このページでは村山喜一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。村山喜一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○村山委員 監理局長にお尋ねをいたしますが、公立中学校校舎整備費四十億余につきまして、これは地方の負担がやはり二分の一ほどでありますから、一般財源として四十億程度のものが必要になるだろうと思います。これは地方財政計画の中で一応見られていると考えるわけでございますけれども、そういうような補助事業、それから、これ以外に単独事業としてなしているものがどの程度計画されているのか、さらにまた、昭和三十六年度において施行しなければならないとするものの本年度繰り上げ施行の分は何%を占めておるのか、その具体的、基礎的な数字がありましたら、それをお示し願いたい。
○村山委員 監理局長にお尋ねをいたしますが、五カ年計画の中学校の不正常校舎の計画に対しまして残事業として残っておりますのが三十七万九千九百五十一坪で、残額にいたしまして七十六億五千六百三十七万円ということになっておりますが、昭和三十六年度に施工すべきもののうち七〇%を繰り上げ施工しようとするものであるという説明であったと思います。七〇%というふうになりますと五十三億何がしになるようでありますが、予算計上額は四十億ということになっております。こういうような七十六億五千六百万円という残額に対する割り合いが今の予算計上額において実施された場合においては、七割相当額を繰り上げ施工するということにならな……
○村山委員 大臣にお尋ねをいたしますが、二月の十三日の予算委員会での席上におきまして、保科委員の質問に答えて、大臣が次のように言っておられるわけであります。「ただ遺憾なことは、その間にありまして日教組のあり方が、特に幹部諸公のものの考え方が、御指摘のごとく、教壇を通じて赤色革命のにない手となるように青少年を育成せよということを明確に打ち出して、末端の教師諸公を指導し来たっておることは、国民的立場において遺憾しごくであったと申さなければなりません。」以上のようなことを保科委員の家庭教育の振興という問題に関連をして、その質問条項に対してそういうふうな答弁をされているのでございますが、これはさきに山……
○村山委員 要保護、並びに準要保護児童生徒に対する国庫補助のことでありますが、今回予算に計上されまして、従来の教科書の補助率は国の方が八割であったものが二分の一に切り下げになっているわけでございます。そのほかの補助率は二分の一に全部統一をされているわけでございますが、これが末端の各市町村になりましたときに、これは父兄の負担はないという説明を聞いておりますけれども、一方地方の各市町村の財政の状況から申しまして、直接このこと自体に関連をして二分の一の裏づけをしないということはおそらくないだろうと思うのですが、交付税の中で示されております基準財政需要額の計算の上において三〇%、四〇%しか文教関係の予……
○村山委員 今回提案をされました学校教育法等の一部を改正する法律案の第二十二条につきまして、内藤局長にちょっとお尋ねをいたしますが、従来は満十五歳以上で中学校に入学する場合は許可を要する、こういうような行政解釈が通達として流されているようでございます。そこで、今回「満十五歳に達した日の属する学年の終り」までの間小学校に「就学させる義務を負う。」こういうふうに従来通牒で解釈としてお出しになっていたものを、法律の上において明記しようということになったのだろうと思うのでありますが、そうなりますと、いわゆる今日までの解釈では、学齢生徒の場合は、これは中学校の場合まで当然両親が義務を負うわけでございます……
○村山委員 先ほどの質疑を承っておりまして、一点だけ確かめておきたい点があります。 国立の工業短大の下に付属高校を設けるということでございますが、どこの学校へどういうふうに作るのか、その点をまだ明らかにされていない。それで従来都立の工業大学がこういうような制度を作って、今日までやったけれども、その従来なされている教育の傾向というものを見てみたら、高等学校の三カ年の教育というものが、短大の教育の方向によって左右されて、そして短大を卒業した者の方向から考えたときに、先どまりの傾向がある、こういうようなことが今日の教育上の効果として評価されているわけですが、今日こういうような付属高校を設置するとい……
○村山委員 ただいまの問題に関連いたしまして、予算折衝の過程で、文部省は、一人当たり七千五百円という貸費制度といいますか、生徒に対して貸費制度を考えて予算折衝をしたやに聞いておるわけでありますが、それが大蔵省の査定で削られた、そういうような結果に対しまして今のような憲法の問題、職業選択の自由に基づく考え方のもとに、そういうようなものを貸与しても、教職員として三カ年間義務づけることもできないのじや意味ないじゃないか、こういうような理論で削られたものか、それともそういうものをお考えになったところの月に七千五百円を貸与して、それによって今後就学できるような形を特別な措置として工業教員養成所の問題につ……
○村山委員 関連。法制局の第二部長の御違憲をお伺いし、かつまた文部大臣の意見もお伺いいたしておりまして、疑義を生じましたので質問をいたしますが、初め文部省としては月に七千五百円程度の貸費制ということで、この問題を処理しようとしておった。ところが予算査定においてこれが削られた。そういうようなことから現在のままでは教員を確保する方法は困難であり、道義的な期待だけしか持てないような状態に現在あることは、大臣が言われている通りです。その憲法の解釈の問題をめぐりまして大臣は、あとで国会の方でそういうようなものを修正するといいますか、初めこのままの形で出発をさしておいて、あとになってから、年度を改めるか、……
○村山委員 大学局長にお尋ねをいたしますが、ことしの一月に内翰として、設置される各大学に文部省の意向というものをお示しになったと聞いておりますが、その点どうですか。
【次の発言】 そういたしますと、その通知と、その前に内翰で示されたものとは一致しているだろうと思うんですが、その中で施設について、建物は一大学について千五百坪、三学科の設備費が四千五百万円だ、事務機構は新制大学の四分の三、こういうことはお示しになっているわけですか。
【次の発言】 それに対しまして、今回予算で認められたのは、施設費が五千五百坪で四億三千五百万円、これは大体初年度として五百坪あるいは五百五十坪、完成年度は千五百坪を目……
○村山委員 乗富参考人にお尋ねいたしますが、いろいろ御意見をお聞かせ願いましたけれども、その中で現在の事業内訓練所がやっております、実際指導員という資格のもとにやっておる人たちの免許状の関係ですが、これにお触れになりまして、教職員の現在の資格というものは免許制度にあるのだが、これは実質的には指導員との差はないのだから、免許制度というものを変えるような方向において考えたらどうかというような、こういうような御意見があったわけでございます。それで、企業によっても指導員というものは非常に質に差があると思うのです。乗富さんのところのように、優秀な会社の指導員は大学を出られて、そうして教育心理学等も十分に……
○村山委員 大臣にお尋ねいたしますが、今回の学校教育法等の一部改正についての要綱を見ますと、御承知のように定時制の高等学校の単位修得と技能教育の施設の単位修得とを通算ができるような措置をする、並びに通信制の高等学校の課程を独立をさせて、それに対しても文部大臣の承認を得て、監督官庁が認可をする、さらに特殊学校の幼稚部または同等部を設けることができるようにするというような点がおもな内容になっているわけでございます。この法律案を提案をされるにあたりまして、いろいろこういうような法律を改正するのにあたっては、一つの大きな構想をお持ちの上で法律の改正に乗り出されたものだと考えるわけであります。そういうよ……
○村山委員 この教育職員免許法等の 一部を改正する法律案についてお尋ねをいたすわけでございますが、提案理由を見てみますと、その中で今日まで政府が提案をいたしました法律の内容と思想的な食い違いがある点があるわけでございます。その点についてまず第一にお尋ねをしたいと思うのでございますが、先ごろ衆議院で通過いたしました工業教員養成制度の中で三カ年間のインスタント工業教員養成をやろうという法律案が提案をされ、可決を見たわけでございますが、その中において、御承知のように免許法の一部改正がなたされております。教職課程については従来の免許法の定めるものの二分の一の単位修得で足りるというようなものででござい……
○村山委員 初めに大臣にお尋ねをいたしますが、今回所得倍増計画なるものが政府の閣議決定で出されているわけでございます。その中に科学技術者の不足が十七万人ある、工業高等学校卒業程度の技術者の不足が四十四万人予想をされる、こういうようなことがございます。そこでこの学校教育法の一部を改正する法律案の提案理由を見てみますと、中堅技術者の不足を解消するということになっているわけでございますが、所得倍増計画の中におきましては、科学技術者というような形の中にこれが入っておると考えるわけですが、その所得倍増計画を作られた際においては、大学における科学技術者の養成ということが言われているのでございまして、こうい……
○村山委員 金曜日の委員会で小林委員からも質問がなされたのでございますが、提案理由に掲げてございます中堅技術者を養成するというのが目標になっておるわけでございます。ところが、この中堅技術者というのは、政府の考えております所得倍増計画の中における科学技術者のその地位の中にかんがみて、どういうような位置を占めるべきものなのか、大学の卒業生は高級技術者、高専の卒業生は中級技術者、さらに高等工業の卒業生は初級技術者として用いるのか、そういうようなところが明らかにされていないわけでございます。 そこで、まず政策上の問題点からお尋ねをして参るわけでございますが、御承知のように、今回の高専法案の中におきま……
○村山委員 政府は昭和一三十七年度より高等専門学校を発足させるために今回国会に学校教育法の一部を改正する法律案を提出しておりますが、私は日本社会党を代表いたしまして絶対反対の態度を表明いたしたいと思います。 その第一点は、政府は本法案の提出理由といたしまして、工業に関する中堅技術者を養成し、もって産業の発展に寄与するために深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的とする高等専門学校の制度を設ける必要を指摘しておりますが、現在の高度化いたしました科学の進歩に適応するためには、中堅技術者といえども基礎的な科学的知識とそれに見合うべきところの人格の養成を必要とすることは言うまでも……
○村山委員 私も、社会党から一つ質問をしておきたいと思います。 この法律案によりますと、それぞれ各省にまたがるものがあるわけです。たとえば第九条に職場スポーツの奨励というのがございます。これは労働省で現在各職場の全国大会、各都道府県の大会、こういうようなものがございます。それに対して従来地方公共団体で補助金等も交付しておる状況にございます。なおそのほか第十条の野外活動のところに参りますと、キャンプ活動、こういうようなものは、厚生省の所管であるわけでございます。それを今回文部省がここに所管をするようになるスポーツ振興法案が成立をいたしますと、それらのいわゆる行事の調整という問題が出てくるだろう……
○村山委員 先ほど武藤君からいろいろ質問がございましたので、なるべく重複しないように質問を申し上げたいと思います。 先ほど説明がございましたように、今回収納価格の引き上げがございました。ところがわれわれの審議いたしました昭和三十六年度の日本専売公社の収入支出予算実施計画によりますると、それぞれ損益勘定、事業勘定が出ておるわけでありますが、さきの通常国会で審議いたしました際の政府関係機関予算の内容においては、当時の収納価格を百八十八円という計算で算定されておるのではないかと思うわけです。その算定の基礎になりますところから打ち出して参りますと、この損益計算の中におきましては黒字を上げるようになっ……
○村山委員 中学校の生徒の全国一斉学力テストの実施について質問をいたしたいと思います。 昭和三十六年度の一般会計の予算書の中に出ておりますように、予算の提案説明といたしましては、「中学校における学習指導、教育課程及び教育条件の整備改善に役立たせるとともに、能力に応じて進学させ、教育を受けさせるようにし、もって中学校教育の正常な発展と教育水準の向上をはかるため、中学校第二学年および第三学年の生徒に対し、国語、社会、数学、理科外国語の主要五教科について全国一斉の学力テストを実施するため必要な経費である。」というふうに書いてあるわけであります。そこで予算書の中で学力調査費として六千九百十七万六千円……
○村山委員 この学校教育法等の一部を改正する法律案につきましては、先般通常国会に提案をされたのでございますが、いろいろ問題点がありまして通過をいたさなかった法律案であります。今回提案をされるのにあたりまして、われわれが委員会の中においていろいろ意見を申し上げて参りました。それらの内容のものがどの程度修正をされてこの原案として今回提案をされたのか。改正案として提案されたのであれば、その点について説明を承りたい。
【次の発言】 そこで大臣にお尋ねをいたしますが、この法律案につきましてはわれわれ日本社会党はいろいろな問題点を指摘をいたしましたが、自由民主党の諸君の多数をもって決定をいたしました法律案……
○村山委員 政務次官がおいでになりますので、政務次官並びに内藤初等中等局長にお尋ねをいたします。 初めに、国民所得倍増計画の中で、教育訓練小委員会の報告書が出ている。それによりますと、表の方に、昭和三十五年から四十五年までの十一年間の学校卒業者の数が出ている。これによりますと、中学校の卒業生は、その期間に八百万人、高等学校の卒業生は一千百万人、大学の卒業生が二百二十万人で、合計して二千百二十万人だ、こういうことになっているようでございます。そういたしますと、その中学校の卒業生八百万人のうちで百六十万人は公共的な訓練において技能訓練をされる者、こういうふうに数が書いてあるわけであります。さらに……
○村山委員 今回の日本育英会法の一部を改正する法律の改正点の中で、従来は義務教育学校職員等に就職した場合に、返還の免除が規定づけられていたわけですが、それが高等学校、大学、高等専門学校、そういうような非義務制の範囲まで広げられて、そのほかにその他の施設の教育の職を加えたということになっているわけでございます。そこでその高等学校、大学の先生になる者に対して返還免除をするということはいい考え方であると思うのでありますが、ただここで学校教育法の第一条に掲げます幼稚園、これは学校の中に入るわけでございますが、小学校、中学校、大学までは適用をするけれども、幼稚園の場合はこれを非該当として取り扱いをすると……
○村山委員 大臣にこの際二、三質問を申し上げてみたいと思います。 第一点は、高等学校の生徒の急増対策、これは本会議においても質問に答えて、大臣が、大蔵省との折衝の中でわれわれが負けたんだ、こういうような意味の発言をなさったようであります。そこで二十六日の閣議で決定をいたしましたのを見てみますと、補助金が十三億円、それに起債が五十億円、それでは足らないので、九十一億円を当面地方交付税の中の基準財政需要額の積算基礎に入れることを閣議で了承をした、こういうようなことで一応終わっているようでございます。そこで文部省も、この急増期におけるところの全体計画は五百五十億あれば足りる、こういうような計算をい……
○村山委員 先般高校急増対策の問題につきまして大臣から答弁をいただいたわけでございますが、まだどうも納得ができない点がありますので、引続いてお答えを願いたいと思います。 今回地方財政計画が出されましたが、この中で高校急増分として、普通建設事業の国庫補助を伴わない分といたしましては百三十三億が予定をされている。この百三十三億の地方財政計画の中に示されておりまする数字の中には、私立学校に、都道府県側が私立学校協会との間に高校急増に対する協定を結んで、資金のあっせんとかその他やっているようでありますが、そういうようなものまで含めて考えておるものかどうか、この点が第一点でございます。 先般の大臣の……
○村山委員 先般質問をいたしました問題について、当局の御説明を願います。
【次の発言】 沖繩の生徒の特別奨学資金援助金についてだけ質問をいたしますが、これの支出の手続、これを説明願いたいと思います。
【次の発言】 その場合は会計法によってやりますか。
【次の発言】 会計法の十六条によりますと、これはおそらく日本銀行を通じて支払いをしておられるだろうと思うのですが、政府の小切手の振り出しは債権者のためでなければなし得ないという規定がありますね。そういういたしますと、債権者は国に対して一定額の金銭給付を請求する権利を有している者でなければならない、ただ、債権者が適法な代金受領に関する委任をした者は……
○村山議員 まず初めに義務教育費国庫負担法の一部を改正する法律案の提案の理由について御説明申し上げます。 「すべて国民はひとしく教育を受ける権利を有し、義務教育はこれを無償とする」これは、日本国憲法第二十六条に明らかに規定されている条文であります。 しかるに今日における義務教育の実態は教育予算の不足が、教材教具の不備を生じ、教育の資質向上を阻害し、一方教育費の父母負担が年々増加することに伴い、家庭収入の差異による教育の機会均等が失われているのが実情であります。 さきに文部省が発表しました「わが国の教育水準」によりましても明らかなように、義務教育学校教育費のうち、小学校については三六・二%……
○村山委員 先般沖繩の教育に対する援助の問題について御質問をいたしたわけでございますが、文部当局より事務的な問題についての御意見、回答はいただいたわけです。しかしここでぜひ大臣に問いただしておきたいと思いますことは、今沖繩に対する援助をいろいろ種類別に掲げてみますと、気象観測の場合に物品援助、贈与をするという、例の南大東島に対する援助、今回法案に出されました石垣島までそれを出すという、その気象援助の問題が一つ、それから模範農場に対するところの援助、それから総理府設置法に基づくところの援助がございます。しかし今回文部省の所管事項の中で予算に計上されましたいわゆる学生生徒に対するところの援護会の役……
○村山委員 ちょっと関連して。先ほど文部省の権限は、そういうものは何ものもないとおっしゃいましたが、これは地方教育行政の組織及び運営に関する法律の五十二条の文部大臣または都道府県の教育委員会に対する措置要求の中に、そういうような助言あるいは援助、指導、こういうような権限があるのですよ。だから本来地方自治体の問題でありますけれども、法律上は著しく適正を欠いているとは思いません。しかし文部省の財務課の話というのが二十三日の朝日新聞にも出ておりますが、「統合をすすめる場合は、住民感情とか、通学距離が遠くなるための交通事故の心配など、親の気持を十分考慮しなければならない。」こういうような問題も出ておる……
○村山委員 今回政府が提案をいたしました市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案要綱を見ますると、「市町村立の小学校、中学校、盲学校、聾学校および養護学校の職員の初任給調整手当を、都道府県の負担とすること。」になっているわけでございます。一般職の職員の給与に関する法律の十条の三によりまして、初任給調整手当を支給することができるようになっているわけでございますが、その中で第二号といたしまして、「専門的知識を必要とし、かつ、採用による欠員の補充について特別の事情があると認められるもので人事院規則で定めるもの」に月額千円、二年目には五百円という初任給調整手当を支給して、三年目からゼロというこ……
○村山委員 関連。日直、宿直の問題についてですが、私、予算委員会のときに――消防法の改正に関連いたしまして、施行規則が制定をされたその内容を見てみると、消防法の改正によって防火管理者というものを置かなけりゃならないということになった。防火管理者というのは、消防庁の定めるところの一定の講習を受けて資格を得なけりゃならないことに相なっておる。そこで東京都の場合は、その受講をする命令権というものは、市町村の教育委員会で制定をいたしました学校管理規定に基づいて、学校長が命令権を持っているんだという見解をとっている。それは消防庁のいうところの、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第二十六条に、市町村……
○村山委員 まず私は今回の政府の予算案との関係からこの問題について質問をいたしてみたいと思います。 予算の中に義務教育教科書費が計上をせられましたが、これについては明許繰り越しの手続をいたしているわけであります。その理由を見てみますと、義務教育教科書の経費は「昭和三十八年度に小学校第一学年に入学する児童が使用する第一学年用の教科書を無償とするよう措置するため必要な経費であって、その性質上支出の完了までに相当の期間を要し、かつ、その措置が本年度内に完了しない場合にも引き続いて行なう必要があるものであるが、事務処理にあたっての調査確認の困難その他のやむを得ない事由により、年度内に支出を完了するこ……
○村山委員 文化財の問題でちょっと地方的なものが出ておりますから、私この際御質問を申し上げて、文化財保護委員会の態度を承っておきたいと思うわけです。 鹿児島の城山というところが、昭和六年に国の文化財として指定をされておるわけでございますが、そこの樹齢約三百年の大クス並びに上山城跡としての城を囲むところのU字形の土塁、これを城山観光株式会社という会社が文化財の保護法に触れるということを知りながらも、あえてこれを無視いたしまして、そして、観光優先だ、こういう立場で違反をいたした事実でございます。この内容は、鹿児島県の教育委員会の方に関係者が日参をいたしまして、バスの駐車場を拡張してくれということ……
○村山委員 若干事務的な問題になりますので、主計官にお尋ねをいたしておきたいと思いますが、いよいよ今年の予算の中に七億二百万円ほどの予算が計上されました。そういたしますと、その事務的な経費を除きまして、七億円というのは明春の四月に入学する一年生に支給する額が予算に計上される、こういうことであります。ところがこの支払いについてはどうするかということは、調査会を作ってやるのだということになっておるわけですが、御承知のように七月に展示会があります。そういたしますと、調査会の結論をいつ出すかということになると、十一月ごろまでに出すようになる。七月に展示会をやって、八月に都道府県の教育委員会から文部省の……
○村山議員 この基礎的な数字は文部省の推計表に基づくわけであります。昭和三十六年度を一〇〇にしました場合に、三十七年度においては、前年に比べまして小学校が七十五万四千人減り、中学校は四十一万人ふえますが、そのトータルといたしましては三十四万人の減少ということで、指数といたしましては九八・一五という指数が出て参ります。従いまして三十七年度において、五十四名あるいは五十二名の学級編制基準ということで予算的には措置されておりますが、これでは先ほど質問者の方がお話しになりましたように、部分的には定員の減少という、定数よりも減少をしなければならないという実態が出て参ります。従いましてこの首切りという問題……
○村山議員 ただいま議題となりました高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表して、提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 御承知の通り、働きながら学ぶ青少年に対し、教育の機会均等を保障する目的をもって、戦後制定されたこの法律は、発足以来すでに十年になんなんといたしておりますけれども、これらの教育のための施設設備の拡充強化、教職員の待遇の改善等はいまだ必ずしも遺憾のない状態にあるとは申されません。 一昨年第三十四回国会において、政府の提案にかかる本法律の改正を見ました結果、定時制教育及び通信教育に従事する校長及び教員に対して、昭和三十五年四……
○村山委員 関連。 参考人の中で東京書籍の社長さんは早くお帰りになるようでございますから、その点だけについて山田さんにだけお尋ねをし、御決意を承っておきたいと思う点がございますので、お尋ねをいたしたいと思います。 今回六社が警察の手によって、いろいろ調査をされて、犯罪事実が出てきている。こういうようなことになっておりますが、中でも東京書籍関係が一番数が多いわけです。そして前に新聞にも出ましたように、年一億円以上の買収費を使っておる、こういうような記事が昨年の十二月一日の新聞にも出ているわけです。そういうような内容、さらにまた教科書の採択部数を調べてみますと、東京書籍、それに教育図書それから……
○村山委員 大臣も時間がございませんので、簡単に、簡潔に質問をして参りますから、答弁も明快にお答えを願いたいと思います。 まず第一の問題は、先般来教科書汚職の問題に関連いたしまして、参考人の方々においでを願いまして、いろいろ反省の事情をお尋ねをいたしたわけでございますが、これに関連いたしまして、行政上の問題として、大臣に決意を承っておきたいと思う点があるわけでございます。私の手に入れました資料によりますと、文部大臣の所管下にあります国立国語研究所、ここの近代語研究部長をしておいでになります林四郎という方がおいでになりますが、この方は昭和三十七年の二月二十二日、熊本県の小中学校の国語研究会に出……
○村山委員 私は簡単に一点だけ質問をいたしておきたいと思いますが、充て指導主事というものは予算の上におきましても漸次拡張をされまして、現場の指導体制の上において効果を上げている点は認めるわけでありますが、充て管理主事というものは、職制の上におきましてもそういうような妙なものは認められるはずはないわけでありますし、現場にございます教職員でありながら、特に県の教育委員会が任命をしまして、そういうような人事業務に携わるということは、学校教育のあり方からいいましても非常におもしろくないわけでございますし、さらにまた補助金等の適正執行に関する法律から考えてみましても、きわめて不適正な執行であろうと思うの……
○村山委員 との問題に関連いたしましてお尋ねいたしますが、五月十六日に例の問題を起こしております大橋さんの方から出した文書がありますが、学校法人名城大学理事会という名前で「御挨拶にかえて」という文書が出ているようであります。その中を見てみますと、今回管理人任命によって行政解決からは文部省は手を引くだろう、だから裁判優先としなければならないということが第一に打ち出してあります。その次に、今裁判にかかっていないところの千葉工業大学が適用の第一号になるのではないか、こういうようなことがこれに掲げてあるわけであります。千葉工業大学の問題につきましては、われわれはこの法律の適用外にあると考えるのでありま……
○村山委員 私は、組織委員会のことについてお尋ねをしたいと思います。 一昨日、組織委員会が開かれて、聖火リレーの発着点のコースの問題等について、国外のコースについては大体確定をしたということを承っているのでありますが、沖繩から国内に入って参ります場合の聖火の発着点について、あるいはコースについては、組織委員会の中にあります特別委員会でいろいろ検討が続けられているやに承るのであります。そのときに、沖繩から国内に聖火を飛行機で持ってくる場合においては、この前の、共同通信でありましたか、新聞の情報によりますと、鹿児島と千歳に持ってくる、そうして鹿児島から今度は二手に分けて、宮崎、さらに熊本、こうい……
○村山委員 前に伊勢湾台風等がありました場合に法律の百七十六号並びに百八十九号の特例措置法が出されておりましたが、その場合の国庫の補助率は四分の三という率になっておったわけであります。ところがこれは激甚災害特別財政法との関係があるわけでございますけれども、今度の場合には、法案を見てみますると、これはただ改良復旧をすることができる道を開いたのみでありますが、その激甚災害の特別財政法との関係でもやはり三分の二というふうになっているようであります。基準税収入を基礎にいたしまして、特別財政援助額を加えたものと、従来の国庫補助率の四分の三とのどちらの方が有利になるかということを、数字を上げて一応説明を願……
○村山委員 関連して、大臣に基本的なことだけお尋ねをしておきたい。大臣は事務当局に対して道徳教科書を文部省で編成するよう指示をされたということを新聞で承ったのであります。が、そのことは事実かどうか、その点を。
【次の発言】 そういたしますと、現在教育課程の改正をおやりになって、道徳教育というものを小学校、中学校において行なわれて、それについては、文部省の方で指導要領の改訂の中において道徳教育の徳目というものもあげられ、こういうようなものは生活の実態に即応して、児童生徒の心理の発達段階に応じてそれぞれの教育が事実に基づいてなされておるわけであります。その内容というものは、すでに文部省の方でそれだ……
○村山議員 四十名編制にいたしましたのは、国際水準に近づけるという考え方でございまして、御承知のように、イギリスの場合には、四十名以下というふうに文部省の施行規則でなっております。西ドイツの場合におきましても同じでございますし、フランスにおいても、文部省令で四十人以下、ソ連においても四十人以下というふうになっておりますので、文部省のわが国の教育水準という資料に基づいて、各先進資本主義や社会主義の国と比較をして、そういうような線をきめたわけでございます。
【次の発言】 法案の中に出しておきましたが、まず三十七年度、本年度でございますが、これを五十名編制に引き下げる、三十八年度は四十八名編制に引き……
○村山委員 主管課長が見えておりますので簡単にお尋ねをし、なお官房長からもお答えを願いたいと思います。 名城大学の問題につきましては、法律に基づいて調停委員がすでに発足をいたしまして、指定を受けてから六カ月になっておるわけでありますが、最近の事情を大学の方から承りますと、非常に緊迫した情勢の中に差し迫って参っているようであります。そのことは御承知かと思いますが、学校法人の代表権がないところの大橋光雄氏が学校法人を代表して、現在名城大学の重要な施設のあります土地の地主に対しまして――七十二名ほどおるそうでありますが、これに対する土地の明け渡しを承諾をして、その仮執行の宣言を受けてもよろしいとい……
○村山委員 私は初めに大臣に対しまして、大臣は国民の要望の声をどういうふうに考えておられるかということをお伺いをいたしたいのであります。荒木大臣はいつも、日教組の諸君とは、倫理綱領を改めない以上問題にしない、こういう発言をされておることは周知の事実でありますが、今度四日の日から八日にかけまして、高校全入運動というのが行なわれました。そこで前もって私の方から内藤次官の方にお話をいたしまして、大臣会見についても御努力を願うように内々話を進めて参ったのでありますが、ちょうど五日の日でございますか、大臣に会うように参りましたところが、大臣は、この全入の代表と会う考え方は自分としては持っていない、こうい……
○村山議員 この法案の第二条で規定をいたしました離島の住民の定義でございますが、「離島内に住所を有する個人」ということにいたしましたのは、法人が抜けているわけでありますが、その法人はやはり常業の形態をとっている法人が多いというようなこともございましたので、住民登録法に基づくそういうような表現規定によりまして、離島内に住所を有する個人だけを対象にして考えて、会社法人は除いてあるわけであります。そのような建前から、離島の住民だけこの利益が還元をされる、こういう考え方で法案はつくりました。もとよりおっしゃる通り離島住民、それに関係のあるすべての人に対象を広げるということは必要なことだと考えるわけでご……
○村山委員 私は、大臣に原子炉の問題についてお尋ねをいたしたいわけでございます。資料として所要資金の年度別の内容表をいただいたわけでございますが、この中で見ますと、昭和三十八年度において八千万円の建造費、これは原子炉を中心にする船体機関についての所要資金が出ているわけでございます。それと、先ほど原子力局長の方から説明をいただきました四千万円というものは、長官が説明されましたように、現在日本原子力研究所において国産動力試験炉の問題を取り扱っておる、こういうことでございましたので、多分その金額であろうと思うのであります。そうなって参りますと、国産の原子炉をつくっていくという考え方に立って参りますな……
○村山委員 ただいま議題となりました公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 今日、世界の科学、産業、文化の進展は目まぐるしいものがあり、国際社会における、わが国の地位の向上をはかるためには、その基礎となる教育の振興について格別の努力がはかられなければならないことは論を待たないところであります。 しかるに現状を見ますと教育条件の整備は決して十分とは言えず、施設設備の貧困にもまして、学級編制基準並びに教職員の配置基準については劣悪な状態にあると言わねばなりません。 試みにわが国の学級編……
○村山委員 大臣に対する総括質問の続きをやって参りたいと思うのですが、担当の局長がおいでにならないところは後日に譲りたいと思います。 そこで高等学校生徒の急増対策の問題につきましては、その後いろいろと各地の募集定員が県の教育委員会によって確定をいたしまして、それに基づいて実施計画が全国的に把握をされて、三十八年度の募集定員調査が文部省の方でなされておるようでございますが、公立で百七万六百十三名、私立で四十八万一千八百八十二名、合わせまして百五十五万二千四百九十五名という数字が、手元に資料として提出をされました。この三十八年度の四月に入学をする募集定員の内容は、進学希望率に対して、どの程度こた……
○村山委員 大臣にお尋ねいたしますが、先ほど大臣は応急措置を講ずる場合もあり得るということを言われた。これは熊本県の例でございますが、熊本県の教育委員会はそれぞれ各学校から出されました入学願書を練りに練って調整をして、そうして一回は進学の希望の変更も認めて調整を加えた結果、それでもなお二倍をこえるところの学校が六校ほど出てきた。だからその六校については緊急な措置としてその学校だけ六学級の増を認めることを措置した、こういうようなことが出ているようでございまして、その結果大体入学競争率というものが一・五二から一・四九倍に下がることになった。このように措置がされたわけでありますが、そういうように、い……
○村山議員 ただいま議題となりました公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 今日後期中等教育の拡充発展は世界の趨勢であり、今や完全なる中等教育を目ざして質的充実の段階に入っております。 しかるに、日本の現状を見ますと、教育条件の整備は決して十分といえず、すし詰め学級の全面的増大と教職員定数の不足は生徒指導を困難ならしめ、施設、設備の貧困と相待って高校教育の質的内容を低下させております。 加えて、今年より始まる、いわゆる高校生徒の急増は、これらの劣悪な状態に一層拍車をかけようとしてお……
○村山委員 大臣にお尋ねをいたしますが、国立学校設置法の一部を改正する法律案を提出になりました際に、中教審が「大学教育の改善について」という答申を出しております。この十月十五日付の中間報告の前文を見ますと、「大学の設置および組織編成について」というものと「大学の管理運営」という内容が出ているわけでございます。今度お出しになりましたのは、この「大学教育の改善について」という答申の中の部分を拾い上げてお出しになったのか、それとも、それとは別に、関係もなく、文部省の方で別個の見解のもとにお出しになったのか、その提出をされた基礎的な考え方というものは那辺にあるのかということについて、お尋ねをしたいわけ……
○村山委員 質疑に入る前に委員長に一つ御注意を願いたいのでございますが、今ここにおりますのは委員長を含めまして十名であります。これは国会法の上からいった場合には、十六名以上いなければこの委員会は成立していない、こういうことになりますので、厳密にいうならばこの委員会は成立していないような状態と相なっているのです。こういうようなことでは今後の法案の審議にあたりまして非常に支障を来たすと考えますので、各委員には委員長の方から出席方の督励を要望申し上げておきたい。 さて、私立学校振興会法の一部を改正する法律案の提案理由を見て参りますと、このたび財政投融資計画の中で預金部運用資金から二十億円の融資がな……
