このページでは渡辺武三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。渡辺武三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○渡辺(武)委員 運輸行政の基本方針について、過日大臣の所信表明をお伺いいたしたわけでございますが、私は、この中の第二、第三の柱につきまして、若干お尋ねを申し上げたいと思います。 本会議の時間が迫っておるようでございますので、ひとつなるべく御答弁を簡明にお願いをしておきたいと思います。 まず、都市化の進展に伴いまして解決を迫られておる都市交通の問題でございますが、特に通勤、通学の問題と路面交通の渋滞が、私は大きなポイントではないかと思います。通勤、通学の交通対策は、基本は鉄道に置き、補完的な手段としてバス、タクシーあるいは自家用車を考えて、効果的な輸送を行なうことが望ましいと思うのでござい……
○渡辺(武)委員 私は、まず今回の法改正に至るまでの経過と原則につきまして、最初御質問を申し上げたいと思います。
昨年の十一月一日にこの自賠責保険料率が大幅に引き上げられたわけでございますが、その際、自民党政調会の四部会合同会議と、この自賠責制度の抜本的改正を行なうという政府との約束が取りつけられたというふうに新聞で報道されておりますけれども、まずその真相についてお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 若干答弁が食い違っておりますけれども、この料率改定に伴って現行のままでいけば二・七倍くらい引き上げなければ、この保険財政が崩壊をする。しかし、いろいろな問題から二倍程度にとどめられている。……
○渡辺(武)委員 今回提案されております法案は、いろいろな歴史的な経過がございまして、この種法案になって提案をされたものというふうに理解をするわけでございます。 昨年の十一月二十一日に行なわれております物価対策閣僚協議会並びに交通関係閣僚協議会の合同会議におきましても、いろいろな問題点が指摘をされておるところでございます。その中で、特に日雇い運転者の雇用禁止ということもきめておりますし、御承知のように、運輸省令によりましても、それらが禁止をされておるようでございますが、そもそも国家の試験によって運転者となる資格を有した上でいろいろな職業につくわけでございますが、このような運輸省令なりあるいは閣……
○渡辺(武)委員 自動車局長にお尋ねをいたしますが、現在社会問題となっておりまして、しばしば取り上げられております欠陥車の問題でございます。欠陥車の問題は、これは人命にかかわります重要な問題でございますので、その責任につきましては、やはりきびしく追及がされていかなければなりません。
そこで、質問をいたすわけでございますが、御承知のように、現在、自動車には車検制度というものがございます。一体、この車検制度はどのような目的を持って行なわれておるか、この点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 端的に言えば、保安をするために、ふぐあい個所をチェックしていくのだ、こういうことでございます……
○渡辺(武)委員 大臣並びに次官がお見えになりませんので、まず、自動車局長にお尋ねを申し上げたいと思います。 三月十八日の運輸委員会で審議をされまして、自動車損害賠償保障法の一部改正が行なわれたわけでございますが、その審議の過程におきまして、実は治療費の適正化ということがきわめて重大な問題として論議されました。御承知のように、答申の中には、この治療費の適正化をめぐっていろいろな答申がなされておりますが、暫定措置として明細書の添付という問題がございます。これもまあたいへん問題になったことでございますが、当時、現状として、当局として努力はしておるが、最終的な結論を得るに至らなかったので、今国会で……
○渡辺(武)委員 軽自動車の安全性について、同僚議員からいろいろな御質問がございましたので、できるだけ重複するところは避けてまいりたいと思います。 まず、道路運送車両法に基づきまして、現在運輸省令というものがございます。その運輸省令の中に車両の保安基準がいろいろ定められておるわけでございますが、この保安基準なるものは、つまり自動車には、大型だとか普通だとか小型だとか軽自動車だとか、いろいろ種別があるわけでございますが、そのような車の大小に関係なく保安基準が適用されておる、こういうふうに理解をしておるわけですが、それでよろしいかどうか。
○渡辺(武)委員 本日は、質問時間がきわめて制約されておりますので、私が質問を申し上げたいと思う点は、実は四点ほどあるわけですが、残りました問題につきましては、あとで文書によって御回答を願いたいと思いますので、あらかじめ御承知おきを願いたいと思います。 まず第一は、自動車損害賠償責任保険についてでございますが、先国会におきましてこの法が一部改正をされまして、その審議過程でいろいろな点が問題になったわけでございまして、特に治療費の問題が、きわめて重要な問題として論議をされたことは御承知のとおりでございます。したがいまして、この財政の赤字そのものの要因が治療費にあるんだということが、相当強く言わ……
○渡辺(武)委員 私は、まず、建設省所管の国有財産の維持管理がきわめてずさんであるという疑念がございますので、建設大臣並びに大蔵省の藤原国有財産第一課長にお尋ねをしていきたいと思います。さらには、総合交通体系に関連をいたしまして、道路局長並びに運輸省の見坊審議官、あるいは吉村政策計画官等に順次御質問をしたい、かように考えるわけでございます。 そこで、まず、建設省所管の国有財産、いろいろたくさんあるわけでございますが、その中で特に法定外道路、通常これは赤線あるいは里道という名称で呼ばれております。これは御承知のように建設省の所管する国有財産でございます。そこで、建設省は、建設省所管国有財産取扱……
○渡辺(武)委員 今回の事故による犠牲者に対しましては、まずもって心から弔意を表する次第でございますが、いずれにいたしましても今回の事故は全くの人災である、こういうふうに考えるわけでございます。過去に台風、大雨等によって、急傾斜地の崩壊により人命が失われた例というのは非常にたくさんあったと思うのです。そこで、建築基準法に関連すると思いますが、いま急傾斜地の付近に建築が許されておるのは、私の記憶する範囲では、たとえば十メートルの高さがあればその倍ですか、二十メートル離せば建築は許される、こういう形になっておろうかと思います。ところが今回の事故等を考えてみますと、従来の経過を振り返って見てみまして……
○渡辺(武)委員 今朝来問題になっております今回の公団住宅の値上げ新聞発表、これはまあ大蔵省の案として発表なさったということでございますが、私も明らかにこれは大蔵省の越権行為であると思う。もちろん、入るをはかりていずるを制するという本来の大蔵省の任務の中で、建設省から相談のあったときに検討をするために、あらかじめいろいろな案を立案される、これはもちろん大蔵当局の任務であろう。それまでも私は否定するものではございませんし、当然それは自己の業務の範囲内としておやりになることはきわめてけっこうであろう。しかし、現実に法の定めるプロセスによってきめていかなければならない公団家賃等が、あたかも、大蔵省案……
○渡辺(武)委員 きょうは主として大臣に対して基本的な問題をお尋ねしたいと思っておったわけですが、まだ大別おみえになりませんので、まず金融公庫の総裁から御質問を申し上げていきたいと思います。 金融公庫はいま貸し付け業務をいろいろおやりになっているわけですが、これはまあ与党の理事のほうからの御意見もございますけれども、予算がことしはちょっとおくれておりますけれども、通常四月一日から発足をする、そういう状態の中で予算が通過をし、確定をしてから初めてそれから募集にかかられる。それから事務手続等いろいろ終えられまして、実際に融資を受けられる方のところに決定通知が行くのは相当期間的にズレがある。これが……
○渡辺(武)委員 まず、基本的な問題からお聞きをしていきたいと思いますが、現存行なわれております第三次下水道整備五カ年計画、この進捗率をひとつお聞かせを願いたい。さらに、この五カ年計画が完了をされたとしたときに、わが国における水道の普及率は一体どの程度になるか、この辺をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいまお答えをいただきました一八・六%というのは、総事業費ベースに対していわゆる予算を獲得されたといいますか、予算が決定された率、いわば工事の進捗率ではなくて予算獲得率ではないだろうかと思うわけです。
したがって、それを聞いてもあまり意味がございませんので、現在行なわれておる工事そのもの……
