このページでは山原健二郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山原健二郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○山原委員 委員長以下、さっそく被害地に御足労いただきまして、被害地の出身の国会議員としてお礼を申し上げたいと思います。 私は時間の関係で、激甚地災害の指定問題あるいは土佐湾の防災特別事業につきましては、皆さんが出された御意見と全く一緒でありますので、重ねて申し上げません。ただ、この台風十号の被害につきまして、率直に、被害を受けた高知県民、またその中でも最も被害を受けました高知市民の感情を皆さん方にお伝えをしまして、質問をいたしたいと思うのです。 まず第一番に、この台風十号の災害というのがはたして天災であったのか、あるいは自然災であったのか。私はそうではなくして、確かに大きな高波が来たとい……
○山原委員 私は、提案されております国立学校設置法の一部を改正する法律案について、特に秋田大学に医学部を設置する問題を中心にしまして、大臣おられませんが、関係者、政務次官に対して若干の質問を申し上げたいと思います。 医学部の設置ですが、これは戦後初めてと聞いておるわけです。したがって、今回秋田大学への設置は将来への一つの指標、また試金石ともなりかねないと思いますので、私の持っております疑問あるいは疑念を解明しておきたいという意味で質問をするわけです。特に私は地方議会に長くおりました関係から、地方財政を圧迫をさせないということについて、第二点は医療行政を医学部設置によって後退させないという点、……
○山原委員 時間の関係がありますので、私は、映画並びに写真または隣接権の問題につきましては、日を改めて質問をいたしたいと思います。 本日は、第一条と第三十三条を主にしてお伺いをしたいわけですが、特に著作権法の第一条の目的につきましては、重複する面があると思いますけれども、もう一度おさらいの意味を兼ねまして簡単に質問をいたします。第一条には「もって文化の発展に寄与することを目的とする。」こうなっておりますが、本来著作権法の目的は著作者の権利を保護することにあると考えていますが、この法案では、文化の発展こそ目的で、著作者の権利の保護はその手段となっているように思われてならないのでありますが、この……
○山原委員 この法案についてでありますが、一定の形で著作権者の要求が反映をしておると私も思います。しかし、もろ手をあげて賛成をするという気持ちにもなれない点があることは、先ほどからの質問の中でも明らかだと思うんです。それで私は、特にこの前の質問のときに第一条、第三十三条を主としまして、基本的な問題について質問をいたしたわけでありますが、特に参考人が出られまして、その中で、たとえば日本芸能実演家団体協議会の紙恭輔氏から、既得権の侵害ではないかという問題なども出ておりますし、また映画監督協会の大島さんのほうから、二十九条についての問題も出ているわけです。さらに写真家協会の渡辺さんであったと思います……
○山原委員 順序を変えまして、大臣に最初にお伺いをいたしたいと思います。 本法は、喧伝されるところによりますと、七〇年度私学関係の予算が画期的に増額をされる、こういうふうな印象を与えておったわけですけれども、金額はたいしたことはないですけれども、その反面、私学への国家統制がこれまでになく強化される内容を持っておるという感じを私は非常に強烈に抱いておるわけでございます。そこで最初に大臣にお伺いしたいのですが、「私学時報」の本年二月一日号によりますと、文部大臣は、人件費補助を打ち出すことにより国の私学に対する基本姿勢が変わる、こういうことを述べておりまして、さらにこの特別国会に私学振興財団法を提……
○山原委員 十分間ですから、きわめて簡単に質問をいたします。
まず第一番に岡野さんにお伺いしたいのですが、プロ野球の選手というのは商品であるか、人間であるかという問題ですが、簡単にお伺いしておきたい。
【次の発言】 しかし、商品的な取り扱いを受けておるところに問題があるのではないか。まず第一番に、ドラフト制における拒否権を認めるべきではないかという考えを私は持つわけです。その点について、あなたの見解を伺いたい。
【次の発言】 拒否権を選手に持たさないということが、これは職業選択の自由を剥奪するということにもなりかねないので、この点について宮沢先生にひとつお伺いいたしたい。
さらに、私はプロ……
○山原委員 私は海洋汚染と原油基地の問題について、通産省、運輸省、水産庁、そして最後に長官の答弁をいただきたいと思います。 通産省は昭和四十三年の六月二十日に、いわゆるCTS、原油基地ですが、原油基地の研究調査を終えまして、全国に十六カ所の候補地を選定をしたわけです。この選定によりまして、現在各企業が原油基地設置の計画を立てつつあるという状態です。青森の陸奥湾から南は志布志湾というところを十六カ所。この十六カ所を見て見ますと、非常に特徴的な問題が三つあるわけです。一つは風光が絶佳であるということ。非常に美しいところですね。それからもう一つは海洋の汚染をされた場合に影響が非常に大きい。たとえば……
○山原委員 筑波研究学園都市問題について、現在移転を予定されるといわれる三十六の研究機関がそれぞれ移転するに際しての条件あるいは要求を整理している段階だと聞いておるわけですが、この状態の中で各研究機関または研究者、家族を含めましていろいろの不安というものが出ておるように聞いておるわけですが、この研究者や家族、機関の不安とか要求とかいうようなものに対しましてどのように把握されて、この要求、不安に対してどのように対処するかという点について最初に首都圏整備委員会のほうから答弁をいただきたいのです。
【次の発言】 事務局長のほうからこの大体の今後のスケジュールの考え方については説明があったわけですが、……
○山原委員 九月十七日に文部大臣が沖繩へ行かれたわけですが、この沖繩に行くにあたって、大体沖繩のどこが大臣を招待したのですか。どういう形で行かれたのですか、最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 大臣とふろ場で、翌日行かれるということでお別れしたのですが、私はあれから三回行っておるのですよ。ところで大臣が沖繩に行かれたのですけれども、私の聞くところによりますと、琉球政府の文教局も実は知らなかった、こういうお話なんですけれども、一国の大臣が、たとえば鹿児島県へ行く場合でも、県知事あるいは教育委員会に連絡するわけです。戦後二十五年、しかも苛烈な戦争があったわけですから、そういうところへ大臣……
○山原委員 最初に、昭和四十六年の科学技術予算の構成について、私の危惧しておることを指摘をして長官の見解を伺いたいのです。それは日米共同声明によりまして、日米協力によって進めるという原子力、宇宙、そして海洋開発、こういういわゆる高度先端技術という中核的部分に対する投資が非常に目立っておるということです。これは集中的に投資が行なわれておるというふうに私は考えるわけです。このことは、現在国、公立の試験研究所が大独占企業の下請け機関にされつつあるということとからみまして、非常に重大な予算構成であるというふうに私は考えております。 たとえば原子力関係が四百七十三億、宇宙開発が百二十四億、海洋開発関係……
○山原委員 第三者監視機関の問題についてただ
いま質疑が行なわれておりますので、私も最初にそのことについてちょっと質問をいたしたいのです。
昨年の四月二十日に茨城県知事岩上二郎氏から出されました科学技術庁長官に対する要望書、これは七項目あるわけで、一々お聞きしたいわけですけれども、時間の関係がありますから、一つだけ第三項目、いわゆる第三者監視機関についての要望でありますが、これに対する回答がなされておりますけれども、その回答文を正確に、そして、ゆっくりゆっくり読んでいただきたい。
【次の発言】 結局その回答というのは、県知事の要請しておりますところの「地方公共団体が関与し得る第三者監視機関……
○山原委員 私は、本日の、長官から出され、補足されましたところの、先日来問題になっております、いわゆる政府の統一見解の発表について、第一項の地位協定の問題は一点だけ、あと二、三項の政府間交渉と米国の救済法の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に私の感想を申し上げますけれども、原子力潜水艦、原子力艦艇の事故並びに安全性の問題について非常に敏感でない感覚を持っておられるということを、先ほどからの質疑応答の中で感じることができたんです。現在アメリカが持っておる原子力潜水艦が八十五隻です。さらに原子力空母または原子力フリゲート艦を入れますと八十九隻になっております。そしてわが国へ寄港……
○山原委員 多少重複しますけれども、この法案の第一条の目的の条項について長官のほうにお伺いをいたします。
一つは、海底の軍事利用の禁止の問題が現在すでにお話に出ましたように、国際的にも非常に重要な問題となっております。今日海洋開発に関する法律を制定するにあたりまして、私は原子力基本法同様に、海洋の開発の場合にも平和利用の目的にのみ限るということを明記すべきだという考え方を持っておりますが、これにつきまして長官の見解を伺っておきたいのです。
【次の発言】 その論点から申しますと、たとえば動力炉・核燃料開発事業団の場合にしましても、設立の目的のところ、第一条には「動力炉・核燃料開発事業団は、原子……
○山原委員 いま近江さんが質問されましたのでなるべく重複しないように質問をいたします。 まず第一番に、いまも言われたのですけれども、ちょうどこの科学技術委員会で三月十八日にこの土佐湾を含む日本近海におけるアメリカの潜水艦問題が論議されたその翌日三月十九日に、中曽根防衛庁長官が閣議におきまして防衛上原子力潜水艦を中心とする日米合同演習というのは必要だ。放射能汚染とか航行安全さえ気をつければ今後ともやっていく、こういう発言をしておるわけで、これはまさに国民に対する挑戦だと私は思いますし、同時にこれはいままでタブーとなっておったいわゆる非核三原則に対するまさに挑戦だと私は思うのです。新しい事態を迎……
○山原委員 七〇年代の学術、科学技術の振興にあたって、私は日本学術会議の果たす役割りというものはたいへん大きいと思っております。この日本学術会議の問題につきまして、一つは最近起こっておりますところの自由民主党の政調審議会における問題、それからもう一つは沖繩の学術会議に対する選挙権の問題、三番目は学術会議に対する予算の問題などについて質問をいたしたいと思います。 まず、あらためて申し上げる必要はないと思いますけれども、日本学術会議というのは一体何か。これは日本学術会議法によりまして、設立は第一条第三項に「日本学術会議に関する経費は、国庫の負担とする。」ということがはっきりいたしております。さら……
○山原委員 本会議の前に終わらなければなりませんから時間が二十五分程度しかありませんので、最初十分間私は実情の説明をいたしますから、本日は法務省、経済企画庁、水産庁、通産省、厚生省来ていただいておりますので、状況を最初に把握をしていただきたいと思うのです。 本日も各新聞が発表しておりますように、東京都における河川の軒並み汚染というのが出ておるわけですね。ところが、東京都の場合にはこのような調査も総点検ができるわけですけれども、実際は地方においてはこういうことがなかなかできない。予算が足りない、人が足りないというような実情の中で、きわめて乱暴な自然破壊が行なわれ、水質の汚染とかあるいは海洋の汚……
○山原委員 時間が迫っているようですから、三点ばかりお尋ねをいたします。 一つは、二月八日の人事院の意見書について文部省の見解を伺っておきたいのです。この問題は、教員からも特に超過勤務手当をよこせという要求は長い間の要求でありますし、またずいぶん論議をされてきたところでもあるわけですが、今度の人事院の意見書というものですね、これにつきまして、今日までのこの問題に関する司法権の問題です。それは、たとえばいままでこれは裁判上の問題となっておりまして、裁判の上から見ますと、たとえば昭和二十五年の京都地裁の判決、それから静岡地裁の判決、さらにそれに付随する高裁の判決、それから大阪地裁の判決、これは昭……
○山原委員 法案に関連をしまして、国立高専の問題について質問をいたします。 昨年の十二月二十六日の日本教育新聞を読みますと、文部省は全高専を総点検するということを発表しております。「高専管理運営等実態調査研究会を発足させ、」というふうに書いてあるわけですね。なお、その日本教育新聞には、「高専の管理組織についてはいくつかの欠点が指摘されているが、「企業寄り」といわれる教育課程にどこまでメスをいれられるか注目されている。」こういう文章になっておるわけですが、この総点検というのは実態調査研究の総点検と、こうなっておりますけれども、実際中身としてどういうことを研究しようとしておるのか、あるいはいろい……
○山原委員 たいへん時間がおそくなっておりますので、きわめて簡明に質問をいたします。 いまこの法案につきましては、私どもも、いろいろ意見はありますけれども賛意を表明したいという気持ちを持っておるわけですが、文化庁、それから西岡政務次官に対して最後に見解を伺いたい。 私も、話を最初に聞いていただきたいと思うのです。私どもも、もちろん文化財の保護あるいは史跡の保護などにつきましては、これは当然尊重すべきものでありますし、また、文化を推進してきた人を正しく評価して功労を表するということにつきましても反対をするものではありません。いま有島先生のほうから非常に高度な文化の論争がなされたのでありますけ……
○山原委員 最初にいま有島先生の質問の中で、高等学校の義務化ということに対して文部大臣お答えになりましたが、現在の状態で、たとえば高等学校へ志望する者、これの全員入学制度といいますか、全員を入学させる、現在の状況の中で。将来は義務化ということをお考えになるかもしれませんが、現在の段階でそういうお考えはお持ちになりませんか。
【次の発言】 私、そういう質問をしましたのは、かつて全員入学制というのが各県においてしかれたときもありまして、その際、全日制の全員入学制が確立されておりますときには、定時制の性格というのが非常にはっきりしたわけですね。たとえば定時制が勤労青少年のための教育機関としてつくられ……
○山原委員 石井会長に約十分間お伺いをいたします。
二月十二日に先生のほうから建議が出ておるわけであります。二月十六日に閣議決定で法律案として国会に提案されておるわけですね。この間、建議の中の第一項に示されておりますように、「審議会の意向をきくよう」ということは実行されておりますか。労働省のほう、聞きましたか。
【次の発言】 二月十二日に建議が出ていますね。二月十六日に閣議決定によって法案が国会に出ているわけです。そうしますと、その間に、建議の中に書かれております第一項の「労働大臣は、本審議会の意向をきくよう」というのがありますね。これを聞かれておりますか、この間に。
○山原委員 私の質問も、前二人の委員の方の質問と趣旨は一緒なんです。 私は総理府に最初にお聞きしたいと思うのです。 各種公的年金給付額の調整問題の経過をちょっと申し上げてみますと、こういうふうになっておると思います。昭和四十二年の六月二十一日に、社会保障制度審議会から内閣総理大臣に対しまして「各種公的年金の給付額の調整等について」という申し入れが行なわれております。これを受けまして昭和四十二年の七月に総理府に公的年金制度調整連絡会議が設置をされております。それで、その後毎年共済年金の改正が行なわれるたびに、社会保障制度審議会から昭和四十二年六月二十一日に行なった申し入れの趣旨に従い、すみや……
○山原委員 私は、日本共産党を代表しまして、本予算三案に反対いたします。 第一に、本予算案は、日米共同声明と、ニクソン・トクトリンに基づく日米共同作戦体制を推進しようとするものであって、日本の平和と極東の安全にとってきわめて危険なものであります。 政府は、本予算案において、第三次防計画を完了し、明らかに攻撃的性格を持つ第四次防へ事実上移行を始めました。すなわち、ナイキ、ホーク装備の拡張、ミサイル積載護衛艦の新規購入など、公然と核武装のできる兵器体系に踏み出し、同時に沖繩への自衛隊配備の準備を始めました。防衛費が、自衛隊創設以来最高の伸びとなったのは、まさにこの結果であります。また、韓国、な……
○山原委員 防衛庁のほうお呼びしているのですがまだお見えになっておらないようでありますから、最初に農林省に対しまして、筑波研究機関の移転問題について質問をしておきたいと思います。 この前の当委員会におきまして、研究機関筑波移転問題について私のほうから西田長官に対して質問を行ないまして、研究機関の移転については当然研究者の意見も十分聞いて行なうということになっておったのですが、その後いろいろお聞きしてみますと、なかなかそうもいってないようであります。特に、農林省は農業技術研究所などの研究機関に対しまして、本年の八月十日までに移転についての態度を決定するように指示しておるとお聞きをするわけであり……
○山原委員 文部大臣、初めて質問するわけですが、ここに七月十日の朝日新聞があります。「何をするのか 改造内閣の閣僚にきく」というので、高見文部大臣に対しまして「教育の現状をながめて、今いちばん欠けているものは何か。」「文相 人格を形成するための教育が、ほとんどされていないことだ。これは政府が悪い。高度経済成長策には、人間の魂をみがきあげようという理想がない。いうなれば、人間を“資源”としてだけ確保しようとする方向が強すぎる。」これは冒頭に出ているわけですね。私は、これを見まして、かなりすがすがしい気持ちになったわけです。たいへん気持ちのいい発言だと思うのです。共産党が大臣を評価するのはきょう初……
○山原委員 医学部の問題についてお伺いしようと思ったのですが、くしくも本日理事会で、静岡県の県議会の方々がおいでになりまして、医学部を設置してもらいたいという要請をお聞きしたわけです。その際に、静岡から文部大臣が出ておるのでという話がありましたけれども、これはやはり県民の要求として出ておると思いますし、また公平無私な立場に立つならば、大臣が出ておるとか出ていないとかいうことは問題でないのであって、実際今日、全国民が非常に要求しておる問題としてこれは把握する必要があるのじゃないかということを私はけさ感じたわけです。特に、昨年秋田大学に医学部を設置するときに、実は私の県の高知県の実態も申し上げたわ……
○山原委員 海洋汚染と漁民の生活といいますか、漁業の問題について私はお尋ねしたいわけですが、最初に三点お伺いするわけです。一つは、木更津沖の重油による汚染の問題であります。もう一つは、足摺国定公園と原油基地の問題であります。もう一つは、いま近江委員から言われました新潟のジュリアナ号の事件によりまして、ここから何を学ぶかという問題です。この最後の点については、最後に各省庁について時間があればお伺いをいたしたいと思っておりますが、今度のジュリアナ号事件で、私どもの調査したところでは、いままでの国際的な国内的ないろいろ事件の研究結果というものが全く生かされていないということを聞いているわけです。事実……
○山原委員 私は三つ質問をいたします。一つは教科書裁判について、二つは沖繩の教育について、この二つは簡単にやりたいと思います。三つ目は授業料問題についてです。 最初に、教科書裁判について十二月十七日に最高裁の第三小法廷の決定が出ましたが、これは国側に対して抗告の却下ですから、当然資料を提出すべきであるという決定ですが、これにつきましては、昨日参議院の連合審査会におきまして、高見文部大臣がたいへん勇気ある答弁をわが党の加藤議員に対していたしておるということを新聞で見ました。ところが、岩間初中局長のことばを新聞で見る限り、文部大臣並びに法務省と相談をしてきめるという態度をとっておるのです。文部大……
○山原委員 最近、私は二回、環境庁と科学技術庁へ原子力発電所の問題でお伺いしたのです。一度は新潟県の柏崎の原発の問題について、住民の方たちにお供をしまして参りました。長官にもお会いしたわけです。それから一度は、ごく最近でありますが、二月二十五日に、愛媛県の伊方町の原発の問題について、環境庁長官、また科学技術庁のほうへ参りまして、ともに話を聞いたわけでありますけれども、その中で感ずることは、政府側の言っておる安全だという問題と、地元住民の持っておる不安というものとの間が全くすれ違っているということなんですね。そういう点をしみじみ感じました。しかも一方では、政府側がいろいろ言っておるけれども、企業……
○山原委員 初歩的な見解を二、三述べまして、私の見解に賛成するかどうか、長官に最初に伺いたいのです。
一つは、日本の原子力開発というものについてでありますが、これは日本の科学者の大半も要請しておりますように、安全の確保、それから自主、民主、公開の三原則、これを基礎にしまして基礎研究を着実に発展させながら、総合的なエネルギー政策の上に立った研究を推進することが必要だと私どもは主張しておるのですが、この見解には賛成されますか。
【次の発言】 次に、学術研究開発などの国際交流及び協力については、平和、平等、それから互恵、対等を原則として進めるべきだと思うのですが、これについてはどうですが。
○山原委員 もうすでに御承知と思いますが、最初にちょっと事件の概要を申し上げたいと思うのです。 本年の三月十四日の午後六時五十分でございますが、高知県土佐清水市足摺岬南南東約百六十キロの地点におきまして、東京の上野ケミカルタンカー所属の豊隆丸、四百七十八トン、乗り組み員八名でありますが、この二番タンクの排出弁に故障を起こしまして、その故障を直しに行きました一等航海士の若林さん、これがガス中毒のために倒れ、それを救出に行きました甲板長の勝又さん、引き続いて船長の鈴木さんが次々とガス中毒を起こして死亡いたしました。 そして、船長を失ったこの豊隆丸は漂流を続け、その中で巡視船「むろと」によって救……
○山原委員 私の質問は、公害対策に関係する面もありますが、いままでしばしば海洋汚染の問題について質問をしてまいりましたが、本日は別の意味で、ある意味では問題提起の意味で、ビニールの問題について各省の見解を伺いたいと思います。 現在、ビニールの使用量は非常に増大しておるというふうに思うのですが、たとえば最近は、施設園芸の場合ほとんどビニールを使っておるという状態でございます。特に大体全国的に見まして、ビニールの施設園芸における使用は昭和二十七年度から、特に昭和三十年度から急激にふえてまいりまして、それまでは油紙を使ってハウスを構成しておったのです。現在ではほとんどビニールになってしまっておりま……
○山原委員 最初に、防衛庁に対しまして質問をいたしたいと思います。 防衛庁は去る五月十二日に、米原子力潜水艦シードラゴンを目標とする対潜訓練を五月の九、十、十一の三日間にわたって行なったということを発表いたしました。さらに石田海幕長のほうの発言を見ますと、この原潜の追跡をする対潜訓練は今後も行なう、こういうふうに言われておるのでありますが、この問題はちょうど昨年の三月に問題になりまして、原子力潜水艦が起こす事故の場合の補償問題その他が当委員会において論議をされたところであります。ところが、今回の場合も、何らの事前通告なしに演習をしたいという事実が事後になって発表をされるという事態であります。……
○山原委員 再び海洋汚染問題について、質問をいたしたいと思います。
今度環境庁は、第一回の瀬戸内海水質汚濁調査を去る五月二十二日に行なっております。これは非常に大がかりなものであるということで、新聞などにおきましても「よみがえれ瀬戸内海」というふうに期待を持たれているのでありますが、この調査の中で紀伊水道あるいは豊後水道については調査をすることになっているのだろうか、その点について最初に環境庁のほうに伺いたいと思います。
【次の発言】 この紀伊水道の場合は蒲生田崎、これは徳島県ですね、これと日ノ岬、和歌山を結ぶ線、豊後水道の場合は高茂崎、鶴見崎を結ぶ線の北側、こういうことになっているようです……
○山原委員 私は初めてガンのお話を最高の権威からお伺いしておったわけですが、私が率直に感じたことは、一つは吉田先生の言われた、わが国のガン対策はさまよっているということば、それともう一つは、太田先生の言われました、根本的なところで大穴があいているという、この二つのことばが私にはたいへん印象的に映ったわけです。だから、このガン問題におきまして、この二つのことばに象徴された問題をほんとうに解決をしていくかどうかということが非常に重要な問題だということを私は感じ取ったわけでありますが、これは中原先生、私の感じ方はどうでしょうか、正しいでしょうか。
○山原委員 大臣、あまり長くおれないそうですから、最初にお伺いします。 最近、国鉄を中心にしまして、例のマル生運動といいますか、こういう問題がずいぶん問題になっておるわけですが、これは単に国鉄だけでなくして、各企業の中にも起こっておりますけれども、私は、きょうは特に教育の面にあらわれておる問題について一部触れたいと思うのです。 一つは、これは北海道で起こりました問題でありますが、かつて私も一度取り上げたことがありますけれども、文部省のほうはよく知らないということで話が進まなかったわけですね。これは、いまここへ持ってきておりますが、北海道の教育委員会が編集をしました「新任校における学校経営一……
○山原委員 最初に、警察庁の丸山参事官のほうに聞きたいのですが、浅間山荘事件の当時、警察の首脳部におきまして、立てこもった連合赤軍に対する見解、これが毎日新聞の二月二十六日付の警察首脳部の一人が言ったことばが出ております。「権力とは無関係の一女性を監禁、殺傷することは、彼らの論理と矛盾しており、彼ら自身悩んでいるのではないか。」こういうことばが出ております。さらに、二月二十九日付でありますが、これは東京タイムズに、野中長野県警察本部長、これは当時の総指揮官でありますけれども、この方が「犯人に人質を大切にするとの基本原理があるので望みはあった」という発言をされておるのでありますが、その以後のいわ……
○山原委員 現在、大学において、各大学でありますが、非常に臨時の職員がふえているわけです。これはこの間も東大の各研究所からの確保に対する要請もありましたし、また、各大学を調べてみますと、二割、三割というように非常に多いわけですね。東大の航空宇宙研などは臨時職員のロケットだといわれるくらいの状態でありまして、学生数の増加に対して職員が非常に少ないというところからこういう事態が起こっていると思う。これは全く異常な事態だと思うのですが、これについてどういうふうに解決をしていくかということを一言大臣から伺っておきたいのです。
【次の発言】 私の調べましたところでは、文部省関係が非常に多いのですね。林野……
