このページでは楢崎弥之助衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。楢崎弥之助衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○楢崎委員 私はおもに零細農の対策を中心にしてお伺いをしてみたいと思うのでございますが、実は私は初めて農林水産委員になりましたいわばしろうとでございますから、非常に初歩の質問にわたるかもしれませんけれども、一つ懇切にお教えをいただきたいと思います。 まず、三十六年度の農林予算の説明書の中に、農業と他産業との格差を是正していくと書いてあるのですが、格差を是正していくというのは、農業が低いから、それを他産業並みに引き上げるということだと思うのです。そういうふうに理解していいですか。そこで、所得倍増ということは格差を解消していくという二とが含まれなくてはならないと思うわけです。格差を解消していくと……
○楢崎委員 本来漁業というものは平和のうちに行なわれるものであるわけです。それが監視とかあるいは臨検とか拿捕とかいうような全く戦時さながらのもとにこういう漁業が現在もなお行なわれておるということは、全く漁民にとってはけしからぬことだと思います。そこで、たとえば北洋漁業は今進行しておる日ソ漁業交渉に見られる通り。また、李ライン問題では最近も福岡市の船が拿捕されておる。また、日中の漁業協定ももう無協約状態になって四年近い。あるいはアラフラ海の真珠の採取の問題もあるし、あるいは日・米・カの漁業交渉の問題もある。こういう八方ふさがりの日本の国際漁業について、一体政府は今どういう打開策といいますか根本的……
○楢崎委員 あとにも質問者がございますから、私は調査会から出されました「基本問題と基本対策」のうちの第一節の「総括」を中心にして若干御質問を申し上げたいと思うわけでございます。 この答申案の考えの基調というものについてお伺いしたわけですが、あるいは企業的農家の育成、あるいは離農の促進、あるいは価格政策についても支持価格というようなものよりも農産物の需給関係によって価格を安定していくというような考え方、こういった一連の考え方を見て参りますと、この答申案の基調となっておるものは、資本主義的な経済の論理と申しますか、あるいは経済合理主義の論理と申しますか、そういう考え方で一貫されておるように私は印……
○楢崎委員 ただいまの角屋委員の質問に関連をして、二、三質問をいたしたいわけですが、ただいまの答弁によりますと、具体的なものはまだよくつかめないわけです。三十三年度、三十四年度、三十五年度と対比してどういうふうになるのか、大まかなところでもいいから、もう少し具体的に御説明をいただけたらと思うのです。まだ折衝の過程でしょうけれども……。
【次の発言】 電力料金、燃料費に対する考え方はどうでしょうか。
【次の発言】 どうして去年よりそんなに低くなったのですか、その理由はどうなんでしょう。農林省としては、昨年並みにやりたいといって交渉されたけれども、大蔵省の方からどうもいかぬじゃないかと言われておる……
○楢崎委員 米軍の基地の問題に伴って基地周辺の住民は、ただいまも問題になっておりますように、精神的あるいは社会的、経済的、肉体的に非常に多くの被害をこうむり、犠牲者が出ておるわけであります。これは当然国の責任において完全補償さるべきであると思うわけでありますが、私は以下おもに板付基地の問題に焦点を据えまして、質問をいたしたいと思います。板付基地の問題につきましては、去る三十八国会の予算委員会分科会において、二月二十八日政府に質問をしたわけでございますが、なお多くの疑問点がございますので、数点にわたって質問をいたしたいと存じます。 そこでまずもう一度確認をする意味におきまして、現在問題になって……
○楢崎委員 それでは、政府側の出席が悪うございますから、今出席なさっておられる方で足りるような分だけを質問して、あとは残してもらいたい、このように思います。
一番にお尋ねしたいのは、基本法の中には農林金融のことについて触れていないわけですね。基本法の素材になった調査会が出しておる「基本問題と基本対策」の中ではこういう趣旨について触れてありますけれども、基本法の中では農林金融の問題について今後どういうあり方でなければならないということが触れてない。この点についてまず一番に御質問をしたいと思います。
【次の発言】 それは基本法を施行するには実際に金の裏づけがなくてはいかぬということを言っておるだ……
○楢崎委員 私は新米でして、初めて実力者の農林大臣に御質問をする光栄に浴したわけです。一つ親切に教えてもらいたいと思うのです。 まず第一番に、私は、今提出されております農業近代化資金の今後の農業基本法施行上に占める位置づけと申しますか、そういうものについて以下御質問をいたしたいと思うのです。 そこで、今度の農業近代化資金がはたして今後の農業施策の方向に適合したものであるか、つまり、現在の農業が抱えておるいろいろな諸問題についてそれが適切に適合しておるかどうか。そうしますと、現在の農業の諸問題とは一体どういうところにあるのか、そういう観点から論理的に進めていきますならば、結局、現在の農業とい……
○楢崎委員 時間がございませんから、問題をしぼって質問をいたします。
先ほど来、木原委員からも、あるいは関連して穗積委員からも質問がございました尹大統領の辞任に伴う朴政権の合法性の問題でございますが、二十二日の新聞を見ますと、外務省が、これは公式か非公式か知りませんけれども、尹大統領の辞任によって朴軍事政権の合法性がなくなるわけではないと公式見解を発表した。これは新聞に載っておりますが、これをいま一度、この外務省の見解を、新聞に載っておるのは合っておるのかどうか、外務大臣からお答えをいただきたい。
【次の発言】 昨年の十月二十七日の本会議で、わが党の松本委員の質問に対して、その合法性の点で池……
○楢崎委員 九州の北部の福岡県あるいは佐賀県については、昨年秋潮風害を大へん受けまして、その潮風害についてのいろいろな措置、等外規格を新しく設けてもらう、あるいは前渡金の延納等、いろいろと懇切なる御措置をいただいたのですが、実は自創資金の問題につきまして、潮風害地帯では、これから借りるという問題の前に、今までの分を返すという点について非常に困難な条件が生まれてきているわけです。そこで、実は福岡県の場合は、三十六年の前期に借りておる自創資金の返済が、期日としては本年一月二十日になっておったわけですが、それがなかなか返せないという実情であるわけです。そこで、元金につきましては返済を延べてもらうよう……
○楢崎委員 関連して、今の田中委員から質問をいたしました一番最後の二つの点について私どもが問題にするのは、この滝川教授の講演を自由民主党同和問題議員懇談会というのが印刷しておられる。公職選挙法の今度の場合でもしばしば言われておるように、政党政治で、政党内閣だから一応与党の意見も十分反映しなくちゃいけないということはよく言われるのですが、そういう点から見ても、この自由民主党同和問題議員懇談会というのは現在もあるのでしょう。これはどうです。
【次の発言】 田中委員からも言われました通り、こういう滝川教授の講演を聞かれて、自民党同和問題議員懇談会の秋田さんが、「大へん有益な、そして興味の深いお話を承……
○楢崎委員 関連して。今の緒方委員の質問に関連しますが、墜落のときの状況は、海の方から入っていったのです。それで、これは一般的にいわれておることですが、米軍のパイロットは、海上に落ちるのを非常にきらうということがよくいわれておる。従って海の方に持っていくというのは、これは全く捏造の報告であろうと思う。海の方から山の方に来たのです。それはそういう報告をどこから受けられたのですか。
【次の発言】 米軍の司令部からそういう報告を受けられたのですね。それで原因の最終的な究明はなされていない、そういう墜落の状況については、報告が詳しくあっておるのですか。
○楢崎委員 私は、この貴重な時間を拝借をいたしまして、去る二十七日の午前三時、早朝、福岡市議会で起こりました、板付の北側の拡張にかかわる市道、農道の廃止の提案をめぐって起こりました混乱について、緊急質問をしたいと思うわけであります。時間がございませんから、問題をしぼって質問いたしますから、答弁の方も焦点に合わせてお答えをいただきたいと思います。 ただいま申しました、二十七日早朝の市議会に、福岡市議会始まって七十二年、初めてこういう不祥事が起こったといわれているのですが、この事態を御承知でございましょうか、まず、それをお尋ねいたします。
○楢崎委員 私は、三月一日の本委員会で、板付北側の拡張問題に関する質問をしたわけです。その質問に関連をして、本委員会の理事会の了承を得、中島内閣委員長と私と非公式に同道いたしまして、現地におもむき、調査をいたしました。その調査結果を得て、実は本日、本問題に対する最後の締めくくりの質問なり、確認をいたしたいと思っております。最後の締めくくりになるかどうかは、これから質問するその御答弁によってきまることであると思いますので、問題をしぼって質問をいたしたいと思います。 中島委員長と現地におもむきまして、調査をいたしましたその結論としては、まず二月二十八日までに市議会において問題の市道の廃止、これを……
○楢崎委員 聞きたい点はたくさんあるのですが、あとに公団関係が控えておりますので、ただいまの角屋委員からの質問も詳細にありましたから、簡単に質問をしたいと思います。 先ほど本案に対する御意見を聞いたわけですが、特にこの促進法の三条二項で、この機械化の促進について農業構造改善に資さなければならないという配意の義務があるのですね。これは非常に大切な点であろうと思うのです。そこで今後の農政の方向、つまり農業基本法も出ておりますし、基本法を大きな柱として構造改善ということが言われておるのです。この三条に書かれておる構造改善に対する配意の義務なんですが、現実にはこの構造改善について、同じような名前の構……
○楢崎委員 機械化促進法の一部を改正する法律案について、以下御質問をいたしたいと思います。
まず、農業基本法の上における農業機械化の位置づけをどのように考えておられるか、その点から御質問いたします。
【次の発言】 農業近代化の上で占める機械化の重要性について今御答弁があったわけですが、一体農業近代化というものの要素、条件、そういうものをどのようにお考えですか。
【次の発言】 ただいまの御答弁によりますと、土地所有の合理化あるいは機械導入、資本装備の高度化、そういうものを近代化の内容として考えていくということ。そこでさらにお尋ねをしたいのは、先日の参考人への質疑のときにもお伺いしたわけですが、……
○楢崎委員 先日農林大臣のお考えを聞く分だけ残っておりましたので、その点について、残しておった分について質問をいたしたいと思います。 まずこの法案の第三条に、農業構造改善に対するいろいろ気を配らなければならない配意義務がある。そこでこの三条に配慮されておる農業構造改善というのは、農業基本法の一つの柱になっておる農業構造改善であるという局長の御答弁があったわけです。ところが現実に政府が出されておる構造改善に対する対策というのは三十七年度に出ております農業構造改善事業になっておる。そこで農業基本法にいう構造改善と、現実に三十七年度に出されてきておる構造改善事業とは、名前は同じであるけれども中身は……
○楢崎委員 ただいま議題となっております農地開発機械公団に対しましては、来年度から抜本的な改正を加えまして、公団を整備強化されることになったわけですが、特に三十年十月以来無出資であった公団に対しまして、今回一億五千万円の政府出資、それからなお国有機械の一部を来年度から計画的に現物出資をされる、なおあわせて一億五百万円に上る赤字の穴埋めをされる、これは私は画期的な改正であろうと思うわけです。そこで現在までの公団経営の状態を抜本的に検討して、新しい装いをもって、それからまた強い行政方針でもってやっていかれなければならないと思うわけでございますが、以下数点にわたってただいまから御質問をしたいと思うわ……
○楢崎委員 昨日来、機械公団の改正法について事務当局にお伺いをして参ったわけでございますが、この質疑の途中でぜひ大臣の御見解を承らなければならない問題が出て参りましたから、以下数点にわたって大臣に関する問題だけにしぼって質問をいたしたいと思います。 この開発機械公団は、本三十七年度から、いわゆる無出資の法人であったのが、政府が一億五千万円の出資をする。それから今までの赤字の累増しておったものを、今度新しく一億五百万赤字の補てんを行なう、そうして、さらに修理難業なども含めまして国からも国有機械を現物出資をして、ほんとうに新しい装いを施して出発するわけでして、非常にこの公団の発足に対して期待する……
○楢崎委員 川島行政世理庁長官に対する分だけ二点御質問いたします。 一点は、今度の公団法の改正に際して国から国有機械を公団に現物出資するわけです。それで、さしあたって三十七年度は八十六台やるわけですが、将来にわたって百五十二台現物出資するわけです。そこで三十七年度どういう機械が現物出資されるかという資料提出を求めましたところが、その資料を見てみますと、私が質疑の中で危惧しておったように、国が非常にボロ機械を公団に押しつけるのではなかろうか、これがまた公団の今後の赤字発生の要因の一つをなすのではなかろうか、こういう質問をしたのですが、はたせるかな、この現物出資の資料を見ますと、まず取得年度から……
○楢崎委員 清井参考人にお伺いしたいのですが、昨年二月十三日に答申を出される際に、答申の冒頭に、政府はこの答申を十分尊重して、そして早く改正をしてもらいたいということが一つ、それから政府は三十六年度の予算編成に関してこの協議会の審議を軽視をした措置を現在行ないつつある、まことに遺憾であるということを答申の冒頭に言われておるわけですね。今お伺いしますと、何かもう大部分通っておるから早く通してもろうた方がいいというようなことを言われましたけれども、答申の冒頭に言われた後段の、政府は制度協議会の審議を無視しておるではないかという方のその御意見と、今もう大部分いれられておるから早く通して下さいというお……
○楢崎委員 関連して伺いたいのですが、ただいま稻富委員から一応問題を出し尽くされておりまして、つけ加えるべきものはないのでありますが、しかし答弁の内容で、一、二点まだ問題があるようですのでお伺いしたいと思います。 先ほどの果樹共済の問題でございますけれども、お話の通り、これは長い間の懸案事項になっておる問題であります。それを今もって検討中であるという答弁だけでは、これはわれわれは納得できません。大体どういう方向で、たとえば必要であるという態度で、あるいはやりたいという態度で検討しておる、しかし問題はどこにあるのだというような、もう少し前進した答弁でなくては、長年かかったこの段階においてまだ検……
○楢崎委員 最初にお伺いをいたします。現在進められております日韓会談が、一応、俗称南鮮、韓国を対象として行なわれている。そこで、北の方の国があると思うのですけれども、どういう性格の国であるというふうに考えておられますか。いわゆる北鮮です。
【次の発言】 では、政府としては、朝鮮に対する考え方は、二つの朝鮮があるという考え方ではないのですか。その点はどうですか。
【次の発言】 考えられておらない根拠をもう少し御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、中国に対する政府の考え方と、朝鮮に対する政府のそういう一連の考え方ですね、それはどういう関係になっておりますか。
○楢崎委員 ただいまのPCP除草剤の問題につきまして、とりあえず緊急措置についての御見解が披瀝されましたが、恒久対策とも関連をいたしましてお伺いをしたいと思うのです。
大体今度の有明海の問題はさしあたっての問題でございますけれども、あるいは宮崎市においてはシジミの問題、それから大分の日田や佐伯ではフナやウナギの問題を起こしておるし、琵琶湖でも問題が起こっております。今PCPの水田に使用されておる普及率は、大体水田の何割くらいになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、大体五分の一くらいというわけですかね。西日本関係、九州七県それから山口を入れまして非常な普及率を示しておるわけですね。三十……
○楢崎委員 ただいまの稲富委員の質問に対しまして、これはわれわれも非常に重大だと思うわけです。せんだっての委員会でもこのPCPの問題をやりました。当時は水産庁の長官がお見えでございました。そこで、われわれが一番危惧をしておった点が実はきょうの質疑を通じましても明確になったわけであります。それは振興局の方としてはこのPCPを水田の省力栽培を奨励する点からいって非常に使用規制が甘いのではないかという危惧をわれわれは持っておる。水産庁の方は、やはり漁民の利害を前面に押し立てて、その使用規制についても非常にきびしいものを考えておるわけです。そこで意見の違いがあるのではないかという質問をしたわけです。そ……
○楢崎委員 私は、現在行なわれております日韓会談のうちで、特に漁業交渉問題にしぼって御質問をしたいと思うわけであります。 御承知の通り、季ラインの水域というものは、西日本の漁民にとってはまさにこの十年恐怖の海であったわけです。特に、私は、国が福岡県の博多である、以西底びきの出る東湊町というところに住んでおり、漁民の家族の人たちは、船が出るたびに、自分たちの夫やあるいは兄が無事に帰ってくるようにということを絶えず願って、その出船を見送っております。従って、この漁業問題というものは、本来国交正常化の問題とは関係なく解決さるべきであった問題でありますが、特に請求権の問題と取引でこれを解決しようとい……
○楢崎委員 私はF105Dサンダーチーフの板付基地配置に関して質問を行ないたいと思います。 まず、その配置に関する持ち込みの状況、あるいは事前協議の問題、それからまた、その持ち込みの背景並びに日本の防衛計画第二号、第三号との関連、最後に、板付基地に関する現在までのいろいろな問題と関連をいたしましてこのF105持ち込みについての質問を順次行ないたいと思います。 まず、持ち込み状況でございますが、去る五月七日米第五空軍司令部からF105Dの板付配置の発表があったわけですが、その発表の内容の全文、並びにどういう方法をもって発表をされたかについてお伺いをいたしたいと思います。
○楢崎委員 関連質問ですから、簡単に質問いたします。
まず、十二日の、向こうの船が停船を命じて船長を呼び込んだときの状況ですね。私は説明がまだ足らないと思うのですが、あるいは発砲したのか、あるいは、発砲に類似する、小銃などをかまえて、そういう脅威のもとに船長を拉致したのか、もう少し明確にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そういう場合に、小銃あるいは機銃をかまえて寄ってきたときに、逃げることはできないのですか。そういうかまえがあったから、とまって向こうの言うとおりになったというわけですか。
【次の発言】 向こうのほうからの答えは時間がかかるとしても、海上保安庁側の状況説明はわかる……
○楢崎委員 総務長官急がれるそうですので、関連して二点だけ伺っておきたい。
審議会ができました意義というのは、同和対策というものを総合的に前進させるためにできておるのです。それに予算編成の段階では、むしろ審議会ができたことがブレーキになっておる。審議会の結論を待って総合的に組みますという各省の考えが出てきておる。特に農林省はそうなんです。そういうことでは目的に非常に反しますから、こういう点についての長官のお考えを聞きたい。
【次の発言】 今の点は、お言葉通り審議会があるということを口実にして、各省が予算を組むのに消極的になるということはもってのほかですから、十分気をつけていただきたいと思いま……
○楢崎委員 次の機会に十分F105の質問をいたしたいと思いますが、関連をして、一、二点お伺いをしてみたいと思います。 せんだっても外務委員会で質問をいたしましたが、すでに福岡市長からも陳情がいっておると思いますし、福岡市議会も与野党含めて満場一致、F105の板付乗り入れについて、これを中止してもらいたいという決議をいたしております。こういう地元の福岡市民全部の要望に対して、この際、米軍当局に対し、福岡市民の要望の上に立って、政府が、F105の板付乗り入れを中止してほしいという話し合いを持たれる用意はないかどうか、これをお伺いします。
○楢崎委員 昨日わが党の安井、湯山両委員から各面にわたる質問があったわけですが、あるいはその点と若干ダブる面があるかもしれませんけれども、なお重ねて念を押したい点がありますので、質疑を重ねたいと思うわけです。
まず、第四条と関連をして、毎年政府出資をするたびにこの法改正をしていく、こういうやり方について一体どのように考えておられるか、この点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 きのう湯山委員からも質問があったと思うのですけれども、すでにこの法第一条の目的というのは実情と合わないようになっておるのではないかと思われるわけですね。そこでその第一条とも関連をし、資本金も不明確であるし、そういう……
○楢崎委員 昨日、沿岸漁業構造改善事業についての資料要求をいたしました。その資料を見た上でなお質問を続けたいということで中断をしたわけですが、本日出されました資料を拝見してみますと、私が要求しておった資料のすべてではないようですが、さしあたって出ておる資料について、まずお伺いをしたいと思います。
そこでこの沿岸漁業構造改善事業のあなた方の進め方の大綱について、もう一度ここでまず明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 沿岸漁業の構造改善促進問題につきましては、今国会に提出されております沿岸漁業等振興法の第八条とも関連をいたしますから、その内容自体の批判なりそういうものはいずれそのとき……
○楢崎委員 時間もありませんし、また外務省関係もおられませんから、事務的な点だけ二、三質問しておきたいと思います。
今行なわれております日韓交渉のうち特に漁業交渉について漁業小委員会に日本側から出られておる方はどなたですか。
【次の発言】 今も予算の第二分科会で関連の質問をしてきたんですけれども、水産庁の考えとしては李ラインと関連をして拿捕された日本の漁船について、船体その他のいろいろな損害、損失、それらにつき国内的には国が損失補償をすべきであるという立場でおられるかどうか、それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 韓国に対して損害賠償請求権があるという立場で臨まれておるということは、そ……
○楢崎委員 大臣がおられる時間が短うございますから、日韓漁業交渉の問題について、特に大臣のお考えを聞きたい点だけ抜き出して質問いたしますが、せんだっての合同会議では、専管水域の問題はあと回しにして、資源の問題から入っておるというような報道もありましたけれども、日本側として自主規制の問題をどのように考えておられるか。日韓漁業協定の場合に自主規制というものが、この前の予算委員会でも問題になったのですが、外務大臣は、それは専門家会議で行なわれておるからというふうに逃げられておりますけれども、自主規制というものを、私はこれはとるべきではないと思いますけれども、どういうふうに大臣はお考えになりますか。
○楢崎委員 漁港は申すまでもなく漁業の生産基盤でありまして、また水産業の基点になるものでございますから、当然水産業一般の総合計画なり、あるいはそれと関連しておる各省のいろいろな計画、そういうものと十分見合わせながら、この整備をはかっていかなくてはならぬと思うわけですが、一応本委員会には、第三次の漁港整備計画も出されております。 そこで第三次の漁港整備計画と関連をいたしまして漁港そのものを考える場合に、一応将来の水産物の需要の見通し、それからまた漁獲高がどういうふうになるか、そうしてまた将来の漁船の勢力の見通しと申しますか、そういうのと重大な関連を持ってくると思うのですけれども、一応第三次計画……
○楢崎委員 午前中わが党の角屋委員から国際漁業に関する質問が行なわれたわけですが、私はこれと関連をいたしまして、長年問題になっております日韓会談の成否のかぎを握ると言われておる日韓漁業の問題について若干御質問をいたしたいと思うわけでございます。 最近伝えられるところによりますと、漁業交渉の焦点が漁業水域の問題から漁業協力の問題に移ってきておるような印象を受けるわけでございます。漁業協力という点になりますと、その内容いかんによっては、日本の水産界特に九州の沿岸漁業にとりましても重大な影響が出てくると思われますので、そういう点にしぼって質問をしたいと思います。 まず、先ほど申しましたように、日……
○楢崎委員 あとに足鹿委員なり芳賀委員なり専門家が控えておられますから、私は率直に疑問に思う点を安井委員の質問に引き続いて行ないたいと思うわけであります。 先ほどの長官のお答えを聞いておっても、やはり安井委員が指摘されたように、豊作のときには価格を下げる要因にそれをして、そうして凶作のときには今度は価格を上げないためにそれを考慮に入れないというやり方は、何としても納得できないわけです。そこでまず私は、交付金法の趣旨について、法文に書いてあることはわかりますから、もう少し具体的に、あなた方はどういうふうにこの交付金法のねらいを考えておられるのか、卒直に承りたいと思います。
○楢崎委員 ただいま、OECDの問題と関連し、低開発国援助の問題と関連をいたしまして、経済協力の問題が出てまいりましたので、これと関連をして、日韓会談のうち特に経済協力の問題を中心にして若干お伺いをいたしたいと思います。 まず総理にお伺いをしたいわけですが、御承知のとおり、先月二十四日から韓国において始まりました学生デモを中心にして、韓国の政情が非常に不安定になっており、進められておりました日韓会談は事実上中止の形になったわけですが、この日韓会談の妥結調印のめどについて、すでに韓国側では五月調印をあきらめたようでございますが、日本政府としては今国会中にでも妥結あるいは調印のめどを持っておられ……
○楢崎委員 私は、農林水産委員会に所属しておりますが、今度の法改正で、御承知のとおり第五条三項を改正して、海底を公共の事業に供する場合、あるいは公有水面を埋め立てもしくは干拓して土地を造成した場合に、その造成した土地に公共事業を行なう場合、いわゆる海面漁業の漁業権を収用または使用するという改正が出ておるものですから、きょうは特にお願いをいたしまして、農林水産委員の立場から、少しばかりお尋ねをしたいと思ってまいったわけです。 本来、土地収用法の収用対象というのは、原則として土地である、このように思うわけです。しかし現行法でも、第五条の三項に、河川の敷地ということで、内水面の漁業権を収用もしくは……
○楢崎委員 先日の委員会のときに、佐藤参考人から私の質問についてお答えを得たのですが、事業認定の機関と収用裁決機関は全然独立した別個の機関である、したがって、事業認定に収用委員会が拘束されることはないという見解を示されたわけですが、その点について、建設省のほうとしては、どのようにお考えでございましょうか。
【次の発言】 現行法の第二十一条には、事業認定者が関係行政機関の意見を聴取しなければならない、そういうふうになっています。この意見聴取というのは、どの程度の聴取をもってすれば、この二十一条を満足することになるのでしょうか。
【次の発言】 しかし、この法のたてまえは公益と私益の調整にあるわけで……
○楢崎委員 前回の委員会で、第五条の海面漁業権を収用の対象にするという改正点について質問をしたのですが、十分な回答が得られませんでしたので、きょう重複する点があるかもしれませんが、重ねて若干の質問をいたしたいと思うわけです。 今回の第五条の改正については、昨年国会を通過をいたしました沿岸漁業等振興法の指向しておる方向と逆行するものではないか。沿振法では、特にその第三条において、漁場の喪失の防止について必要な施策を総合的に講じなければならないということがうたわれております。はたして政府は、この沿振法が通りましてから現在まで、漁場の喪失の防止について、どのような必要な施策を総合的に講じられたか、……
○楢崎委員 簡単な質問でございますが、昨年二月二十一日に当社労委員会で、やはり同和問題について各省にわたって質問を申し上げたのですが、昨年の二月二十一日以後、遠からざる期間の間に、当時の徳安長官から黒金長官は問題をお聞きになりましたでしょうか。
【次の発言】 私が特にこのことを長官にお尋ねするのは、同和審議会がずっと調査を進めておる。そのときに、昨年の当委員会の質疑の中で調査を拒否いたした県が数県ありました。その中に山形県が入っておりました。調査を拒否した理由は何かとお伺いをしましたら、部落がないから拒否をしたというお答えでございました。
失礼ですが長官の御出身地はどこでしょう。
○楢崎委員 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部改正に関連しまして、明年度福岡県内に設置されるナイキ第二大隊の問題について、一時半まできょうは質問を許されておりますので、残された問題は月曜日にやりたいと思います。
まず、自衛隊のミサイル部隊は、陸、海、空、三自衛隊のどの所属になっておりますか。
【次の発言】 そうしますと、関東に設置されております第一ナイキ大隊は、陸上の関係であった。それがいつから航空自衛隊の所属に変わったのか。そして福岡に設置される第二ナイキ大隊は、航空自衛隊、こういうことでありますか。
【次の発言】 それでは来年度設置される福岡の第二ナイキ大隊の設置場所が、大体もうおきまりだと……
○楢崎委員 一昨日の六月二十日に、時間が十五分間でございましたが、確認したものをもう一度ここで確認をして、先に進みたいと思います。 二十日に確認をした点は、来年度四十年度に福岡県に設置される第ニナイキ大隊の問題でございますが、大体有力候補地としてはすでに決定をしております本部、いわゆる指揮所の設置は春日町である。それからあと四つの発射中隊については、久留米の高良台、築城、芦屋並びに雁ノ巣を有力候補地として考えておられる。要する敷地面積は、一大隊について大体六万坪ないし九万坪である。そしてすでにその予備の設置地元への了解工作は進められておる。それから要員については、関東にすでに置かれております……
○楢崎委員 ただいま大臣から今日までに至る漁業交渉の経過を聞いたわけですが、確認をしておきたいのですけれども、新聞の報道するところによると、十日から閣僚会議が開かれる、並びに十二日から予備会談を本会談に切りかえる、並行してやっていく、そのスケジュールに間違いありませんか。
