このページでは西岡武夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。西岡武夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○西岡委員 自民、社会、民社三派共同提案にかかる労働保険審査官及び労働保険審査会法の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたします。 まず、案文の朗読をいたします。 労働保険審査官及び労働保険審査会法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。 第三十三条第二項の改正規定を次のように改める。 2 前項の規定にかかわらず、次の各号の一に該当する場合においては、委員の全員をもつて構成する合議体で、再審査請求の事件又は審査の事務を取り扱う。 一 前項の合議体が、法令の解釈適用について、その意見が前に審査会のした裁決に反すると認めた場合 二 前項の合議体を構成する者の意見……
○西岡委員 自由民主党、日本社会党及び民主社会党三派共同提案にかかる社会保障研究所法案に対し、附帯決議を付するの動議を提出いたします。 案文を朗読いたします。 社会保障研究所法案に対する附帯決議 社会保障研究所の機能の重要性に鑑み、政府は今後この機関の充実と研究の能率化のために更に行政的、財政的措置につき一段の努力を払うべきである。 以上でございます。 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
○西岡委員 議事運営について。社会労働委員会がいままで――私も何回か出席していないということは深く反省いたしまして、その上に立ちまして、今後の議事運営について要望したいと思います。 と申しますのは、十時に開会という場合に、たいがい、四十分、一時間、ひどいときにはいつまで待っても開かれないという状態がほとんどでございます。したがいまして、今後――いままでの習慣から申しまして、十時きっちりということは当然無理だと思います。ですから、ある程度の時間を切りまして、それまでに成立しない場合は、その日は散会ということにしていただきませんと、ずるずるべったりになりまして、非常にいろんな点で、勉強をする時間……
○西岡委員 東京都の、現在すでに皆さん方御承知の水不足の問題につきまして、厚生大臣に就任なされましてまだ日が浅く、また非常に御多忙の中を御出席いただきまして、私初めてここで御質問いたしますが、厚生問題につきまして非常に熱意ある大臣のお心を察知できましたが、若干の御質問を申し上げたいと思います。 まず、この問題につきましては、断水によるところの国立の大きな病院あるいは中小の病院、救急病院をはじめとする病院の断水状態が与えておりまするところの人命に関する大きな問題点、また一般家庭の水不足によりまするところの治安の問題にまで及ぶと思われております今日現在の状態、この二点につきまして大臣の所信をお伺……
○西岡委員 関連して。大臣に一言お尋ねしたいのですが、私、長崎の青年の代表で、民間放送の審議会の委員を現在もいたしておるのであります。また私二つの子供を持っておりますが、テレビの影響をものすごく受けております。私自身がやはりサンセット何とかとか、それから拳銃もののいろいろのものを見ており、事実おもしろうございます。子供たちはそれを二つか三つから覚えて、それを実際問題として、町でそういうことをやって遊んでいるわけですね。それでまた、いまのいろいろの深夜放送は、へんちくりんなムード的な番組がやはり事実たくさんございます。それを子供たちが見るために、長く起きている。健康上もいけませんし、またいまは目……
○西岡委員 申し合わせの問題ですが、趣旨はけっこうなんですが、例年こういう申し合わせがなされて、実際は全く守られていないのが現状だと思う。(「おれは守っている」「守っているのは幾らもあるよ」と呼ぶ者あり)守られてないのがあるわけですね、現実の問題として。こういう申し合わせをした以上は、やはり権威を持って処置していただきたい、その点を確認したいと思います。
○西岡委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、国民健康保険法の一部を改正する法律案に対し附帯決議を付するの動議について御説明いたします。 その附帯決議の案文を朗読し、説明にかえさせていただきます。 国民健康保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 政府は、国民健康保険制度の重要性並びに被保険者の保険料及び本人負担の困難なる現状にかんがみ、被保険者の負担の軽減と給付内容の充実をはかるため、可及的速やかに左の事項を実現すべきである。 一、保険料減免措置を拡大するとともに、新たに患者負担の減免措置を設けることを検討すること。 二、医療保険の抜本対策に……
○西岡委員 ただいま議題となりました両法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して、修正の趣旨を御説明いたします。 案文の朗読は省略させていただきます。 御承知のように、政府原案では、両法律の施行期日は「昭和四十一年四月一日」からと定められておりますが、これを、地震保険に関する法律案におきましては「公布の日」からとし、地震再保険特別会計法案におきましては「地震保険に関する法律の施行の日」からとし、「昭和四十一年度の予算から適用する。」ことに改めようとするものであります。 このように改めますのは、従来の慣例上必要と認めたからでございます。 何とぞ御審議の上、御賛成あらんことを希望い……
○西岡委員 ただいま議題となりました外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して修正の趣旨を御説明いたします。 案文の朗読は省略させていただきます。 御承知のように、政府原案では、施行期日は、「昭和四十一年四月一日」からと定められておりますが、審議の関係上、施行がおくれることとなりましたので、これを「公布の日」からに改めようとするものであります。 何とぞ御審議の上、御賛成あらんことを希望いたします。
○西岡委員 ただいま御提案になりました農業共済再保険特別会計の歳入不足をうめるための一般会計からの繰入金に関する法律案に対しまして、若干の質問をいたしたいと思います。
初めに大蔵当局に御質問をいたします。
まず、今回の繰り入れ措置について法律を必要とする理由についてお尋ねいたします。
【次の発言】 今回繰り入れの六十五億五千六百万円の積算の基礎について御説明いただきたい。
