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大橋敏雄 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

大橋敏雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
383位
委員会発言歴代TOP500(衆)
161位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
362位
委員会出席(無役)歴代TOP500
500位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
875位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
111位
各種会議発言歴代TOP250
137位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
113位

31期委員会出席TOP100
55位
31期委員会発言TOP100
97位
31期委員会出席(無役)TOP50
24位
31期委員会発言(非役職)TOP100
80位
32期委員会発言TOP100
94位
32期委員会出席(幹部)TOP50
27位
32期委員会発言(非役職)TOP100
76位
33期委員会発言TOP100
63位
33期委員会出席(無役)TOP100
87位
33期委員会発言(非役職)TOP100
54位
34期委員会出席(幹部)TOP100
66位
35期委員会出席(幹部)TOP100
89位
36期委員会出席TOP100
98位
36期委員会発言TOP100
97位
36期委員会発言(非役職)TOP100
78位
37期委員会発言TOP100
78位
37期委員会出席(幹部)TOP100
83位
37期委員会発言(非役職)TOP100
66位

このページでは大橋敏雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。大橋敏雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第55回国会 社会労働委員会 第6号(1967/04/27、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私が当委員会でこのように質問に立ちますのは初めてでございます。したがいまして、質問に入る前に一言ごあいさつさせていただきたいと思います。  御承知のとおり、私は新兵さんでございます。今後ともいろいろと皆さまにお世話になるかと思いますが、何ぶんともよろしくお願いいたします。  それでは本題の質問に入るわけでございますが、きょう私がお尋ねしたいものは、第一番目には新潟県の阿賀野川の水銀中毒事件、もう一つは重症心身障害児の問題でございます。いま一つは十階建ての高層建築で落成いたしました中野病院に関連した問題でございます。いま一つは保育所行政の問題でございます。私がお尋ねしたいことは……

第55回国会 社会労働委員会 第18号(1967/06/08、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 たいへん時間がないようでございますので、ごく要点を申し上げますから、答弁のほうも要点をつかんで、明快にいただきたいと思います。  ただいまもお話になっておりましたが、満州開拓青年義勇隊の問題に関連をいたします。この法律の条文を見ますと、この開拓義勇隊の隊員は準軍属として援護法の恩典に浴しておりますが、私が聞きたい点は、義勇隊から開拓団に自動的に移動していきますが、その開拓団になった者はなぜこの恩典に浴さないのかというのが一つであります。  それからもう一つは、第二条第三項の四の中の「昭和十四年十二月二十二日の閣議決定満州開拓民に関する根本方策に関する件に基いて組織された満州開……

第55回国会 社会労働委員会 第19号(1967/06/13、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 駐留軍関係の従業者は中高年齢者が多いと聞いておりますが、そういう立場から考えてみまして、今回の改正案のいわゆる自営支度金、自営業の開業資金だとかあるいは債務保証、こういう改正は当然の措置だと思います。またむしろおそきに失したのではないか、こういうふうに思うのであります。  ところで、労働大臣ないしはその関係者にお尋ねするのですけれども、今日までの離職者とその就職率を見ますと、三十二年度から四十一年度までを見ますと、平均就職率は二七・四%、それがだんだん年々に下降線をたどっていきまして、四十一年度では二一・七%にすぎないのであります。この数字から見ましても、政府の再就職指導のど……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1967/04/20、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 質問に入ります前に一言ごあいさついたします。  私は公明党の大橋と申します。皆さまも御承知のとおり新兵でございますので、いろいろとお世話になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。  労働大臣にお尋ねするわけでございますが、先般の所信表明の中で「閉山合理化に伴う新たな離職者の発生が予想されております。」冒頭にこのように仰せでございました。これは昨年の七月石炭鉱業の抜本的安定対策に関する答申が行なわれたことによって、今後答申に基づく諸施策が講ぜられる過程において起こる問題である、これは当然であろうと思いますが、四十二年度における閉山合理化の規模ですね。それと離職者の予想総数……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1967/05/10、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 本日の委員会は、炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案の審議だということでありますが、時間もずいぶんたちまして、限られておりますので、逐条審議は次回の委員会に譲ることといたしますが、大綱の点におきましても、いま、先輩の田畑議員のほうからも聞かれましたので、本日は、たまたま福岡県の地元のほうから、この離職者臨時措置法に関係いたしまして陳情団の方が来られ、開会寸前にこまごまと陳情なさいましたので、その内容から一、二お尋ねしてみたいと思います。ひとつ、悲観的な答弁ではなくて、希望に満ち満ちた、上京してよかったと言われるような御答弁をお願いしてみたいと思います。  その一つは、い……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第15号(1967/06/07、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 数名の先輩議員の質問でほとんど言い尽されたようなものでありますが、私もしんがりで一、二問組合の側、事業主側の方にお尋ねいたしたいと思います。  その前に一言私の気持ちを率直に申し上げますと、私は福岡県の出身でありまして、特に産炭地を控えた地盤から出た議員でありながら、正直言いましていままでその実情に暗かった。当委員会に所属いたしまして、先輩議員からいろいろと石炭産業の実情を聞き、また、きょうのような参考人の皆さんから事情を聞くたびに、石炭産業の深刻の度合いをさらに深めているものでありますが、先ほど自民党の委員さんから、佐藤総理はもう石炭産業については投げ出しているのだというよ……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第16号(1967/06/08、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 席をはずしておりましたので、先輩議員の質問と重複する点もあるかと思いますが、その点御了解願います。  再建整備法はいまや全炭鉱の注目の的だと思います。中でも何が一番心配されているかといえば、何といいましてもどういう条件で一千億円の肩がわりがなされるのか、これは最大の関心事だと思うのですが、きょう配付されている資料を見ましても、大体その内容を見ただけであまりよくわかりませんけれども、問題は財務の状況と堀採可能鉱量、この点に一番大きな問題が寄せられると思います。  この資料の点についてはまたあとの時間でゆっくりお尋ねしますが、私がこれを見て直感するところは、ほとんどこれは大手炭鉱……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第17号(1967/06/09、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました石炭鉱業再建整備臨時措置法に対しまして、賛成の意を表するものであります。  わが国の石炭産業はエネルギー革命の潮流の中にあってきわめて憂慮すべき状況にあります。公明党はこうした石炭産業の現状と、わが国経済における重要性から見て、その国有化ないしは公営化を提唱するものであります。  すなわち、国家的、社会的な立場から、計画的生産と計画需要を適合させて、国内エネルギー源としての確保をはからねばなりません。その際当然のことではありますが、国有化、公営化に伴う保障は、公正にして犠牲のない対策の上により根本的な諸施策が講じられなけれ……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第20号(1967/06/23、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 本日は四人の参考人の方々の貴重な意見を聞かしていただきましてありがとうございました。きょうのいろいろな意見を資料といたしまして今後委員会活動に大いに反映させてその実現に努力していきたいと考えておりますが、時間がございませんのでまず最初に田口先生にちょっとお尋ねしたいわけであります。  もちろん現在の石炭政策はスクラップ・アンド・ビルド政策の上にのっとっての振興でございまして、先ほどの話の中にも、無資力、いわゆる非能率炭鉱はまだどしどしと合理化し、閉山させて、そうして有能な炭鉱に集中していきたいというような話もございました。これはもっともな政策上の問題であろうと思いますが、私が……

第55回国会 石炭対策特別委員会 第22号(1967/06/29、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 まず最初に産炭地域振興事業団に関してお尋ねいたします。  私は九州出身でありますので、どうしても話がそちらのほうにいくと思いますけれども、福岡県の産炭地振興につきまして、第二次産炭地振興五ヵ年計画というのがすでに通産省に提出されました。これは四十二年から四十六年の五カ年の筑豊を中心とした県内産炭地振興対策のまとめであるということでありますが、通産省のほうも、大体六月一ぱいまでにこの福岡県計画案を中心に最終計画をまとめたいということを聞いておりましたけれども、これがどの程度まで具体的に進んだかということをお尋ねいたします。

第55回国会 石炭対策特別委員会 第25号(1967/07/12、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 石炭鉱業年金基金法案について若干お尋ねいたします。  この年金法の創設の趣旨は、石炭鉱業界の安定、特に労働力の安定確保にあると思われるのでありますが、法案の内容を見てまいりますと、その主たる対象は坑内員とし、例外的に坑外員も考慮してあるというふうに読み取れるわけですが、このように基本的に坑外員を除いたという理由は何かということであります。
【次の発言】 では十八条の坑外員に関する給付の項でありますが、「会員の二分の一以上の者が希望したとき」とありますけれども、その希望したということはどんな状態をさすのでしょうか。
【次の発言】 それはわかるのですが、たとえば、会員が二分の一以……

第57回国会 社会労働委員会 第2号(1967/12/14、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 いろいろとお尋ねしたいわけでございますけれども、時間に制限がありますので一、二点にしぼってお尋ねしたいと思います。  とかく医療問題では国民大衆はしばしば痛めつけられてまいりました。近い例が、健保国会と呼ばれました前国会で、特例法案が国民の意思とは反対に成立しました。これは言うまでもなく政管健保の赤字財政の解消の措置ということであったわけでございますが、初診料やあるいは一部負担という引き上げで国民生活はいよいよ圧迫されてきたということであります。しかし国民はせめて抜本改正でというところにその救済を求めていたわけでございますが、この大きな期待にもかかわらず、つい先刻医療費の引き……

第57回国会 社会労働委員会 第3号(1967/12/20、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私はただいまから二つの問題についてお尋ねしたいと思います。  まず初めに筋ジストロフィーという病気の問題であります。病気にかかれば病院に行けばよい、こういう考え方が社会一般通念でございますけれども、しかし病院に参りましてもどうにもならないという不可解な病気が数多くあります。これも皆さま御承知と思いますけれども、本日私がこの場で質問申し上げます筋ジストロフィーいわゆる進行性筋萎縮症というこの病気は、その典型的な病気と言えるものであります。最近イタイイタイ病が現地の二、三の医師の熱心な研究やあるいは厚生省の研究班の調査の結果でようやくその原因が明らかにされたようであります。工場廃……

第57回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1967/12/20、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私はきょう大きく分けて、二つの問題をお尋ねしたいと思います。きょうは大臣が予算委員会のほうに行かれておりますので、関係当局から誠意ある答弁をお願いしたいと思います。  まず最初に、財政資金による一千億円の肩がわりが実施されましたその矢先に、大手に含まれていました大日本炭礦が突如として閉山しました。そのことが大きな社会問題になりまして、政府の事前調査あるいは検討やその観測にずさんなところがあったのではないかという批判が出ております。このような批判のとおりであったかどうか、その真実をまず説明していただきたい。
【次の発言】 いまの御説明の中に、幹線坑道に盤圧が、それも長い期間予期……

第58回国会 社会労働委員会 第2号(1968/03/01、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 参考人の各先生、きょうはまことにありがとうございます。  一つ私が残念に思うことは、きょう四二青年医師連合東京大学支部の委員長である森委員長さんが欠席なさったということでありますが、先ほどから三人の先生の御意見を拝聴しておりますと、基本的には今度の法律改正案に対して賛成しているのだ、こういう立場からの御意見でございましたけれども、私が各方面の方々のお話を聞いた中には、今度の法律の改正案からは、いわゆるインターンの問題、それから無給医局員の問題のその矛盾等は根本的に解決できない。かえって混乱を来たし、その混乱を助長していくようになるのではないか、このような反対の声も聞いたわけで……

第58回国会 社会労働委員会 第3号(1968/03/05、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、いままでの質問者の質問と趣を変えまして、最近、数年前から、産業界の労働力、いわゆる人手不足の問題が非常に深刻になってきておりますので、この問題についてお尋ねしたいと思います。  産業界では、特に今春学園を巣立っていく中学、両校、あるは大学の各学卒者に対しまして、いわゆるねらい撃ちをかけて、去年ごろから激しい争奪戦が演じられているとも聞いております。そこで、この人手不足に対する政府の対策をお伺いするわけでございますか、順序立てて尋ねますので、大臣ないしは安定局長等から御答弁をお願いしたいと思います。  まず、人手不足現象をあらわす目安というものは、一般労働市場での労働力の……

第58回国会 社会労働委員会 第4号(1968/03/07、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 関連資問を通告しておりましたが、一時から本会議が開かれるということを聞きましたので、あと七分しかありませんから、本会議終了後この件に関しての委員会の再開を要求いたします。――それじゃ、時間一ぱいまで質問させていただきまして、あとこの次の委員会まで質問を留保したいと思います。  在日朝鮮公民の帰国事業問題は、いまや国際的人道問題になってきております。重大問題ということで世界の注目を集めていると言っても過言ではないと思うのであります。ところが、政府は口には人道問題で解決を促進するというように言っておりますけれども、口と事実はうらはらのように思うのです。先ほどの田邊委員の質問の中に……

第58回国会 社会労働委員会 第12号(1968/03/28、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、皆さまが御承知のとおりに医学、医療界というものにはまるでしろうとでございますが、そのしろうとの私でさえも、現在の医療行政あるいは医療界等をのぞいてみますと、それはたとえばからみ合った糸みたいな、またどろ沼みたいな状態を感じずにはおられません。そういうわけでございますので、そのようながたがたの土台の上にどのようにりっぱな政策を打ち立ててみても、法律を打ち立ててみても、これはしょせん無意味である、私はそう感ずるわけでございます。したがいまして、私はまず現実問題を取り上げまして、足元から解決しなければならないものからお尋ねいたします。  三月の二十日から行なわれましたところの……

第58回国会 社会労働委員会 第14号(1968/04/09、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 まず労働大臣にお尋ねしたいと思いますが、過日アメリカのジョンソン大統領が北爆停止を声明しまして、そのことが全世界にいろいろな波紋を及ぼしていることは御承知のとおりだと思います。私がここでお尋ねしたいことは、特にわが国はアメリカ軍の基地を百数十カ所も持っておるという関係で、この北爆停止の声明がどのようにわが国の駐留軍関係に働いている人に影響してくるか、労働大臣としてこれをどうとらえられているか、まず所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 少なくとも北爆停止というのは、和平の方向にあることは間違いありません。したがいまして、基地の増強ということは、まず考えられないことであり……

第58回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1968/04/04、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、ただいま議題となっております石炭鉱業経理規制法の問題について、またそれに関連いたしまして四、五点お尋ねしたいと思います。  いま、田畑委員のほうからもいろいろと質問がありましたので、大体のアウトライン的なものはつかめたわけでございますが、私は、また立場を変えてお尋ねしてみたいと思います。  要するに、石炭鉱業に対して、他産業に比べますと、相当手厚い国の助成措置が講じられております。したがいまして、その経理内容について、とにかく放漫になってはいけないという立場から、国として当然その監督あるいは指導に留意していくという要請からこの法律が制定されたと思います。たしか昭和三十八……

第58回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1968/04/10、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、きょうは社会党の提出された国有化法案に対して、二、三点御質問申し上げたいと思います。私たちも国有化そのものに対しては、基本的には賛成であります。ありますけれども、現在の政治情勢下、特に自民党の資本主義政策のもとにおいて、非常に問題点があるのではないかという気持ちで一ぱいであります。そこで、私なりに考えたわけでございますが、昨年の慶に一千億円の異常債務の肩がわりがなされた。これは思い切った再建策だと思っておりましたけれども、それが石炭産業の人手不足あるいは資金難、出炭不振等でいよいよ行き詰まってしまった。そういうところから、言うならば、わが国の石炭産業は残すべきか、廃止す……

第58回国会 石炭対策特別委員会 第9号(1968/04/17、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、この前の委員会におきまして石炭産業の総体的見地からいろいろとお尋ねしたわけでございますが、きょうはいよいよ社会党の国有化法案の内容に入って二、三点お尋ねしてみたいと思います。  まず、第二章の「石炭鉱業の国有」という項でございますが、この中の第二条に「国の権能」が示されておりますけれども、特に「石炭を輸入する権能は、国に専属する。」とうたってあります。まず、この第二条の内容を説明していただきたい。
【次の発言】 そうしますと、特に輸入の問題ですが、輸入計画については一切公社がおぜん立てをする、その計画に基づいてなされるいわゆる作業は従来の輸入業者が委託されるのだ、こうい……

第58回国会 大蔵委員会 第23号(1968/04/12、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 関連して。いまの基準看護料あるいは基準給食料、基準寝具料という三つの内容が今度いろいろ検討されておりますが、その中の内容として、まず二割引きを廃止するという話があるんですが、三月三十一日現在入所している患者に対しては、二割引きはずっと継続するのだ、こういうふうに聞いておりますが、これは間違いありませんね。
【次の発言】 では、現在入っている人が、将来四年あるいは五年、個人的に見れば長い人では十年入るような場合も起こってくるかもしれない。そういう人の場合は、退所するまで二割引きはなされるのかどうか。
【次の発言】 それでは、一応二割引きは廃止しないと言っても、制度の変革をやらね……

第59回国会 社会労働委員会 第2号(1968/08/27、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 限られた時間でございますので、答弁はイエスかノーか、明確に簡単に答えてもらえればけっこうでありますが、具体的問題に入ります。  愛知用水公団というのがありますけれども、そこにも労働協約があるはずであります。実はきょう私がお尋ねしたいことは、公団につとめている一職員が、病気であるにもかかわらず、また本人の意思にもかかわらず、強制的に他に転属させられたという問題から入りたいわけであります。異動に際しては本人の意向を考慮して、公平に行なうというのが労働協約の中にもあるはずでございますが、その点はいかがでしょうか。
【次の発言】 私がいま聞いているのは、愛知用水公団にも労働協約があっ……

第59回国会 社会労働委員会 第3号(1968/09/09、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私はこの前の委員会のときに、愛知用水公団の東京事務所から豊川事務所に転勤を命ぜられた小林幸雄さんのことについていろいろとお尋ねしたわけでございますが、その後状況は調べてもらったですか。
【次の発言】 もう一つお尋ねいたしますが、これは休職にするかしないかという問題は、診断ないし診断書の内容によって判断するのだというお話でございますけれども、四十二条の中に「休職の事由及び期間」という項がございます。そこを見ますと、「職員が負傷し、又は疾病にかかり、長期にわたって休養を要する場合には、次の各号に掲げる区分に応じ、期間を定めて休職を命ずることができる。」 その中を見ますと、いわゆる……

第59回国会 社会労働委員会 第6号(1968/10/30、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、今度米ぬか油問題で大きな社会問題を起こした事件の発生が、地元北九州のカネミ工場らしいということを非常に遺憾に思っております。同時に、患者はもとより、すべての人々がこの問題に特に注目しておりますし、不安を持っております。したがいまして、一日も早く原因を徹底的に追及して明らかにして不安を取り除くとともに、完全なる治療対策また補償体制を確立しなければならないという観点から、いまから数点お尋ねしてみたいと思います。  まず最初に、河野委員からもお話があったのですが、原因究明にあたって非常に矛盾を感ずるわけであります。先ほどから何回もお話があったのでありますが、久留米大の公衆衛生……

第59回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1968/08/08、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も今度平和坑の災害の調査団の一人として行ってきて、きょうは大臣にいろいろとお尋ねしたいと期待してきておったのですが、いま時間の関係で急ぐと聞きましたので、二、三点にしぼりましてお尋ねしたいと思います。  お尋ねする前に、私は椎名大臣が非帯に人間性豊かな人格の方だと聞いておりますし、ほんとうに期待を込めてお尋ねするわけですが、ごく平凡な質問になりますけれども、炭鉱災害が次から次に起こるわけです。この続発する悲惨な炭鉱災害に対して、大臣は率直にどのようにお感じになっているか、まずそれをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 そのお気持ちは大臣も私も同じでございます。  ところが……

第59回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1968/08/09、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 参考人の皆さまはたいへん長い間お疲れになっていると思いますが、私で最後でございますので、もうしばらくごしんぼうのほどお願いします。  先ほど同僚委員から、石炭産業は即保安である、保安は即石炭産業である、このような根本的な思想に立って石炭産業をやっていかねばならぬぞというようなことを言っておりましたが、なかなか名言だと私は思いました。私は皆さまに御意見申し上げるような気持ちはさらさらございませんけれども、先ほど大槻協会長さんも、保安について、それをおろそかに考えているような経営者というものはまずない、私はそう信ずる、こう仰せでございました。また植田顧問さんも、中小企業こそは自力……

第59回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1968/08/23、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 先ほどから石炭鉱業審議会の運営のあり方について、多賀谷委員また岡田委員等からいろいろと指摘があっておりましたが、私もそれには同感であります。したがいまして、通商大臣もこれをすなおに受けて深刻に反省し、善処してもらいたい、これをまず申し上げておきます。  先ほど大臣の答弁の中に、審議会の答申は尊重するけれども、盲従はしないとか、あるいはまたほかの質問に対しては、あまりがたがたせずに静かに答申を待っているとかいうお話がありました。その答申の問題でございますけれども、四月の末に大臣の諮問を受けて審議会はその作業に入ったと聞いておりますが、政策懇談会の小委員会を中心にいわゆる石炭対策……

第59回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1968/10/31、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、きょうの委員会には実は張り切ってやってきたわけです。というのは、新聞報道等によりまして、いま審議会の成り行きが非常に注目されておりますし、またわれわれも関心を深めております。答申はまだなのか、答申はまだなのかというところで実はきょうは来たわけです。また予算審議を目前に控えまして、確かに石炭産業に対するぎりぎりの線にきているのではないかという立場から、あらゆる意味からきょうの石炭委員会に対して期待をかけて来たわけですけれども、先ほどの同僚委員の質問に対して、大臣の答弁を聞いておりますと、全く不誠意といわざるを得ない。不誠意といいますか、これが政治的な発言というのかよく知り……

第59回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1968/11/07、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 お忙しいようでございますが、私で最後でございますので、よろしくお願いします。時間がございませんので、答弁は簡単に要点だけでけっこうです。  きのうプリンスホテルで小委員会が開かれたと聞いておりますが、その小委員会の六人のメンバーは全部おそろいになったのかどうかということが一つ。それから結論として、いわゆる答申の小委員会での内定をなさる予定であったと聞いておりましたけれども、それが十二日の日にまた持ち越されたということを聞いておりますが、これはどういうことだったのでしょうか、その点をお願いします。
【次の発言】 とにかく関係者はもちろんのことでございますが、この答申を首を長くし……

第59回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1968/11/20、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 大臣にお尋ねしますが、時間がないように聞いたのですが間違いありませんか。ゆっくりありますか。
【次の発言】 ああそうですが。こういうときを秒読みというのだそうですが、先ほど大臣は、九月の委員会のときから秒読みだ、いまもその秒読みが変わっていないと言いますが、私は非常に不見識な答えだろうと思いました。石炭問題はみな非常に深刻に真剣に考えておりますので、もう少し誠意ある答弁を願いたいと思います。私は一、二大臣に聞くだけであります。  いま申し上げました再建策はいわゆる今月中にまとまる見込みはあるのかないのかということであります。お願いします。

第60回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1968/12/20、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 大臣の時間がないようでございますので、大臣に率直にお尋ねいたしたいと思います。  今度の答申原案を見ますと、先ほどからお話があっておりますように、出炭規模が明瞭にあかされていない。私はこの点につきまして非常に不安を感じているわけですが、現行五千万トンの出炭規模が、それでも昭和四十八年度には三千五百万トンに縮小されるのではないか。答申原案の表面には出ていないけれども、大体その線で動いているということを感ずるわけです。それは三千五百万トンというのがもうごく常識的な、そうして当然そうなっていくべき出炭規模なのか、また表面にあらわれなかったというのは、もしかすると、それ以下の出炭規模……

第60回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1968/12/26、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 通産大臣にまずお尋ねいたしますが、今度の石炭鉱業審議会の総合部会において答申案の決定を見て、大臣がそれを受け取られたわけでございますが、決定にあたりまして労働者の代表の発言がほとんど無視された立場で答申案が決定されているということを、今度北海道に参りましたときに聞きました。そういう労働者の意見が反映されていないような答申案は、これは全く抜けがらだと思うのです。そういう答申案に対して、大臣はそのことをお知りであるかどうかということが一つと、もし御存じならば、そういう答申案に対してどうお考えになっているか、まずそれをお尋ねいたしたいと思います。

第61回国会 社会労働委員会 第2号(1969/02/27、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 国鉄の方、来ておりますか。――それでは、時間がありませんので、大臣でけっこうですから……。  いま国鉄のほうでは、特に東京鉄道管理局管内で、三分割案が打ち出されたことから、国労との争議が起こっていることを聞いております。それに関連いたしまして二、三お尋ねしてみたいと思うのです。  最近、列車または国電が、非常にのろのろ運転をやっているわけですね。したがいまして、先を急ぐお客さんなど、特に通勤客などは、気がいらいらしまして、そのいらいらも相当のところまで来ておるようであります。実は二十五日の夜、国電の中央線武蔵小金井駅で起こった事件でありますが、これは、立川駅に向かって行った電……

第61回国会 社会労働委員会 第4号(1969/03/18、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私はこれから、法律の盲点といいますか、その矛盾の谷間に置かれて、暗い職務を遂行している職員、それは消防職員のことでありますが、その実態を二、三取り上げまして、その改善を要望するための質問をいたします。  わが国の消防署設置は、大正八年七月十六日、特設消防署規程が公布されまして、その規程のもとに内務省令で全国的に統一かつ平等な官設消防として運営されてきたわけでありますが、昭和二十三年三月七日、米国の指示に従いまして、消防組織法で官設消防から全国的に自治体消防に移管されたわけであります。それ以来、労働三権の制限を受けるなどもあわせまして、消防行政というのは治外法権的な処遇にあると……

