このページでは折小野良一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。折小野良一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○折小野委員 公害対策の基本的な二、三の問題について、時間の許す限り申し上げたいと思います。 まず、建設省が去る二月、河川管理の立場から河川法第二十九条に基づきます政令を設け、そうして流水の水質基準を定めようというふうにされました。当時の新聞はこれを非常に大きな期待を持って報道をいたしたわけであります。また、その報道を見ました国民といたしましても、特に公害に悩んでおります国民といたしましては、その成立の一日も早からんことを期待をいたしておったわけでございます。この政令の内容の概要と、その後の経過についてお知らせをいただきたいと思います。
○折小野委員 ただいま御提案になっておりますこの船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律案、この法律が成立するということになってまいりますと、当然に、この法律の目的でありますところの船舶の油による海水の汚濁を防止するために、船舶から海上に油を排出することが一般的に禁止される、こういうことになるわけでございます。 ところで、この法律におきましては、その第三章におきまして、廃油の処理事業を行なおうとする者につきまして、種々の監督規定を設けておるわけでございます。この廃油処理事業を行ないます者が、この事業を行なうために、すなわちタンククリーニングの施行あるいはスロップ水の処理、こういうことのため……
○折小野議員 私は、民主社会党を代表いたしましてただいま上程されました公害対策基本法案の提案理由並びにその内容につきまして、簡単に御説明申し上げます。 わが国経済の目ざましい発展は、一面において、多くの国民の犠牲の上に成り立っていると申すべきであります。かゝる高度成長政策のひずみとして、続発する公害は国民の健康をむしばみ、生活環境の悪化はゆゆしい社会問題を惹起しているのであります。しかも産業の集中と人口の過密化は、これに対する適切な措置のないままに、公害の恐怖とその害毒をますます蔓延させているのであります。したがいまして、公害の防止は、国民の健康、財産を守り、よき生活環境を維持する上で、何を……
○折小野委員 いろいろな問題がほとんど出尽くしておりますので、要点をとらえて申し上げたいと思います。 まず最初に、たしか六月の末ごろだと思います。 政府が提案されております今回の公害対策基本法案につきまして、首相の諮問機関であります社会保障制度審議会から公害対策に対する意見書が提出されておる、こういうふうに聞いておるわけでございます。しかも、社会保障制度審議会から、政府が提案されておりますこのような法案に対して意見書を提出するようなことはきわめて異例なことである、こういうふうにいわれておるわけでございます。したがって、こういうような意見書を受け取られました政府あるいは厚生省としての御見解をま……
○折小野委員 時間がたいへん制限されておりますので、確認の意味におきまして二、三総理の所信をお伺いいたしたいと存じております。 公害行政の推進のために公害に関する科学技術の振興、これはたいへん大切なことであり、また今日焦眉の急でございます。したがって、こういう面の科学技術の試験研究体制の整備をはかるとかあるいは技術開発の推進をはかる、あるいは民間のこれらに関する研究や調査あるいは技術開発、こういう面につきまして、政府といたしまして適切な援助指導を行なう、こういうことは公害行政の推進のために今日非常に大切なことである、かように考えております。 もちろん公害基本法の案におきましても、こういう面……
○折小野委員 今回の地方税法の改正案に関連いたしまして、住民税のうちの法人の均等割りの税率の改正が行なわれるわけであります。これにつきまして、法案の提案理由の説明には、法人の均等割りの税率を合理化するために今回の改正を行なう、こういうふうに説明がされておるわけでございます。今回のこの改正案が、どういう意味で説明されておるような合理化でありますのかどうか、そこをひとつ御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 といたしますと、これは均等割りということでございますが、本来均等割りの趣旨からいたしまして、はたしてそういうような趣旨が合理的でありますのかどうか、重ねてお伺いいたします。
○折小野委員 時間の関係もございますので、簡単に申し上げます。一言でお答えいただいてけっこうでございます。 まず徳元さんにお尋ねいたしますが、今回の地方公付税法の改正、特にこの中で過疎対策が講ぜられておるというふうに自治省は言っておられる。これに対しまして、地元の町村という立場において、この程度の改正が行なわれましたならば過疎対策において効果がある、こういうふうに実感としてお受け取りになりますかどうか。 それから次は、藤谷先生に一言お伺いいたします。現在の交付税が地方財源の中の比重と申しますか、あるいは町村の九七%、ほとんどの地方自治体にこの交付税が配られておる、こういうような実態になって……
○折小野委員 大臣の当委員会に対します地方自治についての所信表明の中で、大臣は、最近における人口及び産業の都市への急激な集中は、他方において農山漁村からの人口の流出現象を生み、いわゆる過密過疎の問題を招いている、こういうふうに説明しておられます。今日、地方問題の中で過密過疎の問題というのは、非常に重要な問題になっておるわけでございます。したがって、また政府においても、今回の交付税法の改正におきまして、過密過疎対策というものを打ち出しておられるわけであります。こういうような政策を打ち出すためには、当然その効果というものを一応考え、その効果のどの程度の、あるいはどういう形においてこれを実現するかと……
○折小野委員 御質問申し上げます。 今度の地方公務員等の共済組合法の改正につきましては、特にこの長期給付につきまして、恩給関係の改正に準じて改正するということでございます。したがって、いわゆる二万円ベースの給料で算定した額の三二%増額した額に引き上げるということでございますが、大体私ども年金というものを考えます場合に、これはやはり一つの生活保障であるというふうに考えざるを得ないと思うのであります。たとえ現在の時点におきましてそれが十分でなかったにいたしましても、それはやはり生活を支えるものである、そういうふうに考えてみました場合に、二万円ベースで考えられた時期と今日と、今度は三二%増額して、……
○折小野委員 簡単に御質問申し上げます。お急ぎのようでございますから大野市長さんに一言お伺いいたします。 全国市長会議の交通安全対策の促進に関する決議の中に、「都市が行なう交通災害救済制度を社会福祉行政の一環として育成すること。」という項目が一つございます。あるいはこれは共済制度等のことかと思いますが、大野さん御存じの社会福祉行政の一環としての具体的な内容を、御承知でございましたらお伺いをいたしたいと思っております。 それから次に山内先生にお伺いをいたしたいと思いますが、特に反則金制度でございますが、画期的な制度でございますし、わが国の自動車交通の現状からいたしまして、このような制度をとる……
○折小野委員 住民基本台帳につきまして、この制度を実施するにあたりましては、当然住民からの一斉申告あるいは届け、またそれに関連いたしまして市町村側のいわゆる実態調査、こういうことが行なわれなければならないわけでございます。もちろんこの法案におきましても、施行までの間に相当の準備期間というものが予定されておるということは承知いたしておるわけでございますが、それだけでなしに、実際のこの制度の実効をはかるというような立場からいたしまして、最初この制度に移行する際、十分な調査ということが必要であろう、こういうふうに考えるわけであります。しかもその調査を実施するにあたりましては、当然調査に要する費用とか……
○折小野委員 各省の業務に関連をいたしまして、それぞれの省庁にいわゆる外郭団体、こういうふうにいわれるものがあることは御存じのとおりだと思います。それはたとえば何々協会、あるいは何々同盟、あるいは何々協議会、いろいろ名前も変わっております。しかしながら、ほとんどの公共事業関係の業務に関連をいたしまして、こういうような外郭団体がそれぞれ現実にできておるわけでごごいます。どの省に多くて、どの省に少ないということもございませんのですが、私が考えましたところ、大体建設省関係に非常に多いのじゃないかと思いましたので、実はきょうは建設省の関係の方においでいただいております。しかしこれは建設省に限ったことで……
○折小野委員 時間の関係もございますので、地方交付税の単位費用の特例に関する法律案に関連をいたしまして、二、三御質問をいたすものであります。 この前から問題になっておりますいわゆる二百億の繰り上げ償還でございますが、これに関連をいたしまして、毎年公務員の給与改定が行なわれますと、地方においても必然的にこれをやっていかなければならない。そういうところから、その財源をどうするか、したがって、交付税の再算定、こういうものが常に起こってくるわけであります。 しかし、現在、公務員の給与改定は、いろいろな意見があったにいたしましても、現実には年度中途において行なわれております。政府においてその財源を確……
○折小野委員 農林大臣に対する質問だけに限って申し上げたいと思います。今度の台湾坊主による暴風雪、これは南国なるがゆえに大きい被害を出した、こういう特質があると思います。先ほど来質問のございましたサトウキビだとかハッサクだとか、あるいはその他の暖地作物、こういうものが特に大きな被害を受けておるわけでございます。こういうものについて、今後品種の耐寒性ですか、そういう面の品種の育成あるいは寒さに対する指導と申しますか、そういう面の対策についてお考えになっておりますかどうかをお伺いいたします。
【次の発言】 時間がございませんので簡単に申しますが、今回の暴風雪につきましては、特に西日本が激しいのであ……
○折小野委員 公害対策につきまして、先ほど来厚生大臣その他から御答弁がございました。特に公害対策の一元化あるいは公害行政の一元化という問題につきまして、ただいま島本委員からもいろいろな御意見がございました。それに対しまして、大臣その他の御答弁も非常に真摯でございますし、前向きの姿勢は私どもも了といたします。しかしながら、現実は必ずしもそのとおりに合っていない。それによって被害を受けるのはだれか、これは国民であります。昨年公害対策基本法ができました。したがって、今国会におきましては、当然次の実施法が出るということを予定をして期待をしておる、これは国民、しかも公害によって被害を受けておる多くの国民……