また、本年度において農業勘定の再保険金の支払い所要額が増加したのはなぜか、また、連合会等の交付金の増加した理由もあわせて御説明いただきたい。
【次の発言】 今回と同様な繰り入れが数回過去において行なわれて、そのつど特別……
○西岡委員 この際、動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によることなく、多賀谷眞稔君を委員長に推薦いたしたいと思います。何とぞ諸君の御賛成をお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○西岡委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和四十二年分の給与所得等に係る所得税の源泉徴収の臨時特例に関する法律案について、賛成の意を表する次第であります。 当法律案に対するわが党の考え方について、まず申し述べます。 現在、減税に対する国民の最も大きな期待は、所得税減税に寄せられております。したがって、減税にあたっては、所得税減税に最も優先的な配慮がなされるべきであります。 所得税は、控除と税率の組み合わせによる累進構造を通じて、所得再配分の機能を最もよく果たし得る近代的な租税といわれますが、他面、納税者にとっては最も負担感が強く、その負担の度が過ぎれば、勤……
○西岡委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党、公明党を代表いたしまして、ただいま提案されました関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議の提案の理由を御説明申し上げます。 附帯決議の案文は、お手元に配付いたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 バナナは、発展途上にある諸国の重要な輸出品であります。また、ケネディラウンドによる関税一括引き下げ交渉の妥結をまさに迎えんとする国際経済社会の推移を展望すれば、現行の七〇%という関税率は、あまりにも高率と申さねばなりません。したがって、政府原案のとおり引き下げることに賛成するものであります。 しかしながら、一方、バナナの……
○西岡委員 日本学術振興会法案につきまして御質問をいたします。
初めに、大臣にお尋ねいたしますが、日本学術振興会、これは昭和七年に財団法人として創立されて、ことしで三十五年の歴史を持っているわけでありますが、特にこれを特殊法人に今日しなければならない理由について、まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 昭和三十三年でございましたか、当時やはり特殊法人化というものが計画をされたかに聞き及びますけれども、それが当時実現を見なかった特に理由があったら、その点についてちょっと御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 ここで、これまで学術振興会と密接な関係にありました日本学術会議、この日本学術会……
○西岡委員 朝永先生にお尋ねをいたします。
先ほどからの先生方のお話で、日本学術会議が今回の日本学術振興会法案について申し入れを行なわれた経過というものはよくわかったのでありますが、この御議論の経過の中で、日本学術振興会の特殊法人化そのものについて、特に反対であるという御議論はなかったわけですか。また、会長御自身も、特殊法人化そのものは問題はないと考えるというふうなお考えであると理解してよろしいでございましょうか。
【次の発言】 先ほど野村先生から、修正案が否決されて措置ということに変わった経過の御説明があったわけでありますが、この幅広くということで措置ということにしたほうがいいだろうという……
○西岡委員 去る十一月一日発表されました原爆被爆者実態調査について質問いたします。
ようやく待望の実態調査の結果が今回出たわけでありますが、今日まで原爆被爆者に対する施策は不十分であると言われながら、その実態が二十二年間も明らかにされず、放置されてまいったわけであります。これは一体どういう理由でこういうことになったのか。全くこれは政府の怠慢としか考えられないわけでありますが、大臣のお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 今回の実態調査の結果を大臣ごらんになって、総体的にどういう御印象だったか、それをお聞かせいただきたいと思います。
○西岡委員 議長に議案の付託について若干御質問を申し上げたいと思います。 御承知のとおり、国会法第五十六条には「議案が発議又は提出されたときは、議長は、これを適当の委員会に付託し、その審査を経て会議に付する。」とございます。また、衆議院規則の第三十一条に「議案が発議又は提出されたときは、議長は、その配付とともにこれを適当の常任委員会に付託する。」とございます。 ところが、現在まだ多くの重要法案が、内閣から提出されていまだに委員会に付託がなされていないわけでございます。たとえば、科学技術基本法案、これはすでに二月二十八日に提出されております。学校教育法の一部を改正する法律案、これは三月十二日……
○西岡委員 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律案について質疑を行ないます。 原爆被爆者に対する援護は、長い間の国民の念願であったのであります。悲惨な原爆の犠牲者に対して国家の救済が十分に行なわれない限り、われわれはいつまでも戦後の中に身を置いているということを意味したのであります。したがって、二十三年もの年月が経過して、あまりにもおそ過ぎたとは申せ、ここに政府による被爆者援護の具体策が提案されましたことは、高く評価すべきものと考えます。しかしながら、同時に私どもは、この特別措置の実現を待ちわびながら、原爆症の苦しみの中についに帰らざる人となった幾多の原爆犠牲者……
○西岡委員 唐橋委員の御質疑に関連いたしまして、科学研究費の配分問題について、二、三点朝永先生にお尋ねをいたしたいと思います。
先ほど朝永先生からお話があったわけでありますが、これまでの最も有効であると考えられる慣行、これをやはり引き続いて受け継いでやっていったらいいというお話であったのですが、その朝永先生がおっしゃいますこれまで最も有効であったと考えられる慣行自体、それを実行してきていろいろな問題点が出てきた。それは朝永先生としてもいろいろな弊害があったことはお認めになられるわけでしょうか。その点伺っておきます。
【次の発言】 そうすると、今度の改善案に、最終的にそれではどうしてもいけない……
