このページでは辻元清美衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。辻元清美衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○辻元委員 社会民主党の辻元清美と申します。 初質問なんです。私が希望しましたこの安全保障委員会で初質問ができるのを大変うれしく思いながら、質問させていただきます。 さて、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する件について若干触れさせていただきますとともに、私は沖縄の海がすごく好きで、よく潜りに行っておりますので、沖縄の今回のSACOの件につきましても若干――十分しかないんですね。社民党は今や十分なんですけれども、三つか四つ用意してきているんですが、時間の範囲で質問させていただければと思います。 給与の改定の仲なんですけれども、一般職の国家公務員の例に準じて今回は防衛庁の職員の皆……
○辻元委員 今の吉井委員は劣化ウランのことを質問なさいましたけれども、私も、一九九五年の十二月五日と七日及び九六年一月二十四日の三回にわたり、沖縄の鳥島において、米軍のAV8BハリアーUという飛行機から二十五ミリ機関砲により劣化ウランを含むPGU20/U弾というのが千五百二十発発射された件に関して、科学技術庁の見解と対応について御質問したいと思います。 劣化ウランは、核兵器ではありませんけれども、法律を見ますと、原子力基本法第三条の三に定義された核燃料物質であることは明白であると思うのです。また、この原子力基本法の第十二条に規定されているとおり、国内で扱う際には、「核燃料物質を生産し、輸入し……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美と申します。 私は、きょう、これまでのやりとりを聞かせていただきまして、その中でさらに疑問に感じました細かい点につきまして幾つかお尋ねしたいと思います。 今回のアスファルト固化技術開発施設の事故というのは、何回もここでも指摘されておりますが、物理的システムと、それを支える人的システムといいますか、今御答弁いただいております近藤理事長から始まりまして下請で働いていらっしゃる皆さん、その管理にかかわる物理的システムと人的システムのずれから起こっているのではないかというふうに思っております。その中で、今回、こういうことは今に始まったことじゃなくて、ここで正しておか……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。
私は、前回の審議の折に、初動体制について質問いたしました。その折に御回答いただいた点で若干まだ疑問がありますので、まずその点から質問したいと思います。
まず、三点質問します。
先ほどからの答弁の中、中野さんだったと思うのですけれども、スプリンクラーの作動についての訓練の御答弁がありました。その際、スプリンクラーの放水を伴う消火訓練はしたことがないというふうに御発言なさったのですが、これは一九八二年、この施設を運転開始以来一度もしていないということでよろしいのでしょうか。
【次の発言】 これは、本当に今回水が出たのは幸いというか、普通考えれば、この作……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 私は非常に残念です。三月十八日の私の質問に対しまして虚偽があったということで残念に思っております。その部分なんですけれども、私は消火の確認について御質問しました。そのときに中野参考人が「その後の措置についてでございますけれども、十時二十二分だったかと思います、再度中を確認いたしまして、火のようなものが見えないということ、さらに、十三時になってからでございますか、もう一度中を確認いたしまして、燃えていないということで、フォローしてございます。」と、非常に懇切丁寧に答えていただいたわけなんです。それで、まあ本当に残念だなという気持ちです。 この……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。早速質問させていただきます。 まず、今回のアスファルト固化処理施設の運転条件の変更ということについてなんですが、この変更が今回の事故の一因になった可能性が高いというふうに言われております。動燃の再処理施設保安規定二百五条によりますと、「環境施設部長は、四半期ごとに環境施設運転計画を作成し、保安統括者の承認を受けなければならない。」「保安統括者は、前項の承認をする場合は、再処理施設安全専門委員会に諮問しなければならない。また、前項の承認をした場合は所長に報告しなければならない。」というふうになっているのです。 さて、今回のこの変更につきましては……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美と申します。 私は、核実験にまつわる過去を検討し、現代の問題点を改善し、核兵器のない未来を目指すことが必要であるという視点で、今回のCTBT条約の批准と、それに関して原子炉等規制法の一部を改正されるということについて質問させていただきます。 まず最初に、核兵器の使用や核実験にまつわる厳しい状況について、個人的な体験からお話しさせていただきたいと思います。 ちょうど二年前なんですが、一九九五年、戦後五十年の年に、アメリカのスミソニアン博物館で原爆展というのが催されるということがありました。皆さん記憶があると思います。この折に、広島、長崎での直接被害……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美と申します。 私は、海渡参考人に二つ、そしてそれぞれの方に一つずつ御質問させていただきたいと思います。 今の電力市場の自由化ということに私も関心がありまして、先ほどの御説明の中で、カリフォルニア州でこれが活発に行われているということを聞きましたので、ちょっと具体的な内容とその議論に至る過程、そしてその中で原子力及び再生可能エネルギーの扱いはどのようになったのか、まずお聞きしたいと思います。 それともう一つ、参考人は、海外の例を随分御視察もなさっているようなんですけれども、実際に高速増殖炉と再処理をやめた国、ドイツなどがあると思うのですけれども、そ……
○辻元委員 私で最後の質問になりますが、社会民主党の辻元清美です。 もうきょうは、ここに立ちまして決意は聞きたくないなという気持ちで、私が衆議院議員になってからずっとこの問題ばかりで、抜本的な改革の決意でございますというのを何回聞いたかという気持ちで残念ながらこちらに立っております。 さて、そういう中で、まず最初に近藤理事長にお伺いしたいのですが、先ほどからも出ております異常なしという言葉ですね、全部異常なし、異常なしと、先ほども丸のついた報告書のようなものを拝見いたしましたが、動燃では、この異常なしという言葉をどういうふうに定義されているのですか。
○辻元委員 私は、社会民主党・市民連合の辻元清美と申します。 昨年初当選いたしまして、国会にやってまいりました。それ以前は、環境問題や国際交流にかかわるNGOのスタッフとして、学生時代から十三年間働いてまいりました。 一九九二年のブラジルにおきます地球サミットにも、日本のNGOの一人としまして参加しております。また、その地球サミットに先立っての、ニューヨークの国連本部でのプレ会議の方にも、NGOのスタッフとして参加してまいりました。 そういう関係で、海外の、特に第三世界、発展途上国と言われている地域での環境問題や、それからいろいろな、アメリカやヨーロッパ、それらの国々のNGOのスタッフな……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。この環境アセスメント法案につきましては三回目の質問になります。 先ほど質問なさった方が御自分の小さいころの環境との触れ合いなどにも言及されておりましたが、私の場合は一九六〇年に生まれておりまして、私が生まれたときから高度経済成長というのが始まりまして、都会の大阪で育ちましたので、こんな言い方おかしいかもしれないのですが、川といったら真っ黒け、どぶ川というか、残念ながら大好きな道頓堀の川もえらい真っ黒けなのです。周りも高速道路がどんどん建ち始め、そして小学校のときの環境の思い出といえば、光化学スモッグではたばたと体育の授業で倒れていくとか、そして体育の授業……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美と申します。 きょうは本当に京都に来てよかったなあというふうに思っています。私、国会議員になったのが初めてでしたので、きょう初めて公聴会というのに参加したのですけれども、公聴会というのは大事やなあと思いました。そういう意味では、環境アセスのこのプロセスで公聴会がないというのは、きょうこれがほんまに大事やなと私は強く思ったので、さらに審議の中で強く主張していこうかなというふうに考えております。やはり、このように意見を聞かせていただくことで、こうしたらええ、ああしたらええといっぱいお互いに啓発されて、触発されて、総合的に、多角的に物が見えてくると思うのですね。アセ……
○辻元議員 今、河村議員を初め、このNPOにかかわってこられた議員のすべての皆さんにここで敬意を表したいとともに、それから、全国でNPOの活動をなさっていた方に、その活動に対して、私、初答弁ですので、まず敬意を表したいと思います。
そういう意味では、今熊代さんもおっしゃったとおりでございまして、私は、採決するかせえへんか、そんなことをここで答弁しようと思って来たわけではございません。きょう六時間ございますので、内容について十分な審議をしたいと思ってここに立っております。それは河村さんと同じ気持ちだと思います。以上です。
【次の発言】 昨日、この提案理由説明の折にも、その中にも見直しのことにつ……
○辻元議員 議論の過程では、市民活動団体というのはさまざまな規模、さまざまなテーマである。小さな、二十人、三十人で一生懸命お母さん方が地域で活動されている、そういうグループもあれば、物すごく大きく、幅広く活動している、何百人、何千人の人たちと一緒にやっているグループもあれば、その活動の中心が海外の第三世界、発展途上国で活動するのがその実態であるというグループもあれば、本当に小さな町で、いろいろありました。そういう声を、今回は大分集めたと思います。 皆さんにこれは申し上げておきたいのですけれども、本当に、市民の皆さんが主催されるシンポジウムなどに積極的に、この一座、河村さん、熊代さん、私も参り……
○辻元議員 けさの公聴会でも私は意見を述べましたけれども、五十万円を設立時に用意しなければ設立ができないというのは、私は賛成できないと思っております。 といいますのは、今委員御指摘のように、市民活動を行う団体はさまざまですし、自分の経験から照らし合わせても、やはり五十万円最初に積んで、それを通帳に入れてあるのを見せるのか、お金を持っていってほれありますよと見せるのか、ちょっとそのやり方は定かではございませんけれども、非常に厳しいのではないか。経企庁のアンケートにもそのような結果が出ていると認識しておりますので、私は、これは現状に即さないというふうに考えています。
○辻元議員 どうも皆さん、きょうも一日御苦労さまです。 私は、きのうの事態で、一日、提案者といたしをして理事会の推移を見守りながら、あそこの入り口のところでずっと待っておりました。しかし、まず最初に申し上げたいのは、この委員会、連日開かれておりますが、皆さんの総意でいいものをつくりたいと現場の人間は鋭意努力してきた、そういうことが、一つボタンのかけ違いと申しますか、そういう現場の熱意がきのうのような事態を招いたと私は理解しておるんです。 ただ、今、自由民主党という党の話が出ておりますけれども、私は違う政党の者なので、自由民主党の中がどのようになっているかとか手続がどうであるかということはわ……
○辻元委員 どうもおはようございます。私は、社会民主党近畿ブロック選出の辻元清美と申します。予算委員会では初めての質問になります。 私は、最近とみに言われておりますボランティア活動とか、それからNGO活動という非政府組織、民間の若者の活動など、そして非営利組織と言われていますNPO活動などにつきまして、そういう市民活動と今回の政府開発援助、ODAとの関連について御質問したいと思います。 御承知のように、この予算委員会でも何回も、日本海で働いていらっしゃるロシア船ナホトカ号の重油流出に伴いますボランティアの活動については言及されてまいりました。そして、一昨年は阪神・淡路大震災のたくさんの、あ……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 昨日も代表質問をさせていただきました。私は、一番最後の質問者ということで、きょう皆さんの質疑を聞いておりまして、さらにわからない点、疑問に思う点について伺いたいと思います。 この均等法ができた折、十年前は私は学生だったのですね。そのときは、まだ働く身ではなかったのですけれども非常にうれしかったのです。今度自分が働くようになってみて、ただやはり均等法はできたものの微速前進といいますか、女性の雇用の機会が均等であるのかどうかとか、それから働きに行ってみたらセクハラとかそういういろいろなものを、ここにいる女性の方であればだれでも体験されたことがあ……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美と申します。 また、きょう私が一番最後の質問者になりますが、今から三十分です。 私は、働く女性で一番身近な女性はうちの母でした。うちの母は、一九三八年、昭和十三年に生まれています。小さいときから、ずっと働き続けてきた母のもとで私は育ちました。 どういう状況で働いていたかという話を一番最初にしたいと思うのですが、父は小さな店を経営しておったのですね。洋服屋をやっていました。それで、第一次石油危機とかありまして、何回も店がつぶれました。そのたびに母はパートに行くわけです。これは、よく、共働きの家といったら、両方ともサラリーマンの家、会社に働きに行く夫……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美と申します。 きょうは参考人の皆さん、どうもありがとうございます。早速質問に入らせていただきます。私の持ち時間は二十分しかありませんので。 まず、荒川参考人にお聞きしたいと思います。 全体的な状況をどのように把握されているかということをお聞きしたいのです。具体的には、よく国際的にというか、諸外国から日本人は働き過ぎやなというふうな声が上がります。雑誌などで過労死というものの特集で日本がばんと出るとかというような企画を目にすることもふえてまいりました。日本はゆとりがあって非常に労働者も豊かな生活をしておるという記事は、私は残念ながら見たことがないの……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 私は、きょうはまず、再三この場でも確認してきたことにつきまして、まずその現状確認から行いたいと思います。 家族的責任の比重が女性に重くかかっている現状というのは、ここで私も何回も確認してまいりました。そして、今回の法改正によって女性労働者の状況が変化する、これは何人も認めるところなんですけれども、どのように変化するか、ここが問題だと思うのです。私は、激変する可能性は、十分あるのではないかというふうに考えております。普通の変化ではなく、激というのがつくのは急に変わってしまうという意味ですが、ですからその激変緩和措置、これが政策で打ち出されるこ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、先日、地球温暖化防止京都会議の事前会 議の、ボンで行われています会合の方に与党のプロジェクトで参加してまいりました。そのことに関連いたしまして質問させていただきます。 日本に対しては、非常に議長国としての責任が問われている、かつ批判も随分多うございました。そういう中で、十二月の会議に向けて、それからその後日本がどういう温暖化対策をとっていくかということは、これは世界的に注目されていると言っても過言ではないと思います。そういう中で、科学技術政策、これは全然無関係ではなくて、非常に根幹をなす部分であるという実感を持って帰ってまいりました。 といい……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 吉川参考人を委員一同お待ち申し上げておりました。いつも、参考人でどの方をお呼びしようかという話の折にトップにランキングされておりまして、きょうはお運びいただきまして本当にありがとうございます。 私は、先ほどからも何人かの方の議論にも出てまいりましたが、プルトニウム政策そのものについて幾つか御意見を伺いたいと思います。 プルトニウム政策そのものを、見直しも含めて、謙虚にそしてオープンに議論をしてみる、そういうことも非常に重要な時期に来ているのではないかというふうに思います。 それは、先ほどからの吉川参考人のお話の中にも、循環という概念がこれから大事……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、今回の十二月のCOP3は、地球の未来を決める、それを私たちが決定するという、本当に今までになかった決定を下さなければならない会議だと認識しております。 今から五年前の一九九二年にリオで地球サミットがあった折に、私もNGOのメンバーとしてあの会場におりました。そのとき、世界じゅうから二万人もの一般市民、NGOの方々がいらっしゃっていた。その熱意と意欲、これは本当に地球を将来に残していこうという意欲だというふうに強く感じました。そういう中で、今回、与党のCOP3プロジェクトメンバーとして今この問題に携わっております。 さて、そういう中で、私たち社……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、いわゆる海上ヘリポート問題について、幾つかの点について質問したいと思います。 つい先日ですけれども、アメリカの連邦議会の会計検査院、GAOは、日米特別行動委員会、SACOの最終報告に関する初の調査をしまして、三月二日にたしか六十二ページだったと思いますけれども、報告書を発表いたしました。私もこれをアメリカから取り寄せました。この報告書です。イシューズ・インボルブド・イン・リデューシング・ジ・インパクト・オブ・ジ・USミリタリー・プレゼンス・オン・オキナワというこの報告書、これについて幾つか質問したいと思います。 このGAOの報告書は、軍事作戦……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。本日の最後の質問になるかと思います。 まず、私は、統合幕僚会議の機能の充実ということについてお伺いしたいと思います。 防衛庁が作成されました「防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について」という、いただきました資料の中に、このような説明がありました。「出動時(防衛出動及び治安出動)以外においても、大規模災害等、自衛隊の統合運用が必要な場合として防衛庁長官が定める場合には、自衛隊に対する指揮命令の基本及び総合調整に関することについて統幕会議が長官を補佐し得るよう措置。」したというふうにあります。 ここで二つのことをお伺いしたいんですけれども、今までは出動時……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。
私は、新ガイドラインにおけるいわゆる周辺事態の定義などについて、きょうも御質問したいと思います。
この周辺事態についてということで何回も御答弁いただいておりますけれども、周辺事態とは、我が国周辺地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態である、これは地理的概念ではなく事態の性質に着目した概念である、この定義で政府の方はよろしいのでしょうか。
【次の発言】 前回の私の質問に引き続き、関連して質問したいと思います。
前回、この周辺事態という言葉をめぐりまして、私は二つのことを申し上げました。
一つ目は、一九九五年十一月二十八日に閣議決定……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、自分の体験も踏まえまして、今回のPKO協力法の一部改正について質問させていただきたいと思います。 私は、国会議員になる前に、ピースボートという国際協力の団体で働いておりました。その関係で、人や緊急救援物資を運んで世界四十八カ国ぐらい行っております。その中で、カンボジアやパレスチナ、旧ユーゴスラビア等に物資や人を運んだ経験があります。実際に身の危険を感じたということは何回もありました。 例えばカンボジアでの経験ですけれども、カンボジアは私は十回以上行っております。一九九二年にUNTACに自衛隊が派遣される前と後にも行ったのですが、その直前に行っ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 本日は、久間防衛庁長官より中華人民共和国訪問に関する報告を受けました。それに関連いたしまして、まず質問させていただきたいと思います。 日中関係は非常に重要であるという御認識のもとに御訪問されたかと思います。私は国会議員になる前にピースボートという、国際交流の団体でしたので、中国にも何回も訪問いたしました。 初めて参りましたのは一九八四年なのですけれども、もう十五年ほど前になるのですが、そのときは、五百人ぐらいの日本の一般青年を中国に船で入港させるための手続や交渉というのは非常に厳しいものがございました。何回も北京に参りまして、日本の青年を受け入れて……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。
私は、まず物資協力についてきょうは質問したいと思います。
物資協力の改正点、第三条第四号口の「人道的な国際救援活動」での物資協力は、別表第三に幾つか並んでいるのですけれども、その一に「国際連合の総会によって設立された機関又は国際連合の専門機関で、次に掲げるものその他政令で定めるもの」に対して行うとされています。ここで言う「その他政令で定めるもの」というのは、どのようなものを想定しているでしょうか。
【次の発言】 さて、この物資協力の対象物資なのですけれども、これには武器や弾薬は含まれないという解釈でよろしいのでしょうか。官房長官、お答えいただけますで……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。
きょう、幾つかの点について確認させていただきたいと思います。
