このページでは清水勇衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。清水勇衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○清水委員 時間の関係もありますので、最前佐野委員から触れられた点については簡略にお尋ねをしてみたいと思います。 まず、両大臣の所信表明を私なりに熟読玩味をさせてもらいましたが、たとえば通産大臣は、通産行政の当面する第一の課題は景気の浮揚である、その立場で、公共事業費を前年度比二一・四%引き伸ばすことによって特に景気浮揚効果を期待する、と、こういうことを強調されておられるわけであります。これについてわれわれ野党は、すでに御承知のように、同時に一兆円減税を通して景気の浮揚を図ることの意義を訴えていたわけでありますが、御承知のように福田首相は、一兆円の減税などということはわが国の経済にとって自殺……
○清水委員 私は前回三月十一日に一般質問をいたしましたが、その際、東洋バルヴの倒産に関連をして、現在裁判所で進めておられる更生開始決定の時期の問題について尋ねたことがございますが、定かなことは申し上げられないが近く決定を見ると思うという情報局長の答弁を承っております。 その後すでに約半月間経過を見ているわけでありますが、一般的に申し立てを行って以降三カ月間くらいで開始の手続が決まるのではないかと伺っているわけでありますが、東洋バルヴのこの開始手続の決定について、その後どのような時期に決定をされるというふうな情報を得ておられるか、また、一般的に何カ月間くらいで手続開始の決定がなされているか、初……
○清水委員 政府から提出されている小規模企業共済法の一部を改正する法律案並びに日本社会党から提出の小規模企業共済法の一部を改正する法律案についてお尋ねをしたいと思います。 大臣も御存じのように、わが日本社会党は、かねて、小規模企業共済制度について、これを評価をするという立場に立っております。しかし、現行制度の内容が、その後の情勢の推移等を見た場合、必ずしも今日の情勢に適合しているかどうかというふうに感じられる部分がかなりあるわけでありますから、社会党としては、内容の改善を図り、還元融資など制度の拡大強化を図り、そのことを通じて小企業者がこの制度に魅力をより感ずるというようなものに変えていく必……
○清水委員 まず、最初に、時節柄大変お忙しい中を貴重な御意見をお聞かせいただいた参考人の皆さんに、私からも心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。 そこで、時間も少ないわけでありますから率直にお尋ねをさせていただきたいと思いますが、まず最初に佐藤参考人に承りたいのでありますが、基本的に言って、いま審議中の本法案を皆さんがごらんになって、これは文字どおり中小企業者の事業分野を確保するという点にウエートを置かれているものだというふうにごらんになるか、あるいはそうではなしに、大企業者の新たな進出に伴って中小企業者との間の紛争が起こるので、そういうものの調整等に主眼が置かれているものである……
○清水委員 けさは大分張り切って質問をするつもりでおりましたが、いささか時間がずれて、少し気が抜けたビールになるかもしれませんが、しかし、事態が非常に深刻なときでありますから、この際、お尋ねをしておきたいと思います。 まず、政府は、九月二十日の閣議で円高対策、大幅な黒字減らしのためにいわゆる総合経済対策を協議しております。その中で、石油の緊急備蓄輸入あるいは濃縮ウランの前払い購入などを目玉として、深刻な事態を回避しようとしたようでありますが、その後の情勢をずっと見てまいりますと、円相場は天井知らずと言われるような高値を続けておりまして、むしろ悪化の傾向にあると言わなければならない、そう思いま……
○清水委員 いま領海に関する了解のできない事態が起こっているわけでありますから、本来、私も質問がしづらいわけでありますが、しかし、わが党理事のせっかくのお話でありますので、いささか角度を変えた形で質問をさせてもらうことにいたします。 まず最初に、私は通産大臣にただしておきたいことがございます。 先日、多分十一月一日だったと思いますが、本委員会で、岡田委員がいわゆる紛争状態という問題についてお尋ねをした経過がございます。その際に大臣は、いわゆる紛争というものは、戦争が起こっているとか、あるいは戦争が起こるような状態を指すのである、こういうふうに言われたように私は記憶をしているわけでありますが……
○清水委員 予算委員会と並行しておるわけでして、大臣の日程もあるようでありますから、時間の関係で当初の予定どおりの質問が必ずしもできないと思います。したがって、不足する点はまた改めて質問をする、こういうことにしたいと思います。 さて、早速ですが、通産大臣にまずお尋ねをしたいことは、この一両日きわめて憂慮すべき事態が起こっている。その一つは、先ほども議論がございましたが、負債二千億を抱えて永大産業が倒産する、もう一つは、新たに円高の傾向が起こってきている、昨日のロンドン市場では二百三十六円台、東京市場の終わり値も二百三十九円、こういう傾向を示しているわけでありまして、そのいずれもが、これからの……
○清水委員 この法案がかなりの曲折を経て提案をされてからこの方、当初期待を寄せていた産業界の中にも、うっかりこれには乗れないぞ、こういうしり込みの傾向が出ていたり、マスコミや学界等の中にも、実効が望めないという見方がかなり強まってきているのではないか、私はこう思います。 そこで、それはそれとして、私は、さまざまな内容あるいは問題を内包しているこの法案について、最初に法案の持っている基本的な問題点あるいは矛盾点、次いで法案の個々の条項の持っている欠陥等について質問をしあるいはただしてまいりたい、こういうふうに思います。 まず最初に、いまも論議がありましたけれども、今日のいわゆる構造不況という……
○清水委員 まず最初に、参考人の皆さんにお礼を申し上げたいと思います。 非常に長期にわたる不況の上に、ついに二百二十円台まで割り込むというような円高、そういう状況の中で、よしんば景気が多少回復をしても果たして産業が立ち直れるかどうか、こういうような状況に置かれる皆さんが労使関係等を通して大変に御苦労をいただいている、このことについてはまずもって心から敬意を表したいと思います。ことに、今日大変にお忙しい折でありますから、お越しをいただくこと自身大変だったわけでありましょうが、貴重な御意見をお聞かせをいただいたことを、私からもお礼を申し上げたいと思います。 さてそこで、時間も限られているわけで……
○清水委員 予定の時間が少し短くなりましたから、私の質問も少し割愛をしなきゃなりません。 振り返って、昨年十一月十五日のこの委員会で、私も、日韓大陸棚協定の関連国内法、つまり提案をされる特別措置法案について質疑を行ったわけでありますが、相変わらず今日まで、この特別措置法案の下敷きになっている日韓大陸棚協定をめぐる疑問、疑惑あるいは問題点が解明をされておらない。そこに午前中から同僚板川議員等のさらに追及の質問もあったわけでありますが、時間の関係で、この点は私は割愛をいたします。 さてそこで、最初に外務大臣にお尋ねをいたしたいわけでありますが、それは先ほどの同僚松本委員の質問に対する答弁に関連……
○清水委員 午前中、加藤先輩からうんちくを傾けて、とりわけ石油備蓄の基本に触れての御質問がございました。同時に、私も先般本会議でこの法案についてお尋ねをした経過がございますが、率直に言いまして、石油開発公団法及び石炭石油特会法の一部改正という今度の法案が多くの問題点を内在している、こういうふうに思いますので、きょうは多少時間もあるようでありますから、少し細かくお尋ねをしてまいりたい、こういうふうに思います。 まず最初に、とりわけ大臣にお尋ねをした方がいいかと思いますが、今後の経済成長の見通しについて、政府は本年度七%を含めて年率平均で六%を確保していきたい、そうして安定成長路線というものを固……