○西岡委員 教員公務員特例法の一部を改正する法律案について質問をいたします。 教育の重要性を考えますとき、その重い責任をになっているところの教員の待遇に関する問題は国民のひとしく注目するところでございます。今回の第五十八国会が一般に教育国会といわれるところも、この法案の重要性を物語るものであると思うのでございます。 まず、具体的な質問に入ります前に、基本的な問題について二、三大臣のお考えを承りたいと思うわけでありますが、まず初めに、この法律が国会に提案をされます以前の段階から、いわゆる聖職論等、教師に対するいわゆる教師観をめぐっていろいろな論議がすでに起こっているわけでございますが、大臣の……
○西岡委員 明治以来わが国が資源の乏しい自然条件を克服して発展をいたしまして、第二次世界大戦における敗戦とその荒廃をも乗り越えることができたのも、ひとえに私どもの先輩が何よりも教育に力を注いできた結果であると考えるのでございます。この経験から、私どもはこれまで以上に教育を重視し、新しい社会の進展に対応した教育の改善に積極的に取り組むことが必要であります。そうでなければ、今後激動する科学技術の革新の中で、わが国が発展を続けることは不可能であると考えるのでございます。また、これからの教育には、これまでにない人間疎外の問題という難問題に解答を与えていかなければならない使命があると思うのでございます。……
○西岡委員 大学の運営に関する臨時措置法案について質問をいたしたいと思います。 法案の逐条約な質問に入ります前に、まず基本的な大臣のお考えをただしたいと思うわけであります。 今日わが国は幾多の重要な難問題をかかえているわけでございますが、この大学における紛争の問題ほど日本全国民の関心を集め、国民がともに心を痛めた問題はかつてないと私は考えるわけでございます。 大学紛争の原因につきましては、非常に複雑多岐にわたっているために、その解決が非常に困難であるということはだれしもこれを認めるところでございます。しかしながら、すでに大学紛争が全国に蔓延をいたしまして一年半を経過をいたしております。こ……
○西岡政府委員 昭和四十二年度文部省所管一般会計及び国立学校特別会計の決算の概要を御説明申し上げます。 まず、文部省主管一般会計の歳入につきましては、歳入予算額二億二千六百二十七万円余に対しまして、収納済み歳入額は一億八千七百三十三万円余であり、差し引き三千八百九十三万円余の減少となっております。 次に、文部省所管一般会計の歳出につきましては、歳出予算額六千四十六億六千六百五十四万円余、前年度からの繰り越し額十一億九千三百五万円余、予備費使用額五億六千百十六万円余を加えた歳出予算現額六千六十四億二千七十六万円余に対しまして、支出済み歳出額は六千十六億五百二十万円余であり、その差額は四十八億……
○西岡説明員 お答えいたします。
ただいま先生御指摘のとおり、公害問題についての文部省の基本的な考え方は、子供たちに、他人に迷惑をかけてはいけないという考え方を基本的に教えていくということが、将来子供たちが社会人になったときの社会生活における生活態度にも直結するし、それが企業活動の基本的な精神の基礎づくりにもなるという考え方に立ちまして、御指摘のとおり、来年度から改定されます学習指導要領に基づきまして、小学校の教科書におきましても、公害問題につきまして積極的に内容、量ともに充実をしていくという考え方でございます。
【次の発言】 お答えいたします。
ただいま先生の御指摘、私は全く同感でござい……
○西岡説明員 お答えいたします。 結論から申しますと、文部省といたしましては、放送大学という新しい試みの実現に対しては、積極的に熱意をもって取り組んでいるわけでございます。ただ、御承知のとおり、この放送大学の設立ということは、世界的にもまだ一部の国で試験的にこれが行なわれているにすぎないものでございまして、放送大学設立をめぐってのいろいろな未解決の問題、非常にむずかしい問題がたくさんあるわけでございます。たとえば、カリキュラムの問題とか、現在行なわれております通信制大学との関連、それから実際にこれを行ないます場合に、はたしてどれくらいの学生が受講してまいるであろうか、そういう予測を立てる点に……
○西岡政府委員 このたび文部政務次官に就任をいたしました。 皆さま方の御指導を心からお願いいたします。(拍手)
○西岡政府委員 お答えいたします。現在まだ大学入試はすべて完了いたしていないわけでございますが、昨日の状況も、ただいま現在の状況も、おかげさまで無事に、順調に進んでいるということを御報告を申し上げておきます。
【次の発言】 その点につきましては、大学学術局長からお答え申し上げます。
【次の発言】 お答え申し上げます。最近の大学の現状にかんがみまして、国立大学における学部の創設につきましては、きわめて慎重に取り扱い、特別必要とされるもののほかは、原則としてこれを取り上げないという方針でございます。しかし、各大学からの学部創設の要求は、おっしゃるとおり非常に多うございまして、四十五年度の予算編成に……
○西岡政府委員 具体的に申し上げますと、写真についての著作権については、なお検討しなければならない点があると思っております。
【次の発言】 お答え申し上げます。ただいまの先生のお話は、私どもといたしましても、そうなれば非常に好ましいという考え方には変わりはないわけでございます。ただ、これまでの長い歴史の中で、いままで著作権に対する国民の理解のしかた、そういったものが日本独自の条件のもとにあったわけでございまして、これはやはり七十幾年もの間当然のこととして行なわれていたことをこの時点で全く革命的に頭の切りかえをしてもらうということは、非常にむずかしいのではないか、そういう考え方に基づきまして、現……
○西岡政府委員 お答えいたします。ただいまの蜃気楼的というお話でございますが、やはりものごとは初めから完全ということにはまいりませんので、徐々にこれを前進させていくということが必要だと思います。しかし、お話のとおり、こういう非常な経済の発展、変動の激しい社会でございますので、また競争の激しい社会、ますますそういう社会になっていくと思いますので、そういう意味からも国民の福利厚生、共済制度、そういったものについて十分これに留意して、その中身を厚いものにしていかなければならないという先生の御趣旨には全く同感でございまして、私どももそのために努力をしなければならないと考えるところでございます。
○西岡政府委員 お答えいたします。 先生、ただいまお話のとおりでございまして、文部省といたしましても、積極的に児童生徒の健康を増進していく、保持をするだけではなくて、増進をしていくという観点からいろいろの新しい施策を考えているわけでありますが、たとえば今年度から自然の環境の中に少年の家のつくっていこうということで、新しく「少年自然の家」という施設を全国各地に建設をしていくということを具体的に実施をいたしておりますが、これもその一例でございます。 それからさらに、小学校、中学校の児童生徒に対しまして、都会の児童生徒が中心でございますが、自然環境の中で、学校と同じ教育というものをそこに移してあ……