まず、この国際平和維持活動、先ほどからも性質が変化してきていると。これはその時々によりまして変化すると思います。私の認識では、近年は、北欧諸国やカナダ、オーストラリアなどPKOを中心に担ってきた国も、人道援助の方で活躍が目覚ましいというかそちらに力点を置いているように、そちらのニーズが高まってきているように認識しているのですけれども、この認識は、政府はいかがでしょうか。
【次の発言】 ちょっと他国の活動と比較したい件があります。
例えば、一例として、一九九四年にザイールでの救援活動におけ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 本日五日、日本時間の零時四十五分から、ジュネーブの国連欧州本部におきまして、国連安全保障理事会常任理事国、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの外務大臣が、インドとパキスタンの核実験の停止や世界の核の管理・不拡散体制などについて緊急協議をしております。そういう中で、昨日、橋本総理は、こういう核保有五カ国にも、核兵器保有国自身が核軍縮の努力をしていかなければいけない、そこが非常に重要であるということを発言されております。このことに つきまして、まず最初に質問させていただきます。 核兵器不拡散条約、NPTの第六条は、もう皆さん御承知だと思いますけ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 きょうは所信を伺いまして、科学技術についてはやはり光と影の部分があると言われますし、私は、やはりその影の部分をどれだけ克服するかということが前進につながると考えます。また、最後に、結びの部分で、制度疲労を起こしている我が国のシステムをどう変えていくかという観点から、我が国のシステムを変革する原動力になっていきたいというようなお言葉もございました。 その中で、私は、やはり科学技術庁自身の制度疲労はどこなのかということを謙虚に見詰めるということが前に進んでいく上では大事だと思いまして、本日は、その事例といたしまして人形峠ウラン残土問題を取り上げて、この教……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美と申します。本日は、西澤先生、本当にありがとうございます。私は十五分ですが、質問させていただきます。 まず、高速増殖炉懇談会の報告書につきまして、この解釈と意味ということを伺いたいと思うのです。 といいますのは、これはさまざまな委員の方の御意見を座長として取りまとめいただきまして、その間には随分御苦労があったかと思います。特に、先ほど吉岡さんというお名前が出ておりましたけれども、吉岡さんのお話も随分取り入れながら皆さんの合意を形成していかれたということを先ほど承りました。私の手元に、その九州大学の吉岡さんがこの報告書についてお書きになった一文があるのです。こ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、まず、今回の動燃を新しい組織に変えていくという基本認識から御質問したいと思います。 動燃改革検討委員会、この提言といいますか報告書を基礎に今回の改革について話し合われたかと思うのですけれども、吉川座長がこういう発言をなさっています。背景に事故はあり得ないといった過信があり、安全対策も十分に講じていなかった、管理体制の不備やトラブルを技術の改良につなげようという積極姿勢がトップに欠けていた、経営の不在と呼べるだろう、こういう指摘をなさっているわけなのですけれども、こういう認識のもとに、ここからスタートしてこれから新しく新機構に変えていこう、そうい……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、今回のこの法律についての審議を通じまして、よく出てきたキーワードというのがあると思います。まず一つ目は、安全より安心、何回もさまざまな方が発言されました。そして二つ目に、トップランナーという言葉もたくさん出てきました。そしてもう一つ、はしの上げおろしという言葉も出てきました。そして、情報公開という言葉もたくさん出てきました。この四つのキーワードについて質問を進めていきたいと思います。 まず、安全より安心という言葉です。これは、今までは、安全ですからと言われてきたのですね。それが今度は、安全より安心だ、これが重要だというふうに変わったわけですが、……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 今回の研究交流促進法の一部を改正する法律案について質問させていただきます。 科学技術庁より四月にいただきました、この法律案についてというペーパーがこちらにございます。まず、この趣旨の部分について幾つか質問したいと思います。 このようになっております。 近年の我が国経済社会の閉塞感を打破し、経 済構造改革に資するものとして、創造的な科学 技術活動による幅広い分野の新産業の創出等への期待が高まっている。このため、 産学官それぞれの研究セクターがそれぞれの特 色を生かしつつ、密接な連携の下で効果的かつ 迅速に研究開発を進めていくための産学官……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 幾つかの点について御質問したいと思いますが、まず最初に、今回のこの法改正、宇宙開発事業団法の一部を改正する法律案についてまず一点お伺いしたいと思います。 ロケット等の事故というのは、先ほどほかの委員の方からもどういうことが想定されるかということで御答弁いただいておりますけれども、一たび事故が起こると損害がはかり知れないというふうに私も認識いたしました。そういうことを考慮すると、事業団の過失の有無を問わず賠償責任を負わせるべきではないかと考えるわけなのですが、例えば原子力損害賠償法三条は、原子力発電所の運転により生じた損害につき無過失損害賠償責任を負わ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 先般、インドとパキスタンの核実験が行われまして、世界じゅうに衝撃が走りました。それで、日本政府としましても強い抗議を二国に対して行っているというような状況ですけれども、このような世界の情勢の中で、核物質の開発利用の透明性や、それから核物質の防護や保護が今まで以上に重要になってきているのではないかというふうに私は考えるのです。 といいますのは、プルトニウムを扱うということに対しての世界の疑念というものも我が国に絶対向けられないという保証はないわけで、こういう中でのこの透明性の確保、防護、保護が今まで以上に重要になってきているという御認識は長官いかがでし……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。今回の事件は、委員の皆様も非常に御立腹しているという事件ではないかというふうに私は思います。 まず、ちょっと事件を確認したいのですけれども、先日、元防衛施設庁長官の諸冨増夫容疑者と調達実施本部の上野憲一容疑者が東京地検特捜部によって背任容疑の罪で逮捕された。さらに、これは、今までこの委員会でも、さまざまな委員の方々が質問の中でこの事実関係についても政府に対して何回も質疑が行われたことです。私も、そういうさまざまな委員の質疑を聞いておりまして、そういう委員の方が言っていたとおりになったやないかというふうに思いまして、やはり委員会での審議というものを政府はさ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 九月十四日に防衛庁が二度目の家宅捜査を受けました。 さて、強制捜査前に組織的に証拠を隠したという捜査妨害工作があった、それから、過去三回にわたって焼却炉などを使って関係書類を始末したという証拠隠滅行為があったという疑いから、この防衛庁背任事件はますます国民の不信を買い、大きな問題に発展しています。その認識に立ちまして幾つか質問させていただきます。 まず、会計検査院に対して質問をいたします。といいますのは、私たち、国会、ここでもずっと審議してまいりましたけれども、国民の皆様からお預かりする税金の使い道、これは非常に重要な課題です。さて、これが使われた……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、まず最初に、二十六日にアメリカがネバダ州の地下核実験場で未臨界核実験を実施しました。この件に関しまして、日本でも一その後、被爆地の広島や長崎では、被爆者の方も含めまして座り込み行動などが行われております。私も、やはりこのアメリカの態度はCTBTの精神に反するものであるというふうに考えますので、この場をかりて抗議したいと思います。 質問につきましては、先ほどから何人かの委員の方が同じ質問をなさいましたので割愛いたしますが、私は、これはCTBTに反しているというふうに思います。 さて、きょうは対人地雷禁止条約について幾つか質問したいと思うのですが……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 本日は、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案の審議を行っております。 それに先立ちまして、今実際、非常に景気が悪いというのは皆さん御承知のとおりだと思います。総務庁が発表した労働力調査によると、八月の完全失業率は四・三%、それから失業者数は二百九十七万人と、過去最高になっているということで、民間で働いていらっしゃる方々を含めて非常に厳しい経済状態の中で頑張っていられると思うのです。 こういう中で、今回、防衛庁の職員の給与を審議しているわけなのですが、これに当たりまして、実際に今この委員会でも今回の背任事件についてさまざまな委員の方……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 本日は、新しい大臣をお迎えいたしまして、今まで私が本委員会で取り組んでまいりました幾つかの問題につきまして、確認や質問を引き続きさせていただきたいと思います。 三つのテーマをしつこくこの委員会で質問しておるわけなんですが、まず最初には動燃の新法人への移行について、二つ目がプルサーマル計画について、そして三つ目が核物質の輸送に伴います地域防災対策について、時間が許す限りお聞きしたいと思います。 さて、一番最初に動燃問題なんですけれども、いよいよ新法人に移行するということで、前々回も私は質問しているのですが、やはりこの際、今まで動燃が持っていた負の遺産……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、昨日、決算行政監視委員会の方で同じ件について質問させていただきましたので、その続きをさせていただきます。 昨日も、今回出されましたこの四社事案関連文書の管理実態に関する報告につきまして、まずその経過について何点か質問させていただきました。それで、どう考えてもちょっと腑に落ちないところがありまして、これを読ませていただいても、経過がどうなっているのか、なかなか見えにくいので、その点について質問させていただいています。 さて、今共産党の議員の方も質問されましたけれども、「東通事案に対する現時点での評価について」というのが七月十四日に出ておりますが……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、まず最初に、今回のアメリカとイギリスによりますイラクの攻撃に対する社民党の立場を表明させていただきました後に質問させていただきます。 これは、先日幹事長名で談話を発表いたしました。 本日アメリカとイギリスは、イラクが国連安 保理決議違反である大量破壊兵器の査察を妨害 しているとして、空爆を行なった。社会民主党 は、このアメリカ、イギリスの行為を批判する。 わが党は、空爆によって問題はかえって悪化し、 さらに武力によっては解決できないと考える。 これまで、アナン国連事務総長による調停作 業と国連チームによる査察が行なわれてきた……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、きょうは、使用済み燃料輸送容器のデータ改ざん問題につきましてまず質問させていただきたいと思います。 今回の事件は、内部告発によって発覚したという性格の事件なのですけれども、まず最初に、内部告発で発覚した主な原子力関係の事故や不正について、七〇年代後半からどういうものがあったのかなというものを私なりにちょっと調べてみました。 そうしますと、一九七六年七月に、これは七三年四月に美浜一号炉で燃料棒の折損事故があったことが内部告発で発覚している。八二年九月には、美浜一号で蒸気発生器細管損傷に違法の施栓工事を、これは七三年から七六年まで行っていたという……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、このたびの最終報告、「四社事案関連文書の管理実態に関する報告」につきまして質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、経過について確認させていただきたいんですが、これを読ませていただきまして、ヒアリングファイルというのが七月ごろに出回っておりまして、そしてその後、七月十四日に「東通事案に対する現時点での評価について」というものが出ております。そしてその後、九月から新たなる事実がどんどん出てきまして、私も安保委員会で何度も審議をいたしました。そして十月十四日に中間報告をいただきまして、十一月十九日に最終報告、こういう経過になっております。 ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は新ガイドラインと新ガイドライン関連法案について質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、この問題につきましてはずっとこの委員会でも予算委員会でも質問させていただいているんですが、いわゆる周辺事態の認定の問題について質問させていただきたいと思います。 周辺事態というものが発生した場合に考えられることは、日本の周辺の二国間による紛争とか、日本の周辺の一つの国の中で何らかの紛争が発生するとか、そのようなケースが考えられると思うんですけれども、この周辺事態の認定に際して日本とアメリカが話し合うということになっているわけですが、例えば日本の周辺の……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。
私は、今国民的に関心がある、いわゆる非核神戸方式について質問をさせていただきたいと思います。
まず最初に、地位協定の話から入りたいと思います。
地位協定三条、五条の問題ですが、アメリカの船舶が日本にある施設及び区域以外の港、神戸や苫小牧、それから函館や高知、今いろいろ議論されておりますが、この以外の港に入る場合、同船舶が享受し得る特権や免除は、第五条で定められているほかには特に明文規定がないと承知しているんですが、それでよろしいでしょうか。
【次の発言】 ということは、この五条による入港の際は、地位協定の定める通告を行いさえすればその施設及び区域へ……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。
まず、今回の日本海におけるいわゆる不審船問題について幾つか確認させていただきたいと思います。
まず、長官にお聞きしたいんですが、今回はどういう根拠で自衛隊法の八十二条を発令する要件が満たされたと認定されたのか、お答えください。
【次の発言】 もう少し具体的に、どういう事態を想定されたのでしょうか。お願いします。
【次の発言】 大変悪質なものであるという判断であったとおっしゃいました。
さて、それでは、海上保安庁にお聞きしたいんですが、先ほど、本件のような事例に当たるというようなのは今までで十八隻というような話がありましたが、この中で、最近の……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私は、本日、核不拡散・核軍縮に関する東京フォーラムについて質問したいと思っておりましたが、その前に、今白熱した議論がありまして、ちょっと一点私も聞いてみたい点がありますので、お聞きしたいと思います。 それは、コソボの件で佐々木陸海議員との議論の中で、判断を下さない、もしくは下せないということが今言われておりました。 そうしますと、一点お聞きしたいのは、このコソボの件に関して、アメリカから事情を聞いた、もしくはアメリカと意見交換した、そのようなことはあるのでしょうか。どうなっていますか。というのは、日本はアメリカと同盟国と言っているわけですか……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。
まず最初に、防衛庁長官にお伺いしたいと思います。
今回の法改正によりまして、懲戒制度の整備という点があります。
さてそれでは、この懲戒制度の整備に至りました理由と背景、さまざまな、役所に対するというか、市民の目も厳しくなってきている中で、どういう背景によって今回整備に至ったか、まず御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 今回の改正は一般職の国家公務員の例に準じてということで、この間人事院の方でも、公務員の倫理の確立という観点から、不祥事に対して厳正に対処するために、全体的に懲戒制度を見直していこうという、その中の一環であると、今の御答……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私は、きょうは、日米新ガイドライン、それから先ほど質問がありました自治体協力、その他日本の外交政策について、時間の許す限り質問してみたいと思いますが、二十五分間しかありませんので、どこまで行けるかどうかというところなんですが、まず、一番最初に、日米新ガイドラインのメカニズムについてさらに詳しくお聞きしたいと思います。 私は、この日米新ガイドラインに基づきまして周辺事態法というのが成立いたしましたけれども、この新ガイドラインそのもののメカニズムというところがまだ不透明な部分が多いと思います。その中で、特に包括的メカニズムと調整メカニズム、これが……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 まず大臣に、新しい長官をお迎えしましたので、私はまだ一年生ですが、この科学技術委員会で四人目の長官をお迎えすることになります。それぞれの長官をお迎えするに当たりまして必ず最初にお聞きしている問題があります。それは、先ほどからの各委員のお話にもありましたが、科学技術の情報公開ということで、特に原子力関係につきましての情報公開の姿勢をまずお聞きすることにしています。 といいますのも、毎回新しい長官をお迎えするたびに事件や事故が起こりまして、もうこの科学技術委員会は事故調査委員会になってしまうというようなありさまなんです。最近では、旧動燃の事故や、使用済み……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。
皆さん、最後ですから、元気に質問をしたいと思います。
さて、私も、このたびのデータ改ざん問題につきまして御質問をさせていただきたいと思います。
まず最初に、私は、昨年の十二月十一日にもこの問題につきまして、当時は竹山科学技術庁長官でしたが、国務大臣に対して質問をさせていただきました。改めまして、本日は有馬長官に、私は今回のこの問題は重大な不祥事であるという認識なんですけれども、いかがでしょうか。
【次の発言】 それでは、不祥事であるという認識に立ちまして質問を続けさせていただきたいのですが、この中で、データ改ざんのあった輸送容器、これは、使用済み燃……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 さて、私は、きょうの議題であります原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、この法律案の中身と関連の質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、今回の改正の幾つかの点について質問をいたします。七条についてまず最初に取り上げたいと思います。 この七条では、補償措置の対象が原子炉ごとではなく、「一工場若しくは一事業所当たり」と規定されているわけなのですけれども、どうもお聞きしますと、これをサイト主義の考え方というふうに言われているようですが、どうして「一工場若しくは一事業所当たり」とされていて、原子炉ごとではないのか、まずお……
○辻元委員 本日は、お忙しい中、本委員会にお越しいただきまして、ありがとうございます。私は社民党の辻元清美と申します。どうぞよろしくお願いします。 この中間貯蔵問題ということで、これから私たちは委員会で審議を進めていきますし、明日は視察にも参ることになっております。その中で、私が素朴な疑問として幾つか考えておりますことをきょうは御質問させていただきたいと思います。 まず最初に、前田参考人にお聞きしたいんですけれども、中間貯蔵ということになりますと、発生者責任の問題ということをどのようにお考えでいらっしゃるか、その点について、業界の中でも議論されていることではないかと思いますので、まず教えて……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。本日は、非常に長時間にわたりますが、私が最後の質問になります。 さて、今回の法改正によるこの中間貯蔵については、中間貯蔵をサイトの外で行うための事業が営めるようになるというような、その部分だけを議論するのではなくて、各委員の皆さんが、原子力政策全体についての中でこの中間貯蔵の是非を考えなければいけないというような視点で本日も議論されてきたかと思います。私も、一番最後になりますと、各委員の方が細部にわたりまして質問をされますので、非常に質問しにくい面が正直言ってあるのですけれども、きょうは、幾つかの点につきまして、サイクル機構の方にもお越しいただいています……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 さて、本日委員会が開かれておりますけれども、まず一番最初に、本日の委員会の位置づけを確認させていただいて審議を進めていきたいと思うんです。 といいますのは、この「もんじゅ」の問題について国会で議論するということを聞きまして、地元の皆さん、そのほかの方々から、なぜ今、国会で審議するのか、何らか動きがこの後つくられるのではないかというような不安の声も上がっているわけですね。私たちは決してそういう意図でこの委員会を開いているわけでは全くないわけなんですけれども、それぐらい地元の皆さんはセンシティブになっているということをまず皆で確認したいと思います……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、まず今回の東海村のウラン再転換施設ジェー・シー・オーの臨界事故の基本的な認識についてお伺いしたいと思うのです。 まず最初に、斉藤政務次官にお伺いしたいと思います。まず今回の臨界事故というものの認識ですけれども、ある専門家の方がこういうふうにおっしゃっています。臨界とは、ウラン原子の核分裂で出た中性子が別のウラン原子にぶつかって新たな核分裂を起こさせる連鎖反応が一定の割合で続く状態です。放射線や熱などエネルギーが出ます。連鎖反応を瞬時に拡大させるのが原爆、原子炉の中では中性子の量を調節して臨界状態を維持しています。つまり、今回の臨界事故はいわば原……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。
