このページでは小沢和秋衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小沢和秋衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○小沢(和)委員 私は、定年制問題など幾つかの点でお尋ねをしたいと思います。 まず定年制の問題でありますけれども、第四次雇用対策基本計画などでも、労働力の急速な高齢化が見通されるということで、これに対応して六十年までに六十歳定年を一般化したいということが方針として言われているわけです。私はこれは当然のことだと思うのです。 こういうような六十歳定年制を広げていく上で私は、鉄鋼が、この前の十月八日に定年延長の具体的な提案をどういう内容で行うかということを大変注目しておったわけでありますけれども、ずばり言って、これまでやられてきた定年延長に比べると、ずいぶん内容の面で後退しているんじゃないかとい……
○小沢(和)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案に対する修正案につき、その趣旨を御説明いたします。 お手元に配布いたしてありますように、本修正案は第一にスライド制の内容を抜本的に改善せんとするものであります。 政府案は、保険給付等のスライドの発動要件であります賃金水準の変動幅を現行の一〇%から六%に圧縮しました。この改正は、わが党や多くの労働組合が一貫して要求してきたものであり、従来より一歩前進と言うことができます。しかし今日、低成長下での賃金引き上げは、政府、大企業の賃金抑制政策と、これに迎合する労働運動の右翼的潮流が強ま……
○小沢(和)委員 私は厚生省関係の質問は初めてですので、ひとつ簡潔に、そしてまた的確にお願いをしたいと思うのです。 まず、今度の健康保険法等の改正についての基本的な考え方をお尋ねしたいと思うのです。政府は、もう三年前から、この法案を提出しているわけですが、先ほどから、いろいろ議論されておりますとおり、この三年間に法案を取り巻く状況というのは非常に変わってきているんじゃないかと思うのです。ところが三年前と全く同じ法案が出されてきておる。私はいまでも、本当に厚生省がいろいろな状況を検討した上で、これ以外にないという確信を持って出されておるのかどうかという辺を大変疑問に思うわけです。その点について……
○小沢(和)委員 最初に、総理府の方にちょっと、お尋ねをしておきたいと思うのです。 御存じのとおり来年が国際障害者年であるわけです。そして政府も、これを記念する事業を来年はいろいろと展開するというふうに聞いているわけです。しかし、私がまず問題にしたいと思いますのは、この一年間、記念事業を行うという考え方で、国際的にこの障害者年に取り組む、わが国としての責任を果たすことができるのかどうかということです。国連は御存じのように国際障害者年の行動計画という中で各国がとるべき措置として、一九九一年までの十年間の長期計画を策定することを要求しているわけです。ところが私どもが、いままで記念事業ということで……
○小沢(和)委員 この機会に、通産大臣に何点かお伺いをしたいと思うのですが、まず第一に、国内炭の増産問題についてお尋ねをしたいと思います。 いわゆる石灰の見直しということがいま盛んに言われておるわけですけれども、その中身を見ておりますと、海外から石油にかわって燃料炭を大量に入れようというような範囲のものになっております。私は、エネルギーの面での安全保障ということを考えてみても、日本の国内でのエネルギー基盤の自主性というものを少しでも増大させることが非常に重要だと思うのです。そういう立場から、きょうの通産大臣のあいさつを伺っておっても、国内炭の生産を長期的に維持するように努めるというお話で、こ……
○小沢(和)委員 初めに、この前の委員会のときに私は一つ部長に宿題を出しておるのですよ。小竹団地の問題について引き続いて積極的に努力を行ってもらいたい、あれから二週間たつのですが、私は、とにかくあなたの任期中に片づけるという意味では大いにテンポを上げて取り組んでくれというふうに言っているのですが、具体的にこの問題についてすでに手をつけられておるかどうか、お尋ねしておきます。
【次の発言】 では、その問題は引き続いて見守っていくということにいたしたいと思います。
きょう私がお尋ねをしたいと思うのは、筑豊にたくさん残っております炭鉱住宅、これがもうつぶれかけて大変な状態を私しょっちゅう見て胸を痛……
○小沢(和)委員 私も、この機会に大臣に答申とそれに関連する若干の問題をお尋ねしたいと思うのです。 先ほど、これまでの産炭地振興政策がどういう成果をおさめたかということについて議論をされまして、政府側も十分成果が上がったとは言えないという認識だということがわかりましたけれども、しかし私は、筑豊を選挙区に持っておる者として、いつも見ておって感ずるのは、これまでの政府の施策というのは失敗に終わっておるのではないかということなんです。たとえば鉱工業を急速に発展させると言いますけれども、一番肝心の男子雇用型と言われるような中核的な企業というのはとうとう今日に至るまで全く立地することがない。筑豊の失業……
○小沢(和)委員 先ほど来参考人から、今回の答申の趣旨というのは十年間の単純延長、そしてこれが最後だ、こういうような立場からいろいろ御意見を伺ったわけでありますけれども、私がまずお尋ねしたいと思いますのは、これまでの振興策の弱点というのはどういうところにあったのかということです。 先ほども同じ趣旨の質問があったように思いますけれども、端的に言って一番足りなかったのは国の努力ではないか。たとえば、工場を立地させることによってあの地域の浮揚を図るということが、これまでの主な目標とされておったわけであります。確かに、地元などの努力によって地場の中小企業があの周辺から流入をした。それによって女子雇用……
○小沢(和)委員 では、まず答申の問題を中心にしてお尋ねをしたいと思うのです。 私、きのう地元の市長や町長さんなどに今度の国会の模様の報告を兼ねて何人かお会いをしたわけですが、その中で言われておることは、答申で、とにかく十年間この産振法が継続するということについてはほっとした、しかし、単純延長ということでは、結局またずるずるいって、十年たってみたけれども今度こそ打ち切りということがはっきりしているだけで、いままでよりもそう大きな違いが出てこないんじゃないだろうか、こういう不安の声が共通して聞かれたわけであります。 このことを一言お伝えした上でまずお尋ねしたいと思いますのは、今度の場合産炭地……
○小沢(和)委員 私は、日本共産党を代表して、臨時行政調査会設置法案に対し、反対の討論を行います。 私どもは、清潔、公正、効率的で民主的な国民本位の行政改革を強く求めるものであります。財政危機打開の課題はもとより、ロッキードからKDD、鉄建公団に至る一連の汚職、不正事件が示した綱紀粛正の必要も、決して過去のものとはなっていないのであります。 ところが、いま設置されようとしている第二次臨時行政調査会は、国民の望む民主的行政改革を助けるものではなくて、結局、財界本位、軍事優先の反動的な行政再編に通じるものと言わざるを得ません。 たとえば臨調設置法案は、その目的を「適正かつ合理的な行政の実現に……
○小沢(和)委員 まず第一に、新日鉄の労働災害の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。 大臣は先日の所信表明で、労働災害は本来あってはならないもの、決して起こしてはならないものというふうに述べられました。私もこれには全く同感でありますけれども、現実には重大災害が後を絶っておりません。私の出身の職場であります新日鉄八幡でも、去る二月の二十二日に戸畑のコークス工場の伊賀崎正さんという方がチェーンコンベヤーに巻き込まれて全身がばらばらの状態で即死をするというような大変痛ましい事故が発生をしたわけでございます。ところが、事故の翌日会社は、構内放送で病院に送る途中に死亡したというようにこの事故につい……
○小沢(和)委員 今回の法案は、もともと給付金や助成金などの制度というのは非常に複雑で百種類以上もある、そのためになかなか活用もできない、そういうようなものをすっきり整理をしてもらいたいということ、私たちの方も要求をしておりましたし、それが実現をした、またこの機会に若干の改善も見ておるという点では、その限りでは私たちも評価するにやぶさかではないつもりであります。 しかし、これで中高年あるいは障害者などの就職が進むかどうかという点については、私どもは大変疑問に感じているわけです。その点で具体的にまず一つの例として中高年齢者雇用開発給付金の問題でお尋ねをしたいと思うのです。 この給付金は、三年……
○小沢(和)委員 まず春闘の問題でお伺いをしたいと思うのです。 総理府の方お見えになっておりますか。――まず総理府の方にお尋ねをしたいと思うのですが、よく実質賃金が去年に比べて一%ほど下がったというようなことが言われるわけですけれども、私は、これは物価との関係でだけそういうことが言われているのであって、家計に立ち入って考えてみるならば、もっと大きく下がっているのじゃないかと思うのです。 総理府が家計調査をやっておりますけれども、これを私が一九七四年の分と八〇年の分と、家計の支出構成がどう変わっているかという点をちょっと調べてみましたところが、この期間に、いわゆる税金とか社会保険料などという……
