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石井郁子 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

石井郁子[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
952位
委員会発言歴代TOP500(衆)
198位
委員会出席(無役)歴代TOP500
475位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
129位

38期委員会発言TOP100
100位
38期委員会発言(非役職)TOP100
82位
41期委員会発言TOP100
60位
41期委員会発言(非役職)TOP50
43位
42期委員会発言TOP100
53位
42期委員会発言(非役職)TOP50
38位
43期委員会発言TOP50
33位
43期委員会発言(非役職)TOP50
19位
44期委員会発言TOP50
38位
44期委員会発言(非役職)TOP50
27位

このページでは石井郁子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石井郁子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

38期(1986/07/06〜)

第107回国会 文教委員会 第3号(1986/11/28、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 このたびの選挙で初めて国会に出てまいりました石井郁子でございます。文教委員として初質問させていただくことになりましたので、どうかよろしくお願い申し上げます。  もうこの委員会でも論議されておるところでございますけれども、初めに大学入試改革の問題についてお伺いしたいと思います。  六十五年実施ということで先ほど来御答弁ございましたけれども、もう一度確認したいのですけれども、六十五年の実施につきまして、文部省としての目算ですね、必ずできるということなのかどうか、それとも六十五年以降というようなことも含んでいるのか、その辺のことをまずお伺いしたいと思います。

第108回国会 文教委員会 第1号(1987/03/25、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 法案の質問に入る前に、ちょうどこの時期に緊急を要する問題があると思いますので、伺っておきたいと思います。  一つは、国鉄職員の子弟の高校転入学の問題についてであります。国鉄新会社への移行が進められておりますが、その人事異動もいろいろ広域にわたって進められており、そのために高校転入学問題が相当深刻だと思います。文部省はこの実態をどうつかまれておりますか。また、その対応を何らか考えておられますかどうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 言うまでもなく、国鉄改革は国の施策として行われているものでありますから、高校教育を子供たちに保障するというのは当然のことだと思いますので、引き続……

第108回国会 文教委員会 第4号(1987/05/26、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 まず大臣に、文部行政の基本姿勢にかかわりますので、女性の社会進出についての発言に関して質問をいたします。  去る十六日、京都での文部省主催教育改革推進懇談会でこのような発言がされました。男女同権は建前で、本当は家庭に戻った方がよい、仕事に出るにしても子供が成年になってからにしてほしい、という発言でございますけれども、私は極めて重大な内容の発言だと考えております。  当委員会でも取り上げられておりますけれども、まず、この内容について、事の重大性を大臣はどのように認識しておられますか。
【次の発言】 私は、大臣の発言として重大な意味を持つという点で考えているわけですけれども、この……

第109回国会 文教委員会 第3号(1987/09/02、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 きょうは、幾つかのテーマに絞って質問したいと思っております。  初めに、大和飛鳥と並んで大阪府下の河内飛鳥と言われる古代遺跡群の保存問題について質問いたします。  この河内飛鳥については、関係市町村はもとより大阪府議会でも長年にわたって議論されており、国会でも取り上げられ、社会的問題、関心を呼んできております。そこで初めに、この河内飛鳥について文化庁はその価値をどのように認識されているでしょうか、伺っておきたいと思います。
【次の発言】 非常に価値のある遺跡だと思うのですね。そういう点で、大阪府議会でもことしの三月に請願が採択されております。ちょうどこの国会に、河内飛鳥を遺跡……

第112回国会 文教委員会 第4号(1988/04/01、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 質問を予定しておりますテーマを最初に申し上げたいと思います。  高等教育に関係いたしまして授業料の値上げの問題です。それから、私立大学の問題を取り上げたいと思っています。続きまして、今大変話題になっておりますガンダーラ仏の真贋問題について。また、ちょっと内容は変わるのですけれども少年警察隊の問題について。最後に、高校社会科の解体問題について御質問したいと考えております。よろしくお願いいたします。  初めに、大臣の所信でも、高等教育の改革と充実が重要な課題であるというふうに述べられておりますけれども、国民にとって今最も切実で、また非常な重圧感となっているのは授業料問題だというふ……

第112回国会 文教委員会 第5号(1988/04/13、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 国庫負担法改正案についての審議でございますが、まず過大規模校の解消という問題で質問したいと思います。  教育上大変好ましくないということでははっきりした結論が出ているこの過大規模校の問題ですけれども、文部省も一定の努力をされてきたわけでありますが、現在なお切実で急がなければいけない課題だというふうに思っています。  まず、八七年五月時点での過大規模校、二十五学級以上と三十一学級以上、小中別でどのぐらいあるのかという点をお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 まだ大変な数が残っているということがわかるわけですが、今後この三十一学級以上をどのように解消していく計画なのか、文……

第112回国会 文教委員会 第6号(1988/04/15、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 私学共済法改正案の審議に当たりまして、二、三の問題点に絞って質問をいたします。  まず、私学共済の運営姿勢についてお伺いしたいと思います。およそ教育の場には民主主義は貫かなければならないというふうに私は思いますし、憲法と教育基本法の精神に立って教育を進めるというのはそういうことであるというふうに理解するわけですが、まず初めに大臣にこの点での御確認をいただけるでしょうか。
【次の発言】 私の質問の趣旨は、憲法や教育基本法を貫く精神というのは、教育の場に民主主義が徹底されるということではないかという中身で御質問したのですけれども、そういうふうに大臣の御答弁を受け取りまして、そうい……

第112回国会 文教委員会 第8号(1988/04/22、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 本日、異例の委員会審議になりまして大変遅い時間になっておるわけでございますが、私が本日のしんがりということです。これは順番でこうなっているわけでございまして、お疲れがそれぞれ出ていると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  質疑に入る前に、一昨日の委員会運営について一言申し上げたいと思います。  文教委員会は日本の未来を担う青少年の教育を取り扱う委員会であります。その委員会運営はあくまで民主的で、教育を語るにふさわしい場であるべきだ、そのように思うのです。その意味からして、一昨日の運営と国立学校設置法の採決は大変遺憾であり、抗議を込めて一言表明したいと思います。……

第112回国会 文教委員会 第11号(1988/05/18、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 著作権法の一部を改正する法律案につきまして、幾つかの点でお伺いをしたいと思っています。  著作隣接権の保護期間ですけれども、二十年から三十年に延長するということでは一歩前進だと思うわけですが、これでは十分とは言えないということはもう大方の御意見かというふうに思うわけです。言うまでもありませんけれども、アメリカでは七十五年、イギリス、フランスは五十年、また、隣接権条約加入の条件をつくるというならやはりここでもっと長くするということが必要だと思うのですが、なぜ三十年にとめ置いたのかという点で、この理由をお伺いしたいと思います。

第113回国会 文教委員会 第3号(1988/10/19、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 学校教育法の一部改正について質問をいたします。  まず、定時制、通信制課程の設置目的について、またこれまでその果たしてきた役割について文部省はどのように評価をしておられるのか、伺いたいと思います。大臣の所見もあわせてお伺いできればと思います。
【次の発言】 今回の改正の一つが定時制、通信制の修業年限の短縮ということでございますね。これまで定時制、通信制課程が四年で修了ということになっていたわけですけれども、その根拠はどういうことだったのでしょうか。
【次の発言】 単にそれだけで考えるのはちょっとどうかと思うのですけれども、定時制が発足したときの文部省の最初の見解を振り返ってみ……

第113回国会 文教委員会 第5号(1988/10/26、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 議題となっております教育職員免許法等の一部改正案でございますけれども、内容が大変多岐にわたっていますし、また複雑でもございます。かつ戦後の教員養成制度の内容、理念、その根本にかかわるものが含まれていると考えなければなりません。そういう意味から慎重な審議が必要であるというふうに言わなければならないと思うわけです。  初めに委員長にお願いしたいと思うのですが、文教委員会らしく禍根を残すことなく徹底して審議を尽くされることを強く申し上げておきたいというふうに思います。  まず、免許状の三種類化の問題点について質問をいたします。  学歴によって免許を区分けしているということになってい……

第113回国会 文教委員会 第6号(1988/10/28、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  先生方には今日の教育と教師の問題にかかわって大変重要な御指摘をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。時間が限られておりますので、幾つか限定された形での質問になるかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  まず、三輪参考人に二点、お伺いをしたいと思います。  教員養成の問題と申しますのは、やはり戦前の教員養成の反省に立って戦後の幾つかの原則が打ち立てられたというふうに私ども理解をしているわけですけれども、戦後の教員養成の原則とあり方に照らして、今回の改正点はどのような問題があるというふうにお考えでしょうか。かいつ……

第113回国会 文教委員会 第8号(1988/11/04、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、反対討論を行います。  本法案は、戦後の教員養成と免許制度の改革史上最大のものであり、それだけに慎重かつ徹底した審議が要請されるのは当然であります。法案の内容が全く解明されないままでの採決には断固反対するものです。  しかも、この法案のもとになっている臨教審答申がリクルート疑惑で汚され、文部省幹部と江副氏との癒着が深かったことは、高石前事務次官の一万株譲渡で一層明白に浮かび上がってきました。リクルート疑惑の解明は当文教委員会の優先的責務であるにもかかわらず、これを放置し、国民的合意を得ていない悪法だけの審議を促進することは断じて許されませ……

第114回国会 文教委員会 第2号(1989/03/24、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 第二国立劇場につきましては、いよいよ予算、建物も本格化いたしまして、真に現代舞台芸術の殿堂として大変期待されているわけでございます。芸術関係者や団体からもいろいろな要望、御意見がこの間出されてきたと思いますけれども、まずそういう事柄につきまして、文化庁としてどのようにお聞きをし対応されてこられましたでしょうか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 現代舞台芸術の関係で言いますと、オーケストラ、オペラ、バレエ、演劇、いろいろなジャンルが含まれているわけですけれども、こういうすべてにかかわる芸術団体で構成されている第二国立劇場推進連絡会議がございますけれども、今そのお話……

第114回国会 文教委員会 第4号(1989/05/24、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 国立学校設置法の一部改正案の質疑に先立ちまして、重要性にかんがみて二点質問をしたいと思います。  その一つは、全国的な関心を集め、今も脚光を浴びている吉野ケ里遺跡の保存問題でございます。大臣も視察をされたようですけれども、この遺跡の価値、学術的評価につきましてどのような認識をお持ちでいらっしゃるでしょうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 私も現地へ行きましてつぶさに調査をしてまいりました。第一級の文化的、学術的価値を持っている遺跡だと思っております。この保存について、今の大臣の御答弁のとおりでございまして異存はないわけですけれども、国指定というような方向を考えていらっしゃ……

第114回国会 文教委員会 第5号(1989/06/21、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 著作権法の改正でございますけれども、今回の改正にかかわる基本的問題につきましては前回伺っていますので、省略したいと思っています。  出版者の権利創設問題で若干御質問いたします。  著作権審議会の第八小委員会が昨年十月に出しました中間報告で検討内容が明らかになっていますが、出版者の権利の創設については反対また強い危惧の念を表明している著作者団体があるはずだと思うのですが、その点、いかがでしょうか。
【次の発言】 この中間報告が出た段階で、いろいろな著作者の団体、協会などが意見を求められまして、意見を文化庁の方に上げていると私どもは聞いているのですけれども、違うのでしょうか。

第114回国会 法務委員会 第5号(1989/06/20、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。本日は女性問題を質問いたしますので安藤議員にかわって参りました。  まず、本法案についてでございますけれども、両性平等の精神並びに子の福祉ということに照らして準拠法の指定を変えたということでございますけれども、具体的に一つ伺いたいのですが、今回の改正で、日本法によって離婚できても相手男性からその国の法律で認められない、そういう場合どうなるのでしょうか。一般に女性に不利にならないのかどうかということをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 国際結婚が大変多くなってまいりました。そういう点での法改正だろうとも思いますが、国際結婚された方々の本法案……

第116回国会 文教委員会 第2号(1989/11/17、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 まず、登校拒否の問題について質問をしたいと思います。  先月文部省もこの登校拒否児の実態を発表されまして、小中学校で四万人に上るということでマスコミも大きく取り上げました。登校拒否の問題は、登校拒否に陥った子供たち、その渦中にいるときの親の気持ち、本当に深刻なものがございます。私は、この問題は解決策を急がなければならないというふうに思っているわけで、そういう立場で質問をしたいと思っています。  法務省の人権擁護局も不登校児の人権実態調査報告書を発表されています。不登校児の実態について明らかにし、提言もあるというふうに思うわけですけれども、まずこの内容について法務省に伺いたいわ……

第116回国会 文教委員会 第3号(1989/11/22、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 共済組合員の資格回復問題についてお伺いをいたします。  横浜市の私立旭台幼稚園の問題でございますが、昭和六十二年一月に経営者が一方的に八名の教職員を解雇いたしまして、同時に七名の共済組合員の資格も経営者の喪失届によって失われています。これに対して、神奈川県地労委が昨年七月、不当労働行為に当たるとして原職復帰の救済命令を出しています。  この幼稚園は、現在百五十九名の園児と十三名の教職員がおりまして、五年前に経営者が一方的に廃園宣言をしたわけですけれども、父母と教職員が自主運営を行っております。地域の幼稚園として住民に信頼されておりまして、来年度の入園希望者は過去最高の百十六名……

第116回国会 文教委員会 第4号(1989/11/24、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 残りの時間を少し質問させていただきます。  山原議員の質問でも明らかになりましたように、今回の社会科解体、それから地歴科、公民科の独立という問題には、最初から結論あって、それに合わせて理屈づけが進んだというふうにしか思われないわけであります。  本日の質疑も、いろいろ伺いましても納得できるものではありません。そういう点で、これからこういう方向で現場に押しつけられるというか、導入されるわけですから、現場の先生方、また子供たちも、そして研究者も納得できるようなものでなければならない、納得はできないわけですけれども、そういう点で地歴科、公民の独立の理由、またその内容という面で少し質……

第116回国会 文教委員会 第5号(1989/11/29、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  いろいろと御質疑がありましたけれども、まず今回の教免法改正の問題点の一つは、地歴料、公民科への分割がどのような手続で、どういう議論を経て決定されたのかという問題にあると思うわけです。この点では不透明でありましたし、新聞報道でしかうかがい知ることができなかったという問題がずっとありました。私も御質問したいと思っておりましたところ、上寺、高橋両参考人からも御発言がございました。  伺いますけれども、十一月四日の高校分科会長の諸澤氏が招集された懇談会で決まった、それが決定的なポイントであったということが言われましたけれども、この懇談会というのは……

第116回国会 文教委員会 第6号(1989/12/01、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 今回の改正案とは直接に結びつかないのですけれども、初めに一言、年金給付の六十五歳引き上げにかかわって伺っておきたいと思います。  私学共済についても六十五歳に引き上げるという動きが伝えられるわけですけれども、文部省としてどういう姿勢で臨むのか、私は引き上げるべきでないと思いますが、その御決意を伺いたいと思います。
【次の発言】 次に、私は、この際ですから私立高校の教育条件についてお伺いをしておきたいと思うわけです。  たびたび取り上げておりますけれども、高校生の急増期という問題がございます。公立高校でも定員を大幅にオーバーしているという問題があるわけですが、特に私学ではこれの……


41期(1996/10/20〜)

第139回国会 文教委員会 第2号(1996/12/12、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  著作者、芸術家の権利を守ることは、将来にわたって文化の創造的な営みを保障するために欠かせない条件であることは言うまでもありません。日本共産党はこれまで、著作権法を日進月歩の技術革新の実態に見合うように速やかに改正し、芸術家の著作権を守ることは急務と考えてきたところでございます。  今回の著作権法の改正で、今問題の写真の著作物の保護期間が一般の著作物と同様に著作者の死後五十年までということになりました。写真家の方々の悲願が実ったわけでありまして、本当に前進だというふうに思います。私自身も、一九八八年の著作権法改正のときには国会、文教委員会に……

第140回国会 逓信委員会 第2号(1997/02/20、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  逓信委員として初めての質問でございますけれども、まず最初に郵政事業の基本的な問題について、いわゆる民営化論について、大臣はいろいろ御発言でございますけれども、基本的な認識をちょっとお聞きしたいと思います。  郵便事業については、民間参入と競争原理の導入などということが言われているわけでありますが、この場合、民間がどのように参入してくるかということが大変大きな問題だというふうに思います。  郵便事業は、言うまでもなく全国均一料金ですね。北海道から沖縄へのはがきでも、ここ永田町から霞が関へのはがきでも同じ五十円、こういう料金体系だからこそポス……

第140回国会 逓信委員会 第3号(1997/03/17、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  来年度予算の最大の問題は、消費税増税分を転嫁することによる受信料の値上げたと思うわけでございますが、まずこの問題で伺います。  五%への税率アップは、さきの総選挙での公約違反という点でも、また経済白書でさえ異常と言うほどの長期にわたる低成長のもとでの大増税という点でも絶対に許されないことであり、日本経済のかじ取りを誤るものです。しかも、多くの国民が今なお強い反対を持っている中で押し切られようとしているわけであります。  NHKが昨年十二月に実施いたしました「くらしと政治」の世論調査がございますけれども、消費税率については引き上げるべきでは……

第140回国会 逓信委員会 第4号(1997/04/02、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました特定通信・放送開発事業実施円滑化法の一部改正案に反対の討論を行います。  本法案は、郵政大臣の認定を受けた企業に一般の企業には認められていないストックオプションの特典を与えようとするものであり、資金力の乏しいベンチャー企業が有能な人材を確保しやすくするということが導入の名目になっています。  ところが、本法案では、郵政大臣の認定に当たっての審査対象が事業の新規性と実現性だけで、どのような企業が認定を受けるか、資本力の大小などは一切審査の対象にならず、株式が未公開であれば、大企業であってもあるいは大企業の一〇〇%出資子会社であ……

第140回国会 文教委員会 第4号(1997/02/26、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。提出されました国立学校設置法改正案について質問いたします。  まず、国立大学の学部の名称及び筑波大学の学群の種類を法律事項から政令事項とすることについて伺います。  もともと、国立学校設置法で大学の学部等が法律事項とされてまいりました。この趣旨は何でしょうか。
【次の発言】 それでは、一九八三年に国家行政組織法が改正されまして、各省庁の内部部局等がそれまでの法律事項から政令事項とされたわけですけれども、そのとき大学院も政令事項とされました。我が党はこれについては改悪ということで反対したのですけれども、しかし、その際にも大学の学部は従来どおり法……

第140回国会 文教委員会 第5号(1997/03/06、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、国立学校設置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  国立学校設置法において、国立大学の学部の新設、改組等が法律事項とされているのは、国立大学の学部が大学を構成する基本的構成要素であり、国民の生活に重要な関係を持つ機関であることから、大学と同様、法律事項とし、国会で審議すべきであるという考え方によるものです。  この大学の教育研究の基本的組織であるという学部の性格は、文部省自身、本委員会での答弁でも認めているように、現在でも変わっていません。また、学部の設置等が法律事項であるために、時間と手間がかかり、学生受け入れに支障を来したということ……

第140回国会 文教委員会 第6号(1997/04/02、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  教育公務員特例法の一部を改正する今回の改正案についてでございますけれども、大学などの教員が休職して民間や他の研究機関で研究する場合、退職手当の算出期間からその休職期間を除算しないというのは当然だというふうに思います。  そこで、民間との共同研究制度というのが始まりまして大分になるかと思いますが、一九八三年でしょうか、この間に、国立大学における民間との共同研究はどのくらいの実績を持っているのか。また、その間に、国立大学の教員が休職して民間で研究したのはどのくらいか、その件数をお尋ねしたいと思います。

第140回国会 文教委員会 第10号(1997/04/25、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 今回の改正では衛星による放送が開始されるわけで、また放送大学の放送が全国で受信できるということになるわけですから、全国的に卒業生を送り出すことが可能となるということかというふうに思うんですね。そうしますと、そういう全国放送の開始とともに、放送大学を卒業したい、こういう希望者も大幅にふえるだろうというふうに思われるわけです。  そこで、当然ですけれども、それにこたえる体制というものが必要だろうということで、特に、全科履修生に義務づけられている面接授業の体制あるいは学習センターの拡充、これは先般の質疑にもございましたけれども、その点についてもう一度伺っておきたいと思います。

第140回国会 文教委員会 第13号(1997/05/20、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人の先生方、きょうは本当にお忙しいところを御出席いただきまして、ありがとうございます。  国公私立に任期制を導入するという、これは新規立法で今国会に出されているわけでございまして、私どもは、本当に徹底した審議が求められているし、審議を尽くさなければいけないというふうに考えているところでございます。  時間も余りありませんので早速質問させていただきますけれども、有馬先生にお願いいたしますが、先ほどの先生のお話を伺いまして、任期制が幾つかの研究所、分野で取り入れられている、特に素粒子論グループの研究活動についてお話がございました。京都大学……

第140回国会 文教委員会 第14号(1997/05/21、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  端的にいろいろ伺ってまいりたいというふうに思いますが、法案第二条で、「当該期間の満了により退職」と書かれているわけであります。任期満了時にどこかの大学なり研究所なりに職を得られなければこれは失職をするというふうになると思いますが、そうでよろしいですか。
【次の発言】 失職ということですよね、そういうふうに聞いたわけであります。  では、もう一つですが、国公立大学の教員の場合、雇用保険の適用外とされているわけです、これも出たことでありますけれども。失業しても失業保険も受給できないという点もどうですか。

第140回国会 文教委員会 第15号(1997/05/23、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、スポーツ振興投票の実施等に関する法律案など三法案、いわゆるサッカーくじ法案に対し、反対の討論を行います。  反対の最大の理由は、サッカーくじの導入が、何よりもフェアプレーの精神を大事にするスポーツをギャンブルで汚し、ゆがめるばかりでなく、愛好者の多数を占める青少年の夢を壊し、その健やかな成長に新たな障害を持ち込むからであります。  サッカーくじは、サッカーゲームの勝敗を予想し、結果が的中すれば金銭を得るという紛れもないギャンブルです。これがJリーグに持ち込まれれば、試合の内容は二の次で、勝ち負けだけにこだわる風潮を助長するとともに、八百長の懸念など……

第140回国会 文教委員会 第17号(1997/05/30、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  学校図書館について、その役割につきましては近年ようやく光が当てられてきたかなという感をしております。このことに向けて本当に関係者の皆さんが大変な努力をされてきているということと、そういう努力に対して行政、政治がもっとバックアップしなければいけないということを私はまず何よりも感じているところでございます。  今回の改正案ですが、附則二項の撤廃ということですよね。図書館職員の専任の配置ということには触れられていないわけであります。このことをもって、しかし図書館の充実に一歩前進だという声もございますし、いや、これが一歩となり得るのかという厳しい……

第140回国会 文教委員会 第20号(1997/06/17、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 百四十国会で何度か質問をさせていただいておりますけれども、きょうも幾つか絞って御質問いたしたいというふうに思います。  まず、財政構造改革として出されている教育分野の問題点について御質問をいたします。  今回の閣議決定を見ますと、私は、教育費の予算抑制という点ではかつてない事態だというふうに思いますし、こういう方向で今後の日本の教育がどうなるのかという点では、非常に重大な問題を持っているというふうに考えています。  幾つかありますが、きょうは、特に義務教育の教職員の第六次定数改善計画の問題、高校は第五次ですけれども、来年度完成分を二年延長するということになっているわけでござい……

第140回国会 文教委員会 第21号(1997/07/10、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  小学生が殺害される、また、傷つけられるという痛ましい事件が続いたわけであります。私は、まず最初に、被害者の方々の御冥福をお祈りしたいと思いますし、またお見舞いを申し上げたいと思います。そして家族の方の心中は、本当に察するに余りあると思います。また現地では、三月の事件以来連日、地域の関係者、自治会の方やPTAの方や、また学校関係者も、本当に大変な御努力をされているのですね。そういう御活動に敬意を表したいというふうに思います。  今回、逮捕はされましたが、まだ被疑者の段階ですから慎重に推移を見ていかなければいけないというふうに考えます。しかし……

第140回国会 法務委員会 第10号(1997/06/11、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  この民法改正については、法務省が一年半も前に法制審の答申を得ながら、いまだに法案が提出されていないということであります。これには自民党の中で強い反対意見があったからだというふうに聞いているわけでございますが、まず最初に法務省に伺いたいと私は思うのです。  松浦法務大臣が国民の意見が真っ二つに分かれているからだという消極的な発言をされたということがございますけれども、国民の意見が分かれているというふうに言われるのは、どの部分を指してのことなんでしょうか。  そしてまた、自民党内にある反対意見というのはどういう御意見なのかについて、ちょっと御……

