このページでは佐藤観樹衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。佐藤観樹衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○佐藤(観)委員 ただいま問題になっております四アルキル鉛入りのガソリンの管理体制について、ちょっとお伺いしたいと思います。
これは所轄としては通産省の石油業務課になると思うのですが、いままで精製されていたスーパーガソリンに混入された四アルキル鉛の量というのは、通産省のほうに報告されていたのでしょうか。
【次の発言】 その報告書というのは義務でしょうか、それとも業者の自主的なものでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、それは年に何回ぐらい行なわれていたものでございましょうか。
【次の発言】 そうしますと、業者の自主的なものということになりますと、それを受け取っても、報告書を受け取ったあとど……
○佐藤(観)委員 いま土井議員の発言にもございましたけれども、山中総務長官にちょっとお伺いしたいのですが、昨日の参議院の公害対策特別委員会で、いま問題になっております田子の浦の汚染の問題について御答弁があったわけでありますが、御存じのように、田子の浦というのは、万葉集の田子の浦ではいまはなくして、ごらんになった方々は多いかと思いますけれども、船というのは浮かんでおるというよりも、ベニヤの板の上に模型が置いてあるという感じまで汚染をされてしまっておるわけであります。そこで、きのうの御答弁では、これはほんとうであるかどうかわかりませんけれども、新聞によりますと、「「製紙会社に対し、向こう三カ月ほど……
○佐藤(観)委員 私はいま問題になっております伊勢湾、三河湾の異常赤潮の問題についてちょっとお伺いしたいと思います。 この伊勢湾、三河湾の赤潮は、九月の十九日に始まりまして、九月の二十四日、二十五日、二十六、二十七、二十九、三十、十月一日、二日、すでに二十八日を除いて全部赤潮が出ているということでございます。 まず水産庁にお伺いしたいと思うのでございますけれども、昨日の中日新聞によりますと、また続いて真珠のもとでございます真珠貝を取っております英虞湾でも、真珠がほとんど全滅の状態であるということでございます。そして、ここにこんな写真を借りてきておりますけれども、九月三十日は、蒲郡の沖、星越……
○佐藤(観)委員 皆さますでに御承知のように、きょうの新聞によりますと、名古屋港というのは、東京湾や大阪湾よりもさらに汚染されて、一番きたない湾じゃないかといわれているわけです。愛知県は交通事故が一番多いところで、さらに名古屋港まで汚水で非常によごれているということで、わが愛知県出身者としては非常に恥に感じているわけですけれども、きょうは名古屋港汚染の問題で、いろいろございますけれども、熱公害の問題一点にしぼって御質問したいと思います。 私は先月赤潮の問題に触れまして、名古屋港から発する水の温度が高いので、それが赤潮を発生させやすい原因の一つになっているのではないかということを申し上げたわけ……
○佐藤(観)委員 ただいまから、公害保安局の設置という、これから通産省が本格的に機構的に公害問題に取り組む法案が出ているわけですけれども、これにつきまして、今後の公害行政全般にわたりまして四点ばかり大臣はじめ通産省の各位の方にお伺いしたいと思います。 まず最初に伺いますが、これは木原議員が一度ちょっと触れた問題でございますが、公害問題の責任所在、つまり企業がどこまで責任を持つべきか。発生源である企業が公害の責任を持って、そして政府がそれを規制し、指導、監督していくということだと思うのでございますけれども、政府の公害行政に対する基本的な態度、つまり企業責任をどこまで持たせるべきかということにつ……
○佐藤(観)委員 関連質問。いま横路議員からお話があったように、現行の監獄法というのは非常にきびしいやり方で行なわれている。それに対しまして逆に今度の事件というのは、前の監獄法の例をとれば、それを陰とするならば、今度の場合は、非常に悪いことばを使えば陽だ。それくらい同じ法務省の管轄のところでこれだけのことが行なわれているということは、やはり非常に問題があるのじゃないかと思います。今度の問題、報道関係なんかで少し考えていただかなければならない点は、これは単なる刑務所内の規律の乱れだ、あるいは管理がずさんであったのだという問題だけに何かしぼられて、それで、あとで御質問申し上げますけれども、その辺の……
○佐藤(観)委員 私は、大気汚染防止法一本にしぼりまして、いままでの長時間にわたる質問でなお解明し切れない点について、質問を試みたいと思います。 御存じのように、現状の大気汚染防止法では、大気汚染の主たる原因である電気ガス事業に対して規制ができません。この点に関しましては、四日の連合審査でわが党の中谷議員のほうから執拗なる質問がございましたので、この点は抜かしまして質問を続けたいわけでございます。 まず私は、厚生省及び山中総務長官に次の一点、大事な一点でございますので、お聞きしたいと思います。 私の手元に、十一月の十三日に厚生省の公害部から配られました「大気汚染防止法の一部を改正する法律……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党、公明党、民社党を代表して、政府提出によります公害対策基本法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の討論を述べるものでございます。 その理由は、以下の十点になります。 第一点、良好な環境を享有する権利は、国民の基本的な権利であるにもかかわらず、政府案はこれを確認し、保障しようとはせず、このため、経済との調和条項を削除するのみで、環境保全優先の原則を放棄していること。 第二点、自然の自浄能力を越えた環境の汚染と破壊を防止し、自然と人間との調和点を究明することは、いまや人類共通の課題であるにもかかわらず、政府案における自然環境の保護は、緑地の保全その他の域……
○佐藤(観)委員 きょうは建設省の設置法の一部改正法案がテーマでございますけれども、せっかく大臣がお見えでございますし、また、建設省関係で日本住宅公団のあり方と申しますか、性格について、かなりいろいろ実際に住んでいらっしゃる方からの不満がございますので、その問題について質問をさせていただきたいと思います。
まず宮地理事にお願いしたいのでございますが、日本住宅公団の主たる設立目的とその基本的性格というものはどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 もう一つ、その基本的性格と私が申し上げたのは、住宅公団というのは、いわゆる普通のマンション経営じゃなくて、営利事業ではないというふうに判断してよろ……
○佐藤(観)委員 関連して一問だけお伺いしたいと思います。 大出委員のいまのたび重なる質問の中にありましたように、やはり楯の会に対して自衛隊がかなり肩入れをするというとあれになるかもしれませんけれども、便宜をはかっていた点は、私はいなめないと思います。それで三島が檄の中にも、「われわれ楯の会は、自衛隊によって育てられ、いはば自衛隊はわれわれの父でもあり、兄でもある。」「われわれにとって自衛隊は故郷であり、」そういうふうに書いてある。そして現実に、あとからまだ横路委員のほうから質問があると思いますけれども、体験入隊にしても異常に長い間、異常な数やられている。この便宜をはかっている。さらに大出さ……
○佐藤(観)委員 証券取引法の改正にあたりまして、今回かなり基本的な点が大きく二点改正になるわけです。つまり、いままで論議がありましたように、企業内容の開示制度に関するものと、もう一点は株式の公開買い付けの規制に関するものです。
まずお伺いしたいのですが、今国会にこの大きな二点を改正する法案が提出されたのは一体なぜか。つまり、なぜいま改正しなければならないか、そのような客観情勢というのは一体何であるのか、その基本的な点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今度の改正の大きな柱の一つである企業内容の開示制度について、大体内容は三つあると思うのですが、一つは有価証券の届出書に関する……
○佐藤(観)委員 まるまる三日間、証券二法についての質疑があったわけですが、特に株式の公開買い付けについて、基本的な点とそれからこれが新しい制度であるという点について、実際に具体的にこういう場合にはどうなるのだということを、これからいろいろな問題が起こってくるので、その二、三点をちょっとお伺いしておきたいのです。 まず、基本的な点でございますけれども、株式の公開買い付けなるものが一体どちらの面を向いているのか。いわゆる証取法の基本精神である大衆投資家保護という観点から、一体どういうことなんだろうかという点について、この三日間の論議の中で、私は十分に尽くされてはいないのじゃないかと思うのです。……
○佐藤(観)委員 この預金保険法案の出てくる環境と申しますか、何といってもいまの物価が高くなってくる中で、ほんとうの預金者保護ということを考えるならば、当然これは物価の問題とも関係してきますし、その他この預金保険の出てくる環境についてはさまざまな方がいままでの委員会で質問されてまいりました。ですので、その環境については、まわりの情勢については、ただ一点だけ、金融機関の支払い準備その他が非常に低いという点、これについて一点だけ私お伺いをして、法案の中身に触れたいと思うのです。 この答申にもありましたように、預金保険についていろいろ問題があるけれども、その根本となっているのはやはり金融機関の支払……
○佐藤(観)委員 きょうは、日本輸出入銀行法に関するものと、それから一DAに関する二法についてやるわけですけれども、その前に、これからの海外協力について、基本的な点について二、三お伺いしたいと思います。 それは、愛知外相が、日本政府は一九七五年までにGNPの一%は海外協力に回すのだというふうに言われているわけですけれども、新経済社会発展計画によりますと、一九七五年にはGNPは百四十二兆円になるといわれているわけです。そうしますと、この一%というと一兆四千二百億、約四十億ドルというばく大な額になるわけで、これは国民一人当たりに割ってみますと、一万四千円近くが海外投資、経済協力に回されるというこ……
○佐藤(観)委員 せっかく通産省のほうから資料が出ましたので、ちょっとこれについて御質問申し上げたいのですが、この備考のところに「対象期間は一九六六年一月より一九七〇年十二月末まで」とありますけれども、これはどういう意味なんでしょうか。これは保険金が支払われた時期が六六年の一月から去年の十二月末までという意味でございますか。
【次の発言】 そうすると、輸出保険が支払われる時期はわかるのですが、支払われる長さですね、つまり輸出保険は一時金にぽんと出ますか。
【次の発言】 それから、この輸出保険というか、インドネシアに対して輸出承認をとめたのはいつの時点ですか。
○佐藤(観)委員 まずきょう入場税、相続税に入る前にお伺いしたいのです。 ということは、私は今度非常に不快な事件に出会ったのです。それというのは、私が直接出会ったわけじゃないのですが、ある交通事故、場所は名古屋ですけれども、名古屋のある会社の支店長の車が出会いがしらにぶっけられた。警察に届けておりますけれども、横っ腹にぶつけられたわけです。ぶつけたほうが出てきて開口一番に何と言ったか。私は税務署員だ、まずそう言ったというのです。確かに憲法では、税金を納めることは国民の義務ということになっておりますけれども、まず一つは税負担が非常に重いということ、それから税務署員が人に車をぶつけておいて、そう……
○佐藤(観)委員 まず最初にお伺いしたいのですが、関税の問題をずっと当たってみると、関税の性格というものはこの五、六年ずいぶん変わってきたのではないかと思うのですが、本来関税というものは何のために課せられたものなのか。国家収入の面及び国内産業の保護ということがあったと思うのですが、その性格がこの五、六年は変わってきたのではないかと思うのですが、この点についてまず関税局長の御意見はどうでしょうか。
【次の発言】 確かに関税というものはかなり目的税的になってきたということは私も思うのですが、ただ自由化なりケネディラウンドなりの点からいって、国内産業の保護という観点がそう関税ではできなくなってきたと……
○佐藤(観)委員 まず所得税法の改正についてお伺いしたいのですが、今度の所得控除の引き上げ、すなわち基礎控除が十八万円から十九万円、配偶者控除が十八万円から十九万円、扶養控除が十二万円から十三万円というふうに上がっておりますが、この一万円というのは一体どういうところからはじき出して一万円というふうに上がっているのでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、確認をしておきたいのですが、何と申しますか、いわゆる普通家族、夫婦と子供二人、これの大体生活様態を考えまして、その控除額を大体きめてからこれに案分するというか、いろいろな意味づけをして各一万円ずつ、それから勤労者控除の場合には、これは三万円上が……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、所得税法、法人税法、租税特別措置法の一部を改正する法律案につき、反対の討論をいたします。 まず、所得税法について申し述べます。 減税額というのは、政府が国民の税負担をどれだけ軽くするかをあらわすバロメーターの一つだと考えます。この観点からいいまして、本年度の所得税減税は、減税という名に値しないほどのわずかです。すなわち、自然増収が一兆四千九百六十五億円にのぼっているのに対し、その減税額は千三百八十七億円、所得税減税分だけでも千六百六十六億円にすぎません。物価上昇の激しい今日、政府の当初見通し五・五%の物価上昇に押えられたとしても、七百四十億円が……
○佐藤(観)委員 まず確認のために、前の御質問者から何度かありましたので少しダブるかもしれませんけれども、確認のためにちょっとお伺いしたいのですけれども、四十年以降の米の生産量と消費量、五年間でございますけれども、ちょっと数字をあげていただきたいんですが……。
【次の発言】 いま食糧庁の答弁からわかりますように、生産量と消費量との差が出てきたのは大体四十年以降と見てよろしゅうございますか。
【次の発言】 それでお伺いしたいんですけれども、この過剰米の問題を考えるときに、現在七百二十万トンあるわけですけれども、どうして四十二年度で現在のような生産調整あるいは買い入れ制限、予約制限、こういうような……
○佐藤(観)委員 大臣、私はきょうちょっと時間がかかるのですけれども、いま六時半で、お食事はよろしゅうございますか。私は大臣の年齢の半分以下でございますから一食ぐらい抜いてもかまいませんけれども、何ぶん私のおやじと同じ年の大臣でございますので、いたわらないといけないと思うので――よろしゅうございますね……。
それでは、まず大蔵省にお伺いしたいのですが、この自動車トン税、これで一体税収はどれだけありますか。
【次の発言】 それで、自動車といってもいろいろ多いわけなんでありますけれども、五千億、これは平年度にして大体千二百億ですけれども、千二百億のうちバス、トラック、ハイヤー、タクシーというもの……
○佐藤(観)委員 金曜日に引き続きまして、自動車重量税について御質問を続けたいわけなんですが、この前福田大蔵大臣との話の中で、はたして日本の自動車にかかる税金が外国に比べまして高いのか安いのか、そういう相対的な比較の問題が出たわけなんですけれども、ここで大蔵省のほうで用意していただきましたそれについて若干感想を述べさせていただきたいわけなんです。 確かにここに出ている資料におきましては、一五〇〇ccから一六〇〇ccクラスの自家用車の試算でございますけれども、それによりますと、日本の場合には六十四万円の車に対しまして年間七万三千三百三十八円、アメリカの車が七十一万八千円の車に対しまして二万六千……
○佐藤(観)委員 せっかくいま阿部委員のほうから、法人税についての課税がまだ足りないんじゃないか、つまり自動車新税を取らなくても一財源はあるんではないか、それは政府のやり方次第であるんではないかという話に触れましたので、ちょっと御質問申し上げたいんですけれども、きょうの日本経済新聞、もちろんごらんになっていると思うのですけれども、来年度から円の切り上げの問題がかなり圧力があるので、輸出振興税制をやめるというふうに大蔵省では考えていらっしゃるということを述べられているわけです。二月の大蔵委員会でもずいぶん租税特別措置法についてやりました。やったけれどもそういうことばはなかった。円の切り上げの問題……