本日の議題になっております、言いにくいんですよ、男女平等法にした方が言いやすいなと思いながら、男女共同参画社会基本法案につきまして審議させていただきます。
まず最初に、野中官房長官に率直な御意見を伺いたいのですが、日本の男女平等の現状というのをどのようにお感じになっていらっしゃるか、御認識されているか、まず率直な御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 私も、まだまだこれから努力していかなければならないという認識では一致させていただいております。
さて、その中で、それでは現状について、この法案の定義の部分にも「男女が均等に政治的、経済的、……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 本日は、皆さん、ありがとうございます。それでは、早速質問をさせていただきます。 まず、中下参考人と水野参考人にお伺いしたいと思います。 さまざま寄せられます意見の中に、この法律の名前の話が出てきました。男女平等法にした方がすっきりするんじゃないかという意見が私の方にも寄せられておりますし、私も何だか、男女共同参画社会基本法よりも、平等法にした方がすっきりするんじゃないかなと自分では思っています。また、審議の中でも、男女平等が前提となって、この共同参画社会というふうに位置づけられているんだという御答弁をいただいているのですが、私はまだ、なかな……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。本日は、陳述者の皆さん、どうもありがとうございます。 それでは、私は幾つか質問させていただきたいんですけれども、この国旗・国歌の問題というのは、各国でさまざま話し合われてきた問題だと思います。例えばカナダですと、カエデの国旗、有名でチョコレートなんかによくついていますけれども、かつてはカナダは、イギリス系の移民、フランス系の移民がいますけれども、イギリスのユニオンジャックがちっちゃくついていたということで、フランス系の移民の方々との長い抗争がありまして、皆で新しい国として出発しようということであのカエデの国旗をつくったというふうに聞いております。……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。
それでは、まず最初に野中官房長官にお伺いしたいのですが、野中長官は、七月一日の内閣委員会でこのように御答弁されています。「法制化によりまして国民生活に何らの変化や義務を生じ、かつ影響を与えるものではないと理解をしておるところでございます。」この中の「国民生活」という中には学校教育の現場というのも含むという理解でよろしいのでしょうか。
【次の発言】 それでは、同じ日の別の答弁でこのようなことをおっしゃっています。
教育現場を中心といたしまして、国旗・国歌をめぐりましてはそれぞれ対立や争いのもとになってきたこの五十年を振り返りますときに、その中心……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 日米新ガイドライン関連法案につきましては、私たち社民党は土井党首を先頭に反対を主張しているということは、総理も既にもう御存じだと思うんです。私は、きょう持ち時間が十分しかありません。次の委員会で本格的な議論をさせていただきますが、反対であるからといって、答弁をいいかげんにせずに、心を込めてまず答えていただきたいということを、最初に申し上げたいと思います。 さて、これらの法案につきましては、徐々に市民の間で関心が高まってきているというふうに大臣の方々も御認識されているのではないかと思います。 私は大阪府の高槻市というところに住んでいるんですけれども、先週……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。本日も一番最後の質問になります。 さて、私は昨日地方公聴会に参りましたが、やはりそこでは自治体や民間への協力要請について不安の声がたくさん上がったのは、ほかの委員の方も御承知のとおりです。 さて、この九条の問題、ここは私は一番こだわっているんですけれども、この問題についてきょうも質問したいと思います。 まず、民間への協力要請について質問させていただきます。 この前私が質問いたしました折に、民間への協力要請について、船舶や航空機の協力、ここに、武器弾薬や武装した米兵の輸送も排除されないというように確認いたしましたが、それはそのとおりですか。
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日、私は、まず最初にACSAについて幾つか質問させていただきます。 この協定の名前はえらい長いんですね。ちょっと読みます。日本国の自衛隊とアメリカ合衆国軍隊との間における後方支援、物品又は役務の相互の提供に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定というのが名前なんですけれども、ここでは、さて、後方支援という言葉が使われています。そして、ここに私はACSAの英文を持っていますが、ここにはロジスティックサポートとはっきり書かれているんですね。 それでは、同時に関連法案として提出されている周辺事態法案には後方地域支援という言葉なんですけれども、この……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 本日は締めくくり質疑というふうになっておりますけれども、私は、やはり審議は十分尽くされていないし、本日採決するのにはまず最初に反対と申し上げて、話を進めていきたいと思います。 六〇年安保のとき、当時衆議院に日米安保条約等特別委員会が設置されて審議されましたが、これは何回やられたか、総理、御存じですか。今すぐ答えられないかもしれませんから私が申し上げますと、三十九回やっているのです、そのときの審議は。徹底審議をしています。今回はまだ十回しか審議をしていません。 かつ、政府はこの間、私は何回も安保条約の根拠条文を示してくださいと、総理に代表質問のときに……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。本日最後の質問になりますので、気合いを入れてやりたいと思いますので、皆さん気合いを入れて御答弁をよろしくお願いします。 私は、新ガイドライン関連法案について本日は議論させていただきたいと思います。 まず最初に、小渕総理の基本的な御認識を伺いたいんですが、日本は憲法があって、他国に武力行使をすることは禁じられております。その憲法のもとでお仕事されているわけですけれども、総理大臣の大きな任務として、他国に武力行使すること、これはできません。かつ、戦争に国民が巻き込まれることを最大限回避するというのが総理の重大な任務の一つであると私は思いますが、いかがですか……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。
私は、まず最初に、やはり西村眞悟前防衛政務次官の問題について取り上げさせていただきたいと思います。
もう御承知のように、西村前防衛政務次官は、十一月二日号の週刊プレイボーイで、核武装や、それから集団的自衛権について、女性べっ視史観に基づいた強姦という例を引きながら発言したことは、皆さん御承知のとおりだと思います。
さて、そこで、まず防衛庁長官にお伺いしたいのですが、長官は、以前から同様のトーンの発言を西村前防衛政務次官がされていたというようなことは御存じでしたか。
【次の発言】 私は、今ここに、西村さんがかつてインタビューにお答えになった他……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 さて、本日は、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について審議することになっておりますが、昨年はこれを十月六日に、同じこの法案について審議をいたしました。そのときの議事録をちょっとひっくり返してみたんです。ちょっと読ませていただきます。 これは私の質問なんですが、 防衛庁の職員の給与を審議しているわけなのですが、これに当たりまして、実際に今この委員会でも今回の背任事件についてさまざまな委員の方が指摘されております。こういう問題を抱えて、額はともあれ、やはり国民感情としましては、給与について云々するのかという国民感情がないと……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。
さて、私はまず最初に、緊急提言・中間報告について何点かお伺いしたいと思います。
この中で、読ませていただきますと、「最終的な結論に到達するまでには、更に慎重かつより深い検討が必要である」とされているのですけれども、この、さらに慎重かつ深い検討というのは、これは具体的にどういうことを指しているんでしょうか。政務次官はいかがですか。どうでしょうか。きのう通告してあるんですけれどもね。
【次の発言】 今の御答弁の中に、社会的背景というお言葉が出てまいりましたが、それは、さらにちょっとかみ砕いて御説明いただくと、どういうことでしょうか。
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私は日ごろは元気なんですけれども、このところ元気がなくて、なぜかといえば事故続きということで、この委員会に配属されてから、きのうの本会議上でも、失礼ながら、科学技術委員会は事故処理委員会になってしまったのではないかという発言をさせていただきました。 この三年間、ほとんどの時間を事故の処理についての審議に費やしているというこの現状で、おとといもまたHIIロケットの事故があったということで、きょうは元気なく質疑をさせていただきたいと思います。もうええかげんにせいよというのが一般の国民の率直な感想ではないかと思うんです。 さて、その中で、今回のこ……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私は、先日から審議されております原子力災害対策特別措置法案などにつきまして、きょうも引き続き質疑をさせていただきたいのです。 まず最初に、前回、二日前に私の方から指摘させていただきましたこと、特に責任の所在ということについて、そしてもう一つは、地方自治体との関係ということを時間の許す限り質問していきたいと思います。 まず、たった今やっと速記録が上がってきたのですが、前回私は、今回のジェー・シー・オーの事故において、原子炉等規制法の七十六条の二の罰則規定が適用されないのかということを質問させていただきました。その御答弁で、斉藤政務次官が、第七……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、引き続きまして原子力災害対策特別措置法案などにつきまして質疑をさせていただきます。 本日の公聴会でも指摘されました点なのですが、緊急時の初動体制が特に原子力にかかわる事故では大切であるということで、この点についてまず幾つか御質問したいと思います。 その際の自治体の長、特に市町村長の判断が、一番現場を熟知している方の判断ということで大事だと私は思いますので、市町村長の判断を速やかに下せるようにこの法律を運用していくことは非常に大きなポイントになるかと思います。 さてそこで、幾つか具体的なことを確認させていただきたいのです。 この初動体制につ……
○辻元委員 私は、きょうの委員会で一番多くの委員が取り上げております沖縄の普天間の基地の移転問題について、私も取り上げたいと思います。 防衛庁長官と外務大臣がたびたび、沖縄の皆さんの気持ちを重く受けとめているというような御発言がありました。私は、この重く受けとめるというのはどういうふうに受けとめているか、そして、重く受けとめるということは、どういう行動をされているかということが重く受けとめているということの中身だと思います。幾ら文献を読んで沖縄の歴史を学ぼうが、戦争の歴史を学ぼうが、現状の沖縄の皆さんがどういう意見を持っているかということをどれだけキャッチして、その内容をどういうふうに理解し……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私は、石原慎太郎東京都知事が四月九日に陸上自衛隊第一師団の式典で、不法入国した多くの三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返している、大きな騒擾事件すら想定されるなどと語った問題について質問をさせていただきたいと思います。 さて、まず外務大臣と防衛庁長官にお聞きいたしますが、昨日、韓国、北朝鮮を初めアジアの諸国からは懸念を示されたり、私もロサンゼルス・タイムスなど外国のメディアからの取材も受けております。波紋が広がっていると私は思いますが、まず、外務大臣は、この発言について、この波紋についてどのようにお考えでしょうか。
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。
防衛庁設置法等の一部を改正する法律案について質問をいたします。
海上保安庁の方はまだ入っておられないですね。意外に西村さんが早く終わったからかな。
それでは、まず最初に海上保安庁関係の質問をしたかったんですが、ちょっと順序を変えて、今回のこの改正では幾つか具体的なことをまずお聞きしたいと思うんです。
師団の旅団化という改正をするとなっていますけれども、この点について、まず、第十二旅団となった場合、その任務、組織、装備などはどう変わるのかという点をお答えいただけますでしょうか。
【次の発言】 それでは、もう一点具体的なことをお聞きしたいので……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私もまず最初に、森内閣総理大臣が、日本の国はまさに天皇を中心とする神の国であるということを国民にしっかりと承知していただくとの思いで活動してきたというような発言を、十五日に、神道政治連盟国会議員懇談会の結成三十周年記念祝賀会のあいさつでされたことについて、幾つか確認をさせていただきたいと思います。 といいますのは、この発言は、外交問題や、それから日本の、私たちが国会でさまざまな政策を立てていく上での基本を崩しかねない危険性をはらんでいると私は考えているからなんです。 そこで、まず防衛庁長官にお聞きをしたいと思います。 私たちは現在、特に過……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私はまず最初に、人形峠のウラン残土問題についてお聞きをしたいと思います。 私は、この人形峠ウラン残土問題については、橋本内閣のときから、日本の原子力政策の負の遺産ということで、これを解決できない限りこれから同じような性質の問題が起こってくるのではないかということで、しつこく取り上げているのです。今、いろいろな局面を迎えておりますので、幾つか方針を聞かせていただきたいと思います。 昨年末には、撤去協定調停から十年余りを経ても事実上の撤去が行われないことに住民の怒りが爆発して、住民が実力行使で残土の搬出を始めるというような事態を招いています。ま……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 技術士法の一部を改正する法律案について議論をさせていただきますが、私は、ポイントは四つあるのではないかと思っています。 一つ目が、日本の技術力の問題点は何か。日本が誇ってきた技術力がどこかおかしくなっているというように多くの人が気づいていると思いますけれども、これはどういうことが原因なのか。二つ目が、今回の改正案でも注目されている技術者の倫理の問題、これをどう掘り下げるか。そして三つ目が、人や物が地球規模で交流する時代になって、WTOやAPECで議論されている技術者の移動促進にどのように取り組んでいくのか。そして四つ目が、そのような背景での技……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは四名の皆さん、お越しいただきましてありがとうございました。 幾つか質問をさせていただきたいと思うんですが、クローン人間をつくることは禁止すべきである、私もそう思いますし、皆さんもそのようなお話をきょうはずっとされているかと思います。クローン胚なども含めて、それ以外の部分の取り扱いについて、全面的に禁止をして、厳しい規制のもとでそれぞれ判断したものをオーケーとしていくのか、それともガイドラインで禁止をしようというようにしていくのか、幾つか意見が分かれているように私は思います。 そこで質問をさせていただきたいんですが、まず位田参考人にお願いします。……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。本日のトリの質問をさせていただきますが、トリの一番は、相撲問題からいきたいと思っています。 青木官房長官と中曽根文部大臣にまずお聞きをしたいと思います。 私、大阪選出の議員ですが、今回大阪には女性の知事が誕生されました。それで、この知事が記者会見で、恒例の、三月から始まります春場所、この場所で、大阪府立体育館で行われますけれども、授与式ですね、知事賞の授与式に御自身が出向いて堂々と賞を渡したいというようにおっしゃったこと、これは御存じのとおりかと思います。 ところが、相撲協会の時津風理事長は、相撲という伝統文化を守るんだということで、この意思……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。
まず最初に、そごう問題から西村参考人にまずお聞きをしたいと思います。
日本興業銀行が東京地裁に水島前会長の預金六十億円凍結の仮処分申請をしていたということは事実でしょうか。
【次の発言】 私は、本日、水島前会長がこの場にいらっしゃらないということは非常に残念というか、国会は国民の代表ですので、水島さんが出てこられて御自身の言葉で経緯を説明するということがなされなかったことは、非常に怒りを感じると言わざるを得ないと思うんです。
そこで、西村参考人は、以前一緒に仕事をされてきた仲間とは申しませんが、カウンターパートナーであったわけですね。という……
○辻元議員 この罪は、まず私たちは、政治公務員のための特別立法という位置づけです。委員が御指摘のような、わいろ罪の類型に含まれるものであるという解釈も成り立つかと思います。しかし、本法案が、政治倫理の確立の観点から、特に公職にある者などをその主体として、そして刑罰を設けようとするものでありますから、罰則を設けようとするものであるというところに特に着目して、刑事一般法である刑法の一部改正によるよりは、先ほども申し上げましたように、私たち政治公務員のための特別法として規定する方が適当であると私たちは考えました。
以上です。
【次の発言】 私設秘書を含んでいるか含んでいないかというのが与党案と野党……
○辻元議員 あっせん収賄罪の場合は公務員一般を対象にしております。そして、私たちは政治公務員という立場におります。その政治公務員という立場を今回はより出して、政治公務員にまつわる処罰の範囲を決めているわけです。ですから、政治公務員として秘書を、公設、私設を問わず、政治家と仕事上一体不可分であるという特性にかんがみて今回は私設秘書を処罰の対象にしているわけです。 ですから、先ほどからもお話の中に出ておりますが、今質問いただいている委員も、公設、私設、両方秘書がいてはると思うのです。仕事を分けていらっしゃるのでしょうか、どのように分けていらっしゃるのか、また数はどちらが多いのか、それぞれの議員の……
○辻元議員 大変率直な、御自身の気持ちも含めての質問をいただきまして、ありがとうございます。 野党案では、今西川委員に御指摘いただいたような件で、それをはっきりするために私設秘書を入れているということを申し上げたいと思うのです。 それはどういうことかと申し上げますと、今例示されました前者の部分です。議員そのものが関与していない、知らない、しかし私設秘書が勝手に何か行ったというケースを、事前に、万一そういうことはないがという前置きはございましたけれども、委員がおっしゃったと思うのです。その際、私設秘書のみを罰するというのが私たちの法律なのです。 先ほどから、西川委員は十一人秘書がいらっしゃ……
○辻元議員 この私設秘書の問題ですが、先日からもこの私設秘書については、私たちの定義では、「公職にある者に使用される者で当該公職にある者の政治活動を補佐するもの」であるというふうに申し上げてまいりました。ですから、この私設秘書の範囲があいまいであるという意味は、定義があいまいなのではなく、あいまいな使用をしている議員の側に問題があるんじゃないですか。 要するに、御自身が今御指摘のあいまいであるというような私設秘書の使い方をされていたとしたら、そのようなあいまいな使い方を改めるべきであって、定義をあいまいにしているのは議員じゃないでしょうか、そのように思います。 さて、そういう中で、トカゲの……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 きょうは、この第百五十回国会、二十世紀最後の国会になります。私は、この国会の責務は、まず政治にたまりにたまったうみを出し切るということが一つの大きな役割だと思っているのです。確かに、IT革命とか、ITとか教育とか、いろいろな目新しい言葉をちりばめるのもいいのですが、私自身は、やはり、政治にたまったうみをいかに出し切れるか、そして二十一世紀をさわやかに迎えたいという気持ちできょうは質問をさせていただきたいと思います。 さて、そういう立場に立ちまして、特に社会保障のあり方や政治献金のあり方を中心に議論をさせていただきたいと思います。 総理は所信……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私は、前回の予算委員会で、ちょうど九月二十八日、この臨時国会がスタートした折も森総理と論戦させていただきました。その折に、この予算委員会で私はこのように最初に申し上げました。 今回の第百五十回国会は二十世紀の最後の国会になります、私は、この国会の責務は、まず政治にたまりにたまったうみを出し切るということが一つの大きな役割だと思っています。政治にたまったうみを出し切って二十一世紀をさわやかに迎えたいというように最初申し上げたことは、森総理も覚えていらっしゃると思うんです。 さて、本日、私たち野党は、共同で森内閣不信任案を提出いたします。間もな……
