このページでは穀田恵二衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。穀田恵二衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。 今回の鹿児島地方を中心とする豪雨災害並びに北海道南西沖地震での災害、そして、先ほどお話があった雲仙・普賢岳の災害、これらに対して、亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げ、また、被災地の皆様にお見舞い申し上げる次第です。 私は、鹿児島の豪雨災害について、十七日と十八日、日本共産党独自で、そして十九日に院から派遣されて、それぞれの被害の実態を調査してまいりました。既に各委員の方からお話がありましたので、私は、まず最初に、被災者の要求に沿った救済の問題についてお伺いしたいと思います。 これは、まず第一に激甚災害の指定の問題ですが、私どももそれぞれ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 数々の災害で亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げますと同時に、私ども、仕事として、やはり救済の万全を期し、また復旧、復興に全力を尽くし、防災の強化のために当たりたいと思っています。 私は、端的に長官にお聞きします。ついせんだって、参議院での我が党の同僚議員の質問に対し長官が答弁なすったことと関連してお聞きします。 私どもは、自民党政権のもとで、防災対策が極めて不十分に行われてきたという認識のもとに、一連の改善を要求してまいりました。その一例として、地震予知の関係予算の伸びと防衛費の伸びを比較して前回指摘したところであります。ところが長官は、最近……
○穀田委員 私、大臣がせっかくお越しですので、米の輸入自由化の問題について、たびたびのことですけれども、やはり農薬調査、災害調査に行きますと、もうこれでやめたいといったような声まで聞かれるほど大変な実態です。そのときに、例えば秘密交渉その他の問題がうわさをされると、また新聞で報道されると、もうこれ以上やっておられぬという話までなってきておると私は思うのです。 また、その点では、きょうの日本農業新聞にも書いていますが、サザーランド氏が来まして、相変わらず平行状況だというお話ですけれども、実際上、例えば首相はこの問題についての拒否について政治生命をかける、また大臣は情熱を傾ける、こういう話だけれ……
○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。 去る十三日の本会議において、私どもの党の東中議員が、小選挙区比例代表並立制について、第一党はその得票率を大きく上回る議席を占め、第二党以下の政党は得票率以下の議席しか得ることができない、第一党は、自民党であれ連立与党の連合であれ、三割ないし四割台の得票率で六割の議席を占めるという全く民意をゆがめる制度であると基本的指摘を行ったところです。 そこで、山花さんが社会新報紙上で、並立制の実質は小選挙区制であり、民主政治を根底から覆すものと発言した基本認識を変えたのかとただしました。それに対して山花大臣、あなたは答弁で、選挙制度一般論で考えれば小選挙区……
○穀田委員 法案に入る前に、補正予算にかかわることで若干質問したいと思います。
一つは、消防防災整備費が削減されて、十一億ぐらい減っているわけですけれども、それはどんなところを削るのかということを消防庁にまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 要するに、これを見ますと、消防ポンプ自動車だとかはしごつき消防ポンプ自動車だとか消防団活性化総合整備事業なんかを削るということですね。これは私、消防力の基準に対する充足率の状況は、この間でいいますと若干低下している問題があると思うのですね。資料をいただきますと、消防ポンプ自動車、これは低下している。それから、はしごつき自動車についてはほんの一%しか……
○穀田委員 私も、雲仙・普賢岳の問題に関連して少しお聞きしたいと思います。 今中心的な論議になりましたのは、やはり現行法の弾力的運用で可能かどうかというのが問題の争点だと思うのです。私は、やはりさまざまな点で現在の法律が雲仙・普賢岳を救う上では適合していないということを率直に言って思います。それは、今お聞きしていると、私は中心的には二つあると思うのです。 一つは、この間の雲仙・普賢岳の多くの方々の被害、被災者の方々の膨大な被害といいますか、そういう実態を見ないものじゃないか。つまりあれだけの被害、例えば、先ほど一番最初にもお話ありましたように、農家の方で養鶏を営む方々などがそういう被害を受……
○穀田委員 私は、時間も余りありませんので、きょうは端的に大臣にお聞きしたいと思っています。中心は消防職員の団結権の問題です。このことについてお聞きしたいと思うのです。 ついせんだって、新聞を見ていますと、マイヤー国際労働機関、ILOの事務局次長が一月に来日していますね。そしてそのときの一連の記事を見ますと、消防職員で団結権がないのは日本とスーダンとガボンという、これはアフリカの地方ですかね、そういうことなんかが載っていまして、あわせて細川首相を訪問していろいろ懇談していることも書かれていました。 消防職員に団結権をということで改めて要請があったかと思うのですが、その辺は佐藤大臣はお会いに……
○穀田委員 私、最初に固定資産税にかかわる問題について若干質問したいと思います。
地価公示価格の七割へと評価額が大幅引き上げされて、負担調整措置はとられるとしても、これを機会に地代、家賃の便乗値上げのおそれがあるいうことはよく御承知のとおりだと思うのです。私も、不当な便乗値上げを許さない立場に立って断固として指導が必要だと思うのです。従来、こういう問題に関して、そういうのはいけないということで次官通達なども出したと思うのですが、そういう対処を要望したいのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 事前にとおっしゃいますけれども、実は驚くべきことが起こっているということ、これは御承知おきいただき……
○穀田委員 私は組織改正の問題について質問をしたいと思います。
今度の組織改正案では、「生活安全局の所掌事務」の規定につきまして、「犯罪、事故その他の事案に係る市民生活の安全と平穏に関すること。」が新たに加わっています。この意味するところをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この法律でいいますと、例えば二十三条に従来あったわけですね。それを二十二条の生活安全局に保安部の内容を、わかりやすく言えば移動させた。ところが、その中には二、三、四、「地域警察」、「犯罪の予防」、「保安警察」に関しては、わざわざこれ全部あるわけなんですね。それをさらに新しい項目、第一項として今までなかった文言を入……
○穀田委員 私は、まず法案の背景となります地方制度についての自治省の基本的な見解についてお伺いしたいと思います。 先ほどもるるお話がありましたように、また法案の提案理由にありますように、この法案は昨年四月の地方制度調査会の答申を受けて法案化されたものです。 そこで、その答申を見てみますと、「地方自治制度の根幹に関わる制度改革については、国・地方を通ずる行政構造の基本的なあり方、住民意識や行政需要の動向等幅広い観点からの具体的論議が行われることが必要である。」こういうふうに書いていまして、さらに「同時に、これまで答申において指摘した国と地方の事務の再配分、権限移譲、国の関与の整理合理化や現実……
○穀田委員 きょう提出されている消防法の改正の問題については、社会状況の変化の中で当然の措置として私ども賛成するものです。 そこで同時に、今もお話がありましたけれども、消防職員に対する待遇改善については今後とも大いに図っていただきたいと思っています。 私は、京都府警の学校法人京都朝鮮学園に対する強制捜索の問題について質問をしようじゃないかという要求をした一人でもございますので、少しさせていただきたいと思います。 マスコミだとか識者も指摘するように、やはりこれは重大な人権じゅうりんということで厳しく糾弾されなければならないと私も思っています。そこで、中心ポイントは、先ほどありましたように、……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の平成五年度一般会計補正予算その他二件について、反対の討論を行います。 今求められている補正予算はどんなものでしょうか。それは、深刻化する不況の打開のために、真に有効なものでなければなりません。ところが、本補正予算は、戦後最悪の長引く不況を打開するかぎである増税なしの減税を直ちに実施し、国民の購買力を引き上げ、消費を回復、拡大させるものになっておりません。しかも、近い将来の大増税を前提とし、不況の一層の悪循環を引き起こしかねない内容を含んでおります。これが反対の第一の理由であります。 予算案の柱には公共投資が据えられていますが、公共事業を食い……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、平成六年度一般会計暫定予算外二件に対しての反対討論を行います。 まず、暫定予算編成の経過が重大であります。新年度に予算の空白を招かないため暫定予算を編成することは、一般的にはあり得ることであります。しかし、本予算の審議がおくれている問題について責任の究明が不可欠であります。 今回、本予算の審議がおくれているのは、憲法と議会制民主主義に反する小選挙区制の導入に狂奔し、予算は一月に提出することを「常例とする。」という財政法二十七条の規定を細川内閣が無視して、提出を三月におくらせたことが直接のきっかけであります。戦後の混乱期を別として、提出が三月にまでずれ……
○穀田委員 日本共産党を代表して、平成六年度一般会計暫定補正予算外二件に反対の討論を行います。 暫定予算は、本来短期の期間を想定したものであり、合計で九十日間にもなる暫定予算は、一九五五年の鳩山内閣以来四十年ぶりの異常事態です。この責任は、連立与党が憲法と議会制民主主義に反する小選挙区制導入を最優先させたこと、細川前首相の金権疑惑問題で資料の提出や証人喚問を拒否したこと、細川氏の首相辞任後は権力抗争で時間を空費したことにあります。 これらに無反省なままで、ただ予算の成立だけは求めるというのでは、国民を納得させることはできません。しかも、金権疑惑の棚上げは、大手ゼネコンによる公共事業の浪費構……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表し、平成六年度政府予算三案に対して反対、日本共産党提出の組み替え動議に賛成の討論を行います。 本会議や本委員会における審議を通じて、政府予算案の反国民的で危険な性格が明らかになりました。 まず、九四年度予算は軍縮を口にして編成されましたが、引き続き軍事費は増額され、今や日本の軍事費は世界第二位にまでなっていることであります。在日米軍への思いやり予算は二千五百三億円という巨額なものであり、到底容認することはできません。 羽田内閣が、北朝鮮の核疑惑問題を口実に、緊急な事態に備えると称して、憲法の平和的、民主的な原則を踏みにじって、有事すなわち戦時立法づくりを……
○穀田委員 島原の市議会の要請がつい先般ございました。私も調査団の一員として雲仙・普賢岳へ参りましたけれども、そのときも、御要請の一つの焦点はやはり警戒区域設定に伴う損失補償制度の確立の問題でした。これは前回の議論でもあったわけですが、一度要請の項目から少し消えたじゃないかというようなお話もございましたが、引き続きこれが焦点であったことはその後の事態が見事に証明していたと思うわけです。私は、きょうはそのことについて長官に、全体の政治論といいますか、政治全体の立場からこの問題をどうとらえるかということについてお聞きしたいと思います。 私ども日本共産党は、御承知かと思うのですが、既に九一年に立法……
○穀田委員 私は、この委員会で問題になり、波紋を呼んでおります橋本通産大臣の発言についてお聞きしたいと思います。 大臣、あなたは二十七日の参議院商工委員会でも我が党の市川議員がこの問題を追及した際にも、わざわざあなたの二十四日の当委員会での発言の速記録を読んでこう答えました。 中国に対しては侵略行為はあったというその言葉を使いました、朝鮮半島に対しては植民地支配という言葉を使いました、と述べました。中国と朝鮮とはわざわざ区別をして、さらに次のように言っています。当時の日本としてその地域の方々を相手にして戦っているつもりはないままに太平洋の各地域を戦場とした事実がございますと、こう言っていま……
○穀田委員 私は、まず最初に、共済制度の意義とその目的という肝心かなめの点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今ありましたように、生活の安定、福祉の向上と、先ほど大臣も全般的な福祉の向上がなかなかとらえられなくて残念だという話がありましたけれども、私は、一番最初の質問者にも大臣お答えしたように、最終的に年金の支給年齢が六十五歳に先送りされる、そして六十歳から六十五歳までの間は半額になる、そういう意味での、指摘がありましたように、組合員が非常に不安に感じている、この点は答弁でもお答えありました。ですから、そういう問題について、担当の大臣としてはその責任をどのようにお感じになっているか、お伺……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 反対の第一の理由は、退職者の生活を脅かすものだからです。そもそも共済制度の最大の目的は、組合員とその家族の現在及び将来の生活の安定を図ることです。そうした制度的な保障があるからこそ職員が安心して職務に専念することができ、それが結果として住民の負託にこたえることになるのです。ところが法案は、年金支給開始年齢を六十五歳に先送りして、六十歳支給という年金に対する組合員の期待を裏切り、その間支給される給料比例部分相当額は、現行年金額のほぼ半分程度という、額の上でも極めて不十分……
○穀田委員 私は警察の問題に限って質問したいと思います。 今各委員もお話ありましたように、一般市民まで標的にされるけん銃犯罪が相次いでいるということで、私、本当に深刻な事態だと思うのですね。これは先ほど基本的な認識はもう既に大臣からお答えになりましたので、けさの閣僚会議での決定の中で一番最初に言われたのは、暴力団の直撃ということを一番最初、きょうは大臣は朝の答弁でお答えになりました。そういった問題の内容について私はもう少し詳しくお聞きしたいと思うのです。 警察の捜査力の低下などがマスコミで指摘されているわけですから、そういう点からも、実は暴力団の直撃というのはどういったことを意味して、どの……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 先ほど来お話を聞きまして、本当にありがとうございます。 私は、今お二方、前者二人からお話あったように、地方分権という場合、どうしても地方自治の拡充という意味で使われるのが本筋だろうと思うのです。 そうした場合、先ほどもお話あったように、憲法による地方自治の本旨というのは、本来住民自治と団体自治の二つのものと通常解釈されています。したがって私は、先ほどの先生方のお話で興味深く思ったのは、住民の目には関係ないように映るという西尾参考人のお話もありました。それからまた、木佐参考人から草の根民主主義ということで、将来の課題とはちょっと遠いような問題にあったわけ……
○穀田委員 最初に、大臣に二つばかりお尋ねします。 一つは、きょうのスポーツニッポンという新聞に出ているのですけれども、阪神大震災の救援物資を現地に送るために、緊急輸送用のステッカーの発行をボランティアが宮城県警に打診したところ、拒否されている。こんなことが起こっているんですね。また、そういうことに対しては、今でもこんな話が起こっているのは情けないと私は思うのですね。だから、質問の中にこんなこと入れていませんでしたけれども、こういう問題については最後まで目配り、気配りをしていただきたいと思うのが一つ。 もう一つ、いろいろな方が避難をしてきますと、それぞれ、神戸だとか兵庫だとか明石だとか、そ……
○穀田委員 私は、まず仮設住宅の問題についてお聞きしたいと思います。 私は集中審議の際にも、希望者全員が入れるように、また規模としては十万戸近くが要るのではないだろうかということをお話ししたところです。この間、県も国も、そういう態度といいますか、基本方向については打ち出されておられます。しかし、現実はどうかといいますと、やはり見通しが非常に不明確で、不安を募らせている方がおられるというのが現実ではないだろうか。 数字を見ますと、応急仮設住宅の建設は、県全体で今二万一千七百九十戸が計画戸数としてすべて発注済みだと言われています。しかし、先ほど大臣は「全知全能」とこられた。そういう数字で見ます……
○穀田委員 私は、二月の七日でしたか、前回の災害対策の特別委員会でいろいろ提案をさせていただきました。時間もありませんでしたから、はしょって言わせていただきましたけれども、小里大臣にはいろいろ御答弁いただきまして、例えば私が提案した暖房のための畳、カーペットの問題については、極めて適切だと。それから、食事改善のための学校給食施設の利用とか、栄養士の利用とか、お話ししましたよね。そうした際に、早急に検討するというお話がございました。ですから、私は、言葉ではなくて実際はどうかという問題をちょっときょうは聞きたいと思います。 まず第一に仮設住宅ですけれども、私何度もこれは繰り返して、一番最初に言っ……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。私は、最初に二つだけ言いたいと思います。 委員長にも一つ要望したいと思うのですが、私どもは二月の一日に、何度も言っているのですが、決議をしたのですね、委員会としてもう既にあれから三週間たっているわけであります。したがいまして、やはり特別委員会の開催の折には、少なくともその前日には、その十五項目の進行がどうなのかということについてまとめていただくということは当然の仕事じゃないだろうかと思います。それをお諮りいただきたい。 二つ目に、先ほど小里大臣は、避難所における人数が二十万人を切ったことに対してほっとしているとおっしゃいましたけれども、私はそんなことで本当……
○穀田委員 去る一月十七日早朝に発生し、五千五百人もの人命が犠牲となった阪神・淡路大震災は、大都市地域における地震防災のあり方を根本から見直す必要を示しました。 一九七〇年に地震予知連絡会は、地震の危険の大きい地域として全国八カ所を特定観測地域として指定しましたが、阪神・淡路大震災の地域はこのときから危険地域の一つとされてきました。ところが歴代政府がとってきた対策は、東海地域についてのみ地震防災対策事業に対する国庫補助率を一部引き上げる以外、その他の地域については特別な対策をとらず、地震への備えを怠ってきたのです。その政治の責任を反省し、国民の命と財産を震災から守ることこそ最大の安全保障とい……
○穀田委員 私も、同僚の委員からお話がありました六甲山ろくの被災地の大規模な水害を恐れる一人です。私は簡単に、ソフトの面を中心に若干だけ質問したいと思います。
研究者も六甲山の水害についての危険性を指摘しています。地形だとか土地利用の変遷を調査分析している立命館大学の高橋学氏は、六甲山はもろく弱いということで分析し、地震後極めて短期間に洪水が発生しやすいと警告を発しています。こういった点での、これらの土砂流出の危険性への認識と対策、あわせて地域住民への周知はどのように考えておられるか、このことについて私はまず質問したいと思います。
【次の発言】 地域住民への周知は。
○穀田委員 私は、この前、委員長を団長とする衆議院の派遣に行ってまいりまして、その現状を見るにつけて、確かに復興への足取りの確かさを見ると同時に、引き続き道遠し、現場は、やはり復旧、そして避難所の方々を初めとする対策の強化、それらを求めているということを痛切に感じてまいりました。 したがいまして、そういうまだ取り残されている深刻な状況を踏まえて、引き続き対策を打ち、引き続き援助が必要だということを感じてきたところです。そういう点での、遣いまだしという点で引き続き援助が必要であるということの基本問題について、まず最初に大臣にお考えだけ簡潔にお願いしたいと思います。
○穀田委員 小里大臣が出席されているということで、最初に端的に一つだけお聞きしたいと思います。 四月十五日、四月二十日、兵庫県からは要望書が参っております。いろいろな要望がございますが、私が見るところ、その中で、「今なお、五万人の人々が不自由な避難生活を余儀なくされている中にあって、一日も早く従前の生活を取り戻す復旧対策が急がれております」と書かれています。 私は、生活再建というものなしには復興はあり得ないということを、予算委員会でもまたこの席上でも何度も訴えてきたつもりです。ですから、この従前の生活を取り戻す復旧対策、復興だけじゃなくて復旧それ自身の対策はいまだ必要だ、そしてその道はいま……
○穀田委員 私は、ただいま趣旨の説明がありました地震防災対策特別措置法案の起草に際し、日本共産党を代表し、意見を表明します。 去る三月十四日の地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部改正に当たって、私は、阪神・淡路大震災を踏まえ、全国的に地震災害に関する防災基本計画を抜本的に強化するとともに、これまでの国庫補助事業の拡大や補助率の引き上げを初め、国による財政援助措置を飛躍的に強化することが緊急に求められておりますと述べ、全般的対策の強化についても触れました。 一九七八年九月に発表した「震災予防対策強化のための日本共産党の提言」でも、震災予……
○穀田委員 私は、きょうは消防の問題に絞りましてお伺いしたいと思います。
つい先日の予算委員会でも問題にしましたが、今度の大震災の際の災害を大きくした問題は、水の十分な蓄えがなかったという問題が指摘されたことは、御存じのとおりです。大臣も、耐震性貯水糟が決して十分とはいえないというふうにおっしゃっていました。
私ども、今どうしてもこの耐震性貯水槽を抜本的に強化する、そして国の責任でどんどんこれを推し進めるということが必要かと思うのです。そういう意味で、大臣の御見解をお聞きしたい。
【次の発言】 今お話ありましたように一層の普及ということで、本当にこれは力を入れてほしいのですね。先ほど答弁の……
○穀田委員 私は、法案の質疑の前に、今回の大震災に対する財政的な支援について大臣の基本的な考えをお聞きしたいと思うのです。 きょうの新聞でも報道されていましたが、被害を受けた自治体への特別交付税の繰り上げ配分が行われました。さらに特交の増額などが言われておりますし、私も本当にこれでやっていただきたいなというふうには思うのです。 ただ、それでは、そういうときのやり方として、どんなふうに最終の結末といいますか、借入金でやるのだろうか、そういう形が想定されるわけですが、その償還は結局のところ通常のやり方ではなくて、今回の場合はその償還自身を国の責任で行うようにしていただけないか。そうしないと、や……
○穀田委員 私も、今回の地方税法の一部を改正する法律案に対しては賛成の立場でございます。同時に、きょう質問したいのは、最初に今度の大震災で被災された方々に対する救助救援、そして支援に関する問題についてお伺いしたいと思うんです。 この間、確かに救援は進んで、先ほど大臣もお話ありましたように、一定の進行はあります。しかし、私、現地の方々の声を聞きますと、まだまだまだまだ、こういうふうに言って、まだなんという生易しいものじゃないよということを、たびたび現地に入りますと声をお聞きしておる現状です。今懸命の救援、復旧、復興が行われて、ライフラインの回復や仮設住宅の建設など進みつつあります。そして全国の……
○穀田委員 今回の補正予算の中には、交付税の三百億円の増額に加えまして、消防防災施設等災害復旧に必要な経費として十二億円が計上されています。
この前の話の続きなんですが、耐震性貯水槽の問題を私せんだって議論をさせていただきました。それで、今度の災害復旧費の中には耐震性貯水槽が含まれているというふうに聞き及びますけれども、耐震性貯水槽が含まれているということは、今回の阪神大震災の地震にも耐えられたということなのかということを端的にお聞きしたいと思いますし、そして何基、それぞれ含まれておるのかもお答えいただければと思っております。
【次の発言】 現在補助対象になっている耐震性貯水槽は大丈夫だった……
○穀田委員 私は、まず消防力の強化について若干お聞きしたいと思います。 まず、阪神・淡路大震災の際に消防に従事する方々の努力は本当に御苦労さまと私は言いたいと思うのですね。そこで、ついせんだってですが、それらの人々の生の声がテレビ放映されていました。その方々が言っておられたのは、やはりもっと人が、人員がたくさんおればもっと助けられたのにということが悲痛な声として出されました。私は、そういうことが本当に今求められているということを痛切に感じるわけですが、消防力の基準の資料によりますと、現有車両に対する消防職員の充足率は、この間低下しているのじゃないか。そういう点についてはどうお考えなのかという……
○穀田委員 地方公務員等共済組合法の一部を改正する法律案について若干質問したいと思います。
私は、まず第一に質問したいのは、育児休業手当金の制度創設が一つある。もう一方で、地方議員の年金制度について、二つ出す、こういう出し方なんですけれども、本来、改正内容も大きく違うし、別種類の問題、なぜこれを一緒に出すのですか。
【次の発言】 私は、やはりこういう問題というのは切り離して、議論すべきは議論して、きちっとやってどうするかということについてやるべき問題の筋合いだと思うのです。そのことをひとつ言っておきたいと思うのです。
二つ目に、先ほどもこの制度をつくるに当たって経緯の中で民間に見合ったとい……
○穀田委員 この合併特例法の議論をお聞きしまして、私、大臣並びに行政局長は何度もお答えになったわけですが、市町村合併の有効性の問題で、いわゆる第二十四次地方制度調査会の議論を繰り返していましたね。「地域の一体的な整備」、それから「市町村の行財政基盤の強化」、それから「身近な行政サービスの充実」と、こうなんですが、これは本当にそうだろうかと私は思うのですね。つまり、合併は今お話があった目的を果たす上で本当に有効な手段だろうかということについて、ちょっとお話しいただけますか。
【次の発言】 それは、確かにそういう側面があるというものについてはわかるのです。
それでは、市町村の意見はどうか、そうい……
○穀田委員 毒物使用による事件で亡くなられた方々に心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、三千人を超える被害者の方々に心からお見舞いを申し上げます。 先ほども大臣からお話がありましたように、今回の事件は、まさしく無差別のものであり、人命尊重に対する挑戦であり、民主主義に対する許しがたい挑戦として、我が党としても断固糾弾したいと思っています。 きょう質問したいのは、第一に、国民の疑問は、警察は何をやっていたか、そして捜査の時日経過についてもっと明らかにすべきではないかということだと思うのです。その声にどうこたえるかについて質問したいと思います。 昨年六月二十七日、松本で有毒ガス事件があっ……
○穀田委員 私は、今回の改正に当たって、第二十七条の三、いわゆる譲り受け、いわゆるおとり捜査と言われる捜査手法が今回導入されることになっていますが、条文では「けん銃等、けん銃部品又はけん銃実包に関する」云々となっています。条文どおり読みますと、けん銃等、これは先ほどありましたように、銃刀法ではけん銃、小銃、機関銃、泡となっているわけですけれども、そういう銃本体とけん銃の部品、けん銃の実包に関する捜査に限定されることになるわけですが、そういう理解でよろしいのかどうか、確認をしたいと思います。
【次の発言】 また、その後段に「都道府県公安委員会の許可を受けてことあります。ですから、これは第二十七条……
○穀田委員 三月二十二日、上九一色村のオウム真理教施設の一斉捜索は逮捕監禁罪の容疑で入ったはずです。この程度の容疑なら二千五百人もの大々的な捜査陣は要らないし、また毒ガス対策などは要らなかった。ところが、前回報告がありましたように、物々しい態勢をとらざるを得なかった。この捜索現場は、毒物、なかんずくサリン生成の可能性があり、防毒マスクが必要なくらい危険な状況があると判断したから、そういう捜査方法をとったのだと思うのです。そういうふうな捜査方法をとらざるを得ないと判断したのは一体いつの時点か、そしてそう判断する根拠とは一体何だったのか、この辺をまず明らかにしていただきたいと思います。
○穀田委員 私も、最初に、オウムの件について若干だけ質問したいと思います。
野中大臣は、警視総監のああいう記者会見をごらんになりましたか。
【次の発言】 先ほどのお話でもありましたように、野中大臣は、井上警視総監の発言につきまして、生成されたサリンの大部分は処理されたとの供述等が得られたなど、捜査の過程でああいう認識になったということで予算委員会でお答えになりましたし、ここでもお答えになりました。そして、少量として残存する可能性は否定していないという旨を答弁されています。
しかし、二十年ぶりと言われる警視総監の会見では、国民はそういう認識、印象は受けていないのですね。大体、これは新聞ですけ……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法の一部を改正する法律案に関して、反対討論を行います。 今回の地方交付税の減収三百七十七億六千万円は、国の政策減税に伴うものであり、減税の内容いかんを問わず、その補てんは国の責任でなされなければなりません。 ところが、減収分は、国の一般会計からの特例措置で補てんされる形にはなっていますが、同額を九七年度から五年間、国の一般会計から特別交付税会計に繰り入れるべき額から減額精算することにしております。これでは、実質的には地方の財源で補てんするものであり、国が責任を果たしたとは言えません。 財源について言えば、九五年度本予算審議の際の組み替え的……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。お三方には本当に貴重な御意見を伺いまして、ありがとうございます。 私は、一点だけ質問したいと思うのです。地方分権というのは、やはり地方で大きく物を言っていただくということが必要だと思うのです。災害のときなどは、兵庫県や神戸市の方々を見ましても、やはり遠慮するということも事実あるでしょうし、支援を受けている側からすれば、なかなか言いにくいということもありますから、そういう意味でいいますと、こういうときだからこそ、逆に、十分に物を言っていただくという必要が私はあろうかと思います。 そこで、先ほど吉岡市長から住宅再建、事実上の生活再建ということで、五百五十万でし……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 私は、総理の地方分権に関する基本的考えについて伺いたいと思います。 さきの本会議で総理は、国と地方の役割分担を本格的に見直した上で、国の役割としては、国の存立にかかわる事務や本来的に国が担うべき事務を重点的に行う、こういう旨答えられました。住民に身近な行政はできる限り身近な地方公共団体が担っていくとして、国から地方への権限移譲などについても触れました。 総理の言う地方分権というのは、結果としてどういう国や自治体の姿というのができ上がるのか、どういうイメージを想定しておられるのかということについて最初にお伺いしたいと思います。
○穀田委員 私は、さきの委員会で総理に、憲法で保障された地方自治を守り拡充することこそが地方分権の目的でなければならない、こういう立場から、憲法にある「地方自治の本旨」などの文言がなぜ盛り込まれなかったのかということをただしました。そのときに総理の答弁は、法律は憲法を前提としており、憲法が認めていることをわざわざ法文に書く必要はない、こういう趣旨のものでした。この点は法案の担当大臣として長官はどうお考えですか。
【次の発言】 きょうの質疑も含めてお聞きしていると、念頭に置いてというのがもう多過ぎて、大丈夫かなと思うくらい多いわけですけれども、踏まえても多いんですが、私がなぜそういうことを言って……
○穀田委員 それでは、提出者の皆さんに質問いたします。
私は、さきに内閣提出の際に総務長官に質問しましたように、地方分権というのは、憲法が定めている「地方自治の本旨」の充実の方向が目的でなければならないということをお話ししました。そして、憲法九十二条を受けて制定された法律は、憲法が直接保障している地方自治の根本原理を法律に明文化していることも明らかにしました。ですから、私は、基本理念、目的規定としてやはり憲法の述べている「地方自治の本旨に基いてこということを明文化する必要があると私は思っています。その点はいかがでしょうか。
【次の発言】 今お話ありました点でいいますと、最も重要な点だ、そして……
○穀田委員 日本共産党の穀田でございます。私も地方行政委員会と兼ねておりまして、失礼をいたしております。 参考人の皆さんには本当に御苦労さまでございました。ありがとうございます。 私は、今度、ちょうど今一斉地方選挙が後半戦を迎えようとしておりまして、住民に身近な行政である地方自治体が、住民の要求にこたえて、憲法や地方自治法に定められている住民福祉の増進という本来の自治体の役割、責務を果たすために何ができるのか、そしてそのために何が必要なのかということが問われていると感じています。そうした意味で、地方分権とは憲法や地方自治法で想定されたあるべき地方自治体を求める声であり、運動だと私は思ってい……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方分権推進法案並びに四党中馬弘毅君外三名提出の修正案に対して賛成の討論を行います。 戦後、我が国の地方自治は、憲法に明記されることにより、戦後の民主主義を構成する重要な要素として発足しました。憲法で「地方自治の本旨」がうたわれ、理念としては地方自治体に広範な行財政権と自治立法権が保障され、住民生活に身近な事務を自主的に処理する権限が認められたのであります。 ところが、理念として認められた行財政権や自治立法権も、その後の歴史の中で厳しく制約され、三割自治という言葉に表現されるように、憲法が期待する地方自治とはほど遠い状況にあります。本来、国……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、今回の地震災害で犠牲となられた方々に深い哀悼の意を表するとともに、被災の中で必死に頑張っておられる皆さんに心からお見舞い申し上げたいと思います。 私は、地震当日も含めて三日間現地に入りまして、今度の震災を目の当たりにして、国民にとって政治とは一体何かということが鋭く問われているということを実感しました。自然現象である地震は、確かに避けられません。しかし、それを今回のような未曾有の災害とするかどうかは、まさに政治の責任だと私は考えています。政府は事あるごとに予想を超えるものなどと発言していますが、私は絶対に許されないと思っています。 一昨日、我……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 私は、補正予算に関連いたしまして、避難されている方々の現実の生活をどう改善するかということと、それから仮設住宅の問題について何度もお聞きしたものですから、そのことを中心にきょうはお聞きしたいと思います。 きのうも、厚生大臣は本会議の答弁の中で、避難所における食事の改善問題について二月の十三日と二十一日に改善の指示を出したというふうに答えておられました。私は、問題は、本当にそのとおりに進むのかどうか、今度こそ実効あるものとしなければならないというふうに思っているんです。 私は、具体的にちょっと調べてみたんですね。二月の十三日に最初に指示を出した、その後ど……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。短時間ですので、震災対策の問題に限って質問いたします。 まず第一に、厚生大臣にお聞きしたいと思います。被災者の実情をどうとらえているのかということについてお聞きしたいと思うのです。 県の資料でも、家屋の全半壊並びに全半焼というのは四十二万世帯に上っていると言われています。テント暮らしを余儀なくされている方々、また、壊れている自宅に帰らざるを得ない方々もいらっしゃる。そういう避難所におられない方々も含めた被災者の実態をどのように掌握して、どのような対策を講じられているのか、これをまず最初にお聞きしたいと思います。
○穀田委員 私は、今度の法改正に当たりまして、重大な被害を及ぼした一月十七日の兵庫県南部地震、そして大きな被害に及びました阪神大震災から我々として何を教訓として学ぶべきかということを明らかにしてこそこの災害対策基本法の改正に生きると思っているのです。したがいまして、私はまず大臣の方からそういう基本的な認識の問題についてお聞きしたいと思ってきょうはやってまいりました。 三つありまして、まず何よりも、本来この日本が災害列島ということでずっと来ているわけですから、政治の中心が国民の生命と財産を守ることということに据えられているかどうか、こういう点で、甚大な被害をもたらした政治の責任をどう考えている……
○穀田委員 私は、まず新進党の方にお尋ねをしたいと思います。
この間、災害対策委員会でずっと議論になっていました警戒区域設定と損失補償についての見解について、大枠お聞きしたいと思います。
【次の発言】 私がお聞きしましたのは、損失補償についてどうするかということなのですね。私は、経費の問題は確かにあると思うのです。しかし、今お話がありましたように、生活や就労やその他の不安、またそれに伴う被害、そしてまた、設定権者の設定する場合に一番お困りの内容は、やはりそれらの内容を踏まえて、長期期間にわたった雲仙・普賢岳の例を見ても明らかなように、それらの損失をどのように補償するのかということがいつも問わ……
○穀田委員 総理にお聞きします。 災害対策基本法の三条には「防災に関し万全の措置を講ずる責務を有する。」ということで国の責任を明記しています。その中で「国は、前項の責務を遂行するため、災害予防、災害応急対策及び災害復旧の基本となるべき計画を」ということで書かれています。 先ほど、あらゆる角度から阪神大震災の教訓を学んでと、こうありました。しかし、今度の災害対策基本法の改正の中で、ここにありますような基本とすべき――今お話のあった災害応急対策は確かに随分書かれています。しかし、災害予防という角度からの内容は極めて不足しているのではありませんか。その見解をお聞きしたいと思います。
○穀田委員 今回の消防組織法の改正について、緊急時の応援の特例については、救援救助の初動態勢のおくれを是正する措置の一つとして賛成するものです。特に新聞でも、お話があったように、おくれて活動を開始しているわけですが、既に神戸市内は火の海と化しており、断水も重なって燃えるに任せる状態となったというふうに報道をしておるところでありますし、極めて大切なことだと思います。 同時に私は、先ほども大臣、お話ありましたが、現地での話を聞きまして、やはり応援を受ける現地の側がどれだけ強固かということが、これまた大切な問題なのです。したがって、私は、消防力基準の達成のために政府が全力を挙げて力を尽くしていただ……
○穀田委員 今大臣から、銃器犯罪の温床となっている暴力団に対してきちんと押さえる必要がある、こういうことが御答弁でございました。私もそのとおりだと思っていますし、国民はそのことを特に今期待をしています。それは、先ほどの委員からもありましたように、世論調査の実態も出ているし、同時に、総理府の調査でも、政府に力を入れてほしい内容の一つとして新しくこれを加えまして、第七位になっているということからも証明されています。 ところが、今お話があった暴力団という問題との関係で、肝心かなめの押さえるべき暴力団と取引をしているという不祥事件が生じているのも御承知のとおりです。私は、ほんまにこれ、けしからぬと思……
○穀田委員 きょうは両参考人、御出席本当にありがとうございます。 私は、分権法審議の際の質疑で地方分権委員会の公開制を強く要望したものですから、委員会の動向に注目しておりました。残念ながら、原則として議事は非公開ということになりましたが、審議会のあり方そのものが問われている昨今であります。「審議概要」、「議事要録」、「分権委ニュース」などで内容が一定公表されていることは私評価いたしますが、先ほどありましたように、ニュアンスの違いが出ないように、そういう意味では議事をオープンにしていただければ、そういう努力もお願いしたいと思っています。そしてまた、こういう機会をたびたび持っていただければありが……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。私は、阪神大震災の復興対策についてお聞きしたいと思います。 阪神・淡路大地震からちょうどもう九カ月がたちます。そこで、被災者は依然として大変な困難な生活を強いられて、復旧、復興を初めとする、政治が本当に今こそ力を入れなくちゃならぬ、そういう課題であることは、総理も何度も御発言になったとおりです。 そこで、私は、神戸市内中心部で見ますと、大きな被害を受けた長田区、灘区、そして東灘、中央、兵庫、こういうところでいいますと住民がまだ帰ってこれていない。ですから、ビルは少しずつ建ち始めているのだが、やはりおうちがなかなか建ってないで人がいない、こういう空洞化の……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
私は、造船業の発展のためという協定の趣旨には当然賛成です。同時に、造船業の発展を阻害する日米合意もこの際大胆に見直しを図ること、このことを提起したいと思っています。
それは、佐世保重工業のドル箱である第三ドックをわずか一週間前の通告によって米軍が無料で優先使用する問題です。
防衛施設庁、佐世保重工の第三ドックに関する日米合同委員会の合意及び佐世保ドライドック地区施設番号五〇三〇における在日米軍提供施設の日本政府との返還使用協定の概要を説明してください。
【次の発言】 要するに、今お話があったように、少なくとも七日の事前通知を条件として、さらに、その……
○穀田委員 今の質疑の中で肝心な問題は、もらっていないが返したということが多くの方々が納得できない中心問題だと思うんです。
そこで、今回の処理をめぐって水町氏には二、三度会ったことはお認めになりました。そうすれば、私は、紘和会に金が入ったかどうかというのをなぜ確認しなかったのか、それはいかがですか。
【次の発言】 そこで、ではお聞きしますけれども、二番目に、ちょうど九二年上半期にお金を渡したと言われていますが、その当時、共和の森口副社長は保釈中です。ですから私は、森口氏にも尋ねたらよい、つまり、献金元がしたかどうかということを聞いたらいいんじゃないかということが一つ。
二つ目に、今お話があ……
○穀田委員 私、共産党の穀田です。 今ちょうど本会議でもありましたように、北海道豊浜トンネルでの岩盤崩落事故で犠牲になられた方々、また御家族の皆さんに心からお悔やみを申し上げたいと思います。 そこで、今も議論がありましたように、北海道南西沖地震以後いろいろな点検をなすった。また建設省、北海道開発局、それぞれそういう問題点、点検なすっていますね。そういうものが、評価の違いその他があったりなどして、いわば結果としてそれらが十分に機能しなかった、対策がおくれたという結果になっていると思います。 しかも、この間見てみますと、液状化が起こりますと液状化対策ということで全国で進める、さらに地震が起こ……
○穀田委員 先ほども中谷理事からお話がありましたように、神戸市の小川助役が自殺をなされた、心からお悔やみ申し上げたいと思います。 同時に、先ほど筆頭理事からルール破りの件がございましたので、私も一言申し上げたいと思うのです。 私は、きょうの委員会の開催につきましては反対をしました。その理由は、第一に、本委員会の開催をして、実は予算委員会の不正常な状態並びにその状況を全体として包囲する、こういうふうなことなどの発言がございましたし、私は道具に使うのは間違いじゃないかということをお話しさせていただきました。そして、九六年度予算の大もとを議論する予算委員会の再開にこそ全力を傾注すべきであるとお話……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。私は、今回の法律案の質疑に入る前に、先ほど理事会で申し入れを行いましたけれども、本委員会の視察と会議開催について一言委員長に要望します。 阪神大震災の被災地では、先ごろ行われた応急仮設住宅入居者調査で、家族全員の収入三百万円未満の世帯が七割、医療機関利用世帯は六割の事態に見られるように、本当に困難を抱えています。五十数項目の特例措置の打ち切りがさらに拍車をかけて生活再建のめどが立たないという実態があふれています。私は、被災者一人一人の生活と住宅を再建するため、ますます公的支援が求められていると思っています。ですから、当委員会としてもぜひ御尽力願いたいというこ……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。
地方交付税法等の一部を改正する法律案の質疑をする前に、若干お聞きしたいことがあります。
一つは、ことしの二月一日付の熊本日日新聞に熊本市のボランティア有給休暇の問題が書いてありまして、「職員のボランティア有給休暇制度導入を検討している熊本市に自治省が待ったをかけている」、こういうふうな報道があります。これは事実ですか。
【次の発言】 検討すべき内容があれこれあるということについては、それは国も地方自治体も同じだと思うのですね。問題は、今ありましたように、最後にお話があったように、国の動向を見きわめてからやってくれということを言っているのかということなんで……
○穀田委員 私は、きょうは、消防職員委員会の問題についてまず質問をしたいと思います。 昨年の百三十四国会で消防組織法が改正されて、その中で、「消防職員委員会の組織及び運営に関し必要な事項は、消防庁の定める基準に従い、市町村の規則で定める。」となっています。昨年の消防組織法改正の議論の際には、この基準の問題で、特に地方分権との関係が質疑がされました。それは御承知のとおりだと思うのです。さらに、「消防職員委員会の組織及び運営に関する基準については、市町村消防の原則を踏まえつつ、」とわざわざ附帯決議が付されたところであります。そういう問題については検討中とお聞きしているわけですが、国会での議論との……
