このページでは荒木宏衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。荒木宏衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○荒木委員 いま環境庁が関西で光化学スモッグの大気汚染調査をやっておられる。それと並行して、しかしそれとは別途に運輸省が空港設置を前提にした調査をやっていらっしゃる。現状は光化学スモッグがたいへんふえてまいりまして、国民の皆さんは一日も早くこういった不安を解消してほしいと強い要望があり、運動が起こっております。そして、それを受けて地方自治体は、それぞれ関係住民と協力をしてたいへんな努力を続けておるわけであります。ところが、調査にあたって地元の住民の皆さんと紛争が起こっている例があります。先ほども御指摘がありましたが、調査においてすらそういった事例が見られる。 そこで長官にお伺いをしたいわけで……
○荒木(宏)委員 織機の登録問題についてお尋ねをしたいと思います。 今日、この問題はいわゆる無籍の問題として予算委員会でも取り上げられ、この委員会でも再々質疑になったことは御承知のとおりでありますけれども、この問題は、一つはいままでこれに関する通産行政というものがこの取り締まりを主体としてやられてきておる。また一方、構造改善なるものが大手本位に進められる、こういったことが積み重なって、小規模零細業者の人たちの営業はたいへん困難になっている。これはいままで再々指摘があったとおりでありますけれども、そこへもってきて登録制度の運用がまた著しく適切を欠いている。そのために業者の人たちの営業は一そう困……
○荒木(宏)委員 私ども日本共産党は、従来から無籍の方々も含めて、小規模零細な繊維業者の人たちの営業と生活をどのようにして守っていくかということを考え、またそのために努力をしてまいりました。今回、特繊法の延長に伴って、昨年来無籍の実態調査がやられまして、いろいろの経過の末に今回の四党の議員立法になったわけでありますが、法案を拝見しますと、提案者の先生方の御苦労はその中にいろいろとうかがわれるわけであります。しかしながら、まことに残念ながら、今度のこの提案された特例法の内容に盛られておりますことは、決して繊維業者の人たちの生活と営業を守るゆえんではない。なぜかと申しますと、戦後ずっと続いてきまし……
○荒木(宏)委員 日本共産党・革新共同の荒木ですが、大臣に質問をするにあたって一言前置きを申し述べます。 大臣は、財政演説と所信表明で、福祉社会の建設と物価の安定、国際協調と国際収支不均衡の早期回復、この課題を強調されました。これは私どもも非常に重要な問題だと思います。しかし、それは大臣が言われたのとは全く違った立場です。物価を安定させ、国民の命と暮らしを守り、しわ寄せは絶対に許さぬ、そういう立場からこのことを非常に重視しておりますが、まず国際収支について申しますと、一昨年の夏にいわゆるニクソン声明があったときに、労働者、中小企業者はたいへんな被害を受けました。また、暮れに円の大幅切り上げが……
○荒木(宏)委員 政府の政治的な態度、処置については明日お伺いすることにいたしまして、いまの局長の説明の中で一、二事実関係を伺って確認しておきたいと思います。 西独が二月になって六十億ドル買いささえたわけですが、二月になってからこの閉鎖まで、日本へ入ってきたドル、買いささえのこの金額とそれからそのドル債権の性質、どういうところから来ておるのかという点について、補足して御説明をいただきたい。
○荒木(宏)委員 相続税法の改正案について質問をいたしますが、初めに、質問の問題点を明らかにしておきたいと思います。 まず第一点は、この課税の最低限が今度の改正案で出されておりますけれども、平均的な勤労者の生活資産、それから平均的農民の営農資産あるいは平均的な中小業者の営業用資産、こういったものには、本来税金の負担を課するべきではないというのが、わが党の主張であります。そういう点から改正案についてひとつ質問をしたいと思います。あわせて財源調達という意味から、今度の改正案には出ておりませんが、税率の問題で高度累進にすべきである、こういう主張がありますので、その二点について御質問したいと思います……
○荒木(宏)委員 前回の円の大幅切り上げで、輸出関連中小企業をはじめ、中小零細業者はたいへんな被害を受けました。その被害がまだ続いているといわれるときにまたまた今回のような事態になりました。この問題については、すでに本会議、予算委員会でもいろいろ質疑のあったところでありますが、きょうは時間が限られておりますので、この輸出関連の中小企業救済のための財政金融措置、対策、そういうことに限って大臣にお尋ねしたいと思います。 一言経過を申し述べておきますが、二月十三日に私は共産党を代表いたしまして政府に申し入れをいたしました。官房長官にお会いをして、この問題での緊急対策を強く要望いたしました。また、そ……
○荒木(宏)委員 いまの点だけに限ってお尋ねしたいと思いますが、実情はいままでのそれぞれの委員さんから質問で出ておるのですけれども、関連して、政府委員のほうでは、農業の営農単位といいますか、農業をやっていくのに最低このくらいはないととても農業とはいえぬだろうという一つのミニマムがあると思うのですが、そういう下限についてはどんなふうにごらんになっているか。関連でひとつお伺いしたい。
【次の発言】 問題を提起しておりますのはこういうことなんですよ。ほかの委員さんからもだいぶいろいろな観点からありましたけれども、相続税額が高い、その高い相続税を払うためにいろいろ苦労しなきゃならぬ、これは一つ問題です……
○荒木(宏)委員 先ほど局長の御報告を伺いましたけれども、何か聞いておりますと、自粛自戒、業者、投資家のほうに基本的な原因があるかのようなお話で、監督官庁としての大蔵省の責任は一体どうなっておるのかというふうに疑問を抱かざるを得ないようなお話のように伺ったのですが、協同飼料の話が御報告の中にありましたから、その関係からお尋ねをしたいと思います。
伝えられるところの昨年の六月、七月、八月、あのころに大蔵省は、証券市場の動き、ことに撹乱的な動きに対してよく注意をし、監視をしておられたのかどうか、このことをまずお尋ねしたい。
【次の発言】 大蔵省のやられたことは、もうすでに新聞でも発表されておりま……
○荒木(宏)委員 財投資金の運用、調達について、どの程度まで国会のコントロールにゆだねるべきかということで法案が出されて、いろいろ論議があるわけですけれども、ちょうど先ほども北海道東北開発公庫の話が出ておりましたが、私はまず運用面でひとつ、日本輸出入銀行に対する財投資金の運用の問題、これを取り上げて今回の法案がはたして目的とするところに適切であるかどうかということからお尋ねをしたいと思うのです。政府委員にお聞きをいたしますが、日本輸出入銀行の事業で、運用先、企業規模によって運用条件あるいはその運用金額、そういったものに差別があるかどうか、このことをまずお尋ねしたいと思います。
○荒木(宏)委員 増本委員が急に差しつかえができましたので、私が急に質問いたしますが、一部質問を留保させていただくことをあらかじめ御了承いただきたいと思います。 今回の改正案の審議にあたってお尋ねをいたしますが、この特別国会の冒頭の財政演説で、大臣がこういうことを述べられておりますね。「政府は、かねてより、対外経済政策を推進するため、関税の一律引き下げ、輸入割り当てワクの拡大等の措置を講じてきた」「国際収支の均衡を達成するためには、基本的には、輸出優先の経済構造を改めることが最も肝要」だ。そこで「関税の引き下げをさらに推進て輸入及び資本の自由化等を勇断をもって実施に移す必要がある」こう述べて……
○荒木(宏)委員 原案並びに修正案につきまして、日本共産党・革新共同を代表して意見を申し上げます。 今回の特別措置法案について、わが党として最も重視しているのは次の諸点でございます。 一、財政投融資計画が原資、運用計画とも全体として一括して明示されること。 二、その主要な原資が国民の拠出金であり、かつ日本経済の自主的、民主的発展とそのための資源の適正配分に果たす役割りの重要性にかんがみ、政府関係機関、公団、事業団等の毎会計年度の運用資金繰り越し残高についても、その運用先、運用金額等の運用実績が国会の審議を受け、国会決議によってその変更、組みかえがなされるように措置すること。 三、厚生年……
○荒木(宏)委員 私は、再開国会の冒頭に総理の施政方針演説を伺いました。総理は、外に平和、内に福祉の新時代のとびらを開こう、こういうことばで施政方針演説を結ばれました。その後新しい経済計画を発表されまして、そこには、活力ある福祉社会への転換、こういったことを提唱されております。新しい時代のとびらを開く、また、新しい社会への転換、こういった政治理念が、財政政策の中ではどのように生かされるか、そのことを、この租税三法の審議の場に総理がお見えになった機会に伺いたい、こういうふうに思います。 新しい長期計画の中に若干その手がかりがあるように思えますが、その中では、法人税につきましては、これは高いとは……
○荒木(宏)委員 所得税法の改正案につきまして審議が続けられておるわけでございますが、いままでの質疑の中でも明らかになりましたけれども、納税者人口がたいへんにふえてきておる。したがって、課税案件もたいへん増かしておるのですが、肝心の税制の執行に当たる税務職員の数はほとんどふえていない。数字を申し上げるまでもなく、よく御存じのことと思います。しかもそこへ加えて、経済の成長ということで自然増収の額がたいへんに増加してきておる。しかるに減税の割合はかえって減っている。課税最低限、諸控除の引き上げも国民の期待にははるかに遠い。こういったことで、執行上も、職員の方と納税者の間にそういった意味での処理すべ……
○荒木(宏)委員 総裁にお尋ねいたしますが、通貨当局の責任者として国際会議に出席をされまして、いまインフレに悩んでいる国民のために国際会議でどういう成果、どういう約束を取りつけていらっしゃったか、こういうことを私はお尋ねしたいと思うのでございますが、ワシントンからお帰りになりましての記者会見では、二十九日でございましたか、会議の性格上具体的な成果というものは期待できない、これは予想したとおりだ、こういうことをおっしゃっておるように伺いました。 そこで、この会議のほうは午前中他の議員から大蔵大臣にお尋ねしたようでございますので、私はパリのほうの会議について、総裁が国民のためにどのような主張をな……
○荒木(宏)委員 初めに、大臣にお尋ねしたいと思いますが、税法に関する法律上の原則として租税法律主義ということがいわれておりますけれども、租税法律主義の真髄と申しますか精神と申しますか、これは国民にとって、どのような税法の原則、真髄を定めたものであるか、手続はもちろんこれは国会で定めるというふうなことでございますが、そのねらいとするところ、国民に対してどのような利益を与えるものであるか、手続ではなくてその精神、真髄といったところについての御認識を伺いたい。
【次の発言】 納税者の立場に立って税というものができるだけ明らかになっておる、こういう精神だというふうに伺ったのでございますが、そこで、い……
○荒木(宏)委員 私は、まず入場税についてお尋ねをしたいと思いますが、御承知のように、入場税撤廃を求める声が非常に強くなってまいりました。この委員会でも、再三入場税は撤廃すべきであるということが論議されたことは御承知のとおりでございます。これは考えてみますのに、文化、芸術に対する助成の必要、これを求める声がだんだん強くなってきたということと、それから文化を運動として起こしていく、こういった運動が近年非常に盛んになってまいりました。こういったことから撤廃を求める声が非常に盛り上がってきておる、こう思うのでありますが、今回の改正案を見ますと、税率には部分的に考慮されたあとが見えるのですけれども、や……
○荒木(宏)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、入場税法の一部改正案について、政府提出の改正案並びに自由民主党提出の修正案に反対し、わが党を含む野党四党の共同提案にかかる修正案の成立を期す立場から討論をいたします。 今次改正案の主要点は、政府の趣旨説明によりますと、税率を一部引き下げ、非課税範囲につき若干調整しようとするものでありますが、文化、芸術の豊かな社会を建設することは国民の願いであり、その自主的、民主的な発展はわが党の重要な政策であります。そのためには、音楽、演劇などの催しについては、財源対策としてみるよりも助成発展の対象とするべきものであります。 現在、国民各層の文化要求……
○荒木(宏)委員 約十年余り前になりますか、ガリオアの返済が国会で論議をされまして、当時の会議録を見ますと、大体このガリオアの金はそもそも一体返すべきものなのかどうか、金額の範囲はどのようにしてきめるのか、いろいろ両方で資料の突き合わせでたいへん不明な個所もたくさんあるではないか、返したあとは一体何に使うことになっておるのだ、こういった論議が、わが党の川上貫一議員をはじめ多くの議員から提起をされております。今度これを一括して残りを返そうということが問題になっておるわけでありますが、その当時の議論を再びここでもう一度蒸し返すつもりはありませんけれども、しかし問題は、返し方がただ単に問題になるとい……
○荒木(宏)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、原案に反対する立場から討論をいたします。 まず第一は、この一括返済の使途並びに目的についてであります。 ガリオアについて申しますと、すでにこの支払い金については交換公文で東アジアの経済開発など、その使途が確認されておるのであります。政府答弁によりますと、これはひもつき返済ではないから、個別に特定して吟味することはできない。しかし、全体として米国の海外援助に組み入れられるべきことは前記交換公文の趣旨からも明らかであります。 そこで、米国の対外援助の内容を見ますと、七三会計年度に比し七四会計年度は、軍事援助と防衛支持としての経済金融援助……
