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竹本孫一 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

竹本孫一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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393位
委員会発言歴代TOP500(衆)
149位
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148位
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868位
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104位
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43位
各種会議発言歴代TOP50
41位
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26位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
34位

30期委員会出席TOP100
98位
30期委員会発言TOP100
82位
30期委員会出席(無役)TOP50
46位
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31期委員会出席(幹部)TOP50
20位
31期委員会発言(非役職)TOP100
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17位
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25位
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32期委員会発言TOP100
60位
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17位
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32位
35期委員会出席(幹部)TOP50
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19位
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14位
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10位
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4位
36期各種会議発言TOP25
14位
36期各種会議出席(無役)TOP5
4位
36期各種会議発言(非役職)TOP25
13位

このページでは竹本孫一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。竹本孫一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

30期(1963/11/21〜)

第45回国会 大蔵委員会 第3号(1963/12/14、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました砂糖消費税法の一部を改正する法律案に反対の意見を申し述べたいと思います。  簡単に理由を申し上げます。  第一は、砂糖は大衆生活に重大な関係を持っておるという点であります。これは先ほど来十分に論議し尽くされておりますように、砂糖は趣味、嗜好の酒やたばこと違いまして、大衆生活に一番密接な関係のある必需品であります。しかも注目しなければならぬ点は、この砂糖は対所得逆進度が高いということで大衆生活、ことに貧乏な大衆一般に、この砂糖が最も必要であるという点であります。その砂糖がイギリスの大体二倍、イタリーとその高いことを競争しておる……

第46回国会 大蔵委員会 第5号(1964/02/11、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、日本輸出入銀行法の一部改正に関する件について御質問申し上げたいと思います。  第一は、これは外務省や通産省だけの問題ではなくて、政治の姿勢の問題、輸出マインドの問題に関する点であります。あるアメリカの人が、日本の池田経済政策につきまして、日本の経済は、ランニング・ツー・ファースト、あまりにも早く走っておるという批判をいたしました。確かに日本の経済成長がスピード、テンポにおいて早過ぎるものがあるということは間違いありませんけれども、私は特にその方向が問題であろうと思います。日本の経済は、皆さますでに御承知のように、輸出に対する努力と輸入の努力とどっちが多いか、これは重大な問題で……

第46回国会 大蔵委員会 第6号(1964/02/12、30期、民主社会党)

○竹本委員 きのうに引き続きまして、あと二点だけ御質問したいと思います。  一つは中小企業の輸出金融の問題についてでありますけれども、本年度の輸出の計画におきまして五十二億ドルあるいは五十四億ドル、最近では五十五億ドルの輸出が考えられておるようでございますけれども、その中において中小企業の占めるウェートはどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 いまの三割か四割というのは直接中小企業の製品がそのまま出る場合だけの計算ではないか。まあ大企業の下請、あるいは協力工場、あるいは部分品や付属品といった形においてのウェートを考えた場合にはもっと大きくなるのではないか。いかがですか。

第46回国会 大蔵委員会 第9号(1964/02/19、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、自然増収の問題についてまずお伺いをしたいと思います。  池田内閣になりましてから、国会の政治の論議の上で数字が非常にはんらんをするようになりました。大事な人の心の問題、そういうものよりも数字が尊重せられるということは、それ自身一つの問題でありますけれども、特に困りますのは、数字の魔術によって政治の論議が、強くいえばごまかされるような点があるということであります。特に財政の論議におきましては、先般来自然増収という問題が非常に中心になっておる。極端に申しますと、財政論議マイナス自然増収で、一体何が残るかということも言えるだろうと思います。さようにひんぱんに使われる自然増収というこ……

第46回国会 大蔵委員会 第13号(1964/02/28、30期、民主社会党)

○竹本委員 時間もありませんので、簡単に二つだけ伺いたいと思います。  一つの点は法人税の軽減税率の適用限度の引き上げの問題ですが、これはもう少し引き下げることができなかったかということと、できなかった事情、それから軽減税率自体を引き下げることにはどういう御努力をなさっておるか、伺いたい。
【次の発言】 時間がありませんので議論になるような点を省きましてもう一つ伺いたいのですが、三三%の問題ですけれども、租税特別措置法があって、特定の大企業は実質的にこの税金がどうなっておるかという問題で、その三三%の比較を大きな会社について具体的に調査されたものがございますか、たとえば電力会社その他は実質的に……

第46回国会 大蔵委員会 第21号(1964/03/17、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表して、ただいま議題となりました法人税及び租税特別措置法の改正案に対しまして、反対の意見を表明するものであります。  今回の税制改正は、政府の最重要施策の一つとして、国税において平年度千百二十九億円の大幅減税を実施するものとうたわれておりますが、その減税の内容をしさいに検討してみますと、昨年同様、本年もまた大企業に対する政策減税のために中小企業、勤労所得者に対する一般減税が多大なしわ寄せを受けておるのであります。来年度の自然増収六千八百億円に比べてみまして、また国民所得に対する租税負担率が三十九年度二二・二%に達することを考えます場合、さらに物価騰貴の趨勢を考慮……

第46回国会 大蔵委員会 第23号(1964/03/19、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、まず、ただいま議題になっております樺発油税法及び地方道路税法の一部を改正する法律案に対して、反対の意見を表明せんとするものであります。  政府の道路計画は朝令暮改で、まことに無定見きわまるものであります。すなわち、昭和二十九年度を初年度とする総事業費二千六百億円の計画から、三十三年度を基点とする一兆円の計画に、さらに三十六年度を基点とする二兆一千億円の計画へと、たびたび変更、拡大されました。今日また実施後三年口に入っておる現行五カ年計画を改定して、新たに三十九年度を初年度とする四兆一千億円の五カ年計画を策定しようとしておるのであります。このような……

第46回国会 大蔵委員会 第25号(1964/03/25、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は民主社会党を代表し  て、ただいま議題となっております日本開発銀行法の一部を改正する法律案に対し、賛成の意見を表明せんとするものであります。(拍手)  最近におけるわが国の経済成長は、ことばの厳密な意味において成長という概念に値しないうらみがあります。すなわち成長とはバランスを保ちながら均衡のある発展をするということでありますが、御承知のごとく現内閣の高度成長経済政策の中におきまして  は、大企業と中小企業、都市と農村、資本と労働、重工業と軽工業、生産部門と流通部門等々、それぞれの間に克服しがたい格差の拡大や矛盾の拡大を招来しつつあるのでありまして、これが解消は現代政治に課せら……

第46回国会 大蔵委員会 第27号(1964/03/27、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は簡単に二つばかりお尋ねをいたしたいと思います。  先ほど来すでに論じ尽くされておりますので、重複を避けてお尋ねをいたしたいと思いますが、第一は、国立学校に関する特別会計ができるのでありますから、やはり教育の理想と申しますか、あるいは大学の自由とか研究の伸張とかいう問題についてのビジョンなりあるいは熱意なりというものがこの法案の根本になければならぬと思います。この特別会計が取り上げられました経過についてはただいまもいろいろと御論議がございました。確かにこれは順序が逆であります。文部省自身が国立学校の内容的な伸張や充実についての理想やお考えがあって、そこから特別会計を考えようという……

第46回国会 大蔵委員会 第28号(1964/03/31、30期、民主社会党)

○竹本委員 ただいま議題となりました外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、私は、民主社会党を代表して賛成の討論をいたしたいと思います。(拍手)  開放経済への移行は、好むと好まざるとにかかわらず、世界経済の大勢でありまして、わが国も、いわゆる中進国は中進国なりに、この数年来、世界各国の強い自由化要請を受けて、為替、貿易の自由化に努力を続けてまいりました。その結果、昨年の八月末には、貿易の自由化率は九二%となったわけであります。われわれが、この自由化に関連いたしまして最も大きな関心を持っております点は、第一に、わが国が西欧各国に見られない独自の経済構造……

第46回国会 大蔵委員会 第37号(1964/04/24、30期、民主社会党)

○竹本委員 ただいま議題となりました国有財産法の一部を改正する法律案に対し、私は民主社会党を代表いたしまして賛成の愚見を表明せんとするものであります。(拍手)  最近の経済事情に顧みまして、国有財産の管理、処分はきわめて重要な意義を有するものでありますが、特に最近の土地価格の急激なる上昇により、今後は一そうその重要性を加えていくものと思います。たとえば、国有財産の総額三兆四千百九十三億円のうちに、土地は二一・一%を占め、七千二百十四億円に達し、その面積もわが国の総面積の四分の一にも相当いたしております。都市においては、最近の急速な発展と市街地の整備に即応して庁舎などの集約化や立体化が進められ、……

第46回国会 大蔵委員会 第39号(1964/05/07、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は予備費の問題を特に伺ってみたいと思います。  御承知のように、今度二十億円を二百億円の予備費の中から出そうということでございますけれども、本委員会におきましても、若干論議をされておるわけでございますが、私はまだ納得がいかないので少し掘り下げて伺いたいと思います。  最初に、大蔵次官もいらっしゃいますから伺いたいと思いますけれども、今度の二十億円を予備費から出すということについて、憲法八十七条あるいは財政法等の問題について大蔵当局は何らの疑問を持っておられない、全く合憲的なものだというお考えでありますか、伺いたいと思います。

第46回国会 大蔵委員会 第49号(1964/06/05、30期、民主社会党)

○竹本委員 たいへん時間が迫ってきたようですから、私は二つの点だけ、物価スライド制の問題を中心に質問をしておきたいと思います。  今回厚生年金法の改正も取り上げられておりますが、その第二条の二に「この法律による年金たる保険給付の額は、国民の生活水準その他の諸事情に著しい変動が生じた場合には、変動後の諸事情に応ずるための調整が加えられるべきものとする。」というふうになっておるようであります。  そこで最初にお伺いいたしたい点は、既裁定年金のベースアップの問題について、これにならってやるお考えがあるかどうかということをお伺いいたしたいと思います。

第46回国会 大蔵委員会 第52号(1964/06/12、30期、民主社会党)

○竹本委員 だいぶ論じ尽くされましたので、私は三つだけ結論的な問題について簡単に御質問をいたしたいと思います。  財務書類の監査証明に当たる人の社会的地位を高め、また監査水準の全般的な質的向上をはかるということにつきましては、非常に御苦心をなさっておりますし、御説明もだいぶいただきましたけれども、そのことと今度計理士を格上げするという問題とはどういうふうに結びつくかという問題であります。
【次の発言】 いま大臣の御説明を聞いておりますと、公認会計士の制度を拡充するというおことばがございましたけれども、拡充するということと今度の格上げの問題とは一致いたしますけれども、質的な向上という問題と計理士……

第46回国会 大蔵委員会 第53号(1964/06/16、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は前川参考人に、二、三のお尋ねをいたしたいと思います。  税理士の代表が本法案に反対しておられる大きな理由の一つに、国税、地方税の実務経験二十年以上、五年以上の管理的地位にあった者に無試験で税理士の資格を与えるという点にあろうと思います。そこでお伺いいたしたいのは、常識的に考えてみまして、税務官吏を二十年以上、しかも管理職に五年以上もつとめた長期勤務の経験を持っておる税務官吏が税理士の能力に欠けておるということはなかなか断定できないと思います。十分の能力を有する者であると考えるほうがわれわれ常識的だと思いますけれども、税理士今はこの点について、長期勤続の税務官吏には税理士の能力が……

第46回国会 大蔵委員会 第54号(1964/06/17、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、本案に対しまして、自由民主党、民主社会党両党共同提案による附帯決議を付するよう動議を提出いたします。  附帯決議の案文を朗読をいたします。    税理士法の一部を改正する法律案に対する附帯決議  一、社会情勢の進展と税理士制度運営の経験にかんがみ、税理士の地位向上と税理士会の自主性を確保するため制度及び運営の両面にわたり、改善と検討を図かること。  二、税理士試験の執行にあたつては、試験審査会の中正、かつ、権威ある運営を確保するとともに、いたずらに暗記力のテストに偏しないよう、試験場に税法等を備えつける等の措置を講ずること。  三、税理士の税務代理権を尊重するとともに、納税者……

第47回国会 大蔵委員会 第1号(1964/12/12、30期、民主社会党)

○竹本委員 時間がありませんので、結論的な点を二、三大蔵大臣に伺いたいと思います。金融引き締めの問題でありますけれども、これはいろいろ最近になって当初の目的が変わってきたかあるいはプラスされたように思いますけれども、私の理解するところではドル不足ということが中心であって、あるいは国際収支の問題が中心であって、これに対する一通りの見通しがつけばいまの金融引き締めというものは方向を転換すべきものであると思うのでございますけれども、金融引き締めの直接的、基本的目的というものは一体何であるか。国際競争力の強化とかあるいは過剰生産の問題とかいっておる問題は、これは別途に考えるべき問題ではないかと思います……

第48回国会 大蔵委員会 第1号(1965/01/29、30期、民主社会党)

○竹本委員 物価の問題は、経済の問題、予算の問題を考える場合に一番大切な問題であります。したがって、私はきょうは物価に関する理論的な問題も取り上げたいと思いましたけれども、非常に時間が制約されておりますから、一、二具体的な問題を中心に意見を述べることにいたします。  まず最初にお伺いしたいのでございますけれども、消費者物価はことしは相当上がるというのが一般の心配でございますけれども、政府のほうでは去年の消費者物価が大体どれだけ上がって、ことしはどれだけ上がる見通しであるかをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 その場合に、いわゆる公共料金が一年のストップの期限がきれた場合、それはどの程度に上……

第48回国会 大蔵委員会 第7号(1965/02/12、30期、民主社会党)

○竹本委員 時間がありませんので、きわめて簡単に日銀副総裁に二、三の点を伺いたいと思います。  私は今日の情勢の中では、日銀は非常に苦しいような困難な立場に立っておると思うのであります、それは先ほど来融資ルールの問題が出ておりますけれども、私どもはそれも非常に大切なことであるけれども、金融全体を正常化するといったような問題になりますと、何と申しましても一番大事な財政のルールがはっきり確立されなければならぬ。それから先ほど来お話のありました産業秩序、産業ルール、さらには企業経営のルールまで確立されなければ、すべてはうまくいかない。そういう中で、極端に申しますと政府のだらしのない点や行き過ぎた点は……

第48回国会 大蔵委員会 第9号(1965/02/18、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は二つの点についてお伺いをいたしたいと思います。  その第一は、加入者引き受けの電話債券の問題でございます。先般もちょっと日銀の佐々木副総裁に伺いましたけれども、はっきりいたしませんので、あらためて伺いたいと思います。  まず最初に、加入者引き受けの電話債券の発行残高が、大体において五千二百七十八億円、こういう巨額に達しておりまして、公募債を含めた電信電話債券の総額の八割八分、九割に近い額を占めておる。これは電信電話公社の建設資金の確保には、多大の寄与、貢献をなしておる。しかもこれは登録債券ではなくて、本券は各方面、各分野に散布せられておると思うのでございますけれども、この点は事……

第48回国会 大蔵委員会 第24号(1965/03/24、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は二、三の点について簡単に質問をいたしたいと思います。  第一は物価調整減税の問題についてであります。先ほど来いろいろと論議が重ねられておりますが、特に調整の限度の問題に関しまして、大事なのは物価の問題でございますけれども、政府は、四・五%、こういうことでございますが、政府の物価の見通しが当たったことはあまりありません。私どもは大体七%くらいはことしは上がるだろう、こう見ておりますが、一体大蔵省としては四・五%、もしくはその近くに物価の上昇は押えられるものとお考えであるか、あるいはわれわれの考えるように、これだけの公共料金その他の引き上げがあって、一つの値上がりムードができてくれ……

第48回国会 大蔵委員会 第25号(1965/03/25、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は民主社会党を代表して、ただいま議題となりました税法関係四法律案並びに二つの修正案につきまして、前者に対しましては反対、後者に対しましては賛成の意見を表明するものであります。  まず反対の理由を順次申し上げます。  第一に、今回の税制改正による減税の程度では、とうてい諸物価の高騰に追いつくことはできず、一般勤労者、中小所得者並びに中小企業者の負担は一向に軽減されないことであります。政府は、今回の所得税法の改正によって平年度九百二十二億円、初年度八百二億円の減税を行ない、また諸控除の引き上げによって、たとえば標準世帯である夫婦及び子供三人の給与所得者の場合、課税最低限度は四十八万五……

第48回国会 大蔵委員会 第26号(1965/03/26、30期、民主社会党)

○竹本委員 財政法の一部改正案について質問をしたいと思いますが、私は基本的にまず第一に私の考えを申し上げますが、いろいろ意見の相違もあるかもしれませんけれども、私どもは高度成長経済政策というものは失敗であるという考え方を持っております。しかもその高度成長経済は何をてこにして失敗の道をたどったか、こういう問題になりますと、私いろいろ検討いたしましたけれども、やはり財政需要というものがすべての経済の成長の推進力になっており、誘導的なてこになっておるというように考えるのであります。したがいまして、財政の膨張ということは、日本の経済を今日の悲局あるいは破局に立ち至らしめた一番大きな原因である。さらにま……

第48回国会 大蔵委員会 第28号(1965/03/31、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表して、ただいま議題となりました財政法の一部を改正する法律案並びにその修正案に対しまして、反対の意見を表明いたすものであります。  反対の理由の第一は、今回の改正は、わが国財政制度における健全均衡主義を著しく後退せしめるという点であります。すなわち財政法第六条において一般会計の決算上の剰余金のうち、二分の一を下らない金額を翌々年度までに公債または借り入れ金の償還財源に充てなければならないと規定したのは、過去における苦い経験にかんがみて、戦後公債の整理を強く推進して財政の健全化を貫こうとした決意のあらわれであります。  財政法第六条は、第四条、第五条と不可分一体の……

第48回国会 大蔵委員会 第43号(1965/06/07、30期、民主社会党)

○竹本委員 経済が最も不景気で困っておるときに、そうしてまた財政の専門家である福田さんが大蔵大臣として登場されましたので、国民の期待が非常に大きいと思いますが、ぜひ御健闘をお願いするという意味で三つほどお伺いをいたしたいと思います。現在の経済の不況というものをどういうふうに性格を見るかということは非常に重大な問題でありますけれども、非常に理論的な面がありますので、そういうところは避けまして端的にお伺いをいたしたいと思います。  その第一点でありますが、経済のひずみを直すというような考え方、あるいは高度成長のスピードをスローダウンしなければならないというような考え方、私はこういう考え方では現在の……

第48回国会 法務委員会 第14号(1965/03/16、30期、民主社会党)

○竹本議員 会社更生法の一部を改正する法律案を提案するにつきまして、その理由を御説明いたします。  最近、御承知のように証券取引の第一部上場の銘柄である有名会社にして、会社更生法の適用を受けるものが続出いたしまして、これが経済上はもとより、広く社会上の問題として、大きな波紋を投げかけております。その理由は、申すまでもなく、その会社が多数の下請中小企業に発注契約等を結んでおり、その会社の倒産によって、多数の下請企業の連鎖倒産、もしくは大きな被害をもたらしているからであります。すでに政府も、本国会における答弁におきまして、また閣議の審議の過程におきまして、現行の会社更生法に不備な点があるから、これ……

第48回国会 予算委員会 第17号(1965/03/02、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、第一に、日本の政治の姿勢の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  池田政治を批判されましたときに、佐藤首相が、今日の政治は政治不在である、あるいは人間不在であるということを非常に強く強調せられました。私ども非常に賛成であります。そこで、きょうは、最初にその政治の姿勢についてお伺いをいたしたいと思うのであります。  たまたまある外国人が日本の政治を批判いたしまして、非常にうまい批判をいたしておると思うであります。こういうふうに言っております。今日の日本人は、心理的に、哲学的に、根なし草のようである、過去に結びつきを持たず、未来に対しても無関心で、まるで現在に酔っぱらってい……

第49回国会 大蔵委員会 第2号(1965/08/04、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、時間もありませんので、簡単に二つ三つの点をお伺いいたしたいと思います。  先ほど来いろいろ議論が出ておりましたので、結論的な点だけでよろしいのですけれども、オッソラ委員会の結論でありますけれども、大体これは私の理解しておるところでは、三つの結論といいますか、答案が出ておると思うのです。一つはIMFの機能を強化するという線、それからもう一つはフランスの考え方、それからもう一つは英国のモードリング案、こういうふうに理解しておりますが、今回のこの法案等につきましては、言うまでもなく、IMFの機能拡大強化の路線につながっておると思うのですけれども、政府としては他の二つの考え方をどうい……

第49回国会 大蔵委員会 第3号(1965/08/06、30期、民主社会党)

○竹本委員 ただいま議題となりました、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案に対し、私は民主社会党を代表して、反対の討論を行なわんとするものであります。  この法律案は、いわゆるIMF及び世界銀行に対し、政府はそれぞれ二億二千五百万ドルまたは一億六百六十万ドルの追加出資をすることができることとしようとするものでありますが、国際流動性の増強には、わが国も協力することが必要でありますので、この大筋については異論はありません。  ただ問題は、この追加出資の払い込み財源であります。その一部は前回の増資のときと同様に、日銀保有の金でいまだ再評価を行なっていな……

第49回国会 大蔵委員会 第7号(1965/09/02、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、時間の関係がありますから、きわめて簡単に一、二の点だけ伺いたいと思います。  その一つは景気の問題でございますが、政府がいろいろ放送をされておりますし、九月から景気がよくなる、十月、十一月説もある、秋という説もあり、あるいは来年という説もあります。国民もいろいろ迷っているだろうと思うのでありますが、この際福田大蔵大臣としての景気回復の見通しについての時期的な点を端的にお伺いいたしたい。
【次の発言】 これからということになりますと、非常にばく然としておりますし、しかもつま先上がりということばの内容もばく然としておりますので、はっきりいたしませんが、まあこれからはつま先上がりに……

第49回国会 予算委員会 第5号(1965/08/07、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表して、政府提出の昭和四十年度補正予算(第1号)案について、反対の態度を表明したいと思います。  私ども民社党は、政府案の歳出補正の唯一の内容であります国際通貨基金及び国際復興開発銀行に対する出資増額約二百十五億円につきましては、もとより異論はありません。しかしながら、その財源となる政府案の歳入補正を見ますと、私どもはりつ然とせざるを得ないのであります。今回政府案が補正財源としておるのは、日銀保有の金の帳簿価格の再評価並びにインベントリーの一部の取りくずしであります。これは財政法上はまことに合法的でありますが、租税の自然増収とは違う、いわば財布の底をはたいても一……

第51回国会 外務委員会 第6号(1966/03/23、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、本日は特に沖縄の船籍、船の問題について大臣にお伺いをいたしたいと思います。  まず最初にお伺いしたいことは、沖縄の船はD旗を掲げておるが、インドにおいてもフィリピンにおいてもインドネシアにおいても、あるいは国籍の不明な船として、あるいは極端な場合には海賊船として、最近におきましてはヤシどろぼうと間違えられて、ある場合には拿捕された、ある場合には銃撃をされておりますが、大臣はその事実を御存じでございますか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで、D旗の犠牲になって死亡した人もありますし、重傷を負った人もおるようでございますが、どの程度のものであるか、私数字をつまび……

第51回国会 外務委員会 第16号(1966/05/13、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は簡単に、アジア開発銀行とアジアの問題、開発の問題、銀行の問題等に分けてお伺いをいたしたいと思います。  第三条によりますと、加盟国のことが書いてあるわけでございますし、先ほどまた、三十一カ国が参加を予定しておるというふうなお話でございましたし、スイスが入れば三十二カ国になるというようなお話がありました。それらの範囲から考えまして、特に幼稚な質問になりますけれども、アジア開発銀行といって東南アジア開発銀行といわない、あるいはそういうものでなかった理由はどんなものであるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 私が聞いているのは、問題は、エカフェがそういう範囲であり、それを受け継いだ……

第51回国会 外務委員会 第20号(1966/06/08、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、インドネシアの三千万ドルの援助の問題を中心に若干の質問をしたいと思います。  最近アジア外交が積極的に取り組まれたような形で、その方向としてはわれわれ賛成でありますが、しかし先ほどのアジア開銀の場合でも今回のインドネシア緊急経済協力の問題の場合でも取り組み方がきわめて慎重を欠いておるように思います。経済開発の場合にもはたしてそれの効果があるのか、へたをすれば政治的な逆効果になりはしないかという立場で、われわれは政府のなさっておることにいろいろ心配を持っておるわけであります。特に今回のインドネシアの緊急経済協力の問題にいたしましても、援助の量、方式、時期、それらの問題につきまし……

第51回国会 大蔵委員会 第2号(1965/12/22、30期、民主社会党)

○竹本委員 私はこの際財政法の特例法についていろいろとお伺いをいたしたいと思いますが、この法案の出し方等につきましても、われわれ野党として見ておりますと、非常にイージーゴーイングな大蔵当局の態度ではないかということを残念に思っております。そういう意味におきまして、財政法の特例法に触れる前に、若干財政のあり方や景気の見通し等についても政府のお考えを承っておきたいと思うのであります。  最近におきまして、大蔵大臣は財政の景気調整力というものを相当高く評価しておられるようであります。この際あらためて伺っておきたいと思うのでございますけれども、政府は財政の、日本経済の景気の動きに対して持っている影響力……

第51回国会 大蔵委員会 第7号(1965/12/27、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております昭和四十年度における財政処理の特別措置に関する法律案に対して、反対討論を行なわんとするものであります。  戦後、日本の財政は、原則として健全財政主義を貫いてきたのでありますが、今回の一般会計赤字補てん国債によって、わが国の財政はいま百八十度の方向転換をいたそうとしておるのであります。  この際、私どもは次の五つの点を指摘したいと思います。  第一点は、かような深刻な不況を招いた政府、自民党の経済政策、財政政策の失敗に対する点であります。日本経済が持つ過当競争的な体質と資本の利潤追求的な偏向を何ら変革することなくして政府は……