○穀田委員 今まで各委員から今国会の運営に関して御意見がございましたから、私もまず最初に一言申し述べたいと思います。 私は、理事懇談会並びに理事会できょうの委員会の開催には反対であることを明らかにしてまいりました。それは、理由の一つは、予算委員会の不正常な状況を全体として包囲するためだなどという発言もございまして、私は、その道具に使うべきではないということを主張しましたし、九六年度予算の大もとを議論する予算委員会の再開にこそ努力を傾注すべきであるという見解を表明してまいったところです。 そして同時に、この審議の再開に向けて与党と日本共産党の幹事長・書記局長会談も開催され、採決を前提とした日……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 今回の地方税法の改正の柱である、まず第一に、個人の住民税の特別減税、二つ目に、九六年中の宅地評価土地の不動産取得税の課税標準を価格の二分の一にする、三つ目に、負担調整率を引き下げる、こういったことであります。これは、今日の不況の名のもとで国民が要求する減税措置となるものですから、私どもも当然賛成するものです。 しかし、その一方、先ほども御議論ございましたが、個人の均等割の税率を、標準税率では今回の改正で道府県税そして市町村税合わせて年八百円の引き上げとなっています。均等割だけの納税者は、九四年度ですが、約二百六十三万人と言われています。均等割だけの納税者……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 今度の警察法の改正は、当局の説明によりますと、改正の背景として、目黒公証役場事務長拉致事件や地下鉄サリン事件が発生する前に、警視庁が山梨県内のオウム真理教関連施設等に対し権限を及ぼすことができなかったのかとの指摘があったのでそれが理由だ、こう書いています。 私は、まずオウムの問題でいえば、国民の警察に対する批判は、都道府県の区域を超えて警視庁が動けなかったかどうかという問題とは違うと思います。新聞でも、坂本弁護士拉致事件の初動捜査のつまずき、松本サリン事件の第一通報者に対する見込み捜査、こういったものに対する批判が多いのは明らかで、つまり、犯罪の初期の段……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 今回の補償法の改正は、御承知のとおり、昨年七月の労災に関する最高裁の判決を見ますと、保険給付に関する決定に不服のある者は、労働者災害補償保険審査官に対して審査請求をした日から三カ月を経過しても決定がないときは、請求の手続を経ないで処分の取り消しの訴えを提起することができる、この判決を受けて改正された労働者災害補償保険法と横並びの改正です。 先ほども議論になりましたように、本部審査会の委員を五人から六人に充実する、そして審査体制を二部制にするなど、本部の審査体制は確かに強化されました。しかし、皆さんの質疑の中でも明らかになったように、支部審査会の委員は、支……
○穀田委員 消防基金の民間法人化に当たりまして、国庫補助が廃止になります。消防基金の創設に当たって、事務費に対して国庫補助の規定を設け、そして導入した趣旨は一体何だったのかということをまず最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ですから、発足当初というのは、そういう意味でいいますと自治体もばらばらで大変だったということから始まっているわけですよ。
同時に、そこで私は聞きたいのですけれども、今度の御説明の中に、「国の関与の縮小」という名目で実際上は補助金をなくすわけですけれども、それでは当初の目的というものは達成されたというふうにお考えですか。
○穀田委員 自治大臣は所信表明で、国民がゆとりと豊かさを実感できる社会を実現し、こういうことで書かれていまして、地方公共団体の自主性・自立性を強化していくことが必要だ、こうした見地から、地方分権を積極的に推進し地方自治の一層の充実発展を図ることは現下の重要な課題だということで、とりわけ地方公共団体の自主性・自立性、そしてそのことが地方自治の一層の充実発展になることは大事だというお話がありました。こうした地方自治についての考え方につきまして、きょうは具体的事例で質問をさせていただきたいと思います。 米軍用地の強制使用の代理署名をめぐる職務執行命令の訴訟が行われているわけですが、御承知のとおり、……
○穀田委員 今回は本当に御苦労さまです。私は、日本共産党の穀田です。 私は、前回おいでいただいたときにもお話ししましたけれども、地方分権というのは、地域住民の暮らしや福祉、安全を向上させるためにも、地方自治体の自主性を強化して住民参加を強め、さらに財源や権限を制度的に保障していくものだと考えています。その意味で、今回中間報告が国と地方の関係を、先ほどありましたように従来の上下・主従の関係から対等・協力の関係に改めるとして、機関委任事務制度の廃止だとか直接請求制度など住民参加の拡大の方向を打ち出したことについては、私は評価しております。 ところが、新聞でも、「中央省庁には「市町村の合併を進め……
○穀田委員 この委員会は地方分権の推進をバックアップするためのものです。今までの各省庁の御意見をお聞きいたしまして、最後にまた富山の一件がございました。 私が驚いたのは、多くの委員の皆さんもお笑いになっているように、およそ信じがたい、つまり、ただ会っただけだとかお会いしたのは事実だとか着任のあいさつだとかいろいろ言っています。例えば、各省庁が分権委員会に対してヒアリングで意見を述べる、それは当たり前でしょう。しかし、事はそうではなくて、公述人にお会いをするという事態なわけですから、私は全く情けないと言わざるを得ないと思います。 ですから、地方分権を推進しようとする政府の足元からそれに逆行す……
○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。 情報公開法制定は、御存じのように、一九七〇年代のアメリカのベトナム秘密文書報道事件、そして堀部先生もお書きになっていますように、沖縄密約漏えい事件、その後ロッキード、グラマン疑獄などから、行政の不正行為を監視するためにその必要が叫ばれて、国民の世論となってまいりました。 国民の強い要求にもかかわらず、この間政府は消極的態度をとり続けて延ばし延ばしに今日に至っています。私は、先ほどもお話がございましたように、当時国民の世論にこたえて制定しておればその後の薬害エイズは防げたかもしれない、そういう意味で政府の責任は重大であるということを考えています。……
○穀田委員 新進党法案の質問の前に一言言わせていただきます。 私ども日本共産党も、一昨日、非営利法人法案要綱を発表しました。そのポイントは、第一に準則主義による法人の設立、二つ目に行政の介入を排除して、情報公開に基づく不正の防止、三つ目に非営利法人委員会による自主管理、この三点を私どもは中心ポイントに置いています。しかも、これによって広範な非営利団体が法人格を取得できるようにし、なおかつ税制上の優遇措置も適切に受けられるようにするものです。私どもも幅広い議論を呼びかけておりますので、最初に改めて紹介をしておきたいと思います。 さて、新進党の法案について、第三条の定義では、市民公益活動を行う……
○穀田委員 私は、長官狙撃事件とそれにかかわる現職警察官の狙撃供述の問題について、一連の経過の問題について質問します。それともう一つ、時間がありましたら、いわゆる自治省の出向と言われた天下りの問題についてお聞きします。 最初に、長官にお聞きしたいのです。この間、いろいろな事実がずっと出ているわけですけれども、きょうはやはり一つ一つ明確にしていきたいと思うのですね。 まず最初に、長官、あなたは狙撃事件に関連して参議院の打合会で答弁なすっていまして、その中で、現職警察官の供述を知ったのは十月十五日以降、つまり警備局長が警視庁から報告を受けた日に知ったと答弁されていますが、そのとおりですか。
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、平成八年度分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案について反対の討論をいたします。 法案の内容は、補正予算により増額された交付税を、調整戻しをした上で九七年度に繰り越すものですが、増額された交付税のほとんどは九五年度の精算によるものであります。九五年度は、年度途中で交付税の減額があり、それを補てんするために、第一次補正で三百七十八億円の特例加算、第三次補正で九千百三十三億円の借り入れが行われました。これらはいずれも交付税特別会計からの返済が必要なものでありますから、精算して増額が生じたというなら、まずこれら借入金の返済に充てるべきでありま……
○穀田委員 きょうは、国民健康保険に関連して一つ二つ質問します。
御承知のとおり、国民健康保険は七六年以降ほぼ毎年限度額が引き上げられています。この限度額の引き上げが市町村の国保料、国保税の引き上げを誘発していることは言うまでもありません。
そこでお聞きしたいんですけれども、この限度額の決定というのは何を基準に行われているのか、まず最初に厚生省にお聞きします。
【次の発言】 余り質問していない部分も随分お答えいただいたようで。要するに私が聞いたのは、何で決めているのかと聞いたので、上げた率を、中間層を抑えるだとか負担がこうだからというようなことを聞いているわけじゃないんですね。そこは次に聞……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、地方税法等の一部を改正する法律案及び地方交付税法等の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。 まず、地方交付税法等の一部を改正する法律案についてであります。 その第一の理由は、昨年度に引き続いて、単年度限りという、文字どおりその場限りの措置で糊塗していることであります。 九七年度の地方財政は交付税法第六条の三第二項に該当する事態にありますが、財源不足の総額を交付税率の引き上げ、あるいは地方行財政制度の改正で確保することが望ましいということはこの委員会の共通の認識になっています。ところが改正案は、財源不足の七割を地方の負担で補うという、この……
○穀田委員 私も、今回の外部監査に関連をして、特に大枠のところからきょうは議論をしたいと思っています。
まず最初に、監査委員や監査事務局が絡んだ不正それから官官接待や空出張というものが多発して、行政の公正を確保すべき肝心かなめのところで、しかも住民の納めている税金が正当に使われているのかのお目付役ともいうべき部署で不正が起きている。これは何をか言わんやということだと思うのですが、このような監査委員や事務局が絡んだ不正事件はどの程度と掌握しているか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 額まで何ぼや、ここまで聞いているわけじゃないのですが、要するに、どの程度の府県まで汚染といいますか、肝……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 暴対法の審議の際に、法の目的と関連して大きな焦点となったのは、暴力団壊滅の問題でした。当局は当時、鈴木良一警察庁長官でしたが、「十分に活用して暴力団の壊滅のために努力をしなければならない、」こういうふうにおっしゃっていましたし、さらに、当時の國松刑事局長は「私どもの暴力団取り締まりの究極の目的は、暴力団そのものをこの社会に存在を認めない、それを壊滅すること」と同じく答弁していました。暴力団を壊滅するということが主要な警察庁の仕事でもあるし、また、この暴対法に関連して、そういう点での認識は変わらないのでしょうか。その点をまずお聞きしたいと思います。
○穀田委員 私は、先日の委員会でも質問をしたんですが、オウム捜査の反省、教訓の問題について警察庁長官に再度お聞きします。 長官は、私の質問に対して、「ただいまの委員御指摘の点につきましては、私自身議事録等で拝見をし、十分に承知をしております。」と述べて、三つの点を言いました。一つは、科学技術への知識の不足、第二に、閉鎖的な犯罪組織についての情報不足、第三に、都道府県警察の管轄区外の権限の制限を挙げて答弁されました。 その際に、私、時間がなかったので指摘をしたにとどまっているんですが、それでは私が質問したことに答えていないと思うんですね。私が質問したのは、オウム捜査をめぐって初動捜査のおくれ……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。本当に委員の皆様には御苦労さまです。
西尾参考人から先ほど第三者機関というものについてお話があったときに、法理論上の問題、実態的側面というお話がございました。私も、第三者機関ができなければ画竜点睛を欠くといいますか、そういった問題意識を持っています。
したがいまして、端的に申し上げて、省庁との関係でどの辺がネックになっていて、委員長としてはどういう方向で最終、詰めていこうとお考えなのか、その辺だけ最初にお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 今お話がありました、西尾参考人がお述べになっておられるのですが、地方分権と地方自治という問題で、これは余り事前……
○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。お二人の参考人、本当に御苦労さまです。 私どもは、御存じのように、今回の法案については反対の立場を明らかにしています。それで、まず田久保参考人に二つだけ、時間も私は全部合わせて十分なものですから、四分程度でお答えいただきたいと思います。 私は、今回の内容は、総理大臣が使用認定し裁決申請すれば、いかなることがあろうとも強制使用できるようにするものであって、本来、土地収用委員会は、そういう無制限な国による財産権の侵害から国民の財産を守るためにできたものだと思っています。ですから、二十九条、三十一条の関連でどうお考えかということが一点。 それと二つ目……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、反対討論を行います。 今回の法案は、二十一世紀にわたって沖縄県民の土地強奪を続け、米軍基地を固定化するための仕掛けをつくり上げようとするものであります。米軍基地の縮小、撤去を求める沖縄県民の声を真っ向から踏みにじり、沖縄県民を憲法の外に置く許しがたい大改悪案であり、断固反対であります。 本法案は、米軍基地用地の使用期限が切れても、国、防衛施設局が収用委員会に裁決を申請をしていさえすれば、収用委員会の裁決がなくても、さらに、収用委員会が却下の裁決をしても、収用委員会の結論のいかんにかかわらず暫定使用の名で土地強制使用を続けられるようにする、まさに土地永……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、端的にタンカー重油流出災害の問題と、そして阪神・淡路大震災の個人補償の問題についてお聞きしたいと思います。 事件発生後、約八十以上の市町村に被害が及んでおり、各地の海岸で、地元住民、漁業関係者や自治体、ボランティア、関係省庁の現場の人々の努力に胸がふさがる思いです。 さて、現地でこの重油流出と苦闘している方々は、本会議や本日の総理の答弁で激励を受けたり安心をしたでしょうか。政府の対応の結果としてのおくれを反省した言葉があっただけで、荒天、それから公海上で発生した場合の対応体制がおくれていた、このくだりには、現地からは残念だという声が寄せられて……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、一九九六年度一般会計補正予算外二件に反対の討論を行います。 まず第一に、国民の圧倒的多数が反対する五兆円に上る消費税大増税を先取りし、九兆円という史上空前の国民負担予算である九七年度本予算を前提にした予算だということであります。 税制改革関連対策費の特別給付金は、増税による負担増を和らげるものとして、弱者に一万円を一回に限り給付するというものですが、来年度だけで七兆円に上る税負担増です。さらに、将来には二けた税率による大増税がもくろまれています。こうした涙金にもならない対策をもって消費税大増税への道をならそうなどとはもってのほかです。しかも、この消費……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。
私は、まず最初に、劣化ウラン弾射撃事件についてお聞きしたいと思います。
外務大臣、あなたは、劣化ウラン弾射撃問題について、原因は、弾丸にあるラベルとカタログとの照合をする際、カタログに日本では使用してはならないということが明確になっていなかったことと答弁しています。私、これは何回聞いてもわからないのです。つまり、弾丸のラベルとカタログの照合は、だれが、どこで、どういう時期に照合するのか、ぜひお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 今、お話だと二つしか言っていないのですね。だれが、どこで、どういう時期に照合するのかと言ったのに対して、装てんする際に、……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょう、あすの集中審議で、あすは金融問題について我が党の同僚が行いますし、私は景気問題に絞って橋本総理大臣にお聞きします。 昨年の十二月の個人消費はマイナス五%、二十数年ぶりという深刻かつ一刻の猶予もできない事態にあります。国内総生産の六割を占める個人消費が、冷え込むという事態から、凍りついた状態に至っている、こういうマスコミも報道しているような状況です。 この最大の原因は、政府が強行した九兆円の負担増が国民の所得を奪ったことにあります。国民の猛反対を押し切って行った消費税増税、医療保険改悪、特別減税廃止による所得税の増税が、国民の家計から所得を奪……
○穀田議員 永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権及び被選挙権の付与に関する法律案につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。 本法案は、現在、我が国において六十二万人を超える多くの永住外国人が日本国民と同様の社会生活を営んでいる現状にかんがみ、地方において永住外国人が日本国民と等しく参加する政治を実現するため、永住外国人に地方自治体の議会の議員及び長の選挙権及び被選挙権を付与しようとするものであります。 永住外国人は、我が国のそれぞれの地方自治体で住民として生活し、納税義務を負うなど、日常生活をめぐるさまざまな問題を通じて、地方政治と密接な関係を持っており、……
○穀田委員 警察の不祥事について質問します。 ことしの二月、島根県江津署で署ぐるみの事件が明らかになりました。その概要は、一九九五年五月に、江津市内の男から、この男の知人が起こした速度違反の免許停止処分を取り消すかわりに銃の提供を受けていたというものです。この取引を署長室で相談し、その相談に当時の署長が直接かかわっていたというものです。 また、京都では、九条署交通課事故係巡査長が飲酒ひき逃げ、堀川署地域課の巡査部長が同僚の現金を盗む、太秦署地域課交番勤務の警部補が八十二歳のお年寄りからひったくり、府警銃器対策課次席の警部が短銃不法所持、五条署警備課の警部が宝石販売業者からわいろと不祥事が続……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私ども日本共産党は、国旗・国歌の問題は国民にとって大事な問題だから、国民的討論を行うべきであって、国民的議論を抜きに国会の数の多数を背景に短兵急に決めてはならぬという考え方を持っています。政府は、本延長国会において、日の丸・君が代を国旗・国歌とする法制化を押しつけようとしていることは、この国民的議論を問答無用で抑えつけるものだと考えます。 国旗・国歌は、もともと国が公の場で国をあらわすシンボルとして使うものであって、したがって、国民に義務づけるものであってはならないし、学校行事として強要すべきでないということは言うまでもありません。ですから、我が党は……
○穀田委員 きょうは、京都迎賓館問題についてお尋ねしたいと思います。 まず、塩川大臣に聞きます。 あなたは、五月の二十九日、参議院の財政金融委員会で、京都迎賓館建設計画について、撤回、凍結すべきという意見に対して、市民感覚として見たならば、そういうこともわからぬではないと答弁しました。市民の感覚は、永田町の論理という正反対の意味で当然だと私は思います。そして、それこそ正常であって、それを尊重して政治を行うということが今求められていると考えています。 そこで、第一にお聞きしたいのは、この迎賓館の建設もむだな公共事業だという市民の感覚はおわかりになるでしょうか。それについてまずお聞きしたいと……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。共産党を代表して質問をいたします。 小泉総理は、自民党を変える、日本を変える、こう言って総裁に選ばれ、小泉内閣を発足させました。これまで自民党の中枢におられた小泉総理が、自民党政治のどこをどう反省し、どう変えるのか、多くの国民が注目しています。 機密費の問題について、森内閣は肝心の点を何ら解明してきませんでした。この問題は、外務省の一室長が飲み食いや遊興費に公金を流用したという個人的犯罪にとどまるものではありません。問題の核心は、七十二億円もの国民の税金が国会対策やせんべつに使われていたという、機密費の党略的な流用にこそあります。 ところが、その機密……
○穀田委員 この間の五月十五日の衆議院予算委員会での私の機密費に関する質問に対し、塩川大臣は、私が取り上げた官房長官時代の体験を語ったテレビ朝日のインタビューのビデオを見た上で、二十八日、きょう答えると約束されました。きょうは真相を明らかにする大切なその機会です。だから、忘れたとか記憶にないとか言わずに、明確な答弁を求めておきたいと思います。 その上で、その後行われた参議院で大臣は、テレビを見た上でこう言っています。「何か週刊誌にいろんなことが書いてあったのが、何かさも自分が経験したようなことのつもりで錯覚に陥ってしまって、ああいうことを言ってしまった」と発言しています。 そうすると、要す……
○穀田委員 きょうは、日本経団連の企業献金のあっせん再開について聞きます。 十年前、当時の経団連は、なぜ企業献金のあっせんをやめたか。リクルート疑惑、金丸事件、東京佐川急便事件など、政治と金の問題が噴出しました。国民世論は、政治家と企業の癒着を、その温床となる企業献金について、献金自粛、規制強化を求めました。この世論に押され、企業献金の廃止も含めた見直しを当時の経団連会長は約束し、自粛したものでした。 この十年間、事態は変わったかというと、改善されるどころか、一層ひどくなっています。御承知のとおり、昨年のムネオハウス事件、そして加藤紘一元自民党幹事長の事件、さらに、井上裕前参議院議長、自民……
○穀田委員 私は、厚労省と総務省に事実をきょうは聞きたいと思います。 資料を配付していただきたいと思います。 資料の1を参照していただきたいと思います。 鹿児島県に在住する医療法人宮内クリニックと医療法人厚生会は、医療施設設備整備費補助金を、患者サービス改善設備整備事業を対象にして、直接に平成十一年三月二十六日に交付を受けていることを確認したい。 次に、資料2を見ていただきたいと思います。 宮路和明後援会明翔会の政治資金収支報告書に、医療法人厚生会から、平成十一年の四月から十二月まで毎月二万円の献金が記録されていることを確認したい。 資料3を見ていただきたいと思います。 代表者が……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、総理に質問いたします。 戦後初めて、自衛隊がイラクという戦争が継続している戦地に派兵される重大な事態です。私は、自衛隊のイラク派兵に反対し、派兵を決めた閣議決定の撤回を求めるものです。 イラク問題の解決は、米英軍主導の支配をやめ、そして国連中心の枠組みによる人道復興支援に切りかえること、その枠組みのもとでイラク国民に主権を返還し、米英軍を撤退させることだ、これが私たち日本共産党の基本的立場です。 自衛隊のイラク派兵は、アメリカが始めた国連憲章違反のイラクへの無法な侵略戦争、それに続く不法な占領と現に戦闘が続いている米英占領軍を支援するもので、それは……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 私も、公聴会の日程に反対するものです。 第一は、予算委員会の審議は、内政、外交を深める内容が山積しておるからであります。 二つ目に、公聴会、集中審議、参考人質疑はワンセットで行うべしとの合意が予算委員会でも行われていました。私どもは、既に日歯連の問題や道警疑惑の問題についての解明を要求し、参考人を要求しています。 したがいまして、百歩譲って、それを行うに当たっても、昨年などは参考人を合意しながらも、なかなか実行しないこともありました。したがって、一緒に決定するのが筋だと私は考えます。 以上をもって反対の理由とさせていただきます。
○穀田委員 私は、四月一日に本会議において趣旨説明、質疑を行うことに反対です。 まず第一に、先ほどの官房長官による政府統一見解のお話でしたが、一方的にお話ししただけで、理解を得るには不十分だったと思います。 特に、その内容は、御存じのとおり、国民全体が年金に対する、政府案に対して八三%の方が不安に思っている、そういう内容を反映した、いわばその意味で、総理大臣が一元化に言及した背景もあるかと私は思います。そして、その一元化という問題について言うならば、改革と不可分のものだと私は思いますし、その点の解明はございませんでした。 したがって、その内容を前提とした議論をしっかりすべきであって、私は……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 秘書制度の見直しで問われているのは、勤務実態のない公設秘書名義借りによる給与の詐取であります。 我が党は、それを防止するために、第一に、秘書の氏名や勤務先を公表し、国民の監視のもとに置くこと、第二に、衆議院議長の設けた秘書制度調査会答申にも提起されている、不正の温床となっていた近親者の秘書採用を禁止することを主張してまいりました。政党間協議の中でも、議会制度協議会懇談会でも、この二つを法定化すべきであると提案してまいりました。残念ながら、合意を得られませんでした。 寄附問題について一言。 公設秘書であれ、だれであれ、各人の意思に基づく寄附は、国民の政……
○穀田委員 私は、道路公団問題について質問いたします。 日本道路公団前総裁であった藤井治芳氏が、昨年、メディアに、インタビューで、日本道路公団の工事入札や人事などに絡んで、青木幹雄自民党参議院幹事長など政治家や秘書官から圧力、介入があったことを明らかにしています。これは、私は放置できないと思います。とりわけ、疑惑の解明なくして政官財癒着を正せない、そして、癒着や利権の構造を正すことなくして改革なし、これはこの間も、私、石原大臣とのやりとりでお話ししたところです。 そこで、実は、昨年十一月に質問主意書を私は出しまして、小泉内閣として、藤井氏の指摘する疑惑について事実関係の徹底した解明を行う責……
○穀田委員 硫黄島の墓参の宿泊施設問題について、まず質問します。
九四年の三月二十九日に、我が党の上田耕一郎議員は、硫黄島の墓参者用の宿泊施設の建設を提起しました。つくられたということは本当に喜ばしいことだと思います。
宿泊施設の利用状況についてお聞きしたいと思います。
【次の発言】 当時、私どもが問題にしましたのは、硫黄島の帰島促進協議会の墓参は、現地での墓参などの行動に実際上制限が加えられちゃう、そして、在島時間がわずか二、三時間程度だということになるわけなんですね。
今お話があった数字は、多分船で行く方々の数字だと思うんです。問題は、今お話ししたように、帰島促進協議会の墓参、こうい……
○穀田委員 きょうは、端的に質問をしたいと思います。 羽田空港の再拡張は、そもそも第七次空港整備計画で、その中のとりわけ中間とりまとめという中に書いてありますように、羽田空港は、「沖合展開事業が完成しても国内線で二十一世紀初頭には再びその能力が限界に達することが予測されるが、」とわざわざ指摘をし、その後に、その再拡張は、航空機騒音問題及び東京湾の港湾機能への影響を考慮すれば、極めて困難としていました。 この極めて困難なものが一体なぜ可能になったのか、問題となった航空機騒音問題と東京湾の港湾機能への影響は解決したと見ているのかどうか、端的にお答えいただければと思います。
○穀田委員 私は、国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律、この条文に則して若干まず最初にお聞きしたいと思います。
この法案は、〇一年九月のアメリカでの同時多発テロを受けて、海上での保安対策の強化を目指したSOLAS条約の法制化だ、端的に言ってそういうことだと思うんです。海上でのテロ対策全般を対象にした法案ではないと思いますが、本法案は、どのような保安対策、テロ対策を目的にしているのか、まず最初にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今、最初に船舶と港湾という話がありましたけれども、この法案によって船舶と港湾施設について保安対策がこれまでとどのように変わるのか、これも端的でい……
○穀田委員 私、日本共産党の穀田恵二です。 お三方、貴重な御意見を本当にありがとうございました。 私は、お三方にそれぞれお聞きしたいと思います。 私は京都に住んでいまして、特に九〇年代、民間活力の導入ということと規制緩和が叫ばれて、京都が大きく変貌しました。特に高層マンション、さらにビルの乱立など、乱開発が進行しましたし、その結果、京都のすぐれた自然と景観が台なしになって、町壊し、それから住民追い出しの結果がもたらされたわけです。 後藤参考人もお話あったように、私に言わせれば京都らしさが随分失われたと思っているんですが、それがバブルの時代でした。ところが、今また、九九年からこの三、四年……
○穀田委員 きょうは、前半で、大臣と、都市再生をめぐる問題について議論したいと思います。 大臣は先週の質疑で、都市再生のすぐれた見本のイメージとして鎌倉市などの例を挙げ、景観を阻害するようなものに対して建設を抑制する、これは高さ制限もある、さらに、こういったものを都市再生の一つの参考に、あるいは目指すべきものだと考えていると答弁されています。私はここに非常に着目しまして、大事だなと思ったものですから、こういう点で、まず私自身は、大臣がおっしゃったイメージとして、都市再生というよりはまちづくりの印象だというふうに受けとめました。 そこで、二年前に制定された都市再生特別措置法などの趣旨説明を見……
○穀田委員 私は、初めに六本木ヒルズの事故についてお聞きしたいと思います。 御遺族の皆さんには心から哀悼の意を表したいと思います。 先ほども答弁でありましたように、ガイドラインの作成、そして検討する、また、必要とあらば建築基準法の改正、それは至急にやるべきだと私も思っています。 ただ、問題の所在は、一連の報道にもありますように、効率化を最優先にして安全を軽視したこと、これがあったんじゃないか。だから、きょうの報道でもありますように、ある被害者は、人命より営業優先ではなかったのかということを怒りを込めて述べておられます。しかも、事故が起こってから、安全対策をとらないどころか、事もあろうにセ……
○穀田委員 共産党の穀田です。 きょうは、高速道路行政と道路公団問題についてお聞きします。 この問題の一連の解決を目指せという国民の関心事は何か。これは何といっても、第一に、むだな道路建設にストップがかかるのかどうか。それから第二に、約四十兆円にも上る債務を税金の投入や通行料金の値上げなどの国民負担なしに返済できるのかどうか。そして第三に、高速道路建設にかかわる政官財の癒着、大型ゼネコンや一連の問題になっていますファミリー企業などのぼろもうけにメスを入れることができるのかどうか。こういう三つのことがずっと国民的な関心事になってきたと思います。 私どもは、かねてから、むだな高速道路は建設を……
○穀田委員 参考人の皆さん、本当にきょうはありがとうございます。貴重な御意見をお聞かせいただいて、感謝を申し上げます。 お一人ずつ質問させていただきます。 まず、石田参考人に。 二十一世紀は環境の時代ということは、これは異論ないと思います。参考人は、「これからの道路整備を考える」という論文の中で、今の都市高速道路は、環境的にも景観的にも満足できる状態ではないので、大気汚染、騒音、振動、路線の地域分析などに配慮したい、いいイメージの道路をつくらないといけません、こう述べておられます。こういう点で、具体的にはどのような措置をすべきなのか、お考えを一つお聞きしたい。 二つ目に、また同じく論文……
○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。 参考人の皆さんには、本当にいろいろな貴重な御意見をありがとうございました。 その上で、二、三点、それぞれの参考人にお聞きしたいと思います。 まず、榊原参考人にお聞きしたいと思います。 参考人もお話がありましたように、私は、今の日本の財政が大変な状況にあるということは認識を同じくしています。そこで、今、日本の公共事業のあり方自体の見直しを問われているという時期に本当に来ているんだと思うんです。私は、土建国家の見直しがどうしても必要だ、特に、民営化が議論された背景には、従来型の公共事業の破綻があると思うんですね。 したがいまして、そういう角度……
○穀田委員 きょうは、高速道路建設における社会的便益の判断について質問します。 まず、高速自動車国道の事業評価手法によると、ステップ1として「事業としての必要性の検証」の項で、事業の完成によって生じる社会的便益が費用を上回るか否かを検証することによって継続するか否かを判断するとしています。これは文書に書いています。さらに、費用対便益の基本的考え方として、交通量の推計、便益の推計、いわゆる走行時間短縮便益、さらには走行経費減少便益、交通事故減少便益などを算定基準としています。 この道路建設を続けるかどうかを判断するステップ1、いわゆる費用対便益の中で、例えば自然や、それから景観や、まちづくり……
○穀田委員 私は、昨日二十二日、圏央道をめぐる東京地裁の判決の問題について、最初に大臣にお聞きします。
東京都あきる野市、青梅市の一部の地域について建設を進めるのは違法であるとの判断を下しました。判決は、浮遊粒子物質などの影響で大気汚染の被害が発生するおそれもあると指摘する一方、事業の意味とされる交通渋滞の緩和は具体的裏づけを欠くとして、事業認定そのものを違法としました。
私は画期的な判決だと思うんです。大臣はこの判決を真摯に受けとめて対処すべきだと思いますが、その点について最初に御意見を伺います。
【次の発言】 それは再度言いますが、私の方は意見が違います。それに対して厳しい批判が下った……
○穀田委員 法案に沿って質問します。
最初に、景観とは何かという定義がされていないように私は思うのです。そもそも景観とは何を指すか。そして、良好な景観とはいかなるものか。そして、良好と判断する基準は何か、判断する主体は何か。この基本的な、一番最初の取っかかりになるところについて、まずはっきりさせていただきたいと思います。
【次の発言】 後半の方は形成される過程の話をしているんですね。ちょっと私、今の話を聞いていると、一体景観とは何かということを聞いているんですね。だから、形成される過程において住民の合意だとか、それは当たり前の話であって、後ろの方の話は少し違うんじゃないかと思うんですね、私の……
○穀田委員 日歯連等の問題について、最初に大臣に聞きます。
大臣は、日本歯科医師会が選考しているザ・ベストスマイル賞というのはどういうものか御存じですか。
【次の発言】 これは日歯広報という新聞です。これ、ちょっと大きくしたものですけれども、ベストスマイル賞ということで、〇一年にちゃんと受賞をしています。これはことしで十二回だそうです。十二回の中で、男性で、政治家で選ばれているのは大臣だけです。よっぽど親密だということがうかがい知れる。
そこで、大臣は、さきの選挙で日歯の臼田会長からどんな選挙応援を受けましたか。
【次の発言】 日本歯科医師会の日歯広報では、「臼田会長」という動向の欄がある……
○穀田委員 先日に続き、日歯連の問題と大臣の関係について最初にただしたいと思います。
この間要求しまして、きょう、大臣からこのように資料が提出されました。これを見ますと、自民党本部からの出と東京都第八選挙区支部の入りの資料です。私が要求したものは、大臣はこれですべてだとお思いですか。
【次の発言】 私はこう言ったんです。日歯から国民政治協会、政治協会から自民党本部、自民党本部から東京都第八選挙区支部、この流れを指摘すると、事実を調査しますとおっしゃったんです。岩國委員も、日本歯科医師会から四千万円の政治献金を行われた、これは事実ですかということで、詳細を調べまして御報告させていただきますと。……
○穀田委員 私は、法案について質問します。 本法案で一番大事なのは、個人情報の管理、保護の問題だと言えます。不参加の自治体が存在する住基ネットの活用や、新たに登録情報処理機関を民間企業として設立しようとしていることについて、国民の個人情報保護の観点から慎重に検討する必要があると考えます。 そこで、登録情報処理機関と個人情報保護について聞きます。 ソフトバンク、ヤフーBBが四百六十万人、コスモ石油で最大二百二十万人、あるいは銀行なども含め、顧客情報の流出が報じられています。早急な法的な整備も含めた対策が必要です。 国交省は、参議院の質疑や先ほど来の質疑で、登録情報処理機関の個人情報保護は……
○穀田委員 建築基準法の条文というのは、実際に暮らす者にとって余り関係ないところでつくられていることもあり、突然隣にマンションが建ったりすることによって、あれあれと思うことが結構多いんですね。だから、実際にも建築基準法というのは、一人一人の住民にとっての暮らしや、家をつくる場合、また住環境などに密接にかかわる問題、本来はそうなんですね。したがって、私は、こういう問題について、一番国民にわかりやすくというのが大事だなと常々思っているんです。 そこで、きょうは特例容積率適用地区について聞きたいと思うんです。 これは、二〇〇〇年の法改正で都市計画の商業地域に創設された特例容積率適用区域の対象範囲……
○穀田委員 旅行業法について聞きます。
旅行業法というのは、消費者である旅行者の保護を旅行会社に義務づけている、これが肝心の精神ですよね。ですから、前提といいますか、基本ということになっているので、そこの精神と旅行者保護というのはどういうものかということについて、簡単にまずお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 今ありましたように、根本的に、そういう業としているプロと、それを受ける側の消費者としての素人、こういうことから当然トラブルが起こってはならないし、業界の責任というものをしっかり据えておくというのが考え方の基本だと思うんですね。
最近、旅行会社が、名勝をめぐる企画に参加するパッ……
○穀田委員 特定船舶入港禁止法案は、北朝鮮に対する制裁圧力を目的にしたものです。与党と民主党の間で合意されたと聞きますが、この法案の扱いについては、五月二十二日に小泉総理が再訪朝し、事態の進展が図られている状況を踏まえて考える必要があると私は思います。 今回の再訪朝で、私は本会議でも見解を述べましたが、簡単に言って、日朝平壌宣言を日朝関係の基礎として再確認し、拉致問題や核、ミサイル問題、人道援助問題などで一定の合意と国交正常化交渉への前進を確認したことを評価できると述べてきました。 そこで、大臣にお伺いしたい。 今回の北朝鮮再訪問の成果についてどのように認識しておられるか、お聞きしたいと……
○穀田委員 私は、三菱自動車問題について、三回目の質問をしたいと思います。 過去二回は、三菱自動車の欠陥隠しに対して、チェックする側である国土交通省の責任について問いただしてきました。 その後も、相次ぐ三菱自動車の欠陥隠し、隠ぺいなど、底なしの状態を見ていて、日本の企業の反社会的体質というか、国民の命より目先の利益に走る体質、そのために法令違反は当たり前でやってしまうような状況、そして都合が悪いと思えば隠してしまう隠ぺい体質など、極めて深刻だなということを私は実感しています。 かつて、食品メーカーの雪印が同じような不祥事件を起こしました。食品というまさに国民の命と安全に直結する製造会社で……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、お三方、参考人の皆さん本当にありがとうございます。貴重な御意見をお聞かせいただいて、これからの参考にさせていただきたいと思います。 私は、最初にお三方全員にお聞きしたいと思うんです。 今回明るみに出た一連の警察裏金疑惑というのは、先ほど市川さんからお話ありましたように、北海道警察の旭川中央署から始まって、それから弟子屈署、さらには、今度は静岡県警、福岡県警と一斉に噴き出しました。今回は、特に国民的批判が大きく、あいまいにしてはならないという世論も広がっています。 そういう中で、きょうは、新聞紙上をにぎわしていますように、神奈川県警が会計……
○穀田委員 本日、小泉内閣は、先日の航空自衛隊派遣命令に続いて、陸上自衛隊本隊、海上自衛隊のイラク派兵、派遣命令を下そうとしています。今なお戦争状態にある他国へ武装した自衛隊を派兵するという道に戦後初めて踏み込むものです。 私たち日本共産党は、この自衛隊のイラク派兵が日本国憲法の平和原則を破壊し、平和の国際秩序を願う世界の大勢に逆行するものであり、直ちに中止することを要求したいと思います。 政府が自衛隊のイラク派兵を強行しようとするもとで、改めて、イラク戦争の正当性、この戦争の大義、戦争を行うことの理由はあったのか、根本問題が問われています。 総理は、昨年三月二十日に開始されたイラク戦争……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、きょうは、道路公団の問題について質問いたします。 日本道路公団が今後建設しようとしている高速道路の整備計画区間は残り二千キロで、事業費も十三・五兆にも上ると言われています。新たに建設する予定の路線の未供用七十区間のうち、既に工事が進められている工事入札について、まず聞きます。 一九九八年度から二〇〇二年度、五年間に契約された十億円以上の工事三百六十一件の工事入札状況について、三百六十一件の工事の合計金額は幾らか、落札率の平均は幾らか、そしてそのうち、落札率九七%以上の件数、九五%以下の件数、これをそれぞれ明らかにしていただきたい。
○穀田委員 私は、今度の北朝鮮問題の六カ国協議がどう進展するかについて注目してきました。それは、この協議に北朝鮮と韓国、アメリカと中国、ロシア、日本という北東アジアの平和と安定にかかわるすべての国が参加していて、核問題の解決という点、さらに拉致問題の解決という点でも、そしてあるいは将来の北東アジアにおける平和の枠組みという点でも重要な協議の場であったからです。 私どもは、朝鮮半島の軍事的な衝突を絶対に起こしてはならない、あくまで外交的、平和的手段によって解決を図らなければならない、この問題での解決が東アジアの平和と安定に不可欠であると考えてきました。 昨年の六カ国協議は、各国の主張に隔たり……
○穀田委員 共産党の穀田です。 CH53Dヘリコプターが沖縄国際大学第一号館に衝突し炎上する、この事故のすさまじい情景を、私は大学の作成したビデオで見せていただきました。 目撃者によると、ヘリの後部ローターが一瞬火を放って脱落した、すさまじい音に驚いて空を見上げたら、公民館の上で、後部ローターを失ったヘリから大小のローターや部品が機体の左右にばらばらと落ちていった、空を見ると、低空飛行するヘリの回転翼だけでなく、機体がゆっくり回転をしていたと、そのときの状況を語っています。 そして、周辺の住民は、自分の頭の上に墜落すると思った、さらに、一瞬命が危ないと思った、ヘリの物すごい爆音で、民家や……
○穀田委員 日歯連マネーの広がりと深さは想像を絶するものです。 私どもは、二〇〇〇年から二〇〇二年の日歯連と各都道府県の歯科医師連盟の収支報告書を調査してまいりました。広く深く汚染されていることが明らかとなっています。寄附金、パーティー券、選挙の際の陣中見舞いなどの支出の記載を見ると、驚いたことに、献金を受けた自民党の現職衆議院議員は百八十九名、実に七七%の自民党衆議院議員が日歯連マネーに汚染されています。公明党も九人、二三・五%。現職議員や政党、派閥を合わせると、総額二十二億九千万円という巨額な金が政界に流れたというものです。 この点について法務省に聞きます。このような事実を把握していま……
○穀田委員 私も、一言だけ言わせていただきたいと思います。 今度の会期延長については、野党から申し入れるという異例中の異例です。先ほども議長に申し入れた際にも、議長からもお話ありましたが、昭和五十一年のロッキード事件の際に私どもが申し入れて以来のことでございます。それほど、やはり、野党の側から申し入れるという意味合いの重さをはかっていただきたいと思います。 二つ目に、所信の問題が先ほど山口理事からお話がありました。その際に、質問の多くは当時、イラクの問題であり、政治と金の問題でした。そして、当時の世論調査の内容を見ますと、現在の政治に対する関心は年金とイラクと政治と金、これがベストスリーで……
○穀田委員 私は、今報告された予算の要求について反対の意見を述べます。 赤坂議員宿舎の建設に続き、新議員会館をPFI方式で建設するため、実施設計費を計上しています。議員会館等は、国会施設そのものであり、その建設方式、管理運営を民間資金等活用事業として民間にゆだねることは、国会の独立性や議員の政治活動の自由などからいってふさわしくありません。 私は、今までも、国会移転の中止を明確にしないまま新議員会館建設を進めることは、国民の理解を得られず、問題であると指摘してきました。昨年末、移転問題各党協議会は、「座長とりまとめ」で、移転中止ではなく危機管理の観点から代替機能を検討する方向を示して、当面……
○穀田議員 私は、三つ理由があると思うんです。 そもそも、イラク戦争は国連憲章違反の侵略戦争です。査察の継続を求める圧倒的な国際社会の世論を踏みにじって行われたものです。国連安全保障理事会の認定のない違法な武力行使であることは明白です。このことは、アナン国連事務総長が国連憲章に照らしても違法であると言明していることからも明らかです。しかも、この戦争の口実とされた大量破壊兵器の保有が虚偽であったこともアメリカ自身が認めていることであります。 そして第二に、全土で戦闘の継続するイラクに武装した自衛隊を派兵することは、明白な憲法違反であると考えるからです。ましてや、武力行使を任務とする多国籍軍へ……
○穀田委員 私は、新潟県の中越地震で亡くなられた方々、また、この間の台風や豪雨で亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げ、被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。政府挙げて救援の態勢をとっていただきたいと考えます。 私は、きょうは、被災者支援の問題についてまず最初にお聞きします。 新潟の集中豪雨以来、地方自治体の被災者支援の対策は、国の基準を超えて独自の支援を行い、被災者に随分喜ばれています。 私、調べましたところ、大別しますと、第一に、支援補助金を出す対象を広げたこと。例えば、福井県などのように住宅の新築、購入、補修まで拡大した例があります。 二つ目に、支給対象世帯……
○穀田委員 住宅品質確保法そのものは、欠陥住宅など住宅トラブルから消費者を保護し、住宅の品質向上を目的とする制度として有効活用が望まれます。その目的である消費者保護、住宅の品質向上などは、国と行政が責任を持って深く関与してこそ効果が上がるものだと私は思います。 営利が目的の民間任せにしたり、市場原理任せにするということは、制度に対する国民の信頼性、公平性が損なわれると考えます。住宅トラブルが発生しても、国や行政が民間同士の問題だと知らぬ顔をする、こうなってはいけません。ちゃんと関与すべきだと考えます。公益法人改革の名で国の関与を弱める改正案には問題があると考えます。むしろ、公益法人改革という……
