、ここで一応公取としては事前審査の回答をお出しになりましたね。そうしますと、行政相談という問題はそれじゃこれでおしまいかというと、事前審査はおしまいでございましょう、行政相談は残るということになるのではないのかとわれわれは心配しておるわけです。そこで、たとえばレールについては独禁法にかかるおそれがある、こういうふうにお答えになったのですね。そうすると企業側としては、ここをこう直しましたらこれで通るのでしょうか、こういうことになりますね。行政相談にくる。それはまだだめです。それじゃ次はここまでこうしたらよろしいでしょうか。それもだめです。それじゃここまでしてき……
○堀委員 委員長ちょっと。お約束の時間が三十分しか私の分がなくなりましたから、そこで国鮮がこの間に入れるかどうかちょっと疑問がありますから、もし国鉄の分が、入られて時間がない場合には、近江君の質問が終わったあとでちょっと国鉄に関する分だけはやらしていただきたいと思いますから、御了承いただきたい。
【次の発言】 最初に、この間から議論をいたしましてどうもはっきりしない点がありますから、一つだけはっきりさせていただきたいと思います。
この間梅田委員に私事前審査の法的根拠を伺いましたらば、そのときには、独禁法上の法律的根拠はありませんというのが梅田委員の御答弁でございました。きょうはひとつ各委員に……
○堀委員 関連。さっきからお話を聞いておりますと、要するに委員長も再確認をしたとおっしゃっています。委員長が再確認をなすったということは、何か再確認をしたものがあるはずでございましょうね。これはやはりいま国民としてはものさしなんですから、法律は法律でございますけれども、その法律の解釈についてのものさしを――まあいろいろな角度でこれまで判例もありましたでしょうし、取り扱いをなすった形の中であったんだと思いますから、それをある程度集約をなすって、そしてひとつ再確認をなすった、こういうふうにいままでのお話の経過で私は理解をいたしましたので、それならば、やはり国民の前に、事務局長が新聞記者会見でおっし……
○堀委員 ちょっと関連して。いまの答弁ずっと聞いておりますと、直接の監督の責任というのは事務当局にあるんだろうと思う。事務当局はまことに無責任な答弁をしておる。そうしてかわって政務次官が、本来事務当局が行なわなければならぬような答弁を一生懸命やっているというようなことは、一体通産省事務当局というのは何をしているのですか。私はきょうの答弁は全く納得できない。最近の一連の状態を見ると、通産省という役所は全然たががゆるんでおる。あなた方は一体だれのための省なんですか。国民は一般にいま何と言っているかといえば、企業のためにある通産省だと言っている。私は当委員会に来てから、企業のためにある通産省であって……
○堀委員 本日は、かねてから当委員会でも議題としておりました八幡、富士の合併問題についてお伺いをいたすわけでありますが、御承知のように、公正取引委員会ではこの案件を審査部に付託をされて、現在調査を進められておる段階でありますので、私は、その審査に影響を与えるという意図のもとに本日これを取り上げておるわけではございません。逆に、審査が静かに、外部からの各種の影響のない形で行なわれることを期待をいたしておりますので、その点に関連をして本日は少しお伺いをいたしたいと思います。 最初に、ちょっと確認をしておきたいと思うのでありますけれども、三月五日に藤尾政務次官が当委員会で、私の質問に答えて「通産省……
○堀委員 本日は、いまだいぶ問題になってきておりますところの公労協の賃金の問題についてお伺いをいたしますけれども、これは何も賃金の中身の話をしようというのではございません。経済企画庁長官と労働大臣に御出席をいただきまして、ものの考え方を少し私は論じておきたい、こう考えておるわけであります。 そこで、最初にお断りしておきますけれども、抽象論では問題がはっきりいたしませんし、私はやはり計数的にきちんとしなければものを納得しないたちでございますので、例証として国鉄と電電公社を引例します。場合によっては何か――国鉄の賃金に悪い影響を与える意思はないのでありますから、そういうようなことに御理解をならぬ……
○堀委員 本日朝以来質疑を伺っておりまして、時間の制約もありましたために、参考人各位も必ずしも十分な意見の開陳をされにくかった点もあろうかと思います。私どものほうも十分な質問ができないといううらみもありましたので、委員長におかれては、この問題はきわめて重要でありまして、二度と繰り返してはならないことでもありますし、当該所管委員会である私どもといたしましては、もう少しこの審査を進めて、十分国民の前に納得のできるような状態を明らかにしてまいりたい、こう考えておりますので、これらの参考人については、引き続き適当な機会に再度御出席をいただいて、このような機会を設けられることを要望いたします。
○堀委員 大臣がまだ御出席になりませんので、最初に公正取引委員会のほうにお尋ねをいたします。 今回の八幡、富士の合併問題に対して公正取引委員会がたいへん長期にわたって問題を精査され、最終的に七日の日にすでに皆さん御承知のような決定を行なわれましたことについては、私は公正取引委員長はじめ委員の皆さん、事務当局の皆さんのなみなみならぬお骨折りに対して敬意を表したいと思います。 さらに、私、昨年の十月に当委員会において、当時王子製紙の合併問題についてとられておりました通産当局のいろいろな発表等については問題があると思って、その旨を指摘をいたしまして、公正取引委員会が仕事を続行しておられる際には通……
○堀委員 関連。いまのあなたのほうの答弁で一部コストが八百円、それで三億九千万円、それでまかないたいといったら、一体何部売れることになるのですか。
【次の発言】 五百部で八百円ですか。それぞれの部門というのは百二十の部門全部が一律五百部ずつ売れるということですか。
【次の発言】 一部門であなたは五百部と言ったじゃないですか。
【次の発言】 私はいま単純にちょっと計算してみますと、長官が言う三億九千万円の収入を得るために、一部八百円と見るというと、年間に四十九万部売れなければいけないのです。それで、いまあなたの言うように十四部門で五百冊程度で四十九万どうやって売るのか、それを明らかに立証してから……
○堀委員 中村委員がすでに質問をいたしておりますが、引き続きお伺いをいたします。 工業所有権制度に関する答申というのが四十三年十一月十一日に出されておりますが、その中でこういうふうに書かれております。「特に技術革新の進展の著しい今日、研究成果たる発明等の内容を迅速に公開しなければならない必要性はますます強まりつつある。しかるに出願の激増、内容の高度化及び審査処理能力の不足により、特許庁における審査処理期間は著しく遅延し、特許、実用新案に関しては出願から公告まで三年程度を経過している状態であり、発明等の内容を適時に公開するという工業所有権制度の目的は著しく減殺されている。そのため重複研究、重複……
○堀委員 一昨日の私の質問で、補償金請求というものが制度としては設けられているけれども、実体的に発明者が補償金請求を行使をして通常受け取るべき利益をそれによって満たし得るかどうかという点については非常に疑問があるということで、補償金請求権というものを発明者が行使するために、発明者の利益を守るために、何か担保になるような処置を考えてもらいたいということをお願いをしておきましたが、それについての特許庁の見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 実はいまの答弁によって、なるほど書類の提出を裁判所が命ずることができる、しかし書類は提出をしない、しかし発明者は行使後に、第三者が行使をしておる行為そのもの……
○堀委員 最初に通産大臣にお伺いをいたしますが、実は今度ガス事業法の改正が行なわれるわけでありますが、私は今度のガス事業法の改正というのはかなり大きな改正だと思っておるわけです。このガス事業法のような法律は、単にこれは関係業者のみならず、やはり国民も十分にこれを理解してくれることが必要な、ややわれわれ日常生活に関係のある法律だ、こう思うのですが、そういう法律というものはだれが読んでもわかりやすいように法律を書くということが私はたてまえでなければならぬと思いますが、その点はいかがでしょうか。
【次の発言】 この旧法のガス事業法というのは非常に体系的にも整理された法律の体系になっております。章とし……
○堀委員 だいぶ時間が迫っておりますから、少し簡単にやりたいと思います。開銀総裁、入っておりますか。――きょうは情報産業の問題だけにしぼってひとつお伺いをいたしたいと思います。 実は私もまだ少し勉強を始めたところでありますから、必ずしもすべてについて精細な分析を行なっているわけではありませんけれども、これから通産省のほうでは各種の予算要求をなさるでありましょうし、情報産業に対する予算要求の問題点について、私は非常に問題のむずかしい点が二、三気になっておりますので、ちょっと伺いたいと思います。 最初の問題は、通産省としては日本電子計算機株式会社、JECCに対して来年はどのくらいの開銀融資を期……
○堀委員 本日は宇佐美日銀総裁においでをいただきまして、最近の金融政策の転換を中心に今後の日本経済の問題について少し論議を進めたいと思います。
最初にお伺いいたしたいのは、実はこの九月一日に実施をされました公定歩合の引き上げに関しまして、政策転換をされた理由とその目的をお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 いまお述べになりましたことは、確かに計数的に見ましてもだんだんと増加が著しい部分だと私も思います。ただ、実はこれまでの引き締めでございますと、いつも国際収支の状況が悪くなりましたので、その理由は国際収支を改善するということが目的といいますか、そういうことで、経済に対する政策の動かし……
○堀委員 最初に、御承知のように、最近、情報化問題というのが日本の各界において重要な課題になってきたわけでありますけれども、現在国の関係でいえば、一番早くこの問題に手をつけているのは電電公社でございますし、電電公社は、すでに個別データ通信については、地方銀行協会あるいは群馬銀行等と実際の業務を開始をしておるという実情でもありますし、さらに来年度においては加入データ通信もスタートする、こういう段階にきておりますので、本日は、新しい分野の問題であるこのデータ通信の料金関係の問題について、少しお伺いをしておきたいと思うのであります。 そこで、このデータ通信の料金体系といいますか、これについて、現在……
○堀委員 最初に、大蔵省にお伺いをいたしますが、現在産投会計で所有しておる政府出資の株式会社の株券の額、これは評価はむずかしいですけれども、額面における総価額は一体幾らあるのでしょう。
【次の発言】 実はいま局長が最後にお答えになりました日本合成ゴムの株式の処分については、ただいま商工委員会において論議をいたしておる最中でありまして、この問題の論議の経過の中で、私ども、国有財産の取り扱いについて必ずしも現行の法律のたてまえが十分でない点があるという感じがしておるわけであります。大体国有財産法では、たてまえとして普通財産は第六条で「大蔵大臣が、これを管理し、又は処分しなければならない。」こういう……
○堀委員 先般の予算委員会におきまして、私は夫人の相続、贈与に関する問題を取り上げて質問をいたしました。これについては総理大臣も非常に賛成の意を表されて、検討したいということにいまなっておるわけでありますけれども、昨日も参議院の予算委員会におきまして、われわれがかねて主張いたしております二分二乗方式の問題をわが党の竹田委員が質問をしたのに対して、新聞の伝えておるところによれば、大蔵大臣は、現在の税率の刻みのあり方では問題があるというような答弁をしておられるようであります。私がきょうこれを取り上げますのは、要するに、いまの二分二乗方式という問題の背景をなしておる妻というものの財産権に対するところ……
○堀委員 いま、広沢委員がちょっと利子所得の問題をやっておられましたから、引き続き私のほうも利子所得に関係があるんですけれども、ちょっと主税局のほうから……。いまの政務次官の御発言にもあったわけですが、あまり古いことを言ってもしかたがありませんから、昭和三十六年からこの利子分離課税の源泉徴収率がいろいろと変わってきた。ですから、その変わったところを三十六年から言ってもらいましょうか。
【次の発言】 いまお話しの少額貯蓄の問題と、それから利子所得の問題の動向については、これはひとつ資料をお出しいただきたいと思うのですが、その資料の出し方は、大体いまの少額貯蓄免税五十万円、百万円、それから一店舗か……
○堀委員 最初に、大臣にたいへん初歩的なことを伺いますが、国が国民から税金を徴収をしておる、これは一体なぜ国は国民から税金を取るのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、いまの税法というものが憲法で法定主義ということになっておりますのは、そういうふうに確かに強制的拠出金であるけれども、少なくとも国民が納得をした形で取られるということが、私は憲法の租税法定主義の考えだと思うのですが、その点はいかがでございましょう。
【次の発言】 そうすると、国民が納得をして税を納めるという問題は二つの問題があるだろうと思うのです。それは、一つは税という制度のルールを納得するという問題、それからもう一つは、そのル……
○堀委員 ただいま議題になりました法案の質疑でございますけれども、実は、この問題が出てまいります前には、御承知のように、電信電話料金の問題について二カ年にわたっていろいろと問題がございました。その結果、本年のこの問題が提起をされることになったと思うのでありますが、これまでの二カ年の経緯を受けたそのあとに出てまいりました皆さん方の御提案の中で、どうもよくわからない点が二、三ございます。 その第一点は、提案理由の説明にお書きになっておりますけれども、「近年におけるわが国経済の成長発展と国民生活の向上に伴う電話の熾烈な需要に対応し、」云々ということで、これまで「基本料の水準は、昭和二十八年以来据え……
○堀委員 私は、これまで外交、防衛と、非常に大きい話が多かったわけでありますが、少しこまかい話で、日本の現在の当面しております諸情勢、経済的な諸問題と財政金融、私たちの生活に関係のある経済の問題について、しぼってお伺いをいたします。 最初に、総理大臣にお伺いをいたしますけれども、最近国民の中に政治に対する不信感というものが非常に高くなっておるわけでありますけれども、これは一にわれわれ政治家の負わなければならない問題がいろいろあると私は思うのであります。われわれもそうでありますけれども、特に行政の責任者であるところの総理大臣の発言というものは、これはきわめて重要な意義を持っておると私は思うので……
○堀委員 ただいま、この間の総選挙についての報告がございましたけれども、この間の総選挙は、その前に公職選挙法の改正がありまして、新しい運動方法が取り入れられて初めて行なわれた選挙であります。実はこの前の選挙で始まりましたものの中には、一つは御承知のテレビ放送の問題がございます。もう一つは、かねて選挙制度審議会で論じられておりましたことを受けて、言論、文書の自由化を一歩進めることとなったわけでありますけれども、この言論、文書の中の文書の問題でありますが、実は今度政党の文書活動を認めるということになったわけであります。この間の審議会でも私発言をしたわけでありますけれども、この政党の選挙活動を認める……
○堀委員 先般、第六次選挙制度審議会が総理大臣に答申を行なわれたのでありますけれども、本日は、まず前段で、この第六次選挙制度審議会の答申と、それに関連して選挙制度審議会のあり方の問題について、少し自治大臣にお尋ねをいたしたいと思うのであります。 そこで、答申の問題につきましてはすでに皆さんも御承知だと思いますけれども、ちょっと答申文をまず最初に読み上げておきたいと思います。 参議院議員の選挙 制度その他選挙制度一般の改善に関し、別紙のとおり答申する。 昭和四十五年五月十九日 選挙制度審議会会長 高橋 雄豺 内閣総理大臣 佐藤 榮作殿 参議院議員の選挙制度その……
○堀委員 ただいま自治省のほうで報告が簡単にございましたけれども、この間政治資金の届け出の大要が新聞紙上にも発表されました。その発表に基づいて各紙でいろいろな社説その他も出ておったわけでありますけれども、残念ながら現在の政治資金規制の問題は、この問題がクローズアップをされてから、内容はどうも望ましくないほうへだんだん発展していきつつあるというふうな感じがしてしかたがありません。いま選挙部長の報告でも、昭和四十三年には全体に対する寄付の割合が三九%であったけれども、四十四年は二八%に下がってきておる。年々実は寄付の部分が下がる。そのことは何を意味しているかというと、公開をされるところが減ってきて……
○堀委員 二つの問題を伺いたいと思います。一つはいまお話しになった問題に関連をする問題でありまして、一つは選挙制度審議会のあり方についての問題であります。 最初の問題は、三人の参考人がお答えになった中で、おっしゃっていることは大体一つだと思うのです。一つだということは、現行の選挙区制度というのは政党本位の選挙運動をする仕組みとしては実はうまくないわけです。そこで、さっきお話がありましたように、政党活動がある程度自由になりましたけれども、その結果非常にメリットがあったのは、実は単一の候補者を出していられるところは、これはたいへんメリットがあるのですが、複数候補者のところはなかなかそういうふうに……
○堀委員 最初に警察庁にお伺いをいたします。 前運輸省自動車局長でありました黒住氏が、運輸省の関係の部局に対してあいさつ状を出しております点について、警告第一号としての処置がとられておるということでありますが、これは単に警告だけの範囲で済ませるものかどうか、公職選挙法に該当する部分があると私は感じておるのでありますが、これらについての警察庁側の見解を承りたいと思います。 あわせて、すでに厚生省を退職いたしておりますが、前厚生省児童家庭局長の渥美節夫氏が、やはり十月の一日に仙台市で開かれた宮城県と県身体障害者福祉協議会主催の大会で略歴のパンフ等を配っておる。いずれも高級公務員がその関連した範……
○堀委員 先回の当委員会におきまして、来年の参議院の選挙に立候補を予定されておる高級官僚の出身者である人たちの事前運動の問題について取り上げたわけでありますけれども、本日は、これらの問題についての取り締まりの問題あるいは官庁側におけるこういう問題に関連した綱紀上の粛正の問題等について、各大臣の御出席をいただいて、これを少し明らかにすると同時に、けじめをつけていただきたいというふうに思いまして、次の質問をいたしたいと思います。 まず最初に、先般私はここで前運輸省自動車局長でありました黒住氏の仙台における事前運動の問題を取り上げたわけでありますが、その後十月十七日の新聞によりますと、運輸省の現在……
○堀委員 最初に、藤井参考人にお伺いをいたします。 けさほど参考人が最初にお述べになったことがたいへん尾を引いておりまして、そのつど問題になって恐縮でありますが、実はこの公害問題というのは、国民の側から見ますと最近特に関心が高まったわけでありますが、全然公害のないところに公害の企業が来る場合には、ないところに来るんだから、これはうんと減らしてもらいたいというのがおそらくその地域の住民の要望だろうと思います。公害の非常に過密になっておりますところでは、これまた減らしてもらわないと全体の水準が下がらないということですから、その点では、私はどうも、いま藤井参考人がおっしゃいましたように、過疎地帯と……
○堀委員 本日は、この情報処理振興事業協会等に関する法律案についてお伺いをいたします。最初からの質疑のすべてを見ておりませんので、多少重複するところがあるかもわかりませんが、まず最初に、行政管理庁長官にお伺いをいたします。
現在、政府関係の機関で電子計算機関係の問題を主として総括的に取り扱っておられるのが行政管理庁だと承知をいたしておりますが、現在の電子計算機関係について行政管理庁として取り組んでおられる実態について、簡単にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 さらに、いまお話を聞いておりますと、四十三年八月三十日の閣議決定で行なわれたということでありますが、具体的に行政管理庁とし……
○堀委員 資料要求について……。 きょう配付になりました「不服申立ておよび訴訟の件数について」でございますが、これについてもう少し詳しい資料をちょうだいしたいわけであります。異議申し立ては、これは更正決定に基づいて異議申し立てが行なわれておるのだと思います。ただし、これは直税と間税と一緒に入っていると思いますから、直税、間税、その他、皆さんのほうで分けていただいて、更正を一体全国的に幾らやって、それに基づいて異議申し立てが一体どういうふうに来ているのかということがわかるような資料が第一点。 二番目は、いまの、これはちょっと時間がかかるかもしれないけれども、発生件数といわれておるものは、大体……
○堀委員 本論に入る前に、ちょっと、主税局長と、厚生省の医務局の次長が入っておられるはずでありますから、どうも私はふしぎな行政があるという感じがしておることをひとつ最初に申し上げたいわけです。
ちょっと最初に政務次官に伺いますけれども、大蔵省の行政というのは、やはり一つの国家的なある要請がある場合には、そういう国家的要請に基づいて大蔵省の行政もあるべきだ、私はそう思うのですが、政務次官、どうですか。
【次の発言】 そこで、最初に厚生省のほうに聞きますが、いま、御承知のように、医療行政の中で一番大きな問題は、看護婦が足りないということが日常の医療行政で非常に重要な問題になっておるわけです。これ……
○堀委員 前回、私が「審査請求事案の所得階級別処理区分表」というのを請求いたしまして、大蔵省のほうから提出をされております。 そこで、この問題に入る前に、私実は少し調べておりまして、大蔵省の資料といいますか、報告そのものの中に、どうも適切を欠いておる点に一つ気がついたわけであります。ですからこの資料に入る前に、まずその問題を一つ取り上げておきたいと思うわけです。 そこで、ちょっと最初にお伺いをしておきたいことは、皆さんが今度お出しになっております訴訟事件に関する資料なんでありますけれども、「訴訟事件件数表」というのが出されておりまして、まず直税関係でお伺いをいたしたいわけであります。 こ……
○堀委員 本日は、暫定法の中の関税に関する部分について少し伺っておきたいと思います。 今度の暫定法、今度変わったわけではありませんけれども、これまでもそうなっていたわけでありますが、暫定法第七条の二のガス事業法の項でありますけれども、「その原料として使用した揮発油につき、関税納付済み原油等の負担する関税のうち一キロリットルにつき五百三十円に相当する額を基準として政令で定める率により算出した金額に相当する関税を、」還付する、こうなっているわけですが、この五百三十円というのは、何が五百三十円というのをもたらしておるのかをちょっと伺います。
○堀委員 最初に主税局長に伺いますけれども、今度の暫定措置法案をずっとこう見てみますと、主税局の提案をしておる部分についてはおおむね、四月三十日に延期をしても国民としてはその暫定措置法によって法律が延期をされたことによる実害といいますか、課税上の損失というものはないように感じておるのですが、その点について、もし多少国民の側に実損を与えるようなものが残っておるかどうか、ちょっと主税局側として最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 ですから、言うなれば暫定措置によって一カ月間現行法を引き延ばし、さらに新法を、今度は改正案を出してくる。改正案のほうがおおむね減税になるものが多い。物品税……
○堀委員 空港整備特別会計を設置をするということでありますけれども、すでに御承知のように、現在特別会計というものは非常にたくさんあります。ですから、特別会計にしたならば非常に何かメリットがある、空港整備をすることについて、これまでの問題の取り扱いよりも整備が促進をされるというメリットが特にあるのかどうか、その点を最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 受益者負担はこれまでも行なっておったわけですね。これからも受益者負担をふやすことは、現行法のたてまえであっても受益者負担をふやせない理由は私はないと思うのです。それならば、現行法で受益者負担がある、そのことはある意味では、その空港整……
○堀委員 私、実はことしの補正予算の総括質問で、福田大蔵大臣といろいろと論議をかわしたいと思っておりましたら、残念ながら大蔵大臣御病気でありまして、佐藤代理によって処理をいたしました。そこで、その際少し大臣に伺っておきたいと思った予算上の問題がございますので、最初に少しその予算上の問題に触れておきたいと思います。 ただいまから私がいろいろ申しますことは、党の中で調整をしたことではありませんで、私がそういう意見を持っておることは、党内の皆さんも承知をしておられるわけでありますが、個人的発言でありますので、その点はひとつ前提を置いておきたいわけであります。 大蔵省事務当局に伺いますが、ことしの……
○堀委員 きょうは最初にIMF関係のものをやりまして、次回に経済協力の問題をまた別個に取り上げる予定でありますが、さっきからの阿部委員の質問に関連して、ちょっと私見を述べながらいまの問題に触れておきたいと思うのです。 私は、いま東南アジア諸国で起こっておる現状は、一面的にいうと日本の沖繩で起きておる現状と非常に共通性があると思っています。そのことは広くいえば、日本とアメリカとの関係における過去におけるいろいろな問題に非常に関係があると思うのです。私は、アメリカの文明というものは確かに新しい文明でありますが、同時にそのアメリカ文明の中の一つの欠陥というのは、やはり物質万能主義的発想というものが……
○堀委員 最近の日本の海外経済協力、特に発展途上国に対する経済協力というのは、これは経済協力というべきか、わが国の援助規模の拡大とか、こう書いてありますが、たいへん目ざましく大きくなりつつある。大きくなることは私はけっこうだと思うんですけれども、大きくなり方が少し早過ぎるのではないかという感じがちょっとする部分も指摘をしておきたいと思います。それは結局どういうことかといえば、各種の投資にしても、その他の問題が、あとで触れますけれども、多分にどうも、特に東南アジア諸国の現在のナショナリズムとぶち当たっている。こちら側は競争原則に立って大いに向こうに物を売り、あるいは向こうから物を買っているのだ、……
○堀委員 最初に政務次官にお伺いをいたしますが、日本経済というのは現在どういう状態にあるとお考えになりますか。
【次の発言】 おっしゃったこと、そのとおりでありますし、日本経済というのはいまお話にありましたように、戦後の荒廃から立ち直って、今日では、戦前はもちろんのこと、現在の資本主義社会においては、工業生産その他においてはアメリカに次いで二番目だというたいへんな発展を遂げておるということは、国民ひとしくこれを認めるところだと思います。そうすると、実は経済の再建を必要とするかという問題が一つ出てくるのですが、私はもう今日、経済の再建を何らかの目的とするような問題はすでに過去のものになってきてお……
○堀委員 利率等の表示の年利建て移行に関する法律案について質問をいたします。 最初に、この利率等の表示が年利建てになりました経緯がありますけれども、私も実は、日本銀行の総裁が山際さんでありましたころから、公定歩合が一厘の操作によることは実態的にもどうも影響が小さ過ぎる、その他諸外国との関連から見ても、当然年利建てに移行すべきではないかという提案をしてまいったこともありますが、ようやく今回すべての点で利率が年利建てになったことは、私は、国民の側からすればたいへん喜ばしいことだと思うのであります。本来、日歩建ての金利というのは、金融機関側が金利計算をやるための便益上にはよろしいわけでありますけれ……
○堀委員 いま、補助貨幣の国民に対する信頼度を保証するといいますか担保するために回収準備資金がある、こういうお答えがあったですね。そこで、これは吉野さんに伺う性格のものかどうか、ちょっとよくわからないのですが、日本銀行券というのが今日四兆円ばかりも流通しておりますね。これに対する何か担保といいますか、そういうものは日銀は何らかの形で保有をしておられるのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、最近一年間に約一兆円近くも日銀券の発行はふえておりますね。そうしますと、年間に一兆円もの保証物件の増加というものがあるのでございましょうか。その点をちょっと……。