○渡辺(武)委員 新都市基盤整備法案につきまして、まず第一に、この法案の目的は一体何であるのか。法案の中には「大都市における人口集中と宅地需給の緩和に資する」のだ、こういうことでございますが、御承知のように、すでに住宅公団等が埼玉県等に建てております公団住宅が、距離的な問題、通勤時間等の問題で、せっかく建てられても入居者が少ないということがございましたね。したがって、この新都市基盤の整備を行なって、そうして大都市周辺に新しい都市の建設を行なったといたしましても、通勤時間の関係等から、職住の近接を同時にはからないと、ほんとうにこの機能が発揮できるかどうかということについて疑いがあるわけです。した……
○渡辺(武)委員 まず大臣にお伺いをするわけですが、本法案は、首都圏整備法の第一条の「目的」を見てまいりますと、「首都圏の整備に関する総合的な計画を策定し、その実施を推進することにより、わが国の政治、経済、文化等の中心としてふさわしい首都圏の建設とその秩序ある発展を図ることを目的とする。」こういうふうに書かれておりまして、昭和三十一年でしたか、実はこの法が施行され、自来十数年にわたって運営をされてきておるわけです。その間毎年のごとくこの法律の一部改正が行なわれてまいっております。それは、この法律の目的に定められたごとき秩序ある発展というものが、やはり阻害をされておるのではなかろうか、こういうふ……
○渡辺(武)委員 質問に入る前に、委員長に要望しておきたいわけです。 御承知のように、交通安全は、陸上交通だけをとりましても、きわめて死亡率が高くて、いわばベトナム戦争の数倍に及ぶ死傷者を出しておる、こういうきわめて重要な問題であるわけでございます。したがって、先ほど委員のほうからも、これに対する責任ある答弁者が少ないではないかというような御意見もございましたが、ごらんをいただきますように、自民党も社会党も出席が少なく、公明党と民社党と共産党だけが一〇〇%出席をしておる。このような状況でございまして、ほんとうに交通安全に真剣味を持っておるかどうか、まことに疑わしい。こういうことでは非常に困り……
○渡辺(武)委員長代理 長谷部七郎君。
【次の発言】 沖本泰幸君。
○渡辺(武)委員 大臣お忙しいようでございますので、まず大臣から御質問を申し上げていきたいと思います。
本法案が、わが国の狭水道における船舶交通の安全をはかるために、昭和四十二年ごろに立案をされて、その後幾多の討議を経て関係方面との調整がはかられ、さらには、与党である自由民主党の各級機関において決定がされ、その上に立って閣議決定されて今国会に提案をされておる、かように理解をいたしておるわけでございますが、これはそのとおりでございますか。
【次の発言】 大臣のお説によりますと、関係諸団体との調整も終わっておるんだ、このようにおっしゃっておるわけですが、現実の問題といたしまして、いまも報告がござ……
○渡辺(武)委員 参考人の皆さま方に簡単に御意見をお聞きしたいと思います。 あくまでも参考人として来ていただいただけですから、一切私討論する気持ちはありませんので、御意見だけ率直にひとつお聞かせ願いたいと思います。 石割参考人と海員組合の村上さんが、この法案の中に罰則規定が設置をされておることについては反対だ、こういう御趣旨の意見陳述をされました。なるほど、現在ございます海上衝突予防法等には罰則規定はございません。しかし、このような海上衝突予防法のような大まかな規則ではなかなか海の交通安全が保たれない。そこで、よりこまかな規制が必要なんだということで今度の法律が提案をされておると思います。……
○渡辺(武)委員 さきの委員会で御質問を申し上げました残余の問題について、質問を続行させていただきたいと思います。
特に、後半の問題点は、法文上の字句の問題等に若干の疑義があるということで御質問を申し上げ、的確な答えが得られなかったわけです。つまり、航行中の漁ろう船というのは一体どのようなものなのか、実際に漁ろうをしながらやっておる船をさすのか、漁ろう船そのものがいわば航行する目的で走っている、航海をしておる、そういうものもすべて含まれていわゆる航行中の漁ろう船と称されておるのか、この辺についてまず御説明を、願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁でいきますと、漁ろう船といえども……
○渡辺(武)委員長代理 これより質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。左藤恵君。
【次の発言】 総務長官にお伺いをいたします。
配付されました報告書の八三ページに「交通安全施策の総合性の確保」ということが書いてあるわけですが、御承知のように、交通安全につきましてはその業務は各省庁にまたがっておる。これは言うまでもないことでございます。そこで、全体的にその総合性の確保が必要になってまいる。そのために政府自身がいろいろな組織をつくって、山中総務長官が交通対策本部長、こういうことになっておるのではなかろうか。ところが、ここに書かれておることをそのものをずっと読んでまいり……
○渡辺(武)委員 大臣にお尋ねをいたしますが、大臣は御就任以来いろいろなことについて新聞に発表をしておられます。先ほど来お聞きをいたしておりますと、いやしくも一国の総理に就任する場合はその考え方を国民に示すのはしごくもっともなことであるとか大切なことであるとか、さらに国民の声は合掌をして聞かなければいけないとか、いろいろなことをおっしゃっていますが、残念なことに、大臣が御就任になって以来、われわれ建設委員会の場において所信を表明をされたことがございませんね。前回の委員会で確かに御就任のあいさつは二、三十秒なされましたけれども、大臣に就任をされて今後どのような建設行所を行なっていくのだ、こういう……
○渡辺(武)委員 大臣は今回の建設行政の基本施策に関する所信表明の中で、いわゆる社会資本の整備を一日も早く行なうことが国民生活の基礎をつちかい、経済発展の基礎を整えることになるんだ、こうおっしゃっておるわけでございます。そこで、そのためにやはり土地対策が一番重要だということで第一に取り上げられておると思います。そこで質問をしたいわけですが、昨今の地価の高騰によって、現実に建設省が行なっております公共事業そのものの事業量ですか、計画に対する事業の進捗度合いというものがたいへんにおくれをしておるのではないだろうか、こういう事実がたくさんあると思います。特に住宅建設等ではそれらが顕著にあらわれておる……
○渡辺(武)委員 私は、大臣、局長、公庫総裁のお三方に対して質問をしたいと思います。私が質問したいと思います点はすでに討論がされておるようでございますが、お聞きしておるところ、いずれも答弁が納得できませんので、再度質問の形をとりたいと思います。 まず住宅金融公庫法の目的、「住宅金融公庫は、国民大衆が健康で文化的な生活を営むに足る住宅の建設(住宅の用に供する土地の取得及び造成を含む。)に必要な資金」を融資する、こういうふうに目的に書かれておるわけでございます。ところが先ほど来討論されておりますように、個人住宅、個人が住宅を建設する場合の土地の取得については実は融資がされていない。良質な宅造を行……
○渡辺(武)委員 問題になっております建築資材の不足もしくは高騰によって、先ほど来論議がされておりますように、災害復旧事業は申すに及ばず、公共事業、あるいは建設省の住宅建設計画を見ましてもその六割が民間に依存しておるわけですから、国民に及ぼしておる迷惑というものは非常に大きなものがあると思います。そこで、このような品不足あるいは高騰というものの真の原因、その元凶は一体何だろうか、どのように理解しておられるのか、大臣にお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 需要と供給がアンバランスだ、そういうのが原因だ、こういう御意見だと思いますが、それはあたかも、私に言わしめれば、いわゆる建設省の主要なる業……
○渡辺(武)委員 現在議題となっておりますこの道路整備緊急措置法、新たな第七次道路整備五カ年計画が策定をされておるようでございますが、これは前の委員も質問したと思いますけれども、本来ならば現時点では第六次道路整備五カ年計画が進行過程にあるわけでございます。したがって、第六次道路整備五カ年計画が途中で打ち切られなければならない理由、これについてもう一回ひとつ御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 もっともらしいむずかしい理由をたくさんお並べになりましたが、要するに激動する経済構造の中で五年間を見通して計画を立てるということがむずかしいということではないでしょうか。
○渡辺(武)委員 地価公示法の具体的な質問に入る前に、大臣に対して基本的な問題についてお尋ねを申し上げたいと存じます。 大臣御承知のように、土地というものはいわゆる人間が生産をするものではございません。したがって、需要と供給の関係からいけば、自由な取引を許しておけばこれは必然的に需要が多ければ高騰をしていく、こういう性質のものであろうと考えるわけですね。そこで、本来地価の抑制あるいは土地の有効利用という観点から見れば、土地そのものを投機的な対象物からはずさなければいけない、いわゆる一般的な取引商品から土地そのものをはずさなければいけない、こう考えるわけですけれども、大臣はどのような認識を持っ……
