このページでは五島正規衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。五島正規衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○五島委員 日本社会党・護憲共同の五島正規でございます。よろしくお願いいたします。 朝からの討議の中におきましても、高齢社会を迎えての雇用問題につきまして各委員からも論議のあったところでございますが、私も、まずこの問題につきまして具体的にお伺いしたいと思います。 既に、厚生省の人口問題研究所が一九八七年に発表しております資料によりましても、本年度、一九九〇年で十五歳から六十四歳の生産人口に対する六十五歳以上の高齢者の比率が一七・一八%、それが二〇〇〇年には二四・七二%、二〇一〇年には三二・七二%というふうに、約一五%も上昇するというふうに言われています。このことによりまして、高齢社会が来る……
○五島委員 社会党・護憲共同の五島でございます。 まず最初に、大臣にお伺いしたいのでございますが、疾病構造の変化あるいは急激な高齢化社会への変化によりまして、国民のニーズは、医療と福祉、治療行為と保健予防活動の垣根を越えて、一体のものとしてその充実を求めるようになってきております。こうした時代の要請によりまして、厚生行政もまた、保健福祉の活動の充実を早急に図る手段として医療の果たす分野を拡大し、そして、その中に福祉活動を含ませるようにしてこられたわけでございますが、これらの方策については一定のそうした必然性があったとは考えます。しかし、その結果、保健福祉活動のかなりの部分が医療保険制度によっ……
○五島委員 先ほど池端委員の御質問に対しまして基準局長から一部御回答があったわけでございますが、私も非常に重要な問題と考えますので、一部繰り返し、再度大臣の御答弁をいただきたいと思います。 一昨年八月五日に労基研が出されました中間報告につきまして、昨年六月の労災保険基本懇の公益側委員会の要望にこたえて、昨年の八月労基研自身がさきに出された中間報告につきまして非常に否定的な回答をしておられるわけです。 要望の中身につきましては、御案内のようにさらに追加しての検討の中身であったわけでございますが、研究会自身が、中間報告は主として法律的見地から検討を行ったものであり、医学、社会復帰施策などを含め……
○五島委員 先輩議員である池端議員に時間を譲っていただきまして、残りの時間、質問したいと思います。時間がございませんので、本法第三条に定めております「平和協力業務」のその中において、医療活動を中心にお伺いしたいと思います。 本法によって「医療活動(防疫活動を含む。)」というふうに書かれているわけでございますが、現実のこの中東湾岸危機に際して、防疫活動を除く医療活動としてどのような医療行為を想定しておられるのか。一次医療、二次医療、三次医療という医療の概念がございますが、一次医療を担当しようとしているのか、あるいは二次、三次医療を担当しようとしているのか、お伺いしたいと思います。
○五島委員 本日は大臣に、今日深刻な問題となっております医療福祉マンパワー問題、とりわけ看護職員不足の問題、さらに、今日の疾病構造の変化あるいは医療ニーズの変化に対応した医療体系の確立についての御所見、またいま一つ、廃棄物の適正処理の問題についてお伺いいたしたいと存じます。
まず冒頭大臣に、今日非常に深刻な問題となっております看護職員の不足の問題について、どのように御認識になっているかをお伺いしたいというふうに考えます。
【次の発言】 ただいまの大臣の現状認識のお話につきまして、私も基本的認識においてはそのとおりであるということで非常に安心いたしました。問題は、大臣もおっしゃいましたように、……
○五島委員 ただいま我が党の池端議員が本法案の全体的な問題について質問いたしたわけでございますが、私はこの法案の具体的な内容についてお伺いしていきたいと思います。
まず、この法案の対象団体は第二条に掲げられているのでございますが、全国で何団体ぐらい存在しているのか。また、第二条第一項第六号に「その他の特別の法律により設立された組合及びその連合会で、政令で定めるもの」とございます
が、どのようなものを想定しておられるのか。さらに、第二条第二項の「政令で定める要件」とはどういうものを指しているのか。お伺いいたします。
【次の発言】 全国レベルの団体とか複数の県にまたがって設立されているようなもの……
○五島委員 厚生省にまずお伺いしたいと思うわけですが、厚生省は都道府県医療計画及び第二次医療圏ごとの地域医療計画の策定、推進の中で、医療機関の適正な配置を進めていくというふうに言っていたわけでございますが、無医地区と医療過密地区の存在などの問題が改善してきているのでございましょうか。むしろ駆け込み増床などにより、現在、地域の格差は拡大してきているのではないかというふうに思われるわけでございますが、その点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今日、情報社会と言われる社会に入ってきたわけでございます。情報社会における国民的な保健医療上の課題というのは常々指摘されているところでございま……
○五島委員 本法の審査の一番最初に質問させていただいたわけでございますが、続きまして再度質問させていただきたいと思います。 去る八月の二十八日、高知市内のある病院におきまして、八十三歳の痴呆症のお年寄りが同室の七十五歳の寝たきりのお年寄りを殴り殺したという事件が発生いたしました。この加害者である痴呆老人は、もう既に特別養護老人ホームに長く入院しており、そして本年の八月十一日、この病院に転院した患者でございます。地元のマスコミはこうした事件を取り上げまして、痴呆老人に対する在宅ケアには限界があるというふうにキャンペーンしており、また、高知県精神病院協会の会長は「今回のようなケースは全国的に問題……
○五島委員 外務省からもおいでいただいていると思うわけですが、私はまず最初に、一九八九年三月、国連環境計画管理理事会において採択された有害廃棄物の越境移動及びその処分の管理に関するバーゼル条約との関連についてお伺いしたいと思います。 この条約は、二十カ国の批准加入で発効することとなっているわけでございますが、現在条約の批准国は十三カ国でございます。しかし、批准を前提として既に署名を終えている国は五十三カ国に上っております。日本はまだこの署名も実施しておらず、サミット参加国で署名していないのは日本だけという状況でございます。政府はバーゼル条約への参加についてどのようにお考えになっているのか、早……
○五島委員 今、永井議員の方から、戦後処理の一環としての福祉関係の問題についての御質問がございました。私も引き続きまして、この戦後処理の関連の中における問題点をお伺いしたいと思います。 今、冷戦構造の崩壊が進む世界の中で、東北アジアの緊張緩和と相互信頼の確立という問題は、日本が直接責任を持って解決しなければいけない極めて重要な課題であるというふうに考えております。この問題に関連いたしまして、戦争中いわゆる強制連行を含む朝鮮・韓国人徴用労働者問題がいまだ解決されていないという問題があるのでございます。 我が国は、ソ連に対してもシベリア抑留者の邦人の名簿とその行方についての報告を求め、ソ連側の了……
○五島委員 先輩議員に引き続きまして質問さしていただきます。 今のポスト冷戦というこの時代、人類にとって極めて重要な転換期であるというふうに考えます。冷戦時代、国連の安全維持活動は、核戦争の回避を中心とする米ソ二大軍事大国の世界戦略の調停に重点を置かれてきたというふうに考えます、したがいまして、数々の地域紛争も、この視点からその予防と終結に安全保障理事会を中心として国連は努力してきたという経過があったというふうに考えております。したがいまして、紛争の一定の終結後の軍事的監視ということにつきましては、中立国あるいはいわゆる軍事小国を中心としてそうした任務に当たってきたという経過があったかという……
○五島委員 大臣にまずお伺いしたいわけでございますが、大臣はこれまで総務庁の長官などを御歴任になりまして、同和地区の現状及びその問題については大変よく御精通なさっているというふうに承知いたしております。その点につきまして、本日はこの同和地区におきます健康、福祉上の諸問題につきましてお伺いしたいというふうに思います。 御案内のように、今、全国的にも高齢化が非常に進んでいるわけでございますが、とりわけ同和 地区の中におきます高齢化というのは非常に進行しているわけでございます。例えば、昨年実施されました大阪府の例で見ますと、大阪は全国的にも高齢化率は低いわけでございますが、その中におきまして大阪府……
○五島委員 私は、国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部を改正する法律案の質問をまずさせていただきたいと思います。
今回、フィリピンの台風被害によりまして、JICAの方から医師二名、看護婦二名、それから外務省の職員二名がレイテ島に派遣されたというふうに報道されておりますが、どのような目的で、どのような活動をするために、この人員が派遣されたのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 今回の改正案によりますと、こうした国際緊急援助隊に関して自衛隊を使っていく、あるいはその輸送のために自衛隊を使うということになっているわけでございますが、この法案が審議されました六十二年の八月二十五日でございます……
○五島委員 私は、ただいま質問いたしました先輩上原議員の質問に引き続きまして、この沖縄の厚生年金問題を中心に質問していきたいと思います。 先ほど、厚生省の方からもお話があったわけでありますが、平成二年に採用されました特例措置というのは、沖縄復帰特別措置法の沖縄特例による受給資格期間の短縮の対象者に限られる、そして、その遡及期間を最長十五年間認めるということでございます。しかも、昭和四十五年の一月一日の時点において四十歳以下の被保険者はその対象から外されるという内容になっているわけでございますが、その結果、平成二年に政府が算定いたしましたモデル年金計算を見ましても、また、その他いろいろな団体が……
○五島委員 私は、今大変問題になっておりますいわゆるガット・ウルグアイ・ラウンドの関連におきまして、去る十二月二十日、ドンケル・ペーパーの中に「検疫衛生措置の適用に関する合意」という最終合意案の提示がございましたが、この関連の中におきまして、国民の健康に関係する非常に大きな問題があるということで、大臣にお伺いしたいと思います。 このドンケル・ペーパーの「検疫衛生措置の適用に関する締約国団の決定」という内容の中におきまして、検疫衛生措置が貿易に与えるマイナスの影響を最小限にするため、検疫衛生措置の採択と作成及び実施の指標としての規約と規律の多国間フレームワークの設定を行う。そして、国際基準、ガ……
○五島委員 今、外口議員からも今回の診療報酬の改定を含めて御質問があったわけでございますが、今回の健康保険法の改定によりまして料率が千分の八十四から千分の八十二に引き下げられる。そして、国庫補助率が一六・四%から一三%、千三百十億円減額している。そして、診療報酬の改定はね返り分の原資として千三百四十億円、それが充てられたというふうに考えられるわけでございます。しかも、ここ数年間医療費は大変抑制されまして、現実的にGNPに比較いたしまして低い水準で経過した。そのことが政管健保の黒字という状況になってきたわけでございます。 その中には、医療費の抑制の中において医療関係従業員の労働条件が非常に悪化……
○五島委員 まず最初に、大臣にお伺いしたいと思うわけでございます。 この医療法は、御案内のように、昭和二十三年に施行されて以来、部分的には改定がなされてきたわけでございますが、医療提供を行う基本法としての基本的性格は手をつけられないまま今日に至ってきております。午前中石破議員からの御指摘にもございましたが、その当時はまだ国民皆保険制度も成立しておらず、また疾病構造も伝染病が中心、また国民生活も住宅や食糧不足の中、非常に混乱した状況でございました。そういうふうな中で、医療というものが医師あるいは歯科医師と、その介助者と当時みなされておりました看護婦によって提供されるということで、医療の施設を整……
○五島委員 池端議員の質問に続きまして、若干お伺いしたいと思います。 先ほど内藤先生の方から、国及び地方自治体の責務として要員確保の問題を提起されたわけでございますが、御案内のように、現行の医療法は医療施設の提供法ということでございます。しかし、医療提供ということを考えますと、今お話にありましたように、看護婦さんを初めとする医療担い手の養成、確保というのは非常に重要だ。そういう意味においては、医療の担い手、とりわけ看護婦さんの確保というのは、医療法の中で施設とあわせて要員の確保というものを明確にすべきでないかというふうに考えるわけでございますが、林先生、畑澤先生、どのようにお考えでございまし……
○五島委員 前回、この医療法改正案について質問させていただいたわけでございますが、何分非常に問題のある法案でございまして、質疑が全部終了することができませんでした。それに引き続きまして、今回またお聞かせいただきたいと思います。 午前中も議論があったわけでございますが、今回の医療法の改定のねらいの一つが医療機関の機能による分類ということでございます。その中で特定機能病院という問題が一つあるわけでございますが、この特定機能病院ということについて、その機能分類ということで言われている内容と、それから実際に厚生省がお示しいただいておりますように、例えば大学病院の本院プラス幾らかの病院、あるいは十診療……
○五島委員 私は、本日、沖縄の厚生年金格差の問題について質問したいと思います。この問題につきましては、沖縄・北方問題特別委員会におきまして繰り返し論議されてきた問題でもあり、私自身この問題について沖縄・北方問題特別委員会において質問をさせていただきました。しかし、年金問題につきましては基本的に厚生省の所管であり、そういう意味において、当委員会においても改めて質問させていただきたいというふうに思います。 まず最初にお伺いしたいわけでございますが、沖縄の厚生年金制度、これはたしか一九六八年に沖縄の厚生年金法として当時の琉球政府のもとにおいて成立しているわけでございますが、この沖縄の年金法はそのま……
○五島委員 去る二月十四日、バレンタインの日でございますが、海上自衛隊の厚木基地におきまして非常に重大な事故が発生いたしました。近年、労働災害全体としては低下してきている中におきまして、土木、建設関係において重大事故というのは相変わらず非常に多いわけでございますが、とりわけ今回起こりました事故、一挙に七名のとうとい人命が失われ、十三名の重軽傷者が発生するという事故でございます。ちょうど十一カ月前、昨年の三月十四日にも、広島におきまして公共事業の中において重大事故が発生いたしております。 大臣は、この事故発生後、直ちに現場に視察に赴かれたということでございます。私ども社会党の方も、シャドーキャ……
○五島委員 私は、今のこの議題につきましては、大きく二つに分かれていると思います。建設労働に関する労働安全衛生法の改定問題と、そして、いわゆる快適職場と言われているこの二つの部分でこの法案は構成されていると思うわけでございますが、建設現場における労働安全衛生の改定問題につきましては同僚の岩田議員に譲ることにいたしまして、快適職場と言われているこの部分についての質問を中心に質疑をさしていただきたいと思います。 御案内のように、高齢社会を迎えまして、六十歳代の労働力の活用ということが今後の労働行政の中でも非常に重要になってくると思われます。また、障害者に対しても、労働の場から排除するのではなくて……
○五島委員 午前中の同僚議員の質問に引き続きまして、法案につきまして若干の質問をさせていただきたいと思います。 午前中、同僚議員の質問に対しまして若林局長の方から、現在約十六万人の家政婦さんたちがいわゆる看護婦家政婦紹介所を通じて介護労働に従事しておられるというお話がございました。現在、看護婦家政婦紹介所に登録されている人々は、日本臨床看護家政協会あるいは日紹連看護婦家政婦福祉協会、日本民営看護婦家政婦紹介事業組合など約十六万五千人おられるというふうに聞いております。そのうちの約八〇%までが病院における付添業務あるいは看護補助の業務に従事しておられるわけでございます。これは言いかえてみれば、……
