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渡部一郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

渡部一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
664位
委員会発言歴代TOP100(衆)
88位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
782位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
615位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
808位
委員会発言(非役職)歴代TOP100
59位
各種会議出席歴代TOP250
219位
各種会議発言歴代TOP50
50位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
163位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
41位

31期委員会発言(非役職)TOP100
97位
32期委員会発言(議会)TOP50
36位
33期委員会発言TOP50
12位
33期委員会出席(無役)TOP50
49位
33期委員会発言(非役職)TOP10
6位
33期各種会議発言TOP25
20位
33期各種会議発言(非役職)TOP25
16位
34期委員会発言TOP100
69位
34期委員会出席(幹部)TOP50
44位
34期委員会発言(非役職)TOP100
56位
35期委員会出席(幹部)TOP100
89位
37期委員会発言(非役職)TOP100
95位
38期委員会発言(非役職)TOP100
99位
39期委員会発言TOP100
63位
39期委員会発言(非役職)TOP100
51位
39期各種会議発言TOP25
12位
39期各種会議発言(非役職)TOP25
11位

このページでは渡部一郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。渡部一郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第5号(1967/05/02、31期、公明党)

○渡部委員 時間をさいていただきまして、まことにありがとうございます。  私は二つ伺いたい。  一つは、先ほどからの質疑全般を通じてでございますが、まず、外務大臣はアメリカの政府の方ではない、かように私は確信するのであります。したがいまして、外務大臣は興奮してこられるせいでございましょうか、質問が失礼にわたるせいでございましょうか、ときどき非常にかたくなな姿勢を示されるようでございますけれども、私は、同じ日本国民の一人として、また沖繩同胞と生まれを同じくする日本人の一人といたしまして、外務大臣は、いまさまざまな要望があげられております、ここにあげられました要望については承知した、私は日本男児、……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第7号(1967/05/16、31期、公明党)

○渡部委員 私は、公明党を代表し、ただいま議題となりました沖繩居住者等に対する失業保険に関する特別措置法案に対し賛成するものであります。  今日まで、日本の失業保険法あるいは船員保険法の適用を受ける者が沖繩におきまして失業している場合、また、沖繩失業保険法の適用を受ける者が日本国内において失業した場合、保険給付が受けられませんでした。日本が潜在主権を持つところの沖繩に対し、むしろ一歩進んで言うならば、日本の一部である沖繩におきましてこのような差別が行なわれておったということは、まことに納得のいきかねることでございました。幸いにして、このたびこの法案によりましてこの問題が解決の一歩前進へ向かいま……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第13号(1967/06/20、31期、公明党)

○渡部委員 このたびは委員会の皆さま方の御激励を受けまして沖繩へ行かしていただきまして、いろいろなことを観察さしていただきました。まず皆さま方にお礼を申し上げたいと存じます。  つきましては、そのいろいろな問題を見てまいりました都合上、現地の問題についてこちらで考えているのとだいぶ違うニュアンスを感ずるのであります。たとえば、いまお話しになりました下田発言のごときについても、現地においてはまことに悲惨をきわめるほどの反応が起こるということであります。こちらのほうではちょっとした遊びのような発言が、地元では重大な事項として考えられる、日本政府の全体的な動向として考えられる。沖繩の人々は、もしも返……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第14号(1967/06/27、31期、公明党)

○渡部委員 私は、ただいま議第となっております宮古群島及び八重山群島におけるテレビジョン放送に必要な設備の譲与に関する法律案に対し、公明党を代表して賛意を表するものでございます。  この法律案ばは琉球政府にテレビジョン放送施設を譲渡し、沖繩先島地区でのテレビジョン放送の視聴を実施しようとするものでありますが、すでに沖繩本島においては昭和三十四年以来テレビ放送が実施されておりますにもかかわりませず、宮古、八重山の両群島においてはテレビ放送の視聴もできないし、そのできないという事実の上から、住民の福祉に対する立ちおくれや、あるいは近代文明を味わうべき問題が大きく懸隔を持っておるということは、まこと……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第15号(1967/06/28、31期、公明党)

○渡部委員 一言外務大臣にお伺いさしていただきます。  沖繩の施政権の分離返還につきましてアンガー高等弁務官が意見を表明されているようであります。新聞によりますと――もしお読みにならないならばこれを差し上げますが、高等弁務官が二十七日那覇市におきまして記者会見を行なった席上、「日本と沖繩で施政権分離返還についての動きがあるが、実現はきわめて困難で、またこれが可能な方法であるということを聞いていない。基地と施政権の二つは複雑に関連しており、基地の機能を十分発揮するためには分離することには支障がある。」と述べております。私の質問は簡単ですが、これについて外務大臣の見解をお伺いしたい。

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第16号(1967/07/04、31期、公明党)

○渡部委員 今回の御調査、まことに御苦労さまでございました。  ただいま貴重な御意見を伺いましたが、日弁連の調査報告書についてはいつごろでき上がるか、それがまとまるものか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 それではもう一つ伺いますが、現在祖国復帰運動というものが非常に行なわれて、現実の政治プログラムに組み込まなければならない段階にありますけれども、たとえば経済問題等の問題におきましては、非常に祖国への即時復帰というものは困難件を感ずるという、現場のほうの反対論というものがかなりあるわけであります。私はその辺で心配するのでありますが、皆さんがお調べになった司法制度、そういった全般的に復帰を……

第55回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第19号(1967/07/21、31期、公明党)

○渡部委員 私は公明党を代表いたしまして、本決議案に対しまして賛成の意を表明するものであります。  沖繩問題等に関する特別委員会の本国会におけるところの審議は、まさに本国会におけるところの注目の的であったと言っても過言でないと存ずるのであります。しかしながら、この沖繩問題は、実質上アメリカの軍政下にある現在の沖繩に対して、いかにして多年の念願であった祖国復帰を達成することができるか、その重大な目的をその肩にになって審議をスタートしたのであります。しかしながら、遺憾ながら、この審議の過程を通しまして、私たちは、必ずしも審議が十分に行なわれたとは言えませんでしたし、また熱心でもなかったということを……

第55回国会 外務委員会 第4号(1967/05/17、31期、公明党)

○渡部委員 それではさっそくお伺いをさせていただきます。私は核拡散防止条約につきまして、まず最初にお伺いしたいと思います。  ただいま曽祢さんのお話にもありましたイエス、バットのうちのバットのほうをきょうは少したくさん伺いたい、こう存ずるのでございます。  ただいまフォスター氏との会見の問題につきまして御説明がございましたけれども、ドイツのほうからおいでになりましたブラントさんとの会見の模様等につきまして、各所においてお話が出ておるようでございますが、この際まとめてあわせて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御発言でよく了解さしていただきましたが、先日特使をお二人お出しになり……

第55回国会 外務委員会 第9号(1967/06/02、31期、公明党)

○渡部委員 このたび大阪において万国博覧会が行なわれることとなりまして、私どもも、この条約に関してだけでなくて、万国博覧会のあり方というものについていろいろな面で感ずるところが多いのであります。したがいまして、本日は博覧会条約における改正点を含めて、本質的な問題やら今回の万博の問題等について、からめて両方をお伺いしたいと思うのであります。  第一に、万国博覧会については戦争中に一ぺん停止になったことがありましたが、この万国博覧会自体のこの条約の改正文を審議するにあたりまして、万国博覧会というものを実施することが一体どのような効果があるものであるか、私はこういう原則的な問題について明らかにされな……

第55回国会 外務委員会 第10号(1967/06/07、31期、公明党)

○渡部委員 私はやはり中近東の問題が現在の時点で最大の問題でありますので、それについてお伺いしたいと思います。時間があまりございませんので、簡潔にお答えくださってけっこうだと思うのでございます。  まず、その原因についてでございますけれども、原因をどう見るかによって、われわれのこの問題に対する影響性も立場も全く変わってくると思うのでございます。聖書の昔にさかのぼってその原因をさかのぼることは、政治としてはよろしくないと私は思うのでございます。二千年の昔にさかのぼりますと、たいていの国々は相当な戦い、戦闘状態をやっておるわけでありますから、現実問題としてこの原因をどうお考えになるか、その取り組み……

第55回国会 外務委員会 第17号(1967/07/12、31期、公明党)

○渡部委員 御質問をさしていただきますが、だいぶおそくなりましたし、それからいままで尊敬すべき同僚議員から多数の御質問がございましたので、私は簡明にこの問題を処理したいと思います。  この旅券法の特例に関しまして、私はしごく簡単なことから伺ってまいりたいと思うのでありますが、まずこの旅券法の対象となりますものは、この旅券を得ます場合に、これは沖繩における旅券法の対象となる人々はどういう人々であるか、それをもう一度明確にしていただきたいと思うのでございます。
【次の発言】 それでは私は申し上げるけれども、この旅券法に関しましては、沖繩側において、南方連絡事務所において旅券の発給を受けるべき人々は……

第55回国会 外務委員会 第19号(1967/07/14、31期、公明党)

○渡部委員 いままでの数次にわたります質問によりまして、この条約についての欠陥が非常に明らかになってまいったのでありますが、私はこの条約の不備について今後の努力をお願いしたい、こういう考えでございます。  と申しますのは、核拡散防止条約あるいは部分核停条約あるいは南極条約、それからこの条約と、宇宙及び天体に関する条約あるいは核兵器に関する条約というものは、これから先大いに積み上げられていかなければならない問題でありますが、米ソ両国を柱とするこのような条約の締結というものは、きわめて不十分な妥協に終わるということは当然理解ができるのであります。したがって、欠陥のあることは明らかであるが、その欠陥……

第55回国会 外務委員会 第20号(1967/07/19、31期、公明党)

○渡部委員 それでは国際電気通信条約及び関係議定書に関する質問を行ないたいと思います。  この条約に関しまして今回いろいろな改正点があるわけでありますが、改正の重大な要点について高島さんから御説明していただいたほうが時間的にも短くなると思いますので、改正要点について御説明を願います。
【次の発言】 主管庁会議に通常、特別、臨時、この三主管庁会議を世界主管庁会議と地域主管庁会議の二種類に分けたその理由はどこにあるのでしょうか。
【次の発言】 この条約に関してでありますが、この条約に関しましては、日本が結んだ他の条約、たとえば南米における所得に対する条約等と違いまして、沖繩に対する留保のようなもの……

第56回国会 外務委員会 第2号(1967/09/04、31期、公明党)

○渡部委員 だいぶ時間もおそくなっておりますし、私は、端的に二点についてお伺をしておきたいと思います。率直にお答えをいただければしあわせでございます。  まず第一に、北方領土の件でございますが、今回中間的なものを日ソ両国間で討議するというふうに伺っております。この中間的なものというものは、やがて結ばれるであろう平和条約と現在の日ソ共同宣言との間の条約であるという意味なのか、それともまた時間的に中間的なものであるというのか、またあるいはこれは新たなる別の政治的な折衝の結果としての中間的なものであるというのか、その中間的なものであるという意味合いをどのようにおとりになったのか、明らかにしていただき……

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第2号(1967/12/07、31期、公明党)

○渡部委員 ただいまの北方領土の問題に関する視察に関しましての鯨岡委員の御説明につきましては、まことにその労を多とするものでありますが、肝心かなめの固有領土の範囲内の問題については、いささかいまのお話とは違う趣があったということを、私は追加して申し上げなければ、当委員会の視察が、一体何を視察してきたかわからないような実情なんじゃないか、そういう問題から私は一言つけ加えたいと思うのであります。  それは、北方の固有領土の問題は、ただいまのお話の中では、現地においては歯舞、色丹、国後、択捉と、この四諸島の中に統一されている、こういうようなお話でございました。確かにこれは、根室におきましてわれわれの……

第57回国会 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号(1967/12/22、31期、公明党)

○渡部委員 私は総理に対して御質問したいと思います。  まず、先ほどの北方領土の範囲に関する鯨岡委員の御質問に対する御回答でありますが、私は重大な国策の変更ではないか、こう思うのであります。すなわち、従来、北方領土の領域につきましては、政府から確たる御言明はございませんでした。ただ、その他の書類の中に、北方地域の範囲については政令をもって定めるということが、南方同胞援護会の法令の中にもございますし、その他の中にもございます。また、北方協会の取り扱うべき範囲内の文書の中にもございます。ところがこの法令に関しましては、「総理府設置法第三条第二号に規定する北方地域の範囲を定める政令をここに公布する。……

第57回国会 予算委員会 第6号(1967/12/15、31期、公明党)

○渡部委員 私は、小笠原諸島の返還の問題につきまして、まずお伺いをしたいと思うものでございます。  沖縄返還の問題と小笠原返還の問題とは、重大な関連性があり、現在小笠原諸島の返還方式につきましては、沖縄返還の重大なる前提条件になるものと考えるものでございます。したがいまして、私は、小笠原諸島の返還方式、現在のあり方等につきまして、政府、内閣総理大臣並びに関係閣僚の方に御質問を申し上げたいと思うものであります。  まず、十一月の二十九日、三木・ジョンソン会談におきまして、小笠原諸島の返還に対しましては、奄美群島を返還した際に行なわれた方式をそのまま小笠原諸島の返還方式に採用しようということが確認……

第59回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1968/08/09、31期、公明党)

○渡部委員 さっそくでありますが、ただいまの外務大臣の御発言の中から、ちょっと私の質問をさておきまして、もう少しお確めをしないと話がわからないことが多少ございますので、まず伺いたいと思います。  一つは、総裁選挙を境とせられまして、依然として内閣は自由民主党であるから、沖繩問題のような問題について、そう方針が変わることはない、そういうお話でございました。総裁の候補者の三人の方々の沖繩問題に対する態度が同じだったら、私はそのままいまの御説明で十分だと思います。ところが、三人の方が全く同じであるかというと、多少ニュアンスの差があるのではなかろうか。それは大きく国政に反映してくるのではないか。これが……

第59回国会 地方行政委員会 第5号(1968/11/11、31期、公明党)

○渡部委員 だいぶ時間がおそくなりまして恐縮でございますが、私は、自治大臣も御存じのように兵庫県一区の選出でございまして、有馬の池之坊満月城の火災につきましては、火災が発生して間もなく現場に飛び込んでいきまして、現場を視察してまいりました一人であります。その立場から、最高のとうとい人命というものを守るためにはより適切な手が打たれなければならない、したがって、この問題についてただいまから質疑を試みたいと思うのであります。長時間経過しておりますので、簡にして要を得た御答弁を承りたいと存じます。  第一に、私は、先ほど社会党の尊敬すべき同僚議員が御質疑になりました際に、自治大臣も消防庁長官も、なくな……

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/14、31期、公明党)

○渡部委員 私は、公明党を代表いたしまして、本日まず質問のうち、政府の政治姿勢に関する質問をいたしたいと存じます。  第二の吹原産業事件といわれ、政界において黒い霧がまつ黒にうわさされておりますこの事件につきましては、国民に対して重大な失望と反感と疑惑を呼んでいる一大不祥事であります。したがいまして、私はまず佐藤総理にお伺いしたいのでありますが、このような不祥事件が依然として頻発をし、日本の国内において、大きな政界に対する不信を招き寄せるよすがとなるのは、一体何に原因するのであるか。少なくとも今回の事件の対象となっております相手といいますのは、佐藤総理の率いられる自民党議員が顔を出し、また政府……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第10号(1969/04/15、31期、公明党)

○渡部委員 本日は非常に時間が少ないようでございますから、私は、きょうは議論というよりも、外務大臣のお考えについて私はまだ存じ上げていないところが多いものですから、領土問題が非常にからんでおりますので、領土関係の問題について、一つずつお伺いするのも非常に妙な話なんですけれども、一つずつお伺いしたいと思うのです、立場が少しずつ違いますから。  一つは樺太、それから千島列島、それから現在政府が北方領土として問題にしております歯舞、色丹、国後、択捉の一諸島三島に関する問題、それから今度はいわゆる台湾に関する問題、もう一つは竹島に関する問題、こういうものを一つずつ、いずれも日本の周辺地域で戦争後の処理……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号(1969/04/17、31期、公明党)

○渡部委員 それでは、北方領土問題対策協会法案に関しての質疑を、前回に続きましてもう一回いたしたいと存じます。  前回きわめて不明瞭でありました、会長及び副会長の両方が代表権を持たれているという問題について、もう一回御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは、「昭和二十年八月十五日において北方地域に生活の本拠を有していた者に対し必要な援護を行なうこと。」と規定されておりますが、これについて具体的にどういう必要な援護を与えられるのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 この「必要な援護」というのは、その「必要な」といわれるのは、単に援護を与えているだけではなくて、今度の法案におい……

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第22号(1969/07/22、31期、公明党)

○渡部委員 ただいま毒ガスの問題に関しましてたくさんの応答が行なわれておりますが、これは、私はまず人類の生存に挑戦する最悪の兵器であると思うわけであります。そしてまた、日本の平和憲法に対する重大な背反律であると思うわけであります。  この問題を扱う前に、まず外務大臣に私は伺っておきたいのでありますが、このような人間性の否定あるいは人類に対する犯罪行為というべき毒ガスのような兵器、あるいは広く化学兵器あるいは生物兵器のようなものは、日本の平和憲法に照らしてまことにこれは両立しないものである、こういうものは断固世界から撲滅していくべきであるとお考えになるのが道義上ほんとうだと思うのでありますが、そ……

第61回国会 外務委員会 第2号(1969/02/17、31期、公明党)

○渡部委員 質問に先立ちまして、委員長にまず御要望申し上げておきたいのですが、先ほどの理事会の打ち合わせ事項によりますと、十六時三十分が終了であります。しかしながら、一人の持ち時間は一時間という打ち合わせも両様あったわけでございます。したがいまして、私の演説はあと二十七分間という形に第一の打ち合わせでいくとなるわけでありますが、そういうことで切られますと、第二の約束がむだになるわけであります。したがいまして、十六時三十分に正確に切るのではなく、しかるべきお含みある御運営を委員長にお願いしたいと思います。
【次の発言】 それでは質問させていただきます。  まず第一に、外務大臣に対してお伺いしたい……

第61回国会 外務委員会 第12号(1969/04/11、31期、公明党)

○渡部委員 さっそくお伺いしたいと存じます。  現在、中国問題につきまして、佐藤総理が非常に意欲的な姿勢をお示しになりましたようで、本国会の冒頭におきましても、所信表明演説におきましては、わざわざ中国問題をお入れになりまして、いままで類例のないことで、政経分離という中国側を刺激するようなことばはわざわざ削除されたとかで、非常に慎重な御発言があった。また、中国に対する門戸はこれを開放しておく、そして接触を保っていきたいというようなお話もございました。また、愛知外務大臣も同趣旨のお話がございました。私たちは、中国問題に対して非常に意欲的な政府の姿勢があらわれるかと思っておったわけでございます。  ……

第61回国会 外務委員会 第17号(1969/05/07、31期、公明党)

○渡部委員 私は、東郷アメリカ局長が最近沖繩の返還の問題を中心として対米折衝をせられましたその労を多とするものでありますが、この際、国民の前に報告を求めたいと思います。  まず、沖繩返還の可能性についてはどの程度の印象を得られたか、また、米軍基地撤去の可能性についてはどの程度の感触を得られたか、あるいは日本国民の合意ともいうべき核抜き返還についてはどの程度の見通しを得られたか、そういったような問題について、アメリカ局長から直接御自分の判断をできる限りにおいて御報告を求めたい、こう思います。
【次の発言】 局長は、先ほど新聞の報道に関してはかなり交渉の真意を伝えるものであるというようなお話をなさ……

第61回国会 外務委員会 第24号(1969/06/13、31期、公明党)

○渡部委員 私は、時間がありませんから率直に伺います。  ただいま沖繩に核があるというのは国際的常識であると言われました。  日本国内に核があると思っていらっしゃいますか、ないと思っていらっしゃいますか、その御判断をお伺いいたします。
【次の発言】 もし日本の本土内に核があるとしたら、安保条約の日本国内に対する適用というのは、そのまま核の持ち込みを実質的に認めるものとなると思います。これはもちろん仮定の議論でありますが、どうでありましょうか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 それでは、きのうの本会議で、返還後の沖繩に非核三原則を適用するということを総理及び外務大臣は述べられたわけであり……

第61回国会 外務委員会 第30号(1969/07/03、31期、公明党)

○渡部委員 この旅券法の一部改正法律案につきまして、きょうはまず私の見解を述べます前に、具体的な事項についていろいろとお伺いしたいと思います。したがいまして、率直にお答えを願えれば幸いであります。  まず、わが国のこの旅券法の一部改正法律案の一番の問題点になっておりますのが、北朝鮮に対する一般旅券の発給の問題であろうと思います。現在の状態と、北朝鮮との間の旅券の発給に関しては、この改正案が具体的に、たとえば一人の日本人が北朝鮮のほうに入ろうとすると、その入る前とあととどういう差があるか、具体的に例を引いてお話し願いたいと思います。
【次の発言】 いま北朝鮮に入ろうとする方がいるとします。そうい……

第61回国会 外務委員会 第32号(1969/07/09、31期、公明党)

○渡部委員 さっそくでございますが、前回委員会におきまして、日本と朝鮮の間、特に北朝鮮との間の貿易に関しまして、これが今回の旅券法において阻害されるような事態になったとしたら非常に問題である、この両国の貿易については、どういう見通しあるいはどういう経緯を持っているか、その点をお伺いしょうとして、私は金沢参事官に御質問をいたしましたところが、御回答が明確でございませんで、質問に対するお答えが中途はんぱになっております。その後、資料等もいただいておりますが、金沢参事官の口から、その問題について総括してまずお答えをいただいたほうがよろしいんじゃないかと思いますので、お願いいたします。


32期(1969/12/27〜)

第64回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1970/11/24、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 この際、七言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。  はなはだ簡単でございますが、ごあいさつにかえます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま海部俊樹君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  委員長は、理事に       木野 晴夫君    佐々木義武君     ……

第64回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1970/12/09、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより一会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山中書郎君。
【次の発言】 原子力局長に申し上げます。  ただいまの応答は、討論がすれ違いであります。と申しますのは、近江君は、今回の事故に関しての、科学技術庁がどういうふうな対策をとるか、これまでの処置に間違いがあったかなかったかを何回にもわたって質問しているわけであります。局長の答弁は、現在の科学技術庁の原則論についてお答えになっているわけであります。これではいつまでたっても討論は煮詰まらないし、時間がかかるばかりだと私は思います。したがいまして……

第64回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1970/12/16、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。近江巳記夫君。
【次の発言】 では、次に山原健二郎君。
【次の発言】 それでは次回は、明十七日木曜日午前十時より理事会、十時十五分より委員会を開くこととし、本日は、これにて散会いたします。    午後四時十六分散会

第64回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1970/12/17、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず参考人出頭要求に関する件についておはかりをいたします。  ウラン濃縮技術に関する問題調査のため、本日動力炉・核燃料開発事業団副理事長今井美材君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。三木喜夫君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 次に吉田之久君。
【次の発言】 引き続き、海洋開発に関する問題について質疑の申し出がありますので、……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/02/16、32期、公明党)

○渡部(一)委員 ただいま中谷委員の冒頭のお話にもございましたけれども、ただいま沖繩の祖国復帰に対しましてさまざまな論議が展開されておりますけれども、沖繩の内部において最も県民の不安をかき立てているものは、返還交渉において必要以上に秘密主義が横行しておる、われわれの前途というものは一体どういうふうな形できめられていくかということが大きな不安になっていく、その問題にあると思うのであります。先ほどの御答弁を通しても明らかなように、愛知外務大臣は、必ずしも全面的な秘密主義というようなのはおとりになっていらっしゃらないし、また返還協定の内容についても随時に明らかにしていくということを申し述べられており……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1970/12/26、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、再び委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。  はなはだ簡単でございますが、ごあいさつにかえます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま梶山静六君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。  委員長は、理事に       木野 晴夫君    佐々木義武君    ……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1971/02/17、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  最初に、西田国務大臣より、科学技術行政に関する所信を承ることといたします。西田国務大臣。
【次の発言】 次に、昭和四十六年度科学技術庁予算について、矢島官房長より説明を聴取いたします。
【次の発言】 以上で説明聴取は終わりました。
【次の発言】 引き続き去る二月五日本委員会に付託されました原子力損害の賠償に関する法律及び原子力損害賠償補償契約に関する法律の一部を改正する法律案、日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案及び十三日に付託されました海洋科学技術センター法案を議題といたします。