○辻元委員 ただいま同僚の横光議員が財政に若干触れさせていただきましたので、私は、KSD問題やそれから機密費の流用問題などを中心に質問をさせていただきます。 まず最初には、しかし、これに触れざるを得ないということで、話題になっておりますダボス会議からいきたいと思います。昨日の予算委員会でもこのダボス会議の話題が出ておりまして、私もこのダボス会議に参加をしてきました。このダボス会議におきます総理のスピーチについて、若干議論をさせていただきたいと思うのです。 それに先立ちまして、私のレポートがテレビで放映された件について、昨日総理は、批判めいた御答弁と私は受けとめましたけれども、答弁されていま……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。きょうは、最後の質疑者になりますので、前の委員の皆さんがお聞きになったことも含めまして、疑問点を総理を中心に質問させていただきたいと思います。
まず、村上正邦自民党前参議院会長辞任について、きょう総理は御答弁で、残念で極めて深刻に受けとめているというような御発言がありました。かつ、先ほど、この村上議員は自民党の重要な立場にいらっしゃった方であるというようにもお答えをされています。この総理の御答弁で、極めて深刻に受けとめている、この中身をもう少しお話しいただけますでしょうか。
【次の発言】 自民党にとって立場が重い方であるという御発言がありました。……
○辻元委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇〇一年度政府提出予算三案に反対、民主党、自由党、日本共産党、社会民主党・市民連合四党提出の予算編成組み替えを求める動議に賛成の立場で討論します。 さて、本年度政府提出予算、この予算案は、一般歳出規模では四十八兆六千五百億円と過去最高になっており、むだをカットするという省庁再編の目指す理念が反映されているとは言えません。相も変わらぬ公共事業中心の予算は、建設業の構造改革をおくらせ、中長期的な成長阻害要因を内包していると言えると思います。公債依存度は三四・三%と依然と高水準で、財政健全化の足がかりとするにはほど遠い内容になっていると思います。……
○辻元委員 社民党、社会民主党の辻元清美です。 きょうは、小泉総理の変人問題と軍人問題について質問を最後にしたいと思います。総理のことを変人というふうに言う人がいますけれども、果たして、変革をする変人なのか、それとも単なる変人なのかということを解明していきたい。 私も確かに、小泉総理、変わった人やなと思うときはあるんですよ。しかし一方で、非常にオーソドックスな、派閥的な保守政治家であると感じることも多々ありました。そして、気に入らぬところもあります。総裁選の最中によくこういうことをおっしゃっていました。負けるかもしれない戦いでも逃げないのが男だ。女は逃げるのかと。最近は女の方が腹が据わって……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 トイレですか、総理。ちょっと我慢して。 私は、本日は、テロの温床を断ち切るためにはどのような方法が有効か、そのためには日本は何をすべきか、そして何をしない方がよいかという視点で質問をさせていただきたいと思うんです。 例えば病気を治すときも、いきなり劇薬をがんがん飲ませても、後からいっぱい副作用が出てきたり、余計悪化する場合もあると思うんですね。やはりこのテロ問題もきちっとした処方せんを立てる、そしてこの処方せんにのっとって、どういう薬をどういう形で与えていって治していくのがいいかということをきちっと議論して進めていった方がいいと思うんです。……
○辻元委員 参考人の皆様、いろいろな角度からのお話ありがとうございます。 特に、木川参考人におかれましては、いろいろ御心労もおありのところ御発言をいただきまして、心から敬意を表したいと思います。本当にありがとうございます。 さて、私は最初に、私が持っている疑問点を前田参考人にお伺いしたいと思います。 それは、アメリカが今回武力行使に踏み切りましたが、その根拠を個別的自衛権の発動というふうに最初にブッシュ大統領は言いました。そして、戦争であるという発言も繰り返してきたんです。そして、私は、この個別的自衛権の行使に当たるのかどうかという点なんです。 国連憲章の五十一条ですと、当分の間、何か……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、アメリカのアフガニスタン攻撃が開始されてからの刻々と変わる情勢への認識について、まず防衛庁長官や外務大臣を中心に質問をしたいと思います。 一番最初に、このアメリカのアフガニスタン攻撃の実態をどのように把握されているかということを中心に、防衛庁長官にお伺いします。 先日、パキスタン政府は、このアメリカの攻撃の内容、どのような攻撃をかけているかということに対して一つの懸念を表明しました。それは、特にクラスター爆弾などの使用について、これは非人道的であるというような指摘をしておりますが、中谷防衛庁長官にお伺いしますが、アメリカの攻撃の実態、特にこの……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、テロリストによる爆弾使用の防止に関する国際条約及び同条約締結に伴う関係法律の整備ということで、社民党同僚議員の今川議員の方から、個人との権利関係等、社民党の主張も申し述べさせていただきました。 その上で、今回のこのテロ特措法をめぐりまして、及び、この委員会でこの間議論してきて、刻々と変わる状況に対応してさまざまな議員からの質問がなされました。その中で一点、私がどうしても中谷防衛庁長官の御答弁に納得できない点がありますので、その点からちょっと質疑させていただきたいと思います。 それは、先ほど、他党の議員の方の質問に対しまして、私たちはこの特措法に……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。中谷防衛庁長官中心に質問をさせていただきます。 昨日、海上自衛隊の艦船三隻がインド洋周辺海域に向けて出発した模様です。出発したのは、補給艦の「とわだ」と掃海母艦「うらが」と護衛艦の「さわぎり」と聞いております。「うらが」はカラチまでの物資輸送に当たり、そして残りの二隻は、今月九日に出発した三隻と合流して、戦後初めて戦時下にある他国の軍隊を支援するために海外に出ていったという認識です。 先ほどから、この委員会の質疑のやりとり、それに当たっての国会承認という議論をしているんですが、先ほどから他の委員からも長官の答弁に対しての緊張感のなさのようなことを指摘されて……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 まず最初に、総理にお願いします。総理に答えてくださいと申し上げたときは、ぜひ総理に答えていただきたいと思います。でないと、なぜ答えられないかを答えてから人に振ってください。お願いします。でないと、また総理、総理ということになってしまっては時間のむだですので、最初に申し上げます。 今、横光議員が雇用や経済の問題を質問させていただきましたので、私は、アメリカで起こりました同時多発テロについて中心に質問いたします。 まず最初に、このたびこのテロで犠牲者になった方々、これは日本、アメリカだけではなく、他国の方、犠牲になっておられます。御関係の方もいらっしゃるか……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 さて、今週の日曜日にはブッシュ大統領も来日されますので、私は、外交と外務省改革を中心に質問させていただきたいと思います。 といいますのも、やはり私は、経済の活性化のためにも、日本は外交力が必要だと思います。経済はグローバリゼーションでグローバル化しています。安全保障の問題も、それから環境問題の解決も、外交力なくしてこれからはやっていけないという時代に入っています。 昨日、イスタンブールで、イスラム諸国会議機構と欧州連合共同フォーラムが開かれたこと、総理も御存じだと思います。やはり、ここでも議題になりましたのが、いわゆるブッシュ大統領の先日行……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。
きょうは、まず総理にお伺いしたいと思います。
午前中に田中元外務大臣がこういう発言をされました。総理の今回の御判断、相打ちみたいな総理の判断は間違っている、危機のときに判断がつかなかったのは総理のためにも残念だ。
人間、何か危機に陥ったとき、問題解決するとき、その人の本性が出るというわけですよ。田中元外務大臣の、総理の判断は間違っている、この主張をどのように受けとめていらっしゃいますか。
【次の発言】 それでは、適切であったかどうか、一つ一つ事実関係を詰めていきたいと思います。
重家さんにお聞きします。今の続きです。
前回の私の質問のときに、一月十……
○辻元委員 私は、社会民主党・市民連合を代表しまして、二〇〇二年度政府提出予算案に対し反対、そして四野党提出の修正案に賛成の立場から討論をいたします。 政府案は、初めに新規国債三十兆円枠ありきの予算であって、たびたび指摘してまいりましたけれども、そのために隠れ借金に手を出しておるというごまかし予算であると言わざるを得ません。その内容も、名前を変えただけの旧来型公共事業の温存や既得権益に縛られたものであり、改革断行予算の名前に値しないと思います。このような予算では、国民の生活不安は深刻化するだけであり、不況やデフレを克服することはできないと思います。 また、外務省によるアフガニスタン復興支援……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 事実関係のみを簡潔にお答えいただきたいと思います。そして、鈴木証人のお母さんも、私と同じ、きよみというお名前だと承っておりますが、お母さんに答えるように、正直に、包み隠さずお答えください。 さて、ケニアのODA疑惑からいきます。 鈴木議員は、ケニアへの最大のODAであるソンドゥ・ミリウダム疑惑について、二月二十日の参考人質疑で、次のように答弁されているんです。「私は、ユネスコの選挙でケニアに行ったんです、平成十一年の八月に。いいですか。そのとき初めて、ケニアの話、ケニアに行って、ソンドゥ・ミリウという案件を知ったんですよ。」さらに、こうもおっしゃってい……
○辻元参考人 まず、答弁に入ります前に、国民の皆様に、この場をおかりいたしまして、一言おわびを申し上げさせていただきたいと思います。 私の政策秘書問題に関しまして、国民の皆様には本当に御迷惑をおかけしました。本当に申しわけありませんでした。 そして、さらに、本委員会、私の体調不良ということに対しまして、御理解、御協力をいただきまして、日程延期の申し出をお受けいただきましたことにも感謝を申し上げて、答弁に移らせていただきます。 私は、辞職後、体調を壊しまして、複数の病院に入院をいたしました。そして、お世話になりました。しかし、いろいろな報道関係の取材などもございまして、その名前はちょっと差……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 先ほどから出ております普天間米軍基地の整理縮小に伴います日米の米軍再編の問題につきまして、防衛庁長官を中心に御質問したいと思います。 実は、私は一九九六年に当選いたしまして、九年前でした。十二月二日にSACOの合意ができた三日後に当安全保障委員会が開かれまして、私が国会議員になりました初質問が、このSACOの問題についての初質問だったんです。その後、九年間、ずっとこの問題についてはフォローし、そして先日も辺野古の現場に行ってまいりました。一体どうなっているんだろうということを自分の目で確かめたいと思い、調査にも行ってまいりました。 さて、九年たった……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、防衛庁の職員の給与等の改正案ということで、私は特にこの中の自衛隊員が海外に派遣される場合の手当について、イラクへの自衛隊の派遣と関連して幾つか御質問をしたいと思っております。 まず、資料を見させていただきますと、イラクの領域の中で、航空関係以外の特別手当については、いわゆる基地の中と外、外は二万四千円、中は二万円というふうにお聞きをしております。 さてそこで、派遣をされてから三年目に入りますけれども、間もなく期限が切れるということで、これからどのような判断をしていくのかという非常に重要な時期に来ていると思います。 そこで、まずこの特別手当だけ……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、五年前に憲法調査会が衆議院に設置されたとき、最初の委員の一人となり、中山委員長ともヨーロッパへの調査にも同行させていただきました。その後、社民党では土井たか子前議員を中心として議論してまいりましたけれども、当特別委員会が設置されるに当たり、再び私が担当させていただくことになりました。 本日は、その委員会での初めての発言ですので、まず最初に日本国憲法についての私の見解と立場を明らかにさせていただき、次いで国民投票制度に対する意見を述べたいと考えております。 まず、憲法とは何かということから確認をしたいと思います。 これは調査会でも随分議論され……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、お二人の参考人の方々、ありがとうございました。 まず、高見参考人にお伺いしたんですが、本年の九月十四日の大法廷判決について、これを重視しての御発言だったと思います。私もこの判決には非常に注目しておりまして、といいますのは、国民の固有の権利とは何か、民主主義の発する根本とは何かという非常に深い意味をはらんでいると思うから注目しておりました。七月十三日に、大法廷での口頭弁論に傍聴に参りました。 まず、そういうことも含めまして、この九・一四の判決と国民投票との関係について二問お伺いしたいと思うんですね。 この判決では、「国民の選挙権又はその行使を……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうはお越しいただきまして、どうもありがとうございました。幾つかの点をお聞きしたいと思います。 まず最初に、吉岡参考人の方から、外国人の運動への参加、議論への参加というお話が出ました。この委員会でも、外国人、特に日本の場合は、アジアからの外国人で長く日本に住んでいらっしゃる方々もいます。そういう中で、外国人がどのように運動に参加できるのか、または投票にどういうふうに影響を及ぼせるのかということは、議論の一つの、意見がちょっと分かれていたところなんですね。もう少しそこを詳しくお考えをお聞きしたいことと、もう一つ、今井参考人には、それでは、諸外国、例えばフ……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうはどうもありがとうございました。 きょうのお話は非常に興味深く伺いまして、特に、主権者の立場に立って、先ほどから話が出ております民意の反映をどのような形で国民投票制度の中に反映するのがいいのかということを、多分、研究だけではなくいろいろな住民投票などの現場の活動にも携わってこられて、その中からの御意見だったので、非常に厚みを持った御意見だったなというふうに考えました。 特に、問題点から、その問題点を克服するためにどうすればいいのか、そして、その問題点を突き詰めて考えていくことによってそこからよりよい制度やよりよい仕組みを提起していこうというような……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 私は、本日、イランのモッタキ外務大臣が来日されますので、イランの核開発問題について質問をしたいと思います。 先ほど佐藤委員からも同じような質問が出まして、その中での麻生外務大臣の答弁の三つをとらせていただいて、その点についてさらに深く議論をすることで、きょうの夜会談されると聞いておりますけれども、有意義な会談にしていただきたいと思います。 一つ目が、日本は友好国であるということで、敵国からではなく友好国からの説得ということは重い意味を持つという御発言でした。 今回のイランの核開発問題については、いろいろな背景があると思います。一つは、ア……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。
私は、アメリカの海兵隊普天間飛行場移設問題について質問をしたいと思います。
まず、事実関係からもう一度確認させていただきます。
防衛庁長官、普天間の何を移設する、代替の施設を建設しようとしているのか、その何をというところを具体的にお答えください。
【次の発言】 今おっしゃったヘリについて、私も普天間の米軍基地における部隊編成などを見ました。
そうすると、ヘリの訓練ということであれば、なぜ千八百メートルの長い滑走路が必要なんでしょう。ヘリですと、そんなばあっと滑走路を行かなくても飛び上がるわけですね。なぜですか。
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 きょうは、防衛庁設置法等の一部を改正する法律案の具体的中身について一、二お聞きしまして、この全体像、一体どういうことが目的で、今、特に日米の連携強化という発言がこの委員会でも多々出てきましたけれども、そうしますと、アメリカの米軍再編も含めて、一体どの方向に向かっている中でのこの法案の改正かということをお聞きしたいと思います。 まず、具体的なことでもう一度確認したいんですけれども、今回の改正の中身の一つに、施設行政に係る内部部局の企画立案機能の強化、十条関係ですね。それからもう一つ、先ほどからも議論されております中央即応集団、これは十条及び十……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 私は、先ほどから皆さんが取り上げていらっしゃいます米軍再編に関する閣議決定、その中でも、この普天間の代替施設関連で質問をしたいと思います。 額賀長官にお伺いします。 今のやりとりをお聞きしておりまして、私は、長官、やはり今の稲嶺知事の立場をかなり深刻にお考えになった方がいいと思います。ぶら下がりで閣議決定は立場が違うから理解するということを先に振りかざして、大臣がこの事態を語るべきではないというふうに思うんです。 正式に発表されました先ほど赤嶺議員が示されたコメントも、私、驚きました。冒頭にも「極めて遺憾であります。」があって、また中に……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 私は、きょうは、公益法人のあるべき姿は一体どういうことだろうということを中心に質問させていただきたいと思います。 まずは三つに分けまして、安倍官房長官には、公益社会といいますか、活力あるさまざまな社会活動が行われる社会というのはどういうことだろうという総論で、そして中馬大臣には、今回の法案の中身について確認させていただき、そして谷垣財務大臣には、税制も非常に大事ですので、特に、谷垣大臣はきずなということを言っていらっしゃいますので、このきずな実現のためにも非常に大事な議論ではないかと思いますので、分けて質問をさせていただきたいと思います。 ……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 昨年十一月の欧州調査団の報告を行います。 まず冒頭に、調査団派遣のために御尽力をいただきました皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。スタッフの皆様、そして各国で迎え入れてくださった皆様も、本当に微に入り細に入りいろんな手配をしていただきましたこと、本当にありがとうございました。 さて、今回は、オーストリア、スロバキア、スイス、スペイン、フランスの五カ国を訪ねました。各国では、投票年齢、投票方式、メディアや運動への規制、投票率の規定、有効投票の計算の仕方、そして在外投票のあり方など、個別課題についての調査も行いました。これらは有意義な調……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 まず初めに、前回、ヨーロッパの調査報告でも各党御意見がございました。その中にも随分たくさんそういう観点が出たのではないかと思われるんですが、国民投票制度、国民投票を考える際に何が大事かというところで、議会内のコンセンサスと強い民意の後押しというようなことは各党認識されて、ヨーロッパから帰ってきたのではないかと思います。きょうは、この点について保岡委員を中心にいろいろ御意見をこの際伺いたいと思います。 その中で、議会のコンセンサスということなんですけれども、国民投票制度をつくるに当たって議会内の各党の意見ということでは、社民、共産は反対してお……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 きょうは、お二人、斉藤さんに特にいろいろお聞きしたいことがあります。 特に憲法を議論するということは、私たち、非常に重い議論を、憲法にまつわる重い議論をしているんだなということを実感したことが先週ございました。それは、ある沖縄の方とお話をしておりまして、沖縄のある方が、無憲法状態に自分たちは生きてきた時代があったと。憲法がない状況でどれだけ人々の権利や人権が侵害されてきたかということを体験した中で、権力を憲法というのはきちっとチェックし縛るという性質がありますので、日本国憲法ができたときに沖縄の人たちは本当に心からうれしかったし、それから、……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 社民党は、そもそも今憲法を変える必要はないと考えていますので、当委員会の設置に反対をいたしました。まして、今直ちに憲法改正のための国民投票制度が求められている状況であるとは考えていません。 先日も紹介されましたNHKの世論調査をもう一度ここでも御紹介したいのですが、どの程度国民投票法案について知っているかという問いに対して、「よく知っている」が三%、「ある程度知っている」が二四%であるのに対し、「あまり知らない」が四八%、「まったく知らない」が一八%で、六六%の人が知らないと答えています。さらに、知っていると答えた二七%の人に、成立の時期は……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 本日は、憲法がしっかり社会に根づくために重要なことは何かということについて意見を述べたいと思います。 先週も指摘をいたしましたけれども、憲法は、一つの勢力が選挙で過半数をとってもやってはいけないことを決めています。これが共通認識だと思います。このように、規範としての憲法による縛りがあるので、その時々の議会の数の力や政権の一方的な方針によって政治が振り回されることを防いでいるという枠が憲法だと思うんです。ですから、憲法というものは、政権や状況が変わったからといってころころと変えられるというものであっては困ると思います。 また、自分たちの憲法……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。皆さん、おはようございます。 本日は、憲法や国民投票制度と法治国家の関係について意見を述べさせていただきたいと思います。 前回の三月三十日の本委員会で、自民党の委員の方の中から、日本の憲法と法治国家の関係についての問題提起がありました。これは、アメリカのハーバード大学の研究所で憲法改正の問題について議論されたときのこととしてこのようなことが報告されたことをもとに、ちょっと考えていきたいと思います。 日本は一体法治国家なのかということを言われてしまった、憲法を変えずに限りなく解釈を広げていって対応している、これで一体法治国家なのか、時には超法……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 本日は、石村参考人、堀参考人、お越しいただきまして、貴重な御意見ありがとうございました。 私も、メディアと政治、メディアと人権、メディアと中立性、メディアと権力と、さまざまな問題について自分自身いろいろ考えてまいりました。私自身も、討論番組などに出る機会も多く、また、この放送倫理手帳を拝見いたしますと、その中には、集団的過熱取材の問題などという表記もございまして、自分ではそのように感じるような渦中に入ったという経験もあります。その中で、メディアと政治というようなことについても深く考えさせられることが多かったんです。 そこで、今回は憲法をめ……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。