【次の発言】 大臣は、去る二月五日の午後に、これは後宮アジア局長、庄野水産庁長官も同席された上で、大平外相とこの漁業交渉の基本問題について打ち合わせをされたと聞いておりますが、そのときに、この漁業問題は、単に日韓両国間だけの問題ではなくして、国際的に及ぼす影響が非常に大きいので、交渉の妥結を急ぐあまり国際慣行を度外視してまで……
○楢崎委員 せんだって当委員会で日韓漁業問題について質問をしたわけですが、時間がたいへん限られておりましたので、問題の提起だけに終わったわけです。きょうは、先日提起をいたしました問題点について、さらに深めてまいりたい、このように考えております。 私どもがこの漁業問題で一番懸念をしておること、心配をしておること、それはずっと私ども訴え続けてきておりましたように、何としても漁業の安全操業、それが中心であろうと思います。安全操業を確保するために、そのうらはらの問題として出てくるのは、安全操業を脅かしておりました李ラインの問題である。この李ラインの撤廃なしに漁業問題の解決はあり得ないということが、わ……
○楢崎委員 防衛二法改正と関連をいたしまして、二、三の点について質問をしたいと思います。
まず、大臣から北部九州の防衛体制の構想について、御説明をいただきたい。
【次の発言】 防空体制全般を聞いておるのですから、単に四十年度に設置されるナイキ部隊だけのことではないと思うのです。スクランブルの状態その他を含めて、簡単に御説明をいただきたい。
【次の発言】 そうすると、新田原のF104Jのクランブルは、いつから始まりました。――時間がだいぶかかるようでしたら、あとでけっこうです。
それでは、板付の問題から入りたいと思っておりましたが、運輸省との関連もございますので、まだ運輸省が見えていないよう……
○楢崎委員 日韓漁業の問題について農林大臣にお伺いしたいと思います。
まず、明日交渉の大綱についてイニシアルが行なわれるという報道が流れておりますが、そういうことなのか、そしてまた、イニシアルをなさる場合の大綱の内容はどういう点を盛られるのか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、明日大綱についてイニシアルをするというその大綱の内容は、李ラインの解消の問題、それから専管水域、直線基線、あるいは共同規制の隻数の問題、あるいは取り締まりの方法等がおもな内容であって、漁業協力関係は漁業協定の中には盛らないだろう、大体そういうお話でございます。
そこで、まず李ラインの問題については……
○楢崎委員 関連。昨日も御質問申し上げたのでありますが、関連していまの点を伺います。 李ラインは、最初は大陸だなに関する管轄権の問題と魚族資源の問題として出されたことは明白であります。そうして、その後この性格が変わって、漁業独占ラインのほかに、国防ラインとしての性格ができてきたということは明らかではありませんか。それは、李宣言及びその後の韓国の口上書で明白になっております。たとえば、いわゆる国防ライン、平和ラインの考えを、一九五〇年九月二十六日の韓国のわが国に対する抗議書、あるいは一九五三年二月二十一日の大邦丸事件に関する声明、あるいは一九五三年二月二十四日韓国の内務長官の談話、あるいは一九……
○楢崎委員 少しお伺いしたいことがあるのですが、これは数年前にも一応問題になったと思うのですけれども、いま三矢計画等日本の防衛問題が非常に浮かび上がっておる時期でございますから、いずれ私は三矢研究とからんで本質的な質問はいたしたいのでございますが、その参考にするために一応わずかな質問でございますけれども、お伺いをしたい。
防衛庁の予算の中に報償費というのがございます。まず、この報償費がどういう使われ方をしておるかお伺いをしておきたい。
【次の発言】 それでは、調査委託費というのはどういう支出がなされておるのですか。
【次の発言】 それはわかっておりますよ、そのくらいのことは。内訳をもう少し言……
○楢崎委員 時間がありませんから、私は簡単に要点だけを農林省にお伺いしておきたいと思います。
四十年度の同和対策事業モデル地区が幾つになっておるかということと、モデル地区方式を採用されてから四十年度まで含めて合計何地区になるか、この二点。
【次の発言】 そうすると、三十五年から三十九年まではモデル方式をやってきたけれども、われわれがその方式はよくないと毎国会ごとに指摘をいたしましてから、四十年度はそういう方式をやめて、県、市町村と相談の上いろいろやっていくという方式になるわけですね。
そこで、同対審の事務局にお伺いしますが、四月二十八日に内閣委員会でお尋ねしましたときに、四つの部門に分かれ……
○楢崎委員 それじゃ外務大臣忙しいようですから、私は再質問しません。三点について簡単にお答え願えればけっこうです。 第一点は、漁業交渉が妥結すれば李ラインは解消するというが、その解消の確認の方法はどう取り扱われるのか。漁業協定案でやるのか、あるいは付属文書でやるのか、合意議事録でそういうことが確認されるのか、これが第一点です。 第二点は、拿捕漁船の損害賠償の件ですが、これは請求権問題の解決の中で一緒に解決をはかられるのか、あるいは漁業交渉自体として解決されるのか、それが第二点。 第三点は、請求権問題の解決の中のハ項に漁業協力を入れられるというが、それは例のハ項の民間ベースの一億ドル以上と……
○楢崎委員 たいへん待たされましたが、ただいまから質問させていただきます。 総理府設置法一部改正審議の機会に、内閣に置いております同和対策審議会の答申について質問をいたしたいと思います。実は、きょう総理府設置法一部改正と関連をして、同和対策の総括的な質問をいたしたいと思っておりましたが、諸般の事情で各省関係に対する質問ができませんので、総理府関係について、質問は一部になりますけれども、その他の点はまた次の機会にいたしますから、時間の関係もありますので、ひとつ御答弁のほうも要領よくお願いいたしたいと思います。 まず、いよいよ同対審答申を出すことになったわけですが、答申の作業が始まっておると思……
○楢崎委員 入札問題に関連をいたしまして、一言だけお伺いをしておきたい問題があるのです。下筌ダムの、ダム工事の入札は明日と聞いておりますが、そのとおりですか。
【次の発言】 その指名業者の中に、名神高速道路工事に関連をして不祥事を起こした関係人がその指名業者の中に加わっておると聞きますが、事実ですか。
【次の発言】 その指名停止をされておったのが七急速解除をされて、この下筌ダムの工事に間に合うように、時期的に考えてそのような疑いを抱かせる措置がある。私は開運ですから、多くをいまは言いません。しかし、これは十分気をつけておってください。何らの疑惑の起こらないように、公正な措置をこの入札問題につい……
○楢崎委員 私は、三十七年の農地開発機械公団法一部改正のときに、いろいろと農林省にお伺いをした責任上、おもに基本的な問題について、大臣にお伺いをしたいと思うのです。 そこで、まず第一番に、三十七年の法改正は、一億五百万に及ぶ赤字を一億五千万の政府出資をもってそれを埋めるという法改正が主であったのです。そこで、三十七年の当時、これは農地開発機械公団法の単なる改正ではなしに、一つの新しい出発を意味するものではないかという論議をやったわけです。そこで、新しい性格のもとに新発足をするという性格でいくべきだということで、いろいろな従来の欠陥も指摘をしたわけです。さらに従来の公団がやっておった、たとえば……
○楢崎委員 関連。そうしますと、地位協定の三条の場合と二条4項(a)の場合の違いはどこにあるのですか。
【次の発言】 そうしますと、米軍の管理権の内容から検討するならば、三条の場合は管理権の範囲内だから米軍の管理権そのものは全然変化がない、二条4項(a)の場合は共同使用という概念が出てくるから、その分について米国の管理権の一部が日本に移譲されたことになるのじゃないですか。そういうふうに解釈していいですか。
【次の発言】 では、その制約される制約の内容はどういうことですか。
【次の発言】 あいまいじゃないですか。それでは変わらぬじゃないですか。それではただ手続として合同委員会にかけるかどうかで、……
○楢崎委員 時間がありませんから、簡単に二点お伺いをして、あとは資料要求で終わりたいと思います。 一点目は、ここ数年来板付基地の問題については、返還かもしくは平和な国際空港かという問題で超党派的な運動が福岡市に起こっておることは、御存じのとおりであります。昨年十月以来、板付基地はいわゆる米軍の実戦機がいなくなりまして、予備基地としての性格になったわけでございます。最近の情勢を見ますならば、予備基地としての性格が、これはアジアの情勢に対して考えるならば、前進基地としての性格が、非常に強くなっている。したがって、せんだってのB52の緊急避難の問題、さらにC130の避難の問題、それらを考えるならば……
○楢崎委員 まず最初に、富士演習場におけるリトルジョンの発射訓練の問題についてお伺いをいたします。
リトルジョンの性能について、簡単に御説明いただきたい。
【次の発言】 今回富士で発射訓練されんとするリトルジョンの部隊はどこですか。
【次の発言】 それでは沖繩にはそのリトルジョンは何基いまあるわけですか。
【次の発言】 それでは防衛庁長官がお見えになりませんので、海原官房長にお尋ねします。沖繩には何基ありますか。
【次の発言】 施設庁長官のお答えによれば四基今回の発射訓練に持ってくる、そうすると沖繩に現在あるやつが全部来るということになりますね、そうですね。
○楢崎委員 いま松本委員から、竹島を例にして、両国の合意が成立をしていないという論争を展開されたのです。私も、両国の合意が成立していないという一つの証拠として、韓国の主権の及ぶ海域を地図で示していただきたい。農林大臣、地図でお示し願いたい。
【次の発言】 農林省のほうにはちゃんと連絡がしてあるはずです。あなたの意を受けて、どういう要求があるかという連絡がありましたから、私は要求をあらかじめしておりました。あなたは連絡を受けていないのですか。
【次の発言】 いまそこに示されている地図は、日韓漁業協定の中に明示されております漁業に関する水域並びに共同規制水域を全部それは明示しておりますか。農林大臣……
○楢崎委員 農林大臣にお伺いをいたします。
いまの問題に関連いたしまして、請求権問題の中で、合意議事録で、2の(h)の中で、「大韓民国による日本漁船のだ捕から生じたすべての請求権」を放棄しておるわけですが、ここにいう大韓民国による拿捕というその時期を明示してもらいます。(「関連がない」と呼ぶ者あり)いまの大韓民国の成立と関係があります。
【次の発言】 私がお伺いをいたしておりますのは、ここに大韓民国による日本漁船の拿捕に対する請求権のことが触れてあるのです。この大韓民国による拿捕、それが始まったのはいつからかと言っているのです。つまり、「大韓民国による」と書いてありますから、いつからの拿捕か……
○楢崎委員 関連をしてお伺いをしておきますが、いまも戸叶委員が指摘をされましたように、外務大臣はせんだっての内閣委員会で私の質問に対して、大臣個人として、韓国の漁業資源保護法は廃棄されるように勧告をしたいとおっしゃいました。その根拠は、漁業資源保護法が日韓漁業協定と矛盾する部分を含んでおるから、全体として漁業資源保護法の廃棄を勧告されるつもりなのか、それとも矛盾しておる部分のみの改正を言われるつもりですか、どちらですか。
【次の発言】 そうしますと、昨日の参議院予算委員会の答弁とも合わせまして、日本政府としては、もしかりに専管水域で違反が起こった場合には、専管水域内の問題であれば韓国が漁業資源……
○楢崎委員 私は、科学技術のことはしろうとなんで、いろいろ教えていただきたいと思うわけですが、資料要求をしたいと思うのです。それについて若干お伺いをしておきたいと思います。
最近、東海村で事故が起こったと聞いておるのですが、御報告をお願いいたします。
【次の発言】 いまお伺いしますと、取り扱い上規則などがあるのだと思うのですが、本人のミスと申しますか、そういうことがその場合の事故の原因でございますか。そのように見ておられますか。
【次の発言】 その種の事故は、いままで何回ほど起こったのでしょうか。
【次の発言】 それで、そういう事故は、本人の取り扱い上のミスで本人が被害を受けられたわけです。……
○楢崎委員 外務大臣にお伺いをしたいのですが、十四日の夜、済州島西方の共同規制水域で、わが国の漁船二隻が臨検を受けまして、そしてうち一隻が連行をされた事件について、現在の状態がどうなっておるか、そしてどのような措置を外務省はいまとられておるか、御報告をいただきたい。
【次の発言】 私はこの事件は非常に重大な事件だと思うのです。昨年秋の日韓特別委員会でも、この取り締まり問題は、季ライン問題と関連さして、私どもは徹底的に明らかにしたい点がありました。しかし、あのような形で審議が打ち切られたので、問題は明らかにされないまま残っている点が非常に多いわけです。たまたまこういう事件が勃発したということも、……
○楢崎委員 昨日に引き続いて、済州島の西方の漁船拿捕の問題について質問を続けたいと思います。
昨日、条約局長は、漁業専管水域における裁判管轄権は、沿岸国にあるのが通例であると言われました。実例をひとつあげて説明をしていただきたい。
【次の発言】 いま条約局長は、裁判管轄権が沿岸国にある例を二つだけ言われました。そして、すべてそうであると言われました。そうじゃないのです。たとえば、一九五九年四月二十七日に締結されました英国・デンマーク漁業協定、それから一九六〇年十一月十七日に締結をされましたイギリス。ノルウェーの漁業協定、それらは旗国主義になっております。すべてそうではありません。
ただ、私……
○楢崎委員 時間がございませんから、省設置法一部改正に関連をして簡潔にお伺いをしてみたいと思います。
エールフランスによるパリ―上海―羽田の路線の話が、いまフランスと中国の間で行なわれておるわけですが、当初の計画では、四月一日からこれを実現したいという構想で進められておるというようなことでありましたが、いまその交渉の状態がどのようになっておるか、把握されておるものがありましたら、御報告を願いたい。
【次の発言】 中国とフランスの上海経由の交渉の情報は、全然あなたはおつかみになっていらっしゃらないのですか。羽田に上海を経由して乗り入れるという問題です。それを全然そういう情報を御存じないですか。
○楢崎委員 本改正案は、水産研究関係と定員関係に分かれているので、順次両問題について質問をいたしたいと思います。 まず水産研究関係ですが、これは遠洋水産、すなわち国際漁業の関係、それから沿岸漁業の関係、特にその秩序のある制度のもとで、魚族資源の保護という観点から研究を進めるということでございます。したがって、まず、遠洋水産、国際漁業の問題から質問に入りたいと思います。本問題についてはすでに伊能委員あるいは角屋委員から、日魯漁業の問題が取り上げられました。それで私は日韓漁業の問題でまず御質問をいたしておきたいと思います。特に魚族資源の保護あるいは維持という観点から見るならば、特に日韓漁業条約の……
○楢崎委員 時間がありませんから簡単に一問だけお伺いしておきます。原潜の問題に限って関連をいたして質問させていただきます。 先ほど長官は、軍港であるから佐世保も横須賀も一緒だ。軍港という点から見ればそうだと思います。しかし、そういう割り切り方では、事態を正確に判断できないのではないか。佐世保の港の条件と横須賀の港の条件は違います。また背後の人口の密度も違う。政治的な判断から言えば首都のどまん中ということと離れておるということと違います。 そこで、私はずばりお伺いをいたしますが、治安対策のほうは、横須賀の場合はおととい、きのう非常に弾圧の態勢が万全を期されております。もし事故のあった場合の事……
○楢崎委員 三次防の計画は、一年二次防とダブって、四十二年から五年間の計画です。このいわれておる二兆七千億というような予算は、国民の生活と非常に関係がある。また日本の経済発展の度合いと関係がある。したがって、政府がやがて発表するであろう中期経済計画とも非常な関連があろうと思います。たとえば、最終年度において、防衛費が国民総生産の二%というようなこともいわれておる。したがって、佐藤内閣としては、現在の佐藤内閣――巷間七月に入ると改造が行なわれるようなことも聞きますが、現在のメンバーにおいて構成される国防会議で三次防が決定されるのか、あるいはこの三次防の決定をする国防会議は、中期経済計画が確定した……
○楢崎委員 私は、冒頭にわが党の防衛に関する考え方、あるいはこの取り扱い方について態度を明確にしたいと思うのです。 昨日も総理に対する質問の中で、自民党の安保調査会の意見の問題が出されました。与党では、まだ決定をされていないということであります。また、わが党も、安全保障の問題について数多くの見解が出されておることも、私は否定をいたしません。ただ一つ、政府がどのようにそれを評価なさろうと、これまたわが党としてはまだ決定を見ていない段階であります。特に自衛隊が違憲の存在であって、われわれはこれを認めることはできない。その立場は変わらない。もう自衛隊があるからやむを得ない、あるものは一応認めて、そ……
○楢崎委員 一番最初に一言お伺いいたしたいのでありますが、現在中国とフランスの間で、エールフランスの航空機の上海乗り入れの問題が協議されておると聞いておりますが、運輸大臣は御存じでしょうか。
【次の発言】 いま交渉中であると聞いておりますが、御存じですかと私はお伺いをしておるのです。
【次の発言】 現在エールフランスの上海乗り入れの問題が交渉中であります。そして、早ければ三月にまとまるのではなかろうか。そこで、日本とフランスの航空協定によりますと、路線の中に中国の本土の一部ということがきちっと載っておるわけでございますから、もしエールフランスが上海を経由して、たとえば日本の羽田に飛んでくるとい……
○楢崎委員 昨日の一般質問で問題を本日に残しました。ぜひ総理の御見解を承りたい、かように存ずるわけです。きょうは、総理、あなたは総理であると同時に国防会議の議長であるし、自衛隊の最高指揮官であります。そういう観点からの御答弁をひとついただきたいと思います。 総理は、昨日私が問題にいたしました、防衛庁航空幕僚監部防衛部調査第一課から発行されました「竜情報月間要約」昭和三十九年七月分、及び通達、「広報については、次の事項を重視し、各地域の情勢に応じ適時適切に実施する」という通達をお読みになったことと存じます。そこで、このような防衛庁の行動は、あの文章にもありますとおり、革新陣営を敵視をいたしまし……
○楢崎委員 関連で三点ばかりお伺いしておきます。
今度の青年交流で旅券の発給を拒否する方針をきめられたのは、青年交流という目的であるからですか。中国に青年が、若い人が行くということが、そういう渡航するものが十三条一項五号の該当、こういうことになるのですか、どちらです。
【次の発言】 そうすると青年交流という目的が国益に反するというわけですか。
【次の発言】 それでは日本の青年が中国に行って中国の青年とお話をするということがいけないのですか、どうなんですか。
【次の発言】 青年交流の内容は、日中の青年が会っていろいろ友好親善を深めるわけですね。そうすると交流というのは中国の青年とお話ししたり会……
○楢崎委員 関連。先ほどの点を確認をしておきますが、航空機の使用及びとう乗に関する訓令のうちの部外者の搭乗に関するあなた方の法規上の根拠は、七条の一項の(9)ですね。それから(9)を受けた八条の一項の(7)ですね。そうですね。
【次の発言】 そうしますと、十条の二項に申請書に記載すべき内容がございますね。この中で一点聞いておきますが、もし七条の一項の九号それから八条の一項の七号の場合に、この申請書によれば「とう乗を必要とする理由」のところにはどういうことが書かれるのですか。
【次の発言】 それが理由ですか。それが搭乗させるべき必要とする理由ですか。念を押しておきます。そういうことであなた方はお……
○楢崎委員 私は、主として上林山長官並びに久保俊広なる人物について問題をしぼり質問をしてみたいと考えます。
長官は就任早々、八月四日付の日本経済新聞、それから八月十日の朝日新聞で、あなたの抱負が語られております。どちらも同じような内容でございますが、あなたはこういうことを言っておられます。「国民と共にある自衛隊の背景があってこそ実を結ぶと思う。そのためにもまず自分以下が謙虚にエリを正さねばなりません。それに信賞必罰を徹底させる必要がある。」あなたはいまでもその気持ちに変わりありませんか。
【次の発言】 あなたは、現在まで各委員から、与党のあなたの同志も含めましていろいろ質問が展開をされました……
○楢崎委員 聞きましたから、簡単にやります。
一点だけ聞いておきます。革命教育、革命教育とおっしゃいますが、革命教育の内容を御存じですか。ちょっとそれを聞かせておいてください。私ども日本社会党は革命をやらんとする政党でございますが、革命教育とは何でしょうか。
【次の発言】 日本に革命を起こせ、その革命はどういうことなんでしょうか。こういう憲法に保障された権利を侵害するときには、もう少し納得のいく具体的な理由を述べていただきませんとこれは了承するわけにはいきませんよ。革命、革命といって、一言で何を言っておるのですか。日本に革命をということはどういうことですか。もう少し内容を、どこがぐあいが悪い……
○楢崎委員 時間がありませんから、私は二十分の時間を守ってやりたいと思います。 私は申し上げたいことはいろいろありますけれども、一括してまず第一番にお伺いをしておきますが、本委員会で、今次災害に対して、法改正の点あるいは行政措置の点等が出ました。それで、いろいろ委員の意見を聞きましても、あるいは現地の要望を見ても、現在の激甚災害援助法あるいは中小企業関係の天災融資法、あるいは農林水産業関係の暫定法等、もう法改正をしなければならない時期に来ておるということは明らかに言えると思うのです。この秋にはまた台風シーズンも来ることですし、直ちに法改正――あるいは個人災害の問題も起こっておりますので、そう……
○楢崎委員 まず外務省のほうにお尋ねしておきますが、現在の板付基地の状態は、地位協定二条四項(a)にいう「合衆国軍隊が一時的に使用していないときは」というこの条項に該当する状態かどうか、まずお聞きしておきます。
【次の発言】 二条四項(a)にいう一時的に使用していない状態と違うと、あなたは言うのですか。いまの板付基地はどうして違いますか。
【次の発言】 それでは一時的に使用していないという状態は、どういう状態の基地をいうのですか。
【次の発言】 それではいまの板付基地の状態は、そういう状態じゃないですか。
【次の発言】 この二条四項(a)というのは、あなたの言うような厳密な意味の場合だけを想定……
○楢崎委員 提出法案の審議に関連をしまして、土地収用法の問題で若干お伺いをまずしておきたいと思います。
その法律の多くを土地収用法を準用することになっておる例の安保条約六条に基づく特別措置法の問題をまず聞きたいのです。この特別措置法の三条にいう「その土地等を駐留軍の用に供することが適正且つ合理的」、これはどういう場合をいうのですか。
【次の発言】 私も、本法の解釈等については、これは建設省ではないであろうと思っておりましたが、いまから十二、三年前――資料がないからはっきり言えませんが、十二、三年前に板付基地の収用問題が起こりました。このときに、この特別措置法の三条の、いま私が申し上げた解釈を……
○楢崎委員 おとといの質疑の際に残しておった問題がありますので、話し合いのもとで採決の時間もきまっておるようですから、簡単に私の質問を終わりたいと思います。
せんだってお願いをしておりました特別措置法の三条にいう「駐留軍の用に供することが適正且つ合理的」ということは、一体どういうことなのか、政府の責任ある見解をお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 ちょっと約束が違うのですがね。私はおととい、もしそうであれば、どなたでもけっこうだから、責任あるところと連絡をとられて、御答弁は政府を代表してどなたかが答弁していただければけっこうです。また、あとで連絡に見えた方にも、そのように申し上げてお……
○楢崎委員 昨日の新聞報道にも出ておったのですが、全国水産物小売団体連合会から、食品衛生金融公庫を設立してほしいという陳情がなされておるということであります。いま環境公庫法の問題は、今国会に提出の動きになっておるわけです。これらとも関連をして、食衛公庫の設立の動きも非常に活発になるであろうと、これは予想されることです。すでに佐藤総理からも、公団・公庫の整理統合、あるいは臨調答申を尊重する措置をするという政府の方向も決定しておる段階で、このような新しく食品衛生金融公庫設立等の動きに対して、農林大臣はどのようなお考えを持っておられるのか。
○楢崎委員 私の質問は明日になっておりますが、質問を順調にするために、あらかじめ資料要求だけただいましておきたいと思います。 昨年四月十六日付、防衛庁人事局第二課長の名で、各都道府県募集事務主管課長あてに出されております「募集委託事務に関する連絡について」、並びにそれに添付して出されております「組織募集推進要領(試案)」。次に、五月二十六日に出されております防衛庁事務次官名、知事あての「組織募集の推進について(依頼)」。次は、同日、防衛庁人事局長名、各都道府県募集事務主管部長あての「昭和四十一年度募集事務地方公共団体委託費について(通知)」。同じくそれに添付されて出されております「組織募集推……
○楢崎委員 あとのほうで時間も限られておりますから、大臣、なるたけ、皆さんやっていらっしゃるから、私はこぼれたところを拾っていくつもりでやりますから、重複しないようにやりたいのですけれども、若干重複することもこれはやむを得ないと思いますが、ひとつ時間をとらないように、実のある答弁をしていただきたいと思います。
そこで、私が資料要求しました中に、二つ資料が出ていないのです。一つのほうは別として、もう一つの市町村自衛官募集事務処理要綱、これが出ていないのですが、これはなぜ出ていないのですか。
【次の発言】 あなた方からいただいております資料の中で、資料の3ですね、ナンバー3です。昭和四十一年度募……
○楢崎委員 後ほど沖繩の問題について関連がございますので、木村長官に一言だけ確かめておきたいのですが、沖繩の返還問題が、極東の安全保障問題あるいはわが国の安全保障政策に関係があることは御承知のとおりです。したがって、あなたは、八月二十三日に、防衛庁関係もしくは国防会議の海原事務局長に、その辺の沖繩返還問題に関連してアジアの保障問題なりあるいは日本の安全保障政策についての事務的な検討をするように指示をされましたか。そのことだけひとつ……。
【次の発言】 では防衛庁関係にもそういう指示なりお話は全然なさっていませんか。
【次の発言】 これでいいです。
○楢崎委員 私は、この際、先般訪米をされまして、佐藤総理がジョンソン大統領との間に結んでこられました共同声明、それから、引き続いて帰ってこられましての記者会見、それらを素材としつつ、沖繩、小笠原の防衛問題、あわせて福岡県の板付、雁ノ巣の最近の基地状態についてお伺いをしたいと思います。 まず、この日米共同コミュニケ以来、防衛問題というのは非常に重大になりまして、今度の改造にあたりましても、大ものを据えるということで論議をされておりましたが、増田長官重量感をもって留任をされました。おめでとうございます。三原政務次官は同じ福岡県の出身でございまして、同じくおめでとうございます。 そこで、私は、以……
○楢崎委員 質疑はあと回しにいたしまして、資料要求を先にさしていただきます。
施設庁の方はまだお見えではありませんか。――十一月二十九日の当委員会における質問において、私は板付の飛行場における最近の米軍実戦機の発着の状態及び戦略物資の移動と申しますか積みおろしについての資料要求をいたしました。本日その資料をいただいたわけでありますが、この資料のうち、軍用機ということになっておる部分について、自衛隊機を含むとなっておりますが、このうちの自衛隊機の発着の回数は明確に出ておりますか。
【次の発言】 それでは重ねて、自衛隊機の発着の回数も提出していただきたいと思います。それが資料要求の一つであります……
○楢崎委員 ちょっと関連して一問だけ質問しておきます。 本日、午後の本会議で緊急質問する予定でございますから、多くはその場に譲りたいと思いますけれども、簡単に二、三、一緒に質問をしますからお答えをいただきたいと思います。 この墜落したF4ファントムは、御案内のとおり第四次防に装備される予定のFXの有力な機種であります。そのことはさておきまして、まず第一番目に、夜間の飛行訓練は、板付では米軍との話し合いでやらないことになっておったはずであります。1最近の板付基地の現状は、いま河野委員がおっしゃったとおりであります。この点は、一体米軍との間でどうなっておったのか、それが第一であります。 第二……
○楢崎委員 私は、まず冒頭に、人道問題と考えられる問題の提起をしまして、総理、関係大臣のお考えを聞きたいと思います。それは懸案の朝鮮人の帰還の問題であります。在日朝鮮人の帰還問題について、まず最初に園田厚生大臣にお伺いをしたいのであります。 在日朝鮮人の帰国問題を討議するために、先般コロンボで開かれました日朝両赤十字会談は、日本側が会談打ち切りを表明したことによって決裂をしたことは御案内のとおりであります。このため多くの在日朝鮮人は非常に困惑をいたしました。すでに家財道具まで売って帰国準備をした人々は不安におののき、路頭に迷っており、いま大きな社会問題となっておるところであります。いまから九……
○楢崎委員 昨日来審議が中断されましたことは、私自身もたいへん遺憾であります。同僚の皆さんにも御迷惑をおかけいたしました。 しかし私が残念に思いますことは、われわれは国の重大な四十三年度予算を審議する責任を持っておりますが、その予算の基礎となるものについて、大蔵省の役人やあるいは兵器を生産するメーカー等はこれを知っていながら、肝心な予算を審議するわれわれにはマル秘事項がある、これを私は非常に残念に思ったわけであります。しかし、本日、理事会において増田防衛庁長官からいただきましたこの資料なるものは、非常に簡単なものでありまして、おそらく同僚の皆さん方も、お手元に本日渡されました資料で何を審議し……
○楢崎委員 先ほどわが党の大出委員が、防衛庁の契約等を中心とする非常に黒い霧的な問題点を指摘されました。私が先月二十八日の日に質問をしましてから今日まで、私自身非常に首をかしげるようなことが起こっておるわけですよね。私が質問した二十八日の夜、例の大出君が指摘しました「航空情報」問題、F104Jのナサール、これは機密事項だということで青木さんが取り調べを受けました。全く偶然かどうか知りませんが……。そして佐藤総理は、私の質問と関連をしまして、機密漏洩事件を徹底的に調べろという言明をされたそうですね。どうも私が受ける印象は、われわれが自衛隊のいろいろな問題について内容を追究する、その内容の重大さを……
