このページでは三浦久衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。三浦久衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○三浦委員 大臣、私は港湾法の改正法案に対する基本的な性格について御質問をいたしたいと思います。
現行法と改正案は第一条の目的の規定が大きく変わっておりますけれども、現行法並びに改正法ともに港湾の管理者は地方公共団体だというふうに承ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 そうであるとするならば、なぜ第一条の目的から港湾管理者とその権限に見合う規定を取りはずして、単に他の輸送機関との有機的な結合のための手段だけに法の目的を変えようとしているのか、この点についてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 管理の基本的な方針には何らの変更もないのだ、こういうお話ですね。それであれば、目的からなぜ……
○三浦委員 改正法の第三条の三の七項に「運輸省令で定めるところにより、当該港湾計画の概要を公示しなければならない。」こうありますね。公示しなければならないという場合は、港湾計画が基本方針や運輸省令で定める基準に適合している場合、また港湾の開発、利用または保全上、著しく不適当でない場合、それともう一つは、変更を求められて、その求めに応じて変更した場合、それも含まれるわけですね。答弁してください。
【次の発言】 そうすると、いまの御説明ですと、「求める」というのはすすめることであって強制力はないんだ、ただ強く期待するというだけで強制力はないんだ、そういう意味では「勧告する」と同じだ、こういうふうに……
○三浦委員 たいへんお疲れたと思いますけれども、しばらくごしんほういただきたいと思います。 いままでの日本共産党・革新共同をはじめとする野党各委員の質疑を通じて明らかになった点は、今度の運賃値上げ法案や財政再建特別措置法案はきわめて不当だということであります。 そこで、私はこれまでの論点を振り返りつつ、値上げをしなくても国鉄の財政の再建をなし得るのだという、日本共産党・革新共同の提案を行ない、あらためて政府、国鉄の基本的な態度をただしたいと思います。 政府、国鉄が国鉄赤字の原因としてあげているのは、一つは、国鉄が自動車輸送との競争に敗れて貨物輸送が伸び悩んでいるということである。二つ目は……
○三浦委員 ようやく本日米軍と国鉄との貨物輸送協定をちょうだいしたわけですが、この提出にあたって国鉄当局が虚偽の主張や答弁を繰り返し、この提出をいままで拒否したということに対して、私は強い抗議の意思を表明したいと思います。これからはこういうことのないように誠実に資料要求には応じていただきたい。このことを強く要求をいたしたいと思います。 わずかな時間ですが、この協定を見てみますと、私契約だ私契約だというふうに言われていますけれども、どうしてこれが私契約だろうか。私契約というものの中身にこんな条項が入ってくるのだろうかという疑問を持たざるを得ないのであります。それは第十一条「紛争の処理」の問題で……
○三浦委員 大臣にお尋ねをいたしたいと思います。
異常な物価高の中で公共料金の値上げが繰り延べになっていますけれども、政府は、国鉄運賃や私鉄運賃の値上げは家計にはほとんど影響がないんだ、こういうことを言って、この前は国鉄運賃の値上げを強行してきたわけですが、今回の措置というのは、いままでのこういう見解が誤りであったということをお認めになった上での措置なのかどうか、この点をまず最初にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 私鉄運賃の値上げが申請されておりますけれども、この問題について、大臣の答弁はちょっと歯切れが悪いような気がするのです。私どもといたしましては、この際、私鉄運賃の値上げも……
○三浦委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、大臣の所信表明に対する質問を行ないたいと思います。 所信表明の中では、あれもやる、これもやるというふうに大臣は、まあことばをかえて言えば、耳ざわりのいいことをたくさん並べておられますけれども、その中身を具体的に検討してみると、現在の国民の苦しみを解決するための具体的な政策というものが非常に欠けているというふうに私は感想を持ちました。なぜそういうふうになったのかということを考えてみると、国民生活の苦しみの原因というものが一体どこから来たのか、この原因に対する反省が足りないのではないかということを痛感しているわけであります。 大臣は所信……
○三浦委員 参考人の先生方には、きょうはお忙しいところをたいへんありがとうございました。
最初に、坂井参考人にお尋ねをいたしたいと思います。
昭和四十二年に現行法が制定されましてから今日まで、全く発生源対策、いわゆる音源対策というものがなされてこなかったわけであります。これが今日の被害を大きくした最大の原因だと思います。それで、午前中のお話にもありましたけれども、現在この音源対策としてどういうことをやったら一番ベターなのかということをお尋ねいたしたいというふうに思います。
【次の発言】 次に、黒田参考人にお尋ねをいたしたいと思います。
先日私も空港騒音訴訟団と一緒に運輸省との交渉に参加を……
○三浦委員 まず最初に、前回木下議員が質問をいたしました民間家屋の防音工事についての助成の問題についてお尋ねしますが、七五%については国が補助をする、あとの二五%についてはどういうふうにするつもりなのか、御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、地方公共団体に御援助願うというのですが、たとえば二五%について地方公共団体が全額見た場合、そのあとで国が地方公共団体に、その見た分については全額何らかの方法で見るかどうかですね。その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 そうすると 自治体が負担した分については一〇〇%補てんをするというふうに承ってよろしいわけですか。
○三浦委員 気象庁長官にお尋ねいたしたいと思います。
気象業務法第十六条に、「気象庁は、運輸省令で定める航空機に対し、その航行前、気象、地象又は水象についての予想を記載した航空予報図を交付しなければならない。」こういうふうに記載されてありますね。そして、これに基づいて航空気象業務を行なっていらっしゃると思います。この航空気象の果たしている役割りですね。なぜこれをやらなければならないのかということ、そのことについてまず最初にお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、飛行機が安全に飛行するために正確な気象情報を提供するということはどうしても必要だ、そういうことでございますね。
○三浦委員 まず、大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 政府は前国会で国鉄運賃値上げを提案したときに、物価への影響というのはわずかに〇・四二%であって、ほとんど国民生活への影響がないのだ、こういうふうに言ってきたわけであります。そして参議院では強行採決までして値上げを決定したわけであります。 わが党は、国鉄運賃の値上げというのは物価値上げに拍車をかけるものだ、風の強い日に家々にガソリンをぶっかけて火をつけて歩くようなものなんだ、だからこれはやめるべきだという主張をし、国鉄再建の提案を行ないながらこれに反対をいたしました。 今回政府は、物価情勢がきわめてきびしい情勢にある、このため、物価対……
○三浦委員 海運局長にお尋ねいたしますが、内航海運業、特に内航船舶貸渡業を営んでいる業者の経営の問題についてお尋ねしたいと思うのです。 この内航船舶貸渡業を営んでいるいわゆる零細な一ぱい船主の経営というものが、最近非常に悪くなってきているわけですね。そして転廃業が多くなってきていると思います。これは海運局のほうからいただいた資料によりましても、四十六年度はこの会社数でいいますと百七十二あったものが四十七年度では六十一社に減っておりますし、また、経常損益を見てみましても赤字がふえているという実情にあると思うのです。こういうように、いわゆる用船契約によって内航運送に従事している一ぱい船主たちの経……
○三浦委員 鉄建公団にお尋ねをいたします。
上越新幹線のトンネル工事によって、群馬県北群馬郡榛東村の地下水が枯渇した問題ですね、この問題は新聞でも非常に大きく報道されています。また榛東村議会はもとより、群馬の県議会でも問題となって、それぞれ公団に対して、根本的な解決を要求する決議が最近なされております。そういうように非常に大きな社会問題になっておるわけでありますけれども、どのような被害が榛東村に生じているのか、まず最初にお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 被害についてもう少し具体的に詳細に御答弁を承りたいと思うんですね。たとえば飲料水が枯渇したとか、水源が枯渇したとかいうような非常に……
○三浦委員 私は通訳案内業者の待遇の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 旅行のよしあしは通訳案内業者のよしあしによってきまるともいわれておりますし、また日本を訪れる外人が絶えず接触するのは、言うまでもなくこの通訳案内業者ですから、そういう意味では、日本に関する正しい知識を受け入れることができるかどうかというのも、この通訳案内業者に負うところが非常に多いと思うのです。 そういう関係でよく皆さん方も言われておりますが、通訳案内業者というのは民間の外交官の役割りを果たしている、こう言われておりますね。そのために通訳案内業法なんという法律が設けられておりまして、そしてきびしい試験が行なわれ……