○小沢(和)委員 今回の法律の改正は、範囲を若干広げ、また金額も引き上げるということで、全体として改善だと思うのです。年ごとにこういうふうに改善がなされていることは大変結構だと思うのですが、全体として、現在までどういうような対象に対してどれだけの援助がなされているということについて周知させるという点で、もっと努力をしていただく必要があるんじゃないかということを私は感じております。この点いかがですか。
【次の発言】 私どもの周りでも、そういうことになっているということを知らずに受給していなかったり、あるいはそういう制度があるということを知っておっても、いまとなってはその証明がむずかしいということ……
○小沢(和)委員 私は日本共産党を代表して、わが党が提出いたしました国民年金法等の一部を改正する法律案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。 わが国の年金制度は、昭和三十六年国民年金制度の発足により国民皆年金の姿をとることになりました。この制度は、従来、個人の力や家族の共同意識によって支えられていた老後等の私的扶養を、社会的連帯の思想に基づく公的な扶養に切りかえるという高い理想を掲げて発足したものであります。 自来二十年を経過した今日、平均寿命の大幅な伸びと出生率の減少という事態の中で人口の高齢化は急速に進み、一方、昭和五十年以来の長期にわたる深刻な不況のもとで、この理想の……
○小沢(和)委員 今回の法律の改正は、廃棄物の処理施設をさらに今後五カ年間計画的に進めていこうということでありますから、私たちとしては、全体としては結構な趣旨だと思うのです。 まず最初にお尋ねしたいと思いますのは、この五カ年計画は単なる努力目標であってはならないと思うのです、これは閣議で決定もしているものでありますから。ところが、過去の予算の伸びに比べますと、五十六年度の予算は、屎尿でもあるいはごみでも、わずかに一%程度しか伸びがない。ところが、過去の第四次の時期を見てみますと、四年間、私の手元には五年分がなくて四年分で見てみたら、一八七%伸びているのですね。だからそれから見ても、こういうふ……
○小沢(和)委員 まず一番最初に六党案の問題について森井議員にお尋ねをしたいと思います。
私自身もこれには賛成者として名を連ねておりますし、ぜひこの法案が成立することを願っておるわけでありますけれども、特にお尋ねをしたいと思いますのは、政府の今回の法改正ではどうしても不十分だというのはどういう点なのか、どうしてもこの点を法律としてつくらなくちゃならないというポイントはどういうところにあるのか、またなぜいま援護法をどうしても急いで制定しなければならないのかというような点について、ひとつ説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 どうもありがとうございました。結構です。
そこで今度は大臣にお……
○小沢(和)委員 私は昨年から何回かにわたって、特に大企業の中での労働条件の改善の問題について質問をいたしてまいりました。この点については若干改善をされた点も確かに出てまいりましたのですが、全体としてまだ非常に不十分であるし、また何よりもこの問題についての対処のテンポが遅いということを私痛感するわけであります。そこで、いままで私が取り上げてきた問題で、この機会に改めて二、三点お尋ねをしておきたいと思うのです。 まず第一は、私が昨年取り上げました新日鉄の三交代職場での休憩時間の一斉付与の問題であります。これについては、いまも申し上げたように若干の改善が行われて、食事交代をしておったところで一斉……
○小沢(和)委員 まず桜井先生にお伺いをしたいと思うのです。 先ほどからのお話の中で、先生の癌研にもこの丸山ワクチンについて、臨床比較検査ですか、これの依頼が来たけれども、自分の方としては前提になるようなデータなどもそろっていないので断ったというようなお話だったように思うのです。また、別の方には、興味を持たないとそういうようなものについては受けないこともあるというようなお話もあったわけですけれども、私は別の角度から考えると、これだけ社会的にも大問題になっておるような丸山ワクチンについて、本当に効くものか効かないものかというようなことについて、先生が所属しておられる癌研のような権威のあるところ……
○小沢(和)委員 私は、国鉄ローカル線の問題を中心にしてきょうはお尋ねをしたいと思います。 御存じのとおり三月三日にローカル線の廃止の政令が出されたわけであります。もともと、私たち共産党としては、国鉄財政再建特別措置法の考え方自体に賛成できなかったわけであります。全体で一兆円も赤字が出る中で、ローカル線全部を切ってみたところでその一割にも満たない、そういうようなところをいじってみたところで、国鉄の真の再建の道が開けるということにはならない。ところが、国鉄全体にとってはそういうふうに大勢に影響がないのですが、筑豊産炭地にとっては、このローカル線を奪われるということはもう致命的な結果を引き起こす……
○小沢(和)委員 初めに小林参考人にお尋ねをしたいと思います。 今度の産炭地域振興臨時措置法の延長の一番の特徴だと思いますのは、ブロック計画を県が中心になって立てていくという点にあるのじゃないかと思うのです。だから問題は、どういうような構想を立てるかということが非常に重要になると思うのです。いままでもいろいろ構想というのはあったわけですけれども、これの焼き直しじゃいけないと思いますし、先ほど参考人も言われましたように、福岡とか北九州を起爆剤にして、ここからいわばベルトをかけていくというようなことは、私は大変いい発想じゃないかと思うのです。 私が考えてみましても、特に福岡など、最近は非常に急……
○小沢(和)委員 まず最初に、石炭部長に一言お尋ねしたいのですが、先ほど産炭地振興臨時措置法のこの二十年間の実績ということを尋ねられて、計数的にははっきり押さえていないけれども、七、八〇%くらい達成したというふうに言われたように思うのです。私は、自分自身が産炭地の一角におる者として、とうていそういうような感じを持つことはできないわけですね。どこら辺を指してそういうふうに言われたのか、まずお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それは、当局としては一番それが都合のいい数字かもしれませんけれども、実際に失業の状態とか、あるいはまた財政力指数で見てみても、あるいはまた筑豊の暗いイメージの代表だと言わ……
○小沢(和)委員 時間も余りありませんので、ごく簡単にお尋ねをしたいと思うのです。 まず、矢田参考人にお尋ねをしたいと思うのですが、先ほどから国内炭の位置づけということが非常に問題になっております。私は、先ほど矢田さんも言われたかと思いますけれども、食糧やエネルギーは、国のいわば経済的な独立にかかわる非常に重要な問題だというふうに考えているわけです。特にエネルギーでは、日本の場合、石炭よりも石油の方がべんと安いというので石炭をつぶした。ところが、ああいうエネルギー危機ということで非常な打撃を受けた。そして今度は、海外炭の方が安いということで海外炭の方に大きく目が向いているわけですけれども、ア……
○小沢(和)委員 まず最初に大垣参考人にお尋ねをしたいと思うのです。 資源エネルギー問題についての基本的な考え方にかかわる問題だろうと思うのですけれども、私は、石油危機以来、自国の資源に対する主権を確立するという主張が非常に強烈になってまいりまして、もう先進国が資源あるいはエネルギーを安く幾らでも大量に持っていくというようなことはできないような状況になってきているのじゃないかと思うのです。こういう立場から、私は、わが国に十億トンもある国内炭を最大限に掘って活用していくということが大事じゃなかろうか、七次答申では二千万トンを現状そのまま据え置くということじゃなくて、増産の可能性を最大限に考えて……
○小沢(和)委員 先日からこの石炭特別委員会に二回参考人の方々に来ていただきまして、私も勉強させていただいたわけです。その意見を伺った中で私なりに感じたような点も出しながら、まず質問をしてみたいと思うのです。 私は、特に石炭鉱業審議会の中でも第七次答申のいわばまとめの中心になられる向坂参考人の意見に関心を持っておったわけでありますけれども、一方では、国内炭いわゆる石炭産業の立て直しの好機だというようなことも言われているけれども、しかし、全体としてみると、必ずしも楽観的な見通しを持っておられない。私企業として今後もやっていくとすれば、それぞれの企業間の格差というのは非常に大きくて、安定補給金な……
