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井上義久 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

井上義久[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
926位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
686位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
481位
委員会発言(議会)歴代TOP500
434位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
536位

39期委員会発言TOP50
49位
39期委員会出席(無役)TOP100
73位
39期委員会発言(非役職)TOP50
42位
41期委員会発言(議会)TOP50
11位
42期委員会出席(幹部)TOP50
49位

このページでは井上義久衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。井上義久衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

39期(1990/02/18〜)

第118回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1990/04/18、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 両委員長に御報告の内容につきまして、公明党を代表して、幾つかの疑問点を質問させていただきたいと思います。  最初に、堀江委員長にお伺いをいたしたいと思います。  まず、選挙制度につきまして、御報告の中で小選挙区制案、また比例代表制案、あるいはまた小選挙区比例代表並立制案、同併用制案について、その得失をいろいろ御報告いただいたわけでございますけれども、この選挙制度につきましては既に議論が出尽くしておったわけでございまして、第七次の選挙制度審議会では結論を出すに至らなかった。それが今回十七年ぶりで第八次選挙制度審議会が開かれたわけでございますけれども、この間、昭和四十八年、田中内……

第118回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1990/05/30、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 まず初めに、第八次選挙制度審議会の答申について大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  選挙制度の改革は議会制民主主義の根幹にかかわる最重要課題であり、国民合意のもとに行われることは不可欠の条件である、このように思うわけでございます。政権党がみずからの政権の固定化を図るために改革を策するというようなことがあってはならないわけであります。ところが、今回の答申については、審議会のあり方そのものに当初から疑問があり、審議経過を見ましてもまず小選挙区制ありきということで、結果的に少数党の切り捨て、自民党政権の長期固定化につながることは明らかであると言わざるを得ないわけでございます。当然……

第118回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第5号(1990/06/14、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 この消費税廃止関連三法案並びに税制再改革基本法案、発議者の皆さん、大変いろいろ苦労もあったわけでございますけれども、発議をされて、そしてまた審議におきましても明快に答弁をしてくださっていると、後輩の一人といたしまして皆さんの御労苦に心から敬意を表するものでございます。で、これは参議院で既に可決をした法案でございますから、できれば一日も早くこの衆議院でも速やかに可決されることを心から期待をいたしまして若干の質問をさせていただきたい、このように思っている次第でございます。  竹下内閣、中曽根内閣、自民党歴代内閣がシャウプ以来の抜本的な税改正、このようなふれ込みで国民の反対を無視を……

第118回国会 税制問題等に関する調査特別委員会 第9号(1990/06/21、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、衆法だけでも二十時間以上に及ぶ審議を真摯に取り組んでこられました発議者の皆さん、また裏方の皆さんの御労苦に対して、まず最初に心から敬意を表するものでございます。  私は、これまでほとんど論点は出尽くしておりますし、そういう意味で総括的にこれまで出た議論を整理をして、発議者の皆さんの所信を改めてお伺いしておきたいと思います。  まず私は、今回の審議を通して明らかになったことの一つは、やはり消費税の逆進性ということであろうと思います。しかも、その逆進性は税の仕組みそのものでは解消できないということであろうと思います。民間の各種実態調査を見ましても、収入の少ない人ほど負担が……

第118回国会 大蔵委員会 第6号(1990/03/27、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案についてお伺いしたいと思います。  まず、この法律案の立法の趣旨並びに今回の改正の概要について説明を願いたいと思います。
【次の発言】 立法の趣旨が実費弁償ということのようでございますけれども、実費弁償という考え方からいたしますと、十一年間放置していた、この理由は何なのか、このことについて御説明願いたいと思います。
【次の発言】 十一年ぶりということで、諸般の事情という今の御説明なんですけれども、財政事情もあった、じゃ財政事情が突然よくなったのかというふうにも勘ぐられるわけでございまして、これも消費税の一つなのかなと……

第118回国会 大蔵委員会 第8号(1990/04/17、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 まず、取引所税法につきまして、この取引所税の議論をずっとさかのぼっていろいろ調べてみたわけですけれども、六十三年五月十三日の大蔵委員会で、金融先物取引法案また証券取引法の一部を改正する法律案に対する附帯決議で、「金融・証券先物取引等の導入に当たっては、我が国が国際的な金融・証券市場としての役割を果たしていくことを踏まえ、適切な条件のもとに取引が行われるようその国際性に十分配意するとともに、取引が公正かつ円滑に行われるよう配意すること。」こういう一文がございます。この「国際性に十分配意する」ということは、海外の先物市場においてはこういう取引所税に類するような流通税は一切課税され……

第118回国会 大蔵委員会 第11号(1990/05/24、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 私は、国際金融公社並びに国際開発協会への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、この法案に関連いたしましてODAの問題について若干お尋ねしたいと思います。  今回の国際金融公社の増資で、世銀グループすべての機関について日本は第二の出資国になったわけでございます。世界経済に占める日本の比重からいたしまして、これは当然のことだと思いますし、歓迎すべきことである、このように思っておるわけでありますけれども、と同時に、この世銀の行う融資なり運営なりということについて、それだけ責任も重くなった、世銀がやっていることだからということで金を出しさえすればいいということ……

第119回国会 国際連合平和協力に関する特別委員会 第7号(1990/10/31、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 総理、初めに私は、自衛隊の海外派遣ということについて何点かお尋ねをしたい、こう思います。  一九四五年以降、世界で地域紛争あるいは国内紛争と言われるものは百五十以上ありまして、二千万以上のとうとい生命が失われているわけでありますけれども、これらの紛争に対して日本は一度も武器を送ったことはありませんし、また、それらの紛争にも参加をしなかった。このことは、二度と戦争を起こしてはならないという国民の強い意思、それから平和憲法があったからだ、このように思うわけでございます。その意味で、今回の湾岸危機というものは、この平和憲法の精神に立脚した貢献策を実行し、この平和憲法を世界に宣揚する……

第120回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1991/03/13、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 佐藤先生にはお忙しいところ、参考人として御出席をいただきまして心から御礼申し上げる次第でございます。  今回の第八次選挙制度審議会の答申に至る経過でございますけれども、竹下内閣がリクルート疑獄で倒れまして、その後の宇野内閣もスキャンダルということで短命に終わったわけでございます。その後海部内閣が誕生した。いわゆる日本の民主政治の危機の中で海部内閣というのは誕生したわけでございまして、そういう意味で、海部首相御自身も政治改革に命運をかける、不退転の決意で臨むとおっしゃっているわけでございます。言うならば政治改革のために誕生した内閣であるというように私どもは認識しているわけでござ……

第120回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1991/04/10、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 私も今回の政治改革、リクルートに端を発しまして国民の政治不信というのが非常に高まった。これに何とかこたえなければいけないということから、この議論が出発したわけでございまして、そういう意味で政治倫理の問題、政治資金の問題、それとこの選挙制度の問題、この三つがあるわけでございますけれども、どうも議論を聞いておりますと、この選挙制度を盾にとって政治倫理、政治資金に踏み込もうとされてないのじゃないかという感を否めないわけでございます。  この選挙制度の問題につきましては、やはり今定数是正、待ったなしの状態になっているわけでございまして、やはり早急に定数是正に手をつけるべきだ。もちろん……

第120回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1991/04/24、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 政治改革全般に対する公明党の基本的な見解を申し述べたいと思います。  まず、基本的な考え方につきまして、第一に、政治改革に当たってはまず何よりも政治資金の規制強化、政治倫理の確立、定数格差の是正に取り組むべきである。また、政党への公費助成制度の創設、国会改革についても緊急課題として取り組むことが重要である。選挙制度改革については中長期的課題であり、国民の理解と納得のもとに行われるべきである。  第二に、選挙は、国民の国政に対する大切な意思表示の場である。選挙制度については、議会制民主主義にとって重要な意味を持つとともに、民主政治の根幹をなすものであり、あくまでも民意の議席への……

第120回国会 大蔵委員会 第5号(1991/02/18、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 今回の補助金特例法案でございますけれども、補助率を六十一年水準に復元するということで、完全復元ではないという意味で不満はあるわけでございますけれども、一歩前進である、このように受けとめているわけでございます。しかしながら、この補助率の問題は、単なる金銭の問題のみならず、国・地方間の権限の問題あるいは責任分担をどうするのかというような根本的な問題に深いかかわりを持っているわけであります。また、今後四百三十兆円という公共投資計画を推進するに当たって、地方の負担がどうなるのか、地方に過重な負担がかかるのではないか、このような心配もされているわけでございまして、そういった観点から質問……

第120回国会 大蔵委員会 第8号(1991/02/28、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 ただいま議題となりました平成二年度補正予算第二号関連法案に対し、私は、公明党・国民会議を代表して、賛成討論を行うものであります。  私ども公明党は、結党以来、地球上から一切の戦争をなくすことを希求し、人類永遠の願いである平和と繁栄の構築を目指してまいりました。今回のイラクの暴挙に対し、失われた平和をいかに回復するか、また、世界の一員として日本はこの問題にどう対応すべきなのか、党内で真剣な議論を積み重ねてまいりました。  その結果、国際社会が国連を軸として正義と秩序を基調とした平和への新しい枠組みをつくる陣痛の苦しみを味わっているときに、我が国だけがひとり一国だけの平和主義にと……

第120回国会 大蔵委員会 第13号(1991/04/09、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、日本開発銀行法等の改正についてお伺いしたいと思います。  今回の改正で、日本開発銀行の融資について、従来認めていなかった完成後に譲渡されるような施設の建設にも貸し付けができるようになったわけでございます。そういったことも含めまして、日本開発銀行として融資条件や対象の幅が非常に広がった。それだけ大きな役割を果たせるようになったわけでございますけれども、これが社会資本整備、特に生活関連の社会資本整備の促進のた めに活用されるならば、これは基本的には是とするわけでございますが、公共の資金でございますから、やはり運用等によっては新たな問題が生ずる懸念もあるのではないか。そうい……

第120回国会 大蔵委員会 第15号(1991/04/17、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、土地政策における税制の役割を大蔵省としてどのように受けとめているかを伺いたいと思います。  税調の基本答申でも、「土地税制を活用し、特定の政策目的に沿って個人や企業を望ましい方向に誘導しようとする場合には、望ましい土地利用のあり方に関し詳細な都市計画その他の制度・施策が整備されていることが前提条件となる」と、このようにこれまでは認識してきたわけですけれども、それが、税制は、市場における土地の需給に税負担を通じて一定の方向性を与えることは可能であり、土地取引規制その他の施策とは別の手法で土地の市場に影響を与え得る重要な政策手段であるというふうに認識が変わってきているんじ……

第120回国会 予算委員会 第20号(1991/03/07、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 湾岸戦争終結をいたしまして、戦後復興の問題あるいは環境汚染の問題あるいは難民の問題等々、残された課題たくさんあるわけでございますけれども、私たちが今忘れてならないことはやはり政治改革の問題であろう、こう思うわけでございます。海部総理、政治改革に内閣の命運をかける、このようなことをおっしゃってきたわけでございますけれども、内閣としてもその決意が変わってないのかどうか、自治大臣にお伺いをしたい。  その際、政治改革に内閣の命運をかける、また、不退転の決意で取り組む、このようにおっしゃってきたわけでございまして、であるならば、その具体的なこの法案の内容並びにこの提出の時期、これを明……

第121回国会 政治改革に関する特別委員会 第3号(1991/09/13、39期、公明党・国民会議)【政府役職】

○井上国務大臣 私は自分の車、また自分の秘書も自分で払っております。

第121回国会 政治改革に関する特別委員会 第4号(1991/09/17、39期、公明党・国民会議)【政府役職】

○井上国務大臣 お答えいたします。  今自治省に御報告をいたしております裕和会、そしてまた裕志会、そのとおりであります。千葉県で葉牡丹会というのがございまして、約三千七百万であります。以上です。
【次の発言】 初めに、これまでの議論を伺っておりまして、総理、今の日本の政治状況の中で、四割の支持率、得票率で八割の議席が得られる、こういう制度を導入するということはとても民主主義とは私は思えない、こう思うわけでございます。やはり議会制民主主義の基本というのは、まず、正当に選挙された国会議員で国会は構成されている、そしてその国会における議論を通じて国民の意思に従った政治が行われる、そういうことだろうと……

第123回国会 予算委員会 第10号(1992/03/03、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 公明党・国民会議の井上義久でございます。きょうは政治改革に関する集中審議ということで、私はまず最初に、総理に政治改革に対する基本的な方針についてお伺いしたい、こう思います。  今回、共和の問題、佐川の問題が起きまして、ロッキード、リクルート、この両事件が教訓として生かされなかったということについては、政治家として大変じくじたる思いがあるわけでございます。政治改革は待ったなしという認識は総理も同じであろう、こう思うわけでございます。  ところで、海部内閣は、リクルート事件の後に再開をされました第八次選挙制度審議会の答申に基づきまして、いわゆる政治改革を選挙制度に集約をして進めよ……