第140回国会 予算委員会 第20号(1997/02/27、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  ことしは憲法施行五十周年という記念すべき年であると思います。あわせて、労働基準法、児童福祉法、教育基本法も施行五十年を迎えるわけであります。  しかし、今国会の提出予定法案を見ますと、戦後五十年の民主主義的な進歩をひっくり返すような改悪法案が幾つも用意されています。私は、このような制度改悪を許すならば、国民の生活はこの先どうなるのだろうか、また二十一世紀の日本がどうなるのだろうか、そういう立場から、きょうは労働基準法改悪問題と教育改革について質問をさせていただきます。  総務庁長官にまずお伺いいたしますけれども、この数年間、世を挙げて規制……

第141回国会 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第5号(1997/10/22、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、財政構造改革の推進に関する特別措置法案が日本の教育と子供たちに何をもたらすか、財政構造改革会議の主宰者である総理並びに関係大臣にお尋ねをいたします。  法案の第十六条は、「児童又は生徒の数の減少に応じた合理化、受益者負担の徹底、国と地方公共団体との適切な役割分担等の観点から、」文教予算を抑制するとしています。法案の十七条の二項には、「私立学校に対する国の補助金の総額が当該各年度の前年度の当初予算におけるこれらの規定による補助金の総額を上回らないようにする」としています。今日の日本の私立大学、短大の学生数は八割を占めているわけでありま……

第141回国会 文教委員会 第3号(1997/11/19、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  一昨日、教育課程審議会の中間まとめが発表されました。私はまず、この中間まとめに関して一問お聞きをしたいというふうに思います。  二〇〇三年をめどにということで出されていますように、小中高校が、学校教育内容がどのように変わるのかという点では大変国民の関心、期待の高いものがあるというふうに思います。その内容は大変多岐にわたっておりますので、本当はじっくり伺いたいことがいっぱいございますけれども、きょうはその一点だけお尋ねをしたいわけであります。  この中間まとめ、大変膨大というのか、これを一読いたしまして、実は私大変驚いた箇所がございます。ち……

第142回国会 文教委員会 第2号(1998/03/11、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 大臣、御苦労さまでございます。日本共産党の石井郁子でございます。  栃木県黒磯市で中学一年生が学校の中で教師を刺殺するという事件は、戦後教育の中で初めてのことだと思うのです。それだけに大変な衝撃を受けました。しかも、その後も学校内外でのそういう子供たちの殺傷事件というのが相次いでいるわけであります。どうしてこういう事態が続くのか。状況は極めて深刻であり、一刻の猶予もできないと私は思います。これは、教育の根本が問われていると私は考えているところでございます。  そこで、このナイフ問題で、この委員会でももう既に各委員から御質疑がございましたけれども、私も文部省の対応についてお伺い……

第142回国会 文教委員会 第4号(1998/03/18、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の国立学校設置法の一部を改正する法律案は、医療短大部を学部に再編、昇格させることなどに伴う法改正でありまして、我が党は賛成するものであります。  私は、きょうは国立大学附属病院の看護婦不足問題について質問をしたいと思っています。  私は、先月末に大阪大学医学部の附属病院を訪れました。職員組合の方々と懇談をする機会を得まして、その阪大附属病院の職員の話を伺いました。いろいろな話があったのですけれども、その中で、看護婦さんたちが過酷な勤務実態に置かれているということで、大変驚きました。  阪大病院は、九三年に大阪中之島から今の吹田市に移転……

第142回国会 文教委員会 第6号(1998/04/03、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  二〇〇二年のワールドカップは日本と韓国の共催、ワールドカップ史上初めての共催方式ということで、新たなそういう開催意義も生まれているわけであります。両国での合理的で無理のない準備活動と開催が期待されていると思います。  先ほども、韓国の大会支援法と今回の特別措置法案、どうなのかという御質問もございました。日本ではワールドカップ招致の際の閣議了解で、特別な財政措置は講じないとされております。そういう点で、今回の特別措置法案で適切にやれるのか、何らかの支援、財政措置はほかにないのか、考えられているのかということがございまして、もう大臣からその御……

第142回国会 文教委員会 第8号(1998/05/06、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人の皆様には、きょう御出席いただきまして、貴重な御意見をいただきました。本当にありがとうございます。お礼を申し上げたいと思います。  私はまず長沼参考人にお答えをいただければと思いますが、Jリーグの創設の精神に、フェアプレーを大切にする、それを基本にするということが掲げられているかと思うのですけれども、このサッカーくじが導入されますと、勝敗の結果が金銭にかかわるというわけですから、審判員の方たちがミスジャッジをしてはならないということで、非常に不安を覚えておられるという声を私は耳にするわけでございます。現に、サッカーくじを実施している……

第142回国会 文教委員会 第10号(1998/05/08、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、サッカーくじ法案の基本的性格についてまずただしたいと思います。  発議者の答弁が昨年の説明から随分変わってまいりました。百八十度の変更と言ってもいいほどだというふうに思います。昨年の当委員会では、この法案をギャンブル法であるとして我が党の山原議員が追及いたしましたが、発議者の柳沢議員は、きょうこちらにはいらっしゃらないのですけれども、我々は最初から、賭博ではない、むしろ富くじだ、富くじだと思いますから、全然賭博とは違うと答えていました。福留議員は、宝くじに近いもので、ギャンブルのように次から次へと金銭をつぎ込み、これにのめり込んでし……

第142回国会 文教委員会 第12号(1998/05/20、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、まず、中等教育の将来像にかかわってお聞きをしたいと思います。  提出された学校教育法等一部改正案の主眼点は、中学校と高等学校を一貫教育にするということですし、中でも、新しい種類の中等教育学校をつくるということかなと思うのですね。それに当たっては、各都道府県が選択的に導入できる、あるいは設置できるようにするというふうに言われているところでございますけれども、この新しい学校が将来的に一体どのくらいになっていくと文部省としては想定されているのかということについて。
【次の発言】 あくまでも各都道府県の判断でつくられるようにということかなと……

第142回国会 文教委員会 第13号(1998/05/22、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  新しくつくるという中等教育学校について、類型という問題がございますので、質問させていただきます。  中教審の第二次答申によりますと、中高一貫教育の教育内容の類型を、現在の高等学校の学科のタイプに即して、(a)普通科タイプ、(b)総合学科タイプ、(c)専門学科タイプに分類し、三つ目の専門学科タイプについては、いわゆる職業学科、芸術科、理数科、体育科、外国語科などに分けてございます。  これは中等教育学校として、この三つ、あるいは今具体的に挙げられた専門学科のこういうタイプの学校ができるというふうに理解していいのでしょうか。

第142回国会 文教委員会 第14号(1998/05/27、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  教育職員養成審議会の答申に基づいて今回の教免法改正ということになっているわけでございます。先ほど来局長の答弁にも、これは大きな改正であるということを言われましたように、私自身も教員養成のあり方、また大学の今後にかかわる重大な内容が含まれているというふうに考えていますけれども、この質疑がきょうとあさってと参考人を含めまして五時間強でありまして、私はこれで本当に必要な審議が尽くされるというふうには思えないわけであります。  申し上げたいのは、文部行政というか文部施策の中で、こういった審議会で実質的に方向づけがされて、そして細目については政省令……

第142回国会 文教委員会 第16号(1998/06/03、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本当に短い時間ですので限られた御質問だけさせていただきますが、まず、教育職員養成審議会で述べられていることで一点お尋ねしたいと思います。  それはこういう部分なんですが、   各教科、道徳及び特別活動の指導法等に関す  る各科目等については、学習指導要領に掲げる  事項に即して包括的な内容を教授する必要があ  り、制度的にもその旨を明確化する必要があ  る。こう書かれているわけですが、この「制度的にもその旨を明確化する」、これは一体どういうことなのか。省令などの中に具体化されるというふうな意味でとらえるのか、ちょっと御説明ください。

第142回国会 予算委員会 第27号(1998/03/18、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。残る持ち時間で質問をさせていただきます。  ことし一月、栃木県黒磯市での女性教師刺殺事件、学校の中で中学一年生が起こした事件、戦後教育の中でも初めての事件でございますけれども、その後、中高校生によるナイフ殺傷事件が相次いでおりまして、父母、教職員の皆さんはいたたまれない思いでいると思います。  子供たちを守るために私たちは何をすべきか、あらゆる施策を講じなければなりません。  総理は、二月十六日の施政方針演説で、「受験競争やいじめ、登校拒否、さらには青少年の非行問題が極めて深刻になっております。」という認識のもとで、「この問題を放置すれば将来……

第143回国会 文教委員会 第3号(1998/09/18、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  この夏、文部省発表の数字によれば、不登校の子供たちが十万人を超えました。十万五千四百十四人ということですね。また、いじめが原因で自殺をする子供、事件を起こす子供が後を絶たないわけであります。今の子供たちは二十一世紀を担うわけですから、本当にこのままでは日本の社会の存続、発展が危うい、私は、日本社会の危機と見なければいけないと考えているところでございます。  折しもこの五月に、国連子どもの権利委員会で、子どもの権利条約の我が国の実施状況についての審査が行われまして、その中で、六月に同委員会から日本政府に対する最終見解が示されたわけであります……

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第12号(1999/06/04、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。私は、きょうは文部行政の問題で質問させていただきます。  今回の法案は、地方分権を推進する趣旨で提案されているというふうに思うわけでございますが、戦後五十年、今教育は戦後最大の曲がり角に来ていると言っていいと思います。いじめ問題、子供たちの自殺、学級崩壊、大学生の学力低下など、どれを見ても、このままいけば二十一世紀の日本社会の土台を崩しかねない、こういう事態になっていると言わなければなりません。  画一化し硬直化した教育行政が学校教育、学校現場に何をもたらしたのか、このことの真剣な反省の上に、教育行政のあり方を変えなければいけない、大きく変更……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(1999/04/15、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、今日の子供たちがさまざまな問題を抱えているということにつきまして、参考人の皆さんのそれぞれの立場から取り組んでいらっしゃることをお聞かせいただきまして、本当にありがとうございました。  非行とか問題行動としてあらわれる子供たちの問題と、それから二十一世紀を担う日本の子供が抱える全般的な問題とがあると思うんですね。それはどこに境界があるのかという問題や、それから、共通している問題もあるのではないかというあたりも私は考えているところなんですが、それは神戸少年事件をきっかけとしてというか、このところ衝撃的な少年事件が起こるということが……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第5号(1999/07/09、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 こんにちは。日本共産党の石井郁子でございます。  薬物乱用問題等についての審議ということでございまして、私は、きょうは、この薬物問題で今我が国の施策がどういう到達点にあるのかということを、私もこういう機会に勉強させていただくというつもりで御質問いたしますので、どうかよろしくお願いいたします。  その場合に、私は、子どもの権利条約を手がかりに質問をしたいと思っております。  申し上げるまでもなく、子どもの権利条約の三十三条では、このように書いてあります。   締約国は、関連する国際条約に定義された麻薬及び向精神薬の不正な使用から児童を保護し並びにこれらの物質の不正な生産及び取引……

第145回国会 青少年問題に関する特別委員会 第7号(1999/07/29、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  子供の虐待死の多さにつきましては、これはたまたまきのうの夕刊でございますね、この新聞報道を見て、私は改めてショックを受けたところでございます。九二年から九六年の五年間で三百二十八人だということを厚生省の研究班が調査として発表されました。その中で、三歳以下の子供が四分の三、それから実母が虐待をするというのが四分の一を占めているという点も大変私はショックだったわけであります。  先日来、当委員会におきまして参考人質疑も受けまして、子供の虐待というのは緊急の課題だということの認識を私自身も大変深めたところでございます。  最初にまず、そういう認……

第145回国会 内閣委員会 第12号(1999/07/16、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうはそれぞれのお立場から、日の丸・君が代問題につきまして貴重な御意見をお聞かせいただきました。私は、そういう御意見を伺うにつけましても、国旗・国歌を決めるという重大問題ですから、ますます慎重な審議が求められているということを痛感したところでございます。  時間が余りありませんので、安仁屋陳述人にまずお伺いをしたいと思いますが、沖縄にとりましては、やはり日の丸・君が代の問題は近現代史の中に位置づけて考えなければいけない、そういう重い問題だということや、天皇制の支配、統治と無関係ではないということが強調されたわけでございますけれども、戦後……

第145回国会 文教委員会 第3号(1999/02/10、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは大変長時間にわたりまして、本当に大臣御苦労さまでございます。私、最後の質問になりました。よろしくお願いをいたします。  これから児童数が減少していくわけであります。また、若い先生が現場に入ってこないということが今日の教育現場の困難の要因の一つにもやはりなっているということが指摘をされています。こういうときですから、三十人学級への移行、法制化をもう検討すべきだというふうに私は思いますし、かねがね主張してまいりました。  もう既にこの点では質疑がございますので、関連して二つだけちょっと確かめておきたいというふうに思います。  これも出……

第145回国会 文教委員会 第5号(1999/03/11、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の国立学校設置法の一部を改正する法案につきましては、医療技術短期大学部を廃止して四年制大学に移行するということでございますし、医療の高度化、専門職を育成するという流れから見て積極的な意義があり、賛成するものでございます。  ただし、この法案には職員定数も定めておりまして、今回の改正案では、前年度比、増員分が九十三名、定数削減分百九名で、十六名の純減となっております。とりわけ事務職員その他が九十八名の減員ということが特徴的かと思うのですが、定数は一九九四年以降毎年増員になってきたわけですね。九九年度、初めてこういう減員化したというふうに……

第145回国会 文教委員会 第6号(1999/03/19、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  学術振興会法の一部改正案につきましては、この改正の理由として、科研費の予算額や申請件数が急増したということが挙げられております。そして、審査員数が、学術振興会分だけで約二千四百名と増員される計画である、そして審議体制の充実が図られるということになってございます。  学術振興会が行う審査、配分ですけれども、やはり研究者の間ではこの問題が大きな関心事なんですね。どのようにこの透明性が担保されるのかという点で、先ほど来も質疑がございまして、現行とそう大きくは変わらないという御答弁だったかと思いますが、やはり審査、配分の透明性の担保をどのように考……

第145回国会 文教委員会 第7号(1999/04/14、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出されました法案は、大学審議会答申の「二十一世紀の大学像と今後の改革方策について」というこのタイトルに示されていますように、二十一世紀に向けての大学改革の一環というふうに言えると思うのです。また、この間、一連の改革が進められてまいりましたけれども、その仕上げ的な意味もあるかなというふうに私は感じているところでございます。  その点でいいますと、この間の大学審答申に基づく大学改革が、例えば性急な教養部改組によって教養軽視に陥っていると各方面から指摘されておりますね。また、いまだに劣悪な教育研究条件、いわゆる大学の貧困という状況にあえいでい……

第145回国会 文教委員会 第9号(1999/04/22、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。学校教育法等の一部を改正する法律案について、前回に続いてただしたいというふうに思います。  私は、十四日の質問で、国立大学の評議会、教授会について、審議事項から議事手続まで法律と省令で定めるということは重大な問題だというふうに指摘をいたしました。法案では、さらにというか、その上に、一体的運営ということまで規定されているわけであります。これは国立学校設置法第七条の七として、当該大学の教育研究上の目的を達成するために、学部その他の組織の一体的な運営により、その機能を総合的に発揮するようにしなければならないということがございます。これを書き込んだ意味はどう……

第145回国会 文教委員会 第11号(1999/05/19、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国立教育会館の解散に関する法案でございますけれども、私どもは賛成でございます。ただ、国立教育会館の移管先につきましては、独立行政法人化を検討ということが先ほど来出されておりますので、きょうはその問題で質問をさせていただきます。  中央省庁改革等関連法案が出されておりますけれども、二〇〇一年から独立行政法人化するものとして、国立青年の家や航空宇宙技術研究所を初めとする研究所、博物館、美術館等の八十九施設の名前が挙がっているわけでございます。  独立行政法人化のキーワードの一つとなっているのが効率性ということかと思うのですけれども、こうした効……

第145回国会 文教委員会 第16号(1999/08/04、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国旗・国歌問題は、今参議院の特別委員会で審議中でございますけれども、教育現場への影響が極めて重大でございますので、きょう、私は重ねて質問をさせていただきます。  日の丸・君が代を国旗・国歌と法制化するに当たりまして、政府は、国民に強制し義務づけるものではないという御答弁をたびたびされていらっしゃるわけですけれども、そのことを改めて確認できますか。そしてまた、強制できない、義務づけてはいけないというのはどういう理由からでしょうか。よろしくお願いします。
【次の発言】 私の趣旨がちょっと伝わらなかったようでございますけれども、文部省の御見解、……

第145回国会 予算委員会 第11号(1999/02/05、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。私は、子供と教育の問題で質問をいたします。  言うまでもなく、二十一世紀を担うのは今の子供たちであります。その子供たちの間にさまざまな問題がある。荒れと言われるような問題が広がっているということは、もう大変胸が痛むわけであります。  学級崩壊ということも言われております。授業中子供たちが立ち歩く、教室から出ていく、授業が成り立たないということなんですね。この点は、先月、滋賀県、岡山県で先生方の教育研究集会もございまして、生々しくそういう実態も報告されているわけであります。校内暴力も八〇年代に大変な社会問題になりましたけれども、今日はそれ以上と……

第146回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(1999/11/24、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出されております独立行政法人個別法は、前国会の通則法に引き続きまして、効率性や弾力性ということがキーワードになっているかなというふうに思いますが、そのもとで国立文化財研究所、国立博物館、国立近代美術館などを独立行政法人にする。これは本来国が果たさなければならない責務を放棄するものだというふうに私は考えておりまして、文部科学省関係機関の独立行政法人化に反対するものであります。最初にこの立場を表明いたしまして、きょうは特に、文部科学省関係十五法案のうち国立文化財研究所、この独立行政法人化問題を中心に幾つかお尋ねをさせていただきます。  まず……

第146回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(1999/11/18、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  児童虐待という深刻な問題、また緊急な対応を要するという問題につきまして、きょうは、児童相談所の取り組み、いろいろの御苦労をお聞かせいただきました。本当にありがとうございます。  私は、お聞きをいたしまして、児童相談所の機能をやはり強化をするということは、述べられましたとおり、児童福祉司や心理判定員などの体制を拡充するというのが本当に不可欠だというふうに考えたところでございます。ところが一方で、この児童相談所の人員だとか予算というのが、たしかことしの予算でも削られているんですよね。現場でも人が減らされているということをお聞きしますけれども、……

第146回国会 文教委員会 第2号(1999/11/09、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに、私からも私学の授業料、また私学助成の拡充について一言触れさせていただきます。  山原議員の質問の中で、全国私立学校教職員組合連合の調査のことが引用されましたけれども、倒産、リストラ等による家計急変者がいるかどうかという項目での質問は、今回が初めてだったというんですね。まだ必ずしもこれは本当に全部の数じゃないと思うんですが、わかった数で、今全国で百六十七人中、大阪では四十一人だったと。これは比率でいいますと二四・五%も占めるわけでして、今大阪がいかに厳しいかということがここにも示されているというふうに思います。  だから、今お話しの……

第146回国会 文教委員会 第4号(1999/11/24、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の年金制度改定は、退職年金の支給開始年齢を六十五歳に引き上げる、六十五歳以降の年金について賃金スライドを凍結するなど、高齢者の生活保障への国の責務を大きく後退させるものです。今、若い世代からさえも、老後の不安を感ずるという声をたくさん聞くわけでありまして、これでは、国民の将来への不安が一層募り、消費の冷え込みによる深刻な不況をさらに悪化させかねません。  私どもは、こうした年金制度改悪には反対であります。このことを初めに表明いたしまして、一点、具体的にお聞きをしたいと思います。  退職年金の支給開始年齢の引き上げでございますけれども、……

第146回国会 文教委員会 第5号(1999/12/07、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、退職年金の支給開始年齢の引き上げが、雇用と年金給付の間に空白を生じさせることです。  文部省の調べによれば、私学教職員の平均定年は、高校六十二歳、幼稚園五十七歳、専修学校六十歳、大学、短大も六十五歳を下回っています。少子化による生徒数減少が私学の存立や雇用に大きな影響を与えており、六十歳以降、希望者全員が働き続けられる保障もないまま支給年齢を引き上げることは、憲法の保障する生存権を侵すことになります。  しかも、九四年に共済年金の定額部分の支給開始……

第147回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(2000/03/23、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。  現代の虐待というふうに言われましたけれども、まさに、その背景、要因、そしてまた治療も大変複雑な問題を抱えているこの虐待について、いわば最前線で本当に子供たちの命を守るために取り組んでおられる皆様方に改めて敬意を表したいと思いますし、きょうのお話で私もいろいろと教えられるところがございました。  それで、幾つかに絞ってお尋ねをしたいのですけれども、既に出ておりますが、懲戒権の廃止の問題、私からも一点、大久保参考人に伺いたいと思います。  このアンケート結果を見まして、要望項目の八項め、「懲……

第147回国会 青少年問題に関する特別委員会 第6号(2000/04/20、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人の皆様方、それぞれの立場でこの児童虐待という深刻な問題にかなり長年かかわってこられて、そしてその中から得られたいろいろな問題について、御提案という形でいろいろ教えていただきまして、本当にありがとうございました。  親がなぜ我が子を虐待するのか、そういう行為に出るのかということ、そして、そういう問題がふえ続けているという日本の現実、このことについては、私は、やはりいろいろな角度から解明しなければならないと思うのです。そういう根本的な解明なくして根本的な防止策も出ないだろうというふうには考えているのですけれども、一方で、本当に……

第147回国会 文教委員会 第3号(2000/02/24、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  同僚議員の御質問と重なる点があるかと思いますが、幾つか質問させていただきます。  まず初めに、文部大臣の所信表明で述べられました教育改革についてでございます。  先ほどの質問でも、教育改革国民会議と中央教育審議会とはどう違うのか、何を議論されるのか等々の質疑があったかと思いますけれども、私も、大臣所信は十八日だったと思いますが、朝日新聞の記事を見てびっくりしたわけであります。朝日新聞の夕刊でしたけれども、そこでは、文部大臣が教育改革と教育基本法の見直しを並行して進めるという考えを示したという紹介、そして、教育基本法見直しを含めて教育のあり……

第147回国会 文教委員会 第5号(2000/03/08、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出の国立学校設置法改正法案には、それぞれ異なる四つの内容が一括して出されているわけでございまして、私は、それぞれに尋ねたいことはございますけれども、今回は、初めて設置される大学評価機関の問題、これでお尋ねをしたいと思います。  法案では、学位授与機構を大学評価・学位授与機構に改める、大学の教育研究活動等を評価し、公表するということが明記されただけで、具体的な評価に関する事項等は今後省令などをまたなければいけないということかというふうに思うのですね。  どういう目的でどんな評価を行うのか、あるいは、それがどう活用されて、どんなふうに大学の……

第147回国会 文教委員会 第6号(2000/03/10、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。きょうは、三人の先生方の皆さん、参考人としてお出ましいただきまして、急なお願いをさせていただいたかと思いますけれども、本当にありがとうございます。  私は、お話を伺いまして、ますますやはり、研究、教育の評価あるいは国立の大学の研究機関としての評価というのは、本当にいろいろな問題を抱えているなということを今感じているところでございますし、慎重に行われなければいけないというふうに考えているところでございます。  しかし、この法案が通りますと、もう四月から評価委員会が立ち上がりまして、そして二〇〇〇年度中にテーマを、何本になるのか、決めまして、二〇……

第147回国会 文教委員会 第7号(2000/03/15、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  高等学校の免許教科として「情報」及び「福祉」に関する教科が新設されまして、その免許法改正が出されているかと思いますが、私は、この機会に高校教育のあり方について少し質問をさせていただきたいと思います。  ことしの高校生の就職状況が、先日、文部省、労働省の調査で発表になりましたけれども、七九・三%と過去最悪であります。この就職難に加えまして、若年の未就労者、就職しない方々の増大ということが社会問題となっているかと思うわけです。十八歳になれば本当は親から独立、自立できるというのは世界的には常識かなと私は思うんですけれども、日本の場合は、二十歳を……