○村山委員 福田局長にお尋ねをいたします。前にあなたの方から一月末現在の公立、私立高等学校の募集定員の調査表をいただきまして、百五十五万二千四百九十五人という数字をいただいたわけですが、その後この数字はどういうふうになってきたか。もう公立の場合には募集定員もきまっているし、今度応募者も数がきまり、試験もあって、いよいよ合格発表を待つばかりということになっておりますし、私立の場合には、その前に試験があり、もうほとんど試験だけは終わってあとは発表を待つというような情勢にあるようであります。私も各地を回って、ことしの私立高校の入学試験の結果等を見てみますと、例年に見られないほど私立学校に優秀な生徒が……
○村山委員 これは局長にお尋ねをいたしますが、学校給食の現在の実態を見てみますと、地域的に非常に差があるようであります。たとえば愛知県であるとか長野県、香川県、京都、岡山、こういうようなところは九〇%以上の学校給食の完全給食が実施されておる。それに比べて青森県は一三・八%という、これはちょっと数字が古いかもしれませんが、そういう数字であります。そういうような財政的に富裕県といわれる府県は学校給食が実施をされる率がよくて、非常に経済的に貧困なところほど給食の普及率が悪い、こういうような地域差がまず第一にあるということ。 それから今度は都市の周辺を調べてみますと、住宅地はほとんど一〇〇%実施をさ……
○村山委員 私は、大臣に二、三の点について重要な問題だけ御質問を申し上げたいと思います。 それは、毎回選挙があるたびに、文部省は非常に御丁寧にも教職員の選挙運動についての通達というのをお出しになっていらっしゃるわけです。今度も四月十七日及び三十日に地方選挙がございました。それを控えて都道府県教育委員会に次のような通達文を出されておる。その内容は、地位利用は違法であるということがはっきり打ち出されておるわけでありまして、この点は、文部省の通達を待つまでもなく、公職選挙法あるいは教育公務員特例法等によりましてその違法性は十分に認識されておるところであります。「文部広報」を見ましてもそういうような……
○村山委員 三十八年の四月一日から、ことしの小学校の一年生に対しまして、教科書の無償措置が政令並びに省令の制定によって実施をされることになったわけでございますが、それに関連いたしまして福田初中局長のほうから、文部広報にも出ておりますように、入学式当日に一斉に給与ができるようにという談話を発表しておられるわけです。このことは、教科書の来年度の三年生までの予算の制定を見ているわけでありますが、現在審議をされております教科書等の無償措置に関する法律の審議にあたりまして、その先がけをなすものだというような立場から、きわめて重大な問題でございますから、その実施の状況は、どういうふうに――あなたが希望して……
○村山委員 義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律案が提案をされておるわけでございますが、私はきょうは文部大臣に、教科書のあり方の問題を通じまして、特に今日法律の手続によらないで文部省の省令なりあるいは各規則その他の行政的な行為によって検定という一つの既成事実をつくり上げて参りましたその問題点の中から、いま当面をしている教科書をめぐるところの諸問題について触れてまいりたいと思うわけでございます。 この法律の第一条を見てみますと、「教科用図書の無償給付その他義務教育諸学校の教科用図書を無償とする措置について必要な事項を定めるとともに、」ということで、第一に教科書を無償にするというその……
○村山委員 鈴木教育長にお尋ねいたしますが、これは文部省の初中局の地方課で編さんをいたしました都道府県指定都市教育委員会一覧表というのがございます。それをずっと私調べてみたのでございますが、静岡県のことば私ここで申し上げません、実際五大都市を含む各都道府県がその所掌事務としてやっております問題を、どれだけのスタッフでどういうようなふうにして教科書問題には取り組んでいるのかというのを調べてみました。そこでその調査いたしましたものが、これは文部省で出しているのでございますから、間違いないと思うのですが、それを収録してみますと、こういうような結果が出ているのでございます。たとえば横浜市を含みます神奈……
○村山委員 第二条に義務教育諸学校の定義がございますが、この中で義務教育諸学校の中には私立の小中学校がもちろん入っておるわけであります。そこで十一条との関係でございますが、私立の学校でありましても、今度は都道府県の教育委員会が数種選定をしたものの中から私立の学校も採択を学校長が行なう、こういうような仕組みに相なっておるようであります。そこでいま法律上の根拠は、公立の小中学校の場合は都道府県の教育委員会が所管をするということになりますが、私立の学校の場合には御承知のように都道府県知事がこれを管理をするという立場になっておることは、私立学校法の定めるところであります。そこでこういうような状態の中に……
○村山委員 私は、この前文部省から金曜日の日に答弁をお聞きすることにいたして、おったのでありますが、こちらのほうが出席をいたしませんでしたので、間接的にお聞きいたしました点から、どうもまだ納得がいかない点がございますから、この際あらためてはっきり確認をいたしたいという意味で質問を申し上げたいと思います。 それは法案の附則の第七項でありますが、文部省設置法の改正によりまして「無償給付及び給与を行なうこと。」ということが、文部省設置法によりまして今度の法律と並行して改正を見るわけであります。ところがこの文部省設置法を見ますと、文部省の権限を明確にするということで、第一条にこの法律の目的が定められ……
○村山委員 三月十九日の内閣委員会で、外務省の湯川官房長が、認証官の問題についてこういうふうな答弁をいたしているのであります。認証官だから給与を高くしなければならないとは考えていない――御承知のように外務省の大使、公使の一号俸というのはたしか九万六千円だったと思います。そういうような低い給与で認証官というものはっとまるのかという話が出たときに、認証官だから給与を高くしなければならないとは考えていない、国を代表していく者は、その任命について認証という一つの丁寧な手続を踏むということを考えているにすぎないのだ、こういうふうな答弁をいたしておるのであります。なお、一般職を対象にした給与担当の国務大臣……
○村山委員 この国立大学総長の任免、給与に関する法律の内容についてでございますが、この際文部大臣にお尋ねいたしたいのは、この前文部大臣は現在の法令のもとにおいても、大学の管理機関から推薦されてまいりました大学の学長に対する人事権の発動にあたって拒否権を持っているんだということを、憲法十五条に対する立場から説明をされたわけであります。その文部大臣の解釈は、憲法条項の場合においてはやはり憲法十五条に基づく基本的な考え方に基づいて拒否権というものがあるんだという解釈をお立てになっていらっしゃるかどうか。その点はあくまでもその点で固執をされるのかということを、第一点にお尋ねをいたしたい。
○村山(喜)委員 修正提案者の長谷川君にお尋ねをいたします。
修正されました部分につきましては賛成でございますが、ただここではっきり確認をいたしたい点が一点ほどございます。第十条の都道府県の教育委員会の任務に相なることになります指導、助言、援助の権能につきましては、特定の教科書を採択をさせるというものではなく、また数種類の教科書を選定する行為はとらないものと確認をしていいかどうかという点でございます。お答え願います。
【次の発言】 この際、文部大臣にお尋ねをいたしますが、よい教科書を子供の手に渡すことは、正しい教育の姿であると考えます。文部省の行なっている行政指導の中で、巷間行き過ぎた行為が……
○村山(喜)委員 政務次官お忙しそうでございますので、初めに代表的な答弁を願って、あと事務当局に質問をいたしたいと思います。 いま同僚議員の中村君からいろいろ項目的な長雨の被害に対する問題についての質問がございましたので、重複を避けたいと思うのでありますが、端的にお尋ねをいたしたい一点は、昨年有史以来の被害を受けた麦等につきましては、特例の措置をとったわけであります。天災融資法に基づく指定、あるいは激甚災害の地域指定に入らなくても、特別な災害地域として特例措置を昨年とりまして、そうして基準の緩和をはかりながら実情に応じて適用していく積極的な政策をとって、これらに対するところの措置に備えてもら……
○村山(喜)委員 去る四月下旬東北地方、なかんずく、福島県、宮城県、山形県に襲来いたしました凍霜による被害状況調査のため、中山委員長、渡辺栄一君、井谷正吉君、稲富稜人君及び私が現地に派遣され、さらに現地におきましては地元選出の衆参両院議員多数の参加を得まして、つぶさに現地の調査をいたしてまいりました。以下、その調査の概要につきまして御報告申し上げます。 去る四月二十七日大陸から東進してまいりました移動性高気圧が、二十八日に東北地方をおおったため、同日から二十九日にかけて晴または快晴という気象状況で、風もまたきわめて弱いという状態で、その結果、両日とも夜間気温の低下がきわめて強く、二十八日夜半……
○村山(喜)委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、附帯決議案の趣旨を説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 昭和三十九年四月から五月上旬までの長雨等についての天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の適用の特例に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、今次長雨等災害における特例法制定の趣旨にかんがみ、政令指定をうけざる地域についても、被害農民の実情を充分考慮して特段の措置を図ること。 以上であります。 この趣旨とするところは、ただいまの質疑を通じても明らかになされましたように、天災融資法の制定は、農家を救済するとい……
○村山(喜)委員 さきに鹿児島県の場合は御承知のように十一号台風が襲ってまいりました。さらに引き続いて十四号台風並びに十六号台風という形で台風銀座の名をほしいままにいたしているわけでございますが、十一号台風というのはわりあいに夏型の台風でございましたので雨量も少なく、農作物の被害を中心にして、公共施設災害というのはほとんど見られないような状態でございました。しかしながらこの台風十四号の被害は、単に鹿児島県のみならず関係する府県が非常に広い範囲にわたっておりますし、中でも台風が上陸をいたしました鹿児島の地帯等におきましては、一番降雨量の多い地点は宮崎のえびのでありますが、千七百十二ミリという雨量……
○村山(喜)委員 台風二十号の問題について問いただしてまいりたいと思うのでございますが、一カ月を経過いたしまして調査や集計もほぼ完了をしていると考えるのでありますけれども、まだ公共事業等の本査定が完結を見ていないので、各省別に整理した数字というものを明らかにすることも非常に困難な点もあるとは思うのであります。しかしながら、基本的に、ここに防災会議の事務局のほうで集計をし、災害対策の概要報告書が委員部のほうからわれわれに示されております。その内容の検討をいたしてまいります際に、やはり正確な数字というものをつかまなければ、これはその回答を寄せられましても、それに対するところの期待がどういうふうにな……
○村山(喜)委員 まず、文部省設置法の一部を改正する法律案の提案理由の説明が、この前大臣からございました。この内容を検討いたしてみますと、この説明の中では、国立学校の八万七千五百二十六名の中に、図書館職員養成所からの九名の切りかえ増が入っているんだという説明が、この説明書の中ではないわけですが、これはどうして落とされたのか。ということは、この九名は、今度新たに設置をされます図書館短期大学の教職員に転用をすることに相なっているようであります。とするならば、当然それは国立学校の教職員の中に入ることになるわけでありますから、その中に入れるようにしたということが説明されなければぐあいが悪いわけなんです……
○村山(喜)委員 大蔵大臣がお見えになっておりますので、私、まず大蔵大臣に御質問を申し上げたいと思います。 今回、北海道東北開発公庫法の一部を改正する法律の中で「政府は、必要があると認めるときは、予算で定める金額の範囲内において、公庫に追加して出資することができる。」こういうふうにいたしまして、法律事項を予算的な措置に切りかえているわけでございますが、公庫の予算及び決算に関する法律のいわゆる公庫で、これらの措置を今回はかろうとしているものの中に、農林漁業金融公庫、公営企業金融公庫、それにいま提案になっております北海道東北開発公庫、医療金融公庫、中小企業信用保険公庫がありまして、これらを予算措……
○村山(喜)委員 私は、国立大学の学科及び課程並びに講座及び学科目に関する省令が出ておりますので、先般予算委員会の一般質問の中で質問を大臣に申し上げましたが、お答えをいただいていない点もございますので、この際明らかにしておかなければならない点を質問を申し上げてみたいと存じます。 そこで、今回省令が制定をされたわけでございますが、これは講座制大学、学科目制大学、課程制大学というふうにそれぞれ省令の内容を見てみますと、そういうような分類ができるような形になっているようであります。したがいまして、世上におきましては、こういうようなふうに分けていくということになれば、大学の格差が合法化されることにな……
○村山(喜)委員 初めに、国事行為の臨時代行に関する法律案についてお尋ねをいたしてまいりたいと思いますが、宮内庁次長が見えておりますので、はっきりさしていただきたいと思うのであります。
それは、先回の委員会で石橋委員のほうからいろいろ問題を提起をされまして追及された点は、できるだけ重複しないようにいたしてまいりたいと思うのでありますが、天皇の国事行為は、憲法六条と七条によって十二項目に限定されているものだと解しておりますが、そういうふうに宮内庁としては考えておいでになるのか、その点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 しからば、その国事行為というものと、それから国政というもの、この国事……
○村山(喜)委員 大臣にお尋ねいたしますが、今回地方債計画で、一般会計債が千二百十八億円、準公営企業債が九百三十億、公営企業債が千五百八十四億、特別地方債二百五十二億、合わせまして三千九百八十四億のうちに、さきに三十八年の八月八日に郵政事務次官の通達として出されましたこの緊急暫定整備五カ年計画、この中の五億円は、一般地方債の中に計上されているというふうにお伺いするわけですが、これを消化していくのにあたって、自治省に私いろいろ尋ねてみたわけですけれども、一体、単独事業債として昨年と同額計上されて、昨年は三億円、ことしは五億円ということになっているけれども、その消化の見込みについては、各府県からの……
○村山(喜)委員 時間が二十分くらいしか私の手持ちはないようでございますので、一つだけの問題についてお尋ねをいたしたいと思うわけでありますが、今回国際経済部が新設をされることになっているわけであります。新設する提案理由の説明の中に、新たにOECD対策等が加わり、量的にも質的にも著しく拡大するに至ったので、そういうような立場から国際経済部を新設して、対外的にもあるいは対内的にもその組織を明確にする体制をつくることにしたんだという説明であります。 そこで、OECDの加盟については、いま外務委員会で論議をされておりますが、私がこの際通産大臣にお尋ねをいたしたいのは、この必要性という問題を人員その他……
○村山(喜)委員 今回改正になります設置法の、第九条の企業局の事務内容と同じ内容を持っております第二十七条の所掌事務でありますが、これは通商産業局に次のような事務を分掌させるということで、工業用地及び工業用水その他の産業立地に関すること、さらに工業用水道に関することが、所掌事務の中に掲げられているわけであります。そこで、これは設置法の第九条の企業局の事務内容と同じでありますが、このように重複をした形で法律事項として、この通産局にこういうような権限、所掌事務が付与されるということになってまいりますと、当然そこにはどの程度のものについて通商産業局長に委任をするのか、また、どの程度の指揮監督権が本省……
○村山(喜)委員 私は、この際、内閣が今日まで国家行政組織法に基づきまして、それぞれの審議会なりあるいは調査会等をつくっておるわけでありますが、それの基本的な考え方についてお尋ねをいたしておきたいと思うのであります。
政府の発表いたしました数字によりますと、現在審議会なり調査会は、二百九十という数を数えているようであります。これはいずれも法律に基づくものであるという説明でありますが、この三十九年度の今回の国会開会中に、さらに新たな審議会なり調査会を設けるという法律案等が出ておりますが、その数は幾つになるのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 そういたしますと、今度もしすべての法案が通過する……
○村山(喜)委員 初めに運輸省設置法の一部を改正する法律案の中身につきまして、若干の質問をいたしまして後、公営企業並びに私営バスの公共料金の値上げ問題を中心に、関連して自治大臣にもお尋ねをいたしたいと考えるわけであります。 まず第一の問題は、今回運輸省が提案をいたしております法案の中身の問題でありますが、第二港湾建設局の管轄区域内にありました静岡県を、今回第五港湾建設局に、新設をした上、移すということになっているわけであります。これを港湾建設局の事業量の比較をいたしてまいりまするならば、昭和三十八年度におきまして、第二港湾建設局の事業量は六十三億一千何百万円でございますが、これが三十九年度に……
○村山(喜)委員 関連して。この料金の問題につきましては、いろいろないきさつがあり、あるいは一月二十四日の閣議決定があることは私も承知しておるわけでありますが、二月四日に、地方行政委員会の席上におきまして、柴田政府委員が次のようなことを言っているわけであります。「現在問題になっておりますのは、バス料金の引き上げに関する措置をどうするかという問題であります。バス料金の引き上げに対する直接の措置としては、一応運輸省が主管でございまして、運輸省が押えられる以上は、これに対する財政措置というものを運輸省案として考えるべきである、こういう考え方に立って運輸当局にはお願いしておるわけであります。」先ほど大……
○村山(喜)委員 自治省にお尋ねをいたしますが、地方行政委員会で審議をされておる中で、事務当局と大臣との間にちょっと答弁の食い違いがあるのです。前の早川大臣は、この調査会をつくることによって一年程度で結論を出す、こういうような答弁をしておいでになるようであります。それに対しまして、柴田政府委員は、これは大体二カ年間かかるだろうということを、委員会の席上で述べておるわけであります。この基本問題を審議してまいります場合、公営企業のあり方という問題が当然論議をされてまいるわけでありますが、今回設けようとする調査会は、基本的な、根本的な問題について検討するのだという説明であります。そういたしますと、一……
○村山(喜)委員 時間が大体あと一時間ぐらいしかないようでありますので、私も簡潔にお尋ねをいたしますが、大臣も正確な答弁をお願い申し上げておきたいと思います。 そこで、まず法案に関連をいたしましてお尋ねをいたしておきたいと思います。 第一点は、今回労働研修所を設置されることになっているわけでありますが、これは単に国家公務員であります労働省の職員だけでなく、「労働省の所管行政に係る事務を担当する職員等」ということになっておりますので、自治法の附則八条によります、地方事務官としての身分を持っている職員や、あるいは事業団の職員、さらにまた一般の労政関係の担当であります地方公務員関係、さらに民間関……
○村山(喜)委員 この外務省設置法の中で、今回経済協力開発機構日本政府代表部がパリに置かれることになったわけでありますが、OECDに加盟をするということから、この問題が派生をいたしておるわけであります。 そこで、まず初めにお伺いをいたしたい問題は、今回ジュネーブに国際機関日本政府代表部を置いて、パリに経済協力開発機構日本政府代表部を置くようにされているわけでありますが、OECDに加盟をいたしております国々の外交の出先の状況を見てみますと、パリの大使と代表が兼任をし、あるいは大使館の中に置いておるものもあるようであります。さらにNATOとも代表を兼ねた、OECDの代表を大使が兼務しているものも……
○村山(喜)委員 先般質問をいたしました中でまだ納得のいかない点が残っておりますので、きょうはその問題について問いただしてまいりたいと思いますが、これは賠償部のほうから「賠償および経済技術協力履行状況総括表」というのをいただきました。この内容は間違いございませんか。このほかにはありませんか。
【次の発言】 私はまだ記載してないものがあると思う。それははっきり言いますと、ビルマの第二次協定がありますね。四十年の四月十六日から発効をして十二年間、四十年から支払いをする一億四千万ドル、これは書いてございませんね。
【次の発言】 そういうような角度からつくられた資料であればそれでもよろしいわけですが、……
○村山(喜)委員 厚生省という役所は、国民の福祉行政を推進して、福祉国家の大きな柱をになっていく役割りを持っておいでになるわけでありますが、そういうような意味からいえば、当然国民の声というものを十分に取り入れていかなければならないものだと思うわけです。ちょうど臨時行政調査会が各地におきまして地方の意見、国民の声を収録をいたしたものがございますが、大臣はこの地方懇談会等で出ました意見――これはわれわれのほうにも渡されておりまして、三十八年十二月に出された資料であります。この内容については調査をされ、それに適応した施策を講ずるような考え方をお持ちになるべきだと思うのでありますが、この調査会から出さ……
○村山(喜)委員 時間があと二十分しかないようでございますから、一部分だけしか触れられないだろうと思いますので、あと触れない点につきましては、質問を留保いたしておきたいと思います。 まず第一の問題といたしまして、今回建設省設置法が出されている中で一番大きく目につくのは、地建を強化していくのだという方針であるようであります。 先ほど大臣は、農林省設置法で地方農政局を設置したけれども、これは二重行政にはなっていない、うまくいっているようだという解釈でございましたが、これにつきましては、当初の宣伝はそういうようなことにはならないというようなことでいろいろなされましたけれども、実施後の実情をわれわ……
○村山(喜)委員 第一にお尋ねいたしたいのは、今回の設置法の改正の中で、食糧庁の業務一部と二部の仕事が、従来と比較いたしますと、相当大幅に機構の改革が行なわれているようです。この内容を見てまいりますと、いままで総務部において取り扱いをされておりました農産物等の買い入れ及び売り渡しの価格の決定、あるいは基準価格及び標準販売価格の決定という価格決定の条項が、新しい五十条の四号によりまして「買入れ及び売渡しに関すること。」というふうに非常にばく然とした形であらわされておる。というようなことから考えてまいりますると、一体この食糧庁の業務一部、二部の事務の取り扱いの内容の中において、このような形の中であ……
○村山(喜)委員 道路整備の五カ年計画が改定をされまして、四兆一千億円の計画に改められたわけでありますが、ことしの新計画に基づく予算の額を見てまいりますと、一般道路関係で三千五百六十二億円、有料道路で一千二百七十億円、単独事業で一千二百四十億円、こういうような形で、それぞれ昭和三十八年度の計画に比べて、一般道路で六百四十二億円、有料道路で二百十二億円、単独事業で五百三十四億円の増加ということに相なっているようであります。これらの三十九年度の実施計画、事業計画は、予算の裏づけがもちろんなされているわけでありますが、これはことしの秋ごろに完全な改定計画が終わるというふうに承っております。新道路整備……
○村山(喜)委員 今回、大蔵省設置法の一部改正の中で、提案理由の説明を見てみますと、第一に、現在の証券部を証券局に昇格させるということになっているわけでございます。なぜ証券局に昇格をしなければならないかという提案の理由を見てみますと、これには、開放経済の移行に伴い、企業の自己資本の充実を期して、証券市場の一そうの整備、拡充をはかっていかなければならぬ、したがって、総合的、合理的な証券行政を推進をしていくために必要であるというふうに述べられております。 そこで、この総合的、合理的な証券行政という構想は、局に昇格をするという構想との間に一体どのような結びつきを持ってこういうような提案理由の説明が……
○村山(喜)委員 法務省設置法の一部を改正する法律案の提案理由の説明書を見てみますと、この中で法務省の性格的なものがはっきり出ていると思うのでありまして、大体検察庁であるとか、公安調査庁であるとか、一つの国家権力の暴力的な措置機構を拡充するという部面と、それから刑余者等のいわゆる矯正、あるいは登記事務等によりますサービス行政というような部面と、二面的な性格を持って、今回も二つの点から提案がされていると思うのでありますが、この提案の趣旨、あるいは今日まで田口、山内両委員に対する大臣の答弁を聞いておりますと、たとえば法務省の人員等の増加は、これからもなおやらなければならないのだというような説明をさ……
○村山(喜)委員 五月七日のこの委員会で私が農林大臣にお尋ねをいたしましたときにお答えをいただきました内容と、いま有馬委員の質問に齋藤長官がお答えになった内容との間に、現在行なわれている食糧事務所の出張所の整理統合の実情がちょっと食い違っておりますので、この点について、私は一点だけ問いただしておきたいと思うのであります。 私がこの問題を取り上げましたのは、食糧事務所並びに統計事務所の出張所の整理統合と併置併任の問題について当日限り上げまして、それに対しまして農林大臣から、町村合併、交通機関の変化に応じて、地元の人々の便宜のために行政事務の合理化を進めていくのだという御答弁を当時はいただいた。……
○村山(喜)委員 恩給法上の問題につきましては、基本的な問題がございますので、それらの問題点については後ほど野田長官が見えましてからお尋ねすることにいたしまして、わりあいに技術的な問題からまず先に入ってみたいと思うのであります。 第一点は、傷病年金に新しく妻の加給制度を設けようということになっているわけでございますが、これは御承知のように、文官の場合には、昭和二十九年四月一日以降は傷病賜金という形になっておるわけであります。以前は年金であったのでありますが、この款症者に対する取り扱いについては、軍人の場合におきましても選択制がとられることになる、こういうような形で、ある者は傷病年金として受給……
○村山(喜)委員 私は総理府設置法等の一部を改正する法律案について質問をいたすわけでありますが、本日は時間もそうたくさんございませんので、その中に設けられております。今度つくられようといたします在外財産問題審議会の問題について、在外財産補償問題を中心に、この一点だけ取り上げまして質問をいたしたいと思うわけでございます。 戦争によりまして、お互い国民が物心両面にわたる被害を受けたのでございますが、それに対する処理が今日に至るまでもまだ十分な完結を見ていない状況に放置されておるわけであります。この在外財産の問題にいたしましても、これは古くして新しい問題であるといわなければなりませんが事この資産補……
○村山(喜)委員 私は、まだいままで取り上げられていない問題について、限られた時間内で質問を申し上げてみたいと思います。 第一点といたしましては、科学技術庁にお尋ねいたします。それは今回宇宙開発推進本部というものが設けられることになったわけでありますが、この内容を見てまいりますと、研究調整局の所属に入る付属機関として設置をされる、こういうふうになっているようであります。そうして、宇宙開発の積極的な推進をはかるのだ、それは総合的に効率的な体制を整備するために付属機関として設置をする。そしておもに何を目的にするかといえば、 ロケットと人工衛星である。これを関係行政機関の中核として開発を進めていく……
○村山(喜)委員 私は、今回提案をされております設置法並びに自衛隊法の一部を改正する法律案の内容的な問題について御質問を申し上げてまいりたいと思うのであります。 まず第一点は、今回円資金をアメリカ合衆国政府に提供をする任務が大蔵省から防衛庁のほうに移されておるわけであります。相互防衛援助協定第七条第二項の規定に基づく円資金の内容を検討してまいりますと、これは交付金といたしまして、昨年度の比較をしてみますと、昨年は三億二千万円で済んでいるわけでありますが、ことしは約一億ふえまして四億一千五百四十万円という予算措置をしなければならない。これは在日米軍の軍事援助顧問団の経費に充当をする経費でありま……
○村山(喜)委員 私は、与えられた時間の中で総理にお尋ねいたしたい点は、七月の三日になると、憲法調査会の報告書が出る。これを受けてどういうような形で今後の政治を進めるかという問題をめぐりまして、今回提案をされております防衛庁設置法並びに自衛隊法の一部改正、これとの関連性で総理に質問を申し上げてみたいと思うのであります。 一九六〇年の八月、安保闘争で失脚をいたしました岸政権のあとを受けて池田総理が内閣をつくってこられたわけでありますが、この池田総理は、憲法改正をしないということを言明をされておるわけです。ところが、最近六月一日に衆議院の予算委員会の席上におきまして、辻原君の質問に対して、憲法調……
○村山(喜)委員 きょうは給与担当の大臣も見えておりませんので、ただ人事院に対しまして一、二点問題点だけを指摘申し上げる程度にとどめたいと思うのでございます。 第一の問題点は、いま触れられましたように、四月一日付で調査の措置をとりながら、これが五月以降において適用すべきである、こういうような措置をとられるのは、そこに一カ月間のズレを初めから見込んで、人事院が考えてはならないいわゆる原資の問題という問題に左右をされた考え方というものが、この給与勧告の中に出ておるのではないか。それがいままでの慣習であったといっても、その調査の時点がいつであったか、これによってそのときの正しい官民比較をとりながら……
○村山(喜)委員 増原国務大臣がお見えでございますので、給与担当の国務大臣としての長官に、この際人事院勧告が出されまして、いよいよ政府はその勧告を尊重し、実施に移すという態度だけは表明をされておりますが、これらの公務員の給与改定に対しましては、きわめて重大な問題でございますので、明らかにしておきたいと思うのであります。 まず第一点は、八月十四日に参議院の内閣委員会が開かれまして、その席上いろいろ御答弁をされておるわけでございます。その内容を、逐一人事院の勧告の内容にまでわたりまして取り上げてまいります時間的な余裕もございませんので、端的にお尋ねをいたしてまいりたいと思うのでありますが、今度の……
○村山(喜)委員 次に、文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 私は高等学校の全入の問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。大臣も御承知のように、いま入学試験が始まっておるし、またそろそろ始まる地区もあるわけでありますが、全国の各地から二千名に及ぶところのおかあさんやおとうさんたちがこの高等学校急増の問題について、全員入学のの旗のもとにいまそれぞれ心配をいたまして東京に集まってきております。ここにおいて文部省の今日までとってまいりました内容の問題について触れながら、今後の大臣の見解をお尋ねいたしたいわけでござ……
○村山(喜)委員 私は、高等学校の全入運動の問題について、まずお尋ねをいたしたいと思うのでございます。 今日、科学技術革新の時代を迎えまして、父兄の中から、高等学校にはせめてやりたい。また現実に実社会に出てまいりましてから、高等学校の教育を受けた程度の学力を持っていなければ、今後の生活を保障することも不可能に近いという現実的な必要性が生まれておるわけでございまして、そういうようなところから、最近高等学校に対しまして、応募者が非常に多く集まってまいりました。昨年も、一昨年も、ベビー・ブームの時期に生まれました子供たちのために、政府におきましてもそれぞれ急増対策をおきめを願ったのでございますが、……
○村山(喜)委員 初めに、田口君が先ほど質問をいたしました中から、大蔵省の給与課長が説明をされたものの関連の中で、ちょっと気にかかることがございますから、その点をただしていきたいと思いますが、説明の中で、財政法上問題がある、特に予備費の問題について触れられましたね。財政法二十四条に、「予見し難い予算の不足に充てるため、内閣は、予備費として相当と認める金額を、歳入歳出予算に計上することができる。」これを財政法上予備費に計上する問題は問題があるというふうに私受け取ったわけですが、その点はどういう考え方で言われたのか、明らかにしていただきたいと思います。といいますのは、予見しがたい経費というものの範……
○村山(喜)委員 私はまず今回提案をされております法案の問題に直接関係をいたします問題を取り上げてまいりますが、今回まあ提案をされましたこの自衛隊の隊員の増強の中におきまして、航空自衛隊の増設が出されておるわけでありますが、この航空自衛隊の数飛行隊を増設するという提案の理由になっているわけであります。ところが、数飛行隊の増設ということは、うしろの法案には第八航空団をつくるという別表が出されておる。その立場から見てまいりますと、この四百九十六名でございますか、この自衛官の増加というのは、明らかに第八航空団を新設するということに結びつかなければならないと思うのであります。私は、そういうような意味に……
○村山(喜)委員 私は、今回提案をされております各省設置法案等を中心にいたしまして、全体的な問題から、基本的な考え方についての行政管理庁長官の考え方をこの際ただしておきたいと思うわけでございます。それは、長官の要旨の説明が過般行なわれましたが、この行政機構の改革に関する考え方と、今回提案をされております法律案との関連性の問題でございます。 そこでまず第一にお尋ねをいたしますのは、昨年臨時行政調査会から勧告のありました内容について、目下行政改革本部を中心に検討をされているとのことでございますが、その行政改革本部が中心になってこの受け入れの態勢を整えていく場合において、現在の機構なりあるいはその……
○村山(喜)委員 私が第一に増原担当大臣にお尋ねをいたします問題は、すでに閣議で了解事項となりました中期経済計画、この中におきまして、御承知のように十七兆八千億円の公共投資が行なわれることになっているのでございますが、北海道の総合開発計画の第三年目にあたりまして、この計画を強力に推進をしていくために事業量が増大をしていく。いろいろ説明を承りますと、大体事業量にして一四%の伸びであるようでございます。ところが、この北海道の総合開発計画というものは、八カ年計画で、昭和四十五年度までに行政投資七千億円を、これを国費として投資するということで、三十七年の七月十日の閣議の決定に基づいてなされているわけで……
○村山(喜)委員 関連して。ただいま伊能委員からの質問にもありましたし、田口委員の質問にも関連して、定員の増減数の内訳表をいただいたわけです。それによりますと、法務局の定員は九千九百九十七名。ところが昨年末において百六十五名の欠員があったということになりますと、九月四日の欠員の状態はどういうふうになっておるのかということが、具体的にここに資料として出てこなければならないはずであります。ところが、これについてはそういうような数字は全然ないことになっております。欠員がない数字が出されているわけです。これに基づいてわれわれは質問をしているわけなんだが、そういうような質問をしてみなければ、その隠された……
○村山(喜)委員 私は、いままで各委員から法務省設置法案の提案されました内容については、ほとんど余すところなく触れられておりますので、少年院の問題と、法案とは面接関係ございませんが、出入国の管理の問題をめぐりまして、ちょっと質問をいたしたいのでございます。 第一点は、非行少年の増加に関係があります問題でありますが、最近在学少年の非行の増加というものが苦しくなってきた。しかも、非行年齢の低下が伝えられております。特に中学生並びに同等学校の生徒の粗暴犯といいますか、そういうものが増加しておる。暴力的な非行者の身分を調べてみると、中学校、高等学校の生徒が七〇%を占めるという状態であります。いわゆる……