○渡辺(武)委員 私は、民社党を代表しまして、政府提出、地価公示法の一部を改正する法律案、社会党提出、地価公示法の一部を改正する法律案に対する修正案、両案に対し、一括して反対の討論を行ないます。 もともとわが党は、土地価格の抑制のために土地の基準価格を設け、公示する制度の確立を主張してまいりました。しかしながら、現行の地価公示方式は何ら地価の抑制に効果をあらわさず、むしろ地価をつり上げる要因にすらなっております。法第一条の目的に「一般の土地の取引価格に対して指標を与え」云々とありますが、その役割りは有名無実であります。 さらに、公示価格の算定基準もきわめて問題が多く、異常な高騰を追認する形……
○渡辺(武)委員 前回の委員会で問題になりました総理発言、つまり余剰資金の吸収、インフレ抑制の一環として公団、公営住宅の払い下げ、こういうことが新聞に報道され、それらが問題にされたわけですが、きょうの大臣の発表された御意見によって、つまり公団住宅払い下げあるいは公営住宅払い下げという問題は従来からの問題であり、それをやることによって余剰資金の吸収あるいはインフレ抑制の一助にもなるであろうというつけ加えに変わってきておるわけでございまして、その限りにおいては一応の理解ができるわけでございますが、大臣のお話しになりました御意見、つまり委員会の意見を尊重し、世論の動向を見きわめた上で慎重に対処する、……
○渡辺(武)委員 大臣は飛行機に乗って上空からわが国をごらんになったことがございますでしょう。私自身もわが日本列島を上空からながめておりますが、実はわが国は国土の七〇%以上が緑におおわれておる。ヨーロッパ各国を上空からながめますと、こんなに緑におおわれている国はそんなにないわけです。にもかかわらず、われわれ国民の間に、あるいは特に都市生活者の間にたいへん緑が欠乏しておるという感じを与えておる。これは一体何が原因であろうか、疑問に思うわけですが、大臣いかがでしょうか。
【次の発言】 答えが質問の趣旨とだいぶ違うのですが……。よろしいですか、日本の国は上空から見ると七〇%以上が緑におおわれておる。……
○渡辺(武)委員 この法律は大正十年に施行された法律であって、たいへん古いということが先ほど来指摘をされておるわけですが、現在の法律というのは通常の場合、第一条にその目的が述べられておるわけです。ところがこの法律を見てまいりますと、第一条には目的は何も載っていないわけでございまして、一体この法律の目的とするものは何であろうか。これがまずいまの社会情勢なり経済情勢から疑問を持たざるを得ないわけでございます。したがいまして、まず法の目的をひとつ明確にしていただきたい。お願いいたします。
【次の発言】 その全面改正できなかったもろもろの事情というのは私どもよくわかりませんが、いずれにいたしましても現……
○渡辺(武)委員 私は質問に入ります前に、主管大臣である小坂経企庁長官の現段階におけるこの法案の成立見通しについての御見解を承っておきたいと思います。 御承知のように、私ども建設委員会には一番あとで付託された法案にもかかわらず、実は建設プロパーの法案をあと回しにしてまでも私どもは一生懸命に審議をしてまいりました。実は今週に入って月曜日から本日まで一日も休みなく審議を続けておるわけでございますが、いまの状況から判断をいたしますと、私は、わが国が二院制度をとっておる関係から、物理的に成立は不可能であると見るのがきわめて常識的な見方であろうと思うわけでございます。したがいまして、この法案の成立につ……
○渡辺(武)委員 この屋外広告物法の持っておる目的といいますか、つまり美観風致の維持あるいは危害の予防、こういうことのためにこの法律ができておるということでございますが、その目的は実は私も大賛成であるわけです。しかしながら、この法律そのものの持っておる内容でこの目的が達成できるであろうかと考えていきますと、問題があまりにも多過ぎるといわざるを得ないわけでございまして、今回改正しようとしております内容だけでも、決して私はこの目的が達成できるとは考えられないわけでございます。 そこで最初にお伺いしておきたいのは、屋外広告物行政というもの、このものの基本的な考え方と今後の方針についてお聞かせを願い……
○渡辺(武)委員 本法案の審議に際して、しばらく休暇をいただいておりましたから前からの各委員の方々の質疑内容がよくわかっておりませんので、あるいは重複する点が出てまいるかと思いますが、お許しを願いたいと思います。 そこで御質問を申し上げるわけですが、いわゆる生活の向上に伴って水の需給がたいへんに逼迫をしてきた。そこで水資源の確保、それには水源地の対策が必要なんだ、そこでこのような法律が策定をされてまいったというふうに見るわけでございますが、ともすると水源地域というものが、その地域の住民に対するメリットといいますか、これがたいへんに少なくあるいは無関係のまま、いわゆる被害だけが残される、こうい……
○渡辺(武)委員 極端に時間が制約をされております。したがいまして、私の質問に対してはイエスかノーかでお答えを願いたい。お願いをしておきます。 まず住宅問題についてお伺いをしたいわけですか、御承知のように、政府がつくっております第二期住宅五カ年計画を見ましても、その総トータルは相当な戸数になるわけですが、実際に政府資金、公的資金によって建設をされる住宅戸数といりのはその半分にも満たない、それが実態であるわけでございます。したがって、いわば国民の側から見れば多分にインチキ性を含んだ住宅建設計画といわざるを得ない。何百万戸つくります、こう言いましても、それは実際にはその計画を発表された当局がつく……
○渡辺(武)委員 冒頭に委員長に一言御要望申し上げておきたいと思います。 本日は変則的な委員会が開催をされておりますが、私は、このような状態は真の議会制民主主議を確立する上からも好ましいことではないと思います。委員長の立場並びに御主張は私なりに十分理解はできますが、なお一そうの御努力をされまして、一日も早く正常な状態で委員会が開催をされますように、特に強く要望いたしておきたいと思います。 そこで、きょうはこのような状態でございますし、質問通告もしてございませんので、一般的な問題を若干御質問申し上げて私の質問を終わりたいと思います。 まず最初に、最近の新聞報道によりますと、建設省は、物価の……
○渡辺(武)委員 大臣並びに道路局長に対して御質問を申し上げたいと存じますが、申し上げるまでもなく、いまわが国が直面をいたしております政治課題というものは、何をおいてもやはりインフレの克服でなければならないと存じます。加えまして、いま日本の経済は、かつてわれわれが経験をしたことのない物不足経済に突入をいたしておるようでございます。 そこで、先般、デスクプランとして立案をされておりました第七次道路五カ年計画、この財源は実は四十九年度の予算編成を行なう時点までに見つける、こういうことになっておったと思いますが、冒頭に申し上げましたように、インフレの克服ということが最大の課題になっておる現在、さら……
○渡辺(武)委員 さきの委員会におきまして、交通安全対策に関する総理府総務長官の所信表明をお聞きをいたしたわけでございます。私は、総務長官の所信表明の中では、一番大切なことを実はお忘れになっておるんではなかろうかと思う。うまり「就任いたしまして以来、幼児の交通安全対策、行楽観光地における重大事故の防止、大型貨物自動車の交通事故防止対策等当面の対策を推進してまいりました。」こうおっしゃっておりますが、実は私は、総理府というところはこういう実施省じゃないはずなんだから、本来的にもっとやらなければならない問題点が他にあるはずだ、つまり各省がばらばらで行なっておる交通安全施策そのものの総合的な調整とい……
○渡辺(武)委員 参考人の皆さま方たいへん御苦労さまでございます。いろいろ御意見をお聞きをしたわけですが、私は、実はたいへん残念に思ってお聞きをしておったわけです。と申し上げますのは、いま交通安全運動というのは、いわゆる一億国民の願いになっておるわけです。非常に関心の高い問題でございます。中でも過積み問題というのはたいへんな交通安全上重大な問題でございますが、参考人の方々それぞれの御意見は、やはり何かことばは過ぎるかもしれませんが、責任のがれ的な発言、これが非常に多かったことについて、私はたいへん残念に思っておるわけでございます、私は、少なくとも労働組合側もあるいは使用者側も、荷主側も、おのお……
○渡辺(武)委員 運輸大臣にお尋ねをいたしますが、運輸行政は、従来とかく規制型と申しますか、規制がいろいろ行なわれるというのを中心に行政が行なわれておると思うのですが、私はむしろ規制型よりも誘導型といいますか、あるいは指導型といいますか、そういう面を強めていかなければならないんではないだろうか、そういう面を強める必要があるんだ、こういうふうに思うわけですが、大臣はいかがに思われるでしょうか。
【次の発言】 運輸省そのものは、いわゆる陸海空の輸送機関をつかさどっているわけですから、きわめて行政範囲が広い。そういう中で、つまり交通安全対策を推進をするということは、大臣も所信の中で述べられております……