○穀田委員 特別職の国家公務員や国会職員の高額給与の見直しは当然です。 しかし、今回の法改正は、国会図書館のみを対象としたものです。その点で、全く理屈の通らないものです。国会図書館長と同じ水準の給与である人事院総裁、会計検査院長や各省事務次官などは何ら検討されていません。 館長の給与が議員より高いのは問題だといった理由だけで、国会図書館の使命や目的、役割に照らした十分な議論もなしに、館長の待遇規定をいじり、館長の格付を下げるやり方は、余りにも早計です。 館長の待遇は、四条の規定の中でトータルとして見るべきです。法改正後の館長の給与について、法制局長並みとする方向だとされています。しかし、……
○穀田委員 ただいま提案されました両院合同会議要綱案及び本日の本会議に上程される国会決議案は、五党幹事長での口頭合意に基づくものと説明されました。しかし、この要綱案は、五党合意に反するものであります。 去る三月二十五日の自由民主党、民主党、公明党、日本共産党、社会民主党の幹事長・書記局長会談において、年金・社会保障制度改革の議論に関して、五党幹事長口頭合意が行われました。 その際、我が党は、1合意事項中の「年金制度の改革について議論を進め、今秋までに改革の方向付けを行い、骨格の成案を得ることを目指す」との項目にかかわって、これが多数決で結論を出し、国会に押しつけるものであってはならないこと……
○穀田委員 本日の本会議において、憲法調査会報告書に関して中山会長が発言することは、憲法調査会の設置の趣旨、目的に反するものであります。 第一に、憲法調査会は、日本国憲法について広範かつ総合的な調査を行うことを目的に設置されたものであります。他の委員会とは異なり、議案提出権を持たない、調査に限った機関であります。こうした憲法調査会の性格を踏まえて、調査会規程には、調査を終えたときは、その経過と結果を記載した報告書を議長に提出すると定めているのであります。この意味するところは何か。憲法調査会設置を審議した際の議運委員会で、調査会は何がしかの報告書を議長にレポートして終わるのであって、報告書が本……
○穀田委員 小泉内閣が、連休前四月二十七日になって国会提出した郵政民営化法案は、郵便、貯金、簡保という郵政三事業が担ってきた国民への基礎的な通信・金融サービスと、それを支える郵便局の全国ネットワークを重大な危機にさらすものであり、我が党は、本法案の撤回を強く要求してきました。 そもそも何のための民営化なのか、小泉首相は、いまだにまともな理由を示さないまま、改革の本丸と一方的に称して、残り会期一カ月というもとで審議入りし、成立を図ろうとしていることは容認できません。 重大なことは、本法案が審議の前提を欠く欠陥法案であることです。 この間、議運理事会で議論になったように、本法案は、一九九八年……
○穀田委員 やはり、本会議での趣旨説明、質疑は強行すべきではないと考えます。 先ほど来、議院運営委員会理事会におきまして、委員長並びに自民党筆頭理事は、円満に、丁寧にとおっしゃっていましたから、あすはすべきではないということを改めて主張しておきたいと思います。 以上です。
○穀田委員 今回の会期延長は、国会の会期制の原則を踏みにじるものであり、郵政民営化法案初め、障害者自立支援法などの悪法の成立をごり押ししようというものであり、断じて認められません。 以上です。
○穀田委員 私は、戦後六十周年の国会決議に当たっては、我が国による植民地支配と侵略戦争がアジア諸国民に多大の損害と苦痛を与えたことについての真摯な反省を明確にすべきであることを提案してまいりました。ところが、決議案は、「わが国の過去の一時期の行為」と極めてあいまいにしています。 また、決議案は、「十年前の「歴史を教訓に平和への決意を新たにする決議」を想起し、」としていますが、この戦後五十年決議は、「世界の近代史上における数々の植民地支配や侵略的行為に思いをいたし、」というもので、世界の列強は同様の行為をしてきたというどっちもどっち論の立場に立って、我が国の侵略戦争を合理化するものでした。我が……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 きょうは、大臣に、ダム事業の問題と関連した、また河川の問題について、二つその関連で質問したいと思います。 私は、国民の命と安全、生活を守るための公共事業というのは当然政治と行政の責任として確保しなくちゃならぬと考えています。しかし、大事な問題は、むだな事業、また緊急性のないもの、こういうものについては根本的見直しを行う必要があると考えますし、そこで、公共事業改革の内容、そのあり方について、ダムと河川という問題と関連して少し質疑を行いたいと思います。 まず、自然環境などに悪影響を及ぼすことなどから、ダム事業はこれまでも見直しされてきました。毎年それでも三……
○穀田委員 公共工事の品質確保が必要なことは当然です。現在、入札契約適正化法、公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針などで公共工事の品質確保のための努力は行われています。問題は、その運用にある。それと、品質を低下させる実態、手抜き工事などが発生する要因にメスを入れることが必要だと私は考えます。 背景の一つに、建設業界の特徴である重層的な構造があります。大手ゼネコンなど元請が下請、孫請労働者等に負担を強いている業界の実態が公然と語られています。元請が下請等にコスト削減を要請し、下請は仕事を確保するために原価割れしてでも受注したり、低コストを補うために孫請にさらに低コストで発……
○穀田委員 私は、今回の土地区画整理法の改正で、事業の施行者に区画整理会社を新たに追加することについて聞きます。
土地区画整理事業運用指針を見ますと、土地区画整理事業の特色として、施行者には権利制限を伴う事業執行の権限が与えられることとあって、このため、地権者の権利利益を保護するため厳格な手続規定を設けて、例えば、施行者となれる者が限定されているほか、こう書いています。
そもそも、施行者となれる者を限定してきた理由、株式会社等民間企業は施行者になれないとしてきた理由は一体何だったのか、そのことをまず最初に聞きます。
【次の発言】 後半の理由、成り立たないんですよ。そうなったからそうなったと……
○穀田委員 鉄道利用者にとって、鉄道施設などが整備されて駅の乗り継ぎなどが便利になる、これは当然歓迎すべきことです。しかし、利便性の向上を図るといっても、財政が逼迫する今日では、何でもかんでもというわけにはいかないと考えます。やはり、緊急性があるかどうか、必要性や採算性はどうか、あるいはだれがその負担を負うのかなど、一つ一つ精査をする必要があると言えます。 そこで、まず聞きたい。国交省が重点政策として掲げているバリアフリー化、踏切解消についての進捗状況はどうなっているか、JR並びに大手私鉄の鉄道施設の整備状況はどうなっているか、お答えいただきたい。
○穀田委員 国土交通省は、〇一年に「洪水ハザードマップの作成の推進について」という通知を出して、作成を指導してきています。ことしの一月段階で、少ないとはいえ三百一市町村が作成しております。
昨年の一連の台風などによる水害被害が起きたところでは、そのハザードマップ、いわゆる防災地図を作成した市町村は幾らになるのか。要するに、つくっているところで被害があったという状況はどんなふうになっているのかとお聞きしたいんです。
【次の発言】 調査室が配ったこの法案についてのさまざまな資料があります。それによると、今お話ししたように三百一市町村が作成しているということになっています。
その一覧表を見ますと……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 今指摘ありましたので一言だけ言っておきますと、私は、住民の暮らしに密着した公共事業についてはしっかりやるべきだということで前回質問したところでありまして、竹ノ塚の問題については、そういう問題が解決できない事態をイニシアチブをとって国交省がやるべきだ、こういうことを指摘したということを最初に念のために言っておきたいと思います。 そこで、きょうはタクシーの議論がありまして、この問題は、二〇〇二年二月にタクシーの規制緩和が実施されてから三年がたったというもとで議論されていますので、私もこの議論に参入していきたい、このように思います。 二〇〇〇年の規制緩和の審……
○穀田委員 港湾の整備事業は、〇二年までに港湾整備五カ年計画などで進められてきました。
九六年から二〇〇二年までの第九次港湾整備七カ年計画は、どういった内容で、総事業費は幾らだったか、まずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 当時もやはり国際競争力ということで言われて、今お話あったように七兆四千九百億円が使われて、中枢・中核国際港湾などが計画されていた。当時、日米包括経済協議や平岩レポートによって四百三十兆円から六百三十兆円に跳ね上がった公共投資計画に基づいて、公共事業への莫大な投資が背景にありました。
当時の運輸省はこう言っています。「大交流時代を支える港湾」、これを構想し、今述……
○穀田委員 私は、通訳ガイドについてまず聞きます。 観光産業はマンパワーが大事なことは御承知のとおりです。観光客をふやすには、どうしても担い手の量と質を高める必要があると私は考えます。 本改正に当たって、実際に通訳ガイドをなさっている方に通訳ガイドを取り巻く状況をいろいろと聞いてみました。なかなか厳しい状況であることがわかりました。唯一の国家資格で、合格率も五%ぐらい、難関を突破したにもかかわらず国家資格にふさわしい収入が得られないだとか、プロとして生活をしていけるだけの仕事を確保できるのはほんの一握り、さらには、エージェントから仕事をもらうしかルートがないので非常に立場が弱い、こういった……
○穀田委員 新町参考人だけに聞きます。時間がないので端的に答えてください。御巣鷹山の教訓は何だったか、ひとつ言ってください。御巣鷹山のあの事故の教訓は何だったか、どういうふうにお考えか、お答えください。
【次の発言】 理念じゃないんですよね。大事なことは、当時、こう言っています。絶対安全の確立、労使関係の安定、融和、公正明朗な人事、現場第一主義、こう言っているのを覚えておいでですか。
【次の発言】 そこで、聞きたいと思います。
私は、やはり二番目に言った労使関係の安定、融和という問題はとても大事だと思うんですね。そこで、聞きます。組合との話し合いはどうなっているかだと思っています。事故後に、……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 住宅金融支援機構法案を含む住宅関係三法案は、ことしから来年にかけて政府の住宅政策を大転換する方向に沿って、その一環として提出されたものです。そこで、政府の住宅政策の転換方向はいかなるものか、国民にとってどのような影響があるのか、この視点でこの一連の質疑についてはやっていきたいと思っています。 まず、国による住宅政策は、御承知のとおり、公営住宅そして公団住宅、住宅金融公庫融資住宅を三本柱として実施されてきました。今回審議する二法案は、既に先ほどもありましたけれども、そのすべてが少しずつ入っている。それぞれが議論すべきいろいろな問題点を含んでいるのに、ま……
○穀田委員 昨日の列車事故は本当に大被害になっています。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表し、被害に遭われた方にお見舞い申し上げたいと思います。今後、補償の問題や事故の原因究明、再発防止など、当委員会としても必要な対策をとらなければならないと思っているところです。 きょうは、両先生、参考人として御出席いただきまして、本当にありがとうございました。私、端的に両先生にお伺いしたいと思います。 住宅金融支援機構法案を含む住宅関係三法案は、ことしから来年にかけて政府の住宅政策を大転換する方向に沿って、その一環として提出されたものです。政府はこれまで、住宅建設計画法を中心に、公営住宅、公団住宅、金……
○穀田委員 JR福知山線列車脱線事故でお亡くなりになった方々に改めてお悔やみを申し上げたいと思います。そして、被害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げたいと思います。 昨日もお話ししましたが、事故の原因の究明というのはとても大事です。その内容を受けて改めて質疑をしたいと思っています。ただ、きょうは、今わかっている範囲内で、JR西日本の安全設備の問題、対策の問題について若干聞きたいと思います。 JR脱線事故を起こした車両は、自動的にブレーキが働くATSが旧型である。自動的にブレーキをかける新型とは異なって、信号無視を防ぐのが目的です。新型の設置基準がJR各社によってまちまちと言われています……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 改めて、事故で亡くなられた方々に、お悔やみ申し上げ、哀悼の意を表明したいと思います。そして、負傷者の一日も早い御回復を御祈念申し上げたい。 私は、きょう社長に端的に答えていただきたいと思います。百七名の方々の命は戻ってこない。つまり、未然に防ぐことができなかったんだろうか。そして、今回の事故の原因究明、そして、どうすれば再発防止ができるか。JR西日本の社長はしきりに風土、風土と言いますけれども、一体全体何がどんな風土なのかというのはさっぱりお答えになっていないわけだけれども、そういう経営者のトップの責任はどうなっているのかについてただしたいと思います。 ……
○穀田委員 きょうは、公庫融資の果たしてきた役割について、まず最初に聞きたいと思います。 今回の法案で、住宅金融公庫を廃止し独立行政法人住宅金融支援機構を設立する、そして、機構は、銀行の住宅ローン業務を支援する証券化支援業務を主要な仕事にする一方で、これまで公庫が行ってきた直接融資を原則廃止する。もちろん、今お話がたびたびありましたように、災害関連や都市居住再生等の、民間銀行が採算のとれない、融通が困難な分野に限って融資するものだということになります。 簡単に縮めてというか、一言で言えば、国民や消費者の住宅取得要望にこたえて国の機関として住宅資金を融通してきたけれども、それをやめる、これか……
○穀田委員 JR西日本から安全性向上計画が国交省に提出されたことを踏まえて質問します。 JR西日本の安全性向上計画について、私の地元、京都新聞の解説では、「同社が列挙した「反省点」の多くは、過去にも改善の必要性が指摘されていた。安全対策に消極的だった同社の姿勢が、かえって浮かび上がる形となった。」と書いています。私は全く同感であります。 京都駅のインシデント、事故の原因が余裕のない時間設定にあった、こう指摘をした事故調の指摘を生かさずに、新型ATSの設置も福知山線だけ後回しにし、安全投資を削った。大阪支社では、事故件数がふえていたのに、経営方針の第一に「稼ぐ」を掲げた。安全軽視も甚だしいも……
○穀田委員 今回の法案は、国土計画制度全体を変えようとするものであります。これまでの国土総合開発法に基づいて具体的な事業として計画、実施されてきた全国総合開発計画、いわゆる全総、これをどのように評価し、総括してきたのかということは、この問題を論議する際に避けられない問題です。ですから、多くの議員がこの問題について論じてきたわけであります。 本委員会における参考人質疑でも、森地参考人は、総括については、毎回の計画の中でレビューをされ、論議があったと。さらに、五十嵐参考人は、従来の事業や計画について評価をしたとは到底思えない、こういうふうに片や陳述されています。 大臣は、前回の質疑の際に、プラ……
○穀田委員 国土交通省にいただいた資料によりますと、浸水被害額のうち内水被害額の割合が、全国レベルでは四六%が内水被害とされております。
そこで聞きたいんです。特に東京や京都など、大都市圏におけるその割合はどうなっているかということについてまずお聞きします。
【次の発言】 ほかの三大都市圏はわかりませんか。
【次の発言】 いずれにしても、全国平均を大きく上回って東京などは八割だ。私は、私自身も驚いたわけですが、それほどまでに内水の被害が大きいということは、大都市部を預かっている行政の方々と、そして住民に正しく認識されているんだろうかということに危惧を覚えるんですね。その認識がなければ対策に本……
○穀田委員 JRの問題について質問します。
JRの事故の際、事故地尼崎消防だけでなく、二十近くの消防の医療救急チームが駆けつけました。改めて私は敬意を表したいと思うんです。
関西の自治体消防と鉄道機関は、鉄道事故時の安全対策に関する覚書を交わしています。相互連絡協力体制を定めることにより、安全で迅速な災害防除活動のためとしています。具体的には、事故内容、避難状況及び死傷者数を通報することになっています。
JR西日本はこの間の事故で事故地の尼崎へ約束を履行したか、それで他の消防も援助に来たのか、この点についてまずお聞きします。
【次の発言】 最後のことだけ言ってほしかったんです。つまり、尼……
○穀田委員 今回の法案は、二つ目の改正事項で安全規制の見直しがされます。 改正の説明の際に、航空機設計検査の見直しとして、設計検査の一部に民間能力を活用する観点から、国が認定した事業場が設計した航空機について国が行う設計検査を一部省略すること等ができるとしています。すなわち、これまで国が行っていた航空機設計検査の一部を民間事業者に任せようというものであります。 相次ぐ航空機の事故が多発し、航空機の整備などに関する事故原因も指摘されているときに、よりによって民間事業者の能力を活用しようという法案を通すというのは、私は、いかがなものかと考えます。それで、改善命令以後も事故を繰り返しているJAL……
○穀田委員 本法案は、これまで中小運送事業者に対する支援に限定してきた中小企業流通業務効率化法を廃止し、中小支援の垣根を取っ払って、大手物流事業者にも税制、資金調達、開発手続の簡素化など支援措置を拡充しようとするものです。
そこで、これまで中小運送事業者に対する支援に限定してきた理由は何か、まずお答えください。
【次の発言】 中小企業は大企業に比べて資金調達力が脆弱だ、効率化のために投資してもそれに見合う物資の流通量を確保できない、だから中小企業が共同して流通業務の効率化に取り組むということで対応策が決められた、これが九二年に制定した法律の趣旨説明でありました。だから、この大変な中小企業を支……
○穀田委員 私も談合の問題について一言質問したい。
国交省の三地方整備局及び日本道路公団が発注した橋梁をめぐる談合事件というのは戦後最大規模と言われていまして、日本経団連の有力企業を初め二十六社が起訴される事態になっています。
国交省は、談合で起訴された二十六企業に対して指名停止処分を行っています。
そこで、新日鉄に対してはどういう措置をとったか、御報告ください。
【次の発言】 つまり、指名停止をやっている、それほど重大な犯罪を犯したとしてある意味で認定をして、国交省も厳しく対処しておると。
先ほどもありましたように、当時、〇三年、〇四年、そういう対象の事件があったときにそこの副社長だ……
○穀田委員 日本共産党を代表して、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律案、いわゆるPFI法改正案に対し、反対の意見を述べます。 この法律の施行から五年たち、二百件を超える実績があります。その実施状況等に関して検討、総括も行わず、その改正内容についても質疑をしないで委員長提案とすることは、国会の行政監視の役割に照らしても問題です。ましてや、法改正に対して異論があること、質疑の要望があることに対しても、これを事実上封殺することは議会制民主主義の観点からも強い懸念を表明せざるを得ません。 PFI事業について、我が党は、国や地方自治体の財政破綻が深刻になる……
○穀田委員 前回の委員会で、鋼鉄製橋梁の談合企業から、小泉内閣の大臣、副大臣が献金を受けていた問題を取り上げました。そして、その当事者の一人である岩井副大臣に、談合企業からの献金は談合による不当利得の一部が献金になっている、実際上、税金を食い物にしていることになると指摘をし、そのような献金は返すべきじゃないかとただしました。
岩井さんは、どういうことをやるべきか、自分なりに考えてみたいと答弁しましたが、考えて、どのように対処することになったのか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 要するに、前と変わっていないということじゃないですか。ちょっと岩井さん、この前だって、別に、今後の寄附は……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 北朝鮮から持って帰った遺骨をめぐるDNA鑑定問題と、日本と北朝鮮の双方のやりとりについての到達点について、まず質問したいと思うんです。 横田めぐみさんの遺骨だと北朝鮮側が説明したものがにせものというDNA鑑定結果が出ました。年明けに、日本側の鑑定結果に対して、北朝鮮側が、公式回答と言い、問題点を挙げた備忘録が出ました。これに対して、政府が反論文書を伝達したこと、その後、細田官房長官が記者会見で、北朝鮮は科学的知見、分析を早く受け入れてほしい、質問があれば説明することやぶさかでない、こういう発言をしたことについて、私は、非常に重要な態度表明として聞きま……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、尾辻厚生労働大臣に介護保険についてお聞きしたいと思います。 五年目の見直しの年で、昨年末に介護保険制度の改革の全体像が出され、先日、法案も出されました。読売新聞が、厚生労働省が全体像を提出した後にアンケートを行っています。それによると、国民の六割が介護保険の保険料やサービスの自己負担の増加を懸念している、そして制度に何らかの心配や懸念を表明するなど、九割が制度に心配や不満を持っていることが明らかとなっています。 このようなアンケート調査の結果を労働大臣はどのようにお考えでしょうか。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 日歯連の旧橋本派への一億円やみ献金事件は、日本歯科医師連盟から橋本総理に対して一億円のやみ献金が渡され、その金が橋本派によって政治資金規正法違法の処理が行われていた。司法の場において、政治資金規正法違反で平成研事務局長の有罪が確定し、今、村岡氏の関与をめぐる裁判が行われています。 司法では事件の具体的法令違反が追及されるだろうが、問題は、この事件の全容が解明されず、政治的道義的責任がいまだに明らかになっていないことです。日歯連はなぜ一億円もの政治献金を橋本総理に渡したのか。橋本元総理や同席した橋本派の幹部がどういう金と認識して受け取ったのか。このよう……
○穀田委員 きょうは、JR西日本福知山脱線事故について質問します。 質問に先立って、お亡くなりになった百七名の方々にお悔やみ申し上げ、五百名を超える負傷者にお見舞いを申し上げるものです。一日も早い御回復を祈念したいと思います。 今度の事故についてのJR西日本の責任は極めて重大です。事故の詳しい原因究明については事故調査委員会の解明を待たねばなりませんが、スピードの出し過ぎに要因があったことは既に明らかです。事故の路線にATS、列車自動停止装置が設置されておれば事故は防げたのではないかと国民の多くが思っています。 そこで、社長に聞きたいと思います。 国交省からの資料で、ATS―P型を設置……
○穀田委員 郵政民営化関連法案の成立を推し進めるための特別委員会設置は反対です。 次に、日本国憲法に関する調査特別委員会の設置についてです。これも私は反対いたします。 本特別委員会が、日本国憲法改正国民投票制度に係る議案の審査等を目的としていることは重大です。今、自民党が、憲法九条を全面的に破壊する独自の改憲案の策定を進め、民主党も九条改憲の方向に進めようとしています。国民投票法のねらいが憲法九条の改定に向けた条件づくりにあることは明白であり、断じて設置を認めることはできません。 今回の委員会設置は、先週十四日、総選挙後の最初の各派協議会で与党側が突如として持ち出したもので、最初の提案は……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、議員歳費法改正の与党案及び民主党案について討論します。 与党案は、今回、特別職国家公務員給与法改正で特別職の給与が実質一・七%減額されたことに伴い、これに準じて議員の歳費も、現行から実質一・七%減額した額を歳費法に規定しようとするものであり、それ自体は妥当なものだと考えます。 民主党案は、この三年間実施された歳費一割削減措置を継続して実施しようというものです。そもそも歳費一割削減は、二〇〇二年に当時の自公保の三与党が、構造改革の推進のためには国民と痛みを分かち合う必要があるなどとして提案されたものであります。 我が党は、当時も今も、国民と痛みを分か……
○穀田委員 今報告された衆議院予算要求について反対の意見を述べます。
赤坂議員宿舎の建設に続き、新議員会館をPFI方式で建設することについて、私たちは、議員会館等は、国会施設そのものであり、その建設方式、管理運営を民間資金等活用事業として民間にゆだねることは、国会の独立性や議員の政治活動の自由などからいってふさわしくないと主張してきました。
また、特権的な制度として廃止を主張してきた議会雑費、いわゆる委員長手当はそのまま存続し、文書通信交通滞在費についても何ら改善されていません。
以上の点から反対する次第です。
【次の発言】 国立国会図書館予算について、事業経費は特に問題なく、賛成します……
○穀田委員 きょうは、JRの事故の問題について大臣に質問します。
大臣は、四・二五ネットワークという遺族の方々と十月四日に、十分程度ですが、面会を行ったそうです。御遺族の方々の要請にどのようにおこたえになるつもりか、まず、その大きな点での大臣の所信をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この未曾有の事故に当たって、私は、政府には、安全規制の問題や、それから監視、監督を強める問題、そのため、それを通じて国民の命と安全を守るためにあらゆる手だてを尽くす責任があると考えます。今お話あったように、同時に、JRなどの公共交通事業者に安全を守らせる責務があると思います。国交省は、所管の官庁として、みず……
○穀田委員 羽田空港への電波妨害について質問します。 この十七日に羽田空港で着陸用距離測定装置、T―DMEというんだそうですが、外部からの電波の影響で誤作動し、滑走路が使用できなくなったトラブルが発生しています。発着便のおくれは最大約一時間半、計約百七十便に上っています。 二十一日には、羽田空港や伊豆諸島の空港を離着陸する旅客機が利用する無線誘導装置の周波数に別の信号が混信し、装置がダウンする障害が起きました。混信は三十分間続いたが、管制官がレーダー機器を使って誘導したためにダイヤに乱れはなかった。着陸用距離測定装置、T―DMEは着陸機が滑走路までの距離をはかる装置だが、これが誤った距離を……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
今回の耐震強度偽造事件で、出席している参考人についてはそれぞれの立場で今回の問題の責任がある、このことは明確に指摘しておきたいと思うんです。その上で、今回の事件は、建築物の耐震強度という、まさに居住者とさらには周辺住民の安全、生命にかかわる問題であって、なぜ偽装が起こり検査の見落としが起こったのか、その真相解明のために、具体的事実について聞きたいと思うんです。
まず、木村建設に聞きます。
東京支店長は先ほど、鉄筋を減らせ、大枠としてこれは認めた。姉歯以外にも要求したことがありますか。
【次の発言】 あなたは、鉄筋を減らせ、こうこうこうこう何ぼ減らせ……
○穀田委員 大規模地震がいつ何どき起きてもおかしくないとして、住宅など建築物の耐震化を積極的に推進しているさなかに、耐震基準を満たしているはずの新築の建築物が偽造設計によって震度五強以上の地震で倒壊するおそれがあることが発覚した、これが今回の最大の問題ですよね。 問題の焦点は、今までもるるありましたように、このマンションの居住者、また周辺住民などに対する救済をだれが責任を持って行うか。もちろん、当事者であるつくった人たちの責任は当然です。そういうこととあわせて、それをどうカバーして完全なものにしていくか。もう一つは、国民の生命と財産を守る最低限の基準である建築基準法に基づく耐震基準などがなぜ……
○穀田委員 今度の事件について、真相解明のポイントは、今各党からもありましたように、姉歯氏、そしてそれと意見が異なる内河氏、木村建設、この最低三者が私はこの場に来ていただく必要があろうと思います。したがって、既にもう皆さんのところで大方一致しているんですから、一人は一致している、少なくともそういう証人喚問をすべきだ、単なる一人だけじゃなくて、三人が必要なんだ、三者が必要だということを私は申し上げ、委員長に提案しておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、端的に渡辺さんにお聞きしたいと思います。
今回のそういう、最初の設計に関する指摘、これはどういうミスを指摘したのか、そして、それはどれほど……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
愛知県岡崎のサンホテルの建設に絡んで聞きます。
内河証人、あなたは、岡崎市の渡辺良江さんに、東海銀行の紹介でビジネスホテルの建設を働きかけたことは事実ですね。
【次の発言】 今、二つ言っているんですね。東海銀行の紹介で一緒に行かれましたね。
【次の発言】 これは大事なことでして、あなたの建設のパターンというのは、一つは、セミナーをやる、こういう形で広く顧客を募る、同時に、不動産やその他の状況を知っている銀行を通じてやる。先ほど東海銀行と言いましたが、旧東海銀行の問題です。
そこで、私は支配人でオーナーの渡辺さんにお会いし、直接話を聞き、資料もいただ……
○穀田委員 私も、ヒューザーの小嶋社長、総研の四ケ所、平成設計山口、徳永各氏、そして伊藤公介衆議院議員の参考人招致、これを要求したいと思います。
これは既に最大会派の党が要求をしていますし、あとすべての党が要求、これは絶対するはずですから、必ず実現できるものだと思っています。
委員長にお諮りを願いたい。
【次の発言】 きょうは被害者への賠償の問題について若干質問します。
まず、金融庁にお聞きします。
今回の耐震強度偽造事件で、いわゆるホテルルートでは、総研がかかわったホテル開業に銀行の関与が明らかになっています。
私はこの間、十四日の証人喚問で取り上げまして、愛知県の岡崎市のホテルの……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。
あなたは、委員長冒頭の尋問に対して、ヒューザー社が偽装に係るマンションの購入者への引き渡し、譲渡契約の締結を行っていることなどについて違法性の認識を問われ、違法性の認識はない旨の証言をされましたね。
【次の発言】 だめです。証言を拒否できるかできないかということだけ相談していいんです。あなたが一番最初に述べたことについて私聞いているんです。冗談じゃないですよ、こんなこと相談するなんて。
【次の発言】 一番最初に証言した話を私は聞いているんですよ。それについて補佐人に相談する必要はないんです。
【次の発言】 だとすれば、議院証言法第四条によると、証言を拒むこ……
○穀田委員 日本共産党は、国会議員互助年金制度について、国民から見て特権的な制度を抜本的に正すために、国庫負担を廃止し、本来の互助制度にすることを提案してきました。各党協議では、この提案を基本にしつつ、制度の廃止も含めて、特権的な制度の見直しを強く主張してきたところです。 昨年十月、各党が現行制度の廃止で一致したもとで、我が党は、このことを評価しつつ、一、現行制度の廃止というなら、現職議員が特権的な年金を受給する道を残すべきでないこと、二、議員OBについても、合理的かつ国民の理解が得られるような受給削減をとるべきことを主張してきました。 ところが、与党案は、在職十年以上の現職議員について、……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、議員西村真悟君の議員辞職勧告決議案を本日の本会議に上程することを求めます。 議員西村真悟君は、昨年十一月二十八日、弁護士法違反容疑で大阪地検特捜部に逮捕され、同年十二月十八日に起訴され、組織犯罪処罰法違反容疑でも再逮捕され、起訴されています。 西村真悟君は、弁護士資格を持たない人物に自分の弁護士名義を使用させ、数年間にわたって交通事故などの示談交渉を行わせ、依頼者から受け取った報酬はこの人物と折半していたのであります。本年三月九日に行われた初公判において、西村真悟君自身が、こうした弁護士法違反の事実については、そのとおり間違いないと認めたのであります……
○穀田委員 日本共産党を代表して、教育基本法に関する特別委員会の設置に反対する意見を述べます。 教育基本法は、憲法に準ずる極めて重要な法律であり、与党の皆さんも認めるように、その扱いは、国民的理解のもと、慎重に議論をすべきものであります。ところが、政府・与党は、今国会の会期半ばを過ぎた四月二十八日に教育基本法改正案を国会に提出し、今国会成立を目指すとし、そのために特別委員会の設置を提起したのであります。 なぜ特別委員会なのか、なぜ所管の文部科学委員会ではだめなのか。与党の説明は、結局、定例日にかかわりなく審議時間を確保するため特別委員会にするということではありませんか。 与党は、与党協議……
○穀田委員 耐震偽装の問題についてまたやりたいと思います。 この間、福岡での偽装物件、そして熊本、横浜での強度不足物件など、非姉歯物件の拡大で、国民の建築物の安全に対する不安は深刻度を増しています。そんな中で、再発防止策を中心とした社会資本整備審議会建築分科会の中間報告が出されました。これを踏まえて、若干きょうは問題提起しながら、北側大臣と少し議論を深めていきたいと思っています。 私はこれまで、偽装や強度不足の構造設計を生み出す背景には二つあると言ってきました。一つは検査機関の民間開放による規制緩和の問題と、コストダウン競争があるということ、二つをずっと言ってきました。 コストダウンでい……
○穀田委員 私は昨年の四月の六日、東武伊勢崎線の竹ノ塚近くの踏切事故について質問をしました。その際に、二〇〇一年から、都や区、東武鉄道による立体交差化の協議がなされてきたが進まない、そして、事故が起こるまで放置してきた事業者や自治体の関係者の責任は重い、あわせて、国交省がイニシアチブをとってこれを進めるべきだということを提起しました。その際に、連続立体交差化事業の要件が合わずに、国の補助金が出ないということをあわせて指摘しました。 それについて緩和するとのことですが、どう変わって、どういう判断をしているのか、そこをまずお聞きしたいと思います。
○穀田委員 航空法の改正について聞きます。 今大臣からヒューマンエラーの話がありまして、積極的に報告できるようにということがわざわざありました。その点と関連して、昨年八月、航空輸送安全対策委員会取りまとめで、国における安全情報の収集、分析の強化が求められました。今回の改正で、新たに事業者に対して安全上のトラブルの報告を義務づけます。ヒヤリ・ハットの報告、情報収集、分析も強化する。 一点確認したいんです。報告の目的は事故の防止にあると思うが、どうか。報告が懲罰につながるとかえって報告されなくなり、結局、事故防止の目的に反する結果になる、こういう指摘が現場からありますが、どのような対策をとるの……
○穀田委員 私は、共産党の穀田です。きょうは建築研究所に聞くものですから、たまには自分の名前を言わへんと。 姉歯物件である新宿区のマンション耐震強度が、姉歯建築士と同じ許容応力度等計算で調べたら基準の八五%と算出されながら、限界耐力計算で再検証したところ、基準を満たしているとの結果になった。一たん強度不足とされたものが今度は安全と判定されたことから、強度不足の建物を抱える他の自治体の間では、うちも限界耐力計算で再検証する必要があるのではとの動揺が広がっていると報道されています。 国土交通省は、異なる判定の原因となった二つの計算法の違いについて改めて検証するため、独立行政法人建築研究所に検証……
○穀田委員 この間の十四日に、私は建築研究所の理事長に質問しました。その際に、大臣認定プログラムの計算結果が改ざんできるかどうか聞きました。理事長は、構造プログラムそのものの改ざんが行われた事実はないものの、プログラム出力結果を電子データとして保存した場合には、市販のワープロソフトなどで修正して出力結果を改ざんするということが可能であるということを発言しました。
国交省は、大臣認定プログラムを使った計算結果の改ざんは可能かどうか、どのように認識しているか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、大臣認定プログラムを使った計算結果を改ざんできると。そこで、これは大臣認定プログ……
○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人の皆さん、本当にお疲れさまです。きょうは貴重な御意見をありがとうございます。私も若干質問させていただきます。 私は、これまで、大型店と中小商店、商店街とが真に共存共栄してこそ地域社会と住民の暮らしを守ることができると考えて、まちづくりの観点から京都で運動してまいりました。京都は、御承知のとおり、保存と開発、さらには規制と緩和がせめぎ合って、そういう町であります。きょうはそういう立場から若干質問します。 まず第一点は、地域社会への企業の社会的責任としての貢献という問題です。これはこの間、委員会で各党が質問しまして、とりわけ大型店の焼……
○穀田委員 都市計画法の改正について質問をします。 今回の都市計画法の改正案は、まちづくり三法の一つとして見直されるものです。ですから、私はこの際、まちづくり三法についても、大きく、広くこの点を大臣と議論をしたいと考えています。 これまで当委員会でも、中心市街地の疲弊、そして都市の無秩序な拡散のひどい実態が議論されてきました。さらに、先日、前橋に、私ども委員会として調査視察に参りまして、そこでもそうなんですけれども、全国どこでも深刻な状況が広がってきています。この点での認識については大体異論がないと思うんです。 では、問題は、なぜこうなったかという点に私は議論が必要だと思うんですね。こう……
○穀田委員 ただいま議題となりました都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の一部を改正する法律案に対する修正案について、日本共産党、社会民主党・市民連合の提出者を代表して、提案理由及びその概要を御説明申し上げます。 法案では、近年、都市の無秩序な拡散が進み、中心市街地の空洞化のみならず、高齢者等が病院等の公共公益施設に歩いて行くことができなくなることや公共投資の非効率性、環境負荷の増大などの問題が生じていることから、今後、都市機能を集約したコンパクトなまちづくりを進めるため、大規模集客施設や公共公益施設について、都市計画の手続を通じて、地域の判断を反映した適切な立地を確保するとして、三つ……
○穀田委員 参考人の方々、本当に御苦労さまです。お疲れさまです。 私は、日本共産党の穀田といいます。 まず最初に、この二つの検討小委員会、検討で御尽力された先生にお聞きしたいと思っています。 今の、事業者それからボランティア団体、タクシー労働者の代表の方々のお話を聞いていますと、それぞれ結構まだ矛盾があるなというのが率直な実感です。 そこで、先ほど先生がおっしゃったように、結局のところは運営協議会の設置。つまり、国がどう統一的な方向を出すにしたって、結局、先生が今おっしゃいましたように、地方自治体の役割は重要だと言っていましたが、先ほどボランティア団体からもお話ありましたように、それぞ……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 お二人の参考人、本当にお疲れさまです。私も若干の点について質問させていただきます。座らせていただきます。 まず第一点、お聞きしたいのは、公共住宅の役割と住生活基本法に盛り込むべき内容についてです。 一九五〇年に制定された公営住宅法の目的には、「健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、」として、さらに、国民生活の安定と福祉に寄与するとありました。当時、こういう、一九四〇年代から戦後の五〇年代の時期というのは、憲法に書かれた権利というものを明記するのが結構ありました。そのことがやはり基本にあったと私は思っています。そして、そのことで安価で良質な公共住……
○穀田委員 防衛庁に聞きます。日米防衛首脳会談で合意されたとされるグアム移転経費に関連して、二点だけ聞きます。
日本側負担とされる米軍用家族住宅の費用の内訳を、日本円で幾らか、何世帯分つくるのか、お教えください。
【次の発言】 では、住宅局に聞きます。
二〇〇四年度の公営住宅の供給実績と建設費等補助の予算額は幾らか。
【次の発言】 今わかったように、米軍の家族住宅については、三千五百戸建てて二千八百億円使う、予定されている。日本の公営住宅に使う予算は、二万一千二百七十八戸つくって千五百七十二億六千三百万円だ。
こういうものだということで、日本全国でつくる公営住宅の予算よりも、米軍のグアム……
○穀田委員 岸壁、防波堤等、港湾施設の技術基準変更の問題について、まず大臣に聞きたいと思います。
安全問題は耐震強度偽装事件を通じて国民的関心事になっています。新しくつくる登録確認機関に対する国土交通省の指導監督の体制はどうなっているのか、明確にしていただきたいと思います。
そしてまた、二つ目に、登録確認機関が行った確認に関し不備が起こった場合の責任の所在はどこにあるのか、明確にしていただきたいと考えています。
【次の発言】 二重チェックといっても、建物の場合でも、最終的には地方自治体、特定行政庁が負うという形式になっているんですよね。しかも、それは四枚のペーパーでやるということに一応なっ……
○穀田委員 私は日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、参考人の皆様方は、貴重な御意見を本当にありがとうございます。私も質問いたします。座らせていただきます。 まず、日置参考人にお聞きします。 私は、この一連の耐震強度偽装事件の要因また背景に規制緩和があると考えています。そこで、私どもが資料としていただいた大阪弁護士会の言を少し参考にしたいと思うんです。 これでは、「チェックする者がチェックを受ける者に雇われるシステムでは公正なチェックは期待できない。建築確認検査業務を全くの自由競争に委ねてしまえば、必然的に市場原理が導入され、「安く早く緩く通す」業者が生き残ることとなり、その公正中立性……
○穀田委員 耐震強度偽装事件が発覚してちょうど半年で、また先ほどのニュースでは小嶋氏が逮捕されるというときに、この質疑をするというのはとても大切なことだと思います。 そこで、私は、被害を受けたマンションに対する国の救済策の問題について最初に大臣と質疑を交わしたいと思います。 昨年十二月に救済策が発表されて半年がまた過ぎようとしています。とりわけ、強度不足により使用禁止命令が出されたマンション住民の方々は、退去を余儀なくされながらも再建に向けて非常に苦労されています。 この問題で大臣は、最も緊急を要する課題は、危険な分譲マンション居住者の安全と居住の安定の確保、最大限の努力をしてまいります……
○穀田委員 きょうは、民間検査機関の建築確認について、まず最初に聞きたいと思います。 民間指定確認検査機関が行った建築確認に見落としなどの瑕疵があった場合、その責任はだれが負うのかという問題について、最高裁ではこの間決定が下されました。 そこで、現行法では、民間検査機関が交付した建築確認済証については、特定行政庁の建築主事が交付する確認済証とみなすとされています。ところが、指定確認機関から特定行政庁への報告は、私、一番最初にこの議論が始まったときにお見せしましたけれども、四ページなんですね。その報告書しかなくて、検査することはない。当然、瑕疵があった場合に責任を負えと言われても、その果たし……
○穀田委員 エレベーターで死亡事故が起きました。亡くなられた市川大輔さんの御家族に哀悼の意を表明したいと思います。 エレベーター事故で、日常使う製品の安全性の問題が浮き彫りになりました。原因究明が一刻も早く求められます。メーカーや保守会社は、安全対策に落ち度がないか再確認し、利用者の不安を払拭する必要があります。 国交省の責任もあります。国交省は、建築基準法第三十四条、それから建築基準法施行令の百二十九条の三以降、そして安全装置の義務づけは同十「エレベーターの安全装置」というところにありまして、その三項一号に、要するに「すべての出入口の戸が閉じていなければ、かごを昇降させることができない装……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 座らせていただきます。 私は、今度の新しいバリアフリー法に移動の権利を明記すべきであると考えています。そこで、皆さんからその件に関して御意見をお聞きしたいと思います。既に川内参考人はそのことをお話しされましたので、秋山参考人、上薗参考人、小川参考人にお願いしたいと思います。 秋山参考人は、「究極のバリアフリー駅をめざして」という著作の中で、「障害を持つ人も高齢者も誰もが地域でごくあたり前の生活ができる考え方であるノーマライゼイション社会を実現することである。ノーマライゼイションの保障は言い換えれば、憲法二十五条で保障されている人間として最低限度の生……
○穀田委員 きょうは、まず最初に、エレベーター事故の問題について聞きます。 高層住宅やオフィスビルに住み、働く人々にとって、エレベーターは欠かせませんし、その安全は大前提です。高齢者、障害者など移動制約者にとってはなおさらです。エレベーターの安全を抜きにしたバリアフリー化はあり得ない、私はそう考えます。バリアフリー化を促進しようとするこの法案においても、今回の港区のマンションエレベーター死亡事故の持つ重大性ははかり知れないと言っていいと思います。 きょうは、行政の責任について検証したいと考えます。 エレベーターは建築設備の一部ということで、建築基準法の建築確認や完了検査の対象となっていま……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは総理に質問したいと思います。 今回の耐震強度偽装事件の大もとに、九八年の建築基準法改正があります。日本共産党は反対しました。その理由を、建築士の独立性が確保されておらず、建築主や建設業者の圧力がまかり通る可能性があるということと、もう一つは、営利を追求することから競争が激しくなる、その結果、先ほども引用いただきましたけれども、安かろう悪かろうという検査にならないか、また、手抜き検査が横行しないかということを指摘したわけです。まさに、警告が、不幸にして的中しました。 安全を担保すべき建築行政にまで規制緩和を持ち込んだことへの問題はないと考える……
○穀田委員 私は、一月二十六日の補正予算質疑で、構造計算書の偽装は姉歯氏以外にもあるのではないか、事件の背景に、規制緩和、そしてコストダウン競争、建築主や施工会社などからのコストダウン圧力があることを指摘しました。不幸にもこの指摘が当たり、二月八日、福岡県の賃貸マンション三棟のサムシングによる偽装が発覚しました。危険な建築物が建築され、拡大しています。 設計士の偽装はあくまでも、施主や施工業者の圧力もこの間問題になってきました、この際、偽装の有無に限らず、耐震強度など、建築物の安全性を徹底して調べる必要があります。 そこで、聞きたいんですけれども、福岡市や国交省は、サムシングが設計した賃貸……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、提案された衆議院歳出予算の要求について反対を表明します。 その第一は、新赤坂議員宿舎建設の際も反対を表明しましたが、新議員会館の整備及び新宿舎の維持管理運営にPFI方式を導入しているからです。 その二は、従来から一貫して主張してきました、委員長手当の議会雑費は不要だからです。 その三は、同様に議員文書通信交通滞在費については、東京在住者にも一律に支給するのは不適切であるということです。 以上です。