○楢崎委員 まず冒頭に、決していやみを言うわけじゃありませんが、せんだって叙勲をされたわけです。長官、おめでたいと思います。しかし私ども何となく割り切れない気持ちがしておったのは、例の少年自衛官のああいう事故のあった後の問題ですから、この辺、叙勲と長官の責任との関係等について、率直に言って割り切れないものを感じたわけですが、この辺の長官の責任問題に対するお考えを冒頭聞いておきたいと思います。
【次の発言】 内閣改造も近いことですが、優秀な長官ですからお残りになるかもしれませんが、そういう責任態勢と申しますか、みずからその範をたれるという姿勢で今後もやっていただきたいと思います。
それから、冒……
○楢崎委員 ただいま田中委員から質問がありましたが、実は本年の予算委員会の最中に、二月二十七日であったと思いますが、B52撤去の立法院決議を持って沖繩の各党代表が見えました。佐藤総理から、抗議に来たのならば、そんなことなら帰れというようなことで、ちょっと問題があった。今回の事故は、九大の場合と同じように数百メートル先には核兵器が貯蔵されておるといわれる。地下――地下と呼ぶのかどうか知りませんが、地下に弾薬貯蔵庫がある。ちょっとのことでたいへんな事故になったわけです。それで、これは当然B52が沖繩に進駐してきたときに、そのことは指摘されておったわけです。それで今回の事故を契機としまして立法院、政……
○楢崎委員 ただいま総理から最近の基地問題に対するお考えを聞きました。 私ども思いますに、最近の基地問題の特徴はいろいろあろうと思いますが、そのうちに、あえてあげますならば、まず第一番に、この基地問題が毎日の国民生活に対して具体的に不断の脅威を与えておる、こういう事実の上からこの基地問題は起こっておるということがまず一番であります。 その次に、それらの基地周辺の住民は、地方自治体、それから地方議会を中心に住民が結集して、この基地の反対運動をやっている。しかもそれは、あなたが総裁をしておられる自民党の地方議員も含めて超党派的にこれが起こっておるという事実、これが第二番目であります。例をあげれ……
○楢崎委員 今回の沖繩の毒ガス事故ですが、これは八日に起こったわけですけれども、勃発するとともに、外務省は大使館を通じて連絡を受けられたはずですが、いつ、だれを通じて、どのような連絡を受けられましたか。
【次の発言】 大臣は御存じなかったかもしれませんが、直後に外務省は連絡を受けておるでしょう。
【次の発言】 それはうそじゃないですか。直後に連絡を受けられたでしょう。そしてこれは一応もう少し真相を知らせてくれというような要望もされたかもしれませんが、それは内密になっておる。違いますか。
【次の発言】 そうですがね。隠す理由はございませんか。アメリカは隠しておったわけですね、あの新聞から暴露され……
○楢崎委員 緊急事態でありますので、主として大臣と長官にお伺いをいたしておきたいと思います。
それで、おとといは長官と約一時間半、昨日昼は大臣とお会いをしまして、私はある程度の約束ができたと思って、直ちに現地にその旨を連絡して善処方を待っておったわけですが、信義の問題もありますので、ちょっとこまかい点にも触れたいと思います。
そこで、きのう大臣はおとといからきのうにかけて、どういう事態になっておるかという報告を受けられましたか。
【次の発言】 それはきのう何時ごろそういう話をされましたか。
【次の発言】 私は、その時間のことは後ほど関連するから信義の問題上明確にしておきたい。
昨日のこと……
○楢崎委員 農林省設置法一部改正法案が審議されるこの際に、関連をいたしまして農林大臣の所管の問題であるし、また監督責任のある問題で質問をいたしたいと思うわけであります。 それは福岡の中央魚市場の黒い霧と申しますか、経営の乱脈についてお伺いをしたいわけです。私自身も調べましたが、まだわからない点もあります。それでお伺いする問題も多うございますが、福岡中央卸売市場は昭和三十年の六月に当時の小西市長のもとで開設をされた。そこで生鮮食料ですから、国民の消費者の台所とたいへん関係が深いわけですし、流通の円滑化なりあるいはその業務の公正、明朗化ということは物価の問題とも関連をして重要であろうと思うので、……
○楢崎委員 冒頭に委員長にお願いをいたしたいことがあるわけですが、いよいよ本日から防衛二法の実質審議に入るわけであります。時あたかも沖繩の返還問題に関しまして、基地の態様等も含め、あるいは沖繩のわが国による防衛構想等も含めて、外務省と防衛庁はいろいろ打ち合わせをされ、愛知外務大臣は訪米をされたわけであります。そういう背景の中で、わが国の自主防衛構想というものが大きく浮かび上がってきたわけであります。防衛二法の提案理由の中にもありましたとおり、わが国の国力、国情に応じて防衛力を漸増していくという方針。とするならば、われわれもまたこれを機会に、わが国の安全保障問題なりあるいは防衛問題について慎重に……
○楢崎委員 昨日は、審議の途中でああいう問題になりました。私はむしろその発言の内容というよりも、やはり与野党この時期において、防衛二法案がどういう性格を持つか、これは重要な法案でございますから、相ともに考え、相ともに審議をする、そういう立場でやってほしい、私はそう思うのです。
そこで、昨日の休憩前に戻りますが、きのう私が申し上げた四十年の統合年度戦略見積もり、これは確認をいたしておきますが、四十年の統合年度見積もりはありますか。
【次の発言】 文書は確かにある。昨日の防衛庁の担当者の記者会見によれば、私が申し上げたことはその見積もりの中にはない一あるかないかは出してみないとわからない。現物を……
○楢崎委員 関連。いまの点は非常に問題があった点ですから、重ねてもう一点だけ。日本の基地を使って輸送船が物資を補給しに行く。直接戦闘地帯に行って補給する場合は、直接戦闘作戦行動、いわゆる交換公文による戦闘作戦行動になりますか、なりませんか。
【次の発言】 だから、いまのあなた方の解釈からいえば、私があげた例はどうなりますかと聞いている。(発言する者あり)長官はまだ何も言わない。私はまだ聞いていない。いまの点何も触れていないのです。
長官、もう一度言いますよ。日本の基地を使って、補給でもいいでしょう、輸送船が行って物資を……(発言する者あり)雑談がありましたから、もう一度言います。日本の基地を……
○楢崎委員 関連して一つだけ。おとといする予定でしたが、時間の関係でできませんでした。
去る十八日、小倉の山田弾薬庫から弾薬を積んで門司の笠石に運んで船積みする、その弾薬を運びました米軍のトレーラーが門司の造船所に突っ込みまして事故が起こったわけであります。幸い船積みをしたあとでしたから大事に至らなかったけれども、これは福岡の施設局としては発表していない。それが二十一日になって住民の間から問題が出て明るみに出たわけであります。簡単にその概略を説明いただきたい。
【次の発言】 この種の米軍の弾薬輸送等は何の規制も国内法ではないわけであります。つまり地位協定によってそれが必要ないようになっておる……
○楢崎委員 いま航空局長が大臣の代理として渡米をされておるわけで、日米航空協定の不平等性をなくするための交渉であろうと思うのです。相当異例の措置があったわけですが、ジョンソン大統領の方針をニクソン新大統領が一応御破算にして新方針を出したわけです。日本政府としてこの協定の不平等性をなくする具体的な方針、どういう交渉方針でいま臨まれておるのか、まずそれをお伺いしたい。
【次の発言】 それで、お伺いしましたところ、出張期間は、六日に帰国するという一応の予定で行かれておるようですが、もうあと二、三日でございますが、大体日本政府の方針の方向で妥結になるものかどうか、その辺の見通し、現在の交渉――外交交渉……
○楢崎委員 私は、本題の外交、防衛問題に入る前に、実はけさの新聞を見てみますと、美濃部都知事と秦野警視総監の間でいろいろと機動隊の増員の問題についてやりとりがあっておるようであります。私はこの記事を読みまして、実に奇怪に感じたのであります。いま四十四年度の予算案がやっと当委員会にかかりまして、質問第三日目という段階であります。あるいは私の質問の中で、これはやってみぬとわかりませんけれども、予算が通らないことになるかもしれぬのです。それなのに、あたかも予算が通ったことを前提にして定員の問題を話し合っているというのは、一体どういうことだろうか。そこで私は、そのことについて冒頭お尋ねをいたしたいと思……
○楢崎委員 関連質問ですから簡単にいたしたいと思います。私、十二日に質問する予定になっておりますが、総理がおられませんので、その関係がありますから、一言だけ聞いておきます。 先ほどの核禁三原則の問題と沖繩の問題です。あとで訂正されないように、ひとつちょっと御答弁を願いたい。持たず、つくらずの二原則は憲法上あるいは原子力基本法との関係がある。持ち込ませずは政策であるとおっしゃいましたが、沖繩に対しては、さきの二原則は、基地の態様いかんにかかわらずこれは貫く、したがって、総理の沖繩に対する非核三原則との関係が白紙であるというその白紙は、三番目の持ち込ませないというその政策についてその点が白紙であ……
○楢崎委員 私は、沖繩返還と核禁三原則の関係についての四日及び八日の私の質問を、いま一度詰めてみたいと思うわけであります。 そこで総理は、まず四日に、私の質問に対して、三原則中持たず、つくらずは二原則、持ち込まずは一政策、三原則をばらして二原則一政策、こういうことになったわけであります。そこで私は、八日のわが党の畑委員の質問に関連をいたしまして、持たず、つくらずの二原則は、政策であるところの持ち込まずとは違って、憲法及び原子力基本法上の問題がある以上、少なくともこの持たず、つくらずという二原則だけは、沖繩基地の態様いかんにかかわらず貫くべきではないか、こういう質問を総理にいたしたのであります……
○楢崎委員 明日本格的な質問をいたしたいと思いますが、きょう戸叶委員の質問に関連をして一、二お伺いしておきたいと思います。
ジュネーブ議定書は正文は何になっておりましょうか。二つ原本が出されておりますが……。
【次の発言】 私はこの提出されております本案の名称について大きな疑問があるわけです。作為的なこれは訳文である。どうしてかというと、窒息性毒ガスまたはこれらに類するガス、いままで政府の答弁あるいは国際条約の訳文を見てみると、英語のほうにアザー・ガセス、こちらを使ってあるのです。その他になっている。これが大部分の訳です。日本政府も去年あるいはおととしの私の質問に対して、佐藤さんはその他のガ……
○楢崎委員 昨日この議定書の日本語訳について関連質問をやったわけです。この議定書の中に「アザー・ガセス・アンド・オブ・オール・アナロガス」となっていますね。このアナロガスというのはどういう意味ですか。
【次の発言】 だからここにも類似するということばが出てきておるのに、なぜその前のアザーをこれらに類すると訳さなければならないんでしょうか。
【次の発言】 それだけの理由でアザーはどうして「これらに類する」という訳になるのでしょうか。あなた方はフランス語のほうを今度は訳したという意味ですか。
【次の発言】 本問題で、過去の軍縮委員会等で大論争になったことがあると思いますが、どうですか。
○楢崎委員 ただいまの答弁を聞いておりますと、六分かかっておりますね。私は、三十分ぐらいしかありませんから、ひとつ簡潔な御答弁をいただきたいと思います。
現在――今年度の状態でけっこうですが、防衛費、軍事費の絶対額で、日本は世界で第何位ぐらいのところにあると思われますか、中曽根長官にお願いします。
【次の発言】 総合戦力の点においては、どのように判断されておりますか。
【次の発言】 四次防は、ことしの予算委員会で私の質問に対して、大体、総額五兆四千億ないし六兆二千億、その間と思われておっていいという答弁でございましたが、それでは、四次防の最終段階では、他の国はいままでのような軍事費の増加のパ……
○楢崎委員 まず冒頭に、昨晩原水協の関係から、横田基地にグループBという毒ガス兵器らしきものが貯蔵されておるという発表をしたわけであります。
そこで、この点について、政府当局として実態を調べられたかどうか、まずお伺いいたします。
【次の発言】 日本本土の中に米軍はBC兵器は絶対に置いていないという確信がありますか。
【次の発言】 ジュネーブの軍縮委員会で、いまこのBC兵器禁止の問題が中心の課題になっております。そこで、まず一九二五年のジュネーブ議定書これを政府は今後どのように取り扱われるつもりでありますか。
【次の発言】 批准をなさるおつもりですか。
○楢崎委員 日米共同声明の中でいろいろいわれておるのですが、現実の問題として一番考えられるのは、やはり第四項、ベトナム戦争がもし七二年に終わっていないときには一体どうなるのか、これが一番現実的に可能性のある問題ですから、この点はこまかく詰めておかないとたいへん心配な点があるわけであります。 そこで、いま四項、七二年段階にベトナムが解決していない場合の再協議の内容について、沖繩の返還は間違いない、それが一つ、本土並み、これが二つ、核抜き、これが三つ、そのほかのことで協議をするという答弁のようでございますが、しからば端的にお伺いをいたします。 B52は、一応沖繩が返還されると仮定をして、その段……
○楢崎委員 順序を、まず自衛力の限界の点から入ってまいりたいと思います。 昨日の予算第二分科会におきましても、四次防の構想は、これまでの領域内の防衛から広域防衛と申しますか、海洋防衛、外洋防衛へと拡大される傾向にあります。しかも一方防衛予算は、GNPとの関係でどこまでふくれ上がるのか、われわれを含めて国民の皆さんも、この限界については非常に案じておるところであろうと思います。そこで私は、この際この自衛権の限界なり自主防衛の限界について、できれば具体的に明らかにする責任があろうと思いますから、この点から入っていきたいと思います。 そこで、いまの外務大臣の御報告の中にありました点と関連するわけ……
○楢崎委員 私は、まず最初に、四十五年度の予算審議の際、総括で質問いたしたわけですが、時間がなくて一番最後に、自主防衛力の限界について、佐藤内閣でもこの程度はなさらないと、国民の不安がなかなか取り去られないのではなかろうかということで幾つかの点をあげました。それで時間が来たわけですが、総理は、そのあとで、私のところへお見えになって、これは考えさせてもらうというようなことをおっしゃっておったわけです。それで追加質問の要項を整理して出しておったわけですが、まず、その問題について、多くの時間をさけませんから、主要な点について、お伺いしていきたいと思うのです。 まず追加質問要旨の中の一番最後に、私は……
○楢崎委員 関連。われわれが遠く過ぎ去った昔経験した軍事教練ということばが出たのです。体験入隊では軍事教練をしてもいいというお考えでしょうか。昔やっておったからその程度のことはいい、たしかそういう御答弁でございましたが……。
【次の発言】 あなたのお考えの中で、軍事教練とどう違うのですか。
【次の発言】 軍事教練とどう違うのです。
【次の発言】 それでは軍事教練とは違うという意味ですか、あなたのいまの御答弁は。
【次の発言】 それでは軍事教練というおことばはお取り消しになったほうがいいのじゃありませんか。これは非常に今後問題を残していく重要なおことばだと思いますが。
○楢崎委員 運輸大臣にお尋ねします。
地位協定第六条は、非軍用あるいは軍用の空港に関するものですが、航空交通管理及び通信の体系についてはよく協議をし調整をする。そして日米の間で取りきめをすると書いてあります。この地位協定第六条による附属書があるはずであります。御提出いただけますか。――運輸省所管のものであると私は思いますが、そこは佐藤内閣でひとつ御相談をいただきたい。
【次の発言】 それは幾つありますか。名称をひとつそれぞれ言ってください。
【次の発言】 国会に出しておるという話ですが、あらためて出していただけますか。
【次の発言】 何を言っているのですか。もう一ぺん出しますかと言っているん……
○楢崎委員 ただいまの鯨岡委員の要望に対して、委員長としてはどのようにお取り計らいになるのですか。お答えがないようですが……。
【次の発言】 改造前の忙しい時期に日程を繰り合わせていただいて、中曽根長官ありがとうございました。しかし、この寸前に非常に重要な取りきめがきのう行なわれたわけですから、時間が短うございますが、なるたけ議論を避けて論点を明確にしていきたいと思います。
まず、きのうの取りきめの問題について、つまり沖繩に自衛隊が進駐する、その内容についての取りきめですが、まず第一番に取りきめの形式の問題についてお伺いをしてみたいと思うのです。
いま正式の文書をいただいたものですから、そ……
○楢崎委員 戸叶委員の沖繩問題に関連をして、若干の質問をいたしたいと思います。
ただいま返還協定作成は大詰めにきておるわけでありますが、いわゆる現行安保条約のワクを越える特殊的な部隊が沖繩には存在するわけでありますが、もうその部隊については明らかになっておりますから、ここでは申し上げません。話し合いの中で完全に撤去されると合意ができたものがあれば、それを明らかにされたい。
【次の発言】 撤去させる部隊がその中にあるかどうか、それだけでもはっきりしてください。
【次の発言】 大体特殊部隊の数はわかっておるわけですか。それは幾つですか。
○楢崎委員 いまの問題に関連をしまして、あとで調査の足らざる点の御報告がまた追加されることになるだろうと思いますけれども、その際に、以下申し上げることも一緒にこの調査の中に入れていただきたい。
総裁、きのうの午後の段階の警官の出動は、総裁が要請されたんですか。
【次の発言】 以下申し上げることは、運輸大臣並びに総裁に結果的には責任がかかってくる問題であろうと思いますから御調査をいただきたいのですが、昨日の午後、推定時間は四時前後でありますが、警察によって新型催涙ガスが使われた形跡があります。これは二十三日の予算第三分科会におきまして、厚生省担当の時間でありますが、現在警察が持っているCN、こ……
○楢崎委員 私は、きょうは金融再編の問題にからんで、銀行の合併の問題についてお伺いをしたいと思います。御案内のとおり、私はこの問題ではしろうとでありますので、あるいは的がはずれた言い方をするかもしれません。しかし、案外的をついたところがあるかもしれません。その点は、十分しろうとであるという点を含んで御答弁をいただきたいと思います。
そこで、最近銀行の合併が盛んに起こっておりますが、金融再編問題とからんでこれをどのように大蔵省は見ておられるか、まずその点をお伺い
したいと思います。
【次の発言】 銀行合併の際に、具体的にはどのような指導をされておるのですか。
○楢崎委員 関連して……。わかりやすく言い直してみたいと思うのですよね。武力攻撃の発生する場合という解釈を、自衛のための武力行動をこちら側が起こしていいという時点はいつかという観点から見てみた場合ですよ。そのときにいまのあなたの御答弁では明らかに武力攻撃の意図をもって軍事行動が現実に開始されたときには、こちら側として自衛権を発動する時点だ、このように解釈されるわけですね。あなたの答弁だとさっきバッジとかなんとか……。だから横路委員の質問の途中で実害が現実にあったときというようなことばも入っているんですからね。もう少しあなた自身が整理して自分でわかる答弁をなさったらどうでしょう。
○楢崎委員 外務省は時間を急いでおられるようですから、ちょっと関連があるので、先に聞くことになりますが、やむを得ないわけです。それで、あとで訂正したり取り消したりしないように。すぐ帰しますから……。じゃ先に聞きます。 安保条約第六条にかかわる岸・八一ター交換公文、条約第六条の実施に関する交換公文ですね。この中に事前協議にかかる問題として「合衆国軍隊の日本国への配置における重要な変更、同軍隊の装備における重要な変更」、この「同軍隊の装備における重要な変更」の「同軍隊」、これは英語で言えば「ゼア・エクイプメント」、こうなっておりますね。この「同軍隊」は合衆国軍隊をさすのか、それとも日本国へ配置さ……
○楢崎委員 安全管理基準のあることは明白であります。第五空軍は持っているわけであります。その内容について、私は昨日、私の承知している限りでは十四ページにわたるもので、と内容の特徴的なものをきのう申し上げたはずであります。内容についての照会をなさいましたか。
【次の発言】 該当のところがないというのは、あなた方は私の質問を聞き違えておる。私が十四ページにわたるパンフだと言ったのを、十四ページにそういうことが書いてあるという照会をしたのじゃないですか。だから、その十四ページにはそれは書いてないという返答があったはずです。そうでしょう。
【次の発言】 そういう報告ではないでしょう。私はそれについて再……
○楢崎委員 私は、厚生省設置法の一部改正の内容になっております公衆衛生審議会、これは四つの審議会を廃止して統合するわけですが、その中の伝染病予防調査会と関連をして、実はいまから三十三年前の大牟田における爆弾赤痢と呼ばれる世界でも二つの大事件に数えられる問題について質問をいたしたいわけであります。 なぜ三十三年前のこの種の事件を取り上げるかと申しますと、私は二つの点でこれを取り上げたいわけであります。一つはこの集団赤痢の原因が、真相がいまもって不明であると私は思うからであります。したがって、この歴史的な事実の真相を明白にすることは、これは主として乳幼児あるいは子供がほとんどでありますが、七百名……
○楢崎委員 関連して。伊藤委員が申し上げた今日ベトナムでも使われておる、あるいは今日のCB兵器の段階で申し上げればCN、クロルアセトフェノン、CS、クロロベンヂリデンマロノニトリル、それからこの前沖繩で撤去をいたしましたイペリットマスタード、HD、今日もうホスゲンは使っていないということは別としても、ホスゲンもそうですが、全部基礎原料は伊藤君の指摘したとおり塩素ですね。苛性ソーダも原料の中に入るのですけれども。だから、この量というものが一つ大きく問題になる。もともと化学兵器あるいは細菌兵器というのは、医学用あるいは工業用、農薬用としてつくられておった過程において出てきておるものですから、ものそ……
○楢崎委員 私はまず、沖繩の毒ガス撤去の問題についてお伺いしたいわけです。私もあの撤去の際に党から派遣されて沖繩に参り、つぶさに見てきたわけであります。以下、私は私が調査した結果に基づきまして、お伺いをしたいと思うわけであります。
そこでまず、本土から派遣をされました参考人は、委員長、お見えでしょうか。
【次の発言】 それでは私がいまから毒ガス問題についてお尋ねする点につき、どなたがお答えなさってもけっこうですからお願いをします。
そこで、まず私は特に総理に考えておいていただきたいのは、一月十一日の日に輸送阻止の騒ぎが起こりました。本土側から見ると早く撤去せよと言いながら、今度は輸送する段……
○楢崎委員 私は、日本社会党を代表して、昭和四十五年度補正予算案に対し反対の討論を行なうものであります。 まず第一に、佐藤内閣の本補正予算案に対する取り組みが国民の要望に遠く離れ、国民生活と福祉の向上に逆行しているという事実であります。物価の値上がりは当初見通しの四・八%を大きく上回り、四十五年度実績見込みでは七・三%と、去る三十年以来最高の値上がりを示し、四十五年の暦年ベースでは、消費者物価は朝鮮動乱後の値上がり以来の上昇記録となっております。さらに、大企業本位の資本蓄積、民間設備投資中心の政策は、経済、社会両面にわたるアンバランスを拡大させ、所得と資産の格差をはじめ、あらゆる面における不……
○楢崎委員 私は、この際、六〇年安保以来の安保論争を整理してみたいと思っているわけであります。 そこで、まず冒頭に、愛知外務大臣は、きのう、何か記者会見でいろいろしゃべられた中に、「最近はもっぱら夜業。昼間は国会で愚問愚答ばかりなんでねぇ」とおっしゃったそうです。私は、ここでことばじりをとらえようとは思いません。私は、私の質問を通じて、その中身によって結着をつけたいと思います。私の質問も賢問になるようにつとめますから、あなたのほうこそ愚答しないように、ひとつあらかじめ申し上げておきます。 そこで、けさの新聞報道を見ますと、中曽根防衛庁長官は、沖繩返還後、はたして沖繩の実態が核抜き本土並みの……
○楢崎委員 私に与えられた時間は三十分でありますから多くを論議するわけにいきません。私はたくさんの疑問を呈しておりますが、私はまず一昨日の政府答弁に対する反論をしておきまして、それが終って、提出資料に対する批判をいたしまして、そしてそれが終わって、二つの問題だけにしぼって質問をしたいと思います。あとは残したいと思います。 まずいまの高辻法制局長官の御見解でありますが、私は根拠がないと思います。自衛隊法改正の必要があると思う、そういう場合は。なぜならば、たとえば電波を外国の民間放送が使用する場合には電波法を変えなくてはできない、あるいは電波障害緩衝地域を設定する場合には民法以外に国内法上の根拠……
○楢崎委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、臨時国会冒頭に行なわれた総理の所信表明並びに今日の日本を取り巻く内外の情勢について質問をいたしたいと思うものであります。 そこで私は、所信表明なりあるいは本会議における代表質問に対しての総理の御答弁を聞いておりまして、一体総理はどれだけの意欲を今日の難局を乗り切るについて持たれておるのか。何か佐藤内閣のメンツというか、意地というか、あるいはむしろ総理個人のメンツなり意地を通して固執なその姿勢を変えられようとしない、そういう感じがしてならないんです。そこで私はまず現在佐藤内閣の政治の姿勢から質問を展開したいと思うわけであります。 所信表明の中に……
○楢崎委員 きょうはちょっとかぜで熱発をいたして、声が小さいかもしれませんが……。
いま防衛庁長官は、アジア災害出動の問題について個人的な見解ということを強調されておっしゃいました。それでは、いまのあなたの個人的見解でけっこうですが、その西村構想なるものは、現行憲法及び自衛隊法で可能と思われておりますか。
【次の発言】 委員長が御注意なさっておるように――そんなことを私は聞いてないのですよ。簡単に答弁するように、ひとつ委員長御注意してください。
私は、現行憲法あるいは現行自衛隊法のもとでその構想は可能かということを聞いているんだから、可能でないならないとおっしゃればいいんです。
○楢崎委員 関連。この問題は、単なる放言、食言あるいは冗談では済まされない問題が含まれておるわけです。そして、この問題には白か黒かがあって、灰色はないわけです。あなたがうそを言っておるか、私がありもしないことを言っておるか、二つに一つなんです。だから、うそを言ったほうがやめなくちゃいけない。あなたがやめるか、私がやめるかです。灰色では済まされない問題です。いいですか。そして、これは十月二十六日の記者会見であって、一カ月前です。鮮度が古いとか、あるいは古いからさしみのつまにならないとかいうような考え方があるかもしれませんが、こういう考え方の人を私は古い政治感覚の人だと思うのです。それもあとで明確……
○楢崎委員 いまのやりとりを聞いておりまして、ちょっとお伺いをしたいのですが、私その当時の新聞を一応ずっと読んでみたのですね。そうすると、これは日本経済新聞ですけれども、「沖繩返還問題をめぐる愛知外相とマイヤー駐日米大使との会談は、一日午後二時すぎ」――これは四月一日のことですね。「一日午後二時すぎから約二時間にわたって外務省で行なわれ、協定作成のための大詰めの折衝にはいった。」会談には、日本側から吉野外務省アメリカ局長、井川同条約局長、米側からスナイダー公使も出席した。この愛知・マイヤーの交渉の実質会談は、大体四月一日から始まったようになっておる、新聞を読んでみると。そしてずっと調べてみます……
○楢崎委員 ここにアメリカの第七心理作戦部隊の資料があります。陸軍第七心理作戦グループ司令部、APO、サンフランシスコNo.九六二四八、一九六七年二月一日印刷、回覧No.10―5というやつであります。これは第七心理作戦の組織と機能がこれに書いてある。いいですか。いま大出委員のこの機構図と関係をして、さらに細部の機構図が書いてある。その中の第十五心理作戦分遣隊(戦略的司令)これにどういう課があって、その課はどういう班に分かれておってどういう仕事をしておるか、これを私はここに持っておりますが、外務省、把握しておられるかどうか、資料として出してください。そうしたら一目りょう然。幾ら外務大臣がおわかり……
○楢崎委員 では、具体的に聞きます。マリアナ群島は入りますか、周辺に。
【次の発言】 では、場合によっては入るということですか。
【次の発言】 いままではっきりしていないからいま聞いているのですよ。いままで言うてないから言われぬということはないでしょう。
場合によっては極東周辺にマリアナ群島は入りますか。もう一ぺん聞きます。
【次の発言】 安保条約第六条によって、日本の基地を貸す場合には、日本及び極東の安全と平和に寄与する任務を持つ米軍にしか貸せないのです。世界全体に寄与するような軍隊には貸せないのです。そうすると、おのずから範囲というものがあるはずです。だから、いま具体的に私はお聞きしてい……
○楢崎委員 総理が来られるまでの間、昨日の松本委員の質疑中私の関連部分について、まずそこから入りたいと思います。 私が昨日、マリアナ群島が安保条約のいわゆる極東の範囲、そしてその極東の周辺までも含めて入るかという質問をしました。お答えは、外務大臣が聞かれておるとおりです。しかし、この問題は、小笠原返還の直前にわが党の岡田春夫委員が質問をいたしております。当時の外務大臣三木さんは、小笠原が返還になったとき統一見解を出しますと言われたが、そのまま統一見解が出されていない懸案の問題であります。したがって、ここでひとつ、もしございましたら、統一見解をお伺いしたい。
○楢崎委員 私は、昨日の委員会で問題を提起しております岩国基地の核関係及び生物兵器、毒ガス兵器の貯蔵問題について、非常に問題は重要でありますから、しかも核という、政府自身も認めておられますトップシークレットに属する問題でありますがゆえに、あれ以上の説明はひとつ秘密理事会において、総理以下関係大臣の御出席をいただき、説明をさらに追加したい、あわせて、沖繩返還協定の一つの重要な問題である核抜きという問題ともからんで、沖繩どころか、本土にこういう事実があるということは一体どういうことなのか、つまり、返還協定の基礎をなしております日米の信頼関係にかかわる重要問題でありますから、返還協定を審議いたしてお……
○楢崎委員 私は、まず冒頭に、対米、対中外交に対する佐藤総理の政治的な責任について問題点を明らかにしたいと思うわけであります。
そこで、外交権は政府に付随する専管あるいは専権事項である。このことが許されておるのは、行なわれた結果について責任を持つという裏づけがあって初めてそのことが許されるのだ、このように私は考えますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 もし、行なわれた結果について全責任を負わない、そういうことであれば、何も、国会も、国民も、外交権が政府に属する専権事項であるなんということは認めないと思うのです。