○渡辺(武)委員 現在の多量な交通事故の発生あるいはその陰で泣いております被害者の実態を見るときに、今回のこの法案に盛られたような処置はむしろおそきに失した感があるともいえる。一日も早くこれが業務が開始できるように努力をしていただくことをまずもってお願いをしておきたいと存じます。 審議の過程で、確かにこの法案このセンターそのものが持つ役割りというものは、交通事故、自動車事故そのものを減少させるというよりも、むしろ起こったあとの被害者救済にその重点が置かれておる、こういうふうに見るわけでございます。確かにいま事故後の被害者救済ということがたいへんな問題でございまして、何とかその被害者の方々を救……
○渡辺(武)委員 私は、この場所で異なる体制の立場で演説をしようとは思いませんから、なるべく私の質問に対して的確に答えていただきたいと思います。そうすれば短時間で質問を終わりたいと思います。
まず第一に、自動車局長がたいへんお急ぎのようでございますので、局長に御質問をいたしますが、前々回の局長の時代だったと思いますが、この前の自賠法の改正のときにいろいろ問題点として出されました中で、懸案事項として残されておった問題点があったと思います。それらの問題について現在どのような方向で検討されておるのか、お伺いをしたいと思います。
【次の発言】 局長がお帰りになって、あと運輸省の方だれか残られますか。……
○渡辺(武)委員 まず、船舶安全法のほうから質問をいたします。
今回の船舶安全法の改正によって、いままで適用除外されておった船舶、これにこの船舶安全法が適用されていくということでございます。先ほどの答弁の中にも出ておりましたように、今回この船舶安全法が適用拡大をされる船舶というものは、小型漁船の六つの業種をあげておられましたが、六業種、約八百隻だ。これ以外の船舶は、この法改正によっても現状直ちに船舶安全法が適用されるということはありませんか。
【次の発言】 お願いしておきますが、時間が限られておりますから、御答弁は質問事項に限っていただきたいと思います。
私があえてその質問をいたしましたの……
○渡辺(武)委員 五月の十九日に「せとうち」の火災沈没事故がありまして、それから六月二十日以降数件にわたるカーフェリーの衝突事故が発生をいたしております。六月二十日には「まりも」、三十日には「おりおん」と「おくどうご」、それから七月二日「室蘭丸」、七月四日にはまた二件起きておりまして、「長州」と「第十一しょうどしま」、これらはいずれも夜半から早朝にかけてあるいは濃霧による視界不良、こういう状態の中で実はこの衝突事故が起こっておるわけでございます。 したがって、いまもいろいろ御説明がありまして、それぞれ安全に気を使っておるとおっしゃるのだけれども、このような気象条件のもとでは、現在の体制にはや……
○渡辺(武)委員 参考人の皆さま方、たいへん御苦労さまでございます。 私どもは、交通安全対策委員会ですから、主として被害者を救済しようという立場、なるべく事故を絶滅していこう、こういう立場でございます。したがって、そういう角度からの御質問になろうかと思います。 まず須藤参考人にお伺いをいたしますが、交通事故相談センターでございますから、いろいろなことが相談に上がってぐるかと思いますが、私どもは、この自賠責が適用をされて実際に査定をされ、賠償額が決定される、それの大もとになるものが、大体警察の調書というのが非常に重要視をされてくるのではないか、こういうふうに考えているわけですが、この警察の調……
○渡辺(武)委員 最近日本の海が非常に危険度が増しておって、特にカーフェリーの事故が続発をしておる、これは現実でありますが、実は昨年度すでに運輸省の電子航法研究所ですか、ここが発表いたしております資料によりますと、非常に日本の海は危険度が増しておるんだ、こういう資料を実は発表をされておるわけでございます。その資料を見ますと、ほとんど重要港と目されるものは千回船が出入りをすれば二回から五回程度事故が発生をする危険度がある、こういう実は警告をいたしておるわけです。その後の推移を見てみますと、船舶の増加あるいは輸送人員、貨物等の増加量から見れば、今日の海難事故の増加というものはしごく当然ではないか、……
○渡辺(武)委員 大臣の所信表明の第一に取り上げられております住宅・宅地対策の問題、さらには道路問題等について、若干の御質問を申し上げたいと存じます。 御承知のように、住宅が不足をしておる現状というものは一向に改善をされていないわけですが、特に公営住宅、この不足がもう相当前から問題になっておるわけでございます。しかしながら、今回は、この公営住宅の建設戸数というのが、実は予算上から見ましても減少をしておる、こういうふうに見られるわけでございますが、この公営住宅の建設戸数を相当数減少をしなければならなかった理由、これをまずお聞かせをいただきたい。
○渡辺(武)委員 生産緑地法案の提案は、現在の都市の地域における生活環境がたいへんに悪化をしておる、したがって緑地を保全をしていきたいという理由がいわれておるわけでございますが、現在の市街化区域の中における農地あるいは林地等々、生産緑地法によって指定をしようとしておる地域は、一体どの程度面積があるのでございましょうか。
【次の発言】 その二十八万ヘクタールの中で、いわゆる第一種並びに第二種に指定をされようとしております面積はどの程度でしょうか。
【次の発言】 考え方がきわめて粗雑であるといいますか、つまり現在の都市機能を完備をするためにたいへん都市の中に緑地が不足をしておる、それらを補完をする……
○渡辺(武)委員 内閣総理大臣の指示権並びに代執行権についてはその乱用を戒めなければならない、これはもちろん私どもも御意見のとおり考えておるわけでございまして、簡単に内閣総理大臣が都道府県知事に指示を与え、あるいは代執行をするということは実は考えておらないわけでございまして、それには、地方自治の本旨にのっとって、十分に地方自治というものを尊重する中で適切な指導を行ないながら、そうして指導を行なってもさらに知事そのものがとり行なわない、そういうような場合に限って内閣総理大臣の指示権もしくは代執行権を執行せしめたい、かように考えておるわけでございます。
○渡辺(武)委員 本日の委員会は、この船舶職員法の問題について結論を出すということのようでございますので、私はその前に、大臣に対して基本的な考え方の確認をしておきたい、こう思うわけでございます。 まず第一番目に、そもそもこの法律改正の基本的な考え方は、これはすでに御説明をいただきましたが、レジャーボートや小型船舶等の事故が増大をしておるのだ、そして、それは基礎的な知識あるいは技能というものが欠如しておるのだ、こういう認識の上に立って、そうして事故を防止して、より航行の安全をはかるのが法改正の目的だ、こういう御説明があったと思います。 ところが、具体的にこの法案の改正内容を見てまいりますと、……
○渡辺(武)委員 大臣の御都合があるようでございますから、特に運輸省に関する問題点を先に御質問したいと思います。 代々の運輸大臣に私御要望申し上げてまいったわけですが、いまの日本の経済体制の中で物資の輸送量、貨物の輸送あるいは人員の輸送等々考えてみまして、その輸送手段のうち一番多くのものを運んでおるのが自動車ということに統計上一応出てまいっております。そういたしますと、要は、それらを総括的につかさどっております運輸省の組織なり機構なりというものが、そのような経済体制にマッチしておるであろうかどうであろうか見ていきますと、いろいろ疑問点が出てまいります。 特に局長人事だけを見てみましても、人の……
○渡辺(武)委員 過積載問題は、先ほど来論議されておりますように、以前からの問題でございまして、昨年度も同じことを繰り返しておったわけでございます。特に私は、昨年度は労働組合の代表の方に申し上げたのですが、いろいろお話をお聞きしておると、いわば労働条件に関することが非常に多いわけであります。労使の関係としてとらえて解決していかなければならない問題が多数訴えられておるように見受けられるわけであります。御承知のように、労働時間等を一つとりましても、いまたくさんある労働組合それぞれに、労使交渉の中で労働時間の短縮化のほうに向かって一生懸命に努力をしておる。労働基準法では一応の基準はきまっておりまして……
○渡辺(武)委員 本法案はモントリオール条約の批准のための国内法整備ということでございまして、法案自身にはたいした問題はなかろうかと私は思います。したがって、関連する問題についてはいろいろありますが、また次の一般質問の機会に譲りたいと思いますので、法文中の若干の疑問点についてのみ御質問をしておきたいと思います。 この法案の第一条に書いてあるきわめて抽象的なことばで「飛行場の設備若しくは航空保安施設設」こういうことばがあるわけですけれども、これは具体的には一体何をさしておるのだろうか。「飛行場の設備」といってしまえば、飛行場周辺にあるさくも設備は設備ですから、具体的には一体どこまでをその範囲と……
○渡辺(武)委員 まず最初に住宅局に御質問をしたいと思います。