○小沢(和)委員 初めに、大臣に対して基本的な点を一言お尋ねをしておきたいと思います。 いまから約二十年前に、いわゆる炭鉱の閉山や首切りがあらしのように吹き荒れたときに、エネルギー革命ということを盛んに言われたわけでありますけれども、そういうものはない、要するにアメリカの言いなりになるエネルギー政策のために、国内の石炭産業がこういう破滅させられるような状態になっているんだということを私たちの党は当時から一貫して指摘をして、国内の石炭産業を守るべきだということを強く言ってきたわけであります。 今日振り返ってみても、わが党のその主張は正しかったということが証明されたのではないかと思っております……
○小沢(和)委員 きょうまでの本委員会での審議を私はつぶさに聞いてまいりまして、わが党が最初から指摘してきたとおり、政府の行革の方針というものは、福祉、教育を切り捨て、その一方では軍事費や大企業向けの補助金などはふやすというにせ行革であることがますますはっきりしてきたと思います。政府は、行革法案の中身や本質が国民にわからぬよう、その易しのぎの答弁や、国民に大した負担にならないかのような答弁に終始しております。 そこで、まず、厚生大臣に児童手当制度についてお聞きしたいと思います。 政府は、児童手当については制度の根幹は残すという答弁をしておりますけれども、これに間違いありませんか。
○小沢(和)委員 初めに村田参考人にお尋ねをいたしたいと思うのです。 今度の法律は、予防からリハビリまで一貫した老人の健康管理ということが言われているわけですけれども、私は実際にはこれは財政対策ということに終始をしておるのではないかという印象を強く持っておるわけです。つまり、老人医療費をできるだけ削ろう、あるいは政府の負担をできるだけ免れたい、こういう発想が貫かれているのではないかという気がしてならぬわけであります。 そういう立場からまず一つお尋ねしたいのは、いまもちょっと問題になりましたが、老人医療費の無料という現在の大原則を有料に転換するということについてであります。私は、これは金額の……
○小沢(和)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました老人保健法案に対して反対の討論を行います。 御承知のように、現行の老人医療費無料化制度は、一九七〇年代に全国のお年寄りや住民の強い要求と運動によって、革新自治体を中心に燎原の火のように広がり、七三年一月、ようやく国の制度として実施されました。 この医療費無料化制度の発足は、健康に不安を持つ全国のお年滞りに大きな再びと安堵をもって迎えられたのであります。 それを制度発足後わずか八年で、軍事費や大企業優遇の補助金などをふやすために、国家財政の赤字と再建を口実に、臨調答申に沿って本制度の改悪を行うことは断じて許すことができま……
○小沢(和)委員 私は、今回のこの大災害の犠牲者の方々に対して、心から弔意とお見舞いの意をまず表しておきたいと思うのです。 私自身、今回のこの大災害の報に接しまして、もう非常に残念な思いを感じました。なぜかというと、私は去る八月七日、ちょうどこの石特委の前回の審議のときにこの北炭夕張新鉱の問題を取り上げまして、それまでも再三にわたって死亡事故が起こっている、また災害の発生率も異常に高いというので、私自身が調査した結果に基づいて、非常に危険だ、このままではまた大災害が起こるということを、そのとき強く警告をしておったわけであります。それが、残念ながら現実になってしまったからであります。 私は、……
○小沢(和)委員 大臣は先週の国会討論会で「ブザーが鳴ったらその人が飛び出していいし、そういうことを訴えていいシステムになっている」と発言されました。これはテープを正確に記録したものであります。また、先刻神谷局長は「緊急時の退避を妨げるものでない」と発言もしております。 実は北炭の労働者が一番要求していたのが、いざというときに作業をやめ、避難することの保障だったわけであります。今度の事故で亡くなったわが党の田口市会議員らが七月に東京まで参りまして、通産省に保安の問題についての要請書を出しておりますけれども、そのトップがこれだったわけであります。おくればせにこういうような発言が出てきたというこ……
○小沢(和)委員 まず最初に大臣に一言お尋ねしたいと思うのですが、いま北炭の再建ということが非常に大きな問題になっておりますが、私たちも、もともと国内の石炭資源というのは大切にしなければならないという立場に立っておりますから、当然民主的な再建をしなければならないというふうに考えておりますけれども、この再建、再建という声がかかるにつれて原因あるいは責任を徹底的に究明するということの影が少し薄くなってきているのじゃなかろうかと、私大変心配をしておるわけであります。これは私は、再建の前提としてどうしても徹底的に究明しなければならない問題だというふうに考えますが、大臣はいかがでしょうか。
○小沢(和)委員 きょうは、私が日ごろ考えておりましてもなかなか質問のチャンスのないような問題を中心にして、幾つかお尋ねをしたいと思うのです。
まず第一が、生活保護を受けておられる人たちの医療を受ける手続の問題であります。このことについては、いままでも何回か当委員会でも問題になったと聞いております。いまでも原則として、病気になったときに一回ごとに福祉事務所に足を運んで、医療券の発行を受けてからでなければ医者にかかれないことになっているというふうに聞いておりますけれども、このとおりでしょうか。
【次の発言】 聞いたことにずばり答えていただきたいんですよ。いまあなたは、一件ごとに申請をして、その……
○小沢(和)委員 最初にまず大臣にお尋ねをしたいと思うのです。 本法案は、国民年金等について、昭和五十六年度の消費者物価上昇率が五%を超えておりませんけれども年金額の物価スライドを行おうとするものでありますから、このこと自体私たちは当然の措置として賛成したいと思います。問題は、先ほどからも議論されておりますけれども、この当然のことが特例措置として行われるという仕組みにあると思うのです。これを恒久的な原則とすべきだということも社会保障制度審議会の答申などでも出されてもおります。先ほど年金局長が答弁の中で、次期の大改正の中ではこれは考えなければならぬことだというふうに言われたと思うのですが、厚生……
○小沢(和)委員 まず最初に、野党共同提案の代表提案者であります森井議員にお尋ねをしたいと思います。 被爆者の長年にわたる運動を背景にして、去る四月の八日に野党が共同して原子爆弾被爆者等援護法案を提出したわけであります。これまでも繰り返しすべての野党が共同してこの法案を提出しているにもかかわらず、政府がこれを受け入れようとしないことを私は大変残念に思っているわけであります。 そこでまずお尋ねをしたいと思いますのは、現行二法とこの法案が基本的にどこが違うのか、どうしてもこの法案を成立させなければ被爆者が本当の意味では救われないというのはどういう点なのか、御説明を願いたいと思います。
○小沢(和)委員 まず、向坂参考人にお尋ねをしたいと思うのです。 夕張でああいうような事故が起こったことについては、私は石鉱審も第三者ではないのではないかというふうに考えているわけです。御存じのとおり、再建案についてずっと経理小委員会など開いてタッチをされてきた経過があるわけです。そこで、これが最後の援助であるとか、あるいはまた九月の段階では、計画どおりいってないというようなことで大変きついおしかりを受けた、こういうようなことが北部への展開を急がせるというようなことにもなりましたし、私は、そういう意味では石鉱審としても、この夕張の災害については、こういうような手法で夕張の再建を進めてきたとい……
○小沢(和)委員 きょうは、時間もありませんので、北炭夕張問題についてお尋ねをしたいと思います。答弁の方もひとつ簡潔にお願いをしたいと思うのです。 私は、北炭の再建のためにも遺体の収容と原因の究明が何よりも緊急の問題だと思うのでありますけれども、遺体の収容については、いまだに四十三体も残って非常におくれている。このことについては、先ほども現状、見通しなどについて報告がありましたからあえて質問はしませんけれども、ぜひ全力を挙げて、急いでこのことに当たっていただきたい。 そこで、まず質問の第一は、弔慰金についてお尋ねをしたいと思うのです。せめて弔慰金ぐらいはすぐ支払うというのが誠意のあらわれで……
○小沢(和)委員 亀井参考人にお尋ねをしたいと思います。 十九日の日に産炭地域振興審議会から答申も出されまして、いよいよ産炭地域振興の最後の十年だということで、この計画がスタートすることになったわけであります。しかし、私は、いまのままでいくと、せっかくりっぱな絵をかいているけれども、先ほどから絵にかいたもちという言葉が何回か出ましたけれども、これがそうなってしま、いやせぬかという危惧の念を感ずるわけであります。それは一番端的には財源問題だと思うのです。先ほど知事は、県としても独自に市町村に対して措置をするような努力をしているというふうに言われました。国もまた特定事業促進調整額というような制度……