○山原委員 もう全く物理的に時間がございません。安里先生もおられますし、また小林先生、また木島先生なども発言通告されておるわけで、一つの法案が成立をする段階で、法案についての質疑がこういう状態では、これは全くやりきれない感じがするわけですが、しかし本日の本会議に上程したいというこのことに対して、私も協力する意味で、きわめて簡単に質問をいたしたいと思うのです。この点は委員長ぜひお聞きおきいただきたい。 一昨年の九月でありましたが、本委員会におきましてわが党の寺前議員が実は東京都保谷市の東伏見小学校のプレハブ校舎の火災の問題で質問をしたことがあります。そのときに前坂田文部大臣は、もうこういう状態……
○山原委員 私は、私学共済の運営について質問をいたしたいと思います。 一つは、大臣にもお聞きいただきたいのですが、私学においても講師制度というものができております。時間講師、専任講師あるいは専任時間講師、また最近新任の教師に対しては一年契約の試用期間制度をとっております。これに対しては共済に加入が許されていないという問題があるわけですね。私はこれはきわめて不都合だと思うのです。もともと低賃金で身分も不安定である状態の中で、しかも共済組合にも加入させないということは、これは全く――公立の場合でもそうですけれども、非人間的な取り扱いの上にさらに差別をつけるものだ。これは大臣にお伺いをしたいのです……
○山原委員 こういう事態が再び起こらないという保障はないと私は思います。戦前戦後の教育を考えた場合、戦前は天皇の名において戦争にかり立てる教育が行なわれておった。そして異民族を殺すことを平然と行なうような教育が行なわれておったわけですね。そして戦後を迎えて、学校の先生方の中にも深刻な反省の中から教え子を再び戦場に送らないという民主主義教育というものを確立するための努力が、大学から小学校まで行なわれておったわけです。 そういう民主主義的な教育の発展というものを、その後の文部行政の中で一つ一つつぶしてきたところにこういう問題の発生する原因があったのではないかというふうな見方を私はしているわけです……
○山原委員 私は、この土佐山田町の繁藤地区の災害につきまして三日間参ったわけでありますが、ちょうどここが私の出生地の嶺北地方でもございますし、また、あとで質問をされます田村先生も、この地域から出ておられるわけでございます。 私が参りましたのは、十時五十五分にこの事故が起こりまして、ちょうど十二時近くにかけつけたわけでありますが、そのときにはまだ、機動隊が遺体の捜索を始めたばかりのときでありまして、また情報が全くまちまちでありまして、一体だれが犠牲になっておるのかもわからないという、家族にとっては全くぼう然たる状態にありました。二回目に参りましたときには、遺体が少し発見をされ始めたころでありま……
○山原委員 過去二十年間に災害の死傷者が十五万一千余名、一年に平均しまして七千五百六十人というものが生命を失い、傷つき、また財産を失う、こういう状態にあるわけですね。はんらんの面積にしましても、全国の耕地面積の約一〇%という状態になっております。しかも全人口の四分の一が、はんらんのおそれのあるところで生活をしておるという状態なのであります。 私の県は高知県でありますけれども。この前の土佐山田町繁藤地区の台風十号による災害にあたりましては、当委員会も調査団を派遣をしていただきまして、御足労をわずらわしたわけでありますが、全く国土の破壊、荒廃というものがこんなにひどいものだということをしみじみ痛……
○山原委員 最初に、昨日商工委員会におきまして、私の党の寺前議員が原子力研究所の問題について質問をいたしておりまして、成田局長から答弁があり、そして大臣の見解を聞きたいということで終わっておるということを聞いております。 そのことについて最初に触れてみたいのですが、大臣の見解を伺いたいのです。これはきわめて簡単に質問をいたしますが、原子力研究所のある東海村の村議会が、原子力研究所の所員を招きまして、講師として二人の方を招請しているわけです。ところが、これに出席をした中島さんという所員に対して、出席をしたという理由をもって賃金カットが行なわれるという事件が起こっているわけですね。これは新聞にも……
○山原委員 私の質問は三つです。一つは四国電力の愛媛県伊方町原発の計画変更について。二つ目はラジオアイソトープの取り扱いについて。時間がありましたら瀬戸内海の赤潮対策について聞きたいと思います。 最初に、四国電力の愛媛県伊方町に設置する原子力発電所の問題ですが、御承知のように本年の三月に、四国電力側から内閣総理大臣に対しまして、原子炉設置変更許可申請書が出ております。その中身を見ますと、私がしばしば本委員会におきましても、また予算委員会におきましても指摘をしてまいりました水の問題なんです、当夜の年請書は、「保内町に河口をもつ喜木川および宮内川の下流平野に深井戸を設けて地下水を取水する」という……
○山原委員 私も、ただいま井上先生が言われました問題につきまして非常に不満を持っております。こういう一片の項目メモをいただいただけでございますが、伊方原発の問題につきましても、前にも数回取り上げましたけれども、今度異議申し立てが出されまして、五月三十一日にそれに対する決定書が出ております。この決定書の中を貫くものは、最高の学者をもって構成しておるんだから心配はないんだという思想がもう至るところに出ているわけですね。住民はそういう要求はしていないと思うのです。もう少し科学的に判断をしてほしいということで、反対運動あるいは異議申し立てが行なわれているわけでございまして、その点についても、井上先生の……
○山原委員 伊方原子力発電所の問題につきまして、住民の不安解消請願の紹介議員の一人になっておりますので、この問題について少し質問をいたしたいと思います。 現在、原子力発電所についての住民の不安というものは、ただいまもお話がございましたけれども、たとえば科学技術の面からの不安もあります。それから環境問題もありますし、それから同時に、これもかなり多くの部分を占めておるのはいわゆる企業あるいは国や県という行政に対する不信感というようなもの、こういうものが混在をしながら住民の不安というのはつきまとい、そしてそれがちっとも明確に解明をされないという問題があるわけです。これに対してほんとに親切に、しかも……
○山原委員 昨日理事会におきまして、総理または官房長官の出席を要請されたと思います。それほど重要な問題として本日の委員会が開かれているわけですが、総理または官房長官がこの席に出席できなかった理由を説明をいただきたいです。
【次の発言】 副長官が出席をされているわけですが、たしか昨日の話では、何とかして、少なくとも官房長官には出ていただいたほうが事態がはっきりするのではないかということで、要請をされたと思うのです。ところが、この事態の重要性というものの認識が欠けているのではないかというふうに思うわけです。二十八日の総理の閣議における発言は一斉に新聞に報道されておりますし、これが現地の住民に与えて……
○山原委員 休憩なしでやっていますから、端的にお伺いします。
一つは、福島の今回の公聴会問題、もう一つは美浜の二号炉の事故の問題この二つに分けて主として質問をいたします。
今度の公聴会の公述人の賛成の立場で公述をされる方と、反対の立場で公述をされる方との人数はどうなっておりますか。
【次の発言】 公述人の選定にあたっての基準といいますか、これはどんなふうになっておりますか。
【次の発言】 この「原子炉の設置に係る公聴会の開催について」という要領を見ますと、「最近における原子力利用の進展に伴い、国民生活とのつながりが増大してきているが、一方で地元住民の間に種々の懸念が生じているので、その懸念……
○山原委員 たしか三年前であったと思いますが、原子力船「むつ」に関する法案の審議にあたりまして、これと関連してアメリカの原子力潜水艦の航行中の事故、あるいは放射能汚染というような問題が、ずいぶんこの委員会で論議をされまして、私も、たとえばチャーリー、あるいは土佐湾などの米潜水艦の演習の指定区域の問題を取り上げて、その際も放射能問題はどうなるのかというようなことを論議したことを記憶しているわけです。ところが、航行中の原子力潜水艦の問題、あるいは日本近海における演習については、どうも手も足も出ないというようなことも科学技術庁のほうから説明があったわけですね。 御承知のように、いまわが国の原子力船……
○山原委員 私の質問は二つです。一つは電力料金の値上げ申請に関する問題です。もう一つはダム建設の計画変更について、その二つでございますが、通産大臣途中で出られるそうですから、最初に電力料金の問題について伺います。 六月十九日、二十日と四国電力、そして関西電力相次いで電気料金の値上げを申請してまいっておりますが、その電力料金の値上げ率は、一般家庭用などの電灯が一二・五七%、産業用などの電力が二六・九六%、平均二一・五四%、これが八月十五日実施、九月徴収ということで申請が出されているわけでございますが、前にも一度大臣にお伺いしたことがあるのですけれども、申請が出た場合には慎重に取り扱いたいという……
○山原委員 文部省設置法の一部改正の問題ですが、これは大学局と学術国際局というふうに分けるということで、その趣旨の説明によりますと、文部省の一定の積極性というものも見えるわけです。ただ、現在問われておるのは何かと申しますと、この背景にある文部行政あるいは大学行政というその基礎の部分だと思います。しかもその中で、現在起こっております福岡歯科大学の問題、これに文部省がどういう態度をとるかということ、これはきわめていま国民が関心を持っておるところでございますから、そのことについて主としてお聞きをいたしたい、こう思っております。 福岡歯科大の問題につきましては、もうすでに経過を説明する必要はないと思……
○山原委員 時間もおそくなってまいりましたので、きわめて簡単に伺います。
私の質問は三つです。一つは汚染魚に関係する問題です。それからあとは産業廃棄物と屎尿の海上投棄について、この三つをお尋ねするわけです。
まず最初に伺いたいのは、去る六月二十二日の閣議の決定による二百五十億の緊急融資措置ですね。これは十九県に適用するということが出ているわけですが、十九県が今回汚染地域をかかえる該当県として指定をした形になっておるかどうか、これは初歩的な質問ですが、最初に伺っておきたいのです。
【次の発言】 この十九県のワクはさらに拡大をする可能性を持っているわけですか。決定というわけじゃないのですね。
○山原委員 主として文部大臣に伺いますが、文部大臣就任以来、いろいろのところでいろいろの大臣就任のあいさつをされておりますし、また予算委員会あるいは当委員会におきましても、御答弁をなさっているわけです。 これは新聞の評でございますけれども、文部大臣のことをタカ派中のタカ派だ、こういう評もありますし、また御答弁を聞いておりましても、たとえば先般のこの文教委員会における有島先生の質問に対しまする答弁の中でも、いままでの文部大臣が言われなかったことに対して言及をされ、たとえば戦前教育を肯定ずるかのような御発言もございましたし、そういう点について私どももいささか危惧の念を持っているわけです。そういう……
○山原委員 義務教育施設の国庫負担法の問題につきましてずっと審議が進められておりますが、この一月に過疎地域の全国大会がありまして、私も出席をしてごあいさつ申し上げたんです。そのときに全国の過疎地域の市町村長さんたちが集まっておりまして、地方財政の困難な状況というものをつぶさに聞かされたわけです。 それから毎年この国庫負担法は国会に上程されるわけですけれども、ことしくらい深刻な状態を迎えたことはないという感じを持っております。それは各委員の質問の中で大臣も十分おわかりのことと思うのです。だから、私どもはこの問題については、特にことしの場合は地方行政委員会あるいは大蔵委員会などを含めて連合審査も……
○山原委員 先ほど社会党の小林先生のほうから質問がありましたが、私もそれとほぼ性格の同じ質問になるかと思います。 今度の免許法によりまして資格認定試験をやるという理由の中に、一つは教員不足の問題、二つ目は大学の養成ではなじみにくい分野があるという問題、それから三番目には、教師になりたくとも免許状を取れない人に広く門戸をあけるという問題があると思うのです。この二番目と三番目につきましては私の党の栗田さんからも質問がありましたし、また他の委員の方からも質問がありましたので、私は教員不足の問題について質問をいたしたいと思います。 これは、大臣の法案趣旨説明の中にも、教育界に広く人材を求め、教員の……
○山原委員 本日、教職員のストライキについて文部大臣の声明が各新聞に出ておるんです。これは率直に聞きますけれども、この広告料幾らかかりましたか。
【次の発言】 国民の税金ですから、安いという声は私は受け取りかねる。六百五十万円、これは全紙合わせて六百五十万ですか。
【次の発言】 この中にある「いかなる場合においても争議行為を行なうことは、厳に禁止されているところである。」という表現は正しいですか、文部大臣。
【次の発言】 憲法にはどう書いてありますか。
【次の発言】 いかなる場合においても争議行為を行なうことは、厳に禁止されているという法律上の解釈は、あなたの解釈ですか。
○山原委員 今回提案をされております法案が四つあるわけです。養護教員の問題、小中学校の定数問題、高等学校の定数問題、それと教育委員会法の改正案、四つでありますが、私は、きょう主として義務教育における定数について質問をいたしたいと思います。 特に、今度のこの委員会におきましても、小中学校における定数問題はずいぶん問題になってまいりました。私のほうの栗田議員からも、かなりの時間をかけまして文部大臣に対する質疑が行なわれております。また、この定数問題は、現在学校教育に携わる者、教職員はもとより、父母にとりましてもきわめて重要な問題になっておりますし、これをまず解決をしてもらいたい、喫緊の問題として……
○山原委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、ただいま提出されました四党共同提案にかかる国立学校設置法等の一部を改正する法律案の分離動議に賛成をいたします。 本法案の中には、全く性質を異にする医大、医学部等の設置と、筑波大学設置とが同居させられています。私どもは、早くからそのことの不当性を指摘し、本法案が上程された本会議においても、質問の中で明確にしてまいりました。医大などの新設は、筑波大学設置に必要な条件となるものでもなく、全く二つは無関係なものであります。それをあえて一つの法案の中に込みにし、さらに頑迷に分離を拒否しているところに、この法案の持つ党略的特徴があります。 賛成……
○山原委員 どうも御苦労さんです。私は、先ほど木島先生のほうからお尋ねになりました例の副学長問題について伺いたいのです。
それは福田先生のほうに伺うわけですが、A氏という方の名前が出てまいっております。また新聞によりますと文部大臣のほうもA氏はりっぱな方であるということを言われておるというのが出ておりますが、その真偽のほどは、新聞だけしか見ておりませんから、これはあとでまたお伺いを文部大臣にしたいと思っておりますが、このA氏という方が出てきた経緯はどういうところにあるのですか。
【次の発言】 福田先生が落合教授に対して、A氏と協力をしてほしいということを言われたというのは、先ほどおっしゃった……
○山原委員 共産党の山原ですが、先生時間がおありだそうですから、一言だけお伺いします。
先ほど林委員の質問に対しまして、私の聞き間違いかもしれませんが、先生の東京工業大学におきましては、教育と研究の分離と申しますか、壁をはずしてと申しますか、そういう新しい試みをされておるというお話であったように思いますが、そういうことでよろしいでしょうか。
【次の発言】 私は教育と研究の分離といいますか、先生厳密には分離ではないというお話でございますので、その点についてのよしあしは別にしまして、一つの自主的な研究教育の運営の問題として新しい提起をされていると思いますし、またそのことは、現在の法のワク内におい……
○山原委員 大臣は、しばしばいろいろな発言をされまして、そのつど委員会でも問題になってまいりました。しかも、筑波大学の問題についての審議が、いままさに慎重に行なわれておるこのまっ最中に昨日の発言がありまして、本日新聞を見まして、実は私どもだけでなくて、かなりの多くの人たちが驚いておるわけです。しかも、その発言というのが、筑波大学についてけちをいうより勉強せよという、きわめて次元の低いそういう発言が国立大学学長会議において行なわれておる。この大臣の姿勢ですね。これに対して、また最近のあなたの発言、昨日の発言について、いささかも反省がないのかどうか、最初に伺っておきたいのです。
○山原委員 幾つかの点について、確認をしながら質問をしていきます。 一つは教授会、それから評議会、参与会、人事委員会、そして副学長、筑波大学の組織に関する問題です。 最初に、先ほどの小林委員の質問に対して、文部大臣からも、教授会は存在をするというお話が出されましたが、筑波大学における教授会と、現在各大学に存在をしておる教授会との違い、これは全く同じものであるか、あるいは相違があるのか、この点について具体的に伺っておきたいのです。 これは各大学におきまして非常に危惧の念を持っておる一つの原因になっておりますから、この点は明らかにしておきたいと思いますので御答弁をお願いします。
○山原委員 ただいま木島先生のほうから、きわめて大事な問題が提起をされているわけです。この人事の問題がいかに大事かということは、この前の参考人の方、筑波大学に賛成しておる方までそのことに触れられおります。ところがこういう、うわさとはいえ相当信憑性を持ったものが出てきて、すでに筑波大学の最高幹部の人事が、そういう状態で暗躍あるいはいろいろなうわさが飛ぶということは、まさに筑波大学の前途に暗い影を投げかけているということを私ははっきり申したいのです。この間私は、落合教授に対しまして、新聞に出ておることを全部はお聞きしませんでしたけれども、福田理学部長から、キッシンジャーということばが電話の中で出ま……
○山原委員 ちょっと質問の順序がごたごたしましたので待っていただいたわけですが、社会保障制度審議会の四十八年二月十九日の答申の内容につきまして三点ばかりわからないところがございますので、事務局長さんにおいでいただいたのです。 表題とそして私のわからない点をちょっと申し上げます。これは「社会保障制度審議会答申」ですが、「昭和四十四年度以降における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部改正について」の答申でございます。 その中で、「共済年金は国民皆年金時代にふさわしく被用者年金の中核である厚生年金を基盤としたうえ、これに企業年金的性格を加味することとし、恩給法によって制……
○山原委員 いわゆる人材確保法案と呼ばれる法案についての質問をいたします。 最初に文部広報で出ております「義務教育諸学校人材確保法案の理解のために」というのがございますが、これは文部省が出されておるものでございますけれども、この中にある「教員等待遇改善研究調査会」、先ほどからも文部大臣もしばしば調査会と言われておるのですが、これはたしか昨年の八月につくられておるわけですが、最初にこの調査会の構成、またその仕事の内容、それから最終報告というのが出ておるのか、あるいは出ていないとすればいつごろ出るのか、その辺の事情がちょっとわかりかねますので、最初にそのことについて伺っておきたいのです。
○山原委員 文部大臣は、今回出ました和歌山地方裁判所の判決につきまして、判決文をお読みになっておりますか。
【次の発言】 要旨につきましては私どもも新聞で見ておるわけですが、判決文そのものはまだ私とも入手いたしておりません。しかも、御承知のように四・二五最高裁判決が出ましてそのあとでこの和歌山地裁の判決が出されたということになりますと、これは双方の判決文を読みまして、そしてそれに対する正当な論議あるいは判断というものがなされるのが当然だと思います。本日文部大臣は朝の閣議におきましてこういう発言をしておるということをお聞きします。私が読み上げますから、これが事実かどうか明確にしていただきたいので……
○山原委員 きょうは文部大臣だけに質問をしぼりましたので、一時間三十分、つき合っていただかなければなりませんが、教育の問題、特に大学の問題を中心にして伺いたいのです。 先般の衆議院の本会議における田中総理の施政方針の演説の中にも、大学は学ぶところである、しかし、今日なお学園の紛争が絶えないのは遺憾であるという表明がなされています。また今日の大学問題について、全国の父母も非常に憂慮いたしておるわけですね。この問題を中心にして伺っていきたいのです。 その大学問題に入る前に文部大臣の考え方について伺っておきます。それは昨年大臣が文部大臣に就任をされたときに、十二月二十七日のサンケイ新聞に、「新大……
○山原委員 ただいまの森山長官の発言を聞きながら、私はますますわからないのですよ。原子力産業会議が中立性、公共性というものを明らかにしたことは、その程度はどの程度のものかわかりませんけれども、今日分析化学研をはじめとして、原子力の問題に対する国民の不安、疑惑、たくさんあるわけですね。その中で中立性をともかく標榜しておるということは、科学技術庁長官として、ほめこそすれ、これが偏向だとかあるいはその真意がわからないとかいうような発言は、まさに今日の国民の要求に対する反国民的な考え方ですよ。私はそのことをはっきり指摘しておきたいのです。実は私は昨年の九月二十日に分析化学研の問題を取り上げて、そしてこ……
○山原委員 ただいまの答弁を聞いておりますと、実にのんびりしたものだと思うのですよ。いいですか、昨年の四月に、私は東大病院のアイソトープの取り扱いについて、この席で、たしか西田長官であったと思いますが、取り上げまして、そのずさんさということで、長官がここで、そういうことは絶対に起こらないように努力をします、こう言ったのですよ。そうして、今度はまた事件が起こると、いろいろいま答弁されておりますけれども、科学技術庁というのはずいぶんのんびりしたものだなあと、私は思っているのですが、昭和三十二年にできた法令について、これを適確に順守しなさいという通達を出したのはいつですか。何か、かばんに入れて持ち回……
○山原委員 今回の東京大学の地震研究所並びに応用微生物研究所、これに対する文部省のとった措置、との件について質問をいたしたいと思っています。
それで、きょうは大臣もいらっしゃいませんし、政務次官もすぐ出かけられるということでございますから、政務次官に、一番最後にお聞きしたかったんですけれども、科学技術庁の立場から、今回の措置について、どういう見解を持っておられるか、わが国の地震研究並びに微生物研究がどういう影響を受けるのか、この点について、最初に伺っておきたいのです。
【次の発言】 今回の文部省のとった措置について、いま政務次官が言われましたように、わが国の中枢機関としての役割りということで……
○山原委員 最初に、学校の標準定数ですか、一学級当たりの編制の標準四十五名という問題についてお聞きをしたいのです。 これは先日、四月の二十六日に文教委員会で質問が出されまして、それに対する岩間局長の答弁が出ておりますが、これはちょっと確かめたいのですけれども、岩間さんの答弁は、なかなかそれはできない、四十五名を四十人にするという要求に対して、第二次ベビーブームもあり、九県に人口の九七%が集中しているという人口動態の条件下では、ベビーブームの終わるであろう十年後の昭和五十九年まではできない、こういう答弁をされておるそうですが、これは確かですか。
○山原委員 航空騒音について伺います。最初運輸省のほうへ聞きますので、長官、私は最後にお尋ねしたいと思いますから、よくお聞きいただきたいと思うのです。 航空騒音というものがいま深刻な事態を迎えておることは、これはもう明らかです。特に高血圧あるいは胃腸障害、さらには鼻血が出るというような状態が大阪空港周辺では出ておるわけです。ある住民の方のことばに、えらい人のむずかしい理屈は要りません、私たちは一人残らず耳という最高の測定器を持っていますということばが新聞に報道されています。私は、ほんとうにこれは深刻な、しかも怒りに満ちたことばだと思うのです。 それで、いままでの騒音測定について、運輸省の資……
○山原委員 きょうは、四国電力関係の問題についてお尋ねをしたいと思っております。
最初に、通産省のほうへ伺いたいのですが、四国電力の今回の値上げ申請に対する認可ですが、御承知のように、昨年の九月に値上げをいたしておるわけです。引き続いて今回の値上げということになっておりますが、この認可の経過と、そして大体これを合わせてパーセントとしてどれだけの値上げになるか、その点を伺っておきます。
【次の発言】 四国電力の経営悪化の現状をちょっと説明してもらいたいのです。四国電力が他の九電力と比較しまして経営が悪化したというのは、どういうところからきているのですか。
○山原委員 私は、施設園芸と遠洋漁業の問題の二つにしぼって質問をいたします。 最初に、この事態の緊急性といいますか、逼迫した情勢の認識というもの、このことについてお互いに共同の立場に立ちたいと思うのですが、十二月十日に、高知県で、十二の農業改良普及所の所長を集めまして、この施設園芸の問題についての県の指導がなされております。そのときに、各所長が立ち上がってどういうことを言ったかといいますと、現在の農民の危機感というものは、危機感を通り越して悲壮感になっておると、こういうふうに次々と表明をいたしております。さらに、行政に対する不信感が非常に強くなっておるという、きわめてショッキングな発言が次々……
○山原委員 いまたいへん大事な今日の緊急問題について小林先生から質問をされておったわけですが、二、三伺いたいのです。 一つは、先ほど通産省のほうから物資の問題については、たとえばノート、クレヨン、その他値下がりをするということが言われておりますけれども、実際私は三日前に調査をいたしております。ところが現実は下がっていないのですね。たとえばいまクレパスの問題、現在現実に三百五十円です。去年は二百五十円ですね。こういう状態にあるわけです。これはもう例をあげれば切りがありません。たとえばハーモニカにしましても、一年生の使う鉛筆の2B、これは十円から三十円になっています。それから上ばきが三百円から六……
○山原委員 私は、最近、二つの障害児教育施設を見せてもらいました。一つは久里浜国立養護学校です。ここで感じたことは、皆さんたいへん努力をされているのですが、一つは、医療関係がうまくいっていないようですね。いわゆる町医者に校医として来てもらうという状態、これではたしてほんとうに子供たちの身体状況その他あるいはからだをなおすというようなことができるのかという疑問を持ちました。それからもう一つは、戸外に子供を出さないという方針のように承ったのです。芝生ができたら出すというのですけれども、現在どこの施設でも、子供たちを日光のところに出すために、芝生ができなくとも、たとえばアンペラを敷くとか、むしろを敷……