第61回国会 社会労働委員会 第6号(1969/03/25、31期、公明党)

○大橋委員 現在、中学卒業者の集団就職などが非常に話題にのぼっておりますが、本日は、青少年の労働力の問題、あるいは就職等の問題にからめまして、二、三その欠陥を指摘いたしまして、労働省の考え方、それに対する対策等につきまして、お尋ねしたいと思います。  特に、若年労働力の不足の問題につきましては、年々深刻化しつつあるわけでございますが、ことしあたりは求人が六倍をこえるのではないか、このような話も聞いております。その反面、最近労働省の調査を見ますと、中卒者で就職をした者の半数以上が就職後三年間で離職をしている、こういう資料が私の手元に届きました。このような現実について、労働省は離職の理由をどのよう……

第61回国会 社会労働委員会 第7号(1969/04/03、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は看護婦問題についてお尋ねいたしますが、最近とにかく看護婦問題、特に看護婦不足ということから大きな社会問題を呼んでおるように私は感ずるわけであります。  まず、最初にお尋ねしたいことは、このような看護婦の不足問題、看護労働問題を窮状に追い込んだ大きな原因は何か、これをお尋ねするわけであります。
【次の発言】 ただいま、看護婦不足の大きな問題は、ベッドの急激な増加あるいは勤務条件の問題というようなお話でありましたが、この需給のアンバランスのほんとうの意味の解消は、看護婦の養成に関するいろいろな問題が大きな欠陥になっているのではないか、私はこのように思うわけであります。したがい……

第61回国会 社会労働委員会 第13号(1969/04/24、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま審議されております援護法は、かつて恩給法が廃止されたため、その肩がわりといいますか、その措置として生まれたものだと理解しております。したがいまして、戦没者、戦傷病者の遺家族等に対する、いわゆる援護する法律として、福祉政策の一環と見るきわめて重要な法律だと私は思っております。  ところが、恩給法が復活いたしまして、それに伴いまして、戦争犠牲者の実態が、次から次と新しく浮かび上がってくる。そのつどこの援護法は改善されてきたということでございますが、特に昭和三十九年の大幅改正以来、年金の増額の措置、あるいは遺族の範囲拡大など、次々に改正されてきたこの改正、改善は、私もけっこ……

第61回国会 社会労働委員会 第14号(1969/05/06、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 新しい産業体制また技術革新に対応して、職業訓練を通じて実力ある技能労働者をつくり出そうという立場から、職業訓練法ができたわけでありますが、このたび、その職業訓練法の全面的な改正といいますか、その法律が提出されたわけでございまして、私はそれにかんがみまして、福岡県の職業訓練所を何カ所か見てまいりました。共通して実感したことは、そこの所長さんあるいは部長さんの熱意というものは想像以上です。いまの労働大臣の情熱そのままでした。それは非常にうれしかったのですが、それに反しまして、国の施策というものが冷たいなという感じを受けるわけですね。職業訓練法の大幅改正につきましては、非常に好まし……

第61回国会 社会労働委員会 第15号(1969/05/07、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 それでは原爆病院の部長さんに先にお尋ねいたします。  先ほどのお話の中で、認定患者の手続が非常に繁雑である、こういうことで、お話の印象からいきますと、認定患者は廃止すべきではないかというふうに取け取ったわけでございますが、私はいろいろお話を承った上で、しかも何らかのけじめをつける意味においては、やはり認定制度というのは必要ではないか。しかし、現在の認定条件の内容が問題じゃないのか、これを改善すればいいのではないかというような感じを受けたのですが、その点をひとつお聞かせ願いたいと思います。  それから被爆後遺症の中で、いまだ解明されていないブラブラ病というのがあるそうですが、こ……

第61回国会 社会労働委員会 第16号(1969/05/08、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 月日のたつのは早いもので、終戦以来四分の一世紀という時が流れたわけであります。原爆が広島、長崎に投下されまして間もなく、いわゆる占領軍が進駐してきたわけであります。その占領軍のプレスコードによって、占領軍の利益に反する一切の報道というものが禁圧されました。原爆被害の調査も報道も、また完全に抹殺されたわけであります。関係者は、この時代のことを暗黒時代と呼んでおるそうでありますが、幸いに生命を取りとめた被害者たちも、結局はアメリカのまた日本政府の援助もなく、まるで見放された立場で、十分な治療も、また看護も受けられないまま、次々と死んでいったわけであります。私は、原爆被害者に限って……

第61回国会 社会労働委員会 第18号(1969/05/15、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、ただいま議題になっております法律とは直接関係ございませんが、北九州における環境衛生に関連いたしまして、若干質問をいたしたいと思います。  現在、北九州市には五カ所の大気汚染自動測定機が備わっておりますが、そのうち八幡区の黒崎保健所以外の四カ所が、亜硫酸ガス、濃度が〇・二PPMから〇・三PPMとなったという、近年にないばい煙公害が発生したわけであります。それも五月の八日、九日、十日と、三日間も連続しましてスモッグ警報が発令されたという重大な公害が発生したわけでありますが、まずその原因は何だったのか、お尋ねしたいと思います。

第61回国会 社会労働委員会 第24号(1969/06/05、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も、ただいま審議されております児童扶養手当及び特別児童扶養手当の内容に入るわけでございますが、その前に、関連いたします重要な事柄だろうと思いますので、ひとつお尋ねしたいと思うことがあります。  それは一昨日、夕刊で大きく報道されておりました少女の誘拐殺害事件の問題でありますが、これは事件が発生した後は、当然警察庁でそれぞれそれなりに手は打って進められております。しかしながら、児童を守るという児童家庭局長という立場で、こういう事柄について、どのようにこれをとらえ今後対策なさろうとしているのか、まずお尋ねしてみたいと思います。

第61回国会 社会労働委員会 第29号(1969/06/19、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 質問に先立ちまして一言申し上げます。  きょうは朝からわれわれの優秀な先輩が鋭い質問をいたしまして、答弁なさっております大臣、局長さん、皆さんも相当お疲れであろうと思いますが、私のあとには、国民年金の父であり母であるとまでいわれておる八木一男先生が控えておりますので、どうかまだ気をゆるめないで答弁願いたいと思います。  さらに、先輩各位がきのう、きょうと、次々といろいろな方面から質問いたしておりますので、私の質問はあるいは重複するかもしれませんけれども、答弁のほうは誠意をもってお願いしたいと思います。  昭和四十三年度版の厚生白書によりますと、その中に「各種公的年金制度適用人……

第61回国会 社会労働委員会 第31号(1969/06/26、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 佐藤総理大臣、こんにちは。私は、ほんとうにあなたに会いとうて会いとうてなりませんでした。それは、佐藤総理を心から尊敬し、信頼申し上げると言いたいところですけれども、残念ながら逆なんです。私のこの全身には、佐藤総理に対する要望、不信、不満、あらゆるものが、国民の気持ちが張り裂けんばかりにあるわけです。そこで私は、きょうの日を待っていたわけでございますが、何だか総理大臣には非常にお忙しいお時間がありまして、ゆっくりとお話しする時間もなさそうでございます。  そこで、まず第一点。私たちのこの気持ちを、この公式の委員会の席上でぜひとも全部聞いていただきたいという気持ちから、この社労委……

第61回国会 社会労働委員会 第32号(1969/07/01、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 先輩委員の質問でほとんど問題点は指摘され、明らかにされてきたと感じますが、私も、私の立場からまたいろいろと質問いたしますので、ひとつさらに具体的に答えていただきたいと思います。  まず最初に、失業保険における受給者の状況説明ですね。また、昭和二十八年度のその状態に比べますと、現在約二倍になっているということを聞かされておるわけでありますが、労働力不足の現在の時代におきまして非常に矛盾しているのじゃないか、こう感ずるのですけれども、そうした原因などについて、具体的に数字をあげて説明していただきたいと思います。
【次の発言】 いまの御説明によりますと、第一の原因は被保険者の増加が……

第61回国会 社会労働委員会 第35号(1969/07/08、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 参考人の先生方に、まず御質問をおしなべて順々にいたしますので、答えのほうをまとめてお願いしたいと思います。  小山先生が非常に時間がなさそうでございますので、まず小山先生のほうにお尋ねしておきます。  先ほど、特例法の効果につきましてるる御説明があったわけでございますが、昭和四十二年度におきまして、その単年度で七百四十五億円の赤字が生ずるという、そういうことから四十二年度の決算を見ますと、その結果は単年度で五十八億円であった。これは大きな開きがあったわけでございまして、私もこれを見聞しまして非常に驚いているわけでございまして、きょうの先生のお話を聞いておりますと、保険料の上昇……

第61回国会 社会労働委員会 第40号(1969/09/10、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま河野委員から質問があっておりますライスオイル事件に関連しまして、私も二、三質問してみたいと思います。  油症患者の原因となりました塩化ジフェニールというもの、商品名はカネクロールといわれておりますが、これが油症患者の内臓部分に沈着している、こういう疑いが強まりまして、最近あらためて動きが活発になってきたわけでございますが、特に副じん障害があるというふうに考えられまして、最近九大では全患者の再診察をしまして、その中で百十三名ですか入院を指示した、こう聞いておりますけれども、その状態はどういうふうになっておるのでしょうか。何か三つの病院に収容するとも聞いておりますけれども……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1969/01/09、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 今度の対策は石炭産業の最終的な抜本策が練られるのである、こういう呼び出しで今日まで期待されてきたわけですが、現実問題としましては、その内容は再建案としては中途はんぱである、抜本策ではないという声が圧倒的であります。  これに対しまして、二、三私は具体的にお伺いしたいと思いますが、石炭産業のいわゆる浮沈のかぎを握っているのは何といっても労働力だと私は考えるわけであります。現実は労務倒産するのではないかという声が非常に強い。しかるにこの答申の内容を見ますと、労働力確保についての内容がはなはだ乏しいという感じを受けるわけです。労務確保、特に若年労働力の確保についてどのような御見解を……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1969/03/19、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 参考人の皆さまには、遠いところをほんとうにきょうは御苦労さまでございました。  産炭地域の実情をじゅんじゅんと訴えられるのを先ほどから聞いておりましたが、とにかくなま傷に触れるような思いで産炭地域の逆境といいますか苦境を感じました。これは政府の施策の云々という問題だけではなくて、このような現状におちいっている産炭地域、また石炭対策については、総力をあげて一日も早く解決しなければならぬかなと。しみじみとそう感ずる次第であります。  さて、参考人の皆さまに二、三お尋ねするわけでございますが、時間の関係もありますので、特に山田の市長さんと大町町長さんに限って答弁していただければけっ……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1969/03/20、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 きょうはまことに御苦労さまでした。  実は、きのうも北海道、それから常磐、九州の各市長さんが、産炭地域の苦境を訴えて、いろいろと説明しておりました。われわれは、新石炭政策の今度の影響によって、いわゆるなだれ現象が起こるんじゃないかという非常な懸念のもとに、またいろいろと考えているわけでありますが、この産炭地域、特に中小企業者のいわゆる困り方というのは想像以上だと考えております。直方の方のようでありますけれども、私の住まっている中間のほうでも、大正鉱業の閉山に伴って、債権問題がいまだに尾を引きまして、トラブルが続いているわけでありますが、こういうことを見ましたとき、確かに信用保……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1969/04/03、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 関連して二問だけお尋ねしてみたいと思います。  今度また炭鉱の事故が起こりまして、ほんとうに痛ましい限りでありますが、私は今度の事故の報告を聞いておりまして、その原因はいわゆるハッパ採炭のそのハッパのときの引火であろう、大体そのように推測されるという話を聞きましたけれども、このハッパ採炭というのは、従来の採炭のあり方からいけばごく常識的なといいますか、通例的なやり方であろうと私は思う。このような方法をとりながら今回の事故になったということは重大問題だ。  そこでお尋ねしたいことは、現在このようないわゆるハッパ採炭というふうな方法をとっている山というのは全体でどのくらいあるので……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1969/04/10、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も現地を調査しました一人でございますので、そういう立場から二、三お尋ねしてみたいと思います。  とにかく、私が石炭特別委員会に所属しまして、北海道に数度災害が起こりました。そのたびに私は現地へ調査団として行ってきたわけですけれども、今回参りました茂尻炭鉱の災害の調査にあたって、非常にいままでと違った感じを受けたことは、原因究明についての問題なんです。とにかく調査団として行くからには、二度と同じような災害を起こしてはならない、そのためには原因を徹底的に追及していくことである。このようなことで、いままで何回も行ってきたわけですが、今度の現地調査ではその原因があまりにも明瞭であり……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第9号(1969/04/16、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま田畑委員が質問しておりました産炭地域開発就労事業の問題は、私もかなり疑問を持っておるわけでありますが、大体労働省としてその具体案を出すのがあまりにもおそ過ぎると思うのです。そのためにかえって不信、疑惑を抱かしているのじゃないか、もっとすっきりしたほうがいいんじゃないか、まずそれを要望して法案の質問に移りたいと思います。  新石炭政策の方向と、それに加えまして最近炭鉱災害が相次いで発生しております。いよいよ従業員の離山ムードに拍車がかかってきたというような感じを受けるわけであります。事実、明治、杵島、麻生などの大手炭鉱の閉山問題が炭鉱界を大きくゆらしているわけであります……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第10号(1969/04/17、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、まず経理規制法、案の問題に関連いたしましてお伺いいたしますが、きのう中村委員、田畑委員のほうから、ほとんどその質問が出尽くされた感じでありますが、その重複を避けまして一、二点お尋ねしてみたいと思います。  今度の改正案を見ますと、前一年間において石炭鉱業安定補給金の交付を受けた会社、または前一年間の出炭量が十五万トン以上であるところ、そういう会社は全部規制の対象になる。きのうの局長さんの答弁では、従来この規制に関係していた会社はわずか四社であった、今回の改正によれば四十七社くらいこれに該当するのだ、このようなお話でありましたが、安定補給金としまして、昨年は二十三億、こと……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1969/04/18、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 通産省の方々は連日の審議でお疲れであろうと思いますが、私で一応最後になりますので、がんばっていただきたいと思います。  先輩各位があらゆる方面から質疑しておりますので、極力重複を避けまして進みたいと思いますが、先ほども言いましたように、これで最後でございますので、答弁のほうは親切丁寧にひとつよろしくお願いいたします。  新石炭政策の内容を見ますと、一口に言いますれば、再建会社に対しまして、異常債務を財政で肩がわりをするとともに、安定補給金を増額して一定の生産を維持させること、これが基本であるかのように思われます。また一方生きる見込みがないそういう炭鉱には閉山交付金を増額して、……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第17号(1969/07/30、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 時間の関係もありますので、簡単に質問いたしますが、まず最初に、富士製鉄の社長さんと日本鋼管の副社長さんにお尋ねいたします。  ただいま第四次の石炭答申に基づきまして、いわゆる新石炭政策が実施されてきたわけでございますが、特に私が心配していることは、従来は石炭の位置づけがはっきり示されてきました。それが今回の答申におきましては、その石炭の位置づけというものが不明瞭であったわけですね。道標的に昭和三十八年度大体三千六百万程度に想定されたという立場から新政策が動き始めているわけでございますが、つまり、このような石炭の位置づけが不明瞭であるということが、皆さまの営業面においてあるいは……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第18号(1969/10/09、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 それでは、両大臣とも時間が切迫しているようでございますので、簡単につけ加えて、関連的にお尋ねしたいと思います。  まず、労働大臣に、いまの遺族補償の問題につながって、労災補償の保険の改正の問題と遡及の問題がいま論議されておりましたけれども、私も、これはもう絶対といっていいくらい、この問題は遡及の道を開いてもらいたい、こういう気持ちであります。  実は、今度下山田炭鉱の災害で現地に参りまして、その遺族の方々と懇談した中で、こういう話があった。人の命というものは、お金で買えるものではない、だが、しかし、一たん事故でなくなった場合は、何とかします、何とかします、申しわけないと幾ら言……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第19号(1969/11/10、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 すでに二人の委員から質問がありまして、問題点は大体明らかになってきたわけでございますけれども、先ほどから参考人のお話の中にもありましたように、今日の石炭産業における炭鉱災害というものは、直ちに閉山あるいは破産にまで追い込まれていく内容になっていると、私はその話を聞きながら同感というところであります。したがいまして、炭鉱災害の撲滅こそが最優先的な事柄ではないか、こういうように考えまして、まず最初に経営者側の三人の方にお尋ねするわけでございます。  ダブった質問になりますけれども、先はど労働者側の方々の御意見にもありましたように、現在の保安法、あるいは災害のたびに検討され決議がな……

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/04、31期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となっております政府提出の昭和四十四年度予算三案に対しまして反対し、公明党広沢直樹君外二名提出による、昭和四十四年度政府予算案を撤回のうえ編成替えを求めるの動議に対し、賛成の討論を行ないます。  また社会、民社両党提案の政府予算に対する編成替え要求動議につきましては、いささか意見を異にする点がございますので、反対の表明をいたします。  大蔵当局は、四十四年度予算編成にあたって、一昨年来提起してきた財政硬直化打開のキャンペーンを積極的に進め、貫徹する自信もないまま、四十四年度予算において総合予算主義をとり、強化する姿勢を示し、しかも国……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 産業公害対策特別委員会 第16号(1970/06/11、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、北九州市の洞海湾の汚染問題と、同じく北九州市にいま起こっております降下ばいじん問題と、それから機関庫公害といいますか、この三つの問題点を若干お尋ねしてみたいと思います。  答弁者の時間の関係で、特に国鉄関係の答弁者は非常に時間のことを気にしていらしゃるようでございますので、順番を変えて先にお尋ねいたします。  公害問題が全国的にクローズアップされてきている今日でございますが、聞きなれないことばではございましょうが、私は、機関車公害といいますか、機関庫公害といいますか、そういう問題をまず取り上げてみたいと思います。  その事例といたしましては、福岡県の直方市にある直方機関……

第63回国会 社会労働委員会 第3号(1970/03/10、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、ただいま話題にのぼっております失対事業に関連いたしまして、いろいろな事実を示しながら政府の見解をただしてみたいと思っております。  まず最初に、いまここに私が掲げております新聞は、天下の公党、日本共産党の機関紙、赤旗でございます。その三月七日、三月八日付の新聞でございますけれども、常に彼らは真実を追求し、国民の自由を守り、権力の圧政と戦い、正義の味方と称しておられる日本共産党のりっぱな機関紙でございます。これに掲載されております記事の内容でございますが、私には納得のいかないことばかりなのでございますので、失対問題に関連した内容でございますので、お尋ねする次第でございます……

第63回国会 社会労働委員会 第9号(1970/04/07、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 関連して。労働大臣が急に用件ができて席をはずされると聞きましたので、私も一言お尋ねをしてみたいと思います。  きょう審議されております法律の改正案は、いわゆる労働者に対する一応の援護法案でありまして、私はその趣旨については決して反対するものではございませんけれども、まだまだこまかい問題になりますと、いろいろと検討しなければならぬ内容がたくさん含まれております。それについてはあとで古寺議員のほうから質問すると思いますが、要は企業そのものが健在であることが私は前提条件だと思うのです。  きょうの一般新聞に「企業倒産ふえ始める」、町の金融に申し込み殺到、こういう見出しで現状が報道さ……

第63回国会 社会労働委員会 第12号(1970/04/13、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私もいまの問題に関連いたしまして質問をいたしたいと思いますが、先般起こりました大阪のガス爆発事故というのは、いまもお話がありましたように、ほんとうに悲惨そのものでございます。おそろしい事故でございますが、この事故が自然発生事故といいますか、あるいは不可抗力的な事故であるというならば、まだまだ考えようもあると思いますけれども、今回の事故はいわゆる人災である。ここに深くこの問題を究明しなければならない事柄がひそんでいると思います。二度とこのような悲惨な事故を起こさないためには、まず原因を徹底的に追及することである。つまり原因をはっきり把握して、その原因を取り除かない限りは、再び起……

第63回国会 社会労働委員会 第21号(1970/05/12、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま児童手当審議会の審議経過とその問題点の骨子の報告がなされたわけでございますが、いまその内容をお伺いしておりまして、率直に感じましたことは、全く期待はずれの内容だ、こういわざるを得ないわけでございます。いまも大臣みずからおっしゃいましたように、この報告については、去る二月の二十一日、わが党の矢野書記長が、予算委員会において、児童手当問題について大臣並びに政府当局をきびしく追及して得たその結果として、少なくとも審議会の答申がおくれたために四十五年度実施は見送りとなった。したがいまして、八月までには答申を仰いで、そして四十六年度の概算要求にそれを組み込み、あわせて立法化もす……

第63回国会 社会労働委員会 第23号(1970/06/10、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 第六十三国会において日雇健保の修正案がついに廃案になった。それに応じまして、直ちに擬制適用の廃止が打ち出されたことによって、いまや大きな社会問題が起こりつつあるわけでございますが、この廃案になったいきさつにつきましては、いろいろとうわさもされているわけでございますけれども、結果的にはいわゆる一片の厚生省の通達でもって四十一万人という大ぜいの擬制適用者を切ってしまう。つまり四十一万人という人々の健康と生活を脅かすようなことが現実になされた。これはもう重大問題である。率直に私もそのように感じております。確かに日雇健保の財政面は憂慮されるべきいわゆる危機状態にあることは、われわれも……

第63回国会 社会労働委員会 第24号(1970/07/10、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、精神病の問題についてお尋ねするわけでございますが、時間が非常に制限されておりますので、答弁のほうはひとつ簡潔に、的確にお願いしたいと思います。  精神病院に関しましては、よく撲殺だとか、あるいは虐待、最近は焼死事件などが起こりまして、最近非常に精神病院の問題が目立ってきているように感じます。しかしそういう中にもとにかくごく一部の事件がさも全体的に行なわれているような印象を与えられて、その関係者がさらに不安を抱くというようなことも起こっているようでございます。またその反面、先般火災事故が起こりました、集団脱走をはかった入院患者六名の放火が原因である、こういわれておるあの栃……

第63回国会 社会労働委員会 第26号(1970/09/10、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 時間が非常に制約されておりますので、きわめて簡単にお尋ねしたいと思います。きのう、おとついと公害対策特別委員会で論議され、話題になりました田子の浦のヘドロの問題なのですが、いわゆる都市、産業廃棄物については厚生省が所管である、そういう立場からいきますと、この田子の浦の海上投棄の問題について、もう少し厚生省としては明確な立場でものを言うべきではないか、私はそう思うわけでございますが、さきおとついの科学技術特別委員会の席におきましても、厚生省のある課長さんの答弁等を聞いておりますと、きわめて抽象的で無責任きわまりない答弁である、こういうふうに考えるわけであります。まず、この田子の……

第63回国会 社会労働委員会 第27号(1970/10/09、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、新規中学校、高等学校卒業者についての労働力の需給状況はどうなっているかという問題について若干質問をしたいと思っおります。実は先月のことですけれども、たまたま社労の理事の皆さまと一緒に、ジュネーブのILOの国際事務局で、ILOの事務局長代理という人といろいろと懇談する機会を得たわけでございますが、その事務局長代理がお話ししていた中に、日本の経済成長の驚異的な姿には感心している、またいろいろとその問題について研究もしているけれども、問題は、経済成長がそのまま雇用の増大あるいは安定というものに直結していない、むしろ潜在失業者といいますか、そういうものが著しく増大しているところ……

第63回国会 社会労働委員会 第28号(1970/11/09、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は老人問題についてお尋ねしてみたいと思います。  先月のことでございますが、四十五年度版の厚生白書が、たしか十月二十三日だったと思いますけれども、その内容とともに一般新聞に紹介されていたのを私見たわけでございますが、その記事を基本としまして、いまからいろいろとお尋ねしてみたいと思います。ですから、私がいまから申し上げるのはその新聞に発表になりました厚生白書の内容でございますので、あるいは記事の間違いがあるかもしれません。もしそのときには遠慮なく指摘してもらいたいと思います。  今度の白書の内容を見た場合、非常に特色ある内容になっているなと感ずるのは、従来の厚生白書の総論を見……

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/02/25、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 連日の委員会でさぞやお疲れと思いますけれども、国民のための問題でありますので、しっかりがんばっていただきたいと思います。  私は、内政問題、中でも特に社会保障問題を中心にお尋ねしてみたいと思います。  わが国は、経済大国日本といわれるほど、いわゆる自他ともに許すだけの成長を遂げました。確かに自由諸国では第二位という偉大な成長でございますが、その反面、何と申しますか、国民所得は世界自由諸国の中では十九位という低い位置におります。ということは、いわゆる国は栄えて国民は貧乏だ、富国貧民の姿、こういう姿が出ておりますが、これはやはりわが国の社会保障制度、その姿勢そのものに私は問題があ……

第64回国会 社会労働委員会 第3号(1970/12/08、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 今度の公害国会といわれたこの臨時国会でございますが、根本になる公害基本法がいろいろと改善されるというものの、内容は非常に問題をはらんでおります。いずれにいたしましても、経済の発展の調和条項が削られたということは、環境保全あるいは人命尊重という立場で、いわゆる公害防止は厚生省が中心で今後進んでいくんだ、このような考えに立ってまず間違いないんじゃないか。大臣の決意をまず要求し、しかも今後の対策に対する熱意をお願いする次第であります。  さて今回提出されました廃棄物処理法案は、その目的の中に示されておりますように「この法律は、廃棄物を適正に処理すること等により、生活環境の保全及び公……