第51回国会 大蔵委員会 第24号(1966/03/22、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました税法関係三法案につきまして、所得税及び法人税の改正法案には反対、また、相続税改正案につきましては賛成の討論を行なわんとするものであります。  所得税、法人税二法案に反対する理由は、第一に、中小所得者を中心とする所得税負担の大幅軽減をはかるということは、その大衆購買力を造成して、不況を克服する上からも、また、大衆の負担を軽減して社会福祉の増進をはかる上からも、きわめて適切妥当な手段でありまして、政府もしきりにその軽減を強調せられておりますが、事実は、百万円から三百万円の所得層の負担軽減に力が入り、百万円以下の所得層については物価の値上が……

第51回国会 大蔵委員会 第26号(1966/03/24、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました二つの法律案につきまして、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対しましては反対、物品税法の一部を改正する法律案につきましては賛成の討論を行なわんとするものであります。  まず、反対の理由を申し上げます。  第一に、特別措置そのものについては、根本的に再検討をすることが必要であると思われます。租税特別措置は、申すまでもなく、特定の政策目的を実現するための誘因手段として租税の軽減免除を行なうものであり、したがって、基本税制において考えられている租税負担公平の原則を大なり小なり犠牲にしなければならぬという性格を宿命的に持っておるも……

第51回国会 予算委員会 第11号(1966/02/11、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま御提案になっております昭和四十一年度の予算案等につきまして質問をいたしたいと思います。  まず最初に、総理にお伺いいたしたいと思います。  私は、主としてきょうは経済問題に重点をしぼって御質問をいたしたいと思いますが、佐藤内閣になりましてから、この経済政策の一つの指導理念といいますか、中心的なスローガンとして、安定成長ということをたびたび述べておられるわけであります。一応私どもその安定成長ということばは理解できるようでもありますけれども、よく考えてみると、実は安定と成長ということは必ずしも一致しない。一致する面もありますけれども、一致しない面……

第51回国会 予算委員会 第22号(1966/03/05、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提案の昭和四十一年度予算関係三案並びに社会党提案のこれが編成がえを求めるの動議にそれぞれ反対し、民社党提案の動議に賛成をいたす立場から討論を行なわんとするものであります。  現下の日本経済は、まことに多事多難であります。不況はすでに戦後最長の十八カ月を経過してもいまだにその回復の目途が立たず、物価は上昇の一途をたどり、昨年は実に七・六%、平常時では最高の上昇を記録したのであります。かくして国民生活の向上はいまや完全にストップして、それどころか、昨年は一昨年に比較して実質消費が〇・三%も減少するというような最悪の事態を招いたのであります。  思……

第52回国会 外務委員会 第1号(1966/07/20、30期、民主社会党)

○竹本委員 最初に委員会の運営について希望を申し述べておきますけれども、理事の間で話した時間の約束自体どういうふうにするつもりでやっておられますか。
【次の発言】 外務大臣に、私は時間の関係もありますので、きわめて簡単にお伺いをいたしたいと思います。  それはベトナムの問題について、日本政府は慎重にということをよく言われるのだけれども、もう少し積極的に動いていただきたい、こういう立場で簡単な御質問をいたしたいと思います。  最初に、イギリスのウィルソン首相が訪ソされました。これを外務大臣はどういうふうな感じを持って受け取っておられるかを承りたいと思います。

第52回国会 予算委員会 第3号(1966/10/20、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は民社党を代表いたしまして、政治姿勢の問題についての論議がまだ非常に不十分であると思いますので、その点を中心に、二、三付帯的な問題についても論議をしてまいりたいと思います。  もちろん、私は政策論議をやりたいと思っておりましたけれども、今日のこの情勢の中で経済政策、金融政策を幾ら論議いたしてみましても、たいして意味がないというような判断に立ちまして、最初に少し政治姿勢の問題について官房長官以下二、三の方に御質問をしたいと思います。  私が一番不満に思います点は、今日総理大臣もお見えになりまして、またいろいろと各大臣からも御答弁がありましたけれども、何だかきわめて事務的なお話し合い……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 大蔵委員会 第2号(1967/03/18、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、先ほど来いろいろと質問があらゆる角度から続けられましたので、なるべく重複を避けて、二、三の問題をお尋ねしてみたいと思います。  まず最初に、いわゆる五兆円予算でありますが、「よく五兆円を食いとめた」と読むのだと新聞で読みましたが、大臣も大体五兆円を食いとめた、よく食いとめたというような実感でおられますかどうか。
【次の発言】 その点を少し伺ってみたいと思うのでありますが、五兆円というものが一つのめどになっておるという、一般にもそう言われておりますが、そこに科学的にどういう根拠があるのかということが問題であります。特に、私は、昨年の九月六日に閣議に出た概算要求が五兆五千億円、財……

第55回国会 大蔵委員会 第11号(1967/05/12、31期、民主社会党)

○竹本委員 最初に交付税のことについてお伺いいたします。  交付税は人口をもって地域行政費等算定の最大の因子としておると思いますけれども、人口数の把握という問題についてどういうふうにお考えでいらっしゃいますか。
【次の発言】 世帯単位を考えるということはどうですか。
【次の発言】 特に人口の減少する場合が問題だと思いますけれども、いまお話しになったような補正のしかただけで十分にいっておるというお考えでございますか。
【次の発言】 そこで、交付税については先ほど来議論がだいぶありましたけれども、例の三二%の問題でございますが、これからさらに引き上げるという将来の見通しでございますけれども、引き上……

第55回国会 大蔵委員会 第13号(1967/05/17、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、きわめて簡潔に、二、三のポイントについてお伺いいたしたいと思います。  まず最初に、石炭対策はいろいろ叫ばれておりますけれども、これはあくまでもエネルギー対策として、経済政策として解決すべきものであると思いますけれども、社会保障的要素がばかに多いようにも思うんですけれども、一体、政府の基本的な立場は、石炭対策はあくまで経済対策である、経済政策であると考えてよろしいか。
【次の発言】 両面というと、はなはだことばがぼけてしまうんですけれども、あくまでもウエートは経済政策であるというふうに理解していいんじゃないかと思いますが、政策ということになれば、社会保障も政策ですから、経済政……

第55回国会 大蔵委員会 第17号(1967/05/24、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、所得税法の一部改正案には反対、法人税並びに相続税の一部改正案については賛成の意を表する次第でございます。  所得税法の改正につきましては、もちろん政府も御努力がないわけではございません。しかしながら、私どもは、百万円までは標準家庭において課税の最低限を引き上げるべきであるという基本的な主張の立場をとっております。これは、御承知のように、社会党、公明党、われわれの党と、三党が共同一致いたしまして、その実現のために非常な熱意を傾けておる問題でございます。政府のほうにおきましても、四十四年度になれば何とか解決の見込みがつくのではないかというような御答弁もご……

第55回国会 大蔵委員会 第18号(1967/05/25、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表しまして、ただいま議題になっております租税特別措置法の改正案に対して反対の討論を行なわんとするものであります。  もちろん私どもは、特別措置一般に反対するものではありません。事実、今回の改正案に出されております試験研究費や繊維工業の構造改善、あるいは石炭鉱業の再建、協業組合、中小漁業者の合併、あるいは社会開発、輸出の振興、万国博覧会等につきましてのそれぞれの臨時措置につきましては、われわれは賛成であります。  また、ただいま修正案が出されました消費生協の内部留保に関する案文は、他の協同組合と消費生協を区別する何らの理由もありませんし、また、消費者保護の見地から考え……

第55回国会 大蔵委員会 第20号(1967/05/30、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、きわめて簡単に登録免許税法案について二、三の点を質問いたしたいと思います。  まず最初に、この税金の税率は昭和二十三年以来据え置きになっておるということでございますけれども、あとで申し上げます物価値上げムードというものにわれわれは非常に影響が悪いと思っておりますが、いまごろになって急に取り上げられた理由は那辺にありますか。税調等におきましても、二十八年、三十一年と、答申がすでに二回も行なわれておりますが、この時期を選んでやられる理由をひとつ伺っておきたい。
【次の発言】 問題が非常に複雑であり、むずかしいのでひまが要ったという御説明でございますが、先ほど来平林委員もいろいろと……

第55回国会 大蔵委員会 第21号(1967/05/31、31期、民主社会党)

○竹本委員 ただいま議題となりました登録免許税法案並びに同関係法令の整備法の二案に対しまして、私は民社党を代表して、反対の意見を申し述べるものであります。  まず第一に、現行の登録税法は全面的にこれを改正して、新たに登録免許税という名称にしようとしておるのでありますが、先ほども御指摘のありましたように、登録と免許という本質的に異なる性格のものを雑然と一つにまとめているところに問題があります。さらに、その課税範囲を拡大して、新規に課税対象を多数追加しているところに特に問題があるわけであります。政府は、現在課税されている登記、登録とのバランスを考慮して課税範囲を整備したと言っておられるのであります……

第55回国会 大蔵委員会 第26号(1967/06/28、31期、民主社会党)

○竹本委員 簡単に二、三の点を伺いたいと思いますが、行政管理庁がいま見えるそうですから……。  公社??専売公社の公社ですが、公社といったようなものが最近いろいろできております。今度事業団といったような名前のものもありますが、政府の基本的な考え方として、公社というものはどういう役割りを持たせるものか、特に公社でなければならないという場合はどんなものであるか、また、公社は、普通の事業団あるいは普通の特殊法人の会社、そういうものとはどういう点において違った役割りを期待しておられるのであるか、公社のあり方についての基本的な考え方を承りたいと思います。

第55回国会 大蔵委員会 第27号(1967/06/30、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、問題を一つにしぼりまして、中小企業に与えられておる税法上の特別措置、特別な恩典を大企業が悪用し、乱用しておることに対して、どういうふうにこれから対処していくべきかという問題についてお伺いをいたしたいと思います。  最初に、主税局長に、いま中小企業のために特に考えられておる特別償却や割り増し償却等の恩典といいますか、特別措置としてはどんなものがあるか、概略を簡単にお話を願いたいと思います。
【次の発言】 これは一億円というあれがありましたけれども、いまお話の場合の特別考慮をしておる対象は、全般を通じていわゆる中小企業というものの定義になりますが、どういうものでございますか。人数……

第55回国会 大蔵委員会 第29号(1967/07/05、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、重複を避けながら、若干の問題について質問いたしたいと思います。  まず最初に、最近株価もだいぶ上がってまいりまして、回復してきたようだけれども、大衆は、まだ回復してこない、要するに、大衆の株式に対する不信感というものは相当強いように見受けますけれども、その不信感の原因は何であると大蔵省は考えておられるか、その点を伺いたい。
【次の発言】 いまの局長の御答弁で大体のお考えはわかりましたが、私は、触れられました企業自体の問題、したがって、言うならば、株の実質的な問題、これが大衆は一応わかっていないようでも、ある意味において、本能的に、からだで感ずるものがある。先ほど堀委員からいろ……

第55回国会 予算委員会 第17号(1967/07/13、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、現下最大の経済的な問題であります資本の自由化ということについてお尋ねをいたしたいと思いますが、質問に先だちまして、今回の西日本を中心とする集中豪雨の犠牲者並びに家族の方々に、つつしんで弔慰を表したいと思います。なお、数多くの罹災者各位に対しましても、心から御同情を申し上げる次第であります。  さて、資本の自由化の問題でございますが、最初に総理にお伺いをいたしたいと思いますのは、御承知のように、この資本の自由化は、第二の黒船であるとか、いろいろとその深刻な影響について批判なり意見なりか出ております。また、これにどういうふうに取り組むのであるかという日本……

第56回国会 大蔵委員会 第3号(1967/10/18、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、大臣に特に景気調整を必然ならしめた諸般の事情についていろいろお尋ねしてみたい、また今後のあり方についても御質問いたしたいと思います。  私は、選挙のあとの最初の大蔵委員会、三月十八日の速記録をここに持っておりますが、そのときにも申し上げたし、またたびたび予算委員会や大蔵委員会においても申し上げておるのでございますけれども、大体日本の財政運営の基本的なものには大きな欠陥があるのではないか。一つは、長期財政計画というものをほとんど持っていないということであります。一つは、その関係でありましょうけれども、財政は毎年膨張に次ぐに膨張をもってしておる。これでは経費のむだが自然にそこに大……

第58回国会 大蔵委員会 第6号(1968/03/06、31期、民主社会党)

○竹本委員 簡単に質問いたします。  日本開発銀行の借り入れ及び債券発行の限度額を今回の改正で四倍から五倍にする。よくわかりますけれども、それが四倍から五倍になったということで、新しい限度額は一兆八千八百億かになります。ところが、現在貸し付けておるもの、またことし貸していくものを考えてみると、幾らも残らない。そういうことになりますと、来年はまた来年で倍率増加を考えなければならぬような気もいたしますが、一体どういう長期的展望の上に立って五倍ということにされたのであるか、その辺を承りたい。
【次の発言】 本来、政府出資でいくべきだという意見を私は持っておるわけですけれども、これは先ほど来議論があり……

第58回国会 大蔵委員会 第9号(1968/03/13、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、総理に三つ四つお伺いいたしたいと思いますが、まず最初にお伺いいたしたい点は、景気にあまり山をつくったり谷をつくったりしないように、日本の経済を総理の言われる安定成長に持っていくべきであるということであります。ただしこの際、総理に御理解をいただきたい点は、安定成長ということば自体が非常に内容が矛盾しており、その点がいろいろな経済施策の面にあらわれてきておるのではないかと私は思いますので、若干、経済の安定的な成長、そういうことのために議論をしてみたいと思います。もちろん、今日は資本主義経済でございますし、私有財産であり、自由競争がたてまえになっておりますので、きちっと計画どおりに……

第58回国会 大蔵委員会 第11号(1968/03/19、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は簡単に三つだけ伺ってみたいと思います。  第一は、十六日、十七日に行なわれました金プール七カ国会議のことで一言だけ伺いたいのでございますけれども、これはわが国のこれからの経済あるいは貿易に重大な影響がありますので伺っておきたい。議論を深める時間もありませんので、幸い政務次官がいらっしゃいますので、政務次官に一つだけお伺いいたしたい。 要するに、この金プール七カ国会議は、大蔵大臣並びに宇佐美日銀総裁は非常に高く評価しておられるようでありますが、私の伺いたい点は、どこをそんなに高く評価しておられるのかということであります。成功であった、あるいは最善を尽くした、あるいは適切であったと……

第58回国会 大蔵委員会 第18号(1968/04/02、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、きわめて簡単に一、二のことを承りたいと思います。  最初は、物品税の問題ですけれども、主税局長にお伺いしたいのですけれども、物品税はいつごろ、何の目的のために、いかなる性格でできたものであるかということを伺いたい。
【次の発言】 そこで、そういう性格の物品税等が、支那事変とかあるいは戦争のための一時の目的というなら意味がよくわかりますが、いつまでもずるずるべったりに続いておるということは、どんなものであろうか。  それからもう一つ伺いたい点は、これはそれぞれのものにかかってきますから、個別産業からいえば、非常に企業努力をして地盤を切り開いた、そしてやっと伸びて一人前になるとい……

第58回国会 大蔵委員会 第21号(1968/04/09、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、二つの法案並びにその修正案に反対をいたしたいと思います。  第一は、間接税の増徴に反対であるということであります。  酒で四百五十億、たばこで五百五十億初年度増収を見込んでおりますけれども、これらが大衆課税であり、しかも大衆課税の中でも最も逆進性の強いものであるということは、強くこの委員会において論議されました。社会開発を言う佐藤内閣といたしましては、こうした逆進性の強い間接税を増強するということではなくて、むしろ軽減をしなければならないと思いますけれども、軽くしないだけではなくて、さらに逆に増税をする、この態度に私どもは強く反対をしなければなりませ……

第58回国会 大蔵委員会 第24号(1968/04/16、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、本案に賛成せんとするものであります。  本案は、国立療養所にかかる経理を、国立病院の特別会計において行なおうとするものでありますが、これは目先的にも予算の弾力的運営を可能にするとか、あるいは収支を明確にするとか、借り入れ金を便利にやることができるようになるとか、あるいは土地の処分が便利に行なわれることになるというような点を考えてみますと、事務的ではありますけれども、制度的なあり方としては一歩前進したものであるというような意味において、私どもは賛成をせんとするものであります。  しかしながら、第二点として指摘したいことは、従来佐藤内閣のあり方を見ており……

第58回国会 大蔵委員会 第25号(1968/04/17、31期、民主社会党)

○竹本委員 中小企業庁がお見えになっておりますから、最初に中小企業庁にお伺いいたします。  ゆれ動く世界経済の中の日本経済、また、その日本経済の中での中小企業の問題で総括的なものを伺いたいのでありますけれども、まず第一に、現在においての生産と輸出の面において中小企業は何%くらいのウェートを持っておるか、また、将来は何%くらい占めさせるつもりであるか、占めるであろうという見通しであるか、その辺をひとつ。
【次の発言】 いまの御説明は非常に少ないと思うんだけれども、その場合の中小企業とはどの範囲のものをいっておるのか。それから、下請なんかは入っておるのかいないのか。その辺をひとつ。

第58回国会 大蔵委員会 第28号(1968/04/24、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、本改正案に反対の討論を行なわんとするものであります。  第一点は、今回の改正案にはビジョンやステーツマンシップがほとんどなくて、いたずらに小細工の多い改正案になっていることであります。交付税をふやしてみたり減らしてみたり、いたずらに複雑になっておるだけであります。  第二に、人口の都市集中、都市化地域の発展、その他地方団体の行政費の増加につきましても、その増加を今後どういう程度に見るのか、これに見合う地方の自主財源その他の財政措置はどうするかといったような基本的な問題についての基本的な構想が十分に示されていないという点であります。  第三に、した……

第58回国会 予算委員会 第7号(1968/02/27、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、国政全般について御質問をいたしたいと思います。  まず最初に、先般倉石発言に問題が起こりまして、これがきっかけになりまして国会が非常に長期間審議がストップいたしましたことは、われわれとしてまことに遺憾しごくに存じます。また、国民各位に対しましてもまことに申しわけのない仕儀であると存じております。このおくれを取り返すためには、与党、野党を問わず前向きに真剣に協力して、国民の期待にこたえなければならぬと思うのであります。(拍手)  ところで、民社党といたしまして、先回の倉石発言を機会とする審議のストップの過程において、非常にきびしい態度をとってまいり……

第59回国会 大蔵委員会 第1号(1968/08/07、31期、民主社会党)

○竹本委員 本日から公定歩合が一厘引き下げになりました。これによりまして公定歩合は基準となる商業手形の割引歩合が一銭六厘になるということでございまして、本年一月五日以前の水準に返る。大蔵大臣もこれを認め、あるいは推進されたかもしれませんが、とにかく公定歩合一厘の引き下げで、日本の景気調整が新たなる段階に入ったのでありますが、これにつきまして、私は時間がありませんので結論から簡単に申し上げますと、二つの点で反対であります。  第一に、情勢判断が甘過ぎるという点であります。それから第二には、準備不足という点であります。これにつきましては、明日また日銀の総裁を呼んで御質問もいたしたいと思っております……

第59回国会 大蔵委員会 第2号(1968/08/08、31期、民主社会党)

○竹本委員 私の結論を先に申し上げます。  私は、きのうも大蔵大臣に言ったのでありますけれども、今回の公定歩合の一厘引き下げは時期的に見て一カ月あるいは二カ月早い、それから準備がなさ過ぎるという二点において、賛成しかねるという立場をとっております。そういう立場からいろいろお伺いをするわけでございます。  まず第一に、日銀の総裁は、この前、外国に行かれて帰ってこられたときに、国際経済には何が起こるかわからないということを言われた。一国の中央銀行の総裁のことばとしては、これは初めての驚くべき表現であるということを何か新聞は書いておりましたけれども、しかし、それが日銀総裁のヨーロッパに行かれたときの……

第60回国会 大蔵委員会 第1号(1968/12/17、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、福田大蔵大臣が自民党の幹事長をやられて、引き続き財政硬直化で一番むずかしい大蔵大臣をやられるということでありまして、おめでたいというより、たいへん御苦労さんと敬意を表したいと思います。そういう意味で、きょうは財政の姿勢に関する点だけにしぼりまして、大臣の御決意を承りたいと思います。  先ほどの所信表明を拝聴いたしました。この中にも、財政体質の改善に特段の努力を払う、あるいは財政面から景気を刺激することのないように歳出の伸びを適度のものにとどめるというようなことが力説をされております。さらに、最後のところには、「今回の景気調整の経験にかんがみ、私は、この際、金融引き締め政策手段……

第61回国会 大蔵委員会 第4号(1969/02/25、31期、民主社会党)

○竹本委員 私も資料を読んでおりませんので、基本的なことを二、三伺ってみたいと思います。  まず第一に、SDRは第三の通貨とかあるいは世界の成長通貨とかいわれておりますが、なかなかその性格がはっきりしておりません。そしてまた、今度の規定の中でもそれが明確にうたわれていないようですけれども、これはクレジットと見るべきであるか、マネーと見るべきか、その性格は何であるかということについてお伺いしたい。
【次の発言】 どうも性格がはっきりしないのですけれども、きょうは時間がありませんから議論は別にしまして、局長からひとつ具体的に聞きたいのですけれども、これができると、日本の場合とアメリカの場合で、どの……

第61回国会 大蔵委員会 第10号(1969/03/11、31期、民主社会党)

○竹本委員 きょうは、大臣もお見えになりませんから、主として事務当局のものの考え方を伺いたいということでございます。  今度の税制改正案が出てまいりましたが、それがどうして、またどういう考え方で取り組まれた結果そういうものになっておるかという、その背景といいますか、それについて主税局長さん、その他の事務当局のお考えを承りたいと思います。したがいまして、あまり議論はいたしませんで、主としてお考えを率直に承りたいということでございます。  まず第一は、税法を論ずる場合に、一番大事な負担の公平という原則について、今日では給与所得と勤労所得との間、大企業と中小企業、零細企業との間、高額所得者と零細なサ……

第61回国会 大蔵委員会 第15号(1969/03/25、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民主社会党を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案に対して反対、社会党の修正案に対して賛成の意見を表明するものであります。  今回の租税特別措置法の改正は、昭和四十四年度税制改正の一環として、当面要請されている住宅対策、原子力発電の推進、中小企業対策、輸出振興、特に土地税制の抜本的改正を主眼とするものであります。  住宅対策として、住宅貯蓄控除の対象となる住宅貯蓄契約の要件を緩和すること、新築貸し家住宅の割増償却制度についてその適用期限を延長すること、また中小企業対策として、中小企業構造改善計画を実施する商工組合等の組合員について、割増償却制度……

第61回国会 大蔵委員会 第36号(1969/06/11、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、きわめて簡単に、重複を避けながら伺いたいと思います。  まず、最初に前田参考人にお伺いいたしたいのでございますけれども、先ほど御説明を聞き漏らしたような感じですけれども、まあ国税に関する不服の問題について、事前と事後に分けて、事後の問題はいろいろお話がありましたが、事前にどういうふうな対策を講じたらいいかということについての御意見をもうちょっと詳しく承りたい。これが一つ。  それからもう一つは、今度の不服審判所というものは、いろいろ御意見が各方面にあるわけでございますけれども、私ども民社党の考えとしましては、準司法機関にすべきであるということを非常に強く考えておるわけでありま……

第61回国会 大蔵委員会 第39号(1969/06/18、31期、民主社会党)

○竹本委員 最初に、私はまずまとめて三つ一緒に伺います。  一つは、本年度における租税負担は国税、地方税合わせてどれくらいになるかというところが一つ。  それから二番目は、これに関連をいたしますが、最近における民商の動きはどういうことになっておるか。御承知のように、動きの激しいところもあるし、そうでないところもあるでしょうが、全国的に見てどういうことであるか。特にまた、最近問題として取り上げなければならぬような問題があるのかどうかということが次。  さらに、これと関連をいたしまして、大臣がいませんから政務次官にひとつ伺いたいことですけれども、それは租税白書というようなものを出してみたらどうかと……

第61回国会 大蔵委員会 第42号(1969/06/27、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、国税通則法の一部改正案並びに五項目にわたる修正案について、賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  もちろん、後に出てまいります六項目の附帯決議を含めて、一体としての権利救済制度の前進に賛成せんとするものであります。  従来の協議団方式による矛盾と不徹底を克服いたしまして、税務上の争訟に関する裁決の公正を期するため、本案におきましては幾多のくふうが行なわれておるわけであります。したがいまして、改正案自身は、それ自体大きな前進であると私どもは評価をいたしております。加うるに、五項目に及ぶ修正案によりまして、さらに制度の前進、政策効果の拡大に……

第61回国会 大蔵委員会 第48号(1969/07/23、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は、経済成長の問題を中心に二、三伺ってみたいと思います。  政府の指導的立場にあられる総理大臣や大蔵大臣が一〇%経済成長論を言われましたので、各界各層に相当大きな影響を与えておると思うのでございますけれども、実は真意がよくのみ込めません。そこで、まず大蔵大臣にお伺いしたい点は、一〇%成長と言われたのは、日本の経済成長力はポテンシャルな潜在能力としては一〇%くらいの成長力があるんだ、こういう意味でおっしゃったのか、あるいはいろいろな事情を考慮されまして、最適成長率が一〇%くらいであるというようなお考えで述べられたのであるか、その辺をちょっと伺いたい。

第61回国会 大蔵委員会 第53号(1969/11/21、31期、民社党)

○竹本委員 私は一、二の問題について簡単にお伺いをしたいと思います。  先ほど来議論がありましたけれども、金利の自由化の問題でございますが、金利の自由化ということは資本主義の経済の根幹をなしておる。したがって、経済が自由化をいわれる場合に金利の自由化がいわれることは筋として当然だと思います。  そこで伺いたい点は、重複を避けたいと思いますけれども、ほんとうに自由化をするつもりなのか、ワクをはめた範囲の中で自由化をするのかということが一つ。  時間がないのでまとめて伺います。もう一つは、自由化をした場合には上がるほうに向かっていくのか下がるほうに向かっていくのか。特に中小企業等の立場を考えた場合……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 大蔵委員会 第8号(1970/03/04、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております国税通則法の一部を改正する法律案につきまして賛成の意を表するものであります。(拍手)  この法律案の骨子は、従来の協議団方式による矛盾と不徹底を是正いたしまして、税務上の争訟に関する裁決の公正を期するため、国税の不服申し立て制度について幾多の改善措置を講じようというものであります。したがいまして、改正案自体は、一つの大きな前進であると私どもは評価をいたしております。特に今回の改正案は、第六十一回国会における各党のみごとな協力のもとに行なわれた本委員会の修正を全面的に取り入れており、第一回目の提案に示されたものよりも権利救済……