第二期住宅計画の最終年度を迎えんといたしておるわけでございますが、この進捗度合いはいまどの程度になっておるのでございましょうか。
【次の発言】 それは実績ですか、そうありたいという希望なんですか。
【次の発言】 非常にきびしい情勢の中で考えてまいりますと、ほとんど達成は不可能だというふうにわれわれは考えておるわけです。そこで、今回その中の一部としての住宅金融公庫融資について大蔵省等と概算要求をなさっておるようでございますが、これはもうその年々にいつも問題になっておりますけれども、住宅金融公庫の融資そのものの資金ワクというものがた……
○渡辺(武)委員 国鉄総裁がお見えになっておりますので、私はこの際、常平生国民が一番疑問に思っておる点についてまずお尋ねをしたいと思います。
御承知のように、国鉄では、特有な順法闘争なるものが実はしばしば行なわれるわけでございます。もちろん法治国家に住む国民として法を守るということは、これは当然なことでございますが、そうだとしますと、通常走っておる列車の運行状態というものはあれは違法なものであろうかどうであろうか、こういう疑問がわいてくるわけでございますが、この辺について総裁としてどのような認識をお持ちでございましょうか。
【次の発言】 私どもの知る限りでは、国鉄の中にはいろいろな規則がたく……
○渡辺(武)委員 私は航空機関係について、若干御質問を申し上げたいと存じます。 現在使用されております調布飛行場というのがあるわけでございますが、この調布飛行場は、いわゆる航空法に基づいた、いわば飛行場に関する告示がなされないまま、つまりは場外離着場ということで使用されておるというふうに思うわけですが、場外離着場というのは、御承知のように海岸線でも許可さえ受ければ離着できる、いわば臨時的にやるきわめて不自然な状態のときにそういうのを使用される、こう理解をしておるわけですが、ところが調布飛行場というような、いわば相当以前から使われておるのが、現在依然として場外離着場というような不自然な形のまま……
○渡辺(武)委員 建設大臣にお尋ねいたしますが、本年度の予算案が、いわば社会保障そのものを重点にした、あるいはインフレの抑制というものに非常に強く意を用いて予算編成が行われた。したがって、予算そのものがいわばことし限りの短期的な視野で組まれておる、五十年代の出発点という問題意識が欠けておるんではないか、こういう実は批判があるわけでございますが、このような批判に対して、まず建設大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 確かにある面では幾分かの増額がなされておるのでございますが、御承知のように、物価の上昇がきわめて高率であったために、いわばそのようなインフレの後追い的な予算にとどまって……
○渡辺(武)委員 質問に入ります前に、委員長にちょっとお尋ねをしておきたいと思います。
委員長は、衆議院規則第六十八条、委員長権限をどのように理解し、どのように処置をしていこうとしておられるのかお聞かせを願いたいと思います。
御回答がむずかしければ、後で結構でございますから、私まで回答していただきたいと思います。
【次の発言】 提案されております宅地開発公団法案について、ごく基本的な問題点についてのみ御質問をしていきたいと思います。
この法案なるものをいろいろ読ましていただいたわけでございますが、どうも新公団をつくらなければならない理由というものがいま一つ明確に理解できないわけでございま……
○渡辺(武)委員 すでに各委員から細部にわたっていろいろな御質問が行われておりますので、なるべく重複しないように質問をいたしますが、的確にお答えを願いたいと思います。 まず第一に、私ちょっと法律の提案の仕方について大臣に御質問をしたいと思うのですが、この両法案とも、趣旨を拝見をしていきますと、いわば情勢の変化といいますか、現在の情勢が書いてあって、そういう情勢のためにもろもろのことをしたいんだ、こういう趣旨であると思うのです。情勢そのものはいま突然に生まれてきたものではなくて、もう前から言われておること、たとえば最近における都市化の進展だとか、環境が悪化をしてきたんだとか、災害の危険が増大を……
○渡辺(武)委員 ただいま議題となりました都市再開発法の一部を改正する法律案及び同法律案に対する修正案につきまして、自由民主党及び民社党を代表して賛成の意向を表明するものであります。 委員各位御承知のとおり、最近における都市化の進展に伴い、大都市はもちろん地方都市においても、環境の悪化、災害の危険の増大、市街地における住宅の不足等の都市問題がますます深刻化しており、これらの事態に対処するため、各都市における既成市街地の再開発を積極的に推進し、都市施設の整備、中高層耐火建築物の建設、職住近接を図る等、土地の合理的かつ健全な高度利用を促進することがきわめて重要な課題となっております。 こうした……
○渡辺(武)委員 すでに同僚委員からいろいろ質疑がございましたので、私は重複を避けて二、三の疑問点について御質問を申し上げたいと思います。したがってなるべく短く、明快に御答弁をお願いをしたいと思います。 まず第一に大臣にお伺いをいたしますが、本法案を改正提案をしておられますのは、近来水質環境基準の設定に伴っていわば下水道事業が非常に多くなってまいった、したがって、現行の体制ではなかなか対応できないので、下水道事業団というよりも下水道公団を設立をして、そして資金面あるいは執行体制の面、これの強化を図ろうと、こういうことであろうかと思いますが、しかし、実際に提案をされておりますこの改正案は、当初……
○渡辺(武)委員 建築基準法の一部改正そのものは、つまり建築物の防災を促進して人の安全を図るということでございますから、基本的には私はいろいろな面で規定が整備をされていくということ自身には賛成という立場で、若干の疑問点についてのみ御質問を申し上げておきたいと思います。 今回の改正そのものは、過去の教訓に基づいて特に遡及適用ということが問題になってまいるわけでございます。その場合に、大規模な経営と申しますか、これらは、遡及適用を受けましても十分にそれらをそしゃくをしていく能力というものをそれ自体が持っておると思いますが、特に中小零細企業になりますと、遡及適用をされた場合にそれに対応する能力とい……
○渡辺(武)委員 交通安全対策そのものは、御承知のように各省に非常に大きな関係を持っておるわけでございまして、調整を要するもろもろの問題が非常にたくさんあるわけでございます。そのために総理府の中で、いわば調整機能を持った部署があるはずでございますが、これは私がたびたび指摘を申し上げてまいったわけですが、本当に総理府の中でその調整機能を十分に果たしているだろうか、こう考えていきますと、非常に疑問点が多い。交通安全対策室というものもあるけれども、どうも貸し部屋業をやっているのではないか、各省を集めていろいろお話し合いをなされても、本当に調整をする権限をお持ちなのかどうかすら非常に疑問に思う、こう前……
○渡辺(武)委員 昨年度の全国の交通死者数が一万一千四百三十二人ということになりまして、これは時系列的に迫っていきますと、四年連続で実は大変に減少し、水準としては昭和三十七年度の水準にまで大幅に減少したということでございます。各省それぞれが安全に対する努力というものを着実に実らせたということで、一応の評価はできると思います。しかしながら、まだまだ年間一万人以上の交通死者というものが現実に発生をしておるわけでございますから、本来的の交通安全というものは大変まだ道が遠いと言っても過言ではない、こういうふうに考えるわけでございます。 そしていままで行われてまいりましたもろもろの交通安全施策そのもの……
○渡辺(武)委員 私は、本国会の分科会におきましても、大気汚染の問題について御質問を申し上げたわけでございますが、きわめて時間が制約をいたしておりましたものですから、大変不十分な質問のまま終わっております。答弁側もまたきわめて不十分な答弁のまま終わっておると思いますので、本日はさらにこの問題を取り上げまして詳細にわたって詰めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いをしたいと存じます。 そのときにも申し上げましたように、いわゆる国連の環境会議が現在一体何をなすべきかを決める基礎となる研究あるいは観察、特定の事象についてデータを集めるモニターの仕事、情報の交換、そういうものは必要ですよというこ……
○渡辺(武)委員 まず最初に、今回の法律のもとになりましたいわば揮発油税の特定財源の税収の大幅な見込み違い、この理由について大蔵省と建設省からひとつお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 そこで奇異に感じますのは、いま全体としてきわめて深刻な歳入不足、こういう状態ですね。だからそういう情勢の中で、なぜ特異的にこの物だけきわめて多くの見込み違いがされたのか、本当にこのような情勢で税収を考えておられるならば、この膨大な歳入不足に悩んでおるのはなぜだろうか、こう考えざるを得ない。そうしますと、何か仄聞するところによれば、増税を意図した故意的な見込み違いではなかったのかということすら実はささやかれ……