○荒木(宏)委員 御承知のように、春闘が非常に大きく盛り上がってまいりまして、労働者の皆さんが大幅賃上げをはじめとして、国鉄の運賃値上げ、健康保険料の改悪反対といった、自分たちの組合だけの要求ではなくて、国民の皆さんの生活防衛の要求も掲げて大きな統一行動に発展しておるわけでありますが、きょうは大臣に、公務員労働者の皆さんの賃金をはじめとする労働条件向上の要求、いま春闘で出されておりますたいへん差し迫った要求について、財政当局の責任者として御意見をお尋ねしたい、かように思うわけであります。 私どもは、いまの物価高の時期、たいへん価格暴騰の時期にこういった賃上げの要求はまことに当然である、こうい……
○荒木(宏)委員 改正案の理由についてまずお尋ねしたいのでありますが、趣旨説明によりますと、たとえば中小企業の資本装備率が上昇した、金融に対する要請が多面化したといったような御説明があり、また他の議員の質問に対して政府委員の答弁されたところを伺いますと、中小企業の資本の規模といいますか、これが数年の間に百六十数%でありますか、拡大している、こういった説明を伺ったのでありますが、私は、伺っておりまして、再三指摘されております上位シフト、まあ資金効率だとかあるいは資金コスト、利潤追求、そういった面からどうしてもこういった傾向が出てくるおそれがある。ですから、政府委員の説明された数年間に百六十数%ふ……
○荒木(宏)委員 私は、いま大きな社会的また政治的な問題になっております土地の問題、これについて国有地の管理、処分、これが民主的になされねばならぬというふうなところから、それに関連をいたしまして政府当局のこれについての政治姿勢といいますか、あるいは内部規律といいますか、殖産住宅の問題も含めて、その是正措置をひとつお伺いをしたい、こういう点から質問をいたします。 まず第一に、国有地の管理の問題でありますけれども、過ぐる委員会で国有財産法の改正が審議になりました。そこで未利用地となっている普通財産の土地の利用について、国民の利益のためにこれを活用する、こういったことが審議の中で強く要望されました……
○荒木(宏)委員 物価を安定させ福祉を進めるということで金融財政措置がとられている、といっている、こういう御説明があったのでありますが、先ほどの大臣の御答弁の中でも、企業の手元にまだ資金が残っておる、こういうふうにごらんになっておるということを伺ったわけであります。それで、まあ物価全体についての私どもの主張をこの機会に明らかにする時間もございませんし、また所管の関係からいいましても必ずしも適当ではないと思いますので、先ほどの御答弁に限ってお尋ねを進めていきたいのでありますが、まず実態ですね、これをひとつお伺いをしたい。 企業の手元資金、手元流動性につきましては、日銀の統計その他がありますが、……
○荒木委員 けさほど大臣から蔵相会議の報告を伺いました。この国際通貨危機の原因につきましては、私どもは以前からアメリカの異常なドルの流出、これは通商面もありますし、ことに海外軍事支出、軍事援助、また多国籍企業などの形での海外投資など、そういう点が、それこそがこの国際通貨危機の原因である、これに対する歯どめを考えないで解決はない、こういう主張をしてきたわけであります。そのことについて大臣もその原因指摘については従来否定をされませんでした。そこで、けさほど伺いました報告の中で、大臣があの会議で主張されたそのことによってすでに数百億ドルといわれる滞留しておる過剰ドル、これが解消できるのか、またその時……
○荒木委員 いまインフレ、物価高と合わせて、石油を中心にしたエネルギー危機ということが大問題になっておりますが、これは石油多消費型の産業構造といいましょうか、こういった産業構造に大きな原因があるというふうにいわれておりますが、財政政策ももとよりこの産業構造に密接な関連があるわけであります。大臣は、その財政政策の責任者の立場におられるわけですが、そういった点から、この石油多消費型の産業構造、この転換についてどういうふうにお考えになっておられるか、これをひとつ初めに伺いたいと思います。
【次の発言】 申し上げるまでもなく、いま日本の第一次エネルギーの七四%は石油でありますし、そのうち九九%は輸入に……
○荒木(宏)委員 私は、いまこの物価高の時期に公共料金の値上げがたいへん大きな影響があるということは、あらためて申し上げるまでもないと思いますが、きょうは時間が限られておりますので、ただいまも論議になりました大阪瓦斯の値上げの申請理由について、政府のお考えをただしたい、こう思います。 まず、端的に通産省のほうに伺いますが、大阪瓦斯の製品売り上げ高、中でも主力製品であるガスの売り上げ高、これはここ数期をとってみますと、私のほうの有価証券報告書の調査でも、また通産省からいただいた調査でも、売り上げ高が伸びている、数字の上でこれがふえている、こういうふうになっておりますが、そのことが値上げの申請理……
○荒木委員 物価を安定するということは、国民の皆さんの願いであります。今回、政府は電力、ガスの料金の値上げを認可しましたが、これは国民の物価安定の願い、これを踏みにじり、その期待に反したものと言わなければならぬと思います。今回の電力、ガスの料金の値上げ、これは政府から提出された資料によりますと、関西電力が消費者物価に与えるこの料金値上げの影響は〇・二%、大阪瓦斯が〇・二七%、四国電力が〇・二二一%であります。関係の地域では両方合わせますと〇・四七%。今回の大臣の措置によって、直ちに消費者物価の値上げに関係の住民の皆さんは苦しめられます。しかも、先ほど来指摘されておりますように、当初五・五%の見……
○荒木(宏)委員 大蔵大臣にお尋ねしますが、大蔵大臣、田中総理は知らぬとおっしゃる。われわれの調査によれば、大蔵省の記録にはっきり出ている。昭和四十一年の五月、先ほどから問題になっている永田雅一氏を申請代理人とするヤマト・コーポレーションの新株投資許可申請を受理したかどうか、これをまず伺いたい。
【次の発言】 調べてみないとわからぬという話。この委員会の始まる前に、関連質問するから、この記録をここへ持ってくるようにということは、もうすでに通告をして一時間以上になっていますよ。
大蔵大臣、これは外為法三十五条による許可手続だから、大蔵省には現にその記録があって、きのうもおとといも、そのことはも……
○荒木(宏)委員 関連質問に入る前に一言申し上げたいのですが、前の円の大幅切り上げで、輸出関連の中小業者、農民はたいへんな打撃を受けました。労働者、下請業者も大きなしわ寄せを受けました。その被害はいまもまだ続いていますよ。いまもまだその被害はずっと続いておる。そこへ今回の事態が起こった。国民はたいへんに心配しています。大きな不安を持っています。そのこと自体が、いままであなた方がとり続けてきた政策が破綻しているということを、何よりもはっきり証明していると思います。 そこで私は、昭和四十八年の予算について総理にお伺いしたいが、先ほどの政府見解で、生産、輸出を推進する経済社会構造から福祉中心型構造……
○荒木(宏)委員 関連でお尋ねをいたします荒木でございます。 いま日本列島にはあらしが吹いていると、こういわれていますよ。投機というあらしの風が吹きまくっている。いいですか総理、しかもこれは、総理がいまの任務におつきになられて、日本列島の改造が進むにつれて、このあらしの風が強くなってきている。土地でしょう、それから材木でしょう、大豆でしょう、米でしょう、生糸でしょう、羊毛でしょう。そうしていままたガーゼのたいへんな値上がりが取りざたされています。この間私のところへ、私の選挙区の親しくしているお医者さんから連絡がありました。こんなにガーゼが値上がりしたら困る、患者さんの手術の成り行きもおちおち……
○荒木(宏)委員 荒木でございます。日本共産党・革新共同を代表いたしまして、総理並びに関係大臣にお尋ねをいたします。 その前に、この際、私の立場をはっきりと申し上げておきますが、四十八年度予算は、円対策と物価対策、これを柱にして福祉志向型の予算である、こうあなた方は説明をしてこられました。しかし、この一月の中旬にこの予算が閣議決定されたあとの事態、ドルの不安から為替市場が閉鎖になり、ドルの切り下げ、そして変動相場制に移行し、実質的には大幅な円の切り上げになりました。それだけじゃありません。さらにドルの不安はますます大きくなり、ヨーロッパ通貨に対する投機から再び市場が閉鎖され、いまだに再開のめ……
○荒木委員 御案内のように、繊維業界はたいへんな不況であります。私は、本年の二月の予算委員会でありましたが、大臣に、まず業界の実態をしっかりとつかんでいただきたい、このことを要求いたしまして、お約束をいただきました。その後、調査がなされたと思いますが、業界の在庫がどのようになっているか、受注はどういうふうな動向であるか、そして工賃はどのような指数を示しているか、これは品目がたくさんございますから、たとえば綿スフ織物について、この予算委員会以後の実情を簡潔に報告いただきたいと思います。
【次の発言】 つまりありていに言えば、在庫は率にして半分以上ふえておる。それから受注のほうは半分近くしかない。……
○荒木委員 昨日わが党は電力料金の値上げを押える緊急政策というのを発表いたしました。いま大臣にもお手元に差し上げたのでありますけれども、その内容は、たとえば燃料費を厳密に査定をして費用の過大計算を是正する、こういったような内容を含んでおるのでありますけれども、いま差し上げたばかりでございますが、政府としてもぜひ誠実に検討されるよう求めたいと思います。まずこの点について大臣のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 電力料金の値上げの問題につきましては、すでに公聴会も終わりまして、ずいぶんたくさんの公述人の方が熱心に意見を述べられましたが、たてまえ上賛否はそれぞれ同数ずつ、こういうことになって……
○荒木委員 政府にお尋ねしますが、今回の法案の提出にあたりまして、電源開発が十分順調に行なわれていないというふうなことが趣旨説明でも指摘をされておりますが、現在の開発が順調に行なわれていない、つまりそのことについて障害があるという御指摘なんですけれども、電源開発にあたっての紛争の件数ですね、これは一体、現在どのような状態になっているか。このことを初めに伺いたいと思います。裁判になっている、そういう状態にまでなっておる件数と、訴訟にまではなっていないけれども、いろいろ反対の運動があってなかなか順調にいかない、こういうようなものの件数、概況ですね、初めに簡単に報告いただきたい。
○荒木委員 この法案の提案理由を拝見しますと、現下の経済情勢に即応する措置として貯蓄の増強に資する、こういうふうに述べられておりますが、現下の経済情勢の最大の問題は、申すまでもなく物価の安定、引き下げであります。そういったことから、それに関連をして貯蓄の問題を論ずるときには、まず第一に大衆預金者の保護、そして小口融資先への配慮、それから第二には大口融資先に対する適正な規制、こういったことが施策の中心として考えられなければならぬと思うのでありますが、その点についての大臣のお考えをまず初めにお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そこで、まず第一に大衆預金者の保護でありますが、目減り問題は、すで……
○荒木委員 大臣がお見えになる前に、政府委員に二、三お尋ねしたいと思いますが、まず初めには、住宅貯蓄控除の問題でございます。
いま住宅要求は、国民の中でたいへん強い要求であります。私どもの見ますのに、政府のこの点の対策はたいへんおくれておると思います。しかも、持ち家主義ということで設けられておると思われますこの住宅貯蓄控除にも十分要求が反映されていない面が見られる。こういう点から一、二お尋ねをしたいと思うのでありますが、住宅貯蓄控除の認められた趣旨を、簡潔に初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 住宅を建てる目的、そういうふうな目的に沿うように実質的な補助金という話を伺ったのですが、そ……
○荒木委員 大臣にお尋ねをいたしますが、この一月以降の原油の大幅値上がりに伴って、石油製品価格の再値上げ、この問題がいま政府で作業中であるということであります。こういうことで、いろいろ伝えられるところによりますと、大蔵省のほうでは、なるべく早い時期にきめるがよろしい、その上げ幅は小幅がよろしいのではないか、こういうふうな意見だということも報ぜられ、また大臣が先日、千葉のほうで記者会見で御意見をお述べになったというふうな報道も見られますし、国民生活に非常に関係の深い問題であり、そういった政府部内のいろいろな意見についての推測だとか、またさまざまの思惑だとかいったことがあるように見受けられます。 ……
○荒木委員 私が大臣にお尋ねをしたいのは、物価と税金の関係でございます。 先ごろ政府は、石油製品価格の大幅再値上げを認める発表をいたしました。いまは物価の非常事態であり、国民生活の危機であります。この物価を下げるためにはあらゆる手だてを尽くして政策のすべてを検討する。こういった心がまえが必要であり、政府にはその責務があろうかと思います。御承知のように、この問題はすでに参議院の予算委員会でわが党の春日議員が取り上げて質問をいたしました。端的に言いますと、石油製品価格の値上げを押えるために石油関係の税金をやめるかあるいはそれを減らすか、この手だてがどうしてもとれないものかどうか、私が本日お伺いし……
○荒木委員 政府委員に伺いますが、専従者控除の問題であります。いま金額は年々手直しされておりますけれども、白色、青色それぞれ一定粕で頭打ちがあります。この頭打ちになっているのは、一体どういうわけか。その論拠をひとつお示し願いたい。
【次の発言】 委員長にお願いがありますが、局長の答弁は、質問に対してなるべく簡潔に、要領よくお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 私がお尋ねいたしましたのは、専従者控除の制度の由来でありますとか、制度の内容の御説明を伺ったのではないわけです。これは社会的実態からいって労働の提供に対する対価であります。関係はいろいろありますけれども、働いてそれに対する対価が給……