第147回国会 文教委員会 第10号(2000/03/31、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の法案で、大学院修学休業制度が創設されるということで、学校を取り巻く急速な変化、そしてさまざまな抱える問題等々にかんがみまして、現場からの期待感も大きいものがあるだろうというふうに思うわけであります。  そこで、幾つかの点について、質問をしたいと思います。  既に現在、現職教員への研修制度として定着を見ている長期研修制度の扱い、派遣研修と言われたりもしますけれども、二年間または一年間、教育大学初め国立の教員養成系の修士課程に修学して行われている形態があるわけでございまして、もう二十年来というふうに言われているわけですね。初めに、この研……

第147回国会 文教委員会 第13号(2000/04/21、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案の質疑に先立ちまして、北海道有珠山の噴火災害について、一問お尋ねをさせていただきます。  学校関係者の皆さんも、子供たちを訪ねたり励ましたりして、学校生活を立て直そうとこの間奮闘されております。きょうは高校の始業式だと聞いているところです。この問題では、一地域の問題にしないで、行政の支援を長期的に行っていくということを文部省に求めたいというふうに思うのでございます。  その一つといたしまして、被災地と周辺の学校について、教職員を加配してほしいという要望が地元から出ているわけでございます。  被災地では、使えなくなった学校があって、それ……

第147回国会 文教委員会 第14号(2000/04/26、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の改正で障害者の情報アクセス権が確保されます。聴覚障害者の方々はリアルタイム字幕で、緊急時のニュースだけでなくてさまざまな番組が今後楽しめるということで喜ばしいと思います。  そのリアル通信のことですけれども、今後どのように具体的に実施されていくのかということがあるかと思うのです。  そこで一点、最初にお伺いしたいのですけれども、サービス提供のためにはいろいろ、入力技術の向上ですとか、いつでもこたえられるように入力者を組織するとか、こういうこともあるでしょうし、また、どこであるいはどういう団体でこれをされるのか、その選定などがあるかと……

第147回国会 予算委員会 第13号(2000/02/25、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  教育問題を中心に質問させていただきます。教育改革国民会議が近く発足をするという報道でございますけれども、この教育改革国民会議と教育基本法の問題で質問をさせていただきます。  青木官房長官は、十六日の当委員会における肥田議員の質問に答えまして、まず一回目は、教育基本法を変える考えはございませんと答弁されました。ところが次の答弁では、教育基本法の基本的な考えを変える必要はありませんと申し上げたのであって、五十数年たっておりますので、その中に加えるべきものを加えていかなければならぬと答えていらっしゃるわけです。一体どっちが本音なんでしょうか。 ……


42期(2000/06/25〜)

第149回国会 文教委員会 第2号(2000/08/04、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、教育基本法の問題で文部大臣にお聞きをいたします。  小渕前首相の私的諮問機関として、懇談会として教育改革国民会議が発足を見たわけでございますけれども、その時点で私は、教育基本法と教育改革国民会議との関係はどうなのかと、これは二月二十五日の予算委員会で質問をいたしました。そのとき青木官房長官は、「教育基本法の基本的な考えは変えない」、「この教育改革国民会議が教育基本法を変えるための会議である、そういうふうな御理解をいただいては間違いだろう、」と御答弁されたわけでございます。これは私が、政府としての教育改革国民会議に対する真意は一体どこにあ……

第150回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(2000/11/09、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  日本の子供たちが、性や暴力シーンという、むき出しの、本当に悪質な描写にさらされている、そして無防備な状態にあるという点では、私もそうですが、多くの皆さんが胸を痛めておられるわけであります。  私ども日本共産党としましても、今、子供と教育をめぐる危機的な状況が進行していることの一つに、文化の問題、子供たちを有害な情報から守るという点で、文化の面での社会としての自主的なルールづくりというのが求められているんじゃないかというふうに考えてきたところであります。  きょう各省庁から御説明いただきまして、それぞれ省庁としても、そういう認識のもとにいろ……

第150回国会 文教委員会 第2号(2000/11/10、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、まずサッカーくじ問題で質問をいたします。サッカーくじのテスト販売が十月二十八日から開始されまして、第一回の投票が十一月四日に締め切られた。当せん結果も先ごろ発表になりましたし、売り上げが七千六百五十万円となっております。  テスト販売で大きな問題として浮上してきましたのが、十九歳未満への不売対策。余りにもずさんじゃないのか、いいかげんだという問題だと思うんです。これは、テレビや新聞、マスコミでも、そこに焦点を当てて論じているところであります。  例えば東京新聞、「こちら特報部」ですけれども、「十九歳未満スルーパス」という特集がありま……

第150回国会 文教委員会 第4号(2000/11/17、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  お忙しい先生方にきょうは参考人として当委員会にお越しいただきまして、お礼を申し上げます。本当にありがとうございます。  まず座長、江崎参考人にお伺いをいたします。  十四日に教育改革国民会議が開かれましたね。その後で、クリスマスイブの観劇に牛尾治朗委員が森首相を誘われたということがございまして、そのときに森首相が、これは首相の座にですけれども、それまで座っていられればいいけれどもねとこぼしたと。それに対して牛尾氏が、際どい発言に驚かれまして、そんな軽率なことを言ってはいけないとたしなめたそうでございます。  お尋ねしたいのは、もし森首相が……

第151回国会 文部科学委員会 第3号(2001/02/27、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず、ハワイ・ホノルル沖で発生しました、愛媛県立宇和島水産高校実習船えひめ丸が米原子力潜水艦グリーンビルに衝突され、沈没したという痛ましい事故について、被害を受けた皆様及び関係者の方々に心からお見舞い申し上げますとともに、今なお行方不明となっておられる方々の早期発見を願うものでございます。  米原子力潜水艦側の理不尽さが次々明るみに出ておりますから、原因究明とともに、えひめ丸の引き揚げに全力を挙げていただくことを、まず町村文部科学大臣にお願いいたします。  この件につきましては、本委員会において集中的な審議の機会があろうかと思いますので、……

第151回国会 文部科学委員会 第5号(2001/03/09、42期、日本共産党)

○石井(郁)議員 お答えいたします。  政府案は、主要三教科、小学校では国語、算数、理科、中学校では英語、数学、理科について、二十人の学習集団をつくることを目玉としているわけでございます。しかし、文部科学省の担当者のコメントによりますと、一つには、完全週五日制になっても教員が受け持つ授業時数を減らさない。児童生徒が出席する授業のこま数は週換算で二こま減るが、教員は土曜日の分だけ平日の授業時間をふやす。二つ目には、担任を持たない教員も担任と同程度の授業を受け持つこと。特に小学校では、担任を持つ教員と教科専任などでは授業時間の差が大きい、これを平均化する。三つ目に、教務主任や生徒指導主任など授業時……

第151回国会 文部科学委員会 第7号(2001/03/16、42期、日本共産党)

○石井(郁)議員 お答えいたします。  まず、学校栄養職員の定数改善の内容とその趣旨はとのお尋ねでございます。  配置基準でございますが、単独実施校では、児童生徒数から学級数に変更しております。ミルク給食を除く学校給食を実施する単独実施校について、十五学級以上の小中校に一名、十四学級以下の小中校二校に一名を配置しています。また、共同調理場において、千百人以下に一人、千百一人から四千四百人まで二人、四千四百一人以上を三人という配置基準でございます。十年間で約五千人の改善増でございます。  趣旨といたしましては、第一に、学校栄養職員の職務は、学校給食法においても、学校給食の栄養に関する専門的事項を……

第151回国会 文部科学委員会 第9号(2001/03/28、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  自然体験や社会体験、子供の読書活動など、子供たちの成長、発達にとって不可欠であるということはもう言うまでもないと思います。学校の中でも学校の外でも、こうした自主的な活動、体験を重ねていくということ、進めていくということは、今日的にも非常に重要だというふうに私も思っています。  しかし、そのためにも、私、最初に強調させていただきたいと思いますのは、やはり体験活動できるための条件整備はどうなっているのかという問題なんですね。社会教育法の三条、四条を持ち出すまでもありません。やはり国の責務はそうした条件整備をすることにあるということじゃないのか……

第151回国会 文部科学委員会 第11号(2001/05/23、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私は、教科書の検定問題で伺います。  扶桑社発行の中学歴史教科書については、検定調査審議会から百三十七カ所の修正意見がつきました。その修正意見に従いまして書き直したために検定合格となりました。しかし、その後、これは荒井信一茨城大学名誉教授、和田春樹東京大学名誉教授らによって、事実に関する誤りと問題点のみについて五十一点指摘されているわけであります。  例えば、大日本帝国憲法をアジアで最初の近代憲法としている。しかし、これは、アジアで最初の近代憲法は、一八七六年にオスマントルコ帝国で公布されたミドハド憲法という指摘があるなど、こうしたたぐいで五十一……

第151回国会 文部科学委員会 第13号(2001/05/30、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  審議入りしました三つの法案ですけれども、教育改革国民会議の報告を受けてのものであります。首相の一私的諮問機関からの報告でありまして、いわゆる個々の委員の意見を聞くにすぎない懇談会の報告だというふうに思うのですね。こういう報告がなぜ法律化されたのでしょうか、その理由をちょっとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 迅速というふうに言われましたけれども、私は、迅速ではなくて拙速だと言わなければならないというふうに思うのですが、昨年の十二月二十二日に最終報告がございまして、今お話しのように、それが一月に入って、一月弱の間に文部省として新生プランにまとめ……

第151回国会 文部科学委員会 第14号(2001/06/01、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私は、引き続きまして、地教行法の教員の問題で質問をいたします。  教員の指導力不足について、その判断基準につきましていろいろ議論になっているところですけれども、専門的知識、技術が不足して学習指導が適切でない場合、指導方法が不適切だ、生徒の心を理解する能力や意欲に欠け、学級経営や生徒指導を適切に行えないという答弁でございます。  法案成立後、都道府県教育委員会に対し具体例を施行通知として示していくということが答弁されているわけでございますが、なぜこの三つが基準たり得るのでしょうか、またどこでこれは検討されたものなのか、お答えいただきたいと思います。

第151回国会 文部科学委員会 第16号(2001/06/06、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。私は、本日は学校教育法の一部を改正する法律案と、引き続いて指導力不足教員の問題で質問をいたします。  まず学校教育法でございますが、今回五十六条の第二項に「特に優れた資質を有すると認めるものを、当該大学に入学させることができる。」とし、いわゆる大学への飛び入学が、これまで数学、物理に限定してきたものが全分野へと対象が広がります。そして、大学の自主的判断にそれがゆだねられています。また、博士課程のある大学という要件がございましたけれども、これも撤廃される。四年制でも短大でも、また専修学校にも拡大しているわけであります。  まず確認したいのですけれども、……

第151回国会 文部科学委員会 第19号(2001/06/13、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、学校教育法の奉仕体験活動についてお伺いをいたします。本日は、すべて大臣の御答弁でお願いをしたいと思います。  この問題でこの間の質疑を聞いていますと、学校における奉仕体験活動は義務でもなければ強制でもないという御答弁だったと思います。ところが、六月五日の児玉議員の、総合所見の対象となりますかとの質問に対して、遠山大臣は、他の教育活動同様、評価を行うことになるわけでありますとお答えになっていらっしゃいます。  評価の対象となるならば、強制あるいは義務につながるのではありませんか。いかがでしょう。

第151回国会 文部科学委員会 第21号(2001/06/22、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  中谷参考人には、大変な状況の中で当委員会においでいただきまして、本当にありがとうございます。また、御苦労さまでございます。  突然の惨劇とはいえ、教室の中で子供たちの命、八人もの命が奪われました。また、周りの子供たち、傷を負った子供たち、本当に深い傷を与えたわけでございます。私は、こういう事件に、悲しみとともに、心からの憤りを抑えることができません。御冥福を祈りながら、関係者の方々、御遺族の方々へのお見舞いをまず申し上げたいと思います。  私自身、もう十数年前にもなりますけれども、教育大に籍を置いた者といたしまして、同僚の皆さん方の御心痛……

第151回国会 文部科学委員会 第22号(2001/06/27、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私、本日は、文部科学省発表になりました大学の構造改革の方針について、また昨日、今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針が閣議決定されたわけでございますが、それとの関連でも質問をさせていただきます。  私どもにとっては極めて寝耳に水の大学の構造改革方針でございました。この問題は日本の学術研究の基盤を揺るがしかねない重要な問題を含んでいるということでございますので、まず、これはどこでどのように検討されたのでしょうか、またこれは文部科学省の正式決定と見ていいのでしょうか、大臣にお伺いいたします。

第153回国会 文部科学委員会 第2号(2001/10/31、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私、きょうは大学問題について質問をさせていただきます。  学術の中心としての大学のあり方をめぐって重要な局面を迎えています。一つは、大学の構造改革の名のもとに進められている国公私トップ三十育成構想による大学のスクラップ・アンド・ビルドの問題。もう一つは、国立大学の独立行政法人化方針に基づく法人化構想の推進であります。これは、国の知的基盤をなす大学の自主的、創造的発展にとって極めて重大な問題だということでありまして、私は拙速は許されないというふうに思っています。  そこで、本題に入る前に、科学史についての基本認識をちょっと大臣にお聞きをさせていただ……

第153回国会 文部科学委員会 第4号(2001/11/21、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 ただいまの件でございますが、大変重要な問題でありますので、一言申し上げさせていただきます。  十月三十一日の当委員会で、大臣は、私の質問中に、他の議員に答えている、同じことを聞くのだろうかという趣旨での答弁をされたわけでございます。私は、もう余りにもこれは傲慢な態度というふうに受けとめました。去る五月にも、同僚議員の質問に対しまして、極めて不適切な発言ということで答弁を取り消されたということがございました。私は、こうした不適切発言を二度も繰り返されるという点で、やはり委員会の審議に対して、また院に対しての基本的な大臣の姿勢が疑われると言わざるを得ません。文部科学大臣として、今……

第154回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(2002/04/11、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  青少年の引きこもりが深刻な社会問題となっております。私、きょうは、この問題で質問させていただきます。  引きこもり親の会がございまして、KHJ親の会というのですけれども、そこによりますと、現在八十万人くらいいるのではないかというふうに言われています。また、引きこもり年数も、三年、五年、十五年を超える人も出ているということですね。  こうした引きこもり青少年の社会参加、社会復帰のために、民間組織や地方自治体がいろいろな取り組みを始めているところだと思います。激しい親への暴力で家庭崩壊のケースも出ているのに社会的救済は皆無に近いという親の声、……

第154回国会 青少年問題に関する特別委員会 第5号(2002/06/13、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  薬物乱用という大変深刻で、しかし重大な問題、そして、それにかかわる今日の日本の青少年の状況等につきまして、きょうは、四人の参考人の方々それぞれの立場からの取り組み、そしてまた御見解もお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。  私も、きょう伺って認識も新たにいたしまして、薬物というその独自な問題もございますけれども、やはりいろいろな問題と関連しているなということもいろいろ教えられた気がいたします。そういうことで、そういう広い視野でも取り組んでいかなければいけないというふうにも思いました。  そこで、最初に、この薬物乱用と言われる……

第154回国会 文部科学委員会 第3号(2002/02/27、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  四月から新学習指導要領の本格実施が始まります。それを目前にしまして、文部科学大臣が一月十七日に学びのすすめを発表されました。私は、まずこの問題についてお聞きをしたいというふうに思います。  アピールでは、放課後の時間の活用や補充的な学習、それから朝の読書などの推奨、支援、適切な宿題や課題など家庭における学習の充実等々を勧めているのかなというふうに思います。こうしたことは、学力低下に対しての批判、今各方面から起きておりますけれども、それを意識して出されたのでしょうか。
【次の発言】 今伺っていまして、私は、学習指導要領あるいは学校教育の目標……

第154回国会 文部科学委員会 第6号(2002/04/05、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  遠山大臣は、この間、人材・教育・文化大国と二十一世紀科学技術創造立国を実現するには、知の創造と継承の拠点である大学の役割は極めて重要でありますということを述べておられるわけでございます。きょう、私は、この問題に関係して質問をしたいと思っています。御答弁は、そういうわけで大臣にお願いしておりますけれども、基本的な認識を問う形での質問ですので、どうかよろしくお願いをいたします。  大臣がおっしゃっておられますように、私も、我が国の科学技術の発展のために大学の果たす役割は極めて大きいというふうに思いますけれども、改めて大臣のこの御認識について確……

第154回国会 文部科学委員会 第9号(2002/04/24、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私どもの事務所に、この四月に入りまして、ある学校から訴えがございました。内容は教員の定数配置に関する事柄でございますので、まず、この問題で質問をいたします。  訴えの要旨を紹介しますと、平成十四年度が始まり、新しい教育課程が完全実施となった、学習内容の三割削減等により児童生徒の学力低下を心配する声もあるものの、新しい学習指導要領は、各学校の創意工夫を生かして特色ある教育を行い、ゆとりの中で生きる力をはぐくむという高邁な理想を掲げて出発するはずだった、ところが平成十三年十月に突然出された怪文書によって、学校の時間割り編成に手かせ足かせがはめられ、新……

第154回国会 文部科学委員会 第11号(2002/05/22、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  十年経験者研修を任命権者に義務づけるという今回の教育公務員特例法の改正案でございますが、それについて質問いたします。  武山議員も触れていたところでございますけれども、現行でも教職経験者研修というのは行われているわけですね。十年研修、十五年研修、あるいは二十年研修というのもあるということでございますが、例えば、埼玉県では十年、東京都で十年以上十四年未満の者、富山県で十年経験者とか、愛媛県でも十年及び十五年次、大阪でも十年目と十五年以上というふうにあるわけで、まず、文科省にお伺いしますけれども、この十年、十五年を一回とみなして、教職経験者研修を実施……

第154回国会 文部科学委員会 第12号(2002/05/29、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私、本日も、まず国立大学の法人化問題について御質問をさせていただきます。  去る四月五日の本委員会において、この問題について、私は、三月二十六日に新しい「国立大学法人」像についてという調査検討会議の報告書がございまして、それをお尋ねしたわけですけれども、次のような大臣の御答弁がありました。国立大学等の独立行政法人化に関する調査検討会議という会議体で十分に議論され、そして大学人の間での合意を得て、今回の調査検討会議のレポートが出されたわけでございますと。私は、果たして大学人の合意を得ているのかどうか、これがやはり大きな問題点だと思いますので……

第154回国会 文部科学委員会 第13号(2002/06/05、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の法改正に対しましては、不法輸入された文化財を原産国へ返還する措置が一定前進したものとして賛成できるわけでございます。  私、国際条約について、今後の問題として、文化財保護のために一点お尋ねをしておきたいと思います。  盗難文化財保護を目的とするユネスコ条約以外の条約として、武力紛争時の文化財略取を阻止するためのハーグ条約、また文化財の定義を国に登録された物件以外にも拡張して盗難文化財の返還義務を明確に規定したUNIDROIT条約というのがございますけれども、その批准は国際的に進んでいますが、日本は両条約とも批准していません。UNID……

第154回国会 文部科学委員会 第14号(2002/06/07、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  実演家の氏名表示権、同一性保持権など、実演家の人格権の創設は実演家の皆さんの長年の願いでございまして、今回大きな前進だというふうに思います。  既にちょっと議論にもなっておりますが、二〇〇〇年十二月にWIPOの視聴覚的実演の保護に関する外交会議が開かれておりますが、そこで、新条約の採択には至らなかったけれども、十九の条項の暫定合意によって、実演家の人格権の創設とあわせて実演家の財産的権利の充実についても合意がされております。  私はこの件で、私自身、百三十九臨時国会、六年前でございますけれども、やはり著作権の改正が審議されましたときに、実演家の人……

第154回国会 文部科学委員会 第15号(2002/07/03、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今ちょうど御質疑があったところでございますけれども、また大臣の御答弁もございましたが、私もこの問題、一点お伺いをしておきたいと思っています。学校施設の耐震診断、改修という問題でございますね。  これは、七月一日に内閣府から地震防災施設の整備状況に関する調査という中間報告が発表されまして、全国の国公私立の小中高校、大学などの校舎、十四万九千六百四十八棟のうち、五四%に、耐震診断自体受けていないということだと思うんですね。ことし三月にも、消防庁が学校施設の六割が耐震性に疑問があるという結果を出しているわけでございます。  やはり最も安全である……

第154回国会 文部科学委員会 第17号(2002/08/07、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  冒頭、先般の私の質問に関して、理事会協議に基づきまして、工藤局長から答弁いただきました。しかし、私は到底納得できませんので、本来これでもっと質問しなきゃいけない、それはまた別途の機会に譲りたいと思いますが、今の話の限りでちょっと、二、三だけ確認をさせていただきたいと思っています。  今、資料の説明いただきましたけれども、私は、前回この二枚をお示ししたんですけれども、重要なことは、この国立七大学の事務局長の会議の出席者名簿、文部科学省からもいますよ、七大学もいますよ、そのことが一つの意味だったんですよ。だから、文科省と七大学の事務局長とがい……

第155回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(2002/11/21、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  日本の青少年にはさまざまな問題がございますけれども、私は、自立して生きていく、人間としてのこの基本のところで困難にぶつかっていると思っています。  今、若年層の未就労、不安定雇用が社会問題となっています。これはやはり政治の責任であり、政治の喫緊の課題として取り組むべきだというふうに思いますが、まず、この点で大臣の御認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 少し具体的に伺っていきたいと思うのでございます。  「平成十五年三月高校・中学新卒者の求人・求職状況」が九月五日に発表されました。これによりますと、今年度の求人数は十一万五千人で、前年同……

第155回国会 特殊法人等改革に関する特別委員会 第6号(2002/11/14、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  文部科学関連法案は八本でございますが、本日は、主に独立行政法人日本芸術文化振興会法案についてお聞きをいたします。  昨年の十二月七日に、議員立法によって、文化芸術振興基本法が施行されました。ほぼ一年がたとうとしておりますが、私は、この基本法を生かして、芸術文化活動を支援し、豊かな文化芸術をこの二十一世紀に花開かせていくことが今求められているというふうに思います。  まず、お聞きをいたします。昨年の文化芸術振興基本法の審議の際、私は、予算を十分にふやして、希望する団体に広く当たるようにする、本当の意味での芸術文化の振興をすそ野から広げていく……

第155回国会 文部科学委員会 第2号(2002/11/01、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  今回の学校教育法の一部改正案は、四つの重要な内容を持っています。一つは高等教育の認可事項の見直し、二つ目に法令違反状態の大学等に対する是正措置の整備、それから三つ目に法科大学院を含む専門職大学院の創設、四つ目に認証評価制度の創設でございます。  是正措置の整備や専門職大学院について、また認証評価制度の問題について、これらは新しい制度の導入ですから、十分時間をかけて審議しなければならない内容だというふうに思います。  きょうは短時間でございます。最も重要な内容を持つ認証評価制度の問題に焦点を当てて質問をさせていただきます。  まず、もう既に話になっ……

第155回国会 文部科学委員会 第3号(2002/11/08、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、学校教育法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、大学の学部等にかかわる認可事項の見直し、法令違反状態の大学に対する是正措置の整備、法科大学院を含む専門職大学院の創設、認証評価制度の創設など四つの重要な内容を持っています。  法科大学院の創設をめぐっては、法務委員会との合同審査が行われました。しかし、最も重要な内容である認証評価制度の創設については、参考人招致すら行わず、採決がされようとしています。  今回の認証評価制度は、真に政府から独立した第三者評価機関が自主的、自律的に行うというものではなく、文部科学大臣の認証を受けた評価……

第155回国会 文部科学委員会 第4号(2002/11/27、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず私は、教育基本法の見直し問題でお聞きをいたします。  中教審中間報告に対しては、新聞各紙、相当厳しい論調で分析を加えております。  例えば福島民友という地方紙の一部を御紹介いたしますと、中間報告は、教育の本質とはほど遠い政治的文書と断じないわけにはいかない、一つは、中間報告がまとめられた経緯である、諮問されて以来約十カ月にわたって、諮問にこたえてみずから教育基本法を見直す審議を何一つしていない、ただ、今どきの子供は式の思いつきや放言が横行しただけで、基本法を見直すこと自体の是非すらあいまいなまま放置してきた、だから、十月十七日に中間報……

