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高沢寅男 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

高沢寅男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
352位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
839位
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242位

35期委員会発言TOP50
44位
35期委員会出席(幹部)TOP100
51位
35期委員会発言(非役職)TOP50
29位
36期委員会発言TOP100
83位
36期委員会出席(幹部)TOP100
58位
36期委員会発言(非役職)TOP100
66位
38期委員会発言TOP100
69位
38期委員会発言(非役職)TOP100
61位

このページでは高沢寅男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。高沢寅男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

33期(1972/12/10〜)

第71回国会 大蔵委員会 第6号(1973/02/21、33期、日本社会党)

○高沢委員 ただいま広瀬委員からいろいろお尋ねをいたしましたが、そのことにもまた関連しながらなおお尋ねをいたしたいと思います。  まず、相続の資産の評価の原理と申しますか、これは現在は相続税法の二十二条で、時価で評価する、こういうふうなことになっているわけですが、そうするとここに土地なり資産の評価の一つの原理として時価というものが出ておる。この時価には、実際に売買される、そういう価格もあるでしょうし、それからたとえば建設省のほうでやられる実際の売買価格というものを基準にされるところの公示価格というものもあるでしょうし、この相続税の場合の評価というものは、またそれらの関連をつけながら価額というも……

第71回国会 大蔵委員会 第9号(1973/02/28、33期、日本社会党)

○高沢委員 ただいま佐藤委員から、財政投融資の国会議決に関することで、総論部分から質問が始まって、だんだん各論のほうへいっているわけですが、私はまた各論のほうから少しお聞きをしていって、だんだん総論のほうへお尋ねをしたい、こう考えます。  最初に、資金運用部特別会計、これについてお尋ねをしたいわけであります。  この特別会計の予算書で、資金運用部の特別会計を見ると、歳入のほうは資金運用収入、それから一般会計より受入、それから歳出のほうは事務費及び預託金利子、予備費、こういうふうになっておりまして、その主体は、歳入のほうも歳出のほうもともに利子の出し入れ、こういうふうな性格になっているわけであり……

第71回国会 大蔵委員会 第11号(1973/03/06、33期、日本社会党)

○高沢委員 もう時間がわずかですから、私はもう一度財政投融資の一体性の関係で大臣にお尋ねをしたいと思います。  われわれがいままでずっと主張してまいりましたのは、財政投融資に入る面の資金が四つある、資金の性格がですね。これをいわば一つの袋にして、一つの特別会計にできないかということでお尋ねしてきたわけですが、これについては、二重議決の問題がある、あるいは四つの資金の性格にそれぞれ違いがあるとか、一つのプールに入りがたいというふうなことが、大臣なりあるいは理財局長から繰り返し御答弁があったのですね。この点はわれわれも見解を保留したいと思います。それで、この一体性の問題で、今度は財投の資金の出てい……

第71回国会 大蔵委員会 第13号(1973/03/09、33期、日本社会党)

○高沢委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して提案の趣旨を簡単に御説明いたします。  案文はお手元に配付いたしてありますので、朗読は省略させていただきます。  申し上げるまでもなく、わが国の経済運営につきましては、国民福祉の向上をはかることが、当面する重要な政策課題の一つとなっておりますが、この課題達成のために財政投融資が果たすべき役割りもますます大きなものとなってきているのであります。  また、財政投融資の主要な原資である資金運用部資金及び簡保積立金が国民大衆の零細な資金の蓄積であることから、財政投融資計画に対する国民の関心も一段と高まっております。  本附帯決……

第71回国会 大蔵委員会 第14号(1973/03/13、33期、日本社会党)

○高沢委員 関税定率法の改正について御質問申し上げます。  初めに、この三月一日の予算委員会で、まだ自由化されていない農産物の二十四品目、これを自由化した場合に国際収支上の影響がどのくらいあるか、こういう質問があって、農林大臣から約五億ドル、こういうふうな見解の表明があったわけですが、同じような意味で、昨年の十一月二十二日から関税の二〇%一括引き下げが行なわれたわけですが、この措置をとられた大蔵省が、これによって年間どのくらいの国際収支上の効果あるいは影響があるというふうにお考えになっていたか、そこをお尋ねいたします。
【次の発言】 そういたしますと、あの措置がとられたころも円の切り上げがまた……

第71回国会 大蔵委員会 第16号(1973/03/26、33期、日本社会党)

○高沢委員 社会党の高沢寅男でございます。  きょうはお忙しい中を、参考人の先生方、御苦労さまでございました。ただいまから御質問を申し上げたいわけですが、先ほど私都合でちょっとおくれてまいりまして、北野先生と井出先生のお話はお伺いしたのですが、お伺いしたところでは、大体御意見は私たちの意見とまあ一致する点が非常に多い、こういう感じがいたします。それで、私も阿部委員のあとを受けて御質問する点は、主として税制調査会を代表される東畑先生のほうへお願いを申し上げたい、こう思うわけであります。  最初にお聞きしたいことは、もう東畑先生も御存じかと思いますが、東京都の新財源構想研究会、ここで――社会党の木……

第71回国会 大蔵委員会 第19号(1973/03/29、33期、日本社会党)

○高沢委員 もう時間もありませんので、なるべく短時間のうちにしぼって御質問したいと思います。  主税局長にお尋ねするわけですが、大蔵大臣が本年の消費者物価の上昇が五・五%という昭和四十八年度の政府の見通しをこすような場合は、年内減税も含めてそれに対する対策をとる、こういうふうに言われているわけですが、ここでは当然そういう消費者物価の上昇と税負担の関係ということがあって、こういう大臣のことばが出ているわけですが、そこでこのことを少しお尋ねをしたいと思うわけです。  消費者物価が上がる。当然国民の側はそれを追いかけてということになりますが、何とかして所得水準を上げなければいかぬ。名目所得も上がる。……

第71回国会 大蔵委員会 第22号(1973/04/04、33期、日本社会党)

○高沢委員 大臣がお見えになりましたので、さっそくお尋ねします。  初めにお尋ねしたいことは、日本の経済の現状で、つまりインフレの問題なんです。この問題はいままでも何度か国会で論議されておりますが、政府側から、日本の現在の経済の状態がインフレーションであるというふうなことは、まだ正式な確認はないわけですが、それはインフレマインドであるとかいうふうないろいろなそれらしい表現では言われておりますが、やはりこれはむしろはっきりと、その現状を認められるほうがいいのじゃないかと思うわけです。  インフレの問題は、たとえば財貨サービスの生産と通貨の流通の量的関係とか、あるいはまた通貨が発行されたその通貨の……

第71回国会 大蔵委員会 第26号(1973/04/13、33期、日本社会党)

○高沢委員 昨日、党の佐藤委員なりあるいは村山委員からもお尋ねしておりますので、私はきょうは、もうあまり残った問題点はございませんが、短時間御質問したいと思います。  一つは入場税の問題ですが、この入場税の税収としての額が非常に予算総額の中でいわば取るに足りないというふうな額になっていることは、客観的にお認めになると思うのです。そこで、入場税の場合の徴税費との関係ですが、徴税費は入場税の関係でどのくらいになっているのか、今度はその徴税費と税収、それの対比の関係、いわば税金のコストの関係になりますが、その辺御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私としては、徴税費の金額のお答えがあれば、それ……

第71回国会 大蔵委員会 第48号(1973/08/29、33期、日本社会党)

○高沢委員 越智委員の質問に続きまして、野党の立場からひとつ質問いたしたいと思います。初めに、これは大蔵大臣に日本経済の現状をどう見るかということでお尋ねをしたいわけであります。  ことしの四月四日の大蔵委員会で、私は同じような問題を大臣にお尋ねしたわけであります。つまり日本経済の現状はインフレと規定すべきじゃないかということをお尋ねしたわけであります。そのときの大臣の答えは、まだインフレという認定ではない、それは言うなれば、インフレ的な傾向が懸念される状況である、こういうふうなお答えであったわけです。そのときのさらに大臣の説明によれば、こういうことを言われておるわけです。いま昭和四十八年度の……

第72回国会 大蔵委員会 第12号(1974/02/27、33期、日本社会党)

○高沢委員 関税局長、きょうはひとつよろしくお願いいたします。もうすでにわが党の委員からもお尋ねしていることに、また重複をするきらいはありますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  生活関連物資に弾力関税制度を拡充するという問題でありますが、これは租税法定主義という原理と、それからいまのようなこういう非常に変動の激しい経済情勢のもとで、行政が弾力的に対応しなければならぬ、こういうふうな見地から出された問題だと思いますが、やはりその間には、どうしても原理上矛盾があるわけであります。  そこで、そういう矛盾を前提としながら、なおかつそういう弾力的な措置が必要になるとすれば、私は、その結果が、……

第72回国会 大蔵委員会 第18号(1974/03/13、33期、日本社会党)

○高沢委員 参考人の先生方、御苦労さまでございます。よろしくお願いします。  私は初めに、これからの日本の経済構造というか、あるいは産業構造というか、そういうものとの関連の中で、税制のあり方をどういうふうに考えたらいいのかということでお尋ねをしたいと思います。  これは和田先生と谷山先生にお尋ねをしたいと思いますが、先ほどインフレにたえる税制ということで、インフレという経済情勢の中で税制としてあるべき姿なり、あるいはその場合に必要な措置については、すでにいまの山田委員の質問とのやりとりでかなりお示しをいただいたと思いますが、これからの日本の経済が、いままで経済は高度成長、そうしてインフレ、こう……

第72回国会 大蔵委員会 第21号(1974/03/20、33期、日本社会党)

○高沢委員 おはようございます。よろしくお願いいたします。  私は初めに政治資金の問題、それと税法の関係というような関連でお尋ねをしたいと思いますが、この問題ではひとつ政務次官に御答弁をお願いしたい、こう思うわけであります。  ことしの一月二十四日、この国会の初めにあたって参議院の本会議で、わが党の藤田進議員が代表質問を行なったわけですが、その中で政治献金の問題に触れているわけであります。その政治献金の問題に触れた中で、特に、田中総理大臣あるいは福田大蔵大臣、それから大平外務大臣、三木環境庁長官、中曽根通産大臣、それぞれの各大臣に対して、自治省の発表によるとそれぞれの派閥に対する政治献金という……