○三浦委員 運輸省鉄監局にお尋ねいたしたいと思います。 現在小倉北区の日明地区の新幹線工事に際して地域の住民が国鉄当局の不誠意に抗議をしてすわり込みをしている、こういう状況が出ております。住民要求というのは、工事中に住民に対して被害が出ないようにしてほしい、特に騒音の出る工事については朝の八時から五時までにしてほしいというのが一点です。第二点は、非常に住宅の近くを通るので、特に人口密集地帯なのでトンネル化にしてほしいという要求。三番目は、共同アンテナを設置してその維持管理費は国鉄が負担をしてほしい。大体この三つに尽きると思います。 それで、五月の八日に地元住民の代表の徳本さんという方が運輸……
○三浦委員 経済企画庁長官にお尋ねいたしたいと思います。 きょう、四十九年の三月の消費者物価指数が発表されましたね。これによりますと、昭和四十五年を一〇〇として、物価指数は一四六・八です。東京の四月は一五〇・四というふうに発表されております。そうしますと、政府が昨年の十二月に経済見通しをきめて、そして物価の上昇は大体九・六%だ、こういうふうに発表されておるわけです。ところが、三月段階の一四六・八でこのままずっと一年間物価が変動しなかったと仮定しても、四十九年度は四十八年度に比べまして一二・四%物価が上昇するということになっております。政府の経済見通しは年度に入る前にもう完全に破綻しておるとい……
○三浦委員 私は原子力船「むつ」の問題について御質問をいたしたいと思います。 九月一日の日に原子力船「むつ」が放射線漏れ事故を起こしました。これまでの政府の原子力行政に大きな批判が集中をいたしております。特に、政府が、原子炉というのは原子力委員会の安全審査をパスしているんだから安全なんだというふうに事あるごとに強調していたことが事故後の国会審議やその他によってまっこうからくつがえされました。このことは国民に大きな衝撃を与えていると思います。 たとえば、原子炉安全専門審査会第三十二部会長であった内田秀雄さんは、国会でこう言っています。原子力委員会における安全審査は、原子力船開発事業団から出さ……
○三浦委員 道路運送車両法の一部を改正する法律案について御質問をいたしたいと思います。 昭和四十四年に本法の改正が可決をされまして、そのときに衆参両院で附帯決議が行われたのですが、その決議の中には、車両検査に必要な体制を確立することとか、「指定整備工場数の増加に対応して、その監督を厳重に行なえるよう、監督体制の充実強化を図り遺憾なきを期すること。」とか、また「自動車排出ガスの新車規制を更に強化するほか、継続検査の際にもガス検査を実施すること。」こういうようなことが内容として盛られておるわけです。このことは今日もなお重大な自動車行政の課題であるというふうに私は考えておるのですが、これらの問題が……
○三浦委員 空法の一部を改正する法律案について質疑をいたしたいと思います。 まず最初に、私は昭和四十九年二月十二日の十二時三十四分ごろに岩国の西方約二十マイルの上空で東亜国内航空の七百五十三便、これと岩国基地に帰投中の在日米軍戦闘機二機編隊とがニアミスを起こしたという事件についてお尋ねをしたいわけですが、これはその後、大変不可解な処理の仕方がなされているわけであります。 四十九年の三月二十八日に交通安全対策特別委員会でもってこの問題が論議されまして、平田議員の方からの質問で、運輸省の方は「この飛行機は緊急状態を通報しておって、岩国に入ってきた。そしてその内容としましては、操縦系統の故障であ……
○三浦委員 鉄監局にお尋ねをいたしたいと思います。 私鉄の大手各社は、昨年の七月の二十日に、平均二六・九%の大幅値上げを行ったばかりであります。ところが、木村運輸大臣は、ことしの五月の十三日の日に、値上げが早急な検討課題に上っているというふうに記者会見で表明をされておられます。私は、これはきわめて不穏当な、慎重さを欠いた発言ではないかというふうに思っているのです。その証拠には、この発言を受けて、五月三十日に民鉄協会の総会が開かれまして、ここで運賃の早期値上げ実施を決議をいたしております。また、川崎民鉄協会長は総会後の記者会見で、九月ごろには大幅値上げを申請する、年内にも実施してほしい、こうい……
○三浦委員 きょうは大臣がお見えですので、大臣に直接お尋ねをいたしたいと思いますが、大臣は五月十三日に私鉄運賃の値上げが緊急な検討課題になっているという発表をされておられますね。私は、この発言は物価対策上きわめて問題ではないかというふうに考えているわけでございますけれども、この発言をなさった大臣の真意をお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは、なぜ各紙にそういうふうに報道されたんでしょうか。そうすると、大臣はどういう御発言をこの私鉄運賃値上げの問題に関してされたんでしょうか。
【次の発言】 その大臣の発言を受けまして、五月三十日に民鉄が総会を開いて、九月ごろには大幅な値上げを申請す……
○三浦委員 私は、鉄道監督局の方にお尋ねいたします。 まず、最初は私鉄運賃の値上げの動きなんですが、八月五日の報道によりますと、八月の四日に、私鉄大手十四社は、経団連会館で社長会を開いて運賃改定申請の最終的な協議を行ったということであります。その内容は、まず、全国一斉に申請するか、関東、関西、ブロック別に申請をするか、経営内容の悪い会社から申請をするかという、そういう申請の方法等についての協議と、また、値上げ幅については三〇%程度は必要だと見ているということが協議の対象になったようであります。 運輸省関係者がある記者に語ったところによると、三〇%以上の値上げをする場合には四〇%から五〇%の……
○三浦委員 環境庁にお尋ねいたしたいと思うのです。 いま非常に遺憾な事態が進行いたしております。それは瀬戸内海の汚染が、高度成長政策の結果、非常に激しく進行いたしておることであります。それで、国民も関係都道府県も国も、いま、この瀬戸内海をどうやって保全していくかということで、さまざまな施策を行っていると思うのです。ところが、この瀬戸内海の中で特別景色のいい、また特別われわれが保護しなければならない国立公園が埋め立てられているわけなのです。そして、その施行主体は国であります。北九州市であります。国の所管は運輸省ですけれども、護岸工事でもってこれを施行しています。それからまた北九州市も埋め立ての……
○三浦委員 私は、気象庁にお尋ねをいたしたいと思います。 今回、集中豪雨によって熊本市でもって水害が発生したわけですけれども、その最大の原因は、都市中小河川の改修というものがきわめておくれているということであります。この問題については、他の委員から詳細な質問がありましたので、私は、今度の水害を契機に、もう一つ大きな弱点を露呈をした地域気象観測システム、すなわちアメダスですね、この問題についてお尋ねをいたしたいと思うのです。 気象庁の業務というのは、予報の精度がどんどん向上していくということ、そのことを中心的な任務としなければならないと思うのです。いま気象庁がいろんな合理化をやっていますけれ……
○三浦委員 参考人の皆さん大変御苦労さんでございます。皆さん方の大変貴重な御意見を拝聴いたしまして、私どもも大変参考になりました。
それで、私はまず最初に梅田参考人にお尋ねをいたしたいと思います。
先生は大変患者さんとのおつき合いが長くていらっしゃいますけれども、昭和四十四年から現在まで何名くらいの患者さんを診察されたのでございましょうか。
【次の発言】 いま九大の油症班を中心にして油症研究班というのができているわけですけれども、いわゆる治療研究体制として現在のような体制で十分なのかどうか、先生の御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 先生は、公益法人の北九州市民公害研究所の所長をされ……
○三浦委員 通産省と労働省にお尋ねいたします。 石炭対策第六次答申を前にして、従来の石炭対策の重要な柱である産炭地振興それから鉱害復旧、離職者対策としての炭鉱離職者緊急就労事業、それから産炭地域開発就労事業、これらが石特会計から除外されるのではないか、こういう不安が関係団体の中で非常に強まっています。もしそうであれば、これは産炭地域住民にとって死活の問題であります。私のところにも、また労働省それから通産省にも、たくさん関係団体からの陳情が来ておると思いますけれども、この問題についての基本的な考え方を、まず通産省、労働省からお聞かせをいただきたいと思います。
○三浦委員 私は、まず、国鉄料金の値上げについて御質問をいたしたいと思います。 非常に残念でありますけれども、運輸省は十一月十二日に国鉄料金の値上げを認可いたしました。このため特急、急行、グリーン、座席指定、寝台等々の各種料金があしたから平均三二・二%値上げされることになりました。国民生活に非常に大きな影響を与えることになりました。各新聞も、「里帰りも、ままならず」とか、「「空より高く」が続出」とか、「空も私鉄も追い越した」とかいうような見出しをつけて、その反響について報道をいたしております。事実、多くのところでグリーン車を利用すると航空運賃よりも高くなっているところがありますね。 底知れ……
○三浦委員 国鉄当局にお尋ねいたしたいと思います。ちょっとかぜを引いているものですから声が聞きにくいと思いますけれども、よく聞いてください。 昭和五十年八月二十九日、時間は十三時五十七分ごろ、門鉄局の早岐機関区で全動労の掲示板を撤去する、しないという問題が起きまして、当局が公安官まで導入をして、わずか七名座り込んでおった全動労の組合員を強制的に排除する、そうした上で掲示板も強制的に撤去してしまうという事件が発生したのです。私は、これは本来の正常な労使関係のもとではあり得ないことだと思っております。たかが掲示板の問題です。そして、組合員が七名座り込んでおった。それに対して職制が二十五人も詰めか……