第123回国会 労働委員会 第2号(1992/03/11、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、今春闘に対する大臣の基本的なスタンスについてお伺いしたい、こう思います。  我が国は、七三年の第一次オイルショック、七九年の第二次オイルショック、そして八六年の円高不況等々、この二十年間幾つかの危機を乗り越えて世界の経済大国になったわけでございます。その原動力の一つは、私は、我が国のさまざまなシステム、特に経営システムであるということは言うまでもない、こう思うわけでございます。  しかし、日本的経営と言われておる競争、効率、成長、これを経営の中心的な課題として労使で追求をしてきたそのやり方自体が今問われているのではないか。具体的に言いますと、成功し過ぎたために海外から……

第123回国会 労働委員会 第5号(1992/04/24、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、介護労働力の需給の見通しについてお伺いしたいと思います。  我が国の人口の高齢化に伴いまして二〇〇〇年には六十五歳以上の人口が二千百万人に達する、このように推計されているわけでございます。これに伴いまして、要介護老人も相当増大する、こう見込まれているわけでございますけれども、要介護老人の今後の見通しはどうなのか。あわせて、これら高齢者の保健、福祉分野での公共サービスの基盤整備のために老人福祉施設の職員あるいはホームヘルパー等大幅な増員が見込まれる、民間部門の介護サービスについても、ニーズが多様化することによって需要が増大する、このように考えられるわけでございます。  ……

第123回国会 労働委員会 第8号(1992/05/22、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 昭和五十六年に国際障害者年、そしてそれに続きます国連障害者の十年の、ことしは最終年度に当たるわけでございます。国際連合の国際障害者年行動計画には、高齢者も若者も健常者も障害者も、すべての者が通常の生活環境の中で一市民としてノーマルな生活を送ることができるよう物心両面で環境条件を整備していく、いわゆるノーマライゼーションの基本理念が示されているわけでございます。  こうした社会を実現するためには、社会参加の基本とも言える雇用の確保が十分になされなければならないわけでございまして、特に障害者にとりましては、仕事につく、働くということは、いわば自立あるいは社会への参加ということの具……

第125回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1992/11/30、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 現在、衆議院における一票の重みの最大格差は三・三八倍ということで、一票等価の原則という民主主義の大原則から大きく外れているのが現状でございまして、早急にこれを是正しなければいけない、それが立法府としての責務である、このように私も思っておるわけでございます。  それで、要するに一人が二票を持ってはいけないというのがもう大原則だと思うのですね。ということは格差を二倍未満にする。六十一年の国会 決議でも、抜本是正ということでこれは当然格差二倍未満を想定しているわけでございますし、それから、中選挙区制を維持するということであれば定数が三から五、こういうことを六十一年の国会決議では目指……

第125回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1992/12/01、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 本日、野村、今吉両参考人におかれましては、急な日程にもかかわらず、また遠路はるばる当委員会にお越しをいただきまして、貴重な意見を承りまして心から御礼申し上げます。きょうは本当に御苦労さまでございました。  それで、初めに野村参考人にお伺いいたしますけれども、これは確認の意味でお聞かせ願いたいのですけれども、要するに奄美群島区はなくしてほしい、それがまず大前提である。それで、できれば定数を一ふやして鹿児島一区に合区をしていただきたい、そういうふうに承ったのですが、ともかくこの奄美群島区をなくしてほしい、定数一の選挙区をなくしてほしいというのが一番の前提である。こういうふうに理解……

第125回国会 労働委員会 第1号(1992/12/08、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、雇用対策につきましてちょっとお伺いをいたします。  景気後退によりまして、近年、人手不足あるいは労働需給の引き締まりといった表現が使われていたわけでございますけれども、ここのところに来ましてそういった表現は一気に姿を消して、最近では、数千人規模の人員合理化とか、あるいは一時帰休あるいは中途採用の削減、取りやめ、あるいは新卒採用ゼロといったような先行き雇用不安を感じさせるようなマスコミ報道が相次いでいるわけでございます。  十月の有効求人倍率も〇・九六と一倍を割りまして、八八年五月以来四年五カ月ぶりの一倍割れということで、九一年三月の一・四七倍をピークにして十九カ月連続……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第3号(1993/03/17、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  本日は、両参考人におかれましては、大変貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。  金丸自民党前副総裁が所得税法違反、いわゆる脱税で逮捕されまして起訴されたわけでありますけれども、政治に金がかかる、こういうふうに言いながら、実は私腹を肥やしていた。本来国民に奉仕しなければいけない政治家が、立場を利用して私腹を肥やす、これは断じて許せない、こういうことだろうと思うのですわ。やはりこの問題、一つは自民党前副総裁のところにお金が集まってくる、この構造というものを変えなければいけない。もう一つは、こういうことを可能にした制度を変えなければいけ……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第5号(1993/04/14、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 私は、公明党・国民会議並びに日本社会党・護憲民主連合が共同提案しました公職選挙法の一部を改正する法律案など関連四法案について御説明を申し上げます。  初めに、公職選挙法の一部を改正する法律案について御説明いたします。  第一に、衆議院議員選挙の選挙制度に関する事項について説明を申し上げます。  一に、選挙制度の基本は、各ブロックごとの小選挙区併用型比例代表制といたします。  二に、議員の定数は五百人とします。ただし、この法律に基づく選挙の結果五百人を超えることを妨げないものとします。  三に、衆議院議員は、各ブロック及び各ブロックにおける各小選挙区において、選挙するものといた……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第6号(1993/04/15、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 野田委員の御質問にお答えいたします。  私どもは、中選挙区制が制度上劣っている、これは抜本的に改めるべきであるということで、今回、小選挙区併用型の比例代表制を中心とした関連の法案を提出したわけでございまして、中選挙区制に逆戻りする考えは全くございません。  ただ申し上げたいことは、この古い家はもうだめだ、したがって新しい家をつくらなければいけない、だからともかくこの古い家を壊しちゃえという議論であっては、やっぱり新しい家は随分遣うんだということを明確にして、古い家を壊さなければこれはいけないわけでございまして、新しい家は何でもいいんだ、古い家はともかく壊すんだということは余り……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第7号(1993/04/16、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 浜田委員の御質問にお答えします。  初めに申し上げておきたいことでございますけれども、選挙制度の基本というものをどういうふうに考えるか、それにつきましては、私の方は、やはり選挙で示された民意というものが議席に正確に反映をされるということが一番基本であろう、このように思うわけでございます。そこでもう一方、やはり議会というものは政権を選ばなければいけませんから、政権の構成というものをどういうふうにやるかということで、民意の集約という観点がもう一つ選挙制度として考えなければいけないことでございます。  そこで、比例代表だから必ず連立になるとは限らないわけでございまして、これは単独政……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第8号(1993/04/20、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 なぜブロックにしたのかということでございますけれども、比例代表でございますので、全国一本ということが最も民意が正確に反映するということで出たかと思いますけれども、余りにも名簿が膨大になり過ぎて、やはり国民の判断という観点からいいますといかがなものかというのが一つでございます。  それから、県別というふうに考えたのでございますけれども、県別では定数の非常に小さくなる地域が出てまいりまして、比例の意味というのが非常に損なわれてしまうということから、全国をブロックに分けたわけでございます。  それから、西ドイツの場合は、各州ごとのいわゆる名簿で選挙をやるわけでございますけれども、集……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第10号(1993/04/23、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 戸塚委員の御質問でございますけれども、一つは地方議員の皆さんのいわゆる歳費の問題と、それから政治活動にかかるお金の問題と、これは分けて考えなければいけないのじゃないかと思います。  この歳費につきましては、今回の改革で例えば国会議員の歳費が上がるということじゃございませんから、地方議会の議員の皆さんの歳費がどの程度のものであるべきかということは、やはりそれぞれの議会できちっと議論をしていただきたいし、またその地域の住民の皆さんの御理解を得るようにしていただきたいと思うのですね。  ただ、今回の改革で、いわゆる政党交付金ということを私たちは導入しようとしているわけでございます。……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第11号(1993/04/26、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 まず第一に、恐らく深谷委員、言い足りなかったのではないかと思うのですね。顔が見えるということは政策やそれから政党ということをよく理解できる、それならば比例代表で十分じゃないかということになるのですけれども、本来顔が見えるというのは、いわゆるその候補者がその政党の政策をしっかり実現できるような人であるかどうかということを有権者が判断できるようにということが候補者の顔が見えるように、こういうことをおっしゃりたかったのだろうと思うわけでございまして、その意味では、まずやはり政党があり、その政党の政策があって、そこが有権者がまず十分判断できる、その上で、我々の場合は顔が見えるようにと……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第12号(1993/04/27、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 お答えいたします。  選挙制度の基本的な考え方として、いわゆる安定政権をつくるための小選挙区と、それから民意を鏡のように反映する比例代表と、この二つのパターンがあって、それで、ヨーロッパ等でのこの混合型のさまざまな選挙制度はすべて妥協の産物であるという御認識を示されたわけでございますけれども、私は、先般、選挙制度を勉強するためにハンガリーに参りまして、ハンガリーの選挙制度を勉強してきた経験があるのですけれども、ハンガリーがいわゆる共産主義から自由化する過程の中で選挙制度をどうするかということで、国民の英知を結集して新しい選挙制度をつくったわけでございます。  委員御承知と思い……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第13号(1993/04/28、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 公明党の井上でございます。  本日は、三参考人におかれましては、大変貴重な意見を賜りまして、大変ありがとうございました。  政治改革委員会の論議ももう五十時間を超えておりまして、我々の決意といたしましては、四法案一括して処理をする、それから今国会中に結論を出す、それから次の選挙は新しい制度でやる、さらに、あえて申し上げますと、相打ちで現状維持は許されない、各党とも妥協点を見出す、合意点を見出す努力をすべきである、こういうふうに決意をいたしている次第でございます。  そういう前提に立ちまして、最初に島参考人、それから清原参考人にお伺いをいたしたいわけでございますが、参考人の御意……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第14号(1993/05/11、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 本日は、参考人の皆様方には大変貴重な御意見を賜りまして、心から感謝申し上げる次第でございます。  とりわけ、自民、社公それぞれ案を出しておりまして、この政治改革特別委員会で五十時間以上に及ぶ審議をいたしておりまして、相打ちで現状維持は許されない、今国会中に決着をつけて次の選挙から新しい制度でやる、こういう国会が置かれた状況を考えますと、この時期に連用制というまことに傾聴に値すべき案をお出しいただいたことについては、心から敬意を表しておる次第でございます。  そこで、まず第一番目に、この連用制について、わかりにくいという御批判があるわけでございます。先般も宮澤総理、ニュージーラ……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第15号(1993/05/12、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 今の戸塚委員の御指摘でございますけれども、要するに選挙制度、恐らく連用制のことを指しておっしゃっているんだろうと思うのですけれども、わかりにくいからこの制度はだめだというふうに一蹴してしまう態度というのは、私はいかがなものかなというふうに思うわけです。要するに大事なことは、目的があって、その目的を達成するための手段、選挙制度というのは手段ですから、その目的を達成するこの目的がやはり一番重要なのであって、それを達成するための手段としていろいろな方法がある。その方法が多少、例えば単純小選挙区よりはそれは連用制というのは複雑な仕組みになっていますから、わかりやすいという面からいえば……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第16号(1993/05/13、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 並立制、前回の特別委員会に私も委員として加わっていたわけでございますけれども、この委員会でほぼ、いわゆる小選挙区と比例代表を組み合わせる混合型ということが合意の前提だろう、こういうふうに議論が進んでいるわけでございますけれども、どちらもやはり小選挙区における過剰代表というものを比例代表によって補正をする。いわゆるできるだけ民意の反映というものを選挙制度として担保するというのが、やはり比例代表を加味することなんだろうと思うのですね。  そういう点から考えますと、並立制というのは極めて中途半端で不十分なものでございまして、世界各国の例を見ても、例えばメキシコの場合は、小選挙区で過……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第17号(1993/05/14、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)議員 私どもは、この国会でともかく、みずからの血を流してでも、身を削ってでも決着をつける、そして次の国会から新しい制度でやるのだ、選挙制度も含めた抜本的な政治改革を、この機会を逃せばもうチャンスは来ない、こういう思いでやっているわけでございまして、私も答弁席に座って議論にずっと参加してきたわけでございますけれども、八十時間に及ぶ議論を通してこの委員会の雰囲気というものはまことにそういう方向に向かって進んでおりますし、何とか成案を得ようじゃないか、こういう雰囲気に満ち満ちている、そう思うわけでございますけれども、どうもこの委員会の外の方から、腐敗防止を先行させるとか、決着がつかなかっ……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第18号(1993/05/25、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 意見陳述者の皆様には、きょうは貴重な御意見を賜りまして、心から感謝申し上げる次第でございます。  私どもも、約百時間に及ぶ委員会の議論を通じまして、もはや相打ちで現状維持は許されない、今国会で一括処理をして次の選挙から新しい選挙制度でやるべきだ、そのためには各党血を流すような思いで合意をつくるべきだ、こういうふうに考えておる次第でございまして、そういう前提に立ちまして何点か御意見を賜りたいと思います。  初めに三富さんにお伺いいたしますけれども、いわゆる政策の相違を争う選挙制度がいい、そして二大政党でスムーズに政権交代する制度がいいということで小選挙区制がいいんだ、こういうお……