○村山(喜)委員 最初に大臣にお伺いをいたしたいことは、今回輸出振興体制を強化するために貿易振興局を設置をしようとされているのでありますが、これにつきまして、臨時行政調査会の行政改革に関する意見書によりますと、経済外交についての勧告、経済協力関係行政の勧告に対応いたしまして、今後通産省としてはどういうふうに対応していくのかという基本的な問題があるわけでございます。それと同時に、現在外務省を中心にいたしております日本の経済協力の形態の特殊性というようなものから、今日の日本の輸出振興をどういうふうにこれらの経済協力ともからみ合わせながら進めていくかという問題は、きわめて重大な問題でございます。さら……
○村山(喜)委員 大臣も時間が四十分ほどしかないそうでございますので、私、きょうは設置法によります政策的な問題について、大臣の見解を中心にお伺いをいたしておきたいと思います。 今回提案をされました設置法の改正案の大きな問題点といたしまして、第一に、国立社会教育研修所の設置の問題が出されているのでございます。これは現在社会教育法の第二条によりまして、社会教育の定義がなされておりますが、今日の社会教育の実情はどういう状態になってきているか、また文部省あるいは都道府県が行なっている社会教育というものが、国民大衆から浮かび上がった存在になっているのではなかろうか、こういうような懸念が随所に最近見られ……
○村山(喜)委員 今回特許庁の職員の増員が出されておるわけでございますが、三十九年の三月三十一日現在における未処理件数が、五十五万件、三十八年度末は四十八万件であったわけであります。しかしながら、こういうような実情にかんがみまして、定員を国会においても増加いたしたわけでありますが、今回は九十九名の新規、十九名の欠員補充、合わせまして百十八名の増員をした場合に、一体どれだけの処理ができるという考え方をお持ちになっているのか、この点につきまして、年度別の審査件数、審判数の受付処理、滞貨件数等を示して、受け付けてから三年八カ月間もかかるという、そういうような実情にあるという説明でございますが、これら……
○村山(喜)委員 今回の文部省設置法の一部改正の中で、教官定数の増員といたしまして、新規に国立学校が三千三百三十四名、それに対しまする不補充欠員分といたしましては六十一名ですが、欠員充当分としての百二十一名を差し引いて、今回の純増の関係は三千二百十三名という数字になっているわけでございます。 そこで大臣にお尋ねをいたしたいのは、国立学校設置法の審議の中でも問題になっているわけでございましょうが、今回大学の創設一大学、学部の創設八学部、文理学部の改組四大学、学科の新設及び拡充改組では新設が二十四学料、拡充改組十一学料、学生増募が二十一学料、こういうような数字が出されておりまするし、さらに短期大……
○村山(喜)委員 大臣もたいへんお忙しいようでございますし、時間も限られておりますから、今回提案をされております設置法の改正の中身の問題について、大臣に基本的な見解からお尋ねをしてみたいのであります。
第一点は、外務大臣にお尋ねをいたしますが、椎名外相になりましてから、前の大平外相の時代と、外交の方針といいますか、あるいは外務省の基本的な考え方というものは食い違いがあるかどうか、この点についてはどういうようにお考えになっておるかをまずお尋ねをしたいのであります。
【次の発言】 外務省の機構上の問題についてお尋ねをしたいのであります。
やはり基本的な方針というものは変わらないものだという前提……
○村山(喜)委員 このたび恩給法の改正がなされると同時に、旧令によります共済組合法の改正、あるいは国家公務員、さらに地方公務員、私立学校共済組合等の改正、あるいはその他三公社等の共済組合法の改正、さらに厚生年金法の一部を改正する法律案、これらの一連の関連する法律の改正が提案をされているわけでございます。 そこで私は、この際総務長官にお尋ねをいたしておきたいのは、この改正のいきさつをずっと見てまいりますると、一番基本になっているのは恩給法の改正である。それがもとになって国家公務員なり地方公務員の共済組合法の改正という問題が、それに伴って改正案が出されてきている、こういうふうに、発想の過程からま……
○村山(喜)委員 自治省設置法の一部改正は、定員の一名を在外公館の要員として外務省に移しかえをするという簡単な法案でございますので、内容的には問題はございません。そこで、この際大臣にお伺いをしておかなければならない数点の問題の中で、特に重要な問題を取り上げまして、大臣の決意のほどをお伺いをしておきたいと思うのであります。 第一点は、臨時行政調査会の答申が出されているわけでございます。この内容は、大臣もよく御承知のように、きわめて重要な内容が含まれておるわけでございます。地方公共団体の総合的な行政機能を充実強化していこうという方向で臨時行政調査会の答申がなされているところでございますが、これに……
○村山(喜)委員 時間もそうたくさんありませんので、私簡潔にお尋ねをいたしますので、御答弁を願いたいと思います。 今回、港湾建設局に飛行場の建設業務を行なわせるということになるわけでありますが、この飛行場の建設業務を港湾建設局のほうに移さなければならない積極的な理由というものを、いろいろ質疑をしてお伺いをしております中で、もう少し明確に御答弁を願っておきたいと思うのでございます。それからそれに関連いたしまして、現在の飛行場の建設体制と今後の飛行場の建設の体制の問題は、どのように運営をされていくのかという問題がございまするし、本年度の場合には、第二港湾建設局の管轄区域内からはずされている、こう……
○村山(喜)委員 時間の関係もありますので、簡潔に質問をいたしますが、最近政府は経済企画庁の週間卸売り物価調査の廃止を決定をされたそうであります。この経済企画庁の調査は、第二次の卸売り段階の価格であるわけでありますが、政策立案の基礎になります統計が、一内閣の便宜的な判断で簡単に改廃をされるということになりますると、これはきわめて影響するところ重大であろうと思うのであります。今回の措置が統計審議会あたりに相談をされて、廃止するということの相談もなされないままに、諮問も全然行なわれないで、そういうようなことをされたというふうに承るのでありますが、一体そういうような行政行為というものがはたして妥当で……
○村山(喜)委員 関連。ただいま次長の答弁の中で、この重大な問題に関する御答弁がございましたので、この点だけはただしておかなくてはならぬ。というのは、天皇の地位、権能に関する問題でありますから、この問題を憲法上ゆるがせにするような回答の内容をそのままにしておくことは、きわめて問題があろうかと思う。天皇が刑事訴訟法上の訴追行為から免れるという特殊な地位にあられるということは、これは天皇が国事行為その他公的な行為について、みずからの発意権というものがない、そういうことにおいてこの条項というものはあるんだ。しかも、その責任はあげて内閣の責任と承認のもとにおいて行なう。国政の中に天皇を巻き込まないとい……
○村山(喜)委員 大臣にまずお尋ねをいたしたいのは、この建設省設置法案は、計画局に宅地部を設置をするという問題は、これは一部新たな要素として加わってはおるわけですが、地方建設局に所掌事務の分掌を行なうという問題につきましては、過去において三回ほど廃案になった。その廃案になった過去のいきさつをずっと考えてまいりますと、この問題の発端は、前の河野建設大臣のときにこの問題は生まれておるわけです。それに対しまして、建設省の内部におきましても、事務官僚の中にも、あるいは技官の中にも、いろいろな問題がございまして、率直に申し上げるならば、こういうような行政事務に関する内容が地建に委譲されるに従って、現在技……
○村山(喜)委員 関連。私は、簡単に一つだけ具体的な例を申し上げて当局の見解をただしてまいりたいと思うのですけれども、社団法人九州建設広済会は、建設省が監督をする所管内容に入っておりましょうか、いかがでございますか。
【次の発言】 その内容につきまして官房長は御承知でございますか、いかがでございますか。
【次の発言】 理事長あるいは専務理事、この名前はわかっておりますか。
【次の発言】 この定款を見ますと、九州地建で働いた経験を持っているOBの諸君と現役が入っている。そして目的は、「建設事業の円滑な推進を図り、もって国土開発の発展に寄与することを目前とする。」そこで、これは単なる現役と退職者の……
○村山(喜)委員 議事進行。ただいま荒舩委員の発言を聞いておりますと、理事会におけるところの話をゆがめられてお話しになっておる。それは、そういうような話を荒舩委員自身がされたのではない。荒舩委員は、とにかく社会党に、まず農地の問題で入ってくれぬか。そして田口委員がそれを引き受けて、資料の要求等を、関連をいたしますのでただいま発言をいたしたわけであります。そのあとに時間があったら建設省の審議に入ったらいいじゃないか、こういうようなことを言われたのは、荒舩委員自身が、みずからのことばとして言われたのです。きょうのこの委員会において、まず社会党がやって、その次に民社党がやって、次に自民党がやるという……
○村山(喜)委員 今回提案されました建設省設置法の一部を改正する法律案について、社会党を代表いたしまして、反対の討論を行ないたいと思います。 第一点は、行政事務の分配についての問題でございますが、日本国憲法における地方自治の本旨の要求のもとに、従前の中央集権的官治行政が排除されて、地方分権的自治行政をたてまえとすることになったわけでございますが、公選の知事及び地方公共団体、行財政能力への過度の不信感と、自己の権力を拡張せんとする官僚のセクショナリズムが、各省庁とも競って地方支分部局を乱設し、また、国の事務の委譲は容易に行なわれずに、かえって従前よりも増加する傾向に今日なっております。そこで地……
○村山(喜)委員 まず私は、臼井長官に対しまして、政府の基本的な考え方についての態度をただしてまいりたいと思うのであります。 それは、三十五年の二月十日に最高裁の判決といたしまして、公共の福祉による財産権の制限に関しまして、農地の問題についての判決がなされておるわけであります。これによりまするならば、御承知のように、いわゆる農地の開放は正当に行なわれたものであり、農地法二十条は憲法二十九条に違反するものではないという判決がなされているわけであります。またそのほかにも、この憲法二十九条に関連をする問題は、いろいろと判例等がそれぞれ出されておるわけでございますが、ここで政府の方針としては、自作農……
○村山(喜)委員 委員長にお尋ねしますが、社会党の割り当て時間はあと幾らありますか。
【次の発言】 私は橋本先生にお尋ねをいたしたいと思います。
先ほど橋本先先のお話をお伺いいたしておりますと、反当二石ということで設定をしたところに第一の間違いがある。しかも、それは食糧庁の米価の生産費調査に基づいてやるべきのに、その資料を使わないで、政府は補償の金額をきめる場合においては別な統計、農林統計を使った、こういうことからこの問題について錯誤を起こしておるのだという説明でございます。そこで、当時のことでございますが、先生が橋本鑑定書を裁判所にお出しになったということも本を通じて聞いておるわけでありま……
○村山(喜)委員 初めに私は委員長に対して要望を申し上げたいと思いますが、委員長、御答弁を願いたいと思うのであります。 この災害対策の特別委員会に参ってみますと、防災会議の事務局長であります総理府総務長官、これは責任者でありますから、当然出席を願わなければならないかと思うのでありますが、担当の大臣も出席をされていない。並びに、政府委員であります局長が一人として出席をしていない、そうして答弁をいたしておりますのは、その事務的なレベルにおいて答弁ができるという限度を持っております政府の説明員だけしか出席をしていない。こういうような形の中でこの委員会が開かれておるということは、災害復旧に対しまして……
○村山(喜)委員 初めに、人事院総裁からただいま御説明をいただきましたこの給与勧告につきまして、内容的に幾らかの問題点をただしてまいりたいと思うのであります。今回は、官民比較をとりながら七・二%の差を埋めていく、こういうようなことで、いわゆる春闘の結果四月以降において締結をされた相場が、五月あるいは六月ごろに妥結をしたものが四月にさかのぼって引き上げ改定がなされた民間の給与の実態を取り入れておいでになるわけでありますが、これは非常に前進をした措置だと私たちは思うのであります。しかしながら、大体この民間の春闘における賃金引き上げ額というのは一二・四%、もちろんその中には定昇分が入っておりますから……
○村山(喜)委員 佐藤総理にただ一言だけお尋ねをし、考え方をお聞きしたい点があります。 それは、人事院勧告を実現をしたい、完全に実現をやりたいのだが、内容は人事院勧告のとおりなんだけれども、財源的に時期を九月にせざるを得なかった、こういう説明であります。このときに、内容面において私は考えなければならない点が、佐藤総理の人間尊重という立場から出てくるのではなかろうかと思いますのは、同じ公務員でありましても、上級職の公務員と下級職の特に行(二)の適用を受けます職員――この行(二)の職員の中には、御承知のように八十三歳にならなければ大蔵省説明の五人世帯の給与に達しないという金額になる者があるのです……
○村山(喜)委員 いままで各委員から取り上げられました問題点とはできるだけ重複を避けましてお尋ねをいたしてまいりますが、まず第一に、この際人事院総裁にお尋ねをしておきたい点から入ってまいりたいと思います。 それは、今回の「公務員の俸給表別、等級別、号俸別人員分布」というものを人事院月報によりまして見せてもらったのでございますが、四十年の一月現在の人員分布が出されております。これによりますと、行(一)、行(二)の職員の場合に、いわゆる頭打ちといいますか、特号俸を受けている者が、七等級の者が三人、六等級が二十六人、五等級が十六人、四等級が七人、それから二等級が二人、行(二)は三等級が一人、四等級……
○村山(喜)委員 この問題につきましては、この前に私人事院のほうに参りまして給与局長にお会いした席でもお話をいたしたのでありますが、超勤を命じて、だれが支払いをするのかということであります。支払いの義務者は一体だれなのか、この問題につきまして、御承知のように、この前の二十二日の争議をやるやらないという問題に関連をいたしまして、佐賀県の教育長と県の教職員組合との間において協定が結ばれた。その内容は、超過勤務手当の問題等についての協定が結ばれておるわけでありますが、それに対して文部省は、それは違法行為の協定であるということで、県の教育委員長も、教育長が妥結した協定については認めないという態度をとっ……
○村山(喜)委員 中村文部大臣に、このたび提案をされました文部省設置法の一部を改正する法律案の中身につきましてお尋ねをしてまいりたいと思うのでございますが、第一点は、調査局を廃止して文化局を設置する、それに伴うところの内部機構の改正の問題が提案をされておるわけです。そこで順次これにつきまして質問をいたしてまいりますが、この機構改革によりまして、第一に私、問題に考えました点は、いわゆる官房の事務という中に、従来調査局で持っておりました実務的なライン的な業務内容が二課ほど官房の中に取り入れられておるということを見まして、一体官房というものに対する認識をどういういうにしていられるか、この点についてま……
○村山(喜)委員 私は、四点について大臣に御所見をお聞きいたしたいと思います。 第一は、この今回提案をされました設置法関係の内容であります。無機材関係の問題ですが、いままでお話をお伺いをいたしておりますと、とりあえず四十一年度は二十一名で発足をして、そのうち十名が研究者だ、そして炭化硅素の研究に取り組むのだという説明を承ったのであります。そこで、第二の質問にも関連をしてくるわけでありますが、これは将来において原子炉の材料の開発という問題に関係がある部門だと思うので、さらにまた宇宙開発の材質に関係のある問題だと思うので、そこでそういうような部門から考えてまいりますと、現在のいわゆる非金属材料で……
○村山(喜)委員 総理府に青少年局を設置するということでございますが、この設置提案の段階に至るまでいろいろな動きがあったわけでございます。そこで、私はこの法文の内容を見ながら、今日に至るまでの経過を踏まえて、その設置をしなければならぬ理由というものについてお尋ねをしてまいるわけでございますが、初め行政管理庁としては、機構の新設については、反対であるという立場から、この問題についてもきびしい基準を作成をして、そうして不要部門の廃止が新しい部局の新設には条件である、こういう態度をとっておいでになったわけであります。これはまさに臨時行政調査会の答申の方向であり、今日官僚機構がきわめて膨大な姿になって……
○村山(喜)委員 関連。昨日参議院の予算委員会において、佐藤総理が、沖繩が攻撃をされた場合には、同胞のために防衛をするのだ、この見解を表明をされたわけです。これにつきましては、安保条約の締結の際においての論議を通じて、岸総理が明確に否定をいたしております。その後の協定文等におきましても、あるいは昨年の予算委員会の石橋質問の中においても、そういうような誤解を与えるような発言を佐藤総理がいたしましたので、それを追及をしたところ、取り消した事実があります。ところが、今回の、この新聞によります速記の内容を見てまいりますと、きわめて重要な問題が、前向きの形でという意味も含めて表明をされているようにわれわ……
○村山(喜)委員 先般、国家公務員の基本的人権の問題につきまして、長官の見解並びに人事院、法制局の見解を問いただしてまいったのでございますが、十一月の十九日に出されました「国家公務員のデモ等への参加について」という文書を見まして、さらに二、三の点について見解をただしてまいりたいと思うわけでございます。 先般、物価値上げ反対というような一つの運動があった。これに対して、国家公務員が勤務時間外に参加をする場合においては、人事院規則の十四の七から見ましても、また政府の見解から見ても、何ら差しつかえないのだという答弁を長官からもらったのでありますが、御承知のように、そういうような行動をいたします際に……
○村山委員 今回の通産省設置法の改正の内容を見てみますと、局の再編成が行なわれるわけでありますが、この中において、現行の軽工業局と繊維局の所掌をする課は、軽工業局では部まで入れまして十になっているわけでありますが、それが改正後におきましては、化学工業局に改めて、部まで入れまして九課になるわけであります。それに対しまして、繊維局では、これは六つあるものが、今度繊維雑貨局として、合計いたしまして八つ、そういう機構を考えているようでございます。ところが、定員の改正の内訳を見ますと、本省関係におきましてはマイナス百五十七名となっているわけであります。定員は百五十七名減らしながら、部課は総合いたしますと……
○村山(喜)委員 きょうは時間がございませんから、この在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する問題だけにしぼりまして質問をし、残りました外務省設置法関係あるいは外交政策の問題につきましては、その次に質疑をいたしたいと思います。 私がこの際お尋ねいたしておきたいのは、在勤俸の性格の問題でございます。 内容をいろいろ見てまいりますると、三十七年に制定されてから今日まで、物価、生活条件の変動があって、諸外国におけるところの外務公務員の給与条件との格差が著しく拡大をした、こういうような説明で、アメリカを基準にいたしましてそれぞれ引き上げることになっているわけでございます。これは、外国に参りまして……
○村山(喜)委員 今回提案をされております運輸省設置法の定員関係の問題でございますが、この内容からまいりますると、凍結定員がどの程度解除されて、そうして実際はどういうふうに人員が増強をどの部門でされるのかということが、非常に不明確でございます。こういうようなやり方がはたしていいのかどうかということについても、私は疑問を持っているのですが、たとえば合計数にいたしまして、従来の定員が三万二千七百三十四人であった、それが三万二千七百八名と相なっております。その総数においては二十六名の減員ということになるのでございますが、いままで伊能委員あたりの質問に対します官房長の答弁等を見てまいりますと、凍結定員……
○村山(喜)委員 大臣が東南アジア開発閣僚会議の議長等をしておられる関係でたいへんお忙しそうでございますが、私は要領よく質問をいたしますから、大臣も簡潔に、具体的に御答弁願います。 まず第一にお尋ねをいたしておきたい点は、今回東南アジア開発閣僚会議が日本で開かれているわけでございますが、このねらいというものは純経済的な立場からの援助である開発会議である、こういう説明がなされているようでございます。私は、この際政府のこれに対する見解をお尋ねをしておきたい点は、昨年の四月、ジョンソン米大統領の十億ドル東南アジア開発援助計画が提唱をされました。それから三カ月後におきまして開かれました日米貿易経済合……
○村山(喜)委員 せっかく大臣も見えておりますから、大体一時間程度御質問申し上げたいと思います。 今回恩給法の改正案が提案をされておるわけでありますが、内容をお聞きいたしまして、若干の進歩を見たものである、私たちはそういうふうに見るのでございます。しかしながら、いまも田口君のほうから質問がなされましたように、いわゆる調整規定の今後の運用の問題、これがやはり問題になろうかと思うのでございますが、先ほど長官から説明を承りますと、今後できる恩給審議会で、この前局長のほうからは十名程度の学識経験者でやるんだということですから、これは今後おつくりになるのですか。現在の審議会との関係はどういうふうになる……
○村山(喜)委員 今回提案をされました基地周辺の整備に関する法律の裏づけといたしましてことし予算措置をされたものは、騒音防止対策として基地周辺の費用は六十億、それに防災工事費二十億、周辺道路整備費十三億、それから安全措置費十四億、こういうふうに承っておりますが、とのほかに基地交付金というものがあろうかと思います。これらの問題に対する財源措置は、どういうふうになっているのか。今日予算措置をされたもの、それから基地問題を片づけるためにはどれだけの財源が要るか。新聞等で伝えられるところによると、大体二千五百億くらいの金を必要とするのではないか、こういうことがいわれているわけであります。ところが、東京……
○村山(喜)委員 関連して一点だけお尋ねをしておきます。それはきのう大出君のほうからも質問一がなされたわけでありますが、遺族年金が一時金一として千日分の補償がなされ、これが暫定的に経過措置はございますけれども、その間は人事院のほうで原則的に下回らないように措置するということで了承をいたしますが、問題はこれが完全に年金に切りかえられる、その場合に、遺族の構成によりましてそれぞれ支給額が違うというかっこうになっておる。社会保障制度の様式を取り入れておることは賛成ですが、たとえば一日当たり千円の給与額を受けておった者が死亡した、そうして妻が一人残っておる、その場合には百分の三十を支給するということに……
○村山(喜)委員 今回のこの設置法の改正案の中で本省関係の定員の増減関係を見てまいりますと、二百十九名の減ということになっております。その中で一番大きな減は、この前も大出君から質問がありました八郎潟の新農村建設事業団に振りかえる二百十名であります。そのほかにも、やはり種畜牧場等の整理等に伴います減が出ているわけであります。そのほかに、食糧庁関係として二十五名の減というようなのが特徴的なものとして定数が出されているわけでございますが、私がいまから尋ねてまいります内容は、それらの人員の増減関係によりまする仕事の内容がどういうふうに変化していくかということを中心に、約一時間程度お尋ねをいたしてまいり……
○村山(喜)委員 ただいまのその点は、第三条に書いてあるのは、福田長官がいま言われたとおりのことは書いてないですよ。書いてないとすれば、これはいま説明をされた点において修正をされる御用意があるわけですか。
【次の発言】 ちょっとおかしいですよ。「周知等」というところの第三条に、そういうようなふうに書いてないわけですよ。長官がやらなければならないこと、それから委員がやらなければならないこと、分類してあるじゃありませんか。それは法律に書いてなくともやるんだと言うならば、こういうものは法律を出さないほうがいいじゃないですか。そうでないとすれば、なぜそこにやらなければならない限界点というものを、いま長……
○村山(喜)委員 今回この審議会等の整理に関する法律案が提案をされているわけでございますが、内容を検討してまいりますと、手続的に非常に簡素なものから手をつけていくというような、たとえば、任務が終了をした、あるいは審議会の会の運営が不活発、あるいは統合ができるもの、さらにまた、試験委員制に改めることによって別に審議会あるいは審査会というようなものを置く必要がないようなものが、三十四ほど整理統合されて提案されているわけでございます。しかしながら、臨時行政調査会のほうが答申をいたしました勧告の改革意見書によりますると、そればかりではないわけであります。そこで、今度提案をされましたこれらの内容は、やは……
○村山(喜)委員 佐藤総理にお尋ねをいたします。
佐藤総理は、国民の世論というものは尊重すべきものだという姿勢で防衛の問題についても取り組む姿勢はお持ちだろうと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 最近の世論調査を各種ずっと調べてまいりますると、憲法第九条に対する改悪に対しましては反対、これは国民の大多数の声でございます。そして自衛隊の増強については、これも賛成は毎年少なくなり、現状維持というのが増大をしているという数字が出ております。しかも中立主義への傾向というもの、傾斜というものが、国民の中には増大している。このことは、NHKの調査等によってもそのとおりです。こういうような現……
○村山(喜)委員 私は、きのうも総理と松野防衛庁長官に質問をいたしたのでありますが、先般内閣の調査室で国民世論調査を行なったその中で、自衛隊があったほうがいいという支持率が最近は高くなってきた、八二%はあったほうがよろしいという見解になっているということをいつもいわれるわけであります。ところが、この中において、同じように増強に対して賛成なのかという意見、あるいは現在のままでよろしいのか、こういう国民世論というものを調査してみますると、増強は一九%しか賛成がない、そして現状のままというのが五〇%という状況にある、このことはお認めになると思うのですが、いかがでございますか。 さらに、この八二%の……
○村山(喜)委員 きょうはもう会期末で時間もないようでございますので、私もそう時間をとるわけにもまいりませんが、単刀直入にお尋ねをしてまいりますので、お答えを簡潔にお願いしたいと思います。先ほど大出君のほうから触れましたILOの結社の自由委員会五十四次報告の九十三項、これは先ほどのとおりでありますが、さらにILOの六十六次報告の三百五十一項、これによりますと、地方公務員の団体の構成とその範囲の問題に関する報告がありますが、これには、日本では「監督的」という字句がきわめて広い範囲の職員に及んでいるという点を考慮をして、国内法改正案の最終、案作成に際してこの点に正当な考慮を払い、「監督者」の定義を……
○村山(喜)委員 いまの家計調査のウエートのとり方の問題ですが、これは、総理府の家計調査費の中における住宅の問題一つ取り上げてみましても、いわゆる持ち家の対象者が、全調査戸数の中の七割を占めておる。東京都内がそういうような状態に一体あるのかどうか。その持ち家のウェートを、そういうふうに住宅関係の中においては非常に低くしている。これが通常の姿で――借家住いが最近非常にふえてきている。自分の持ち家というものは総体的に低下しているわけです。そういう点から見てまいりますと、消費者物価指数というものは、政府は七・五%上昇したというけれども、実はそれより以上上がっておる。そこに大衆の、いわゆる生活上の窮乏……
○村山(喜)委員 この統計数字のとり方の問題につきましては、今日において、国民の消費実態と統計の上にあらわれてまいります指数との上において、正確に消費実態が統計指数の上に反映をされている仕組みになっているかどうかということで問題が提起されておることは、御承知のとおりでございます。その問題点というのは、私は、大まかにあげてみるならば四つの問題点があるのではなかろうかと思うのであります。 第一の問題点は、その小売り価格の中で占めます品物の品質、銘柄の変動というようなものが、正しく指数の上にあらわれてくるかどうかという統計上の問題点が一つあろうかと思うのであります。というのは、同じ銘柄でも、純粋な……
○村山(喜)委員 いろいろお話を承っておりますと、中小企業かやっているからということで、非常に同位的な立場からの質問並びに答弁かなされております。私は前、県の環境衛生適正化審議会の委員をしておりました。所管する部門は五つあるわけですが、環境衛生法が成立をした直後のころでありますが、審議会の構成メンバーを見ておりますと、学識経験者というのが主体になっておるわけですね。そしてそれか中心になって最低料金制度というものをきめるような仕組みになっています。私はこれはちょっと問題があるのじゃないかと思うのは、消費者代表というものか、そういうようなものの中に入ってきていないということか一つ。それから、アウト……
○村山(喜)委員 時間もあまりありませんし、きょうおいでいただいたのは政府委員並びに説明員でございますから、事務的な問題でちょっと簡単に質問をいたします。 公共料金の政策として、いろいろ電力、ガス、鉄道、バス、そういうような公益事業というものがあるわけですが、そのいわゆる経理内容の公開の問題については、前に私新聞で見たのですが、中西生活局長が、法律上そういうようなものを、定期的に経理公開の原則というようなもので義務づけるような方向にしたらいいじゃないか、大衆に経営内容を知らせずに簡単に値上げに走る傾向がある、そして国民が納得をしない形の中で料金値上げというものが決定をされていく形の中から無用……
○村山(喜)委員 まず教育問題について、文部省の齋藤さんのほうに伺いたいわけですが、この前、文部省に資料要求をしてもらいたいと言ったのは、ただ幼児教育の問題だけでなくて、そのほかの各種の義務制段階の教育、それに高等学校から大学、そういうようなものもやはりお出しをいただきたいということで、われわれはそういうような希望を持っておるわけですが、きょう出していただいた資料は、幼稚園関係の資料だけが出てきておりますので、これにしぼって質問をいたしますが、その前に、委員長のほうで、義務制段階から高等学校、大学関係の資料も、この次でけっこうでございますから、資料の提出方を要求していただきたいと思います。 ……
○村山(喜)委員 三人の参考人の方々、ほんとうに御苦労さまでございました。いままで私たちも物価対策に取り組んでいるわけでございますが、いま述べられた意見を中心に、若干の質問を申し上げてみたいと思うのでございます。 第一点は、中林参考人にお尋ねをいたしたいと思いますが、中林さんがおっしゃいました問題は、再販契約の問題を中心にお話をいただいたわけでございます。今日、再販売価格維持契約制度というものが生活協同組合等十一団体には適用されており、そしてそれに所属していないところの一般の消費者が、小売り店を通じて不当に高いと思われる品物を買わされているわけです。これは、初め制定をされましたときには、消費……
○村山(喜)委員 藤山長官がおいでになっておりますので、大まかに政府の物価対策の問題について質問をいたします。 この前の朝日新聞の世論調査の中にもあらわれておりましたように、佐藤内閣の姿勢については、物価高というところから、きわめて国民的な不満の声が強いわけであります。国民の生活実態感というものの上からも、消費者物価の上昇、なかんずく生鮮食料品の上昇というものによる国民の生活における窮乏感というか、生活はよくなってはおるけれども、不満感というものが強い。その中において、いわゆる所得階層ごとの分布をとって、五分位階層に属する人たちの問題を拾い上げてまいりますと、低所得になればなるほど物価上昇に……
○村山(喜)委員 私は、この際藤山長官に対しまして、新長期経済計画が経済審議会に諮問をされまして、これに基づいて今後の問題を処理されるわけでありますが、この中で、基本的な政府の考え方というものを明らかに願いたいのであります。 といいまするのは、佐藤総理も、この審議会の冒頭におけるあいさつの中で取り上げておりますように、物価安定という問題をきわめて重要な問題として認識をし、その上に立って、均衡ある発展をはかるような経済政策というものを中心に問題をとらえて論議してもらいたいという要望をされておいでになるわけであります。従来、所得倍増政策にいたしましても、あまりにも数字を明らかにし過ぎたところに、……
○村山(喜)委員 私は、民社党から提案をされました消費者基本法案につきまして、質問をいたしてまいりたいと思います。 民社党さんがここに消費者基本法案をお出しになって、今日欠けております消費者保護政策というものを遂行していかなければならないという意味において取り上げて提案をされました、その趣旨なりあるいは内容につきましては、われわれが賛成をいたすことができる点が多いのでございます。たとえば、消費者の保護政策といたしまして、計量の適正化であるとか、あるいは表示の適正化、さらに消費生活における危害防止の問題であるとか、あるいは消費者金融の問題、あるいは消費者教育の問題、こういうような一般的な消費者……
○村山(喜)委員 私は、時間の関係もありますので、簡潔に二点だけ質問いたします。 第一点は特連局長に伺いますが、今回の裁判移送問題をいろいろ分析をしてまいりますと、一体この内容が、大統領行政命令の第十節b項の(1)に該当する問題であるのかどうかという問題が、一つの問題であろうと思う。それから沖繩の基本法ともいうべき大統領行政命令に反するいわゆる布令なり布告の審査権というものが、琉球政府裁判所にあるのかどうか、このいわゆる審査権をめぐる問題が一つあろうかと思います。それから、この裁判の成り行きを見ておりまして、琉球政府裁判所の上訴裁判所は、再三再四にわたって判決の延期を行なっているわけでありま……
○村山(喜)委員 いままで質疑応答を聞いておる中から、私はもうオーソドックスな意味でひとつ質問をしてまいりたいと思うのですが、森長官の心がまえといいますか、決意のほどはよくわかりました。完全実施をたてまえとして主張するのだ、まあこういう御説でございます。しかし、完全実施をやりなさいということを主張する以上は、そこにはやはりたてまえ論と同時に、こういうような国家財政になる見通しだからということで、総務長行として、これは給与担当の大臣ではなしに、やはり佐藤内閣の国務大臣として私は何か見通しをお持ちにならなければならないかと思う。それはやはり先ほどから説明をされていることばの端々には出てまいりますが……
○村山(喜)委員 私は、上林山防衛庁長官に対しまして、今回国務大臣として行動をされる中において出てまいりました一連の問題点について明らかにしてまいるわけでございますが、私は、長官、あなたが苦節三十年、大臣になられたと聞きまして、祝電を差し上げました。そうして、あなたの長官就任の宴会には出ませんでした。出ませんでしたが、東京における三州会の田中行政管理庁長官と同時の祝賀会にも、お祝いのことばをおくったのです。それはあなたが長い間、市会議員から県会議員、そうして衆議院議員として行動をされる中において、国務大臣としてこのたび就任をされた、その喜びをたたえて、私は私なりの気持ちであなたに対して敬意を表……
○村山(喜)委員 本日は、理事会の申し合わせによりまして、粗鋼生産調整の問題だけにしぼって質問をいたしてまいります。 通産省は、鉄鋼業界の強い要望にこたえて、七月から九月の第二・四半期の生産調整を、公取委員会の強い中止申し入れにもかかわらず、指示をいたしているわけでございますが、それには、やはりそれ相当の根拠というものがなければならないし、また、理由がなければならないと私は思うのです。したがいまして、まず第一に、通産省がそういうような立場を強行したというその理由というものにつきまして、これはやはり政務次官のほうから――大臣が出席であられるならば大臣から御答弁をいただくのでありますが、OECD……
○村山(喜)委員 先般この委員会で、粗鋼の生産調整の問題につきまして質疑を行なったのでございますが、そのとき物価担当の藤山長官はお見えでありませんで、それぞれ政府委員の人たちに意見を問いただしたわけであります。新聞によりますと、きのうでございますか、大蔵委員会で、経済の成長率が実質七・五%を上回るだろう、こういうようなことを言われているわけでございます。この中で、きょうの日本経済の記事の中にも出ておりますように、鋼材が軒並みに上昇に転じて、特に薄板のごときは六年七カ月ぶりの高値を呼んでいる、こういう事態が出ているわけであります。政府の統一見解として、こういうような粗鋼の生産調整のようなものはで……