○三浦委員 私は、まず運輸省にお尋ねをいたしたいと思いますが、私鉄運賃の値上げについて、いままで国民からさまざまな疑惑が提起されておったわけですね。今回の値上げに当たっては、若干いろいろな点について手直しをしたと言っているけれども、根本的には改善されていないと私どもは考えているんです。 運輸大臣は、十二月の二日の運輸審議会の答申を受けて、五日に答申どおり値上げを認可いたしたわけなんですが、その答申の出る前日、共産党は三木総理大臣と運輸大臣あてに、大手私鉄十四社運賃値上げ認可に反対する緊急申し入れというのを提出いたしております。私どもは前々から運賃の値上げはすべきでないという申し入れをいたして……
○三浦委員 運輸省にお尋ねいたしたいと思います。 運輸省から提供された資料を拝見いたしたわけですけれども、ロッキード問題について専門的に調査する特別委員会である当委員会に提出をされた資料としてはきわめてずさんである、粗雑であるという印象を免れません。いままで運輸行政の問題についてはいろいろ国会で論議をされております。問題点は運輸省自身がはっきりわかっているはずなんですね。この前の、おとといの理事懇談会の席上で田中委員長の方から、問題点をちゃんと整理して資料をそれにつけて出せ、こう言われているわけです。ところが、拝見をすると、まるっきり問題点をぼかしてしまっている。真剣に真相の解明をしようとい……
○三浦委員 証人にお尋ねしますが、あなたは昭和四十三年から四十四年の七月まで、機種選定を中止するまでの間、ロッキード一〇一一とDC10を同じように扱ってきた、平等に機種選定の対象にして検討を続けてきた、こういうふうに言われましたね。ところが、どうも言葉どおりに受け取れないような事情というものがたくさんあるのです。 それでお聞きしますが、ここに「エコノミスト」の昭和四十一年九月六日号があります。四十一年の九月六日号です。それで、当時の日本航空の社長の松尾さんがいろいろ「エコノミスト」の記者のインタビューに答えております。「この人と一時間」という記事ですね。その中に「東京―大阪間にごく短距離のジ……
○三浦委員 大庭証人にお尋ねをいたします。
先ほどの御証言によりますと、昭和四十四年の七月にDC10についてオプションをいたしましたときに、そのオプション契約を極秘にした理由として、松尾がやめさせられた事情から私もやめさせられることもあり得ると思った、こういうような御証言がありましたね。松尾がやめさせられた事情というのは、どういう意味なんでしょうか。たとえばDC10の採用をやめさせられたという意味なのか、社長をやめさせられたという意味なのか。
【次の発言】 私もやめさせられることもある、こういうふうにおっしゃいましたが、それは社長をやめさせられることもあるという意味でしょうか、DC10の採用……
○三浦委員 証人に伺いますが、証人は先ほど、三井物産の灘波さんが足しげく来ておった、こう言われましたね。それはいつごろから足しげく全日空に出入りをするようになったのでしょうか。
【次の発言】 大庭オプションの後ですか。
【次の発言】 あなた先ほど、記者会見では灘波さんからオプションの話を聞いて大庭さんに確かめた、そういうふうに言ったが、よう考えてみたら、灘波さんであったかどうかよくわからない、こういうことを言われましたね。いまよく考えてみて、灘波さんかどうか思い出せませんか。
【次の発言】 すると、三井物産の人からオプションの問題についてお聞きされたわけですね。その内容ですけれども、先ほどあな……
○三浦委員 法務大臣にお尋ねいたします。 最近の新聞は大変にぎにぎしいといいますか、どなたかと一緒で大変はしゃぎ過ぎかどうか知りませんけれども、毎日のように全日空からお金をもらったと言われている国会議員の名前が報道されておりますね。その数は数十人にも上るというふうに言われています。しかし、その中で大臣であるとか政務次官経験者、こういう人たちは職務権限との関係で贈収賄罪の可能性はあるが、しかし一般の国会議員の場合にはどうも職務権限との関係で贈収賄の立件というのはむずかしいのではないか、もう大体捜査当局はそういうものは捨ててしまっておる、こういう報道がなされているわけなんですが、しかし、私は大臣……
○三浦委員 法務大臣にお尋ねします。 いま同僚の議員からお尋ねがありました八月二十九日の演説の内容なんですけれども、これは国民にとっては非常に関心のある問題だと思うのですよね。というのは、田中保釈後に自民党の内外でロッキード隠しの動きが顕著になった、こういう報道がなされているのですね、稻葉法務大臣の発言として。そうすると、どういうようなロッキード隠しの動きがあったのかということ、いまそういう空気みたいなものを感ぜられたというのですけれども、そういう漠然としたものではなくて、もっと具体的なものがあったからこういう発言がなされたのではないかというふうに国民は感じているだろうと思うし、その点は国民……
○三浦委員 大臣にお伺いいたしたいと思います。
私は大臣の所信表明をお聞きいたしまして大変驚いたんですが、いま国民が一番関心を持っているロッキード事件については一言も触れられていないわけですね。ロッキード事件というものは運輸行政と全く関係なく発生したものなのかどうか、この問題については運輸行政というものは全く関係がないのかどうか、この点をまずお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 コーチャン証言によると、トライスターの売り込みに関して政府高官に金が渡っているというわけですね。政府高官の名前はまだ明らかになっていませんけれども、常識的に見れば、その政府高官の中には運輸省関係の人がやはり入っ……
○三浦委員 簡潔に関連してお尋ねいたしたいと思いますが、ロッキード社や児玉、小佐野のトライスター売り込み工作が、当初は全日空ではなくて日航に重点が向けられておったというコーチャン証言があるわけですが、そのコーチャン証言の真実性というものがいまだんだん明らかになっていると思うのです。
それで、お尋ねしたいのですが、昭和四十一年当時、日航が昭和四十六年からDC10を入れることを検討していた、また、DC10を入れることを予定しておったということを御存じでしょうか。
【次の発言】 日航については、その当時いろいろな長期計画が出ておりますけれども、これはヒヤリングをされているのでしょう。いかがですか。
○三浦委員 共産党の三浦久でございます。 御質問をいたしたいと思いますが、オプション契約を締結をされまして、それは、あなただけが知っているんではなくて、若狭現社長も知っているのだということが、あなたの証言で、はっきりいたしたわけでありますけれども、このオプション契約というものは、ある日突然締結するものじゃありませんね。やはり大きな買い物といいますか、一応順序をとっておくというわけですから、それまでにいろいろな下交渉というものがあると思うのですね。あなただけが電話をかけたり駆けずり回ったりして、締結にこぎつけるというようなものではないと思うのです。それで、そのオプション契約について、まあ、あな……
○三浦委員 私は、まず最初に資料の公開の問題についてお尋ねをいたします。
十月九日に、アメリカ司法当局のスポークスマンが、日本側司法当局の要請があれば資料の公開についても考慮する、そういう言明があったということなんです。このことから、にわかに資料の公表問題が論議をされるようになったわけですけれども、外務省はこの問題についていま確認の作業をしているということですが、いつ、どういう方法で確認の作業をして、その結論はどうなったのか、お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 法務大臣にお尋ねしますが、法務大臣は昨日の参議院のロッキード問題調査特別委員会で、わが党の橋本議員の質問に答えて、そういう可……
○三浦委員 私は、自民党政府の国鉄再建対策要綱や、また、これに基づいて再建対策と銘打たれて提出をされた国鉄運賃法や日鉄法の一部を改正する法律案を見てみまして、正直言って腹立たしい思いを禁ずることができませんでした。何といっても赤字の最大の原因は、高度成長と、特に日本列島改造計画に基づいて膨大な設備投資を国鉄がやり、それを全部借金で賄ってきたということであります。そのために五十年度だけでも四千五十五億円の利息を支払うまでになっています。そして、このことが財政の破綻を強めているわけでありますけれども、再建対策はこの借金政策をやめるのじゃなくて、今後も一層独立採算制ということを理由にしてこの借金政策……
○三浦(久)委員 私は、二日間にわたるこの鉄建公団の不正問題についての審議にずっと参加いたしておりまして、大変腹立たしい感じでいっぱいであります。 今回の鉄建公団の不正経理事件というのはただ単に経理の不正があったという事件じゃないのです。あなたたちが空出張という不正な手段によって裏金をつくり出した。これはみんな税金ですよ。その税金を運輸省の接待に使ったり、大蔵省の接待に使ったり、そしてまたあげくの果てに自民党や一部の政治家の政経。パーティーのパーティー券の購入に充てるとか、いわゆる政界、官界と全く癒着した醜い姿を天下にさらけ出したわけでしょう。ここにこの問題について国民が大きな憤激を覚えてい……
○三浦(久)委員 運輸省にお尋ねをいたしたいと思います。 きょう私は石炭対策特別委員会、また予算委員会の分科会等の質疑に出ておりましたので、いままでの同僚議員の質疑を拝聴いたしておりませんので、いろいろ重複する点もあると思いますけれども、御勘弁いただきたいと思います。 私は、大臣の所信表明を聞いておりまして、いろいろなところに矛盾がある、そういう感を非常に深くしたわけであります。これではとても、だれでも、いつでも、どこでも、こういう交通手段を利用できるというような目的とはほど遠いんじゃないか、そういう目的はなかなか実現できないんじゃないか、そういう感を深くいたしたわけであります。大変多岐に……