○穀田委員 北朝鮮のミサイル発射、続く核実験に対して、我が党は、国際社会の意思を無視し、六カ国協議や日朝平壌宣言などの国際的取り決めをじゅうりんする暴挙であると厳しく非難、抗議し、北朝鮮に、核計画を放棄し、即時無条件に六者協議に復帰することを要求してまいりました。そのために、国際社会が一致協力して北朝鮮に迫り、平和的、外交的に解決することが重要だという見地を強調してきたところです。日本独自の措置もこうした見地からあり得ると表明してまいりました。 本日の承認案件は、北朝鮮のミサイル発射に伴う万景峰92号の入港禁止にかかわるものであります。 七月、政府は、我が党の質問に、入港禁止措置の目的は、……
○穀田委員 大臣にきょうは質問します。 大臣は、この間の十三日の所信のあいさつの中で、まず、国民の安全、安心のための取り組みが喫緊の課題、そしてさらに、国民の生命財産の保護に全力で取り組む、これを第一に挙げました。それを実現しようと思いますと、当然、まず一つは、国民の命、安全を守るための必要な予算を優先して確保する、それから二つ目に、実行するための人員の育成確保が必要です。さらに、その前提として、国や行政の責務、役割の自覚が不可欠だと私は思っています。 国民の命、安全、生活を守る責務を果たす上で、ましてや法令遵守は最低限の責務ですが、これをじゅうりんする事件が発生しているのは御承知のとおり……
○穀田委員 私は日本共産党の穀田恵二です。 三人の参考人、貴重な御意見を本当にありがとうございました。 座って質問させていただきます。 私は、耐震強度偽装によって、設計者側である建築士制度に不備があるという点も明らかとなったと。今回の改正は、建築士の資質、能力の向上、そして設計、工事監理業務の適正化を図って責任を明確にしようというものであって、一定の前進だと私は思います。しかし、耐震偽装事件が投げかけた問題の深刻さは、これらの問題だけでは解決できないと思っています。それは皆さん、私も何度か質問をさせていただきましたし、御承知かと思うんです。 事件の背景にあったのは建築物の安全を軽視した……
○穀田委員 きょうはダンピングの問題について質問したいと思います。 福島県の知事、それから和歌山県知事、宮崎県などは、大型談合事件ということで摘発が相次いでいます。そのほか、全国の地方自治体でも問題になっていることは御承知のとおりです。国レベルでも、昨年の国や道路公団発注工事における橋梁談合事件、成田空港での電気関連工事談合、そして防衛施設庁発注事件をめぐる談合事件、ほとんどが官製談合でもありました。 こうした談合の根絶に、検察や警察当局並びに公正取引委員会が全力を挙げることは当然だと思うんですね。同時に、多くの官工事を所管する国交省の談合排除の取り決めが極めて重要なことは論をまちません。……
○穀田委員 私、観光立国基本法についてきょうは論議したいと思います。 九五年の観光政策審議会答申は、「観光を考える基本的視点」ということで、その第一に「すべての人には旅をする権利がある」として、「旅は、すべての人にとって本源的な欲求である。人は旅により日常から離れ、未知の自然、人、文化、環境と出会い、そして新たな自分を発見する。」と述べています。これはとても大事な視点だと私も同感します。 そうなりますと、旅をする権利を実現するために、所得と時間のゆとりが不可欠ではないだろうかと考えます。今日、格差拡大の問題が社会問題となっています。収入は減るわ、それから低賃金、さらに税や社会保障の負担はふ……
○穀田委員 私は案件のみ質問します。 十月十八日の質疑で、既にこの案件に対して私どもの基本的立場を明らかにしています。北朝鮮に、核兵器を、核計画を放棄し、即時無条件に六者協議に復帰することを要求し、そのために、国際社会が一致協力して北朝鮮に迫って、平和的、外交的に解決することが重要だという見地を強調してきました。それは本院の決議にも反映されました。日本独自の措置もこうした見地からあり得ると表明してきたところです。 私は、万景峰号の入港禁止措置とそれに続く措置が、いわゆる制裁のための制裁ではなく、北朝鮮を六者協議に戻し、平壌宣言に基づく対話の道に復帰させ、外交的解決を図る手段としてとられたこ……
○穀田委員 憲法の改正手続に関する法律について……(退場する者あり)
【次の発言】 国民の声を聞くという重要な公聴会の設定を、与党単独で一方的に強行したことに強く抗議します。
今回の公聴会の日程設定は、国民投票法案すなわち改憲手続法の採決を前提としたものであり、通過儀礼のためのものと言わざるを得ません。このことは、昨日の安倍首相の、今国会で必ず成立との言明で明らかであります。安倍首相の目指している憲法九条改憲と地続きの改憲手続法は、断じて認められません。
国民の声を聞くなら、地方公聴会はもちろんのこと、期限を切らない徹底審議が必要であることを強く主張し、公聴会開会承認要求に反対するものであ……
○穀田委員 私は、大臣に質問をします。 冬柴大臣は所信で、安全、安心の課題に取り組むことを述べました。国土交通省の二〇〇七年度予算の説明などを見ると、国際競争力の強化を一番目に掲げています。〇六年度は、集中豪雨やJR尼崎事故、耐震偽装などがあったことも影響したのでしょう、安全、安心を筆頭に掲げていたことと比べると、いささかちょっと方向が違うんじゃないかなと私は思ったわけです。 行政の本来の役割としておろそかにしちゃいけないという立場から、安全、安心の課題、建築物の安全に関して幾つか質問します。 まず、カラオケボックス火災事件です。 去る一月二十日、兵庫県宝塚市のカラオケボックス、ビート……
○穀田委員 先ほど起きた航空事故の件について質問したい。これはそちらには頼んでいませんけれども、事態が緊急なものですから、官房長に聞けば少しわかるだろうと。 実は、国土交通省によると、運航に影響したDHC8のトラブルは、二〇〇五年で四十四件発生している。うち、DHC8―Q400、同型の飛行機ですね、このトラブルが二十六件と多発している。その二十六件の内訳は、車輪の格納関係が八件、プロペラ回転数の異常表示などエンジン関係が四件云々かんぬん、こうあるわけですね。 それで、実は、全日空は、ボンバルディア社が二〇〇六年三月中に出す予定の調査報告を受けて本格改修を実施ということになったんだけれども、……
○穀田委員 今回の三法、出ているんですけれども、その中心は都市再生特別措置法にあります。それで、民間都市再生事業者の認定申請期間を延長することにあると考えます。きょうは、したがいまして、都市再生政策について議論したいと思っています。 政府の都市再生政策は、小泉前総理が二〇〇一年に立ち上げた都市再生本部で本格化し、翌年の〇二年に本法が制定されました。この都市再生は、バブル崩壊後、地価下落など低迷した経済を活性化することを主眼にしていたと思います。 そもそも、この都市再生のきっかけは何だったのか、また、この法律で規定する都市再生というのは何か、それをどういう手段、手法で行うのか、初めに確認して……
○穀田委員 この間、水門談合について質問し、OB関与の情報の問題について質問しました。その後、新聞報道では、二〇〇五年の夏、元課長の実名を挙げ、談合への関与を指摘する投書が寄せられたという報道があり、さらに投書は、国交省が所管する社団法人日本建設機械化協会に天下りしていたが、協会の会議室で業者が談合していると具体的に記載していると書かれていました。さらに続いて、投書の内容は〇五年九月までに文書で国交省幹部に伝えられていたとあります。 これらは事実なのか。それと、どういった内容だったかを明らかにしてほしいと思います。簡潔にお願いしたい。
○穀田委員 モーターボート競走は、もともと刑法で禁止している賭博及び富くじ販売の特例として、地方自治体のみ認められている公営ギャンブルの一つです。青少年への悪影響、家庭崩壊や勤労意欲を低下させるなど、害悪は免れないと私は考えます。 地方財政の改善を目的としてきましたけれども、売り上げはピーク時の半分以下に減少し、二〇〇五年度には、四十一施行者中、一般会計への繰り出しができない施行者が十六、赤字施行者は六、撤退する自治体も生まれています。このまま続けるのが妥当か、再検討が必要な時期に来ています。売り上げ拡大策として場外舟券売り場の設置やナイター営業の拡大が進められているが、多くの地域で住民や自……
○穀田委員 能登半島地震に関連して、国土交通大臣にお聞きします。
今回の地震でお亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げ、被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げたいと思います。
今回の地震について、どのメディアも大体、日本ではいつどこに大地震が起きてもおかしくない、地震対策は待ったなしだと報道しています。私もそのとおりだと考えます。
耐震改修促進法が制定されましたし、国は、住宅の耐震化率を二〇一五年度までに九〇%に引き上げる方針を決めました。その進捗状況と問題点について、簡潔にお述べいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、こういう地震が起きるたびに、計画を本当に進行させる、それは自……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございました。座って質問させていただきます。 私は、今回の胴体着陸についての認識を出発にしなくちゃならぬのじゃないかと思っているわけです。といいますのは、やはり危機一髪であって、大惨事寸前だったということが大事だと思うんですね。そういうことがあったらどうなっていただろうということについて、しっかり思いをいたしながら私どもは対応をしなくちゃならぬと思っています。 そこで、最初に、国土交通省に一点だけ聞きたいと思うんです。 高知県知事と県民は、ボンバルディア機に対して大変不安を抱いています。県議会さらには南国……
○穀田委員 私は、少し違った角度から海洋政策の基本について議論をしたいと思います。
御承知のとおり、CO2の排出によって温暖化など、地球環境問題の解決というのは喫緊の課題になっています。海洋政策を考える上で、海洋というのは人類共有の財産であって、地球の主要な部分を占める、そういう意味での海洋環境の保全が大事だと私は考えるんですね。そういう点から、海洋の環境というのは今はどのような現状にあると認識しているのか、大ざっぱなそういう基本的な考え方、認識をまず大臣に聞いておきたいと思います。
【次の発言】 原理論というか、漠とした話になっているんですけれども、私が聞きたかったのは、さっきも言いました……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは本当に、今の質疑も含めまして、とても参考になりました。私は実は、随分話題になりました京都に住んでいるものですから、参考人の皆さんがそういう京都に触れられながらお話しいただいたことに、とても興味を持ちました。最後に森先生からお話のあった、車を入れないという問題も、京都などでは、私はそういう意見でして、ところが、国土交通省というのはなかなかのものでして、市内に高速道路を乗り入れようかという話まであるようなところでして、いかがかなと思ったりしているのを、本当に勉強になりました。 座らせていただいて、質問させていただきます。 まず、森地参考人と森参……
○穀田委員 今回の法案を議論する際に、交通政策に関する考え方、それともう一つは、地域住民の移動困難が増大するなど深刻な現状との関係で、やはり移動の権利や交通権にかかわるこういう角度からの議論が必要だろうと思っています。 私は、そんなに時間がないものですから、皆さんの全体の議論を踏まえて、具体的な点を少し聞いていきたいと思います。 まず、地域公共交通の現状についてお聞きしたい。 私は、地域公共交通の衰退というのは極めて深刻な事態だと考えます。特に、過疎地など地方のバスや鉄道などの公共交通は、近年、需要減少に伴う経営悪化が急速に進み、路線廃止や廃業が相次いでいます。 まず、二〇〇〇年以降廃……
○穀田委員 本日は、先ほど同僚議員からもるるありましたように、福知山線脱線事故から二年目に当たります。お亡くなりになった方々の御冥福をお祈りすると同時に、御家族の皆さんに改めて哀悼の意を表したいと思います。 私は、この点では、事故を風化させずに、特に、原因とJRの責任、そして再発防止、私は何度も質問してきましたけれども、やはり安全、安心が第一だという交通をつくり上げること、この点で我々政治の責任を果たさなければならないと考えています。 特に、その点では、被害に遭われた方々の御回復をお祈りすると同時に、その方々が特に考えておられる、やはり、先ほど大臣もおっしゃっていましたけれども、JRの対応……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 参考人の皆さんには、本当に貴重な御意見をありがとうございます。 座って質問いたします。 私は、お話を聞いていて、結局、今度の法案との関係もあるんですが、規制緩和というものをどうとらえるかということが事の分岐だと思うんですね。 私どもは、御承知かと思うんですが、〇二年の規制緩和については反対をいたしました。当時、市場競争を促進し、利用者サービスの向上を図る、需要の拡大によって事業は拡大し、働く労働者の労働条件は向上するというのが道路運送法改正の目的であったはずであります。 ところが、実態はと聞くと、先ほどるるいろいろな話がありましたが、サービス自……
○穀田委員 ジェットコースター事故についてまず聞きたいと思います。 亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げ、また、御遺族の方に心からお悔やみを申し上げたいと思います。負傷された方々に対しては、心よりお見舞い申し上げます。 あってはならない事故であり、私、いつもこういう事故が起こったときに言うんですけれども、未然に防ぐ手だては本当になかったのかという立場から点検する必要があるんじゃないだろうかと思っています。 事故原因などはこれからですが、管理者であるエキスポランド社、さらには監督すべき吹田市の責任も問われます。そして、探傷検査も義務でなかったなど行政の対応や制度面など管理体制も不十分であ……
○穀田委員 情報化社会の進展のもとで、インターネットで測量成果を提供できるようにするなど、今回の法改正は当然のことだと考えています。 私は、国土地理院の役割などについて質問します。 この測量法改正案とあわせて、地理空間情報活用推進基本法案が議員立法で審議されています。藤本国土地理院長は、この二つの問題についても日刊建設工業新聞などでインタビューに答えて発言をしていますから、そこを少し聞きたいと思うんです。 これらの法案ができることによって、国民サービスの向上がどのように図られるのか、国土地理院がどのような役割を果たすのか、この点について、国土地理院長にまず聞きたいと思います。
○穀田委員 九日に続き、大阪のエキスポランドで起きたジェットコースター事故について聞きます。 私は、十二日、事故を起こしたエキスポランド社と吹田市に調査に行ってまいりました。ちょうど事故発生から一週間。関西ではマスコミも大きく取り上げており、より詳しく報道されています。調査して、この問題の重大性を再認識しました。 一つは、事故を起こした事業者の安全に対する反省と責任の希薄さを痛感したということです。二つ目に、自治体の建築行政のあり方の問題。そして三つ目は、一番大事だと思うんですが、法令の不備、法令を整備してこなかった国の不作為責任にかかわる問題です。 そこで、まず第一に聞きたいと思うんで……
○穀田委員 穀田恵二です。 四人の参考人には貴重な御意見を本当にありがとうございました。法の今後も含めて、我々がどういう点を注意すべきかということも含めて御示唆をいただきまして、ありがとうございます。 では、座らせていただいて質問させていただきます。 まず、村上周三参考人と金子光邦参考人にお尋ねします。 耐震偽装の被害者は、深刻な状況に追い込まれています。言うまでもなく、二重ローンの負担であります。瑕疵担保責任の制度をつくろうというとき、建物を担保に住宅ローンを組んだ金融機関にも一枚かんでもらおうというのは、私なんかにすれば非常に当然だと思うんですが、その点についてお聞きしたい。 住……
○穀田委員 国交省は、耐震偽装事件の再発防止策としては、被害者救済対策である本法案が、まず建築確認制度、それから建築士法に続く第三弾の仕上げ段階と位置づけています。しかし、建築確認検査を民間にゆだねる枠組みはそのままにして、この間何度も議論してきましたけれども、さらに安上がりの経済設計を初め、安全を軽視し、行き過ぎた低コスト競争をあおる住宅の市場化を促進するなど、抜本策としては極めて不十分であると私は考えています。結果として、事件の被害者はいまだにもとの生活に戻れず、解決していません。 さらに、姉歯事件以降も、構造計算の偽装、不適切事例が相次ぎ発覚し、アパグループの田村水落設計、静岡の月岡設……
○穀田委員 私は、冬柴大臣と議論をしたいと思っています。
まず第一に、特定船舶の入港禁止措置を延長する理由は何か、端的にお答えいただければと思います。
【次の発言】 この法案の提案趣旨説明のところを読まれたということですね。
私は、この禁止措置の延長が、制裁のための制裁というのじゃなくて、日朝間、そして六カ国協議の合意の誠実な履行、そのための対話を促進する手段であるということだけは確認しておきたいと思うんです。いいですね。(冬柴国務大臣「はい」と呼ぶ)
その上で、北朝鮮のミサイル発射並びに続く核実験に対して、私どもは、国際社会の意思を無視し、六カ国協議や日朝平壌宣言などの国際的取り決めを……
○穀田委員 住宅セーフティーネット法案に関連して、少しお聞きしたいと思います。 住生活基本計画が、全国計画ですね、二〇〇六年九月十九日に閣議決定され、そのもとで都道府県計画が二〇〇七年三月までにほぼ策定されました。これは二〇〇六年度から一五年度までの十年間の計画です。 この計画の策定過程で、住宅困窮者に対する住宅セーフティーネットの確保に関連して、「住生活の分野において憲法第二十五条の趣旨が具体化されるよう、」という文言が追加されました。 私は、住生活基本法の審議の際にも、居住の権利という思想や考え方にこだわりました。その際にも、一九五〇年に制定された公営住宅法の目的には、「健康で文化的……
○穀田委員 政治と金の問題について質問します。
まず、佐田前行政改革担当大臣の辞任について官房長官に聞きます。佐田氏は端的に言ってなぜやめたのか、お答えください。
【次の発言】 今の説明だと、なぜ辞任したのかというのがさっぱりよくわからない。大臣を辞任するということは、重大な問題があって、その疑惑なり問題の本質を解明する必要があると思うんです。
ところが、佐田氏は、記者会見を行っていて、たった十二分ほどで、中身について一切語らずに、つけかえの額はという質問に対しても、かなりの額だが今はわからない、また御報告させてもらうと答えて会見を打ち切っています。
官房長官は、十二月二十七日の午前の記……
○穀田委員 動議に反対です。 第一は、参議院は、本日午前の本会議で、新テロ特措法案を否決しました。政府・与党は、この参議院の意思を重く受けとめるべきであります。衆議院の三分の二議席という数の力で覆すことは許されないと考えるからです。 法案の内容は、憲法九条を真っ向から踏みにじる米軍の戦争支援そのものだから、私は反対であります。 最後に、今のアフガニスタンの現実や国際社会の変化からいっても、また国民多数の世論から見ても、この動議を行うことは道理がないと考えます。 以上です。
○穀田委員 大臣に質問します。 先ほどもありましたが、今月の十五日に、横浜市の積水ハウスの物件で構造計算の偽装が行われていたことが発表されました。藤建事務所の遠藤一級建築士が百六十七カ所も偽装をした。遠藤建築士が構造計算した物件は約七十件にもなると言われています。 一つ聞きたいのは、偽装された物件の耐震性は大丈夫か、そして審査はどれだけ進んでいるかということです。 まとめて言いますけれども、もう一点は、先ほど大臣が述べられていましたけれども、私はこの問題は結構深刻だと思うんですね。というのは、改正法施行前に建築確認された案件ということだけれども、施行前といっても、姉歯事件以来、設計する側……
○穀田委員 地震発生や火山噴火などを観測した場合、その情報をいち早く伝達し、被害の軽減に結びつけることは当然だと考えます。被害の拡大を防止し軽減するためには、一人一人の国民が被害の危険を認識し、みずからそうした行動をとれない人も含めて、その危険から身を守れるようにすることだと考えます。気象庁が行う予報、警報に対してどう対応すべきかを国民が理解していなければ、意味を持たない。 緊急地震速報の本運用開始に係る検討会最終報告は、緊急地震速報利用に当たっての心得として、慌てずまず身の安全を確保する、このことを国民への周知徹底を図ったとしています。そして、その徹底度合い、いわゆる認知度というものについ……
○穀田委員 我が党は、北朝鮮に対する船舶入港禁止と日本独自の制裁措置に対して、昨年十月にこれが実施された際にも、ことし四月にこれが延長された際にも賛成してきました。それは、昨年十月に行われた北朝鮮による核実験という新たな重大な事態に対して、北朝鮮を対話の道に復帰させ、核兵器問題の外交的解決を図るための手段として日本独自の制裁措置をとる点は了とするという立場からのものでありました。 まず、この制裁措置の目的、そもそもの制裁措置をとった理由について、逆に私は、ことしの十月九日に行った閣議決定に基づいて入港禁止の理由を述べられたいと思います。外務省、お願いします。
○穀田委員 年の初めの質疑ですから、大臣にことし全体の景気動向や国民生活への影響に対する認識を聞きたいと思います。 ことしは年明けからニューヨーク市場で原油先物が初めて一バレル百ドルを突破し、その影響もあって株価が急落するなど、市場の大混乱で幕をあけました。昨年夏のアメリカで起きたサブプライムローンの破綻が引き金となって欧米での金融危機に発展したり、察して行き場を失った投機資金が原油などの商品市場に向かって、原油、さらには農産物の高騰を加速させました。これが日本国内へも波及して、灯油やガソリン、食料品という生活必需品の値上げが続いています。 昨年十一月の消費者物価は前年よりも〇・四%上昇し……
○穀田委員 海上保安庁長官に一点だけ聞きます。
通告していなくて申しわけないんですが、自衛隊のイージス艦が衝突した際に、この海難事故、海保には事故後何分後に報告がありましたか。
【次の発言】 つまり、十六分後にあったと。
大臣、一点だけ、この点も聞きたいと思います。こういう海難事故というのは初動が大事だということは御承知のとおりです。普通、こういう形で十六分もおくれるというのは私は解せない。また、こういうことがあってはならぬと私は思っています。その点についての見解だけ言ってください。
【次の発言】 私は、大臣に報告とか、それからいろいろな点がるるいろいろありました。それも大事ですけれども、……
○穀田委員 政府はこの間、高速自動車道の整備の現状については、つながっていないとだめだ、ぶつ切りの道路が日本全国に見受けられる、そういうことでいいのかを含めて考えなければいけないと述べて、総理大臣もこの間、道路のネットワーク整備が重要であるという点を強調しています。ただ、一つ一つの道路の建設に当たっては、私は、財源や地域の環境や景観、安全、住民のニーズなど、さらには弊害に対する対応など、精査しなければならないことはあるんだと思うんですね。 そこで、総理に、基本的な考え方なんですけれども、手続の問題でも、行政内部だけで決めるのではなくて、客観的な手続を行う必要があると思うんですが、その基本的見……
○穀田委員 きょうは、まず大臣の、道路行政における計画決定過程の透明化に関する言明について少しお聞きしたい。 大臣は、この間、一般国道の自動車専用道や地域高規格道路について、広域的な機能を有する道路に関しては、手続の透明性を向上するため、第三者機関に諮り、適宜国幹会議に報告するなど、制度改正も含め必要な見直しを行っていくべきと考えている、こう表明してきました。さらに、先日も私質問しまして、京奈和自動車道や圏央道もその対象だったということでした。 さらに、二十一日の予算委員会の答弁で、東京湾口道路それから紀淡連絡道路など六つの海峡横断道路の建設推進を盛り込もうとしている国土形成計画の全国計画……
○穀田委員 四人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見ありがとうございました。私は、日本共産党の穀田恵二です。
小井参考人にお聞きします。
国交省が行った世論調査によれば、道路についての国民の要望の一番は渋滞対策です。高速自動車道の建設は渋滞対策の切り札なのか、このことについてお聞きします。
【次の発言】 なかなか、おつき合いと現場のあれで、ありがとうございました。
そこで、今お話がありましたけれども、高速道路中心ないしは重視の予算配分が、生活道路の整備や、さらには維持補修の費用を圧迫しているという向きの発言がありましたが、その辺も少し詳しくお話しいただければありがたいんですが。
○穀田委員 きょうは、中期計画の中で、地域高規格道路について聞きたいと思います。
中期計画において、地域高規格道路に対する施策は、一つは、基幹ネットワークの整備、第二に、生活幹線道路ネットワークの形成というところに記載されているのは御承知のとおりです。
そこで、幾つかただしておきたいことがございます。まず、十年間に百八十六路線、百十候補路線のうち、どれだけ整備するおつもりか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 おおむね確保する、決まっていない、こういうことですな。
それから第二番目に、それでは十年間に使う事業量は幾らですか。
○穀田委員 私は、道路特定財源のもとで自動的に高速道路ができていく仕組みを根本的に改めて、その全額を道路にも福祉にも医療にも使える一般財源化に今こそ踏み出すべきであると一貫して主張してきました。
国民はどう考えているのか。大臣は口を開けば、私も庶民だ、こうきます。庶民がどない考えているかということについてお聞きしたい。道路特定財源を残すべきと考えているのか、それとも一般財源化すべきだと考えているのか、大臣のその認識をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 十年論については後でやりますよ。今の口調でいうと、理解していない国民が悪いんだと言わんばかりになっているわけで、私はいかがかなと思います。……
○穀田委員 私は、道路特定財源と一般財源化の問題について、少し冬柴大臣に質問をします。
四月一日から、暫定税率が期限切れで、ガソリン税などの暫定税率上乗せ分がなくなって、ガソリンの価格が値下げされました。同時に、ガソリン税である揮発油税を道路整備に充てなければならないとしてきた道路財源特例法も、三月三十一日で期限が切れました。その結果、四月一日からは揮発油税は道路特定財源ではなくて一般財源となっている、この点は、確認したいんですが、間違いありませんね。
【次の発言】 それはおかしいですね。財源のそういう根拠法がなくなっている、切れている現実のもとで、じゃあ何なのか、一般財源しかないじゃないで……
○穀田委員 海難事故調査、そして再発防止について聞きます。
国交省の説明資料では、運輸安全委員会、海難審判所の設置の効果として、原因究明機能の強化、海難について委員会調査の実施等により背景要因の客観的、科学的な調査が可能とあります。そうすると、これまでなぜ背景要因の客観的、科学的な調査ができなかったのかということになるわけで、聞きたいと思います。
【次の発言】 過失といいますか、そういうものの認定に重きが置かれていたということでありますが、しかし、では今回客観的、科学的な調査ができるようになるという根拠はどこにあるのか、そして、現在の海難審判庁の調査と安全委員会のそういう調査とは何がどう違う……
○穀田委員 歴史的まちづくり法案にかかわって、重要文化財に指定されている民間の住宅、重文民家について質問します。 今回の法案は、文化財保護行政とまちづくり行政とが連携をして、これまで点として守ってきた貴重な文化財を、点としてだけではなくて面として、文化財を核にしながら、周辺地域全体の歴史的風致を守っていくものだという説明がありました。 私は、まず第一に、これらを考える上で、法案における重要文化財の持つ意義について明確にする必要があると考えています。なぜなら、重要文化財がなければ、すなわち、核がなければ歴史的風致を守ることも成り立たなくなる法案だからだと考えています。 法案の趣旨を生かそう……
○穀田委員 私は大臣に改正案についてまず聞きたいと思います。 先ほど来議論になっていますが、私もやはりこの問題が大事だなと思うんですね。つまり、地域公共交通活性化法制定時に今回の追加事項である鉄道事業再構築事業が入らなかった理由は何かということなんですね。先ほど大臣は、維持費にかかるのはわかったということでぽこっと答弁されました。私は、ほんまにそうかいなと思ったんです。というのは、人員削減の合理化努力は限界であるということは既にもう何回も出ているんですね。 さらに、調査室から配られた参考資料でも、国土交通省が出している人件費と他の費用の割合を見ますと、一九八五年から二〇〇五年まで、施設保有……
○穀田委員 今、「蟹工船」という戦前の小説が多くの若者に読まれ、脚光を浴びています。戦前の日本共産党に入党し、二十九歳の若さで特高に逮捕、虐殺された、プロレタリア文学を代表する作家、小林多喜二が書いた作品です。オホーツク海で操業する蟹工船で、リンチなど過酷な労働を強いられた労働者たちが団結し、闘争に立ち上がる姿をリアルに描いているものです。 こういう小説が若者の共感を呼んでいます。新聞によりますと、「現代の「ワーキングプア」にも重なる過酷な労働環境」という意見や、「私たちの兄弟が、ここにいる」、さらには「「蟹工船」を読め。それは現代だ」などと、現在の労働状況と重ねる声が多く、朝日、読売、毎日……
○穀田委員 まず、福田首相の、来年度からの一般財源化方針、これは来年からですから、法律は特定財源を十年間維持するものですから、これは矛盾をするということは、幾ら法制局が、先ほどの話を聞いていると、ことしの段階ではと、えらい限定的に言っていたことが随分感じられました。そこで、結局、世論調査での内閣の支持率はさらに下落しています。 首相の一般財源化方針が表明されるまで、十年間の特定財源維持が最良なものだと力説した大臣が、今度は、一般財源化に向けてどうすべきか。それから、道路整備のあり方。そして、道路財源全額を使う仕方から百八十度違う方向を考えなければならなくなりました。冷静に考えますと、十年間特……
○穀田委員 港湾法改正案には、国際コンテナターミナルへの出入りについて、全国共通のICカードと生体認証により本人確認を自動化するための措置が盛り込まれています。省の説明では、全国共通ICカードと生体認証の導入で、渋滞の解消とドライバーの利便性向上、なりすまし防止を図り、制限区域への人の出入りを確実かつ円滑に管理するとしています。
そこで、出入りの確認に時間がかかり渋滞が発生していると言うけれども、それはどういう実態なのかという点の説明を求めたいと思います。
【次の発言】 一因は、それはそうやろうけれども、出入りに時間がかかり渋滞が発生しているというのは、どんな渋滞の実態になっているんやと聞い……
○穀田委員 私は、昨年の北朝鮮に対する措置の継続の質疑で、次のように主張しました。 十月の六カ国協議の合意について、朝鮮半島非核化への重要な一歩として歓迎する、日本政府が、この枠組みの中で協力を強め、核兵器のない朝鮮半島を実現するために先頭に立つことが急務だ、そうした上で、私はさらに、北朝鮮の核問題は切実な問題なのに、これまで日本政府が核問題で熱意がないと世界の少なくない国から見られてきたのは残念なことだ、現実にそういう弱点が存在するのだったら、大胆に正す必要があるということを指摘しました。 そして、国会承認が求められている問題について、日本独自の二つの制裁措置は、北朝鮮による核実験を契機……
○穀田委員 私は、領海等における外国船舶の航行に関する法律案についてまずお聞きします。 一九八二年、海洋法に関する国際連合条約、いわゆる国連海洋法条約が採択され、九四年に発効しました。この条約は、いわゆる海の憲法と呼ばれる海洋に関する基本的な条約です。我が国は九六年に批准しています。また海洋環境の保護、保全及び持続可能な開発についてのアジェンダ21が、これは九二年に採択されています。これは、国交省の説明では、政策面から国連海洋法条約を補完するものとありました。 このような動きの中で、世界各国は、海洋の囲い込みを進め、かつ自国の権益を確保するために海洋の総合的な管理に取り組んできています。領……
○穀田委員 きょうは、大阪国際空港の騒音、環境問題と絡んで、国の財政負担問題について議論したいと思います。 大阪国際空港の位置づけと空港区分の見直しについてお尋ねします。 大阪国際空港は、全国三十二空港へと、羽田空港に次いで多い国内路線を有し、日本の骨格となる幹線ネットワークを形成している空港で、運用時間は十四時間、旅客数は年間千八百五十二万という基幹空港であるというのが大体の国交省の説明だとお聞きしました。それでよろしいか、位置づけについて。 二つ目に、空港区分の見直し。つまり、役割や機能に応じた分類に変更するということなんですが、空港区分に対応した整備事業費、要する工事費等の負担につ……
○穀田委員 きょうは、淀川水系の河川整備計画の策定について聞きたいと思います。 四月二十五日、近畿地方整備局が諮問した淀川流域委員会が、整備局の河川整備計画原案に対する意見書を提出しました。大臣は、一つの意見として重く受けとめなければなりませんと述べています。きょうは、その重く受けとめる内容について少し確認をしていきたいと思います。 そこで、議論の中身に入る前に、二十七日に開かれた流域委員会で、整備局側が委員会の審議打ち切りを示唆したと報道されていることは御承知かと思います。 九七年の改正河川法に基づいて、近畿地方整備局が学識経験者からの意見聴取の場として設置したのが流域委員会であります……
○穀田委員 冒頭、米兵による少女暴行事件について総理にお聞きします。 二月十日夜、沖縄県北谷町で米海兵隊員が女子中学生をだまして連れ回したあげく暴行するという極めて卑劣な事件が発生しました。被害者とその家族の心情は察するに余りある。私は心から怒りを覚え、抗議するものであります。 総理は先ほどの答弁で、再発防止を言いました。考えてみますと、九五年の少女暴行事件以降も沖縄ではこのような事件が多発しています。そして本土でも、横須賀での強盗殺人事件、これは二〇〇六年でした。さらには広島での女性集団暴行事件、これは二〇〇七年、相次いでいます。 政府が再発防止を繰り返し言ってきたにもかかわらず、米軍……
○穀田委員 私は、ダム問題についてまず最初に質問します。
昨日、滋賀、京都、大阪と三重県知事も含めた四知事が、淀川水系の河川整備計画案から大戸川ダムを外すことを求める四府県知事合意をまとめて、正式表明しました。これは、河川法に位置づけられた整備計画案に対する地元意見としては、初めて計画案に反対する表明だと私は思うんですね。
まず、この知事の四府県知事合意を受けて国交大臣としてどのように対処するか、改めてお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 先ほどから正式の意見ということだとか手続という問題をしきりに大臣は強調しますが、問題の結論は、四府県知事合意は、大戸川ダムを整備計画から外すというこ……
○穀田委員 大臣に初めにお伺いします。
国土交通大臣になって、北朝鮮問題についての措置について初めてですので、原則を確認しておきたいと思います。
北朝鮮に対する船舶入港禁止と日本独自の制裁措置の目的、そして、そもそも制裁措置をとった理由についてお述べいただきたい。ここを確認したいと思います。
【次の発言】 私どもは、北朝鮮への日本独自の制裁措置を継続する案件に対して、昨年十一月には反対の態度を表明しました。
北朝鮮船舶の入港禁止及び輸入禁止の日本独自の制裁措置は、今お話があったように、二〇〇六年十月の北朝鮮による核実験を契機としてとられた対応措置でありました。その当時も確認したんですが、……
○穀田委員 法案は、日本の住宅の寿命は欧米に比して短いということから、長寿命化を図って、中古住宅の流通の活性化を進めようとするものであります。数年前から、住宅ストックが充足しているとして、中古住宅の市場を重視せざるを得なくなっていることが背景にあって、こういう法案を出してきたわけですよね。その意味では、スクラップ・アンド・ビルド型の住宅市場を長年推し進めてきた政府の住宅政策は、転換すべき時期に来ている。 耐震偽装事件のときに国会で議論しましたが、安かろう悪かろうという住宅をはびこらせるやり方や、住宅のコスト削減競争、特に初期価格のみを競うやり方を規制して、もっと長もち住宅、住宅の長寿命化を促……
○穀田委員 私は、〇九年度の衆議院予算に反対しますので、その理由を述べます。 第一に、文書通信交通滞在費について、我が党は、在京者に対する滞在費分支給は合理的説明が立たないと改善を一貫して主張してまいりましたが、改善されておりません。 第二に、議会雑費、委員長手当についても、我が党は、特権的な制度として廃止を主張してきましたが、存続されております。 第三に、PFI方式による新議員会館整備等事業費も問題があります。PFI方式の弊害は、この間、赤坂宿舎の管理運営などでさまざまな問題点が出ていることからも既に明確であります。議員会館等は国会施設そのものであり、その建設、管理運営を民間にゆだねる……
○穀田委員 国会同意人事について、意見を述べます。 まず、人事官についてであります。 三人の人事官で構成する人事院は、公務員の労働基本権制約の代償機能の役割を担い、使用者である政府から独立し、中立の第三者の立場で公務員の賃金を初めとする労働条件について勧告を行うことを最も重要な職務としています。 ところが、実際には、小泉内閣が二〇〇二年の骨太方針で打ち出した総人件費抑制政策につき従って、人事院は初のマイナス勧告をしてきたのであります。中立公平な機関であるべき人事院が政府の圧力に屈したのでは、労働基本権制約の代償機能は果たせません。 新たに人事官となるべき人は、この間の人事院のあり方に対……
○穀田委員 まず最初に、本日の予算委員会において二次補正案を与党が強行したことに、厳しく抗議をします。あわせて、予算委員会内における自民党国対による写真撮影などが行われたということは前代未聞であって、糾弾をしたいと思います。そして、それらを踏まえて、結果として本委員会が職権で開催されることに対しては私ども反対だということを表明したことについて、皆さんにお伝えをしておきたいと思います。 その上で、質問に入ります。 第一の点は、大戸川ダムのつけかえ道路工事継続問題について大臣に質問します。 滋賀、京都、大阪の三知事が、昨年の十二月二十二日に国土交通大臣にあてて、大戸川ダム建設事業予算について……
○穀田委員 先ほど同僚議員がエレベーターの事故の問題について聞いていましたので、私も一点聞いておきたいと思います。 息子さんをエレベーター事故で亡くされた市川さんたちが私の事務所にも見えました。それで、こういう赤とんぼ通信というのを持ってこられて、そこの中にも書いているんですけれども、こう書いています。二〇〇七年二月二十六日、国土交通大臣に面談と。そのとき、私、一緒に面談に立ち会いまして、冬柴大臣のときですから、二〇〇七年ですから、そんな長いことやっていません、金子さんはまだ。そのときにも言ったんですけれども、やはり真相究明というのは大事だ、事故原因の究明というのはとても大事だと当時大臣も言……
○穀田委員 奄美群島振興開発特別措置法の五年前の改正で、振興開発計画の策定主体が国から鹿児島県に移行したことによって、地域が主体となった振興開発計画の策定が行われるようになったとされています。今議論になっているこの奄振の結果がどうであるかという問題について、多くの方々から、同僚議員から議論されました。 そこで、私は角度を変えて、今言ったように、結局のところ、地元の市町村、それから地域住民、関係団体等、多様な主体の参画が、今までとどのように違って進化したのか、充実が図られたのか、こういう点が必要だろうと思うんです。そこを聞きたい。 あわせて、地域が主体となった取り組みでは何が行われて、どのよ……
○穀田委員 昨日、小沢一郎氏の大久保秘書が起訴されました。私は、今回の問題の重大性なんですが、単なる政治資金報告書の記載ミスといういわゆる形式犯ではなくて、西松建設から長年にわたって多額の献金を受けた事実を国民の目から覆い隠そうとした疑いであって、極めて重大だと思うんです。これは検察の指摘ですが。したがって、この問題について、昨日の小沢氏の記者会見ではこの点に対する反論はなく、また、説明も国民の納得を得られるものではないと思います。 さて、西松建設のダミーと呼ばれる新政治問題研究会、未来産業研究会から資金提供を受けていたのは、小沢氏だけではありません。多数の政治家、団体に渡っています。 そ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、四人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございました。それでは、座って質問をさせていただきます。 まず、中越参考人にお聞きします。 中越さんは、町の中で、特に森と水ですか、風と光ということで、生かすまちづくりということでは有名でございます。私はいただいた資料を見まして、改良率、舗装率、いずれも一般県道それから町道が低いということが明らかであります。 そこで、私は二月の予算委員会でも総務大臣と質疑を行ったのですが、やはり維持補修の費用が市町村の単独事業となっている、さらには、その補助の場合の採択基準の引き上げが国の方針となって……
○穀田委員 昨日発表された、費用便益比、いわゆるBバイCの点検結果について私も聞きます。 この間の見直しを踏まえ、十八カ所の事業が、BバイCが一以下の値となったため、〇九年度の事業執行を当面見合わせ、再評価を実施して事業継続の可否を決定するとしました。さらに、BバイCがわずかしか一を超えていないものは、関係地方公共団体の意見を聞いて事業を執行するとしています。つまり、この発表は、各地方整備局等において〇九年度の事業を執行する予定ですと書かれていますように、凍結以外の区間は〇九年度から執行するものと読み取れます。 そこで、一点確認ですが、点検結果に記載されている近畿自動車道名古屋神戸線の関係……
○穀田委員 高齢化が進展する中で、高齢者が安心して暮らせる住まいと福祉を充実させることは、喫緊の課題であります。住まいと福祉の連携を強め、高齢者向けのケアつき住宅の整備などを促進するなど、高齢者対策を充実させることは当然だと考えます。 高齢者を取り巻く状況は、先ほど来皆さんからもお話ありましたが、群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」の火災で明らかになったように、極めて深刻であります。その実態を踏まえて質疑したいと考えます。 まず、犠牲となられた十名の方々の冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞いを申し上げたいと思います。 未届けの有料老人ホームは全国で五百七十九施設あると厚労省は……
○穀田委員 二〇〇七年の三月十六日、二年前ですけれども、当委員会で民間都市再生事業者の認定申請期間を延長する都市再生特措法の改正について議論しました。 そのときに、この都市再生特措法が、都市機能の高度化とそれから都市の居住環境の向上という二つの目的を掲げていました。ところが、結果は、不動産大企業は二倍以上のもうけをしたのに、公営住宅の入居募集倍率は高くなり、低所得者はふえている、実際住宅に入れないという住民の住環境は悪くなっている、こういう二つの対比で指摘をしました。 そして、あわせて私は東京都と地方との格差についても指摘をしました。民間都市再生事業の半分は東京に集中していること、その一方……
○穀田議員 お答えします。 まず、この問題を考える場合に、私は、政治の責任は極めて重大だなというのを改めて実感しています。 といいますのは、当時、二〇〇〇年の審議の際に、運輸大臣は新しいタクシーの需要が起こってくるということを言ったことを、私は今でも覚えています。つまり、需要が拡大するということを一つの前提に置いて政策が実行されたということであります。ですから、その反省が極めて必要だと私は思っています。 二つ目に、それらを考える上で、現状の認識が極めて大事だと思っています。〇二年の道路運送法の規制緩和の実施に伴って、日本全体が供給過剰、先ほど政府からも答弁がありましたように、長期的に供給……
○穀田議員 二〇〇二年の改正道路運送法の施行後、事故報告の対象となる重大事故の発生件数も増加傾向にあります。 一九八九年には一千二百四件から二〇〇一年六百十八件に、若干減少傾向で推移していたわけであります。ところが、二〇〇二年には七百二十九件と増加傾向に転じ、〇六年には七百四十二件になるなど、七百件台半ばで推移しているところであります。 このような状況を踏まえ、タクシー事業者、運転者に対して安全に関する自覚を促し、国民が安心して利用できる地域の公共交通機関としての機能を果たさせる観点から、報告義務の対象となる事故の範囲を拡大し、他の一般自動車運送事業者と比較して、より重い義務を課すとしたと……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人には、貴重な御意見をありがとうございました。 着席して質問いたします。 まず、今村参考人にお聞きします。 タクシー規制緩和の根本について意見を述べてください。 御承知かと思いますが、二〇〇〇年の道路運送法の審議の際、私どもは反対しました。当時の運輸大臣は、新しいタクシーの需要も起こってくる、労働者に対しても条件をさらによくしていく方向になっていくと述べました。規制緩和の未来がバラ色であるとしたわけであります。それに対して、私どもは、需給調整廃止によって供給過剰状態を一層深刻化させると指摘をし、規制緩和によりタクシーの台数はさらにふえ……
○穀田議員 お答えいたします。 まず、与党からの野党四党提案に対する質問、ありがとうございます。 それで、今、福井議員からありましたけれども、消費者の意見という場合に、消費者が今一番タクシーに求めている根底は何かということを考える必要があると思うんです。それは、つまり、安全が第一だということだと思うんです。したがって、私どもは、会社の都合、労働者の都合というのではなくて、労働者の働く条件に着目をして、そのことが安全に一番大事な問題だという角度から物事を考えたということをまず知っていただきたいと思います。 その上で、お話があった、規制緩和を要望する議論の中には御指摘のような意見があったこと……
○穀田委員 私は、まず最初に、新型インフルエンザの観光への影響についてただしたいと思います。
政府並びに観光庁としてどのような調査をこの問題について行っているか、そして、観光庁として、新型インフルエンザによる神戸や京都における観光への影響をどのように認識、掌握しているのか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 神戸と京都はどうやと聞いているんだけれども、出ていなかったので、まあ、いずれにしても、大変だということなんですよね。