○村山(喜)委員 私は関連をして大臣並びに警察庁にお尋ねいたします。 いま川崎君のほうから追及をされている問題は、刑事問題としてなされた行為が適当であるかどうかということに対して、教育権を守る文部大臣としての立場から、あるいは文部行政当局の立場から、これに対して適当であるかどうかという問題に集中をしている。それをいわゆる民事的な法律効果の問題に発展をさして論及をされないように私は前もってお断わりを申し上げておきたいのですが、いま論議をしております問題は、これはやはり刑事弾圧の問題として取り上げておる問題でありますので、その点で、刑事訴訟法の上から見ても、あるいは人権宣言の上から見ても、警察の……
○村山(喜)委員 私は、初めに行政管理庁の所管事項であります行政改革の問題と、今回四十二年度の予算編成の上にあらわれました五つの公団、中身は三つが改組でありますが、純然たる新設が二つあるわけです。これらのいわゆる公社、公団等に対する政治の姿勢の問題について、まず松平行政管理庁長官並びに水田大蔵大臣にお尋ねをしてまいりたいと思うのでございます。 御承知のように、行政監理委員会は、新聞にも出ておりましたが、公団の再編成を急ぐように政府に申し入れをすることがきまり、松平さんのほうからもその旨を取り上げられておいでになるわけであります。閣議でもこれの整理統合については推進をするというふうにきまったよ……
○村山(喜)委員 関税定率法の改正の中で、四十八品目の実行税率の変更がなされるわけなんですが、これに伴って、先ほどの説明では、バナナ関税の平年度化による関税収入の減は十三億五千万円で、本年度は四億円程度見込んでおるのだというお話でありましたが、基本税率の引き下げ品目等によります関税収入の減がどういうふうに見込まれておるのか。全体的には石炭対策特別会計への振りかえ等の分もありますが、前年度との比較表は、総体的の数字としては出されておりますけれども、この法律改正をすることに伴ってどういうふうに変化していくのかという基礎的な数字については説明資料は出されていないわけなんですが、これについてはどういう……
○村山(喜)委員 昭和四十二年度の国有鉄道の公共負担の見込み額を調べてみますと、八百九十億円ということでございます。前のこの委員会で堀委員の質問に答弁をされまして、二百四十二線区のうち赤字線区がもう大部分であり、黒字を出しておるのはわずかに十一線区にとどまっておる。そういうような状態の中で、いま新線建設が鉄道建設公団の手によりまして進められているわけでございます。長期負債額が一兆三千億円、利払いは一千五十億円、一日当たり三億円の借金の利子を払わなければならないという、まさに火の車の国鉄経営の状態でございますが、そういうような状態の中にありながら、地元の要望もだしがたく、地域開発のためと称しまし……
○村山(喜)委員 私は、先日本会議で租税特別措置法改正の内容について質問をいたしたわけでございますが、その内容をさらに本日は委員会で掘り下げていきたいと思うのでございます。 そこで、まず第一点の問題は、土地対策及び宅地対策の問題について、国の政策並びに税法上の今回の特別措置について承ってまいりたいと思うのでございます。 そこで、税制調査会から答申を受けまして、それをもとにして四十二年度の税制改正要綱がつくられ、これに基づいてそれぞれの法律も措置がなされているわけでございますが、今日、この日本の国の宅地政策なりあるいは土地対策というものを見てまいりますと、どうも基本的な考え方というものが明確……
○村山(喜)委員 印紙税法は、ことしの税法改正による増加額が百五十一億という数字が出ているわけでございますが、いままでの法律を全文改正して、今度整理合理化された形のものが出されておりますが、その内容が、非常に何といいますか、技術的な内容になりますので、私のほうでもそういうような立場から逐次質問をしてまいりたい。 そこで、まずお伺いをいたしますのは、現行法に三十一号証書というものがございます。いままで実際の実務に当たる税務署の人たちもその取り扱いに困る、実際は通達やその他によって、あるいは判例等によって状況を補完しなければならないというような内容のものでございますが、今回この三十一号証書が全面……
○村山(喜)委員 旧令によります国家公務員共済組合法の一部改正並びに公共企業体職員共済組法の改正の内容を論議をいたします場合には、やはり国民全体の老後における社会保障制度という問題との関連なしには問題は処理できないと思うので、そういう立場から私は、政府がすでに了承をいたしました経済社会発展計画の中におきまして、社会保障の問題は所得保障部門の比重を拡大することを最重点として、厚生年金及び国民年金については給付水準及び支給要件の改善について検討をするんだという方向づけがなされているわけでございます。これによりますと、社会保障充実のために政府から個人への移転振りかえ支出は、四十年度において一兆四千億……
○村山(喜)委員 人事局長がちょっと所用があるそうでございますので、初めにそちらのほうの問題から何しますが、人事院総裁もお見えでございますが、これは人事院とそれから人事局に共通の問題であります。 ただいま広瀬委員が話をいたしました問題にも間接的に関係があると私は思うのでありますが、いま、御承知のように、初任給の決定とかあるいは昇格、昇給の基準につきましては、人事院細則の九―八―二によりまして学歴あるいは経歴の認定をいたすわけでありますが、これによりますると、過去における取り扱いが、御承知のように、同種の職種につきましては八割、それから兵役期間については、抑留期間も含めてでございますが〇・二五……
○村山(喜)委員 きのう大蔵大臣に質問をいたしましたが、その答弁が残っておりますので、大臣にかわりまして、政務次官のほうから答弁ができましたら、お答え願います。
【次の発言】 諸外国の場合と単純比較をしてもらったのでは困るのであって、アメリカの労働者の賃金は日本の労働者の四倍、ヨーロッパで二倍というのが今日の実態であります。そういうような立場から、いわゆる社会保険費として支払うべき限度額というものがどうなければならないかということは、生活水準の確保という立場や、その他のいろいろな問題にも関係があるわけでありますけれども、今日までの日本の長期あるいは短期の共済の動きを見てまいりますと、いまも小沢……
○村山(喜)委員 通関業法案は、参議院先議でございまして、参議院におきましてだいぶ論議を深めておる議事録を見ました。そこで、重要な点だけを私は質疑を行なってまいりたいと思うのでございます。 議事録によりますと、いま通関業者の免許を受けておりますものが八百四十二にのぼっているようであります。その中身は、ほとんどが兼業であるという実態のように承るのでありますが、その兼業の七割が港湾運送業者であり、三割が運送業者であり、また倉庫業者である、こういう実態から考えてまいりますと、ここに、通関業という業務だけを独立して業務内容としてやるということについては、独立採算の上から見て事実上できないのではないか……
○村山(喜)委員 私も議事に協力をする意味におきまして簡単に御質問を申し上げますが、答弁次第では長くなります。経済企画庁お見えになっていますか。
【次の発言】 ただいま大蔵大臣から、国債の歯どめの問題につきましては、市中消化をやる、日銀引き受けをやらない、そうして日銀信用に依存しない、価格支持政策はやるかやらないかわかりませんが、これはあとでお尋ねしますけれども、マーケットメカニズムに応じて流通市場で形成される相場がはね返ってくるような形において発行量を規制をしていくのだというような意味での説明を承ったのでございます。
問題は、この四十二年の資金需要見通しの問題で、経済企画庁は三百億円の払い……
○村山(喜)委員 私は、米価の問題につきまして、本日関係各省の方々にも出席を願いましてお尋ねをいたしたいと思います。 それは生産者米価が確定をいたしまして、いよいよ次は消費者米価が問題になるときを迎えたのでございますが、きのうの新聞を見ますと、総理大臣が閣議におきまして、米価政策について悪循環を断つ施策をやらなければならぬ、毎年の大幅な上昇は問題があるという意味の指摘をされております。倉石農林大臣は、国会明けからこれを検討したいという意味のことを言っておられるようであります。この問題につきましては、きわめて国民生活の上に重要な影響を持ってまいりますので、これに対するところのそれぞれの考え方を……
○村山(喜)委員 通関業法の内容の整備につきましては、今日の業態の実態の上から見まして適当なものではあるのでございますが、ただ、この内容の中におきまして、論議の過程の中で明らかになってまいりましたように、通関士の資格要件を法定をいたしまして、国家試験によって資格を付与しながら、身分はどうかというと、通関業者との雇用契約だけに限られて有効である、退職をしたときには名称を使用できない、その名称を使用した場合には三万円以下の罰金に処す、こういうような形になっておることは御承知のとおりであります。さらに、税関長の懲戒処分の対象となりながら、しかも、法律によりまして記名押印をして証明をした書類というもの……
○村山(喜)委員 私は、二点に対しまして確認を申し上げて、長官の答弁をお伺いいたしておきたいと思うのでございます。 それは、第一点は、私、審議会の中では申し上げまして、答申の中にその旨を明確にしてあるわけでございますが、やはり国会の速記録にこの点はとどめておかなければならない点がございますので、その点については、政府がこれからやらなければならない問題として提起をしておきたい。それは法的地位の未確定の在外財産の処理の問題でございます。この点につきましてはいままでも論議がされておりますが、日華平和条約等が締結をされながら、御案内のように、特別取りきめもなされておりません。したがって、その法的な財……
○村山(喜)委員 私は、昨年物価特別委員会が衆議院に初めてつくられましたときの、当委員会の理事といたしまして、六月二十二日に物価安定に関する決議を上げましたその責任の立場から、新聞にあらわれました再販規制法案の提出を見送るという問題につきまして、諸点をただしてまいりたいと思うのでございます。 宮澤長官も御記憶に新たなように、また公取委員長も御承知のように、その満場一致の決議にあげましたのは十項目でございますが、その中の六項目に、「再販売価格維持契約についての現行制度には種々の弊害が現われているので、この際、例外的に認める必要のあるものについては、消費者の利益を侵害することのないよう所要の措置……
○村山(喜)委員 塚原長官がお出かけになるようでございますので、その前に一言意見を言わしていただきたいと思いますのは、今回の干害によります被害が一千億になんなんとする状態になってきた。その中におきまして、農林省には災害対策本部なるものが設けられた。しかしながら政府の中に、残念ながら対策本部がつくられていない。きようあなたが出席なさいましたのは、政府のいわゆる中央防災会議の責任者としてあなたが御出席になったのだろうと思うのであります。いままで論議をされている内容の問題については、なるほど農業関係が中心であります。しかしながら私がいまから取り上げてまいります問題の中には、厚生に関する問題あるいは教……
○村山(喜)委員 このたび八月十五日付で人事院勧告が出たわけでございますが、これにつきまして、関係大臣並びに人事院総裁に対しまして質疑をいたしたいと思います。 まず初めに、それぞれ時間の制約を受けておりますので簡潔にお尋ねをしてまいりますが、今度の人事院勧告を見てまいりますると、これは官民格差を是正するということで処理されておるわけでありますけれども、どうもわれわれが印象的に受けますのは、七・九%の是正をしようということで、四月の時点において五・七%の格差がある。しかしながら五月以降において春闘の妥結額が四月に遡及されて是正をされたものが二・二%あるから、これをつけ加えることによって七・九%……
○村山(喜)委員 私は、中小企業金融の問題並びに中小企業政策の問題にしぼりまして、若干の問題をお尋ねしてまいりたいと思うのでございます。 従来の引き締めの経過といたしましては、親企業からの支払い現金比率が悪化をする、あるいは手形の検収期間なりサイトが長期化をする、そうして企業間信用の膨張が起こる、あるいは市中銀行が大企業中心の融資を中心にやってまいりますので、中小企業貸し出しワクが縮小をしている、その結果は中小企業の資金繰りが悪化をする、あるいはそれに加えて親企業からの受注が減っていってそして滞貨の増大が生まれる、そうして好況時のときに設備投資に回しておりました返済資金に追われて倒産件数が増……
○村山(喜)委員 この前も日銀総裁に質問したときに、実は私は五分しかなかった。だから、あなたの意見に反論をする機会も与えられないままに、私のほうがやられっぱなしの形で終わっております。というのは、いわゆる日銀の発行量の問題をめぐりまして、あなたが言われたのは、これはいろいろな需要と供給の関係で、日銀としてはツケが回ってきたのを支払いをしているようなものだというようなことを言われたわけですが、表面的に見たら、なるほどそういうような形になると思うのですが、しかし、日銀のいまの信用政策というものが、はたしてこれでいいのだろうかということについて、私は若干の問題について質疑をしてみたいと思うのでござい……
○村山(喜)委員 先般、この委員会におきまして武藤君のほうから質疑がなされましたいわゆる台湾銀行の第二会社といわれております日本貿易信用株式会社の問題に対しまして、国の出資額が四万二千八百三十株もある。この会社の実態は、当初の設立の趣旨から見てまいりますると、御承知のように、中小企業及び中小貿易業者の味方となり、東南アジア諸国との貿易促進、経済提携の窓口機関となって日本経済の発展に奉仕しようとするものであるという趣旨のもとに設けられたわけでありますが、今日の経営の実態を見てまいりますると、町の高利貸しの金融機関と何ら変わりがない実態であります。そういうような状態でありますから、国が、皇室の残余……
○村山(喜)委員 私は、社会党の代表団の一員といたしまして、現地を見て回ってまいりました。建設省の仮谷政務次官並びに農林省の太田参事官等々もさっそく被害調査に出かけていただきまして、いろいろ激励をしていただきたいことを感謝申し上げたいと思います。 そこで、まず第一にお尋ねいたしたい点は、えびの地震と命名をされました気象庁にお尋ねをいたします。 二月の十一日、新聞の報道するところによりますと、四回の弱い地震の前ぶれがあって、そしてこの二十一日の二回にわたる強震、二十二日の午後七時ごろに至ります三回目の烈震があったということが報道をされております。ところが、先ほど八木副長官のお話をお伺いしてお……
○村山(喜)委員 吉松町の場合は、えびの地震災害で全壊が三十五、それから半壊が二百四十八、一部破損が千四百十五棟出た。これを公営住宅法に基づく基準からまいりまするならば、一市町村の区域内で二百戸以上ということになりまするし、また住宅戸数の一割以上というその該当事項に抵触をいたしまして、このままの形ではこの公営住宅法に基づく災害公営住宅の割り当てが困難になろうかと思うのでございます。そこで、滅失家屋、この戸数が被災地全域で、これはえびの町と吉松町が中心でございますが、その全域で五百戸以上、こういうようなことにその地域を、県は境にいたしておりますが、全体的な形でとらえていくということになるならば、……
○村山(喜)委員 私は、兒玉委員のほうからもうあらまし触れられましたので、二、三点に重点をしぼりまして質疑を行ないます。
予備費から支出した総額は幾らですか。
【次の発言】 四億一千八百万円で、八木副長官にお尋ねいたしますが、雨期が参りますが、それまでの間に応急的な措置はこれで十分行なえるというふうに、総合対策連絡協議会のほうとしてはお考えになっておりますか。自信がありますか。
【次の発言】 私は、六月の雨期前までに処理すべきものとしては、これで大体応急的なものはなされるだろうと思います。いま副長官がおっしゃったように、追加すべきものはさらに予備費から支出をしていく、こういうようなお考えのよ……
○村山(喜)委員 私は、具体的な問題からひとつお尋ねをしてまいりたいと思うのですが、四十三年度の産投の予算書を見てまいりますると、一般会計からの受け入れが五百九十六億ということになっておる。なお、非常に問題になりますのは、株式売払収入、これが五十五億七千九十万円計上されておる。それに今回法律によりまして、経済援助資金特別会計整理残余金受入、並びに、余剰農産物資金融通特別会計整理残金金受入が見込み額として計上されているわけでございます。 そこで、お尋ねをしてまいりますが、一般会計から出資を受け入れる理由というものは、今日までも幾たびも論議をされてまいっておりますけれども、この際、私は、それを政……
○村山(喜)委員 大蔵大臣、きのうこの問題についてはこの委員会で論議をいたしたのでございますが、どうしても大臣に御答弁をいただかなければならない点が二点ほど残されてまいりました。そこで、大臣からその御所見をお伺いいたしたいのでございます。 というのは、今回、四十三年度の産投会計の歳入関係を調べてまいりますると、株式売払収入五十五億七千九十万円という歳入項目がございますが、この中身は、大臣御承知のように、日本合成ゴム株式会社の政府が所有をしております九十万株を売り払う、そのほかに日本航空の株を二百六十五万株売却をするという内容のものでございます。 そこで、大臣にその見解をお尋ねしたい第一の点……
○村山(喜)委員 経済企画庁の官房長がお忙しいようでございますから、まずそこから入っていきたいと思います。 OECDの経済政策委員会に出席をした岩尾企画庁官房長は、EECの関税引き下げの問題等に関連をいたしまして、帰ってみえてから、米国の輸入課徴金の問題はアメリカとして断念するとは思われない、日本がその適用除外国になることもむずかしい、日本への影響はだからできるだけ小さくする努力をしなければならない、こういうような意味の発言を新聞を通じてやっておられるわけでありますが、まさにそのとおりであろうと思うのです。そこで、これをできるだけ縮める努力とは一体どういうふうな内容をあなたは意味しているのか……
○村山(喜)委員 関連して。先ほど関税局長の説明を伺っておる中で、第一表の中の便益関税適用国五十二カ国、この中でガットの三十五条の適用国でありながら、なおかつ、そういう規定はあっても、事実上は発動をしていないので援用をしていない国かあるとおっしゃいましたね。その国は、私が調べたのでは、クウェートであり、ルワンダであり、あるいはポルトガルあるいはアイルランド、タンザニア、トーゴ、ウガンダ、ダオメー、ケニア、これらの国々はそのものに該当をすると思うのでありますが、いかがですか。とするならば三十五条の適用国であっても、事実上それを援用をしていない国については、便益関税の取り扱いを事実上はしておるわけ……
○村山(喜)委員 今回の所得税法並びに法人税法の一部改正についていま質疑に入っているわけでございますが、私は、この際、税と教育の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのでございます。
第一にお尋ねをいたしたいのは、国税庁長官のほうから文部省に対しまして、納税についての道義の高揚について協力要請をするとともに、学習指導要領の改定についていろいろな要求をしておいでになりますが、文部省はそれを受けてどのように対処してきたのか、このことについて当事者のほうから報告をいただきたい。
【次の発言】 国税庁長官いかがですか。
【次の発言】 この「学習指導要領にそう入を希望する必要事項について」という、泉さん……
○村山(喜)委員 私は、改正法案に出された中身の問題について、具体的な問題をちょっと詰めてみたいと思います。
一番最初に取り上げます問題は、措置法の五十二条の五、国際観光ホテルの問題についてであります。これは国際観光ホテル整備法に基づいて、固定資産の耐用年数を、まあ特別償却、減価償却の割り増し償却をやろうというのですけれども、そこで一体、この旅館の種類はどういうふうになっているのか、これから説明いただきたい。
【次の発言】 国際観光登録ホテルと国際観光ホテル、これは運輸省の所管ですね。日本観光旅館連盟の旅館は、これはどこの所管ですか。
○村山(喜)委員 関連。 ただいまの問題は、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の第四十二条の事業の中身に関する問題だと思うのです。それによって届け出の方式をとることになるわけですが、「組合員が販売する酒類の販売数量、販売価格又は販売方法に関する規制」こういうようなものを酒類業の組合は事業として行なうことになっている。その場合に、いま質問がありましたような内容のものについて届け出がされて受け付けたら、もうそれでやむを得ないのだ、こういう態度で望まれるのか。それとも、この前企画庁長官は、物価対策特別委員会の席で、ビールの値上げは、三円ほど値上げをしたいという業界の要請に対して、それを認めませ……
○村山(喜)委員 関連して。さっきしょうちゅうの話が出ましたのでちょっとお尋ねをいたして、確認をしておきたいと思います。 それは、主税局長も御承知のように、しょうちゅうには甲類と乙類とあります。甲類の場合は大企業製品であります。これはアルコールを薄めたようなものであまり味がありません。そこで、今度その新製品を売り出す場合に、二%程度の糖類を加味して味がいいような形に持っていくという形をとろうとしていらっしゃるわけですね。そうなってくると、乙類をつくっているのは中小メーカーで、もう味は非常にいいのだけれども、においがちょっと悪い。しかし、甲類と乙類と比較をしたら、ほんとうにしょうちゅうを飲む人……
○村山(喜)委員 厚生大臣もお見えでございますので、専門的な問題については明後日、社労の諸君が連合審査に参りますので、その際にお聞きをすることになろうと思いますから、私は大まかな概括的な立場から問題を提起しながら、大臣の御所見もお伺いをいたしてまいりたいと思います。 初めに、一九五九年に医療機関整備計画というものが厚生省にある、つくられたという話をわれわれは聞いているわけでありますが、それは国立病院を頂点にいたしまして、府県中央病院、それにその下に公的な資本によるところの地区病院、さらに地方病院、その末端の診療機関といたしまして開業医による診療所、こういうようなものを全体の医療制度の基本的な……
○村山(喜)委員 舟山参考人に私お尋ねいたしたい点がございます。
それは、いまあなたは日本貿易信用株式会社の常務をやっておいでになると思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 前に、四十二年の一月に顧問をおやりになって、そうして四十二年の五月の三十日の定時株主総会で取締役に選任をされた。
そこでお尋ねをいたします。この会社は、設立当初の趣意書を私拝見いたしておるのですが、なお四十二年三月三十一日の損益計算書、貸借対照表を拝見いたしておりますが、四十一年の十月一日から四十二年三月三十一日の半期間の間に、当期利益で八千三百六十六万円余りの利益をあげていますね。御存じだろうと思いますが、……
○村山(喜)委員 時間が二十分間でございますから、私も詰めて質疑をいたしたいと思います。そこで澄田局長は答弁が長過ぎますから、簡潔にひとつ。 これは法律の解釈の問題でございますので、まず澄田さんに伺います。 それはいまの問題でございますが、私は臨時金利調整法並びに金利の最高限度の大蔵省の告示、これから見まして、いま社内預金制度という問題は、これは法律違反の事項だと思う。法律違反でないとすれば大蔵省の告示に違反をしている。国民は、ひとしく憲法のもとにおいて門地によりあるいは身分上の差別によって異なる待遇を受けてはならないということになっておる。平等の原則というものは憲法上規定されておるはずで……
○村山(喜)委員 大蔵大臣も本日は非常にお忙しいようでございますので、私も簡潔に質問をいたします。 したがって、大臣もこの問題について態度を明確にお答えをいただきたいと思うわけでございます。 と申し上げますのは、春闘も山場を迎えまして、すでに五千円以上の賃上げの回答がありまして妥結したものだが四百四十六組合もありまするし、六千円以上が二百四件というようなことで、一万円以上の賃上げを獲得した民間の組合等も五つほどあるようでございます。その中で、いよいよ公労協関係の事情聴取が本日をもって終わります。これを昨年に比べてみますと、昨年は調停の事情聴取の段階の中で、すでにある程度の額を労政局長を中心……
○村山(喜)委員 私は、特別会計の制度のあり方の問題に関連をいたしまして、二、三点質疑をいたしておきたいと思います。 それは、今回森林開発公団の行ないます水源林の造成事業について事業費五十億円をもって新たに二万三千ヘクタールの新値事業を行なおうということで、四十三年度からはその所要資金としての調達方式を改めて、資金運用部資金の導入十七億円をはかり、前年度まで特別積立金引当資金の見合いで行なわれておりました一般会計からの出資にかえて、特別積立金を取りくずして、そして国有林野事業勘定から三十三億円を直接出資をしよう、こういうような方式をとられるようになっておるわけですが、なぜそういうような方式を……
○村山(喜)委員 ただいま田村委員の発言があり、それに対する答弁が倉成政務次官から行なわれました。私は、それをお聞きしている中でふに落ちない点がございます。前は主計局次長というのは二名でございました。私は前の期において内閣委員をいたしておりました。そのときに、大蔵省のほうから主計局次長を三名にふやしてもらいたい、その理由を問うてみたら、それは各委員会において主計局長をはじめ主計局次長の出席要求が非常に多い、したがってそういうような面において十分に国会にサービスをする意味からも、主計局次長を一名増員をしてもらいたい、こういう答弁がなされて、私もそれに賛成をいたしまして、その大蔵省設置法の改正を満……
○村山(喜)委員 時間があまりありませんので、私のほうでも簡潔に質問を進めてまいりますから、答弁も長きにわたらないようにお願いしたいと思います。
そこでまず第一に、これは八木総理府副長官にお尋ねをする事項になると思いますが、国家公務員法の百七条の退職年金制度というのは、あなたのところで総合的に調整をする、そういうふうに考えて差しつかえございませんか。
【次の発言】 現在のこの公務員年金という問題を考えてまいりますと、恩給法上の措置がとられている、それから旧令による共済組合、新法による共済給合、それから特殊な例といたしましては、公務員の災害補償、こういうようなのがずっとあるわけであります。その……
○村山(喜)委員 ただいま議題となりました四党共同提案にかかる附帯決議案につきまして、提出者を代表して提案の趣旨を御説明申し上げます。 案文は、印刷してお手元に配付いたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 本附帯決議案の内容は、共済組合制度上早急に検討、改善を要すると思われます次の九項目に関する問題であります。 すなわち、まず第一は、公的年金の調整規定の運用に関するものでありまして、すでに御承知のとおり、恩給については、三月二十五日に恩給審議会の答申も行なわれているととろでありますので、昨年七月、総理府に設けられました公的年金制度調整連絡会議における検討を精力的に進められ、今……
○村山(喜)委員 このデンマーク王国との条約の実施に伴う特例等の法律案に関しましてお尋ねをいたしてまいりますが、いま租税条約が結ばれている国はどういう状態になっているのか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 あなたのところからもらったのでは締約国は十六か国となっていますが。
【次の発言】 世界百十七カ国ですか、日本の貿易相手国はその中で幾つあるのですか。――あとでお答えいただいてけっこうですが、百十七カ国あるのに十六カ国とだけしか条約が協定発効済みの状態にないという、これは私は非常におくれていると思うのですが、どういうふうにお考えになっているのですか。
○村山(喜)委員 私は、大蔵大臣に一言だけお答えをいただきたいと思いますのは、財政法六条による剰余金の二分の一を繰り入れていくというものも、年度内の国債発行を減らしていくという措置をとってまいりますから、今後においては多くは期待できない。一般会計からの繰り入れの問題を考えてみましても、現在、四十二年度の予算の中において四十一億四千八百万円というものがこの法律を通すことによりまして特別会計の中に繰り入れられていく。それから、四十三年度分については百四十八億六千九百万円が予算に計上されておる分でございますが、こういうような措置をとりまして、非常に不十分な措置でありますけれども、国債の償還に充ててい……
○村山(喜)委員 宮澤長官にお尋ねをいたします。 あなたのいま政策目標として四・八%以内に物価上昇をとどめるという説明の、その公共料金分の負担割合の率が示されたわけです。これを四・八%にとどめるためには、いろいろな政策的な措置を講じて四・八%にとどめたいという、そういう目標の設定がございました。そこで、佐藤内閣の物価政策というのは、現在の物価を安定させるという考え方に立っているのであって、現在の物価の上昇を食いとめるという程度にとどまるものなのか、それとも、不当な利得を現にあげているものについては、価格引き下げを誘導政策として進めていこうという考え方をお持ちになっているのか。現在の線に安定さ……
○村山(喜)委員 宮澤長官にお尋ねいたします。 最近、私たちの宿舎あるいは会館のあたりに、全国粧業新聞というのですか、お化粧のほうの新聞ですが、毎日のように大量の新聞が配達されます。その中を見てみると、全国の化粧品の小売り店の人たちが、連日公取に押しかけて、再販規制のあり方について陳情しておられる。あるいは各党に対して、再販規制を中止するということになればわれわれはめしが食えない、こういうことで猛烈な運動が始まっているようであります。この問題は、いま公取が責任を持って再販の洗い直しをやっておられる。そうしてどこかに限界を置いて、これ以下の価格については規制を現状のとおりにする、これ以上ははず……
○村山(喜)委員 まず初めに八塚さんに、消費者金融という問題は最近非常に大きく叫ばれてまいりました。あなたのところの消費者行政課というところでも、小内進一君あたりが「消費者金融の概要」というものを「消費者行政」の中で取り上げておいでになるようでございます。それもちょっと拝見をいたしましたし、それから私が資料としてここに集めましたのは住友銀行の「経済月報」、それから「金融論講座」、それに富士銀行の調査部の「調査時評」、それから雑誌「金融」の二月号、こういうようなものからただしてまいりたいと思うのですが、消費者金融の、特に賦払い信用販売と物価との関係ですね、これは関係があると考えますが、どういうふ……
○村山(喜)委員 ちょっと関連してお尋ねいたしますが、あなた方がその届け出を受けられた場合に、いろいろ企業の内容等についても調査をされていると思うのです。私は実態を見に行きましたが、びん代は、確かに去年までは上がっております。ところが、ことしになってからびん代は下がっておるのです。その事実を、あなた方確認をされたかどうかというのが一つ。それから、株式あるいは合資会社等になっておるわけですが、会社のいわゆる配当金関係、どういうふうに適正利潤というものをあげているとお考えになっているのか。中には一割五分から二割を配当している会社があります。現実に見に参りまして、そういうような状態のところもある。そ……
○村山(喜)委員 台風十六号の災害を中心にいたしまして、二十分間だけ時間をいただきましたから、質問をいたしたいと思います。
第一に、激甚災の指定を今度していただいたわけですが、これはえびの災害から十号台風、そして今度の分まで含めてその地域指定をされたものだと思いますが、それの激甚災の地域指定はどことどことどういうふうになりたわけですか。その点を初めに明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、九月下旬といいますと台風十六号だけです。その前の八月の十号、それからえびの、これを全部含めて激甚災の地域指定という、ふうに考えてよろしいのでしょうか。違いますか。
○村山(喜)委員 副総裁、わざわざおいでいただきまして御苦労さまです。 公定歩合の引き下げの問題に関連をいたしまして、日銀がとってまいりました政策というものをやはり明らかにしておかなければならないと思うのですが、いま兜町ではイザナギ景気だということで、ダウ平均は千六百二十円というような五年半ぶりくらいのたいへんなにぎやかな状況でございます。 そこで、まず第一にお伺いをいたしたいのは、景気動向指標が五〇%を割らない前になぜ公定歩合だけを一厘引き下げを実施したかということでございます。しかも、実施したそのあとの記者会見において宇佐美日銀総裁は、国際収支については何が起こるかわからないというその……
○村山(喜)委員 佐藤人事院総裁にお見えをいただいておりますから伺います。 いままで出されました人事院勧告が、勧告の内容は実施をされておりますけれども、時期については、きわめて遺憾なことでありますが、完全に実現をされたことがありません。したがいまして、今回も内閣に対しまして勧告をすると同時に、国会の衆議院議長あるいは参議院議長に対しまして報告をして、強い要請をされているものだと思うのでありますが、やはり閣議で、六人委員会で御承知のように昨年どおり八月実施ということにきまりました。しかし、これは政府としての態度がきまったのであって、給与法の制定は国会の権限でございます。しかしながら、その間にお……
○村山(喜)委員 初めに、鳩山主計局長お忙しいようでございますから、お尋ねをしてまいりたいと思います。
千二百億の予備費の支出の将来の見通しの中身についてお伺いをしたいのでありますが、給与に六百一億それから災害に四百六十億、その他が二百五十億、こういうふうに、そのトータルを調べてみると千三百十一億、千二百億より百億以上もはみ出るわけですね。この百十億というのは、この予備費の中で、あるいは既定経費の節約の中で消化できるのだ、こういうようなお見通しに立っておいでになるのか、その点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 そういたしますと、災害がこれからどういうような形で出てくるかわかりませんが、……
○村山(喜)委員 宮澤長官は御出席の時間が多少ずれましたので、十二時半までという初めの約束でしたが、まだ私もいまから質問するわけですから、ひとつお残りをいただきたいと思います。 初めに、閣僚協議会が、本日は非常にもめたのか知りませんが、だいぶ時間がかかったようでございます。これはやはり宮澤さんが政治生命をかけるという八%の問題をめぐってもめたのですか。そうでなくてほかのことで、今後のいわゆる米の総合的な需給体制というような問題や保管の問題等をめぐっていろいろと協議なさったものか、もし明らかにされることができるならばこの席で明らかにしていただきたいと思います。
○村山(喜)委員 次期総理大臣をもって自他ともに評価されておる福田大蔵大臣が二年ぶりに大蔵大臣にお帰りになったわけですが、国債政策を導入された責任者として、この節度ある体制を定着をさせたいという所信の表明がただいまございました。この国債の導入につきましては、われわれ社会党としては反対をしてきたのでありますが、いままさに財政の硬直化という現象が出てくる中において、この国債の発行限度額というものの上限が、ワクが二千五百億程度しかない、そういうような状況にいま立ち至っておりまするし、さらにまた、過去における国債発行の政治の姿勢がはたして経済の実態に即応してなされたのであるかどうかということについても……
○村山(喜)委員 今度長官になられた菅野さんは経済企画庁は二回目であるし、また通産大臣としてのキャリアもお持ちでございます。そういう意味においてはきわめて有能な大臣に物価対策に取り組んでいただくことに対して、私は敬意を表したいと思います。しかしただ、大臣に就任をされまして、五%以内に物価を押えたい、それが単なる願望であっては、政治をつかさどる、しかも国に対して責任を持つ経済企画庁長官としては、やはり責任を果たし得ないと私は思うのです。そういうような立場から、きょうはマクロ的な立場であなたのお考えをお聞きをいたしまして、個別的な政策論やあるいは個々の問題については、後日また質疑をさせていただきた……
○村山(喜)委員 初めに、今度の六月及び七月の梅雨前線による豪雨によります死傷者の皆さん、また被害を受けられた皆さま方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。 私もちょうどこの集中的な豪雨のときに鹿児島のほうへ帰っておりまして、大正五年以来の大雨だといわれている今度の記録的な災害の現場を見てきたのでございますが、特に私の鹿児島県では災害救助法の適用を受けたところが三市町村に及ぶわけでございます。特に川内市という町は二十四時間も濁流が床上を洗っておるという状況が続いておりまして、約七千戸の住宅が浸水を受けておる。この状態を見まして、気象庁の雨量の測定によりますると、川内川の上流のえびの高原に……