○荒木委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、ただいま議題となりましたわが党案をはじめ、自由民主党案、日本社会党案、公明党案につき、まず自由民主党提出の会社臨時特別税法案に反対の態度を表明し、あわせて日本共産党・革新共同提出の臨時超過利得税法案との対比においてその理由を申し述べます。 異常なインフレ、物価高騰は国民生活にかつてない不安と脅威を与えてきました。物価暴騰をもたらした最大の原因が石油危機に便乗した大企業の買い占め、売り惜しみ、出荷操作などによる価格のつり上げにあることは、本院予算委員会の審議でも明らかにされたところであります。メジャーの在日子会社を含むアメリカと日本の大……
○荒木委員 先ほどもいろいろお話が出ておりましたけれども、ことし一月、田中総理が東南アジアへ見えられて、そして、マレーシアでは抗議を受け、タイではデモにあい、ついにインドネシアでは暴動という形の抗議を受ける、こういったことが起こったわけですが、政務次官にお伺いいたしますけれども、このことからどういう反省を政府としてしておられるか、どういう教訓を引き出していらっしゃるか、これをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 いま政務次官のほうから、金さえもうければいいというふうな民間企業のあり方、大企業のあり方が反省されておる、こういうお話だったのですけれども、そのちょうど言われたことばそのままを公然と……
○荒木委員 七十一国会におきまして改正案が審議されましたときに、附帯決議がありましたが、その中で、共済組合の運営が一そう自主的、民主的になされるように、運営審議会等において組合員の意向がさらに反映されるようつとめること、こういう趣旨の決議がありました。当時の大蔵大臣は、政府を代表して、その趣旨に沿って検討したい、こういう旨の答弁をしておられるわけです。大臣は、その後かわられたわけですけれども、政府のその精神に変わりはないかどうか、初めにひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしますが、国家公務員、それから公企体の共済の運営審議会というのがありますけれども、この審議会の代表……
○荒木委員 先ほど参考人の御意見を伺いまして、物価問題、また福祉を考えた金融、さらには中小企業金融を重視して、社会的ニーズにこたえていく、こういう御意見でございます。 御承知のように、石油危機以来、企業の社会的責任ということが強調されました。ことに銀行は社会の公器といわれますから、そういった意味で銀行の社会的責任というものは、いまの時期にはたいへん重要だろうというふうに思います。 そこで、参考人に、業界として銀行の社会的責任というものをどういうふうにお考えになっているか、ことに銀行の中で社会的な非難を受けるような、そういったふるまいが出たような場合にはどういうふうな御処置をなさるのか、時間……
○荒木委員 この法案は電源開発を促進するということで提出をされております。私は大臣にまずお尋ねしたいのですが、従来電源開発がなかなか進まないいろんな理由をあげておられますけれども、しかし、これは公害の問題がやはり非常に重要な障害問題として住民の間に反対運動がある。いろいろ地元メリットがないとか、提案理由の中では説明を伺いましたけれども、この問題が、電源開発が従来予定どおり進まなかったということの何よりも大きな原因ではないか、こういうふうに思いますが、ひとつお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで通産省に伺いますが、当該の電力企業は一体どう見ておるか、ここに、昭和四十五年十二月に、関西……
○荒木委員 長官にお尋ねをいたします。
電気供給規程変更申請に対する認可の時期が近いと報ぜられておりますが、御承知のようにいま物価抑制、これは国民的課題でありますし、公聴会の中でも家庭用、民生用の据え置きの要望が非常に強く出されたことは御承知のとおりであります。
初めに長官に、民生用料金の据え置き、抑制について最大限の努力をすべきである、私はかように思いますが、決意のほどを伺いたいと思います。
【次の発言】 政府の考えを伺いましたが、当該の電力企業としても、この際民生用据え置き、抑制のために最大限の努力をすべきである、こういうふうに考えますが、政府として企業に対する要請、企業の値上げ抑制の……
○荒木委員 総理にお尋ねいたします。 あなたは今度の所信表明演説で、物価高騰の原内が三つあるということを指摘されました。原因はいろいろあります。しかし、国民は、大企業が過剰資金を使って買い占め、投機に走った、田中内閣の財政金融政策がこれを助けた、こう見ています。田中内閣が成立をしたのは昨年の七月であります。おりしも経済企画庁は、不況は終止符を打った、これは四十六年の十二月だ。日本銀行は、景気が上昇局面に入ったと発表いたしました。その後、景気はどんどん拡大をし、生産はまさにフル操業となりまして、本年の一−三では一〇〇・八であります。そのときにあなたがおとりになった財政政策、昭和四十七年の補正で……
○荒木委員 昨日、公正取引委員会から、石油連盟、日本石油をはじめとする元売り十二社に対する独占禁止法違反の勧告書が発表されました。 この内容によりますと、これから元売り十二社は、昨年度五回にわたって石油製品の価格の引き上げの談合をやった、こういうことが報告されております。石油危機と呼ばれるような事態が発生して以来、物不足の中で物価はますます急騰いたしました。詳しい数字は申し上げるまでもありませんが、昨年の十二月には卸売り物価が、前月対比で七・九%、前年同月では二九%も上昇するという非常事態に立ち至りました。 わが党は、かねてからこのような元売り十二社、これは日本石油の資本金二百二十五億円を……
○荒木委員 ゼネラル石油にお尋ねをいたします。 私は、去る二月六日のこの委員会で、あなたの会社が昨年の十一月十四日付で出された文書を明らかにいたしました。国民をだまし、報道関係者をだまし、あまつさえ政府をすらだませと命じたあの文書は、田中総理すら悪徳商法の見本だと認めたのであります。国民は大きな怒りを持っております。私は、先日新聞に発表されましたあなたの会社のおわびの文書を拝見いたしましたが、この委員会で取り上げた問題でございますから、あらためてこの機会に、一言、国民に対して謝罪の気持ちをあらわしていただきたいと思いますが、お答えをいただきます。
○荒木委員 大臣にお尋ねしますが、九月三日の本委員会で所信表明を伺いましたときに、物価安定を第一の政策課題にする、これに全力投球をする、こういうお話を伺いましたが、その後、国鉄の運賃、消費者の米価、次々に物価の値上げという事態が続きまして、国民の物価を安定させてほしい、何とか物価を下げてほしいという強い要望の中で、大臣は先日国際会議に出席されました。 たしか九月三十日にIMF世銀総会で演説をなさったと伺っております。その中で物価の問題に触れて、原油価格高騰との関係に言及された、こういうふうに伺っておるのですが、原油価格の高騰と物価の関係について大臣がどのような御意見をお述べになったか、ここで……
○荒木議員 ただいま議題となりました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びに概要を提案者を代表して御説明申し上げます。 第二次大戦直後の財閥解体、経済力集中排除が実施されて以来三十年近くに及んでおりますが、この間の「高度成長」を通じて、わが国では、世界的な巨大企業、世界に類例を見ない総合商社、巨大な資本力を持った三菱、三井、住友など旧財閥系を初めとする独占企業集団、メジャーなど幾つかの重要産業を掌握している多国籍企業などが出現し、独占資本は急速に復活、強化して、重要産業はもとより、経済のすみずみまで支配するようになっています。たとえば、……
○荒木委員 私はこの改正案等について、まず公正取引委員会の職務権限の独立性の問題についてお尋ねをしたいと思います。 すでに論議されましたように、改正政府案の八条の四で独占的状態に対する競争回復措置、これが講ぜられるときには主務大臣に対する公正取引委員会の協議が義務づけられました。いままでの説明を伺っておりますと、現在の独禁法あるいはその他関係法令にも公正取引委員会の協議ということはある。政府の答弁では独立性の点は問題がないようにおっしゃっておりますけれども、私は違うと思うのです。これは、この今回の協議の義務づけは非常に悪質なものではないかと思いますので、総務長官に、従来の協議の義務づけと今回……
○荒木委員 参考人の皆さんには御苦労さまでございます。 先ほども論議がございまして、この法案の取り扱いについてのいろいろ御希望といいますか、御意見を伺ったのでありますが、最低限これを削除し、これを追加して修正成立というふうな御意見が多かったように思います。内容については各参考人それぞれございましたけれども、そういったことを踏まえまして、私はまず初めにお尋ねをいたしたいのは、特に研究者の立場から御出席をいただきました参考人に順次伺いたいのですが、先ほど来の最低限これだけはという御意見のとおりで、修正成立をいたしました場合に、現行法と比べて主要なメリットはどういう点にあるか。現行法は御案内のよう……
○荒木委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。先ほどそれぞれ御意見を伺いまして、尾川参考人と小原参考人の方からは、社会的責任を果たす、社会福祉を心がけていろいろ御苦労になっている、こういうお話を伺いました。 佐々木参考人の方からも、先ほど同僚委員の御質問で御見解を伺ったのでありますが、やはり何といいましても規模が大きい、社会的な影響が非常に大きいということで、特に佐々木参考人の方からやや進んでその点についての御意見を伺いたい、こう思うのでございます。 まず、いまもお話がありましたけれども、一―三の貸し出しの方針が、年末から年を越しまして企業の資金需要の点についても一層厳しさを加え……
○荒木委員 相続税法の改正案についてお尋ねいたしますが、今度の政府案でいろいろ減税の措置を講じた、こういう趣旨説明を伺ったのでありますが、相続財産を相続する額によって階級区分がいろいろありますが、そのうちのどの階層が恩典を受けるか、どの階層まではその恩典を受けないか、今度の改正案の結果による階層の受益の線引きをひとつお伺いをしたいと思います。これは政府委員から。
【次の発言】 軽減割合を伺ったのではなくて、まず今度の政府案によって恩恵を受けない階層はどこまでであるか。もちろんいろいろ特別の障害者の配慮だとかいろいろありますけれども、いわゆる課税最低限の引き上げによって全く影響を受けないのはどの……
○荒木委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和四十八年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案について反対の態度を表明して討論を行います。 反対の第一の理由は、本法案はインフレ抑制に全く役立たないばかりか、多額の長期国債の発行というインフレ政策に根本的メスを入れることになっていない点にあります。 インフレ抑制のための公債政策は、わが党がかねてから主張しておりますように、長期国債の発行についてこれを大幅に縮減することにあります。ところが、昭和五十年度政府予算では、二兆円という膨大な長期国債発行が予定されており、その規模は戦後第三番目の巨額な……
○荒木委員 保留分について時間をいただきましたので、お約束の範囲内で進めさしていただきたいと思いますが、実は、お尋ねする点は、先ほど来の同僚委員の御質疑にも関連するわけですけれども、大臣がお出にならない委員会で私がお尋ねしましたのは、今度の相続税法あるいは贈与税の法案、これの現行法、改正案を含めて、不公正を維持する面あるいは拡大する面があるのではないかと、まさに先ほどの質疑に関連をしてお尋ねしてまいりまして、まあ妻の座と一口に言っても、勤労者の妻と資産家の妻、これは受けるメリットが随分と違う、これは事実として、主税局長はそういった点はお認めになったと思います。それから、同じ資産家の中でも、少額……
○荒木委員 このたびの特別措置法で、農地の相続についての特例の規定が提案をされておりますので、その点についてまずお尋ねをしたいと思います。これはいままで本委員会でも論議がございましたけれども、まずどの範囲の農地に適用されるか、これをひとつ明確にお伺いしたいと思うのです。 いま農地についてはいろいろな法律上の規定がありまして、御案内のように、農業振興会による指定地域、あるいは都市計画法による調整区域、また市街化区域、さらには生産緑地法による指定区域といろいろありますけれども、農地の中で適用対象となるのはどういう範囲の地域であるか、これをひとつお伺いしたいと思います。
○荒木委員 特恵関税を中心にお尋ねをしたいのでありますが、総需要抑制のもとで、不況のために国内の中小企業が大変深刻な状態になっている。たとえば、特に繊維業者の人たちなどは綿布、綿織物などにつきまして輸入規制の要求がここ二、三年、ずいぶん強く出されました。これは政府の皆さんもよく御承知と思いますが、初めに政務次官にお尋ねをしたいのでありますけれども、昨年あるいは一昨年、こういった業者の皆さんが大会を開かれて、業界を挙げて政府にも要望があったと思います。私どもも陳情は伺ったのですが、大蔵省としてこの陳情をどういうふうに受けとめていらっしゃるか。業者の要望の内容あるいはその根拠などについてどのような……
○荒木委員 歳入欠陥が大変問題になってまいりました。きのうも大臣の委員会での説明をいろいろお伺いしたわけでありますが、その中で財源の確保については若干お話も伺ったわけであります。私は、諸般の情勢もにらみながら、いまのこの時期に財源確保の一つとして、かねて問題になってまいりました租税の特別措置、これを改めていま一歩検討し直す必要があるのではないか、こういうふうに考えているのでありますが、初めに大臣のきのうのお話に関連をしまして、特別措置の見直しをいまの時期に歳入欠陥の問題とあわせて大臣として検討なさるおつもりがあるかどうか。 審議会の方にもいろいろと御相談もされるようでありますけれども、大臣とし……