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1971/02/18、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  科学技術振興の基本施策について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。木野晴夫君。
【次の発言】 次に堂森芳夫君。
【次の発言】 次に、吉田之久君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 ちょっと申し上げますが、時間がありませんからこれで最後にしていただきたい。  それから率直に申し上げますが、ただいまの御答弁はきわめて不十分であります。具体的な質問を近江さんがしておられるのでありますから、次回までにこの処理技術に関する厚生省の明確な見通しとこの対策について、この場において御回答……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1971/02/26、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  原子力損害の賠償に関する法律及び原子力損害賠償補償契約に関する法律の一部を改正する法律案及び日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  両案審査のため、本日、日本原子力船開発事業団理事長佐々木周一君及び同理事堀純郎君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。近江巳記夫君。

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1971/03/10、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 堂森芳夫君の質疑を終わり、吉田之久君。
【次の発言】 次に、近江巳記夫君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次回は明十一日木曜日午前十時より理事会、十時十五分より委員会を開くこととし、これにて散会いたします。    午後六時八分散会

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1971/03/11、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  原子力損害の賠償に関する法律及び原子力損害賠償補償契約に関する法律の一部を改正する法律案及び日本原子力船開発事業団法の一部を改正する法律案を議題とし審査を進めます。  この際、西田国務大臣より発言を求められておりますので、これを許します。西田国務大臣。
【次の発言】 次に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  両案審査のため、本日日本原子力船開発事業団理事長佐々木周一君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1971/03/18、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  原子力損害の賠償に関する法律及び原子力損害賠償補償契約に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  西田国務大臣より発言を求められておりますので、この際、これを許します。西田国務大臣。
【次の発言】 次に、政府委員より補足説明を求めます。吉野アメリカ局長。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。最初に近江巳記夫君。
【次の発言】 田中武夫君。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こして。  ただいまの田中委員の発言につきましては、後刻の理事会においてこれを協議することとしたいと存じます……

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1971/03/23、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  海洋科学技術センター法案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。加藤陽三君。
【次の発言】 次に、山中吾郎君。
【次の発言】 大臣はもうすぐ入ってこられますので、それまで局長に御質問をお願いします。
【次の発言】 関連質問の申し出がありますので、これを許します。田川誠一君。
【次の発言】 次に近江巳記夫君。
【次の発言】 その問題は後刻御相談したいと存じます。
【次の発言】 近江君に申し上げますが、先ほどの理事会で定められた時間になっておりますから、これにて質問を終局されるようにお願いします。

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1971/03/24、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  海洋科学技術センター法案を議題とし、審査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石川次夫君。
【次の発言】 次に、曽祢益君。
【次の発言】 次に山原健二郎君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 ただいま委員長の手元に、田川誠一君外三名より自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党共同提案にかかる海洋科学技術センター法案に対する修正案が提出されております。
【次の発言】 まず提出者より趣旨の説明を求めます。田川誠一君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1971/05/12、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  最初に、去る三月十八日予備審査のため本委員会に付託されました矢追秀彦君外一名提出の海洋資源開発振興法案、海洋資源開発公団法案、海洋資源開発技術総合研究所法案、海洋資源開発委員会設置法案、以上四案を一括して議題とし、提案理由の説明を聴取したします。矢追秀彦君。
【次の発言】 以上で提案理由の説明聴取は終わりました。
【次の発言】 次に、科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。近江巳記夫君。
【次の発言】 石川次夫君。
【次の発言】 それでは、次に山原健二郎君。

第65回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1971/05/20、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 引き続き、海洋開発に関する問題等について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山中吾郎君。
【次の発言】 次に、近江 記夫君。
【次の発言】 それでは農林省から…。
【次の発言】 委員長として発言いたします。  ただいまの近江委員に対する質疑応答はきわめて不満足でありまして、了承できないものを感じております。なぜかと申しますと、先ほどからおかあさん方の母乳の健康問題については、近江委員が指摘されたように多大の心配があるわけであります。しかるに、本委員会における厚生省側の御回答は、離乳を早めることによってそれをやるという御意見もありましたけれども、それに反対する御意見もあ……

第66回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1971/07/14、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。  はなはだ簡単でございますが、ごあいさつにかえます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま木野晴夫君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  委員長は、理事に       木野 晴夫君    佐々木義武君 ……

第66回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1971/07/23、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  このたび科学技術庁長官及び政務次官に御就任になりました平泉国務大臣及び粟山政務次官よりそれぞれ発言を求められておりますので、これを許します。平泉国務大臣。
【次の発言】 次に、粟山政務次官。
【次の発言】 次に、参考人出頭要求に関する件について、おはかりいたします。  原子力の安全性確保に関する問題調査のため、本日、東京大学教授内田秀雄君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、参考人からの意見……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第5号(1971/11/15、32期、公明党)

○渡部(一)委員 この次にその続きはできるわけですね。
【次の発言】 私はたくさん御質問を申し上げなければならぬことがございますし、かねてから総理がおっしゃっておりますとおり、慎重審議というたてまえを貫いてがっちり質問させていただきたいと、だいぶ材料も集めてまいりましたのですが、ただいま委員長からお話がありましたように、約三十分とのことでございますので、きょうはとりあえず、いままでの質問、それからその他の中で詰められていない問題につきまして多少申し上げておきたい、こう思っておる次第であります。  その第一は、先回私は、予算委員会におきまして、HEの問題につきまして申し上げました。また、参議院に……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第6号(1971/11/16、32期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、本日は、沖繩返還協定それ自体につきまして、逐条的に問題点を明らかにしたいと存じます。  沖繩返還協定は、その沖繩返還の事実と相まって返還協定といわれているわけでありますが、私は、この返還協定を逐条的に申し上げる前に、私の立場を明らかにしておきたいと存じます。  返還協定に対して、わが公明党はこれに対して反対の意向を持っております。  その内容は何かと申しますならば、沖繩返還が、確かに返還が行なわれる第一条に関して私たちは異議を差しはさむところはないわけでありますが、少なくともその前文、少なくともその三条以降については、明らかに軍事的な取りきめを優先するものでありまして、……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第8号(1971/11/22、32期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、末席にこうして質問する前に、質問するチャンスを与えていただきましたことにまずお礼を申し上げたいわけでありますが、この議論を進めるにあたりまして、深い遺憾の意を表さざるを得ないのであります。  十七日の日、同僚の楢崎君の質問の途中に、午後の三時十五分、本委員会において強行採決が行なわれました。このやり方というものに関しては、私たち末席にすわっている者にとっては、声も聞こえなければ内容も不明であるという状態のままに、後ほど御説明によれば、返還協定に関する採決を終了したとのことであります。  私は、まず委員長に対して、はなはだ深い遺憾の意を表さなければならないのであります。委……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1971/10/29、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。はなはだ簡単でございますが、ごあいさつにかえます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま木野晴夫君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  委員長は、理事に      木野 晴夫君    佐々木義武君     ……

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1971/11/10、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大原亨君。
【次の発言】 次に石川次夫君。
【次の発言】 次に近江巳記夫君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 ただいまの資料要求の件につきましては、後ほど理事会におきまして決定いたしたいと存じます。  次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後五時三十七分散会

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1971/11/13、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  最初に、去る十一日の川崎市におけるローム斜面崩壊実験事故の概要について説明を求めます。平泉国務大臣。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田川誠一君。
【次の発言】 次に石川次夫君。
【次の発言】 田中武夫君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 次に吉田之久君。
【次の発言】 次に寺前巖君。
【次の発言】 それでは、佐藤総理が出席されましたので、総理に対する質問に入ります。  田川誠一君。
【次の発言】 次に田中武夫君。

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1971/12/01、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  このたび科学技術庁長官に御就任になりました木内国務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。木内国務大臣。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  原子力開発に関する問題について、本日、日本原子力研究所理事長宗像英二君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよう御了承を願います。

第67回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1971/12/23、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  まず、閉会中審査申し出に関する件についておはかりいたします。  本委員会は、閉会中もなお科学技術振興対策に関する件について調査を行なうため、議長に閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 引き続き科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中武夫君。
【次の発言】 ただいまの田中武夫委員の御提案でありますが、その御趣旨についてはきわめてごもっともなる趣旨であると思います。この件の取……

第67回国会 予算委員会 第4号(1971/10/28、32期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、中国問題及び沖繩問題につきまして、総理並びに関係閣僚に御質問したいと存じます。  申すまでもなく、日本は、中国問題に関して、今日までの外交姿勢の大幅な再検討を余儀なくされておる時期だと存ずるわけでありまして、私は、国連総会における決議云々をもって佐藤内閣を追い詰め、打倒するというような立場よりも、むしろ、この際、佐藤総理と、中国問題に関して日本の将来を懇談する立場でじっくりお話を詰めてみたい、こう考えているわけであります。  国連におけるアルバニア決議案の圧倒的な可決によって、中華人民共和国の国連に対する議席が復活したということは、国連憲章の精神に基づいてまことに喜ぶべ……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1971/12/30、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  このたび、委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の職を汚すことになりました。微力ではございますが、誠心誠意委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。  はなはだ簡単でございますが、ごあいさつにいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま木野晴夫君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  委員長は、理事に       木野 晴夫君    佐々木義武君     ……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1972/03/08、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  まず、理事辞任の件についておはかりいたします。  理事内海清君から理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  ただいまの内海清君の理事辞任に伴い、理事が一名欠員となりましたので、その補欠選任を行ないたいと思いますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に吉田之久君を指名いたします。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1972/04/05、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  まず、連合審査会開会申し入れの件についておはかりいたします。  公害対策並びに環境保全特別委員会に対して、公害対策並びに環境保全に関する件、特にポリ塩化ビフェニール汚染問題について、連合審査会の開会を申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  なお、連合審査会開会日時等につきましては、公害対策並びに環境保全特別委員長と協議の上、追って公報をもってお知らせいたします。
【次の発言】 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。近江巳記……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1972/04/06、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石川次夫君。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 それでは速記をとめて。
【次の発言】 速記を起こして。  近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午後零時十九分散会

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1972/04/19、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件、特に、原子力開発に関する問題について調査を進めます。  政府は、原子力の平和利用における国際協力のため、ウラン資源国であるオーストラリア及び核物質保有国であるフランスの両国とそれぞれ原子力協定を締結する交渉を重ねておりましたが、すでに、署名を終え、協定締結について、現在国会に承認を求めているのであります。  両協定は、わが国の原子力政策にとって重要な意義を持つものであります。この際、本委員会の調査の必要上、両協定の交渉経過と、そのおもなる内容につきまして関係政府から説明を聴取することといたします。最初に、木内国務大臣。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1972/04/20、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉田之久君。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1972/04/26、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  原子力開発に関する問題について、本日、日本原子力研究所副理事長村田浩君及び同理事山崎文男君を参考人として意見を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよう御了承を願います。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石川次夫君。
【次の発言】 次に近江巳記夫君。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1972/05/10、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  まず、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  昨九日、理事近江巳記夫君の委員辞任により、理事が一名欠員となっております。その補欠選任を行ないたいと思いますが、先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に北側義一君を指名いたします。(拍手)
【次の発言】 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉田之久君。
【次の発言】 次に山原健二郎君。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1972/05/18、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。木野晴夫君。
【次の発言】 ポリ塩化ビフェニール等汚染防止に対処するための研究開発の推進に関する件について、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党及び日本共産党の五党を代表し、石川次夫君外四名より、決議をすべしとの動議が提出されております。  まず、趣旨の説明を求めます。石川次夫君
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 おはかりいたします。  ただいまの石川次夫君外四名より提出されましたポリ塩化ビフェニール等汚染防止に対処するための……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1972/05/24、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。田中武夫君。
【次の発言】 それでは、ただいまの田中武夫委員から御要求のありました資料等につきましては、関係省庁より御提出を求め、同委員の御質問の留保に関しましては、後刻理事会において善処したいと存じます。  次回は、明二十五日木曜日午前十時理事会、十時十五分より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。    午後一時四十三分散会

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1972/05/25、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  理事補欠選任の件についておはかりいたします。  昨二十四日、北側義一君の委員辞任に伴い、理事が一名欠員となりましたので、その補欠選任を行ないたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に近江巳記夫君を指名いたします。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。    午前十時二十一分散会

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1972/05/31、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石川次夫君
【次の発言】 次に近江巳記夫君。
【次の発言】 次に、山原健二郎君。

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1972/06/01、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  原子力開発に関する問題について、本日、日本原子力研究所理事長宗像英二君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよう御了承を願います。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。石川次夫君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  対ガン科学……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1972/06/07、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  対ガン科学に関する問題調査のため、本日、参考人として財団法人ガン研究会ガン研究所長吉田富三君及び東京大学教授太田邦夫君に御出席を願っております。  この際、両参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中のところ本委員会に御出席くださいまして、ありがとうございます。  わが国のガン研究は、ガンに関する各種学会、研究機関、病院、大学等において熱心に進められているのでありますが、医学の急速な進歩にもかかわらず、ガン患者は、日本のみならず世界的に年々増加の傾向を示していることは、まことに憂慮す……

第68回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1972/06/16、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  まず、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  去る七日、理事近江巳記夫君の委員辞任に伴い、理事が一名欠員となりましたので、その補欠選任を行ないたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、理事に近江巳記夫君を指名いたします。
【次の発言】 次に、閉会中審査申し出に関する件についておはかりいたします。  本委員会は、閉会中もなお、科学技術振興対策に関する件について調査を行なうため、議長に閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、これに……

第68回国会 予算委員会 第22号(1972/04/03、32期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、沖繩返還協定特別委員会におきまして、沖繩返還協定の審議に当たった一人といたしまして、今回の事態に対して深い不満の意を持っておる一人であります。  この問題は、先ほどすでに言われましたように、国民があるいは国会が議論をする場合に、何よりもお互いの間にある程度の信頼関係がなければ成立しない関係を打ちこわしたということであります。先ほどからの御答弁の趣を拝見しておりますと、私情ということばが先ほどから使われておりますので、そのことばをもってすれば、これほど悲惨な痛ましい応答はない。内閣総理大臣や外務大臣がまさに食言、陳弁、その痛ましき姿というものは、日本国にとっても決してプラ……

第69回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1972/07/06、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。  はなはだ簡単でございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま小宮山重四郎君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  委員長は、理事に       木野 晴夫君    佐々木義……

第69回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1972/07/12、32期、公明党)【議会役職】

○渡部委員長 これより会議を開きます。  この際、新たに科学技術庁長官に御就任されました中曽根国務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。中曽根国務大臣。
【次の発言】 次に、閉会中の委員派遣に関する件についておはかりいたします。  閉会中審査案件が付託になり、実地調査の必要がある場合には、委員派遣を行なうこととし、派遣委員の選定、派遣地及び期間並びに議長に対する承認申請手続等につきましては、あらかじめ委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、おはかりいたします。  閉会中審査のため、委員会に……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1972/12/26、33期、公明党)

○渡部(一)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、浅井美幸君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1973/06/06、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、まずきょうは基地縮小の問題、それからVOAの問題及びコザにおける借地料の問題、三つについてお伺いしたいと思います。  最初にお伺いいたします。まず沖繩返還協定の採決の際に国会において「非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議」が行なわれたことは、列席の皆さまには御承知いただけた問題だと思います。そのとき趣旨説明をされたのは現在の特別委員長の浅井美幸氏でございます。  その決議の際に、「非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議」として、その第二項として、「政府は、沖繩米軍基地についてすみやかな将来の縮小整理の措置をとるべきである。右決議する。」と述べられました。こ……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第9号(1973/06/22、33期、公明党)

○渡部(一)委員 きょうも少し外務省に耳の痛いことをいささか申し上げなければならぬわけでありますが、北方領域の問題につきまして、ただいま共産党の正森委員が、政府の歯舞、色丹、国後、択捉島、この四島に対する態度は、当時の国会における発言と相違しておるではないかという指摘をされておりますが、それ以上あまりお話が進展していなかったようなので、私はその先を続けて質問申し上げたい。  それでは、昭和二十六年十月十九日、サンフランシスコ平和条約特別委員会で、当時の条約局長西村熊雄さんが、千島列島を放棄したということと、放棄した中に北千島と南千島が入るということを前提にしながら、ただし、両者は歴史的に事情が……

第71回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1973/06/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 まず私は、先ほど諸先生方のお話の中で、皆川先生が大陸だなの問題について御発言になりまして、後ほどチャンスがあればとおっしゃいましたので、大陸だなの問題について先生の御意見を続いて開陳していただきたい、こう思っておるわけであります。ひとつよろしくお願いいたします。
【次の発言】 大陸だなの問題については、わが国も尖閣列島の問題等あり、また北方領土の問題とも関連して私たちも関心を持たなきゃならぬ問題であり、また日本の漁業資源の問題も含めて大陸だなの問題が問題となりつつある上に、最近に至って海底におけるマンガン塊の開発など、海底資源の問題について国際的な紛争の原因になろうとしている……

第71回国会 外務委員会 第2号(1973/02/23、33期、公明党)

○渡部(一)委員 きょうは外務委員会として最初でありますので、政府の外交方針に関して基本的なことについて少し伺いたいと思います。  まず、これまでの日本政府の外交方針は、共産圏に対する外交に対しては冷戦外交の継続として、共産圏との間には外交がなかったといっていいんではないかと思います。おおまかな言い方でありますが、共産圏との間では、要するに話し合いをすることも交渉することもない、自由主義諸国家との間の交渉はあるというような状況であったように思います。  ところが、最近における国際的な諸情勢の急変は、日本外交をそのような形に置いておくことができず、日本はいまや急速にいろいろな国々とおつき合いしな……

第71回国会 外務委員会 第4号(1973/03/07、33期、公明党)

○渡部(一)委員 委員長、議事運営についてでありますけれども、三時間以内にきょうの質疑は全部最後まで入れるという話でしたが、すでに相当時間をオーバーしております。私の時間ははみ出しているわけであります。そうすると、大臣はいま退席されようとしております。こんなことでは質疑応答ができません。ですから、指定の時間を理事会できめられたのであれば、理事会できめられたとおり各委員の時間励行の督励に当たるのは委員長の責務であると私は思います。その点きょうの議事運営については遺憾ながら私は遺憾であると申し上げるしかない。また大臣もあとを控えておられてそわそわして私の質疑応答をされるのでは、魂のこもらない御答弁……

第71回国会 外務委員会 第5号(1973/03/08、33期、公明党)

○渡部(一)委員 岡田委員の御好意によりまして、少し御質問をさせていただきます。  沖繩国際海洋博覧会の問題でありますが、これまで討議を続けてきた討議を通して、私どもは非常にたくさんの問題点があることがわかったわけであります。もちろん、それは当然沖繩返還の諸条件とからむ問題でありますから、このような困難というものは予想されていたわけでありますが、困難が加速されている面があるわけであります。  そこで、先ほど瀬長委員が、土地の買い占め等に対する物価の抑制措置等の問題に関連いたしまして質疑をされておりましたが、海洋博の担当である通産関係の方がおいででございましたら、この建設資材の暴騰、一般物価の暴……

第71回国会 外務委員会 第15号(1973/04/25、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私はアフリカ開発基金設立に関するこの協定に対して、わが党の近江巳記夫議員が克明に議論を展開し、また、同僚の議員の皆さんがたいへん議論をされているところでありますので、細目についてお伺いするつもりはございませんが、経済協力に関する基礎的な考え方について外務大臣の御意見をこの際明らかにしていただきたい、こう思っておるわけであります。  戦後日本の経済発展は申すに及ばぬことでございますが、日本は要するにいまドルをため込んで、ほかの国に対して冷たい国である、自分だけもうけている国だというようなムードといいますか、印象というものを持たれているわけであります。そのときにあたって、日本がど……

第71回国会 外務委員会 第16号(1973/05/09、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、公明党を代表し、ただいま議題となりましたアフリカ開発基金を設立する協定に関し、反対の意思を表明するとともに、本協定と不可分の関係にあるわが国の対外経済協力政策について、わが党の立場を明らかにしようとするものであります。  今回政府は、アフリカ開発基金の創設にあたり、一国の出資規模としては最大の千五百万計算単位相当額を出資することにより、後発途上国の多いアフリカ地域に対して経済協力の体制を整えようとしております。しかし、先進諸国とアフリカ諸国との間を結びつけようとするアフリカ開発基金が、有効適切なるパイプ役としてその効果を発揮するためには、資本主義国、社会主義国のいかんを……

第71回国会 外務委員会 第18号(1973/05/30、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、朝鮮問題につき、外務大臣にお伺いしたいと存じます。  現在WHOにおける北朝鮮政府の加盟という歴史的な決議がされまして、日本の韓国に対する態度というものは、大きく反省しなければならぬ時期に到達している、こう思うわけであります。日韓条約において――この日韓条約の成立自体に問題があるわけでありますけれども、日韓条約において、日本政府は、当時第三条において、「大韓民国政府は、国際連合総会決議第百九十五号(III)に明らかに示されているとおりの朝鮮にある唯一の合法的な政府であることが確認される。」と述べております。このことは、国連総会決議百九十五号(III)というものに乗っかっ……

第71回国会 外務委員会 第20号(1973/06/06、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私はこれまで二回にわたりましてお話をいたしました海外子女教育の問題につきまして最初に少しお伺いをしたいと思っております。  最初にアメリカ局長にお答えをいただければいいんじゃないかと思いますが、現在の状況についてまずどう認識されているかという問題であります。  御承知のとおり、海外子女教育の問題についてはたいへん大きな問題点がたくさんあるわけでございます。日本のたくさんの外交官あるいは商売をなさっている方々あるいは一般的な教育者、その他の文化人等が海外に行かれていろいろ仕事をされておるわけであります。その子女が海外に行かれて教育問題で非常に困惑をいたしております。その問題幾つ……

第71回国会 外務委員会 第21号(1973/06/13、33期、公明党)

○渡部(一)委員 物品の一時輸入のための通関手帳に関する通関条約の締結について承認を求めるの件の御説明の中にもございますが、ガットの規定を拝見いたしまして、まずこのATA条約それ自体を拝見する前に、アメリカ政府が最近に至りガットの規定それ自体に対する挑戦をニクソン・ショックという形でしばしば試みられていることは御承知のとおりであります。そういう時点において、このATA条約の審議ということはまことに重大なことはわかるわけでありますが、ガット協定に違反していると私は感ずるわけでありますが、さまざまな金融、貿易面におけるニクソン政府のやり方、アメリカ政府のやり方というものに対してどう考えておられるか……

第71回国会 外務委員会 第23号(1973/06/20、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、ただいまから日米原子力協定のさまざまな問題点について御質問をいたしたいわけでありますが、きょう時間が短いようでありますから、総括的な問題、また本質的な問題から先に伺いたいと思うわけであります。  まず科学技術庁の方に伺いたいのでありますが、当協定において、従前の協定より異なり、核燃料の購入に関して相当長期にわたる、また詳しい内容の規定が行なわれたように拝見されるわけでありますが、どれぐらいの期間にわたって、時間的な段取りをどういうふうにしていくかという面と、それから質的な面で、その核燃料をわがほうが買うにあたって、国内措置としてどういうことが必要であるか、まず丁寧にお話……

第71回国会 外務委員会 第24号(1973/06/22、33期、公明党)

○渡部(一)委員 参考人の皆さんに、特にまず大杉さんにお伺いしたい。  原子力協定が原子力研究に支障になるポイントについてお話しになりました。そのポイントについてもう少し詳しくお話しをいただきたい、こう思っているわけであります。つまり今回の日米原子力協定が国会に審議にかかっておりますけれども、従来からの経緯または今回新しく改定されるこの原子力協定両者を含んででけっこうでありますが、先生のおあげになったのはどのポイントか、お話を簡明にひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 藤波先生にお伺いするわけでありますが、私たちの長い間の願望といたしまして、核融合反応ができて、人類がエネルギーにそんな……

第71回国会 外務委員会 第25号(1973/06/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 先日の御質問の際に、濃縮ウランの役務提供における米国原子力委員会の先着者順の基準があるなしについての問題につきまして、先ほど資料が配付されましたが、この問題について、科学技術庁の御説明をいただきたいと存じます。
【次の発言】 先着者順についてのこの御説明はわかりましたが、先着者順というのは、契約当事者が契約を開始した時点が先着者順というのでありますか、それとも契約締結点が先着者順というのでございますか。その点が明確になりませんと、実際的な意味はないと思いますので、御返答をいただきたいと存じます。
【次の発言】 そうすると、契約書ができ上がった時点の先着者順と、こういう意味です……

第71回国会 外務委員会 第26号(1973/06/29、33期、公明党)

○渡部(一)委員 先日の当外務委員会における審議の過程において、私は、当日米原子力協定の改正にあたり、その中間において交換公文が提出され、内容の重大な改定が行なわれたにもかかわらず、当委員会への御報告もなく、いわんや承認その他の御相談もなく推移したことについて、深い遺憾の意を表明いたしました。と申しますのは、現在の日本の国政において、国会は国権の最高機関であり、国政の審議権は第一義的に保障されるべきものであります。しかるに政府は、この交換公文の取り扱いにあたり、明らかにそのような慎重な配慮を行なうことなく、恣意的にこの交換公文の公開あるいは当委員会への報告を怠り、そして審議権に対する一方的な侵……