○村山(喜)委員 初めに確認をいたしておきたいと思うのでありますが、激甚災の指定については、公共施設の三条関係についてはこれは被害総額が基準に達しない、したがって困難である。五条、六条関係の農地等については、これは対象として適用される見込みである。さらに農作物の被害等については現在調査不能であるので、集計の結果を待って調査するが、そういうような基準に達し得る見込みがあり得る。局地激甚災の指定等については、その基準に達しておるような市町村はそれを発動する用意がある。こういうようなふうに、まとめて言えば受け取れるような政府側の発言であったと思うのでありますが、そのように確認をしてよろしゅうございま……
○村山(喜)委員 時間一、二分だけ。 第一点は、中央防災会議、これが開かれていない。なぜ開かれていないか。やはり総合的に防災措置を講じなければ、先ほどから副長官が言われる話を聞いておるといろいろ問題があるようであります。特にシラス土壌地帯等におきましては、工法一つ考えてみても意見が一致していない。垂直に切断をするとかあるいは傾斜をつけて土層の切断をするとか、それはどっちのほうがいいのかということ、これまたいろいろな意見があって統一をされておりません。そういうような問題はじめ、予想できないような雨が降ったときにはどうなるかというような問題等については、これはやはり総合的に防災計画というようなも……
○村山(喜)委員 SDRの問題について、私、この際大蔵大臣に所信をお尋ねしておきたいと思います。 まず初めに、人間のからだにたとえられて、健康体にしなければ、金の問題あるいはドルの問題にしても、そういうような準備資産を幾らふやしてみてもだめなんだという話をされました。私もそうだと思うのです。 そこで、ちょうど昨年の十一月の二十日から二十二日に、西ドイツのボンで十カ国の緊急蔵相会議が開かれて、先ほど調査をいたしてみましたら、それに柏木財務官が出席をされた、こういうことでございます。そのときに、御承知のようにフランの危機がありまして、そしてマルクの切り上げを盛んにすすめる動きがあったことは、大……
○村山(喜)委員 関連して。いま福田大蔵大臣の答弁を承っている中で、一言だけ気にかかることがありますからお尋ねしたい。 それは、いまのように国際通貨不安の状態の中にあっては、ドルとそれから金のリンクの措置を変更するということはあり得ないだろう、こういうことをおっしゃっておる。今度のニクソン新大統領のブレーンになりましたケネディが閣僚に就任しました。その前には、金の価格の変更については何ら触れてなかった。ところが、財務長官に就任をすると同時に、金価格の変更というものについてはあり得ないのだということを言った。そういうようなこともありますが、しかし、いずれはやはり、今日ドルがこういうような状態に……
○村山(喜)委員 今回のこの特別会計法の改正案は、従来の資金会計法的なものから事業会計的な中身を持ったものに改正をしようということでございます。いま提案理由の説明を承りましたが、当然国が事業をやってまいりますのに、一般会計のほうから支出をして、そういうような必要な国民の期待にこたえる事業をやるというものと、それから国有財産を、特に普通財産を活用いたしまして国民の要望に沿うような事業をやる。中身は、その目的はそれぞれあるといたしましても、そこにはやはり、こういうようなものはこのような立場からやるという一つの基準を持たなければならないのではないかと思うのでございます。一般会計でなすべきものが国有財……
○村山(喜)委員 原田運輸大臣にわざわざおいでをいただきましたのは、今度の国有財産の特別会計法律案が、前は資金会計的なものであったのが、今回事業会計的なものに変わってまいりました。その中で御承知のように、鹿児島空港の第二種空港の建設が、今度委託方式によりまして建設がされるということになりました。その滑走路の延長は二千五百メートル、こういうことになっております。それから将来そういうような方式で建設をする場合に、いま空港整備五カ年計画というのがございます。そのほかに、御承知のように新空港の建設がいま進められているわけであります。 その中で、私が特にこの際お答えをいただきたいと考えましたのは、今度……
○村山(喜)委員 特定国有財産の特別会計の審議をほぼ終える段階に参ったわけでありますが、この前の質疑を通じまして、一体この特別会計でやっていく事業というものは、将来どういうような方向のものをやるのか。なお、一般会計の中でその国有財産を維持していくためにはどういうような改善の措置を考えていくのか。これについての青写真を示してもらわなければ、問題は解決しないのではないかということを私はお話しいたしたわけであります。 そこで、私の手元には事業のあらましが提示をされておりますので、この中身について簡潔に今後特別会計で処理していくあらましを説明願っておきたいと思います。
○村山(喜)委員 佐藤総理に、私二、三お尋ねをいたしておきたいと思います。 第一点は、予算の一般質問の中で私取り上げました。いま予算書が出されて参議院のほうに回っておりますが、この中で、財政法の二十三条によりますと、支出に関係のある部局等の組織別に区分をいたしまして、歳出にあってはその目的に従ってこれを項に区分をするというので、項の分まで国会の議決対象となっておるわけです。そこで、物価安定は最大の政治課題だということを触れられました。ところがこれについて、では物価安定対策費というものが予算項目の中にあるのかと聞いてみたら、それはありませんと言う。そのかわり出てきたのは、総理御承知のように、一……
○村山(喜)委員 いま平林委員のほうから、私が聞こうと思う大部分のことを聞かれましたので、中身を詰めていきます。 そこで、一体今度のこの税法改正によりまして、一番減税の恩恵を受けるところと、減税の恩恵が一番少ない人、これをひとつ出していただきたいと思うのです。というのは、私のほうで計算をしてみましたら、年収五十万円の独身者の場合、課税最低限が引き上げられることによりまして最低税率が九・五%から一〇%に引き上がった。その結果四百五十円という減税にこの人はなっておる。平年度化をした場合に五百円。そうするとこの独身者の場合は、あなた方が予算委員会に資料としてお出しになりました四十四年度の物価調整減……
○村山(喜)委員 三十分ほど東畑会長にお尋ねいたします。 第一点は、土地税制の問題であります。四十四年度の税制改正に関する答申、その答申を受けまして、いま私たちが所得税法並びに租税特別措置法の論議をいたしておる最中であります。あとでまた租税特別措置法については、私は当局、政府側に対しまして質疑をいたしていくわけでございますが、この答申をされましたその立場において会長にお尋ねをいたしてみたいと思っている点が一つだけございます。それは土地政策というものと税制との相関関係という問題であります。 先ほど会長自身も、土地税制には限界がある、だから土地政策というものが先行しない限りこの問題は解決しない……
○村山(喜)委員 主税局長にお尋ねします。 あなた方のほうから見積り概要の資料をいただきました。これを見てみると、三千二百二十六億平年ベース。そこで、これは四十三年度の当初の見込み額に比べて五百七十八億増。その中で増減関係が三十一憾ありますから、まことにその伸び率がいいわけです。そこで、これは意図的にこういうふうにして出したのではなくて、初め予定をしておったものの見積もりが過小であった、実際と食い違ったということの結果、意図せざるところの増額になってきた、こういうふうに私たちは分析しておるのですが、これは非常に食い違ったものはどれとどれであったのか。そしてその結果どういうような理由によってそ……
○村山(喜)委員 附帯決議の趣旨説明に入ります前に、われわれの基本的な考え方をこの際申し上げておきたいと思います。 それは、この関税定率法等の一部改正の法律案については、日本の国民の生活にきわめて重大な影響がある。特に農民なり中小企業者にとって、非常に重大な生活上の権利、権限の問題がかかっておりますので、われわれとしては、ほかの委員会が正常化されていない中において、この問題について質疑を省略しながら今日採決をいたしたわけであります。この国民的な利益に関する問題について、そのような立場からわれわれ野党が取り組んでおるということを、先に明らかにいたしておきたいと思います。 ただいま議題となりま……
○村山(喜)委員 二時から本会議でございますから、残されました時間、わずかでございますが、この間に質問をいたしますので、できるだけ簡潔にお答えをいただきたいと思います。先ほどの質問に対する答弁はきわめて丁重過ぎますので、私には簡潔でよろしゅうございますから、問題を二、三お尋ねします。 まず第一に、けさのニュースを私聞いておったのですが、アメリカの公定歩合が六%になった、日本の場合には五・八四%だ、だからこれは四十年ぶりに逆転をした、こういうような報道がNHKのほうでなされている。同時に、預金準備率の引き上げを〇・五%やって、連銀のいわゆる市銀に対するところの調整ワクを増大しろというようなこと……
○村山(喜)委員 きょうは自治省のほうから政務次官をはじめお出ましをいただいておるわけですが、まず大臣に答弁を願わなければならない問題点等は、先ほど理事会で、次の適当な機会に質問の機会を与えるということでございますので、それは一応省きまして、ものの考え方について具体的な事例の問題から入ってまいりたいと思います。
そこで、自治省にお尋ねいたしますが、交付税の概算交付を四月分についてはされたと思います。これはどういうようなやり方でおやりになったのか、説明を願います。
【次の発言】 あれは特交分が六%でしたかね。普通交付税が九四%ですね。それの四分の一概算交付した。で、六百九十億を減じて概算交付を……
○村山(喜)委員 ちょっと関連。十五日の日にちょっとNHKのテレビを見ておりましたら、株価が非常に上昇しておる。その理由の中に、証券会社の自己売買が過半を越えておるというのが第一点と、それから信用取引が現金取引よりも多いという、その事実の中から今日の株価高があらわれているという森永東証理事長の話が報道されておりましたが、それは事実でございますか。事実であるとするならば、その具体的な数字を、いまこの場でなくてもけっこうですが示していただきたい。 それについて、そういうような伝えられることが事実であるとするならば、これは非常に危険な要素を持っていると私は思うのです。それについては、大蔵大臣あたり……
○村山(喜)委員 まず通行税の沿革を私も調べてみたのでございますが、明治四十一年一月二十一日に衆議院に提出され、それが三月十日には否決をされております。そこで、政府は第二十六帝国議会に四十三年一月十七日、再度提出をした。二月十二日に衆議院で修正をして、貴族院で三月四日に可決された、そして三月二十五日に公布をされた。こういうような歴史でございます。 その後、通行税法の廃止法案が衆議院の議会のほうから提案をされております。明治四十四年二月十三日提出、否決。そしてまた引き続いて、二十八帝国議会、四十五年三月二十二日に提出をされたが、審議未了。また続いて、大正二年三月十日に提案をされて、そしてこれま……
○村山(喜)委員 私は、石炭政策に関する問題について、政府が今日までとってまいりました対策が、はたして実情は所期の目的を達成をしたのかという立場から考えてみると、これは意欲的に処理をしようというかまえはとってみたけれども、どうにもならなかった。言うならば、ガンの症状を持っている病人に対する投薬をやってみたけれども、どうにもしょうがない、こういうような症状が今日の石炭対策の現状だろうと思うのです。そしてなおここに新しく石炭対策特別会計法の一部を改正をいたしまして、そして対策を講じようとしても、これもまた一生懸命努力はしてみるけれども、どうにもならない。結局のところは石炭山というのはつぶれてしまっ……
○村山(喜)委員 今回の法律案の中身の中で、過密地帯におきます土地基金制度という新しい制度を交付税の中で創設をするというようなことが提案をされているわけです。それだけ公共投資あるいは住宅のための土地の確保というものについては必要性があるから、先行投資という意味における地方公共団体の土地取得というものが必要であることは認めるものでございますが、過密地帯が片一方において生み出している現象として過疎状態という問題が出てくる。私のところなどは、これはまさに過疎地帯の代表的な地域に最近なってまいりました。 そこで、今度の地方財政計画の中で、過密、過疎対策のための事業計画あるいは交付税の中で過疎対策等に……
○村山(喜)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案について、反対をいたしたいと思います。 反対の理由といたしまして、第一に、昨年四百五十億円に引き続き、本年度六百九十億円を地方が国に貸し、国が地方から借金をするという方式をとりましたのは、地方公共団体の自主財源である交付税の増加分を国が一部吸収する方式であり、地方財政計画を圧縮することにねらいがあったものであり、地方自治団体の有効需要を抑制し、景気調整機能を地方財政に持ち込むものであります。この思想は、地方自治団体を準禁治産者扱いにし、地方自治体に対する不信の表明であり、地方財政の本質……
○村山(喜)委員 大蔵大臣に当面いたします問題点を、公務員給与の問題、米価の問題それに国際通貨不安の問題に関連をいたしましてお尋ねをしていきたいのです。 そこでまず、春闘相場が四十二年が四千二百円、それから四十三年は五千二百円、ことしは日経連の発表によりますると、六千六百円をこえている。六千円台になることは間違いなかろう、そういうふうにわれわれも踏んでおります。それと同時に、公労協の仲裁裁定に移すことがきまったわけでありますが、中身は一四%アップの六千六百八円、こういうようなことで大体一千円台というアップ率というものが定着をしている、こういうふうな状態が生まれてまいったわけです。このような情……
○村山(喜)委員 国際的な二重課税の防止を主要な目的にするのが租税条約締結の任務なのですが、二重課税がどのような場合に発生をするのか、このことについて初めに説明をいただきたい。
【次の発言】 人的納税義務と物的納税義務との競合の過程の中でこの問題が出てくる、こういうふうに考えるとするならば、これを防止する方策はどういうふうになりますか。そこで、OECDの条約の第一条について、アメリカの場合にはこれに対する賛成を表明せずに留保をしたという問題が出ておるわけですが、いわゆる防止の方法を具体的に説明していただきたい。
【次の発言】 あとでまだ答弁をされなかった点については重ねて聞きますが、投資所得と……
○村山(喜)委員 時間の関係もありますので、私の意見はできるだけ交えないで、両先生からこの際考え方をお尋ねをいたしたいと思うのです。 この行政審判制度というのが、先ほど北野先生のお話の中にございましたように、国の立場からは、行政の自己反省と自己監督のそういうような制度として問題を処理をしようという考え方をとっている。それに対して忘れられている国民の権利救済制度としての問題を考えなければならないのではないかという説明をお聞きをいたしまして、私も非常にその考え方に敬意を表するわけでございます。 そこで、先ほど金子先生のお話を聞いておりますと、二審級の前置主義というものは、これはやむを得ないので……
○村山(喜)委員 通則法の一部改正の論議がずいぶん行なわれてきたのでありますが、いままで各委員の論議を聞いている中で、その機構の中身の問題、行政機構組織運営に関する問題は、ずいぶん論議をされたように思うのです。しかしながら、その不服審査の中身、手続の問題については、まだこの論議が十分に行なわれたとば思わないのであります。きょうは一応その問題について重点的に質疑をしてまいりたいと思います。 そこで、まず初めに、いままでの論議を聞いている中でどうもはっきりしないといいますか、そういうような行政機構上の問題点について、若干この法律の条文解釈の問題ともあわせてお尋ねをしてみたいと思います。それは九十……
○村山(喜)委員 本日は、専売公社の合理化の問題について所見をお尋ねをいたしてまいりたい。 私の鹿児島県下に加世田という町がございますが、いまは人口がもう三万人を切りまして、市ではありますけれども、合併当時から今日に至るまで人口流出の、まさに過疎地域の市でございます。その加世田市にたばこの再乾処理工場が、これは昭和十四年に開設をされまして三十年間、この鹿児島県の南薩地域における産業経済の発展に大きく貢献をしてまいったわけであります。ところが、前からいろいろな動きが見えておりましたが、昨年の十一月、専売公社の合理化計画による加世田の葉たばこ再乾工場の廃止という問題が計画をされまして、三月の二十……
○村山(喜)委員 大蔵大臣においでをいただいておりますから、初めに大まかな立場から、基本的な考え方をただしてまいりたいと思います。 年金制度の問題については、これはいままでも論議をされているわけですが、制度として非常に各種のものがございます。そしてばらばらである。その給付内容も非常に格差がある。こういうような中では、いわゆる社会保険というそういう立場から、年金保険という問題を考えてまいりましても、その目的を達成をする上において、非常に問題があり過ぎると思うのであります。そこで、公的年金の理念というものを考えてまいりますると、イギリス式のそういう最低生活保障という考え方、あるいは西ドイツやフラ……
○村山(喜)委員 日銀総裁のお帰りの時間もあるようですから、私は二点ほど簡単に質問をいたしておきたいと思います。
それは、今回公定歩合を引き上げまして、それと同時に預金準備率の引き上げ操作をおやりになった。その結果、一千億を境にいたしまして一・五%、それから〇・七五%に預金準備率が引き上がったわけですが、これによってそういうような資金を凍結といいますか調整する、その数量は幾らですか。
【次の発言】 五百五十億ないし六十億程度で、預金準備率を引き上げて過熱状態に入っていく心配のある日本経済を鎮静化する、こういうようなことでおやりになるのには、これだけではもちろんぐあいが悪いからポジション指導を……
○村山(喜)委員 時間がありませんから、簡単に質問をいたします。 この前細見主税局長と財源問題で論争いたしたのですが、それは六月の税収の見込みをもとにして約一千九百七十億の自然増収があるであろうという想定をいたしました。そのときには税収の伸びが〇・八あった。八月の租税及び印紙収入、収入額調を見てみますと、それが一・一ということにふえているんです。これを年度間に引き直してまいりますならば、明らかに二千四、五百億の増収というものは期待ができる。ということは、法人税の伸び等を見てまいりまするとすでに三、五%も伸びている。これは、ことしの一月閣議で決定をいたしました四十三年度の経済成長の実質の伸びは……
○村山(喜)委員 先ほど経済企画庁の国民生活局長から、一般会計の物価対策関連予算表に基づいて説明がなされたわけですが、これは私が予算委員会でも追及をいたしましたように、この事項のところを見てみますと、予算項目の中の項があり、あるいは目があり、あるいは四十四年度の予算説明書の中の事項が出されており、予算書の中にはないようなものがここに列記されておるものもあり、あるいは予算書と食い違って金額が適当に掲示されているものがあり、こちらのほうとしてこれを参考資料として使おうと思いましてもなかなか活用ができないのであります。そこで、やはりそれだけの集積をされたものがここに事項として金額が明示されているもの……
○村山(喜)委員 与えられました大体一時間、めしも食わないでお互いにやり合いますが、まず初めに長官にお伺いしたいのでありますが、明日、月例経済報告をお出しになりますか。その中身が、きょうは三日ですから、もう大体まとまってきているだろうと思うのです。そこで、これは年度もかわりまして、予算も成立いたしたことでございますし、すでに日銀の月例報告も出ておりますが、経済企画庁、物価担当の責任者として今後の見通しというものについては、やはり私たち国民はきわめて重大な関心を抱かざるを得ない。そこで、どういうようなところまで発表できるか、それはわかりませんが、大筋、がまとまっておれば、長官のほうからこの際明ら……
○村山(喜)委員 私は、物価安定推進会議の最終提言を見まして、社会党の物価政策の案とよく似た点がきわめて多いというふうに感じました。もちろんわれわれは、公共料金の値上げ等については党として認めておりませんが、まあこの提言を見てまいりまして、これを完全に政府がやれば相当な効果があるだろうと私も思うのであります。したがいまして、菅野長官は、この物価安定推進会議の最終提言をどのように受けとめて、それをどういうふうに実行に移そうとお考えになっているのか、この点が一番肝要なことだと私は思うのでございます。そこで、長官がこれからこれを受けとめて、閣議なりあるいは物価対策閣僚協議会あたりで努力を願わなければ……
○村山(喜)委員 食生活が高度化するに従いまして、でん粉食糧の占める割合というものが減ってまいりました。その反面において、肉類の消費率が上昇をしておる、こういうようなことで、農林省でも一つの生産の見通しというものを立てながら、価格の安定という問題を志しておられると思うのでありますが、最近、私の鹿児島の地帯では、和牛の子牛の価格が下落をいたしました。そして前は平均十一万円くらいしていたものが、八万円の保証価格といいますか、子牛の安定基金制度の下限価格を割りまして、七万円台で取引をされるような状態が出てまいりました。その理由等はそれぞれあるわけですが、そこで県といたしましては、こういうような状態の……
○村山(喜)委員 岩尾官房長の記事は私も切り抜きをして読んでおります。まああなたの御意見は、これはミクロ的な分析の上に立った立場からの論及というものだと私は受け取ったのです。やはりマクロ的な分析というものが必要ではないか。それを欠いたミクロの部面だけを取り上げておると、森の中に入って木を見ないと同じようなかっこうになってしまって、あなたの真意もまた一面においては伝えられないおそれがあるのではないか。私はあの文章、論文を見ながら、いろいろほかの、総需要と総コストとの関係において物価をとらえるという、そういうようなマクロ的な問題のとらえ方からながめてみると、あなたの考え方というものが誤解をされる、……
○村山(喜)委員 きのう、各党のテレビ討論会を聞いておりますと、官房長官が言われるには、今国会における物価論争がきわめて低調である、こういうような発言があったようであります。そこできょうは私、社会党の物価政策の基本方針の上に立ちまして、物価の問題にしぼって関係担当大臣にお尋ねをいたしてまいりたいと思います。 そこで、まず大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、物価安定推進会議の、財政金融政策と物価との関係についての提言がございました。これをあなたはどういうふうに受けとめておられるのでございますか。といいますのは、大蔵大臣の今回の財政演説の中には、物価に対する見方といたしまして、総需要の問題を取り上げ……
○村山(喜)委員 先般、大蔵省は物価関連予算表として一兆三千七十九億の数字を出しました。それに対して経済企画庁は四千二百億あまりの物価安定対策費を出してまいったのでありますが、いま大蔵大臣が説明をされたように、七千四百四億あまりの修正関連予算表が提出をされました。この中身について検討をいたしてみますと、この内容は、予算書の項に属するもの、あるいは目に属するもの、あるいは予算書の中には全然ないもの、いろいろな寄せ集めにすぎないことが明らかでございます。 そこで、具体的にお尋ねいたしますが、畜産振興費というのが予算書にございます。これによりますと、百九十八億畜産振興費が予算書に計上されております……
○村山(喜)委員 時間が、きょうは本会議の関係がございますし、また担当の大臣もお見えでございませんので、ごく簡単に、事務的な問題を中心にして詰めてまいりたいと思います。 そこで、まずお伺いをいたしたいのは、いま資料としてお出しをいただいた四十七年度災害復旧の進捗状況でございますが、これはどの程度われわれは信じていいのかということについて、信憑性を疑うような感じを持つわけです。というのは、大体これだけの予算措置によりまして、これだけを本年度は実施をいたしますという内容のものになっているのではないかということであります。というのは、現在他の公共事業等の進捗状況を、実際に契約をし、そうして支出をし……
○村山(喜)委員長代理 神門至馬夫君。
【次の発言】 米田東吾君。
【次の発言】 柴田睦夫君。
【次の発言】 高橋繁君。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度にとどめます。
次回は公報をもってお知らせすることとし、これにて散会いたします。
午後一時三十五分散会
○村山(喜)委員 先般、災害対策特別委員会のほうから現地の調査をいただきまして、つぶさに現状を見ていただきましたことを、地元の一人といたしまして感謝を申し上げたいと思います。 同時に、きょうは観桜会でございますが、小宮山剛長官をはじめ、万障繰り合わせて御出席をいただいておりますことを、敬意を表したいと思います。 そこで、ただいま報告がございました災害派遣の報告の内容に従いまして、問題点を明らかにしてまいりたいと思います。 まず第一点は、桜島の災害関係の問題でございます。 京都大学の防災研究所の現状説明書を拝見をいたしてまいりますと、この中で、最近の桜島火山の活動の状況は、四十七年の回数……
○村山(喜)委員 この六月一日に、いま宇田委員のほうからお話がありましたように、二回にわたる爆発がありました。このことについては、五月二十五日に気象庁のほうで、火山爆発のおそれがあるという予報が出されております。それがくしくも的中いたしたわけでございます。その後、なお今後も爆発が続くであろうということが警告されております。そこに持ってまいりましたその岩石は有村地区ののがございますが、三センチから四センチ角大でございます。それがつぶてのようなかっこうで上から落下してくる。それから黒神地区のものや、あるいはその他のものもそこに持ってまいっております。 立法の問題につきましてはいまお話があったとお……
○村山(喜)委員 きょうは、参考人の方々には御苦労さまでございました。 そこで、私いま御意見を承っております中で、どうしたら二度と同じような災害を繰り返さないようにすることができるだろうかということを考えながら、以下質問をしてまいりたいと思います。 私は、この前も建設省を相手にいたしまして、いままでのダム災害の類型をいろいろ調べてみたわけでございますが、それを中心にして質問をしてまいります。 それは、いま学者の参考人の方からもお話がありますように、構造上の問題がある、第二には操作規程上に問題がある、三番目には管理者が規程違反を侵したものがあるということで争いが出ている、そして四番目には河……
○村山(喜)委員 本日の災害の委員会で今国会は終わるという段階を迎えましたので、締めくくりの意味で質疑をいたしたいと思います。 まず、桜島の火山対策の問題でございますが、八月の十七、十八日、たいへんな降灰がありまして、樹園地等に降りました灰の量は大体反当たり百二十トンということがいわれるような状態でございますが、その中で表土の部分が、降灰によりまして全面的に五センチぐらいの灰が集積をしているという状態を、私ども現地へ参りまして見てまいりました。そういうような状態を見ますと、単にミカンの木のまわりの灰を取り除くというだけではこの問題の解決はできないのではないだろうか、全面的に農地災害復旧事業と……
○村山(喜)委員 大臣、三年ぶりに質問をいたしますので、少しピンぼけかもしれませんが、ひとつお答えをいただきたいと思います。
いま三つの目標を同時解決をしたい、非常にけっこうなことなんです。しかし、きょうの夕刊を見てまいりますと、もうドルが非常に不安定になって、五億ドルをこす買いささえをヨーロッパでは行なっているようであります。スミソニアン協定がもう行き詰まったのだというような見方も出ているわけです。一日の日には日本銀行がドルの売りに対して買いささえをやったと新聞が小さく報道しております。一体どれだけやったのでしょうか。
【次の発言】 金額は明らかにできないとおっしゃるのだったら、それはいい……
○村山(喜)委員 政務次官にまずお尋ねをいたしますが、最近ダウ平均が五千二百円を突破している状態が続いているわけですが、一時は株価が、金融の余剰流動性を締めるというような操作をやることによって幾らかは落ちましたが、また最近はインフレヘッジとしての期待を持たれて、株価が上昇を続けているようであります。一体いまの株価というのは適切なものとして見ていいのかどうか、その点について、政務次官はどういう考え方をお持ちか、まず承りたいと思います。
【次の発言】 ちょっと過熱ぎみだとおっしゃるわけだけれども、適正な価格というのは一体どれくらいを想定しておりますか。
○村山(喜)委員 私に割り当てられた時間は十五分ですから、大蔵大臣、現在提案をされている法案に関連をしながら、大臣でなければならないような点について問題点を確認だけしていきたいと思うのです。 まず、有価証券の流通税の問題でございますが、取引税法の一部を改正する法律案、これに関連をいたしまして、ちょうど二十一日のこの大蔵委員会で株価形成の問題をめぐりましていろいろ疑惑を与えている点があるというようなことで追及をしていったわけであります。直ちに次官と証券局長が同時に関係の団体の代表等を呼んでいろいろと指導なさったようでございますが、そのときにお尋ねをしてみると、四十七年度の純利益の見込み額が七百……
○村山(喜)委員 ちょっと関連。その財投の原資が、資金運用部資金のほうから充当率が八一%にもなり、いま話を聞いておりますと、低金利政策をとったために一年間に四十八億も赤字になっている、それからストック分としては、現在は六百五十億程度しかない、こういうようなことですが、そうなると運用先は法定化される、その中において今後どういうふうな運営をやっていくのかというようなことも、これはきわめて重要な財投資金の原資の問題に関係が出てくるわけですから、やはりその報告ができる程度のものは、われわれのところには、少なくともこの委員会には提出をされる筋合いだと私は思うのですが、政務次官、どうですか。資料としてお出……
○村山(喜)委員 私はまず、理財局長にお尋ねをしておきますが、四十七年度の財投の追加見込みについてお伺いをしておきます。 四十五年度の場合には追加をいたしましたのは何回かあるわけですが、一月の三日、それから一月の二十九日、それに二月の二十四日、それに四十六年度の場合は三月の十日、それから三月の二十九日、いずれも追加いたしております。四十七年度の場合も、昨年の八月八日、十月の二十日までは追加しているわけですが、その後はまだ追加していないわけですね。最近の郵便貯金の伸び率等を考えてまいりますと、原資としては相当なものが私はあると思うのです。そこでどれくらいの追加見込みがあるのか、この際明らかにし……
○村山(喜)委員 いままで関税政策の中で論議をされましたものはできるだけ重複を避けながら問題を詰めてまいりたいと思いますが、中には大臣に答弁を願わなければならないようなものもあるかもしれません。そのときには委員長のほうで保留をさせていただきたいと思いますが、まず、宇宙開発用品について、このたび関税の無税制度をとっているわけであります。そこで、これはロケットと衛星ということになるわけですが、宇宙開発の現状を関税当局としては一体どういうふうにとらえているのか、まずこの点を明らかにしてもらいたいと思います。もし、それがはっきりわからないようであれば、それぞれ科学技術庁なり、あるいは郵政省のあたりから……
○村山(喜)委員 私に割り当てられた時間は四十分ですから、その範囲内でやりますが、この際、委員長に、私は要請をしておきたいと思います。
というのは、発言をする議員の権利は平等なんです。そういうような意味において、一人は四十分、あとは無制限にやるというようなやり方は、これは公平の原則を欠くものです。だからそういう点においては、委員長は委員会の運営についての全責任者ですから、あなたのほうで今後の論議については平等の取り扱いをされるように、要請を、まず初めに申し上げておく。いかがですか。
【次の発言】 そこでまず、三月の二十八日、総理が出席をなさいまして、この席でサラリーマンの必要経費の問題につい……
○村山(喜)委員 初めに土地税制の問題から私、質問をしてみたいと思っておりますが、それは、今度の税法の中で、法人に対して、投機的な資金を投入して取得をしたものを吐き出させる、あるいはこれからは投機をしてもあまりメリットがないようにしようというようなことで、法案をつくっておられるわけであります。そこでまず初めに、数字の上から確認をしてみたいと思いますが、そういうようなものについては七〇%の重課になるんだとおっしゃっていますが、その数字はどこからお出しになったのか、その算出の基礎をまず説明願いたい。
【次の発言】 配当がある法人もあれば、配当のないものもあるでしょうから、その七〇%というのはおおむ……
○村山(喜)委員 まず、今度の物品税法の改正の中で、改正の目的というのは、整理をしたら幾つに分かれるわけですか。消費の平準化とか、あるいはアメリカのほうからの大型車の物品税等に対する減税要求にこたえるとかなんとかいうような問題等も入っているようでありますが、今回の法案の要旨、何をねらっているのかということについて、これは軽減をすることになったわけですから、それだけ大衆の消費生活を豊かにするためにやったのだということになるだろうと思いますが、私がそのことをあえて尋ねたいのは、最近における原材料の物価の異常な上昇というものによって、これだけの減税の措置を講じても、あまり消費者にはメリットはないので……
○村山(喜)委員 ガリオア・エロアの返済の協定については繰り上げ償還をするという条項があるようでありますが、余剰農産物については協定上はどういうふうになっておりましたか。
【次の発言】 ストレートに協定の中でそういうような表現がないようにも受け取れるわけですが、それはおいておきます。
今回の特別措置によりまして残存元本を五月の一日に償還をする、こういうような計画であるようでありますが、その日にちは動きませんか。
【次の発言】 そのめんどうなことというのは、外交上の問題ですか、利息の計算の問題ですか。どういうことですか。
【次の発言】 わかりました。
そこで、支払い金の使途に関する交換公文で……
○村山(喜)委員 まず初めに、お尋ねいたしますが、アメリカが一九七〇年の三月に参加の意思表示を行なったわけですね。そしてその後、日本と同じ程度の一千五百万計算単位のものについて拠出の意思表示を行なっておりながら、なお今日に至るまで、アメリカの国内事情とおっしゃいましたが、現実に原参加国になれない事情というのはどこにあるのですか。
【次の発言】 この協定の附属書ですか、この一の原参加者、この原参加者は、そこに掲げてある資格を有する国々は千五百万アメリカ合衆国ドル以上の出資を行なった場合においてと、こういうようなことを掲げてありますが、うしろの当初の出資には計算単位で掲げられておるわけです。とする……
○村山(喜)委員 最近、銀行の首脳部は、口を開けば大衆化路線とかあるいは国民福祉充実への役割りとかをそれぞれ強調されているようであります。そこで、社会的な責任というものを非常に強調するようになったその考え方の背景には、企業活動に対する国民の批判の声がやがては金融機関に対しても同じような声となってあらわれてくるのではないだろうかということに対する一つの危機感から、そういう態度をとられているのだという報道もされているようであります。 そこで大蔵省としては、銀行の首脳部の人たちが言われる大衆化路線というものは一体どういうふうなものを考えて、何によって大衆化路線が定着をしたとか、あるいは本物だという……
○村山(喜)委員 この二月の三日の日に、国家公務員共済組合審議会の会長の今井一男さんのほうから大臣あてに対しまして、諮問をされた標記の件について本審議会の意見を次のとおり述べるというようなことで答申が出されておりますが、その答申の内容はいま竹村参考人からもお聞きをいたしたいと思いますけれども、恩給法の改正に伴うその受け入れ分については、相変わらず筋の通らない救済に終わっている、さらにスライド問題については、簡単にこういうような柱を立ててもらったのでは困る、こういうような意見が大蔵大臣に出されておりますが、大臣はこの答申を受けてどういうふうに対処をしようということで取り組みをされたわけでございま……