第63回国会 大蔵委員会 第11号(1970/03/12、32期、民社党)

○竹本委員 空港整備特別会計法案を政府が提出するねらいというものは、これから需要がますますふえてくる航空輸送に対して、空港を整備する大いに積極的な姿勢とかまえを見せよう、こういうことであろうと思うのであります。  そこで、橋本さんが運輸大臣で、あるときに運輸委員会においてこういうことを言いました。数十年先を見越した超大型空港にしなければならぬというようなことを言ったことがある。数十年先は別といたしまして、まず第一に伺いたいことは、これから日本の貨物、旅客の航空輸送需要は、十年先にはいまの何倍くらいになるだろうかという想定を持っておられるかどうか、この点をお伺いいたします。

第63回国会 大蔵委員会 第13号(1970/03/18、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十五年度の税制改正に関する暫定措置法案について、反対の意向を表明するものであります。  まず第一に、この法律案のうち、所得税に関する部分は、近く審議を行なう所得税法の一部改正案の内容を、四月分について全く同様なものを出したということでございまして、所得税法の改正について国会の意思がここで決定をすれば、後に来たるべき本法の審議権がそれだけ制約されるという疑いが生ずるのであります。特にわれわれが考えなければならぬことは、税法というものは国民の負担に関する重大な問題であり、およそまた議会政治というものがこの租税の問題を中心に発展してき……

第63回国会 大蔵委員会 第15号(1970/03/24、32期、民社党)

○竹本委員 国際通貨基金及び国際復興開発銀行――世銀、第二世銀と、この三つの機関はそれぞれの分野がはっきりしているはずだと思うのですけれども、大体どういうふうに分野が区分されておるか、並びにそれが現実の運用の面において、初め期待されたような分野を厳格に守っておるか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。  そこで、この提案理由説明を見ますと「昭和二十七年八月、わが国が国際通貨基金及び国際復興開発銀行に加盟して以来、この二つの国際機関がわが国経済の発展に寄与するとともに、世界経済の成長と安定に多大の貢献をいたしてまいりましたことは、申すまでもないところであ……

第63回国会 大蔵委員会 第16号(1970/03/25、32期、民社党)

○竹本委員 私は最初にまず、わが国の現在、開発銀行も含めての長期資金の融通といいますか、供給はどういうふうになっておるかということについて伺っておきたいと思います。
【次の発言】 開発銀行は国策銀行として、これらの長期資金供給の面においてどういう分野を受け持ち、どういうシェアになっておるか、また今後はなろうとしておるか、この辺をお聞きいたします。
【次の発言】 八%ということでございますけれども、私は二〇%くらいにしたいという考えを持っております。もちろん政策当局として、あまりにもイデオロギッシュに考えるということは慎まなければならぬということもよくわかります。しかし、開発銀行が受け持っておる……

第63回国会 大蔵委員会 第20号(1970/04/03、32期、民社党)

○竹本委員 最初に、最近世界の保護貿易の風潮というのが非常に台頭してきておると思うのですけれども、大蔵省としてはそうした流れを具体的にどういうふうにつかんでおられるか、まずそれを伺いたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁の中でもうかがわれるように、特にアメリカの議会、業界のほうが非常に保護主義的な動きをしておるというふうに私も受け取っておるわけですけれども、アメリカは繊維の自主規制の問題でもわかりますようにいろいろな手を打って、さきにピアノの問題についてもそういう手を打ってまいりましたけれども、アメリカは、たとえば日本の品物がどんどん出ていくという場合に、それを防ぐ法的な措置といったもの……

第63回国会 大蔵委員会 第24号(1970/04/10、32期、民社党)

○竹本委員 大体論じ尽くされましたので、きわめて簡単に横田参考人に二つほど伺いたいと思います。  特別措置の問題ではありませんけれども、例の貸し倒れ引き当て金の問題ですけれども、これが四十四年九月末で大体六千五百三十億円くらいあるようであります。そのうちに法人税法の第五十二条による引き当て率千分の十五、これが大体五千億円、あとは統一経理基準による行政指導で千分の三というのがある。問題は、これが六千五百三十億円いまあるというんだけれども、非常な勢いでふえている。あっという間に大体倍になったということでありますが、そこで伺いたい点の一つは、これがほんとうに制度の本来の目的のように活用されておるので……

第63回国会 大蔵委員会 第27号(1970/04/17、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました三法律案並びに租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、前者に対しては反対の、後者に対しては賛成の意向を表明するものであります。  四十五年度の税制改正に盛られた所得税の減税規模は、初年度約二千四百六十億円、平年度約三千五十億円で、政府・与党は、これをわが国史上最高の減税であると言っておられますけれども、八兆円近い予算規模で一兆三千億円をこえる自然増収がありながら、この程度の減税では、史上最高を誇るに足る実質的大幅減税であるとは申せません。しかも、当委員会における政府側の説明によれば、このうち約五百三十億……

第63回国会 大蔵委員会 第36号(1970/10/21、32期、民社党)

○竹本委員 すでに各方面、各分野からの議論が尽くされておるようでございますが、私は簡単に一、二の問題を伺いたいと思います。  まず第一は、今回の事件は中小企業に対して与えたショックが非常に大きかったと私は思います。御承知のように中小企業金融の面においては、中小企業の皆さんたいへん苦しい立場に立っておりますので、われわれには百万円あるいは三百万円借りるのにもこんなに苦しいきびしい条件がつくのに一方ではそういう大きな金がどんどん流れておるかというようなことで、非常な不信感も持つでしょうし、大きなショックを受けておると思いますが、いろいろとお話がございましたけれども、この中小企業に対して与えたショッ……

第63回国会 予算委員会 第17号(1970/03/20、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、予算の一番重大な問題である二、三の問題を重点的に質問いたしたいと思います。  まず、佐藤総理は、総理大臣として長い間おつとめになり、大臣もレコードとしては百三十四名おつくりになったというお話でございますが、その間数々の業績をあげられたと思います。野党でありましても、その点われわれは率直に評価をいたすものであります。ことに外交問題につきましては、沖繩の問題をはじめ、数々の困難な問題に取り組んでいかれた御努力に対しては、敬意を払いたいと思うのであります。しかしながら、まだ残された問題が幾つかあります。特に総理も内政 の年とことしは規定をされておりますよ……

第65回国会 大蔵委員会 第5号(1971/02/10、32期、民社党)

○竹本委員 私はきわめて簡単に二つ三つ伺いたいと思いますが、最初に企業の長期資金の調達の場としての公社債市場の正常化ということがいわれるけれども、それはどういう意味であるのか、また政府はそのためにどういう努力をしておられるのであるか、このことを聞きたいと思います。
【次の発言】 いろいろ御説明がありましたけれども、結局売るほうも買うほうも、いわゆるプライスメカニズムで、営利原則といいますか、利潤原則といいますか、大体においてそういう立場に立って取引ができるということですね。
【次の発言】 そういうことになりますと、いまのように新規の発行債とそれから従来出しておるものとの間に価格差があるというこ……

第65回国会 大蔵委員会 第8号(1971/02/17、32期、民社党)

○竹本委員 私はまず最初に二つの点を伺いたいのです。  一つは、預金者保護、非常にけっこうなことでございますけれども、預金者保護のためには、同僚議員からいろいろ御意見が出、質問もありましたように、内部的な体制を強化確立するということが根本だと思うのです。保険の事故ができてしまってからではもうおそいので、そういうことがないようにしなければならぬ。これは政務次官にもちょっと基本的な考え方でひとつ御意見を承っておきたいのですけれども、たとえば今度の商法の改正でも、取締役がしっかりしなければならぬ、取締役が粉飾決算だとか何だとか問題を起こさないように、ぴしっと内部的に自主的に体制を強化していかなければ……

第65回国会 大蔵委員会 第9号(1971/02/19、32期、民社党)

○竹本委員 時間がありませんけれどもいろいろ聞きたいので、答弁は簡単に、明瞭にひとつお願いしたいと思います。よろしく御了承願います。  第一に理財局長に聞くことになるのですが、いま問題になっている農地は国有財産であるか。
【次の発言】 それは行政財産であるか、普通財産であるか。
【次の発言】 普通財産の売り渡しということになれば、その原則に従っておおむね時価でいくことが相当と思われるけれども、その点はどうですか。
【次の発言】 そうしますと、問題の農地は国有財産である、普通財産である。また、会計法の規定から見ても他に特別な制約がなければ時価で大体いくものが常識的である、普通である、こう理解して……

第65回国会 大蔵委員会 第10号(1971/02/23、32期、民社党)

○竹本委員 私は、きわめて簡単に三つばかりお伺いをしたいと思います。  一つは、七五年になれば四千億ドルのGNP生産ができ、一%分ということになれば四十億ドルの援助をしようということになるわけでございますが、その援助あるいは協力の問題について、従来ややもすれば、こちらからいえば思いつきであるし、相手さんのほうからいえば言ってきた国、あるいは押しの強い国が得で、ほんとうの意味でアジアの経済建設のために基本線に沿ったものであるかどうかということについては、私、若干疑問があるというふうに思えますが、そういうことのないようにするためには、やはりアジアの中の日本として、アジア全体の福祉を中心とした経済開……

第65回国会 大蔵委員会 第11号(1971/02/24、32期、民社党)

○竹本委員 私は簡単に輸出入銀行法の改正の質問をいたしたいと思います。  まず最初にスカルノ債権、スカルノ債務の問題が爼上にのぼっておるわけでございますけれども、スハルト政権になってからインドネシアの経済情勢はどの程度改善をされておるかということについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 物価の問題等の御説明がありましたけれども、現段階におけるインドネシアの対外債務の総額、それからもう少し具体的に国際収支、それから外貨の保有高を結論だけお伺いしたい。
【次の発言】 大臣が参議院のほうへ行かれるそうでありますから、その前に一つだけ伺っておきたい。  一九七五年ごろになると日本のGNPが四千億……

第65回国会 大蔵委員会 第14号(1971/03/03、32期、民社党)

○竹本委員 まず、相続税について若干お伺いをいたしたいと思います。  最初に、相続税の遺産にかかる基礎控除及び贈与税の基礎控除を引き上げたらどうかという問題についてであります。相続税の遺産にかかる基礎控除は四十一年以来、贈与税の基礎控除のほうは三十九年以来引き上げが行なわれていないように思いますが、最近の物価の上昇等も考えて、これを引き上げる考えはないか、またないとすれば、ないという理由はどういうわけであるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 相続は、七十万人死にまして相続税の対象になるものが三%であるという。だからこの問題については、社会的な公平の立場からもあまり力を入れる必要はないの……

第65回国会 大蔵委員会 第16号(1971/03/09、32期、民社党)

○竹本委員 今回の関税の改正につきましては、輸入の自由化に備える措置とかあるいは物価対策、公害対策、さらには特恵関税といったような数多くの政策目標が打ち立てられておるようでありますけれども、本日は時間の関係もありますので、そのうち若干のものについて重点的に御質問したいと思います。  まず最初に、経済の国際化や自由化の問題に対しまして今度の関税改正がどの程度の寄与と貢献をなし得るものであるか。したがってその結果、日本の関税の平均の率は国際社会において、どの程度のレベルに達するものであるか。時間がありませんからあわせて聞きますが、同時に先進国のケネディラウンドの実施状況はどういうふうになっておるか……

第65回国会 大蔵委員会 第21号(1971/03/17、32期、民社党)

○竹本委員 われわれは本委員会において、ただいま毎日のように所得税、法人税、特別措置法、いわゆる三法について論議を重ねておるわけであります。毎日ではなくて、実はこれは毎年やっているわけですね。毎年大体ポイントはそう変わるわけでもないんだけれども、数字は変わるでしょう。しかし毎年毎年こういう論議をしておるということに私は一つの矛盾を感ずる。小林前法務大臣は、野党の質問の内容がつまらないから眠たくなるんだと言うんだけれども、質問の内容にも関係があると思うけれども、同じポイントを毎年同じように繰り返せばだれだって眠くなると思うが、こういう審議のあり方、法案の提出のあり方について、中川政務次官はどうい……

第65回国会 大蔵委員会 第22号(1971/03/19、32期、民社党)

○竹本委員 いま、税法を簡単に明瞭にひとつ書いてもらいたいという要望が出ましたが、ずいぶん昔の話でございますが、矢野恒太さんが所得担税論というのを言ったことがあると思うのです。はっきり論旨を覚えませんが、大体のところは、税法が複雑怪奇であるし、それから――これはあとで御質問したいのですけれども、いまわれわれが毎年毎年、法人税だ、所得税だといろいろ改正を論じておりますが、そういうめんどうなことをやめて簡単明瞭にしたらどうか。大体国の支出というものは全体の、今日でいうGNPの一割、したがって所得担税論で、所得税はあらゆる源泉において一割かけたらどうか。そうすると、それでその当時の計算では大体収支ま……

第65回国会 大蔵委員会 第23号(1971/03/23、32期、民社党)

○竹本委員 主として租税特別措置法についてお伺いいたしたいと思いますが、先ほど来平林委員からも、全般について総点検をやるべき時期ではないかという御提言がありました。租税特別措置法全体については、主税局長としてはどういうあり方を今後考えていこうとしておられるのか、子の基本的な考えをまずお伺いをいたしたい。  あわせて、時間を節約する意味で一緒に申しますけれども、租税特別措置法の期限を付する問題ですけれども、現在期限を付してない問題がどのくらいあるか、その件名、その内容等を例示的でけっこうですが一応出してもらいたいし、それについてまたどういうお考えであるかもあわせで伺いたい。  それから三番目にな……

第65回国会 大蔵委員会 第24号(1971/03/24、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました三法律案に対して反対の意向を表明するものであります。  まず、所得税法の改正案について申し上げます。  昭和四十六年度の税制改正に盛られた所得税の減税額は千六百六十六億円で、物価調整減税に相当する七百四十億円を差し引いてみると幾らでもありません。はなはだ不徹底であります。  政府は、四十六年度の減税規模を小幅にとどめた理由としては、四十三年に税調が答申をしたいわゆる長期答申の内容を、その後の二カ年間でほとんど完全に実現し、いまやわが国の課税最低限は先進国と肩を並べるまでになったという点を指摘されておりますけれども、わが国の一人……

第65回国会 大蔵委員会 第25号(1971/03/25、32期、民社党)

○竹本委員 最初に、イオン交換膜製塩法というので、今度一つの近代化をやろうというのですけれども、それは生産コストの面ではどのくらいの切り下げができるか。そのほか、イオン交換膜製塩法というのはどういうメリットがあるか。
【次の発言】 トン七千円というのは十五万トンの規模でさえあれば直ちにできるかどうかということが一つ。  それから、専売公社の今度の新しい計画では、その十五万トンのものを幾ら備えつけるつもりであるか。それに対する資金はどのくらい要るのであるか。それに対して公の援助はどのくらいであるのか。
【次の発言】 私が伺いたいのは、四十六年度だけでなくて全体としてどのくらいかかるかということと……

第65回国会 大蔵委員会 第28号(1971/04/28、32期、民社党)

○竹本委員 私は簡単に二、三の点について伺いたいのですが、最初に印象を申しますと、いまの政府には農政というものははたしてあるのかどうかということに非常に疑問を持つということであります。次には、もしかりにあるとしても、それはたいへん思いつき農政ではないか、行き当たりばったりではないかという感じを非常に強く持つ。特に食管の問題等を見ておりますと、自由経済的な発想、あるいは資本主義的な発想、それから社会主義的な発想といえるかどうか、そういうようなものが全く雑然と共存したり混乱したりしておるというふうな感じをぼくは非常に強く持つ。  そこでどういうふうに考えるのか。それぞれの党の立場もあるでしょうから……

第65回国会 大蔵委員会 第30号(1971/05/10、32期、民社党)

○竹本委員 大臣の時間の制約があるようですから、簡単に一、二伺います。そのあとで局長にちょっと伺いたいと思うのですけれども、一つは、SDRが創設されて、そのときの期待からいくと、国際通貨不安というものはこれで一応解決ができるような体制になるのではないかというふうに期待しておったわけです。しかるに今回のような問題が起こると、そのSDRとの関係において今度のマルクの問題は大臣はどういうふうに受けとめておられるか、その辺を伺いたいのです。
【次の発言】 関連いたしますが、アメリカのドルが最近過剰ドルだということをよく言う、よく聞くわけですけれども、その点についてはいかがですか。――ドルが、アメリカの……

第65回国会 大蔵委員会 第34号(1971/05/18、32期、民社党)

○竹本委員 同僚委員から、この問題につきましてはすでに各分野、各方面から論議が進められておりますので、私は少し角度を変えて、最初にお伺いをいたしたいと思います。  主税局長にひとつお伺いしますが、われわれ野党は大体において新税というものに対しては常に批判的である。新税すべて悪税であるともいえませんけれども、おおむね新税というものはあまりいい税ではない。考えてみますと、議会政治の起こりというものは大体私は税金から出てきておると思うのです。いまさら歴史の勉強をする必要はありませんけれども、イギリスの議会政治というものは、かつて私は読みましたときに、なかなかうまいこと書いてある。代表なければ租税なし……

第65回国会 予算委員会 第10号(1971/02/09、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、二、三の現下の重要な問題について質問をいたしたいと思います。  本日は、主として経済問題にしぼって物価の問題、特に管理価格の問題並びに資本自由化にいかに備えるかという問題について御質問をいたしたいと思いますが、その前に、新聞でけさ非常に大きく報道されております南ベトナム軍のラオスの進攻、二万人の人が進攻したという問題について一言だけ総理のお考えを承っておきたいと思うのであります。  言うまでもなく、この事件はアジアの平和と安定にも重大な関係がございますし、場合によってはまた沖繩の早期返還にも何らかの影響があるのではないかとわれわれも心配をするわけでご……

第66回国会 大蔵委員会 第1号(1971/07/23、32期、民社党)

○竹本委員 先ほど新大蔵大臣の所信表明がありました。これに関連して一、二点を申し上げてみたいと思います。  先ほど藤井委員からもいろいろ御発言もありましたけれども、所信表明を承りまして、いろいろ現下当面する問題についてお考えが一応述べてあるわけでございます。これは私の希望でありますが、ちょうど内閣のどの演説もそうでありますけれども、中心的な政治課題として何に取り組まれるかというバックボーンと申しますか、一番重点を置かれる政治課題というものがひとつはっきりしないような点に若干の遺憾な点があると思っております。  それからもう一つは、もちろん大蔵省として取り組まなければならぬ問題が数々ありますが、……

第66回国会 大蔵委員会 第3号(1971/09/17、32期、民社党)

○竹本委員 私は、ただいま両参考人が申し述べられておる時期の問題について批評する立場でも判決を下す立場でもありませんが、しかし、現実問題として考えれば、先ほどのおことばにもありましたように、国民が疑心暗鬼、円不安で経済機能あるいは輸出が麻痺しようとしておる。それから世界の国は、いま日本がどういう態度に出るかということを非常に注目しておる。ぐずぐずしておれば誤解を招くだけだ、また混乱を多くするだけだという現実判断に立って、これは早急に結論を出すべきだという私は意見です。  鶴田参考人にお伺いをしたいのですけれども、私はいまの時期の問題についても大体あなたと同じように見ておる。あるいはできればもっ……

第66回国会 予算委員会 第1号(1971/07/21、32期、民社党)

○竹本委員 私は民社党を代表いたしまして、現下の外交、経済の問題の重要なるものについて質問をいたしたいと思います。  日銀総裁においでをいただいて、時間の制約もあるようでございますから、きわめて簡単に初めに総裁にお伺いをいたしたいと思います。  御承知のように、最近日本の経済特にその景気は不景気の様相がだいぶ深刻化してまいっております。五月の鉱工業の生産も前月に比べまして四・七%落ちる、あるいは景気の先行きを見る指標になる機械の受注というものを見ましても、特に製造業におきましては、五月には前月に比して九・九%も落ちておる。このままでまいりますならば、今年度の設備投資、日本の景気を引っぱっていく……

第67回国会 大蔵委員会 第3号(1971/10/28、32期、民社党)

○竹本委員 簡単にお尋ねをいたしますから、御答弁も簡潔にお願いをいたしておきます。  第一は、沖繩の援助の問題でございますけれども、変動相場制をとったために、物価が上がって国民生活がひどく破壊されておる。沖繩政府の予算も、大きな影響を受けて、事業費の落ち込みが相当大きい。いろいろ沖繩が最近の情勢で困っておるようですけれども、それに対して今度はまたわが国の財政事情から、大蔵省のほうにおいては対沖繩の援助をいままでの円建てからドル建てに変更しようというようなお考えがあるということもうわさをされておるのですけれども、はたしてそうであるか。私は、沖繩援助が全体でどのくらいであって、残りがどのくらいであ……

第67回国会 大蔵委員会 第7号(1971/11/09、32期、民社党)

○竹本委員 千六百五十億の減税の問題につきまして、先ほど来同僚議員からだいぶ鋭い質問なり意見が出ております。私も全く同感でございまして、租税公平の原則からいってもあるいはまた景気浮揚という立場から考えましても、下層の低所得者のほうに厚くせなければならぬというのに、今回の税改革はその低所得者層に対して、先ほど来千六百万人の話とかあるいは二百万円以下の大衆層の問題とかいろいろ論議が出ました。さらにまた税金を納めていない人たちの負担をどうして軽減するかという問題もあるわけでございます。  先ほど来御意見も出ておりますが、もう一度確認的に私としてお伺いしたいのは、四十七年度の税制改正というものを、今度……

第67回国会 大蔵委員会 第8号(1971/11/10、32期、民社党)

○竹本委員 私は、国際通貨調整の問題は非常にむずかしい問題でありますから、しかも最終的には多国間調整でやらなければならない問題でありますから、これは一回で全部解決するということは、大臣が言われるように非常に困難だと思います。したがって、第一次調整、第二次調整、金との結びつきを考えたものと考えないものとあっていいと思うのです。しかし、そういう形にしろ、結論的には、日本の経済の実情からいっても、アメリカの内部事情からいっても、ヨーロッパの実情からいっても、どうしてもこれは年内に解決をしてもらわなければ困る、かように考えておりますので、前回もそのことを申し上げたのでありますが、承りますと、最後に一言……

第67回国会 大蔵委員会 第16号(1971/12/15、32期、民社党)

○竹本委員 最初に、政治的問題にもなりますけれども、事務的なレベルで御答弁願っておきたいのですけれども、沖繩の返還の時期の問題ですが、大体、この間私もアメリカに行きまして、向こうの感触ではほとんど圧倒的に七月ということになっております。日本の国内では四月ということに期待が多い。おそらく一月の佐藤・ニクソン会談のときに煮詰められるだろうと思うのですけれども、事務レベルでお伺いをしたいのだけれども、四月の返還には間に合うような態勢であるのか、あるいは事務レベルは何を目標にして一応作業を進めておられるか、それは四月目標に間に合うのか、また間に合わせる上において一番事務的に困難な事務処理の問題はどうい……

第68回国会 大蔵委員会 第1号(1972/02/03、32期、民社党)

○竹本委員 私は最初に、大蔵委員会における審議のあり方というものについて要望を申し上げ、また大臣のお考えも承っておきたいと思います。  一つは、本委員会には、第六十八国会におきましては、先ほどの所信表明において御説明がありましたが、「大蔵省関係の法律案は、租税、関税に関するもの八件、特別会計の統合等に関するもの三件を含め、合計十六件」であるという御説明がございました。最後に、「何とぞよろしく御審議のほどをお願いする次第であります。」ということで大臣は結ばれたわけであります。この大臣の所信表明は、一番最初には、「最近における内外経済情勢の大きな変化にかんがみ、」ということがうたい出してある。  ……

第68回国会 大蔵委員会 第3号(1972/03/08、32期、民社党)

○竹本委員 いま松尾さんからデノミの問題が出ましたが、私もデノミをやってどれだけのメリットがあるかということについては、非常な疑問を持っております。そして内閣の姿勢からいえば、いわゆる末期現象とよくいわれているんだが、そういう末期にこういう大きな問題を投げて経済界を混乱させないように、慎重な態度をとってもらいたいということを要望いたしておきます。  それから本論に入りまして、まず伺いたいのは、先ほど質問も出ましたけれども、来年から新しい国際ラウンドに入るのだということで大体の合意ができたようであります。もともと日本ラウンドと言っておったものが、いつの間にかアメリカだ、ECだということになって、……

第68回国会 大蔵委員会 第13号(1972/04/03、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案並びにその修正案に対しまして、反対の意向を表明するものであります。  政府は、国際的または国内的な経済社会情勢に対応いたしまして、従来の生産第一主義、輸出第一主義から国民福祉政策への転換をうたい、今回の租税特別措置法の改正につきましても、その趣旨に沿った対策を掲げておりますけれども、その内容を見てまいりますと、遺憾ながら不十分であると言わなければなりません。  まず第一に、福祉政策として目ぼしいものの一つである民間住宅建設のための住宅取得控除の制度の創設でありますが、これにしても借入金の利子……

第68回国会 大蔵委員会 第21号(1972/04/21、32期、民社党)

○竹本委員 最初に法制局に、少しこまかい議論になって恐縮だけれども、一、二伺ってみたいと思います。  今回の法律の第一条の目的、これは先日もちょっと指摘がありましたが、順序が「産業の開発及び経済社会の発展」、文字についてはあとでまたこまかく聞きますが、「及び」でつないだ場合に、前に書くのとうしろに書くのによってどれだけの違いがあるか。これだけ聞きたい。
【次の発言】 いやいや、違いはどこにあるか、それだけ聞けばいいのだ。
【次の発言】 A及びBといった場合には、AもBもウエートは全く同じということですか。それから、同じとすればなぜ前にやってみたりあとにやってみたりするのか、その根拠は……。

第68回国会 大蔵委員会 第22号(1972/04/25、32期、民社党)