○堀委員 実は私は、これまで当委員会において、物品税の基本問題、いろいろな税の中における不均衡、不公平の問題等がつまびらかにされる機会が非常に少なかったというふうに感じておるのであります。そこで、今回物品税の改正がありますので、原則から各項目にわたってひとつ精細なる物品税についての論議を行なっておきたいと思います。ついては大体四時間の質疑時間が必要なんでありますけれども、本日、承るところによりますと、本会議もあり、民社党の竹本委員の御都合もあるので、私はいまから一時間半、とりあえず一時半までやらせていただいて、自余は七日の日に残りの物品税をやり、関税定率法の改正をやらしていただくということで、……
○堀委員 実は前回の質問でかなり具体的に現在の物品税のあり方を順次洗ってきたわけでありますけれども、きょうは引き続きその問題の処理をいたしたいのですが、いまとりあえず大臣の時間が約十八分くらいだということですから、少しやって、残余はその後、あしたの午前中にでも引き続きやらしていただくということにさしていただこうと思うのでありますが、非常に象徴的な点だけ少し問題提起をしておきたいのであります。 現在の物品税を、ずっとここを全部調べてみますと、非課税物品という中に、物品税を課税する基本的なものの考え方、要するに一般的な消費物品、まあ便益的なもの、さらに奢侈的なものと、こういうふうな段階に分けたり……
○堀委員 きのうの続きの部分をやりたいと思っておるのですが、農林省畜産局長がまだ入っておりませんから、その他の案件を先にやってからきのうの続きをやっていくことにしたいと思います。
そこで、ちょっと最初にお伺いをしますが、今度小型乗用車の関税の引き下げをすることになっていますけれども、この小型乗用車のいまのKRによる最終税率というのは一体幾らになりますか。
【次の発言】 それでは、今度二〇%になるのじゃないですか。
【次の発言】 その経緯はともかく、KRの最終が三〇%なのに今度二〇%になったというのは、ではどういうことですか。
【次の発言】 主税局長、入っていますか。――実はいま自動車の関税を……
○堀委員 今度の税制改正にあたりまして、税制調査会の皆さんのいろいろなお骨折りなり、大蔵省の事務当局が法人税なり利子・配当所得についてたいへん前向きの作業をしてまいりましたことに、最初に敬意を表したいと思うのであります。残念ながら、事務当局なり調査会の皆さんのいろいろなお考えが自由民主党によってねじ曲げられて、今日の提案になりましたことはまことに遺憾でございます。しかし、今後も、国民の願う、あるべき税制に向かって、ひとつ東畑会長を先頭に、ますます御研さんをお願いいたしたい、かようにお願いをいたしたいと思うのであります。 今日、日本がたいへんな成長の段階にまいっておりますときに、これから一九七……
○堀委員 最初に大蔵大臣にお伺いをいたしますが、租税特別措置法というのは何のために設けられる税制でございますか。
【次の発言】 大体税法というのは、いまお話しのように所得税法なり法人税法があって、政策的に性別の配慮をするということは、その基本税法に対してプラスのときもマイナスのときもそういう配慮ということばは使えるのでしょうか。
【次の発言】 実は、きょう私は主として法人関係の税制の問題と、あわせて税制全般上の問題とをちょっと論議をさせていただこうと思っておるのですが、今度の租税特別措置法の中には、実は当然法人税法に書いて問題がないと思われるものが租税特別措置の中に書かれておるものがあります。……
○堀委員 ただいま議題となりました修正案について、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 修正案の案文はお手元にお配りいたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 修正部分は、大きく分けますと、利子・配当課税等の特例に関する部分と法人税率の特例に関する部分の二つであります。 まず第一に、利子・配当課税等の特例に関する部分でありますが、政府案では、これらの所得に対する現行の特別措置を総合課税の原則に復帰させることを基本的な方向としつつも、配当控除率については四十六年以降二年間、その他のものについては同じく五年間、なお経過的な特別措置を講ずることといたしております。しかし、あら……
○堀委員 本日は一九七〇年代における公共企業体の賃金のあるべき姿という問題について、これからしばらく論議をいたしたいと思うのであります。
まず最初に運輸大臣にお伺いをいたしたいのでありますが、今度政府は新経済社会発展計画というのを閣議で承認をいたしました。
これは少なくとも閣議で承認をした以上、政府の一つの考え方としてこれを確認するということでよろしいと思いますが、運輸大臣、いかがでしょうか。
【次の発言】 この中では、昭和四十五年度から五十年度にわたって消費者物価は大体四・四%ぐらい、一人当たり雇用者所得の名目を一二・一%程度と見込む、こうなっておるわけですね。過去においては、昭和三十八年……
○堀委員 清酒製造業の安定に関する特別措置法案という議題でありますけれども、大臣、清酒製造業は現在は一体安定しておると思われますか、安定していないと思われますか。
【次の発言】 どういう点が現在安定していないのでしょうか。
【次の発言】 私は、現在が安定していないというのは、これはなかなかたいへんなことだと思うのです。私は、一応安定しておると思うのです。なぜかといえば、一応安定しておるから、酒税は確実にほとんど一〇〇%取れておるのじゃないか。ですから、私はその安定というものを、法律的にこの大蔵委員会で考える場合には、少なくとも酒税が一〇〇%収納されて、ほぼそうたいして滞納がないという状態は、こ……
○堀委員 関連して。労働省という役所は一体何のために置かれている役所なんでしょうか。それを藤井さんから最初に承りたいのです。
【次の発言】 いまの原則は労働者の福祉を考えるということですね。そうすると、まずあなた方のいまのお話を聞いておりますと、労働省としての主体性が全然感じられないわけですよ。労働省として婦人の問題を考えるときには、企業の問題はさることながら、労働省としては一つの原則がなければ問題を判断するわけにはいかないと私は思うのですね。
そこで私は、藤井さんに直接伺いたいのですが、労働省の都合であなたの勤務時間が朝の六時半から二時までになった。あなたも家庭を持っていらっしゃる御婦人だ……
○堀委員 いま広瀬委員がお尋ねをしておりましたが、私はちょっと逆に、裏側の話になってまいりますけれども、先ほどからのお話のように二つあって、一つは経済成長の伸びぐあい、これが非常に重大だ。私は当委員会なり商工委員会を通じて、最近における日本の高度成長は民間設備投資の行き過ぎによって非常に大きくドライブされている、ここを何とかしなければならぬということを申してきましたけれども、実はなかなかそれがうまくいかない。 ちょっと私が伺いたいのは、金融引き締めが民間設備投資に一体どういうふうに作用するかという点であります。というのは、実は現在支払いをしておりますものは昨年度の工事ベースのものの支払いをし……
○堀委員 関連……。いまの問題は、大臣の御答弁は非常にはっきりしておりまして、私は大臣の御答弁で十分であったと思うのであります。これができましたときに、これのそもそもの主導者といいますか、提唱者でありました、当時興業銀行の頭取の中山素平さんをこの当委員会にお招きをいたしまして、そしてこの問題について私いろいろ質問をしました中で、中山さんとの間にはお約束がございます。この共同証券が本来の目的を果たしたあとでは解散をいたしますねと、こう私がだめを押してございますが、本来の目的を達しましたら解散をいたしますということが、はっきり当委員会において発言がされておるのでありますから、私は当然、当時の一番中……
○堀委員 この間から新聞紙上をにぎわしておりますところの金融機関の不祥事件については、すでに私が本年の六月十二日の委員会で、最近の情勢について問題点を少し明らかにするとともに、大蔵省に善処を要望いたしまして、それを受けて七月十六日には銀行局長から各銀行に対して通達が発せられておるというふうにわれわれも承知をいたしておりましたが、この通達が出された直後に、大臣も御承知のような、富士銀行におけるたいへん多額な、私どもも金融を担当いたしておりますけれども、かつて例のないような大口な不正事件が発生をしたということであります。 最初に、事務当局から簡単にひとつ経過を報告をしていただきたいと思います。
○堀委員 最初に伺いたいのは、この事件が起きまして大蔵省にこれを御報告をなさいましたのはいつでございましたでしょうか。
【次の発言】 その前日にトムソンに一億円の融資がなされたというふうに伝えられておりますけれども、この事実はいかがでございましょうか。
【次の発言】 内容はそれでけっこうなんですが、その事実についてのあとの詳しい経緯は書面でちょうだいして、ただ事実があったかなかったかだけお答えいただければけっこうだと思います。
【次の発言】 いまの点は書面でまたちょうだいをすればけっこうだと思います。
その次に、さっきも藤井委員からもお話がありましたが、実損六億円という話でございます。十九億……
○堀委員 最初に麒麟麦酒の高橋社長にお伺いをいたします。
麒麟麦酒が二十四日に値上げをされましたときには、生産者蔵出し価格だけの引き上げを行なっておられます。朝日麦酒及びあとの二社はいずれも末端価格までを公表しておられるわけであります。値上げの様態が異なっておりますが、こういう様態の異なる値上げ方針をとられたのはどういう理由によるのか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 国税庁にちょっとお伺いをいたしますけれども、いまのお話ですと、他の三社は末端価格を明示しなかったということでありますが、届け出がされた実態は、末端価格は明示されておりましたかどうですか、簡単にお答えください。
○堀委員 ただいま広瀬委員が伺っておりましたことの引き続きになるわけでありますけれども、まず最初に、来年度の予算編成に対する基本的な問題を少し伺いたいと思います。 いま確かに、おっしゃるように、来年度の景気というものの見通しはたいへん困難だと思います。まあミクロ的には少し問題があろうかと思いますが、マクロとすればあまりそう落ち込むようなことにならないのではないか、私はそう感じておるわけであります。そうなりますと、おそらく予算というのは本年と同じような形で中立予算というようなことになるのではないかと思います。これはまだ少し見通しがはっきりしていないという点もありましょうが、大体さっきお話しのよ……
○堀委員 私は、昨年も予算委員会の総括質問で、総理との間に、幾つかの問題について問題提起をいたしましたし、それについては実は残念ながら、実行されたものもありますけれども、実行されないものがかなりあるわけであります。 これはあとで実はゆっくり申し上げることにして、きょうの朝の新聞が伝えておりますように、消費者物価ぐんと上昇ということで、一月の全国の前年比が七・八%になったということを伝えております。同時に東京都の区部では、二月分で、これが八・二%にやはり前年比がなっておる。異常な物価上昇がここのところ続いております。私はきょうの質問については、金融、財政あるいは経済成長、社会保障と、いろんな問……
○堀委員 最初に、内閣法制局にお伺いをいたします。 今度の選挙法改正の最も重要な部分は、政党活動に関する部分がこの法律改正の中で一番重要な部分であります。けさほども丹羽委員から、これらの問題について質疑がございました。 そこで、実は公職選挙法には第五条の二第三項で、初めてこの法律の中で「政党」という文字が出てくるわけであります。中央選挙管理会の構成の問題でありますが、「前項の指名に当っては、同一の政党その他の団体に属する者が、三人以上とならないようにしなければならない。」これは、公職選挙法の条文中最初に政党ということばが出てくるわけでありますけれども、実は公職選挙法そのものをずっと読みます……
○堀委員 私は、社会党、公明党、民社党、共産党を代表して、ただいま趣旨説明の行なわれました地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の中に適正でない点があるので、直ちに修正されることを望みます。
【次の発言】 私は、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党及び日本共産党を代表いたしまして、修正案の趣旨を御説明申し上げます。
まず、案文を朗読いたします。
地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案に対する修正案
地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の一部を次のように修正する。
附則第二項後段を削る。
地……
○堀委員 きょうお招きいたしましたのは、先ほど委員長から申しましたように、今回のビールの値上げの問題を、四社の生産者の社長を呼んでお話を伺いましたところ、流通側の強い要望にこたえたのだという点が一つの大きなファクターになっておったわけであります。そこで、私どもとしても、これは単にビールだけではございませんけれども、酒類の価格決定というものが、実は自由価格ということになっておりますけれども、必ずしも完全な自由価格でないことは皆さん御承知のとおりでありますし、特にビールのような寡占状態にあるものの価格決定については、私どもとしてはやはり国民の納得の上でこういう値上げが行なわれることが望ましい、こう……
○堀委員 本日は時間が十分にございませんけれども、まず最初に、昭和四十五年度の経済の実績見込みといいますか、今日時点における問題と、いよいよ予算も年内編成という方針がきまったようでありますから、当然これに伴って昭和四十六年度の経済見通しというものももう数日中には確定をするという段階に来ておると思いますので、最初にちょっとこれらの問題についてお伺いをいたしたいと思います。 経済企画庁長官にお伺いをいたしますけれども、今日時点で昭和四十五年度の経済の実績見込みという点について、もちろんこまかい端数までは必要はございませんけれども、大体の成長のぐあい、主たる要素別に、それとあわせて今日時点で見通さ……
○堀委員 自治大臣にお伺いをいたします。 私が、この四十三年の参議院の通常選挙が終わりましたあとの衆議院の特別国会におきまして、この前の参議院選挙における参議院議員の地方区の定数が非常にアンバランスであるという問題を本会議で取り上げまして、佐藤総理もこれに対して、全くもっともである、次の通常選挙までにはこれを改めたい、ついては第六次の審議会をすみやかに発足させてこの問題の処理をしたいという答弁がありました。それをもとにして第六次の審議会も発足し、第六次審議会は、御承知のように定数是正の答申をいたしておるわけでありますが、新聞紙の伝え見るところによれば、自民党政府は、今回は定数是正は見送りと決……
○堀委員 ただいま補足説明がありまして、昭和四十三年に改定をしてから、三年間ですか、そのまま放置をされて、その間には実は衆議院選挙も行なわれておるわけでありますけれども、ただいまの引き上げで、大体十五億円ということになっておるようですが、この間実は毎年費用は上がってきておる。これは地方自治体としては、前の基準で行なっておるわけでしょうから、問題が二つあると思うのですが、一つは基準ですね、基準と実際の支出との差額というのは全国で大体――まあこの間の選挙というのは、四十四年の暮れの総選挙が主たるもので、あとは補欠選挙その他もあったと思いますけれども、この四十四年の暮れの総選挙の際における地方自治体……
○堀委員 本件につきましては、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党、四党委員の協議に基づく試案を各委員のお手元に配付してあります。 四党を代表して私からその趣旨の御説明を申し上げます。 御承知のとおり、昨年末発足しました第七次選挙制度審議会におきましては、衆参両院議員の選挙区制、選挙方法、政党のあり方などの基本的問題についての具体的改善策並びに議員の定数問題等、幾多の重要問題の審議が期待されております。 本案の内容は、かかる重要問題の審議をになう審議会委員の使命の重要性にかんがみ、現行一年の委員の任期を二年と改めることにより、本審議会の計画的かつ十分なる審議を促進し、もって諸問題の解決……
○堀委員 最初に自治大臣にお伺いをいたしますが、いよいよきょうから統一地方選挙が始まりました。東京都知事選挙を皮切りに、全国における知事選挙が本日から告示をされておるわけであります。私どもは、当委員会としていろいろと政治活動の問題その他についても法案の整備その他をやってまいりまして、できるだけ公正な選挙が行なわれることを期待しておるわけでありますけれども、本日少し問題を提起させていただきますが、必ずしも私どもの願いに沿っているようには見受けられないのはまことに遺憾であります。 まず最初に自治大臣にお伺いをいたしたいのは、これから約一カ月間にわたる統一地方選挙が行なわれるにあたりまして、自治大……
○堀委員 過ぐる地方選挙は日本の選挙史上で非常に残念な事態が幾つか起こっておりますけれども、特に第六次選挙制度審議会の答申でも私たちが触れておりました選挙の管理の公正の問題という点について、どうも今回の選挙では、その点が非常に不明確である選挙管理が行なわれたような感じがいたしてなりません。 第一点は、青森県の鯵ヶ沢町における二人町長問題という問題が一つあります。大臣の時間が非常に制約されておりますが、この鯵ヶ沢町の選挙管理委員会の処置がはたしてこのままで正当なのかどうか、自治大臣はこれをどういうふうに判断をしておられるのか、最初にお答えをいただきたいと思います。
○堀委員 大臣にちょっと最初にお伺いをいたしたいのですが、この書きものをいただいたのでも、去る日の大蔵大臣演説でもございましたが、「昨年は、超高度成長から安定成長への転換の年でありました。そして、本年こそは、この転換に伴う困難を乗りこえて、安定成長路線の定着を図り、息の長い繁栄に向かって、」と、こう書いておられます。さっきお話を聞いておりましたら――私も正確を期したいのでもう一回伺いたいのでありますけれども、超高度成長だと五年くらいでGNPが倍になる。これでは輸送なり資源の関係なり、いろいろな問題でネックが起こる。そうすると安定成長ということで十年で倍くらいになるということであってほしい、こう……
○堀委員 最初に澁谷参考人にお伺いをいたします。 十条製紙社長という立場よりも経団連常任理事というお立場を含めてひとつ伺いたいのでありますけれども、さっき鈴木先生が、増資とそれから借り入れが並んでいて、借り入れのほうがどうしても優先していくのはコストが安いからだ、こういうお話がありました。経済行為として見ますれば税制なりいろんな面から確かにそうでありますが、それでもなおかつ増資が行なわれるというのは一体どういう場合でございましょう。私どもは、どうも一般的に増資は限界資金供給を必要とする場合に起こっておるのではないか、こういう感じがしておりますが、要するに企業側として不利な増資、そういう経済条……
○堀委員 最初に政務次官に一つ要望を申し上げたいのでありますが、実は法案の審議をいたします場合に、私どもとしては、その法案に盛り込まれておりますことをできるだけ正確に勉強をして当委員会で論議をいたしたいと思うのであります。ところが、御承知のように当委員会は非常に法案がたくさんありまして、実はそれが一カ月くらい前に提案されておれば、私ども十分その法案の条項について勉強する時間があるのでありますが、御承知のように、二、三日に一本ずつ上げてくれというようなことになってきますと、われわれは時間を効率的に使わなければならない。ところが、全文書きかえの改正案でありますと読めばわかるのでありますが、実はそう……
○堀委員 話は全然違うのでありますが、さっき土屋参考人もお述べになりましたけれども、現在都市銀行上位、中位、下位、地銀、相銀、信金と分けて、最近時における預貸率はどうなっておるか、ちょっと銀行局答えてください。
【次の発言】 一言だけ、土屋参考人と黒川参考人に伺いたいのでありますけれども、この制度を見ておりますと、預貸率が一〇〇%をこえておる金融機関がある。本来ならばこれは実は預金保険の対象にすでになっていなければならないのでありますが、都市銀行は日本銀行との関係で、預貸率が一〇〇をこえてもなお実はつぶれないというのがいまの金融状態でございます。預金保険の発想の中で、金融正常化というものがどう……
○堀委員 最初に、日銀副総裁はお時間の都合もありましょうから、日銀副総裁に関する部分から質問をさせていただき、そのあとで政府に対する質問をまとめて行なうようにいたしたいと思います。 まず最初に、十三日にアメリカの公定歩合の引き下げが再びまた、再びと申しますか、また行なわれたわけであります。この前佐々木総裁に御出席いただきました際にも、アメリカの最近の情勢を見れば近いうちにまた公定歩合の引き下げがあるだろうと思う、こういうふうに私の考えを述べたのに対して、総裁もそういうことがあり得るだろう、こういうお話でございました。その際、それでは日本の公定歩合はどうなるだろうか、こういう問題については国内……
○堀委員 最初に、法制局長官に少しお伺いをいたしたいと思います。
憲法第四十一条の、「國會は、國権の最高機關であって、國の唯一の立法機關である。」、これは具体的にはどういうことをさしておるのか。まず、憲法四十一条の長官の解釈をひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 その次に憲法七十六条「すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。特別裁判所は、これを設置することができない。行政機關は、終審として裁判を行ふことができない。すべて裁判官は、その良心に從ひ獨立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。」、こうありますね。ですから、要するに最高裁判……
○堀委員 時間が限られておりますので、一問だけお伺いをしたいと思うのであります。 すでに先ほども出ておりますけれども、今後わが国は、昭和七十五年を目途としてGNPの一%の海外経済協力を行なう、こういうことを政府は方針として決定をいたしておるわけであります。今後の経済協力のあり方というものは、政府べースのものとそれから民間ベースのもの、そうしてその様態も、インドネシアにありますような商品援助のようなもの、プロジェクトの援助、技術協力と多岐にわたっておるわけでありますけれども、簡単にちょっと一%といいましてもたいへん大きな額に達するわけでありますし、今日そういうことを発表するためには、もう少しバ……
○堀委員 IDAに関する法律に関連いたしまして、ちょっと当面する国際金融上の諸問題について、大臣の御見解を少し承りたいと思います。 最近、御承知のように累次にわたるアメリカの公定歩合の引き下げがございまして、私どもからはやや異常な感がするほどの短期間に反復して行なわれた公定歩合の引き下げというものは、これはやはりいろいろな意味で国際金融上に影響を与えずにはおかない、こういう感じがいたしておるわけであります。そのことと同時に、またアメリカがこのような短期間にこのような形をとらなければならなくなった問題点、このほうにも実はまた非常に問題があるのではないか、こう考えておるわけであります。ですから、……
○堀委員 事実関係といいますか、論議をいたしますべースが著しく異なる条件になりましたので、ちょっとほかも合わせていまの問題についてお伺いをしておきたいわけでありますけれども、いまのキューバの問題を私が例示いたしましたのは、要するに一DAなりそういうところが、一昨日申し上げたように、その国の体制のいかんによって排除をされたりするようなことは望ましくない。私たちの低開発国援助というのは、少なくとも人道的な見地に立って、人類の貧困を少なくともこの地球上から取り除くために、先進国として当然の責務を果たすということに基づいておるわけでありますから、そういう意味では、資本主義国である、社会主義国であるとい……
○堀委員 文化庁に最初に伺って、お帰りをいただくために、まず入場税法第九条からひとつやることにしたいと思います。 入場税法第九条、非課税「文化財保護法の規定により助成の措置を講ぜられた文化財のみを公開する場所、国立劇場が国立劇場法第一条に規定する伝統芸能のみを公開する場所」、あと学生、生徒の問題がありますが、これは直接関係ありませから省きまして、これ「への入場については、入場税を課さない。」 ちょっと文化庁にお聞きをしますが、「文化財保護法の規定により助成の措置を講ぜられた文化財のみを公開する場所、」というのは、一体これ、どこでしょうか。文化庁、御存じですか。わからなければ主税局でもいいで……
○堀委員 今回の相続税の法律案は、一昨年の予算委員会、昨年の予算委員会におきまして論議をいたしてまいりましたものが、ここに、やや不十分ではありますけれども、形を整えてまいりましたことについては賛成をいたしたいと存じます。 ここで、この前の予算委員会でも申しておりますけれども、私の基本的な考え方は、夫から妻へ、要するに水平的に相続が行なわれるものは、やがてはまた妻からその子供へということで垂直的な相続が行なわれるわけでありますから、できるだけ水平的相続というものの課税は少なくして、そのかわり垂直に移動するときには、これは当然ある程度相続税を十分に取るべきである。こういう考え方に基づいて実はこの……
○堀委員 実は審議会の会長としてお伺いをいたしたいのは、非常に膨大な審議が実はきわめて短時間のうちに審議会を通過をしておる、この点でございます。それで私は、どうも各種の審議会というものが、ややもしますと審議会という形式だけをとりまして、中身がどうもないところが多いと思いますが、ちょっと資料で見ましても、昨年の十月でございますか、ぐらいからスタートをして、数回の審議会の経過でこれだけ膨大なものがさらさらっと通ってきておるというのは、やや中身の議論が十分に行なわれていないのではないか。中身の議論を行なうに足る資料を大蔵省が十分出して、審議会の皆さんの御意見が十分この答申の中に反映できていないのでは……
○堀委員 まず最初に、いま沖繩で非常に重要な問題になっております沖繩における関税の取り扱いについて、少しお伺いをいたしたいと思います。 この問題は、大臣も御承知のように、これまで関税がしかれていなかった国が新たに日本に復帰をいたしますために、本来ならば、復帰と同時に日本の関税が適用されるということになるのが当然だと思うのでありますけれども、実は関税がなくて一種の消費税だけで県民が暮らしておりますところへ、突然にもし関税が日本並みに行なわれるということになりますならば、これはやはり沖繩県民の日常生活にも、沖繩の経済活動の上にも大きな影響が生じることはもう自明の理でございます。 そこで、この問……
○堀委員 ちょっと関連して。自治省に伺いますが、いま地方自治体は、健康保険料を委託して徴収しておるところがかなりあるように思うのですね。健康保険税は違いますけれども、保険料については自治体そのものが徴収をしないで、委託して徴収しておるところがかなりあるようです。いまの場合、税と料は違うといえば違うのですが、本来的には地方自治体の固有の業務であるわけ外すけれども、ここはどでしょうね。自治省は、払ういう徴収の委託という問題はどういうふうに踏まえて考えておるのか。
【次の発言】 いま、国と地方の関係を見ますと、地方自治体は国の業務をずいぶん委託されていますね。地方自治体の業務を国に委託しているものと……
○堀委員 ただいま広瀬委員のほうから、医師の租税特別措置の問題の御提案がありました。私が実はこうしてこの議席におりますのは、まさにこの問題に端を発して議員になったという経緯もありますし、長く大蔵委員として税制を担当しておりますけれども、今日までこの問題について実は発言をしたことはありませんので、これは御質問ではなくて、ちょっと発言を先にしておきたいと思うのでありますが、私は大蔵委員として税制を専門的にやっております中で、この医師の租税特別措置の問題というのは決して税制上好ましい法律だと思っておりません。その幾つかの理由をあげますと、いま東畑調査会長がおっしゃいましたように、包括的に実は問題が処……