第126回国会 大蔵委員会 第7号(1993/03/10、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、金丸元副総理が所得税法違反で逮捕された事件につきまして、国民に大変大きな衝撃を与えているわけでございまして、私はこの問題、いろいろな問題点があると思うのです。  一つは、いわゆる政治に金がかかる、こういうことで、この政治と金の問題に与党である自民党の皆さんはこれまでなかなか本格的に手をつけなかった。ところが、政治に金がかかるということで、実は政治資金の名のもとに私腹を肥やしていた、政治資金として集めて、それを自分のために使っていた、こういう実態が明らかになってしまったというのが一つ大きな問題点としてある。  それから二つ目は、脱税が行われた時期、これはかなり長い間にわ……

第126回国会 大蔵委員会 第8号(1993/03/23、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 金丸前副総裁が脱税で逮捕され、起訴をされた。政治資金を流用して百億円に上るような蓄財をなさっていたということが発覚をいたしまして、国民の極めて厳しい政治不信を引き起こしているということは総理も御認識のことと思うわけでございます。  国会議員を五期、六期やると、大臣をやると家が建つ、あるいは高級車を乗り回すようになるというような、政治にお金がかかると言いながら、政治資金を流用してそういう私的な蓄財に使っているんじゃないかというような疑念というのはこれまでも国民の間に何となくあったわけでございまして、私なんかも世田谷に住んでおりますから、そういう立派な家を構えた政治家の方がたくさ……

第126回国会 大蔵委員会 第13号(1993/06/02、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 初めに、税制改革についてお伺いしたいと思います。  五月十四日に政府税調の審議がスタートいたしまして、来年度の税制改革の議論が始まったわけでございますけれども、直間比率の是正とか所得税の減税あるいは消費税の税率引き上げ、さらには納税者番号制度の導入や利子、株式譲渡益の総合課税化などが検討課題であると報道されておるわけでございますが、そこで、大蔵省のこれらの問題についての基本的な考えをお伺いしておきたいと思います。  まず、直間比率の是正ということでございますが、国税に占める直接税の比率は七四%ということで世界の中でも非常に高い水準にある、しかも、これは再び増加する傾向にあると……


41期(1996/10/20〜)

第138回国会 厚生委員会 第2号(1996/11/27、41期、新進党)

○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  私は、政治の最も重要な柱の一つが福祉である、こういう認識に立って政治に取り組んでまいりました一人といたしまして、今回の事件に対しまして極めて強い憤りを持っているということをまず初めに申し述べておきたいと思います。  以前ですけれども、都内にある特別養護老人ホームを訪問したことがございます。訪問いたしまして、入所者の皆さんが非常に明るいということに私は正直言って驚きました。職員の方にいろいろ聞きますと、入所当初は寝たきりの人が多いわけでありますが、大体三カ月もすると自分で起きて、大半の人は皆さん、食堂があるのですけれども、そこで食事をするように……

第140回国会 科学技術委員会 第3号(1997/02/25、41期、新進党)

○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  本日は、科学技術基本計画につきまして若干お伺いをしたい、こう思います。  昨年の七月二日に科学技術基本計画が閣議決定をされまして、今後五年間、平成十二年までに総額十七兆円の科学技術関係費を計上して、研究開発投資のGDP比を欧米主要国並みに、現状〇・六から一%まで引き上げる、こういう決定をされたわけでございます。GDP比一%、十七兆円、この政府関係の研究開発投資の考え方ですけれども、要するにフロントランナーになるんだ、こういうことでこの計画ができているわけでありますけれども、どうもGDP比一%というのはどういう意味があるのかよく理解ができないと……

第140回国会 科学技術委員会 第6号(1997/04/24、41期、新進党)

○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  近藤理事長初め動燃の皆様には、きょうは大変御苦労さまでございます。心労を察して余りあるものがあるわけでございますけれども、まことに残念なことですが、動燃のこの一連の、お粗末としか言いようがないわけでございますけれども、その行為によりまして、核燃料サイクル計画あるいは日本の原子力行政というものがつまずき、中断を招きかねない、こういう状況になっているわけでございます。私は、核燃料サイクルの問題あるいは原子力行政という問題は国家百年の大計に値する重要な問題だと思っておるわけでございまして、そういう意味で、やはり冷静な議論が必要だ、そう思うわけでござ……

第140回国会 科学技術委員会 第8号(1997/05/20、41期、新進党)

○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  まず、今回の包括的核実験禁止条約、CTBT、すべての核実験を禁止するということがその一番の趣旨でありますけれども、これによりまして核爆発のない世界を実現する、そういうところまで来たわけでございまして、関係者の御努力に対して心から敬意を表する次第でございます。唯一の被爆国として核兵器のない世界を目指している我が国の悲願達成の第一歩、そういう意味でもこの条約にかける期待は大きいわけでございます。  ただし、先ほども指摘がありましたけれども、この条約発効のためには核開発能力のある四十四カ国の署名、批准が条件になっておるわけでございまして、署名、批准……

第140回国会 科学技術委員会 第10号(1997/06/05、41期、新進党)

○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  私から舘野参考人にお伺いいたしますけれども、先ほど、「もんじゅ」の事故、一九九七年三月十一日の東海再処理工場での火災事故の件なんですけれども、技術的に見ても極めて重大かつ深刻な事故である、こういう指摘をされているわけです。これまでの議論、どちらかといいますと、動燃の体質の問題でありますとかいわゆる安全審査にかかわるような開発体制でありますとか、そういう点で論じられてきたわけですけれども、どういう意味で技術的に見て極めて重大かつ深刻な事故であったのかというのが一点。  それから、プルトニウムリサイクルについて再検討すべきだ、こういう御主張をされ……

第140回国会 文教委員会 第10号(1997/04/25、41期、新進党)

○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  きょうは、質問の機会をちょうだいいたしまして、小杉大臣とじっくり議論をしたい、こう思っていたわけでございますけれども、なかなか席の暖まらない、日ごろからそういう方でございまして、きょうも何か途中で退席されるということなので、最初に、大臣にまず総括的なことをお伺いしておきたい、こう思います。  今回、通信衛星による放送大学の全国化ということに踏み切るわけでございますけれども、このことにつきましては従来から我が党が提言をしてきたことでございまして、今回の法改正、どういうわけかそれが実現するということについては高く評価をしているところでございます。……

第140回国会 文教委員会 第12号(1997/05/16、41期、新進党)

○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  栗本委員それから西委員ともに元大学の先生でございまして、かなり専門的な質疑が続いたわけでございますけれども、私は、関係者の皆さんが懸念されていることにつきまして、それを中心に質疑をさせていただきたい、こう思っております。  まず、今回のこの大学の教員等の任期に関する法律案、いわゆる任期制導入の目的でありますけれども、平成八年の十月二十九日に大学審議会の「大学教員の任期制について」という答申が出されて、この答申の内容をよく読んでみますと、いわゆる大学における教育研究の活性化のためには大学教員の流動性を高める必要がある、その一方策として任期制を採……

第141回国会 科学技術委員会 第3号(1997/12/02、41期、新進党)

○井上(義)委員 新進党の井上義久でございます。  吉川先生におかれましては、大変貴重な時間を割いて当委員会に御出席を賜りまして、また貴重な御意見を賜りまして、感謝申し上げております。また、動燃改革委員会の座長として、短時日のうちに動燃改革の基本的な方向をおまとめいただいたことにつきましても、御労苦に心から敬意を表する次第でございます。  私の方から、まず、先ほどのお話を踏まえまして、一つは科学技術振興の基本的なことについてお伺いしたいと思います。  昨年七月に科学技術基本計画ができまして、今後五年間で総額十七兆円の科学技術関係予算を計上して、研究開発投資を対GNP比一%に引き上げる、こういう……

第142回国会 科学技術委員会 第3号(1998/03/20、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 平和・改革の井上義久でございます。  きょうは、西澤先生におかれましては、大変御多忙な中、当委員会にお越しをいただきまして、また貴重な意見を賜りまして、心から感謝申し上げる次第でございます。  学生時代に先生の講義を受ける機会がたまたま学科が違いまして、なかったものですから、もし受けていれば今ごろは研究者かな、こんな思いもしているわけでございます。ただ、日本は資源小国である、やはり技術で日本の国は立ち行くしかない、そういう思いで工学部を選択いたしまして東北大学に入学した一人でございまして、今、立場は違いますけれども、科学技術創造立国日本をつくるために一生懸命頑張りたい、こう思……

第142回国会 建設委員会 第2号(1998/03/11、41期、平和・改革)【議会役職】

○井上(義)委員長代理 平野博文君。
【次の発言】 午後二時から再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時五十六分休憩
【次の発言】 新党平和の井上義久でございます。きょうは、まず第一番目に、建設業界極めて厳しい環境にあるわけでございますけれども、この建設業界の不況対策についてお伺いしたいと思います。  大臣、今の建設業界が置かれている現況、よく御認識のことと思いますけれども、先日私も、東京都内のある区の建設業界の役員をやっていらりしゃる中小の建設業者の皆さん数人と懇談したわけでございますけれども、ともかく現状は極めて厳しい、完成工事、完工ベースでは前年比で一〇%とか二〇%マ……

第142回国会 建設委員会 第4号(1998/03/18、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 新党平和の井上義久でございます。  先ほどからも出ておりますけれども、道路整備緊急措置法、昭和三十三年に道路整備緊急対策の時限立法として制定された法律でございます。いわゆる緊急対策の時限立法ということでスタートしたわけでありますけれども、道路整備五カ年計画も今回で十二次になりますし、投資規模につきましても、二千六百億から七十八兆に誉で膨れ上がっているわけでございまして、「道路を緊急かつ計画的に整備する」という目的条項があるわけでございますけれども、道路整備計画というのは半世紀にわたってこれまで続けられてきましたし、緊急事業というよりは一大国家事業という位置づけにもう今やなって……

第142回国会 建設委員会 第7号(1998/04/03、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 新党平和の井上義久でございま す。  きょうは、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法、これに関連いたしまして、我が国の防災対策について大臣の所見を承りたい、こう思います。  まず、我が国は、その地勢及び気象の特徴から、地震や台風、豪雨による自然災害が起きやすい国土環境にあるわけであります。こうした条件下にある我が国の施策としては、第一に考えなければならないことは、防災、災害を最小限に食いとめる、これが国の最も重要な施策でなければならない。特にハード面、ソフト面含めて最低限、人的被害が出るような事態を回避する、これが国の施策の中心でなければならない、こう思うわけでございます。 ……

第142回国会 建設委員会 第10号(1998/04/24、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 新党平和の井上義久でございます。きょうは、三法案一括ということでございますので、余り時間もありませんけれども、ポイントを絞ってお伺いしたいと思います。  まず、都市計画法についてでありますけれども、今回の都市計画法の改正は、地方分権推進委員会の勧告に従った地方分権推進のための改正であるというふうにお伺いをしているわけでございます。直接、法改正につながるものは、重要港湾を除いた臨港地区、これを県から市町村に権限移譲をする。その他、政令改正で、市町村が決定する都市計画の範囲の拡大、あるいは建設大臣の許可の範囲の縮減をやるというふうにもお伺いしておるわけでございまして、都市計画とい……

第142回国会 建設委員会 第11号(1998/05/06、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 ただいま議題となりました都市計画法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、民主党、平和・改革、自由党及び社会民主党・市民連合を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案文はお手元に配付してありますが、その内容につきましては、既に質疑の過程において十分御承知のところでありますので、この際、案文の朗読をもって趣旨の説明にかえることといたします。     都市計画法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たっては、次の諸点に留意し、その運用について遺憾なきを期すべきである。  一 都市計画における地方への権限委譲に引き続……