○荒木委員 いま同僚委員から質疑がありまして、大臣の答弁を伺ったのですが、その中で、一両年に結論を出したい、こういう話でありましたが、その結論の範囲ですね、金融機関に週休二日制を導入することについてなるべく早く一両年中に結論を出したい、こういうことでありましたが、これは他の関連する公務員の関係、国家公務員あるいは地方公務員、また現業、非現業、いろいろ実施に伴って関連する領域が非常に広いわけでありまして、私たちは、先ほどもお話がありましたが、いろいろな問題があるけれども、それを鋭意努力して解決して、前向きに全面的に早期実施をすべきではないかというふうな、週休二日、週四十時間、賃下げなしのこういっ……
○荒木委員 昨年の国会で、公企体共済の業務災で、たてまえもそれから内容も格差があるということを申し上げまして、そのときの答弁では改善のために努力をする、こういう答弁をいただいたんですが、この一年間で、昨年の四月の国会質疑を受けましてこの問題がどのように改善をされたか、三公社それぞれについて改善の要点をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 電電公社の場合は、これは国家公務員に比べて改定後の率はどのぐらいになりますか。
【次の発言】 それじゃあとで数字だけ連絡してください。
いま伺いますと、昨年の審議のときに指摘しましたのはそれぞれ四八%、半分以下だということで、それが国鉄の場合は五六%、専……
○荒木委員 限られた時間でありますので、二、三、問題点だけ伺います。 私どもはかねてから預金の目減り問題について、その補償問題を質疑をいたしまして要求をしてきたのでありますが、この特別の金利をつけるという問題でも、個人の定期性預金に限って金額を五十万ないし百万ということで実施をすべきである、こういう政策を出してまいりました。 ところで、今回、先ほどの報告を伺いますと、インフレ被害を受けている層、これの対象として福祉年金というふうな銘を打って出されたのでありますが、先ほども法律的な点から論議がありましたけれども、福祉の問題、あるいはインフレ被害を受けている層に対する福祉を及ぼすべき対象として……
○荒木委員 先般、第三次の不況対策が政府の方から発表されました。私ども内容を拝見しまして、率直に申し上げて、形の上では抑制基調が貫かれて、実は中は小出しの対策というふうな感じに受け取ったわけですけれども、いまの時期でありますから、いろいろその辺の政策配慮があろうと思うのですが、同時に、大きな方向というものが大切ではないか。この点はいわゆる高度成長、高蓄積型から福祉優先ということで、しばしば政府の方も強調されておるところでありますが、今回の不況対策の中にもその方向が維持され、かつ具体化されているというふうに伺っていいものかどうか。 そういった点について、まず大蔵大臣に簡単に御所見を伺いたいと思……
○荒木委員 私は、まず高度成長について三木総理にお尋ねをしたいと思うのでありますが、この問題につきましては、去る本会議において、わが党の津金議員が総理に所信をただしました。続いて昨日、わが党の不破議員がこの点についてお尋ねをしたところでありますが、私はそれを受けまして、この際、従来の高度成長なるものについての三木総理のお考えを、国民の前に明らかにしていただきたい。従来の高度成長が国民に何をもたらしたか、そしてそれは果たしてだれのためのものであったか、このことを明らかにすることは、今後の施策を立てる上においてもきわめて重要なことであると思います。 私は、質問の観点を明らかにする意味で、簡単にわ……
○荒木委員 いま報告を伺ったのでありますが、一月、二月はおいて、三月にまとめる、こういう趣旨のように聞きました。しかし、この三月というのは、決算資金、一般資金、需要が集中するときであります。いわばやりくりが非常に窮屈になるときです。しかも窓口の実情は、一、二月はその枠が決まっていない。決まっていなければ、実際申し込みを受けても、窓口担当者としては返事のしようがない。ですから、実情はいま大臣が報告されたのとは明らかに違うわけでございます。とりわけ、住宅抵当証書の発行が認められ、そのような点から住宅資金の拡大ということが強く要請されており、特に中小建設業者の仕事の確保という点からも、この点は指導が……
○荒木委員 まず、三木総理にお尋ねをいたします。 総理は、この国会の初めに本会議で所信を表明されまして、総需要抑制は続ける、しかし健全な中小企業に不当なしわ寄せが起こらないようにする、こう言われました。そこで私は、現在中小企業に不当なしわ寄せが果たして起こっていないかどうか、総理の認識をお尋ねしたいのであります。 先日、わが党の機関紙「赤旗」の記者の諸君がこの点の調査に入りました。東京都の大田区、下請中小業者の非常に多い地域であります。部品メーカーの人たちに聞きますと、売り上げが昨年の一割近くに減った。二百万円から二十万円で、従業員二人一緒に働いているけれども、一週間働いて十日休まなければ……
○荒木委員 前国会で審議もございましたし、きょうは時間がありませんので、私は二点に限ってお尋ねをしたいと思います。 一つは前国会の審議の積み残し、というよりも引き継ぎの問題でありますが、共済年金の長期給付につきまして、たとえば遺族年金の通算の問題を初めとして、公的年金各制度の間の調整を図りつつ、給付に要する負担の軽減、それから給付内容の改善、こういったことについて検討を進める旨答弁を伺っております。また附帯決議におきましても、全会一致でその旨の決議がなされまして、大臣から、十分に趣旨を体して検討を進める旨の答弁もございました。 そこで、この点につきまして、公的年金制度調整連絡会議、ここでど……
○荒木委員 私は、いま国民の大きな関心である物価問題からお尋ねをしたいと思います。 政府は、物価が鎮静の傾向を示したと、こう言っております。来年春、前年同月対比で一けた台、こういうことを言っておるのですが、しかし、国民の実感からしますと、物価はとても鎮静の傾向を示したという感じではない。 そこで私は、この指数の問題ではなくて端的に、たとえば三木総理が総理に就任されたのは昨年の暮れでありますが、そのときの千円の値打ちが、それを基準にしていま幾らになっているか。総理は、物価が政策の最重点と、こう言われたのでありますが、そのときの価値をもとにして、いま当時の千円は幾らぐらいになるとお考えになって……
○荒木委員 前回、郵便料金の値上げについて、国民生活にいかなる影響を及ぼすか調査をして報告をするように求めまして、その調査の結果を受け取りました。 これを見ますと、国民の生活は今回の郵便料金の値上げによってまことに重大な影響を受ける。たとえば新聞を読めない人が出るだろう。何人ぐらいだと思います。郵便省の報告にある文書によれば、六十五万人という数字がある。経営が困難だ、これではやっていけないと言われておる団体、また業界、そういった大変な影響が列挙されておるのです。私はそれを見てこう思ったのです。こんなにひどい値上げをやろうとする。それじゃ三木内閣の姿勢は一体どうなんだろうか。果たして政府部内、……
○荒木委員 初めに少しお尋ねをしたいのですが、今回のIMFの出資の増額、これ以外にも国際金融機関にいろいろ出資増額の話もあるようでございます。それで初めに新年度にいろいろ話の出ておりますIMF、あるいは世銀、第二世銀その他いろいろありますが、大体どういう機関からどの程度の出資の増額の話が出ておるか、そういった概況についてあらましをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 詳しい数字はまた後ほど調べていただくとして、大体丸いところで、どういったところからトータルどのぐらいの話が来ておりますか。
【次の発言】 金額の正確な数字自体を論議の対象にしておるんじゃありませんので、大きなところで政治……
○荒木委員 企業課税の見直しということが言われておりますので、それについてお伺いしたいと思うのですが、まず減価償却、このあり方が現在のままで果たしていいのかどうか、幾つか問題がありますけれども、まず初めに耐用年数の問題からお尋ねをしたいと思うのです。
それぞれ省令で耐用年数が決まっておるようですけれども、どういうふうな見当でどういうふうな手順で決められておるか、初めに簡単に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 例を一つ挙げてお尋ねをしたいのですが、民間航空機、いまロッキードの問題で全日空が大変注目を浴びておりますけれども、これについて言いますと、最大離陸重量が一万三千六百五十キログラムを……
○荒木委員 時間が余りございませんので、質問を初めに三点ばかり要約してお尋ねしますので、後ほどまとめてそれぞれ御答弁いただきたいと思います。 まず第一点は、大臣にお尋ねいたします。高成長から低成長に移行したというふうに言われておりますが、税制度、企業課税、特に減価償却の耐用年数や残存率の問題について昨日局長にいろいろお尋ねをいたしました。大臣から昨日の経過を踏まえた上での御答弁をいただきたいと思うのですが、私が取り上げました事例は航空機の耐用年数であります。 これは実際の使用期間が、たとえば運輸省の調査などでは三万フライトアワー、平均約十年以上というふうに言っておりますが、国際線六年、国内……
○荒木委員 大変な赤字公債の発行で、この財政硬直化、財政危機を打開するには並み並みならぬ決意が要ると思うのですが、これには手順としても、事が終わって、いろいろなことが固まってしまってその上でというのはなかなかメスを入れにくい、やはり事の始めから、しかも全面的に、この硬直化打開、危機を解決していく方向で事に当たるということが必要ではないかと思うのですね。 それで、初めにまず大臣にお尋ねしたいのですが、そういう意味から、この五十一年度予算が編成されます事の始めは、昨年度の初めに各省から概算要求が出され、政府の方でも、一応概算要求作成についての目安というのを、七月段階で閣議で了解を得て指示をされる……
○荒木委員 私は日本共産党・革新共同を代表して、昭和五十一年度の公債特例法案及び同法律案に対する修正案に反対の態度を表明し、討論を行います。 第一に、本法案は、国民犠牲、財界本位の戦後最悪ともいうべき昭和五十一年度予算の財源の調達を図るものであります。すでに予算討論でも明らかにしましたように、三木内閣は新年度予算で公共料金や各種保険料、負担金の大幅な引き上げなど、国民に約三兆円に上る高負担と福祉抑制を強要しながら、主として大企業が潤う大型プロジェクトや輸出増強によって、財界本位の景気回復を図ろうとしています。本法案はこのための財源を調達するものであり、まさに国民犠牲、財界本位の歳入法案と言わ……
○荒木委員 先ほど国鉄当局の労働者に対するストライキ処分が発表されました。一方で大佃値上げを進めながら、他方でストライキ禁止を維持しつつ過酷な処分をする、これは三木内閣の反動的な本質を示すものだと言わなければなりません。 昨日の不破質問でも明らかになりましたように、あの戦前の治安維持法による暗黒裁判、そして、わが党と民主勢力、労働者に対する過酷な弾圧の中で、権利を剥奪し、侵略戦争が遂行された。今回の処分は、その反動的な体制の延長、再編をたくらむものであって、三木内閣の民主主義に対する挑戦であり、このことを強く抗議をいたします。 私は、そのことを申し上げておいて質問に入りますが、まずただした……
○荒木委員 初めに、大臣にお尋ねいたしますが、不況が長期に続いて、中小企業の経営が大変であります。大臣もよく御承知のとおりと思います。私も産地を歩いてみまして、特に繊維の業者の声を聞いてみたのでありますが、いままで生業的な零細な業者が非常に粘り強く苦しみに耐えて営業を続けてきておったのですが、この粘り強さといいますか、表現はいろいろあると思うのですが、ある言い方をしますと、雑草のようなたくましさといいますか、続けてきておったのですが、とうとう秋を過ぎましてからどうにも持ちこたえられないというので機械をとめたという人に間々会いました。そういう人たちが希望が持てるような救済の対策といいますか、大臣……
○荒木委員 昭和四十九年の七月三十日でありますが、運輸省の会議室で関西国際空港部会というのが開かれました。これは航空審議会の部会であります。ここに水産庁の委員が出席をされました。正式の委員は当時の水産庁長官でありますが、調査が大体終わろうかという段階で水産庁委員の御意見は、調査が不十分だ、潮流の変化あるいは魚のモ場、こういったことについても調べられていないし、こんなことで意見が言えるかということで、態度を保留されたわけであります。私はそのときの水産庁委員の御意見に大体同感であります。 そこで、水産庁の長官にお尋ねをしたいのですが、こうした海上に新空港をつくろうという話が出ておるのですけれども……
○荒木委員 下請問題についてお尋ねをいたします。 窮迫状態にある下請の中小企業をどうするか、二、三の例を挙げながら質問をいたしますが、大阪に、大照金属という企業がありまして、これは住友金属の下請で、住友金属の中に工場がありまして、車軸それから車輪、台車、いずれも住金の仕様、注文どおりに作成をして、そして全部住友金属に納入をする。ほかの取引はない、こういった関係でありますが、経営状態が悪化したということで企業解散、そして清算手続に入るという話が出てまいりました。 ところが、職場の従業員、労働者は、何とかして仕事をしたい。長年の技術、伝統もあり、しかも、その仕事自体はなくなっていない、こういう……
○荒木委員 二、三お尋ねを申し上げます。 国会議員の選挙の費用の交付に関しまして、従来から実際の支出額と交付金の間に乖離があるという点につきまして、各自治体から要望が寄せられておったことは御承知のとおりだと思います。今回の改正案もそうした要望に対する一つの改善方法のあらわれかと思うのであります。 私は、特に大都市周辺の町村のこの問題につきまして御答弁をお願いしたいと思うのですが、昨年の総選挙が終わりましてから、この問題につきまして、大阪府下の町村長会が決議をいたしました。それで美原町それから忠岡町、岬町、熊取町、田尻町並びに狭山町、これらの町長さん方と私御一緒しまして自治省に伺いまして、特……
○荒木委員 早速お伺いいたしますが、いま、魚の値段が高くなったということでいろいろ報道もございますし、政府の方でもそれを受けて対策を立てておられるようでありますが、特に本委員会に関連のこととしては、商社がこのたびの価格急騰に関与しておるということがございますが、通産省としてこれをどのように見ていらっしゃるか、また、対策をどのようにお考えかということをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 具体的なケースは後で申し上げるとして、直接所管の水産庁と経済企画庁の方から、現在の対策とその経過を御報告願いたいと思います。