第64回国会 社会労働委員会 第5号(1970/12/10、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表いたしまして、本動議について御説明を申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     自然公園法の一部を改正する法律案に対     する附帯決議(案)   政府は、自然公園の保護を強化するため、次  の事項について配意すべきである。  一 汚水排水設備の新設等に際しては、その資   金に対する金融上の措置を講ずること。  二 湖沼等を指定した際既に設置している施設   よりの汚水の排出及び特別地域内の河川への   汚水の排出については、適切な行政指導等を   行なうこと。  三 汚水排出許可基準の設定に……

第65回国会 社会労働委員会 第5号(1971/02/23、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も関連して質問させていただきますが、今国会において事業団の雇用促進住宅の用地取得に関しまして、深い疑惑が持たれたわけでありますが、先ほどお話があっておりましたように、事業団が持つ使命またはその役割り、そういう観点から考える場合に、非常に残念でありくやしい思いがします。先ほどから理事長からるる答弁があっておりましたけれども、まだ疑惑はさっぱり晴れません。今後この問題はさらに追及されていくことであろうと思いますけれども、先ほどのお話では、五、六年前の話で――確かに事件そのものは三十九年あるいは四十年の問題ではありますけれども、私は、前の問題だからこれでいいのだという問題ではない……

第65回国会 社会労働委員会 第6号(1971/02/24、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 安中のカドミウム公害がこれほどまでに問題化してきたそもそもをいえば、岡山大の小林教授による中村登子さんの臓器のいわゆる分析がなされまして、その結果が非常に高い濃度であったことからであります。安中カドミの公害はほんとうに深刻そのものでございますけれども、御承知のとおりに、これまでイタイイタイ病というのは大体骨をおかしていく、そういうもののみを認定してきたわけでございますが、今度の中村登子さんに見る例からいきますと、新しいイタイイタイ病の姿が出てきているわけであります。われわれも新聞に発表された分析資料等からこれを重視して、いろいろとその対策に乗り出しているわけでございますが、実……

第65回国会 社会労働委員会 第11号(1971/03/16、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 きょうは勤労者財産形成促進法の法案の中身について実は質問していく予定であるわけですが、この法案の中に雇用促進事業団の果たす役割りというものはきわめて重要なものであります。したがいまして、前々回から、この促進事業団にまつわる黒い霧の問題が国会で非常に騒がれてきたわけでございますが、この法案の中身に入るにあたりまして、まずそうした黒い霧についてすっきりして入っていきたいということから、きょうの参考人の要請になったと思います。  そこで、いままで武部委員からこまごまと質問されましたので、私はそうした詳細については割愛するといたしましても、一言で言いまして、たとえば関東物産あるいは日……

第65回国会 社会労働委員会 第14号(1971/03/23、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、公明党を代表して、本案に対し賛成の意を表するものであります。  近年わが国の賃金水準は次第に上昇し、勤労者の所得もわずかに向上しつつあるところでありますが、住宅その他の資産については、欧米諸国に比してきわめて低い水準にとどまっていることは否定できません。このため、勤労者が自主的な努力によって、住宅、預貯金あるいは有価証券等の財産を持ち、生活の長期的な安定向上を奨励助長するための制度として、今回政府は本案を提出したわけでありますが、本法案の内容をつぶさに検討し、また本委員会における各党委員の質疑を通じても明らかなごとく、本制度は、当初西ドイツにおける制度にならい労働省がま……

第65回国会 社会労働委員会 第19号(1971/04/28、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 厚生年金保険法の審議にあたりまして、ただいま大原委員から冒頭に、年金は一体何のためにあるのかというようなきわめて端的なしかも重要な質問がなされておりました。厚生年金保険というのは、結局は労働者の老齢あるいは廃疾または死亡などによって年金や一時金を支給して、労働者やその遺族の生活の安定と福祉の向上に寄与していくもの、ここにあくまでも目的がなくてはならないし、それを土壌にして一切が展開されていかなければならないと私も考えるわけであります。そういう立場から逐次質問していくわけでありますけれども、きょうは大蔵省を呼んでおりますが、他の委員会の関係で時間がないようでございますので、質問……

第65回国会 社会労働委員会 第21号(1971/05/10、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 きょうは朝からずっとの質疑応答でかなりお疲れになっていると思いますけれども、答弁だけはひとついいかげんなものでないように、最初に御要望申し上げておきます。  私は、初めに雇用失業情勢の問題から入ってみたいと思いますが、何人かの委員の質問、その答弁を聞いておりまして、大体の方向は理解できたわけでございます。経済の高度成長が続き、雇用は確かに拡大はされました。しかしながら、その雇用情勢というものは非常にアンバランス的な要素を生じております。いわゆる若年労働者は労働力不足ということであるし、また中高年齢者の雇用の不安定、就職難というものはきわめて深刻な問題となっているわけでございま……

第65回国会 社会労働委員会 第26号(1971/05/18、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 参考人の皆さんにはほんとうにきょうは御苦労さまでございます。皆さまの肉体的御疲労のところも考慮されまして、質疑応答の時間がきわめて制限されておりますので、御答弁のほうは簡明に、要領よくお願いしたいと思います。また、私の党からもう一名質問することになっておりますし、これは医療の専門家でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  まず最初に、小山先生にお尋ねいたしますが、学者という立場から率直な御意見を聞きたいのでございます。  その一つは、今回の改正案と抜本改正との関係についてどのような御意見をお持ちであるかということです。私が言うまでもなく、健康保険の改正案が国会に出……

第66回国会 災害対策特別委員会 第3号(1971/08/11、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 先般、九州全域を襲いました台風十九号は、当該地域の住民の生命、健康あるいは生活、産業経済等に甚大なる被害をもたらしたものでございます。わが党といたしましても、直ちに台風十九号九州地方災害援助調査団を編成、派遣しました。私もその一人といたしまして、八月の六日から鹿児島、宮崎、熊本県の被災地地域にわたりまして、つぶさに調査してきたわけでございますけれども、その惨状は筆舌に尽くせないものがございました。私は、まず、今回の災害において数多くのとうとい命を失われました方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、また、けがをなされた方々に対しまして、心から厚くお見舞いを申し上げる次第でござ……

第66回国会 社会労働委員会 第2号(1971/07/23、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、保険医の辞退問題に関して若干質問したいと思いますが、去る七月一日に日本医師会の保険医が辞退をした、こういう問題は、たとえていうならば、夜、電灯のスイッチを突然切られた、そういう感じでございます。国民の戸惑い、不安、そして混乱というものはたいへんなものでございます。これまでにあらゆるマスコミが報道しているとおりでございますが、医師会にいたしましてもいろいろな事情や問題はあろうと思いますけれども、こういう非常手段に訴えたこと自体に対しては、われわれははなはだ遺憾だと思っている次第でございます。また、事が人間の健康やあるいは命にかかわる問題になるわけでございまして、それだけに……

第66回国会 社会労働委員会 第4号(1971/08/03、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 八月一日をもちまして保険医総辞退の問題が終止符を打たれたということについては、国民の一人といたしまして非常にうれしく思っていることでございます。しかしながら、突入されまして以来、国民が受けた不安あるいは混乱というものは、これは想像以上のものでございました。武見会長さんがおっしゃるとおり、その最大の原因は確かに政府の厚生行政の怠慢にあります。しかしながら、だからといって今回日本医師会のとられたこうした総辞退という手段というものは、われわれは遺憾でならないのであります。新しい時代の国民のためのよい医療を確立したい。今度の事件を通しまして、私どもも武見会長さんの気持ちはわからぬでも……

第66回国会 社会労働委員会 第5号(1971/09/03、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 わが国の精神病院における事故とか事件が続発しておりますけれども、精神病院に関係しまして若干質問するわけでございますが、まず最初に確認しておきたいことがございます。  それは昭和大学附属烏山病院の院長であった西尾友三郎氏が国立久里浜療養所に九月一日付をもって赴任されたと聞いておりますが、これは事実かどうかということです。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、わが国の精神病院でとかく事故あるいは事件等が続発しておりますけれども、実は先般、たしか二十一日だったと思いますが、厚生省に予算要求の申し出をやりました際、政務次官ではございましたが、精神病院の実態についての資料を要求……

第66回国会 社会労働委員会 第6号(1971/10/11、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 きょうは朝から国鉄の生産性向上運動にまつわる不当労働行為の問題で、同僚議員が数々の事例を持ち出して指摘したわけでございますが、私はそれを聞いておりましてほんとうに遺憾でならない。常識では考えられないような事柄が、北は北海道から南は九州の果てまで起こっている。これは、国鉄総裁がきょうの談話の中にも「現実は有史以来の難局に直面しております」とおっしゃっているとおりだと思いますね。もともと、このマル生運動というものはILOの、いわゆる人間尊重の労使関係を実現しようという、つまりフィラデルフィア宣言に基づいたものでございましょう。また、総裁自身もこのようなことをおっしゃっていますね。……

第67回国会 社会労働委員会 第1号(1971/11/09、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 さきの予算委員会で、いわゆるドル・ショック問題または繊維問題等がかなり深く審議されていたわけでございますが、それは経済的な問題あるいは商業ベースの問題がかなり多いように思われました。要するに労働者の立場でという話は少なかったように思いますので、きょうは、私は労働者の立場に立ちまして、そういう問題をお尋ねしていってみたいと思います。  雇用・失業情勢というものの、いわゆる策定といいますか見通しといいますか、そういうものは、わが国の社会情勢あるいは経済事情あるいは世界の動向等、総体的にひっくるめたその上で、当然そうした掌握の上から策定され、それに対応する施策が行なわれるのだろう、……

第67回国会 社会労働委員会 第3号(1971/11/30、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま同僚の古寺議員から国鉄の新幹線工事に伴う労働災害あるいは採石場の労災事故等についていろいろな角度から指摘していったわけでございますが、私もこれから労災事故に関係いたしまして質問申し上げるわけでございますけれども、感ずるところ久しく労働災害の一番原因は何かということで問題になってきたことは、いわゆる企業側が、つまり産業優先で人間生命軽視にあると常々これはいわれてきておりますけれども、まだまだこの姿勢というものは改まっていない。底流にはその精神は昔とちっとも変わらないんだと、このようなことを感ぜずにはおられないのであります。  実は去る二十六日の日に新日鉄八幡製鉄所戸畑地……

第67回国会 社会労働委員会 第6号(1971/12/14、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 時間が非常に切迫しておりますので、簡単に質問したいと思いますが、私は、労働基準法に関連いたしまして、若干お尋ねするわけでございますが、今日のわが国の経済成長というものは、異常といわれるほどなし遂げてきたわけでございまして、御承知のとおりでございます。ところが、その産業優先の企業の姿勢の中に、常に労働者が長時間、低賃金というものを押しつけられてきた、こういう点について、われわれは事実をもって常に労働省に指摘してきたわけでございますが、労働省といたしましても、そういう問題を重視なさいまして、労働基準法研究会という労働大臣の諮問機関ですか、そこにいろいろとはかっていらっしゃっておる……

第68回国会 社会労働委員会 第1号(1972/01/24、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 佐藤総理大臣、それから原さん、あえて原さんと言わしていただきますが、私は御承知のとおり公明党の議員でございます。そして、ただいま社会労働委員会の理事といたしまして、野党の立場から福祉行政の推進にがんばっている一人でございます。  その私が、去る一月十六日の日曜日の日に北九州の地元においてこの新聞を見ました。これは読売新聞でございますが、それの一面に原労相が成人式で暴言、「養老院へ行くのは我利我利亡者だ」と、こういう見出しでございます。いま申し上げました立場で働いております私の心境はお察し願えるでしょうか。しかし原さんは、もともと人情家だということも聞いていましたし、まさか何か……

第68回国会 社会労働委員会 第4号(1972/03/09、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 本日は社会労働委員会における厚生大臣の所信表明に対して質問することになったわけでございますが、この所信表明の冒頭に大臣みずからお述べになっておるように、いままでわが国の福祉行政というものは日陰に置かれていたといいますか、それがようやく明るい太陽のもとに出てきたという時期である。「福祉優先の声は、蓄積した経済力を社会資本への投資と福祉向上に充てるべきであるという政治の基本姿勢としてとらえられるに至っております。」まさに厚生行政の好機到来である、だから厚生大臣である私もその心境に立って今度は大いに力を入れたつもりだといってずっとお述べになっているわけでございますが、この中身につい……

第68回国会 社会労働委員会 第6号(1972/03/14、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は沖繩の円・ドル問題等に関連いたしまして、若干質問してみたいと思いますが、御承知のとおりに五月の十五日が沖繩復帰の日になっているわけでありますけれども、それを目前にいたしまして、沖繩県民の心情といいますか、それはむしろ復帰不安におののいているという実情であるようでございます。特に基地労働者の大量解雇、あるいは賃金の一ドル対三百六十円切りかえ要求問題等々で、現在沖繩では、全軍労あるいは県労協等のストも行なわれておるわけでございますが、まず最初に、こういう不安におののいている沖繩の労働者の立場を、労働省としてどのような立場でそれを見、そして考え、今後手を打たれようとなさっている……

第68回国会 社会労働委員会 第15号(1972/04/13、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 昼休み抜きで審議するということでたいへんであろうと思いますけれども、これも国民のためだと思ってがまんしていただきたいと思います。  実は援護法につきましていろいろと質問を準備したわけでございますが、いま後藤委員の質問で私が聞きたいと思ったことはほとんど聞かれましたので、重複をなるべく避けたいと思いますが、あるいは重複するかもしれませんけれどもお願いしたいと思います。  先般、横井庄一さんがグアム島から奇跡的に生還なさったわけでございますけれども、こういう一件がありまして厚生省、特に援護局がクローズアップされてまいりました。また有名なことばに、これは佐藤さんが言ったことばですが……

第68回国会 社会労働委員会 第18号(1972/04/20、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 関連して質問させていただきますが、いま田邊委員からいろいろと質問がございましたが、私も、いままでの質問はそのまま同感でございます。  さらに、私は斎藤厚生大臣に責任を追及したいものがあります。なぜならば、あなたは何回国民にうそをつけば気が済むのかということなんです。私は、政治家で最も要請されるものは、その誠意、実行力、責任感だと心得ております。最初に申し上げました誠意については、私は、斎藤昇さん個人的につき合った場合は、これは私はそういう印象を持ってきました。しかし、あなたが厚生大臣の座にすわられたときは、それが消えていきますね。いまも指摘があったとおりです。ましてや実行力あ……

第68回国会 社会労働委員会 第22号(1972/04/27、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私に与えられております時間は非常に少ないのでございますが、まず参考人の方方に順を追って一人ずつ最初に全部聞いてまいりますので、お答えのほうを、要領よくまとめていていただきたいと思います。  まず最初に、近藤参考人にお尋ねするわけでございますが、先ほど小川参考人のほうからこういう話がありました。抜本改正案がまとまらないうちに、すでに政管健保の財政対策案が国会に提出されたということはまさにさか立ち論である。私はそれを聞きながら、全く同感だという感じでございますが、私はそれをもう一歩進めまして、日本の医療は、医療基本法というもので、それこそレールががっちり敷かれて、そのレールの上に……

第68回国会 社会労働委員会 第29号(1972/05/24、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 佐藤総理、人生において人の出処進退ほど重要なものはないということを聞いておりますが、あなた自身一国の行政府の最高責任者でございます。当然そういう立場にいらっしゃるあなたならば、もうすでに心の中ではおきまりであろうと思います。私も、遠からず去っていかれることと思いますが、そのあなたに、うしろから切りつけるような感じにはなりますけれども、私は、きょうはあなたにどうしても言わなければならぬことがございます。  まず、私が初めてこの国会に参りました昭和四十二年、そのときもこの健康保険の改正案が提出されておりました。私は、御承知のとおりに医療に関しては全くのしろうとでございます。しかし……

第68回国会 社会労働委員会 第35号(1972/06/08、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 大臣に初めにお尋ねいたしますが、いままで廃棄物の処理問題についていろいろ議論がなされてきたわけでございますが、何はともあれ、ものごとを解決しようと思えば実行、そして行動力というのが非常に重大な要件になるわけでございますが、この行動力、実行力というものは、ものごとの認識、評価の違いによって相当変わってくるわけでございますけれども、この廃棄物についての大臣のまず認識の程度をお尋ねをしてみたいと思うのです。と申しますのは、これはちょっとさかのぼりますけれども、政管健保の問題については、これは制度の崩壊の危機だということで、言うならば、厚生省の総力をあげてそれに取り組まれていたという……

第69回国会 社会労働委員会 第1号(1972/08/08、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、カネミ油症の問題について若干お尋ねしたいと思います。  御承知のとおり、カネミ油症事件が発生しまして、もうすでに四年を経過したわけでございますが、その患者の皆さんの症状というものは、よくなるどころか、だんだん悪化の一途をたどっておるという実情にあります。そういう実態をわが公明党は調査いたしまして、その調査結果に基づいて、何とか油症患者の救済を、政治的な配慮をということで、厚生省に質問状を参議院の小平芳平の名前でやったわけでございますが、先般厚生省からその返事がまいりました。いわゆる回答がまいったわけでございますが、それは油症は公害ではない。そして公害関係法律による患者救……

第69回国会 社会労働委員会 第2号(1972/09/12、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 時間が非常に制約されておりますので、答弁のほうは要領よくお願いしたいと思います。  ただいま私が手元に持っております本は、日本評論社発行の月刊「労働問題」という雑誌でございます。この中に、「急がれる有給教育休暇の検討」小山泰蔵先生の論文が出ているわけでございますが、私はこれを拝読させていただきまして、非常に興味を覚えるとともに、その重要性を深く感じますがゆえに、本日若干の質問を行ないたいと思います。  まずその冒頭に、「本年五月から六月にかけて開催されたILOの第一八三回理事会は、「有給教育休暇」を明一九七三年に開催される第五八回ILO総会の議題とすることを決定した。」このよ……

第69回国会 社会労働委員会 第3号(1972/10/11、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は限られた短い時間の中で、大体四つにまたがる問題を聞きたいと思いますので、答弁のほうは簡潔に要領よくお願いしたいと思います。  まず最初に、先月の社労委員会、たしか九月十二日だったと思いますが、そのときにブラジル移民のお年寄りの問題、あるいはサンパウロ日伯援護協会の招聘で厚生省の森専門官が参るというようなことを取り上げたわけでございますが、その質問に対しまして、塩見厚生大臣あるいは外務省の方のきわめて前向きな御答弁がありまして、そのことがすでに現地に伝わりまして大きな反響を呼んでいるわけであります。  実は私の手元に現地から新聞のリコピーが次々と送られてきております。そうい……

第70回国会 社会労働委員会 第1号(1972/10/28、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も関連質問をさせていただきます。  大臣にお尋ねいたしますが、今回のルバング島の元日本兵の事件、そして先般大きな話題になりました横井さんの事件等を見られまして、大臣はまずどういうことをお考えになったか、どう感じられましたか、その感想を述べていただきたいと思います。
【次の発言】 感じることは大体同じだと思いますけれども、特に家族の方、なくなられた小塚金七元一等兵、せっかく生きた姿があらわれて、わかったときにはまた、射殺された。何という悲しい知らせであったでしょうか。その家族の人の心境に立ってみると、もうお気の毒でものの言いようもないほどでございます。  そこで私が大臣に訴え……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 社会労働委員会 第2号(1973/02/06、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 先ほどから、同僚議員から真剣な質疑がなされておるわけでございますが、私も同じ問題に対しまして若干質問申し上げます。  ところが時間が非常に制約されておりますので、答弁はひとつ要領よくお願いしたいと思いますが、このスト権奪還闘争というのは、もう私が申し上げるまでもなく、いわゆる長い歴史の上に成り立っておりまして、それこそ気休めというようなことでは済まされない問題です。 先ほどから答弁を聞いておりますと、真剣に考え、そして答弁されているんであろうかと疑わしい気持ちになることが再々ございました。要するに、公務員いわゆる官公労の組合員の方、あるいは公共企業体の組合員の方も、これは一労……

第71回国会 社会労働委員会 第4号(1973/02/27、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、炭鉱閉山に関連いたしまして、若干質問を申し上げますが、御承知と思いますけれども、福岡県の嘉穂都稲築にある山野鉱と漆生鉱が三月の末についに閉山ということにきまっております。山野鉱は稲築町の基幹産業でもあっただけに、その上住民に及ぼす影響というものはきわめて甚大でございまして、いま非常に暗い空気がただよっております。そういう立場から、地域住民の皆さまのいわゆる不安を取り除く意味からも、きょうはひとつ具体的な問題に入ってお尋ねしたいと思います。  まず、この山野鉱、漆生鉱の閉山に伴って発生するところの離職者、この見通しあるいは再就職の問題でございますけれども、まず最初に、離職……

第71回国会 社会労働委員会 第6号(1973/03/06、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 午前中の質疑者の中からすでに質疑がなされておりましたけれども、私も年次有給休暇の問題を取り上げて若干お尋ねしたいと思います。  その前に労働大臣に注意を喚起しておきたいことがあります。これを申し上げまして本題に入りたいと思うのでございますが、いわゆる労働省の目玉商品ともいわれております週休二日制の問題でございますが、これは確かに時代の趨勢でありますし、大いに促進されてしかるべき問題だろうと思います。しかし、この週休二日制の声に隠れて、いわゆる広義の労働時間の短縮の問題が、狭義、つまり狭い意味の一日、あるいは一週の労働時間の短縮問題がなおざりにされていくという傾向がございます。……

第71回国会 社会労働委員会 第7号(1973/03/08、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 関連して、一言お尋ねいたします。  八幡済生会病院の火災の報道を受けまして直ちに現地に走りましたわが党の市会議員の報告がさっき入ったのですけれども、まだ詳しいことはわかっておりませんが、十二名もの多くの犠牲者を出した理由の一つとしては、非常階段がなかった。そのために助けを求めている姿がそこに見えるけれども、助けようがなかったということです。  それから非常時の夜間訓練がなされていなかったということです。  それから建築構造に問題があるのではなかっただろうか。はたして非常とびらがおりていたんだろうかどうだろうかということが、非常に疑問点になっているようでございます。こういうもの……

第71回国会 社会労働委員会 第9号(1973/03/26、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 済生会八幡病院の火災事故にあたりまして、十三名の犠牲者が出たわけでございますが、この方々の遺霊に対し、また御家族に対して哀悼の意を表するものでございます。  この十三名もの犠牲者を出しました今回の病院火災事故というものは、いろいろと教訓をもたらしていると思うのであります。  実は、厚生大臣が参議院の予算委員会の時間の関係で早くここを立たれるように聞きましたので、私と民社党さんで一ぱい一ぱいの時間を十五分、十分と分け合っておりますので、大臣に対する質問をまずお尋ねしますが、よろしくお願いします。  まず患者の命を預かる病院が、一つ間違えば患者を死に追いやる場所になる危険をはらん……

第71回国会 社会労働委員会 第12号(1973/04/03、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 米軍の基地の返還あるいは縮小というのは、当然のことでありますけれども、われわれとしましては非常にうれしいことでありますけれども、そのつど解雇される労働者の立場からしてみれば、これはきわめて深刻な重要問題であるはずです。これらの諸問題につきまして政府は、関係当局の皆さんは、きめこまかい配慮のもとに指導あるいは適切な措置を講じていただきたい、そして解雇される労働者の生活の安定をはかっていただきたいということを冒頭に要望して質問に入ります。  まず最初、施設庁にお尋ねしますが、去る三月三十日、相模補給廠の従業員が七百数十名解雇通知を受けたということを聞いておりますけれども、その点の……

第71回国会 社会労働委員会 第14号(1973/04/12、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま指摘されておりますニッコーの食用油問題は、全国にきわめて大きな不安を投げかけております。それこそ二度と起こしてはならない事件が事実こうして発生したわけです。私はカネミライスオイルのあの問題の地域におる一人でございまして、それこそあのときの悲惨な患者の姿、被害者の状況をまのあたりに見ているだけに、またやったかという気持ちで残念でなりません。遺憾でなりません。しかもこの事故が一月間も隠蔽されてきた。ここにものすごい問題があると私は思うのですね。悪質だと思います。カネミライスオイルはとにかくまだ問題は解決しておりませんし、患者の方々はほんとうに苦しみ、悩んでおります。しかし……

第71回国会 社会労働委員会 第17号(1973/04/24、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も春闘に関連いたしまして若干質問いたします。  御承知のように、賃金のベースアップあるいはスト権奪還要求並びに処分撤回の要求、さらに生活できる年金要求等を掲げまして、いま春闘はいよいよその山場を迎えようとしているわけでございます。このような毎年行なわれている春闘の中においても、ことしはきわめて深刻なその場を示そうとしているわけでございますが、私は何と申しましても、いわゆる官公労働者がやはり一般労働者と同じように労働三権を獲得し、使用者と対等の立場で話ができる状態にすることが、いろいろな問題の解決の最大の問題であろう、このように考えているわけでございます。  最初に総理府の方……

第71回国会 社会労働委員会 第23号(1973/06/05、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいまから質疑に入ります法案が今国会に正式に提案されようとした前後に、関係者からいろいろとお話を伺ったわけでございますが、特に政府側の専門家からお話を伺ったときには、この法案は、法案作成の前提条件であるところのいわゆる各審議会段階においては労働者側の代表も加わりまして、その労働代表の意見も十分反映された、いわゆる了解された中身である、したがいまして、おそらくは全会一致の賛成法案ではないでしょうかというような意味のお話を伺ったわけです。私もそんなものかなと思っていたわけでございますけれども、そのうちに労働代表がやってまいりまして、いや、とんでもございません、これは途中からずい……