第142回国会 建設委員会 第12号(1998/05/15、41期、平和・改革)【議会役職】

○井上(義)委員長代理 川内博史君。
【次の発言】 この際、休憩いたします。     午後零時三十四分休憩

第142回国会 建設委員会 第13号(1998/05/20、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 平和・改革の井上義久でございます。  参考人の皆様におかれましては、多忙な中、当委員会に御出席を賜りまして、貴重な御意見を賜りまして、心から感謝申し上げる次第でございます。  そこで、まず最初に、岡田参考人にお伺いしたいと思います。  先ほどの御意見の中で、性能規定の導入について、設計の自由度を高めるということで積極的に評価をされているわけでございますけれども、これまでの仕様規定について、新しい材料や構造方法を使用することに大きな障壁となってきたということと、グローバルスタンダードという意味からもこれまでの仕様規定ではそれに対応できない、こういうお話がございました。  それで……

第142回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号(1998/04/10、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 井上義久でございます。  堺屋先生、きょうは大変お忙しいところを参考人として御出席いただきまして、大変ありがとうございます。  首都機能をぜひ移転すべきだ、こういうふうに考えている我々の立場からいいますと、いろいろな機会に首都機能移転の必要性をいろいろなところでお話をいただいていることについては大変心強く思っているわけでございます。  今私は宮城におるわけでございまして、北東地域、ぜひ首都移転をということで一生懸命やっているのですが、東京の人たちとの落差が非常に大きいなということを実感するわけでございます。都庁の皆さんもそうですし、都議会の皆さんもそうですし、それは何が一番大……

第142回国会 商工委員会 第7号(1998/04/03、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 新党平和の井上義久でございます。  私は、日本は資源小国である、やはり科学技術で立ち行く以外にない、こういうことで大学も工学部を選択した一人でございまして、科学技術創造立国ということについては大変格別な思いを持っているわけでございます。  もう大臣御承知のように、平成七年に科学技術基本法ができまして、平成八年から十二年までの五年間に科学技術基本計画によって約十七兆円の投資をする、こういうことが閣議決定され、今進んでおるわけでございます。科学技術にとっては極めて追い風で、関心のある者としては非常に喜んでいるわけでございます。  ただ、科学技術創造立国ということを実現するためには……

第143回国会 建設委員会 第3号(1998/10/09、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 初めに、公共事業についてお伺いしたいと思います。  公共事業をめぐりましては、その効率性、効果性に国民各界から厳しい指摘があることは大臣御承知のとおりだと思います。特に、バブル崩壊以降の公共投資については、当面の景気対策という色彩が極めて強くて、一定の景気の下支えの効果はあったと思いますけれども、土木を中心としたばらまき、こういう批判が極めて強いわけでございます。公共工事をやっているときはいいけれども、投資がとまった途端に失業がふえてもとの状態に戻ってしまう、こういうことを繰り返してきたわけでございます。  本来、公共投資というのは、時代のニーズにこたえながら、社会資本ストッ……

第143回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号(1998/09/30、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 新党平和の井上義久でございます。  先生のお話、大変興味深く拝聴させていただいたわけですけれども、首都機能移転というのは国家百年の大計だ、こういうふうに言って今日まで議論が進んできたわけです。  先生のお話で、いわゆる情報社会というものを踏まえた上で都市機能というものを考えていかなければいけない、ただ、余りにも進歩のスピードが速くて、具体的な目標なり具体的な内容なりを詰める、明示するということは非常に困難だ、こういうお話なのですけれども、ただ、やはり国家百年の大計でございますから、ある程度のイメージを持ちながらこの首都機能移転ということを考えていかなければいけないのではないか……

第143回国会 災害対策特別委員会 第2号(1998/09/03、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 新党平和の井上義久でございます。まずもって、今回の災害によってお亡くなりになりましたお一人お一人の皆様方の御冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、御遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げる次第でございます。また、行方不明の皆様の一日も早い救出、さらに、被災されました方々に心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。  私も二十七日の朝のニュースで、特にこの太陽の国・からまつ荘の被災を知りまして、これは大変だということで、私も東北ブロックで、福島も当然私がお世話になっているところでございますから、すぐにこれは、ともかく現地に行ってみなければわからないということで、昼間の新幹線に乗り……

第145回国会 建設委員会 第2号(1999/02/10、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 公明党・改革クラブの井上義久でございます。  きょうは、まず住宅政策について大臣に所見を承りたいと思います。  これまでの日本の住宅政策、どちらかといえば、右肩上がりの経済ということで地価も所得も右肩上がりで上がっていく、そういうことを前提にして持ち家政策中心の住宅政策だったんじゃないか、こう思うわけでございます。  そういう右肩上がりの経済も終えんをしたということで、今経済状況は非常に厳しいですけれども、これは安定成長に当然乗せていかなければいけないわけでございまして、地価、所得とも安定成長の時代に入る。  それから、一方で消費者の持ち家とか借家に対する意識のボーダーレス化……

第145回国会 建設委員会 第6号(1999/03/10、41期、公明党・改革クラブ)【議会役職】

○井上(義)委員長代理 太田昭宏君。
【次の発言】 まず、都市再開発全般につきましてお伺いしたいと思います。  日本の都市開発あるいは区画整理事業は、町づくりに大変大きな役割を果たしてきたと私も認識しているわけでございます。ただ、これまでの都市開発というのは、これまでも指摘されておりますけれども、いわゆる減歩を建物の高度化によってカバーする、保留床をできるだけたくさん生み出して、その売却で事業資金を賄う、こういう手法で行われてきた。  それから、区画整理事業というのも、結局、公共あるいは保留地というものによる減歩というものを、土地価格の増加、開発利益をそれに充てるということが本来なのですけれど……

第145回国会 建設委員会 第7号(1999/03/12、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 ただいま議題となりました都市開発資金の貸付けに関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、自由党及び社会民主党・市民連合を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案文はお手元に配付してありますが、その内容につきましては、既に質疑の過程において十分御承知のところでありますので、この際、案文の朗読をもって趣旨の説明にかえることといたします。     都市開発資金の貸付けに関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たっては、次の諸点に留意し、その運用について遺憾なきを期すべき……

第145回国会 建設委員会 第8号(1999/04/16、41期、公明党・改革クラブ)【議会役職】

○井上(義)委員長代理 青木宏之君。

第145回国会 建設委員会 第10号(1999/05/07、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  四参考人の皆様には、御多忙の中、委員会に御出席をいただきまして、大変貴重な御意見を賜りまして、心から御礼、感謝申し上げる次第でございます。  それぞれ大変貴重な御意見をお聞かせいただきましたけれども、幾つか確認をさせていただきたい、こう思っております。  まず、伊藤参考人、大都市のリノベーション、これが国策として明確にされたということ、私も大変画期的なことだというふうに思っているわけでございます。それに関連して、いわゆる規制緩和とか民間資金の活用とかということで、そういうことをずっと推し進めていくと所得の格差が出てくる、それに応じて住宅供給の……

第145回国会 建設委員会 第12号(1999/05/14、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 ただいま議題となりました内閣提出の都市基盤整備公団法案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、自由党及び社会民主党・市民連合を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案文はお手元に配付してありますが、その内容につきましては、既に質疑の過程において十分御承知のところでありますので、この際、案文の朗読をもって趣旨の説明にかえることといたします。     都市基盤整備公団法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たっては、次の諸点に留意し、その運用について遺憾なきを期すべきである。  一 政府は、国民生活の安定向上のためには、住宅政策……

第145回国会 建設委員会 第15号(1999/06/11、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 今回の住宅品質確保促進法案につきましては、我が党かねてから、特にPL法施行以来主張してきたことでありまして、これが法案の形になったということについては高く評価しております。  一つは、この制度、任意の制度になっているんですね。去年、建築基準法の改正で中間検査、いわゆる欠陥住宅をどうなくするかということで中間検査が導入されたのですけれども、戸建て住宅については現実はなかなか適用されていないというのが一方であって、これがもし強制であれば、少なくとも設計段階で評価を受ける、それからできた段階で検査を受けるということで、欠陥住宅をなくすという意味では、これは強制にすれば本当に大前進に……

第145回国会 建設委員会 第16号(1999/07/28、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 私は、まず、道路設備にかかわる最近の事故についてお尋ねしたいと思います。  平成十一年四月二十日に、首都高速七号線の上り線で、いわゆる集水升ぶた、これがはね上がって反対車線走行車を直撃して、死者が一名出た。それから七月六日には、今度は首都高速三号線の下り線で、案内標識柱が落下をして、二四六を走っていた乗用車のボンネットに当たって大破をして、運転手が三週間のけがをした。それからさらに七月十一日には、これは阪神高速三号線、神戸線ですけれども、遮音壁が落下をして、電線二本が切断をして、交差する道路を歩いていた歩行者がそれをよけるために腰を痛める、こういう事故がございました。  とう……

第145回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号(1999/08/12、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 私から、初めに永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案につきまして、若干質問をさせていただきたいと思います。  地方自治は、本来その地方に在住する住民の意思に基づいて、またその住民の参加によって運営されるというのが理想でございますし、そういう観点からいいますと、永住外国人の皆さんは、それぞれの自治体で生活をし、また納税義務を負って、それぞれの自治体における日本人と同じ役割を果たされているわけでございまして、そういった観点から、少なくとも地方参政権、これを付与することは、民主政治の発展にとって極めて大事なことではないか、こう思うわけでござい……

第146回国会 建設委員会 第5号(1999/11/19、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)議員 中島議員の質問にお答えいたしますけれども、本法案の第三条におきまして、国及び地方公共団体が、住宅に困窮する者に対する適切な規模、性能、居住環境等を有する良質な公共賃貸住宅の供給を行うため、公共賃貸住宅の整備及び改良に関し必要な措置を講ずるように努めることを定めているわけでございます。この努力義務の規定に基づきまして、国及び地方公共団体が公共住宅について適切に供給を進めていくものと私どもは理解しておるわけでございます。  この機会にあわせてお話をさせていただきますけれども、実は、この法案を自由民主党、自由党、公明党で検討いたしました折に、自由民主党、自由党、公明党の実務者の間で……

第146回国会 建設委員会 第6号(1999/11/24、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 公明党・改革クラブの井上義久でございます。  参考人の皆様には、きょう、大変御多忙の中、私どもの委員会のために御出席を賜りまして、まず心から御礼申し上げる次第でございます。  私どもは、今回の法案につきまして、日本の住宅政策は、どちらかといえば戦後、持ち家というところに軸足があって、賃貸住宅ということがやはりどちらかというとなおざりにされてきたんじゃないか、こういう感じを持ってきておりまして、この賃貸住宅の問題については一貫して取り組んできたわけでございますけれども、今回の法案を契機にいたしまして、日本の住宅政策、これからライフスタイルの多様化でありますとか、あるいは少子高齢……

第146回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1999/12/14、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)議員 委員御承知のように、この政治改革の議論を一緒にやってまいりましたけれども、もともとは政治とお金、特に企業献金というものが政治家個人に大きく流れることによって、そこに政治の腐敗を生み出す大きな要因があるということで、この問題はやはりきちっとしなければいけない、こういうところから議論が出発をして、その流れの中で、これは選挙制度そのものにも踏み込むべきである、こういう議論から小選挙区比例代表並立制という新しい選挙制度を導入する。  その中で、政治家と企業献金という問題について、その改革と同時に、一つは、政党助成という形で政党の活動をきちっと担保しよう。  それからもう一つは、それま……

第147回国会 建設委員会 第5号(2000/03/22、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 河川事業のあり方について、河川審議会の委員でございます高橋裕先生が「河川にもっと自由を」という小論を書いていらっしゃるんですね。非常に示唆に富む小論だと思いまして、ちょっと御紹介させていただきますけれども、  堤防はまれではあるが切れることもあり得る。砂防ダムもその容量をはるかに上回る土石流発生もあり得ることを前提に、土地利用規制、危険情報提供などのソフト対応を治水施設と併用して対処すべきである。その方が、元来自然奔放でありたい河川に対しても礼を尽くした付き合いであろう。河川の自由を徹底的に抑えるのではなく、ある程度の自由を与えてこそ、自然としての河川との共生は可能であろう。……

第147回国会 建設委員会 第7号(2000/03/31、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 平成十年に新全総、新全国総合開発計画が二十一世紀の国土のグランドデザインという名称で策定をされました。この新全総の基調は、地域自立の促進それから多軸型国土構造の形成ということで、東京、太平洋ベルト地帯の集中依存を脱却して、連帯と交流による複数の国土軸の形成を促そう、こういう趣旨でございます。  この新全総を受ける形で各地の開発促進計画が策定されまして、私の地元でございます東北開発促進計画、これは第五次でございますけれども、昨年三月三十日に閣議決定されました。私も特別委員の一人としていろいろ意見を申し上げたのですけれども、この東北開発促進計画では、東北の地勢の特徴を踏まえました……