○佐藤(観)委員 永野さんにお伺いしたいのですが、実は私の質問はたいへん意地悪い質問になるのでございますけれども、もしお差しさわりがなければ、最初に新日鉄、これは一企業ということで申しにくいかもしれませんけれども、鉄鋼業界が債務としてドルをどのくらいお持ちなのか、もし差しさわりがなければ教えていただきたいのです。
【次の発言】 実は、この前の九月一日に当大蔵委員会が開かれたわけですが、そのとき田中通産大臣のお話では、大体鉄鋼業界として八千六百億円くらいのドル債務があるんじゃないか、それから石油業界が一千七百億円ということを言われていたわけなんですけれども、これはちょっと数字がかなりかけ離れてい……
○佐藤(観)委員 いまちょうど丹羽先生のほうから繊維問題が出ましたので、私も党の繊維協定破棄・繊維対策闘争本部の事務局次長をやっておりますので、ちょっとお伺いしたいのですが、これはこういう短い時間では詰まりませんけれども、いま丹羽先生が言われたように、今度の政府間協定によって倒産がふえるだろう、あるいはその対策をしなければいかぬだろう、田中通産大臣によれば、その対策はおそらくまず一千億は要るだろうということを言われておるわけです。これだけ予算的措置が必要だといわれるものが、こういう協定というものが国会の承認を経ないで、しかも一千億といわれるほど膨大な予算的措置を伴うものが、いま大蔵大臣も言われ……
○佐藤(観)委員 いま藤田委員から御質問があったように、あるいは景気の問題にしろ、あるいは景気の問題にしろ、あしたはコナリー財務長官が来るというし、あるいはマクラッケン諮問委員長も四日に参ってお話をしたわけですか、そういう問題について、きょうは私は若干お伺いをしておきたいと思うのです。ただ、何ぶんこれはかなり政治的な問題を含んでおりますので、実は大臣にお伺いをしたいのでございますけれども、いま都合がありますのできょうは御出席になれませんので、あしたコナリー財務長官と会われた直後にこの委員会でこのことに関して質問をするということでございますので、私は水田大蔵大臣でなくとも一応押えられる点として、……
○佐藤(観)委員 きょうは、八月の十六日以降のドル・ショックによるところの日本経済に与える、特に中小企業に与える影響大なるものがあるということで、国際経済上の調整措置の実施に伴う中小企業に対する臨時措置に関する法律案、これの金融、税制部分が私のほうの委員会に回ってきているわけです。 まず、基本的にお伺いをしたいのですけれども、この国際経済上の調整措置、つまり輸入課徴金の問題、あるいはこれからの国際通貨というものがどうなっていくかということが、あまりにも意見がかけ離れておりますと、ここで当面するいろいろな諸措置といっても、いろいろこれはやり方が変わってくると思うのです。そこで、これは大蔵省でも……
○佐藤(観)委員 私は顔に似合って、話は、数字も出てこないし、たいへん簡単なことなんですけれども、ぜひ実行していただきたいことを御質問やらお願いをしたいと思うのです。どうか政務次官も気楽に聞いていただいて、今後佐藤内閣が続く間、あまり日にちございませんので残念ですけれども、ひとつ実行していただきたいと思うのです。 と申しますのは、政務次官御存じのように、大石長官になられてから、たいへん公害行政、環境保全に気を使って、しかもこの五月には日米の渡り鳥条約が承認をされた。あるいはこの委員会におきましても特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律ができる、あるいはストックホルムの国連人間環境会議の前にもわざ……
○佐藤(観)委員 私は、冒頭に景気の動向についてまずお伺いをしたいと思うのですけれども、本会議で木村経済企画庁長官は、大体本年度の後半には景気は回復するということを言われているわけなんですけれども、下半期と申しますと、大体七月からが下半期になるわけですけれども、大臣として今後財政を運用していくにあたって、何といってもこの一年間の景気の動向というものを頭に描かなければ私は財政運営ができないと思うのですけれども、まず冒頭に、一体いつ景気が回復をすると大臣は見ていらっしゃるのか。つまり景気の底がいつぐらいで、いつごろから大体上向きになると考えていらっしゃるのか、まずそれをお伺いしたいと思います。
○佐藤(観)委員 これは質問の前に、大臣もお疲れだと思うのですけれども、声が小さいものですから、うしろの方にやっぱり聞こえないのじゃないかと思うのです。やはり討論というのは、私と大臣あるいは速記者の方々、そういうだけのものではなくて、公開でやっているというのは、うしろの方にもやはり聞こえるようにやるべきだと思うのです。そこで、私が大臣に大きな声を出せと言っても、予算委員会の最中ですのでお疲れだと思うので、やはりマイクを備えつけることを考えるべきではないか。これをあとで理事会なり何かでお話ししていただきたいと思うのです。
【次の発言】 お願いいたします。
それから昨日の本会議で、私は一番前です……
○佐藤(観)委員 まず、大蔵省にお伺いをしたいのですけれども、この航空機燃料税による税収見込み、特にこの航空機燃料税については第二次空港整備五カ年計画と密接に関係があるわけなので、これが発足の四十七年から五十一年までの五年間の税収見込みをどういうふうに立てられたのか、まずその数字からお願いをしたいと思います。
【次の発言】 残りの四十八、四十九、五十の税収見込みは出てないのですか。
【次の発言】 そこで、これはあとの問題にも関連をしてくるのですけれども、大蔵省として、またあとで私は運輸省のほうにお伺いをいたしますけれども、大蔵省として、将来の航空の需要の見通し、この数字が一応億単位で出ているわ……
○佐藤(観)委員 いま松尾委員のほうから、租税特別措置法について数々の問題が指摘されたわけですけれども、私はきょうは、今度の租税特別措置法にある公害の問題にしぼって少し洗ってみたいと思うのです。
まず、税制の面で、今日まで公害防止対策として、租税特別措置法の中で数々の特別措置がされているわけです。まあ、簡単でけっこうですけれども、税制面で、公害防止施設をつくるにあたって、あるいはその他の点についてどういうような特別措置がなされているか、税制面からまずお伺いをしたいと思うのです。
【次の発言】 あとの三項目についてはまあこれから論議をするわけですけれども、税制の面でもこれはかなり優遇された措置……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、租税特別措置法の一部改正案及び同修正案につき反対の討論を行ないます。 租税特別措置が、本来、租税負担の公平を欠き、一部の大企業のみを優遇する措置であることはいうまでもありません。政府の諮問機関である税制調査会ですら、租税特別措置につき数々の問題点を指摘し、何度も改廃の答申をしているにもかかわらず、政府は今日まで何ら実行してこなかったというのが現状であります。 租税特別措置がどれほど大企業を優遇しているか。たとえば鉄鋼業では、大蔵省流の数え方でも二十七にのぼっております。 念のためこれを読み上げておきますけれども、試験研究費の税額控除、それから……
○佐藤(観)委員 私は、きょうは週休二日制の問題について、いろいろの方々から御意見なり方針をお伺いしたいのですが、それに先立ちまして、昨年の十二月十四日に労働基準法研究会の報告が出ているわけなんです。これがこの論議のベースになると私は思うので、まずその点からお伺いしたいのですけれども、その報告書の中心的な内容の一つは、日本人はどうも労働時間からいって働き過ぎるのではないかという前提にまず立っていると私は思うのです。 今後政治の中心が生産第一主義、成長率第一主義から国民福祉優先の観点に変わってくる。あるいはまた円の再切り上げがうわさされる、あるいは年内にあるのじゃないかという情勢の中で、国際間……
○佐藤(観)委員 石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案について、なぜ本年度から特別会計に変えたかという疑問なんですけれども、この提案理由の説明によりますと、「石油及び可燃性天然ガスの安定的かつ低廉な供給の確保をはかるため種々の石油対策を行なってきたところでありますが、」というこの文面から見る限り、実は私、昨年関税定率法のときに石油、石炭の問題に触れてみたのですけれども、安定的にかつ低廉な供給をするという部分については、これは昨年も本年も変わってないのじゃないか。本年新しい特別会計を設けるという、本年からこうしようということに変わった理由をまずお伺いしたい。
○佐藤(観)委員 いま広瀬委員のほうから大体の方向については討議があったわけなんですが、二点にわたって、そのレールの上に乗って具体的にお伺いをしたいのです。 一つは、きのうもこの委員会で論議をしたのですけれども、いわゆるOPECとの直取引、これはやはり将来日本としても考えていかなければいけない問題じゃないか。おとといの日経新聞の報道と、きのう論議した点ではだいぶうしろ向きなんですけれども、やはり今後は直取引の問題それから中近東との技術開発の問題その他等々を含めて、総合的な包括的な条約というものを結ぶ必要があるのじゃないか。つまりメジャーを通さないで日本に石油を入れるというような考え方は必要な……
○佐藤(観)委員 私はきょう、開発銀行が今度は出資をできるという法律改正の部分について、いろいろな危惧がありますので、今後の日本の地域開発の問題とからみましてひとつ質問をしたいと思うのです。 まず、お伺いをいたしますけれども、この法案の出資の定義ですけれども、これによりますと、産業の振興を促進する必要がある地域において大規模な工業基地の建設事業を行なう者に対し、大蔵大臣の認可を受けて出資をすることができることとするというふうになっておりますけれども、この大規模工業基地とは一体何か、これは経済企画庁がつくっているところのというか、政府の先を見通したいわゆる新全総によるところの大規模工業基地とい……
○佐藤(観)委員 いまちょうど景気の話しが出た。その続きになりますけれども、景気回復のおくれる理由として当初予算、昨年度の予算でも、公共投資をするにしても用地難がある、したがって用地難のために公共投資が非常に予定よりおくれて、それで景気回復がうまくいかないのだということで、用地難の問題として、地価対策が非常に大きな問題になると思うのです。それで私は、こまかい数字は要らないのですが、現在東京証券市場なら市場に上場されている会社は一体どのくらい全国に土地をお持ちか、こまかい数字はいいのですよ、大体頭の中でどのくらいお持ちかという概念が総理ありますか。
○佐藤(観)委員 まず、東畑先生にお伺いをしたいんですけれども、今度の税制改正については、ある部分についてはもうすでにこの委員会でも審議した部分がございます。それで私は、最後に先生が言われたこれからの日本の進み方として社会経済発展計画、それに伴っての税収入をどうやって持っていくかという点についてもう少し、いつもの答申にも書いてあるんですけれども、なかなかあれも文字の読み方によってはずいぶんいろいろ幅広く読めますから、先生にお伺いをしておきたいのですけれども、将来とも直接税中心の日本の税制というものが間接税中心の、現在の二対一の比率が逆に間接税二直接税一になるようなそういう方向におそらく変わって……
○佐藤(観)委員 私は、きょうは土地政策及びそれに関連する土地税制について、少し論議をしてみたいと思うわけです。
と申しますのは、四十六年度の高額所得者の所得番付を見ました場合に、百人のうち九十五人までが土地の譲渡によってその所得がたいへん大きくなっているということで、これは土地の分離課税、新土地税制のたまものであるということでございますけれども、まず主税局長から、今度の所得番付百人中九十五人が土地の譲渡によって譲渡所得が入っている、新土地税制がこういう結果をもたらしたということについて、まず総括的な御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それで、これからの論議をしていく上においてある……
○佐藤(観)委員 まず最初に、おそらく大蔵大臣はいま、いわゆる円の切り上げの問題、外貨の問題、これで正直頭が一ぱいなんではないか。この前の福田大蔵大臣のときは、頭の片すみも円の切り上げの問題はないと言ってましたけれども、今後の経済運営をするにあたって、外貨の問題をどういうふうにしていくかということ自体が今後の経済運営にとっては非常に大きな柱になってくると思うのであります。 御存じのように、ハワイ会談での共同発表によれば、「合理的な期間内に不均衡をより妥当な規模に是正する意図であることを指摘した。」という文章になっておるわけです。御存じのように「合理的な期間内に」ということは、両三年以内に不均……
○佐藤(観)委員 阿部委員の質問に続きまして再度お伺いしたいわけでありますけれども、昨日わが党の原委員から質問がありましたように、借款、借款とかさんで、いまの韓国経済というのは、自転車操業ということばがいいかどうかわかりませんけれども、債務の償還に今後ますます追われるであろう、こういうことは数字で明らかになったわけであります。したがって、今度は借款から直接投資に計画を変えていくということになるわけでありますけれども、いま阿部委員から御質問がありましたように、また大臣から御答弁がありましたように、やはり企業でありますから、これが進出するからには経済的なメリットがなければ進出しないわけであります。……
○佐藤(観)委員 いまお話がありましたように、あすにも変動相場制に移行するのではないか、こういった日本経済の中で、たびたび国会の中でも株価の異常高値については警告を発し、また大蔵省も再三にわたって、前代未聞の、四大証券の社長を呼んで警告を発するということまでやってきたわけでありますけれども、現在の証券界、いろいろな問題があるように思うわけです。 私はまず一点、三共製薬の逆粉飾決算の問題について、大蔵省の見解をお伺いをしたいと思うのです。 確認をするために、まず、大蔵省はいつ、どのような形でこの三共製薬のいわゆる逆粉飾といわれるものを知ったのか、その辺からまずお話をお伺いしたいと思います。
○佐藤(観)委員 最後に、総括的に有価証券取引税のお伺いをしておきたいわけでありますけれども、まず第一点でありますが、今度のこの法律改正は、全部一律に税率を倍にしているわけであります。きょう午前中の広沢委員の御質問に対して、倍というのはたいした根拠がないという話でありますけれども、流通税である以上、その背後にある担税力に着目して一つの税率をきめられると思うのでありますけれども、この有価証券取引税の担税力というのは一体どういうものなのか、まずこの点からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今度の法律改正の趣旨の中に、最近の株価状況あるいは株式売買の実態から見てという内容のことばがあるわけですね……
○佐藤(観)委員 この法律案に入る前に、前にと申しますか、バックグラウンドから私は少しお伺いしていきたいと思います。と申しますのは、ここに出された法律案自体は、形式的には、従来から長いこと論議されていた、いわゆる財政投融資計画を国会の審議に乗せよと言ってきた長い歴史の中で出されてきたもののように一見見えますけれども、内容についてはきわめて不満な点が多い。その意味で、この出されたものは、財投を国会審議に乗せるというのと若干違うように思うからであります。 まず、お伺いをしたいのでありますけれども、最近、一般会計に対する財政投融資の割合あるいは国民総生産に対する割合、これが非常に上がってきておると……
○佐藤(観)委員 関税定率法の審議に入るわけでありますけれども、まず最初に、ことしの正月、財界のほうから、関税定率について、まだ変動相場制に移ってなかった、こういうときでありますけれども、国際経済の問題これあり、日本経済がかかえている問題これありで、自動的に――自動的というか、機動的に関税定率を政府がきめたらどうか、そして物価抑制策あるいはその他の輸入拡大、こういった目的のために関税定率というものの変更というのを政府がやったらどうかという案が、財界から出された。まあこれは前からそういう面ではあると私は思うし、物価対策上効果があるかないか、これはまたあとから論ずる問題でありますが、そういう問題が……
○佐藤(観)委員 時間の関係で話が少し前後してしまうわけでありますけれども、いま堀委員から御質問があった点につきましては、むしろ今後の問題でありますけれども、今後の問題に入ります前に、私は、今度の協同飼料の問題が一体どこから起こってきたのか、その点について専門家である皆さん方からお伺いをしたいと思うのであります。 まず、原因でありますけれども、今度の場合には引き受け競争というか、幹事会社の争い、これは先ほど堀委員が指摘された部分もあるわけでありますけれども、発行会社のほうに振り回される、特に大手四大証券が六割から六割五分を占めるという現在の東証の商い高の中で、非常に寡占状態になっている上に、……