○渡辺(武)委員 各委員からそれぞれ質疑が続けられておりますから、一部重複するかもしれませんが、なるべく簡単に御答弁を願いたいと思います。 第二期住宅建設の五カ年計画が終わるわけでございますけれども、この達成率が大変疑問視をされております。特に、五十年度の計画戸数が一〇〇%達成されたとしても恐らく第二期住宅建設五カ年計画の達成は不可能であろう、こういうふうに見られるわけでございます。そこで、第二期住宅建設五カ年計画に伴いましていわば宅地供給計画が立てられておりますが、この七万五千平米に対して実際の実績は六万九千六百平米、九二・八%の達成率だというふうになっておりますけれども、現実には各単年度……
○渡辺(武)委員 時間が制約をされておりますから、私は余り余分なことはしゃべりませんが、私の質問の趣旨は、総務長官も御承知のように、交通安全委員会は、委員会審議をするためには関係各省庁たくさんの方をお呼びしないと実はなかなか審議が進まないというぐらい関係省庁が多いわけでございます。従来余りにもおくれておりましたわが国の交通安全対策であったものですから、各省庁がばらばらに自己の立場において交通安全対策を進めてこられたわけですが、一応の成果というものは上がってきておると思うのです。ところが、これからは、そのような各省庁ばらばらの交通安全対策ではなかなか所期の目的を達成することが困難な状態になってき……
○渡辺委員長 これより会議を開きます。
公害対策並びに環境保全に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。島本虎三君。
【次の発言】 岡本富夫君。
【次の発言】 岡本君、時間を大分、経過しましたので、結論を願います。
【次の発言】 木下元二君。
【次の発言】 梶原部長、ちゃんとして答弁してください。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後一時五十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。土井たか子君。
【次の発言】 時間が経過しましたから、ひとつ。
○渡辺(武)委員 すでに各委員からあらゆる角度からの質問が出ておりますので、私はなるべく重複しないように二、三の点について御質問をしたいと思います。
まず第一に、この下水道整備というものが緊急に必要だ、そして整備を促進をしなければならぬという立場に立っていろいろ計画がされておるわけでございますけれども、第三次の整備計画、五カ年計画の実際の計画とその達成を見てまいりますと大変に達成率が低いようでございますが、その主たる原因をひとつお聞かせを願いたい。
【次の発言】 原因は大体わかりましたけれども、それではその事業量の不足分を補うための手段としてどういうことをおやりになったですか。
○渡辺(武)委員 私は、住宅金融公庫そのものを監督する義務を有しておられます大臣に、まずお伺いをしたいわけでございます。
住宅金融公庫法に定められた目的がございますけれども、その目的を十分満足するような運営を、現在住宅金融公庫がしておるのかどうか、この辺についてまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 いま大臣はあえて括弧の中を省略してお読みになりましたけれども、括弧の中は、住宅の建設というものは「住宅の用に供する土地の取得及び造成を含む。」ということになっておるわけでございます。そういう意味からいってすべて目的にかなっておるかどうか、こういうことでございますので、もう一回答弁を願いたい……
○渡辺(武)委員 わが国の国土の総面積からいきますと七〇%以上が緑に覆われているわけでございます。この状態は私は、近代的な重化学工業国から見れば世界の中でも有数な部類に入る、三指の中に入ると思います。ところが、実際にわれわれの生活空間の中の緑を見ていきますと、残念ながらどんじりになってしまう、こういう状況であるわけでございますしそうなりますと、これは明らかに為政者の責任が非常に大きい、こう言わざるを得ないわけでございますが、この辺はどのように感じ取っておられるでしょうか。
【次の発言】 私は、従来の発想をやはり転換をした方がいいのではないかと思うのは、いま申し上げましたように、国土の七〇%以上……
○渡辺(武)委員 最近の財政事情の逼迫によりまして、いわゆる公共事業というものが非常に大幅に制約をされてきておるわけでございますが、来年度の概算要求作成の時期に当たっておると思いますけれども、建設省が来年度取り組もうとしておられます重点施策、一部新聞等に発表になっておりますけれども、さらには前年度比に対してどのような強化をもくろんでおられるのか、この辺についてまずお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 従来とも公共事業そのものは、いわば長期計画が一応策定をされておりまして、それに基づく土地等の先行取得の問題が実はあるわけでございます。それを受けて立って、各地方自治団体がいわば先行取得を図……
○渡辺(武)委員 交通安全につきましては、陸海、空と大変広い分野にわたっておることは申し上げるまでもございませんが、その中でもやはり一番問題である陸上交通、なかんずく道路交通を重点にしてこの交通安全基本計画に対する関連的な質問を行いたいと思います。 道路交通を見てまいりましても、昭和四十六年以降五カ年間連続して死者が減少し、その減少傾向は定着しつつあるということは、これは政府なり関係省庁なりあるいは関係業界なりまた国民の皆様方が一体となって交通安全に努力をしたたまものだ、こういうふうに理解をするわけでございますが、しかしながら、昨年におきましてもいまだにやはり一万人を超える事故死者というもの……
○渡辺(武)委員 道路の持つ有用性、効用性については、その立場を異にすることによって、いろいろ評価が異なるということは私も十分に承知をいたしております。したがいまして、道路の必要性を余り感じない方々から見れば、むしろ道路予算を削ったらどうかという意見があるようでございますが、私自身は、日本の道路というものは本来、道路と呼ばれるものが本当に完備されているだろうかどうかという点について大変、疑問を持っておるわけでございます。いわば道路の大半は明治時代にできた道を舗装したにすぎない、これが実際の現状ではなかろうか。もちろん幹線道路等は以前と比べれば相当りっぱなものもできておりますけれども、国民が日常……
○渡辺(武)委員 最近にわかに住宅公団の問題が取り上げられまして、先ほども問題になっておりましたように、建設省の中に事務次官を長とした特別委員会が設けられて検討が続けられようといたしておりますが、この種問題を単なる住宅政策問題の中から考えていくと大変に問題解決にならないのではないか。つまり、いま起こっております問題は、たとえば言われておりますように三悪がある。それは遠い、狭い、高い、こういう三悪が言われておるわけでございまして、これらの問題を解決するためには、単なる住宅政策のみからの検討では、とても問題解決にならないではないだろうか。つまり、遠いという問題は交通上の問題がございまして当然、運輸……
○渡辺(武)委員 私は先般、住宅政策につきましては、やはり発想の転換をしなければならない時期に来ておるのではないかという質疑を行ったわけでございますが、私は本来、建設省が担当いたしております業務すべてに言えることではないか、かように考えておるわけでございまして、すでに各委員から指摘をされておりますいろいろな問題等が、実は議事録を拝見いたしていきますと、たくさんあるわけでございまして、それぞれ各局長さんは早急に検討いたしますとか、勉強いたしますとか、そのような方向で善処をいたしますというような答弁を各所において、なさっておるわけでございます。そういう意味では本来、国会開会中に有能な各局長さんを長……
○渡辺(武)委員 与えられておる時間が限られておりますから、きわめて重点的に質問を行いたいと思いますので、的確にお答えを願いたいと思います。もたもた回答が続きますと時間が延びることをあらかじめ警告をしておきたいと思います。 そこで、建設大臣にお伺いをいたすわけでございますが、現在、世界の政治経済の状態というものは、いわゆるエネルギー資源問題というものを中心に実は動いておると言っても決して過言ではないと思います。特に公共事業を預かる建設省には大変関係の深い問題でございますから、冒頭に御質問を申し上げるわけでございますが、このエネルギー問題、エネルギー政策は、つまりはそのよって来るところは、アメ……
○渡辺(武)委員 私は、計画局長並びに官房長にそれぞれ所管の事項を一、二御質問をし、あわせて大臣の御所見を承りたいと存じます。 まず第一に官房長にお伺いをいたしますが、現在建設省所管の国有財産であります。これは所によっていろいろな呼び方がございますが、赤道、青道と言われるところもございますし、あるいは里道、油道などと呼ばれているところもございますが、いずれにいたしましても、建設省所管の国有財産であることには間違いないと思いますが、この建設省所管の国有財産は、いわゆる国有財産法に言うところの行政財産なのか普通財産なのか、まずお尋ねをしたいと思います。