【次の発言】 もう少し詳しく御報告いただきたいのですが、きょう午前中呼んだとい……
○荒木委員 大臣初め政府委員の皆さんにはお疲れと思いますが、大臣に対する初めての質問ですので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 まず第一は、今後の税負担をだれがどのような形で担っていくのか、こういう問題でございますが、総理も本会議で、五十五年に赤字国債をゼロにする、こういうお話でありました。租税負担率をそのために三%高めるという中期計画も出まして、この負担率の数字はさらにふえるということも言われておりますが、これをどういう形で負担するかということは、国民生活、日本経済の将来に非常に大きな影響があります。企業課税に求めるかあるいは個人課税に求めるか。間接税にしましても、個別消費税に求め……
○荒木委員 時間が限られておりますので、共済財政の基本論議は別にしまして、この法案に関連して農林省に二、三の問題について主としてお尋ねしたいと思います。 一つは共済の目的、対象の問題です。果樹共済の対象については、先ほども梅のお話が出ておりましたが、それだけではなくて、スモモ、サクランボ、それからパイナップルあるいはビワ、それぞれ対象に加えてほしいという要望が出ておるわけです。先ほど一応の答弁は伺ったのですが、しかし、これはいま初めて論議になるんではなくて、御承知のように本院でもこの論議がいままで繰り返され、すでに昨年の五月わが党の津川議員がその点の質疑をしましたところ、担当政府委員から答弁……
○荒木委員 いまも論議がありましたが、どういう階層の人たちがこの増税を負担するか、大変重要なことだと思います。私は、中小企業者、勤労者、一般の国民が日常なじんでいるような文書、これは税負担を軽くすべきである、こういうふうに考えております。負担を軽くする方法はいろいろありましょう。税率あるいは税額の据え置き、それからまた免税点の引き上げ、非課税範囲の拡大、いろいろありますが、時間の関係もありますから、そういう立場から、委任状の問題を少し伺ってみたいと思います。 これは一般の国民の日常生活に大変密接な関係があります。この印紙税法の課税根拠としては、従来から文書の背後にある経済行為、これに担税力が……
○荒木委員 登録免許税法の改正で、増税ということでございますが、ずいぶん範囲も広く、影響するところが大であるわけですけれども、国税収入の中で登録税法の税収の占める比率がどんなに変わってきているか、前回改正が四十二年でございますから、四十二年とそれから五十二年、それの数字を伺って、あわせて全体の傾向といいますか、流れも少し御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 一・六、一・七、一・八と、じりじり上がってきているというか、そういう感じがするわけですが、増税の中でこの登録税法の改正による増収の占める比率、これは増税と申しましても税目別では減税もありますので、増税分だけで申しますと、私の計算では……
○荒木委員 このたび引き上げが提案されております原重油関税が財源になりまして石石特会から石油開発公団に金が出ていくわけでありますが、だんだんの論議を伺っておりまして、解散企業も含めて休眠企業が九社、投資額を私が計算いたしますと百七十四億円強ということになっておる。十年間全体で千二百億といいますから十数%でございますか。相手は石油だからあるいはリスクが伴う、一発当たれば元がとれるとかいろいろな見方があるのですけれども、しかし何といってももとは税金であります。しかも、四十二年の総合エネルギー調査会の答申では、六十年には三〇%に、自主的に賄えるように持っていきたいという答申がありましたけれども、しか……
○荒木委員 利子配当税制について少しお尋ねしたいと思います。 今回の改正案は三〇%を三五%、そして五十五年までこれでいこうということでありまして、従来の政府の本委における答弁では、五十五年をめどに総合課税に移行する準備を進めたい、こういうふうに伺っておるわけです。 政務次官も御承知のように、先般六党でいわゆる一兆円減税の問題での協議が進められました際に、野党の方からは利子配当の分離課税を四〇%に五十二年度から引き上げるように、こういう要求が出ました。これは文書にはなりませんでしたけれども、五十三年度の税制にできるだけ反映するように努力する、こういう申し合わせができたように伺っておるわけです……
○荒木委員 参考人の先生方には大変御苦労さまでございます。きょうは、それぞれのお立場から貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。 せっかく伺いました御意見が聞き流しになりませんように、大蔵省に一言確認をしておきたいと思いますが、お述べいただきました御意見の中に、税制調査会の委員さんの構成について、憲法学者あるいは税法学者の委員さんが少ないのではないか、こういう御意見がありました。専門委員の先生の中にはそういった方もいらっしゃるかのように思うのですが、私も委員さんの御経歴はつまびらかにいたしませんけれども、しかし、第一部会、第二部会、三十名の委員さん方の中には確かに少ない……
○荒木委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案について賛成、租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案について反対の討論をいたします。 まず所得税法の改正に関する法律案は、基礎控除を初め人的控除を各三万円引き上げることを主たる内容とするもので、その意味では一定の改良であります。しかし所得税減税が見送られた本年度と通算しますと、その減税規模は両年度の物価上昇に及ばず実質増税となるもので、物価高と不況に苦しむ国民生活をさらに圧迫するものであり、支持することはできません。 政府は、わが国の課税最低限がすでに国際……
○荒木委員 二、三お尋ねしたいと思うのでありますが、本日いろいろ議論になりましたこの日銀へ売り戻す予定の八十トンのうちの四十四・七トン、これが戦時中の売り戻し約定つきで、このたびそれの履行として日銀に売り渡しというふうな御説明を伺ったのでありますが、今回この売り渡しをされる契約、これは、もとの契約というのですか、戦時中になされたと言われる契約の履行としてなされるのか、あるいは別の新しい契約になるのか、その点をまず初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 日本銀行の方の処理はどうなりましょうか。つまり、新しく買い入れとして処理をするのかどうかという点です。
○荒木委員 大臣御苦労さまでございます。 一言だけお尋ねしたいと思うのですが、近くアジア開発銀行のマニラ総会が開かれまして、大臣もしくは代理の方が日本代表として御出席かと思いますが、そのときに表明されます態度あるいは演説基調、いろいろあるかと思うのですが、その中で、特に統一ベトナムを含むインドチャイナ三国に対する復興融資の推進について基本的なお考えを伺いたいと思います。 と言いますのは、昨年の年次総会では、御承知のようにこの問題が論議をされまして、西ドイツ、フランス、オランダ、フィンランド、スウェーデン、オーストリア、アジアではオーストラリア、こういった国々がその推進を強調したと報ぜられて……
○荒木委員 参考人の皆さんには御苦労さまでございます。 初めに齋藤参考人にお尋ねをいたしますが、先ほど大蔵省証券の発行につきまして、長期国債とあわせて、相互依存関係に立ち、また相互制約的な関係ということも考えられる、いずれも財政資金の先行方式で日銀を利用する、そういう形では戦前の日銀引き受けの変形であるという趣旨の御意見を伺いました。時間の関係もあったと思いますので、一、二お尋ねをしたいのですが、大蔵省証券は、御案内のように年度内償還ということになっておりますので、そうした点からのまた別の御意見もあろうかと思います。つけ加えてお述べいただくことがございましたら、この機会に御意見を伺いたいと思……
○荒木委員 二、三お尋ねをいたしますが、公定歩合の引き下げ、そして預貯金金利の引き下げに連動するという決定をなされたというふうに報ぜられておりますが、私は、これは総理の約束違反ではなかろうかというふうに思うのです。といいますのは、総理は本院で、経済企画庁長官であられたころに、預貯金金利の水準を物価水準の一つの目安としてお約束をされたことがあります。日本経済の石油ショックの後遺症は全治三年、こういうお話がありまして、その全治三年の間に物価の上昇率を預金金利以下に持っていきたい、昭和五十一年度にはそういうふうにしたい、こういうことを約束をされました。せんだって本委員会で経済企画庁の担当者から総理が……
○荒木委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました昭和五十一年分所得税の特別減税の実施のための財政処理の特別措置に関する法律案について、反対の討論を行います。 反対理由の第一は、本法案が国債の早期償還の原則に反する点であります。 国債の大量発行が常態化している今日、財政健全化のためにその早期償還はきわめて重要であります。だからこそ、剰余金の減債基金繰り入れを二分の一以上と定めるなど、早期償還の法律的措置が講じられているところであります。政府の償還計画が単に償還予定表にすぎない事態のもとにおいてはこの点は特に重要であると言わねばなりません。しかるに本法案は、財政法の第……
○荒木委員 初めに手続、二、三お尋ねいたします。
いま書面申告の場合にいろいろ提出書類がありますね、仕入れ書あるいは場合によっては証明書、また契約書などありますが、本法案の場合にそうした添付提出書類の取り扱いはどういうふうになりますか。
【次の発言】 それから通関士の記名押印というのも、これはこの法案では十四条適用除外ということになろうかと思うのです。通関士の審査が行われたかどうかというのは、この情報処理組織の上ではどの時点でどういう方法で確認されることになりますか。
【次の発言】 それからやや微細な手続上のことになりますけれども、修正申告の場合のやり方とかあるいは現行法で許可前の申告の修正……
○荒木委員 二、三お尋ねいたしますが、IADの貸し出し基準につきましてたしか前にピアソン報告がありまして、一九六九年の十月だったかと思いますが、六十数項目の指摘があり、いまそのうち三十三項目あたりついて検討が進められている、しかし貸し出し基準についてはその後も検討がないままで推移をしておったというふうに聞いておりますが、前回出資の増資の法案が本委員会で論議されましたときも、わが党同僚議員がこの点を指摘したところですけれども、その点のその後の検討の経過をお伺いをしたい。 言われておりますところは、一つは信用度の問題、経済的パフォーマンスの問題、それからプロジェクトの問題それに貧困、こういったこ……
○荒木委員 三問ほどお尋ねしたいと思います。 第一問は週休二日制の問題であります。 先ほども議論がございましたけれども、すでに大臣が一両年の間に結論を出すと約束されて期限が来ているのでありますが、お約束どおりの結論が出ない。問題は、業界の足なみの問題とか、あるいは取引先関係者の協力の問題とか、官庁間の協議だとか調査会の討議とか、いろいろそれなりの経過の御説明を伺いました。 私、思うのですけれども、従来この問題は本委員会でも小委員会でもしばしば論議が重ねられ、また、労働者の皆さんからきわめて強い要求が関係方面にもなされておることは御承知のとおりです。その過程の中で、全体の姿、到達の目標、時……
○荒木委員 公的年金制度の制度間の格差問題について、いわゆる官民格差の問題が提起されておりますが、比較の問題でありますから、私は、この比較が正しく行われていないという面があればこれは正さなければならない、同時に制度それ自体に問題がありとすれば、従来の経過、沿革を十分配慮しながら検討の必要がある、これは申すまでもないことだと思うのです。 それで、先ほど来同僚委員の質疑の中でも明らかにされておりましたが、共済年金と厚生年金とは成熟度に差異がある、あるいはまた掛金の額、率が異なっている、こういう指摘がありました。それ以外にも一人当たりの積立金の額が違うとか、あるいは婦人比率が異なっているとか、さら……
○荒木委員 先般、私どもの方に一通の手紙が参りました。これは野村証券の営業姿勢を告発する会というところからの手紙でありますが、こういうのです。 野村証券の京都支店の人がやってきて、必ずもうけさせてあげる、間違いないからということで、本人はほとんど素人のような人であったのですが、ミノルタの株式を五百九十五円で買わされたというのであります。ところがその後の経緯が、御案内のように六百二円が天井になりましてどんどん下がる一方になったのですが、しばらくして本人がこれでは大変だということで連絡しましたところ、いや大丈夫だ、五百五十円から五百円の間では野村が仕掛けるから大丈夫だ、こういうふうな話があったの……
○荒木委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございました。また、先ほど来貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございます。 初めに堺参考人にお伺いをいたしますが、ネズミ講それからマルチ商法につきましては、行為規制それから組織規制、いずれも本委員会でも論議があり、また立法の議論がなされているのでありますが、私はこうした点で適切な対策がとられるということは非常に重要なことだと思うのです。同時に、一般の国民の中にその実態が明らかになる、そしてその是非弁別がそれぞれの立場においてなされるようにさまざまな手だてを講ずる。これまた政治のもう一つの大事な役割りではなかろうかと思います。 そこ……