○五島委員 まず、大臣にお伺いしたいと思います。 医薬品の開発費用というのは非常に巨額になる場合が多うございます。そのために、医療上必要性が極めて高いというものであっても採算性の予測が悪い場合、そのように企業が判断した場合に、開発、製造されないというようなことがよくあるわけでございます。また、我が国の到達した技術の応用によって十分に開発可能な医療機器やあるいは医療材料といったようなものについても、同じような理由で開発がおくれ、そのために結果として患者さんの治療に支障を来すというふうなことも間々見られるわけでございます。 このことは逆に言いますと、採算性が合うと予想されるような医薬品にこの開……
○五島委員 私は、診療放射線技師法の改正を中心に、若干の質問をさせていただきたいと思います。 医学医術の進歩に伴いまして、医療の現場におきますさまざまな検査方法や手法は変わってまいってきているわけでございます。そうした中において、エコーとかMRIによる画像診断も極めて一般に利用されるようになってきているわけでございます。こうした装置を利用した検査について、医者は当然のこととして、これまでも臨床検査技師やレントゲン技師が当たってまいったわけでございます。 今回のレントゲン技師法の改正に伴いまして、レントゲン技師に対してMRIあるいはエコー検査の取り扱いができるというふうに改正されようとしてい……
○五島委員 私は、まず厚生省に対して、昨今のさまざまな調査の中で、医療機関が非常に経営危機に瀕しているという報道が多数されているわけでございまして、その問題についてお伺いしたいと思います。 先般厚生省がまとめられました平成三年度の病院経営収支調査年報、これは地方公共団体の経営する病院、それから赤十字、済生会、厚生連の病院及び国家公務員共済組合連合会の経営する二百六十五の病院を対象として調査しておられるわけですが、こうした公的な病院におきましても、甲表、乙表とも八三%の医療機関が赤字経営であるという数値が出ております。 また、その後の民間のさまざまな調査の中におきましても、平成四年度の診療報……
○五島委員 今、同僚の土肥議員から、現実に起こり、そして患者さんが亡くなり、それが司法で争われている、裁判所で争われているという具体的な事例についてお話がございました。私も医療に携わってきた一員として、こういう日本の精神医療の現状に対し、本当に腹の底から恥ずかしいという気持ちと無念だという気持ちでいっぱいでございます。 その意味におきまして、今回提出されております精神保健法、この法案は言うまでもなく、法案の名前のとおり、精神障害者の医療、障害者に対する福祉の諸施策、障害を持つ者に対する疾病のコントロールとかリハビリテーションあるいは障害防止の対策を含む保健、ヘルスというこの三側面をあわせて持……
○五島委員 まず、大臣にお伺いいたします。 高齢社会を迎えまして、今、日本は高齢前期の労働力の活用というものが今後の労働行政の中でも重要な課題になっているというふうに考えるわけでございます。また、就業者の平均年齢の上昇に伴いまして、いわゆる成人病を持ちながら、その疾患のコントロールを行いつつ労働生活を正常に継続している人々も大変ふえてきておられます。今後、医療は、ますますこうした疾病治療あるいは疾病コントロールを行いながら、労働生活の継続を可能とする方向に進んでいくことが期待されるわけでございます。また、こうした高齢者の就労継続や障害者雇用の推進あるいは成人病罹患者の労働生活の継続という問題……
○五島委員 時間が大変迫りまして、当初与えられた時間どおり質問をいたしますと延会手続をお願いしないといけないという状況になりました。それを避けるために、できるだけ簡潔に質問を行いますので、できるだけ御回答も簡潔にお願いしたいと存じます。 まず最初に、今回の改正にょりまして、入院時の食事について、これまでの給付の方式を改めて入院時食事療養費というものを支給するというふうになったわけでございますが、食事と治療ということについて各団体から大変御意見がございます。もちろん、人間にとって食事というのは重要な問題であり、そして治療にとっても食事というのは切り離せないということは言うまでもないわけでござい……
○五島委員 社会党の五島でございます。 今回、地域保健法改正の基本理念として、生活者個人の視点の重視、多様な価値観に合わせたサービスの提供、地域の特性を発揮した保健と福祉の連携といったようなことが挙げられています。日本の公衆衛生活動というものを振り返ってみますと、これまで、やはり伝染病時代に色濃くございました、選別、管理、隔離を方法とする社会防衛的なそういう理念のもとにおいての活動というものが一本貫いてきたわけでございますが、今日、保健活動は福祉と結びついて進めなければならない、そういう時代になってまいりました。 そういう意味におきまして、今回の法改正は、こうした時代の方向に合致するもので……
○五島委員 社会党の五島でございます。
まず、現在、ザイール・ゴマ周辺において自衛隊が多数の難民の方々に対する人道的な救援活動に従事しておられるわけでございますが、現在のその主たる自衛隊の活動状況について、御報告をお願いしたいと思います。
【次の発言】 今回の自衛隊の派遣に関しまして、国内で、治安の問題、派遣されました隊員の安全問題というのが非常にかしましく指摘されているわけでございます。
ただ、この治安の問題を考えた場合に、既に御案内のように、ゴマ市の周辺だけでも約八十五万人の難民が存在しているという非常に異常な状態の中において、食糧あるいは伝染病の問題等々の緊迫感が当然あるわけでござい……
○五島委員 社会党の五島でございます。 まず大臣にお伺いしたいと思うわけでございますが、高齢社会の問題というのはこれまで高齢福祉の問題ということを中心にしていろいろと厚生行政の中で議論されてきたわけでございますが、実は高齢社会の問題というのは福祉行政あるいは厚生省行政の問題だけで論じられる内容ではないというふうに考えるわけでございます。 と申しますのは、確かに六十五歳以上人口が全人口の四分の一を占めるという状態になることは間違いないわけでございますが、その六十五歳の人の健康度等々というものは年々変わってくるわけでございまして、二十年前と現在とではいわゆる前期高齢者と言われる方々の健康度とい……
○五島委員 まず最初に、今回の兵庫県南部地震災害によりましてお亡くなりになられた多くの皆さん、そして現在もなお避難生活を送っておられる方々に対して、心からの哀悼とお見舞いを表させていただきたいと思います。
そこで、厚生省にお伺いしたいわけでございますが、今回の災害が予想をはるかに超えた大きな災害であったということで、救急救今から始まって、今日に至るまでの一連の厚生行政として任務を課せられていた。その事業を進めていく中において、最も反省すべき点というのは具体的にどういう点が今日出てきているのか、それをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 こういうような大きな災害が起こった場合に厚生行政と……
○五島委員 まず大臣にお伺いしたいと思うのですが、大臣は先日WHOの総会に御出席なさったわけでございます。御苦労さまでございました。 今日、食品中に多数の化学物質が残留農薬や汚染物質として残っている。それに対して、国民が大変不安を持っているわけでございますが、この化学物質の安全評価について、国際的な協力の枠組み、またその中で我が国の果たす役割、具体的に言えば、物質の毒性の評価などにおいて我が国がリーダーシップをとる必要があるのではないか。そのことがやはり期待されていると考えるわけでございますが、この点について、WHOからお帰りになりました大臣の御見解をお伺いしたいと思います。
○五島委員 朝から大変御苦労さまでございました。 まず、私も今回のHIVの裁判和解につきまして、森井大臣に質問いたします。 大臣は、裁判所の和解勧告提出と同時に、この和解のテーブルに着くということをいち早く決断されたわけでございまして、その点につきましては非常に高く評価するものでございます。ただ、先ほどからの話を聞いておりましても、確かに大臣の御答弁の中におきましても、法的責任の存否を超えて人道的見地、社会的見地からこの和解のテーブルに着くのだというお話が非常に強調されて聞こえてまいります。 そこで、私の方から私見を交えて若干御質問をさせていただきたいというふうに思います。 今回の事件……
○五島委員 質問を始めるに当たりまして、今回、血液製剤によりまして、全く御本人にとって何の責任もなく大変な被害をお受けになり、そして命を失われました方々に対し、心から哀悼を申し述べたいと思います。また、療養中の患者さん、御家族の方、御遺族の方に対し、心からお見舞い申し上げたいと思います。 きょうも昼からずっとこの問題について議論していたわけですが、結論的にいいまして、非常に部分部分についての真相の追及があり、それに対して、客観的に聞いていると、厚生省は相変わらず言い逃れしているというふうに国民が受け取っても当然だろうというふうに思います。 厚生省も今日、こうした不幸な事態を二度と招かないと……
○五島委員 東西両裁判所から、このエイズの裁判問題について第二次和解案が提出されました。先ほど衛藤委員の質問に対しても大臣お答えになったところでございますが、七年を超える裁判の中で多くの原告の方々が既にお亡くなりになり、ようやく二次和解案の提出ということに到達いたしました。何としてもこの時期に和解の成立を図らなければならないと考えているわけでございますが、大臣の御見解を改めてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大臣のその御覚悟につきましては、与党、協議して支援していきたいと思いますが、本和解案の中において裁判所が所見としてお述べになられた文書の中に、
本和解による解決には、原告らHIV感……
○五島委員 今回、四十三年間続いてまいりました現行のらい予防法が廃止されることになったわけでございますが、現在の時点においてらい予防法が時代にそぐわなくなったということでこれを廃止されるのか、それとも、らい予防法そのものの持っている問題点を考えて、こうした法律は制定されるべきでなかったという形でもって廃止されるのか、実は非常に大きな問題を持っていると思います。 そういう意味におきまして、今厚生省は、現行のらい予防法の廃止に際しまして、この法律そのものの日本において持ってきた意義というものをどのようにお考えになっているのか、あるいはその意味をどのようにお考えになっているのか、らいの予防、治療、……
○五島委員 今回、仮称でございますが、国立社会保障・人口問題研究所が設置されるということでございますが、これはこれまでございました社会保障研究所及び人口問題研究所の単純な統合ではなく新しい研究所をつくるものである、この観点からこの問題は検討しなければならないというふうに考えています。 従来、この二つの研究所の持ってきた社会的機能を考えてみますと、かなり違ったものがございました。人口研の方は、主として行政資料として極めて重要な人口問題推計を中心とした研究を、いわゆる行政資料として重きを置いて研究を続けてこられましたし、また、もう一方において社会保障研究所の方は、日本において社会保障という言葉は……
○五島委員 朝から既に一時間半にわたりまして郡司参考人に同僚議員からの質問が続いているわけでございますが、御回答を聞いていますと、我々が現在得ている資料に合わせまして疑問点が広がるばかりでございます。 まず第一に、このエイズ研究班を設置することになったその経過についてお伺いしたいわけでございますが、何のためにこの研究班を、どういう目的を持って設置したのか、だれと相談してこれを設置することになったのかということについてお伺いしたいと思います。 先ほど郡司参考人は、血友病患者の治療をどうするかという問題で設置したとおっしゃいました。これはエイズの問題とどう関係があるのですか。要するに、血友病患……
○五島委員 参考人には、本日、大変御苦労さまでございます。私の方も、部分的に今までの各委員の質問と重複するところがあるかと思いますが、ちょっと違った角度からお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 今参考人は、当時、日赤は必要とあればクリオの製造についてはいかようにも対応できたということについてお話をいただいたわけでございますが、ただ、当時の状況について、では厚生省薬務局を含めそれらの関係者がどのように考えていたのかというのを今回明らかになりました資料その他で点検してみますと、例えばこの研究班の班長であった安部さんは、クリオの絶対的不足があった、そして我が国の血友病A患者……
○五島委員 風間参考人、御苦労さまでございます。 社民党の五島でございます。 去る三月十九日、風間教授から厚生省に提供されました小委員会の資料、これを読ませていただきまして、やはり今回の悲惨な事件の発生の最大の原因は、率直に言って、先生が主宰されたこの委員会の結論にあるというふうに私は思わざるを得ないわけです。と申しますのは、九月の十四日以後開かれた委員会において、中間報告あるいは中間まとめの段階までの議論の内容と、お出しになられた最終報告との間に非常に大きな落差があるではないかという点を指摘申し上げたいと思います。 先ほどから先生は、クリオについていろいろお話しになりました。また、先日……
○五島委員 今、山本委員の質問に引き続きまして、関連して、アルファ社との関係から参考人にお話を伺いたいと思います。 先ほど山本委員からも御発言がございましたが、アルファ社からはミドリに対して、いろいろな形での米国における情報あるいはアルファ社のとっている対応について連絡があったと思います。その中で、一九八三年の五月三十一日付に、先ほど山本議員からも御質問がございましたが、「アルファ社が、後々、責任を問われる危険性をできるだけさけるため、AHFには、AIDSの危険性に対する注意のラベルを貼る。」というような項目、あるいは「熱処理AHFの製造を目ざして、最大限の努力を傾注ずる。」というような、ア……
○五島委員 午前中、各委員から御質問ありましたが、国会、委員会で行うような討議であっただろうかとつくづく思ったわけです。 まず、質問通告しておりませんが、帝京大症例あるいは順天堂大症例という問題について、改めて私の方からもお伺いしたいと思います。 当時いかに誤診をしたかということについて云々するということはしないとして、今日現在において帝京大症例はエイズであったと考えているのかどうか、そして順天堂大症例が、今日の知識に照らし合わせて、その当時エイズが発症していたと考えているのか、エイズが発症していたという診断は誤りであったと考えているのか、まずその点をお伺いしたいと思います。
○五島委員 参考人の御両名に対して、御苦労さまでございます。
松村参考人にお伺いしたいと思います。
あなたは八四年の七月に生物製剤課長に就任されたわけですが、この八四年の七月というのは、エイズの新たな医学的知見が非常にたくさん出てきた時期であったと思います。また、厚生省が対応してこられましたこの問題につきましても、ちょうど一年を経過したという時期に当たっています。あなたは、この生物製剤課長に就任するに当たって、前任者の郡司課長からどのようなことをどの程度引き継ぎを受けたのか、その主要な点についてお知らせください。
【次の発言】 また、課長に就任されたときに、公衆衛生局サイド、とりわけ当時の……
○五島委員 今の鴨下議員の質問に引き続きまして、やはり私も、いわゆる順天堂症例と言われているこの症例についての疑問から証人にお伺いしたいと思います。 余りにもやはりこれまで御説明あった経過の中から見ましてでき過ぎているというのは、私は率直に感じるわけで、そういう意味では、この第一号認定患者になった患者さんにつきまして、例えばこの患者さんが順天堂においでになったときに、ゴットリーブ博士あるいはニューヨーク大学での検査のデータ、そういうふうなものをお持ちになったのではありませんか、あるいは紹介状のようなものをお持ちになったということはございませんか。
○五島委員 まず、今回のO157発症問題でございますが、今、一自治体の中で六千五百人を超えるという非常に異常な状態が起こってきています。 しかし、それにも増してこの問題で原因が究明されなければいけないのは、今回のO157の発症が二県を除いて全国各地で一斉に発生している。これまでもO157の発症例はあるわけでございますが、例年、十例とか十数例という程度でございます。 草食動物の中において常在菌として存在するO157でございますが、それがなぜ今年このように全国で発生したか、その原因についてどうお考えなのか。今、どうも堺市の原因の問題に余りにも論議が集中し過ぎている。全国でこのようになぜことしに……