第71回国会 社会労働委員会 第25号(1973/06/08、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 きょうは社会労働委員会の定例日、貴重な定例日が中曽根発言がもとになりまして空転したわけでございますが、約一日空転いたしましたけれども、ようやくこうして開かれることになったわけでございます。まあどなたに言うわけじゃございませんが、「幸いは心より出て身を飾り、災いは口より出て身を破る」という教えがございますが、お互いに胸にかみしめてみたいものだと思います。  そこで、いよいよ年金の質疑に入るわけでございますけれども、わが国は福祉国家を標榜いたしておりますけれども、真の福祉国家であるかどうかというものは年金制度の充実の度合い、これによって評価されるといっても過言ではないと思うのであ……

第71回国会 社会労働委員会 第26号(1973/06/12、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 いま委員長から述べられたように、時間がきわめて限られておりますけれども、質問の中身はまたきわめて重要な問題でありますから、ひとつ要領よく御答弁のほどお願い申し上げます。  きょう参考人の皆さまから長々と貴重な御意見を伺ったわけでございますが、それぞれに質問してみたいと思います。  そこで、まず最初に柴田参考人にお尋ねするわけです。きょうは非常に明快な御意見をお述べになったわけですが、その中で特に印象に残りましたことは、ILO総会の結論が出てからこの法改正をなさるべきではなかったんだろうか、今回の法改正は時期尚早である、こういう御意見だったと思います。ところが、かりにILOの総……

第71回国会 社会労働委員会 第27号(1973/06/14、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 先週のこの委員会におきまして、私は年金法案について質問させていただきましたが、国民の強い要望をかなえるための年金制度の改革にあたって、基本的な理念あるいは方針について、厚生大臣並びに野党共同提案者である八木先生に、それぞれ御見解を述べていただいたわけでございます。両方の一致点と申しましょうか、それは福祉国家と年金制度の充実というものは切っても切り離せない関係にある、大幅に立ちおくれておりますわが国の年金制度を早期に、より根本的に改善をしていくことである、こういうことであったと思うのであります。  そこでまず最初に、国民の関心を非常に集めておりますところの厚生年金、国民年金の被……

第71回国会 社会労働委員会 第30号(1973/06/21、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 きょうは各先生方から貴重な御意見をお伺いしたわけでございますが、その御意見は現在審議されております健康保険の法案に対しまして、賛成の立場、また反対の立場からいろいろと述べられたわけでございます。しかしながら各先生とも一致した点は、わが国の医療行政、医療問題は抜本的に対策を施す以外にないのだと、これを抜きにしては、ほんとうの意味の改正にはならないんだということであったであろうと思うのであります。  実は、私はまだ国会に参りまして六年ちょっとでございまして、非常に未熟者ではございますが、社会労働委員会に所属いたしまして以来、この抜本改正のことをばかの一つ覚えみたいに叫び続けてきた……

第71回国会 社会労働委員会 第32号(1973/06/23、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 実は昨日内閣と文教で強行採決が行なわれたことは御承知と思いますが、わが委員会も行なわれるのではないかというもっぱらのうわさでございましたけれども、委員長さんの崇高な政治的責任感そして判断によりまして、ついにそういう議会制民主主義を踏みにじるような暴挙には出ずに終わって、きょうこのように整斉と審議できましたことを非常にうれしく思う一人でございます。  いまから、与えられた時間、問題の健康保険に関連いたしましていろいろとお尋ねをしてみたいと思います。  まず初めに、申し上げるまでもないのですけれども、この世の中で最もとうといものは何かといえば、人命に過ぎるものはない、人の命ほどと……

第71回国会 社会労働委員会 第36号(1973/06/28、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、公明党を代表いたしまして、政府提案の厚生年金保険法等の一部を改正する法律案に反対の意を表します。  急速な老齢化社会への進行、家族制度の崩壊、核家族の進展等々、社会情勢の大きな変転の中で、老齢年金の必要度と、わが国の年金制度の貧弱さがクローズアップされ、いまや公的年金制度の大改革は国民的要求となり、最重要課題となっております。  しかるに、今回の政府案は、全く国民の期待にこたえるものではなかったのであります。  それは、国民各層から不満の声が上がり、いわゆる年金ストライキやデモ行進をはじめ、生活できる年金をとの要求運動が、全国的規模で実施されたことによって端的に証明され……

第71回国会 社会労働委員会 第37号(1973/06/29、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 最近急速な老齢化社会への進展核家族化といいますか、家族制度の崩壊に基づいてこうした核家族化等が進展している中で、近年老人問題が非常に大きな社会問題になってきたわけでございますが、最近、年金の大改革をやるべし、つまり老後の生活を年金でもって保障せよという非常に強い声とともに、その実現の働きがなされてきているわけでございますけれども、お年寄りのほんとうの生きがいというものは、決してお金だけで解決されるものではないと思うのであります。     〔竹内(黎)委員長代理退席、塩谷委員長代理着     席〕 すなわち、健康で、職業について、安定した収入それによる安定した生活が確立されるこ……

第71回国会 社会労働委員会 第39号(1973/07/06、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も関連をいたしまして若干質問をいたしたいと思っております。  生命が大事なこと、貴重なものであることは申し上げるまでもないわけでございますが、これは古いことわざといいますか、標語といいますか、健全なるからだには健全なる精神が宿るとかいいますけれども、その生命をささえている健康というのは一切の根源であろうと私は思うのであります。ましてや労働者にとりまして、健康というものは言うならば資本である。したがいまして、からだ、その健康、それがいわば職業の内容によってこわされる、害されるというようなことがあるとすれば、これは直ちに排除せねばならない。また、直ちに予防措置を講じてその影響を……

第71回国会 社会労働委員会 第43号(1973/07/19、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私もただいま審議されております有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律案について質問を申し上げるのですが、私この法律を見まして、大体八条からなって、有害物質の含有量、溶出量、発散量などについてまず基準を設けていく、合格品には安全表示をするのだ、これは法律上そういうことばはうたわれておりませんけれども、私はそういうふうに受け取れるわけです。また規制量につきましては、厚生大臣の諮問機関であるところの生活環境審議会にはかって政令で定める、あるいは保健所に家庭用品監視員を置いて随時チェックをしていく、また違反者に対しては製造、輸入あるいは販売禁止、回収命令、悪質業者等には懲役一年……

第71回国会 社会労働委員会 第45号(1973/08/31、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 重複をするようでございますけれども、私も生活保護、それから失対賃金の再引き上げの問題、それから公制審その他若干の質問を申し上げてみたいと思います。  いまも田中委員のほうから、実生活にあらわれている物価の上昇の実情がこまかく述べられておりました。大臣もその話を聞きながらかぶりを振りながら全くだ、全くだと、私このような感じを受けたわけでございますが、私も今年度の消費者物価の上昇について、経済企画庁の調べた内容を見てみましたところ、全国平均で、対前年同月比でございますけれども、四月は九・四%、それから五月は同じく一〇・九%、六月は同じく一一・一%の上昇を示しております。昨年に比べ……

第71回国会 社会労働委員会 第47号(1973/09/18、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も関連をして質問させていただきます。先般公制審の答申が出たわけでございますが、その答申が強調している筋というものは、いわゆる労使関係、労使の相互関係の不信感を取り除いて労使関係の正常化をはかって、節度ある労使慣行を確立することである。いろいろ受け取り方はありますけれども、強調している点はみんな同じように受け取られると思うのですね。ところが八月三十日ですか、奧野大臣が発言されたことがいろいろ問題になっていることは、重視されておりました公制審の答申が出される寸前であったわけですね。いまの答申が強調しているような労使相互間の不信感を取り除いて、正常な関係を確立していくという方向か……

第71回国会 予算委員会 第9号(1973/02/09、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 初めに航空行政におきますところの安全対策について、若干お尋ねをいたします。  自慢じゃございませんが、私は戦時中海軍の航空隊におりまして、九七艦上攻撃機のパイロットをやった経験を持っておりますので、そういう関係から航空行政にはかなり深い関心を寄せているものでございます。  実は、ことしの二月一日の一般新聞に意外な記事が出ましたので、その問題に関連して、ちょっとお尋ねいたします。二月一日の新聞でございますが、「米ダグラスのDC―9型、東亜国内航空が導入、50年度までに14機購入」という見出しでございます。私はこの記事を読んでいきますうちに、非常に不安を感ずるとともに、ある一種の……

第72回国会 社会労働委員会 第6号(1974/02/14、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も大臣の所信表明に対して一般的な質問をいたしますが、御承知のように、社会保障、社会福祉の問題は文化国家のバロメーターだといわれているほどでございます。これは政府のみならず、国民もまた関係者もあげて取り組むべき仕事であろうと思います。しかしながら、御承知のように、わが国のそれは遺憾ながら非常に立ちおくれているといわれた状態にありました。近年になりましてようやく社会保障や社会福祉の問題がクローズアップされてまいりました。あなたの所信表明を見ましても、非常にそれに取り組む意欲はうかがわれます。特に石油危機あるいは物価高、インフレ等々非常に困難な状態に置かれるであろうという、いわゆ……

第72回国会 社会労働委員会 第8号(1974/02/26、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 午前中の質疑者の中で、失対賃金の問題を取り上げていたわけですが、私も同じように、まず最初に失対賃金の問題についてお尋ねしたいと思います。午前中の方はかなり理論的といいますか、あるいは常識的な立場から議論されていたようでございますが、私は実際的な立場から大臣の気持ちを問い直してみたいと思います。  午前中の質疑をみておる限りにおいては、熱心な質問にもかかわりませず、大臣はその気持ちは十分心の奥にとどめておきます程度で終わっているわけですけれども、実際の失業対策に働いていらっしゃる労働者の皆さんの実情というものは、われわれが想像する以上のものでございます。そういう立場から私はお尋……

第72回国会 社会労働委員会 第11号(1974/03/26、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私もまず最初に春闘問題に関連して若干お尋ねしてみたいと思います。そのあとで地下労働問題についてお尋ねしたいと思います。   〔葉梨委員長代理退席、斉藤(滋)委員長代理着   席〕  これまで社会党さんないし共産党さんの委員のほうからきわめて熱心に春闘問題が問われていたわけでございますが、私はできるだけ重複を避けまして、労働大臣の気持ちをお尋ねしてみたいと思います。  昨日、政府側代表と春闘共闘委の代表とのいわゆるきょうの三・二六ストについての会談がなされた、しかしながら結果的にはもの別れで終わったというようなことが、きょう各紙に大きく取り上げられていました。私はこれを見まして……

第72回国会 社会労働委員会 第14号(1974/04/04、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、まず最初に児童手当に触れまして、それから年金問題に入っていきたいと思います。  児童手当といえば、いまの大臣がまだ社労の自民党の筆頭理事をなさっていたころ、四十二年ごろからたいへんに苦労なさって、私もその中に入りましてともに苦労していきながら四十六年に制度が創設された、御承知のとおりでございますが、そのときの各党の合いことばといいましょうか、要するに児童手当三千円程度では非常に不十分である、不十分ではあるけれども、制度発足の意義からいってやむを得ない、まず発足させよう、発足してしまえばあとは幾らでも改善ができるのだ、このようなことででき上がったわけであります。そして四十……

第72回国会 社会労働委員会 第16号(1974/04/08、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 空前の交通ゼネスト突入必至という、いわゆる深刻な状態か予想されておりますその日を目前にいたしまして、正直言いまして、国民の皆さんの心境というのは、きわめて複雑なものであろうと思うのであります。何とかならないものだろうか。政府は努力している、努力していると言うものの、実際問題として労働者側の国民的な要求をほんとうに受け入れていない。これでは労働者側が納得するわけにもいかない、ゼネスト突入、こういうことになっていかざるを得ないことはわかるじゃないか、もっと政府は真剣にこれを受けとめていったらどうだ、こういう意見が方々から出ているわけでございますが、まず大臣のこれに対する所信をお伺……

第72回国会 社会労働委員会 第17号(1974/04/11、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、先週のこの委員会で児童手当法案について質疑をいたしました。そのときに対象児童の拡大、児童手当額の引き上げの問題につきましていろいろな方面から指摘したわけでございますが、そのときの大臣の御答弁は、次回には飛躍的な発展を考えております、今回はこの程度でがまんしてほしい、このようなお話があったわけでございますが、いずれは飛躍的な発展のための検討をなされるでありましょうから、そのときの参考の意味におきまして、もう一、二、問題を提起しておきたいと思います。  その一つは、額の問題でございますけれども、児童手当、これまでの一人三千円というのは、四十二年度当時のいわゆる経済社会情勢に……

第72回国会 社会労働委員会 第18号(1974/04/12、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も、ただいま行なわれております交通ゼネストにつきまして若干質問を申し上げたいと思います。  今回行なわれている交通ゼネストというものは史上空前の規模のものといわれております。このために国民生活に与える影響というものはきわめて大きいものでございます。種々さまざまにその影響は現実問題として出てきているわけでございますが、このストの収拾につきまして、いま全国民がひとしくこれを注目いたしております。大臣のスト収拾についてのまず決意、これをお伺いしたい。あわせまして、今後このストの収拾についてどんな見通しを持っていらっしゃるのか、最初にお伺いしたいと思います。

第72回国会 社会労働委員会 第20号(1974/04/24、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 参考人の皆さまにはたいへんお疲れと存じますが、重要な法案でございまして、皆さまの御意見がまた大事な審議の内容に影響していきますので、いましばらくでございますので、よろしくお願いいたします。  労働者にとりまして失業というものは最大の脅威でございます。しかしながら、何かの事情によりまして失業しなければならなくなったという場合、失業中におきましてまず第一にその生活が安定され、保障されるということが先決であろうと思います。また、失業した方々は直ちに再就職したいというのが本来の共通する心境であろうと思いますけれども、再就職にいたしましても、職業選択の自由の原則に立って十分時間的な余裕……

第72回国会 社会労働委員会 第23号(1974/05/13、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました雇用保険法案等について反対の意見を表明いたします。  本法案は、その提案理由の説明にあるように、雇用情勢の変遷に対処するため、現行保険法がかかえている問題点を改正するということを示したものでありましたが、つぶさにその内容を検討を加えてみるとき、一面、全産業への雇用拡大、被保険者の保険料の負担の軽減など、部分的には改善部分も認められないわけではありませんが、その反面、季節労働者への締めつけ、給付日数の削減あるいは就職支度金の廃止、さらに事業主への交付制度の拡大など、企業サイドに立った雇用促進法であり、これらの問題点をわが党は……

第72回国会 社会労働委員会 第24号(1974/05/14、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 すでに各委員からもう指摘があっておるわけでございますが、労災事故の続発といいますか、あるいは職業病の多発等から、そういう実態の中から、労働者はもちろんでございますが、関係者から、労災法の抜本的な改正をしてほしいという各所から強い要望がなされておりました。しかし、今回提案されておりますこの改正案は、失礼ではございますが、一歩前進ではございますけれども、決して抜本的な改正とは言えない、こう思うのであります。やはり一たん法改正すれば十年、二十年と、もうほとんどさわらなくてもいいほどにきめこまかく改正をやるべきである、これがいわゆる抜本的改正であると私は思うのでございますが、労働大臣……

第72回国会 社会労働委員会 第26号(1974/05/17、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 食品添加物としてのAF2をめぐりまして、非常に毒性論争が続いているわけでございますが、事が人体にきわめて深刻な影響を及ぼすだけに、私もこれを非常に重視している一人でございます。食品衛生調査会のあり方、あるいは政府の姿勢に問題があるのではないかという立場から若干質問をしてみたいと思います。まず最初に、国連食糧農業機関、また、世界保健機関の合同専門委員会が、去る昭和三十三年に食品添加物の安全確認のあり方について世界各国に勧告していると聞いておりますが、まず、確認の意味でお尋ねいたします。
【次の発言】 わが国におきまして、AF2を食品添加物として指定したのは昭和四十年四月と聞いて……

第72回国会 社会労働委員会 第29号(1974/05/23、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 非常に限られた時間でありますので、私は特に大臣によく聞いていただきたいと思います。  ただいま議題となっておりますこの優生保護法案は、御承知のように、長期異常国会といわれました前国会の、しかもその会期末どたんばにおきまして、与党の強行によりましていわゆる継続審議となったいわくつきの法案であったことは、御承知のとおりでございます。そこで今回、継続審議法案だからそのまま出したと言われればそれまででございますけれども、どうして自民党の強行によって継続審議としなければならなかったか、内容からいけば国民の大多数の反対があった、野党のほうに反対があった、こういう事情のもとに行なわれたこと……

第73回国会 社会労働委員会 第2号(1974/09/10、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は今月の初めに福岡県で脊髄損傷患者の団体の方々と、数十名の方だったのですけれども、二、三時間親しく懇談する機会に恵まれました。私はその懇談の中で非常に驚いたことは、脊損患者の日ごろの生活あるいは苦悩に満ちた日々の生活の実情というものが外見から見ていたその予想の何十倍ものひどい内容であったことに驚いたのであります。産業戦士としてのその第一線で働いていた偉大なる労働者の皆さんが、労働災害のために瞬時にして生涯病床に伏していかねばならない、あるいは車いすにたよらざるを得ない言うならば灰色の生活、お気の毒でなりませんでした。私はこの肉体的、精神的な苦痛というものは当事者でなければわ……

第73回国会 社会労働委員会 第3号(1974/09/11、33期、公明党)【議会役職】

○大橋(敏)委員長代理 ちょっと待ってください。発言は委員長を通してやってください。
【次の発言】 私は、大腿四頭筋短縮症、別名ひざ硬直症の問題が全国的に大きな社会問題化してきておる。いろいろなところでかなりの論議を呼び始めておるわけでございますが、先ほど田中委員からも質問があっておりましたけれども、この問題について若干お尋ねをしてみたいと思います。  いろいろ論議されている中で、確かにこの病気に対する厚生省のいわゆる行政姿勢といいますか、対応がおそいとかなんとかといういわゆる行政姿勢に対する不満、批判、そういう声はかなり強いものがあります。私は、これはだれがいいとかあるいは悪いとか、確かにそ……

第73回国会 社会労働委員会 第4号(1974/10/29、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も初めに失対事業並びにその賃金についてお尋ねしたいと思いますが、先に二人の委員がすでに質問をいたしておりましたので、私も若干質問をいたしたいと思います。  先ほど、委員の中から、失対事業は改定期が来た、このまま取りやめるのか、また続けるのかというような質問に対して、大臣は、いや、取りやめることはいたしません。つぶすことはいたしません。むしろ、いま働いている皆さんに対しては、よりあたたかい手を差し伸べます、このような御答弁があったやに聞き取れたのですけれども、私のその聞き方に間違いがあったかどうか、ひとつ確認をしたいということが一つ。  それからもう一つは、十月から米価措置と……

第74回国会 社会労働委員会 第1号(1974/12/19、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私もまず最初に雇用保険法案に関連しまして質問いたしますが、総需要抑制政策がとられまして、それがだんだん浸透するにつれまして、特に最近の雇用・失業情勢というものは想像以上に深刻であり、きびしいものがあるようでございます。この現況と今後の見通しについてどのような考えをお持ちであるか、まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 いま局長が認識しておるとおりに非常に深刻なきびしい情勢下にあるわけでございますが、労働者の雇用と生活を守っていくというのがいわゆる労働省の緊急かつ最重要な問題だと私は考えるわけでありますが、これは大臣から、一体どのような考えで手を打とうとなさっているか、お尋ねし……

第74回国会 社会労働委員会 第2号(1974/12/20、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま議題となっております雇用保険法案及び同法案に対する両修正案並びに雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、私は公明党を代表いたしまして、雇用保険法案に対する日本共産党・革新共同提案にかかる修正案に対し反対、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党四党共同提案にかかる修正案及び同修正案の修正部分を除く原案に賛成、並びに雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に対し賛成の討論を行ないます。  この雇用保険法案は、現行失業保険制度が季節労働者や若年、女性労働者の片寄った給付実態などを理由に、給付条件を年齢別給付に改め、あるいは季節労働者の給……

第75回国会 外務委員会 第19号(1975/06/04、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 社会保障の最低基準に関する条約、ILO百二号条約に関連いたしまして、若干質問をいたします。  その国が社会保障の充実度がどうあるかということで福祉国家であるかないか、そのバロメーターになっているということを私よく聞いたわけでございますが、わが国はこれまで産業経済第一主義といいますか、大企業優先で参ってきたのでありますけれども、野党の追及によりまして、最近は多少なりともその方向を転換をなさったようであります。いわゆる福祉優先政策に転換したということでございますけれども、言葉は確かにそうであっても、その内容をつぶさに見てまいりますと、まだまだその水準は低いし、立ちおくれが目立つ。……

第75回国会 社会労働委員会 第2号(1975/02/10、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 本日の労働大臣の所信表明にもありましたように、わが国の労働情勢はかつてない厳しさを加えてきた、また労働行政におけるその責務は、これまたきわめて重大な段階に入った。全くそのとおりだろうと思います、。 そこで、この労働行政をより円滑に進行していく上には、何といいましょうか、労働者の代表、いわゆる労働者の意思を代表する方々とのいわゆる対話、これがきわめて重要であろうと私は思います。したがいまして、労働組合を重視して、そういう方々とのいわゆる対等の立場における対話の場をつくることがきわめて重要なことであると思います。労働大臣はかねがね、そうした組合との話し合いをしたい、政府もそのつも……

第75回国会 社会労働委員会 第5号(1975/02/27、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も関連しまして若干お尋ねをしたいと思います。  遺族にとりまして遺骨収集ということはきわめて重要な問題であり、また関心の持たれていることであります。昭和四十八年十一月、約一月にわたりましてルソン島に行かれました、いわゆる政府派遣の一員として行かれました方からいろいろと収集の実態について私はお伺いすることになったわけでございますが、その方から現地で撮ったという写真をいただいたのでいまお見せしますが、後で持ってまいりますけれども、これは、こういう実態、現実を目の当たりにしますと、遺骨収集というものがいかに厳粛なものであるかということを深くするのであります。  そこで、収集の行動……

第75回国会 社会労働委員会 第6号(1975/03/14、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま議題になっております勤労者財産形成促進法は昭和四十六年に創設されたわけでございますが、そのときの法案内容は不十分ではありましたけれども、その持つ意味が勤労者に対してかなりメリットになる、こういう判断のもとにわが党は賛成をいたしました。しかし、前国会に提案されたこの改正案の内容は、創設されたときの内容から見ますれば確かにかなり改善はされたとは思いましたけれども、最初の基本答申といいますか、その立場から見た場合は話にならない、こういう感じを受けましたので、こういう熱意のない労働省の態度に対して私は憤りを感じて反対をしました。  しかしながら、今度出されております法案の中身……

第75回国会 社会労働委員会 第7号(1975/03/18、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま議題となっております法律の一部改正の内容に入る前に、公労協のスト処分に関係しましてちょっとお尋ねをしてみたいと思います。  四十九年春闘の公労協ストに対する処分発表が月内にも行われるという話を聞いておりますけれども、私はいろいろな立場から考えまして、これはそういう早まったことをすれば、いろいろな問題がそれから派生するであろうという心配があります。結論から申し上げますと、公労協のスト処分は弾力的にやっていただきたいと言いたいわけです。すでに組合側も、公労協のスト権に関して関係閣僚協議会が結論を出すまで、処分を凍結するよう要求しているわけでございますが、これについての見解……

第75回国会 社会労働委員会 第8号(1975/03/19、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は職業病に関しまして若干質問をいたします。  頸肩腕障害あるいは腰痛症について、過去にどの程度疾病認定を受けて、補償されてきたか、その実績を述べていただきたいと思います。
【次の発言】 これは職業別にも統計されていますか。
【次の発言】 私は、将来のために今後やはり職業別に統計していかれる努力が必要ではないかと思います。  そこで、最近認定基準が改正されたと聞いておるのですけれども、主な改正点は何だということと、その認定基準というものが――新認定基準ですね、従来の基準に比べてどうなったのか。どうなったのかというのは、厳しくなったのか、それとも緩和の方向になったのかということ……

第75回国会 社会労働委員会 第11号(1975/03/26、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も、ただいま議題となっております国民年金法等の一部を改正する法律案、これをいまから与えられた時間内に審議していくわけでございますが、まず最初にお尋ねをいたしますけれども、この法律案を提出なさる前に、社会保障制度審議会にその案を諮問なさったはずでございます。その諮問なさった案と、答申を受けられて後にこうして国会に提出された内容とは、どこか大きな違いが出たかどうか、あるいはそのとおりかどうか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 私は、今度の法律案の趣旨説明を読んでまいりますと、大臣も説明なさったわけでございますが、表現としては非常にきれいな内容になっております。そして、国民の要……

第75回国会 社会労働委員会 第12号(1975/04/15、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま議題になっております作業環境測定法案の審議につきましては、衆参両院の当該委員会でかなり審議されてきておりますので、私はできるだけ重複を避けてお尋ねしたいと思うのですけれども、この法律の制定の目的は、作業環境中の微量の有害物についてもこれを測定して適正な作業環境を確保し、そして職場における労働者の健康を保持しようとするものであろうと思います。  そこで、この法律にうたわれております作業環境測定機関の業務の適正かつ公正な実施についてはいかに確保する考えであるかということなんですけれども、とかくレベルの低下といいますか、あるいは企業とのなれ合いなどによっていいかげんな測定が……