○堀委員 最初に、予算委員会で少し議論いたしましたことで詰まっておりません点がありますので、お伺いをいたしたいと思います。 この前の予算委員会の総括質問の際に、福田大蔵大臣は、七〇年代においては国民所得に対する負担率というものが現在の一九%台から二一、二%台ですか、二、三%ふえていくだろうという御答弁がございました。確かにこれから財政需要というものはいろいろな角度からふえるであろと思います。ふえるであろうと思いますけれども、私はそこに大蔵大臣とやや見解の違う点があるのであります。財政需要にこたえる財源というのはすべて租税負担でいいかどうかという点についてはやや意見が違いますけれども、それは後……
○堀委員 きょうは税制上の問題でありますけれども、ちょっとやや角度の違うことをひとつ論議をしておきたいと思います。 税というものは本来きわめて形式的に処理されるという仕組みになっておるわけでありますけれども、その形式的な処理ということが実体との間で、国民常識的に見てきわめて不当と感じられるような問題が最近生じておるわけであります。 この問題は、東京都周辺その他の新しく開発が行なわれておる地域で現在起きておる問題でありますけれども、耕作者がある地域に自分の耕作地を持っておる。たまたまその町なり村に新しく企業が進出をして――それは企業であるかないかは別でありますが、まあ私が承知をしておる案件は……
○堀委員 国有財産一般をちょっと最初に少し伺いたいのでありますけれども、現在国有財産の中で普通財産がありますね。この普通財産は、国有財産法の第六条ですかで、大蔵大臣が所管をするということになっておるけれども、資料を拝見すると、普通財産の中に、総理府、農林省がかなりたくさんの普通財産を依然として持っている。これは第八条の中に、政令によって定むるもの及び引き継ぎを適当と認めない普通財産で政令に定めるものは、当該諸官庁がそれを所管し、または売り払うことができるというふうな書き方がしてある。そこで今度はその政令をちょっと読んでみると、政令には「交換に供するため用途廃止をするもの」、これは時間的には短時……
○堀委員 本日は、公共企業体等の給与の問題について少しお伺いをいたしますが、最初に法制局にお伺いをいたします。
財政法二十二条で予算総則の内容というのがきめてありますが、第二十二条「予算総則には、歳入歳出予算、継続費、繰越明許費及び国庫債務負担行為に関する総括的規定を設ける」と、こういうふうにまず第一点あります。この総括的規定と現在の予算総則に書かれておりますところの「給与総額等」とはどういう関連にあるのか。法制局から御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、「設ける外、左の事項に関する規定を設けるものとする。」こうありまして、一、二、三、四、五までははっきり明定されてあ……
○堀委員 食糧庁長官に、さっきのモチ米の輸入の話の点、ちょっと確かめておきたいのですが、あなたのさっきの答弁によりますと、モチ米の生産というのは大体きまっておる。ふえない。そうすると、在庫がある程度減ってくると価格の高騰という問題が起きるおそれがあるから、そこで在庫をふやす意味で輸入した、こういうことのようですが、四十五年度はそれでいいのですが、四十六年度も同じ情勢がきたらそういうことになりますか。
【次の発言】 そうすると、それは努力目標ですから、必要があれば輸入するということもあり得るということですね。
【次の発言】 実は皆さんが国会に出されておる、農業基本法による「四十六年度において講じ……
○堀委員 最初に国際金隔局長にお伺いをいたしますが、一番近い時点での外貨準備はいま幾らでありますか。
【次の発言】 もう一つ局長にお伺いをいたしますが、いま国際収支の中での基礎収支の状態ですね。私、最近における基礎収支の状態というのは、いま先進国の中でどうも日本が一番基礎収支がよくなりつつある、こういうふうに見ているのです。ドイツを上回って日本の基礎収支のほうがいい、こう見ておりますが、その点はちょっとドイツとの対比で答えていただきたいと思います。
【次の発言】 計数的にあわせて答えてください――じゃあ、ちょっとあとでそれを聞きますから……。
大臣、お聞きのように、いま貿易収支、非常に大幅な……
○堀委員 関連。主税局長はこれまで、道路を使用するというか、走行する権利を与える車検にかかわる登録税、こういう表現をとっておるわけです。ところが、トラックに載せるとか載せないとかいう実態の話は、法律論議の前では意味がないのです。法律論というのはきわめて形式的なものですから。ですから、その点をまず明らかにしておかなければいかぬ。あなたは場所によっては法律論で、法律的には形式的にはこうでございますというのがあなたの定義ですよ。しかし、あなたがいま言うトラックの上に載せるとか載せないというのは実態論で、これと話が違うのです。そこで、道路を使用して走行する権利を与えるのが車検だから、この間の連合審査の……
○堀委員 最初に大蔵大臣にお伺いをいたします。
すでにお答えをいただいたのを承っておりますけれども、ちょっと質問の体をなすためにあらためてもう一回お伺いをいたしたいのでありますが、このたびの自動車重量税を設けられるに至った原因は一体何であったか。ちょっともう一回その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 この前私が、他の委員の質問で伺ったところでは、第六次道路整備五カ年計画の財源を点検をされる際に財源上約三千億の不足額が生じる、この三千億の不足額を埋めることが自動車重量税の一つの重要なもとだ、こういうふうなお答えがあったように思うのでありますが、その点はいかがでございましょうか。
○堀委員 関連して。ちょっと大蔵省に伺いますが、そういう関係機関の職員の給与の現在の水準というのは、公務員と全く同じ水準にあるのでしょうか。
【次の発言】 公務員の賃金を横に見てやる場合には、もしそれが比率だけであるならば問題は少ないと思うのですけれども、いまのお話のように根っこの大きいところへもってきて小さいものをぶつけていくとすれば、相対的には、最初は一三%あったかもしれないですが、だんだんこれはなくなってしまうという問題になるんじゃないかという気がするのです。いまのあなた方の議論を聞いておると、どうしても公務員ベースにひとつリンクさせたいということらしいが、要するにリンクをさせるさせ方で……
○堀委員 最初にちょっと委員長にお願いをしておきたいのでありますけれども、私、実は二月八日の予算委員会の総括質問におきましてたばこの有害表示の問題を取り上げて、大蔵大臣との間に、ひとつこの問題の結論はこの国会中に出していただきたい、こういうふうな実はお願いをしておったわけでありますが、御承知のように当委員会、非常に重要法案が山積いたしておりまして、十分この論議をさしていただく時間がありませんでした。きょうも各種の都合で大臣のお時間もとれないようでありますので、いずれ近い機会にひとつ大臣のほうでも時間を差し繰っていただいて、一日、ひとつこのたばこの有害表示の問題について十分国会における論議をさせ……
○堀委員 私は、逓信委員会では、この前電電公社の問題について論議をさしていただきましたが、NHKの予算については今回が初めてでございます。きょうは、私がもっぱら大蔵委員会等におりましての財政的の見地から、特にNHKの将来を踏まえた展望の中でのいろいろな問題点を少し指摘をして、NHKの皆さんの善処を要望いたしますとともに、郵政大臣にもいろいろと御配慮を願いたいと考えるわけであります。 まず最初にお伺いをいたしたいのは、現在NHKは事業収入の伸びはきわめて順調にふえておりますが、これをささえておりますものは、カラーテレビが次第に普及をしておる、こういうことに関係があると思います。しかしカラーテレ……
○堀委員 通産大臣が十一時までというお約束でございますので、最初に通産大臣に二点だけお伺いをしておきたいと思います。 実は、昨年の四月十五日に、商工委員会におきまして情報処理振興事業協会等に関する法律案の審議をいたしました際に、大臣がお答えになっております問題について、一年たっておりますので、ひとつ伺っておきたいと思いますのは、あの審議の際、こういうお答えが一つございました。「この法律案の、つまり堀委員が厳密な意味での立法事項でないではないかと言われる部分――いろんな部分からなっておりますけれども、いま問題になっております条文は、私どもが、プログラムというものをこれから価値ある財産――その内……
○堀委員 ちょっとあわせてひとつ。その範囲を定めたということでありますから、事務当局から答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの問題は大臣から御釈明がありましたから了解をいたします。
引き続き、前回残っております問題の一つは、電話計算に関する二十一秒七円という問題について、一体回線使用料はどうなるのかということについてお答えがございませんで、追って調査をして答えたいということでありましたから、この点についてひとつお答えをお願いいたします。
【次の発言】 いまのお答えを聞いておりますと、三十三銭というのは二十一秒七円から計算されたものですから、電子計算機の使用料と回線の使用料との合……
○堀委員 昨年の予算委員会に引き続きまして、本年も予算委員会で論議をさしていただくわけでありますが、昨年ここで取り上げました問題の中で、二年越しではございましたけれども、妻の座の税制の問題については、本年度税制改正の中で取り入れていただきました。私もこの点については満足をいたしております。 さらに、もう一つ、昨年看護婦の准看護婦学校、養成所における勤労学生控除の問題を取り上げましたが、これも本年度に解決を見ましたことは、看護婦対策のおりからたいへんけっこうだと思っておりますが、最初に、もう一つだけ、政府も努力をいたしておられるようでありますけれども、ここでどうしてももっと抜本的に考え直さなけ……
○堀委員 ちょっと、いま奥野さんのおっしゃったことに一件だけ関連して、私、ちょっと見解の違う点がありますので申し上げておきたいと思うのです。 統一地方選挙を何かうしろへずらして、参議院選挙と一緒の時期にしたらどうかとおっしゃるのですが、選挙というものはおのおの性格の違う選挙ですから、地方選挙は地方選挙としての性格がありますから、それは、ある時期にある程度一緒にやっても、これは私は差しつかえないと思いますが、国の選挙と地方選挙が重なるというようなことは、それでなくても選挙管理上もたいへんな問題が起きるし、同時に選挙民の側にも著しい混乱が起こるおそれがある。一体どの選挙がどれだか―大体いまの統一……
○堀委員 実は、先回の委員会は七月の二十日でありますか、それから約一カ月半あまり経過をいたしておりますから、警察庁で、特にあのときに非常にここで取り上げられました、黒住派の選挙違反のその後の経過を少し御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 じゃ、とりあえずそのことをあれして、ちょっと資料を取り寄せてください。
【次の発言】 選挙違反は、確かに警察庁としては総括的にまとめられておるのでしょうが、参議院選挙のための本部か何かが設けられておるわけだと思うのですがね。そうすると、もちろん、その一般的な参議院選挙の違反の例も必要だと思いますけれども、やはりそういう特殊的な選挙違反が起きておるもの……
○堀委員 大臣はさっき、いまたいへんな不況だとおっしゃったのですが、事務当局、一体大臣が言っておる不況というのは、GNPの実質で年率いまどのくらいだと見ておられるか、事務当局の答弁を求めます。
【次の発言】 実は昭和四十六年度の政府の経済見通しを構成比で見ますと、個人消費支出は五〇・八%だったわけです。この前の四十年、四十一年ごろは個人消費支出は五六・六、五五ぐらいで、いまに比べて構成比の中で五%実は違うわけですね、当時は。ことし春闘の中で政府は、ことしは少し不況だ、不況だといいながら、公労協の賃金をはじめとして伸び率をうんと低く押えたのですね。政府は、この非常に下がってきておるときに、一体何……
○堀委員 最初に、ただいま実は藤井委員に御答弁になった大蔵大臣の答弁に、少し事実と相違をするというか、筋が通らないというか、その点がありますから、その点をちょっと最初に確かめておきたいと思います。
大蔵省事務当局にお伺いをいたしますが、大体いま日本の一カ月の輸出入契約ですね、貿易取引の一カ月の輸出入合わせての平均的なドル建てでの金額というのは幾らですか。
【次の発言】 そうすると輸出入合わせて約三十三億ドルと、こういうことになりますね。八月の十七日から八月の二十七日までの十日間、この間における輸出入契約というのは一体幾らありましたか。
○堀委員 最初に鶴田参考人にお伺いをいたしますが、私はこの前の大蔵委員会でも言ったのですが、今度の問題に対する日本側の受けとめ方に非常に問題があると、各閣僚及び日本銀行総裁にお伺いしたわけですけれども、私は今度のニクソン声明というのは、まず主要な点はアメリカの国内政策だと判断をしておるわけです。その国内政策、雇用政策、インフレ対策、あわせてそれに関連をして課徴金、その最終的にそれらの問題を含めた通貨調整、こういう順序だと私は認識をしておるのですが、残念ながら日本の閣僚というのは通貨問題が主要な課題だと、こう受けとめておる。私はここに発想の非常な間違いがある、こう思っておるわけです。それが第一点……
○堀委員 私は、沖繩の協定の委員会で、先回楢崎委員のあとで、実は請求権の問題あるいは資産承継、その他沖繩県民の権利に関する問題についてお伺いをする予定でおりましたところが、私どもの予想もしないような事態が起こりまして、せっかく私は沖繩の県民の立場に立って、この国会の中で、少なくとも二十六年間にわたるしいたげられた県民の気持ちになってひとつこの問題を取り上げたいと考えておりましたけれども、残念なことには発言ができなかったわけであります。御承知のように、琉球政府におきましては、すでにこの間総理もお触れになっておりましたけれども、沖繩の復帰に伴う沖繩県民の対米請求権処理の特別措置等に関する法律という……
○堀委員 いま西村長官のお話を伺っておりますと、まことにおかしな問題が、公の場でますますはっきりしてまいりました。
その第一は、あなたは記憶がはっきりしないと、こう言っておられますね。防衛庁は、すでにこの前も楢崎委員も指摘をしておりますように、それらの会見については、テープにとって文書に残してあるというのが慣例ではないのですか。あなたはそれを見なかったのですか、それじゃ。どうなんですか。そこからひとつ始めてください。
【次の発言】 なるほど、それはテープはまた次に入れれば消えるでしょう。しかし、実はこの前、倉石さんが発言をされたときの問題も、同じように懇談というか、雑談の中での発言であったわ……
○堀委員 いま総理が、私が首を振っておったから、堀君も了解をしたのだろうと、こうおっしゃっておりますので、ちょっとこれは正確にしておきませんと、問題がきわめて重要なところでありますから、会議録によって総理の御発言をもう一ぺん確認をしますと、「先ほど来各大臣の意見を徴された後でありますから、ただいまの建議の趣旨、これは十分尊重すること、これはもう政府の当然のことであります。ただいま、おくれてもいいと言われますが、できるだけ早目にこういう問題は片づけること、これが望ましいことだ、かように思いますから、十分結論を通常国会までには得られるようにいたしたいものだ、かように考えます。」これが総理の御答弁で……
○堀委員 大蔵大臣にお伺いをいたします。
この臨時国会に、補正予算に伴って、今回千六百五十億円の所得税減税案を提案されました。その主たる目的は一体何か、お伺いをいたします。
【次の発言】 いまおっしゃったことを所得税に関してだけ申し上げると、不況対策として、可処分所得の増加が個人消費をふやして、個人消費をふやすことが需要を増加することになるから景気対策として有効である、こういう判断に基づいて所得税減税を行なった、こういうことですね。そこのところだけもう一ぺんちょっとお答えいただきます。
【次の発言】 私は前回も触れたわけですが、可処分所得をこの際ふやす方法は、いま大臣がおっしゃったようにほか……
○堀委員 先般、所得税法について質問をいたしましたときに、事務当局のほうに資料を要求したわけでありますけれども、ひとつ事務当局からお答えをいただきたいのでありますが、最低税率が一〇%以下を適用されておりますところの課税所得、要するに三十万円以下の納税者の人員は大体どのぐらいになりますか。この間も申し上げたように、この部分の階層に当たる人たちは、今回もそうでありますが、常に税率改正その他のときには、言うなれば死角のようなところに入っていて、影響がいつも受けられない、こういう立場になっておるわけであります。その点を含めて、一体どのぐらいの人数の人たちがこの部分に該当をしておるか、お答えをいただきた……
○堀委員 本日は、皆さん医学を専門としていらっしゃる学者の皆さんにお越しをいただいて、私どもがすでに国会で取り上げておりますたばこと有害の問題について伺いたいわけでありますが、私も昭和十六年に大阪大学の医学部を出た医師でございますので、医師の立場として、さらに政治家の立場として、ことしの二月におきます予算委員会の総括質問で、福田大蔵大臣とこの問題のやりとりをいたしました。それに基づいて、実は本日午後大蔵大臣に入っていただいてこの締めくくりをしたいと考えているわけでございますが、そういう意味で、きょうは実はお越しをいただきました先生方からは、医学的な科学者としての立場でのひとつ御答弁をいただきた……
○堀委員 ちょっと議事進行について発言。 私、この委員会にさっき途中からちょっと来たわけですけれども、ずっとこういう状態で実際審議が行なわれているわけですね。重大だと思うのです、実は。最初のときはいたのでしょう。しかし、私が入って来たのは十時五十分ですよ。そういうように、わがほうもよくないけれども、全体が非常にふまじめだと思うのですね。ついては、これは重要な関係法案でありますから、あとの審議については、私どもも安定を守るために努力をいたしますが、途中で消えるようなことがないようにひとつ要望させていただきます。
○堀委員 国民金融公庫の総裁にお伺いをいたしますが、吉瀬さんもちょっとそこにおってください、あなたは直接ではないですけれども。
最近の資金の貸し出しの量は、昨年の六月とことしの六月を見ると、約一九%くらいふえておりますね。そこで、貸し出し金額もさることながら、おそらく件数としても相当に伸びておるのではないかと思いますが、最近の件数の伸びぐあい、この一、二年の経過を伺いたいのです。
【次の発言】 そのくらいでいいです。
そこで、人員はどのくらい増加しておりますか。
【次の発言】 これは、主計局はおそらく平井さんの担当だろうと思うのですが、ちょっと私いまの関連で伺うものだから、吉瀬さんの直接の……
○堀委員 建設委員会、これで二回目だと思うのであります。きょうは、たいへん地元に関係する問題ばかりで恐縮でございますけれども、お許しをいただいて、ひとつ建設大臣の御見解を承りたいと思います。 最初の第一点は、私が居住いたしております尼崎市とその東側の大阪府の豊中市との間に猪名川という河川がございます。この河川は非常に紆余曲折をしておりまして、しばしば水害をもたらすということで、この部分については昭和四十年から四十五年の間に、工費十四億五百万円をかけて、建設省所管によりまして、川がまっすぐに改修されまして、そこで旧河川敷がその西側に残ることになりました。この旧河川敷の公有地を尼崎市は北のほうに……
○堀委員 法務大臣にお伺いをいたしますが憲法九十九条には、「天皇又は攝政及び國務大臣、國會議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」、このようにございます。御承知のことだと思いますが、これについての法務大臣の御見解をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、私どもの日本国憲法の前文は、「日本國民は、正當に選擧された國會における代表者を通じて行動し、」ということばで始まっております。ここで法務大臣は、「正當に選挙された國會における代表者」、この正当に選挙されるということばはどのような意味を持っておるとお考えになっておるか、お答えをいただきたいと思います。
○堀委員 公正取引委員長に先ほどからずっと御答弁をいただいておりますので、最初に公正取引委員長の案件だけを進めたいと思います。 実は、公正取引委員長も御承知だと思いますけれども、現在鉄鋼の各社は不況カルテルが正式に認められておる段階で、これは六月三十日まででございますか、だと思うのでありますが、最近私、新聞紙上で見ておりますと、不況カルテルの中で生産制限が行なわれてきて、その生産制限によっていわゆる市中価格はかなり上昇をしてきた。その市中価格が上昇してきたのをてこにして、いわゆる造船、自動車等の大量のひもつき契約のあるところの価格の引き上げが実は鉄鋼各社で行なわれておるように新聞で承知してお……
○堀委員 実は、きょうから私、租税特別措置法の質問をさしていただくわけですけれども、大蔵省が提出をいたしております資料が、これは衆議院の予算委員会に提出をしておるのでありますが、過去においてもきわめて問題がある資料があったので、昭和四十四年の予算委員会で、私はその租税特別措置減収額というものはきわめて不明確である、幾ら推計であっても問題があるというふうに実は指摘がしてあるわけでございますが、今日私この減収額をずらっと分析をしてみまして、まことにどうもずさんきわまる減収額で、ですから、きょう議論をしております中で、著しく減収額に見込み違いがある場合には、一ぺんこれらの減収額を洗い直して再提出をし……
○堀委員 まず最初に、この法律を読んでみますと、この法律は、ただ航空機燃料からこの税金を取るということが書いてあるだけですね。ところが説明によると、この航空機燃料税の税収は空港特会に入れるのだという説明があるわけですね。そういうのは一体何でしょうか、政府部内の取りきめなんですか。その理由は公式にはどういうことになっているのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、ちょっとさっき小林委員のお話にもありましたが、一体そういう特定財源という取り扱いと、それからもう一つははっきりした目的税とあるのですが、これはどういう点で片方は特定財源という形で会計法の中に規定をし、片方はそのものずばりで目的税の形を書……
○堀委員 ちょっと関連。いま局長が前段で答えられた、今度輸出割り増し償却を廃止をしたから、それのある程度の見合いとして、船舶の特別償却を五分の一から三分の一にしたと言われるのですが、輸出割り増し償却に関連しておるというならば、そのものが輸出業でなければおかしいのですから、造船会社の話というなら、私は輸出割り増し償却をなくしたために、それにかわる何らかのフェーバーを与えようというならわかるのだが、ここには十二として、「政令で定める海上運送業を営む法人」「当該事業の経営の合理化に資するものとして政令で定める船舶」、こうあるわけですから、輸出割り増し償却には無関係ですね、このこと自体は。だから、それ……
○堀委員 きょうはまず最初に、電子計算機関係の租税特別措置の問題を取り上げたいと思います。
最初に、少し通産省に電子計算機関係の背景となっておる情勢をお伺いをいたしたいと思います。
昭和四十六年の電算機の生産量はわかっておりますでしょうね、歴年としての昭和四十六年の電算機の生産量。
【次の発言】 四十五年度はどうでしょうか。
【次の発言】 この中に、皆さんのほうの区分では大、中、小、超小型と、こういう区分になっているんでしょうが、実際の税制上の問題としては大蔵省令で定める十二万ビット以上ということになっておるようでありますが、この二千六百九十七億円の中で十二万ビット以上の総額というのは幾ら……
○堀委員 いまの七〇%に引き上げた結果がよくわからないということですね。これは否認割合をずんずん上げてきたわけですよ。過去のデータを一ぺんずっと、どこで否認割合を幾らに上げたときにはその影響はその前に対してどうだったのか、過年度にさかのぼって少し具体的に言ってもらえば、いま初めて六〇から七〇に上げたわけじゃないのですから、過去からずっとそうやって引き上げてきたのをトレースをしてみれば、あまり引き上げたことは実際には影響していないというのが私の分析なんですが、否認割合のスタートのところから一ぺんずっと述べてください。
【次の発言】 ちょっと私、いま手元に資料を持っておりませんから、いまの三十七年……
○堀委員 この間から同僚委員の質問の中にも、現在行なわれております租特法の二十六条でありますが、社会保険診療報酬に対する課税の取り扱いについてだいぶ論議がされておりますし、この際、坊先生がおいでにならぬのは非常に残念でありますけれども、私は社会保険診療報酬の問題を含めて、医業課税の問題についての基本的な問題を少しお伺いをしておきたいと思うのであります。 社会保険診療報酬の特例が設けられましたについては、実は経緯があるわけでございます。その経緯をちょっと簡単に申し上げておきますと、昭和二十六年に、日本医師会が診療報酬の改定、単価の引き上げを厚生省に要求をいたしました。その結果単価は引き上げられ……
○堀委員 最初に、法制局にお伺いをいたします。 財政法第十条に、国費分担法律主義という項目があります。「国の特定の事務のために要する費用について、国以外の者にその全部又は一部を負担させるには、法律に基かなければならない。」こういうふうに財政法第十条はなっておるわけですね。きょう私が少し問題にしたいと思うのは、特別会計の歳出の問題について少し論議をしておきたいと思っておるわけであります。そこで、財政法第十条による「国の特定の事務のために要する費用について、国以外の者にその全部又は一部を負担させるには、法律に基かなければならない。」という意味は、本来は何をここで規定しようとしておるのかをちょっと……
○堀委員 最初に、空港整備特別会計の予算上の問題でありますけれども、少し疑点がありますのでちょっとお伺いをしておきたいと思います。 昭和四十七年の空港整備特別会計の歳入の部でありますが、着陸料等収入というのが六十八億二百二十四万円ということになって、四十六年の八十三億三千五百五十五万四千円に比べて十五億三千三百三十一万四千円の減になっておりますね。四十五年の予算要求は六十四億三千二百九万二千円で、四十五年決算は七十二億一千十五万七千円、こういうふうに三年間しかまだとってはいないわけですが、その説明には、最近までの収納実績等を勘案し、何々年の空港施設の使用見込み件数を基礎として算出をした、こう……
○堀委員 沖繩開発金融公庫について、すでに昨年質疑が行なわれておりますけれども、本日重ねて私は、この法律の表面上の形式と実際に運営をする中身の問題との関係で、少しお伺いをしておきたいと思うのであります。 この法律は、第一条で、「沖繩振興開発金融公庫は、沖繩における産業の開発を促進するため、長期資金を供給して、一般の金融機関が行なう金融を補完し、又は奨励するとともに、沖繩の国民大衆、住宅を必要とする者、農林漁業者、中小企業者、病院その他の医療施設を開設する者、環境衛生関係の営業者等に対する資金で、一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通し、もって沖繩における経済の振興及び社会の開発に……
○堀委員 ただいま提案になりました日本開発銀行法の改正案でありますが、昨年でございましたか一昨年でございましたか、開銀法を当委員会にはかりましたときに、私ども経済の再建の問題はすでに終わっているのではないかということで、少なくとも第一条の目的については、当面の情勢に見合った目的に改めるべきであるという問題提起を当委員会でいたしました。そこで今日、いま提案がなされたわけでありますけれども、私は、今度の第一条に対する改正の部分でありますけれども、いささかこれでは不十分ではないかという感じがいたしておるわけであります。すでにいま提案説明の中でも政務次官が読み上げられましたように、「昭和二十六年設立以……