きょうは、本当にお忙しい中、お越しいただきまして、それも十日前にお願いして来ていただいたということで、本当にありがとうございます。
まず最初にお伺いしたいんですけれども、国民投票制度の議論というものについて、雑誌協会に属している雑誌だけではなく、雑誌業界の中で、こういう議論が始まっているとか、認知度ですね、どの程度あるんでしょうか。余り知られていないとか知っているとか。どんなものなんでしょうか。中で議論されているのかどうかも含めてお願いします。
【次の発言】 その中で、最初の冒頭の御発言で、今、なぜ急にこの議論が国会の中を中心に始まったのか……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 きょうは、お忙しい中お越しいただきましてありがとうございます。大変参考になる御意見を現場の皆さんに聞かせていただいたと思っております。特に、訓示規定であっても、これは反対であるという明確な意思を示していただいたというふうに思っております。 私たちも、表現の自由ということを最優先すべきであって、これは憲法をどうするかという手続法に限らず、メディアに対する規制というのはないところから始めるというのが出発点、あらゆるところで規制をかけるということには反対していかなきゃいけないという立場で質問をさせていただきたいと思っております。 その中で、今、……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 きょうは、小林参考人、伊藤参考人、本当にありがとうございます。両参考人の御意見を伺いまして、まず、基本になる憲法とはそもそも何かという認識をやはりきちっとした上で、改憲なり護憲なりそれぞれの議論を闘わせていくということが大切であるということを改めて痛感をいたしました。 ですから、そもそも憲法というのは権力をきちっと縛っていくものであるという、今の憲法論議の中では、本委員会でもこの認識に対する共通基盤がまだ確立されていないのではないかということで私は警鐘を鳴らしてまいりました。この点が一点。 それから、お二人のお話を伺いまして、イラク戦争の……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 きょうは、天野参考人、山田参考人、どうもありがとうございます。 幾つかお伺いしたいんですが、先ほど例に出していただきました社民党のCMは、このような中身だったんです。あれはちょうど小泉総理が総理大臣に就任した直後の参議院選挙で、熱狂的な純ちゃんブームが起こっていたときに、キャッチコピーはたしかこうでした、「本当に怖いことは、最初、人気者の顔をしてやってくる」というキャッチコピーが引っかかりました。別にどなたかの人物の顔が映っているわけでもなく、ただ白い手袋をはめた手がたくさんの人と握手しているという光景を映しながら、このキャッチコピーが静か……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 先日の六月一日の本会議で、自民党、公明党提出の日本国憲法の改正手続法案と民主党提出の日本国憲法の改正手続及び国民投票法案の両案について問題点を指摘いたしました。これを踏まえ、さらに国民投票法と国会法との関係について本日は問題を掘り下げたいと思います。 今回の両法案とも、国民投票法案の本則の条文の中に国会法の一部改正を規定しております。両者は憲法改正という一連の手続の中に位置づけられ、個別発議に関する条項や広報協議会の設置、構成及び権限に関する事項の存在という点などにおいて密接に関連するので一つの法案にまとめたと両法案提出者は説明しております……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 四年ぶりに小泉総理大臣と議論をさせていただきます。ですから、きょうはヒートアップせずに冷静にやっていけたらいいなと思います。テーマは、小泉総理大臣の靖国参拝問題です。 まず最初に、ちょっと事実関係を確認させていただきたいと思います。 総理は、一九七二年、今から三十四年前に衆議院議員に当選されてから、厚生大臣に二回なっていらっしゃいます。そのとき、総理大臣になるまでには、八九年の四月と九七年の八月の二回、厚生大臣のときに靖国神社を参拝されております。 そこでお聞きしたいんですけれども、二〇〇一年、要するに総理大臣になられるまで、厚生大臣の……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 社民党は、戦後一貫しまして核廃絶運動に取り組んできました。また、私は本委員会でも、この核拡散の問題は非常に深刻であると考え、質問もしてまいりました。 きょうは、北朝鮮の核実験に対する今後の日本政府の対応や、それから核拡散をどうすれば防止できるのかという点などについて質問したいと思います。 まず最初に、対北朝鮮制裁決議、国連の安保理で出されまして、先ほどから議論がなされています。 久間防衛庁長官にお伺いしたいと思うんです。 先ほどから、今の事態を周辺事態に認定されるのかどうかという質問が出まして、長官は現時点ではかなり認定するのには無理があるという御……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。
私は、防衛施設庁談合問題などについて質問したいと思います。後半、時間があれば、今ちょっと沖縄の問題で白熱しておりましたので、私もずっとこだわっておりますので、御答弁をいただければと思います。
まず最初に、調達実施本部事案が出た折も、私は安保委員会の委員でございました。そこでもかなりいろいろ議論があったわけですけれども、結局、同時並行で今回の談合事案が、あの問題があったにもかかわらず組織ぐるみで行われていたという理解でよろしいですか、防衛庁長官。
【次の発言】 そうしますと、あの調本事案が出たときに、庁内でいろいろ聞き取り調査を行ったと思うん……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 きょうは本当に、参考人の皆様、ありがとうございます。 まず最初に、現在の日本を取り巻く、特に安全保障議論についての御見解と、それから、防衛省ではなく、今まで庁としてきた戦後日本の中での歴史的な意味はどういうふうなところに見出せるかという御意見を伺いたいと思います。 例えば、今回のこの法案をめぐりましても、さまざまな新聞でも、社説などで紹介されております。その中の一、二を紹介したいんですけれども、「防衛を担当する役所を「省」ではなく「庁」としてきたのも、軍事力を抑制的に考える戦後日本の姿勢を反映したものだ。 それを「省」に昇格すべきだというのならば、……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、きょう、主に自衛隊法の改正の部分について質問をしたいと思っています。といいますのは、私、今回の改正の核心は、自衛隊の任務についての根本的な改正にあるというように考えているからなんです。 そこで、自衛隊の国際平和協力活動などの本来任務化について、まず質問をしていきたいと思います。 自衛隊の任務については、現行の自衛隊法三条でこのように規定されています。「わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当るものとする。」と、私は限定されてきたんじゃないかという……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、この間、本委員会で、今の安全保障議論をめぐる非常に浮き足立った政治状況に懸念を表明してまいりました。その一つが、きょうお越しいただいている麻生外務大臣の核保有議論の発言です。 これは、本委員会で私が十月十七日に、三年前に麻生大臣が新聞のアンケートで、核武装を検討すべきだと思うかということに、すべきであるというお答えをしていたことを問うたところから始まっております。そのときの麻生大臣の御答弁はこうでした、だんだん隣がみんな持っていくときに、日本だけ何の検討もされないというのはいかがなものか。 また、その後、これに端を発して、国会の中で麻生大臣の発言……
○辻元委員 社会民主党・市民連合、社民党の辻元清美です。 本日は、私は、憲法をめぐります今の状況と、それから、両法案提出者に対しまして、果たしてこの国民投票法案なるものが単なる手続法と言えるのか、そして公平中立な法案になっているのかという点を質問していきたいと思います。 私は、最近、ここ一、二年、憲法講演ということで、私どもは護憲の立場ですけれども、全国を回ることが多いんです。そのときに必ず憲法というのは皆さんにとって一体何でしょうという質問をいたします。といいますのも、憲法について日ごろ自分たちの暮らしや歴史にとってどういうものであるかということを考える機会が、日常生活では少ないように思……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 メディアの規制、国民に対する周知広報についての小委員会の報告及び補足的発言をいたします。 まず、メディアにおける意見広告を無制限に認めることの是非について、各参考人から意見を聞きました。表現の自由は守られるべきものであり、報道規制があってはならないということは当然であるという点では、すべての皆さんが一致していたと思います。しかし、先ほどから出ておりますように、テレビでのCMについては、政治的公平性を確保するためには幾つかの解決されるべき課題があることが、現場の人やジャーナリストの皆さんから指摘がありました。 今井参考人が、お金を出せば幾らでも意見広告を……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、憲法審査会その他国会法改正部分についての小委員会の報告及び補足的発言をいたします。 これまで、私は、本委員会でも国民投票法案と国会法の一部改正が一つの法案としてまとめられていることについての問題点を再三指摘してまいりました。そして、国会内の機関のあり方や発議の仕方という、いわば院内のルールと、発議された後の国民投票という、いわば公共空間における院外のルールとは明らかに性質を異にするものであり、別々に取り扱うべき種類のものではないかと発言してまいりました。 この点について、まず、私は井口参考人の著作を引用しました。ここからは井口さんの著作ですけれ……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 本日は、十一月三十日の小委員会の報告及び補足的発言をいたします。 まず、過半数の意義について議論がなされました。私は、余りにも低い投票率の場合、憲法の正統性がしっかり担保されたことになるのかという懸念を提起しました。また、政権がかわっても耐え得る憲法であるためには、圧倒的多数の人たちで承認されることが必要であるとも申し上げ、最低投票率についての検討も考えてみるべきだと発言をいたしました。 これについて、民主党提案者からは、憲法九十六条に最低投票率などの規定がないことの意味として、棄権する自由があるのではないか、しかし、複数のテーマが区分さ……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 両法案提出者に質問をしたいと思います。 この間、両法案について、あらゆる面で公平な制度かどうか、国民の意見が正確に反映できるのか、国民が十分に考える時間があるのか、純粋な手続法であると言えるのか、そもそも国民投票の原理は何か、そして、国民が今必要としているのかなどの観点から問題提起をしてきました。私は、その過程で両法案の問題点がどんどん出てきたというように考えております。 軌道修正の御発言もありますけれどもまだまだ不十分で、両法案提出者も、年末年始も迎えますし、つんのめって煮詰まるのではなく、ここで少し頭を冷やしていただいて、しっかりともう一度根本から……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 十二月十二日の小委員会の報告及び補足的発言をいたします。 まず、報道や広告の規制については、報道の自由という観点から望ましくない、報道機関の自主的な判断に任せるべきという基本的な立場は参考人の方々に共通していたと思います。しかし同時に、意見広告を全くの無制限にすることで国民投票の公平さを損なう事態もあり得るという、これも共通の懸念として参考人の方々から提起がありました。 石村参考人は、一律で厳格な放送の規制は好ましくないが、資金量によって放送される賛否の量が著しく偏るようなことがあればこれはさらに好ましくないと述べられ、吉岡参考人からは、放送媒体であれ……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 二月二十日に久間防衛大臣と麻生外務大臣の所信表明を伺いました。私は、特に流動化しておりますイラク、アフガニスタン、イランなどについて、どのような情勢分析や対応について述べられるのかと注目しておりました。残念ながら、この前聞いた所信表明とどこが違うのかな、同じような文言が並んでいたにすぎないという印象を持ちました。 今、イラク情勢を含めて大きく動いております。両大臣の御発言を聞いていますと、アメリカを通してイラクを見るとか、アメリカを通してアフガニスタンを見るとかというふうに見えて、きょうは、そうではなくて、イラクやアフガニスタンの現実を真正面からじかに直……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、きょう、集団的自衛権の行使について質問をしたいと思います。 安倍総理は、集団的自衛権を研究する有識者懇談会を発足させました。政府が、憲法解釈で禁じてきた集団的自衛権の行使について、具体的な事例を再検討すると報道されております。歴代内閣が踏襲してきた憲法解釈を変えて、集団的自衛権の行使に道を開いていこうという意図だと思うんですが、私はこれはあってはならぬことだという立場ですが、有識者懇談会で議論すると言われている具体的な事例について、防衛大臣を中心に見解を伺いたいと思います。 これはなぜかといいますと、先ほど、有識者懇談会、法的な位置づけはない、先……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、三市長、ありがとうございます。 私は、三つの都市を訪問したこともあります。そして、今地方自治体はいろいろな困難を抱えておりますけれども、さらにこの基地問題を抱えているという御苦労は並々ならぬものではないかというふうに思いながら拝聴をいたしました。 そこで、まず岩国の井原市長にお伺いしたいと思います。 私、住民投票の折に岩国に参りました。それは、一体どういうことを岩国の皆さんは考え、行動されるのかなということに非常に関心を持ちました。びっくりしましたのは、若い人から年配の方まで、本当に今までと違う印象を受けました。何かどこかの党派に属していると……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、きょうは自衛隊の規律の問題について質問しようと思っておりましたが、それに先立ちまして、今の赤嶺委員の辺野古に関する大臣を初め担当の方々とのやりとりで、ちょっと納得いかぬところがありまして、疑問がありますので、これはすごく重要な点だと思う。私は、防衛省の汚点になるんじゃないかと思っています。 それで、なぜかというと、防衛庁を防衛省にするとき、そして、自衛隊の活動については今回も、改編をする、施設庁の不祥事もなくしていく、反省する、みんなに親しまれるものにするんやと言うてて、自衛隊を辺野古の沖合に出すんかと。私も、これはちょっと趣旨が違うでと。ちょっと……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、きょうは、きょう議題になっております法案に関連して、前回に引き続き、自衛隊の規律の問題を前半に、そして後半は沖縄問題を取り上げたいと思います。 まず、前回の五月十八日、自衛隊の規律ということで、自衛隊内で強姦未遂致傷罪に当たるようなセクシュアルハラスメント事件があったという訴えがあった、このことを中心に質問をいたしました。 これとの絡みで一問大臣にお聞きしたいと思います。 前回、一九九九年から現在までに三百八十件のセクハラの相談があり、しかし、その年に「セクシュアル・ハラスメントの防止等に関する訓令」が出されてから、意識調査はたった一回しか行わ……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、イラク戦争は間違った戦争だと考えます。そして、イラクの自衛隊は即時撤退すべきだという立場で質問をいたします。 まず、官房長官にお伺いします。 基本的な認識ですけれども、官房長官は、本法案について、四月二十六日に、本法案の枠組みについて、非戦闘地域に限って実施する、他国の武力行使と一体化することはないということを制度的に担保した法律だと答弁しています。ということは、裏返して言えば、武力行使と一体化するような活動をすることは、もちろん後方支援であっても本法案ではできない、法案違反であるという認識でいいんでしょうか。
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 この間、公聴会があった話は先ほどから出ておりますけれども、きのうの地方公聴会、新潟と大阪に私も参りました。本当に憲法問題、要するに憲法とは何かということも含めまして、しっかり、どっしりとして考え、そして論じられる方が各地にいらっしゃるということを痛感して帰ってまいりました。 特に、憲法そのものとは一体何なのかと。全員がおっしゃったのは、権力を縛るものであるという土台の部分でしっかり共通認識を持っていないとその後の議論が進まないというように、この公聴会でも認識をいたしました。 さて、そこでお伺いしたいんですが、きのうも公聴会に船田提出者も一緒に行っていら……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 まず初めに、きょう採決をするという話が出ておりますが、私はきょうの採決はここで踏みとどまるべきだと思います。それが立法府の役割だと思うからです。 先ほどから審議を尽くしたとかおっしゃっていますけれども、つい先週の木曜日、初めて一般公募の公述人の方々のお話を聞いたのは一週間前の木曜日で、そして、きょう初めての委員会なんです。さらには、民主党案もきょう趣旨説明を聞いたばかりです。それで、その三時間後に採決というあり方自身、私は、立法府の自殺行為だと思います。 特に、憲法を取り扱うという本委員会において、委員長も権威があるとおっしゃってきました……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、安倍総理が憲法のことをたびたび発言されておりますので、憲法問題、憲法の議論と内閣の関係などについて質問をしたいと思います。 官房長官中心にと考えておりまして、今記者会見に行っていらっしゃるようですので、五分ほどおくれてこられるということですので、まず、伊吹文部科学大臣に長崎県での発言についてお聞きしたいと思うんです。 人権だけを食べ過ぎれば、日本社会は人権メタボリック症候群になるんですねとおっしゃったそうです。私はちょっと驚いたんですね。人権メタボリック症候群とは一体何なのかと思いました。人権という言葉をこのように使うのは不適切ではないかとも……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、米軍再編、特に、今赤嶺議員からも指摘がありました、沖縄・辺野古の新基地建設問題について質問をしたいと思います。 その前に、赤嶺議員が歴史認識の問題を防衛大臣にも問われました。今ホットな問題で、この沖縄の集団自決に対してどういう認識を持つかということは非常に大事な問題だと思っておりまして、一問だけ、ちょっと関連でお聞きしたいと思います。 防衛大臣は、過去の過ちをしっかり反省した上で今防衛大臣という任におつきになっていると思います。ですから、特に防衛大臣の歴史の事実に対する認識というのは、私は日本のほかの大臣よりも大事だなというふうに認識しており……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 昨日、参考人、そして証人喚問が行われました。まず、このことについて、一、二点、防衛大臣の姿勢をお伺いしたいと思います。 いろいろ指摘が出ていますけれども、これは単なる一個人の問題ではなく、日米の防衛産業と巨大な利権、それから不透明な政官業の癒着が内在している構造的な問題であるのではないかというような指摘も出始めているわけですね。ですから、ここでしっかりと所管の大臣として、真相解明を通じてこの問題にけじめをつけなければいけないと私は思います。 特に、米軍再編ということがこの間ずっと進行しておりました。この米軍再編については、本委員会でも審議がされてまいり……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。