第73回国会 大蔵委員会 第3号(1974/10/18、33期、日本社会党)

○高沢委員 大臣、ひとつ御質問いたしますが、よろしくお願いいたします。  きょうの午前中の討議でも出た問題でありますが、総需要抑制の政策に関してお尋ねしたいと思います。この政策の目的は物価を安定させる、ここに当然総需要抑制の政策の目的があったというふうに考えるわけですが、結論的に言いますと、どういう状態がきたら総需要抑制の政策は必要がなくなる、あるいは転換ができる、その辺のめどを大臣のお考えではどういうふうに見ておられますか、お尋ねしたいと思います。
【次の発言】 もう少し具体的に言いますと、来年の春に対前年比一五%、こういう目標を設定されておる。その辺までいく、もちろんそのあともそういう線で……

第75回国会 大蔵委員会 第7号(1975/02/18、33期、日本社会党)

○高沢委員 ただいま提案説明のありました両案のうち、入場税法の改正について御質問申し上げたいと思います。  今回の改正がいわば非常に大幅な免税点の引き上げであるということ、そのことによって入場税の負担が軽減をされる、このことについては私たちも大変評価をしているものであります。従来の国会で入場税の論議のときに、私たちもいつもこういうふうな立場で大幅な税の軽減のための措置を要求してまいりましたが、今回の改正ではかなりにその措置がなされたということは、まず評価をいたしたいと思うわけであります。しかし、なお、その上に立って問題点があります。こういうことでもってひとつ御質問をいたしたいと思います。  ま……

第75回国会 大蔵委員会 第10号(1975/02/25、33期、日本社会党)

○高沢委員 私、いまの藤田委員の御質問の中身などもある程度だめ押しをするようなことも含めながら、その他のことも含めて御質問をしたいと思います。  それで初めに、これは大臣の認識をお聞きしたいわけですが、しかしそれは、もう今日では全くあたりまえのことを大臣にひとつ確認をお願いしたいということであります。  それは、年間約七十万人前後の死亡の件数の中で、相続税の課税対象になる被相続人の数のパーセントが昭和三十年代には大体一%であったのが、最近はそれが四%台にこう上がってきておる。こういう一つの趨勢です。また、この趨勢の中身を見ても、被相続人一人当たりの課税価格が昭和三十五年であれば七百七十万円、こ……

第75回国会 大蔵委員会 第13号(1975/03/04、33期、日本社会党)

○高沢委員 私は、いま所得税というものの課税の対象人員というものは非常に数が多くなって、言うなれば所得税そのものが大衆化してきているというこのことについて少しお尋ねをしたいと思うわけです。  戦前の時代には、所得税を納税するような人口は約百万ぐらいというふうなことで、当時は所得税というものは一定の高額所得者が納める税金だ、こういうことであったわけですが、戦後、その事情が変わって非常に大衆化して、特別高額所得者でなくても、普通に仕事を持って、そして給与を得る、所得を得ておるという者であるならば所得税というものはかかってくる、こういうふうなことになってきているわけですが、最近いよいよそういう傾向が……

第75回国会 大蔵委員会 第17号(1975/03/14、33期、日本社会党)

○高沢委員 私はきょうは、本年の一月に東京都の新財源構想研究会が発表しました、大都市税制の不公平是正というあの第四次報告、これに沿っての質問が一つと、もう一つは、生命保険の運営に関連する質問、こういう二つでもってお願いをいたしたいと思います。  最初に、新財源構想研究会の方からお願いをいたします。  この報告の中で、東京証券取引所の第一部に上場されている六十社の大企業、もっともそのうちで七社が赤字であったので実際は五十三社ということになりますが、その五十三社について各企業の有価証券報告書、それから東京都が入手した各企業の税務申告書、こういうふうなものを合わせて税負担の実態の分析をしております。……

第75回国会 大蔵委員会 第24号(1975/04/15、33期、日本社会党)

○高沢委員 酒税法それから製造たばこ定価法に関してこれから御質問をいたしますが、私はその前に、いま大臣から御説明のありました当面の財政事情、これについてはあした一般質問が予定されておりますので、またわが党の同僚議員から十分御質問もあると思いますが、しかし、私のいま感じたことは、この国会の初めに大臣から行われました財政演説の中身よりも、きょうのこの御説明の中身の方がはるかに重大な、しかもまたいろいろな意味で具体的な内容が含まれていると思うのであります。したがいまして、この中身自体をこれから国会の場でどう審議するかというふうなことについては、私たちも十分そういう審議の場を持たなきゃならぬと思います……

第76回国会 大蔵委員会 第4号(1975/11/19、33期、日本社会党)

○高沢委員 私は、初め大臣に質問をいたしまして、あとはまた具体論に入ればそれぞれの担当の局長さんにお願いをいたしたいと思います。  ことしの、この発行することになった赤字国債の問題ですが、結局、戦後のわが国の財政の歴史で、国債を出し始めるようになった直接の契機は、昭和四十年の不況のときで、このときに、四十年に赤字国債の発行があって、四十一年以降は建設国債ということで来て、それでことしまた二度目の赤字国債というふうなことになっているわけです。四十年の赤字国債のときも、その当時の経済事情を振り返ると、非常に異常な不況状態ということがありまして、当初の予算で予定しただけの歳入が入ってこないというよう……

第77回国会 大蔵委員会 第6号(1976/04/27、33期、日本社会党)

○高沢委員 大臣のおられる間、大変時間が短時間ですから、ごく、一、二の点だけ集約的に大臣にお尋ねをしたいと思います。  一つは、ことし五十一年度の所得税の減税が見送りになったということに関係してお尋ねをしたいと思うのですが、このことに関して、大臣がよく言われた言葉で、もう毎年所得税減税もやってきた、そしてわが国の課税最低限も相当程度に高くもなっているし、また、いまの経済情勢ということから見て、ことしは所得税の減税は一服をしてもらう、こういう考えだという言い方をされているわけです。ことしは一服というふうな大臣の表現であったわけですが、そういたしますと、来年は一体その一服を続けるのか、来年は従来の……

第77回国会 大蔵委員会 第11号(1976/05/11、33期、日本社会党)

○高沢委員 大臣に私、やはり最初の導入部分ですから、少し基本的なことをお尋ねしたいのですが、昭和四十年、四十一年ごろ、ちょうど国債の本格的な発行が始まったころに、こういうような議論があったことは御承知だと思うのです。企業もそれぞれ赤字でみんな借金しておる。家計もみんな赤字で借金しておる。ところが、国だけは借金をしていない。そこで、もうここら辺で国も借金すべきだ。そして国が借金をするその分でいわば減税もやって、企業や家計が黒字になるようにさしたらどうだというような議論があったことを、私は記憶するわけなんです。これはお名前を言えば、当時の福田大蔵大臣の御意見であったわけなんですね。つまり、いまや国……

第78回国会 大蔵委員会 第1号(1976/10/13、33期、日本社会党)

○高沢委員 きょうは大臣もいらっしゃいますので、私は大臣また岩瀬理財局長、吉岡理財局次長にお答えをお願いしたいと思いますが、最近大蔵省が決められました米軍基地の跡地の処分の方針、いわゆる三分割有償方式、これについてお尋ねをいたしたいと思います。  私たちはこの三分割有償方式というやり方には反対でございまして、そのやり方を是正していただくために今後いろいろなこともまたいたしたいと思いますが、きょうはそういうことの前提として、このやり方について大蔵当局がどういうふうなお考えを持っておられるかをお尋ねするということでひとつお聞きをしたいと思います。  私、最初にお尋ねしたいことは、この三分割有償方式……


34期(1976/12/05〜)

第84回国会 外務委員会 第7号(1978/03/22、34期、日本社会党)

○高沢委員 関連でちょっとお尋ねをしたいと思います。  いま、これは中国との交渉の問題であって、平和条約ではないからこのことはこちらからは触れない、こういう外務大臣のお答えでありますが、そうすると、今度のこの日中平和友好条約には平和という言葉が入っているのでありますが、この言葉の意味は一体何になるのかということもひとつお尋ねしたい問題です。もし平和条約ではないというならば、その条約の名称もたとえば友好協力条約とかいうような名前にするのが、その条約の本体に適した名前のつけ方じゃないかと私は思うのですが、これをひとつ大臣の見解をお聞きしたいということが第一。  それから第二にお聞きしたいことは、台……

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/24、34期、日本社会党)

○高沢委員 私、特許協力条約について御質問をいたしたいと思います。  外務大臣もおいででありますが、事柄の性格上、特許庁長官に特に集中的に私はお尋ねをしたい、このように考えるわけであります。それから、言うまでもなく私、こういう特許の行政については全くの素人であります。したがいまして私の申し上げることで何か間違いがありましたら、ひとつ訂正もお願いしたい、こう考える次第であります。  まず最初に、特許協力条約でありますが、一九七〇年六月にできているわけであります。現在は七八年でありますから、それから八年たっております。政府としては、特に特許庁としては、この協力条約に加盟をしようということでいま提案……

第84回国会 外務委員会 第9号(1978/03/29、34期、日本社会党)

○高沢委員 外務大臣にひとつお願いをいたします。私は、きょうは日ソ平和条約に関する問題で見解をお尋ねしたいと思います。  御承知のとおり、日本とソビエトの国交が回復いたしましたのは日ソ共同宣言で、昭和三十一年のことでありますから、あれからもうすでに二十二年たっているわけであります。あの共同宣言の中では、日ソ平和条約について引き続き両国で協議する、そしてそれができたならば歯舞、色丹を引き渡す、こういうふうな規定になって、当然これを受けて日ソ間の平和条約というものも精力的にその妥結のための努力が進められるべきであったわけですが、これは相手のあることでありますから一方的にどうこうということは言えませ……

第84回国会 外務委員会 第10号(1978/03/31、34期、日本社会党)