○荒木委員 私は、これからの経済運営、財政運営をどうしていくかという点から、先ほどの政府見解についてお尋ねをしたいと思うのであります。 だんだん質疑がありまして、かなりはっきりしてきた面もある、依然として内容がはっきりしない面もあります。それは減税財源をどこに求めるかということでありまして、先ほどのお話では、きのうのきょうだから、それはこれからのことだという面もありましょう。しかし同時に、これからのことだということであればこそ、その基本をはっきりしておかねばならない、具体的なことは専門委員会でも論議になりましょうけれども。そこで私は、その財源をどこに求めるかという基本について、これは経済ある……
○荒木委員 時間が限られておりますので、早速お尋ねいたしますが、第一は構造不況業種と言われるものに対する金融措置の問題であります。 一つは、制度融資の返済猶予なりあるいは期間の延長、これは従来からケース・バイ・ケースでやられてはまいりましたが、ここへ来て、こういう状態の中でさらに特段の配慮を求める声が高まっておりますが、対策をお尋ねしたいと思います。 それから二つは、いわゆる倒産防止融資と申しますか、あるいは在庫凍結資金融資といいますか、それぞれ自助努力を続けているそういう中で、政府の説明によりますと、もうしばらく様子を見てと、こうおっしゃるのですが、その間の努力のつなぎに助けとなるような……
○荒木委員 本法案に関連をいたしまして、昭和四十八年の十一月でありますか、行政管理庁から大蔵省に勧告がございました。銀行局長よく御記憶かと思うのですが、これは公庫に関してでありますけれども、滞貸償却引当金、いわゆる貸倒引当金について、実績との開差が大き過ぎるではないか。たしか最高は二百九十七・七倍というような指摘があったと思いますが、利益剰余金としての実態を備えておるように思われるというような勧告がありまして、自来四年を経過いたしまして、予算編成時期も四回経過をしたわけであります。その間に、同僚議員からも御発言がありましたが、私ども共産党も、こうした一般会計への回収の方途、手だてということにつ……
○荒木委員 私は、きょうは低成長時代の財政のあり方ということについて、二、三お尋ねをしたいと思うのでありますが、最近、臨時国会になりましてから地域から要請を受けました幾つかの事例、こういったものを引用しながら、まず福祉と負担という問題についてお尋ねをしたいと思うのであります。 財政が大変危機の状態になるということになりますと、増税は避けられないのではないか、あるいは福祉は見直すべきではないか、こういった議論がなされておるようでありまして、確かに当面の財政運営という点から見ますと、三割近い公債依存率でありますから、歳出は少しでも削りたい、あるいは歳入を図るべきものはどこかに少しでもないかという……
○荒木委員 九月の二十七日のことでありますが、米軍のファントム機が横浜の市街地に墜落をいたしました。小さい坊や二人の死亡を含めて、重傷者が三名、軽傷の方が四名、大変な被害が発生しました。重傷の方は現在もなお病床で苦しんでおられますが、私たちは早速お見舞いをいたしました。そういたしますと、被害者の方が一番最初におっしゃったことは、現場に来た海上自衛隊のヘリコプターはなぜ米軍を助けたのですか、そういう話があったものですから、私たちも早速調査をしたのです。なるほど被害者の方がおっしゃるのはもっともだ、こういうふうに思いました。 米軍機は墜落したのですが、乗っていた米兵はパラシュートで降下しました。……
○荒木委員 大変重大な時期に大臣に御就任でございますが、国民の政治に対する期待は非常に強いものがあると思います。せっかく御精進をお願い申し上げておきたいと思います。 時間が限られておりますので、早速二、三お尋ねしたいと思います。 ちょうどいわゆる円高の問題が大きな問題になっておりますときに御就任でございますが、前大臣にもいろいろこの点はお尋ねをしてまいりました。いろいろ原因、対策、論議をされましたが、大きく分けて私はやはり二つの面があろうかと思います。 日本の側でこれに対して検討しなければならない側面、それから同時に、アメリカの側にも対策を求めていくという面、こういったことがあろうかと思……
○荒木委員 昭和五十三年五月七日のことでありますが、国鉄阪和線堺市駅南一番踏切で踏切の事故が発生をいたしました。重傷二名であります。私は後で指摘をしたいと思いますが、この事故にはいろんな問題が含まれているのではないかというふうに考えております。
そこで、まず国鉄にお伺いをいたしますが、今月十一日現地の局では、この踏切の実態調査をされたようでありますけれども、その結果がどうであったか、これをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 説明員に御注意申し上げておきますが、質問の要旨をよくお聞き取りいただいて簡潔にお答え願いたいと思います。
私伺ったのは、踏切の状態をお尋ねしたのでありますけれども、……
○荒木委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。 短い時間ですから、早速宇野参考人にお尋ねをいたしますが、先ほど御説明を伺いましたときにいただきました資料十一、「倒産造船所に係る被害例」ということで、ここに十七の倒産造船会社名が掲記されておりまして、関連企業が百企業、不良債権が約四十億円、一社当たり約四千万円というふうに拝見いたしました。そこで、ここでいただいております資料で、倒産した造船会社に対して約四十億円の不良債権を持っている下請企業、いずれも会社更生法あるいは和議の手続中だということでございますが、現在、この百社の下請企業がなお操業を継続しているのか、あるいは操業停止がおよ……
○荒木委員 揮発油販売業法についてお尋ねをいたしますが、きょうは時間が非常に限られておりますので、答弁もひとつ簡潔にお願いをしたいと思います。 この法律が公布されまして約一年になります。揮発油販売業者の経営の健全な発展を図る、こういったような立法趣旨で公布、施行されたわけですけれども、しかし、その後中小販売業者、給油所の経営状態というものは悪化をしている。経営の健全な発展を図るということで法律はできたけれども、かえって状態はよろしくない。もちろん一般的な経済情勢もございますから、何も法律だけでどうこうというわけでもありませんけれども、しかし、法施行後約一年を経て、その効果があらわれていないば……
○荒木委員 時間も余りありませんので、法案それ自体に即して早速お尋ねしたいと思います。
まず第一にお伺いしたいのは、この法律が仮に成立しないといいますか、ない状態で歳入不足が起こった、つまり財政赤字の決算をしなければならなくなったということになりますと、大蔵省としてはどういう処置をなさるのか、これを伺っておきたいと思います。いろいろなやり方があると思うのですけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 特例的な立法の手当てをなさるというお話なんですけれども、その決算そのものはどういうふうな作業、操作をなさいますか。
【次の発言】 そうすると、七月三十一日に決算をしないで、その決算作成なり報告と……
○荒木委員 税財政の問題ではいろいろ質疑もございましたので、私は金融の問題、特に国民金融公庫が扱っております小規模企業経営改善資金と言っておりますが、俗に言うマル経資金について主としてお尋ねをしてまいりたいと思います。
銀行局長にお尋ねをいたしますが、このいわゆるマル経資金の資金枠がいまかなり余っている、こういう話がありますが、実情はいかがですか。
【次の発言】 去年は八割にいかないで七百億以上余った。この余った分はあとどうしたのですか。枠の余った分はどういうふうに処理されたのでしょうか。
【次の発言】 ことしは上半期もしくは十二月まで出ておると思いますが、どうですか。
○荒木委員 今度の改正法案にありますアルミニウム業界の関税割り当て制度について伺いたいと思うのです。 御説明を伺いますと、九%のところ五・五にもっていって、差額の三・五に当たる分は積み立てて需給ギャップ分の四十万トンの凍結資金に充てよう、こういうお話のようでございます。私はいろいろ説明伺ったのですけれども、いずれにしても一口で言えば、アルミ業界救済の財源捻出のための引き下げとも言えるのではなかろうかと思います。もっと平たく言えば、アルミ業界を助けるためにひとつ税金をまけてやろうじゃないか、これはちょっと短絡し過ぎるかもしれませんが、そういう常識的な受けとめ方もあろうかと思うのです。 そこで……
○荒木委員 早速お尋ねをいたします。 公社債の取引に係る取引税の問題でございますが、昭和三十一年以来税率が据え置きになってきております。 先般来の同僚委員の質疑で、公社債市場の育成、それから個人の取得、取引の増加を図る、こういったような理由で据え置きだというふうに伺っておったのでありますが、日本証券業協会が昨年の六月から、それぞれ投資家別に売買状況を調査しております。これを見ますと、たとえば十二月を見ますと、個人は、売却が三・二%、それから買い入れが一・一%、これは現先を除いた数字ですから、これを入れますともっと比率は下がると思います。一方、金融機関、事業法人、証券会社、これを合計いたしま……
○荒木委員 投資促進税制についてお尋ねしたいと思います。
これは一年に限って、特定機械設備等を事業の用に供するときは、特別償却の適用にかえて税額控除を認める、こういうふうなことと伺っておりますが、御承知のとおり、構造不況業種というのがございまして、需給ギャップが大変なものでございます。
そこでまずお伺いしたいのは、構造不況業種にもこの投資促進税制が適用されるのか、そういったところの中小企業に対する適用の有無について初めにお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 御案内のとおりいま構造不況業種では、需給ギャップを解消する手だてといたしまして、いろんな方法がありますが、現実に業者の皆さんが寄り……
○荒木委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。
早速、豊田参考人にお尋ねしたいと思いますが、先ほどの御説明で、輸出が五十一年対比で一七%増、投資が一一%増という話を伺ったのでありますが、円相場が二百二十五円近くなるという状態で、なお採算がとれるのかどうか、自動車工業界としての現状を伺いたいと思います。
【次の発言】 横ばいといいますのは、数量あるいは金額とございますけれども、価格改定をされてなおかつ仮に数量横ばいとしますと、売上高はそれだけ増加をするということになろうかと思いますが、私は経営者としての御見解を伺いたいのですが、合理化投資を進めてきて競争力を強化させる。自動車産業に……
○荒木委員 参考人の皆さんには御苦労さまでございます。 初めに小倉参考人にお尋ねをいたしますが、先ほどの御意見で、租税特別措置については整理合理化を進めてきた、こういうお話でございました。ただその中で、個々の税目については調査会で諸般の事情これあり十分な審議ができない、全体についての指針を示すといいますか、そうした作業だという経過の御報告がございました。確かに私ども伺っておりますところでは、期限でありますとか、また目的に照らしてどうであるとか、また効果との関連で検討すべしとかいう、それなりに一定の物差し、判断基準をお示しのように伺っております。 しかし、私がお尋ねしたいのは、個々の税目のそ……
○荒木委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法並びに国税収納金整理資金法の一部改正案について、反対の討論をいたします。 第一に、本改正案は、大企業救済の新たな不公平を拡大し、日本経済の矛盾をさらに激しくするものであります。 その一つは、投資促進税制の新設であります。 現下の情勢におけるその効果につきましては、すでに各方面から疑問が提起されております。今回の制度は、一年限りの期限つきで、対象も選択的で、三分の二が中小企業に回るものとされておりますが、これにより業種問のアンバランスを助長するとともに、内部留保の厚い大法人に結果的に有利に働くことになる……
○荒木委員 短い時間ですので早速お尋ねをいたします。 長引く不況で大変苦しんでいる事業専従者といいますか、白色申告は三百二十五万でございますが、これに関係する事業専従者の取り扱いについて、私は総理の政治的なお立場からの御意見を伺っておきたい、かように思います。 同居の親族の事業専従者につきましては、御承知のように一定額を事業者には必要経費として控除をする、他方同額を事業専従者には給与とみなす、こういう扱いになっておりますが、これが税法上五十年以来四十万円でございます。給与でございますから、仮にボーナス三カ月として計算しますと、一カ月は二万六千円くらいの勘定になるわけなんです。私は、これは余……
○荒木委員 さっそくお尋ねをいたしますが、石油の製品課税ですね、灯油あるいはある種の軽油などが現行法で免税措置になっておる、かように承知いたしておりますが、現在とられておる製品課税の中で、いま例を挙げましたけれども、こうした免税措置がとられておるその制度理由を簡単にまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 いわゆる不課税と申しますか、課税されざる石油製品といいますか、こういったものと、それから、広い意味では一応課税対象製品と見られるけれども、政策目的からいわゆる免税扱いになっておる。これは、揮発油税法自体であるいは租税特別措置法でそういう扱いになっているものがあると思いますが、私がお尋ねし……
○荒木委員 大臣が参議院の本会議の方にいらっしゃると伺っておりますので、お帰りになってからまたお尋ねをするということにいたしまして、どうぞ御退席をいただきまして結構でございます。 そこで、政府委員にお尋ねをいたしますが、酒の種類の間のそれぞれ税負担のあり方の問題、また各メーカー、卸、小売の業種間の調整の問題、酒の行政についてはいろいろな分野があるわけですけれども、私は、まず小売の免許の問題からお尋ねをさせていただきたいと思います。 国税庁の方に伺いますが、酒類の小売免許の要件は概略どういうふうになっているか、簡単に御説明いただきたいと思います。
○荒木委員 お二人の参考人には御苦労さまでございます。時間が限られておりますので、私は、先ほど同僚委員からも御質疑がございましたが、京都証券の問題について伺いたいと思います。 まず山内参考人にお尋ねしますが、先ほど相場過熱の問題に関連をいたしまして、業者は自戒をすべし、いやしくも社会的批判を受けることがあってはならず、正しい営業姿勢を堅持する、こういった念達をしたというお話がございました。私は、これは対外的にも対内的にも、協会の会員業者としては、参考人がおっしゃったような姿勢を堅持されなくちゃならぬ、こう思っておるのでございます。 ところが、先ほども質疑がございました京都証券の経営者は、三……