○山原委員 この間、文部大臣の発言について、文部大臣も資料を出す、こう言って、出てまいりました。その間約三週間かかっております。私は、この問題については各党ともいろいろの御意見があると思います。だから中身には触れませんが、資料について正確を期す意味で、どういうものから出てきておるのかという点について少し伺いたいのです。 一つは、私の要求しましたのは、文部大臣が、日教組が社会主義革命に参加する団体だとみずから規定しているということを深谷議員に対する答弁の中で明確にされておりますから、私は普通の国語の立場から見るならば、日教組がみずから規定しておるものが規約あるいは綱領というものにあるものだろう……
○山原委員 先ほど栗田さんの質問の中で出た今度省令できめるという参与の問題ですが、質疑応答を聞いておりまして、だんだんわからなくなってくるわけですね。たとえば地域社会の意見を聞くためにというのは、それはどこかに書いてあるんですか。
【次の発言】 先ほど法制局のほうもあまり例がないというお話でございまして、これは初めて――完全な初めてではないかもしれませんが、省令で非常勤の職をきめるということは、これはまさに新しいことをやろうとしておると思うのです。それで、くどくど言いませんが、この国立学校設置法の採決の時期までにその中身を、大体どれだけの原案を持っておるかということ、これはこの法案の審議にあた……
○山原委員 国立大学設置法の問題について私は幾つかの質問があるのです。それから参与の問題につきましても幾つかありますけれども、先ほどから質問と答弁を聞いておりまして、やはりこれは文部大臣もおられたほうがいいんじゃないかという感じもいたしました。そういう点でごく簡単に二、三お聞きしておきます。
一つは法制局のほうですね。このような参与の性格、これは法制局はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 そこのところもまたちょっと文部省の見解と違うのですね。文部省の話では、先ほど木田局長が必ずしも管理機構ではないという御発言でございました。そうすると、場合によっては管理機構であるということもそ……
○山原委員 警察庁にまず伺いますが、今度捜査をしたのは八百七十カ所、十二県、これが間違いないかということが一つ。二つ目は、この捜査にあたって何名の警察官を動員して捜査を行なったか、この人数を明らかにしてほしい。
【次の発言】 八百七十カ所、十二県というのは、あらかじめあなた方は予定をしておったわけですか。
【次の発言】 文部大臣に伺いますが、八百七十カ所、しかも六千八百六十名という警官を動員して行なわれた今回の教員組合に対する刑事弾圧、これに対して文部大臣としてどういう見解を持っておられるか、伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今回の警察の行動について、あたりまえだとお思いですか。教育を……
○山原委員 最初に、私学共済のことについてお尋ねいたします。
この私学共済の問題につきましては、いままで毎年審議をされ、そのたびに附帯決議がついているわけですね。附帯決議についての大臣の所信の表明、また法案提出にあたっての提案理由の説明等があるわけですが、いままで私学共済についての附帯決議が何回行なわれているか、大体内容はどういうものであるか、それをちょっと伺っておきたいのです。
【次の発言】 きょうもおそらくまた附帯決議という問題があとで出るのではないかと思うのですが、毎年これは繰り返しながら、百分の二十の問題にしましても何となく解決されない。いま御説明のように努力もされておるとは思います……
○山原委員 ちょっと大臣に資料をお渡ししたいものですから……。 最近、田中総理の発言の中に「知恵太り、徳やせ」というのがございまして、その点について質問をいたしたいと思います。 知恵太り、徳やせということば、したがって徳の教育をしなければならないということは、二月の段階でも、たしか文部大臣のほうに対してそういう要請があったように聞きますし、最近の発言にはずっと出ておりますが、徳やせのほうについてはあとで質問をいたしますけれども、知恵太りということ、はたしてそうなのか、現在の日本の教育の実態がそういうふうな判断でいいのかという疑問を私は持っておりますので、教育担当の大臣としての奥野文部大臣が……
○山原委員 いま報告のありました協定と閣僚懇談会の決定について質問をいたします。
協定の中に、六カ月以内を目途に新定係港を決定する、こうなっておりますが、この六カ月というのはどういう根拠ですか。
【次の発言】 この新定係港を六カ月以内に設定するというわけですね。大体そういう予測が立っているわけですか。閣僚懇談会においてはそういう話は出なかったのでしょうか。
【次の発言】 科学技術庁はこういう問題については、それでは全くつんぼさじきという状態ですか。
【次の発言】 このような六カ月と期限を切って、以内に新定係港をきめる、こういうわけですからね。それについて疑問があれば、科学技術庁としては閣僚懇……
○山原委員 長官の答弁を聞いておりましてわかったことは、遺憾である、勉強になったということだけですね。全く反省もなければ、責任をとるという御発言もないわけです。安全性に疑問を持つのは科学に対する挑戦だと言って出港命令を出したのはあなたですよ。そして出港命令を出して、事故が起こって、始末をつけたのはあなたではなかったでしょう。しかもこの間、乗り組み員の問題あるいは国費の浪費、内外における日本の原子力行政に対する不信、こういうものを一ぱい生み出したわけですね。それに対して、国務大臣として、政治家として全く責任を感じないのですか。簡単に答弁してください。
○山原委員 台風常襲地帯の一例として、高知県を襲った台風十六号の問題について質問いたします。 九月一日に高知県のどまん中の中土佐町に十六号が上陸したのが十八時二十二分です。満潮時がこの日十八時十分、ちょうど十二分間だけの差しかないわけですね。こういう状態の中で大きな被害が起こりました。一つは高潮の問題があります。さらに防潮堤内に入りました内水の排除の問題があります。しかもポンプは停電のために稼働しない、しかもポンプは停電のために稼働しない、しかもやみ夜である、こういう状態の中で被害地の住民は恐怖のどん底に追い込まれました。 私が行きましたところでは、ある身体障害者の家ですが、ここ五年間に三……
○山原委員 最初に、この新設医科大学に参与を省令で置くという問題についてはいろいろ論議がなされまして、委員長も御承知のように、理事会においてもずいぶん論議がなされてきた経過があります。これは議事録に載っておりませんので、最初に一番関係をしてきた藤波政務次官のほうから、この参与についての文部省の把握しておる経過を簡明に御報告いただきたいのです。
【次の発言】 途中において文部省からの釈明もありましたから、これを再びここで追及するつもりはありませんが、ああいう前国会の幕切れにおける委員会の意向があって、その途中で突然文部省が出したということについて私どもは、おそらく野党各党とも非常に反撃をしまして……
○山原委員 大臣の所信表明演説がありまして、これに対する質疑が当然行なわれるべきところだと思います。 また、各党ともいろいろな文教行政上の諸問題をかかえておると思いますが、ただいま理事会におきまして、緊急性のある問題のみを質問をするということで、私が質問をすることになったわけです。 私の質問の内容は、去る二十二日に兵庫県養父郡八鹿高等学校で起こりました事件につきましての質問であります。これまで私どもは文部省に対しまして、去る十一月十三日に、この地方、兵庫県南但馬郡一帯における教育上のきわめて不正常な状態について要請もし、また一定の回答もいただいているわけですが、この問題はそれに引き続きまして……
○山原委員 覚えておられるかもしれませんが、本年の五月十五日に、私は使用済み核燃料の再処理工場の問題等について質問をいたしました。そのときに幾つか政府側として約束をしていただいたことがあるのですが、その一つ二つをちょっと伺いたいと思います。
一つは、「周辺環境に関する監視の結果を公正に評価するための権威ある中央機関があらかじめ整備されなければならないと考える。」ということについて、これは放射線審議会答申に示されているわけですが、この権威ある中央機関、これはできましたでしょうか。
【次の発言】 あのときのお話では、まあ鋭意話を進めるということでしたが、きょうできたわけですか。きょう設置されたわ……
○山原委員 今度の被害につきまして質問をいたしますが、大体どの範囲までこの被害が拡大、拡散をするかという予想を最初に伺いたいのです。これは水産庁でもいいですし、海上保安庁でもいいですが、最初に伺っておきたいのです。
【次の発言】 大体、あの紀伊水道の海流調査などは知っておらにゃあいかぬですよ。阿南市の橘湾へ原油基地をつくるということで大騒ぎになったのはごく最近のことですね。あの海流がどういうふうに流れていくかということは、これはもう当然知っておかなければならぬことなんですね。いま西のほうは坂出の王越のところへ行っているわけです。王越のところでは重油の層がすでに二十センチですよ。こういう状態です……
○山原委員 原子力船「むつ」の問題につきまして、最初に大変初歩的な質問を申し上げたいと思います。 「むつ」の新母港の決定をめぐる問題について、四十九年十月十四日の協定書、これはもうすでに論議されましたが、協定書のIの2に、原子力船「むつ」の定係港については、「入港後の取扱いに関しては、入港後六ケ月以内に新定係港を決定するとともに、入港後二年六ケ月以内に定係港の撤去を完了することを目途として、昭和四十九年十一月一日からその撤去の作業を開始する。」と、こうなっておりますが、先日、二十日ですか、この委員会が開かれまして、各委員から政府に対する質問が行われまして、その同日に政府・自民党筋から、その新……
○山原委員 「むつ」の問題に問題をしぼって質問いたします。
昨年十月十四日、鈴木善幸氏が政府を代表して行かれて地元と結んだ協定は、現在守られているのか。特に、一項の二の半年以内に新母港を決定するという問題、これはどうなっているのですか。
【次の発言】 いや、そんなことを聞いてない。一項の二はどうなったのかと聞いている。
【次の発言】 一項二は、要するに守られなかったわけですね。大臣、どうですか。
【次の発言】 半年以内に新母港を決定するということで、三月二十六日、この委員会で私はあなたに何遍も問うたのですよ。四月十四日で半年ですね。それが目の前に迫っているのにできるのかと言ったら、あなたはど……
○山原委員 伊方原発の二号機につきまして、簡単に質問いたします。
設置許可申請が出ましたが、これについての安全審査等は今後どういうふうになるのか、計画を御説明いただきたいのです。
【次の発言】 二号機の場合、安全審査というのは大体どれくらいの期間を予定しているわけですか。
【次の発言】 この伊方の場合はいろいろいままで経過がありまして、前にも私、取り上げましたが、一号機の許可申請が四十七年の五月八日に出されて、四十七年の十一月十七日に審査の最終報告が出されているわけです。これはこの間六ヵ月ですね。そうしてすぐ四日後に原子力委員会の答申がなされて、一週間後に総理大臣の許可がおりた。そこで私は、……
○山原委員 参考人の皆さん御苦労さんです。いまの契約の問題について聞きたいんです。
先ほど石原参考人は、四十八年の八月二十五日に引き渡し完了したというお話がありましたが、いまの御説明によりますと、この八月二十五日の完了のときに、事業団と三菱原子力工業との契約はこれで完了、ここで関係が断ち切れたのですか。事業団の方へ伺っておきたいんです。
【次の発言】 一般に船舶にしてもどんな工事にしても、たとえば性能保証というものがあるんですが、この契約の中には性能保証はなかったのですか。
【次の発言】 けさほどから参考人も言っておられるように、未知の世界に取り組むという問題ですね、その中で当然故障とか事故……
○山原委員 最初に、いま御質問のありました佐世保の問題ですが、この前私が長官にお尋ねしましたときには、第一候補地といいますか、そういうことをお話しになって、それをわれわれとしては今後も追求をしていく、何とかそういうふうにしていきたい、こういうお話があって、それが長官の定見かと思っておりますと、そうでもなくて、今度佐世保の市長がそういう発言をされると、大変ありがたいことだというお話です。 そうしますと、科学技術庁としては、そういう母港の問題あるいは修理港の問題などについて、格別の定見があるわけでなく、どこかここへつくってもらいたいという要望があれば、それに基づいて移動していく、こういうことなん……
○山原委員 一つは、四国電力の副社長の江坂秀夫氏が七月十八日に東京大手町の経団連会館で記者会見をいたしまして、伊方原発に続く第二の原子力発電所を四国太平洋岸に予定しているが、その際は他の電力会社と共同して建設したいと述べておりますが、この事実を御承知ですか。
【次の発言】 これよりさき七月六日に電力業界が会議を持ちまして、原発の共同開発を中心とした広域運営の拡大、強化策を話し合ったと言われておりますが、この事実は御承知ですか。
【次の発言】 電力について、火力、水力、また原子力含めまして幾つかの電力会社が共同してやったという経験はありますか。
○山原委員 最初に、国土庁の方へ台風常襲地帯対策審議会の問題です。 御承知のように、台風常襲地帯における災害の防除に関する特別措置法、昭和三十三年四月二十二日、法律ができまして、台風常襲地帯対策審議会が構成されています。ところが私もその審議委員で、二年前に任命をされたのが二月の五日であります。これは内閣総理大臣から任命をされておりますが、二月の五日が経過をして、いま三月の二十七日です。いまだにこの新しい審議委員の任命もなされておりませんが、しかもこの十数年間一度もこの審議会が開かれていないという状態。それだけでなくて、関係都道府県知事あるいは議長、これはそれぞれ二名、さらに学識経験者三名、こ……
○山原委員 台風五号、特に高知県における被害の問題について質問をいたしたいと思います。 私は、昨日夕刻まで被害地を回っておりまして、昨夜遅く上京したわけですが、まだ県庁の方でも十分被害地の写真などもないものですから、昨夜地元の夕刊に出ておりましたものを委員長に差し上げたわけですが、ごらんになっていただきたいと思います。 それからまた、衆議院議長に対しまして、当委員会の調査団を派遣していただくようにお願いをしましたが、お聞きしますと、本委員会におきまして調査団を派遣されるということを御決定されたようで、その点大変感謝を申し上げる次第でございます。 さて、この台風五号ですね、私は高知県の被害……
○山原委員 大変おそくなっておりますから、簡明に質問をいたします。 文部省設置法の一部改正に係る少年自然の家の問題です。ちょうどその第一号が、私の出身の県である高知県の室戸市にできるということもありまして、このことについて質問をいたすわけです。 ちょうど私、きょうこの質問に来る途中で、時事通信社の出しておる「世界週報」を見たのですが、これに国の政治の形態は違いますし、また教育に対する考え方は違いましても、ソ連における例の子供たちが夏休みをどういうふうに過ごすかというのが、時事通信の特派員の方だと思うんですが、磯田さんという特派員が自分の子供さんの経験で書いているんですね。昨年の恐らく夏休み……
○山原委員 赤潮の問題について質問します。 私は、五月三十一日にたまたま飛行機で瀬戸内海の上空を通りました。私も三年前の幡磨灘の赤潮の調査をいたしまして、船で現地へ行きましたときには赤黒い赤潮を見たのですが、今度飛行機で見ますと、何とも言えない鮮烈な赤さですね。私は、山はだがはがれて赤土が出ているのだろうかと思ったのですが、それにしては余りにも広大な面積がそういう状態ですから、よく見ると、それが瀬戸内海の播磨灘を中心とする一帯でありました。ちょうど陶器の朱を流したようなものなんですね。さらには染め物の朱を流したような、化学製品の朱を流したようなかっこうになっているわけです。死に瀕したこの瀬戸……
○山原委員 台風五号による高知県の災害につきまして、各省調査もされ、また九月の四日、五日と二日間、衆議院の災害調査団が派遣をされまして、精力的な調査をしていただいたわけであります。その調査団の行かなかった場所の一例を申し上げてみますと、土佐郡鏡村梅ノ木に私が参りましたときに、土砂に埋まった家屋の中から八十三歳の川崎百合恵さんというおばあさんが出てまいりました。山から山へ逃げて命は助かったが、この年まで耕してきた田も畑もなくなったと言って泣き伏しました。いま涙もかれ、花然としておるというのが災害を受けた高知県の農民の今日の姿でございます。 その被害総額、本日の発表によりましても、四百三十九億、……
○山原委員 国立学校設置法についての質問に入ります前に、一言だけ伺っておきたいことがあります。 文部省の方へもお伝えしてありますが、ちょうどいま高等学校の入学試験が行われ、合否の発表がなされているわけですけれども、これは兵庫県立高等学校の入試に当たりまして、尼崎北高等学校それから西高等学校における合否判定がよくないということで、それをやり直しを迫るという問題が起こっております。私はこれは教育上の立場からお聞きしたいと思うのですが、この事件は昨日まで続いておりますが、文部省としてお調べになっておるか、あるいは存じておるか、最初に伺っておきたいのです。
○山原委員 最初に、文化功労者年金法につきまして、今度の法律改正がどういう意図で行われるのか、まだはっきりしないのです。というのは、この前の国会でも問題になりまして、この前のときには法案を改正をせずに金額を決定したわけですね。ところがまた今度出てきたわけです。余り目くじらを立てるほどの法律でもないという気持ちもありまして、そう大きな問題にはなっていないけれども、しかし、この金額も、これは単に生活資金でもありませんし、そういう意味ではこの金額の中に文化政策というものが含まれる可能性を持っているわけです。そうしますと、やはり法律として国会で審議をするというのがたてまえであって、政令で決めるというこ……
○山原委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、文化功労者年金法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨を御説明いたします。 案文は、すでに委員各位のお手元に配付されておりますので、その朗読は省略させていただきます。 修正の趣旨は、原案において文化功労者年金の額を政令で定めることとしているのを、議会制民主主義を守り、国権の最高機関である国会の審議を重視する立場から、現行のとおり法律で定めることとし、年金額を、経済的諸事情の推移を勘案して、二百万円から二百四十万円に引き上げることとするものであります。 なお、以上の修正とあわせて、本法を公布の日から施行し、昭和五十年四月一日から適用する……
○山原委員 いま木島先生からもお話しになりましたように、この人確法は本委員会においてもずいぶん大きな論議を呼びました。そして参議院におきまして、この法案を通すに当たって附帯決議がつけられております。したがってこの附帯決議というのは、法律にしばしば附帯決議はつけられますけれども、この附帯決議によって各党が賛成をしたというそういういきさつがあるわけです。この附帯決議は非常に重要な意味を持っているわけです。それが果たして今回の勧告によって守られておるかどうか、これはわれわれにとって非常に大きな関心のあるところです。その意味で、私は主として文部省、それから自治省、それから人事院に対する質問を行いたいと……
○山原委員 一言だけ質問します。 栗田さんが残された問題です。それは附帯決議の問題ですね。長期給付の国の補助率百分の二十というのは、これは毎年私ども私学共済を審議するにあたって年中行事のような形で附帯決議がつけられているわけです。ところが先ほど大蔵省の説明を聞きますと、現行の年金体制ではそれはできない、とこういう言い方ですね。そうするとわれわれは何となく、きようもまさに採決が、高橋先生の質問のあとで行われようとしておる段階でまた附帯決議をつけようとしておる、迂遠なことを私たちはやっておるのかという疑問が生じてくるわけですね。そこで理事長にお伺いしたいのですが、この大蔵省の見解、大蔵省が言って……
○山原委員 学校教育法の改正案、いわゆる大学院大学の問題について幾つかの点を質問いたします。 最初に、この提案理由の説明が行われたわけですが、文部大臣はこの中で「科学技術の著しい発展と社会の複雑・高度化を背景として、近年高等教育の拡充、学術研究の高度化等の要請が高まっておりますが、このような状況のもとで、すぐれた教育・研究者の養成と高度の専門性を備えた職業人の養成とを図るため、大学院の整備充実が重要な課題となっているところであります。」こういうふうに述べております。いわゆる科学技術の著しい発展と、そしてこれにすぐれた教育研究者の養成、学術研究の高度化の要請、こういうものに対してこたえる立場か……
○山原委員 最初に、緊急な事態もありますので、質問いたしたいのですが、先ほどのニュースを聞きますと、きょう八時に、大阪市立大学の教養学部の門前におきまして、いわゆる革マル派六十名、中核派七十名による乱闘が行われて、そのうち六名が病院に収容され、二名が死亡するという、そういうニュースを聞きまして、私も大学における暴力の問題についてしばしば取り上げてまいりましたので……。 このニュースをお聞きになっておりますか。それからその後の事態がどういうふうになっておりますか。きょうは警察庁の公安第三課長にも出ていただいておりますので、まず、その事実を御存じでしたら報告をしていただきたいと思います。 さら……
○山原委員 一昨日の質問に引き続いて、学校教育法の一部改正についての質問をいたしますが、最初に、この間の質問で、教員養成大学の問題について、私が、この法律とは関係ないということで、ではどこが新構想と名づけられる部分か、こう聞きますと、たしか、一つは教育のやり方ですかね、学部の中身を変えるということと、もう一つは管理運営等についてというお話がありましたね。 それで、もう一つ伺っておきたいのですが、そうしますと、いま教員の免許法に基づく教育の中身があるわけですね。免許法の施行規則にずいぶん細かく書かれているわけですが、これはどうなるのですか。現在の教員養成大学と、今度予想されておる教員養成大学で……
○山原委員 関連して一言だけ、三人の先生に伺いたいのです。 それは、いまの大学制度が硬直あるいは狭量という言葉も出てまいりました。問題があることは事実です。それに対して、もっと柔軟、あるいは道を開くという言葉も出てまいりました。そういう要請や希望のあることは事実だと思います。そのことはわかるのですけれども同時に、では道を開く、あるいは開かれた大学という論法のもとに筑波大学も生まれた経過もあるわけです。そういう点から考えますと、要請や希望とまた違った形態が将来予想されるということも私たちは十分審議をしておく必要があると思うのです。たとえば、今度予想されるものとして、技術科学大学院が予想されるわ……
○山原委員 時間の問題とそれから合意の問題との関係も出てきたと思うのです。だから私は最初にちょっと理屈を言わせてもらいますと、先ほどから提案者の塩崎、藤波両先生の御発言を聞きながら、一つは何となく予算の重圧といいますか、大蔵省の重圧といいますか、そういうものを感じているわけです。それは苦労なさったこともわかるわけですが、しかし問題はここで論議する場合に、そのことより先に、やはり私学の今日の危機的な現状というもの、これがまず論議されていいのじゃないかと思っているのです。たとえば私学をどう見るか、教育の機会均等とか、あるいは国民の教育を受ける権利とかいう問題もありましょうし、さらには今日の私学の一……
○山原委員 電報のような質問をしますから、電文のような返事をしていただきたいと思うのです、時間がありませんから。
高等学校の新増設というのは、これはもう大変重大な問題になっています。過去二年、文部省は予算を要求をいたしましたが、来年度は要求する決意ですか。それだけ聞きたいのです。
【次の発言】 これはぜひ実現をしてもらいたいと思います。起債の点などもありますけれども、一番これは要求されておる問題ですから文部大臣にぜひとも、検討中ではありましょうが、実現するように、これは各党とも恐らく一致して応援をすることができると思いますので、ちょっと大臣の決意を伺わせてください。
○山原委員 今回の天災融資法の改正は、一定の前進だと思っております。
ところで、二つの面から質問いたしたいのですが、この法律がこの国会で衆参両院を通じて通過した場合に、大体この発動の準備はできているのかどうかという問題です。国会の流れにもよると思いますけれども、国会を通過した場合には直ちにこれが発動されて現実に融資が受けられるのかどうかという問題ですが、その点の準備はできておるのですか。
【次の発言】 もう一点は、この激甚法の基準の問題でございます。これはたとえば台風五号の場合に、高知県の例をとりますと、激甚災の指定を受けているところは、たとえば土佐市とか伊野町とか九つの市町村があるわけです……
○山原委員 最初に、この前のこの委員会におきまして質問を申し上げたわけですが、それの答弁との関係で何点か質問をいたしたいと思います。少しダブる面があるかもしれませんが、御容赦いただきたいと思います。 最初に、中小業者への融資の問題につきまして、この間、高知市の場合の台風五号、六号による被害の融資制度の問題についてお伺いしました。織田中小企業庁計画部長の方からの最終的な答弁はこういうことであったわけです。「現在の基準に従いまして適用することは無理でございますので、基準の見直しということをこれからいろいろ検討したい」こういうお話でございましたが、この点について基準の見直しというのは一体どういうこ……
○山原委員 この問題はいわば教育の本質にも関する問題ですから、言葉のあやとか修辞によって解決すべき問題ではありません。したがって、かなり精密な討論をしなければなりませんし、同時に学校教育の実態に即した討論が徹底的になされる必要があると思います。その点、委員長、冒頭に私もあるいは参考人――特にこの問題については現場で現実に子供を教えている先生方の意向というものも反映をしなければならぬと思います。参考人の招致の問題、さらにはただいま木島さんから出されました小委員会の問題、これなども当然理事会において審議をしていくというそういう慎重な態度をまず私たちがとる必要があると思います。その点で、ただいま理事……