○高沢委員 それでは、午前中に引き続きまして、日米犯罪人引渡し条約について御質問をいたしたいと思います。  最初にお尋ねをしたいことは、今度の日米の条約が結ばれました、また、その以前にも日米の間には条約があって、それで犯罪人の引き渡しをやってきたわけでありますが、アメリカは、そういうふうに条約を結んだ相手の国と引き渡しの関係を持つ、こういうやり方で九十三カ国と結んでおる、この日米もその中の一つである、こういうことですが、日本から見れば、そういう条約を結んだ相手はアメリカ一つですね。そうすると、アメリカ以外の他の国との犯罪人の引き渡しをやるのにどういうふうなやり方でやっているのか。日本の国内法と……

第84回国会 外務委員会 第13号(1978/04/12、34期、日本社会党)

○高沢委員 犯罪人引渡し条約についてきょうで質疑の終了になる予定でありますので、最後の締めくくりという形になるかと思いますが、若干の質問をいたしたいと思います。  条約の第二条の1にあります引き渡しの対象になる犯罪のことでありますが、これは現行の条約では列挙主義ということでもって、それぞれの引き渡しの対象になる犯罪はこれとこれと列挙されている。今度の場合には包括主義というようなことで、そこに一つの変化があったわけですが、しかしその包括主義をとった新条約でも付表の方では四十七の犯罪を指定しているわけであります。そこでそれらを指定しながら、「死刑又は無期若しくは長期一年を超える拘禁刑に処する」、そ……

第84回国会 外務委員会 第14号(1978/04/14、34期、日本社会党)

○高沢委員 先ほどの井上委員の質問に続きまして、また大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  最初にお尋ねをしたいことは、この前にもこの外務委員会で私は今度の日中平和友好条約の性格についてお尋ねをしたわけでありますが、そのとき外務大臣あるいはまた中江局長のお答えで、日本と中国の間の第二次大戦の戦後処理の関係は、これはこの前の日中共同声明で全部済んでいる、したがって今度の平和友好条約はその意味においてはもう平和条約という性格は持っていないんだ、名前は平和友好条約という名前で呼んでいるけれども、中身としては一種の善隣友好条約というか、そういう性格の条約だ、こういうお答えがあったわけです。このことは、……

第84回国会 外務委員会 第15号(1978/04/19、34期、日本社会党)

○高沢委員 井上委員に引き続いて、大臣に御質問をいたしたいと思います。  いまのやりとりの中でも、井上委員から、をあいまいにしておいてはいかぬ、こういうふうな意味の発言がありましたが、私もそういうふうな立場でもう一度主に台湾の問題でお尋ねをいたしたい、こう思うわけであります。  社会民主連合の代表の皆さんが北京で耿ヒョウ副首相と会談をされた。尖閣列島の問題がその会談のテーマであったわけですが、その中で耿ヒョウ副首相はこういう言い方をされております。この尖閣列島というのは、地図で見れば非常に小さい島であって、こんな小さな鳥のことよりも、あの辺では台湾という大きな鳥さえ解決していないのだ、こういう……

第84回国会 外務委員会 第16号(1978/04/21、34期、日本社会党)

○高沢委員 私は、安全なコンテナーに関する国際条約についてお尋ねをいたしたいと思います。  初めにお尋ねしたいことは、この条約ができた目的は何か。非常に総論的なことでありますが、最初にそのことをお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 この条約は、一九七二年の十一月に国際コンテナー輸送会議で八十六カ国が集まってそこで採択をされた、こういうことであります。それからこの条約が現実に効力を発生するというにば、十カ国が批准の手続を終わるということが条件になっておりまして、七七年の九月六日に十カ国の批准ができて効力を発生した。こういうふうなことでありますが、まずお尋ねしたいのは、七二年の八十六カ国が……

第84回国会 外務委員会 第18号(1978/04/28、34期、日本社会党)

○高沢委員 私は、日本とベトナムとの間における経済協力、あるいは過去にさかのぼれば賠償ということにもなるのですが、そういう関係できょうはひとつお尋ねをいたしたいと思います。  最近、新聞の報道するところによりますと、この四月のうちに日本とベトナム社会主義共和国との間で交換公文の調印が行われる。その交換公文の内容は、ベトナム側は、日本が旧南ベトナム政権に与えた経済援助約百六十八億円を時間をかけて返済をする。それに対して今度は、日本はベトナムに対して無償の資金の協力を行う、その内容は、五十三年度に四十億円、それから五十四、五、六年度と引き続いてそれぞれ四十億円。その無償のほかに、今度は有償で五十三……

第85回国会 外務委員会 第2号(1978/10/14、34期、日本社会党)

○高沢委員 私は、きのうもわが党の委員から申し上げたのでありますが、今回、この日中平和友好条約がまとまったことに対する、外務大臣を初めとしてそれぞれ外務省担当の皆さんの御努力に対して、まず敬意を表する次第であります。その上に立ちまして、この条約の問題点について以下御質問をいたしたいと思います。  まず、日中平和友好条約は、これは戦後処理の条約ではない、こういうことが繰り返し表明されているわけであります。そこで、その戦後処理という関係で言えば、結局サンフランシスコ条約がある。それから日華平和条約がある。さらには日中共同声明、こういうものがあるわけで、そこでその三者の関係についてお尋ねをいたしたい……

第87回国会 外務委員会 第3号(1979/02/28、34期、日本社会党)

○高沢委員 私、大臣に、いまの中国とベトナムあるいはベトナムとカンボジア、こういう関係でひとつお尋ねをいたしたいと思います。  初めに、中国とベトナムのいまの戦争状態、これは、もちろん、ある日突然起きた現象ではなくて、その前からのずっと経過があってこういうことになった、こう思うのであります。そこで、その経過をどういうふうに見るかということが、事柄の本質を見るやはり大事なポイントではないか、こういうふうに思うわけですが、実は大臣御存じかどうか、日本ベトナム友好議員連盟というのがあるのです。これは自民党、与党の方からも参加されていますし、もちろん私たち社会党も参加しております。木村武雄さんが会長で……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 外務委員会 第3号(1979/12/14、35期、日本社会党)

○高沢委員 私は、午前中の土井委員の質問がリムパックの問題でずっと集中的に行われた、それに加えて一問だけお尋ねして、それが済みましたら防衛庁は結構でございます。  土井委員の質問もそうであったのでありますが、いま、リムパックの訓練演習参加のポイントが、これが日本の自衛隊の集団自衛権の行使につながるようなものになるんじゃないのか、こういう点から問題になっていることは御承知のとおりです。そこで、そのことの判断のために土井委員は午前中の質問で、従来ハワイでやっていたアメリカと日本の自衛隊の二国間の訓練演習の資料とか、あるいはまた今回のリムパックへの参加のアメリカ側との間における話し合いの内容等の資料……

第91回国会 外務委員会 第3号(1980/02/21、35期、日本社会党)

○高沢委員 大臣に、国際情勢の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  その前提として、先週のこの外務委員会において、わが党の土井委員からいまのアフガン問題に関連するいわゆる対ソ報復措置の問題でお尋ねをいたしましたが、その際大臣からは、日本の置かれている立場上この種の問題については慎重に対処していく考えである、こういうお答えがございました。きょう私がこれからお尋ねすることにも関連がありますので、もう一度総論として、この対ソ報復措置に関する基本的な立場として大臣のお考えを最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 いま基本的な立場と具体的な対応の仕方についてのお考えが示されたわけであ……

第91回国会 外務委員会 第6号(1980/03/14、35期、日本社会党)

○高沢委員 御退席のところを済みません。一言だけ。  先ほど、農業の位置づけが、アメリカにとっては輸出産業である、しかし日本やヨーロッパの国々では、これは輸出産業というよりは社会的な一つの安定剤的な位置づけだとおっしゃって、私もそのとおりだと思うのですが、ただアメリカの場合、物すごい工業国で、工業製品の輸出国であり、同時に物すごい農業国で、農産物の輸出国であるという特殊性は、これはもうアメリカだけじゃないかという感じがいたしますが、そのアメリカと日本との間はどうしても大きな貿易関係がありますから、将来にわたってこういう農産物問題のトラブルは続く、私は御指摘のとおりだと思いますが、このラウンドの……

第91回国会 外務委員会 第7号(1980/03/17、35期、日本社会党)

○高沢委員 私は、まず大来外務大臣にお尋ねいたしたいのでありますが、今度の東京ラウンドの交渉は一九七三年九月十四日の東京宣言からスタートしているということでありますが、その東京宣言の中にはこういうふうな文章があるわけであります。   世界貿易の自由化政策は、これまでのショッ  クや不均衡から世界経済を守る通貨制度をつく  る努力が並行してなされない限り、成功裏に進  めることはできない。   閣僚は、貿易の分野で始まらんとしている努  力は、秩序ある状態を維持し安定した公平な通  貨制度を確立する努力が引き続き行われること  を想定しているということを忘れないであろ  う。   また、閣僚は、……

第91回国会 外務委員会 第12号(1980/04/02、35期、日本社会党)

○高沢委員 大来大臣、先日アメリカを訪問されてお帰りになったわけでありますが、その前後に、大臣の訪米に関する、またその中でも、訪米されればアメリカ側から日本の防衛費の増額についていろいろの要望が出るだろう、こういうようなことでいろいろな観測があったり、あるいはまたその観測に対して外務省の首脳の見解というものがしばしば新聞に報道されるというふうなことがあったわけであります。  それで、私考えてみますのに、その一連の前後の新聞をずっともう一度振り返ってみまして、この国会の論議の中で必ずしも明らかになっていないことまで含めてそうした外務省首脳の見解というようなものがしばしば新聞に報道される、また場合……

第91回国会 外務委員会 第13号(1980/04/04、35期、日本社会党)