そこで、そういう観点から私はお伺いをしたいわけですが、総理は、事あるごとに、……
○楢崎委員 きょうは総理おこらぬことにしておってください。私は、きょうの朝刊を見まして、総理はわが党の松本七郎議員に、自分たちはまじめにやっておるのだから、あまり変なものを出してくれるなと言われたそうですね。変なものをつくっておるのは政府側ですよ。私がつくっておるのじゃないのです。いいですか。そういう認識であれば、私はもう一ぺんこの点で明確にしておきたいと思うのです。いいですか、きのう山中長官は――おられますか。山中長官は、この資料がさも個人の意見書のように見せかけようと答弁された。山中さんも当時のことは御存じないのです。官房長官竹下さんもこれは御存じない。この資料の原案は実はそれから数日前の……
○楢崎委員 ただいま主題になっておりますこの密約問題は、本来ならば昨年十一月の沖繩協定委員会でも私どもとしては取り上げる予定であった。当時の協定委員会の委員長は今日の外務委員会の委員長でありますし、私の質問の時間に強行打ち切りを提案された青木さんもおられるのでたいへん感慨無量であります。きょうはひとつじっくり――それといっても時間がやはりきめられておりますから、その時間内でじっくりお伺いしてみたいと思うわけです。 そこで、この密約問題に入る前に、これもやはり日米交渉との関係のある問題として、実は十日の日でございましたか、参議院の予算委員会で――私もちょうど傍聴に行っておりましたが、最近のベト……
○楢崎委員 与党の皆さんがこの問題の真相究明のためにたいへん御努力をなさっておることを私も敬意を表します。私自身この問題を取り上げた十三日の日、もしこれが事実であるならばたいへんなことだから、この真相の究明をしていただきたい、むしろ私のほうから望んだことであります。 そこで、私がこの問題を取り上げた真意からまず御説明をいたしたいと思うわけであります。私は、十三日の日も十七日の日も申し上げましたとおり、この問題を取り上げました真意は、この電報の内容の可能性に対する私どもの危惧であります。その背景にある現実というものを重視しておるのであります。電報の形式の真偽、それはどちらが勝ったとか負けたとか……
○楢崎委員 二十六日に、いま委員長から報告されましたとおり、私は、統合幕僚会議作成の昭和四十年統合年度戦略見積もり資料のうち、憲法それから国会決議及び従来の国会答弁に違反していると思われる疑いのある個所を引き抜いて指摘をしたわけであります。私が二十六日に指摘したものはその資料にありますね。
【次の発言】 あるのかないのかを聞いているのです。
【次の発言】 じゃ、あらためて指摘をしたいと思います。「イ、方針」B、「作戦準備は、核脅威のあとに行なわれる非核の局地戦形態の作戦に対処することを主眼として実施するが、核戦に対処することをあわせ考慮する。」C、「外部からの武力攻撃に対しては米軍と緊密に共同……
○楢崎委員 総理と質疑できる機会が今国会あるかどうかわかりませんので、冒頭に予算委員会で問題を提起いたしました敵前逃亡の問題、これは幸いなことに本日午前十時から予算委員会の理事会が開催されまして、そして政府側からは総理の代理として官房長官、また厚生省の援護局長、法務省の刑事局長、それから法制局次長、それに予算委員長以下各党の理事で審議を行ないまして、そして以下のことが決定されました。 まずブーゲンビル島関係だけをモデルケースとしてきめる。そしてブーゲンビル以外のケースは、もしブーゲンビル関係と同様のものがあれば同じような取り扱いをするということで、私が要望しておりました敵前逃亡の汚名をそそぐ……
○楢崎委員 まず、せんだっての委員会で岩国発進のフライトプラン、四月、五月の分、資料として出せるかどうか、お願いをしておりました、それが一つと、それから岩国基地の司令官と運輸省の福岡管制部との間につくられておるローカルアグリーメソート、これが資料として出せるかどうか、お願いしておりました、それはどうなりましたか。――時間がありませんから、はっきりした段階で御答弁いただきたいと思います。 まず、外務大臣にお伺いいたしますが、米中、米ソ会談が行なわれたわけですけれども、そういう会談に象徴される新しい国際情勢、あるいはまたアジア情勢の中で、日本の外交方針がこれまでとこの新しい情勢を踏まえた後とで、……
○楢崎委員 先ほど横路委員の質問に対して、私の聞き方がちょっと間違っておったかもしれませんが、B52がもし沖繩に返還後移駐する場合には、事前協議の対象として考えられるのかどうか。先ほどのことばは、移駐は事前協議の対象にならないが、直接出撃は、B52にかかわらず何でも事前協議の対象になるんですよ。わざわざB52に関して、事前協議の対象ですからという大臣の答弁があったように私は聞いたのですが、B52は、かつて十二年前の事前協議の問題のときには、どういうことをかけるかというときにはいなかった飛行機ですから、だから大臣のいまの答弁はわれわれはむしろ歓迎するんです。こういうB52の移駐というような問題に……
○楢崎委員 外務大臣にまず一番にお伺いしておきます。
外務大臣は参議院の予算委員会で、軍用機の本土基地を使っての直接出撃について、実際に爆弾を積んで交戦地域に行く場合には、その下令の時期というものはあまり条件に入れずに、事前協議のたてまえ上考えるべきではないという御答弁があったように承っておりますが、そのようでございますか。
【次の発言】 さらに外務大臣は、B52を含めてあらゆる軍用機が、ベトナム交戦地域へ、沖繩返還後、沖繩も含めて本土基地から直接出撃の要請があったときには、事前協議でノーと言うというふうにこれまた承ったわけであります。ということは、ベトナムという地域が安保条約にいう極東の範……
○楢崎委員 私が要求しました政府委員は、全部出ておりますか。
【次の発言】 だれですか。
【次の発言】 私がお伺いしたことについて、通産省代表というか、責任をもって御答弁なさるのでしょうかね。それは答えられませんなどと言われたら困りますが……。
【次の発言】 東京瓦斯の値上げの問題について御質問をしたいわけです。せんだって、わが党の武部委員から非常にきめのこまかい質問が行なわれ、私もその議事録を勉強させていただきました。で、この料金値上げと密接な関係がある東京瓦斯の経営の問題について、きょうはお伺いしてみたいと思います。
いま、東京瓦斯の社長、副社長はどういう人がしておりますか。
○楢崎委員 私は、予算委員になりまして四年間になります。次の通常国会は、この予算委員はやめなくてはいけぬかもしれません。総理もおそらく総理としては最後かもしれないと思うのですが、きょうはそういう意味で十分問題の、外交、防衛問題について実のある質問をいたしたいと思うわけです。よろしくお願いをいたします。 冒頭にちょっと厚生大臣にお伺いをいたしたいと思いますが、実は横井さん、戦後長い間御苦労なさって奇跡的に生還をされたわけです。言うならば軍国主義の一つの犠牲者であります。私どもとしては、大いにあたたかく迎え、今後の社会生活の面においてできるだけの協力をするという気持ちがあるわけでありますが、実は……
○楢崎委員 外務大臣は、せんだっての本会議におけるわが党勝間田前委員長の同問題に対する質問に対しても、同じような答弁をされました。これは私は外務大臣はうその答弁をしておられると思うのです。なぜならば外務省は、中米共同声明の邦訳で、故意かどうかは知りませんが、誤った訳し方をなされております。それは私は、単なる誤訳では済まされない重要な、これは台湾の地位に関するアメリカ側の認識についての重大な読み違いである、このように思わざるを得ないからであります。もし台湾問題に関する、いわれておるところの米中間の密約みたいなものがもしあるとすれば、そのうちの一つはまさにここにかかっておる。だから私は非常に重要な……
○楢崎委員 この予算委員会は予算をきわめると申しますか予算の妥当性についてわれわれは判断を下す、そういう立場であろうと思うのです。それで私はいろいろある中で、特にT2高等練習機の一機当たりの積算基礎についてただしたわけでありますが、これは公表できないということで秘密理事会にわたったわけであります。しかし、私は本来こういう国防問題で秘密があってはならない、シビリアンコントロールとは国民がコントロールすることであるということであれば、やはり国民に実相を知らせるということが必要であろうと思うのです。しかし事柄の性質上どうしても言えないというものもあるかもしれません。ただ、今度の場合は、ここに問題があ……
○楢崎委員 意見だけ申し上げておきます。 実は私が指摘しました個所は、あの共同声明の中で、特に台湾の帰属問題についての一番重要な個所であると思います。で、その背景を私もいろいろ聞きましたけれども、喬冠華さんとキッシンジャーさんが、一番ことばの使い方に苦心をしたところも、この個所だというふうに聞き及んでおります。おそらく私は、外務省が訳されるときも、この個所はやはり注目されたであろう、このように確信をいたします。 それで、私が指摘しました私の読み方、すなわち外務省の読み方に対して、私はやはりアクノレッジ・ザット、そして何、何、何、アンド・ザットという、それから先のア・パート・オブ・チャイナと……
○楢崎委員 特に質疑の時間を与えていただきまして、ありがとうございました。常識の時間で終わりたいと思います。
この際、たいへん御苦労なさいました横井庄一さんに対する国の援護について、お考えがあればお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 いまさら申すまでもなく、法律というものは社会の秩序を守るために、人間の条理、道理、そういうものを規範として定着させたものであろうと思うのです。もし法律のほうが人間の常識なり条理あるいは社会通念に反するような場合には、その法律のほうを社会通念なり人間の常識に合わせる必要がある、これはわれわれ立法府にある者の責任であると思うわけであります。また法は公平でな……
○楢崎委員 実は、ただいまの問題は、昨年十二月十三日の最終的には問題になった点であります。しかも本予算委員会と関係のある点は、この四十七年度の予算の中に、この四条に基づく三億二千万ドル中一億ドル、三百八億円が計上されております。もしこの書類が事実ならば、当然四条三項によってアメリカから自発的にいただくべき軍川地補償費等の関係を、冗談じゃありません、日本側がアメリカのほうに払うことになりますよ、これは。重大なところです。そして最後は、私はこの問題について、ここに二階党理事がおられますが、当時も二階党委員は沖特の理事でありました。そして秘密理事会を行ないまして、外務大臣御列席のもとにこの検討をしま……
○楢崎委員 私は、いままでの一連の横路委員と政府側のやりとりを聞いておりまして、また横路委員が出しました資料の信憑性からして、政府側もその資料を認めておるわけでありますから、これはまさに日米両国の秘密外交による典型的な密約であるといわざるを得ません。それから協定四条三項、つまり軍用地の復元補償をアメリカが自発的に支払う、これは全く虚偽の偽作である。事実は違う。三番目に、いまも横路委員が指摘しましたとおり、われわれは各党含めて、いままで沖繩国会を通じて今日まで、完全に政府側から虚偽の回答を受け取った。虚偽の答弁をされてきた。これは国会と国民に対する重大なる背信行為であるを私は思います。また国会に……
○楢崎委員 ただいま総理からお話をいただいたわけであります。法務大臣の御見解によりまして、大赦令の適用は受けておるが、しかし、その敵前逃亡罪という罪名は消えていないのであります。その罪名を消すには法的にはむずかしい、もうこれを消すには高度の政治判断以外にないというような見解が表明されております。それで、つまりその軍刑法の判決というものは、戦後二十七年たった今日でも残念ながら生き続けておる。そして、この敵前逃亡罪などの汚名のために、精神的にも、経済的にもたくさんの人が今日までずっと苦しみ続けられてきたのであります。今日の状態を見ましても、巨大な戦力集団として成長した自衛隊に対して、国の内外から軍……
○楢崎委員 ただいま横路委員が指摘しましたとおり、昨年十二月十三日、まさにこの問題が委員会で問題になった。そこで、外交には秘密もあり妥協もあるであろう、公開の場では言えないこともあるであろう、そういうことで秘密理事会になったのであります。いま横路君も言ったとおり、その秘密理事会には私が出ました。そこでは、当然公開の場では言えないことでも、外務大臣、どうしてほんとうのことを言ってくださらなかったのですか。そこでもあなたは、公開の場で言われたとおり、だまし続けられました。 どのようにだまし続けられましたか。この問題を当委員会で横路氏が出したときに、外務大臣は、それは交渉の途中の一段階のメモです、……
○楢崎委員 ただいまの石橋書記長の質問に開運した部分から入りたいと思います。
FST2改の目的は、たとえば近海の敵艦船を攻撃するという答弁をなさいました。近海とは公海も含みますか。
【次の発言】 それは、国防白書で出されております一つの防衛構想です。田中総理は、四次防は国防白書とは関係ないという答弁を、本会議の成田委員長に対してなさいました。公海、いわゆる洋上撃破作戦、その構想は依然として捨てていない。つまり制海権、航空優勢の考え方は捨てていないじゃないですか。そうでしょう。
あなたは戦略守勢ということばを使われた。田中総理は専守防衛と戦略守勢はことばとしては同じだと言われた。専守防衛とい……
○楢崎委員 まず、私が提出しました損益表は、会社側の資料であるという点は確認されました。どういう方法で調査なさいましたか、昨日から今日までにかけて。
【次の発言】 私が昨日来問題にしておるのは、いまのような防衛庁のやり方そのものを問題にしているのですよ。全部会社の言いなりでしょう。いいですか、いまの報告について私は反論をしたいと思います。
まず、ネジ類は指名競争入札という点ですが、いいですか、私はこれは立証できます。実際は、東京螺子がつくったプライスリストを、全部ほかの五社も用いているのです。いいですか、それぞれがプライスリストを出しているのじゃないのです。東京螺子のプライスリストが基準にな……
○楢崎委員 午前中の質問者に対する外務省の答弁について幾多の不明な点あるいは疑問点がありますので、まずその点から質問に入っていきたいと思います。 大平外務大臣は、金大中氏を呼ぶ権利はこちらのほうにはないのだという御答弁でございましたが、しかし、法律的にはということもつけ加えたようですけれども、日本の主権という立場からいえば、法律よりも次元の高い、主権とはまさに権利の最も中心となる根源でありますから、日本の主権の侵害という問題もからんでおるゆえに、日本側としてはその観点から、金大中氏の再来日を要請するということは当然の権利であると私は思う。ただ、私は韓国側がそれに応ずる義務があると思うけれども……
○楢崎委員 時間がありませんから、一問だけ、一ぺんで言いますから。 最初は中曽根大臣でも小坂大臣でもけっこうです。南部の麗水地区に建設される石油精製プラント建設、これに三グループ最初応札に加わっておって、それから四グループになり、五プロジェクト。で、これに対する韓国側の許可が十七日仮許可ですか、あったという新聞報道が出ておりました。それは事実かどうか。 それから、ジ・ラインがあとから加わったと思うのですが、いつこれに加わってきたのか。最初は丸紅、大協石油、それから富士石油、アラビア石油、それから三番目に帝人、伊藤忠、その三グループがやったわけですね。それにジ・ラインが加わった。このジ・ライ……
○楢崎委員 一番最初に、総理府の副長官のほうからまとめてお答えいただきたいのですが、関係各省は福岡県の災害の現場に出張されて実情を把握されておるかどうか、ちょっと最初にお尋ねいたします。
【次の発言】 建設省はどうですか。
【次の発言】 林野庁関係はどうでしょうか。
【次の発言】 今回の福岡県の災害を、私も全部現地に行ってくまなく見ました。私の見たところでは、自然災害プラス人為的な災害の競合があったと思われますけれども、どのような判断を持っておられますか。
【次の発言】 私はその感を深くしているのです。
具体的に事実をあげて見解をお伺いしたいのですけれども、まず、最近の災害は非常に人為的な災……
○楢崎委員 委員長に冒頭にちょっと運営の方針についてお伺いしておきますが、野党質問に入って三日目になります。それぞれの委員、質問を行ないまして、問題点の究明、努力しておるわけですが、その中で、ほとんどの方がそれぞれ問題を残して保留をしておりますね。こういう点は、やはりこの防衛二法の審議の中で保留事項は明らかにするという方針でございますか。方針を聞いておきたいと思います。
【次の発言】 時間をかけさえすればいいということではなくて、やはり事態を明確にする、これがやはり必要であろうと思うのです。そういう点で、私もいまから質問をいたしたいと思います。
予算委員に所属いたしておりますが、きょうは差し……
○楢崎委員 一昨日に引き続いて質疑を続行させていただきます。 きょうまた、たいへん恐縮ですが、冒頭、委員長にお願いをしておきたい問題があるのであります。 委員長も御承知のとおり、かつて予算委員会において、小林元法務大臣の国会軽視のことばが取り上げられて、責任をとって辞任された事件がありました。この内容は、おわかりのとおり、国会というところは窮屈なところで、野党が質問しておるのをじっと聞いておかにゃいかぬ、時間さえたってしまえばどうせ数で押し切るんだからということで、そのことばが取り上げられて、そして国会軽視ということで責任を問われたわけです。 重ねて委員長にお願いしますが、問題がずっと解……
○楢崎委員 いま総理は、政府がこれをコミットすべきものではない、明確におっしゃいましたね。昨年、解散前の臨時国会で、衆議院においてはわが党の安井委員、参議院においてはわが党の上田委員がこの問題について詰めておるのです。総理は何と答えられましたか。いいですか、読んでみましょうか。「平時における防衛力の限界というものは、議論があっても、やっぱり一案つくるべきだと思います、政府が一」あなたは政府がつくると約束したじゃないか。これがあなたの答弁です。ところが、いまあなたは、政府がコミットする考えはない。 それでは、防衛庁の見解というものがどんなにでたらめなものであるか。それは、四十六年二月一日衆議院……
○楢崎委員 ただいまジュネーブにおいてはまだたしか十八カ国の軍縮会議は継続しておると思うのですが、日本の自衛力というものはこういう国際的な軍縮の対象、あるいは規制を受けるものですか。
【次の発言】 数量とかそういう問題でなしに、いま外務大臣がおっしゃっているのは、日本は憲法を持っておる、したがってこれは戦力ではない、だから軍備でもない、だから軍縮の対象にはならないのだ、そういう意味ですか。数量が対象になるほどのものじゃないという意味ですか。どっちですか。
【次の発言】 そうすると、これは仮定の問題ですけれども、軍備がだんだんふえていく。もしジュネーブの国際的なそういう軍縮会議のある線が出た場合……
○楢崎委員 一月二十三日、日米安保協議委員会が開かれたわけですが、それ以降、日米合同委員会は開かれましたか。
【次の発言】 それはいつ開かれて、どのような内容の協議であったか、議事録を明確にできますか。
【次の発言】 岩国、三沢の問題は、細部の詰めがその合同委員会で行なわれましたか。
【次の発言】 地位協定の二十五条、日米合同委員会の項であります。この一項によれば、安保条約の「目的の遂行に当たって使用するため必要とされる日本国内の施設及び区域を決定する協議機関として、任務を行なう。」この種の施設の提供、区域の提供、そういったものについての決定機関は合同委員会である。岩国、三沢に関する問題がその……
○楢崎委員 過ぐる二月二十二日の夜に、証券取引法第百二十五条、相場操縦の禁止に違反した疑いで、大手飼料メーカーである協同飼料の幹部が東京地検に逮捕されるという事件が発生したわけであります。この種の問題は、いろいろうわさはあるけれども確証がなかなか得がたい。今度の協同飼料の問題は、内部からの綿密な資料に基づく告発があったので、東京地検が動き出せたのではないかと私は推察しますが、その点、法務大臣どうでしょうか。
【次の発言】 逮捕されたのは中堅クラスの幹部でありますが、事は株の公募ですから、トップが知らないわけはないのですよ。だから、当然私はトップ段階までの責任が追及されることがやがてくるであろう……
○楢崎委員 ただいまの情報によりますと、順法闘争の問題で、特に高崎線の上尾駅を中心として、乗客との間に非常にトラブルが起こっておるという情報が入ったわけであります。もしできましたら、いま状況がどうなっておるか、そして、政府としては緊急にどういう対策をいまやらんとしておるか、総理並びに運輸大臣の御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 そういうことでなく、いまの事態を報告してもらいたい。
【次の発言】 このような事態はすでにある程度予想されておったわけですから、今日まで解決に誠意を見せなかった当局あるいは政府の責任は重大であろうと思いますが……(「動労が悪いんだ」と呼ぶ者あり)しかし、いま……
○楢崎委員 まず冒頭に、去る二月二十七日、当予算委員会一般質問におきまして、保留した点について質問をいたしたいと思います。 株価の問題と三光汽船の問題でありますが、そのうち、昨年一年間で東証が警告を発したのが五十七件ある、その報告を求めたわけです。報告が出てまいりました。東証の報告に加えて、大蔵省がそれに対する「問題点と今後の対策」というものをこれまた出してまいりました。その中で、四点あるわけですが、全部問題ありますけれども、特にこのうちで問題になる点だけ指摘をいたしておきます。 第三項であります。第三項というのは、「会社の役員・主要株主の自社株売買で、六カ月以内に差益を得たもの。(利益金……
○楢崎委員 基地というのは、防衛そのものと非常に関係が深いし、防衛構想なり防衛計画とも関係が深いわけでありますので、まず、そちらのほうから質問に入っていきたいと思います。
せんだって、わが党の和田委員も取り上げたと思いますが、五月三日のわが党の成田委員長刺殺未遂事件についてであります。重複するところもあるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。
佐藤元二士が入隊以来、自衛隊法との関連で政治的な言動あるいは思想的な言動をやった具体的な事例を明白にしてもらいたい。
【次の発言】 ちょっと大きな声で言ってください。
いまお聞きしますと、具体的に四回ですか、三回ですかね。その種の言動な……
○楢崎委員 今日起こっておるいろいろな問題、どの一つ取り上げても、先ほどの倉成委員も言われたとおり、国民の信頼なりあるいは協力がなくては乗り切れない。したがって、私はそういう観点から、政治姿勢とのかかわりにおいて、今日的な課題になっておる諸問題のうち、具体的な問題を明らかにしながら政府の見解をお聞きしたい、このように思います。 そこで、まず冒頭に、去る二十七日に、この間の田中改造内閣の徳永運輸大臣、亀岡建設大臣に対して、この方々は旧職業軍人であるから、「内閣総理大臣その他の國務大臣は、文民でなければならない。」という憲法第六十六条第二項の規定に違反するため罷免せよという請願書が、田中総理大臣……
○楢崎委員 重大な事件であります。事、人命に関することでありますから、これが早急に、人命をそこなうことなく解決されることを私どもも望むわけであります。したがって、批判がましいことはこの際避けたいと思いますが、若干お聞きしておきたい点がございますから、以下二、三点についてお伺いをいたします。
クウェート側が日航機の受け入れをいまもって拒否しておる、その理由はどういうところにあるのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、シンガポール・シージャックの場合は、犯人の要求に対して、日航機の派遣は、武装解除といいますか、武装を携帯しないことという条件をつけられておったためにいろいろと解決が長引いた。今度……
○楢崎委員 先ほどの公取委員長の答弁の中で、たいへん微妙な答弁がありました。昨日の告発について、私はどうも検察庁の態度に割り切れないものがある。以下二、三点、時間の都合もございますから、お伺いをいたします。
先ほど公取委員長は、検察庁のほうから、どういうわけか知らぬが発表があったので、やむなぐきのう記者会見をして発表したというごとき答弁があったわけです。告発を受理した最高検次長は、非公式の記者会見で告発の事実を記者発表したという。その最高検次長の名前と、いつ告発の事実の非公式の記者発表をやったのか、それをまずお伺いします。
【次の発言】 公取委員長はそう言ったのですよ。きのうの記者会見でも公……
○楢崎委員 私の総括質問で川重における原潜の計画計算書を問題にした際に、山中防衛庁長官は、それは民間がやっておるのだから政府は知らないというような答弁があったわけであります。
もしその意味が、民間ならば何を研究してもいいのだということであるならば、非常に事は重大であろうと思うのです。民間企業の監督の立場にある中曽根通産大臣は、どのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 いまから資料を差し上げますが、民間企業どころか、国立大学及び文部省が補助金を出しております私立大学、あるいは研究機関、こういうものに対してアメリカのペンタゴンが金を出しまして、委託研究をさしておる一覧表があります。
かつて、……
○楢崎委員 社会党の楢崎弥之助であります。きょうはお忙しいところありがとうございました。 私は、まず冒頭に、わが党の質問の趣旨を申し上げておきたいと思います。 すでに、昨年来つくられた石油危機のもとで、もの不足あるいは便乗値上げ、そして狂乱とまでいわれた物価高、御案内のとおりであります。一体どうしてこういうことになったのか、このからくりの犯人は一体だれなのか、国民はひとしくそのことを知りたがっております。私どもは国民になりかわりまして、この予算委員会を通じ、これらの問題についていろいろと真相を究明し、告発をしてまいったところであります。もちろんわれわれは、憲法に保障された国政調査権に基づい……
○楢崎委員 昭和石油社長の永山さんに、同時に資料として提出していただきたいものがあります。 シェル石油の下村行正取締役、同じく高橋昭治取締役、小沼伸二仕入れ部長、これらの人が、いわゆるシェルグループの昭和石油、昭和四日市石油及び西部石油、ここと話し合いをして、この石油値上げを考えなくちゃいかぬという情勢のもとで、通産省は原油仕入れ価格の報告を求められたはずです。その報告を通産省にするに際して、ただいまのシェル石油の三名の人と、昭和石油、昭和四日市石油及び西部石油、シェルグループの人たちが話し合いをして、原油の仕入れ価格を一ドル半水増しをいたしました。そして、通産省に報告した。担当官は、そのイ……
○楢崎委員 私は、以下、私の時間の範囲内で、石油化学製品の問題を取り上げたいと思っております。 私どもが取り上げておりますこの石油化学製品、一体、私どもの国民生活に身近なところでどれだけ関係があるかというのが、私もよくわかりませんでしたから、調べてみました。 これは、石油化学工業協会の編纂でありますけれども、「石油化学工業の現状」という本、それから化学経済研究所編の「化学製品の実際知識」というものから抜き出してみたのですが、メタノール、これがホルマリンに変わって、ホルマリンは消毒剤に使いますが、このホルマリンがフェノール樹脂に変わって、これが電気のソケット、電話機、食器その他の成形品、それ……
○楢崎委員 去る七日の総括質問、それから理事会において、川重の長谷川取締役が参りまして同じような答弁をしたのですが、つまり、作成本人は平野美木という人である。その方は、昭和三十三年当時、私一人で計算書をつくってみたことはある、会社の命令でもなく会社としての計画でもないので、部下も使わず、だれもこれを手伝っていない、あんな程度のものは私一人でできます。もう古いものなので私の手元にはない。そういう答弁を、総括質問でも政府は答弁しておる。理事会においては川重の長谷川取締役も言った。この答弁、政府は信憑性を持ってやられたかどうか、それをお伺いしておきます。
○楢崎委員 ここに「大東亜戦争従軍記念メダル発行趣意書」というのがあるのです。ちょっとこれを総理と大蔵大臣に――これは大東亜戦争従軍記念メダル頒布全国協議会でメダルを発行して、いま盛んに売っておるわけですね。それで、これに参加しておる団体が、この趣意書によれば二十六団体、相当の全国的な規模である。団体は、軍恩連、それから防衛協会あるいは傷痍軍人の関係ですね。 私は驚き入ったので、ちょっとこの個所を読んでみたい。「(国民精神作興)大東亜戦争従軍記念メダル発行趣意(二万個限定発行) 大東亜戦争は事志とたがい敗戦の憂き目をみた。しかし、祖国の敗戦にも不拘、大東亜は欧米諸国の植民政策より解放せられ、……
○楢崎委員 三木内閣が発足をいたしまして最初の論戦にあたって、実は三木内閣の政治姿勢について触れなければならないことは、たいへん私も愉快なことではないと思うわけです。 実は三木内閣が組閣されるにあたりまして、河本敏夫氏をどのように処遇されるか注目しておったわけであります。しかし通産大臣に起用されました。重要なポストであります。私は、せっかくの三木内閣が新しい門出にあたって、飛行機は飛び立ったけれども、三木内閣のうしろには、ブラックターゲットのような、黒い標的のような形であなたは引きずっていかなければいけない。率直に私は言います。たいへん残念ですよ。それで、私は河本通産大臣にもちろん個人的な怨……
○楢崎委員 いまのミッドウエーの点について、ミッドウエーに核兵器の要員が乗っておる。しかも乗り組み員の証言では、ミッドウエーの中に核兵器貯蔵庫があることが明らかになったところですが、ここにアメリカ海軍省の公文書がありますので、総理と外務大臣にはちょっと見ていただいて……。 時間がありませんから、簡単に申し上げます。この海軍省の公文書は、一九七四年、つまりことし十月十八日付の公文書であります。内容はおわかりのとおり、まずミッドウエーに関する一九七四年七月二十二日付、民主党の米下院議員ロナルド・V・デラムス氏の照会に対するD・S.ポッター海軍長官代理の署名入りの回答であります。回答の日付は一九七……
○楢崎委員 まず冒頭に、きょうソ連の方から、日中平和友好条約の問題について、いままではプラウダ等機関紙でいろいろと見解を出しておったわけですけれども、きょうは政府として注文をつけた、つまり覇権条項というものについて触れるべきではないという意味の見解が出されたということを聞いておりますが、正式にはどのような発表になっておりましょうか。また政府というのは、どういうセクションがそういう発表をやったのでしょうか、まずそれをお伺いします。