第75回国会 社会労働委員会 第13号(1975/04/16、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 若干、関連して質問させていただきますが、限られた時間が迫ってきたのですけれども、私が最後でございますので、多少の時間の延長はお許し願いたいと思います。  五十一年度に年金制度の抜本的な改定がなされるといまも厚生大臣がおっしゃっていたわけでございますが、国民は大きな期待をこれに寄せております。したがいまして、この際、現在の年金制度における欠陥だとかあるいは不公平だとか、いろいろと問題点を指摘していくことは、その抜本的な改革の中における重要な事柄になろうという立場から、二、三お尋ねをしてみたいと思います。  年金の支給につきまして、加給年金の給付がございます。国民年金の場合は、十……

第75回国会 社会労働委員会 第15号(1975/04/24、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 参考人の皆さんには、大変御苦労さまでございました。きょう被爆者の御本人である皆さまから本当に生の声を聞きまして、改めて原子爆弾被爆の恐ろしさ、悲惨さというものが身にしみたような感じでございます。そして、現在の国の皆さまに対する対策についての御意見もいろいろと聞かせていただきまして、非常に今後の参考になると思います。ただ、私が各参考人に二、三お尋ねしたいことがございますが、全般的にお尋ねしたいことと個々にお尋ねしたいこととありますので、そのつもりでお聞きになっていただきたいと思います。  まず、森滝参考人にお尋ねをいたしますが、先ほど被爆した人あるいは障害者に対する方々に対して……

第75回国会 社会労働委員会 第16号(1975/05/22、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 本日は参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございました。  カネミ油症事件発生以来、私たちもこの問題をきわめて重視いたしまして、それ以来私たちは皆様の代弁者としましてこの国会で何度となく政府にその問題を追及してまいりました。それなりに多少の進展は見てきたわけでございますけれども、皆様の精神的なあるいは肉体的な苦痛あるいは生活上の大変な苦悩の立場から見た場合には、全く微々たるものであったわけでございます。しかし、きょうは幸いにも大変な体をきょうのような姿で参考人として訴えられる、本当におえつなさっての訴えを聞いて、私たちも改めて皆様の事態の深刻さを理解した次第でございますが、きょ……

第75回国会 社会労働委員会 第17号(1975/05/27、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は去年の十月二十九日、この社会労働委員会で、ノースウエスト航空会社に関する下請企業にいろいろ問題がある、たとえば職安法違反あるいは基準法違反の疑いがありますよということで、具体的な事例を引いて問題点を指摘しながら、その善処を強く要望していたわけでございますが、労働省としまして、その後いかにそれに対して対処なさったかということ、その結果についてお尋ねをしたいと思います。この問題は労使の問題だけにとどまらず、乗客やあるいは乗務員の命にかかわる重要な問題につながると思いますので、きょうは再度この問題について触れてみたいと思います。

第75回国会 社会労働委員会 第19号(1975/06/03、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、午前中から続いておりますスト権の問題について、あるいはまた春闘処分の問題について若干質問をしたいと思っております。  まず、午前中の田邊委員の質問に対する大臣の答えに多少疑問を抱いたところがありますので、お尋ねをいたします。  田邊委員の、たしか三公社五現業の労使関係の現状をどう見ているかという質問に対して大臣は、労使間の諸問題を話し合いで合理的に解決することがいままでできなかった、しかしながら最近では労使関係は漸次正常化の方向に進みつつあると考えている、こういう答弁をなさっていたように思うのですけれども、私はきわめて楽観的な考え方ではないか、こう思うわけです。というの……

第75回国会 社会労働委員会 第22号(1975/06/17、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も同じ問題についてお尋ねするわけでございますので、午前中の質問者と極力重複を避けたいとは思っておりますが、多少重複するかもしれませんがお許しを願いたいと思います。  参考人の皆さんには、朝早くから本当に御苦労さまでございました。参考人の公述の中にもありましたように、労働者の最低賃金を設定して額に汗して働く人々の最低生活を保障することが最低賃金制の目的なんだ、このような御意見でございましたが、私も同感であります。  ところが、四野党が提出いたしております全国一律最低賃金制については、意見が二つに分かれているようでございます。一方の方は、好ましい内容であり一日も早く促進すべきで……

第75回国会 社会労働委員会 第24号(1975/06/26、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 短い、限られた時間でございますので、答弁の方は要領よくお願いしたいと思います。  参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございました。歯の医療の問題が大きな社会問題になってもう久しいわけでございますけれども、国民のほとんどの者は現在の歯科医療について大変な不満、厳しい批判を持っていることは御承知のとおりでございます。そこでこれは大きな政治問題であるということから、きょうのこうした参考人招致の委員会になったわけでございます。参考人の四人の方々はそれぞれ利害が相反しているといいますか、そういう立場の方でありますけれども、四人とも共通した御意見は、現在の歯科医療に対するこの混乱の大もと……

第75回国会 社会労働委員会 第25号(1975/07/01、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も関連して若干質問いたします。  いまも質問があっておりましたように、過去におきまして、失業対策事業に関連して労働省の答弁は、絶対に打ち切ることはいたしませんと各所でそういう答弁がなされてきたわけです。ところが失対夢業の制度検討を行うための調査研究会が発足されたということによって、地方の方では大変な騒ぎが起こっておりました。つまりいよいよ失対打ち切りが始まるのだというような内容であったわけでございますが、きょうの答弁では再びそういうことはありませんとはっきりお答えになっているわけでございますけれども、こうしたことは、調査研究会を発足させたことによってそういう動きが出てくると……

第75回国会 予算委員会 第19号(1975/02/22、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、まず藤岡参考人にお尋ねしたいと思います。  保険あって医療なしという言葉に象徴されますように、わが国の医療行政というものは、全く欠陥と矛盾の集合体であると言っても過言ではないと思うのであります。したがいまして、早くから抜本改正をやれという久しい叫びがあるわけでございますが、今日まで解消されていません。そういうことから、各所にひずみを生じ、いわゆる社会的な不公正を生じているわけでございますが、特に看護婦確保について非常に苦労しているということを聞いておりますので、いわゆる現場の立場から、本当の苦労、真実をここで述べていただきたい、お願いいたします。

第76回国会 外務委員会 第6号(1975/12/12、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 ただいま議題になっておりますILO百二号条約は、周知のとおり、一九五二年第三十五回ILO総会で採択されたものでありますが、わが国の国内法の不備、いわゆる義務を受講するための条件を満たしていないという立場から今日まで批准することができなかった、長年の課題となってきたわけですが、このたびようやく批准の運びとなってきたわけであります。これは喜ばしいことと思いますけれども、実は先般ジュネーブで開かれましたILO第六十総会では、すでにこの百二号条約だとかあるいは百三号条約つまり女性保護ですね、これが現状に適応しているのかどうかの洗い直し論といいますか、活発に論議されたということを私は報……

第76回国会 社会労働委員会 第1号(1975/11/11、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、労災保険法に関連しまして、脊髄損傷、いわゆる長期傷病補償給付を受けていらっしゃる方々の改善について若干お尋ねをしたいと思います。  不況下のインフレあるいは低成長、減速経済といわれております現在の社会的、経済的混乱の中にありまして、そのしわ寄せをもろに受けているのが、言うまでもなく年金生活者であったりあるいは社会的弱者といわれている方々であろうと思います。その不安と苦悩というものは、私どもが想像している以上のものではないか。実は先週、九州の脊損患者の代表の方々が数名、昨年の請願行動に引き続きまして、あの不自由な身をいとわずに上京し、必死の思いで訴えを行っていらっしゃった……

第76回国会 社会労働委員会 第2号(1975/11/13、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も医療に関係いたしまして若干質問申し上げますが、わが国の医療行政のあり方につきましては、保険あって医療なしという言葉に象徴されますように、大変欠陥と矛盾だらけだということであります。 国民の不満、批判というものが大変なものであることは御承知のはずであります。その基本になっているいわゆる医療制度、医療保険制度、ここの欠陥やあるいは矛盾、これを根本的に改めない限りこれは解消されないわけでありますが、政府も五十一年度には医療保険の抜本的な改正をなさるものであろうと私たちは期待をいたしております。  きょうは応問がございませんので、当面の問題にしぼって若干質問するわけでございますが……

第76回国会 社会労働委員会 第3号(1975/11/18、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 本日の委員会は、深刻な不況の中で大変不安を抱いている労働者の実情に対して、その雇用・失業の保障について集中的に審議をしようではないかということであったわけですが、私もその本題に入る前に、やはりもう一つ重要な問題と言われておりますスト権問題について若干触れてみたいと思います。  御承知のように、労働者の権利として持っていたいわゆるスト権ですね。もともとあったものを占領軍が一方的に取り上げたんだという考えの中から、どうしても返してもらいたいというのが始まりであろうと思います。昭和三十六年に総評がスト権奪還を決めて以来かれこれ十五年になるわけでございますが、公労協関係で七百七十人が……

第76回国会 社会労働委員会 第5号(1975/12/05、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私はまず、今回のスト権をめぐる社会的混乱の一切の責任が政府にある、なかんずく三木総理、あなたにあるということを厳しく指摘いたします。スト権問題に対する政府の結論のおくれ、いわゆる公約違反からスト権奪還ストという事態を招いたのであることは事実であります。政府は謙虚に、率直にこれを認めて、その立場から国民の皆様におわびをするべきだと思います。約束どおり今秋に結論を出して、その内容がこれまでの経過を十分踏まえた上での誠意ある内容であったならば、今回のスト権ストは起こっていないはずであります。不義、裏切り、うそをつくというのは最も混乱の要因であります。  そこで私は、ただいまから総理……

第76回国会 社会労働委員会 第6号(1975/12/11、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 先般報道されました国立がんセンターの薬剤科職員の収賄事件、大変な社会問題化しつつあるわけでございますが、私は、この報道を聞きましたときに、やっぱりだったのか、そうだったのかと非常に残念に思うとともに、ざんきの念にたえない。私は、特にこの事件について、その成り行きを厳しく見守っているわけでございます。と申しますのは、いまから五年前に、この国立がんセンターに関係したある種の事件を通して、もうすでにそのときに汚職のにおいがあるぞということを指摘していたのです。実は、わが党の区会議員の紹介でこの国立がんセンターの薬剤科内に働いていた一下級職員、看護助手の方ですが、その人から訴えがあっ……

第76回国会 社会労働委員会 第8号(1975/12/18、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、年金問題について若干質問をいたします。  そこで大臣に、これは質問というよりも物の考え方なんですが、一般社会通念といたしましても常識といたしましても、うそをつくとかあるいは裏切るとか、また、何といいますか約束を破るというようなことは、人間社会の正常な運営に大きな阻害を与えることはもうおわかりだろうと思いますね。ましてや政治を担当している者が、公の場で国民に対して約束をした、すなわち公約をしたことについて、もしそれを実現しない場合は、これは大きな政治不信につながることはおわかりであろうと思うのです。  そこで、いま五十一年度の予算編成の真っ最中であるわけでありますが、せめ……

第77回国会 社会労働委員会 第2号(1976/03/02、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も、労働大臣の所信表明に対しまして、若干質問をしたいと思います。  先般の所信表明、何度か読ませていただきました。おっしゃっていることは、非常にりっぱなことでもあるし、評価もできますけれども、今日の不況下において、果たしてこの程度でいいのだろうかという疑問も実は多くわいてきております。この中で「高度成長から安定成長への時代の大きな転換の流れの中にあって、最も重要なことは、経済社会の担い手である労働者の福祉の充実と向上に一段と力を注いでいくことであり、そのことは同時に、わが国経済社会の安定した発展の基盤となるものであると考えます。」このとおりだと思います。そしてまた、労働大臣……

第77回国会 社会労働委員会 第3号(1976/03/04、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私で最後でございます。  先日、二月の十三日、この委員会におきまして厚生大臣が所信表明をなさいました。これに対して若干質問をしたいと思います。  今国会の国民の最大の関心は何かと言えば、今日はロッキードのいわゆる献金問題で、そちらの方に目は向いておりますけれども、本来ならば今国会で年金制度の大きな大改革がなされるであろう、これが多くの国民の期待であったと思うのであります。いまさら私がここで申し上げるまでもないのですけれども、三木総理も、また厚生大臣あなたも、そしてこの年金制度を審議している諸審議会それらも、いろいろと五十一年度に抜本的な改革がなされるであろうという示唆をしてき……

第77回国会 社会労働委員会 第5号(1976/05/10、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 午前中からずっと続いております労災保険法の一部改正の質疑ですけれども、お疲れになっておると思うけれども、大事な法案でございますので、そしてまた公明党といたしましては、私だけがこの法案に対しての質問者でございまして、あるいは午前から続いている質疑者の質問と重複する点もあるかもしれませんが、そういう意味も含めて新たな気持ちで答弁をしていただきたいと思います。  先ほども申されましたように、労災保険というものは、労働者にとってきわめて関心の深い法案であります。同時に、今回の法改正がある意味では画期的といいましょうか、思い切った内容になっておりますだけに、いろいろこの法案に対して疑問……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/11、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 建設労働者の雇用の改善等に関する法律案の質疑に入るに当たりまして、問題多い建設業界の重層下請構造の典型的な事例を紹介しておきたいと思います。  大臣、これはよく聞いておっていただきたいのですが、すでに二月十七日から始まった新幹線建設工事労災訴訟のことでありますが、訴訟を起こしたのは新潟県の岩井という人でございます。四十七年十二月に上越新幹線大清水トンネルの掘削作業中に落石を受けて、右腕神経切断、頸部挫創の重傷を負った方であります。この元請は大成建設、下請は成豊建設、孫請は藤田土木、この三つを相手にとって損害賠償請求を起こしたというものでございます。  この訴訟は、新幹線工事の……

第77回国会 社会労働委員会 第7号(1976/05/12、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 引き続いて質問をさせていただきます。  昨年は被爆三十年ということで、被爆者の皆さんはもちろんのこと、関係者の団体の皆さんから、とにかく国家補償に基づく援護法の制定を急げということで、大変な運動が展開されたわけです。確かに被爆者の皆様もほとんど高齢化なさいまして、もう待てない、死んでからでは遅過ぎるというような必死の訴えとともにいまの運動が展開されたわけです。  そういう中でわれわれ野党四党は皆様の御要望を何としても実現させたいということで、それこそ連日連夜にわたって援護法の検討をいたしまして、遂に具体案をまとめ上げたわけです。そしてこれを国会に提案し、努力をしたわけでござい……

第77回国会 社会労働委員会 第8号(1976/05/13、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、昨日質疑しました年金法案に関しまして質問を二、三させていただきます。  まず、今回の保険料率の一・八アップですけれども、これは大変な引き上げだということが再三質問の中に出ております。私もこれについては問題だ、こう感じているわけですが、今回また標準報酬の上限の引き上げで二十万円から三十二万円になるわけですね。こうなってきますと、たとえば三十二万円の賃金を受けている人の立場をとると、いままでの立場からいくと保険料の引き上げと標準報酬の引き上げとのいわゆるダブルパンチになるわけですね。これがどれほどの負担増になるか、計算なさったと思うのですけれども、仮に三十二万円の報酬を取っ……

第77回国会 社会労働委員会 第10号(1976/05/17、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は初めに健康保険の改正案について質問いたしたいと思います。  大臣、今回の健保の改正案も非常に評判が悪いですね。健保財政は単年度的に均衡を図っていかねばならぬことはわれわれもよく理解できるわけです。確かに財政的に数字的につじつまが合えばその立場からは理解できないはずはありませんけれども、問題は、抜本改正の方向を示さないままこうして出されたところに問題があると思うわけです。抜本改正への具体的方向も全く明らかにしないままに、言うならば経済情勢の変動に対するスライド的改定にとどまっている今回の案というものは国民の期待を裏切ったものだ、私はこう思うのでございます。またそれとともに、……

第77回国会 社会労働委員会 第11号(1976/05/18、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、公明党を代表して、廃棄物及び清掃に関する法律案及び廃棄物処理施設整備緊急措置法の一部を改正する法律案に対し、若干の意見を述べ、賛成の意を表明するものであります。  わが国の一般廃棄物及び産業廃棄物の発生量は、現在、年間五億トンとも七億トンとも言われる膨大な量に達しております。また石油化学工業を中心とした近代産業の目覚ましい発展に伴って、有害な化学物質や重金属を含む多種多様な廃棄物が生み出され、廃棄物処理上、重大かつ深刻な問題が数多く生じていることは御承知のとおりであります。処理施設の未整備、処理技術の未開発、最終処分地の絶対的不足、また事業者や処理業者の不法投棄や不適正……

第77回国会 社会労働委員会 第12号(1976/05/19、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 インフレ、不況、同時進行という、これまで経験したことのない社会情勢の中にあって、本当に社会経済は激変の中に立ったわけであります。そうして雇用・失業情勢というものがきわめて深刻な状態になりまして、国民生活に大変な影響を与え出してきたわけですが、そういう中にあっていわゆる社会的に弱い人々に対しては特段の配慮をすべきである、こういう声がほうはいと沸き上がってきたわけで、特に社会保障、社会福祉の充実の問題はそれこそ表舞台に出てきたわけでありますが、そういう中にあって、今回提案されております法案の趣旨というものはある意味で私は大変評価していい内容であろうと思っております。たとえば、雇用……

第78回国会 社会労働委員会 第2号(1976/10/14、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、年金問題について若干お尋ねをしたいと思います。  御承知のように、わが国は老齢化社会への進行あるいは国民年金における五年年金、十年年金の支給という実情から、国民の年金に対する関心はとみに高まってきておりますし、また、年金制度の抜本的改善に対する期待はきわめて大きいと言わねばなりません。そういう立場から、私は、時間の許す限り年金問題をお尋ねいたしますが、この年金制度の問題につきましては、去る九月二十八日の本会議の代表質問でわが党の矢野書記長が質問いたしたわけでございますが、そのときの三木総理の答えは、制度全般に検討を加えなければならぬ時期が来ているという程度の非常に抽象的……

第78回国会 社会労働委員会 第3号(1976/10/19、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 初めに、炭鉱離職者緊急就労事業、産炭地域開発就労事業、この二つの事業についてお尋ねをいたします。  御承知のように、産炭地域というのは非常に就労の機会が少ないわけでございます。そういう産炭地域の中で実施されておりますこの両事業の役割りというものはきわめて大きいわけでございますが、それだけにこの両事業の動向は就労者の死活問題にも通じるわけでございます。実は過日の石炭対策特別委員会では、この両事業について、来年度は実施してもそれ以降は雇用情勢やあるいはエネルギー対策の推移等を見てからだというような意味の話があって、今後とも存続するという明確な回答を避けていると聞いております。また……

第78回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1976/10/27、33期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は初めに、三日前の十月二十四日の未明に三池四山で坑内火災が発生いたしておりますが、これに関しまして若干お尋ねをしてみたいと思います。  三井石炭鉱業三池鉱業所、これはもう御承知のとおりに、出炭量といい炭質といい、ともに九州一のビルド鉱であります。幸いにして今度の坑内火災は発見が早くて避難処置がよかったことから、大事故にはならなかったわけでございますけれども、地元の新聞では、この坑内火災の問題を大変重視いたしまして、こんなに大きく報道いたしております。これを拝見いたしますと「七十一人が緊急避難 五人はCO中毒の恐れ」こうした大きな見出しであります。状況は一体どうだったのか、ま……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 社会労働委員会 第6号(1977/03/23、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、労災法に関連した問題を取り上げたいと思っておりますが、その前に定年延長について若干触れてみたいと思います。  このように長期の不況下で、御承知のとおりに企業は次々と倒産をして失業者もそれにならって続出しているわけでございますが、中でも一番しわ寄せを受けているのが中高年齢者あるいは身体障害者の方々であろう。こうした中高年齢者や身体障害者の雇用、失業問題は、かねてから論議されておりますので、私はこの場では申し上げませんが、特にこの中高年齢者を大きく守っていくためには定年延長が必要ではなかろうか。定年六十歳という言葉はもう早くから叫ばれてきて、かなりその効果も上がりつつあるわけでご……

第80回国会 社会労働委員会 第8号(1977/04/08、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 戦後処理の一環といたしまして重要な役割りを果たしてきたのが、いま審議されております戦傷病者戦没者遺族等の援護法であるわけでございますが、これは御承知のとおりに、制定されて以来相当改善に改善を重ねてまいりました。われわれも法の改正に当たりまして、その都度真剣な審議を重ねてきまして、それなりの成果は上げてきたつもりでございますが、その改善をされるに当たりまして、その対象者が新しく発生する、あるいは給付者が拡大されていくという実態に相なってくるわけでございまして、法律はできたものの、その趣旨がいわゆる関係者に徹底されなければせっかくの法律改善が公平を欠く、つまり法律の趣旨が死んでしまうよ……

第80回国会 社会労働委員会 第9号(1977/04/13、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 先ほどの草川議員の質問の中で、いわゆる二百海里問題から北海道の漁業関係者に失業という深刻な死活問題が発生しているという問題を取り上げられました。そして現地の調査に基づいた具体的な数字を挙げての救済措置の質問が出たわけでございますが、局長の答弁では、確かに現状把握については手おくれであって申しわけなかったが、これから真剣に救済に当たっていく、労働大臣もそれなりに真剣な立場でお答え願ったわけでございますが、先ほどの具体的な資料の中に、失業者の中に失業保険がもらえる状態にない方々が多数いたということですね。保険に関係する方は、当面は失業保険ということで生活の一応の安定は見られるものの、そ……

第80回国会 社会労働委員会 第13号(1977/04/20、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 老齢化社会に急激な突入、あるいはインフレ、不況という板ばさみの不安定な経済情勢の中にありまして、老後の生活の安定に対して国民は国民年金に対して大変な関心を寄せているわけでございますが、きょうは国民年金の法案審議に当たりまして、朝から与野党の各委員からそれぞれ真剣な質疑が行われております。国民年金のみならず、いわゆる厚生年金あるいは共済年金等、八種類にわたるわが国の年金制度が、各制度間に大きな格差がある、あるいは矛盾がある、欠陥がある。質疑を通じまして改めてその深刻さに私も気づいたわけでございます。厚生大臣といたしましても非常な決意でこの改革に当たるというような御答弁があったように伺……

第80回国会 社会労働委員会 第15号(1977/04/26、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 わが国の労働者を労働災害から、あるいは職業病から守っていきましょうということで、労働基準法に基づきこうした安全衛生法が成立されて今日までかなりの改善はなされてきたわけでございますが、今回の安全衛生法の改正を見てまいりますと、新規の化学物質については、これからはすべてその有害性調査を行う、こういうふうに改められておりますが、既存の化学物質、これについては、その数は数万に及ぶだろうと思うわけでございますが、がんあるいはその他の重度の健康被害のおそれのあるものについては、個別に事業主にその有害性の調査を指示することができる、あるいはその事業主に指示することが適当でないと思われた場合は国に……

第80回国会 社会労働委員会 第16号(1977/04/27、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は初めに、現在厚生省が掌握なさっております原爆関係者の実態について、手帳を持っている者が何名で、特別手当は何名で、健康管理手当は何名だという数字をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ことしは、あの広島、長崎に忌まわしい原爆が投下されましてはや三十二年を迎えるわけでございますが、一瞬にして三十万人の尊い命が奪われたわけでございます。辛うじて生き残った方々、その被爆者、そうして遺家族の方々のその生活というものは悲惨そのものであった。しかしながら、この長い年月のうちにこのような悲惨な病苦と生活に痛められている実態が忘れ去られようとしているわけでございますが、私は遺憾でなりません。戦……

第80回国会 社会労働委員会 第19号(1977/05/17、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長代理 次に、村山富市君。
【次の発言】 次に、土井たか子君。
【次の発言】 この際、休憩いたします。なお、本会議散会後直ちに再開することといたします。     午後零時五十八分休憩

第80回国会 予算委員会 第17号(1977/03/02、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、健康保険の問題と、それに関係の深い薬の問題、それから年金の問題を取り上げようと思っております。順次質問してまいります。  今回提出されております政管健保の赤字解消のための健康保険改正案、これはもうすでに各方面から強烈な反対の声が上がっているわけでございますが、厚生大臣はそれを御承知かどうか、またその理由がどこにあるかを初めにお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただボーナス等から保険料を取るからだめだという認識では、この問題は解決されないと思うのです。実は、健康保険の赤字問題は、その根本的な問題として、制度あるいは行政的な欠陥があるわけです。その根本的な改正に手をつけないで……

第82回国会 社会労働委員会 第1号(1977/10/25、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 長期の不況から大変な企業の倒産失業者が続出して、今国会でもいろいろな議論が交わされてきたわけでございますが、言うならば、かつてのなべ底不景気以来の深刻な雇用・失業情勢か現実にあらわれてきているわけでございます。そういうことから、わが国の大きな社会問題として取り上げられ、いま特定業種といいますか、あるいは不況業種に対する特別措置法を制定して救済しようという動きが出てきまして、与野党の中で、いま、その煮詰め作業が行われているところでございますが、その中で私が一つ、どうしてもここで聞いておきたい問題がございます。  それは雇用保険法の全国延長給付、雇用保険法第二十七条ですね、これは「労働……

第82回国会 社会労働委員会 第2号(1977/10/27、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 大体、与えられた時間が、もうほとんど迫ってきていると思うのですが、最後の締めくくりの意味で、十分やそこら延びるかと思いますが、御了解願いたいと思います。  そこで大臣にお尋ねいたしますが、御承知のように政管健保の赤字問題は、これまで、だれもが言ってきましたように、政府が抜本改正を実際にやらなかったから、その結果として、このような姿になってしまったのだ。要するに、やるべきことをやらないで、赤字が出たから埋めてくださいということでは国民は納得いたしませんよということで、ずっと問題になってきたわけです。ところが、いま大臣に抜本改正の内容を示せと言っても、健保等懇等の答申が十一月の四日です……