○村山(喜)委員 最近の物価、インフレという問題は、石油危機と相まちましてますます深刻な状態になってまいりました。そこで、いままで政府は金融引き締め政策をとりながら、総需要抑制政策ということで、公共事業等の繰り延べ等も含めてやってまいったわけでございますが、約一兆円の繰り延べを正式に決定をしたということでございますが、現在どういうような実績になっておりますか、まずそれから承りたい。
【次の発言】 だから、契約率の問題だけではなしに、いわゆる公共事業と財政投融資面からの数字で答えてください。現在幾らの繰り延べという実績になってきているか。
○村山(喜)委員 ただいま大蔵大臣から、きわめて重要な内容の発表が行なわれました。このことは、今度の四十八年度予算編成の基本といたします三つの目標の中の一つを欠いたことに相なってくると私は思うのです。そういうような意味において、予算編成の基本方針に重大なる変更を伴うものであると私は考えるものでございますが、これに対する大臣の所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 これは、フロートするということになれば、アメリカのドルが切り下げになっているという関係もありまして、事実上、内容的にはレートの改定を伴う結果をもたらすものであることは明らかであります。そういうような意味においてはきわめて重要な問題で……
○村山(喜)委員 私は、総理が、今回の国際通貨の危機の問題をめぐりまして、本会議における質疑応答の中から、いろいろな発言をされておる、そのことについてまずお尋ねをしてみたいと思うのです。 それは昨年の秋の臨時国会におきまして、田中総理は円の再切り上げは回避できると思う、外圧で切り上げを迫られるような状況にはない、もし切り上げに追い込まれるような場合には、相当な政治責任が生ずるものというふうに断言をされました。今回の国会の施政方針演説の中で、円の再切り上げ回避のためにあらゆる努力をする、こういう言明をされてからわずか三週間後には、事実上の円の再切り上げに追い込まれる、こういう情勢になったわけで……
○村山(喜)委員 政府が二十一日に五六・八二%の、これは電力九社平均でございますが、電力料金の一斉値上げを認可いたしまして、六月一日から実施をするという段取りを迎えたわけでございますが、これはまことに遺憾なことでございます。 そういう角度から、私は、今回提案をされております発電周辺整備の問題と電源開発促進税の関連から、次のような問題をただしてまいりたいと思っております。 第一点は、その九電力の料金格差というものは縮まったというとらえ方をしている人と、いや拡大をしたんだというとらえ方をしている人とありますが、一体どういうふうになったのか、説明を願いたいのでございます。
○村山(喜)委員 今回、関税定率法の一部改正が提案をされておるわけでございますが、まず初めにお伺いをいたしますのは、石油関税のあり方の問題でございます。
そこで、しっかり基礎を据える意味において、原油及び石油製品の輸入数量と、それから輸入価格の動向について説明を願いたいと思います。
【次の発言】 四十七年と四十八年分並びに十二月と一月。
【次の発言】 私もここに関税当局から資料をもらっているわけですが、四十七年、四十八年の全体の数量が出ております。そして、価格も揮発油から灯油、LPG、それに軽油、重油合わせましての数字もいただいておるわけですが、この中で見てまいりますと、トータル分といたしま……
○村山(喜)委員 きょう確定申告の締め切り日でございまして、所得税の確定申告をそれぞれやっているわけでございますから、その立場からちょっと税法の基本的な問題を論議をしてみたいと思うのであります。 所得税法の百二十一条で、五百万円以下の給与所得者は申告をしなくてもよろしいということになっておりまして、所得税法の六条で、二十八条一項に規定をする給与等の支払いをする者は源泉徴収が義務づけられておることは主税局長も御承知のとおりでございます。同じく百八十三条で、給与等の支払いをする者は、支払いのときに所得税を徴収し、翌月の十日までに国に納入しなければならないとされております。そしてそれらの行為を担保……
○村山(喜)委員 関連。いま中川政務次官の発言を承っておりますと、非常に課税最低限の額の問題について大幅に引き上げたということで自画自賛をしていらっしゃるわけですが、この前山田耻目君のほうから資料要求をいたしましてこの委員会に出されております資料を見てみますと、「昭和四十八年分の給与収入が四十九年度改正政府原案による課税最低限(初年分)以下の者を対象として四十八年分の所得税を免税とする場合」、これは九百億。これは入るわけですね。それから、第二の「昭和四十八年分の所得税の税額が三万円未満の者についてその税額を徴収しないこととする場合」、これで千五百億の減税になるわけです。ところが、これをそのまま……
○村山(喜)委員 IDAの問題でございますが、日本の国が一一%の寄与をするということになっているようでございまして、内容的に各国の負担分を見てまいりますと、アメリカが最大でございますが、アメリカの場合には、まだ議会においてこの批准が成立をしていないという状況を聞いているわけでございますが、アメリカはいつ議会のほうを通過するような努力をしているのか、その見通しについて、まず説明いただきたいことが第一点でございます。 それから第二点は、この対外経済協力の問題の一つとして、一つの国際機関の中でこういうような協力が行なわれているわけでございますが、予算の関係は一体どういうふうになっているのだろう。い……
○村山(喜)委員 大蔵大臣久方ぶりにお見えでございますから、大臣にIDAの問題に関連をいたしまして、日本の対外経済協力のあり方の問題についてお尋ねをしてみたいと思うのでございます。 GNPの一%はそういう経済協力に回すんだというのは、これは内閣の方針だというふうに承っておるわけでございますが、政府の開発援助というのですか、これはGNPの〇・七%を充てるんだ、これも政府の方針だろうというふうに考えるのでございます。ところが、七二年の実績を外務省のほうで調べてみたのでありますが、民間の経済協力まで含めた場合には、政府資金も含めての話でございますが、これは一九七二年の暦年計算で〇・九三%、総額二十……
○村山(喜)委員 昨日、電気料金の値上げを物価閣僚会議で決定をされたというふうに承っております。大蔵大臣は御出席になったかどうかわかりませんが、申請よりも六%程度圧縮はしているものの、たいへんな値上げであることにおいては間違いがない。昨夜はテレビで、こういう事態に立ち至りましたことについての中曽根通産大臣の演説というか釈明を聞いておりましたが、これから先の日本のエネルギー政策というもの、そしてまた、その中における電気の長期的な需給計画並びに電気に対する税体系のあり方の問題、そういうものをもう一回根本的に見直しをしなければならない段階に来ているのではないかという気がしてなりませんでした。そういう……
○村山(喜)委員 関連して、先生方にお尋ねいたします。 ちょっとお話をお聞きをしながら、いろいろと私も考えたのでございますが、まず浅田先生がお出しになっていらっしゃる「地震 発生・災害・予知」という東京大学出版会の本を私も拝見をさせていただきました。この中で、地震の発生というのは、いわゆる断層の生成の中で生まれるのだという見方が通常的な見方だというとらえ方をしておいでになるわけですが、先ほど加茂先生のお話を奉っておりますと、いわゆる沈降、隆起のそういう地殻の上昇というような地質学の上から見た場合には、マグマをため込んでおるという状態が、いま桜島の場合には出ている。その隆起が続く限り、大噴火と……
○村山(喜)委員 いま、内海委員の方からいろいろ質疑がなされたその内容を承り、また、あるいはきのうあたりの参考人に対する意見等をお伺いしながら、基本設計から竣工検査に至るまでの過程をずっと振り返ってみまして、一体どこにその原因があったのかということを、私たちはやはり明確にしなければならないかと思うのです。 そこで、いま話を聞きますと、昭和三十九年に基本設計ができた、安全審査は四十二年に原子炉安全専門審査会にかけて安全審査を行った、その後モックアップ試験等を行いまして詳細設計がつくられ、それから政府の設計工事方法の認可が行われて、あるいはアメリカのウエスチングハウス社にもコンサルテーションのな……
○村山(喜)委員 御三方には御苦労さまでございます。私も簡単に質問を申し上げますので、要点のみを簡潔にお答えいただきたいと思います。私に割り当てられました時間は三十分でございますので、初めに御要望申し上げておきます。 まず、先ほどから景気の今日の見通しの問題についてお触れになっておいでになるわけでございますが、私たちも主要経済指標を見ながら、いま日本経済が総需要抑制のもとで不況の局面を迎えているわけでございますが、それはもう下手したら失速状態の中で再び浮揚力を失うような形になるのではなかろうかということを危惧いたしておるわけでございまして、そういう中から、いまいろいろな御説明がございましたが……
○村山(喜)委員 大臣、私は角度を変えましてこの国債の問題を取り上げてみたいと思うのですが、最近西ドイツが公定歩合を引き下げまして五・五%になった。それからアメリカの場合でも同じように公定歩合の引き下げをやりまして、このプライムレートも八・七五%というふうにして下がってきている状態にあります。そういうような状態やあるいはインパクトローンの受け入れの問題等をめぐりまして、最近の不況対策というものが世界的に大きく取り上げられて、日本の場合もそれに合わせたような形の中で、金融の量的な緩和が進むのではないかという報道がもっぱらなされているわけでございます。 そういったような状況はやはり債券相場の中に……
○村山(喜)委員 私は、あしたまでが確定申告の日でございますから、現在行われている確定申告を中心にいたしまして若干の質問をいたしてまいりたいと思っております。 まず第一は、妻の座をめぐる問題でございますが、このパートの非課税限度額、これはたしか七十六万円、それから扶養家族の認定限度額は七十万円。青色専従者の四十八年度の実績は一体どういうふうになっているのかということをまずお尋ねいたしたいと思いますが、白色専従の場合には今度三十万が四十万ということになりましたが、これを選択する者は配偶者控除は受けられない、こういうふうになりますと、四十万円の中身は妻の座が二十六万円、それから店員の座が十四万円……
○村山(喜)委員 まず、法人税法の改正案について一点だけお尋ねをしておきたいと思います。
同族会社の留保所得課税について、定額控除額を現行の一千万円から一千五百万円に引き上げるということでございますが、これは法律の六十七条の三項、この中で留保控除額、次のもののうち最も多い金額について控除ができるということになっております。その中で一号、二号、三号とございますが、この定額部門についてのウェートが過去のそういうような実績においてどういうような状態になっているのかということについて、まず御説明をいただきたいというのが第一点でございます。
【次の発言】 この留保所得課税を受ける者は、大体私たちが聞い……
○村山(喜)委員 参考人の各位には御苦労さまでございます。 まず初めに、櫻田さん、大槻さんにお尋ねをいたしてみたいと思うのですが、昨年の十一月、私たちも日本経営者団体連盟の「大幅賃上げの行方研究委員会報告」なるものを送っていただきまして、拝見をさせていただいたところでございます。いまの三木内閣、特に副総理の福田さんを中心にいたしました基本的な考え方は、全くこの日経連の出されました一五%という賃金のガイドラインというものを一つの目安にいたしまして、いま春闘の問題が、いろいろそういうような基本的な考え方で指導されているようでございまして、私は、なるほど日経連の影響力というものは大したものだなとい……
○村山(喜)委員 関税関係の問題について若干の質問をいたしてみたいと思うのですが、まず第一に、公正取引委員会の後藤部長にお尋ねをいたします。
きのうの夕刊に、韓国産の大島つむぎ全国七業者に対しまして公取委員会が立ち入り調査をしたという記事を見たのでございますが、これはどういう違反の疑いで調査をされたものか、また、その調査の対象から見て、どういうような内容的なものになっているのか、この席で明らかにできる点についてお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 調査の内容は、きのうから始められたわけですから、これからそれを証拠物件等を押さえながらやられるわけでございますが、その二業者を追加された……
○村山(喜)委員 四月十五日に大蔵大臣は、当面の財政事情についての説明をこの委員会で行われたわけでございますが、その中で四十九年度の税収の不足が約八千億円、その対策として、四十九年度所属の税収になる額四千億円を繰り入れて、残りの四千億円については税外収入等のものをこれに充てる、こういうような考え方で、収支についてはプラス・マイナス・ゼロのような形に持っていこうというような計画のお話があったのでございますが、その中で日銀納付金、専売公社の納付金等の税外収入の増をどういうふうに算出をし、予定をしておられるのか、それについて承りたいのでございます。 なお、予算計上されました不用額はどの程度出てくる……
○村山(喜)委員 今回の改正は、八月から二九・三%、それに来年の一月から格差是正といたしまして六・八%という形の中で、国家公務員の現在の給与にスライドいたしまして退職年金等を改正しようとするものでございますが、いずれもきわめて適切な措置であると考えるわけでございます。 ただ、内容的にはいろいろな問題を含んでおり、依然として未解決のものが残っているわけでございますが、まず第一に、国家公務員共済組合の場合の退職年金支給の算定方式でございますが、最低保障額というものが、従来は恩給法に基づく最低保障並びに厚生年金の最低保障というものがございまして、三十二万一千六百円でございましたか、それを今度は四十……
○村山(喜)委員 金融をめぐりまして、集中融資、大口融資というような形の中から、社会的な公正を欠いている問題が存在をしているのではないかということで、きょうの集中論議になったわけでございます。いろいろわれわれも実態調査してまいりますると、金融をめぐる問題は、具体的な問題として事例をつかまえておりますが、それをこういう公開の席で発表をするということになると、その金融機関から取引停止を受けるというような事態まで心配をされるような状態のものがきわめて多いものですから、具体的な問題について、どういうところからこの問題を取り上げていったらいいだろうかということで、私たちも検討をいたしたのでございますが、……
○村山(喜)委員 今回歳入の落ち込みを補てんをするために特例公債を発行しなければならない、こういう情勢になったわけでございますが、まず具体的な数字の点から確認をしてまいりたいと思いますのは、四十八年度、四十九年度、そうして五十年度の国債のいわゆる新規発行額とそれから借りかえ債の発行額、その関係がどういうふうになっているのか。世上五兆四千八百億円と言われているのは、これは発行収入金の手取り額を意味するものであって、実際の新規発行額はそれよりも高いわけであります。それに借りかえ債の発行額まで入れますと、六兆近い新たな国債を発行しなければならないという状態が今日の状態であるというふうに承っているので……
○村山(喜)委員 私は、川内原発の問題について、地元の住民が大変心配をいたしております点を中心にしながら、現在の時点における取り組みの状況をまず初めに質問をしてまいりたいと考えているわけでございます。 三月四日に、予算の一般質問で私はこの問題を取り上げまして、担当大臣であります経済企画庁長官の福田さんに、電調審にかけるのはまだ早過ぎる、これはかけるべきでないんじゃないかという意味の質問をしたのでございます。ところが、そのときに福田経済企画庁長官は、これは電調審の決定はイコール起業の許可ではないんだ、だから現実には、電調審を通ったからといって、それは即工事を認可するということではないし、安全審……
○村山(喜)委員 川内の原子力発電所の安全審査に当たりまして、第百二十三部会が発足をしたということは聞いておりますが、この部会で初会合をなさって、これからの安全審査のあり方についてどういう方向で審査を進めていこうかという審査の方針が決められたものかどうか、この点について初めに承っておきたいと思うのでございます。 と言いますのは、電調審を通りますときに、担当の福田経済企画庁長官から、当該地区の問題については、原子炉の安全性の問題もさることながら、地質、地盤の問題について住民の不安がきわめて強いので、この面については特別に配慮してもらいたいという要請があると同時に、電調審を通ったからそれは即着工……
○村山(喜)委員 大臣は三十分ほどしかおいでになりませんので、初めに大臣にお尋ねすることだけにしぼりましてお聞きをしておきたいと思います。 そこでまず第一に、きのう横山利秋委員の質問に対しまして、土地税制の問題については来年度の大きな税制改革の柱として検討をしたい、こういうことを言われたようにきょうの新聞あたりには大きく報道されているのがあります。そこで、土地税制というものについて、主税局長は、その穴があけてあるところを現実にどういうふうに適用したらいいのかというような点を見ながら、それでカバーできないかどうか、そういう点を見たいということの答弁がなされていました。 そこで私は大臣に、その……
○村山(喜)委員 参考人の方々にはどうも御苦労さまでございます。 私は主として中村参考人、それから村田参考人、それに原参考人、この三方にお尋ねをしてまいりたいと考えております。 そこで、まず中村参考人にお尋ねいたしたいのですが、五十一年度予算の二九・九%、七兆二千七百五十億を特例債まで含めまして公債収入によらなければならない、こういう異常な状態が出てまいりました。その中で四十九年度、五十年度、これの発行の消化状況を見てまいりますると、シンジケート団の引き受けが、全国銀行の場合のシェアを見てまいりますると、七二%から七四・五%というふうに五十年度の場合にはふえてまいっております。で、五十一年……
○村山(喜)委員 大臣にお尋ねをいたします。 七兆二千七百五十億円という大変な発行を予定いたしておるわけですが、この中で四月には五千六十億の建設国債を発行したということでございます。例年四月、五月というのは資金の需要が緩和をする、この時期においては当初はもっと多くの国債を発行していきたいという計画があったやに伝えられておるわけでございます。その発行計画を月平均に直していけば六千億円ということでございますけれども、どういうような年間の消化、発行計画をつくっておるのか、この点について説明をいただきたいと思います。 そこで、秋口になるといわゆるクラウディングアウトの懸念があるやの話もありますが、……
○村山(喜)委員 私は、きょう、第六十八回電調審にかけられるであろう鹿児島県の川内原発の問題について、これを中心に置きながら政府の所信を確認をしてまいりたいと考えております。
そこで、まず第一に、第六十八回電調審はいつ開かれる予定になっておりますか。その内容は、五十年度の電源開発基本計画に組み入れられる内容について論議をされるわけでありますが、その内容はどのようなものであるのか。なお、その電源の中に原発は何カ所予定をしておられるのか。経済企画庁長官からまず承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、原発を電調審にかける前提条件というのはどういうふうになっておりますか。
○村山(喜)委員 大臣もお見えでございますので、初めにちょっと基本的な問題についてお伺いをいたしておきたいと思うのでございます。 いま、日本の国の原子力発電は軽水炉型の発電を中心にいたしまして推進がされているわけでございますが、原子力委員会の専門部会の報告書によりますと、この次はもう一挙に高速増殖炉に全力を挙げるべきである、こういうような方針が示されているようでございますが、それに対しましていろいろな新型転換炉などの問題等も含めて、あるいは動燃事業団がそれに対する意見も出しているようでございますが、そういうような原子力行政の今後のあり方の問題についてはどのような方向づけをしておられるのかとい……
○村山(喜)委員 私は、熊本県の水俣湾の水銀ヘドロ処理の問題についてお尋ねをいたしたいと考えるわけでございます。と申しますのは、ヘドロの処理のやり方のいかんによりましては、鹿児島県の出水から長島方面の海域にかかわる漁民の生活に重大な影響をもたらす危険性があるのと、その地域におきます人たちが、もらい公害になるのではないだろうかという危惧の念がございます。そういうような関係から、すでに地域の住民の中で関係の漁業者はもちろん非常に注意深く、このことを見守っておりますし、また住民の方でも、その工法等について二次公害が発生をしないような措置の要求を市や県の方に要請をしている、そういうような事実関係もござ……
○村山(喜)委員 台風十七号の激甚災の指定については、先ほど越智委員に対する政務次官の答弁がございましたが、これは国土庁の方からだれかほかに見えておりますか。――じゃ、お尋ねいたしておきますが、六月の下旬の梅雨前線、それから七月の中旬の台風九号、この災害に対しては激甚災の指定はすでになされたわけですか。いつどのようになされたのか、決まっておるならば、その内容をお知らせいただきたい。
【次の発言】 いま七月の集中豪雨とおっしゃいましたが、六月の下旬から七月の十日、十一日にかけまして、六月の二十二日から二十六日は九州南部、七月の十日から十一日は伊豆の南部方面、これが梅雨前線による集中豪雨ですね。そ……
○村山(喜)委員 私は本日、鹿児島県の国分市にあります九州学院大学の学園紛争の解決の問題について、大臣並びに関係者の御所見をお尋ねをしながら、いま依然として事態の解決を見守りながら、一日も早く学生の学習権が確立されることを待ちわびております関係者の人たちの声にこたえたいと考えるわけでございます。 すでに参議院の文教委員会におきまして、十月の十四日に久保亘参議院議員並びに宮之原貞光参議院議員がこの問題については追及をいたしておりますので、できるだけ重複を避けながら問題を詰めてまいりたいと考えます。 私は、この学園紛争が起こりましてから、九月の二十四日並びに同じく二十五日、十月の二日、十月の九……
○村山(喜)委員 私は、まず初めに科学技術庁の予算と政策の重点についてお伺いをいたしてまいりたいと思います。 第八十国会における科学技術庁長官の所信表明、これを拝見をしながら、そして予算書と見比べながら、また、ことしの科学技術庁月報の一月号に載りました宇野長官の年頭の辞を読み返しながら考えたわけでございますが、総額にいたしまして二千二百四十二億六千三百万円、債務負担行為が九百七十一億一千二百万円という内容でございます。 第一に取り上げておりますのは原子力開発利用の推進、この中身が千百七十億円でございますから、大体科学技術庁の予算の半分を原子力開発利用の推進に用いていることは明らかであります……
○村山(喜)委員 宇野長官にお尋ねいたしますが、原子力船「むつ」の問題に関連をいたしまして、佐世保の市長が、三百億円の基金を積んでもらいたい。これは新聞に出ていることですから真実はどうかわかりませんが、その金を一体何にするのだと言ったら、その基金をもとにして生み出した利益で市の発展を図るために使うのだ、こういう話が聞こえております。同時に、長崎県の知事の方からは、何か宇野長官も運輸大臣と相談をしたようにも新聞にも出ているのですが、長崎新幹線の導入の問題を見返りに要求をした、こういうようなことでございました。 そういうようなことに対して、宇野長官は、そういう政治的な解決を図らなければこの「むつ……
○村山(喜)委員 私は、先般ヘドロ処理の問題で丸茂長官の時代に質問をしたことがございます。そのことを振り返りながら、石原長官が今度二十二日に現地にお出かけになるということを聞きましたので、先般社会党の方で調査団の一員として参加いたしましたその立場から、長官にまた要望を申し上げる点もございますし、またいままで、前回の質疑の中で、まだ検討をしておる段階で結論を得ているものではないという答弁をもらっております内容についてお尋ねをしておきたいと考えるわけでございます。 そこで、まずこの熊本県の公害部がつくりましたヘドロの処理計画及び監視基本計画、これはもう環境庁も一緒に参加してつくられた、こういうふ……
○村山(喜)委員 佐藤君の質疑に関連をいたしまして、二十分間ほど石油の問題だけにしぼって質問をしたいと思います。 そこで、まず石炭石油の特別会計の石油勘定の内容でございますが、探鉱投融資の規模が五十一年度は八百五十億円。それが五十二年度は六百倍円に減少をしておる。そういうようなことから見まして、備蓄関係はどういうふうになっているのか、その内容についてまず説明をもらいたいと思うのでございます。 そこで、備蓄の問題としては、共同備蓄株式会社をつくってやるという方向でございますが、これはワンプロジェクト、ワンカンパニーという形でこれから進めていこうということでございます。聞きますると、ことしの二……
○村山(喜)委員 高鳥政務次官、いま主税局長の話を聞きながら、貸倒引当金の問題、これは予算委員会の中でも私質問をしたわけです。都市銀行の五十一年度上期の貸し倒れの償却額は七十八億円であった。その率は千分の〇・一四であるという報告を政府委員から聞きました。そこで大倉主税局長、それを千分の五に今度下げる。貸し倒れの実態がそういうようなことであるとするならば、後藤銀行局長に、やはりそういうような意味において過剰な引き当てではないか、しかし実態はそうではないじゃないかと言って迫ったら、銀行検査というものは厳しくやっております、こういうような話でございました。それで安心しましたということなんですが、銀行……
○村山(喜)委員 私は、税については権威者だと言われる大蔵大臣にいろいろ質問をしてみたいと考えておるわけです。答弁しにくいような問題は、優秀な官僚たちが控えておりますから、そちらの方にお譲りをいただいても結構でございます。 まず、サラリーマン減税の問題でございますが、この給与所得控除という概念が、これは必要経費の概算控除なんだ、それから二番目には、勤労所得としての担税力が弱い、第三番目には、捕捉率の調整の意味もあるんだ、こういうような形で、最高は四〇%、最低一〇%のそういう控除制度というものがいま大きくなってきたわけです。ところがこれが、大蔵大臣も御承知のように、中小企業者のいわゆる勤労所得……
○村山(喜)委員 大蔵大臣、私が一番最後でございます。私はできるだけ大蔵大臣にお答えをいただきたい、数字にわたるような問題は事務当局の方から答弁を求めますので、そのつもりで、最後の質問者だということでお答えをいただきたいと思うのです。
まず第一点ですが、けさの新聞にも出ております公定歩合の引き下げ、これは日銀政策委員会でやるわけですが、大蔵大臣は金利の引き下げについて発議をされました。それは新聞に伝えられておるとおりの内容でございますか。
【次の発言】 大変お忙しいようでございますが、違っておったらお答えいただきたいのですが、違っておりますか。
○村山(喜)委員 私はまず、福田総理、あなたにお尋ねをいたしたいのですが、五十一年度の一般会計の予算編成に当たりましては、総合予算主義という形の中で、年間途中で補正はやらないんだ、こういうたてまえの中で出発をしたことは御承知のとおりであります。そのために公共事業の予備費等というものまで新たに設定をして、いろいろ論議を取り交わされた経過があります。その中でどうにもならないようになってきて、九月以降の景気の回復のテンポが非常におくれてきた。そういう中から十一月の十二日に経済対策閣僚会議が開かれて、七項目の対策を立てられたわけであります。 ところが、その効果がどういうようなものであったのか、このこ……
○村山(喜)委員 昨日の金融の問題につきまして、当委員会で意を尽くせない問題や、あるいは誤解を与えるおそれがある点を明らかにする意味において、簡単に質問を大蔵大臣に申し上げておきたいと思います。 それは五十一年の十二月末の日本銀行の全国銀行主要勘定速報で資金ポジションが悪化をしているのではないかという指摘をいたしましたが、この点については内容を調べてまいりますると、確かに実質預金の伸びが一兆円ほど前年に対比いたしまして減少をしている。これを賄うためには手持ちの有価証券等の売却等によりまして貸し出しを昨年以上に行っているという状態がございますから、そういう資金ポジションが悪化をしていることは事……
○村山(喜)委員 まず初めに、東京電力の柏崎の「原子炉の設置に係る安全性について」という原子炉安全専門審査会の報告を受けまして、九月一日に設置許可がなされたように聞くのでございますが、これについてまず長官にお尋ねをいたしたいのは、裁判の問題が新聞にも出ておりまして、それから行政組織上の異議申し立てもなされておる。六十日以内に行政不服審査法に基づいて措置をするという期限もございますから、今月の末までにそれぞれさらに異議の申し立てが出されるのではないだろうか、こういうふうに伝えられているわけでございますが、長官はこれをどういうふうに評価をし、どういうふうに対処しようとしていらっしゃるのか、その点を……
○村山(喜)委員 けさの新聞を見ますと、きのうの東京の外国為替市場では、円がドルに対しまして二百五十一円七十銭、その記事によりますると、日銀が二億ドルのドルの買い支えをやったように書いてあるわけであります。 そこで大蔵大臣にお尋ねをいたしますのは、第一に、最近の円相場というのは円の実勢を反映しているというふうに見ておいでになるのかということでございます。それと、二十日間に一〇%も乱高下している。そして十日間に十億ドルの資金が流入をしておる。そういうような原因は一体何なのかということに対してもお答えをいただきたいと思います。それに対しまして政府としてはどういうふうに対処しているか、この対処の仕……
○村山(喜)委員 私は初めに金丸長官にお尋ねをしておきたいと思いますが、三月の十九日ですか、防衛大学の卒業式に長官が行かれまして、あいさつをされました中で、精強な自衛隊というものを非常に強調をされた。そこで、精強な自衛隊というのは、いままでは国民に理解をされる自衛隊という形でPRが行われていたが、そこに何らかの質の転化があるのではないだろうかと、当時の新聞は書いておりました。 それから、これは一月の八日ですか、陸上自衛隊の第一空挺団において長官が訓示をされた、敵に脅威を与えないで何の防衛かというふうに強調された、こう聞いております。 脅威というのには、皆さん方がおつくりになりました防衛白書……
○村山(喜)委員 五十年度の文部省の不当案件が八件あり、五十一年度は六事業に不当事件があるという報告書をいただいております。そこで、私はまずその点についてお尋ねをいたします。 これは補助の対象を間違ったとか、いろいろ理由が書いてございますが、そのことは、いま補助金の内容が実態の支出に適応していない、補助単価とか数量が適合していないところから問題が出てきているのではないだろうかと思うのですが、そういう点はございませんか。 それで、五十三年度は、従来学校建築の場合等は門とかへいとかいうものは補助の対象にしていなかったと聞いておりますが、今度は改正されることになるわけでございますか。渡り廊下は改……
○村山(喜)委員 まず私は初めに、法務大臣が二月九日に本院の法務委員会で述べられました所信表明の中で「法務行政の使命は、法秩序の維持と国民の権利の保全にあると考えております。」こういうことを言われておるわけでございますが、そういう立場から当然の発言であると考えますので、その内容の問題を、具体的な貸金業、サラ金の問題についてお伺いをいたしておきたいと思うのでございます。 この問題は、私の方から申し上げるまでもございませんが、最近のマスコミ関係の中でもサラ金の悲劇というような形の中でいろいろな事例が取り上げられておることは、大臣御承知のとおりであると思うのでございます。そこで、この関係の法律を見……
○村山(喜)委員 私は、三点につきまして大臣または関係者にお尋ねをしてまいりたいと思います。
まず、タンカー等の石油備蓄の問題でございます。
政府は石油開発公団法を改正をいたしまして公団による石油備蓄の実施を計画いたしておりますが、その内容はどういうふうになっているのか、この点について恒久対策と暫定的な対策と両方に分けておるようでございますが、その説明をまず資源エネルギー庁の方から伺いたいと思います。
【次の発言】 その内容ですよ。というのは、私が言うのが間違いがあるかどうかお答えをいただいて結構なんだが、恒久タンク建設用地は陸上に三ヵ所、そういうことですか。
○村山(喜)委員 最近の鉱工業生産動向というものを見てまいりますと、生産指数やあるいは出荷指数が上昇をいたしまして、三月における国内の自動車の販売台数やあるいは二月の全国百貨店の売り上げ、そういう指数から見まして、また製品在庫指数が下降をしているという状況の中で、経済企画庁や日銀あるいは大蔵省は、底入れをした、明るさが出てきたと、こういうふうに見ているようでございますが、通産大臣はどういうふうに今日の景気動向を見ておられるのか。新聞を見ておりましたら、どうも通産大臣は非常にシビアに問題をとらえておるように報道をしておりましたが、最近の景気動向というものに対してどういうような感度でおられるのかと……
○村山(喜)委員 本日は、十時から松山地裁におきまして伊方の原発訴訟の判決がございました。ニュースを聞きますと棄却をされたというような内容でございますが、判決の内容が、概要がわかっておりましたら、この際報告を願いたいと思います。
【次の発言】 時間的な関係でまだ内容的に報告ができないようでございますが、さきに伊方原子炉二号炉の増設の許可に対する異議申し立てについては、三月の十日に棄却の処分をされたというふうに承るのでありますが、その内容はいかがでございますか。
【次の発言】 これらの内容の問題は一連の関連があると考えますので、後日判決主文等を見た上でこの問題については取り上げることにいたしたい……
○村山(喜)委員 初めに五十一年度の一般会計予備費の使用状況でございますが、その中に糖価安定対策費というのがございます。当初予算には百八十四億円計上されておりましたものが、第一次の予備費の支出で九十一億四千九百七十七万四千円を予備費から支払いをいたしております。なお、五十一年の十一月二十六日の閣議決定に基づきまして、第二次分といたしまして十五億一千一百八十三万四千円が同項において支出をされておる。そこで、これが五十年度はどういうような状況であったのだろうかというので調べてみましたところ、これについては、糖価安定事業団に対する交付金は、当初予算が糖価安定対策費で五十一億あったものに対して二十七億……
○村山(喜)委員 大蔵大臣は、佐世保市工の救済問題がここまで解決が長引いたのは、佐世保重工の取引でメーンになる銀行あるいは大株主がいないことに原因がある、こういうふうに言われたことがございますか。
【次の発言】 大蔵大臣は総理大臣から、佐世保重工の問題につきましては救済について三回指示をされたと新聞では報道しておりますが、そうでございますか。
【次の発言】 そこで、財政、金融、税制の責任を持っていらっしゃる大蔵大臣は、全銀協の会長をしておられます松沢さんが言っておられますように、経営の責任体制ができないことには金融サイドの問題にはならない、そういう感度はお持ちでございますか。
○村山(喜)委員 私は、きょうは二点について長官を中心にお尋ねをしてまいりたいと思いますが、第一点は水俣のチッソに関する問題でございます。
そこで、新聞は大分にぎやかに報道をいたしておりますが、長官は関係閣僚の一人としてこの問題に対してはタッチしていらっしゃるわけですか。
【次の発言】 そういたしますと、チッソ救済の問題については関係閣僚の一人として参加をしていらっしゃる、こういうことだと思いますが、先日馬場昇君が水俣病及び水俣病に関連する諸施策に関する質問主意書、それに対する内閣総理大臣の答弁書が出ておりますが、この答弁書を拝見しながらちょっと確認をしておきたいと思います。
この答弁書の……
○村山(喜)委員 先般参議院の内閣委員会におきまして、有事防衛研究の内容について若干の討議がなされまして、それに対する伊藤防衛局長の答弁等が新聞にも出ておるのを拝見いたしました。 そこで私は、この問題については金丸長官が初めに言い出された図上研究の内容であると思いますので、三矢研究とは違うのだ、これは自分の指示によって、制服だけではなくて内局も含めて、有事防衛研究の内容をことしの八月からひとつやっていくのだというような話をされたことを聞いたのでありますが、この図上研究と言われます有事防衛研究の研究目的と、現在防衛庁の訓令によりまして防衛計画というものがそれぞれつくられておるわけでございますが……