○清水委員 十三日のこの委員会で同僚委員からそれぞれ質問を行っているわけでありますが、どうも聞いておりますと、政府の答弁については納得のいかない点が少なくありません。そこで私は、質問事項について重複をする点もあろうかと思いますけれども、改めて質問をし、明快なしかも納得のいく答弁をいただきたいと思います。 ところで、最初に大臣に所見を承りたいのでありますが、今回の法改正は、そもそも八十国会における分野調整法の成立との関連、またその際の附帯決議、さらには議員立法による商調法の改正といったものを土台に据えて行われるべきではないか、こういうふうに考えているわけでありますが、その点いかがでしょうか。
○清水委員 十月五日に自民党と新自由クラブが補正予算案の取り扱いをめぐって六項目の合意をしていると言われております。
通産大臣にまずお尋ねをいたしますが、この合意について大臣はどのように関与をしておられましょうか。
【次の発言】 そこで、この件について引き続きお尋ねをいたしますが、合意をした十月五日という時期は、本委員会ではまだ特定不況法案について審議のスケジュールすら決まっておらない、そういう段階であります。にもかかわらず、いわゆる六項目合意と称するうちで三項目が直接本法案に関する内容でございます。
そこで聞きたいことは、この神聖なる国会審議が全く行われていない、そういう時期に事実上もし……
○清水委員 まず最初に、十月二十三日に産構審のアルミ部会の今後のアルミ製錬業のあり方についての答申が通産大臣に出されておりますが、これについて通産当局としてはどのように受けとめておられるか、一言で受けとめ方をお答え願いたい、こう思います。
【次の発言】 ところで、この答申によると、アルミの需要の見通しについて、世界的には年率五%くらいの割合で上昇する、五十五年に千三百万トン、六十年に千六百六十万トン、こういうふうに示しておりますが、通産としても同様な見方をされておりますか。
【次の発言】 そうした順調な需要の伸びという見通しについて、供給の方は現在千二百八十万トンである。さらに、今後製錬工場の……
○清水委員 きのう両大臣は、所信表明の中で、五十四年度の経済運営の基調として、物価の安定、雇用の改善、内需の回復、つまり景気の回復ということでしょう。それに対外均衡の回復、こういったものを強調されておりました。長引く不況やあるいは深刻な雇用不安をどう打開をするか、また同時に、最近特に物価の騰勢が急激に起こってきている、こういう状況の中で、国民生活に新たにどう不安を来さないようにしていくか、つまり政策手段を講じていくか、こういうことが当面非常な課題だと思います。 そこで私は、きのう板川委員が経済成長率を初め、基本問題で質疑をされておりますので、きょうは少し問題をしぼって、物価あるいは雇用、さら……
○清水委員 これまで再三にわたって法律の改正をしてきているわけですが、特に四十九年の改正の際に、五十四年の六月までが最後の機会である、こういう意気込みで構改事業の推進を図ることにされたわけですが、現実には構造改善は遅々として進まない。産構審がきわめて遺憾な事態であったなどと言われているわけでありますが、まず最初に、こうして構改が進捗を見ないという要因は幾つかあるのでしょうけれども、政府として重点的な総括といいましょうか、見解といいましょうか、そういうものをどのようにまとめておられるのか、お聞かせをいただきたい。
【次の発言】 いま局長から幾つかの点が挙げられているわけですが、私もいま反省という……
○清水委員 早速でありますが、通産当局が「ガス消費機器に関する保安の確保の推進策について」をガス事業大都市対策調査会、これに諮問をしたのはたしか昭和五十年の早々であったと思います。そこで、まず聞きたい点は、その時期に諮問をしたということはどういう社会的な背景があったのか、また行政的にどういう点が課題になっていたのか、まずこの点、お聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 行管の勧告は、諮問をされた約一年以上後に出ているわけですが、それはそれとして、いずれにしてもすでに四年前に、いま言われるように工事に問題があるあるいは監督者制度などを講ずることによって保安の確保を図る必要がある、こういうこと……
○清水委員 実は私、法案の審議の前提条件として、先般のスリーマイル島における原発事故であるとか、あるいは石油需給見通しの問題であるとか、やや総論的なことで幾つかの点をお聞きをしたかったわけでありますが、時間の消費の節約を図るという意味で、その点はこれまでずいぶんやりとりがございましたので割愛をいたします。ただ若干のことを大臣に承ってみたいと思います。 というのは、いわゆる石油危機を経て七四年の十一月でしたか、OECDの下部機構ということでIEAができた。石油の備蓄あるいはエネルギーの消費の節約、さらには新エネルギーの開発の促進等々積極的に進めていこうということを目的としているわけでありますが……
○清水委員 まず冒頭に、今回の事故で痛ましい犠牲になられました方々に、謹んで哀悼の意を表する次第であります。 今回の事故は、ひとり藤枝市民のみならず、全国の都市生活者に深刻なショックを与えております。この種の事故は、いっでもどこでも発生する可能性を持っているからでございます。そこでお尋ねをしたりあるいはただしたりする事項がたくさんございますが、緊急質問でもあり、また時間が限られておりますから、一点は事故の原因について、できるだけポイントをしぼってお尋ねをいたします。また同時に、藤枝事故を教訓として、この際、政府の確固たる事故再発防止の対策等を求めたいと思うわけであります。 そこでまず最初に……
○清水委員 私はきょう、中小企業分野法の運用をめぐる問題と、加えていま問題になっております電電公社の調達物資の交渉をめぐる問題についてお尋ねをいたします。 まず最初にずばり通産大臣にお聞きをいたしますが、分野法が制定をされて二年余になるわけでありますが、この間、この法律の運用をめぐって、主務官庁の運用上の非常に消極的な姿勢というものが目立っております。この法律は八十国会で成立を見たわけですけれども、私も本会議なりこの委員会で何回か質問をした経過がございます。 特にその中で、本法の主眼は、中小企業者の事業分野をいかに確保するか、この点が貫かれなければならないし、いやしくも事を紛争処理に矮小化を……
○清水委員 昨日、大平総理はマンスフィールド米国大使を呼んで自動車問題等について会談をされておりますが、その際、通産当局からどなたか立ち会っておられますか。
【次の発言】 外務省はどうですか。
【次の発言】 自動車問題についてはどのような話し合いが行われたのでしょうか。
【次の発言】 ところで、いまも出てきましたUAWのフレーザー氏の来日をめぐって、御承知のような経過があるわけでありますが、端的に言って経済問題の域から政治問題の域に発展をする、そういう傾向が私は感じられます。
それはそれとして、フレーザー氏と通産大臣が会談をされておりますが、その際どういうことが話題になり、たとえばその中でフ……
○清水委員 大臣が来られましたから、早速お尋ねいたします。 基本的に言って、今回提出をされている政府が追加出資をすることのできる規定を設ける、あるいは債券発行限度を資本金額の三十倍に引き上げる、この提案については賛成でございます。しかしながら、現在、中小企業を取り巻く環境は悪化の一途をたどっている。ことに今回の電力料金の大幅値上げを含め、エネルギーや原材料価格が高騰するあるいは発展途上国の追い上げが激しい、さらに目まぐるしいまでの国民のニーズの変化あるいは多様化等々は、中小企業の先行きを非常に不透明なものにしていると同時に、不安定性を強めていくであろうと予想をいたします。そうであればあるほど……