第84回国会 社会労働委員会 第2号(1978/02/16、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 厚生大臣が予算委員会の方に呼ばれましたので、あと政務次官にいろいろとお尋ねしたいと思います。政務次官というのは副大臣ですから、非常に重要な責任がございますので、その立場でひとつ責任ある御答弁をお願いしたいと思います。  実は、いま年金問題が非常に関心が高まってきているわけでございますが、年金に対する関心の高まりというものは大変な想像以上のものがあると思うのですね。そうした中で、実は二月五日の朝日新聞に、いま持ってきているのは朝日新聞ですけれども、一面トップに「社会保険庁大量の“減額支払い”電算機に入力ミス老齢年金全国で三十万人?税金控除忘れる」という大きな記事が出たわけでございます……

第84回国会 社会労働委員会 第3号(1978/02/28、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 ことさら申し上げるまでもないのですけれども、人それぞれ目的を持って生きておるわけですが、最終目的というものは幸せな人生、幸福な生活ということであろうと思います。私、小学校のころ、よく学び、よく遊べと教えられました。そういう論法でいきますと、よく働き、よく休み、よく楽しめ、これが労働福祉の基本ではなかろうかと考えるわけです。  わが国にも確かに年休制度はあります。あるにはあるのですけれども、実際それを活用しているという人は非常に少ない。つまり事業主に気がねをしたり、あるいは日単位で、あるいはまた病気のときか、あるいは慶弔のときくらいにしか実際は使っておらない。そういうのが年休をとる理……

第84回国会 社会労働委員会 第8号(1978/03/28、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 勤労者財産形成法と言えば、連動して思い出される言葉は小さく産んで大きく育てるということです。なるほど昭和四十六年、財産形成法を創設しようということで国会で論議したころは、高度成長期でもあったし、あるいは人手不足の時代でもあった。また賃金水準もかなり向上したという状況下にあったわけですね。ところが、現在の社会経済環境というものは一転しまして、きわめて厳しい状況にあります。御承知のとおりに長期不況ということから、企業にありましても労働者福祉どころではない。また事業を支えるだけで精いっぱいだというような状況のもとにあるわけです。勤労者の立場からも、企業の倒産等で失業の不安が常につきまとっ……

第84回国会 社会労働委員会 第10号(1978/04/06、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 この委員会で先週に引き続き、きょうも年金関係の質疑を通しまして、現在の年金制度の不備、欠陥あるいは整合性を欠いた問題等々、相当に問題が浮き彫りされてきたわけでございますが、私も国民年金法の改正案の審議に当たり、初めに厚生大臣にお気持ちを伺っておきたいと思います。と申しますのは、小沢厚生大臣が就任なさるに当たりまして、自分は今日の医療保険制度の欠陥あるいは年金制度のこうした問題点を抜本的に改善していかねばならない使命感に燃えて就任しております。このような趣旨のお気持ちを述べられたと思うのです。いまも話しますように、医療保険制度にしろ、あるいは年金制度にしろ、本当に言葉の上だけでの問題……

第84回国会 社会労働委員会 第11号(1978/04/11、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 ただいま議題になっております職業訓練法の一部改正に当たりまして、若干質問をしたいと思います。  私は、いまから六、七年前だったと思いますが、ヨーロッパの各国を視察させていただきました。そのときには西ドイツ、フランスそれからイギリスの職業訓練の実情もつぶさに視察をしたわけでございますが、そのときの印象は、フランスやイギリスあるいは西ドイツの職業訓練というものは、いわゆる場当たり的な訓練ではなくて、その国の産業政策の方向にのっとった職業訓練がなされている。その訓練の内容も非常に高度なものであったという印象が、いまにも残っているわけでございます。それに引きかえて、わが国の職業訓練の実情は……

第84回国会 社会労働委員会 第13号(1978/04/13、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 きょうは朝からずっと原爆法の質疑応答を伺っていたわけでございますが、大臣の答弁は一貫しまして、政府は政府なりに原爆被爆者に対して誠心誠意やってきているんだ、簡単に言えば、こういうことのようでございました。しかし、われわれ野党は、現在の政府が出しているいわゆる原爆二法ですね、これでは十分な対策にはならないという立場から、御承知のとおりに、国家補償の精神に基づくところのいわゆる被爆者援護法の制定を主張し続けてきたわけです。これは原爆関係者の大変なる要望でもありますし、私は血の叫びじゃなかろうかとさえ考えております。そういうことで、野党各党とも、それぞれ多少の意見の違いはありましたけれど……

第84回国会 社会労働委員会 第16号(1978/04/25、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 公共企業体関係の労働者の賃金決定が民間に準拠するという、いわば慣行的なものがあることから、現在行われているストに複雑微妙に関係していると私は思うのです。実は先ほどのニュース速報でございますが、私鉄スト収拾へ十一時三十分妥結交渉開始というニュースが入っているわけでございますが、私鉄の賃金問題が妥結すれば、当然それに連動して公労協の問題も、それにならっていく方向をたどると私は思うわけでございます。従来、政府は公労協に対しては、違法ストだからやめろ、やめろと圧力的な指示ばかりしているような気がしてならないのですが、そういうことではなくて、もっと労働者の立場に立って、温かい、そうして適切な……

第84回国会 社会労働委員会 第20号(1978/06/06、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 五年越しの不況、それから企業が続々と倒産し、失業者も続発するという全国的な深刻な問題であることは、いまさら申し上げるまでもないわけですが、雇用・失業情勢の悪化が全国的な中にも特に顕著なのが沖繩だとか、あるいは福岡、北海道である、こういうことで今国会もずいぶんと議論してまいったわけでございます。先般、先週ですか、労働大臣はその非常に厳しい福岡県を労働情勢の御視察に行かれたと伺っておりますが、行かれた、その実情を報告してもらいたいと思います。
【次の発言】 いまも御説明がありましたように、福岡県の有効求人倍率は、その数字の上から見ても大変な状況にあるわけですね。国の平均が〇・五五倍です……

第84回国会 社会労働委員会 第22号(1978/06/22、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 公共企業体等基本問題会議の答申をめぐりまして、けさからずっと論議をされているわけですが、また今後も続くわけでございますが、私も、今回の答申につきましては、その作業に当たられた各メンバーの努力と申しますか、労苦に対しましては敬意を表するものでございますが、スト権解決という立場から、これを見るとき、はなはだ遺憾でなりません。不満足であるということでございます。そして、きょうも論議されている中に、肝心かなめの問題に入りますと、あしたの関係閣僚会議でということで、みんな言葉が消えてしまうわけでございますが、少なくとも労働者の立場からは、全面的な付与というのは無理としましても、条件つき付与と……

第84回国会 予算委員会 第19号(1978/02/22、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 参考人の皆様には朝早くから本当に御苦労さまでございました。きょうは大変貴重な御意見をお伺いしまして、われわれも皆様の御意見、貴重な参考として今後の審議に生かしていきたいと思いますが、この際、総評の方にまず一、二点お尋ねをしてみたいと思います。  わが国の輸出のあり方が国際的に問題になってきているわけでございますが、その受け入れ国といいますか相手国の労働組合も、雇用機会の喪失という観点から対日批判が大変強まっていると聞いているわけでございますが、国際労働運動の連携という見地からどのように考え、対処なさろうとなさっているのか、まずお尋ねをしたいと思います。

第85回国会 社会労働委員会 第3号(1978/10/17、34期、公明党・国民会議)

○大橋委員 先週の委員会に引き続きまして特定不況地域法案の審議をいたすわけでございますが、この特定不況地域法案の焦点というのは、要するに通産省がその業種を指定するかしないか、ここにかかっておると思うのであります。もちろんその業種指定に当たっては、産業の状況あるいは雇用の状況もあわせて検討し指定していくんだと、先週の委員会で何遍も繰り返して答えていたわけでありますが、必ずしも明快なといいますか、答弁はなかったと思うのです。  そこで業種の指定について、具体的に検討の対象としようとする目安といいますか、どういう範囲から指定をしていくのだというものがあれば、まず通産省に聞かせていただきたいと思います……

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1978/12/22、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、委員各位の御推薦によりまして、私が委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意、円満なる委員会の運営に努めたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。  はなはだ簡単でございますが、就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいま与謝野馨君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は       小沢 一郎君    小宮山重四郎君       佐々木義武君    ……

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1979/02/21、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  この際、理事辞任についてお諮りいたします。  理事小沢一郎君及び理事佐々木義武君の両名から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  次に、理事の補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって理事に      木野 晴夫君 及び 塚原 俊平君 を指名いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず、金子国務大臣から科学技術行政に関する所信を聴取いたします……

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1979/02/22、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  この際、お諮りいたします。  本案につきましては、第八十四回国会におきましてすでに趣旨説明を聴取しておりますので、これを省略したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 大平内閣総理大臣に対する質疑を行います。  この際、委員各位に申し上げます。  質疑の持ち時間はこれを厳守され、議事進行に御協力くださるようお願いいたします。  質疑の申し出があります。順次これを許します。塚原俊平君……

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1979/03/14、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、提案理由の説明を聴取いたします。金子国務大臣。原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正す  る法律案
【次の発言】 以上で趣旨説明は終わりました。  次回は、来る二十二日木曜日午前九時五十分理事会、十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時二十二分散会

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1979/03/22、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出かあります。順次これを許します。原田昇左右君。
【次の発言】 原田君の質疑は終了いたしました。  次に、安島友義君。
【次の発言】 安島君の質疑は終了いたしました。  次に、貝沼次郎君。
【次の発言】 貝沼次郎君の質疑は終了いたしました。  この際、暫時休憩いたします。     午後零時五十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。渡部行雄君。
【次の発言】 渡部君の質疑は終了いたしました。  次に、瀬崎博義君。

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1979/04/11、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  この際、米国スリーマイルアイランド原子力発電所の事故について発言を求められております。これを許します。国務大臣金子岩三君。
【次の発言】 次に、牧村原子力安全局長。
【次の発言】 質疑の申し出があります。順次これを許します。小宮山重四郎君。
【次の発言】 次に、日野市朗君。
【次の発言】 午後一時三十分から再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時五十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。田畑政一郎君。

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1979/05/30、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  日野市朗君外五名提出の核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律及び放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、趣旨の説明を聴取いたします。日野市朗君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。  次回は、明三十一日木曜日午前十時理事会、十時三十分から委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時四十五分散会

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1979/05/31、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  この際、原子力安全委員会から発言を求められております。これを許します。吹田委員長。
【次の発言】 質疑の申し出があります。順次これを許します。与謝野馨君。
【次の発言】 次に、田畑政一郎君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午後零時五十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。村山喜一君。
【次の発言】 次に、吉田之久君。
【次の発言】 次に、瀬崎博義君。
【次の発言】 瀬崎委員のいまの御要望は聞きましたので、理事会等にもこの内容をそのまま……

第87回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1979/06/14、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  まず、請願の審査を行います。  公報に掲載いたしました請願十一件を一括して議題といたします。  まず、審査の方法についてお諮りいたします。  その趣旨につきましては、すでに文書表によって御承知のところであり、また、理事会におきましても協議いたしましたので、その結果に基づき直ちに採否の決定に入りたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、本日の請願日程の筑波地区に国際科学技術博覧会開催に関する請願十一件の各請願は、いずれも採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。

第88回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1979/08/30、34期、公明党・国民会議)【議会役職】

○大橋委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  このたび委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいま木野晴夫君から提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は       木野 晴夫君    小宮山重四郎君       塚原 俊平君    与謝野 馨君       田畑政一郎君    日野 市朗君       貝沼 次郎君 及び 吉田 之久君 以上八名を指名いたします。  本日は、これにて散会いたしま……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 社会労働委員会 第3号(1980/03/04、35期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、初めに労働大臣にお尋ねをしたいと思います。  御案内のとおりに、先般、衆議院の予算委員会が開かれているさなかにもかかわりませず、日本銀行が公定歩合を一%引き上げました。これはまことに異例な措置ではありますけれども、それなりの評価といいますか、がなされているところでございますけれども、今日の経済情勢が深刻な状態にあるのをそのまま象徴している現象ではないかと私は見ているわけであります。その一%の引き上げが行われた翌日でしたか、新聞にこういう記事が出ておりました。インフレの火の手が広がらないうちに早目に引き締めを強化するのはやむを得ぬところだが、これで円安に歯どめがかかることを期待……

第91回国会 社会労働委員会 第7号(1980/03/27、35期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も、せっかく国会においでになりましたお二人の参考人に若干質問させていただきたいと思います。  まず、被爆者及び被爆二世に対する放射能の影響についてどのような研究を行っておられるのか、簡単で結構ですから説明願いたいわけです。  同時に、昭和二十九年、米国のビキニ水爆実験で多数の日本人が死の灰を浴びまして、その深刻な被害が大きな社会問題になったわけでございます。このビキニ関係の放射能影響については調査研究は進められているのかどうか、これもあわせてとりあえずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 政府にお尋ねしますが、いまの放影研の先生のお話では、ビキニ水爆実験に関する放射能の調査ある……

第91回国会 社会労働委員会 第9号(1980/04/08、35期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も、八〇年春闘に関連する問題としまして、若干お尋ねしたいと思います。  まず初めに、労働者が憲法に保障されていた権利を、もともと持っていたにもかかわらず、ある理由によって剥奪をされた。そうなると、当然その労働者はそれを取り戻そうといういわゆる奪還闘争を展開すると思うのでありますが、ストをするとかしないとかいうのは別問題としまして、そういう闘争を起こす労働者の姿について、大臣の見解をまずお尋ねしておきたいと思います。――いやいや、違うんだよ。いまのは大臣、気持ちを聞くわけですから。
【次の発言】 私はそういうむずかしい話を聞いているのではなくて、憲法に保障されていて、もともと持って……

第91回国会 社会労働委員会 第14号(1980/04/22、35期、公明党・国民会議)

○大橋委員 先週の委員会から労災保険の改正案の審議が続けられてきているわけでございますけれども、論議を要約してまいりまして整理してみますと大体次のようになるのではないかと私は思うわけでありますが、もし私の考えが間違っていたならば遠慮なく御指摘をくださって結構です。  まず、労災保険は、業務上の災害をこうむった労働者については、事業主の過失等の有無にかかわらず保険給付が行われる。これは労働能力の損失に対する損害のてん補である。私はむしろ生活保障の一環であるとさえ考えているのでございますけれども、このような立場から現在行われております労災補償の内容を見てまいりますと、非常に不十分であるということで……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 災害対策特別委員会 第2号(1980/10/08、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 去る九月三十日と十月一日の二日間、東北地方における異常気象による被害状況調査のため、議長の承認を得て派遣されました委員を代表して、第一班の調査の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、木島委員長を団長に、自由民主党の逢沢英雄君、日本社会党の阿部未喜男君、民社党・国民連合の横手文雄君、共産党の栗田翠君、それに私、公明党・国民会議の大橋の六名で、ほかに地元選出議員の工藤巖君、津島雄二君、小野信一君、関晴正君及び木村守男君の御参加を得まして、岩手県、青森県の実情を調査してまいりました。  まず、今般の冷害をもたらした要因について申し上げますと、本年七月以降の日照不足、長雨、異常低温と、……

第93回国会 災害対策特別委員会 第3号(1980/10/30、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 派遣委員を代表いたしまして、私から第一班の調査の概要を御報告申し上げます。  去る十月十六日から二日間、議長の承認を得、熊本県、大分県における異常気象による被害状況調査を行ってまいりました。  派遣委員は、木島委員長を団長に、自由民主党の桜井新君、民社党・国民連合の横手文雄君、日本共産党の野間友一君、それに私、公明党・国民会議の大橋敏雄の五名で、他に地元選出議員として熊本県は東家嘉幸君、大分県は田原隆君、羽田野忠文君、畑英次郎君及び阿部未喜男君の御参加を得、現地の実情をつぶさに調査をしてまいりました。  まず、今般の被害をもたらした要因について申し上げますと、北九州各地に七月以降断……

第93回国会 法務委員会 第5号(1980/11/11、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 今回の人事院勧告に伴う給与改善には内閣総理大臣及び国務大臣を除くというところがございまして、したがいましてこれに準じて最高裁判所の長官、最高裁判所の判事並びに検事総長は今回の増額の対象から除かれている、こういうことがあったり、そのほかの各職員の給与の改善につきましても、給与の等級おおむね三十二万から三十三万円前後のところに線引きがなされまして、それ以下のものについては四月一日から、それ以上の関係者には十月一日から増額支給されるという、言うならば分離実施となっているわけです。また諸手当の改善につきましても、たとえば寒冷地手当にも新たに上限が設けられたり、あるいは定率部分の率や定額部分……

第94回国会 地方行政委員会 第1号(1981/02/10、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、この地方行政委員会に所属をいたしましてきょうが初めての質問であるわけですが、それに自治大臣が予算委員会の方にとられていましておいででない、非常に残念に思いますけれども、幸いに優秀な政務次官さんがおいでですから、短い時間ではございますが真剣に質疑を交わしたいと思っております。  よく八〇年代は地方の時代だとか、民主主義は地方自治にある、あるいは国民生活に直結しているのは言うまでもなく地方自治である、こういうことが盛んに言われるわけでございます。こういう言葉からすれば、何となく胸ふくらむ思いで私もこの委員会に参ったわけでございますが、地方行政のふたを開いて中をのぞいて見れば、そこ……

第94回国会 地方行政委員会 第4号(1981/03/03、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も、ただいま議題になっております新産・工特法案そのほかの案に対しまして、若干関連して質問をしたいと考えております。  私は、地方行政委員会に所属してまだ間がないわけでございまして、勉強不足な点もありまして、もし私の理解が間違っておれば遠慮なく訂正をしていただきたいと思うわけですが、かつての高度経済成長時代、記憶にも新しく残っておるわけでございますが、大都市に向かいまして人口もそして産業も急激に集中していった。そのために大都市は過密化されまして、その反対に地方、田舎といいますか、そちらの方は大変な過疎化になったわけですね。そういう著しい現象が起こりますとともに、いろいろな問題が発生……

第94回国会 地方行政委員会 第5号(1981/03/17、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 大臣、単純な言い方になりますけれども、政治も行政も、一口に言えばいかにしていかなる手段方法でお金を集めて、その集まった金をいかに配分していくか、こういうことだろうと私は思うのです。私も、国会議員になるまではいろいろな仕事に携わってきましたが、税金を取られる立場から政治を見た場合、こんな貧乏しているわれわれからこんなにまで取らなくていいじゃないかというような思いが再三いたしました。要するに、お金を集めるその集め方は、力がある、お金のある人からいただくのは別に私は問題ないと思いますけれども、弱い立場にある人から無理やりにむしり取っていくような姿というものは賛成できないわけです。  いず……

第94回国会 地方行政委員会 第6号(1981/03/19、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 ただいま議題となりました地方税法及び国有資産等所在市町村交付金及び納付金に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、公明党・国民会議並びに民社党・国民連合を代表して、その提案理由と修正案の概要を御説明申し上げます。  従来からの国中心の税配分の構造を改革し、地方自治の本旨に沿った税制を確立することが今日の地方行政に課せられた重要な課題であります。この中で、地方税制度はその基本となるものであり、その抜本的改革が望まれているところであります。  しかしながら、今回の政府の改正案は、こうした点に対する改革は全く見られないばかりか、住民税においてもこれまでとられてきた課税……

第94回国会 地方行政委員会 第10号(1981/04/14、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も地方交付税法の一部改正案の質疑に入るわけでございますが、質疑に入る前にきわめて初歩的なことではございますが、地方交付税の仕組みということについてまず確認をしておきたいと思うわけです。  と申しますのは、地方団体といっても財政力の強い団体、弱い団体さまざまあるわけですね。そういうことから財政力が弱くて地方税収入が十分でない地方団体と、いわゆる財政力のある地方団体との間に財源を調整して、すべての地方団体に言うならば標準的な行政水準を維持していくためにそうした交付税を渡すのであるというふうな考えでいいのかどうか、まずこれを確認しておきたいわけです。

第94回国会 地方行政委員会 第12号(1981/04/21、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました内閣提出、地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対し、日本社会党、公明党・国民会議並びに民社党・国民連合提出の同修正案に賛成し、日本共産党提出の同修正案に反対の立場から討論を行うものであります。  住民の価値観の多様化、特色ある地域づくりなど、最近の地方自治はこれまでの中央集権体制を改め、住民主体の行政を推進するための分権化が強く要求されております。しかしながら、政府の地方行財政対策は、こうした国民の要求とはうらはらに、従来の制度、慣行をとり続けており、何ら改善の方向も見当たりません。これはまことに遺憾であります。早急に地……

第94回国会 地方行政委員会 第14号(1981/05/07、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、年金に的をしぼってお尋ねをしてみたいと思います。初めに一般論になりますけれども、大臣のお考えをお伺いしたいなという気持ちでおりますので、よろしくお願いします。  わが国の人口動態を見てまいりますと、戦後十年間で出生率あるいは死亡率ともに半減してしまったわけです。少産少死型に短期間で移行してしまって、御承知と思いますけれども、平均寿命も男子が七十二・九七歳、女子で七十八・七三ですか、というように一挙に長寿国の仲間入りをしてしまったわけです。  ということは、日本の国民は多くの方々が、老齢という期間を長く生きていかねばならない。ということは、老後のいわゆる所得保障というものが非常……

第95回国会 社会労働委員会 第3号(1981/10/29、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 厚生省の皆さんに申し上げますが、厚生省は言うまでもなく、人間が生まれて、いや、生まれる前からでしょう、生まれて死んでいく間のいろいろな事柄を担当し、なかんずく社会保障、社会福祉を推進していく使命があるわけであります。その厚生行政の最高責任者であるのが、言うまでもなく厚生大臣だと思うわけです。  厚生行政、また社会保障、社会福祉の推進に当たっては、いろいろな制度ができているわけでありますが、中でも、年金そして医療、これが社会保障の二大支柱であると言われているわけですね。ところが、わが国のこの二つの制度を見てみると、二つとも、遺憾ながら大変心配する状態に陥っているわけですね。年金制度し……

第95回国会 地方行政委員会 第2号(1981/10/23、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 行政改革というものは天の声と言われてみたり、まさに国民的な最重要政治課題である、こう私も認識しておりますし、鈴木総理大臣が政治生命をかけてこれを実行するんだ、こう言われていることも私は不思議ではないと思うのですね。だが、今回、臨調の第一次答申に基づいて出てまいりました行革関連法案の内容というものは非常に評判がよろしくないですね。特に教育、福祉の後退ではないかとか、あるいは帳じり合わせだ、要するに五十七年度の予算編成に対する数字のつじつま合わせではないか、こういうふうに言われているわけですが、とにかく行革特別委員会で今日までずっと審議が行われてきた、そしてその問題点が浮き彫りにされて……

第96回国会 建設委員会 第14号(1982/07/28、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、同僚議員に与えられた時間のほとんどをちょうだいいたしまして、このたびの大水害に関しまして若干質問をいたしたいと思うわけでございますが、質問に入る前に、今回の災害のためにとうとい命をなくされた方々あるいはその遺族の方に対して心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、また、負傷されました方々にも心からのお見舞いを申し上げる次第でございます。  実はその災害でございますが、九州地方を襲った集中豪雨、特に長崎県下に及ぼしたその被害は、想像を絶するといいますか、もう本当に惨たんたる被害の実情でございました。わが党はテレビでこの状況が報道されましたとき、その被害が発生したという状況のもと……

第96回国会 地方行政委員会 第2号(1982/02/09、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 きのうはホテルの火災によりまして、またけさは日本航空の着陸のミスで、大変な事故が発生したわけでございます。いずれも多くの死傷者が発生したわけでございますが、死亡された方、またその御遺族に対しましては、心から御冥福を祈り、弔意を表したいと思います。また、負傷された方々に対しましても、心からお見舞いを申し上げたいと思います。  そこで、補正予算絡みの法案の審議に入る前に、ホテル・ニュージャパンの火災について、いずれ本格審議は別の機会に譲るといたしまして、若干聞いておきたいことがございますので、よろしくお願いします。  きょうの新聞報道等によりますと、都内には消防法違反と思われるホテルが……

第96回国会 地方行政委員会 第3号(1982/02/16、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も、午前中に引き続きまして、ホテル・ニュージャパンの火災に関連して若干質問いたしたいと思います。  先般、当委員会で現場を視察させていただきましたが、行ってみて、なるほどこれでは起こるべくして起きた災害だ、まさに人災だなと直感したわけでございます。スプリンクラーの、あるいは防火区画の未設置に始まりまして、警報器のスイッチ操作を警備員が知らなかったという問題だとか、あるいは救助袋の設置場所を、あるにはあったのだけれどもお客さんが知っていなかった、それがまた避難装置あるいはその見取り図の中に入っていなかったとか、あるいはまた非常用の館内放送のテープデッキが、二台あるうちの一台が故障し……

第96回国会 地方行政委員会 第4号(1982/02/25、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も、大臣の所信表明に関連いたしまして若干質問を申し上げます。  初めに、大臣のお気持ちをお伺いしたいと思うのですが、政府は、昭和五十四年から昭和六十年の七年間にこのような経済運営をしてまいります、その構想はこうだというようなことで、新経済社会七カ年計画というものをすでに発表いたしているわけですね。ところが、ここに示されている各指標は、何と申しますか、がたがたと崩れ落ちていく感じを受けてなりません。  たとえば国民総生産を見ますと、五十三年度実績は二百十兆七千億円、それが昭和六十年度予測値では三百十兆円程度、こうなっている。したがいまして、昭和五十四年から六十年度の平均的GNPの伸……