○村山(喜)委員 小沢厚生大臣、あなたは最近、ヨーロッパから医療や年金、社会保障の問題等を調査をされて帰国をされたようにお伺いをするわけです。国内は近く臨時国会が始まりますが、健保は継続審査という形でおさまっておりますが、日本医師会は自民党の方と、実質的な自民党案、いまの政府提出法案は廃案にしてそして自民党の案を出すのだというようなことで、近く三回目の調査会が開かれるようでございます。もちろん日本社会党は、実質給付率の切り下げである、あるいは負担増につながる問題があるというようなことで、継続審査にすることも反対をしたことは、大臣御記憶のとおりでございます。こういう状況の中で臨時国会を迎えるわけ……
○村山(喜)委員 熊谷長官、昨夜もNHKの「むつ」の特集で長官の発言も承ったわけでございますが、私も十五、六日、現地佐世保に行ってまいりましたので、その中から多くの市民の中で原子力船「むつ」についての問題点を具体的に指摘しながら、それに対するお答えをまず第一にお伺いをいたしたいと思うのでございます。 そこで、この原子力船「むつ」が、十六日の朝十時十分にSSKの甲岸壁に接舷をいたしました。警察が四千名の部隊をもちまして規制をするという姿の中で、しかも私たちもびっくりいたしたのですが、過激派対策という名前の中で自衛組織というものが市民の中につくられて、しかも商店のシャッターをおろして、まさに暴徒……
○村山(喜)委員 先ほど安全委員会の方から第一次のスリーマイルアイランドの事故調査特別委員会の報告書をいただきましたので、ばらばらめくりながら中身を読んでまいったところでございますが、第一次の報告書でございますから最終的な結論というものはまだ出ていないだろうと思いますが、スリーマイルアイランドの事故はいろいろな見方があるようでございます。アメリカのNRCの見方は人為的なミスが中心だ、それに若干の器具や機材等の問題もあるけれども、主たる原因は人為的なミスなんだ、こういうとらえ方をしているように見受けるのでございます。日本におきます原子力産業会議の見方も大体同じような見方をしているように見受けるの……
○村山(喜)委員 金子大蔵大臣はかねがね、この大蔵委員会の主要なメンバーでもあり、そしてまた御出身も大蔵省でございますので、租税政策等については特に通暁をしていらっしゃる、そういう立場でいろいろお伺いをしてまいりたいと考えておるわけでございます。そういうような意味で、具体的な計数にわたります問題は主税局長や関係の政府委員の方々に御説明を願いたいと思いますが、今後の財政政策、その中における租税政策というものについての基本的な考え方はやはり大臣でお答えをいただくように、質問の初めに当たりまして要望を申しておきたいと思います。 そこで今回、租税特別措置法の一部改正が行われておるわけでございますが、……
○村山(喜)委員 いままで各委員の方々がそれぞれ取り上げられた問題をできるだけ重複を避けながら、質問をしてまいりたいと思います。 まず、これは林政務次官にお聞きをしなければならない問題のようでございます。 十五日に日商会員総会が行われて、そのときに齋藤幹事長が、一般消費税の導入の時期は来年の秋以降、そういうふうに示唆したということが新聞で報道をされておりました。ところが大蔵省は、国民の同意を得ながら、同意の形成を努力しながら五十五年四月実施というふうに受けとめておるのではないだろうか、こういうふうに思っているのですが、この秋には、三年目ですから恐らく総選挙もあるだろう、来年の初夏のころには……
○村山(喜)委員 できるだけダブらないように質問をしてまいりたいと思いますが、先ほど来から承っておりますと、五十三年度のたばこの消費量が三千十四億本、五十四年度は三千二十億本を見込んでいらっしゃるというふうに承ったのですが、そのとおりですか。
【次の発言】 喫煙者率が四十九年をピークにいたしまして漸次低下いたしておりますね。それと同時に、禁煙者率はこれまた上昇を続けている。こういう中で、それだけ定価改定をしてもなおふえる見込みだというふうに見込まれたその計算の基礎というものは明らかにできますか。
といいますのは、どうも最近のたばこに対する嫌煙権あるいはたばこの身体に及ぼすいろいろな障害という……
○村山(喜)委員 私は初めに、わざわざおいでをいただきました日銀の中川理事に質問をいたしまして、その後、経済企画庁やあるいは大蔵省のそれぞれの担当者に所見をお尋ねいたしますと同時に、最後に大蔵大臣の所見をお尋ねいたしたい、こう考えております。 そこで、中川参考人には大変お忙しいところをありがとうございました。 第一点は、日銀はこの四月十七日から公定歩合を〇・七五%引き上げたわけでございます。この引き上げは、従来伝統的に暑気、物価あるいは円レートの問題を一つの金融政策的な目標としてとらえているわけでございますが、今回は、国債の価格安定を金融政策の目標に追加したと受け取られるような内容だという……
○村山(喜)委員 できるだけ前の質疑者とダブらないようにいたして質問をしてまいりたいと思います。 今回、税理士法の改正が行われるわけでございますが、日本税理士会連合会では、現段階では最上のものだ、こういう評価をしている記事がございます。なるほどいま審議官の方からお話がありましたように、この事業分野の拡大の問題やあるいは公認会計士の通知制度の問題、さらにまた会計書類等の作成の問題や書面添付の問題、あるいは懲戒処分に当たりまして審議会を設けるというような中で、これも審議会の構成によりますが、自主的な決定ができるような形ができているという点においては、確かに前進をしている面もあると思います。 し……
○村山(喜)委員 私は、この委員会で、数年前に、遮蔽工事の問題をめぐりまして質問をしたことがありますが、この原子力船「むつ」が五十三年の十月十六日に佐世保港へ回航された、それから今日まで、いろいろな経緯を経ながら推移をしているわけでございますが、初め「むつ」のいわゆる放射線漏れの改修についてはSSKに修理を頼む、こういう考え方があったと思うのであります。ところがSSKの方では、なかなかそれを引き受けるというところまでに至らなかった。ようやくことしに入りましてから、自民党のあっせんで、長崎県の久保知事も立ち会いの上でようやく引き受けた、こういうふうに聞いているのですが、一体SSKが遮蔽工事につい……
○村山(喜)委員 標準定数法の改正案が出てまいったわけでございまして、第五次のこの学級編制及び教職員定数改善の計画がことしからスタートをするということになったわけでありますが、いま教育の荒廃がそれぞれやかましく言われる中で、この定数法の問題で、教育の現状を踏まえながら一体いま何が一番大事な問題であるのかという観点から定数改善の問題をとらえておいでになるのであろうか。ことしの予算の中で決まっている内容というものをお聞きをしてまいりますると、どうもピントがぼけているのではなかろうかという感じがするわけでございますが、いま一番やらなければならないことは一体何であろうか、こういうことについての説明を願……
○村山(喜)委員 文部大臣の文教行政に対する所信表明を中心にいたしまして、いま問題になっております二、三の問題を取り上げながら大臣の所見をお尋ねいたしたいと存じます。 まず筑波大学の問題でございますが、開学以来七年の月日を過ぎましたが、今日まで国費をどれだけ投入したわけですか。といいまするのは、これは朝日新聞の四月二十九日号に「筑波大生一人当たり、年間約三百八十万円の税金がつぎ込まれている。全国立大学生一人当たりの平均約百四十万円(五十二年度)をはるかにしのぐ。」金がかかっておるというのが書いてございますが、いままでどれだけの予算を措置してきたのか、まず金額からお尋ねいたします。
○村山(喜)委員 私は、原子力船「むつ」の問題で、技術的なことも織りまぜながら、そして大臣には、政治的な立場からの判断をお聞きをいたしたいと考えております。 そこで、原子力第一船開発基本計画、これは総理大臣と運輸大臣が決定をされたものでございます。それから、原子力研究開発利用長期計画、これは原子力委員会。原子力委員会は、委員長は科学技術庁長官でございます。これを見てまいりますと、現在の時点においては、またそれぞれ新しい立場から決定されたものもあるようでございます。たとえば五十五年度原子力開発利用基本計画、内閣総理大臣、三月二十八日、その中に「原子力船の研究開発」という項目がございます。 私……
○村山(喜)委員 私は、中川長官に科学技術庁のあり方の問題について、若干の意見を交えながら質問をしてまいりたいと思うのであります。 五十六年度の予算編成を前にいたしましてまずお伺いをいたしたいのは、総理府総務長官を中心にいたしまして、科学技術関係閣僚連絡会議というのがつくられた。これはいろいろな見方があるわけですが、科学技術庁長官中川さんのPTAみたいなものだというような話がありまして、これから八〇年代の科学技術振興を目指して予算を獲得するための応援部隊じゃなかろうかという話もあるわけですね。 これを提唱されたのはたしか長官自身だったような気がするわけでございますが、この科学技術関係閣僚連……
○村山(喜)委員 私はまず印紙税について承りたいと思うのですが、印紙税は有権的な解釈によりまして、大変取り扱いに幅があるのではないかというふうな感じがするわけでございます。まあ文書税と言われるわけでございますが、文書を取り交わした場合に担税力があるものとして課税をされるという仕組みになっているのだろうと思うのでございますが、印紙税の性格は流通税でありますけれども、どういうような性格として位置づけているのか。文書を交換をする、そういう経済的な取引をする、したがって担税力があるから課税をするという発想でございますか。世の中がだんだんに進んでいきますと、いろいろな流通形態があらわれてくるわけでござい……
○村山(喜)委員 三税についてお尋ねしてまいりたいと思いますが、まず第一に、所得税法二百三十二条の財産債務明細書の提出の状況を承りたいと思います。
【次の発言】 八二%というのはサンプル調査という話でございますが、二千万円以上の所得のある者については明細書を提出せよという法律上の規定があるわけですが、罰則はどうなっていますか。
なお、それについて不完全なままで、おざなりに調査が終わっているということになった場合には、そういう所得の二千万円以上あるような人が財産をどのようにして形成するかということは他の部門でつかむことができますか。
【次の発言】 それにしても、サンプル調査程度でお茶を濁してい……
○村山(喜)委員 中曽根行政管理庁長官おいででございますから、初めにまとめて長官にお尋ねをしてまいりたいと思います。 第一は、福田内閣以来行政改革が進んでまいったわけでございますが、どうもわれわれが見ているところでは、進んでいるのは定員削減だけじゃないか。特に特殊法人の役員などというのは、きょうも新聞の社説にも出ておりましたが、かえってふえているのではないか。五十四年十二月十八日に、特殊法人の役員については天下りは半数以下にとどめる、渡り鳥は例外は一回だけだよ、それから高齢者の任用については厳しくやろうじゃないか、あるいは長期留任はこれもチェックしよう、常勤役員は一割程度は削減をしよう、後任……
○村山(喜)委員 大臣が見えましてから、先般西ドイツに行かれた報告を承りたいと思っております。 きょうは外務省に見えてもらっておりますけれども、ことしの七月に行われますオタワ・サミットの準備会議に菊地外務上審議官が参加をされましていろいろ準備を進めていらっしゃるようでございまして、その場合の議題は援助問題が中心になるというようなことでございます。アメリカではレーガン大統領が誕生した。あるいはフランスのジスカールデスタン大統領の話を聞きましても、最近、アメリカやフランスの景気後退等に伴いまして、自分の国を建て直すのが先だというような問題から、不協和音が聞こえてくるような状況になってまいりました……
○村山(喜)委員 私は、今回提案をされました四法案について、総括的な意味から金融制度のあり方の問題について、大蔵大臣の所見をお伺いしたいと思います。
いま日本銀行の監理官はどなたですか。
【次の発言】 私は、日銀法を見ておりましたら、これは大臣御承知のように、戦時中にできた法律がかたかな法律として今日になお依然として現存をしているわけですね。その中で、四十五条ですが、「主務大臣ハ特ニ日本銀行監理官ヲ置キ日本銀行ノ業務ヲ監視セシム」となっている。だからあなたが任命をしたはずなんだけれども、どうもわれわれ国会の方に配られております官公庁名簿、あの中には日本銀行監理官というのは出ていないですね。専……
○村山(喜)委員 ちょうど鯨岡長官に初めお尋ねをいたしてまいりまして、その次に石油公団の松村参考人にお尋ねいたしたいと思っております。 十月二十四日に自然公園の五十周年の式典が挙げられたと承っております。総理府の自然保護世論調査によりますと、九三%は自然保護が非常に大切だという世論の調査が出ておりますし、それに対して、政府の姿勢は消極的だ、五七%はもっと積極的に取り組んでもらいたい、そういうような声を上げているようでございます。 私は、ちょうど十月二十五日に志布志の柏原の現地で、一万人の志布志湾の石油国家備蓄反対の集会に出てまいりました。白砂青松の松原を見ながら、そしてはるかびょうびょうた……
○村山(喜)委員 グリーンカードの実施につきまして政令三百十四号が十一月の五日に公布をされました。そこで、まずその内容から質問をいたしてまいりたいと思います。 この「昭和五十五印改正税法のすべて」という、これは主税局が作成をいたしまして、「利子・配当所得等の総合課税移行と少額貯蓄等利用者カード制度の導入」その解説書がここにございます。その解説と、それから公布をされました政令の中身を見てまいりますると若干の違いが出ているようでございます。それは十月の二十二日に自民党の税調で了承をされました対処方針というものとの間の中からその問題が出てきたのではなかろうかと思うのですが、この政令の中身が違ってい……
○村山(喜)委員 私は、長期エネルギー需給見通しの改定の問題について、初めにお尋ねをいたしたいと思います。 最近、省エネルギーの産業構造というものが進んでいきますと同時に、そういうような省エネの考え方というのが行き渡っていく、そういう中で産業が今日不況の状況になっていく。こういうような姿の中から、エネルギー庁が打ち出してまいりました従来の長期エネルギー需給の見通しは改定をしなければならない段階に入っているんだ、こういうふうにわれわれも見ていたのでございますが、このごろの新聞等で、一五%の下方修正が行われる見通しである、六十五年度には五億九千万キロリットルの需要関係にとどまるのではなかろうかと……
○村山(喜)委員 私は、東海再処理工場での溶解槽のトラブルの問題やあるいは酸回収蒸発缶のピンホールの問題について、若干の質問をしてまいりたいと思っております。
まず初めに、東海再処理工場の使命は、これは再処理技術をわが国に定着をさせること、そして再処理の需要の一部を賄いながら、新型炉開発のためのプルトニウムの需要を満たすことだ、再処理の位置づけというのはこの三つだ、こういうふうに把握してよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうすると、新型炉の開発のためのプルトニウムの需要を満たすということは、目的の中にないのですか。
【次の発言】 そこで、事実上再処理工場を運転をしております動燃事業団の……
○村山(喜)委員 今まで触れられている問題と若干重複する点があるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。 第一に、原子力船「むつ」の出発から今日に至るまでの年表みたいなものをずっと拝見しながら、その中で、科学技術庁長官でありかつ原子力委員会の委員長である長官や、あるいは日本原子力船研究開発事業団の方ではどのように反省をしていらっしゃるのであろうかということを、この際総ざらいしておかなければならないであろうと思うのであります。 そこで、この原船事業団が発足をいたしましたのが昭和三十八年八月十七日でございます。四十七年九月に燃料装荷をいたしまして、そして大湊の母港の岸壁で第一回の臨界……
○村山(喜)委員 大臣もお見えでございますから、初めに、私、志布志の国家石油備蓄計画の問題について質問をいたしますが、きょうの日本経済新聞の一面に大変大見出しで「官民で沖合人工島建設」ということで、下関、秋田、清水、大村湾等の養殖や流通基地、これは沖合に人工島をつくって利用をしようという運輸省の非常に膨大な開発計画が出ております。本来は、来年度の予算編成をめぐりまして、公共事業といえども聖域ではないという形で抑えにかかる、とするならば、やはり国家資金というものは限度があるから、民間資金を導入をして一定の公共事業の割合だけは確保してまいりたいというようなことから、大きなプロジェクトをねらいまして……
○村山(喜)委員 質問に入りますが、先般の志布志の港湾埋め立ての問題につきまして質問を続けてまいりたいと思います。 ちょっと委員長にお願いしたいのは、資料を関係者に配布させていただきたいと思います。 初めに、環境庁にただしてまいりたいと思います。 「国立公園内における各種行為に関する審査指針」につきましては、工作物が次の五種類に分類をされております。第一は建築物、第二が車道、第三が分譲地等の造成を目的とした道路または上下水道施設、第四が屋外運動施設、第五がその他、こうなっております。 そこで、先般、志布志の国家石油備蓄基地の取りつけ道路は車道に該当するということでございましたが、ここで……
○村山(喜)委員 まず、本論に入ります前に、今科学万博が開かれております。きのう私の友人、前に高等学校の校長をしていた男ですが、やってまいりまして、万博を見に行ったら寒くて風邪を引いた。おまえどこに泊ったのだと言ったら、土浦に泊まったらお粗末なホテルで料金は高いし、万博の中身の方はいいけれども、どうも周辺整備はうまくないなというような印象でございました。 そこで問題は、きょうの読売等にも、ハイテクはハイ価格だという、やゆしたような記事も出ておりまして、あちこちにそういうような場内の飲食店の問題やら、あるいは宿泊施設をめぐりまして暴力団の進出さえもうわさされているというようなのが出ております。……
○村山(喜)委員 質問に入る前に、委員長並びに政府委員関係並びに委員の皆さん方に、現地の写真を持ってまいりましたのでぜひ見ていただきたいと思いますので、そのような措置をとらせていただきたいことをお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 私がこれから質問をいたします問題は、鹿児島県菱刈町湯之尾地区における地盤沈下及びこれに関連をする問題でございます。
私は、そういう状況が出ましてから四回ほど現地に調査に参りました。最後の日は今月の十九日に現地に参ったのでございます。また、大変な問題であるということで、社会党の県議団八名ほど泊まり込みで参加をいたしまして現地の調査にも当たりました。そこで、そう……
○村山委員 委員長の注意もございますので、きわめて簡単に科学技術庁長官にお尋ねをいたしておきたいと思います。
文教委員会において文部大臣に尋ねる問題はたくさん残っておりますので、それは火曜日の文教委員会で取り上げて参りたいと思いますが、この際池田長官にお尋ねをしたいのは、日本学術会議に対しまして科学技術庁の方から答申を求められておったと思うのですが、その答申が届いているかどうかということでございます。
【次の発言】 科学技術庁の設置法の中に、科学技術に関する日本学術会議の答申または勧告に関して政府が講ずべき必要な行政措置に関する事務を行なうというのがあるようでございますが、科学技術庁の方が十……
○村山委員 私は、今まで商工委員会やあるいはその他の連合審査の委員会で論議されましたものを速記録等を拝見をいたしまして、できるだけ重複をしないように質問をして参りたいと思います。 そこで、まず第一点といたしましてお尋ねをいたしたいことは、今回政府が提出をされましたこの新産業都市建設促進法案の性格についてでございます。通産省は、日本の産業構造といいまするか、これからの輸出産業というものに重点を置いていく必要性を強調いたしまして、徹底した産業政策でなければならないということを申しているのでありますが、その際社会政策であるとかあるいは雇用政策であるとか、あるいは国防上の政策であるとかいうようなもの……
○村山委員 どうも先生方、大へんおそくまで御苦労さまでございます。私、社会党の議員でありますが、前に文教委員会の席上で、第七号の議事録をごらんになったと思いますが、取り上げました。この内容は、今、人見先生そこにお持ちでありますので、ごらんになったかと思いますが、学長、学部長、あるいは人見先生、ごらんになりましたか。どうでございましょう。
【次の発言】 私は昭和女子大の教育というものがどういうふうに行なわれているか、実情は中に入ったことがないのでわからないわけです。しかし学則あるいは学生手帳の中から、あるいは学生たちが私たちのところに言って参りますいろいろなこと、そういうようなものから一つの推察……
○村山分科員 私は二点につきまして、大臣並びに関係の局長にお尋ねをいたしたいと思います。 第一点は日米教育文化会議の問題でございます。この日米教育文化会議の共同コミュニケを見ますと、昭和三十六年六月、ケネディ大統領と池田総理大臣が行なった決定に従って、文化及び教育の交流に関する第一回日米合同会議が開かれた、こういうことになっておる。そこでこのケネディ大統領と池田総理大臣の行なったところの決定でありますが、これは日米教育文化会議の性格を規定づけるものであると思います。しかしながらこのコミュニケを見てみましても、いろいろな問題点が出て参りますが、この日米教育文化会議というものの性格は一体どういう……
○村山分科員 私は三点について質問をいたして参りたいと思います。 第一は、今も上林山議員から取り上げられましたが、私立学校の授業料、入学金の値上げの問題についてであります。荒木文部大臣は、私学に対してどういうような教育観をお持ちになっていらっしゃるかわからないのですが、大学時報という雑誌を見てみますと、荒木文部大臣の教育観として、大学というものは国家がやるべきもので、私学は国家がやれない、手の届かないところをやっているのだから、その部分について助成をすればよいのだ、教育は根本的には国家がなすべきものである、こういうような表現の文章を拝見いたしたわけであります。荒木文部大臣は、私学のあり力につ……
○村山委員 初めにちょっと松島参事官にお尋ねいたしますが、先ほどたしかあなたの方からだったと思いますけれども、八千人から一万人の人口規模の町村の標準税収が千五百万円程度だ、こういうふうにお話になったようでありますが、これはいつの資料に基づいてそういうふうにお話になったのですか。
【次の発言】 財政規模は、大体その人口のところでどれくらいに押えておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、歳入の構成面から見て標準税収の割合というのが四二・八%ぐらいになっているのじゃないだろうか。そういう点から、またわれわれが知っている実情から考えまして、この標準税収はちょっと低過ぎる数字が押えてあるのではない……
○村山分科員 自治大臣にお尋ねいたしますが、私は、きょうは、高等学校の急増の問題に関連をいたしまして、高等学校の職員定数の問題等をお尋ねいたしたいと思うのであります。今度急増期にあたりまして進学難に悩んでおります子供たちは、大臣も御承知のように、終戦この方学校に入りまして青空教室で過ごしたわけです。それから、中学校に入りますと、これはまたすし詰め教育を行なわれて、ようやく中学校も建ったかどうかというところの中で教育を行なわれて、今度高等学校に入る段階になりますと、狭き門の中で苦しまなければならない。しかも、高等学校の定数法の中ではっきりしておりますように、一割のすし詰め教育を行なう、こういうよ……
○村山分科員 荒木大臣に、初めにILOの問題で一言だけお尋ねをしておきたい。 ILOの案件が下旬に提案をされる。それは前に出しました原案通り閣議決定をした。そのときに自民党の役員会が、これを了承をするのにあたって、二つの付帯決議をつけているようであります。第一は特別委員会で一括審議をするということ、第二が問題でありますが、教育公務員の政治活動の罰則を立法化する、この点であります。特別委員会で一括審議するというそのやり方は、これは議運の段階でいろいろ話し合いがなされるだろうと思うのですが、われわれが注目をいたしておりますのは、ILO八十七号条約の批准に関連をして、この際国内法の改悪といいますか……
○村山(喜)分科員 LSTの問題につきまして先般来予算委員会で質疑が行なわれたのでございますが、この政府委員の答弁の中で相当な食い違いが出ているのであります。この議事録を見てまいりますと、施設庁関係の答弁によりますと、これは三十七年の三月三十一日までは当時の調達庁があっせんをしておったという説明をいたしておりまするし、二月の十六日の松浦国務大臣の答弁では、三十七年の八月一日から従来防衛施設庁であっせんをしておったものを解雇した。そして直接米軍が自由に雇用するようになったんだという答弁であります。この員数も食い違いがありますが、一体このLSTに乗り込んでおります日本人駐留軍労務者は、三十七年三月……
○村山(喜)分科員 私は教育の問題につきまして、角度をかえた立場から文部大臣に質問をいたしたいのでございます。大臣は中央公論の三月号をごらんになったと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 私がここでお尋ねをして、ただしてまいりたいのは、大臣の教育に対する姿勢の問題でございます。
御承知のようにこの中央公論に、F項パージの復活力という見出しで教科書問題が取り上げられておりまして、中学校の四十一年度の教科書の第一次の検定が終了をした、そこで書き直し、修正の要求がきわめて多く出てきて、社会科が半数以上は不合格になった、さらに国語科についても三分の一は不合格になった、こういうようなことが……
○村山(喜)分科員 ただいま大臣からの説明を承りまして、そのことにつきましては了解をいたします。しかしながら、日本の潜在主権は認められても、今日まだ特殊な地域として現にアメリカ軍が占領をし、日本の国籍を持つ者が一人もいないこの硫黄島、小笠原諸島におきまして、こういうような国際的な情勢のきわめて緊迫をいたしておりますときに、米軍のそういうような基地建設のためにそこで働いている者がどういう形で出ていったかということを調べてまいりますと、初めて公開をされたんだというアメリカの通信によりまして、そこに日本人が働いておるということ、そうしてそこには六カ月近くも居住をし、一定の宿舎に入って働いているという……
○村山(喜)分科員 私は地方公共団体の交通安全の問題について、一点だけにしぼりまして質問をいたします。 きょうの毎日新聞にも出されておりましたが、事故の件数が五十五万二千二百四十四件、死者が一万三千三百十八名、負傷者は三十九万三千二百四十名という、たいへんな交通災害が今日起こっておるわけであります。一月から六月までの交通違反検挙件数を調べてみますと、これまた二百六十二万三千六百四十八件という膨大な数でございます。片一方四十年度のいわゆる予算の内容を調べてみますと、罰金収入が百六十七億八千九百八十三万四千円という予算が立てられている。まことに膨大な罰金の収入額であります。このうちの八〇%が交通……
○村山(喜)分科員 私は厚生大臣に未帰還者の問題につきまして、質問をいたしたいと思うのであります。 戦後二十年、もはや戦後ではないということばが出てまいりました。大は憲法改正の問題から、小は個人の生活に至るまで反動的な考え方や新しいナショナリズム、愛国心というような問題に至るまでにぎわっている今日でございますが、まだ忘れられておる日本人の異国の空で望郷の念にかられながら泣いている状態が残されている、これがやはり未帰還者の問題であるわけであります。私はここに書類を持ってきておりますけれども、これは鹿児島県の援護課のほうにおきまして、詳しく県内の留守担当の家庭に当たり、あるいはいろいろな書類等に……
○村山(喜)分科員 私は三十九年度産のカンショでん粉の問題につきまして農林大臣に質問をいたしたいのでございます。 先般大臣も九州各県の生産県の代表の方々とお会いをされただろうと思うのでございますが、ことし、でん粉の全国的な生産量は、台風その他の関係から二割ほどの減収で、約六十一万トン程度というふうにわれわれも聞いているのでございますが、その後におきます予算措置が、食糧特別会計の農安勘定におきまして、五万六千トンの予算措置がされました。当時、予算措置をする時期におきましては、これで十分であろうというふうにわれわれも見ておりました。なお予備費が二十億あるので、この中で措置ができるのではなかろうか……
○村山(喜)委員 時間を十五分程度しかもらっておりませんので、その範囲で質問をいたしますので、簡潔にお答えを願いたいと思います。 国鉄が今回第三次長期計画によります産業別生産誘発額というものを発表いたしました。これによりますと、七カ年計画で六兆四千七百二十八億の生産誘発が行なわれる、こういうような発表がなされているわけであります。それぞれ産業別に産業連関分析によりましてそれだけの生産誘発額が見込まれているわけでありますが、それに対しまして、四十一年度通算省が出しましたいわゆる鉱工業生産の見通しについてという中において、国鉄が工事量として予定をしております三千六百億というものがどういうウエート……
○村山(喜)委員 私は、本日二八・八%の値上げを含めます郵便料金の改定の問題と物価の問題に関連をいたしまして、逐次数点にわたりまして質問をいたしたいと思うのでございます。 このいただきました資料によりますと、郵便料金の家計の中に占める割合は、三十八年度の指数にいたしまして〇・一四%という数字が出ているわけでございます。なお、消費者物価のウエートをとってまいりますと、これは〇・二%という数字に相なっているようでございます。その割合からいいますならば、物価の上昇に寄与する割合というものはきわめて低いものがある、こういうようなことで、家計に及ぼす影響というものはほとんど直接的にはあり得ない、こうい……
○村山(喜)分科員 私は二点につきまして、文部大臣並びに厚生省の考え方をお尋ねしてまいりたいと思います。 第一点は、現在の高等学校の生徒の献血制度の問題についてでございます。成人式に参りますと、日赤のほうから出てまいりまして、成人の記念ということで、成人式を迎えた青年男女から、献血運動を推進しておる姿をよく拝見をするのでございます。これなどは、私はきわめて有意義なものであると考えるのでございますが、いまここで問題として取り上げてまいりたい点は、今日、いわゆる青少年赤十字運動というものが展開をされておるのでございます。この中において、高等学校の生徒から献血をいたしまして、それがマスコミの波に乗……
○村山(喜)分科員 私は、給与の問題にしぼりまして見解をお尋ねをしてまいりたいと思います。 いま、御承知のように、国会職員の給与体系というものが、いろいろな職種によりまして独自の運営をされているものもございますが、主として国家公務員の一般職の給与体系というものに対応するいわゆる行政職の職員、それに警察職員、それに行二の職員の人たち、さらに、国会独自の速記職の人たちの給与体系というようなものがございます。ところが、一体、今日の日本の給与制二度の上から見ましたものはどういう形態になっているかということを見てまいりますと、この人事管理政策の内容が給与であるという考え方に立ってまいりました場合に、一……
○村山(喜)分科員 私はきょうは宅地政策を中心に大臣にいろいろ見解をお尋ねしてまいりたいと思うわけでございますが、その前にお尋ねをいたしますのは、いわゆる国民総生産の中で占めます資本構成、総資産の資本形成の中で住宅投資が占める割合というものが、日銀から一九六三年各国別比較の数字が出されておるのでございますが、それが今日どういうふうになっているのかという点を、まず第一にお答えをいただきたいと思うのでございます。これは事務当局のほうから説明願ってけっこうでございます。
【次の発言】 一九六三年の国民総生産の中で占めます資本形成の比率を住宅投資で求めた数字が日銀から出されているのがありますが、これに……
○村山(喜)分科員 商工関係のベテランの永井さんのあとに私がやるのもどうかというふうに考えますが、私は通産行政の問題につきまして、大臣にまずお尋ねをいたしてまいりたいと思います。 先ほどの永井さんの質疑、それに対する大臣の答弁を聞いておりまして、大臣がマクロ的な立場から日本の経済、特に国民経済全体の立場から問題に取り組んで、そうして個々の産業ルールの原則とか、あるいはワクというようなものは、広い立場において業穂別に設定をしていかなければならない。一つの誘導目標というものを持ちながらやらなければならないというふうにお話をされるのを聞いておったのでございます。ところが、われわれが新聞やあるいは現……
○村山(喜)分科員 大臣もだいぶお疲れのようでございますが、三十分間だけ質問をいたしますので、答弁をお願いいたします。 私は先般水俣に参りました。大臣、そうむずかしい質問じゃないから、こっちを見ていていただきたい。ふとある農家の庭先に行きましたら、いまネギ――根深ネギですが、それをたばねておるところです。一体どれくらいの価格で市場に持っていくのかと聞いたら、キロ五円だという。それから大きなたばが一たば十五円、昨年に比べたら三分の一以下に低落した。なぜそんなに安くなったんだと聞いてみたら、その農家のおかみさんが言うには、いま肉が非常に高いので、サラリーマンの人たちが肉を食べられなくなって、ネギ……
○村山(喜)分科員 割り当てられた時間内に消化をいたしますから、ひとつ大臣のほうでも簡潔に要領よく答弁を願いたい。 三十七年の二月二十四日、予算委員会第一分科会における横路質問に対する藤枝長官の答弁を速記録によって見てまいりますると、航空自衛隊は「爆撃機を持つ計画はございません。」こういうように答弁をされているわけでございます。その理由としては「爆撃機を持つということが他国に脅威を与えるようなおそれもあります。そういう面もありまして、爆撃機を現在備える計画を持っておりません。」これは、三十六年の七月に第二次防の整備計画が国防会議において決定したあとのことでございますから、今日におきましてもな……
○村山(喜)小委員 ちょっと私のほうでも資料の要請を申し上げたいと思うのです。 私もいろいろな実情を調べてみますと、貸し金業者の問題が、やはり金融制度の問題の関連として出てくるようであります。というのは、いま協同組合法によりまして信用組合があるわけですが、その信用組合が発展をしていったところは、貸し金業者がほとんど存立を否定をされるような形の中で縮小されておるという状態が目につくわけです。それで、そういうような形をとっていけば、現在、信用金庫等に比べたらまだ組合のほうは金利も高いわけですけれども、最近の中小企業、特に零細な中小企業が倒産をしていく中においては、貸し金業者の非常に高い、異常な金……
○村山(喜)小委員 平野参考人には時間をお急ぎでございますので、私、この際一言だけお尋ねをすると同時に、要望申し上げておきたいと思う点がございます。 それは最近銀行、都市銀行、地方銀行、信託銀行、相互銀行などで反郵便局で連合戦線というような形の中で、田實談話で攻撃開始というような新聞の記事を見たわけでございますが、これは郵便局が集めるいわゆる資金量というものが最近非常に伸び率がよろしい。まあ、一番切実な悩みを持っているのは、地方銀行なりあるいは相互銀行なりというところが問題があるのだということを新聞あたりで報道をいたしております。それで、私もこの問題は、やはり大蔵省のやっております店舗行政に……
○村山(喜)小委員 ちょっと私見が入りますが、御質問を申し上げたいと思います。 先ほどお話がありました日本の零細企業の自由な営業形態、その中から零細化、細分化していく状態のお話がございました。私は、自由主義競争体制をとる日本の状態から見まして、まさにそういうことであろうと思うのです。ただこの際、はたしてそれはその零細な業態だけが問題の責任を一手に引き受けなければならないものなのかどうかという点をこの際考えなければならないのではないかと思います。 御承知のように、自動車工業のシルバーストーン曲線を見てみますと、月産一万台の場合と月産四千台の場合と比較をいたしますと、コストが大体二倍くらいの開……