○折小野委員 公害全般についてでございますが、なかなか公害がなくならない。なくならないどころか、非常に広がっていきつつある。今度提案されております大気汚染防止法案の関係から申しましても、資料によりますと、各都市における降下ばいじん量、これの経年変化の表で見ますと、総体的にはだんだん下がっていきつつあるように考えられますが、しかしよく見ますと、三十九年度を境にして、また再びその濃度が高くなってきつつある、こういうふうに考えるわけです。それから、一番問題になっております亜硫酸ガスの場合、この点につきましては非常に声も高いし、また対策もいろいろ講ぜられつつあるようでございますけれども、全体的にはその……
○折小野委員 きょうからバードウィークが始まるわけでございます。しかし私どもの周囲には小鳥の姿もなく、声も聞こえません。よほどの郊外に行かないといない、こういうような世の中になっておるわけでございますが、こういうような状態につきまして、まず総理の率直な御所見をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま総理のお話のように、大気は非常に汚染いたしております。もちろん降下ばいじん量等につきましては、燃料革命というようなこともございまして、漸次減ってまいっております。しかし最近の資料によりますと、再びこれがふえつつあるような傾向もございます。それから一番問題になっております亜硫酸ガス等につき……
○折小野委員 時間の関係もございまして御迷惑をおかけいたしますが、短時間に二、三の問題を御質問いたします。
羽田あるいは佐世保、そういう一連の問題において、表面に出ております三派系全学連の諸君と警察官との間のいろいろな紛争、暴行、こういう事態を、警察の立場におきましてはどういうふうにお考えになっておるか。一般的に申してですが、たとえば緊急避難あるいは正当防衛、こういう立場でお考えになっておるのか、あるいは警察としての行動として当然許されておるものだというふうにお考えになっておるのか、お聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 全般としては、警察の活動として当然に許される行動として行なわれた……
○折小野委員 昨年の地方税法の改正の際には、自治省はいわゆる負担分任ということをしょっちゅうおっしゃいました。ことしは、それにかわりまして、安定した財源が地方税の場合は望ましいのだ、こういう意見を再々おっしゃるわけでございます。しかし、現在、その対象になっております社会、これは非常な勢いで変動しておる。したがって地方行政自身も動いておる。行政が真に地方住民のために行なわれるということでありますならば、この変わっておる社会に即応した体制がとれるということでなければならないのじゃなかろうかと思っております。したがって、自治省がおっしゃる安定した財源が地方の場合は望ましいのだ、こういう考え方、これは……
○折小野委員 私は民社党を代表いたしまして、特に自動車取得税の創設に反対する、こういう立場から、ただいま提案されております地方税法の一部改正並びにこれに伴う修正案に対しまして反対の討論をいたしたいと思います。 このたびの地方税法の改正におきまして、いわゆる新税の創設という形で自動車取得税というものが立案されてまいったわけでございます。この創設の過程について考えますと、私ども納得し得ないいろいろな問題を見るわけでございます。 たとえば、ことしは地方財政がわりあい裕福である、そういうような立場から、一方におきましては、国に対して実質的に四百五十億を貸し付ける、こういうような状態があるわけ町あり……
○折小野委員 私は、地方交付税法の一部を改正する法律案に限って御質問を申し上げます。
今回のこの改正案におきまして、災害復旧費の繰り上げ償還というのが大体二百五十億、この繰り上げ償還をするにつきまして、災害復旧債というふうに特定をされたその理由をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 一応一つの考え方といたしまして、繰り上げ償還をやる場合に、何を償還するかというのは、やはりそれぞれ自治体のいろいろな事情があろうと思っております。もちろん災害復旧債を繰り上げ償還しようという考え方も、これはございますでしょうし、また、中には、この際将来の運営その他を考えれば、企業債の一部を繰り上げ償還してお……
○折小野委員 ただいま議題となっております地方交付税法の一部を改正する法律案につきまして、私は民社党を代表いたしまして、反対の立場から討論をいたしたいと思います。(拍手) 簡単に申し上げます。交付税制度が、今日地方の財源といたしまして非常に重要な位置を占めてまいりました。また、地方におきましても、非常にこれに対して期待をいたしております。ところが、この制度の運用が、その範囲内におきまして精妙巧緻になっていけばいくほど実態に即さなくなってきつつある。現実との間の差をますます大きく開いていきつつある。こういうことを私ども見ざるを得ないわけでございまして、こういう点からいたしまして、私どもは、現状……
○折小野委員 まず冒頭に、外務大臣にお伺いをいたしたいと思います。 沖繩と核の問題がいろいろ論議されておるのでございますが、その途上にプェブロ事件あるいは南北朝鮮の国境問題、こういうような問題を契機といたしまして、朝鮮半島における緊張というのが高まってまいりました。これに対しましてアメリカは、B52戦略爆撃機を沖繩に持ってきたわけでございます。これはもちろん、その主任務が核装備、そして常時警戒、長距離戦略爆撃、こういうような目的を持っておるわけでございますので、現地沖繩といたしましては、特に住民の感情を刺激し、また民心の不安を招いておるわけでございます。ところが、B52を沖繩に持ってきたその……
○折小野委員 一昨日保留されております政府答弁をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 御答弁によりますと、事件の被疑者について逃亡のおそれがない、自殺のおそれもない、それから証拠隠滅のおそれもなく、今後の取り調べには十分応ずる、こういう日本側の判断に基づいて釈放された、こういうことでございますが、こうした場合においては、通例その判断につきましては、相当重大な、そしてまた慎重に考慮さるべきであろう、こういうふうに考えます。また、そういうふうにされるのが通常である、こういうふうに考えます。したがって、本件の場合につきまして、その確認について、いつ、だれが、どこで、どのような方法でこれを確……
○折小野委員 私は簡単に、けさお伺いをいたしました両大臣のごあいさつの内容を、数点にわたりまして基本的なお考え方をお伺いいたしいと思います。 まず自治大臣にお伺いをいたします。自治大臣のごあいさつの中に広域市町村圏、こういう構想が発表をされております。現在の地方行政は府県の段階と市町村の段階といわば二重の組織で運営されておるわけでございます。あらたに広域市町村圏、こういうものをつくるということになりますと、この二重の行政組織が三重の行政組織になるということで、もしそうだということになりますならば、これは非常に大きな問題だと思いますし、その辺の意図はどういうところにあるのかお伺いいたしたいと思……
○折小野委員 総理府の方が何か御用事がおありのようですから、少し質問の順序を変えまして、総理府関係の方の分を先に申し上げたいと思います。 公害対策基本法が四十二年の八月に施行されましてから今日まで、実質的に一年半以上、足かけ三年になっておるわけなのであります。この公害基本法の第七条によりますと、「政府は、毎年、国会に、公害の状況及び政府が公害の防止に関して講じた施策に関する報告を提出しなければならない。」すなわち年次報告の義務づけがなされておるわけであります。今日まで、この報告を私ども拝見いたしていないわけでございますが、公害対策を進めていく上におきまして必要な施策として、この年次報告の義務……
○折小野委員 一昨年公害対策基本法が成立をいたしまして以来、とりあえずの措置として最も期待されておりました実体法の一つといたしまして、救済に関する特別措置法というものがあったわけであります。今回その法案が提案されました。しかし、私ども、この法案を読ましていただきますと、せっかくのこの法案でございますが、これで救済しようというものが非常に制限をされておる、こういうことでございます。先ほど来の質問にも、そういう面がいろいろ述べられておりますけれども、この目的である第一条におきまして、まず大気汚染と、それから水質汚濁と、この二つだけに限定をされ、それから公害の被害につきましても、いろいろな被害がある……
○折小野委員 経団連におきましても、公害対策にだんだん力を入れてきていただいておるのですが、現実に公害の被害が発生をし、それから公害に関する紛争があとを断たない、したがってこういう法案をつくっていかなければならない、これが現実の姿であります。特にいろいろな公害が非常に激化していっておりますその背景にありますのは、やはり地域住民の産業界あるいは企業に対する不信感、これが非常に大きいと思うのです。今日、私一部お話を聞いたところで、電力関係あたりで立地に非常に苦労しておられるということは、やはり公害に対する住民の不信感、これが非常に強いわけです。こういう点から考えますと、やはり公害が現在のような状態……
○折小野委員 奄美群島の振興特別措置法によりまして、いま奄美群島の復興から振興への計画がいろいろ進められておるわけなんでありますが、この計画のほんとうの目的ははたして何なのか、奄美地区を少なくとも本土並みに立ち上がらせるためのものなのか、あるいは奄美地区は自然的な条件その他非常に劣悪である、したがって、これは補助していかなければならない、援助しなければならない、そういう性質のものなのか。すなわち、ほんとうの意味の振興なのかあるいは援助なのか、どういうふうに自治省でお考えになっておるのか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私どももただいま政務次官のおっしゃったような意味の特別施策が現在……
○折小野委員 この前の大臣の施政方針ですか、あの中にもございましたが、消防団員の処遇改善をやっていこう、こういうことでございます。現実の消防団員は処遇といわれるほどの待遇を受けておりません。また、これがいろいろ最近の団員不足という問題にもからんでおるわけでありますが、それを具体的にどういうふうにしていこうとしておられるのか、その具体的な内容をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いろいろ不十分ながらやっていただくのはけっこうでございます。出動手当その他を交付税で見ていくということでありますが、しかし御承知のとおり、交付税で見たということは、それぞれの地方団体を別に規制するわけでも義務……