○三浦(久)委員 まず通産省に、多くの人々に被害を及ぼしましたあのカネミ油症事件、これの原因になりましたPCBの問題についてちょっとお尋ねしたいのですが、いまPCBは製造中止になっておりまして、そしていろいろな回収がなされていると思います。そういう意味で、現在PCB自体が貯蔵されているのがあると思うのですけれども、その貯蔵されているPCBの量、それから場所、保管方法、これについてお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 これは高砂市の海岸にタンクがあるのだろうと思うのですが、大変危険な状況ではないかと私は思っています。あのカネミ油症事件が発生したのも、このPCBというのは腐食性があるということ……
○三浦(久)委員 港湾局の方にお尋ねをいたしたいと思いますが、本法案は国際的にトン数の測度を統一するということを目的にしているわけで、これはこれで大変結構なことだと思うのですけれども、トン数を正確にするということは何も国際間だけに限るものじゃなくて、国内的にも非常に重要な問題だというふうに私は考えております。そういう意味で、私は、はしけについて大きな問題がありますので、その点について御質問をいたしたいというふうに考えております。 はしけの個人船主及びはしけ業者は、海運の近代化、合理化の中で年々仕事がなくなっております。そういう意味では、合理化の大変大きな犠牲を強いられておるという状況にあると……
○三浦(久)委員 共産党の三浦久でございます。 参考人の方、大変御苦労さんでございます。 まず最初に、出光タンカーの長野さんにちょっとお尋ねしたいと思います。この不法投棄は、私は現場の監督とか現場の作業員というものが一時の思いつきでやったというようなものではないというふうに思っています。これはやはり内外産業の一つの経営方針というか、暗黙の了解というか、そういうものに基づいてやられているのじゃないかと私は思うのです。そうすると、そういうような状況に内外産業を追い込んだという何かがあるのじゃないか。それがやはり私は内外産業と出光タンカーとの契約の問題これがかなり厳しい契約で、結局通常の処理の仕……
○三浦(久)委員 私は、引き続いてBG財団に対する問題について御質問を申し上げたいと思います。
BG財団に対する特別レースの実施期限が五十五年三月三十一日で切れておりますけれども、現在新たにこの特別協賛レースを実施する期限を延長しておりますか、しておりませんか。
【次の発言】 この特別協賛レースというのは、競艇二十周年記念事業として始められたわけですね。そして、当初は三年の計画でやって、それをまた三年延ばした。この六年間にこの特別協賛レースでもってBG財団に行ったお金が三百三十四億円でございます。そして、そのうち使ったのは約百億円です。ですから、現在二百三十六億円というお金が、いわゆる現金、……
○三浦(久)委員 いよいよきょうから国民の大きな関心のもとで本法案の審議が開始されたわけでありますけれども、私はまずこの法案の内容に立ち入って審議をする前に、この法案自身が大変大きな欠陥を持っているいわゆる欠陥法案、特に致命的な欠陥を持っていることを大臣に申し述べたいと思うのです。 その一つは、まず政令や省令に委任をすることが大変多い。特にこの法案の一番大きな問題、特に国民生活に重要な影響を及ぼす問題は地方交通線の問題です。この地方交通線の問題についても、最も重要な部分が全部政令に委任されているということであります。たとえばまず幹線の定義、これも政令でしょう。そして地方交通線の定義、これも政……
○三浦(久)委員 御質問をいたしたいと思います。私はきょうは運輸委員会、また予算委員会の分科会等がありまして、同僚議員の質疑を拝聴しておりませんでしたので、多々重複する点があると思いますけれども、それはひとつ御勘弁いただきたいというふうに思います。 最近、産炭地の後始末は終わったんだ、こういうような議論をときどき耳にいたします。私は田川という産炭地を選挙区に持っておりますので、田川にはちょいちょい参るわけであります。そうすると、こういう議論というのはいわゆる実情を知らない議論だなということを大変痛感するわけですね。というのは、まだまだたとえば鉱害の問題にしてもはかばかしく進展していないという……
○三浦(久)委員 石炭鉱業合理化事業団にお尋ねいたしたいと思います。 石炭鉱業合理化事業団が志免町で所有している志免炭鉱跡地、これは志免町のほぼ中心に位する土地でありますが、面積も八千八百三十九平米、ですから約二千七百坪という膨大な土地でありますけれども、この土地につきまして文菱運輸株式会社、これは一私企業、営利会社ですが、この文菱運輸株式会社が払い下げの申請をした。そして志免町がこの払い下げにほぼ同意する、そういう事態が起きました。これをめぐって、いま志免の町議会では大きな問題になっております。 私は、この払い下げの問題をめぐる経過について、まず最初に事業団からお答えをいただきたいという……
○三浦(久)委員 大臣にまず最初にお尋ねをいたしたいと思います。 国鉄の再建法は、昨日の大臣のあいさつの中でも触れられましたように、大変重要な課題であると私ども考えております。私どもも、立場は違いますが、今度の国鉄の再建法では決して国鉄の財政再建はできない、そうしてまたローカル線を廃止するということ、このことは、地域経済に深刻な否定的な影響を及ぼす、そういう意味で重大な関心を持っているわけであります。きょうの午後からこの国鉄再建法についての審議が始まるわけでありますけれども、私は、その審議の前提条件としてまず率直に大臣に御要望申し上げますけれども、まず運輸省で政令の原案をつくっておりますから……
○三浦(久)委員 政府は国鉄の再建をするのだ、こういうように称して国鉄経営再建促進特別措置法案を提案をしてきましたけれども、私は、この再建法案では国鉄の再建はできない、そればかりではなくて、この再建法案は極端に国民に犠牲を強要する、たとえば要員の削減で労働者に、そしてまた地方交通線を廃止するということで多くの国民に犠牲を強要する。そして、一方では大企業の権益というものを確保するものになっておりますけれども、このことを質問を通じて順次明らかにしていきたい、そういうように考えております。 この再建法は、過去債務について一定の対策を立てております。しかし、それはきわめて不十分である、こういうように……
○三浦(久)委員 参考人の皆さん、大変御苦労さんでございます。 私どもも、国鉄の財政再建というものはどうしてもやらなければならない課題だというふうに考えています。ただ私は、いま政府が出してきている再建法案、これでは再建ができないというふうに考えているのですけれども、たとえば地方交通線の赤字は三〇%なんですね。それで、いま六十年度までに乗車密度二千人未満の特定地方交通線を廃止してしまう、バス転換をする、こう言っておりますが、その赤字額というのはわずか九百九十五億円なのです。全体の赤字の一〇%強にしか当たらないわけであります。そうして、赤字の大部分というのは、線区別に言いますと、幹線の赤字であり……
○三浦(久)委員 十月二十六日のNHKラジオの第一放送の正午のニュースで、概略次のような報道がなされました。国鉄地方交通線の廃止転換について運輸省の最終の基準案がまとまった。いままでの基準案では各省の反対が強いので、同省としては、さきに発表した三つの例外のほかに、経済的、文化的な影響を加味して、北海道の対象路線のうち極度に乗客の少ない路線を除いて各支庁を結んでいる路線は廃止路線から除外する。また、伊勢神宮参拝に利用する路線のような宗教的、文化的な要素をも加味する。だから、参宮線を残すということなんでしょうね。これらの配慮によって廃止対象路線がかなり減少するのじゃないか、こういう報道がなされたわ……
○三浦(久)委員 公述人の皆さん、どうも大変御苦労さまでございます。私、共産党の三浦久でございます。 私は、中村委員と逆に、立場をはっきりして御質問をさせていただきたいと思いますが、私はこの法案に反対であります。私どもも、国鉄の財政再建というのはどうしてもやらなければならない問題だと思っております。しかし、地方交通線というものを切り捨てる前にやらなければならないことはたくさんある。この法案ではその点について触れられていない、手をつけていない、そういうふうに考えておるのです。 そこで、私は最初に塩野谷さんにお尋ねをいたします。 皆さんの陳述を聞いておりますと、特定地方交通線は一日の乗車密度……
○三浦(久)委員 大田もまた関係の皆さんも大変お疲れだと思いますので、なるべく重複を避けて質問をさしていただきたいと思います。 私は、今次災害について福岡県の各地を調査してまいりましたし、また本委員会で宮城県並びに福島県の調査にも参加をしてまいりました。そして被害の甚大さに驚いている者の一人であります。 共産党は、九月十六日に農林大臣あてに、この冷害異常気象対策について十数項目の申し入れをいたしたところでありますけれども、今回の災害は大正二年、昭和九年以来の大災害だというふうに私は思っております。こういう戦後最大の大災害に対しては、昭和五十一年の冷害対策を完全に実施することはもちろんのこと……
○三浦(久)委員 林さんと三浦さん、大変御苦労さまでございます。 労使双方が再建に大変努力されている、私は、このことは多といたします。しかし、炭鉱というのは、これは絶対に保安を無視してはいけません。また、会社の再建のためだからといって、労働者の生活がどうなっても構わない、こういう立場も許されないだろうと私は思います。 そういう立場から二、三御質問をさせていただきたいと思いますが、八月二十七日の災害ですね、これは南排気斜坑の自然発火、これは大変原始的な事故じゃないかと私は思っておるのです。これはいま林参考人からの御意見を聞いておりますと、事前にわかっておったわけですね、徴候があったわけですね……