○小沢(和)委員 きょうは特に緊就、開就の問題を中心にしてお尋ねをいたしたいと思います。 炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案が審議されているわけでありますけれども、この法案自体は、有効期間を五年延長するというものでありまして、これは当然のこととして私たちも賛成いたしたいと考えております。 しかし、一方でこうやって炭鉱離職者への各種の援護措置を延長するということを提案をしながら、他方ではその離職者が就労している緊就や開就などを打ち切っていこうというような措置をとろうとしているのは、私は大変納得がいかないわけであります。 そこで、まず通産当局に二、三の点をお尋ねをいたしたいと思うので……
○小沢(和)委員 初めに、総論でありますから大臣にお伺いをいたしたいと思うのです。
いまも話が出たことですけれども、この法律は十年の延長ということになっております。この十年を最後の十年とするべく全力を挙げるという決意を表明していただいているわけですが、この十年間で間違いなく収束できるという大臣の決意の根拠になっているものは何かということをもう一遍お尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 私は、やはり財源の問題というのがきわめて重要ではないかと思うのです。今度の五十七年度の予算を見ますと、全体として財政事情が苦しい中ではそれなりに努力をしていただいている数字だというふうに私考えますけれども……
○小沢(和)委員 加藤先生にまずお尋ねをしたいと思います。 一つは、金銭賠償済みの物件の問題であります。先ほどからのお話では、これは解決済みだ、これにもし手を触れるならば法的安定性を害することになるから、個々に司法的な救済ということで考える以外にないというようなお話だったように思うのです。しかし、実際にそういう地域に住んでおります者としてそのお話を伺うと、先生の認識が実態と相当にずれがあるんじゃないだろうかということを、失礼ですが感ずるのです。先ほども佐賀県の知事もおっしゃったかと思いますけれども、この金銭賠償というのは涙金程度のものがほとんどで、どうかしたら暴力団みたいなのが絡んだりして、……
○小沢(和)委員 きょうは、前回基本的な点は質問しておりますので、補足的な質問を二、三いたしたいと思います。 今回の答申は、鉱害紛争が今後増加することを予想して、その処理のため裁定や和解の仲介などをさらに積極的に活用することを提言しております。これは、このこと自体結構だと思っておるのですが、問題は、これは有資力の話であって、現在大多数を占めている無資力鉱害については、そもそも紛争という扱いにもならないという問題があるわけであります。つまり相手になる加害者がもういないということで、鉱害認定などは国の処分ということになりまして、それに不満があれば行政不服審査法による異議申し立てをする、こういう仕……
○小沢(和)委員 まず大臣にお伺いしたいと思うのですが、難航していた管財人がようやく決まったわけであります。しかし各紙とも、これで再建の見通しが立ったのではない、これから別会社による再建、現会社の清算という方向で再建の道を探るが、閉山という最悪の事態もあり得るというような報道をしておるわけであります。大臣は現在の状況をどう認識なさっておられましょう。
【次の発言】 大臣のその決意はわかりました。
ところで、この再建にとって重荷になっているのが労務債だということがしばしば指摘をされておるわけであります。この労務債の額についてはいろいろな報道があるのですね。百十億というのもあれば百四十億、百七十……
○小沢(和)委員 まず、伊木先生にお尋ねをしたいと思います。 調査の取りまとめ、御苦労さまでございました。私どもも、この九十三名の犠牲者を出した根本的な原因を明らかにして、その対策を立てる上でぜひりっぱな報告を出していただきたいというふうに期待をしておったわけでありますけれども、報告を見ますと、ガスがどうして発生したかとか、あるいは火災がなぜ起こったかとか、非常に直接的なところにだけしぼり込まれた調査になっておるという点で、私どもとしては調査のやり方に疑問を感ずるわけです。もっと広く、経営者の出炭第一主義なり、あるいはそれのしりをたたいた政府の責任なりまで含めて総合的に明らかにしなければ、本……
○小沢(和)委員 当面緊急な問題にしぼって、きょうはお尋ねをしたいと思います。 昨年私たちは、あの大災害が起こってから、安全な職場を確立しながら首切りなしでこの山が再建をされるようにということを願って私たちなりに努力をしてきたわけでありますけれども、現状は、先ほどからお話があっておりますように二十一日にも閉山の提案があるのではないかというような事態に立ち至っております。私はこうなったことを大変残念に思っておるわけですけれども、こういうような労務債を山ほど抱えて、貯金の支払いについてのめどもほとんどない、そしていままでの退職金もほとんど未払いのままで終わってしまうということになりかねないひどい……
○小沢(和)委員 私たち共産党は、この夕張新鉱の問題については一人の首切りも出さずに再建をということを基本にして今日まで努力をしてまいったわけであります。今回閉山の提案が出されてきたことは、そういう立場から大変残念に思いますし、強く撤回を求めたいと考えております。 まず大澤参考人にお尋ねをしたいと思うのですが、私たちは、閉山を避けるためには北炭グループが労務債の支払いに必要な協力をする、これが最低の条件だというふうに大澤さんが考えていると、これまで理解をしておったわけです。ところが、先ほどからのお話を伺っておると、どうもそれだけではなしに、本格的な再建の操業ができるまでの不足資金も北炭グルー……
○小沢(和)委員 初めに、まず大臣にお尋ねをしたいと思うのです。 五年前にこの特別措置法ができますときに、いま総理大臣になっておられる鈴木当時の農林大臣などは、五年間で基本的に終息させる、その自信も持っておるということを答弁をしておられるわけであります。ところが、この五年間に、先ほどからしばしば問題になっておりますように、被害は逆にどんどん拡大をしていっておる。被害面積で見ましても、昭和五十一年が四十一万八千ヘクタール、これが五十五年には六十六万七千ヘクタールへと一・五倍になっておりますし、材積という点で見るならば、同じ期間に八十万立米から二百十万立米へと二・五倍になっておるわけであります。……
○小沢(和)委員 本日は、大臣の所信表明に関連して、賃上げ、減税問題、それから雇用失業問題、労働行政の姿勢、この三つの問題についてお尋ねをしたいと思います。 初めに、まず大臣にお尋ねをしたいと思います。 大臣が所信表明の中で「適切な経済運営により景気の着実な回復を図る」というふうに述べておられるわけですけれども、そうなりますと、政府が昭和五十八年度経済成長率を三・四%と設定し、そのために国民の消費支出の伸び三・九%がどうしても必要だということになっておる、この三・九%を達成するために、国民の圧倒的な部分を占める労働者の賃金をどうしても引き上げなければ、この経済成長率三・四%を確保することは……
○小沢(和)委員 まず、最初に大臣にお尋ねしたいと思うのですが、今回、従来の特定不況業種離職者臨時措置法と特定不況地域離職者臨時措置法が整備統合されて、特定不況業種・特定不況地域関係労働者の雇用の安定に関する特別措置法となったわけであります。この法案は従来の二法とどこが違うか。言うならば、国の産業合理化政策が発動されている業種に限定せず、雇用量の変動に着目して特別の雇用対策をとるようにしたということ、現行法での離職者に対する特別の措置を継続するとともに、離職前訓練や雇用を促進するための助成措置など、わずかではありますが、新たな特別措置を行おうとするものだと思います。そういう点では現行二法の若干……
○小沢(和)委員 私は、ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、日本共産党を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 政府が今国会に提出した同法改正案は、平病死に係る遺族年金及び遺族給与金の引き上げだけにとどまり、これまで毎年行ってきた障害年金等の引き上げを行っておりません。 物価が上昇しているにもかかわらず、国家公務員給与を凍結し、これを理由として年金等のスライドを停止した今回の措置は、同法による年金受給者の切実な願いを踏みにじるばかりか、権利として定着し、事実上制度化しているスライド制を崩すものであり、わが党はこれを認めるこ……
○小沢(和)委員 まず大臣に、夕張新鉱の再建問題でお尋ねをしたいと思います。
大臣は先ほどの答弁の中で今後の見通しについて大変厳しいということを言われたのですが、どういう点が厳しいのかということについてもう少し認識の中身をお示し願いたいのです。そして、それにもかかわらず大臣としては、今後も再建をするという立場で最大限の努力をなさるというふうに私たちは理解しているのですが、そういうふうにいまの姿勢を理解してよろしいかどうかもあわせてお尋ねしておきます。
【次の発言】 この関係で大臣にもう一つお尋ねしたいと思うのですが、先ほど労働省の答弁で、千人からの人が山の再建を期待してこの冬を雇用保険だけで……