○折小野委員 今度の改正案にありますリコールの制限でございますが、ただいま太田委員の質問に対して、違憲ではないというような御答弁がございました。直接請求にはいろいろございますが、特にその中におきまして、公務員の罷免に関する直接請求につきましては、これは憲法第十五条を受けておる制度であろう、こういうふうに思うのであります。といたしますと、これは選定することと罷免することと、両方とも同じ立場において国民固有の権利である、こういうふうに憲法十五条は規定をいたしておるわけでございます。こういう面から選挙のほうを立てて、そうして直接請求のほうの制限をする、こういうことが憲法の運用上正しいことであるという……
○折小野委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま上程されております地方税法等の一部を改正する法律案並びに自民党提案の同法案の修正案に対しまして反対の討論をいたします。要点のみ簡単に申し上げます。 今日、いわゆる都市化の傾向はきわめて急激でありまして、全国にわたって過密過疎の問題が生起いたしております。このような社会経済の変動に対しまして、地方制度の万般にわたる根本的な再検討を必要とする時期にまいっておるのであります。地方税制もまたこのような情勢を十分に踏まえて必要な改定が行なわれなければならない時期にまいっていると申すべきであります。 すなわち、一つには社会経済の急激な変動に伴う新し……
○折小野委員 今回の地方交付税法の改正につきまして一番問題の焦点になっておりますのは、いわゆる六百九十億の問題でございます。これに関する自治大臣並びに大蔵大臣の覚書も御提示になっておるわけでございます。今日までいろいろ質問もございました。しかし、いままでありました質問とできるだけ重複しないようにして、まずこの問題から質問を申し上げたいと思っております。 この覚書の第一に、四十三年度、四十四年度とられたこのような特別措置につきましては、当分の間三二%という交付税率を変えない、こういうことが一つの原則になっております。ところで、この三二%によりまして、具体的な交付税の総額と申しますか、これはその……
○折小野委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております地方交付税法の一部を改正する法律案について、反対の討論をいたします。 本年度の地方交付税法の一部改正に関連をいたしまして最も大きな問題となっておりますのは、自治大臣と大蔵大臣との間にかわされました覚書に基づいて、昨年度に引き続き、昭和四十三年度の交付税の自然増収の中から六百九十億円を昭和四十四年度国の財源として使用する措置がとられていることであります。この問題は、国の財政の硬直化の打開策と、これに関連しての地方財政好転論から出たものでございますが、地方自治の確立と地方住民の福祉の向上、特に社会経済の激動する情勢の中にあ……
○折小野委員 ただいまの公安委員長のお話によりましても、昨日の青思会の行動一般につきましては、警察側といたしましてはあらかじめ情報をキャッチしておられた、こういうふうにお聞きいたすわけでございますが、そういう立場で、あらかじめ不測の事態を防止するためと申しますか、いろいろな対策がなされるということも考えられていいのではなかろうかと思いますが、警察としてはそれに対してどういうような措置をとっておられたか、お尋ねをします。
【次の発言】 青年思想研究会が各政党に抗議をする、抗議文を手交するということであったそうでありますが、その抗議の趣旨と申しますか、そういう点についてはおわかりになっておったわけ……
○折小野委員 いろいろ御質問がございましたので、私は一つだけお伺いをいたしたいと思っております。 それは、ここに定年制を制定しなければならない、あるいはしようということで出しておられる、この基本的な理由は、現在のわが国の賃金制度の中におきましていわゆる年功序列型賃金体系をとっておる必然的な結果である、そういうふうに私は判断をいたしておるわけであります。端的にいいますと、年をとってまいりますと、ある程度仕事の能率は落ちるでありましょう。しかし、それ以上に給与が非常に高くなってくる、そうすると仕事の能率と給与との間のバランスがくずれてくる、相対的に高くついてくる、こういうようなところに定年制を設……
○折小野委員 この特別法につきましては、小笠原の復興と帰島促進を目的として提案をされておる。これはこういうふうに書いてありますし、先ほど局長の御説明でもそういうような御説明がございました。ところが、昨日、各委員の質問に対します自治大臣の御答弁は、必ずしもそれに限定されたようなお話ではございません。むしろ小笠原は、現在完全に昔の形はなくなっているのだ、だから新たな小笠原をつくるまでこれを振興させるんだ、こういう感触の御答弁があったと記憶するわけでございます。そういう点からいたしますと、復興特別措置法とあるのでございますが、それよりか、むしろ最初から振興特別措置法というようなことにされるべきではな……
○折小野委員 最初に運輸大臣にお尋ねいたします。(「運輸大臣おらぬじゃないか」と呼ぶ者あり)そのつもりでひとつお答えをいただきたいと思います。 いわゆる本格的な国際空港を建設するということは、わが国の現状にとりまして当面非常に大切な問題である、私どもはそのように認識をいたしております。わが国の現状、それから、おそらくはさらに一そう国際化するであろう世界の情勢から考えますと、東京国際空港、成田の国際空港が、おそらくはアジアの一つのターミナルにもなろう、こういうふうに考えられるわけでございます。 その国際空港の建設にあたりまして、いままでのいろいろな御説明をお伺いをいたしておりますと、建設をし……
○折小野委員 一言だけお尋ねをいたします。
当面問題になっております土地の権利関係にいたしましても、現地の島民の方々それからこちらにおいでになっております旧島民の方々、この間のいろいろな調整というのが今後いろいろな面で出てくるのではなかろうかというふうに考えております。その調整を具体的にやっていただくのはやはり村の役場、現在は少なくもこれは都の方でございます。そういう意味で、こういう面の調整という面について都としていかにお考えになっておりますか、一言。
【次の発言】 二、三お伺いします。
まず藤田さんにお伺いをいたしたいと思います。
先ほどの質問の中にもございました、もうすでに小笠原の土……
○折小野委員 一つだけ補足的に御質問申し上げたいと思いますが、法制局からお見えだと思います。 現在、小笠原復興法を審議いたしておるわけでございますが、小笠原諸島ということになりますと、現在は、復帰後東京都小笠原村ということになっておるわけでございます以上、小笠原復興法は当然一つの地方自治体である小笠原村だけに適用される特別法である、こういうことになるわけでございます。そうなりますと、憲法九十五条の規定との関連が出てまいるわけでございます。実質的な御意見は、先般自治省のほうからお聞きをいたしておりまして、私どもはその点は十分了解できるわけでございますが、法制上、その辺をどういうふうに処理されて……
○折小野委員 時間の関係もございますので、参考人お一人に一問ずつ御質問を申し上げたいと思います。 まず大谷さんにお伺いいたしますが、御意見たいへん興味を持って拝聴いたしました。その中に、学校の統合によってむしろ集落を崩壊せしめる、こういうお考えをお述べになりました。一つの見識だというふうに私ども拝聴いたしました。そしてまた一面には、新しい村の振興のためにへそをつくる必要がある、そういうお考えもお述べになりました。そのへその中心にはやはり学校というものも一つ考えられていいのじゃないかというふうに考えます。それからまた学校の統合という問題は、いわゆる教育の効果というような問題もからんでおると思う……
○折小野委員 時間の関係もございますので、一つだけお尋ねをいたしたいと思います。 現在、過疎と中部圏の審議が行なわれているわけですが、これはいわば過密と過疎の問題でございます。こういう問題につきまして、従来政策的にいろいろとられております問題は、地域住民の生活環境の整備ということでございます。これはもちろんきわめて大切なことであるというふうに私ども考えております、それに対するいろいろな対策が講ぜられること、また当然なことだと思います。しかし、基本的な問題が忘れられておるのじゃなかろうか、あるいは、忘れられておるとまでは言わないにいたしましても、軽視されておるのじゃなかろうか。過疎と過密という……
○折小野委員 まず、人事院総裁にお伺いいたします。給与に関しまして勧告が行なわれる、これは当然国家公務員の生活権の擁護という立場があることはもちろんでございますけれども、国家公務員について人材を確保する、こういうような考え方も当然あると考えております。ところで、最近国家公務員の給与が悪いというようなことから、すなわち国家公務員と民間との給与の格差が大きいというようなことから、政府に対して人材が集まらない、こういうような面が多少憂慮されるというような傾向が、いろいろな面からいわれておるわけでございますが、今回のこの勧告を通じまして、政府の国家公務員の人材確保というような面について、総裁としてはど……
○折小野委員 私は、契約と入札制度、そういう面につきまして二、三質問をいたしたいと思います。 先ほどからお話がありましたように、地方自治が扱います財政投資といいますか、これは非常に大きな額を占めておるわけでございます。したがって、これが正しく使われるということ、効果的に使われるということ、これは非常に大切なことであろうというふうに考えておるわけでございます。そういうような意味から、契約ないし入札というものが公正にかつ効率的に行なわれる、こういうことを私ども最も期待をいたします。しかしながら、従来の実態を見ておりますと、こういう面につきまして自治省はあまり関心をお持ちでないのじゃなかろうか、こ……
○折小野委員 私は道路交通法の問題に関連をして御質問を申し上げたい、こういうふうに考えておったのでございますが、たまたま私が御質問をしようと思っておりました点に関連をいたしまして、けさの新聞にちょっと事件が起こっております。これはろうあ者に対する運転免許証を偽造いたしまして、これを十万円で売りつける、こういうような詐欺グループが京都にあるということがわかって、そうして一部関係者を全国に指名手配をした、こういうことでございます。今日までも関西を中心にいたしまして、ろうあ者がその偽造の運転免許証を持って運転をしておった、こういうのが幾つかあがっておるようであります。こういう問題を見まして感じますこ……
○折小野委員 自治大臣に御質問いたします。
大臣の所信表明について、主として二、三の問題を御質問をいたしたいと思っております。