○三浦(久)委員 まず、運輸省にお尋ねをいたします。 昨年の二月二十八日に都労委が、日本航空労働組合からの申し立てのありました不当労働行為救済事件について組合の主張を全面的に入れて救済命令を出しました。この件について、まずお尋ねをいたします。 この救済命令は、日本航空労働組合の組合員に対しまして昇給、昇格について差別があるから是正をしろ、こういうものであります。その総額は約十億円というふうに試算をされております。この事件は、実際に審査は十年以上都労委で行われているわけですね。それにもかかわらず、会社は中労委に再審査の申し立てをした、こういうことを口実にしてこの救済命令に従おうとしていないの……
○三浦(久)委員 ここに京浜外貿埠頭公団がつくりました「海上コンテナ輸送と外貿埠頭公団の十年」という本があります。この本の百八十三ページに「公団埠頭貸付方式の特長」という項目があるんですね。そこでどういうことが書いてあるかといいますと、これは公共コンテナバースと違ってこういう特徴があるんだと言っています。すなわち、その前はこうですね。「公団埠頭の貸付けは一ないし複数の会社に専用に貸付け、借受けた会社は排他的にその埠頭を使用することができる。すなわちこの方式は利用者が特定化され、埠頭の運営を第一義的に利用会社の支配下におき、埠頭利用の効率性を高めようとするものである。」こうなっておるんですね。 ……
○三浦(久)委員 私は、日本共産党を代表して、外貿埠頭公団の解散及び業務の承継に関する法律案に対して、反対の討論を行います。 反対の第一の理由は、本法案が行政改革の名に値しないものであるということであります。 本法案は、従来の二つの公団の行ってきた業務を新たに設立する四つの財団法人に引き継ごうとするものであります。 公団を解散し、国の出資金の返還を求めることは当然のことでありますが、地方自治体の出資金を出えん金とし、財団法人がこれを受け入れ、従来の公団の業務をそのまま引き継ぐことは、国の特殊法人を地方に分散して存続させることにほかならず、これは政府の提案理由である特殊法人の整理統合とも反……
○三浦(久)委員 私は、まず最初に、長崎市の神ノ島LPG基地建設の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 神ノ島LPG基地は、長崎港の本当の入り口のところにつくろうというわけなんですね。この長崎港というのは、御承知のとおり、一日に二百隻の船舶が出入りをいたしております。それで、その港口はわずか九百メートルしかないのですよ。こういう天下の良港と言われている長崎港の一番入り口の神ノ島という町、ここにいまLPG基地の建設の計画が進められているわけでありますけれども、私はこれは少し無謀な計画だという感が強くいたしておるわけであります。 ところが、港湾管理者であります長崎県の知事から港湾計画の変……
○三浦(久)委員 運輸大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、いままで本法案についていろいろな論議がなされてまいりましたけれども、各委員が一様に指摘するのは、この法案の本当の目的というのは港湾建設にあるのだろうか、それともごみ処理にあるのだろうかということでございます。私もその点について最大の疑問を持ったものの一人です。考えようによってはごみを有効に利用するのだ、いわゆる一石二鳥だというふうにも考えられないことはないわけでありますけれども、しかし、よく考えてみますと、そうばかりは言っていられない大きな問題点があると私は考えているわけであります。 この前、連合審査のときに、厚生大臣は、この法案は……
○三浦(久)委員 まず、運輸省にお尋ねいたしたいと思います。
五十六年度の予算編成のときに、大蔵大臣と運輸大臣との間に交わされた覚書がありますね。現在、自民党が議員立法として提案している法案ですが、この覚書に基づいて提出をされているものなのかどうか、その関連を承りたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、これは大蔵大臣と運輸大臣との間に交わされた覚書なんですね。そして、ここでは予算が、いわゆる建設費が四十億円ずつ八十億円つけられていますね。それを執行しようというわけでしょう。執行するためにこの四項の凍結の障害を取り除こうというわけですね。そうすると、そういうために法案を出すというのであれ……
○三浦(久)委員 運輸省にお尋ねをいたします。大臣お見えですから大臣にお尋ねをいたします。「五十六年度予算編成にあたっての整備新幹線の取扱いについて」の大蔵大臣との覚書、その第四項の問題についてお尋ねいたしたいのです。第四項で、公的助成の方法及び地域の負担に関する制度が整備されるまでは予算の執行を留保する、こうなっておりますが、この公的助成の方法並びに地域の負担に関する制度というのは運輸省がおつくりになるのだと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 また運輸省にお尋ねします。
そうすると、いま凍結されている予算が解除されるというためにはこの法案がまず通ることが必要だ、もう一つは、公的助……
○三浦(久)委員 まず最初に、地方自治法の第百条に基づく地方議会の調査権の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。
この調査権というのは、国会に広範な国政調査権が認められていると同様に、やはり地方議会の権能というものを十分に発揮をさせたいという、そういう趣旨から認められているきわめて重大な権限だと私は考えておりますけれども、いかがですか。
【次の発言】 したがって、この調査権の行使というのは、円滑かつ効果的に行われなければならないと私は思うのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 ことしの三月三日の日に、静岡県の富士宮市議会で、地方自治法の第百条に基づく調査を行うための調査特別委員会が設……
○三浦(久)委員 私は、日本共産党を代表し、昭和五十六年度予算三案に反対の討論を行うものでありますが、初めに、去る三月五日、自由民主党が単独で予算三案を強行採決したことについて触れたいと思います。一予算修正をめぐり各党で協議中に一方的に質疑を打ち切り、一党で強行採決をしたことは、戦後全く前例を見ない暴挙であり、議会制民主主義の乱暴なじゅうりんであって、絶対に容認することができません。わが党は、軍事予算の削減、六千億に及ぶ所得減税、社会福祉、教育予算の増額等を含む予算組み替え動議を提出する予定でありましたけれども、自由民主党のこの暴挙によってその機会が奪われたことはきわめて遺憾であります。今後か……
○三浦(久)委員 労働大臣と防衛庁長官いらっしゃいますね。お尋ねいたしますが、鈴木内閣は憲法を尊重する内閣だということを何回も強調されておられます。そうであれば、憲法で保障された基本的な人権、すなわち個人の尊重であるとか、法のもとの平等であるとか、思想、信条の自由であるとか、結社の自由であるとか、またこれらに関係するプライバシーの保護について、積極的に擁護する立場に立っていらっしゃると思うのですが、いかがでしょうか。見解が違うということはないと思いますので、代表してどちらかで結構です。
【次の発言】 それじゃ、重ねて労働大臣にお尋ねいたしますが、民間の企業が採用や人事異動に際しまして、労働者の……
○三浦(久)委員 大蔵大臣にお尋ねをいたします。 五月の八日に三月の税収が発表されたわけですね。大体これから推定をいたしますと、五十六年度の税収不足というのは確定的。このことは大臣も認めておられます。大臣は四月八日の衆議院の大蔵委員会では数%の上ぐらい狂うのではないか、こういうことを言っておられましたけれども、きょうは一〇%ぐらい狂うのではないか、こういうお話ですね。 私どももこれはちょっと調べてみたのです。そうしますと、三月の税収というのは対前年同月比でもって五・四%の増です。三月末の税収の累計、これは二十四兆一千六百八十三億円。ですから補正後の予算に比べますと七兆六千六百三十二億円が不……
○三浦(久)委員 まず最初に運輸省にお尋ねをいたしたいと思います。 運輸省は先月、モーターボート競走法の施行規則を改正していわゆる場外舟券を発行できるようにいたしましたね。私は、この点は非常に腑に落ちない。特にモーターボート競走の問題については、絶えず笹川良一の意思が非常に強く働いているということを感じているからです。特に笹川良一の一私的公益法人であるBG財団、このBG財団に対する協賛レースというのを八年間もずっと続けてきた。われわれがたびたびこの点指摘し、そして五十六年度でようやく終わりました。五十七年の三月でその協賛レースが終わったのです。ところが四月にはすぐ、今度は施行規則を改正して場……
○三浦(久)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております予備費使用等承諾案件のうち、昭和五十五年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)、昭和五十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)、昭和五十六年度特別会計予算総則第十一条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その1)の三件について不承諾の意を表明いたします。 これらの予備費使用等の主なものは、退職手当、災害関係費、スモン等賠償金、社会保障関係費、選挙経費、利子、糖価安定対策費などであり、その使用目的、予備費使用の理由はおおむね妥当なものであり、承諾できるものが多……
○三浦(久)委員 私はまず最初に、米価問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 大臣、報道によりますと、今度の米価問題では、大蔵省は米価の引き下げ、農水省は据え置き、そういう態度を決定した、こういうふうに報道されているわけであります。しかし、昭和五十三年度から四年間この生産者米価というのは実質上据え置きですね。この四年間の据え置きというのは私は大変なことだというふうに思います。そのために多くの農家が生産費を償えない、農業所得がどんどん低下をしている。これはもう統計上明らかになっております。そしてまたそのことが農村の地域経済に深刻な打撃を与えているということも事実であります。そういう状況の中……