○竹本委員 簡単明瞭に御答弁を願います。  開発銀行の発展の歴史の中で、それぞれの段階において融資先の重点があると思うのですね。その段階ごとの重点の変遷はどうであったか、そのことについてお答えいただきたい。
【次の発言】 その場合、いろいろ段階があるわけですけれども、たとえば公害なら公害、その他重点を置いた場合には補完、奨励というような意味でやるということですけれども、開発の必要資金におけるシェアはどの程度までめんどうを見ておるのか、一般的でいいです。
【次の発言】 いまの三・九というのは、たとえば公害なら公害で必要な資金の三・九の基準の出し方を答えてください。何の何に対して三・九ですか。

第68回国会 大蔵委員会 第23号(1972/04/26、32期、民社党)

○竹本委員 私は、総理、最初に要望をちょっと申し上げたいのですけれども、それは最近の動きを見ておりまして、行政が政治に優先しておる、事務が政治に優先しておるという傾向があるようにも感ぜられます。先ほど大蔵大臣いろいろおっしゃられましたけれども、私は、通貨交渉の場合もあるいはたとえば一つの三百六十円レートを守るという問題も、これは事務的良心からいえばもっともだと思うのです。しかし政治的に判断をすれば、それが何日間もてるか、半月ももてないようなものを三百六十円レートをあたかも死守するかのごとき姿勢で取り組んでみて途中で失敗してやめてみる。そのために日銀はいま四千五百八億円赤字が出たのがいいか悪いか……

第68回国会 大蔵委員会 第26号(1972/05/12、32期、民社党)

○竹本委員 私は付加価値税について東畑先生に簡単にお考えを承りたいと思います。  これは、具体的日程にのぼっておりますが、大体フランスが非常に参考になるように言われるのだけれども、御承知のように、フランスの場合には間接税中心でいまでもありますし、しかもそれが累積的な間接税をやって、前段階控除式ということでなかったために、いま取り入れられておる付加価値税というのは、むしろ間接税の従来の間違った点というよりも行き過ぎた点あるいは困った点を改正する一つの方法として取り上げられておる。そういうものと、日本のように新たに全然白紙にそういう問題を取り入れるということについては、フランスの場合と日本の場合は……

第68回国会 大蔵委員会 第27号(1972/05/16、32期、民社党)

○竹本委員 私、きわめて根本的なことを二、三伺いたいと思うのですけれども、四十七年度の税制の改正がこれから通過しようというところでございますから、四十八年度の税制の改革の方針を論ずるのはちょっと早過ぎると思いますけれども、四十七年度も四十八年度も含めて、これからの税制改革は、税調でも取り上げるわけでしょうけれども、一体どういう方向に持っていこうとしておられるのか。たとえばよくいわれるように、企業課税を重くするとか、あるいは一般消費税を導入するとか、あるいは所得税の大幅減税をやろうとかいうようなこともいわれておりますし、また国債の依存度は今後どういうふうにすべきかといった問題も、いろいろあろうと……

第68回国会 大蔵委員会 第30号(1972/05/23、32期、民社党)

○竹本委員 アジア開発銀行の出資の額が増額されまして、今度三億ドルに相当する金額の範囲で出資をするということになりましたが、いままで二億ドル、合わせて五億ドル、それは出資国としては何番目になるのですか、どのくらいのウエートですか。
【次の発言】 資本額全体の二割というわけですね。二十七億ドルの五億ドルというと、大体そうですね。そうするとアメリカはいま大体幾らやっていますか。
【次の発言】 この出資との関係で、借り入れ金はいまアジア開発は全部で幾らあって、日本は円貨債ですか、二回ぐらいやったですね。そのウエートは……。
【次の発言】 日本の海外援助、GNPの一%をやろうという場合よく議論が出ます……

第68回国会 大蔵委員会 第31号(1972/05/24、32期、民社党)

○竹本委員 いろいろ論議が尽くされたようでありますけれども、二、三の点について簡単にお伺いをいたしたいと思います。  一つは、先ほどもこの委員会のあり方についての問題が一つ出ましたが、それとも関連いたしますが、私は委員会というよりも経済政策そのものの策定のあり方について少し意見があるのです。たとえば今回の七項目、それから前回の八項目、緊急対策というのが出ました。これは一つは、今回の七項目につきましてもどろなわ式であるという批評が新聞や雑誌にも現に出ておると思いますけれども、確かにどろなわ式ではないかと思うのです。特にどろなわの相手も国際関係で、前回もそうであったかと思いますが、OECDの会議が……

第68回国会 予算委員会 第7号(1972/03/01、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、外交問題、経済問題について、基本的な問題だけを御質問いたしたいと思います。  総理よく御存じのように、日本はよく経済大国といわれております。確かにそのとおりで、かりに経済の大きさというものを鉄鋼の生産で考えるといたしましても、われわれの日本が、いま一億二千万トン前後の生産をしておるアメリカ、ソ連に次ぎまして八千八百五十五万トン、まあ大体九千万トンというところで第三位であります。経済大国日本といわれるのもその意味において決して偶然ではありません。  そこで外交の問題にまず触れたいわけでございますが、これだけの経済大国になった日本は、これからどういう外交……

第69回国会 大蔵委員会 第2号(1972/08/03、32期、民社党)

○竹本委員 最初に私は、大臣にちょっと要望をいたしておきたいと思います。  それは、ここにも書いてありますけれども、今日の時局を、内外にわたってきびしい試練に直面しておる時期だ、こういうふうに書いてある。そのきびしい試練に直面しておるというのは、どういう試練に直面しておるのか。どういうふうに取り組もうかということについて、国会なり政治家はまっ正面から取り組まなければならぬ、きびしい試練であればあるほど。そういう意味からいっても、国民的規模におけるコンセンサスと協力というものがなければならぬ、かように私は思うわけです。ところが田中内閣は、できたときにも御承知のように国会で所信の表明を野党が要望し……

第69回国会 大蔵委員会 第4号(1972/10/17、32期、民社党)

○竹本委員 大臣に主としてお伺いしたいのですけれども、午前中にも堀委員からいろいろ御質問が出たようでございますけれども、私なりに一通り御質問いたしたい。  問題は円の再切り上げの問題ですが、私はこの問題に触れることが適切であるかどうかということについてはずいぶん考えておりました。実は先般、一週間ぐらい前でございますが、中小企業団体中央会の全国大会が新潟でありまして、それに出席をいたしましたところが、非常に大きなスローガンとして、円再切り上げ反対と書いてある。中小企業に与える打撃の大きいことを考えますと、当然なことだと思います。しかし、私そこにすわってじっと大会を見ながらいろいろ考えたのでござい……

第70回国会 大蔵委員会 第2号(1972/11/07、32期、民社党)

○竹本委員 円の問題をめぐる二、三の問題について御質問いたします。  最初にドルの問題ですが、円が切り上げになるという問題につきましては、ならざるを得ないであろうといういろいろの議論が出ておりますが、一つは、国内対策が十分でないか、不徹底であるか、時期おくれであるか、そういうような問題がいろいろ論議されたと思います。しかし、同時に、われわれの頭の中には、円はそうであるが、ドルのほうもどんどん下がっていくのだ、ドルが下がれば必然的に円は上がっていくのだ、そのドルがなぜ下がるかといえば、いわく、ベトナムインフレである、いわく、海外投資であるというように、いろいろとわれわれはドルが弱くなるマイナスの……

第70回国会 大蔵委員会 第3号(1972/11/08、32期、民社党)

○竹本委員 政府の希望的観測や楽観的な予測にもかかわらず、われわれは、円対策は非常にむずかしいだけでなく、もうほとんど不可能に近いと判断をしております。特に今回出された法案の程度のものでは問題にならないというふうに私は考えておりますが、特に二、三点を要点だけ申し上げて御意見を承りたい。  第一は、対米姿勢の問題でございますけれども、アメリカは、円の切り上げということからいえば、ドルの切り下げになるわけですね。そのドルは、ドルであるからドルであるということばがありますけれども、ドルは一国通貨、アメリカのドルは国際基軸通貨のドルであるから、いかなる場合においてもドルである姿は変えない。文句があるな……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 大蔵委員会 第2号(1973/02/02、33期、民社党)

○竹本委員 二、三の点について御質問をいたしたいと思います。  最初は、ことしの日本の経済に関する大きな問題の一つは、円の再切り上げ問題があると思うのです。それに関連をいたしまして、ベトナムの和平が実現しつつある、あるいは実現したということでございますけれども、アメリカは、一九六九年が一番多かったと思いますが、年間にベトナム関係で二百七十億ドルくらい使った。これが和平によってあるいは難民救済あるいは復興援助というようなことで、やはり相当の負担が出ることも事実でしょうけれども、激しかったころの戦争の経費の負担ということに比べれば、ずいぶんアメリカの経済的な負担というものは減るだろうと思うのです。……

第71回国会 大蔵委員会 第5号(1973/02/20、33期、民社党)

○竹本委員 最初に、有価証券取引税法の一部改正について、きわめて簡単に二、三の質問をいたします。  まず最初に、これは政務次官にお伺いしたほうがいいのかもしれませんが、最近株価経営ということばがある。要するに株でもうけることが会社経営の中心にだんだんなろうとしておる。正常な事業経営による収入というよりも、土地や株による投機的な利益で会社の経営をやるということに重点を移して、それを何だか一部では株価経営というのだそうですけれども、そういう傾向が望ましくないことは当然でありますけれども、それに対して政府としては経営倫理を高揚するという方法でコントロールしようとしておるのか、あるいは別な適当な法的な……

第71回国会 大蔵委員会 第7号(1973/02/23、33期、民社党)

○竹本委員 私は二つだけ、まあ質問というよりも要望を兼ねて質問をいたしたいと思います。  一つは、土地税制の強化や有価証券に対する課税が、われわれからいえばいろいろ不満、不十分の点があると思いますけれども、だんだん強化せられていく。そういうことになりますと、今度はキャピタルゲインを新しく書画骨とうに求めるというような傾向が大きく出てくると思うんです。そういう意味で、これに対する対策といいますか対処の方法はどういうことを考えておられるか。  あわせてお伺いをいたしますけれども、昭和二十五年に税制改正で所得税の補完税として考えられた富裕税というものがあるんです。これはその後三年ぐらいでやめてしまっ……

第71回国会 大蔵委員会 第9号(1973/02/28、33期、民社党)

○竹本委員 最初にまず、最近の株の投機は何兆円ぐらいかという問題と、それから、最近株式市場に流れ込んだ資金はどのぐらいか、数字を承りたいと思います。
【次の発言】 次にお伺いしたいことは、先ほど来いろいろ問題になっております株式市場の黒い操作とかいったような問題がありますときに、証券取引審議会というのがあるはずですけれども、これは緊急にこういう問題にもぼくは取り組むべきだと思うけれども、いろいろ承っておりますと、証券取引審議会というのは、有価証券の発行や売買その他の取引ということについて、その重要事項については調査審議をするということになっておるけれども、四十六年、四十七年は一回ずつ開いただけ……

第71回国会 大蔵委員会 第10号(1973/03/02、33期、民社党)

○竹本委員 最初に、財政投融資計画というふうに簡単にいっておるわけだけれども、ことに今回そういう法改正をやるという場合に、財投計画とは何かという定義と範囲と、それから今回それをピックアップして対象にして論ずるものと、その辺の関係をひとつ伺いたい。
【次の発言】 次に、今度こういう新しい法律をつくるということになったわけですけれども、資源配分的機能の重要性にかんがみ、その適正かつ効果的な実施に資するのだということですけれども、そういう見地からいえば、財投がウエートを持ってきた時期から、こういう法律を必要としたのではないか。要するに、裏からいえば、二つの点からきょうは質問したいのですが、おそ過ぎて……

第71回国会 大蔵委員会 第14号(1973/03/13、33期、民社党)

○竹本委員 関税定率法等の一部改正の法律案について御質問をいたしたいと思います。  しかしながら、本法案の内容を見ますと、タコの特恵税率が五%になるとか、魚のかん詰めが一五%のものが九%になるとか、コーヒー、紅茶が三〇%が二五%の税率に変わるといったような問題が中心でございますので、私はこの機会に、関税定率あるいは関税政策の前にあるものと申しますか、考えるべき問題、そういう問題について少し意見を述べてみようと思うのです。  このことは、局長に申し上げる、質問をするということは、私、必ずしも適当でないと思っておるのです。多分に政治的な問題であります。しかしながら大臣に聞いてみても、あるいは総理に……

第71回国会 大蔵委員会 第16号(1973/03/26、33期、民社党)

○竹本委員 まず東畑先生に二つほどお尋ねいたしたいと思います。  一つは、今日の税は、御承知のように所得税、法人税が中心になっておりますが、そうした直接税中心の考え方に対しまして、もうこれでは負担感が大き過ぎて困るといったような考えから、付加価値税その他間接税に重点を移行していこうという有力な意見もあります。しかし私は、所得税というものは最も近代的な税制、税体系であって、やはりこれが中心になっておるということは、それだけ税体系が近代化しておるということであって、そう簡単に修正したり変更したりすべきではない。確かに税負担の問題、負担感の問題もありますけれども、それは一方からいえば、税を通じて政治……

第71回国会 大蔵委員会 第18号(1973/03/28、33期、民社党)

○竹本委員 最初に私は、要望を一つ申し上げておきたいのでありますが、先ほど来、未成年者に対する控除なり税負担の免除といったことについて、同僚議員からいろいろと意見が出ておりますから、私は結論だけでございますが、民社党は、四十三年以来このことを主張してまいりまして、四十四年の党大会においては、党の政策としてこれを決定いたしております。と申しますのは、われわれの関係の全繊同盟あたりは、多くはみな中学校を出てそのまま工場に入ってきた人が多いわけですし、こういう人はまことにお気の毒だということもありまして、未成年者控除の制度を設けるようにということを主張をしてまいったわけでございます。もちろん、これに……

第71回国会 大蔵委員会 第19号(1973/03/29、33期、民社党)

○竹本委員 所得税に関していろいろ論議が行なわれたわけでございますが、昨日でしたか総理大臣が本委員会に見えまして御意見を述べられた中で、付加価値税につきましては、物価が上がっておる今日の段階において、そしてまた大衆の十分な理解がなかなか得られないような情勢の中で、直ちにこれを実行するということはむずかしいというような御意見を述べられたと思うのです。私は所得税の位置づけという問題から、この問題に特別の関心を持っておるわけでございますが、所得税はやはり収入の大宗であって、所得税中心主義ということばがいいかどうか知りませんけれども、所得税に重点を置いていくということは、一方において負担感が多過ぎると……

第71回国会 大蔵委員会 第22号(1973/04/04、33期、民社党)

○竹本委員 最初に私は、事業主報酬の問題について少しお伺いをいたしたいと思います。  この問題につきましては、中小企業の経営の近代化をどうしてもはからなければならないが、中小企業庁、通産省がそうした指導をされておるだけではなくて、税制の面からもその近代化を促進するようにしてもらいたいということが一つ。それからもう一つは、中小企業の経営者というものは、本来的に二重人格である、一人二役である、その所得は、一方において資産所得であるという点もありますけれども、他面においては勤労者として、あるいは勤労者以上に汗水流して働いておるという面がある、その勤労性所得については、勤労性所得であるという事実に着目……

第71回国会 大蔵委員会 第23号(1973/04/05、33期、民社党)

○竹本委員 私は、二つの点について簡単にお伺いをいたしたいと思います。  時間がありませんので結論だけでけっこうですが、まず第一点は、固定相場制には、いつ、いかなる条件のもとに帰るお考えであるかということであります。  きょうの新聞で見ますと、ルクセンブルクにおいて開かれたECの閣僚理事会で、ソームズ副委員長は、「通貨情勢はドルの再切下げなども含めて揺れ動いたが、それでも貿易自由化の必要性は少しも変っていないし、新国際ラウンドを始めるのに格好の時期であることにも変りはない」こういうふうに述べております。しかし、そうした情勢に進めていくためには、当面通貨の問題が片づかなければならないと思います。……

第71回国会 大蔵委員会 第24号(1973/04/06、33期、民社党)

○竹本委員 私は、まず法人税についてお伺いをしたいと思います。たいへんおそくなっておりますので、大臣の御答弁は結論だけでけっこうですから、簡潔に御答弁していただきたい。  一つは、これはむしろ希望に近いのですが、法人税の実効税率についてであります。これにつきましては四五・〇四%ということが大蔵省でよく言われておるわけですけれども、来年になればいよいよ法人税の引き上げも具体的日程にのぼろうということになっているわけでございますから、法人税が、実際に今日の税負担が法人に関して幾らであるかということは、お互いの間で明確な基準がなければいかぬ、データがなければいかぬと思うのです。ところが政府は、四五・……

第71回国会 大蔵委員会 第26号(1973/04/13、33期、民社党)

○竹本委員 最初に入場税のほうから簡単に一、二の質問をいたしたいと思います。  入場税は、比較的少額な価格による大衆的な娯楽に対する課税でありまして、一つには、それが大衆負担になるということであります。のみならず、映画、演劇、演芸、音楽、スポーツ、見せものといったようなものの芸術的な価値の高い催しもの、または健全娯楽と見られるような催しものに対して入場税の課税を行なうということは、文化国家の理念、あるいは人間性回復といま叫ばれておりますが、そうした時代的な要請に対して逆行するものであるというふうに考えられることは、申すまでもありません。また、すでにこの点につきましては同僚議員からきびしく追及も……

第71回国会 大蔵委員会 第27号(1973/04/17、33期、民社党)

○竹本委員 余農債務残存元本九千三百万ドル、ガリオア債務残存元本が一億一千二百万ドルということでございますが、これは一体どういう性格の債務であるかという点と、それから最初の債務の総額がそれぞれ一億あるいは四億九千万ドルということに確定をしておるわけですけれども、どういうきめ方をしてそうなったものであるか、この二つの点について伺いたい。
【次の発言】 いまの特にガリオアの場合、信用供与になった部分と、その他のものはまあグラントということになったのだろうと思いますが、それを振り分ける場合の基準は何であったか。ただ大体の政治取引で簡単にきめたものであるか。その根拠についてはどういうことでありますか。

第71回国会 大蔵委員会 第34号(1973/05/11、33期、民社党)

○竹本委員 私は、中小企業を守っていかなければならないという立場に立って、相互銀行あるいは信用金庫、信用組合といったようなものはさらに積極的にその機能を拡大強化すべきであるという考え方に立っておりますが、そうした立場で、両参考人に、簡単に二、三の質問を申し上げたいと思います。  第一は、相互銀行についてでございますが、先ほども御説明がございましたけれども、相互銀行の中小企業の融資先の件数といったものは一二、三%である、融資金額は一八%前後である、いずれも二〇%に足りないということであります。そこで、考えてみるのに、中小企業専門の金融機関であるといっておられるし、われわれもそれを期待しておるわけ……

第71回国会 大蔵委員会 第35号(1973/05/30、33期、民社党)

○竹本委員 最初に大臣に、三月期決算等を見てますとすべて増益増収ということになっているようですが、その中でも銀行の利益というものが非常に大きい。私は従来大蔵省の銀行行政には、銀行局長もいられるから申し上げるが、はなはだ不満が多い。そういう意味から申し上げるのですけれども、銀行の利益は少し大き過ぎはしないかという点についてまずお伺いします。
【次の発言】 結局私は、大蔵省としては、銀行の利益というものが、まあお客さんの金を預かって右から左へ回すだけだ、これが汗水流して苦労して戦っておるそういう製造工業の利益の何倍もある、あるいは想像もできないほど多いということについて、基準を持っていないんじゃな……

第71回国会 大蔵委員会 第37号(1973/06/06、33期、民社党)

○竹本委員 両参考人お疲れのところだけれども、二、三の質問をひとつさしていただきたいと思います。  まず第一は、銀行は少しもうけ過ぎはしないかということなんですが、言いにくいことかもしれませんけれども、一応お尋ねしてみたい。と申しますのは、配当については一〇%あるいは一二%ということに大体自粛をしているといいますか、これはやはり銀行の公的な性格を十分考慮してそういうことになっているのだろうと思うのです。  かつて電力の国営をやろうとしたときに、国営電力はどのくらいの利益をあげたらいいだろうかということで、当時企画院であったか、議論をしたことがありますが、その席である先輩が、こういう会社は利益を……

第71回国会 大蔵委員会 第45号(1973/07/04、33期、民社党)

○竹本委員 私は、三つの問題を質問したいと思います。一つは物価問題、一つは輸入のワクの問題、一つは共同フロートの問題であります。  まず第一の物価問題については、大臣に特に大きな決意を持って対処していただいて、この際オーバーキルという問題をあまり心配しないで、思い切った物価を押える措置を講じてもらいたいということであります。インフレ、物価騰貴がたいへん大きな問題になっておりますし、これは個人としてはその生活の苦しみが非常に拡大される重大な問題でありますが、政治的な立場で考えてみましても、福祉国家建設の基盤をゆるがす大きな問題である。あるいは日本経済の根底をひっくり返す重大な問題である。私はたび……

第71回国会 大蔵委員会 第47号(1973/07/13、33期、民社党)

○竹本委員 三つほどお伺いをいたしたいと思いますが、第一は、いまの荒木さんの御質問にも関連をいたしますが、アメリカの金の放出の問題についてであります。  それに入る前にまずお伺いをいたしたいのですけれども、対米スワップの拡大によりまして、一応ドルを安定させようという御努力をいただいたのでありますけれども、これを与える前提は何であったか、それから返済条件はどんなものであるかということについてお伺いをいたします。
【次の発言】 返済の条件については公表しないという国際的な約束になっておる、こういうことですか。
【次の発言】 もう一回お伺いしますけれども、三カ月でやるか繰り延べるか、その他条件はいろ……

第71回国会 大蔵委員会 第48号(1973/08/29、33期、民社党)

○竹本委員 私は二つほどお尋ねをいたします。時間もおそいようですから、簡潔に御答弁をいただければありがたいと思います。  一つは、対韓経済協力をこの辺で見直すべきではないかという問題の関連、もう一つは、銀行のあり方についてやはり本格的に検討をし直すべきではないか、あわせて銀行法の改正等も取り上げるべき段階に来ておるではないかという二つの点であります。  まず第一の対韓国問題、現在きびしく問い直されているようでありますけれども、この問題について私どもの基本的な考え方を最初に申し上げますけれども、われわれは世界すべての国と友好親善で行きたい、かように念願をいたしまして、大臣もよく御承知のように、日……

第71回国会 大蔵委員会 第50号(1973/09/25、33期、民社党)

○竹本委員 時間がありませんから質問に対する答えは結論だけにしていただきたいということを要望しておきます。  まず第一は、昭和四十五年をべースにして卸売り物価、消費者物価指数をとっておるようでございますが、その最近のものは幾らであるか。
【次の発言】 いまの消費者物価の指数は幾らですか。
【次の発言】 経済企画庁としては、国民がいま一番聞きたいことは物価の値上がりというものがどこまで続くのか、どの辺まで上がるのだろうかということが一つ。それからいつごろから下がるであろうかということが一つ。これについて結論だけでいいです、あなたの説明はちょっと長過ぎるから、結論だけ言ってください。

第71回国会 大蔵委員会 第51号(1973/11/21、33期、民社党)

○竹本委員 いま一番重大な問題は、同僚の皆さんからも御指摘があったように、インフレの問題であると思いますが、インフレをもっぱら推進しておる田中内閣に向かってインフレをやめろということを言うのは、馬の耳に念仏みたいなもので、あまりどうも意味がないと思うのですけれども、大蔵大臣は非常な良識の持ち主でありますから、その点に敬意を表して、二、三十分御質問をいたしたいと思います。  中東の石油の問題はまことに困った重大な問題でありますが、ある意味でいえば、田中内閣にとっては天佑神助というべきものであろうと思うのです。なぜ天佑というかといえば、田中内閣のインふれの責任というものが、石油をきっかけとした物不……

第71回国会 予算委員会 第11号(1973/02/12、33期、民社党)

○竹本委員 きょうは、緊急の問題としての、円の再切り上げを含む重要なる通貨危機の問題での特別審議であります。政府のいままでの答弁を承っておりますと、円の切り上げあるいはドルの危機というものは、何だかきわめて突然に降ってわいたような御答弁でございますけれども、これははなはだ遺憾である。現に私は、前の大蔵大臣の植木さんに、大蔵委員会においてではありますけれども、前後三回にわたって、円の再切り上げは必ずやらなければならないようになると思うがどうだということを聞いております。そして、まじめな植木さんは、主観的には円の再切り上げはないように、重大なる決意と熱意をもって当たりますと、こういう答弁をされた。……

第72回国会 大蔵委員会 第5号(1974/02/08、33期、民社党)

○竹本委員 参考人には本日は御苦労さまでございます。  きわめて簡単に二、三の問題を御質問いたしたいと思いますが、まず横田参考人にお伺いいたしたいのでありますが、問題は預金金利の問題であります。  わが国の金利というものは、最近の動きを見ておりますと、不当に低い。たとえば、英国は三カ月ものの定期で一二・三%、フランスも大体それに近い、西ドイツはむしろ一五%に近い。こういうような高い金利を出しておる。それに比べまして日本の金利は少し低過ぎると思いますが、それについての参考人の感想を伺いたい。  時間がありませんから、まとめて申し上げます。  それから次には、今日のような激しいインフレ段階におきま……

第72回国会 大蔵委員会 第6号(1974/02/13、33期、民社党)

○竹本委員 私は、最初にちょっと、三月に近づきまして、納税の時期ですから、税金の問題で、一つだけ簡単にお願いを兼ねてお伺いしておきたい。  それは、最近金融の引き締めの結果、中小企業の滞納が非常に多くなっていると思うのですね。新聞で一つ見たのですけれども、これは下谷の税務署管内での四月、五月の決済期を迎えた会社についてですけれども、所得がふえたけれども、手形をたくさんかかえ込んでおるとか、その他決済資金が要るとかいうような事情で、延納の手続をとった者、また滞納をしておる者、特に滞納については、前年の十倍になっておるという。これは下谷税務署だけかどうかわかりませんが、おそらく一般的な傾向だろうと……