アフガニスタンの問題に入ります前に、石破大臣に、一、二、不祥事の問題をお伺いしたいと思います。
石破大臣は、防衛関係の会社などと宴席やゴルフに行ったことはありませんか。どうですか。
【次の発言】 防衛省の中でも深刻に受けとめて調査をなさっていると伺っています。以前は、例えば談合問題などが出たときはアンケートをかなり広範にとったりされたと思いますが、そのような調査をされるおつもりはありますか。
【次の発言】 その中で、新しく守屋前次官のような行為、あれほどひどくなくても、二百回とかですね、をしていた者が出てきた場合は、きちんと厳しくさらに聞き取りをし調査を……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 前回の質問に引き続きまして、お伺いをしたいと思います。 本委員会では、野党の皆さん、もうたくさん質問されておりますけれども、さまざまな立場があります。さまざまな立場があって、私たちは、この法案、それから六年前にはアフガンへのアメリカを中心とした攻撃自体にも反対をする立場でした。それから、そういう行動には理解を示すが、しかし本法案には賛成できないという立場、野党の側にもさまざまな意見があることがわかってきました。 ただ、一点、情報公開、それから日本が給油した油が一体どこに使われるかという点ははっきりと明らかになるようにすべきだという点は、最大公約数の本法……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私も、引き続きまして、二月十九日の海上自衛隊イージス艦「あたご」衝突事故について、防衛大臣を中心にお伺いしたいと思います。 もう残念でなりません。先週の金曜日は、私は予算委員会で在日米軍の女子中学生強姦事件を質問したばかりで、これも残念でならないと申し上げたんです。それで、昨年を振り返りましても、守屋前事務次官の問題を初め、安保委員会は事件、事故処理委員会になっているんじゃないかと申し上げたことを、大臣、記憶に新しいと思います。今回は人命にかかわる、本当に今捜索中で、何とか助かってほしい、日本国じゅう、世界の人たちがそう思っておりますが、大きな事故を起こ……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 本日も、二月の二十二日に引き続きまして、海自イージス艦の衝突事故について、石破防衛大臣にお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、情報開示の経過について。 きょうの委員会でも取り上げられてまいりました。きょう、大きく報道されております。「あたご」見張り員が清徳丸に気づいた時間について、防衛省が当初二分前としていたのを十二分前と訂正した問題で、事故当日の十九日夜に石破防衛大臣に十二分前との連絡が上がっていたにもかかわらず、その後に行われた海上幕僚監部の会見では二分前と誤った情報を公表していたということが報道されています。先ほどからも質問されて……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。
きょうは、防衛省設置法の一部を改正する法律案について、特に今回組織改編を予定されております自衛隊情報保全隊、それから防衛省の情報の取り扱いについて、そして男女共同参画推進企画室というものが新設されるようですけれども、そのことなどについて質問をしたいと思います。
まず最初に、男女共同参画推進室のことから質問したいと思います。
これは防衛省に初めて新設されるということですけれども、どのような取り組みをされるんでしょうか。
【次の発言】 大臣、今回新設ということですけれども、私はちょっと遅いなと思いますよ。
特に防衛省の内部で、後で質問しますが、昨年のちょ……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、自衛隊のイラク派遣差しとめ訴訟判決について質問をしたいと思います。 四月十七日、名古屋高等裁判所民事第三部、青山邦夫裁判長、坪井宣幸裁判官、上杉英司裁判官は、自衛隊のイラク派遣差しとめ等を求めた事件の判決において、航空自衛隊がイラクで現在行っている米兵等の輸送活動は、他国の武力行使と一体化したものであり、イラク特措法二条二項、同三項かつ憲法九条一項に違反するとの判断を下しました。また、それに加えて、判決では、平和的生存権は、すべての基本的人権の基礎にあってその享有を可能ならしめる基底的権利であるとして、単に憲法の基本的精神や理念を表明したにとどまる……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、先日起こりました米国軍人による少女暴行事件について質問をいたします。 私は、またかという怒りが込み上げてきました。大臣を初め多くの議員の皆さんも、またか、いいかげんにしてくれという御発言、多々あったかと思います。 去る二月の十日の午後十時ごろに沖縄県北谷町において、在沖海兵隊キャンプ・コートニー所属のタイロン・ルーサー・ハドナット二等軍曹が十四歳の女子中学生を暴行したとして、強姦容疑で緊急逮捕された。 この事件は、強姦という女性の人権を踏みにじる非人道的で凶悪な犯罪であって、事実であるとすれば許されないと思います。私たち社民党は、十三日に、……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私も、海上自衛隊イージス艦「あたご」と清徳丸の衝突事故について、総理大臣を中心に質問をしたいと思います。 総理は、国民の目線に立った政治を行いたいと常々おっしゃっております。今回の事故に対して、福田政権は、国民の目線に立った対応、姿勢で臨んでいらっしゃるのかを中心に質問したいと思います。 私は、先週、遭難された漁船の清徳丸が所属する千葉県勝浦市の漁業組合の皆さんを初め、市長さんにもお目にかかってまいりました。そのときに、やはり率直な御意見はこうでした。日本の漁業者を守るのも自衛隊の責任だろう、そしてさらに、事実を事実として明らかにしてほしいという。私は……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 私は、田母神前航空幕僚長問題について質問をしたいと思います。 航空自衛隊のトップが、政府見解と異なる歴史認識や、それから憲法尊重擁護の義務があるという立場にもかかわらず、憲法に反するような発言を公然と繰り返してきた、これは私は、大臣、日本にとって深刻な問題だと考えています。それは、シビリアンコントロールの不全、それから任命責任の問題、そしてさらには、自衛隊内でどのような教育が行われてきたのかということに対して、日本の国民だけではなくて、このことはワシントン・ポストなど世界で報道されておりますので、国際的に不信の目が向けられている。これをしっかり、この……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日案件になっております法案については、社民党は賛成の立場です。それを表明しました上で、自衛隊のシビリアンコントロールということが昨今大きく問題になっておりますので、きょうも引き続き質問をさせていただきたいと思います。 大臣、大臣が就任されて、先日所信を述べられました。この中で、今問題になっています田母神前航空幕僚長のことに触れられまして、このようにおっしゃっています。 「田母神前航空幕僚長が、政府見解と明らかに異なる見解や、憲法との関係でも不適切な部分のある論文を公表するという事案が発生しました。航空幕僚長という要職にあった者がこのような事案を起こし……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、きょう、三つの提案をしていきたいと思っています。 一つ目は、自衛隊のシビリアンコントロールと言論の自由の関係の整理という提案、二つ目が、東アジアの信頼構築、そして三つ目が、先ほどから出ております国際的な紛争の予防や仲介、これは非常に外交、安全保障にとって大事な三つの柱だと考えております。 一つ目なんですけれども、浜田大臣、先日からの続きです。 私は、今回の田母神事件で、自衛隊員の皆さんの言論萎縮を防ぐこともとても大事だと思っているんですね。そのためには、ある程度だれでもはっきりわかるルールがあった方が萎縮にならないと思うんです。それがないと自粛……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、参考人の皆様、本当にありがとうございます。 私はピースボートという船に乗っておりまして、一万トン級の客船でしたが、あの海域を何回も走りました。スエズもパナマも何回も通過をし、地球一周を続けてまいりました。そういう意味では、船というのが大好きですし、海の安全を守るということの必要性、非常に痛感をしております。 以前、マラッカで私自身も、乗っている船舶が、海賊か漁船かわからないベトナム難民を救助した折も、最後まで、海賊かもしれないということで、慎重な対応をしながら救助をしたというような経験もございます。 さて、そういう中で、今回このような事態に……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、在外公館名称、位置、給与改正法及びそれに関連いたしまして質問をさせていただきます。 今回の改正でコソボ大使館をオーストリアとの兼館として開設されるということになっておりますけれども、コソボは、先ほどからも出ておりますように、長い民族間の対立や、そして紛争の歴史があり、現在も、国際的にも独立に関しても賛否が割れるというような状況の中での大使館の開設ということになります。 そこで、まず、この大使館開設に至った今回の目的及び主にこのコソボの大使館機能としてどういう役割を日本はリーダーシップを持って各国に発信してやっていくのか、それについて質問したいと……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。
私は、本日、北朝鮮問題とミサイル防衛システムのあり方を中心に質問をしたいと思います。
まず、外務大臣、本日、北朝鮮が人工衛星と主張するテポドン二号改良型と言われていますけれども、この発射への対処方針を、外務大臣、防衛大臣、官房長官で会合を開いて決めるということが報道されております。既に朝からこの会合はあったのか、でなければ、きょう、何時にどこであるんでしょうか。
【次の発言】 そこで議論されるということに先立ちまして、ミサイル防衛システムの有効性や、それから日本の外交、安全保障上のリスクなどについて議論をさせていただきたいと思います。
まず最初に、今回……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 私は、本日議題の協定及び米軍再編について、この間ずっと議論してまいりましたので、質問をしたいと思います。 大臣、まずこれを見ていただきたいと思うんです。これは、協定が結ばれた日の沖縄の新聞です。こんなに大きく報道されています。本土といいますか、沖縄以外ではとても小さな記事だったんですが、「普天間移設 県内固定」。そして、そのときの中面は、これは翌日ですけれども、「頭越し 新たな縛り」、これは委員の皆さんにも見ていただきたいんです。そして、「「暴挙」怒り噴出」、これは協定についての沖縄の新聞報道の題字です。そして、こちらは「県民の意向「封殺」」。そしてさら……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。
きょうは、参考人の皆様、お時間を割いていただきまして、貴重な御意見をありがとうございます。
それでは、四名の皆様に御質問をさせていただきます。
まず、森本参考人にお伺いしたいんですけれども、先ほど、冷戦構造下からグアムの位置づけがアメリカの戦略的に変わってきたというようなお話がありました。基地そのものも老朽化しているし、それから新しいインフラを整備しよう、そのように変わってきたのはいつごろからなんでしょうか。
【次の発言】 今アメリカは戦略的に格上げをしていく中で、この海兵隊の取り扱いなんですね。ですから、沖縄の負担の軽減と言いながら、実はアメリカ……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。
本協定の基本事項に対する麻生総理の認識をお伺いしたいと思います。
といいますのも、麻生総理は外務大臣として2プラス2の協議にも加わっていらっしゃいますので、内容についてはどなたよりも熟知されていると思いますので、具体的なことをお聞きしたいと思います。
本協定によりますと、沖縄からグアムに何人アメリカの海兵隊が移転して、減るんでしょうか。総理です。何人減るんですか、総理。
【次の発言】 そうしますと、この審議の過程で、一体何人海兵隊の皆さんが沖縄にいらっしゃるのか、現在は何人かなということを提出していただきました。総理、こっちを見てください。
それで、……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、クラスター弾禁止条約について質問をいたします。 本日、日本もこのクラスター弾禁止条約を承認する、間もなく承認することになるかと思いますけれども、大変意義深いという気持ちを持つのと同時に、やっとかという思いです。それは、このクラスター弾については非人道的な側面があるとずっと指摘し続けられてきました。しかし、いまだ全世界で一致して禁止しようと、全面的に禁止しようじゃないかというところには至っておりません。 そこで、本日、承認をきっかけに、日本政府としてはさらに積極的に、この非人道的なクラスター弾、全面的に、世界じゅうからなくなるように努力していただ……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、ベトナム、スイスとの経済連携協定、そしてサウジアラビアとの航空協定の三つの条約の審議でございますけれども、賛成の立場で質問をさせていただきます。特にその中でも、ベトナムを含みますアジアの経済状況、そして安全保障環境ということを中心に質問をいたします。 まず最初に、今回はベトナムとの経済連携協定ということでございますけれども、今、経済危機ということで、ASEAN諸国、東アジアを含めまして非常に深刻な状況にあると思います。外務大臣としては、どのような状況であるとまず御認識されているのか。そして、その中で、今回ベトナムと経済協力を進めるということの意義……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、国際通貨基金協定の改正及び国際復興開発銀行協定の改正、そして日本・香港刑事共助協定、日本・中国領事協定と、四本の案件が取り扱われておりますけれども、私はその中で、金融危機と言われる昨今の状況をかんがみまして、国際通貨基金、IMF、これを中心としたIMF体制のあり方、そしてさらに刑事共助協定などについて中心に質問をしたいと思っております。 まず最初にお伺いしたいんですけれども、金融危機でサミットが二回開かれました。その中で私、大事なことは、やはり何が間違っていたのかと。経済体制がここまで来たのにはやはり原因があるわけですね。そこの分析をしつつ、例え……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。
私は、本日、国連安保理事会の常任理事国と日韓の七カ国が、北朝鮮の二回目の核実験に対する追加制裁決議案で最終合意をしたことにつきまして、質問をしたいと思います。
まず、この最終合意の中身を外務大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私は、すべての七カ国が、対立せずにといいますか、中国も含めまして、一つの方向に結束してまとまっていくことが大事であると考えておりましたので、七カ国での共同作業がさらに大詰めを迎えるということで、日本もしっかり結束を保っていくということをぜひ認識していただきたい、そして臨んでいただきたいと思います。
しかし、国内を見ますと……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、日本・ウズベキスタン投資協定、日本・ペルー投資協定、そして日本・スペイン社会保障協定、さらに日本・イタリア社会保障協定、四協定の審議で、社民党は賛成の立場です。 投資協定や社会保障協定を結ぶに当たりまして、それぞれの地域との関係、それから、外国人労働者を日本もたくさん受け入れる時代になっております。それぞれの国、例えば日本人が、または日本国籍を持つ者が諸外国で働く場合もありますし、それから外国人の皆さんが日本に来て働く、グローバルな経済の中で日本も非常に変わってまいりました。そういう外国人労働者の問題なども含めまして、この社会保障協定について質問……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、先週行われました二つの国際会議、六月二十五日木曜日にはイタリアでのG8外相会議、それから同日には同じくヨーロッパ、ドイツで、ドイツ外務省主催のクラスター爆弾の破棄に関する国際会議が開かれましたが、この両会議について質問をしたいと思っております。 それに先立ちまして、先ほどから日米の核密約の問題が本委員会でも取り上げられておりますので、中曽根外務大臣にお聞きしたいことがございます。 私は、時代は変わったと思うんです。戦後の混乱期に、日本が敗戦の後、各国とどのような関係を取り結ぶか、日米の関係のかじ取りも非常に難しかったことは、先輩たちのさまざまな……
○辻元議員 社民党の辻元清美です。 私は、憲法調査特別委員会の委員を務めました経験から、本日、立法府が二年前のような事態、私たちから見れば立法府の過ちだったと思うんですが、繰り返してはならないという観点から発言をさせていただきたいと思います。 ちょうど二年前、二〇〇七年の四月十二日に国民投票法案の与党修正案が委員会室が騒然となる中で強行採決されたことは、皆さん、御記憶にあると思います。 当時の世論調査でも、与野党のコンセンサスがないまま強行採決することはおかしい、慎重審議という声が圧倒的に多くありました。そしてさらに、与党推薦の公述人の方からも、強引に進められることへの懸念が示されました……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、財務大臣それから外務大臣、防衛大臣に御質問をしたいと思います。 まず、財務大臣だけと違いましたですね、三つあって長いからちょっと割愛させていただいて、まとめて与謝野大臣とお呼びさせていただきたいと思います。 大臣、昨日、私も朝のテレビの報道、御出演なさっているのを拝見いたしまして、その中で大臣がインタビュアーにお答えになりまして、消費税ゼロにすることも検討に値するんじゃないかという質問をお受けになりまして、それで、検討してみるというようなお答えをされたんです。 これは大臣がよく御存じの学者の方もおっしゃっているというようなお話でございました……
○辻元副大臣 国土交通省の方から御答弁をさせていただきます。
まず、この法案の趣旨が国連の安保理決議に基づく法的基盤を整備するということで、その性格を明確にするために、このような名称になっております。
【次の発言】 お答えいたします。
政権がかわりましたので、前政権のお出しになっていた法律につきましては全部点検をして出し直すというのは当たり前ですので、前政権と同じ内容を出さないからおかしいという論理は成り立たないと思います。
その上で、現政権の方針にのっとって、現政権の中で議論をして、一つ一つの法律を丁寧に出しております。それは、自公政権のときも、それぞれの政党によっての立場もありましょ……
○辻元副大臣 河野委員が外務委員長でいらっしゃったときに、一緒に辺野古に参りました。そして、船に乗って海を一緒に拝見しました。その折に、辺野古地区のおじいさんやおばあさんがたくさん出てきてくださって、万歳三唱をして迎えてくださいました。それは、自民党の国会議員の方が初めて辺野古にいらっしゃったということで、涙を流して、おじいちゃん、おばあちゃんがその浜辺で迎えられたということがありまして、私も一緒に同行いたしました。私は、あの海を守りたいという気持ちは変わっておりません。そして今、政権交代をして、国土交通副大臣として仕事をしております。 そんな中で、先般、普天間移設問題をめぐりまして、外務大……
○辻元副大臣 国土交通副大臣を拝命いたしました辻元清美です。 一言ごあいさつを申し上げます。 私は、主に運輸交通、観光関係、そして北海道開発関係及び安全危機管理関係担当をさせていただきます。 私は、この国土交通行政、国際競争力をしっかり持つ港や航空政策という強さと、それから人と環境にしっかりと配慮した優しさ、この両方の調和がとれた、そんな国土交通行政を進めてまいりたいと考えております。 また、観光を、産業を牽引していく一つの内需のエンジンの大きな部分として皆様と議論しながら育ててまいりたい、日本を観光立国にしていきたいと思います。 そして、何よりも、人の安心と安全、そして税金の無駄遣……
○辻元副大臣 私は、本委員会を初め、国土交通省の行政そのもの、全体が見直される一つの曲がり角に来ているのではないか、その中にダムも位置づけられていると思っております。 戦後、日本は、高度成長があり、そして高成長の時代もございました。しかし、今は経済状況も変わってきている。それと同時に、公共事業を、その中でつくり続けてきたというあり方そのものを、日本の全体のグランドデザインをかき直す中で一つ一つ丁寧に点検していく時期だというように考えております。 ダムにつきましても、最初は、ダムに頼って治水をしていくという時代は確かにあったと思います。しかし、皆さんの御地元でもそうだと思いますけれども、この……