○三浦(久)委員 官房長官にお尋ねをいたします。 主に右翼暴力団の問題についてお尋ねをいたしますが、最近、いわゆる右翼暴力団の動きが非常に活発化しております。ことしに入ってからの主なものだけでも、日教組本部の襲撃事件がありますし、日教組の島原大会の妨害事件がありますし、またわが党の榊議員の大井駅頭における街頭演説に対する妨害事件もあります。また共産党本部への襲撃事件もあります。全国的に見ますと、この種の事件というのは全く枚挙にいとまがないほど頻発をしているというのが現状であります。特に共産党本部への襲撃は、十年前の一九七一年にはわずか三回だったのです。ところが、昨年はどのぐらい右翼が襲撃をし……
○三浦(久)委員 外務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 ことしの五月の三十日ですが、福岡市中央区二丁目にある谷旧陸軍墓地、ここは国有地ですけれども、そこに「大東亜戦争戦没者之碑」というものが建てられ、その除幕式が行われたわけであります。 これは非常に大きなものであります。ここに写真がありますので、もしか必要があればごらんいただいても結構だと思いますが、高さが七・三メートルあります。幅が四・四メートルあります。奥行きが四メートルあります。そういう非常に大きな本のですね。その背面に碑文が刻まれておりますが、その碑文はもう外務省の方に私お届けしてありますので御承知かと思いますが、ちょっと読ん……
○三浦(久)委員 私は、まず最初に、アメリカのヘイグ国務長官の辞任問題についてお尋ねをいたしたいと思います。
日本時間のきょう早朝に、アメリカの国務長官であるヘイグ氏が辞任をされました。この理由ですね。なぜ辞任をしたのか、この点についての政府の御見解をただしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いまのお話ですと、アメリカの政府部内の対立というものが原因であるというふうにうかがわれますね。そういたしますと、ヘイグ国務長官の辞任によりましてアメリカの外交政策に今後どういう変化が生ずるというふうに日本の政府はお考えでございましょうか、御見解を承りたいと思います。
○三浦(久)委員 まず、総理にお尋ねをいたします。 総理は、この予算委員会の再開冒頭の発言で、特にその発言の後段でこのように言われています。「当面の人事院勧告については、各野党の質問に代表される意見も踏まえ、国会の判断を尊重し、十分検討いたしたいと存じます。」そうすると、この国会の判断というのは具体的には何を指すのかということが少し疑問になります。まさかこの補正予算の成立に示されたる国会の意思、これがここで言う国会の判断ということではなかろうと思うのですね。もしかそういうことであれば、補正予算が成立したら補正予算を尊重しますというただありきたりのことを言っただけにしかすぎないわけでありますか……
○三浦政府委員 現在、健康管理体制の一環としまして巡回健診その他も行っておりますので、毎年継続的に健康管理を行っております。
【次の発言】 旧令の非共済組合の関係のたとえば学徒動員等の人々に対する対策につきましては、確かに先生おっしゃいますように共済組合員であった人たちよりも対策が時間的に若干おくれた面はございますが、今年度、介護手当あるいは家族介護手当を新設することによりまして大体旧令の共済組合員の一般障害者と同じレベルになった、こういうことでございまして、今後とも私ども大蔵省の方とも相談しながら対策の強化に努めてまいりたいと考えております。
○三浦(久)委員 まず、総理大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 憲法改正の問題ですが、ことしの自由民主党の大会宣言に、自主憲法の制定ということが盛り込まれております。参議院選挙の政策には、この憲法の改正は除外をされております。しかし、国民は、中曽根内閣がいつ憲法の改正に乗り出すのだろうか、その内容はどうだろうかということを大変危惧いたしておるのではないかというふうに私は考えておるわけであります。 それで総理にお尋ねをいたしたいのですが、中曽根内閣としては、改憲の発議に必要な勢力の保持いかんにかかわらず、この憲法改正を現実の政治日程にはのせない、そういうように考えておられるのかどうかお伺い……
○三浦(久)委員 私は、まず再審問題についてお尋ねをいたしますが、最初に裁判所にお尋ねをいたしたいと思います。 最近、財田川事件やまた免田事件等、死刑囚の再審決定が相次いで起きております。そしてまた、近くその第一審判決も出されようといたしております。 そのような状況を踏まえて、法曹界では、再審決定があった場合に、原確定有罪判決の効力がいつ失われるのかということが大いに議論をされております。特に死刑囚の場合は、身柄をいつ釈放するのかという問題と絡んで、人権上の問題としても真剣に議論が展開をされているというふうに思っておりますが、この問題についての学説、判例、これをお聞かせいただきたいというふ……
○三浦(久)委員 まず、住宅・都市整備公団に対してお尋ねをいたしたいと思います。 家賃の値上げの問題ですけれども、公団は十月一日から一斉に家賃の値上げをしようとしておりますが、全国の公団入居者、これは大変怒っております。できるだけ低廉な家賃で住宅を提供する、これが公的住宅の趣旨だと思いますけれども、居住者もこれを期待して入居しているわけですね。それを五千円から一万円ぽんと一遍に値上げをする。とんでもないことだといって怒っているわけであります。特に、政府自身がことしは人事院勧告の凍結をやる、公務員の貸金が上がっていないから民間の賃金も据え置くのだ、こういうようなことで労働者一般の賃金が非常に低……
○三浦(久)委員 大臣にお尋ねいたしたいと思います。
夕張新鉱の再建問題を考えるに当たって大事なことは、この問題は雇用問題であり、また地域振興の問題であると同時に、国のエネルギー政策上この山の開発というものがどうしても必要である、そういう観点ではないかと私は思うのですが、大臣の御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 これからのエネルギー政策、石炭政策、そういうものの方向づけが決まるような大きな問題だというふうにお考えになっていらっしゃるだろうと思います。
私、いままで大臣と同僚の委員の質疑を聞いておりまして、大体大臣のお考え、いわゆる山中提案の輪郭がほぼわかってまいりましたけれども、こ……
○三浦(久)委員 質問に先立ちまして、質問のために必要な資料を各委員並びに政府委員に配付をいたしたいと思いますので、お許しをいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、まず最初に、大洋漁業グループ、いわゆるマルはグループと言われている会社の一つであります林兼商会というのがあります。この林兼商会の土地売買や宅地造成をめぐる疑惑についてお尋ねを申し上げたいと思います。
この問題は、わが党がすでに参議院の建設委員会また予算委員会で三回にわたって質問をいたしておりますので、住宅・都市整備公団も警察庁もその概要は御承知だと思います。しかし、その後われわれのところに続々と資料が集まりまして、新しい事実……
○三浦(久)委員 中路議員の質問に関連して御質問をいたします。 田中金脈やロッキード事件に見られるような金権腐敗政治というものを追放していくということは、清潔な政治を行うための原点だと私は思うのであります。むしろ、いま国民が求めている本当の意味での行政改革を行う、そのための原点でもあると私は思っております。そういう観点から、私は、田中の新金脈問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 建設省は、都市公園法に基づいて国営公園の設置を全国八ブロックに分けて推進中でありますが、北陸ブロックでは、田中系の企業であります浦浜開発が新潟市の巻町越前浜に所有しております新潟遊園、これは約二十三ヘクタール……
○三浦(久)委員 私は、まず最初に、行政事務の簡素合理化法案についてお尋ねをいたしたいと思います。 この法案の許認可の整理等につきましては、当然の改正と思われるものがたくさん含まれておりまして、わが党も賛成できるものがかなりございます。だが同時に、これらとあわせまして、国民の健康や安全にかかわる改悪項目がまた若干散見をいたしております。 たとえば、消費生活用製品安全法による特定製造設備の定期検査の廃止、これはオロナミンCの瓶破裂事故等に見られますように、業者の自主的な検査にゆだねるということには安全確保上問題があるのではないかというふうに考えています。 また、高圧ガス取締法によるフロン系……
○三浦(久)委員 日本共産党を代表して、行政事務の簡素合理化及び整理に関する法律案に対する修正案の趣旨を説明いたします。 言うまでもなく、機関委任事務は、地方自治に対する重大な制約であり、自治拡充の見地から原則的に廃止すべきであります。また、許認可等についても、国民の要求や社会情勢の変化、科学技術の発達等に伴って不要不急化したものを大幅に整理合理化すべきであります。 この点で法案は、約一万項目の許認可等のうちわずか三十九項目、約五百項目の機関委任事務のうちその一割弱、それも有名無実化したものを中心に整理しようとしているにすぎず、きわめて不徹底かつ不十分であります。しかしまた、わが党として賛……
○三浦(久)委員 防衛庁にお尋ねをいたしたいと思います。