○清水委員 まず大臣にお尋ねをするわけですけれども、先ほども発言のあった例の矢野事務次官の発言に関連して簡潔に質問をしておきたいと思います。 三月十四日の京都商工会議所における矢野次官の発言は、私は偶然のものだとは見ていない。特にこの会合で、生糸の一元輸入を撤廃してもらわなければ絹織物業界が成り立たない、死を待つのみだ、こういうことを業界から要望されたわけでありますが、これに対する矢野次官の発言は一定の政治的な背景があると私は見ているわけであります。まだ詳細に調べたわけではありませんが、ある程度調べたところでは、要望に対し矢野次官はこういうことを言っているのですね。全国の絹織物業界がせめて二……
○清水委員 最初に大臣にお伺いをいたしますが、行政改革について、私は、国民のニーズにこたえる行政を実現するものでなければ意味がないと考えております。ところで、今度の両事業団の統合は、提案理由によりますと、現下の経済情勢にかんがみ「効率的で強固な体制の下で中小企業の振興、その経営の安定及び小規模企業者の福祉の増進を図るため、」中小企業事業団を設立して、以下云々と続くわけですが、業務を一体的に行わせる必要があると言われております。しかしこの法案をずっと見る限り、どうも私には、実態として統合後も両事業団が統合前の機構あるいは運営を含めて併存をしていくように思われて仕方がない。端的に言うと二枚の看板を……
○清水委員 今後のエネルギー政策については、好むと好まざるとにかかわらず石油依存度を大幅に下げること、したがって新しい多様なエネルギー源に依存をする方向に転換をしつつ、その安定供給をいかに図っていくか、こういうことだろうと思います。同時に、エネルギーの有効利用あるいはムーンライト計画に代表される省エネルギー政策、これらを結合していかなければならないし、私はこれが重要なテーマになるのだろう、こういうふうに考えているわけであります。そうした立場で見た場合、新機構としては、石油にかわる新エネルギーの開発、とりわけわが国のエネルギー構造の変革、これへの取り組みが中心的な課題になるのだろうというふうに見……
○清水委員 まず、改めてということになりますが、本法制定の中心的な課題は何かということについて、最初に大臣から所信を述べていただきたいと思います。
【次の発言】 ところで本法について、私はずっと見ているわけでありますが、一章、二章はいわば石油代替エネルギーに関する基本法的な規定だと思います。三章以下で新機構について規定を行っている、こういうふうに見ております。と同時に、この法律を一口で言うと、前半で供給目標について定めておりますし、後段で新機構、つまり供給目標と新機構の二つの柱から成り立っている、こういうふうに理解をいたしておりますが、そうした理解でよろしゅうございますか。
○清水委員 ただいま提案いたしました附帯決議案につきまして、提案者を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 中小企業倒産防止共済法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、中小企業倒産防止共済制度の健全な運営を図るための諸施策を一層充実するよう努めるとともに、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一 本共済制度の基盤の確立と安定的運営を図るため、中小企業に対する本改正を含めた制度の趣旨の周知徹底及び親企業、取引先企業等に対する啓蒙指導等を通じて本共済制度への加入者の大幅増加に努めること。 二 完済手当金の支給……
○清水委員 いま中村委員からもるる中小企業の、とりわけ共同組織の強化のための助成に政府が特段の力を入れるようにという指摘があったわけでありますが、私もそのとおりだと思います。 言うまでもなく、中小企業の置かれている経済基盤はきわめて脆弱でありますから、それゆえに力を合わせて団結をする、相互扶助等の活動を通しながら全体的に経済活動の機会を強めていく、こういう努力を中小企業者が自助努力として展開をしていることは申すまでもないわけです。 しかし、現実の問題として、中小企業をめぐる環境の厳しさ、あるいは企業間競争がだんだんに厳しくなるというような矛盾も抱えている等を考えてみると、おのずから自助努力……
○清水委員 きょうは久しぶりに一般質問ということでありまして、実はかねて中小企業事業団法の審議等の際にも、最近新しい課題となってきている国立中小企業大学の設立問題について若干お尋ねをした経過もございますが、きょうは少し掘り下げて意見を述べつつ御質問をしたい、こういうふうに思います。 中小企業基本法を見るまでもなく、中小企業は国民経済の成長発展と国民生活の安定向上に非常に大きな貢献をいたしておりますし、このことは今後も変わることはないだろう。こういうふうな評価をしているわけであります。経済的にもあるいは社会的にもいよいよ中小企業の果たすべき役割りは大きい、こういうふうに言われているわけでありま……
○清水委員 私は、主として中小企業政策に関連をして、それぞれの大臣の所信を承りたいと思います。 まず、きょうは総理が見えないわけでありますから、官房長官にお尋ねをいたしますが、八十国会で御承知のとおり中小企業分野法が成立を見ております。これは言うまでもなく、高度成長政策が破綻をし低成長経済に移行する、そういう中で大企業が従来余り振り向かなかった中小企業の事業分野へだんだんに参入をする、そこから御承知のような紛争というものが多発する、こういう状況になってまいりまして、そこで主として中小企業者の事業分野をどう確保するか、こういう角度でこの法律の制定を見ているわけであります。ところが相変わらず、現……
○清水委員 実は、今回の事故が発生をした直後、社会党調査団が現地に赴きまして、被災をされた皆さんへのお見舞いを申し上げ、あるいは関係機関から事情を承り、現場もつぶさに見せていただきました。改めてこの機会に不幸にして亡くなられた皆さんに深い弔意をあらわすと同時に、けがをなすった皆さんが一日も早く回復をされ、また災害に遭われた家屋等が速やかに復旧されますことを心から祈念を申し上げます。 さてそこで、政府は今度の事故の直後に七省庁で連絡会議をつくる、当面並びに今後の対策を進める運びになっていることは承知をしております。同時に、いま原因が究明をされつつある過程でありますから、たとえば参考人を呼んで少……
○清水委員 先週両大臣から所信表明がございましたが、関連をして幾つかの点でお尋ねをし、問題点をただしておきたい、こう思います。 いま与党議員としては珍しく時間を超過してまで熱心な質問をされたわけでございますが、まず最初に私は石油をめぐる情勢とその見通しについてお尋ねをしたいと思います。 われわれの期待に反して今日イラン・イラク戦争はどうも長期化の懸念がある。一面、中東情勢は全般的に心配があり、またさまざまな面で不安定要素が色濃くなりつつあるのではないか。たとえばこの戦争が他の産油国に飛び火をしないという保証もありませんし、イスラエルとアラブの関係はいつどうなるかわからぬ。下手をすると第五次……
○清水委員 さきの両大臣の所信に関連をして、若干のお尋ねを申し上げたいと思います。 まず最初に、五十六年度の経済見通しについてお尋ねをしたいと思います。 改めて言うまでもなく、政府は二百六十四兆、このGNPと五・三%の実質成長を達成をする、こういう決意を持っておられるわけでありますし、そのことについて私は異を唱えるつもりはございません。ただ、問題は、それを裏づける主要経済指標が果たして目標どおりにいくかどうか、この点に多分に疑問を持ち、また心配を持っているわけであります。 そこで、まず最初に、そうした目標の達成について政府として具体的にどのような政策展開を予定されているのか、改めてお尋ね……