○高沢委員 私は最初に、菌寄託ブダペスト条約について、まずお尋ねをいたしたいと思います。それからその後租税関係の五条約についてお尋ねをする、こういうふうな順序で進めてまいりたいと思います。  まず、ブダペスト条約でありますが、これは外務省からいただきましたこの条約に関する各国の署名状況という資料を拝見いたしますと、これには日本はまだ署名済みということになっていない、つまり日本は署名をしていない、こういう現状であるわけですが、これはなぜかということをまずお尋ねをしたいと思います。  そして同時に、いまこういうふうに審議が行われているわけでありますが、この国会でこの条約の承認が行われて批准の手続が……

第91回国会 外務委員会 第14号(1980/04/09、35期、日本社会党)

○高沢委員 大臣、ひとつお尋ねをいたしたいと思います。  御承知のとおりの経過でアメリカのカーター大統領からイランに対する政策の発表があったわけであります。これにはもちろんいろいろな経過があったわけですが、ともかくわれわれから見れば非常に突然の政策決定、こういう形でイランに対する外交関係の断絶あるいは経済の断交あるいはまたビザの発給も停止するというような、そういう措置の発表がございました。  それで、まずこのことについてお尋ねしたいことは、こういうふうな決定がアメリカによってなされるに当たって日本の政府に対して事前の相談とかあるいは通告とかいうふうなことはなかった、こういうふうに私たちはニュー……

第91回国会 外務委員会 第15号(1980/04/16、35期、日本社会党)

○高沢委員 私は、ただいま委員長から列挙されました案件の中で、国際連合工業開発機関憲章、国際天然ゴム協定、日本国とフィリピン共和国との間の小包郵便約定、この三つについて、その順番で御質問をいたしたいと思います。  初めに、国際連合工業開発機関の憲章についてでありますが、昭和四十一年の第二十一回国連総会でこの機関の設立が決められたわけであります。それを受けて今度は昭和五十年のいわゆるリマ宣言で、これを国連の専門機関として独立させるということを決めて、その専門機関として独立させることを五十四年四月のウィーンにおける会議で憲章を決める、こういうふうな形になったわけであります。  そこで、この憲章のい……

第91回国会 外務委員会 第17号(1980/04/23、35期、日本社会党)

○高沢委員 まず、大臣には大変御告労さま、こう申し上げたいと思います。お疲れのところをまたこうやって質問を申し上げて大変恐縮でありますが、重要な問題でありますので、ひとつお許しをいただきたいと思います。  初めに、やや総論のような形になりますが、私は、今度ECの外相理事会でああいうふうな措置を決定されて、行われる、日本もそれに同調して行われるということで、しかしそれで果たして相手のイランに対して、それでは人質の解放をしましょうというふうにさせる結果になると見ておられるのかどうか、その辺の大臣の見通し、これをまずお聞きをいたしたいと思います。

第91回国会 外務委員会 第18号(1980/04/25、35期、日本社会党)

○高沢委員 私はきょうは、千九百七十四年の海上における人命の安全のための国際条約、それから千九百七十四年の海上における人命の安全のための国際条約に関する千九百七十八年の議定書、この二件について御質問をいたしたいと思います。大変長い表題になりますので、七四年の人命の安全のための国際条約は以後七四年のSOLAS、七八年の議定書は七八年のSOLASというような呼び方でいたしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。  初めにお尋ねいたしたいことは、七四年のSOLASの前に締結されました六〇年のSOLASがあるわけでありますが、この六〇年のSOLASは締約国が百カ国、こういうふうにお聞きをいたしてお……

第91回国会 外務委員会 第19号(1980/04/30、35期、日本社会党)

○高沢委員 私は、日独租税協定の修正補足議定書について若干の御質問をいたしたいと思います。  初めに、この協定の対象になっております所得税にせよ財産税にせよ法人税にせよ、いずれもドイツとしてはドイツ連邦共和国の税目であるわけですが、そのほかにドイツには十一の州があります。また、州もそれぞれの税法、税制を持っておるはずでありますが、わが国の法人、個人のドイツにおけるいろいろな経済活動、それがこの州の税法、税制との関係においてどういうかかわりになっているか、どういう影響を受けているか、こういう面をまず最初にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 ドイツ連邦共和国で財産税法が改正されて、向こう……

第91回国会 外務委員会 第20号(1980/05/08、35期、日本社会党)

○高沢委員 私は、日加原子力協定の改正議定書について御質問をいたしたいと思います。  まず、わが国は核防条約によって、国際原子力機関から原子力発電に関するいろいろなことの査察を受ける立場にあるわけですが、今回のこの日加原子力協定によりましてまたカナダから規制を受ける、こういう関係になりますが、この核防条約の規制と二国間条約のカナダとの関係における規制の相互関係、重複する面もありましょうし相互補完の面もありましょうし、その関係について最初に御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 もう一つ、今度は日米と日加の関係になりますが、わが国がカナダから輸入する天然ウランは、アメリカで濃縮されてわが……

第91回国会 外務委員会 第22号(1980/05/15、35期、日本社会党)

○高沢委員 きょうは大臣に、韓国の情勢が非常に激動、そういう情勢になっておりますので、このことを中心にして私は御質問をいたしたい、こう考えます。  まず、その関係に入る前に、これは、この前アメリカを訪問された、総理と一緒に行かれてお帰りになった、そのときの外務委員会の質問の中でもちょっと出た質問の繰り返しになるわけですが、総理大臣あるいは外務大臣がカーター大統領と会談をされたそのやりとりの中で、カーター大統領が韓国の情勢についての意見を表明された。その表明された内容が、いまの韓国は言うならば、具体的に言えば全斗換、韓国の司令官になるわけですが、軍の権限あるいはまた情報関係あるいは保安関係、そう……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 外務委員会 第1号(1980/10/15、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は、この外務委員会で伊東外務大臣に御質問するのはきょうが初めての機会でありますから、初めに若干日本の外交の基本姿勢と申しますか、そういう観点でお尋ねをして、それから順次具体的な問題に進んでまいりたい、こう考えます。  外交の基本的な姿勢と申しますと、これは福田内閣のときでありますが、全方位外交という立場をとられたわけでありまして、もちろん国によって濃淡のいろいろな差はありましょうけれども、ともかく全方位外交という立場で世界のあらゆる国との友好関係を進めるというふうな立場でおやりになった。その後大平内閣になりまして、ことしの五月大平総理が訪米されました。その訪米の会談の中で、日本は……

第93回国会 外務委員会 第4号(1980/10/29、36期、日本社会党)

○高沢委員 ことしの九月、本外務委員会の海外視察の団、奥田委員長が団長になられたわけですが、私もその団の一員に参加して各国を訪問することができまして、その際、行く先々のところで日本の在外公館の皆様に大変お世話になりました。この場所をおかりしてお礼を申し上げたいと思います。  それで、その訪問した国の一つとしてタイを訪問いたしまして、カンボジア難民のキャンプを視察したり、そういうこともいたしたわけですが、その際タイのシティ外相を表敬訪問いたしまして、われわれの団としてシティ外相との会談をいたしました。その会談の中でシティ外相はこういうことを言っておられたわけです。ことしの国連総会におけるカンボジ……

第93回国会 外務委員会 第7号(1980/11/12、36期、日本社会党)

○高沢委員 大臣、初めに私は若干金大中氏の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  これは新聞の報道ですが、八月十四日力金大中氏に関する韓国の軍事法廷で起訴状が朗読をされているわけですが、その朗読された起訴状と、われわれが外務省を通じて起訴状の訳文を配付していただいておりますその中身に食い違いがある、実はこういうことがあるわけですね。どこが食い違っているかというと、あの起訴状の前の部分はずっと背景説明ということで、具体的に一、二、三、四と数字の番号をふったところ、これが訴因に当たるところである、こういうことでいままで御説明を受けてきたわけですが、その一の番号をふった場所が、実際に法廷で朗読……

第93回国会 外務委員会 第8号(1980/11/28、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は、きょうは赤坂にあります山王ホテル、ここがいま米軍の施設として使われているわけでありますが、この移転に関係する問題について若干の時間お尋ねをいたしたいと思います。  初めに、防衛施設庁お見えになっていますね。では防衛施設庁に最初にまずお尋ねをしたいと思います。  この山王ホテルの所有者と国との問、具体的には防衛施設庁との間に明け渡しの約束ができている、それはことしの十二月二十五日、こういうふうに聞いておりますが、もうその時期は目の前に迫っているわけであります。この明け渡しをするには、しかし、次のかわるべき施設ができてということになると思いますが、それはいまのところはまだめどがつ……

第94回国会 外務委員会 第3号(1981/02/25、36期、日本社会党)

○高沢委員 私はきょうは、つい最近、もっともいま現にまだ行われておりますが、ソ連共産党の二十六回大会でのブレジネフ書記長の報告の中で当面の国際情勢に関するいろいろな提案がなされておりますので、それについての政府の御所見をまずお尋ねをいたしたいと思います。  そこで、このブレジネフ書記長の提案の中にはいろいろございますが、一つは、ソ連とアメリカの間でいろいろなレベルの対話や協議をやろう、その中でも最高のレベルのものとしては、首脳会談というふうなこともやろうという提案が出されております。なお、この提案につきましては、党大会で書記長が述べたというのを受けて、今度は外交ルートにこの問題を移していくとい……

第94回国会 外務委員会 第4号(1981/03/18、36期、日本社会党)

○高沢委員 大臣に御質問いたしたいと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。  このアフリカ開発銀行は、今度は域外国も銀行への加盟が行われるということになって、わが国も加盟する、こういうことになるわけでありますが、わが国が加盟して、このアフリカ開発銀行を通じてアフリカ諸国の発展に寄与していく、これは大変重要なことであり、私たちも当然そうあるべきことだと思います。ただ、その際に、ここにどうしても政治問題との絡みが避けられない、こういう状況があるように思いますので、初めにその問題を大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  これは新聞の報道でありますけれども、この三月六日に国連総会の本会議で、十件……

第94回国会 外務委員会 第5号(1981/03/20、36期、日本社会党)