今回の法案で自衛官を千九百七十八名増員する、こういう要求になっておりますが、その理由、目的を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 護衛艦はどういう護衛艦を予定しておるのですか。また、P3C、E2C、こういう関係はどうですか。
【次の発言】 護衛艦の問題について言いますと、たとえば「さわがせ」だとか「しらゆき」だとか「はつゆき」だとか、それからまた潜水艦で言うと「せとしお」ですか、そういうようなもの、またP3C、E2C、そういうものの就役に必要な人員だということでいま要求されておるわけですね。
そうしますと、いまあなたが……
○三浦(久)委員 今回のにせ左翼暴力集団、中核派による自民党本部襲撃事件は、共産党が一貫して指摘をいたしておりましたように、彼らが非常に反社会的な犯罪者集団である、そういう本質を私はまざまざと見せつけたものだというふうに考えております。 午前中の質問を聞いてみますと、何か共産党と関係があるみたいなことを言っておりますけれども、この中核派とか革マル派というのは左翼を装った反共暴力集団であります。共産党とも、また科学的な社会主義とも縁もゆかりもない集団であります。彼らは、もう公安警察自身がよく知っておりますように、日共打倒とか、または日共の永続的解体というようなことを言って、そして日本共産党の打……
○三浦(久)委員 外務省にお尋ねをいたします。
たびたび我が党が質問をいたしておりますが、極東有事研究の問題について、またお尋ねをいたしたいと思います。
「日米防衛協力のための指針」いわゆるガイドラインと言っておりますが、その第三項に明記されている極東有事の際の日米間の協力についての研究は、これまでに何回、そしていつ開かれたのか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、ほとんど行われていないというふうにお伺いしてよろしいでしょうか。その研究グループの研究対象というのは、どういうものがございましょうか。
【次の発言】 局長、作業の内容を聞いているのじゃないんですよ。研究の内……
○三浦(久)委員 まず、運輸省にお尋ねをいたしたいと思います。 今回の運輸省設置法の改正で陸運局と海運局の統合が行われますが、この統合によって国民に対するサービスは低下しない、低下させないというふうに言われておるわけです。そういたしますと、例えば福岡の場合ですが、福岡市に陸運局があり、そして門司に海運局があるわけですが、この庁舎を統合いたしますと、どっちかの方は住民サービスが低下する、そういう結果になると思うのです。ですから、この庁舎の統合問題について将来どういうような御計画があるのか。また、計画がなければないで結構なんですが、どういうようにお考えになっていらっしゃるのか、お尋ねをいたしたい……
○三浦(久)委員 まず労働省にお尋ねをいたしたいと思います。 労働省は四月十九日にいわゆる男女雇用平等法案要綱をまとめて、労働大臣の諮問機関である婦人少年問題審議会へ諮問をいたしております。これは三月二十六日の同審議会の「雇用における男女の機会の均等及び待遇の平等の確保のための法的整備について」という建議を受けてのものでありますけれども、何よりも婦人に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約の批准に向けての国内法の整備、そういう性格を持っているものであります。ところが、この法案要綱を拝見をしておりますと、差別撤廃条約に言う男女差別の撤廃というものに全く逆行するものとなっていると言わざるを得……
○三浦(久)委員 私はまず最初に、放送衛星ゆり二号aの問題についてお尋ねをいたしたいというふうに思います。
このゆり二号は五月三日に突然故障を起こしたということでございますが、あとはもう中継器一つしか残っていないで大変不安定な状況になっておりますね。この故障の原因と今後の対策等々について、まず最初にお尋ねをいたしたいというふうに思います。
【次の発言】 今度の放送衛星の問題については国民もかなり期待しておったと思うのですね。特に高品位テレビの問題とか、また非常に音質がよいと言われるPCM音声放送、こういうニューメディアの事業に対して国民が大変期待をしておったと思いますが、今度の故障でこういう……
○三浦(久)委員 まず、総理大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 現在の教育の現状というのは、まことに憂慮すべき状況にあることは国民のだれでもが認識していることだと思います。例えば校内暴力の問題、非行の増大の問題、また受験競争の過熱化の問題、偏差値による進路決定の問題、体力の弱い子供の増大等々、よく指摘されることですね。ですから、これらの解決をすべての国民が願っているというふうに私ども考えております。また、一切の党派的偏向教育の排除、民主的な市民道徳を身につけさせる教育、こういうものをも国民が強く望んでいるだろうというふうに考えています。 我が党は、かねてから教育の荒廃を憂えて、教育改革に……
○三浦(久)委員 まず文部大臣にお尋ねをいたします。
中曽根総理は、今回の教育改革では教育基本法は改正をしない、こういうように言明をされておられます。文部大臣もこの総理大臣と全く同じ考え方なのかどうかをまず最初にお尋ねいたします。
【次の発言】 この問題に関する森文部大臣の発言というのは大変わかりにくい点がある、歯切れの悪い点があるのですね。具体的には後で御指摘を申し上げますけれども、私は、そういう森文部大臣の揺れ動く態度というのは現在の自民党の状況を反映しているのじゃないかというふうに考えているわけであります。
例えば自民党の中には、今回の改正で教育基本法を改正した方がいいのだ、こういう……
○三浦(久)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、臨時教育審議会設置法案並びに同修正案に対し、反対の討論を行うものであります。 まず、討論に先立って、次のことを指摘しておきます。 我が党の質疑時間の十分な保障、参考人質疑、修正案に対する質疑、また二日間の連合審査などの徹底審議要求をことごとく踏みにじり、採決が強行されるがごときは、断じて許されないと思います。教育が国家百年の大計であり、平和と民主主義社会の主権者を育てようと考えるならば、望ましい教育改革のあり方をめぐる審議を十分に尽くすべきであります。このことを避けた今回の委員会運営について、まず最初に遺憾の意を強く表明するものであり……
○三浦(久)委員 六十年度の防衛予算についてお尋ねをいたしたいと思います。
七月二十四日から防衛庁と大蔵省との間で、六十年度予算の概算要求基準についての交渉が続いております。防衛庁は六十年度予算につきまして当然増、いわゆる自然増と言われておりますが、これをどのぐらいと見ておられるのか、その額と内訳を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 だって、概算要求を今やっているわけでしょう。折衝している中で、当然増はこのぐらいですというような要求をあなたたちは持って折衝しているわけでしょう。報道されているじゃありませんか。例えば、後年度負担金の歳出化の増加とか給与の改定に伴う増加であるとか……
○三浦(久)委員 私は、質問に先立ちまして、本年度の人事院勧告の完全実施を強く要求をいたしたいというふうに思います。 この人事院勧告の問題というのは、ないそでは振れないというような問題ではないと思うのですね。やはり厳しい財政事情のもとでどういう政策を選択していくのか、いわゆる政策の優先度の問題だというふうに思うのです。ですから、政府自身に本当にこの人事院勧告を完全に実施する、最大限尊重して最大限実現のために努力するという意思があれば、私は実行が可能なものだというふうに考えているわけであります。 それにもかかわらず後藤田長官は、七月八日にNHKのテレビ番組の「政治座談会」で、人勧は基本的には……
○三浦(久)委員 運輸省はお見えでございますね。――私は、まず最初に、五月二十八日の自衛隊機と全日空機の那覇空港における接触事故についてお尋ねをいたしたいと思います。 これは一歩誤りますと、大変な人身事故に発展をした事故だろうと私は思うのです。まさに軍民共用の空港の危険性をこの上もなくさらけ出した事件だというふうに私は考えているわけであります。ところが、六月四日に運輸省の方で、航空事故調査委員会が「那覇空港における全日空機と自衛隊機の接触に係る航空事故調査について」こういう文書を発表しておりますね。これを拝見いたしましたけれども、これは非常に事務的に書いてあるのですね。例えば、接触したという……
○三浦委員 三浦でございます。
まず最初に田上公述人にお願いをいたしたいと思います。
先生は、大都市通勤輸送の改善についてたいへん大きな期待をかけられておられます。この再建十カ年計画によりますと、十年たってようやく混雑率が二〇〇%になる、そういう目標でございます。これで通勤対策は解決されたというふうにお考えになっておられるのかどうか。もっと通勤輸送の改善に力を入れていかなければならないのではないかというふうに私は思いますけれども、その点についての先生のお考えをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 まあ二〇〇%といいますと、やっと週刊誌が読める程度、先生の御本はなかなか読めるような状態……
○三浦分科員 私は、カネミ油症患者に対する国の救済措置についてお尋ねをいたしたいと思います。 大臣、もうカネミ油症事件が発生をいたしましてから四年半たちました。この間の国の施策を見ておりますと、何にもしていないというのにひとしいのじゃないか、カネミ油症患者をほんとうに見放しているのではないかという義憤を私は感ぜざるを得ないわけであります。 御承知のとおりに、カネミ油症事件は、昭和四十三年の十月三日に大牟田市の一被害者が同市の保健所に奇病だという届け出をして、それが新聞に発表された、それから大きな問題になったわけであります。そして同じような症状を訴える人たちがその後たくさん続出をしてまいりま……