【次の発言】 その発表について外務大臣はどのような対処を重ねてされるつもりがあるか、お伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、今回のソ連の声明は、現在交渉中の日……
○楢崎委員 私が提起したい問題は、非常に重大であるし、範囲が広うございますので、時間は限られておりますし、答弁のほうでだらだらとやっていただきませんように、答弁のほうも明確に、つぼを得た答弁をお願いしたいと思います。
まず冒頭に、私は昨年十二月十九日、臨時国会の予算委員会で、資料要求をいたしておきました。一つは「兵学研究会記事 昭和四十六年四月二十日 第六号」、いま一つは、国際情勢と日本の安全保障、この両資料は提出願えますか。
【次の発言】 いま一つの方の、国際情勢と日本の安全保障に対する御答弁はございませんでした。それは後で聞きますが、いまの兵学研究会というのは、陸上自衛隊幹部学校の公認し……
○楢崎委員 まず、直接予算に関係ある部分から質問に入りたいと思います。御案内のとおり、四次防は五十一年度で終了するわけですが、五十一年度までを見越して、いまの時点で四次防の達成率はどの程度と見込まれておりますか。
【次の発言】 それはただいまの達成率であって、四次防、五十一年度終了時を見込んだ達成率を私は聞いているのですが、いまのはそうじゃないでしょう。現在の達成率ですね。
【次の発言】 昨日のわが党の阿部委員の質問に対して、総需要抑制はもう二、三年続けるという福田経企庁長官の御答弁であります。自衛隊の装備も決して聖域ではないわけであります。総需要抑制の対象になる。これはすでに山中長官がそうい……
○楢崎委員 一言。大蔵大臣のそのことを総理に聞いたのではなくて、公害行政をやる上において、こういうようにして、話し合いを無視したり対話と協調を無視したりしてやる望ましくないことが起きているのだ、最後にあなたにこれに対する所見を聞きたい、こういうようなことだったのです。大蔵大臣の裏づけをしてくれというのではなかったのです。
【次の発言】 過日の総括なり一般質問で残しておる問題を二十分でやるのは、すべてできません。したがって、時間をはみ出たものはまた残るということになるわけでありますが……。
まず、一般質問で、医療用原子炉の問題については前の内閣で約束をされたことでございますから、具体的に、事務……
○楢崎委員 私は、総括質問、一般質問、分科会質問を通じて保留されておった問題のうち、三光汽船と大和銀行の問題、さらに谷古宇産業グループと埼玉銀行及び日本信託銀行の問題について、質問をいたします。 時間が非常に短かいものですから、しかも政府側のこれまでの答弁は、一番当初の総括質問のとき、あるいは私が出しました質問主意書に対する政府答弁の域からほとんど出ていないわけであります。したがって私は、きょうは断定をしなければならない。もし私の断定に間違いがあれば、私は名誉棄損なりあるいは懲罰にかけられても結構ですよ。だから本当のことを言っていただきたい、そのように思います。 まず、三光汽船の問題ですが……
○楢崎委員 独禁法改正の問題に関連をして、爆弾質問をいたしたいと思うのであります。と申しますのは、いま物価対策の大きな柱の一つとして、三木総理は独禁法改正強化の問題を取り上げられております。いま進行中の作業状態を見ますと、どうも企業の意を受けて通産省がチェックをかけておる。企業というものがどんなに厚かましくて、恥知らずで、反国民的なカルテル行為をやって、そして物価をつり上げておるか、その典型的な実例を一つ挙げまして、われわれがなぜ独禁法強化を主張しておるか、その理由にしたいと思うわけであります。 火薬業界の問題について取り上げたいと思います。爆薬問題ですから、まさに爆弾質問でありますが、まず……
○楢崎委員 私は、午前中の勝間田委員の質問の最終段階に出てまいりました新しいアジア情勢下における外交、防衛の問題をフォローしてまいりたい、このように思います。 その前に、緊急な課題であるし、予算と関連する問題として、FXに関する質問から入りたいと思います。 FX、次期戦闘機ですがこれはF104Jの後継機になるわけでしょうけれども、このFX選定のスケジュールは、第一次調査団がすでに欧米に派遣をされた。で、第二次の調査団を来年の六月ごろ派遣をし、五十二年度の予算の編成作業に入る来年の八月ごろまでに機種の選定をしたい。これが衆議院の内閣委員会においてせんだって防衛庁側から説明をされたスケジュール……
○楢崎委員 実は、いまの点がはっきりしないと、これから先の質問に移れない。ということは、これは現在日本の防空に対して生きております松前・バーンズ協定と中身が関係するからであります。たとえば、岡田委員も指摘しました戦時緊急計画、それから同じく松前・バーンズ協定の中の(五)の「総隊の要撃機は航空自衛隊の要撃準則を守り、五空の要撃機は太平洋空軍の交戦準則を守るものとする。」このくだりが実はこの取り決めから出てくるのであります。したがって、いわゆる廃棄処分になったものと岡田委員が出されたものが合致するかどうか明確にされないと、後の質問に移れませんので、ここでひとつその取り扱い方を御協議いただきたい。
○楢崎委員 当委員会は、いまこの未曾有のスタグフレーションという現実に直面して、その問題に対処するために補正予算案を審議しておるわけであります。もちろんその中で景気対策も打ち出しておるわけです。幾らいい政策であってもやはり国民の協力がなくてはいけません。したがって、この不況を克服するためには、総需要の五〇%を占めております個人消費者、つまり国民であります。この国民の皆さんの政治に対する信頼、あるいは政策に対する協力、これがやはり不況対策一つとっても不可欠の要素であると思いますが、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 そこで、そのためには、この補正予算案を十分内容のある審議を行いまして、そして……
○楢崎委員 かしこまりました。それまで待つことにいたします。
ロッキード社の贈賄事件の問題に関して、外務省にお願いをしておった、アメリカ上院銀行委員会あるいはまた上院外交委員会多国籍企業小委員会の問題に関する資料等々の提出はどのようになっておりましょうか。
【次の発言】 それではいまの問題も含めて、委員長からお許しの出た時間にそれを問題にしたいと思います。
それでは次に、田中金脈の問題について若干触れてみたいと思うわけであります。
御案内のとおり刑法的に問題になったのは、例の新星企業の宅建業法違反あるいは特別背任罪の起訴の問題ですが、それ以外に三木内閣としては、この田中金脈問題について政……
○楢崎委員 井出官房長官の方から何も発言がございませんでしたが、後であるものとして一―されますか。
【次の発言】 じゃ総理。
【次の発言】 ただいまの総理並びに官房長官の御発言に対して、私の見解を申し述べておきたいと思います。
まず、私が指摘した部分は、公判記録を取り寄せられれば明白になることであります。たとえば某代議士が「通産大臣は将来総理にもなられる人……」というようなくだりは、たしか公判記録六十回の十六問の中に出てきているはずであります。それから、新大阪ホテルロビーで多田氏外大タク協幹部と会われたくだりは五十三問、そのほかにまだ三木総理の名前が出てくるのが、私はまだ明らかにしておりませ……
○楢崎委員 私は、本日提出されました防衛庁、運輸省関係資料に対する質問の前に、緊急に調査をお願いしたい問題がありますので、それを冒頭明らかにしたいと思います。 実は、シグ・片山氏について緊急調査をお願いする件でありますが、以下明らかにする事項は、実はわが党の約一カ月に及ぶ党独自の調査によるもの、及びシグ・片山氏が社長をされておるユナイテッド・スチール社の元及び現従業員約二十人の証言をもとにしたものであります。 まず、いままでの報道その他によれば、シグ・片山氏は、御案内のとおり、にせの領収証づくりだけをやったというふうになっておるようでありますが、このロッキード事件において占めるシグ・片山氏……
○楢崎委員 時間がありませんから、答弁の方は簡単にお願いします。
あなたは若狭さんに続いて選定準備委員会の委員長になられたわけですね。選定作業を進めながら、その過程でDC10とL一〇一一の、どちらが全日空にふさわしいとお思いになりました。
【次の発言】 全然そうでしょうか。全然あなたは自分自身としての判断はお持ちになりませんでしたか。
【次の発言】 余談ですけれども、あなた自身はL一〇一一トライスターの推進者であったという重要な証言をされておる方があるのですが。
次に移ります。あなたが、このやみ金融事件をお知りになったのは、築地署からの照会があったときからですか。
○楢崎委員 三月一日にホテルでお休みになっておったときに、山村予算理事から電話がかかってきたのは午後の八時ごろであるとおっしゃいましたが、それをもう一遍確かめるのですが、電話は一回だけでございましたか。
【次の発言】 一回だけですか。
【次の発言】 私どもの常識では、その築地署にあるという調書を山村理事が確かめる、どういう方法で確かめたのかわかりませんけれども、すでに不起訴になったものだと思いますし、その点は非常に疑問がありますから、もし山村理事が言ったことが本当ならば、調書が築地署にあるはずですから、私は資料としてぜひ、山村君が見れるか聞けるかできるぐらいの調書だったら、当然ここに出せるはず……
○楢崎委員 いずれかの証人、偽証の疑いがあるのではないかということで対決尋問になったわけであります。その偽証という点で関連がありますので、まず渡辺証人にお伺いをいたします。
一昨日、全日空の三幹部が外為違反容疑で逮捕をされた。新聞の報道するところでは、植木忠夫は調達施設部長の立場で金を受け取った、それを上役に渡した。ある新聞では、その上役は沢である。まあ、こういう報道があって、大体事実の確認を被疑者はしておるようであります。
それで、このPR料なりあるいはレンタル料の金銭の授受について、渡辺証人は全然報告は受けなかったですか。
【次の発言】 チャーチ委員会におけるこの問題が、コーチャン証言……
○楢崎委員 最後の田中質問に関連をしてまずお伺いをしますけれども、四十七年十月九日の国防会議で、いわゆる国産化が白紙還元され、そして、輸入にするか国産にするかは専門家会議に任せる、そういうことが十月九日の結論であった。ところが、それから二日後に、四十七年十月十一日、田中前総理は外人記者クラブで、みずからそう決めながら外人記者クラブでは、次期PXLは輸入に重点を置いて考えるという発言をなさった。外人記者クラブのその発言を、三木総理は当時御存じでしたか。
【次の発言】 その二日後にそういう発言をなさったことについて、私どもは首をひねるわけですが、総理はそういう輸入に重点を置いて考える、たった二日後……
○楢崎委員 まず田中起訴について、その内容を若干明らかにしていただきたいと思うわけです。
まず第一番に、この五億円の賄賂というのは、田中側の方から要求されたものなのかどうか。
【次の発言】 起訴状によりますと、田中前総理の職務権限の問題についてこのように述べておるわけです。「内閣の首長たる内閣総理大臣として、内閣を代表し行政各部を指揮監督するなどの職務に従事し、航空運送事業の事業計画の変更等の業務に関する許可、認可及び右事業の発達、改善、調整など運輸省所管事項全般に関する職務を統括する運輸大臣を指揮監督する職務権限を有していた」、こうなっておるようです。
そこで、「運輸大臣を指揮監督する職……
○楢崎委員 まず、ただいま横路君が取り上げました点と関連するところから質問に入りたいと思いますが、YXの問題について、これは捜査の対象に入っておりますか。
【次の発言】 そうすると、四十七年の一月二十五日にコーチャン氏は当時の田中通産大臣に会っているわけですが、この会っている内容はYX問題だと公表されておるのですけれども、この四十七年一月二十五日の田中・コーチャン会談というものは捜査の対象にならなかったのですか。
【次の発言】 この四十七年一月二十五日の田中・コーチャン会談、これは予算委員会の審議の中であるいは証人喚問の中で、本省の通産大臣の部屋で会ったということになっておりますが、このときに……
○楢崎委員 議事進行について意見を申し上げたいと思います。 この公共事業費の予備費の点は、新憲法下初めて出てきた重大な問題であります。しかも、いままでのやりとりでも解明がされない。われわれの納得いく御答弁がいただけない。憲法との関係において、あるいは予備費との関係において、あるいは補正予算との関係において解明すべき問題が残っておると私は思います。 それで、これは時間が来たからこれで打ち切るというような問題ではない。根本的な、財政民主主義上の問題でございますから、この質疑応答のやりとり、これをどう取り扱うかについて、ひとつこのまま理事会にお預けをいただきたい。それを委員長に要望いたします。
○楢崎委員 議事進行。 お聞きのとおり、安宅委員が提起した問題は二つある。これは公明党の正木委員もそうなんです。 どういうことかというと、一つは、その武器禁輸三原則の中の武器の範疇です。これは問題はどこにあるかというと、その三原則はゆるがせにいたしません、それはわかります。ところが、武器の範疇をだんだん狭めていって、いわゆる三原則を骨抜きにしていく方向がある。したがって、武器の範疇というものがここで問題になる、これが一つです。 二番目の問題は、その武器だと、たとえば七四戦車を三地域以外に輸出していいかという問題ですよ。これについて問題を提起しておる。 ところが、武器の範疇でどこが非常識……
○楢崎委員 私は冒頭に、後で引用いたします、昨年十月二十三日予算委員会の中で、訂正を謹んでさせていただきたい。それは、ホッドソン駐日大使というところをインガソル駐日大使と間違えましたので、これは重大なところですから、訂正を先にいたしておきます。 そこで私は、昨年十月二十三日に当委員会で問題にいたしましたロッキード社製作のL一〇一一トライスター、これの全日空への売り込みについて、ロッキード社からわが国政府当局者あるいは政党関係者あるいは航空会社関係等に賄賂が流れておる可能性がある。したがって、これを解明する責任がある。こういう立場から、昨年十月二十三日当委員会で問題を提起したわけであります。 ……
○楢崎委員 私は冒頭に、昨日の防衛庁記者クラブにおける坂田防衛庁長官、久保事務次官のPXL白紙還元に関する記者会見の内容は非常に重要なものを含んでおり、私がいまから質問する問題に直接かかわる関係がありますから、久保事務次官を、事務次官ですから恐らく説明員としてで結構ですから、直ちにお呼びいただきたいと思います。どうでしょうか。
【次の発言】 それでは、久保次官がお見えになったら、ちょっと合図してください。
【次の発言】 そこで、私は防衛問題から入りたいと思います。
私は、ここに一九七七年度米国国防報告、これはうラムズフェルド国防長官の報告でございます。並びに一九七七年度軍事情勢報告、これはブ……
○楢崎委員 私は、輸入生糸の問題にしぼってお伺いをいたしたいと思います。蚕糸事業団の理事長にお願いをいたします。
五十年十一月六日でございますか、通産省から通達が出されております。生糸の輸入一元化継続措置に伴って緊急の対策としていろいろな対策がここへ出されておりますが、その一環として裏地用の絹織物業界、業界の名前は日本裏生地連合会と言うのでしょうか、その裏地用絹織物業界に昨年の十月から本年五月まで一万五千俵、毎月千九百俵の生糸が蚕糸事業団より売り渡しが行われておるということは事実でございましょうか。
【次の発言】 その理由はどういう理由になっておりますか。
○楢崎委員 社会党の楢崎弥之助です。 今度起こりました、トライスターの全日空売り込みについて賄賂が政府高官等々に流れたのではないか、大変重要な問題であります。昨年の八月二十五日、アメリカ上院の銀行委員会におきまして、本問題について公聴会が行われた。その際に、当日の議事録によりますと、共和党のジョン・タワー上院議員はこのように言っております。この問題は非常にデリケートな問題である、問題の発展いかんによっては、一つや二つの国の政府をぶち壊す可能性がある。そう本件について指摘をしておるほど重要な問題でありますから、私どもも慎重にこの問題の真相解明に当たっておるところであります。 そこで、証人にお……
○楢崎委員 社会党の楢崎弥之助です。 きのう私が小佐野氏に対する尋問の中で、ハワイ会談を中心にして四十七年の八月末から羽田を立たれた国会議員の名前を明らかにしました。しかし、これは羽田を立たれたという事実を私は明らかにしたのであって、必ずしもその方々がすべてハワイの小佐野氏のサーフライダーホテルに泊まられたとは私は言ってないのですけれども、もし視聴者の方にすべて泊まられたという印象を与えたとすれば、それは間違いであります。そのうちのお一人を紹介しておきますと、たとえば丹羽久章さんは、実はメキシコ大統領就任式にメキシコ政府から正式の招待を受け、これに出席のために八月三十日に立たれたのであって、……
○楢崎委員 ただいま委員長から、総理初め関係閣僚に本件に対する真相究明の決意を問いただされたところでありますが、いま総理以下関係大臣の御答弁を聞いておりまして、はなはだ私どもとしては、その御答弁が実際行われておる調査のやり方なりあるいは国会審議のあり方に照らしまして、しょせんきれいごとの言葉だけにしかすぎない、そういうことを痛感をするわけであります。 私はまず冒頭に、小佐野氏らを含めました野党要求の証人再喚問問題について、政府・自民党が数の力で採決をもってこの要求を葬り去る、これはわれわれの調査権を妨害する以外の何物でもない。そういう与党の諸君の態度を見ましても、あるいは、後ほど明らかにして……
○楢崎委員 社会党の楢崎弥之助です。 先ほどあなたのロッキード・アジア日本支社の役職について、オフィスマネジャーとおっしゃいました。それで、その仕事は何かと問われたときに、たとえば職員の把握とか監督、さらに、日本からロッキード社に行く人、あるいはロッキード社から日本に来る人、そういう人たちの世話やサービスをする、そういうことをおっしゃったわけですね。それで、謄本で見ますと、証人は、このアジア・リミテッドの日本における代表者と書いてありますね。オフィスマネジャーというのはそういう意味ですか。ここにあなたの会社の謄本がございますが、どうですか。
○楢崎委員 いま松浦議員が指摘をいたしましたとおり、これは修正なんですね。修正ということは、過去はやっておったけれどもこれからはやらないというふうにとるのが普通であります。したがって、この契約はロッキード問題の非常に核心に触れた一つの部分であろう、このように私どもは判断せざるを得ないわけであります。したがって、いま三木内閣としても真相の解明に全力を挙げておられるという話でございますから、このいまわれわれが指摘し判断をした問題について、官房長官の御見解をここでただしておきたいと思います。
【次の発言】 いま松浦議員が指摘しましたとおり、一方の丸紅側の当事者は大久保利春氏というのがはっきりしている……
○楢崎委員 いまの一番最後の小林委員の御意見ですけれども、これは党の意見ではございませんので、それをはっきりしておきたいと思います。 特別委員会でもわが党委員から出しておる意見でございますが、当委員会が大久保を告発するについては、そのための材料というのは、独自で判断する材料が必要であります。これは小山委員の意見と同意見です。そこで、いままでの質疑を聞いておりますと、簡単に言えば、日米捜査取り決めもこれあり、捜査中でもある、それで、告発の材料としては、司法当局がこれは偽証であると断定し、裁判所も疎明資料に基づいて逮捕は妥当なり、そして逮捕の許可をした、その事実だけでまあ判断してくれ、結論はそう……
○楢崎委員 一言だけ、小林委員の質問を補強する意味でお伺いしておきたいのですが、実は当委員会が伊藤を告発するとすれば、告発状の内容について正確を期しておかなければなりませんので、お伺いするわけです。
先ほど二人の同僚議員の質問に対して、特に伊藤の場合の偽証逮捕は、六月二十二日以降のアメリカからの新資料、あとは国内捜査。それで、六月二十二日以降の新資料というのは、もうチャーチ委員会は終わっておったはずですから、そうするとSECの資料になるわけですね。
【次の発言】 そうしますと、この伊藤の偽証逮捕はいろいろありますが、そのうちの中心は、ピーナツ、ピーシズの領収証が金銭の授受を意味するということ……
○楢崎委員 懸案のいわゆる灰色高官名の公表問題について、どのような手順で公表されるべきであるとお考えか、もう一度確認をしておきたいと思うのです。
【次の発言】 三木総理は、たびたび、いわゆる灰色高官の基準が各党で一致を見たら、理事会の秘密会ですかで氏名を公表していいという発言がなされておるようですが、それはそのとおりでございますね。
【次の発言】 そうすると、その基準について各党の意見がまとまれば、最大限の協力をする。しかし、三木総理は秘密会云々ということをおっしゃっているのですが、それはどういうことなんですか。
【次の発言】 そうすると、それ以上のことは法務大臣にお聞きするのは無理かと思いま……
○楢崎委員 関連。 三十ユニット関係について、これは政治的道義的責任あり、このように当委員会は認めたと思いますが、委員長、それを再確認をお願いしたい。
○楢崎委員 ロッキード事件が二月四日のアメリカのチャーチ委員会で明らかになって以降、引き続いて、たとえば日本が予定をしておる早期警戒機AEWの購入に関する疑惑の問題、あるいはインドネシアのLNG輸送のタンカー建造に絡む疑惑の問題等が同じくチャーチ委員会で明らかにされようとしておるわけです。それで、私はきょうは限られた時間が一時間ですから、そのうち日本とインドネシアの関係、日本のインドネシアに対する経済援助の問題等を取り上げてみたいと思うのです。この種の問題がアメリカの方から出てこないとなかなか日本において問題にならないということでは、日本の国会としても問題がありますので、日本の国会でも独自の調……
○楢崎委員 私は、次期対潜哨戒機PXLの問題から質問に入りたいと思います。
証人は昭和四十五年、先ほど横路委員の質問のときの年月、ちょっと違うと思ったのですが、四十五年のたしか七月十八日に、防衛庁長官として「装備の生産及び開発に関する基本方針」というものを出されたはずですが、これは長官の私試案の形で、長官の考えとして出されたのでしょうか。
【次の発言】 申すまでもなく、これは二つの柱から成っておりまして、一つは兵器の国内開発、つまり国産化の方向、二つ目は兵器を調達するについて競争原理を入れる、そういう内容であります。すなわち、兵器国産化の方向は、証人が防衛庁長官の時代から防衛庁としての方針で……
○楢崎委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、予算修正に対する党の見解を公式に表明したいと思います。 わが党の予算修正についての公式の見解は、内閣法制局の予算修正についての見解は、「国会の予算修正については、増額修正を含めて可能と考える」としながらも、「国会の予算修正は、内閣の予算提案権を侵害しない範囲内において可能と考えられる。」としている。しかし、財政における国会中心主義を明示する憲法の趣旨、すなわち憲法の財政民主主義の原則からすれば、国会の予算修正権については、法律上、理論上、限界はないと解すべきである。以上であります。 いま少しわが党の見解の説明をいたしたいと思いますが、言うなら……
○楢崎委員 そういうことを言われる時間の方がもったいないのです。 重大な人身に対する事故が起こっていないというような御答弁でございましたが、われわれの調査では、数年前に亡くなられた人が二、三あるのです。私のところに陳情がありました。死因がおかしい。その当時はまだこの事故の状態がようわからなかった。それで、私ども調査をいたしました。お医者も死因について語らない。関電に問い合わせても語らない。私のところに来た陳情は、その遺体が異常に変色をしておる。だから、こういう問題も含めて、私はいま石野委員が言われたことについて徹底的に調査をしてもらいたいと思う。これは重大問題です。 以上です。
○楢崎委員 ただいま大出君が資料要求しました。これは昨年末、解散前の国会で、私あるいは横路委員からもいろいろ資料要求をその点についてやっておるわけであります。これが出てこなければ、その疑惑を持たれておる本件の深層部に迫れない。参議院でも田委員からもやっていただいておる。だからこの資料の提出の方法について、私は理事会でじっくりと御相談申し上げたい。したがって、いまのところこの問題は留保させていただきたいと思うのです、先へ進めないから。どうでしょう。
○楢崎委員 関連。なかなか上原委員と政府側の意見がかみ合わないわけですが、とにかくまず第一番は、韓国条項の中で、韓国の安全は日本の安全にとって緊要であるというまで言い切っておる。そうして在韓米軍の撤退は韓国の安全に大いに関係があるから、いま開かれておる日韓議員連盟何とかでも、その撤退反対という文字をどうしようかという問題になっているぐらいですから、それを総理は、在韓米軍の撤退は米韓の問題だから日本は関係ないのだというその言い切り方はおかしいではないか。三段論法でそうなるのです。関係がありますよ。しかも、ないどころか、緊要という認識を持っているのですからね。しかも、具体的には、韓国から在韓米軍が……
○楢崎委員 ただいま安宅委員が取り上げました問題も、いわゆる日韓の利権共同体としての中で生まれた政治腐敗の一環でありましょう。つまり、前国会以来ロッキード事件あるいは日韓問題あるいは日本・インドネシア問題、こういう問題はまさに多国籍企業と申しますか、日米韓イの利権共同体の中で生まれた問題であります。その一環として私はただ一点、短時間でございますから、また関連質問でございますので、ロッキード事件とハワイ会談の問題にしぼって質問をいたしたいと思います。 このハワイ会談のロッキード事件に占める位置と申しますか、これは非常に重大であります。一月二十七日の田中公判における検察側の冒頭陳述の中でこの点に……
○楢崎委員 私は社会党、公明党、民社党、新自由クラブ、いま緊急に問題が起こりましたから、共産党の方がおられませんので、共産党も恐らく賛成だと思いますけれども、そうなると全野党ということになりますが、代表いたしまして、議事進行に関し、この際総理の御見解をただしたい問題があるのであります。 それは、実は過ぐる二月三日の衆議院本会議におけるわが党の成田委員長の質問に対し、さらに昨日の民社党の大内委員の質問に対しましても、さらに重ねて本日公明党の広沢委員の質問に対しましても、総理は朝鮮問題に関連をいたしまして韓半島という言葉を使われておるのであります。これは私は単なる言葉の誤りではない、このように思……
○楢崎委員 ちょっと、重大な問題ですから、簡単に関連をさせていただきます。
一つは、せんだってわが国のマスコミが飛行機で竹島の上空を飛んで、抗議が来ておりますね。それに対してはどういう措置を外務省としてはとられる所存か。
いま一つは、いま総理の言葉でいきますと、竹島は日本の領土であるという認識。そうすると、領海法が出てきたときに、恐らく日本の領土を画定しなければなりません。政令の中に竹島を入れるかどうか、その二点だけ明確にしていただきたい。
【次の発言】 二番目の、領海法が出たときに政令の中に竹島を入れるかどうか。
【次の発言】 これは異なことを承りましたね。日本の領土を確定するのが、明確……
○楢崎委員 上原委員の質問の持ち時間の範囲内で、いま緊急に起こりました事態について、法務大臣の見解をお伺いしたいと思います。 ということは、先刻のロッキード特別委員会における法務大臣の答弁が、当予算委員会においても今後取り上げるであろうロッキード事件の解明のために非常に重要な意味を持つから、緊急に質問をいたしたいわけであります。 要約すれば、ただいまのロッキード特別委員会での与党の鯨岡委員の質問内容は、いわゆる灰色高官の問題について、これは裁判がないから身のあかしようがないので、ロッキード特別委員会あるいは国会でその身のあかしを立てる以外にない、したがって、そのためには法務省は資料等で協力……
○楢崎委員 私は、野党五党を代表いたしまして、以下、議事進行に対する発言をいたしたいと思います。 五十一年十一月のロッキード特別委員会によるいわゆる灰色高官公表は、田中伊三次前委員長の経過説明によっても明らかなように、法的にはもちろんのこと、手続、方法においても全く誤りはなかった。 二月二十四、五両日にわたる当予算委員会の福田法相答弁は、両院決議及び議長裁定を批判し、いわゆる灰色高官公表に反対の意向を表明したもので、憲法第六十二条に基づく国政調査権を保証された立法府としては絶対に看過できない重要問題である。 なぜなら、法相が公表や資料提供の前提条件として、公表経過の誤認にもかかわらず、立……
○楢崎委員 福田総理大臣は、前内閣の継続性について、それを守るという御答弁をなさったわけです。とすれば、前内閣すなわち三木内閣のロッキード事件取り組みに対する姿勢も継続をなさるわけですね。
【次の発言】 もしそのとおりであれば、三木総理大臣は灰色高官の公表問題について、だれよりも早く刑訴法四十七条ただし書きによってそれができるという見解を示されました。福田総理もそのような解釈で臨まれますか。
【次の発言】 ただいま小林委員も指摘をされましたが、簡明に言って、田中ロッキード前委員長の灰色高官公表問題については、すでに明らかなごとく、法的にも方法あるいは手続きにおいても全く誤りはなかった、そのよう……
○楢崎委員 十五日に、画期的な予算の修正が政府みずからの手で行われました。本院に新たな原案として提出をされたわけであります。それで、この修正原案の問題について、二点だけ念を押しておきたい問題があります。 一つは、書記長、幹事長、書記局長会談で確認されたそうでありますが、本院ではややあいまいになっておる問題ですけれども、私どもが、一兆円減税の場合の財源の大きな柱として、不公正税制の改革の問題を提起をしておったわけであります。今度の修正原案ではその点が抜けられたわけですが、総理にお約束をお願いしたいのですけれども、来年度、五十三年度にはいろいろの不公正税制の改革に手をつけるとお約束できるでしょう……
○楢崎委員 いよいよ当委員会における予算の最終段階でありますが、きのう私は原発における被曝の問題を取り上げて、その安全管理のずさんさについて指摘をしたところでありますが、私の後の質疑応答の中で、そういった問題点についての反省が全くないような答弁が以下続いた。私はその点で非常に残念でならないわけであります。 そこで、一連の被曝の問題についてもう一点だけ、歯科用レントゲンの犯罪的な行為について指摘をしておきたいと思うのです。いま歯科用のレントゲンで撮影をする場合、これは胸部をレントゲンでとる場合の被曝量のどのぐらい倍率があるか御存じですか、厚生大臣。
○楢崎委員 防衛庁にお伺いをしますが、かつての陸幕の第二部、特にこれは別室を持っておるわけですが、これは一月三十日に編成がえになって、いまどうなっていますか。