この所信表明の中で、過密過疎の問題について、これを同時に解消し、というふうに大臣は述べられております。過密過疎の同時解消という問題は、おそらくは、田中総理の日本列島改造論から出てきておることばだろうというふうに考えるわけでございますが、自治大臣という立場におきまして、この問題をどういうふうに御認識になっておるのか。大臣の御見解をまずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 過密地域におきましていろいろな問題がある。これを解決していかなければならぬ。過疎地域にお……
○折小野委員 時間もございませんので、一言だけお尋ねいたします。 県はもちろん管下市町村を指導するというお立場にあるわけでございますが、現在、都道府県にしましても、あるいは市町村にいたしましても、財源的には非常に窮迫をしておる状態でございます。そういう中で、自主財源を何とか確保したいとか、あるいは、仕事をやるためのお金を何とか多く持ちたいということは、これはもう共通したお考えだと思いますが、県の立場におきまして、県自体と管下市町村とを比べてみて、どちらのほうがまず財源を強化する必要があるのか、そういう点、県の立場としての率直な御意見をひとつお聞かせいただきたいと思います。
○折小野委員 もういろいろと質問もございましたので、簡単に二、三の点についてお伺いをいたします。
現在、米が問題になっておりますが、最近のいろいろな商品投機の情勢を見ますと、国際的な背景があるものがいろいろとあるわけでございます。たとえば、大豆において、アメリカでできが悪かった。そういうようなことが日本の大豆に影響する。それで、食糧庁の方にまずちょっとお聞きしたいと思うのですが、米につきまして、諸外国の米の生産、その需給関係、あるいは米の国際価格の動向、こういう面がわかっておりましたら、ひとつお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 その、国際的な動向の日本に対する影響でございますけれども……
○折小野委員 最初に、一般的なことにつきまして御質問いたします。 地方税が、それぞれの地方団体にとって最も基本的な収入であることは当然でございます。そういう意味から、地方税収入がその地方団体の財源の中に占める比重、これは、それぞれの地方団体においても非常に関心を持っておるところでございます。 その推移を数字で見てみますと、昭和三十六年度の数字からいきますと、地方の歳入の中に占める税収入というのは三五%ございます。ところが、それが四十六年度になりますと三三%に減ってまいっております。その減ったものは、もちろん交付税あたりでもある程度措置をされておりますが、その多くは地方債によって措置をされて……
○折小野委員 今日、宅地並み課税の問題が非常に大きく取り上げられております。また、その内部におきましてはいろいろと紛糾があるということも伝えられております。こういうふうな問題になりました背景の一つには、いわゆる新都市計画法に基づく線引き、これが妥当でなかったのじゃないか、これに対する認識というものが十分でなかったのじゃないか、こういうところに一つの原因があろうかというふうに考えております。 もう少し具体的に申し上げますと、市街化区域内に入らなければ土地の売買ができなくなると、ただ単にこういうようなことで市街化区域に入ることを希望をした。そういうことによって、予想外に大きな土地が、特に農地が市……
○折小野委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております地方税法の一部改正案並びにこれに関連する諸法案につきまして討論をいたします。 まず、山本弥之助君外二名提出の修正案については賛成でございます。(拍手) 次に、内田常雄君外二名提出の修正案については反対でございます。(拍手) 中村弘海君外四名提出の修正案については反対でございます。(拍手) 修正部分を除いた内閣提案にかかわる地方税法の一部改正案については反対でございます。(拍手) まず、私どもは、今回の地方税法並びにこれに関連する法案の審議にあたりまして、この法案は、それぞれの地方自治体の立場を考えますならば、本……
○折小野委員 昨年沖繩が返還になりまして、一日も早く沖繩を本土並みにということでいろいろな対策がとられてまいっておるわけでございますが、その一環といたしまして、本年度、沖繩関係の地方交付税に当たるものとして、国の一般会計から三百八十八億円が出されるということになってまいっております。しかし、御存じのとおり、沖繩の実態というものは、現在の本土の実態からいたしますと非常に違うわけでありまして、この際よほど力を入れなければ、本土並みになることはなかなかむずかしい。こういう面から、この交付税相当の特別措置の金額にいたしましても、考慮がなされておるはずでございます。今回、五百十億を、一応昨年度の平年度並……
○折小野委員 交付税法につきまして、簡単に二、三の御質問を申し上げます。
かつて、自治省は、わが国の交付税制度は世界に冠たる制度であるというふうに自負しておいででありました。現在でもそういうふうにお考えになっておりますのかどうか、そしてまた、どういう理由でそういうふうにお考えになっているのか、御意見をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いま御答弁になりました交付税制度のいろいろな機能の中で、一つは、財政保障という面がございます。これは、それぞれの地方団体といたしましては、現在の情勢下におきまして、やはり、できるだけ国民の期待にこたえて多くの仕事をやっていきたい。ところが、それに対……
○折小野委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております地方交付税法の一部を改正する法律案に対して反対をいたします。 その理由の概要を申し上げます。 地方交付税法は、その内容がまことに複雑でございます。そのことのために、この制度はきわめて精妙巧緻であるという装いをとっておりますが、はたしてそうでございましょうか。それがことさらに複雑でありますがゆえに、また、あまりにも技術的でありますがゆえに、その本質並びに運用が必ずしも地方団体の要望にこたえ、あるいは地方住民の期待に沿っておるとは思われないのでございます。 まず。地方交付税制度の財源保障機能についてでありますが、本年度……
○折小野委員 時間も来ておりますので、簡単に御質問いたします。 まず、鈴木さんに、お伺いいたしますが、旧再建計画が失敗をした原因の一つに、料金改定がタイムリーにできなかったということをあげておいでになります。この料金改定につきましては、手続上いろいろ問題がございまして、その簡素化を要望するという声も非常に高いのでございますが、この料金改定についての先生のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 それから、次は、佐藤さんにお伺いいたしますが、現在お住まいのところから、従来、バスを使い、あるいは電車を使ってお出かけになっておったが、それをいまマイカーを使っておいでになるということでございますが……
○折小野委員 再建の問題に関連をいたしまして、まず、基本的に二、三お尋ねいたしたいと思います。 現実に再建をやる方法といたしまして、いろいろあろうかと思いますが、今回は、特別の立法をもって再建を促進したいということでございます。それから、旧再建につきましては、地方公営企業法の関係でおやりになる。それから、またもう一つの方法といたしましては、予算的に助成その他をいたしまして、そして、それに行政指導を加える、こういうような再建の方法もあろうかと思っております。そういうようないろいろな方法の中で、今回、健全化の促進に関する法律というもので再建をやろう、こういうふうにしておられるわけなんですが、それ……
○折小野委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております地方公営交通事業の経営の健全化の促進に関する法律案及びこれが修正案について討論をいたします。 すなわち、林君外提出の修正案につきましては反対、中村君外提出の修正案につきましては、現実的な配慮がなされたものとして賛成、内閣提案の、中村君外提出の修正案を除く原案については反対であります。 その趣旨について簡単に申し上げます。 地方公営企業法に基づく旧再建が失敗に終わった今日、各地方公営交通事業の経営はまさに危機的な様相を呈するに至っております。地方公営交通事業の庶民の足としての重要性にかんがみ、最近のモータリゼーションの推移に……
○折小野委員 お昼の時間をだいぶ過ぎまして、たいへん御迷惑かと思いますので、できるだけ簡単にいたしたいと思いますから、よろしくお願いいたします。 今回提案されております公有地の拡大の推進に関する法律の一部改正でございますが、私は、この表題はけっこうだと思うのであります。そしてまた、そうあるべきだ、そういう方向に進むべきだ、こういうふうに考えるのでありますが、この法律の内容を見てみますと、必ずしもそうでなくて、端的に言いますと、公共事業用敷地の取得の推進に関する法律という程度のものじゃなかろうかというふうな感じがいたすのでございますが、大臣の御所見をまずお伺いいたしたいと思います。
○折小野委員 地方公務員等共済年金につきまして、二、三の御質問をいたします。これは自治大臣お一人にお伺いするのはちょっと不適当かとも思いますが、年金制度の基本について、先にお伺いいたしたいと思います。 わが国の公的年金制度はいろいろたくさんございます。これは対象者が違い、あるいはまた発足の時期が違い、また、その事情が違う、こういうようなことでいろいろな公的年金制度があるわけでございます。しかし、これに関連いたしましていろいろと御質問も出ておりますように、あれとこれとはこう違うというようなことがいろいろ論議になっておるわけでございます。将来を考えました場合に、この年金制度をそれぞれ特色を持った……
○折小野委員 あと簡単に御質問いたします。 さきに、地方税法の改正によって、いわゆる市街化区域内農地の宅地並み課税というものが行なわれました。これがいわゆるむちと称せられるものです。それから今度のこの臨時措置法、これがあめと称せられるわけでございますが、こういうように、片一方でむちと称し、あるいはあめと称するというのは、やはり、一つの目的があってのことでございます。先ほど来いろいろお話しがございましたが、ただ単に税金面の不公平を是正するんだということだけでなくて、やはり、これらの地域に住宅をつくりたい、特に、大都市の住宅問題の解決の一助にというのが当然立法の目的であったわけでございました。 ……