第147回国会 建設委員会 第10号(2000/04/19、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 都市計画法並びに建築基準法の一部改正について若干の質疑をしたいと思います。  昭和四十三年に制定されました都市計画法が、今回抜本的に改正されることになったわけでございます。法制定後三十余年を経過して、日本の経済社会や国民の意識が大きく変容してきている。総論して言いますと、本年二月の都市計画中央審議会答申が指摘するように、我が国は、急速な都市化の時代を経て、安定、成熟した都市型社会の時代を迎えている、こうしたことを考えますと、我が国の都市政策は大きな転換期にありまして、いま一度、我が国の都市のあり方についてきちっとした方向性を明示すべきではないかというふうに考えます。  そこで……

第147回国会 建設委員会 第11号(2000/04/21、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 建設資材再資源化法につきまして若干の質疑を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  地球環境問題でありますとか資源の有限性あるいは持続可能な経済成長ということを考えますと、日本における資源循環型社会の構築は喫緊の課題であると思います。我が党も、環境共生のエコロジー社会の実現ということを党の基本政策の柱の一つにしておりまして、循環型社会の構築に向けた具体的な政策提言をこれまでも行ってまいりました。  また、今国会では、小渕総理の施政方針演説におきましても、平成十二年度を循環型社会元年と位置づけて、大量生産、大量消費、大量廃棄という我が国社会のあり方を見直し、生産、流……

第147回国会 建設委員会 第12号(2000/04/26、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 建設省の調査によりますと、平成二年から平成十一年までの十カ年の年平均で、千二十三件の土砂災害が発生しております。最近では、平成十年八月に東北、北関東で、平成十一年六月には広島で、土石流災害、がけ崩れ災害が発生して、多大な人的被害がもたらされたことは御承知のとおりでございます。こうした状況に対して、土砂災害防止工事、これは着実に進められているわけですけれども、危険箇所はふえる一方。  こういう現状を踏まえて、やはりハードだけでは土砂災害対策は限界があるということで、今回この法案で、土砂災害に対して、災害防止工事というハード対策だけではなくて、危険箇所の立地抑制や警戒避難体制の強……

第147回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(2000/01/26、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)委員 私どもの任期はこの十月で満了になるわけでございます。そういう時間的な制約の中でこの定数削減を実現しようということになりますと、今がラストチャンスではないか、そういうふうに私どもは理解しておるわけでございます。  定数削減につきましては、先ほどからも議論が出ていますけれども、定数削減そのものに反対の政党もございますけれども、少なくとも、野党第一党の民主党の皆さんは、これまで、五十ならいい、あるいは前回の国会では、附則の三十削減を削除すれば賛成する可能性もあるというようなことをおっしゃってきたわけでございまして、定数削減には賛成なんだというふうに認識しているわけでございますけれど……


42期(2000/06/25〜)

第148回国会 建設委員会 第1号(2000/07/06、42期、公明党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、建設委員長に就任をいたしました井上義久でございます。  御承知のとおり、本委員会に課せられた使命は、住宅・社会資本の整備など、真に豊かでゆとりある国民生活と活力ある経済社会の実現に向けた国土づくりであります。  二十一世紀を迎えるに当たり、少子高齢化など急速に変化する経済社会に対応し、また、景気回復を推進するためにも、本委員会に寄せる国民の期待と関心はますます高まっております。  このような時期に本委員会の委員長に就任し、その職責の重さを痛感している次第であります。  委員各位の御協力を賜りまして、公……

第149回国会 建設委員会 第1号(2000/08/04、42期、公明党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  建設行政の基本施策に関する事項  都市計画に関する事項  河川に関する事項  道路に関する事項  住宅に関する事項  建築に関する事項  国土行政の基本施策に関する事項 以上の各事項について、本会期中国政に関する調査を進めたいと存じます。  つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 建設行政の基本施策に関する件及び国土行政の基本施策に関する件について調査を進めま……

第149回国会 建設委員会 第2号(2000/08/09、42期、公明党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  この際、御報告申し上げます。  今国会、本委員会に付託になりました請願は六件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会において慎重に検討いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、御了承願います。  なお、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしましたとおり、高規格幹線道路網等の整備促進に関する陳情書外十一件であります。  また、今国会、本委員会に参考送付されました地方自治法第九十九条に基づく意見書は、お手元に配付いたしましたとおり、国の公共事業において国民の信頼と透明性に関する意見書外百六十九件でありま……

第150回国会 建設委員会 第1号(2000/10/27、42期、公明党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  理事の辞任についてお諮りいたします。  理事吉田公一君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  ただいまの理事辞任に伴う理事の補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  それでは、理事に樽床伸二君を指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  建設……

第150回国会 建設委員会 第2号(2000/11/01、42期、公明党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律案を議題といたします。  趣旨の説明を聴取いたします。建設大臣扇千景君。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。  次回は、来る八日水曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時六分散会

第150回国会 建設委員会 第3号(2000/11/08、42期、公明党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律案を議題といたします。  この際、お諮りいたします。  本案審査のため、本日、政府参考人として建設大臣官房長小川忠男君、建設省建設経済局長風岡典之君、住宅局長三沢真君、国土庁土地局長河崎広二君、公正取引委員会事務総局経済取引局長鈴木孝之君、運輸省航空局長深谷憲一君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。竹本直一……

第150回国会 建設委員会 第4号(2000/11/22、42期、公明党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  山本有二君外七名提出、マンションの管理の適正化の推進に関する法律案を議題といたします。  提出者より趣旨の説明を聴取いたします。山本有二君。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。  本案審査のため、本日、政府参考人として建設省建設経済局長風岡典之君、住宅局長三沢真君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。樽床伸二君。

第150回国会 建設委員会 第5号(2000/12/01、42期、公明党)【議会役職】

○井上委員長 これより会議を開きます。  この際、御報告申し上げます。  今国会、本委員会に付託になりました請願は百七十六件であります。各請願の取り扱いにつきましては、先ほどの理事会において慎重に検討いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、御了承願います。  なお、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付いたしましたとおり、高規格幹線道路等の整備促進等に関する陳情書外二件外十二件であります。  また、今国会、本委員会に参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、高速道路網等の早期整備及び道路特定財源制度の堅持に関する意見書外四百七十一件で……

第151回国会 国土交通委員会 第4号(2001/03/14、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  初めに、今後の住宅政策について、何点かお伺いしたいと思います。  今後の住宅政策の方向性としては、ストック重視、市場重視というふうに思いますし、第八期の五カ年計画でもそういう方向が示されているわけですけれども、特に、良質な住宅ストックの形成をどう図るか。しかも、市場機能をうまく活用しながら国民の多様なニーズにこたえていくということが重要かと思うのですけれども、この住宅市場、特に日本の場合は中古住宅市場と賃貸住宅市場の形成が非常におくれている。やはり良質な住宅ストックを形成するということを考えますと、この中古住宅市場をどうやって形成していくかと……

第151回国会 国土交通委員会 第10号(2001/04/06、42期、公明党)

○井上(義)委員 今回の倉庫業法の改正は、行政改革推進本部規制緩和委員会の平成十年九月二十二日の「規制緩和に関する論点公開」それから平成十年十二月十五日の「規制緩和についての第一次見解」に基づいて、規制緩和推進三カ年計画として閣議決定をされた、そういう経過だとお伺いしているんです。  きょうは総務省に来ていただいていると思いますけれども、この倉庫業の規制緩和が規制緩和委員会の検討事項として上がってきた背景について、最初にちょっとお聞きしたいと思うんですね。  要するに、現行の許可制のもとでも十分に新規参入が行われているのではないか、それからまた料金についても、幅を持った事前届け出制で規制として……

第151回国会 国土交通委員会 第12号(2001/05/18、42期、公明党)

○井上(義)委員 初めに緑地保全法についてお尋ねしたいと思います。  都市における緑地の保全は、都市景観とかあるいは豊かな生活環境の確保といった意義にとどまらず、最近クローズアップされてきておりますヒートアイランド現象への対応でありますとか、あるいは都市防災の上で極めて重要である、このように思うわけです。  ところが、都市の人口集中に反比例して都市の緑地が減少してきている。都市緑地保全法が制定された昭和四十八年以降もその傾向は変わらないというふうに伺っているわけでございます。特に、平成六年、七年には、緑の基本計画の策定とか、あるいは緑地保全、緑化推進の制度拡充などを内容とする法改正も行われてい……

第151回国会 国土交通委員会 第13号(2001/05/23、42期、公明党)

○井上(義)委員 水防法の改正につきまして、何点かお尋ねしたいと思います。  今回の改正ですけれども、浸水想定区域の指定と公表、あるいは円滑、迅速な避難の確保など、水防におけるソフト対策の強化が図られることになったわけでございます。また、近年その被害が増大している中小河川のはんらんや都市型水害にも一定の対策が講じられるようになったわけでございまして、この点につきましては、私も高く評価しているところでございます。  そこで、まずお尋ねしたいんですけれども、水防活動と治水事業、いわゆる河川の整備は、水害防止対策の車の両輪だと思うんですよね。したがって、この河川整備の進捗状況、特に近年被害が増大して……

第151回国会 国土交通委員会 第17号(2001/06/01、42期、公明党)

○井上(義)委員 大臣御承知と思いますけれども、交通事故の件数及び死傷者数、近年一貫して増加傾向にあるわけでございます。特に私は看過できないと思っていますことは、先ほども御指摘がありましたけれども、救急医療の発達によって事故者の生存率が上がった反面、重い後遺症で苦しむ患者、家族が増加しつつあるということでございます。  最近十年間について言いますと、事故件数、死傷者数の増加が約一・三倍であるのに対して、重度後遺症障害者数は、平成元年の九百七十三人から平成十年の千九百四十四人と約二倍の増加になっているわけでございます。  こういう状況を踏まえますと、交通事故のセーフティーネットとしての自賠責制度……

第151回国会 国土交通委員会 第18号(2001/06/05、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  本日は、参考人の皆様には、御多忙の中、本委員会に出席を賜りまして、貴重な御意見を賜りまして、心から御礼、感謝申し上げる次第でございます。  まず初めに、井手参考人にお伺いしたいと思います。  お子様を交通事故で亡くされた由を承りました。心から哀悼の意を表し、また御冥福をお祈り申し上げる次第でございます。また、その悲しみを乗り越えて被害者救済の任に当たられておりますことに対しても、心から敬意を表する次第でございます。  具体的な提案、二つあったわけでございまして、一つは、交通事故被害者救済のために財源を十分に確保し、救済内容を充実することだとい……

第153回国会 国土交通委員会 第3号(2001/11/27、42期、公明党)

○井上(義)委員 時間が十分しかないので簡潔にやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  私は、特殊法人改革について何点か質問したいと思います。  大臣御案内のように、特殊法人というのは、一定の政策目的を遂行するために個別の法律によって設立されているわけでございます。したがって、この特殊法人改革というものを議論する場合には、組織論とその政策目的、これをやはりきちっと議論しなければいけないのですけれども、最近の議論を聞いていますと、どうも組織論の方が先行しているのではないかという危惧を抱いておるわけでございまして、そういった点から、三点についてお伺いしたいと思います。  まず、住宅金融……

第153回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(2001/11/19、42期、公明党)

○井上(義)委員 私の方からは、最初に、いわゆる投票弱者と言われている、投票の意思があってもなかなか投票が困難である、あるいはまた投票するための情報が他の人に比べて非常に不利益をこうむっている、こういう皆さんの施策の拡充ということについてお伺いしたいと思います。  まず、いわゆる在宅の寝たきり高齢者の郵便投票の問題でございますけれども、この在宅の寝たきり高齢者の実数については、確たる調査がないのではっきりしたことはわかりませんけれども、厚生省にいろいろ聞きましたら、いわゆる介護保険で、平成十三年八月末段階で、要支援、要介護認定者、これが二百七十五万人いらっしゃるそうでございまして、そのうちいわ……

第153回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(2001/11/21、42期、公明党)

○井上(義)委員 まず、今回の電磁的記録式投票制度について、平成十二年八月に出されました電子機器利用による選挙システム研究会の中間報告によりますと、電子機器の導入形態について三段階に分けているわけですね。  第一段階は、選挙人が指定された投票所において電子投票機を用いて投票する段階、第二段階が、指定された投票所以外の投票所においても投票できる段階、それから第三段階が、投票所での投票を義務づけず、個人の所有するコンピューター端末を用いて投票する段階と、この三段階に分けているんですけれども、今回は、この第一段階、選挙人が指定された投票所において電子投票機を用いて投票する段階の試行ということなんだろ……