第71回国会 外務委員会 第27号(1973/07/02、33期、公明党)

○渡部(一)委員 第九条の問題に関連し、本委員会の質疑の継続の途中から交換公文の件が問題になっておりますので、その問題について、最初に多少の見解を申し上げたいと存じます。  日本国憲法七十三条には、内閣の職務として、「内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行ふ。」として、その第二号に「外交關係を處理すること。」三号として「條約を締結すること。但し、事前に、時宜によつては事後に、國會の承認を經ることを必要とする。」と述べられております。日本国憲法のこのような規定は明らかに、今日私たちが当面している本委員会における質疑の途上において明らかにされたように、交換公文あるいは外交的な諸取りきめの問題が……

第71回国会 外務委員会 第28号(1973/07/04、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は公明党を代表し、原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定を改正する議定書の締結について承認を求めるの件につき、遺憾ながら反対の意見を表明するものであります。  四十三年二月二十六日に署名された原子力の非軍事的利用に関する協力のための協定が締結されておりますが、本議定書はこれを改正するものであり、四十八年三月二十八日、ワシントンにおいて署名が行なわれたものであります。  濃縮ウラニウムの安定供給源を確保することはわが国の外交政策の大きな主題でありますが、本議定書の審議において、その国民的願望に逆行する欠陥が数多くあることが露呈いたし……

第71回国会 外務委員会 第30号(1973/07/13、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私はまず最初に、このたび総理が世界各国を訪問されるにあたり、外交問題の基本的な問題に対して外務大臣と総理との間でいろいろお話し合いが行なわれておるという報道に接しております。その中で、日米及び日欧間の文化交流基金の問題が御両者の間で合意されたとの報道を見ておりますが、これに対して当委員会で御説明を伺いたい、こう思うわけであります。  日米文化交流基金及び日欧文化交流基金、合計して四千万ドル程度を訪米あるいは訪欧の際総理の口から提案する旨報じられておりますが、こういう予定はございますのでしょうか。そしてこれに対してどういう計画を現在お持ちなのでありましょうか。直接外務大臣の御答……

第71回国会 外務委員会 第31号(1973/07/20、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、ただいま議題となっております国際ココア協定並びに麻薬に関する協定、両協定を審議するにあたり、きのう、おとといからの経緯につき、当局の態度をただしたいと存じます。  問題は、一昨日の晩のことであります。私が当協定の勉強会をやっておりまして、その席上、外務省の係官が当協定の説明にお越しになりまして、いろいろお話を伺っておる最中、国際ココア協定に関しては暫定措置がとられた旨のお話がございました。私は、このような国会審議の最中であり、参議院において議決が行なわれ、衆議院において議決が行なわれない中間点において、暫定措置をとられた旨国会に報告をなされるのが当然だと考えました。  ……

第71回国会 外務委員会 第32号(1973/08/24、33期、公明党)

○渡部(一)委員 さきに、本協定の審議中、家庭麻薬の取り扱いにつき、日本の国内法と千九百六十一年の麻薬に関する単一条約を改正する議定書との間に差があることが見出され、それに関して御質問をいたしましたところ、当局のほうから、これに関しては意見を整足して、当委員会に対して意見を表明する旨、御発表になりました。  そこで、当単一条約の上で、明らかに附表IIIにおきましては家庭麻薬の取り扱いがしるされております。この家庭麻薬は、諸外国におきましては、これを買い集めることによって、一般麻薬あるいは強力な麻薬の代用品として使われ、ヒッピー等においても施用される旨の記述を諸外国の文献に見るわけでありますが、……

第71回国会 外務委員会 第33号(1973/08/29、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は金大中事件に関しまして、少し変わった角度からこの問題を扱ってみたいと存じます。  今回の金大中事件に関しまして、わが国に対する亡命者あるいは政治的逃亡者といわれる人々がクローズアップされてまいったわけでありますが、こういう人々は一体どれぐらいのケースがあるものか、またそれに対してわが国は従来どういう処置をとってこられたか、まずそういう具体的事実について伺いたいと存じます。
【次の発言】 私がこの金大中事件を調べている途中におきまして、わが国の亡命者及び政治的逃亡者の取り扱い、その関係法規を調べてまいりましたところ、特別な国内法等が制定されておらず、法的にも一つのエアポケッ……

第71回国会 外務委員会 第34号(1973/09/07、33期、公明党)

○渡部(一)委員 先ほどからの金大中事件に関するさまざまな応答を拝見しておりまして、私は政府のこれからとるべき対策というものについてしぼってお伺いをしたいと思います。  さきの当委員会の質疑の途中、条約局長は私の質問に対しましてこう答えられた。それは犯人が公人である場合、それが公的な命令によるかどうかは別とした、すなわち、公人の私的行為としての犯罪が確定した場合も韓国側に責任がある旨発言をされました。その点は昨日の答弁でも私は変わっていないと思います。で、公人の私的行為としての犯罪が確定した場合に、やはりそれは広義の主権侵害ということに当然なり得る。であるからこそ韓国に責任があるという御発言に……

第71回国会 外務委員会 第36号(1973/09/19、33期、公明党)

○渡部(一)委員 時間が、大臣は非常に切迫されている模様でございますから簡明にお伺いします。  一つは、先ほどベトナムの問題につきましてお話がございました。北ベトナムとの国交が正常化いたしますことはきわめて喜ぶべきことであると思うわけでありますが、これは先ほどはっきり御明言がなかったように思いますのでお伺いするわけでありますが、これは正式の調印その他についてはこれからどういうような進行状態になるのでございますか。
【次の発言】 調印その他はそれからですか。
【次の発言】 そうすると、二十一日に調印される、そう考えてよろしいわけですか。

第71回国会 外務委員会 第37号(1973/09/25、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、先ほど御説明がございました件につき、もう少し詳しくお伺いをいたしたいと存じます。  日米原子力協定改正議定書の当委員会における審議の途中、同議定書の内容がきわめてあいまいである点が散見されたため、私は、当委員会委員長に対しまた当局に対し、米国原子力委員会と再交渉の上、適当な措置をとられる旨を要望をいたしました。それに対して先ほど、フリードマン米国原子力委員会国際部長より在米大使館山崎公使あてに発出された書簡が提示されたわけでございます。しかし、この内容につきましてはなおかつ判然とせぬ面がありますため、これについて多少の御質問をしたいと存じております。  私が申し上げまし……

第71回国会 予算委員会 第6号(1973/02/05、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、まず外交、防衛問題についてお伺いしたいと存じます。  先日よりの総理の御答弁の数々を承っておりまして、非常にわからない問題がますますふえてまいったような感じがするわけであります。特に、話の引き続きでありますので、防衛庁長官が御発言になりました平和時の防衛力についての御見解について、引き続きただしてまいりたいと存じます。  総理はいろいろなことをおっしゃいました。はからずも言わざるを得ない羽目におちいったとか、あの辺が私は御本心かとも思うのでありますけれども、この防衛庁の平和時の防衛力について、総理が防衛庁長官に勉強するように指示なさった、それについての回答が出た、そして……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1973/12/01、33期、公明党)

○渡部(一)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、小濱新次君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1973/12/20、33期、公明党)

○渡部(一)委員 時間がありませんので、データ等は、一部は読み上げ一部は資料として提出をいたしたいと存じます。  まず沖繩の米軍基地の整理統合の交渉につき、最近種々交渉が行なわれているやに伺っております。  四十八年一月二十三日に行なわれた日米安全保障協議委員会第十四回会合においては、その外務省情報文化局の発表された第七項において、「委員会は、また、沖繩における施設・区域の整理・統合計画について検討した。  双方は、日本政府によってとられる措置をまって那覇空港を日本に完全返還することに原則的に合意した。この措置は、米海軍及び海兵隊の航空機が那覇空港から移転する先の嘉手納飛行場における代替施設の……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1974/02/15、33期、公明党)

○渡部(一)委員 このたび米軍の在沖繩米軍基地が返還になったそうでありますが、外務省及び総理府はこれについて当然承知をされていると思いますが、当委員会に対して明確な御説明をいただきたい。  といいますのは、こういう大きな返還問題のようなのがあるのに対しまして随時、随時、的確な御説明がない。質問をしなければ返事せぬ。くさいものにふた。特にしくじった交渉については全く言わない。議員がやかましく言わなければ言わないというのはしつけが悪過ぎると私は思う。しつけが悪いどころじゃなくて態度が悪い、国会を何と思っておるかと私はおこりたいわけであります。閣議に御出席をされている代表者として、こういうことであっ……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1974/03/07、33期、公明党)

○渡部(一)委員 ただいま沖繩県よりの代表から那覇市小禄における爆発事故につき説明並びに当委員会に対する請願のお話がございました。それを伺うにつきましても、沖繩県における不発弾あるいはこうした爆発物の処理状況については、当委員会として一段の関心を持ちたいと思うところであります。現在までこの沖繩における不発弾事故の発生状況あるいは不発弾の現在推定確認されるその総量、またこれに対する処置状況につき、先日の当委員会理事会において資料の要求をいたしましたところ、本日当委員会あて提出されておりますが、この文書の内容につき、まず関係各省庁の御説明を承りたいと存じます。よろしくお願いいたします。沖繩開発庁、……

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1974/03/14、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、那覇市小禄における爆発事故に関して調査に行ってまいりましたので、その際、現地沖繩総合事務局及び沖繩県災害対策本部より提示されました資料につき、委員会の皆さま方に配付をお願いいたしました。いま私はそれについては、総合資料でありますが、私のほうの調査につき、総務長官によく御理解を賜わりたい、こう思っておるわけであります。  県知事の私に対する要請は三点に分かれておりまして、まず、県知事の要請から申し上げますが、戦後補償という観点でこの問題を扱っていただきたい、したがって、被害諸費に対しては、国のほうでどういう形をとるにせよ、全面的にめんどうを見ていただきたいというのが第一点……

第72回国会 外務委員会 第3号(1973/12/18、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は少し異なった角度からこのアラブの問題についてお話を進めたいと存じます。  まず、外務省は、いま問題の起こっているいわゆるアラブ地域、中近東地域の国々に対して、どういう陣容で臨んでいられるかを伺いたいと思います。大使館が何ぼあり、総領事館が何ぼあり、メンバーは何人であり、そしてそれに対する予算はどういう予算を配分されておるのか、そして外交関係のあるのはどの国であり、外交関係のない国はどの国であるのか、述べていただきたい。
【次の発言】 これで十分であるとお思いでありますか。またはそれが十分でないとお思いなら、来年度どうなさるおつもりですか。

第72回国会 外務委員会 第5号(1974/02/20、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、最近の外務省の数々の外交上の失態があまりに重なっておりますので、きょうは、あと始末をするためにも、その重要な部分についてはちょっとお話をしなければならぬと存じております。  おず、天皇陛下の訪米の問題で錯誤を来たした件、また日ソ共同声明の脱落の問題、日中航空協定の自民党内における騒動、また沖繩における米軍基地の返還にあたり、これを国会に報告せずに審議を強行しようとした沖繩特別委員会におけるエラー、金大中事件のあと始末のできなかったこと、また韓国における金烏工高の援助に関し交換公文を秘密に結びながらこれを当委員会に報告しなかった件、またアラブ方面に対し千数百億という巨額な……

第72回国会 外務委員会 第8号(1974/03/04、33期、公明党)

○渡部(一)委員 ただいまお二人から非常に傾聴すべき御意見を拝聴させていただくことができまして、私も数点にわたりちょっとお伺いをしたいと思うわけであります。  まずは、これはちょっと意見を異にいたしますので、宮崎参考人に私は申し上げたいのでありますが、交換公文が増加した理由は、外務委員会において能率的に条約審議があがらないからであるとおっしゃったようでありますが、そういうふうにごらんになるような状況がときどき生まれることは事実でありますが、現在のところでは政府が条約案を出さないというほうがむしろ適切なのであります。どれまでサインされておって本委員会に出てこない条約案件、特にあなたがおっしゃいま……

第72回国会 外務委員会 第9号(1974/03/06、33期、公明党)

○渡部(一)委員 それでは環境庁の方が時間がないそうですから、そちらの関係を先にお伺いいたします。  本年二月四日、自然保護の住民運動団体である全国自然保護連合から環境庁長官あてに、渡り鳥保護条約に関する意見書が提出されております。右意見書の中に五項目にわたる要望事項がわが国鳥獣行政の不備を端的に示しておりますが、一つは渡り鳥等の生息地保全の具体的措置に欠いているという点、二つは特殊鳥類譲渡規制法に指定された現行二十八種類を増加しなければならないという点、三、鳥獣輸入証明書の発行が輸入業者の手にゆだねられているという欠点、四、かすみ網の密猟対策に全く対策が欠如しているという点、五、鳥獣保護員の……

第72回国会 外務委員会 第10号(1974/03/08、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、きょうこまかい問題を数点と、それから文化、広報予算の問題についてと両方お伺いしたいと存じます。  まずは、ECがことしの秋にも東京に代表部を置きたいというお話があるそうであり、かつ政府としては、これに関して今国会に対してその協定文を提出されるという旨、私は当委員会や理事会でなく、新聞紙上からその報道を得たわけでありますが、これについて御説明を仰ぎたい。  まず御説明を仰ぐ前に、こういうような問題については、陰でこそこそやらないで早く当委員会に報告されることが至当ではないか、こう思うわけであります。まず、内容についてお伺いしたいと存じます。

第72回国会 外務委員会 第12号(1974/03/20、33期、公明党)

○渡部(一)委員 それでは租税条約につき御質問をいたしたいと存じます。  まず、租税条約について、今日に至るまで政府の租税条約に対する見解は微妙に変化いたしておりますが、現在時点における租税条約に対するメリットとデメリット、またその評価というものについてお伺いしたいと存じます。
【次の発言】 では、いまの質問が悪かったかもしれませんから、租税条約というのはいつごろからこういう形式の条約がつくられるようになったか、その歴史的な経緯から述べてください。
【次の発言】 このような国際的な条約の中で一つのパターンがきまって、そうして行なわれた租税条約のパターンというものが、今日の世界の現状に照らしてふ……

第72回国会 外務委員会 第13号(1974/03/22、33期、公明党)

○渡部(一)委員 委員長にお願いしますが、私の指定された持ち時間はいま終了の時刻であります。各委員が熱烈に御討議なさるのを妨害するつもりはありませんけれども、指定の時間を守っていただきますよう、議事運行上今後御配慮をいただきたいと存じます。  まず、日中航空協定の締結問題について簡単にお伺いしたいと存じます。  現在、日中航空協定の締結問題につき北京において交渉途上であると承っております。外務大臣の先ほどからの御答弁を伺っておりますと、この締結交渉をここ一週間か二週間のうちに片づけて本委員会に対し日中航空協定を提出したい旨の決意を披瀝されたと了解してよろしいわけでありましょうか。

第72回国会 外務委員会 第15号(1974/03/28、33期、公明党)

○渡部(一)委員 日本国と中華人民共和国との間の貿易に関する協定の審議にあたり、当外務委員会においては、従来提出されたたくさんの条約あるいは協定等が今国会におきましては存在しているにもかかわらず、本協定をそれらの協定に先立って審議しようという各委員相互における了解が成立したことは、本協定に対する当外務委員会の意向を最も的確に示すものであると思います。すなわち、日中国交正常化にかけるわが国国民の一致した要望がこの委員会における審議に対する態度にもあらわれているわけでありまして、そのことをまず了解していただかなければならぬと思うのであります。自民党を代表される委員のほうが本協定を早く審議されること……

第72回国会 外務委員会 第16号(1974/04/04、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私はまず、一九七四年度サケマス漁業交渉の、現在行なわれている交渉の進行中、またしても電報を打ちそこなったというのか間違ったというのか、ソビエト側の提案を本庁が受け取る際誤って受け取り、それを公表された件につきお伺いをしたいと存じます。  この件につき、まず総括的な御説明を求めます。
【次の発言】 それは、まずお伺いしますが、どなたとどなたが交渉の際、どなたから提示されたものをどなたが間違われたのか、水産庁の責任であるのか、外務省の責任であるのか、現地大使館の責任であるのか。
【次の発言】 その代表団にはだれとだれがいたのですか。

第72回国会 外務委員会 第17号(1974/04/05、33期、公明党)

○渡部(一)委員 租税の二重課税防止の条約に関し、先日の委員会で種々討議を繰り返したわけでありますが、この条約の中には多数の問題点があることがすでに明らかにされております。関係されております外務省当局あるいは大蔵省の当局の御説明によりますれば、本条約は二国間の租税の二重課税に対して、今日まで二十六カ国にわたりこの条約の締結によって二重課税が防止されたことはその名称のとおりであります。しかしながら、その二重課税防止条約というものがOECDモデル条約をもとにして、二十年前から改定作業中であり、しかもその改定作業の間、種々の問題点が発見され、そして今日の情勢に対応しないという問題点は条約締結者の間で……

第72回国会 外務委員会 第18号(1974/04/08、33期、公明党)

○渡部(一)委員 ただいま議題となっております事業団法案に関し、通産省、外務省、農林省から御説明を受けたのでありますが、各省庁とも力点の置き方がだいぶ違いますので、その辺からまずお伺いをしたいと存ずるわけであります。  まず、本法案に対し私が承った限りにおきましては、この国際協力事業団法案の目的、第一条の書き方がきわめて不的確なのではなかろうかと私は思うわけであります。それはなぜかと申しますと、第一条を読んでみますと、三省庁管轄の事項を一カ所にまとめようとした御努力は、これは非常に技術的な背景があったということはわかるわけですが、日本外交として、国際協力に対してどういう態度で臨むかという基本的……

第72回国会 外務委員会 第20号(1974/04/24、33期、公明党)

○渡部(一)委員 民間航空の安全に対する不法な行為の防止に関する条約の締結にあたり、ハイジャック等民間航空の航空の安全に関する不法な行為に関して総体的に数々の条約案がつくられ、そうして航空の安全に対して御審議が行なわれていることはきわめて前向きなことであると評価したいと思うのでありますが、これは航空機の安全なのではなくて、航空機をめぐる政治的な紛争というものに着目されている条約であることを私たちは考えなければならぬと思うわけであります。  すなわち、航空機をめぐる犯罪は、その犯罪が単なる凶暴な、自分の一個の利益のために犯罪行為が行なわれている場合もこれはあるわけであり、当条約は明らかにそれに対……

第72回国会 外務委員会 第21号(1974/04/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、ただいま議題となっております日本国と中華人民共和国との間の航空運送協定に関し御質問をいたすわけでありますが、今日まで、この航空協定の審議にあたり、多数の論戦が自由民主党の中でかわされ、この国会提出にあたり難航しましたことにつき申し上げたいと思うわけであります。  一つは、この航空協定の内容は、さきに発出されました一九七二年九月二十九日付日中共同声明の精神に基づくものであり、またその内容からいっても当然の事項がしたためられているものと思考されます。これに対して、自由民主党内の議論の内容について当委員会で発言することは、政府との間でこの議論をするにあたって不当である面もある……

第72回国会 外務委員会 第24号(1974/05/10、33期、公明党)

○渡部(一)委員 国際協力事業団法案につきましてお伺いするわけでありますが、いままでのところで多少お話の残っている点がありますので、お伺いするわけであります。  まず、わが国の農業の進め方について、外務省と農林省では進め方が違うようなニュアンスをこれまでの御審議で受け、私は両者の意見を調整されることを求めたわけであります。すなわち、開発輸入に全力を置き、わが国としては自給度を高めないという方針なのか、またわが国は自給度を大いに高めて開発輸入に重点を置かず、それは補完的なものとするというのか、私の例示したのはこの例でありますが、要するに外務省と農林省との間の農業問題に対する理解がきわめて違ってお……

第72回国会 外務委員会 第25号(1974/05/15、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、公明党を代表して、所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とスペイン国との間の条約、並びに所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とアイルランドとの間の条約に対し、反対の意を表するものであります。  一九七〇年代の国際経済は、激動の時代に突入し、エネルギー資源問題あるいは食糧危機問題の顕在化は、工業消費国間の協調体制に大きなひび割れを生ぜしめ、今回の国連の資源特別総会に驚ける開発途上国は、経済自立を目ざし新たな国際経済秩序を求め、独自の歩みを展開し始めております。  このような潮流は、戦後二十五年間の世界経済の運営の原理であった大企……

第72回国会 外務委員会 第26号(1974/05/17、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、ただいま議題となっております航空業務に関する日本国とギリシャ王国との間の協定につき簡単に要点を御質問したいと存じます。  まず第一に、前の同僚委員に対する御答弁の中で三国のことに触れておられましたが、ギリシャはただいま共和国になっておると私も理解しているわけでありますけれども、この協定の名称で差しつかえない旨の意思表示はどうした形で行なわれたのか、もう一度お伺いしたいと思います。
【次の発言】 その文書というのは交換公文のような形式のものでありますか。それともどういう形のものでありますか。
【次の発言】 それに対しては当委員会に先ほど御提出になるという御意思があるように……

第72回国会 外務委員会 第27号(1974/05/21、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、ベルヌ条約ブラッセル改正の部分につきまして数点お伺いしたいと存じます。  まず、今回提出されているパリ条約が発効しますと、ただいま河上議員に対する御答弁にもございましたが、ブラッセル改正の部分の加入が閉鎖されることになっているということでございましたが、パリ条約の発効の見通しはどのようであるか、それからまた、どういう不都合が生ずるかという点について御答弁が明確でなかったように受け取れますものですから、重ねて御答弁を承りたいと思います。
【次の発言】 このブラッセル改正規定の批准に関しては、四十五年四月二十八日の参議院の文教委員会において著作権法案に対する附帯決議として早……

第72回国会 外務委員会 第28号(1974/05/24、33期、公明党)

○渡部(一)委員 他の議員も取り上げられましたが、まず、自衛隊は将来海外派兵をすると言われました件につきお伺いをするわけであります。  事は、他の国の政府の高官が述べたのではなく、日本と日米安保条約を結び、密接なる政治、経済、軍事的関係を持つ国の長官が述べられたことであり、また大平外務大臣が訪米されて日米関係は日米安保関係を基軸とするということをわざわざおっしゃったその直後に、反対側に飛んでこられましたマクルーカス米空軍長官が日本の東京でこうしたことをお述べになる、ここに深い、深い意義を感ずるわけであります。  自衛隊は将来強化され海外に派兵されるときがくるだろうという旨の御発言があったと承る……

第72回国会 予算委員会 第3号(1973/12/07、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、公明党を代表いたしまして、ここで若干の御質問を申し上げたいと思います。  まず、現在の政治が信頼を取り戻すことがなければ、この重大な局面を乗り切ることはできないと私は思いますし、その点は総理も御同感であろうかと存じます。私は、非常に不愉快に思っております二、三の点について最初まず申し上げたいと思います。  それは、先日、総理及び大平外務大臣がヨーロッパを回られてソ連に行かれました。そして日ソ共同声明というものを結んで帰ってこられました。その間の御苦労は多とするわけでありますが、日ソ共同声明が日本文とロシア文と大幅に間違っておる、こういう前代未聞というか、空前絶後の失態が……

第73回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1974/07/31、33期、公明党)

○渡部(一)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、小濱新次君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第73回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1974/09/09、33期、公明党)

○渡部(一)委員 長官にお伺いしますが、きょうは沖繩のパインの問題につきまして同僚議員から何人か御質問があるわけでありますが、沖繩の農業のこれからをどういうふうにしようと思っておられ、どういうふうに育成するようにしようと思っておられるのか、そこからまず基本的な農業像というようなものを伺わしていただきたいと思います。
【次の発言】 時間が短いので短い質問にとどめますが、それでは、沖繩農業におけるパインの位置をどういうふうにお考えですか。これを将来漸減していくものとお考えなのか、これを維持するべきものとお考えになっておられるのか、それとも今後育成、強化する可能性のあるものとお考えなのか。先日のNH……

第73回国会 外務委員会 第3号(1974/09/05、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、まず最初に、本日は中国問題と韓国問題で新大臣にいろいろお伺いしたいと存じます。  まず、公明党の竹入委員長は先日訪中をし、中国側の首脳部と日中間の諸懸案問題につき討議をいたしましたし、また日中議連といたしましても先日訪中団を出しまして、同様の交渉あるいは中国側の内容について瀬踏みをいたしたわけであります。その中で幾つかの問題点があるわけでありますが、現在問題になっております漁業、海運の二条約の交渉の進展に関し、かなりの前進が見られたと思われます。また平和友好条約の締結の見通しに関し、これまたきわめて友好的な、前向きの前進の確認を得ているわけであります。その意味で、この問……