○山原委員 最初に、この学校教育法の改正に当たって修正案が出されておるわけです。「学校教育法の一部を改正する法律案に対する修正案」「学校教育法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。」というのが昨日出てまいりまして、これの中身を見てみますと、単なるミスとは言えないかなり重要な中身を持っておりまして、大学の技術職員の規定がないというこういう状態が一年半、例の教頭法が通りましてからこの委員会で審議をされて以来放置されておったという大変重要な問題が起こっているわけです。この経過について最初に簡明に御報告をいただきたい。
【次の発言】 一般的に言って、修正案を出す場合には、その付近の関連した……
○山原委員 愛媛県の伊方原発と、今回高知県の吉野川上流にできようとしております本川揚水発電所計画とは、関係がありますかどうか、通産省の方に伺いたいのであります。
【次の発言】 揚水発電所と原子力発電所がばらばらに計画をされて、それがいつの間にかつながっておるという例として、いま申し上げました伊方原発と、そして吉野川上流にできますところの、上池を稲村ダム、下池を大橋ダムとするこの揚水発電との関係は、四国電力側は関係を持っておりますと言っておりますが、通産省としては、それを確認しておられますか。
【次の発言】 この上池の貯水量を今回突然二百万トン上乗せをいたしました。そして二百万トン上乗せをしない……
○山原委員 短い時間ですから、主として核燃料の海上輸送の問題について質問をいたします。
昭和五十年の「放射性物質の輸送に関する技術的基準について」が出されまして、これに基づいて、本年三月をめどに関係法令の改正、整備をやると言っておりましたが、現在どうなっておりますか。
【次の発言】 近くというのはいつですか。
【次の発言】 海上輸送の問題については、去る予算委員会でわが党の不破哲三議員がかなり詳しく問題を指摘しておるわけでございます。それでいま質問をしているわけですが、近くということ、なるべく早くと言いますが、それでは、愛媛県の伊方原発につきましてこの三月三十一日に安全協定が結ばれているわけ……
○山原委員 核燃料の輸送の問題について質問します。
特に、愛媛県伊方原発の核燃料輸送問題ですが、五月の上旬に三菱原子燃料東海製作所が、ウラン燃料の輸送問題について、山口県の港湾課に徳山港の使用についての打診をいたしておりますが、現在この問題はどういうふうになっておるか、最初に簡単に経過を伺いたいのです。
【次の発言】 山口県の方にはそういう状態だと聞きますが、愛媛県の方に対してはどういう状態でしょうか。
【次の発言】 そうすると、現在は愛媛県の方には何もしていないという状態ですか。
【次の発言】 徳山から愛媛県の伊方に搬入をするということですから、当然その計画、これは愛媛県へも山口県と同じよ……
○山原委員 昨年八月の台風五号、六号に関係をしておる問題について質問をします。 昨年の八月以来かなりの日数がたっておりますが、また目の前に雨期を迎えまして、炎害を受けました市町村、特に今度の場合は過疎地帯、財政のきわめて貧弱な地域が大きな被害を受けているわけですが、その炎害復旧工事も余り効果的に前進をしていない。いろいろ努力はされておりますが、そういう中でまた少し雨が降れば復旧工事がもとへ戻るというような一進一退というような状態もありまして、各市町村の自治体関係者におきましても、六月、七月を目の前にしまして、雨が来ないように心の中で祈っておるというようなことが聞かれるほど、皆心配をしておるわ……
○山原委員 いま審議されております法案の特に林業労働安全衛生施設資金に関しまして、「林業労働に係る労働災害を防止するために」というのが出ておりますが、この点について、特に私は振動障害の問題について、林野庁並びに労働省の方に質問をいたしたいと思います。
最初に林野庁として、振動障害について五十一年度の指導方針といいますか、特に労務改善推進員というものを新たに設置するというお話も聞いているわけですが、この任務あるいは各県に対する配分、これを最初に伺いたいのです。簡単に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、労務改善推進員を一律に各県に配分するということでなくて、三百四十とい……
○山原委員 二分ぐらいしか残っておりませんので、二問質問いたします。 いま小林先生、栗田さんのお話を聞きまして、三月一日に実施するということはまさに困難な事態を迎えておると思うのです。当然話し合いをすべきでありますし、同時にまたこの委員会におきましても、たとえば参考人を適切に呼ぶとかというような審議を重ねる必要があると思います。国会ではほとんど審議しておりません。こういう点から、この三月一日の実施についてどう考えておるか。これはさらに延ばして、あるいは関係者の話し合いを保証するということが必要だと思いますが、この点について大臣の見解を伺っておきたいのであります。 もう一つは、明らかにこの主……
○山原委員 私の質問は、本来栗田議員の質問に対する関連として考えておりましたが、ちょうどいま木島議員の方から主任制の問題についての質問がありましたので、時間的にも一時を限度としておりますから、私の方がかわりまして質問を申し上げ、栗田議員の主として高校新増設の問題に対する質問の時間はぜひ保証していただくように、初めに委員長にお願いしたいと思います。
【次の発言】 この主任制の問題について大変暗い側面が出ておりまして、全くそういう思いがしているわけです。先ほど大臣、政務次官並びに初中局長に渡しました資料に基づいて質問をいたしたいと思います。
これは私が昨日入手したものであります。鹿児島県の教育委……
○山原委員 ただいまの長谷川委員の質問に引き続きまして「運営審議会の問題ですが、これはいま御答弁がありましたけれども、私学共済法第十二条によりますと、ある意味では文部大臣が委嘱する、そして文部大臣は「一部の者の利益に偏することのないように、相当の注意を払わなければならない。」というのがあるわけですね。そうしますと、全私連の方に御相談をしたと言うのですけれども、たとえば運営審議会を本当に民主的に運営していくという意味では、いま言われましたような日教組私学部とか、そういったものも運営審議会の中に入れるという努力は続けられて当然ではないかと思うのですが、その点は引き続いてもう一度御答弁をいただきたい……
○山原委員 国立学校設置法の質問に当たりまして、最初に大学と障害者の入学問題について簡単に質問をいたしたいと思います。 御承知のように、本年の明治学院大学に対する身体障害者である小田君の入学試験の問題が出てまいりまして、私も文部省の方にお尋ねをしたことがありますが、この場合には残念ながら明治学院大学の受け入れるところとならず、入学試験が拒否されたかっこうになっています。 それで、これから昭和五十四年度には障害者の全員入学という問題も出ております。したがって、養護学校等の高等部を卒業しまして、そして大学へ進学したいという学生が出てくるのはいままでよりももっと多くなるのではないか。これに対して……
○山原委員 最初に就学援助制度につきまして、いま全国で若干の問題も起こっております。そのことにつきまして質問をいたしたいわけですが、理事会の御了承をいただきまして、関連質問として栗田議員の方から先に質問をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
【次の発言】 大臣、いまの問題につきまして、せっかくある就学援助制度ですから、いま栗田議員が指摘しましたように、一番気持ちよく受け取れる、そして、一番民主的な制度で受け取れる、これが一番大事だと思います。その点で、いま大臣の御答弁がなかったものですから、いまの質問を聞きまして、大臣の見解を一言伺っておきたいのです。
○山原委員 いま総理の答弁に、教育基本法に基づいてやられておるというお話がありましたが、いま自民党内に教育基本法を抜本的に改廃をしようとする動きがあることについて、自民党の総裁として三木総理は御承知でしょうか。
【次の発言】 昨年の十一月十五日、雲仙で開かれました全国私立中学高等学校理事長・校長研修会での発言が出ております。これは自民党前文教部会長の西岡武夫氏の発言であります。この中に、「私が申しあげたいのは、この時点で憲法を改正するのは非常に難しい。しかし、教育基本法をこの際、全面的に改めるべきではないか。このことは、憲法改正と同じぐらい政治的問題になると思います。しかし、そういう問題を語り……
○山原委員 いま問題になっている主任制度の問題について伺います。
今度の主任制度の省令化に当たりまして、管理職ではない、指導職であるという言葉も言われ、管理の面のきしみが出てきたので、指導の面を強化するのだというのが文部大臣の見解でありますけれども、これは従来の文部省の見解とは異なっておりますが、大臣はお気がついておりますか。
【次の発言】 私がいま尋ねておりますのは、文部省が現在使っておりますこの管理読本、これは、二月十日に終わりました筑波における校長、教頭の研修会でもこの本がただ一冊の参考書として使われているのです。その中に法令用語の解説として、管理とは何か。「管理の作用を学校についてみ……
○山原委員 私の質問は二つです。 一つは、多目的ダムのダムの操作につきまして質問をいたします。去る台風十七号の際に、多目的ダムである高知県本山町と土佐町にまたがる早明浦ダム、この例を挙げて申し上げたいと思うのです。 このダムの異常放流によりまして非常に大きな災害が起こりました。きょうも、下流の大豊町の町長、議長などの陳情もあったわけですが、この異常放流の原因となっておりますのが、ダムに対する流入量が非常に多かったという説明があるわけです。九月の十二日午後十九時三十分ごろの放流が、毎秒三千五百トンというのが六時間にわたってなされたわけです。このダムの最大の放流量は毎秒二千トンと決められており……
○山原委員 愛媛県の伊方原発の問題について二、三質問をいたします。 一つは、九月二十八日のことでございますが、伊方原発に対する三回目の核燃料の海上輸送が行われております。これは三菱原子燃料株式会社が行っているわけですが、この際に、大型トラック十台が午前二時に山口県徳山港の晴海埠頭に到着をいたしておりますが、この到着した時点におきまして、積み込み作業における放射線の測定がなされています。その際に、一つは山口県の衛生研究所の所員を中心とした山口県側の測定、もう一つは、三菱原子燃料株式会社の測定がなされているわけです。これは核燃料の入ったコンテナの測定でございますが、その結果、コンテナの表面におき……
○山原委員 今度の調査で、高知県、徳島県を回りまして、昨夜帰ってきたわけですが、この二つの県の特徴、これは昨年に引き続いての連続の被害であるということ、この点を特に強調しておきたいのです。いわゆる台風常襲地帯における被害に対する特別な見解をもって私は質問をいたしたいと思います。 高知市の場合、十二日の午後八時に非常事態の宣言が市長よりなされました。そして、テレビ、ラジオを通じまして、生命、財産は自分で守ってもらいたいという悲痛な放送がなされたわけであります。そして、県知事は、直ちに一番近いところにある鉄筋コンクリートの家に逃げろという放送をされたわけであります。夜の八時でございます。全く恐怖……
○山原委員 最初に建設省にお伺いしますが、台風十七号によりまして高知県で最も広範な被害を受けました高知市を流れています鏡川の改修の問題でありますが、この改修計画の範囲、あるいはできれば大体推計される金額、これを伺っておきたいのであります。 ここは御承知のように鏡川南岸―右岸でありますが、右岸は藩政時代から北岸より一メートル半ないし二メートル堤防を低くしておりまして、被害を常にこうむっている状態であります。それから、北岸の方におきましても、たとえば高知市の真ん中の新月橋の近く、玉水町というところがありますが、ここの堤防が前からないわけですね。したがって、こちらからも被害が起こりまして、相当数の……
○山原委員 ただいまも本会議で決議になりました問題の中で、個人災害の補償の問題について質問をいたします。 ちょっと私の関係しておる経過を議事録で見てみますと、九月三十日のこの災害委員会におきまして、個人災害の被害の推計を出せということを提案をいたしました。そうしますと、江藤政務次官の方から、事務当局は困難だが、政治的判断を要する、今後の教訓として、推計をするのがたてまえだ、したがって各省間において具体的に相談をしてまいりたい、こういう答弁をしております。 さらに、十月六日、柴田委員の質問で改めて提案がなされています。災害援護資金の貸し付けの申込書の調査事項は、三十数種類にわたって調査をして……
○山原委員 文部省の方にお伺いしますが、新学校管理読本が本年の九月十日に改訂をされたと聞きますが、この中身はいままでと変わっていますか。
【次の発言】 この主任制度の問題に当たって、昨年の年末に論議がありまして、文部大臣の方も、いままでのところでは主任は職命を出せる上司である、こういう見解であったのが、それが変わるということだったんですね。文部省の方針が今度変更された――これは私、いま手に入れたのですけれども、これは一部落丁でしょうかね、どなたか返事できますか。
【次の発言】 そうしますと、ここの残っております、上司であり、職命を出せるという見解のところは、これはこの印刷の乱丁として訂正をする……
○山原委員 最初に、人事院総裁に対しまして、主任制度化の問題と主任手当の支給の問題について質問をいたしたいと思うのです。 この問題につきましては、御承知のようにいるいろ心配もありまして、たとえば教育反動化の有力な道具になるのではないかという不安も父母、教師の間にあるわけであります。それから、さらに現在学校運営のために主任制度が一般的に置かれていますが、この中から一定の主任を選び出して、それに対して給与を支給するというような問題についてもまた問題があるわけです。こういった問題につきまして、国会の議決は、文部省が言っておりますように、主任制度の創設は人材確保法による給与改善の一環として行う。そし……
○山原委員 私の質問は三つです。一つは雪害、それに関連しまして気象観測の問題と、最後に今回発表されました早明浦ダム操作、ダムの構造の問題、この三つを質問いたします。
最初に、すでにお尋ねがあったかもしれませんが、今回私は初めて豪雪地帯の調査に委員長にお供して参りまして、そのひどい状態に驚いたわけですが、今回の異常な豪雪につきまして、北海道、東北、北陸、全地域を通じて激甚指定あるいは天災融資法の適用の対象になるのかどうか、最初にどういう見通しを立てておられるか伺いたいのであります。
【次の発言】 大体いつごろ被害額が集計をされて、見通しとしては現状ではどうでしょうかね。
○山原委員 災害時における技術職員の問題について最初に伺いたいのですが、去年の十七号台風によりましてかなり広範囲に被害が発生をいたしました。そして、地方自治体におきましても、かなり小さな自治体まで被害を受け、そこには技術職員がいないわけです。これが災害復旧の一つの隘路になっております。特に高知県などの場合を見てみますと、一昨年の被害、昨年の被害と引き続いてきています。ことし雨期を迎えた場合にどうなるかというのが全く深刻な問題で、これは高知県出身の議員にとりましては寝ても覚めても頭から離れない問題なんですね。それから、地元へ行きましても、ことしの雨期がどうなるのかということでみんなが心配しておる……
○山原委員 高知勢が次々立ちまして恐縮ですが、柑橘の寒害につきまして、現在農民の要求としましては、いまも御質問がありました天災融資法の早期発動の問題と、それから自作農維持資金の確保という問題があると思います。この問題につきましては、前の委員会で質問をしましたので、もう一つの問題として、農民側の要求、あるいは被害県から出ております枯死に対する改植と植栽の問題について質問をいたします。 改植につきましては補助金制度がありましたが、これは主として温州を質のよいうまいものにかえるというために、指導的に行われたものでございます。温州から雑柑にかえよというのが現在までの指導方針でございましたが、今度の災……
○山原委員 農林省設置法の一部を改正する法律案につきまして、筑波研究学園都市への移転に当たり、職員の処遇の問題と環境整備の問題、この二つについて質問をいたします。 最初に、筑波研究学園都市の建設の「基本方針」では「高水準の研究および教育の諸活動が相互に有機的連繋を保ちつつ、効率的に行なわれるように整備するとともに、自然環境や歴史的遺産の保全を図り、住民の生活が健康で文化的なものとして営めるよう計画する。」と決定をいたしております。 この基本計画に基づいて現状がどうなっておるかという問題でありますが、まず第一番に、移転困難者の問題で、政府当局は昭和五十年七月十四日の移転職員対策として、筑波研……
○山原委員 最初に労働省の方に伺いたいのですが、林業労働者の問題でございます。 民有林労働者に非常に青年が少なくなり、後継者がいないという問題が出ておりまして、その理由の一つに退職金制度がないという問題があるわけです。中小企業退職金制度に加入したらどうかという話もあり、またそういう指導もなされておりますが、実態としては、山林労働の実情から言いまして、転々としておるというような問題もあって、なかなかその適用がむずかしいという状態があります。 そこで、私の考えですが、建設業退職金共済制度がありますけれども、これは手帳を渡して、そうして証紙を張っていく、こういう制度であります。しかし、この制度も……
○山原委員 飛行場拡張と農地の問題について質問をいたします。 運輸省の方へ最初伺いたいのですが、高知県の高知空港の拡張問題が起こっておりまして、すでに公聴会なども持たれたわけですが、この飛行場のある場所は土佐のデンマークと言われる農耕地帯、しかも二期作地帯で最も農耕に適した場所であります。現在、この真ん中に高知空港がありまして、YS11が飛んでいるわけですが、ここにジェット機を入れるということで現在千五百メートルの滑走路を二千メートルに延長するという問題が起こりまして、数年来この問題が県政上の大きな課題になっているわけです。 ところで、この問題は単に千五百メートルを二千メートルに延長すると……
○山原委員 海部文部大臣、就任されて最初に質問するわけですが、教育問題の基本方針につきましてまた予算委員会で質問することになっていますので、きょうは私は、この委員会でかつて二度請願の採択になりました学校災害の問題について主として質問をしていきたいと思っています。また、私の提起も含めまして質問を申し上げるわけですが、前々から一度は当委員会でどうしても取り上げなければならぬ問題だと思いながら今日まで参りまして、一度部分的に取り上げましたが、この問題非常に重要な問題になっておりまして、改めてこれをぜひ私の調べた範囲のことを調査もしていただきたい。また、聞いてもいただきたいと思っているわけであります。……
○山原委員 最初に、この間予算委員会で質問をいたしました杏林大学のいわゆる入学時の寄付の問題ですが、あのときに文部省の方から、文部省に報告している決算と杏林大学の集めた金額にずいぶん違いがある、それはどうなったのかということで、数字については多少私の申し上げた数字と違う、そのとおりではないというお話がありましたが、杏会という後援会に入れておるという報告があったわけです。私がちょっと不思議に思うのは、学校法人が後援会に対して金を出すということにちょっと疑問を感じております。後援会はもともと学校法人に対して寄付をしてその学校の運営を援助していくという性格だろうと思うのですが、その答弁を聞きまして、……
○山原委員 共産党の山原です。参考人の皆さんには大変御苦労でございます。また国大教が長年にわたって検討されましたことについて敬意を表明します。同時に私たちもこの法案の賛否を問われる段階をいずれ迎えるわけでして、大変不明な部分がある中でこれを議論しなければならぬという、大変苦労をいたしておるわけでありますが、幾つかの点について岡本先生に伺いたいのです。 一つは入試センターの管理、運営の問題ですか、たとえば大学の自治という言葉もありますけれども、政府、文部省からこの入試センターのそういう自主性が保障される歯どめがあるのでしょうか、伺いたいのです。
○山原委員 最初に、入試センターにつきましていろいろ質問がなされましたが、最終的に私ちょっと疑問に思っている点を、非常に初歩的なものになるかもしれませんが伺いたいのです。 一つは、国大協入試改善調査報告書の中にあります問題です。中身は、国大協の学長から選出された委員で構成される評議員会を最高議決機関と位置づけております。次に、入試センターの長はこの評議員会が国大教官または経験者の中から選ぶとなっています。また運営委員会も主たる構成員を評議員会の議を経て国立大学教官から選出されるべきであるという意見であります。さらに、専門委員会の委員の選出や研究部門のあり方等に十分注意を払い、全国立大学や関係……
○山原委員 短時間ですが、最初に私学共済の運営審議会について質問をいたします。
運営審議会に一般組合員、教職員の声が反映できるようにすべきではないかという乙となんです。それで、財政負担の点からいいますと、三者構成ですから、組合員または学識経験者、そして理事者が三分の一、現在二十一名ですから七、七、七、こういう形で出るのが一番、財政負担の面から言えば当然ではないかというふうに考えておりますが、現在教職員、一般組合員が運営審議会に何名入っていますか。これは局長の方へ伺いましょうか。
【次の発言】 その七名、それはどういう形で選出をされているかですね。
○山原委員 私の質問は三つです。大蔵省と文化庁長官に出ていただいておりますので、簡単に二つの問題を先に質問したいと思います。 では、文化庁長官。これは芸術、文化団体の出張公演に伴う旅行の際、国鉄旅客運賃の特別割引を実施してはどうかという質問であります。事情はもう十分御承知だと思いますが、現在専門的な演劇団、歌舞団、オーケストラ、そういうのは大体数十あると思います。それがほとんど東京に本拠地を持っていまして、さまざまな形で地方公演が行われているわけですが、その団体を見てみますと、一つの団体で年間二百回あるいは三百回も地方公演をしておる団体もあるわけでございます。それから一方逆に、これは非専門的……
○山原委員 最初に、各種審議会の組織と運営について質問をいたします。 質問は、いま資料をお配りいたしましたので、そのときには資料の番号を申し上げますから、参考にごらんになっていただきたいと思います。 まず最初に、人の問題を通じての政界と財界の癒着ですね。また、官庁との癒着という問題が今度のロッキード事件のような問題を起こしておりますし、そういった意味で、戦後の一連の疑獄あるいは政治の金権腐敗構造の主柱をなしていると私は思います。その中でも特に政府の政策立案や許認可事項の決定で大きな役割りを果たしている各種審議会の委員人事を通じての癒着は、その大きな内容となっています。それで、その実態は、財……
○山原委員 瀬戸内海の赤潮の問題について質問します。 私は四国の住人なものですから、しょっちゅう海上から、それからまた空から飛行機で瀬戸内海を見ておるものです。そういう点から考えますと、瀬戸内海が次第に浄化されておるなどという感じは、私の感覚的な受け取り方ですけれども出てこないのです。 ちょうど四十七年、いまから五年前に、御承知のような大きな赤潮の被害が起こりまして、私もこのとき現地へ参りました。このときは、赤潮が鳴門海峡から次第に紀伊水道の方に伸びて高知県の室戸岬に近づくというふうな赤潮の発生状況でございました。そして、そのときは国会でもこの問題について取り上げたわけですが、こういうことか……
○山原委員 海洋汚染問題につきまして質問をいたします。 去る十月二十日、高知県室戸岬沖に発生をいたしましたクウェート国籍のタンカー、アル・サビア号、三万五千七百五十二トンの重油漏れの問題にしぼりまして質問をいたします。 これは状況を簡単に説明しますと、この船の船底の亀裂によりましてC重油が土佐沖を帯状に漂流して、現在、北上中であります。土佐湾中西部に広がり、二十六日の夕方には高知港沖合い二十四キロまで近づき、土佐清水市など四市町十四漁業協同組合で漁業被害がすでに出始めております。現在の調査では、約六百キロリットル、ドラムかんにいたしまして三千本分の流出と見られております。 県水産課の発言……
○山原委員 最初に確かめたいのですが、有珠山被害についていままでの答弁をお聞きしますと、激甚指定については大体十月中に確定をするというふうなお話であったと思いますが、そういうふうに確認してよろしいですか。
【次の発言】 大体方向は決定をしておると思いますので、そこでこの補助の問題ですが、五十一年災の場合の復旧費の補助が大体九〇%を超しておるという状態ですが、今回の有珠山被害というのはこういうきわめて重要なしかも深刻な被害でございますから、当然いままでより以上の補助体制がとられるべきだと思いますが、そういうふうに認識してよろしいでしょうか。
○山原委員 最初に、ただいまの問題ですが、いま御答弁の中で、しばしばヒヤリングが行われたということでございますが、現在、各県に対して、少なくともおたくの県はこれだけの協力をしてもらいたいとかいう意味の内示めいたものが行われておるのではないかと思いますが、この点はどうですか。
【次の発言】 そうしますと、各県にとりましては、寝耳に水というような形で配分を受け取ることになるのでしょうか。
【次の発言】 過去の実績というのは、どういうふうな判定をするのか、これはどうですか。
【次の発言】 私は高知県ですが、過去の実態を見てみますと、水田面積が二万九千六百三十三ヘクタールですが、いままで転作につきまし……
○山原委員 君が代の国歌化の問題について質問をいたします。 三原防衛庁長官が「國防」の八月号にこういうふうに述べております。「過日発表された文部省の教育指導要領ですか、それが決まる過程で、私はこういうことを申し述べました。」「やはり有事を考えると、平素から教育の場でそれら」――それらというのは国歌のことでありますが、「それらを教えることは必要なので、ひとつ教育指導要領に入れられないだろうか、ということを申し上げたわけです。」この申し入れについて海部文部大臣は、まあ見ておってくださいと答えておるというふうにお聞きしているわけです。この場所は宿舎のエレベーターかあるいは閣議の始まるときだったか、……
○山原委員 今回の伊豆地震の災害に対しまして、私も党の議員団の調査の一員として一月の十八、十九、二十日と三日間現地を見せていただいたわけです。被災者の皆さんに対しまして、心からお見舞いを申し上げます。
その中で、狩野川上流にありますところの中外鉱業のいわゆる持越鉱山の鉱滓の流出の問題について、最初にお伺いをいたします。
この鉱滓問題について、いまシアンの問題が非常に論議をされておりますが、この鉱滓自体についての分析を国としてされたでしょうか。これを最初に伺いたいのであります。