○西岡政府委員 昭和四十三年度文部省所管一般会計及び国立学校特別会計の決算の概要を御説明申し上げます。 まず、文部省主管一般会計の歳入につきましては、歳入予算額二億二千三百三十三万円余に対しまして、収納済み歳入額は二億三千三百八十三万円余であり、差し引き千四十九万円余の増加となっております。 次に、文部省所管一般会計の歳出につきましては、歳出予算額六千五百九億六千三百四十万円余、前年度からの繰り越し額三十九億四千六百五十三万円余、予備費使用額二百四十六億四百八十五万円余を加えた歳出予算現額六千七百九十五億一千四百八十万円余に対しまして、支出済み歳出額は六千七百五十五億九千七百五十四万円余で……
○西岡政府委員 お答え申し上げます。 国立大学における入学金及び授業料のいわゆる正規の納付金以外の経費の徴収状況につきましては、本日お手元に配付をいたしました資料のとおりでございます。 これらの徴収経費の使途、内容を見てみますと、その大部分は学生の福利厚生関係の経費及び学生の研修、実習費、課外活動費その他に充当されているわけでございまして、直接教育研究のために使われている例は少ないと考えられます。 国立大学におきまして入学金、授業料のいわゆる正規の納付金以外の経費を、教育研究施設設備の整備等、本来公費で負担すべき支出に充てるために強制的に徴収することはもちろん不適当でございまして、かかる……
○西岡政府委員 お答えいたします。 文部省といたしましては、放送大学の設立について、一昨年十一月放送大学準備調査会を設けまして検討を進めてまいったところでございますが、昨年七月、放送大学準備調査会の報告書が提出をされたわけでございます。この報告書におきまして、放送大学の目的について、教育の機会均等の観点から、大学教育を受ける機会に恵まれなかった勤労青年、主婦、その他に対しその機会を提供するとともに、職業人の再教育をはじめ国民各層の人々に対し高度の教育を行なうこととしておるわけでございます。この放送大学を学校教育法に準拠した四年制の大学とし、あわせて生涯教育の要望にこたえるべきであるということ……
○西岡政府委員 昭和四十六年度文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、文部省所管の一般会計予算額は九千八百四十八億四千三百六十三万七千円、国立学校特別会計の予算額は三千四百十億六千九百十二万二千円でありまして、その純計は一兆四百十億三千四百五十六万七千円となっております。 この純計額を昭和四十五年度予算額と比較いたしますと、およそ一千四百三十八億円の増額となり、その増加率は一六%となっております。 以下、昭和四十六年度予算案において取り上げました主要な事項について御説明申し上げます。 第一は、教育制度改革に関する基本施策の推進に関する経費であります。 わ……
○西岡政府委員 お答えいたします。 文化功労者の選考につきましては、選考審査会によってこれが選考されるわけでございますが、選考審査会の委員は十名でございます。この十名の選考につきましては、人文科学、自然科学、芸術その他一般文化の各部門にわたりまして、それぞれの部門をさらに理学、工学、医学、経済学、法学、文学、美術、芸能その他に分け、一分野に偏することのないよう配慮をしているわけでございますが、それぞれの分野からそれぞれの分野の権威者を選ぶようにしているわけでございます。この委員の選考にあたりましては、公平な立場で受賞者の選考を行なえる者を選ぶように特に慎重に配慮しているわけでございます。この……
○西岡政府委員 お答えいたします。坂田文部大臣が急性肺炎のために御入院中でございますので、私から御答弁を申し上げます。 ただいま有島先生から御指摘のとおりこのたび御審議をお願いいたしました文部省提出の法案につきましては、私どもは、結論的には当面の措置であるというふうに考えているわけでございます。 御承知のとおり、これまでも毎年行なわれます人事院の勧告に際しましては、教職員の給与の改善について文部省といたしましては人事院にその改善方の意見を毎年申し出てきているところでございますし、また、このたびの法案の根拠になりました人事院の意見の申し出につきましても、文部省としても、意見の申し出に至ります……
○西岡政府委員 お答えいたします。 ただいま先生から御指摘がございましたように、私学の振興ということは、単に学校自体に対する国の援助ということだけではなくて、私学につとめられる教職員の方々の待遇の改善、地位の向上をはかる努力をすることが伴って初めてその実をあげることができるものであると私どもも考えておるわけでございます。その一環として私学共済に対する充実をはかっていかなければいけないということも先生御指摘のとおりでございまして、ただいま管理局長からお答え申し上げましたように、これまで文部省としても努力を続けてきたところでございますが、まだたとえば長期の事業に対する国庫補助率のアップの問題等を……
○西岡委員長代理 この際、小委員会設置に関する件についておはかりいたします。
先ほどの理事会の協議により、文化財保護に関する調査のため、小委員十一名よりなる文化財保護に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さように決しました。
なお、小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長より指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは小委員に
久保田円次君 塩崎 潤君
谷川 和穗君 野中 英二君
松永 光君 森 喜朗君
……
○西岡委員長代理 山田太郎君。
【次の発言】 山原健二郎君。
【次の発言】 これより請願の審査を行ないます。
今国会、本委員会に付託されました請願は全部で百十九件であります。
請願日程第一より第二九までの各請願を一括して議題といたします。
まず、審査の方法についておはかりいたします。
各請願の内容につきましては、文書表等によりすでに御承知のことでありますし、さらに先刻の理事会におきましても、慎重に御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明聴取等はこれを省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。