第156回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(2003/04/23、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私、きょうは児童虐待の問題で質問をさせていただきます。  児童虐待防止法が三年前にできまして、関係者の努力は相当進んでいるわけでございます。しかし、一方で、悲惨なというか深刻な事例も後を絶たないわけでございます。  最初に、この児童虐待問題について、官房長官の御認識を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 私、最近、家庭裁判所調査官研修所というところからこういう冊子が出されまして、本当にそれぞれのところでいろいろな努力がされているというふうには思ったんですけれども、「児童虐待が問題となる家庭事件の実証的研究 深刻化のメカニズムを探る」と……

第156回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(2003/05/07、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出の法案について、幾つかのことを質問させていただきます。  インターネットを利用した犯罪、特に深刻な社会問題となっている児童買春については、児童の権利の保護という観点から、出会い系サイトを含めて、インターネットに何らかの形での規制というのはやはり考えられるのではないかというふうに私も思っているところでございます。  そこで、まず、この法律の目的について、これは第一条に書かれているわけでございますが、「インターネット異性紹介事業の利用に起因する児童買春その他の犯罪から児童を保護し、」とあるわけでして、この「保護し、」という言葉ですね。この……

第156回国会 青少年問題に関する特別委員会 第5号(2003/05/08、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 こんにちは。日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、それぞれ専門の立場からの意見陳述をいただきまして、本当にありがとうございます。  きのう、当委員会で、出会い系サイト規制法と略して言わせていただきますけれども、審議入りもいたしました。幾つか問題点も出てきておりますので、それも踏まえて私は少し質問させていただきます。  まず、いわゆるメル友と言われる友達のインターネットを通してのつき合い、そのことについてちょっと伺いたいと思うのですけれども、これは野口参考人、宮本、坪井両参考人にお聞きしたいと思います。  メル友が大事な友達になっている子供たちが少なく……

第156回国会 青少年問題に関する特別委員会 第6号(2003/05/13、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私も、法案条文に則して幾つか質問をさせていただきます。  まず、この新法における事業者の責務なんですね。七条、八条がありますが、第九条には、「児童の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止するための措置を講ずるよう努めなければならない。」というところがございます。「障害を及ぼす行為を防止するための措置を講ずる」ということは、どういうことを課しているのでしょうか。
【次の発言】 いろいろ議論されているんですけれども、児童買春の問題を解決するためには、児童の性を商品化する、そういう社会風潮やそれを助長している大人の問題があるということなんで……

第156回国会 青少年問題に関する特別委員会 第7号(2003/05/15、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、この法案の質疑に当たりまして、子供の権利、子供の保護という観点からずっとただしてまいりました。これまでも政府からいろいろ御説明、大臣の御答弁もいただいておりますので、きょうは、確認的な質問ということで何問かさせていただきたいと思っています。  もう既に今お話がありましたように、児童買春禁止法では、子供は被害者である、買う大人の側が問題であるということで、子供には加罰されないということで、子供の権利がちゃんと明記されるということだったと思うのです。  問題は、この法案は、要するに書き込みのサイトに大変ないろいろな不正なというような書き……

第156回国会 青少年問題に関する特別委員会 第9号(2003/05/29、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  児童虐待防止法の見直しということで、こうして衆議院でも議論が始まりました。この問題では、本当にその渦中で、いわば第一線で御苦労されていらっしゃる皆様方に参考人としておいでいただきまして、本当にありがとうございます。  せっかくの機会ですから、私は、きょうは多くのことを皆様方から教えていただいて、そして、これからの国会での審議に大いに生かしていきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  それぞれの皆さんから、いろいろな角度から、現状、見直しの観点、必要性等々も言われたと思います。私の方から、まず大づかみでござ……

第156回国会 青少年問題に関する特別委員会 第10号(2003/07/17、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私も、一昨日、大臣に対して野党としての申し入れを行いました。青少年の担当大臣として、この間の一連の御発言はいかがかという問題、そして、しかるべき形で責任をとられることを求めるというふうに申し上げたところですが、今のところ、その答弁はいただいておりませんし、辞任しないということでございますので、そのことできょうも質問させていただきます。  私は、冒頭、きょう大臣は、担当大臣になられたということで所信を短く伺ったわけですが、この中に、本当に今回の事件の被害者となった四歳の駿君、この命を悼むというか悲しむということがございませんでした。私はちょ……

第156回国会 文部科学委員会 第2号(2003/02/26、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず私は、中教審の中間報告と教育基本法問題でお聞きをしたいと思います。  昨年の十一月十四日に、中教審は「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」という中間報告を提出いたしました。この報告書では、「本審議会としては、「二十一世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成」を目指し、」としたわけでございます。  そこでお聞きをしたいのでございますけれども、「二十一世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成」というのは、この中間報告のキーワードだというふうに思いますけれども、そのように受けとめてよろしいかどうかとい……

第156回国会 文部科学委員会 第5号(2003/03/14、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人としてきょうはおいでいただきまして、心からお礼申し上げます。  先ほど意見陳述を伺いまして、お二人共通されて義務教育の重要性、またその水準の維持向上のためにも義務教育費の国庫負担制度というのは堅持されるべきであるということを強調されたというふうに私は受けとめまして、聞かせていただきました。  それで、まず天笠参考人に伺いたいと思うんですけれども、文科省に公立学校教員の給与制度等に関する検討会議が置かれておりますけれども、その委員もしていらっしゃると思うんですが、そういう立場からもきょうはおいでいただいたのかなというふうに私は理解して……

第156回国会 文部科学委員会 第6号(2003/03/19、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  私、今回は、大学教員等の任期制の問題で質問をいたします。  任期制の問題をめぐっては、一九九七年の法案審議がありましたし、その審議の過程や、また法成立があるわけですけれども、その法そのものを無視して行われているような状況が出てきておりますので、きょうはお聞きしたいわけでございます。  大学の教員の任期に関する法律第三条は、こうあるわけですね。学長は、「当該大学の教員について、次条の規定による任期を定めた任用を行う必要があると認めるときは、教員の任期に関する規則を定めなければならない。」とあります。「これを公表しなければならない。」ともしているわけ……

第156回国会 文部科学委員会 第9号(2003/04/16、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国立大学法人法案について、法案に即してきょうは質問をさせていただきますので、大臣の御答弁、よろしくお願いをいたします。  初めに、端的に伺っておきたいと思います。  憲法二十三条に「学問の自由は、これを保障する。」とあります。その保障のために大学自治があると思いますが、大臣は尊重いたしますか。
【次の発言】 今の御答弁を伺いまして、しかし、この法案との間にはやはり大きな矛盾が生まれてくるのではないでしょうか。  以下、お聞きしたいと思います。  本来大学が自主的、自律的に定めるべき中期目標、いろいろ議論になっておりますが、なぜ、これは大学……

第156回国会 文部科学委員会 第11号(2003/05/07、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人の皆様には、本当に意見陳述、ありがとうございました。きょうは、聞くところによりますと、議面、議員面会所なんですが、百人近い大学関係者、国民の方々がいらっしゃって、院内テレビでこの参考人質疑の模様を傍聴しておられるということでございます。きょういただいた参考人の御意見を、この大学法人法案の審議はまだ始まったばかりでございますので、これからの委員会審議に大いに生かして、また私ども徹底審議を進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  さて、最初に田中参考人にお聞きをいたします。  これまで国立大学協会は、独立行政法人の通……

第156回国会 文部科学委員会 第12号(2003/05/14、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず、財政問題でお聞きをいたします。  各大学法人の土地建物などの資産はそれぞれどれくらいになるのか、お示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、トータル、総額というよりも、各大学法人の土地建物というふうにお聞きをしたわけでございまして、それはお出しいただけますか。
【次の発言】 では、この委員会の審議の途中までに、ちゃんとペーパーで出してください。各大学ごとの資産ですね、それを出していただかなければなりません。いいですか。
【次の発言】 それはぜひ、そのようにしていただきたいと思います。  次に、各大学の来年度の予算規模がどの……

第156回国会 文部科学委員会 第13号(2003/05/16、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、国立大学法人法案など関連六法案について反対の討論を行います。  我が国の高等教育の大改革と言われながら、法案の審議は、参考人質問二日を入れてたったの五日というのでは、立法府として余りにも無責任と言わなければなりません。審議は尽くされたどころか、審議されなければならない多くの問題が残されたのです。独立行政法人メディア教育開発センター法案などは、全く審議されないまま採決されようとしています。こうした中の無謀とも言える委員長職権による採決の強行に厳しく抗議するものであります。  この間の短い審議にもかかわらず、国立大学法人法案は、憲法に反する欠陥法案であ……

第156回国会 文部科学委員会 第15号(2003/05/30、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  奨学金制度についての審議が行われますので、私は、初めに一点、ちょっと端的な御質問をさせていただきます。  それは、現在の奨学金制度がどういう実態になっているのか、公正に運用されているのかどうかという問題で知りたいことがあるわけでございます。  育英会奨学金の国公私立、各大学ごとの無利子、有利子奨学金の申請件数、また採択件数をぜひお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 今の御説明ですと、大学の採択の実態の数字にはいろいろな事情があると。だったら、そういう事情を、こういう事情があるんだという説明をつけて公表したらいいわけでしょう。今お話……

第156回国会 文部科学委員会 第16号(2003/06/04、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、初めに、海洋研究開発機構法案について、一、二点、確認をさせていただきたいことがございますので、お伺いをいたします。  今回は、特別認可法人海洋科学技術センターと東大の附置研究所である東大海洋研の研究船運航組織を統合して独法化するというものでございます。  それで、東大の海洋研の運航組織には海事職の方六十三人が在職だということでございます。この点では、参議院で、「現在の東京大学海洋研究所の二隻の研究船の船員の方々も新しい海洋研究開発機構の職員として継承される」という答弁がございますけれども、新機構に移行するのは海事職の六十三人であると……

第156回国会 文部科学委員会 第18号(2003/06/11、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  映画の著作物については、欧米では保護期間が七十年以上、公表後七十五年以上ということであり、関係団体からも保護期間の延長が強く求められてきたと思います。また、ずっと議論がありますように、学校など教育機関での著作物活用を促進する内容となっておりまして、今回提出の著作権法の改正は技術の発展に対応した法整備だと私も考えています。一方で、著作権教育が不十分ではないのかという意見もやはり強くありますので、今後、この点での対応というか改善点も必要かというふうに思っております。さらに、著作権の侵害に対する司法救済については、権利者救済制度を充実させたもの……

第156回国会 文部科学委員会 第19号(2003/07/09、42期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私は、大臣に基本的な御所見を伺いたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  まず、文部科学省が発行、作成しております心のノートについてお聞きをいたします。  心のノートは、昨年、そしてことしと、全国の小中学生に配付されました。千二百万部と言われているところでございますが、そういう意味で、全国小中学生に配付されているということでいえば、これは使用が義務づけられているかのようでもあります。私は、実際上の教科書扱いではないのかというふうにも思うわけですが、まず最初に、これは道徳教育における教科書と言えるものなのか、あ……


43期(2003/11/09〜)

第159回国会 国土交通委員会 第16号(2004/04/21、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、それぞれのお立場からの意見陳述をいただきまして、ありがとうございます。  大津市、近畿でこの公聴会が開かれていることもございまして、私は、まず大都市部の高速道路問題について触れてみたいと思います。  私自身も大阪に住んでおりまして、大阪でも新たな高速道路建設が進められております。阪神高速大和川線、淀川左岸線、あるいは京都から近畿自動車道につなぐ第二京阪自動車道などがございます。  地元の住民の方々は排気ガスによる環境悪化などを心配されておりまして、高速道路のふたかけ方式などの提案、建設そのものの凍結を求めていろいろな運動が進められ……

第159回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(2004/02/27、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、虐待問題で先ほどからお話を伺いまして、本当に、それぞれの立場で実践的にかかわっていらっしゃる参考人の皆様方においでいただきまして、お話を伺うことができました。私は、大変興味深く伺いました。心からお礼を申し上げたいと思います。  私、きょうは、参考人の皆さんからできるだけいろいろそういうお話を伺いたいという質問にさせていただこうと思うんですけれども、まず最初に、共通して強調されたと思うんですけれども、やはり虐待をする親、家族への援助や支援が大切だ、そのことが一番将来的にも予防にもつながっていくわけですから、その強調がされたと思うん……

第159回国会 青少年問題に関する特別委員会 第6号(2004/06/03、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今国会の青少年特別委員会では、児童虐待防止法の改正、また、児童買春、児童ポルノの処罰法の改正という重大な法律、その成立を見ることができました。この二つの法律とも、虐待とか買春という問題で、やはりこれらが子供の権利の侵害であるという子どもの権利条約の精神を盛り込んだこと、これは私は大変評価をしているところであります。この立場を貫いて、あらゆる場でこの法律が実効性を上げること、そして行政の取り組み、また一層の施策の充実が求められているというふうに考えているところでございます。  そういう立場で、ちょっとホットな話題になるんですけれども、いろい……

第159回国会 文部科学委員会 第3号(2004/02/27、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  大臣に御答弁をお願いしておりますので、どうかよろしくお願いいたします。  きょうは、私は、都立四大学の統合、改組の問題でまず質問をさせていただきます。  東京都が都立大学などの大学の意思、意向を無視して、一方的に新大学構想を押しつけようとしているわけです。その大学の自治を無視したやり方というのは余りにも異常でありまして、本委員会で取り上げざるを得ないわけでございます。  都の大学管理本部は、都立四大学の教員全員に対して、新大学就任承諾に当たっての意思確認書の提出を求めています。回答は二月二十三日までで、五百十八人中二百九十七人しか就任の意……

第159回国会 文部科学委員会 第4号(2004/03/12、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人として貴重な御意見をお述べいただきまして、本当にありがとうございます。  義務教育費国庫負担制度は、一九七二年には、給料・諸手当以外に、旅費、退職手当、教材費、恩給費、共済費、公務災害補償基金、児童手当も対象とされておりました。その後、臨調行革、そして今回の三位一体改革によって、国庫負担の対象が給料・諸手当のみとなっているわけであります。  両参考人にまず伺いたいと思いますけれども、三位一体改革は、ここにもメスを入れようということが今回提出の法案の中の附則に、教職員の給与等に要する経費の負担のあり方に関して平成十八年度末までの検討の……

第159回国会 文部科学委員会 第5号(2004/03/17、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  御提出の法案につきまして質問をいたします。  これまでかなりいろいろな角度からの審議がございましたから、重なる部分もあるんですけれども、確認の必要もございますので、幾つか質問をしていきたいと思います。  義務教育費国庫負担法は、昭和二十七年ですね、国会でも審議されております。あなたたちの大先輩である坂田道太委員、後の文部大臣でございますが、このように述べておられます。「憲法上重要な国民の権利であり、義務であるのみならず、わが国文教政策の根幹でございます義務教育について、国が明確に財政上の責任を負担することにより、義務教育の基礎を確立し、わ……

第159回国会 文部科学委員会 第7号(2004/03/23、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  御提出の日本学術会議法の一部改正案について、幾つか質問させていただきます。  日本学術会議は一九四九年の一月に発足いたしまして、今日では七十六万人の科学者の内外に対する代表機関ということになっておりまして、人類福祉への貢献、学術の進歩のために大事な役割を果たしてこられたと思います。果たしているとも思っております。  今回の法改正は、この日本学術会議法に規定された学術会議の使命、設立の目的、職務と権限に基づいて、その役割を一層充実発展させるためのものというふうに考えてよろしいかどうか。特に、日本学術会議の独立性、代表性が強められることはあっ……

第159回国会 文部科学委員会 第8号(2004/03/31、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  あす四月一日から国立大学は国立大学法人に移行いたします。きょうは、この問題にかかわって質問をいたします。  法人には理事、監事が置かれ、教育研究評議会とともに経営協議会が設置されるわけですね。これまで幾つかの大学法人では、理事、監事、経営協議会メンバーが内定し、公表もされております。  そこで、文部科学省のつかんでいる理事、監事及び経営協議会のうちで文部官僚出身者はどれだけいますか。
【次の発言】 理事には既に三十五大学で二十六名、そのほか、経営協議会にも今お話しのような人数で文科省はつかんでいらっしゃると。ですから、もう天下りということ……

第159回国会 文部科学委員会 第9号(2004/04/02、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私立学校法の改正に当たりまして、参考人として意見陳述をいただきました。本当にありがとうございます。  安西参考人にまずお伺いをいたしますが、よく楕円構造の大学ということを提示しておられると思います。例えば、学問の創造は現在の社会を質的に異なる未来に飛躍させる、それはしばしば社会の短絡的動向や社会の要請からは距離を置いた研究を通して行われると述べておられますが、こうした社会中立と社会コミット、二つを焦点に持つ楕円構造の大学ということに立って、大学のマネジメントのあり方ということを提示していらっしゃるというふうに思うんですが、このような大学の……

第159回国会 文部科学委員会 第11号(2004/04/14、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本法案は、これまで法定されてこなかった理事会を法定して、学校法人の業務に関する決定機関とすることにあります。それ自体は当然のことだと思います。しかし、これまでの私学の不祥事を見ますと、理事長による理事会の形骸化、また理事会における教授会などに対する不当な介入、支配などによって起きていることも見ておく必要があるかと思います。  そこで、具体例を挙げてお聞きしたいことがございます。  大阪の明浄短大、明浄大学の問題なんでございますけれども、二〇〇二年に明浄短大教授会として短大改組案というのを決定しているんですね。それは短大の学生定員二百名を、……

第159回国会 文部科学委員会 第12号(2004/04/16、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは法案の栄養教諭の問題でお聞きをいたします。  学校教育法の第二十八条の二で、「小学校には、」「栄養教諭その他必要な職員を置くことができる。」として、都道府県の判断で置くことができるようになりました。これは、置くも置かないも都道府県の判断になるのでしょうか。なぜ必置ということにしなかったのでしょうか。
【次の発言】 私は、やはりそれではおかしいと思うんですね。  といいますのは、今国会でも小泉首相の施政方針演説で、「心身の健康に重要な食生活の大切さを教える食育を推進し、子供の体力向上に努めます。」と食育の重要性を述べておられたわけです。  ……

第159回国会 文部科学委員会 第13号(2004/04/20、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、参考人として貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。  まず、香川参考人にお聞きいたしますけれども、先ほどお述べになりました中で、食の教育は現在の日本の喫緊の課題であるというふうに冒頭提起をされまして、私も全く同感でございます。  今、子供たちの間に、嫌いなものを食べない偏食とか、肥満ややせ過ぎ、またダイエットと称する誤った食事制限、それから朝食をとらないとか、食アレルギーの問題等々個別的な体質の増加の問題等々が指摘されていると思います。家庭の食生活も大いに変わっていますし、子供たち自身の食生活、食習慣、……

第159回国会 文部科学委員会 第16号(2004/04/27、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  前回、栄養教諭の全校配置の問題と、学校給食の共同調理場方式から自校方式への転換の問題について質問をいたしました。自校方式への転換という問題について、重ねて伺っておきたいと思います。  地場産の野菜を出荷している人から聞いたお話がございまして、自校方式の給食を行っている栄養士さんから、箱にニンジンの葉っぱのついたものを入れてほしいという連絡があった、送ったら、子供たちから、画用紙を二枚つなげてニンジンの葉っぱをかいた、非常にリアルな絵が返ってきたという話でございました。そして、この方が言うには、やはり都会の子供たちは、ニンジンだけではなくて……

第159回国会 文部科学委員会 第17号(2004/05/12、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の法改正は、文化財の概念を広げて、失われつつある日本の文化的財産を残すという点で保護対象を拡大するというものでございまして、私どもも大変賛成できる点でございます。この改正案の内容をより深くつかんで、また充実させていくという立場で幾つか御質問させていただきます。  まず、文化的景観の保護という問題でございますけれども、この文化的景観ということは、その地域で生活をし、生業をずっとしてきた、そういう中でつくられた景観、風土もありますけれども、そういう意味では、生活や生業という中でつくられてきたという点がありますから、その生活や生業ということ……

第159回国会 文部科学委員会 第18号(2004/05/14、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は長時間の質疑になっておりますが、最後になりましたので、よろしくお願いを申し上げます。  提出の法案に関しまして、若干質問をさせていただきます。  国民年金法は衆議院を通過して、参議院で本格審議が今始まったところでございますが、この法案によって厚生年金の保険料率一三・五八%が毎年〇・三五四%引き上げられて、二〇一七年には一八・三〇%にまで上がるということが言われてまいりました。ところが、参議院の審議に入りますと、その額にとどまらない、物価や賃金の上昇によって保険料が上がるということで、国民年金の保険料の上限がないということが今大変問題……

第159回国会 文部科学委員会 第19号(2004/05/18、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。きょうは、参考人としての貴重な意見陳述、本当にありがとうございました。  早速、お伺いをしたいと思いますが、まず木村参考人にお願いをいたします。  この法案は、昨年の十二月二十二日に出された総合規制改革会議の規制改革の推進に関する第三次答申に基づくものだという説明を文部科学省の方から私どもよく聞くわけでございます。  その点で伺うんですが、規制改革会議の答申はコミュニティ・スクールの法制化を求めていたと思うんですね。新しいタイプの学校であるコミュニティ・スクールは、教職員人事、予算使途及び教育課程の決定などの学校運営について、学校、保護者、地……

第159回国会 文部科学委員会 第20号(2004/05/19、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。法案に関して質問をいたします。  ただいまの加藤委員の質疑にもございましたけれども、まず、学校評議員制度との関係について伺いたいと思います。  ことしで四年目に入っているのでしょうか、学校評議員制度が制度化されました。この学校評議員制度も、地域住民の学校運営の参画の仕組みとして初めて位置づけられたものと言われてきたわけですが、学校運営協議会制度が今後実施されていくという場合に、この評議員制度とこれは併存するというふうに考えていいのかどうかという問題なんですね。  それで、併存するという場合には、一体どっちをとるか。評議員制度をとるのか、運営協議会の方……

第159回国会 文部科学委員会 第21号(2004/05/21、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  本法案の改正は、放射性同位元素の使用や汚染されたものの廃棄などを規制して放射線からの障害を防止するという点で、今回の改正は賛成できると考えております。  きょうは、放射線と人体への影響について幾つか質問をさせていただきます。  まず、劣化ウランによる内部被曝のことでございます。  劣化ウランというのは今イラクで大変問題になっていることでございますが、この劣化ウラン弾は、標的にぶつかると燃え上がる、非水溶性の二酸化ウラン、水溶性の三酸化ウラン、ほかに八酸化三ウラン、酸化物の微粉末となって、呼吸により、また飲み水や食べ物にまざって口から体内にとり込ま……

第159回国会 文部科学委員会 第22号(2004/05/26、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  もう質問に入りますが、平成十五年度末の大阪の教員の退職者ですが、定年退職七百二十四名でございましたが、四十歳から五十九歳の特別退職者千五百九十六名と二倍に上っております。広島県の場合で見ますと、教職員の定年退職者数が百八十二名で、若年の退職者が三百十六名と、やはり一・七三倍なんですね。この中の教員の場合だけで見ると、定年退職された方が四十四名でした。若年退職者が二百四十人ですから、実に五・四五倍ということになっております。  そこで、大臣にお答えをいただきたいと思いますけれども、教員が定年を待たずにこのように大量にやめていっているという事……

第159回国会 文部科学委員会 第24号(2004/06/01、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。最後になりましたけれども、きょうは、四人の参考人の皆様方、当委員会においでいただきまして、どうもありがとうございます。また、貴重な御意見も本当にありがとうございました。  今回のこの還流防止措置と貸与権の改正についての審議が始まっているところでございますけれども、いろいろと論点も大体見えてきたかなというふうには思っておりますけれども、そういう中で、最後でございますので、私は確認的な質問をさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。  初めに依田参考人にお尋ねしますけれども、文化審議会著作権分科会報告書、報告を見ますと、日本レコード協会……

第159回国会 文部科学委員会 第25号(2004/06/02、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  質問に入る前に私も一言申し上げておきたいと思いますが、きのう長崎県の佐世保で起きた事件、クラス内の子供同士で、そして学校の中でカッターナイフで刺されて死亡するという、本当にあってはならない事件が起きたわけでございます。学校におけるこうした事件というのは、実はこの間、これほどまでではないとしても、これは本当に新しい事件ですけれども、幾つか起きてきたところでもありますし、私たちは改めて、何が背景なのか、何が原因なのか、その究明はもとより、二度と本当に起こしてはならない、こういうことで、この問題を痛切な課題として受けとめていきたいということをま……