○清水委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提案者を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 石油備蓄法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行にあたり、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一 LPガスの備蓄基地の建設にあたっては、防災保安の確保と環境の保全に万全の措置を講ずるよう強力に指導するとともに、地域住民等地元の意向が十分反映されるよう措置すること。 一 備蓄コストの軽減を図るためその対策の充実に努めるとともに、消費者保護の観点からLPガス製品価格の適正化が図られるよう、LPガス業界に対し近代……
○清水委員 昨日来、各委員から輸出保険法改正にまつわる周辺問題を含めた質疑、そして政府側の答弁が重ねられているわけですから、大筋、問題点は出ていると思います。しかし、若干の確認をしておかなければならぬ点もあるように思いますので、以下御質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、政府は三月半ばに総合経済対策を確立をされたわけですが、その中で特にプラント輸出の拡大を取り上げているわけであります。無論プラント輸出の持つ国内産業、中小企業等への需要効果あるいは波及効果、こういうことを考えてみれば、意味のある政策であるということを私も認めることにやぶさかじゃないのですが、問題は、今日のプラント輸出等を……
○清水委員 商工会法と商工中金法あわせて審査をするわけでありますが、法案それ自体さしたる問題点があるわけではありませんので、無論法案にも触れていろいろとお尋ねいたしますが、少し周辺問題等について大臣初め関係の皆さんから所見を承りたい、そう思います。 最初に商工会法から入りたいと思うのですが、率直に言って現在の商工会地区というものは、七〇年代を通じての高度成長時代にいわゆる高成長政策から見放されていた。したがって、個別事業所は非常にその基盤が脆弱であるばかりではなしに、高成長時代のひずみを一身に背負う、こういうような形で今日存在をしているように思うわけであります。生業的な事業者が非常に多い、経……
○清水委員 まず最初に、どうも今度の事故をめぐって原電敦賀の対応は虚飾に彩られているという感じがしてならない。たとえば岩越所長ですか、三月十日に八日の件について報告を受けているにもかかわらず、初めのうちは四月十八日まで知らなかったというような言い逃れをしていたり、あるいはかくのごとき重大な事故を大した事故でないと見せかけるためであったかどうかそれはわかりませんが、いずれにせよ、社員や作業員などの被曝量は軽微であった、微量であった、たとえば社員のごときは数ミリレムであるなんという発表を二十一日にされているわけです。あなた方のそういう発表に対して、いわゆる権威ある原子力専門家は口をそろえて、データ……
○清水委員 きょうは短時間しかございませんので、自動車問題とテクノポリスにしぼって端的にお尋ねをいたします。 去る一日に、日米自動車問題が決着を見た。私は、決着に至るまでの経過あるいは交渉の持ち方あるいは決着の内容というものにかなり批判を持っておりますし、交渉それ自体、上できなものであったとはいわく言いがたい感じをしております。どういうわけか、日米首脳会談前にどうしても決着をつけなければならない、そういう焦りといったようなものが相手側に、どうも、わが国政府の足元を見透かされるというようなことがあったのではないか、こんな感じもするのですが、しかし、この点は別の機会に触れることにいたします。 ……
○清水委員 ただいま議題となりました中小企業の事業活動の機会の確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法律の一部を改正する法律案の起草案につきまして、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ及び社会民主連合の七党を代表して、その趣旨及び内容を御説明申し上げます。 まず、本起草案の趣旨について御説明いたします。 いわゆる事業分野調整法は昭和五十二年に成立いたしましたが、法律施行後四年間の大企業者の進出による紛争を見ますと、進出による影響が地域的にあらわれている事例がふえており、しかも、その多くは、地域の中小企業団体との調整について、地方自治体が……
○清水委員 最近、この春あれだけ堀田ハガネ事件が問題になったにもかかわらず、通産省を含めて政府部内に、武器輸出三原則の緩和を図る、こういう動きが出ていることを、私はきわめて遺憾だと思います。しかし、きょうはそのことに触れる時間を持ちませんので、わが党としては、近く武器輸出等の禁止に関する法律案を国会に提出をいたします。同時に、きょう午後になると思いますが、いま申し上げた点に関連をして、政府に対し質問主意書を提出する、こういう段取りにいたしておりますので、通産大臣も十分留意をしておいていただきたい、こういうことをまず申し上げておきます。 さて、きょうはクリーニング業界と葬祭業界に起こっておりま……
○清水委員 まず、河本長官に承りたいのでありますが、私は率直に言って、現時点での実質経済成長率はゼロに等しいのじゃないかと感じているのです。内需が低迷をしている。昨年末以来、輸出が急減をする。かてて加えて財政再建という名のデフレマインドといいましょうか、そういうものが進行する。そうしたことを反映をして、たとえば十月に続いて昨年暮れにそれぞれ実績見通しを下方修正をされているわけですけれども、実を言うと、下方修正をした、たとえば四・一%の達成も、今日文字どおり危ぶまれている。私は、三%台になってしまうのじゃないか、非常に残念ですが、そういう感じが強い。 そこで、そういうものを基調にして見た場合に……
○清水委員 実は、きょう私、質問を予定をしていたわけではないのですが、たまたまさきの大臣の所信に対する質問の際に、いずれにしても、現在、政府としては、五十七年度をもって日航製の廃止という閣議了解がある、そのことについては、いずれ機会を得て、航空機工業振興法の規定に基づく国産化を中心としたわが国の航空機工業政策の展開をどうするか、そうした基本問題等を踏まえながらこの委員会で十分議論を尽くしてもらい、そういうこととの兼ね合いで日航製廃止にまつわる閣議了解というものの処理について万遺憾なきを期していきたい、こういう大臣なり機情局長からの御答弁がございました。 ですから、四月に入って、わが党としては、……
○清水委員 昨日からアルコール専売法等の改正案をめぐって、同僚議員が種々の角度から質疑をしておりまして、法案の持つ条文的な意味合いについては大体お互いに理解をし合っているのだろうというふうに思います。しかし、エネルギー政策の基本にかかわる問題なりあるいは国営アルコール工場のNEDOへの移行をめぐる周辺の問題等については、まだ疑義が残っているように思いますので、限られた時間ではありますが、それらについて順次お尋ねをしてまいりたい、こういうふうに思います。 本題に入る前に、少し基本問題について大臣に所信をお尋ねをいたしますが、現在確かに石油情勢は需給緩和の基調にある。通産省自身もちょっと一服とい……
○清水委員 政府からいま提案をされている中小関係の二法の改正については、わが党は賛成という立場に立っておりますが、実は今度の改正にまつわり、あるいはこの法律の周辺問題等について、幾つかただしておきたいことがございますので、まず、そういう立場でお尋ねをしてまいりたいと思います。 ちょうど二年前に、九十一国会でありましたが、中小企業信用保険法の一部改正を行っております。その際、四点にわたって附帯決議を付しております。その内容は改めて申し上げませんが、当時の佐々木通産大臣は、いわゆる信用力の弱い中小企業に対する信用補完のために、附帯決議の趣旨を生かして最善を尽くしてまいりたい、こういう趣旨の決意が……