第153回国会 農林水産委員会 第5号(2001/11/27、42期、公明党)

○井上(義)委員 初めに、水田農業の構造改革及び米政策の見直しについてお伺いしたいと思います。  米価の急速な下落によりまして、先ほどもお話が出ていましたけれども、この五年間で一兆円に及ぶ稲作収入の減少があったということでございますけれども、いわゆる稲作依存度の高い主業的な農家に非常に厳しい打撃があるわけでございまして、このまま推移いたしますと、将来の担い手として最も期待されている農家の皆さんから崩壊をしていくんじゃないか、こういうおそれを抱いているわけでございます。  このことはとりもなおさず、生産調整とか計画流通制度というものがやはり有効に機能していないというふうに言わざるを得ないわけでご……

第154回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第10号(2002/07/12、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  初めに、先ほどからも出ていますけれども、市町村合併との関係についてお伺いをしたいと思います。  区画定審議会設置法三条一項は、区割り案作成の基準として、行政区画を考慮すべきことを定めているわけでございます。審議会はこれを受けて、昨年九月に策定した「区割りの改定案の作成方針」では、市区町村、指定都市にあっては行政区になりますけれども、区域は分割しないことを原則としていますけれども、勧告では十六市区が分割をされているというのが現状でございます。  一方、先ほどから議論が出ていますけれども、現在、政府は、市町村合併特例法に基づいて、全国的に市町村合……

第154回国会 内閣委員会 第8号(2002/04/19、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  参考人の先生方におきましては、本日、御多忙にもかかわらず当委員会にお越しをいただきまして、大変貴重な御意見を賜りまして、心から御礼申し上げる次第でございます。  まず初めに、岡野参考人と加藤参考人にお伺いしたいわけでございますけれども、私は今回の特殊法人改革の議論について大変危惧していることがあるわけです。  それは、特殊法人というのは、いわゆる政策目的があって、その政策目的を遂行するために法律をつくって設立をしたわけでございます。ところが、今回の特殊法人改革の議論は、どうもその政策目的というところがきちっと議論されないで、例えば今回のこの道……

第154回国会 予算委員会 第3号(2002/01/24、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  私ども公明党は、政治の安定と改革を目指して連立政権に参加をいたしましてから二年四カ月になるわけでございます。この間、国民の改革に対する期待、大変高いものがございます。それが私は小泉内閣の高い支持率を支えている要因だ、このように認識しているわけでございます。そういう意味で、私どもは、小泉内閣をしっかり支えて、連立内閣の一翼を担って、ことしこそはこの改革の実を上げる、改革の結果を出す年にしなければいけない、こういうふうに決意を新たにしているところでございます。この改革には痛みを伴う、小泉総理はそうよくおっしゃるわけでございますけれども、であればこ……

第154回国会 予算委員会 第20号(2002/03/05、42期、公明党)

○井上(義)委員 第五分科会について御報告申し上げます。  本分科会は、厚生労働省所管について審査を行いました。  主な質疑事項は、障害者福祉政策のあり方、社会福祉事業団職員の処遇見直しの必要性、現在の食品表示制度に対する認識、カネミ油症事件患者救済に伴う問題、院内感染防止に向けた取り組み、骨髄移植推進策のあり方、食品安全行政の一元化に対する認識、薬物乱用問題に対する現状認識及び対応方針などであります。  なお、その詳細につきましては会議録により御承知願いたいと思います。  以上、御報告申し上げます。

第154回国会 予算委員会 第21号(2002/03/06、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。私は、自由民主党、保守党、公明党を代表して、平成十四年度政府予算三案に賛成、民主党・無所属クラブ、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合から提出されております予算修正案に反対する立場から、討論を行うものであります。  昨年四月に発足した小泉内閣のもと、いよいよ構造改革を具体的、本格的に実行に移していく段階に差しかかりました。  一方、我が国経済は、不良債権処理などの構造改革の進展や、アメリカにおける同時多発テロ事件の影響などによる景気の悪化もあり、失業率の高どまりなど、大変厳しい情勢にあります。また、緩やかなデフレが続いており、その対応も不可欠……

第155回国会 農林水産委員会 第10号(2002/12/04、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  今回の米政策改革大綱につきましては、消費者ニーズを踏まえ、売れる米づくりを目指し、生産者や生産団体が主体的に経営判断を行うことや、水田農業に資する新たな産地づくり、あるいは担い手経営安定対策を講ずること等が盛り込まれておりまして、私どもとしては積極的に評価をしたい、このように思っております。  大綱のもとになりました研究会報告を取りまとめられました、生源寺座長を初め生産調整研究会の皆さんの御労苦に心から敬意を表するものでございます。また、宮田会長を初めJAグループの皆さん、大島農水大臣初め食糧庁等関係者の皆さんの労を多とするものでございます。……

第155回国会 予算委員会 第3号(2002/12/02、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  総理におかれましては、経済運営につきまして日ごろから、大胆かつ柔軟にということを言い続けられてきたわけでございますけれども、その柔軟さを大いに発揮していただいて補正予算の編成を決断された、このことについては高く評価するものでございます。  ただしかし、規模については、現行の厳しい経済状況を考えますと、決して大胆とは言いがたいんじゃないか、このように思うわけでございまして、ただ、方針が決められたところでございますから、今後、中身が大変重要なのではないかと思います。  経済対策の第二弾は先行減税じゃないか、こう思うわけでございます。ぜひ、これは大……

第156回国会 環境委員会 第8号(2003/05/16、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  青森県の田子町と岩手県の二戸にまたがる産業廃棄物の不法投棄事件でございますけれども、私は、昨年の五月十一日に現地調査をいたしまして、地元の皆さんからヒアリングもいたしまして、八十二万立米という膨大な廃棄物の量に、正直言いましてショックを受けました。不法投棄した行為者は当然ですけれども、排出事業者、それから、そこまで放置をしてきた行政の責任ということについて、非常に強い怒りを覚えたわけでございます。  現地調査に基づきまして、五月の二十三日に、当時、大木環境大臣でございましたけれども、七項目にわたる申し入れを行いました。具体的には、一つは、事件……

第156回国会 経済産業委員会 第4号(2003/03/07、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  本日、参考人の皆様には、大変お忙しい中お越しをいただきまして、心から感謝を申し上げたいと思います。  まず、田作参考人、坂井参考人にお伺いいたしますけれども、大変明快なお話で、さすがに実務経験豊富な皆さんだな、皆さんのような方がもっといらっしゃれば日本の企業再生ももっと早く進んだんじゃないか、こういう感想を実感として持ったわけでございますけれども、日本の場合は、アメリカ等に比べて、いわゆる企業再生のノウハウの蓄積が非常に少ないということと、人材が決定的に不足している、こういうようなことが指摘されているわけでございますけれども、これまでなかなか……

第156回国会 経済産業委員会 第10号(2003/04/02、42期、公明党)

○井上(義)委員 初めに、京都議定書達成への取り組みについてお伺いしたいと思います。  京都議定書に我が国は批准をしたわけでございますけれども、二〇〇八年から二〇一二年までの平均で温室効果ガスを一九九〇年比で六%削減する、これは国際公約になっているわけです。  政府の地球温暖化対策推進本部のもとで、企業、国民の努力で〇・五%、それから森林によるCO2吸収で三・九%、それから京都メカニズムによる手段で一・六%と、各削減目標が提示されているわけですけれども、例えば、企業や国民の努力で〇・五%削減するというとわずかのように思えるわけですけれども、エネルギー消費は年々増大しているわけで、九〇年水準に戻……

第156回国会 経済産業委員会 第16号(2003/05/14、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  初めに、東京電力の原子炉が十七基中十六基が停止しているという状況の中で、夏の需要ピーク時に関東大停電の可能性が指摘をされております。この委員会でも、この問題、何回も取り上げられていますけれども、経済産業省でも、五月八日に関東圏電力需給対策本部を設置して本格的な対策を始動されましたけれども、早ければ六月三十日の週にも、電力の需給ギャップ、すなわち停電ということだと思いますけれども、生じる可能性があると。この問題、危機はいろいろ指摘されているんですけれども、どうも余り切迫感がないんじゃないかということで、改めてこの問題、取り上げたい、こう思います……

第156回国会 経済産業委員会 第21号(2003/06/06、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  きょうは、参考人の皆様には、御多忙の中当委員会にお出ましをいただきまして、貴重な御意見を賜りまして、心から御礼申し上げる次第でございます。  初めに、片平参考人にお伺いしたいわけですけれども、日本の製造業、戦後の日本の高度経済成長を支えてきたわけでございますけれども、この製造業の分野では、下請中小企業の方々がその発展に大きく寄与されてこられた、これはもう間違いのない事実でございます。  そういう中で、下請法が、いわゆる大企業を中心とした下請分業構造の中で、取引の適正化とか、あるいは下請事業者の利益を図るという目的で昭和三十一年に制定されて今日……

第156回国会 災害対策特別委員会 第6号(2003/06/03、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  五月の二十六日に発生いたしました三陸南地震によりまして、宮城、岩手両県を中心に、重軽傷者百六十六人の人的被害を初め、住家、学校、医療施設などの窓ガラスの破損、壁面の落下、ひび割れなど、建物の被害が続出しました。また、落石、土砂崩れによる道路障害、東北新幹線の運休、学校の休校など、市民生活に大きな支障を来したことは先ほど御報告があったとおりでございます。  被害に遭われた皆さんに、心からお見舞いを申し上げたいと思います。あわせて、被災者に対する支援また復旧について、関係機関が総力を挙げることをまず要望しておきたいと思います。  地震対策にはハー……

第156回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(2003/07/15、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  高齢で寝たきりになったり、身体に重度の障害があるために、選挙権があるのに投票できない。選挙権は憲法で保障された基本的人権でありますし、事実上それを行使できない人がいる状態を放置するということは許されない、こう思うわけでございます。今回、こうした観点から、在宅で投票できる郵便投票を利用できる人の対象を広げたり、自分で投票用紙に記入できない人は郵便投票でも代筆を認める、このような法改正が、関係者の、各党の御理解を得て委員長提案で実現ができると、私は大変意義のあることだと思いますし、提案者の一人として心から感謝を申し上げる次第でございます。  そこ……

第157回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(2003/10/03、42期、公明党)

○井上(義)委員 ただいま議題となりました決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案文を朗読し、説明にかえさせていただきます。     政権公約パンフレットの導入に関する件(案)   本委員会は、公職選挙法の一部を改正する法律案を提出することに決した。   本案は、衆議院議員の総選挙又は参議院議員の通常選挙において、政党が、国政に関する重要政策等を記載したパンフレット等を、選挙運動のために頒布することができることとするものである。   これにより、国政選挙に当たって、各政党が、いわゆる「政権公約」を国民に提示し、国政選挙がより一層政策に基づく政権選択の選挙となる……


43期(2003/11/09〜)

第159回国会 経済産業委員会 第2号(2004/02/27、43期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  本日は、中小企業政策に絞って何点か質問をさせていただきたいと思います。  今も御指摘ありましたけれども、景気は回復への着実な軌道を歩み始めている、そのとおりだと思いますけれども、中小企業とか地域経済にとっては、まだその影響というのは十分に波及していないわけでございまして、これからの内需主導の本格的な景気の回復軌道を目指すためには、我が国経済の中核を占める中小企業の活性化がやはり経済再生のかぎだ、また地域経済にとりましても全くそのとおりだ、こう思うわけでございます。  中小企業対策として、私は、一つは、中小企業セーフティーネットの構築、発動、そ……

第159回国会 経済産業委員会 第12号(2004/04/23、43期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  参考人の皆様には、御多忙の中、本委員会に出席を賜り、また貴重な意見を賜りましたことを、まず冒頭に心から御礼申し上げる次第でございます。  では、順次御質問させていただきますけれども、まず後藤先生に質問をさせていただきます。  先生御指摘のように、労働、資本が右肩下がりの中で日本が長期的な、継続的な発展を遂げていくためには、やはり技術進歩が最も重要なメルクマールであると、私も全くそのとおりでございますし、そのためには研究開発を活発化しなきゃいかぬ、またそれにふさわしい特許制度のあり方が重要である、全くそのとおりでございます。私は、プレーヤーは二……

第159回国会 経済産業委員会 第13号(2004/04/28、43期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  まず初めに、中川大臣に、特許審査の迅速化について基本的なお考えをお伺いしたいと思います。  現在、審査待ち案件はおよそ五十万件、審査の順番待ち期間も、アメリカの十四カ月あるいは欧州の二十一カ月に比べて、二十六カ月と長期化しております。さらに、審査請求制度、請求期間が七年以内から三年以内に短縮をするということに伴って三十万件程度急増される、このように予測をされておりまして、審査待ち期間もさらに延びることが懸念されているわけです。加えて、国立大学の独立行政法人化によって大学からの特許申請も今後相当にふえる、このように考えられます。  そこで、科学……