○村山(喜)小委員 あと五分しかないようですから一点だけお尋ねいたします。 新しい金融政策の展開が始まるわけでございますが、実は四十一年度の経済企画庁の「年次経済報告」を見てみますと「金融政策の手段を多様化して日銀が積極的に通貨を調節できるような体制を整備してゆく」べきだということが言われておる。いろいろ日銀券の六月の平均発行高を調べてみますと二兆四千七十三億円、前年対比で二八・四%、ことしに入りましてから平均二八%で、ずっと上がっているようでございます。これを前に比べますと、四十年が一二・五%、四十一年が一四%で、これはいろいろ消費景気が非常に拡大をしてきたというようなことももちろんあるわ……
○村山(喜)小委員 矢田さんにお尋ねいたしますが、十月二十六日の第四回生命保険大会では三つの点をあなたが御主張をしておられるようにお聞きしているわけでございます。その第一点は、先ほど御説明をされました物価抑制でございます。第二点は税法上の優遇措置でございます。第三点は、この金融小委員会では発表なさらなかった共済等の保険類似行為に対する規制の整備という問題を提起なさっていらっしゃる。そのときに大蔵大臣が出席をして演説をしている内容を見たのでありますが、それによると、生命保険会社がいま当面してやらなければならない問題というのは、先ほど堀委員のほうから触れられました募集制度の合理化と契約の継続率の改……
○村山(喜)小委員 簡単にお尋ねいたします。 最近の金の不安、金の国際的な騰貴の傾向の中から生まれてきた現象、ドル不安という状態もありましたが、それ以上に円売りというものが非常に起こってきている現象、それから片一方においては資産株を中心に株価が上昇をする。そういうふうな情勢から見ていくと、これは国際的に見た場合には、ドルよりも円のほうが不安だという見方が強まるおそれがあると私は思うのですが、この円の価格というものを保持するための日銀の具体的な政策というものがありましたら、それをお示しいただきたいということ。 第二点は、金融引き締めの政策をやっておりますが、これは見ておるとだらだら調整ではな……
○村山(喜)分科員 私はこの際、灘尾文部大臣に対しまして、最近の平和問題と青年の意識調査に関する問題から、どういうふうな教育的な考え方をお持ちであるかという点についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 最近は、政府の手によります意識調査というものが、五七年ごろ底での調査はございますが、それ以後におきましては、内閣の責任によりまするそういう調査がなくなっております。それは、五六年憲法第九条をめぐる問題に関連をいたしまして、世論調査を進めてまいりますると、いわゆる憲法改正に対する反対論者の声がそれまでと違いまして強くなってまいりました。そういうような状態もあろうかと思うのでございますが、それ以後……
○村山(喜)分科員 大臣もだいぶ長時間でお疲れだろうと思います。私の質問は非常に簡単でございます。いま建設省が所管をいたしております。鹿児島県に川内川という川がございます。その上流に吉松町という町がございます。これは先日災害特別委員会の席で、私、えびの地震に関連をいたしまして、被害を相当受けた地域でございますので、大臣に質問をいたしました町でございます。その町と隣の栗野というところの町との間に、水俣の日本窒素の栗野発電所の井ぜきがあるわけであります。この阿波堰と呼んでおりますが、これが大正六年八月十四日に知事名で、窒素をつくるための発電用施設として設置を許可されておるわけであります。それから五……
○村山(喜)小委員 この二、三日、新聞に非常に景気のいい話が次から次に出ております。十五日の毎日新聞の記事によりますと、来年度の減税は史上最大の二千八百億円をしかも初年度にやっちゃう、所得税率も一挙に緩和をする、免税点は十万円引き上げをやる、それには大型景気で財源はたっぷりある、こういうような見通しの中で、減税の方向が出されておりますし、また、きょうの新聞によりますと、企業税制の確立の問題について、配当控除というものはもうこの際廃止をして、資産づくり税制も整備をしていこうというような、きわめて意欲的な方向が打ち出されておるわけですが、こういうような方向というものは、来年度の経済の伸びをどういう……
○村山(喜)委員 物価対策の立場から問題を詰めてまいりたいと思います。
まず初めに、国鉄運賃の物価に及ぼす影響でございますが、国鉄運賃のウエートは幾らにとっておいでになりますか。これを経済企画庁並びに国鉄当局の当事者のほうから説明願いたい。
【次の発言】 感度の違うような答弁は御遠慮いただきます。
あなた方が出している「国鉄通信」ナンバー三四七、この中にはウエートは幾らだととっておいでになりますか。これは総裁がお答えになるような問題ではございませんから、事務当局でけっこうです。
【次の発言】 私は寄与率を聞いているのではないのです。ウエートを聞いている。あなた方はここに印刷して出しているで……
○村山(喜)小委員 一番初めに、国税庁長官にお尋ねをいたしますが、資料としていただいておるのですけれども、利子所得の課税状況を種別にとらえてはおいでになるようでありますけれども、いわゆる所得階層ごとにとらえて、その中で政策効果のメリットというものを検証するというようなことをおやりになったかどうか。その点について、私がなぜ質疑をするかというと、かりに利子所得の場合に、分離課税方式ですが、利子所得以外に所得のない場合には、いわゆる年末調整等において、総合課税の原則で課税をする場合には、所得が少額であった場合には分離課税で納めた税金についても当然還付する、こういうことになるわけです。いま租税特別措置……
○村山(喜)分科員 昨年の十二月二十五日で、奄美大島が祖国に復帰いたしましてちょうど十五周年の記念日を迎えました。私も八年間行政分離をされておりました奄美大島に、祖国復帰の喜びにわき立つ昭和二十八年十二月二十五日にそこの地を初めて訪れました。自来、十五年の歳月が流れてきたわけでございます。ことしの予算書を見てまいりますると、奄美群島振興費として十八億余りが予算に計上されておる。私はこの問題について、本日政府の所信をただしてまいりたいと思っておるのでございます。それは、今後いずれ近いうちに沖繩が祖国に帰ってくる日がございますので、それとの関連性において、債権債務の問題を中心にお尋ねをし、政府の見……
○村山(喜)分科員 私はいま大蔵委員会の委員をいたしておりますから、主管の大蔵委員会で、国税庁の問題等については十分発言ができます。しかし、厚生省の関係の問題は、この予算委員会でなければなかなか発言の番が回ってまいりませんので、斎藤国務大臣がおいでになるときに出てまいりまして、ぜひ大臣に私の考え方を申し上げると同じに、御共鳴をいただく中でひとつ問題の処理を進めてもらいたいという気持で、きょう質疑に立ったわけです。 まず初めに、そういう立場から問題を提起してまいりますが、昨年、御承知のように、四党共同提案によります消費者の物価対策に関連をいたしまして、消費者保護基本法が成立をいたしました。その……
○村山(喜)分科員 私は十七日の日に一般質問で長谷川農林大臣に問題を投げかけたのでございますが、私が鹿児島、宮崎のしょうちゅうのことについて言ったら新聞の囲みに書かれてしまいまして、おまけに農林大臣がそれを答弁をしないものだからなお話題になりました。そこで当時のことを振り返りながら、ひとつきょうはりっぱな答弁を農林大臣にしていただきたいと思うのです。 というのは、このしょうちゅうの問題でございますが、御承知のようにしょうちゅうは、七十年このかたサツマイモと外砕米を利用いたしまして、そうして製造工程の上からも硬質米である外砕米をもとにした製造施設に相なっておるのであります。したがって、そのこう……
○村山(喜)小委員 桜島の火山等につきましては、現地視察をいただき、そして早急な対策を講じなければならないという立場から、そのほか一連の国内における六十火山の活動状態にもかんがみまして、活動火山周辺地域における避難施設等の整備等に関する法律案要綱が提案をされることになったわけでございますが、この条文の中で、やはり議事録の中に明確に残しておかなければならないものがたくさんございますので、それについて、以下質問をしてまいりたいと思います。 そこで、まず第二条でございますが、この指定を総理大臣がいたします。その場合に、これについては一つの基準線というものがなければならないだろうと思うのです。これは……
○村山(喜)委員 ちょうど大蔵委員会に国家公務員共済年金並びに公共企業体の共済年金の法案がかかっておりますが、今度のそれらの法案は、厚生年金の関係の改正を受けての部分と恩給改定に伴う部分と共済独自の年金の改善に伴う三つの部分に分かれておる。それらの内容の上から関連をいたしてまいりますので、私はその基本になっております厚生年金の諸問題について、齋藤大臣にお尋ねをいたしてまいりたいと考えているわけでございます。 そこでまず、経済社会基本計画を広げてみますと、社会保障のあるべき姿といたしましては、国民所得と振替所得の対比でございますが、これは昭和四十七年度の見込みが六%、これを八・八%に高めていく……
○村山(喜)小委員 松川国際金融局長にお尋ねいたしますが、第九回の日米経済合同委員会が行なわれまして、共同声明が発表になったわけですね。ところが、シュルツ財務長官やバッツ農務長官が欠席をしたというようなこともありまして、主役を欠いた会合になっておるわけでありますが、その中で、国際通貨の問題をめぐりまして共同声明が出ているのですね。これは私は中身を読んで一体どういう成果があったのかさっぱりわけがわからないわけです。あなた方としてはそれをどういうふうな成果だということで発表されておるのか、どのような成果があったということで国民に説明ができるのか、お答えをいただきたいと思います。
○村山(喜)委員 私は、この連合審査にあたりまして、今回提案をされております商法の改正並びにこれに関連をする法案について、まず第一に法務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 それは、いま国民は、インフレと物価高、そして公害、商品投機の買い占めによるたいへんな被害を受けながら、片一方、新聞紙上をにぎわしておりますように、いま報告がありましたように、脱税やあるいは株価の操作による不当な利得を得ている姿が出ている状態を見せつけられているわけであります。そして、株主総会を開けばまさに総会屋のばっこする姿に成り下がってしまって、まさに株主不在、消費者無視、住民不在のそういう姿を見せつけられております。……
○村山(喜)分科員 私は、きょうは統計の問題を中心に政府の考え方をただしてみたいと思っているわけです。といいますのは、昨日ラジオを聞いておりましたら、この一月の物価の上昇が六・二%上昇をした、こういう報道がなされました。きょうの新聞を見てみますと、全国消費者物価指数が、一月の場合には前月比に比べて一%上がった。そして、二月の東京都の消費者物価指数は、前月比に比べて〇・九%上がっているという報道がなされている。しかしながら、これは四十七年度の消費者物価指数の上昇見込みの範囲内にとどまるであろう、こういう説明が加えられているわけです。 そこで、まず初めにお尋ねをいたしたいのは、この物価指数は、ウ……
○村山(喜)分科員 まず初めに、建設大臣に所信についてお尋ねをいたしますが、大臣のダム災害等に対する考え方は、前の建設大臣の木村武雄さんと同じような考え方に立っていらっしゃるかどうかということです。というのは、昨年七月のたいへんな集中豪雨等によりまして、あちらこちらでダム災害が発生いたしました。そのときに、去年の七月二十七日に災害の特別委員会において、大原亨君の質問に答えまして、木村建設大臣は、「ダムに関する限り、これからそういうような不安を与えないような措置を講じてみたい、」そうして「建設省が管理、監督いたしておりますダムに関する限りは、治水ダムだろうが利水ダムだろうが、すべてを通じまして住……
○村山(喜)分科員 私は、初めに長官にお伺いをいたしておきたいと思うのですが、一月の九日でございましたか、預金準備率の第一次の引き上げがございました。ごく最近において第二次の引き上げがあった。そのときに、新聞が伝えるところでは、経済企画庁長官が閣議において、預金準備率も引き上げをすべきであるという音頭をとられて、それが実現をしたように報道をされておりました。大蔵大臣の所管かと思っていましたら、経済企画庁長官の力というのはたいしたもんだということで新聞にも報道をされておりました。また囲み記事にも、経済企画庁はこのごろ当たっているというのが報道をされておりましたが、そういう角度から申し上げるわけで……
○村山(喜)分科員 大臣に私がお尋ねをしてまいりたいと思いますのは、一つは学校の統合の基準でございます。現実に私たちの地元でもあちこちで学校の統廃合か行なわれ、なお過疎化の深まりとともにますます拍車をかけていくような情勢にございます。適正な規模に学校の統廃合を進めるというのは、教育的に見ても好ましい点もあります。しかしながら、あまりにも行政ベースで進められてまいりますと、これは教育という効果よりも財政の軽減を主体にするような方向に傾いてしまう。特に、過疎地域対策緊急措置法を制定いたしましてから、補助率が三分の二になったというようなこともあり、過疎債を充当することによりまして地元の一般財源の持ち……
○村山(喜)分科員 三木長官に初めにお尋ねいたしますが、きのうの夕刊には、東京都が五十一年からCOとSO2の総量規制を実施するということを決定いたしたようでございまして、その内容は、国の新しい環境基準に合わせようというものだ。ところが、これは二月の中旬でございますが、石油の危機ということで電力会社やあるいは工場に対します石油の供給が、大口使用の分についてはカットされました。それは予定をしている数量よりも一五%カットという形の中で行なわれたわけでございますが、そのときに、気象状況にもよりますけれども、東京都内の大気汚染の状態は、それにもかかわらずかえってどうも悪くなっている、こういうような記事が……
○村山(喜)分科員 大出君の質問と非常に関連があると思うのですが、きわめて重要な問題でございますので、このスト権の問題を中心に、労働大臣に私は話を詰めてもらいたいと思っているわけでございます。きのうの夕刊を見てみますと、物価の上昇率が実質賃金を上回りまして、一月の労働者の賃金は四%事実上減になった、ダウンをしたということが発表されておりました。これは朝鮮動乱以来のことであります。昭和二十九年そういうようなことがあって以来、初めてのできごとだと報道をしているわけでございます。そういう中から三・一ストライキが行なわれました。そうしてこれは、インフレ阻止と国民の生活要求を掲げての非常に整然としたスト……
○村山(喜)分科員 今度の国会も、総括質問から一般質問、いま分科会に移っているわけでございますが、国際通貨の問題、国際金融の問題につきましては、あまり取り上げられていないように見受けるわけでございます。 しかし、この問題は、世界の過剰流動性の増大の問題と相まちまして、特に、石油危機の中から生まれたオイルダラーの問題が、これからどういうふうに影響を与えていくのか、また、いまフロートしております通貨制度を、これからどういうふうに建て直していくのかという問題を考えてまいりませんと、世界的なインフレの中における日本の経済のあり方という問題を突き詰めておかなければ、たいへんな事態になるし、世界経済が混……
○村山(喜)委員 いままで速記録を見たりあるいは委員会における発言を聞いておりますと、どうも植木長官と高橋公取委員長との間に、法律の制定の解釈の問題をめぐりましていろいろ食い違いが多いようでございまして、課徴金の問題を初め同調値上げの報告の問題等、いずれもこれは政府の統一見解というものをお示しをいただかなければならないわけでございます。そういうような意味において、いま出されております独禁法の改正というものがどういう角度から提案をされたものか、この点について基本的な認識の差が、そこに解釈の差となってあらわれているのではないだろうかというふうに私は受け取るのでございますが、総務長官は、この独禁法の……
○村山(喜)小委員 私はいいです。
【次の発言】 ちょっと二、三お尋ねをいたしておきたいと思うのですが、いま金融制度調査会の審議の模様についての御報告をいただきました。今度は委員が二十名、臨時委員が十一名ですか、任命をされているようですが、臨時委員の中に宝樹さんとかあるいは滝田さんとかというような労働界の代表も入れまして、非常に幅の広い論議が行われることはきわめて結構だと考えております。
しかし、この委員と臨時委員というのはどういうふうに違うのか、同じような責任と発言力を持っているのかどうか、専門的な委員という形で専門領域についての発言だけしか聞かないのかどうか。ここら辺について委員の選任に……
○村山(喜)分科員 私は今日、日本の開発計画というものが新しく問い直される時代を迎えまして、その中でいま新全総の計画も凍結状態というのですか、新しい社会経済発展計画も練り直しをしなければならない、そういうような状態の中にありまして、きのうは国土利用計画法によります新しい審議会が設けられて、いろいろ検討が行われているという報道が新聞にも明らかになってまいりました。そういう状態の中で、これからの経済の成長は、過去の高度成長政策はもう絶対にとることはできないんだ。資源は有限であるという立場から安定成長の道を歩かなければならないということを、総理を初め関係大臣は皆言っていらっしゃるわけでございまして、……
○村山(喜)分科員 農林大臣、私は、ちょうどいま活火山として毎日噴煙を上げております桜島、その周辺に静かな湖のような状態で錦江湾という海がございます。その中でとれた魚が大変な水銀を含んでいるという非常にショックな問題について、この対策を問いただしてまいりたいと思っているわけでございます。 そこで、大臣はおいでになったかどうかわかりませんが、錦江湾、桜島といえば、東洋のナポリと言われるような風光明媚な、観光価値としてはきわめて高いところでございます。ところが、そのきれいな錦江湾の魚が汚染をされるというこしになりますると、原因はいずこにありやということにおいて徹底的に究明をしていかなければならな……
○村山(喜)分科員 きょうは、私たち社会党は、今日の金融機関、特に銀行のあり方の問題をめぐりまして、予算委員会でも集中論議がなされてまいりました。そこで、銀行というのは一体どういう社会的な任務を持ち、どういう機能を果たさなければならないのかという立場から、いろいろ検討をいたしてみますと、いまの銀行法というのは、かたかなの法律でなされたものでございまして、内容を検討いたしてみますと、これは、銀行法という一つの目的を持った、そういう任務を明確にしたものでもない、一つの取り締まり法規的なものが現行の法律体系になっているにすぎないというのに気がつきました。そこで、いろいろ私たちの方でも検討をいたして、……
○村山(喜)分科員 私は二点ほど質問をいたしたいと考えております。 第一点は、私学に対する助成のあり方をめぐる問題でございます。 いまちょうど、それぞれ大学の入学試験が行われております。この中で私たちがいつも疑念に思いますのは、私学の合格者の場合には、入学金、授業料、寄付金という形で先取りを行っている。先取りを行わない大学は立命館大学ぐらいなものであるようでございまして、ほとんどの私立大学は先取りを行っている。これは学校法人の会計基準に基づきまして正当に報告がなされているものなのかどうか、その点について、まず担当の局長からお聞かせをいただければ結構だと思います。 その問題は局長から御答弁……
○村山(喜)小委員 佐々木参考人には御苦労さまでございます。 今度の金融制度調査会の中間報告は競争原理を再確認したというふうにまとめられると思うのでございますが、いままでの金融の効率化政策というものは、いま預金者にはできるだけ高い金利を、それから貸出金利はできるだけ低くという立場から効率化論というものが進められてきたと私たちは受け取っているわけでございます。 その中からいろいろインフレ等の問題に関連をいたしまして、銀行の社会的任務は一体何かという見直し論等が始まりまして、四十九年の十一月でございましたか、大口融資の規制、系列融資に対する規制等をやって社会的不公正の是正というような立場でやら……
○村山(喜)小委員 最近、経済の見通しについては非常に両極端に分かれたような分析がなされておるわけでございます。後ほど担当の人が見えてから全体的な問題についてはお尋ねをしてまいりますが、極端な物の考え方をとる場合には、景気が大変な落ち込みを示しているから、この際景気を回復する措置をとるべきであるというようなことで、経団連や財界を中心にする人たちは、選挙後補正予算も組むべきである、あるいは長期金利の引き下げもやるべきであるというようなことの立場をとりまして、財政の面からてこ入れをする必要があるということを盛んに強調されているわけでございます。その中で、いま大きく国会の中で取り上げられておりますの……
○村山(喜)小委員 私は、まずきょうは、先般とられました公定歩合の引き下げに伴いまして預貯金金利の引き下げが行われました関係から、その問題についての質問を先にいたしたいと思うのでございます。 家計部門から企業部門に資金が集まったものが貸し付けをされるという形の中で、政府が財政の措置だけではなくて金融面からの景気対策という立場で公定歩合操作に基づいた金利の変動を政策的に行うという政策手段は認めるといたしましても、その結果がどういうような経済効果をもたらすのかということは当然想定をして、それに対応する手だてを講じていらっしゃるものだと思うのでございます。 そこで、最近における企業に対する貸付金……
○村山(喜)分科員 私は、石原長官に二点ほど具体的な問題で質疑を行いたいと考えております。 まず第一点は、鹿児島湾北部の水銀汚染の問題についてでございます。 この問題は、長官も御承知のように、五十年の四月に、鹿児島県が環境調査を行いました報告書を出しているわけでございます。これの調査結果は、「総合的考察」といたしまして、魚介類の高濃度汚染の主たる原因は、火山活動に伴う水銀の排出によるとともに、湾奥のいわゆる閉鎖性水域であることの結果から生まれたものであろう、こういうふうに考えるのが適当であるという判断の基礎を示しているわけでございます。 それに対しまして、五十一年三月、文部省の総合研究班……
○村山(喜)分科員 小宮山郵政大臣、きょう三時半に日銀が公定歩合の引き下げについて発表をしたということでございますが、もう大臣のお耳に入っておりますか。
【次の発言】 公定歩合の引き下げに伴いまして、要求払い預金、普通預金の金利を下げるということで大蔵大臣が発議をするという内容のものでございますが、そこで郵政大臣にお尋ねをいたしたいのは、公定歩合の引き下げに伴いまして、郵便局の貯金金利、この問題について、どういうような御見解をお持ちでございますか。
【次の発言】 いや、だから、どちらを重点に置いてお考えになるのかということなんです。
【次の発言】 前段に配慮するということは、零細な貯金であるか……
○村山(喜)分科員 私は非常にマクロ的な問題の質問になりますが、経済の見通し等の問題も含めて、昭和五十年代前期経済計画の問題を中心に質疑を行ってまいりたいと思っております。 そこで、まず第一に、「「昭和五十年代前期経済計画」の推進に関する昭和五十一年度報告」、これは経済審議会が出したものでございます。その中で、「計画の初年度としての昭和五十一年度経済は、需要項目によって多少の差はあるが、総体としては、ほぼ計画の見込みどおりの結果になると予想される。」、経済審議会は非常に甘い価値判断を行っているわけでございますが、経済企画庁長官は、五十一年度は順調であった、こういうふうにごらんになっていらっし……
○村山(喜)分科員 熊谷長官、けさの新聞をごらんになったと思うのですが、原発の稼働率は五十二年度は最低に落ち込むのではないだろうか、十四基あるうち五基しか二月末現在で動いていない、こういうのが新聞に出ております。また、二十三日の新聞によりますと、これは通産省でありますが、「原発建設見通しに狂い 通産省、上積み要求 業界に“粉飾加算”の声も」という記事が目につきます。そこで、私は、こういうような状況の中で、通産省としては、昭和六十年の時点において原子力発電所のその努力目標というものの数字は伺っておるわけでありますが、いまのようなこういうトラブルが続出をしていく中にあって、どこまでその達成ができる……
○村山(喜)分科員 私が最後でありますが、きょうは自動車整備工場の問題を中心にお尋ねをいたしてみたいと思うのです。 環境庁は、一月三十日に告示五号によりまして自動車の排ガス中の窒素酸化物の規制を厳しくいたしましたが、そのねらいは一体何なのかということが第一点でございます。 そこで、この内容からいたしますと、NO2の環境基準の問題に関係が出てくると思うのですが、一日平均0・0二PPm改正の問題にどのような関係があるのか。さらにまた、HCの問題については、五十一年の八月十三日にガイドラインの指針が出ておりますが、この問題についてはこれから一つの基準を設定して規制を厳しくしようという考え方がある……
○村山(喜)分科員 橋本厚生大臣、御苦労さまです。 民主主義の政治というのは、やはり住民の要請を受けてその疑義をただし、今日困難な事情にあるものに対する政治の恩恵を法律の定めるところによりあまねく渡らせることにあると思うのでございます。そういうような意味で、私のところに一通の書簡が参りました。この書簡によりますと、地方税法第七百三条の四第五項、給与所得に対する国民健康保険税の課税を廃止していただきたいという要請でございます。中を読んでみましたら、給与所得者が退職をして国民健康保険に加入をした場合の問題点でございます。昔から、この問題はいろいろ論議もされておりますが、今日、構造不況業種が発生を……
○村山(喜)分科員 私は、原子力基本法の改正が行われまして発電実用炉については通産省で一貫規制を行う体制ができ上がったところで江崎通産大臣が就任をされました関係で、今後の原子力行政の進め方の問題について大臣の御所見も承りながら、私の方で当面しておる問題についての要請を申し上げたいと考えているわけでございます。 そこでまず昨年の十月、科学技術庁が発電用原子炉施設の従事者の被曝状況についての発表を行ったわけでございます。この内容はすでに先ほど申し上げましたように通産省が引き継いでおりますので、この内容についての説明を願いたいということが第一点でございます。 そこで私はこの統計を見ながら、なぜ請……
○村山(喜)分科員 私は、財政の執行の問題について、二点にわたりまして質問をしてまいりたいと思うのですが、まず初めに、会計検査院が宮崎県の特別検査を実施をいたしました。この件については新聞等に報道されておりまするように、財政処理に当たりまして不適正な措置がとられたということが県議会で問題になりまして、三月の一日には宮崎県においても土木部長等を初めとして幹部職員を懲戒処分に処した事件でありますが、この内容を特別検査をいたしました結果について報告を願いたいと思います。
【次の発言】 私は、この宮崎県がそういうような状況であるということで、宮崎県の処理の仕方がけしからぬということを言うつもりではござ……
○村山(喜)分科員 私は、きょうは具体的な問題も織りまぜながら、運輸大臣並びに国鉄総裁にお尋ねをしてまいりたいと思うのです。 国鉄再建の問題が始まりまして、五十二年十二月二十九日に閣議了解としまして国鉄再建の方針が決まったわけでありますが、今度は五十四年十二月二十九日にローカル線のバスあるいは第三セクターあるいは民営への移管を含む、そういうきわめて大きな内容の変化をもたらすような決定が閣議でなされました。そこで私は、運輸大臣がそれに対してどういうような考え方をお持ちであるのかということで、ここに衆議院の運輸委員会で所信表明をされたものを、新聞を持ってきているわけですが、この中で大臣は、国鉄再……
○村山(喜)分科員 私は、きょう厚生大臣に終末看護体制の問題にしぼりまして質問をして所信をお聞かせを願いたいと思うのですが、私のところに手紙が参りました。その手紙の要旨を読んでみますとこういうことが書いてあるのです。「実は私ども、現在個人の誠意や経済力ではどうにもならぬような問題と現実に日夜直面しており、いろいろ思いあぐねたあげく先生に相談申し上げます。 どうぞこの手紙を没にしないで、先生の肉親の方が不幸にも植物人間になられたと仮定して、ともに考え、最後までお読みくださるよう深くお願いいたします。」それは、事例は七十歳の女の方ですが、昨年十月二十七日に脳卒中で倒れて鹿児島市内の個人病院に入院……
○村山(喜)分科員 私は、きょうは五点に対する質問を原子力発電の問題を中心にいたしたいと思います。
吹田安全委員長もわざわざおいでをいただいてありがとうございます。
まず第一に、これは通産省にお尋ねをいたしたいのですが、昨年の十月八日に川内原子力発電所一号炉の岩盤検査をやられたわけでありますが、その岩盤検査の結果について御報告をいただきたい。
【次の発言】 ここの、いま支持力の問題を言われましたが、その試験の結果、コアを取り出して圧縮強度をはかられたわけでしょうが、どれぐらいの強度になっていますか。
【次の発言】 私はここに図面を持っておりますが、場所によりまして数値がいろいろ出ておるわけ……
○村山(喜)小委員 きょうは大変お忙しいところに澄田副総裁並びに青木総務局長おいでをいただきましてありがとうございました。しかし、時間の関係が三時半にはもうおいでにならないということでございますので、初めに参考人の方から質問をさせていただきたいと思います。 まず第一点お伺いをいたしたいのは、アメリカの高金利の体系といいますか政策というものはいつまで続くのだろうかということについてどういう見通しを持っていらっしゃるんだろうか、お考えをお尋ねしたいのです。実は前、大蔵委員会で私は大蔵大臣に、アメリカの高金利政策がもたらすわが国のいろいろなひずみの問題について質問をいたしました。何とかするようにし……
○村山(喜)分科員 私が、きょうお尋ねをいたしますのは一点だけでございますが、その前に、きょうの新聞を見てまいりますと、朝鮮半島、台湾出身者の永住資格を緩和するということで、入管令の改正が今国会に提案をされる準備が進められているという報道がございますが、これは事実でございますか。
【次の発言】 そこで、中身が、これにちょっと触れられておる問題が、これから私が質問をします帰化申請の問題との関係の中で関係がございますので、その一点だけ、中身についてお尋ねいたしますが、永住者の家族の永住許可条件については、現行の素行善良、独立生計維持能力の二要件を削除する、こういうようなことが記事に出ておりますが、……
○村山(喜)分科員 私は、きょうは気象庁が今度合理化計画をつくっております十四の測候所の夜間の閉鎖の問題についてお尋ねして、できるならばこういうようなものは取りやめてもらいたいという気持ちから、地元の意見を反映をしながら申し上げてみたいと思うのですが、この前、電話で長官にはどういうような理由で廃止することになったのかということを聞きました。その後、行政管理庁の方から報告書並びに勧告書が出ておりますので、これも読んでみました。なお、二月の二十一日には現地に参りまして、現地の測候所の状況も見てまいったところでございます。団体署名百、それから個人の署名が千六百集まりまして、私も請願書を提出をしてこの……
○村山(喜)分科員 私は、きょうは新大隅開発の問題を一つだけ取り上げてまいりたいと思っているのですが、きのうも新盛辰雄議員の方から環境庁長官を相手にいたしまして質疑をいたしたわけでございます。そこで、私も前に国土庁の全国総合開発審議会の委員をいたしておりまして、三全総の審議に当たりました一人でございますから、当時のことを記憶をよみがえらせながら問題の提起をいたしたいと思います。 そのときには、志布志のいわゆる開発の問題が論議をされたわけでございまして、下河辺局長を中心にして国土利用の総合的な計画がつくられる中で論議が行われましたが、たしか三全総の報告書の中には一行だけしか書いていない、こうい……
○村山(喜)分科員 若干の金融政策、年金の問題をお尋ねしてまいります。 最近の日本経済の冷え込みはまことにひどい状態になりつつある。そういうことから、物価は上昇するし、中小の倒産件数は記録的な数字を示しておるし、鉱工業の生産水準を見ましてもちょっと落ち込みがひど過ぎるのではないかというような深刻な状態になりつつある。 私の近くの町にも建て売り住宅を三百戸ぐらいつくっているのですが、ほとんど売れません。東京は一万軒ぐらいのマンションの売れ残りがあると言われる状況です。製材所は仕事がなくて半分が休業しているという状態です。 このように建築業者の仕事がないという状態の中で、政府の経済見通しは、……
○村山(喜)分科員 文部大臣、きょうは私は、いま非常に問題になっております子供たちの学校内暴力の問題を中心に、文部行政の所信をただしてまいりたいと考えております。 この「文部広報」を見てまいりますると、大臣も所信表明の中で次のように言っていらっしゃるわけでございます。「最近、児童生徒の校内暴力等が増加し、社会的な問題となっていることは、誠に憂慮にたえません。校内暴力等を防止するためには、まず第一に、教育関係者が学校教育の現状について謙虚に反省し、この問題に積極的に取り組むことが肝要であります。先般、教育課程の」改正を云々ということで、「学校はもとより、家庭及び地域社会が一体となって」解決をし……
○村山(喜)分科員 私は、初めに具体的な問題から入りまして、そして構造的な不況業種としての紙パルプ産業の政策の問題をただしてまいりたいと考えております。そこで、大臣には後ほどお答えをいただくことにいたしまして、具体的な問題から入らせてもらいたいと思います。 私も通産省に参りまして、去年以来いろいろと要請をいたした事項でございます。紙業課長を初め局長のところにも参っておりますのでお答えをいただけるかと思うのでございますが、出水製紙という会社が昭和三十二年に設立されまして、鹿児島県の出水という四万ぐらいの小さな農村の町でございますが、そこの第一号の誘致企業でございます。今日まで土地のあっせん等も……
○村山(喜)分科員 私は、きょう志布志湾の開発に伴います自然保護の問題について、長官並びに関係者にお尋ねをしてまいりたいと思います。 そこで、まず山崎自然保護局長、ここに私の地元の新聞がございますが、これによりますと、志布志湾の石油備蓄問題について県議会で質問が行われまして、これに対して環境庁との調整の大詰めを迎えている、近いうちにゴーサインが出るはずである、こういうふうに答弁をいたしているのでございます。これは一社だけじゃございませんで、ほかの新聞社も、環境庁、近くゴーサイン、という報道をいたしておりますから、ごらんをいただいたかと思いますが、これはちょうど志布志の石油備蓄基地建設反対の陳……
○村山(喜)分科員 私はきょう大臣に、青少年の非行の問題を中心にして文部省のこれに対応する行政のあり方の問題をただしてまいりたいと考えます。 警察庁の白書を読んでおりましたら、五十六年度に不良行為として補導をした数は百万人を超えるというような状況が出ておりまするし、また、波がありますが四十四年を最低にいたしまして、後は刑法犯少年の該当者の数はウナギ登りに登っているという数字が出ておりました。 そこで、非行少年の範囲やらあるいは非行少年等の定義の問題もいろいろ調べてまいりましたが、これは明らかに社会的な病理現象がもう救いもないような姿の中で蔓延しつつある。毎日、新聞、テレビをにぎわしているの……
○村山(喜)分科員 大臣に初めにお伺いたします。
きょうの夕刊に「日米農産物 月内解決へ一括交渉」、例のガットに提訴をしました落花生などの十三品目も含めて、農相が訪米をして最終的に決着をつけるであろうという記事が出ております。この真実性というよりも、流れはこういうことになるだろうと思うのですが、大臣はどういうふうになると認識していらっしゃるのですか。
【次の発言】 実は三月三日に二千名の農民の集会が鹿児島でございました。鹿児島は御承知のように、和牛も日本一でございますし、豚もブロイラーもそうでございます。それにミカンの生産地でもございますので、ちょうど二千名の農民がまなじりを決して集まった。……
○村山(喜)分科員 大臣、御苦労さまです。 先ほど青森一区の関晴正君が私の部屋にやってまいりまして、東北新幹線、岩手から青森、細田運輸大臣、大変前向きな答弁をしていただいてうれしかったという話をしておりましたが、この問題については、六十年度から建設着工という話をされたわけでございましょうか。それとの関係の中で、整備五線の取り扱いの問題は、一定の方向を出してからというようなことで、予算には計上されても執行については当分棚上げというのがずっと続いているわけですね。それらの関係の問題をどういうふうにお考えになっているのか、ちょっとそこら辺を初めにお尋ねしておきたいと考えるわけでございます。
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