○五島委員 民主党の五島でございます。 大臣、大変お疲れだと思いますが、もうしばらく、先日の大臣の所信表明を中心にお伺いしたいと思います。 まず第一の問題といたしまして、先日の予算委員会でも質問させていただきました。これからは高齢社会が進んでくる、そして日本の財政の状況も大変厳しくなってくる、そういう状況の中で、社会保障を含めて聖域を設けずにもう一度見直していかなければいけない、そのことについてはそのとおりだというふうに思っています。そして、中でもこの社会保障につきましては、そのコストとしては、結果において、税と保険料、そしてそれを利用するいわゆる本人の応益負担部分、この三つによって賄われ……
○五島委員 今の石毛委員の質問と大変重複するところがあるわけですが、この介護保険の議論に入るに当たって、かなり重要な論点がけさから各委員からも指摘されてきていると思います。かなり重複しますが、私もその点についてお伺いしたいと思っております。 まず、平成十二年度からこの法を実施するということになっているわけですが、平成十二年に実施する段階において、新ゴールドプランが平成十一年度で達成できる、達成できたということを前提に置いて、施設並びに在宅それぞれについての基盤整備は発足の状態においては十分であると考えておられるのかどうか、そこからお伺いします。
○五島議員 ただいま議題となりました臓器の移植に関する法律案について、提出者を代表いたしまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 欧米諸国では、既に脳死をもって人の死とすることが認められ、脳死体からの臓器移植は日常的な医療として完全に定着しており、年間九千件を超える心臓や肝臓の移植が行われております。その移植成績も、新しい免疫抑制剤の開発などにより年々向上しており、多くの患者がこの医療の恩恵を受けております。 アジア地域でも、一九八九年から一九九五年までの間に、心臓移植については韓国四十八例、シンガポール十四例、タイ七十七例、台湾九十四例が行われたところであります。 一……
○五島議員 まず、脳死判定に関しての御意見でございますが、委員も御指摘のように、竹内基準としての脳死の判定というのは、現在の医学の水準において極めて精度の高い情報の収集方法であると考えております。したがいまして、この竹内基準に基づいての判定の中で、今委員も御指摘になりましたように、一部の障害あるいは薬物の投与あるいは乳幼児等に対してはこの判定をそのとおりやることにはならないということも、除外規定として定めているところでございます。 さて、御指摘の、先ほどからも御意見ございましたが、例えば脳血流検査あるいは聴性脳幹反応といったような補助検査の取り扱いでございますが、必要な情報をより精度を加えて……
○五島議員 今委員御指摘のように、この法案では、臓器の移植をする場合に四つの要件を定めております。 まず、本人が臓器提供の意思があること、このことがきちっと書面によって確かめられること、遺族が臓器の摘出を拒まないこと、または遺族がないこと、そして、死体からの摘出であること、この四件でございます。このように遺族の同意というものを臓器摘出の要件の一つとしているわけでございますが、死体の管理権者としての遺族の死体に対する敬けん感情に配慮するということから、このように決めたところでございます。 今御指摘ございましたように、遺族の範囲をどうするのか、これは大変基本的に、御遺族の感情というところに配慮……
○五島議員 今児玉委員がおっしゃった点につきましては、私も全くそのとおりであるというふうに考えています。 医学の進歩によりまして、脳死の問題以外の、さまざまな救急救命現場におきまして、蘇生限界というものは大きく拡大してきたと思っています。したがいまして、脳死の問題につきましても、今児玉委員御指摘の、脳低温療法等によりまして非常に大きく蘇生限界が広がってきた。そうした医学の成果というものについては御指摘のとおりでございますし、この成果が普遍的に一般的に普及していくという努力が極めて大事であるというふうに考えています。 ただ、そのことをもちまして、委員が御指摘になったわけでございませんが、蘇生……
○五島委員 本日はどうも御苦労さまです。 私の方からは、他の委員から余り質問されてない点を簡単に御質問したいと思います。 まず、喜多さんにお伺いしたいと思います。 介護保険実施五年経過後まで給付についての限定を認めるというふうに、これは施行法でございますが、なっているわけでございます。そうなると、いつから完全実施されるかというのがわからない法案ということを先ほど池田さんは御指摘になりました。 一方、これらにつきましては、走りながら整備をしていかざるを得ない。特に基盤整備等との問題を考えますと、そういうことになるのかなと思うわけでございますが、市町村の立場から見まして、先ほど池田さんがお……
○五島委員 今山本議員からも関連した意見があったわけですが、現在この委員会に二つの議員立法が出されています。そして、その中身は、脳死というものをどのように判断するかということに尽きている内容であると考えています。 そこで、きょう、五人の先生方においでいただきまして、大変参考になる御意見をちょうだいしたわけでございますが、改めて、その点については非常に重要な問題だと思いますので、竹内先生、林先生にお伺いしたいと思います。 脳死というものが個体としての人の蘇生限界点の連続上にあるのか、あるいはそこには大きな断絶ともいうべきものがあるものとお考えなのか。言いかえれば、将来的にも、可能性として、現……
○五島委員 医療保険制度の改革第一歩であるということで、朝から大臣のこの保険制度の改正問題についてのお答えを聞いてまいりました。改めまして、この問題から少しお話を聞きたいと思います。 大臣は、今回政府がお出しになっておられますこの改正案が保険制度の抜本改革の第一歩である、こうおっしゃっているわけでございます。私は、改めて、これは本当に抜本改革の第一歩なのか、それとも、健保財政の破綻という状況の中での緊急避難としての措置なのか、ここのところをはっきりとお聞きしておきたいというふうに思っています。 と申しますのは、先般、一月三十一日に出されました社会保障制度審議会の答申の中でも、「今回の諮問案……
○五島委員 先ほど来の矢上委員の御質問にやや継続した観点からの質問でございますが、金田議員らの法律案によりますと、今、秋葉議員あるいはその前に海江田議員の御答弁にもございましたが、生命が存続している状態である脳死状態で、本人、家族の意思があるならば、心臓その他の主要の臓器を提供できるというふうな内容と読めます。その場合に、これは臓器の提供という形で生を終わらせるという本人の意思というものが最大のものだという御答弁でございました。 その場合に、先生方がおっしゃる脳死状態という状態、それはいかなるものなのか。そういう意図が明確であれば、脳死状態というのは、限りなく脳死に近い状態であっても、既に脳……
○五島委員 民主党の五島でございます。 まず、塩野谷先生にお伺いしたいわけでございます。 今先生、日本の医療保険制度のこれまでの非常にうまくいってきた経過についても、偶然の所産という部分もあるという御指摘でございましたが、世界各国の医療保険制度と比較してみた場合に、日本の医療費というのがイギリスと並んで非常に低く抑えられてきたことは事実でございますし、それから、イギリスのナショナル・ヘルス・サービスと比べましても、医療の普及という意味においては、日本の方がはるかに進んできている。また、イギリスが今日、二層制の、二つの医療制度と言われる、自費医療とナショナル.ヘルス・サービスという形の二つに……
○五島委員 この医療保険制度の改革についての審議もかなり議論を進めてまいりました。お互いにこの委員会の中におきましても、現行の医療保険制度の矛盾点、それを抜本的に改革しなければいけないこと、そして緊急に何らかの措置をしないと大変な状況になるということの認識はかなり深まってきたわけでございますが、我が党を含め各委員の議論を聞いていましても、それでは政府の現在お出しになっている平成九年度の改革案が、そうした問題に対して、緊急性においても対応できるものであるという議論は全く出ておりません。どうも政府のお話を聞いていましても、大変頼りない。一体、我々は時間をつぶしているだけで、本当にこの緊急の状況に対……
○五島委員 今回の医療保険の改正問題につきまして、与党三党の皆さん方が大変努力をして修正にも取り組まれ、また、その過程において、我が党との協議を通じて、抜本改革の方向性、そしてその必要性については、非常に多くの部分で共通の認識を得られたと思っております。ただ、残念ながら、我が党としては最終的にこの与党の皆さん方の提案をともに提案するという状態には至らなかったということについては、大変遺憾であります。 それで、本日は、この問題につきまして、あらかじめ通告した内容に基づきまして質問させていただくわけでございますが、それに先立ちまして、二点だけ確認をさせていただきたいと思います。 一つは、厚生省……
○五島委員 午前中、北側議員からALSの患者さんに関しての質問がございました。 きょう、ALSの患者さんたちは、秋田、山形初め非常に遠くから大変な思いをして傍聴に見えておられます。 御案内のように、ALSの患者さん、その病気の原因についてはいまだ現在の医学で明らかにすることはできておりません。難病として取り扱われていることは御案内のとおりでございます。そして、この患者さんたちが、午前中の北側議員の質問の中にもございましたけれども、人工呼吸器をつけることによって大幅に延命効果が期待できる。 かの今世紀最大の頭脳と言われておりますホーキング教授、彼もまたALSの患者でございますが、彼が人工呼……
○五島委員 ただいま議題となりました介護保険法案、介護保険法施行法案及び医療法の一部を改正する法律案に対する各修正案につきまして、自由民主党、民主党、社会民主党・市民連合及び21世紀を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、介護保険法案に対する修正案の要旨は、 第一に、市町村は、市町村介護保険事業計画を定め、または変更しようとするときは、あらかじめ、被保険者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとすること、 第二に、介護保険制度の全般に関する検討は、この法律の施行後五年を目途として行われるものとすること等であります。 次に、介護保険法施行法案に対する修正案の要旨……
○五島委員 山本議員の御質問はわかっていておっしゃっているのだと思うわけですが、民主党は、この法律案が基本的に四十歳以上の被保険者によって構成される保険であり、したがって、四十歳以上の被保険者が同時に給付者にもなるというこの法律の骨格について、修正を出したことはございません。 ただ、理念の問題として、まさに山本議員がおっしゃるように、では将来的に介護というものをどう考えるのかということを考えた場合に、目的規定の中にまでそれをもう一度うたう必要があるのかということで修正の要求を持ったことは事実でございます。 しかし、現実問題として、この問題を障害者全体に対する介護の問題にしていくためには、現……
○五島委員 民主党の五島でございます。 江草先生にお伺いしたいと思います。 今先生がお話しなさったことをちょっとお聞きしたいと思ったわけでございますが、それに関連いたしまして、今回の法案においても、教護院を自立支援という形で変えていこうということになってまいりました。先生は中児審の委員長をしておちれるわけでございますが、このようになってきますと、例えば、児相等の立場における専門的なアドバイスというものは、当然、福祉行政、厚生行政として必要なわけでございましょうが、教護院のようなものの運営、あるいはそこが担うべき役割というのが、果たして厚生行政として、あるいは福祉行政としてやっていくことが適……
○五島委員 大臣、御苦労さまでございます。 今、枝野議員からも、ダイオキシンの問題について御質問なさっておられました。私の方も、このダイオキシンの問題からお伺いしたいと思います。 ダイオキシンは、人体に対して大変危険な物質であり、さまざまな、例えば発がん性、生殖力あるいは催奇形性など多岐にわたって障害を来すということはよく知られているわけでございます。 京都大学の平岡教授の推計によりますと、我が国においてはダイオキシンの発生の約九割が廃棄物の焼却に由来するものであるという結果が出ております。特に我が国の場合、ごみの焼却処理、ごみの処理について焼却に依存してきた、そういう経過の中で、ダイオ……
○五島委員 きょうのこの委員会の質疑というのは、通常行われる質疑とは種類が違うと思います。厚生省が医療保険制度の抜本改革案について試案をお出しになった。これは決して政府原案としてまだまとまったものではないはずでございます。したがいまして、この出された試案そのものについて、ここにこういう欠点があるじゃないか、ああいう欠点があるじゃないか、こうしろというふうなことをここで審議しても、実は余り意味がないことなのだろうと思っています。 ただ、今回厚生省がお出しになられたこの試案の中で、かなり厚生省がこういうことはしたくないんだなということが透けて見える、そこのところが大変問題なのではないかということ……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日は、中沢議員のお時間を一時間ちょうだいいたしまして、主として社会保障、医療保険問題について質問させていただきたいと思います。 いわゆる行財政改革あるいは国民負担議論等々が非常になされているところでございますし、そのこと自身は極めて必要な議論であるというふうに考えています。とりわけ年金や社会保障費の今後の増加の問題、あるいは今日極めて緊迫している医療保険制度等々を考えた場合、この問題について十分な議論をしなければいけないということは当然でございます。 ただ問題は、改めて、社会保障制度というのは我が国の社会の中においてどういう役割を果たしているのか……
○五島委員 海江田議員の関連質問として質問させていただきます。 朝からこの委員会での審議、聞かせていただきました。いろいろな御意見がございましたが、現在の状況について、まさに日本の財政状況についてはがんである、早急に手術をしなければいけないというようなお声もございました。同時に、現在の日本の景気の状態について、かなり問題がある、風邪なのか肺炎なのかというお声もございました。私も医者の端くれでございますが、がんの患者は大急ぎで手術をしなければいけない、それはよくわかるわけでございますが、やぶ医者ほど患者の病状を考えずに、状態を考えずに手術をして、往々にして失敗するのも事実でございます。まさに手……
○五島委員 私は、前回に引き続きまして、本法案にかかわる社会保障のキャップの問題についてお伺いしたいと思います。 この法案によりますと、社会保障のキャップをかけた上で、大変厳しい、そういうこれからの社会保障運営ということが義務づけられるわけでございますが、現在、国は、政府管掌健康保険あるいは厚生年金、国民年金の標準化の国庫負担金の繰り延べなど、いわゆる特別会計からの繰り延べによる隠れ借金、多額に上っております。金額を求めてもいいわけでございますが、時間の関係がございますので申し上げますと、合計で三兆二千七百億円の繰り延べがございます。 これまでこうした社会保障の費用については、当初予算と決……
○五島委員 民主党の五島でございます。橋本総理には、シベリアまでおいでになりまして、大変御苦労でございました。我が国にとりましても非常に長い間かかりました日ロの平和条約、二〇〇〇年までに締結ということをお取り決めいただいたことについては高く評価したいと思います。 本日も、朝から現在の経済状況について質疑が続いております。そして、午前中、私には大変難しい専門的な御議論をなさっておいでになりましたので、ただただ拝聴していたわけでございますが、私は、そうした専門的な議論とは別に、今日の国民生活の実感として、政府の言っていることに対して、国民が経済の先行きに対して大変心配をし、不信感を持っているんじ……