○小沢(和)委員 最初に有吉参考人にお尋ねをしたいと思います。 いわゆる大沢提案が出されましたときに、現地の人たちは閉山をするということに大きなショックを受けながらも、これで一たん区切りをつけてやがて何とか再建をできるならばということで希望も持ったと思うのです。ところが今回、その大沢提案をさらに細かく石炭協会の方で検討し直してみたらということで、八百八十億の赤字が出るからとうていやれないというような結果になると、これは結果論だと言われるかもしれないけれども、現地の人たちにしてみれば、大沢提案に非常に希望をつないで、それならしようがない、一たん閉山を認めたということは、もういまになれば本当にペ……
○小沢(和)委員 まず横路参考人にお尋ねをしたいと思うのです。 そもそも今度、北海道の方からこういうような案が持ち出されてくるきっかけになったのは、山中通産大臣が何とかしてこの山を残したい、そのためには新鉱開発資金なども含めて思い切った手だてが打てるようにしなければいかぬし、そのためには新しい経営主体をつくり上げなければいかぬのだ、そこから道にも一枚かんでもらいたいという要請をしたのがきっかけだと思うのです。だから、そういう意味では、道の方としてはこういう一枚かむという意思表示をしたわけですし、大臣の方からかつて要請を受けたことに対しては十分満足のいく回答を出したということになるのじゃなかろ……
○小沢(和)委員 まず最初に、大臣に端的にお尋ねしますけれども、この法案は、現在の財政の破局的な状態の中で一般会計をやりくりするために国民年金特別会計への国庫負担の繰り入れを当面一部削る、そういうことでやりくりをしようという法案だというふうに理解をしておりますけれども、それでいいでしょうか。
【次の発言】 確かに、平準化という角度から見ればそういうことは言えないことはないと思うのですが、財政的に余裕があるときだったら、そういう大きな国家財政の中で局部的にでこぼこがかなり激しく起こってもこれを吸収していくことはできるわけですね。それができないからこういうふうなやりくりをするということで、これはや……
○小沢(和)委員 私は二つ質問があるのですが、まず第一に、白島と上五島の洋上石油備蓄基地の問題でお伺いしたいと思います。 いま政府は、国家的プロジェクトとして石油備蓄基地の建設を進めているわけでありますが、本日取り上げるこの二つの基地は、その国家的プロジェクトの一部であります。世界で初めての洋上備蓄方式で、それぞれ五、六百万キロリットルを貯蔵する巨大なものでありまして、二つの工事費を合計すると約四千億円にも達するわけであります。 そこで、まず大臣にお尋ねしたいと思うのですが、着工の見通しであります。昨年十二月の国会では、白島の着工は一応春ごろをめどというふうに言われているのですが、現時点で……
○小沢(和)委員 私も今日のような事態を迎えて大変残念でならないわけであります。残念と言うよりも腹が立ってならないと言った方がいいような気持ちでおります。 私自身のこの北炭夕張とのかかわり合いを振り返ってみても、あの大災害が起こる二カ月ほど前に、たまたま現地の労働者の皆さんから北炭夕張が非常にひどい状態になっているからぜひ見てほしいと言われて坑内にまで下がって、その結果に基づいて、ここでこのままだったら大災害必至だぞということを私は警告をしたわけであります。あのときに私自身がいろいろ言ったことが早速にも取り上げられておったならば、まずああいう大災害そのものが起こらなかったのではなかろうかとい……
○小沢(和)委員 まず、北炭夕張新鉱の人たちの再就職の問題でお尋ねをしたいと思います。 先ほどからのお話を伺っていると、一般、それから炭鉱関係、こういうような就職の口をかなり確保している、また職業訓練の枠も確保している。だから、何かそれだけの話を伺うと、ぜいたく言わなければ何とかなるというふうな感じに聞こえるのですけれども、果たして現実がそうなのか。私の筑豊などでのかつての経験などを見ましても、高齢者などは、幾ら自分自身で労働条件が悪いところでもいいからとにかく働きたいと思っても求人がなかったんですね。ああいういわゆる高度成長の時代でもですよ。だから私は、いまでも高齢者、特にいろいろな事情で……
○小沢(和)委員 久しぶりに古巣の社労でやらしていただきます。よろしくお願いします。 初めに、時間もありませんから、春闘の問題で二、三簡単にお尋ねをしたいと思います。 ここ数年まともな賃上げがほとんど行われてこなかったために、労働者の生活が急速に苦しくなっていることについては、先ほどからいろいろな角度で指摘をされました。特に税金あるいは社会保障費などがふえてきておりますために、経済企画庁が出しております国民生活白書などを見ましても、昭和五十年から五十七年までのこの期間に、実質任意可処分所得がわずか八百円、毎年百円玉が一個ずつしかふえておらない、こういうような深刻な状態も明らかにされておるわ……
○小沢(和)委員 政府関係者の皆さん、大変お疲れさまだと思いますけれども、私は最後のバッターでありますので、ひとつ要領よく、元気を出して答弁をお願いしたいと思います。 まず初めに、雇用保険法提案の背景として、雇用失業情勢の構造的な変化ということが言われております。このことについて一言お尋ねをしたいと思うのです。 これは大臣にお尋ねしたいと思うのですが、失業者はここ数年急速にふえ続けて、三月の総理府労働力調査によりますと、完全失業者が百七十八万人、対前年同月比六万人増、完全失業率三・一%に達しているわけであります。我が国の失業情勢は、この数字を見ましても極めて深刻だと思うのです。特に五十八年……
○小沢(和)委員 私は、関連質問でありますので、日雇労働者健康保険の問題に絞ってお尋ねをしたいと思うのです。 今回の改正で、日雇健康保険の赤字対策として、政府管掌の健康保険にこれを吸収するということになりました。これは私はやむを得ない措置だと思うのでありますけれども、考えてみれば、もともと日雇い労働者は収入が低いし、また中高年齢者が多い、もともとこういうような人たちだけの集団では、幾ら努力をしても収支が相償うような保険の運営ということはできなかったのじゃないだろうかと思うのです。こういう人たちだけの保険をつくってここまで赤字を大きくしてしまったということについては、私は政府にも大きな責任があ……
○小沢(和)委員 初めに、大臣にお尋ねをしたいと思うんです。 今回の年金制度改革の目的は、本格的な高齢化社会の到来に備え、公的年金制度を長期にわたり、健全かつ安定的に運営していくための基盤を確保することにあるというふうにされております。しかし、そのために具体的にどういうことをやられるのかということを見てみますと、結局のところ、国民年金もあるいは厚生年金もともに物すごい保険料の引き上げであり、あるいは給付水準の切り下げということになっておるわけですね。これは健康保険や雇用保険などの改悪とあわせて、国民には到底耐えがたい生活への直撃ということになるのではないかと思うんです。 私は、その中でも一……
○小沢(和)委員 きょうは、私は、来年度予算編成の中で今大問題になっております、地方自治体への高率補助一割カットの問題を中心にしてお尋ねをしたいと思います。初めに自治省の方にお尋ねしたいと思います。
補助金の率は一般的にどういう考え方で決められるのか。私の考えでは、国としてどうしても全国の自治体にやらせなければならないと重視しているような事業ほど補助率を高くするような傾向になるのではないかというように考えますが、この点いかがですか。
【次の発言】 しかし、だれが考えてみても、国として積極的に推進したい事業については、地方が財政力がなくてもやれるようにということで高くなる傾向になることは私は否……
○小沢(和)委員 初めに、経済運営上の基本的な問題で長官に二、三の点をお尋ねしたいと思います。 長官は、今までの所信表明などの中で、日本経済が順調に回復しているという認識を示されております。むしろこの機会に大きく経済成長をさせれば財政危機なども打開するチャンスにすることもできる、そういう大変楽観的な認識を表明されているようでありますけれども、私は、景気が潤おっているのは輸出関連の大企業などを中心にしての話であって、中小企業や労働者などには相変わらず厳しいということについては、先ほどからいろいろと言われてきたとおりだと思うのです。特に、中小企業の倒産について言うなら、五十八年は年間史上最高とい……
○小沢(和)委員 きょうは、新日鉄が最近発表した第三次合理化計画の問題を中心にお尋ねをしたいと思います。 新日鉄は、周知のとおり日本鉄鋼業界のリーダーであるだけでなく、世界一の鉄鋼メーカーでもあります。この企業が釜石の二号高炉、室蘭の大型、広畑の大型、堺の熱延などの吸収を含む大合理化計画を打ち出し、これに伴って二千四百名もの出向、配転などを打ち出したということは、我が国の社会全体、とりわけこれらの製鉄所がある地域に深刻なショックと不安を与えております。私は、このような労働者、中小業者、また地域に一方的な犠牲を押しつける今回の合理化を絶対に容認することはできないと考えております。 そこで、ま……