○辻元副大臣 公海上で貨物検査等、我が国の警察権を行使する上での国際法上の根拠は何かというお尋ねだと思います。 実は、これは国土交通省の所管とは違うんですけれども、一般的に、一般国際法の解釈として、執行管轄権は基本的に自国の領海内に限り認められるとされていることは事実です。しかし一方、公海においても、安保理決議に基づき要請がなされている場合や、それから、先ほどからも出ておりますけれども、旗国の同意がある場合には、例外的に、その範囲内において他国船舶に対し執行管轄権を行使することが可能であると考えております。 今回の場合は、安保理決議一八七四及び本法案においても、この旗国の同意を得るというこ……
○辻元副大臣 お答えいたします。 今回の基本法、国交省に関しますところは、主に十七条、十八条、二十六条、二十七条になるかと思います。 この基本法をつくるに当たりまして、関係各省庁の副大臣級の会議が何回もございました。そこではかなり激論になったんですけれども、最初は例えば十八条などは入っていなかったんですが、やはり公共交通を含めての運輸部門などは二〇%というCO2排出量ですので、一項目独立して立てるべきじゃないかとか、これは私の方から申し上げた主張なんですけれども、そのような議論をかなり何回も議論を積み重ねてこの基本法をつくりました。 その中で、小沢大臣のロードマップ、これはまだこれからの……
○辻元副大臣 ただいま御指摘の公共交通のトータルなあり方の見直しをしようということで、今、交通基本法の策定を担当しております私の方から答弁させていただきます。 やはり原因は、マイカーに頼るということもありますけれども、御指摘の規制緩和のあり方の見直しという観点と、この間進んできた都市と地方の格差の問題、それから一つは、財政の制約のある中で国や地方自治体の支援がどこまでできるかとか、さまざまな要因が重なって地域のバスやそれから離島航路などが非常に厳しい状況にあるという認識を国交省の中ではしっかりと持って、そして、どのようなあり方がいいのかを根本から見直していこうという作業を今しております。 ……
○辻元副大臣 御質問にお答えいたしたいと思います。 今委員が御指摘になられたような点は、多数、航空行政に対しての御批判として、さまざまな識者や専門家の皆さんも御指摘をいただいている点だと思います。私たちは、政権交代いたしまして、今までの航空行政全般をしっかり見直していく中で、この日本航空の再生を果たしていきたいというように考えております。 一方、きょうはJAL中心ということなんですけれども、航空業界が今世界じゅう厳しい状況にもなっております。外的要因も多々ございまして、リーマン・ショック以来の不況であったり、それから新型インフルエンザなど、外的要因が出てきますと直撃されるというような構造に……
○辻元副大臣 先ほど公正取引委員長の方からも御答弁がございました。欧州と日本では少し事情が違います。 欧州の場合は、それぞれの加盟国、幾つかの国の加盟国が一国でそこの国の一企業に公的資金等を投入した場合に、ほかの国の競争する企業との公平性の担保ができないということで、それぞれ幾つかの国が集まってガイドライン、ルールを決めないと、欧州の中の、加盟国によってばらばらであった場合に競争を阻害されるという観点から、欧州各国でガイドラインを決めています。 日本の場合は一国ですので、この一国の中の公正な取引、競争条件をどう担保するかということになりますので、欧州のガイドラインの制度がそのまま日本に適用……
○辻元副大臣 おはようございます。 我が国として、船舶による海洋汚染及び海上災害の防止のための施策につきましては、これらについての国際的な規則及び基準を定めたMARPOL条約、これは正式な日本の名称は、千九百七十三年の船舶による汚染の防止のための国際条約、MARPOLというのはマリンポリューションの略ですけれども、この条約に基づきまして実施をしていくということを基本にしております。 そして、海洋汚染及び海上災害の防止につきましては、日本は率先的な役割を国際的な責務として果たしてまいりたいと考えております。といいますのも、日本は海洋立国です。周りを海に囲まれ、海洋汚染やさまざまな災害と無縁で……
○辻元副大臣 対象の原油タンカーは三十隻なんです。確かに、現在のところの対象の船舶数は少ないです。ただ、国際条約の改正、MARPOL条約の改正に伴う法改正ですので、やはり伴う法改正については国会で御審議をいただかざるを得ないということかと思います。 特に、今、対象船舶は少ないわけですけれども、海洋汚染というのは国際的に非常に問題になってきています。一たび一隻のタンカーが重油を流出してしまったら、それが及ぼす影響というのは非常に大きいので、国際的にはかなり議論をされてきた点です。ですから、今回、法改正の中身はいろいろ技術的なことが多いんですけれども、広く海洋汚染を、船舶という国土交通省所管に着……
○辻元副大臣 今、岩屋議員がおっしゃった自衛隊の活用について消極的というよりも、正確に申し上げましたら、抑制的という言葉が妥当かと思います。自衛隊はあらゆる面で軍事組織ですので、どの国家も抑制的であらねばならぬということは万国共通だと思っております。
その中で、今は三党連立政権ですので、三党の中でそれぞれの党の立場を主張し、政権運営をしております。しかし、岩屋委員と私は同期だと思います。当時は、自社さ政権でございました。自民党との隔たりより民主党との隔たりの方がずっと近いので、自社さ政権よりもやりやすいなと思っております。
【次の発言】 個々の事案について、プラス面もあれば反省すべき点も、そ……
○辻元副大臣 お答えいたします。 今御指摘の水門等の遠隔操作、自動化なんですけれども、御指摘のように、自動化しているところはまだまだ少ない状況です。今、日本国じゅうで四百四の水門の施設がございます。そのうち、自動化、遠隔操作化されたものは七百五施設で、一八%です。 特に、先生御指摘の宮城県の、宮城県沖地震というのは発生確率が九九%と言われております。そういうこともかんがみまして、切迫性があるという指摘がございますので、全国の整備ももちろん必要ですけれども、特に、そのような指摘されているところは、今後、海岸の管理者の皆さんとよく御相談して、推進してまいりたいと思っております。(発言する者あり……
○辻元副大臣 私は、今知りましたので何とも言えません。(柴山委員「感想はいかがですか」と呼ぶ)いや、さっぱりわかりません。
【次の発言】 お答えいたします。
国交省では、自動車の安全、まず国内での安全を第一義的には担当しています。今回、米国でのトヨタ車のリコール問題は、米国の運輸当局の取り扱うところになっています。ただ、これはそれぞれの主権があって、日本の国内で例えば外国車の何かが起こったとしても日本の基準できちんと国交省が対応する。それは、日本であった事故等ふぐあいについて、その国の運輸当局が、そこが判断するのではなくて、しっかり日本でやらせていただく。そのかわり、米国であったら米国でやる……
○辻元副大臣 高木委員の御質問にお答えしたいと思います。 国土交通省といたしましては、自動車の安全、これを所管しております。いろいろ、輸出とかそちらの関係は経産省などを中心に所管をされております。 今回は、その安全という観点から、先ほど前原大臣の会見での話を引用していただきましたけれども、非常に厳しく対応をしております。その中で、特にトヨタの社長さんにも二回、大臣と、私も一緒にお目にかかりましたけれども、一つは、適切な処置を迅速に、かつ、もう一つは、消費者の皆さんの安全と、そして、安心につながるというのは情報公開、これが安心につながるわけですので、情報を速やかに出していただく。そして、さら……
○辻元委員 民主党・無所属クラブの辻元清美です。本日は、大臣の所信及び交通基本法などを中心に、日本の公共交通のあるべき姿を皆さんとともに考えたいと思います。 まず初めに、私も、政権交代後、国土交通行政に携わらせていただきました。その中で、私は、国土交通政策は強さと優しさが要るだろうというように考えて進めてまいりましたし、今もそう考えております。やはり今、グローバル化の時代で、このグローバル経済についての賛否は別にいたしまして、国際競争力を一体どのように担保していくかということ、それと同時に、しかし一方、人や国土交通関係で働く人たち、労働者などへの配慮、それから環境、そしてさらには安全に対する……
○辻元委員長代理 次に、柿澤未途君。
○辻元委員 おはようございます。トップバッターを務めさせていただきます辻元清美です。
本日は、予算委員会での討論の時間を与えてくださいまして、ありがとうございます。
さて、総理、やはりこのことからお聞きしなければなりません。非常に厳しい状況です。先日、小沢一郎元代表を初め五十一名の方が離党をされていきました。約一週間たちますけれども、どのように今受けとめていらっしゃるのか。私は、やはり、政権与党の混乱を引き起こしたということを国民の皆様におわびをし、そしてそこからの再スタートだと思いますが、総理はいかがでしょうか。
【次の発言】 やはり世論は厳しいです。民主党は一体どうなってんねんという声……
○辻元委員 辻元清美です。 きょうは、決算行政監視ということで、私は、行政監視という立場から、この数日、週末からもまた慰安婦問題について国際的に議論が出ておりますので、行政の答弁などの継続性ということを再点検させていただきたいと思っております。 といいますのは、先週の金曜日、五月の三十一日に、ジュネーブでの国連の拷問禁止委員会で、旧日本軍の慰安婦問題で日本に対して勧告がまとめられました。これは、国会議員を含む政治家や地方政府高官によって事実を否定する発言が続いていると批判し、その後なんですけれども、日本政府が直ちにとるべき対応として、当局者や公的人物による事実の否定や、それによって被害者を……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。おはようございます。 本日は、ハーグ条約の実施に関する法律案に関する質問、特に運用面につきまして質問をさせていただきたいと思います。 先日から、そして先ほどの泉議員もそうですが、DVの問題、これは国際的に、日本人の女性に対する他の外国での被害だけではなくて、例えば、私の手元に、これはアメリカ人の女性がアメリカ以外の国外で国際結婚をし、そしてDVに遭った被害を訴える、要するにアメリカでのレポートも手元にあるんですけれども、このレポート、ハーグ条約とドメスティック・バイオレンスということで、アメリカの国内でも、同じようにアメリカ人の主には女性が被害に遭う場合が……
○辻元委員 谷垣法務大臣、きょうは、どうぞよろしくお願いいたします。 特に、今、憲法の議論が各所で行われておりますけれども、法務大臣でいらっしゃいまして、法の支配の重要性ということを大変強く強調していらっしゃいますし、大臣の憲法観であったり、立憲主義とは一体どういうものであるのか、それから、やはり法務大臣、人権を擁護するという大きな責任を負っていらっしゃいますので、人権への基本的な考え方、そして、自民党総裁時代に、自民党の日本国憲法改正草案をおまとめになった責任者でいらっしゃいますので、それにも幾つか御意見を賜りたいと私は思っております。 まず、立憲主義ということ、私たちは、憲法に関しまし……
○辻元委員 おはようございます。辻元清美です。 一カ月ほど前、ハーグ条約関連法案の審議をいたしまして、今後運用面でということでさまざまな問題点が指摘されました。きょうは、そこで余り出ていなかった点について一つ質問をしたいと思いますことと、それから、後半で時間がありましたら、前回の一般質疑で谷垣大臣の憲法観について実りの多い議論をさせていただきましたので、引き続き、前回ちょっと聞き足りなかったところをお聞かせ願いたいと思います。 前回、ハーグ条約に加盟するに当たりまして、女性のDVの問題が随分議論されました。主に、日本人女性が例えばアメリカなどで結婚して、そして現地で結婚関係がうまくいかず、……
○辻元委員 辻元清美です。よろしくお願いいたします。 本日は、刑法等の一部を改正する法律案及び薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律案につきまして、質問をさせていただきます。 まず最初に、この間の参議院での先立っての議論の中でも、刑の一部執行猶予が厳罰化などにつながるおそれはないのだろうかというような御指摘もございました。 そんな中で、裁判員制度もできておりまして、この裁判員制度との関係で、裁判員に対して、制度の趣旨や内容、そして情報提供など、この法律施行までにかなり丁寧な体制づくりも必要だと思うんですが、この点について、まず担当局からお願いをいたします。
○辻元委員 本日、私は、原発・エネルギー政策を中心に安倍総理に質問させていただきたいと思います。 その前に、きょう午前中からずっと委員会がございまして、総理が率直に、前回、総理を辞任されたということで挫折を味わったというお話をされました。実は私も、総理は私より一期というか当選が早いんですけれども、議員辞職を経験いたしまして、政治的には大きな挫折を味わいました。そんなときに自分の未熟さとかそれから傲慢さというものをやはり思い知るというのが、同じような体験をされたのかなと思いながら聞いておりました。 ただ、その中で、人の痛み、自分も助けてもらうけれども人の痛みをわかれるかどうか、挫折が克服でき……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 私は、きょうは、東電による国会事故調査委員会の調査妨害があったのではないかと言われている問題について質問をしたいと思います。 まず、総理にお伺いします。 総理は、午前中の御答弁の中で、原発の事故のことを問われまして、自民党自身、安全神話に陥っていた、そして、この過ちはずっと背負っていかなければならないというように御答弁されました。その観点から見ましても、この福島第一原発事故の原因について新しい疑念やそしてさらに証言など出てきた場合は、引き続き、しっかりと政府としても事故の原因究明をしていくべき立場であると理解しますが、いかがでしょうか。
○辻元委員 皆様、おはようございます。民主党・無所属クラブの辻元清美です。 私は、本日、総理及び安倍内閣の歴史認識の問題について質問をさせていただきたいと思います。 それに先立ちまして、総理に一言申し上げたいことがございます。憲法の問題なんです。 総理、前安倍政権のときのことを思い出していただきたいんです。あのときも、総理が憲法改正をいたしますとおっしゃって、本会議場でも各党から、憲法というのは国民から権力者を縛るものであるということで、その最も権力を縛られる総理大臣が、憲法を擁護する義務を最も負っている行政府の総理が、憲法を改正いたしますということをおっしゃることは、これは御見識の観点……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 先ほどからお話が出ておりますように、二日前の四月三日に福島で地方公聴会がございました。私も参加いたしましたけれども、多くの現地の皆様から非常に深刻なお話を承りました。 それらの皆様の声も受けまして、きょうは、まず最初に、先ほども出ましたけれども、三月十八日にまた福島第一原発で停電が起こった、このときの東京電力の対応、憤慨していらっしゃいました。それに比べまして、先ほどの社長、翌日説明に行ったとかおっしゃいましたけれども、私は、あの答弁をお聞きしておりまして、危機感が足りないと思います。 これは、ネズミが配電盤に触れたということでショートした、それだけで……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 私も、玉木委員に引き続きまして、原発政策そして汚染水対策、今国会の最大の議題だと思いますので、質問をいたします。 今、玉木さんとのやりとりで出てきました地下水の問題、ちょっと補足で幾つか確認をしておきたいと思います。地下水脈というのは、特に福島第一原発の場合、非常に複雑であるということが、ここに福島第一原発を建てたいと設置申請をしたときから問題になってきたということは、田中委員長も御存じだと思います。 そこで、私は、福島原子力発電所の原子炉設置許可申請書、昭和四十一年ですからもう随分前、四十年以上前のものを点検いたしました。 ここでは、最初に福島第一……
○辻元委員 おはようございます。民主党の辻元清美です。 私は、先週に引き続きまして、福島第一原発の事故対応につきまして質問をさせていただきます。 本日は、まず最初に、福島第一原発四号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しについてお聞きをしたいと思います。 これは、オペレーションの中でも最も重要かつ失敗が許されない作業にこれからなっていくと考えられます。事故当時、私は総理補佐官で、官邸で対応しました。どれも心配でしたが、特に四号機の一千五百三十三本の使用済み核燃料、水につけてあるわけですが、水が抜けてしまったら一体どうなるのか、はかり知れない惨事につながる、これをどう食いとめるのかとい……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 本日は、産業競争力強化法案の審議に当たりまして、五名の参考人の皆様には貴重な御意見をありがとうございました。 この間、もう十年以上、どうしたら日本の経済が再生できるのか、そして、働く人たちがディーセントワーク、人間らしく生き生きと働くことができるのかということを議論してまいりました。 その中で、企業がもうかれば人々が果たして幸せになるのかというテーマが一つありました。もうけだけ追求して、そして賃金は下がる、さらには暮らしが苦しくなっていく、格差が広がっていくようではだめじゃないかと。 もう一つ、この間、デフレの原因は何かという議論もございまして、安倍……
○辻元委員 本日、私は、特定秘密保護法案審議に当たりまして、この法案と報道の自由そして知る権利の関係、果たして報道の自由や知る権利がしっかりと守られるのかという観点から、具体的な事例も挙げまして質問をいたします。 今、たくさんの反対の声が上がっていること、これは森大臣も御承知のとおりです。例えば、日本弁護士会、それから自由法曹団、さらには日本科学者会議、日本ペンクラブ、日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本雑誌協会、日本書籍出版協会、新聞労連、民放労連、出版労連、アムネスティなどのNPO、そして日本外国特派員協会までもが、反対や懸念の声明などを出しております。まだまだここでは紹介し切れないぐら……
○辻元委員 民主党・無所属クラブの辻元清美です。 本日は、交通政策基本法につきまして質問をさせていただきます。 まず最初に、第一条の「目的」には、「国民生活の安定向上及び国民経済の健全な発展を図ることを目的とする。」と定められております。この交通、人と物を運ぶ、その基本的なインフラをしっかり整備し、守り育てることは、多くの人たちの命を守る、そしてさらには、社会、そして人の人生を謳歌する、その基本インフラであると私は考えております。 そんな観点から、今回、交通政策基本法という、最も社会にとって大事な一つの基盤である交通についての憲法のような大きな法律、これは一日も早く成立をさせたいと私自身……
○辻元委員 おはようございます。 本日は、集団的自衛権の行使について質問をさせていただきます。 まず、大臣にお伺いしたいと思うんです。 五月十五日に安倍総理が、集団的自衛権の行使容認について記者会見をされました。その中で、まず、安全保障に臨む姿勢としてこういうことをおっしゃいました。起こり得るかもしれないということについて、それは絶対にあり得ないということを言い切れるんですか、私は、それは極めて政治家として無責任な態度だと言わざるを得ない、そして、何らかの事態があり得ないというのは、それは全く、いわば現実から目を背けているダチョウの論理に近いわけでありまして、起こってもらいたくない論理に……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 本委員会では、海賊、国際テロリズム、そしてもう一つ使命があります。それは、我が国の協力支援活動等ということで、私は、本日は我が国の協力支援活動等と、今議論されております集団的自衛権の行使など、これは関連してまいりますので、あわせて質問させていただきたいと思います。 まず初めに、きょう報じられたニュースについてお聞きしたいんですが、国連決議に基づく多国籍軍などへの自衛隊の後方支援について、今までは戦闘地域と非戦闘地域ということを明確に分けて、武力行使との一体化にならないように緻密な議論をしてきたと考えられますけれども、これは法制局長官にお聞きします。武力行……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 本日議題の租税条約につきましては、民主党政権下でも進めた案件で、賛成でございます。 二国間の租税条約の署名件数は七十四件ということで、主要国に比べれば十分な数字とは言えないと考えております。そこで、より一層、租税条約のネットワーク拡充の取り組みを加速していただくことを要望しておきたいと思います。 さて、今、集団的自衛権の行使の与党協議が佳境に入っているということですので、国会でもしっかり審議しなければならないと考えます。 先週も質問いたしましたが、この際、何点か詰め切れなかった点を確認したいと思います。 まず最初に、果たして限定容認論が成り立つかど……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 本日、私は、福島第一原発周辺の海水や地下水に含まれるストロンチウムの誤計測があった経緯及び海水や地下水のサンプル採取、そして放射能の測定などがどういう体制でなされているのか、質問させていただきたいと思います。 今後、地下水バイパスでくみ上げた地下水を海に放出するとの計画ですが、その際に、漁民の皆様を初め国民の皆さん、近隣諸国の皆さんにとりまして、データの信憑性ということが一番基礎になっていて、そこが崩れてしまうと、一挙にこの計画も、たった一つの間違いがあったら崩れていくと思います。そういう意味で、過去の失敗をしっかり今後に生かしていただくためにも、一つ一……
○辻元委員 おはようございます。
本日は、再生可能エネルギーの促進、そして、その阻害要件が何なのかということを中心に質問をさせていただきたいと思います。
それに先立ちまして、大臣にきょうの報道から二、三お伺いしたいんですが、大間原発について、函館市が国と事業者のJパワーを相手取って、建設差しとめを求める訴訟を東京地裁に起こしたと大きく報道されております。こういう裁判が出てまいりまして、大臣としては、なぜ訴えられたのか、そしてこれをどう受けとめていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 これは、大間は函館市に非常に近くて、青森市などよりも近接していて、三十キロ圏内であるという……