それで、今、自治体への協力をお願いしていると言いましたけれども、私がつかんでいる範囲内では、今、修学旅行のキャンセルという話がありました。これは、京都市の調査……
○穀田委員 私は、最初に、多重衝突事故の被害補償についてお聞きします。
昨年三月五日、明石海峡で起きた、ゴールドリーダー、第五栄政丸、オーシャンフェニックス号の多重衝突事故に関連して聞きます。三隻が衝突し、一隻が沈没。三名死亡、うち一名行方不明。加えて、最盛期のイカナゴ漁やノリなど深刻な漁業被害をもたらしました。
被害の概要とその対策、対応について水産庁にお聞きします。
【次の発言】 わかりました。
沈んだ貨物船から油が流出し、そして漁業被害が生じたわけであります。昨年、油被害抗議の漁業者の集会で二つの決議がありました。一つは、事故被害の発生源の除去を含む油どめの対策であります。
これ……
○穀田委員 特定船舶の入港禁止の実施、いわゆる北朝鮮制裁承認案件について質問します。 五月二十五日、北朝鮮の核実験に対して、私どもは志位和夫委員長の談話を発表し、強く、厳しく抗議しているところであります。核実験の強行について、いかなる核実験または弾道ミサイルの発射もこれ以上実施しないことを要求した国連安保理決議一七一八や、それから、北朝鮮が一切の核兵器及び現在の核計画を放棄すると合意した六カ国の共同声明にも明確に違反する暴挙であって、世界の中で起こりつつある核兵器廃絶への新たな機運への乱暴な挑戦だとしたのであります。 その上に立って、私たちは、北朝鮮に、核兵器及び核開発計画を放棄すること、……
○穀田委員 共産党の穀田です。 〇八年十月から十二月期のGDPは、御承知のとおりに年率換算マイナス一二・七%と、第一次石油危機直後に次ぐ大幅な下落率を記録しました。日本経済を引っ張ってきた輸出がマイナス一三・九%に落ち込んだことが大きいと言われています。私は、はっきり言って、外需頼みの経済構造の脆弱性がはっきりあらわれて、そのことが主要先進国の中でも最悪となったと考えています。 さて、二月二日、NHKスペシャルは「アメリカ発 世界自動車危機」を放映しました。それによりますと、長年のビジネスモデルを延命させるためにつくり出された架空の消費があった、売り上げを伸ばすため自動車ローンの審査が極限……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは端的に、生存権の重要な要素であり、生活を営む上で基本的な要件である住まいと社会的弱者に関連して、何点か総理にただします。 政府の経済危機対策では、今回の経済危機が非正規労働者等の社会的弱者にしわ寄せされる形であらわれていると述べています。政府が言うところの社会的弱者たる非正規労働者は、職を失えば住まいを失うという事態に直面しました。若い人ばかりではありません。お年寄りも低所得者を中心に、行き場がない、住まいがないという大問題が生じています。 総理は、ハウジングプアという言葉、概念を御存じでありましょうか。
○穀田委員 趣旨説明を聴取する議案を付託することに反対であります。 第一に、十九日の財務金融委員会における強行採決は断じて認められません。これは、中心問題は、参考人質疑を開催する前に採決を決定するという前代未聞の出来事を行ったからであります。本来、参考人質疑を踏まえ審議を行うというのが常道であります。こういった形で国民の声を聞く本来の役割を放棄したことについては、許せないと私は考えています。 そこで、二つ目に、二十日に予定されている各委員会は、質疑終局、採決も含む予定が委員長職権で行われているからであります。もしこれをそのまま許せば、財務金融委員会における採決と同様の事態をつくりかねない不……
○穀田委員 共産党の穀田恵二です。 八ツ場ダムについて、私も一言申し上げたいと思います。 私どもは、早くから一貫して、無駄と環境破壊の計画として多くの団体と協働し、国会でも地方議会でも中止を求め続けてまいりました。その際に、中止に当たっては、地域住民が受けた困難を償うなどの観点から、国と関係自治体などが地域住民を交えた地域振興のための協議会をつくり、住民の生活再建や地域振興を図ることを義務づける法律を制定することを要求してきたところであります。 新政権は、地元住民や関係者の疑問や不安に一つ一つ答え、ダム中止への理解と合意が得られるように丁寧に手を尽くすこと、民主的プロセスが必要だというの……
○穀田委員 私は、昨日来の出来事について一言述べたいと思います。 私は、民主党の国会運営は異常きわまりないものだと思います。 私自身が昨日の討論に立ちましたように、新政権下での最初の審議を始めた中小企業金融円滑化法案について、現場の財金の理事会での合意を覆し、国対の指令のもとにいきなり強行採決する、そしてまた、本日未明の本会議で強行、続いて、深夜でしたけれども、議院運営委員会ですべての法案の委員会付託を強行、そして、きょうは一斉に与党だけで委員会をセットする、こういうやり方については、私は許しがたいと思っています。 私どもは、だからといって自分の発言権を放棄するということはしません。質疑……
○穀田委員 我が党は、運輸事故原因の科学的究明と再発防止の徹底を求める立場から、一貫して、事故調査機関の独立性を保障すること、あわせて、予算や体制の拡充、権限強化を求めてきました。 昨年発覚した、JR西日本の福知山脱線事故の調査報告の取りまとめにかかわる運輸安全委員会の情報漏えい問題は、同委員会の独立性や公正性、委員選任のあり方や議論の密室性などの問題点を改めて浮き彫りにしました。 現在、外部の有識者や福知山線事故の遺族、被害者が参加した検証チームにおいて、見直し、検討の議論が行われています。 それを踏まえつつ、真に科学的で公正な事故調査と、その結果を生かした再発防止、安全向上策を実現す……
○穀田委員 きょうは、日本航空の問題について質問します。
日本航空は、会社更生法を適用して破綻せざるを得なくなりました。今、企業再生支援機構による再建が進められていますが、そもそもなぜこうなったのか。再建を進める上でも、改めて経営破綻を招いた原因と責任を明確にすることが不可欠だと私は考えます。その上で、同時に、国民の監視のもとで、安全第一、公共性の確保を基本として進めなければならない、基本的な柱はそう思っているのですが、大臣の御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 企業再生支援機構も、窮境原因について、今大臣からもお話がありましたが、過去の大量輸送時代の構造を引きずって、一、事業構造……
○穀田委員 近年、地方自治体が主体で進める補助事業や単独事業は、地方財政困窮のもとで激減する一方で、国直轄事業はほぼ横ばいであります。その結果、地方財政支出における直轄負担金の割合は増大し、地方財政圧迫の要因となっております。直轄事業負担金制度は、こうした地方の財政状況や事業の必要性にかかわりなく、国が地方に一方的に負担を求めることとなりやすい仕組みになっていまして、見直すべきだと考えます。 本法案は、国直轄事業負担金制度を全廃する第一歩として、新設、改築を除く維持管理に係る地方負担金を二〇一一年度までに全廃するというものです。国はこれまで、地方が行う新設、改築などの事業については国庫補助の……
○穀田委員 国民の基本的権利関係や災害からの安全に配慮した土地、国土利用など、国土調査の持つ意義は大きいと考えます。特におくれている大都市部での調査を促進するためにも、実現可能な目標とすること、計画を適宜見直していくこと、国の負担による事業を拡大するだけでなく市町村などの負担軽減を図ることは不可欠であり、その実施体制を確保することが重要です。過去五次にわたる十カ年計画の実績がいずれも目標の五割前後にとどまっており、一層の促進を図る必要がある。以上の立場から、私ども、法案には賛成したいと考えています。 そこで、先ほどいろいろな話がありましたので、私は端的にお答えいただきたいと思うんですけれども……
○穀田委員 私は、日航問題についてきょうは質問します。 二月二十六日にも大臣と質疑を交わしました。そこで私は、日航の再建に当たって、国民監視のもとで、安全第一、公共性の確保を基本として進めなければならないという立場を明らかにしたところであります。その際に、安全運航を支えるのは現場のモチベーションの高さだと指摘しました。そして、それは、タスクフォースの調査報告書も指摘しているとおりであります。 大臣は私の質問に対して、「働く方々のモチベーションをいかに維持し高めていくかということは最も大事なポイント」だ、さらに、「私自身も、チャンスをとらえてできる限り現場の方々と意見交換をさせていただいて、……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。参考人の皆さんには、貴重な御意見を本当にありがとうございました。 私は、まず、航空労組連絡会議長の山口参考人にお聞きします。 私は、当委員会における日本航空問題について質問した際に、次のように指摘しました。企業再生支援機構による再建が進められているが、そもそもなぜこうなったのか。再建する上でも、改めて経営破綻を招いた原因と責任を明確にすることが不可欠だと言ったわけです。 その上で、さらに、企業再生支援機構もJAL再生タスクフォースも、JAL窮境原因について、事業構造また組織体制の両面が非効率かつ硬直的だと言っていますし、航空産業が装置産業であるがゆえ……
○穀田委員 私も箇所づけの問題について質問します。 いわゆる箇所づけの問題については、私は予算委員会でも質疑をしました。その際に、個別事業の予算を確定するまでの経過を国民がチェックできるよう透明化を図る、そのためのルールを決めるべきだと指摘したところであります。例えば、今回問題になった、大臣らが言うところの仮配分資料を国会に提出し、審議に供するようにする、あるいは、ダム事業のように全体の予算案と同時に個別事業の予算案を決めて審議に供するなど、方法はいろいろあるということも申し上げたところであります。 大事なのは透明化だ、あわせて、個別事業の予算確定に至るまでの過程で、議員や官僚などからの利……
○穀田委員 私は、この間の日本航空の視察の際に、委員長の指摘がありましたから、時間を短くとあったので、事実だけを問いただしました。私は、既に締め切られた早期退職の応募状況について答えてほしいと質問したわけです。そうしたら、答えはおおむねこんなふうに言っていた。現在取りまとめ中だ、事業の継続に支障が出るといけないので後日公表したいと。後日というのは大体、「ある日より後の日。」というのが広辞苑で書いていますから、次の日以降だと思うんですよね。ところが、その夜新幹線のテロップでは数字が流れている始末。 メディアには公表するが、数時間前に尋ねた国土交通委員会の委員には後日、こんなやり方がいいのかとい……
○穀田委員 今回の法改正案は、MARPOL条約議定書の改正に対応し、船舶からの油流出による海洋汚染や排出ガスによる大気汚染を防止するための規制を強化することが主な内容であり、賛成であります。私は、海洋汚染それから大気汚染の防止へ一層の対策強化を求めておきたいと思います。 きょうは、海洋汚染の防止や海難救助のために漁業関係者の皆さんが大変な努力をされている問題、海難救助出動に対する報奨金について聞きます。 昨年、二〇〇九年に発生した船舶事故二千五百四十九件のうち、プレジャーボートの事故が一千十三件で全体の四割を占めています。次に多いのは漁船で、八百十二件、三割を占めています。プレジャーボート……
○穀田委員 法案について質問します。
一九八二年、国連海洋法条約の採択がありました。そして、九四年に発効したわけであります。その時点で政府は、我が国の排他的経済水域等の境界を根拠づける基線についての重要性をどのように認識して取り組みを行ってきたのか、これをお聞きしたい。特に、国際的な各国の取り組みと比較して御報告いただければ幸いです。
【次の発言】 私は何でこんなことを言ったかというと、一九八二年に国連海洋法条約は採択されている。それまでに、この問題についてのさまざまな交流や意見交換があったわけですよね。そして、今大臣もお述べになった排他的経済水域等の境界を根拠づける基線について、大体の認識……
○穀田委員 きょうは、UR賃貸住宅の事業仕分けに関連して質問します。
まず、事業仕分け、何を言わんとしているのかということについて聞きたいと思うんです。
四月二十六日、行政刷新会議が行っている事業仕分けで都市再生機構が対象になり、賃貸住宅事業の仕分けも行われました。そこで、仕分けされた側の都市再生機構、国交省は、UR賃貸住宅事業に関して、どういうスタンスで仕分けに臨み、何を主張したのかということをまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 私は、賃貸住宅事業の仕分けそのものに問題があるということを感じました。つまるところ、住宅政策の視点が全くないというのが率直な感想です。
例……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 いわゆる箇所づけの内示問題について最初に質問します。 今回のいわゆる箇所づけ問題は、箇所づけ、すなわち最終確定額に至る経過の資料を国会に提出せず、つまり国民にはオープンにしないで、民主党だけに当初渡した、利益誘導してくださいということかと疑問視せざるを得なかったやり方でありました。馬淵副大臣、そして前原大臣のこのやり方は、これまでの主張とは違う、まさに不透明化を助長するような行為だった、ここが核心だと思うんですね。 そこで、道路などの公共事業のいわゆる箇所づけ問題に関して、政府の見解を確認したい。馬淵国土交通副大臣と前原大臣に聞きます。 馬淵副大……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 昨年の総選挙で示された国民の意思は、政治を変えてほしいということでした。新政権のもとでつくられた二〇一〇年度予算案は、その声にこたえるものでなければなりません。 日本共産党は、去る二月十七日、政府予算案に対して、旧来の悪政の根本にメスを入れ、政治の転換に踏み出す予算にとの組み替え提案を明らかにし、私ども志位委員長と鳩山首相との党首会談で検討を申し入れたところであります。 その第一の柱は、自公政権の社会保障費削減路線がつくった傷跡を是正する、とりわけ、改悪された医療、介護、福祉制度をもとに戻し、拡充への第一歩を踏み出すこと、さらに、総合的な子育て支援……
○穀田委員 私は、日本航空の再建、再生問題について質問します。 この再建、再生において、安全運航の確保は大前提です。会社更生手続を確実に進める上でも、この点はゆるがせにできない問題です。何よりも、企業の存立基盤である輸送の安全を第一義的に考える必要があります。 ところが、この安全運航を脅かす懸念が生じている。輸送の安全を航空会社に守らせる国土交通省の責任にかかわる問題であり、一刻も放置できない重大問題だという認識を持って質問したいと思います。 安全運航を確保するには、それを支える労働者のモチベーション、コミュニケーションがかぎです。必要な要員と労働条件の確保を初め、安全への配慮がおろそか……
○穀田委員 私は、きょう流れました中国船衝突事件のVTRについて一言言っておきたいと思います。 それはやはり、今も同僚の議員からもるるお話ありましたが、本物かどうかということが一つあります。同時に、本物ならば、だれが、どうしてということについて徹底した調査を責任を持って行い、事実を明らかにすることを求めるものであります。 私は、尖閣諸島の問題について言えば、政府が、日本の領有権は歴史的にも国際法上も正当なものであることの大義を国際社会と中国に対して堂々と主張することが肝要だ、そのことを私ども一貫して述べてまいりましたので、その骨太い、きちんとした対処が肝要だということを再度申し上げておきた……
○穀田委員 馬淵国交大臣に、きょうはまず八ツ場の問題についてお聞きします。
大臣は、六日、八ツ場ダム建設について、中止の方向性という言葉に言及しないと表明されました。この発言の真意を尋ねたいと思います。この発言は、中止しない、つまりは八ツ場ダムの建設を進めるという意味に解釈される方もいますが、そういうことですか。
【次の発言】 私どもは、この八ツ場ダムについて、利水面でも治水面でも不要なダムであり、無駄で環境破壊につながるダムであるという立場に立って中止を求めてまいりました。
この国土交通委員会でも、また各委員会などにおいても、例えば塩川鉄也議員も報告していますが、何度も現地に足を運び、長……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
菅総理に質問いたします。
総理は、雇用、雇用、雇用と、雇用を中心にした経済対策を進めると所信演説で述べました。さらに、十一月四日の本会議では、経済が活性化する、そういう好循環を生む上でのキーが雇用であると発言しました。これは当然だと思います。
一つは、雇用をつくること、二つは、現に進行している人減らしに歯どめをかけること、この二つが大事だと思いますが、この点での総理の見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 守ることが必要だということとふやすことが必要だということだと。
現実はどうかという問題を見てみたいと思うんです。私は、雇用の現実は、雇用……
○穀田委員 きょうは、日航の問題について再び質問します。
さきの予算委員会で、私は、日航の不当解雇、人減らし先にありきということで始められたリストラが絶対安全というものを脅かしている現場の実態について質問しました。それを受けて大臣は、日航と全日空の社長に絶対安全を守るように要請し、立入検査の実施などについて決断しました。
日航社長からの回答は来たのか、そして立入検査の結果はどうだったのか、これについて御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 取り組みの状況はわかりました。
それで、私が質問して後も、安全を脅かす事実、実態が現場から寄せられています。
そこで、資料をお渡ししていますが……
○穀田委員 私は、今回の大震災で亡くなられた方々に心から哀悼の意を表し、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。 私は、今回の踏切道改良促進法の法案については、賛成であるという立場を表明しておきたいと思います。 今回、震災後初めての国土交通委員会ですから、災害対策、被災者救援で重要な役割を担う国土交通大臣に、短時間ではあるが、ただしたいと思います。 まず、基本姿勢についてお聞きします。 未曾有の大災害であるということはもう論をまちません。それだけに、未曾有の災害に対応すべく、救援、復興について、現実をよく掌握し、どうしたら被災者の声にこたえることができるかを中心にして、知恵と……
○穀田委員 私は、前回に続いて質問します。
改めて、東日本の大震災で亡くなられた方々に哀悼の意を表し、そして被災された方々にお見舞いを申し上げます。
きょうは、港湾法の問題について質問します。
まず、東日本大震災との関係で被害を受け壊れた港湾施設等の被害総額は幾らか、復旧するのにどれだけの費用が必要と想定しているのか、お聞きします。
【次の発言】 簡単に言えば、わからぬということですか。しかし、莫大な費用になるということは明らかだと。それは簡単に言うと、一兆円を下らない可能性があるということは既に明らかとなっているところであります。それだけにとどまらず、これは、漁業関係者のそういう被害額……
○穀田委員 前回、前々回に続いて、また被災者支援の関係について聞きます。
応急仮設住宅の着工状況について、簡単にお示しいただきたい。
【次の発言】 多くの方々が指摘しているように、大臣からおおむね二カ月で三万戸を供給するように要請している。着工予定を含めて現に着工しているのが、今お話があったように、数字を足すと、もうひとつだけれども、三千二百五十五戸と言われています。そうなりますと、約一割しかいっていない、極めてテンポが遅いと言わざるを得ない。
私は二つあると思うんですね。津波で、地震による津波とで避難された方々がおられる。もう一つ、数字が余り明確になっていないんだけれども、原発事故に関連……
○穀田委員 私は、二〇〇七年の都市再生法の改定のときに質問をしました。当時のことを振り返りながら質問したいと考えます。 そもそも都市再生政策は、バブル崩壊後の地価の下落などがとまらず、景気低迷のもとで緊急経済対策として始められました。国土政策やまちづくりという視点からではなく、経済対策というのが当時のポイントでした。 二〇〇一年に小泉首相が就任して市場原理主義的な構造改革路線を推進しましたが、その重要な政策として都市再生政策が進められました。二〇〇二年に都市再生法が制定され、二〇〇七年の改定、そして今回の改定です。民間都市開発プロジェクトの申請を認定する期間を五年ごとに延長してきました。〇……
○穀田委員 日本共産党を代表して、都市再生特別措置法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 反対する第一の理由は、今、東日本大震災で被災した地域の復旧復興、再生を最優先すべきであるにもかかわらず、大都市の大規模開発を促進する支援制度づくりを優先させ、大都市集中を加速させるものだからです。 我が党は、都市再生特別措置法について、二〇〇二年制定当初から、大規模開発を進める大企業のもうけを確保させるために都市を再活用する枠組みづくりであり、東京一極集中を加速して地方との格差を拡大するものだとして反対してきました。本改正案は、新成長戦略に基づき、都市の国際競争力を強化するため、大都市に……
○穀田委員 私は、まず仮設の問題について、一言最初に質問します。 この間、国交委員会の質疑で、仮設住宅建設の問題について再三私は質疑してまいりました。また一方では、各党・政府合同会議というのがありまして、そこの中で私は、仮設住宅の建設に当たって、岩手県住田町の地元産材を使っての建設、そして値段も安いということを紹介し、この取り組みを広げるべきだと主張しました。大臣は早速、地元産材の活用が大事だと指示したと聞いております。 私は、その材料の問題と同様に、建設の担い手と地域経済の活性化に関連して提案したいと思います。 福島県から次のような要望が寄せられています。 県とプレハブ協会と、災害時……
○穀田委員 きょうは、地震が原因で地盤沈下などが起こっている問題について質問したいと思います。
東日本大震災の被災地、石巻からの声であります。
石巻市の沿岸地域は、今回の地震で地盤が七十三センチメートル以上沈下し、防潮堤や河川堤防の崩壊などによって浸水、冠水の被害が出ています。現にテレビでも放映されました。水道管の漏水点検など、ライフラインの復旧さえままなりません。
こういう事態をつかんでいるかどうか、このような例は石巻にとどまらないと思うんですが、実態の掌握について報告されたいと思います。
【次の発言】 ですから、今報告がありましたように、重大な被害が及んでいる。聞きますと、塩富町では……
○穀田委員 きょうで震災からちょうど二カ月であります。 四月二十七日、当委員会で私は、浸水、冠水問題について質問しました。被災地では、地盤沈下や堤防崩壊による浸水、冠水被害が甚大であります。そして、そのことを指摘し、海岸堤防など、それぞれの地域に合致した応急対策を直ちに実施し、さらに恒久対策を行わなければならないと提起したところであります。大臣は、まず仮といいますか応急対策をした上で、復旧復興との調整を図った対策を実施することが必要だ、それらは適切に実施されるように努めていきたいと答弁されました。 短期間ではありますが、この間どういう対策を行い、その進捗状況について報告されたいと思います。
○穀田委員 東日本大震災前の二月十七日に、私は、予算委員会において日航の安全問題についてただしました。大畠大臣は、絶対安全の確保の観点から、日航への立入検査の実施を指示しました。その実施状況と結果の報告を求めたいと思います。
【次の発言】 質問して約二カ月間たちます。職場の現状はどうなっているかということで、絶対安全の確保が進んでいるか、さらには、現場の実情について私は改めて労働者から話を聞きました。やはり、整理解雇や成果主義の徹底、さらには、賃金、労働条件の切り下げなどの影響で転職する若手層がふえているそうです。
さらに、先ほど大臣は、再発防止の徹底や労務内容のそういう意味でのトラブルとい……
○穀田委員 きょうは、国鉄債務等の処理法案について質問します。 まず、本法案は、旧国鉄の土地やJR株式の売却などによって生み出された利益剰余金、〇九年度末までに一兆四千五百億円、このうち、東日本大震災の復旧財源に充てるために国庫返納された一兆二千億円を除く部分を、利益剰余金と今後の収入を、経営難を抱えるJR三島、貨物など、鉄道支援に充てることができるようにしようというものであります。 この利益剰余金の原資は旧国鉄の土地やJR株式の売却収入で、これを活用してJR三島、貨物会社や並行在来線の経営支援などを行うということは、国民の足を守る上で大事だし、CO2削減など環境保護の視点から見て必要だと……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私も実は被災県の一つである岩手県の出身者の一人であります。被災地の方々に心を寄せて、復旧復興のために私自身も努力をしたいと思います。 私自身は、一九九五年の阪神・淡路大震災の折に住宅再建への個人補償、公的支援を提起し、小田実さんらを初めとする市民運動の方々と個人補償の実現ということで取り組んでまいりました。以来、住宅の再建というのは被災地の住民にとって決定的だということで努力してまいりました。 私たちの復興復旧にかかわる考え方というのは、一人一人の被災者が失われた生活となりわいの基盤を回復して自分の力で再出発できるようにすることであり、それを国が責……
○穀田委員 私は、JAL、日本航空の問題で、大畠国土交通大臣に聞きます。 予算委員会の基本的質疑で、私どもの志位委員長が質問し、日航の再生に当たって安全性が大前提であるのかということを質問しました。首相は、安全性が大前提でなければならないと答弁し、大畠大臣も、航空という乗り物でも、安全第一ということが大前提であると答弁しました。その機会に、私どもは、日本航空の会社に対しても、きちんとただす必要があるということを言いましたし、それに答えて、実行する旨を答弁されました。 日航の会長の稲盛和夫氏に、日航の再生に当たって、安全性が大前提であるということを確認しましたか。
○穀田委員 私は、日本航空の再建問題について聞きます。 この委員会で私はたびたび質問してまいりましたが、現在の状況についてどう認識しているかということをまず大臣に尋ねたいと思います。 先日、企業再生支援機構が、来年九月にも日航を再上場させる方向で検討しているという報道がありました。この企業再生支援機構は、国が半分出資する公的機関で、日航の会社更生中は管財人を務め、みずから三千五百億円を出資しています。三月二十八日に会社更生手続を完了した後も日航の経営再建を主導しています。 日航グループの営業利益は、二〇一一年三月期に過去最高の千八百八十四億円となりました。大震災で航空需要が落ち込む中でも……
○穀田委員 今回の法案について質問します。 東日本大震災での甚大な津波被害を考えれば、被災地の復旧復興はもちろんのこと、今後の地震に備え、津波災害の防止、軽減対策と安全な地域づくりを早急に実施すべきであることは言うまでもありません。 これまで、津波対策でいえば、海岸堤防等の整備などハード的な対策が中心でした。これを改善し、津波の浸水深を加味したハザードマップの作成、迅速、安全な避難、情報伝達など、ソフト施策を組み合わせた多重防御による施策に切りかえる、こういうことが中心ですね。また、線的な防御から面的なまちづくりの視点の対策へ切りかえる、こういう発想が必要だと私も考えます。したがって、本法……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、二つ質問します。 一つは、国家公務員の労働基本権の早期かつ完全な回復の問題です。 憲法二十八条が保障する労働基本権、すなわち、団結権、団体交渉権、争議権、これは、本来、公務員にも保障されるべきものであります。 ILOが、消防、監獄職員の団結権や一般公務員の争議権、労働協約締結権の保障など、国際労働基準に沿った公務員制度改革をするように勧告しています。私は、我が国の国家公務員の状態が、国際労働基準に照らして重大な問題を持っていると考えますが、どのようにお考えかということです。 二つ目は、先ほど来意見もありましたけれども、私はどちらかといえば……
○穀田委員 韓国大統領竹島上陸非難決議案、香港民間活動家尖閣諸島上陸非難決議案の二つの決議について意見を述べます。 およそ領土問題は、どのような問題でも、歴史的事実と国際法上の道理にのっとり、冷静な外交交渉で解決を図ることが大事です。感情的な対応で緊張をエスカレートさせるようなことは双方が自制すべきです。 今回の韓国大統領の竹島上陸問題や尖閣諸島の問題をめぐっても、そうした冷静な対応が重要です。 ところが、本決議案は、韓国大統領の竹島上陸を非難するにとどまらず、竹島の不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求めるとして、これまで政府も求めてこなかったエスカレートした要求を突きつけ、我……
○穀田委員 大震災から一年、被災地の復旧復興に欠かせない被災鉄道のうち、JR線の復旧整備が進んでいません。三陸鉄道は国が支援し復旧のめどは立ちましたが、JR線はまだはっきりしていません。 きょうお配りした資料一を見ていただきたいと思います。黒い実線がありますように、JR山田線、大船渡線についてです。 JR社長らが、軌道を舗装してバスを走らせるバス高速輸送システム、BRTにしたいという旨の発言を行っています。これが鉄道の復旧をやめるという趣旨ならば、私はけしからぬことだと思います。地元の岩手県や市町村は、鉄道の復旧を粘り強く要求しています。特に強く要求していると言えましょう。そして、JRの姿……
○穀田委員 まず最初に、被災地における高速道路無料化問題について聞きます。
宮城県議会で、三月十六日、被災地域の高速道路無料化措置の継続を求める意見書が全会一致で採択されています。内容は、一つは、被災地域の高速道路無料化措置を国費により引き続き実施してほしい。二つ目は、被災地の復旧復興に協力しようとするボランティアの車両については引き続き無料化をということです。
これは壊滅的被害を受けた被災地域の早期復旧復興を実現するために、当然と私は思います。そこで、要望に応えた対応が必要だと思うんですが、いかがですか。
【次の発言】 大臣、いずれも協議を行っている、そんな悠長なことをよく言うなあと私は……
○穀田委員 私は、日本航空再建問題について聞きます。
日本航空グループの営業利益は、更生計画に示された二〇一二年三月期の目標の七百五十七億円を大幅に上回るとされています。それは御承知のとおりです。日本航空再建の現状についての認識を、大臣にごく簡潔に伺いたい。
【次の発言】 今お話がありましたように、財務面での経営立て直しは順調と言えるかもしれません。大臣も安全を大前提にと言っていますから、私は、日本航空の真の再生というのは、航空産業としての安全性と公共性の確保が中心問題だと考えています。その角度から見て、日本航空の現状はどうか。
この間、稲盛前会長のもとで行われてきた、利益なくして安全なし……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私も、事故に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 そして、きょうの参考人の貴重な陳述に改めて感謝したいと思います。 この際、私の質問の立場について最初に述べたいと思います。私は、今度の事故でとうとい人命が失われている、それを防ぐことができなかったのかという角度から問題点を明らかにしなければならないと思っています。 かつて、あずみ野観光のスキーバス事故がありました。この教訓を生かして対策を行っていれば防げたかもしれない。また、総務省の貸切バスの安全確保対策に関する行政評価・監視結果に基づく勧告がなぜ実行されなかったのか、実行さ……
○穀田委員 タンカー特措法について質問します。
まず最初に、私は、イラン制裁の国連決議と日本の立場についてお聞きしたい。
第一に聞きたいのは、イランに対する国際的な制裁措置は国連安保理においてどのように決定されているのか、概要を明らかにされたい。
【次の発言】 安保理でどんな決定をされているかという、まだ概要を言っているわけで、資産凍結をやっていると。
今お話あったように、イラン産原油の取引について累次の国連安保理決議には決定はない。もう一度、いいんですね。
【次の発言】 そうしますと、資産凍結はしているけれども、イラン産の原油の取引について国連安保理決議がやめろと言っているわけじゃない……
○穀田委員 きょうは、安全問題について羽田大臣に聞きます。 この間、七人の方が亡くなられた関越道での高速ツアーバス事故、それから航空のトラブルなど、公共交通、運輸事業にかかわる安全対策が焦眉の課題となっています。 私は、一昨年来、日本航空の再生問題、パイロットや客室乗務員の不当解雇問題に関連して、航空の安全について歴代の大臣に聞いてまいりました。 まず、例として挙げますと、一九八五年の御巣鷹山への日本航空機墜落事故の教訓を述べた当時の日航会長はこう言っています。「日本航空全社員はこころを一つにして「絶対安全」の確立を誓います。」「「絶対安全」の極限に挑戦する」。この発言を示し、文書を示し……
○穀田委員 きょうは、公共事業と消費税に関連して、少し大臣と意見を交わしたいと思って質疑します。 消費税増税法案の民主、自民、公明三党の修正合意をめぐって、増税分を大型公共事業の財源とする点に批判の声が上がっています。修正合意の中身を見ると、附則第十八条二項で、「消費税率の引上げに当たっての措置」に関し、「税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で、」ということを述べて、「成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分する」、これが加えられています。 まず、この意味について大臣の見解をお聞きしたいと思うんですね。 この消費税の税率引き上げに当……
○穀田委員 法案について質問します。 本法案は、都市機能の集約化、いわゆるコンパクトシティー化や公共交通機関の利用促進を通じて、住宅、都市、交通の低炭素化や省エネ化を図ろうとするものであるということについて、この点では当然のことであり、私どもは賛成します。 そこで、コンパクトシティー化を進めることで、自動車で郊外へ移動する機会が減ったり、さらに、公共交通機関の利用を促進すれば、全体として自動車利用が減り、地球温暖化防止にもつながる、高齢者などが徒歩圏内で生活できるというメリットも生まれる。問題は、この法律をつくることによってどれだけ実効性が確保できるかということであります。 まちづくりと……
○穀田委員 法案審議に先立って、東北道で発生したツアーバスの事故についてです。 事故に遭われた乗客の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。 国交省による事故についての報告書によれば、当該運行の計画上の乗務時間が十一時間三十分であることから、交代運転者の配置が必要だったとしています。先般、国土交通省として、高速バスツアーにおける安全確保の徹底についての通達を発出したばかりです。また、一斉点検、監査を行って、八割の法違反の状況などが判明したばかりであります。国交省監査での乗務時間の未確認も実は報道されているんですね。 事故の真相究明を急ぐこと、そして検査だけでは無理であって、違反をさせない体……
○穀田委員 私は、まず航空分野の安全について聞きたいと思います。 高速ツアーバスの事故で、規制緩和が問題になりました。参入規制を緩和したため、事業者がふえ、運賃のダンピングが激化するなど過当競争が発生しました。さらに、法令違反を繰り返す事業者がはびこる事態も生まれています。運行に直接かかわる運転手の賃金や労働条件の低下を招き、安全が脅かされてきました。 交通運輸分野というのは、人の命を預かり、運ぶために、運転手の状態が安全に直結する。だから、当然、日雇い労働や長時間運転など厳しい規制があります。かつて規制緩和を推進した側も、安全など社会的規制は緩和しないと言ってきましたし、国交省は、事前チ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 三方の参考人、きょうは貴重な御意見をありがとうございました。 私は、日航の真の再生というのは安全と公共性の確保が前提だ、しかもその中で、安全を現場で担う労働者の現状についてしっかりした対処をしなくてはならぬという立場から、せっかく来ていただいていますから、特に大西賢会長に聞きます。 「会社更生手続き中の日本航空は二十八日、十二月三十一日付で実施する雇用契約を一方的に解消する「整理解雇」の対象者が、約百七十人に確定したと発表した。」これは、二〇一〇年十二月二十九日付の新聞報道です。このとき、当時の大西社長は、対象となった御本人、家族に対して、申しわけ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 参考人の皆さん、貴重な御意見をきょうは本当にありがとうございました。 私は、委員長の許可を得て、日本共産党としての交通基本法に対する修正案を配付させていただきました。 まず、國定参考人と亘理参考人及び土居参考人にお聞きしたいと思うんです。 お配りした修正案の中に、私どもの考え方、特に、交通基本法の必要性について次のように考えています。 交通は、人や物の交流や活動を支え、国民生活にとって不可欠なものですが、今日の交通を取り巻く社会経済情勢は、人口減少、高齢化の進展や地球環境問題の深刻化、地方の過疎化など大きく変化してきています。 そのもとで、鉄……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人の先生方には、本当にお疲れさまでした。貴重な御意見、ありがとうございます。 私は、まず最初に五十嵐参考人にお聞きします。 きょう、五十嵐参考人がレジュメでもお話ありました、選挙制度に関する幾つかの論点という中で述べられました、民意の反映か集約かということについて少しお聞きしたいと思います。 これは、いわゆる政治改革以来、選挙制度に関して一貫して語られてきたものでした。特に、民意の反映としての比例、民意の集中としての小選挙区制という話が随分喧伝されたものですが、私は、これは間違っていると思うんですね。 きょう、先生はこの(四)のところ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうのテーマである政策検証に入る前に、総理に、そもそも国会と国会議員の役割とは何であるかという問題についてお聞きしたいと思います。 日本国憲法は、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存する」と宣言しています。その主権者国民の代表をしているのが国会議員であり、政府を暴走させないようにする、それが国民の代表で構成する議会の最大の役割と私は考えます。 我が党の佐々木憲昭議員が、本会議において、同様の趣旨の質問を総理に行いました。総理は、国会議員が、国民から選ばれ、国民の声を代弁して議会活動を行う……
○穀田委員 私は、民主党の提案する法案について、趣旨説明を省略して委員会付託にすることに反対することの意を表明いたします。 選挙制度は民主主義の土台であって、与党や多数党の意向だけで押し切ることは許されません。 しかも、今提出された民主党案は、先国会で、民主党が一方的に倫選特を開会し、民主党のみの出席で民主党の案の採決を強行した、その中身そのものであります。 当時、私どもは、衆議院議長に対する申し入れを以下のことで行いました。 与野党合意なしに一方的に倫理選挙特別委員会を開会し、民主党のみの出席で民主党案の採決を強行した。 民主党は、この間、衆院選挙制度に関する各党協議を一方的に……
○穀田委員 私は、きょう、エレベーター事故の問題について質問します。 アパホテル金沢駅前におけるシンドラー社製エレベーターの事故、犠牲者の前多外志子さんに、改めて哀悼の意を表したいと思います。 二〇〇六年にあった同様の事件を思い出さずにはおられません。東京都港区のマンションで、扉が開いたまま急上昇したエレベーターの床と外枠の間に挟まれ、高校二年生の男子生徒、市川大輔さんが死亡した事故であります。 お母さんの市川正子さんは、息子の事故の教訓が生かされず、本当に悔しいと語っておられます。私も当時、二〇〇六年六月に質問しまして、エレベーター事故の再発防止に関する申し入れの提案も行いました。その……
○穀田委員 まず、本日、委員会の採決を前提にした異例な開催について一言申し上げたい。 民主党は、通常国会において、与野党合意なしに一方的に当委員会を開会し、民主党のみの出席で民主党案の採決を強行しました。民主党は、この間、衆議院選挙制度に関する各党協議を一方的に打ち切り、単独で法案を提出して委員会への付託を強行し、さらに単独で趣旨説明、質疑を行い、採決まで強行しました。これに対して、自民党も公明党も含む全野党は、憲政史上の暴挙として糾弾し、各党間の協議の場を設け、丁寧な議論をやり直すことを提案したのであります。ところが、民主党は、そうした提案を一顧だにせず、全野党の反対で廃案となった同じ法案……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 予算委員会において、我が党の佐々木憲昭議員が、リーマン・ショックが起きた二〇〇八年二月から二〇一三年二月までの貨幣供給の実績を質問しました。岩田副総裁は、日銀が金融機関に貨幣を供給するマネタリーベースで四七%増、金融機関全体が経済に貨幣を供給するマネーストックで一〇%と答弁しました。 きのうの、供給量を大幅にふやす計画ですが、しかし、結局、日銀が幾ら貨幣供給をふやそうとしても、資金需要が伸びなければ、日銀と銀行の間にじゃぶじゃぶたまるだけであって、銀行から先にお金が流れなかった、これが実態ではないかと思うんですが、その辺の認識を。
○穀田委員 私は、質問に先立ちまして、東日本大震災で亡くなられた方々に改めて哀悼の意を表し、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。 東日本大震災発災後、私は鉄路の復旧について一貫して問題提起してまいりましたので、きょうも、生活となりわいの再建、住民の足の確保、さらにはまちづくりにとっても欠かせないという立場から質問したいと思います。 今、鉄道の復旧は本当に待ったなしです。 きょうお示ししましたが、資料を出しています。その一を見ていただきたいんです。 三陸鉄道北リアス線と南リアス線、これは来年の四月に全線開通の運びとなりました。ところが、その北リアス線と南リアス線の間には、岩手県宮……
○穀田委員 北朝鮮の核実験の強行は、核兵器のない平和な北東アジア、世界を求める国際世論への重大な挑戦です。核兵器、核計画放棄を求めた国連安保理決議に違反するものだと私は考えます。その意味で、唯一の被爆国の国民として断じて許すことのできない暴挙であり、私は厳しく糾弾したいと思っています。 その立場から若干質問をいたします。 北朝鮮が二月に強行した三回目の核実験に対し、国連安保理は、今月七日、制裁の追加、強化を盛り込んだ決議二〇九四号を全会一致で採択しました。この決議を主導したアメリカは、北朝鮮に相当な痛みを与える中身だと強調していますが、決議二〇九四号の主な特徴は何か、外務省、お答えいただき……
○穀田委員 三月十五日、当委員会での続きを少ししたいと思います。
まず、笹子トンネル事故について再度聞きたいと思います。
結局のところ、笹子トンネルの事故の原因は何だったのかということについて、端的に御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 三月十五日、私は当委員会において、今、赤澤政務官がおっしゃったように、三番目のところでありましたけれども、維持補修費をふやさずに、収益を優先させるために笹子トンネルの改修を後回しにしたんじゃないかということ、そして、中日本の責任は極めて重大だ、その背景に、道路公団民営化に伴って、改修、更新の費用を三割減としたのがもともとの発端ではないか、こういうこ……
○穀田委員 多数の人命にかかわる大規模建築物の耐震化は緊急の課題であって、耐震化を加速させる必要があります。
これまで、地方自治体に耐震改修促進計画の策定を義務づけるなど、耐震改修の促進を図ってまいりました。その到達点はどうなのか。また、二〇一五年度までに九〇%という目標や、東日本大震災の教訓、南海トラフ地震、首都直下地震など、今後の大災害想定などから見ますと、今の到達点はおくれていると私は断ぜざるを得ないと思います。なぜおくれているのか、その要因をどのように認識しておられるのか、まず最初にお聞きします。
【次の発言】 いつも最後はそう言ってやっているんだけれども、おくれているわけですよね。……
○穀田委員 きょうは気象業務法について聞きます。
防災気象情報の最終の受け手である住民が気象庁の発する警報や注意報をどのように理解しているかは重要な問題だと思うんです。
先ごろNHKで報道されて、静岡大学の調査で、警報と注意報の意味合いが住民に理解されていない、警報と注意報を混同しているということが指摘されていました。
気象庁としては、情報に対する住民の理解度をどのように把握していますか。
【次の発言】 いずれの結果も、受け手の理解の状況というのが、やはり混同しているということだけははっきりしている。五割近く、この間のNHKでいうと五三%でしたけれども、そういう理解がある。
現行の注意……
○穀田委員 私はまず、日本航空、JALの不当解雇問題について聞きます。 私は、航空の安全問題といえば、この間も大畠元大臣から引用いただきましたけれども、絶対安全、安全が大前提の考え方と実践が航空会社の経営にとって必要だと一貫して主張してきました。 その立場から、日本航空の真の再生というのは安全性と公共性の確保が必要であって、それは政府の責任でもあるということを強調しましたし、特に、利益なくして安全なしというJALの経営責任者であった稲盛氏の安全軽視の経営手法については批判してきたところであります。安全を直接担い、実行するというのが働く人々であり、その意味で、大量の人減らしや整理解雇は航空の……
○穀田委員 国土交通省は、四月一日の入札から適用される二〇一三年度公共工事設計労務単価を発表しました。 全国全職種平均では単純平均値の前年度比プラス一五・一%、鉄筋工でプラス一五・四%、型枠工でプラス一五・六、普通作業員で一六・七、大工一六・一、左官一六・六など、大体一五%から一六%の引き上げを行いました。設計労務単価の公表を開始した一九九七年度以降、初めて二桁の大幅引き上げとなりました。 そこで、国交省は、この設計労務単価の引き上げが建設労働者の賃金引き上げに反映されるよう、建設業界四団体、さらに官民の発注者宛てに要請書を出しています。大臣も、四月十八日、建設業界団体に対して、賃金の引き……