第159回国会 経済産業委員会 第17号(2004/05/28、43期、公明党)

○井上(義)委員 初めに、JIS法についてお伺いしたいと思います。  我が国のJISマーク表示制度、これまでは政府により指定された機関によって認証され、また試験事業についても、認定事業者によって行われてきたわけです。今回の改正で、標準化事業は、認証機関、試験事業者とも登録を受けた民間の第三者機関に開放されるということになります。  JISマーク制度は、これまで政府が強く関与することで我が国の工業製品の質を向上、維持してきたということは間違いのない事実だ、こう思います。今回の規制緩和、民間開放、これはこれで結構なことなんですけれども、それによって、我が国のJISマーク制度そのものの信頼性が損なわ……

第159回国会 経済産業委員会 第18号(2004/06/11、43期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  参考人の皆様には、当委員会にお出ましをいただきまして、貴重な意見を賜りまして、ありがとうございました。  私から、まず武石参考人にお伺いをいたしますけれども、石油の需給の関係で、イラクの問題ですけれども、主権移譲され、安定化するにはかなりのハードルを乗り越えなければいけないと思いますけれども、いずれにしても、イラクの経済再建にとってこの石油というのは非常に大きな役割を果たすわけでございます。そういう意味では、長期的に見ますと、供給圧力が相当高くなるだろうというふうに思っているわけですけれども、このイラクの石油供給というものが本格化した場合の、……

第159回国会 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号(2004/05/12、43期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  大臣、所用もおありのようでございますから、初めに、永住外国人の地方参政権付与の問題についてお伺いしたいと思います。  この国会でも、私ども公明党、永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権付与に関する法律案、これを提出しております。できるだけ速やかに、各会派の御協力を得て審議し、採決をしていただきたいとまずお願いする次第でございます。  この件に関し、まず総務省に、この定住外国人に対する地方参政権付与につきまして、それぞれ都道府県、市町村で決議や、あるいは地方自治法に定める意見書を採択していると思いますけれども、総務省として受理……

第160回国会 経済産業委員会 第1号(2004/08/04、43期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  まず、質問の前に、七月の新潟、福島、福井の集中豪雨、そして先日の台風十号に伴う豪雨によって亡くなられた方々、そして被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。あわせて、災害復旧に努めておられます関係者、また多くのボランティアの皆さんの御労苦に対しても心から敬意を表したいと思います。  今回の集中豪雨による被害、人的な被害、住宅の被害、さらに農業、それから道路、鉄道等の社会基盤、それに加えて今回は特に、いわゆる地場産業が集中している地域に非常に大きな災害をもたらしたということが一つの大きな特徴じゃないかというふうに思うわけでござい……

第161回国会 予算委員会 第2号(2004/10/18、43期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  まず私は、きょう、総理に災害対策についてお伺いをしたいと思います。  ことしは台風六号に始まりまして、七月の新潟、福島の集中豪雨、そして福井の集中豪雨、さらには台風十六号、十八号、二十一号、二十二号と、近年まれに見る災害の年となりました。甚大な被害を日本列島にもたらしたわけでございます。  冒頭、今回の一連の災害でお亡くなりになりました方々に改めて心から哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。  災害から国民の生命財産を守るのは政治の最大の責務でございます。被災者の生活再建に対する支援、そして復興復……

第162回国会 予算委員会 第4号(2005/02/02、43期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  初めに、イラクの問題につきまして質問をしたいと思います。  イラクの国民議会選挙、世界が注視する中で、多くの困難にもかかわらず、投票が実施できました。私は、イラクの民主化に向けた重要な第一歩であった、このように思っております。今後とも、我が国はイラクの新しい国づくりのために全力で支援をしていかなければいけないというふうに思いますけれども、今回の選挙について、総理の評価をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今後の民生の安定を考えますと、やはり地元のイラク人の雇用確保が重要なかぎになるのではないか、このように認識しております。  我が党は、か……


44期(2005/09/11〜)

第164回国会 予算委員会 第5号(2006/02/06、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  私は、冒頭、総理に二点お伺いしたいと思います。  一点は、官製談合疑惑事件でございます。  防衛施設庁をめぐる入札談合事件に施設庁の幹部職員が関与していたという、まことに遺憾な事件が起きました。いやしくも、防衛庁は国の安全保障をつかさどる官庁であり、国の安全保障というのは国民の信頼がなければ成り立たない、そういう意味で、防衛庁は猛省をしてもらいたい。そして、額賀長官の決意にもありましたように、これまでたまったうみを全部吐き出して、施設庁を解体するつもりで、二度とこのような事態が起きないよう再発防止策を早急に取りまとめ、国民の信頼回復に努めてい……

第166回国会 農林水産委員会 第9号(2007/04/10、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  私は、まず初めに、我が国の水産業の構造改革、特に持続可能な水産資源をどう回復するかという観点から何点か御質問したいと思います。  ことしの二月に、社団法人の日本経済調査協議会が、我が国水産業の再生のためにということで「魚食をまもる水産業の戦略的な抜本改革を急げ」という緊急提言をまとめられました。  私も拝見をさせていただきましたけれども、緊急提言の骨子は、一つは、海洋環境の保護と水産資源の有効利用のため、水産資源を無主物としての扱いではなくて日本国民共有の財産と明確に位置づける、二つ目が、水産業の抜本的な構造改革を水産業への参入のオープン化と……

第166回国会 農林水産委員会 第10号(2007/04/11、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  昨日に引き続きまして、我が国水産業の構造改革についてお伺いしたいと思います。  水産業の世界的な動向を見ますと、漁業、養殖業等の水産品への需要というのは非常に伸びています。中国、東南アジアあるいは欧米諸国などでは、健康志向もありますし、それから近年発生したBSEや鳥インフルエンザの影響もあって、魚食への移行が進んでいる。特に、中国、韓国は非常に伸びが顕著でございます。  ところが、このビジネスチャンスともいうべきときに、我が国の水産業は極めて危機的な状況にあって、かつての水産国日本の面影は既にないと言っても過言ではないというふうに思います。 ……

第166回国会 農林水産委員会 第13号(2007/05/09、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  きょうは、農政改革と国際農業交渉につきまして何点か質問させていただきたいと思っています。  大臣御承知のように、我が国農業を取り巻く現状は、農業者の減少と高齢化、あるいは生産構造の弱体化、集落機能の低下、国際競争の激化等々、ますます厳しさを増しているのが現状でございます。  そこで、四月から、一つは、我が国農業の構造改革を加速化するため、意欲と能力のある担い手に経営安定施策を集中化、重点化する品目横断的経営安定対策、それから二つ目に、地域の共同活動で農地、農業用水等の資源、環境の保全向上を図り、農村地域を面として活性化する農地、水、環境保全向……

第166回国会 農林水産委員会 第14号(2007/05/10、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  初めに、この種苗法に関連をして、農林水産業分野の知財戦略について、最初にお伺いしたいというふうに思います。  私は、日本の農林水産業については、これは食料の安全保障、あるいは国土保全などの多面的な機能ということを考えますと、やはり守るべきものはしっかり守るということが農林水産行政の基本ではないか、このように思っているわけでございます。  その上で、一方で、国際競争が非常に激化しているということもございますし、あるいは地球の温暖化とか気候変動、さらには人口増加、途上国の経済成長、それから最近ではいわゆるバイオエタノールというようなこともあって、……

第168回国会 農林水産委員会 第2号(2007/10/24、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  若林大臣、農水大臣御就任、大変おめでとうございます。また、大変御苦労さまでございます。  初めてでございますので、大臣に、我が国農政の基本戦略ということについて、まず最初に確認をしておきたいと思います。  農は国の基というふうに私は認識をしております。農業は、産業的な側面のほかに、食料安全保障や農業の持つ多面的な機能など、単なる経済効率だけでははかり切れない極めて重要な側面を持っているというふうに思います。  フロリダ大学の名誉教授のジェームス・シンプソン氏、大臣は御存じだと思いますけれども、貿易のとりこ、すなわち食料を輸入に頼るということの……

第168回国会 農林水産委員会 第6号(2007/12/19、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  発議者の皆様には、政策を法案の形でお出しになったということにつきましては心から敬意を表したい、このように思っております。  今回、質疑ということで改めて法案を見させていただきました。「目的」ということで、「食料の国内生産の確保及び農業者の経営の安定を図り、」これは我々も当然、農業のまず一番の基本だと思っていますし、「もって食料自給率の向上並びに地域社会の維持及び活性化その他の農業の有する多面的機能の確保に資することを目的とする。」抽象的ですけれども、目的とするところはある意味で我々も同じ目的だな、こんなふうに感じた次第でございます。  一般的……

第169回国会 農林水産委員会 第3号(2008/02/22、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  きょうは、農政改革三対策の見直しについてお伺いをしたいというふうに思います。  まず、米政策改革の推進ですけれども、昨年産米から、農業者、農業団体を主体とした新たな需給調整システムへ移行したわけですけれども、作況九九にもかかわらず二十一万トンの過剰供給が発生したということで、米価が大幅に下落をするということで、米作農家が大変困難に陥ったわけでございます。  私どもとしても、これは看過できないということで政府にも申し入れをいたしまして、昨年の十月二十九日に米の緊急対策を決定したわけでございます。また、年末、十二月二十一日には農政改革三対策の見直……

第169回国会 農林水産委員会 第8号(2008/04/08、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  鈴木先生、梶井先生には、本日、当委員会にお越しをいただきまして、貴重な意見を賜りまして心から感謝申し上げます。  初めに、鈴木先生にお伺いいたしますけれども、産業政策と社会政策との組み合わせで多様な農家を支援する、こういう必要な施策としてのお話がございました。  まさに、品目横断的経営安定対策というのは、将来の担い手を育てるという意味で産業政策として新しい方向に踏み出したわけでございます。あわせて、中山間地の直接支払いでありますとか、あるいは農地、水、環境という社会政策を組み合わせて農業を支える多様な担い手を支援する、また農村社会の活性化を支……

第169回国会 農林水産委員会 第9号(2008/04/15、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  きょうは、法案の前に、まず初めに我が国の森林・林業の現況について、大臣にお伺いしたいというふうに思います。  我が国の森林面積は、およそ二千五百万ヘクタールで、国土の三分の二を占めております。戦後の拡大造林によりまして、昭和二十五年から四十六年にかけて毎年三十万ヘクタール以上が植林をされたために、人工林は過去四十年間で三〇%増加し、平成十七年で千三十五万ヘクタール、全森林面積の四〇%というふうになっております。戦後、大変厳しい経済状況の中で、これだけの造林をしてきた。そういう意味では、私どもは先人のこれまでの努力に対して敬意を表さなければいけ……

第169回国会 予算委員会 第12号(2008/02/21、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  初めに、福田総理に御質問したいというふうに思います。  実は、先週の土日でございますけれども、福島県のいわき市、それから岩手県の大船渡市、釜石市に行ってまいりました。いずれも県都から車で一時間半から二時間半かかるところでございまして、いわゆる常磐道、三陸道の計画がされているところでございます。  市長さん初め地域の方々ともさまざま懇談をしてまいりましたけれども、やはり何といっても地域活性化や防災という観点から、あるいは救急医療という観点から、道路を整備してもらいたい、そういう要望が非常に強く出されまして、道路に対するニーズは非常に高い、このよ……

第171回国会 農林水産委員会 第1号(2009/03/04、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  まず、畜産、酪農対策について何点か質問をさせていただきたいと思います。  先ほどから出ていますけれども、配合飼料価格、下落傾向にあるとはいうものの、二年前に比べて依然として高い水準にございます。一方、世界的な景気後退等の影響で食肉価格が低迷しておりまして、消費減退が懸念されている、したがって畜産、酪農経営は依然として厳しい状況にある、こういう基本認識に立って、まず初めに、肥育牛対策につきましてお尋ねしたいというふうに思います。  最近の景気悪化の影響から、消費者の低価格志向が強まっておりまして、和牛の枝肉価格も下落しておりまして、マル緊対策、……

第171回国会 農林水産委員会 第8号(2009/04/09、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  まず初めに、我が国の農地の現状についてお伺いしたいというふうに思います。  ピーク時、昭和三十六年に六百九万ヘクタールあった我が国の農地ですけれども、平成二十年には約七割の四百六十三万ヘクタールまで減少しております。農地の確保は喫緊の課題であって、それが今回の農地法改正の動機にもなっているわけです。  そこで、まず、我が国の農地面積の推移と、それに対してこれまでとられてきた農地政策の総括及び今回の改正の背景等についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そこで、今もありましたけれども、今回の法改正の柱の一つが、農地転用を厳格化し、農用地区域……