○折小野委員 今日、内政の問題として、一番大きな問題の一つに、土地問題というものがございます。政府としても、その土地問題の解決のためにいろいろやっておられる。また、これからやろうとしておられます。この土地対策につきましての一番基本的な問題は、やはり、この土地というものをどういうふうに認識していくかということで、そういうところに立って具体的ないろいろな土地対策というものが出てくるのだろうと考えております。そういうような点から、まず、簡潔に、総理がお考えになっておられる土地というものに対する認識を、どういうふうにお考えになっておられるか、それをひとつおっしゃっていただきたい。
○折小野委員 消防について御質問をいたします。 先ほど来質問がありました徳山のコンビナートの爆発あるいは火災、これにつきましてはいろいろと質問があったことかと思いますが、これに関連をいたしまして、二、三御質問をいたしたいと思います。 コンビナート火災というものは非常に大きな危険が予想されます。そういうことで、各方面から非常にいろいろな関心を寄せられるわけなのであります。ところで、あのような企業の内部で火災が起こった場合、あるいは爆発事故が起こった場合、それには、当然、直ちに消防という業務がつきまとってくるわけでございますが、その消防の責任と申しますか、それははたしてどこにあるのか。当然考え……
○折小野委員 金大中氏事件は、現在、問題はまだ過程にあります。しかも、外国関係等、いろいろな微妙な問題がからんでおりまして、今後の予断を許さない。そういうような段階にございますので、そういう面も考慮しながら、時間的な制約もございますので、二、三の御質問を申し上げたいと思います。 いままでの報道によりまして私どもが見た限りにおきまして、初動捜査に手抜かりがあったんじゃないかということが指摘をされておりますし、また、ある報道によりますと、国家公安委員長も、そういう面があったということをお認めになっておられるようでございます。この警察庁長官の御報告によってみますと、事件が警察庁に認知されまして、そ……
○折小野委員 超過負担の問題について御質問を申し上げますが、時間もあまりございません。そういう関係で、当面問題になっております摂津市の保育所の問題、これを一つの例として御質問を申し上げたいと思うのでございますが、これまでにもいろいろ質問がありましたので、私なりの立場で、できるだけまとめて御質問を申し上げたいと思います。 摂津市の保育所につきましては、その建設並びに管理運営に要する経費は、相当程度の超過負担がある。これを国に対して支払えということ、端的に言えばそういう意見書であります。これに対して「内閣の意見」というのがついておりますが、この「内閣の意見」の前のほうは、こういう問題について内閣……
○折小野委員 よろしくお願いいたします。 まず最初に、国際政治の中におけるわが国の地位、このような面につきまして、二、三の御質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、多くの人々が多年にわたりまして念願をしてまいりましたベトナムに和平が訪れ、すでに停戦が実現をいたしました。その和平を国際的に保障するために、現在パリにおきまして国際会議が開催されておりますことは、まことに慶賀すべきことでございます。この会議の成果を通じまして、アジアに真の平和と復興の訪れることを心から念願をいたすものでございます。 こういうような情勢の中にありまして、同じアジアに位置しておりますわが国といたしまして、国民の……
○折小野委員 大臣の御都合もございますようですから、簡単に御質問申し上げます。 きょうのニュースの中で公害に関する問題、ただいま問題になりました東邦亜鉛のカドミの問題、それから新幹線の公害に対する運輸省あるいは国鉄の対策、この二つの問題を私たち非常に関心をもって見たわけであります。 東邦亜鉛の問題につきましては、ただいま御質問がございましたが、十分御調査、御検討いただくことが必要でございますけれども、公害対策の基本という問題からいたしますと、結局そういうような事態をできるだけ早く察知して、これに対する対策を講じていく、いわゆる公害の被害を起こさないような施策をやっていくということが一番大切……
○折小野委員 簡単にお伺いいたします。
最初に、田辺さんにお伺いをいたしますが、申し上げるまでもなく、演習場周辺につきましては、防衛施設周辺の整備等に関する法律によりまして、国といたしましてはいろいろな整備をやらなければならない、こういうことになっておるわけでございますが、山梨県に関係いたします地域におきまして、最近、大体年間どの程度の事業費で整備事業が行なわれているのか、これは概略の数字でけっこうでございます。それから地元といたしまして希望され、あるいは期待される程度の整備事業が行なわれておるのかどうか、お伺いいたします。
【次の発言】 その程度の事業費で、地元としては大体これで整備ができ……
○折小野委員 富士地域環境保全整備特別措置法案につきまして、若干の御質問を申し上げたいと思います。 第一に、この法律をつくろうとされたその趣旨でございますが、大臣の趣旨説明の中にもございますし、また、この法律の第一条に、抽象的なその趣旨というものは書いてございます。しかし、私ども考えまして、あの富士の地域がここに書かれておるような地域であるということは十分了解ができます。といたしますならば、これはやはり自然の環境を保全をするということが一番大切なことじゃなかろうか。そういう点からいたしますと、従来の自然公園法の指定を広げる、これは先ほどの質問にもございました。そういうことが、より一そう効果的……
○折小野委員 東北の仙台市でございますが、仙台市の東のほう、塩釜に通ずる国道、通常仙塩街道といっておりますが、この国道四十五号線に沿いまして、その途中に苦竹地区といわれております工業地域がございます。この工業地域は中小企業、主として加工業を中心にいたしました雑多な工場が立っております工場団地でございますが、この地域におきまして地盤沈下が発生をいたしました。今日相当多くの被害が、しかも相当広範囲にわたって発生をしておるということでございます。この点につきましては、先般環境庁におきましても係官を現地に派遣をされて調査されたはずでございますが、その概況について、特に現在の沈下の程度、それからその地盤……
○折小野委員 私は、民社党を代表して、富士地域環境保全整備特別措置法案並びに同法案に対する修正案について反対の討論をいたします。 富士山が、わが国のすぐれた自然の象徴であり、かつ、世界に誇る国民的な資産であることは申すまでもありません。その富士山についての今日の問題は、そのすぐれた自然環境が最近のレジャーブーム等により、一部の心ない人々により、またブームを当て込んだ過剰利用、乱開発等によって破壊寸前の危機的な状態に立ち至っている。いまにして厳重な規制を行ない、積極的な保全を行なわなければ、そのすぐれた景観、環境を保持し、後代の国民に継承することができなくなるであろうということであります。 ……
○折小野委員 大気汚染防止法の一部を改正する法律案につきましては、これまですでに同僚各委員から具体的にいろいろと御質問がございました。どうやら最後になっておるようでございますから、そういう面とは別に基本的な一、二の問題につきまして、御所見をお伺いいたしておきたい、こういうふうに考えております。 今回、総量規制方式を大気汚染防止について、とっていただいたということは、私どもといたしましても、公害防止につきまして一つの前進であるというふうに評価をいたしております。実は公害対策基本法の審議の際におきましても、個別の排出規制だけではとうてい環境基準を守っていくことはできないであろう、したがって、近い……
○折小野委員 私は、去る十一月二十九日の大洋デパートの火災に関連をいたしまして、消防の問題で二、三御質問を申し上げますが、先ほど来各委員からいろいろと御質問も出ておりますので、できるだけ重複を避けて申し上げてみたいと思っております。 最初に消防庁長官にお伺いをいたしますが、この前、大洋デパートの火災について長官から御報告がございました。その際のお話の中に、その当時の数字でいいますと死亡者百名、そのうち従業員が四十九名なくなっておる。たいへんたくさんの方々が悲惨ななくなり方をいたしましてお気の毒でございますが、この四十九名の従業員がなくなっておるということは、従業員の人たちが避難誘導その他防火……
○折小野委員 簡単に二、三の御質問を申し上げます。 最近の異常な物価高に伴いまして、公共事業の執行が非常にむずかしい段階に参っております。そういう情勢を反映いたしまして、政府の補正予算におきましても一部の公共事業につきまして単価の改定、したがってまた予算の追加、こういうことが行なわれました。それと同時に、交付税におきましても、この特別例に関する法律案によりまして、単価改定に伴いまして二百三十二億円という経費が一応予定をされておるわけでございます。しかし、御存じのとおりに、今回の単価改定によりましても、実勢単価と比較いたしますと非常に大きな差が出てまいります。実質的に、ことしの場合にこのような……
○折小野委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和四十八年度分の地方交付税の特例に関する法律案に対しまして、反対の討論をいたします。 まず、地方交付税は地方公共団体にとって固有の財源であります。国の自然増収に伴って当然確保さるべき財源が、もっぱら国の都合によって措置される今回の特例法の趣旨は、われわれの納得しかねるところでございます。そういう意味におきまして、私どもはこの法案に対しまして基本的に反対でございます。 また、今日、不足あるいは物価の急騰、このような異常な事態の中におきまして、各地方団体はきわめてその行財政の運営に苦慮いたしておるのでございますが、これ……
○折小野委員 今回の奄美群島の振興開発、これに関連をいたしまして先ほど来開発の問題がいろいろお話がございました。奄美が復帰いたしましてから、まず最初は「復興」という名前で特別措置が講ぜられてまいりました。その後は「振興」という名前で引き続いて特別措置が講ぜられて、そして今回は「振興開発」と、新たに「開発」という文字を加えて新しい特別措置が発足をしようとしておるわけでございます。 ところで、名は体をあらわす、こういうふうに申しますが、今回こういうふうに、従来「振興」とあったものを「振興開発」というふうに名前を改めて法律の改正が行なわれようとしておるんでございますが、その内容を見まして、すなわち……
○折小野委員 二、三御質問申し上げます。 まず最初に津田さんにお伺いいたしますが、御存じと思いますけれども、東京都におきまして事業税の不均一課税をしようといたしております。それにつきまして津田さんの率直な御意見をお聞かせいただきたいと思ます。 次に岡部さんにお願いいたしますが、過疎地域の税収、これがなくてどこも非常に困っておるわけなんでございます。日の出村が過疎地域かどうか十分には承知いたしておりませんけれども、町村財源と申しますか、あるいは過疎対策の財源と申しますか、そういうような面で、こういうものに課税をしたらというような何か御見解がございましたらお知らせいただきたいと思います。 次……