第73回国会 外務委員会 第4号(1974/10/14、33期、公明党)

○渡部(一)委員 ただいままでの核兵器持ち込みに対する国民的な深い容疑に対する外務省の御答弁を伺っておりますと、依然として何一つ解明されていないのを感じているわけであります。外務大臣は、先ほどからの御答弁を聞いておりますと、核兵器が日本に存在するという国民の間に起こっている深い容疑をそのままにしておいて、そうしてアメリカを深く疑わせて、日米関係の信頼を破壊するということをねらって答弁をされているように聞こえるわけでありますが、大臣、これに関してひとつ所信を述べでいただきたい。
【次の発言】 残念ながら、そうはおっしゃいますけれども、何にも晴れていないのですね。  それで、先ほどからいろいろ興奮……

第73回国会 外務委員会 第5号(1974/12/04、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は核問題について、まず前回の委員会に引き続きまして答弁を求めたいと存じます。  前回は、私の質問に対して米軍に対しあるいは米国政府に対し問い合わせるという事項について、外務省当局から御説明を求めたいと存じます。
【次の発言】 いまの米側の御回答でありますが、私の言ったことは半分以上裏づけられたと思うのであります。というのは、私が申し上げたのは知花、辺野古弾薬庫地帯と申し上げたのであって、知花、読谷地域と申し上げたのではない。ですから辺野古地域についてはあなたは御回答がありませんでした。そこもあわせて今度はもう一回アメリカ側に聞いていただかなければならぬと思います。  それか……

第74回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1974/12/09、33期、公明党)

○渡部(一)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、小濱新次君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第74回国会 外務委員会 第1号(1974/12/19、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、まず、工業所有権の保護に関する条約に関してお伺いをしたいと存じます。  ストックホルムで改正された条約は、一九六七年七月に採択され、七〇年に効力を生じておるわけでありますが、この間に批准手続を踏まなかったのはどういうわけでありますか。それからお答え願います。
【次の発言】 その辺が大体問題なんじゃないかと思うんですね。調印はしてくる、批准はしないという形で、実際的な、実態的な仕事が先行している。先行したままで、それを追認することをしない。日本国憲法の規定によっても、そういうやり方でやっていくということを認めているところはないと思うんですね。この辺はどう思っておられるのか……

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、33期、公明党)

○渡部(一)委員 外務大臣に、日本の外交政策の中で核政策についてお伺いをしたい、こう思っておるわけであります。  言うまでもなく、核兵器は、一般軍事兵器と違って、その巨大な破壊的エネルギーの結果、政治的影響力を越えた兵器としてひとり歩きをする性質かあります。アメリカで公表された例でも、過去の原子爆弾の六十一万発分がすでにアメリカによって保有され、またそれに匹敵するだけのものがソビエト側に存在するという段階において、人類的な規模においてこの核兵器問題、私たちの取り組む態度からいうならば、核軍縮問題というものは外交の主要な柱として位置づけられなければいけない、こう思っているわけであります。  しか……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、公明党)

○渡部(一)委員 それでは、沖繩における核兵器の存在の調査及び日本本土内における米軍基地における核兵器の調査等を、わが党として精力的にやってまいりましたが、きょうはその一部を申し上げ、総理、外務大臣及び関係閣僚にお伺いをしたいと存じます。  時間がありませんので、恐縮でありますが、ことばで言っている間がありませんから、写真を見ていただこうと思って持ってまいりました。  一つは、私どもの調査の範囲内で、米軍が従来言明を避けていた沖繩における核兵器の存在を証言をしております。これは第四〇〇MMS、すなわち弾薬整備隊司令官ホーレンバウフ中佐の手によって行なわれました。当人の言明によれば、嘉手納基地の……

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1974/12/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、松本忠助君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1975/02/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、まず両長官にちょっとお伺いしておきたいのですが、アメリカの国防長官であるシュレジンジャー氏が、今年初頭、沖繩は極東の安全保障のために有用である旨の発言をなさっております。これは明らかに、沖繩の米軍基地を縮小するというような方向とは全く別で、むしろこれを強化するというような立場であると私たちは見ているわけであります。これほどの、沖繩の米軍基地の持つ役割りを従来と一変させる発言があったのに対して、本院において政府側から御見解が述べられたことはありません。安保協議委員会や運用協議会等において、この米側の真意はまず確かめられたのかどうか、まず外務省からお伺いしたい。

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1975/05/22、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は外務大臣に、ただいま問題になっております米兵による女子中学生暴行傷害事件、それから伊江島の問題等につきまして、基本的なことをちょっとお伺いし直したい、こう思っているわけであります。  一つは、この問題について、木村前外務大臣が、外務委員会におきまして、四十九年の八月二日、「私どもはそれが、その行為が公務中でないという反証は十分自信がございます。その意味におきまして、強くその立場を主張してまいりたい、こう思います。」と述べられているわけであります。それであるにもかかわらず、裁判権を放棄した。先ほどその理由も承ったわけでありますが、なぜ、前外務大臣がそこまで反証に自信を持たれ……

第75回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1975/09/10、33期、公明党)

○渡部(一)委員 識名小学校の過密問題につきましてただいま同僚議員からも御質問があったわけでありますが、お答えを聞いていて一向に明快でない。そこで、これは解決するものかしないものか、その辺のところを端的にお伺いしたい。今期予算の中で、もう校舎敷地が全然少なくて運動場までつぶしている現況ですから、運動場あるいはその校舎敷地を拡大しなければならぬわけですね。もうそれは明らかである。本質的な点から言えば、米軍の占領下というひずみあるいは那覇市それ自体の都市計画ができ上がってないというような問題点から始まることは当然なんですけれども、そういう大所高所論なんというのを幾らやっていても仕方がないことですか……

第75回国会 外務委員会 第2号(1975/02/10、33期、公明党)

○渡部(一)委員 お疲れのようでありますが、継続して質問いたします。単純に、わかりやすくお答えをいただきたいと存じます。  まず、アラブとの外交の問題につき整理してお伺いをしたいと存じます。  まず、アラブ諸国に対する態度の中で最も問題になるかと思われますのは、PLOの取り扱いであります。将来パレスチナに国家が建設された場合、それを仮定するわけでありますが、PLOはその中心的な存在になるかと思いますが、政府はどう見通されておられますか。
【次の発言】 この間の予算委員会の総理と委員との応酬の際に、総理はPLOはパレスチナ人民の唯一の合法的な代表であるという旨の答弁を押し詰められたような言い方で……

第75回国会 外務委員会 第4号(1975/02/19、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、前回の外務委員会に引き続きまして、まず最初に武器輸出の問題についてお伺いしておきたいと存じます。  前回の委員会におきましてアラブ及び紛争地帯に対する武器輸出は、その事実があるかどうか、またそれに対して紛争当事国を初めとする、三つの武器禁輸に関する原則があるが、それをどういうふうに適用されているかお伺いをいたしました。関係当局からのそれに対する御答弁を求めます。
【次の発言】 そんなことはわかっているよ。そうじゃなくて、この間聞いたのは、アラブ諸国に対してはその原則が当てはまっているんですかと聞いたら、わかりませんと君らの方は答えたから、きょうは君の方はその先を答弁する……

第75回国会 外務委員会 第5号(1975/02/21、33期、公明党)

○渡部(一)委員 本協定締結によりまして、わが国に対しどのようなメリットがあるか、まずその辺からお伺いしたいと存じます。
【次の発言】 中国と日本との間では貿易協定が締結されておるわけでありますけれども、それを今度ここに海運協定として締結した理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、日中間の貿易については、また別個の取り決めその他を補完されるおつもりでありますか。
【次の発言】 この海運協定交渉が非常に長期間にわたり、かついろいろなものの協定の交渉の中ではとりわけ長くかかっております理由というのは果たしてどこにあったのか、その辺をひとつお伺いしたいと存じます。

第75回国会 外務委員会 第9号(1975/03/14、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、ただいま議題となりました国際小麦協定を構成する小麦貿易規約及び食糧援助規約の有効期間の延長に関する議定書につき御質問をさせていただきたいと存じております。  まず、この協定のことを御質問いたす前に、当協定の性格上どういうことが意図されておったか、総括的な認識をお伺いしたいと存じます。
【次の発言】 ただいまのお話しぶりを伺っておりましても、小麦の価格安定及び小麦の供給の安定の二つを柱としてお話しになったと私は承っておるわけであります。そうしますと、本協定については、小麦の供給安定と価格安定、この二つの目的のために役に立つ協定であるかどうかをお伺いいたします。

第75回国会 外務委員会 第10号(1975/03/19、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、まず最初に最近のプノンペンにおける情勢の緊迫、それに対するわが国外交の対応についてお伺いしたいと存じます。  現在、プノンペンにおける現政権は非常に状況が悪くてもはや陥落寸前にある。また、アメリカの上院等においては事実上の経済援助というものを差し控える動きも非常に急になっているように見えるわけであります。この時期においてわが国政府は、最終段階を迎えたカンボジア情勢に対して、ジュネーブを初めとするその他地域において各種の根回し活動を行い、そうして政権の交代の最終段階について熱心な努力を続けているやの報道も伺っておるわけであります。  まずこの問題に対して、政府はいま何をや……

第75回国会 外務委員会 第13号(1975/04/16、33期、公明党)

○渡部(一)委員 外務大臣のこのたびの御訪米に関しては、非常に多くの使命と責任を持って御訪問になりました。その御労苦につきましては十分認識するものでございますが、私どもは、国民を代表して、その内容につき、もう少し詳しく知りたいと考えているわけであります。先ほどからもずいぶんいろいろ詳しくお話が詰められておりますから、私は日米安保の問題にちょっとしぼってお伺いしたい。  日米安保を長期堅持するとかアメリカの核抑止力を重視するとか、それから米国の日本防衛の約束を導守してもらうように約束したとか、あるいは日本側の安保条約の義務を遂行する上において日本側が努力するとか、こうした四点に分けてのお話し合い……

第75回国会 外務委員会 第14号(1975/04/18、33期、公明党)

○渡部(一)委員 まず、日本国政府とオーストラリア政府との間の文化協定の審議に先立ちまして、現在の三木総理が外務大臣に在職された当時、汎太平洋構想とでも言うべきものを唱えられたことがあります。それはアメリカ、オーストラリア、日本、カナダ、その四カ国を結んで、太平洋の周りの諸国間のさまざまな問題点について友好と連帯を深めよう、こういうような構想であったと承っておるわけであります。その他の国々とももちろん構想されておったのでありましょうが、これは三木外務大臣のお話の段階でとどまったように思っているわけでありますが、宮澤外務大臣とされましては、こうしたお話し合いの連関のようなものを今後お進めになって……

第75回国会 外務委員会 第15号(1975/04/23、33期、公明党)

○渡部(一)委員 時間が詰まっているようでございますから、国際電気通信条約及び関係議定書の締結について承認を求めるの件に関し、まず御説明を求めたいと思います。  この国際電気通信条約に関しては種々の改正点があるやに承っておりますし、ここに提出されております関係議定書についても、その意味合いが問題になるかと思いますけれども、まず政府側の方で、どういう部分が改正され、特にどういう部分に力を入れてこの関係協定ができたかということについて、具体的に御説明をいただきたいと存じます。
【次の発言】 それではまずこの条約につきましていろいろな点がございますが、関係委員からも御質問があったことでありますから、……

第75回国会 外務委員会 第17号(1975/05/23、33期、公明党)

○渡部(一)委員 早速お伺いいたしますが、このプラスチック製のスキーぐつの譲許税率を、一〇%から二七%へ大幅な引き上げをしたわけでありますが、この代償品目の設定において、日本とEC諸国との協議の際、特にEC側が強く要請した品目といいますか種目といいますか、それは何であったのか、それをひとつ明らかにしていただきたいと存じます。特にそのEC側の強い関心品目におけるわが国の輸入状況等をあわせて御報告いただきたいと存じます。
【次の発言】 この譲許表の修正に関し、どういう原則で交渉が取り運ばれたのかという問題についてもう一回お伺いしたい。というのは、譲許税率の引き上げに伴うところの等価値の代償品目の交……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は先日の沖縄特別委員会における問題点の継続をまず申し上げたいと思いますから、アメリカ局長よろしくお願いします。  米兵の暴行が、この間から中学生に対する暴行事件であるとか薬きょうを拾っている人に対する射撃事件であるとか、継続いたしているわけであります。ところがこのたびは去る二十四日、沖縄県でアメリカ側の憲兵、法規に違反した兵隊を取り締まるべき立場にある者が、日本人記者を強制的に連行したという事件が起こったわけであります。これはもう明らかにめちゃくちゃな行為でありまして、こうした問題について外務省は直ちに反応をするべきだと思うのでありますが、事件の経緯、それに対する対応策等を……

第75回国会 外務委員会 第21号(1975/06/11、33期、公明党)

○渡部(一)委員 先ほどから参考人の諸先生方のお話しを承りまして、いろいろの点で教えられるところがまことに多いのでありますが、まず私は、外交問題を扱う者といたしまして、このILO百二号条約が昭和二十七年の第三十五回国際労働機関の総会で、社会保障の最低基準に関する条約として採択されたにもかかわりませず、今日に至るまで非常な長い時間を経ておる。この点諸矢生方の御意見を、まずこの条約の批准についての立場からちょっとお伺いをしたいと思うわけであります。  ただいま議題になっております百三号条約がなぜこんなに遅延したのか、そしてどういうふうにすべきであるか、また関連のものについてはどういうふうに扱うべき……

第75回国会 外務委員会 第22号(1975/06/13、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、核兵器の不拡散に関する条約の承認を求めるの件に関しまして、ただいまから質問をいたします。  核兵器を全廃し、国際平和の安定した確立こそ、世界共通の目標であります。目下、人類は強烈な大滅亡を目指して前進をしているかのごとき様相を呈しており、アメリカだけを見ても、広島型原爆六十一万発分というような気違いじみた核兵器競争の中に突入をいたしているわけでありまして、核兵器問題は人類の最大、最緊急問題と言って差し支えはないと思うものであります。その意味におきまして、核兵器の不拡散に関するこの条約の果たす割合は、十分に各方面から検討され考慮されなければならない多くの命題を含んでおりま……

第75回国会 外務委員会 第23号(1975/06/17、33期、公明党)

○渡部(一)委員 本日の外務委員会の質疑に当たりまして、参考人の諸先生方には大変遅くまでお残りをいただきまして、貴重な御意見を聞かしていただきましたことを私からも厚く御礼を申し上げます。  休憩前に引き続きまして早速お伺いをしたいのでありますが、先ほど前田壽先生がその御意見の中で、この核防条約の批准というものは核不拡散の最終ゴールではなくて、スタートになるだろうということをおっしゃいました。私は、先生と議論の立て方は多少違いますけれども、同じような感じをいたしておりますのは、この条約は相矛盾する幾つかのポイントを含んでおりますし、拮抗する政治勢力の一つの衝突の結論という、政治的妥協がここにあら……

第75回国会 外務委員会 第24号(1975/06/18、33期、公明党)

○渡部(一)委員 まず、防衛庁長官が昨日、公明党の鬼木議員に対しまして、日米間の軍事担当者の協議のシステムというのをつくり上げるという御発言がございました。確認のためでございますが、どういう構想であり、両国間にどういう位置づけを行うのか、まず防衛庁長官の方からお聞かせをいただきまして、次にアメリカ局長からお答えをいただきたい、こう思っております。
【次の発言】 アメリカ局長にちょっとお伺いするのでありますが、このような有事の際の軍事連絡会議を日米制服組で創設するというようなことは、外務省から見て好ましいことであるのかどうか、まず伺いたい。これは安保条約の中に取り決められている随時協議に当たるの……

第75回国会 外務委員会 第25号(1975/06/25、33期、公明党)

○渡部(一)委員 まず私は、漁業操業に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定につきお伺いをしたいと思います。  まず、「ソヴィエト社会主義共和国連邦漁業大臣ア・ア・イシコフの日本国訪問について 昭和五〇年六月八日」という文書をここにいただいております。この共同発表の文書を拝見いたしますと、「両大臣は、日本国沿岸の地先沖合の公海における漁業操業に関し意見を交換し、一九七五年六月七日に宮澤外務大臣とイシコフ漁業大臣により署名された漁業操業に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定を高く評価した。上記協定の実施に関連し、双方は、同協定の規定に基づき、かつ……

第75回国会 外務委員会 第26号(1975/06/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、大臣に、日中問題についてお伺いをいたしたいと存じます。  日中平和友好条約の早期締結につきましては、私も当委員会で何回か御要望いたしましたし、国民の挙げて期待するところであろうと思います。最近に至りましてこの交渉が暗礁に乗り上げ、中ソ両国の生々しい対立の影響を受けて、交渉の前途はさらに不明確になりつつあるように見えるわけであります。現在の交渉の状況はどういうことであるのか、またこれからどういうふうになさろうとしておられるのか、その辺の基本的な方向をまず明らかにしていただきたいと存じます。
【次の発言】 非常にお話しのしにくいテーマであろうということはもう十分想像つくわけ……

第75回国会 外務委員会 第27号(1975/07/02、33期、公明党)

○渡部(一)委員 一九七四年七月五日にローザンヌで作成された万国郵便連合憲章の第二追加議定書、万国郵便連合一般規則、万国郵便条約及び関係諸約定の審議に当たりまして、私は少々御質問をしたいと思います。  まずこういう大部の条約を議論する場合に、私どもが一番気をつけなければならないと思うことは、条約局の方でこうした条約を御提出になる場合に、形式というか形というか、まずそれが従来のものと統一がとれていなければならないと私は思います。ところが、この間からいろんな条約が出てくるのですが、条約の統一的な形態が非常にいいかげんである。私はけげんな感じを受けるわけであります。  たとえて言いますと、一つ指摘を……

第75回国会 外務委員会 第28号(1975/07/04、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、公明党を代表して、日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚(だな)の北部の境界画定に関する協定及び日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚(だな)の南部の共同開発に関する協定の締結について承認を求めるの件の閉会中審査に関する動議に対し、反対の意を表するものであります。  私は、公明党を代表して、この案件に対する私どもの態度を申し述べたいと存じます。  まず、本案件は、提出当初より二協定を一案件のごとく装って提出するというごまかしの上に成立しているものであります。すなわち、この協定は両国間の大陸だなの境界画定に関するものでありますが、北部の部分と南部の共同開発との……

第75回国会 外務委員会 第29号(1975/07/31、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、韓国外務部から在韓日本国大使館にあてられた昭和五十年七月二十二日付口上書の要旨に基づきまして、いわゆる金大中、金東雲事件に関しましてお伺いしたいと思います。  まず、これは口上書の要旨でありまして内容が判然としないのが第一の不満であります。「金東雲については、事件後取敢えずその職を解き捜査を行ったが、思わしい結果が得られず昨年八月十四日捜査を一時中断した。」「その後も秘かに捜査を続行したが、嫌疑事実を立証するに足る確証を見出し得ず不起訴処分となった。」こうなっております。この辺、もう少し御説明を詳しくお願いしたい。  まず事件後いつ職を解かれたのか。いつ韓国へ行ったのか……

第75回国会 外務委員会 第30号(1975/08/22、33期、公明党)

○渡部(一)委員 このたびの交渉におかれて外務大臣は非常に向こうへ行って御苦労をなさった後でございますから、さだめしお話になりたいことがたくさんあるだろうと思うのでありますが、きょうはお急ぎになっているようでありますからつづめて申し上げたいと存じております。  まず今回の訪米におきまして、私どもは非常にその努力を多としておりますとともに、今回の日米共同声明あるいは新聞発表等に盛られた内容が、ある意味では不透明な、ある意味では疑問点が残っており、ある意味ではよくわからないという意味で国民の関心が集まっているわけであります。したがって、その問題を少しでも晴らすためにこの貴重な時間を費やしましてお話……

第75回国会 予算委員会 第7号(1975/02/05、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、現在の社会混乱の中にありまして、最大の混乱点であります生命の存在の尊重に立つ政策に対し、総理及び関係閣僚が、当委員会において、非常に貴重なものであるとして、それを防護するべき姿勢を示されたことに対して、敬意を表しているものであります。  生命と健康を維持することは、政治の一つの基本的な課題であります。ところが、今日、私どもは、この問題に対して、決して賢明な施策をとってきたとは言いがたい点が多々あるわけであります。私はそこで、日本の国政の施策というものが、一人の個人に対しては、非常に大きな打撃を与えたり、あるいは苦しみを与えたりしている例がたくさんあるということを、そして……

第76回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1975/11/20、33期、公明党)

○渡部(一)委員 大臣がお時間が逼迫しておられるようですから、前回、沖繩及び北方問題に関する特別委員会の調査団を出し、その後いろいろと伺ったわけでありますが、問題が山積しておりますので、きょうは私はそれを整理する意味で申し上げたいと思います。質問はたくさんございますから、なるべく短く、きびきびと内容をお答えいただきたい。  まず、海洋博の跡地利用の問題について、長官は県の意向を聞き、鋭意努力するということでございましたが、その跡地利用の計画についていまどういうプランニングになっておりますか。
【次の発言】 海洋博の入場人員、またこれに伴う諸事業がどうなっているかという問題についての御認識を承り……

第76回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1975/12/18、33期、公明党)

○渡部(一)委員 最初に、VOA沖繩中継局の問題について伺いたいと存じます。  ボイス・オブ・アメリカの沖繩県における存続につきましては、返還協定審査の際に大きな問題になったわけであります。これは現在どういう形で存続をしており、その法的な根拠及び沖繩返還協定の際に明らかにされたような復帰後五年にして撤去するという約束については、どういうふうに履行されようとしているか、その問題についてまず原則的に伺いたいと存じます。
【次の発言】 このボイス・オブ・アメリカの放送の内容について、沖繩返還協定の際に大変問題になりまして、このような謀略放送、わが国の国益を損するような運用というものは慎むべきである旨……

第76回国会 外務委員会 第1号(1975/10/18、33期、公明党)

○渡部(一)委員 日ソ漁業操業協定の交渉の間に大きな期待が日本側で持たれており、ただいまの政府の提案説明の中にも、本協定の締結によって「日ソ両国の漁船の操業に一定のルールが課されることとなる結果、漁船及び漁具に関する事故の未然防止が図られることとなり、」という部分がありますが、その期待は意外に少ないのではないかという心配を持っておるわけであります。特に本協定は、ある新聞の社説を見ますと、交通法規のようなものだというような評価もございますが、事故が起こってから解決するためには効力を発しますでしょうが、事故の未然防止に関しては今後の努力が必要ではなかろうかと存じます。  特に、「日本国沿岸の地先沖……

第76回国会 外務委員会 第2号(1975/11/12、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は核防条約の問題について早速お伺いをいたしたいと存じます。  先ほど外務委員会の理事会の中におきましてさまざまな応酬、問答があったわけでございますが、当委員会の席上それを確認したいと存ずるわけであります。  十一月の七日、外務委員会理事会において、核防条約を通常国会で行うという総理の発言というものは、衆議院外務委員会における発言と全然違うではないか、特に、五日に外務委員会理事会に出席された外務大臣がお話しになったこととニュアンスが違うではないか、しかも、政府は、今国会冒頭に所信表明演説において、核防条約の早期批准を打ち出し、またフォード大統領との間の共同新聞発表の中で核防条……

第76回国会 外務委員会 第3号(1975/11/19、33期、公明党)

○渡部(一)委員 お帰りになってから間もない外務大臣、大分お疲れの御様子でございまして恐縮なんですが、話題になっておりますランブイエ宣言あるいはこの会議における総括的な評価をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 このランブイエの会談は経済的な頂上会談であるとみなされているわけであり、また一つは、いまの御説明の中の一部にもそういうニュアンスは出ておりますが、大事なことはここに出席しなかった大きな国、つまりソビエトを中心とする、ヨーロッパの政情安定のために行われたヘルシンキ会議に対する一つの反省というか、体制固めという面が大きくあるのではないかというふうに評価されているわけであります。私はそ……

第76回国会 外務委員会 第5号(1975/12/10、33期、公明党)

○渡部(一)委員 外務大臣にお尋ねいたします。  日中友好平和条約の進捗がその後とんざをいたしているわけでありますが、この交渉の状況についてどういう御判断でおられるかまず伺いたいと存じます。
【次の発言】 そうしますと、今度は矢追議員の質問の後の話でありますが、大臣はその末尾において、覇権問題に関する両者の意見の差というものはきわめて少なくなってきたようなお話に受け取れるわけでありますが、いま日中間で交渉するとすれば、覇権問題については両者の間で平行線をたどることはもうない状況になったとお考えになっておられるかどうかお伺いします。
【次の発言】 この問題に対する働きかけをこちらからしたいという……