○堀委員 委員長の御要望もございますから、いろいろ実は取り残しておる問題もたくさんあるのでございますけれども、少しはしょりまして、要点だけを質問することにいたしたいと思います。前回出席を求めておりまして、質疑途中で議題が変更されましたので、質疑は残りましたほうを先に処置したいと思います。 開発銀行にお伺いをいたしますけれども、開発銀行の業務の範囲という中に、開発資金にかかる社債の応募、返済資金の貸し付け及び返済資金調達のための社債の応募または開発資金にかかる債権の譲り受け、こういう業務の範囲が法律の十八条で規定をされておるわけでありますが、この開発資金にかかる社債の応募というのは過去において……
○堀委員 本日は、私がかねて当委員会でも問題を提起いたしていましたこの準備預金制度について、今回金融制度調査会の答申もあって、これまでの限度一〇%を二〇%に引き上げることによってようやく準備預金としての金融操作の効果を期待できるところに参ったという点につきましてはたいへんけっこうだというふうに思っております。あわせて、この準備預金制度を改正するにあたって、その他当面必要とする諸問題についても改正が行なわれておるわけでありまして、これらについてはおおむね適当だ、こう考えておるわけでありますけれども、この法律の中身として一点だけお伺いをしておきたいと思いますのは、非居住者勘定の取り扱いの問題であり……
○堀委員 本日は、午前中大臣の御出席がありませんので、私は、法律関係の案件だけにつきましてと、それから石油ガス税だけきょうは質問させていただいて、残余の問題につきましては大臣の出席を得て質問をさせていただきます。 最初に、今回提案になっております所得税法第二条三十一号の問題であります。今回の三十一号の改正は、これまでの法律にかえて「寡婦 次に掲げる者で老年者に該当しないものをいう。イ夫と死別し、若しくは夫と離婚した後婚姻をしていない者又は夫の生死の明らかでない者で政令で定めるもののうち、扶養親族その他その者と生計を一にする親族で政令で定めるものを有するもの」ロとして「イに掲げる者のほか、夫と……
○堀委員 大蔵大臣は、前回私が当委員会で開発銀行に関する質問をいたしましたことは事務当局から御報告を受けておいでになると思いますけれども、この際ちょっと私は開発銀行の退職者あるいは出向者等の関係について少し申し上げておきたいと思うのです。 今度の開発銀行法の改正の中で、実は出資ができるということに法律が改められることになりました。この問題について私は、先般政務次官に、出資ができるという場合にはおおむね人を派遣するということになるのではないか、そのようなことが出資をするということで道が開かれることは適切でないので、この際出資をした当該企業に対して開発銀行としては天下るようなかっこうで人を出さな……
○堀委員 最初に、石油ガス税に関する問題を少しお伺いをいたしたいと思います。昭和四十一年でありましたか、当委員会で石油ガス税法が修正をして決定をいたしました。そのときに、当時修正案の提案者でありました山中貞則委員が触れておることでありますけれども、この石油ガス税を取りますについて、その納税義務者をどうするかという問題について、実は石油ガス、プロパンガスというものが国民の燃料用消費として大きな部分を占めております関係上、これを蔵出し税等のような処置をすることはたいへん複雑になるという関係もありまして、この石油ガス税を取る目的が、ガソリン税との権衡の問題にあったわけでありますから、要するに目的は自……
○堀委員 まず最初に、アジア開発銀行の融資先あるいは日本の経済協力の協力先の問題でありますけれども、大蔵省からいただいた資料によりますと、国別融資実績(契約ベース)で一番大きいのは緯国の一億三千二百七十万ドルで、二番目が中華民国の台湾で、これが一億三十九万ドルでありますか、その次がシンガポールですか、こうなっておるわけであります。 そこで、私、本日特に伺っておきたいのは、韓国経済の今後の見通しを一体政府はどういうふうに見ておるのかということをちょっと伺っておきたいのです。台湾のほうは、いろいろな経済指標その他を見ましても、かなり正常な形で経済全体が運営をされておる。それに伴って、あるいは中国……
○堀委員 本日は、たばこ耕作組合法の改正に関連をいたしまして、たばこの製造、販売及び取り締まり等の関係について少しお伺いをいたしたいと思います。 最初に、ちょっとここへも並べましたから、お伺いをいたしたいわけでありますけれども、専売公社で、たばこを発売される場合に、商品名なりそのスタイルというのは何か基準があって定められておることになっておるのですか。商品名それから商品の内容、表装のスタイル、これらはどういう手続――というとたいへん大げさでありますけれども、手続を経て決定をし、発売されるようになるのか、最初にお伺いしたいと思います。
○堀委員 関連して。いま広瀬委員の問題提起は、少し整理をしてこういうふうに理解をしてもらったほうがいいのではないかと思うのです。年金を受け取っておる人が、その他の仕事があって収入がふえておるために所得税その他が適用になる、こういうことについての問題ですが、要するに、その他の稼得分というものは、もう時期的に限界があると思うのです。要するに、公務員だったら大体五十五歳ですか、いまかりに五十五歳でやめたとすれば、大体精一ぱい働いて六十五歳くらいまでではないか。なかなか六十五歳以上の人を雇用しておるというようなところはそうないと思いますので、十年間だ、こうなるわけですね。そこで、その場合にその人が、い……
○堀委員 一昨日、わが党の山口鶴男委員が少しお伺いしたのでありますけれども、ちょっと答弁その他の点で私どもとしては明確を欠いた感がありますので、重ねてこの問題について、私の考え方を申し上げて、大蔵政務次官のこれに対するお答えをいただきたいと思うのであります。 今回の沖繩の本土復帰に伴いまして、沖繩におけるこれまでのいろいろな制度というものは必ずしも本土と同じ水準にあるわけでございませんので、大蔵関係の諸法律におきましても、あるいは税制の面その他各種の面におきまして、大体五年間を目途とした経過措置によって、漸次本土の諸状態に並べる、こういう取り扱いをとっておることは御承知のとおりであります。と……
○堀委員 ちょっと関連。いまのお話で私わからないところが少しあるのです。いま主計局の次長は、予算上としては百八十億だけ原資が足らない、こういう答弁がありました。具体的に過去にさかのぼって少しお伺いしたいのですが、私が当委員会でやかましく申し上げて、少なくとも五%分だけは給与費として計上されるように二年前からなったのですね。その前、五%の給与費を予算上計上しなかったときにはベースアップの原資というのはゼロだったわけです。ゼロであったときに、予算上ベースアップによってその与えられておった予算から支出した額というのは、私は百八十億なんてものじゃなかったと思うのです。だから、四十三年、四年、五年の予算……
○堀委員 最初に、最近三月の中旬でありますが、長年の懸案でありました山陽新幹線が岡山まで開通いたしました。この山陽新幹線が大阪駅を出ましてから六甲トンネルに入りますまでの間については、公害、特に振動、騒音等に対する公害問題について、地域の住民の非常に大きな関心がこれに集まっておりまして、御承知のような新幹線の測量等の立ち入りを断わるというような経緯が続出をして、用地の測量ないし買収等の手続もかなり時間がかかっておったことは、国鉄当局としては十分御承知になっておることだと思います。当時私は、これまでの在来の東海道新幹線における騒音なり振動の問題から見て、どうしてもこの新幹線を密集市街地を通す場合……
○堀委員 昨年の三月十八日の当委員会におきまして、私は初めてNHK予算について質問をいたしたわけでありますが、当日の委員会で問題の提起をいたしておきましたものが、この一年間に一体どのような措置をされたかについて、最初に伺っておきたいと思います。 昨年問題を提起いたしましたのは、一つは、基地周辺のテレビ受信障害に対する国の減免措置で、ひとつ増額をしてもらいなさい。二番目は、空港周辺の住民に対する減免措置をNHKが負担しておるのは適当でないから、これも何らかの方法による解決を求めたい。三番目は、NHKの役員の退任慰労金について、一般常識より見てやや適切でないように思うので、これに適切な措置を講じ……
○堀委員 ただいまの議題の質問に入ります前に、皆さんも御承知のように、現在、公共企業体に属する職員が組織しております労働組合では、賃金の引き上げについての要求を企業側に出しておりまして、それに対して二十四日に有額回答が行なわれたわけでありますけれども、実は私、当委員会ではなくて、大蔵委員会で長年にわたって毎年この公労協の賃金の問題を論議してまいりました。これまではいろいろな経過はありましたけれども、何らかの形で前進をするか、場合によっては多少足踏み的なところもあったわけですけれども、うしろ向きに事態が動いたというのは、実はこれまではなかったわけであります。ところが残念ながらこの間の二十四日の回……
○堀委員 最初に、大蔵大臣がいま所信をお述べになりました。このお述べになりました所信の中で、特に伺いながら今後の財政金融政策上重要な問題について、二、三伺っておきたいと思います。 そこで、「現下の経済情勢と対外経済政策」という部分におきまして、「したがって、当面は、なお、景気や物価水準の動向を慎重に見守りながら、本年度予算の円滑な執行に力を注ぎ、経済を安定成長路線に乗せてまいりたい所存であります。」と、こういうふうに実は先ほどお話しになりました。そこで、経済安定成長路線という抽象的なことばがここで使われておるわけでありますけれども、これは大体現在の昭和四十七年度の政府の経済見通し実質七・七%……
○堀委員 関連して、ちょっと先に主税局長にいまの土地税制でお伺いしたいのですが、これまで皆さんいろいろ税制をやってきましたね。地価抑制に効果があったとあなたは思っておりますか、そこをちょっと最初に伺っておきたい。
【次の発言】 そこで、いまあなたも保有税に踏み込まなければ土地税制というものは生きてこない、こう言われたわけですが、その保有税のほうは、御承知のように、当委員会でも固定資産税を含めてかってだいぶ議論をした。ところが固定資産税の取り方とかいろいろな関係で、わが党を含めてということを言っておかなければいけませんけれども、固定資産税問題というものは一向に進行していないというのが現状だと思い……
○堀委員 本日は、佐々木日銀総裁、通産大臣にもお越しをいただきまして、当面非常に重要な課題であります通貨問題を中心にしながら、あわせて補正予算その他関連することについてお伺いをいたしたいと思います。 そこで、まず通貨問題に入ります前に、通貨問題とやや似た性格を持っております金融政策の一つである公定歩合の問題について、少し日銀総裁にお伺いをいたしたいと思うのであります。 実は、公定歩合の操作というのは、その国の経済の運営状態に応じて、必要があれば金融をゆるめる、必要があれば金融を引き締めるということによって経済の運営を正常化ならしめるという一つの政策手段だと、私、公定歩合操作というものは考え……
○堀委員 本法律案に関連をいたしまして、最初に、現在行なわれております補正予算、あわせて四十八年度の予算の編成について少し論議をいたしておきたいと思います。
実は論議をいたしますのは電電公社の要員の問題でありますけれども、今回の補正予算が組まれまして、電話数として二十万個の電話を補正で増加をする、こういうことに補正予算はなっておるようでありますけれども、これに見合う人員の増加は一体どういうことになっておるのか、最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの政務次官のお話を聞いておりますと、たいへん楽観的でございますけれども、ちょっと最初に伺っておきたいのは、電電公社が概算要求で……
○堀委員 ただいま江崎自治大臣の所信を伺っておりますと、選挙制度は民主政治の基盤である、広く国民の参加によって行なわれなければならない、こういうふうにお話がございました。現在私ども一が新聞、テレビ等で承知をいたしておるところによりますと、田中総理は、この国会の後半、先月になって、四月になって、突然として小選挙区を中心とするところの衆議院の区制、参議院の区制あるいは選挙運動と政治資金規制をワンセットにしてこの国会に提出をするというふうに伝えられておるのであります。その後、私どもは、この前の総選挙にあたって、自由民主党はこの選挙法の改正を公約に何ら盛り込むことなく、さらにこの特別国会の冒頭にあたり……
○堀委員 本日は、この前行なわれました総選挙あるいはその後の選挙の関連について少しお伺いをいたします。 最初に、いまの御報告の問題について、ちょっとお伺いしておきたいのでありますけれども、いまも法務省のほうから御説明がありましたように、警察側の件数と全然照合しにくい資料が出されておるわけです。警察側は、いまのお話によりますと、犯罪者一人が、何回か同じ選挙の中での犯罪件数があってもこれは一人として警察は扱っておられます。それはまあそれなりに理解ができるわけですけれども、今度は法務省のほうのお話を聞いておりますと、要するに別途送検をされてきたらそれがもう一件になる。私は、これも犯罪件数から見れば……
○堀委員 きょうは時間が十分ございませんから、基本的な問題についてだけ二、三お伺いをいたしておきたいと思います。 今回の事件は、私どもそういうことが起こるのではないかという不安を持っておりました中で起きた事件でありますので、全く遺憾なことだと思っております。そこで私は、昭和三十八年の四月の八日であったと思いますけれども、それまで証券会社が登録制でございましたものを免許制に切りかえるべきであるという問題を当委員会で取り上げ、当時の田中大蔵大臣が私の意見に賛成をされて、今日の証券法の改正が行なわれる契機となったのでありますが、そのときに私が出しておりました考えの中で、今日実は実行されていないもの……
○堀委員 関連。ちょっと高木さんに少し聞いておかなければいかぬ問題だと思うのですが、あなた社会保障というものは何のためにあるのですか。そこからちょっと伺いたいのです。
【次の発言】 あなた社会保険と社会保障が混乱しておりますね。共同連帯で助け合うというのは社会保険の発想ですね。まさにみなが保険料を出し合って助け合うのが社会保険。社会保障というのはそれだけでは不十分だから国がさらに十分責任を持ってやりましょうというのが社会保障なんですね。だから社会保険というのは社会保障というものの、広義の社会保障のごく一部であって十分なことになっていないわけです。
そこで、いまあなたが言われた社会的弱者ですね……
○堀委員 実は日本銀行総裁に前々からひとつ御出席をいただきたいということで一月からやっておりましたけれども、いろいろと国会の日程なり、あるいは総裁が海外にお出かけになる日程等が重なり合っていまして、本日論議することになったわけでありますが、きょうは最初に政策問題をやらしていただいて、後段のほうで、日本銀行はいかにあるべきかをちょっとやらしていただこう、こう思っております。 政策問題でありますけれども、実は昨年の八月三日に総裁に当委員会にお越しをいただきまして、そこで私、「いまちょっと前段で、河野副総裁の御発言から一カ月を経ずして第六次公定歩合の引き下げに踏み切られたわけでありますが、日本銀行……
○堀委員 ちょっと一つ関連させてください。 非常に表現が、さっきの「範囲内」ですが、この法律の第二条は「協定第一条1に規定する計算単位による千五百万計算単位に相当する金額の範囲内において、」ということになっている。そうして今度は協定の附属書のAでは、当初の出資は、いま松川次長の言われたように千五百万計算単位となっていますが、その前に「これらの国については、千五百万アメリカ合衆国ドル以上の出資を千九百七十三年十二月三十一日後に行なう場合においても、千九百七十四年十二月三十一日までにこの協定に署名しかつこれを批准するときは、原参加者とみなす。」こういう規定があります。そこで、協定の問題は外務委員……
○堀委員 ちょっと関連。実はいまの大臣のお答えの中で非常に問題がありますのは、今度賃上げが非常に大幅に行なわれることになりました。これはやがてどうしても結果的には物価にもはね返ることはやむを得ないと思うのですが、そういう賃上げをしないでもいいように、実はことし大幅な減税をもっと行なっておくべきであったと私は思っておるわけですね。現在の成長について、企画庁だれもいませんけれども、いまの瞬間風速、私は二〇%をこえておると見ておるのですけれども、政府はその点をどういうふうに見ておりますか。
【次の発言】 ことしのままで行きますと、政府の見通しから、私は今年度四十八年度は自然増収がまた異常な大幅なもの……
○堀委員 私は最初に、愛知大蔵大臣に大蔵省の運営といいますか、大臣として大蔵省をこれから運営されるかまえといいますか、そういう問題について最初に少しお伺いをしておきたいと思います。 残念なことでありますけれども、今回の殖産事件において大蔵省の関係者から事件に該当する者が出たというようなこともありまして、武藤委員が指摘をいたしましたように綱紀の粛正といいますか、これは非常に大事な問題だと思いますけれども、私は納得のいかない点が少しありますので、申し上げたいと思います。 実は今度大蔵省は人事異動を発表になりまして、これまでの事務次官でありました吉國さんがやめて新たに相澤さんが事務次官になられま……
○堀委員 銀行局長と日銀と両方にお伺いをしたいのですけれども、金融は確かに引き締めておりますが、さっきのお話のように実体経済にはなかなか及びにくい情勢があります。いま大企業、鉄鋼、自動車、電機、各こういうものはたいへんな手元流動性があって銀行に返そうかというような情勢がきておる、こういうふうにわれわれは理解しておるのです。手元が少し詰まっておるのは建設と商社ぐらいではないかと思うのですが、ちょっとそこの、個々の企業というよりも、いまの鉄鋼とか自動車とか電機もそうだと思いますが、どの程度これらの大企業のほうは――まあさっき銀行局長のほうで手元流動性一・三幾らあったがそれが下がりつつあるというお話……
○堀委員 たいへんいろんな事態が発生をしてまいりまして、本来、それでなくても国民はたいへんいろんな面で苦しんでおるときでありますが、この際、当面する諸問題とあわせて来年度予算に関連をする問題について、少しお伺いをしたいと思います。
そこで、最初に大蔵大臣にお伺いをいたしますが、いまのこの情勢の中で一番国民が求めておることは何だというふうに受けとめておられるか、それから最初にお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 私も大臣のおっしゃるとおりに、物価の上昇を何とか食いとめてもらいたいというのが国民の最も切実な願いだと思いますが、ちょっとお伺いをいたしますが、そのことは昭和四十八年度予算を組まれ……
○堀委員 昨年に引き続いてNHKの予算についてお伺いをいたしますが、最初に、昨年私が当委員会で、国が当然負担をする費用については国が負担をしなさい、こういう問題を提起いたしました。基地周辺の騒音等による聴視料の減免の問題と国際放送についてでありますが、これについてはどのような予算が取られたか、NHKのほうからお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 前段のほうは、全部見ることになりましたから問題はまあいいと思います。
後段のほうは、今後も費用が増加をするに伴って――これまではずっと定額で予算化されておりましたけれども、初めて増額になったことでありましょうから、まあこの点については費用の……
○堀委員 総理にお伺いをいたしますが、総理はかつて三年間大蔵大臣をおやりになって、私も三年間おつき合いをいたしました。その後通産大臣等もおやりになっておりますから、経済問題については、私は、総理は大蔵、通産をおやりになった経過から見ても、十分いろいろなお考えを持っておいでになることと思いますので、ひとつ総理とだけで質問をやらせていただきますから、最初に御了承をいただきたいと思います。 そこで、まずお伺いをしたいのは、さっき愛知さんがお話しになりましたが、土曜日には一日だけということで実は市場を閉鎖なさった。きょうは何もコメントがつかないで閉鎖になっておる、こう思うのですが、私はたいへん重大な……
○堀委員 ただいま総理大臣がお述べになりました政府の見解について、少しお伺いをしてまいりたいと思います。
いま総理大臣は、「政府は、円の切り上げを回避するためあらゆる努力を傾け諸対策を進めてきたが、諸般の事情により変動相場制に移行する事態に至ったことはまことに遺憾であります。」こういうふうに実はお述べになりました。そこで、政府は円の切り上げを回避するためにあらゆる努力を傾けるということは、円の切り上げは望ましくないという政府の態度だと思いますが、この点をひとつはっきりさしていただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、いまおっしゃった中小零細企業に対する円の切り上げに対応する状態……
○堀議員 私は、提出者を代表いたしまして、ただいま提案されております会社臨時特別税法案について、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 異常な物価高騰のもとで、いわゆる石油ショック、物不足に便乗して巨額の利益をあげた企業に対し、そのインフレ利得を吸収し、国民福祉に還元するとともに、総需要抑制の効果をも果たさせるべきであるという要求は、強い国民世論であり、社会的公正と不平等是正の観点からもその実効ある対処が緊急に求められているところであります。 しかし、これまで論議を呼んでいた、いわゆる超過利得税あるいは臨時利得税構想は、多くの基本的な難点があり、その実施が困難であるばかりか、かえって……
○堀委員 実は、最初に昨年論議をいたしました日本放送協会の経営委員会の問題を取り上げたいと思ったのでありますが、主たる責任者は総理大臣でありますが、官房長官にお聞きをいただいておかないと適切を欠くと思いますので、いま官房長官の出席をお願いしておるわけであります。そこであとの問題を先にいたしまして、後半でこの問題を取り上げることにいたしたいと思います。 そこで、本日の議題でありますNHKの予算案について少しNHK側にお伺いをいたしたいと思います。 この予算案を拝見をいたしておりまして、これまで予想をしておりましたよりも収支状況の悪化が少し大きくなってきておるのではないか。昨年、御承知の放送会……
○堀委員 それでは、本日は、私が昭和四十七年の十月三十一日の衆議院の本会議で田中総理に代表質問を通じてお尋ねをしました老人福祉電話を中心に、福祉電話の問題を少し論議をさせていただきたいと思います。 それで、当時私は、大体九万五千人くらいの寝たきり老人が、一人で寝たきりの老人がおられるのではないかという推計のもとに、年一万個の老人福祉電話をつけてもらいたいと総理に質問をいたしました。総理も、突然のことであるけれども検討したいということでございました。引き続き、その年の十一月七日の衆議院の大蔵委員会であわせてこの問題を取り上げまして、当時の植木大蔵大臣は、私としてもたいへんけっこうな提案であるか……
○堀委員 私は、ことしの五月十五日の日に当委員会で老人福祉電話の問題と簡易保険の限度額の問題の二つを実は取り上げまして、厚生省、自治省、大蔵省に対して、各省協議の上でひとつ五十年度予算に間に合うような措置をしてもらいたいということで、十一月の末に再度当委員会で質問をさしていただくというふうに結んでおるわけであります。 そこで、それらの経過について担当各省のほうから最初にちょっと――時間が二十分しかありません。この電話に十五分、あとの五分で簡易保険をやりますから、簡単、正確に御答弁をいただきたいと思うのです。まず厚生省からお答えを願います。
○堀委員 本日は、十六日に不況対策の第三次の方針が経済閣僚会議で決定をされましたが、日本経済の今後の情勢について政府がこの対策を含めてどういうふうにお考えになっておるかという問題をお伺いし、あわせて、今日きわめて不安定な状態になっておる雇用状態について、将来の見通しを含めて少しお尋ねをしてまいりたいと思います。 先ほどの委員長のお話にございましたように、きょうは十一時二十分から森永日銀総裁がお入りいただくそうでありますので、金融関係の問題は切り離すというのも実はちょっとむずかしいのでありますけれども、それ以後に取り上げさしていただくことにして、最初にもっぱら財政関係を中心とした問題についてお……
○堀委員 三木総理が一番大きく掲げられております社会における不公正の是正、この問題を中心にして、きょうは経済的な側面からお伺いをしてまいりたいと思います。 まず最初に、私は、昭和四十七年の十月三十一日、田中総理が就任されまして最初の所信表明が行われましたときに、本会議の議場で、本日私がここで申し上げたい趣旨とほぼ同じようなことを、実は代表質問でお尋ねしておるわけであります。そのときに、こういうふうな問題提起で伺っておるわけであります。「片方にはもうけのためには手段を選ばない会社、片方には静かにしあわせを求める国民と、二つを対置しながら、これからの問題をお尋ねをしてまいりたいと思うのであります……
○堀委員 ちょっと法制局長官に伺いたいのですけれども、要するに法律の解釈というものをここでどういうふうしするか、行政府が勝手に法律の解釈は変えられるのかどうか、最初にそれだけお答えをいただきたい。
【次の発言】 そうすると、いま大蔵省側は、その「者」というのは金融機関である――。金融機関というのは要するに、たとえば第一勧業銀行なら第一勧業銀行なんですね、「支払をする者」は。それを具体的にいまの問題について、私どもは「者」というのは金融機関だ、それはもう主税局長も答弁しておるとおりですから、それが法律の定めたところであるというのは間違いないと思いますが、法制局長官、どうですか。
○堀委員 大蔵大臣にお伺いをいたしますけれども、この財政制度審議会の中間報告というのは、これは一体何を目的としてこういう中間報告が出されておるのでしょうか。――大臣、答弁してください。政治的な答弁でいいから。
【次の発言】 そうすると、ここで一二%という前提が置かれておるということは、いま大蔵大臣がおっしゃったように、低成長の場合には大体名目成長は一二%程度だということが前提になっておると思いますね。それでよろしいんでしょうか。
【次の発言】 この前の償還の問題について、これからは自然増収は全部国債整理基金に振り込むと、こういうことが言われておるわけですね。この試算ではどちらを見ても、自然増収……
○堀委員 本日は、現在の政治のあり方の問題、さらにはインフレと不況、金融、国債の発行、補正予算と、数多くの問題を取り上げさしていただくつもりでおりますが、まず、私の質問に入る前に、わが党の田中理事から三木総理に対して、三木総理の政治姿勢を含めてお尋ねをしたい、こういうふうに考えておりますので、委員長の方でお取り計らいをお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 まず最初に、いま田中委員が問題を提起いたしました政府の政治姿勢の問題について、私は具体的な問題をひとつ総理にお伺いをいたしたいと思うので凝ります。
前七十五国会の終わりに近づいたころでありますけれども、政府が提出をいたしておりました独……
○堀委員 さっきからずっと話を聞いておりまして、幾つか非常に基本的な問題で私どもの考えと政府の考えに相違のある点がありますから、少し明らかにしておきたいのですけれども、そもそも、財政法第四条第二項というのは何のために置かれておる条項か、まず最初にその認識を伺いたいのです。
【次の発言】 だから、それは何のために置かれているのかと聞いているのです。
【次の発言】 大平さん、私はいまの答弁を聞いておりまして、ここにいまの大蔵省の事務当局の姿勢というものが非常にはっきりしていると思うのです。大体財政法第四条第二項が設けられておる趣旨は、本来財政法四条で書いておるように、ただし書きをつけてこれを発行す……
○堀委員 私は、ただいまから、五十一年度歳入歳出予算を基本としながら、すでにお手元に差し上げておりますように、経済見通しについて、不況と賃金について、国の歳入について、景気浮揚と一般会計予算について、公共料金特に国鉄問題についてお伺いをいたします。 まず最初に三木総理にお伺いをいたしますけれども、私ども立法府が予算審議をいたしますためには、政府はこの予算審議に必要な政府みずからが作成をした資料をできるだけ提供して、予算審議が実のあるものになることを期待するのが行政府の責任である、こう私は考えておりますけれども、その点についての三木総理の御見解を承りたいと思います。