○佐藤(観)委員 まず、所得税法の質問に入りたいわけでありますけれども、先ほど政府側から今度の法改正についての趣旨が一応述べられたわけでありますけれども、端的に申しまして、私は、今度の税法改正というものが一体どういう目的で、どっちの方向を向いてやろうとしているのか、どうもよくわからないような気がするわけであります。 まず、さらに私も補足をして、予算案との関係を踏まえつつ、今度の税法改正についてお伺いするわけでありますけれども、税制調査会の答申を大体踏まえて税法の改正が出てくるわけでありますけれども、これだけのインフレの時代になって、租税政策の経済運営に占める役割りというのは、私は当然あると思……
○佐藤(観)委員 過日に引き続きまして、今度は年金に対する課税の問題について私は少々お伺いをしたいわけであります。 私は金躍日に、この減税法案というものは一体どちらを向いているんだ、何を目ざしてやっているんだということについてお伺いしました。また、税調の答申には社会福祉国家を目ざしてということが書いてあるわけですけれども、社会福祉国家の大きな柱である年金に対して一体どういう課税措置がとられているだろうかということになりますと、私は、ほんとうに福祉国家を目ざしているのかどうかということについてはなはだ疑問を持たざるを得ないわけであります。 時間がありませんので詰めてお伺いをしたいと思うのであ……
○佐藤(観)委員 まず、入場税について質問をしたいと思います。 委員長あるいは政府与党のほうでは、入場税法あるいは物品税法の成立をたいへん急がれているようでありますけれども、いま政府がやっていることを見ますと、もうすでに入場税の改正案は通った、こういう趣旨の書類が私の手元に届いているわけであります。 またあとでこまかくお伺いしますけれども、こういう文章です。「入場税軽減効果の消費者還元について(協力要請)」とあるわけですが、「政府におきましては、国民に健全な余暇サービスをより安く提供することを目的として、昭和四十八年度税制改正に際し、映画、演劇、演芸、音楽、スポーツおよび見せ物について入場……
○佐藤(観)委員 だいぶ夕やみも迫ってまいりましたので、簡単に総括的に最後の質問をしておきたいと思います。 大臣、実はきのう大蔵省審議官と話をしたのであります。入場税の問題でありますけれども、再三お話がありますように、免税点が百円ということであまりにも低いために、皆さん方と実はきのう大蔵委員会で半分大笑いをしたわけでありますが、実際にはお子さんたちの入場料金にまで税金が課せられている。はたしてお子さんたちに担税力というものがあるのだろうかと言いますと、その親御さんなりあるいは自分のお小づかいから出すということのようであります。とにかくそういう説明はできたとしても、現在のこの世の中でお子さんた……
○佐藤(観)委員 関連して……。 いまの塚田委員の質問を聞いておりまして、どうもはっきりしないのは、まず国際金融局にお伺いをいたしますけれども、これから国際協力というのはいろいろの機構ができてくるわけでありますけれども、一体銀行と名のつくものと基金と名のつくもの、これは性格的にどう違うのか。その違いというのは、日本が出資する場合、これはそれに従って出資のやり方を、いま塚田委員からありましたように、アジア開発銀行に出資する場合と、アフリカ開発基金に出資する場合と、国内の手続としては書式が違うわけでありますけれども、銀行というものと基金というものと書式を変えなければいけないものなのか。そもそも基……
○佐藤(観)委員 昨日は塚田委員のほうから法案の中身についてお話がございましたので、私は今度の開発基金のバックグラウンドについて若干お伺いをしたいと思うのであります。
これは開発基金と切り離せないのは、やはりアフリカ開発銀行の資金量と切り離せないわけでありますけれども、いままでアフリカ開発銀行というのは一体どのような投資を幾らぐらいの規模でどのような国にやってきたのか、二十五件ばかりのようでございますけれども、おもだったところ一体どんなことを具体的にやってきたのか、若干御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そこでお伺いをしたいのは、この中に二件の銀行への貸し付けがあるわけですね。私は、……
○佐藤(観)委員 まず、事務当局でけっこうでございますけれども、いま国家公務員、それから公企体の職員で年金をもらっている人は一体平均幾らくらいの年金をもらっているのか、まずその点からお伺いしたい。
【次の発言】 大蔵大臣、いまお伺いをしたように、国家公務員共済組合の場合は平均六万円――これは月額ですね。
【次の発言】 そうしますと、年間七十二万円。公企体の場合には、いまお話がありましたように、専売が五十三万、それから国鉄の場合が四十六万、電電が六十四万、こういった平均になっているわけでありますけれども、大臣御存じのように、このような物価高で、前年同月比一〇%、こういった異常なインフレ下で、かか……
○佐藤(観)委員 時間がありませんので端的にお伺いをしていきたいと思います。 あえて私が数字をあげるまでもなく、卸売り物価指数、消費者物価指数が異常な高まりを示しております。たとえば卸売り物価でも、前年同月比が二月が九・二、三月が一一・〇、四月が一一・四、五月が、これは中間でありますが一二・一と異常な卸売り物価指数を示しておるわけであります。消費者物価にしましても、平均だけとりましてもたいへんな度合いに、五月が一一・六、四月が九・四、三月が八・四、これは前年同月比でありますけれども、こういったような状態になって、きょう午前中にも、あるいはこの時間にも、このインフレを一体どういうふうにするのだ……
○佐藤(觀)委員 きょう私は、北富士の演習場の国有地の払い下げについて、大蔵省の態度を中心にしてお伺いをしたいと思うのであります。 これを調べていきますと、歴史は長いのでありますけれども、かなり法律を歪曲して解釈をして払い下げをしようとしている態度がありありとうかがわれるわけであります。その背後には、アメリカ軍に貸した演習場を自衛隊が使用している。この自衛隊の不法使用に対して裁判が起こされたわけでありますが、この裁判はおそらく決定的に負けるであろう。こういうことのために、金に糸目をつけず地元の恩賜林保護組合を、あとからお伺いをしますけれども、金銭的なことで納得をさせた形にして演習場を使用する……
○佐藤(観)委員 私は、きょうは許された時間、相変わらず卸売り物価が上がっているわけでありますけれども、その現状と、まあ今度のインフレについてはいろいろの要因があるわけでありますが、きょうは時間がそんなにありませんので、それに対する金融政策、特に最終的に日銀の全国銀行に対する一般貸し出し、このあたりを中心にして、まだまだ全体的ないろいろな先行指標を見ますと上向きになっているわけでありますけれども、これが一体いつ鎮静するのか、もうそろそろ金融政策として限度に来ているのではないかと私は思うわけでありますけれども、一体どんな見通しがあるのか、このあたりについて若干御質問をしたいと思います。 まず、……
○佐藤(観)委員 田中委員に引き続きまして商法改正について質問するわけでありますが、私も、今度のこの商法改正が粉飾決算をなくすという大きな目的のためにはたして適合しているかどうかという問題、これは企業会計原則の変更、継続性の変更あるいは負債性引当金を大幅に広げたということで、先ほど田中委員のほうからも今度の商法改正はまさに大企業優先の改正ではないかという質問に対しまして、法務大臣は、いや、そんなことはないと言われましたけれども、これから法的に、あるいはいろいろな事実をあげて私は質問したいと思うのでありますが、そういった問題あるいは監査役強化の問題あるいは会計監査人の独立性の問題。それから、今度……
○佐藤(観)委員 参議院選挙が近づいてきたわけでありますけれども、大臣も御存じのように、たいへんいまの選挙が金がかかるということで、選挙費用の問題というのは、これはやはり政治の信頼の問題とたいへん関係が深い問題だと私は思うわけですね。 そこで、いまはポスター一枚つくれば百円かかる、それをベニヤに張ると百円かかるということで、参議院選挙なんかのように特に大きくなりますと、たいへんな費用がかかるわけでありますけれども、今後、金のかからない選挙、この方向として、いま大臣の頭の中にはどういうような方法が考えられているのか、まずその辺のことからお伺いをしたいと思うのであります。
○佐藤(観)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案の提案の趣旨及び法案の概要を御説明申し上げます。 申すまでもなく、代議制民主主義の制度をとる国家で、国民がみずからの代表者を選ぶ権利は、侵すことのできない国民の最高の基本的権利であり、日本国憲法に規定する国民主権、国権の最高機関としての国会の構成の上からも最大限に尊重され保障されなければならないことは議論の余地のないところであります。 この立場から公職選挙法及びその運営にあたって、国民の選挙権が侵害されないよう十分な考慮が払われ、不在投票、繰り上げ投票など適切な措置がとられているこ……
○佐藤(観)委員 私は、きょう本法案に入る前に、御存じのように四月の二十五日には、前回の参議院選挙の投票についてあまりにも定数がアンバランスだったのじゃないか、あるいは四月の三十日には、前回の衆議院選挙にもやはり同じようなアンバランスがあったのじゃないかということについて判決が出ているわけであります。これは、民主主義の基礎に関する非常に重要な問題だと思いますので、その点について、まずお伺いをしていきたいと思うわけであります。 くどくど説明する必要ないと思いますけれども、参議院選挙の場合には、東京地方区と鳥取地方区を比べてみた場合に、その一票の価値ということからいいますと一対五・〇八、こういっ……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、公職選挙法の一部を改正する法律案に賛成の討論をいたします。 特に私は、いわゆる在宅投票制度について申し述べたいと思います。 身体障害者の方々など歩行が著しく困難な方々が、今日まで二十数年間、事実上投票権が奪われていたことは長年問題となっていたことであります。在宅投票制度を復活せよという声は大きな世論にまでなってきたところであります。わが党は、投票の秘密を守り、みずから記載するという自書主義を貫徹するためには、投票箱をこれらの人々のところまで持ち回る巡回在宅投票制度を法制化する法律案を国会に提出してきたところであります。 しかし不幸にしてわが党……
○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方に御質問を申し上げたいと思います。 いまおのおの現在の金融情勢についての御意見があったわけでありますけれども、まず私がお聞きしたいのは、五度にわたる公定歩合の引き上げという、近来にないきわめてきびしい金融の引き締めをやっておるわけであります。もっともこれは底が四・二五%と低過ぎたことがあって、五度というとたいへんびっくりするわけでありますけれども、一体、この金融の引き締めというのがどの程度実際にはきいているのだろうか。これは実は皆さん方のお答えは、大体私はわかっておるわけです、まあずいぶんきいておりますと。ただ、きょう午後には日銀の総裁にも来ていただきまして……
○佐藤(観)委員 提案になっている割増金付貯蓄について、きょうの読売新聞は、金融政策の中で史上最低の無策の策である、とにかく物価がこれだけ上がっているのに、一〇%以上の金利もつけないで、三位まで当たる人を入れても十人に一人しか当たらない、こういったことでは全く史上最低の無策であるという表現になっているわけでありますけれども、その辺のことにつきましては、各委員からいろいろお話があったので、若干それに触れながら、二、三の御質問をしたいと思うわけであります。 一つ目は、この前からお話しのありましたように、大体十億円がワンロット、このくらいにしないと一千万円の賞金というのは出てこないということであり……
○佐藤(観)委員 私は日本社会党を代表して、割増金付貯蓄に関する臨時措置法につきまして反対の討論を行ないます。 政府が預金吸収のために考えたこの法案は、狂乱インフレの鎮静、抑止政策としての一端をとうてい果たし得るものではありません。ただでさえ貨幣の価値、信用が下落している現在、十万人に一人一千万円が当たるという投機的行為は、政府が推進すべき行為ではありません。国民に射幸心をあおるだけで、一億総投機を呼び起こすような政策は、とてもわが党は容認できません。 いま預金政策として断行すべきことは、日に日に減価する預金に物価騰勢に見合う利子をつけてもらいたい、せめて老後のために、病気をしたときのため……
○佐藤(観)委員 きょう予算委員会のほうでは、石油関係の業界の各社の社長が来て、まさにつくられた、あるいは業界自身がつくった石油危機であったことについて一つ一つ暴露されているわけでありますけれども、この石油の輸入の問題というのは、大蔵省関税局と無関係ではないわけであります。 私がまずお伺いをしたいのは、つくられた石油危機だったわけでありますけれども、しかし、これは関税をかけあるいはこれが石炭特会に入っていくという国のきわめて重要な物資であるわけでありますから、関税局のほうで、あるいは具体的には税関のほうで、どれくらい入ってきたのか、いわゆる中東戦争が起こった十月の半ばから一応政治的な解決が終……
○佐藤(観)委員 私は、きょう現在のこの悪性インフレ、ここに至るまでの税制、そしてこれからの、いわゆる福祉重点の社会をつくっていくというための税制、その意味では、このあたりがそろそろ転換の時期になっていると思うのでありますけれども、どうもなかなかその糸口が現状ではまだ見出されていないような、ここに出された改正案も、まだそういう意図というか、そういう方向に向かっているようにはどうも思えない。あるいは税務行政においても、まだまだそういうところが多々あるのではないか、こういうふうに思うので、一連で、産業優先の税制から福祉優先の税制へこれからどうやって変えていくんだということを大きな柱にしてお伺いをし……
○佐藤(観)委員 せっかく三百五十七万円の配当所得に対する特例の問題が出ましたので、私も松浦委員のあと、この問題についてもう少しお伺いをしたいと思っていたわけであります。
まず政務次官にお伺いをしますが、その前に事務当局でけっこうですが、局長、三百五十七万円の勤労所得があったら、いわゆるサラリーマンの三百五十七万円の所得だったら、現在一体幾ら税金がかかるのですか。いろいろ計算のしかたはありましょうが、ざっと……。
【次の発言】 私は、前半のときにも御質問しましたように、こういう三百五十七万円までなぜ配当所得に対しては税金がかからないかという理屈はわかるわけです。それは皆さん方の言う理屈はわか……
○佐藤(観)委員 私は、総理に減税の問題と今後の物価上昇の関連についてお伺いをしたいと思うのであります。 四十八年度は三千百五十億円の減税をした。しかし、現実にはこのときには消費者物価指数の上がりを五・五%ということで踏んだわけでありますけれども、五・五%にしますと物価調整に千三百七十億円かかってしまうわけであります。ところが、ことしの一月十九日の閣議決定でも、四十八年度の物価上昇というのは一四%だ、こういうことに政府は見通しを立てられたわけでありますので、この率でいきますと、物価調整に必要な額というのは三千四百八十七億円。ということは、四十八年の初めに三千百五十億減税をしたとしましても、物……
○佐藤(観)委員 昨日に引き続き、国際開発協会について若干御質問をしたいわけでありますが、まず私が疑問に思うことは、経済協力というと必ずひもつきというか、そこに出資あるいは融資をしたために、それに伴ってその国の財が流れていくという、いわゆるひもつきの問題がたいへん問題になるわけでありますが、このIDAへの出資と、その出資をした国の原材料あるいは資材、技術、こういったものの流れというのは一体どうなっているのだろうか、この辺のところをまず私は非常に疑問に思うわけなんですけれども、いま大蔵省のつかんでいる範囲について若干お伺いをしたいと思うのです。
○佐藤(観)委員 関連して。いま塚田委員とのお話を聞いていますと、やじのほうはエネルギー問題だからということばが出ているのですけれども、これは私はたいへんな問題だと思うのですよ。これは高木主税局長の御答弁の中にも言われているように、非常に重要な問題です。エネルギー問題という、経済の根幹をゆるがす、しかも長期的にずっとこれから考えていかなければならない問題、しかも石油がなくなる、あるいは石炭もいずれなくなる、こうなっていくときに、皆さん方は原子力発電を考える、これが今度の法案ですね。そういう中で、きわめて長期的問題なのにかかわらず、いま通産省から答弁があったように、前に出したのがどうなるかわから……