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/12、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、本日議題となっておる両協定につき、大橋委員の御質疑に続きまして、補足的に質問させていただきたいと存じております。  一つは、まず小麦協定の方でありますが、本協定は、前委員会で指摘されているとおり、暫定適用が行われ、今回は暫定適用のないようにというのでお話が進んだはずであります。ところが、今後またこの協定の、いま議題となっております再延長のもう一つ再延長、再々延長と申しますか、それが行われる見通しがあるのではないか、こう思うわけでありますが、その点はどうお考えでありましょうか。本協定の国会提出がいつも非常におくれぎみであり、暫定適用を当然とするかのごとき雰囲気を持つという……

第76回国会 外務委員会 第7号(1975/12/17、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私はここでどうしても申し上げておかなければならぬ点をまず二つ申し上げたいと思います。  一つは、回りくどい言い方をよしてストレートで申し上げれば、三木さんは前に外務大臣におなりになったことがあり、いまは総理のお立場であり、きょうはまた古巣へ戻ってこられたわけでありますが、総理としての御実績はいろいろなものがあるだろうとも思いますけれども、少なくとも古巣の外交問題では非常に成果が悪いのではないか。有言不実行だし、何にもやらないし、よたよたしているし、肝心かなめのものはみんなしないし、対話と協調じゃなくて疑惑とためらいと言うしか言いようがない。私は、その一番大きな問題は、一つは日……

第76回国会 予算委員会 第5号(1975/10/24、33期、公明党)

○渡部(一)委員 本日は、国連が発足をいたしましてからくしくも三十周年でありまして、日本の外交をもう一回見詰め直すためにも非常に意議ある日であると考えるものであります。ますます多角化し、多極化する日本外交の諸問題を理解するという立場で、キッシンジャー国務長官が、日本を経過して中国を訪問しているわけでありますが、その前後に日本の各閣僚と懇談をなさった旨、伺っているわけであります。  そこで、行く前あるいは行って帰った後、さまざまな問題点につきましてお話し合いが行われたと思いますので、その点をまずまとめまして外務大臣から御報告をお願いしたい、こう思っているわけであります。よろしくお願いいたします。

第77回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1975/12/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、松本忠助君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第77回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1976/05/21、33期、公明党)

○渡部(一)委員 それでは、少々時間をいだだきまして、まず沖繩県の諸問題につきましてお尋ねをしたいと存じます。  来年の五月十四日で期限が切れます沖繩における公用地等の暫定使用に関する法律、公用地法にかわるものとして、政府では新たな特別措置法の制定を計画されておるようでございまして、私どもの知るところでは、自民党関係には御説明があったと新聞報道で承知をいたしております。現在どのようなところまで進んでおり、どういう骨子であるか、その辺を伺いたいと思います。
【次の発言】 これは大臣、沖繩の地籍問題の解決というのは重大問題であることはもうとっくに御承知のことだと思うのです。それが、その地籍の確定作……

第77回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1976/07/09、33期、公明党)

○渡部(一)委員 ただいま委員会で問題になっております米軍の実弾射撃訓練とそれに伴う犠牲者の発生の疑いのある問題について、先ほどからの政府側の御見解を承ったわけでありますが、まことに問題が多いと思うわけであります。  私はいま、まずこの問題の本質は、もう米軍の基地が沖繩県に置くことに耐えられないものになりつつあるのではないかということをもう一回御認識いただかなければいかぬのじゃないかと思います。といいますのは、戦後三十年にわたる屈辱的な米軍支配の思い出とその前の大戦中の沖繩県民の多くの被害は、沖繩県民にこれら基地に対するとりわけ強い感情をもたらしているものであり、同僚議員の御発言もそういう意味……

第77回国会 外務委員会 第2号(1976/03/03、33期、公明党)

○渡部(一)委員 当外務委員会でロッキードの問題につきまして、その後の状況その他についてお承りをしたいと存じます。  当初外務省は資料の提供に当たって努力をされ、またアメリカとの関係の調整に当たっては担当局でありますし、また租税条約との関連におきまして、これらの捜査進行状況とも関連がございますので、まず、関連なく見えますが、国税庁、検察庁、警察庁等におかれましては、現在の調査はどのようになっておられるか御説明をいただきたいと存じます。
【次の発言】 じゃ、来られてないようですから次の質問に移りまして、それでは今度は、現在、児玉譽士夫を初め、脱税あるいはその他の容疑で捜査をされている旨承知をして……

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、公明党)

○渡部(一)委員 核拡散防止条約の審議に当たり、三大臣がこうしておいででございますし、まず科学技術庁長官からお尋ねをいたしたいと存じます。  さきに原子力船「むつ」が、足かけ二十年に及ぶ歳月と二兆円からの費用をかけましてスタートをいたしましたにもかかわらず放射線漏れ事件が起こり、大きな問題が起こったわけであります。この問題は原子力開発体制や原子力行政の立て直しがなければならぬことを象徴的に示した事件であると存じます。 今回の「NPTの批准問題」と題する外務省発行の資料、これの三十一ページに「条約の批准によって核問題に対する基本姿勢を明らかにし、その利点である原子力エネルギーの平和利用の恩恵を最……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/04/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております核兵器の不拡散に関する条約の締結について承認を求める件につきまして賛成の意を表明するものであります。  一九七〇年、本条約が発効し、それと相前後して行われたわが国の条約署名以来、すでに六年の年月が経過しております。その間、核兵器は実に人類を三十六回も滅亡せしめるほどの規模に達し、またミサイル等の運搬手段は実にここに三倍になったのであります。平和を願う人類の期待を担って、本条約には賛否はともかく、強い要望が寄せられてまいったのであります。また、本条約に対するわが国の態度については、世界各国皆等しく注目をいたしているとこ……

第77回国会 外務委員会 第7号(1976/05/12、33期、公明党)

○渡部(一)委員 海洋法の関係の問題についてお伺いをしたいと存じます。  三月中旬から開かれておりました第三次国連海洋法会議第四会期は、去る五月八日に改定単一草案を発表して終了いたしました。最終案とは違いますけれども、改定単一草案に合意が行われたようでありますので、この問題についてお伺いをしたい、こう思います。  まず、今年度じゅうに政府は結論を出される、むしろ出したいというお気持ちであるかどうか、その辺の交渉の進捗状況について簡単に伺いたいと存じます。
【次の発言】 三木総理は二月二日の衆議院予算委員会におきまして、今年じゅうに海洋法会議の結論が出ない場合は独自に領海十二海里を宣言する、こう……

第77回国会 外務委員会 第8号(1976/05/14、33期、公明党)

○渡部(一)委員 昨日に続きまして、多少残余の問題につきお伺いをさせていただきたいと存じます。  一つは、米州開発銀行を設立する協定についてでございますが、この協定は、中南米の開発途上諸国の経済的、社会的開発の促進に寄与する面のあることは好ましい点でありますが、米国の指導のもとにこれらの国々に対する経済的制裁のニュアンスを持つものであるとするならば、われわれとしてはきわめて警戒をしなければならぬ点を含んでいるのではないかと思うわけであります。問題のポイントはここにかかっていると思いますので、その辺十分な御見識を述べていただきたい、こう思っているわけであります。

第77回国会 外務委員会 第9号(1976/05/18、33期、公明党)

○渡部(一)委員 ジャマイカ会議までにおける国際通貨制度に対するさまざまないきさつがあったと存じますが、まず為替相場制度につきましてどういういきさつがあり、わが方はどういう主張をし、将来どういう方向を目指しておるのか、その辺からまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 このたびの協議によって過去四年半に及ぶ通貨交渉に一応の決着をつけ、この暫定委員会で南北を含む各国が合意するに至った理由というのは、さまざまな形で言われておりますが、どういうふうにいま評価しておられるか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いまの御意見を伺っておりますと、今回の合議というものは、とにもかくにも新……

第77回国会 外務委員会 第10号(1976/05/19、33期、公明党)

○渡部(一)委員 まずアジア局長がお残りでございますから、日中平和友好条約のその後の交渉の経緯その他につきまして、現況を御報告をいただきたい。わが方の態度を含めて御開陳いただきたいと思います。
【次の発言】 いま日本が政変中でありますから、明らかに外交交渉をするのに非常にタイミングの悪い時期に差しかかっているのではないかと思うわけですね。こういう時期に大事なことは交渉を途絶させないように継続することについて、かなり高度の神経が払われなければいけないだろうと思っているわけであります。そうすると、いままでのあれから言うと、交渉はむしろボールを向こうに投げたとかこちらが受け取ったとかいうような論争を……

第77回国会 外務委員会 第11号(1976/05/21、33期、公明党)

○渡部(一)委員 最初に、第五次国際すず協定についてお伺いいたします。  現在商品協定は、小麦、ココア、コーヒー、砂糖、すず、オリーブ油等があるわけでありますが、これらの商品協定の中で暫定適用の項目を含んでいる協定はどれとどれでありますか。
【次の発言】 暫定適用とわが国憲法との関係でありますが、すでに当委員会におきましても議題になったことでありますが、わが国の憲法において、条約の締結に際しては、事前、時宜によっては事後に国会の承認を経ることを必要とするとあります。この暫定適用というのは明らかに行政権の範疇で行われるものでありますが、その運用が国会の審議権ひいては国民の権利を阻害しないように慎……

第77回国会 外務委員会 第12号(1976/07/13、33期、公明党)

○渡部(一)委員 外務大臣、早速ですが、同僚議員からもお話がございましたから、重ねてでございますが中国の問題につきましてお伺いしたいと思います。  一つは、マンスフィールド氏が七月の十二日の午後、外務省を訪れてお話をなさったと承っておるわけでありまして、その内容が先ほどから議論の対象になっております。私たちが情報等で伺っているところでは、すでに十二月のフォード訪中の際、大統領選の後、フォードさんが当選されるかどうかはわかりませんが、その後に米中国交を樹立する旨の意思表示がキッシンジャー氏を通して日本外務省に対して通達済みであるというような報道がなされております。これはフォード側の意思表示だろう……

第77回国会 外務委員会 第13号(1976/07/28、33期、公明党)

○渡部(一)委員 お伺いいたします。  昨日の田中前首相の逮捕に基づきまして、わが国の外交に対しても大きな注目が集められていると思います。すなわち、日本にとりまして重要な外交課題であります日中国交正常化につきましても、田中総理時代にわが国の結びました日中共同声明を、わが国がその後どういう形で維持するかについて、言うまでもなく外交上の継続の原則を適用するかどうかについても改めて政府の所信をいただかなければならないと思うわけであります。  日本政府は、田中前総理の、その罪状は非常に問題があるのではありますけれども、この日中共同声明という大きな方向づけと前進に関しては、これを堅持なさるおつもりである……

第77回国会 予算委員会 第5号(1976/02/02、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は、総理の第七十七国会における施政方針演説を踏んまえて、外交及び生命の安全の問題につき御質問をいたしたいと存じます。  総理は、この七十五、七十六、七十七国会と三度にわたり日中問題について御説明をなさったわけでございます。しかしながら、その協定交渉がとんざしていることは悲しむべきことではないかと存じます。ところが、この交渉の推進のために、協定交渉だけでなく日常の人事往来、文化交流、貿易、金融、経済協力等を通して友好関係は増進されていかなければならないと存じます。そこまでは恐らく御反論はないものと存じます。  そこで、二、三例を挙げて申し上げるわけでございますが、第一は、一つ……

第77回国会 予算委員会 第15号(1976/02/17、33期、公明党)

○渡部(一)委員 あなた、昭和四十三年から四十六年までの三ヵ年にわたりまして、丸紅が十八億の脱税を行い、国税当局の査察を受けて膨大な追徴金を払われた。不正所得が約十億。十億円に近い脱税に対して約三億円を支払われたということについては御存じですか。
【次の発言】 あなたは、三十九年から専務、四十一年から副社長ですね。それが、そういう大事な問題を知らないというのは、私は理解できない。それだけじゃなくて、大変問題なのは、この費用というものが、本社経理担当幹部と丸紅米国の経理担当の打ち合わせによって、裏経理勘定として秘密裏に運用されておった。このプール資金が問題になっているわけです。丸紅は当時、こうい……

第77回国会 予算委員会 第20号(1976/03/01、33期、公明党)

○渡部(一)委員 鬼さん、あなたはそんなに考え込まないで、ひとつあなたの答えやすそうなことから伺いましょうか。  あなたは湘南中学をたしか第十四回生で卒業なさったと承っていますが、そのとおりですか。
【次の発言】 その後あなたは上海へ行かれて、東亜同文書院に通われ、そして卒業されたと伺いましたが、本当でしょうか。
【次の発言】 それから、あなたは東亜同文書院を卒業されてから、どういう仕事に従事されましたでしょうか。
【次の発言】 あなたは陸軍に入っておられた当時どこに所属されておられましたか。
【次の発言】 あなたは、それが例の児玉機関と関係があったのではないかという話がありますが、あなたはそ……

第78回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1976/10/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 八月の末から九月にかけまして北方海域でソ連側に拿捕された根室市の漁船四隻の乗組員八人が、二十四日ソ連側から釈放され、根室海上保安部の巡視船「くなしり」で根室港に帰ってきましたが、同時に、二十一日からの大しけでソ連領に緊急入域した際座礁、沈没し、ソ連側に救助されていた根室と釧路の漁船二隻の乗組員十人も引き取られて帰国をしているようであります。拿捕漁船員の釈放は、ミグ25事件以来初めてでありますが、緊急入域中救助され、同時に帰ってきた十人の漁船員のことは、今回引き取りに行った際、ソ連側から初めて知らされたということであります。  ソビエト側の態度を考えますと、これは非常に興味深い……

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/06、33期、公明党)

○渡部(一)委員 まず外務大臣に日中問題についてお尋ねをしたいと思います。  外務大臣は日中国交正常化協議会の会長でもおありになりましたし、長らく自民党の中の中国問題に対して非常に熱心な議員のお一人でもありましたし、私どもはそういう意味で大きな期待を寄せているわけであります。外務大臣は昨年九月訪中された後、十月二十八日付の自由新報で中国問題について御発言をされております。先ほども御質疑がいろいろありまして、宮澤前大臣の覇権問題に対する四項目を踏襲するかのごとく仰せになりました。またこの自由新報の中のテーマについても触れられました。  私もう一回お尋ねするのでありますが、この自由新報の記事の中で……

第78回国会 外務委員会 第3号(1976/10/13、33期、公明党)

○渡部(一)委員 先日、私の質問に対して各省庁から、御意見のまとまっていない部分について、すなわち、亡命あるいは難民、政治亡命あるいは政治難民、政治犯罪等についての定義がわが国では確立されていないためよけいな混乱が生じておる点にかんがみ、外務、法務両当局において統一見解を指示していただくようお願いをいたしましたところ、早速当委員会の冒頭におきまして表示していただいたわけでございまして、その御努力は多とするものでありますが、外務省がお持ち出しになりましたものは、要するに定義はわからないということを述べられ、いままでの文献を集めてコピーされたものにすぎず、まことに遺憾に存じます。これでは問題が明確……

第78回国会 外務委員会 第4号(1976/10/15、33期、公明党)

○渡部(一)委員 日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚(だな)の北部の境界画定に関する協定及び日本国と大韓民国との間の両国に隣接する大陸棚(だな)の南部の共同開発に関する協定を一括して、またまたこの第七十八回国会に対し一括案件として提出された理由につきまして改めてお伺いをいたしたい。  私は、前国会においても、前々国会におきましても、これら二協定を一括して提出することに対し反対をし、当委員会で意向を表明したものでありますが、またまたその過ちを踏襲されるのはどういうわけであるか、伺いたい。
【次の発言】 ただいまも御答弁になりましたけれども、この二つの協定について共通する点と言えば、一緒……

第78回国会 外務委員会 第5号(1976/10/20、33期、公明党)

○渡部(一)委員 それでは私は、きょう同僚委員からもお話が出たかもしれませんが、領海十二海里の問題につきまして、通常国会に法案を出す旨農林大臣が積極姿勢をおとりになったということでございますが、これは外務当局と御相談なさったのかなさらないのか、これは農林大臣の思いつきなのかどうなのか、その辺のところをちょっと具体的にお伺いしたい。
【次の発言】 このような御答弁、農林大臣になられてからわずかな方ですから、多少フライングぎみに御答弁になったというか気を持たせるような言い方をなさったのかもしれませんけれども、外務省当局との密接な――ミグの事件でも痛感いたしたわけでありますが、他省庁との密接な打ち合……

第78回国会 外務委員会 第7号(1976/10/27、33期、公明党)

○渡部(一)委員 ただいまの大臣の御発言は、先日問題となりました各省庁間で調整をせられた上の政府統一見解だと思いますが、さようでございますか。
【次の発言】 そうしますと、これはこの十二海里問題、国際海峡問題、非核三原則問題等重要な内容を含んでおりますから、統一ペーパーを用意されたようでありますから、それを委員会資料として各委員に、またマスコミの皆様方にも配布されるように委員長において御配慮いただきますようお願いいたします。
【次の発言】 とりあえず私に一部下さいませんか。  では、先ほど同僚委員の御質疑にもございましたが、昨日、領海十二海里の早期実現と水産食料の確保に関する決議が農林水産委員……

第78回国会 外務委員会 第8号(1976/10/29、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私の本日の質問をもちまして、本七十八国会における実質的な日韓大陸棚に関する二協定の審議はこれで終了することになると思われます。七十七国会におきまして七時間、本国会におきまして十数時間、合計合わせて二十時間になんなんとする質疑が行われたにもかかわらず、選挙を目前にいたしまして審議が中断することは、関係当局におかれましては、まことにたえがたいものもあるかと存じます。しかしながら、私はこの日韓大陸棚関係二条約がなぜかくも紛糾をし、実質的に延ばされてきたかという基本的な問題にもう一回さかのぼって本質的な問題を考慮してみたいと思うのであります。これは、すなわち日韓関係に関する政府の基本……

第78回国会 外務委員会 第9号(1976/11/04、33期、公明党)

○渡部(一)委員 千九百七十一年の国際小麦協定並びに千九百七十一年の国際小麦協定を構成する小麦貿易規約及び食糧援助規約の有効期間の第三次延長に関する議定書について、最初に申し上げたいと存じます。  当委員会におきまして、公明党を代表し、私はしばしば暫定適用についての憲法上の取り扱いというものがきわめて微妙である点を指摘いたしてまいりました。すなわち行政府による立法府の権限に対する干犯が非常に恐れられているわけでありまして、この暫定適用を制限する場合には、条約に基づいて暫定適用をするほか、少なくとも立法府に対する、衆参両 院に対する事前の説明あるいは了解あるいは実質的な承認というものを得るために……

第78回国会 懲罰委員会 第2号(1976/10/27、33期、公明党)

○渡部(一)議員 私は、議員紺野与次郎君を懲罰に付するの動議に関し、動議提出者を代表して、その趣旨を説明いたしたいと存じます。  紺野与次郎君は、去る九月二十八日、本院本会議場において、公明党を代表した矢野絢也議員の発言中、「反共のイヌ、イヌがほえている」と再三にわたって公然と怒号を浴びせかけたのであります。  本院本会議において、しかも公党を代表して、議員が虚偽や中傷を一切交えず、事実に基づいて冷静な質問を行っている最中に、言語道断の「イヌ」という最大級の暴言を繰り返し発言された紺野君の行為は、まさに国会法第百十九条に示された「無礼の言」であり、矢野議員並びに公明党を著しく侮辱するばかりか、……

第78回国会 懲罰委員会 第3号(1976/10/28、33期、公明党)

○渡部(一)議員 ただいま山口先生から情理ともに備わる御指摘をちょうだいいたしまして、恐縮をいたしております。  今国会におきまして、ただいま仰せになりましたように、多数の国民生活に関する緊急の案件を抱え、私ども、国政の審議に対し集中的にかつ執心に討議することは、議会制民主主義の確立のためにも、また私ども国会議員に対する、国政審議に対する国民の信頼を回復するためにもきわめて重要なことではないかと考えるわけでございます。  今回問題となりました紺野与次郎君の問題にいたしましても、本会議における懲罰委員会に付するの動議の趣旨説明の中におきまして、私は、本案件がこうした形で議題になりますることはきわ……

第78回国会 懲罰委員会 第4号(1976/11/02、33期、公明党)

○渡部(一)議員 お答えいたします。  不規則発言の懲罰につきましては、こうした問題が当委員会に提出され、委員の皆様方をお悩ませすることに関して、まことに申しわけないことだと議員の一人として思うものであります。  問題は、このような議会の品位にかかわる発言をなさったこと自体がまことに異例中の異例なことでございまして、議会三十年の歴史を通してまことに異例な発言であり、その異例な発言に対して懲罰事犯として提起されたということはやむを得ないことと考えるものであります。
【次の発言】 もう御質問者自身が事情をよくおわかりでございますから、あえて私が申し上げる必要もないのでございますが、会議録にその言葉……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 外務委員会 第1号(1977/02/25、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 鈴木国務大臣に対する要求、質問がございますので、大臣が来られない間、その質問の部分についてまず留保させていただきたいと思います。  それでは質問をいたします。  まず、このたび十二海里領海を画定するための法案の設定が行われている模様でございますが、これははなはだ立法技術上においても困難性があり、かつわが国の権益を侵害することがはなはだ多い問題であるというふうに私は考えるものでございますが、先日の予算委員会以来いろいろと指摘をしているのでありますが、一向に統一的な見解が明示さておりませんので、予算委員会において指摘した問題点をさらに少し突っ込んでお尋ねをしたいと存じます。  ま……

第80回国会 外務委員会 第2号(1977/03/02、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 前回の外務委員会の際に、海上保安庁、防衛庁の皆さん方にお話をした問題点でございますが、わが国の法令違反であるものを含め、無害航行でない船舶に対する処置については、わが国政府の対応、すなわち関係部局のどこがこれを扱うかとか、あるいはこうした情報収集をどこが行うかとか、あるいは無害航行でない船舶に対する処置を決めるのはどういうルールによるものであるかとか、そうした問題点について結論が出ていないのではないかという立場から御質問いたしました。これに対する御答弁があいまいでありましたので、私は質問を留保してある形になっておりますので、この問題についての海上保安庁あるいは防衛庁のきちんと……

第80回国会 外務委員会 第14号(1977/04/23、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 議事進行。  先ほどからたび重なる御質問をしているわけでありますが、そのように堂々めぐりをするだけで、その問題に対し解明を行うことをせずに、言葉だけで逃げようとなさってはならないと思うのです。質問の趣旨と答弁の趣旨が全く違っておる。私は、この問題については正式に留保さしていただいて、次回会合までに政府のしかるべき統一見解を表示されることを望みます。委員長においてよろしくお計らいを願いたい。そうでなかったらこの委員会は無意味じゃないですか、こんなことをするのは。
【次の発言】 いまの御答弁についての押し問答は、主権的権利の行使に関して、本大陸棚協定における両国の主権的行使という……

第80回国会 外務委員会 第16号(1977/04/27、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 当面する外交的諸問題は、非常に件数が多いのでございますが、その中でも私たちがとりわけ心配をいたしておりますのは、日ソ交渉の行方であり、漁獲の安全保障に関するさまざまな問題点であります。しかしそれと同時に、日本の将来の外交的な機軸をつくるためには、日中交渉をこの際見通しをつけ、推し進める決意がなければならないと思います。もし、日ソ交渉が妥結するまで日中交渉をしないというような方針であるとするならば、今年の十二月三十一日までは恐らく何も決まらないでございましょうし、さらに日ソ間の漁業の恒久協定が安定的にできるということを考慮し続けるならば、日中交渉というのは完全に不可能になると言……

第80回国会 外務委員会 第17号(1977/05/13、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず、日米漁業協定の方からちょっとお伺いしたいのでありますが、この協定をつくられる基礎的なことをまず伺いたい。  それは、この漁業保存水域を決める場合にも「領海の幅が測定される基線から二百海里となるように引かれた線からなる水域をいう。」というふうに規定がされておるわけでありますが、その二百海里というのはどういうふうにはかるのか、地勢学的にお答えをいただきたい。――きょうは外務大臣なるべく答弁してください。
【次の発言】 地球は丸くなっているわけですよ。あなたのいま直線と言われているのは複雑な意味を持つのです。それは、地球のこの平らなところを接線上にいくのか、突き抜けて地球の中……