【次の発言】 昨日の参議院外務委員会で、公明党の渋谷さんが取り上げた問題ですが、今度陸幕の調査二課、第二班長志摩篤一佐を中国に業務連絡のためにやられる、この問題が取り上げられました。いまお聞き及びのとおり、この陸幕調査二課というのは、かつての悪名高い二部別室、略称二別、ここに志摩さんはおられましたね。経歴を見てみますとそうなっています。五十二年三月十六日付でその二別に行かれた。二別というのは私ども何回か過去に取り上げました。言うならば全……
○楢崎委員 一番最初に、日中問題についてお伺いします。
私どもの推測するところでは、もはや佐藤・韓会談、いわゆる事務折衝はもう来るところまで来て、これ以上は決断だけだというふうに思うわけです。その点について、事務折衝の再開を福田総理が決断されたということは、いわゆる妥結への大きな前進である、このように思わざるを得ないわけです。
そこで、外務大臣が訪中をされる事態というのは、これはほぼ完全に締結、妥結の見通しがあっての訪中である、こう思わざるを得ませんが、それでよろしゅうございますか。
【次の発言】 外務大臣がいよいよ腰を上げられるときは、妥結という見通しがなくちゃ、恐らく大臣も行かれないん……
○楢崎委員 最初に日中問題についてお伺いをいたしますが、福田総理は、つまり政府側は与党にいろいろといま意見をまとめてもらいたいという努力をされておるようですが、どういうふうにまとめてくれということを福田総理は要請されておるのですか、与党に。
【次の発言】 そうすると、つまり日中平和友好条約を締結するために交渉をしていいかどうかということをお伺いされておるわけですか。
【次の発言】 そうすると、たとえば一例を挙げますと、覇権条項の問題がどういうふうになるか、どういうふうにすべきかというような内容ではなしに、締結交渉をしていいかどうか、それだけのお伺いなんですか。
○楢崎委員 短時間ですからマル・バツ式の質問になるかもしれません。
いまの井上委員の質問と関連をして、もう亡命に関する法令の整備を考える段階に来ているのではないかと思いますが、大臣どうでしょう。
【次の発言】 これもまた先ほどの井上委員の質問に関連いたしますが、例のロッキード事件の関係ですけれども、コーチャン、クラッター氏などと関連して、あの場合はいわゆる免訴、免責を約束した上で嘱託尋問を行ったわけでしょう。先ほどの大臣の答弁との関連はどのようになるのでしょうか。
【次の発言】 井上氏の場合は、たとえばという例で、現実に呼ぶ呼ばぬということは別にして、一つの例を挙げて聞かれたのですね。一般的……
○楢崎委員 理事会の申し合わせによって、きょう冒頭に質問をすることを許されました。しかし、時間は二十分しかありませんので、私も詳しい正確な耿ヒョウ副首相の話も入れて政府の御見解を承りたいと思います。
以下、質問をする際に、また私が報告も入れますが、重要な関係がありますので、冒頭ちょっとお伺いをしておきますが、尖閣列島事件が起きて、在北京日本大使館の公使が中国の王暁雲氏に抗議をされたのですか、そのときに王暁雲氏はどういう受け答えをされたか、それを冒頭明らかにしておいていただきたいと思います。後で関連がありますから。
【次の発言】 そこで、すべてを報告はできませんけれども、関係のあるところだけそ……
○楢崎委員 本日の第三回佐藤・韓念竜会談でいわゆる尖閣列島問題の決着はつきましたでしょうか。
【次の発言】 午前中ですから少し、まあどういう理由で遅いのかわかりませんけれども、そうすると会談の内容いかんによっては、本日だけの会談にとどまらず継続的に行われる可能性がありますか。
【次の発言】 当初、この尖閣列島問題は堂ノ脇・王暁雲会談で一応これは片づいたというふうな見解であったようですが、福田総理が、よりハイレベルでそれを確認するということできょうの会談になったと思うのです。きょうの会談の唯一物はそれでしょう。これはやがていわゆる正規のと申しますか、本来の交渉再開へつながりますか。
○楢崎委員 この際、お伺いをいたしておきますが、佐藤内閣時代に、当時の大平外務大臣が核四政策というものを出されました。これは今日も生きておりますか。
【次の発言】 私は、軍縮総会に出られるから当然こういうことは――日本政府としてはあの核問題の論議のときに、その場を逃れるために出された政策ではないと私は重要視しておるわけですが、御記憶にないわけでしょうか。
【次の発言】 つまり私の記憶によれば、一つは核軍縮の問題である。二番目に平和利用の問題である。三番目に日米安保条約というのが入っているのですね。そして四番目に非核三原則、こうなっております。非核三原則というのは条件つきなんです。そのときの説明……
○楢崎委員 総理の中東訪問の件はどのようになったんでしょうか。
【次の発言】 宗教的な行事といいますとラマダンですか、これは八月まで続くのじゃないですか。
【次の発言】 だからいまの断食、ラマダンですね、七、八月じゃないですか。
【次の発言】 そうすると、その時期を外すということになって一番早い時期ということを考えれば、新聞には載っておりましたけれども、あれは決まったのじゃないそうでございますけれども、九月上旬ということになりますか。
【次の発言】 だから、予測としてはそういうことに考えられるのじゃないでしょうかと聞いておるのです。
【次の発言】 日中条約の締結交渉が始まるわけですが、これが成……
○楢崎委員 社会民主連合は結党以来一貫して日中平和友好条約締結を支持してきました。そういう立場から、きょうとあしたの審議において私は、日中平和友好条約後の日本の安全保障問題、特に日本の安全保障における日中貿易の位置づけと申しますか、そういう点にしぼってお伺いをしてみたい。
まず、この「わが外交の近況」、これを八月に出されたですね。これは大臣、日中平和友好条約後のわが外交の方向を示しておる、そういう理解でいいですね。
【次の発言】 これ、しかし、あなた、一番最初のページに特にあなたは、ここはあなたの名前ですが、本年一月外交演説を本会議でやった、その中で述べた「わが国外交のとるべき基本的方向を敷……
○楢崎委員 先ほどの伊藤委員の質問と関連しますから、冒頭に通産大臣にお伺いしておきます。
先ほどの御答弁の中で、今後の日中貿易の展開上いろいろと乗り越えなければならない問題がある。そのうちの一つにココムを挙げておられました。今後の日中貿易において、このココムの取り扱いはどのような方向で解決をされようとしておるのか、お伺いいたします。
【次の発言】 御承知のとおり、近い将来にフランスの対戦車ミサイル、あるいは英国の垂直離着戦闘機を中国が輸入する、そういう展望のある中で、アメリカの方はこれを支持する、そういう形の中でこのココムの撤廃の方向を見ておるということが言われております。それで、武器輸出は……
○楢崎委員 私は、冒頭に、個人的なことですけれども、昭和三十一年に松本治一郎先生のお供をして初めて訪中して以来、小さな力ではありましたが、正常化なりあるいは平和友好条約の締結に努力をしてきた一人であります。きょう、この平和友好条約の賛否採決に賛成の立場で参加し得ることを大変光栄に思い、また感無量であります。
それで、ケ小平副首相も二十二日来られますが、もし招待があれば福田首相は訪中をされますか。あるいは華国鋒主席を招聘するお考えがございますか。
【次の発言】 私はこの際総理の注意を喚起したい問題があるのですけれども、あなたは、副総理、つまり内閣法第九条による総理大臣の職務を臨時に行う大臣をあ……
○楢崎委員 ロッキード事件の最大のポイントもしくはハイライトというのは、すでに御案内のとおり、ダグラス社のDC10からロッキードのL一〇一一への逆転劇、これの解明でありましょう。そうすると、ロッキード事件といえども、このL一〇一一とDC10というのは事件の裏表の関係になるわけです。あるいは光と影と言ってもいいし、陰と陽と言ってもいいし、一体のものですよ、事件解明にとっては。だから、ロッキード事件だけに限ってやるといっても、このDC10に対する動きから解明されなくては、真の解明にはならない。分けることはできない。そういう意味で、大平新内閣発足に当たって、法務大臣になられた古井さんが、そのロッキー……
○楢崎委員 グラマン・ダグラス事件にしぼって質問をいたします。 時間が十分しかないそうですから、問題指摘をすることが多いと思いますが、まず、四十七年八月三十一日と九月一日のハワイ会談において軍用機なり民間機の具体的な名前が出たのではないかということが再三論議された際に、外務省はそういうことは一切ないという答弁をしてきた。ところがグリーン氏の発言からやっとE2Cという問題が提起されて、これがはっきりしてきました。 昨年七月五日から七月十九日までわが衆議院のロッキード調査団が訪米をいたしました正式の記録がここにまとめられております。この五十一ページにこういう報告がある。調査団の問いと答えという……
○楢崎委員 前回に引き続いて私はダグラス、グラマン問題について質問を続行したいと思います。
まず、私どもこの種の事件を、ロッキードに引き続いて国会の責任で真相解明をやっておりますが、私どもとしてはやはりこれは国の名誉にかかわる問題であり、この解明は国民に対する義務、責任でもある。そういう意味で私どもがこの解明をやっておることは、まさに国益上の必要あるいは公益上の必要からやっておるのだ、私はそう思いますが、外務大臣はどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 そこで、刑訴法第四十七条の場合でも、たとえば訴訟関係の書類、これが公判の開廷前に公にしてはならない、ただし公益上の必要その他の事由によっ……
○楢崎委員 総理大臣のサミット以降の今年度の外遊の、外国訪問の計画について、ありましたら御報告をいただきたい。
【次の発言】 中国側から総理の訪中の招請があっておると思うのですが、どういう形であってますか。
【次の発言】 そうすると、総理もぜひ訪中したいという意向を持っておられる。外相は個人としてはどう思われていますか、時期あるいはその他について。
【次の発言】 そうすると、サミット以降は外交的なスケジュールはない、空白である、あるとしたら、言われている解散、総選挙しかない。もしそれがないとすればこれは十分半年間はあいているわけですね。それとは関係なく、つまり解散、総選挙等々の問題とは関係なく……
○楢崎委員 今度の、特に七五年一月十日付のスナイダー発国務長官あて公電、これが事件を見直すに足る証拠、事実となり得ないというその判断は、一つはこれが伝聞であるということ、二番目に韓国側が否定をしておるということ、その二つと、答弁を聞いておりますと思われるわけです。その二つのうちに韓国側のこの否定が崩れたら、伝聞ということも消えるわけですから、見直すに足る有力な手がかりだと思いますか。
【次の発言】 さて、韓国側の否定でありますが、一つは御本人にそういう会談をした記憶がないということ、二番目に韓国外務省にその会談の記録がないということ、この二つを根拠にされていますね。いいですか。――首を振られま……
○楢崎委員 先ほどの総理の答弁の中で、金大中問題の政治決着見直しの条件として、韓国政府の方で公権力が介入したと判定されるに足る証拠があれば見直しの可能性があるという向きの答弁がありましたけれども、その韓国政府の公権力介入の可能性について、たとえば韓国政府というのは、当時の金外相の発言でもよろしいわけですね。
【次の発言】 この問題にかかわるせんだっての公電の中で、一九七五年一月十日付の公電ですね、これについてはスナイダー氏が打っているわけですね、当時の大使が。スナイダー氏がもう一度この点を、しかとこの公電の内容を認めた場合には、韓国政府の公権力が介入した疑いがあるというその方へ一歩近づきますね……
○楢崎委員 私は、十五分間しか質問時間がございませんから、KDD事件に対する初歩的な疑問を時間の許す範囲で指摘をして、お答えいただけるものがあればお答えをいただきたい、このように思うわけです。 この二、三年来、ロッキード、ダグラス、グラマンといわゆる構造汚職というものが非常に多くなりました。今度のKDD事件もそういう構造性を持った事件に必ず発展する、私はこのように見ておるわけです。ところが、国会は犯人捜しをするところじゃないわけでありまして、構造汚職と言いながらその構造性あるいはそのメカニズムについてメスを入れることが非常に少ないという感じがして仕方がないわけです。 それで私は、そういう観……
○楢崎委員 刑事局長にお伺いをいたしますが、自分がもらったものが密輸品であるかもしれないと思いながらそれを保持しておるときのその人の刑事責任はどうなるんでしょうか。
【次の発言】 ちょっとわかりにくかったのですが、何ですか、もう一遍。
【次の発言】 警察庁の方にお伺いをいたします。
先般、衆議院逓信委員会で野党委員から要求がありましたパーティー券の配付先とか物品の配付先のリストについて、KDDの保田参与は提出すると言いながら提出されていないようでありますけれども、警察庁はそのリストを確認しておるのでしょうか。あるいは手に入れておるのでしょうか。
○楢崎委員 大蔵大臣にお伺いしますが、陸上幕僚監部第二部別室というのを御存じですか。――ちょっと待ってください。大臣に認識を聞いているのです。
【次の発言】 実は、いまおっしゃったとおり、これは五十年二月十三日の予算委員会で陸上幕僚監部第二部別室、通称二別と言っておる、これは完全な日本におけるスパイの覆面部隊である、こういうものを承知で大蔵大臣は予算をつけておるのか、これは再検討してこういうものは認めるべきではないと当時私は大蔵大臣に要望したわけです。当時は大蔵大臣は大平さんではなかったかと思います。というのは、今回起こりました宮永等のスパイ事件、これはこの二別と非常に関係が深いわけですから、……
○楢崎委員 私は、原発下請労働者の被曝問題について、それにしぼって質問をしたいと思いますが、この原発従事者の被曝の許容限度と関連をいたしまして、計画被曝線量というのが最近言われてきた。これはいつからこういうことが言われてきたのですか。また、どこから言われてきたのですか。
【次の発言】 あなた、何という人ですか。
【次の発言】 あなた、昨年十二月の参議院科技特で、そんなことは聞いたことも、そういう考えもないと答弁しておるじゃないですか。五十二年からそれを知っておって、何でそういう答弁をしたのですか。
【次の発言】 こんな重要な問題を、あなた、五十二年から言い出しておるのでしょう、原発側は。そして……
○楢崎委員 冒頭にお伺いいたしますが、船舶用の原子動力と申しますか、推進用の原子炉の開発計画がおありですか。
【次の発言】 それは原子力船の第二船を想定してのことですか。
【次の発言】 いままでその種の研究をしているところがありますか。
【次の発言】 私はかつて予算委員会でも取り上げましたが、二十年前、昭和三十三年に川崎重工が原子力潜水艦用の原子動力設計研究をしておった事実を明らかにしておるわけです。それから日本造船研究協会の原子力船委員会の第七研究部会、NSR七、ここで船舶用の加圧水型の炉の概念設計に関する試験研究をやっておる、御存じですか。
○楢崎委員 最初に、環衛中央会へ補助金を出しておられますが、五十三、五十四、五十五の予算額を、数字だけで結構ですから、御報告いただきたい。
【次の発言】 中央会の方から事業計画を出される、それについてどのように実際には支出されるかというのを、指導監督の立場にある厚生省は見られるわけでしょう。この補助金の主たる目的は経営指導及び組織強化事業になっていますね。私は、この組織強化事業というものについて疑問があるのです。それは中小企業ですから、共同化する、弱い者が団結をする、その点は私はむしろそうあるべきだと思うのです。ただ、その実態の中に、この組織強化が私がいま言ったような意味であればいいのですけれ……
○楢崎委員 アメリカがイランと断交するというその事前連絡は、外務省なり総理にいつあったのですか。
【次の発言】 それでは、断交に進むかもしれないということは予測されておったわけですか。
【次の発言】 ずっときょう一日聞いておりまして、苦悩されておるからむずかしいのでしょうけれども、なかなかわかりにくいんですね。結局は、イラン側の立場にも立たない、アメリカの対応の側にも立たない、究極を迎えないように第三の解決方法がありはしないか、そのためにはEC諸国となるたけ同一歩調をとってやりたい、そういうことなんですか、いまの段階は。
【次の発言】 ただそういう抽象的なことだけで具体的な内容がわからないので……
○楢崎委員 事実関係から先にお伺いをいたします。
F15の導入に際して、現在のバッジシステムは機能的に対応できないのではないか、あるいはそこまで言い切ってしまうまでもなく、現在のバッジシステムは非常に古くなっておる、したがって新しいバッジシステムの導入が考えられておるのではないか、これをお伺いします。
【次の発言】 何年度ごろを目標にしていますか。
【次の発言】 長官に注意を喚起しておきますが、現在のバッジシステム導入に関して、当時は増田防衛庁長官であった。一番安いところに頼んだところが結果的には一番高くなった。そして増田防衛庁長官をして、予算委員会で、いまや防衛庁は百鬼夜行どころか百鬼昼行……
○楢崎委員 田中通産大臣がまだお見えでありませんから、田中大臣が見えた段階で防衛問題をちょっと途中中断するかもしれません。 大村長官、先日私は「最近の防衛力増強に関する質問主意書」を提出いたしました。あの答弁書の中には、私が質問しておるのに答えられていない部分があります。おわかりだと思いますが。それで、あの中で特に際立った違いは、いままでは攻撃兵器というものを問題にしてきたのに、壊滅的な打撃を与えるようなそういう兵器というふうに言葉を使われて、そういう兵器は持つのは違憲である。 一つ聞きますが、核兵器保持は違憲ではない――私も決算委員になる前に外務委員をしておりまして、園田外務大臣あるいは……
○楢崎委員 冒頭に委員長にお伺いいたしますが、広島県竹原市忠海町五三八三番地伊勢本花市という人から委員長あてに「国有財産処理について」という請願書が出されておりましょうか。
【次の発言】 大蔵省にお伺いをいたしますが、同じくその請願書が出されておるかどうか。そして、その請願書はどういう内容であって、大蔵省としてどういう処理をされたか。並びに、一般的に旧軍物資の処理については当時どういう手続をとって処分されたか、あわせてお答えをいただきます。
【次の発言】 要するにこの嘆願書の内容は、簡単に申し上げますと、大久野島という毒ガス島の旧軍物資を正規の手続によらずに不法に当時の帝国人絹が持ち去った、だ……
○楢崎委員 まず、昨年十一月に、これは私の地元でもあるのですけれども、福岡市に本部を置きます財団法人福岡県社会保険医療協会の就職に関する差別事件が起こっておるわけですが、その内容について法務省は把握されておりましょうか。
【次の発言】 総務長官は報告を受けておられますか。
【次の発言】 この差別事件の特徴的な点は、単なる一般の民間会社の就職差別事件じゃないのです。これは国と県が補助金を出しているのでしょう。そして税制上も優遇されているでしょう。それはわかっておりますね。
【次の発言】 したがって、国及び福岡県つまり地方自治体の責任は重大であります。国の監督が及ぶあるいは自治体の監督が及ぶ、そう……
○楢崎委員 私は、冒頭に、せんだっての原潜ジョージ・ワシントンの衝突事故について、その衝突事件と国内法及び国際条約との関係を整理をしたいと思います。 時間が限られておりますから、私の方からいろいろと申し上げますので、関係省庁の御答弁は簡潔にイエスかノー、そういうところでお願いをいたしたいと思います。 まず、海難審判法との関係であります。 この衝突事件と海難審判法との関係については、審判法の第一条「目的 第二条「海難の発生」、第四条「裁決」、第三十条理事官の調査義務等」、第三十三条「審判開始の申立」、そういう条項に関連をして、長崎の地方海難審判理事所の理事官が調査に入っていると思いますが、……
○楢崎委員 公務員二法が当委員会にかかっているわけですが、中曽根行管庁長官にお伺いしますけれども、行財政改革と公務員二法の関係あるいは位置づけはどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 そんなに密接な関係があれば第二臨調の中間答申が七月に行われるので、それを待ってこの公務員二法を処理するというのが順当ではないかという感じがしますが、どうでしょうか。
【次の発言】 次に、行財政改革上どうもこの部分は余りさわってもらいたくない。つまり聖域と申しますか、そういう部分が出てくるのではないかという気がするのです。
まずその第一は、いわゆる防衛費との関係であります。報じられるところによりますと、五六中……
○楢崎委員 まず冒頭に退手についての私どもの考えを明らかにしておきたいと思うのですが、私は定年法の審議の場合にも指摘をしたわけですけれども、行政改革というものは単に財政のつじつま合わせだけではだめだ。つまり行政改革の理念というものがある。その理念は何か。つまり行政の民主化であり簡素化であり、あるいは分権化であり清潔化である、これは中曽根長官も認めたとおりです。この二法は行政改革とすぐれて密接な関係がある、そういう指摘であります。この退手法を見ますと、いわゆる財政のつじつま合わせの一番やりやすいところからやる、そういう姿勢が出てきている感じがして仕方がないのです。それで、私はいま出されておるこの……
○楢崎委員 まず冒頭に、自民党歴代政府がとってきた本問題に対する神話と虚構を崩壊させることになるかもしれない二つの事実について総理に調査をお願いいたします。 一つは、つい最近も横須賀の浦郷弾薬庫にアスロックと思われるコンテナの運び込みがテレビで放映されました。昭和四十九年ラロック証言を前後にして、横須賀では原子力艦艇に乗っておる水兵等の実際の証言もあります。核を積んだまま入っておるのだという、あるいは核を一時浦郷弾薬庫に貯蔵させておるという証言があります。この証言あるいはこういった事実の裏づけはいまからお示しする資料の中にある。これは外務省も持っておりますけれども、この資料です。 これは一……
○楢崎委員 旧金鵄勲章にかかわる請願について、その取り扱い及び内容に関し、社会民主連合の意見を明確にいたしたいと存じます。 一つは、この請願の取り扱いについて、その内容及びこれまでの請願の取り扱いのルール、慣例、そういう点から見て、採決で結論を出すということには反対であります。 二番目に、その内容についてでありますが、一番目の問題と関連をいたしますけれども、この問題は議員のそれぞれの信念、信条にかかわる問題でありまして、政党としての統一した意見をまとめるという問題にはなじまない、このように積極的に考えます。したがって、私どもは採決には加わらないことにいたします。 以上です。
○楢崎委員 まず、十四日にアラファト議長と総理、外相は会談を持たれたわけです。その際に、いわゆるファハド八項目についてアラファト議長は同意をしたのかどうか、つまり賛成の意を込めた同意をしたのかどうか。というのは、園田外務大臣もずっと言い続けておられました、これは中東和平交渉のたたき台になり得る、いま来日しておりますアラブ首長国のオタイバ石油相も、早速来月アラブ諸国首脳会議が開かれて、そこでこの八項目をたたき台にして和平の案をつくる、早速来月それが訪れておるわけです。したがって、アラファト議長がこの八項目を同意したのか、あるいは単なる評価をしている場合と意味が非常に違う。この点は大変重要であると……
○楢崎委員 運輸省は、有事の場合、すなわち自衛隊法第七十六条第一項、防衛出動下令下及び同七十八条一項、治安出動下令下、この有事の場合における法制の研究をしていますか。
【次の発言】 海上保安庁に聞いているのじゃないです。運輸省はと聞いているのだ。
【次の発言】 それは必要ないからか、それともまだそこまで手が回らないという意味なのか、どちらでしょうか。
【次の発言】 防衛庁はそれでよろしいか。
【次の発言】 先ほど申し上げました自衛隊法第七十六条第一項、防衛出動下令下、海上保安庁は防衛任務を持つことになりますか。
【次の発言】 海上保安庁法の改正なしにそれができますか。
○楢崎委員 私は、新会派、新自連を代表いたしまして、河野洋平議員が本会議で代表質問をいたしましたその延長線上で二、三の問題について質問をいたしたいと思います。
時間が二十六分ですから、答弁の方も簡潔、明確にひとつお願いをいたします。
まず、通常国会で私は、九州小倉の山田弾薬庫にかつてベトナム戦争時代に核兵器が一時貯蔵された疑いがあるのではないか、資料を提出して調査を求めました。総理は約束されました。どのような回答が来ましたか、まずそれを明らかにしていただきたい。
【次の発言】 全くわが日本の国会をばかにしたような回答でして、私は、この問題できょう詰める時間がありませんから機会は別に譲ります……
○楢崎委員 施設庁長官にお伺いをいたします。
午前中、社会党の横路委員が、F16は三つの能力、すなわち対地、対艦、空対空、迎撃ですね、そのうちで特に対地爆撃が主要目的である、これは動かせない事実であるとすれば、当然射爆訓練、投下訓練を行わなければならない、その要求は当然あると思うのです。三沢基地に一番近い射爆場である天ケ森を私も視察したけれども、天ケ森がF16の対地投下訓練に使われる可能性についてどう見ておられますか。
【次の発言】 いま三沢を中心にして考えた場合、沖繩じゃないですよ、三沢を中心にして考えた場合、一番近いのは天ケ森、その次が新島、その次が沖繩の伊江島くらいでしょう。したがって……
○楢崎委員 私は、まず、プロボクシング界で問題になっております金平正紀氏にまつわる問題を最初ただしたいと思います。 金平氏については、さまざまな問題が提起をされておる。たとえば薬物混入の問題、これはもうマスコミが全般的に取り上げておる問題ですから、ここでは触れません。それから、暴力行為、そしてまた恐喝的な言動による不当な金銭の要求、そして巻き上げ、時間が限られておりますから、代表的な点でいままで明らかにされていない点だけをきょうは取り上げてみたいと思います。 まず、暴力行為や恐喝的言動で非常識または不当な金銭を要求、これを取り上げたと思われる事例について、二つ例を挙げます。一つは、代々木鳩……
○楢崎委員 大蔵大臣にお伺いをいたしますが、あなたの時代でなくて、聞かれなかったら聞かなかったで結構です。
防衛庁がシーレーン一千海里防衛ということを大蔵省に持ち込んで、それとの関連の装備が当然出てきますね。いままさにそうですけれども、防衛庁が大蔵省にその一千海里の航路帯防衛を持ち込んだのはいつの時点ですか。
【次の発言】 では、まだ持ち込まれておるかどうかもわからないのですか。――私は二十分弱しかありませんから。
私は当然だという感じがするのですよ、持ち込まれたかは。国防会議で決まっていないのだから。そうだろう。総理大臣が昨年五月アメリカに行って、その一千海里のことを言ったけれども、国防……
○楢崎委員 おととい十二日に質問をいたしました際に、まずリムパック82の予算についてお答えがなかった。そこで、昨日その説明をいただきました。それによりますと、説明書は、リムパック82の総予算は七億一千六百万、そのうち油代が五億一千八百万、教育訓練費が一億百万、航海手当が七千百万、その他二千六百万となっております。 そこで、十二日にミサイル実射の内容を聞きましたところ、シースパロー七千万円、これが一発、ターター九千万円、これが四発、この費用が四億三千百万円になる。おとといは五億何がしとおっしゃいましたが、計算違いだったと思います。この四億三千百万というミサイル実射費用は、防衛庁説明のこのリムパ……
○楢崎委員 ただいまの事実は、私が先月ハワイに行って調べた事実と相違をいたしております。 十三日の日に内閣委員会で防衛二法がかかっておりまして、詳しいことはそこで行いますけれども、もともとあのリムパック82では、アメリカの報道官なり司令官が発表したことを後で一々防衛庁か外務省か知らないけれども訂正さしておるという事実があります。その訂正も、真相と逆の違う訂正を再三にわたって行っておるという事実もあります。そしてまた、随行記者にいろいろと圧力をかけたふうがある。 それは十三日の日に内閣委員会で明らかにして、ただいまの報告に対する私の見解はこれくらいにしておきます。
○楢崎委員 官房長官にお尋ねをいたしますが、内閣総理大臣の専権事項はどういうものがありますか。たとえば自衛隊法七十六条防衛出動は総理大臣のみの専権事項であると思いますが、ほかにどういうものがありますか。
【次の発言】 私が言いました自衛隊法第七十六条の防衛出動はどうなんですか。
【次の発言】 では防衛出動は総理大臣以外でも出せるのですか。
【次の発言】 それでは、内閣総理大臣もしくはその代理しか防衛出動の下令はできない、こういうことですね。
【次の発言】 そこで、内閣法第九条でございますが、内閣法第九条、臨時代理を置く場合、指定する。これはだれが指定するのですか。
○楢崎委員 外務大臣が六時までという時間制限がありますから、大臣も簡潔に明瞭にひとつお答えいただければ、六時前にここを出られると思います。 それで、午前中の井上一成議員は、今度の総理大臣訪中に関して当然避けて通れない侵略問題について危惧を表明されましたが、私も同様の危惧を持っておるわけです。 そこで大臣に、こういうことを聞かれておるかどうかお伺いしたいのですが、あの日中共同声明がつくられるときに、私も、国内でもあるいは北京でも端々に聞いておる事実でありますが、田中総理が向こうに行かれて周総理とお話をされたときに、田中元総理が、大変御迷惑をおかけしたというような話をしたときに、周総理はすぐこ……
○楢崎委員 私は、冒頭外務省の方に、本日かかっております在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に関連して、一言注意を喚起しておきたい問題があるのです。 かつて渡辺大蔵大臣も、在外の外務職員がでたらめと言ってはなんですけれども、いろいろな行為があってややひんしゅくを買っておるというような指摘があったように新聞で読んだのですが、以下申し上げることもその一つではないかと思うのです。 これはひとつ外務省に注意をしておいてくれということでありますから一言言っておきたいのですけれども、外国で勤務をされておる外交官の方、一つの特権として乗用車等を……
○楢崎委員 私は三時間に及ぶ論議を聞いておりまして、私の質問は一番最後であり、十分間でありますから、伊藤長官は個人としては友人であり尊敬している人物でありますけれども、ここでその論議の結論として私なりに判決を言わなくてはいけない感じがしておるのであります。 問題の発言について、私が別の意味で期待しておったのは、伊藤長官はみずからの信念であのような発言をされた、もしそうであればそれなりにわれわれと考え方は違ってもそれは大いに論議の対象になる、このように思っておったのですが、きょうの論議を聞いておりますと大体全部訂正をされたようであります。きょうお配りになりましたあなたのこの説明の中で「我が国と……