第72回国会 大蔵委員会 第7号(1974/02/15、33期、民社党)

○竹本委員 きょうはいろいろお尋ねをしたいのですけれども、最初に、先ほど理事会で出ました問題、どうも答弁がはっきりしなかったので、銀行局長にお伺いをしたいのです。  この割増金付の貯蓄という問題について、これはわれわれの考えからいえば刑法百八十七条にひっかかるような問題だというふうにまで思うわけだけれども、そういう問題については同僚議員から十分論議がありましたので、私はこれはもうやめます。ただ、先ほども理事会で出た問題で、これは銀行の二重構造みたいなものを強くしはしないかとか、あるいは割増金というか富くじというかをやる範囲が小さい場合には、非常に小さい物的な基礎の上に立っている機関は苦しい立場……

第72回国会 大蔵委員会 第8号(1974/02/19、33期、民社党)

○竹本委員 私は民社党を代表いたしまして、本法案に反対の意思を表明したいと思います。  第一に、発想の転換という問題でありますけれども、発想の転換ということがいわれてからすでに久しいものがあります。しかしながら、発想の転換とは一体何であろうか。私は政治の質を変えることだと思います。生活の質ということがよくいわれますけれども、同様な意味において、政治の質を変革しなければならぬと思います。  今日は、大臣もよく言われるように、すべてが投機的であり、エゴイズムであり、狂乱状態であります。こうした精神状況をほんとうの意味で正常に戻す、そういう発想の転換、政治の質の変革が必要であろうと思います。そういう……

第72回国会 大蔵委員会 第9号(1974/02/20、33期、民社党)

○竹本委員 最初に、初歩的なところからお伺いいたしますが、印紙税というものは、取引税とどういうふうな違いがあるのか。それから、印紙税の本質とはどんなものかという点について、局長からひとつ――。
【次の発言】 いま御説明がありましたように、取引があって文書を作成した場合に、その文書を作成したいという時点で税をかける。ではその場合に、文書を作成しない場合は全然課税がないだろう。また、文書を作成しても、印紙を張らないでおってもなかなかわからないという場合はそのままであるという点から見て、印紙税というのは本質的に不完全というか、あるいは不公平というか、そういうきらいはないか。また、そういう問題があると……

第72回国会 大蔵委員会 第11号(1974/02/26、33期、民社党)

○竹本委員 最初に、国民生活関連物資にかかる弾力関税制度というものについて、二、三伺ってみたいと思いますが、これがいままではどういうふうに運用されてきておりますか、その点伺いたい。
【次の発言】 豚肉とかそれから砂糖、こういうものについて、もう少しいわゆる弾力的運用があってしかるべきでなかったか、こう思いますけれども、その点はどうですか。
【次の発言】 今回の拡充については、構想はどんなものですか。
【次の発言】 これは政務次官と局長と両方に伺いたいのですが、私は関税制度というものをうまく、それこそ弾力的に運用をして、一つは国内物価の引き下げに積極的に役立たせる。それからもう一つは、私はいつも……

第72回国会 大蔵委員会 第12号(1974/02/27、33期、民社党)

○竹本委員 最初に、一つだけ関税局長にちょっと伺いたいのですが、関税定率法の第十二条のところですけれども、「食料品、衣料品その他の国民生活との関連性が高い貨物」とこう書いてある。「その他の国民生活との関連性が高い貨物」とはどういうものを予想し、考えておられるか。  それから、いま問題になっている油なんというものは、これに入るのか入らぬのか。  その二つだけ簡単に結論を伺いたい。
【次の発言】 大臣、いまの経済の国際的な秩序というものは、われわれもそれを希望しておりますけれども、自由貿易の拡大ということを前提にしておる、またその方向にわれわれ日本も努力しなければならぬと思いますが、そういうように……

第72回国会 大蔵委員会 第14号(1974/03/06、33期、民社党)

○竹本委員 税法の改正を審議している過程でございますが、言うまでもなく、租税には税法としては公平の原則が貫かれなければならないと思います。さらに、税を取っておる、徴税の事務を担当しておられる皆さんの立場に即していえば、どこまでもあたたかく親切な態度でやってもらわなければならないし、また、しかしながら同時に、ある場合には非常にきびしくやっていただかなければならぬというふうに思います。  最近の国民世論の動き等にかんがみますと、いわゆる臨時の大きなもうけがあった。それに対して、税金は十分取ってもらいたいというような声が非常に多いのでありますが、私が見るところによれば、現在、会社というものが大体百三……

第72回国会 大蔵委員会 第15号(1974/03/07、33期、民社党)

○竹本委員 簡単に二、三の問題をお伺いいたしたいと思います。  まず第一は、景気の見通しの問題であります。福田大蔵大臣の短期決戦、われわれは多くを期待しておるわけでございますが、幸いにして景気が次第に鎮静しつつあるということがいわれておる。私は、これで普通に進んでまいるならば、四−六期、四−六月のの間は、鎮静というよりも、落ち込みといいますか、一番きびしい事態になるのではないかと思っておるわけです。  その理由は、いわゆる短期決戦、金融引き締めといった政府の努力が次第に下部にまで浸透してくるであろうということが第一。次には、財政も四−六期になれば揚げ超になるだろうという点もあります。さらに、最……

第72回国会 大蔵委員会 第18号(1974/03/13、33期、民社党)

○竹本委員 東畑参考人には、毎年どうも御苦労さまでございます。すでに同僚委員から大部分の問題は言われましたが、少し角度を変えながら、二、三の点だけお伺いをいたしたいと思います。  第一点は、税制調査会のみならず、すべて調査会というものは、政府から諮問された場合に、それに答申をする、いわゆる非常に受け身の、パッシブな形だと思うのですけれども、従来、税制調査会が独自の立場において政府のほうに積極的に建議、提案をされた例があるかどうか。  それから次には、いま懸案事項の処理等についても、いろいろ御議論がございましたけれども、もし積極的に出すというような例があり、また今後もやろうという場合に、東畑会長……

第72回国会 大蔵委員会 第22号(1974/03/22、33期、民社党)

○竹本委員 私は簡単に二、三の問題についてお伺いいたします。  第一点は、自己資本の充実という問題を中心に、少なくとも外国並みの自己資本比率に持っていくために、五カ年計画ぐらい立てておやりになるお考えはないかということであります。  もう一つは、うらはらになりますけれども、過剰流動性、総理もたいへん熱心に吸い上げることをお考えになっておるようでございますが、これまた、ただ貸し出し金を回収しろということだけ言ってもなかなか具体的な指示になりませんので、やはりどの程度までは五年なら五年のうちに回収しろというところの目標を、具体的に設定する必要があるのではないかという点であります。  御承知のように……

第72回国会 大蔵委員会 第23号(1974/03/28、33期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました会社臨時特別税法関係四案に反対の討論を行ないます。  第一に、税法の限界について申し上げたいと思います。今日、百三十万の会社が利潤を求めて自由に行動しておる。これに対して政治や行政が介入しないことがむしろ資本主義の原則であります。そこには人々の創意くふうを生かすというメリットもありますが、同時に、悪徳業者の横行、生産の無政府状態といったようなデメリットもあり、民社党が常々混合経済を主張しているゆえんもまたここにあります。  最近における一連の悪徳業法、荒かせぎ等は国民の憤激を買うものでありまして、それは主として経済倫理の退廃、……

第72回国会 大蔵委員会 第26号(1974/04/05、33期、民社党)

○竹本委員 二、三の問題についてお伺いをいたしますが、最初に韓国に対する援助の問題について、政府では近々その効果を測定するために民間に委嘱をして調査団を派遣しようというような考えがあると承っておるわけですけれども、はたしてそういう調査団派遣のプランがあるのかどうか。また、その場合にはやはり経済的効果以外に政治的な問題が重要でございますから、それ以外の効果についても見なければならぬと思いますけれども、どうであろうか。また、そういう計画が外務省のイニシアのもとに行なわれるのかあるいは大蔵省のイニシアのもとに行なわれるのであるか、そういう点についてちょっとお伺いしたいと思います。

第72回国会 大蔵委員会 第29号(1974/05/08、33期、民社党)

○竹本委員 佐々木さんには今回は全銀協の会長に御就任になりまして、たいへん御苦労さまでございますが、ひとつ新鮮な感覚で大いに活動していただくように御期待を申し上げておきます。  時間もだいぶたっておりますので簡単にお伺いしたいのだが、いまの目減りの問題は、御承知のように、私も関係がありますが、全繊維同盟では大阪の地方裁判所に訴えております。裁判でどういう判決が出るかということと別に、やはり姿勢の問題として、この問題には積極的に取り組まなければならぬ。取り組み方の困難なことはいま佐々木会長の御説明のありましたとおりで、そのことはよく私どももわかります。しかしながら、根本は総需要の抑制であり、物価……

第72回国会 大蔵委員会 第32号(1974/05/21、33期、民社党)

○竹本委員 再開に臨みまして、先ほど来の、ある意味においては生産性がないが、しかし実際は議会政治の基本的な問題に関連をする問題でございましたので、一口申し上げておきたいと思います。  要するに、民主主義というものは手続が一番大事だと思うのですね。国家国民のために、あるいは人民大衆のためにということはどんな独裁者でも言っているので、問題は、庶民のためにということでレールを敷いてルールができておる。それを機関を無視したり、手続を省いたりすることが一番大きな問題であろうというふうに私は思います。そういう意味において、今回の問題が、あるいは税調にかけるべくしてかけなかったとか、あるいはすでに法律が成立……

第72回国会 大蔵委員会 第34号(1974/05/24、33期、民社党)

○竹本委員 私は民社党を代表いたしまして、以下三点申し述べて、反対の討論にいたしたいと思います。  第一点は、目的税あるいは特別会計を設けるについて、少し安易過ぎはしないかという点であります。われわれ民社党は、周辺整備に関しましては、その基本的な考えには賛成をするものであります。しかしながら、その特別税、あるいは特別会計を安易に設けるということでなくて、これは一般会計の中から大きな財政的な背景の中で、これにより積極的に取り組むべきであると思いますし、そうした意味において、現在十ある目的税をさらにふやそう、四十一ある特別会計をさらにふやそうといったような安易の考え方に反対であります。  第二点と……

第72回国会 予算委員会 第3号(1973/12/07、33期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、現下のインフレ、物価の問題を中心に、若干の質問をいたしたいと思います。  今回の内閣改造は、この物価問題に取り組む政府の決意をあらわそうとした一つの英断であったと思います。安定路線を主張しておられる福田さんに蔵相の要職を与えられたことは、これは田中さんとして一つの決断であったろうと思います。同時に、経済の破局、インフレの爆発、もしくは恒常的な物価騰貴というものを非常に心配されて、従来の行きがかりや思惑を捨てて入閣をされた福田さん、これも一つの英断であったろうと思います。その意味において、私はお二人の決断に対しては、これを評価するものであります。  た……

第73回国会 大蔵委員会 第2号(1974/09/03、33期、民社党)

○竹本委員 いろいろお尋ねしたいことがありますけれども、重複を避けまして、私は二つ三つの点について御質問いたしたいと思います。  物価が二〇%以上上がれば民主主義が破壊されるということを言った人がありますけれども、確かに二〇%以上物価が上昇するということになれば、これはわれわれの国民生活の安定を確保するという上においてまことに重大な問題であろうと思います。現にイタリアのルモール内閣は、卸売り物価が四四%も上がるといったような世界一のインフレの前に一度は瓦解をいたしました。カナダがこの間選挙をやりまして勝ちましたけれども、一一%程度であったから予想を裏切って政府が勝利することができた。イギリスが……

第73回国会 大蔵委員会 第3号(1974/10/18、33期、民社党)

○竹本委員 本年度のノーベル経済学賞をもらったスウェーデンのミュルダール博士、彼は私どもとは基本的にも共通する面を持っておる学者であり、私も尊敬いたしておりますけれども、そのミュルダール博士が最近の世界の経済の現状を歎き、あるいは心配をしながら、政治家たちの認識というのはあまりにも現状認識が甘い、彼らは大体において一時しのぎのお化粧でごまかしておるというような批判をしております。大体これも当たっておると私は思うのですけれども、そのミュルダール博士が、最近、八日の日でございますかに行なわれましたアメリカの大統領フォード氏の新しい経済政策についても批評をしております。フォード大統領は御承知のように……

第73回国会 大蔵委員会 第4号(1974/11/22、33期、民社党)

○竹本委員 時間がありませんので簡単に申し上げます。  大蔵大臣もお読みになったことはあろうと思うのですけれども、ジェームズ・ブライスの「近代政治論」というのにたしかあったと思うのですが、デモクラシーというものは最後は金で腐ってしまって命取りになってしまうのだというようなことがあったと思うのです。日本のいまの政治状況を見ておりますと、まさしくそういう状況で、田中さんの金脈問題もその一つであるというふうに私は思います。いずれにいたしましても、選挙に金がかかり過ぎる。また派閥の維持運営に金がかかり過ぎる。特に総裁選挙にも金がかかり過ぎる。考えてみれば田中金脈問題というのは、総裁選挙に立つためのもの……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、当面の政治、外交、経済の問題について、建設的野党の立場から、いろいろ質問をしてみたいと思います。  田中金権政治が致命的に行き詰まりまして、自民党分裂の危機を前にして、三木政権ができました。われわれは、もちろん政権たらい回しには反対でありますが、野党のあり方にも問題があることを反省いたしておる次第であります。  さて、民社党は、三木内閣の発足以来、三木総理の政治改革への異常な意欲的な取り組みを評価いたしまして、しばらくその実績を見守りたいと思っておる次第であります。ただにわれわれだけではありません。日本の国民は、いま日本の政治の致命的な腐敗と行き詰ま……

第75回国会 大蔵委員会 第1号(1975/01/29、33期、民社党)

○竹本委員 いろいろと伺いたいこともあるのですけれども、第一は要望にとどめておきます。  それは、先ほど武藤委員からもきわめて理路整然と述べられましたが、不況対策に対して本格的に取り組めという問題であります。しかしながら、これは私は政策を転換しろという意味ではなくて、やはり総需要抑制は総需要抑制の基本線として貫きながら、同時に二正面作戦を展開しなければならぬのではないか。厳粛な事実としてインフレがありデフレがあるのですから、政策はやはり両面に対応するものでなければならぬ。そういう意味で、私は十月十八日の委員会で十月八日のフォードの演説を引用しながら、大臣にも詳しく、二正面作戦をとらなければなら……

第75回国会 大蔵委員会 第3号(1975/02/05、33期、民社党)

○竹本委員 二、三の問題についてお伺いいたします。  まず第一は、週休二日制の問題ですけれども、単に銀行の二日制の問題だけでなくて、いろいろ大きな問題が次々にこれはあるのではないかと思いますが、大臣に一般的な考え方についてお伺いをいたしたいと思うのです。  方向としては、週休二日制ということは、世界の事実を見てもわかりますように、だれも反対はないだろうと思います。ところが問題は、それをどういうふうに矛盾やフリクションなく受け入れるかということが問題であろうと思います。中小企業の立場、あるいは団地の婦人の立場、あるいは外国為替業務といったような問題、いろいろと環境を整備するというか、前提条件を整……

第75回国会 大蔵委員会 第6号(1975/02/14、33期、民社党)

○竹本委員 どうも御苦労さまです。三点ほど簡単にお伺いいたします。  第一は、不景気の株高という問題について森永総裁はどういう感想を持っておられるかということであります。  すなわち、一つは、もちろん外人の買いもありますから全部とは言えないわけだけれども、国内に金融引き締めがまだ足りない、金がまだ余っておるという結果こういうことになると見るべきであるか、あるいは見ておられるか。  第二には、いまや国際的に見ても、また国内的に見ても、政策の転換は必至であるということで、転換を期待するというか、催促するというか、先取りしておると見るか、いずれにいたしましても、政策転換を前提にした株高であると見るべ……

第75回国会 大蔵委員会 第13号(1975/03/04、33期、民社党)

○竹本委員 きょうはひとついろいろと伺ってみたいと思うのですが、最初に私の三木内閣に対する見方をちょっと申し上げて、森政務次官からも御意見を聞きたいと思うのです。  それは、田中内閣崩壊の後を受けて三木内閣ができまして、三木内閣にわれわれはある程度の期待も持っておるわけでございますけれども、その三木内閣が現実に政治を担当しておる過程の中においては、ばらばらが非常に目立つということであります。だから、新聞等においては、批判的な意味で、総理も二人おるではないか、総裁も二人おるではないか、大蔵大臣も二人おるではないか、幹事長も二人おるではないかといったような批判もある。私は、政治で一番大事なものは先……

第75回国会 大蔵委員会 第19号(1975/03/19、33期、民社党)

○竹本委員 私は、三、四点御質問をいたしますが、結論だけきわめて簡単にお答えをいただければありがたいと思います。  第一点は、中央、地方の徴税を一本化したらどうかという問題であります。  三木内閣でいろいろ政界の浄化に御努力をいただいていることもよくわかっておりますが、そういうクリーンの問題にしても、あるいは経済の合理化や再編成の問題にしても、中央だけがやっても何にもなりませんし、地方だけがやってもどうにもならぬ。中央、地方がそれぞれともにやらなければならぬし、また中央、地方を通じてやらなければならぬ問題もあろうと思うのですね。  税の場合には、徴税のコストなんかを考えてみましても、地方の徴税……

第75回国会 大蔵委員会 第20号(1975/03/20、33期、民社党)

○竹本委員 参考人の御三方、きょうは大変御苦労さまでした。櫻田参考人を中心に、きわめて簡単に、二つばかりお伺いいたします。  その前に、櫻田さんが最近いろいろと労作を発表していらっしゃるのを拝見させていただいておりますが、特に、石油の確保の量を二億五千万キロリッターに一応抑えて、それを中心に日本経済の総合計画というものを立てたらどうか、そしてまた、ある程度、石油だけではなくて、消費抑制についても真剣に取り組まなければならぬではないかという御提言がありましたけれども、私はこの点は非常に高く評価をいたしております。最近いろいろの経済論策を私も目を通しておりますけれども、このくらいまとまって御提案を……

第75回国会 大蔵委員会 第27号(1975/04/22、33期、民社党)

○竹本委員 私は、たばこ、酒の問題、特に地方財政の充実あるいは自主財源の強化といったような見地からいろいろ聞いてみたいと思うのでございますが、まず最初に、今回のこのたばこ、酒の増税で、国の収入は幾ら増収を見込んでおるか、同時に地方は幾らを見込んでおるか、それをひとつ伺います。
【次の発言】 たばこの値上げ、酒もそうですけれども、値上げの場合に消費がどの程度減るという見通しで計算ができておるかという点はどうですか。
【次の発言】 一般的な問題になりますけれども、どれだけ減収になるかならないかという問題を判断するについて、四十三年度なら四十三年度の前例があるとか、いろいろ議論はあるわけですけれども……

第75回国会 大蔵委員会 第28号(1975/04/23、33期、民社党)

○竹本委員 週休二日の問題につきましては、これが世界の趨勢である。三木さんもこれには前向きに賛成の意を表明された。全国的に見ましても、実質的にもうこれを実行しておるものが企業の大体半分になっている。特に最近におきましては、都市銀行等においては、土曜日は相手の会社が休んでおるために残っておっても仕事もやれたいといったような事情もある。こういう問題につきまして同僚の委員からいろいろとお話がありましたから、時間もありませんし、私は繰り返しません。のみならず、私は前回この問題を取り上げまして大蔵大臣からもお考えを篤と承っておりますので、きょうはもうきわめて簡単に一、二の問題を伺っておきたいと思います。……

第75回国会 大蔵委員会 第29号(1975/04/24、33期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております二つの法案並びにこれに関連する二つの修正案に対して、反対の討論を行います。  五つの理由を挙げたいのでありますが、第一は、政府が物価政策、これを一番優先すると言いながら、今度安易な財源対策に出て、公共料金、酒やたばこを値上げするということは、財源対策としては一つの方法かもしれませんけれども、物価を抑制するというみずからの政策に反し、またそれを国民に対して要求するみずからの道義的基盤を失うということであります。  政治において一番大切なものは国民の信頼であり、その政府、政治家の道義的な基盤であると思いますけれども、みずから料……

第75回国会 大蔵委員会 第32号(1975/05/30、33期、民社党)

○竹本委員 先ほど来いろいろ御論議が重ねられておるのでございますけれども、まず第一に、この特別預金といいますか、新しい考えを打ち出して実践に移すことが遅過ぎたというわれわれの印象を非常に残念に思いますので、一口申し上げます。  銀行局長は財政金融が専門で国際政治史の方は余りお得意でないかもしれぬが、国際政治史の中にはツー・レイト・ジョンソンという言葉がある。これはジョンソンがアフリカに駆けつけたときに余り遅かったのでツー・レイト・ジョンソンというあだ名をもらったのですが、今度のこの措置はいろいろと検討にむずかしい要素があることも私よくわかりますし、また先ほど来指摘されたように大蔵省が怠慢な問題……

第75回国会 大蔵委員会 第33号(1975/06/13、33期、民社党)

○竹本委員 私はきょうは一つ提言をして、大臣のお考えを承りたいと思います。  問題は、中高年の独身婦人に対する所得控除の制度を新たに考えてもらいたい、こういうことでございます。  中高年の独身婦人に対する所得控除ということを私が申し上げるのは、御承知のように、ことしは国際婦人年でもありますし、わが国の婦人の地位というものは、いろいろ問題が指摘されておりますように決して高いものではありませんし、特に中高年の独身の婦人の社会的な立場というものは非常に弱いものである。そういう意味でこの問題を取り上げてみたい、また大蔵省としても是非検討をしてもらいたい、こういう意味であります。  私自身、今日の政治は……

第75回国会 大蔵委員会 第36号(1975/08/22、33期、民社党)

○竹本委員 最初に、景気の見通しについて大臣にちょっと伺いたいのですけれども、景気が上向いてくるということの期待はずいぶん前からあるわけですけれども、私はこれはなかなか困難であるというふうに考えております。その理由は、時間がないから特に申し上げませんけれども、この間ニューズウィークを読んでおりましたら、日本の経済はいまトンネルの終わりのところへ立っておる、しかし、これから先の景気がどうなるであろうかということについては余り楽観できない、理由はツーリトル、あるいはツーレイトと書いてある。要するに、手の打ち方が小出しで、そうしてツーレイト、遅過ぎる、こう書いてありましたが、トンネルのたとえも、その……

第76回国会 大蔵委員会 第3号(1975/11/12、33期、民社党)

○竹本委員 時間が余りありませんから、ひとつ簡単に、明瞭に願います。  年末金融のことにつきましては、特に中小企業の立場から格段の御配慮があることと思いますし、先ほど御議論も出ましたので、遺憾なきよう要望を申し上げておきます。  第一の質問は、景気回復の見通しの問題でございますが、これも結論だけお伺いしたいのですけれども、第四次の効果というものが出るのもこれからであろうと思いますし、われわれもある程度これに期待をするわけですけれども、すでに一部では、通産省の中にも第五次対策が必要であるというような意見も出ておるようでございますが、結論として、大蔵大臣は第五次不況対策を絶対に必要でないと見ておら……

第76回国会 大蔵委員会 第5号(1975/12/03、33期、民社党)

○竹本委員 私は、質問の初めに国会の解散の問題について、政治家としての大平さん、大蔵大臣としての大平さんの御意見を簡単に承りたいのです。  と申しますのは、ストの最中に国会解散論が出て、まあともかくもストが終わりましてその空気は遠ざかった、こういうような記事が新聞には出ておる。しかし私は、あの混乱の最中に、やっつけるような意味で解散をぶち食らわすというような発想はいささか感情的であるというふうに思います。しかしストが一応収拾したいまだから、改めてこの問題を考えたい。  私は理由が三つもしくは四つあるのです。第一は、ストの問題についての本当の意味の決着を国民的規模においてつけるべきである。それか……

第77回国会 大蔵委員会 第4号(1976/03/29、33期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案されております租税特別措置法の一部改正法律案に次の三点から反対の討論をいたします。  第一は、租税民主主義の貫徹に関する問題であります。  イギリスにおいては、代表がなければ租税なしということわざがあるそうでございますけれども、言うまでもありませんが、租税負担を国民の了解を得てやるということが議会政治の起こりであります。そういう意味において予算や税法の審議というものは民主主義の議会のもとにおいては最重要の課題である、かように考えております。しかるに今度の国会におきましては、予算は暫定予算、そしてまた法案については日切れ法案の名のもとにほと……

第77回国会 大蔵委員会 第5号(1976/04/23、33期、民社党)

○竹本委員 私は当面の問題について三つ四つお伺いしたいと思います。  まず第一は、ロッキード事件が国民、特に納税者に与えたショックといいますか、影響についてであります。  日本はショックを受けることが非常に多くて、ニクソンショックあり、ドルショックあり、オイルショックあり、今度はロッキードショックということになって、ショック専門のようですけれども、今回のロッキード事件の国民に与えたショックは一番深刻ではないかと私は思います。税金を納めるのがばからしくなった、これでは税金は納められない。これがお互い庶民に接した場合に聞く一番大きな声ではないか、こういうふうに思います。大臣はこの問題が納税者の心理……

第77回国会 大蔵委員会 第7号(1976/04/28、33期、民社党)

○竹本委員 今日の大蔵当局はいろいろ御苦心があると思いますけれども、税の自然増収がたくさんあって困りはしなかった、非常に幸いしたときと、最近のように自然減収で赤字公債というようなことで、税の収入がきわめて不安定である、見通しがなかなか困難である、こういう事態につきまして、私は改めて十分論議したいと思うのですが、最近、大蔵省がやや長期の見通しとして財政収支試算というものを示された。これは私、非常に高く評価しているのでありまして、後でまた事務当局にもいろいろと伺いたいと思いますが、そういう財政の収支の試算をすることも必要である。同時に、財政の収支の試算が計画的に確実に見通されるためには、経済のいわ……

第77回国会 大蔵委員会 第10号(1976/05/10、33期、民社党)