第80回国会 外務委員会 第18号(1977/05/18、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、ただいま大臣が御報告になりました日ソ漁業交渉に関してまず御質問をし、もう一つは、先日の本会議における大臣の錯誤の多い答弁についてその訂正を求める、以上二項について申し上げたいと存じます。  まず日ソ漁業についてでございますが、ただいまの御報告の中で非常にわからないポイントがたくさんあるわけであります。もちろん完全な妥結に到達する以前でありますし、また正式交渉担当者が来られていない状況でもありますし、無理もないところもあるのでございますが、ただいまの御報告の中から数ポイント簡単に御質問したいと思うのです。  まずソ日協定と日ソ協定という言い方、日本側の第二提案の中にありま……

第80回国会 外務委員会 第19号(1977/05/20、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 アメリカ合衆国の地先沖合における漁業に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定につきまして、先日、質疑の途中、六項目の質問につきお答えをいただいたわけでございますが、不十分のため政府側で見解を調整され、本日お答えをいただくことになっているわけでございますので、それらに対する御答弁を一括して、質問、答えを整足された上、お述べいただきますようお願いをいたします。
【次の発言】 いま六問をお答えいただいたのでありますが、多少補足させていただきます。  まず第一問は、二百海里の問題でございましたが、このジオデティックラインを使用する方法は、アメリカ、カナダ等でも用いていて正確……

第80回国会 外務委員会 第22号(1977/06/03、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 大変お疲れのところ恐縮でありますが、当協定の重要性にかんがみ、遅い時間でございますが少々御質問をさせていただきたいと存じます。  ただいま外務大臣は、モスクワに行かれまして領土問題を解決し平和条約を締結するための強い意思を表明されたようでございますが、いつごろ行かれるおつもりですか、また何を交渉に行かれるおつもりか、その辺のところを伺いたいと存じます。
【次の発言】 明年度以降の交渉が行われる前にとおっしゃいましたのは、漁業本協定交渉のことをおっしゃっているのだろうと思いますが、そうしますと、本協定交渉は恐らく十一月ごろには盛りになるだろうと思いますし、またいま参議院選挙が続……

第80回国会 外務委員会 第23号(1977/06/04、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 ただいまの「地先沖合」に対する政府統一見解につきましてまずお尋ねをいたしたいと存じます。  きのうの御質疑の途中、大分将来にわたって禍根の残りそうな御答弁が出始めましたので、きょうは統一見解を出していただいたわけでありまして、御努力を多とするものでございますが、この「地先沖合」というものは、特に指定されておりませんけれども、一般的な概念であり、領海及び領海に接続する接続水域を意味し得る概念だ、こういうふうに解釈してよろしゅうございますね。その辺を確認しておきたいと思います。
【次の発言】 この「地先沖合」という言葉は、ロシア文を見ますと、第一条において、「ソヴィエト社会主義共……

第80回国会 外務委員会 第25号(1977/06/06、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 北方四島周辺のわが国領海及び二百海里漁業専管水域、予定されている二百海里漁業専管水域の設定については、国際法上多くの難点のある問題でありまして、私はこの問題について先ごろからかなり詳細な御質問をいたしたわけでございます。ただいまの統一見解をいただきまして政府側の御意見はこうした形で確定されたものと思いますので、もう一回改めて確認をいたすわけでありますが、領海の中で施政の及んでいる領海と施政の及んでいない領海が存在するという点についてはお認めになりますか。
【次の発言】 施政の及んでいない水域においてわが国側の施政権に基づくさまざまな権利を本協定においては一方的に破棄せしめられ……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず、総理御就任になりました福田さんにお祝いを申し上げたいと存じます。  早速でございますが、外交問題につきまして何点かお伺いをいたしたいと存じます。  現在、わが国をめぐる諸情勢はきわめて流動的かつ多様でございますし、これに対する対応をしくじれば、重大な問題を惹起することは当然であり、しかも既存のルール、既存の対応を大きく変えなければならぬ問題がたくさんあると存じます。私は、本日は外交問題に対する十個の提案を含む提案をしつつ幾つかお話をお伺いしたいと存じているわけでございます。  まず第一に、日中平和友好条約の早期締結の問題でございますが、過日の公明党第五次訪中団の中国訪問……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 早速お伺いするのでございますが、先ほどの論弁の応酬に関しましてははなはだ遺憾に存じます。竹島の問題につきまして私も続けて御質問した方が御理解が早いと思いますから申し上げますが、安保条約第五条におきましてわが国の明確な施政権のもとにあるところであるかどうかの認識がなければ、この問題につきましてはわが方としては何とも言えないだろうと思います。そこで安保条約第五条をもう一回読んでみますと、「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行……

第81回国会 外務委員会 第3号(1977/09/16、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は九月の七日から十四日に至る一週間にわたり第二回日中議連訪中団のメンバーとして訪中して帰ってきたところでございます。本日、午後四時半から総理とお会いをいたしまして、その感触なり事実関係なり御報告するつもりでおるわけでございますが、それに先立ち大臣にこうして委員会でお話ができてうれしく存じております。  何点かの問題につきまして、これから少々時間をかりましてお話を伺わしていただきたいと存じます。  まず、出発に先立ちまして総理とお会いしました際、すなわち九月の五日十一時からお会いしました際に、日中間の基本的な態度として総理は二項目を申され、先方への伝言を依頼されました。一つは……

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/26、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、本日、まず日米安保条約に関する事前協議の問題につき、お伺いをいたしたいと存じます。  最近におきまして、横浜におけるアメリカの偵察機の墜落事故といい、また最近報道されましたマヤゲス号事件に対するフォード前アメリカ大統領の発言といい、日米安保条約の事前協議の運用については多くの問題があるように感じられます。  そこで、日米安保条約の事前協議制度については、当委員会において十年あるいは十五年前、非常に激しい論戦が交わされたいきさつがあるのでありますが、風化しつつあると言われているこの事前協議制度はどのような性格を持ち、どのようなときに適用するものと思っておられるのか、基礎的……

第82回国会 予算委員会 第4号(1977/10/13、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私はまず、外交問題の中で最大の懸案となっております日中平和友好条約の締結の問題につき御質問をしたいと存じます。  私は、共同声明が両国の間で締結されてからここに五年を過ぎているわけであり、この締結が当初一年くらいで平和友好条約の締結に至るものと予想されていた事態を考えましても、五年の歳月は長過ぎるだけ長過ぎたと思います。しかし、両国関係はある意味で安定化し、この五年の歳月に両国間の意見の相違というものは非常に克服され、共同の理解、共通の理解というのは進みつつあるものと思いますし、両国関係の発展は次の段階へ進むところになってまいったと思うのであります。  先日、日中協会の会合に……

第84回国会 外務委員会 第7号(1978/03/22、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私も、日中の問題につきまして少々お伺いしたいと存じます。  いよいよ決定的な段階に入りつつあろうとしている現時点におきまして、交渉の開始あるいはその進展のために、かなりの配慮をしながら当委員会でも議論しなければならないと私は存じます。したがいまして、私も十分の配慮を持って質問したいと存じますし、政府側の御答弁も、勘どころは勘どころとして述べられるとともに、当交渉の万遺漏なきを期していただきたいと思います。  まず最初に、逆にお伺いするのでありますが、日中交渉で一番問題のあるのは、明らかに、対ソ連関係、あるいは対アメリカ関係をどのように配慮するかというポイントだろうと思います。……

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/24、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 関連して御質問させていただきたいのでありますが、この条約について私は多少疑問になっておりますところを二、三御質問したいと存じます。  まず、後ろの方から、第六十二条の規定でありますが、「締約国となるための手続」こう書いてあります。この締約国になる手続の(4)のところに「(3)の規定は、いずれかの締約国が(3)の規定に基づいてこの条約を適用する領域の事実上の状態を、他の締約国が承認し又は黙示的に容認することを意味するものと解してはならない。」とありますが、これはどういう意味でありますか。実例的にお示しをいただきたいと思います。

第84回国会 外務委員会 第13号(1978/04/12、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 日米安保条約第六条に基づく地位協定の問題につきまして、当委員会でもしばしば見解が表明されたところでありますが、四十八年の三月十三日、予算委員会の議事録によりますると、当時大平外務大臣は、「地位協定第二十四条の解釈につきましては、先般来御説明申し上げたところでありますが、この際、政府としては、その運用につき、原則として代替の範囲を越える新築を含むことのないよう措置する所存であります。」と述べられました。これは、政府の見解と注釈が打ってございます。  この代替答弁に関する外務省の見解なるものが最近報道されており、いままでの政府見解と違って、米軍の施設費を大幅に日本側が負担すること……

第84回国会 外務委員会 第14号(1978/04/14、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 あなたは、理事会で約束された社会党の持ち時間二十分を、どうして社会党にだけ四十分もやらせるのですか。そういういいかげんな約束をしてもらっては困るよ、本当に。なぜ議事運営はちゃんとしないか。
【次の発言】 そういう約束を守らない、そしてその約束をちゃんとやらせることができないというようなやり方では、当委員会の安全の運転はできない。今後は委員長におかれては明快な委員会運営をやっていただきたいと希望します。よろしいですか。
【次の発言】 まず今回の事件に関しまして、私は、尖閣諸島に対するわが国の主張というものと、今回の事件の冷静な処理という問題とは、明快に区分して処理しなければいけ……

第84回国会 外務委員会 第17号(1978/04/26、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 本委員会の理事会における打ち合わせの途上、ただいま議題となっております二つの案件のうち、いわゆる日ソ漁業協定の採決に関しては、当外務委員会の伝統的な審議のあり方に関するさまざまの合意の方向と違うものがあるのではないかという不信を強く抱いておるものであります。すなわち、この協定は、漁業の分野における協力に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定が一つと、北西太平洋における千九百七十八年のさけ・ますの漁獲の手続及び条件に関する議定書の、まさに二つの協定を論ずるものだからであります。もちろん、この二つは同時に交渉され、相補いつつ日ソ間の漁業に関する大きな分野を……

第84回国会 外務委員会 第21号(1978/05/26、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 五月二十三日から六月二十八日に至る約一カ月余、国連軍縮特別総会が行われるのに当たり、私ども国会の意思は、先日、国際連合軍縮特別総会に関する決議案として決定され、政府にも表示されました。  私どもは、いま人類の最大の課題として、核戦争を防止するという大きな責務を担っております。ストックホルムの平和研究所の説によれば、広島型原爆の百万発分がすでに核兵器として蓄積されているという今日、人類を何十回も殺すのに当たるような膨大な核兵器群が蓄積され、米ソ両国を中心とする核戦略体系は、質量ともにますますその度を高めているのが実情であります。私どもは政治を扱う者として、いかなる任務よりも、戦……

第84回国会 外務委員会 第24号(1978/06/14、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず最初に、いわゆる国際人権規約のA並びにBにつきまして御質問をしたいと存じます。  本日の委員会の冒頭の理事会におきまして、公明党及び共産党は、同条約についてはその審議に当たりまして本会議の趣旨説明要求を取り下げた由であります。したがいまして、残っているのは社会党だけでありますので、もしできるならば、本委員会におきまして国際人権規約A並びにBは直ちに審査に入れるものと期待をしつつ私は質問をいたすものであります。  まず、この国際人権規約A並びにBはどういうことを意図し、どういう大事なものであるか、まとめて簡略に御説明をいただきたいと思います。

第84回国会 外務委員会 第25号(1978/08/18、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は本院に席を持つ公明党・国民会議の議員といたしまして、ただいまの外務大臣の日中交渉に対する御報告を伺い、万感無量なるを覚えるのであります。  昭和十二年の日支事変にさかのぼれば、実に四十年、第二次大戦、大東亜戦争と称せられるものの終結から勘定いたしましても、実に三十二年、今日に至るまで日中問題は大きな課題としてわが国外交の主流を占めたテーマであります。外務大臣が謙虚に御指摘なさいましたように、これに対する多くの取り組みが全国民の、有識者の中から、庶民の中から行われ、日中国交正常化に関するさまざまな試みが次第次第と積み上げられてきたことは御承知のごとくであります。  その頂点……

第84回国会 地方行政委員会 第25号(1978/06/08、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 当委員会の貴重なお時間を拝借させていただきまして、公営バス事業に対する今後の方針についてお伺いしたいと存じます。  昭和五十一年度決算によれば公営バス事業は軒並み赤字であり、三十九団体中三十八団体が赤字であり、しかもその金額が例年累増するばかりである旨が報告されております。特に私の選挙区は神戸市でございまして、つとにこの問題については大きな関心を寄せてきたところでございますが、余りにも全国的な状況が悪化しつつありまするため、これに対して抜本的な対策が必要ではないかと考えるに至りましたので、政府の基本的な御方針を改めて伺いたいと存じます。  世界的にも都市バスはことごとく赤字で……

第85回国会 外務委員会 第1号(1978/10/13、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 日中平和友好条約の審議に当たりまして、私は、いよいよ日中が深く関係し、深く影響し合う時代に入ったと思います。その中で一番心配しておりますのが、実は留学生の問題であります。  中国に古いことわざがあるそうで、ソビエトに行った者は反ソ主義者になり、アメリカに行った者は反米主義者になり、日本に行った者は反日主義者になって帰ってくるという言葉があるそうであります。一万人の中国の学生を日本に送りたいという李副首相の日本側代表団に対する説明というものは、その意味でわれわれとして非常に心しなければならない。いままでしばしば大量の留学生を日本に導入した場合にそれが成功せず、それらの国々で問題……

第85回国会 外務委員会 第2号(1978/10/14、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は皆様方に具体的な問題でお伺いをしたいと思いますが、御答弁を伺っておりまして、多少混乱やら、それから言い過ぎやら、エラーが先ほどから続出しているように私なりには思うわけであります。将来に禍根を残すといけませんので、二、三点まず申し上げまして、御答弁の穴のところを救済措置をとりたいと私は思っているわけであります。よく御注意の上御答弁をいただきたいと思います。  まず覇権の問題でありますが、今条約によって反覇権の意思表示はわが国として行われたわけでございますが、この反覇権の項目というものは世界の条約の中で初めてわが国が盛り込んだ、言ってみれば中国から強いられて行ったというもので……

第85回国会 外務委員会 第3号(1978/10/16、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 日中平和友好条約が本委員会にかかりますことは、戦後の大きな処理の問題の中で最大の懸案の問題でありましたし、ここ十数年にわたる日本国民のコンセンサスの上に立つ国民の願望でありました。長い間の自由民主党の中におけるさまざまな意見の葛藤を乗り越えて、総理はいよいよ決断をされ、本条約を当委員会へ提出されたてとに対し、深く敬意を表したいと存じます。  私はこの条約を見ておりますと、まさに、日中問題はこれで一つの軌道には乗りました、日中条約はできましたし完成はしましたが、日中関係はこれからスタートするのだという感じを強く持つものであります。問題はこれからにありますし、どんな理想的な文章を……

第86回国会 外務委員会 第2号(1978/12/20、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、大平内閣で再び外務大臣の職責を担当される園田大臣に対し、お祝いをまず申し上げたいと存じます。  さて、本日は、ロッキード事件に匹敵するような大事件になるかとうわさされておりますマクダネル・ダグラス社の疑惑の問題につきまして先ほど討議応酬が続いておるわけであります。私もこの問題につきまして、こうした不快な現象が二度と起きないように、運輸省の担当の方と法務省の方もお招きをした上で、事実関係のわかる限りをお伺いし、今後こうした問題に対する政府側の処置を伺いたい、こう思っておるわけであります。  まず大臣から、先ほど応酬にもございましたけれども、まとめて、本問題に対する政府側の……

第87回国会 外務委員会 第2号(1979/02/20、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 委員長、時間どおりちゃんと守ってください、議事運営を。  歴代の自民党内閣の外交方針は、表現に差がありましても、米国との友好関係がわが国外交の基軸であると言い続けてきたわけであります。  それは、日米間の第一期、占領政策の直後の体制が継続している時代、特にアメリカの極東政策そのものが日米安保体制を中心として運用され、それに日本側が安易に取り込まれるという形で運行した時代かありました。しかし、このようなやり方は、安保の危険な側面、つまり戦争の勃発ということを防ぎ得ない、むしろ果敢に米ソ対決の枠を越えて等距離平和外交を達成すべきであると私どもは主張してきたわけであります。  とこ……

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/04/25、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は簡単なことを二、三お伺いしたい。  いま野村委員からも質問がございましたが、この漁業協力費でございます。漁業協力費の問題について先ほど水産庁長官は、先方はコンペンセーションという言葉を使って要求が行われた旨おっしゃっておられます。ところが、農林水産大臣の御説明によると、夏におけるとった魚の長距離輸送とか、あるいは冷蔵とか、その他漁業に関するさまざまな技術というものは、わが日本の方がたくさんある。そういうものを先方にも出してあげるようにしたい旨のお話がございました。もし、漁業協力費であるならば、わが方の先方に対する漁業協力費の請求も同時に行われ、相殺されなければならない。と……

第87回国会 外務委員会 第10号(1979/05/08、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、市民的及び政治的権利に関する国際規約並びに経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約に関する御質問をいたすに当たりまして、まず、国際人権規約の人権及び基本的自由の尊重に関する基本的な精神は、日本国憲法を支える理念の一つであるという立場から、これを高く評価し、日本の国内法に対するさまざまな影響を考慮して、同規約において認められた諸権利の完全な実現を達成するため、規約の精神にのっとりまして今後必要な国内的措置を講ずることが必要だと存じておるわけでありまして、並びにこうした立場を日本政府がとるということが、人権及び基本的自由の国際的な水準を引き上げ、ひいては日本国の国際社会……

第87回国会 外務委員会 第13号(1979/05/30、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、きょう当面する諸問題を多少御質問したいと思うのですが、まず初めに細かい問題を数点。  ASEANの諸国に対してベトナムのファン・バン・ドン首相が不可侵条約を結びたいという表明をされたということを短い電報で承っているわけでありますが、わが国のASEANに対する取り組みその他はここのところ大きく前進しているものと思われますが、こうした動きをどういうふうに評価されるか、まず局長から御答弁いただいてそれから大臣に伺いたい、こう思います。
【次の発言】 大臣のお答えになる前に、ベトナムにおいて農業あるいは一般的な生産活動は非常に落ちている、そのために食糧等についても危機的状況にあ……

第87回国会 外務委員会 第14号(1979/06/01、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 きょうは久しぶりに当委員会に総理がお越しくださいましたので、当面する諸問題についてお伺いしたいと存じます。やはり一番問題になっております懸案からお尋ねしたいと思うのです。  まず総理の外交日程でございます。この間から中国の首脳部と総理は何回かにわたってお会いになりまして、ケ小平副首相、ケ頴超全人代常務副委員長、それから廖承志中日友好協会会長、三者いずれも総理の訪中を要望されたようにお伺いするわけであります。またそれと一緒に華国鋒主席が訪日する旨の意思表示が行われたように報道等によって承っているわけであります。  申すまでもなくわが国の有力な隣国であり、私たちにとりましては歴史……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 外務委員会 第3号(1979/12/14、35期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず質問に先立ち、外務大臣、御就任をお祝いいたします。錬達の外交官がこの難局の時期に外相のポストに座られたことに対し、深い好意と期待を寄せているものであります。  さて、現在アメリカ及びイランの紛争についてわが国外交及び通産省等の基本的方針が混乱しているやに見受けるのであります。このような事態は決して得策ではないということについては一致をいたしているのが日本国世論ではございますが、とかく政府の方針が明示されず右往左往しておるように見えるのでございます。私は次の六点ばかりにつきお伺いいたしますので、わが国外交の基本的方針をまず明示していただきたいと存じます。  第一は、イランに……

第91回国会 外務委員会 第7号(1980/03/17、35期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 このたびガット史上空前の規模で行われました東京ラウンド全体の成果につき、政府はどのように評価されているか、まず自己採点といいますか、評価を聞かしていただこうと思います。
【次の発言】 この東京ラウンドの交渉に参加した各国政府は、この条約の批准に関して国内的にどのような措置をとり、現在どこまでその措置がとられているか。また各国内においてこの十個の協定に関してどのような意思が表示されているか。その点を承りたい。
【次の発言】 各国の国内における各党派の中で著名な反対論が展開された例があったら、ここで述べていただきたい。
【次の発言】 東京ラウンドにおける譲許が成立した総品目数はど……

第91回国会 外務委員会 第13号(1980/04/04、35期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 議事進行。  本日、この委員会においては、委員長は病気のため御不在であると承っております。私どもはそれを了承して当委員会を開会しておるわけでありますが、どうやら自民党内の派閥抗争のため本日御欠席の御様子であることは、先ほど報道されたテレビにおいて、画面の上で明瞭であります。きわめて不見識であると存じ、直ちに委員会を停止し、この問題の処理について理事会を開会されることを望みます。

第91回国会 外務委員会 第14号(1980/04/09、35期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 先ごろ中東に派遣されました園田特使が先日パレスチナ問題につきましてプライベートな形で御発言になった問題が、中東諸国において非常に問題になっているようであります。  すなわち、わが党の公明党・国民会議の衆議院議員草川昭三君がアラブ連盟の三十五周年記念祭典に招かれ、チュニスを訪れた際、その前後、該当地域においてアラブ連盟側の代表と面会した際、この園田特使の発言に予想外の強い批判を受けたということを報告いたしております。  すなわちPLO側は、従来の日本政府の中近東問題に対する発言というもの、態度というものを高く評価しつつも、園田特使の発言は、日本が軍事的にも経済的にも米国に深く依……

第91回国会 外務委員会 第17号(1980/04/23、35期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 短時間でありますのでなるべく重複部分を避けお尋ねしたいと思いますが、まずイランに関する九カ国の外相会議における決定事項、ルクセンブルクの決定事項に対して、わが国はこれに一〇〇%同調するのか、それともある部分留保して同調されるのか、その辺からまずお伺いします。
【次の発言】 このルクセンブルクの決定の第五項に、「九カ国外相は、事態の継続が国際の平和と安全を危うくすることを深く憂慮し、自国の議会に対し、否決された一九八〇年一月十日の安保理決議案及び国際法の原則に従って対イラン制裁を課すために直ちに必要な措置をとるよう要請することを決定した。」こうぱちっと書いてありますね。あなたは……

第91回国会 外務委員会 第20号(1980/05/08、35期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 お疲れのところ大変恐縮でありますが、単純明快に質問いたしますから、単純にお答えいただきますように。それからアメリカ局長、大変お疲れのようですから、大臣の御答弁の問、横で休憩していてくだすって結構ですから、顔色が真っ宵ですから、委員長、適当な御配慮をお願いします。  第一番目に、大平総理は、カーター大統領との会談において、困難な状況への困難な対応に連日直面している米国と共存共苦しなければならないと思っている旨述べられたと伝えられておりますが、共苦、ともに苦しむ、どういうふうにともに苦しんでいくのか、共存共苦の姿勢を今後どういうふうに示そうとしてこれを述べられたのか、お示しをいた……

第91回国会 外務委員会 第21号(1980/05/09、35期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、ただいま議題となりました動議につきまして、その趣旨を御説明いたします。  案文の朗読をもって趣旨の説明にかえさせていただきます。     CANDU炉の導入に関する件(案)   我が国の民主、自主、公開の三原則に基づく原子力の開発利用を確保するため、将来、仮にカナダからCANDU炉に関する技術を導入する場合には、その前提条件として、政府は、我が国が自主開発する新型転換炉等の利用にいささかも支障をきたさないよう、できる限りの外交的手段を通じて、カナダに十分確認すべきである。   右決議する。 以上であります。  何とぞ各位の御賛同をよろしくお願いいたします。


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 大蔵委員会 第5号(1981/02/20、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 各参参人の皆様には有力な御意見をお聞かせいただき、大変感謝をいたしております。  まず私は最近大蔵委員会に参りまして、この酒類特に清酒の業界に対する大蔵省の行政指導というのを見ておりますと、はなはだ強力かつ具体的でありまして、日本酒特に清酒業界は国有化されたとしても、これ以上ないくらい徹底的な行政指導が行われているなという印象を抑えられないのであります。一体こんなにラベルの一つから、等級の決め方から、申告の仕方から、お米の割り当てから、お米の見分け方に至るまで徹底的に指導しなければならぬものか。こういうよけいなルールというものは多過ぎるんではないかという感じがしてならないわけ……

第94回国会 大蔵委員会 第6号(1981/02/24、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、まず酒税のこの膨大な値上げ、引き上げというものに対して反対の立場から御質問を数点させていただきたいと思います。  まず、前回御質問いたしましたことの残りをちゃんと聞かしていただきたいのですが、税法上の不均衡よりもいま一番大きな問題になっているのは税執行上の不公平であるということを指摘いたしまして、そのために適切なる課税当局職員の増員とその待遇について考えなければならないと私は主張をいたしました。そしてそれに対して本委員会における数次にわたる附帯決議というものを引用してお話をしたことがございまして、その後予算案が組まれたわけであります。しかしながら本年を見ますと、課税当局……