○高沢委員 若干の時間をいただきまして、大臣に当面の国際情勢についてのお尋ねをいたしたいと思います。  初めに、先般の日曜日、ちょうど私、実はかぜで熱を出しておりまして自宅で休んでおりました。そのためにテレビのニュースなどもゆっくり見ることができたわけでありますが、当日外務大臣とポリャンスキーソ連大使の会談が行われて、その場面がテレビのニュースで非常によく放映されたわけで、私もよく拝見をいたしました。大変なごやかに会談をされた、こういうふうに私もお見受けをいたしたわけでありまして、非常によかったなという感じを持っておりましたわけであります。  ところが、その翌日、宮澤官房長官の方から、ポリャン……

第94回国会 外務委員会 第7号(1981/04/08、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は、北太平洋のオットセイの条約の議定書に関してお尋ねをいたしたいと思います。  質問に入ります前に、素人の立場としてこれは水産庁に教えていただきたいのですが、オットセイ、それから非常に似た動物としてアザラシとか、セイウチとかラッコとか、トドとかいうふうなものがありまして、われわれにとっては非常に区別がつきにくいわけであります。その辺の動物の性格の違いといいますか、そういうことを最初に説明をいただいてわれわれの観念を整理したいと思いますので、よろしくお願いします。
【次の発言】 それでは、この問題は後に留保させていただきます。  まず、暫定条約でございますが、この暫定条約というもの……

第94回国会 外務委員会 第8号(1981/04/10、36期、日本社会党)

○高沢委員 私、きょう用意してまいりました質問がありますが、ただいまの土井委員の質問は大変重要な問題提起でありますので、初めにちょっと関連質問をいたしたいと思います。  先ほど、尹孝同なる人物について警察でも取り調べをされたということは御説明がありましたが、その取り調べの結果、尹なる人物が本当に北朝鮮に四回も行ってスパイ教育を受けた、それは事実であるという判断をされたのか、そうでないという判断をされたのか、それをちょっと関連してお尋ねいたします。
【次の発言】 ただいまの御説明で経過はわかりましたが、結局、尹孝同なる人物はかなり意図的に、自分は北朝鮮のスパイであったというふうに自分の立場をつく……

第94回国会 外務委員会 第9号(1981/04/15、36期、日本社会党)

○高沢委員 このたび、アメリカの原子力潜水艦ジョージ・ワシントン号の衝突によって日本の貨物船日昇丸が沈没する、その中で二人の行方不明者が出られているわけですが、この行方不明者というのは、大変残念ながらその生存の可能性は絶望的だと考えざるを得ない、こういう事態だと思います。  私は、この事件が起きて、大臣もごらんになっていると思いますが、いろいろな新聞の読者の投書欄、声の欄というところがございます、そういうところに、日米安保条約、安保体制というものは一体何だったのか、日本を守ってくれる、こういう趣旨で来たはずであるが、その守ってくれるはずのアメリカの原潜によって日本の船が沈められる、あるいは日本……

第94回国会 外務委員会 第10号(1981/04/17、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は、インテルサットの特権及び免除に関する議定書について御質問をいたしたいと思います。  まず、インテルサットの協定があるわけでありますが、この協定の第十五条で「インテルサットの本部並びに特権及び免除」について定められております。この十五条は、できる限り速やかに特権及び免除に関する本部協定あるいは議定書を締結するように、こう規定いたしております。  さて、その議定書は、今回国会で承認を求められるということで、成立に至るわけでありますが、本協定から今回の議定書に至るこの間の経過、国際的な経過もあろうと思いますし、国内的な経過もあろうと思いますが、まずその御説明をお願いいたしたいと思い……

第94回国会 外務委員会 第11号(1981/04/22、36期、日本社会党)

○高沢委員 先回の外務委員会で原潜問題についてのアメリカの海軍のステートメント、それからそれに伴う想定問答の資料をちょうだいして拝見をいたしました。その関係で原潜問題をまたお尋ねいたしたいと思います。  まず、アメリカのステートメントによりますと、事故が起きたときの救助活動がどうだったかということですが、「救援を提供するため浮上した。しかし、当該商船は霧と雨による視界不良のため視界から消え去った。」これは、アメリカに言わせれば、当時は海上の気候条件等々が大変悪い条件で非常に見通しがきかなかった、そこで見えなくなった、こういうことです。一方、想定問答の方では「当該船舶が遭難の様子もないまま航行し……

第94回国会 外務委員会 第12号(1981/04/24、36期、日本社会党)

○高沢委員 ただいま大臣から御説明のありました日ソサケ・マス漁業の審議に入るに当たりまして、その前提としての日ソ間の外交関係の問題について一言、ごく短時間お尋ねをいたしたいと思います。  きのう私たちも新聞で承知をしたのでありますが、ソ連の太平洋艦隊の軍艦が青森県の沖合いの公海で実弾射撃訓練をやった、この事件についての経過の概要、またその場合にソ連側から、公海上でありますから事前の通告があったかどうか、これらの関連についてまずお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 これも私たちは新聞で承知しているわけでありますが、ソ連側のタス通信によりますと、日本に対しては事前通告はしてある、こういうふうに……

第94回国会 外務委員会 第13号(1981/05/11、36期、日本社会党)

○高沢委員 外務大臣、大変御苦労さまでございました。これから若干の時間をいただきまして、日米首脳会談に関して御質問をいたし、その後、土井委員に交代をいたしたいと思います。  初めに、私もワシントンで行われておりました首脳会談を重大な関心を持ってテレビなどでも拝見いたしましたが、鈴木総理あるいはまた伊東外務大臣のお姿がテレビの画面に出る、そのたびに、なかなか外務大臣がんばっておられるという気持ちで拝見をしていたわけであります。  さて、そして発表された日米共同声明も拝見をいたしました。私は率直に言って、いまこの日米共同声明で進みつつある、あるいは進もうとしている日米の同盟関係、あるいはまた、この……

第94回国会 外務委員会 第14号(1981/05/14、36期、日本社会党)

○高沢委員 参考人の先生方、きょうは大変ありがとうございました。せっかくの機会でありますので、貴重な御意見をたくさん聞かしていただきたい、こういう気持ちもいたしますし、同時に、委員会の運営として次々に質問の順序や予定者が決まっておりまして、余り長くなってもいけないというふうなこともありますので、私からの御質問はごく短い時間でやって、そしてそれぞれの先生からも、大変失礼ながらその内容を集約しながらひとつお答えをいただければ幸いだと思います。  初めに、安藤先生、つい最近のニュースでございますが、アメリカが最近ベトナム難民の受け入れに対して非常に制限的な姿勢に変わってきたというふうなことを私、テレ……

第94回国会 外務委員会 第15号(1981/05/15、36期、日本社会党)

○高沢委員 では、関連で一問だけお尋ねいたしたいと思います。  いま土井さんが問題にしておりましたこの第八項のところですが、ここでは「両者は、」つまり日本とアメリカは、「両者は、日本の防衛並びに極東の平和及び安定を確保するに当たり、」ここでは日本の防衛と極東の安定を並べてあるわけですね。そして、日米両国間で適切な役割りの分担をする。それを受けて今度は、日本は周辺海空域における防衛の努力を強化する、こうなっていますが、もともと軍事同盟というものはお互いに自主的にやることが共通の目標で一致する、それで同盟が成り立つわけです。したがって、ここでも「自主的に」とありますが、先ほどの同盟の論議ではありま……

第94回国会 外務委員会 第17号(1981/05/28、36期、日本社会党)

○高沢委員 ただいま井上委員からずっとお尋ねがありましたのでいささか屋上屋の感じもいたしますが、初めに総論として大臣に御見解を承りたいのであります。  今回わが国が難民条約に加入することによって、国籍や人種というものの区別なしに、わが国の国内政策もこの人権尊重の政策が大いに推進される、こういう新しい段階に来たわけでありますが、いわゆる開放体制というふうな背景もあって、この歴史的な段階の中で、条約加入を踏まえての今後の政策についての大臣の御決意を最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 私がいろいろお尋ねしたいと思ったその結論的なところまでまず冒頭に大臣のお答えをいただきまして、大変敬服いた……

第94回国会 外務委員会 第18号(1981/06/02、36期、日本社会党)

○高沢委員 ただいま議題となりました動議につきまして、その趣旨を御説明いたします。  案文の朗読をもって趣旨の説明にかえさせていただきます。     難民問題に関する件(案)   現在世界各地で発生している難民問題は、人道上放置できない重大な国際問題であるとともに、世界の平和と安定を維持する上から早急にその解決を迫られ、そのための各国の救援努力が要請されていることにかんがみ、政府は左記事項につき特段の努力をすべきである。     記  一、難民条約の締結は、人権の分野における国際協力の拡充の観点から評価されるが、条約の精神を踏まえ、条約の運用に当たってはできる限り人道的な配慮を行うこと。  一……

第94回国会 外務委員会 第19号(1981/06/03、36期、日本社会党)

○高沢委員 いま外務大臣がちょっと所用で外されておりますから、見えましたら外務大臣にお尋ねしたいと思いますが、その際、また土井委員から一問、大臣にお尋ねをしたいことが残っておりますので、その節お願いいたします。  それで、大臣の来られる前に、これは条約局長なのか北米局長なのかよくわかりませんが、このことをお尋ねしたいと思います。  一九七八年の五月三十日、国連の軍縮特別総会で当時の園田外務大臣が日本を代表する一般討論の演説をやられたわけであります。この演説の内容でございますが、そこで非常にはっきりと非核三原則が日本の国是であるということを出しておられます。これが国連の総会の一つの国際的な公式な……

第94回国会 外務委員会 第21号(1981/09/02、36期、日本社会党)

○高沢委員 大臣、しばらくでございましたので、お尋ねしたいことは本当にたくさんあるのでありますが、時間の制約がありますので、どうしてもある程度舌足らずになることは御了解いただきたいと思います。しかしまた、限られた時間の中で、大臣にも率直な御見解をお願いいたしたいと思います。  最初に、先ほど御説明のあったアメリカ原潜と日昇丸衝突事件の御発言でありますが、今回のアメリカの調査報告書の交付によって、これで落着ということにされるのかどうか。  私の見解を先に申し上げれば、今回の報告は相当詳細に述べられてはおりますが、なおかつ、日本側当事者の見解との食い違いもまだありますし、その点においては、これで落……