○荒木委員 参考人には御苦労さまでございます。限られた時間ですので、早速お尋ねいたします。 まず大蔵大臣に御質問申し上げますけれども、昨年の九月二十日に対外経済対策、これも七項目であったと思いますが、発表されました。ちょうど第一次補正予算とセットで円高に対する対策が打ち出されました。当時は、前内閣でございましたから、大臣は直接閣僚としては御参画ではなかったと思うのですが、その後も国際通貨問題についてはその政策の効果が見られない、むしろかえっていろんな困難がふえたというふうに見られておりますけれども、そうした経過を受けて先月二十五日に、今度は内需振興という表題で七項目の対策が出されました。 ……
○荒木委員 まず初めに、今回の改正案の提出形式について伺いたいと思いますが、御説明によりますと、司法書士法あるいは計量法、若干の法律については、それぞれ別途関係法令の改正で扱うということになっておるようでございますが、これについて別扱いになり、こちらについて三十七件、二百二十事項一括になった理由を伺いたいと思います。
【次の発言】 私は大変便宜的ではないかと思うのですね。一面から言いますと、手数料軽視といいますか、突っ込みで出してくる。もし本当に全部統一的にやるのなら、ほかも引き抜いて、そして一つの手数料法案といいますか、そういうような形がとられるなら、それは形としてわからぬでもないと思うので……
○荒木委員 少し全体的なことについてお尋ねを申し上げたいと思いますが、かねて指摘されておりますように、国債の依存度が非常に高い。数字は申し上げるまでもないと思いますが、日本が二九・九%、これは昨年でございますけれども。アメリカが一三・九、これは見込みであります。それから西ドイツが一三・五、これは予算でございます。フランスがゼロ。これは昨年に限りませんで、ここ数年来、事あるたびに指摘されてきた傾向でございますけれども、先進資本主義国の中でも、なぜ日本はこのように異常に公債依存率が高いのか。すでに首脳国会議も両三度を数えまして、ことしまた七月にあるということでございますけれども、先進六カ国、その中……
○荒木委員 短い時間でございますので早速お尋ねいたしますが、為替差益の還元の問題は、もう本院でもまた国会全体としてもしばしば論じられてきたところでございますが、いままでの審議、あるいは総理も直接答えられた答弁を振り返ってみますと、為替相場が著しく変動した。電力について言いますと、一年半前に二百九十九円、約三百円で算定したのが、五十二年平均で二百五十八円ということになる。約一千億円の為替差益が出ている。しかし、ちょうどこの二年で料金の改定期が来ておって、その後人件費等の値上がりがあるので、仮に還元をするとしても金額がそう大きな金額にならないし、それから手数がかかるし、公共料金は安定的に推移するこ……
○荒木委員 貸付条件の問題で、同僚委員からいろいろ質疑がありました。私も若干その点でお尋ねをしたいと思いますが、貸付期間が、先ほどもお話ありましたけれども、民間がいずれも五年以上、農協あるいは労金は卒業後五年、また相互銀行なども報道によりますと九年というのもあるようであります。四年というのはこの制度だけのようであります。これは検討の余地があるのじゃないでしょうか。
【次の発言】 しかし、借りる側の資力、余裕の程度は、制度のたてまえから言って違うわけでありまして、先ほども少し数字のお話がありましたけれども、大学生の生活費の推移、文部省の方から話がありました。私は一方、本制度の対象とされている低所……
○荒木委員 万国博記念公園の問題で若干千お尋ねしたいと思います。 これの利用の有料化ということが言われましてから世論が高まってまいりまして、御承知と思いますが、本年の四月十七日、衆議院の地行委員会でわが党の三谷議員の質問がございました。また、同僚議員の質問主意書も提出をされまして、先ほども御質疑があったようでございますが、大臣がいろいろな点を検討したい、こういうふうに答弁をされました。経営に当たっての経費の節減でありますとかあるいは機構の合理化、こういう点は十分にさらに検討を続けられると思いますし、またなさねばならぬと思うのですが、私はこの際、この公園の性格と申しますか、形式はなるほど確かに……
○荒木委員 時間もなんでございますから早速お尋ねをいたしますが、先般ある新聞報道で、税関業務につきまして、大阪空港税関の例ですが、「旅客急増 職員はふえず」という見出しで、「効率検査…実は〃手抜き〃」で「密輸検挙減る一方」「大量覚せい剤素通りも」、こういう報道がありました。 御承知のように、密輸の関係は拳銃でありますとかあるいは覚せい剤とか、いわゆる社会悪犯罪に非常に深い関係がありますので、そういう意味からも社会的関心が税関の監視業務に集まっているというふうに言われております。 早速関税局長にお伺いをいたしますが、ここで例として引かれております大阪空港税関の場合、たとえばこの十年をとりまし……
○荒木委員 早速お伺いをいたしますが、大蔵省の文書課編集の「ファイナンス」の最新号を拝見しますと、六月二十三日の経済対策閣僚会議後の大臣の記者会見でございますが、この中で、「雇用対策については、良い知恵が無い。統計では失業者が年十万位増えている。公共事業で配慮しているが、最終的解決になっていない。」こういう御発言が出ておるのですけれども、大臣は公共事業の本部長もなさっておるようでありますが、ここでおっしゃっておる「配慮」というのは具体的にどういうことをお指しになっておるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 順番に優劣をつけるといいますか、確かにこれも一つの配慮の方法であろうと思います。……
○荒木委員 最近、新聞報道によりますと、三月期決算の模様を見て大手私鉄の運賃改定が申請されるような報道がありますが、私はそういったことにも関連をいたしまして地方鉄道の運賃問題について若干お尋ねをしたいと思います。特に中小の地方鉄道、なかんずく最近新設をされました中小地方鉄道の運賃が諸般の事情から非常に割り高になっているということでございます。 そこでまず運輸省に伺いますが、ほぼ最近十年間をとりまして、新設をされた中小地方鉄道の運賃が既設の大手私鉄の運賃に対してどのくらいの比率格差にあるか、これをまず明らかにしていただきたいと思います。
○荒木委員 早速お尋ねをいたしますが、私は、今度の二次補正予算は異常な予算だというふうに思います。予算書を見ますと、あと会計年度末まで二カ月ですね、それで一兆円を超える赤字国債を発行する。しかも、たびたび指摘されましたように、わずか二、三カ月前までは、総理は依存度三〇%を超えると大変なことになるとおっしゃっていたのが、三四%までになる。私は、この異常予算といいますか、この異常さがどこから来ているかということを明らかにしたいのでありますが、できない成長、これは主観的にはやろうと思っていらっしゃるということが言われておりますけれども、結果としてできない無理な高度成長、それを外国に約束をする。できな……
○荒木委員 野党の共同で提出をしました修正案について、私は、減税とそれから財源の問題を主としてお伺いしたいと思います。 早速お尋ねをいたしますけれども、五十二年度の給与所得総額の伸びは、減収の見積もりによりますと、当初一三%とはじかれまして、結果、個人消費は、実績見込みは一一・四%ということになりました。もちろん給与総額即個人消費ということは言えないかもしれませんが、しかし密接な関連があることは間違いのないことでありまして、このたびは、五十三年度一一%というふうに見ておられます。それで一一・九という昨年を上回る個人消費が確保できるのであろうか。一三%で一一・四、一一%で一一・九とは一体どうい……
○荒木委員 早速お尋ねいたしますが、改正法案の審議に当たって、私少し歩いてみたのです。業者の意見を聞きますと、現行の構革事業についてどう思いますか、こう言いますと、ずいぶん評判が悪いのですね。構革の内容を知らぬという業者が多いのです。もちろん私は、十五万事業所全部調べているわけでは決してありません。ありませんが、賃機の人たち、零細の人たち、寄っていただいて話を聞きますと、内容をよく知らない産地組合の人たちは、中には、あれはわれわれに関係がない事業でしょう、こういう人さえおったのですね。たまたま五十数軒ですか、数少ない構革の事業をやっておる人たちに聞きますと、窓口の条件がまことに厳しい、入学試験……
○荒木委員 各参考人の皆さんには、ありがとうございます。
早速藤原参考人にお尋ねをいたしますが、先ほど、構造改善事業の実施に当たって、産地組合の活用を望む、こういう御意見がございました。かねがね組合の関係の皆さんからは、そういった御意見を伺っておるわけでございますが、具体的に申しますと、どういう活用の仕方があるか、さまざまな御意見や案があろうかと思いますが、もう少し詳しくその点について御意見をお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 やり方はいろいろあると思いますが、御意見は今後の審議にも十分参考にさせていただきたいと思うのであります。
生活産業局長お見えいただいておりますので、そうし……
○荒木(宏)小委員 私は、時間がたいへんに限られておりますので、金融政策と金融行政、それと労務関係ということにしぼって、主として銀行局長にお尋ねをしたいと思いますが、いま物価問題を解決するということでさまざまな金融政策がとられております。これは主として金の流れを変える、あるいはその流れの手綱をいろいろにさばく、こういったことでやられておるわけでありますが、私は、金の流れをさわれば、金は一人歩きをするわけじゃありませんから、お金をさわっておる人の境遇やその環境に必ず影響がある、これは否定できないことだと思います。 そこで、先ほどもお話がありましたが、金融機関に働いておる従業員の人たち、金融労働……
○荒木小委員 いま政府のほうでは四十九年度予算につきまして概算要求の提出があり、主計局のほうで調整作業に入っておられるようですが、この時期に各地方公共団体から地方財政改善についての要望が非常に強く出されておることは、皆さんも御承知のとおりだと思います。 そこで、地方財政の財源の一つであります地方債の問題について、金融行政上配慮すべき点はないのかどうか、こういうことについてお尋ねをしたいと思うのでありますが、政務次官が途中で御退席のように伺っておりますので、初めに政務次官に、地方債の取り扱いについての金融行政の基本は一体どこにあるのか、この点の御見解を伺っておきたいと思います。
○荒木(宏)委員 お尋ねを申し上げる前に一言前置きを申し上げますが、今度の改正の趣旨は、企業の経理を適正にする、企業監査を充実させる、こうおっしゃっておるわけであります。私は、この点についての国民の皆さんの要望は、企業が、ことに大企業が自分かってな経理操作をする、その一部に粉飾といわれる事例がありますけれども、そういうかって気ままなことを許さない、つまり真の粉飾を防上する道を求めておる、こう指摘しなければならぬと思うのであります。そのためにはそういった趣旨に沿う原則ですね、企業会計上の原則は守らなければならぬ。守らなければならぬ原則はしっかりと守っていかなければならぬということに相なると思うの……
○荒木(宏)分科員 日本共産党・革新共同の荒木でございます。 関西新国際空港建設計画についてお尋ねを申し上げたいと思いますが、すでに発表されました運輸省案につきましては、これが騒音、大気汚染あるいは災害、また環境破壊、こういったことについて地域住民の中に非常に大きな不安と強い憤りがある。それをもとに反対運動が起こっておることは大臣もよく御承知のとおりであります。私は、限られた時間でありますけれども、そういった地域住民の気持ちをくんで、その立場に立ってお尋ねをいたします。 まず第一に、騒音、とりわけ横風用滑走路による騒音被害について政府委員にお尋ねをしたいと思います。 御案内のように昨年の……
○荒木(宏)分科員 私は日本共産党・革新共同の荒木でございます。 いまたいへんに悩み、苦しみ、憤りを感じておるいわゆる無籍業者の人たち、全国で二万人いるといわれますが、この人たちの立場に立って通産大臣並びに通産当局の皆さん方にお尋ねをしたいと思います。 昭和四十七年十一月一日に通産省令百二十三号、綿スフ織物調整規則が制定公布されました。 そこで、これについてまず政府委員の方にお尋ねをいたしますが、この規則の前文には中小企業団体の組織に関する法律、いわゆる法律五十七条、六十四条、六十五条、これに基づいてこの規則を制定する、こうありますが、この中で金銭の納付、経済的負担を定めたのはどの条項で……
○荒木分科員 いま火力発電所の建設に伴って公害防止、環境保全が各地で問題になっておりますけれども、私は関西電力の多奈川第二火力発電所の場合を例にとりまして、新しい工場建設に伴う公害防止、環境保全、こういったことについて通産大臣にお尋ねしたいと思います。 この点については、すでに電気事業法にその規定がありますし、また、先般のいわゆる四日市判決で裁判所の判断も示されておりますが、この関西電力の多奈川第二火力発電所についても、候補地の決定にあたって、企業はもちろんですけれども、国としても公害防止また環境の保全について、事前に慎重な総合的な調査、検討をする責務があるというふうに考えておりますが、大臣……
○荒木分科員 経済危機のもとにおける中小零細企業に対する緊急対策についてお伺いしたいと思いますが、初めに、関連をいたしまして、いま石油製品の再値上げという問題が取りざたされておりまして、これは新聞でも報道され、他の議員の質問にも取り上げられておるように聞いておりますが、通産省としてこの問題についての態度決定をなさる時期それからその金額、これについてはどのようにお考えであるのか、これを大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 国民生活あるいは中小零細企業の経営にとって非常に関心の深い問題であります。あわせて、価格の凍結品目についても品目数がいろいろ取りざたされておるわけであります。これについ……