第94回国会 大蔵委員会 第13号(1981/03/20、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 政府は去る十七日の与野党の合意を受けられまして、本年度所得税の減額につきまして、剰余金の捻出、財源確保に努力をされるということを公式の席上ですでに何度か答弁されておられます。この際、財源確保のために具体的にどういうことができるのかということを多少お伺いしておきたいと思います。  五十五年度の剰余金、予備費、不用額、自然増収などの見通しは、自然増収などはまだ全然見通しのつかない点もあろうかと思いますが、いまのところどの程度のものであるか。また、総理がお話しになりました財源確保のために努力するというのはどういうことを意味しておられるのか。その点を担当大臣からお答えをいただきたいと……

第94回国会 大蔵委員会 第16号(1981/03/25、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 鈴木総理は、三月十八日の日商総会及び自民党四年生議員との懇談会等で、五十七年度は大型間接税を導入せずとか、あるいは行政改革により歳出削減に全力を傾けるとか、あるいは行政改革に政治生命をかけるとか、強い姿勢をお示しになりましたが、大蔵大臣もまた、五十七年度は増税をしないで予算編成ができるかどうかの問題について、御自分が行政改革を担当させる土光さんともいろいろな打ち合わせをされて含みのあるお話をされている旨、承っているわけであります。  すなわち、二十三日朝、土光敏夫臨時行政調査会会長は渡辺大蔵大臣と会って、行財政改革について話し合いをされましたが、渡辺大蔵大臣は歳出削減に全力を……

第94回国会 大蔵委員会 第22号(1981/04/14、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 財確法につきお尋ねするわけでありますが、電電公社の問題を少し取り上げたいと存じます。  最初は非常にスムーズにいくはずでありますが、電電公社の国庫納付金は昭和二十七年日本電信電話公社法が国会で成立する際、政府原案に織り込まれながら衆議院、参議院ともに修正されまして削除された経緯がございます。しかしながら、今回の財源確保を図るための特別措置に関する法律案におきましては四千八百億を四年間均等で国庫に納付しなければならないとなっているわけでございますが、この国庫納付について電電公社はどういうふうに受けとめておられるのか、また納付金四千八百億というのはなぜそうなったのか。また、電電公……

第94回国会 大蔵委員会 第23号(1981/04/17、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず一次産品の問題からお尋ねをしていきたいと思います。  一次産品共通基金に関しましては、多年にわたる南北交渉の生み出した成果の中でも特に重要な成果と目されているものでありますが、その実行に当たりましてはなかなか大きな問題点がたくさんあるのでございまして、今後において南側だけでなく北側においてもいろいろな研究と取り組みが必要であると思います。特に緩衝在庫に対する融資、いわゆる第一の窓、研究開発、生産向上、市場開拓など、緩衝在庫以外の措置に対する融資、贈与に関する第二の窓、この両者がお互いに独立して活躍をさせる、こういう形で共通基金は出ているわけでございますけれども、この共通基……

第94回国会 大蔵委員会 第26号(1981/04/24、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 三月二十日の当大蔵委員会の質疑の際、私は、クロヨンまたはトーゴーサンなどと言われているいわゆる不公平税執行の実態調査研究などをお願いいたしましたところ、これについてきわめて前向きな御答弁をいただいたやに記憶しているのであります。  この問題は、国民の間で課税の不公平を論ずる際に、きわめて大きな、関心の高い項目となっているのであり、罰則の強化がうたわれている本委員会の質疑の前提として大事なことではないかと思われるわけであります。  罰則期間を延長するだけではなくて、こうした実態を調査した上で討議にかかるべきが当然であるのに、こうした資料についてはいまだに提示、あるいは実際的に調……

第94回国会 大蔵委員会 第29号(1981/05/12、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 御苦労さまでございます。最初に労金問題について一つお尋ねしたいと存じます。  労金につきましては、二十八年の法制定以来実質的な改正は行われておりませんが、今回おおむね信用組合並みの業務ができるように改正されたということになっておると承知いたしておりますが^労金につきましては、これを機会に業務体制の整備と経営効率化を一層努力することが期待されていると思いますが、その辺はどういうふうに受けとめておられるか、これが一つ目です。  また、この際、かねて五十一年から大蔵、労働両省と労働金庫側の三者で協議の場を持たれまして、五十三年四月に集約がなされた。それによりますと「当面は、労働金庫……

第94回国会 大蔵委員会 第30号(1981/05/13、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 銀行法の審査を始める前に、銀行に対する行政指導の責任を持たれておられる銀行局に対してお伺いするわけでございますが、本年は、言うまでもなく国際障害者年であります。ところが一番肝心なことは、現在一番問題の中心点となっておりますのは、各業界の身体障害者に対する雇用率を一応ランクづけをしているわけでありまして、それに対する雇用率というものが他産業に比べてはなはだ低過ぎるというのが指摘されておるところであります。たとえば、政府の統計によりますと、農林漁業については一・二%、鉱業については三・八三%、建設業については一・〇五%、製造業については一・三四%となっておりますが、銀行及び信託業……

第94回国会 予算委員会 第6号(1981/02/09、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 それでは、通告いたしました質問を申し上げる前に、トピックがいろいろあり過ぎる内閣でありますから、ちょっとそれをお尋ねしなければならないだろうと思います。  奥野法務大臣が、これまで憲法は事態に応じて適宜解釈しながら運用してきたが、大きく客観情勢が変化した中でどこまでそれで行けるか、これまでは憲法をいいように解釈しながら運用してきたがそれにも限界があると御発言になっておられる旨、本日の新聞各紙等にも掲載あるいは転載されているところであります。これは、総理の十月九日の本委員会における御発言の中で、私が所信表明で述べたとおり、鈴木内閣として憲法はこれを尊重し、これを擁護するとともに……

第96回国会 安全保障特別委員会 第3号(1982/04/12、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、ここのところ問題になっている幾つかのポイントの基本的問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。  まず、ここに座っておられる有馬委員の御案内で、先日NATOの諸国を歴訪いたしまして、ノース・アトランティック・アセンブリーの会合を視察させていただいたわけでございますが、その際に、一九七九年十二月の二重決定、つまり、一方では軍縮を非常に大きく強化して、核軍縮及び一般軍縮を求めてがんばっていくとともに、一方では核兵器の配備あるいは軍備増強を行うというふうに、NATOの諸国の交渉態度は全く二つの盾とやりを使い分けながら交渉をしているという様子に、まず目を奪われたわけであります。……

第96回国会 大蔵委員会 第7号(1982/03/09、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 長年月にわたり分離課税のもとに置かれた利子配当というものは、昭和五十九年より総合課税へ移行することが五十五年度所得税法改正で実現しております。グリーンカード制は、マル優、特別マル優、郵便貯金の非課税貯蓄制度を維持し、適正な管理を行うとともに公正な総合課税の実効を確保していくために必要なものとみなされてきたわけでございますが、最近、このグリーンカード制度の適否について斯界の議論が沸騰しているところであります。したがいまして、政府の御関係筋の御意向をもう一回確かめておきたいと存じております。  まず、グリーンカード制度の実施が決まってから、郵便貯金と民間マル優預金との間に不公平が……

第96回国会 大蔵委員会 第18号(1982/04/07、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 きょうは、各論者がいずれもグリーンカードの問題からお始めになっているようでございますから、私は、ちょっとこのお話をどうしてもしなければならぬのでありますが、グリーンカードの見直しを自由民主党が正式に決定し、三年延期の方向と、きのうの夕刊で大きく出ております。そしてそれにあわせて大蔵大臣が、高所得者向け減税を五十九年実施の見返りとして、こういう表明をなさったという大見出しが出て、これは一つの新聞ですが、こういうふうに並べて見ますと、自由民主党というか大蔵大臣は、お金をたくさん持っていらっしゃる方のために奮闘されておられて、やみのお金を持っておられる方に非常に厚い配慮をされておっ……

第96回国会 大蔵委員会 第19号(1982/04/09、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 大蔵委員会に御出席をお願いした総理の前でございますから、かねてからの疑惑、疑問について端的に伺った方がいいだろうと思います。  いま国民が非常に不快をきわめておりますのは、昭和四十八年以来、分離課税でなくて総合課税にして不公平税制の一番大きなポイントを直そうというこの大蔵委員会での決議を踏まえまして、先日来、グリーンカード制が決議され、そしてその執行にかかる直前妙な雑音がそこらじゅうから聞こえてくるわけであります。私は、この制度は改善をすべき余地その他もあることは十分考えられるわけではございますけれども、このような制度を全面的につぶしてしまう、それだけではなくて最高税率だけ手……

第97回国会 大蔵委員会 第3号(1982/12/23、36期、公明党)

○渡部(一)委員 国債整理基金に対する定率繰り入れの停止という問題につきましては、これは現在の財政状態のきわめて悪化した現況において仕方がないという意見もありますが、私といたしましては、この財政法の形骸化というものについては、ここのところ連続しているという意味で、余り適切な態度ではないのではないかと思われるわけであります。  すでに述べられているところでもありまして、重複もいたしますが、基本的に、これは財政法の精神に対してかなり傷を負わせたものではないかというふうに私は考えるわけでありまして、大臣の御見解をまず承りたいと思います。
【次の発言】 厳格な立場で言うならば、今年だけのことではなくて……

第98回国会 外務委員会 第3号(1983/03/25、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 日本国とドイツ連邦との間の協定を修正補足する第二議定書についてお尋ねをしたいのでありますが、いま同僚の井上議員からも御質問がございましたように、この議定書で修正される免税の範囲はおよそ四百万円という試算をお述べになりました。ということは、はなはだ小さい金額を取り扱った議定書であります。ということは、日本と西ドイツとの関係において四百万円規模の修正まで丁寧に行われるということは、それだけ両国関係が安定しており、両国関係がそれほど小さいものまで調整をする段階に至ったというならば、はなはだ穏当なものであろうと思います。しかし現実は、四百万円規模のものを取り扱う段階ではなくて、数千万……

第98回国会 外務委員会 第7号(1983/04/27、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 国連のデクエヤル事務総長は昨年八月の国連宇宙空間平和利用会議の冒頭、宇宙の軍事化を阻止するための時間はわずかしか残されていないと警告しております。この発言をどのように受けとめておられるか。米ソを中心とした宇宙軍拡の進展に対してどう考えておられるかを承りたいと存じます。  と申しますのは、最近におきましてますます宇宙における宇宙空間それ自体を軍事利用しようという方向が濃厚でございまして、こうした方向性が増大いたしますと、いままでの陸海空三軍をもってする旧来の軍事設備あるいは軍事行動というものをはるかに上回る人類に対する災害をもたらすものではないかと考えるわけでございまして、こう……

第98回国会 外務委員会 第9号(1983/05/18、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は法律の域外適用の問題を先日から議論させていただいているわけでございますが、大変問題が複雑でめんどうな問題を含んでおり、今後の対米摩擦の最大の課題になろうという問題に発展しつつあるというのを伺いまして、なお御研究をいただくということにいたしているわけでございますが、まずこれを今後ともよろしくお願いしたいと存じます。  今日は、その問題の中間報告を求めますとなるほど大変な問題がたくさんある御様子でございますので、次週またはその先の質問にさせていただきますが、とりあえず本日申し上げたいと存じますのは、高級外車を百十台アメリカのリース会社から借りた日本系の会社がそれを日本側の方へ……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 安全保障特別委員会 第5号(1984/08/03、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 それでは橋本議員の御質問と似た質問なので、先に質問させていただきますが、地元愛媛県の松山空港におきまして、米軍機の訓練の問題が問題化いたしております。ここ数日、新聞報道をめぐりまして地元で紛糾しており、県会等においても取り上げられた様子でございます。  実は昭和五十年十月の十五日、米海兵隊の岩国航空基地司令M・V・スタッツァー氏あてに、愛媛県知事白石春樹さんの名前で申し入れを行っている。当時、岩国から飛び上がった飛行機が松山空港で余りにもタッチ・アンド・ゴーの訓練を繰り返すのでうるさい、これは何もここでやらなくてもいいのではないかという大きな県民の要求があり、それが伝えられた……

第101回国会 運輸委員会 第19号(1984/08/01、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 本日はお時間を拝借いたしまして、悲惨な事故につきまして、その非常に困難な対応につきまして、ぜひとも聞いていただき、新しい対応をつくり出していただきたいとお願いするわけであります。  去る五月二十八日の夕方、小田原市蓮正寺というところで、自宅の庭先で購入したばかりのカーボンロッドの釣りざおを投げて練習していた中学生園田晋君、十三歳が、国鉄送電線六万六千ボルトに接触をいたしまして、感電死するという痛ましい事故が発生したわけであります。釣りざおがカーボンロッドであったために、金属線と同じ形でございまして、高圧電流は右手から入り、右足を貫き、細胞は破壊され、肉は溶け、即死の状況であっ……

第101回国会 外務委員会 第1号(1983/12/28、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 これは全くもってけしからぬ。委員長から十分に外務省に対して御注意いただきたい。農林水産省にも御注意いただきたい。本委員会は外務委員会である。外務委員会である以上は、条約あるいは協定あるいは交換公文、共同声明、共同談話、新聞発表、議事録、交換議事録、記録文書の交換、いろいろな表明は行われるけれども、外国との約束はいろいろなタイプで行われる。それを審議している真っ最中に、その文書の半分を引きちぎって半分だけこの場所に提出して審議をしろなどとは何を言っているか。当委員会をなめるもいいかげんにしなければいけない。委員長、あなたはその事実を知りながらこういうのを認めたのか。言ってもらい……

第101回国会 外務委員会 第3号(1984/03/02、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 ただいまの同僚議員の御発言につきまして絡むわけでございますが、武器技術の移転に関する行政取り決めは、その内容からして国会に提出されるのが至当だと私は考えております。といいますのは、昭和四十九年二月二十日、外務委員会におきまして条約の国会提出に関する政府見解が外務大臣から表明されました。憲法第七十三条三号に言う条約というものは、単にこれは国会で事前あるいは事後に条約が審査されるべきことを決めたものでございますが、ここで言う条約は、単に条約というものだけではないのではないかという問題が提起されたわけであります。その結果として、何が憲法で言う条約で、何が憲法で言う条約でないのか、非……

第101回国会 外務委員会 第5号(1984/04/04、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 古川委員の御好意によりまして最後のところ、ちょっと質問させていただきます。  航空業務に関する日本国政府とスリ・ランカ民主社会主義共和国政府との間の協定について、まずお尋ねをいたします。  この協定を論議する前に、現在日本国内に発着陸を希望している各国政府あるいは民間機関の航空機の申し出はどのくらいあるものか、運輸省の御担当の方、おわかりでしたらお知らせいただきたいと思います。
【次の発言】 便数で言うとどれくらいでございますか。
【次の発言】 日本に飛行機を入れたい、発着陸したいと要請される便数が非常に多いということは、大阪の豊中にあります空港の論議の際にしばしば聞くところ……

第101回国会 外務委員会 第8号(1984/04/18、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、最近の日米円ドル委員会の交渉の様子について承りたいと存じます。  まず、日米間には、牛肉、オレンジの問題、VANの問題あるいは国際的な為替、通貨の問題について、先日よりいろいろな交渉が行われていることを存じているわけであります。しかしながら、これらはいずれも農林省が行ったり、通産省、郵政省の担当官が交渉したり、あるいは大蔵省の担当官が交渉したりされているわけでございますが、外交は本来からいって外交一元化のルールがあるものであり、外務省としては当然その内容について熟知すると同時に、交渉の成り立ちというものを十分承知の上、把握の上当委員会にも報告しつつ万事を進めていくべきで……

第101回国会 外務委員会 第10号(1984/04/25、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 きょうは、平和という問題につきまして、少し整理をいたしまして後の参考になるようなきちんとした質問をさせていただきたいと実は思っております。  まず、核兵器に反対するNGOの皆さん方の活動というものは世界じゅうで非常な大きなレベルに達しているのでありますけれども、その活動の中から提示されている幾つかの提案に対して、私は政府の率直な見解と見識を求めるものであります。  現在の核戦争に対する世界的な恐怖と反感というものは大きなレベルに達しておりますけれども、一方で、核兵器というのは余りにも巨大でありますがゆえに、かえって人々の気持ちの中に核の不感症というものが生じつつあります。何回……

第101回国会 外務委員会 第16号(1984/06/20、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 続いて、昨日の本会議の席上、総理及び外務大臣に数十項目にわたる質問をいたしたところでございますが、この答弁が漏れており、当日指摘をいたしましたのではございますけれども、その答弁要求に対して黙殺されるというような不祥の事態が生じております。これについて、御釈明もあることだと存じますから、大臣の御答弁を求めたいと存じます。
【次の発言】 私が申し述べた部分は文章の最後の部分でございますが、サミットという、先進国首脳会議というものは、今回でわずか十回目であり、必ずしも、この形式は成熟した外交形式というわけにはいかない。多くの点を配慮しないと、サミットというのは首脳同士がただ会ったと……

第101回国会 外務委員会 第18号(1984/08/01、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、本日、日本と中国の間のさまざまな経済問題につきまして、まとめてお尋ねをしたいと存じます。  六月の末、第二回の日中民間人会議が北京で開かれたわけでございますが、私はその際、メンバーの一人として参加させていただきました。この会合におきましては、中国側から非常に多くの示唆に富む、また率直な中国事情の開陳がございましたし、また、私どもも日中友好という立場から、さまざまな問題につきまして率直な議論を行いました。そして、その結果出てまいりましたのは、日中間の経済協力が特に第二段階に突入しており、その間における両者のさまざまな紛争が放置できないレベルにまでなっているという深刻な認識……

第101回国会 大蔵委員会 第21号(1984/05/08、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 午前中に引き続きまして少々お尋ねしたいことがございますので、よろしくお願いいたします。  対外経済関係は、御承知のとおり、アメリカ政府から日本に対する金融の自由化の問題を初めとして、非常に多くの要求が突きつけられておりまして、何の問題を議論する場合にも、こうした流れを理解した上で議論をしなければならないと考えるわけでございます。金融の自由化の問題は、アメリカからいえば金融の自由化かもしれませんけれども、日本からいうならば、国際的な金融秩序の再編という立場で論議を進めなければならない問題であって、あるときはその要望に対して十分にこたえることが必要であるし、あるときはこれを拒絶し……

第102回国会 安全保障特別委員会 第3号(1985/03/27、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 両参考人に敬意を表します。  きょうは我々随分おとなしく質問しているわけでございますから、御発言もしやすいだろうと想像しているわけでございますが、私も先生方の御意見に賛同するところと反対するところと、かなり明確にございます。例えば、青木参考人のお話の中でNPT条約の見直し、ある意味で非核保有国の権利をこの際強烈に主張することによって、核防条約の性格というのをもう少し非核保有国にとって安全なものにするように努力するのは日本外交の一つの大きなポイントではないか、安全保障政策の柱になるのではないかと力説されましたが、甚だもって敬意を表します。立派な御意見だと、私賛同しているわけであ……

第102回国会 安全保障特別委員会 第4号(1985/04/08、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 お疲れのところ恐縮でございますが、今度はGNPの一%問題についてお尋ねをいたします。  今国会におきまして、GNP一%問題は随分詳細な論議が尽くされまして、政府の答弁は、右へ行ったり左へ行ったり、縦に行ったり横に行ったり、いろいろ揺れたわけでございます。ところが、どうやら防衛庁長官は、GNP一%枠の閣議決定の変更要求というような画期的な御発言を新聞社にリークされた御様子でございますし、これはひとつもう一回ちゃんとお尋ねしなければならぬと思いまして初めから聞き直しをしたい、こう思っているわけでございます。  まず、防衛費のGNP一%枠を堅持するという点におきまして総理大臣の所信……

第102回国会 安全保障特別委員会 第5号(1985/04/17、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 きょうも画期的なことをひとつ言わなければならぬと思っているのですが、一つはまず日本のハイテク企業に対してアメリカ側が目下調査団を派遣して、十六項目あるいは二項目というふうにいろいろ調査をなさっていると承っておるわけであります。その調査の内容、あるいはどういうアプローチをしておられるか、御説明を承りたい。言いにくいのでございましたら、資料として提出していただきたいのでもございますが、まず概略の御説明をいただけますでしょうか。
【次の発言】 立て板に水でしゃべられるので、私が求めておりますのは、外国の出版物による御紹介はそれで結構でございますが、これはまた拝見させていただきます。……

第102回国会 安全保障特別委員会 第8号(1985/10/08、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、中期防衛力整備計画九月十八日閣議決定の分につきまして御質問したいわけでございますが、その前にちょっと急ぎの問題を申し上げることにいたします。  それは、靖国神社の中曽根首相による公式参拝に対する中国側の反応であります。  御承知のとおり北京及び延安等の地域におきまして学生デモが行われ、あるいは壁新聞等が掲載され、日本政府の行動が中国人の心を傷つけたという運動が始まっているわけであります。これは、その後鎮静化したようには見えておりませんで、散発的に中国の各地で行われ、中国外務省はこれに対し、日本政府に対しこの点に対する慎重な配慮を要求して談話を発表したといういきさつになっ……

第102回国会 外務委員会 第14号(1985/05/22、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 ただいまの同僚議員の御質疑に対する外務大臣の御答弁は、重要なポイントを含んでおったと思うわけでございます。先日の御議論以来、私も、この委員会に至るまでの事前の外務省との交渉において、このような投資あるいは融資に対する我が国自身の規制というものは、諸外国に周知せしめ、あるいは諸外国に対して十分な納得の得られるような何らかの方針を樹立することが必要であると思いまして、述べ立ててきたところでございますが、ただいま米州開銀の副頭取のマイケル・カーティン氏の言葉によりまして、ともかく米州開銀とそれに付随して設立される投資公社については、これが保証されたことは喜びにたえないところでありま……


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1967/04/20、31期、公明党)

○渡部分科員 私は沖繩問題特別委員会の委員の一人でありますが、沖繩問題特別委員会のほうが現在時点におきましてはまだ十分な運行を示すに至っておりませんので、この席をおかりしまして、沖繩の問題について少々お伺いしたい、このように考えるものであります。  まず第一に、いわゆる日の丸の掲揚の問題について政府が非常に御尽力をなされたそうでありますが、第十二回の日米協議委員会におけるこの問題に関する取りきめの内容につきまして、御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御発祥でございますが、新聞の報道によりますと、沖繩における日の丸の掲揚というものが非常に実現がおくれている。このおくれている……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1970/03/11、32期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は、本日国際連合関係の問題にしぼりまして御質問申し上げたいと思います。  きょうは私は単なる質問ではなくて、私の提案も申し上げて懇談するがごとく行ないたい、こう考えておるわけでございますので、よろしくお願いいたします。  私たちは、国連協力は日本の外交の大きな柱でもありますし、それに対する外務省当局の努力についても存知しておるつもりでございますが、わが党といたしましては、かねてより、国連アジア本部を日本に設置する提案を行ないまして、佐藤総理大臣や官房長官等からもそれに対する比較的好意的な、また前向きの御返答を賜わったわけであります。あらためて外務大臣にこの問題についての御……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1971/02/25、32期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は、沖繩における医療問題につきまして多少御質問したいと存じます。  ただいま私の前における応答におきまして、沖繩の医療問題が非常におくれているという点の御指摘がございましたけれども、私はこの問題にかかる前に、具体的な実例をもって、こういう問題に対する取り組みのスピードの問題からまず取りかかってまいりたいと思うのであります。非常に俊敏な長官は、おそらく私が一言言っただけで何を質問するかおわかりだと思いますから、お答えを全部言ってくだすってけっこうでありますが、一つは赤痢の話であります。糸満町を中心とする赤痢が大発生をいたしまして、昨年度おそらく七百名にのぼる赤痢患者が発生し……

第65回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1971/02/22、32期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は、きょうはネフローゼ、じん臓性疾患の問題について、お伺いしたいと考えております。  ネフローゼのじん臓疾患、それがこじれた慢性じん炎、それからネフローゼ、こうしたじん臓病関係の子供さんが、非常に目立たないようでありますけれども徐々にふえている点については、もう皆さんも御承知のとおりであろうと私は存じます。時間がありませんので、率直に伺うのでありますが、このじん臓疾患の問題についてどれぐらいの認識をまず持っておられるか。現在どれぐらいの患者数を見込んでおられるか。またこの治療上の困難性はどの辺にあるのか、そういったことに対して、まず話の始まりといたしまして、そういうものに……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1971/02/23、32期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は、外務省の今回提出されました予算案の中で、海外広報関係及び文化事業関係、すなわち情報文化局関係の予算につきまして御質問をしたいと存じます。  海外広報費及び文化事業費におきましては、昭和四十五年度よりも一段と大きくなり、その広報及び文化事業の内容については一段の躍進が見えるように思うのでありますけれども、今回その事業費及び事業費の前年度に対する割合及びそれによって意図するところの内容につきまして簡単な御説明をまずちょうだいしたい、こう思います。
【次の発言】 ただいま御説明の内容についてでありますが、私がきょう申し上げようとしておりますのは、外務省の文化事業関係、海外広……