○佐藤(観)委員 今度の選挙は金権選挙あるいは企業ぐるみ選挙、こういったものに象徴されるわけでありますけれども、その一つのあらわれが選挙違反にあらわれていると私は思うのです。先ほど刑事局長からお話がありましたように、検挙者数が前回に比べて一・六倍になった。確かに物価は上がっておりますけれども、選挙違反までインフレになる必要はないと思うのですね。やはり私はここに一つの大きな問題が含まれていると思うのです。 端的に選挙違反について二点だけお伺いをしたいのでありますけれども、いま全国の新聞報道、これに全部載せられているのは糸山英太郎議員派の選挙違反になっているわけであります。かなりの人がつかまって……
○佐藤(観)委員 大平大臣に、いまの武藤質問の延長と申しますか、あるいはもっと底と申しますか、いま一体景気というのはどういう状況に来ていて、もうすでに来年度予算の概算要求が出ているという状況の中で、今後の金融政策、財政政策というのは一体どういうふうにやっていくのだろうか、この点についてまず私は冒頭にお伺いをしたいわけであります。 大臣、先ほど武藤質問にもございましたけれども、抽象的ではいかぬので、端的にお伺いをしたいわけでありますけれども、いまの景気の状況ですね、これが完全にもう底なんだ、一番最後のところに来ているんだ、これがずっと横ばいになっていくのか、いわゆる横ばいというのは経済用語的に……
○佐藤説明員 お答え申し上げます。
会社の合併というようなたいへん重要な事項でございますので、事前に会社のほうから私どものほうに通知があった、こういうことでございます。
【次の発言】 先ほど局長が申し上げましたようなことでございまして、新しい会社が古い会社の債権債務の一切を引き継ぐ、国のほうの債務についても一切を引き継いで国のほうに迷惑をかけない、こういうことでございますので、われわれのほうとしてもやむを得ないというぐあいに考えた次第でございます。
○佐藤(観)委員 私は、公職選挙法、政治資金規正法、この法案の審議の本論に入る前に、二点だけ確かめておかなければいかぬと思うわけであります。 その一点は、稻葉発言で国会が空転をしているときに、この公選法に対する、われわれにとりましては雑音のようなものが入りまして、これは後から大臣等御出席いただいて一応確かめてはおきたいと思うのでありますけれども、この公選法は審議に当たって慎重にやれという、何か署名がなされたということを聞いております。これは非常に当委員会にとりましても重要なことでございますので、一応その点は確かめたいと思いますが、他の委員会との関係もございますので、これは大臣の出席の時間を見……
○佐藤(観)委員 実はこれは非常に重要なことなんで、私もかなりしつこく私の質問の中で、ポスターの裏打ちをしたものはいかぬのだということで、これは政治活動の禁止になるということでお伺いをして、この部分について私は反対の意向を出しておいたのですが、よくよくこれも党内で検討してみますと、要するにこの百四十三条のポスターにベニヤ、プラスチック等の裏打ちをしたものについては掲示をしてはならないという項目ですね、これは百四十三条でありますから、冒頭の「選挙運動のために使用する文書図画は、左の各号の一に該当するものの外は、掲示することができない。」ということになるわけですね。したがって、この新しい法律では百……
○佐藤(観)委員 森永参考人、きょうは御苦労さまでございます。 いまお話がございましたように、いま何といっても政策の重要課題は、このインフレの克服と同時に片方で起こってくる不況をどうしていくか、この二面の問題をどうやって解決をしていくかということでございます。もちろん金融だけの話ではございませんが、私が総裁にお伺いをいたしますのは、金融のサイドでどういうふうにこのぎくしゃくとした部分を直していくかということになろうかと思うのであります。 私は、第一点としてお伺いをしたいのは、現在のこのインフレと不況というものを短期的にどういうふうに克服していくか。それと同時に、もう少し背景に、いまの日銀と……
○佐藤(観)委員 私はきょうは、社会党の相続税に対する最初の質問者として、このインフレ下の中で一体税体系がどうあるべきだろうか、しかも日本の税制の中で唯一の資産課税である相続税のあり方、これは果たしてどうあるべきだろうか、こういうきわめて次元の高い政策的な問題について、せっかく副大臣である森政務次官もお見えでございますし、主税局長もお見えでございますので、その辺を中心にしながら、中身としては相続税の課税最低限の引き上げの問題、あるいは妻の座の税制の優遇の問題、この辺に焦点を当てながら少しお伺いをしたいと思うわけであります。 まず、主税局長にお伺いをしたいのでありますけれども、税一般としていろ……
○佐藤(観)委員 きょうから、当大蔵委員会にとって一番大事な所得税法、法人税法、租税特別措置法の審議に入るわけでございますけれども、私はきょうは所得税法についてお伺いをしたいと思うわけであります。
所得税法に入る前に、きのうの新聞によりますと、三木首相のところで高木次官、竹内主計局長、中橋主税局長が今後の税制について意見を交換したという報道がされているわけでありますけれども、まず中橋局長に、どういう報告だったのか、その概要についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 新聞の報じるところによりますと、今後直接税による徴収ということはおのずと限度があろう、福祉社会をつくるに当たって、新しい財……
○佐藤(観)委員 ちょっと関連。 いま高沢委員の質問というのは非常に大事な質問なんですが、ことしの所得税法の改正で、これはいいことでありますけれども、一月から所得税減税がきいてくるわけですね。したがって、こういった議論というのはかつてしたことがないわけです。 そこで問題なのは、いわゆる四十九年度の物価調整減税というのはいつの時点をとらえて物価調整減税とするかということだと思うのです。四十九年度の税制というのは、私が言うまでもなく四十九年の四月から五十年の三月まできいているわけですね、四十九年度の減税というのは。四十九年度の一兆四千五百億の減税というのは、これは四十九年の四月から十二月までの……
○佐藤(観)委員 ちょっと一問だけ関連。給与所得者の確定申告権という問題は、いま局長自身が御存じのように大変な問題になってきて、給与所得者が確定申告をし、それが税務署に受け入れられなくて、国税不服審判所に山と積まれているわけですね。大変な問題になってきている。この問題についていま松浦委員の方から若干の指摘がありましたけれども、明日村山委員の方から本格的にこの確定申告権というものについて論議をいたします。本格的な論議はあしたしますが、きょう広沢委員の質問に対して局長は、つまり源泉徴収がいいのか、確定申告をしたいという人は確定申告をした方がいいのか、選択権を前向きに考えるというように、私はここの席……
○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方には大変お忙しいところを、いろいろな角度からお話をいただきまして、ありがとうございました。 私は全般的には青木先生がお話しになったことに、今度の税制改正あるいは現状についての考え方がきわめて近いわけでありますが、そこで友末参考人にお伺いをしたいのでありますが、今度の税制改正、相続税法、贈与税法、これは本委員会を通過していったわけでありますけれども、先ほど青木先生も言われましたように、この特に激しい三年間のインフレというものをどういうふうに認識されて税制改正というものができたんだろうか。 それは、一つには勤労者、給与所得者の減税規模の問題、あるいは土地、利子……
○佐藤(観)委員 ちょっと委員長、関連。 いままで局長の答弁の中で、私は二点ちょっと疑問に思うところがあるのです。 一つは引当金の問題ですが、これは私も今度退職給与引当金で少し詳しくお伺いをしたいと思うのですが、若干は局長も指摘をされておりましたが、要するにこれが特別措置になるかならないかは量の問題だ、現実との乖離の問題だと、負債性の強いものでありますから、いずれかの機会にはこれは引き出すわけでありますから、確かにそういった意味では会計学上は問題はないわけだけれども、しかし、現実にほとんど倒れることのない会社が莫大な退職給与引当金をつけていたり、あるいはいつも指摘されるような銀行の貸倒引当……
○佐藤(観)委員 時間があと一時間しかございませんので、三点にわたってきょうはお伺いをしたいと思います。大体バックグラウンドについては私もわかっているつもりでございますので、答弁の方も端的に簡単にお願いをしたいと思うのです。 一つは、いま広沢委員もいろいろな角度から現在の租税特別措置法あるいは法人税法のあり方について御質問がありましたけれども、退職給与引当金を一つとっても、もう少し改善の仕方が実態に即してあるんじゃないだろうか。肝心なところではどうも役に立たなくて、ちょうどふろのふたみたいなもので、必要な中小企業は積んでなくて、余り必要でない大企業には非常に積まれているという実態があるのでは……
○佐藤(観)委員 きょうはどうも御苦労さまでございます。 私は、いまの村山委員の質問の前提として、先ほど大槻さんからもお話がございましたように、いまの不況というものを一体どういうふうにとらえていくかということが、今後の春闘のとらえ方の前提になると思うのです。そこで、村山委員の表現の仕方では、フローとストックという言葉を使われましたけれども、操業率なりあるいは失業者が九十九万人、百万人近く出ているというこういう現状、あるいは企業の持っている資金、これも非常に底をついているという状況、そういった面では確かに不況になっておりますけれども、片やストックの面で見ますと、これは当委員会でもさんざんもう引……
○佐藤(観)委員 いま高沢委員の方から益金率の問題について御質問があったわけですが、いまの専売制度が財政専売、つまり財源を捻出するための専売をとっておるという立場に立てばわからぬわけではないのですけれども、ちょっとお伺いしておきたいのですが、きょうは間税部長来ておりますか。――物品税の最高に高いものは何%ですか。
【次の発言】 そうでしょう。物品税ですら、現実には一番高いものでも、製造者課税の場合でも、いまわざわざ御説明していただいたように、半分くらいということは実際の販売価格にしたら一五%ということですね。要するに、物品税でも最高額は一五%なんですね。
物品税というものは一体どういうものに……
○佐藤(観)委員 きょうから金融政策のシンボルとも言うべき公定歩合の引き下げが〇・五されるわけであります。そこで、非常にむずかしい経済情勢でございます、しかも片方では百八万人も失業者がいる、こういう情勢を考えてみて、今後の経済の見通しあるいは景気対策、このあたりについてまずお伺いをしたいと思うのであります。 それで、大蔵大臣として果たしてもう景気は底なのか、底だ底だ、底入れはなっているのだ、なっているのだという話がこの一月からされていて、これがどんどんどんどんずいぶんずれてきているわけであります。経済企画庁の調査といいますか経済見通しでは、底入れは七月―九月にずれ込むのではないかという景気見……
○佐藤(観)委員 ちょっと関連質問。 いま松浦委員から専売公社の高価格誘導政策が問題になったわけですが、これは恐らく誘導政策ではないと言われると思うのですけれども、そこで一つだけお伺いをして検討してもらいたいことは、今度の値上げで、私から申すまでもなく、百円のたばこというのはなくなっちゃうわけですね。百円のものは大抵百五十円になっちゃう、五十円のものは七十五円、こうなってきますと、どう見ても切りのいい百円のたばこ、自動販売機の問題等もありますし、大衆品という意味での百円たばこというのを新たに一つつくるべきではないか。これはたしか法律事項ではありませんので、専売公社の方で調合してくれれば百円た……
○佐藤(観)委員 お三人さんには大変お忙しいところ御苦労さんでございます。 特にお三方、もう少し国民の意見を聞く機会を、福田さんの表現をかりれば、必需品に近いものでありましたのでもう少し国民の御意見を聞く機会があってよかったのではないか、またあるべきであるという、これはお三方とも述べられたわけであります。私たちもそのことについては国会の中でも非常に主張をしてきたわけでありますが、いろいろな関係がございまして実現をしなかった。きょう不満足ながら三人の参考人の方に御意見を聞かしていただくわけであります。 それで、まず第一点、福田さんにお伺いをしたいのでありますが、たばこ、酒、こういったものが、……
○佐藤(観)委員 きわめて時間がありませんので、簡単にお伺いをしていきたいと思います。
まず一つ、いま、理事会も一大変おくれたわけでありますけれども、会期末を控え、しかも財政特例法という大変重要な審議を控えている中で、大平大蔵大臣が先進国首脳会議に、私に言わせればあえて三木首相についていかれる、こういったことの目的あるいはその課題、あるいは大蔵大臣としての任務、これはどういうふうに考えていらっしゃるのか、まず大平大蔵大臣の方から冒頭お伺いをしたいと思うのです。
【次の発言】 時間があればもう少しいろいろなことを言いたいんですが、私、余分なことは避けましてあえてこのことをお伺いをいたしますのは……
○佐藤(観)委員 先ほどから松浦委員から再々償還計画についてお話があったわけですけれども、どうも要領を得ないわけですね。やはり国債発行の場合には償還計画が一番大切なわけでありますから改めて確認をしておきたいのです。 いま松浦委員の方から指摘がありましたように、予算委員会に十月二十九日に出された償還計画表に関する補足説明というものの持っている法的な権限、これは果たしてどういうものだろうかということはきわめて疑問が起こるわけです。 端的にまずお伺いをしたいのは、いま大蔵大臣も言われましたように、五十一年度には当初から赤字国債、特例国債を出さなければいかぬということは、これはもう財政をやる者につ……
○佐藤(観)委員 いま松浦委員からあれだけ質問があり、しかも堀政審会長からさらにありましたように、五十五年度になってもなお、いろいろな試算でありますけれども、最低でも普通国債の残高が四十兆円になる。これはいま松浦委員から御指摘のあった財政審の中間報告、一番最低の場合でも普通国債の残高が四十兆円になる。こういった中で、果たして本当にここで発行しております二兆二千九百億の赤字国債が返せるのかどうなのか。これは私は非常に疑問があるわけですね。 それで、これはこの前の十一月十九日の質問でも、やはり赤字国債に歯どめをかけるためには、どうしても昭和六十年度にはこの二兆二千九百億の赤字国債について必ず全額……
○佐藤(観)委員 きょう、久しぶりに公職選挙法の委員会が開かれたわけですが、午前中は大臣がいらっしゃいませんので、重要な問題について、事務的レベルで少しお伺いしておきたいと思います。 まず、ロッキード事件に関連する問題なんですけれども、大体いま言われていることは、四十七年をピークとして金が動いた、それがいわゆるロッキード社という外国法人から児玉譽士夫を通して政府高官に流れたと言われているわけでありますけれども、まだ事件が最終的に解明されたわけではありませんので、なかなか答弁はしにくいと思いますが、たとえば、児玉譽士夫から政府高官に流れた資金、それによってその政府高官が選挙をやった、それを選挙……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして反対の立場を明らかにいたしたいと思います。 まず冒頭、今国会がロッキード汚職事件に端を発し、その後の三木内閣の真相究明に対する積極的な姿勢が見られないどころか、逆にアメリカ政府と捜査取り決めを結び、いわゆる政府高官名を国民の前に明らかにしない行動をとっているのであります。そのため国会が空転し、国民生活に大変関連の深い当大蔵委員会の実質審議ができない状態になっていることをまことに遺憾に存ずる次第でございます。政府は速やかに国会正常化の政治情勢をつくるよう事態打開のために……
○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました税制に関する件につきまして、提案者を代表して、その趣旨を簡単に御説明申し上げます。 なお、案文につきましては、お手元に配付してございますのでごらんいただき、朗読を省略させていただきます。 第一に取り上げましたのは、物価水準の推移による担税力に対する影響への配慮であります。この趣旨から、特に経済的弱者である中小所得者に対する所得税負担が過重とならぬよう、その軽減合理化について常に努力する必要があるものと思われます。 次に、通勤手当の非課税限度につきましては、住宅事情等から通勤距離が大になっており、また運賃の推移もあり、それらの実情が税執行に当たって……