第159回国会 文部科学委員会 第26号(2004/06/11、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、日の丸・君が代の強制問題について質問をさせていただきます。  まず、確認をしたいのですけれども、一九九九年、ちょうど六月でした、国旗・国歌法が審議をされました。そのときの小渕首相の答弁、そしてまた有馬当時文部大臣の御答弁がございまして、その内容なんですけれども、国旗の掲揚等に関して義務づけを行うことは考えていない、したがって、国民の生活に何らの影響や変化が生ずることはないとありました。また、学校における学習指導要領に基づく国旗・国歌の指導は、児童生徒の内心にまで立ち入って強制しようという趣旨のものではなく、あくまで教育指導上の課題として……

第159回国会 予算委員会 第13号(2004/02/19、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、若年者の雇用の問題について質問をいたします。  高校生の昨年十二月末の就職内定率が先日発表されましたが、内定率が六八%と過去三番目に低い率です。内定率なお厳冬と言われる状態でございます。七万四千人が未内定のまま。求人倍率も〇・九四倍で、昨年に次ぐ低率となっています。大学生の内定率も、前年同期を三・二ポイント下回って七三・五%で過去最低の水準。約十万人が未内定のままでございます。全体の失業率が五%台ということで、しかし、二十五歳未満の若年の失業率というのは一〇・一%なんですね。しかも、失業者やパート、アルバイトなどのフリーターが増加し……

第160回国会 文部科学委員会 第1号(2004/08/04、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、提出されました私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律を廃止する等の法律案について質問をいたします。  本法案は、前国会で自民、公明両党によって強行成立した私立学校教職員共済法案の一部を改正する法律を廃止するものです。この私学共済法の最大の問題点は、国家公務員共済法の改正規定を準用し、マクロ経済スライド方式を導入し、厚生年金に合わせて今後国会審議抜きで私学共済年金の給付水準を自動的に引き下げること、また掛金も同様に引き上げることにありました。私学共済年金法の審議の中で、現行の掛金率が一〇・四六%なのに最終的には二〇・三五%にもなることが明……

第161回国会 文部科学委員会 第2号(2004/10/27、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに、新潟県中越地震におきまして亡くなられた方、また被災された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。二次災害のおそれがある中で、長期化する避難生活を強いられるわけでございます。政府といたしまして、万全の体制と対策を講じられますように、要望申し上げましておきたいと思います。  さて、まずその新潟の問題でございますけれども、学校からいろいろ要望も出されておりますので、一点伺わせていただきます。  まだまだ避難所が足りない、それから避難している体育館も壁や外壁が落ちている、また補強が必要ということでございます。だから、危険な体育館……

第161回国会 文部科学委員会 第4号(2004/11/10、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案審議に入る前に、震災に関して一言伺っておきたいと思います。  前回の質問で、私は、新潟中越地震に関連して、学校の安全診断と安全対策を行うように要望いたしました。文科省は応急危険度調査を行ったようでございますが、まず、その結果を報告いただきたいと思います。
【次の発言】 調査結果に見られるように、やはりかなりの学校がいろいろ危険にさらされているということがわかっています。また、要注意とされた建物もかなりあるということなんですね。今余震がなお続いていますし、しかもかなり強い余震だということもありますから、そんな中で子供たちは学校へ行くわけ……

第161回国会 文部科学委員会 第5号(2004/12/01、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  大臣には、お疲れのことと思いますが、御答弁よろしくお願いいたします。  まず、三位一体の問題でお聞きをしたいと思います。  当委員会の十月二十七日でございますが、中山大臣はこのように述べておられました。義務教育費国庫負担法というのは、憲法二十六条や教育基本法の第四条に定める義務教育無償の原則に沿ったものである、仮に、義務教育費国庫負担金を一般財源化した場合に、地域によっては教育の機会均等や教育水準の確保に著しい支障を生じるという事態になれば、それは憲法等の要請に対する国の責任を果たしているとは言えない状況になると考えている、だから、義務教……

第162回国会 青少年問題に関する特別委員会 第1号(2005/01/21、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの上川陽子君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、藤村修君が委員長に御当選になりました。  委員長藤村修君に本席を譲ります。

第162回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(2005/03/15、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょう、私は、社会問題となっている引きこもりの問題についてお聞きをしたいと思います。  南野大臣は所信の中で、「引きこもり等が深刻化するとともに、」「青少年をめぐる状況には大変厳しいものがあると認識しております。」と述べられています。引きこもりが深刻化している、青少年の状況は大変厳しい、こういう指摘をされたということを私は評価したいと思っております。  そこで、最初に、どういう実態を踏まえてそういう認識をしていらっしゃるのか、深刻だという認識をもう少し披瀝いただきたいと思います。
【次の発言】 引きこもり体験者の体験談などいろいろありますけれども……

第162回国会 青少年問題に関する特別委員会 第5号(2005/07/26、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  参考人の方々、それぞれに子供たちのさまざまな実態と向き合っておられて、その中から、今の子供たちをどう見たらいいのか、その子供観といいましょうか、あるいはその問題性の本質的なことについてきょうは重要な問題提起をいただいたというふうに思っております。本当にお忙しい中をありがとうございます。  私、幾つかのことを伺いたいと思いますが、青少年のさまざまな問題行動だとかいろいろな事象が社会問題となり報道されるたびに、今の子供はと、こういう言い方をされるんですよね。私は、このこと自身が大人がもう子供をつかめなくなっている、大人と子供の間がギャップがあ……

第162回国会 文部科学委員会 第2号(2005/02/23、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず、二月十四日に発生した大阪府寝屋川中央小学校における教職員殺傷事件に関して質問をいたします。  この事件で男性教諭が亡くなりました。二人の方が重傷で、今も入院しているわけでございます。また、そして多数の児童が心の傷を負っています。私は、亡くなられた鴨崎先生の御冥福を祈るとともに、負傷された先生の一日も早い御回復を願うものであります。  二〇〇一年六月には、大阪教育大附属小学校の本当に悲惨な事件がありました。それを教訓にして、再びあのような事件が起こらないようにと取り組んできたやさきのことでありまして、安全であるべき学校でこのような事件……

第162回国会 文部科学委員会 第5号(2005/03/11、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案審議に先立ちまして、一点確認をさせていただきたいと思います。下村政務官の教科書に関する発言問題でございます。  下村政務官は、教科書検定基準の近隣諸国条項について、条項ができたことでマルクス・レーニン主義による自虐史観の教育が行われていることを看過できず議連をつくったと述べまして、近隣諸国に配慮した検定のあり方を強く批判したという記事を、私、新聞で読みました。そして、いよいよ教科書採択がことしの七、八月に行われる、きょうは地方の方々がたくさんいるので、歴史教科書がぜひ正常な形で採択されるようにしていただきたいというふうに述べたと報じら……

第162回国会 文部科学委員会 第6号(2005/03/16、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。朝九時から始まりました質疑も最後の質疑者となりました。よろしくお願いいたします。  きょうは、法案の中の就学援助費についてお聞きをいたします。  経済的理由によって就学困難な児童生徒に学用品など就学援助費が出されているわけですね。これも憲法二十六条と教育基本法の掲げる義務教育無償の原則、教育機会均等を実現するためのものであるということを、私は前回の質問で確認させていただきました。これまで国は、要保護、準要保護児童生徒に対する就学援助を行う自治体に対して予算の範囲内で補助を行ってきました。  そこで、まずお伺いします。予算措置をしてきた要保護、……

第162回国会 文部科学委員会 第7号(2005/03/17、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  義務教育費国庫負担法の審議を続けてまいりましたが、この審議にかかわって一つ気になるデータがございまして、まずその点からただしたいと思います。  私が参考人招致を要請しました東大大学院の教育研究創発機構研究者代表の苅谷教授のプロジェクトチームがまとめた義務教育職員人件費の推移というのがございます。それによりますと、公立小中学校の教職員の人件費が今後急増する、二〇〇七年度から二〇一七年度まで毎年度、現在よりも三千億円から四千億円上回るという試算なんですね。二〇一八年度までの累積額が四兆四千七百五十億円に上るというわけでございます。  文部科学省として……

第162回国会 文部科学委員会 第8号(2005/04/06、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  昨日、来年度から使用の中学校教科書の検定結果が公表されました。きょうは、もう既に外交上の問題にもなっております扶桑社発行の「新しい歴史教科書」の問題を取り上げたいと思っております。  ここに、その検定用の教科書、それから検定意見、修正表というのがこういうふうにございまして、それも持ってまいりました。だから、ここで、検定意見によってどのように変わったのかということなども確かめたいと思っております。  質問に入る前に、一点申し上げたいことがございます。それは、今、この検定意見及びこうした修正表、修正文というのは事前に記者には配られているんです……

第162回国会 文部科学委員会 第10号(2005/04/20、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  国立大学が法人化されてちょうど一年です。国立大学がどうなっているのかという点で、幾つかの点に絞って質問をさせていただきます。  国立大学法人法審議のときには、衆参で大変熱心な、かつ真剣な審議が行われました。そして、衆議院では十項目、参議院では二十三項目に及ぶ附帯決議もつけられたわけでございます。しかし、その幾つかはもう既に破られているんですね。  まず最初に、授業料の問題でお聞きします。  この問題では、法人法審議の際に、当時の河村建夫副大臣がこのように述べておられました、デフレ経済のさなか、むしろ抑制ぎみに考えていかなきゃなりませんと。また、遠……

第162回国会 文部科学委員会 第13号(2005/06/10、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案の審議に入ります前に、一点確認をさせていただきたいと思います。  五月の十一日に与党の教育基本法改正に関する検討会がありまして、文部科学省が教育基本法改正の仮要綱案を提示されたということでございますけれども、これは事実ですか。
【次の発言】 文部科学省の手によって教育基本法改正の法案、仮要綱案ですけれども、それができているということですね。戦後初めてのことだと思います。私は、極めて重大な問題だというふうに考えております。  それを新聞報道などで見ているわけですが、前文、それから教育の目的とか目標、それから補則ということまであって、十八……

第162回国会 文部科学委員会 第15号(2005/07/20、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、アスベスト対策についてお聞きをいたします。  ただいまも、改めて文部科学省として学校施設の全国実態調査を行うということが表明されておりますけれども、これは、私は、やはりすべての国公私立の、まず幼稚園、それから小中学校、高校、大学、つまり国立、私立、公立含めて必要だということと、それから全国の社会教育、文化施設も対象とすることが必要ではないかと考えますが、この点はいかがでしょうか。
【次の発言】 昨今、アスベストの被害の実態という問題が次々と明るみに出ておりまして、本当に子供たちの安全な環境を確保するという点で、ぜひ今の御答弁のように早急にす……

第162回国会 文部科学委員会 第16号(2005/08/03、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、サッカーくじ、スポーツ振興くじの問題で質問をいたします。  サッカーくじが実施されてことしで七年目を迎えているわけでございますが、本年の五月八日からtotoGOAL3が販売されたようです。まず、この当せん確率及び投票の内容について説明していただきたいと思います。
【次の発言】 このような新聞があるんですね。これは五月九日の読売ですが、私も見てびっくりいたしました、「カンタン=当たりやすい! totoGOAL3」。今、百五万通りから四千通り。こういう一面、ほかの新聞にも出ていると思いますけれども、ありました。本当にびっくりしたんです。  ……

第162回国会 予算委員会 第12号(2005/02/15、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国立大学の学費値上げの問題で質問をいたします。  きのうは、全国から大学生が、学費を下げてほしいと国会要請に見えました。その中ではいろいろ深刻な話もございまして、父親ががんで亡くなってしまった、学費の捻出も途端に悩んでいるという話も聞きました。改めて、勉学を続けるということが今こんなに厳しいのかと私も思い知らされました。  文部科学省の学生生活調査でも、五人に四人がアルバイトをしていますし、そのアルバイトも深夜に及ぶ長時間ということが多くなっています。大学院生も、学費が高いために生活費を切り詰めなければならない、だから学業に専念できない状……

第162回国会 予算委員会 第17号(2005/02/22、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私は、少子化傾向克服と男女平等の課題について質問をさせていただきます。  政府は、一九九四年にエンゼルプランを出しまして、昨年十二月には子ども・子育て応援プランを策定、今後五年間の目標もかなり詳細に出されたところでございます。そして、この間、少子化対策としてさまざまなプランをずっと発表してまいりました。しかし、出生率は、十五年前の一・五七、これは一・五七ショックということでしたけれども、昨年度の一・二九へと低下し続けているわけですね。(発言する者あり)
【次の発言】 昨年九月の内閣府の意識調査では、少子化対策で特に期待する政策とし……


44期(2005/09/11〜)

第163回国会 青少年問題に関する特別委員会 第1号(2005/09/22、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまのやまぎわ大志郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、近藤昭一君が委員長に御当選になりました。  委員長近藤昭一君に本席を譲ります。

第163回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(2005/10/20、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、一九七〇年代に共働きを始めまして、保育所、学童保育と、子供とかかわってまいりました。きょうもこもごも語られましたが、共同運営という形から始まった学童保育が制度化され、法制化される、そしてきょうは、いわば集中審議的な形での参考人質疑となったわけでございまして、私も大変歴史を感じ、また意義深くも感じているところでございます。  ちょうどこの参考人質疑があるためで目が行ったのかもしれませんが、きょうも真田参考人が新聞の記事を資料に入れていただきましたけれども、雑誌でも何か特集、レポートが相次いで発表されているんですよね。それで、これは、あ……

第163回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(2005/12/16、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  誘拐、殺害という形での幼い子供に対する事件が相次いでおりまして、こういう事件を繰り返さないというためには、学校関係者はもとより地域住民、さまざまな取り組みが今なされているところだろうと思います。やはり国会や行政も全力を挙げて取り組まなければならないと考えております。  今とり得るあらゆる対策を打つべきだと思いますが、その一環として注目されているのがスクールバスの問題なんですね。新潟県の加茂市では、児童生徒の安全対策としてスクールバスを配置しているということが報道されております。  加茂市では、ことしの四月から、これまで十五台持っていたけれども、さ……

第163回国会 内閣委員会 第7号(2006/01/19、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  幼い子供が誘拐、殺害されるという重大事件が相次ぎました。再びこうした痛ましい事件を起こさないために、地域、住民それぞれが必死に取り組んでおられるところでございますけれども、私は、行政がやはり本腰を入れなければならないというふうに思います。  まず最初に、栃木県今市市の大沢小学校一年生の吉田有希ちゃん殺害事件が起きて一カ月半以上が経過しました。警察は正月も返上で捜査に当たっているようでございますけれども、先ほど捜査状況についてはお伺いいたしましたが、ぜひ、犯人逮捕に向けて、国家公安委員長として、特にどういう決意で取り組んでいかれるかという御決意を伺……

第163回国会 文部科学委員会 第2号(2005/10/19、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず、私も、義務教育費国庫負担の問題でお聞きをしたいと思います。  昨日、中央教育審議会が「新しい時代の義務教育を創造する」という答申案をまとめられました。それを見ますと、「国は、その責務として、義務教育の根幹」、三つですね、機会均等、水準確保、無償制「を保障し、国家・社会の存立基盤がいささかも揺らぐことのないようにしなければならない。」とした上で、このようにありました。「義務教育の構造改革を推進すると同時に、義務教育制度の根幹を維持し、国の責任を引き続き堅持するためには、国と地方の負担により義務教育の教職員給与費の全額が保障されるという……

第164回国会 教育基本法に関する特別委員会 第5号(2006/05/30、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、参考人として御出席いただきました先生方、御多忙の折、本当にありがとうございます。また、貴重な御意見を承ることができまして、本当に感謝しているところでございます。  教育基本法につきまして、提出された政府の法案と特に中教審の答申との関係でやはりいろいろと問題が出てきておりますので、きょう私は、その辺に限りまして質問をさせていただきます。  そこで、鳥居会長にお聞きをするわけでございますけれども、中教審答申では、教育の目的を達成する上での心構え、配慮事項を教育の方針として規定していたと思うんですね。これは現行法に定められた教育の基本理……

第164回国会 教育基本法に関する特別委員会 第6号(2006/05/31、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  憲法に準ずる法律の教育基本法についての全面改定の政府提出の法案でございまして、国会審議に入ったところでございます。私は、やはり立法提案の趣旨、関連資料等がこの審議には不可欠だと考えているものでございます。私自身は当委員会で一回目の質問でございますので、きょうはその点からちょっと入らせていただこうと思います。  その資料の問題につきましては、理事会等におきましていろいろ議論もありました。そして、先日、二十六日の理事会に「与党教育基本法改正に関する検討会について」という資料が出されました。  しかし、これを見ますと、第一回から第十回はまとめて……

第164回国会 教育基本法に関する特別委員会 第7号(2006/06/01、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出の教育基本法案に関しまして、私、きょうは具体的に御質問させていただこうと思っております。  政府案の十七条、教育振興基本計画となっております。これは、教育振興基本計画は政府が定めると。国会の承認すら経ずに教育の具体的なあり方を全国の学校に、そういう意味じゃ押しつけることができる、こういう制度となるものでございます。  では、この教育振興基本計画で政府は何を定めようとされているかということなんですが、中教審答申では例示がされておりまして、第一に、全国一斉学力テスト、これはしばしば問題になっております。二番目に、少人数指導や習熟度別指導の……

第164回国会 教育基本法に関する特別委員会 第9号(2006/06/05、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  現行教育基本法をなぜ今全面改定しなければならないのか、また、現行法のどこに問題があるのかということにつきまして今もって納得のいく説明がされていないというふうに私は思っております。きょうは、そもそも、この現行基本法の成立過程についてまずお聞きをしたいと思っております。  六月二日から東京新聞で、「教育の原点 基本法改正を検証する」という連載が始まっております。その一回目が「米国の押しつけはない」というものでした。  学校教育法を立案された安嶋弥さんという方が、事基本法に関してはCIE、民間情報教育局主導で制定されたものではない、CIEは基本……

第164回国会 教育基本法に関する特別委員会 第11号(2006/06/07、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 私、日本共産党の石井郁子です。  本日は、四人の参考人の皆様に御出席いただきまして、貴重な御意見を伺いました。本当にありがとうございます。  最初に見城参考人に伺いたいと思います。  少し前ですけれども、文部科学委員会の方にも参考人としておいでいただいたと思いますが、そのときも大変貴重なお話を伺うことができました。私は大変印象に残っているんですけれども、見城さんが、教育と医療は国の原点であるというふうにおっしゃっていたと思うんですね。あのときは三位一体改革の問題だったわけでございますけれども、今の政府は健康、福祉の分野では冷たい、自己努力をしなさいというふうに言っているようだ……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第7号(2006/04/07、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  行政改革推進法案の五十三条にあります国立大学法人の人件費削減問題で質問をいたします。  五十三条は、「役員及び職員に係る人件費の総額について、平成十八年度以降の五年間で、平成十七年度における額からその百分の五に相当する額以上を減少させることを基本として、人件費の削減に取り組まなければならない。」としておりますけれども、各大学の人件費総額の支出を五%以上削減せよということでしょうか、大臣。
【次の発言】 法人になっているわけですけれども、これはちょっとできないとか取り組まないという場合が出てきた場合はどうなりますか。

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(2006/04/11、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  市場化テストの問題で質問をいたします。  独立行政法人に関する有識者会議は、昨年十月二十八日に、国立美術館、博物館、文化財研究所の再編統合について、さらなる検討を行うべきであるという要望を出しました。また、規制改革の民間開放推進会議は、これらの機関を市場化テストの対象にすべきだという要望も出されております。こういう経営効率優先のあり方について、平山郁夫東京芸大学長、高階大原美術館長らが「効率性追求による文化芸術の衰退を危惧する」という声明を発表し、いろいろ行動されたということはよく知られているところでございます。  そこで、最初に文科大臣……

第164回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(2006/02/14、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  あと、もう一人いらっしゃいますけれども、大変長時間にわたりましてきょうの参考人質疑が続いておりますが、参考人の皆様、それぞれの角度で、実践を積みながら、子供の安全のためにいろいろな研究、また蓄積をしていらっしゃるということで、きょうは大変興味深くお話を伺わせていただきました。  それで、まず小宮参考人、横矢参考人、ともに、地域安全マップづくりということが強調され、既にいろいろな各地の取り組みが始まっているということでございましたけれども、私はこの話を伺いまして、そういえば学校で、私たちの小学校時代も、こういうことではなかったけれども、似た……

第164回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(2006/03/30、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  政府の子ども・子育て応援プラン、青少年育成施策大綱などを見ましても、乳幼児期の子供を含む施策として出されていると思います。言うまでもなく、乳幼児期をどういう環境のもとで過ごすかというのは、人間発達のスタートですから、大変重要だというふうに私も常々思っているところです。その際、そういう子供の施策を遂行するときに、日本も批准しております国際条約の子どもの権利条約、これを抜きに考えることはできないと思うわけでございます。  そこで、きょうは一般質疑でございますので、子どもの権利条約、特に乳幼児期の問題ということで質問をいたします。  それは、昨……

第164回国会 内閣委員会 第2号(2006/02/24、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私、きょうは、官製談合をめぐる官と業の癒着問題について質問をいたします。  防衛施設庁の官製談合事件は、空調設備工事の談合から始まり、岩国や佐世保の米軍基地建設をめぐる談合へと捜査が広がっております。官と業の底なしの癒着の実態が明らかになっているわけでございます。  この問題は、司法や防衛庁だけに任せておけばいいという問題ではありません。官製談合をなくすために、内閣を挙げて、実態の徹底解明とともに抜本的な再発防止策をとる必要があると思いますが、最初に、この点について官房長官の御見解を伺いたいと思います。

第164回国会 内閣委員会 第4号(2006/04/21、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案の団体訴権について質問をさせていただきます。  今回、消費者団体訴訟制度が導入される。消費者団体が長年にわたってその実現を要求してきた制度でございまして、我が党も消費者基本法大綱などでその実現を要求したところでございます。私は、法案の問題点をただしつつ、この制度を発展させていく、そういうスタンスできょうは質問させていただきたいと思っております。  初めに、大臣に伺います。  この消費者団体訴訟制度の目的は消費者被害を防止することにあります。消費者団体が積極的にこの制度を活用していく、そういうことが消費者の被害を防止することになるわけで……

第164回国会 内閣委員会 第5号(2006/04/26、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人として、それぞれ御専門の立場から貴重な御意見を聞かせていただきました。本当にありがとうございます。  初めに、佐々木参考人と落合参考人に基本的な問題で伺いたいと思います。  近年、消費者行政は、保護から自立へ、また事前規制から事後規制へということが強調されているわけでございます。そうした影響からでしょうか、消費者団体が調査した都道府県の消費者行政を見ますと、担当職員が減少している、予算も五年間で二割も減少して、後退が目立っているわけでございます。  そういう中で消費者の被害が大幅に増加している。苦情相談件数が、一九九六年か……

第164回国会 内閣委員会 第6号(2006/04/28、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  この法案は、適格消費者団体に二重、三重の大変厳しい規律と負担を課しておりまして、私は、この負担が適格消費者団体の活動を萎縮させるのではないかと懸念します。  その点で、認定取り消し規定についてお聞きをいたします。  一昨日の参考人質疑でも、日弁連の佐々木参考人は、本来、消費者団体が活発に使うべき制度が、重い手続になる、消費者団体が萎縮し、制度の性格が変わってしまったという感さえあると述べていらっしゃいました。  まず確認させていただきますが、取り消し事由の一つである三十四条一項四号の前段部分ですね、このようにあります。「当該訴訟等の当事者……

第164回国会 文部科学委員会 第2号(2006/02/24、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  ただいまも話題になっておりましたけれども、今国会は官製談合をめぐる官と業の癒着問題、特に天下りとの関係が大きな問題となっているわけでございます。  そこで、きょうは、まず最初に文部科学省における天下り問題について、お聞きをいたします。  衆議院の調査局の天下り調査によりますと、二千二百人の天下り、出向者が文科省にはいる、そして天下り先団体に対して補助金が二兆千五百億円出されている、これは新聞報道もされたところでございます。  私は、文部科学省の役人が文部科学省所轄の公益法人、独立行政法人、認可法人や補助金等交付法人にどのくらい天下っている……