○穀田委員 まず最初に、道路、河川、港湾という、性質も違い、それぞれ法改正中心事項が多岐にわたる三法案を一括して審議することに私は抗議したいと思います。しかし、決定されたからには、まとめて質問せざるを得ません。 そこで、三法案の共通する防災、老朽化対策については、かねてから私は主張してきましたわけで、積極面として評価したいと思います。 道路法では、点検の義務づけ、維持管理の政令策定、河川法では、河川管理施設等の維持、修繕の基準の創設、港湾法では、民有港湾施設の維持管理状況、耐震性に関する立入検査を実施する等々、点検、維持管理の位置づけを明確化、明文化はしました。 問題は、これらのことによ……
○穀田委員 質問します。
不動産特定共同事業法というのは、一九九四年に制定されました。当時、不動産流通や不動産投資をめぐってどのような問題があって法律を制定したのか、なぜ事業を許可制としているのか、この根本についてまず大臣にお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 なぜ九一年にそういうことが起こったのかというのがもう一つ言われませんでしたけれども、やはりあれはバブル崩壊で起こったということが一つの大きな事象でしたよね。ですから、私は、今の考え方の根本にもう一つ、多くの方々からも質問されましたけれども、不動産を投機の対象としていいのかという根本が今問われているんじゃないかと思うんですね。
……
○穀田委員 私は、いささか皆さんとは違った角度から質問をしたいと思います。 国や地方自治体が保有、管理している空港は、国民共有の財産であることは誰もが認めるところであります。そして、公共性と安全性が確実に確保されなければなりません。 本法案は、土地等の保有と空港施設等の運営権を上下分離し、上部の運営権を民間事業者に売却することを目的としています。空港施設運営権は、施設の利用料金をみずからの収入として収受できるもので、滑走路の着陸料や空港ビル、駐車場その他の施設の使用料などで収益を上げることが可能であるということになります。 そもそも、それでは、空港の管理運営を国など公的主体が担ってきたの……
○穀田委員 私は、五月二十七日に、JR気仙沼線の仮復旧としてのBRTを調査、視察しました。やはり仮復旧であって、JR気仙沼線の復旧の基本は鉄路の復旧だという思いを強くいたしました。 私は、被災以来、一貫して鉄路の復活について主張してまいりました。ことしの三月十五日の本委員会で、被災地の鉄道復旧問題を論じ、国としての支援を要求しました。 太田大臣は、まちづくりとの一体化の上でということの中で、「費用の問題もございます。その中で、国としての支援ができないのかという観点も含めて、この復興調整会議で議論をしている。」との答弁でした。 二カ月余り経過しました。その後、どのように進展していますか。
○穀田委員 前回に続いて、鉄道問題を大臣に一つだけ聞きたいと思います。 JR岩泉線について聞きます。 二〇一〇年七月の水害以降、不通になっています。JR東日本は、昨年三月に、復旧断念、廃線を正式発表しています。もし廃線となれば、国鉄再建法に伴う特定地方交通線以外のJR東日本線では初めての廃線となります。 岩泉線に並行するのは、片側一車線の国道四百五十五号線のみであります。山岳区間の急勾配でカーブが続き、冬場はとても通れる状態ではありません。ところが、国鉄再建法によっても存続させるべき路線をJRは一方的に廃止を明言しています。 JRの責任を考える上で、国鉄から分割・民営化されたときの経緯……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
きょうは、農事用電力料金の値上げについて聞きます。
関西電力における農事用電力料金の規制部門と自由化部門、それぞれ値上げ率と値上げ幅はどうなっていますか。
【次の発言】 今、農事用電力の自由化部門の方は把握していないということになるわけですね。
自由化部門とはいうけれども、事実上、十の電力会社の独占であって、新電力と言われている他の電力会社を選択しようがないのが実態じゃないか。だから、それらの値上げの実態をつかむのは当たり前の話なんですね。そういう点は、私は全くけしからぬと思うんですね。
そこで、私は、滋賀県土地改良事業団体連合会の方々にお話をお……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございました。 私は、TPPとの関係で、全員にお聞きしたいと思います。 私は、さきの当委員会で、TPP交渉参加をめぐって、食品安全の問題などアメリカと事前協議されていることを取り上げました。国民の不安は、TPPで食の安全はどうなるかということであります。幾ら首相が守るべきものは守ると言っても、重要農産物の聖域確保の保証はありません。 四月十二日のアメリカとの事前協議合意では、アメリカ側の発表文書に日本の重要農産物についての言及は一切ありませんでした。それどころか、米国通商代表部が四月に発表した二……
○穀田委員 私は、食品表示法に関する法律について質問します。
この食品表示に関する主な法律三本を、本法案で、食品表示部分に関して一元化するというものであります。本法案は、簡単に言うと、国民生活との関係で現状がどう改善されるのか、端的にお答えいただければ幸いです。
【次の発言】 主婦連など消費者八団体で構成する、食品表示を考える市民ネットワークは、今大臣はお話ありませんでしたけれども、法の目的に消費者の権利を明記するよう強く求めてきて、法案で、第一条の目的には書き込まれなかったものの、第三条の基本理念の条項を設置して、その中に、消費者の権利の尊重と自立の支援、さらには小規模食品関連業者への配慮……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 消費者被害は、数万円から、多くても百数十万円と、比較的少額のものが多く、被害を受けた消費者がそれを取り戻そうとしても、紛争解決に要する費用、訴訟に係る費用、労力、また消費者と事業者間の情報量や交渉力の違いなどを考えると、個人で訴え、被害回復を図るということは困難であるとして、結局、多くの方々が泣き寝入りしてきているのが現状であります。 二〇〇〇年に成立した消費者契約法の附帯決議で、事業者の不当な行為に対する差しどめ請求に係る団体訴訟等について検討することが明記されました。その後、消費者団体訴訟制度が、差しどめ請求ですが、創設された二〇〇六年の消費者契……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 鹿沼児童六人クレーン車死亡事故を受けて、昨年六月から、一定の病気等に係る運転免許制度の在り方に関する有識者検討会が開催され、十月にまとめられた提言が今回の法改正案の土台になっています。 提言は、一定の症状を有する者を的確に把握するための方策について、「運転に支障を及ぼす症状について故意に虚偽の申告をした者に対する罰則の整備が必要」と結論づけ、それが今回の法案に盛り込まれています。 症状等の虚偽記載に対する罰則の整備の是非に関して、検討会の委員が次のように質問しています。「結局、虚偽申告が明らかになるのは交通事故が起こったときだとすれば、罰則を付けた……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、政治改革、政治のあり方について議論したいと思います。 一九九三年、細川政権時代のいわゆる政治改革から二十年になります。このとき決めたことが今日どうなっているか、検証すべき時期に来ています。 政治改革で決めたことは、政党助成金制度の創設と小選挙区並立制の選挙制度を導入したことです。政党助成金は、赤ちゃんからお年寄りまで国民一人当たり二百五十円の負担、約三百二十億円の税金を毎年政党に助成する仕組みであります。 総務大臣、政党助成金制度を創設した一九九五年から二〇一二年末まで、累計で幾ら支払われたか、各党にどれくらい配られたか、御報告願います……
○穀田委員 きょうは、JR北海道事故問題について質問します。 JR北海道の相次ぐ事故、トラブル、さらに不祥事、これは一刻も放置できない問題です。次から次へと毎日のようにトラブルが報道されており、利用者、国民は、またか、うんざりという気分になっていると言われています。鉄道事業者としての資格が問われていまして、解体的出直しなどの厳しい批判が上がっています。まさに、公共交通機関としての信頼は失墜している現状です。 そこで、鉄道事業を所管する国交省として、この問題をどう捉えているのか。この間、九月以降、特別保安監査を二回実施しています。緊急の対策が必要だと明らかになったものに対して、改善指示は二回……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表し、海賊多発海域船舶警備法案に反対の討論を行います。 法案に反対する最大の理由は、ソマリアの海賊問題は軍隊の派遣や民間船舶の武装化で解決できるものではないからであります。 海賊事件が急増した二〇〇八年ごろからソマリア沖・アデン湾に各国が軍隊を派遣し、政府も二〇〇九年以降、自衛隊を派遣してきました。しかし、こうした対応は、事件の発生場所を軍隊が活動していない海域に広域化させただけでした。 そうしたもとで、今回、日本船舶への民間武装警備員の乗船を認めざるを得なくなったものですが、政府自身が対症療法的な措置と答弁しているのであります。力を誇示し、事件の発生をし……
○穀田委員 提出者に質問します。 二〇〇〇年の規制緩和の審議のときに、当時の運輸大臣は、規制緩和を行うことによって、それぞれ事業者間の競争、そしてまたタクシーの運転手さんも含めたいろいろな方々が、これからは自由にいろいろな面で競争を導入して対応していくことは、やがてまた新しいタクシーの需要も起こってくる。また、当然労働力を必要とする最も重要なタクシーの事業でございますから、新しい事業が参入してくることは、労働者に対してもまた条件をさらによくしていく方向になっていくと。 二つのことを言っておったわけですよね。規制緩和を行うことで競争が起きて、新しい需要も起きてくるし、労働者の条件もよくなると……
○穀田委員 お三方の参考人の皆さん、貴重な御意見、ありがとうございます。私は日本共産党の穀田恵二です。 まず、秋山参考人にお聞きします。 交通基本法の出発点は何かという問題です。 お話ありましたように、交通権という用語は、いわゆるフランスの国内交通基本法第一条、第二条に明記された、交通にかかわる権利に由来するということがありますね。 今回、政府提出法案、交通政策基本法というのは、二〇〇二年と二〇〇六年の二回、民主党と社民党が共同で衆議院に提出したことに端を発しています。その当初法案には「移動に関する権利を明確にし、」と記述がありました。 二〇一〇年六月、国土交通省は、「交通基本法の制……
○穀田委員 私は、交通政策基本法について質問します。 まず、この法律ができる出発点。もともと、これは交通基本法ということで出発をしてきたのが経過であります。民主、社民両党が二〇〇二年に提出した交通基本法案の趣旨説明では、このように述べています。 「この間の規制改革によって、交通運輸部門の経済的規制はほぼ撤廃され、交通運輸の分野も多くは市場原理にゆだねられることとなりました。しかし、安全の問題、環境への負荷の低減、生活交通の維持、バリアフリーなど、市場原理では解決できない点も多く、規制が緩和された今、それらを包括した新たな指導原理が求められています。その答えが、私たちが提案いたしました本法案……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、九月の事故以来、閉中審査も含めて開会を要求し、JR北海道を呼ぶべきだと一貫して主張してまいりました。ようやく実現したと思っています。 そこで、初めてお話を聞いて、野島参考人は、安全の問題で、浸透していなかったと一番最初にお話がありました。私は、こういう言い方というのはあるのかいなと、はっきり言って思いました。 つまり、浸透させ切れなかった責任がまずあるんじゃないのか。そこを反省しなくちゃならぬ。ただし、ここは糾弾の場じゃありませんから、事実を事実としてつかむことによって次の質疑に生かしていくということが必要だと私は考えています。 私の立場は……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人に心から感謝を申し上げます。 私ども共産党も、今国会でのこの法案の成立は必要と考えています。 そこで、今回の法案をめぐって、今多くの方々から意見が出ましたけれども、濫訴が一つの焦点になっています。実は、修正案も、これを中心の一つとして出されることが取り沙汰されています。私は、さきの国会でも、そんなことはあり得ないと主張し、大切なのは消費者被害を回復することが主眼の法律だからということを主張してきたところです。 そこで、まず、前独立行政法人国民生活センター理事長の野々山宏さんにお聞きしたいと思います。 最高裁は、昭和六十三年の判決で、……
○穀田委員 では、質問します。 今回の法案における消費者被害に係る救済制度は、泣き寝入りする被害者をなくす、消費者の権利を保護するというだけじゃなくて、悪質な業者は市場から退出してもらい、良質、健全な事業者の発展を促す、そのことによって全ての消費者が安心して消費活動が行えることで市場の環境整備もなされるという意義を持つものであることは、この間、論議されてきたことです。 そういうことから、私は、さきの国会で、この制度は、経済界が、日本経済にマイナスの影響を及ぼすおそれがあると言うのは逆で、日本経済の基礎である土台をきっちりとするものだと主張し、本法案の早期成立を求めたものであります。 しか……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人の方は、貴重な御意見を伺いまして、ありがとうございます。 小林参考人にお聞きします。 帝国ホテルは、CSRレポート二〇一三のコンプライアンスの項で、「「食の安全と信頼委員会」などの組織的な体制を機能させています。」と書いています。 お話を聞いていますと、きょうは、全部個々の問題だということで初めから来ているという感じがしますよね。ですから、日本のホテル協会の会長としてどうなのかという発言がないというのが特徴でしたね。私は、そういう逃げはいいのかなと率直に思います。 といいますのは、ではお聞きしたいんですけれども、帝国ホテルだって、七……
○穀田委員 森担当大臣に質問をします。
きょうの質疑の中心は、食材、食品の偽装問題であります。
一流ホテル、百貨店が食材、食品偽装を長期にわたって行っていたことは、単なる不祥事に終わらせてはなりません。消費者の信頼を裏切ったばかりか、真面目に料理に取り組んでいる同業者への信頼も揺るがすこととなり、食材を提供してきた生産者への疑念を生み、その社会的影響ははかり知れないと私は思います。したがって、厳しくその責任を問わなければなりません。
食材、食品偽装問題の重要性について、担当大臣としての認識の中心をお伺いします。
【次の発言】 今、最後にありましたように、その重大性から鑑みて、全容解明と公……
○穀田委員 私は、東急東横線列車追突事故について質問します。 それに先立ちまして、今回の豪雪によってお亡くなりになった方々に哀悼の念を表したいと思います。また、被害に遭われ、今でも被害に遭われている方々に、そして今回の東急の事故でおけがをなさった方々に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。 二月十五日未明、川崎市にある東急東横線の元住吉駅で、とまっていた電車に後続の電車が追突し、乗客十九人がけがをする事故が発生しました。東急電鉄は記者会見を行い、自動列車制御装置、ATCは作動していたがブレーキが十分に働かなかった、当時、追突した電車の車輪とブレーキパッドという部品とのすき間に雪が挟まっ……
○穀田委員 奄美群島の交付金の創設は、私どもは賛成です。 私は、五年前に当委員会で提案、議論したことを覚えています。当時、私は、経済振興の援助の費用を地元で自由に使える形に変えることが決定的じゃないのかということを述べ、全部上で決めるんじゃなくて、これだけのことをやりたいということをお互いによく考えて、それをどうしたら補助できるかという仕組みに思い切って変える必要があるのと違うかと問題提起しました。 それに対して、当時の金子国交大臣は、予算の制度も交付金にしたらいいじゃないか、地元が使いやすいようにもっとしたらいいじゃないかというのが一番の委員のポイントだと述べて、趣旨はよくわかりますので……
○穀田委員 私は一つ本を持ってきまして、「線路はつながった」ということで、「三陸鉄道 復興の始発駅」というのが発刊されています。著者は三陸鉄道旅客サービス部長で、これには、平成二十六年四月はくしくも開業から三十周年に当たる、南北リアス線ともに全面復旧し、第二の開業とも言える大きな一歩と語っています。そして、震災直後は混乱がひどかったが、諦めず、三年以内の全面復旧を目標に掲げたと回想し、鉄道は列車が走ってこそ鉄道、つながってこそ鉄道と述懐しています。 大臣、鉄路は住民の足であり、とりわけ復興に欠かせないインフラだと考えます。被災地と被災者の願いと思うんですが、その辺の見解をお聞きしたいと思いま……
○穀田委員 私はまず、今回の問題について、今の国交省三役のトップセールスの問題について聞きたいと思います。 海外交通・都市開発事業に関するインフラ輸出は、安倍政権の成長戦略、海外展開の柱の一つであります。実はこれは民主党政権の時代に、パッケージ型インフラ輸出、こういう政策を出していましたけれども、それを強化して、インフラシステム輸出戦略として取り組んでいると言われているものです。現在十兆円程度の受注を二〇二〇年に三十兆円までに拡大することを目標にしています。 昨年五月には、安倍首相が、トップセールスと称して世界各国を訪問し始めました。日本経団連を筆頭に、大企業百十二社、二百人を同行させる異……
○穀田委員 港湾法の一部改正法案について質問します。
まず、聞きたいのは、二〇一〇年に策定した国際戦略港湾政策の目的それから目標、こういうことについてまず聞きたいと思うんですね。
この政策は、民主党政権の時代に、それまでのスーパー中枢港湾の政策にかわるものとして作成されました。その際の目的、目標、これは何だったのか。同時に、今それがどういう到達点、どうなっているのかということについて、かいつまんでお答えいただければと思います。
【次の発言】 もともとの目標といいますか、今言った国際競争力ということが一つの大きな柱だということはよくわかりました。
しかし、現実はどうかということで、成果の話……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございました。 早速質問に入ります。 都市再生法をつくる前提になった都市再構築戦略検討委員会のメンバーである浅見参考人に、この検討委員会の中間取りまとめに関連して聞きます。 検討委員会では、都市整備に関しては、「今後は、個別の政策課題への対応と併せて、中長期的観点に立って、経済・社会の変化に対応して、都市構造そのものの再構築が必要となっている。」としています。「地方都市・大都市のそれぞれの再構築に向けた取組みを促すこととし、その指針となる総合的な都市再構築戦略を策定」した、こう認識しています。 ……
○穀田委員 コンパクトシティーの関係で質問します。 いわゆるコンパクトシティーは、市街地の郊外への拡散に対する抑制したまちづくりという意味で使われていたと思います。 つまり、大型店の立地を商店街への影響などを勘案して規制していた大店法を廃止するなど、規制緩和によって、大型店や公共施設など大規模集客施設が郊外立地を加速して、市街地が拡散されていきました。片や、中心市街地の商店街がシャッター通りになり、町中に住む人も出ていったりして、中心部が空洞化していった。 こうしたことがあったために、〇六年のまちづくり三法の一つ、都市計画法の改正で、店舗面積一万平米以上の郊外立地の規制など、ゾーニング規……
○穀田委員 きょうは、航空業界におけるパイロット、整備士、客室乗務員の不足とその対応について質問します。
建設業の人手不足、バス運転手の人手不足など、きのうも言いましたけれども、深刻になっている。将来の産業を担う若年労働者の育成、確保対策は当然ですけれども、現時点でも現場にさまざまな弊害や悪影響があらわれ始めています。
そこで、まず最初に、パイロット、整備士不足の現状と課題について、国交大臣の認識をお伺いしたい。
【次の発言】 最後にお話ありましたけれども、不可欠な課題で、それを国としてもきちんと関与してやらなくちゃならぬ、こういうことですな。大臣も、うんと言っておられるので、大体そんなこ……
○穀田委員 きょうは、道路法改正案について質問します。
まず事実関係の話なんですけれども、日本道路公団の民営化当初の、高速道路会社が新規建設する有料道路の事業延長は何キロで、総事業費の額は幾らと想定していたのか、これについてお答えください。
【次の発言】 その後、高速道路会社が新規建設する有料道路はふえているのかどうか、何キロで事業費は幾らか、これについてもお答えください。
【次の発言】 七千億円ほどふえているということですね。
そこで、高規格幹線道路のうち、供用中と事業中延長は何キロか。そして、それ以外の、事業化していない未事業延長はどれだけあるのか。未事業区間というのは、結局、高速道路……
○穀田委員 私は、きょう、まず海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法案について聞きます。
法案は、バラスト水を海上投棄した場合の生態系への影響を問題としたものであって、基本的に賛成できるものであります。
一方、廃棄物の海洋投棄原則禁止を決めたロンドン条約は、許可制が導入されました。その趣旨について環境省に伺いたいと思います。
【次の発言】 廃棄物というのは直接申請を受けて個々に許可するということになったということと、もう一点、今私が聞きたかった、三・一一の東日本大震災のときは、今お話がありましたように、緊急的な海洋投入処分に関する告示を発出して、指定された条件のもとでの緊急的な海洋投入を可……
○穀田委員 マンション敷地売却法案について質問します。
まず、国土交通省が五年に一度行っているマンション総合調査について聞きます。
分譲マンションは、二〇一二年末現在、約五百九十万戸、居住人口が千四百五十万人となっています。その中で、六十歳以上の世帯主の割合と永住するつもりというお答えの割合が初めて過半数を超えました。マンション居住者の高齢化と永住志向の高まりが浮き彫りになったと言われています。
そこで、具体的にどういう調査結果だったのか、国交省としてどのように評価しているのか、まず最初にお聞きします。
【次の発言】 先々のことというふうに言われると、何かすごくつらいよね。大臣も笑ってい……
○穀田委員 きょうは、まず建築基準法について質問します。 仮使用承認制度について聞きます。 これまで特定行政庁しか審査承認できなかったけれども、今回、これを民間検査機関でもできるようにしようというものです。なぜ特定行政庁しかできないとしたのかということになるわけですけれども、仮使用の審査承認を民間確認検査機関ができるようにすることによって、事故など発生した場合の責任はどうなるのか。 また、私は、この間ずっと姉歯事件以来やってきましたけれども、民間確認検査機関といえば、耐震偽装事件、それから今言った姉歯事件のときに、建築物の安全を守るべき建築確認を営利目的の民間会社に任せた規制緩和が背景に……
○穀田委員 きょうは、京都由良川改修事業について質問します。 京都府北部の由良川は、暴れ川と呼ばれるほど氾濫を繰り返しています。一九八二年の台風十号、その規模の降雨に対して対策をとろうというので、二〇〇三年に、災害発生の防止や軽減を図ることを目標に、おおむね三十年かけて整備計画が策定されました。 ところが、その策定した翌年の二〇〇四年に二十三号台風で大災害が起きる。そして、地域住民や流域四市からの要望で、四十二地区のうち十八地区で先行して改修工事を進め、二〇一四年度中に築堤工事や家屋のかさ上げを完成させる事業が進められてきた。ところが、完成を目前にした昨年の二〇一三年九月十六日の十八号台風……
○穀田委員 私は、またJALの問題について質問します。 五月三十日の当委員会で、私は、JALの整備で半年で十六回ものトラブルが相次ぎ、簡単に言うと車検に当たるような重整備を五日間ストップさせた問題を取り上げました。大臣は、国交省として、日本航空がこれまでに行った個々の事案に対する再発防止策の実施状況について確認をするとともに、今後、必要に応じて、さらに状況をしっかり把握して厳しく指導するなどして監督を強めたいと答弁しました。 そこで聞きたいんですが、その後、個々の事案に対する再発防止策の実施状況について確認したのか。今後、状況をしっかり把握して厳しく指導監督を強めたいとも答えたけれども、状……
○穀田委員 私は、きょうは、いわゆる健康食品問題について質問します。 健康食品とは、厚生労働省のホームページによれば、法律上の定義はなく、広く健康の保持増進に資する食品として販売、利用されるもの全般を指しているものだと書いてあって、そのうち、国の制度としては、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした保健機能食品制度があると書かれています。簡単に言うと、健康食品というのは明確な定義がない。しかし、消費者は、健康の維持増進、疲労回復または栄養補助や病気予防、美容効果など、健康食品への期待を持って使っているという感じですよね。 いわゆる健康食品の市場規模、今お話しした特定保健用食品、いわ……
○穀田委員 まず、私も、先物取引問題について一つ質問しておきたいと思います。 問題は、株式などと比べてリスクが大きい。長年にわたって深刻な消費者被害が発生してきたことから、二〇一一年の法改正で、取引を望まない消費者に電話や訪問で勧誘することを禁じた。 しかし、一方で、この先物勧誘の規制を緩和すべきだという動きはいろいろありました。安倍政権になって、昨年六月に閣議決定した規制改革実施計画で見直しを促したことで、経産省と農林水産省が今月の五日、規制を緩和する商品先物取引法施行規則の改正案を公表し、パブリックコメントの募集まで始めた。 この点に関して、私は、消費者保護の観点からも重大な問題があ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の参考人の皆さん、貴重な御意見をありがとうございます。 では、全参考人にお聞きします。 本法案では、都道府県の監視執行体制を強化するというのがポイントの一つです。地方の実情や現場の実態を知っている都道府県が必要な措置を迅速に講ずることが、被害拡大を防ぐ力になると私も考えます。 ただ、現場の実態はどうかといいますと、私、さきの国会で、食品偽装表示問題質疑で、景品表示法等による法規制の強化は必要だが、それを担保する監視システムがないと実効性がないということを指摘しました。 例えば、その際に、国内の食品安全の監視指導は、全て、都道府県の食品衛生担……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、含蓄のある貴重な御意見を本当にありがとうございました。 私自身は、今回の法案については、今まで消費者相談に尽力をされてきた消費生活相談員の皆さんの長年の願いに応えるものである、また、全国で努力されている自治体の皆さんの奮闘の結果でもあるということで、おおむね賛成しています。しかし、本法案が改正されても幾つかの問題点が残ると私は考えていまして、今後の質疑の中でも取り上げていきたいと思っています。 第一に聞きたいのは、国の役割との関係であります。 全参考人にお聞きしたいと思います。 私は、さきの委員会でも指摘したんですけれども、地方消費者……
○穀田委員 きょうは、消費者安全法関連で質問します。
消費者安全法改正案第八条の二関係についてですけれども、地方公共団体が、消費生活相談等の事務を適切に実施できる者にその事務を委託できることとされています。
この民間委託については、さまざまな懸念の声があります。
森大臣は、民間委託のあり方について、消費者庁が昨年六月に実態調査を行ったとの答弁をしています。民間委託の実態をどのようにつかみ、何が懸念されているというふうに考えておられるのか、まず最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 今ありましたけれども、民間委託については、この一度しか調査が行われていないんですね。それで、実際は、進んで……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、社会資本の老朽化の対策について、きょうは質問したいと思います。 二〇一二年十二月の中央自動車道笹子トンネル事故、二〇一一年五月のJR北海道の石勝線事故と、以後、一連の不祥事など、いずれも施設老朽化放置が共通の重要な要因であります。老朽化放置は、命、安全軽視に直結します。ですから、事前防災、さらには減災対策の中においても、まず既存施設の老朽化対策を優先すべきだと私は考えます。 そこで、公共インフラの維持管理・更新費用の推計について聞きたいと思います。 国交省が所管する十分野について、まず一つは、二〇一三年度の推計、十年後、二十年後の推計は一体……
○穀田委員 地方創生特別委員会の設置に反対します。 今日の地方の疲弊をつくり出した原因の究明もなく、責任の反省もないからです。 疲弊は、産業の空洞化、商店街、農業の衰退にあらわれています。これらは、市町村合併、東京一極集中など、自民党政治によってもたらされたものです。 今日、地方創生の名で、特区制度の活用など、規制緩和を中心にやられようとしています。一方で、地方経済に打撃を与えるTPP交渉、外形標準課税の拡大などを計画している。もってのほかと言わなければなりません。 やり方についても、特別委員会を設置して短期間で一気に進めようとしているもので、到底納得できるものではありません。 以上……
○穀田委員 きょうは、私は、リニア中央新幹線の問題について質問します。 日本共産党国会議員団リニア中央新幹線問題プロジェクトチームをつくりまして、そのチームとして、沿線各地の現地視察調査を踏まえて、国交大臣に実施計画の認可はすべきでないと申し入れたところであります。改めて私は、認可すべきでない、そういう立場から質問したいと思います。 まず一つ聞きたいのは、リニア中央新幹線は、品川―名古屋間の二百八十五・六キロメートルを時速五百キロメートル、超電導という経験したことのない技術で走行するものです。事業費は五兆五千二百三十五億円、その建設工事は、南アルプス貫通、大深度地下など、八六%がトンネル構……
○穀田委員 きょうは、土砂法について質問します。 まず、広島土砂災害を初め多くの災害がありました。お亡くなりになった方々に哀悼の意を表し、被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。 今回の土砂災害防止法の改正に当たって、なぜ今度の広島の土砂災害は防ぐことができなかったのか、そういう視点から接近する必要があると思います。なぜなら、この土砂災害防止法は、一九九九年に広島県で三十二名のとうとい命が失われた土砂災害をきっかけに制定されました。ところが、土砂災害が同じ地域で起こるという結果になってしまったわけであります。 九九年の災害から悲惨な災害を防ぐべく法を制定したけれども、何……
○穀田委員 私は、きょうは空き家問題について質問したいと思います。
老朽化による倒壊やごみの不法投棄、放火のおそれがある等、危険な空き家が今全国的に社会問題となっています。
私は、きょう聞きたいのは、大臣に、基本的認識の問題で、なぜそういう空き家が増加したのか、ふえているのか、そしてその実態はどうなっているのか、この問題にどのような問題意識で対応しようとしているのか、その辺の基本的考えをまず聞きたいと思います。
【次の発言】 原因その他について、後で、一番最後に、私、少し問題提起はしておこうと思うんですけれども、今お話ありましたように、現場にということで、実際起こっている問題を中心に少し議……
○穀田委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの中根康浩君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、鴨下一郎君が委員長に御当選になりました。
委員長鴨下一郎君に本席を譲ります。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 有村大臣は所信挨拶の中で、「消費者の安全、安心を確保する消費者行政は、消費の拡大、ひいては、経済の好循環を達成するためにも、重要な役割を担っています。」こう述べました。消費拡大、経済の好循環を達成するために頑張るということだと思うんですが、そのためには、今、日本経済、国民の生活はどういう状況なのか、正しい認識が大前提だと思います。その点できょうは議論をし、ただしていきたいと思っています。 消費税の税率が四月に五%から八%に引き上げられて丸六カ月になります。増税によって消費者物価は大きく上昇しました。八月の全国消費者物価指数は前年同月比三・一%上昇、こ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、景品表示法の改正について質問します。 不当表示、これは広範囲に広がっていまして、課徴金制度の導入については、私どもも賛成できると思っています。 ただ、今までも多くの方々が質問なさいましたように、本改正案については、大事な点が大きく言って二つあります。一つは、不当表示の事前抑止に対する実効性はどうなのかということと、もう一つは、本来、徴収された課徴金は被害者に返金されるべきものであるとの立場から、消費者の損害を回復させる仕組みの構築を検討する必要があるんじゃないかという点だと思うんですね。ですから、私はこの立場から質問したいと思っています。……
○穀田委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの玉木雄一郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、山本拓君が委員長に御当選になりました。
委員長山本拓君に本席を譲ります。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 戦後七十年の節目。戦後、日本は、侵略戦争と植民地支配の反省の上に、政府の行為によって再び二度と戦争の惨禍を招かないと決意し、戦争放棄、戦力を持たないことを憲法に明記して、再出発したのであります。 ところが、アメリカの要求に従って日米安保条約を結び、アメリカの再軍備要求に従って自衛隊が創設されました。憲法九条に違反する日米軍事同盟体制の問題は国会で繰り返し議論され、その議論を通じて、政府は、自衛隊は日本防衛のための最小限度の実力組織である、海外派兵は憲法違反という見解を国会と国民に示してきました。 しかし、九〇年代以降、アメリカにつき従って、九一年に……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 非戦闘地域と自衛隊の武器使用の問題について聞きます。 今回の安保法制は、自衛隊による米軍への補給や輸送など軍事支援活動について、これまでの非戦闘地域という枠組みを撤廃して、現に戦闘が行われている現場でなければ支援活動を実施できるとしています。政府は、この点について、これまでの非戦闘地域で活動を行うという考え方と基本的には同じであり、今までの経験等をもとに整理し直したと説明しています。 そこで、今までの海外派兵の経験をどのように検証し、教訓にしてこの法案を出しているのかについてただしたいと思います。 自衛隊のイラク派兵では、陸上自衛隊の宿営地が少な……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 在外公館にかかわる法案については、当該地域の実情を踏まえた改正と言えるので、賛成です。その態度表明だけしておきたいと思います。 そこで、きょうは、先日行われた日中韓外相会議に関連して、岸田大臣に質問します。 三カ国外相会議では、「歴史を直視し、未来に向かうとの精神の下、三外相は、三か国が関連する諸課題に適切に対処すること、」このことを明記しました。第七回日中韓外相会議共同報道発表が発出されています。 岸田大臣は、日本政府として、歴史をどう直視し、どのような諸課題に適切に対処するおつもりなのか、お聞きしたいと思います。
○穀田委員 きょうは、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの再改定問題に関連して質問します。
報道によれば、再改定後の新たなガイドラインは、自衛隊の活動に地理的制約をなくし、米軍支援の範囲や内容を拡大するというもので、安倍総理とオバマ大統領との首脳会談に先立って、四月下旬に外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会、いわゆる2プラス2をワシントンで開き、ガイドラインの再改定を行う方向で調整中とありますが、岸田大臣、そのとおりですか。
【次の発言】 それでは、少し聞きますけれども、大臣は、政府四演説の中におけるいわゆる外交演説や、安全保障政策にかかわる所信の中で、繰り返し、日本を取り巻……
○穀田委員 きょうは、パレスチナの国家承認問題について質問します。 私ども日本共産党は、中東和平の問題で次のような基本的立場を明確にしてまいりました。イスラエルが占領地から撤退すること、パレスチナ人に独立国家樹立を含めた完全な民族自決権を保障すること、パレスチナ、イスラエルが相互の生存権を承認すること。 実はこの立場は、パレスチナ側が、当時はPLOでしたけれども、イスラエルの存在を認めない、イスラエル抹殺論に立っていた一九七〇年代から維持されてきたものであります。その点で、パレスチナの国家承認は、日本共産党としての数十年来の主張であるということであります。 そこで、世界の大勢がパレスチナ……
○穀田委員 日・モンゴル、WTO協定については、後ほど討論の中で触れたいと思います。
きょうは、沖縄県の米軍普天間基地の問題について質問します。
これまで政府は、普天間基地の五年以内の運用停止について、関係閣僚と知事らで構成する普天間飛行場負担軽減推進会議の初会合があった二〇一四年二月を起点に、二〇一九年二月までの実現を目指す方針であるとの考え方を明らかにしてきました。この方針に変わりはないのかどうか、まず最初にお尋ねします。
【次の発言】 二〇一九年二月までの運用停止は、政府の基本姿勢、今お話あったように、翁長知事就任後も不変とは言うんですが、地元の沖縄紙によりますと、今月二十七日にも行……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、TPP問題について外務大臣と議論したいと思います。 四月十九日、二十日の日米TPP閣僚交渉について、安倍総理は、九合目まで来たと評価しています。四月末に予定されている日米首脳会談を直前に控え、そして十二カ国会議へと進む、交渉妥結へ向けた重大な段階に来ています。 そこで、私は、米国の超党派議員が米国議会に提出したTPA、政府は貿易促進権限法案と呼んでいるようですけれども、これについて政府の基本的な認識を聞きたいと思います。 甘利担当大臣は、四月十日の記者会見で、TPPの妥結にとってTPA法案の成立は必須条件である、TPA法案はオバマ大統領……
○穀田委員 特許法条約、商標シンガポール条約については、いずれも、出願人の負担軽減に資するものと考えられることから、我が党は賛成する立場であります。 そこで、きょうは、CV22オスプレイの横田基地への配備問題について質問します。 最初に、ハワイで起きたMV22オスプレイの墜落事故についてですけれども、私は、この問題で、事故が起きた当日の十八日、拉致問題特別委員会で岸田大臣と議論をしました。改めて伺いたいと思います。 今回の事故を受けて、菅官房長官は、十八日の記者会見で、MV22オスプレイは安全だと思っていると述べています。そして、安全性に問題ないという考えを示しましたが、岸田大臣も官房長……
○穀田委員 五月二十日の質疑に続いて、オスプレイの問題について質問したいと思います。
左藤防衛副大臣に聞きますが、政府は、オスプレイの日本配備の理屈づけの一つに、大規模災害が発生した場合の災害救援活動を挙げています。一体どのような災害を想定してのことなのか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そういう意味での大きな災害に想定をして、人員や物資その他がうまく活用できるということですよね。と言っておられる。
昨年十月に和歌山県が実施した津波災害対応実践訓練がございます。この防災訓練には、普天間基地所属のMV22オスプレイが二機参加しています。
改めて確認しますが、この和歌山県主催の……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 当委員会の審議案件について、我が党は、日本とカザフスタン、ウクライナ、ウルグアイとの三つの投資協定及び日本とカタール租税協定については反対です。そして、日本とルクセンブルク社会保障協定には賛成します。 きょうは、この機会に、経済問題に絡んで、四月に続いてTPP交渉について質問します。 私は、今言いましたように、四月の当委員会で、米国議会に提出された二〇一五年超党派議会通商優先事項及び説明責任法案の内容と、日本政府のTPPの情報公開の姿勢をただしました。それ以降、六月の下旬に今述べた法案が成立し、七月にTPPのハワイ閣僚会合が開かれました。 私は、……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
きょうは、私も免震ゴム偽装問題について質問します。
国交省は、不正の対象となった五十五棟について、震度六強から七程度の地震に対して倒壊するおそれはないとし、さらに、追加で発覚した百九十五棟に関して、建物全体が倒壊することは恐らくない、倒壊まで至るようなことはまずないと言っています。
国交省は、不正のあった免震ゴム装置を使用した建築物の安全性を強調していますが、大したことはないという認識で対処されておられるんですか。まず、そこを聞きたいと思います。
【次の発言】 国交省は、対象建築物については、建築物全体の構造安全性が損なわれているというものではなく……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
まず、東洋ゴムの山本社長に聞きます。
不正の対象となった最初の五十五件の一つ、独立行政法人国立病院機構舞鶴医療センターに対してどういう対応を行ったのか、まずお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、この五十五件というものの中で、医療機関や、また地方自治体を初め、いわば、いざというときの人命にかかわる機構、またはそういう司令塔になる部分について、どういう説明を行ったかについて一々把握していないというのは困ると思います。
少なくとも、我々だって全員の数の名前を覚えるということはできませんよ。しかし、五十五件のうち、医療機関は何ぼある、そして、……
○穀田委員 きょうは、六月三日の那覇空港で起きたトラブルについて質問します。
那覇空港で、航空自衛隊機が前方を横切り、離陸を中止した民間航空機と着陸してきた民間航空機が衝突しかねない重大なトラブルでした。一歩間違えば、人命、財産にかかわる大惨事になりかねないトラブルです。
このトラブルの概要と、那覇空港を管轄する国交省としての事故の重大性の認識、責任について見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 私は重大性と責任ということを言ったんですけれども、もちろん、運輸安全委員会における調査、これはこれとして必要だと私は思うんです。
問題は、重大事故にならなかったのは奇跡としか言いようがありませ……
○穀田委員 私たちは、航空法の改正案については賛成するものです。 ことしは一九八五年の御巣鷹山への日航機墜落事故から三十年。重要な空の安全に関連して、JALの問題についてきょうは質問します。 日航機墜落事故は、五百二十人が犠牲になるという未曽有の事故でした。節目の年、その教訓を全ての航空行政に生かしているかどうかを検証すべきです。 遺族の方々は八・一二連絡会を結成し、事故後毎年、手記文集「茜雲」の冊子を作成しています。 みずからも九歳の次男を失い、事務局長として遺族支援や原因究明などに奔走する美谷島邦子さんは、事故三十年目の「茜雲」、これですけれども、これにこう記しています。「三十年前……
○穀田委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私、穀田恵二が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの黒岩宇洋君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、山本拓君が委員長に御当選になりました。
委員長山本拓君に本席を譲ります。
○穀田議員 私は、日本共産党を代表して、政党助成法を廃止する法律案について、提案理由及びその内容について説明します。 政党助成制度は、一九九五年、政治改革の名のもとに、小選挙区比例代表並立制とともに導入、施行されました。この制度は、国民に一人当たり二百五十円を負担させ、毎年約三百二十億円もの税金を各党に配分する仕組みであり、この二十年間の政党助成金の総額は、約六千三百十一億円にも上ります。 そもそも、国民は、みずからの思想、政治信条に従い支持政党に寄附する自由と権利を持っており、政治資金の拠出は国民の政治参加の権利そのものです。ところが、税金を政党に配分する政党助成の仕組みによって、国民は……
○穀田議員 私どもの考え方を明らかにしたいと思います。 私は、バランスと言う前に、政治資金はどうあるべきかということがまずあると思います。 政治資金規正法によりますと、「基本理念」で「国民の浄財」と明記しています。ですから、その点でいいますと、私どもは、政治資金は個人に依拠すべきである、これが一つ。 それからもう一つ、参政権との関係について、私どもの考え方をついでに述べておきたいと思います。 政治資金の拠出というのは、国民の代表を選ぶ選挙権、投票権と結びついた国民の政治参加の権利そのものであります。つまり、その意味でいいますと、憲法十五条で参政権を「国民固有の権利」と言っている。ここで……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、自民、維新など五会派提出の参議院選挙制度二合区十増十減案に反対の討論を行います。 今回の参議院選挙制度の見直しは、二〇〇九年に最高裁が投票価値の平等の観点から現行の選挙制度の仕組み自体の見直しが必要と指摘したことを契機としています。二〇一二年、最高裁は違憲状態と判示し、抜本改革の実行を求めています。 参院において二〇一〇年秋より行われてきた各党による協議で、我が党は、選挙制度を考える上で最も重要なことは、多様な民意を正確に議席に反映させることであるとの基本的見地に立ち、当時西岡議長が当初提案した総定数維持、ブロックごとの比例代表制をたたき台として議論……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 二〇一二年、レッツダンスの風営法からダンス規制の撤廃をの署名運動が始まり、私も、同年六月に質問主意書で、風営法で規制の対象となるダンスとは何かを問い、さらに、二〇一三年、風営法からダンス規制を撤廃すべきと予算委員会分科会で質問を行いました。その際に、下村文科大臣は、穀田議員の話は説得力がある、国際社会では社交ダンスが踊れないというのは通用しない、もっとダンスが文化として広まる国でありたいと答弁しました。 また、署名の提出に呼応してダンス文化推進議連が結成されました。ダンス関係者、業界団体、繁華街の地元自治会などから積極的にヒアリングも行い、ダンス議連……