○五島委員 民主党の五島でございます。 行平参考人には御苦労さまでございます。 大変国民が不安のどん底と言ってもいい状況の一つの突破口をおつくりになった事件でございますので、失礼でございますが、お聞きしていきたいことがたくさんございます。 まず、今回問題になっておりますいわゆる簿外債務の発生状況からお伺いしたいと思います。 八九年の損失補てんの禁止、営業特全廃止通達以後、九〇年、九一年、いわゆる損失補てんが表面化して、大きな証券スキャンダルになりました。今回問題になっておりますこの簿外債務というのは、その当時山一証券が行ってきたいわゆる損失補てんを全面的に明らかにせずに結局隠された、そ……
○五島委員 私は、民友連、平和・改革両会派共同の平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)及び平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議を提出いたします。 平成九年度一般会計補正予算、平成九年度特別会計補正予算及び平成九年度政府関係機関補正予算について、政府はこれを撤回し、左記の要領により速やかに組み替えを行い、再提出することを要求します。 橋本政権は、消費税の五%へのアップ、特別減税の打ち切り、国民医療費の引き上げなど、九兆円に上る負担を国民に押しつけ、その結果、消費は甚だしく落ち込み、景気回復の兆しは一向に見えない……
○五島委員 昨年の臨時国会、そして一月十二日から始まりましたこの国会においての補正予算の審議等々を通じまして、今日の日本の経済の大きな混乱、そしてアジア全体の金融の不安という状況の中において、野党の立場からもさまざまな御指摘をしてまいりました。 本日、その点についても触れていきたいと思うわけでございますが、先日来の各議員の質疑の中におきまして、総理の方から、機会の、すなわちチャンスの公平性、それを中心に、そしてその中で、いわゆる言葉悪く言えば落ちこぼれということが起こってきた場合のセーフティーネットワークというものを整備していく、これを総理の一つのお考えとしてお話しになってきたと思います。 ……
○五島委員 引き続き質問させていただきたいと思います。持ち時間、大変少のうございますので、簡単に、要領よくお答えいただきたいと思います。 まず最初に、今年度の予算、実施されるならば景気の回復はあるだろう、あるいは、補正予算を組まなくてもいいようになることを期待している等々のお話がございました。問題は、確かに、総理も経企庁長官もおっしゃっておられましたが、経済は生き物でございます。そういう意味におきまして、この予算が実施されたとしても、やはり一定の景気の回復がなければ何らかの財政対策をとらざるを得ない、これははっきりしているわけでございます。 そういう意味におきまして、総理は、今年度の予算が……
○五島委員 私は、前回も若干質問したわけでございますが、引き続きまして、介護保険の実施、平成十二年度からでございますが、それに向けた取り組み及びそれとの関連で、今年度予算の問題についてお伺いしたいと思います。 この介護保険は平成十二年度から実施される予定でございますが、それに先立ちまして、平成十一年度末までに新ゴールドプランが実施されるということが基盤整備として前提になっておりますし、さらには、老人の社会的入院等々の問題の中においても、病院の中において療養型病床を十九万床つくるというふうなことが前提となっているわけでございます。 とりわけ、新ゴールドプランを実施する中において、介護保険との……
○五島委員 私は、民友連を代表して、平成十年度一般会計予算、平成十年度特別会計予算及び平成十年度政府関係機関予算について、政府はこれを撤回し、速やかに次の要領に基づき編成替えを行い、再提出することを求める動議を提出いたします。 提案理由及びその概要を御説明いたします。 橋本内閣は、まじめに働く国民や民間企業の切実な声に耳を傾けず、景気は回復基調にあるとする官僚エコノミストの大本営発表を信じ込み、誤った経済政策をとり続け、その結果、対策は後手後手に回り、また、結果として景気回復の芽を摘み取り、経済危機を拡大してきました。今や日本経済が瀕死の状態にあることが浮き彫りとなってきています。 生産……
○五島委員 この補正予算の質疑につきましても、どうも私が最後のようでございますが、まず、この委員会を通じていろいろ委員の議論があったわけでございますが、やはり国民の目から見てわからない、あるいは明らかにしてほしいという点が数々あったと思います。そういう意味で、少し、もう一度この補正予算書そのものに戻りまして、まずお伺いしていきたいと思います。 今回の補正予算におきまして、その補正に伴うところの歳入の見通しにつきまして、所得税が減税その他によって一兆四千六十億円、それから法人税が六百七十億円の減収という形でもってこの補正予算は組まれています。 ところが、先日、マスコミその他においても報道され……
○五島委員長 ただいま委員長に選ばれました五島でございます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うこととなりました。 沖縄問題に関しましては、沖縄が本土に復帰いたしまして二十五年を経過し、これまでにも各般の施策が推進されてまいりましたが、第三次振興開発計画の推進に加え、新たな振興策の策定など、いまだ多くの課題が山積いたしております。中でも、基地問題は最も重大な課題の一つであります。 また、北方問題に関しましては、北方領土の返還実現という我が国全国民の長年にわたる悲願である大きな問題があります。 このような状況のもと、当委員会……
○五島委員長 これより会議を開きます。
この際、高村外務大臣、太田総務庁長官及び井上沖縄開発庁長官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。高村外務大臣。
【次の発言】 太田総務庁長官。
【次の発言】 井上沖縄開発庁長官。
【次の発言】 次に、町村外務政務次官、武見外務政務次官、阿部総務政務次官及び下地沖縄開発政務次官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。町村外務政務次官。
【次の発言】 武見外務政務次官。
【次の発言】 阿部総務政務次官。
【次の発言】 下地沖縄開発政務次官。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、こ……
○五島委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。仲村正治君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 白保台一君。
【次の発言】 鰐淵俊之君。
【次の発言】 古堅実吉君。
【次の発言】 前島秀行君。
【次の発言】 次回は、明十五日木曜日午後一時十分理事会、午後一時二十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後六時四十四分散会
○五島委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
今会期中、本委員会に付託されました請願は五件であります。
請願日程第一から第五までの各請願を一括して議題といたします。
まず、審査の方法についてお諮りいたします。
各請願の内容につきましては、既に文書表等で御承知のことと存じます。また、先ほどの理事会におきましても御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明聴取等につきましては省略し、直ちに採決を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
採決いたします。
本日の請願日程、北方領土問題の解決促進に……
○五島委員 民主党の五島でございます。 厚生大臣、大変時間がおくれましたが、御就任おめでとうございます。 そこで、私は、従来から問題になっておりました当面する医療保険改革あるいは介護保険問題、年金問題等について質問をさせていただきたいと思います。 医療保険制度改革につきまして、厚生省及び当時の与党協でラフデザインが示されて、ほぼ一年が経過いたしました。しかし、その内容の具体的な肉づけというところでは、いまだにDRGだとかあるいは参照価格制度といったような言葉だけが飛び交い、どのように改革しようとしているのか全く明らかになっておりません。 今後の医療制度について、その全体像を国民に示し、……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日はダイオキシン問題についての一般質問でございますが、その前に、今回全国的に台風による水害が発生いたしました。また、先週二十三日には高知市を中心とした高知県下に集中豪雨がございまして、甚大な人的、物的な被害が出ております。測候所始まって以来、高知市におきまして、時間降雨量が百十二ミリ、約二十四時間の間に八百八十七ミリという豪雨の結果、高知市の大津の食品団地は完全に水没し、多くの被害が出ております。私もそこに行ったわけでございますが、まるで昔の復興図に見るところの、紀貫之の時代に高知の地形が戻ってしまったというような状況で、非常に大きな被害が出てしまい……
○五島委員長 ただいま委員各位の御推挙によりまして、今国会も引き続き委員長の重責を担うことになりました。委員各位の御支援、御協力をいただきまして、円満なる委員会運営に努めてまいる所存でございます。何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの望月義夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は
嘉数 知賢君 武部 勤君
仲村 正治君 望月 義夫君
原口 一博君 松本 惟子君
長内 順一君 佐々木洋平君
以上八名の方を……
○五島委員長 これより会議を開きます。
今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付してございますとおり、那覇空港自動車道の整備促進に関する陳情書外一件であります。念のため御報告申し上げます。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
沖縄及び北方問題に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
本日は、これにて散会いたします。
午後零時十一分散会
○五島委員 民主党の五島でございます。 私は、今年九月に発生しました集中豪雨について、とりわけ高知における大変な集中豪雨に関連して質問をしたいと思います。 御案内のように、本年の九月二十四、二十五日、高知市を中心とした大変な集中豪雨がございました。高知市内でも、時間降雨量が百十二ミリ、二十四時間降雨量で八百四十ミリという測候所始まって以来の大雨となったわけでございます。それによりまして非常に多くの被害をこうむったわけでございまして、高知市の一部が完全に水没するという状況で、率直に申しまして、紀貫之の時代の高知というのはこういう地形だったのかなというのがわかるような状態になっておりました。 ……
○五島委員長 ただいま委員各位の御推挙によりまして、今国会も引き続き委員長の重責を担うことになりました。
委員各位の御支援、御協力をいただきまして、円満なる委員会運営に努めてまいる所存でございます。
何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの望月義夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は
嘉数 知賢君 武部 勤君
仲村 正治君 望月 義夫君
原口 一博君 松本 惟子君
長内 順一君 佐々木洋平君
以上八……
○五島委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
沖縄及び北方問題に関する政府の施策について、高村外務大臣、太田総務庁長官及び野中沖縄開発庁長官から順次説明を求めます。高村外務大臣。
【次の発言】 次に、太田総務庁長官。
【次の発言】 次に、野中沖縄開発庁長官。
【次の発言】 次に、沖縄及び北方関係予算について順次説明を求めます。玉城沖縄開発庁総務局長。
【次の発言】 次に、川口北方対策本部審議官。
【次の発言】 以上で説明の聴取は終わりました。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時二十二分……
○五島委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めることとし、高村外務大臣、太田総務庁長官及び野中沖縄開発庁長官の所信に対する質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。仲村正治君。
【次の発言】 嘉数知賢君。
【次の発言】 上原康助君。
【次の発言】 原口一博君。
【次の発言】 白保台一君。
【次の発言】 一川保夫君。
【次の発言】 古堅実吉君。
【次の発言】 伊藤茂君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後三時三十八分散会
○五島委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
今会期中、本委員会に付託されました請願は二件であります。
請願日程第一及び第二の両請願を一括して議題といたします。
まず、審査の方法についてお諮りいたします。
両請願の内容につきましては、既に文書表等で御承知のことと存じます。また、先ほどの理事会におきましても御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明聴取等につきましては省略し、直ちに採決を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
採決いたします。
本日の請願日程、北方領土早期返還実現化に関す……
○五島委員 大臣が参議院の本会議でおくれておられるようでございますので、政務次官、代理でお答えいただければ結構でございます。 昨日、厚生大臣は、診療報酬体系、薬価制度、高齢者医療制度及び医療供給体制の見直しについて、平成十二年度からの改革実施のため、今国会に法案を提出すると所信を述べられております。こうした課題があることは事実でございますが、現在、各市議会あるいは厚生省で準備されている状況を見せていただきますと、厚生省は、これらの問題の中において薬価制度の問題というものを入り口に位置づけられて、これらの改革を進められようとしているように見えるわけでございます。 そういう意味におきまして、こ……
○五島委員 まず、大臣にお伺いしたいと思います。
脳死臓器移植につきまして、高知県の第一号のドナー発生以後、今回極めて短時間のうちに第二回目の臓器移植が実施されました。この間の状況について、大臣、どのような御感想をお持ちになっているか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 第一回目の臓器移植の患者さんは無事に退院されましたし、二例目につきましても、レシピエントの皆さん方が経過もよく、現在回復に向かっておられるということで心から喜んでおる状態でございますが、今回、二回の脳死臓器移植の中で、二度ともこの法律に基づいて照らし合わせた場合、反省しなければいけない点は数多くあったと思います。
……
○五島委員 介護保険の実施というのが来年の四月、非常に近づいてくる中で、非常に多くの議論がされております。 今も同僚議員の山本議員から質問があったわけですが、この問題についてはそれぞれ若干論議の重点の置き方が違うという感じもあるわけでございますが、しかし、もう法律ができ上がっているこの介護保険について、来年の四月から実施するということについては大臣もさまざまなところで意見の表明をされているわけでございます。ただ、マスコミその他でこれの延期論というものが出る中において、非常に多くの心配あるいは混乱が存在していることも事実でございます。 そこで、大臣としては来年四月からの実施という決意について……