第96回国会 安全保障特別委員会 第5号(1982/10/07、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は、質問に先立ちまして若干所見を申し上げて質問に入りたいと思いますが、常任委員会は実は私は外務委員会におります。この安保特別委員会で御質問するのはきょうが初めてであります。それで、外務委員会などの質問の場合は、非常に技術的な解釈問題、それは確かに当然外務省の各局長の御答弁もありますが、重大な日本の外交政策の判断、こういうふうなものは当然外務大臣のお答えをいただいておるというのが外務委員会の姿でありまして、したがいまして、この安保特別委員会におきましても、防衛局長やその他政府委員の方もおられますが、私としては重大な政治的な判断はやはり防衛庁長官からひとつしっかりお伺いしたいというこ……

第96回国会 外務委員会 第1号(1981/12/21、36期、日本社会党)

○高沢委員 きょうは、新しい外務委員長のもとに、また新しい外務大臣をここにお迎えして初めて開かれる外務委員会でありますので、日ソ、ソ日の漁業協定に関連をしながら、やや総論的な形で私から御質問をいたしたいと思います。またその後、漁業協定の具体的な御質問についてはわが党の岡田委員からお尋ねをする、このように進めてまいりたいと思います。  大臣、大変御苦労さまでございます。また、大いに新任務に邁進をしていただきたいと思います。それにつきましても、最初に大臣にお尋ねしたいことは、ことしの五月に伊東前外務大臣が辞任をされるというような事態があったわけでありますが、こうした事態はもちろん二度とあってはなら……

第96回国会 外務委員会 第2号(1982/03/19、36期、日本社会党)

○高沢委員 大臣、今度、アメリカを訪問される、その中からどういう結果が出てくるか、私たちは、実は大変危惧の念を抱いております。  昨年に鈴木総理が訪米された。その中から、日米の同盟関係が出てきたり、いろいろな問題が出てきて、伊東外務大臣の辞任にまで至ったというふうな結果があったわけですが、今回もまたそういう結果になっては大変だ、こういうふうな気持ちがございますので、また今回の大臣の訪米に当たって、政府としてはっきりとした対応を持って行かれるのかどうかという点についても、実は危惧の念を持たざるを得ない。こういう状態の中では、行くのはおやめになったらどうか、こういうふうに申し上げたいわけです。しか……

第96回国会 外務委員会 第5号(1982/04/02、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は、いま委員長が述べられました案件のうちの国際小麦協定に関連する議定書、このことについて質問を申し上げたいと思います。  冒頭にお尋ねしたいことは、いま読まれました一九七一年の国際小麦協定を構成する一の文書であるその議定書、それから今度は他の文書である議定書の締結について、こうなるわけです。この一の文書である、他の文書である、実はこういう言葉の関係なんでありますが、手元にいただいております英文のものがございますか、この英文のものを拝見しますと、一の文書であるとか他の文書であるとか、そういうふうな言葉は入っていないわけなんですね。この英文と日本語に翻訳されたこの案件の名称のつけ方、……

第96回国会 外務委員会 第7号(1982/04/09、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は、午前中に引き続きまして、植物新品種の保護条約、これについてただいまから御質問をいたしたいと思います。  まず総論的なお尋ねでありますが、この条約は国際的な統一原則に基づいて植物の新品種の育成者の権利を保護する、こういう目的で作成された条約でありますが、この条約ができた経緯及び日本がこれに加盟するどういうメリットがあるのか、こういうお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 いまの御説明で、六一年条約ではアメリカが加入できないというネックがあった、それでその後改正を加えたというふうな経過の御説明があったわけですが、六一年にできた条約、その後七二年、七八年と改正を加えて今日に至……

第96回国会 外務委員会 第8号(1982/04/14、36期、日本社会党)

○高沢委員 私もまた時間がわずかでありますので、最初に韓国援助の問題を一、二お尋ねをして、それからほかの問題に移りたいと思いますが、ほんのポイントでありますから、これは大臣から御答弁をお願いしたい、こう思います。  これはけさの新聞によりますと、鈴木総理がきのう首相官邸に前田駐韓大使、外務省の木内アジア局長を呼んで、懸案の対韓経済協力問題については外務大臣の五月訪韓を念頭に政府案を詰めるように、こういうふうな総理大臣の指示があった、それでこれを受けて外務、大蔵の関係省庁の最終的な調整がいま行われておる、こういう記事でございます。これは大臣からお答えいただきたいのですが、外務大臣は総理から、五月……

第96回国会 外務委員会 第10号(1982/04/21、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は初めに、午前中土井委員から大臣に御質問いたしました日韓の経済協力、このことを付随的にひとつお尋ねをして、それからまた別なテーマに移ってまいりたいと思いますが、よろしいですか。アジア局長いませんな。――では、その問題は後にしましょう。  では、先に別なことからいたしましょう。  外務大臣も御承知かと思いますが、きのう、きょう、あしたと三日間、東京で日ソ円卓会議というものが開かれております。私もその円卓会議に参加する一員ということで実は参加いたしておるわけですが、この問題についてまず大臣に、この日ソ円卓会議というものを政府として外務大臣としてどういうふうに評価されておるかということ……

第96回国会 外務委員会 第12号(1982/04/27、36期、日本社会党)

○高沢委員 大変恐縮ですが、最後にきょうはわが党の土井委員を初め各委員から対韓援助の問題がずいぶんございましたので、それに関連して一問だけお尋ねして、これについてはひとつ木内局長のお答えと大臣のお答えをお願いいたします。  それは五十六年度の対韓援助の問題です。先ほど来大臣から総枠的なやり方はしないのだ、その年度年度でちゃんと単年度方式でやっていく、こういうお答えがあり、その点は私もよくのみ込めたわけですが、その際、いま問題の五十七年度のほかにその前の五十六年度もあります、こういう御説明があったので、五十六年度の援助というのはいま問題の五十七年度以降のものと私はおのずから性格は違うだろうと思い……

第96回国会 外務委員会 第13号(1982/05/12、36期、日本社会党)

○高沢委員 今回の日豪の原子力協定ですが、これが改定をされるきっかけになった出来事として、一九七四年の五月にインドが核実験を行ったということが、この改定の直接の契機になっているわけでありますが、そこでこのインドの行った核実験ですね、インドは当時どういう国との間に原子力協定を結んでいたのか、またそういうインドの結んでいた協定がどういう欠陥があったためにああいう核実験という事態になったのか、そういうインドに関連する状況の評価、判断をまずお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 いまの点もう一度念を押しますが、そうすると、インドは使用済み核燃料をいわば再処理する、それを自分でやった。そして、その過程……

第96回国会 外務委員会 第15号(1982/05/14、36期、日本社会党)

○高沢委員 櫻内外務大臣、OECD、ヨーロッパの御出張、大変御苦労さまでございました。まだお疲れは抜けていないかもしれませんが、これから審議にかかるこの軍縮関係の三条約一法案、非常に重要なものでございますので、われわれも一生懸命に審議をいたしますが、また大臣の方からもひとつ腹いっぱいの御答弁もお願いをいたしたい、このように申し上げて質問に入りたいと思います。  初めに軍縮を進めていくその外交のあり方ということになりますが、当然政府は政府のレベルで軍縮の外交を進めていかれる、これは私非常に重要だと思いますが、同時にもう一つの問題は、今度は国民のレベルから軍縮を求めるいろいろの運動がある。署名運動……

第96回国会 外務委員会 第16号(1982/05/27、36期、日本社会党)

○高沢委員 総理、また来月は第二回の国連軍縮総会、まことに御苦労さまでございます。どうか唯一の被爆国民としての日本の国民の要望をしょって、またニューヨークのその総会には、日本の政府ではないが、各階層を代表するいわゆるNGOの代表も大ぜい行かれるわけでありますから、そういう人たちをも代表して、核軍縮の前進のために大いにひとつ積極的な働きをしていただきたいということをまずお願いを申し上げる次第であります。  さて、そういう前提に立ちまして、先ほど奥田委員からも触れられましたが、今回の軍縮に関する決議の作成は、非常なむずかしい経過を経て、そしてお互いの最大の善意を持ち寄って、とうとう結果としては満場……

第96回国会 外務委員会 第21号(1982/07/07、36期、日本社会党)

○高沢委員 大臣、また日韓の経済協力の問題がいまいろいろ動いている過程でございますが、動いている過程だけにまたきょうこの段階で大臣からしっかりお尋ねしたい、こういうことがございますので、ひとつよろしくお願いします。  それで、少し戻るようですが、四月二十九日、外務省の柳谷審議官がソウルを訪問されて、そして韓国側に対して経済協力は総額四十億ドル、その内訳は十五億ドル円借款、それから輸銀融資などで二十五億ドル、こういうふうなものを提示された。その段階で相手側の方はそれに対して非常に不満であるというようなことでまとまるに至らなかった、こういうような経過があるわけですが、わが方から提示された四十億ドル……

第96回国会 外務委員会 第22号(1982/07/09、36期、日本社会党)

○高沢委員 バングラデシュ及びスペインとの文化協定でございますが、私はこの機会にわが国の諸外国との文化交流のあり方ということを中心にしてひとつお尋ねをいたしたい、こう思うわけであります。  まず文化交流というものの位置づけと申しますか、その基本的な考え方ということで、特に最初に大臣の御所見をお願いをしたいと思うわけですが、大臣も御承知のとおり、第二次大戦後、フルブライト留学制度というものがアメリカでできまして、それでわが国からこの制度によってアメリカへ留学した人が非常にたくさんあるわけであります。これが三十年という時間を重ねて、最近、そのフルブライト氏が来日されたということがあります。このフル……

第96回国会 外務委員会 第24号(1982/08/09、36期、日本社会党)