○堀委員 与えられておる時間三十分しかございません。そこで労働組合の皆さんにはひとつ午後に質問させていただくことにして、もっぱら土光さんと櫻田さんにお伺いをいたします。それから、三十分でございますので御答弁をできるだけ簡潔にお願いをいたしたいと思います。 まず最初に櫻田参考人にお伺いをいたします。私もいまこの賃金問題研究委員会の報告を土台として、どうも報告の中にも矛盾があるように感じられますので伺いたいと思います。 櫻田参考人は財政制度審議会その他各般のところに御出席でございまして、経済合理主義という点では私は立場を異にいたしますけれども敬意を表しておるわけでございます。一昨年の会社臨時特……
○堀委員 本日、この法律のわが党としての最後の質問を私が行わせていただくわけでありますが、実は、私の感じでは、国鉄の再建問題というものを政府はきわめて局限された狭い範囲の問題として受けとめられておるような感じがしてなりません。政治というものは、確かに、経済あるいは国民生活の当面の問題に対処しなければならないのは当然でありますけれども、さらに重要なのは、われわれがこれから二十年三十年先のわが民族の将来について現在やらなければならないことを行い得るかどうかということが政治上の重要な課題であるというふうに私は考えているわけであります。ですから、その観点に立って、今後二十年三十年の日本経済における長期……
○堀委員 私は、一九六〇年の一月大蔵委員会に委員として参りました。当時、大蔵大臣は佐藤榮作大蔵大臣でございました。この間、二十年の歳月が流れておるわけでありますが、この二十年間の中で大蔵行政、佐藤さんの後に水田さん、ずっと歴代かわってこられた大蔵大臣をいろいろと拝見しておりまして、果たして一体どれだけのことが処理をされてきたかな、こう顧みてみますと、やはり大蔵行政というものは歴史の検証にたえるような大蔵行政が行われるべきであろう、私はこう考えているわけであります。 今回、竹下さんが大蔵大臣に就任をされて、いまお話しのような大変困難な財政状況の中で財政再建をされるわけでありますが、実は、私はこ……
○堀委員 関税定率法二十一条の一項三号に関する問題について、今回関税定率法が改正をされてこれまでありました輸入映画等審議会というものにかえて新たに関税等不服審査会というものを設ける法律の改正が盛り込まれておるわけであります。私、実はちょうどいまから八年前の昭和四十七年の三月十日に当委員会において当時の国家公安委員長でございました中村寅太さんと水田大蔵大臣に御出席をいただいて実はこの関税定率法の問題について論議をいたしました。なぜこれを論議したかといいますと、ちょうどその年札幌オリンピックが開かれておりまして、その札幌オリンピックに参っておりました外国選手が日本に輸入をされておるところの「プレイ……
○堀委員 本日は、所得税法の問題に少し限って大蔵大臣、郵政大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 まず、きょうこの質問をするに当たって、私はかつて当委員会で総合課税の問題についてあるいは架空名義預金の問題について税の公正を守るためにずいぶんと論議をしてまいりましたけれども、それらが今回の法律改正の中でようやく近代的な所得税制というものに一歩を踏み出すことができるようになったということは、私は過去の経緯を振り返ってみまして、全く感慨無量のものがあると申し上げても言い過ぎではないと思います。まさに日本の所得税は、今回のこの所得税法の改正によって新しい総合累進課税というものに大きく前進をすることがで……
○堀委員 本日は、いま委員長がお話しのとおり、大変朝早くから参考人の皆さんには御出席いただきまして、どうもありがとうございました。 本日、いま委員長がお述べになりました問題のほかに一つ、現在当委員会におきましては、金融機関の週休二日制の問題について各党間において話し合いが進められておるわけでございます。 御承知のように、この金融機関の週休二日に関する問題は、もう十年余りも前から実は当委員会における主要な課題の一つでございました。しかし、ようやく明るさが見えた時期に、御承知のような石油ショック等の問題がありまして、日本全体が不況に入るということがございましたので、それらの状態もはね返って、私……
○堀委員 本日は財政特例法に関する質疑をいたしますが、最初に、国金局長が御都合があるようでありますから、その関係だけをちょっと簡単にさせていただいてから本題に入るようにさせていただこうと思います。 またここのところに来て、少し円が下がっておるようでありますが、私は最近の日本銀行の介入の経過をずっと見ておりまして、現在のフロートという制度の中における介入というものが一体どういうものだろうかということを感じておるわけであります。私はかねてから金利自由化論者でありますから、現在の世界経済なり、日本も少しは弾力化してきたわけでありますが、そういうところでは、そのフロートが余りに急激に動くときにはこれ……
○堀委員 いま総理大臣が最後に大変いいことをお話になりました。きょうはわずか二十分しか時間がありませんが、私のこれから申し上げることは、私の個人的見解として申し述べるということを最初に申し上げておきたいと思います。 鈴木総理が就任をされまして、七月十八日に記者会見をされたときに、こういうふうにお話しになったと新聞が伝えているのであります。「新内閣を率いるに当たり鈴木総理の基本的な政治姿勢はどうか。」という質問に対して首相は、「私は今日まで真心をもって事に当たる、誠心誠意政治に取り組むことを一貫してやってきた。言葉をかえると「和の政治」である。「和の政治」は話し合いの政治、公正を追求する政治で……
○堀委員 きょうは後藤田議員にいろいろお尋ねをしたいと思いますが、いま自民党の中で、いろいろ現行憲法を改正しろという議論がございますね。その現行憲法を改正しろというのは多分に九条その他に関連しているんだろうと思うのでありますけれども、後藤田議員は、憲法九十九条、いろいろ天皇、摂政等もありますが、国会議員はこの憲法を遵守し擁護をするという、この第九十九条についてはどういうお考え方か、最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 私も、恐らくそういうお答えがある、こんなふうに思っておったんでありますけれども、そこで、現行憲法の四十七条は「選擧區、投票の方法その他兩議院の議員の選擧に關する事……
○堀委員 第九十四通常国会で大蔵委員会の最初の一般質問で渡辺大蔵大臣と初めて質問を交わさせていただきます。 まず最初に、この前竹下大蔵大臣にも申し上げたのでありますけれども、日本は御承知のように官僚機構の上に大臣がおられるわけであります。大臣は政治家としての立場から国会における私たちの質問にはお答えをいただきたい。もちろん行政の側は想定問答集その他をつくって大臣にいろいろと御進講申し上げておると思います。当然のことでありますけれども、歴代大蔵大臣の中で官僚の考えとは違って政治家の答弁をした方は、少なくとも私の記憶する範囲では田中大蔵大臣だけであった、こういうふうに記憶をしておるわけであります……
○堀委員 各参考人にお尋ねをしようと思いますが、まず最初に、水野参考人にビールの問題について。 私は率直に言って、日本のビールの課税というのは、確かにメーカーが大企業でありますから租税負担力があるということに着目をしておる点は、徴税側の立場としてはわかるわけでありますけれども、国民の嗜好の側から考えますと、実はビールというのは果たして本当に酒類かどうかという問題が一つ問題点としてあろうかと思うのであります。 私、各国を歩いて感じたのでありますけれども、アメリカでは選挙の日はアルコールを売っちゃいけないのだ、こうなっています。調べてみますとビールはいいのですね。スピリットは売っちゃいけないけ……
○堀委員 資料をちょっとお配りをして、皆さんにも見ていただいて論議をさせていただく方がよろしいと思いますので、ひとつ資料を配らしてください。 先般の大蔵委員会に酒類の参考人をお招きをしていろいろとお話を伺いました。その席でちょっと取り上げた問題ですが、そのときは大臣も主税局長も御不在でありましたから、もう一遍その中での問題点のおさらいを少しさせてもらいたいと思います。 そこで、きょうは農林政務次官にも入っていただきましたし、渡辺さん、かつて農林大臣経験者でもございますから、少し酒の基本問題をやってみたい、こう考えているわけであります。 さっき同僚の佐藤観樹議員も申しましたけれども、その国……
○堀委員 二月二十五日の予算委員会における集中審議によりまして、総理と二時間にわたって税の問題について論議をさしていただきました。そうして、このときに総理から次のようにお答えをいただいたわけでございます。 ○鈴木内閣総理大臣 五十五年度の剰余金が出るか出ないか、出た場合については考えるべきではないか、こういう堀さんの御意見でございますが、私も何とかそういうことができればと思いますが、先ほど申し上げましたような状況でございまして、この剰余金を期待するということは現段階では非常に困難である、私はこういう認識を実は持っておるわけでございます。出たらという仮定の上に立っての御議論でございますが、堀さ……
○堀委員 本日は、今回のこの法律についていろいろな問題を同僚委員から質問をされて、それなりの政府の御答弁がありました。私はきょう、質問の最後に少し基本的な理念の問題といいますか、哲学論争を少し閣僚の皆さんとやらせていただきたい、こう思っておるわけであります。 それはこの法律そのものがまさに現象面だけに着目をして、さっきからいろいろ表現がありますけれども、なりふり構わず金のありそうなところから金をかき集めた、国債の特例法の方は性格が違いますけれども、その他の問題はまさにそういう感じが私もいたしてなりません。それは確かに大蔵大臣がお話しのように、財政が非常に窮屈になっておることはよくわかります。……
○堀委員 本日は、お忙しい中を御出席をいただきましてありがとうございました。 銀行法については、一昨年の十二月二十六日に大蔵委員会金融小委員会を開かしていただきまして、佐々木金融制度調査会長に御出席をいただいて論議を始めさせていただきまして、明日衆議院の委員会を議了する予定になりました。佐々木調査会長には大変長い間御苦労さまでございました。 それで、最後に締めくくりの意味でちょっとお伺いいたしたいのでありますが、五十年の歳月が過ぎまして銀行法が新しくなったわけでありますけれども、私は率直に言いますと、大山鳴動してネズミ一匹と申しますか、五十年ぶりとしてはそれほどのものではなかったという気が……
○堀委員 大変難航しておりました銀行法案が四月の終わりごろに駆け込み提案というかっこうで提案をされました。しかし、五十年来の法案が本日私が最終の質問者ということで採決になることになりました。この前、本会議で少し私の基本的な考え方については議員の皆様に申し上げ、今後の対応についての問題を申し上げたわけでありますけれども、実は今後の金融問題の中で、最も重要な問題は二つあるのではないか、こう私は考えているわけでございます。 一つは、国際的に金利は自由化をされているのでありますけれども、日本の場合には依然として管理金利といいますか、金利調整審議会とかいろいろなところで人為的に金利が決められておるとい……
○堀委員 この委員会は政府に大変協力しまして、全提出法案が少なくとも衆議院は上がり、恐らく会期内には参議院でも私どもの委員会は全部上がると思うのでありますが、率直に言って協力し過ぎて、本来行うべき一般質問が全然行われなかったというようなことは異例のことであります。これは、今国会は諸般の事情がありましたからやむを得なかったと思いますが、委員長におかれては、少なくとも閉会中審査を含めて、これから大蔵行政が所管をいたしております部分というものは日本経済にとってきわめて重要な部分を所管をしておるわけでありますので、会期中もひとつ委員会さらに小委員会等を開いていただくようお願いいたしますが、閉会中も委員……
○堀委員 いまの総裁のお話を聞いておりまして、いろいろと御心配になっておる点があるようでございます。いまここで関係大臣が、大蔵大臣、郵政大臣、官房長官お見えでございますから、いま民間がら新しく総裁を迎えて、民間では考えられないような、当事者能力がゼロといういまの公共企業体のあり方、これは私、重大な問題だ、こう考えておるわけであります。 そこで、昨年の二月一日の当予算委員会において、大平総理大臣が塚本委員の質問に答えておられまして、これらの問題で表に出して処理するものはきちんと処理するようにしたい、それについては官房の方で進めたい、こういうことを昨年の二月一日の予算委員会で御答弁になっておりま……
○堀委員 本日はこれから二時間の時間をいただいて、主として税金の問題、所得税を中心にひとつ論議をさせていただきたいと思います。 鈴木総理には、先般公職選挙法の委員会でわずかの時間ではございましたけれども質疑を交わさせていただきましたが、最初に私は、現在の日本の政治の状態は一体こういういまのままでいいのだろうかという問題を少し総理にお伺いをしたいと思います。 日本は、先ほどからも議論がありましたように、確かにいま経済的には大変いい状態にございます。それはしかし、いい状態になったことは、そう申すと皆さんから御反論があるかもしれませんが、政治の力によってそうなったというふうには必ずしも私は思って……
○堀委員 本日は、細川参考人大変突然の出席要求で御苦労様でございました。私、いま参考人のお話を聞いておりまして、大変もっともな御答弁だ、こう思っております。ただ、この問題は、実はかなり長くて深い経緯がございまして、その経緯を、これから政府からいろいろと答弁を求めながら逐次追って、その経緯の実態をここに明らかにさせていただいて、その上でひとつまた細川参考人の御意見を伺うようにしたい、こう思いますので、しばらく私が政府との間に質疑をいたしますので、それをひとつお聞き取りを願いたい、こう思うのでございます。 まず主税局長に伺いますけれども、昭和五十二年、五十三年と三千億ずつの戻し減税というのが行わ……
○堀委員 本日は、参議院全国区の皆様に当院にお越しをいただきまして、本当にありがとうございました。 選挙制度というのは、まさに各政党が行っております政治の基本的なルールを定めることでありますので、私は、一般の法律も重要でございますけれども、特にこれは非常に政治の根幹にかかわる部分でありますから、大変重要な案件だと考えております。 そこで、実は参議院の全国区の皆さんの御経験を伺いながら、私たちも十分勉強してこの審議に役立てたい、こう考えましたものですから、まことに異例のことでございましたけれどもお越しをいただきまして、本当にありがとうございました。最初に厚く御礼を申し上げます。 この前、私……
○堀委員 大変重要な、私ども議会制民主主義の選挙の根幹にかかわる選挙制度の審議につきまして、私は七月二十七日の本会議において申し述べたように、参議院で不幸にも委員会における強行採決と言われる形が行われ、本会議も正常でなかったことは、この重要な選挙制度の問題としては大変遺憾なことであった、かように考えておりまして、少なくとも衆議院については十分に審議を尽くして、その上で、審議が尽くされた後には整々と採決に応ずる、これは、私は長く大蔵委員会において重要な税その他の国民生活に関する案件を無理な形で審議をすることは本来の議会の民主的な運営にもとるものでありますから、十分ひとつ審議を尽くして、審議を尽く……
○堀委員 けさの新聞を見ますと、最近グリーンカードの問題でいろいろな問題が起きておるようでありますが、ちょっと気にかかる記事なので、これは新聞が書いておることですから、大蔵大臣の真意だけお答えいただければ結構だと思うのです。 これは日本経済新聞の十八日の朝刊でありますが、「渡辺蔵相は十七日の参院予算委員会で五十九年一月から実施されるグリーンカード一少額貯蓄カード一制度について「非課税貯蓄に対するグリーンカード制度は実行せざるを得ない」と述べ、課税貯蓄については同制度の適用を避け、源泉分離選択課税制度を存続させる可能性のあることを示唆した。」ずいぶん回りくどい表現でして、どうもこれじゃ私、本当……
○堀委員 きょうは、財政特例法の問題を中心に現在の日本経済の主要な問題点と、それからいま沢田委員も触れましたけれども、昨日大蔵大臣が二兆円を上回る財政欠陥が生ずるという、そのお話をもとにして財政上の法律論を含めた論議をいたしたい、こう考えておるわけでございます。 まず、前半で経済企画庁長官にお伺いをいたしたいと思うのでございますが、長官とはこの前ちょっとテレビ討論でも御一緒いたしまして、長官の大体のお考えは私も同感のところが多いのでありますが、まず最初に、五十六年度の第三・四半期に御案内のような久しぶりの実質マイナス成長が前期比で起きたということは、これは何によってこういう事態が起きてきたの……
○堀委員 本日は、関係者の皆さん、御出席御苦労さまでございます。 私は、昭和三十五年に大蔵委員会に来ましてから今日まで、議員としては二十二年間ぐらいいるわけですが、もっぱら大蔵委員会で財政経済、金融問題を専門にやっておる一人であります。 昭和四十二年ごろだったと思うのですが、私どもの党の先輩で現在法務委員会におられる横山利秋さんから、庶民金融についての法律をひとつ何とかつくってくれないか、こういう要請がございました。当時私は、大蔵委員会の理事であったか大蔵部会長であったかと思いますが、実質的に大蔵委員会の責任者でありましたから、横山さんのいろいろなお話を聞いておりまして、どうもそういう法律……
○堀委員 当面する財政金融さらに経済の動向等についてお尋ねをいたしたいと思います。 七月四日のNHKの討論会「歳入欠陥と財政運営」というものの中で、渡辺大蔵大臣の発言を聞いておりまして、ちょっと税金の収入のところで、四月、五月は前年度に入るというお話だったのですが、これは四月、五月には当年度に入るものとそれから前年度に入るものがあるというのが正確なことだったと私は思うのですが、ちょっと聞いておりまして、それは何か全部前年度に入るような感触のことをおっしゃっておりましたので、やはり正確に……。 私は、あの討論会を拝見をしておりまして、大筋として大臣の御発言は理解をできるわけであります。そこで……
○堀委員 ちょっと議事進行。 当委員会は十時半から始まったのですけれども、定足を欠いておるわけです。定足数が欠けておって法律案を審議するということは、これは国民の権利義務にかかわる重要な問題でございますので、与党側の出席を要請をしてすでに二十分たちますけれども、依然として実はこういう状態でございますので、ちょっとしばらく休憩をいただいて、少なくとも与党も定数をそろえてもらいたいと思います。私どもはそれなりに四名もちゃんとおるのでありますから、与党も責任を持って半分だけはそろえるということでなければ、法案審議をするのですから、さっきも御注意申し上げたのに、いま住さん来られたけれども、ずっとさっ……
○堀委員 まず最初に、自治省選挙部長が入っておられると思いますから、ここからお尋ねいたします。 公職選挙法第二百二十一条の一項は「次の各号に掲げる行為をした者は、三年以下の懲役若しくは禁錮又は二十万円以下の罰金に処する。」「一 当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対し金銭、物品その他の財産上の利益若しくは公私の職務の供与、その供与の申込若しくは約束をし又は饗応接待、その申込若しくは約束をしたとき。」「二 当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて選挙人又は選挙運動者に対しその者又はその者と関係のある社寺、学校、会社、組合、市町村等に対する用水、小作、債……
○堀委員 ただいま議題となっております法律案で、五十八年度に一兆一千六十三億九千三百万円一般会計に繰り入れるということになっておりますが、雑収入合計で三兆六千四百七億六千万円となっておるのでありますけれども、この中でことし限りの財源というのは一体どれなのか、要するに来年使えないもの、三兆六千四百億の中でことし限りのものを、ちょっと項目を挙げて金額の合計をお知らせください。
【次の発言】 私が伺っておるのは、要するに、今年限りで来年使えないものがそれなんですね。
【次の発言】 それの合計は幾らですか。
【次の発言】 そうしますと、要するに、この前の決算調整資金を通じて五十六年度の決算処理をしたも……
○堀委員 本日は、これから約一時間半にわたって、租税特別措置法の中で特にグリーンカード制の三年延長の問題についてお伺いをいたします。 委員長にお願いをしたいのでありますけれども、この問題はきわめて政治的な問題の処理でございますので、私が事務当局の答弁を求めましたときは事務当局の答弁で結構でございますが、その他についてはすべて大臣との間で論議をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 そこで、ちょっと事務当局にお伺いをいたしますけれども、法律が施行をされて、その後にその法律の実施が延期をされた例があるのかどうか、ちょっと具体的にひとつお答えをいただきたいと思い……
○堀委員 財源確保法の最終的な質問に入るわけでありますけれども、このような法律というものは、私も長年大蔵委員会で法律案の審議をしてまいりましたけれども、かつて例を見ない法案だと思うわけであります。 それは、私は、大蔵省という役所は少なくともいろんな点で合理性をベースにしておる役所だというふうに思ってきたのですけれども、その合理性があるからそれなりの権威が認められてきておった、こう私は思うのでありますが、この財確法という法律を見ますと、合理性もなければ一つの哲学もなければ、言うなれば、何かもう本当に困ったので、そこらにあるものは手当たり次第集めて財源にするという、そういう意味では、大蔵省の歴史……
○堀委員 本日は、大蔵省の所管業務の中で非常に重要な税制、金融行政、証券行政に係る審議会の会長さんに御出席をいただきまして、八十五分でありますか、少し質問をさせていただきます。 私は、きょうは細かいことを伺うつもりはないのでありますけれども、先般当委員会に前川日銀総裁においでをいただきまして、政府が出しております金利政策の弾力化という問題について論議をさせていただきました。また、きょう御出席になっております金融制度調査会は四月の下旬に金利自由化に関する中間報告をお出しになっております。証券取引審議会は、私がかつて商工委員会に行っておりましたときに、投資育成会社の法案に関連をして株式の店頭売買……
○堀委員 公職選挙法の改正案が議題となっておるわけでありますが、法律案の審議に先立ちまして、前回の国会の終わりに短時間ではございましたけれども取り上げさしていただいた福岡県における選挙違反事件について、国家公安委員長並びに警察庁に少しお尋ねをいたします。 国家公安委員長、ちょっと私、最初に基本的なことでお伺いをするのでありますけれども、選挙というのは憲法が約束をいたしております国民の非常に重要な権利でございますね、どういうふうに御理解になっておるか。選挙権といいますか、憲法が国民に約束をしておる非常に基本的な重大な権利だと私は思うのでありますが、いかがでございましょうか。
○堀委員 この前の国会で一般質問をやらせていただいてから大分時間がたっておりまして、その間いろいろな新しい問題も出ておりますし、古い問題でありますけれどももう一遍今日的に見直してみなければならない問題もあると思います。こんなふうに実は考えておるわけであります。
そこで、本日の一番の入り口としまして、最近のアメリカ経済の動向について、事務当局の方から少し詳しい報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 いま大体のお話がございましたけれども、あれだけ落ち込んでおったアメリカ経済がこういう形で回復をしてきたのは、一体どういう要素によってこういうふうに回復をしてきたのか。アメリカ経済を回復にもたら……
○堀委員 きょうは、私は共済年金の最後の質問者のようでありますので、まず最初に、これは大蔵大臣、それから公社の副総裁が三人お見えになりますから、お尋ねをしたいと思います。
一体、年金というのはどういうためにあるのかということを、ひとつ最初にお答えをいただきたいと思います。――そんな、むずかしく考えないでも、さらっと答えてください。
【次の発言】 順序はどちらでもいいですが、じゃ、専売公社から……。
【次の発言】 私は、国家公務員の一般的な年金というものの考え方の中にも、国家公務員といいましても現業のものがありますから、その現業のものはいま公社がお答えになったような性格が多少あるのではないか。……
○堀委員 最初に、厚生省にお伺いをいたします。 今度酒の税金が上がるわけでありますけれども、酒というのは世界のすべての人々にとって欠くことのできない重要な嗜好品であります。私も出身が医者でありますから、たばこはもう百害あって一益なし、だから、たばこはともかくできるだけ国民が吸わない方がいい、こう思っているのでありますが、酒は飲み方によってはなかなか効能のあるものでありまして、ともかくも、飲み過ぎはもちろんいけませんが、適量に飲んでおる限りでは健康のためにも役立つものであります。そういう国民の生活にとって不可欠なものでありますけれども、ただしかし、飲み過ぎればこれはまた大変大きなマイナスを人々……
○堀委員 最初に、今もアメリカの問題の話が出ておりましたが、この間終了したアドホックの二回目の会合での経過の対応をひとつ大蔵省側から答えてください。
【次の発言】 さっき話が出ていましたけれども、今アメリカ側が金融あるいはそれに関連するものに非常に比重をかけてきておるというのは、どうも貿易関係では日本に入ろうと思ってもなかなか入れない、そうするとアメリカは今はサービスの点では大変力があるわけですから、このサービスの点で日本の市場に参加することによって、貿易上でどうにも取り返せないものをそこでひとつ取り返そう、こういう戦略を立てているのではないか。ですから、それなりに日本の金融市場に対するアメリ……
○堀委員 先般、大蔵委員会の金融証券小委員会に澄田日銀副総裁その他の皆さんをお招きをいたしまして、当面問題になっておる日米間の金融市場の開放と自由化の問題について参考人の意見を伺いました。これを下敷きにしながら、きょうは大蔵大臣及び大蔵省の皆さんと少しこの問題についての論議を進めたい、こう考えておるわけでございます。 そこで、最初に大蔵大臣にお伺いをいたしますが、現在の金融・資本市場の開放と自由化について、アメリカが格段に強い姿勢で日本に迫っておるという問題の背景を、大蔵大臣は大体どういうふうにお考えになっておるかをまず最初にお伺いしたいと思います。
○堀委員 本日は、参考人の皆さん大変御苦労さまでございます。 最初に宮崎参考人にお伺いいたします。 私、宮崎参考人に最初にお目にかかったのは、たしか宮崎さんが公共事業担当主計官をしていらしたころだと思いますので、もう二十年以上昔のことだったろうかと思うのでありますが、その後企画庁においでになって事務次官までお務めになって、現在アラビア石油の方にいらっしゃると聞いておるわけですが、財政制度審議会の委員として、また民間の企業経営者として――一体今の国の国債発行のあり方というものは、現状の行政改革が求めておるような角度から見て適切なのだろうかという一つの疑問が私はあるわけでございます。国債発行は……
○堀委員 きょうは、財源確保法の私が最後の質問者でございますが、今、同僚の藤田委員が、昭和五十年の国債大量発行以来、予算委員会あるいは大蔵委員会でこの問題に大変熱心に取り組んでこられて、それらの経験の上に立って、ここで今度の法律の一番重要な問題であります特例債の借りかえ問題について真剣な討議をされたことに、私は非常に敬意を表したいと思うのであります。 そこで、まずきょうは、そういう意味では、この問題の中心はやはり何と申しましても国債問題でありますから、そういう国債の沿革の問題から少し考えてみたいと思うのであります。 国債整理基金特別会計法というのは、明治三十九年三月二日の法律でありますが、……
○堀委員 時間が少し経過をいたしましたが、株券等の保管及び振替に関する法律案について質疑を行いたいと思います。 私は、昭和三十五年の一月から大蔵委員会に参ったわけでありますが、たしか四月ごろだと思うのでありますけれども、大蔵委員会の皆さんが証券取引所の視察に出かける機会がございました。証券取引所でいろいろなお話を聞いておりますときに、実はこの振替決済制度の問題が話題になりました。顧みると、二十四年たっておるわけでございます。 振替決済制度そのものは、私は大変合理的な処理だ、こう考えておりましたけれども、商法の関係その他いろいろな関係する分野が多かったものですから、大変長い間実は法案の作成に……