○五島委員 民主党の五島でございます。 与党の議員さんたち、大変お集まりが悪いんですが、筆頭理事と田中先生がおいででございますので、質問をさせていただきます。 まず、丹羽大臣に対して大臣の就任のお喜びを申し上げたいと思うわけですが、どうもここまでぐちゃぐちゃになってまいりますと、この法案をつくる責任者の一人であった丹羽さんに責任をとらそうということかなということも勝手に考えまして、同情を申し上げるべきかお喜び申し上げるべきか迷うところでございますが、いずれにいたしましても御苦労さまでございます。 それで、質問に入るわけでございますが、午前中、お話を聞いていましても、今回の与党三党の処理と……
○五島委員 民主党の五島でございます。 大臣、連日、大変お疲れでございます。心から同情申し上げます。 年金改正法案がきょう出されました。今、年金改革ということでございますが、我が国の年金制度は、基礎年金、報酬比例、そして三階建ての部分の三つに分かれているわけでございます。 その三つそれぞれに問題があるわけでございますが、まず最初に、この三つに分かれた年金がそれぞれ持っている意味合い、これはどういうことなのか。基礎年金というのは何を賄うための年金なのか。報酬比例はどうなのか。そして、三階建ての部分は何を意味する年金なのか。大臣並びに政務次官、どういうふうにこの三つの年金についてお考えなのか……
○五島委員 まず、この審議も大詰めになってまいりましたが、これまでお伺いしていて、幾つかの点について非常にあいまいであった点があると思いますので、三点に分けて質問をしたいと思います。 まず最初に、基礎年金の問題でございますが、現在、基礎年金は六万七千十七円、夫婦で十三万四千三十四円という給付がモデルになっております。このモデルの中身については、厚生省は、高齢期の基礎的消費、それから医療費、診察代や入院費まで含めた医療費というのが一人につき約一万二千数百円入っているんだというお話でございました。 先日、政務次官に、これから先、公的な負担が高齢者はふえてくる、介護保険の自己負担も入ってくるし、……
○五島委員 私は、民主党を代表して、今回の第二次補正案に対し、強く反対する立場から討論を行います。 まず、今回の補正予算案に対して我が民主党が到底容認し得ない第一の要目は、この予算案は、経済対策に名をかりた既得権益へのばらまきであるということであります。すなわち、我々は、今回の補正予算案の問題は、その規模ではなく、その質にあると考えています。 ところで、総理も御承知のように、昨日七―九月期の実質経済成長が前期比マイナス一・〇%ということが発表されました。政府は、経済新生対策にも「公需から民需へ」と美辞麗句を連ねておりますが、民間企業の設備需要や個人消費は、いまだ回復するに至っていません。そ……
○五島委員 民主党の五島でございます。 この児童手当法の改正法案の議論をする前に、大臣にお伺いしたいことがございます。 先日、またまた東海大学の附属病院の小児科におきまして医療事故が発生いたしました。この間、大学病院を含みます大病院において医療事故が繰り返し発生しているわけでございます。 この医療事故、医療過誤というよりも医療事故でございますが、この医療事故の特徴というのは幾つかあると思います。一つは、いずれも大病院で起こっている、すなわち、相対的にマンパワーもきちっと配置されている大病院で起こっていること。もう一つは、事故の原因がいわゆる単純ミスというものを原因として、その結果非常に重……
○五島委員 民主党の五島です。 今、土肥議員が議論しておりましたが、その続きについて私からもさせていただきたいと思います。 今回の法律改正案では、身体障害者の福祉サービスについて、行政が内容を決定する制度から利用者が選択して利用する制度へ改めるとともに、直接利用者に対して支援費を支給する方式を導入する、こうなっています。 いわゆる措置制度から契約制度へというふうに言われているわけでございますが、措置制度というのは予算主義による公的サービスの提供ということだろうと思います。この場合、サービスの提供量とその資金に限界があれば、当然、障害者のニーズは行政処分として措置されることは避けられません……
○五島委員 今回のこの浄化槽法の改正案は、これまでございました単独浄化槽という形を改めまして合併浄化槽にしていくという、その趣旨については賛成でございます。 ただ、問題は、この法律の中におきまして、現在の単独処理浄化槽は法施行後においてもこの法律に基づく浄化槽として認めるというふうになっているわけでございます。 現在、単独処理浄化槽というのは全国で約七百三十六万ある。それに対して合併浄化槽は約百万である。すなわち、圧倒的多数が単独浄化槽として現在存在している。この単独浄化槽を速やかに合併浄化槽にかえていくということがされない限り、今日問題になっております環境の問題あるいは河川の水質の改善の……
○五島委員 民主党の五島でございます。 私は、主として社会保障関係について質問したいと思うわけでございますが、基本的に社会保障というのは、出産から老後までの国民の安心をどう保障するかという制度でございまして、これについては、国家が国民に約束したことは間違いなく果たしていく、変更を加えるときにはそれについて十分に国民にその事情を納得していただく、そうした説明をしていくということがまず基本になるというふうに思うわけでございます。 その意味におきまして、最近の我が国の社会保障制度に関するさまざまな変更、行き当たりばったり、とても国民にとって納得できるものではございません。例えば年金制度につきまし……
○五島委員 前回に引き続きまして、医療保険問題から質問をさせていただきたいと思います。 前回も指摘させていただいたわけですが、平成八年度に健保組合は十万人減りました。政管健保はその年三十万人ふえました。平成九年には、健保組合は二十万人、これは旧三共済の参入を除きまして二十万人が減りました。そして政管健保には二十万人ふえました。ところが、平成十年には、健保組合は五十万減りました。そして政管健保も五十万人減りました。 こうした状況は、実は、健保の世界だけではなくて、厚生年金の世界においても同じような状況が生まれてきています。厚生年金におきましても、平成九年で平成八年と比べまして九千人、厚生年金……
○五島委員 私は、民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成十二年度予算三案に反対する立場から討論を行います。 そもそも当予算に対する審議は極めて不十分であり、いまだ採決の段階には至っておりません。今回明らかとなった越智手心問題を初めとして、政治倫理、既にがけっ縁にある財政再建などの眼前の重要課題を審議する集中審議もなく、国民の意見を聞くための公聴会は半減されるなど、審議時間が大幅に削減されています。予算審議はまだ政府予算の問題を一通り指摘しただけであり、まさに本格的な議論はこれからです。 一例を挙げれば、本予算に盛り込まれている診療報酬の引き上げなどは、ようやく医療費や国……
○五島委員 民主党の五島でございます。 昨日も予算委員会で質問させていただきましたが、若干時間不足ということもございまして、改めて津島大臣にお伺いしたいと思います。 津島大臣は厚生大臣二度目ということで、前回はゴールドプランを作成されたときの大臣をしておられました。あの時期は、まさに高齢化が現実のものになろうとしている時期の中において、国として高齢社会に対するインフラの整備をどうしていくのかという非常に重要な課題を担当されたわけでございます。 今、高齢社会が現実に非常に進行していく中において、ソフト面も含めて社会全体をどのように整備していくかという時代に入ってきたというふうに思っています……
○五島委員 四十五分から官房長官は記者会見があるそうでございますので、まず官房長官にお伺いしておきたいと思います。 予算関連法案の健康保険法の改正案、これは当然、前国会において議論されなければいけなかったわけですが、それが結果的に前国会では審議が一回もされない。そして、この国会においてもこの法案は出されておりません。結果的には、あるんでしょうが、秋の臨時国会までこの予算の関連法案が審議されないままに先送りされています。その結果、今回の健康保険法の問題は、介護保険が実施されたということもありまして、国民の負担その他との問題において非常に大きな問題が起こってきています。 これの処理、すなわち、……
○五島委員 民主党の五島でございます。 八年ぶりに労働委員会に戻らせていただきましたが、このたび労災保険法の改正案が出されております。その大きな問題は二点。一つは、いわゆる建設産業におけるメリット制の拡大であり、もう一つは、いわゆる過労死問題であろうと思います。 このメリット制を拡大することによって労災隠しがふえるのではないかという心配があるわけでございますが、たまたま先週の土曜日、これは大阪の毎日新聞ですが、一面トップで、「“隠れ労災”五十八万件 過去十年健保扱いで処理」、また社会面では非常に大きく半ページを使いまして、「結局泣くのは労働者 仕事にも事業所にも傷つけられ」「「家でけがした……
○五島委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。 このたび、私が当委員会の委員長の重責を担うことになりました五島正規でございます。まことに光栄に存じます。 二十一世紀は環境の世紀と言われるように、環境問題は、国の内外を問わず、人類の生存基盤にかかわる重要な問題となっています。 また、皆様御承知のとおり、本年一月、省庁の再編成により発足した環境省は、廃棄物行政を所管するなど、より一層幅広く環境問題に取り組むこととなりました。 このような中にあって、新たなスタートを切った当委員会に課せられた使命は、今までにも増して広範かつ重大なものとなっております。 ここに……
○五島委員長 これより会議を開きます。
この際、先般環境大臣に就任されました川口順子さん、環境副大臣に就任されました沓掛哲男君及び環境大臣政務官に就任されました熊谷市雄君より、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。川口環境大臣。
【次の発言】 沓掛環境副大臣。
【次の発言】 熊谷環境大臣政務官。
【次の発言】 環境保全の基本施策に関する件及び公害紛争の処理に関する件について調査を進めます。
この際、環境大臣から所信を聴取いたします。川口環境大臣。
【次の発言】 これにて環境大臣の所信表明は終わりました。
次に、平成十三年度環境省予算及び環境保全経費等の概要について説明……
○五島委員長 これより会議を開きます。 環境保全の基本施策に関する件について調査を進めます。 この際、お諮りいたします。 本件調査のため、本日、政府参考人として厚生労働省医薬局食品保健部長尾嵜新平君、農林水産省大臣官房総括審議官川村秀三郎君、農林水産省生産局畜産部長永村武美君、農林水産省農村振興局次長佐藤準君、林野庁長官中須勇雄君、水産庁次長川本省自君、国土交通省道路局長大石久和君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長岡澤和好君、環境省総合環境政策局環境保健部長岩尾總一郎君、環境省地球環境局長浜中裕徳君、環境省環境管理局長松本省藏君、環境省環境管理局水環境部長石原一郎君及び環境省自然……
○五島委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、環境省設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。川口環境大臣。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
次回は、来る十三日火曜日午前九時二十分理事会、午前九時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時三十三分散会
○五島委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、環境省設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、政府参考人として経済産業省製造産業局次長小平信因君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長沖茂君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長岡澤和好君、環境省総合環境政策局長中川雅治君、環境省環境管理局水環境部長石原一郎君及び環境省自然環境局長西尾哲茂君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○五島委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法案及び環境事業団法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
順次趣旨の説明を聴取いたします。川口環境大臣。
【次の発言】 これにて両案の趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
両案審査のため、来る四月三日火曜日、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。……
○五島委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法案及び環境事業団法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。 この際、お諮りいたします。 両案審査のため、本日、政府参考人として厚生労働省医薬局食品保健部長尾嵜新平君、経済産業省大臣官房審議官長尾梅太郎君、経済産業省製造産業局次長小平信因君、資源エネルギー庁原子力安全・保安院審議官広瀬研吉君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長岡澤和好君及び環境省総合環境政策局長中川雅治君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○五島委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法案及び環境事業団法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。 両案審査のため、本日、参考人として、独立行政法人国立環境研究所統括研究官森田昌敏君、独立行政法人国立環境研究所循環型社会形成推進・廃棄物研究センター長酒井伸一君、横浜国立大学環境情報研究院教授浦野紘平君、淑徳短期大学非常勤講師村田徳治君、以上四名の方に御出席いただいております。 この際、参考人の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありが……
○五島委員長 これより会議を開きます。
環境保全の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、環境大臣川口順子さん及び環境大臣政務官西野あきら君より、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。川口環境大臣。
【次の発言】 西野環境大臣政務官。
【次の発言】 次回は、来る十八日金曜日午前九時二十分理事会、午前九時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十時三十九分散会
○五島委員長 これより会議を開きます。
環境保全の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として資源エネルギー庁電力・ガス事業部長大井篤君、資源エネルギー庁原子力安全・保安院長佐々木宜彦君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長岡澤和好君、環境省総合環境政策局長中川雅治君、環境省地球環境局長浜中裕徳君、環境省環境管理局水環境部長石原一郎君及び環境省自然環境局長西尾哲茂君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○五島委員長 これより会議を開きます。
この際、先般環境副大臣に就任されました風間昶君より発言を求められておりますので、これを許します。風間環境副大臣。
【次の発言】 次に、内閣提出、温泉法の一部を改正する法律案及び浄化槽法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
順次趣旨の説明を聴取いたします。川口環境大臣。