○佐藤(観)委員 きょうは参議院の方が予算に対する公聴会でございますので、大臣も久方ぶりで大蔵委員会にゆっくり来ていただきましたので、十分慎重に審議を始めたいと思うのであります。 まず本題に入る前にロッキード事件について、最近大平大蔵大臣のコメントが載りましたので、若干だけ御質問させていただきたいと思います。 それは三日付のニューズウイークの国際版に、恐らく蔵相が記者会見をなさったのだと思うのですけれども、今度の事件は長期的な観点から見れば一時的な事件であってほしい――ほしいということでありますから、それは確かにそうだと思うのでありますけれども、われわれが今度のロッキード事件を見る限り、こ……
○佐藤(観)委員 いま山田委員の質問を聞いていたのですが、三木総理はどうも事態の深刻さというのは、失礼だけれども余りちょっと御存じないんじゃないかという気がするのですよ。大変まじめな質問なんですけれども、これからわれわれが論じなければいかぬのは十年先の話をしなければいかぬわけですね。大変失礼な話ですが、十年先、総理はまだ国会にいらっしゃいますか。
【次の発言】 私は三木総理の運命を聞こうということじゃなくて、いま三木内閣のもとにおいて、山田さんからお話があったように、初めて三木さんが三十八年ぶりに総理についたら、たちまちこれは赤字国債を発行する、そして、これから、もうわれわれが見通せる中だけで……
○佐藤(観)委員 午前中の質疑に引き続いて基本的な点だけ若干お伺いをしておきたいと思います。
今度の改正で輸銀の借入限度枠の拡大、それから貸付限度枠及び債務保証の額が大幅にふえるわけでありますけれども、その基準となります五十一年度当初つまり資本金が今度もふえるわけでありますが、資本金の額が八千二百八十三億それから法定準備金が十八億六千万円合計して自己資本の額が八千三百一億六千万円、こういう数字になるということはよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうしますと、今度の法案が通りますと八千三百一億六千万円の十一倍の額が貸し付け及び債務保証の限度額だということになりますね。幾らになりますか。
○佐藤(観)委員 まず、大蔵大臣には土曜日お帰りで、大変お疲れのところを御苦労さんでございました。 まず、そのサンフアン会議の成果についてお伺いをしておきたいと思うのでありますが、私もずいぶんいろいろ新聞等を読んでみたわけですけれども、今度の会議ほど何か大騒ぎした割りには中身がよくわからない会議というのはないのじゃないかと私は思うのです。私の理解度が足りないせいもあるかもしれませんが、どうもこれはやはり政治的ショーにすぎなかったのではないかという気がしてならぬわけであります。 それで、お帰りの大平大蔵大臣にそのサンフアン会議の中身、成果についてまずお伺いしておきたいと思うのでありますが、首……
○佐藤(観)委員 大平さん、きのうはテレビ、ごらんになりましたか。
【次の発言】 ほとんどごらんになってない。じゃ、けさの新聞で大体、大臣、お忙しいからそう細かには見れないと思いますけれども、第二次喚問につきましてかなり大きく新聞は報じているわけですけれども、大ざっぱな話ですけれども、きのうの二次喚問、あるいはそれを新聞で見られて大臣の率直な感想はいかがでございますか。責任とかなんとかいうことじゃなくて、感想はいかがでございますか。
【次の発言】 私のお伺いしたのは、もっとざっくばらんに人間的と申しますか、そういった感想をちょっとお伺いをしたかったのです。
少し話を進めますけれども、大蔵大臣……
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、粟山ひで君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事の員数は八名とし、委員長において指名されんことを望みます。
○佐藤(観)委員 いま委員長からもお話がございましたように、本法律案は参議院からの送付の法律でありますので、前回質疑したことにダブらない点のみ、きょうは限られた時間の中で質問をしていきたいと思います。 まず前国会におきましても、個人消化を進めるという意味におきまして、私たちは赤字国債発行そのものには反対でありますけれども、せめてインフレを招かない国債発行という意味におきまして中期債を考えるべきであるということはかねがね主張をしていたわけであります。あくまでこれは緊急避難的なものでありますけれども、やはりインフレを招かないという非常に重要な柱だと思っておるわけであります。その意味におきまして、……
○佐藤(観)委員 きょうは、関税暫定措置法の質疑の中で非常に重要な石油の安定供給、この問題に絡んで中東に対するわが国の経済協力、約束だけはしてくるけれども非常に実行がないという問題が指摘をされております、これは川崎委員も指摘になったことでありますが、その問題。それからわが国の石油に対する政策として基本的に石油に関税をかけるということが果たしてどういうことだろうか、とりわけOPEC諸国の値上げに関連をして国内の石油価格が上がってくるという問題もありますので、それに関連をしてきょう質問をしたいと思っておるわけでありますが、何分予算委員会の分科会も同時に行われておりますので、質問等の時間の都合もあり……
○佐藤(観)委員 きょうの私の質問に入る前に、主税局の責任になると思うのでありますが、去る二月七日に予算委員会が始まったときに、わが党の石橋書記長が福田総理大臣と論戦をいたしました。そのときに、租税特別措置の毎年出されます予算の見積もりではなくて、決算ベースで一体現実にどれだけ減収になっているのか、この資料を出すようにということを要求したわけであります。それに対して福田総理大臣自身が「お出しいたします。」ということが議事録にはっきりと残っているわけでありますけれども、本委員会で租税特別措置法が審議をされる今日に至ってもまだこの種類の資料が提出をされていない。これは一体いつ出てくるのですか。
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案に対し賛成、租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案に対し反対の立場を明らかにいたしたいと思います。 まず、現在のわが国の財政の状態は、巨額な赤字公債の発行を余儀なくされ、まさに危機的状況にあると言っても過言ではありません。このことは、政府の発表しました五十二年度財政収支の試算においても明らかであります。すなわち、政府の試算は、前提として三%の税負担の上昇と一・八という高度成長期にもなかった高い税収の弾性値を見込んでさえ、昭和五十五年度には公債残高五十五兆……
○佐藤(観)委員 関連。いま沢田委員がお伺いした点、要するにこういうことなんですよ。 たとえば国別の貸付承認実績を見ますと、韓国は通常貸し付けで五億四千八百万ドル、これは恐らく累積だと思いますが、そうなっている。出資金の方は、韓国はたしか二億くらいだったと思います。応募済みの資本額が約二億ですね。それでは、韓国がそれだけ資本を出して、貸し付けがそれだけ行われている。韓国に対する貸し付けというものは、中身は道路なのか橋なのか、一体何なのかさっぱりわからぬわけですね。大蔵省から出てくる資料でも、部門別貸付承認実績というのでも、農業、工業及び開発金融機関、運輸・通信、電力等々は分けられているのです……
○佐藤(観)委員 関連。いまの山橋次長の答弁はちょっとおかしいと思うのですよ。いま川口委員が御指摘のように、おたくの方で告発しておいて、一審の判決が出ている。そして、その中で被告はだれだれに金品を贈ったということを言っているわけですよ。その贈ったのは本当かどうかということを確かめ、それが政治資金規正法上の金になっているのか、あるいは先ほど御説明があったような雑所得になっているのか、このことがはっきりしなければ被告の言ったことも本当に正しかったかどうかわかりませんし、国税庁としても、もらった方の人間が今度それをどういうふうに処理しているかをはっきりしなければ、やはり課税の公平は期せられないのじゃ……
○佐藤(観)委員 きょうは、前川日銀副総裁、本日から公定歩合が一%下がるということで大変何かとお忙しいところ、ありがとうございます。三十分ばかり少し公定歩合の問題と円高の問題、これについて御意見をお伺いをしたいと思うのであります。 まず公定歩合の問題でありますけれども、私たちも、景気の見通しが大変暗いわけでありますから、公定歩合を下げるということについて原則的にこれは反対すべき内容ではないと思います。ただし、二点ばかり私は問題があるんだと思うのです。 まず一つは、三月十二日に〇・五%下げられた、そして昨日発表になり、きょうから一%下げるということでございますので、わずか一カ月ちょっとの間に……
○佐藤(観)委員 大変時間も遅くなりましたので簡潔に……。 私が三月二十三日に当大蔵委員会で質問をし答弁をいただいたことと相反したことが出てきましたので、この点について確認をさせておいていただきたいと思うのであります。それはいわゆるサラリーマン減税と申しますか、勤労者が確定申告をする、それに対して、還付請求に対して更正通知書なりあるいは充当通知書を出さないで済ますということが、現在の取り扱い上、所得税法なり通則法なりの考え方から言ってでき得るかどうかということを質問いたし、それに対して国税庁の次長は、中身を見てみないとわからないが、「その記載事項にもし欠缺があるというふうな場合には、その欠缺……
○佐藤(観)委員 私はきょう、段ボールのシート及びケースの原紙の値上げの問題について、若干関係の当局にその対策をお伺いしておきたいと思うわけであります。 シートなりケースのメーカーというのは、中小というよりむしろ零細の方が非常に多いわけで、不況の中でたび重なる原紙の値上げで今後も倒産に追い込まれるのではないかというすそ野の広い業界でございますので、その点を踏まえて少しく御意見をお伺いしておきたいと思うわけであります。 まず五十一年の段ボールの原紙の値上げが、通産省の資料によりましても、ジュートライナーが五十一年五月、七月、十二月と三回行われている。あるいはクラフトライナーも同じく三回、七、……
○佐藤(観)委員 福田さんとはいろいろな形で大蔵委員会を通じて論議を今日までしてきたのですけれども、いまの多賀谷委員とのお話を聞いていますと、福田さんは群馬の御出身で仁侠の人というふうにわれわれは聞いていたのですけれども、どうも庶民感覚に大分離れているのじゃないかという気がするのですね。 いま大変個人的なことになって失礼かと思うのですけれども、福田さんは国会の中で大変お忙しいのだけれども、昼飯なんかはいつもどのくらいのものを福田さんとしては食べていらっしゃるという感覚がおありになりますか。幾らくらいのものを食べていらっしゃいますか。
○佐藤(観)委員 きょうは大変時間が少ないわけでございますので、余り細かいことはお伺いいたしませんが、衆議院、参議院の本会議では余り詳細にわたっては、いまの景気の状況なりこれからの施策について、本会議ということもありまして、十分な論議ができませんので、ひとつここで、限られた時間ではございますけれども、大臣の現状認識及びその対策について若干お伺いをしていきたいと思うのであります。 まず、景気の状況の判断の問題でありますけれども、われわれが参議院選挙をやっているさなか、福田総理は繰り返して、八月の状況を見れば、ある程度公共事業の前倒しの効果も出てきて、八月には若干これは上向くのだということを盛ん……
○佐藤(観)委員 きょうは総裁大変お忙しいところ大蔵委員会のために御出席いただきましてありがとうございます。大変短い時間ですので端的にお伺いしておきます。 一番最初に大変辛らつな質問になるかと思うのですが、今度の公定歩合の引き下げが決まったのが九月三日の土曜日の午後五時の日銀政策委員会だ。それの午前中にはきょう決まることはないのだ。公定歩合、円の切り下げ、切り上げの問題はうそをついていいという中身の問題でありますから、その意味で昼にはそういうことはないのだと言われることはそれなりのカムフラージュもあったかもしれません。しかし外から見てみますと、やはり政府の総合経済政策に引きずられたという感が……
○佐藤(観)委員 私は、きょう、五月に質問しました段ボール原紙及び段ボールのメーカー、この間の問題について、いまカルテルが結ばれているわけでありますけれども、そのカルテル前後の問題についてお伺いをしたいと思うのであります。 まず公取委員長にお伺いをしたいのでありますけれども、新しく橋口さんがなられて、各新聞やあるいは記者会見で、経済状況は御存じのとおりで大変な不況下でありますので、それに見合ってということは正しい表現かどうかわかりませんけれども、カルテル認可についてもなるべく早く行政的に片づけたい等というような発言も耳にしているわけでありますけれども、まず基本的に、いまの経済状況の中でカルテ……
○佐藤(観)委員 新大臣からも、現在の経済情勢がきわめて重大なことが述べられましたので、私は前書きは抜きにいたしまして、限られた時間でございますので、予算編成を前にして、来年度の経済あるいはこれから先の見通しについて、若干お伺いをしていきたいと思うのであります。 大臣も就任のときに、記者会見あるいは各種の新聞でも述べられておるのでありますが、どうもわからない点は、まず大臣、どうなんですか、いまの日本経済が突き当っている壁というのは一体どういうものなのだろうか、ここがまず基本だと思うのです。 いま問題になっている国債依存率三〇%を超えていいか悪いかという問題も、先に見通しがあれば超えていいと……
○佐藤(観)委員 きょう私は、大きく言って三点御質問をしたいと思うのであります。 第一点は、今後の国際収支の見通しとの関連の問題です。 まず、大臣にお伺いをしたいのでありますけれども、大臣が読まれた提案理由の説明の第一項目には、東京ラウンドの妥結の前に関税の一括引き下げを行う。これは「かかる東京ラウンド交渉の妥結促進を通じて保護貿易主義の高まりを抑えるとともに、わが国の輸入の増大に資するため、」というふうに提案理由の説明では述べられているわけですね。 これは、まず確認をしておきたいのでありますけれども、昨年の九月以来の円高基調、ついに二百四十円を割ったときもあったという円高基調ですね、こ……
○佐藤(観)委員 私は、まず有価証券取引税と配当所得の総合課税の問題、それから有価証券譲渡益課税の問題、この関係についてお伺いをしたいと思います。
大臣も、たしか予算委員会だと思いましたけれども、五十五年まではとにかく総合課税の問題はいまのままいくのだ、それまでにいろいろと検討して、もし結果が出れば五十六年からということになると思いますけれども、五十六年度から総合課税に持っていきたいという答弁をなされたと私は記憶しているのでありますが、それは間違いございませんか。
【次の発言】 そこで、事務当局で結構でございますけれども、総合課税化できない、阻んでいる問題というのは執行上一体どういう問題があ……
○佐藤(観)委員 ちょっと一問だけ、いまの伊藤委員の質問に関連をしてお伺いというか、要望しておきたいと思います。 いま米里審議官は退職給与引当金について、これは企業会計原則にあるからいいんだと御答弁になった。伊藤委員の方も時間がありませんでしたので先に行かれましたけれども、この問題は御存じのように、期末の支払い額の二分の一になっているというのは、企業会計原則だけでいけばこれは二分の一にする必要はないわけですね。本来ならば全額引いてもいい。そのぐらいまあ非常に負債性の高い引当金だと思うのです。その意味で、これは本来労働者のものでありますから、私はこれ自体をすべて否定する必要はないであろう。ただ……
○佐藤(観)委員 私はきょうは、租税特別措置法の問題に関連をして、去る五十二年の十二月十四日に会計検査院が五十一年度の歳入歳出決算を内閣に検査報告をし、そしてその中で大蔵省に対して「特に掲記を要すると認めた事項」として「社会保険診療報酬の所得計算の特例について」という項目があるわけであります。 前もって私は一応前提をお話をしておきますけれども、このいわゆる医師の税制についていろいろな議論があることは、もう私が言う必要もないところであります。また、その歴史的な経過についても言う必要がないほどでありますけれども、いまのその租税特別措置法二十六条がいいか悪いか、その論議は、私はまた別の機会にしたい……