○穀田委員 きょう起きた、朝起きた事件についてまず聞きます。通告していないんですけれども、外務大臣、申しわけないんですが、けさ、ハワイで発生したMV22オスプレイの墜落事故です。 報道によれば、米海兵隊のMV22がハワイのオアフ島にある空軍基地で演習中に着陸に失敗し、海兵隊員一人が死亡したほか、二十一人が病院に搬送、うち十二人が入院したと言われています。このオスプレイは、西部カリフォルニア州のペンデルトン基地に拠点を置く第一五海兵遠征部隊に所属しており、海兵隊は事故の原因を調査中と報道されています。 オスプレイをめぐっては、沖縄県の普天間基地にMV22オスプレイ二十四機が配備されているほか……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
きょうは、西川農林水産大臣辞任に関連して、政治と金の問題について総理大臣に聞きたいと思います。
西川大臣は、政治と金をめぐる疑惑で辞任しました。辞任後の会見で、幾ら説明してもわからぬ人はわからないと述べ、総理にはわかってもらったとも述べています。
総理は、一体何がわかったと思っているのか、国民の疑惑を招いていたとは認識していないのか、この辺についてまずお聞きします。
【次の発言】 いずれにしても、総理は、投げかけられた問題について説明する必要があると言っていますし、それから、しかし、知らなかったでは済まないという問題は、国民の多くの方々が思っている……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、一月の二十七日の本会議において、圧倒的県民の民意に背いての沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設強行は断じて許されないと質問しました。きょうは、角度を変えて、名護市辺野古の米軍新基地建設における、一時的な訓練ではなく部隊の配置を伴う米軍と自衛隊の恒常的共同使用の問題について質問したいと思います。 まず、中谷防衛大臣にお聞きします。 二〇一三年七月十六日の記者会見で、当時の小野寺防衛大臣は、一部報道で、防衛省が陸上自衛隊の拠点を辺野古の新基地の中に設ける検討を始めたと報じられたことに対して、「キャンプ・シュワブにおいての陸上自衛隊の施設の共同使用……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、政治と金をめぐる問題について聞きます。 この間、国からの補助金を受けている企業からの献金が問題になっており、私も二月二十五日にこの予算委員会で質問しました。西川大臣は辞任し、総理を初め他の閣僚も補助金受給企業から献金を受けていたことが取り沙汰されているが、この間、総理は、違法性があるか違法性がないかということを問題にしています。 では、総理に聞きます。 政治資金規正法第二十二条の三で、補助金、負担金、利子補給金その他の給付金の交付決定を受けた会社その他の法人は、政治活動に関する寄附をしてはならないと規定しています。また、第二十二条の三の……
○穀田委員 高市大臣に質問します。
安倍総理は、二月二十九日の衆議院予算委員会で、衆議院選挙制度調査会の答申について次のように述べています。この答申が言っていることは、定数削減については実は、定数削減する必要はないということを結論として出していますと語っています。
高市大臣は、この発言と答申をどう受けとめておられますか。
【次の発言】 それは文章を、同じことを言っているだけで、大臣の見解はいかがかと聞いているんですよね。総理大臣は、この答申の結論部分は何かという核心の問題について、定数削減ということは必要ないというふうにこの答申は述べているということを断言したわけで、そういうことについて大……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 お二方の参考人、陳述ありがとうございました。 私は、まず佐々木参考人にお聞きしたいと思います。 衆議院選挙制度調査会は十七回開催し、その答申を受けて、実はこの国会に二つの法案が提出されました。その答申を出された調査会は非公開で行われ、議事録も一切公開されていません。どういう議論があったのかは国民は知りようもありません。したがって、きょうは、どんな議論を経て結論が出されたかなど、その座長であった佐々木参考人に最初にお聞きしたいと思います。 まず最初に、定数削減についてです。 調査会答申は、「現行の衆議院議員の定数は、国際比較や過去の経緯などからす……
○穀田委員 きょうは、細田さんに質問をします。 まず、衆議院選挙制度関連二法案の審議は、きょうで三日目です。提案者は大体一様に、どの方も、選挙制度は民主主義の根幹にかかわる問題と発言したり、主権者という話を平気でします。国民の参政権にかかわる重要法案を、昨日、参考人質疑を行ったばかり、翌日には採決を行う、こんな無法があるかということをまず言いたい。 しかも、何かというと、衆議院の選挙制度の問題について、各党協議会が二十九回行われたと、何か見出しの話みたいな話をしはるけれども、それで一致を見なかった、まとまらなかった、それで選挙制度へ丸投げしたということを合理化しようとする向きがある。それに……
○穀田委員 私は、総理にお聞きします。甘利前大臣の口きき疑惑について聞きます。
甘利氏は辞任しましたが、私は、辞任すればしまいというものではないと思います。
総理は、甘利大臣御自身はいわゆる口ききそのものには関与していないと答弁されています。何をもって関与していないと言えるのか、お答えください。
【次の発言】 簡単に言えば、あの人がやってへんからやってへんというだけの話ですわな、今の話は。そういうことは通用しないと言っておきたいと思うんです。
今回の事件は、甘利前大臣の事務所が薩摩興業の社長から依頼を受け、県道工事に絡み、先ほどもずっとありましたURに口ききしたものであります。甘利事務所……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、いわゆる民泊新法について質問します。 最初に、この審議の中で、大前提について確認したいと思います。 ことし四月十六日、地方創生大臣の滋賀県での発言が大問題になりました。大臣は、地方創生とは稼ぐことと定義した上で、一番ガンなのは学芸員、普通の観光マインドが全くない、学芸員だけの文化財でやっているとこれから観光立国で生きていくことができないと発言したと。謝罪して撤回したわけだけれども、これはまさに経済利益第一主義の発想であって、民泊問題を考える際にも通底する問題じゃないかと私は考えているわけです。 そこで、まず、観光立国を所管する大臣として……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、区割り改定法案に反対の討論を行います。 昨年成立した衆議院選挙制度関連法は、小選挙区制の維持を前提に定数十削減を行いました。定数削減によって切り捨てられるのは主権者国民の声であり、国会の政府監視機能が低下するという弊害を法案提案者も認めていたにもかかわらず、根拠も示さず、我が国の男子普通選挙制度始まって以来、最少の定数に削減したことを、改めて厳しく批判します。 本案は、この関連法に基づいて削減する六県の小選挙区と比例の四ブロックを確定し、政府の衆議院議員選挙区画定審議会勧告に沿って小選挙区の区割りを改定するものです。 今回の区割り改定は、これまで最……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 いわゆる地方選挙ビラ解禁法について質問します。 我が国の選挙制度や選挙運動、政治活動を規制している公職選挙法は、べからず集と言われるほどであります。 日本国憲法は、国民主権、議会制民主主義の基本理念のもと、主権者たる国民が政治に参加する手段として選挙を位置づけています。また、住民の福祉の増進を図ることを基本とした地方自治においては、選挙によって住民の意思が示されることで、住民の意思に基づき、自治体みずからの意思と責任を持ってその役割を果たしていくことを明記しています。 この選挙が正当に行われるためにも、有権者に、誰が立候補し、どういう公約を出して……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私も、北朝鮮問題に対する政府の対応について質問をいたします。 繰り返しこの問題が議論されているその前提は何か。それは、北朝鮮が核実験と弾道ミサイル発射を繰り返していることについては、世界と地域の平和と安定にとって重大な脅威であって、累次の国連安保理決議などに違反する暴挙だということであります。私たち、我が党もそうですが、北朝鮮の暴挙を厳しく糾弾し、これ以上の軍事的挑発を中止するとともに、核・ミサイル開発を放棄することを厳重に求める、これは何ら変わらない。 そこで、今危惧されるのは、米朝の軍事的緊張が高まるもとで、偶発的な事態や誤算から軍事衝突が引き……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、南スーダンPKOの日報問題についてお聞きします。 この間、国会質問や情報公開請求に対し存在しないとしていた日報が相次いで見つかっている。とりわけ重大なのは、昨年実施された特別防衛監察の対象から除外されていた整備計画局や情報本部で新たに南スーダンの日報が発見されたことであります。 小野寺大臣は、四月十一日の衆議院予算委員会で、特別監察について、しっかりとした報告がなされていると強調されましたが、本当にそうかと。 まず、防衛省の統合幕僚監部が日報作成の根拠としている通達があります。中央即応集団司令官が派遣施設部隊長宛てに発した二〇一六年四月二……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
私は、まず河野大臣に、森友学園との国有地取引をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題について所見を伺いたいと思います。
参議院予算委員会では、与野党が一致して求めた資料が改ざんされていたということも、予算委員会の冒頭、委員長もお話しされていました。
河野大臣は、三月十三日の会見で、元公文書担当大臣として、公文書の書きかえというのはあってはならないということでございますと述べておられます。公文書の改ざんの重大性についてどのように認識をしておられるか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 外交問題に触れられて、つながらないということはまずいとおっしゃい……
○穀田委員 きょうは、二つの条約について質問します。 まず、マラケシュ条約について聞きたいと思います。 本条約は、各国の著作権法に著作権の権利制限規定を設け、ある国で制作した障害者向けの図書の複製物を他国に輸出できるようにするものと理解しています。 世界盲人連合の推計では、毎年世界じゅうで出版される百万冊の書籍のうち、視覚障害者などが利用できる点字や録音図書などが制作されている割合は、途上国で一%以下、先進国でも七%にすぎないとされています。こうした「本の飢餓」と呼ばれる状況が原因で、世界じゅうの何百万人もの出版物利用に障害がある人たちが社会的孤立や貧困などの状況に置かれている。河野大臣……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。
きょうは、沖縄における米軍施設の共同使用問題に関して質問したいと思います。
きょうは、山本防衛副大臣においでいただいています。
最初に確認したいのは、小野寺大臣は、三月十三日の記者会見で、防衛省の文書管理についてこう述べています。
昨年、南スーダンPKOの日報問題に関し、国会からも厳しい指摘を受けた、これを受け、情報公開、文書管理の再発防止策を着実に実施していると述べております。
文書管理について再発防止策を着実に実施しているというのが防衛省の認識かどうか、まず最初にそれをお聞きします。
【次の発言】 大体、会見で行った内容をなぞった、こういうこと……
○穀田委員 きょうは、大臣にまず、朝鮮半島問題について伺いたいと思います。
先月二十七日に行われた南北首脳会談で両首脳が署名した板門店宣言は、完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現する、朝鮮戦争の終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築のための南北米三者又は南北米中四者会談の開催を積極的に推進していくことなどを合意しました。
私は、朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和の体制構築に向けた大きな前進だと考えますが、改めて所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 私は、考えが少し違いますね。
やはり大事な問題は、国際社会が、もちろん国連の決議に基づいてどう行動して……
○穀田委員 私、河野大臣そして政務官堀井さんと、今度のTPPの問題と日米関係を中心に議論したい、御質問したいと思います。 ホワイトハウスの副報道官によりますと、トランプ大統領は四月、TPPへの米国復帰を検討するよう、ライトハイザー米通商代表とクドロー国家経済会議委員長に指示したと言われています。 そしてトランプ氏は、思い出しますと、二〇一六年の大統領選挙でTPPを最悪の協定と批判し、就任直後の一七年一月、TPPから永久に離脱するとした大統領令に署名しました。ところが、ことし一月になって、スイスのダボス会議に出席した際に、米国のテレビとのインタビューで、我々にとって明らかに十分によい協定にな……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、包括的・先進的TPP協定、TPP11に断固反対の立場から討論を行います。 私は、何よりまず、当委員会における質疑終局と採決に厳しく抗議するものであります。 食の安全、国民の暮らしと生命、労働にかかわる問題、ISDS条項など、本協定が抱える問題について、審議は尽くされていません。引き続き徹底した審議が必要であること、まして採決は論外であることを強く主張するものであります。 限られた委員会質疑を通じても、本協定が、日本政府が米国にTPPへ復帰する道筋を用意するものであるという重大な問題点が明らかとなりました。 TPPはもともと、国境を越えてもうけを追……
○穀田委員 きょうは、まず、自民党の安全保障調査会と国防部会の出した提言についてお聞きしたいと思います。 五月二十五日、政府が年内にも策定する新たな防衛大綱と中期防に向けた提言をまとめています。 提言は、我が国を取り巻く安全保障環境は激変しており、戦後最大の危機的情勢を迎えると位置づけて、現在の防衛大綱が掲げる統合機動防衛力にかわる新たな概念として、多次元横断(クロス・ドメイン)防衛構想を提唱しています。陸海空に加えて、宇宙、サイバー分野も活用した軍事力の強化を求めています。 ことし三月に提示された提言骨子では、戦闘機の離着陸が可能となる多用途防衛型空母の導入やF35Bなどの取得が盛り込……
○穀田委員 条約に関する質問の前に、政府が二〇二三年度の運用開始を目指す陸上配備型の弾道ミサイル迎撃システム、イージス・アショアの配備問題について聞きます。 防衛省は、先週一日、秋田県と山口県に政務官を派遣し、両県に所在する陸上自衛隊の演習場が配備候補地になることを正式に表明し、夏以降、現地の地盤測量と電波状況の調査を行うことなどを明らかにしています。 これに対し、自治体側からは、電磁波の人体への影響など住民の不安が大変大きいことを認識してほしいなどの意見が出されています。私は当然のことだと思います。 秋田の新屋演習場は、県庁がある市の中心部から直線距離で三キロ足らず、住宅密集地の近くで……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは徴用工問題について質問したいと思います。 韓国の大法院は、十月三十日、日本がアジア太平洋地域を侵略した太平洋戦争中に徴用工として日本で強制的に働かされたとして韓国人四人が新日鉄住金に損害賠償を求めた裁判で、賠償を認める判決を言い渡しました。 河野大臣は、この判決について、一九六五年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に終わった話であり暴挙だ、さらに、国際法に基づく国際秩序への挑戦だと、韓国側を強く非難する姿勢を示されておられます。 改めて、この問題での河野大臣の所見を伺いたいと思います。
○穀田委員 初めに、いわゆる日中社会保障協定について聞きます。 今、日本で働く中国人労働者、中国で働く日本人労働者が、両国の年金等への強制加入に関する法令が二重に適用されるなどの問題が生じている。本協定は、年金制度への強制加入に関する法令の適用について両国間で調整を行い、相手国で働く労働者について保険料の二重払いになることを回避するためのものであるとこの法案の趣旨を理解しており、当然の措置と考えます。 そこで、本協定は略称社会保障協定と呼ばれていますが、その適用対象は年金のみで、日本で言うところの健康保険、労災保険、雇用保険などは対象外となっています。これらについては本協定発効後も二重加入……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 協定の問題について、河野大臣に質問いたします。 大臣は、十一月二十日の衆院本会議で、これまで日本が結んできた包括的なFTAの中身について、物品貿易に加え、サービス貿易全般の自由化を含むものを基本とし、さらに、知的財産、投資、競争など、幅広いルールが主な対象だと答弁されました。 また、大臣は、ことし五月の十一日の本委員会で、「TPPが前へ進んでいるというのは、日本がやっているほかの自由貿易協定にも大きな後押しになってきた」と、自由貿易を進めていることを答弁しています。 そこで、サービスについてお聞きします。 大臣は、九月の日米共同声明では、交渉の……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
先月末に行われた第二回米朝首脳会談について質問します。
最初に、改めて、今回の首脳会談の結果に対する受けとめを河野外務大臣にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 アメリカ側は、今回の首脳会談の結果について、合意には至らなかったものの、いずれも建設的それから生産的だったと評価しています。
トランプ大統領は、会談後の記者会見で、非常に建設的な二日間だったと述べ、サンダース大統領報道官も、三月一日の声明で、米朝首脳は極めて生産的な会談を行ったと発表しています。ポンペオ国務長官も、昨年の首脳会談よりも前進したと強調しています。
このように、米側は、今回……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 在外公館法改定案の質問に入る前に、本日は原田防衛副大臣にお越しいただいているので、初めに、陸上自衛隊が参加した海外での共同訓練に関する日報問題について質問します。 防衛省から提出を受けた資料も配付しているので、最初に、事の経過について若干説明したいと思います。 自衛隊のイラク日報が大問題になっていた昨年四月二十六日、私は、防衛省に対して、陸上自衛隊が作成した海外での共同訓練に関する日報について、安保法成立後の二〇一五年十月一日から二〇一八年三月末日までの保有状況を提出するように要求をしました。 これに対し、防衛省の防衛政策局訓練課の担当者は、そも……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 三月十三日の質疑に引き続き、初めに、陸上自衛隊の海外での共同訓練に関する日報問題について原田防衛副大臣に質問します。 前回の質疑で原田副大臣は、安保法制成立後の二〇一五年十月一日から二〇一八年三月末日までの間に陸上自衛隊が参加した海外での共同訓練のうち、三つの訓練で日報を含む定時報告文書が作成、保有されていたことはお認めになりました。 私は前回の質疑で、その三つの訓練日報の全文を早急に提出するよう求めたが、三週間近くたった一昨日、ようやく全文が提出されました。 そこで、提出された三つの訓練日報を中心に原田副大臣に質問します。 防衛省が提出した定……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 沖縄の米軍普天間基地の問題について質問します。 先日、ワシントンで行われた日米安全保障協議委員会、いわゆる2プラス2の共同発表は、名護市辺野古の新基地建設が普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策とし、建設計画を可能な限り早期に完了すると明記してあります。 しかし、政府が辺野古の新基地建設に固執すればするほど、普天間基地の危険性が増している実態があります。 普天間基地所属の米軍機が過去五年に起こした主な事故を調べてみました。今皆さんにお配りをしている、普天間基地の所属機の過去五年の主な事故というのがあります。 二〇一六年十二月にM……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、陸上自衛隊が参加した海外での共同訓練に関する日報問題について質問します。 この問題をめぐって、私は、三月十三日と四月三日の二度にわたって、本委員会で原田防衛副大臣に質問してまいりました。その際に、原田副大臣は、私が調査を求めた安保法制成立以降の二〇一五年十月から昨年三月までの間に陸上自衛隊が海外で実施した共同訓練は三十件で、そのうち日報を含む定時報告の保有が確認できたのは三件のみと答弁されてきました。そして、この三件以外の日報の保有状況については、岩屋防衛大臣の指示、三月二十九日で、現在調査中と繰り返し、答弁を避けてこられました。 ところが……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 質問に入る前に、昨夜、北海道胆振地方で発生した震度六弱の地震で被害に遭われた皆様に、心からお見舞い申し上げます。 昨年九月の地震から半年もたっておらず、地盤や住宅は被害を受けやすくなっています。政府においては、被害状況を正確に把握し、二次災害の防止を始め、安全で安心の生活の確保に万全を期すことを改めて私からも要求しておきたいと思います。 今回は、私は、日米地位協定と米軍の軍事空域の問題について質問します。 昨日、私の資料要求に対して防衛省から提出された資料によれば、日米地位協定に基づき政府が米軍に使用を認めている訓練空域、これは、現在、本土及びそ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、日米貿易協定の影響試算の問題について茂木大臣に伺いたいと思います。 私が要求して、先週十八日の夕方、内閣官房と農水省から影響試算の暫定版、暫定値が届けられました。A4判で、わずか二枚の資料でした。これです。 安倍内閣総理大臣は、十月九日の参議院本会議で、経済効果分析については既に作業に着手したところであり、できるだけ早く情報提供させていただくと答えました。 茂木大臣も、十月十一日の衆院予算委員会で、協定の審議に当たりましては、経済についての効果、これは用意をさせていただきたいと答えていましたが、この二枚の資料がそれですか。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、日米貿易協定の影響試算について農水省に質問します。 私は、十月二十三日の本委員会で、農水省が貿易協定の審議の前提となる影響試算を、枚数にしてわずか一枚、これですね、それも暫定版しか公表していない問題を指摘し、二〇一七年公表のTPP11や日欧EPAの試算との比較分析とともに、農産物の品目ごとの正式な試算を、なかんずく本委員会に提出するよう強く求めました。その後、十月二十九日になって、農水省から品目別の参考資料、これですね、約七十枚の資料が新たに提出されました。 そこで、伊東農林水産副大臣に伺いたい。 貿易協定は十月二十四日の本会議で審議入り……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、日米貿易協定及び日米デジタル貿易協定に断固反対の立場から討論を行います。 私は、まず何より、当委員会における質疑終局と採決に強く抗議するものです。政府は、野党が求めた協定の審議の前提となる資料の提出を拒み続け、外務省作成の協定の説明書でも意図的、作為的に重要な文言を削除し配付するなど、国会軽視、国民無視の姿勢を露骨に示してきました。それにもかかわらず、質疑を終局し採決を行うなど、言語道断であり、絶対に許されないことを厳しく指摘するものであります。 日米貿易協定は、わずか五カ月という前代未聞のスピードで、交渉内容も経過も国会や国民に一切秘匿したまま合意……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、茂木大臣と質疑を交わしたいと思っています。 新型コロナウイルスによる感染症問題について質問します。 新型コロナをめぐっては、安倍政権の対応が後手に回り、国民の間に不安と混乱を広げています。その最大の要因は、新型コロナの有無を調べるPCR検査が十分に行われておらず、感染がどれほど拡大しているのか、その実態を政府が正確に把握し切れていないことにあると私は考えます。発熱やせきが続いても検査を受けられず、医療機関をたらい回しにされるといった事例も相次いでいます。感染者数をふやさないために検査を制限しているのではないかとの疑念も生じています。 こ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 始めに、前回の三月六日の本委員会に続き、中国での新型コロナウイルスの感染拡大に関し、外務省が作成した対応文書について聞きます。 私は、前回の質疑で外務省に、領事局政策課名の二〇二〇年一月二十四日付新型コロナウイルスによる感染症、外務省の対応と題する文書、これの提出を要求し、その文書が一月二十四日の昼に外務省が自民党の一部議員に示したものと同じであることを指摘しました。 ところが、領事局政策課から三月四日に提出された文書は、日付や表題こそ同じだけれども、外務省が自民党議員に示したものと全く異なる文書でありました。 そこで、なぜ外務省が要求したものと……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 新型コロナウイルスの感染拡大と自衛隊の中東派遣について質問します。 海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が二月二日に日本を出航してから、二カ月が経過しました。こうした中、中東における新型コロナの感染者数は、昨日時点で、イランの四万七千五百九十三人を始め、UAEでは六百六十四名、オマーンでも二百十名となっています。 三月四日の本委員会で茂木大臣は、自衛隊の中東派遣について、情報収集態勢の強化のための自衛隊の艦艇及び航空機の活用に取り組んでいくと表明されましたが、今や中東でも多くの感染者が出ています。こうした海域で自衛隊部隊が活動していることについて大臣はど……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 本日は、在日米軍基地での新型コロナウイルスの感染拡大問題について質問します。 在日米軍関係者の新型コロナの感染状況については、米国防総省が三月三十日、個別の事例を公表しない方針を示し、政府もそれを容認しているもとで断片的な情報しか明らかにされない、いわば感染実態が闇に包まれた状況にあります。 しかし、詳細情報が公表されなくなった以降も、佐世保基地や横田基地などでも米軍関係者の感染が相次いで確認されており、先日、在日米海軍のフォート司令官が明らかにしたところでは、横須賀基地でも三十名近くの感染者が出ていると言われます。もはや在日米軍内でも感染が拡大し……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、五月十三日の質問に続き、在日米軍基地での新型コロナウイルスの感染拡大問題について聞きます。 私は、十三日の質疑で防衛省の渡辺政務官に対し、在日米軍の施設・区域から日本に入国する米軍関係者について、米軍が行っている新型コロナに関する検疫の実態を明らかにするように求めました。しかし、渡辺政務官の答弁は、自衛隊では米軍と共同で検疫訓練まで行っているにもかかわらず、防衛省としては報告を受けていない、検疫に関しては厚生労働省に聞いてほしいというものでした。 そこで、改めて厚労省の行政文書を調べたところ、厚労省の検疫所では、日米地位協定に基づく米軍側の……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
きょうは、自衛隊の中東派遣問題について聞きます。
初めに、河野防衛大臣に伺いたい。
河野大臣は、これまでの質疑で、中東地域の情勢について、米国とイランの双方とも、これ以上のエスカレーションを回避したい意向を明確にしている、そういう認識を示してまいりました。今もこの認識に変わりございませんか。
【次の発言】 そこで、配付資料の一枚目を見ていただいて、茂木外務大臣にお答えいただきたいんですけれども、配付資料の一枚目の外務省の資料にあるように、イランの最高指導者ハメネイ師は、一月八日の演説で、アメリカによるイラン司令官暗殺への報復攻撃について、このような……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、核兵器禁止条約と政府の対応について質問します。 国連で二〇一七年七月に採択された核兵器禁止条約の批准が五十カ国に達し、来年一月二十二日に発効することが確定しました。 核兵器禁止条約は、核兵器の非人道性を厳しく告発し、その開発、実験、生産、保有から使用と威嚇に至るまで全面的に禁止して違法化し、核兵器に悪の烙印を押すとともに、完全廃絶までの枠組みと道筋を明記しました。 この条約の発効は、広島、長崎の被爆者を始め、核兵器のない世界を求める世界の声が結実した壮大な一歩であり、我が党は、核兵器廃絶を戦後一貫して訴え、その実現のために行動してきた党とし……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 日英EPAについて質問します。 茂木大臣は、十二日の本会議で我が党の笠井亮議員の質問に対し、日英EPAの合意内容について、基本的に英国に対して日欧EPAを超える市場アクセスを与える内容とはなっていないと答弁しています。果たして本当にそうなのか。 九月十九日付の日本農業新聞は、菅首相が安倍前首相の自由貿易の旗手として立つとの方針を継承するなら、農産物の市場開放が一層進むとの危機感を持たざるを得ないとしています。さらに、TPP以来の大型貿易協定の影響について、国内対策で生産も農家所得も維持されるとした政府の立場を、楽観的過ぎると批判しています。 農産……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表し、日英包括的経済連携協定に反対の立場から討論を行います。 本協定は、多角的な自由貿易体制の維持強化を成長戦略の基本とする菅内閣が、自由貿易を推進する力強いメッセージを国際社会に発信するとして、EU離脱後の英国と締結する経済連携協定です。 その内容は、コロナ禍で国内需要が逼迫する中、TPP11や日欧EPA、日米貿易協定などの貿易自由化が危機に弱い社会経済をつくり出したことに何らの反省もないまま、多国籍企業の利益を優先し、際限のない市場開放を一層推進するものとなっています。 本協定は、自動車等の工業製品の輸出増と引きかえに、日本の食と農に犠牲を強いるものと……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、政府が導入を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム、イージス・アショアの代替策として打ち出したイージスシステム搭載艦のレーダー選定問題について質問します。 昨年十二月十八日に行われた国家安全保障会議及び閣議では、陸上イージスに代わる新たな装備品としてイージスシステム搭載艦二隻を整備し、これを海上自衛隊が保持することなどが決定されました。この陸上イージスの代替策については茂木大臣も、例えば昨年の九月の記者会見で、国家安全保障会議で多角的な議論を行ってきたと述べられています。しかし、イージスシステム搭載艦の導入をめぐって、国家安全保障局で顧問を務め……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、私も、ミャンマー問題について、ミャンマー国軍による武力弾圧について質問します。 ミャンマー国軍は、二月一日のクーデター以来、これに抗議する市民の平和的な行動に対して殺傷兵器を向け、一部で戒厳令をしき、弾圧を一層強めています。現地の人権団体によれば、最大都市のヤンゴンでは対戦車砲や手りゅう弾も使用され、少なくとも五百人を超える市民が死亡し、子供の犠牲も相次いでいると伝えられています。カレン州では、国軍による空爆を受けて、三千人の市民が隣接するタイ国境を越えて避難してきたと報じられています。 私たちの党、日本共産党は三月十六日に、ミャンマー国軍……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、北朝鮮をめぐる問題について茂木外務大臣に質問します。 今月二日に行われた日米韓三か国の安全保障担当の高官協議は、共同声明で、北朝鮮の核及び弾道ミサイル計画に関する懸念を共有し、非核化に向けた日米韓の緊密な協議を通じてこれらの課題に対処し解決するというコミットメントを改めて確認するとともに、朝鮮半島の平和と安定の維持のための協力が必要不可欠であることで一致したということを明らかにしています。 また、三か国は米国の北朝鮮政策の見通しについて協議したとし、今回の協議を経て、バイデン政権が近く北朝鮮政策の見直し作業を終えるとされています。 茂木大……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 RCEP協定について質問します。 本協定は、ASEAN十か国、オーストラリア、ニュージーランドなど計十五か国が参加する経済連携協定であり、日本にとっては、本協定を通じて、中国と韓国と締結するのは初めてのEPAとなります。 本協定に参加する十五か国を見ると、既にTPP11に参加している国が、日本、オーストラリア、ニュージーランド、ASEANではシンガポールやベトナム、マレーシア、ブルネイの計七か国があります。ところが、政府は、本協定の審議に当たって、RCEP協定とTPPの内容を比較検証できる概要資料などを全く示してこなかったわけです。茂木大臣、その理……
○穀田委員 共産党の穀田恵二です。
茂木大臣、最初に一言お聞きしたいんですけれども、先ほど連絡がありまして、菅内閣総理大臣のインド出張が中止になったという報告が来ました。お互いのことですから、これは理由は何なんですか。
【次の発言】 とても大事な海外出張で、その問題について私の方が早く知っているというんじゃ、ちょっとね。幾ら委員会に……(茂木国務大臣「しようがない。帰してもらっていない」と呼ぶ)いやいや、ですから、幾ら委員会にあったとしても、それぐらいの報告は必要かなと思うんですよね。そこだけ言っておきたい。別に他意はないんです。だから、何でそういう、理由が何なのかということをお聞きしたかっ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
初めに、本日の議題となっている、自衛隊とインド軍との間で物品役務の相互提供を可能とする日印ACSAについて茂木大臣に聞きます。
ACSAをめぐっては、これまで日本は、米国、オーストラリア、英国、カナダ、フランスと協定を締結しており、本協定は六か国目の協定となります。
日本は、インドとの特別戦略的グローバルパートナーシップで、両国間の軍事協力の拡大、深化を位置づけていますけれども、今回の日印ACSAはまさにその一環ということでしょうか。
【次の発言】 自衛隊とインド軍が参加する共同、多国間訓練は、過去十年間で四十二回行われています。新型コロナの感染拡……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 茂木大臣に最初に質問します。 本日の議題である条約のうち、租税条約及び投資協定に関しては、後ほど討論で問題点を指摘したいと思います。 そこで、今日は、今国会に提出されている大西洋まぐろ類保存条約改正議定書に関連して質問します。 今回の改正は、直接は条約の対象となる魚種を拡大する等のものだが、漁業の資源管理や予防原則を明文化するなど、重要な点もあります。 そこで、マグロ類等、高度回遊性の資源の管理、中長期の影響を見据えた漁獲の規制、ルール作りについて、外務省としてどのような取組をされてきたのか、簡単にお答えいただければと思います。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四月二十三日の質問に続いて、台湾海峡をめぐる問題について質問します。 私は、前回、米海兵隊トップのバーガー総司令官が、中国に対抗するために、二〇二七年までに対艦ミサイルなどを装備した海兵沿岸連隊を沖縄、グアム、ハワイに配備する考えを表明している問題を指摘しました。これに関し、中山防衛副大臣から、同部隊の沖縄への配備を打診された事実はないとしながらも、戦力構想については、現在、米国防省内で検討が行われているとの答弁がありました。 バーガー氏は、昨年七月、メディアに対し、現在進めている海兵隊の戦力再編が日本に影響を与えるのは間違いないと述べ、近く日本を……
○穀田委員 私は、日本共産党を代表して、日英原子力協定改正議定書に反対の立場から討論を行います。 本改正議定書は、英国のEU及び欧州原子力共同体脱退に伴い、これまで日英間で実施されてきた原子力の平和利用のための法的枠組みを引き続き確保するための措置にとどまらない重大な問題があります。 本改正議定書によって現行協定に新たに追加される技術とは、資材、核物質又は設備の開発、生産又は使用のために必要とされる特定の情報であり、この特定の情報には、技術援助として指導、技能の養成、訓練、実用的な知識の提供及び諮問サービスが含まれています。技術が協定の対象になることで、日英相互の原子力関連技術の輸出入が一……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 今日私は、岸防衛大臣に、政府が配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム、イージス・アショアの代替問題について質問いたします。 イージス・アショアの配備計画は、二〇一七年の安倍総理とトランプ大統領の首脳会談を受けて閣議決定されたものです。 しかし、配備候補地の秋田、山口両県の住民から強い反対の声が上がり、さらに、防衛省が配付した説明資料にデータの誤りが発覚した。 そうした下で、昨年六月、迎撃ミサイルの発射後に切り離されるブースター、推進装置を住宅地に落下しないように制御するためには、システム全体の大幅な改修、二千億円を超える追加コストと十二年余……
○穀田委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの金子恵美さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、根本匠さんが委員長に御当選になりました。
根本匠さんに本席を譲ります。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 ロシアによるウクライナ侵略についてお聞きします。 百九十三か国で構成される国連総会は、三日、ロシアを非難し、ウクライナからの即時撤退を求める決議案を百四十一か国の賛成で採択しました。国際社会のプーチン政権に対する断罪が下されたと考えます。 国連総会は二〇一四年のクリミア併合の際もロシアを非難する決議を採択しましたが、その際、賛成が百か国と比べても、今回の決議は圧倒的多数の世界の声が示されております。 決議は、冒頭で、国家間の法の支配を促進する上で国連憲章が最も重要であることを再確認するとし、ロシアがウクライナで軍事作戦を行うと宣言したことや、核戦……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 今日は、三月十一日、東日本大震災十一年に当たります。改めて、お亡くなりになった方々に哀悼の意を表し、同時に、被災者と被災地の復興、とりわけ生活となりわいの再建に向けて、憲法十三条に基づく幸福追求権の立場で努力することを改めてお誓いしておきたいと思います。 今日は、日本が在日米軍駐留経費を負担する、いわゆる思いやり予算の特別協定について聞きます。 今回の協定では、訓練移転費として、今後五年間に毎年度百十四億円を日本が負担することに加えて、米軍機の訓練移転先として、新たにアラスカを対象にすることを定めています。 そこで、林外務大臣、一つ一つお聞きしま……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
ロシアのプーチン政権によるウクライナ侵略は、国連憲章に反するだけでなく、民間人に対する攻撃など、どんな戦争でも遵守すべき国際人道法に反する戦争犯罪の様相を色濃くしています。原発への攻撃はジュネーブ条約の追加議定書で禁じられており、病院への攻撃はジュネーブ文民法で禁じられています。いかなる理由であれ、絶対に許してはならないと考えますけれども、この辺の大臣の考え方をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ロシアの攻撃によってウクライナから国外退去を余儀なくされた人々は三百万人を超え、そのほとんどが女性や子供たちであります。今こそ、人道支援が急がれると考えま……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
在日米軍の新型コロナの感染拡大問題について今日は質問します。
政府は、昨年十二月二十二日、沖縄県の米軍キャンプ・ハンセンで新型コロナのクラスターが発生したことに関し、日本側からの要請で米側がオミクロン株の検査を行い、結果を共有する、米国に検体を送り、ゲノム解析を実施することを明らかにしました。それから三か月が経過しましたが、ゲノムの解析は依然として示されていない。
林大臣、その理由は何でしょう。
【次の発言】 既に三か月も経過しているのに、今のところ確定的な見通しを得る段階にはないと。そんな、いつ結果が判明するのかも、見通しも立たないというのは非常……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 国連総会は、先週二十四日、ロシアのウクライナ侵略に関する緊急特別会合で、ロシア軍による民間人や民間施設への無差別攻撃を非難し、即時停止を求める決議案を百四十か国の圧倒的賛成多数で採択しました。 決議は、ロシア軍の即時、完全、無条件の撤退を迫った三月二日の総会決議の完全履行を求めるとともに、敵対行為の即時停止、ジュネーブ諸条約等の国際人道法の尊重、民間人保護、病院等民間施設の保護、ロシア軍による都市包囲の解除など、深刻な人道危機を打開することを強く求めています。 フランスとメキシコが推進し、五大陸全てにわたる九十か国が共同提案国に加わって採択された今……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、ウクライナ情勢について質問します。 ウクライナではロシア軍による民間人への残虐行為が明らかとなり、世界中が衝撃を受けています。ロシア軍が地上部隊を撤収させたウクライナの首都キーウ周辺で、軍服を着ておらず、武器も持っていない、市民と見られる人々が路上で多数死亡しているのが見つかった。ウクライナ司法当局は三日、これまでに各地で四百人以上の民間人の遺体が発見されたと発表しています。民間人殺害は断じて許されない国際法違反の非人道的行為であり、我が党は、ロシア軍による残虐な戦争行為を強く非難するものであります。 林大臣のこの件についての所見を伺いたい……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、本委員会で、ロシアのウクライナ侵略を止める上で最も重要なのは国際世論による包囲であり、ロシアに対して、国連憲章違反、国際法違反、ジュネーブ条約に違反する無法と厳しく批判する必要性を主張してまいりました。そして、日本政府としてその立場に立った外交活動を行うべきこと、非軍事の人道的支援の強化を提案してまいりました。 そこで、聞きたいと思います。 三月十六日は、日本・モルドバ共和国外交関係樹立三十周年の日に当たります。この日、両国外相会談が行われました。会談では、ロシアのウクライナ侵略に対しての対応、難民支援についてどのような議論と一致点があったの……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四月十三日に開催されたウクライナ避難民に関する各国大使等と外務委員会理事会メンバーの意見交換会は有意義なものだったと私も思いました。各国がロシアの侵略を非難し、難民支援の取組の姿勢、各々財政的困難を抱えながらも、民間や市民の協力の下でなし得ている現状等々を学ぶ機会となりました。 そこで、初めにウクライナ情勢について外務大臣に質問します。 ロシアのプーチン大統領は十二日、ウクライナ侵略後初めてとなる記者会見を行い、野蛮な侵略を正当化する立場を鮮明にしました。プーチン氏は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシを三位一体の民族とし、ウクライナの極端な民族主義が……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 条約の問題点については、後ほど討論の際に指摘することにしたいと思います。 自民党の安全保障調査会は、先週二十一日、政府が年末に予定する国家安全保障戦略など三文書の改定で焦点となる敵基地攻撃能力について、提言をまとめました。 この日の会合には、内閣官房や防衛省のほか、外務省からも総合外交政策局の有馬審議官が参加したと聞いております。 自民党の提言は、敵基地攻撃能力、これを反撃能力と言葉だけ換えて、保有を求めています。また、攻撃対象を敵基地だけにせず、指揮統制機能等にも広げています。さらに、軍事費を五年以内にGDP二%以上、金額にして十兆円を超える大……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 本日の議題である三つの条約については、いずれも必要なものであり、我が党としては賛成です。 そこで、本日は、前回の四月二十七日に続き、政府が年末までにまとめるという国家安全保障戦略など三文書の改定に向けて自民党が出した安全保障に関する提言について質問します。 前回の質問でも指摘しましたが、自民党の提言は、敵基地攻撃能力を反撃能力と言葉だけ換えて、その保有を政府に公然と求めています。しかし、重大なことは、今進められている敵基地攻撃能力保有の検討は、安保法制施行以前に議論されたものとは異なるということであります。 私は、一月二十六日の予算委員会でも指摘……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 敵基地攻撃能力を中心に質問します。 先週二十日の衆院本会議で、我が党の志位委員長は、敵基地攻撃に関わって、安倍元総理が昨年十一月の講演で、敵基地だけに限定せず、抑止力として相手をせん滅するような打撃力を持たなければ日米同盟は成り立たないという趣旨の発言をしていることを指摘し、岸田総理に、この安倍元総理が主張する打撃力という議論をきっぱり拒否できるのかと質問しました。これに対して岸田総理は、安倍元総理の発言にコメントするのは控えると、答弁を避けました。 安倍元総理が行った発言というのはこれです。資料一、御覧ください。 そこには、十一月二十日に開かれ……