第171回国会 農林水産委員会 第11号(2009/04/21、44期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  きょうは、盛田参考人、忠参考人、櫻井参考人におかれましては、大変御多忙の中、当委員会にお出ましをいただきまして貴重な意見を賜りまして、まず心から感謝を申し上げる次第でございます。  今回の農地法の改正は、大きく二つの目的がございまして、一つは、農地の確保という観点で、いわゆる転用規制を厳格化するとか、あるいは農用地区域内農地の確保を図る。それから二つ目が、制度の基本を所有から利用に再構築するという観点で、いわゆる農地の権利者が農地を利用する責務を明確にするとか、あるいは、ただそれだけでは不公平になりますから、担い手の確保、拡大ということで、貸……


45期(2009/08/30〜)

第174回国会 予算委員会 第3号(2010/01/22、45期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  私は、きょうは、地域経済、雇用、介護、あるいは貧困対策等について総理の見解をお伺いしたい、このように思っております。  その前に、政治と金の問題という不祥事が後を絶たない、同じ政治の仕事に携わる者にとってはまことに残念なことでございます。しかも、事もあろうに、政府の最高責任者である鳩山総理と、それから小沢幹事長という与党の最高責任者、この二人の政治資金にかかわる疑惑で、その関係者が逮捕、起訴されている。もう異常事態と言うしかない、このように思います。  特に、政治はやはり国民の信頼があってこそ成り立つものですから、一国のリーダーである総理の元……

第175回国会 予算委員会 第2号(2010/08/03、45期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。  質問に入る前に、全国を襲った一連の集中豪雨により被災された皆様に心よりのお見舞いと、亡くなられた方に御冥福を心よりお祈り申し上げます。  被災された方々の一日も早い生活再建、そして復興、また防災対策に政府は全力を挙げるようにまず要請したいと思います。今回の災害については、さまざま課題もございます。そのことについては、後ほど私どもの同僚議員が質問させていただく予定になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  最初に私は、参議院選挙の結果をどう受けとめるかということについて伺いたいと思います。  菅総理が、就任後の所信表明演説を受けた……


各種会議発言一覧

39期(1990/02/18〜)

第119回国会 国際連合平和協力に関する特別委員会公聴会 第1号(1990/11/01、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)委員 本日は、お忙しい中、公述人の皆様には御参加をいただきまして、意見を述べていただぎまして、心から御礼申し上げる次第でございます。きょうは本当にありがとうございました。  まず、齋藤公述人にお伺いいたしたいと思いますけれども、お話の中で、いわゆる協力には組織化と団体的な経験が必要である、そういう立場から自衛隊の一部の機能の使用はいいのではないか、こういうお話でございました。今回の法案を議論している中で、国際協力をどうするかということが本来の議論でなければならなかったのですけれども、実際は自衛隊の派遣がいいのかどうかというふうに議論が終始をしてしまいまして、ということは、今回政府・……

第123回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1992/03/12、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)分科員 初めに、低肺患者の対策の件についてお伺いしたいと思います。  先日、私の地元であります世田谷区在住の低肺で苦しんでいらっしゃる御婦人を訪ねたわけでございます。若いときに結核の手術を受け、その後は健康に暮らしてきたわけでありますけれども、六年前に呼吸器不全で倒れまして、現在は在宅で酸素療法を受けておられます。老夫婦の二人暮らしで、脳梗塞の後遺症の残る御主人がほとんど寝たきりの御夫人を看病していらっしゃる姿は、私も本当に大変だなという思いをしたわけでございます。  御承知のように、結核は国民病、亡国病、こういうふうに言われまして、一九五八年当時で約三百万人を超す結核患者がおりま……

第126回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1993/03/05、39期、公明党・国民会議)

○井上(義)分科員 初めに、NOx対策、それからDEP、いわゆるディーゼル排気微粒子対策についてお伺いしたいと思います。  長官も御存じだと思うのですけれども、最近、環八雲という、環状八号線に沿って積雲が発生するということが大変話題になっておりまして、東京都も、都の環境科学研究所が、「環状八号線周辺は、地上でも大気汚染度が高い場所。汚染が雲をもたらすことは考えられる」ということで、汚染物質が原因じゃないか、こういうことで具体的な調査を始めるという動きも出ております。  私の選挙区東京三区、世田谷、目黒ですけれども、東西に甲州街道、二四六、それから目黒通りの幹線道路が走っている。それから南北は山……


41期(1996/10/20〜)

第140回国会 決算委員会第二分科会 第1号(1997/05/26、41期、新進党)

○井上(義)分科員 私は、不妊治療対策、特に体外受精等生殖医学についてお尋ねしたいと思います。  正確なデータはわかりませんけれども、不妊に悩む人は十人に一人、このように言われているわけでございます。大変残念なことですけれども、不妊イコール女性の欠陥、このような社会的風潮がまだ存在するために、女性にとっては大きな精神的な圧迫になっているわけであります。お子様は何人でしょうかとか、お子様はまだでしょうかというような何げない周囲の言葉でも、不妊に悩む当事者にとっては大変な負担になっているわけでございます。  一方、生殖医学が画期的な発展を遂げておりまして、卵管通過障害に対する治療法である体外受精、……

第142回国会 商工委員会建設委員会連合審査会 第1号(1998/04/28、41期、平和・改革)

○井上(義)委員 新党平和の井上義久でございます。  本日は、中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律案につきまして、委員長の御配慮によりまして連合審査を開催をしていただきまして、心から感謝申し上げる次第でございます。  中心市街地の空洞化問題につきましては、一つは、建設省を中心にして都市再開発の観点から、それからもう一つは、通産省を中心にして商店街活性化の視点から、これまで種々の対策や振興施策がとられてきたわけでありますけれども、この中心市街地の空洞化、商店街の衰退に歯どめがかかっていない、事態は年を追うごとに深刻になっている、こういう状況だろう、こう思う……

第142回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1998/03/20、41期、平和・改革)

○井上(義)分科員 きょうは、文部大臣並びに関係当局の皆さんに、教育にかかわる問題について幾つか御質問させていただきたいと思います。  まず初めに、昨年の神戸市の児童連続殺傷事件、それから本年一月の黒磯市の中学一年生による教師殺傷事件、さらには二月には中学三年生がけん銃奪取を目的にナイフで警官を襲う事件等々、中学生による凶悪犯罪が次々と報道されて、子を持つ親としては極めてショックで、なぜという気持ちでございます。  先般、文部大臣は緊急アピールを出されて、直接子供たちあるいは父兄、教師に呼びかける、私は大変いいことだと思いますけれども、ただ、具体策ということになりますと、所持品の検査とか出席停……

第145回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1999/02/18、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)分科員 初めに、法定外公共物の譲与につきまして質問したいと思います。  昨年五月二十九日に閣議決定されました地方分権推進計画に従って、いわゆる法定外公共物のうち、認定外道路、普通河川が市町村に譲与されることになりました。いわゆる現に機能し公共の用に供しているものについては財産管理、機能管理とも自治事務とし、機能喪失しているものについては国において直接管理をするということになったわけでございます。  これまで法定外公共物は、地域開発や宅地開発等で売却される際は、境界確定や用途廃止の事務は都道府県、市町村が行いますけれども、財産管理は国であるために、売却収入は国庫に納められるということ……

第147回国会 予算委員会第四分科会 第1号(2000/02/25、41期、公明党・改革クラブ)

○井上(義)分科員 丹羽厚生大臣、大野総括政務次官には、日々の激闘、大変御苦労さまでございます。  私から二点、お尋ねしたいと思います。  一つは、厚生大臣は高次脳機能障害をよく御認識されていると思いますけれども、交通事故等で頭部外傷を受けた結果、脳の機能に損傷を来すとか、あるいは脳梗塞等の病気によって脳の機能に障害を来す、そういうことを高次脳機能障害、こういうふうに総称されているわけでございます。私も、こういう患者の皆さんあるいは家族の皆さんと接するようになりまして、いわゆる今の医療とか福祉のサービスのはざまに置かれているという悲惨な状況をずっと見てまいりまして、これは何とかしなければいけな……


42期(2000/06/25〜)

第154回国会 予算委員会公聴会 第1号(2002/02/27、42期、公明党)

○井上(義)委員 公明党の井上義久でございます。公述人の先生方には、きょう、御多忙の中、貴重な意見を賜りまして、心から御礼申し上げる次第でございます。  まず初めに、富田公述人にお伺いいたしますけれども、先ほどのお話の中で、景気対策と決別して構造改革政策に転換をしなければいけないと、かなりストレートな表現があったわけでございます。  先ほどからお話が出ていますけれども、今、日本経済、緩やかなデフレ状態にあって、これをこのまま放置いたしますとデフレスパイラルに陥る危険性が極めて高いんじゃないか、また、構造政策といっても、やはりこのデフレ克服が前提じゃないか、こういう議論があるわけでございます。 ……

第154回国会 予算委員会第五分科会 第1号(2002/03/01、42期、公明党)【議会役職】

○井上主査 これより予算委員会第五分科会を開会いたします。  開会に先立ちまして、民主党・無所属クラブ及び自由党所属の本務員に御出席を要請いたしましたが、御出席が得られません。  再度事務局をして御出席を要請させますので、しばらくお待ちください。  速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。  御出席を要請いたしましたが、御出席が得られません。やむを得ず議事を進めます。  私が本分科会の主査を務めることになりました。よろしくお願いいたします。  本分科会は、厚生労働省所管について審査を行うことになっております。  平成十四年度一般会計予算、平成十四年度特別会計予算及び平成十……

第154回国会 予算委員会第五分科会 第2号(2002/03/04、42期、公明党)【議会役職】

○井上主査 これより予算委員会第五分科会を開会いたします。  開会に先立ちまして、民主党・無所属クラブ及び自由党所属の本務員に御出席を要請いたしましたが、御出席が得られません。  再度事務局をして御出席を要請させますので、しばらくお待ちください。  速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。  御出席を要請いたしましたが、御出席が得られません。やむを得ず議事を進めます。  平成十四年度一般会計予算、平成十四年度特別会計予算及び平成十四年度政府関係機関予算中厚生労働省所管について、前回に引き続き質疑を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。三ッ林隆志君。


43期(2003/11/09〜)

第162回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第2号(2005/04/26、43期、公明党)

○井上(義)分科員 公明党の井上義久でございます。  私からは、きょうは、先天性の胆道閉鎖症に苦しんでおられる患者の方々に対する支援についてまずお伺いしたいと思います。  まず、先天性の胆道閉鎖症患者の実態について、厚生労働省としてどのように把握をされているのかということについてお伺いしたいと思います。一九八三年に小児慢性特定疾患に指定されたわけでございますけれども、それ以降発症した患者の数、またその中で生存されている方の数、割合ですね、そのことについてお伺いしたいと思います。  それから二点目は、現在、患者の中で、十八歳まで、これは今回、児童福祉法の改正によって二十まで支援されることになった……


44期(2005/09/11〜)

第164回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第1号(2006/06/05、44期、公明党)

○井上(義)分科員 公明党の井上義久です。  きょうは、内部障害者に対する施策についてまずお伺いしたいというふうに思います。  大臣、御案内だと思いますけれども、いわゆる内部障害者の方というのは、外見からその障害がわからないということもあって、例えば、優先席とか、あるいは駐車場、車いすマークがあるんですけれども、内部障害者のマークというのはありませんから、外見上わからないということで、なかなかそういうところを利用しづらいということもあります。  それから、障害のある臓器、例えば心臓とか肺とか、それだけじゃなくて、やはりそれに伴って全身の状態が非常に悪くなるということなものですから、疲れやすいと……

第169回国会 予算委員会第六分科会 第1号(2008/02/27、44期、公明党)

○井上(義)分科員 公明党の井上義久でございます。  きょうは、農山漁村の活性化につきまして、まずお伺いしたいというふうに思います。  農山漁村は、食料の生産の場のみならず、自然環境の保全、良好な景観の形成、あるいは文化の継承など、重要な役割を果たしているわけです。しかし、過疎化や高齢化の進展等によりまして、これらの機能が失われつつある地域が大変増加している。政府としても、昨年十一月に地方再生戦略を取りまとめて、本格的な対策に乗り出しました。農水省においても、農山漁村活性化のための戦略を取りまとめられたところでございます。  実は、公明党でも地域活性化推進本部を立ち上げまして、私が本部長に就任……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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