第68回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1972/04/13、32期、公明党)

○渡部(一)委員 私は科学技術振興対策特別委員会を代表し、当科学技術委員会から公害対策並びに環境保全特別委員会に対し連合審査会を申し出ましたところ、快くこれをお引き受けいただきましたことにつき、まず公害対策並びに環境保全特別委員会委員長並びに関係委員の皆さま方に深く敬意を表する次第でございます。まことにありがとうございました。  科学技術振興対策特別委員会がPCB問題につき公害対策特別委員会に対し連合審査を申し出た経緯につき、一言申し上げたいと存じます。  PCB問題につきましては、私たちが新聞紙上から推測いたします範囲内におきましても、昭和四十五年に起きましたカネミ油症事件に端を発しまして、……

第68回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1972/03/21、32期、公明党)

○渡部(一)分科員 私はネフローゼのじん疾患の問題について御質問したいと思うのであります。  昨年二月二十二日、当予算委員会分科会におきまして、私はこの問題についてすでに御質問をいたしております。それからまる一年たちました。私はきわめて不本意なのでありますが、当局が全くそれに対して不十分な施策をとられているということに関して私は残念に思っております。私は、もう事情を百も承知の皆さま方ではありますが、どんなにその病人の人たちが悲しい思いをし、苦しい思いをされているかということを、私は少し引用例をとってわざわざ申し上げたいと思います。  これは「姫路ネフローゼ児を守る会」の会長の橋本さんという人の……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 外務委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会連合審査会 第1号(1973/03/01、33期、公明党)

○渡部(一)委員 私は沖繩国際海洋博覧会に関しまして質疑をするにあたり、ただいまも各委員からお話がありましたとおり沖繩で海洋博をやるのはみっともないのではないかというところから話を進めたいと思います。  海洋博の美しいパンフレットを先ほどちょうだいいたしましたが「海―その望ましい未来」と書いてあります。沖繩の海は望ましい未来であるが、陸上は望ましくない未来でいいのか、この辺のところから考えていただきたい、私はこう痛感しておるわけであります。海外の米軍基地の中で最大なのは日本に集中しているわけでありまして、特に面積当たりの高密度といい、その能力といい、日本、特に沖繩県におけるこの軍事基地の集中と……

第71回国会 外務委員会海外子女教育等に関する小委員会 第1号(1973/07/11、33期、公明党)

○渡部(一)小委員 委員長のお許しを得まして、私は当小委員会の成立に関し、その経緯を述べたいと存じます。  外務委員会の審議中、海外勤務者の増加に関連いたしまして、海外においてこれらの勤務者が同伴する邦人子女が、海外における教育に適応するのに困難を感じ、あるいは帰国後におけるその子女の本邦教育に対する適応が必ずしも十分でない等の事情により、海外勤務者は非常に大きな困難に直面しているわけであります。また、海外において、日本人の日本教育、日本語教育、あるいは諸外国の人々から日本教育を求める声がきわめて高まっているのに対し、必ずしも明確でないわけであります。このような事情が存在するために、日本国民の……

第71回国会 外務委員会海外子女教育等に関する小委員会 第2号(1973/07/13、33期、公明党)

○渡部(一)小委員 海外子女教育問題につきまして、引き続き御質疑をいたしたいと存じます。  まず、昨日の海外子女教育等に関する件についての文部省、外務省並びに海外子女教育財団等に対する御質疑の途上、予算の問題がたいへん大きな問題になっているという側面が伺われたわけであります。すなわちこれらの海外子女教育に関する財政的な政府の決定というものは、非常に少なきに過ぎたのではなかろうかと思われる節がきわめて多いわけでございます。  まず財政当局よりこの件に関しての考え方その他をお伺いしたいと思うのです。これから先の問題をお伺いするのが本意でありますが、いままでの文部省あるいは外務省あるいは文化庁あるい……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第6号(1973/03/08、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 防衛庁、特に施設庁の関係でありますが、私がきょうお伺いすることは、実は昭和四十四年三月の二十九旧以来の問題であります。  これは赤坂のプレスセンター、いま東京の環状三号線が工事の途中であり、また米軍のヘリポートがあり、これをのけようという問題が起こっているところであります。ところが、これは四十四年の三月二十九日参議院の予算委員会第三分科会、二宮文造議員の質問に対して、現防衛施設庁次長鶴崎敏という方がいらっしゃいますか、その方が、赤坂プレスセンターヘリポート移転の見通しでございますが、先ほど申し上げましたように、方針としては、このヘリポートの機能を他に移転することについては米……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1973/03/06、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は、じん炎、ネフローゼ児の問題をこれで足かけ四年にわたって政府に御要望申し上げてきたわけでございますが、まず、現在のじん炎、ネフローゼ児に対する厚生省の今予算における措置というものをお伺いしたいと思っております。
【次の発言】 それじゃお答えがばく然としておりますから、一つずつ伺いますが、じん炎、ネフローゼ児の治療に関して最も問題になっておりますのは、早期発見がおくれることであります。そこで、尿検査をすることの重要性は、私がここで言うまでもない。ところが、尿検査については、いままでの間――昨年ようやくにして二年がかりで厚生省は重いおしりを上げて、検査をすることが望ましいと……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1973/03/07、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 最初に、私は養護学校の設立の問題につきまして御質問をいたしたいと存じます。  養護学校の設立につきましては、学校教育法によりましてその設置がきめられております。ところが、その中で、いつからその設置義務を行なわせるかという問題につきましては、現在まだ、政令によって後にこれを定めることになっておりまして、設置することにはなっていないようでございます。ところが、今日私たちが各方面から伺いますことは、全国でからだを痛めていらっしゃる方々が非常に多くございまして、その方々が学校へ通うことが事実上できない状況になっているわけでございます。文部省の特殊教育課から私のほうで拝見をさせていた……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1974/03/07、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は神戸拘置所の移転問題について申し上げたいと存じます。  神戸拘置所は大正八年に神戸市生田区に開庁され、その後昭和二十一年、神戸刑務所が明石に移転したあと地である兵庫区菊水町に移転して現在に至っております。面積も四万七千三百三十八平方メートルという広大なものでございますが、実を申しまして神戸市におきましてたいへん困惑をいたしているわけであります。その困惑している理由が、法務省がいいとか悪いとかいう段階ならばまた議論のしようもありますし、法務省がけしからぬのならそれは抗議にいくことも可能なんですけれども、ここの土地が法務省の土地であり、適法に所有されており、また神戸市として……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1974/03/06、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は、大都市財政の問題について総括的な点をちょっとお伺いしておきたいと思います。  現在大都市におきましてはさまざまな問題点が集約しておりまして、むしろお金のかかる問題点がもう集積しておるという点は御承知のとおりだろうと思います。公園、下水道あるいは住宅、道路、教育施設、福祉施設、もう問題は非常に多い。私の手元にある政令指定都市の要求といたしまして、昭和五十二年度までの緊急投資の必要額と財源不足額を掲げまして、この四年間、五十二年までの間に六兆一千七百億円の投資を必要とする旨述べております。そしてそれに対して財源不足額は一兆五千億円と見込んでおります。これはかなり現在型の、……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1974/03/06、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は、海外子女教育の問題と日本国内における留学生の問題につきお伺いをしたいと思います。  海外子女教育の問題につきましては、第七十一国会において、昭和四十八年七月十七日付外務委員会小委員会において決議をされ、後、外務委員会で決議をされた経緯があるわけであります。  まず、その委員会で決議された文章の中に「一在留邦人子女に対して組織的に教育の機会を与えるため、予算の大幅増額をはかることにより、当該国との相互理解に立脚し、必要に応じて補習授業校並びに全日制日本人学校の教育施設の整備拡充、教育水準の向上に努めること。」と決議されております。外務大臣はその際御発言をされまして、大い……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1974/03/09、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 私は、ただいま世間を騒がせておる庶民金融の問題についてお尋ねをしたいと思います。  いま諸物価騰貴の結果、日本国じゅうで悪いやつが栄えるようないやな雰囲気というものが、町じゅうで横行いたしておりますが、その中でも、町の庶民金融の中で、いわゆるネズミ講及びそれに該当する組織が全国的に蔓延をいたしております。どの組織についても、適当なことばで言いあらわせる特色というものがありませんが、最初に入った者が、あとから入ったたくさんの人々をだまかして、膨大な金を持って逃げていくという意味では、同じようなタイプであります。また、急速な増殖率を示し、甘言というけれども、これぐらいの甘言を弄……

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、公明党)

○渡部(一)委員 関連してちょっと申し上げますが、科学技術庁長官に。ただいまのお話にありましたように、核放射能の漏洩の探知能力について科学技術庁の施設というのは非常にとろいのではないかと思われるわけであります。ところが、私のほうで、この間の委員会のときに問題になって三つ残っておるお答えがございますから、それと関連してお尋ねしたい。  一つは、核実験の探知に対して日本政府は国連において非常に高い評価を得られたということでありますから、科学技術庁としてはどういうような提案あるいは実際的な役務の提供その他をなさったか、実際どういうことを提案なさり、どういうことをなさったかということであります。  も……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1975/02/24、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 それでは私は、昨年の十二月十八日、倉敷市水島において起こりました三菱石油株式会社水島製油所の流出事故の原因とその対策についてお伺いしたいと思います。  もちろん、かかる事故は二度とあってならぬものでありますし、この中から大きな教訓がつかみ取られてこなければならぬと思うのでありますが、いままでの当院におけるさまざまな質疑の中から取り漏らされた部分等を取り上げまして、見解をお伺いしたい、こう思っておるわけであります。  まず、タンクの底にひびが入ったという問題については、いろいろ議論されておるわけでありますが、そのタンクの外側に防油堤があり、防油堤の強度、高さ等については、消防……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1975/02/26、33期、公明党)

○渡部(一)分科員 お疲れのところ恐縮でありますが、外務省予算を拝見しておりまして、ここ数年私が一貫して述べておりますのは、一つは文化外交予算関係が非常に少ないどころでなく、ネグリジブルスモールであり、話のほかであるということであります。  私、いまこちらに資料の御提出をいただきました。情報文化局海外広報課が、昨日付の「海外広報予算及び活動実績・計画」というのをこちらに持参されました。四十九年度は一括して十五億四千七十一万一千円、今期は十八億三千八百四十七万六千円であります。十八億という段階のお金は新しい戦闘機の二分の一にしか当たらない。日本は軍事優先国家とは見えないのですけれども、これじゃ軍……

第78回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第1号(1976/10/20、33期、公明党)

○渡部(一)小委員 公明党の渡部でございます。大変御苦労さまでございました。  私は、この多国籍企業小委員会の設立に当たりまして強く主張した委員の一人といたしまして、本日の先生方のお話の多くの参考点の中から、次のステップへ向かってまた前進をする可能性を先ほどから考えてみておったわけでありますが、一番問題になる点について、ちょっと心配な点について御相談というか御質問したいと思います。  どの先生でも結構なんですが、まず多国籍企業問題を当外務委員会が論議するに至った最初のスタートは、各国の主権に対する独立不介入をいかにして達成するかという一つの大きな命題があったわけであります。特に戦争に巻き込まれ……

第78回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第2号(1976/10/27、33期、公明党)

○渡部(一)小委員 外務委員会に多国籍企業小委員会が各委員の御協力により成立し、実質的な審議にこうして入ることができたことをまず大変うれしく思っているわけでありますが、小委員長におかれましては、公的な席上お伺いするのでありますが、この委員会の公聴会並びに本日の審議の途中を見ましても、問題の要諦はきわめて多岐をきわめておるわけであり、かつ内容はきわめて深刻であります。行政あるいは立法が多国籍企業問題に対して対応していないことは明らかであり、外務委員会理事会においてはすでに各委員のお話し合いの中で、次期国会においてもこの委員会を存続させるという内容のお話し合いがほとんど異論なく交わされていたという……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第2号(1977/05/26、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)小委員 ただいま貴重な御調査と御体験を御披露いただきまして、まことにありがとうございました。  早速でございますが、ただいまのお話の中で、全体的な問題にお触れになったわけでございますが、政務次官として、こうした多国籍企業の行動あるいは腐敗防止に関するさまざまな国連の動きあるいはアメリカの動きというものを現場でごらんになりまして、わが国における国内法制、わが国における外交政策上、これらに対して適当な施策を樹立する必要があるということを御認識になってお帰りになったと思うのでございますが、その辺はいかがですか。
【次の発言】 そういたしますと、政務次官はこれからなさるのかもしれませんけれ……

第80回国会 農林水産委員会内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1977/04/25、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず十二海里法案、二百海里法案が国会で成立しますと対ソ漁業交渉で具体的に申しますとどのぐらいのメリットがあるものか、そういうふうにもっぱら御説明が行われているわけでありますが、私は重大な疑いを感じざるを得ないわけでありまして、明快にひとつその辺をお示しをいただきたいと存じます。
【次の発言】 いまメリットがある――余り詳しく言うと交渉上都合が悪いのかもしれませんから私はその辺は手かげんして申し上げるつもりですが、本当にメリットが、整理した話し合いができるとおっしゃっていますが、外交論議の上からいきますとそれは余りメリットにならないのではないかと思うわけです。  外務省の方に今……

第80回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1977/03/11、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 郵政省の電話及びテレビ業務に対する監督、指導の権限に関してまずお伺いいたしますが、これらの法的な根拠及び現在のこれらの業務に対する指導というものは、どういう形になっておるか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 さまざまな実質的な指導体制にある郵政省の皆さんでありますから、直接、率直にお伺いするのでありますが、私の居住する神戸市におきまして妙なことがわかりましたので関連してお伺いするんですが、神戸市の同一市域の中で料金が全然別体系の地域があるわけであります。  これはかねてから、統合合併の古くから行われた地域でありますから、その当時はさしたる異論もなかったものと思いま……

第80回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1977/03/15、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 三月十九日に総理訪米に伴い外務大臣も当然御訪米になると承っておるわけでありまして、目下その仕事に忙殺されておられるのだろうと思いますが、日本国政の重大問題がたくさん発生しております折から、わが国を代表してお行きになった際どんなことを言われるか、輪郭のところをお伺いしたいと思っているわけであります。 交渉のデテールに触れるところは当然避けるつもりでございますが、率直な御解明をお願いしたい。  まず、アメリカの新政権のスタッフのある人が、米欧日の三つのエンジンで不況の世界を克服しなければならぬと述べており、そして日本に対して経済的な支出金についてはかなりのいろいろな要求というの……

第84回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1978/02/27、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 沖繩県の問題を中心といたしまして、三ポイントばかり御質問したいと存じます。  まずは御担当局にお答えいただいて、最後は開発庁長官あるいは大臣にひとつ締めていただきたいと思います。  まず第一に、第二次中央卸売市場計画十カ年計画というのが五十一年三月十一日付で発表され、十三のマーケットが指定されておりますが、その後順調に進行しているかいないか。いないものがあるならば、それを挙げ、御説明をいただきたいと存じます。
【次の発言】 この整備計画の中には、現在問題になっておる神戸の中央卸売市場本場の整備計画については載っておらないようでありますが、これはどういうようになっておるか、あ……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1978/02/28、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、ここのところ毎年問題になっておりまするかぜ及びインフルエンザ様疾患の流行について御質問をいたしたいと存じます。  かぜは、インフルエンザは一見非常に軽微な症状を呈するため軽い問題として見過ごされやすい問題でございますけれども、今年の流行の様相を見ましても、決して看過すべき問題でない点がたくさんあると思われます。  そこでまず、今年のインフルエンザ様疾患の流行の状況についてお伺いをいたし、随時お話を詰めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 詳しい御報告はありがたいのですが、質問の時間がなくなりますから、ひとつなるべく早いところお願いいたし……

第87回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1979/02/27、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、ことしは国際児童年ということもありまして、児童福祉対策について若干の質疑を行いたいと存じます。  厚生大臣は御着任以来目覚ましく御活躍中でございますが、先日の社労委員会において所信表明を行い、その中で、「本年は、国連の決議により国際児童年とされ、各国において、児童の福祉を向上するための施策を推進することが要請されております。次代の社会を担う児童の健全な育成と資質の向上を図ることの重要性は、幾ら強調しても強調し過ぎることはありません。このような考え方に立ち、来年度の最重点施策として国際児童年特別対策を取り上げ、」と言って、そして保育対策、健全育成対策など児童福祉対策の充……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1979/03/01、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、国際問題をここ十数年見てまいりました議員の一人として、日本の農業政策の根本に国際的な配慮がきわめて大きいという観点から大臣の御見識を承りたいと思っております。大臣が問題を非常に率直かつ簡明に整理せられておるお立場を承るにつきまして、私も率直に申し上げたいと思います。  たくさんのポイントがありますが、まず私の問題とするのは、世界的な食糧の需給の緩和基調はございますが、今後十年、二十年の中期的な時間帯を考えれば、人口の増加と相まって世界的には食糧の需給はやはりタイトにならざるを得ないのではないかと思っておるわけであります。こういう点について大臣はどういう御認識か、簡明に……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1980/03/04、35期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、プライバシー保護の問題につきまして政府の対応を伺いたいと思います。  言うまでもなく、国家権力と個人の生活のかかわり合いは最近ますます拡大しつつあり、その間において、個人がひとりで置いてもらいたい権利というものは大幅に後退しつつあります。そればかりか、間違った情報を収集され、あるいは知られたくない情報を収集され、あるいは情報の内容と処理に関して、場合によっては個人の人権を大幅に侵害するケースが多数見受けられるのであります。中でも今回の国勢調査のごときは、憲法第三十八条に言う「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。」という文章に反し、不利益な供述を強制される趣まであ……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1980/10/30、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)小委員 おかげんの悪いところを御出席いただきまして、ありがとうございました。  同僚委員の御質疑と重複するところをなるべく外しましてお尋ねをしたいわけでございますが、まず、先ほどの参考人の御説明の中で、不公平税制の問題については省略されたように思います。  不公平税制の是正については、国民の大きな意見の集中するところでありますし、その意図している言葉の意味合いも種々雑多であります。不公平税制というものはかなり厳しく税調内で御議論をいただいたと承っているわけでありますが、不公平税制というものをどういうものだと認識しておられるか、また、その是正についてどういう取り組みをなさろうとされて……

第93回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1980/11/11、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)小委員 税調からの中期答申が提出されている中で、同僚議員からも御質問がございましたが、「広く消費に着目する間接税」という表現で消費税を新しい税制改革の焦点にするような提案が行われております。これに対して、税調の答申をそのまま一〇〇%大蔵省がお受け入れになって今後の税制改革に臨むというわけではないのでありましょうけれども、これは五十四年、一般消費税に関する国会決議が存在することでもあり、その取り扱いに慎重を期することは当然であります。税調が何を言うかはかなり税調の自由でありますけれども、税務当局におかれましては、この税調の答申と国会決議との関連性につき十分に調整された態度を表明されな……

第94回国会 外務委員会内閣委員会安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 この連合審査に当たり、質問のチャンスを与えていただきました諸先輩に敬意を表したいと存じます。  まず、総理に対して、困難をきわめた日米交渉に対してまことに御苦労さまであったと申し上げたいと存じます。事の正否あるいはその内容についてはいろいろ私も申し上げるところがあるわけでございますが、きょうは核の問題が主力になっておりますので、ここのところ日本外交は足並みが乱れているのではないかという批判に対して、私は総理の御所信を承りたいとまず思うわけであります。  私が先ほどから承ったところ、またその他の政府説明を拝見いたしましても、総理とおやめになった外務大臣との間には意見の相違はない……

第94回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1981/03/02、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 きょうはまず質問を始める前に、最高裁からもわざわざ御出席をいただきまして感謝をいたしております。  私は、名誉棄損並びにプライバシーを侵害する社会的風潮に対して御質問いたしたいと存じます。  最近、社会的な影響力の強い悪質なジャーナリズムの営業主義というものがわが国でもきわめて強くなってきております。憲法に規定する言論の自由というものは民主主義の基礎として堅持しなければならぬのでありますが、最近の週刊誌等による有名人のスキャンダル報道というのは目に余るものが存在いたしておりまして、特に有名人が秘匿したがる情報であればあるほどジャーナリズムがこれをかぎ回る。悪質な例では、マル……

第96回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1982/03/08、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 中国残留孤児のこのたびの親捜し、六十名の報道については、日本国じゅうに報道され、日本国民の魂を揺さぶる経験を巻き起こしておると私は思います。  私も、中国に終戦当時おりました少年でありまして、私の近所にいた中国人から、日本に帰国しないでこのまま残留し、そして日本の政治情勢がおさまってから帰国するように慫慂されたという思い出もございまして、早く帰ってきた一人の日本人として、いま祖国の肉親を求めている同胞に対し、哀感の情切なるものがございます。  その立場から、今回の政府関係当局者並びに自発的なボランティアの皆様方の取り組み、また中国政府の取り組みに対しては、まず深く敬意を表し……

第96回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1982/02/27、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 先ほどから御討議の続いている問題でございますから、ちょっとその先を議論させていただこうと思っております。  まず、景気の非常な落ち込み状況というのはもう言語に絶するものでございまして、簡単な例で一つ申しますと、私の住んでいる神戸では約五百軒の飲食店、飲み屋のたぐいがございますが、毎日三軒ずつつぶれていく。こういうケースというのはいままでに例のない状況であります。浅草の焼き鳥屋では一日八十人のお客があったところが、いま三人しかお客が来ない。酒屋さんでは、いま酒屋さんで立ち飲みするのが大はやりでございまして、飲み屋さんのところへ行けないのですから、ネクタイを締めた高級官僚とおぼ……

第98回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1983/03/04、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、国際海峡を封鎖するというきわめて刺激的な中曽根発言以降、話を整理してみますと、大変いろいろ問題があると思いますので、お尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、有事の際にせよ、国際海峡を封鎖するという言い方によりまして、少なくともソビエトの太平洋艦隊に対して非常に攻撃的姿勢を示されるということは、挑発行動としては相当なものであったと思うわけであります。その後の国会答弁において総理並びに外務大臣は、これは国を守る気概を表明したものであるというような、比喩であるというふうにお答えになったわけであります。  比喩なら比喩らしい話が続くわけでございますが、ここのところは比……

第98回国会 予算委員会第八分科会 第2号(1983/03/05、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、最近の行政改革の問題とも関連いたしまして、土地開発の行政上の問題によるおくれというものが土地開発を非常におくらせ、そのために、ひいては行政上の経費を非常に高いものにしているという実例を挙げまして御質問したいと存じます。  私がまず申し述べたいと存じますのは、兵庫県の神戸市の垂水区のエリアにおきまして、明石大橋の建設工事がいつ決定になるかがわからないため、その開発計画がとんざしているという問題でございます。私の試算いたしましただけでも、総費用にいたしましておよそ六百億円近い用地が現在約十年間にわたって開発の許可が行われずそのままになっているわけであります。  どうしてか……

第98回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1983/03/04、36期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 まず、商品取引の問題について承りたいと思います。  見ておりまして、大変な合理化と前進が行われているときでございまして、前進している途中ではあると思いますが、現在、商品取引の多様化に伴いまして銀とかプラチナとかバナジウムとか、そうしたものの取り扱いも非常にふえてきた様子でもございますし、この際、東京金取引所の中に上場するか、あるいは別の形で上場するかは別にいたしまして、こうしたことについては当然検討もされているやに伺っているわけであります。今後どういう段取りでこうした問題を処理されていくか、また、その基本的方向について承りたいと思います。


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1984/03/12、37期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 我が国にとりまして、諸外国との相互理解の促進と友好親善関係の維持発展は我が国の存立と繁栄の重要な基礎であると存じます。このような観点から、政府としては今後千層海外啓発、文化交流に力を注いでいただきたいと存じます。昭和五十九年度予算案においてはこのような考え方が十分反映されていなければならないと思いますが、実態はいかがでありましょうか、お尋ねしたいと思います。  先日の百一国会における安倍外務大臣の外交演説におきましても、我が国の政府の態度といたしまして「政府は、今後できる限り多くの機会をとらえ、多種多様の方途により、我が国の実情について諸外国の認識を深めるよう海外啓発活動を……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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