……
○西岡委員長代理 これより会議を開きます。
本日は、委員長所用のため、その指名により私が委員長の職務を行ないます。
文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。安里積千代君。
【次の発言】 松永光君。
【次の発言】 午後一時に再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十一時五十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、先ほどの松永委員の質問に関連し、岩間初中局長及び警察庁丸山参事官から発言を求められておりますので、順次これを許します。岩間初中局長。
○西岡委員長代理 これより会議を開きます。 本日は、委員長所用のため、その指名により私が委員長の職務を行ないます。 文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。 本日は、連合赤軍による一連の事件と教育に関する問題について、横浜国立大学学長越村信三郎君、日本大学教授宮城音弥君の両参考人より意見を聴取することといたしておりましたが、都合により、委員懇談会において御意見を承ることといたします。 この際、暫時休憩いたします。 午前十時三十九分休憩
○西岡委員長代理 午後三時再開することとし、これにて休憩いたします。 午後零時四十七分休憩
○西岡委員長代理 有島重武君。
○西岡委員長代理 ちっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こしてください。
○西岡委員 この際、動議を提出いたします。
去る二十二日開会の本委員会の委員異動に関する問題について、この際、藤野事務総長の出席を求め、事情の説明を求められんことを望みます。
【次の発言】 藤野事務総長から事情を承ります前に、去る二十二日の本委員会の状況について簡単にまずお話を申し上げたいと思います。
去る二十二日、本委員会は本会議の直前に委員会を開会し、本会議が開かれるためにそのまま休憩という形をとったまま、午後、たまたま開かれておりました民社党の大会が終了するまで休憩し、民社党の大会が終わった時点で再開するという運びになっていたわけでございます。そうして本委員会は当日午後八時十七分に再……
○西岡委員 昭和五十年度の国立国会図書館歳出予算の要求について御説明いたします。 予定経費要求の総額は四十四億七千八百八十二万五千円でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、四億一千八百九十二万五千円の増額となっております。 次に、要求額の主なものについて、その概略を御説明申し上げます。 内容は三点ございます。 第一は、管理運営に必要な経費でありますが、その総額は四十三億二百五万八千円でありまして、これを前年度に比較いたしますと、四億四十六万六千円の増額となっております。 増額の主なものは、職員の給与改定、諸手当の改善等に伴う経費、立法調査業務を充実するための経費、図書館資……
○西岡委員 昨二十七日の図書館運営小委員会において協議決定いたしました国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部改正の件について御報告申し上げます。 環境庁に国立国会図書館の支部図書館を設置することにつきましては、このたび予算措置その他必要な準備が整いましたので、これを設置するため、お手元に配付の印刷物のとおり、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正すべきものと決定いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。
○西岡議員 森委員の御質問にお答えをいたします。 すでに私立学校振興助成法案についての基本的な考え方につきましては自民党の文教部会長藤波議員より総括的なお話がございましたので、私から特につけ加えることはございませんが、あえて申し上げますと、今回のこの私立学校振興助成法案は、当初私どもが意図をいたしておりました内容からいたしますと、御承知のとおり、森委員御指摘のとおり、また森委員御自身がこの法案の作成に御参画になられて、その二年半ばかりの間の御苦労をしてこられた過程の中で、もっと中身の濃いものであったはずであると非常に残念に思っておられることと思うわけでございます。その点は、私も、提出者の一人……
○西岡委員 昭和五十一年度の国立国会図書館歳出予算の要求について御説明いたします。 予定経費要求の総額は、四十九億九千二百三十五万七千円であります。これを前年度予算額と比較いたしますと、四億八千五百五十六万七千円の増額となっております。 次に、要求額の主なものについて、その概略を御説明申し上げます。 第一は、管理運営に必要な経費であります。その総額は四十七億九千百六十四万三千円でありまして、これを前年度に比較いたしますと、四億四千九百四十四万一千円の増額となっております。 増額の主なものは、職員の給与に関する経費、立法調査業務を充実するための経費、図書館資料の収集及び利用に要する経費、……
○西岡委員 本日の図書館運営小委員会において協議決定いたしました国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部改正の件について御報告申し上げます。 国土庁に国立国会図書館の支部図書館を設置することにつきましては、このたび、予算措置その他必要な準備が整いましたので、これを設置するため、お手元に配付の印刷物のとおり、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正すべきものと決定いたした次第であります。 次に、国立国会図書館職員定員規程の一部改正についてでありますが、業務の充実を図るため、定員二人を増加し、……
○西岡委員 国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案に関連をいたしまして、高等教育あるいは六・三・三・四の学校制度の問題について、また入試問題の改革について海部文部大臣の基本的な御認識を承りたいと思うわけでございます。 初めに、今回の法律でございますが、岩手大学に人文社会科学部をつくることを初めとする改組あるいは医療技術短大、歯学部等の創設、新設がそれぞれ法案に盛り込まれているわけでございますけれども、これまで文部省が医科大学あるいはこの法案に見られておりますように歯学部あるいは医療技術短大等の設置に関してはあらかじめ法案を早目に提出をして、新学期の事務が円滑に行われ……