第96回国会 地方行政委員会 第7号(1982/03/23、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 法案の審議に入る前に、一言お尋ねしたいことがございます。  それは、ことしに入りまして災害続出と申しますか、ホテル・ニュージャパンの火災事故、引き続いて日航の墜落事故、そして三月二十一日、おとついですか、八ケ岳の登山者の遭難事故、そしてまた、北海道の浦河沖にマグニチュード七・三という強震の地震が発生しておりまして、浦河町が震度六だということの報道がなされております。幸いに火災は起こっていないようですし死者もなかったようではございますが、いまだに余震が続いているようでございまして、住民の皆さんは大変不安な毎日を過ごしていると思いますが、その後の対策についてどうなっているのか、お尋ねを……

第96回国会 地方行政委員会 第8号(1982/04/06、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、地方交付税法の改正法案の審議に当たりまして、きわめて初歩的と申しますか、基本的なことをお尋ねしたいと思うわけでございますが、それは地方交付税とは何かという問題なんです。なぜならば、最近、第二臨調などで地方交付税の税率を含めていろいろな論議がなされているようでございます。したがいまして、この際、自治省の地方交付税に対する見解をただしておきたい、こう思うわけです。  地方公共団体は、いま全国に三千三百二団体あると伺っております。その団体の中には、財政的に恵まれたところもあれば、逆に非常に厳しい状況にあるところがある。しかしながら、地方公共団体に一定の水準の行政を維持したい、確保し……

第96回国会 地方行政委員会 第9号(1982/04/08、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 地方交付税の審議をいたしますときは、一度は必ず大蔵大臣が地方行政委員会においでになって、このように審議がなされるわけです。昨年を思い起こしたわけでございますが、昨年は地方交付税の性格について、大蔵大臣の御認識といいますか理解が少々違っていたというような大議論がなされた記憶がございます。最終的には、現在では国税三税の三二%が地方交付税であって、その地方交付税というものは地方公共団体の固有の財源、自主財源であるんだということで理解が改まって、委員会が正常化された記憶を持っておりますが、いまさらそれを蒸し返すつもりはございません。そういうことでございましたねということを前提に、いまから質……

第96回国会 地方行政委員会 第10号(1982/04/09、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は初めに、参考人の中で経済学を専攻していらっしゃる宇田川先生、横井先生に、租税負担率に関することでお尋ねしたいと思います。  日本国民に限らないわけですけれども、国民が重税感を抱くか、あるいはこの程度はやむを得ない負担だなと見るかは、要するに行政のサービスの内容あるいは程度、これに見合うかどうかだと私は思うわけでございます。いつも国会で不公平税制の内容が政府に指摘されていく段階におきまして、とにかくまだ日本の租税負担率は低いということがよく言われるわけですね。確かに、政府の資料を見ますと、これはいずれも五十四年度の資料ですけれども、アメリカの租税負担率が二七・七%で、イギリスが三……

第96回国会 地方行政委員会 第12号(1982/04/15、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました内閣提出に係る地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対し、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び日本共産党提出の同修正案に賛成する討論を行います。  昭和五十七年度の地方財政は、昭和五十年度以降七年間にわたって続いてきた大型財政赤字から一転して、収支均衡のとれた財政計画になっております。  五十四年度の四兆円を上回る財政赤字が生じたことから見れば、表面的には確かに好転したとはいうものの、その内容はきわめて厳しい状況に置かれております。  すなわち、大幅な地方税の伸びを見込み、歳出面においても行政経費の思い切った……

第96回国会 地方行政委員会 第13号(1982/04/16、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、横井さんが企業の経営者という立場で今日までいろいろと世間の方々から非難を受けたり、あるいは世評言われているわけですが、あなたのとってこられた営業方針がまず人命軽視だ、そして経営第一、こういう姿勢、また企業経営者の社会的責任の欠如、こういうところに由来しているように思えるのです。私は、あなたの責任意識を問いたい。  それからもう一つは、防災設備の設置義務違反であったということをあなたはいつ承知していたか、これは非常に重要なことでございますので、この点についてまずお尋ねしていきたいと思います。  実は五十七年、ことし四月六日、おたくのホテル・ニュージャパンで記者会見が行われており……

第96回国会 地方行政委員会 第14号(1982/04/20、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 いま議題となっております法案について若干質問いたします。  私の理解が誤っていれば遠慮なく訂正していただきたいのでございますが、今回の改正案の中心課題は年金担保融資に関するものである。この年金担保融資制度というものは、先ほどもお話があっておりましたように、すでに恩給あるいは社会保険、共済組合の各年金給付、あるいはまた一昨年は労災保険給付にもその道が開かれている。本日の改正案によれば、民間等の一定の公的業務に従事して災害を受けた場合の給付に関しても年金担保融資制度を図ろうというものである、こういう理解に立って若干質問をしてまいります。  そこで、改正案の前提となっております警察官ある……

第96回国会 地方行政委員会 第15号(1982/04/22、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、初めに警察庁長官にお尋ねをしてみたいと思います。  わが国の警備業は、たしか昭和三十七年に初めて専業の会社が設立されまして、それ以来いろいろな経過をたどりながら、四十七年ごろには一社で五千名も警備員を抱えるほどに成長した警備会社もできたというような状況のもとで、この警備業法というものが初めて成立した。そして今日まで十年が経過してきているわけでございますけれども、この警備業に対していかなる認識に立たれて、いかなる方針で臨んでおられるのか、長官の基本的な考え方を初めに聞いておきたいと思います。
【次の発言】 警備業がぐんぐん増加していくというのは、やはり社会的な需要にこたえてのこ……

第96回国会 地方行政委員会 第17号(1982/05/13、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 ただいま議題となっております法案審議に入るわけでございますが、私は、共済年金制度の基本あるいはその本質的な問題に触れながら、その問題点について若干質問をしたいと思います。  御承知のとおりに、わが国の公的年金というのは、厚生年金あるいは国民年金等を柱にしまして、八種類の年金制度になっているわけでございますが、これも御承知のとおりに、給付も負担もばらばら、大変な内容になっております。特に、破産寸前とまで言われているのが国鉄共済年金であるわけでございますが、この国鉄共済に象徴されておりますように、いまの公的年金制度は、現状のままで推移していきますと、これはいずれの年金制度も近い将来には……

第96回国会 逓信委員会 第3号(1982/02/25、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、国会に参りまして逓信委員会に所属したのは初めてです。きょう私に与えられた時間は五十分程度だそうでございますので、きょうは、電話または電話料に関して、また電電公社の経理内容について若干疑問を抱いておりますもので、そういう点についてお尋ねをしていきたいと思います。  まず初めに大臣にお尋ねしますが、電電公社というものは国が一〇〇%出資している公社でございますので、その行政ないしは運営の監督責任は郵政大臣にあることは当然だと思いますが、最初でございますので、肝心なことですから、まず聞いておきます。
【次の発言】 それでは、電話料というものを改定する場合には、どのような状況になったと……

第96回国会 逓信委員会 第5号(1982/03/24、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、NHK予算に関する質問は全く初めてでございます。言うならば初年兵でございますので、感ずるままにお尋ねをしてみたいと思います。失礼な言い方があるかもしれませんが、それは御容赦願いたいと思うわけでございます。  まず初めに、初歩的なことでございまして、質問というよりも、私のNHKに対する認識の程度を確認してみたいと思うわけであります。  NHKというものは、国からの出資は受けていない、これが一つ。それから、NHKは、視聴者による受信料収入が存在基盤である。それから、NHKの経営委員会というものは、人間にたとえれば心臓部に当たるかあるいは頭脳に当たるみたいな最重要部分の位置にある。……

第96回国会 逓信委員会 第7号(1982/04/14、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も、ただいま議題になっております放送法等の一部改正案について若干質問をいたしたいと思います。午前、午後と引き続いての審議で、同じ法案でございますので、当然重複する個所がかなりあろうかと思いますが、あしからずよろしくお願いいたします。  今回の法案を拝見してまいりますと、多様な情報に対する国民の要望にこたえまして、テレビ多重放送のうち、テレビジョン音声多重、テレビジョン文字多重放送が実用化される。その改正案の中で非常に光り輝いているのは、それをNHKにも放送させ、またNHKのテレビ多重放送のための放送設備の賃貸を行わせしむる、行ってもよろしい、こういう内容が冒頭に示されているわけで……

第98回国会 社会労働委員会 第4号(1983/03/22、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私はこの数年、この社労を出まして科学技術あるいは法務あるいはまた地方行政、逓信と巡業してまいりまして、四年ぐらいですかまたもとに戻りました。真剣に取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。  ところで、先般総理府の労働調査報告が新聞報道されておりましたけれども、それを拝見してまいりますと、一月の完全失業率は、これは季節的な変動要因は除かれているわけでございますが、二・七二%、百六十二万人、わが国の統計史上最悪の記録を示した、こういうふうに報道をされておりました。このような雇用失業情勢の中で労働大臣という要職につかれた大野大臣はいまいかなる御心境であるか、あるいは御決意をお……

第98回国会 逓信委員会 第3号(1983/03/02、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も大臣の所信表明に対しまして若干質問したいと思いますが、郵便事業、それから郵貯、電電公社の改革問題を若干お尋ねしたいと思います。  初めの郵便事業の中で特に郵便小包部門、これについて、このまま維持存続させ、発展の方向で進まれるのか、あるいは段階的にも民間開放、すなわち撤退していく方針なのか、この辺を大臣の決断をお伺いしたいわけでございますが、まず初めに確認をしておきたいことがございます。郵便局はいま全国何カ所あるのかということと、それから通常郵便物の年間取り扱い数はどのくらいなのか、あるいは共通管理部門を除いた職員数はどの程度いるのか。

第98回国会 逓信委員会 第5号(1983/03/24、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、逓信委員会に所属しまして、NHK予算に対する質問はこれで二回目でございます。昨年は、私自身のNHKに対する認識あるいは理解を確認しつつ、若干質問したわけでございますが、後で会議録を読んでいきますうちに、初年兵ながらも、来年度予算、いわゆる五十八年度予算に対しては多少反映できるものがあったのじゃないかなというふうに自分なりに理解をしてきたわけでございますが、今回のNHK予算の財政収支を見てまいりますと、百六億の赤字が単年度で出ている。しかしながら、その赤字はこれまでの繰越金等で相殺されて、まあ五十八年度までは事なくいける。しかしながら、五十九年度になると、もういよいよ完全な赤字……

第98回国会 逓信委員会 第6号(1983/04/27、36期、公明党・国民会議)

○大橋委員 初めに、簡保・年金資金のいわゆる運用資産額は現在幾らあるのか、お尋ねします。
【次の発言】 郵政大臣、いまお聞きのとおりに、資金が二十兆円を超えたという莫大な資金量になっているわけでございますが、こうした簡保・年金資金というものはいわば加入者の共同準備財産というものだと私は思うわけです。したがいまして、郵政大臣も法律に基づいてこれを管理、運用なさり、そしてまたその事業経営の健全化を図られていると思うわけですね。私は、きわめて基本的な立場から、若干改善、改革する必要があるのではないかという問題を取り上げてみたいと思うわけです。  運用に当たりましては、まず確実で有利でそして公共の利益……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 社会労働委員会 第3号(1984/03/27、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 大臣、二、三日前NHKが報道いたしておりましたけれども、我が国も六十五歳以上の高齢者が総人口の九・八%になった、約一割を占めるようになったわけですね。また、二十一世紀に向けまして急テンポで本格的な高齢化社会になっていくわけでございます。労働大臣の所信表明を拝見しておりましても、高齢化社会に対する対応といいますか、相当熱心なものがあったように見受けられますが、適切な対応を誤ればこれはまた問題だと思います。我々は、とにかく生きがいと活力にあふれる福祉社会を建設するのだ、これが政治の要請であり、また責務でないかと思っているわけです。きょうはそういうことで、特に高齢者の雇用確保という問題に……

第101回国会 社会労働委員会 第5号(1984/04/03、37期、公明党・国民会議)

○大橋議員 ただいま議題となりました短時間労働者保護法案(パート労働法案)につきまして、公明党・国民会議を代表し、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  産業経済社会の進展に伴って、婦人に対する労働需要が急速に増加するとともに、婦人の社会参加意識は急速に高まっております。そのような状況を反映して、勤労婦人の増加は著しく、その就業分野も拡大しており、経済社会における婦人の役割は増大しつつあります。  そして、今日、女子労働者が圧倒的に多いパート労働者は、昭和五十八年で四百十六万人と過去十年間で二倍に急増し、年々ふえてきています。しかし、低賃金、劣悪な労働条件のために不安定な生活を余儀……

第101回国会 社会労働委員会 第6号(1984/04/05、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 本日は、軽費老人ホーム並びに血友病患者対策に関しまして、若干質問したいと思います。  高齢化社会と老人ホーム、これは極めて重要な関係でつながっていくわけでございますが、特に施設の整備あるいは運営面にはきめ細かい行政指導が必要だと思うわけであります。  初めに、軽費老人ホームのA型が今どの程度施設されているのか、あるいは将来性等についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 我が国の老人ホームは、御承知のとおり救貧施設としてスタートしたわけですね。そういう状況の中で、今でも養護老人ホームは低所得者を対象にしているということから、老人ホームというのは何とはなく暗いイメージを持つ人が多い……

第101回国会 社会労働委員会 第10号(1984/04/24、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 大臣、私は、この雇用保険法の審議に当たって非常に感慨無量なるものを感ずるわけでございますが、それはやはり、十年前の審議のときにも私は参画いたしております。  言うまでもないのですけれども、戦後の経済の動乱期と言われた昭和二十二年に、失業保険法というのが制定されたわけですね。それ以後、我が国の何といいますか、雇用失業対策の中心的な役割を果たしてきたわけですね。ところが、社会も産業もまた経済の方も大きくさま変わりをいたしまして、この失業保険法が対応し切れなくなったということで、二十八年ぶりの大改正になったわけですね。この改正は、家で例えるならば、家の中の改装ではなくて、家を建てかえてし……

第101回国会 社会労働委員会 第11号(1984/05/08、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も、若干時間をいただきまして、前回の委員会で積み残しました質問について整理をしてみたいと思っております。  今も同僚議員から質問があっていたわけでございますが、高齢者の給付金問題です。これは高年齢者の就業希望あるいは労働市場の状況等にかんがみて今回の措置をとったのだ、つまり六十五歳以降に離職、いわゆる失業した場合には基本手当にかえて高年齢者給付金、これは最高百五十日分になっているわけでございますが、これを一時金として支給して、また六十五歳以上で新たに就職した場合には被保険者としない、こういう施策をとるようにしたという話でございますが、今も話があっておりますように、これは六十五歳以……

第101回国会 社会労働委員会 第19号(1984/06/28、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、厚生行政の最大の、最高の着任者である渡部大臣と、できるだけお話をしたいというように思います。  実は、医療保険制度の抜本的改革という問題は、非常に古くてまた新しい問題だと思うのです。と申しますのは、私が国会に初めて参りましたのは今から十七、八年前になりますが、昭和四十二年ですが、そのころから医療保険の抜本改正、抜本改正ともう耳にたこができました。しかし現実はまだ未完成ですね。そういう意味では新しい問題だということであります。  先ほども申し上げましたように昭和四十二年末ですね。これも政管健保の保険財政がたしか二千億円の累積赤字になるということで、これは大変だ、破局的状態になる……

第101回国会 社会労働委員会 第23号(1984/07/10、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 先週から法案の実質審議が始まったわけでございますが、いろいろな論議が繰り返されているわけでございますけれども、きょう社会党の先生の質問のときに外務省の答弁者の態度を見ておりましたときに、何という熱意のない役人だろうか、この男女差別撤廃をやろうという大きな問題にもかかわらず、ああいう態度では本当にけしからぬな、と同時に、労働省の役人さんの答弁も非常に納得がいかないといいますか、不勉強といいますか、気の毒に思うほどそれを感じました。  そこで、私は率直に申し上げますけれども、今回の政府案でございますけれども、男女雇用差別の解消に対しましては極めて実効性が乏しい、これまでの論議を積み重ね……

第101回国会 社会労働委員会 第28号(1984/07/25、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私は、軍人として第一線で戦争を体験した一人でございます。少年にしまして海軍を志願し、やがては特攻の華と散っていく運命にあったわけでございますが、終戦のおかげでこうして生き延びてまいりました。しかし私は、戦争ほど恐ろしいものはない、戦争ほど悲惨なものはない、こういうふうに思います。戦争は二度と起こしてはならぬし、繰り返してはならぬ。私は絶対的な平和主義者でございます。終戦以来はや満三十九年が経過するわけでございますが、戦後処理の一環としてのこの援護行政の事業というものは非常に重大なものでございますが、この援護行政を取り巻く状況を見る限りは、私はまだ戦後は終わっていない、大臣も先般その……

第101回国会 社会労働委員会 第29号(1984/07/26、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も引き続いて年金の大改革法案を今からいろいろとお尋ねをしていくわけでございますが、この厚生省提出の改革案は、我々公明党がかねてから提案をいたしておりました、主張してまいりました国民基本年金構想、こういうものが基本的に盛り込まれているという立場に立ちまして、制度改革の大きな前進だ、そういう意味では、その構想の骨格については我々は高く評価をいたしております。  しかし、内容に至りますと大変な問題点がございます。あるいはまた多くの疑問点があるわけでございますので、これから、私は、私見を交えながらその疑問点を数点お尋ねしていくわけでございますけれども、今回の改革案はまさに国民的な改革案で……

第101回国会 社会労働委員会 第33号(1984/10/31、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も人勧の問題を最初にお尋ねしたいと思いますが、けさの新聞報道でございますが、「公務員ベア三・三五%前後 積み残し解消三―四年で きょう閣議決定」という見出しが出ておりました。私は、この記事を見るまでもなく、一体人事院勧告制度とは何だろうか、疑問に思えてなりません。というのは、労働基本権の代償措置としまして、人事院の勧告による公務員の妥当な賃金が示されまして、それから決定されていくルールだ、私はこう考えているわけでございます。にもかかわらず、もう三年目になるわけですが、ここ三年にもわたりまして、人事院勧告が凍結をされたり、こうして抑制をされていく、これは非常に問題だと思うのでありま……

第101回国会 社会労働委員会 第34号(1984/11/20、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 陳述人の皆さん、本日はまことに御苦労さまでございます。  年金制度というものは、いろいろな制約あるいは規定等が設けられておりまして非常に複雑でございます。わかりにくいというのが一般的な国民の認識ではないかと思うのでございますが、よくよくその本質を探ってまいりますと、負担と給付の二つの要素から成っているものでありまして、この負担と給付のバランスをいかにとっていくか、こういうことで適正水準で安定していけるか、あるいは不安定になるかという問題が出てくると私は思うのであります。  我が国の公的年金制度というものは、現状のまま推移していきますと給付と負担のバランスの限界を超えて制度の崩壊の危……

第101回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1984/07/11、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 遺憾なことではございますが、私の地元筑豊地帯では、今鉱害復旧事業に関しまして大混乱が生じております。午前中にも社会党の先生から問題が提起されたと思うのでございますが、いわゆる鉱害屋問題をめぐりまして、通産局の職員やあるいは関係業者が多数警察に逮捕されました。連日のごとく新聞、テレビ等で報道されているわけでございます。警察の手入れ、調査で日増しに問題点が明らかになってきているところでございますが、住民、特に被害者の皆さんは、今後一体どうなっていくのだろうかと非常に不安を抱き、また深い関心を持ってこれを見守っているわけでございますが、まず、通産大臣はこの責任をどうお感じになっているか、……

第102回国会 社会労働委員会 第5号(1984/12/18、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 総理を迎えての委員会の質疑は余りございませんので、私はできるだけ総理大臣とお一話をしたいと思います。  適切な評価というものは正しい認識からとよく言われます。例えば、中曽根代議士は現在日本の総理大臣である、これは正しい認識です。戸井田代議士は現在衆議院の社会労働委員長である、これは正しい認識です。しかし適当であるかどうかということが評価になるわけであります。今論議されております年金というのは一体何だ、あるいは基礎年金というのは一体何だ、この正しい認識に立たなければその適切な評価も出てこないというものであります。  したがいまして、私は、私自身が、今言った年金あるいは基礎年金というも……

第102回国会 社会労働委員会 第9号(1985/03/26、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 いよいよ春闘もたけなわになってまいりましたが、勤労者にとりまして賃金というものは生活に直結するものでありますだけに、そのベア率がどうなるかということに対しては最大の関心といいますか、問題視しているわけであります。当然使用者側、経営者側はできるだけ抑えたい、労働者側はできるだけ高い率でということはわかるわけでございますが、その賃金の引き上げに当たりまして、実はどのような要件で決定されていくものなのか、やはり何かそこに基準らしきものがなければ、妥当な賃上げであるかあるいは不当であるかということも言えないわけでございます。  そこで、私は、労働大臣にまず賃金の引き上げに当たってのそうした……

第102回国会 社会労働委員会 第14号(1985/04/12、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 このたび改正案が提出されたわけでございますが、先月の二十八日から実質審議に入ったわけでありますが、もう既に問題のあらゆる内容が浮き彫りになったわけであります。正直申し上げまして、私も今回の法案に対してこのような感想、所感を持っております。  というのは、まず社会保障の理念といいますか、あるいは社会福祉の精神、こういうのをもう棚上げしてしまいまして、要するに財政難であるというのを理由に給付を引き下げまして、恥も外間もかなぐり捨てて、とにかくそのつじつま合わせをしたにすぎないいわゆる改悪案であるわけですね。これは財政再建の一環として行革の趣旨に沿ったものだという言い方もされておりました……

第102回国会 社会労働委員会 第17号(1985/04/19、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 参考人の皆さん、本当に本日は御苦労さまでございました。非常に貴重な意見を承りましてありがたく思っております。  最初に、山本参考人と阿島参考人にひとつお尋ねをしたいと思います。  今回提案されております派遣事業法について、山本参考人は反対の立場で、阿島参考人は賛成の立場で御意見を述べられたわけでございますが、人材派遣事業というものは時代の流れであって、企業、労働者双方のニーズにこたえた形でいわゆる労働者派遣事業というものが生まれてきたんだ、こういう認識は私は同じだろうと思うのですね。現在は労働者供給事業あるいは業務処理請負事業の法令や規則に縛られまして、極めて不自由な思いでの事業活……

第102回国会 社会労働委員会 第18号(1985/04/23、37期、公明党・国民会議)

○大橋議員 私は、公明党・国民会議提出の家内労働法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を行います。  ただいま議題となりました家内労働法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  家内労働法は昭和四十五年十月一日から施行され、この間、関係当局の広報活動、監督指導等の実施により、家内労働者の労働条件の改善の努力がなされてきたにもかかわらず、その実は上がらず家内労働者は依然として厳しい生活を余儀なくされています。  特に雇用労働者の労働条件、就業条件等が向上している中にあって、現在、百三十万人と言われている家内労働者は長時間労働、低工賃等の労働条件を強いら……

第102回国会 社会労働委員会 第19号(1985/04/25、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 初めに援護法関係で若干質問したいと思いますが、総理府の方、来ていますね。  戦後処理問題の一環といたしまして極めて重要な事柄が取り残されているのではないかなということで、私は去る三月八日、予算の第一分科会で問題を取り上げたわけでございます。  その問題の内容は、かつて日本に強制連行された朝鮮半島の人々が、炭鉱だとかあるいはトンネル工事だとか、あるいはその他いろいろな場所で人夫として非常に過酷な労働条件で就労させられ、過労の余りに死亡したとか、あるいはまた事故死をした人々が大変大きい数になっているわけでございますが、その人々の遺体といいますか遺骨が日本の各所に放置されているという形で……

第102回国会 社会労働委員会 第20号(1985/05/14、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 ただいま議題となりました労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党・新自由国民連合、公明党・国民会議及び民社党・国民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  修正の要旨は、第一に、一般労働者派遣事業の許可の申請または特定労働者派遣事業に係る届出書の提出に際し添付する事業計画書及び定期的に提出する事業報告書には、労働者派遣に関する料金等の事項を記載して提出しなければならないものとすること。  第二に、派遣元事業主は、海外派遣をしようとするときは、あらかじめ労働大臣に届け出るとともに、労働者派遣契……

第102回国会 社会労働委員会 第21号(1985/05/21、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 私も、ただいま議題となっております労働基準監督署と公共職業安定所等についての再編整理に関しまして、若干お尋ねをしたいと思うのです。  昭和六十年度の計画は労働基準監督署が五カ所、職業安定所が十五カ所となっておると理解しているわけでございますが、この内容は北海道の一部と福岡県の福岡市、そして北九州市が大体主体的な再編整理になっているように考えます。  私は公明党でございますが、公明党は行政改革については賛成です。推進していく立場ではございますが、さりとて不合理な行革というものは賛成できないわけです。  そこで、今回の再編整理というものを見てまいりますと、要するに、むだを省いて一方では……


各種会議発言一覧

31期(1967/01/29〜)

第57回国会 石炭対策特別委員会亜炭に関する小委員会 第1号(1967/12/21、31期、公明党)