第164回国会 文部科学委員会 第4号(2006/03/08、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  提出の法案について質問をいたします。  ただいまも義務教育の根幹とは何かということをめぐってのやりとりがございました。私は、これはやはり大変大事な問題だと思いますので、はっきりさせなくてはいけないというふうに考えております。  その点からでございますけれども、先日の委員会で牧議員とのやりとりがございまして、それを聞いていて思ったんですけれども、現在、文部科学大臣の姿勢が、これまでの文部科学大臣の答弁からも大幅に後退しているんじゃないか、そう言わざるを得ないわけであります。  小坂大臣の御答弁ですが、二分の一から三分の一に引き下げるという、……

第164回国会 文部科学委員会 第5号(2006/03/10、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、まずお聞きしたいのは、第八次公立義務教育諸学校の教職員定数改善計画についてでございます。これは、昨年、平成十八年度概算要求として文部科学省が出されたと思いますが、その理由、内容をまず御説明ください。
【次の発言】 五年間で一万五千人の増員をという計画と伺いましたが、しかし、その間自然減もあると思うんですね。自然減は幾らと見込んでいるんですか。
【次の発言】 わかりました。自然減が九千人あるということなんですね。  十八年度の要求でいえば、千人の増員だけれども自然減が千人だと。では、差し引きゼロじゃないですか。十八年について言えば、何もふ……

第164回国会 文部科学委員会 第6号(2006/03/14、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  義務教育の国庫負担制度の根幹を守るかどうか、また日本の義務教育の将来をどうするのかにかかわる重要な法案の審議に当たりまして、きょうは、参考人の皆様、本当に御多忙だと思いますけれども、こうしてお出ましいただきまして、また貴重な御意見もいただきました。本当にありがとうございます。  私は、初めに見城参考人と梶田参考人に、中教審とのかかわりでお伺いさせていただこうと思うんですね。  もう随分いろいろと出ておりますけれども、中教審の議論、相当突っ込んで、しかも、データに基づいてされたということですね。にもかかわらず、地方代表の意見と平行線をたどっ……

第164回国会 文部科学委員会 第7号(2006/03/15、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、私、学校耐震化の問題と、創設される義務教育諸学校施設費国庫負担の交付金制度の問題で質問をいたします。  まず耐震化ですが、文部科学省が昨年四月一日現在で公表した公立学校施設の耐震改修状況調査がございますが、全国の小中学校は十三万棟、耐震性が確認されている建物が全体の五一・八%です、六万七千七百五十二棟しかありません。耐震性の確保されていない建物が六万三千百一棟です。四八・二%残されています。とりわけ、耐震診断を必要とする一九八一年以前の建物八万三千六百六十三棟のうち、改修等の対策がとられた建物が二万五百六十二棟。それから、耐震化の前提と……

第164回国会 文部科学委員会 第8号(2006/03/17、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  法案に関連しまして、独立行政法人日本スポーツセンターのサッカーくじについてお聞きをいたします。  まずお聞きしますけれども、独立行政法人の日本スポーツセンターの理事長など役員に支払われている年間の報酬及び給与はそれぞれ幾らですか。
【次の発言】 それでは、もう一つですが、このセンターのサッカーくじ担当セクション、そこにかかわる職員の人数及び給与は幾らでしょうか。
【次の発言】 今明らかになりましたように、センターの理事長、先ほど理事長の年間報酬はおっしゃらなかったんですけれども、私ども一千九百二十万円というふうに聞いているんです。この役員に支払わ……

第164回国会 文部科学委員会 第9号(2006/03/29、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、まず就学援助の問題でお聞きをします。  昨年度、準要保護の就学援助が国庫補助の対象から一般財源化されたわけです。そのため、多くの自治体で財源不足を口実にして基準が下げられる、また交付額も下げられたりしております。  例えば、大阪市の場合でございますが、援助を受けられる収入、所得額で世帯人数が多いほど基準が下げられたんですね。〇五年度、五人世帯で総収入が五百四十五万円まで受けられましたが、〇六年度は五百十六万円になった。つまり、二十九万円下がっているわけです。また、総所得でも、三百八十二万円だったのが三百五十九万円と二十三万円も下がってい……

第164回国会 文部科学委員会 第11号(2006/04/05、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  法案の試験研究機関の廉価使用条件の緩和措置自体は重要な問題を抱えていますけれども、本日は日本の科学技術、とりわけ宇宙開発のあり方をめぐって、今重大な問題を感じておりますので、質問をしたいと思います。  まず最初に指摘をさせていただきますけれども、これまで我が国が非軍事目的に限定してきた宇宙開発を軍事目的にも利用できるようにするための法案を準備しているということが、先日、新聞、テレビで大きく報道されました。私も大変驚いたんですが、我が国が、宇宙開発の基本として、宇宙の平和利用の原則ということを三十七年前にこれは全会一致で国会決議をしたところ……

第164回国会 文部科学委員会 第13号(2006/04/14、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  就学前の保育、教育が豊かな環境のもとで行われてほしい、行うべきであるというのは、今、親にもさまざま、フルタイムで働く親やパートや、また家庭にいらっしゃってもいろいろなことをしていらっしゃる、そういう親、女性にとって、まあ、女性だけじゃないんだけれども、本当に切実な思いであると同時に、私は、やはりそれは何よりも子供たちが求めている、必要としている、そういう施設だというふうに思っております。  当文科委員会に私もずっと所属しておりますけれども、そういう幼児教育というか就学前施設の問題としてこういう法案を審議するというのは初めてなんですね。そう……

第164回国会 文部科学委員会 第14号(2006/04/18、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  幼児の保育、教育にかかわる問題で、参考人の皆様方はそれぞれの立場でいろいろな取り組みをしていらっしゃる。きょうは、その中からの問題点やまた御意見を伺うことができまして、本当にありがとうございます。  今回、認定こども園ということでの法案審議でございますけれども、その提案理由の一つのキーワードが子供の教育及び保育に関する多様なニーズ、先ほどからお話がございましたけれども、その多様なニーズに対応するということがあるんですね。  そこで、私はまず無藤参考人にお伺いしたいと思いますのは、最初の陳述の中でもそのことに触れられまして、地域の保育ニーズ……

第164回国会 文部科学委員会 第15号(2006/04/21、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、初めに、先月三月三十一日に規制改革の民間開放推進三カ年計画が閣議決定されておりまして、その中に認定こども園のことが出てまいりますので、その点でまず確認をさせていただきたいと思っております。  この閣議決定のもとになったのは、昨年十二月二十一日、規制改革・民間開放推進会議の規制改革・民間開放の推進に関する第二次答申でございました。そこでは、認可保育所への直接契約制導入、利用者に対する直接補助への転換、既存の育児支援関連予算などを統合したものと保険料を財源とした育児保険を創設する、それから、認可保育所の保育料も利用者との契約に基づき自由……

第164回国会 文部科学委員会 第16号(2006/04/28、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。最後の質問になりました。よろしくお願いします。  私も待機児問題で一問伺いたいと思っております。  実情を紹介したいのでございますけれども、大阪市の場合です。政令都市、中核市の中では最も待機児が多いという都市でございます。二〇〇五年四月現在で、入所児童数は三万九千九百三人ですけれども、従来の定義によりまして千七百九十二人の待機児なんですね。今お話しのように、地方自治体は次世代育成行動計画を立てています。大阪市もこのように述べています。保育所の新設や増改築、駅前分園の設置などにより、入所枠の拡大に努める。一応、政府とか行政、市町村はそういうことを掲げて……

第164回国会 文部科学委員会 第18号(2006/06/09、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日の最後の質疑でございますので、どうかよろしくお願いいたします。  今回の特別支援教育につきましては、LD、ADHD、高機能自閉症児などに教育上特別の支援が必要だと法律上明記されるわけでございまして、私も大変評価できると考えております。  二〇〇二年に文科省は、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒の全国実態調査というのを行っておりますが、それによりますと、通常学級に在籍する子供の約六%にそうした支援を必要としている子供がいる可能性があるというふうに出ているところであります。ことし四月から、既に学校教育法施行規則の改正……

第164回国会 文部科学委員会 第19号(2006/06/13、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人として御出席いただきまして、本当にありがとうございます。皆様方から、発達障害についての、長年取り組まれていらっしゃる御経験、そしてまた知見もお聞かせいただきまして、大変勉強させていただきました。今回の法案改正に本当に生かしていきたいと思っているところでございます。  私自身も、特別支援という形で言われているように、一人一人のニーズに合った教育ということが、ようやくというか、言われるようになりまして、これは障害を持った子供さんにはそのことは本当に大事ですけれども、それはすべての子供たちに当てはまることだろうと私は考えているん……

第164回国会 文部科学委員会 第20号(2006/06/14、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 私は、日本共産党を代表して、学校教育法等の一部を改正する法律案に対する修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  まず、修正案の提案理由を御説明申し上げます。  本法律案で、軽度発達障害への対応を従来の障害児教育も含め、特別支援教育として学校教育全体で取り組むことが法文上初めて明記されました。  しかしながら、新たな取り組みを進めるにもかかわらず、教職員の配置の充実は今後の課題とされています。通級指導担当教員の増員、さらには四十人となっている普通学級の学級編制基準の引き下げなど、抜本的に教職員を増員する必要があります。 ……

第164回国会 予算委員会 第10号(2006/02/13、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  少子化問題、特に子育ての経済的負担の軽減について、きょうは質問をいたします。  昨年末、国立社会保障・人口問題研究所は、予想よりも早く、二〇〇六年から総人口が減少すると発表しました。一・五七ショック、出生率のこのショックが出たのは一九九〇年でした。以来、政府はさまざまな少子化対策を講じてきましたが、二〇〇四年の出生率は一・二九と、下がり続けています。少子化の進行に歯どめがかかっていません。少子化問題は日本社会の基盤を揺るがす問題だと私どもは考えています。本腰を入れた取り組みが求められています。  少子化対策としては、長時間労働、不安定雇用などの働……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第5号(2006/11/01、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  昨日、我が党の高橋議員が大臣にお示しをした文書でございますけれども、理事会におきまして協議をいただいて、きょう改めて本委員会に提出をさせていただきました。  まず、この件でちょっと質問をさせていただきますけれども、これは青森県八戸で九月の二日、教育改革タウンミーティング八戸ということが内閣府主催で開かれました。その折に、現場に対して発言依頼があった。政府の今継続になっているこの教育基本法案、これについて賛成をするような発言をという依頼があったということで、これは大変重大な問題だというふうに考えておりまして、質問するわけでございます。  こ……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第7号(2006/11/06、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。(発言する者あり)ありがとうございます。  まず、高校未履修問題についてお聞きをいたします。  公立、私立を含めますと、全国四十五都道府県、五百四十校、八万三千七百四十三人が未履修という大規模な数に発展しているわけです。この問題で、文部科学大臣は、結果責任があると責任の一端をお認めになったと思います。同時に、教育委員会そのものが、学校の管理者である校長等の報告にだまされていたと答弁をされていたというふうに思うんですね。  そこで、具体的に伺いますが、これは福島県の富田教育長が未履修の実態を知りながら黙認していたという発言がございました。このように言っ……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第9号(2006/11/09、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今、教育基本法についての国会の審議中でありますが、六十年目にして現行教育基本法を大きく変えるというか、新しく教育基本法にするということになりますと、日本の教育の大転換だというふうに私は考えています。ですから、国会でも慎重審議、徹底審議を尽くさなきゃいけないというふうに思っているところでございまして、きょう、忌憚のない率直な御意見を伺えればというふうに思います。  一つの今回の改定のポイントになるのが、教育の目標を政府案では定めたということなんですね。国が教育の目標を決めるし、そのもとで教育振興の基本計画もつくっていく、これは国会に報告する……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第11号(2006/11/14、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに、私はいじめ問題で伺いたいと思います。  十二日には大阪府富田林で中学一年の女子が命を絶ちました。その日、埼玉県の本庄市でも中三の男子が、いじめを苦にと言われておりますが、自殺でございます。そして、十三日には奈良でも中学三年生が命を絶つということでございます。その上に、北九州市では、いじめを金銭トラブルと教育委員会に報告したということで、みずからが責めを負ったのかどうか、校長が自殺をされました。  私は、御遺族の方々の心中をお察し申し上げますと、本当にいたたまれない思いもいたしますし、心からお悔やみを申し上げたいというふうに思います……

第165回国会 教育基本法に関する特別委員会 第13号(2006/12/13、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  総理は、「美しい国へ」の中で教育バウチャーについても述べています。きょうは、私はこの問題に関連して質問をさせていただきます。  まず、文部科学省にお聞きをしますが、二〇〇二年の十二月、構造改革特別区域法が施行されまして、それに基づいて教育特区を活用した学校ができましたが、開校した大学、高校、小中学校、それぞれの株式会社立の学校を数字でお示しください。
【次の発言】 LEC東京リーガルマインド大学は、教育特区の認定で、二〇〇四年の四月、開校しています。この間、文科省は年次計画履行状況の調査結果という改善通知をこの大学に出していると思いますけれども、……

第165回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(2006/10/19、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに一問、ホットな問題で、しかも少子化対策としても大変深刻な問題をはらんでいるということが起きておりますので、ちょっと質問通告をしていないことなんですけれども、高市大臣に、率直な御感想で結構ですから、この時点でお聞かせいただければと思います。  高市さんも奈良でいらっしゃるし、私もかつては奈良なんですけれども、その奈良の大淀町の町立病院で、出産のため入院された方が意識不明になった、それでその後、十九の病院で受け入れを拒否されましたね。結局亡くなられたという、大変痛ましい事件でございました。  やはり、出産という最も厳粛で、しかも安全な環……

第165回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(2006/12/07、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  虐待問題では、これまでもさまざまな取り組みをしてきたところです。発生予防、それから早期発見、早期対応、また保護、支援という全体のサイクルが大事だ、そういう取り組みを行ってきたというふうに私は理解しておりますが、このところ頻発する虐待事件の深刻さを見ますと、私は、ますますこういう全体のサイクルでこの問題をとらえていくということが大事ではないかというふうに考えているところです。  それは、虐待の件数が増大しているというだけじゃなくて、やはり中身が何かもう余りにも悲惨というか悲劇的というか、本当に親と子双方がいわば被害者であるという意味で、私は今発生予……

第165回国会 文部科学委員会 第3号(2006/10/20、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょう、私は二つのテーマで御質問をいたしますが、基本的に伊吹文科大臣の御認識を伺いたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  まず、いじめ問題でございます。  福岡県筑前町で自殺した子供の学校の教師ですね、クラスの生徒に対して、成績に応じて、「あまおう」という、イチゴの銘柄なんですか、赤くて甘くて大きなイチゴのことのようです、「とよのか」などと呼んで、成績の悪い生徒を出荷できないイチゴと呼んでいたということが報じられています。自殺された、御両親が生徒を人間として扱っていない証拠だと言っていましたが、私もこういう表現はそのとおりだという……

第165回国会 文部科学委員会 第5号(2006/11/15、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私はいじめへの対応についてお聞きをしたいと思っております。  本当に深刻な問題でございますが、十月十九日に、いじめ対策の全国的な緊急連絡会議を文科省として開かれたと思います。その中で、いじめ問題に対する基本的認識と取り組みのポイントということが配付されたと思うんですが、その「いじめ問題に関する基本的認識」という部分は、平成八年ですから一九九六年七月、これは文科省が児童生徒の問題行動等に関する調査研究会議報告を出されておりますけれども、そこからの抜粋だというふうに思います。今回の報告もその報告を踏襲しているというふうに見ていいかと思……

第165回国会 文部科学委員会 第6号(2006/12/01、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  著作権は、今もお話にございましたけれども、著作権法に「文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。」とあるように、文化の発展のための大事な制度でございます。とりわけ、内容のよしあしには国は関与しない、権利を守るという特徴を持っていると思います。我が党は、これまで著作権法改正に当たって、権利者の権利を充実させ保護するとともに、公正な利用を図るための措置には積極的に対応してきたところでございます。  その上で、本法案について質問をいたします。  まず、著作権等の侵害についての罰則強化の問……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第2号(2007/04/20、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  安倍内閣の教育改革の柱の一つである学力テスト問題で質問をいたします。  全国一斉の学力テストが、来週、四月二十四日実施されることになっております。小学校六年では算数と国語、中学三年では数学と国語、全国すべての学校ですべての児童生徒が受けることになっているわけでございます。  そこで、まず総理に伺いますが、この学力テストは何のために行われるんでしょうか。
【次の発言】 そこで、この学力テストの結果は公表し、また、学校に順位をつけたり、ランクをつけたりすることになるのではありませんか。

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第3号(2007/04/23、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、地方教育行政の問題について、法案の重要な核心的な内容でもございますので、少しお尋ねをいたします。  総務大臣においでいただきましたので、御答弁いただければと思いますが、まず、戦後の教育委員会制度につきましては、当時、文部科学省が発行した文書、当時は文部省ですけれども、文書を見ると、なかなか興味深いことが書いてあります。  これは一九五二年の教育委員会設置の手引なんですけれども、このようにあるんですね。公選制の教育委員会制度は、教育行政の地方分権を行うために昭和二十三年十一月に発足したと。それで、このように説明しています。市町村に……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第4号(2007/04/25、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、学校教育法改正案についてお聞きをしたいと思います。  四十二条が新設されております。このようにあるんですね。「小学校は、文部科学大臣の定めるところにより当該小学校の教育活動その他の学校運営の状況について評価を行い、その結果に基づき学校運営の改善を図るため必要な措置を講ずることにより、その教育水準の向上に努めなければならない。」とあるわけです。  これは、小学校だけじゃなく、幼稚園、中学校、高等学校に準用される極めて重要な条文だというふうに私は思いますが、ここの「文部科学大臣の定め」というのは何を定めるんでしょうか。

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第5号(2007/04/26、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、当委員会の審議のために参考人としておいでいただきまして、本当にありがとうございます。  早速質問に入らせていただきます。  梶田参考人に伺いたいと思いますが、教員免許の更新制は、中央教育審議会で検討されまして、二〇〇二年二月の段階では、導入にはなお慎重にならざるを得ないと判断して、見送られました。そのかわりに十年経験者研修ということが実施されてきたわけでございます。  しかし、今回、法案提出ということで、免許更新制が入ってきたわけですね。そうしますと、十年経験者研修も実施される、さらに免許更新制による講習の実施という、両制度が併存……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第6号(2007/04/27、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  伊吹大臣からはいろいろと問題を振られておりまして、それはそれとして、また御質問の機会もあろうかと思います。  きょう、私は、教育職員免許法の一部改正案について御質問をいたします。  今、教員は、二〇〇二年に定められた教育公務員特例法によって、十年たつと十年経験者研修を受けなくてはなりません。これは二〇〇二年二月の中教審答申を受けてのものでございましたが、そのときに、このようにありました。「現時点における我が国全体の資格制度や公務員制度との比較において、教員にのみ更新時に適格性を判断したり、免許状取得後に新たな知識技能を修得させるための研修……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第7号(2007/05/07、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 おはようございます。日本共産党の石井郁子です。  地教行法の一部改正に関する法律案について、特に第四十九条「是正の要求」、五十条「文部科学大臣の指示」についてきょうはお尋ねしたいと思います。  改めてお聞きしますけれども、この是正の要求、指示について、地方自治法の二百四十五条の五で「是正の要求」、また二百四十五条の七で「是正の指示」というのが定められているわけですね。にもかかわらず、地教行法の四十九条でこうした「是正の要求」、五十条で「文部科学大臣の指示」というのが明記されましたが、これはどのような理由によるものでしょうか。ちょっと簡潔に御答弁ください。

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第8号(2007/05/08、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、参考人として貴重な御意見をお述べいただきまして、本当にありがとうございます。  私、まず田村参考人と植木参考人に伺いたいと思いますが、学校現場の実情といいますか、教職員が置かれている状態、かなりリアルにお述べいただきましたので、その点に関して伺いたいと思っております。  田村参考人は、子供に接する時間が、今教職員、極端に少なくなったと言われました、私もそういう認識で全く一致をしているわけですけれども。  一つは、そういう学校実態というのは、今子供はいろいろな問題を本当に抱えている。一人一人が違うし、新たな発達状況の問題もある、家庭……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第9号(2007/05/10、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。最後の質問になりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。  今、法案審議中の国会ですけれども、この三法案の審議に当たって、それぞれのお立場から率直にきょうは問題点を御指摘いただいたと思っています。また、地域やそれぞれの学校でいろいろ御苦労されながら、創意的にいろいろな活動をしていらっしゃる中で、何を教育改革に求めていらっしゃるかというようなこともお聞かせいただけたというふうに思っております。  その上で、幾つかの問題でさらに御意見を伺えればというふうに思うんですが、まず、日本の教育行政の問題ということで、よく一般的に、文部科学省、都道府県……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第11号(2007/05/15、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、地教行法の一部改正案を中心として、参考人としておいでいただきまして、また貴重な御意見、それぞれ伺うことができました。本当にありがとうございます。  まず、市川参考人と中嶋参考人にお聞きをしたいと思いますが、戦後、日本国憲法、教育基本法が制定されて、教育委員会制度ができました。ところが、一九五六年に今の地教行法の形に変えられたわけですね。当初発足した教育委員会制度は、教育委員の公選制と財政権限の独立があったと思うんですね。今日、教育の地方自治の原則、また、地方分権という流れが強まっているわけですけれども、そう考えますと、やはり当初の……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第12号(2007/05/16、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、民主党案につきまして最初に二問ほど質問をさせていただきます。立法趣旨を確認するということでございますので、よろしくお願いをいたします。  一点は免許更新問題でございます。  民主党案は、百時間の講習を設定している、やはり免許更新するということにしているわけでございます。この免許更新制は、アメリカの幾つかの州で実施されているだけなんですね、世界的に見ますと。それは、諸外国では、やはり教員の身分を保障する、更新制導入というのは教員の身分を不安定にするからだということではないかと私は理解するわけです。  その点、一九六六年のILO・ユ……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会 第13号(2007/05/17、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  まず、文科省にお聞きをいたします。  新教育システム開発プログラムというのを進めていると思いますけれども、説明していただきたいと思います。
【次の発言】 日本青年会議所が提案団体となっている地域の力による学校教育の実践と検証というのが、文科省の新教育システム開発プログラムに採用されています。文科省事業として全国で実行されようとしているんですけれども、この事業には幾らの予算がついていますか。
【次の発言】 れっきとした文科省の委託事業として行われているわけでございますけれども、この事業について、ホームページで見ますと、このように書いてありま……

第166回国会 青少年問題に関する特別委員会 第1号(2007/01/25、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまのやまぎわ大志郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、小宮山洋子君が委員長に御当選になりました。  委員長小宮山洋子君に本席を譲ります。

第166回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(2007/03/23、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。時間も押してまいりましたが、最後の質問でございますので、よろしくお願いをいたします。  参考人として当委員会においでいただき、本当に貴重な御意見を開陳いただきまして、ありがとうございます。  児童虐待防止法成立以降、前回の改正を踏まえて、さまざまな問題、課題が出ていると思いますけれども、きょうは本当に四人の皆さんから、やはりある意味で全体的な状況といいますか包括的な状況といいますか、そういうことでお話をいただいた、また具体的な事実を踏まえながらお話をいただいたというふうに思います。  そういう意味で、私も、きょうの質問は、その立場で幾つか御質……

第166回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(2007/04/12、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  フリーター、ニート等が社会問題となってかなりになるわけですけれども、きょう私は、若年層の雇用環境、またそれに関する施策の一端について質問させていただきたいと思います。  総務省の労働力調査によれば、十五歳から三十四歳の若者においては、正社員の割合が減り続けて、非正社員の割合が一貫してふえているわけであります。フリーターも、二〇〇五年で二百一万人、二〇〇六年でも百八十七万人と依然として多いわけですね。そのフリーターの年収が百五十万から二百万がほとんどだというところも、大変指摘されているところであります。  それで、最初に、高市大臣にちょっと御認識を……