○渡辺(武)委員 きょうは当委員会では余り取り上げられておりませんが、比較的問題が多いと思います都市街路の問題について都市局の見解をただしておきたいと存じます。 申し上げるまでもなく、わが国の都市は、わが国総人口の七六%に及ぶ人々がその生活の場としておるところでございまして、いわゆる国民生活に与える影響は大変甚大であるわけでございます。したがいまして、都市機能の維持だとか、あるいは市民生活の健全性を確保するということは大変重要なことであり、かつ緊急な課題ではないかと存じます。 特にわが国の都市は、いわゆる武家政治時代の城を中心として発展をしてまいりました城下町的な要素が非常に多くございまし……
○渡辺(武)委員 きょうは余り時間もございませんから、主として建設行政の将来の方向について少し議論をしてみたいと思います。 まず第一に、去る九日本委員会におきまして建設大臣の所信表明がございました。その基本施策の方針の中で「私は、特に人間中心の考え方を基本に置き」いろいろな諸施策を進めてまいります、こうおっしゃったわけでございます。 そこでお尋ねをしたいわけですが、従来の建設行政の中で、どのような点が人間的でなかったので今後このような人間的な方向に改めていくのだ、こういうことがあろうかと思いますが、その辺をひとつ具体的にお聞かせを願いたいと存じます。
○渡辺(武)委員 議題となっております農住法またあめ法ともに、いわゆる市街化区域の中の農地の宅地化を促進するために法制化されたものである、こういうふうに理解をいたしておるわけでございます。 そこで、もうすでに、それぞれ五年から八年くらいを経過いたしておりますが、現在までに、この市街化区域の中の農地の地積の減少率を調べてまいりますと全国平均で一四・四%、それから特定市街化区域の中では二二・一%となっておりまして、つまり都計法に言う「おおむね十年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域」として定められておる関係から見ますと、その減少率が大変に少ないというふうに思うわけでございますが、その原因……
○渡辺(武)委員 実は冒頭に要求、御要望を申し上げておきたいと存じます。きょうは大蔵省の塚越主計官にもおいでを願っておりますが、実は私が確認を申し上げたいと思いました事項が若干、連絡等の関係で十分に回答ができないような状況だというふうに考えますから、きょうは要求だけ申し上げておきますので次回六日の日にひとつ、その回答をお願いしたいと思います。 その要求は、すでに御承知のように本年度の予算の審議をめぐりまして、実は与党である自民党と公明党並びに私どもの民社党、三党間において建設省関係の予算案につきまして、ある点で合意を見ておるわけでございます。実は、これは長い経緯がございますから、その経緯の段……
○渡辺(武)委員 私は地価問題と、さらには今回惹起いたしました日本坂の事故問題につきまして若干の御質問を申し上げたいと存じます。 まず第一に、地価問題について御質問をいたしますが、現在わが国の通貨はフロートいたしておりまして、円の価値は一ドル大体二百十五円程度ということになっております。しかしながら、この二百十五円の価値を持っていない代表的なものとして、わが国では米と土地がございます。日本の国の土地の価格というものは一体一ドルが幾らくらいに相当するのだろう。これはやはり国際比較の平均をいたしますと、わからなくなってまいりますから、日本の国に比較的近いと言われておるアメリカだとか、あるいは西ド……
○渡辺(武)委員 私は、最近問題になっております土地価格についてまず御質問を申し上げたいと存じます。 特に国土庁は、長官の所信表明の中でも、総合的土地対策の推進を掲げておられますが、その見方は、いわば需要と供給の関係だ、こういうことを主に考えておられるようでございまして、「投機的な土地取引の抑制に万全を期するとともに、宅地供給の促進を図ることが基本である」こういうふうに言っておられるわけですが、本来土地というものは、申し上げるまでもなく生産財ではございません。しかもわが国においてはきわめて有効面積が寡少でございまして、単に需要と供給の関係だけでこの価格を見ていくことには基本的な誤りがあるので……
○渡辺(武)委員 国土調査の目的は、つまり「国土の開発及び保全並びにその利用の高度化に資する」、こういうことが調査法の目的になっております。本朝来種々討議が進められておりますので、私は重複を避けまして、質問のなかった事項のみに限って質問をさせていただきたいと思います。 そのような国土調査の目的を達成するためには、現在この調査の内容が、つまり地籍の調査あるいは土地の分類調査、水調査という三つの大きな柱によって進められておるわけでございますが、社会の進歩とともにこのような三本柱の調査の方法だけでは不十分になってきておるのではないであろうか。つまり、国土の開発やら保全あるいはその利用の高度化に資す……
○渡辺(武)委員 道路交通の騒音問題の解決というものは、単に今回提案をされております沿道整備だけではなくて、いわゆる各種の施策を総合的に講じない限り、なかなかこの解決を図るということはむずかしいと思いますが、今回、この法律を提出されるに当たりまして、道路交通の騒音問題に関する、大臣としての基本認識をまずお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 お答えをいただきましたように、確かに騒音問題の解決は各種の対策があるわけでございますが、今回その一部の沿道整備という問題について法制化をしなければならなかった理由が特にございますならばお聞かせを願いたいということと、このような沿道整備に関する法律が……
○渡辺(武)委員 今回の公営住宅法の一部を改正する法律案の改正の趣旨につきましては、賛成の立場を明らかにいたしておきますが、わが国の住宅政策の中におけるいわゆる公営住宅の位置づけというものは、一体どのようにお考えでしょうか、お伺いをします。
【次の発言】 ちょっと質問の趣旨に回答が合っておりませんが……。つまり、わが国の住宅政策の中で、持ち家政策とか、あるいは公庫、公団住宅政策あるいは公営住宅政策、こういうものがあるわけでありますけれども、一応言われておりますのは、所得階層別に一応の区分をして、そして公営住宅はいわば低収入の方々、これらを対象として建てておる、こういうことですね、実際は。
そ……
○渡辺(武)委員 宅地建物の取引をめぐりまして苦情、紛争が多数発生をいたしておるようでございますが、このような状況が今後減少するであろうかと見ていきますと、それどころかどうもますます増大をするような傾向にあるようでございますが、建設省といたしまして、そのような紛争増大傾向というようなものが一体何が原因なのか、把握しておられますかどうか、その辺からひとつお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 そのような現状認識に立ちまして、建設省といたしましてはそのような苦情、紛争を減少させるために基本的にはどのような方策を考えておられますか。
【次の発言】 ただいま局長が答弁されましたことどもは今回の改正案……
○渡辺(武)委員 本委員会の劈頭におきまして両新大臣からきわめて一般的、抽象的に御方針を承ったわけでございますが、私は実はその中の一つだけ具体的に所信をただしたいと思うわけでございます。 現在財政再建をめぐりまして大蔵省が出しております「歳出百科」を拝見いたしますと、わが国の道路整備の水準というものが著しく向上した、したがって、もう道路財源の転用を検討すべきだというふうに述べておられると思います。新しく就任されました建設大臣、大臣は道路というものをどのように認識をしておられるのか、あるいはわが国の道路の現状というものをどのように理解しておられるのか、まずお答えを願いたいと思います。
○渡辺(武)委員 一般質問も回が重なっておりますから、私はなるべく重複を避けてお尋ねをしてまいりたいと存じます。 まず第一に、わが国の国家財政が最近窮迫をいたしまして再建を余儀なくされておる厳しい時代を迎えているわけでございますが、そういう中におきまして建設大臣みずからも、社会資本の整備というものは国民が快適な生活を享受できる豊かな住みよい国土を建設することだ、こうおっしゃっているわけですが、それ自身も実は大変に厳しく抑制をされるような時代になっております。したがって、国民生活を充実するその基盤となる社会資本の整備、これを図ることを任務としていらっしゃる建設大臣、こういう厳しい状況の中で今後……
○渡辺(武)委員 建設大臣は、本法案の提案理由の中で「立ち遅れの著しい下水道の整備を推進し、良好な生活環境の確保を図ることは、現下の急務であります。」こう述べておられるわけでありますが、このような大臣の御認識と現実の事業の進行状態とはやや矛盾をいたしておると思いますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 事業がおくれておる原因はいろいろあろうかと思いますが、新しい計画を迎えるに当たって、私は、第四次五計の中におけるそのような要因を一つ一つつぶしていかなければいけないのではないだろうか、こう考えるわけでございます。したがいまして、四次五計の中で実際の計画がおくれてきておるわけです……