【次の発言】 これにて両案の趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 次に、環境保全の基本施策に関する件、特にフロン回収・破壊の法制化について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として環境省地球環境局長浜中裕徳君の出席を求め、説……
○五島委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、温泉法の一部を改正する法律案及び浄化槽法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 両案審査のため、本日、政府参考人として内閣府政策統括官坂篤郎君、総務省大臣官房審議官瀧野欣彌君、総務省自治税務局長石井隆一君、厚生労働省健康局長篠崎英夫君、厚生労働省保険局長大塚義治君、社会保険庁運営部長冨岡悟君、農林水産省農村振興局次長佐藤準君、国土交通省都市・地域整備局下水道部長曽小川久貴君、環境省大臣官房長炭谷茂君、環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長岡澤和好君及び環境省自然環境局長西尾哲茂君の出席を求め、説明を……
○五島委員長 これより会議を開きます。 環境保全の基本施策に関する件について調査を進めます。 特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律案起草の件について議事を進めます。 本件につきましては、先般来理事会等において協議してまいりましたが、本日、お手元に配付いたしておりますとおりの起草案を得ましたので、委員長から、本起草案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。 近年、人類共通の課題となっているオゾン層の保護及び地球温暖化の防止に積極的に取り組むことが重要であることから、オゾン層を破壊しまたは地球温暖化に深刻な影響をもたらすフロン類の大気中への排出を抑制することが喫緊の課……
○五島委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、参議院送付、自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 本案審査のため、本日、政府参考人として警察庁交通局長坂東自朗君、総務省自治税務局長石井隆一君、経済産業省大臣官房審議官長尾梅太郎君、経済産業省製造産業局次長小平信因君、国土交通省道路局長大石久和君、国土交通省自動車交通局長高橋朋敬君、国土交通省自動車交通局技術安全部長宮嵜拓郎君、環境省総合環境政策局環境保健部長岩尾總一郎君、環境省地球環境局長浜中裕徳君及び環境省環境管理局長松本省……
○五島委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、参議院送付、自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本案審査のため、本日、参考人として、中央環境審議会委員浅野直人君、成城大学名誉教授岡田清君、モータージャーナリスト安藤眞君、以上三名の方に御出席いただいております。 この際、参考人の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。参考人の皆様におかれましては、それぞれのお立場から忌憚のない御意見をお聞かせいただき、審査の参考にし……
○五島委員長 これより会議を開きます。
環境保全の基本施策に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として環境省地球環境局長浜中裕徳君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。平井卓也君。
【次の発言】 樋高剛君。
【次の発言】 田端正広君。
【次の発言】 鮫島宗明君。
【次の発言】 藤木洋子さん。
【次の発言】 金子哲夫君。
○五島委員長 これより会議を開きます。
請願の審査を行います。
本日公報に掲載いたしました請願日程五件を一括して議題といたします。
まず、審査の方法についてお諮りいたします。
各請願の趣旨につきましては、請願文書表等により既に御承知のことと存じます。また、先ほどの理事会におきまして慎重に御検討いただきましたので、この際、各請願についての紹介議員の説明等は省略し、直ちに採否の決定をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
採決いたします。
本日の請願日程中、自然環境権の確立に関する請願は、採択の上、内閣に送付すべ……
○五島委員長 これより会議を開きます。
この際、御報告申し上げます。
本委員会に参考送付されました意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、京都議定書の早期発効に関する意見書外三十八件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
環境保全の基本施策に関する件
循環型社会の形成に関する件
公害の防止に関する件
自然環境の保護及び整備に関する件
快適環境の創造に関する件
公害健康被害救済に関する件
公害紛争の処理に関する件
以上の各件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○五島委員 本日は、土肥隆一委員に時間をちょうだいいたしまして、久しぶりに厚生労働委員会で質問させていただきます。 まず、医療制度の問題に限定して、きょう時間がございませんので、質問をさせていただきたいと思います。 今、厚生大臣、この問題で大変お悩みになっているだろうというふうに思いますが、この間、医療制度の改革問題ということで、方々からさまざまな意見が出されています。 考えてみれば、ちょうど四年前、九七年でございますが、小泉現総理が厚生大臣のときに医療制度改革が行われまして、抜本改革を二〇〇〇年の四月までにするという公約でございましたが、問題が先送りになって、ついに、このままいけば来年……
○五島委員 民主党の五島でございます。 今回、環境省が、これまで水や空気の汚染問題ということについてはやってこられた、土壌の問題については実際上そうした法案がなかったという中で、この土壌の問題にも取り組まれようとしている姿勢については、私は結構なことだというふうに思っておりますが、出されましたこの土壌汚染対策法というものを読ませていただきますと、実は、きのう、環境省の皆さんに質問要綱をお渡ししたんですが、今西野先生のお話を聞いていてびっくりしたんですが、七割から八割ぐらい同じような内容の質問になってしまいます。結局、与野党超えてこの法案に対して非常に問題としているところは一緒なんだなという感……
○五島委員 何か季節外れでございますが、一般質問ということでやらせていただきたいと思います。 本年の四月一日よりいわゆるフロン法の実施ということになりまして、第一種特定製品にかかわる本法の本格実施、そして、第二種特定製品の引き取りについての業者及び第二種フロン類の回収業者の登録制度が実施されたわけでございます。第二種については十月一日から本格実施ということになっておりますが、現在、このフロンの取り扱い問題について、規制問題について、昨年決定された法律、現状においてどのようになっているか、その経過の御説明をまずお願いしたいと思います。
○五島委員 民主党の五島でございます。 厚生労働委員会では久しぶりに質問させていただきますが、まず、大変な問題はたくさんあるわけでございますが、今回、健康保険制度の改定問題に絡みまして、与党の中においても大変混乱があったようでございます。 先週の日曜日、フジテレビで、坂口大臣は非常にわかりやすくこの間の状況を解説なさっていたと思いますが、先日の予算委員会の月曜日の審議の中で、どうも、小泉さんも医療制度は社会保障の重要な一部であるとおっしゃり、そして坂口厚生労働大臣もまたそのようにおっしゃっていました。何となく、社会保障という言葉でこの非常に重要な意見の違いを国民の目からは覆い隠そうとしてい……
○五島委員 民主党の五島でございます。時間が、余り私はもらっておりませんので、二つの問題に限って御質問をさせていただきたいと思います。 一つは、いわゆる労災隠しと言われている内容の問題でございます。 一昨年の十一月、労働委員会におきまして、労災保険法の改正案の審議がございました。その中におきまして、私は、メリット制の拡大問題について、そのことによって労災隠しがふえるのではないかと指摘をいたしまして、当時の吉川労働大臣は、労災隠し対策について、行政、労使がともに検討を行う場を設けることを考えている、そのようにお答えになったわけでございます。 その後、労災報告の適正化に関する懇談会なるものが……
○五島議員 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案、いわゆる失業者に係る医療保険負担の軽減に関する特例措置法案につきまして、提出者を代表し、提案理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 完全失業率が五・三%と雇用失業情勢の悪化が続く中、多くの労働者が倒産やリストラなど非自発的な離職を余儀なくされております。こうした状況下で、当該失業者の医療保険加入は、離職前の健康保険に継続加入するか、居住地の国民健康保険に加入するか、いずれかの選択を迫られることになります。 しかしながら、各ケースの保険料を見ると、前者の場合、従来の本人分に加え事業主分も負担するため在職時のおおむね……
○五島議員 民主党に対して御質問ありがとうございます。 今御質問になられました点につきまして、民主党案では第十三条で、患者、家族に対する診療についての説明は事前にきちんと行うこととしております。このようなことがあれば、今回の問題の一部は回避されたかもしれない。 それからまた、我が党案では、重大な事故が生じた場合、都道府県知事への報告を義務づけております。またさらに、知事から厚生労働大臣への報告も義務づけています。そういうことがあれば、三年半にもわたってこうした問題が見逃されるということも避けられたかもわからないというふうに考えています。 ただ、今回の事件を考えて、私は二点、大変別の問題を……
○五島委員 健康保険法の審議、二日目に入ったわけですが、大変大きな問題のある法案でございますが、この中身の全体的な問題について議論する前に、厚生労働大臣にお伺いしておかなければいけないことが幾つかございます。 一つは、前回の一般質疑においても指摘したわけでございますが、今回の診療報酬の改定に関する問題でございます。 今回、診療報酬の改定に際しまして、六カ月を超える長期療養患者、社会的入院であるということでもって、六カ月を超えた入院患者に対しては、いわゆる診療報酬上での入院基本料を三カ年で一五%カットしていく。そして、その患者については、これは特定療養費として患者の自己負担を医療機関の方で自……
○五島委員 予定していた質問はあるわけでございますが、その前に、先ほど、我が党の鍵田議員に対する大臣の御答弁を私聞いていて、非常に正直な大臣であるなということと同時に、若干唖然としたわけでございます。 当面、財政の問題での課題が緊迫している。今回出されてきているこういう健康保険法の改正の流れが、現時点では国民の理解は得られないだろうと考えている。しかし、抜本改革で将来の見通しを出すことによって安定した制度をつくっていきたい。ただし、今のところはまだそれはできていない。なぜこれまで五年間もかかってできてこなかったか。意見の一致がなかったから。 この御答弁は、全く間違いでないとは思います。間違……
○五島委員 健康保険法の質疑に入る前に、極めて重大な状況が起こっておりますので、大臣にお伺いしたいと思います。 先日、福田官房長官が、核兵器保有は可能であるという発言がございました。また、総理の方が、小泉内閣においては核兵器は持たない、こういうお話もマスコミに載っておりました。被爆者援護法を抱える厚生労働省の大臣として、これについて大臣はどういうふうに感想をお持ちになられたか、お伺いしたいと思います。 とりわけ、この内閣において、自分の内閣においては持たないということは、総理の判断によってはいつでも核兵器を持てると言ったことも一緒であり、この官房長官の御発言と総理の発言というのは同質の内容……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日は、参考人の三人の先生方、本当に御苦労さまでございます。 先生方のお話を聞かせていただきまして、また私自身も、この健康増進法という法律、この法律が一体何を目的としてどういうふうな役に立つのだろうかという視点で見ますと、私は基本的に余り役に立たないのではないかと思いながらも、同時に、この法律が現状よりも状況を悪くするのかどうかといえばそうでもないなということで、健康保険法という大変な法案の審議を抱えている中では、頭を冷やすのにはいい法案だなという感じはいたしております。 そこで、先生方にお伺いしたいと思いますが、健康増進法、今回のは栄養改善法の焼……
○五島議員 共産党の方から民主党の法案に対して質問、ありがとうございます。 御質問の内容でございますが、我々が出しました法案によりますと、患者または遺族が医療機関の管理者に情報開示を請求する権利が明示されてございます。この情報開示というのは二つあると思います。一つはカルテの閲覧ということであり、もう一つは、我々の法案の中においても、カルテ、レセプト等については、患者側の要求によって、コピーによっての提供ということも認めてございます。 もし、患者が閲覧するという範囲の問題について言うならば、診療録管理士によって管理がされているということ、そして院内において、特定の場所において閲覧できる場所が……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日は、公述人の先生方、大変ありがとうございます。時間がございませんので、早速質問に入らせていただきたいと思います。 齋藤公述人の方から先ほど、医療の質と効率と公平性というところでお話がございました。質、効率性の問題については、非常によくわかります。また、それとの関連の中からも多くの公述人の先生方から御指摘いただいたと思っています。この問題は、まさに医療制度の抜本改革との関連の中で議論されなければいけない内容であると思っております。 現在厚生労働委員会にかかっております問題は、健康保険法の一部を改正する法律案ということで、実はそれに要する費用の公平……
○五島委員 民主党の五島です。 時間がございませんので、総理に早速質問をさせていただきたいと思います。 先ほども指摘がございましたように、九七年の健康保険法の改正に際しましては、当時、総理は厚生大臣をやっておられました。その当時、医療制度の抜本改革は必ず実施する、しかし、健保財政そのものは非常に破綻に瀕している、したがって、この保険給付に関する修正、これを先行したい、そういうふうにおっしゃったと思います。そして、今回もまた全く同じことが言われています。 問題は、そうした議論がどうだったかということではなくて、前回、五年前のこの健康保険法の質疑に際して、当時、厚生大臣やっておられましたが、……
○五島委員 採血及び供血あつせん事業法の取り締まりに関することにつきましては、随分この委員会でも議論されてまいりました。なお多くの問題は残っておりますが、同僚議員の家西議員にこの分については基本的に譲りたいと思いますが、ただ一点、血液事業に関する国の責務について今回の中で明言しているわけでございますが、血液製剤の安定供給のため、需給計画を毎年定めることとしています。 ところで、今の国会に武力攻撃事態に対処する法案が政府から提出されています。そうした中において、自衛隊は有事の際に医薬品の保管あるいは調達ができる、あるいは保管を命ずることができる、こういうふうになっております。また、有事が起こっ……
○五島委員 民主党の五島でございます。 大変大きな問題、従来からの問題でございますので、きょう一日では私の質問は終わらないと思います。じっくりとお伺いしたいというふうに考えています。 まず最初に、国立病院の統合、移管、廃院の計画は随分と時間をかけてやってきたわけでございますが、今回独立行政法人に移管する病院が百四十四施設ということでございまして、まだ三十前後の病院が統合、移管等の計画が実施されていないと思うわけでございます。 これはいつまでに、どのようにするようになっているのか、そのことについてはもう既に解決がついているのかどうか、まずそのことをお伺いしたいと思います。