第166回国会 青少年問題に関する特別委員会 第6号(2007/06/14、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、放課後子どもプランについて質問をいたします。  この四月、平成十九年度から、文科省、厚労省所管のもとで放課後子どもプランが新しく展開しているところですけれども、各自治体でもいろいろと取り組みが始まっていると思います。  そこで、関連して幾つかお尋ねをしたいわけですけれども、まず、現状、始まった時点になるんですけれども、放課後子ども教室、それから放課後児童クラブ、これは通称学童保育ですけれども、それぞれ何カ所になっておりますか。
【次の発言】 文科省に再度伺いますけれども、今年度の目標は言われましたけれども、昨年度で結構ですよ。十八年度は……

第166回国会 文部科学委員会 第2号(2007/02/21、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  政治資金の問題につきましては、先ほどの御質疑の中で伊吹大臣から我が党についての言及もございました。この件につきましては私は質問を用意しておりますので、別の機会にまたよろしくお願いを申し上げます。  本日は、四月二十四日に予定されております全国一斉学力テスト、このことで質問をいたします。  この一月に、全国学力・学習調査の予備調査の問題例についてという教育委員会からの事務連絡が学校におりていると思うんですが、こういうものですね。予備調査の問題例等を文部科学省のホームページに掲載している旨、文部科学省初等中等教育局学力調査室から連絡がありましたのでお……

第166回国会 文部科学委員会 第4号(2007/03/16、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国立博物館法一部改正案について質問をさせていただきます。  まず、文化財行政において、博物館また文化財研究所、それぞれ両法人がどういう使命を担っているのか、簡潔にちょっと述べていただきたいと思います。
【次の発言】 二〇〇一年からこの両法人ともが独立行政法人になったわけでございますけれども、そこで、ずっとお聞きをしたいとは思うんですが、時間の関係上、二〇〇四年から二〇〇六年、この年度の運営費交付金と自己収入の予算額、これはどうなっているでしょうか。
【次の発言】 今お聞きしますと、両法人とも二〇〇六年度に運営費交付金が減っている、そして自……

第166回国会 文部科学委員会 第6号(2007/03/28、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  イーター国際核融合エネルギー機構設立協定また日・欧州原子力共同体核融合エネルギー協定の締結に伴う独立行政法人日本原子力研究開発機構法の一部を改正する法律案の審議でございますが、この法律案に関連して質問をさせていただきます。  この法改正では、「主務大臣は、」独立行政法人日本原子力機構に対して、「必要な措置をとることを求めることができる。」としているところですが、この「必要な措置」とは具体的に何を指すのでしょうか。
【次の発言】 そういうことだろうというふうには理解できます。  もう一つ、「機構は、主務大臣から」「求めがあったときは、その求……

第166回国会 文部科学委員会 第8号(2007/04/06、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  武力紛争の際の文化財の保護に関する法律案に関して質問をいたします。  今回の法案は、武力紛争時に被占領地域から流出した文化財を被占領地域流出文化財として指定し、輸入の規制を行うものです。また、我が国に輸入された被占領地域流出文化財の損壊や譲渡等に罰則を定めるものであります。人類共通の財産である文化遺産を守ることは各国に課せられた課題ですから、当然賛成いたします。  ところで、我が国が過去に他国を占領し、その地域の文化財を略奪のようにして我が国の文化財のように扱っているケースが多々ございます。東京上野の国立博物館が所蔵し、展示されております金銅透彫……

第166回国会 文部科学委員会 第10号(2007/04/13、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、放射線を発散させて人の生命等に危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律案について質問をいたします。  核テロの現状からは、我が国の法整備は必要だと考えるものです。ただいま横山委員からかなり詳しい質疑がございましたので、重複しない点で、私は二つだけまずお聞きをしたいと思います。  今回、新たに、量刑として、人の生命、身体または財産に危険を生じさせる罪を犯す目的で予備した者は、五年以下の懲役としている。なぜ五年以下の懲役なんでしょうか。この点、御説明ください。
【次の発言】 次の問題は、先ほど、核テロの予備という問題は何を指すのかという点での質……

第166回国会 文部科学委員会 第11号(2007/06/06、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  五月十七日の教育再生特別委員会で私は、日本青年会議所が中学校などでいわゆる靖国DVDを上映している、それで、グループディスカッションを行っているという問題を取り上げました。きょうは、この問題に関しまして質問いたします。  改めて紹介をしておきますと、このDVDのストーリーというのは、若くして戦死して靖国神社に祭られている青年が現代にあらわれる、それで、自分の子孫である女子高校生を、一緒に靖国神社に行かないかと誘う、日本の行った戦争を大東亜戦争と呼ぶ、大東亜戦争は自衛のための戦争だった、愛する自分の国を守りたい、そしてアジアの人々を白人から解放した……

第166回国会 文部科学委員会 第12号(2007/06/08、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  大阪大学と大阪外語大学の統合につきましては、両大学の間での合意に基づくものと理解をしておりまして、賛成するところでございます。  そこで、きょうは、今も話題になっておりますが、国立大学の運営交付金の問題について質問をさせていただきます。  国立大学法人法審議の際に、この運営交付金につきましては本当に議論が深くなされました。政府、文科省担当者からは、基本的には、移行前に必要とされた公費投入額を十分に踏まえてそれぞれの事務事業が確実に実施されるように配慮したい、これは私の質問に対する答弁でございますが、ございました。また、当委員会では附帯決議も採択さ……

第166回国会 予算委員会 第16号(2007/02/27、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  初めに、文科大臣に一問お伺いしたいと思います。  ただいまの続きにもなるわけですけれども、中学校段階での必修科目の未履修問題ということで、昨年の臨時国会で、教育基本法特別委員会でずっと高校段階の問題で大変審議になりました。その折に大臣は、できるだけ早く結論を出させるという答弁だったと思うんですね。しかし、ようやくというか、糸川議員の要請で糸川議員の手元に調査結果がもたらされたということなんですが、私どもはまだ正式には伺っておりません。  しかし、この問題は、今受験シーズンでもあります、高校受験が終わったところもあるでしょうし、また、真っ最中のとこ……

第167回国会 青少年問題に関する特別委員会 第1号(2007/08/07、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまのやまぎわ大志郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、小宮山洋子君が委員長に御当選になりました。  委員長小宮山洋子君に本席を譲ります。

第168回国会 青少年問題に関する特別委員会 第1号(2007/09/10、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの萩生田光一君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、玄葉光一郎君が委員長に御当選になりました。  委員長玄葉光一郎君に本席を譲ります。

第168回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(2007/10/26、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  大臣は男女共同参画の担当でもいらっしゃいますので、きょう、私はこの分野とかかわって質問をさせていただきます。  福田総理が所信表明におきましてこのように述べられたんですね。女性も男性も、すべての個人が喜びや責任を分かち合い、個性や能力を発揮できる男女共同参画社会の実現に取り組むということでございました。私、この男女共同参画社会という文言にちょっと注目をしたのは、安倍前総理は、所信表明の際にはこういう言葉を使われませんでした、私は本当にそのとき内閣の姿勢を実は疑ったんですけれども。  政府が男女共同参画社会基本法を定めています。二〇〇五年の十二月に……

第168回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(2007/11/06、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  携帯、インターネットを通じて、子供たちに何が起こっているのか。本当に、どういう状況にあるのかということについて、きょうは四人の参考人の皆様から、大変リアルな実態、そして考え方もお示しをいただいたというふうに思います。本当に、お忙しい中、ありがとうございます。  私は、最初に、携帯電話といっても、私たちが使っているとか認識の範囲では、通話あるいはメールという範囲なんですよね。しかし、今は子供たちがまさにネットに接続している、しかも、さまざまな機能を持った携帯電話になっている。このことが、いろいろな問題を一つは引き起こしているのではないのかと……

第168回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(2007/12/11、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょう、私は、ネットいじめにかかわって幾つか質問をさせていただきます。  文部科学省が例年十二月には生徒指導上の諸問題の現状というデータを発表されますけれども、子供たちのいじめ、暴力や不登校等々の現状でございますけれども、ことしの発表に、初めてこのネットいじめについても件数が発表されました。  いじめにはどんないじめがあるかという中に、「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる。」という形で出されまして、これは全国で四千八百八十三件という発表なんですけれども、私は、これは子供たちの実態を本当に正確につかんだものなのかどうかということにつ……

第168回国会 文部科学委員会 第2号(2007/10/24、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  保坂委員に続きまして、私も教科書検定問題について質問をいたします。  先日の大臣あいさつの中で渡海大臣は、「沖縄の集団自決に関する教科書検定の件については、沖縄県民の思いを重く受けとめるとともに、教科書検定の公正中立性の確保に十分意を用いつつ、」というふうにお述べになりました。大臣は、今回の教科書検定において、厳正かつ公正中立に行われたという御認識でいらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 私は、公正中立に行われていれば、今日のような、こういう沖縄の県民挙げての皆さんの御要望とか、あるいは大きな社会問題というふうになってないだろうと思うんですね……

第168回国会 文部科学委員会 第3号(2007/12/05、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  まず、沖縄集団自決に関する教科書検定問題でお聞きをします。  昨年、日本史の教科書執筆者に対して検定意見が通知されましたけれども、その際、文部科学省の教科書調査官が、最新の成果と言っていい林博史先生の「沖縄戦と民衆」を見ても軍の命令があったというような記述はないと述べて、日本軍の強制を削除させる根拠にしたということを複数の教科書の執筆者が公にされているわけですね。まず、このことは事実でございますか。
【次の発言】 林先生の著書を引き合いに出して日本軍の強制を削除させる根拠にしたということは事実かどうかということについては、明確な御答弁はありません……

第169回国会 青少年問題に関する特別委員会 第1号(2008/01/18、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの萩生田光一さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、玄葉光一郎さんが委員長に御当選になりました。  委員長玄葉光一郎さんに本席を譲ります。

第169回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(2008/04/10、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  所信の中で、青少年育成施策大綱について述べられましたので、今後のいろいろな施策、各種施策がそれに基づいて推進されていくというような趣旨だったと思いますので、この施策と子どもの権利条約との関係についてきょうは質問したいと思っております。  青少年育成施策大綱にも、子どもの権利条約の観点を踏まえることが重要というか、踏まえなければいけないということはあると思いますけれども、これは国際条約でありまして、政府としては、五年に一度、国連に対する報告義務が課せられているわけですね。それとの関係で、きょうは何点かお尋ねをさせていただきたいと思っております。  ……

第169回国会 青少年問題に関する特別委員会 第5号(2008/04/18、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 きょうの最後の質問となりました。日本共産党の石井郁子です。  インターネットが子供たちに何をもたらしているのか、それに対して大人社会があるいは関係者がどう対応していくのかということは、ますます重要な問題になっているというふうに思います。  法案に関連して、最初に、先日、文部科学省から学校裏サイトの調査結果が出されましたので、ちょっと、一、二お尋ねをしていきたいというふうに思います。  この調査では、確認できた学校裏サイトの数が三万八千二百六十だと。中学校、高等学校の校数が一万六千三百からすると、ほとんどの中高生は学校裏サイトの存在を知っていると考えるべきだろう、これは文科省の……

第169回国会 青少年問題に関する特別委員会 第7号(2008/04/25、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、青少年特別委員会の参考人質疑に、参考人としてそれぞれの立場から貴重な御意見をいただきましたし、また、皆様方の取り組み、私は実践、大変興味深く伺わせていただきました。  我々だったら、私なんかまだまだネットがわからない世代なんですけれども、子供たちの間では急速にネット機能の携帯が普及して、そしてさまざまな問題がそこから派生しているということだと思いまして、そういう問題に本当にそれぞれ取り組んでいらっしゃるということだと思います。  限られた時間ですので、お一人ずつに一点ずつお伺いをさせていただきます。  下田参考人は、先ごろ発表さ……

第169回国会 青少年問題に関する特別委員会 第9号(2008/05/28、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人として御出席いただきまして、貴重な御意見をお述べくださいました。本当にありがとうございます。  私も端的に本題に入りたいと思いますけれども、本日提示されております論点の第一番目、やはりここが重要ではないかということを陳述の中でも御指摘をいただいたかというふうに思います。  何をもって有害とするかということなんですが、総務省の検討会では、違法・有害情報を四つに分類していますよね。違法な情報としては、権利侵害情報、児童ポルノなどその他の違法情報、違法ではないがいわゆる有害な情報として、人を自殺に誘引する情報のような公序良俗に反……

第169回国会 青少年問題に関する特別委員会 第10号(2008/06/06、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  子供たちの間にネット接続が可能な多機能、高機能型携帯電話が急速に普及したことで、無防備に有害なサイト、情報にアクセスできる状態になり、その結果、ネットを通じて子供が犯罪に巻き込まれている現状は、深刻であり、看過できません。インターネットの適切な利用を進める教育が重要で、子供たちの日常生活と結びつけた実践的な情報リテラシー教育を充実させなければなりません。  携帯電話事業者を初めネット業界は、子供の利益を第一に、事業者がみずからの責任を自覚した自主的な改善が望まれます。本法案は、事業者に対して一定の義務を課し、責任を明確にしています。今後、……

第169回国会 文部科学委員会 第3号(2008/03/19、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  新学習指導要領が今月中にも告示されようとしているわけです。十年に一度の改訂でありまして、これから十年の日本の教育を左右するというものであります。大変重要な中身を持っているというふうに思います。その意味で国民的議論が必要でありまして、幾つかの点をただしておきたいというふうに思うわけです。  現行指導要領というのは、九八年、平成十年に告示されました。それまでの学習指導要領、これは八九年、平成の元年改訂ですけれども、詰め込み教育という強い批判を受けてのものでした。  そこで、では、現行指導要領というのはどのような趣旨で変えられたのでしょうか。まずお伺い……

第169回国会 文部科学委員会 第4号(2008/03/21、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。提出の法案にかかわって質問をさせていただきます。  二〇〇八年度の文部科学省予算案によれば、〇八年度に認められた教職員定数改善が千百九十五人、そのうち千人分が、主幹教諭の配置に伴うマネジメント機能の強化ということに充てられたわけでございます。  先ほど来、四月一日から主幹教諭を置くとしている自治体が十二都府県ですか。しかし、以前から主幹教諭に相当する職を導入しているところもありますので、合わせた自治体数、そして主幹教諭に該当する職の教員数をまず教えていただきたいと思います。
【次の発言】 私は、今本当に現場が求めているのは教員数をふやしてほし……

第169回国会 文部科学委員会 第5号(2008/04/09、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  本日は、冒頭大臣からもお話ございましたけれども、私は、まずその件について質問をさせていただこうと思います。  四月四日、大島前文科省文教施設企画部長が収賄容疑で逮捕されまして、文科省にも家宅捜査が行われました。私は、文科省が、これでは子供たちに規範意識など語れない、重大な背信行為だというふうに思うわけです。  今回の事件のかぎを握っているのが文科省出身の参議院議員であった故柳川覚治氏であり、倉重容疑者は、その秘書を務めながら、柳川氏の管理局長当時の部下であった大島容疑者に接近したということなんですね。ゴルフ接待や金品を受け渡し、情報を得るとともに……

第169回国会 文部科学委員会 第7号(2008/04/16、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  提出の法案にかかわりまして、何点か御質問させていただきます。  初めに、原子力二法人の統合準備会議がまとめた原子力二法人の統合に関する報告書、これは二〇〇三年に出されておりまして、読ませていただきましたが、当時、渡海文部科学副大臣が座長でいらっしゃいました。そこにはこのようなことがあります。「自らの原子力施設の廃止措置及び自らの放射性廃棄物の安全、かつ、着実な処理・処分を実現すること」と、殊さらみずからの廃棄物の処理処分ということが強調されていたんですね。  ところが、今回の法律案では、みずからの分及び他事業者の低レベル放射性廃棄物の埋設処分を行……

第169回国会 文部科学委員会 第8号(2008/05/14、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  元文部科学省の文教施設企画部長であった大島寛氏が、四月二十四日、再逮捕されました。文科省にとって重大な不祥事であります。  この件で、先日、理事会で文科省から説明がございました。それによれば、「国立大学法人等が発注する文教施設の整備事業について、有利便宜な取り計らいを受けた謝礼及び以後も同様に有利便宜な取り計らいを受けたい趣旨のもとに供与されるものであることを知りながら、平成十六年四月上旬ころ及び同十七年四月上旬ころ、数度にわたり、合計現金数百万円の供与を受け、もって自己の職務に関して賄賂を収受したものである。」ということでした。これは警視庁から……

第169回国会 文部科学委員会 第10号(2008/05/21、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  今回の法改正は、社会教育法、図書館法、博物館法と三法ございまして、それぞれ慎重な審議が求められています。さらに、一昨年の教育基本法改定を受けた法改正でもありますから、私は、とりわけ社会教育の今後のあり方を左右する極めて重要な問題を含んでおりますので、慎重審議を行うべきだということを最初に述べておきたいというふうに思います。  まず、社会教育法の第一条で、「この法律は、教育基本法の精神に則り、」とあります。そこで、教育基本法との関係で一問ただしておきたいわけでございます。  教育基本法改定の審議のときには、第二条の目標、これは五項目掲げられました。……

第169回国会 文部科学委員会 第11号(2008/05/23、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、三人の先生方、国会の審議に当たりまして、それぞれの立場から貴重な御意見をお述べいただきました。本当にありがとうございます。  早速御質問させていただきますけれども、まず、糸賀参考人に伺いたいと思います。  先生の、大学の実践そしてまた図書館行政等々に対する研究を踏まえて、図書館の整備や司書の配置の重要性ということについて大変具体的に述べていただいたというふうに思います。また、きょうは先生の御発言になかったと思いますけれども、日本の図書館というのは発展途上国の状況だということがちょっと目にとまりましたので、そういう認識の上で伺うんで……

第169回国会 文部科学委員会 第13号(2008/05/30、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは教育振興基本計画を中心とした集中審議ということでございますので、幾つか御質問させていただきます。  まず、教育振興基本計画の原案の中に、基本方向の四のところで、「子どもたちの安全・安心を確保するとともに、質の高い教育環境を整備する」ということがありまして、その施策のトップに、学校等の教育施設の耐震化等の安全、安心な教育設備の構築ということが挙げられております。そこではこのように書かれております。児童生徒等が安心して学び、生活する場であるとともに、応急避難場所としての役割を果たす小学校等の安全、安心な施設環境の整備を支援する、特に、大規模な……

第169回国会 文部科学委員会 第14号(2008/06/04、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  時間がありませんので、直ちに質問に入らせていただきます。  法案は、第十二条で若年研究者の能力の活用をうたっております。若年研究者の現状は極めて深刻であります。我が党は、党のホームページ上で若手研究者の現状のアンケート調査をしているんですけれども、ポスドクの方から切実な声が多く寄せられております。  一例を挙げますと、ポスドクは数年で契約が終わる、精神的にも経済的にも安定した生活を送ることは不可能。企業、研究職、ポスドクの募集はすべて年齢制限がある、将来は研究とは全く関係のないアルバイト生活を余儀なくされるのだと暗い気持ちですということな……

第169回国会 文部科学委員会 第15号(2008/06/06、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  法案は、地震防災緊急事業五カ年計画に基づいて実施される事業のうち、大規模地震の際に倒壊等の危険性の高い公立小中学校の建物、Is値〇・三未満の緊急を要する建物の耐震補強や改築工事について補助率のかさ上げを行うものであります。  文科省がまとめた教育振興基本計画原案でもこのように書かれています。「特に、大規模な地震が発生した際に倒壊又は崩壊の危険性の高い小・中学校等施設」、これは約一万棟となっているんですね、「について、優先的に耐震化を支援する。地方公共団体等に対し、今回の計画期間中のできる限り早期にこれらの耐震化が図られるよう要請する。」ということ……

第169回国会 予算委員会 第11号(2008/02/19、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  少子化が進行するなど、日本社会の将来が危ぶまれる中で、若い世代の教育や雇用への抜本的支援が求められていると思います。  憲法の二十六条が、すべて国民はその能力に応じてひとしく教育を受ける権利を有するとあることは言うまでもないわけですけれども、このことは、教育を受ける機会に経済上の差別が生じてはならないということを意味していると思うんですね。そして、ここから導き出されることは、やはり政府はこの国民の教育を受ける権利に責任を持つということではないかと思います。  最初に官房長官に、この点についての御認識をお聞かせいただきたいと思います。

第170回国会 青少年問題に関する特別委員会 第1号(2008/09/29、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの菅原一秀さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、玄葉光一郎さんが委員長に御当選になりました。  委員長玄葉光一郎さんに本席を譲ります。

第170回国会 青少年問題に関する特別委員会 第2号(2008/11/18、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、若者の就労支援について質問をさせていただきます。  若者をどう支援していくかというのは、日本の将来を左右する重大問題であるということは言うまでもありません。今、高卒、大卒でも半数、二人に一人が非正規の労働ですね。秋葉原事件でこの問題も非常にクローズアップされました。事件が余りにも衝撃的だったということは言うまでもないんですけれども、トヨタの関連の下請の派遣社員であって、その派遣の労働の実態がメールに生々しく記されていて、私たち本当に改めて驚いたところであります。  今、若者の間で、使い捨ての働かせ方はやめてほしいという声が急速に高まって……

第170回国会 文部科学委員会 第2号(2008/11/19、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  きょうは、全国学力テストの公表問題で質問をさせていただきます。塩谷大臣の御所見を伺いたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  平成二十年度の全国学力・学習状況調査に関する実施要領というのがありまして、「調査結果の取扱いに関する配慮事項」及び「調査により得られる調査結果の取扱い」という文章がございますけれども、これはどのような趣旨なのか、この点は文科省からちょっと御説明ください。
【次の発言】 ところが、今述べられた実施要領に反して、それからまた、この問題は国会でも議論してきましたところですが、市町村別、学校別は公表しないという国会……

第171回国会 青少年問題に関する特別委員会 第1号(2009/01/05、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの菅原一秀さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、末松義規さんが委員長に御当選になりました。  委員長末松義規さんに本席を譲ります。

第171回国会 青少年問題に関する特別委員会 第3号(2009/04/08、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  若者の問題、きょうは、特に高校卒業者への就労支援についてお聞きをいたします。  まず、この三月末での、今春の高校卒業者の就職の内定率、あるいは、就職を希望しながらもできなかった子供たち、内定したけれども自宅待機を命じられたとか、採用延期、内定辞退の示唆などを受けた生徒たちがどのぐらいいるのかについて、厚生労働省と文部科学省から数字を教えていただきたいと思います。  あわせて、就職を希望しながら就職できなかった、そういう子供たちに今後どのような対応をしていくおつもりか、お聞かせいただきたいと思います。

第171回国会 青少年問題に関する特別委員会 第4号(2009/04/15、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、参考人として御意見をいろいろお述べいただきまして、どうもありがとうございます。  フィルタリングの利用への理解が一定進んでいることとか、フィルタリングそのものの改善努力はいろいろされているということをきょう伺うことができました。  私は、きょうは、その問題としてよりも、そもそも的にというか、子供の側で、一体、携帯とかインターネットは今どういう使われ方をしているかという問題で、ちょっと事業者の皆さんに伺いたいと思っております。  言うまでもないんですけれども、携帯はもう単なる電話ではありませんね。子供同士、親子のコミュニケーションツ……

第171回国会 青少年問題に関する特別委員会 第5号(2009/04/24、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、参考人の先生方のそれぞれのお立場から、また、実践を踏まえながらいろいろ貴重な御見解、御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。  工藤参考人から、日本では政策立案に若者がいないということを言われまして、改めて、はっとしたんですけれども、私も、かねがねそのことは思っておりました。  例えば、子どもの権利条約がありますよね。日本政府も批准しています。そして、子供の意見表明権、意見という訳がいいかどうかという議論はあるんですけれども、子供はあらゆる政策立案に参加すべきだという国連の条約、そして勧告も出ているわけですけ……

第171回国会 青少年問題に関する特別委員会 第7号(2009/06/18、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  国と地方自治体が子ども・若者に対して支援を行う、必要な施策に取り組むことを明記した法律案が提出されましたこと、私は大変意義深く感じているところです。  これまで、若者の問題といえば、個人の問題だ、あるいは家庭、家族の問題だ、そういうことに帰してきたということからしますと、ひきこもり、ニートの状態にある若者たちへの支援を社会と政治の課題としてとらえたことになるわけでして、これは、やはり大きな一歩だというふうに思うわけですね。  本法案では、支援の枠づくりが主たる内容になっているかと思いますし、その支援と施策を充実させるということがいろいろ書かれてお……