○佐藤(観)委員 五参考人には、大変お忙しいところを有益なる御陳述をありがとうございました。 長期的な不況の中で、政府の基本的な方針は、公共事業を中心にして民間設備投資を呼び起こし、そしてもう一度景気を回復軌道に乗せていこうというのが基本的な考え方のようであります。しかし、果たしてそういくだろうかというのを――私たちも理事会の中で、いろいろな業界の方もっともっと来ていただきたい方もいらしたのでございますけれども、いろいろな時間的な都合もございますので、代表して五つの業界の方にお越しをいただいたわけでございます。 そこで、こういう順序で私お伺いしていこうかなと思っているのであります。何といっ……
○佐藤(観)委員 私が本法案の最後になりますので、非常にこの問頭についても、バックグラウンドも含め、税制本体としても若干問題があるものですから、われわれも実は賛否に非常に困った法案でございます。そこで最後に、大きく言って二点だけお伺いをして、われわれの考え方も整理をさせていただきたいなということで質問をするわけであります。 まず第一点は、これも若干わが党の伊藤委員の方から質問がありましたけれども、全く新しい体系がここに加わる。それに伴って従来の税制との関連におきましていかがなるものかという感じがするわけであります。それは、御存じのように原油には関税がかかり、そしてその次の段階で今度は石油税が……
○佐藤(観)委員 きょうは、続いています円高の問題について集中的に少しお伺いをしておきたいと思うのでありますが、森永日銀総裁におかれましては、大変お忙しいところありがとうございます。 総裁にお伺いする前に、きょうの質問のフレームワークに関係する問題でちょっと政府当局にただしておきたいと思うのであります。 国際金融局長もおられますので、二月の貿易収支、経常収支はどんなぐあいだったか。そして、答えられるかどうかわかりませんが、三月で五十二年度が終わるわけでありますけれども、五十二年度の貿易収支、経常収支は大体どれくらいになると見ていらっしゃるのか、まずその辺からお伺いしておきたいと思います。
○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方には、大変お忙しいところを当委員会のために御出席をいただきまして、ありがとうございました。 早速でございますけれども、いま前川副総裁からもお話がありましたけれども、これから五年くらい十兆円規模の国債というものをある程度われわれは頭に置いていかなければならぬと思うのであります。そういうことを考えますと、いまお話がありましたように、発行条件の弾力化、それには、市場の実勢に合ったものをということがやはり一番基本になるだろうと思うのであります。これだけの額になりますと、どんなに国が御用金申し受けでやってみても、これはいまの経済システムの中では十分いかないだろうと思う……
○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 わが国財政は、昭和五十年度以降連続四カ年にわたって、特例公債を含む多額の公債金収入に依存することを余儀なくされており、特に昭和五十三年度の予算編成に当たりましては、景気の回復を図る見地から、財政の節度維持にも配意しつつ、内需の振興のため財政が積極的な役割りを果たす必要があるとして、あえて臨時異例の財政運営に踏み切ることとし、この結果、本年度予算におきましては、実質的な公債依存度が約三七%に達するという異常な状態となっております。 本附帯決議案は、このような状況に顧み、財政の……
○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。 本附帯決議案は、国家公務員及び公共企業体職員関係の共済組合制度については、その給付水準等も逐年改善が行われてまいりましたが、さらに、生活の安定等に資するため、なお引き続き検討すべき諸点を取りまとめ、その実現が図られるよう政府の一層の努力を要請するものであります。 個々の事項の趣旨につきましては、先ほどの委員会審議において論議がなされ、また、案文でほぼ尽きておりますので、案文の朗読により趣旨説明にかえさせていただきます。 「昭和四十二年度以後における国家公務員共……
○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨を御説明申し上げます。 最近における高等学校、大学等への進学資金の家計負担の実情に顧み、今般、国民金融公庫及び沖繩振興開発金融公庫において、新たに進学資金の貸付業務を行うこととなりましたが、貸付金の限度額、貸付利率、返済期間等については、今後、検討を要する点があると思われますので、本附帯決議案は、政府に対し、これらの点について、一層適切な措置を講ずるよう要請するものであります。 以下、案文の朗読により内容の説明にかえさせていただきます。 国民金融公庫法及び沖繩振興開発金融公庫法の一部を改正す……
○佐藤(観)委員 きょうは久しぶりの大蔵委員会でございますので、少しく現状の経済情勢、そして円高に絡むところの問題を含めまして補正予算の編成の問題、それに若干デノミの問題がまた余分な議論をいろいろ呼んでおりますのでそれに触れさせていただき、それから新金融効率化行政なるものが行われるようでありますが、その問題に絡みまして銀行合併の問題、最後に、円高差益の還元の問題は他の同僚委員からいろいろお話ありますので、課税の徴収面における問題についてお伺いをしたい。持ち時間七十分しかありませんので、これぐらいで大体時間になるかと思いますけれども、ひとつ簡潔な御答弁をいただきたいと思うのであります。 まず大……
○佐藤(観)委員 関連。 いま只松委員の質問に非常に重要なことで落ちている問題があるものですから、ちょっと一問だけお伺いさせていただきたいんですけれども、たとえば一千万円に免税点を設けるといたしますと、確かに企業がずっと伸びていくときはまだいいと思うのですよ。一千万円が来年売り上げが千八百万になって、さらに二千万になったというんだったらいいと思うんですが、業界によっては、たとえばダクトなんかをつくっている業界というのは、本当にどういうわけか二年に一回ずつなんですね。いい年はいい、翌年は必ず悪くなるんですね。その翌年はまたよくなる。大体二年に一遍ずつよくなったり悪くなったりするわけですね。そう……
○佐藤(観)委員 本会議の時間も迫っておりますので、そう時間がありませんから、簡単にたばこの値上げの問題に関連をしてお伺いをいたしたいと思います。 それに関連をいたしまして、ちょっと導入部としてお伺いをしていきたいのでありますが、大蔵大臣の頭の中に、一体来年度の増税はどういうことをやるのだ。ずいぶん国会の中でもいろいろな問題について過去ずっと論議をしてきたし、大蔵大臣も言うまでもなく、かつての主税局長という税の大変な専門家でございますから、一体来年度の増税についてはどういうふうに考えているのかということを、まずお伺いしていきたいと思うのであります。 そういうことを質問すると大蔵省に言いまし……
○佐藤(観)委員 金子大蔵大臣からいまごあいさつがありましたように、大変な時期でございますし、従来のような手法では、いまの経済危機を乗り切るのはなかなか大変なときだと思うのであります。そういう意味で、大臣に就任をされて大変御苦労さまと申し上げますとともに、これから一時間ばかり質疑をさせていただきますけれども、日本の財政あるいは経済の運営の仕方というのは、その意味では非常に分かれ道に来ているのではないか、その分かれ道をどういう道を選ぶかというのは、私は後世に大変な決定的な要因を残すのではないかと思うのであります。 そういう意味におきまして、若干質疑を申し上げたいわけでありますけれども、その前に……
○佐藤(観)委員 ちょっと大臣に端的に一問だけお伺いしておきます。 いま山田委員の方から一般消費税の重大性については問い合わせがあったわけでありますけれども、今国会、五月の二十日までですけれども、名前はどういうふうになるのだか知りませんが、一般消費税を出す御意向はおありなんですか。五十四年度の予算の審議を予算委員会でやっているわけでありますけれども、当委員会に出される予定のものというのはみんなその財源になっているものですね。専売公社法の改正にしろ、あるいは航空機燃料税にしろ、租税特別措置法にしろ、五十四年度財源に含まれている。ところが、一般消費税というのは財源に入っていないわけでありますから……
○佐藤(観)委員 租税特別措置法につきまして各委員から質問があったわけでありますけれども、時間の都合もありますので、私は執行上の不公平の問題についてまず初めにお伺いをしたいと思うのであります。 われわれがちまたといいますか選挙区と申しますか、そこにおりますと、やはり所得を完全に把握されている、トーゴーサンなりクロヨンという問題がかなり言われるということで、税法上の不公平もあるかと思いますけれども、それと同時に、執行上の徴税上の不公平というのをかなり耳にするわけであります。それで国税庁長官にお伺いをしたいのでありますけれども、長官の耳にもこれは抽象論としては入っていると思うのでありますけれども……
○佐藤(観)委員 私は医師税制の問題について、とりわけきょう、きのうの政治的な動きに絡んで、大平内閣の姿勢の問題についてお伺いをしておきたいわけであります。 きょうの夕刊を見ますとどの新聞も、自民党の方は医師税制の是正について、三年以内をめどとして見直すことを検討する、衆議院大蔵委員会で決議をして是正を保証すると新自由クラブに対して回答したというのが伝えられているわけであります。これは先ほど理事会の中でも、当大蔵委員会の自民党の理事の方に聞いてみても、おれたちはそんな話は知らぬということだから、そういうことはなかったのかと思いましたけれども、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、どれも同じ内容が出て……
○佐藤(観)委員 国家公務員等の旅費に関する法律について若干御質問をいたします。 この提案理由の説明によりますと、要するに簡単に言えば、グリーン料金を支給する対象者を縮小する、行政職俸給表の一等級以下は支給をしないという、まあ大変縮小するわけですね。そこで私が若干疑問に思うのは、いま読み上げました提案理由の説明の中に、「現下の財政状況等にかんがみ、当分の間、」縮小するというふうになっているわけですね。これはじゃ、この財政事情が自然増収が上がってくるような大変いい状況になればまたもとへ戻すという意味なんですか。「当分の間」というのは一体どういうことを想定して、提案理由の説明は書かれているのです……
○佐藤(観)委員 この委員会が通り、参議院も通りますと、八兆五百五十億円という大変膨大な国債がちまたにあふれるわけでありますけれども、その割りにはこの委員会というのはどうも余り熱気がなくて、大変けしからぬことだと思うのであります。このままでいきますと、どうもこの財特法も否決をされてしまうような自民党さん少ない人数構成ですけれども、せっかく勉強してきましたから少し質問をしたいと思います。 まず、前回の委員会で理財局長から、資金運用部の資金で既発債の買い入れを三千億円やるという御発表がありました。委員会運営者といたしましては、いま問題になっているときでございますから、そういう政府の発表したことに……
○佐藤(観)委員 いよいよ専売公社発足以来三十年にしての大改革の法案がまさに審議を終わろうとしているわけですけれども、私も前の委員が質問したことと若干ダブルことがあろうと思いますが、重要な改革でございますので、数点についてお伺いをしておきたいと思うわけであります。 今度の定価改定、これは説明があったように、財政収入を得るためというようなことでございますけれども、それに関連をいたしまして、財政の問題になってきますと、直ちに一般消費税の導入の問題に触れないわけにいかぬわけであります。いろいろな動きがありましたので、大臣も含めまして少しお伺いをしておきたいと思うのであります。 まず第一点は、これ……
○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました日本専売公社法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提出者を代表して、提案の趣旨とその内容を簡単に御説明申し上げます。 御承知のとおり、たばこ産業の現状は、成人人口の伸び率が低下したことや健康問題さらには喫煙場所の規制などによりまして、たばこの消費は低迷傾向にあり、その将来につきましても多くを望めない苦しい局面を迎えております。 今般、政府は、長年各方面から要望されておりましたたばこ消費に係る税負担部分の明確化等を目的とした納付金率の法定制の導入などを行うことといたしておりますが、これらに伴いまして、今後、日本専売公社の経営環境は……
○佐藤(観)委員 いま簡略に銀行局長から大光相互の問題について御報告があったわけでございますけれども、戦後これだけの粉飾というのですか、あるいは記載漏れというのか、こういうことは前代未聞のことでありまして、各党の御同意も得まして、緊急にただしておかなければなりませんし、いまお話がありましたように預金者、優良な借り手、地元産業あるいは従業員の皆さん方、こういう方々の今後の活動に支障がないようにしていかなければならぬと思うわけであります。 そこで、まず私が第一点目にお伺いしたいのは、ジャーナリストに限らず国民の皆さん方が、これだけ厳しい大蔵省の検査、日銀の考査もありますけれども、それをやっていた……
○佐藤(観)委員 きょうは前回に引き続き、大きな社会問題にまでなっております大光相互銀行の件について、行政上の問題について若干お伺いをしておきたいと思うのであります。 まず、審議に入る前に、私たちの手元には有価証券報告書があるわけでありますけれども、これ自体が虚偽記載があったということがはっきりと認められているわけでございますので、ある意味では出されている有価証券報告書で審議をするということは事の正確を欠くきらいもあるように思うのであります。ただ、事実上問題になってくるのは債務保証の額あるいは有価証券の売却損等、後から問題にしますが、悪い方の指標でありますから、その意味では有価証券報告書の訂……
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、田村良平君を委員長に推薦したいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事の員数は九名とし、委員長において指名されんことを望みます。
○佐藤(観)委員 竹下大蔵大臣、大変むずかしい時期にどうも御苦労さまでございます。
まず、予算の問題に入る前に、いま問題になっておりますKDDの問題、これは実は大蔵省も全く無関係でないわけであります。事件の概要については大蔵大臣も大体御存じかと思いますけれども、率直に政治家として今度の国際電電会社の問題をどういうふうに受け取られているか、その点いかがでございますか。
【次の発言】 私が大蔵省と関係があると言うのは、一つは税関の問題だからであります。
そこでお伺いをしたいのは、今度の事件を見てみますと、約一億円、二十回行われたのではないかというわけであります。私もフリーパスという言葉は正確で……
○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、提案者を代表して私からその趣旨の説明を申し上げます。 まず、案文でございますが、案文はお手元に配付してありますので、朗読は省略させていただきます。 この決議案は、第一に、今般の関税率の改定は、さきに終結を見ましたいわゆる東京ラウンド関係の関税率の引き下げ、その他後発発展途上国に対する特恵特別措置の導入等によりまして、きわめて広範にわたるものになっており、これによるわが国産業の各分野、特に競争力の弱い農林水産業や中小企業への影響が懸念されるのであります。 したがいまして、政府において……
○佐藤(観)委員 きょう、私、大変短い時間でありますが、簡単に六点ばかりお伺いをしておきたいと思います。限られた時間でありますので、答弁の方もひとつ簡単にお願いをしたいと思います。 まず第一点は、今度の所得税法の改正で一千万超の給与所得控除の率を一〇%から五%にするという改正がなされているわけであります。このこと自体、私たちが長年言ってきたことでありますので、正直言ってやっと踏み切ったかということで、結論については反対をするわけではありませんけれども、実はこの問題は四十九年に青天井にしたときに大変な論争をやったことを、当時第七委員室でございましたけれども、私は覚えているわけでございまして、そ……