○折小野委員 地方税法の一部改正に関連をいたしまして、若干の質問をいたします。 まず最初に、いわゆる三割自治といわれるようになりましてから、もうすでに年久しくたっておるわけでございます。これはいろいろな問題があるわけなんですが、それを端的にいいますと、地方団体の自主財源が三割しかない、こういうことでございます。そのことばのとおりに、自治省の調査の資料を見てみましても、地方団体が確保できる自主財源というもの、すなわち税収入というものはずっと三割の率を堅持して今日に至っております。そのほかの七割は国にいくわけでございますが、申し上げるまでもなく、実際の仕事の七割は地方団体がやって、そして三割しか……
○折小野委員 私は、民社党を代表し、ただいま議題となっております内閣提出の地方税法の一部を改正する法律案に対して反対、日本社会党提出の同法案修正案に対して賛成する立場において討論をいたします。 以下、主として政府原案に対する反対の理由の一端を申し上げます。 反対の理由の第一は、国と地方を通ずる財源配分の問題についてであります。 すでに多年論ぜられてきた問題でありますが、一向に改善の気配がありません。いわゆる三割自治が言われて久しくなりますが、昨今の実情は、むしろそれが定着し、地方自治の停滞と、過密と過疎のもたらす害悪は、ますます広がってきているのであります。今回の政府提出の改正案において……
○折小野委員 地方交付税法の改正案に関連をいたしまして、また地方財政、こういう問題にも関連をいたしまして、少し的をしぼって御質問いたしたいと考えております。 それは主として人件費でございますが、人件費の財政の中に占める比重、これは地方財政の中におきましても相当大きな比重を占めておるわけでございます。四十九年度の地方財政計画の中におきましても約三〇%に近い比率を占めておりますし、今後のベースアップその他を考えますと、やはり相当な比重を占める、こういうことがいわれるわけでございます。しかも、この人件費、いわゆる給与関係経費といいますのは、その大部分は義務的な経費でございますので、地方財政を運営す……
○折小野委員 私は、民社党を代表し、ただいま議題となっております地方交付税法の一部を改正する法律案に対して反対の立場から、以下簡単な理由を申し上げて討論といたします。 反対の理由の第一は、今回の交付税法の改正案におきまして、千六百七十九億六千万円を減額する特別措置をとったということであります。 石油危機を契機とする経済の混乱の中で、そのしわ寄せを受けて最も苦慮してきておりますのは地方自治体であります。最低の住民福祉を維持するために、地域住民の自治体に寄せる期待を考えるとき、本来、地方自治体の固有の財源である地方交付税を、国の一方的な措置によって減額することは、いわゆる地方自治体の本旨に反し……
○折小野委員 時間もだいぶ経過いたしましたので、簡単に御質問いたします。 まず、大臣にちょっとお伺いいたしたいと思いますが、最近火災の態様というものが非常に変わってまいりました。したがって、消防のあり方、その基本的な考え方、こういうものもおのずから変わらなければなるまい、こういうふうに考えるわけでございます。 消防というのは人命、財産の保護ということでございますが、かつては、火事があったといいますと、何軒焼けたか、すなわち財産の保護に重点があった。一般の認識もそうでございますが、消防の対策といたしましても、やはりそこに認識の重点があったというふうに見ていいのじゃないかと思います。私どもが最……
○折小野委員 最初、一般的な問題について大臣に御所見をお伺いいたしたいと思います。 わが国の年金制度の考え方の中にはいろいろな要素が含まっております。恩給という考え方、あるいは保険という考え方、あるいは社会保障であるという考え方、こういうようないろいろな考え方があるわけでございます。また現実の年金制度は、いろいろな経過もございまして、そういういろいろな考え方がいわばそれぞれ複合的に入っておる、こういうふうに言っても差しつかえないのじゃなかろうかと考えておりますが、大臣といたしまして、現在のわが国の年金制度の置かれておる地位、これはそういうような考え方の中のどういうようなところに重点を置いて現……
○折小野委員 あとの時間の関係もございますようで、簡単に二、三の御質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、先ほどの小川委員の御質問にちょっと関連をしてでございますが、平均給与額の算定にあたりまして、期末手当、勤勉手当がその算定の基礎の中に含まれていないということでございますし、これにつきましては小川委員からの発言のように、私どももやはり、これも現実のわが国の給与制度のもとにおいてはいわゆる生活費である、こういうふうに判断をいたします。そういう立場から今後十分御検討を願いたいと思うのでございます。その反面に、この法律の四十九条ですか、「費用の負担」というのがございます。この費用の負担の面に……
○折小野委員 今回の地方自治法の一部改正について御質問申し上げますが、まず最初に特別区制に関する改正につきまして……。 東京と申しますと、これは何といってもわが国において最大の大都市でございます。今日、地方行政の問題の中で大都市行政というのは一つの大きな問題になっておるわけでございますが、その東京におきまして特別区制というものがあるということは、大都市行政の一つの方向として特別区制というものがあるということなのか。あるいは、東京都は日本の首都である、そしてまた江戸時代以来の歴史的な経過を持っておる、こういうような面からいたしまして、特別区制というのは東京だけの特殊な制度、こういうふうに認識を……
○折小野委員 私は、今回提案されております補正予算を中心といたしまして、現在、緊急の問題になっております石油危機の問題そのようなものを交えまして若干の質疑をいたしたいと思います。 まず最初に、総理にお伺いをいたしたいと思います。 今日の石油危機の問題は、わが国にとりまして非常に大きな、しかも重要な問題であることは、申し上げるまでもございません。しかも、その当事国、これが中東紛争の関係もございまして、国民の目がアラブのほうに向いておる、これもまたやむを得ないことでございましょう。そういうような点から、政府といたしましても、今回、三木特使をアラブに派遣をされる、また、場合によっては通産大臣を派……
○折小野委員 けさほど来、いろいろと参考になる意見を拝聴をいたしました。私も大体NOxのこの五十一年規制を中心にいたしまして、関連した御質問をいたしたいというふうに考えておりますが、時間の関係もございますので、質問事項をあらかじめ申し上げます。そのあとで個々にお答えをいただきたいと思いますが、お一人に一問ずつ質問をいたします。ただ、その場合に、あるいはあとも業界全般にわたることかと思いますが、そういう点については、ひとつ適宜それぞれの立場で御答弁をいただきたいと考えております。 まず最初に、いす父自動車さんにお伺いをいたします。 情報によりますと、アメリカではこの春、クライスラー社が、窒素……
○折小野委員 最初に八田参考人にお伺いをいたします。 今回の報告によりまして、いわゆる五十一年度規制が二カ年延長されたという形になります。そしてまたいろいろ御答弁にありましたように、五十一年度規制はいわゆるマスキー法的発想によるものだ、五十三年度もおそらくやはり発想の基本はそういうことであろうと思います。しかし、そういう中で八田参考人からいろいろと見込みと申しますか、御意見がございました。私もお聞かせをいただきました。そしてまた、ただいま豊田参考人からの御意見もございました。そういう面を含めて考えました場合に、五十三年度というこの時期において、そして五十三年度の〇・二五の目標値につきまして、……
○折小野委員 まず、昭和四十九年度分の地方交付税の特例に関する法律案につきまして御質問申し上げます。 今回の特例法におきましては、地方財政の当面する不足分、給与改定分その他、これに財源を充当するためにということでこの改正が行なわれるわけでございます。したがいまして、新たな財政需要に対して金を何とかくめんしなければならない。こういう面については当局もいろいろ御苦労なさることはわかるわけでございますが、今回この特例法で措置しようとされております財源のくめん、その中で四十八年度分の精算分二千六百九十一億円、これを今回の財源に充当されたわけでございますが、この財源を充当された理由、これをまずお伺いを……
○折小野委員 最初に家本参考人にお伺いをいたします。 先ほど来、各委員から御質問がございまして、それに対する御答弁もお聞きいたしておりました。繰り返しということになるかもしれませんが、ひとつよろしくお願いいたします。 家本参考人の専門委員としての任務、その中で、特に厳しく業界に対して警告を発する、あるいはそれによって業界における開発を促進させる、これもまた委員としての任務の一つである、こういうふうな御見解をお伺いをいたしました。私は、個人的な見解といたしましては敬意を表します。しかし、中公審の専門委員としての立場、そういう立場から見まして、ただいまお考えになっておるようなことが、事実のよし……
○折小野委員 最初、安達先生にお伺いをいたします。 赤潮の被害といった場合におきまして、多くの場合においては、それによって魚介類が斃死するということが出てくるわけでございますが、その斃死の直接の原因は、中毒によって、それもプランクトンの種類によって、特に毒性のはなはだしいプランクトンによって、そのような斃死が起こるのだというお話、いろいろお伺いをいたしましたが、一般的には、そういうような状態のほかに、いわゆる酸素が欠乏して大量斃死を来すというような場合、あるいはプランクトンが魚のえらその他にひっかかって、いわゆる機能障害を起こして斃死をするのだとか、いろいろな場合が考えられると思います。した……
○折小野委員 五十年度の地方税法の一部を改正する法律でございますが、まず最初に、住民税について御質問を申し上げたいと思います。 私どもかねて住民税の審議に当たりまして、課税最低限度がどれだけになるのかということは一つの大きな関心の的でございます。政府におきましても、そのような面を十分考慮して所得控除、そういうものの検討がなされておるというふうに考えるわけでございますが、五十年度の住民税につきまして、従来百一万円ですか、これに対しまして、今回課税最低限を百二十一万円程度に引き上げる、約一九%程度の課税最低限度の引き上げということがなされておるわけでございます。今回の改正によりますこの課税最低限……