○西岡委員 私は、新自由クラブを代表いたしまして、国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案に対し、次の三点を文部省に強く要望をしつつ、賛成の討論をいたすものでございます。 第一点は、昭和五十六年度以降における大学の設置に関して、文部省は高等教育のあり方、大学行政のあり方について、可及的速やかにその基本的な方針を明らかにされること、このことをまず第一に強く要望をいたします。 第二点は、大学の学部学科等の創設につきましても、あらかじめ文部省として、今後法案を用意して、四月一日から学校が正規の運営が行われるように、十分な事前の配慮をなされるということを強く要請をいたします……
○西岡委員 私は、新自由クラブを代表いたしまして、福田総理及び関係閣僚に御質問申し上げる前に、委員長に一言申し上げたいことがございます。 現在、わが国が置かれております現状は、あらゆる制度、あらゆるこれまでの仕組みを根本的に改革をしなければいけない、そういう時代を迎えていると私どもは認識いたしております。そうした中にあって、私どもは、何よりもまず国会の審議のあり方を根本的に改革しなければいけないのではないか。具体的に申しますと、国会の審議をもっと効率的に、また、国会の審議の機能を強化する、そのために私どもは努力をしなければいけないのではないかと思います。今日まで慣行として何の不思議もなく行わ……
○西岡委員 人事院の総裁においでをいただいておりますが、御多忙のようでございますので、初めに総裁に対する質問を先にやらせていただきたいと思います。 まず総裁に基本的なことをお尋ねいたしますが、学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法という法律がございます。この法律の趣旨は、日本の将来は究極的には教育の成果にある、したがって教育界に人材をとにかく確保するということがわが国の教育の現状のもとで最も大切なことであるという趣旨で制定をされた法律でございます。この法律の持つ意味について人事院の総裁はどういう御認識をお持ちか、まず初めに承りたいと思います。
○西岡委員 質問に入ります前に、委員長に一言申し上げます。 私どもは、これからの政治課題の重要な問題の一つとして行政改革があるというふうに考えております。政治が行政改革に取り組むためには、まず、みずから国会のあり方について改革を加えなければいけないのではないか、このことを新自由クラブとしてさきの通常国会においても主張をしてきたところでございます。 具体的に申しますと、わが国の国会が常任委員会制度をとっているのに、委員会の運営が、予算委員会が開かれているときには予算委員会中心であり過ぎるのではないか。その間……(「議運でやれ」「総括中だけだよ、そんなのは」と呼ぶ者あり)その間他の委員会がすべ……
○西岡委員 私に与えられた時間はわずか二十分でございますから、ごく基本的な原則の問題について、文部大臣並びに学長にお尋ねをいたします。 先ほどの同僚委員の質問に学長がこういうこと、をお答えになっておられます。現在東大の中で起こっていることは、民主主義の抱えている諸問題に対する問題提起という見方もできるのだ、したがって、そういうような受けとめ方をしなければいけない側面があるので、なかなか国会の方で言っているように、そう簡単にはこの問題は処理できないというような趣旨の御答弁がございました。 そこでお尋ねいたしますが、それでは、大学紛争が起こってから大体十年年月が経過しているわけです。その間、そ……
○西岡委員 本案についての質疑に当たりまして、新自由クラブは、結論を申しますと賛成をいたします。 同僚議員各位からすでに詳細にわたって質疑がなされておりますので、私は、時間の関係もございますので基本的な教員養成制度のあり方、免許制度のあり方の問題を中心に、ごくしぼりまして短時間質問をさせていただきたいと思います。 大臣にお尋ねをいたしますが、私は、今回の教員大学院大学の創設は、教員の養成制度、教員の再教育について一歩前進したものであると評価をいたします。ただ問題は、これだけ大がかりに新しい大学を創設するにしては、たとえば実習のあり方一つとりましてもいささか中途半端なのではないだろうか、新し……
○西岡委員 私は、新自由クラブを代表して、福田総理並びに関係大臣に質問いたします。 まず初めに、本委員会の運営について私の意見を述べさせていただきます。 過去一年間、昨年の通常国会以来、私ども新自由クラブは国会の運営のあり方を改めるべきであると主張してまいりました。私が質問をする閣僚以外の閣僚の方々と局長を初め役所の皆さんの出席を求めないとする理由は二つあります。その第一は、常任委員会制度を前提とする限り、これを有機的に働かせるべきであるという点であります。本来、十六の常任委員会が設けられているのは、予算の審議と並行してその歳入歳出を裏づける重要な関連法案の審議が行われるということが当然の……
○西岡委員 租税特別措置法の一部改正について質問をするわけでございますが、まず初めに冒頭に、大臣の租税特別措置法についての基本的な御認識について承りたいと思います。 それは、本来この種の特別措置というものは、税の体系の中で原則としてはこれをなくするということが望ましい、しかし、それぞれそのときどきの政策的な目標を持った特別措置というものはあり得るわけでございますから、これは時限を切って時限立法でその政策の目的を達するまで、まさに特別の措置として、異例の措置としてこれを行うべきである、このように考えるわけです。大臣の御所見を伺います。
○西岡委員 内藤文部大臣の所信の表明をお聞きしたわけでございますが、きょうは大臣の基本的な教育政策についての姿勢を中心にお尋ねを申し上げたいと思います。 まず、初めに、現在の教育基本法についてですが、教育基本法の中に書かれております事柄はもちろん非常に高邁な理想がうたわれている。しかも、究極のところ日本の将来は教育の成果にかかっているということを高くうたい上げているわけでありまして、その基本的な考え方には私も賛成でございますが、現在の教育基本法には、日本の伝統、文化を尊重するとか、あるいは人間形成の中においてもっと別の角度で大事にしなければならない教育の原理、原則というものが若干欠けているの……
○西岡委員 すでに問題点の大方は同僚委員からの質問の中で出尽くしているわけでございますが、幾つか観点をしぼって、主として大臣にお尋ねをいたします。もちろん、若干数字的な問題もございますので、例外的に局長からの御答弁もいただくということでお願いをいたしたいと思います。 この放送大学の構想はちょうどことしで十年目になるわけでございます。先ほどから各委員との間での文部省の御答弁をずっとお聞きいたしておりましたが、十年かかってようやく見通しが立ったということでスタートをされたわけで、しかも、文部省の当初のお考えは、昨年の通常国会にもこの法案を提案したいということで準備を進めておられたというふうに私ど……