○竹本委員 参考人には本当に長時間御苦労さまでございます。  きょうは参考人の各位から明快な御答弁をいろいろいただいた関係で非常に参考になりまして、お礼を申し上げたいと思います。  私は、重複を避けまして、二、三の点を御質問いたします。  中村参考人にまずお伺いいたしたいのですが、一つは民主主義社会というものは個人のイニシアを尊重する、自由を尊重する、そこに非常に特色があるわけでございますけれども、同時にそれは個人の責任というものをやはり厳しく追及しなければならぬ。私はだから民主主義社会には民主主義らしき新しいモラル、新しい倫理というものがなければならぬ、当然のことでございますけれども、そう思……

第77回国会 大蔵委員会 第12号(1976/05/12、33期、民社党)

○竹本委員 私は、財政特例法についていろいろお伺いいたしたい点がありますが、その大部分は同僚の委員によって質問され、あるいは答弁をされております。われわれ民社党といたしましては、赤字国債のこの特例法に関しましては、まず第一に、ポイントだけ申し上げるわけですけれども、こういう三割赤字国債に依存しなければならないような羽目に陥った、あるいは陥れたという政治責任の問題。それから第二には、そういう情勢に直面をいたしまして歳入をどういうふうにしてふやしていくべきであるか。大蔵大臣は余り積極的でありませんが、歳出を根本的に見直すべきではないかというその歳入歳出両面にわたる再検討の問題。そして第三番目に、や……

第77回国会 大蔵委員会 第14号(1976/05/21、33期、民社党)

○竹本委員 輸出入銀行につきましては、私どもは非常に大きな期待を持っておるわけですが、今回は貸付保証限度枠の引き上げというものが行われるわけですが、きょうは基本的な問題について二、三意見も申し上げながら、主として総裁のお考えを承りたいと思います。  ます第一は、世界貿易が去年はマイナス六%ぐらいであった。ことしは非常に大きく回復するように期待をいたしておる向きが多いのですけれども、今回の限度枠の引き上げについては、世界の貿易というのはどの程度伸びるということ、それは五十一年度だけではなくて、これから何年間かの間どの程度、どういうふうに伸びるということを前提にしてはじき出されたものであるか。貿易……

第77回国会 大蔵委員会 第15号(1976/07/05、33期、民社党)

○竹本委員 きわめて簡単に二、三の問題を伺ってみたいと思います。  第一は、法人税、所得税の時効の問題ですけれども、御承知のように今度のロッキード事件については国税庁の職員の皆さんが非常に真剣に取り組んでおる、このことは国民も高く評価しておると思うのです。今度の事件で、これは国税の問題だけではありませんけれども、時効、時効と言って時効のことをみんな非常に気にする。そういうところでちょっと考えてみたのですけれども、所得税、法人税等が一応一二年あるいは特別な場合に五年。まあ法的な安定ということを考えると、余り長いということも問題でありますから、一応の期間三年なり五年なりというものがあればいいではな……

第77回国会 予算委員会 第12号(1976/02/13、33期、民社党)

○竹本委員 参考人の各位には大変遅くまで御苦労さんでございます。国会というところは基本的人権を余り尊重しないところですから、お許しをいただきます。  私は三点だけお伺いをいたしたいと思っております。  第一は景気回復、不景気の問題と関連いたしまして、この問題。第二は銀行法改正についてということでお伺いをしたいし、第三は付加価値税を中心にしてちょっとお伺いをいたしたいということであります。  まず第一に、景気の回復の問題でございますけれども、御承知のように景気は大体二年間トンネルの中へ入りまして、やっと今度の経済企画庁の報告で底離れができそうだということでございますが、どうしてこんなにいつまでも……

第78回国会 大蔵委員会 第1号(1976/10/13、33期、民社党)

○竹本委員 私は三つほどお伺いいたします。  第一は、デノミネーションの問題、第二は中期割引国債の問題、第三は物価調整減税等の問題であります。  まず第一にデノミネーションの問題です。  これは大臣よく御承知のように、やるべきか、やるべきでないかと言えば、やるべき問題である。当然なことでございまして、日本の威信のためにも、あるいは計算を簡素化するためにも、あるいはお金を大事にするという意味からもメリットもありますし、当然やるべきことだと思います。しかしながら、いまそれがやれる状態であるかということをまじめに考えてみると、当分できはしない。ところが、委員会等において、毎年のことでございますけれど……

第78回国会 大蔵委員会 第2号(1976/10/15、33期、民社党)

○竹本委員 赤字公債の発行はわれわれ反対であることは申すまでもないのですが、これをどうしても認めなければならないような財政経済事情にあるということで、私どもは、特に民社党としては、八月いっぱいに特例法も通り、何とか準備ができなければ話がスムーズにいかないのではないかと、いささか心配をしておったわけでございますが、十月のきょうということに大体なりそうです。  そこで、まず事務当局に、これがおくれたためにいかなる困難というか、無理をしたかという点について、御苦労のほどをひとつ簡単にお聞きしたい。
【次の発言】 やはりものにはシーズン、時期がありますが、九月とか十月とかというのは公債発行、金融が緩ん……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会 第4号(1977/02/09、34期、民社党)

○竹本委員 民社党を代表いたしまして、五つのポイントを申し上げたいと思います。  第一は、資源有限時代とよく総理は言われますけれども、憲法も有限であるということであります。明治憲法並びに明治憲法的解釈は、昭和のいまは通じない。これは限界があるということであります。  第二は、新しい日本国憲法によれば、四十一条でございますか、国会は国権の最高機関であるとはっきり書いてありますので、先ほど来いろいろ御議論が出ましたけれども、だれが判断するかというような問題につきましても、国会が国権の最高機関であるということを根底に置いて考えたいと思います。  八十六条で予算について審議権が国会にありますけれども、……

第80回国会 予算委員会 第20号(1977/03/05、34期、民社党)

○竹本委員 私は、二つほど簡単にお伺いいたしたいわけです。御答弁もきわめて簡略にお願いをいたしたいと思います。一つはデノミネーションの問題、もう一つは減税の問題です。  まずデノミの問題につきましては、これはやるべきかやるべきでないかと言えば、当然やるべき問題だとぼくは思うのです。しかしながら、やるべき条件が整わなければならぬ。経済で一番大事な問題は整合性でありタイミングの問題でありますが、従来、この内閣になってからまだその発言が出ないので喜んでおるのですけれども、ときどき、デノミを早くやらなければならぬとかやるんだとかいうような閣僚の発言がありまして、これがためにずいぶん経済界は惑わされる、……

第80回国会 予算委員会 第22号(1977/03/10、34期、民社党)

○竹本委員 私は、主として政治的な角度から今回の問題について御質問をいたしてみたいと思います。  きのう決まりまして、与野党合意事項、先ほど来いろいろ論議をされております。これは従来の考え方から言えば非常にエポックメーキングな大きな変化というか、ショックというか、大変な問題だと思うのです。しかしながら、これは私としてはやはり一党支配の時代は終わったのだ。あるいは政府中心に物を考えておればそれですべてが通るのだという時代は終わりまして、新しい時代が始まったのだ。責任政党という言葉がありますけれども、新しい責任のあり方がここで変わるのだ。すなわち、野党の方もただ野党として言いたいことを言っておれば……

第80回国会 予算委員会 第25号(1977/03/18、34期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表し、ただいま議題となっております昭和五十二年度一般会計予算、同じく特別会計予算及び昭和五十二年度政府関係機関予算案に対し、一括して賛成の討論を行いたいと思います。  わが民社党は、昭和三十五年の結党以来十八年になりますが、政府予算案に賛成の討論を行うことは全く初めてのことであります。この際わが党が予算案に賛成する最大の理由は、昭和三十一年以来実に二十二年目にして、民社党を初め野党各党一致した一兆円減税の要求によりまして、本格的かつ国民生活上重大なる予算修正を実質上政府・自民党をして行わしめたからであります。このことは戦後の議会政治史上画期的な成果と言っても過言では……

第82回国会 予算委員会 第5号(1977/10/14、34期、民社党)

○竹本委員 参考人の皆さんは、きょうは御苦労さまでございます。時間が十分しかありませんので、前川参考人にまとめて質問をいたしたいと思います。  第一点は、これからの雇用不安というものをどの程度厳しく受けとめられておるかという問題なんです。私は政府の経済政策に対していろいろ批判をしてきておりますが、いまのままでいけば、そういうことがなければよろしいけれども、場合によっては来年の三月、いわゆる経済の三月危機というものが来はしないかということを心配しておるのです。その三月危機の第一の要因は、言うまでもなく雇用不安である。第二は信用不安、金融機関の問題である。第三は外圧、アメリカを初めとする外からの圧……

第82回国会 予算委員会 第8号(1977/11/09、34期、民社党)

○竹本委員 最初に、運輸大臣と厚生大臣に一口だけ質問をさせていただきます。  まず運輸大臣。われわれ民社党は、国鉄の再建についてはできる限りの協力をしておるつもりであります。しかしながら、国鉄はいつ本当に再建できるのか、非常な心配を持っておるということでございますが、この際ひとつ簡単なことを伺っておきたいのです。  国鉄はいま何人おられるか。三十八万人とか四十万人とか言っておりますが、それについてわれわれが聞いておるところでは、多く言う人は十三万人ぐらい、あるいは十五万人過剰人口がおる、少なくとも三割おるということを言っておるが、何万人おって、大体何万人ぐらい過剰があると思っておられるかという……

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1977/12/19、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました。  現在、沖繩及び北方問題に関しましてはきわめて多くの問題が山積しており、まず、復帰後すでに五年余りを経過した沖繩県にとって、新しい時代に沿った振興開発の問題、県民の生活に重大な影響を及ぼす交通方法変更に伴う諸問題、経済問題、さらに基地問題等、また北方問題では、日ソ間の懸案事項であり、わが全国民の長年の悲願でもあります北方領土の復帰実現等、当委員会に課せられた使命はまことに重大であります。  私、まことに微力ではございますが、委員各位の御協力を得まして、円満な委員会……

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1978/02/09、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  まず、お諮りいたします。  理事上原康助君より、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  次に、その補欠選任を行いたいと存じますが、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、理事に安井吉典君を指名いたします。
【次の発言】 これより沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  この際、沖繩及び北方問題に関する政府の施策について説明を求めます。稻村国務大臣。
【次の発言】 次に、園田外務大臣。

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1978/02/17、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  まず、沖繩振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。  政府から提案理由の説明を聴取いたします。沖繩開発庁長官稻村左近四郎君。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。  なお、本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安井吉典君。
【次の発言】 安井君にお答えいたします。  ごもっともな御提言でございますので、理事会で協議した上で善処したいと思います。

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1978/02/22、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  沖繩振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。加藤万吉君。
【次の発言】 島田琢郎君。
【次の発言】 島田君の質疑は終了いたしました。  この際、午後一時三十分まで休憩いたします。     午後零時四十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  沖繩振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。玉城栄一君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 これにて瀬長君の質問は終わりました。  次回は、公報をもってお知らせすることとして、本日は……

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1978/02/28、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  沖繩振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。上原康助君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 はい、どうぞ。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより本案を討論に付するのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決に入ります。  沖繩振興開発金融公庫法の一部を改正する法律案について採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1978/04/19、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がございますので、順次これを許します。安井吉典君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 斎藤実君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 柴田睦夫君。
【次の発言】 次回は、来る五月十二日に開会することとして、本日はこれにて散会いたします。     午後五時五十五分散会

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1978/05/12、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  まず、沖繩における旧軍買収地について、政府より発言を求められておりますので、これを許します。大蔵省国有財産第二課長山口健治君。
【次の発言】 次に、沖繩における交通方法変更に伴う諸問題について、質疑の申し出がありますので、順次これを許します。國場幸昌君。
【次の発言】 西銘順治君。
【次の発言】 安井吉典君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 午後二時より再開することとし、この際暫時休憩いたします。     午後零時五十七分休憩
【次の発言】 瀬長亀次郎君。

第84回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1978/06/15、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。國場幸昌君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について質疑を続行いたします。玉城栄一君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 これにて本日の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、請願の審査に入ります。  今会期中、本委員会に付託されました請願は、本日の請願日程に掲載してありますとおり二件であります。  両請願を議題といたします。  まず、審査の方法についてお諮りいた……

第84回国会 予算委員会 第2号(1978/01/27、34期、民社党)

○竹本委員 私は、経済問題に入る前に一つ二つ、ほかの問題でも御質問をいたしたいと思います。  先般の伊豆大島近海の地震で大変な犠牲を出しまして、心からお悔やみを申し上げたいと思っておる次第でございます。この点につきまして、時間もありませんから国土庁の方に要点だけ五つ六つ伺います。最後に総理にもちょっと伺いたいと思います。  まず一つは、一月十八日の静岡県の余震情報パニックという問題があるのです。情報パニックと申しますのは、たとえばマグニチュード六の地震があるかもしれないという警戒の情報を出した。ところが、M6と書いてあるものだからPM6と間違えて、午後六時には地震があるんだということがずっと伊……

第84回国会 予算委員会 第18号(1978/02/21、34期、民社党)

○竹本委員 私は、この国会の経済、財政の論戦を見ながら、あるいは聞きながら非常に痛感しておりますのは、日本の国にバックボーンになるような中期経済計画のしっかりしたものがなければならないという、その必要性を非常に痛感をいたしたのであります。一日にどういう結論が出るのか楽しみにいたしておりますけれども、財政の収支試算にしても、あるいは償還計画にしても、その基本になる経済計画があれば、取ってつけたような収支試算や償還計画は出てくるはずがない。そういう意味から中期経済計画というものをもう一遍その重要性を考え直したいと思いますけれども、その中期経済計画が、御承知のようにあるがごとくないがごとく、いろいろ……

第85回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1978/09/18、34期、民社党)

○竹本委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 加藤万吉君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、不肖私が委員長に当選いたしました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙により、引き続き委員長の重責を担うことになりました。  委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。

第85回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1978/10/18、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  沖繩及び北方問題に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島田琢郎君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 玉城栄一君。
【次の発言】 瀬長亀次郎君。
【次の発言】 これにて本日の質疑は終了いたしました。
【次の発言】 この際、御報告申し上げます。  本委員会に参考送付されました陳情書は、沖繩県の市町村未買収道路用地補償等に関する陳情書外五件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  沖繩及び北方問題に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと……

第85回国会 予算委員会 第5号(1978/10/06、34期、民社党)

○竹本委員 私は、三つの問題について御質問をいたしたいと思います。  第一は銀行法の改正、第二番目は減税と増税の間といいますかその問題、第三番目はデノミの問題、三つについて御質問をいたします。  銀行法の改正に入る前に、大蔵大臣に、この間問題を起こしました住友銀行と関西相互銀行の合併計画の御破算になった問題について、感想をちょっと伺いたいのです。  これは結論としては一時凍結ということになりまして、大体常識的な線だと思って納得をいたしております。大蔵省はこの問題については特に積極的に介入もしなかったようであります。したがいまして、その結論についても一応中立的な立場をとっておられるだろう、かよう……

第86回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1978/12/06、34期、民社党)

○竹本委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されるまで、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 加藤万吉君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、不肖私が委員長に当選いたしました。
【次の発言】 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました。  委員各位の御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。

第86回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1978/12/12、34期、民社党)【議会役職】

○竹本委員長 これより会議を開きます。  この際、国務大臣三原朝雄君、総理府総務副長官住栄作君から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。国務大臣三原朝雄君。
【次の発言】 総理府総務副長官住栄作君。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  沖繩及び北方問題に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十一時二分散会

第87回国会 大蔵委員会 第2号(1979/02/02、34期、民社党)

○竹本委員 金子先生が財政の危機的状況という中で大蔵大臣になられまして、おめでとうというよりも御苦労さんと言わなければならぬと思いますが、ひとつ一生懸命がんばってもらいたいと要望を申し上げておきます。  そこで、余り時間もありませんので、ポイントをただ結論を聞く程度にとどめたいと思いますけれども、一つは、先ほど来一般消費税の問題が非常に議論になっておりましたけれども、今日の財政での危機的状況というものは、歳入の伸びが悪いとかいう歳入の面に問題があるか、あるいは歳出の面、放漫財政、年間二五%ずつ伸びてきた、そして福祉国家の建設という大きな課題もありましたけれども、歳出の面の方に無理があったか、ど……

第87回国会 大蔵委員会 第3号(1979/02/13、34期、民社党)

○竹本委員 私は主として質問というよりも要望みたいな形になるかと思いますけれども、大臣にお伺いをするのが中心です。  一つは、日本の租税政策というものには純粋租税以外のいろいろの政策目的からくる負担というか荷物を背負わされておる。たとえば土地政策あるいは住宅政策、あらゆるものが税を通じてというようなことで、税の上におっかぶさってきていますね。それは少し多過ぎると実は私は思っているのですね。そういう点もぼつぼつ整理していかなければならぬではないか。  今度は逆に、関税政策に関しては、局長もいらっしゃいますけれども、これはまた純粋の関税政策論といったようなものが中心になっておって、もう少しより積極……

第87回国会 大蔵委員会 第5号(1979/02/21、34期、民社党)

○竹本委員 大臣に先般御質問を申し上げましたときに、これからの財政の運営、歳入の面につきましても歳出を節減する面につきましても、広く国民一般の英知を結集する、総力を結集することが必要であるということを申し上げまして、大体において大臣も御賛同いただいたと思うのでございますけれども、特に歳出の節減といった問題につきましては、あるいはアメリカのフーバー委員会なりあるいはイギリスのロイアルコミッティーなり、何かそういうようなもので大きな力をバックにしなければ、なかなか行政の節減ということはむずかしいのではないかということを申し上げました。そのほか、あるいは一般消費税の導入といったような問題につきまして……

第87回国会 大蔵委員会 第13号(1979/03/16、34期、民社党)

○竹本委員 大臣の時間がないようですから、簡単に三つほど問題だけ言いますから、適当に答弁していただいて結構です。  第一は、日本では国債依存が四割になったというのに財政に対する危機感というものが、大蔵省の収支試算的見地からの危機感はあるけれども、日本の政治の姿勢、日本の経済の全体のあり方、そういうものに結びつけた意味での深刻な受けとめ方が足りないとぼくは思うのです。しかしこれは日本の税金が少しまだよそに比べて負担が低いからみんなのんきに考えておるのか、あるいは日本の政治家がだらしがなくて迎合政治ばかりに忙しくて、ごきげん取りのために予算を幾らでもふくらますということを平気でやれるものだから、そ……

第87回国会 大蔵委員会 第14号(1979/03/20、34期、民社党)

○竹本委員 参考人の皆さん御苦労さまでございます。  森永総裁からまず伺いますが、先ほど松沢参考人は財政の硬直化ということについて相当強く御発言があった。私はいまのインフレ問題は、先ほど来大分議論されましたけれども、これからのインフレの脅威に対して一審しっかりしなければならないものはだれかといえば、財政だと思うのです。財政がしっかりしないで金融にしりぬぐいをさせるようなばかなことばかりやっていては、日銀さんと金融界の皆さんも大変御苦労多いばかりで、しかも効果はない。そういう意味から私は、森永総裁の発言の中には、もう少し財政の節度を守れということについての厳しい注文があってしかるべきだ、それを聞……

第87回国会 大蔵委員会 第18号(1979/04/26、34期、民社党)

○竹本委員 参考人、きょうは大変御苦労さまでございます。  最初に、前田参考人には敬意を表しておきたいのですが、われわれに非常に参考になる研究資料を出していただきまして大変ありがたいと思っています。今後もそうした研究発表はどしどしやっていただきたい。  同時に、マイナスの面ばかりを強調したようになると公正を欠きますから、先生の発表をより権威づけるためにプラスの面もひとつ公平に書いて、バランスシートを出すのはなかなかむずかしいと思いますけれども、御指摘は御指摘として、プラスの面も指摘をしていただきたい。これは要望であります。しかし、いずれにいたしましても先生の研究はわれわれたばこをのまない人にと……

第87回国会 大蔵委員会 第22号(1979/05/23、34期、民社党)

○竹本委員 私が伺いたいことのポイントはほとんど同僚議員から御質問がありましたので、少し向きを変えて伺いたいと思います。政務次官から答えていただけば結構です。  最近、大蔵省がいろいろ考えられるあるいは提案をされるという場合において、大蔵省のことだから当然のことながら、財政優先ということになっておると思うのですね。しかし、大蔵大臣の立場で考えますと、政治が優先をしなければならぬというふうに思うのですね。そういう意味から言えば、たとえば財政優先、赤字財政克服第一主義ということでなくて、福祉国家というならば福祉が優先をしなければならぬ、あるいは教育その他の問題もあります。要するに、財政以上により大……

第87回国会 大蔵委員会 第23号(1979/05/25、34期、民社党)

○竹本委員 大臣にお伺いしたいのですが、いまお話のありましたように、財政に対する危機感、私もその点は全く同感で、これが当面一番キーポイントになる、こう思うのです。  そこできょうは二つ、三つほど簡単にお伺いしたいのですが、第一は、三K赤字ということをわれわれはずいぶん前から言っておったのですが、最近政府も三K赤字の克服ということについてやや熱心になってきた。私は三K赤字というのは、単に赤字対策という問題だけではなくして、やはり日本の政治、経済のあり方、マナーの悪さがそのまま出てきておる、こういう意味において、より広いより高い立場から、その一つとしての三K赤字の克服に取り組みたい、かように思って……

第87回国会 大蔵委員会 第26号(1979/06/05、34期、民社党)

○竹本委員 税理士法改正について、若干の点を質問をいたしたいと思います。  まず、全体としての感じでございますけれども、税理士法の改正というのは、最初に私も申し上げましたが、利害関係が非常に複雑である、利害関係のいろいろな各団体の相互の調整をまず第一に考えてもらいたいということを御要望を申し上げました。そして、その調整がついた上でなければ、この法案はなかなか通過がむずかしいのではないかということもあわせて申し上げましたが、提案というか起草されて以来、大蔵省においてもいろいろと御努力をいただきまして、ともかくも法案がここまでまとまったということについては、大変な御努力であったと思いまして、これは……

第87回国会 大蔵委員会 第27号(1979/06/06、34期、民社党)

○竹本委員 税理士法の改正は長い経過、非常にむずかしい経過があったようでございますけれども、ともかくも法案もまとまり、審議も本日をもって大体終わるという段階になりました。この間における大臣を初め皆さんの御努力に対しましては、私は敬意を表したいと思います。法案そのものも、複雑な利害関係が入り乱れている中で、ともかくもこれだけにまとめ上げていただいたということについても、高く評価をいたしております。  そういう意味できょうは、特に大臣の御出席もありますので、それにもかかわらず、われわれが希望として考えておる問題あるいは心配をしておる問題について、二つほど申し上げて質問にかえたいと思います。  その……


35期(1979/10/07〜)

第89回国会 大蔵委員会 第2号(1979/11/21、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 竹下大蔵大臣、財政危機と言われる今日的な状況の中で、財政再建の大役に任ぜられて大変御苦労さまでございます。御健闘を祈ります。  本日、第一の私の質問、意見を加えながら申し上げますけれども、この間は八十九国会ですか、そうしますと、八十七、八十八の国会等における政府の姿勢を見ておりますと、法案の通過というものに対して熱意が足りない。たとえば八十八国会の際も、最後には、二日、三日というものは、いわゆる積み残しの法案を審議する時間的余裕は十分あった。しかるに、政府は審議をしようとしなかった。あるいは大平さんは、解散をするのには法案を少し積み残しにしておく方がより便利であるというお考えがあっ……

第90回国会 大蔵委員会 第1号(1979/12/05、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 最初に、大臣に要望という形で申し上げておきますが、先ほど提案理由の説明がございました。そこで書いてあることは私も同感でございますが、この改正法律案を「第八十七回国会及び第八十八回国会に提出したところでありますが、遺憾ながら成立を見るに至りませんでした。しかしながら、わが国の置かれている国際的な立場等にかんがみ、この法律案を早期に成立させることが強く望まれるところであります」、こう書いてある。これは私が強く言ってきておるところなんですね。私に言わせますと、あなたはそのとき大臣でなかったわけですから、責任はないかもしれませんが、政府全体としては、八十七回国会以来通すべきチャンスと時間が……

第90回国会 大蔵委員会 第3号(1979/12/10、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 最初に、この委員会の発言時間の問題について伺いますが、私は、議会政治の円満な運営ということについては、常にお互いがエチケットを守ることと一つのルールを守ることが最低の条件だと思います。最近においては質問者の時間が、押しの強い人間は勝手にいつも延ばすというようなことで、気の弱い人間は損をする、こういうことでははなはだ民主的でないと思いますが、時間の厳守ということをもう少し真剣にやってもらいたいと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 次に、最近の新聞でいろいろ問題になっております、先ほどもまた同僚議員から御発言がございました問題について少し触れてみたいと思います。  私は、……

第91回国会 大蔵委員会 第2号(1980/01/29、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 竹下大蔵大臣にいろいろときょうは御注文を申し上げたいと思うのですけれども、大臣が自民党のホープとして大いに述べていただくことを、先ほどのお言葉ではないが、期待と願望を持って御質問いたします。また同時に、日本の財政の再建ということが非常に真剣に大きな問題だと思うのですね。そういう立場でひとつ率直に申し上げますので、御理解をいただきたいと思います。  その本論に入る前に、先ほど大臣の所信表明を聞いておってちょっと驚いたのですけれども、二つほど疑問があります。  その第一は、結びのところですけれども、「本国会に提出し御審議をお願いすることを予定しております大蔵省関係の法律案は、」九件と一……

第91回国会 大蔵委員会 第6号(1980/02/15、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 最初に関税法で、今度も期限を延長するものやら税率を下げるようなもの、数がたくさん書いてありますけれども、全体として関税法の対象となる品目は数にして幾らあるか、それから、その品目の数をもう少し減らすことはできないものか、その二つをちょっと……。
【次の発言】 そうすると、全体としては大体三千五百ということですか。
【次の発言】 関税法の問題につきましては、いろいろ論議が尽くされておるようでございますから、私は少し向きを変えてちょっと伺いたいと思います。  それは、今度も引き下げの努力をされまして、全体で収入が二百五十億円ぐらい減るというような努力をされて、自主的な措置もできる限り講じ……