○三浦分科員 長谷川労働大臣にお尋ねいたします。 特に、特定地域開発就労事業、それから炭鉱離職者緊急就労対策事業、産炭地域開発就労事業、この三事業の事業費単価の増額の問題についていろいろ御質問をさしていただきたいと思います。私のところにも、事業主体である地方公共団体や、また請負業者の団体、また労働者の団体から、いろいろと陳情が来ているわけです。労働大臣のところへも、同じような陳情が来ているのだろうと思うのですね。これらの陳情に共通な点というのは、大体資材費がアップした、また労務費がアップした、地方公共団体は、いままでもたくさんの超過負担をこの三事業の施行にあたって負担をしてきたけれども、この……
○三浦分科員 私は、環境衛生金融公庫の貸付状況についてお尋ねをいたしたいと思います。 最初は、厚生省並びに環境衛生金融公庫の方にお尋ねをし、最後に大蔵省の方の御意見も伺いたいと思っておりますが、環境衛生金融公庫の貸付対象というのは、中小零細な、たとえば食堂であるとかラーメン屋さん、レストラン、喫茶店、スナック、肉屋さん、理容、美容、映画館、旅館、おふろ屋さん、クリーニング屋さん等々、非常に広範囲にわたっているわけですね。それで、お尋ねいたしたいのですが、その対象となる業者数と、その家族の総数がどのくらいになっているのか、お答えいただきたいと思います。
○三浦(久)分科員 私は、北九州市における同和行政の窓口一本化の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 北九州市の同和予算というのは大変大きなもので、五十三年度当初予算でも百八十六億円以上に及んでおります。その中でいろいろな個人給付も行われておるわけであります。たとえばまさに揺りかごから墓場までという言葉がぴったりするほど、赤ちゃんが生まれれば出産助成補助金が出る、その前に、妊娠をすれば妊産婦栄養食品というものが給付をされるとか、また、保育所に行けば保育料の減免、さらに子供が小学校、中学校、高等学校に行けばそれぞれ入学支度金、こういうものが給付をされる。また家を建てるために宅地を買う、ま……
○三浦(久)分科員 大臣にお尋ねいたしますが、私は部落解放同盟が狭山裁判反対、また狭山再審要求というようなことを理由にいたしまして、一月の二十八日に全国的に児童生徒を同盟休校させた事件についてお尋ねをいたしたいと思います。 部落解放同盟は狭山裁判を差別裁判だ、こういうように勝手に断定をいたしております。しかし、この事件は石川当時青年が中田さんを殺したかどうかということが争われている、そういう意味では一般的な刑事事件である。一般的な刑事事件におきましては、被告人の人権と同時に被害者の人権というものも尊重されていかなければならない、そういう性格のものだと私は思うのです。ところが、部落解放同盟は一……
○三浦(久)委員 共産党の三浦久でございますが、公述人の先生方には大変御苦労さまでございます。大変お疲れだと思いますけれども、二、三御質問をさせていただきたいと思います。 今度の予算を見ますと、御承知のとおりに軍事費が大分増強されているわけですね。そして、初めて福祉の伸び率を〇・〇一%であるけれども上回った、そういう結果が出ています。しかし、こういう傾向がこのまま推移をいたしますと、軍事予算というのは後年度負担が大変大きゅうございますね、これはもう御承知のとおりであります。ですから、来年度は伸び率が恐らく一〇%を超えるんじゃないか、こういう予想がされております。ところが、福祉の方は所得制限が……
○三浦(久)分科員 私はいま大きな社会問題になっております北九州小倉での暴力団抗争の問題についてお尋ねいたしたいと思います。 まず一番最初に、警察庁からお見えになっていらっしゃいますので、警察庁の方からお尋ねいたしたいと思います。 小倉の暴力団を二分していると言われているのが工藤会と草野一家であります。草野一家の草野高明という総長が紫川事件で刑務所から出所してまいりまして、工藤組から抜け出て、そして草野一家を構えてからこの工藤会と草野一家との抗争が始まったわけでありますけれども、その対立抗争の火に油を注いだという形になったのが一昨年十二月に起きた草野一家極政会による工藤会田中組長田中新太郎……
○三浦(久)分科員 私は、産炭地域における地方交通線の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に、運輸省にお尋ねをいたしますが、きょう閣議決定で特定地方交通線の廃止の基準について政令が決定されたわけでありますけれども、これによりますと、第一次、第二次というふうに段階を設ける、さらに六十年度以降廃止をされる、だから全体を通じて乗車密度四千人未満の地方交通線は三段階に分けて廃止をされる、そういうことになったと思います。いままで運輸省の政令案というものがあって、例外が三つありましたね。その例外に一つ加わりましたね。それだけであって、結局乗車密度四千人未満の地方ローカル線を廃止する、バス……
○三浦(久)分科員 大蔵大臣にお尋ねいたしたいのですが、私は、北九州における同和関係者による土地転がしの問題についてお伺いしたいと思うのです。 これは昨年の行革国会で問題になっておりますので、御承知だと思います。しかし、私が一応概略を御説明申し上げたいと思います。 北九州市というのは、ここ数年、土地の先行取得と称しまして、どんどん土地を買っていったわけであります。その広さはどのぐらいかというと、平和台球場の六十八倍、金額にして百六十八億円です。これに同和関係者が目をつけたわけですね。そして、市当局と結託をいたしまして、市から情報を得、市が買う予定の土地をそれに先回りして買ってしまう。それで……
○三浦(久)分科員 国鉄にお尋ねをいたしますが、いらっしゃいますね。 まず、入浴規制の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 昨年の暮れから国鉄当局は入浴の規制を始めました。いままでは、一日の仕事が作業ダイヤに従って終わる、終わった後その仕事によって付着した油であるとか粉じんであるとか、ふん尿であるとか、そういうものを洗浄するために退勤前に入浴をするということは認めておったわけであります。ところが、昨年の暮れから、突如として、一方的に、仕事が終わった後退勤前の入浴を禁止する、そしてふろ場には職制を配置して現認態勢をとっている、そして賃金カットまでするというような、そういうことが行われて……
○三浦(久)分科員 通産省にお尋ねいたしますが、白島や上五島の石油洋上備蓄基地の建設をめぐる問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 この問題は、昨年十二月十六日の予算委員会でも、私取り上げて質問をさせていただきまして、そのときに、これはどうも国家的な大談合の疑いがあるぞ、特に上五島は三菱重工、それから鹿島建設、さらに白島は日立造船や間組、こういうものにもう工事を発注するということが前提になって、その後の作業がずっと進められているじゃないかというような疑惑を私は指摘いたしました。それにもかかわらず、公団の方の準備も着々と進んでいるようであります。公団というか会社というか、一体のものとして私……
○三浦(久)委員 先生方には大変御苦労さんでございます。 私は、まず最初に小関先生にお尋ねをいたしたいと思います。 先生は、英国の例を引き合いに出されまして、各省庁の局、部を政令に委任するということを合理化される発言がありました。私は、これはイギリスと日本の法律制度の違いというものを若干無視されておられるのではないかというふうに思うのですね。憲法の第六十六条、ここでは「内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の國務大臣でこれを組織する。」こういうふうになっているわけであります。ところが英国では、こういう法律はないと思うのですね。ですから英国で、たとえば局、部はも……
○三浦(久)小委員 委員長所見第三項、定員の増加の項について、共産党の意見を申し述べさせていただきたいと思います。 小規模公館の定員増は現下の急務であり、共産党としては、第三項は小規模公館の定員増と理解しておりますので、念のため申し添えさせていただきます。 以上です。
○三浦(久)分科員 厚生大臣、カネミのことをちょっとお尋ねいたします。
一月の十七日に福岡高等裁判所で和解の勧告が出されましたね。もう内容は御承知のとおりであります。国は和解の勧告に応じなかったわけですが、その過程で大臣は初めてカネミの油症患者の皆さん方にお会いしたのじゃないかと思います。和解勧告に応じてくれ、そういう陳情が出されたと思います。十六年間油症で苦しめられてきました患者さんたちに初めてお会いした大臣の感想をまず最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そして、その和解の勧告というのはかなり厳しいものだったですね。私もカネミ油症事件介護団の副団長で国を提訴した張本人なんですけれ……
○三浦(久)分科員 私は、大蔵省に防衛費の後年度負担問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 五十九年度の防衛費の政府予算案は、歳出が二兆九千三百四十六億円であります。そして後年度負担の新規分が一兆一千五百九十九億円、後年度負担の既定分が九千八百八十二億円ございますから、後年度負担は全部で二兆一千四百八十一億円になります。これは初めて二兆円をオーバーしたわけですね。後年度負担を入れれば、防衛費は全体で五兆八百二十七億円という巨額に達しております。その中でも特に注目をしなければなりませんのは、最近の後年度負担の伸び方が大変大きくなっているということだと思うのです。 そこでお尋ねいたしますけ……
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