○佐藤(観)委員 きわめて限られた時間ですので、重要な問題だけにしぼってお伺いしていきたいと思います。 四月五日の読売新聞に「国債スワップ作戦」第一勧銀と三菱銀行が苦肉の決算対策ということが報道されているわけであります。これは話をはしょって言いますれば、決算期を前にして三月下旬に第一勧銀が一千億分の国債を時価で市場に売って、それを直ちに三菱銀行が購入をする、三菱銀行も直ちにそれに見合うだけの一千億円分の国債を同じ時価で第一勧銀に売るということで、ここで評価損を出して低価法から原価法へ変えるということが報じられたわけでありますけれども、この点について銀行局長は事実の確認をなさっているかどうか、……
○佐藤(観)委員 きょうは三時からの参考人の時間もあるものですから、大変はしょりまして若干質問させていただきたいと思います。 まず、いま新聞を開きますとイランの問題、この問題が一番大きな問題になっておりますし、対日原油がきのうから船積みが停止をされたという問題もございます。あしたですか、大臣が帰ってきて、詳しくは外務委員会で審議をすることになっておりますけれども、国民的には一体イランと――もちろん経済ベースの話も一面ありますから、私も何も高い原油をそのまま買えと言っているわけではないのでありますけれども、片方では人質解放の問題の一つの手段に向こうは見るのではないかということも考えていかないと……
○佐藤(観)委員 このところ、毎日、防衛費の増強の問題が新聞をにぎわしておるわけでございます。しかし、正直申しまして、当大蔵委員会にいる各委員の方々から見ると、いや、そんなに新聞がキャンペーンを張るほどわが国の財政は余裕があるだろうかということについては、きわめて疑問を持つものでございますし、また、国際情勢がきわめていろいろな意味で緊迫をしているときに、いまのようないわば新聞のつくり出したような世論でこのままいくということは、きわめて危険な通を私たちは行くと思います。その意味で、財政を預かる大蔵大臣を中心にいたしまして、その考え方をお伺いをしていきたいと思います。 それに先立ちまして、まず第……
○佐藤(観)委員 考えてみますれば、昭和五十年に大改正を、政治資金規正法そして公職選挙法をやって以来、本格的にいろいろな問題についてこういった形で審議をする機会というのはなかったわけですので、これから審議を始めるに当たりまして、まず二つばかり大臣に前提のお話をお伺いしたいと思うのであります。 第一番目は、先ほど小泉委員との質疑の中でも大臣の個人的な所信が表明されましたけれども、小選挙区制の問題でございます。 これは私たちも、日本の議会制度の発展のためにどうあるべきかということはいろいろな角度から考えなければいかぬと思います。ただ、いまのいろいろな情勢の中でそういった機が熟していない。いろい……
○佐藤(観)委員 きょうから自民党の提案によります公選法の改正案について質疑に入るわけでありますけれども、私も実は、昭和四十八年から当委員会で質疑をしているわけであります。当委員会というのは、日本の民主主義を守る、議会制度を守る上において大変重要な委員会だと私は思い、また、こういった審議に参加できることを大変誇りに思っておるわけでございます。 政治というのは国民との間の信頼関係ですから、その信頼を実際に得る一つの共通項というのでしょうか、パイプ役が選挙だと私は思うのですね。ですから、お互いにこれは政党を超えまして、選挙というものは公正でなければいけないし、国民ひとしく立候補できるように金のか……
○佐藤(観)委員 私に与えられた時間は四十分程度だそうでございますので、今日までたくさんの問題がありましたから、その部分は抜きまして、日本の酒とも言うべき清酒の業界の中でいま大変大きな問題になっております問題につきまして、許された時間少し質問をしたいと思います。 とりわけ清酒の問題というのは、直接消費者、国民に関係してくることでございますので、その意味では、国民の皆さんに納得をしていただけるようなものでなければならぬと思うのであります。 それで、私も何度か酒税法について質問したことがあるわけでありますし、私の地元にも清酒業界の方もいらっしゃいますし、いろいろ教えてもらっているわけでございま……
○佐藤(観)委員 きょうは有価証券取引税と印紙税法について若干お伺いをさしていただきたいと思うわけであります。 いま皆さん方のお手元にも大蔵省の資料を配らしていただいたわけでありますけれども、ここに区分されているのは各短期金融市場における税負担を資料にしてもらったわけであります。ちょっとわかりにくい点がございますが、いわゆる公社債を担保にして短期的な金融的役割りを演ずる現先市場、これの自己現先の場合が現行有価証券取引税〇・〇四、委託現先の場合が〇・〇八ということになっているわけです。たとえば現先市場とそれから右側に書いてございますコール、手形、CD各市場で一億円を調達しようということを考えた……
○佐藤(観)委員 大変遅くなっておりますし、私の持ち時間は三十三分だそうでございますので簡単に一問だけ、医師税制の問題についてお伺いをしておきたいと思います。 渡辺大蔵大臣は前に厚生大臣もやられておりますし、たしか五十四年当時は金子大蔵大臣と渡辺厚生大臣ではなかったかと思いますので、その意味で大変理解が深いということと、かつては税理士もやっていらっしゃったわけでございますので、五十四年に医師税制を改正いたしましてその後の問題について――この問題というのはきわめて冷静に、国民医療に関係することでありますから、日本の医療が税制を阻害することがあってはならぬ、いまの言葉じゃございませんがまさに自然……
○佐藤(観)委員 きょうから財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案という大変長い名前の法律案を審議するわけでございますが、内容はきわめて多岐にわたっておりますので、限られた時間の中で要領よくお伺いをしていきたいと思うわけであります。 それで、本法律案には、提案理由の説明にもございましたように、四条公債を発行するいわゆる財政特例法、二番目に電電公社やあるいは日本中央競馬会、こういったところから特別に国庫納付させる法律あるいは輸銀、開銀、産投会計から操作をいたしまして一般会計に繰り入れる、こういうような内容が入っているわけであります。どうも大蔵省の説明によりますと、いずれに……
○佐藤(観)委員 脱税に係る罰則の整備等を図るための国税関係法律の一部を改正する法律案、この件について若干質問をしたいと思うのでありますが、私は一番最初の質問でございますので、きわめて原則的なことからお伺いしていきたいと思うわけでありますが、今度の法律の内容的な骨子というのは、国税通則法ができるに当たって出されました税制調査会の三十六年七月でございましたか、この答申の中身にほぼ沿っているわけであります。三十七年国税通則法が出されたときにはこの部分は削られたようでありますけれども、その後ほぼ二十年たってこれが日の目を見るということになっているわけでありますが、それはこの委員会でも脱税について今日……
○佐藤(観)委員 ただいま提案のございました銀行のいわば全面的な法律改正について、許された時間は若干でございますけれども、基本的な点についてお伺いをしていきたいと思います。 思えば、前局長でございました徳田銀行局長時代からこの銀行法の改正の話というのがあり、そして当委員会でも部分部分にわたりましては若干討議をした経緯もあるわけでございますけれども、そういったことを振り返ってみ、いまここに出された銀行法の中身を全体的に見てみますと、一体銀行法の改正というのは何だったんだろうかということを改めて考え見直してみないわけにいかないわけであります。今度の銀行法の改正で、昭和二年にできて以来五十四年ぶり……
○佐藤(観)委員 発議者の皆さん方にはまことに御苦労さまでございます。 参議院の方では、議事録を拝見する限り、参議院のあり方、あるいは参議院と衆議院との違い、あるいは参議院全国区というものの本来の趣旨というのはどんなものだったのだろうか、あるいは拘束名簿式比例代表制というものが憲法に違反をしないのかどうか、あるいはその中に出てまいります政党要件なり選挙連動の問題等々を中心にして理念的な、きわめて底の深い議論がかなりなされてきたように議事録で見る限り拝見をするわけであります。 私は、この点も非常に重要でございますが、国民の皆さん方にまだ一体今度の制度になったらどういう選挙になるのかよくわから……
○佐藤(観)委員 総理、まことに御苦労さんでございます。 実は、私も国会に出てきて約十年この公選法の委員会にいるわけでございますが、この委員会というのは、御存じのように民主主義、議会制度、そういう問題を扱う大変重要な委員会だと私は思っておるわけでございます。しかも公職選挙法というのは、国会議員以下公職者の選挙の法律でございますから、その意味でこれは自治省なり政府が国会に出すという性格のものではなくて、本来なら国会の中で決める筋合いのものだと私は思っておるわけでございます。 そういう意味では、きょう総理に御出席をいただきましたけれども、きょう私の質問の主なポイントは、提案者の金丸先生以下自由……
○佐藤(観)委員 ただいま大臣の方から、五十七年度の経済運営についての基本的な考え方が述べられたわけでございますけれども、景気の面におきましてもあるいは財政の面におきましても、大変むずかしい局面にいま来ている、大変選択の幅が狭いいまの状況ではないかと思うのであります。 そこで、まず最初に私がお伺いをしたいのは、五十七年度の経済運営を考える場合にも、五十六年度のあと残された期間が果たしてうまくいくのかどうなのか。その一つの結論、三月末?事実上それがわかるのは六月末でありますけれども、その上に五十七年というのは出発するわけでありますから、五十六年度が一体どういう形に終わるのだろうか、その点からひ……
○佐藤(観)委員 大臣は、きのう衆議院で予算が成立をして、まことに御苦労さまでございました。それで本論に入る前に、ちょっと大蔵委員会のことではないのでありますけれども、簡単なことですので、大臣にお伺いをし、お願いをしておきたいと思うのであります。 この半月間、テレビで中国の残留孤児の日本の親を探す運動、私自身、その孤児という言葉にちょっと抵抗があるのですけれども、それは別といたしましても、連日報道され、うまく見つかった組もあれば、あるいは残念ながら見つからないで帰られた方もいらっしゃる。私は、日中国交回復して十周年という中で、なぜもっと早くできなかったんだろうかということを思いますし、また、……
○佐藤(観)委員 大臣、大変遅くまで御苦労さまでございます。連日、貿易摩擦あるいは経済摩擦、人によっては、これは経済ではなくて政治摩擦だと言われる方もいらっしゃるわけでありますけれども、いま提案をされております関税定率法に関連をいたしまして、いまの貿易摩擦あるいは経済摩擦、一体これで日本は何が問われているのか、少し関税政策と絡めながらこの問題について所信をお伺いしたいと思うのであります。 それで、いろいろのことを言われる方がいらっしゃいますけれども、いまの貿易摩擦と言われるいろいろなアメリカなりヨーロッパの要求、これが一時的なものなのか、あるいは将来に向けての日本の産業構造自体を問われている……
○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方には、大変お忙しいところ御出席をいただきまして、また、貴重な御意見をありがとうございました。 最初に、前川日銀総裁にお伺いをしたいのでございますが、本法案でございます財政特例法とは直接関係ないのでありますが、私は、日本経済というのは世界の経済の中で生きているわけでありますので、その意味では、いまのアメリカの高金利政策、これに対してももう少し物を言ってもいいのではないかと、かねがね思っているわけでございます。過日、大蔵大臣にも、サミットに行くときには、この問題についてはECと一緒になってさらに大きな声を出すべきではないかということを申し上げたわけでありますけれ……
○佐藤(観)委員 大臣、まことに御苦労さんでございます。限られた時間、三つばかりの問題についてお伺いをしておきたいと思います。 第一番目は、きのうぐらいから予測記事が出、きょうの各紙は自民党の役員会、総務会でグリーンカード制の導入については再検討、三年間凍結して考えるというようなことが報道されているわけであります。それに対しまして宮澤官房長官が、今後の自民党との折衝というのでしょうか、これを見守るというような態度と報道されているわけでありますけれども、この問題はこの委員会の各委員会ごとに詰められてきた問題でありますが、担当する大蔵大臣としては、一歩の後退もしない、不公平な税制を正す、この執行……
○佐藤(観)委員 いま伊藤委員の方から、世銀の問題については総括的にお話がございましたので、私は、限られた時間でございますので、日韓の経済協力問題にしぼってお伺いをしたいと思うわけであります。 きのうの夕方からけさにかけまして、対韓の経済協力の政府案がまとまったということが報道されました。 中身としましては、円借款が十三億ドル、それから輸銀と市中銀行による協調融資が二十七億ドル、合計四十億ドル、平均をして全体の金利が六%、商品借款はなしということが報じられているのでございますけれども、これは、報道によれば総理自身が政治的な腹は固めた、こういうことでございますので、それは大蔵大臣も腹を固めたと……
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、久野忠治君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、中野四郎君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事はその数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○佐藤(観)委員 総理、大変遅くまで御苦労さまでございます。私で十人目の質問になるのでございますけれども、私は主に経済の問題についてお伺いをしたいと思いますが、今日までずっと総理の御答弁を聞かしていただきまして、若干総理の政治姿勢についてお伺いをしておいた方がいいなと思うので、まずその問題からお伺いしたいと思うのでございます。 総理は、施政方針演説の中で、ことしという年は戦後史の大きな転換点であるということで、施政方針演説の中では必ずしも全部よくわからないのでございますけれども、いわば制度的な見直しの大きな節目であるということを言われているわけでございます。確かに、私たちも政策をやる者といた……
○佐藤(観)委員 最初に、この委員会でも各委員からいろいろと議論をされたわけでございますけれども、どうも中曽根内閣の姿勢を見ておりますと、大変危なっかしい感じがしてならない。日本人が一体どこへ連れていかれるのだろうか、これで世界から見て平和日本というのは一体どこへ行ってしまうのだろうかという気がしてならぬわけでございます。 私は、最初に、非核三原則と安保条約の効果的運用について、その関連について簡単に外務大臣に確認をしておきたいわけでございます。 と申しますのは、いま大変大きな問題になっております武器輸出三原則、この政府の政策を変更されたのは、安保条約の効果的な運用のためである、こういうこ……
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、中野四郎君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、中野四郎君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○佐藤(観)委員 ただいま自治大臣からも御報告があったわけでございますが、今度の参議院選挙の特徴というのは、何といっても、比例代表制の制度が新しく取り入れられたことにあると思うのであります。それに関しまして、実施する前からあるいは実施中、選挙中あるいは選挙後も、いろいろな角度からの問題点の指摘があったわけでございますが、自治大臣も、選挙が終わった後、この比例代表制のあり方について事務的にひとつ検討してみたいという趣旨を閣議後に言われているようでございます。この事務的に検討したいというのはどういう中身を持っているのか。 いろいろ新聞等に出ておりますところは、たとえば比例代表制に一人だけ出て、そ……
○佐藤(観)委員 同僚議員が大分触れられましたので、その辺の問題につきましては省かせていただきまして、若干質問しておきたいと思います。 私も本会議で申し上げましたように、今度の法律がきわめて異常なのは、戦後幾つも選挙法の改正がございましたけれども、選挙があるであろうとほぼ新聞にこれだけ出ている直前に選挙法を変えるという、これは恐らく選挙法改正史上私はかつてなかったことではないかと思うのであります。それについて、なぜいまやらなければいけないのか。いま山花委員からお話がございましたように、そんなに御提案がある問題が国民の側からやんややんや、そうせいという世論、私は決してないと思うのであります。 ……