○西岡委員 先般の委員会の質疑で文部省の方から、この円卓方式の質疑の際に改めて今後の構想の説明があることになっていたというふうに私は記憶をいたしますので、文部省の方からまず御答弁、御方針をいただいて、その上で質問をさせていただきたいと、このように考えます。
【次の発言】 問題は二つございます。
一つは、この放送大学の大きな意義、設立、創立される意義というものは、高等教育機関が非常に偏在をしており、したがって、離島であるとか過疎の地域とか、高等教育機関が非常に少ない地域で学びたいと考えておられる方々がいつでもどこでもだれでも学べる高等教育機関ということに放送大学を創設する大きな意味があったわけ……
○西岡委員 私は、新自由クラブを代表いたしまして、総理並びに関係閣僚に質問をさせていただきます。 質問をいたしますに先立ちまして、委員長に一言申し上げたいことがございます。 新自由クラブは、かねてから、国会の審議のあり方を改革すべきである、常任委員会制度というものをもっと本格的に動かしていくためには、いまの予算委員会を中心とした国会の審議のあり方を改めるべきである、こういう考え方に基づいて具体的な改革の提言をしてきたところでございます。歴代の委員長のお手元で検討をするということが約束されて、今日まで何ら改革を見ていないわけでございますが、どうか、竹下委員長御在任中に、私どものこの提言につい……
○西岡議員 お答えいたします。 私学振興助成法に基づく私学助成が具体的に実効を上げたことによって、すでに嶋崎委員御承知のとおりに、以前の私学は、入学定員の実員と実数の学生数と表向きの定員数との間に大きく乖離があったわけでございます。当時は大体一・七八倍、約一・八倍くらいの水増し、いわゆる水ぶくれが存在をしていたわけでございます。その後、この私学振興助成法が制定され、私学助成が実質的に皆様方のお力添えをいただきながら実効を上げることによって、現時点で大体一・五倍を割るというところまでその実態が改善をされてきた。これは一つの例でございますけれども、そうしたことによって質的な充実が図られつつある、……
○西岡議員 お答えをいたします。 先ほど山原委員御指摘のございましたように、わが国の高等教育については、高等教育のあり方と同時に、少なくとも私どもが今回の法改正を提案いたしました趣旨は、それぞれの学問分野について地方の大学を充実しなければいけないということに一つの主眼を置いているわけでございます。その場合に、御指摘の今回特に国立大学もその対象に加えたということにつきましては、高等教育についての将来のあり方、大学地図というようなものを想定いたします場合には、国立・私立を通じた大学全体を対象とした大学政策というものが当然あってしかるべきである、このように考えているわけでございます。 そこで、こ……
○西岡議員 お答えをいたします。 大学地図の作製ということは、ただいま木島委員御指摘のとおり、実際問題としては言うべくしてなかなかむずかしい。だからこそ、この五年間に文部省当局もなかなか具体的な作業というものができなかった。しかし、これからの大学のあり方、先ほど木島委員からも御指摘のございましたような、それぞれの地域社会において大学は多様な役割りを果たしていかなければいけないということを考えますと、一つの誘導措置として目安というものはつくる必要があるのではないだろうか。 私どもが、五年前にあえて五年間原則抑制ということを打ち出しまして、その間に大学地図、学術地図を作製するべきであるというふ……
○西岡議員 お答えをいたします。 ただいま御指摘のとおり、幼稚園に対する教育振興の施策の経緯につきましては、四十六年六月の中教審答申に基づきまして文部省が策定をいたしました幼稚園教育振興十カ年計画というものが、同年、昭和四十六年八月二十八日に制定をされたわけでございます。ところが、当時の幼稚園の実情は、全体の幼稚園のうちの六二・七%を私立の幼稚園において占められているという実情でございまして、その私立の幼稚園の中でも学校法人立の幼稚園は三一・二%でございました。したがいまして、そのほかは個人立、宗教法人立の幼稚園であったわけでございまして、幼稚園の教育振興十カ年計画を進めていく上で、個人立、……
○西岡議員 お答えいたします。そのとおりでございます。
【次の発言】 お答えいたします。
当時、幼稚園の果たしている役割りというものを考えたときに、できることならばすべての幼稚園が学校法人化されることが望ましい、そういう状況の中でいわば誘導的な政策としても、かつまた当時の幼稚園経営の状況というものを考えたときに、政策的にも、この際、個人立、宗教法人立に対する財政的な援助を行うことによって幼稚園に対する学校法人化を促進するということが幼稚園についての教育行政として適切であろう。一方、三浦委員も御承知のとおり、国の施策が行われる以前の段階で、都道府県において個人立幼稚園に対する財政援助がすでに行……
○西岡議員 お答えいたします。 憲法二十六条に基づきまして、教育基本法四条がこれを受けまして九年間の普通教育を義務教育とするということが定められているわけでございます。ただいま中馬委員御指摘の問題は、教育というものが心身の発達の段階に応じて行われるべきものであるということを前提といたしますと、満五歳の児童に対してこれを義務教育化すべきであるかということについては、わが国におきましては幼児教育の考え方について、なおいろいろな御意見があるわけでございます。これを義務教育として位置づけるかどうかということについては、決定的な国民的な合意あるいは義務教育を何歳から開始すべきであるかということについて……
○西岡議員 お答えいたします。 過去五年間に、学校法人化を前提といたしまして、現にわが国の幼児教育に大きな役割りを果たしてきていただいている個人立、宗教法人立の幼稚園に対して一定の財政の援助を行うということを私学振興助成法において定めたわけでございますが、五年たちまして、前回の委員会の質疑を通じてお答えを申し上げましたように、学校法人化が一方において着実に進んできている、もちろん十分ではございませんけれども着実に進んできているという現状を踏まえまして、なおかつこの時点で四二・四%の学校法人立以外の幼稚園の存在が現にあるという事実に基づきまして、これをこの時点で期限が来たということによって直ち……
○西岡委員長代理 三浦隆君。
○西岡委員長代理 次に、石川公述人にお願いいたします。