【次の発言】 金属鉱山の場合、鉱滓には重金属の鉛とか亜鉛が含まれているのは常識だと言われておりますが、これらについ……
○山原委員 三人の参考人の方には大変遅くまでありがとうございます。いろいろな意味で問題点が浮き彫りになってきたのでありまして、大変勉強さしていただいておるわけであります。
最初に萩原先生にお伺いしたいのですが、今度の伊豆大島近海の地震の観測データにつきまして、今後これを予知のためにどのように生かしていくかということについて御検討されておりましたらお答えをいただきたいのです。
【次の発言】 四十九年にやはり伊豆地震の問題で本委員会でも論議をされておりますが、そのときにたしか浅田教授でございましたか、参考人として出られまして、たとえばひずみ計あるいは勾配率地震計などについては数十の個所に欲しいん……
○山原委員 きょうの大臣の防災概要説明の中に災害復旧について触れられております。災害復旧については早期かつ適切な復旧を図るため予算四千三百八十八億円を組んだ、こういう御説明でありますが、早期かつ適正と申しますけれども、災害復旧の最大の隘路として用地の取得の問題があるわけです。このことを大臣は御承知でしょうか。
【次の発言】 この実態をちょっと報告をして、お考えをいただきたいのです。
私の県は高知県で、毎年災害を受けております。幸いに昨年は大きな台風がなかったわけですが、ことしはまた台風時期を迎えまして全く戦々恐々とした状態にあるわけです。そこで、その災害復旧につきまして高知県の五十三年度の予……
○山原委員 最初に、この法案の作成に当たって、たとえば東京都あるいか神奈川県、愛知県などと協議をされたか、またそれぞれの県がどういう対応を示しておられるか、伺いたいのです。
【次の発言】 その意見は、この法案作成に心から替成をしておるというふうに受け取っておられますか。
【次の発言】 この法案が成立した暁には、たとえばこの災害委員会で地震問題で、特に大都市ですね、東京都などがどういうふうな状態になるのかということ、当初一番それが問題だったと思うのですよ。そういう点から考えまして、東京都とかあるいは神奈川県とか愛知県などもこの法律は適用になるのですか、どうですか。
○山原委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、議題となっている大規模地震対策特別措置法案に対し、反対の討論を行います。 わが党は、すでに五年前から、大都市防災の特別立法を初め一連の地震対策を提案し、大地震による災害から国民の生命と生活を守るための努力をしてきました。いま最も大切なことは、大地震発生の危険が予想される中で、地震に強い町づくり、国土づくり、住民の安全優先の防災対策、地震予知体制を抜本的に強化、そのために必要な立法を行うことであります。 ところが、本法案は、地震予知を盛り込んだ単独の大地震対策法として、従来より一定の改善が図られていることは明らかでありますが、緊急に取り組むべ……
○山原委員 生産者米価決定のスケジュールも記者会見で発表されておりますが、先ほどからの質問と関連がありますけれども、据え置きをするとかあるいは小幅値上げなどということは毛頭考えていないというふうに確認をしてよろしいでしょうか。
【次の発言】 減反ですでに農家収入は減収しておるということは、農林大臣も認めておられると思います。それから、昭和四十五年、四十六年の例の据え置きによりまして、農家収入と都市労働者の収入の差というのがいまだに解決できない要因になっておると思いますが、そのように農林大臣もお考えでしょうか。
【次の発言】 私は食管制度をしっかり守っていくということと、それから、いわゆる据え置……
○山原委員 ただいまの質問とも関連しますが、オレンジ輸入の枠の拡大の問題について輸入販売計画がまとめられておりますが、これが確実に実施されるかどうかという問題です。 この点について、いまも御答弁がありましたが、通産等とも話し合いをするということでございますけれども、これは西日本のミカン農民にとってはまさに死活問題である。農林大臣は騒げば騒ぐほど宣伝になるからだめだ、こう言うのですが、騒ぐといったって火の粉が降りかかってきているのですから騒ぐのは当然であります。今回の輸入販売計画が本当に行われるかどうかということが一つの焦点になっているという意味で、農林省の方でこれに対する何らかの新たな対策を……
○山原委員 米価大会が開かれたのは、遠い過去のことではなくて一昨日のことですね。そこで、自民党という常に責任政党を名のっておる政党の幹事長、党を代表してのあいさつです。その中で、希望の持てる米価、こういう話ですね。新聞によりますと、大平幹事長はいつになく歯切れのよいあいさつをした、こう書いている新聞もあるわけです。この発言は、少なくともいま中川大臣がおっしゃっておるような、あすに迫った米審に対する諮問において据え置きなどというものを予想できるようなあいさつではなかったと思うのです。私は、農民の大会では歯切れのよいことを言って、しかし、一日しかたっていない、あすは諮問しなければならぬというときに……
○山原委員 今国会でも問題になっています東京大学の精神神経科病棟の異常な事態につきまして質問をいたします。 最初に、文部大臣、いままでの国会における審議の経過をちょっと御報告して参考にしていただきたいと思うのですが、この問題は今国会で初めて取り上げられたのではなくて、私ども何回かこの問題について政府の見解をただしてまいりました。その経過を申し上げますと、その都度それぞれの文部大臣が答弁をされておりますので参考にしていただきたいのですが、昭和四十七年の四月三日に衆議院の予算委員会におきまして私の党の松本善明がこの問題で質問をいたしております。これについて当時の高見文部大臣が答弁の最終として「も……
○山原委員 安全会法の改正につきまして、最初に、これくらい各党が一致しまして、ときにはぎくしゃくとしたこともありますけれども、とにかく何とか救済措置を前進させなければならぬということで、昨年一年間精力的に取り組みました小委員長初め小委員の皆さんに、私は本当に敬意を表明したいと思いますし、また、これにこたえて文部当局、大臣初め体育局長、安全会の皆さん方がここまでこぎつけたということは、これはじみな仕事ではありますけれども、昨年、今年を含めましての国会での大きな出来事の一つではなかったかと私は思います。そういう意味で関係者の皆さんに敬意を表明したいと思いますし、同時に、先ほど文部大臣からも、今度改……
○山原委員 いままで各委員からも指摘がありましたように、この問題について文部省の情勢に対する対応の仕方とか、あるいは国民の教育要求であるとかいうことについての文部省の対応が非常におくれているという感じを私は持っています。たとえば今度の人口急増地における三分の二の五年延長の問題は、これはいわばあたりまえのことであって、積極的なものとは言えない。現在の地方財政の困難さから言いますと、焼け石に水とまでは言いませんが、しかし、事態を好転さすような中身のものではないという点を指摘をします。もちろん五カ年延長については私どもも賛意を表明しておるわけでございますけれども、そういう点を最初に指摘をしたいと思う……
○山原委員 ただいまの東京大学精神神経科病棟の問題について最初に伺います。 いまいろいろやりとりがなされましたので重複はしませんが、私も非常にこの確認書に疑問を持っておるわけでして、文部省側の答弁の気持ちもわからぬわけではありません。異常な事態の中での解決の方向を見出そうと手探りをされておることはわからぬわけではありませんが、本来、大臣自身が暴徒による占拠が不当、不法に続いていると言う、その団体と確認書を取り交わすということ自体の最初からの異常さですね。これで問題が解決できるであろうかという疑問を持っていますので、この三月二十日に行われました第五回団体交渉の実態はどんなものでございましたか。……
○山原委員 けさから新構想の教員大学の質疑を聞いておりまして、何のためにつくるかということ、どうしてもつくらなければならぬという必然性はどうも浮かんでこないのです。 それで幾つかお尋ねしますが、一つは、これは徹底的な資料不足ですね。かつて筑波大学法案を審議しましたときには、少なくとも創設準備室のいろいろな第一次案であるとか第二次案、最終案というのも出ましたし、それから東京教育大学のマスタープランも出まして、そういうものに基づいて審議をしたわけでございますが、今度の場合、私ども資料を要求しまして出てきたものが実はこれだけなんですね。「国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法……
○山原委員 日本共産党の山原健二郎です。
きょうは六人の先生方に大変遅くまで御教示をいただきまして、ありがとうございます。
私の質問は二、三の点についてお伺いするわけですが、一つは須田先生に対しまして、先生の方で出されました教員養成大学の大学院の問題についてというメモでございますけれども、これは須田先生の私案ということで確認をしてよろしいでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、委員長の私見ということになるわけですね。
【次の発言】 「説明メモ」となっておりますが、この説明はどこに向かって説明をするのでしょうか。また、それはすでに行われたと判断をしてよろしいのでしょうか。
○山原委員 大変お疲れと思いますが、引き続いて質問をさせていただきます。 最初に、この教員大学の目的と性格についてでございますけれども、いままで私ども幾つかの資料をいただきました。国会へ提出された資料、また国大協へ提出された資料、それから私の質問の中で、国大協へ提出したものではないけれども文部省が出したものだと言われる資料、大体この三つと、一昨日の木島委員に対する答弁と、それからもう一つは同意に関する統一見解、これだけが私どもがいただいておる資料の主なものでございます。 そこで実は非常に困りますのは、私どもがいただいた資料の最初に出てまいりますこの大学の趣旨と、それから国大協へ提出されまし……
○山原委員 主として放送教育開発センターの質問でありますが、最初に、この二、三日、教員大学問題をめぐっての動きもありますから、そのことについて質問をいたします。 一つは、昨日の国大協の特別委員会のことでありますが、これは委員長の記者会見で発表されておるということで、委員長がこの前出されました「評価する」というのを全員で認めたということをけさほど嶋崎さんの質問でお聞きしたわけですが、この点でちょっと伺いたいのです。 一つは、国会における討議などが正確に国大協の特別委員会に伝達をされるとか、あるいは国大協特別委員会が把握できるような状態があったのでしょうか。 さらには、資料の問題ですけれども……
○山原委員 私学共済の掛金を今年度千分の十、五十四年度には千分の六上げるという問題があるわけですが、先ほどいわゆる責任準備金の不足の数字を出されまして、局長は湯山議員に対する三千二百五十億というのを二千四百五十億というふうにただいま変更された。これはどういう理由ですか。
【次の発言】 五十二年度はどうだったのですか。
【次の発言】 いただいておる資料を見ますと、五十二年度で千分の六があった場合には不足金が二千四百五十億、それから千分の六がない場合には不足金が三千二百五十億円、その差額は八百億という数字をいただいておるのですが、この数字を湯山先生には三千幾らと言われて、いま伏屋先生には二千何ぼと……
○山原委員 著作権法が昭和四十五年に論議をされましたときの四月九日にこの衆議院文教委員会で附帯決議が出されています。先ほどの中西議員の質問とかなりダブる面がありますけれども、一項ずつどの程度に進んでいるかということをお聞きしたいと思うのです。 この附帯決議をお持ちだと思いますが、第一項は「著作物利用の公正な慣行が育成されるよう、」「なお一層努力すべきである。」という附帯決議になっておるわけです。 この点について、この実態を少し申し上げてみますと、実は先日、各党の国会議員が呼ばれまして、たくさんの著作権団体と赤坂プリンスホテルで懇談会を持ちまして、その席上でも一番多く出ましたのが下請化の問題……
○山原委員 共産党の山原健二郎です。 きょうは、社会教育、またスポーツ、体育の実践家として、また研究者としての大変貴重な御意見を承りました。私は、オリンピックセンターの廃止、そして国立化、この問題にしぼって御意見を承りたいと思っています。 先ほどからの参考人の皆さんの御意見を聞きますと、無条件で国立化に賛成をしておられる方はいないということなんです。しかもその条件というのが非常に積極的であります。しかし、いま政府が考えておる行政改革の面、また行政改革の考え方から見るならば、それは非常に困難な情勢にあるということです。この点は、賛成、反対は別にしまして、お互いに努力をしなければならぬことだと……
○山原委員 最初に、政府関係特殊法人労働組合協議会の議長でございます滝澤幸一氏に御質問を申し上げます。
参考人としてたびたびお呼びしまして大変恐縮でございますが、最初に、滝澤さんが議長をされております組合の簡単な性格と、加盟労働者の人たちの数は大体どれくらいあるか、それを伺いたいのです。
【次の発言】 それでは、いま審議されております法案に関連しての質問を申し上げます。
一つは、特殊法人の統廃合などにつきまして、いままで政府がどういうふうな対応をしてきたかということの経験を持っておられると思いますので、労働組合の立場から御説明をいただきたいのです。たとえば北海道地下資源開発株式会社の場合の……
○山原委員 本日、各委員から提出を求めました新しいオリンピック青少年センター国立化の構想が文部大臣の方から出されまして、その説明を受けたわけです。これについて幾つかの点について質問をするわけですが、最初に個々について質問をしまして、最後に全体の問題として私の見解も述べながら御答弁をいただきたいと思います。 一つは、機構、定員の問題については現センターを基礎にする、こういうことですね。ここのところで私もわからないのですが、では、現在の特殊法人オリンピック青少年センターに勤めておられる方々が何名この国立化によって国家公務員として吸収をされ、何名がここから出ていかなければならない、あるいは他職につ……
○山原委員 きょうはどうも御苦労でございます。
私は、主として茂木先生に対する質問になりそうですか、先生は中央防災会議の地震防災対策強化地域指定関係専門委員会の委員をされております。
それでお伺いしたいのですが、大規模地震対策法に基づく強化地域の指定の要件をどのようにお考えになっておるかということでございます。それと同時に、対象地域を専門家としてどういうふうにお考えになっておるか、この二つを最初にお伺いします。
【次の発言】 かなりのことが言い得る観測体制というお話でございますが、たとえば今回の宮城県沖地震の場合を含めまして、そのような観測体制はどういうふうになっておるのかということが一つ……
○山原委員 ただいま問題になりましたサラ金問題ですが、大臣に一言伺いたいのです。 昨日警察庁の方で発表しましたものが、本日の新聞に出ております。一月から八月まで、これに関係して自殺をした数が百三十名、家出千五百二名という数字で、一カ月に十六人自殺、そして百八十八人家出という数字が出ているわけです。 いろいろお聞きしませんけれども、これは考えてみると、戦争とまでは言いませんが、私どもの感覚からするならば、かつての事変ぐらいの自殺者が出ておるという状態ですね。しかも、これがどこまで続くかわからないという地獄図をつくっておるということから考えまして、いまも御質問がありましたけれども、いま六省庁会……
○山原委員 私は一つの問題にしぼって質問をいたします。 杏林大学の医学部問題、やみ入学金の問題を数回、一昨年来取り上げてまいりました。それからその後も、私立の医科歯科大学、学部におけるやみ入学金の問題、それから水増し入学の問題が依然として続いております。この問題で、文部省としては昨年の九月七日に大学局長、管理局長が通達を出したわけでございます。その通達については申し上げる必要はないわけですが、通達は出したのですけれども、依然として、ことしになりましても福岡歯大の問題が出てまいりました。やみ入学金を取ったということが明らかになってまいりまして、文部省としてはその是正のために指導をいたしているは……
○山原委員 私は、原子力発電所の事故につきまして、今回のアメリカにおけるスリーマイル島の事故から何を学ぶかという点で質問をいたしたいと思います。 この事故につきましてアメリカの厚生教育長官でございますカリーファーノという人が次のように証言をいたしております。今回の事故から最低一人の死者が出ることになる、ある科学者は十名の死者が出ると述べていると言っております。これは結局、半径五十マイルで二百万人が放射能の影響を受けて、三千五百人レムという影響の中で何人がんになるかの推定から割り出したものだと言われておりますが、今回はこれでとどまりましたけれども、御承知のように一時は炉心溶融、すなわちメルトダ……
○山原委員 幸いにしまして、五十二年、五十三年と地震以外の大きな災害がなくて、大変喜んでおるところでございますが、そのために、今年度の建設省所管の災害復旧の予算を見ましても、前年度に比べまして大きく下回っておるという状態が出ております。そこで、災害が幸いにして起こらなかったときに、本来災害対策は防災対策としてもっと検討をされるべきではないかということでお尋ねをするわけです。 私は、ここへ全国防災協会が出しております「防災」という季刊雑誌を持ってきておりますが、これは第五十八号の「防災」でございますけれども、この中にいろんな意見が出てくるわけです。現場の各県の土木部長さんの意見が出ておりまして……
○山原委員 ただいまの質問とも関連しまして、今回の地震対策強化地域の指定につきまして、お答えがあったかもしれませんが、聞く限りにおきましては震度六以下の指定の問題につきましては、たとえば南関東あるいは名古屋等大変要求は強いわけでございますが、これについての指定という問題は、大体この目安を決めてこのような計画のもとに行うというところまではまだ至っていないというのがお答えであったのでしょうか、その点を最初に伺います。
【次の発言】 その先生方の資料といいますか、いまの日本の学者の経験から申しまして、一定の期間があればそういう基礎資料というのは出るというふうに御判断をされているわけですか。
○山原委員 最初に、東名高速道路の日本坂トンネル事故につきまして一、二問質問をいたしたいと存じます。 鈴鹿トンネルの四十二年度の災害によりまして、その教訓からいろいろな防災施設がつくられておるわけです。三百四十四個の自動火災感知器。十二メートルごとにこれがつけられている。また、四メートル間隔で千二十四個のスプリンクラーがつけられておる。二百メートル間隔に十一台のテレビカメラが設置されている。こういう施設がなされておりますが、今回のような事故が発生をしまして、これらが威力を発揮しなかったという結果になっておると思うのです。 スプリンクラーの場合は五十分で水を使い果たして全然役に立たず、燃える……
○山原委員 私の質問は三つです。 最初に、漁業経営維持安定資金の据え置き、償還期間延長の要請をいたしたいと思います。 私は高知県の室戸という遠洋マグロ漁業の本拠地を持っておりますが、この質問に立ちます直前に地元の新聞が入りまして、これを切り抜いてきましたが、「混迷の遠洋マグロ業界」という記事なんです。これを見ますと、オイルショックのときに十数隻がここで倒産をいたしております。その後比較的順調に伸びを示しておりましたが、最近に至りましてまた不安な要因が出てきたということです。その一つが入漁料の問題です。これは豪州の場合は一隻について実に三百万円現実に取られているわけです。それから、航海日数に……
○山原委員 総理府もおいでていただいておりますので、最初に国際児童年の問題について少し伺いたいと思います。 私の党は、去年の十一月二十日に、福田内閣のときでございましたが、国際児童年に関する申し入れ書を提出いたしておりまして、これは国連の決定を支持する立場と児童に関する諸施策を実行していくというものでございますが、それを提出しました。 私は、まず、いわゆる児童宣言に書かれております「人類は、児童に対し、最善のものを与える義務を負う」という言葉は非常に大事な言葉だと思っておるわけです。 今度の児童年に当たりましての予算が大体各省にあるわけですが、三百七十六億と言われております。しかし、この……
○山原委員 大臣がお見えになる前に管理局長に一言伺いますが、医科大学ができるというような場合、この工事ですが、たとえば沖繩なら沖繩というような場合に、かなり九手の業者が工事をやっているのではなかろうかということを聞くわけですが、全国的に見ましてその点はどうでしょうか。 地元の業者にてきるだけやらせていくとか――あるいはこれは国立大学だけでなくて、たとえば小中学校等の義務制の場合も、小さな工事までかなり大手の業者がぐうっと入ってくるということで、地元業者はその点では改善をしてもらいたいという要求を非常に持っているようですが、そういう点で御指導をなさっておるかどうか。文部省がちょっと指導すればず……
○山原委員 最初に、われわれが質問をして審議をする基礎資料ですが、一つは五十年十二月に出された「基本計画」がありますね。それから、この前いただきました本年の二月の「放送大学について」というものがあります。それから今度の法案と、その間小委員会が持たれましたときにいろいろ資料が出ましたけれども、それは別にして、大体この三つが私どもが審議をし、質問をする材料になっておると思うのですが、そういうことでよろしいですか。
【次の発言】 構想とこの基本計画ですが、放送大学とはどんな大学かということを考えますと、法案に示された大学と基本計画に出ております大学とは全く同じものと理解してよろしいですか。
○山原委員 いま小川議員から質問をしておりましたことにつきまして、行管の加地局長もおいでになりますから最初に伺いたいのです。 私もこの問題は幾たびか取り上げてきましたけれども、このオリンピック青少年センターを特殊法人にしたときの政府答弁をこの段階でいま一度思い起こしてみる必要があると思うのです。一つは、これは国の直轄でやれば弾力性を失う可能性があるから特殊法人にするのですということですね。それから二つ目は、公務員の増員はこの際好ましくないという観点があるから特殊法人にいたしますということで、三つ目は、文部省の恣意的な活動になりがちな点も考慮して特殊法人にいたしますということで、これが当時の愛……
○山原委員 どうも遅くまで御苦労さまです。大変勉強させていただいております。 最初に、四名の参考人の方たちが申されましたことを要約してみますと、この放送大学における国家統制の排除の問題について、当然ながら非常に危惧をされておると思います。私も、この法案のままではこれに対する歯どめはないと思っておりますが、では、仮に法案を修正するとすれば、どの点をどのように修正すればいいかという点についてお伺いしたいのです、非常に端的な質問でありますけれども。 それで、いままで述べられました点で、時間の関係でちょっと要約をしてみますと、飯島先生の場合はちょっと後でお伺いしたいと思いますが、石村先生の場合は、……
○山原委員 木島さんの最初の質問ですが、いまお話があったように四十一年第五十一回国会に提出しようとした放送法、電波法の改正案、これはNHK会長を政府任命にするという中身を持ったものが出た経過があるわけです。 今日まで来ましてそれはそのままになっているわけですけれども、今度の放送大学との関係を考えてみますと、これはもろ刃の剣で、あっさり言えば国家統制のもとで、場合によっては放送を通じて国民の動向を導いていくこともできる。これだけ重大な内容を持った法律をこの国会に提出するに当たって文部大臣は一体何をしたのか。郵政大臣は一体何をしたのか。これだけの大きな法律を通そうとすればそれだけの迫力もなければ……
○山原委員 いまの嶋崎さんの御意見は非常に大事なところです。 教授会の問題については大学局長の答弁はかなりあいまいです。教官会議ということが必ずくっついて出てくる。この委員会のいままでの質問の中でも教官会議というのが出てきます。だから、五十九条に基づく教授会は当然存在するのだとおっしゃるけれども、大学局長のいまの一貫した答弁を聞いてみますと、いま嶋崎さんが指摘したような教官会議というのが出てくるわけで、この教官会議というのは一体何だろうか。この点ははっきりさせておかないと、この法案についての答弁の中で一番あいまいなのはそこだと思っているのです。 そこで、たとえばおととい出していただいたこの……
○山原委員 委員長に本委員会の運営について御要請を申し上げたいのですが、私は現段階で審議を拒否するという立場はとっておりません。しかし、先ほどの理事会で話がございましたように、一つの政党が現在の状況の中でこの審議に応ずることができないということで開会に反対をされまして、現に七名の委員の方が欠席をされておるという、こういう状態でございます。 私は、そのことについては、そういう状態で開会をすべきではないという反対の意思を表明しました。政党にはそれぞれ政党の政策もあり方針もありますから、社会党の方が出ていかれたことにつきましても、その状況はわからぬわけではございません。そして、そういう状態の中でい……
○山原委員 最初に、文部大臣にお伺いをいたしたいのですが、最近のロッキード並びにグラマンと引き続きます事件の経過を見まして、教育に携わる最高責任者としてどういう感想を持っておられるのか。こういうことが全国民に報道されておるわけですが、これが子供たちの教育にとってどういう影響があるのか。恐らく文部大臣としては苦々しい気持ちでおられると思います。また特に道徳教育ということを強調してこられました文部大臣でございますから、これについては恐らく一定の見解を持っておると思いますが、最初にこの点について文部大臣のいまの気持ちを伺っておきたいのです。
○山原委員 大臣に最初に伺いますが、きょうの朝日新聞の「声」の欄ですが、「教育軽視の政治に不安」ということで、この十数日間にわたる文部大臣の空席といいますか、総理大臣兼務でございますから空席とは言えないと思いますが、この事態に対してこういうふうに書いております。「教育は、」「人間形成の大本をなす重要な事柄で、」「これを統轄する閣僚のいすが政争の具に供せられるということは、いくら金権政治のイメージが浮かぶ大平政権の下とはいえ、許されるべきことではない。」「教育の重要性を認識しない金権政治が諸悪の根源をなすとは言い過ぎだろうか。」というふうに出ております。 これは一つの投書だと思いますけれども、……