○佐藤委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存ずる次第でございます。
何分にも微力な私ではございますが、練達堪能なる委員各位の御支援と御協力をいただきまして、誠心誠意、公正円満なる委員会運営に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの今井勇君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
今井 勇君 佐藤 隆君
……
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
理事の辞任及び理事の補欠選任についてお諮りいたします。
理事佐藤隆君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
次に、その補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
それでは、理事に天野光晴君を指名いたします。
【次の発言】 次に、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
豪雪による被害状況について、本委員会から委員を派……
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
この際、小委員会設置の件についてお諮りいたします。
災害対策の基本問題について調査を行い、必要な対策を樹立するため、本委員会に小委員十三名よりなる災害対策の基本問題に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
次に、お諮りいたします。
小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
それでは、災害対策の基本問題に関する小委員に
……
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。渡辺秀央君。
【次の発言】 災害対策の基本問題に関する小委員会もございますので、そこで十分ひとつ検討していきたいと思います。
【次の発言】 次に、原田昇左右君。
【次の発言】 次に、上西和郎君。
【次の発言】 次に、武田一夫君。
【次の発言】 次に、遠藤和良君。
【次の発言】 次に、安倍基雄君。
【次の発言】 この際、休憩いたします。
午後一時二十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。中川利三郎君。
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、桜島火山活動に伴う被害状況について、政府から説明を聴取いたします。国土庁田中審議官。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
【次の発言】 次に、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
桜島火山活動に伴う被害状況調査のため、鹿児島県に本委員会から委員を派遣することとし、議長に対し、委員派遣承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、派遣委員の人選及び派遣期間等につきましては、委員長に御一任願……
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、去る六月二十一日及び六月二十二日の二日間、桜島火山活動に伴う被害状況調査のため鹿児島県に委員派遣を行いましたので、派遣委員から報告を聴取いたします。高鳥修君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終わりました。
派遣委員各位にはまことに御苦労さまでした。
この際、お諮りいたします。
ただいまの報告に係る派遣地からの要望事項につきましては、本日の会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○佐藤委員長 これより会議を開きます。 災害対策に関する件について調査を進めます。 本日は、異常気象に伴う災害対策につきまして、参考人として財団法人日本気象協会副会長高橋浩一郎君、京都大学教授山元龍三郎君及び東京大学教授浅井冨雄君、以上三名の方々に御出席をいただいております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多用中にもかかわりませず当委員会に御出席をいただき、まことにありがとうございます。参考人各位には、最近の異常気象に伴う災害問題につきまして、それぞれ専門家としてのお立場から忌憚のない御意見をお述べいただきますようお願いいたします。 なお、議事の順序につ……
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、災害対策の基本問題に関する小委員長から発言を求められておりますので、これを許します。小委員長高鳥修君。
【次の発言】 これにて小委員長の報告は終わりました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、日本道路公団理事加瀬正蔵君に参考人として御出席を願い、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。馬場昇君。
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、災害対策の基本問題に関する小委員長から発言を求められておりますので、これを許します。小委員長高鳥修君。
【次の発言】 これにて小委員長の報告は終わりました。
小委員長並びに小委員各位にはまことに御苦労さまでございました。
この際、お諮りいたします。
ただいま小委員長のお申し出にございました激甚災害指定基準に関する資料につきましては、本日の会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○佐藤委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
昭和五十九年長野県西部地震による被害状況調査のため、去る九月二十五日、長野県に委員派遣を行いましたので、この際、派遣委員から報告を聴取いたします。今井勇君。
【次の発言】 以上で派遣委員の報告は終わりました。
派遣委員各位にはまことに御苦労さまでした。
この際、お諮りいたします。
ただいまの報告に係る派遣地からの要望事項につきましては、本日の会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○佐藤(観)委員 六時七分過ぎで皆さん大変御苦労さんでございます。 たくさんの課題がございますけれども、私は、電電公社を民営化する、そのために政府の保有株を売却するという問題についてお伺いをさせていただきたいと思うわけでございます。 この趣旨は、国民の共有財産として築き上げてまいりました電電公社の資産、これを国民に売却するということでございますから、まず第一に、いやしくもその政府保有株を売却することによってだれかが膨大な利益を得る、こういうことがあってはならぬと思うわけであります。 二番目に、またそうやって放出をされた株が一部の特定の勢力に集中をして、そのために新電電という極めて公共性の……
○佐藤(観)委員 私は前回の委員会で、いやしくも国民の共有財産と言われる電電公社の資産というものを、途中は除きますけれども、政府の保有株として売却をする限りは、民営化するに当たって、いやしくも利権が発生をしないように、それから、一部の勢力によってこれが独占をされて支配をされることがないように、そして、新しく発足をしますこの新電電の経営というものが安定をして、雇用も安定をし、そして高度情報化社会の中で中心的な役割をこの新電電が果たす、そのための制度的なあるいは行政的な手段というものをつくっておかなければならぬという趣旨から、お伺いをしたわけでございますが、残念ながらきょうこの時点で、あと数時間後……
○佐藤(観)委員 先生方にいろいろとお伺いをしたいのでございますが、時間の制限がございますので簡単にひとつお話をお聞かせ願いたいと思います。 まず、清水先生にお伺いしたいのでございますけれども、今後の総合交通体系と申しますか、問題になっている自動車、これが国民の交通体系の中で一体どういうふうに位置づけられていくべきなんだろうか。それはもちろん自動車でございますので道路も密接に関係してくるわけでございますけれども、物を運ぶのに鉄道がいいのか自動車がいいのか、あるいは人を運ぶのに特に都市においてタクシー、ハイヤーあるいはバス、地下鉄、いろいろな交通機関があるわけですけれども、そういう中にあって自……
○佐藤(観)小委員 最後に一言。いままでのことは別にいいのですが、少しつけ加えて、われわれ委員側も考えなければいかぬことは、金融機関の関係ですから銀行法なんですが、それに関連して、高橋局長からもお話があったようにたとえば手形法、これはうちの委員会ではないわけですね。それから小切手法、民法、商法、これは法務委員会あるいは法務省の関係。国税通則法はうちの方の専門ですけれども、あと地方税法、民事訴訟法、ここまで直していかないと金融機関の週休二日制を実現することができない。 そうなってくると、これはかなり幅広いし、しかも尾っぽが頭を振り回すタイプの法改正になっていくわけなんで、委員長等においても、あ……
○佐藤(観)小委員 横路委員の方からいま定員の問題で、税務署の職員の方々の労働過重の問題について質問があったので、私もそれに関連をして、まずそのことからちょっとお伺いをしておきたいわけです。 まず第一点は、私もこの前の本委員会のときにも安川長官にお伺いをし、そしてきょうも恐らく私が質問するというので、わざわざ安川長官の方から全般的なお話がありました。 私はまずお伺いしていきたいのは、あえてきょうは人事院を呼んでいないのでありますけれども、税務職俸給表の水準差の問題ですね。納税者数の推移とか調査困難事案の推移とか定員と職員一人当たりの処理件数の推移とか、こういったものは大体わかるわけです。特……
○佐藤(観)小委員 私は、きょうは証券行政だけについてお伺いをしたいと思うのです。 まず、五月十一日に証券取引審議会が「株主構成の変化と資本市場のあり方について」という答申を出されたわけであります。これをざっと読んでみて、非常に総論的と申しますか、果たしてこれがどこまで実現するだろうかという非常に危惧の念、あるいは従来言われてきたことの総まとめにすぎないのではないかというような感じがするわけです。この中の基調というのは、個人株主の減少を一体どうやって食いとめていくか。これはずいぶん前からもずっと言ってきたことでありますけれども、いま四十九年度で三三・五%、三分の一に個人株主が落ちてしまったわ……
○佐藤(観)小委員 時間がありませんので、数点にわたってお伺いをしていきたいと思います。 まず最初に、私、先日公職選挙法の特別委員会で政治家の所得、その課税の問題についてお伺いをしたのでありますが、熊谷直税部長だったものですから、ちょっとどうしても疑問が残ったわけです。というのは、これは本当かうそかわかりませんけれども、きのうの日刊ゲンダイにも、田中内閣時代はかなり個人的に資金が出ていたということが報道されていたわけであります。個人的に政治家が政治献金を受ける、いわゆる政治資金団体ではなくて個人的に政治献金というものをもらった場合の税法上の問題です。これは、参議院でも雑所得として挙げるべきで……
○佐藤(観)小委員 ちょっと関連。いままでの広瀬委員に対する銀行局長の御答弁を聞いていますと、労働金庫の経営に対する非常な不信がある。これは労働組合から出てきた人が理事をやったり労働組合をある程度終わった人が理事をやったりしているから経営が不安定だというように、根底には金融の専門家ではないのではないかという不信があるような気がするんです、いままでの御答弁を私が聞いている範囲では。それを言うならば、たとえば直接的には言えないにしろ、地方銀行であるところの滋賀銀行でも足利銀行でも二億円、三億円と女の人が持っていったという事件もあれば、大都市銀行ですら不正融資というのが当委員会でもずいぶん問題になっ……
○佐藤(観)小委員 限られた時間ですから、きょうは数点にわたって、国税庁の職員の処遇の問題に限ってお伺いをしておきたいと思います。時間的な関係もありますし、答弁される方の関係もありますので、なるべくたやすい問題から片づけていきたいと思うのです。 まず総理府に関係する問題ですが、これは何も税務署の職員に限らず、出勤の時間を十五分なり二十分なり延ばす時差出勤をすることが許されております。本来なら総理府の方からお伺いするのですが、時間がありませんので、私もまとめてあれしまして、まとめてお答えいただきたいと思うのです。その根拠法規になっているのは、政府職員の勤務時間に関する総理府令、これは最終改正が……
○佐藤(観)小委員 植谷参考人には、大変お忙しいところ御出席ありがとうございます。 小委員会でございますので、およろしければ座ってお答えいただいても結構でございます。私もなんだったら座って質問しますので……。 御存じのように、来年度の予算編成の時期もだんだんと迫ってきておるわけでありますけれども、それにつけましても、一番重要なことは財政が厳しいということで、来年度の国債がどうやってさばけるのだろうか。とりわけ、ことし夏ごろから国債の値崩れと申しますか、市場の軟化があるわけでございますし、そういうことから考えますと、従来のようなやり方でまた来年このままやるということで、果たして国債の消化がス……
○佐藤(観)小委員 ただいま銀行局長から金融制度調査会の答申についての御報告があったわけでございますけれども、ちょっと質問の順序を変えまして、その問題は後からやらしていただくことにいたしまして、最近、生命保険の問題がいろいろと取りざたされております。そこから若干入らしていただきたいと思うのでございます。 それは言うまでもなく、愛知県で起こりました連続保険金の殺人事件、長崎なる者の事件でございますけれども、このような事件というのは実は私自身、問題意識としてはかなり前から持っていたわけで、それなりに追っていたわけでありますけれども、あのような悲惨な事件になって、保険のあり方というものを少し考えて……
○佐藤(観)小委員 参考人の方々、きょうは朝早くからお越しをいただきまして大変ありがとうございます。 御存じのように、銀行法の改正も窓販及びバンクディーリングという問題がどうも最大の問題として残っているような状態のようでございまして、その意味では、この問題は単なる銀行界と証券界のかきね争いというようなものではなくて、十年先、二十年先の金融構造にこたえて、一体日本の金融制度、とりわけ直接金融、間接金融というものをどうしていくべきか、五十年に一回と言われる銀行法の改正ですが、この次のときには五十年では済まない、もっと早いと思いますけれども、私たちとしてもそれにこたえて、後顧に憂えのないような、誤……
○佐藤(観)委員 社会党の佐藤観樹でございます。 三公述人の皆さん方には、大変お忙しいところ、貴重な御意見をありがとうございます。 簡単にお伺いをさせていただきたいと思うのでございますが、最初に石田さんに、きょうお話しになりましたことの前提といたしまして、経済見通しと春闘等の関連について、経団連としてのお考えを少しお伺いしたいと思うのでございます。 御存じのように、政府は名目成長率五・六、実質三・四ということを見通されて、そしてそれを基調にして予算を立てたり経済運営をやっていらっしゃる。しかし、経団連の御意見といたしましては、とてもそんなにはいかないのではないか、いろいろ議論があったよう……
○佐藤(観)主査代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
建設省所管について質疑を続行いたします。渡部一郎君。
【次の発言】 これにて渡部一郎君の質疑は終了いたしました。
次に、小川国彦君。
【次の発言】 これにて小川国彦君の質疑は終了いたしました。
次に、岡田正勝君。
【次の発言】 これにて岡田正勝君の質疑は終了いたしました。
次回は、来る七日月曜日午前九時三十分より開会することとし、建設省所管について審査をいたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後二時四十三分散会
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。