○五島委員 今の最後の大臣と金田委員とのやりとりを聞いていまして、私もちょっと政策医療のところから少し入って、もう一度ただしておきたいと思いました。 政策医療というのはその時代時代において当然変わってくるわけでしょうが、ここで問題なのは、国が国営において、あるいは今回もこの独法という、税も払わない、そしてさまざまな形でもって逆に税からそこに投入しなければならないその医療は何なのかということだろうと思います。 今御議論のあったお話に沿って議論するとするならば、現在ある病院が、その地域の中において、本当に税を投入しなければいけない医療をどこまでやっているのかという検討をしなければいけないことに……
○五島委員 大臣がおくれておられるようですので、副大臣に質問いたします。大臣が言われるであろう意見と違う意見が聞けるのではないかと大変な期待を持ってやらせていただきます。 まず、医療制度の抜本改革の問題です。 二〇〇〇年に医療制度の抜本改革をやると小泉さんが約束され、通常国会におきましては、この抜本改革を今年度中に何とかまとめる、それを前提として、結局、財政のつじつま合わせの患者負担増と保険料の引き上げが行われたわけですね。 この約束の抜本改革が示されなければならない時期が大変近づいてまいりました。しかし、これまでよく厚生省がやられた手法なんですが、医療の基本的な抜本改革を議論しなければ……
○五島委員 おはようございます。民主党の五島でございます。 大臣には、一昨日、予算委員会におきましてさまざまお伺いいたしましたが、あのときの続きということもございまして、若干お伺いしていきたいと思います。 まずは、大臣に対して、医療制度の抜本改革の問題について御意見をお伺いしたいというふうに思います。 実は、医療制度の抜本改革と言われる中において、医療費をどのような形でファイナンスしていくのかということの議論は随分この間長く続けられてまいりました。 例えば昭和五十九年には、医療保険制度の支払い方法として、六十年代後半には給付の八割程度への統一ということと財政調整による負担の公平化、それ……
○五島委員 民主党の五島でございます。 食品衛生法、健康増進法の一部を改正する法律案、本日から質疑が開始されるわけですが、私は、この法案は、今の時期、極めて重要な法案だろうというふうに思っています。 食品衛生の問題を考えた場合に、我が国の従来からありましたその地域地域の中においての食の扱い方、加工等において起こってくる食中毒の予防の体制、もう一つは、食品の原料あるいは食品加工の段階において入ってくる、さまざまな健康阻害物質による障害の問題、さらには、食品が近代的な工場において大量生産され、大量に流通することによって非常に広域的に起こってくる食品中毒事件等があったと思います。 とりわけ思い……
○五島委員 私は、去る三月二十八日に閣議決定されました、健康保険法の附則による医療保険制度の体系及び診療報酬体系に関する基本方針、及び四月の三十日に厚労省がまとめられた医療提供体制の改革のビジョン案、この二つを中心に少し御意見を聞きたいと思っております。 まず、医療保険制度体系及び診療報酬体系に関する基本方針についてお伺いしていきますが、この中で医療保険制度の一元化というのを盛んにおっしゃっています。 医療保険制度は、いわゆる健保とか共済保険など、所得比例型の保険料を設定して、そして労使でそれを負担しているという保険と、国保のごとく、応益応能負担というもの、保険料のありようとしては大きく分……
○五島委員 大変タイトな日程なため、議員の皆様方も昼食もしていないと思いますので、まだ出席は少ないようですが、私も腹が減っておりますので早く終わらせたいということで、入らせていただきます。 この職安法、労働者派遣法の改正問題の議論をする前に、一点、大臣にお伺いしたいことがございます。それは、年金制度の問題でございます。 一九九七年の四月に、鉄道共済年金と厚生年金が統合されました。共済年金の対象者は支援措置が行われていることもありまして、保険料の統一はその際に行われず、年金としては統合いたしましたが、格差がついたまま据え置かれました。当時の議論におきましては、年金局長は、段階的に格差を小さく……
○五島委員 今の城島議員と基準局長とのやりとりと非常に関連する問題でございますが、今回は修正案の提出者である城島さんにも答弁席にお座りいただいて、政府と修正案、両者に対して質問していきたいと思います。今もこの場において議論になりました解雇ルールの問題について、まずもう一度、内容的には繰り返しになりますが、整理をして質問したいと思います。 今回の改定案では、最近、厚生労働省は、いわゆる権利濫用法理に基づき労働者の解雇には規制がかかる、これが変わらないから足しも引きもしないという主張をしておられるように思われます。しかし、政府自身が、この問題につきましては、例えばさまざまな場で、とりわけ労働政策……
○五島委員 先ほど、内閣委員会で、法案を提出してから一たん選挙で廃案になった時期も入れますと四年越しで、少子化社会対策基本法を通していただきました。あの法案が通ったということを前提に考えますと、もちろん与党筆頭おっしゃるとおりにまだ衆議院を通っているわけではございませんが、委員会を通していただいたということで、これが成立していきますと、エンゼルプラン終了後、本格的に次世代育成についての対策がとれるようになったというふうに私どもは感じております。そういう意味で、この法案が本当に効果的なものとして成立するように心から願っているわけでございますが、本日は大臣に対して少し確認的に質問をさせていただきた……
○五島委員 民主党の五島です。 この通常国会、大変多くの問題がございまして、大臣の方にお伺いしておかなければいけない課題がたくさん残っているわけですが、会期も大体終わりに近づいてまいりました。そういう意味を込めまして、きょうは幾つか大臣にお答えいただきたいと思います。 まず第一に、この四月に、健康保険の本人の自己負担が二割から三割に引き上げられました。また、昨年、老人の自己負担が一割引き上げられました。この自己負担の引き上げによりまして、受診抑制が働いているのかどうか。また、この引き上げによって、とりわけ医学的観察を、あるいは継続的な治療を必要とする、主として生活習慣病の患者さんの受診行動……
○五島議員 先ほど中山会長からもお話ございましたように、この法案は、基本的に人口政策ということを全く考えておりません。ただし、少子化社会というものに歯どめをかける必要があるかどうかということについては、歯どめはかけなければならないもの、それを推進していい状況とは考えておりません。 したがいまして、子供を生み育てていく、そうしたことについての障害となっているものを広範に除去し、そして、そういう環境を整備することによってそうした問題を解決していこうという考え方をとっているわけでございます。 また、先生おっしゃっておりますように、個別法というものでの対応も必要でございますが、この基本法の中におき……
○五島議員 母親が胎児の意見を聞けというのは、具体的にどういうことを意味しておられるのかわかりませんが、母親が子供を産むということについて、産まないという選択をする場合においても、当然、子供の命という問題、そして同時に、その子供を育てていく過程の中におけるさまざまな問題をお考えになって、出産するか出産しないかということは決められていくのだろうと思います。多くの場合、そうした葛藤の中で、残念ながらそうした人工中絶というものも起こり得るというふうに考えております。 そういう意味において、母親が胎児にかわってそのことについて考えて、あるいは男性もその問題についてともに考えていくということは必要だろ……
○五島議員 今、鎌田議員も御指摘になったように、非常に少子化が進んできているというふうな状況の中で、これに対して私たちは、簡単に言えば、克服していくのか、それとも鎌田議員の言うようにその状況を受け入れていくのか、この二者択一を求めておられる質問かと思います。 しかし、私たちは、この今の出生率がどんどん減少し、子供の数が減少している社会において、それをそのまま受け入れていくということが前提であるとは考えておりません。そういう意味においては、こういう社会において講ぜられるべき施策というものをこの法案の中に規定しておりまして、急速な少子化の進展に歯どめをかける、その目的において、子供を生み育てやす……
○五島委員 民主党の五島でございます。 今、我が党の菅代表の質問に引き続きまして、社会福祉問題について質疑をしていきたいと思います。 まず第一に、今、国民は本当に政府を信用していない。とりわけ、国民の一番多くの不満が、セーフティーネットに関して、これまでたびたび政府が国民に対して、あるいは議会において約束してこられたことが実行されていない、そのことに対して大変不満を持っておられる。そのことが、将来に対するセーフティーネットがないということでの大変な政治不信にもつながっているというふうに考えます。 それについて具体的にお伺いする中で、総理の御意見をお聞きしたいと思うわけですが、まず第一に年……
○五島委員 民主党の五島でございます。 今国会、きょう一日の委員会の審議ですが、私は、大臣の所信表明、そして先般の小泉総理の国会における所信表明並びに予算委員会の審議の中でたびたび繰り返されてまいりました年金改革について、まずお伺いしたいと思います。 きょうの朝日新聞を見ますと、公明党さんのマニフェストの中で、年金問題については、基礎年金の国庫負担割合を段階的に引き上げ、二〇〇八年から二分の一に、主たる財源は所得税の定率減税と年金課税の見直しで確保する、こういうふうに書かれておりました。私どもも、五年間歳出の切り詰め、あるいは税制の改革によってやっていくべきであるというふうに考えておりまし……
○五島委員 毎年のようにこの問題は特例措置の法案が出てくるわけですが、きょうは、前にも大臣とこの問題について議論したことがございますが、改めて、少し原理原則のところから話をしていきたいと思います。 今回、年金のスライド、やらざるを得ないということでありますが、その法的根拠は、国民年金法の十六条の二というものによってこの問題が起こってきていると思っています。 ところで、問題は、この国民年金法の中において、基礎年金、国民年金がシェアすべき範囲というものは、第一条を受けて第二条、そして第四条、第十六条の二というところがそれぞれ基礎年金、国民年金がシェアする範囲について触れている部分だろうというふ……
○五島委員 この委員会、さまざまな経過の中ですが、野党の側からこの中身について本格的な質疑がまだされていない、そういう状況でございます。 そこで、かなり一般論から入っていきたいと思うわけですが、今日、日本の年金制度は、空洞化している、崩壊の危険性があるというふうにも言われています。事実、それを見ていく中において、現在、国民年金あるいは厚生年金で、未加入というのが大変ふえてまいりました。 例えば、都道府県別に見ましても、国民年金の納付率、例えば一番低いところで沖縄県の三八・七%しか国民年金の納付者がいない。高いところで富山県あたりの七三%台というところが一番高いという状況でございまして、約半……
○五島委員 本日、私は幾つかの質問を用意してきたわけですが、私自身の質問の前に、一昨日新聞で、平成十五年の出生率が一・二九になったという報道がされました。このことについてまずお伺いしたいと思うんです。
マスコミの報道によりますと、平成十五年の出生率が一・二九になったというこのマスコミの報道は、厚生省からの記者発表ではなくて、情報が先に漏れたんだというふうにも言われています。当初はこれをいつ発表する予定だったのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 今の大臣のお話では、大臣は本当に知らなかったんだとおっしゃっているんだと思います。事実、一週間前、参議院におきまして大臣は、平成十五年は前年度……
○五島委員 先ほどからお話を聞いていまして、何か根本的なこの問題に対する対策の一貫性がないということを非常に感じました。 この鳥インフルエンザというのも感染症です。感染症である以上、その病原体の特性、そして感染の経路、それから病原体対策、そして感受性対策、この三つの面から検討されていかなければならないというのは常識でございます。 その中におきまして、現在、ウイルスの特性の問題についても、実は私もマスコミで読む程度ですが、非常にあやふやなところがある。例えば、山口で発生したインフルエンザのウイルス、同じウイルスのH5N1であるけれども、いわゆる東南アジアではやっているウイルスとは型が違うとい……
○五島委員 民主党の五島でございます。 いかなる混乱があったとしても、つい一カ月前の国会において通った法案に対して、その廃止法案を求めるということは、極めて異例の状態であるという状況を認識しています。でありながらも、なおかつ、この廃止法案を求めざるを得ない理由というのは、午前中、与党の議員の我が党の提案に対する質問の中でも、与党の皆さんもよくわかっておられるなという感じがいたしております。 一つは、あのような形で成立した法案について、国民が明確にノーと言っているということが何よりも大きいことだろうと思っています。 しかも、その内容について、先ほど長勢与党筆頭理事からも御指摘ございましたけ……
○五島委員 民主党の五島正規でございます。 この委員会で質問させていただく前に、今回の中越大地震において、また、十八号、二十二号、二十三号の台風によってお亡くなりになられた方に対して御冥福をお祈り申し上げるとともに、被害を受けられた方々に対して心からのお見舞いを申し上げたいと思います。 尾辻大臣、今回、厚生労働大臣におなりになられたわけでございまして、私とは、かつて村山政権のときにともにいろいろと議論したことがございました。そういう意味においては、小泉総理もかつて厚生労働大臣をされ、尾辻さんもこの間自民党の中において、この社会保障あるいは医療制度問題について、役職についてやってこられた方で……
○五島委員 ただいま議題となりました特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党及び社会民主党・市民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明いたします。 修正の要旨は、附則第二条の検討条項について、「特定障害者以外の障害者」に「日本国籍を有していなかったため障害基礎年金の受給権を有していない障害者」を明記するとともに、「今後検討が加えられ、必要があると認められるときは、その結果に基づいて所要の措置が講ぜられるもの」を加えるものであります。 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。(拍手)
○五島委員 民主党の五島でございます。久しぶりにこの災害特で質問をさせていただきます。 今回、新潟中越大地震によってその被害が余りにも大きいということで、世論の中では若干もう隠れてしまっている状況にありますが、今年度は非常に台風がたくさん押し寄せてまいりました。高知県の関係のあった台風だけでも約九つということで、とんでもない状況でございました。中でも問題でございますのは、台風二十三号によりまして、きょうは国土交通省の蓮実副大臣には出てくれと言っていたんですが、おいでになっていないようですが、彼も、その災害の後、現地を視察に来ておられました。それで、この問題について少しお伺いしたいと思います。……