○山原委員 昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本共産党・革新共同を代表して、提案の趣旨を説明いたします。 修正案は、同僚各位のお手元にお配りいたしておりますが、その内容は、年金支給開始年齢を六十歳に引き上げるのでなく、現行どおり五十五歳としようとするものであります。 以下、修正案提案の理由を御説明申し上げます。 今回政府より提出されました法律案は、国家公務員共済法の改正に準じて、共済年金の支給開始年齢を現行の五十五歳から六十歳に延伸するとの重要な内容を含んでおります。 この内容は、昨年三……
○山原委員 理事会にお諮りし、また、委員長のお許しをいただきまして質問をするわけですが、一つは、この前の国会におきまして本法案に対する修正案を提出した経過があります。それから十数日しか経過いたしておりません。しかも、修正案がすでに否決をされておりますので、今国会でこれをあえて提出するという態度をとりませんでした。そういう意味で、一言質問をいたしたいと考えた次第であります。 質問は一点にしぼります。 去る十二月七日の私の質問に対しまして、支給開始年齢の延伸は厚生年金との均衡を考える必要があるからとの理由を述べられました。いわゆる官民格差の是正についての答弁であったわけでございます。 学校の……
○山原委員 最初に、早稲田大学の入試漏洩問題について、警察庁おいでくださっておりますから一、二、お伺いをしたいのですが、現在の捜査の状況につきまして、今回の事件に限られて捜査が行われておるのか、あるいは捜査がさらに事前にさかのぼってこういう事態が続いておったというふうな状況が出ておるのかということが第一点です。 それからもう一つは、政治家あるいはその秘書あるいはかつて政治家であった者あるいはまたその秘書等の名前が新聞等に少しずつ出始めておりますが、これらのことについて、すでに事情聴取その他が行われたのでしょうか、最初に伺いたいのであります。
○山原委員 いま二十二名のお話が出ましたが、この名称は何ですか。
【次の発言】 これはどなたかの諮問機関ですか。
【次の発言】 諮問機関ですか、何ですか。
【次の発言】 そんなところに問題があるのじゃないですかね。三年間もたって大変漠然と何か研究をしてくれということですからね。いまお話を聞きますと小委員会を含めてすでに全体会議を七回くらいやっておられるわけですね。その中間の報告はできませんか。どんなことが討議されておるか当然この委員会に出すべきじゃないですか。
【次の発言】 三年もかかって、いまあなたがおっしゃったことは研究の項目が出ておるにすぎないんですよ。それに基づいてどんな意見が出されて……
○山原委員 この四十人学級の問題で、五十五年度から発足をするということで、ことしは一体どうなるのかということなんですが、前から示されております五十五年度の教職員の増がたしか五百四名だったと思いますが、この内外教育を見ますと、二六%上回るということで市町村数が二百十八、それから学級数が五百五十六というふうに出ておりますけれども、大体こんなものでしょうか。
【次の発言】 もうすでに各県に対して教員数を配置しておるといいますか、法案が通っておりませんけれども、そういう配置が大体なされているのじゃないかと思いますが、まだわかりませんか。これ見ますと二百十八市町村というのですが、たとえば二百十八市町村の……
○山原委員 私は、日本共産党・革新共同を代表しまして、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由の説明を行います。 修正案文案につきましては、すでにお配りしてあるとおりでございますが、その内容は、一、小中学校の四十人学級制及び教職員配置基準改善の計画達成度を原案の昭和六十六年度から昭和五十九年度に短縮する。二、高校についても四十人学級制を実施する。三、学級編制基準及び教職員配置基準を文部省の当初案に基づき修正するというものであります。 以下、その理由を申し述べます。 教育の荒廃を打開し、どの子にも基礎的な学力、体力はもちろ……
○山原委員 いまお尋ねのありました付加給付のことについて、いまいろいろでこぼこがあるというお話でございましたが、一番肝心な問題、たとえば家族医療費の問題につきまして、公立学校共済と私学共済とは確かに格差があるということです。それからもう一つは住宅貸し付けです。この点につきましても、利率は公立と一緒でございますけれども限度額が違っております。公立が一千万円で私立が八百万円、こういう格差です。しかも、医療と住宅というものが今日の勤労者にとりまして一番重大な問題ですが、その重大なところにこういう格差があることに対して、なぜこうなつておるのか、これは改善すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○山原委員 最初に、東京都中野区における教育委員準公選の問題について伺います。 この問題は、法律上の問題といたしましてももうすでに幾たびか論議をされてきたところですが、御承知のように、正式の名前は教育委員候補者選定に関する区民投票条例、いわゆる準公選条例でございます。これは区民の直接請求に基づきまして区議会が二度にわたって議決をしたものであります。そして東京都知事の適法という裁定も出されているものであります。これに対して文部省は違法だという態度をとり続けてまいりまして、前の内藤文部大臣は、昨年の夏でありましたか、改善措置要求権を発動してでも区民の投票を中止させようという意向も示しました。また……
○山原委員 私は、主としていわゆる四十名学級問題について質問をいたします。
最初に大蔵大臣、文部大臣に伺いたいのですが、国民的世論とでも申しましょうか、現在の非行、自殺、さらには落ちこぼれというような問題が出まして、国民の要求がこの四十名学級ということに大変集中されてきたわけでございますが、この点について、私は、共通の認識としてこれは早く解決をしなければならない焦眉の問題であるという点では皆さんと意見が一致すると思いますが、まず文部大臣、この点どうでしょうか、早急に実現をすべき問題であるというふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 大蔵大臣、早く解決しなければならぬ問題であるとは認識をされて……
○山原委員 予算修正の一つの焦点である四十人学級の問題について質問をします。 文部省が五十三年度に行った学級編制及び教職員配置等の実態調査結果を質料として要求いたしましたが、とりあえず「学級編制の改善(四十五人→四十人)に伴う教職員定数増及び増設所要教室数の見込数」が送られてきました。お配りしてあります最後のものが文部省から送られましたものです。もちろんこれは一応のめどを示したものであり、財政状況等を勘案し、弾力的に決定するとの備考がついておりますが、文部省の腹案とも受け取ることのできる、初めて出てきた十二年間の年次計画でありますので、これに基づいて質問をいたします。 これによりますと、ま……
○山原委員 長官は、就任以来、原子力発電所の開発について繰り返して積極的な発言をされております。それなりに原子力発電の安全性の問題については特別な御配慮の考え方を持っておると思いますが、その点を最初に確認をいたしたいと思います。
【次の発言】 特に私がきょう取り上げたいのは、いわゆる地震国と言われる日本における原子力発電所の耐震性の問題です。これは、いま長官もお話しになりましたスリーマイル島の事件以来、アメリカの原子力規制委員会ですか、NRCの総点検においては、米原発の半数に冷却システムの耐震構造に欠陥が発見されており、NRCは昨年の十月二十二日付で、全米の原発設計見直しを要請をしているという……
○山原委員 いままで文部大臣に就任をされた歴代の文部大臣は、就任と同時に記者会見をいたしまして、いろいろ抱負を述べられるわけです。たとえば最近では、砂田、内藤、谷垣というような文部大臣が就任をされまして、教育勅語の礼賛といいますか、そういう発言がありまして、それについて、この委員会で大臣の所信表明に対しての質疑が行われ、また、教育勅語論争というのもずいぶんこの委員会でやられてまいりました。しかし、教育勅語に関してその全体を復活するとかいう考えではなくて、その中にある徳目は変わらないものだというような発言もあったりしまして、意見の違いはありますけれども、とにかく各大臣とも、憲法と教育基本法につい……
○山原委員 最初に、ずいぶん長い審議をしておるわけですが、また大臣も、いまのお答えのように、貴重な御意見を承りましたという御答弁を何回かしておるわけですが、四回目の国会への提出でありますけれども、法案そのものは全く変わっていない。そして各委員からの質問に対しましても、確かにお答えはされておりますが、それがすべて納得できるだけのものになっていないものもございますし、また、きょうも出ましたように、学問の自由というものと放送法との関係の抵触の部分、これもまだ本当にお互いが納得するところまでは至っていない。やはり矛盾を抱えたままの法案であるということも感じられます。 そこで、われわれもずいぶん質問も……
○山原委員 いろいろ論議をしてきましたので、この段階では確認の意味で幾つか御質問申し上げますが、いわば定義的なお答えをいただきたいのです。
まず第一点は、この放送大学学園、これは第三の放送形態が新しく設立されるものと判断をしてよろしいかどうか、文部省はどう考えていますか。
【次の発言】 一応確認の意味でお答えをいただいておきます。
次に、法制上の問題としては疑義がたくさんありますが、いまも御質問のあったような問題ですが、この大学に対する国家による統制あるいは介入の余地を許さない保障はどこにありますか。
【次の発言】 そこのところについては、またいろいろ意見のそごもあります。その点は申し上げ……
○山原委員 戦後第三回目の非行の多発という状態を迎えましたが、戦前は、先ほどもお話がありましたように、昭和十七年に非行が多発しておるという事態が起こっております。十七年と言えば、学徒動員があったときですね。教育の面で言えば、いわゆる軍国主義教育、国防教育、こういうものが高揚した時期です。そして生徒は丸坊主、制服はきちんと着せられるという状態、そしてまた先生方は、労働組合なんか全くつくれない、つくれば逮捕、投獄されるという時代において、どうしてあれだけの、警察庁の調べによっても非行が多発したのかという問題を考えてみますと、この問題については、先ほどもお話がありましたように、非行の問題の背景に政治……
○山原委員 最初に本四公団の昭和五十五年度工事請負契約実績について質問をいたします。 夢のかけ橋ということでずいぶんバラ色の色彩をまいてきたわけですが、その実態がどうなのかという意味で申し上げるわけですが、資本金一億円以上の企業と一億円以下の企業の請負実績を見ますと、一億円以上の企業の場合に件数が十九件で金額が三百四十五億五百万、そして一億円以下が件数が五十七件で六億六千八百万、こういう構成になっております。そして構成を見ますと、一億円以上の企業の場合が二五%で何と九八%を受注している。一億円以下の場合が七五%の数でわずか二%の請負契約しかしていない。こういう結果が出ておりますが、これは大体……
○山原委員 寒冷によるミカン被害の問題について、短い時間ですが、質問をいたします。 愛媛県の実態につきまして、本委員会が調査をされたことにつきまして感謝します。同時に、私どものところにも愛媛県からいろいろ被害の実態並びに要請文も来ております。同時に、私の県は隣の高知県でございますが、県の方からの通知によりましても、たとえば温州ミカンが八三・一%の被害であります。土佐ボンタンが八九・一%、ポンカンが九七・九%、イヨカンが一〇〇%、ユズが七〇・八%と、被害の内容については時間の関係で申し上げませんが、こういう異常な被害を受けておるわけです。 それからもう一つ、果実を見ますと、一つはビワがござい……
○山原委員 漁船損害補償法の一部改正について、三つの点で質問をいたします。 一つは、危険防止のための検診技士の充実の問題でございます。 五十一年から始まりました漁船船主責任保険が今回の改正で本格実施になるわけですが、試験実施五年間の状況を見てみますと、漁船の安全性を高め、事故件数を少なくすることが大前提として求められておると思います。そこで、漁船保険中央会では漁船の検診技士を各地の保険組合に配置して補助をいたしておりますが、この検診技士の仕事は申し上げるまでもなくきわめて重要な任務を持っております。しかし、現在三十人しか配置されておりません。私がいただきましたこの資料を見ましても、全国には……
○山原委員 最初に、最近の私立医科歯科大学におけるいろいろの情勢につきまして質問をいたしたいと思います。 まず第一番に、私立大学の不正経理と申しますか、これを見ますと、いままで文部省は何遍か通達を出してきております。五十二年の九月に出しましたけれども、結局、文部省が発表しておりますように、二十九の医歯系大学におきまして二十四校が通達の趣旨が守られていないということが発表されておるわけです。この二十四校という数字はどこから出てきたかわかりませんが、もうすでに七校、八校の学校が次々と新聞に出る、こういう状態でございますから、これからまだ出てくる可能性があります。 そこで、最初に伺いたいのですが……
○山原委員 法案の質問に入ります前に二、三お伺いをしたいのです。
一つは、共通一次試験の問題ですが、すでに三回経験をしまして、今年度も入学試験の時期を過ぎたわけですが、その中でどういうふうな反省点が出ておるかということですね。文部省として一応どういう見解を持っておるか、最初にお聞きしたいのですが、これはどなたでしょうか。
【次の発言】 評価はいろいろあると思いますが、弊害も出ているのではないか、弊害と言ってはちょっと語弊があると思いますけれども。たとえば一次テストが六十点平均ということで、これをとるのも大変だというわけで、生徒にとりましては、いわゆる共通一次用のテストの準備と同時に、普通の大……
○山原委員 私は、日本共産党を代表して、国立学校設置法の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたします。 一、修正案の趣旨。 改正案中の鳴門教育大学の設置に係る部分を削除する。 二、修正案提出の理由。 今回提案されている鳴門教育大学は、昭和五十三年度に設置された兵庫教育大学、上越教育大学と同構想のもので、主として現職教員の研究・研さんの機会を確保する趣旨を持つ大学院と初等教育教員の養成を行う学部を有する大学とされています。 わが党は、兵庫・上越両教育大の設置については、現職教員研修のあり方、また大学院のあり方を含めた大学制度全体に影響を及ぼしかねない重要な問題が含まれているの……
○山原委員 この委員会でいわゆる議員提案の法案が審議されるということ、まず私は大変いいことだと思っております。特に野党側の提案する法律案に対して審議をするということが日本の国会では余りないわけでして、私の経験でも、一度この問題について当時の提案者である木島議員に対して質問をしたことがありますが、それから久しぶりのことでございまして、そういう意味で現在提案者の考えられておることを中心にしてお互いに論議をし、審議をするということは、非常に意義があると思いますし、同時に、それはまた一面では文部省もいろいろ財政上その他の制約があるわけですから、その文部省に対する一つの激励にもなるというふうに思いますの……
○山原委員 最初、私学共済法案自体につきまして、先ほども寡婦加算の問題について御質問もございましたし、ダブる点もあると思いますが、この問題と、二つ目に、いわゆる十年以上の組合員であった場合の配偶者については、いままで無条件で遺族年金を支給していたわけですが、今度は死亡者より配偶者の収入が多い場合は、遺族と見ず、遺族年金を渡さないという問題、それから高額所得者に対する支給の見直しの問題、この三つの問題でございますけれども、特に最初の二つの問題について事情を説明しながら質問をいたしたいと思います。 いわゆる共働きの場合の見直しの点でございますけれども、これは一つは既得権への侵害ではないかというこ……
○山原委員 今日、大学問題は、さまざまな課題を抱えておると思います。一つは、受験地獄の問題があるわけでして、その原因をいろいろ考えてみますと、とにかく国民の大学教育を受ける権利または希望に対して、これに対応するだけの政府の政策といいますか、そこにも大きな欠陥があると思うのです。 たとえば大学の整備等につきまして、総合的、計画的にやっていくとか、あるいは大学の設置あるいは既設の大学の充実、特に学部・学科の増設あるいは整備、そういったことがうまくできていない。ことに地方大学の充実が立ちおくれておりまして、地方大学においては、きわめて少ない学部・学科でやられておるというような状態も続いております。……
○山原委員 私は、日本共産党を代表して、日本学校健康会法案に対する反対討論を行います。 これまでの本委員会の審議でも明らかなように、今回の日本学校健康会法案は、行政改革の面から見るなら、およそその名に値しないばかりか、放送大学との関係で数合わせであり、全く異質の組織を無理に統合しようとするものであり、かつ、次に述べるように幾つかの問題点を内包しており、むしろ国民の期待に反するものとなっています。 第一の問題は、日本学校給食会に対して何らの見直しさえ行わず、統合に名をかりてその温存を現状のまま図ろうとしているのではないかという感の強いことであります。 もともと日本学校給食会は、昭和四十二年……
○山原委員 きょうは、参考人御苦労さんです。文部省への質問はまた機会がありますから、参考人に主として質問をいたしたいと思います。 第一点は、自民党の批判というのが出てきたわけですね。現場の先生方あるいは各界の批判プラス自民党の批判、また新聞によれば、政権政党の批判、それがあるからこういうことにならざるを得ないのですよという会長の御発言もあるわけですが、自民党の、現在の教科書、中学校公民分野に対する批判というのは、どういう形で行われたのですか。たとえば協会に対して文書をもって批判の形態を突きつけられたのか。どういうふうにつかんでおられますか。
○山原委員 私は、日本共産党を代表しまして、自民党議員提出の私立学校法及び国立学校設置法改正案について反対討論を行います。 反対の第一の理由は、十八歳人口が増大する中で、三年間大学の新増設を行わないことになりますと、受験競争に一層の拍車をかけることになり、共通一次試験及び高校教育に一層のゆがみをもたらすことを恐れるからであります。大学受験年齢の十八歳人口は、年々増加の一途をたどり、五十五年をゼロとすると五十七年に三万人、五十八年に十二万人、六十一年二十五万人、ピークの六十七年には四十五万人の増が見込まれます。現在でも大学進学を希望していても、入学定員の関係から入学できない学生が二十五万七千名……
○山原委員 学校教育の重要な部分を受け持つ実習助手、養護教員、また事務職員の方々の実態をお互いに十分認識し合って、それにふさわしい処遇をしていくということは非常に重要な問題でございまして、その意味で、今度の法案を出されたことにつきまして敬意を表します。 実習助手の問題について最初にお伺いをいたしますが、実習助手という職名で働いておる方がすでに一万五千人に達しておるという状態でございます。しかも、この実習助手の方々が、工業、農業、商業、水産、衛生、看護などの職業科、あるいは理科、家庭、理療、理美容科などの実験実習の指導に当たるとともに、実験に必要な準備及び整備、実習指導計画の作成、実習成績の評……
○山原委員 ただいまの問題ですが、文部省は見本本についてはちゃんとした規定を出しているのです。御承知でしょう。これは献本は厳に禁止されることと明確にしています。しかも、見本本を先生方あるいは教育委員会が採択する場合に展示をするわけですが、それは教科書会社から本当にわずかの部数が送付される、その部数までちゃんとこの規定の中には書いているのですよ。それ以外は渡してはならぬ。これが文部省がやってきておる検定の過程なのです。それが文部省の手を通じて渡されている。文部省がわざわざ各出版会社から集めてこれを渡している。もともと地方教育委員会には、教科書は教科書会社から送付される。わざわざ集めてこういう研究……
○山原委員 きょうの質問は、私の方が三十分質問をいたしまして、あと教科書問題について栗田さんの方から五十分質問をさせていただきます。 最初に、この間の行政改革特別委員会で質問をしましたが、きょうは数字を確認する意味で端的に四十人学級問題についてお伺いをするわけです。 今度行革特別委員会に資料提出を要求しまして、文部省の方から私の方へ出してきております年次計画があるわけです。これは寺前議員に対しての答弁の中で出てきました数字とも一致しておりますし、また湯山議員に対する質問の答弁の中で出てきた数字とも一致しておりますから、大体文部省はこういう計画で進められようとしておると思いますが、これを見ま……
○山原委員 ちょうどいま、国際的に見ましても、また国内的に見ましても、核戦争阻止、そして核廃絶という声がかつてない大きな運動にもなっております。国内におきましては、科学者あるいは音楽家、作家、写真家とかあるいは漫画家とか画家であるとかあるいは宗教団体、こういうところが核戦争反対という声を上げておりますし、一昨日は、広島で二十万の人が集まるという状態がございます。それから、この間参りましたイタリアの大統領の国会における演説を聞きましても、また昨年のローマ法王の広島、長崎における訴えを聞きましても、これはいままでにない状態があるということはおわかりだと思います。 それで、最初に、文部省の藤村課長……
○山原委員 最初の質問は、去る四月十九日に当委員会が筑波研究学園都市へ参りましたときに、いわゆる遺伝子組みかえ研究施設の問題につきまして地元の代表から要請を受けたんです。委員長は代表にお会いしたわけですが、私どもは会っておりません。ただ文書で地元婦人の会の代表の方、それから谷田部町の建設地区に隣接する茎崎村牧園地区のP4反対同盟の文書をいただいておるわけです。 この問題はけさほど竹内委員の方から質問がありましたので、できるだけダブらないように質問をしたいと思いますが、そのほか昨日学研労協の方が記者会見をしておりまして、科学技術庁を含めて要請書を出されておると聞いております。その中には、谷田部……
○山原委員 科学技術会議が昭和五十二年の五月に第六号答申を出しております。科学技術会議は、もちろん科学技術庁が事務局的な役割りを果たしております。そういう意味で、この答申の内容と関連をして質問をいたしたいと思うのです。 いま申しましたように、五十二年五月に第六号答申、そして一番新しいのは五十六年七月に第九号答申を出しておりまして、たとえば精度の高い危険地域地図の作成あるいは集中豪雨の観測と一体化したシステムをつくって、山崩れあるいは土石流の発生を予知する技術等を確立するというふうな答申が出されておるわけです。 この点に関係しまして、最初に、建設省の方においでいただいておりますから伺いたいの……
○山原委員 三つばかり質問を用意していますが、最初に、閣僚であり国務大臣である中川長官に関係をしておる問題について、真偽のほどを伺っておきたいと思います。 それは、今回の教科書問題をめぐりまして、七月二十七日の閣議で長官の発言されたことが出ておるわけでございますが、当時は中国政府の抗議が公式に来ておる段階、さらに韓国からの批判が多数新聞等に出ておる状態でございました。現在は韓国からも政府からの公式の申し入れがあっていることは御承知のとおりであります。この七月二十七日の閣議におきまして長官は、「教科書の内容の問題について、外国からいちいち干渉されるなど重大な問題ではないか」という発言をしたと言……
○山原委員 けさ参考人の御意見を伺いまして、深刻な実態をある意味で把握することができました。それから、私は、高知県の室戸、室戸岬両漁業協同組合に所属する遠洋マグロ漁業の深刻な事態につきまして話をさせていただき、また、大臣にも長官にも聞いていただきたいと思っております。
現在の遠洋漁業の実態というのは、ちょうど五十二年、五十三年の北洋漁業の大規模減船の際と似ているのではないかと思うのですが、その点最初に伺っておきたいのです。
【次の発言】 原因の面では違いがあるかもしれませんが、いまおっしゃいましたように、深刻な事態については変わりはないと思いますし、北洋の場合に減船補償金が交付されておるわけ……
○山原委員 小川文部大臣、初めてきょうこの委員会では御答弁をなさっておられるわけですが、もともと大臣の所信表明がなされましてそれに対する質疑が行われるというのは、大臣の教育に対する信念あるいは政策を伺うという意味で非常に大事なことだと思いますが、今度の場合は異例中の異例として、国立学校設置法が日切れ法であるということで、各党一巡した一般質問が行われないままにこの質疑に入っておるわけです。その点で私も理事会で申し上げたわけですが、それは初めて大臣として委員会に来られてそういう質問もせずにやるのは失礼ではないか、そういう考えを持っております。 それから、きょう大臣の答弁をお聞きしておりますと、大……
○山原委員 昨日行われましたいわゆる教科書裁判の最高裁第一小法廷の判決につきましてお伺いをしたいと思います。 この判決は、訴えの利益の有無の判断とするに十分でないとの理由で原判決を破棄し東京高裁に差し戻しの判決となっております。検定の違憲性あるいは違法性につきましてはすでに第一審、第二審で明らかでありまして、最高裁は国側の上告を棄却して国民の教育権を擁護すべき当然の責務があると思いますが、このことには触れておりません。そういう意味で、最高裁判決が真正面からいわゆる国民の教育権問題を初めとして憲法問題との関連での判定を放棄したことは、私は不当であると思っております。それから同時に、訴えの利益の……
○山原委員 山口議員の質問に対しまして、最初質問したものとしまして、何か私の質問がごたごた質問したからこんな答弁になったのだというような意味のことを言われておる、これは全く迷惑千万な話です。しかも答弁の中でこういうことも言っておるのですよ。「原判決を破棄するという言葉についていまの委員のようにお考えになると誤った判断になるのではないか」と二回言っておるのです。おまえさんの言っていることは誤った判断だということを言っておるのです。 このことは取り上げませんけれども、先ほどからの質疑応答を聞いておりましても、やはり私の質問にかかわってこういう答弁になったのだ、こうおっしゃっているのですが、そうじ……
○山原委員 五年前にこの現法ができましたときに、全会一致で、私どもも賛成をしまして、いま木島議員がおっしゃいましたように、委員長提案でこの法律は成立をしてまいりました。したがって、あのときには論議もいたしておりません。また附帯決議もつけるというようなこともなくて、満場一致で決定をしたわけであります。そういう点を考えますと、今度の三年延長という問題におきまして、この場所でずいぶん論議も行われましたし、また参考人にも出席をしていただく、参考人の方々にはずいぶん短い時間でありましたから十分意を尽くせなかったと思いますけれども、前のときとは違った審議過程を踏んでおりますし、また傍聴人の方たちも関係者の……