第171回国会 文部科学委員会 第2号(2009/03/13、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  大臣所信で、若手研究者が持てる力を遺憾なく発揮しという一文で触れられましたけれども、若手研究者は極めて厳しい状況に置かれております。本日は、若手研究者の問題でお聞きをしたいと思っています。  まず、大臣、きょうは基本的に大臣に御質問ですけれども、高学歴難民とか高学歴ワーキングプアという言葉は御存じですか。
【次の発言】 大学院の博士課程を修了しても安定した研究職というか研究ポストにつくことができない、パートタイムのポストドクター、また非常勤講師、派遣社員として働く、不安定で劣悪な雇用に置かれている人たちなんですね。高学歴難民、高学歴ワーキングプア……

第171回国会 文部科学委員会 第3号(2009/03/18、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国立高専の統合問題でお聞きをいたします。  高等専門学校のあり方に関する調査、平成十八年三月でございますが、その結果に、企業アンケートによる高専卒業生の満足度と卒業生アンケートによる高専プログラムに対する評価というのがありましたが、おのおのどうだったでしょうか。ちょっとお示しください。
【次の発言】 今お示しいただいたとおり、非常に高い評価を、企業の側からもまた卒業者の側からも得ているということがございました。  この点、中教審答申でも、「高等専門学校教育の充実について」という中では、「多くの企業が高等専門学校卒業生に満足している。特に、……

第171回国会 文部科学委員会 第4号(2009/03/25、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、高校、大学の学費の問題で質問をさせていただきます。  この間、卒業式が行われまして、しかし、高校の卒業式では、山口県の私立高校の七校で、授業料滞納で卒業証書を回収した、別の高校では卒業式に出席を認めないということが起きました。山梨県、佐賀県、長崎県などの高校でも、一度渡した卒業証書を回収するということが行われております。香川県では、PTA会費や学校徴収金を全納していないことを理由に卒業証書を回収していると。  まず伺いたいと思います。  文部科学省として、授業料滞納、学費未納などを理由にして、卒業式に参加させなかった、卒業証書を……

第171回国会 文部科学委員会 第5号(2009/04/01、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の法改正で、原子力損害賠償紛争審査会の事務として、原子力損害の範囲、損害額の算定方法など、当事者による自主的な解決に資する指針を定めることが新たに加わるわけでございまして、まず最初に、これは具体的にはどのようなことを指針として示されるのか、御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 損害の類型をまず決めるということですけれども、やはり第一に、身体の損害というのが挙がっているわけですね。そこで、それに関係して、やはり健康被害という問題で少し具体的にお尋ねしたいと思っております。  今も出ましたけれども、我が国初のジェー・シー・オーの臨……

第171回国会 文部科学委員会 第6号(2009/04/08、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  今年度は、国立大学が法人化されて六年目に当たります。今、各大学は、二期目に当たる中期目標、中期計画を作成中でございます。その意味で、ことしは国立大学法人の節目の年と言っていいと思うんです。そこで私どもは、この法人化が国立大学に何をもたらしたのか、ことしになって幾つかの大学を訪問しておりまして、学長らとの懇談も進めてきたところでございます。きょうは、それらを踏まえて私は質問したいと思っております。  まず運営費交付金ですけれども、これは効率化係数一%削減というものが課せられました。毎年減額されてきましたが、法人化以降、何億円減額されたんでしょうか、……

第171回国会 文部科学委員会 第7号(2009/04/15、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  法案に関連しまして、我が国の基礎研究の状況認識と改善の方向ということについて、きょうは若干質問をさせていただきます。  この間、ノーベル賞を受賞された方々が、そろって基礎研究の重要性について語っておられたことが私は大変印象深いことでございました。  小林さんはこのように述べていらっしゃるんですね。最近は競争、成果を強調し過ぎている気がする、もう少し大学での基礎研究を重視してほしいと。  下村さんは、近ごろは応用研究が重視されているが、基礎研究がなければ応用もない、基礎研究は絶対必要だ、日本もどんどんやってほしいと述べておられる。  益川さんは、東……

第171回国会 文部科学委員会 第8号(2009/04/24、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  一昨日の浜松市のブラジル人学校への視察では、改めまして、日系ブラジル人の就労、子供たちの教育、大変な困難の中にあっていろいろな努力をされているということがうかがい知ることができました。昨年の雇用情勢の悪化で、とりわけ経営状態等々厳しくなっている、学校そのものの運営が厳しいということや、それがいろいろな形で及んでいるということも本当に知ることができました。  日系ブラジル人のこういう日本での就労、教育の問題というのは、文科省としてもこれまでも把握をされてきたというふうに思うんです。私、まず最初に、そういう点でいうと、文科省が二〇〇四年にこうした委託……

第171回国会 文部科学委員会 第9号(2009/05/08、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  今回の法案は、障害者が多様な情報に接する機会を確保するために、公共図書館での障害者サービスを充実する必要な改正が行われております。また、インターネットの情報検索サービスなど、現行法上課題となる行為についても対応しておりまして、インターネットの発展に伴った改正となっていることから、賛成できるものでございます。  このことを表明した上で、きょうは、私的録音録画補償金制度について、ホットな問題も生じておりまして、質問をいたします。  私的録音録画補償金制度の見直しという問題は長らく著作権分科会で議論がされておりまして、この間、私どももその動向を注目して……

第171回国会 文部科学委員会 第11号(2009/05/22、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  この法案は、日本学術振興会に二千七百億円の基金をつくり、世界最先端研究支援強化プログラムとして、研究者を中心に、五年間で約三十課題を対象に、一テーマ九十億円程度の支援を行うというものになっています。また、もう一つの三百億円の基金をつくって、若手研究者の海外派遣事業として、五年間で一万五千人から三万人の若手研究者、大学院生らを海外の研究機関に集中的に派遣をするというものでございます。  予算額は今回の方が圧倒的に大きいんですけれども、この間、大学を中心に二〇〇二年から、二十一世紀COEプログラム、グローバルCOEプログラムなど、大学の構造改革の方針……

第171回国会 文部科学委員会 第12号(2009/05/27、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。  経済的な理由で高校から排除される若者を出さないという問題は、憲法二十六条がひとしく教育を受ける権利を保障しているように、政治の責任であります。  日本が批准している児童の権利条約、子どもの権利条約二十八条には、すべての児童に対し、これらの中等教育が利用可能であり、かつ、これらを利用する機会が与えられるものとし、例えば無償教育の導入のような適当な措置をとるというふうにしています。また、国際人権規約も、中等教育の無償教育の漸進的な導入と言っておりまして、国際的な動向からも高校の授業料無償化というのは必要なことだというふうに思うわけでございます。  そ……

第171回国会 文部科学委員会 第13号(2009/05/29、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党を代表して、日本学術振興会法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  この間、「大学の構造改革の方針」により二十一世紀COEプログラムなどが実施され、東京大学など旧七帝大を中心とした先端的研究に競争的資金が集中してきました。その一方で、大学では、運営費交付金や私学助成の削減などで、富める研究室と貧困な研究室との二極分化が進行してきました。今回の重点配分は、こうした研究のゆがみに一層拍車をかけるものです。二千七百億円もの資金を一部に重点配分するのではなく、緊急なテーマとともに、運営費交付金など基盤的研究費を拡充するために回すべきです。大きな山を築こうと思えば、……

第171回国会 文部科学委員会 第14号(2009/06/10、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、子どもの権利条約と、それに対する文科省の対応について質問をいたします。  この条約は、一九八九年の十一月に国連で採択、ことしは二十周年です。日本政府が批准、発効してから十五年目に当たります。子供は特別な保護と援助を受ける権利を持つとした世界人権宣言を受けて、一連の関係文書を踏まえて、子供の権利についての包括的な条約が成立したわけでございます。  私は、二十世紀の終わりに、世界が、子供たちは平和や尊厳、寛容、自由などの精神で育てられなければならないと合意をしたこと、国連と各国がこの条約の実施を促進することになったということに大変感銘……

第171回国会 予算委員会 第18号(2009/02/23、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは、まず、採用内定取り消し問題についてお聞きをいたします。  ことし一月二十三日に厚労省が発表した新規卒業者の採用内定取り消し状況によりますと、二百七十一事業所で、高校生から大学生まで、千二百十五人が内定取り消しされています。過去最多だった九七年は千七十七人でしたから、年度途中でありながら大きく上回っている。これまでの最高なわけです。  同じく厚生労働省が発表した昨年十一月二十五日現在の内定取り消し状況は、八十七事業所、三百三十一人でしたから、事業所で三・一倍、人数で三・七倍、急激にふえているわけでありまして、これは文部科学省の調査……


各種会議発言一覧

38期(1986/07/06〜)

第112回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1988/03/09、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)分科員 地域改善対策協議会の意見具申、八六年十二月十一日、それを踏まえた「地域改善対策啓発推進指針」八七年三月十八日など、同和行政の今後のあり方に関する見解、方針が出されています。これらの文書は当然のことながら部落差別を解消するためのものであると思いますが、最初にこの点を確認しておきます。
【次の発言】 部落差別解消を進める上で大阪の動向は全国にも与える影響が大きいと思われるだけに、同和行政の実態がどうなっているのか、真に差別是正に向かっているのかどうか、幾つかの問題で政府の対応を伺いたいと思います。  私は、今日重大な問題として、この意見具申と啓発指針が、新たな差別意識を生むさま……

第114回国会 予算委員会公聴会 第2号(1989/03/02、38期、日本共産党・革新共同)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。初めに、年金問題で橋本公述人に伺いたいと思います。  老後に不安を抱いていらっしゃるという方が八割という世論調査の結果を先ごろ東京都が発表いたしました。豊かな国の日本の現実がこういう形で示されているというふうに私ども思うわけですが、今回年金の支給開始年齢六十五歳に繰り延べという改悪案については国民が非常に強い関心を持っていると思います。  二点伺いたいわけですが、今回の年金改悪案の特徴は、やはり国民には保険料の負担増という形で示されているというふうに思うわけですね。厚生年金の掛金のアップは月収三十万の方で年間四万円の増、それから先ほどお話しい……


41期(1996/10/20〜)

第140回国会 決算委員会第二分科会 第1号(1997/05/26、41期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 女子差別撤廃条約に基づいて我が国で男女平等が進むことを、私は女性として、政治家として強く願っているものです。一九八六年に均等法が施行されて十一年が経過しました。今国会でその改正が日程に上ったわけですけれども、この法律の施行によって雇用の男女差別が大きく解消されてきたのかというと、そのような実感は全くわかないと思います。  そこで伺いたいのですけれども、均等法の三十三条で、婦人少年室長は事業主に対して報告の徴収を求めて、助言、指導、勧告を行えることになっていますが、企業からの報告をとった中で、募集、採用から定年、解雇に至るまでの各項目の中で、一番問題が多く、助言を行ったのはど……

第140回国会 文教委員会高等教育に関する小委員会 第2号(1997/06/11、41期、日本共産党)

○石井(郁)小委員 一言ですけれども、私もこの企業側の倫理憲章を見まして、しかしこの五項目で倫理になるのかなというのを一つ思います。大体今、日本の企業の問題がいろいろ出ていますけれども、倫理ということで守られているようなことというのはやはりないのですね。だから、そういう点でいうと、これが一体どういう意味を持つのかということが大変考えるところなんです。企業の方はいい人材をやはり欲しいというふうに思うでしょうし、それから学生の方は、やはり弱い立場で、どこかにとにかく就職したい。この不況の中だととりわけそういうこともあると思うのですね。だからそういうふうに走るというふうに思いますけれども。  私は、……

第140回国会 予算委員会第七分科会 第1号(1997/03/03、41期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  初めに、大臣にお願いをしております件でお伺いをいたしますが、関空株式会社の前の社長、元運輸事務次官服部被告汚職問題についてでございますが、去る二月の二十一日、運輸委員会で我が党の寺前議員がこの問題を質問いたしました。その際、大臣から再発防止に努めるという御答弁があったと思いますけれども、その具体策についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 いろいろ取り組んでおられることがわかりました。関空の開港、また今後の整備、発展については、本当に地元各方面からのいろいろな期待が大きくあります。そういう中で、ミスター運輸省と言われた人でございま……

第142回国会 予算委員会第八分科会 第1号(1998/03/19、41期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、大阪市の平野区というところに住んでおりまして、きょうは地元の公営住宅の問題について御質問させていただきます。  平野区役所の概要説明では、平野区は、市内東南部に位置し、各種の公営住宅が集中し宅地開発で人口は市内第一位であり、さらに世帯数の三四%は府・市営の賃貸住宅であり、その五五%が第二種住宅である。また相対的な高齢化が進み、さらに母子世帯の構成比は大阪市第一位、大阪市平均の倍なんですね。被保護世帯の八一%は第二種公営住宅居住者であると分析しています。  これほど一つの行政区に公営住宅が集中をし、さらに旧法の第二種住宅が圧倒的とい……

第144回国会 文教委員会高等教育に関する小委員会 第1号(1998/12/11、41期、日本共産党)

○石井(郁)小委員 日本共産党の石井郁子でございます。きょうはありがとうございます。  独立行政法人の問題が急浮上しておりますので、私、この点でぜひお伺いをしたいと思っております。  答申では「独立行政法人化をはじめとする国立大学の設置形態の在り方については、これらの改革の進捗状況を見極めつつ、今後さらに長期的な視野に立って検討することが適当である。」というふうに書かれていると思いますが、答申が出て間もなく、十一月二十三日の読売新聞だったかと思いますが、独立行政法人化、国立大学など八十五機関というふうに報じられているわけでございまして、今後さらに長期的な視野に立って検討というどころか、唐突に独……

第145回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1999/07/08、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょうは公述人の先生方、大変御苦労さまでございます。そしてありがとうございます。  近代の歴史の中で国旗・国歌がつくられ、普及していきました。それは各国も同様かと思いますが、日本で日の丸・君が代が国旗・国歌とされるに至った事情はどういうことなのか、この歴史をきちんと見ておくことが私どもは本当に重要だというふうに考えるものでございます。  この点で、山住公述人から、こうした歴史に触れての陳述がございました。大変短い時間でしたので、言い尽くせなかったこともおありではないかというふうに思いますので、私は、先生は歴史的にとらえ直すことが重要だとい……

第145回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号(1999/07/21、41期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  国民の間で初めて、国旗・国歌をどうするのか、議論が始まったところでありまして、その議論を通して日の丸・君が代にさまざまな思いが語られていますし、これを法制化するのは拙速だ、とんでもないという声も今や多くなりつつあるわけでありまして、世論は動いているという状況だというふうに思うのです。こういうときに今国会でこの法案の成立を図るということは断じてやるべきではないということを私はまず最初に申し上げて、質問に入りたいというふうに思います。  きょうは主に教育現場の強制という問題について私は質問をさせていただくわけですけれども、この点は、今国民の間……

第145回国会 文教委員会高等教育に関する小委員会 第1号(1999/07/01、41期、日本共産党)

○石井(郁)小委員 先生、きょうはありがとうございます。  私は、日本共産党の石井郁子でございます。  大学生の学力低下という問題は私どももいろいろ聞いておりまして、ますます深刻になっているなということで、きょう先生のお話を伺って、本当にここまで来ているのかということで、なおいろいろ教えられることが多いのですけれども、お話と関係して、私、二つほどお聞かせいただきたいのです。  先生が強調されました、学力低下が取り上げられ始めた時期が五年前、九四年ごろというのを一つ出されましたけれども、それはどういうことなのかな、どういう背景というか条件がそこにあったのかなということをもう少し伺いたいなと思うの……

第145回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1999/02/17、41期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  子どもの権利条約には、「児童は特別な保護及び援助についての権利を享有することができる」とあります。少子化の進むもとで、二十一世紀を担う子供たちの健やかな成長をはぐくみ、子供たちの最善の利益が擁護されるために、今、政治が果たさなければならない役割というのは大変大きいと私は考えております。  そこで、きょうは、第百四十国会におきまして改正されました児童福祉法、放課後児童健全育成事業、この問題に絞って質問をいたします。  この法の五十年ぶりの改正につきましては、我が党は、保育所の措置制度や保育料の応能負担などの問題点を明らかにして、子どもの権……

第147回国会 予算委員会第六分科会 第1号(2000/02/25、41期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、中小企業対策、とりわけ政府系金融機関の融資の問題でお尋ねをさせていただきます。  中小企業・商工業者に対する銀行の貸し渋りについては、既に予算委員会や商工委員会で繰り返し論議をいただいているところと思いますけれども、このほど日銀が調査をしました一月度の速報でも、銀行の貸出平均残高は、前年同月比六%減となっています。減少が二十五カ月連続ということになるわけでございます。こうした動向を見ますと、銀行の貸し渋りが依然として続いているということを示しているというふうに思います。  こういう状況のもとで、通産大臣は、一昨年八月の予算委員会で……


42期(2000/06/25〜)

第151回国会 予算委員会第一分科会 第1号(2001/03/01、42期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  政府は、二〇一〇年までの基本方向、二〇〇五年までの具体的施策として、昨年十二月、男女共同参画基本計画を策定しました。しかし、この基本計画全体は、現行の法制度の範囲内での施策や検討事項にとどまっています。また、政府のこれまでの行動計画である男女共同参画二〇〇〇年プランからも、また昨年九月に出された男女共同参画審の答申、男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方からも後退したものであると言わなければなりません。  二十一世紀に入りまして、日本では事実上の男女平等にほど遠いと言われているわけでありますから、私は、きょうは基本計画の問題……

第151回国会 予算委員会第四分科会 第1号(2001/03/01、42期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子です。  この三月からサッカーくじがいよいよ本格実施、全国実施されます。どうしても問題点をただしておきたいという思いで、町村文部科学大臣には、一昨日に続きまして、どうかよろしくお願いをいたします。  きのう、国会にも、このサッカーくじに反対する十三団体の皆さんが請願署名を持ってこられまして、やはり実施計画の再検討をしてほしいと強い要望をされておりました。  この十三団体と申しますのは、あいうえお順に言いますけれども、子どもの権利・教育・文化センター、主婦連合会、消費科学連合会、新日本スポーツ連盟、全国消費者団体連絡会、全国地域婦人団体連絡協議会、東京消費……

第154回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第1号(2002/04/08、42期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私は、陵墓及び陵墓参考地について質問させていただきます。  四年前の一九九八年、奈良県を直撃した台風で、日本最古の巨大前方後円墳、箸中山古墳が、通称箸墓ですが、前方部など甚大な被害を受けました。根こそぎの倒木もあって、無数の埴輪などが露出した。その後、初期の壷形埴輪とか特殊器台形埴輪など、宮内庁書陵部によって展示されて、大勢の方が熱心に見学したということが報じられているわけでございます。一方、近年、全国各地で、遺跡から歴史的、文化的に貴重な埋蔵物等が発掘、発見されまして、国民的な関心が大変高まっています。そういう中で、きょうは、……

第156回国会 予算委員会第一分科会 第1号(2003/02/27、42期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私は、全国で二百万人近いと言われる商工業などの自営業における家族従業者、いわゆる業者婦人の権利、地位向上の問題で御質問させていただきます。  業者婦人の役割については、政府はこのような答弁をされています。「我が国の企業の大部分を占める中小企業の中で」、一部省略いたしますけれども、「家庭そして経営、さらには労働、こういった各面で非常に大きな役割を果たされている」これは二〇〇一年の参議院経済産業委員会でございますけれども、我が党の同僚議員に対しての御答弁でございます。  そこで、まず内閣府の官房長官にお聞きしたいと思います。  今お……


43期(2003/11/09〜)

第159回国会 憲法調査会公聴会 第1号(2004/05/12、43期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、それぞれ御専門の立場からの御意見をお述べいただきまして、ありがとうございます。憲法の論点について大変重要な御指摘をいただいたというふうに思っております。せっかくの機会でございますので、お聞かせいただいた御意見、さらにもう少しお尋ねしたいということに限って質問させていただこうと思います。  小熊公述人にお願いをしたいと思いますけれども、お述べになられた中で、戦後の日本の再軍備と日本国憲法に対する改憲の要請がアメリカの方針としてアメリカ政府の側からなされたという事実が紹介されました。一九四八年五月のロイヤル陸軍長官への報告書は、その事……

第159回国会 予算委員会第三分科会 第2号(2004/03/02、43期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  定期借家制度の見直し、正当事由制度のあり方の見直しなど、借地借家制度の抜本的改革などとして借地借家法の全面的改悪の動きがございます。私、きょうは、この問題で、これに関連いたしまして質問をいたします。  昨年六月末、定期借家制度全国推進協議会が見直し案をまとめまして、これを受けた自民党定期借家権等特別委員会が、借地借家法の改正案を議員立法で提出する方向を検討し始めていると言われています。また、総理の諮問機関である総合規制改革会議が、昨年十二月二十二日に規制改革の推進に関する第三次答申を決定、公表しました。  その中で、定期借家制度の見直し……

第162回国会 予算委員会第三分科会 第2号(2005/02/28、43期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 おはようございます。日本共産党の石井郁子でございます。  本日は、NPO法人の問題について質問をいたします。  市民が自覚的、自律的に活動して社会問題にかかわって貢献していくということは、私は、日本社会の進歩にとって健全で積極的な意味を持つというふうに考えているものでございます。  一九九八年十二月に施行されたNPO法以後、法人数が右肩上がりにふえました。六年余りを経ているところでございますが、全国で二万を超えているという状況でございます。このことは、社会参加を求める市民、いろいろ社会とかかわって貢献をしていこうと考える市民が急速にふえているということを示していると思います……


44期(2005/09/11〜)

第164回国会 予算委員会第三分科会 第2号(2006/03/01、44期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  私は、きょうは、国際条約に対する政府の対応についてお聞きをしたいと思います。  まず、女性差別撤廃条約についてでございますけれども、この実施状況の第六回報告書というのを、ことしの夏にも国連の女性差別撤廃委員会に提出することになっていると思います。  そこで、二〇〇三年に政府が出した第五回報告書というのがありますけれども、そこでは、選択議定書の締結の是非について真剣かつ慎重に検討しているというのが政府の報告でございました。しかし、いまだに批准はしていないわけでございます。二〇〇三年現在でも、世界では既に締約国は四十九、署名国が七十五に上っ……

第166回国会 教育再生に関する特別委員会公聴会 第1号(2007/05/16、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  教育三法案につきまして、きょうは本当に短い時間でございましたけれども、それぞれのお立場から率直な御意見をお述べいただきまして、お聞かせいただきました。心からお礼を申し上げます。  幾つかの論点、重ならないように私も質問したいなと思っているんですけれども、最初に穂坂公述人に伺いたいと思います。  志木市は、全国に先駆けて二十五人学級を実施されたということで有名なんですけれども、国の編制基準は四十人という中で、地方自治体でそれと違った基準にするということについては簡単なことではなかっただろうというふうに思うわけですね。率直なところ、文科省との……

第166回国会 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号(2007/04/13、44期、日本共産党)

○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。  今回の少年法等の一部改正案は、十四歳以上という少年院収容年齢の下限を撤廃し、小学生であっても少年院に収容できるという厳罰化、法を犯した十四歳以下の少年、触法少年や、将来犯罪をするおそれのある少年、いわゆる虞犯少年への警察権限の拡大強化など、非行防止にとって最も有効とされる福祉的なケアを根本から否定して、罰と警察権限による子供たちの監視というやり方を強めるものであり、私ども日本共産党は容認できないということを最初に申し上げまして、質問に入ります。  限られた時間ですので、若干のことを質問させていただきます。  もういろいろ質問もありましたが……

第169回国会 予算委員会第五分科会 第1号(2008/02/27、44期、日本共産党)

○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。  きょう、私は、保育の問題で質問をさせていただきます。  内閣府の男女共同参画社会に関する世論調査を見ましても、これは昨年八月ですけれども、子供ができてもずっと職業を続ける方がよいと答えた方は四三・四%ですね。十五年前の約二倍なんです。多くの女性が、子供を産んでも働き続けたい、また、働き続けることが当たり前の選択肢になっているというふうに言えるかと思うんですね。働く女性にとって、その子供にとって、保育所というのは安心して育てられるいわば第二の家庭でもあるわけで、この充実というのは本当に大事だという立場で質問させていただきます。  まず、福……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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