第91回国会 大蔵委員会 第11号(1980/03/07、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 きょうは若干時間がありますのでいろいろ伺いたいのですが、まず第一に、租税政策を通じて大蔵省は何をねらって努力をされるかという基本目的ということであります。もちろん、税収を得なければならぬという根本の課題もありますが、そういう財政収入を得るという目的と、もう一つは、富の再分配といったような社会公正の問題、さらには社会経済の発展あるいは生産力の発展というような経済政策的なねらい等、いろいろ複雑に絡み合っておると思うのでございます。毎年毎年、租税制度の改正のような法案が提案されるわけですけれども、当面、特にこれから八〇年代の租税政策の基本目標はどこに置かれるか、また、三つなら三つの大きな……

第91回国会 大蔵委員会 第16号(1980/03/26、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 大臣、御承知のように、議会政治というものは税金から起こっておる。代表なければ租税なしという大きなイギリスの政治スローガンがありましたけれども、そういう意味におきましてわれわれの大蔵委員会の任務は大変重大である。特に税の公平化といいますか、公正な租税制度の確立と一たん決めた税を納めるということについてあるいは取るということについてきわめて厳正でなければならぬ、これがわれわれに課せられたまた大きな使命でもある、かように考えておるわけであります。そういう立場からきょうは二、三意見を申し述べてみたいと思うのですけれども、その一つは脱税に関する時効の問題ですね、あるいは税に関する時効の問題、……

第91回国会 大蔵委員会 第17号(1980/03/28、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 参考人の皆さんには、きょうは大変御苦労さまでございます。また、平素は日本の金融機関の責任者として大変な御苦労をいただいておりまして、心から敬意を表します。  さて、先ほど来同僚委員の方々からいろいろと御意見が出まして、もうお尋ねする問題は余り残っていないように思いますが、そこで、私は、前段階の問題として、インフレの問題について一言意見を述べてみたいと思います。  公定歩合が九%に引き上げられましたのも、インフレをいかにして抑えるかという当局の苦心のあらわれの一つだと思います。しかし、油を中心とした海外の輸入インフレその他がありますときに、公定歩合を引き上げたことがどれだけインフレを……

第91回国会 大蔵委員会 第20号(1980/04/04、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 参考人の皆さんには、きょうは御苦労さまでございます。時間も余りありませんし、大体同僚の委員の皆さんからの御指摘がポイントはされておりますので、なるべく重複を避けながら一、二の点を伺いたい。  まず第一は、いまも正森委員からもいろいろ御質問、御意見がありましたけれども、いろいろ議論をいたしますけれども、私は百悪の根源は公債の発行量が多過ぎる、発行条件が不自然だということがすべての根本だと思うのですね。したがいまして、きょうの委員会で参考人の御三人にえらく文句を言って問い詰めてみても、問題は政府に責任があるのだから見当違いになりはしないかと私は若干ためらいを感じておるのです。しかし、せ……

第91回国会 大蔵委員会 第22号(1980/04/09、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 特例法案の審議に際しまして、私はまずいまの日本の財政というものに対して非常に深刻な危機感を持っておるということを一つ強調いたしておきたいと思います。大蔵当局、竹下大蔵大臣を初めとして非常に御苦心の多いことだと思いますけれども、私は日本の経済というものに対しましては一般に言われておるよりも強気に見ておるのです。したがいまして、ことしの経済の成長率等につきましても町で心配しておるよりはより強気に考えておる。しかし、財政に関しては、政府がお考えになっておるよりも二重三重に深刻に考えておるわけです。そういう意味で、きょうは若干時間もありますので、大蔵大臣を初め主計局あるいは理財局あるいは主……

第91回国会 大蔵委員会 第23号(1980/04/16、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 最近、雑誌に「クレージーアメリカ」という見出しがついた部分があった。確かに、最近のアメリカのソ連やイランに対する反応というのは少し過剰反応である、バランスを失してはいないかというような感じを持っております。もちろんソ連のアフガニスタン侵略といい、あるいはイランの大使館に対するいろいろなやり方といい、国際法上も許しがたい問題であることは間違いありませんけれども、これに対するアメリカの反応というのはいささか過剰反応のような感じを持っておる。私がいま問題にしたいのは、その点もありますけれども、その過剰反応を示しつつあるアメリカに対して、日本が少し引きずられているような形を非常に印象づける……

第91回国会 大蔵委員会 第25号(1980/04/23、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 参考人のお三人の方には、きょうは大変御苦労さまでございます。  御質問を申し上げる前に、私ども民社党の考え方をちょっと申し上げます。  電源開発促進税につきましては、物価がどんどん上がっておる、インフレの心配の非常に深刻な時期、そして電力料金が五〇・八三%ですか上がった、その後にまた追い打ちをかけて一・四%かけるということは、インフレ対策からいっても、先ほど来お話しの庶民の生活を守るという立場からいっても、われわれは賛成できない。したがって、少なくとも千キロリッターについて三百円でいかないで二百円にするとか、あるいは時期は少なくともインフレの一番心配のある五月、六月を避けて半年ずら……

第91回国会 大蔵委員会 第26号(1980/04/24、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 私は、日本社会党、公明党・国民会議並びに民社党・国民連合を代表しまして、ただいま議題となりました電源開発促進対策特別会計法及び石炭及び石油対策特別会計法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。  現在わが国は、一次エネルギーの九割近くを海外からの輸入に頼り、さらにその八割以上を石油に依存いたしております。このような石油偏重のわが国経済が、昭和四十八年の第一次石油危機並びに今回の第二次石油危機によって、物価高に不況といういわゆるスタグフレーションにさらされたことは御承知のとおりであります。今後の石油の動向を見ましても、価格、供給の両……

第91回国会 大蔵委員会 第30号(1980/05/15、35期、民社党・国民連合)

○竹本委員 きょうは大臣に二、三伺って終わりにしたいのですが、最初に、IMFにこの聞お出かけになって、その暫定委員会におきましていろいろ御努力をいただいたようでございますが、ある意味においては、われわれが期待しておりました代替勘定の問題で、もう少し前進ができると期待をしたわけですけれどもそうでなかったというようでございますが、いかなる事情によって代替勘定の構想が出発できなかったかという点について、大臣の見たところ、感じたところをお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 国際金融局長おいででございますが、いま大臣からポイントだけを言われたわけですけれども、この問題をめぐって、一つはアメリカの……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 大蔵委員会 第1号(1980/10/14、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 渡辺大蔵大臣には、戦後、財政再建の最も厳しいときに大臣に御就任され、大変御苦労さまで、就任以来の御努力のことも新聞その他を通じて見ておりまして、大いにがんばっていただきたいと思う。口を悪くして言えば、こういう困難なときに大蔵大臣を引き受けられるということはよほどの物好きかあるいはよほどの信念のある人でなければならないと思うのですね。大臣の場合には強い信念を持ってこの困難に当たられるということでございまして、ぜひひとつ最後までがんばっていただきたい。そういう意味で二つほど要望を申し上げたい。  一つは、財政再建についてちょっと私不思議に思っているのだけれども、主体性がはっきりしない。……

第94回国会 大蔵委員会 第9号(1981/03/03、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 財政再建のために渡辺大蔵大臣大変御健闘で敬意を表します。それに関連してひとつ本論に入る前に、要望というか質問等あるわけですが、それは行政改革の問題です。行政改革を思い切ってやれ、またやれば増税しないで済むではないかとかあるいは少なくとも増税の額が半分になるではないか、いろいろな御意見がございます。いずれにいたしましても、中曽根さんが非常に真剣に取り組んでおられることはわれわれも了承しております。役に立たなくなった法律を三百件廃止するとか窓口のサービスをよくするということももちろん大事でありますから、それは一つも否定しませんけれども、現下の財政再建の重要課題から見るならば、要するに行……

第94回国会 大蔵委員会 第13号(1981/03/20、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 私は、きょうは特に主権免税の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、少し振り返ることになりますけれども、昨年外為法の改正が行われましたけれども、その主たる目的は何であったか、また改正の結果、その後における外国の資本のわが国へ流れ込んだ動きというものはどんなものであったか、まずそれを伺いたいと思います。
【次の発言】 ただいま局長から御答弁をいただきましたが、経済がすべてグローバルに国際化する時代でございますから、原則自由のたてまえを今後とも堅持してまいっていただきたい、そのことが、いま問題の多い貿易摩擦その他の部面を考えましても、非常に有利な国際的立場を日本が確保するゆえんである、……

第94回国会 大蔵委員会 第16号(1981/03/25、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 私は、二つの点について総理のお考えを伺いたいと思います。まず第一は、先般の議長裁定に係る所得税の特別減税の問題であります。  この点につきましては、総理からしばしば誠意のある御答弁をいただいております。さらにきょうは大蔵委員会におきまして、その法的担保のための財政法第六条の特例法を採決されるという段取りになりました。したがいまして、特別減税につきましては外側と申しますか、形式的には条件が整ってきたわけであります。この段階において総理から改めてその御決意のほどを伺いたいわけでございますけれども、やはり天下に対する公約でございますし、法的な担保の措置まで特別に講じた問題でございますので……

第94回国会 大蔵委員会 第21号(1981/04/10、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 きょうは珍しく割り当ての時間が非常に多くて、久しぶりに本格的に議論をしようと思っておったわけですが、たまたま大蔵大臣が外国へ行かれるという話が入りまして、腰を折られた形でございますけれども、二つ三つ簡単に十分ばかり大臣に質問をして、後は大臣にはお帰りを願って、あとの方でひとつ質問をさせていただく、こう思います。  ドイツへ行かれるということですから、最初に希望を申し上げますけれども、手前みそになって恐縮ですけれども、ドイツはいま社民党の政権なんですね。したがってわれわれと全く同じ考え方なんです。いかにドイツの経済――あるいは物価安定あるいは労使関係あるいは財政再建への取り組み、ある……

第94回国会 大蔵委員会 第26号(1981/04/24、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 私は民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております法案に対し、またその修正案に対し、反対の討論をいたします。そもそも今回の脱税罰則の強化に関しまして具体的な契機というのは、言うまでもなくロッキード事件であります。したがいまして、ロッキード事件に対してだれよりも怒りを感じておる私どもとしましては、このロッキード事件を契機とする賄賂罪の罰則の強化あるいはそれに関連する一連の法的な体制を整えるということはもちろん賛成であります。総理大臣の諮問機関が答申をいたしましたものを読んでみましても、最後の第四に賄賂罪の罰則の強化その他をうたっております。脱税に関する罰則の強化とい……

第94回国会 大蔵委員会 第28号(1981/05/08、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 銀行法がいよいよ衆議院における最後の審議の過程に入ったと思うのでございますが、この法案がまとまって今日ここに至るまでにはずいぶん長い道のりがあったと思います。その間大蔵省は、銀行局も証券局もあるいはその他の部局も一体になって大変な御努力であった、非常な御苦心があったと思いますので、その点に関しましてはまずもって深く敬意を表しておきたいと思います。  ただ、いずれにいたしましても非常に長丁場でありまして、私が最初に予算委員会で質問したのは七年前、金融制度調査会で答申が出てからでも二年、去年の、法案がややまとまってからでも小一年、そういうことでこれはずいぶん長い方の記録ではないかと思う……

第94回国会 大蔵委員会 第29号(1981/05/12、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 参考人の皆様、きょうは御苦労さまでございます。  銀行法はずいぶん長い間もめましてようやく最後の段階に臨んできたわけでございますが、きょうは時間もありませんので、このできた銀行法に対していかなる点をどう評価しておられるかということを結論だけ各位に伺いたい。あわせて、銀行のこれからのあり方に対するビジョンとしてそれぞれどういうお考えを持っておられるかということを伺いたいと思っております。  ただ、佐々木参考人につきましては原作者という立場もございますので細かいことはやめまして、金融界の大先輩としてこの銀行法が具体的に実施される場合に運用面についてどういう点を特に注意してほしいとお考え……

第96回国会 予算委員会 第19号(1982/03/09、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 まず最初に、私は、この間この国会の大きな課題でございました減税問題をめぐりまして各党の幹部の皆様が非常な御努力をいただいて議長見解にこぎつけていただいた、このことに対しまして、議長並びに御苦労願った各党の幹部の皆様に深甚なる敬意と感謝を表したいと思います。おかげさまで強行採決もなく、また暫定予算も組む必要がなくて、ようやく国会は正常な姿で審議ももう一遍軌道に乗ったということでございまして、私は大変これを喜んでおります。  一部には、今回の議長見解をめぐりまして、玉虫色であるというようなことでいろいろの批判があることも私、承知しておりますけれども、しかし、これは与党、野党それぞれでき……

第98回国会 予算委員会 第18号(1983/03/08、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 きょうは予算の総括締めくくりでございますので、私は各大臣に政治家としての信念に立っての御答弁を要請したい。私の方もメモなんかで細かい質問はいたしません。フリーハンドで政治家としての信念を伺いたい。  まず第一は、私は世界の政治家の中でドイツの前の首相のシュミットさんを非常に尊敬しております。このシュミットさんが最近ドイツの首相をやめられて、いろいろまた世界平和のためにがんばっておられますけれども、世界の新聞を通じて国際世論に訴えをなさっておる。その中に、アメリカの大統領、レーガンさんという固有名詞はなかったと思いますけれども、アメリカの民主主義の頂点に立っておるアメリカの大統領、民……


各種会議発言一覧

30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1964/02/20、30期、民主社会党)

○竹本分科員 私は消費者を守るという立場から一、二の質問をしたいと思います。  消費者は王さまであるということが言われておりますけれでも、実は今日消費者ほど国の法によってその立場を守られていないものはないと思うのであります。 私どもは、今日政府でも福祉国家の建設ということを言っておられますけれども、その福祉国家を建設する過程において一番最初に注意をしなければならぬものは、一番守られていない消費者を守るということだろうと思います。あるいは一般庶民を守ると言ってもよろしゅございますけれども、この法によって守られていない裸の王さま、あるいは裸の主権者、これをいかに守っていくかということは、福祉国家建……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1965/02/25、30期、民主社会党)

○竹本分科員 最初に櫻内通産大臣にお伺いをいたしたいと思います。  最近自民党におきましても、福祉国家の建設を言われますし、また通産省におきましても、消費経済課というものができて御活動願っておるようでございますが、私は、福祉国家の建設ということは、いまの政治の最大の課題であると思います。その中で比較的にいままで保護せられていない立場に立っておるものは消費者であります。この消費者保護ということは、福祉国家建設への一番大きな課題の一つであるというふうに私考えておるのでございますけれども、まず最初に、その消費者保護のために通産大臣としていかなるお考え、御熱意を持っていらっしゃいますか、その点を簡単に……

第51回国会 予算委員会公聴会 第1号(1966/02/21、30期、民主社会党)

○竹本委員 私は、木下先生に三、四の点についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に、デフレギャップを先生はどの程度に見ておられるかということを伺いたいと思います。なおそれに関連をいたしまして、今回の政府の予算の編成に臨みまして、不況の克服と物価高の抑制という問題は、二つの問題ではなくして一つの問題である、問題の根本は社会的なアンバランスにあるということを非常に強調をせられました。私どもは全く同感でございますが、そういう意味から言えば、第二の問題でございますが、先生の御指摘になりました七兆七千七百億円の一般会計その他を入れましての純計は、昨年の一四・五%の増加に比べて、ことしは一三・四%……

第51回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1966/02/28、30期、民主社会党)

○竹本分科員 私は文部大臣に、学生のみならず一般のスポーツの振興についてどういうお考えを持っておられるか、また、どの程度の予算措置をとられておるか、ごく大きなラインだけでけっこうでありますが、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 スポーツの中で、きょうは特にボクシングの問題について私は若干伺いたいと思うのであります。特に、プロフェッショナルなボクシングにおきましては、税の収入あるいは外貨の獲得といったような面も含めまして、非常に最近各方面から奨励をされておるというような形だと思いますが、その関係で、世界のタイトルマッチ等も数多く日本で開催されるようになりました。これは一応喜ぶべきことだと……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1966/02/24、30期、民主社会党)

○竹本分科員 私は、第一に政策の重点、第二に予算の繰り上げ使用の問題、第三には中小企業近代化促進法の問題、この三つの点について簡単にお伺いをいたしたいと思います。  最初の政策の重点化の問題でございますが、これは政府委員の方から御答弁いただければけっこうなんですけれども、現在通産省には内部の部局が幾つあるか、外局が幾つあるか、これをちょっとお伺いいたします。それから概算でけっこうですが、課が全体で幾つくらいあるか、それだけ伺いたい。  同時に、大臣にお尋ねいたしたいことは、昔の大政治家であります野田卯太郎――野田大塊先生が大臣になられたときに、こういうことを言われたということを聞いて感心をいた……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1967/04/24、31期、民主社会党)

○竹本分科員 私も、いま猪俣委員が御質問になりました問題について、同じように国民に誤解を与えてはならないといった心配から、二、三の質問をいたしたいと思います。重複しないように簡単に要点をしぼってお尋ねをいたしたいと思います。  第一点は、大体食管の関係の運搬費というものが百五十億円前後になるだろうと思いますけれども、消費者米価の値上げでいろいろ問題が起こっておるこの際、それを節約するために農林省としてはいかなる検討と努力をされたか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 会計検査院にひとつお伺いをいたしますが、先ほどもお話がありましたように、消団連の大会等において、あるいはその他においても、……

第55回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1967/04/25、31期、民主社会党)

○竹本分科員 最近値下げ競争が非常に深刻になっておりますし、また、自由化を前にして大企業のシェアの拡大競争が非常に深刻になってまいりました。そのしわ寄せと犠牲を受けるのが中小企業であるという立場から、私は、そういう大企業の巻き添えを食って中小企業が非常に苦しい立場に立っておるが、いかにこれを守っていくのかということに焦点をしぼって、きょうはその対策をお聞きしたいと思います。  せんだっての朝日新聞にこういうのが出ておりました。合成洗剤の業界は値下げ騒ぎで大ゆれである、乱売戦を始める気配で中小業者は大手の進出に反発をしておるということが見出しで出ております。その中にこういったことばが一つ入ってお……

第56回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第4号(1967/11/22、31期、民主社会党)

○竹本小委員 時間がありませんから、一、二簡単に申し上げます。  桜田先生に、一つは金利の自由化、賛成でございますが、先ほど来御指摘のありました、GNPの内容を変えていかなければだめだ、このままでいくと第三次ばかり伸びていくのじゃないかとか、あるいは自己資本の比率の問題についても問題がありましたが、いまの日本の経営者の自覚、責任感、能力、全部がりっぱな方ばかりじゃないものですから、それで、そういうGNPの内容を変えていったり、自己資本比率を高めていったりする国家的な要請にどういうふうにしてこたえ得るであろうかということが一つ。  次には、労働力不足が決定的な問題でありますが、桜田先生はいろいろ……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1968/03/13、31期、民主社会党)

○竹本分科員 私は三つばかりお尋ねをいたしたいと思います。  第一は円の切り下げの問題でございます。これは私はないと思いますし、またあってはならぬと思っております。しかしながらこれについて外国、イギリス等に非常にたびたびうわさが流れておる。また日本でも、われわれが地方に参りましてよく質問を受けるようになりました。そういう意味で、この際長官のお考えを明確にひとつお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 長官から非常に心強い御発言をいただきまして、私もそう願っております。しかし問題はなぜそういううわさが流れるかということについて、やはりわれわれは反省をしなければならぬのじゃないか。あるいは参……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1968/03/14、31期、民主社会党)

○竹本分科員 最初に、通産大臣に簡単にお伺いいたしたいのでございますけれども、それは、けさほども新聞をにぎわしておりますが、ヨーロッパにおける金戦争、ゴールドラッシュであります。これがためにポンドもドルも大騒ぎしておるし、欧州市場は一大混乱におちいっているというわけであります。きょうは時間がありませんので、この問題に立ち入ってやろうとは思いません。また私自身はポンドをもう一回切り下げることがないように実は願っておる。また、ドルの切り下げに追い込まれることのないようにも希望をいたしております。しかし、これは希望であって、はたしてそれに成功するかどうかは、今後の各国の動き、特にアメリカの努力に多く……

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/03/12、31期、民主社会党)

○竹本分科員 大臣が見えるまで簡潔にお尋ねをいたしますから、ひとつ簡潔に答えてください。  ケネディラウンドが実施された場合に、中共貿易関係においてはいかなる差別というか、結果において格差が出てくるかということが一つ。それから次には、関税定率法の改正等の手段で、大豆や銑鉄についてはこういう救済措置を講じようというお考えのようであるけれども、それでどの程度に完全に救済されるのかどうか。並びにその他のものについては、救済がされない残ったものについては、どうするおつもりであるか、それをお聞きしたい。
【次の発言】 いや、中共関係だけでよろしい。どれだけの差別になるかという具体的な点。

第59回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1968/09/20、31期、民主社会党)

○竹本小委員 二つほど伺いたいと思いますが、一つは、政府関係金融機関は大体民間金融に対して質的補完をするんだ、こういうお考えだと思うのですけれども、これからはだんだん政策のリーダーシップが大事になりますから、質的な金融の面は重点を置かなければならぬ。結局政府関係金融機関は現在そのシェアが一割以下ですね。それをどのくらいまでふやすべきか、あるいはふやさないでいいのか、いい場合にはどういうふうにすればいいのか、その点についてのお考えを一つ。  それからもう一つは、インフレは世界的だと思うのです。日本も大体定期預金の金利よりも物価のほうがだんだんよけい上がっていく。こういうインフレの波に対して預金者……

第61回国会 予算委員会公聴会 第1号(1969/02/21、31期、民主社会党)

○竹本委員 私は主として矢島先生に若干の質問を申し上げたいと思います。  先ほど、先生から、日本の財政の今日的課題について数項目にわたって御指摘がございました。私はそうした問題に入る前に、財政の基本的な姿勢といいますかあり方について、特に先生の御意見を伺いたいと思うのであります。  それは、財政において一番大切なことは、長期的な視野に立った一貫性と総合計画性であろうと思います。この長期的な計画性というものがなければおよそ日本の、先ほども御指摘がありました経済の安定的な成長とか、計画的な運営というものは不可能になってしまうわけであります。そうした中において一番残念なことは、日本の財政というものは……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1969/02/26、31期、民主社会党)

○竹本分科員 私は二つほど問題をお尋ねいたしたいと思いますが、まず最初は、印刷工業の構造改善その他についてであります。御承知のように、印刷工業は昭和三十九年ですか、近促法の業種指定を受けて、手動印刷機の自動化については大きな成果をあげております。しかし、最近におきましては、御承知のように、コンピューターまで使って印刷をやるというように、非常に技術革新がこの分野においてはおそるべき勢いで進んでおるわけであります。この技術革新に取り組んでいくという姿勢を必要とする中で、わが国の非常に数が多い、そして零細企業に多い、この印刷工業の構造改善については、政府はどういうような考え方を持っておられるか。  ……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1969/02/28、31期、民主社会党)

○竹本分科員 私は、主として大型合併と消費者保護の問題で質問をいたしたいと思います。  最初に経企庁長官にお尋ねをいたしたいのでありますが、今回新聞で騒がれておる八幡・富士の合併について、経企庁長官としてはどういう受けとめ方をしておられるか、どんな感じでおられるかという所感を、まず伺いたいと思う。
【次の発言】 私も、大体同じような感じを持っておるのですけれども、国際競争力を強化しなければならぬということでございますが、一つは、合併しなくても国際競争力はあるではないかということについての長官の御意見はどうか。  それから、時間がありませんから要約して申し上げますが、寡占価格を構成して消費者に非……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1969/02/26、31期、民主社会党)

○竹本分科員 きょうは、二、三の点について質問というか、あるいは希望と申しますか、そういうものを申し上げてみたいと思います。  第一点は、外交にはいろいろの任務が課せられておるわけでございますけれども、これからの国際経済、社会の動向を考えてみます場合に、そのうちの最も大切なものの一つとして、経済外交というものがあろうと思うのであります。  そこで、経済にお詳しい外務大臣のことでございますので、特にお伺いをするわけですけれども、私が特に力を入れてお聞きしたいのは、経済外交の積極的展開のために、予算措置を今回どういうふうにとられておるかということが一つ。  それから、その中身に関連いたしますけれど……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1969/02/27、31期、民主社会党)

○竹本分科員 世界各国の経済が、経済の国際化と、きびしい経済戦争のあらしの過程にこれから入っていくと思います。そういうあらしの過程の中で、日本の経済も従来のやり方を一てきいたしまして、新しい決意と新しい構想で、このきびしい経済競争あるいは経済戦争に立ち向かっていかなければならぬと思うわけであります。そういう意味で、最近の大型合併の問題も、私はそれに対処しようとする一つの努力であると思っております。これとあわせて、わが国の一つの悩みであります資本コストをいかに切り下げるかということも、やはり新しい段階で新しい決意と構想を要請する重大な問題ではないかと思いますので、最近問題になっております時価発行……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1970/03/12、32期、民社党)

○竹本分科員 私はボクシングの問題について、特にボクサーの健康管理の問題、プロボクシング自身の一般的な規制の問題について御質問いたし  たいと思います。  御承知のように、日本におけるボクシング熱も非常に高まってまいりまして、いまでは世界チャンピオンが二名おるとか、東洋チャンピオンが三名おるとかといったようなことで、たいへん盛んになってまいりました。ジムも、聞くところでは百二十あるということであります。この間まではファイティング・原田とか海老原とか、いろいろ世界的な有名な人もおりました。いまではテレビでも、日本テレビ、フジテレビ、TBS等を見ると、週に一回は放送しておるし、しかも、世界タイトル……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1970/03/16、32期、民社党)

○竹本分科員 私はいろいろ伺いたい点がありますけれども、官房副長官まだお見えになりませんが、山中長官なら何でもお答えできるはずですから、そういうことでひとつ二、三の問題をお伺いいたしたいと思います。  まずその一つは、現在内閣においては情報の収集についてどういう機能を持ち、構想を持っておられるかということであります。特に内閣の調査室と総理府の広報室と二つありまして、そのほかに報道室というのがあるわけでございますけれども、情報宣伝というようなものは、本来一元化しなければならないものであるという点が一つの問題点ではないか。特に私は、政治というものは情報が一番大事だ、ことに日本のこれからの七〇年代に……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1970/03/11、32期、民社党)