○山原委員 私学共済の採決の前になりましたから、短時間質問をいたしたいと思います。
最初に、先日栗田議員の方から私学共済の国庫補助金について質問がありましたときに、国庫支出としては八百万円という数字が出ましたときに、その他のたとえば国家公務員共済あるいは地方公務員共済とか農林漁業共済の金額はどれくらいになるだろうということを申しておったわけですが、お調べになっておりましたらちょっと御返事をいただきたいのです。
【次の発言】 それは国庫補助の金額ですね、後の方は。いま八百万円に相当する分をおっしゃったわけですか。
【次の発言】 いずれにしましても、農林年金が二千百万ですか。まあこれだけのことで……
○山原委員 国語辞典を見ますと大半が、「侵略」というのは、他国の支配下に土地等を侵入して奪い取ること、こうなっています。「進出」というのは、勢力を張ったり、新方面を開いたりするため進み出ることとなっております。これはほとんどの国語辞典でございます。 そこで、今回文部省の検定の中で「侵略」を「進出」あるいは「侵攻」としたことにつきまして、二つの理由を挙げておられます。一つは、用語の統一の問題、一つは、「進出」というのは価値判断の伴わない客観性を持っている言葉だ、こういうわけですね。そこで、これは偽り、後でつけたこじつけの理由にすぎない、このことをまず指摘しておきたいと思います。 先ほど初中局……
○山原委員 警察庁おいでくださっていると思いますが、この教科書論議が始まりまして、右翼団体からの脅迫状が幾つか来ております。他の党の方にも来ておるかもしれません。これは恐らく星野亨斉という人物だろうと思いますが、現職の衆議院議員戸沢政方私設秘書あるいは横浜、森田弁護士事務所事務局長、元衆議院予算委員長尾崎末吉秘書というような名義でございまして、こういう中身なんです。 私の党の松本善明議員、さらに参議院の佐藤昭夫議員に対するものでありますが、「我が大日本帝国は、神代このかた一度たりと侵略戦争を起こした事はない。」という書き方で、「即刻、国会議員を辞職すべし」あるいは「過ちを天下に謝罪すべし」さ……
○山原委員 これだけ国際政治問題化した今回の教科雷検定問題のいきさつについて原因がどこにあったかということ、また政治責任を含めてどう反省しておるかということを一言最初に官房長官に伺いたいのであります。
【次の発言】 十五年戦争について、これが侵略戦争であったかどうかということが問われているわけでございますが、今回の見解の中にはその言葉は一言も出ておりません。これは当然入れるべきではなかったかと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 後世の史家の判断にゆだねるという言葉がしばしば出てくるわけでございますが、日本政府はいままで極東裁判におきましても、また国連憲章に賛成をした立場から見ましても……
○山原委員 ちょっと質問の順序を変えまして、最初にF4ファントムの爆撃装置の問題についてお伺いをいたします。
佐藤総理大臣の時代に、爆撃装置を外すことが憲法を守る証左であるということを明言をしているわけでございますが、この考え方は、鈴木総理大臣、お変わりになっておりませんか。最初に伺いたいのであります。
【次の発言】 けさほど発表されましたいわゆる政府の統一見解、これは、読んでみますと、明らかに量産を前提としておる、そういう計画であると思われます。したがって、いま御答弁がありましたが、侵略的、攻撃的脅威を与えるものとして装置を取り外した見解を変えて復活、強化するものではないか、こういう疑問を……
○山原委員 この技術士法の示す制度そのものが非常に重要なものであり、またわが国の技術振興という点で非常に大きな意味を持っておるというふうに考えておりまして、ちょうど二十六年前の昭和三十二年でありましたか、そのときの法案審議に当たってわが党もこれに賛成をいたしております。今度のこの改善ですが、私は二つの面から見てみたいと思うのです。 一つは、この法案の積極的な意味、評価すべき点があると思います。それとまた、今日の段階において、法の趣旨からいって評価できない点もあるという考え方から、質問をしたいと思っております。 一つは、今後この技術士の需要は増大していくと思いますが、その増大する要因がどうい……
○山原委員 私は、日本共産党を代表しまして、技術士法案に対する修正案を提案いたします。 修正の内容はお手元に配付してありますが、技術士制度の試験事務及び登録事務を民間に委譲できることを定めた規定を政府案から削除するというものであります。 修正の理由は、第一に、試験事務、登録事務の民間への委譲は、技術士制度の運用そのものの簡素化にはつながらず、また、予算的にも増大すると考えられること。第二に、試験及び登録事務に独立採算制の原則が導入され、受験者、登録者の負担が大幅に増大される結果となりかねないからであります。第三に、事務委譲されると予想される社団法人日本技術士会の業務に支障を来す結果にならな……
○山原委員 私は昨年の三月に、ランドサット問題をめぐりまして、宇宙開発の軍事利用問題について質問をいたしましたが、今回はこの問題と関連をしまして、自衛隊の基地化が進んでおります硫黄島と本土との連絡体制を抜本的に改善するため、二月に打ち上げられた実用通信衛星二号、いわゆるCS2の電話回線を防衛庁が利用できないかどうかについて政府部内で検討が始められているということが、マスコミの報道でもまた他の委員会での政府答弁でも明らかにされております。これは、宇宙開発事業団法や昭和四十四年五月九日の衆議院本会議における「わが国における宇宙の開発及び利用の基本に関する決議」にうたわれている、宇宙開発利用は平和の……
○山原委員 今回の国立大学設置法について、賛成する部分もありますが、非常に問題を感じておるところもありますので質問をいたします。
筑波大学における国際関係学類の設置の問題でありますけれども、筑波大学の学内として類を設置するという機関はどこでしょうか。
【次の発言】 評議会はいつ国際関係学類を設置することを機関として決めているのでしょうか。
【次の発言】 いま経過が話されましたが、私、資料を全部ここへ持ってきているのです。時間の関係で全部読み上げるわけにいきませんが、いまお話のあった六月の十七日の評議会の「五十八年度概算要求主要事項」によりますと、「学部などの創設など」の項目で「国際関係学群(……
○山原委員 最初に、この委員会で一緒に質疑応答してきた相手でございますから、この質問は私にとりましても余り愉快でない質問でございますけれども、文部省の前管理局長の柳川覺治氏のことにつきまして質問をしておきたいと思います。 柳川さんは、現在、参議院の比例代表選挙区の予定候補者として選挙運動を展開しておられます。特に管理局長であった肩書きをフルに活用しまして、管理局管轄下にある約三十の団体、業界挙げてのいわゆるぐるみ選挙を進めておると言われまして、そのやり方にかなり批判が出ております。そしてこの国会でも取り上げられてきたわけでございますが、この問題について、最初にこの選挙運動に文部省としては関与……
○山原委員 英語教育の週三時間問題について質問をいたします。 この問題では先日も五万名の請願署名をいただきまして、また、昨年もそうでございましたが、しばしば請願が出まして、この委員会でも請願の採択あるいは保留の問題で論議をしてきたわけですが、きょうはこの問題について最初に伺いたいと思います。 ちょうど一昨年の一九八一年の四月に標準週三時間が出まして、私はその年の五月に質問主意書を政府に対して出しました。この質問主意書に対する答弁書が、ここへ持ってきておりますが、たしか六月の十二日に出されております。これが出ましたときに、私はある新聞記者の方から、大体質問主意書に対する政府答弁書というのは非……
○山原委員 この委員会で年来の懸案でありました実習助手の問題、事務職員の問題、養護教諭の問題等につきまして三つの法案を提出していただきましたことに対しまして、提案者に敬意を表明する次第でございます。 この議員立法というものは非常に重要でありまして、たとえば欧米の国会におきましても議員立法は優先的に審議をされておることは御承知のとおりであります。わが国の場合は政府提案の法律を主として審議をするという形態をとっておりますが、この年来の問題について法律案を提出され、それに対する正当な論議が行われることがどれほど必要なことかわかりません。その意味で、われわれも気に入らない政府提案の法律についても審議……
○山原委員 最後の質問者になったわけですが、大臣以下休会中に大変御苦労でございます。国士館大学の問題について、けさからずいぶん御質問が出ておりますので、私は問題の核心にずばり入ってお聞きしたいと思うのです。 まず最初に、警察庁の方にお伺いをいたします。 今回起こりました殺人事件につきまして、中村は殺人で起訴されております。田代という人物は処分保留で釈放になっております。そこで最初にお伺いしたいのですが、柴田梵天総長、坂本事務局長、この二人は今回の事件と直接因果関係はないと新聞に報道されておりますが、柴田、坂本は全く関係なかったのかどうか、最初に伺います。
○山原委員 最初に原研の当局に伺います。 原研当局と労働組合との間で争われていました動力試験炉のロックアウト裁判、これが本年の六月十三日に最高裁判所におきまして、原子炉ロックアウトは不当なものであったとして労働組合の主張を全面的に認める判決が出ております。これに対して原研当局としては労働組合に対して、求められているお金は払うが謝罪する必要はないという態度をとっております。私どもも裁判を経験しておりますけれども、一般的に、裁判の結果が出ました場合には、少なくともそれに対応する姿勢を当局がとるというのは当然のことだと思います。まして、この原子力研究所は、御承知のようにまさに先端科学の研究開発の機……
○山原委員 最初に、三宅島噴火で改めて問題になっております行革と防災対策の関連について総理大臣に御質問いたします。 今国会の冒頭の所信表明演説でさきの日本海中部地震に触れ残して、災害対策の強化に一癖努力していくと総理は言われました。ところが、三宅島噴火でいろいろ調べてみますと、わが国の火山観測体制は全くお粗末であります。全国で活火山六十七カ所ありますが、国が常時監視体制をとっているのはそのうちのわずか十七カ所、残り五十カ所は事実上ノーマークであります。三宅島は辛うじて十七カ所のうちに入っておりますが、観測要員は専任でたった一人。地震計、これは三地点に設けて測定して初めて正確な状況がわかるもの……
○山原委員 問題は二つですが、一つは、四国を貫流する吉野川の早明浦ダム建設による濁水の問題です。二つ目は、今質問のありましたダイオキシンの問題について質問をいたします。 早明浦ダム建設以来十年たちますが、その間における濁水の問題について、地元の高知県長岡郡本山町の町長、町議会議長はしばしばこういう上申書を出しております。これは本年の二月二十日に提出されたものですが、「早明浦ダムの冷濁水は、ダム建設以来十年を経過した今日も、高濃度に汚染された濁水禍及び冷水は尚依然として続き、多年にわたるこのダム公害は、地域住民の怨嗟の的となっております。」こう書いてあります。そして「かつては紺碧の湖に映える紅……
○山原委員 十二年前に起こりました高知市の比島山災害、十名の方が亡くなった集中豪雨による山崩れの被害でありますが、この裁判がありまして第一審が三月十九日に判決を出しております。これに対して去る四月三日に高知県、四月四日に高知市が高等裁判所に控訴いたしておるのでございます。この問題について、事前に建設省と協議検討していると聞いているのでありますが、その際建設省としてはどのような対応をされたのか、最初に伺っておきます。
【次の発言】 私ども聞いておりますところでは、これは国からの強い指導があって、県、市は踏み切ったのではないかというふうに聞いておるわけでございますが、この問題は、第一審における争点……
○山原委員 臨時教育審議会の問題で文部大臣に、先日の文教委員会並びに予算委員会の論議を聞いておりまして、文部大臣と中曽根総理の答弁に多少のずれがあるように思うので、この点について正確にしておきたいものですからお伺いするのですが、先日のこの文教委員会で有島議員の質問に対して、この審議会は教育基本法を前提にしないで全く自由に論議をしていただくんだ、こういう答弁があったのですが、これは正確でしょうか、まず伺っておきます。
【次の発言】 法律の中身に入るつもりはまだありませんけれども、既に閣議で決定した法律の中には、「教育基本法にのっとりこという法律の文言として明確に書かれておりますし、また、先日の予……
○山原委員 ちょうど、ただいま池田さんの方から有害図書の問題が出ましたので、一言大臣にもお聞きし、また委員長にもお願いしたいんですが、確かに法規制の問題が今出されようとしておるのではないかと思われます。 しかし、法規制の問題は別にしまして、この問題については、例えばこの委員会で集中して論議をするとか、あるいはこれに関係しております出版社その他の自粛を促す意味におきましても、参考人としておいでいただきまして論議をするとか、私も池田さんのおっしゃったように、やはり問題は国民の運動あるいは出版社の自粛によって解決をするというのが一番よい方向だと思っておりますが、法の問題とは別にして、この問題につい……
○山原委員 教育と政治倫理の問題について、最初に簡単に伺いたいのです。 大臣の御見解を伺っておきたいのですが、今回、中曽根総理が副総裁に二階堂進氏を選んだという問題でございます。この問題は、かつて私も予算委員会で取り上げたことがございますが、田中問題につきましての決着がいまだついておりません。そういう中で、昨年の十二月に総選挙が行われまして、自民党の後退ということと同時に総裁声明が出されまして、この問題と関連して今回、二階堂氏が副総裁になるという事態が発生したわけですが、二階堂氏は、御承知のようにロッキード事件のときに、これについては私は全く関係がないということをおっしゃっておられたわけです……
○山原委員 五名の参考人の皆さん、本当に御苦労でございます。私は日本共産党の山原健二郎です。 随分御質問がありまして御意見を開陳していただきましたが、私は、芥川さんが、著作権法はその国の文化のバロメーターであるというお話がございまして、まさにそのとおりだと思います。そして、著作権者の権利を守るということが第一義的な任務だという考え方を持っておりまして、その立場で御質問を申し上げるわけです。 一つは、レンタル商業組合の牛久保さんのお話の中で、問題が残っているなという感じを受けました。それは使用料の問題ですが、昔楽著作権協会との間には四月十二日に合意が成立したというお話がございました。しかし、……
○山原委員 大臣がおいでになりませんので、別の問題を先にやらせていただきます。
現地の新聞に連日出ております東北福祉大学の隠し口座の問題、また、この大学における会計の乱脈、同時に、教授会の議を経ないで入学生の合否の決定がされる、あるいは教授の任用がされるというような問題が起こっておりますが、この問題についてお伺いします。
最初に、林野庁に来ていただいておりますので、林野庁の方で国有林野の払い下げを二回にわたってなされておりますが、簡単にこの実態をお聞かせいただきたいのです。
【次の発言】 その金額はどの程度のものでしょうか。
【次の発言】 現在その土地の時価が、住宅開発等が行われておるせい……
○山原委員 現在、盲・聾・養護学校におきまして重度・重複児が増加する傾向にあります。そのために教職員の負担増、特に婦人教職員の妊娠障害などが大変訴えられておりまして、こういう時期にこれを何とか解決しなければならぬということは、どなたも当然考えておるところだと思いますが、そういう現象の中で今度この法案を出されたということは大変時宜に適した解決方法だと思いまして、その点、感謝をいたしております。 そこで、最初に重度・重複児の増加傾向の状況あるいは教職員の負担増による健康破壊の問題、特に寮母さんの健康障害が大変問題になっておりますが、それらの点について実態を把握しておられましたら、数字を挙げてまで……
○山原委員 一昨日、六月二十日でございますが、いわゆる育英奨学金制度の問題につきまして、新規在学生の採用の問題について理事会、さらには委員会も一時中断をするという事態が起こりまして、各党一致して、八万二千名の学生の救済について措置を講ずるべきであるということでこの委員会の意思は一致をいたしまして、またそれにこたえて森文部大臣から意見の表明がなされました。その後、文部省におかれましても努力をされておるわけでございますが、きょうの理事会、また先ほどの委員会の答弁によりますと、いまだこれについての結論が出ていないということでございまして、この点、私はこの問題に限らず、国権の最高機関としての国会の審議……
○山原委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、日本育英会法案に対する反対討論を行います。 言うまでもなく、育英奨学事業は、教育の機会均等という戦後教育の根本精神を実現するための極めて重要な施策であります。その施策の根本にかかわる法改正をしようとする場合、国会での慎重な審議が保障されるよう、かつまた、実際の業務にそこを来さぬよう十分の配慮を踏まえた形で法案提出がなされるべきであることは言うまでもありません。しかるに、本法案に関する政府の姿勢は、こうした諸点を無視したものであるばかりか、奨学金支給を期待する学生生徒の窮状をいわば逆手にとる形で法案の早期成立を図ったとも受け取れるものであり、法……
○山原委員 大学の自治、学問の自由という立場から申しまして、産学協同問題について随分私ども警告を発してまいりましたが、今回次々と、この問題に端を発して、大学の腐敗が起こっていることを大変残念に思います。しかし、この問題についてはきょうは触れる時間がございませんので、特に鳥野見主査の逮捕の問題について質問をいたします。また、私の調査した範囲において中身を明らかにしていきたいと思います。 まず第一番に、ただいままでの文部省の答弁を聞きましても、この問題は随分なぞに包まれておるということです。それを少し明らかにしてみたいと思います。 まず第一番に、五十八年度の未配分予算、別名とめ置き予算と呼ばれ……
○山原委員 大変残念なことでありますけれども、昨日文化庁の会計課長が逮捕されるという事件が起こりまして、冒頭の質問者として、これを抜かして他の質問をするわけにはまいりませんので、この問題について何点かお伺いしたいと思います。
法務省の方においでいただいておりますが、昨日の田中逮捕に及ぶ経過並びに容疑事実、特に九州大学などということが書かれておりますが、その他の大学はどういう大学であるか、そういった点について御説明をいただきたいのです。
【次の発言】 この事件は既に三名の、しかも文部省における予算に関する極めて重要なポストにある人たちが次々と逮捕される事件でございまして、そういう意味では、これ……
○山原委員 また嫌な質問を幾つかしなければなりませんが、きょうの質問と幾らかダブる面がありますけれども、真相を明らかにする意味で答弁をいただきたいと思います。
八月一日、医療・理化学機器製造販売会社の取締役小野寺幸雄氏が逮捕されましたが、この被疑事実は何か、法務省の方に最初に伺いたいのです。
【次の発言】 大阪地検が佐賀大学に対しまして、経理部長、経理課長、経理課用度係、その他の関係者五名を呼びまして、事情聴取したということが言われておるわけでございます。さらに、最近、東北関係の大学から参考人でしょうか関係者を呼びまして調査されたということをお聞きしておりますが、現在、この事件で文部省関係の……
○山原委員 最初に、教科書検定問題について質問をいたしたいと思います。 中曽根総理は、所信表明演説で、「国際国家日本の国民にふさわしい教育の国際化の追及」に教育改革の視点があるというふうにおっしゃいました。ちょうど一昨年、教科書検定をめぐりまして国際問題化しましたときに、八月二十六日に当時の宮澤官房長官が談話を発表しまして、さらに小川文部大臣がこれまた談話を発表しまして、検定基準の改正告示をいたしました。その中身は、「近隣のアジア諸国との間の近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること。」というふうに変えられたわけであります。そして、当時問題を提起しました……
○山原委員 一つはウラン濃縮ですが、濃縮技術というのは今まで大体国家機密的な性格を持っておるわけですね。今度のレーザー濃縮というのはそういう性格を持つのか、それともオープンな形で行われるのかということをお聞きしたいのです。 それから、SDIの中にあるレーザー兵器というものがなぜ核爆発を必要とするのか。この二つをちょっとお聞きしたいのです。
○山原委員 委員長並びに政府の方、一番最後になりまして遅くなりましたが、質問いたしたいと思います。 私の質問は宇宙衛星の軍事利用問題に絞って質問したいと思うのですが、一昨年宇宙衛星、通信衛星のさくら二号、この自衛隊利用問題が浮上しまして、政府の方では統一見解ということで口頭説明メモを出されたわけです。その後、ことしの三月十八日に硫黄島の自衛隊と本土との通信がさくら二号を介して実施をされました。また、今回の予算委員会におきましてこの問題が取り上げられてきましたが、これについて、一般化した技術は自衛隊も使って構わないという、いわゆる中曽根首相の汎用性の理論といいますか、こういう言葉が出てまいりま……
○山原委員 一つは、情報科学、工学が次第に大規模化していくということの中で、もし事故とかそういうものが起こった場合の社会的影響はそれなりにまた広がっていくのであろうかということですね。それと同時に、これが人間の頭脳の働きといいますか、トータル的な総合判断力に追いつくものなのか、その辺の展望はどんなふうにお考えになっておりますか。これが一つです。 それから先生は、この経歴を見せていただきますと、東京大学におられて二十年となっておりますが、例の産学協同ですね、これはこの間にどういうふうに変化しているのか。そういう意味では非常に緊密な方向になっているのかどうか、それをちょっとお伺いしたいと思うので……
○山原委員 ちょっと最初に、昨日発言の通告をしていなかったのですが、竹内長官に前回のこの委員会で、三月二十六日ですが、SDIへの研究協力はすべきでないという考え方で御質問申し上げたのです。それに対しまして長官は、宇宙開発についてはアメリカの方が日本よりはるかに先を行っておるので、アメリカから協力を求められるという事態は予想していない、大体そういう旨の御答弁をいただいたのです。ところがその翌日、アメリカよりSDIへの研究参加要請が正式に日本に寄せられました。日本が協力すべきものが何もないというならば、やはりきっぱりとお断りしていいんじゃないかという考えを持つわけで、改めてこの点をもう一回お伺いし……
○山原委員 大変勉強させていただいたのですが、先生のお話を聞きながら、日本のいわゆる創造的科学技術の振興上の現在における弱点が、いろいろ多面的な形で鋭く指摘されたのじゃないかというふうに伺ったわけでございます。 昨年の十一月に科学技術会議が答申を出しておりまして、その中にも独創的、創造的科学研究の振興というのがございますね。そして同時に、その研究者がそういう力を発揮できるような運営上の改善というのが出ておりまして、その運営上の改善という面についても触れられたと思っております。けれども、またその点について補足することがございましたら、ちょっと文章を読んだだけではわからぬものですから、それが補足……
○山原委員 共産党の山原ですが、きょうは本当にありがとうございます。二つばかり……。 一つは、他の委員の方ともダブリますが、SDIと今度のNATOの反応ですね、単に慎重であるというだけでなくて、むしろ反対の方向が強い。今先生の方から二つばかりその理由が出たと思うのです。例えば研究者の流出とか、それから例の盾の問題。そのほかにどういうことがあるんだろうか。例えばギリシャにおいて今度社会主義政権が信任されたとかいうような問題もありますね。それからまた各国における平和運動の高揚もあるのではないかと思いますが、その辺をどう見ていらっしゃるでしょうか。それが一つです。 それからもう一つは、日本人の文……
○山原分科員 共産党を代表しまして、教育に対する政党の介入問題並びに教育者の身分保全につきまして、主として文部大臣に所信を伺うことにいたします。
去る二月二十三日赤松委員の予算委員会における質問でも触れられております東京都の高等学校教師が政党の介入の中で都教育庁によって不当に授業停止を命ぜられ、かつ配置転換をさせられたいわゆる事件でありますけれども、あの質問が行なわれましてからすでに十七日が経過をいたしておりますが、この問題の重要性にかんがみまして、文部省はどのような調査をされておるのか、まずお伺いをいたしたいのであります。
【次の発言】 古い話であるから調査は十分していないようなお話が先般……
○山原分科員 私は、教科書について質問をいたします。
文部省はさきに、小学校五年の下巻の社会科につきまして、指導要領、指導書並びに教科書の中で、公害の記述の部分についてはこれを改めたというわけですね。これで問題はすべて解決したというふうに考えておるのか。総点検したあとで大体すべて正誤が正されたと思っておるのかどうか、最初に伺っておきます。
【次の発言】 私の調査によりますと、ここへ教科書を持ってきております。またあとで文部大臣に問題になる点はお渡しをいたしたいと思っておりますが、実に多数の事実に反する個所が出てくるわけです。
その一例をあげてみたいと思うのですが、これは教育出版の小学校五年……
○山原分科員 大臣に最初にお伺いしたいのですが、本日の新聞によりますと、国立大学の授業料の問題ですね、これは、入学金については四十八年から、授業料については四十七年の後半から値上げ分を取るという決定をされたそうでありますが、これは事実ですか。
【次の発言】 もしきょうの新聞の発表のようでありますと、私は異例のことが二つ出てきたと思うのです。というのは、昭和三十六年の、授業料等に関する文部省令第九号ですね、それ以来、学年の半ばにおいて授業料の値上げをしたということがあったのかという疑問ですね。それからもう一つは、二十七道県におきまして高等学校の授業料値上げがすでに行なわれるという情報が入っており……
○山原委員 一昨年沖繩を襲った大干ばつ、沖繩県民のこの不幸につけ込んで土地の買い占めが本土企業によって行なわれたという事実は御承知と思います。たとえば石垣におきましては名蔵、名蔵の場合はいまだに買い占めが進行しておる、川平あるいは白保、真栄理、こういうところの景勝地はほとんど買い占められておるという実態、今度の海洋博を契機にしてこのような土地買い占め並びに土地価格の騰貴が進行しておる事実を開発庁はどういうふうに把握しておるか、最初に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 時間がないから、不満足な答弁でも先に進まざるを得ないのですが、この海洋博の開催を目の前にして土地買い占めが進行しておる、土……