○西岡政府委員 お答えいたします。 ただいま御質問の九州大学の医学部の死体焼却炉の問題でございますが、これは明治年間に、当時の福岡県令十九号によりまして、墓地及び埋葬に関する取り締まり細則というものに基づきまして設置がきまったわけでございます。ところが、当時は、御承知のとおり、人家などもほとんどないという付近の状況でございましたので、そのような問題は起こらないままに経過をいたしました。その後、昭和二十五年の四月に、はっきりした墓地、埋葬に関する法律というものができまして、これに基づいて、正式に九州大学の火葬場として認可されたわけでございます。それから急に人家が密集するという状態が起こってまい……
○西岡小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部改正の件について御協議願うことといたします。
宮坂図書館長から説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの図書館長の説明に対し、御発言はありませんか。
【次の発言】 他に御発言はありませんか。――それでは、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案を小委員会の案と決定するに御異議ありませんか。
○西岡小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日の議題は二点ございます。
まず、昭和五十一年度国立国会図書館予算概算要求の件について御協議を願うことといたします。
宮坂図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 これより懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談を閉じます。
それでは、昭和五十一年度国会図書館予算概算要求の件につきましては、ただいま御協議願いました方針に基づいて大蔵省に要求することとするに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、わが国会とカナダ国会との情報交換の件について御協議を……
○西岡小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、昭和五十一年度国立国会図書館予定経費要求の件について審査をお願いいたします。
まず、宮坂図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの図書館長の説明に対し御質疑はございませんか。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。――それでは、昭和五十一年度国立国会図書館予定経費要求の件につきましては、お手元の印刷物のとおり決定し、議院運営委員会においては、勧告を付さないで議長に送付すべきものとするに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
なお、明日の議院運営委員会に……
○西岡小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部改正の件並びに国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件について御協議を願うことといたします。
宮坂図書館長から説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの図書館長の説明に対し、御発言はございませんか。――それでは、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案を小委員会の案と決定するに御異議ございませんか。
○西岡小委員 国大協の先生方に国大協としての基本的な御認識というものを二点ばかりお尋ねしたいのですが、一点は、国大協としては現在のわが国の高等教育機関の数が多過ぎるという御認識はないのかどうか。高等教育というものが量的に拡大し過ぎているという御認識がおありかどうか。これが一点です。 もう一つは、入試の問題を考える場合に、高等教育を受けるためには一定の平均的な能力が前提というふうにお考えなのか。先ほど飯島先生はそれぞれの才能というものを伸ばしていくべきだ、それぞれの能力というものを伸ばしていくべきだということを具体的におっしゃったわけですけれども、それにしても高等教育機関に入学するためには、そ……
○西岡小委員 養護の問題ですけれども、五十四年度からいよいよスタートを切ることになったのですが、関係者の間でかなり誤解か生じているわけです。それはどういうことかといいますと、現在それぞれの学校の特殊学級に学んでいる子供たちも全部養護学校に入れさせられてしまう。最近、非常にいろいろな意見があるわけですけれども、本来、できるだけ普通の、一般的な学校における生活というものに溶け込ませていくのだ、そういう教育というものが効果があるのです。これにはもちろん障害の程度によってはある程度の限界があるということは言えるわけですけれども、たとえば、文部省でもいろいろ努力をなさってかなり異例の措置として、武蔵野東……
○西岡小委員 まず原則的なことを委員長にお尋ねをいたします。
小委員長報告という形に案ではなっておりますが、やはり国大協及び関係者、文部省に対して小委員会としての意見をまとめる以上、小委員会の決議、という形式がいいか悪いかは別としまして、報告ではなくて意思決定という形をとることが望ましいのではないか。この点を形の問題としてまず初めに意見として申し上げます。これはまた後で皆様の御意見があろうかと思います。
それから、続けて内容について一、二点、よろしゅうございましょうか。
【次の発言】 恐縮ですが先に問題提起をさせていただきます。
前文のところはこれで大体いいのではないかと思いますが、第一……
○西岡小委員 中村委員からの質問に引き続きまして、大長崎建設の問題について、ごく限られた十五分足らずの時間でございますから、要点だけを質問させていただきたいと思います。 今回の問題につきましては、福岡の通産局、日銀の長崎支店、県の経済部を中心とした皆様方が非常に機敏に対応をしていただいておりまして、長崎では、日銀の支店が開設されてから初めてと言ってもいい金融連絡会議等も開いて対応をしていただいたわけでございます。そういう意味では、当初の対応としては、通産省の皆様方の御努力に対して冒頭に心から感謝を申し上げたいと思います。 問題は、いま中村委員からの御質問にもございましたように、二つの問題が……
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