○竹本分科員 私は、二つばかりの問題にしぼって、厚生大臣並びに厚生省の御意見を承りたいと思います。  内田さんが厚生大臣になられてから、非常にがんばっておられるので、大いに敬意を表しておりますが、一番大事な部門でございますので、さらに大いに努力をしていただきたいと願っております。  一つの問題は、看護婦の問題でございますが、現在における看護関係に従事しておる人がどのくらいおって、そして、よく看護婦の不足が叫ばれますけれども、どういうふうに不足しておるのか。その辺をひとつ伺いたい。
【次の発言】 いまの数字の中には、病院のほかに開業医等における不足も入っておりますか。

第63回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1970/03/17、32期、民社党)

○竹本分科員 私は二つの点について御質問をいたしたいと思います。一つはただいま御質問がありました再生資源取り扱い業の問題でございますが、通産省は、昨年の春以来この問題の研究に着手して、すでに調査の中間報告をまとめておられるようであります。くず鉄や故紙の集荷等の価格調整の必要を認め、かつ指導しておられる、そういう立場で私が伺いたいのは、末端の集荷機能に対してこれからどういうふうに指導していかれるかという問題であります。中間報告にもありますように中間集荷機能であるいわゆる立て場業者というものが大体一万五千軒、そのもとで働く、買い集める人が七万六千人、こういうふうにやっておられますし、また国民金融公……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1970/03/16、32期、民社党)

○竹本分科員 私は簡単に二つの問題について特に要望を申し上げたいと思います。一つは通勤手当の問題、一つは関税の問題であります。  通勤手当につきましては、御承知のように、所得税法で一般の通勤者について、通常必要であると認められる部分については非課税ということになっておるわけであります。問題は、今日交通機関も発達したと申しますか、あるいは住宅事情が非常にむずかしくなってまいったと申しますか、諸般のいろいろな関係から、従来の考え方だけでは間に合わないのではないかという感じを私は持っておるわけでございます。一般の交通機関、自転車、原動機つき、それぞれ現行法ではどうなっておりますか、まずひとつお伺いい……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1970/12/04、32期、民社党)

○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、現下の重大問題である公害の問題について、若干の質問をいたしたいと思います。  まず最初に、総理大臣にお伺いいたしたいのでありますけれども、総理、四選をされまして、おめでとうと申すべきか、御苦労さまと申すべきか、たいへんなことだと思いますが、この四選の過程の中で、これだけはやっておきたいということが二つなり三つなりあるはずだと思います。そのことをまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 総理から明確な重点をお示しいただけるかと思いましたけれども、いままでの姿勢に事新しくつけ加えるものはないかのようなお話でございました。私は、その意味では非常にこれ……

第65回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1971/05/10、32期、民社党)

○竹本委員 最初に今野先生にちょっとお伺いしたいと思います。  それは、私がずっと前に読んだ本で、いま著者も忘れてしまったのですけれども、金本位制が論ぜられたあとを受けてですけれども、もうこれから先は金本位制ではだめだということから説き起こしまして、結論は、経済の発展というものは輸送、交通というものが決定的な条件をなすのだ、したがって将来、つまらない、あるいは無原則なインフレを押えるためには、経済の実態を一番あらわすものは輸送であるから輸送本位制にしろ。アメリカの書物でございましたけれども、そういうものを読んだことがある。  自来、私は輸送という問題について目を少し開かしてもらったわけでござい……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1971/02/25、32期、民社党)

○竹本分科員 私は、昨年の三月十七日でありましたか、予算委員会分科会におきまして、印刷工業並びに再生資源の取り扱いにつきまして、産業政策の面から御質問をいたしました。その双方につきまして、宮澤通産大臣及び関係当局の局長さんから、きわめて前向きな政策実施のお約束をいただいたわけであります。それから約一年経過いたしまして、双方の業界をめぐる経済環境にもいろいろの変化がありました。そこで、きょうは昨年の分科会の継続といった形で二、三の問題について御質問を申し上げてみたいと思うわけであります。  第一に、中小企業一般の構造改善事業についてお伺いいたしたいと思います。政府の御努力によりまして、この関係の……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1971/02/24、32期、民社党)

○竹本分科員 私は外務大臣に地位協定の問題についてお尋ねをしたいと思います。  念のためにポイントを若干御説明をいたしますが、現在LSTが動いているのが大体二十一隻くらいあるようでございますが、それに乗り組み員として乗っておる人が大体千百名おる。その千百名の人たちに所得税や住民税をかけるかかけないかという問題を中心にしていろいろ承ったり調査をしてみると、それぞれの省で意見がばらばらに違っておる。これは日本の政府としてたいへん重大な問題でありますので、実は内々にも協議し相談もしてまいりましたけれども、さっぱり進展を見ないということでやむを得ず本委員会において外務大臣も御出席をいただいておることで……

第66回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1971/09/16、32期、民社党)

○竹本小委員 時間の制約があるようですから、私はまとめて四つ伺いますから、簡単でけっこうですから御答弁を願いたいと思います。  第一は、為替銀行のドル売りの額はどれくらいと見ておられるかということです。  それから二番目は、日銀のドルの買いささえというものは、買いささえが最後まで成功するという見通しがあるときにだけ私は正しいと思うのです。ところが今度のように、ちょっとやってみてもうさっぱりだめになるというようなことであっては、その間に、先ほど堀委員から御意見も出ましたように、為替銀行の損失を肩がわりするというような効果はあったかもしれない。しかしそれはまた国民にそれだけの損失を与えるということ……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1973/03/07、33期、民社党)

○竹本分科員 私は、防衛施設周辺の土地の問題について若干の質問をいたしたいと思います。特に、その周辺の土地を国に提供した、その土地提供者の譲渡益に対する税金の問題が中心でありますけれども、これは単に大蔵省の問題ということでなくて、一体、防衛施設庁としては、その周辺の土地の所有者、特に中小企業の業者等の立場に対してどれだけの理解を持っておられるかということを中心にお伺いいたしたいと思うのであります。  御承知のように、今日の税制では、個人または法人がその所有地を防衛施設の用地として買収してもらった。そして代金を受け取ったときは、その代金でこれにかわる代替資産を獲得する。その場合に、前の土地を売っ……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1973/03/03、33期、民社党)

○竹本分科員 私は中小企業の問題を中心に二、三お伺いをいたしたいと思います。  大臣もよく御存じのことと思いますけれども、最近における中小企業は、内外において非常に困難な条件が山積をいたしております。あるいは労働力の問題もありますし、自由化の問題も、開発途上国の追い上げの問題もありますし、特に最近におきましては、円切り問題もあれば、また商品投機に関する規制の法律をつくろうという問題も前面に出てきておるように、原材料の入手というものが非常に困難になりまして、中小企業の苦しさというものは一段と深刻さを増してきておると思うのであります。そうした点におきまして、大臣は、現在中小企業の原材料入手難という……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1974/03/05、33期、民社党)

○竹本分科員 私は、最初に経済見通しの発表の形式の問題ですけれども、要望をかねてちょっとお伺いしてみたいと思います。  日本の政府が発表する白書がいろいろたくさんありますし、あまりたくさんあるので、白書の白書が必要であるという人さえおるぐらいにたくさんある。しかしその大部分は、みんな過去を振り向いている、うしろ向きの白書である。その中で前向きのものといえば経済見通しではないか、こういうふうに思うわけですが、そういう意味で、経済見通しというのは非常に大事で、これをたよりにして国の経済全体が動いているといっても過言ではない、かように思うわけです。ところが残念なことには、いまもいろいろ御議論がありま……

第75回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1975/06/27、33期、民社党)

○竹本小委員 それでは、一つは銀行法の改正についてでありますけれども、いままで諮問に対する姿勢の問題を中心にいろいろと同僚議員からも質問があったところでありますが、最近における銀行の姿勢というものが社会的ないろいろ厳しい批判を受けておる。  一つは、目減りの問題で目減り補償ということだったけれども、いつの間にかわけのわからないものになっておる。実際は四十八年、四十九年の厳しいインフレ過程における目減りをどう補償するかということが問題だったのだけれども、これから一〇%の福祉定期預金をつくるというようなことでごまかしておる。  それからもう一つの問題は、いわゆるもうけ過ぎの問題で、最近は経済が不景……

第77回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1976/06/11、33期、民社党)

○竹本小委員 参考人、御苦労さまでございます。  どうもいつも佐々木さんに苦言を呈することが多くて恐縮なんですけれども、本当は大いにほめたたえたいと思うのだけれども中間報告を読んでみると余りそういうところがないのですね。そういう意味で要望事項を中心に申し上げます。  第一は、七つの検討項目を挙げられておるそのうちの一つの項目の、しかも中間報告であるということでございますから、これに余り大きな期待を持ったり、理論的にかれこれ言うのもどうかと思う点、確かにあります。しかし、全体のにおいというか香りというか、意欲というものは紙一枚の中にも出るものですね。そういう意味から言って、この中間報告を受けた私……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1977/03/11、34期、民社党)

○竹本分科員 政府の、特に総理の最近の演説、御答弁等を聞いておりますと、日本の経済の回復はおおむね順調であるというような見解を表明しておられる。しかし私どもは、景気の回復は腰が弱い、そんなに政府の言われるように順調な回復はしていない、こういう考え方に立ちまして、先般来も、予算の修正にまで発展する減税の問題、あるいは社会保障の充実強化の問題について努力を重ねてきたつもりであります。  しかし、実際問題として、景気の回復が非常にスローであり、あるいは足踏みでありますので、いよいよ公定歩合の引き下げをして景気を刺激しようということになりました。大体、経済というものの指標としては、まず庶民の経済状況を……

第80回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1977/03/15、34期、民社党)

○竹本分科員 私は、きょうは質問ということではなくて、私が最も信頼をしておる経済に明るい経済企画庁長官に、経済政策のあり方について少しお願いをしておきたいということであります。  私は、日本の政治あるいは経済というものには、政治性と科学性が足りないと思うのです。ステーツマンシップと科学的なデータに立った施策が足りない。政治性と科学性が足らない。京都の哲学者田辺博士の本に「政治と科学の間」という本がありますが、政治も政治性、科学も科学性、ともに足りぬのではないかという点を、いつも心配をいたしておるのです。それが経済運営の面にはどういうふうにあらわれておるかという点について、私は前から日本の政治あ……

第80回国会 予算委員会第六分科会 第2号(1977/03/12、34期、民社党)

○竹本分科員 私は大臣に、余り質問ということにならぬかもしれませんけれども、要望を中心にして申し上げてみたい。  まず第一に私は、日本人というものは民族としては非常に優秀な民族であると思っておるのです。戦争中、戦後、アメリカ人にかなわないか、あるいはドイツ人の科学的な水準には追いつかないかといろいろ比較をしてみたつもりでございますけれども、結論として日本の国民はどの国にも負けないぐらい優秀な民族であるという信念を持っているわけです。  ところが、敗戦のショック、戦後のいろいろな混乱の中でそれがだんだんたがが緩んでおるわけでございますが、松下幸之助さんの何か書いたものを読んでみると、玉みがかざれ……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1978/03/01、34期、民社党)

○竹本分科員 私は教育に関して私が日ごろ考えておることについて大臣に二、三お伺いをしたいと思います。  第一点は基礎学力の低下という問題なんですが、やはり全人教育とかいろいろな問題がありますけれども、しかし学校というものは学ぶところなんだから基礎学力をつけるということが最大の課題である。そしてまた基礎学力をつけるという過程において人間形成という問題も幾多の期待ができる、そういう意味で、どちらかというと基礎学力を大いにつける、また学校生活においては大いに厳しく鍛え上げるということに私は賛成なんですが、そういう立場から、一つは最近文部省において学習指導要領を改められて、そして量が多過ぎるというので……

第87回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1979/06/21、34期、民社党)

○竹本小委員 先ほどは、金融制度調査会でまとめられました銀行法の改正に関する資料をいただきました。したがいまして、二、三銀行法の問題も質問をしてみたいと思っております。  まず最初に、銀行法の改正を最初に私が予算委員会で質問いたしましたのは、三木内閣ができたときでございまして、四十九年十二月の末であります。あれから当局を初め調査会においては非常に真剣に取り組んでいただきまして、あれだけのものをまとめていただいた、その間の努力に対しましては高く敬意を表したいと思います。のみならず、ディスクロージャーを初めとして目的規定その他、今回の改正案に盛られた内容を見てみますと、相当に前向きの姿勢が打ち出さ……

第87回国会 予算委員会公聴会 第1号(1979/02/10、34期、民社党)

○竹本委員 公述人の皆さん、大変きょうは御苦労さまでございます。  私は、主として宍戸公述人にお伺いをいたしたいと思います。  と申しますのは、日本の経済政策を見ておりまして、一つは、最近の段階においては経済問題はおおむねすぐれて政治問題になっておる。特にまた、政治問題は国際政治とのつながりを考えないでは解決ができないようになっておる。そういう点に対する認識不足が日本の経済政策を次々に失敗をさしておると思うのですが、そういう観点から、時間もありませんので三つほどお伺いいたしますので、簡潔にお答えをいただきたい。  第一は、国際通貨の安定と日本の雇用の問題でございますけれども、御承知のように、去……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1979/02/28、34期、民社党)

○竹本分科員 大臣のお話を具体的に承るのは、私としては最初の機会でございますので、基本的な問題について二、三伺ってみたいと思います。  日米関係は基本的にはもちろん非常に結構な方向をたどっておると思いますけれども、特に貿易関係その他は非常にうまくいっていないような感じを受ける。特に最近の新聞紙等で見ますと、御承知のように輸入課徴金でもかけようという空気が非常に強い。しかも、それは単に新聞のニュースということだけでなく、問題は非常に深刻でございまして、御承知のようにアメリカの政府は、アメリカの世界経済における地位といったようなものも相当正しく理解しておる。連邦準備制度のミラー議長にも私ども去年、……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1979/02/27、34期、民社党)

○竹本分科員 二つほど私は大臣にお伺いしたいと思うのです。  まず最初に日米経済協力関係の問題でございますが、外務大臣として東京ラウンドはいつごろいかなる形においてまとまるであろうとお考えになっておるか。どうもだんだんにこれが延び延びになっておりますし、いろいろな問題もまた横から出てきておるようでございますが、大臣としてのお見通しをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 次に、これと関連をするのですけれども、来月ブルメンソール長官が日本に見えるということになっておるようでございますけれども、その際に――日本の貿易の黒字あるいはアメリカの赤字の減少のテンポが少し遅過ぎるということに対するアメリカのいら……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1979/03/01、34期、民社党)

○竹本分科員 三つばかり簡単にお伺いいたしたいと思うのです。  文部大臣はかねがね特異な風格を持っておられるということで大いに敬意を払っておるわけです。  そこで、これは私の持論でもありますし、前の文部大臣にも言ったことがあるのですが、実現しなかったのですが、その一つは、国会が始まりますと政府が施政方針演説をやりますね。この場合に、一番大切な精神文化の面について、総理大臣がたまに触れることがありますけれども、その程度で終わっておる。もちろん、私は経済を専門にしておりますから、経済が大事なことはよくわかるのですけれども、より以上に大切なものは精神文化の問題である、思想の問題である。したがいまして……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1979/12/26、35期、民社党・国民連合)

○竹本小委員 佐々木参考人はきょうは御苦労さまでございました。時間もありませんので、三つ四つポイントだけ伺いますので、簡単に御答弁いただけばありがたいと思います。  第一点は、銀行法の改正の問題が取り上げられましてから金融制度調査会で非常に重要な問題としてあらゆる面から御検討いただいたようでありますが、結論的に申しまして、非常に時間が長かったような感じがするのです。それだけ真剣に論議していただいたということはありがたいことでございますけれども、金融情勢その他、問題を出されたときから考えますと、ある意味においては情勢はすっかり変わってしまったと言ってもいいくらいに客観情勢も激変しましたが、調査会……

第91回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1980/03/04、35期、民社党・国民連合)

○竹本分科員 伊東官房長官とは久しぶりの対話でありますし、また長官のお人柄その他から非常に将来を期待申し上げておりますので、きょうは率直なところを少し申し上げてみたいと思います。  世の中では大事なものほど忘れられたり軽んぜられたりすると思うのですね。いまも公務員の問題、役人の問題が大分議論になりましたが、私は、いまの世の中で一番大事なものは、職責上大臣の地位だと思うのですね。そこできょうは政治家、特に大臣の任命というような問題について少し意見を申し述べてみたい。残念ながら、実は大蔵委員会において関税法の採決の時間が迫ってまいりまして、ゆっくりお話がで書なくて申しわけないのですが、結論だけを少……

第91回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1980/03/04、35期、民社党・国民連合)

○竹本分科員 私は、きょうは主としてインフレ問題についてお尋ねしたいと思います。  最近はインフレの問題が新聞でも大変騒がれるようになりました。輸入インフレという言葉もあるし、ホームメード・インフレという言葉も言われておる。ごく最近では政治インフレという新しい表現まで出てきた。これは宮津さんが経済企画庁長官時代に私も質問したことがありますが、インフレになるとかならないとかいう前提として、一体インフレとはどういうことを意味するかという定義、考え方というものを決めておかなければ、インフレになるとかならないとか言ってみても議論にならない。そういう前提として、長官、現在日本においてインフレという場合に……

第91回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1980/03/07、35期、民社党・国民連合)

○竹本分科員 私は二つ、三つ質問をいたしたいのでございますが、まず第一は、外務省が最近発表された「国際情勢の近況」という資料がございます。大臣はこれは目をお通しになりましたか、ちょっとそれだけお聞きしたい。
【次の発言】 私は、経済問題もそうでございますけれども、特に外交の問題においては情報を集めるということが一番大事だと思います。一つの哲学、ビジョンがなければならない、そしていよいよ実行となれば勇気がなければなりませんけれども、その間に情報という大きな役割りがあると思うのですが、ビジョンがあっても情報がなければ困るし、情報があって決断を下しても勇気がなければ困ります。  きょうは、特に情報の……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1980/10/23、36期、民社党・国民連合)

○竹本小委員 参考人にはきょうは御苦労さまです。佐々木さんには金融制度調査会の会長として大変御苦労を願いまして、銀行法改正に関する答申を出された、大変御苦労だったと思って御努力に敬意を払っております。特にその結論も、いま堀先生からも御指摘がありましたような非常に重要な問題はうまく逃げているという面もあるかもしれぬし、また慎重に避けているという配慮もあったと思いまして、その点は残されておりますけれども、ともかくも現段階において、理想を言えば切りがありません、一通りまとまった答申を出していただいたと私は感謝をいたしております。  そこで、まずその後の答申の取り扱いについてでございますが、いま銀行と……

第93回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1980/12/05、36期、民社党・国民連合)

○竹本小委員 参考人の皆様、きょうは大変御苦労さまでございました。感謝をいたしております。  時間が非常にないようでございますから、私はお一人、お一人に簡単に御質問をいたしたいと思います。大体承っておりますと、お三人の方はそう意見が違うわけではないので、重複を避ける意味も含めまして、まず谷村さんからお伺いしたい。  先ほど来御議論がありますように、銀行法改正は五十年ぶりということでございます。私自身としては、五十年間も大蔵省は何を考えておったんだという意味で、問題意識が少し鈍くはないかということを従来言っておるわけです。そしてまた、いまお話をいろいろ聞いておりますと、大事な銀行法の運用の問題に……

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第3号(1982/07/08、36期、民社党・国民連合)

○竹本小委員 希望をちょっと申し上げたいが、よろしゅうございますか。  資料の点につきましては、大体もうこれで前後二、三回の会合で出そろったと思うのです。そういう意味で、ぼつぼつ本論に入るべきではないかということであります。ところが本論に入ります場合に、私自身ですけれどもちょっと弱っておる面は、一つは、最近大蔵大臣が言っていることがよくわからない。どういうお気持ちで、どこへ向かっているのか、私にはよく理解ができない。それから第二に困った問題は、臨調さんが行革大いにやれとおっしゃる。私どもは最も熱心に臨調に支持を送っておる党だと思っておりますが、しかしそれにもかかわらず、たとえば増税なき財政再建……

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第7号(1982/09/29、36期、民社党・国民連合)

○竹本小委員 いいです。

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第10号(1982/10/28、36期、民社党・国民連合)

○竹本小委員 同感です。

第96回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第11号(1982/11/19、36期、民社党・国民連合)

○竹本小委員 いまいろいろ御説が出ているわけですけれども、私は結論的に、減税の問題は事務的処理では解決ができない、やはりこれは高度に政治判断を必要とする政治的決断の問題であるという取り組みでなければならぬというふうに思っております。いま正木さんからいろいろ御提言がありました。僕も大部分賛成ですけれども、政治的決断ということにはそういうことも含めて考えなければ、減税の問題は取り組めないという意味において賛成であります。  ただ、平林さんから御提言がありましたように、臨時国会も近づいておるんだから、この辺でぼつぼつ一つの詰めというよりも結論を出すべきではないかというふうに、さらに積極的に私は思って……

第96回国会 予算委員会公聴会 第2号(1982/02/13、36期、民社党・国民連合)

○竹本委員 公述人の皆さん、本日、大変御苦労さまでございます。時間の制約がありますので、私は、金森公述人を中心に二、三お伺いをしてみたいと思っております。  金森さんの積極的な経済論には、私は非常に共感を覚えているわけでございます。きょう、いろいろと先ほどのお話も承っておりまして、大変わが意を得たりという感じが多いのでございますが、お話のメモをとりましたので、その順に再確認をしていきたいと思います。  その前に私は、金森さんがスウィージー博士と議論をされたのを読んだことがありますが、きょうお述べになりました日本経済の貯蓄率、生産性あるいは労使関係、そういうような日本経済の強みというものも、その……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1982/02/27、36期、民社党・国民連合)

○竹本分科員 私は、まず最初に、大蔵大臣が現下最大の、また最も困難な課題、財政再建を一身に背負って毎日御健闘をいただいておる、大変な御苦労であろうと思いまして、心から敬意を表します。  きょうはちょっと向きを変えまして、円高の問題を中心に申し上げてみたいと思うのですが、その前に江崎さんがアメリカに行かれまして帰られるというので、ちょっと最近私が感じておることを申し上げたいと思います。と申しますのは、予算委員会ではでに議論をするときには、話が大げさになりましてしんみり話ができないという面もありますので……。  私が最近感じておりますことの一つは、日本にはやはり国際感覚、外交感覚というものが足らな……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1982/03/01、36期、民社党・国民連合)

○竹本分科員 私は、外務大臣に三つほど質問をいたしたいと思います。  第一は、最近問題になっております行政機構改革の問題に関連して一つだけ伺いたいのですが、行政改革を行財政改革と言って、いつの間にか内容がはっきりしなくなった。また、赤字国債を五十九年度にゼロにするということが財政改革の中心的あるいはすべての課題であるかのごとくに最近誤解をされておる。しかし、私は厳密な意味において言えば、行政機構の改革と、それから財政の再建もしくは財政改革と、さらに赤字国債をゼロにするという問題は、それぞれ関連はありますけれども、本質的には別の問題である、それを混乱させておることに非常に大きな悩みや矛盾があると……

第97回国会 大蔵委員会減税問題に関する特別小委員会 第1号(1982/12/24、36期、民社党・国民連合)

○竹本小委員 新しく小委員会が設置されましたし、われわれの敬愛する小委員長ができましたから、本来ならば大いに真剣に取り組んでいくべきことについて異論はありません。しかし、私はちょっと疑問を持っておりますから、その点を述べさせていただきたいと思います。  と申しますのは、議長見解に基づきまして、国民的要望である減税の問題について超党派あるいは国家的見地に立ってお互いが議論することは非常に有意義で、大変有効なパターンだと思って私も非常に期待をいたしました。しかし、その後の経過を見ると、必ずしも十分の成果を上げていない。議長の方からも何とか結論を早くつけろというような催促があったやに聞いておりますが……

第98回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1983/03/04、36期、民社党・国民連合)

○竹本分科員 内外の情勢が大変厳しいときに、谷川さん大変重要なポストにつかれまして、まずもって御健闘を祈ります。  御承知のように私ども民社党は、防衛の問題につきましては、そういうものは一切要らない、非武装でいこうという考えでもありません。また、日米安保問題につきましても、それが果たしておる現実的な役割りというものは、一応正しく評価しておるつもりであります。そういう立場でございますが、同時に、防衛費というものは幾らでもふやしさえすればよろしいという立場ではありません。また、外交、防衛の姿勢というものも、強気でさえあればよろしい、それが国を守る唯一の方法だとも考えておりません。そうした立場で、二……

第98回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1983/03/04、36期、民社党・国民連合)

○竹本分科員 内外の時局がまことに重大なときに安倍さんには外務大臣の要職につかれまして、大変御苦労さまでございますが、御健闘を祈り上げます。  本論に入る前に、一言これは外務省にお礼を言いたいのですけれども、私は櫻内さんが外務大臣のときにこの分科会におきまして、MRAというのを大臣御存じかと思うのですが、その運動にもう少し外務省が熱意と関心を持ってほしいということを実は要望いたしました。と申しますのは、あすこに出ておる人は外国、イギリス、ドイツを初めとして相当の影響力のある、しかも指導者の方々ばかりである。そして、飯も一緒に食べながら非常にざっくばらんな対話のできる最もありがたい舞台である。私……

第98回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1983/03/04、36期、民社党・国民連合)

○竹本分科員 まず塩崎長官に、内外の情勢の一番苦しいときに、国民生活、国民経済に最もかかわりの深い経企庁長官に御就任になりまして、おめでとうを言う前に御苦労さまを申し上げ、御健闘を祈りたいと思います。  いろいろお尋ねしたいこともありますが、時間の制約もありますので、二、三にしぼって申し上げます。  まず第一は、経済の回復なくして財政の再建はない、私は減税小委員会においてもそのことを言ったのでございますが、大変失礼な言い方をすれば、経済についての十分な認識のないままに財政の数字ばかり合わせるような議論が多かったのではないかと残念に思っております。  経済は、御承知のように今日の状況は、だれか学……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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