○小沢(和)委員 まずお尋ねしたいのは、先ほどから中小企業の輸出ということがいろいろ議論されております。私も中小企業の輸出を大いに振興しなければならないと思いますけれども、実際には輸出の中で占める中小企業の割合というのは、かなり小さなものなんじゃないかというふうに思うのですよ。先ほどからいろいろ議論になっているその数字というのは、いわゆる中小企業基本法などで言われている中小企業、つまり資本金一億円以下というような概念とはちょっと違った中小企業という概念をつくって、それで議論をしているために、常識的に我々が考える中小企業の輸出のウエートから見ると、大分違った話が議論されているような気がするのです……
○小沢(和)委員 初めに大臣に二、三点お伺いをしたいと思うのです。 提案理由では、機械類信用保険事業の今後の事業量の増加などに備えて、体制を強化するために今回の中小企業信用保険公庫への移管を行うということになっておるようですけれども、それならば国の直営のままで強化をするということも考えられるわけであります。しかも移管先が全国に支店も出張所もない中小企業信用保険公庫で、これからそういう体制をつくっていくのだということになると、なおさら何でそういうことをやってまで移管をしなければならないかという疑問に突き当たらざるを得ませんし、だから先ほどから議論されておるように、臨調で特別会計の新設を抑制され……
○小沢(和)委員 初めに二問ほど大臣にお尋ねをしたいと思うのです。 今回の改正の対象になっております組合法や団体法を初めとして、中小企業基本法など、いろいろな法律に基づいて政府としては今日まで鳴り物入りで中小企業対策を進めてきたわけですけれども、現在どういう状況か。これは私が多く語るまでもなく、戦後最大の中小企業倒産、あるいは大企業に比べて付加価値生産性などが大きく立ちおくれている、こういったような経営難がだれの目にも見える状況だと思います。一体、いろいろ施策を講じてきたにもかかわらずこういう状況であるのはなぜか、この点について政府としてどのような反省をお持ちかということをまずお尋ねしたいと……
○小沢(和)委員 初めに、前面私が新日鉄の合理化の問題で質問をいたしましたときに、十分意を尽くさなかった問題がありますので、労働省の方お見えになっていると思いますので、お尋ねをしておきたいと思います。 今いわゆる社内配転などと並んで大量の出向が各地で発生して、これが大きな職場の不安や不満を引き起こしているわけであります。この点について、前回労働省としての指導を要請しましたところが、そういうことがあるとは承知していないというようなお答えであります。その後、私、労働省が毎年発行しております白書をひっくり返してみたのですが、その中でも雇用調整の手段として出向が行われているというようなことは書いてあ……
○小沢(和)委員 共産党の小沢でございます。きょうは御苦労さんでございました。私が最後ですので、もうしばらくお願いをしたいと思います。 最初に、竹内参考人にお伺いをしたいと思うのですが、先ほどから多くの参考人の方々が、役務を外されたことは大変残念だということで皆さんおっしゃっておられる。私もそう思うのです。そこで、せっかく答申には盛り込まれたのになぜ外されたんだろうか。一体答申までに至る論議でその辺はどの程度詰まった議論になっておったんだろうか。私は、大体はいけるということになって答申に盛り込まれたんじゃなかろうかと思っていたのですが、その辺ぜひ御説明願いたい。いかがでしょうか。
○小沢(和)委員 初めに大臣に二問ほどお尋ねをしたいと思います。 我が国の割賦販売は昭和四十八年に年間取扱高が四兆三千六百二十二億円でありましたが、十年後の五十七年には十三兆五千八百七十八億円へと三倍以上に急成長を遂げ、民間最終消費支出の八・六%を占めるに至っておるわけであります。 我が国の経済がかつての高度成長力を失い、勤労者の収入が伸び悩む中で、多くの企業が市場を拡大するために割賦に力を入れた結果、こういうことになってあらわれたわけでありますけれども、私は、これはいわば将来の購買力を先食いをするということになるのであって、経済としてもこのような手段に頼って成長するということは健全な状態……
○小沢(和)委員 まず、現在の景気の問題ですけれども、大企業が最近記録的な業績の回復を見せておる。三月期の決算で申しますと、税引きの利益が七六・九%もふえておるというようなことが言われておるわけでありまして、全体として景気が回復しているということは言われますけれども、ところが、これと非常に対照的だと思うのは中小企業の状態だと思うのです。五月度も千九百六十五件という史上最高の倒産件数を記録しておるわけでありまして、十七カ月間続いて前年同月を倒産件数は上回る、こういうような残念な事態であります。 このことについて東京商工リサーチの「特報」によりますと、倒産件数多発の理由として、現在の景気回復が輸……
○小沢(和)委員 今回の中間報告によりまして、会社があの火災現場のベルト当番などを事実上なくしておったなど非常に重要なミスがある、これは明らかに会社の責任であるということが言われておると思いますけれども、私は同時に、ここまでいわば会社の保安サボを許してきたといいますか、会社を甘やかしてきた行政の責任も重大だということをきょうは申し上げたいと思います。 時間も余りありませんので一つの問題に絞ってお尋ねをしたいと思うのですが、今回の事故発生の直後に、会社が下請である三栄工業の労働者七名を入坑させたということがあります。このことについては初め当局は全くそんなことはあり得ないと言って言下に否定をされ……
○小沢(和)委員 まず最初に伊木参考人にお尋ねをしたいと思います。 今回の中間報告を私も見せていただきまして、全体としては大変よくわかる中間報告だというふうに受けとめております。そこで先生に端的にお尋ねをしたいと思うのですが、今回の大災害というのはある意味で非常に単純な事件じゃないか。つまりあの九番、一〇番のベルトあたりにいわゆるベルト当番と言われるような人がきちんと配置をされておったら、それで起こらなかった、そういう意味では全くの人災だというふうに私などは考えておるのですが、先生もそういうような御認識かどうかお尋ねしたいと思います。
○小沢(和)委員 私が最後ですから、ひとつ頑張って、よろしくお願いしたいと思います。 きょうは鉱害復旧の問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。 臨鉱法が延長されてからもう三年たつわけでありますけれども、先ほどからの議論でも五十七年が七百億、五十八年度が同じく七百億、ことしも大体七百億というような工事予算で横ばいをしておる。マイナスシーリングというようなことが言われている中で、鉱害予算については、私も大蔵省に押しかけていって談判した口ですけれども、多くの人たちのそういう努力でとにかく横ばいになったということ、そのこと自体は私は評価すべきだと思っております。しかし、金額的な横ばいということで……
○小沢(和)委員 初めに大臣にお尋ねをしたいと思うのです。 この二カ月余りの間に、鉱害ボスとかあるいはこれと癒着する一部の職員の逮捕などが進みまして、私たちはこの機会に徹底的にうみを出し、本当に効率的で公正な鉱害復旧行政が推進されることを心から願っておるわけであります。 これに関連して、一部に、いわゆる下級職員が圧力に負けて順位などを変更したのだというような幹部の職員の方の発言なども報道されておりまして、組合なども非常に反発をしておるということが報道されております。私も、筋からいっても、大体上の方ほど今度の事態については責任を感じなければおかしいんじゃないかと思うのです。現に、上の方が直接……
○小沢(和)委員 初めに法務省に、有明鉱の大災害のその後の捜査状況についてお尋ねをしたいと思うのです。
五月十一日に、この大災害の遺族の方と弁護士の方々が連名で会社の最高責任者を告訴、告発をされております。これは福岡検察庁で受理していると思いますが、その後これに基づいてどのような捜査が行われているかということをお尋ねします。
【次の発言】 この告訴、告発状を私もざっと読んでみたのですけれども、非常に重要なことを指摘していると思いますので、そこのくだりだけちょっと読み上げてみたいと思うのです。「これまで繰りかえされてきた炭鉱大災害の刑事責任追及は、災害が炭鉱経営者の利潤第一主義と保安無視の経営……
○小沢(和)委員 私は、去る九月二十八日に発表されました三池炭鉱の坑内火災事故についての調査委員会報告を中心にしてお尋ねをしたいと思います。 今回の報告書によりますと、一〇番ベルトの第三号キャリア台の内側スタンド二本が腐ってフレームから外れ、その一本がローラーと激しく摩擦して発熱し、このため周りに堆積していた落炭に火がつき、これが調量門など周辺に燃え移ってこういう大災害になったというふうに推定されております。 これが事実であるとすれば、事故原因は驚くべき初歩的また基本的なものだということになるのではないかと思うのです。このスタンドは断面積が七センチ四万のものだというふうに新聞に載っておりま……
○小沢(和)委員 最初に郵政大臣に一言、基本的な点についてお尋ねをしたいと思うのです。