○清水委員 午前中から同僚委員を通じて、わが国の航空機の開発体制をいかにするのか、そして日航製をどう位置づけるべきなのか、こういう基本問題について触れてまいりました。政府側からの答弁、きわめて不満であり了承をすることができない、そういう立場でありますから、私は少し角度を変えて、具体問題に触れてお尋ねをしたいと思います。 まず第一に、航空機工業振興法というものがある。わが国の航空機等の国産化を促進をする、そういう目的を持って制定されておるし、とりわけその中で日航製というものをかなり高く位置づけているわけですね。たとえば航工振法から第四章、日航製に関する部分を削除をすれば、この法律が体をなさない……
○清水委員 ただいま議題になりました修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 修正案は、お手元に配付してあるとおりであります。 修正の第一点は、海外先物契約の定義を改め、海外先物契約とは、海外商品市場における先物取引の受託等を内容とする契約であって、海外商品取引業者が、別に顧客の指示を受けて売買の注文をする旨の定めがあるものを言うものとすることであります。 修正の第二点は、新たに顧客の売買指示についての制限に関する規定を設け、海外商品取引業者は、海外先物契約締結の日から十四日を経過した日以後でなければ、顧客の売買の指示を受けてはならないものとすることであります……
○清水委員 最初に、経済の見通しあるいは景気対策等について両大臣の所信をただしたいと思います。 六月の失業率が発表になりましたが、二・四八%、完全失業者が百三十七万人。率直に言って、私はこの数字をきわめて深刻に受けとめております。この春のこの委員会でも議論いたしましたが、その際、経企庁長官から今年度の経済見通しに触れて、雇用問題について言えば、今年度は失業者が減り雇用状況が改善される、こういうふうに言われていたわけでありますが、まさにそうした見通しに反する結果になっていると思います。しかしそれでも、たとえば現在が底であるということであれば、それなりの判断もできるわけでありますが、これまた最近……
○清水委員 まだ通産大臣は見えていないようでありますが、先日両大臣の所信を承りました。共通していることは、五十八年度の経済運営を考える場合に、現下のきわめて深刻なわが国経済の不況という状況、これをどう打開をするか、潜在的なわが国経済の成長力を引き出しながらどう安定成長の方へ引きずっていくか、こういうふうな所信が披瀝をされておるわけでありますから、その限りにおいては結構なことだと思います。 そこで、まず経企庁長官にお伺いをしたいことは、五十五年以来今日の不況が長期にわたって持続をしている。去年政府は総合経済対策を立て、不況の打開を図ろうとされたわけでありますが、残念ながら昨年の十月ごろから、む……
○清水委員 最初に、貴重な御意見をちょうだいいたしました参考人の皆さんにお礼を申し上げたいと思います。 春闘を目前に控えられて何かと御多用の中でございますが、これから本委員会が審議をいたします新特安法並びに企業城下町法の改正等について、かねがね皆さんから御要望あるいは貴重な御意見をいただいていたわけでありますが、きょう改めてそれぞれのお立場を代表して重ねての御意見をちょうだいしたことを、社会党を代表して厚くお礼を申し上げる次第であります。 そこで、いま参考人各位の御意見を私なりにメモをさせていただきました。時間が限られておるものですから簡潔にお尋ねをいたしますが、最初に内山さんにお尋ねをし……
○清水委員 通産省は、これまで現行特安法を通じて過剰設備の処理をずっとやってきたわけですけれども、確かに第二次オイルショックの影響等もあったことは否定できませんが、率直に言って、現状は五年前の時点よりもむしろ深刻化をしている業種が少なくないのじゃないか、こう思います。率直に言うと、特安法がどれだけの効果を発揮し得たのか、こういう批判的な見方がかなり出ているのではないか。事実、公取の諮問機関でありますか、経済調査研究会なども、特安法の意図した成果が上がらず、構造不況業種対策として必ずしも有効な手段ではなかった、こういう見解を示しております。 そこで、新特安法の成立を図るに当たって、通産当局とし……
○清水委員 きょうは、こういう一般質問の機会を久しぶりに持たれたわけですから、大型店問題にしぼってやや突っ込んだ形で、大臣を初め関係の皆さんに若干の御意見を申し上げながらその所信を承りたい、こう思います。 実は、去る三月の初めに予算委員会の分科会で大型店問題についてただしたことがございます。その際、大臣はきわめて明快な所信を披瀝されたわけであります。非常に長い言葉ですから議事録を読むということはいたしませんが、たとえば要約をして申し上げると、大型スーパーが原点を忘れて資本の論理、強者の論理で走っているのではないか、強者であれば強者なりの倫理が求められるべきである、最近地方で大型店が出ることに……
○清水委員 大臣、私は、葉たばこの問題を中心に専売改革に触れて、幾つかの問題について所信を承り、かつまた、今日九万三千を数える耕作者の間に一定の不安というものがあるわけでありますから、そうした点の解明を期したい、こういうふうに思っておりますので、大臣及び関係者の明快なる決意を込めた答弁をお願いをしたい、こういうことを最初に希望をいたします。 さてそこで、実は九十六通常国会開会の前後に、アメリカ側から、日本の専売制度は非関税障壁である、あるいは輸入たばこの自由化を妨げるものが公社制度であるから、この際民営化をすべきである等々の要求を、かなり執拗に行ってまいりました。特に、五十七年一月十四日には……
○清水委員 まず最初に、経済財政の運営に触れてお尋ねをしてみたいと思います。 これまで歴代の内閣が一貫して縮小均衡政策をとり続けてこられたわけでありますが、そのことが、結果としてデフレ効果を増幅をさせる。例えば、それぞれの内閣が「財政の中期展望」等を国会に出しておりますけれども、残念ながら、ことごとくこれが破綻をする、こういう経過になっていると思うのです。 例えば五十六年の一月に、鈴木内閣の当時でありますが「中期展望」が出され、その中で、歳入について、五十八年度では五十三兆三千億程度の規模、五十九年度では五十七兆六千億程度の規模、こういう数字を示しているわけでありますが、現に七兆円前後の赤……
○清水委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました昭和五十八年度補正予算二案に対し、反対の討論を行います。補正予算二案に反対する理由は、以下四点にわたって申し上げますが、この二案は軍事費を突出させたままとし、国民生活を圧迫し、財政再建を後退させる国民犠牲の行革路線に基づいた補正案だからであります。 反対理由の第一は、政府は約束した本格減税を行わず、五十八年度一千五百億円の所得減税でお茶を濁し、国民の期待を裏切ったことであります。 独身者千円そこそこ、標準世帯で四、五千円の減税では、景気浮揚に役立たないことは言うまでもありません。 経過は明白のように、自民党は昨年二……
○清水委員 外務大臣は先日、総括での私の質問に対して、対米武器供与問題に関連をして、日本の宇宙開発政策なり非核三原則にかかわるかなり重要な発言をなさっておられるわけであります。率直に申し上げて、アメリカが開発をする宇宙兵器は防御的であり、かつ安保条約の効果的運用という立場から将来我が国の技術を供与することはあり得る、こういうことを言い切っているわけでありますが、そう言われると、今申し上げた観点に立って少しただしておかなければならない、こういうことでありまして、最初にお尋ねをしておきたいというふうに思います。 私が改めて言うまでもないのですが、我が国の宇宙開発政策は、宇宙開発事業団法で明確にさ……