○大橋(敏)小委員 労働部長さんにお尋ねいたしますが、先ほど堀部先生のお話を聞いておりますと、学理的に言えば石炭も亜炭も同じだ、何ら変わるところはない、しかしながら国策的に差別がされているということは非常にふしぎでならないというお話がありましたが、そういう点については同感なんでしょうか。
【次の発言】 それではお尋ねしますが、確かに石炭産業のほうは法律もでき、あるいはそれに対するいろいろの助成措置がなされておりますが、いま皆さんがおっしゃるとおりに、亜炭業者にはほとんどそうした優遇措置はなかった。そういう実情をとらえて、行政機関におられる皆さんの立場から、従来政府のほうに何らかの折衝、努力をな……

第58回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1968/03/12、31期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、いまわが国において大きな社会問題化しつつある、いわゆる生活保護者を相手どって暴利をむさぼる金融業者の問題、通称保護金貸しといわれる問題を取り上げて、それから大臣の所感と対策をお尋ねするものであります。  もともと生活保護制度の役割りというものは、憲法第二十五条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む」ことができるようにする、そのことを国の責務において、またその理念を具現するためにあるものと私は思っております。  そこで、まず第一に大臣にお尋ねすることは、わが国の生活保護世帯数とその年間予算額、これは一体どうなっているのかということです。

第58回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1968/03/14、31期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、いまからいろいろとお尋ねするわけでございますけれども、時間に制限がございますので、私が聞いていることに対して答弁はきわめて簡潔に、とはいっても責任ある答弁をお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。  まず第一番に、四十二年度の大企業及び中小企業の、中学卒また高卒、そういう若年労働者の企業の希望数に対する充足率ですね、それはどの程度だったか、四十二年ないし四十三年がわかればあわせて説明願いたいと思います。
【次の発言】 いまの説明を聞いても明らかなように、若年労働者に対する人手不足といいますか、これはきわめて深刻な状態にあると思うのです。最近の一般労働市場の状況を見……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1969/02/24、31期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、三十分というきわめて限定された短い時間の中で、大きく分けて、保育所の問題と、それから病院の基準寝具の問題を取り上げてお尋ねしたいと思いますので、答えのほうは要領よくまとめてお願いしたいと思います。  現在、保育所問題は、重大な社会問題化してきている、こう言って過言ではないと思います。それだけに保育所の役割りが重視されまして、いわゆる幼児保育というその声はきわめて高いと思います。これに対しまして、厚生省としてどのような計画をお持ちであるか、まず、それを要領よく要点を聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 漏れ聞くところによりますと、ことしは五百カ所、それから三十……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1969/02/25、31期、公明党)

○大橋(敏)分科員 労働省ではこのたび雇用対策情勢調査というものを行なって、その行なった結果、失対制度については法律改正をせず、運用面で対処する、このようにきめて、その理由をあげた一枚の労働省から配付された要旨を私は手元に持っておるわけでありますが、その中から二、三質問してみたいと思います。  私がいま手にしておる資料は「失業対策制度の検討の結果について」これは労働省から配付されたものであります。その二番目の中に「雇用失業情勢は、近年における経済のめざましい発展と労働力の不足基調を反映して雇用需要が若年層から漸次中高年層へ浸透するなど一層の改善が進んでおり、」このようにありますけれども、これを……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 農林水産委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1970/04/27、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私も今度政府から提出されております農業者年金基金法案関係資料に一通り目を通させていただいたものでございますが、先ほどから先輩委員がいろいろな立場から追及しておりますように、今度の農業者年金法案は、農業者が年をとってからのいわゆるる社会保障と農業政策の転換という立場からこの法案ができ上がっているようでございまして、中身は非常に複雑な感じを受けます。  まず私は農林大臣にお伺いいたしますけれども、これまでのわが国の農政は、率直に言って失敗であった。その原因についてはいろいろと論議されておりますけれども、最大の原因は、農業政策に対する長期的な計画あるいはその見通しの甘さにあったので……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1970/03/12、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、児童手当に関しましていまから数点お尋ねしたいと思いますが、実はきのうわが党の小川分科員がすでに質問したと思いますけれども、それをさらに掘り下げまして、確認の意味も含めましてお尋ねするわけでございますので、明確なる答弁をお願いいたします。  私がここで申し上げるまでもなく、国民の児童手当の実現に対する期待というのはこれは言うまでもない。また児童手当が必要であるかないかとかいう問題は、もう論議され尽くされております。当然必要であるという結論に達しているわけです。というわけで、まず国民のいま児童手当に対する関心といいますか、期待というものは何かといえば、国がいつ実施をするの……

第63回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1970/03/18、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は失対関係につきましてお尋ねいたしますけれども、失対就労者の中で、特に議員の不正受給の問題が国会や地方議会でも取り上げられまして、いまや大きな社会問題になってきております。私はこの際、きょう新しい事実を申し述べるわけでございますが、その事実を含めて労働省の見解をただしてみたいと考えております。  以下具体的に質問いたしますが、まず最初に大臣にお尋ねいたしますけれども、先般私は社会労働委員会でこの種の質問をいたしましたが、その後具体的にどのような措置をとられたか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 時間に制限がありますので、答弁のほうは的確簡明にお願いいたします。いまか……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は、廃棄物処理法案を中心といたしまして若干質問いたします。  いまや第二の公害としてクローズアップされつつある都市産業廃棄物でありますけれども、この日本の廃棄物、いわゆるごみの一日の排出量は百万トンも排出される。この量のみでなく、その質の内容に至っても、化学産業の進展によりまして多種多様化しております。それの及ぼす被害のほうも多様化しているわけでございますが、人間の生活環境を正常かつ健康的に維持するためには、いかなる廃棄物もすみやかにその生活圏から除去、処分されなければなりません。ごみの発生から処分に至る一連の移動というものは、きわめて重要な問題であります。つまり、ごみの発……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1971/02/19、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 本国会で非常に焦点となっております三K問題があります。すなわち米、国鉄、健康保険の問題でありますけれども、それとともに大きな話題を呼び、あるいは問題とされているのに、失対事業の打ち切りの問題があるわけであります。今回中高年齢者の雇用促進に関する特別措置法案というのが閣議決定されて、いまだ関係委員会には付託にはなっておりませんが、すでにその内容等がマスコミ等で報道されておりますし、その関係者はきわめて不安を覚えております。この法律の名前は中高年齢者の雇用促進に関する云々ということでございまして、名前から受ける内容は何も失対打ち切りではないという感じを受けないわけではありません……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1971/02/22、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 総理も福祉なくして成長なしと言われておりますし、一九七〇年代はいよいよ内政充実の時代に入ったといっても過言ではないと私は思うのであります。そこで私は、社会保障関係予算のその一部について、具体的な問題を取り上げまして大臣の理解を深め、認識を深めるとともに、どうしても大蔵大臣に前向きの答弁というよりも決定的な答弁をいただきたいという気持ちでここに立った次第でございますので、その点よろしくお願いいたします。  時間もずいぶん延びましてお食事なさる時間もなくなってきたようなお話を聞いておりますので、私も結論から申し上げますと、児童福祉の中に特別児童扶養手当制度があります。これは重度……

第68回国会 運輸委員会地方行政委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1972/04/26、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 私は社会労働委員会に所属している立場から、本日のこの連合審査に臨んでいるわけでございますが、社会労働委員会というのは申し上げるまでもなく、社会保障あるいは社会福祉を力強く推進していこうという委員会でございます。そういう立場から実は去年でございましたか、佐藤総理のことばを思い出すわけでございますが、福祉なくして成長なし、有名なことばになっておりますけれども、その中身は必ずしもそのことばと一致をしておりませんが、わが国の内政の中で特に福祉政策の拡充、充実強化というものは最大の課題になっていることは、御承知のとおりでございます。私はそういう立場から、きょう運輸大臣等に若干の質問を申……

第68回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1972/05/18、32期、公明党)

○大橋(敏)委員 公述人の皆さまに対しましては、本日はたいへんお忙しい中、ほんとうに御苦労さまだと思います。わが国の医療危機に関しまして、その問題について先ほどからいろいろと御意見を賜わり、また御見解を賜わったわけでございます。非常に参考になったわけですけれども、お話を伺っておりますと、ただいま当委員会で審議をされておりますいわゆる政管健保の財政対策案、これが中心にいろいろ論じられたと思うわけです。しかも賛否両論とはいうものの、賛成者側の方も非常に歯切れの悪い態度でものを言っていらっしゃったように伺いました。私は、もっと重要な問題が論じられなければならない。と申しますのは、われわれも今日当委員……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1972/03/24、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、北九州市の洞海湾等に関連いたします質問を若手いたしたいと思います。  まず第一に、去る二月二十六日だと思いますが、わが党の市会議員の調べによりまして、若松のメッキ工場から、排出基準の九百倍だといわれるほどの総クロムがたれ流された――一千八百PPMだというのですけれども、それが洞海湾にたれ流されたという事実が実は明らかになったわけでございます。すでに質問通告をいたしておりましたので、この件について環境庁としても地元にお問い合わせになったと思いますが、どのような報告がなされたのか、特にたれ流された原因といいますか、その理由ですね、その点をまず御報告願いたいと思います。

第68回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1972/03/21、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 大臣や関係局長さん等もたいへんお疲れであろうと思いますが、私が最後でございますので、がんばっていただきたいと思います。  地方住宅供給公社というのがありますが、それに対する建設省のものの考え方、それともう一つは北九州市にあります遠賀川の河口ぜきの事業計画の問題、この二つをお尋ねしたいと思うわけであります。  まず、住宅供給公社の問題でありますけれども、わが国の住宅不足は、私が申し上げるまでもなくきわめて深刻な状態にあろうかと思います。建設省のお仕事の中でも、住宅政策というのは非常に大きなウエートを占めて施策がなされておると思うのでありますけれども、この住宅難解消に対する種々……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1972/03/21、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、ため池の井樋の問題と、もう一つはいま話題になっております、政府が持っております古古米とそれからお百姓さんが持っていらっしゃる新米との交換問題、この二つをお尋ねしたいと思うのです。  まず最初に、ため池の問題を取り上げたいと思いますけれども、実は私の選挙区は筑豊炭田をかかえているわけでございますが、筑豊地方といえば、だれでも御承知のとおり非常に疲弊し切ったところでございます。これは石炭が終わりまして、ほんとうに見るからにみじめな地域になっているわけでございますが、そうしたいわゆる石炭産業の後退に伴いまして、あと、産炭地域の振興ということでいろいろと議論されている中で、特……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1972/03/23、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、きょうは、ある意味の喜びといいますか、期待を持っていまこの場に立っているわけでございます。と申しますのは、日ごろ田中通産大臣のお人柄等につきまして、私は深い思いで見詰めてきた一人でございます。実は、私の選挙区の中には、産炭地域といいまして、一時代は黒ダイヤということでどえらい景気がよく、しかもわが国の経済をささえたといわれるほどの場所にあったわけでございますけれども、現在は非常に落ちぶれたといいますか、エネルギー革命の影響とそれから政府の石炭政策のいわゆる後手後手政策といいますかおくれのために、犠牲を余儀なくされているというのが筑豊の皆さん方である。私は、あの筑豊に参……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1972/03/23、32期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、北九州市の山田弾薬庫の問題に関しまして、若干お尋ねしたいと思うのでありますけれども、これはもうすでに同僚議員等からこの問題が提起されているとは思います。しかし、私は北九州市の市民の一人として、百万市民の気持ちを代表しまして、きょうはどうしても防衛庁長官に心情を訴えたい、こういう思いで実はここに立たせていただきました。  御承知のとおりに、北九州市の山田弾薬庫は、去る二月の十五日に米軍からいわゆる全面返還されたわけでございます。ところが、そのあとに自衛隊が肩がわりに入ってまいりまして、聞くところによりますと、引き続いて自衛隊の弾薬庫にしたい、こういう防衛庁の見解であるよ……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1973/03/07、33期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、基地の返還に伴う諸問題を若干お尋ねをしてみたいと思います。  その前に、第四次防衛力整備計画が自衛力の限界あるいは専守防衛の限界を越えているということで、各方面から非常にきびしい批判、非難を浴びていることはすでに御承知のとおりでございます。長官は、この四次防を撤回なさる考えはまずいまも持っていらっしゃらないであろうと思うわけでございますが、私たちはこの問題に強く反対いたします。本日は四次防の中身について論議するつもりはございませんけれども、しかしながら国民のほとんどは、軍事優先ではなくて、いわゆる国民の豊かな福祉社会実現を心からこいねがっているということをまず訴えてお……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1973/03/02、33期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、産炭地域の炭鉱鉱害による鉱害復旧の問題に関しまして若干お尋ねをしたいと思います。  大臣、世の中はおもしろいと思うのですが、事の内容の深刻さといいますか、重大さといいましょうか、そういうものに比べて、案外表面的にはさほど重視されない事柄がよくあるものであります。いま私が問題にしようとしております産炭地域にありますところのボタ山の問題が全くそれに当てはまるのではないかと思うのであります。  と申しますのは、確かにボタ山の問題は全国的な事柄ではございません。九州あるいは北海道、それも限定された地域でございます。とは申しますものの、有名な筑豊地区をかかえておりますところ、こ……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/03/08、33期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は、通称北九州の山田弾薬庫、この問題と、岡垣射爆場の問題について、若干質問申し上げたいと思います。  御承知のように、山田弾薬庫は、昭和四十七年二月十五日米軍から日本側に全面的に返還されたわけでございますが、現地としましては、当然、これが全面平和利用ということで、そのあと地が払い下げられるであろうという大きな期待を持って待ち受けていたのでございますが、今日までその払い下げははっきりしません。  そういうことから、いろいろとお尋ねしたいと思うのですけれども、御承知のように、北九州市は、このあと地が当然全面平和利用のために払い下げがなされるだろうと思っておりました一つの証拠と……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1974/03/08、33期、公明党)

○大橋(敏)分科員 情報化社会といわれる今日、ことに郵政事業の役割りあるいは使命というものは重大だと思います。その郵政事業、郵政行政の最高責任者である郵政大臣の使命はまたきわめて重大だと思いますが、私は、きょうは、一般国民に密着しておりますといいますか、必需品化されました電話に関しまして若干お尋ねをしてみたいと思います。  ここに電信電話拡充第五次五カ年計画という公社の冊子を私は持っているわけでございますけれども、この中身を見てまいりますと、非常に計画的にはりっぱなものが示されているわけでございますが、電話の普及のおくれている地域に対してどのような施策が考えられているのか、まずお尋ねいたします……

第72回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1974/03/07、33期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私は中小企業対策について若干お尋ねしたいと思いますが、その前に、福岡県北九州の洞海湾に関しまして若干触れてみたいと思います。  御承知のように、この洞海湾を取り巻く大企業、中企業等からそこにたれ流されたいわゆる工場の廃液というものが、洞海湾を七色の海に変えた。つまり汚濁度日本一とありがたくない名前までつけられたのですが、非常によごれた洞海湾になってしまったわけです。死の海とまでいわれておりますが、この洞海湾の現在の問題は、海底に堆積されているヘドロのしゅんせつ作業の問題であります。このしゅんせつ作業が、第一期工事がすでに開始されているわけでございますが、要するに第二次公害、……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1975/02/26、33期、公明党)

○大橋(敏)分科員 私も健康被害補償法に基づく指定地域問題について若干お尋ねします。  お尋ねしたいことがたくさんございますので、言わんとする要点をつかんでいただいて、答弁を簡明にお願いをしたいと思います。  とにかく、近年、硫黄酸化物等による大気汚染は相当改善されてきた。その反面、窒素酸化物等による汚染が相対的に重視され、問題化されつつある。  そこで長官にお尋ねしますが、環境汚染現象はあるけれども公害はない、このような発言をよく聞くのでございますが、この意味は承知なさっているかどうかということです。つまり、健康被害補償法に基づく地域指定、この要件が実態にあっていないことを端的にあらわしてい……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1975/02/27、33期、公明党)

○大橋(敏)分科員 新幹線がいよいよ博多まで乗り入れられて、三月の十日開業ということで待たれているわけでございますが、私はきょうは、その新幹線の福岡トンネルに関係いたします深刻な事態の問題について、国鉄当局の見解をただしたいと思います。今後のために一応経過から説明しつつ問題点を指摘し、そして誠意ある答弁を求めたいと考えるものであります。  犬鳴川上流に福岡県営の多目的ダムをつくろうということで、昭和四十七年から調査費一億円をかけ地質調査、測量等を行い、ダムサイトの予定地も決め、土地買収も地元農家と進められ、進んでいたわけでございますが、そのダムの建設地の真下を新幹線、いわゆる福岡トンネル、長さ……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1977/03/12、34期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 私は産炭地域に関する問題を伺いたいと思います。  産炭地域は、これまで振興対策によりまして大規模な工場団地が造成されたりあるいは幹線道路の建設が進むなど、やや明るさを取り戻してきているということは認めるわけでございますが、一方中へ立ち入ってみますと、多数の失業者あるいはまた膨大な残存鉱害、老朽化した炭鉱住宅そして疲弊した地方財政、とにかく深刻な問題がまだまだ山積みされているわけでございます。これが現状でございます。  そこで、地元の皆様は、政府のこれに対する対応の仕方についてはきわめて敏感でございまして、現在通産省では産炭地域対策の抜本的な見直しがされている。今回二つの法律案が提……

第84回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1978/02/28、34期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 私は、初めに通産大臣にお尋ねをしたいと思うのです。  昭和四十九年三月に施行されましたいわゆる大店法でございますが、この法律は事実上崩壊したのだという一般的な認識が強まっているわけでございます。たとえば、基準面積、政令都市では三千平方メートル以上、その他の都市は一千五百平方メートル以上というふうになっておりますけれども、それ以下の店舗に関しましては届け出の義務がないわけでございます。ところが、自治体で条例とかあるいは要綱などをつくりまして、届け出を行わせた上で商調協に諮るという規制の中に組み込んで、大店法の基準面積を実質的に引き下げるという動きがあちらこちらに見えてきているわけで……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1978/03/02、34期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 最近の新聞報道でございますが、「サラ金に泣く大学生」「学生証一枚で 三万円から十万円 日歩三十銭」「学校で借りなさい見かねた近畿大“自腹”」というような大きな見出しで報道されておるわけでございます。  このサラ金問題は、サラリーマンあるいは主婦等にいろいろな悲劇をもたらし、大きな社会問題になってきているわけでございますが、この原因を尋ねてまいりますと、一口に言えば出資法第五条の制限いっぱいいっぱいの、いわゆる日歩三十銭の制限いっぱいいっぱいの高利で貸し付けること、それから複利計算で倍々ゲーム的にふくれ上がっていくこと、そういうことで、借りた方が身動きがとれなくなるということであろ……

第87回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1979/03/01、34期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 私は、国鉄の運賃、料金に関して若干お尋ねしたいと思います。  国鉄の再建問題は政治の最重要課題であるということは申し上げるまでもないわけでございますが、しかしながら、経営の改善計画の内容とその取り組み方次第では、改善にもなるしあるいは改悪にもなっていくということだろうと思います。政府は、国鉄の再建の柱として三つの柱を立てていらっしゃるようでございます。すなわち、国鉄の企業努力、財政援助、そして運賃の改定、この三つが再建の柱だとなされているわけでございますが、御承知のとおり国鉄運賃というものは公共料金の最たるものだと思うわけですね。他の物価への影響はきわめて大きいと思うわけです。現……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1980/03/04、35期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 御承知のとおりに、急速な老齢化社会の到来で、最近国民の年金に対する関心は日増しに高まってきていると思うのであります。この年金制度の抜本改善のための本格的な審議は近く当該委員会で審議されると思うわけでございますけれども、本日はまだ世間には余り話題になっていない在日韓国人、朝鮮人の人たちがいま全国で六十五万人いるとか聞くのですけれども、こういう方々に現在のわが国の国民年金制度の窓口が閉ざされているというこの問題についてお尋ねをしたいと思うのです。  実はきのう予算委員会で、わが党の草川委員がこの問題に触れたようでございますけれども、大臣の御答弁が非常に冷たい御答弁のようだったと、直接……

第91回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1980/03/05、35期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 この長期不況の中で、いかに多くの中小企業の方々が行政の手の届かぬその陰で泣いておられるか、通産省の皆さんは御存じないかもしれませんけれども、私は、きょうは福岡県の直方市の鉄工業界の実情を通しまして、その内容から何が何でもこうした業界の救済に乗り出していただきたい。初めに強く要望して質問に入ります。  この直方の鉄工業界は不況のためにばたばたとかなり倒産しました。しかし、まだ二百社ほどの企業が一生懸命生き残っております。そもそも直方の鉄工業界は、筑豊炭鉱の盛んなころその下請として栄えたわけでございますが、御承知のとおりにエネルギーの事情から石炭が閉山になったわけですね。そういうこと……

第91回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1980/03/06、35期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 私が最後のようでございます。大変御苦労さまだと思いますが、もうちょっとですからがんばってください。  先般、国会空転の中で予算修正交渉が行われたわけでございますが、その中で特に重視されたものに物価対策の問題があったわけですね。したがいまして、生鮮食料品の流通また価格安定のための対策費として五百億円ものたくさんな予算が決定された。この額を見ただけでも物価に対する本当に真剣な気持ち、熱意がわかると思うわけでございますけれども、いずれ全国的に物価対策のための積極的な活動が展開されるものと予想するわけでございます。  私はこの際要望しておきたいと思うのですけれども、実は総理府統計局の消費……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1981/02/27、36期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 私は、労災並びに労働保険に関係しまして若干質問をしたいと思っておりますが、まず初めに労働大臣に御決意を伺っておきたいことがあります。  それは、いよいよ国際障害年を迎えるに当たりまして労働大臣がどのようなお気持でこれに対処なさろうとしておるのか。というのは、職場災害で思わぬ障害者となって、一生涯お気の毒な人生を送らなければならないような重症の方もかなりいらっしゃるわけですね。そういう方々のためにも、障害者年を迎えるに当たっての労働大臣の決意をまず聞いておきたいと思います。
【次の発言】 いま大臣は、労働災害を起こさないことが先決だ、おっしゃるとおりです。しかし、いま私が開かんとし……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1981/02/27、36期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 質問に先立ちまして、ちょっと調べた資料を大臣に手渡したいと思いますので御了解願います。  いま物価問題は、政府の重大な政治課題であるし頭の痛いことであろうと思います。また消費者にとっても、高い物価は本当に財布が傷む問題でありまして、私も政治家の一人として非常に責任を感じ、物価問題には関心を持っているわけでおりますが、最近特に生鮮魚介それから野菜を中心とした総理府の統計局が発行しております消費者物価指数をずっと調べてまいりましたところが、驚いたことには北九州市が異常なと思えるほどに高値安定を続けているわけです。その北九州市の状況を一枚の用紙にまとめてまいりました。いま差し上げたのが……

第96回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1982/02/27、36期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 私は、産炭地域振興について若干お尋ねをしてみたいと思います。  産炭地域振興の大幅な立ちおくれから、石炭関係六法の延長法案がただいま石炭対策特別委員会で審議がなされているはずでございます。これが成立すれば石炭鉱害復旧法あるいは鉱害賠償法等は十年間延長をされることになるわけでございますが、しかしわれわれは非常な不安を抱いているわけでございます。なぜならば、残存鉱害量は五十四年度価格でまだ六千六百七十億、そのうち七五%から七六%がわが福岡県にあるわけでございまして、この炭鉱鉱害等の産炭地の深刻さというものは産炭地域の者でなければとうていわからない、そういう深刻なものでございます。その……

第96回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1982/02/27、36期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 私は、銀行金利に関しまして若干お尋ねをしたいのでございますが、まず初めに銀行金利についての一般論、それから、実は地元の銀行でちょっといま問題が発生しておりますので、後で具体論をお尋ねしたいと思うのですが、専門家の渡辺大蔵大臣に銀行金利とは何ぞやと聞きますと、恐らく三十分の持ち時間でも足りないほど哲学やその理論をお述べになるかと思いますので、そういうかた苦しいものは抜きにしまして、いま私が素人の立場から率直にお伺いしますので、素人がわかるような御答弁をお願いしたいと思います。  戦後の混乱期に、昭和二十二年ですか、臨時金利調整法というものが当分の問という趣旨で立法されまして、なお今……

第98回国会 予算委員会第六分科会 第2号(1983/03/05、36期、公明党・国民会議)

○大橋分科員 私は、スーパーあるいは百貨店等の大型店の出店に関する問題と、もう一つは産炭地域の鉱害復旧に関する問題を若干質問してみたいと思っております。  大型店出店の問題は、これはもう全国的な問題であろうかと思いますけれども、こういう大型店舗の出店に際しましては、必ず通らなければならないのが商業活動調整協議会、略して商調協と言われておりますが、この段階で非常に調整が難航しているのが多い、こういうふうに聞くわけでございます。さらにその商調協の審議に入る前、すなわち事前調整で立ち往生している問題もかなりある。これらを含めて、これは問題だなと思われるような件数が全国で三百件を超えるであろう、こうい……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 逓信委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1984/07/18、37期、公明党・国民会議)

○大橋委員 このたび電電公社の経営形態が従来の公社制から株式方式として民営化していくわけでございますが、この基本方針につきましては私も大いに期待を寄せている一人でございます。いわゆる新電電株と新規参入の企業とで自由に競争させていくことが国民の価値観の多様化や、あるいはその需要に適切に対応することでありまして、さらに国民に対するサービスをより一層強化していく趣旨はまさに時代の流れだろう、重要な政治課題であるということで、このたび提出されております関連法案は慎重に審議を尽くして国民の期待にこたえていかねばならぬと思うのでございます。  そこで私は、きょうは当事者能力の問題あるいは電話料金と電話利用……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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