○堀委員 昭和四十六年の二月八日、今から約十三年ぐらい前になりますけれども、この二月八日の予算委員会で、私は佐藤総理との間で、実はこのたばことがんの問題について論議をいたしました。私が、 ちょっと総理にお伺いをいたしますけれども、あなたの前任者であった池田さんが在任中に病気になられてなくなられました。池田さんがなくなられたことは、何の病気でなくなられたと総理はお考えになっておりましょうか。 ○佐藤内閣総理大臣 いまさら私が言うまでもなく、ガンだろうと思います。 ○堀委員 私、この間、長く池田さんのそばにおられた登坂議員に、池田さんほどのくらいたばこを吸っておられましたかと聞きましたら、……
○堀委員 本日は、経済企画庁長官にも御出席をいただいて、当面する日本経済の今後の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 最初に、現在の日本の経済状況の現状認識ということを、企画庁長官と大蔵大臣からお伺いをしたいと思うのであります。 現在、日本はアメリカ経済と不可分な形で動いておるというふうに一般に考えられておりますが、私もその問題を否定するわけではありません。現在のアメリカ経済の最大の問題点は、何と申しましても財政赤字、異常な財政赤字がいろいろと論議はされておりますけれども、引き続き続いておるわけでありまして、その財政赤字に伴って実はアメリカの金利が非常に高くなっておる。急速な景気回復……
○堀委員 三点ばかり関口先生に伺いたいのですが、実は御出席の方の中に技術の系統から御出身の方がないわけでありまして、この専科大学の問題は……。
【次の発言】 失礼いたしました。経営者の方だからそうでないと思いました。
【次の発言】 先に関口先生に伺うのでありますが、専科大学の問題は、先ほどもお話が出ておりましたし、私は委員会で申しておりますが、三つの問題はかみ合っているのです。第一点は、短期大学をどうするかという、最初に先生がお話になった問題があるわけです。もう一つは技術者をどうするかという問題がまた別個に起ってきている問題だと思うわけです。もう一つは女子教育をどうするかという問題、この三つの……
○堀分科員 企画庁長官に少し基本的な問題から先にお伺いいたしますけれども、現在日本は資本主義経済の中にあるわけですが、この資本主義経済と皆さんのいろいろお立てになる計画との関連、これを長官は一体どういうふうにお考えになっておるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 私が伺ったのは、資本主義経済と計画性とを伺っておるのです。今お話のように、私は計画経済ということでなくて、経済企画庁で新長期経済計画であるとか、こまかくいえば三十五年度に対する経済政策であるとか、いろいろとお出しになる、それとの関連ですね。今の資本主義経済との関連、もうちょっと具体的にいいますと、そういう計画がある、しかしどこかでこ……
○堀小委員 先ほどのいろいろなお話の中にすでに出ているのですが、どうも私はよくわからない点が金融の問題にあるのです。第一に、最初に伺っておきたいのは、われわれ新聞を見ますと、コールのところが、公定レート一ぱいのものしか出ておらないのですね。しかし、いろいろな面を見ると、コールは非常に異常高だということが常にいわれておる。そうすると、このコールの問題でちょっと伺いたいことは、異常高ということは、結果としては一種のやみ取引ですか、どうなのかよくわかりませんが、そういうコールの部分的に商いものがあるということは、どうもよくわからないのですね。全体が上がってこなければ、コールに出てくる金と――もちろん……
○堀小委員 私は、横山さんのお話とはちょっと角度が違うのですが、最近新聞にも出ていますが、脱税の勧めというのですか、合法的脱税の勧めとかいうものが週刊誌に出ているというので、問題になっております。私、これについては、こういう関係のものを一括して一回委員会に御提出を願いたいと思うのですが、一体今の世の中で合法的脱税ができるというのは、制度に問題があるのか、取り扱いに問題があるのか、これが私どうも納得ができない点が一つあるわけです。今の銀行の調査については、私は率直に言うと、どうも制度の問題といいますか、貯蓄もいろいろ問題のある部分があるだろう。と申しますのは、今度私もとの大蔵委員会の方で質問をさ……
○堀小委員 前回いろいろと国税庁の方からお話を承っておるわけですが、大法人のための調査のスタッフが今度設けられ、詳しく調査をなさるということで、私も大へんけっこうだと思うのですが、実はその前に、この前いただいた資料の別表の一で、昭和三十四年度に一億円以上の資本金の会社で査察が行なわれて、申告所得の総計が四億八千五百万円余りに対し調査所得額は七億四千二百万円余りというのが三件も出ておるわけですが、これの実情というのは、大体どういう業種の会社であって、この金額、約五〇%の増が出たのは一体何に基づくものであるかという点を、会社の名前はいいですから、ちょっと承りたいと思います。
○堀小委員 過日この小委員会に「物品税法違反者に対する処分状況調」というのを御提出を願いまして、これを拝見したわけでありますが、よくわからない点がありますので、最初にちょっとこの資料についてお伺いをいたします。
「無申告犯」と書いてありますのは、これは当然申告すべきものを申告しなかったという点でわかります。「ほ脱犯」というのは、ある正当でない申告をしたことによって起こっておる脱税だと思うのですが、次の「秩序犯」と響いてあるのは一体どういうものを意味するのか。
【次の発言】 取り扱い上に違反したということになると、具体的に一つ例をあげて言っていただきたいのですが、記帳が抜けていたら、それは脱税……
○堀小委員 この前からお願いをいたしておりました大資本の大口査察といいますか、その問題についてお願いをいたしておきましたけれども、御報告がいただけるような段階にきておりましたらば、一つお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 この増差の中には、さっきの価格変動準備金その他は入ってないのですか。
【次の発言】 そうすると合計して三億二千万くらいになっちゃうのじゃないですか。
【次の発言】 三十四年度の問題で、お伺いしたのがまだ残っておると思いますが、一応区切ってということだと思いますから、ちょっとこれに関連して伺いますけれども、三十四年度の製紙、金属製品、一般機械類、この三つをそろえて実はここ……
○堀委員 お話を承って、大へん簡明、率直、明快でよろしいわけでしょうけれども、ちょっと私、納得のできないところが二、三点ございますから……。 今の小汀さんの話では、憲法なんというものはあまり問題にしないで、義理人情でやりたいのだ、道徳心でやりたいのだ、こういうようなお話のようですけれども、全部取っ払ってしまいまして、その場合における基準ですね。あなたは全部取っ払って好きなことをやらしたら、あれはおかしいじゃないかということになるとおっしゃったのですが、取っ払ったとき、その基準というものは何になるか。今は一応法律がありますから、法律にはずれたことをすればよくないということが一つの基準になります……
○堀委員 私は、まず最初に一つの問題について、公述人の皆さんにお一人ずつお答えをいただきたいと思います。 連座制と高級公務員の問題は、もう昨日以来論議が集中いたしておりますから、その問題は離れまして、現在選挙に非常に金がかかっておるということは、もう公述人の皆さんすべてお認めになると思うのです。そこで、金がかかるということになると、御承知のように、自分の金であまり選挙は行なわれていないと思います。戦前は井戸塀というような言葉があって、自分の金、資産を使い果たして井戸とへいが残ったというのが清廉潔白なる政治家の道であったという言い伝えがございます。実は私もこういうところに出るときに、おやじにだ……
○堀小委員 今と同じようなことが続きますが、私、少し具体的に伺っておきたいと思います。現在府県の金庫になっておる相互銀行とか信用金庫がありましょうか。
【次の発言】 府県には相互銀行、信用金庫で金庫を預かっておるものは一つもないのですね。そうすると現在一つもないのに、そういうような今度の答申が出るというようなことは、それじゃどういうことでしょうか。府県の場合には銀行を金庫とするのを例とするということになるのですね。現状で、なければ、そのないものをどうするかは府県の自主的な判断があって、ないのだと思うのですが、それをわざわざそこにそういう答申をしなければならない積極的な理由はないと思います。
○堀小委員 今いろいろなお話がありましたから、ちょっと私準備をしてきておるものがありますけれども、今のお話の方を先にちょっと伺って、それから準備したものに入りたいと思います。 証券部長の方に伺いますけれども、公社債投信は最近は個人になってきた、ところが個人になりながら依然として解約が百億くらいある、最初一口当たり二十四万円であったものが一万円になってきておる、そうすると、今の解約の姿はほとんど個人になっておるわけですか、大口のものが解約をして新規のものは小口だけがふえておるのか、結果としてそういうことにならないとこの数が出てこないと思うのですが、そのことは一体どういうことを意味しているのか、……
○堀小委員 最初に、矢津参考人にお伺いいたしたいのでございますが、この宙法の規定の中で、さっき先世がおっしゃいました新株引受権を全部現存の株主に了える場合、それから与えない場合、与えない場合に第三君に引受権を付与する場合、公募の場合、こういうふうに御税明いただいたのでございますが、価額が公正であるかどうかという点については、引受権を令部与えた場合には、法律的には価額は大体どこへ参りましても問題は起こらない、こういうお話がございましたけれども、理論的に全部引き受けました場合はさようになろうかと思うのであります。要するに五十円の額面といたしまして、これは例でありますが、時価が四十五円の親株の株価に……
○堀小委員 ちょっと関連して。今のことと直接触れておりませんが、この間税制改正が行なわれてから、ちょっと私よくわからない点がありますので、二、三伺っておきます。 びん代の処理が、私あちこちで聞いてみますと、小売店によっていろいろと違いがあるような感じがいたします。そこでビールのびんを持っていった場合に、大びんは一体これを幾らとして回収することになっておるのか、小びんは一体幾らに回収することになっておるのか。ビールは、特にこれまで慣行としてびん付、びん抜きという格好が小売店において行なわれておりますので、これは一体どういう指導をされておるのかをちょっと伺っておきたいと思います。
○堀分科員 本日は経済企画庁長官と通産大臣にお越しを願って、少しお尋ねをしたいと思いましたけれども、通産大臣はおいでにならないようでありますから、その部分については、予算委員会一般質問に譲らざるを得ないかと思うのでありますが、企画庁の長官もまだ見えないようでありますから、先に少し始めることにいたしましょう。 昭和三十七年度の経済見通しの中で、昭和三十六年度、実績見込みについての設備投資の部分は、九月二十六日ですか、企画庁の発表がありましたときも三兆七千五百億円、十二月に発表がありましたときも三兆七千五百億円、一月の発表も三兆七千五甘億円で、その他の部分については、いずれも九月以来多少の異同が……
○堀小委員 銀行局長にお伺いをいたします。時間があれですから簡単にお答えいただいてけっこうです。
昨日、日銀といろいろお話し合いをされた中で、相互銀行、信用金庫に日銀の準備預金制度をつくる、これは将来日銀貸し出しを認めるということになるという前提があるのかないのか、その点をちょっと……。
【次の発言】 そうすると、方向としては個別はわかるのですが、現在はまだ相互銀行、信用金庫は日本銀行との間にそういう貸し出しについての道が開けてないと思うのですが、今後は開けるという方向にあるというように考えてよろしいのですか。
【次の発言】 そこで、実は私これから少し勉強してみないと、きょう伺えない点もある……
○堀委員 農林大臣に、時間が十分ないようですから、初めにお伺いをいたします。
このたび提案をされております農業近代化資金助成法の一部改正については、これまでの系統金融のワクを広げて、一般的な金融機関よりの借り入れの道を開くということになっておりますが、これは一体いつから実施をされるのか承っておきたいと思います。
【次の発言】 この中に地方銀行その他一般の政令その他で定められると思いますが、現在考えられておる政令で定めようとする対象はどういうものでございましょうか。
【次の発言】 この農業近代化資金が与えられる場合は、期間的には大体どのくらいを目途にしておられるわけでありますか。
○堀分科員 まず最初に、専売公社の総裁にお伺いをいたします。 本日私が論議をいたしますことについては、大蔵大臣はよくお聞きを願って、そうして最終的には一つ大蔵大臣の政治的な判断をはっきりお伺いをしたいと思いますので、最初のうちは直接は大蔵大臣に伺いませんけれども、そういう心がまえでお願いをいたします。 専売公社の総裁にお伺いをいたしますけれども、たばこ専売法三十四条の三項に「小売人は、第一項の小売定価によらなければ、製造たばこを販売してはならない。」こういうふうにございます。そうしてこれについては、行政処分としての違反した者に対する取消し及び罰則等がついておりますけれども、この問題は私は法……
○堀分科員 今工業用水道の話が出ましたから、私は関連してちょっと伺っておきたいと思いますが、実は私も地盤沈下地帯の最右翼の尼崎におります。今のように補助率が新規事業よりは下がってきたわけでございます。しかし全体を見ると、補助率がもっと多いところもありますね。今度の予算折衝の中でいろいろ見ておりますと、もう少し多いところがある。何かそこは港湾事業等が含まれているとかなんとかいうような主計局の説明も聞きましたが、九州の補助率の多いところ、あれをあなたの方ではどういうように考えておりますか。
【次の発言】 そこで、さっきのお話で、これが非常に私は問題があると思います。四大工業地帯が現実に非常に地盤沈……
○堀分科員 答弁が簡単でございましたら、三十分以内で終わります。 きょう私がお伺いをいたしたいことは、私住まいが尼崎でございますので、一カ月の間何回か特急で東京と大阪の間を往復いたしております。そこで、今私が特急についていろいろと感じております諸問題をここで申し上げて、改善を一つお願いしたいことと、あわせてこの経験をもとにして、東海道新幹線の各種車両等の問題について一つ配慮をしてもらいたいということが、本日の質疑の要点でございます。そこで、まず最初に、公正取引委員会も来ていただいておりますから、この問題から始めます。実は特急ができまして、あの特急は御承知のように窓があきませんので、当初は食事……
○堀小委員 私、実はブラジルに行って一番痛切に感じたのは、やっぱり日本で見ていますとブラジルというのは何かはるかかなたの国で、どうも無縁の国のような感じが実はしているわけです。日本人は行っているけれども無縁の国のような感じがしている。しかし行ってみるとやはり五十万のコロニアとその子孫がいるわけですし、企業もさっきのお話のようにかなり進出をしている。私は一番痛切に感じたのは、リオデジャネイロ空港におりて町へ入ったらとたんにフォルクスワーゲンの車が洪水のように走っているわけですね。一体フォルクスワーゲンがどうしてこんなに多いのですかといって外務省の方に聞いたら、いやこれはブラジルの国産車であります……
○堀小委員 関連して。いまの銀行の店舗の増設の問題ですが、基準がないようですけれども、具体的には何か点数表があって、その一番から何十番かずらっと並べて、いいことですけれども、その点数が非常にものをいうように私理解しているのですが、そこの取り扱い方が、私はいまの全国銀行、相互銀行、信用金庫といったワク別にそういう順位、点数を比べるのなら合理的だと思うのですが、どうも実情を拝見すると、信用金庫、相互銀行、銀行全部ひっくるめて点数でランクがついているように、最近のことじゃないけれども、ちょっとそういう理解をしたことがあるわけです。そこで最近はどうなのかということをちょっと一回聞いておきたい。
○堀小委員 ただいままでの歩積み、両建ての議論は、原則論という点についてはわれわれも同感の点が非常にあるわけですけれども、さらに進んで、それじゃ三〇%とかいろいろな数が出てきておる土台は一体どういうことになっておるのか。それから都市銀行、地方銀行、相互銀行、信用金庫、いまの金融機関は大まかに分けて四つのジャンルに分かれると思うのですが、その各ジャンル別に歩積みなり両建てなりの現在の姿というのを一体どの程度に銀行局は把握しておるのか、その点をジャンル別に、そうしてたとえば都市銀行について言うならば、一行一行聞く必要はありませんけれども、それを多いもの、中くらいのもの、少ないものというのを、大体多……
○堀小委員 最初に銀行局長にお伺いをいたしますが、十三日から、銀行局におきましては日本銀行と共同で各金融機関に対して立ち入り検査を行なって、この歩積み、両建てについての調査を始められておると思いますが、この調査の状況を最初にちょっとお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで実は私この前の委員会で要望いたしましたし、聞くところによると閣議においても総理その他もこの特別調査についてぜひやれということで今日行なうことになったと思います。いま伺いました銀行調査のあり方でありますけれども、三十九行ございますが、この中で都内と地方と区別は一体どういう形になっておりますか。
○堀小委員 最初に銀行局のほうから少しお伺いしておきたいと思います。 これは非常に簡単な資料でありまして、実は私、今度はかなり精密な資料を御提出いただけるというふうに期待しておりましたけれども、前回の資料と並べてみると、まさに前回の検査と同じスタイルになっているわけです。しかし、この前と今度とはこの問題の取り上げる角度がだいぶ違っておるというふうに考えております。ということは、前回ももちろん当委員会においていろいろ議論がありましたけれども、今度ほどいろいろな角度から問題にした経過での検査ではなかったわけであります。この資料だけでは非常に不十分だと思いますので、ちょっと二、三の問題についてお伺……
○堀委員 この間大蔵委員会でも触れた点でありますが、早急にとかいうようなことでは、われわれは信用できません。だからこれは期限を切っていただきたい。いまから一年以内に公的病院は全部それらの差額徴収部分を廃止する、これを答弁してもらいたい。それができなければ、大蔵省は今後一年間に全部準備を整えて、来年の本日から全国の公的医療機関に対して一斉に課税をする。一年間猶予を与えますから、やれますかどうですか厚生省答えてください。
【次の発言】 私はいまの医務局長の答弁、納得しません。そこでこれはいろいろ問題がありますから、少し具体的に詰めておきますけれども、基礎ベッドが一体全体の中の何割までは適正であると……
○堀委員 最初に法制局に少し基本的な問題についてお伺いをいたします。
予算総則に定めておる給与あるいは予算の中にあります給与というものの法律的な解釈をひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、ただいまの給与という概念の範囲と、公労法第八条第一号の「賃金その他の給与」という、この給与の範囲との差があるのかどうか、予算総則等に定める給与ということばの持つ意味と、この公労法第八条第一号の給与ということばの持つ意味とは、どういうふうな関係にあるかをお答えいただきたい。
【次の発言】 ただいまのもう一回確認をいたします。
そうすると、給与総額でいう給与とこの八条一号の給与とは差がある……
○堀分科員 実は先般、たばこと肺ガンという問題について大蔵委員会で論議をいたしましたときに、広告宣伝費の問題について資料が不十分でありましたので、本日は本年度予算を含めてこの専売公社の宣伝費の問題を少し伺いたいと思います。 そこでまず最初にお伺いをいたしますが、昭和三十九年度におけるところの専売公社の役務費の中に含まれておるところの宣伝費は一体幾らであるか、報償費よりこれまでも大体五千万円内外のものが組みかえて宣伝費に使用されておるけれども、その報償費からの組みかえ分は一体幾らであるか、総計昭和三十九年度に予定しておる宣伝費はこれからのもので幾らなのかということのほかに、米葉資金から振りかえ……
○堀分科員 それでは国鉄の側にお伺いをいたしますが、皆さんのほうから出した一種の通達といいますか、申し入れに対して、国鉄関係の業者がそれを実行しない場合には、国鉄は一体どうしますか。
【次の発言】 私は昨年の二月二十六日の当分科会において、特急の食堂及び弁当の販売等の諸問題、それから特急内部の暖冷房、換気等の問題について実は論議をいたしました。そのときの、当時の副総裁の答弁は、「ただいま御指摘のございました点につきましても、とくと食堂会社を督励いたしまして、御趣旨に沿うように指導いたしたいと思います。」そういうふうにはっきり答えておられるわけです。ところが、私それから約一年ずっと特急に乗って東……
○堀分科員 本日は電電公社の関係の問題と郵政省の予算の関係の問題について少しお尋ねをいたしたいと思います。最初に電電公社の問題からお伺いをいたしますが、総論として公社の総裁にお尋ねをいたします。
公社が公文書によって一つの見解を発表した場合に、公社は、その公文書による見解については責任をはっきりととられますか。そのことからちょっとお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そこで実は電電公社が臨時行政調査会からの照会に応じて、臨時行政調査会に対して報告をされている文書がございます。その中で少し確認をいたしたいと思いますけれども、「給与総額制度」という問題に対する報告でありますが、「予算上の給与……
○堀分科員 私のほうから政府側に要望いたします。時間が三十分ですから、答弁は簡潔、率直にひとつお願いをいたしたいと思います。 本日お伺いいたしますのは、すでに本年度の参議院の予算委員会においても林塩委員からお尋ねもありましたし、昨年の予算委員会の分科会においても、参議院で林さんからお尋ねがあった看護婦の深夜作業に関する手当の問題でございます。 そこで、まず最初に厚生大臣にお伺いをいたしますが、これまで厚生君側の答弁は、ひとつできるだけ看護婦の深夜勤務については手当を増額するように努力したいという答弁がしょっちゅうされておりますが、私ちっとも成果があがっていないと思う。そこで一体厚生大臣は、……
○堀小委員 ちょっといまのに関連して。いまのお話の点なんですけれども、上場会社の三分の二、が適用されるとなると、これまたセレクトをしないと、これが一斉に手をあげれば一ケ月五百億とかいうことになるのじゃないかと思うのです。だから結局原則は私もそういうことでいいのじゃないかと思いますけれども、その次の段階で、経団連でお考えになっている月二百億程度にしぼっていくということになると、そのしぼるためにはそれでは一体何でしぼるかということになるところに、また細目的なルールというものが要るようになるのじゃないかと思うのですが、その点についてはどういうお考えでしょうか。
○堀分科員 私は建設関係の問題で質疑をいたしますのは、国会議員を七年やっておりますがきょうが初めてでございます。こういう場違いの問題を取り上げるに至りましたのは、私なりに理解しがたい問題があるものですから、事案はきわめて具体的な事案でありますけれども、その事案の背景にありますものは、法律の問題を含めて検討を要する問題があると判断をいたしましたので、本日質疑をいたすわけであります。 問題は土地収用の問題でありますけれども、最初に事務当局にお答えいただいてけっこうです。 土地収用法というのは、昭和二十六年六月九日に立法をされておるわけですが、土地収用法が立法をされた当時にすでに有料の観光道路が……
○堀分科員 いま局舎の問題が出ておりましたから、先に私も局舎の問題について少しお伺いしたいと思います。
いま郵務局長ですかがお答えになったのはよくわからないのですが、昭和四十年度の郵便局舎の建設予算は、三十九年度の七十一億五千八百六十七万三千円に対比するものは幾らになるのか、ちょっとお答えをいただきたい。
【次の発言】 その中で普通局は幾らで、普通局の中の新増築分は幾らになるか、ちょっとお答えを願います。
【次の発言】 いまの七十億というのは、昨年度の四十七億八千六百万円に見合うものでありますか。実はそれは土地買収その他が含まれると、ちょっと計算がわからなくなりますので、昨年度は、私が持って……
○堀分科員 本日は医療費の問題をお伺いをするわけでありますけれども、現在の健康保険というものの実際の状態が、少し詳しく分析をされておらなければ、私はそれに対する対策というものが正しく打ち出されない、こう考えるわけであります。
そこで、最初にちょっとお伺いをいたしますけれども、健康保険全体につきまして、最近の受診率の動きを御説明いただきたいと思います。事務当局でけっこうです。
【次の発言】 受診率だけでいいです。
【次の発言】 治療日数のほうは、やはり同じように、どういうふうな経過になっておるかをお伺いいたします。
【次の発言】 いろいろと健康保険の制度は各種の保険が組み合っておりますから、全……
○堀小委員 最初に、金融制度調査会の堀さんのほうにお伺いをいたしますけれども、ここにも述べられておりますように必ずしも十分ではない。その点は私もそういう感じがしておるのでありますけれども、実は今後、この問題は金融制度調査会としてはどういうふうになさるのか。この共同準則運用委員会が設けられて、そこでいろいろと、今後の経過については、新たな段階に応じていろんな問題がやはりそこに提起されたり、また、それがそこでコンクリートになったものはまた共同準則の中に入ってくるとか、何かそんなことが起きてくるんではないだろうか。ただ準則は準則でこれだけ、運用は運用で別だということではなく、だんだんこれが発展を――……
○堀小委員 最初に、資本市場研究会という、高橋亀吉さんが委員長をしていらっしゃる会がございますね。実はここが「資本市場の在り方」という報告をお出しになっておるのを私拝見しておるのですが、ここの中には代表的な証券会社の幹部の方も委員として名前を連ねていらっしゃいますね。野村証券では副社長の北裏さん、それから当時山一証券で専務をしておられた中島さん、大和証券の投信委託の社長をしておられた西村さん、それから日興証券の社長の湊さん、それからあと玉塚証券の関口さん、日東証券の土屋さん、これもやはり業者の方がお入りになった委員会で答申が出ておりますね。この答申はこれだけの業者の皆さんが参加をされてお出しに……
○堀小委員 きょうこうやってお越しをいただいて、私どもは少し詰めた議論をさしていただくつもりでおります。詰めた議論をさしていただくということは、客観的ないろいろな指標、データに基づいて、先ほども三森さんがお話しになったんですけれども、需給のアンバランスが適正化をするような目的でおやりになった、こういうことですから、現状が需給のアンバランスが適正化をしておるかしていないかということが、放出をすべきかどうかということ、目的が達成されたかどうかということのきめ手になると思います。 そこで、前段としてお伺いをしておきたいことは、私は、昭和三十九年の三月でありましたか、当時の山際日銀総裁にお越しを願っ……
○堀小委員 今度の放出株の問題で、何ですか、非常にうっとうしい状況になっているのですけれども、私は、どうもこれだけが何かうっとうしい状況になっている最大の要因で、ほかには要因がないかのようにいわれておる点に疑問が実は非常にある。しかし、ここは時間がありませんから議論をいたしませんが、こういうことが言われておるようですね。株の放出が行なわれると、その金は日本銀行に入ってしまう、要するに、それだけオペレーションをやったと同じ効果になってくる。確かに実際はそういうことになると思うのです。しかし、それはそれだけ還流すれば、市中の資金状態をにらんで、日本銀行としては、現在の公債発行下におけるところのある……
○堀委員 私は、この商法の一部改正に関する法律案について質問をいたします前に、最初に法務大臣にお伺いをしたいのですのですけれども、今度のこの商法の改正というのは一体だれのためにされるのか、それからちょっとお伺いをしたい。