○折小野委員 私は、民社党を代表して、政府提案の地方税法の一部を改正する法律案に反対、三党共同提案の地方税法の一部を改正する法律案に対する修正案に賛成の立場において討論をいたします。 政府案に対する反対の理由の一端を申し上げます。 まず第一は、事業税についてであります。 今回の改正案においては、標準税率の一・一倍の制限税率を採用しようというのでありますが、このことは特定団体の措置に対する対応策という色彩がきわめて濃厚でありまして、政府の態度として必ずしも適当であるとは考えられません。むしろ、許されたる不均一課税あるいは超過課税でありましても、それが他団体にマイナスの影響がある、すなわち、……
○折小野委員 特に昨年から地方財政の悪化が唱えられて、いわゆる地方財政の危機という問題が大きく各方面の関心を集めるようになりました。地方財政の危機という実態についてはだれも疑いを持っておりませんのですが、その原因ということになるといろいろな説がございます。地方公務員の給与が国家公務員よりも高いからだ、これが一番の原因だ、こういう言い方もございます。いやそうじゃなくて、補助金制度その他に伴ういわゆる超過負担が一番の原因なんだ、こういう意見もございます。最近統一地方選挙のさなかでございますから、それぞれの立場において主張したい面を特に大きく主張する、そういう傾向のあることはやむを得ないといたしまし……
○折小野委員 まず我堂参考人からお尋ねをいたします。 一応お尋ねいたします問題を申し上げますので、まとめてひとつお答えをいただきたいと思います。 一番は、堺市における人件費の総予算の中に占める比率、ほぼどの程度か。これは一般会計予算で結構でございます。最近の傾向としてどういう状況なのか。数字的にわかっておりましたら、四十八年度、四十九年度あたりとことし五十年度予算との比率の差、非常に高くなっておるであろうと予測をいたしておるのですが、その辺お尋ねいたします。 それから、五十年度の予算はすでに編成をされて執行に入っておるわけでございますが、政府におきましても歳入欠陥というのが非常に憂慮され……
○折小野委員 大蔵大臣は先ほどの御答弁におきまして、予算の忠実な執行について決意の表明をなされました。地方団体といたしましては、現在一番関心を持っておるのはその点でございます。 ところで五十年度につきましては、政府におきましても相当程度の歳入欠陥が予想をされておる。これに対しましては赤字公債で何とか補てんをしようか、このような検討も内々なされておるやに聞くわけでございます。そのうちの少なくも国税三税が欠陥になりますと、それは必然的に交付税の歳入欠陥になってまいるわけでございます。予算どおり執行するとおっしゃるわけでございますが、もしそこに歳入欠陥が生じた場合にこれを補てんする具体的な方法、国……
○折小野委員 昨日の事件は大変遺憾な事件でございました。しかし私どもといたしましては、将来にわたってこういうような事件が再び起こらないように、そういう立場で十分な対策を講じていくことが大切だと思います。 こういう問題に対する対策といたしまして、一つは現場における対策がございましょう。しかしより大切なのはふだんの対策、これが一番大切なことだというふうに考えております。先ほど来の質問に対しまして、いろいろと行動右翼等に対する対策というものが講ぜられておるようでございますが、これはもちろん行動右翼に限ったことではございません。いわゆるテロ行為は民主主義の敵だというふうに言われておりますので、どうい……
○折小野委員 最初に井上参考人にお伺いをいたします。 石油コンビナートの災害対策というのは、各方面から非常に大きな関心が持たれておるわけでございます。したがいまして、これに対する対策の万全を期したい、これはいまに始まったことではございませんし、すでに消防庁におきましても石油コンビナートの防災対策についての要綱を決めて、それによって対策を進めてまいっております。それから先ほど先生の御意見にありましたように、保安基準あるいは保安のための指針の策定、こういう面でいろいろと対策が進んできておる、こういうふうに承知をいたしております。しかし、今日なおコンビナートを中心にいたしました悲惨な災害と申します……
○折小野委員 石油コンビナートの災害が各方面から関心を持たれておりますが、しかしながら石油コンビナートの災害はいまに始まったことではないわけでございます。すでに消防関係の方々におきましてもこの面に注目をしてこられた。消防審議会が昭和四十二年に石油コンビナートに対する総合的な災害対策を答申をした。それにこたえまして消防庁におきましても「石油コンビナート地帯防災対策要綱」というものを作成をいたしまして、そして石油コンビナートの防災対策に努力をしてこられた。しかしながら、今日なおかつ石油コンビナート災害というものが後を絶たない、こういうようなことで今回またこういう法案を出してこられたということになっ……
○折小野委員 いわゆる石油危機以来、長期的な資源エネルギー対策、これについての関心が一般に高まってまいっております。特にわが国は資源に乏しい。しかもエネルギー資源の大部分を海外に依存しておる。 そしてこれまで、安い、豊富な石油の上に築かれてきましたわが国の産業経済あるいは国民生活、こういうものを考えてみますと、今日もっと切実な資源エネルギー対策の実行を必要とする、こういうふうに考えるわけでございます。そのエネルギー源としての石油にかわるもの、あるいは石油に次ぐものというふうに考えられておりますのは、原子力であるというのが、現実的な見方であろうと、私どもは考えておるわけでございます。わが国におき……
○折小野委員 本法案につきましては、すでに前国会におきまして十分な審議がなされております。したがいまして、私は一点だけ補充的にお尋ねをいたしたいと思っております。 それは、これまで何回も審議されました、自治省側の御答弁もございました、それからこの委員会におきまして何回も附帯決議がなされました、いわゆる互助会あるいは共済会と申しますか、そういうようなものの職員でございます。これにつきましては先ほど部長からも、厚生年金の関係があるので、厚生省がなかなかうんと言わぬので、というようなお話がございました。いままでの御答弁もほぼそういうような御答弁に終始しておるわけでございます。しかし、私どもいろいろ……
○折小野委員 この特例法に関しまして、これまでいろいろと御質問もありました。また、それに対しましていろいろと御答弁もございましたので、私は二、三の問題にしぼりまして、主として大臣にお伺いをいたしたいと思います。 今日地方財政が非常に苦しい。したがって、今回のこの特例法によって緊急の措置をしなければならないわけでございますが、同時に国の財政も厳しい。こういう点につきましてはいろいろと今日まで論ぜられておるわけでございます。しかし、私いろいろな話を聞いておりまして、肝心のものが何か忘れられておるような気がいたすわけでございます。と申しますのは、国の歳入の欠陥と申しますのも、国民が暫しいから結局そ……
○折小野委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております昭和五十年度における地方交付税及び地方債の特例に関する法律案について、反対の討論をいたします。 以下、簡単に政府原案に対する反対の趣旨を申し述べます。 その第一は、現行の地方交付税制度を初めとする地方財政諸制度が、現在のような財政危機の事態に対応できなかったということでありまして、これを応急措置によって補てんしようとするのがこの特例法の原案であります。しかし、いわゆる借金による対策は、事態を後に引き延ばすということでありまして、むしろ今日の危機を一層深刻なものにするだけであります。 第二は、あるべき財源対策は、適切な地方財……
○折小野委員 つなぎでございますから、しばらく。 コンビナート防災法が成立するといたしますと、直ちにコンビナート防災の実態というものが、これは動いていかなければならないわけでございます。しかしながら、従来の防災体制というのは消防を中心にした防災体制、それから高圧ガスに関する通産省関係の系統の防災体制、そしてまた将来海上防災という問題が出てくるならばそういう系統の防災体制、こういう従来、違った立場における防災体制が一本になって、実質的な効果を上げなければ本当のこの法が期待をする防災体制というのはできないのじゃなかろうかと思うのであります。それは言葉で言うのは無常に簡単でございますが、実質的な、……
○折小野委員 けさ、長官の所信表明をお伺いいたしました。主として長官の所信表明に基づいて、若干の御質問を申し上げたいというふうに考えております。 ところで、最近のわが国を取り巻きますいろいろな情勢、これは非常に大きく変化をいたしております。その中で特に、いわゆる経済の高度成長が終わって、低成長であるとか、あるいは減速経済であるとか、いろいろ言われております。そしてまた政府は、いわゆる安定成長、こういうふうに言っておられるわけでございますが、そういうふうに非常に大きく変わってくる、こういうことが予想されるわけでございます。今日までの経済の高度成長の時代におきまして、それなるがゆえに多くの公害を……
○折小野委員 このたびの公害健康被害補償法の一部を改正する法律案の成立に伴いまして、環境庁といたしましては政令を改正をいたしまして、関係の諸給付の改定を検討しておられるというふうにお聞きするわけでございますが、その概要と、そしてその理由ですね、これをお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 各項目にわたりまして、いろいろと改定を予定されておるようでございますが、今回、新たに、いままであったのと違った補償給付、そういうものを検討しておいでになりますか、お伺いします。
【次の発言】 今回それぞれ、いろいろな資料をもとにいたしまして、それらとの均衡もとって改定をするということでございまして、それ……
○折小野委員 最初に、二村先生にお伺いいたします。 午前中の御説明で、振動と騒音の比較ということを、いろいろと教えていただきました。私ども普通騒音を考える場合に、距離が離れれば離れるほど少なくなっていく、それから、間を遮断すれば、それによって少なくなっていく、こういうふうなことに常識的に判断できますし、したがってまた常識的な対策というのが一応、考えられる。ところが、振動の場合につきましては、その比較で、性格からいいましても、いろいろ違った性格がある。たしか星川参考人のお話にもございましたが、二階になればなるほど振動はひどくなる。こういうような特殊な性格というものが振動にあるように承りました。……
○折小野委員 お疲れのところと思いますが、もうしばらく、ひとつ、おつき合い願います。 さっき長官のお話の中に、世界で初めての法律であるからというお言葉がございました。その後に、どういう言葉が続くのかと思って聞いていたのですけれども、はっきりとした言葉は続いてこなかったのですが、世界で初めての法律であるから、いろいろ十分でない点もあるが、まあ、この辺でというようなふうに受け取られた。しかし私は、世界で初めの法律であるから少しでも、いいものをつくっていきたいという意欲を持って取り組んでいただくということが大切なことじゃなかろうか、こういうふうに考えます。振動規制というものは大変むずかしい問題だと……