○清水委員 この間、両大臣から所信の披瀝がございました。きょうは、その所信との関連で若干お尋ねをいたします。また、時間の関係等で足らざる点は後日さらにこれを掘り下げたいというふうに考えておりますので、まずその点を申し上げておきたいと思います。 さて、大臣は、特に建設大臣は、所信の中で、道路財源の確保であるとかあるいは財投であるとか臨時特例的な措置としての高率補助率の引き下げ等の措置を通じて前年度を上回る事業費の確保に努めた、こういうふうに淡々と述べられておりましたが、私はこの中で非常に奇異に感じたことがあるのです。 ということは、いわゆる高率補助金の一律カットの問題をめぐっては、同じ政府部……
○清水委員 まず最初に大臣に所信を承っておきますが、国の住宅政策の基本は、改めて言うまでもありませんけれども、自力で良好な住宅を確保しがたい、そういう立場の庶民、大衆に対して、それぞれの所得に応じて、例えば公営住宅であるとか公団住宅であるとか、ないしは公庫融資をもって必要な住宅の確保を図る、その辺にあるのではなかろうかと、無論ほかにもありますけれども、その辺にウエートがあるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。
【次の発言】 そこで、これから展開される住宅対策、各般のものが想定されるわけですけれども、特に私がただしておきたいのは、これは住宅局長あたりから答弁をしてもらうのかもしれませんが……
○清水委員 質問に入る前に、私からも今度の地すべり災害を通じてとうとい命を失われた多くの皆さんに謹んで哀悼の意を表すると同時に、心から御冥福をお祈りいたします。また、多数の被災者の皆さんにもこの機会に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 実は、我が党は、この災害が発生した直後の二十七日に田邊書記長を本部長とする対策本部を設置し、二十八日には九名の国会議員による調査団を現地に派遣をし、種々その状況を把握をするとともに、災害の原因の究明あるいは二次災害の防止あるいは被災者の皆さんに対するお見舞い等について一定の手だてを講じてまいりましたが、この間、政府、関係省庁の皆さんにも迅速に対応され……
○清水分科員 限られた時間ですから、主として豪雪対策に関連をして、自治大臣初め大蔵当局等にその見解をただしたい、こういうふうに思います。 御承知のようにことしは異常な豪雪である。マスコミにこれが喧伝をされておりますが、しかし実際に常襲豪雪地帯とも言われる地方地域の場合には、ことしに限ったことではなしに、もう毎年豪雪に苦しんでいるというのが実態なんです。それに対する自治体の財政的な対策というものが時によれば一般財源をも食い込む、こういうような問題をしばしば惹起しているわけでありますから、そういう点では、かねて地方団体がいわゆる必要財源を普通交付税において賄うべきであるとか、あるいはそれをもって……
○清水分科員 今日、日本農業をどう見直すか、こういうことが大きなテーマになっておるわけですが、そうした点については別な機会、農水委員会等の場を通して私なりの所見を述べながら本格的にお尋ねしたいと思っておりますし、なお養蚕振興対策等についても触れたかったのでありますが、短い限られた時間でありますので、私はごく小さな問題一つだけにしぼってきょうのところはお尋ねをしたい、こういうふうに思うわけであります。 私が、きょうだだしたいと考えておりますのは、エノキダケ栽培にかかわる電力料の問題でございます。 御承知のように、長野県でも、いわゆる豪雪地帯であるとかあるいは山村地帯等の場合には、御多分に漏れ……
○清水小委員 お忙しいところ、大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。 ところで、いま先生のお話にもありますように、卸売業をめぐる実態というものが非常に複雑でわかりにくく、それだけに問題がむずかしいわけなんですが、その上、私自身大いに論ずるほどの十分な認識を持っておりませんので、たとえば積極的な提言を交えながら先生の御見解をお尋ねするなどというわけにはまいりませんけれども、しかし、せっかくの機会でございますので、この際、若干のお尋ねを申し上げ、先生の御見解をお聞かせ願うと同時に、お教えをいただきたい、こういうふうに思います。 なお、十一時半ころまでというふうなお話……
○清水委員 私は、商工委員会でこれまで本法案の審議に参加をしてまいりましたが、この法案には幾多の欠陥や問題点を実は感じております。一々指摘をする時間がありませんから割愛をせざるを得ませんが、特にきょうは雇用問題を中心にお尋ねをいたしたいと思いますので、簡明にお答えをいただきたいというふうに希望をいたします。 さて、本法案の一つの問題点に特定不況産業、つまり業界や企業の安定を図ることにのみどうも目が奪われておりはしないか、関連の下請中小企業のことや雇用の安定というものをいささか軽視をしておりはしないか、こういうことを感ずるのであります。 そこで、最初に労働大臣にただしておきたいと思うのであり……
○清水分科員 長官に、質問に入る前に一言ただしておきたいことがございます。
先ほど川本委員は、部落差別問題の本質は一体どういうように認識をしているか、こういう質問をしているわけでありますが、これについて稻村長官は
【次の発言】 いま改めて長官から所信が表明されましたが、この際きちっといま述べられた線に沿うてがんばっていただくように強く要望をしておきたいと思います。
さて、そこで長官にお尋ねをいたしますが、六日の予算委員会で、長官は、五十四年度以降にかかる同対事業費は、国費ベースで約三千二百億円と述べている。この数字は、総理府の五十年調査で出てきた約一兆二千億、このうちの国費分七千六十億から……
○清水分科員 四十年代以降の動向を見てみると、国内の木材総需要量は、四十年の七千万立方から、今日では、つまり五十二年では、約一億立方にふえております。私がここで問題にしたいのは、この間外材の割合が需要の二八・六%から六五・八%に倍増をするということであります。何が一体このように急激に外材の大量輸入という事態を生んだのか、最初にこの点の端的な説明を求めておきたいと思います。
【次の発言】 どうも私は違うのじゃないかという感じがしてしようがない。いま言われたような事情もあるかもしれませんが、率直に言うと、とりわけ過去の高成長時代の無計画な伐採、言葉をかえて言えば乱伐といったような状況が実は国産材の……
○清水分科員 大臣も御存じのように、昨年、私立の医科あるいは歯科系の大学で入学の許可の条件として、超高額と言われるような寄付金を徴収する、入学者選抜の不公正な事実というものが発覚して、大変大きな社会問題に発展いたしました。 そこで、その際に文部省は、世論の厳しい批判という事態を踏まえながら、入学に関する寄付金の収受の禁止であるとか、入学者選抜の公正確保であるとか、あるいは任意の寄付金の取り扱いなどといういわば六項目にわたって、医科・歯科系両大学協会に通知を発している。 私は、そうして改善をしようという姿勢を示したことは一応評価をすることにやぶさかではありません。ただしかし、この通知が本当に……
○清水分科員 去年私が質問をし、あるいはその後同僚委員等が質問をした結果、政府が豪雪を事実上災害である、こういう判断をするようになったことはある意味で一つの進歩である、私はそういうふうに評価をいたしております。同時に、それに伴って国税当局が除排雪費用を所得税法上の控除の対象にする、こういうことになったわけでありますが、こうした措置についても私は評価することを惜しむものではありません。しかし、それにもかかわらずなお大きな矛盾や問題を抱えている。そこで、以下具体的な指摘をしながら、この機会に政府、とりわけ大蔵当局の前向きの対応を求めたいというふうに思うのです。 まず私は、初めに確認をしておきたい……