○高沢委員 外務大臣、ただいま土井委員から、日本の中国、朝鮮に対する戦争行為が侵略戦争であったということの御認識の質問がずっとありましたが、私も初めにそれを受けて、同じ問題でまず大臣のお考えをお聞きしたいと思います。  そこで大臣、私はここに「あたらしい憲法のはなし」という教科書を実は持っております。この教科書は戦後のあの新しい憲法ができたのを受けて、その直後の昭和二十二年に文部省が作成、発行された中学生用の教科書です。したがって、この教科書の中身の文章は当時の文部省自体の考え方である、こう言って間違いないわけであります。その中にこの戦争の反省がこういうふうに書いてあるのであります。これは第二……

第97回国会 外務委員会 第3号(1982/12/18、36期、日本社会党)

○高沢委員 ただいまの土井委員の質問の関連で、私一つだけ大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  大臣が尊敬される福田さんが内閣を担当されているときに、福田さんは外交の基本姿勢として全方位外交ということを提唱され、またそのための努力をされました。もちろん自民党の福田さんの立場と社会党のわれわれの立場が違うことは重々承知しておりますが、しかし福田さんはその立場なりに全方位外交ということを、アジアの平和と日本の平和のために非常に熱意を持って追求された。このことを安倍外務大臣はどのように受けとめ、また、あなたのこれからの外交推進のために、この福田さんの姿勢をどのように受け継いでいかれるお考えか、それを……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 外務委員会 第5号(1984/04/04、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 大臣、先日は中曽根総理とともに中国訪問、大変御苦労さまでございました。  そこで最初に、中国の外交のあり方、あるいはそれに関連して我が国の外交のあるべき基本姿勢で、一つだけお尋ねしたいと思います。  私は、今の中国の外交のあり方は、一言で言えば一種の全方位外交をやっておるということではないかと思います。対アメリカ関係、対日本、それから西欧の西側の諸国、さらにはまた、いわゆる発展途上国はもちろんでありますが、今までは断絶をしていたソ連とも今や会談をずっと継続、ソ連と断絶したときに同じように東ヨーロッパの社会主義諸国とも断絶していたのがこれも今やいずれもずっと回復をしてきておるというよ……

第101回国会 外務委員会 第6号(1984/04/11、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 午前中河上委員から先般中曽根総理と外務大臣が中国を訪問された関係でいろいろお尋ねがありましたけれども、私もそれに関連してこれから若干の御質問をいたしたいと思います。  今度中国を訪問された総理、外務大臣と中国側の指導者とのお話し合いの中で、いろいろ経済の関係とかその他もありましたが、政治的な問題で一番重要なポイントは、いかなることがあっても朝鮮半島で戦争を起こしてはならぬ、起こさせてはならぬということを確認された、これで意見が一致した、私はこれが一番重要なポイントであった、こう思うわけです。そして、全面的にそういう立場を支持するつもりでございます。  ただ、それにしてはいささかちぐ……

第101回国会 外務委員会 第7号(1984/04/13、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 初めに熱帯木材についてお尋ねをし、出版物の国際交換は後でまたお尋ねをいたしたいと思います。  今まで我が国はいろいろの商品協定に加入をしておりますが、しかし今回の熱帯木材ほど我が国の貿易シェアが高いものはないと思います。そういう点におきまして、この国際熱帯木材協定というものはその最大の輸入国である日本にとっては非常に重要な協定である、こう思うわけでありますが、今回この協定に我が国が参加するその意義あるいはそのメリットをまず総論的にお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 今の御答弁にありました昭和五十一年のUNCTADの第四回総会、ここで一次産品総合計画が採択され、それに基づいて五……

第101回国会 外務委員会 第10号(1984/04/25、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 最近の国際情勢を見ますと、例えばニカラグアで機雷の封鎖というような問題がありました。あるいはペルシャ湾がいつ封鎖されるかというふうな心配も持たれておる。あるいは日本も三海峡封鎖というふうな議論が出ておりますが、こういうことは本当にやるとするといわゆる海上封鎖ということになるわけです。  そこで最初に、この海上封鎖というのは国際法上一体どういう概念のものであり、どういうことをやることを海上封鎖というのか、まずその基本論からお尋ねをしたいと思います。御説明をお願いします。
【次の発言】 今の御説明を踏まえて、それではいわゆる国際法上の海上封鎖というふうなものをもしやるとしたらどういう要……

第101回国会 外務委員会 第14号(1984/05/11、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 私は、日本とマレーシアとの国際郵便為替の約定についてお尋ねをしたいと思います。  初めに、マレーシアという国についてのある程度総論的なお尋ねをいたしたいと思います。  マレーシアではブミプトラ政策、新経済政策、こういう政策が一九七一年から九〇年までということで行われている。そのもとに、現在は第四次のマレーシア計画が実施中、こう言われておりますが、これらの政策といいますか、計画といいますか、これはどういうふうな特徴を持ったものであるのか、それをまずお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 時間が制約されますので少しまとめてお尋ねをしたいと思いますが、今説明されたようなそういう新経済……

第101回国会 外務委員会 第15号(1984/05/18、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 一つの国会で一回は総理が外務委員会に出席される、きょうはその約束を実現されたということにまず評価を申し上げたいと思います。今後ともひとつよろしくお願いいたしたいと思います。  私は、防衛費の一%枠、この問題を中心にしてまずお尋ねをいたしたいと思います。  総理も御記憶のとおり、昭和五十九年度の予算案の審議の過程で、我が党の田邊書記長を初めとして多くの委員の方から一%枠の問題の質問がありまして、総理からは繰り返して我が内閣は一%の枠を守っていく、こういうふうな御答弁がずっとあったわけであります。私はこの総理のお立場をしっかりと評価して、それを踏まえた上で次の問題をお尋ねしたいと思うの……

第101回国会 外務委員会 第16号(1984/06/20、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 大臣、七月六日から韓国にいらっしゃるという御予定で大変御苦労さまでございます。韓国へ行かれる大臣のその外交日程の中で、全斗煥大統領の訪日の問題について何か固めてくるというようなことも報道では出されておりますが、最初にそのことについて一、二お尋ねしたいと思います。  既に大臣も御承知かと思いますが、我が党といたしましては全斗煥大統領を日本へ今は招くべきではない、あるいはまた来るべきではない、こういうような態度を決めております。これは、一つは今の時期という問題と、それから全斗煥大統領その人の問題と両面の意味がありますが、せっかく今朝鮮半島の問題の平和的解決のための三者会談というものも提……

第101回国会 外務委員会 第17号(1984/07/18、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 ただいま小林委員から、カンボジア問題の外務大臣の三項目提案のお尋ねがありました。私も、それを受けてまずお尋ねしたいと思います。  あの三項目提案について、ASEANの諸国はその会議で皆承知しておられるわけですが、中国なりあるいはベトナム、これらの国に外交上のルートを通じてあの提案を説明される、相手の態度を求めるというふうな措置をとられたかどうか、いかがでしょう。
【次の発言】 ベトナムが外務大臣の三項目提案を聞いた、それに対して、では彼らはどういう態度や方針を出してくるかは、いわばこれからの問題ということになろうかと思いますが、それとの関連で、ベトナム軍がカンボジアから完全に撤退す……

第101回国会 外務委員会 第18号(1984/08/01、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 先ほど土井委員から、事前協議の問題でいろいろお尋ねいたしました。  それで、最初に外務大臣にお願いいたしたいのですが、核の持ち込みあるいは重大な米軍の配置の変更、それから日本から極東地区への出動、こういう三つのケースについては事前協議をする、これはアメリカ側の義務であると非常にはっきりきょうお答えがあったわけですが、そのアメリカ側の義務であるということは、我が日本政府は今そういうお答えがありましたが、アメリカ側は果たして義務として認識をしているのかどうか、これが第一。  それから第二には、認識をしているとすれば、アメリカの義務であるということをいつ、日本のだれとアメリカのだれがそう……

第102回国会 外務委員会 第1号(1984/12/12、37期、日本社会党・護憲共同)

○高沢委員 私は、まず大臣に、先ほどの漁業協定の審議の中でも随分御議論がありましたが、日ソ間の関係の正常化あるいは対話の進め方、こういうことについて御所見をお伺いをしたいと思います。  率直に言って、ここ数年来、日ソの関係というのは非常に冷たい関係、こういうような状態にあったわけですが、これからは言うならばできるだけ温かい関係にしていかなければいかぬというふうに考えるわけです。先ほど決定されました漁業協定のあの締結にも関連して、大臣も、ことしは日ソの関係で言えば関係回復のための元年であるというふうな表現も使われましたが、関係改善のためのこれからの進め方について、まず総論的な大臣の御所見をお伺い……


各種会議発言一覧

33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○高沢分科員 初めに、防衛施設庁にお尋ねをしたいわけであります。日本にある米軍の基地の関係でありますが、この多くは、御承知のとおり旧日本軍の時代に、土地を当時の、強権的な権力で取り上げられて、それが戦後アメリカ軍に接収され、引き継がれ、また場所によっては米軍の接収の際に、さらにまた新たに民有地を拡張して接収されるというふうなこともあって、以来二十数年、そういうふうな米軍基地の周辺で生活をしてきた、そのために多くの有形無形の被害を受けてきておる、こういう基地の周辺の住民の立場があるわけであります。しかもアメリカ軍への基地の提供は、日米安保条約に基づいて政府がやってきたわけでありますから、その点に……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1973/03/05、33期、日本社会党)

○高沢分科員 私、主として入場税の問題を中心にお尋ねしたいわけですが、その前に、その前提として、国の財政政策の基本が国民の福祉や幸福に貢献することである、こういうことだと思うのですが、ことに最近のようにわが国の国民の生活のあり方が、いわば非常に物質的な、そういうふうな状況が進んできておる。これは経済の高度成長ということが背景にあると思うし、その中でも特に私は、インフレーションというものがそういうふうな社会風潮を非常に進めている根源である、こういうふうに考えるわけですが、そうであればあるほど国の政策としては、国民の生活の中での文化的な側面あるいは精神的な側面ですね、こういうものを助長するような、……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1974/03/05、33期、日本社会党)