なぜ電電の民営化をし、いわゆる新規の参入を認めて競争をさせるのかということです。我が党は、情報技術が高度化をしていくことは当然のことだと思いますし、国民生活に大きな影響が及んでくることは重要なことだと思っております。そうであればなおさら、今の公社のような経営形態こそが公共性を保障していくために必要ではないかと私、考えるわけです。一番基本的な点ですから、今まで何遍も議論したと思いますけれども、もう一遍お尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 もう二音大臣にお尋ねしたいと思うのです。
今大臣は、電話中心……
○小沢(和)委員 私は、一月十八日に起こりました三井三池有明鉱の大災害の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。 御存じのとおり、この大災害で八十三名のとうとい生命が奪われたわけであります。昭和三十八年に、この三井三池では戦後最大の災害が発生いたしまして、四百五十八名の方が犠牲になられたわけでありますけれども、その同じ三池でまたもこのような大災害を引き起こしたということについて、私は、会社、またこの監督の責任のある政府に対して厳しい怒りの抗議をしなければならないと思うわけであります。 私は事故直後に大牟田に飛びまして、その後、党の有明鉱の災害対策本部長にもなりまして、この大牟田には前後四回……
○小沢(和)委員 今日、いわゆる高齢化社会を迎えまして、老後保障を確立するということは最大の政治課題になっており、その中心的な問題は年金問題ではないかと私は思っております。こういう立場から、今回のこの年金法案を私たちは非常に重視しておるわけでありますけれども、調べてみればみるほど、現在と未来のすべての国民に非常に深刻な打撃を与えるような内容になっております。それだけに、私たちとしては、これについても十分な審議を尽くさなければならないということを主張してまいったわけであります。 ところが、スライド制の問題あるいは障害者の関係の改善を急ぐというようなことで、十二月一日に通常国会を急いで召集して、こ……
○小沢(和)委員 今まで論戦を行ってまいりましたその経過に基づいて、幾つか締めくくり的にお尋ねをしたいと思います。 一つは物価スライドの問題であります。私たちは、苦しい年金生活を続けている人たちの年金が実質的に目減りをするような事態は許されないということで、四・四%の引き上げを繰り返して主張してまいったわけでありますけれども、残念ながら二%ということになりました。前回も私は、その二・四%の積み残しをどうするのかということをお尋ねしたのですけれども、どうもはかばかしい御返事をいただけなくて、その後の論戦を聞いておっても、結局これは、下手をすれば半永久的にこのままという状態になるのではないかとい……
○小沢(和)委員 私はきょうは労働時間短縮の問題を中心にしてお尋ねしたいと思います。
大臣も労働時間短縮の重要性については、その重要性、緊急性に触れられております。今日まで労働省はその立場から、六十年、つまりことし二千時間を達成して国際水準に近づけるということを目標にして努力をしてこられたわけであります。
現在、その結果がどうなっているか、今実労働時間が一番注目を浴びておりますので、この実労働時間でここ数年の推移をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 今言われた数字でも、五十八年、九年とふえておるということがはっきりしております。
私は、五十八年二月の当委員会で、労働省の現在の行政指……
○小沢(和)委員 まず初めに、春闘のことで一言大臣にお尋ねしたいと思うのです。 春闘十連敗というようなことが言われる中で、ここのところ賃金が余り上がらないのに税金や社会保険料がどんどん上がり、住宅ローンや教育費がかさむ、労働者の生活がそのために非常に厳しくなってきていることは先ほどから指摘されているとおりであります。 一方、多くの企業が近来にない利益を計上しておる、また国際的にも輸出依存型の景気に日本が依存しておって、内需については、それを拡大するためにさっぱり力を入れていないということが非難を浴びる、こういうような状況もあります。 私はこういうような状況をいろいろにらんでみると、ことし……
○小沢(和)委員 初めに大臣に質問をいたしたいと思うのですが、今回の法改正の目的が、技術革新の進展、それから高齢化社会の到来などの変化に対応して、生涯を通じての労働者の職業能力の開発、向上を図ることだというふうにされております。一般的、抽象的にはこういうことは考えられると思うのですが、それでは具体的にこの改正によってどこがどういうふうに変わってくるのか、一番変わるのはどこかという点であります。 私なりに法律を勉強して理解をしたことは、これからは原則として、すべての事業主に職業能力開発計画というのを立てさせて、その推進者を置いて、それを強力に推進していくことが中心になっていく、国や自治体はそれ……
○小沢(和)委員 初めに大臣にお尋ねしたいのですが、これは先ほどからも問題になっておりますけれども、戦後、職安法四十四条や労働基準法六条などによって労働者供給事業とそれによる中間搾取が禁止されておるわけであります。今回のこの労働者派遣事業法はそれを根本的に覆して派遣事業の名でこの供給事業を公認し、中間搾取を野放しにするという結果になるのではないかと考えますが、この点いかがでしょうか。
【次の発言】 私も、ME化の進展とかあるいは高齢化などによって労働市場が大きく変わってきている、これに対応して雇用の安定や拡大を図っていかなければならないということは一般的にはまさしくそうだと思うのですが、それは……
○小沢(和)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、児童扶養手当法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 我が国の児童福祉の基本理念は、児童福祉法で定めたとおり、児童が心身ともに健やかに生まれ、かつ育成される権利を有し、すべての児童がひとしく生活を保障され、愛護されることにあります。国や地方公共団体の責任、児童に関する法令もすべてこの基本理念にのっとって策定され、運用されるべきことは言うまでもありません。 児童扶養手当法もまた、この基本理念の具体化として制定されたものであります。特にその対象が、現行法第一条、目的で、父と生計を同じくしていない世帯にまで広げられていることはその核……
○小沢(和)委員 きょうはどうも御苦労さまです。 最初に高梨参考人にお尋ねをしたいと思いますが、この新しい労働力需給システムを認めることが全体として雇用量の増大をもたらすのかどうかということです。 今のように各企業とも人減らしに必死になっておるときにこのシステムを認めるということになるとどうなるか、私も幾つか調べてみたのですけれども、正式社員である女子の事務職などというのを抱えておくとコストが高くつくというので派遣労働者に切りかえていった方が安い、こういう動きを促進しているように思うのです。だから、全体として雇用量が伸びるのではなく、結局そういう動きが今華やかに伝えられているというだけのこ……
○小沢(和)委員 前回、私が新日鉄で一九七八年以来日産、トヨタ、ダイハツ、三菱あるいはいすゞなどの自動車メーカーに延べ一千名以上の労働者を派遣しているということについて質問いたしました。ところが、このときは局長は「業として」ではないという見解を表明されて、この話が余り煮詰まっておりません。そこで、もう一遍このことについてお伺いをしたいと思うのです。 まず、この新日鉄がやっている行為は今度の法律の二条の定義で言う派遣に当たるのかどうかということをはっきりさせていただきたいのです。きのうは私、ちゃんと質問をとりに見えた方に資料も一式差し上げてあります。これを見ると、労働協約で第五十四条で「会社は……
○小沢(和)委員 ただいま議題となりました国民年金法及び特別児童扶養手当等の支給に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、日本共産党・革新共同を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 政府案は物価スライドの率を三・四%といたしておりますが、積み残し分も含め、この間の物価上昇が四・八%あったことを考えますと、年金額は実質的な目減りを余儀なくされることとなります。年金に老後生活の大半を頼って暮らしている老齢世帯にとっては、年金水準の維持は最低限ぎりぎりの切実な要求であります。 本修正案の趣旨は、この要求にこたえ、年金額の実質水準を維持すべく物価の上昇率どおりの年金物価スライド……
○小沢(和)委員 政府部内で労働者派遣事業が問題になってから既に七年以上たつわけであります。戦後の労働法制の根本的な転換を含むこの法案が、今日まで、形の上ではきょうを含めますと四回審議されたことになりますけれども、実際には十数時間、その中には関連質問なども相当あって、まだまだいろんな問題が解明されないままにきょう大詰めというような事態を迎えていることは、私は甚だ残念に思うわけであります。 質問を具体的に申し上げますが、まず第一は、職安法の四十四条でこれまで労働者供給事業が禁止されてまいりましたが、その一部を派遣事業として公認することになるわけであります。 その正当化のために、戦前のような非……