○清水分科員 いま同僚の川本委員から、膨大な残事業を今日抱えている御所市等の窮状に触れて、この際改めて実態調査をやる、それを基礎にしながらこの三年間鋭意事業を推進すべきではないか、こういう話があったわけであります。私も昨年この委員会で残事業問題についていろいろお尋ねをした経緯がございますが、冒頭に、五十年当時の総合的な実態調査、こういったことが今日改めて必要になってきているのではないか、こういうことを強く申し上げ、また長官の所信を聞きたいと思っております。 さて、それはそれとして、実は私、欲を言えば、法務大臣に地名総鑑の問題について具体的な突っ込んだお尋ねをしたいと思っておったわけですが、局……
○清水分科員 井上主査の大変な御配慮で質問の機会をいただきまして、ありがとうございました。 さて私は、国道及び主要地方道に関連をして、少し具体的な問題できょうはお尋ねをしたいと思います。 初めに、これから質問をする内容についてある程度のバックグラウンドを理解をしてもらいたい、こういう意味でちょっと申し上げたいと思います。 長野県を走る国道十九号線のうち、特に長野市への通勤圏となっている西山地域というのがあります。ここには信州新町、小川村、中条村及び大岡村の四カ町村がございます。その人口は、昭和三十年には三万三千八百七十一人を数えておりましたが、四十年には二万七千三百九十四人に減り、五十年……
○清水分科員 私からも、いわゆる郵政マル生問題についてお尋ねをいたします。すでに同僚委員から、具体的な不当労働行為もしくは不当労働行為と疑われる事例等について指摘をしながら、郵政当局をただしているわけでありますから、私は、この機会に郵政省における労務政策の基本に触れて、主としてお尋ねをしたい、こんなふうに思います。 ところで大臣にお聞きをしたいのでありますが、あなたは、二月十日に石井委員長ら全逓の役員と、いわゆるトップ交渉を持たれております。その際に、国民に多大な迷惑をかけたことの責任を痛感しているという趣旨のことも言われているわけであります。客観的に見て、少なくとも郵政省は、全逓の協力がな……
○清水分科員 通産大臣もおいででありますが、私は、きょうは官公需印刷物の入札制度の改善と、一般印刷物の海外発注に関連をした質問をいたしたいと思います。
まず私は、政府が官公需法を制定し、これによって国及び地方公共団体等が中小企業者の受注機会の増大に努力する旨を規定されているわけでありますが、最初に中小企業庁の長官から、いま申し上げた点について順調に運営をされているのかどうか、所見を承っておきたいと思います。
【次の発言】 いま長官からいみじくも、順調に推移はしているけれども、必ずしも満足をしているわけじゃない、こういうお話があったわけであります。私もお話を聞いて、なるほど包括的に言えば言われ……
○清水分科員 時間が限られておりますので、端的にお尋ねをいたします。
まず、中央自動車道の長野線についてでありますが、現在岡谷から北塩尻インターにかけて実施計画の段階を迎えておるわけでありますし、続いて北塩尻から豊科インターにかけて整備計画に移る、こういう段階だと承知をいたしているわけでありますが、豊科から終着地である須坂インターへかけての見通しばどんなふうな状況になっておりますか。
【次の発言】 局長の御答弁でありますが、具体的には豊科インターまでの間と、豊科、更埴、須坂にかけての間は大分条件が異なっているのじゃないか、こんな感じを持っているのです。いま北塩尻から須坂にかけて云々と言われて……
○清水分科員 まず、私は最初に豪雪対策に関連をしてお伺いをしたいと思います。 御承知のように、東北、北陸を中心に多数の死傷者を出すといった雪害が広がっております。これは全国有数の豪雪地帯と言われる信越県境を持つ長野県の北部なども全く同様でして、たとえば私はここに写真を持っていますから後で大臣にごらんをいただいておきたいぐらいなんですけれども、一月の十六日から降り続いた雪が、たとえば飯山市などの場合二十二日に至って市街地でも百七十二センチ、周辺の山間部は三メートルになんなんとする積雪量を見る。一口に言って、人々は二階の窓から出入りをする。よく除雪、排雪なんというようなことになると雪おろしという……
○清水分科員 まず、私は農業用電力に関連をしてちょっとお尋ねをいたします。 八電力会社が電力料金の値上げ申請を行って以来、農業関係者からは、私が申し上げるまでもなく、非常に切実な訴えが続いております。何としても基本的に値上げ幅が正しい意味で圧縮をされなければなりませんし、同時に重要なことは、新たに今度の申請を通じて農事用電力制度を廃止する、あるいは夏季料金制度を新設する、この制度が申請どおり認められるなどというようなことになりますと、わが国の施設園芸等電力多消費型の最近の農業傾向というものからにらみ合わせて、これはまさに重大な影響をもたらさざるを得ない、こういうふうに私は思います。 そこで……
○清水小委員 中江参考人、嘉野参考人には遠路のところ御苦労さまでございました。切実かつ貴重な御意見をお聞かせをいただきましてありがとうございました。本来ならば両参考人からいろいろ重ねて承るべきでありましょうけれども、お話の趣旨よく理解ができましたし、また時間に制限がございますので、主として政府側にいろいろと尋ねてまいりたい、こんなふうに思いますので、ひとつ御了解を願いたいと思います。 いまやりとりを承っていたわけでありますが、まず最初に通産に聞いておきたいのですけれども、去年の七月、やはりこの流通小委員会の際に、韓国側の大島つむぎの生産実態等についての資料を韓国側は次回までに提出をするという……
○清水分科員 ことし異常な豪雪のために、道路除雪の際に、たとえば路上駐車の車などが支障となって非常な社会問題を起こす、こういうこともあったと思います。私の選挙区にも大変な豪雪地域があるわけですが、こうしたところでは、年々ふえる車だとか、農家の場合には大型農機具が導入される、この格納をどうするかということが一つの大きな悩みになっております。 そこで、住宅を新築をするような場合には、好むと好まざるとにかかわらず基礎を相当高くしなければならぬわけですから、そうだとすれば、その悩みの解消のために、通常でも一・五メートルから二メートルの豪雪地帯、こういったところでは大体基礎を一・五メートルぐらいに上げ……
○清水分科員 質問に入る前にちょっと大臣に、いま吉原委員に所信を披瀝をされたことに関連をして私からも重ねて強く希望を申し上げておきたいと思います。 大臣も先ほど来決意を込めて述べておられるように、残念ながら残事業も多いし、同和行政をめぐってなさねばならない点がまだたくさんあると思います。民主主義のわが国で部落差別が根絶されないということは非常に恥ずかしいことですから、ひとつ園田大臣としても、閣内等で今後この法の延長等の御議論があるはずでありますから、リーダーシップをとってぜひひとつ前向きにがんばっていただきたい、強く希望申し上げておきます。 さて、本題に入りますが、せっかく大臣がおられるわ……
○清水分科員 きょうは、同和対策事業に関連をして若干の御質問をしたいというふうに思います。 大臣もよく御存じのとおり、八十七通常国会で同和対策特措法が改正といいましょうか、三カ年延長された際、附帯決議として衆参本会議でもそれぞれ確認をしておりますが、政府は今後の同対行政を進めるに当たって、実態把握の上に立ってしっかりやっていく、そうして法の総合的改正にも資する、こういった方向づけがされております。 そこで、まず最初に、農林水産省として同対事業を推進するに当たって、今日どの程度の実態を把握されているか、まずこの点を明らかにしていただきたい。