○高沢分科員 大臣、たいへん連続して御苦労さまでございます。また住宅公団の総裁、たいへん御苦労さまでございます。  先日私、自分の地元に石神井団地という公団の団地がありまして、そこでちょうど住民集会が行なわれているときに招かれて、いわゆるいま問題になっておる共益費の値上げの問題でいろいろ事情をお聞きしました。きょうはそのことをお尋ねしたい、こういうことであります。  それで、初めに、今回の共益費の値上げですが、この東京地区でいえば東京支所の管内で三十八団地、平均五三・四%、それから関東支所の管内で三十六団地、平均六五%、こういう値上げの幅で、これはいずれもこの四月から実施する、こういうことで、……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○高沢分科員 山口委員それから山本委員に引き続きまして、私も、この国会で仕事をされている職員の皆さんの待遇の問題に関係することでお尋ねをしたいと思います。  たとえば、衆議院であれば、この衆議院で仕事をされている方の数は約千八百名、この皆さんの、たとえば人事の異動や交流というふうなことも、その千八百という枠の中で動いておるというふうなことで、たとえて言えば、非常に小さいたらいの中での異動ということになっておりますから、したがって私は、そういう条件から、国会の職員の皆さんの人事というものは、一般的に言って非常に停滞しがちになるということは、これはある程度やむを得ない、そういう前提の事情はあると思……

第75回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1975/02/24、33期、日本社会党)

○高沢分科員 河川局長、また大臣が戻られましたら大臣にもお願いをしたいと思います。  河川行政を進めるに当たって、東京では中小河川の改修、これが住民の生活にとって非常に決定的な関係を持っております。そこで、この改修が順調に進まないと、たとえば一時間に三十ミリの雨が降るとかあるいは五十ミリの雨が降るというふうなことになると、東京のような町でももうたちまち溢水、洪水、そして水がつくというふうな事態になるわけですが、いままで統計的に河川局で見られて、東京で一時間三十ミリ以上あるいは五十ミリ以上というような雨の降った頻度といいますか、それをまずお聞きしたいと思います。


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本社会党)

○高沢分科員 私は、衆議院の大久保事務総長に衆議院の職員の待遇の改善の関係でひとつお尋ねをいたしたいと思います。  現在、衆議院では約千八百名弱の職員が勤務しております。これらの職員を統括する立場の事務総長としては、労働条件の改善とともに、職員がそれぞれの分野で安んじて職務に専念し、その職責を十分果たし得るような待遇改善についてもきめ細かな配慮が必要であろうと思います。  私の手元にある職員の年齢別分布表を見ますと、平均年齢も高くなっておりますし、また、四十歳代の職員が非常に多くなっております。これらの人は勤務の年数も長く、職員の中堅として働いていますが、待遇面において必ずしも十分とは言えない……

第84回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1978/03/01、34期、日本社会党)

○高沢分科員 私は、ただいま御説明のありました国会関係の予算に関して、その中で衆議院の職員の待遇の問題、幾つかありますけれども、中でもまた級別定数の問題について衆議院事務総長にお尋ねをいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。  終戦後、帝国議会から国会となり、本会議中心から委員会中心に変わりまして、それに伴い機構も拡充され、常任委員会制度もしかれて三十年たちました。  現在、衆議院では千八百名弱の職員が勤務しておりますが、昭和二十三年から二十七、八年の機構の拡充に伴って採用された職員がちょうど中堅以上になって、それぞれの分野で重要な役割りを果たしています。戦後の機構の拡充に伴って人員が……

第87回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1979/03/02、34期、日本社会党)

○高沢分科員 ただいま山口委員から立法府としての国会の特殊性、したがって、それに即した国会の予算のあり方について御質問があったわけでありますが、私も同じ考え方を土台としながら国会職員の待遇の問題についてお尋ねをいたしたい、このように考えます。  国会職員は、国権の最高機関である国会で働く職員でありますから、当然一般の政府職員とは非常に異なる勤務の特殊性があります。また、他の省庁と異なり出先機関がないために他へ転出する機会がなく、必然的に狭い枠の中で年齢構成も高くなるという特殊事情があります。したがいまして、国会職員の労働条件や待遇等についてはそうした国会の特殊性が十分考慮されなければならない、……

第87回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本社会党)

○高沢分科員 私は、国民年金の、今回行われることになりました特例納付の措置についてお尋ねをいたしたいと思います。  もともと昭和三十六年からこの国民年金の制度が実施されるということになりまして、このときに国民皆年金というふうな言葉も叫ばれたわけでありまして、この皆年金という趣旨からするならば、この年金制度から外れている、落ちこぼれているというような人が当然あってはならぬ、こういう趣旨であろうと思いますが、また政府の方でも、そういう御趣旨から、いままでにも落ちこぼれた人たちを救い上げるという特例納付の措置をとってこられたわけです。  過去においてとられた特例納付の措置のその経過、あるいはまたその……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○高沢分科員 私は、国会の職員の待遇、とりわけ級別定数あるいは定員の増加、こういう問題でお尋ねをしたいと思うのでありますが、事務総長御存じのとおり、毎年のこの分科会で、このテーマで私お尋ねしてきておりますが、今回もまた重ねてお尋ねをしながら、お答えの中での前進をひとつ期待したい、こう思います。  事柄の性格上、やはり国会という立法機関、そこで働く職員の人たちの仕事の特殊性、置かれた立場の特殊性ということについて初めに申し上げて、質問に入りたいと思います。  この立法機関であり、また国権の最高機関である国会には、一般職とは非常に異なるさまざまな勤務の特殊性があります。当然それに見合った待遇がなさ……

第91回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1980/03/06、35期、日本社会党)

○高沢分科員 御苦労さまでございます。  きょう、私、池袋駅の改造の問題についてお尋ねをしたいわけでありますが、これは主に国鉄総裁を初めとして国鉄の皆さんにお尋ねすることになると思います。運輸大臣には若干の御質問がありますけれどもそれほどありませんので、あと大臣は何か途中で退席される御予定があるそうでございますが、それは結構でございます。大臣には初めの方でお尋ねいたします。  そこで、まず第一でございますが、一月二十一日に国鉄の当局が国鉄の池袋駅の改造計画を発表された。三月から着工するというふうに発表されたわけです。しかし、これに対して地元の豊島区の区議会、こちらの方から待ったがかかっておる、……

第91回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1980/03/06、35期、日本社会党)

○高沢分科員 私は、東京の豊島区東池袋三丁目、現在ここは池袋サンシャインシティーと呼ばれておりますが、これは旧東京拘置所の跡地であります。いま、ここに公園を建設するということが進んでおりまして、その公園の中に、戦争裁判の遺跡を保存する措置をとる、こういう問題がいま出ています。このことについてお尋ねをいたしたいと思います。  初めに、法務省の増井課長にお尋ねをいたしますが、この問題の出てきた発端は、昭和三十九年七月三日に、当時の閣議で、東京拘置所の敷地の一部を戦争裁判の遺跡として保存する、こういうことが閣議了解で決定をされた。その後、いろいろの経過がありましたが、それは省略いたしまして、昭和五十……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 外務委員会内閣委員会安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は、きょうの午前中の石橋委員の質問、ただいまの土井委員の質問、これを受けながら、時間は三十分というわずかの時間でありますが、その中で関連をしつつ、またさらに総理、外務大臣、防衛庁長官にお尋ねをしたいと思います。  それで、一番初めの問題は、実は淺尾北米局長のお答えにも関連するので、初め淺尾さんとのやりとりになりますが、総理、外務大臣もよくそのやりとりをお聞きいただきたいと思います。  ここにありますのは五月十一日の外務委員会の速記録であります。五月十一日といいますと、総理御承知の五月十日にアメリカからお帰りになった翌日の外務委員会でありまして、伊東外務大臣に出席をいただいて、私ど……

第94回国会 法務委員会外務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1981/05/27、36期、日本社会党)

○高沢委員 私は外務委員会所属でありますから、園田大臣にはまたそちらでお尋ねする機会がございますから、きょうは日ごろ余りお目にかかる機会のない奥野法務大臣、国務大臣というお立場で二、三の点をお尋ねをいたしたいと思います。  初めの第一点は、この難民条約の関係で先般外務委員会で参考人をお招きして御意見を聞きました。その中でこういうことがありましたね。大学の先生の参考人ですが、その先生、自分の教えている学生たちに、君たちが子供のときからいままで育ってくる過程で、外国人の関係で何か特に意識に残ること、印象に残ること、そういうことはなかったか、あったらそういうことをひとつ書いてみてくれ、こう言って学生……

第94回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1981/02/27、36期、日本社会党)

○高沢分科員 私はきょうは二つの問題、一つは各俸給表の定数問題、それからもう一つは常任委員会調査室の機能強化の問題、そういう二つの問題でお尋ねいたしたいと思います。  なお、これはいずれも衆参両院に全く共通する問題でございますから、きょうは衆議院事務総長にいろいろお尋ねをいたしたいと思います。  まず定数の問題ですが、これは私が言うまでもなく、戦後にわが国の議会制度の根本的な改革も行われ、そこで機構の拡充も行われ、そこで非常に多くの国会職員の人が採用されて、それ以来三十数年ということで現在に至っておる、こういうことでありますが、その間これらの国会職員の人たちがいろんな激動の時代も経てきた、その……

第96回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1982/03/08、36期、日本社会党)

○高沢分科員 建設大臣また住宅公団から御苦労さまでございます。  私は、きょうは、戦前は軍の成増飛行場という飛行場がありまして、戦後米軍に接収されてグランド・ハイツというハイツになり、それが返還されていまは光が丘という名前になっておりますが、この光が丘の住宅建設の関係で若干お尋ねをいたしたいと思います。最初に建設大臣に一、二総論的にお尋ねをして、あとは公団の方に具体的なお尋ねをいたしたい、こう思います。  それで、光が丘の地区の住宅建設総計一万二千戸、非常に大きな規模の住宅建設が進行しておりますが、これにつきましては、私たち地元選出の国会議員各党派を超えて、文字どおり超党派でいままで建設省や住……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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