○小沢(和)委員 時間もありませんので、三問まとめていたしますから、後でお答えをいただきたいと思います。 初めの一問目は、これは大臣にお答えを願いたいのでありますけれども、日本経済の発展につれて事業所数あるいは労働者数ともどんどんふえてきた。その一方、雇用問題は高齢化とかME化などによって非常に複雑で深刻な様相を呈してまいったわけであります。ところが、これに対する労働基準監督署あるいは職業安定所の対応する状況はどうかということを見てみますと、先ほどからも言われておりますように、署の数としてもほとんどふえず、あるいは職員数は毎年確実に減らされてきているという状況であります。 その結果、いわゆ……
○小沢(和)委員 最初に、この条約と国内法の改正の問題について総括的にお尋ねをしたいと思うのです。 私たちは、今回のこの難民条約の批准、それから国内法の改正については、遅きに失したとはいえ、これは結構なことだったと思うのですが、何しろこれが行われるのが余りに遅過ぎたのではないかという感じを持っておるわけです。この難民の地位に関する条約は、いまから三十年前に国連総会で採択されたものですし、二十七年前には条約が効力を発生しているわけですが、一体どうしてこんなに批准までに時間がかかったのか。先ほどからちょっとお話が出ておりましたけれども、いわゆるインドシナのボートピープル問題というのが起こるまでは……
○小沢(和)分科員 山陽新幹線の小倉―博多間が、御存じのとおり、去年の十月から二百十キロにスピードアップをいたしました。そのために騒音や振動が非常に激しくなって、対策を要求する住民運動などが盛んに行われているわけでありますけれども、具体的にはまだほとんど手が打たれていないという状況であります。そのために、私数日前に行って発見したのですけれども、そのごく沿線の近所で、売り家と書いてあるのが見えると思いますけれども、砂子さんというお宅ですけれども、八幡西区の楠橋というところに住んでおられた方なんですけれども、たまりかねて引っ越してしまう、こういうような事態まで起こっているわけです。 まず環境庁に……
○小沢(和)分科員 私は、中小企業、とりわけ下請問題でお尋ねをしたいと思います。 中小企業は日本経済の中で非常に大きな役割りを果たしているわけですけれども、実際には大企業からいろんな面で圧迫を受けることが多いわけであります。とりわけ下請企業という立場に置かれている企業がそういうことが言えると思うのです。私の地元である北九州は、御存じのように、新日鉄とか三菱化成などの域下町と言われているところでありますけれども、こういうような企業を頂点にして下請系列化というのが非常に進んでおりまして、こういうような大きな企業などからのいろんな仕打ちをめぐって私どもにも訴えが多いわけであります。私はこの下請に対……
○小沢(和)分科員 私は同和行政の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 昨年十月、私は、行財政改革特別委員会で、北九州市の同和行政が乱脈不公正をきわめていることを問題にいたしまして、土地転がし、脱税あるいは暴力団への融資などの問題を取り上げて追及をいたしました。その後、地元でも住民の監査請求の署名運動が有権者の四分の一を超える十八万人の署名で成立いたしまして、いま監査が行われております。こういう中で、若干の手直しも始まり、税務署も私たちが脱税を指摘した人物に対して修正申告をさせるというような事態にもなってきております。ところが、その後われわれが調べてみますというと、こういうような乱脈不……
○小沢(和)分科員 私は、埋蔵文化財の問題について質問をいたしたいと思います。 最近、大規模な開発などが各地で行われる中で、埋蔵文化財の破壊がさらに深刻な問題になってきております。そして、埋蔵文化財を守るには現在の文化財保護法では不十分だというような声が高まりまして、先日は日本学術会議がこの問題でシンポジウムを開くというような状況も生まれておりますし、この秋には学術会議として、法改正の勧告が政府に提出されるのではないかというようなことも聞いております。 先日いただきました資料によりますと、この十年間に埋蔵文化財の発掘届け出などは、昭和四十六年千二百七十五件から昭和五十五年九千四百十二件へと……
○小沢(和)分科員 私は、福岡県遠賀郡岡垣町に計画されております対潜水艦超長波送信所の問題についてお尋ねをしたいと思います。
岡垣町に防衛施設庁が提出をした資料によりますと、これまでは潜航中の潜水艦に対する通信は米軍依佐美通信所を利用してきたとなっておりますが、それはいつからですか。米軍とのどういう協定によってどのような利用のされ方をしてきたのか、簡潔にまずお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 どういう協定によってと僕は聞いているのですよ。
【次の発言】 そうすると、五十三年六月の段階でその協定は打ち切られたわけでしょうか。今後自衛隊の潜水艦がこの依佐美を利用するということはなくなった……
○小沢(和)分科員 私は、日航機の羽田沖墜落事故の補償問題を中心にしてお尋ねをしたいと思います。
まず、この事故の原因と責任の追及がどうなっているか、いつごろ結論が出るかといった点についてお尋ねをします。
【次の発言】 はっきりというふうにいま言われましたけれども、それは無理だとあなたが言われるなら、おおよそいつごろ、大体この春のうちにはできるくらいに作業は大詰めになっているのじゃないですか。それならもうそういうふうにおっしゃってくださいよ。
【次の発言】 それはそれでわかりました。
大臣に私お尋ねをしたいと思うのですけれども、日航の法的責任の解明は、いまの事故調査委員会の報告なりあるいは……
○小沢(和)委員 大臣や政府委員の皆さんも大変御苦労なことだと思いますが、私が終わりから二番目でありますので、いましばらくよろしくお願いしたいと思います。 今回の共済年金統合法案を私なりに勉強してみたわけでありますけれども、同鉄共済年金の危機を切り抜けるために、いままで国鉄労使にできるだけその負担を押しつけてきたけれども、もうそれでは間に合わないというので、類似の共済制度を統合してほかにも押しつけて、それで政府だけは何にも出さないで、とにかくそういうやり方で乗り切っていこうという、全く虫のいい法案だという感じがするわけであります。 初めに、同僚議員からも同じような質問がいろいろあったと思い……
○小沢(和)委員 公述人の皆さん方には、大変御苦労さまでございます。 初めに、内山さんにお尋ねをしたいと思うのですが、二点あります。 一つは、健康保険の本人も家族も含めて全体を同じ水準にしていくことが改善だというような考え方がしばしば問題になるわけですけれども、八割というようなところで合わせるとすれば、これは本人と家族を合わせると現在既に八八%というような点から見ても、改悪にしかならないことは明らかですし、九割でもどうかというふうに私は思うわけです。こういうような中で十割を崩すということは、ほかの方はアップするからというようなことは言われながら、今のような財政事情の中ではそれは結局のところ……
○小沢(和)委員 最初に郵政省の方にお尋ねをしたいと思うのですが、日本電信電話株式会社法の附則、つまり会社の設立について定めている第三条の四では、「株式に関する商法第百六十八条ノ二各号に掲げる事項は、定款で」定めるということになっております。
そこでお伺いしますが、二号の株式の発行価額は幾らにするのか、それから三号の「株式ノ発行価額中資本二組入レザル類」、すなわち資本準備金は幾らになるのか、まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 その点はわかりました。
では、次にお尋ねをしたいと思うのです。これは大蔵省の方にお尋ねをしたいのですが、政府は今まで電電公社の利益金に目をつけて、昭和五十六年度以……
○小沢(和)分科員 私は、国立大学等における技術教育の充実、特にきょうはコンピューター関係の教育の振興の問題に絞ってお尋ねをしたいと思います。
近年、コンピューターを中心に情報革命と言われるような技術革新が物すごい勢いで進んでいるわけであります。これを反映して各大学には、大企業はもちろん中小企業からもコンピューター関係の人材に対する求人が殺到して、その専門の学科を修めた人はもちろん、少しでも関係がある部門の卒業生は奪い合いになっているという話を聞くわけでありますが、まず、その実情がどうかということについてお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 私の質問をよく聞いてもらわぬといかぬと思うので……
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