○清水小委員 社会党の清水です。 参考人の皆さんには大変御苦労さまでございました。 先ほど貴重な資料もちょうだいいたしましたし、また深刻な業界のそれぞれの実情に触れて御意見も承ったのでありますから、私どもとしても政策審議会はもとより、それぞれ特別委員会で皆さんの意のあるところを十分に反映をしながら今後具体的に検討を加え、本格的には商工委員会の場で政府筋をただしてまいる、そういうつもりでございます。 きょうは時間が大変短いものですし、私の後、関連をして水田小委員からもお尋ねをいたしますので、ごく限られた内容で少しだけお尋ねをいたします。 先ほど六参考人からいろいろ承ったわけでありますが、……
○清水分科員 いま問題になっている貿易摩擦とわが国の農産物市場開放の問題にしぼって、大臣を中心にいろいろとお尋ねをしてまいりたいと思います。 江崎ミッションが訪米して、連日米側首脳と会談をされている。きのうは商務長官のホイルドリッジから、農産物市場の開放等についてドラマチックな緊急措置を講ずるべきであるなどというような要求も突きつけられた。 ここに一月十四日、米国側の要求事項の写しがありまして、これは総理あてに出ておるのですけれども、農業貿易の自由化について、たとえばIQ二十二品目の自由化を推進しろ、あるいは牛肉、オレンジについては八四年四月一日から完全自由化、これを行え、本来ならば東京ラ……
○清水分科員 たばこの問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。 すでに御承知のように、江崎ミッションに対して米側はいたけだかとも思われるような要求を次々に突きつけているわけでありますが、特にその中で農産物と並んでたばこの自由化というものを強調してきていると思います。 ところで、私の手元に一月十四日米国側から総理あてに出されている要求事項についてというコピーがあるのですが、これを見ても、米側はたばこ輸入の自由化、その中で販売店の自由化、販売量の自由化、最終的には民営化というところまで要求をしてきているわけであります。 そこで、まず基本的に、そうした要求に対して政府並びに専売公社はどう対応し……
○清水分科員 きょうから国会が正常化をしたわけでありますが、本題に入る前に、大臣にちょっと要望しておきたいと思います。 政調、政審会長会談でも申し合わせが行われ、かつ議長見解でも明らかにされているとおり、所得税減税問題については、国民の強い要望を認識し、早急に各党誠意を持って協議をしてその実現に当たる、こういうことが申し合わせをされ、これを踏まえて国会運営の正常化を見るに至ったという意味は非常に重いと思います。 そこで、有力閣僚の一人である文部大臣も、今後、与野党のそうした前向きの協議に対応して、国民の大きな願望にこたえる角度で大いに努力をしてもらわなければならない、そういう責務があると思……
○清水分科員 大臣、先ほどから拝見しておりますが、お元気のようでまことに結構です。 実はきょうは、同和対策における福祉行政という問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。 実は九十四国会の際、衆参両院のこの分科会で、時の園田厚生大臣が、福祉行政に関してかなり積極的な姿勢を示されております。短い言葉ですからその要旨をちょっと私の方から紹介をしてみたいと思うのですが、衆議院の分科会ではこういうことを言っておられる。 「障害者の発生率が一般の地区と同和地区とでは約二倍に近い差がある。」生活保護受給率でも約四倍となっているが、これは「政府の同和対策というものがまだまだすき間があって、でこぼこが完全……
○清水分科員 大臣には早朝から大変御苦労さんであります。お元気のようでございまして何よりだと思います。 改めて私が申し上げるまでもないのですけれども、本来、国は、国土の均衡ある発展を実現する責務を持っていると思います。しかし、これまでの歴史的な経過をずっと見てみますと、大臣も東北の御出身でよくわかっておられるように、明らかに不均衡発展という様相が見られる。 そこで、一つの例を言えば、たとえば太平洋沿岸ベルト地帯、それからよく裏日本などと言われる日本海側、この格差とかギャップというものは大変なものですから、当然、国はそうした格差の是正に最大の力点を置くべきではないのか、そのために具体的な計画……
○清水分科員 私は、きょう道路の問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。 政府は五十八年度から第九次五カ年計画を進めるわけでありますが、これは二十一世紀を展望する新道路整備第一次五カ年計画、こういうふうに銘打っておられるわけであります。そこで注文があります。率直に言って、これまでの経過、現状というものを見てみると、財政投資にどうもアンバランスがある。このアンバランスが大きな格差を生んでいるのじゃないか。そこで、二十一世紀を展望すると言うからには、現在ギャップあるいは格差に悩む、整備改良状況のおくれている地方、地域に道路財源を重点配分してしかるべきではないか、こう思うのでありますが、まず大臣の……
○清水分科員 大臣は、一昨日この分科会で、武器の共同生産、とりわけ武器輸出については、平和国家の理念を体して、未来永劫にこれはやらない、こういうふうにその所信を披瀝されておりますが、私は、率直に言って勇気ある発言であり、心から敬意を表しておきたいと思います。 ただ、同時に一言だけつけ加えさせてもらうと、いま予算委員会を通して問題になっている武器技術の供与の問題。釈迦に説法でありますけれども、言うまでもなく、個々の武器技術の集合体が武器だというふうに解されている点から言えば、武器は輸出をしないけれども、武器技術はその限りにあらずというのはどうも矛盾があるのではないか、私はこう思わざるを得ません……
○清水分科員 ことしの豪雪について、先月二十日でしたか、予算の総括質問の際に特に自治大臣にも特段の措置を講じられるように要望しておきましたが、せっかくの機会ですから、きょうは少し細かい問題にも触れて、前向きの対応をお示しいただくようにまず最初に要望したいと思います。 改めて私から申し上げるまでもないのですけれども、ことしの豪雪は、例えば五六豪雪と比較をしても異常というほかないくらい大変なすさまじさでございました。長野県の北部の場合などを見ても、五六豪雪に比較をして降雪量が一・五倍ないし所によっては二倍もある。飯山市などは町の中心部ですら二メーター五十を超すような積雪がずっと続く、こういう状況……
○清水分科員 大臣、ちょっと唐突で恐縮ですが、東京から見て、現在全国の県庁所在の都市で時間的に一番遠い都市はどこだと思いますか。――わかりませんか。
【次の発言】 これは大臣無理もないですよ。実は長野市なんですよ。首都圏と言われるほど東京から近いわけですけれども、実はこの長野市には新幹線もない、空港もない、高速自動車道路もない。高速交通時代と言われる今日の三種の神器の何一つも実はない。ですから、あんなに近いように見えながら一番遠い。したがって、政府が進めるテクノポリス構想からも疎外をされる。あるいは良質な環境条件を持っていながら、エレクトロニクスなどというような近代的な産業の新規参入というよう……
○清水分科員 土曜日からずっと質問が続いているわけでして、大臣初め建設省の皆さんも大変御苦労さまでございます。実はお聞きをしたいことは山ほどあるわけでありますが、できるだけ絞ってお尋ねをいたしますので、主査からおっしゃっていただいておりますように、簡明かつ豊かな内容のある御答弁を期待を申し上げたいというふうに思います。 一口に申し上げて、毎年私もこの分科会で道路問題について注文や要望を申し上げているわけでありますが、何しろ五十四年度の道路年鑑では、長野県下を走る一般国道の改良率は全国四十三位、こういう状況でございました。しかし、おかげさまでここ二、三年来、伸び悩む道路予算の配分について、特に……
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