○五島委員 かなり私の時間が食い込んでおりますので、きょうは党首討論がございますから、大臣は四十五分ぐらいに出ていただいて結構でございますので、あらかじめ申し上げておきます。あと副大臣が残っていただければ結構ですから、申し上げておきます。 今、城島議員からの議論もございました、本当に労働の問題というのは社会保障制度全般と一体の問題で切り離せない問題です。今、この社会保障制度の問題やあるいは労働、雇用の問題につきまして、さまざまな審議会やあるいはそういうところにおきまして、非常に経営団体の声が強くなってきています。それをまたさらに経済財政諮問会議や規制改革会議といったような政府がでっち上げられ……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日は、参考人の皆さん方には、北海道から九州まで遠路おいでいただきまして貴重な御意見をちょうだいいたしまして、ありがとうございました。心からお礼申し上げたいと思います。 私の方からも幾つかの点について質問をさせていただきたいと思うわけでございますが、まず、今回、三位一体改革の関係で厚生労働省はこの国民健康保険の問題について出されてきたわけですが、私は、これが必要があるかないかという前に、本来こういう形でこの問題が起こってきたことは大変不幸であったと思っております。 先ほど山本参考人からもおっしゃっておられたわけでございますが、国保そのものが客観的に……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日は、このたびハンセン病問題に関する検証会議から膨大な報告書が出されまして、この検証会議の座長をしておられました金平さんにもおいでいただきましたので、日本の公衆衛生、とりわけ感染症問題に関しての一つの大きな問題点でありましたハンセン病に関する検証会議の結論に沿った形で質問をさせていただきたいと思います。 まず最初にお伺いしたいわけですが、今回検証会議が明らかにしたハンセン病患者に対する我が国のとってきた医療、公衆衛生活動、その中における極めて深刻なという以上の、言葉に尽くせないような人権侵害の事実の数々、これが明らかになったわけでございます。そうい……
○五島委員 午前中に引き続きまして質疑をさせていただきます民主党の五島でございます。 今回、介護保険法の改正の中で、新たに介護予防という言葉が出てまいりました。この介護予防という言葉は一般的には何となく理解できる話なんですが、厚生省が出されてきている内容を見てみますと、かなり介護予防という言語が、余り厳密ではなく、さまざまな使われ方をしているように思います。特に、介護一あるいは要支援を三分割して七分割で介護保険の保険を給付するのかなと思えば、もう一方において、介護状態にならない人に対しても市町村が介護予防をやっていくというふうにもなっています。 基本的に私自身の意見の論点を明らかにしておき……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日は、陳述人の皆さんには、大変お忙しいところ、ありがとうございました。大変貴重なお話をお伺いしてまいったわけでございますが、早速でございますが、三、四点についてお伺いをしていきたいと思います。 まず最初に、和田陳述人の方から、今回、新たに新予防給付という形で介護保険制度が二本立てになる、ここのところにマネジメント機関も二つ要るし、問題だというふうな御指摘もございました。 一方で、なぜ二本立てにするかということについてはこれまでもさまざまな議論があったわけでございますが、一つ無視できないのは、高知市におきましても、例えばそれぞれの事業所が携わってお……
○五島委員 大変時間のかかってまいりましたこの介護保険改正に関する質疑も、きょうで三十六時間という大変な時間を費やしてまいりました。そして、お互い、この議論の中において非常にいろいろな思いがございます。それを今、山井議員が非常に率直に語ってくれたと思っています。私も実は、きょう最後の質疑の中で同じことを申し上げたいと思っておりました。 厚生労働省は今回法案を出すに当たりまして、政省令事項が非常に多い法案でした。それだけに大変な不安を国民は持った。それはやむを得ないことだと思います。問題は、厚生労働省がさまざまな政策を新たにやっていくときに、もう少しだれが考えても常識的なところで物事の判断をし……
○五島委員 きょうも朝から議論が続いてきたわけですが、私は、今回出された法案について議論する前に、大臣に二点にわたってお伺いしたいと思います。
一つは、現行の我が国の障害者福祉サービスの体系、これは大臣として十分なものだというふうにお考えなのか、それとも、現行のサービスの体系は大変問題を抱えているというふうにお考えであるのか。問題があるとすれば、どういう点において、どういう部分においてそれがあるのか。まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今、支援費制度については制度の存続性に問題があると。言いかえれば財政の問題をお話しになっているのかなと思うわけですが、同時に大臣は、この問題について地……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日は、参考人の皆様方には、お忙しいところ、朝早くからお出ましをいただきまして、大変ありがとうございます。 早速ですが、各参考人がお述べになられたお話をもとに質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず最初に、輪島参考人が先ほど、精神障害者の雇用率、将来は対象になるのは必然である、当面は実雇用率へのカウントというところで出発することはそれはいいだろうというお話でございました。 来年にはもう一度全国調査、実態調査も行われるわけですが、輪島参考人とされましては、この雇用率を一体いつからするのか。よく調査してから十年もたってからというような話も……
○五島委員 民主党の五島でございます。 本日は、私の質疑に対しまして、日本弁護士会の及川事務局長、そして社労士会の大槻会長、また連合の長谷川雇用法制対策局長に参考人としておいでいただきました。心から感謝を申し上げます。 それでは、早速でございますが、質問に入らせていただきます。 今回の法案につきましては、実は、国の法律でありながら、やはりその実態についてはきょうおいでいただきました各団体がどういうふうにこれについてお取り組みになるかということが一番大事な問題だと考えておりますので、副大臣、基準局長と同じく、参考人の方に対しても質疑を続けていきたいというふうに思っております。 今、厚生省……
○五島委員 今の三井議員の質問に続けて質問させていただきます。 私は、この法案が出てきた経過から見て、通常、厚生労働省は、こうもスムーズに問題の処理に当たることは少ないのに、この問題に関してはえらくすいすいと進めているねという感じは持っておりました。しかしながら、率直に言って、この一年来の議論の中においてこういう処理をするということに至った経過については、議会にも責任があるのかなという感じは持っておりました。 しかし、それにしても、今の青柳さんの話はひど過ぎる。今回、この厚生年金関係の事業に働いている人たち、政治の責任においてこれを廃止すると言っている。廃止する以上、そこに働いている労働者……
○五島委員 民主党の五島でございます。 今問題になっております建設労働者の雇用の改善に関する法律の改正というこの法律案について、一体なぜこんな法律案が出てきたのかというのは、衆議院調査局の厚生労働調査室が出しておりますこの法律案審議のための参考資料の中に書かれているわけですが、結論的に言いますと、地方団体やその他のところから、特区を設けて、そして建設労働に関する人材派遣業を認めろという要求が出てきた、それに対して、厚労省の方は、建設業務を労働者派遣事業の適用対象業務とすることは適切でない、これは当然法律に基づいてそうなんですが、と回答されて、三つの理由を上げられた、こういうふうに書かれている……
○五島委員 大変エキサイトした議論が続いておりますが、この問題につきましては、本当に重要な問題であるだけに、お互いに冷静に議論をしていきたいと思います。 そこで、まず大臣、少し本質的な問題から議論したいと思います。 若年者の障害、特に子供のときから障害を持っておられる障害者と、それから、介護保険等が主として対象にしております高齢者の障害、両方とも障害ということについては同じであるわけですが、障害者福祉という観点から見た場合、これを同じ水準、同じ基準で見ることには無理があるんだろうと私は思っています。 なぜであるか。サービスの内容云々という前に、高齢者になっての障害というのは、その方が若い……
○五島委員 今、石毛さんの質問に対する大臣及び厚生労働省の御回答も聞いていまして、やはりこの法案の根本のところで非常に問題があるのではないかというふうに思っております。 そして、私は、主として与党の間においてなされました修正案について質問をさせていただくわけですが、今回与党で合意された修正案は、法案としては、目的のところに障害者基本法の基本的理念を明記するということをお書きになったことと、それからもう一つは、附則の第三条の第一項、第三項にかかわることについて検討規定をお入れになったこと、これだけが修正案の内容でございます。 ただ、非常に長時間にわたる議論をしてきた中におきまして、今回の法案……
○五島委員 民主党の五島でございます。 この議論に入る前に、基準局長、あなたは先ほどから盛んにアスベストの禁止、アスベストの禁止とおっしゃっておりますが、一体、状況の認識を誤っておられるのではないですか。 我が国において過去に輸入されたアスベストだけでも一千万トン、その九割は建材として使われています。御承知のとおりです。そして、その九割の建材は、現在も利用しているんですよ、使用しているんですよ。だから、禁止のヘチマのというのは、これから新たに建材としてつくることを禁止するのであって、アスベストの暴露というその危険性からいえば、現在まさにアスベストのピークのもとにおいて我々が生活している、ど……
○五島委員 民主党の五島でございます。 環境委員会に出席するのは四年ぶりということで大変久しぶりでございますが、今アスベストの問題が大変大きな問題になってきております。今ごろになって閣僚会議を開いてばたばたしておられますが、これは大変大きな問題、今長浜議員から水俣病の問題について御指摘ございましたけれども、水俣病を超えるような大きな大きな被害あるいは課題になりかねない問題でございます。 そこで、時間が余りございませんので、大臣にお伺いするわけですが、その前に私自身の見解を述べながら、質問をさせていただきたいと思います。 今、クボタにおけるアスベスト問題を初めとして、今年になりまして大きな……
○五島委員 民主党の五島でございます。
前国会でこの法案は何としても十分な議論をしたかったわけでございますが、結局、解散によって廃案となってしまったものでございますが、先日の一般質疑の中で、我が党の柚木議員の方から大臣に対して確認をさせていただきましたが、同じ法案でございます。前国会におきまして、我が党の横路議員そして前城島議員、水島議員に対して、大臣がかなり丁寧に御答弁なさっておられます。この答弁の内容は、当然、この審議の一環として引き続き生きているというふうに理解して審議入りをしたいと思いますが、よろしゅうございますね。
【次の発言】 それでは、具体的な内容に入っていきたいと思いますが、……
○五島委員 民主党の五島でございます。 大臣、大変お疲れでございますが、前回に引き続きましてアスベスト問題について、私の感覚からいえば、大変対策の方針がおくれているというふうに思っております。そういう意味で、またきょうも一時間半、少しお伺いをしていきたいと思っております。 まず、一番最初に大臣にお伺いしたいのは、この前も少し他の議員にお答えになったわけですが、今日のアスベスト問題の現状、これをどのように認識しておられるのか、そして、今後対応すべき基本課題は何であると考えているのかということについてお伺いしたいわけでございます。 これは、当然厚生労働省としての立場でのお話が中心になるかと思……
○五島委員 民主党の五島でございます。 まず、この障害者自立支援法につきまして、最初に尾辻大臣にお伺いしておきたいと思いますが、前国会、この委員会においては採決がされて、参議院において審議未了、廃案となったわけでございますが、前国会、随分と議論してまいりました。その審議の過程の中において大臣が御答弁なされた内容、それは基本的に、廃案になった法案に対する御答弁ではございますが、基本的に今回、中身的にはほとんど変わっていない内容でございます。そういう意味では、前国会での大臣の御答弁はそのまま引き継いだ議論でいいということでございますか。
○五島分科員 私は、この二月の選挙で初めて国会に出てまいりました。それまで私は医師として医療の実践の中で過ごしてきたわけでございますが、従来医食同源という言葉にあらわされますように、食と健康というものは全く切り離すことのできない問題でございます。そして今実地医家にとりまして非常に深刻な問題の一つとして、例えば子供のアトピー皮膚炎といったような問題、こうした子供に対して現在食べさせる食がない。そうした子供に対しての食事の問題について、医師もあるいは当然その子供及びその御父兄にとって、大変今困っている問題でございます。そういう意味におきまして、食というものは大変健康と関係の深いものでございます。 ……
○五島分科員 本日は、就労差別の撤廃につきまして労働省の御見解並びに御努力についてお伺い したいと思います。 一九七三年以来、高校新卒者採用に際しましては全国的に統一した応募用紙を使用するように指導されてきているのでございますが、統一応募用紙の趣旨に反した就職差別事件やあるいは採用選考時の違反事例というのはいまだに後を絶っておりません。また、統一応募用紙ではなく社用紙の使用事例もいまだに多く見られるところでございます。さらに、面接時の不適切質問、親の職業であるとか学歴あるいは収入、自宅への順路等々につきまして採用内定後の書類提出に不当な記載を求めるといったような事例も後を絶ちません。今後とも……
○五島分科員 私は、最近大変問題になっております杉・ヒノキ花粉症の問題についてお伺いしたいと思います。 最近、この形花粉症によって悩んでおられる方々が非常にふえているわけでございますが、この杉・ヒノキ花粉症という病気、戦前及び戦後しばらくの間、日本においては有病率も罹病率も全くなかった疾患でございます。しかし、近年その被害は年を追って増加し、現在でも全く減少傾向を示しておりません。こうした病気、日本においてほかには全くないわけでございます。 東京都が調査されましたデータを見ましても、これはアンケートの抜き取り調査でございますが、昭和五十八年の秋川市において七・五%、昭和六十年大田区において……
○五島委員 三人の公述人の先生には、大変ありがとうございました。 私、社会党の五島でございます。 先ほどからの先生方のお話、大変参考にしてお聞きしてきたところでございますが、大きく二つの点について先生方にお伺いしたいと思います。 先ほどからの話の中にも出てまいったわけでございますが、高齢社会というのは、これはもう単にお年寄りがふえるということだけでなく、この年金が、基礎年金が制定された、あるいは国民年金が制定された時期に考えられた形での高齢というそのイメージと今日の高齢というのは違うわけでございます。そういう意味では非常に、今日では後期高齢者と前期高齢者というような形で言い分けられるとい……
○五島委員 まず、両大臣にお伺いしたいわけでございますが、かつて、保安処分と言われているもの、昭和四十九年の治療処分の案、あるいは昭和五十六年にも保安処分の骨子等々が検討されたことがございました。この場合、保安処分という言葉ですが、精神病者に対する社会的差別を助長し、その世論を背景に、医学的、科学的根拠をあいまいにしたまま、人々の不安をあおり、社会防衛の名のもとに患者を選別し、管理し、隔離するその体制を保安処分ということで呼ばれてきたというふうに私は理解しております。過去にもこのような形の保安処分、決して精神障害者に対してだけでなく、とりわけ感染症の患者に対してはこのような形でなされてまいりま……
○五島委員 民主党の五島でございます。 午前中に引き続きまして、この法案について質疑を行いたいと思います。 午前中、森山大臣もおっしゃっていたわけですが、我が国において、犯罪行為を犯した人に対する法的制裁でございますが、これは罪刑法定主義、行為主義、責任主義、この三つが原則になっている、これが我が国の刑法の基本であるというふうに理解しております。すなわち、言いかえれば、将来犯罪を犯すかもしれないということを理由として刑罰を処すことはできない、これは原則だろうと思います。まして、その人が危険な人物かどうかというふうなことを想定して処分することができないことは言うまでもありません。 そういう……
○五島主査代理 次に、馬淵澄夫君。
【次の発言】 これにて馬淵澄夫君の質疑は終了いたしました。
次に、城井崇君。
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