○楢崎委員 私は冒頭、ただいま重要問題になっております教科書検定、記述変更問題を取り上げたいと思います。この防衛二法審議の際にこの問題を取り上げる意義というものは、私はただ単に中国や韓国側からの批判があったから取り上げるのではなくして、この問題は文部省限りのほんの言葉遣いといったような技術的問題ではない。本問題は、実は最近のこの五六中業に見られる防衛費増強の問題やあるいは靖国神社参拝等の問題、要するに急激な右傾化の方向あるいは軍事大国化、軍国主義化の傾向と重要に絡んだわが国の基本姿勢と申しますか、基本的な認識の問題と申しますか、そういうこと自身を私が感じておりますからこれを冒頭に取り上げるわけ……
○楢崎委員 私は、厚生省設置法一部改正に際しまして、緊急調査を要する事態が起こっておりますので、以下、問題点を明らかにしたいと思います。
内容は、白い巨塔、国立大学医学部と製薬会社の癒着の問題についてであります。
まず、厚生省にお伺いをいたしますが、特発性の感音難聴研究班に厚生省が出しております研究費の性格は、何でしょうか、補助金ですか。
【次の発言】 補助金でしょう。そうでしょう。
【次の発言】 それを聞いておるのです。時間が短いですから、要らぬことは言わぬでいいですよ。
この特発性の感音難聴研究班の研究期間及び研究費の金額は幾らですか。
○楢崎委員 私は、まず、総理の政治姿勢から問題に入りたいと思いますが、昨日、与党自民党は憲法調査会を開いて、そこで大体憲法改正草案を秋までに成文化する、それを決めて、その後、次の参議院選挙でこの憲法改正問題を争点にするかどうかについて議論が闘わされたと聞いております。 どのような草案をつくるか。それは自民党議員約二百九十名、三分の二の人たちで、岸信介元総理を会長とする自主憲法期成議員同盟がありまして、これがたたき台をつくった。ここにありますよ。大変な内容だ、これは。つまり、一口で言えば明治憲法に返る内容。特に自衛隊を国防軍にする。 私は、時間がないからこれだけ聞いておきます。 鈴木総理も……
○楢崎委員 いまの報告については後ほど質問をいたしたいと思いますが、まず、問題のファントムの試改修問題から質問に入りたいと思います。 この問題が起こりましてからいろいろ新しい事柄が明らかにされました。防衛庁はこちらから聞かないとそれを答えないから、このF4の試改修費と改修計画について、時間がないから以下私の方から言いますから、もしどこか違っておることがあった場合にのみここに出てきなさい。 では申し上げますが、まず、五十六年度のファントム試改修費は約二十億である。そして、これは五十六年、五十七年、二年間にわたる国庫債務負担行為となっておる。まず、この五十六年度の試改修費は二つから成っておる。……
○楢崎委員 私は、一番最初に、日立、三菱電機産業スパイ問題について一言だけお伺いをいたしておきたいと存じます。 大内委員も取り上げましたけれども、この問題に関連する法的な問題としては、いわゆる日本国とアメリカ合衆国との間の犯罪人引渡しに関する条約及び関係文書、これの第二条の一項、それから、これに基づく国内法の逃亡犯罪人引渡法、これの第二条三号及び四号、それから国際捜査共助法、これの第二条第二号、いずれもこれは日本とアメリカ双方に犯罪が成立しないと引き渡せないことになっていますね。 そこで問題は、果たして今度の犯罪と言われるものが日本の刑法に触れるかどうかでありましょう。真相の全貌がわかった……
○楢崎委員 私で各党代表の質問が一巡をするわけであります。私も国会に出て二十二年間、予算委員を務めること十二年間、予算委員会、ほとんどの各党代表者が自分の持ち時間の半分を割いて中曽根内閣の政治姿勢あるいは政治倫理について質問を展開いたしました。異例のことであります。 なぜこのように政治倫理の問題について質問が集中したか。それは、中曽根総理が仕事をやる、その仕事の中心は行財政改革でありましょう。しかし、この行財政改革を進めようとすれば国民の皆さんに多大の負担をかけなければいけない、国民の皆さんに多くの点で犠牲を強いなければならない。そういうときに、肝心の政治の姿勢が正されずに、金権腐敗政治体質……
○楢崎委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表いたしまして、政府提出の昭和五十七年度補正予算案二案に対し、反対の立場から討論を行います。 一連の審議から露呈されたことは、まず、中曽根内閣がロッキードシフト、対米追随の軍拡志向、憲法改悪志向の驚くべき反動性を持った内閣であるという点でありました。 中曽根内閣の初めての仕事とも言うべき今回の補正予算は、行政改革の点でも言葉だけがあって実質がなく、唯一の看板である行政改革もにせものであることが露呈されています。 六兆一千四百六十億円の税収不足は、税目ごとの減収補正額からも明らかなように、希望的GNPに基づく甘い税収見積もりというわれわれの指摘し……
○楢崎委員 せんだって、二月二十一日の予算の総括で、五十四年度の国体改造論、内部改易という、いわゆる幻のクーデターと言われた問題について私は提起をした。それは、そのときにも私はくどく言っておるのですが、機密漏洩事件に切りかえたり、犯人捜しをしたり、関係者の弾圧をしたり、そういうことが私は目的ではない。問題は、制度はあっても空洞化しておるシビリアンコントロールをどう活性化するか、実効性のあるものにするか、これが私の質問の主意でありました。 私も国会に出て二十三年間になる。いろいろな問題をやってきた私の経験上、権力のすそ野に関することをいろいろ聞くときには政府はリップサービスをする、一たん権力の……
○楢崎委員 私の質問時間は七分程度というまことに非常識な質問時間でありますから、ただいまの大蔵省の局長の答弁を聞いておって反省をいたしまして、質問方式を変えて、質問を一括してざらっと言いますから、答弁は一括してやっていただきたい。それで、再質問の時間はないと思いますから、答弁は答弁漏れのないように親切に、どんなに長くても結構だからお願いをいたします。 まず第一番は総理に対する質問でございますが、項目は総選挙問題であります。 その第一は、先ほど、総選挙というのは、任期いっぱいやるのが原則だ、これはあたりまえの話で、そのぐらいのことを聞く必要は何もないのです。ところが、私も八回選挙をやり二十三……
○楢崎政府委員 北海道開発庁は、現在、北海道の開発行政の調整、推進を担当しておるわけでございます。御承知のように、北海道は日本に残された二十一世紀に向けた重要な開発可能の地域であるというような特性を持っております。 また、本件につきましては、臨調御審議の途次におきましても、北海道の議会あるいは道内にある二百十二の市町村が反対決議をされている等々のいろいろな事情がございまして、現在、関係方面の御意見を十分お聞きしながら慎重に対処していきたい、かように考えておるところでございます。
○楢崎委員 いよいよ総括も最後になったわけであります。大体世論の示すところは、いま程度の自衛隊は必要ではなかろうかという世論が七、八割ある。一方においては、憲法は守るべきであるという世論も同じように七、八割ある。これは一見矛盾するように見えますけれども、国民の一つの知恵だと思うわけですね。そこで、現在の自衛隊と護憲というこの二つの問題をどう調和させるかというのが国会議員としてのわれわれの一つの大きな課題であろうと思うわけです。 そこで、自衛隊が専守防衛という枠内であって、しかも憲法の歯どめあるいは軍事大国化しないようにいろいろな歯どめがある。その歯どめだけはきちんとしてもらいたいというのが、……
○楢崎委員 官房長官がまだお見えではありませんから、大蔵大臣が大蔵委員会との関係があるそうですから、ちょっと順序が違いますけれども、大藏大臣の関係について一問質問をしておきたいと思います。 すでに当委員会でもわれわれの同僚委員が具体的な資料を示して、ある程度の仮定は前提としてありますけれども、五十九年度の防衛費は恐らく三兆円程度、九%増、対GNP比は一・〇一ぐらいなるのではないか、こういう指摘をしております。昨年十二月の当委員会においても中曽根総理は、来年度は一%を超す可能性があることを示唆されたわけであります。これは軍事大国化を防ぐための予算上、費用上の一つの歯どめとして大きな役割りを果た……
○楢崎委員 私は、新自由クラブ・民主連合を代表し、昭和五十八年度予算三案に反対の立場から討論をいたします。 昭和五十八年度予算は、きわめて厳しい内外情勢をいかに打開していくかの処方せんであり、同時に、治癒策でなければなりません。私たちが来年度予算に求める課題は、まず第一に、国民生活及び国民経済の安定と向上であり、第二に、長期低迷状態にある経済の速やかな回復、第三に、行政改革を中心とした財政再建の実質的な着手、そして第四に、社会的不公正の速やかな是正であり、これらの課題を達成するための歳入歳出の両面にわたる合理的かつ効率的な予算であります。 五十八年度予算案は、一般会計を前年度当初比一・四%……
○楢崎委員 私は、大韓航空機撃墜事件に関していろいろ不明な点がありますから、以下それを時間の許す限りただしてみたいと思うのであります。 第一番目は、陸上自衛隊、五十年段階では二別と言っておりましたが、現在では調別と言っております。稚内の東千歳通信所分遣隊、この調別がやっております傍受の問題について、過去、この問題は私が昭和五十年予算委員会で最初に取り上げたと思うのですけれども、覆面部隊であったわけですが、今度の事件でその中身がやや明らかになってきたようであります。 その当時の国会のやりとりでは、この調別のやっておる傍受活動、つまりコミント、コミュニケーションインテリジェンス、通信情報活動、……
○楢崎委員 午前中からいろいろとお話を承っておりますが、政府の基本法は、御承知の通り、答申案から農林省案ができ、そしてそれに自民党の基本問題調査委員会からの意見が出、そして政府案が出た。午前中のお話でも、政府案を支持される先生方の中でも、田中さんあるいは大坪さんとやはり若干の意見の相違があったような気がするのです。というのは、やはり、経済合理主義的な考えと保護政策的な考えが政府の案の中に同居しております。田中さんのような案と大坪さんのような案が同居しておる。そしてまた、国家に引き戻しますと、池田さんのような経済主義的な考え方と、同じ与党の中でも農政議員団の保護政策的な考え方とが政府案に混同して……
○楢崎分科員 私は、米軍基地のうち、主として板付の基地に焦点を合わせて御質問申し上げたいのであります。板付基地は、御承知の通り、三沢、千歳と並んで日本の三大基地といわれております。従って、板付基地のいろいろな状況というものは、アメリカの戦略体制なり日本の防衛計画と重大な関係があると思いますが、現在、板付基地を日本の航空自衛隊は使用しておりますか。
【次の発言】 過去全然使ったことがないのか、今後使う可能性があるか、御質問いたします。
【次の発言】 現在は使ってないのですか。
【次の発言】 今後航空自衛隊の飛行機が使う予定はないのですか、あり得るのですか。
○楢崎分科員 私は大体きょうの質問では、最初に航空自衛隊のF104Jの問題、それから次に主として板付の国際空港化の問題、それから三に航空自衛隊あるいは米軍の事故補償並びに事故防止の問題、そういう点について質問したいと思うのです。
まず第一番に、航空自衛隊のF104Jについてお尋ねをしたい。F104Jの必要とする滑走路の長さは大体どのくらいでしょうか。
【次の発言】 昨年の二月二十八日の横路委員の質問に対しまして、三十七年度に二飛行隊、三十八年度に二飛行隊、三十九年度に二飛行隊、四十年度に一飛行隊を作る。大体一飛行隊は二十機というふうに御答弁があっていますが、今もその予定に変わりはありません。
○楢崎分科員 私は、運輸省関係の事故の問題について、以下質問をしたいわけです。 まず、最近の自動車を中心とした交通事故の補償の問題、あるいは損害賠償の問題についてお伺いをいたします。交通事故の防止の問題については、昨日も衆議院の本会議で決議がなされまして、大臣のそれに対する努力の約束がなされたわけですが、防止の方策については最近やっとおくればせながら警察庁なりあるいは運輸省、建設省と関係官庁でいろいろ立案をされておりますけれども、事故が起こってから後の事後処理について、たとえば事故の補償の問題損害賠償の問題、あるいは身体障害者への援護更生などの対策が、やや等閑視されている感じを受けますので、……
○楢崎委員 きょう農林水産委員会との連合審査会が持たれておるわけでございますが、私自身海外移住の問題はそう専門家でありませんので、率直に私の疑問とするところをお尋ねいたしますから、正直なところをひとつお答えいただきたいと思うわけです。 外務委員会におけるこの法案の議事録も読ましていただきました。大体問題点は出ておると思いますから、重複を避けたいと思うわけですが、どうも、この法案を見てみますと、外務大臣の命令とか許可とか認可とか、非常に外務大臣の権限が強く出ておるわけです。ところが、この海外移住の大きな部分を占めるのは農業移住だと思うのです。そこで、農業のことに詳しくない外務大臣がこれほど強い……
○楢崎分科員 本年二月七日の予算委員会におきまして、ナイキの第一大隊はすでに東京に置かれて、第二大隊についてはどこに置かれる予定かというわが党の横路委員の質問に対して、志賀長官は、「四十年度を目途に北九州北区に設置するように目下検討中でございます。」という御答弁があったわけでございますが、北九州の北区というのは、具体的に場所としてはどの辺を予定されて検討されておりますか、お伺いいたします。
【次の発言】 自衛隊の関係ということになると、北九州というと、大体限定されてくるわけです。具体的にどこどこを大体検討の対象にしているということは言えるはずだと思うのですけれども、具体的にお願いいたしたい。
○楢崎分科員 私はまず第一番に、ただいまの木原委員の質問に関連をしたしまして、政府の日韓会談に対する見込み違いと申しますか、そういうについて最初お伺いしておきたい思います。 三十六年の五月五日から十二日にかけて、野田ミッションが訪韓したわけです。そのときには伊関局長もついていかれた。そうして帰ってこられて、非常に安泰である、政情安定しておると発表したそのやさきに、四日後の五月十六日には、軍事クーデターが起こった。また昨年の十二月の中旬には大野ミッションが行かれ、そうしてこれまた帰ってきて、朴・金ラインは安定しておるという発表があったすぐ後に、一月には政情にわかにこんとんとなって、しかも二月十……
○楢崎委員 私は、最初に、おもに第五条改正とからみまして、いわゆる海面漁業権の収用対象について御質問したいわけです。 土地収用法は、原則として収用対象を大体土地に限定しておるわけです。ところが現行法におきましても、河川の敷地を公共の用に供する場合には、その敷地と関連のある内水面の漁業権を収用の対象としておるわけですが、それでもなお、現行法では海底をのけておったわけです。今回海底を公共の事業の用に供する場合に、その海底と関係のある漁業権あるいは埋め立て、干拓をする場合に、その造成された土地が公共事業と関連のある場合には、その公有水面の漁業権を収用の対象にするというように、土地解釈を拡大した点に……
○楢崎分科員 私は板付基地からの米軍用機の引き揚げに伴う諸問題について、以下御質問を申し上げたいと思うのであります。
まず最初に、板付基地関係の米軍の移動の状態について御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、F105は六月末までに横田に、それからF102は板付の場合は、第六十八要撃戦闘飛行隊といわれておりますが、これは七月一日までに米国に配置転換になる。そうして七月一日以降九月末日まではスクランブルのために横田基地のF102が暫時六機ないし七機板付に臨時に駐留する、こういうことでございますか。
【次の発言】 そうしますと、大体F102は七月一日以降は日本の配置状態はどんなふ……
○楢崎分科員 十九日防衛施設庁関係の質問をしたわけですが、まだ残っておりますので、その問題はあとで申し上げるといたしまして、最初に防衛局長にお尋ねをしたいのです。
ナイキ・ハーキュリーズの自衛隊の訓練の状態、特に派米の自衛隊の訓練の要員もありましょうが、御説明をいただきたい。アジャックスじゃなしにハーキュリーズのほうです。
【次の発言】 アメリカに派遣をして訓練をなさっておるでしょう。
【次の発言】 ハーキュリーズの訓練のための計画はありませんか。
【次の発言】 十九日も横路委員から質問がありましたが、三次防ではアジャックスよりもハーキュリーズを主体にするのが常識であろうと思うのです、いまの……
○楢崎分科員 去る二十日に椎名外相が訪韓されまして、基本条約のイニシアルをして帰ってまいりました。いよいよ日韓会談も新時代を迎えたわけでありますが、問題は今後日韓漁業交渉にかかってきておると思うのです。そこで、赤城農林大臣は、椎名外務大臣が二十日に帰国された後お会いになりましたかどうか、それをまずお伺いいたします。
【次の発言】 二十日の共同コミュニケでは、韓国漁業問題を合理的に解決するため、できるだけ早く農相会談を開催することで合意に達したとあります。したがって、当然、外務大臣とお会いになったときに、外務大臣のほうから、早く合意に達するように努力してくれという話があったと思いますが、農林大臣……
○楢崎分科員 二十五日の当分科会で日韓漁業の問題と関連をして李ライン撤廃の件について、大臣は、日本側としてはもちろん撤廃を前提として日韓漁業交渉を進めておるし、また、この李ラインの撤廃が日韓会談すべての基本の態度だ、そして、その点は韓国側も了承しておるという答弁をなさったわけであります。しかし、分科会が済んだ後、どういう魂胆かわりませんが、李ライン撤廃の問題に関する外相の答弁について記者会見を行なわれて、その弁解と申しますか、何か知りませんが、あらためて説明をなさったように新聞で読んだわけであります。あらためて記者会見をなさったその意味は、分科会で二十五日答弁された李ライン撤廃問題の答弁につい……
○楢崎分科員 時間がございませんから、きょうはお伺いをしたいことだけにとどめたいと思います。 まず、せんだっての予算委員会でも問題になりました核のかさの問題でございますが、政府は統一見解を出されたわけです。その統一見解の中では、国際的通念での核のかさという意味は核抑止力の及んでいる状態をいう、したがってそういう意味では、日本はアメリカの核のかさの中にあるという見解を出されたわけでありますが、このことは、日本政府が、現在の日米安保体制はアメリカの核のかさのもとの安保体制であるということをあらためて明確にされたと解してよろしゅうございますか。
○楢崎分科員 自衛隊の海外派兵をもし行なうとするならば、自衛隊法の中にある自衛隊の任務、服務、編制、出動、派遣等々の条章にわたる総合的な改正が必要であると思いますが、どうでしょう。
【次の発言】 特にいま私が申し上げたような条章の総合的な改正にならざるを得ないと思うのですが、長官はどうお考えですか。
【次の発言】 外務大臣のかわりの方は来ておられますか。――せんだっての委員会で外務大臣は、自衛隊が国連軍の名のもとに海外派兵をする問題と関連をして、自衛隊法改正を検討すべき時期にきておるという表明があったわけですね。そのように確認してよろしゅうございますか、外務省の見解として。
○楢崎分科員 小笠原諸島が返還されましたら、当然ああいうところですから、民間航空の定期線の可能性あるいは計画について御検討あっておれば明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、当然定期線が開設されることが望ましいと思うのですけれども、もしそういう可能性が出てきた場合に、その飛行場が米軍あるいは自衛隊との共同使用になる可能性というものはないだろうかということをお伺いします。
【次の発言】 せんだっての予算委員会における佐藤総理の御答弁から見ても、日本で受け持つ防衛の範囲は、領土、領空、領海というようなお話がありましたから、その可能性は考えなくちゃいけないと思うのです。そこで、そ……
○楢崎分科員 昨日の予算委員会では時間が足りませんで、お互いにことば不足であったろうと思うのです。特にポラリスの領海無害通航の問題は、ああいう簡単な答弁では私どもは了承するわけにはまいりません。 そこで本日も、与野の皆さんからは私の持ち時間を、一時間はいいのだけれども、さらに三十分か四十分にしてくれということですから、この問題は私どもも十分用意をして、いずれ本格的な論議を別の機会でやることになっておりますので、私はその準備のために若干の点についてお伺いをしておきますが、ポラリス潜水艦が、佐藤総理のおっしゃる核の抑止力として領海に入り、領海を航行することは無害航行と言えますか。
○楢崎分科員 十一日の総括再質問で、だいぶん私、問題を残しました。そこで分科会で自余の問題はできるだけ明らかにしてまいりたい、こういうお約束をいたしておきましたから、許された時間の範囲内でお伺いをいたしたいと思います。
そこでまず第一番に、あなたはASM空対地外すね、これは研究をさしておるけれども、全然装備する気持ちはないのだとおっしゃいました。労れを確認しておきます。
【次の発言】 私は、いまブルパップのことは言っていないのです。空対地、つまり飛行機に地上攻撃のミサイルを備えるという構想はないのだというふうに私はあなたの答弁でこの前理解したのです。違うのですか。
○楢崎分科員 資料要求をお願いしたいのです。研究機関関係に人当割りの研究費という名目でお金が出されておるわけですね。それで、各省関係研究機関の人当割り研究費がどういうふうになっておるか、資料として提出をいただきたい。
【次の発言】 いつごろまで――できれば明日この分科会が終わるまでにお願いしたいのです。
○楢崎分科員 きょうの再回答の要請は、実は与党のほうからあったので、私どもは委員長報告について質疑をする予定であったのです。そういう経過ですから、ひとつお含み置きいただきたいと思います。 それで、昨日第五分科会で板付基地の民間機使用制限の問題について質問をしました。それに関連をした点を先に片づけておきたいと思います。 きのう小笠原の民間航空定期線の可能性の問題について、運輸省航空局長から、父島に、調査の上、民間航空用の基地をできればつくりたいという意見の表明がありました。そこで、もしそれができるようなことになれば、おそらく米軍、自衛隊そして民間航空、三者の共同使用になる可能性はないかとお伺……
○楢崎委員 二問ほど喜屋武さんに御質問をいたしたいわけでありますが、まず、沖繩の核基地の実態について、私どももいろいろ情報を集めておりますが、なかなか全貌が正確にはつかめないわけであります。まずはっきりしておる点は、マクナマラ前アメリカの国防長官が六五年の国防予算ステートメントでメースBのことに触れておりますが、沖繩にはメースBが二個中隊ある、そういうことを言明をいたしておるわけであります。私どもの調査したところによると、メースBの基地は四基地、それで一基地について八基ある。合計三十二基のメースBが置かれておる。そしてメースBの核弾頭は一基当たり三発用意しておって、合計九十六発メースBの核弾頭……
○楢崎分科員 私は、昨年の予算委員会で取り上げました催涙ガスの問題について、引き続き質問いたしたいと思います。
最近の大学紛争に関係をして、催涙ガスがまた問題になっておるところであります。そこで、時間も限られておりますから、答弁のほうもひとつ要領よく、簡潔にお願いしたいと思います。
資料として、私は、催涙ガス筒発射銃はどういうものであるか、そのガス弾と一緒に御提出をいただきたいという要望を出しておったわけですが、そのことはどうなっておるのでございましょうか。
【次の発言】 いまその写真をお願いいたします。
そこで、警察は、この催涙ガス銃はいつ開発をされて、いつから実戦に使われるようになら……
○楢崎主査代理 午後二時より再開することとし、これにて休憩いたします。
午後一時二十六分休憩
【次の発言】 今日までの予算委員会あるいは本会議を通じての沖繩の基地の問題は、これを集約してみますと、非核三原則が沖繩の基地にも適用されるかどうか、あるいは事前協議の条項が本土と同じように適用されるのかどうか、おおむねそういう点が中心であったと私は思うのです。そこで、これは言うなれば、基地のあり方というものを法律的な側面から大体においてとらえた論議をやってきたわけです。そして自民党のハト派といわれる方々、あるいは民社党なり公明党なりからも出ておるのですが、いわゆる本土並みという考え方は、いまの……
○楢崎分科員 冒頭に、先ほど岡田委員が取り上げました立川事件について、われわれが調査したところと警察当局の報告とは非常な大きな食い違いがありますので、この分科会が終わるまでにあなたのほうの調査結果を資料としてひとつお出しいただきたい。われわれはそれをたいへん重視しておりますから、それを要求します。どうですか。
【次の発言】 それでは、この問題はあなた方の調査が出まして、再度取り上げたいと思います。早急に調査を進めていただきたい。
防衛庁にお尋ねしますが、現在F86Fが四中隊F86Dになっておる。さらに戦闘偵察機RF86があるわけですが、どのくらいの機数で、所在地はどこか。
○楢崎主査代理 それでは午前中の審議はこれで終わりまして、午後の分科会は本会議散会後直ちに再開することとし、これにて休憩いたします。 午後零時八分休憩
○楢崎主査代理 防衛庁どうですか。
○楢崎分科員 私は、地方自治法第二百五十二条の十九、いわゆる指定都市の問題にしぼってお伺いをいたしたいと思います。
そこで、昨年、地方制度調査会の答申も出ておるわけですが、自治法二百五十二条の十九のいわゆる政令指定都市の考え方あるいは方針をどのように自治省はお立てでございましょうか。
【次の発言】 条件に合えば進めたいと積極的にお考えなんですか。
【次の発言】 五大都市と言われましたが、六大都市でしょう。
そこで、いま指定の条件らしいものをすでにおっしゃったわけですが、そうすると、指定の場合の条件というのは大体五十万以上になっておるけれども、実際の考慮の対象になるというのは、六大都市並みと……
○楢崎分科員 次期輸送機XC1、これのエンジンJT8D―9、これと同型のJT8D―1ないし―7は、いま727あたりに使っているわけです。このオーバーホールあるいは修理、改造はどこが行なっていますか。
【次の発言】 防衛庁がCX開発のために輸入する六台のJT8D―9、それのうちすでに二台は輸入済みであると思うのですが、この試験運転はどこでやっていますか。
【次の発言】 もう就航しておると思われますけれども、このXC1用の、―9をつけた727あるいは737、今月末あたりから就航するんじゃないかと思いますが、そのサポート、これは航空機製造法に基づく申請が要るわけですが、その申請をしておる会社はどこで……
○楢崎分科員 まず、今回の広州交易会に行って再入国するために、在日華僑貿易商社から総計三十四名の許可申請が出されて、これに対して去る七日の日に三十四名のうち二十一名だけが許可されたわけであります。これは、それで打ち切られたのかどうか。あとの許可がまだおりていない十三名は、まだ審議の過程にあるのか、これをお伺いしたい。
【次の発言】 それでは、もう二十一名だけで打ち切られたという意味ですか。
【次の発言】 許可できなかった、許可がおりなかった十三名の方については、許可できない理由というものは明らかにされておるのでしょうか。
【次の発言】 どのように合致しないか、具体的におっしゃってください。
○楢崎分科員 広州交易会の華僑総会貿易商社の再入国の問題が残っておったのですが、出入国管理局長はお見えでしょうか。
【次の発言】 局長を私は要求しておったのですが、御連絡をいただきたい。
そのお返事があるまで、ちょっと昨日の外務大臣の御答弁について若干従来の政府答弁と食い違う点がありますので、それだけちょっと確かめておきたいと思う。
例の事前協議の問題ですが、従来事前協議は、岸・ハーター交換公文によって、第四条の随時協議あるいは第六条の事前協議、これをやる機関は安保協議委員会である、そしてあの公文の内容を見れば、日本側からも発議権はある、そういう立場で、私は一昨年の予算委員会で当時の三木外……
○楢崎分科員 まず冒頭にちょっとお伺いをしておきたいのですが、せんだってはアメリカの上院軍事委員会でリーサー陸軍長官が、沖縄を太平洋全域にわたる補給基地にしたいという構想を発表した。それから十一日の下院の軍事委員会では、今度はチャプマン米海兵隊司令官がいろいろ証言をしておりますが、その中で、こういうことが述べられているわけです。ベトナムから海兵隊が本土あるいは沖縄に引き揚げてきている。引き揚げてきた者で第一海兵隊緊急派遣部隊というものを編成をした。この緊急派遣部隊という新編成は、これはどのくらいの規模のものであるか、防衛庁のほうでおつかみでございましょうか。
○楢崎委員 檜山公述人にお伺いをしたいんですが、率直に申しまして、日中貿易の観点から見ますならば、昨年示されたいわゆる周四原則、この周四原則についてはどのような考え方をしたらいいものか、いわゆる実務的な立場にあらわれる檜山公述人のお考えをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この問題はこれ以上聞かぬことにいたします。
次に、対外経済技術協力あるいは技術援助、この問題について、いろいろな問題点が中にあるのですが、大体どういう条件の場合はこれを大いに拡大していくということになると思われますか、ひとつ簡単に。
【次の発言】 実は私は昨年の三月一二十日に当予算委員会において、アルゼンチンの国鉄近代……
○楢崎分科員 まず、最初に大臣にお伺いをしたいのですが、二、三の歴史的な事実について大臣の認識を知りたいものですから……。
まず、昭和十二年七月七日、シナ事変が勃発しました。この契機となった事件はどういう事件であったと御認識がございますか。
【次の発言】 その蘆溝橋事件とはどういうでありましたか。
【次の発言】 次に、大東亜戦争は、アジアの自由独立のために日本が敢然と立ち上がった、そういうふうに御認識でしょうか。
【次の発言】 次に、現在の中国、旧満州も含めて、中国共産党がこれを取ったというふうに認識することは間違いだと思いますが、どう思われますか。
○楢崎分科員 予算委員会の総括に引き続いて、FM東京の免許問題についてお伺いをしたいと思います。
そこで、過日の予算委員会においていろいろ問題にしたわけでありますが、そのうち申請の改定書の提出日付の印が偽造と申しますか、書きかえられておるという点について、大臣は原簿とよく照らし合わして調べてみるというお話でございましたが、お調べの結果はどうでございましたか。
【次の発言】 十七日にその改訂書はどこに出されたのですか。