○渡辺(武)委員 まず大臣に、今後の住宅政策の基本的な考え方についてお伺いをいたしておきたいと存じます。
【次の発言】 その基本理念に基づいて、過去の住宅政策についてはどのようにお考えでしょうか。(「失敗でございました」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 どうも一応自己満足をしていらっしゃるようでございますけれども、実はもう過去何回となくいろいろな批判がされ、論議がされてきておるわけですね。特に今回の新公団、いまの日本住宅公団の住宅そのものも、遠、狭、高、つまり遠い、狭い、それにしては家賃が高いではないか、こういう批判が非常に大きく出ておりまして、さらにはせっかくつくった公団住宅そのものがちょっと考……
○渡辺(武)委員 法案の内容に入る前に、まず橋につきまして基本的な事項のみお聞きをしていきたいと思います。 本四架橋は全体計画のうち一部が着工されておるわけでございますけれども、御承知のように、これまでもたびたび工事がストップをしてまいりました。一体これは計画どおり進むのかどうかという疑念があるわけでございますが、どのような見通しになっておるのかということと、さらに計画が遅延をいたしておりまするその理由は何なのか、さらに現在審議をされておりますこの法案が成立をしたならば、今後工事は計画どおり進むのかどうか、この点についてまずお聞きをしておきたいと思います。
○渡辺(武)委員 去る十日に、建設委員会におきまして、建設大臣、国土庁長官、それぞれ所信の表明をされました。その所信に対して若干の質問をいたしたいと存じます。
まず第一に、幾つかの項目に分けて、第一が住宅宅地対策、第二が都市対策、第三が国土の保全と水資源の開発、第四が道路の整備、第五が建設産業の振興について、こうお述べになっておるわけですが、この順位、配列については特に意味をお持ちですか。
【次の発言】 多分そう言うだろうとは思いましたけれども、そういう理解で質問を続けてまいります。
そこで、まず第一に住宅と宅地を挙げておられますが、政府そのものも五十七年度の国政を担当するのに、まずはやは……
○渡辺(武)委員 住宅問題につきましては多くの関連問題がございますが、それはすべて次回に譲ることといたしまして、今回は法案そのものについて若干の御質問をしていきたいと思います。
まず、率直にお伺いをいたしますが、本法案の改正によりまして、国民に与えますメリットとデメリットをひとつ明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 局長の理解は逆転をしているのじゃないかと思うのです。たとえば資金枠の拡大とか貸付限度額を引き上げるということは、実際には別に法律を改正しなくても、いままででも毎年やってきたことですよ。たくさんの、何かあれもあるこれもある、これもメリットあれもメリットと並べられて、ほん……
○渡辺(武)委員 質疑に入ります前に、先ほど来の、言ったとか言わぬとかいう問題について、私も一言付言をいたしておきたいと思います。 大臣、世はまさに花咲き鳥歌う好季節でございます。予算も通ったことだし、多少の浮かれる気持ちはわからぬわけではございませんが、あなたの立場を忘れた放言というのはよろしくないですよ。あなたの立場を忘れた放言によって、昨日来あなたの部下は下げなくてもいい頭を下げてあちこち走り回らなければならぬ、こういう他に大きな迷惑の波紋を広げているのです。本来あってはならないことなのですね。私は十数年来この建設委員会に身を置いておりますけれども、こんなつまらぬ論議をすることは初めて……
○渡辺(武)委員 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました住宅金融公庫法及び北海道防寒住宅建設等促進法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 わが国の住宅は、欧米諸国等と比べ依然として低い水準にあり、公的施策住宅を中心としてその質的向上を図っていくことは政府の重要な使命であります。その際、公的住宅の中心となるのは公庫住宅であり、それは五十七年度予算を見ても明らかであります。政府は、今年度百三十万戸の住宅を建設するとしていますが、住宅建設の低迷が続く中で、その達成はきわめて困難であると言われております。住宅の建設を促進するには、まず何よりも購入者の負担……
○渡辺(武)分科員 私は、資本の自由化並びにその対策につきまして、通産大臣並びに関係当局にお尋ねをしたいと思います。 今回の繊維に始まりました日米間の経済交渉が政府の自由化に対する基本方針までも変更させようといたしておる、そのように新聞が報じております。新聞報道、必ずしも私は正しいとは思いませんが、大臣は三月六日の商工委員会におきまして、これまでの政府がきめた貿易・資本の自由化の日程を繰り上げる方向で再検討する、こういうふうに発言をされたということも、あわせて報道をいたしておるようでございます。まず大臣にその真意をお伺いしたいと思います。 自由化というものが基本的にはわが国の経済あるいは国……
○渡辺(武)委員 与えられておる時間がきわめて短うございますので、単刀直入に、これから豊かな沖繩県建設のために主役となって働かなければならない建設大臣、並びに所管の山中総務長官に主として御質問を申し上げていきたいと思います。特にお願いをいたしておきますが、ときどき建設大臣ピンぼけな御答弁をなさいますので、ひとつよくしっかり聞いておって、的確な答弁をお願いをしたい。さらに山中長官は、よく言えば懇切丁寧、悪く言えば冗長に過ぎるというふうに考えられますので、その辺もあらかじめ最初にお願いをしておきたいと思います。 本朝来の新聞を拝見をいたしますと、公用地の暫定使用法案、これについて、自民党与党の中……
○渡辺(武)分科員 環境の七〇年代といわれております昨今、去る十六日、国連の人間環境会議事務局が地球環境計画を発表いたしました。かけがえのない地球を守るために、今後国際協力によって人類が取り組むべき問題とその方向について示唆をいたしております。わが国におきましても、環境庁が新たに発足をいたしまして、大石長官もきわめて積極的な姿勢で人間環境の整備に対処をしておられますことについて、まずもって敬意を表しておきたいと思います。 本日は、時間の関係もございますので、私は、主として自動車の排気ガスによる大気汚染についての御質問を申し上げたいと思います。 国連の人間環境会議も指摘をいたしておりますよう……
○渡辺(武)委員 公述人の皆さま方、本日はどうもたいへん御苦労さまでございました。それぞれの専門的な立場から貴重な御意見をありがたく拝聴いたしました。すでに時間も超過をいたしておりますから、私は専門的な御意見をあらためてお聞きしようとは思いませんが、この公有水面埋め立てに関する基本的な問題について若干お伺いをしたいと思います。 御承知のように、この公有水面を埋め立てること自身は、現在、原則的には禁止をされておる、しかるがゆえに埋め立て免許を受けて埋め立てがされておる、こういうことであろうかと思いますが、近来陸上の乱開発が問題にされておりますように、海上におきましても、たいへんこの埋め立て等に……
○渡辺(武)分科員 私は、主として大気汚染に関する問題と、都市の環境基準に関する問題について御質問を申し上げたいと存じます。 特にこの環境問題は、ややもすると感情的な観点からの論議が非常に多いわけでございまして、私は、環境を守るためには、もう少し冷静に技術的に科学的に追求をしていかないと、真の意味の環境保全をするということにはつながらないんではないだろうか、こう考えておるわけでございます。もちろん大気そのものを少しでもきれいにしようとすること自身は、これはもう国民的な総意でございまして、その目標に向かって努力をしなければならないということは言うまでもないことでございます。 しかし、環境その……
○渡辺(武)分科員 私は、わが国の環境行政について、若干の御質問を申し上げたいと存じます。 近代社会に生存するわれわれ人間にとって、環境問題、公害問題というものはきわめて重大な問題でございますが、これはやはり新しい分野だけに、非常に未経験な分野でもあり、それだけに非常にむずかしさが伴っておるということもまた事実でございます。刑法によっては、人を裁く場合は、疑わしきは罪せずという大原則がございますけれども、環境行政においては、未経験な分野もあり未知な分野もございまして、それらの状況をも推して、やはり早く環境問題を解決しなければならぬという立場から、疑わしきを罪するんだというような、そういう姿勢……
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