○山原分科員 電力料金の問題について質問をいたします。
九電力の中でどこかが引き金を引けば電力料金は軒並みに上がっていく可能性を持っています。これは国民生活にとってきわめて重大な問題であり、しかも中小企業にとってはまさに死活問題です。こういう状態の中で、いま四国電力において料金値上げの計画が発表され、すでに新聞にも出ておりますが、そういう値上げ計画があるか、最初に伺っておきます。
【次の発言】 公益事業局長に伺いたいのですが、この四国電力の料金値上げの動き、これは理由はどういうところにあるのですか。
【次の発言】 一月の二十五日、公益事業局長は四国電力の経営者と会っておりますね。そのときに、……
○山原分科員 私は公海上の米軍演習の演習区域の問題について質問をいたします。 これはもうすでに昨年十月十一日の内閣委員会におきまして、わが党の東中委員の質問の中から、一つは安保条約第六条、さらには地位協定第二条、さらには調達庁告示第四号、さらに防衛施設庁の告示第十二号、これがすべて公海上の場合には通用されないところのものであるということが明らかになっております。そして増原国務大臣も、「仰せの趣旨で急ぎ検討して、適切な措置をとります。」こういう答弁をいたしておりまして、問題の所在はもう明らかになっているわけですが、この問題についてその後どういう措置をとられたか、最初に伺っておきたいのです。
○山原分科員 特に僻地教育の学校統合問題と、それから僻地級の問題この二つにしぼって質問をいたします。 御承知のように、昭和三十一年の十一月十七日に、中央教育審議会の第十二回答申に基づきまして、文部事務次官通達によって、「公立小・中学校の統合方策について」というのが出ているわけですね。これに基づいて学校統合が進められてきたわけでありますが、その中で、各地におきまして相当の紛糾も起こっております。私の聞いておりますところでは、たとえば埼玉、五つの中学校を一つの中学校にまとめたというような問題が起こりまして、これは延期になっているそうです。それから茨城におきまして黒子町、ここでは国の補助金が留保さ……
○山原分科員 インフレ、物価高、物不足というものが、いま教育の現場、学校に直撃を与えています。この問題について、一つは、給食問題について質問をいたしたいのです。 私の最近聞いております状況というのは、端的にわかりやすく申し上げますと、たとえばカレーが水カレーになってしまった、こういう声も各地から起こっております。また卵、バターが使えないという状態も起こっております。さらに本年に入りましてからは、子供たちに汁粉を一度も食べさせていない、こういう状態も起こっております。さらに東京のある区では、教育委員会が給食の質を落とせ、こういう指示を出しております。さらにある区では、赤字を出すな、こういう指示……
○山原分科員 いわゆる振動障害ですね、白ろう病です。この問題につきまして、私は、この深刻な度合いというものを最近非常に痛感しています。 私の県は高知県です。高知県長岡郡本山町というところに本山保健所というのがあります。実は、この本山町が私の出身の町なんですけれども、ここで高知県における最初の、周辺五カ町村の民有林労働者のチェーンソー使用に伴う振動障害の実態調査が行われまして、昨年末の十二月二十六日にその結果が発表されております。それを見ますと、検診調査結果として、何らかの異常が認められる要注意者並びに要治療者の数は受診者総数の四分の三に達した、こういう報告になっているわけです。五カ町村で十三……
○山原分科員 昭和三十六年四月十九日の調達庁の告示四号、それから昭和四十七年六月十五日の防衛施設庁告示十二号、これにつきまして質問をいたします。 この問題は、すでに私も数回取り上げてまいりました。四十七年の十月から三月にかけまして取り上げてきたわけですが、これは、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二条の規定によりアメリカ合衆国が使用を許されている施設及び区域について提供及び共同使用等が決定された、こういうものです。私どもしばしば政府側に対して質問をしまして、この規定は明らかに公海、公空については適……
○山原小委員 私もこの決議を見まして、従来言われてきたことが出ているわけで、大仰なものは考えていませんでしたけれども、これだけのことかという感じもするわけです。要はこれを実現をしていく方策というものが必要だと思います。
そこで最初に伺いたいのですが、この畜産振興審議会あるいは飼料部会は生産者の声を反映するような体制になっておると局長はお考えになっていますか。
【次の発言】 私は予算委員会で、審議会のあり方について二百数十の審議会の分析をして、園田官房長官に尋ねたのですが、かなり民主的に構成されておるように見えましても、実際に国民の声が反映できるという状態にはないということを感じているわけです……
○山原小委員 ちょっと関連しますけれども、一つは、ILO、ユネスコの勧告によりましても、教員は児童の安全を守らなければならぬということと、同時にその教師の賠償責任から教師を守らなければならぬという二つが混在しているわけです。それは当然のことだと思いますが、そういうふうに国際的にも出てきた中で、しかも先ほど説明がありましたように、最近漸増というよりもむしろまあ激増的なふえ方だというふうに考えます。その中から裁判事件も起こるし、各種団体もこの問題を取り上げて何とかしなければならぬという状態のときに、文部省としてこの問題について、たとえばどういう機関というかあるいは機関的なものをつくって精力的にこれ……
○山原小委員 最初に、今度出されました教育学会の法案要綱、あれについては何か見解を持っておられますか。いまおっしゃったと思いますけれども……。
【次の発言】 そうしますと、安全会の見解としては、いまもお話がありましたように、安全会そのものの法改正をやるのか、あるいはやらないで、そのまま予防接種の金額に到達するような救済措置を講ずるということで、無過失責任というのはとらないという考え方ですね、そうすると、安全会としては、現法のままで金額を上げていく、そういうことですか。
【次の発言】 ちょっと事務的なことを、数字を伺っておきたいのです。簡単に済ませますが、廃疾事故の場合、長期療養を必要とする者の……
○山原小委員 三つばかりお尋ねしたいのですが、一つは、先ほど昭和四十五年から国大協が共通一次試験というものに到達する経過と考え方が報告されたわけですが、これは純粋に国大協自体の経過の御報告であったと思いますけれども、この間に、たとえば他動的といいましょうか、政治的あるいは文部省などの見解というものがどのような形で国大協に反映をされてきたか、そういうものは全くなくて国大協自体が共通一次試験ということに到達したかという問題でございます。これを少しお聞きしたいと思うのです。 それから二つ目は、一期校と二期校の問題でありますが、一期校二期校というのは、もともとそういう制度ができたときにどういう理念の……
○山原小委員 きょう加藤先生から伺ったので新しい問題として際立って出てきたのは一つの国立大学に合格した者は第二次募集を受けさせないということが一つだと思います。それからもう一つは高等学校の意見を反映するための機関を入試センターの中につくる。お聞きしておりまして、この前の小委員会でも出ましたけれども、この二つが国大協として決定されたものとして出てきたように思うのです。 その二次募集の問題ですが、これは各大学の自由度というものをおっしゃるわけでどの程度のものになるのかというのは全くわからぬわけですね。場合によってはたとえば東京大学と香川大学とを願書を出してそして第一次テストによって香川大学を受け……
○山原小委員 私ども、お話を聞きながら困って座っているわけです、時間の関係その他含めまして。 それではひとつ質問させていただきます。 私、最近、養護学校の卒業式に行っているのですが、一番多いのは卒業したくないと言う。卒業してしまえば行くところがないというのがあるのですね。だから学校によっては専攻科をつくってくれというような問題も出てくるのです。実はこれは私たまたま手に入れたのですけれども、東京都立の北養護学校の去年の卒業式に書いた卒業生の代表の答辞なんです。これを見ますと、養護学校へ入るときの喜びと、それからもう一つは、卒業するときの悲しみというのが、単なる別れの悲しみではなくて、これから……
○山原小委員 いわゆる自動販売機を含めまして、退廃文化といいますか、ポルノ雑誌等の問題については、お話もありましたように、PTAあるいは婦人団体その他で問題にいたしおりますが、特に子供たちの非行との関係ですね。これがどういうつながりを持っているかということは、具体的に事例もかなり出ておるように思うのですが、そのことが一つと、それからもう一つは、憲法上の表現の自由といいますか、憲法第二十一条、それから営業権の憲法第二十二条の関係があって、なかなか大胆な発言ができない状態があるわけですね。しかし、私どもは去年の七月にこの問題をとらえまして、大胆な提起をして、替否両論、またずいぶんたたかれもしてきた……
○山原小委員 憲法上の表現の自由また営業権の問題等関連してきますが、公権力による拘束というよりも、こういう問題について表現の自由と国民的な批判というものは相矛盾するものではない、こういうふうに考えているわけです。だから、去年私どもの党としまして、自動販売機に限らず退廃文化についての見解を発表したのですが、それにつきましては賛意を表明された人たちも多くおりますし、同時にいろいろな形で自由の制限だというふうな批判も出てくる。そういう意見がたくさん出てくることは大変いいことですが、そういう意味で、私は表現の自由と国民的な批判というものとは相矛盾しないという考えを持っています。そして同時に、政治家や政……
○山原分科員 私の質問は、高知県の宿毛湾の原油基地、CTSの問題を中心にしまして備蓄問題等、最初に通産省に対して質問をいたします。
まず第一番に、伊藤忠株式会社が宿毛湾CTS構想をすでに幾たびか発表しておりますが、この点について御存じでございましょうか、またどんな構想か御承知でしょうか。
【次の発言】 いままで伊藤忠が発表しました経過をちょっと申し上げてみたいと思うのですが、四十五年にこの地区の吉ノ沢に五百万キロリットルの計画を発表しています。引き続いて四十七年の五月二十四日に宿毛湾CTS概念検討報告を出しておりまして、これは宿毛市の藻津に五百万キロリットル、年八回の回転で四千万キロリットル……
○山原分科員 最初に、野菜類とそれから台湾産の野菜類の関係につきまして、いま私の県でもいろいろ問題が起こっております。しかもよく調べてみますと、私の方にもわからない点がありますのでお伺いをするわけですが、台湾ショウガの問題です。これは「日本貿易月報」を見ますと急速に輸入がふえてまいっておりまして、たとえば一九七二年の場合に台湾から、生ショウガですが、百四十七トンであったのが、一九七五年には五百六十八トン、そして一九七六年、昨年度に入りますと五千四百四十七トンという、約百倍に達する生ショウガが入ってきておるわけですが、農林省の方ではこの事態をどういうふうにつかんでおられるか、最初に伺いたいのです……
○山原分科員 建設業退職金共済制度について質問をいたします。 この問題の経過ですが、昭和五十年、一昨年の三月二十五日に社会労働委員会におきましてわが党の寺前巌議員が質問をいたしております。これは、公共事業を行う場合に退職共済制度に加入をして、労働者に対して手帳を渡し証紙を出すというものでありますけれども、実際は労働者に対しては十分の一程度しか給付されていないという問題を指摘したわけであります。これに対しまして東村政府委員、この方がその事実を認めまして、掛金収入の一〇%程度の退職金給付と認められますという答弁をいたしております。もっともその中で、この建設業退職金共済制度の特性その他からいってそ……
○山原小委員 どうもありがとうございます。日弁連の取り組み経過、それから理想に近づきたいという御意思もよくわかりましたし、また法案要綱を読ましていただきまして、私どもの今後の立法活動の作業に非常に大きな参考になると思いまして、お礼申し上げたいと思います。 時間が余りないと思いますので、ちょっと読み上げまして、大変実務的なことですか、数点お伺いしたいのです。 一つは、いわゆる一生寝たきりの一級廃疾者の場合、医療をずっと続けていかなければなりませんが、その場合、療養補償と廃疾補償の併給を認めることになっているのでしょうかということが一つです。 二つ目ですが、廃疾にかかわる補償は大体どのくらい……
○山原小委員 関連して。これで大事なところへいま木島先生から質問になっていると思いますが、期日の問題とか、それから足切りの問題とか二次試験の問題、これはこの委員会でもずいぶん出た意見で、恐らくこの点の心配については一致すると思うのです。問題は、いま先生がおっしゃった壮大なる実験だという言葉ですね。これはまかり間違って壮大なる冒険になったら大変なことなんですね。もちろん理想的な万全のことはこういう改革の場合はできないと思います。しかしながらそれに近いような努力は絶対必要なんですね。そうしますと、いままで三回試行が行われておるわけですが、その三回の試行というものが、果たして高等学校の参考になるよう……
○山原小委員 小委員長報告案ですね、これを決議とすべきであるという意見が出たわけですが、結局、小委員長報告と決議との強制力の問題が出てくると思うのですね。したがって、私は、これを決議とした場合に、国大協あるいは入試センター、文部省に対してどういう強制力が作用するかということを検討すべきだと思うのです。したがって、法律作成、立法機関である国会が決議をするということは必ずしもあってはならぬことではありませんけれども、いままでの経過から言いまして、果たしてこのままでここで決議という形で、相当の強制力を持つものを出していいかどうかについては私はまだ若干の疑問を持っていますので、後で懇談会で意見の交換を……
○山原分科員 旧従軍看護婦の恩給適用の要求に関する問題について、一点にしぼって質問をいたします。 この問題は、もうすでに申し上げる必要もないと思いますけれども、日赤従軍看護婦が戦時中召集されまして、行き先も知らされずに日本陸海軍病院及び病院船に配属され、その命令に従い、兵と同じ生活をし、終戦後長期抑留の身となり、軍人と同じく捕虜生活を送ったりしながら、昭和二十八年から三十三年にかけて帰国し、その後召集解除となった人たちの問題であります。いわばまさに女性兵士としての取り扱いを受けておることは明らかでありますが、この方たちに対する処遇が全くなされていないということで、国会でも問題になりまして、私……
○山原分科員 最初に、造船不況に関する問題でございますが、私の県は高知県ですが、昨年の九月に今井造船というのが倒産をしました。これは現在、管財人がいないということで、この三月の十五日までに会社自体で管財人を探せという地裁の判定が出ておる、こういう状態です。引き続いて、ことしの二月に入りまして新山本造船というのが、これが和議申請をいたしまして、事実上の倒産状態に入っております。こういう事態、いままで倒産のことはずいぶん耳にしてまいりましたけれども、目の前で県内の最大の規模の造船所がばたばたと倒産するという事態はまさに深刻な事態なんですが、それがある場合には会社更生法の適用という形で倒産する、ある……
○山原分科員 次々四国勢が立っておりますが、ただいま井上議員から質問のありました大鳴門橋併用橋の問題について、いま将来のことについてお伺いしておられたわけですが、将来はかなり茫漠としておるという状態ですね。私は現実の問題としまして今回の、いわゆる当初の新幹線複線載荷完全併用橋方式、それから今回の道路鉄道併用橋単線載荷道路優先支出方式といいます、これの負担金の問題について、道路分の負担がずいぶん大きく変化をしております。五九%から八九%ということで、各県に対してこれが見解を求められておりまして、各県の方からは、これは私の高知県の場合ですが、今回の決着にかかる問題としてはやむを得ないものとして了解……
○山原分科員 大臣、御苦労さんです。最後になりましたので三点ばかりお聞きしたいと思いますが、最初に、例の私立高等学校に対する授業料補助の問題でございますが、名称は私立高等学校学費軽減措置に対する特別補助十五億円を概算要求として出されたわけでございますが、私はこの点は文部省はよく決断をして概算要求を出されたという点で、大変評価をしておるものです。しかし、予算書を見ますとこれが消えておるわけでございますが、この点大変文部省の意図に反して、消えております。大変これは残念に思っておりますが、この理由について管理局長の方からお答えをいただきたいと思います。
○山原分科員 今回の国鉄再建に伴ういわゆる地方ローカル線の廃止対象の路線の問題について伺います。 新聞によりますと、八十八線区が廃止対象になっておりまして、私は四国ですが、中国、四国で八線区が廃止の対象と報道されております。四国では三つの路線が廃止対象になるということで、ところによりましては全くハチの巣をつついたような状態が起こっておるわけです。 大臣もよく御承知だと思いますけれども、一応四国の路線の地図を簡単に書いてきましたので、手渡しをいたしまして、見ていただきながら答弁していただきたいのです。 各線ともそれぞれの理由があって敷設されておるわけですから、それぞれのところにいろいろな要……
○山原分科員 この二月の二十五日に各新聞が一斉に報道しましたスリーマイル島の原発事故後の新生児の死亡率が上昇したというアメリカのネーション誌の掲載問題ですが、これはもう質問があったかもしれませんが、科学技術庁はすでに入手をしておられますか。
【次の発言】 中身につきましては、新聞情報しかわからないということですか。全然つかんでいないのですね。
【次の発言】 しかし、これはかなり怠慢じゃないですかね。これだけ原子力発電所をめぐっての問題が各地で起こっておりますときに、この雑誌は週刊誌ですが、すでに二十三日に出ているわけです。きょうは二十七日ですから、外務省は持っているわけですし、どういう内容なの……
○山原分科員 きょう一斉に朝刊で報道されております、いわゆる国鉄赤字ローカル線廃止基準政令案骨子の全文というものでありますが、もうすでに質問があったと思いますけれども、突然けさ起きて見ましたので、これはどんな性格を持っておるものですか、最初に伺いたいのです。
【次の発言】 あずかり知らぬところということでございますが、きょう出ております骨子の中で、いわゆる選定基準の三項目につきましては、一応いままでも運輸委員会の審議などで出ておりましたね。ところが、今度はもう一つ第四項目が加わりまして、さらにそれにいわゆる選定手順というのが出ておるわけですね。これなどはまだ全く国会においても審議をされておるよ……
○山原委員 総務長官おいででございますか。
【次の発言】 総務長官、人事院勧告と仲裁裁定について、最初に総務長官の決意を一言伺いたいのです。
人事院勧告の実施は財源不足でやれないなどと言われておりますが、それはまさにつくられた財源不足であると私は思っております。仲裁裁定も人事院勧告もいずれも労働基本権の代償であり、政府みずからも、ILOにおきましても国際的にも主張してきたところであります。人事院勧告対象者の非現業一般職はいまだに団体交渉権を剥奪されたままであります。仲裁裁定と人事院勧告による給与改定は値切ることなく速やかに実施すべきでありますが、給与担当大臣としての総務長官の決意を最初に伺い……
○山原委員 三人の公述人の皆さん、御苦労でございます。共産党の山原ですが、富塚、牛嶋、そして猪木の御三方に、その順序でお伺いをいたしたいと思います。 一つは富塚事務局長に。 二月一日に私どもと総評との間に話し合いがなされておりまして、昭和五十七年度の予算に対する要求項目の一定の合意に達しております。その中には、軍事費削減問題あるいは一兆円減税問題、それから国民の要求である老人医療の問題とか、四十人学級の問題とか、私学助成の問題、それから賃上げの問題あるいは生活関連の公共事業に対する投資の問題とかいうことが出ているわけでございますが、大体七項目の合意事項となっておりますけれども、これは現在の……
○山原分科員 最初に、外務省の方にお伺いしますが、昨年十一月九日午後零時二十分から二十五分間にわたりまして、四国の足摺沖七十キロのところで、ワールド・アンバサダー、これは二十三万トンの大型タンカーでありますが、これが、船籍はリベリア船籍、そして川崎汽船の所属で、日本人の乗組員二十七名が乗っておりましたが、宇部から四日市に航行中、米海軍対潜哨戒機P3Cオライオン、これが飛来してまいりまして、二百メートルの超低空飛行で参りまして、最初は信号弾を二発というふうに言っておりましたが、だんだん情勢が変わりまして、十二発発煙筒を投下した、こういう事件が発生をしました。米軍は十二日間、この事実を沈黙をしてお……
○山原分科員 土木建築業に携わる労務者賃金の問題でございますが、これは建設省、農林水産省、そして運輸省、三省間の協定がありまして、それで設計単価の中に労務賃金が組まれているわけですが、このいわゆる三省の協定と実質働いている労働者、特に全国に散らばっている土建業に携わる労働者の賃金に差があるという問題は前々から私も取り上げております。これについて、昨年行管庁あるいは建設省の方で、大臣も調査をするというお約束をされておりますが、最初に、調査をされた経過、結果、簡明にお答えいただきたいのです。
【次の発言】 建設省、後で……。
大臣、ちょっとお聞きいただきたいのですが、私のいろいろ集めた資料ですが……
○山原委員 時間が十分間でございますので、お一人にお尋ねする以外方法がございませんが、川田先生にお伺いいたしたいと思います。 先生の出されました論文を幾つか読ませていただきましたが、一つは南北問題と軍縮問題に関して「わが国平和外交の課題」というのを読ませていただきました。これはパルメ委員会のことも書かれておりまして、昨年も私は、パルメさんがわが国に来られましたときに国際会議に出席をしておったわけですが、軍縮志向というのが非常に強烈であるということを痛切に感じました。また、先生も「南北問題を打開するためには、軍縮問題を進めなければならない。」こういうふうに書かれておりまして、このお気持ちは変わ……
○山原分科員 マグロはえ縄漁業、日本の遠洋漁業の将来につきましてお尋ねしたいと思っております。 一つは、いわゆる燃油の問題でございますが、このことについて非常に深刻な事態を迎えておりまして、燃油価格をちょっと見てみますと、昭和四十九年また昭和五十四年の二度の油の高騰によりまして、たとえば遠洋漁業はもちろんですが、農業用すべて含めまして、油の高騰が、昭和四十八年にキロリットル一万五百円だったものが五十六年には七万六千六百円と実に七・三倍になっております。コストに占める燃油費の割合を見ましても、四十八年の九・四%が五十六年には二五・四%、こういうふうになっておりまして、いわゆる燃油の値上がり問題……
○山原分科員 きょう私は河川の汚濁の問題について環境庁、建設省、それから資源エネルギー庁にお尋ねをいたしたいと思います。 私の郷里は四国の真ん中を流れております大河吉野川のほとりでございます。非常に鮮度の高い美しい川であったわけですが、ここに早明浦ダムという日本で第三番目の巨大なダムが建設をされまして、その後、川が濁り、これは高知県から徳島県に流れておりますが、昔の面影がなくなってしまいました。大変有名なアユの産地でありましたけれども、このアユもほとんど食べることもできない、河原には子供たちの姿を見ることもできない、そういう経験をいたしております。 次に、仁淀川という川がございますが、現在……
○山原分科員 老人医療問題について質問をしたいと思います。 二月一日から老人保健法が施行されまして、七十歳以上の老人に対する医療内容が大きな差別を受けるという事態が起こっております。さらに、四月から特例許可外病院を設けまして、これに対するまた大きな差別が出てくるということで、これはいままでずいぶん論議されておると思いますが、最近の新聞を見ましてもよろしいという評価をする投書その他はほとんどありません。残念ながら不満が続出をしておるという感じです。 たとえば最近の新聞で、二月十四日の朝日の「論壇」、これはある病院長さんだと思いますが「人権軽視ひどい老人保健法」という論文を出しております。また……
○山原委員 最初に文部大臣に、いわゆる四十人学級のことについて、いよいよ最終段階を迎えておりますので明確な御答弁をいただきたいと思います。 昨日の新聞によりますと、行政改革推進審議会の地方行政改革推進小委員会が報告書をまとめまして、九日、月曜日に行革審に提出をして決定をする、その中身に、第五次公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数改善計画と第四次公立高等学校教職員定数改善計画、いわゆる四十人学級の実施は引き続き当分の間厳しく抑制する、こう出てまいりました。本日の東京新聞によりますと、政府は昨五日、行政改革特例法を六十年度以降も延長する方針を固めた、こういうふうに出ております。 大変なこ……
○山原分科員 シベリア抑留者に対する国家補償問題についてお尋ねをいたします。既にこの問題は何回も国会で取り上げられておりますが、要求の切実さ、また正当性という点を踏まえまして、新しく大臣になられました中西総務長官の御意見を伺いたいのです。 今までこの問題につきましては、基本的認識におきまして政府の答弁がございます。それは、シベリア「抑留者の方々は国際法上の捕虜ないし俘虜という取り扱いを受けるということになろうかと存じます。」いわゆる俘虜または捕虜という認識でございますし、またこれは当時内閣官房長官の宮澤喜一氏の答弁でも、「国際上認められております法規慣例に違反をしておったということは、私はも……
○山原分科員 近海カツオ・マグロ漁業経営の危機打開の問題で質問をいたします。 二回にわたる石油ショック、また二百海里問題、需要の伸び悩み、これによりまして魚価の低迷が続いておりまして、大変厳しい生産環境に置かれておることは御承知のとおりだと思います。その原因は、無秩序な輸入、海外まき網の漁獲の増加、これが原因となって魚価が低迷をし、このまま推移すれば近海カツオ・マグロ漁業の経営は破綻の一途をたどる以外に道はない、こういうふうに関係者は言っております。省エネ、省力化あるいは販路の開拓、漁場の確保などに最大限の努力はしておりますけれども、事態は極めて深刻な状態にあります。カツオ、マグロは鯨と違っ……
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