【次の発言】 そして、これでは十八日に判が押されてあって、本省に来たのが十八日というのですか。
【次の発言】 どうもおかしいんですね。全くおかしいですよ。うまくそんなふうに合わ……
○楢崎分科員 最初の問題ですが、預かられた書類は、つまり四十四年十二月十二日に預かられた書類は、どういう内容のものでありましたか。
【次の発言】 その内容は、それでは全然正式に受理されていないわけだから、非公式に預かったので、だからそれは当然審理されておりませんね。郵政省として調べられておりませんね。
【次の発言】 あなたは昨日、あらかじめ中央FMのものを審査しておったから、したがって十二月十八日一日でもうほとんど審査する必要なく、十九日の審議会にかけられたというような答弁をきのうされておりますが、あらかじめ預かっておられた中央FMの書類のうち、ただいま十二日に預かられた部分の審査は、じゃあな……
○楢崎分科員 警察のほうにお伺いをいたしますが、CNを浴びた学生のやけどについて、警察病院が診断の結果を発表いたしておりますが、御説明をいただきたい。
【次の発言】 エンタープライズが入ったときのあの佐世保の事件、このときには硫酸が持ち込まれておりましたか。
【次の発言】 そのときにCNを浴びた患者と同じ症状を呈しております。とするならば、これは明らかにCNと思わざるを得ないじゃないですか、化学剤というのは。どうです。
【次の発言】 今度は警察当局の御見解を聞きたいと思いますが、これは硫酸ではなしに、やはりCNによる傷だ、そのように思わざるを得ないのですけれども、どうでしょう。
○楢崎分科員 最初に、ひょっとしたら準備の都合があるかもわかりませんから、資料要求をしておきたいのです。
全日本空挺同志会、それから、全日本空挺戦友会、この二つの組織の規則か、会則か、会規か、規約か、そういうものを防衛庁は持っておられましょうか。
【次の発言】 それでは、次の問題を質問しますから、規約があれば、その規約のもとにひとつ御答弁をいただきたい。それで、次の問題に入りますから、至急用意しておってください。
ただいま東中委員が論議をいたしておりました点から質問に入りたいと思うのです。
法制局長官にお伺いをいたしますが、沖繩を一応頭に置いてのことでございますが、もし返還に際して地主が……
○楢崎分科員 私は沖繩の問題と、それから事前協議の問題についてお伺いをしたいと思います。
先ほどの小川委員の質問に対していろいろ願望を含めて答弁をなさっておりましたが、願望はもうよくわかっておりますから、ひとつなるたけ簡単に、イエス、ノー式でお願いしたいと思います。
まず沖繩の基地問題でございますが、米軍基地の整理縮小、こういうものの具体的内容は返還協定の中で取り上げられることになりますか、それとも付属文書あるいは交換公文の形で盛り込まれるのか、それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 協定の中に盛り込まれるか、付属文書あるいは交換公文の形でそれがまかせられるのか。いずれにしても、どち……
○楢崎分科員 私はお酒の問題を一番最初に聞いて、その次に日中貿易、特恵関税の問題、最後に公害の問題をちょっと……。 一番最初の酒の問題は、私は言うならしろうとでございますから、その知識のレベルは全く一般大衆と同じなんで、一般大衆の感覚で聞きますから、ひとつ親切に御教示をいただきたいわけです。 問題は、率直に言って果実酒なんですね。これは非常に愛好家がふえておるわけですが、どうもわからない点があるのですね。まずホワイトリカー、しょうちゅう、これは税金がかかっておるわけですね。自分のうちで砂糖とくだものをまぜて飲む。くだものにも税金がかかっておる、砂糖にも税金がかかっておる。それが果実酒であろ……
○楢崎委員 いまの点に関連してですが、先ほども木原委員から出しました「わが国の防空態勢について」、これは単なる民間の人が書いておるのではないのです。私は知っておるのです。そうして、昭和四十三年に国防会議から六十万円の予算を出してこれを書かせておるのです。これを部隊に流しておる。これは専門的な内容を持っておるのです。この中にソ連の爆撃機を、いわゆるフェーカーとしての評価が出ておる。これはしょっちゅう日本の近海を飛んでおるから。 それでこういうことが書いてあります。時間がありませんから一言だけ言っておきます。これは「戦闘部隊の練度と評価」のところにこれが書いてある。F86FとF104Jの練度の評……
○楢崎委員 時間がありませんから、私はごく簡単に要点を述べて御見解を承りたいわけであります。 本問題の本質あるいは核心は、決して機密漏洩事件ではない。政府がいままでやってきた対米の外交交渉のあり方、つまり国民の利益に反する追随の秘密外交のあり方及びその交渉の内容、さらに国会においてそれらの問題をめぐりうその答弁で終始をしてきて、国会、国民を侮辱した、こういう政治姿勢が本質問題であります。このような政府の姿勢は単にこの沖繩密約問題だけではない。私はいま一つ、新しい事実を指摘したいと思うわけであります。 アメリカの海軍と日本の海上自衛隊でしょう、海軍同士が、ひそかに日米共同の核戦力部隊の創設……
○楢崎委員 先ほどの理事会におきまして、本日の連合審査の目的は、一つは、私が提起をいたしました米海軍の電報の内容があり得ることか、あり得ないことかという内容の問題が一つ。私はこれですべてだと思いますけれども、これが本物かにせものかという、もう一つの目的も、本日の委員会の目的であるというふうにまあなったわけであります。それで、そう理事会できまった以上は、これは、一つは政治判断の問題である。いま一つは、裁判的な判断である。もしそのような要求をされるならば、委員長、私どもは、あの沖繩国会の経験によって、あのような、沖繩県民を含めて日本の運命に関する重要な返還協定のあの審議に対して、すでに明らかなとお……
○楢崎委員 時間の関係がございますから、御回答のほうは簡単でけっこうでございます。まず小山内先生に四問続けて御質問をいたしますので、まとめてお答えをいただきたいと思います。 いま佐藤内閣は、非核三原則と称して、核を持ち込ませない、あるいは核をつくらない。そして核を待たない、この非核三原則を言われておるわけです。この三つの内容の中で、核抜きという場合のその核とは、どういう内容であろうか。たとえば核弾頭だけなのか、あるいは、連の核システムをいうのか、そういう点であります。 二番目に、今度の四次防先取り予算の問題を契機にして、江崎防衛庁長官は、昨年四月のいわゆる中曽根原案と称せられる四次防原案は……
○楢崎分科員 私は、同和対策問題について質問をいたしたいと思いますが、時間が限られておりますので、きょうはお答えに対して討論をする機会はないと思うのです。お考えをお聞きするだけになると思いますが、まず、昨年八月三十一日、九月一日の二日間にわたりまして東京で開かれました部落解放国民運動中央行動、これは非常に盛会でありました。六千名からの人たちが全国から参加をいたしました。単にいわゆる部落の人だけでなくて、むしろ自治体や民主団体の方々が数多く参加されたわけであります。特に、十数県の府県知事がみずから出てまいりました。さらに、六百三十三名に及ぶ知事あるいは町長、この人たちが出てきたわけであります。こ……
○楢崎分科員 最近ひんぱんに起こっております中国の化繊技術代表団に対する右翼の挑発行動あるいは恵比寿の中日備忘録貿易弁事処に対する同じような右翼の挑発行動について、正確な御報告をいただきたい。
【次の発言】 それで終わりですか。
【次の発言】 時間が短いのですから、よく聞いておってくだざい。中国の化繊技術代表団に対する妨害行為、それから恵比寿の、と言ったでしょう。
【次の発言】 何日に、どういう状況でどういうことがあったかという報告を求めておるのですよ。
【次の発言】 十八日の恵比寿の中日備忘録貿易弁事処に対する挑発行為はなかったのですか。
○楢崎分科員 時間が少ないようですから答弁は簡明率直にひとつお願いします。 まず私は、中村運輸大臣それから橋本運輸大臣、相ともに、空の事故が続発して、航空交通管制業務が非常に重要である、少なくともこの定員については確保しなくちゃいけない、そのとき、削減はいたしませんということをお二人から聞いている。ところが今度の四十七年度予算を見てみますと、大蔵省関係からの予算上の削減は六十一名、それから今度は行管のほうからの第二次定員削減計画実施案では別個に九十六名が来ておるし、四十七年度は三十二名来ておりますね。そうすると、合計してみると九十三名の減ということになる。これは一体どういうことなんでしょう。……
○楢崎分科員 私は前回に引き続いて敵前逃亡という汚名のもとに今日まで未解決のまま葬られておる諸問題について質問をいたしたいと思います。
私が取り上げたようなケースの敵前逃亡というような罪に該当しておる人はどのくらいと見込まれておりますか。
【次の発言】 それらは厚生省で把握されておるんですか。
【次の発言】 どう考えてもこの軍法会議は私は一種のリンチである、このように思わざるを得ないわけです。それで、いろいろ私のところにも手紙が参りまして、当時の模様を詳しく知らしてきておる。いわゆる将校連と兵との差別の状態もあるようであります。
それで非常に問題が多いわけですが、きょうは私は時間がございま……
○楢崎分科員 兵器禁輸三原則というのはいまも生きておりますか。その三原則が生きておれば、もう一度明確にしていただきたい。
【次の発言】 内容をひとつ……。
【次の発言】 武器というのは日本の企業はつくっておるのですか。
【次の発言】 これは憲法上武器をつくっていいんですかね。通産大臣はやがて指導者になられる方ですから、この辺はきちっとひとつしておいていただきたいと思いますね。
【次の発言】 事務当局は、いまの御答弁でよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうすると、大臣がいま言われました三つの地域を一応制限と申しますか輸出を規制しておる。そうすると、その三つの地域以外だったら武器を輸出しても……
○楢崎分科員 まず一番最初に、暫定予算の編成方針、規模、提出時期等について報告を承れたらお願いしたいと思います。
【次の発言】 そのうち、特に防衛関係予算でお伺いをしたいわけですが、まず、五月十五日、沖繩返還か実現する日には、那覇空港は完全開放、懸案のP3B九機、これは那覇空港から移転させる、そういう言明をされてきたわけですが、その方針との関連で、P3Bの移転費というものは暫定予算との関係でどのようにお考えになっていますか。
【次の発言】 そうすると、私は具体的にP3B移転の費用の問題を出しておるのですが、どのようにお考えですか。
【次の発言】 アメリカ局長、お見えですか。もし五月十五日、P3……
○楢崎分科員 まず、冒頭に、過ぐる予算の総括質問におきまして、核問題、直接出撃の問題に関して、自前協議にかかわりある問題として、日米安保協議委員会を開催の上、これらの問題を煮詰めて御回答をいただきたいという要求をいたしました。外務大臣から、そのようにしたいという御返事をいただいたわけです。予算の審議も余すところわずかであります。私は、当予算委員会開会中、できるだけ早い機会にひとつ開催されたいという要望もいたしておきましたが、この日米安保協議委員会開催の見通しについて、まずお伺いをいたします。
【次の発言】 この問題が衆議院の予算委員会が開かれておる期間中にもし行なわれなかったら、予算審議とから……
○楢崎主査代理 次は、細谷治嘉君。
【次の発言】 次は、北側義一君。
○楢崎分科員 兵器というものの定義はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、日本には兵器はないという意味ですか。
【次の発言】 ちょっと、どういうことなんですか。
【次の発言】 長官、いろいろ自衛隊の問題が今度の予算委員会で起こりましたが、長官は、いわゆる自分の補佐として、あるいはアドバイザーとして、長官の副官として、そういう制服の副官をそばに置くというような構想をお持ちですか。
【次の発言】 いわゆる副官的な者をそばに置く考えはありませんかを聞いておるのです。
【次の発言】 先にちょっとこまかい問題を片づけておきたいと思うのですが、実は、去る三月六日から七日にかけて、福岡……
○楢崎分科員 ただいま安井委員から要求された資料は、まさに四十八年度予算に出てきております十億円と非常なかかわり合いがありますから、私からも重ねて、予算が終了する前に、できれば総括前にひとつ御提出をいただきたいし、再度要望いたしておきます。 それで、航空局のほうが急いでおられるようですから先にお伺いしますが、私が外務省関係の分科会で要求をいたしておりました、米軍から四十七年九月に要求のあっておりました、いわゆる訓練空域を十カ所、プラス一修正個所、計十一カ所、これの資料を、地図の上にその訓練空域個所を明示した上、御提出いただきたいと要求をいたしておりましたが、その点どうなりましたでしょうか。外……
○楢崎分科員 一般質問で三光汽船の問題を取り上げたわけであります。三光汽船の実績を調べてみますと、四十七年度九月期の決算しか正式にはわかっておりません。それで見ると、株式運用益が五十五億円、売船益が三十八億円、そして海運益が二十八億円。株式運用益が五十五億円でトップ。こういう船舶の会社が実績の中で株式運用益が最高にくるというようなあり方をどのように運輸省は判断されますか。
【次の発言】 私どもから見ると、これは証券業者ですね。株の利益が五十五億、それで持ってお
るようなものですから、それは大蔵省との関係も出てきましょうけれども、幾ら昨年五月に株の売買を定款の中にうたったといっても、今日のよう……
○楢崎分科員 裏船主が三光汽船と思われておる八万トンあるいは九万トンクラスの中型タンカー建造計画は、隻数と大体の金額、把握されておりましょうか。――わかりませんか。じゃ、ほかの問題にいきましょうか。それでは、御答弁なさる人がお見えになってから、その問題はしたいと思います。
実は、昨年五月に、インドネシア大統領と当時の佐藤総理のもとで結ばれました共同声明、これによるインドネシア石油借款の問題でございますが、受け入れの会社はもう発足しておるのでありますか。
【次の発言】 どのくらいのスタッフなんですか、内容は。
【次の発言】 資本構成はどうなっておりますか。
○楢崎分科員 わが党が要求いたしました岩国、三沢両基地に対する調査の件、大体アメリカ大使館のほうはオーケーを与えておるのではないですか。
【次の発言】 もう一ぺんアメリカ大使館のほうに意向を確かめられたらどうですか。大体オーケーが出ているはずですけれども。
【次の発言】 日米両軍の訓練空域の問題についてお伺いしたいと思います。
三十四年度の「航空交通管制に関する合意第三附属書」、以下三十四年のATCアグリーメントといいますが、それはまだ生きておるのでしょうか、どうでしょうか。
【次の発言】 訓練空域の問題が起こったのはいつからですか。
○楢崎分科員 大蔵省の予算査定の方針にかかわる問題についてお伺いをしたいわけであります。
大蔵省が予算を査定なさる場合に、政府関係の調達物品の値上がり率はどのくらい見込んで査定をされておりますか。
【次の発言】 防衛庁の調達装備品の場合は、どういう値上がり率を見込んでおられますか。
【次の発言】 失礼ですが、三十分しか時間がないのですから、そんなあたりまえのことをなぜおっしゃるのですか。
それじゃ、三次防はもう実績が出ておるはずですが、当初の二兆三千四百億、これを基礎にして考えれば、どのくらいの値上がり率になりましたか。
【次の発言】 さっきの三次防の点は、実績をひとつ、あとでけっこうです……
○楢崎分科員 一昨日要求しました四次防の目玉装備といわれる航空機関係だけを例をあげまして、その価格の値上がり分の説明ができる資料を提出してください、こういうお願いをしましたが、その点どうなりましたでしょう。
【次の発言】 御承知かと思いますが、昨年、四十七年度の予算審議の際に、T2の価格の異常な値上がりについて予算審議は一時ストップしたわけですね。そして理事会に持ち込まれてその詰めを行なったという経験があります。今回はT2だけでなしに非常に多くの機種にわたって、あるいはそのほかの装備についてもそうでしょうが、値上がりが出てきておる。これの十分な説明のつく資料をお出しにならないと予算は上がらない……
○楢崎分科員 国会における告発によって会計検査院が検査をし、不当事項と指摘して不当利得を吐き出さした例はどのくらいあるのですか。
【次の発言】 最近においてはあるんじゃないですか。
【次の発言】 では、珍しいケースということになったわけでありますけれども、この「四十七年度決算検査報告」ですね、この二六ページ、防衛庁の項でありますが、いわゆる私が国会において取り上げました東京螺子、ネジの会社です。この報告を見ますと、この二七ページに、説明のところで「この物品は、F―4EJ航空機等に使用するボルト、リベット」と書いてあります。「F―4EJ航空機等」という「等」は、どういうものが含まれておりますか。
○楢崎分科員 わが党の石橋書記長が取り上げました、昨年十一月十三日、石油審議会の認可と申しますか、十四社十六製油所の増設許可の問題、さらに昨年十二月二十七日、千葉の京葉臨海進出の企業から申請のあったうちから、十一社について一挙に千葉県が認可する、こういう動きに対して、三木長官は副総理でもありますので、いまの総需要抑制、そして公共事業を繰り延べる、民間設備もなるたけ押えていくというこの方針、さらに開発よりも環境保全優先という観点から副総理として、こういう動きをどのようにお考えでしょうか。私は、政府の方針に反すると思うのですけれども、どうでしょうか。
○楢崎分科員 私は、高浜入り干拓問題にからみまして起こった、一般住民の機動隊による暴行事件についてお伺いをしたいわけですが、と同時に、これほど住民の血を流してまで強行しなければならない高浜入り干拓とは一体何なのか、それを、時間が限られておりますから、時間の許す範囲で明らかにしていきたいと思うわけです。 そこで、まず、本年一月二十八日に、この暴行を受けた高野りんさんから告訴が行なわれた。告訴された人は、茨城県警本部長原仁、麻生警察署長柴田安定、それから茨城県警察機動隊員氏名不詳約七名。 被疑事実というのは、「昭和四十九年一月十一日午後四時三十分ころ、茨城県玉造町大字八木蒔字池下三五二番地の一……
○楢崎分科員 今度の予算委員会は、異常な物価高の中で、国民がこの狂乱物価に目を注いでおる、えてしてそういう風潮の中で、現在までもそうですけれども、防衛問題が陰に隠れるような形になりまして、私どもも何回か真剣にやりましたけれども、防衛問題をやっておったら票にならない、生活問題をやれというようなことで、そういうふうに、何か事故があったとき、自衛隊機の衝突事故なんかあったときはそちらのほうに新聞のキャンペーンも向けるし、一体自衛隊とは何なのかという関心が集まりますけれども、えてして国民があまり知らない間に、いつの間にか気づいてみたらこんなに大きくなっておったかというような種の問題にいまなっておるわけ……
○楢崎分科員 まず冒頭に、去る二十三日の一般質問で私は通産省に調査をお願いしておったのですが、例のペンタゴンから日本の約三十社に発注をやっておる。各社について私は一覧表を差し上げて調査をお願いしておったですが、その調査はどうなっておりましょうか。
【次の発言】 文部省のほうは、昨日できたようであります。明日の分科会で明らかにしてもらいたいと思っているのですけれども、通産関係は数が確かに多うございますから……。そこで、わかっただけでも、ひとつ、委員会でなくてもいいですからお知らせをいただくと、たいへん整理がしやすいと思いますので、お願いしておきます。
それでは質問に入りたいと思いますが、例の密……
○楢崎分科員 二十三日の一般質問におきまして、アメリカのペンタゴンからの委託研究を日本の大学がやっているという問題について、資料を差し上げ、調査をお願いしておりましたが、調査結果が出ておれば御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 いまお読みになったのは、何のことかさっぱりわからぬでしょう。
【次の発言】 どういう人が研究したか、つかんでおられますか。
【次の発言】 時間がありませんから、わかっておるところだけ私のほうから言います。そちらでわかっておれば、引き続いて資料として私にください。どういう人があれしてあるか、あとでいいですから。
それで、非常にむずかしいですね。ところが簡単なん……
○楢崎分科員 短時間でございますから、問題をしぼって質問いたしたいと思います。 田中金脈問題が非常に政治的な問題になったのは御案内のとおりでありますが、いままで国会で論議された点は、主としていわゆる幽霊会社を使って土地を転がしてもうけていくという、こういう種類の問題でございましたが、私は、一体その資金関係はどうなったのか、つまり田中金脈と金融問題と申しますか、金融機関と申しますか、そういう観点から、一、二の銀行を例に挙げながら、非常に異常な融資が行われておる、そしてそれは政治的な融資の疑いが強い、そういう疑問がありますので、時間の範囲内で問題を詰めていってみたいと思います。 私は、総括質問……
○楢崎分科員 きょうは、主として議論をなるべく避けて、時間がございませんから、政府側のお考えを聞くという立場から質問をいたしたいと存じます。 まず第一番目は、現在交渉進行中の日中平和友好条約草案と関係をする部分についてお伺いをするわけですが、安保条約第六条、極東の範囲についての政府の統一見解はこうなっておりますね。「両国共通の関心の的となる極東の区域は、この条約に関する限り、在日米軍が日本の施設及び区域を使用して、武力攻撃に対する防衛に寄与し得る区域である。かかる区域は大体においてフィリピン以北並びに日本及びその周辺の地域であって、韓国及び中華民国の支配下にある地域もこれに含まれる。」こうい……
○楢崎小委員 ただいま両大臣から報告のありました件については、私は昨年の十月二十七日の予算委員会で疑問を呈したところであったわけです。もう一度確認をちょっと経過的にしておきたいと思いますけれども、室町産業がこの買収を始めたのは三十九年から四十年度である。当時坪当たり五百円、耕作料が坪当たり百円、次に建設省が霞堤の工事を開始したのは四十年の九月で、当時の建設大臣の橋本さんがこの霞堤を本堤に変更する意思はないと言明されたのは四十一年十月二十日の予算委員会、それから国道八号バイパスの長岡大橋の建設計画が発表されたのがやはり四十一年、国道八号バイパスの工事開始が四十二年、長岡大橋が信濃川の河川敷にかか……
○楢崎委員 私はおとつい、この傍聴席に来ております同僚の秦豊参議院議員と一緒に山田弾薬庫の調査に参りました。そこで新しい証拠になるものを発見をいたしました。 私がねらいをつけて行ったのは、せんだっても指摘をいたしましたナンバー4というファイアシンボルマークのある覆土式の弾薬庫です。覆土式の弾薬庫は三十ぐらいあるのですね。時間がないからねらいをつけて行った。そこで何を発見したかというと、入り口にツタやカヤが生い茂っておりました。その中からプレートがほの見えておった。それを分けて見てみますと、ここに写真がありますが、弾薬のクラスがありまして、エアフォースでは1から12までクラスがあるようですが、……
○楢崎委員 私どもの方からも昨日、小杉隆代議士を団長とする調査団が夕張に参りました。犠牲者に対して哀悼の意を表しますとともに、遺族の方に対してもお見舞いを申し上げたいと存じます。 この点について、一点だけ資料要求をしておきたいと思います。 かつて昭和三十八年、ちょうど総選挙のさなかでございましたが、三池の大事故が起こりまして、私も、選挙区は違いますけれども、選挙の車をおりて駆けつけた記憶があります。その際も問題になったところでありますが、小杉調査団の報告でもそうですけれども、夕張新鉱では、坑内の保安係の人や坑内員の人たちが無線機を持って絶えず連絡をしながら、そしてそれが総合的に地上の総合監……
○楢崎委員 私は短い時間なんですよ。一分でも血の出るような質問時間だ。私がきのう三百三十四億円に五十六年度の防衛二法関係の一部が入っていると言った。経理局長もそれをそのとおりだと言ったでしょう。ところが、あなたがわざわざ買って出て、そういうことはない、五十五年度で通った分だ。しようがないから経理局長がまた出てきて、うそとわかりながらあなたに合わせた。何が不正確です。間違っておるのでしょう。間違っておるのだ、あなたは。だから、あなたは知らぬことは言わぬ方がいいのだ、これのときに。いまの時間、委員長、もう全くむだなんですね。 そこで、先ほど民社党の林委員の質問の中で、五十七年度予算概算要求の例外……
○楢崎小委員 この際、中西参考人にお伺いしますが、先ほどちょっと私わかりかねたのですけれども、これは根本問題に触れますからお伺いします。
差別する側と差別される側とあるというふうには思わないということはどういうことなのか。それは同特法の存在の根幹に触れる問題でございますから、その認識をお伺いしたい。
もう一点は、属地、属人主義と差別解消の関係について。先ほどお伺いしたところでは、属地、属人主義があるから差別が増長されるというような感じで受け取ったものですから、もう一遍その点はお伺いしておきます。この二点です。
【次の発言】 同特法は属地、属人主義をとっているのでしょう。そうじゃないのですか……
○楢崎分科員 昨年の十二月二十一日、アメリカのレーガン大統領によって署名されましたストラットン・グッディング・アメンドメント、この問題についてまずお伺いをいたします。 ここにその正式の内容があるわけですが、これは私が訳してみたわけですけれども、一応読んでみます。 「この法律によって充当された資金を使って、すべての米政府所有並に運営の軍需工場から、いかなる外国政府に対しても、技術資料を一括して移譲することはできない。また大口径砲を製造している米政府所有又は運営の軍需工場において一般的に製作又は開発されている防衛装備品を生産している外国政府はいかなる政府であれ、この資金を使って援助してはならな……
○楢崎分科員 私は、日米防衛協力ガイドラインの問題点が幾つかありますが、そのうちの一つの問題として、以下質問を進めたいと思います。
まず、日米ガイドラインで言う極東有事の場合の「極東」とは、日米安保条約第六条の「極東」と同じ範囲でありますか。
【次の発言】 しからば、国連軍の地位に関する協定、以下国連軍地位協定と私は申し上げますが、この前文における「国際連合の行動に従事する軍隊を日本国内及びその附近において支持することを日本国が許し且つ容易にすることを確認し」とあります。「その附近」とは一体どの範囲でありますか。三十分しかありませんから、法制局も見えておったら、どちらでもいいですよ。
○楢崎委員 御苦労さまです。新自連の楢崎弥之助です。青木公述人に三問ほどお伺いをいたしたいと思います。 第一番目は、カムチャツカ半島のペトロパブロフスク・ソ連海軍基地、これは私は、いま西太平洋、南太平洋のことが非常に論議になっておりますけれども、実は北太平洋をにらむこの基地は大変重要な基地だと思うのです。これについて米ソそれぞれこの基地の評価をしておるし、戦略的な位置づけをしておると思うわけです。その辺についての御見解が一つ。 二番目に、三沢に配備される米空軍F16の役目と申しますか、米国がこれを配備するねらい、それが二番目であります。 三番目は、日米防衛技術協力でありますけれども、一体……
○楢崎委員 御苦労さまです。新自連の楢崎弥之助です。 丸山さんとは長い間国会でいろいろと論議をいたして、大体当時のお考えはわかっておるつもりですが、いまや職を離れて自由な立場で物を言われるということでございましょうが、一点だけお伺いいたします。 先ほど、五十一年度「防衛計画の大綱」の見直しをやるべきだ。この「防衛計画の大綱」が出てきたいきさつも、すでに経過をお互いやり合って、四十七年度の平和時の防衛力限界論争から発展して、亡くなった久保さんの基盤防衛力構想、それを基礎にして防衛計画大綱ができたわけです。つまり、いままで防衛計画がない、ないと言われておる、装備計画はあっても。それで初めて防衛……
○楢崎分科員 カムチャッカ半島のペトロパブロフスク、これは米軍の第七艦隊の守備範囲に入っておりますか、それとも第三艦隊の守備範囲に入っておりますか。
【次の発言】 それは多分というのは、はっきりわからないという意味じゃないですか。よく調べてごらんなさい。わからなかったら時間上げますけれども……。
【次の発言】 すぐ調べてください、後の質問と関連いたしますから。私は、多分第三艦隊だと思っております。それ調べてください、後の質問に関係がありますから。
私は、集団的自衛権の問題を主として質問をいたしたいと思います。
去年の十一月二十三日にイーグルバーガー米国務次官、これは政治担当であります。ワシ……
○楢崎分科員 賞勲関係にお伺いいたします。
汚職関係で有罪の判決を受けた政治家は、叙勲の対象になりますか。
【次の発言】 一定の期間とは、どういう期間ですか。
【次の発言】 そうしますと、執行猶予がついておる際には、その執行猶予期間が終わってから十五年、こういうことですね。
【次の発言】 いまの条件に該当して叙勲を受けた政治家、国会議員、地方議員、何名おられるかわかりますか。
【次の発言】 以下お伺いすることは警察関係にも一部関連をいたしますから、そういう意味で前段の質問をまずやりたいと思うのであります。
実は、本年度のこの予算委員会で私が取り上げましたクーデターの未遂の問題であります。こ……
○楢崎分科員 海峡封鎖と安保条約の関係について、総括質問、一般質問の中でいろいろと論議がなされました。私はちょっとその点を整理してみたいと思うわけです。
その前に、自衛権発動の条件として、法制局長官はしばしば三条件ということを明らかにされてきております。その三条件とは、現実に急迫不正の侵害が日本領域になされたときに、二番目に他に方法がないとき、三番目に必要最小限度の反撃をする、それでいいですね、法制局長官。
【次の発言】 そこでまず、極東有事の際に在日米軍でない米軍は安保条約上は日本の承諾なしに海峡封鎖ができますね。
【次の発言】 なぜですか。
○楢崎分科員 時間が三十分しかありませんから、問題をしぼって、対米武器供与とココムの関係についてお伺いをいたします。 新聞の報道するところによると、昨年十一月二十七日、山中通産相は読売新聞社との会見の中で、日米軍事技術交流問題に関連して、以下のようなことが言われたと掲載をされております。 その内容は、「石川島播磨重工が、ソ連向けに空母改修用の浮きドックを輸出したことがあるが、それをとめなかった当時の担当閣僚たちは問題だ。アメリカからみたら、クレージーだ。プラント輸出と称していたが、動く飛行機のようなもので、それを(共産圏に)輸出したものは国賊である」と、記事では激しく非難をされておるようで……
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