○荒木小委員 政府系金融機関の窓口段階での国民の要望などを中心に、二、三行政当局にお尋ねしたいと思うのです。
総需要抑制がずいぶん長くなりまして、ことに不況色を一段と強めておる。そういう中で、ことに中小企業、零細企業のこういった金融に対する要求が非常に強いわけですが、初めに、中小企業庁お見えになっていると思いますから、最近の倒産の件数、金額の推移、それを簡単にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういった中でいろいろ主として政府系金融機関に対する業者の皆さんの金融上の要望が出ておると思うのですけれども、いま主としてどういう種類の要望が出ているか。こうしてほしいという主要な要望はどういうも……
○荒木小委員 いま制度の基本的な見直しということが問題になっておりますけれども、金融制度、金の問題について、国民の立場と申しますか預金者の立場から言えば、一番大きいのはインフレの問題ではないかと思いますね。預けた金が価値どおり返ってこない、これは現在の局面としては一番大きな問題であり、それに対処するとともに、将来どういう制度がいいか、どういう法改正がいいか、こういうことになろうかと思うのですが、もちろんこれは単に金融政策の分野だけではございませんし、全体の財政金融政策、広くインフレ対策の中で総合的にとらえられるものだと思うのですが、と言って、金融政策、その中の金融制度は重要な一つの部分でありま……
○荒木委員 お二人の公述人の大変に御熱心なお話を伺いまして、なお予算審議に反映する上で、二、三、御意見をお述べいただきたいと思いますが、まず森井公述人にお尋ねをいたしますけれども、中小企業の経営者の皆さん、労働者の皆さんが、日本の経済の中で大変大きな分野を占めて働いていらっしゃるので、そういった御要望をぜひ実りあるものにしたいと、私どもは考えておるわけです。 いま、何と申しましても、仕事と市場を確保すること、これが大変大切なことであろうかと思うのですが、先ほどの御意見の中で、官公需発注を中小企業向けに拡大するように、こういうお話がございました。私どももそういった点では、発注の五割以上を中小企……
○荒木分科員 関西新国際空港の位置と規模にかかる航空審議会の答申が出されましたが、私はその内容、手続ともに重大な問題点があると思います。 そこで、政治姿勢にもからんで運輸大臣にお尋ねをしたいのでありますが、たとえば答申内容では、昭和六十年の航空需要予測を立てないままで答申がなされた、御存じのとおりと思います。位置にしろ規模にしろ、需要予測というものは計画の一番の前提をなすものでありますけれども、こういった前提を立てないままでの答申を――たとえばその部分について申しますと、大臣はそのままよろしいという態度をおとりになるのか。一般的に答申に対する政府の態度は、すでに間々伺っておるところであります……
○荒木分科員 公正取引委員会の事務局長にお伺いをしますが、先般、総合商社に関する第二回調査報告が発表されました。総合商社が余りに強力である、その地位の乱用のおそれが否定できない、しかし事実確認はきわめて困難である、したがってその対策が効果を上げるためには一層の工夫が必要である、こういう指摘がなされておりますが、確かにそういう一面があると思います。 そこで、総合商社の取引について問題の多い分野につき、取引の条件あるいは資金、資本関係、また人事関係など、これらの項目について、五十年度、実態調査を進められる必要があると思いますが、局長の御意見を伺いたいと思います。
○荒木小委員 参考人には大変御苦労さまでございます。
初めに一言お伺いしておきたいのですが、今度の中間報告は、できるところから大蔵省にやってほしいというふうな御趣旨でしょうか、それとも、最終報告が少し先になるので、とりあえず途中で経過報告した、こういうふうな御趣旨でしょうか。
【次の発言】 そういうことですと、今後の審議を進められる上でぜひいろいろ御検討も願いたいという基本的なことについて幾つかお尋ねをしたいと思うのです。
先ほどもちょっとお話が出ましたが、青和と弘前相銀の合併ということがありますが、先年の金融二法で効率化、また異種間の合併ということが打ち出されて、私ども聞いておりますとこ……
○荒木小委員 佐々木参考人には大変御苦労さまでございます。 この六月にも小委員会にお見えいただきまして、四月の中間報告などについていろいろ論議、質疑を交わしたのでありますが、私一口言いまして、あのときの論議は調査会の皆さん方がいろいろ作業を進めていらっしゃるわけでございますけれども、どうも実情や実態というものと離れている面がありやしないか、こういう指摘は一つあったと思うのです。各委員さん方から問題提起がありましたけれども、中には非現実的といいますか、余りに抽象的といいますかアカデミック過ぎるというような指摘をされた委員さんもおられまして、実際に金融問題で大変苦労したという、そういう人たちも一……
○荒木委員 二、三お尋ねをいたしますが、国鉄が大変な赤字ということで、特に貨物部門の赤字が非常に大きい、こういうことですが、輸送基盤に対する投資といいますか、過去、将来にわたって大いに検討すべき問題があるのではないか。経済企画庁の昭和五十年代前期経済計画によりますと、四十五年から四十九年まで道路には十一兆九千億、約十二兆円の財政投資、鉄道が四兆四千億。これから五年間で道路が十九兆五千億、鉄道が八兆円、大体二対一ということです。 もちろん道路と一口に言いましても生活道路もありますし、鉄道といいましても民鉄もあるわけですから、全体の数字だけでもちろん一概に言うことはできませんし、それにまた赤字の……
○荒木小委員 参考人には大変御苦労さまでございます。
時間の御予定がおありのように伺いましたので先にお尋ねいたしますが、最近の金融機関の土曜日の店頭の状況、それから職場の人手充足の問題。週休二日制の問題がだんだん進んでまいりまして、金融機関の職場はもとより、金融機関に見えるお客さをの方の都合などもあって、かえって土曜日に込んできているような話も聞くのですけれども、これの実情を概略初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いろいろな原因があると思うのですけれども、しかし、その大きな原因の一つに、一般の職場でも週休二日がだんだんふえていること、ことに、いま団地店舗の話がありましたけれども、こ……
○荒木小委員 銀行局長に初め一言だけお尋ねしましてお引き取りいただいて結構でございます。 つい先日も週休二日制小委員会のときに、金融機関の職場の労働基準法違反について、一般の産業よりも違反率が高いと特別の指摘を受けているということを申し上げたばかりであります。その後調査いたしましたところ、本年三月一日から十二日までの十日間のうち、清水銀行本店外国為替部でコンピューター導入に伴う時間外労働がありました。女子行員が六名、深夜十二時まで勤務を命じられた。その間合計二十九時間の時間外労働があった。再々こうした件を指摘しまして是正方を求め、たしか局長も、前に金融関係全体の違反数字が全産業よりも高くて特……
○荒木小委員 税の執行の小委員会でありますので、税務行政についてお尋ねしたいと思います。 本年は六月、七月、いわゆる戻し税が行われることになっております。本委員会で立法の過程で相当な事務量が必要だ。国税庁の方からもたしか試算をしてその数字などを示していただいたと思うのですが、いよいよ実施の直前になりまして、その方にかなり手がとられる。一方、大体確定申告が終わりまして、事後調査、実調の時期に入るわけですが、これが本年の措置によってどの程度影響を受ける見通しなのか。職員の皆さん方からは労働強化になることは御遠慮願いたいという要望も聞いておるわけです。先ほど労働条件の話も出ておりましたけれども、そ……
○荒木分科員 大阪国際空港のエアバス導入問題についてお尋ねいたしたいと思います。
すでに本院でも質疑が重ねられてまいりました。従来の運輸省の答弁は、地元の理解を得て導入したい、こういうふうに伺っておったのでありますけれども、その地元の理解を得てという趣旨として、行政区域にはいろいろあるわけですが、大阪府、兵庫県、これらの府県の意向、府県知事の要望を尊重して事に処したいというふうな点について、お約束をいただけるかどうか。まず政治姿勢を伺うという意味で、大臣から御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 私が伺いましたのは、御承知のように大阪府議会では四十九年に決議が行われました。それを受けて知……
○荒木小委員 見えているので、赤川課長、一言聞いておきます。 いま話に出ておりました共同廃棄の買い上げに伴う無利子の融資は、絹の関係、綿の関係それぞれ作業が進んでおると思うのですけれども、金額については、いま示されておる案と関係業者団体の皆さん方の中で出ておる案と、まだいささかの開きがあるというふうに思っておるのです。しかし、いずれにしても、従来の仕組み、それから経過その他がありますけれども、今回は業界の中でも本当に体質改善も含めて立て直しのためにやるんだということは、ずいぶん気構えが違うと思うのです。これは御案内のとおりですね。ですから、いずれにしても廃棄の実が十分上がるように、同時にその……
○荒木小委員 参考人には御苦労さまでございます。 先ほど来お伺いしておりますと、金融機関は大体中ほどがいいといいますか、早からず遅からず、世間からも、銀行も週休二日を実施したか、こういうふうに言われるのがいいというふうに伺ったのでございますが、私は、これは従来の全銀協のお考えから見て、いささか後退しておるというふうに言えるのではなかろうか、こういう印象を持ったわけです。 と言いますのは、昭和四十七年の一月に労働省が銀行労使に、週休二日制を普及させたいので、まず金融機関からひとつ取り組んでほしい、こういう申し入れをしたという報道がございました。四十七年の十月には、労働者の生活ビジョンに関する……
○荒木小委員 税務行政を中心にお尋ねしたいと思います。 同僚議員から青色申告の取り消しの質疑がありましたので、初めに一言伺っておきたいのですが、昭和四十九年であったと思いますが、商社の海外所得の脱税の問題が国会で論議をされました。その際私も本委員会で青色取り消しについて論議をしたことがあります。先ほど長官の御説明を伺っておりますと、一部の所得脱漏については取り消しになる場合もあり、ならない場合もある。その取り消しの有無を決める物差しは全体の記録の信憑性にかかる、こういう説明であったように思います。 私は、その運用も一つの扱いであろうかとは思いますが、しかし、そうした全体の信憑性にかかるとい……
○荒木小委員 小委員会でございますので、多少実務的なことを主に伺いたいと思うのですが、政府系金融機関の貸付保証の問題でございます。 国民金融公庫の方で調査をされましたこの点についての調査がありますが、保証人制度が厳しいという意見がずいぶん強いようでございます。すでに公庫を利用した人の中でこの保証人制度が厳しいという回答をしたのが、製造業では二八・二%、小売業では二一%、これはいろいろなアンケート事項の中では一番高い比率の項目になっています。そしてまた、従業員規模では一人ないし四人といういわゆる零細規模の業者の方がその点の指摘が強い。製造業では二六・二%、小売業では一五・四%。それに対しまして……
○荒木分科員 関西新国際空港の問題で、従来から本分科会でしばしば質疑をさせていただきました。瀬戸内海の環境を守りたいという地域住民の願い、大阪南部の民主的発展を図りたいという関係自治体の要望、さらには、成田の流血の惨事を再び繰り返すまいという関係行政当局の御検討などなど相まちまして、国会における審議の中でも幾つかの共通理解、原則というものが生まれてまいったように思います。従来、歴代の運輸大臣に、その点諸般の事情を踏まえましてお尋ねしておったのでありますが、大臣御就任後本分科会では初めてお尋ねをいたしますので、その一つであります。 調査を積み重ねていま候補地とされております泉州沖が、調査の結果……
○荒木小委員 通産省にお尋ねしますが、自主規制という形ではありますけれども一応協定ができているわけですね。韓国側の方では、その大島つむぎ三万六千五百反ですか、それを履行するということを確認する方法はどういうふうにしてやっているか、政府は交渉の中でどう伺っておられますか。
【次の発言】 そうすると日本政府の方では、たしか去年の四月の国会でしたか、金額をガイドラインにして百四十米ドルでしたか、これを一応の目安にしているということですから、日本政府としてはその大島つむぎに関する自主規制協定の中で決められた規制対象ですね、これはどういうふうに考えているのですか。技術的な点での区別を目安にしているのか、……
○荒木小委員 先ほど来社会不安、社会心理ということがいろいろ論議されておりまして、石油部長の答弁ですと、空になるまで売り向かう、そうすればひとまず安心がいくんじゃないかということがありましたけれども、これは極論じゃないかと私は思うのです、もちろん真意でおっしゃったのじゃないと思いますけれども。そうすれば結局当座のことはともかくとして、たちまちさらに先の不安が出てくる。国民は当面のことはもとよりですけれども、やはり将来に向かっての安心ということを求めておるわけです。その点からいきますと、本当に供給確保についての信頼といいますか、安心といいますか、行政に対する安定的感覚というのですか、こういうもの……
○荒木分科員 私がきょうお尋ねしたいと思っておりますことは、まず失業者の問題です。 失業者の中でもいろいろな状態の人がおりますけれども、大量解雇であれ、あるいは個別解雇であれ、そうした離職原因自体が不当労働行為であるということで提訴をしておる失業者がおりますが、こういう提訴中の失業者の扱いがどうなっているか。雇用対策法二十一条三項では、大量離職の通知を受けた場合に国のなすべき措置が決められております。また、雇用保険法では十五条で失業の認定をする、十条で給付をする、あるいは場合によっては二十三条で個別延長給付の措置もする、こういうこともあるのですが、これらの条項について、提訴中の失業者に対する……
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