【次の発言】 大臣も御承知のように、昨年の七月まで証券市場が非常に低迷をいたしました。そのために実は多数の株主が多くの被害を受けた事実があるわけであります。その善意なる株主、そういう人たち、その中にはいろいろ問題がありましょうけれども、そういうときに、その人たちに被害を与えた側というのは、それではどこかというと、ある意味ではやはり発行会社である企業の側と証券会社側の適切でない……
○堀分科員 きょう私は、郵政省所管の問題と、電電公社の所管の問題について、お伺いをいたします。 最初に、郵政省のほうから始めさしていただきます。実は、ときおり私ども新聞で承知をしておりますけれども、郵便貯金なりその他為替等の関係で、横領といいますか、いろいろな業務上の犯罪が、郵政省の所管で起きておることを、私どもも承知をいたしておりますが、それにつきまして、実は少し予算との関係で伺っておきたいのであります。為替、貯金の犯罪によって、資料をいただいておるのですが、国というのですか、郵政省として、損害を与えられておる部分がかなりございます。それをざっと見ますと、発覚という形で、皆さんのほうの資料……
○堀分科員 私は、本日は重症身体障害者に対する対策の問題と、ガンの対策の問題と、医療費の中での請求簡素化と、それから技術料の適正評価、これだけをちょっと伺いたいと思うのです。 最初に、重症身体障害者の問題なんですが、ずっと私この問題を調べておりまして、現在多少不況にはなっておりますけれども、国民生活全体としては、かなり生活の内容は改善をされてきまして、一般的にいえば物価高で生活が苦しいとはいいながらも、ささやかなしあわせの暮らしをしておる国民が大多数だと思いますが、この重症身体障害児をかかえておる親の場合には、これはもうまことに不幸のどん底にあるという状態が間々見られて、このためにあるいは一……
○堀分科員 公取委員長すぐ参りますね。時間がありませんから先に始めます。
本日はすでに問題は解決をいたしておりますけれども、粗鋼減産に関して住友金属の問題というのは昨年の暮れかなり大きな問題になりました。問題は一応落ちつきましたけれども、あの問題の中にはかなり重要な問題点があると私は思います。そこで大臣があの問題をどういう角度でお考えになっておるか、ちょっとそれを最初にお答えしていただきたい。
【次の発言】 いま大臣はそういうふうな角度でとらえていらっしゃるのですが、実は私はこの問題をちょっと――もちろんそういうことがあったと思うのですが、問題の中心は、私は鉄鋼の輸出のあり方の問題があの問題……
○堀分科員 本日は、現在の経済の状態から推測をして、将来の問題についての日本経済の姿を少し議論させていただき、同時に、先般から問題になっております電信電話公社の電話料金の値上げの問題と中期経済計画との関連ということについて、最後に消費者物価の問題についてお伺いしたい、こう思っております。 最初に、私、この前の予算委員会で御質問をいたしましたときに、大体今後の経済見通しとしては七%前後の経済成長というものを当分期待をしたい、こういうふうな御答弁があったと思うのですが、現在の時点での来年度見通しは大体七・五%の伸びという、これまではそういうのが入っていなかったのですが、今度は皆さんのほうのお出し……
○堀小委員 最初に、私ども前回当委員会で歩積み・再建ての解消について決議をいたしまして、二年間大蔵省の指導によりまして一応自粛対象と目される部分がなくなりましたことは、諸金融機関とされましてもいろいろと努力をしていただいた結果だと思いまして、その点については私どもも一応満足の意を表したいと思います。 ただ、今後の問題について少し二、三お伺いをしておきたいと思うのでありますが、これまでの取り扱いは、実は都市銀行から信用金庫に至るまで一律のルールによって処置をしていただいてきたわけであります。しかし、今日の時点にまいりますと、これからは都市銀行と信用金庫というふうに非常に大きな格差のある金融機関……
○堀小委員 いま御報告をずっといただいたわけですが、私はどうも、今度の金融制度調査会で昨年の六月でありますか始められた、この中小金融を主体として、この部分から問題を取り上げるという点について非常に大きな疑問があるのです。 そこで、まず最初にお伺いをしたいのは、あまり長いことを言ってもしようがありませんから、今後十年から十五年の先を見通して、日本の資金の需給状態というものが、はたしてこれまでのような形であるのか。要するに、企業側の資金需要が、高度成長期ということで確かに非常に一つの転期を画してきたわけですが、だんだんとこれから根っこが大きくなりますと、これまでのような十何%というような成長がい……
○堀小委員 ただいまいろいろな御意見を承りましたが、まず最初に、いまお述べになりました御意見についてちょっとお伺いをして、あと、私が日ごろ考えておりますことについて、少しお伺いをいたしたいと思います。 田實参考人にお伺いをいたしますが、実は私、資本の自由化の問題の中で、おっしゃるように、間接的な影響のほうが大きいと思います。間接的な影響としては、外資の入ってまいりました会社は、おそらく外国銀行からの資金が供給をされてくることになるだろうと思います。先ほどお話のとおりに、確かに、外国銀行といえども、表面的な金利の問題としては、私はそんなに大きな差はないと思いますけれども、いまお述べになったよう……
○堀小委員 いまずっとお述べになりましたことの中で、国債発行のために資金が偏在をしてくる、こういうことですね。そこで、この同質化の問題というのは、同質化をしたら、いまの国債発行下における資金の偏在というものが、はたしてある程度正されるようになるのかどうか、その点をちょっと最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこでいまの問題は、私二つの問題を含んでいると思うのです。と申しますのは、財政が大きくなり、政府保証債なり国債なりをどんどん出していくということは片面にありますが、同時に、今度はそれを都市銀行がかなり割り当てられておる。これはお金を都市銀行が出していくわけですね。今度はその金のもと……
○堀小委員 実は、非常に時間が制約されておりますので、金融制度のいろいろなお考えはいま承りましたので、この問題はちょっとあとで時間があったときにやらしていただくことにして、いま当面の問題に非常に重要な問題かたくさんございますのでちょっとお伺いをいたしたいと思います。 第一は、最近の国際収支の状態というものは、まあこれは短期的に見るか長期的に見るか、見方はいろいろございましょうけれども、しかし、少なくとも、諸外国の情勢を見ながら日本の現実を見てみますと、決してこれでいいという状態にはないと思います。特に外貨準備の中身もたいへん悪くなっております。金額としては約二十億ドルぐらいはずっと続いており……
○堀小委員 関連して。
いまの交付公債というのは、法律の基礎はどこですか。
【次の発言】 財政制度審議会の報告の前書きのところに少しく問題点があるように思うのです。
その問題点の一つは、さっきちょっと横山委員が触れました問題について二ページで「なお、上述のように経済情勢に対応する予算の弾力的執行は、現行法制上も不可能ではないが、景気調整に対する財政の役割は今後ますます増大するものと考えられるので、財政の景気調整機能を強化する方向で財政関係法規の改正を検討することが望ましい。」と、こう問題提起がされているわけですね。そこでこの財政関係法規ということは財政法を含めての問題になろうかと思うのです……
○堀分科員 通産大臣にお伺いをいたしますが、実は私は、ここ数年来この分科会で鉄鋼に関する問題を随時取り上げてまいったわけでありますが、まず最初に、昨年私は当分科会で、当時の粗鋼減産について三木通産大臣に、四月から六月までの粗鋼減産はやむを得ないけれども、少なくとも粗鋼減産は四―六で終わるべきであって、七―九以降は正常な状態に戻さなければ、これは生産調整があまり長きに失して市況に影響を与えることになるだろう、こういう議論をしたわけですが、現実には七―九が継続をされることになりました。その間、私、二回ばかり大蔵委員会その他においてこの問題を取り上げて、結局この粗鋼調整は八月で終わりになるという事態……
○堀分科員 私は、企画庁長官に、経済見通しを中心とした日本経済の今後の問題、及び経済見通しというのはいかにあるべきかという問題と、あと物価、それに関連する経済と物価の問題を少しお伺いをいたします。 まず最初にちょっと伺いたいのですけれども、昭和四十一年の実績見込みで民間設備投資五兆四千億円というのが、この前三月十三日ですかの閣議で決定を見ておるわけですが、大臣どうでしょうね。私はやはりこの四十一年度の民間設備投資というのは、もうちょっと高いように思うのですがね。現在の時点でまだ七―九までしかわかっていませんからあれですけれども、。しかし四―六、七―九の状態を見ると、その後の経済情勢というのは……
○堀分科員 本日は、私昨年も取り上げました問題ですけれども、昨年十分に解明がされておりませんから、引き続き取り上げるわけでありますが、ごく最近新聞紙上に非常に大きく取り上げられておりました、京都島原における特定局の局長の使い込み事件というのが非常に大きく報道されておりました。これの概略をひとつ簡単に御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 実は大臣、私昨年もこの特定郵便局の事故をこの分科会で取り上げたわけです。そうして、ただいまもお聞きになったと思いますが、特定郵便局長が意外に実はこのような使い込みあるいは不正な犯罪をして、公金を横領しておるという事件があとを断たないわけです。本年資料を……
○堀分科員 私は、きょうここでお伺いをいたしたいのは、実は都市の部分における公害というのは工場ができるとか、そういう形の公害というのがこれまでの公害の形でありました。ところが、私がおります阪神間というところは、最近集中的にそれ以外の公害に実は悩まされる段階になっているわけであります。その一つは大阪国際空港に離発着するジェット機による騒音の問題であります。もう一つは、これから国鉄がつけます山陽新幹線がこの人口稠密地帯を通過するということで、住民はこれらの公害について非常に強い関心を持ち、公害対策が完全に行なわれない限り山陽新幹線の通過は絶対反対だということに現在なっておるわけであります。きょうは……
○堀分科員 質問の中身の前に、ちょっと私はものの考え方を少しはっきりしておいていただきたい点がありますから、厚生大臣にお伺いをいたしますが、人間にとって一指大事なものは一体何でしょうか。
【次の発言】 厚生大臣、だいぶむずかしいことばで、人間の存在とおっしゃった。一番簡単には命でしょうな。人間はやはり生きていなければ人間として存在しないわけだから、とにかくわれわれにとって一番大事なのは命だと思う。それはよろしゅうございますね。
【次の発言】 その次に、われわれ人間として存在していましたら、お互いに願うことは、やはりただ生きておってもしかたがないのです。しあわせに暮らしたい、しあわせに生きたいと……
○堀小委員 この前から参考人の皆さんにいろいろおいでをいただきまして、かなりお話を承りました。きょうは少し角度を変えまして、ともかくこれまでに、同質化が必要である、再編成が必要であるという原則的なお答えはちょうだいをいたしておるわけでございますが、その中では、最近の資金の偏在の問題、国債発行に関する問題、所得構造の変化に伴う問題、いろいろお話がございました。 実は最近、私、皆さんの全国銀行協会連合会がお出しになっている「金融」という資料の中身を少し拝見をいたしておりまして、たいへん適切な資料がここに出ておるのであります。「最近における預金者別、金融機関別預金の動向」という資料をずっと拝見して……
○堀小委員 ただいまの御意見について質問をいたしますについて、まず先に千頭さんに信託関係の問題をお伺いをいたしたいと思います。そしてあとで工藤さんに金融全体の問題について伺いたいと思います。 いまお触れになりました中で、信託銀行の資金供給を今後より低利、安定した資金を豊富に供給したい、こういうお話でございました。実は、金融再編の今度の問題が出てまいりましたもとはどこにあるか、私なりに考えてみますと、一つは、現在の金融諸立法というのは、特に銀行法は昭和二年に制定をされておりまして、当時は非常に恐慌のために銀行がつぶれるという時期にあって、いかにして銀行を保護するかというのが立法の趣旨でありまし……
○堀小委員 いま両参考人からお話を承ったわけですが、生命保険と損害保険は、同じ保険という名前ではございますけれども、かなりその性格が異なっておりますし、ことに本日の主題である将来の資金運用との関係におきましては、片や生命保険のほうは二兆八千億円という運用資産を持っていらっしゃる。損害保険は五千三百億円、五分の一程度でありまして、非常にその点では比重も違いますから、資金運用の問題として、まず生命保険を少し中心にしてお伺いをいたしたいと思います。 御承知のように、最近、昭和三十六年と八年でありましたか、特別償却その他の減価償却に対する税制の改正が行なわれましたので、現在、特に大きな企業、設備投資……
○堀小委員 最初に桜田参考人にお伺いをいたします。 実は、いまお述べになったいろいろなことを当委員会で私ずっとやってまいっておるわけであります。私は社会党でございますから、本来ならば統制をするというように国民は理解をしておると思うのでありますが、私は当委員会に八年半、約九年くらいいるのでありますが、まず何を言ってまいったかといいますと、金融機関についてはやはり自由化をして競争をさせろ、そうして金融機関の格づけがこれまで預金量だけで格づけをされているのはおかしいではないか。そこで、かつて高橋君が銀行局長のときに、新格づけ基準という問題を提起をいたしましたら、銀行のほうから、国会が行政に介入して……
○堀小委員 最初に、国際金融局長にお伺いをいたしますけれども、ポンドの切り下げのその前のイギリスの外貨準備の状態というのを少し見てみますと、一九六六年の六月ぐらいは十一億七千万ポンド、それからずっと見てみますと、六六年はほぼ横ばいで、そうしてことしの四月に少し上がってきて、これが十二億一千六百万ポンドまできて、それから五月、六月、七月、八月、九月とだんだんダウンしてきたということだと思うのですが、この切り下げのときというか、十月末くらいのポンドの外貨準備というのは幾らだったのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、それを外貨準備だけの面から見ると、七月、八月、九月というのが、九月は九億七千五百……
○堀小委員 ただいま各界の意見等についての御報告がありましたけれども、いまの相沢次長の御説明では、すみっこの最も小さいことをちょっと取り上げたという感じがするわけです。物品の問題とか、銀行振り込みとか、もちろんいいことでありますが、これはどちらかというときわめて技術的な問題であって、予算会計上の問題というにしては少し小さ過ぎるような感じがいたします。 そこで、きょうは少し国債の問題を論議させていただきたいのですが、この間から当委員会で議論をいたしております一つの重要な問題に国債の借りかえの問題があります。実は現在国債整理基金特別会計法の第五条でこれを定めているわけですけれども、財政法ができた……
○堀分科員 私は、大臣にまず最初に、日本の行政というものが、とかくどうも各省庁に分かれておるために、いろいろな点で総合性といいますか、統一性といいますか、これに欠ける点が非常にしばしば起きておると思います。特に私は、国土を利用するという場合には、日本の土地というものは全体から見ると有効利用できる土地が非常に少ないわけでありますから、現在は、御承知のように土地の価格も異常に上がってくるということの背景の中には、絶対量に制限があるということがやはり一つの要素になっておると思うのであります。 そこで、まずきょう取り上げる問題にもそれは関連をするわけでありますが、単にそれだけでなく、いろいろな道路の……
○堀分科員 大体大臣が毎年おかわりになるものですから、毎年こうやって分科会に来ましても、そのつど新しい大臣で、同じ案件を申し上げなければならぬというのはたいへんわれわれは残念なんですが、実は昨年の分科会でも私は伊丹空港の騒音対策の問題と、それから新しく敷かれる予定の山陽新幹線の問題について、同じような公害の角度から論議をいたしました。そのときにかなりいろいろ御答弁をいただいておるわけなんですけれども、まず、だいぶ事情の変わってきた点がありますから、それも申し上げておきたいと思います。 大臣、初めてですからちょっと申し上げておきますが、実は国鉄山陽新幹線というのを大阪から岡山までつけられる。こ……
○堀分科員 本日は郵政省の問題、電電公社の予算の問題についてお尋ねをいたします。 最初に郵政省の問題でお尋ねをいたしたいのですが、実はいま郵政省の指導方針がそうなっておるとは私は思いませんけれども、下部のほうでは、全逓信労働組合という組合があるところで第二組合をつくると、それをつくることに努力をした人が次々と栄転をしていく、そういうことをあまりされていない人は普通の状態というふうな実情を私の周辺でしばしば見かけておるわけですが、私は、労務管理というものは、労働者の諸君が組合をつくっていて、それがどうも極端にむちゃなことを行なうというならばこれはまた話が別でありますけれども、私どもの常識から見……
○堀分科員 本日は厚生大臣に、輸血の関係の問題と、今度問題になっております医師法改正に伴う予算上の問題と、身体障害者、自閉症等の問題について、三点お伺いをするつもりであります。 まず最初に、輸血ということは、もう大臣も御承知のように、現在の医学の進歩に伴って、大幅に実はその需要がふえておるわけでありますが、先般、わが国における輸血の問題というのは売血をやめて献血の方向で行なうという閣議決定が行なわれておると思います。 そこで厚生大臣にお伺いしたい最初の問題は、保存血液というのは三週間しか役に立たない。三週間以上たつとあまり役に立たないということで、一応三週間という限度が設けられておるのはな……
○堀分科員 きょうは少し物価の問題をお伺いをいたしたいと思います。実は、昨日物価安定推進会議が提言をまとめられたようでありますが、この中で、物価安定推進会議が取り上げられております意見については、私ども全く同感なところがたくざんあるわけです。まず最初のほうに、「公共料金の動向いかんは、たんに消費者物価指数の動きに大きな影響を与えるばかりではなく、生活実感に物価指数の変動以上の影響を与える。しかも、その決定には政府が関与するところから、公共料金の引上げは、政府が物価上昇を主導しているきらいがあり、さらには、便乗値上げを誘発する事例も少なくない。したがって、政府が物価の安定を期そうとするならば、ま……
○堀分科員 本日は、二点お伺いをいたします。 最初の一つは、私は、昨年の七月の五日の大蔵委員会で大蔵大臣と実はお約束があるのです。ところが大蔵省は約束をちっとも守っていないものですから、その点を言っておきたいと思います。それは何かといいますと、昨年の投資信託法の一部改正のときに、私は実は会社型投信の問題を取り上げて、そこでこう申したのです。「やはり私は、今後の会社型投信の問題の中の一番大きな問題は税制だと思うのです。ただ、税制だからといって、われわれはその他との関係の公平な税制までを無視していいとは考えていない。ただ税制だけが足を引っぱるのでは、これまた、せっかく制度を発足させても無意味であ……
○堀小委員 企業局長にお願いをしたいのですけれども、資金部会での当初出てきた資金需要ですが、それがトレースをした結果ですと、いつも変わってくるわけですね。何に変ったのかは、実はわからないのです。そして銀行借り入れを希望しておった、しかしそれは借りられなかったが、銀行借り入れの総額は、予想よりは小さくはない、しかし資金需要全体としてはあるわけですから、それは社債に変わったのか、自己資金でまかなったのか、そういう動きですが、この動きが、このいただいている資料をちょっと見ているだけではよくわからないのです。要するに、その資金源というものは、彼らが当初考えておったものが、結果としてはどういう形になった……
○堀小委員 先ほど企業局長のほうから御説明のありました資料は、次回にひとつ質問をさしていただくことにいたしまして、きょうは、前回中小企業金融についての問題が取り上げられておりますのに引き続いて、中小企業金融というものの産業サイドと申しますか企業サイドからの問題を少し取り上げていきたいと思います。 最初に、いま資料説明がありましたから、それについてちょっとお伺いをいたしますけれども、いまの十億円以上、一億円から十億円、五千万円から一億円、一千万円から五千万円、一千万円未満と、これのシェアでもいいし、その該当数でもいいのですが、大体これはどのくらいの分布になっておるのか、お答えをいただきたいと思……
○堀小委員 ちょっといまのお話に関連をしたことだけ伺っておきたいのですが、共同証券は四百八十四億現在残っておる。最近の月間は五、六十億ぐらいのペースで売っていらっしゃる。だんだんと売りにくいものがうしろにたまってきているのではないのか。ですから初めのほうの五、六十億、おしまいのほうの五、六十億、これは金額は同じだと思いますが、ずっと二千何百億売ってきた過程では、いまの残っておるのは非常に売りにくい。裏返していうと、少しディスカウントしてでもしなければ処理がしにくいようなものがたまってきているとすると、それを利益が出るまで待とうということになると、これはさっきちょっと只松君が伺ったことにも関連す……
○堀分科員 私は、実は山陽新幹線、伊丹の国際空港問題をやる予定なんですが、私は日ごろ石田総裁をたいへん尊敬しておりまして、いろいろとおっしゃることは、たいへん筋が通っていらっしゃることでたいへん尊敬しておったのですが、いまの御発言は、ちょっと総裁、筋が通っていないと私は思います。よろしゅうございますか。いまあのぎし詰めの国鉄に国民が乗っておるのは、選択の自由を奪われておるのです。選択の自由がもしあれば、だれがあんなぎし詰めの国鉄に乗るものですか。ところが、残念ながら選択の自由を奪われておるから国鉄にいま乗っているんでして、だれも好きこのんで乗っているわけではないのです。だから、競争線が三本あっ……
○堀分科員 本日は電電公社に関する問題について二、三お伺いをいたします。
最初に、ことしの公社の収入のぐあいは、当初にお考えになっておったよりはやはりふえてきたのではないか。概算でお出しになったのよりはふえてきたのではないかと思うのですが、最近の時点で皆さんのほうで――大体三月まであと一カ月でございますから、見通しはどんなことかをちょっと最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 実は私、十月、十一月と二回にわたって電電公社の予算問題の論議をさしていただきまして、幸いにして本年度の電電公社の料金値上げは見送りになったわけでございますが、しかし国民の中には、ことしは値上げにならなかったけれども、……
○堀分科員 最初に日照権の問題について少しお伺をいたしたいと思います。
今度政府では、建築基準法を改正されるということを承っておるわけですが、これは大体いつごろ成案になって提案をされるのか、まず最初にそれからお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 実は、日本のいまの法律案の提案のしかた、国会での審議のしかたというのを見ておりますと、ややもすると、実は政府案が出てまいりますと、これの修正ということはなかなか困難であって、やはり法案作成の段階で、十分大臣もいろんなこの問題についての理解を深めていただくことによって、提案の前に国民の声に耳を傾けてお考えがいただくほうが、何かと合理的な処置ができ……
○堀分科員 きょうは厚生大臣に三点ばかり伺いますが、最初の一点は、今朝来の新聞の伝えるところによりますと、昨日厚生大臣は参議院の社会労働委員会において、私どもの同僚であるところの大橋参議院議員の質問にお答えになって、医療費の値上げもやむを得ないというような趣旨の御発言があったように新聞は伝えておりますので、いま医療協というものも開かれておる時期でございますから、大臣としての立場がやや微妙な点であることは、私も了解をいたしておりますけれども、重ねてちょっと真意をお伺いいたします。
【次の発言】 ああいう形に出ましたから、一生懸命いま厚生大臣が水をかけにかかったような答弁をされたわけですが、一体医……
○堀分科員 大蔵大臣にたいへん初歩的なことを伺って恐縮ですが、大蔵大臣は、金融というのは一体どのくらいの範囲をもって金融というふうにお考えになっておるか、ちょっと金融の範囲を最初に一ぺんお答えいただきたいと思うのです。
【次の発言】 おっしゃるとおり、金融ということばの中には確かに、きわめて狭義に間接金融だけをさす場合と、直接金融を含めた金融ということばがあると思います。
そこで、私は現在の金融の問題という中では、ポリシーミックスというような段階に来ておりますし、さらに経済は国際的な関連も出てまいっておりますから、国内の金融だけではなくて、国内金融はまた国際的な金融の影響も受ける。こういう点……
○堀小委員 実は、昭和四十二年だったと思いますけれども、当小委員会で、あるべき金融制度についてという議論を始めまして、一年間、各種の論議をさせていただきました。それを受けて金融制度調査会では今日各種の検討を進められて、おおむねこの六月ごろでありますか、答申がされるように聞いておるのであります。当委員会としては、この間やや空白の時期もあったようでありますけれども、昭和四十二年に当委員会で論議をいたしましたときと今日とでは、経済的な諸条件の見通しについて非常に変更があるといいますか、相違が出てまいっておることでもありますので、ひとつ小委員長においても、この当面する経済情勢というものと、これから見込……
○堀小委員 ただいま御報告がありましたように、歩積み・両建て預金の問題は当金融小委員会においていろいろと論議をいたしまして、決議が出まして以来大幅に改善をされてまいりまして、当初の状態に比べますと中小企業の負担はかなり軽減をされてきたということは、大蔵省及び公正取引委員会の努力にまつところもあり、その点については正しく評価をしていきたいと思います。 ただこの問題については、それでは一体拘束預金というのはどこまで下げられるのかどうかという問題が実は一つあろうかと思います。そこで一つこれを例示として現在の大蔵省の資料によりますと、この拘束預金の問題は特に中小企業の問題が大きいわけでありますから、……
○堀小委員 いま銀行局長の御説明がありましたきょう御提出をいただいた資料でありますけれども、実はこの資料を拝見しておりますと、この三つの資料はいずれもいろいろと問題を含んでおるという感じが第一にいたします。 そこで、最初の資料で見てまいりますと、信用金庫の場合に大きな山がありますのは三つであります。東京と大阪と、少し下がって北九州というのが信用金庫の場合の地域的なピークになっております。次に相互銀行と地方銀行につきましては、ピークが東北地方と近畿と、そして北九州、こういうふうになっておるわけでありまして、この関係をずっとそれなりに考えてみますと、東京、大阪あるいは北九州で信用金庫のピークが高……
○堀小委員 いまのお話、大要については私どもも同感の点が多いわけでございますけれども、最初に私、実は当委員会で国際金融その他の国際的な諸問題の論議をいたしますときに、東京銀行の月報がたいへん参考になっておりますことを申し上げて、さらにひとつ東京銀行月報を充実をさせていただいて、私ども国際金融を国会の場で取り上げる者の参考にもなりますけれども、あわせて国際金融に関心のある関係の向きがよりこれを利用されて、今後の国際化時代に対応できるように、ひとつ原頭取に今後も格別の御配慮をいただきたい。たいへん役に立っておりますが、よりひとつ一そうの充実をお願いをしたいとまず思います。 いまいろいろお話しのあ……
○堀小委員 ただいまお述べになりました御所見については後段で触れさせていただくことといたしまして、本日は全国銀行協会会長の代理として横田頭取御出席だと思いますので、当初に、前回の委員会において私ども問題を提起をいたしておりますし、前回の小委員会においても銀行局長より経過その他について報告を受けております銀行の不祥事件の問題について、最初に少しお伺いをしておきたいと思います。これは本日の議題ではございませんけれども、この際、特に全国銀行協会会長代理として御出席をいただいておりますのでお伺いをいたしたいと思うのであります。 いま御所見をお述べになりました中にも、金融は適正な競争を通じて行なわれる……