○穀田委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私、穀田恵二が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの笠浩史君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、長島昭久君が委員長に御当選になりました。
長島昭久君に本席を譲ります。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、今月十三日に行われた衆院連合審査会で、質問の冒頭、林外務大臣に、数々の反社会的活動が不法行為と司法に断罪されている統一協会に対する認識を伺いました。 そこで、本日は、具体的に統一協会の海外宣教の問題について質問します。 統一協会の海外宣教をめぐっては、全国霊感商法対策弁護士連絡会が政府に対し、これまで繰り返し実態を告発してきました。 例えば、皆さんにお配りしている配付資料の一枚目、二枚目は、二〇〇一年十二月、外務大臣ほか関係大臣に提出した、宗教法人の解散命令請求を求めた申入れ書であります。そこでは、海外宣教の実態について次のように告発してい……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、今お話がありました十月二十六日の質疑に続き、外務省と統一協会の海外宣教問題について質問します。 私は、前回の質疑で、統一協会の関連団体、世界平和女性連合がモザンビークで運営する太陽中学校、高校の理事長に対して、二〇一九年度に当時の河野太郎外務大臣が大臣表彰を授与していた問題を指摘し、表彰の取消しと事実関係の徹底調査を求めました。今の報告の概要はそのとおりです。 問題は、この大臣表彰を取り消すと発表したわけですが、取消しに至った経緯について、後の報告の経緯は今お話があったとおりですけれども、改めて大臣に伺いたいと思います。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 政府は、新たに閣議決定した安保三文書に基づき、敵基地攻撃能力の行使で使用するスタンドオフミサイルとして、アメリカ製の長距離巡航ミサイル、トマホークを四百発取得する方針を明らかにしています。そこで、本日は、このトマホークの導入問題について質問したいと思います。 初めに、外務大臣にお伺いしたいと思います。 これまで政府は、憲法第九条第二項で保有が禁じられている戦力とは、自衛のための必要最小限度を超える実力をいうものと解した上で、性能上専ら他国の国土の壊滅的破壊のためにのみ用いられる、いわゆる攻撃的兵器を保有することは、これにより直ちに自衛のための必要最……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
私どもは、今回の改正案については賛成です。
幾つかの点について質問します。
食料、農業関連の国際機関、国連食糧農業機関、国連世界食糧計画、国際農業開発基金のいわゆるローマ三機関の果たしている役割について外務大臣はどのように認識しておられるか、簡潔にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 大事な意味合いを持って世界で活動している。
現在、ローマ三機関と言っていいと思うんですけれども、政府代表部を置いているのは、アメリカ、イギリス、ドイツなど、いわゆるG7の国、カナダを除いてですが、さらに、中国、ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、ロシアなどが置……
○穀田委員 統一協会をめぐる問題について質問します。 自民党は、先月二十六日、定期大会を開き、運動方針を決定しました。その運動方針を見ると、あれだけ国民的批判を招いた統一協会との癒着について一切言及していません。岸田総理も大会の挨拶で一言も触れませんでした。統一協会との関わりで閣僚の辞任が相次いだことへの反省が全くないと言わなければなりません。統一協会の問題は今も被害が続いており、幕引きは断じて許されない。 そこで、本日は、統一協会の関連団体に対する政府開発援助、ODAの無償資金協力について聞きます。 この問題をめぐっては、私は、昨年十一月十一日の本委員会で質問を行い、岸田総理が外務大臣……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
初めに、本日の議題である日豪及び日英円滑化協定について、林外務大臣に質問します。
両協定は、訪問部隊の構成員に対する刑事裁判権について、公務中の犯罪は相手国に、公務外の犯罪は日本側に裁判権があると定めています。しかし、当該犯罪が公務中か公務外かをめぐり締約国間でそごが生じた場合、協定上、どのように取り扱うと明記されているのか、お聞きします。
【次の発言】 今御説明がありました二十一条、二十七条はそれを書いているんですけれども、両協定では、相互間で協議を必要とする事項に関し、締約国間の協議機関として合同委員会を設置すると定めています。
日米地位協定に……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 今日も、先般に続きまして、統一協会の関連団体、世界平和女性連合に対するODAの資金無償協力について質問します。 この問題をめぐっては、昨年十一月十一日の質疑で、岸田総理が外務大臣だった二〇一五年、政府がアフリカ、セネガルの職業訓練校の建設資金として九百五十五万円余りを供与していた事実が判明しました。それ以降、私は、三月十七日及び二十九日の質疑で、公開資料に基づいて、次の五つの問題点を指摘してきました。 第一に、政府がODA資金を供与した女性平和団体の代表、つまり職業訓練校の校長は、セネガルの世界平和女性連合の副会長として統一協会の韓鶴子総裁の記念式……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、北朝鮮は、昨日、弾道ミサイル発射を強行しました。これは、弾道ミサイルを含め、核兵器関連のあらゆる活動を禁じた累次の国連安保理決議に違反し、地域と世界の平和と安定に逆行する暴挙であり、船舶などに被害が及びかねない危険な行為であります。 我が党は、北朝鮮の暴挙を厳しく非難し、強く抗議するとともに、これ以上の発射と核開発の中止を厳重に求めていきたいと思います。 それでは、本日の議題である条約について今日は質問します。 最初に、日米宇宙協力に関する枠組み協定について林大臣に伺いたいと思います。 本協定の署名式が今年一月にワシントンで行われた際に……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
初めに、陸上自衛隊の多用途ヘリUH60JAが、今月六日、沖縄県の宮古島周辺で消息を絶った事故について質問します。
防衛省は、昨日までに現場周辺の海底で損壊した機体の胴体部分と六名を発見したが、残念なことに五名の死亡を確認したと聞きます。
現在の捜索の進捗状況について、井野防衛副大臣に説明を求めます。
【次の発言】 懸命な救助活動を行う中でそうした報に接したことは、極めて残念なことです。
お話があったように、十名の隊員が一日も早く御家族の元に帰ることができるよう、政府には、引き続き捜索に全力を尽くすとともに、事故原因の徹底究明を強く求めたい。林外務……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 本日の議題である条約の問題点については後ほど討論で指摘することとし、陸上自衛隊のUH60JAヘリが沖縄の宮古島周辺で消息を絶った事故について再度質問したいと思います。 前回、十九日の質疑で、私は井野防衛副大臣に対し、陸自のヘリに標準装備されているフライトレコーダーには位置を知らせる発信機能や海面に浮上する機能がついておらず、回収が難航しているのではないかと質問しました。これに対して井野副大臣は、現時点で確認が取れていないと述べ、答弁されませんでした。 しかし、翌日の二十日に行われた参議院外交防衛委員会で、防衛省の大和総括官は、UH60のフライトレコ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 今回の世界貿易機関を設立するマラケシュ協定を改正する議定書については、過剰漁獲、乱獲の禁止につながるものであり、賛成します。 また、国際コーヒー協定、調停に関するシンガポール条約についても賛成の立場を表明しておきたいと思います。 一昨年四月二十八日の外務委員会で、私は、当時提出されていた大西洋まぐろ類保存条約改正議定書に関連して、クロマグロの資源管理と小規模沿岸漁業について質問しました。 今回のマラケシュ協定に関連して、引き続き、クロマグロの漁獲枠と沿岸漁業について質問します。 大臣、クロマグロは、日本でも外国でも値が高く、飛ぶように売れる。特……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、北朝鮮が、本日、人工衛星と称する飛翔体を発射した問題について述べておきたいと思います。 国連安保理の累次の決議は、弾道ミサイル技術を使った発射や開発関連の全ての活動を禁じており、今回の発射は国連安保理決議に違反するものであります。 我が党は、北朝鮮に対し厳しく抗議するとともに、アジアと世界の平和と安全の脅威となる核開発と関連した活動を中止し、放棄すべきであることを重ねて求めておきたいと思います。 同時に、見落とせないのは、日本政府が、弾道ミサイルの発射に備えるとして、沖縄などで軍事的対応を強めていることであります。こうした政府の対応は、地……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 性的少数者や同性婚の在り方をめぐって差別発言をした荒井総理秘書官更迭問題について聞きます。 官房長官、荒井秘書官は同性婚の導入について、同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる、見るのも嫌だ、マイナスだと発言。到底許されない、言語道断の差別発言であることは論をまちません。 問題は、総理が二月一日の予算委員会で、こうした制度を改正するということになりますと、「全ての国民にとっても、家族観や、価値観や、そして社会が変わってしまう」と同性婚の法制化を否定する答弁を行った、ここが重大だと私は思います。本音のところで荒井秘書官と変わらない、一緒じゃないのか。ど……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、イスラエルの軍事攻撃をめぐる問題について質問します。 イスラエルの大規模攻撃によって、ガザ地区は子供たちの墓場と化し、人々の生き地獄となっていると言われるほど深刻な人道的危機にあります。圧倒的軍事力を持つイスラエルは、ガザ北部の難民キャンプや医療施設、救急車まで無差別に攻撃し、多数の民間人を殺害しています。この一か月でガザでは死者が一万人を超え、その四割以上が子供と伝えられています。 イスラエルによる攻撃は明白な国際人道法違反であり、戦争犯罪であります。そればかりか、攻撃の規模と残虐さから見て、ジェノサイド条約が固く禁じた集団殺害の重大な危……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 本日の議題である英国のCPTPPへの加入問題について質問します。 今回の議定書は、CPTPPが二〇一八年に発効して以来、十一か国以外で初めて新たな加入を認めるものであり、英国の参加によって、これまでアジア太平洋地域が中心だった自由貿易圏が欧州にも広がることになります。 二〇二〇年にEUを離脱した英国は、インド太平洋地域に戦略的重点を移し、域外の国や地域との貿易や関係強化を図る外交政策を掲げ、CPTPPへの加入をアジア圏での貿易拡大の柱に据えてきています。 英国政府が今年七月に公表した説明資料によれば、英国は二〇二二年、日本やカナダなどに乳製品を二……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
初めに、鹿児島県屋久島沖で米空軍のCV22オスプレイが墜落した事故について聞きます。
上川大臣は、十一月三十日、駐日米大使と面会し、オスプレイの飛行については、捜索救助活動を除き、飛行に係る安全が確認されてから飛行を行うように求めたそうだけれども、なぜ飛行停止という明確な文言で要請をしなかったのか、お聞きします。
【次の発言】 やり取りは分かっているんですよ、新聞に出ているんですから。問題は、なぜ飛行停止ということを言わなかったのかと私は聞いているんですよね。
飛行停止を明確に要請しなかったために、米軍は事故後、CV22の飛行は停止したけれども、米……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 イスラエルによるガザ地区での無差別攻撃について質問します。 私は、昨年の十一月十日の本委員会で、ガザ地区では、戦闘が始まって以降、一か月で一万人を超える死者が出ており、その四割以上が子供たちだと指摘し、上川大臣に、ガザ地区の深刻な人道的危機の打開は一刻の猶予も許されない、イスラエルによる攻撃の中止、即時停戦を強く働きかけるべきだと求めました。 ガザ地区では、その後もイスラエルによる激しい攻撃が続き、配付資料一枚目にありますように、死者の数は三万人を超え、犠牲者の七割が女性や子供とされています。イスラエルは、ラマダンが始まった今日も攻撃をやめず、ガザ……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、在外公館法の一部改正案について質問します。 今回の法案は、在ナイロビ国際機関日本政府代表部を新設するというものです。ケニアの首都ナイロビには、国連環境計画、国連人間居住計画という国際機関の本部が所在しています。これら二つの機関の国際的役割は大事だと私は思います。 先ほどの審議官の答弁では、代表部を置くことによって重視する姿勢を示す、より緊密な関与ができるとありました。ケニア大使館が兼館兼務すると言われています。そういうことで、この二つの機関が提起している諸課題に十分貢献していけるのかということについて端的にお答えください。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
二千二十七年国際園芸博覧会政府委員の設置に関する臨時措置法案について質問します。
二〇二七年国際園芸博覧会は、神奈川県横浜市の旧米軍上瀬谷通信基地跡地の一部を使用して開かれます。
今日は、大臣に端的に一つだけ。最近の花博の状況、つまり参加目標と実績はどうなっているかだけお答えください。
【次の発言】 日本の有料入場者数目標は一千万人、一日当たりでいえば五万五千人となります。
大事なことは、二〇二二年のこの博覧会特別措置法審議の際に私どもは明らかにしましたし、本日も他委員から意見がありましたが、結果として公費負担が膨大に膨らむようなことがないよう、……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
初めに、先月二十五日、国連安保理で理事国十五か国のうちアメリカを除く十四か国の賛成多数で採択されたガザ地区でのラマダン期間中の即時停戦を求める決議について、上川大臣の認識をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 国連安保理が即時停戦を求める決議を採択したのは、昨年十月にハマス、イスラエルの間の戦闘が始まって以来初めてのことであります。ラマダン期間中との限定はあるものの、ジェノサイドを一刻も早くやめよという世界の運動と世論による重要な前進と考えます。
上川大臣は昨日ようやくUNRWAへの資金拠出の再開を表明されたが、先ほど来他の委員からも質問がございま……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
本日の議題である三つの経済条約については、後ほどの討論で問題点を指摘することとしたいと思います。
そこで、イスラエルによる入植活動の拡大問題に関して質問したいと思います。
イスラエルでは、今年二月、占領地のヨルダン川西岸で新たなユダヤ人入植地の建設を承認したと発表しています。イスラエルの入植活動は、ガザへの攻撃が開始された昨年十月以降格段に強まっており、国際社会から厳しい批判を浴びているが、この問題について上川大臣の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 イスラエルの入植活動は国際法違反だというのが日本政府の立場だと述べられました。
イスラエル……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、中東情勢について質問いたします。 イスラエルは、イラン領内の施設に軍事攻撃を行いました。我が党は、この軍事攻撃を強く非難するものであります。 この間の報復の連鎖は、元々、イスラエルがシリアのイラン大使館を攻撃するという国際法違反の無法行為に端を発したものであります。だからこそ、国際社会はイスラエルに自制を強く求めていました。これを無視したイスラエルの軍事攻撃に全く道理はありません。我が党は、全ての関係国に報復の連鎖を止めるよう強く自制を求めるものであります。 さて、ガザ地区南部では、イスラエル軍の撤退後、ナセル病院の敷地内で三百人以上の遺……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 本日の議題である条約について質問する前に、先日発表された日米首脳共同声明について伺いたいと思います。 共同声明は、自衛隊と米軍の作戦や能力をシームレスに統合し、相互運用性と計画策定を強化するために、それぞれの指揮統制の枠組みを向上させるとともに、米国製の巡航ミサイル・トマホークについて、米国はトマホークシステムの運用能力を日本が獲得するための訓練計画を開始するとのコミットメントが表明されました。 そこで、防衛省に伺いたいと思います。 配付資料の一枚目にあるように、米第七艦隊は、先月、海上自衛隊と航空自衛隊が、米海軍のミサイル駆逐艦マッキャンベルで……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、この間、本委員会で、日本が購入する米国製巡航ミサイル・トマホークの日米一体運用など、自衛隊が米軍の指揮下に置かれ、指揮統制のかつてない連携強化が進んでいることを告発し、批判してきました。 今回は、関連する具体的問題を取り上げたい。 滋賀県高島市の饗庭野演習場で展開される日米軍事演習を含む実弾射撃訓練について質問します。 饗庭野演習場は陸自中部方面隊最大の演習場であり、日米地位協定により年間六週間以内の米軍との共同使用が可能とされる一方、自衛隊の軍事訓練は年間三百日を超え、多い年には年間約十八万人の自衛隊員が百六十八日の実弾射撃訓練を行う演習……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 初めに、今国会に政府が提出した入管法、技能実習法改正案について質問します。 大臣、今国会に提出された入管法の改正案の中に、唐突に、永住許可制度の適正化と称して、在日外国人永住者の永住許可取消し制度が盛り込まれました。これは、八十八万人と言われる在日外国人の永住資格を、納税や社会保険料の滞納、軽微な刑事罰等でも簡単に取り消すことができるようにするもので、永住者の人権とその地位を著しく侵害するものであります。 今、連日、在日大韓民国民団中央本部を始め各県の地方本部から山のように抗議と反対の要請文が来ていますが、外務大臣はこの事実を御承知でしょうか。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
初めに、日独ACSAについて聞きます。
外務省作成の説明書を見ますと、本協定の第五条に基づく両国間の手続取決めについて、交渉中とあります。
上川大臣、この状況は現在も何も変わっていないのか、今も交渉中なのか、まず御答弁願います。
【次の発言】 防衛当局間で交渉しているということは分かりました。
では、防衛当局にお聞きせざるを得ないわけです。お聞きします。
両国間の手続取決めで何がそんなに時間を要しているのか、理由を具体的に説明されたい。
【次の発言】 簡単に言うと、何で手間取っているか、理由については余り明らかにできないということですわな。
……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
今日は、浮島丸事件に関連し、質問します。
戦争終結直後の一九四五年八月二十四日、朝鮮人労働者やその家族数千人を乗せた旧日本海軍の輸送船浮島丸が京都府舞鶴港で爆発、沈没し、五百人以上が死亡しました。浮島丸事件として知られています。
そこでお聞きします。
上川大臣はこの浮島丸事件をどのように認識しておられるか、御答弁ください。
【次の発言】 浮島丸事件とは、終戦の一週間後の八月二十二日夜、青森県下北半島の大湊港を出港し、韓国の釜山に向かった浮島丸が、釜山には向かわず、京都舞鶴港に入港、二十四日夜、突然爆発、沈没し、五百人以上が死亡した事件です。乗船者……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
初めに、鬼木防衛副大臣に聞きます。先週三日、航空自衛隊三沢基地所属のステルス戦闘機F35Aが青森空港に緊急着陸した問題について聞きます。
内倉航空幕僚長は、六日の記者会見で、緊急着陸の原因について、搭載しているコンピューターシステムの一部に不具合が発生したと説明し、現時点では緊急着陸した機体固有の問題との認識を示しています。
その後、明確な原因は判明しましたか。
【次の発言】 御理解願いたいって、理解できないね。だって、どういう原因なんやということについてはっきりせいと言っているだけですからね。
このF35Aは、二〇一九年に世界で初の墜落事故を日……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
まず最初に、内閣官房機密費について質問したいと思います。
自民党安倍派のパーティーをめぐる事件で裏金づくりが発覚した安倍派五人衆の一人、松野前官房長官が、事実上更迭されるまでの二週間に内閣官房機密費四千六百六十万円を自身に支出していたことを日本共産党のしんぶん赤旗は報道しました。
これは事実ですか。
【次の発言】 あれこれ聞いているんじゃないんですよ。事実かと聞いてんねや。
それじゃ、もう一遍聞きましょう。支出は何にしたか、明らかにできないのか、聞いている。
【次の発言】 まさに闇金、こういうことを平気でやっている。しかも、事実上更迭されたその後……
○穀田委員 三人の公述人の方、本当に貴重な御意見ありがとうございました。私は、日本共産党の穀田恵二です。 まず最初に、長洲知事と成毛村長にお伺いしたいのですけれども、お二人とも、今度の政治改革の中心は何といってもきれいな政治であってほしいということが根本だと質疑の中でもお話ありました。私は、そのことが根本だと思うのです。 そこで、この間の報道なんか見ていましても、ついせんだってのテレビでありましたけれども、政治腐敗の防止ということがやはり八二%ぐらいを占めている。しかも、それと関連して私は大事だと思うのは、特についせんだっての新聞でも、政治腐敗の土壌をつくってきたゼネコン汚職の本質を考える……
○穀田委員 私は、日本共産党の穀田恵二です。 ついせんだって、こういうふうな記事がございまして、自治日報という新聞ですけれども、「国民が政治や行政に参加することに伴う費用であると理解すれば、」民主主義コストというのは、「その負担は個々の国民が自発的に負うべきものであって、強制的な税金によって賄われるべきものではないであろう。」こういう意見がございました。 そこで、山岸公述人にお伺いしたいわけですけれども、先ほども確かに、企業献金はスキャンダルの大きな原因となっている、したがって速やかに廃止されることが望ましいと言っておられました。私もそのとおりだと思うのです。ところが、きのうもあったのです……
○穀田分科員 私は、京都御苑に迎賓館施設という問題と関連して、環境庁に若干お聞きしたいと思います。
先ほど環境庁長官からもお話しありましたけれども、世界的にも、自然保護だとか自然の保全というのは大事な問題となっていることは御承知のとおりです。それで、国民公園たる京都御苑の位置づけについて、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御承知のとおり、国民公園は三つありますよね。三つしかない。そこで、今お話しありましたように、広く国民にということと保全という二つのことが言われました。現代的に言うならば、自然を守るということと広く国民が利用して親しむことだ、こういう二つのことだと理解していいですね……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 お三方の公述人、御苦労さまです。もう私で最後でございますから、よろしくお願いします。 まず最初に紺谷さんにお聞きしたいのですが、景気対策の重要性をるるお話ありました。また、生活実感ということでございましたけれども、私は京都に住まいしている者なんですが、例えば、京都の丹後地方などでは、やはり今の繊維不況だとか全体の不況の中でたくさんの自殺者が出る、かつてない、三十数人も出るというようなことで、いわば極めて重大な不況に見舞われて、にっちもさっちもいかないという実態がございます。そういう点でも、生活実態からも、私は多くの方々のところで、ある意味じゃ今までにない……
○穀田分科員 私は、絹織物の関係の産業についてお聞きしたいと思います。 午前中、大臣は、日本の中小企業は大黒柱だということをおっしゃいましたし、その大黒柱がいろいろ腐っているようでは困るわけですよね。ですから、それに対してしっかり保護をしていくというか大事にするということが今求められていると思うのです。そこで私は、とりわけ伝統産業、地場産業である丹後ちりめんや西陣織に対しての大臣の根本的な認識といいますか、そこをまずお聞きしたいと思うのです。 御承知かと思いますが、たまたまおとといでしたか、日経新聞にも載りましたけれども、丹後ちりめんでいいますと、総生産量は一九七三年、昭和でいいますと四十……
○穀田委員 日本共産党の穀田です。 栗田公述人にお聞きしたいと思います。 地方消費税の導入に関連してお聞きしたいのですが、法案によれば、今回新たに地方消費税を府県税として創設するということになっています。その課税標準は消費税額であり、その徴収も当分の間国が徴収するという形になっています。ですから、さまざまな御意見があると先ほどお話ございましたけれども、こういう形になったことについてどのような感想を持っておられるか、これをまず第一にお聞きしたい。 二つ目に、課税標準が消費税額となったことで、府県税として導入されるわけですが、その税率の引き上げ等については消費税率の引き上げの際にしか検討の対……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。三人の公述人の皆さんには本当に御苦労さまです。私が最後でございますので。 私は、最初に浅沼公述人に御意見をお伺いしたいと思います。 先ほどの御発言でも、数字は別として、二十兆円ぐらいは公共事業の中で災害に投入できぬかということでお話ありました。そしてその後続きまして、幹線や道路は後回しにしてでも優先をというふうなお話もございました。私はそれを見まして、それ自身は同感だと思ったのです。 ついせんだっての新聞は、特に予算委員会は予算を議論する場でもございますし、その中でいいますと、予算の修正が大事じゃないかという御意見が一つの新聞の論調で出ています。です……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、御出席本当にありがとうございます。貴重な御意見をいただきまして、本当に感謝をしています。 私は、今回の予算案の問題について若干だけお聞きしたいと思います。 新聞紙上などでも出ているのですが、今回の予算ほど評判の悪い予算はありません。それは、世論調査で審議前から七一%の方々が修正してはどうかというふうなことが出るような状況ですし、さらに、先日の世論調査では、審議されている予算案で税金が有効に使われていない、こういうふうに答える方が七割を占めるというような状況になっています。 そして、審議の中で、予算委員会を通じて公共事業の見直しなどが強く……
○穀田分科員 私は、日本共産党の穀田恵二です。
きょうは、京都の伝統地場産業の西陣絹織物の問題について質問します。
まず、通産省は絹織物と帯地の輸入動向について新しくつかんでおられると思いますが、海外からの輸入の状況は現在どのようになっているか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 今も明らかにされましたが、昨年の輸入量は大体三十七万六千五百本。日本の国内で帯の産地の約七六%を占める西陣の生産量が、帯でいいますと大体二百六十三万本ですから、西陣で生産される帯の一四・三%、また、全国の帯の生産量の一一%に当たる分が輸入されていることになっているわけです。
これは日本の和装産業への非常に重……
○穀田分科員 きょうは、伝統的工芸品産業の振興に関する法律、いわゆる伝産法に関連してお聞きしたいと思います。 この法律ができてから、ちょうどことしで二十五周年の節目の年に当たります。法律がつくられて以降、百九十二品目が通産大臣によって指定されています。 伝産法の目的は、「伝統的工芸品が、民衆の生活の中ではぐくまれ受け継がれてきたこと及び将来もそれが存在し続ける基盤があることにかんがみ、このような伝統的工芸品の産業の振興を図り、もつて国民の生活に豊かさと潤いを与えるとともに地域経済の発展に寄与し、国民経済の健全な発展に資することを目的とする。」と述べていますが、大臣にまずお聞きしたいのは、伝……
○穀田委員 質問ですが、これは出せないのが普通なんですか。
【次の発言】 例の予算執行の関係に関して出ているから、こちらには別にいいということですか。
【次の発言】 いや、我々がもらっている中にあるのかもしれないから、個別にあるのかという意味なんです、僕が質問したのは。
○穀田委員 私は反対です。 一つだけ質問を許していただけるとすれば、議論されている格というのは衆参の法制局長と同じだと私はお聞きしていますが、任命手続も違うものがなぜこの基準になるのかということ、もちろん館長はなかなか答えにくいんでしょうが、一度お聞きしたいなと思っているところです。 その上で、私は、館長の給与が高過ぎる、議員より高いのは問題だといった理由から図書館長の給与の格付を下げるというのは、余りにも早計だと思います。 国会図書館の設立の経緯とその使命、任務、役割に照らして、しっかりとした議論をすべきであるということは、前回も私申し上げました。私は、議員歳費の一割削減措置との関係で……
○穀田分科員 共産党の穀田です。 私は奈良と京都の県境にある高の原に計画されている高の原ショッピングセンターについて聞きます。 二〇〇〇年に大店立地法が施行されて以来、本当に大型店の進出ラッシュが相次いでいます。京都もそのとおりでして、今述べた高の原ショッピングセンターというのは、売り場面積でいいますと四万三千百平米、商圏範囲を五十キロというふうに定めているそうです。さらにそこから二・五キロメートルの至近距離のところに精華町というのがあります。そこでも「けいはんなユータウン」、これはユニーが中心になってつくる計画の売り場面積二万三千平方メートルです。学研都市関係自治体とその周辺に出店する大……
○穀田委員 これは私、両院協議会のところでその必要なしだと言った手前もありまして、申しわけございませんけれども、それは本来ここできちっと議論をして細部を詰めるべきではないかなという意見を持っていますので、承服しがたいという意見だけは……
【次の発言】 先ほど自動車の運転手の超過勤務という話が出ましたが、要するに、そういう変更をされて、小委員長がお述べいただいたのはわかるんですけれども、前に提起されたときに、ああいう提起でしたか。私はどうもその経過がよくわからなくて、表で聞いたのは、政党が払うのはいかがなものかというような話でしたよね。そうじゃなかったですか。
○穀田分科員 きょうは、地方における産科医の不足の問題について、竹中大臣と議論したいと考えています。 「生み場所探し妊婦さん走る これも少子化の一因?」ということで、日経新聞のことしの二月二十一日付で、分娩を取りやめる医療機関が各地でふえている実態を報道しています。 閣議決定された少子化社会対策大綱では、妊娠、出産の支援ということで、妊娠、出産に関する総合的な支援体制の充実、周産期医療のためのネットワークの整備など、周産期医療体制を充実すると決められています。産科医師不足の解決へ地方自治体もさまざまな努力をしているが、国の重要課題として、総務省も関係省庁と協力し取り組むべきだと思いますが、……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 公述人の皆さん、貴重な御意見を本当にありがとうございました。 公聴会は、国民の声を真摯にお聞きし、国会審議に反映すべきものです。ところが、与党は、公聴会開催前日である昨日、きょうの採決を主張しました。この態度は公聴会を冒涜するものだと一言述べておきたいと思います。 最初に、出口公述人にお聞きします。 今、早急に解決を図らなきゃならない教育問題は山積みです。その中で、いじめ問題などの対応を見ても、教育が、教育委員会や文部科学省の方ばかり、つまり上ばかり見て、子供を見ないという弊害が如実にあらわれていると感じざるを得ません。現行教育基本法十条の「教育……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 四人の公述人の皆さん、大変貴重な御意見をありがとうございます。短時間ですけれども、質問いたします。 まず、小田川公述人にお聞きします。 政府は、今国会に最低賃金法の改正を提出する予定です。安倍首相は、四十年ぶりの改正と言い、さらに、生活保護水準との整合性を述べて、抜本的な引き上げの意見には全くこたえようとしていません。きょうもこの質疑で大問題になっている貧困と格差、これを大もとから正していく上で、最低賃金の抜本的な引き上げが急務だと私は考えます。 日本の最低賃金の平均は、先ほどもありましたように、時給にして六百七十三円です。もし年収二百万円を得よ……
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。
きょうは、大変深刻な青年雇用問題にかかわって、〇三年からスタートした若者自立支援事業の一つで、全国十四カ所に設置されたヤングジョブスポットについて質問します。
このヤングジョブスポットが若者の就労支援に果たしてきた役割と効能について、簡単に見解を聞きたいと思います。
【次の発言】 そのヤングジョブスポット十四カ所のうち、東京、大阪を除く十二カ所について廃止するという方針だと聞きます。なぜ東京、大阪だけ残すのか。私は、なくなったら若者の就労支援に重大な支障を来すのではないかと考えています。その点についての見解をまずお聞かせください。
○穀田分科員 きょうは、伝統的工芸品産業の振興の問題と、その中でもとりわけ深刻な、伝統的工芸品をつくるのに欠かせない生産用具、そしてその用具の原材料の問題について議論したいと思います。 伝統的工芸品産業は、大変厳しい状況です。伝産法が制定三十四周年を迎えた今日、生産額は、一九八三年の五千三百億円をピークに下がり続けて、二〇〇五年は千八百三十四億円と約三分の一です。そして、従業者数は、一九七九年の二十九万人から、二〇〇五年には九万九千人。改めて、この伝統工芸品産業への対策、支援を強めることが私は求められていると思います。 そこで、端的に聞きます。 伝統的工芸品産業をめぐる厳しい現状と、振興……
○穀田委員 赤松大臣に一言、口蹄疫の問題についてお聞きしたいと思います。 私どもも早速、私どもの農水委員である紙参議院議員を派遣しました。 私は、二つあると思うんですね。一つは、今や、宮崎県だけではなくて広がりを見せる可能性がある。そういう意味でいいますと、やはり国が万全の対策をとらなくちゃならぬ、体制をとらなくちゃならぬということだと思うんです。 もう一つは、やはり、今後起こるであろう、畜産経営が成り立たなくなる、壊滅的な打撃を受ける可能性がある、こういう点での損失補償という問題が出てくると思うんですね。 その二点だけ、ちょっと簡潔にお願いしたいと思います。
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。 公述人の皆さん、本当にきょうは貴重な御意見をありがとうございます。 私は、今、多くの方々の、国民の暮らしの現状を見て、ほんまに大変やという実感をしています。特に雇用の関係でいいますと、規制緩和で派遣切りや、さらには使い捨て労働が蔓延している。中小零細企業というのは、単価の切り下げや発注切りなどで苦難を強いられています。こういう経済危機から国民の暮らしを守るために、政治の根本的な転換が求められていると私は考えています。 そこで、自民党・公明党政権が、この間、構造改革、成長戦略の名前で進めてきた、強い企業をもっと強くすれば経済が成長し、暮らしもよくなる……
○穀田分科員 きょう私は、地デジの問題に限って質問します。 政府は、現在のアナログテレビ放送を二〇一一年七月までに終了し、デジタルテレビ放送へ移行する方針であります。アナログ停波まであと五百十三日と迫ってまいりました。 ただ、このままでは、地デジ移行、アナログ停波によってテレビが視聴できない、いわゆる地デジ難民が多数生じるのではないかと心配されています。今まで視聴できたテレビなどが見ることができなくなるというようなことがないように努力することが求められているのは当然であります。 そこで、地デジ難民をつくらぬために、現在政府が何を重点的に行っておって、どうしようとしているのか、現状と対策を……
○穀田分科員 私は、本日は伝統産業の振興について質問します。 三年前に、当時の甘利経産大臣に、伝統産業についての基本認識について問いました。甘利大臣は、二つの意味で極めて大事であると。一つは、その地域の歴史、文化が伝統産業に凝縮され、地域の歴史の具現者である、あわせて、その地域の雇用と経済を支えるという二つの意味で極めて重大だと答弁しました。 その重要な伝統産業の現状はどうであろうか。私は、産地の現場の声を聞くにつれ、生産基盤である原材料や生産用具の枯渇化の事態の深刻さを痛感しています。この生産基盤である原材料や生産用具問題について、実態調査をどのように行い、現状をどのように把握しているの……
○穀田分科員 平野大臣、私は、きょうは文化財の問題について質問したいと思います。 文化財保護法の策定の契機は、一九四九年の法隆寺の金堂の焼失にありました。重要文化財建造物を火災から守らなければならないということで、この焼失の日に当たる一月二十六日に、毎年、文化庁、消防庁、また地方自治体の消防や消防団とも協力して、文化財防災デーとして訓練が行われています。 阪神・淡路大震災や東日本大震災を受けて、地震を含めた災害から文化財を守るための取り組みの抜本的強化が必要と私は考えます。その点についての基本的なお考えを大臣にお伺いしたいと思います。
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、ダンスというすばらしい文化について議論したいと思います。 昨年からダンスが中学校の必修科目となりました。ところが、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律、略称風営法ですね、でダンスをさせる営業を規制の対象としています。これは時代おくれでないかという問題について、私は、昨年六月に質問主意書も出しました。 レッツダンス署名推進委員会が、ダンス規制法(風営法)の改正を求める署名運動を行い、十五万数千筆集めて国会要請も行っています。 私は、ダンスの自由を求める立場から質問します。 まず、大臣に聞きます。ダンスと言う場合、日本舞踊、ク……
○穀田分科員 私はこの間、フランチャイズのコンビニエンスストアの加盟店の方々から、フランチャイズ本部による欺瞞的契約や優越的地位の濫用によって、まさに地獄を味わっているという話をたくさん聞いてまいりました。きょうは、本部ばかりがもうかって加盟店に大きな負担を強いる不公正な取引の仕組みを改めて、本部と加盟店が共存共栄できる公正なルールづくりが必要である、こういう立場から質問したいと思います。 最初に、コンビニにおける食品の大量廃棄について聞きます。全国で五万店を超えたコンビニ業界全体で出る年間の食品の廃棄量はどの程度と把握しているでしょうか。
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。 きょうは、いわゆる民泊問題について、厚生労働省並びに国交省に質問したいと思います。 今、利用者の大きな話し声やキャリーバッグを引く音などの騒音がひどい、たばこのポイ捨てなどもあり火災が心配だ、さらに、マンションの一室が無許可で民泊に利用され、オートロック機能の意味がなくなり不安だなど、こういった声が全国で広がっています。 塩崎大臣は、二〇一六年十一月二十一日のTPP特別委員会で、我が党の辰巳議員の質問に対し、「宿泊料を受けて人を宿泊させる営業を行う場合には、原則として旅館業法に基づいて旅館業の営業許可を取得する必要がございます。したがって、住宅な……
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。
きょうは、文化財の問題について質問したいと思います。
まず、文化財保護の目的について確認しておきたいと思います。
文化財保護法は、その目的をどのように規定しているか、まずそこから始めたいと思います。大臣、お答えください。
【次の発言】 要は、文化財が国民的財産であるということを含めておっしゃっているわけですよね。大臣からありましたし、保護法にはそう書いています。その目的の達成のために、これまで、保護すべき文化財の指定、指定文化財の管理、保護、公開、調査、記録の作成など、長年にわたって関係者が努力してきたことに私は改めて敬意を表したいと思います。
……
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。
まず、国土交通省にお聞きします。
二〇一六年三月に策定された明日の日本を支える観光ビジョンで訪日外国人旅行者数の目標をどう掲げているか。二〇二〇年、二〇三〇年の目標についてお尋ねします。
【次の発言】 政府は、従来目標だった二〇二〇年二千万人、二〇三〇年三千万人の目標設定を大幅に前倒しをするとして、今お話しあったように、二〇二〇年に四千万人、二〇三〇年に六千万人、それまでの二倍の目標を再設定し、新たな目標に向かって進むと決めました。
政府の観光ビジョンでは、観光はまさにGDP六百兆円の達成の成長戦略の柱、国を挙げて観光を我が国の基幹産業へと成長さ……
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。 小泉環境大臣にまずお伺いしたいと思います。 今年一月二十八日、最高裁は、京都建設アスベスト第一陣訴訟において、国の責任を断罪し、かつ、主要なアスベスト建材メーカーが石綿の危険性を知りつつ適切な警告をせず製造、販売を続けたことの共同行為責任を認めました。これは、最高裁の判決としては全国初の画期的なことだと思います。 建設アスベスト裁判では、京都第一陣訴訟が提起されてから九年七か月になります。全国各地でもその裁判過程で約七割の方々がお亡くなりになられているが、京都でも、被害者五十一人のうち三十七人が解決を見ることなくお亡くなりになっています。 ある……
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。 私の地元、京都北区、足利義満ゆかりの鹿苑寺・金閣寺と並ぶ建造物、幻の塔と言われる北山大塔について議論したいと思います。 鎌倉中期以降の政治、経済、社会に関する必須の歴史史料であり、ユネスコの世界記憶遺産でもある、東寺百合文書によれば、足利義満はこの地に、北山大塔と呼ばれる、東寺の五重の塔の二倍もの建造物を建立したとされています。 この文書によると、北山大塔は、一四〇四年四月三日に、立柱の儀、いわゆる起工式が行われ、基礎工事、塔本体の建設工事に入ったと書かれています。しかし、義満はその完成を見ることなく世を去り、立柱の儀の十二年後、一四一六年一月九……
○穀田委員 日本共産党の穀田恵二です。
北朝鮮問題に先立って、重要な政治問題である統一協会をめぐる問題について林外務大臣に伺いたい。
林大臣は、二〇一二年当時、統一協会系の世界日報から取材を受けた事実を認め、今後は当該団体と一切関係を持たないことを約束すると表明された。しかし、林大臣は、統一協会について、社会的に問題になっている団体と述べるだけで、反社会的団体であるとの認識を一切語っておられません。
林大臣は、統一協会が反社会的団体であると認識しているのかどうか、お答えください。
【次の発言】 統一協会というのは、日、韓、そして北朝鮮でも蠢動している団体でもあるということは御承知かと思い……
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。 私は、北陸新幹線の延伸計画について大臣にお聞きしたいと思います。 この延伸計画は、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム、今後は与党プロジェクトと言いますけれども、が元々の計画を八年前倒しし、二〇二三年四月着工と圧力をかけ続けてきたものですが、地元住民の強い反対で、京都府南丹市美山田歌区や京北町で環境影響調査ができないことから、国交省が二〇二三年度中の着工を断念したものであります。 ところが、与党PTの高木毅委員長は、計画認可後に実施する調査を認可前から実施するよう国に求めると発言し、これを受けて、国交省は今年度予算案で、延伸着工前の調査費とし……
○穀田分科員 日本共産党の穀田恵二です。 まず、大臣に能登半島地震と輪島漆器の復興支援について伺いたいと思います。 今回の地震で輪島の漆器は甚大な被害を受けています。しかし、輪島漆器商工業協同組合の皆さんも職人の方々も、漆器六百余年の歴史を私たちの世代で途絶えさせるわけにはいかないという気概に燃えて頑張ってはります。 先般、岸田首相も、できることは全てやる、伝統産業を三本柱で支援するとして、一つは、仮設工房の開設、二つ、施設や設備復旧のための最大十五億円の補助金、三つ、道具や原材料の確保までカバーする伝統的工芸品産業支援補助金を打ち出したところです。 そこで、ちょっと聞きます。三つほど……
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