○折小野委員 地方税法等の一部を改正する法律案に関しまして若干の御質問を申し上げます。 今日、大変厳しい経済の情勢を反映をいたしまして、地方財政もまたいわゆる危機的な様相を帯びておるわけでございます。そういう中におきまして、五十年度並びに五十一年度につきましては一応応急的な措置をとらざるを得ない、こういうようなことになりまして、五十年度についてもそしてまた五十一年度についても、端的に言いますならばいわゆる借金財政を強いる、こういうような形になってまいっております。しかしながら、いつまでもこういうような措置を講ずるわけにはまいらない。やはり抜本的な対策を講じまして地方財政の基盤の確立を図ってい……
○折小野委員 今日の大変厳しい地方財政の中におきまして、現在地方自治体はそれぞれの公共事業をやろうといたしておりますし、また、やることが要請をされております。乙の公共事業につきまして、それは景気対策だからやれ、もちろん地方自治体といたしましても景気がよくなることを望むわけでございますから、まあそれもそうでしょうかということになるわけでしょう。しかし、それにつきましては、今日大変財政的に厳しい。そしてまた、これは借金でやるにいたしましても後年度に負担が残っていくわけでございます。そういう中におきまして、地方自治体はとにかく公共事業をいろいろとやらなければならない。また、やろうといたしておるわけで……
○折小野委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となっております各議案について、まずその賛否を申し上げます。 内閣提出の地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対、同じく地方財政法の一部を改正する法律案に賛成、次いで、日本共産党及び公明党提出の地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する修正案に反対、同じく日本共産党・革新共同提案の同案修正案に対して反対、さらに日本共産党・革新共同提出の地方財政法の一部を改正する法律案に対する修正案に反対であります。 主として地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する反対の理由を申し上げます。 本来わが国の地方自治は、主として制度的な面からする国の立……
○折小野委員 最初に、地方公務員災害補償法の一部改正案の方からちょっとお伺いをいたします。 いただきました資料によりますと、四十七年度から四十九年度までの補償の年度別の実施状況、これを調べた数字があるわけなんですが、この数字を見てまいりますと、療養補償が、件数におきましても金額におきましてもその比率が毎年減ってきております。件数でしたら、四十七年度が八二・一%、四十八年度が八丁六%、四十九年度が八〇・八%、金額におきましても五八・二%から五四%、五一・三%というふうに減ってきております。その反面、休業補償関係におきましては、これが逆に四十七年度、四十八年度、四十九年度にかけてその率が高まって……
○折小野委員 時間がないようでございますので、一、二点質問をいたします。
貯蔵タンクの安全性につきましては、いろいろと保安基準を定めて点検審査が行われることであろう、こういうふうに考えるわけですが、その安全性につきましては、タンクそのものの安全性が主として検討されるのか、あるいはタンクが乗っておる地盤との関係についても十分安全性が点検されなければならないのか、どうでしょうか。
【次の発言】 地盤の安全性、これはもちろん上物との関係がいろいろ出てくるだろうと思うのですが、その地盤の安全性を検査するのに、予定されております検査協会がみずからボーリングその他をやりまして検査をする、こういうことがご……
○折小野分科員 私、この前の一般質問の際に、長官にはおいでいただいておったのでございますが、時間の関係でたいへん失礼を申し上げました。そういうような関係もございまして、ひとつ大臣に敬意を表したいと存じております。 その際の質問で、都市化という問題を私取り上げました。都市化の反面に、過疎問題があるということにつきましては申し上げるまでもないわけでございますが、それは端的に申しますと、農村地帯から農民が流出する、都会に出てくる、こういうところに一つの大きな原因があるわけであります。その原因の一つに、災害という問題がございます。非常に災害に弱い日本の農業、そしてまた、経済的な基盤の弱い日本の農民、……
○折小野分科員 最初に、本会議が迫っておりますので、私の持ち時間について委員長の善処をお願いして始めたいと思います。 横須賀におきまして、アメリカ婦人が日本の自衛隊の隊列に突っ込んで二名死亡、十数名の重軽傷者を出した。この事件につきまして、私一般質問で御質問申し上げた。これは一応ケリをつけました。ただ、その際に北米局長から、条約につきましていろいろ御説明がございました。しかしこれは事実上お取り消しになったような形になっております。それは私は了承いたしております。しかしそれは釈放についてということでございまして、その御発言の裏には、いわゆる米軍の拘禁にゆだねた、いわゆるアメリカに引き渡した、こ……
○折小野分科員 昨年の夏以来、財政あるいは金融両面から、いわゆる引き締め政策というものが進められております。特に金融面から申しますと、「五%の窓口規制、それから公定歩合の一厘引き上げというのが昨年の秋口に行なわれました。その後、国際経済のいろいろな問題がございまして、それに対応するということで、本年に入りまして、さらに公定歩合の一厘引き上げということが行なわれています。こういう政策の効果というものが、はたして現実にあらわれておるのかどうか、これはいろいろな見方があろうかと思いますが、大蔵大臣は、このような一連の引き締め政策の現段階における効果というものがあらわれておるかどうか、その点について御……
○折小野分科員 現在文部省におきましては、大臣をはじめとして大学問題に非常に御心労になっておることだと考えております。ところで最近、某大学の入学試験を受けた学生の話をちょっと聞きますと、その入学試験の試験場も、もちろんその大学は、現在紛争が続いておりますので、いろいろな面で行き届かなかったのだというふうに考えますが、多くの受験者にとりましては、今日まで非常に期待をして大学の試験を受けた、その一番最初の試験場におきまして、学生のイメージは完全にこわれてしまった、もう試験を受けるときから、大学に入るということに対する幻滅を感じてしまった、こういうことでございます。また大学に入りましても、まず大学に……
○折小野分科員 ただいまの御質問でも地価問題が出ましたが、私もまず地価問題から御質問を申し上げたいと思います。 土地問題、特に地価問題につきましては、国民生活にも非常に大きな影響がある問題でございます。特に政府といたしましては、公共事業の多くのものを担当される建設省としては、地価問題については最も慎重に御検討になっておられることであろう、かように考えております。しかしながら、現実にはなかなかその地価対策が進んでいないということなんでございますが、この際大臣から国の政策としての地価対策、これに対する基本的なお考え、御方針をまずお伺いいたしたいと考えております。
○折小野分科員 憲法におきましては、健康にして文化的な生活を国民に保障をいたしておるのであります。ところが、現実の世の中を見てまいりますと、憲法で保障しております健康な生活を生まれながらにして受けられない、あるいは不可抗力によってそれが阻害をされる、あるいはみずからの意思に反して健康な生活が送れない、こういう人たちが相当数あるわけでございます。しかもこういうような人たちの多くは、みずからの苦痛を大きく訴える、こういうすべを持たないのであります。多くの声が上がり、多くの圧力があるところにはいろいろな行政が行なわれるわけでございますが、こういうような面に対する行政というものは、やはり政府みずからが……
○折小野委員 国鉄のほうでいろいろと工事をやります場合に、国鉄としてはいわゆる指定業者に工事を出しておられますね。その指定業者の選定の基準、これはどういうことになっておりますか。
【次の発言】 鉄道の工事は特殊な工事が多いのだと思います。そしてまた、いまお話しのように、それにたえ得る一定の資格を要すると、こういうことになっておりますようですが、しかしそれは、その工事工事によってそういう条件をつけてあるのではなかろうかと思いますが、あらかじめそういうような業者を指定しておくということの特別な理由、こういうものがありましたら教えていただきたいと思います。
○折小野委員 まず最初に、先ほど来、ちょっと御質問の中にもございましたが、現在大阪空港の騒音問題について訴訟が行なわれておりますが、近くその結論が出る、すなわち判決が行なわれる、こういうふうにいわれております。
これに関連をいたしまして、最近ですが、政府はこれに対して控訴しないようにという関係者のほうの意見も出されておるやに承っておりますが、こういう問題も含めまして、判決が出た場合に、政府としての対応の姿勢、そういう面について、大臣のお考えをまず承っておきたいと思います。
【次の発言】 その訴訟と並行いたしまして、伊丹市の辰巳弥次郎さん外二千三百五十五名ですか、四十八年の二月、国を相手どって……
○折小野分科員 時間も限られておりますので、主として国と地方との関係につきましてお伺いいたします。 私どもがいろいろな機会に聞くところによりますと、国は地方自治体をあまり信頼していない、それから地方のほうではまた国をあまり信頼していない、こういうふうに相互にいろいろな面の不信感があるように考えるわけです。国民のための行政という面からいたしますならば、国も地方も協力してやっていかなければその成果があがらないということは、もう私から申し上げるまでもないことでございます。こういうような点につきまして、まず自治大臣の、一般的なことでけっこうだと思いますが、御所見をお伺いをしておきたいと思います。
○折小野分科員 私はこの間地方行政委員会におきまして大臣に御質問を申し上げました。それの続きというような形で主として地方財政を中心にいたしまして若干の御質問を申し上げたいと思います。 ただいま木野委員からも御質問がございました。そしてまたそれに対する自治省の御答弁がございました。特に今日、地方自治体におきまして交付税が予定どおりに入らないということによりまして資金繰りその他に非常に困難をしておるということは私どもも承知をいたしておるわけでございます。 ところで、先ほどの木野委員の御質問に対しての御答弁によりますと、結局順調にいった場合と比較いたしますと、三千二百四十九億円がこのような特殊な……
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