○堀小委員 ただいまお話を承りましたけれども、金融制度調査会の進行の中で、当時相互銀行協会副会長でありました加藤さんが御出席になりまして公述をされたものの中で、適正な競争のできる環境の整備ということについてお触れになっておるわけであります。いま法十条、十三条等の、他の金融機関とやや異にする法的な規制のあるということも、おそらくこの環境の整備の中の一環としてお考えになっておることだと思いますし、いまお触れになった中期預金についての専門金融機関に対する特例的な措置ということ等がこれに関係すると思いますけれども、それ以外に何か、適正な競争のできる環境の整備ということについてお考えになっておることがあ……
○堀小委員 ただいまお話を承りまして、まず、お話しの問題に触れます前に、井上頭取は金融制度調査会の委員として御参加をいただいておりましたし、きょうはそういう意味では個別な都市銀行の問題というのではなくて、金融制度調査会の今度の答申の主要な問題点について私が少し――書かれておりますことはそのまま字づらで読めばそのとおりわかるわけでありますけれども、そのことばの中にいろいろと解釈のしようと申しますか、問題を含んでおる点があるかと思うのであります。 今度の答申を含めて、いまいろいろな金融機関の問題を調べて感じております点は、金融機関の経済性と公共性との関係ということだと思うのであります。突き詰めて……
○堀小委員 私は、最初のほうで証券局長が御報告のありました免許制移行後の現在の証券の問題について、ここらで少し新たな角度から証券業の問題を検討しておく必要のある時期に来ておるのではないかという点についてお尋ねをしたいと思います。 まず、それに先立ちまして、先ほどお話がございましたが、この九月期に証券業の決算が出てまいることになっておると思いますが、先ほどの御報告でもありましたように、この三月期までの仮決算のときと九月期の四月―九月との関係というのは、同じ九月決算という形で一本の報告が出ておりましょうけれども、相当に開きがある。ほとんど本期、九月期決算の主たる部分というのは、昨年の十月―三月期……
○堀小委員 四十五年度の予算の中には大体前向きのものとうしろ向きのものとがあると思うのですが、最近の一般会計に占める農林関係予算の比率は少しずつ上がってきておる。私は農林関係予算が上がるということは少しもかまわないですけれども、上がる中身がだんだんうしろ向きがふえていく。これでは私、予算の効率化という問題についてちょっと問題があるのではないだろうか。たとえば、ことしの例の生産調整費のようなものは、しかしことしだけで終わり得る性格のものではないと思われる。来年も再来年もこんなものを出していくなんということになったら、一体これはどういうことなんだろうか。ものをつくるために助成をするというのなら話が……
○堀小委員 本日は国鉄財政問題について、いま広瀬委員のお話がありましたが、私は、確かに国鉄に対するいろいろな取り扱いについて考え方を少し変えなければならない問題もあると思うのでありますが、国鉄自身ももう少し姿勢を改めるべき問題が一つあるということをきょう指摘をしたいと思います。 私は、国鉄も企業でありますから、企業会計というものが少なくとも収益になるためには投資をするということでなければならないし、その投資源については国なり地方自治体なりもおのおのある程度協力をして、投資を促進しながら収益をあげさせるということにならなければならない、こう思っておるのです。その投資のあり方は、少なくとも収益が……
○堀小委員 ちょっと関連して。実は私、昨年とことしの予算委員会で、妻の座を優遇する税制について佐藤総理といろいろ論議をいたしまして、本年度税制にこれらが織り込まれるものだと思っておりましたけれども、残念ながら今年度の税制にはそれが取り上げてなかったわけでございます。そこで、重ねて本年度の予算委員会で佐藤総理との間に、この妻の座の税制、特に贈与税と相続税でございますけれども、これについて論議をいたしました。総理といたしましても、これは税制調査会におはかりをして四十六年度にはぜひ実現をする、こういうお約束を実はいただいておるわけでございます。 私の考え方といたしましては、実は贈与、相続の問題につ……
○堀委員 俵公述人にお伺いをいたします。 お話を聞いておりまして、私たいへん適切な御指摘があって、私どもたいへんいい公述をしていただいたと思うのでありますけれども、ちょっと残念ながらその数がやや正確を欠いておりますので、せっかくのお話でございますので、ちょっと私それの点だけは正確を期しておいたほうがいいのじゃないかと思うので、少しそれについて申し上げておきたいと思うのです。 先ほど幼稚園の保育料のお話が出まして、私、幾らであるかそれはわかりません。ただそのときに、同年の子供の中で幼稚園に行っておりますのが八〇%ある、こうおっしゃったのですが、実際には四十四年五月一日の文部省の調査によります……
○堀分科員 私は、昨年の、当分科会ではありませんけれども、運輸に関係する分科会で、国道沿いにたくさんありますところのドライブインの酒類の提供問題を取り上げました。これはさっそく閣議で検討をされて、昭和四十四年五月八日に「交通対策本部決定」ということで実は文書になって行なわれておるのでありますが、実はこれを取り上げましたもとは、キリスト教の団体である婦人矯風会という皆さん方が非常に丁寧にいろいろ調べて――この方たちは本来できるだけ禁酒をしたいということだろうと思いますが、しかしとりあえずは運転者は禁酒をすべきではないか。禁酒といっても、運転をするときは酒を飲まないで運転をするべきだという考えに基……
○堀分科員 郵政大臣に、最初に少し公共放送の問題についてお伺いしておきたいと思います。 私は、NHKというのが公共放送として果たしております役割りは、相当大きなものがあると思うのであります。御承知のように、いま国民は確定申告を三月十五日まで、日曜日でございますから十六日になりますが、全国民がいま各税務署でしておるわけでございますけれども、この間、実は税務署の視察にまいりまして感じましたことで特に申し上げたいのは、いま国民のうち非常に多数のものが給与所得を受けております。この給与所得を受けております納税者というのは、御承知のように、源泉徴収を各事業所で受けておりますから、一般的には確定申告の必……
○堀分科員 最初に、消防庁の長官にお伺いをいたしますけれども、いま市の常勤の職員による消防があると思うのですが、全国的に、町以下は非常勤職員による消防しかいないんじゃないかと思うのですが、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 私きょう取り上げる案件について調査に参りましたときに、その非常勤の消防団員は一体給料を幾らもらっているのですか、こう聞いてみました。そうしたら、千二百円です、こういう答えなんです。一カ月千二百円ですね、こう言いましたら、年千二百円だ、こう言うのです。一体、いまごろ、給与というか、何の名称で支給されておるのかわかりませんが、一年間に千二百円か何かの報酬を支払っておる、それ……
○堀分科員 通産大臣にお伺いをいたしますけれども、製造工業の一般的な状態としては、生産量がふえてくればおおむね価格は安くなるというのが、私はいまの世の中の通例的なものだ、こう思いますけれども、大臣はいかがお考えでしょうか。
【次の発言】 そこで、実は昨年の鉄鋼の卸売り価格というものは、全体の卸売り価格の中におきましても、たいへん上昇部分が大きくなっておるようでありまして、一月から十二月の卸売り物価の総平均の上昇に占める上昇寄与率は、鉄鋼の場合は三四・八%、非常に大きなウエートを占めておるのであります。一般的な価格について、ちょっと通産省にお答えをいただきたいのですけれども、まあ平均しまして、最……
○堀委員 委員長、議事進行について発言……。 本日は定例日でない日に委員会を開いて公聴会を行なわれまして、せっかくこれだけの公述人の御出席をいただいておりますのに、審議の促進を求めておる自民党が、過半数の、半分の定員を満たさずして審議を行なっておるということは、私は公述人の皆さんに対してたいへん申しわけない。自由民主党はすみやかに定足数をそろえて、審議を再開されるまで休憩されることを望みます。
○堀分科員 本日は交通安全対策の問題について、総理府総務長官と警察庁に少しお伺いをいたしたいと思います。 交通安全対策というものがいま非常に重要な課題になっておりますけれども、どうも私はこの取り組みが少し部分的に過ぎるのではないのか。といいますのは、確かにいろいろなこまかい対策が非常に重要でありますけれども、基本的にはどうも日本の自動車の増加数と道路の整備状況といいますか、これのアンバランスが一番ベースになる重要な問題ではないか。いろいろと問題がありますけれども、この問題を解決しないで、周辺の問題だけを処理しておっても、どうしてもなかなか避けられない問題がある、私はこういうふうな感じがしてな……
○堀分科員 本日は、電電公社に、すでに昭和四十一年二月二十五日、予算委員会の当分科会において論議をいたしました案件について、重ねて御質問をいたしたいと思います。 ちょっと会議録を読み上げて、前回との関連を明らかにしておきたいと思います。 そこで実は非常に重大な問題が起きつつあるのです。ちょっとここに私、具体的な例を申し上げますが、一九六五年、去年ですね。十二月の十四日の午後二時ごろに、吹田電話局の区域内で発生したプール要員の事故の問題があるのです。これは場所は阪急電車の正雀駅の構内です。犠牲者は吹田局のプール要員。四十年四月一日採用の者二名。そのうち一名は即死です。一名は二カ月以上の重傷……
○堀分科員 最初に、二月八日の予算委員会の総括質疑におきまして、佐藤総理との間に論議をさせていただきました献血対策の問題を取り上げたいと思います。 内田厚生大臣にお伺いをいたしますが、先週は二日にわたって実は物価対策の特別委員会が行なわれまして、いま国民の関心事というのは、公害の問題もありますが、あわせて物価の問題というものにきわめて大きな関心を国民が寄せていることは御承知のとおりであります。そこで私は二月八日に現在の保存血液の価格の問題について予算委員会の総括で取り上げたのでありますが、後の関係もありますので、この予算委員会の総括で申し上げたことを記録にとどめる意味をもって、もう一回ちょっ……
○堀分科員 いま御答弁をいただきまして四月一日実施ということになりましたが、御承知のようにすでに値上げが告示されておることでもありますので、末端における混乱を避けるために、十分な時間をおいて事務的処置を完了せられるように要望いたしておきます。ちょっとそれについての御答弁だけいただいて、これで終わります。
【次の発言】 終わります。
○堀分科員 本日は、かつて私商工委員会におりましたときにたいへん論議をさしていただきました新日本製鉄ができました以後の問題について、少し通産大臣と公正取引委員会にお伺いをいたしたいと思います。
最初に、通産大臣にお伺いをしたいのでありますけれども、資本主義体制下における企業、特に製造業というものがあるべき姿というのは一体どういう形が望ましいとお考えですか。
【次の発言】 私も全くそう考えます。同時に、企業というものは少なくとも資本主義体制下では自己責任を全うして処理をする性格のものであります。自己責任を全うするためには、その企業は自分たちの生産に関しては少なくとも本来はフリーハンドである、こ……
○堀分科員 私は国会に出て十三年になるのでありますが、防衛の問題というのを取り上げるのはきょうが初めてであります。そういう意味では、防衛については全くしろうとでありますけれども、私も実は第二次大戦中に、昭和十六年に大学を卒業したものですから、海軍の軍医として終戦まで海軍におりました経緯もあり、中曽根長官もたしか当時海軍においでになったように伺っておりますので、そういう私の過去における経験と、私が主として担当してやっております経済問題との関連で、一体日本の防衛というものがいまのような発想のもとでできるかどうかという点について、きょうは防衛庁長官と少し政治的な論議をいたしたい、かように考えておるわ……
○堀小委員 最初に国際金融局にちょっとお伺いをしておきますけれども、今度の為銀の海外短期資産負債残高が八月中に十億九千万ドル前後悪化した、このことは結局、要するに為銀が外銀から取り入れておった残高をふやしたということじゃないですかね。ちょっとそれを答えてください。
【次の発言】 原さんにお伺いをいたしますが、私、いまお話しになっております、為銀を信頼して、リスクをある意味で日銀なり政府もかぶってもらいたい、こういうお話だと思うのですが、私も実はこの間、九月一日の委員会で、政府に対して、抽象的ではありましたけれども、この状態ではもう輸出がストップをする、何とかひとつ調整の手段を日銀も政府も考えて……
○堀委員 最初に厚生大臣にお伺いをいたします。
昭和四十七年一月二十二日に、中央社会保険医療協議会は、厚生大臣に対し建議書を提案いたしておりますが、これは十分お読みをいただいたでございましょうか。
【次の発言】 この内容をちょっと私読み上げてみますと、第一の「診療報酬の改定」で「診療報酬は、国民の経済力を勘案しつつ、診療報酬の適正化とあわせて賃金・物価の変動に対応させるとともに、技術料は、医学の進歩に即応して評価すべきものである。」これが第一項に書かれております。
第二項の「薬価調査」の項の中に「厚生省は責任をもって従来ほぼ年に一回行なわれてきた薬価調査を毎年四月を調査月として実施するとと……
○堀分科員 本日は、郵政省所管の問題を少し論議をさしていただきたいと思います。 最初に、いま大臣もお触れになりましたけれども、昭和四十五年十二月七日、郵政審議会が郵政大臣に対して答申をしておられるわけであります。その中で、いま大臣もお触れになりましたが、「一定の時刻までに引き受けられた郵便物は、所定の日時には確実に配達されるようにすべきであって、標準送達速度を確立することが望ましい。」こういう答申が実はされておるわけでございます。このことは都市における郵便の遅配の問題に関連して答申がされたと思うのですが、この答申は四十五年の十二月七日に行なわれておりますから、当然四十六年度中に一応何らかの成……
○堀分科員 昨年の二月二十二日の日に厚生省のこの分科会がございまして、そこで私幾つかの問題を取り上げましたけれども、最初に取り上げました献血に関する問題は、昨年も本年も十分な措置がとられて、私もたいへんけっこうだと思っております。その次に取り上げました問題は、寝たきり老人の公費負担の問題を取り上げて、善処方を要望いたしました。当時の内田厚生大臣は、自分の考えもあなたの考えも同じだから、ひとつその線で進めたい、こういうことでございましたけれども、この寝たきり老人に対する公費負担のあり方は、昭和四十七年度はいかようになりましたか。事務当局でけっこうですが、ちょっとお答えをいただきたいと思います。
○堀分科員 昨年のニクソン声明以来、御承知のような通貨調整問題を含めて、昭和四十六年度は当初の見通しに反して経済の情勢はたいへん落ち込んだ姿になって今日に引き続いておるわけでありますけれども、いま経済企画庁では、この昭和四十六年度第四・四半期における経済成長の年率、いわゆる瞬間風速はどのくらいだと見ておりますか。
【次の発言】 政府の四十六年度の実績見込みは四・三%というふうになっておりますね。そうすると、いま第四・四半期を伺ったのですが、いまのあれで四・五%ということならば、その前にかなり落ち込みの時期があったということでないと姿が整わないと思うのでありますが、第一クォータからいまのような形……
○堀分科員 最初に、現在第六次選挙制度審議会で選挙区制等について審議が進められておるようでありますが、どうやら大体大詰めに来つつあるように承知をいたしておるわけでありますけれども、自治大臣は――私、一昨日新聞をちょっと見ておりますと、自民党の赤澤さんが総理にお会いになって、選挙区制の問題について何かお話しになった。ところが、これは赤澤さんの口を通じての新聞の報道のようでありますから、正確のほどはわかりませんけれども、総理は、答申が出れば秋にひとつ臨時国会を開いて、政治資金規正法とあわせて区制を一緒に取り上げてやりたいのだというふうな意を漏らされたというふうに新聞は報道しておるわけですね。自治大……
○堀分科員 いま先ほどまで、大蔵委員会で、租税特別措置に関する論議をいたしておったわけでありますが、昭和四十七年度について、大蔵省が予算委員会に提出をいたしております資料に基づきますと、「貯蓄の奨励等」という項目がございますが、その中でも、少額貯蓄の利子の非課税と、それから利子所得の分離課税及び税率の軽減という二項目によりまして、昭和四十七年度の平年分の減収額を九百七十億円というふうに大蔵省は見込みを立てて、当予算委員会に提出をいたしておるわけであります。 そこで、大蔵大臣にお伺いしたいのでありますけれども、税の公平をそこないながらも、こういうような非課税措置、あるいは税の減免その他を行なっ……
○堀委員 いまのことに関連してですけれども、その名目成長率を幾らにしたいとかなんとかいうのは、これはまだ先のあることですけれども、物価だけはすでに既成事実として、昨年度の年度末で卸売り物価は七%もふえた、それから消費者物価は五%ふえているのですね。だからもう見通しどおりいかないことは数字的に間違いないのです。 そこで二点だけちょっと要望しておかなければならないのですけれども、私はこの間大蔵委員会で、今度の予算決定以後における自然増収、大体一兆四千億程度になるだろうという問題を提起したわけですが、これは主税局の総務課長がおられますから、ひとつ資料で出してほしいのですが、かりに一〇%消費者物価が……
○堀委員 青葉公述人にお伺いをいたします。私がお伺いしたいのは二点ございます。一つは、老人医療というものが、一般の診療を必要としておる者の受診の妨げになっておるというお話でございました。もう一つは、今日の日本の情勢の中で週休二日制をやることは、かつてのローマ帝国の崩壊につながるという御指摘がございました。この二点だけにしぼってお伺いをいたしたいと思います。 最初に申し上げておきますが、私は医師出身の議員でございますから、現在の老人医療の実態についてはつまびらかに承知をいたしておるつもりであります。そこで、お述べになりました中で、老人が神経的な障害のゆえに大変たくさん受診をしておる、こういう御……
○堀分科員 最初に郵政大臣に少しお伺いをしておきたいわけですけれども、この国会の最初の所信表明で三木総理は、日本の経済というのはこれまでの高度成長時代のあり方から少なくとも大きな転換期を迎えて、これからは安定成長という時代を迎える、それについてはいろいろなこれまでの不公正軸是正等を含めて新しい物の考え方でこれらの経済の問題に対処しなければならない、こういうふうに述べておられて、その後の予算委員会で、私、総理の御見解を聞いておりまして、いずれもその線に沿ったお考えで答弁がされておるように理解をしておるわけであります。 そこで、本日は電電公社の五十年度予算についてお伺いをいたすわけでありますけれ……
○堀分科員 いまの松浦委員の質問にちょっと関連して、あわせていまの最初のワクチンの問題を伺っておきたいのですけれども、松浦委員は何か不測の事故が起きると困る。大変それを心配されておるのですけれども、予防ワクチンの性格からすると、一体力価が確かにあるのかどうか。要するに十度C以下で保存すべきものが十度C以上のところに保存されたときに、厚生省が当初それを認定したときに予想しておるところの力価が果たしてあるのかどうかという問題がもう一つ起きてくると思うんですね。 ひとつお願いをしたいのは、両方の面を含めて末端における抜き取り調査を一遍少しやってもらいたいと思うのです。そうして力価及びその性状につい……
○堀委員 私は中島公述人に二点ばかりお伺いをいたします。 最初に、私は、この間の予算委員会の総括質問で中島さんの研究所のデータを引用させていただきまして、高く評価をさせていただいておるわけでありますけれども、現在、経済界、エコノミスト、政府と私どもの中で、現在の日本経済に対する考え方が大別三つぐらいあるのではないかと思います。一つは下村治さんに代表されるところのゼロ成長論で、いろいろとやってみてもしばらくはもうだめなんだというお考えが一つあります。二つ目は、どちらかというと循環的自然回復を待つといいますか、ですから、消費の拡大をやや軽視いたしまして公共事業中心でいきたいという、言うなればしご……
○堀小委員 大変年末の押し迫ったどきに佐々木参考人には御出席をいただきまして、ありがとうございました。 実は、本日は、金融制度調査会の会長としての佐々木参考人にお伺いすることと、調査会を離れまして、長く日本銀行の総裁として、また日本銀行にお勤めになって日本の金融問題について造詣の深い佐々木参考人に金融制度調査会の会長を離れて一つ伺うことと、二つをちょっとお伺いをいたしたいと考えておるわけでございます。 そこで、最初に、この金融制度調査会というものでございますけれども、これは金融制度調査会設置法という法律で定めがございまして、第一条に「金融情勢の推移にかんがみ、金融制度の改善に関する重要事項……
○堀分科員 私は、この防衛問題というのは、長く国会におりますけれども、余り論議をしたことはありませんが、かつてこの分科会で中曽根防衛庁長官のときに一回論議をさせていただきました。きょうが二回目であります。防衛問題は、率直に言って素人でございますので、その点はそういう立場でお聞きをいただきたいと思うのであります。 いま小川委員が機密の話をなすっておりましたが、防衛庁というところは、当然、機密があってしかるべきでありまして、私も、あの太平洋戦争のときには、海軍の軍医として駆逐艦に乗っておりました。暇なものですから、暗号の解読を手伝ってやって、いろいろと機密についての問題も承知をしておるわけであり……
○堀小委員 本日は、佐々木参考人には御多用の中を御出席をいただきましてありがとうございました。 昨年の十二月二十六日、大変押し詰まりました年末に当小委員会にお越しをいただきまして、金融制度調査会の基本問題その他について少しお尋ねを申し上げました。その後、金融制度調査会は引き続き中小金融機関その他の問題の御検討を進めておられると思うのでございますけれども、恐らく年内には答申がなされて、銀行法を初め関係金融機関の法律改正が次の通常国会に提案される段階にいま参っておると考えております。 それで、この前もここで触れさせていただいたのでありますけれども、今度の金融制度調査会の答申の中で、銀行の健全性……
○堀分科員 きょうはひとつ建設省に、地元の問題で恐縮ですが、二点ばかりお伺いをしておきたいと思います。 最初の問題は、実は私は居住が尼崎市でございまして、ちょうど名神高速道路が通っておるのでありますが、この尼崎インターチェンジから神戸に参りますためには、現在西宮で名神高速を出まして、引き続き阪神高速道路に入って神戸に行く、こういう道筋をとっておるわけでありますけれども、実は昭和五十三年までは、この西宮インターチェンジを通過するのにはさして時間を要しなかったというのが実情でございます。ところが、五十三年だったと思いますが、料金改定が行われまして、それからは実はこの西宮インターチェンジというのは……
○堀小委員 いまの五十六年度ですけれども、四十五年基準になっているので、五十六年度は五・三%という当初だったけれども、これを基準年次を変更すると大体四・七ですね。だから、これは後、五十七年と並べて見なければならぬということになると、いま小委員長が言われた五十五年は四十五年基準ですから、そこのところを並べて見られるようにしないと、四十五年基準と五十年基準並べられたって比較できない。だから、そこのところは四十五年基準と五十年基準と二つに書いてもらわぬとね。そうすれば比較ができるし、同時に、前の方と比較するのなら、四十五年と四十五年で比較するとか、あれだったら五十五年もひとつそうやって、四十五年基準……
○堀小委員 私の方は、いま小委員長がお話しになりましたが、前回いろいろとフリートーキングをやりまして、それは政党としての考え方を申しましたのですが、やはり主税当局に、こういうような財源を考えるとするならばそれは一体どのぐらい財源が生まれるのかということは尋ねませんとちょっと見当がつかないということもありますので、もし皆さんの方さえよろしければ、懇談会形式に主税局が入っていただいて、前回少し問題提起をされたことを主税局の方に尋ねて、きょうすぐ答えられるものばかりではないでしょうから、検討して、また懇談会のときに答えてもらうという形にしていただいたらどうか、こういうふうに私どもは思います。
○堀小委員 この一番の二百一万五千円を五万円引き上げる場合が千二百億ですから、そうすると、十万円引き上げる場合は二千四百億、こういうふうになるのでしょうか。そこのところだけをちょっと伺っておきたいと思います。
【次の発言】 はい。ありがとうございました。
【次の発言】 引き続き懇談をお願いをいたしたいと思います。
○堀小委員 確かに会期は二十一日まででございますけれども、私どもが議長見解に基づいて始めました案件はまだ煮詰まっておりませんので、会期が終わりましても、引き続き皆さんお集まりになれる適切な時期に会議を開いて、少なくとも一定の結論が出るまではこれは続行していただきたい、これがまず第一点でございます。しかし、秋の臨時国会がどういうふうになるのか、まだ見通しもはっきりいたしませんから、余り先のことまでを考えてもどうかと思うのでございます。 そこで、とりあえず、もし皆さん差し支えがなければ、明日は本会議はありますが、午後は、まあ本会議は事務的な本会議でございましょうからそう時間がかからないので、でき……
○堀小委員 私どもの方は、もうここでの発言はありません。
【次の発言】 これまでに引き続き、懇談会でひとつさらに財源問題その他を詰める話をさせていただきたいと思います。
○堀小委員 私ども社会党は、確かに予算委員会で問題が起きたわけですから、これは要するに、政府との関係というよりも、国会の中で予算委員会という委員会で起きた問題について議長が見解を述べられて、そしてやはり院の中の大蔵委員会に小委員会が設けられておるということでありますから、これは私、まあ政府は総辞職をしていないのですから、政府は現在継続中とみなしていいわけでありますし、この委員会は国会の委員会でありますから、そういう総裁の辞任表明ですか、まだ総裁なんでしょうから、辞任表明とそれから皆さんの中の予備選挙はこの委員会には関係はない、こういうふうに私どもは判断をいたしたいと思います。各党どうぞ。
○堀小委員 それじゃ、ちょっとひとつ。 五十七年の十一月十九日に、山中前小委員長から福田衆議院議長に対して報告が出されております。この報告は、福田議長の方では中間報告として聞いておいでになるようでありますが、中間報告のまま置いておかれては困るというふうな議長のお考えのようでございます。 いずれにいたしましても、きょうあすで全部結論を出すということが可能かどうかは別といたしまして、議長からの要請に基づいて小委員会が設けられた経緯もございますので、この小委員会としては、やはりけじめをつけた報告を正式に福田議長のところに申し上げなければならぬという責任がある、こういうふうに私ども考えておりますの……
○堀委員 この健康保険法の改正案には、私は長い議員の仕事を通じて考えておりまして、非常に何といいますか、問題の多い改正案だ、実はこう考えておるわけであります。 そこで、まず大蔵大臣に、十分間ということでありますからこの十分の範囲だけでお伺いするわけでありますが、まず、今回の問題の始まりというのは、第二臨調の方針によって問題の処理をしようということであったろうと思うのであります。その結果、合計で六千二百七十六億円、厚生予算を圧縮する、削る、こういうことが実は土台になっておるようであります。私は長く大蔵委員会におりますから、大蔵委員会でもこの前、昨年の九月にこの問題についての議論をしたわけであり……
○堀小委員 最初に、今参考人がお述べになりました金融・資本市場の自由化に対するお考えや金利の自由化に対するお考えについて、私の基本的な考えをちょっと申し上げて、順次皆さんにお伺いいたしたい、こういうふうに考えます。 実は、私は当大蔵委員会に昭和三十五年に参りまして、そうしていろいろと金融行政というものを勉強しております中で、日本では、先ほど澄田副総裁がお話しになりましたように、当時は金融政策の中心的な手段は行政指導による窓口規制、要するに量的規制というものが実は金融調節の一番大きな手段となっていたわけでございます。引き続きそれに伴って公定歩合の操作ということがございましたけれども、その公定歩……
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