○辻元委員 本日は、原子力損害賠償支援機構法の一部改正について質問をいたします。 この改正に先立ちまして、先日、大臣が法律案提案理由というのを説明されました。ちょっと基本的な御認識をまずお伺いしたいと思います。 この中で、廃炉と賠償の関連性も考慮し、この機構で福島第一原発の廃炉に関する技術支援等を総合的に行うことが適当であると。 機構法は、もともと被災者の皆さんの賠償ということで発足をいたしました。そして今回、廃炉、汚染水の対策なども国が強化するということで、もともと被災者の賠償だった機構に役割を追加したということになるんですが、私は、この提案理由説明をお聞きしたときに、廃炉と賠償の関係……
○辻元委員 本日は、四名の参考人の皆様、貴重な御意見をありがとうございました。 民主党の辻元清美です。どうぞよろしくお願いいたします。 それぞれのお立場で御意見を賜りまして、河野参考人にいただきました資料の中に、最後に、「消費者の責任ある選択を通じて、事業者とともに、」消費者と事業者ともに、「エネルギー政策を、社会を変えていく。」ということで資料を締めくくられているんですが、四名の参考人の方に、この御意見に関連して質問したいんです。 今回の電力の自由化ということが社会に及ぼす影響、例えば、どう変えていくのか、それぞれのイメージがあると思います。例えば、社会をもっとオープンにしていくんだと……
○辻元委員 本日は、電気事業法改正、いわゆる電力システム改革について、さまざまな参考人の皆様の御意見も参考にしながら御質問させていただきたいと思います。 電力システムを改革する際の最も重要な目的、これは、公平な競争環境が担保され、ひいては新しい経済システムの構築につながり、さらに、消費者にとって選択肢の拡大と合理的な電気料金の提供による環境や生活面での向上が見込まれる電力市場環境になることである、参考人の皆さんの御意見を集約いたしまして、私はこのように考えております。 さて、そこで、一番最初の公平な競争環境の担保。本日の参考人の皆様の御意見の中にも、この中で特にポイントとなりましたのが、非……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 本日は、小規模企業振興基本法案及び商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援法の改正案について質問させていただきます。 私自身、実家は小さな商売をしておりました。私が生まれたときは洋服屋だったんですが、大阪の船場などでやっていました。事業がうまくいかなくなって、その後、クリーニングの取り次ぎをやったり、そして、小さなうどん屋さんなど飲食店もやってまいりました。 私の父の父、私の祖父は戦死いたしまして、ですから、父は、生活が苦しい中で、奈良県の山奥から大阪に、中学を出てすぐでっち奉公に行きました。根っからの商売人。昔は、中学を出て、いわゆるでっち奉公に……
○辻元委員 民主党・無所属クラブの辻元清美です。 先日、原子力規制委員会は、十六日になりますけれども、再稼働を目指す九州電力川内原発が新規制基準に適合しているとする審査書案を了承いたしました。 この後、安倍総理は、再稼働に向けて進めたいというような発言も昨日もされておりますけれども、本日は、これを了としていいのか、そして再稼働に向けて進めていいのか、多方面から、田中委員長を中心にお聞きをしていきたいと思います。 それに先立ちまして、九州電力は当事者のお一つですから、九州電力を本委員会にお呼びして、そして、この安全基準、どのように対策をなさったのか、直接私は質問したいということでお願いいた……
○辻元委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、吉野正芳君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 この安倍政権肝いりの法案と言われております女性の職業生活における活躍の推進に関する法律案の実質審議がきょうから始まったということになるかと思います。 そんな中で、きのう、おとといあたりから、来週にも衆議院を解散するのではないかというような情報が永田町を駆けめぐっております。 地方創生とか女性が輝くという社会をつくりたいと安倍総理もおっしゃっているのですから、これを全部リセットというか壊してしまうような解散はまさかないかと思いますが、どうしても打たれるというのであれば、私は、それは、安倍さん、いろいろ疑惑も出てきました、小渕優子さんのこと、松島さんのこと……
○辻元委員 辻元清美です。 私は、午前中の集団的自衛権の行使についての総理の御答弁で、ちょっと疑問が残りますので、その点から質問をしたいと思います。 午前中、小野寺委員の質問に対して、総理は、集団的自衛権の行使容認の必要性をこうおっしゃいました。このパネルですね。覚えていらっしゃると思いますが。皆さんは資料です。 近隣諸国でもし紛争が起こったときに、基本的には、そこにいる外国人は一旦日本に退避してきて、そこから、日本人は日本に、そしてほかの人々は自分の母国に帰っていくというのが基本的なオペレーションになっているわけです、それは基本的には米軍が担うという形の中です、日本にも協力が求められて……
○辻元委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、吉野正芳君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○辻元委員 辻元清美です。 今回、本委員会では、多くの皆さん、この委員会の質疑をお聞きになって、不安もお持ちだと思うんですね。というのは、やはり日本が戦後一貫として専守防衛、要するに、自国に武力攻撃があったときだけ戦争しますということで来たわけですけれども、これが……(発言する者あり)武力行使をするということですから。これをどういうように変えるのか、非常に皆さん不安もお持ちだと思います。 そこで、中谷大臣にまずお聞きをしたいと思います。 一昨日からこの委員会で始まった議論の本質というのは、特に集団的自衛権の行使についてというのが一つの大きな柱だと思うんですけれども、日本が戦争に踏み切る基……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。おはようございます。 中谷防衛大臣とは、二十年近く、安保法制やそれから憲法の問題も議論してまいりました。昨日、憲法審査会で三人の参考人の方々をお呼びいたしまして立憲主義等についての議論があり、三人とも、本委員会で審議されている安全保障をめぐる一連の法案について違憲であるという発言が出たということは御承知のとおりです。与党と次世代が御推薦になりました長谷部恭男先生も、違憲であると言い切られたことは御承知だと思います。 中谷大臣にお聞きしたいんですが、十五年ほど前になるでしょうか、最初、憲法調査会というのが立ち上がりました。その当時は中曽根元総理や土井たか子当……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 私は、先週の金曜日に質問をいたしました。それ以降、本委員会にかけられている一連の安保法制について、憲法違反だという意見が広がっております。 皆さん、お手元に資料をお配りしていますが、その資料の四枚目を見てください。 これは、金曜日も取り上げました。安保関連法案に反対する憲法研究者、現在二百十一名。私が質問いたしました金曜日は百七十二名でした。土、日、月、火、きのうまでの数字ですから、四日間で三十九名ふえて、今もまだふえ続けているという状況です。大臣、これは私は深刻な事態だと金曜日も申し上げました。 きょうは、特に憲法との関係を中心に御質問したいと思い……
○辻元委員 おはようございます。民主党の辻元清美です。 さて、前回に引き続きまして、官房長官にもお出ましいただいております。最初三十分ということですので、冒頭、長官から御答弁を何点かいただきたいと思います。 先日の党首討論でも徴兵制のことが問題に出ました。そして、昨日、石破大臣もテレビのインタビュー等で徴兵制について触れられているようなんですね。 ここで、ちょっと官房長官に御認識を伺いたいと思います。 安倍総理は、先日、徴兵制について、憲法が禁じるところの苦役に当たる、これは明快であるわけでございますと御答弁されたんですね。この苦役というのは、憲法十八条のことだと思います。「何人も、い……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 今の寺田委員と総理のやりとりをお聞きしておりまして、総理、これは普通、会社の社長だったら、自分のところの社員が本当におかしなことを言ったり、そして会社が呼んだ講師とか、そして話を聞こうと。普通は、社長だったら自分のところの社員に責任を持つんですよ。 だから、私はやはり、自民党の議員が、報道、もう一回申し上げますよ、見過ごせないですよ、これ。でしょう。(発言する者あり)いや、これは今、一部のはね返りとおっしゃいましたけれども、この文化芸術懇話会という議員の集まりは、安倍総理大臣の応援団の集まりだと私は思っております。そして、ここに呼ばれた百田さんは、後で質……
○辻元委員 辻元清美です。
私は、午前中の参考人の質疑について、まず一、二お伺いしたいと思います。官房長官にお伺いします。
やはり午前中の参考人の方から、先日の自民党若手議員の文化芸術懇話会でのいわゆるマスコミ懲らしめ発言というものに対しての批判も出ました。
そこで、一、二確認しておきたいと思います。
この懇話会は安倍さんを応援する若手の会ではないかと言われていたりしております。そんな中で、一点確認しておきたいんですが、官房長官は、こういう懇話会をつくった方がいいとか、こういう会をつくるに当たって関与はされておりませんね。
【次の発言】 次に、先日また自民党の、マスコミを懲らしめるには……
○辻元委員 辻元清美です。 一昨日、七月の六日に沖縄で参考人質疑がございました。私も参加いたしましたけれども、地上戦を経験し、そして二十万人の方々が犠牲になり、さらにはアメリカによる占領、そして復帰後も米軍基地と直面する、そんな沖縄で非常に重いお話を承ったと思います。 まず最初に、沖縄基地負担軽減担当大臣である菅官房長官にお聞きをいたします。 こういうような御意見がございました。聞いてください。 法案が成立すれば、他国との紛争に巻き込まれ、米軍基地が集中する沖縄がイの一番に標的にされる可能性が高い、沖縄が再び戦場になり、捨て石にされる。また別の方は、標的、攻撃の的になる。また別の方は、……
○辻元委員 辻元清美です。 私は、まず菅官房長官にお聞きしたいと思います。 官房長官にはこのところ、例えば憲法学者の方の御意見が出た折や、また、元内閣法制局長官の意見が出た折や、また、先日は沖縄での皆様の御意見をどのようにお考えかということを伺ってまいりました。 いよいよ本日は、きのう、元最高裁判所の判事の方がこのようにおっしゃっています。今の国際情勢で憲法解釈を変更するのは法律的にも政治的にも認めがたい、見通しもほとんど不可能だ、メンツや党利党略は別として、私たちの子孫が幸せに生きていくために何が必要かを前向きに、柔軟に対応してほしいということで、これは、院内集会がきのうありまして、発……
○辻元委員 辻元清美です。
総理、これをごらんになったことはありますか。きのうも二万人と言われる人たちがデモを行いました。これは、今、全国のコンビニで二十円出せばプリントアウトできるんです。これは澤地久枝さんがお書きになったもので、これを全国の人たちが今プリントアウトして、きのうも二十カ所以上でデモが起こっています。この事態をどう受けとめるかなんです。
総理、これを見たことはありますか。どうですか。どうぞ。見たことがあるかないかでいいです。
【次の発言】 見に行った方がいいですよ、何をみんなが叫んでいるのか。
そして、総理は、カフェスタというのを始められました。おとといのカフェスタ、自民……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 関係者の皆様、このたびの交渉は、御苦労さまで、お疲れさまでございます。 私は、今回のシリアでの日本人拘束事案、そして、今、総理と細野さんの議論がありましたが、歴史認識について質問したいと思います。 今回のことを受けまして、多くの皆さんが、これからのかじ取り次第では、日本がどんな方向に行ってしまうのか、先ほどから過去の戦争の話がありましたけれども、再びまた日本が国策を誤り、戦争の方向に行ってしまったらどうしようというような不安をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。 今まで日本は、比較的国際テロの起こることが少ない国でした。これから変わってしまう……
○辻元委員 辻元清美です。 私は、前半は女性の活躍や経済、そして後半は危機管理と安全保障、質問したいと思います。 まず最初に、経済再生、女性の活躍、そして地方創生、これは三位一体であるという視点から、特に、それを支える保育、介護の充実、これは私は一つのインフラと同じように重視すべきだと考えておりますので、そこのインフラを整備しないと日本の成長戦略はないという視点から質問をさせていただきたいと思います。 まず、女性の活躍、子育てと介護の両立、これが一番の問題になります。 そして、二つ目は介護の問題です。親の介護もやはりどうしても女性にかかる負担が大きかったり、それだけではなくて、女性は長……
○辻元委員 辻元清美です。 私は、集団的自衛権の行使をめぐっての先般の政府の閣議決定、これに関して今与党協議が行われていますけれども、この与党協議が、どうも閣議決定の範囲を超えてどんどんエスカレートしているんじゃないかという不安が広がっていますし、そもそも国民の中には、この閣議決定の変更によって日本が戦争ができる国になってしまうんじゃないかという不安が広がっていることも事実です。 ですから、ここは、何ができるようになって何が変わったのか、一つ一つ確認したいと思うんです。 その前に、今の枝野さんと中谷さんのやりとりを聞いておりまして、中谷さんは生まれた前だったので知らないという言葉だけが切……
○辻元委員 辻元清美です。 私は、きょうは、沖縄の基地問題と、それから、三月十一日、東日本大震災五年目を迎えます、大規模災害のときの自衛隊の救助、東日本大震災の教訓を踏まえて強化されていると思いますが、その件について質問をしたいと思います。 まず、沖縄の基地の問題ですが、中谷大臣にお伺いします。 昨日、翁長知事に対して、辺野古の埋立承認を取り消したということに対し是正を指示したという報道が早速出ております。これで、沖縄の声として、県の関係者も、四日に成立した和解条項は円満解決に向けた双方の協議を定めている、そうですよね、沖縄県の町田知事公室長も、是正指示の前に、出す前に、せめて一度は協議……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 先ほどの細野委員の憲法の議論を聞いておりまして、まず冒頭、一点確認をさせていただきたいことがあります。 総理もよく、最後は国民が決めると。そのとおりなんですが、この憲法改正というのはどういうときに議論が始まるのか。 一つは、国民の皆さんが、主権在民ですから、ここを憲法を変えてもらわないと人権がじゅうりんされるとか制約されるとか、本当に困るという声があっちからもこっちからも出てきて、ここを憲法を改正してほしいという非常に多くの国民の皆さんの声が出てきたら、それを立法府で受け取って、それでは変えましょうか、議論しましょうかというのが、主権在民の国の、立憲主……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 私は、泉健太議員が取り上げた総理夫人の問題、ちょっと一、二点確認をさせていただきます。 総理夫人が名誉会長を務める「私をスキーに連れてかなくても行くわよ」という、これは、この企画の顧問は安倍総理の大学の同級生ということですけれども、これまで過去三回、ことしは森友学園の問題が起こった後に夫人がスキーに何か行っているということで、ちょっと一部報道でも批判めいたことも出ておりましたが、去年、おととしと開かれております。 このイベントへの職員の同行はされたのか。そして、日当や超過勤務手当は支払われたのか。これは総理夫人の私的な行為か。いかがでしょうか。
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 私は、民進党・無所属クラブを代表して、平成二十八年度第三次補正予算二案に反対、民進党・無所属クラブ提出の組み替え動議に賛成の立場から討論をいたします。 まず、実質審議は昨日から始まったばかり、にもかかわらず委員長の職権で質疑を打ち切り、採決が決められたことに強く抗議をいたします。 とりわけ文部科学省天下りあっせん問題について、集中審議や前川前文部科学事務次官の参考人招致に一切応じない、それだけではなく、先ほどから現在の文部科学省の官僚も答弁をせず、大臣や総理までも答弁をさせない、こんなままで、疑惑隠しと言わざるを得ません。 巨大与党の数のおごり、そし……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。
きょうは、教育と外交について議論をさせていただきたいと思います。
まず、総理にお聞きをいたします。
総理は、施政方針演説で教育の重要性、そしてきょうも御答弁で、誰もが希望すれば進学できる社会をつくるのは我々の使命であるとお答えになりました。
そこで、お伺いしたいんですが、私、ちょっと不思議なことがあるんです。民主党政権時代、私たちは三千億円以上の予算を捻出して高校の授業料の無償化を実現いたしました。これは評価をされるでしょうか。同じような趣旨で実現をいたしましたが、評価していただけますか。
【次の発言】 ところが、当時、自民党は、高校の授業料無償化は……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 総理が訪米され、首脳会談が行われ、日米共同声明が出されました。これはスタートで、私は、これから経済と安全保障の面でさまざまな荒波が押し寄せてくるのではないかと懸念しております。トランプ・リスクといいますか、一つは、経済の面では為替にまつわることであったり、安全保障の面では、特にトランプ大統領はISIL打倒ということを鮮明にしていますので、日本へのこのことも含めた協力、自衛隊への要請などがあるのではないかと、トランプ・リスクということで、私は懸念する面がございます。 その中で、経済は麻生副総理にこれからかじ取りを、そして安全保障の面では、日米共同声明を見ま……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 まず最初に、総理、一問お聞きしたいことがあります。 昨日、トランプ大統領がイスラエルの首相と会談をされて、イスラエルとパレスチナの問題について、記者会見で、二国家共存と一国家を検討している、双方が望む方でいいというような発言をされました。そして、二日前のこの委員会でも議論がありましたけれども、イスラエルの首都をめぐって、テルアビブからエルサレムにということで真剣に検討している、今後どうなるか見きわめるということをおっしゃいました。 日本の立場を私は確認しておきたいと思います。といいますのも、このパレスチナとイスラエルの問題を含めて、これは、テロの拡散で……
○辻元委員 立憲民主党の辻元清美です。会派を代表して質問をいたします。
まず、総理にお聞きいたします。
来月、十一月二十日で歴代最長の総理になります。どのようなことを心がけて国会論戦に臨もうとお考えですか。
【次の発言】 では、謙虚で丁寧かどうか。
私は、厳しい野党の質問というのは、行政監視及び政府の法案やそして予算、厳しい質問にも耐え得ることができたというのは、政府が出した法案、予算の正当性を高めることにもなると思うんですよ。
総理はいつも、一つ、私、総理に前から言いたかったことがあります。よく民主党政権と比べて経済政策を論じることがあります。私、あれはおやめになった方がいいと思うん……
○辻元委員 辻元清美です。 まず初めに、新型コロナウイルスの問題で、今、不安が広がっております。そこで、まず冒頭、総理に一つ約束してほしいことがあります。総理、聞いてください。 人々が不安になっているとき、政治にとって一番大事なこと、私は情報公開と政治への信頼だと思います。そこで、政府が何か情報を隠しているんじゃないかとか、うそをついているんじゃないかとか、そういうことが広がると、不安や混乱がパニックになってしまうということがあると思うんです。 そこで、総理に最初にお約束いただきたいのは、今回の新型コロナウイルスの問題では、いつ、誰が、何を決めて、どのような対応をしたのか、記録を全て保存……
○辻元委員 辻元清美です。
まず最初に、委員長に申し上げたいと思います。
北村大臣の答弁が不安定ということで、北村大臣の答弁のフォローをする政府委員、官僚は採決をしてまでもここに、私ども質問者が呼んでいないのに呼んで、私はきょう、今問題になっている和泉補佐官を参考人として呼びたいと言っていますけれども、これは採決もせずに、闇に葬るように、呼べない。これは不公平、不公正な委員会運営だと思いますよ。冒頭、強く抗議申し上げたいと思います。
私は、後半、和泉補佐官の質問をいたしますので、私の質問中に呼んでください。よろしいですね。
【次の発言】 これは、野党が呼ぶ政府に都合の悪い人はここに呼べな……
○辻元委員 辻元清美です。 本日の委員会の冒頭、安倍総理から、今月十二日の私に対する不規則発言についての謝罪がございました。これは、私個人の問題だけではなく、行政府の長として立法府への謝罪であると私は受けとめました。 総理、五年前にも、その席で、安保法制のときに私に対して、早く質問しろよとやじを飛ばされて、謝罪されたのを覚えていらっしゃいますか。そのとき、総理はこうおっしゃいました。辻元議員の質問の際に、私の不規則発言に関し、中略、重ねておわび申し上げるとともに、御指示を踏まえて真摯に対応してまいります。 またなんですよ。私は、このときも思ったんですけれども、私ごときの発言に自分を抑え切……
○辻元委員 辻元清美です。
まず、総理にお伺いしたいと思います。
来週の水曜日の六月十七日、国会、会期になりますけれども、きょうのお話を聞きましても、まだまだ議論することはあると思うんですよ。私は国会を延長した方がいいと思いますけれども、総理、そう思いませんか。いかがですか。
【次の発言】 本当はやめたいんでしょう。十兆円の使い道も、五兆円はレッテルを張っただけじゃないですか。中身、さっぱりわかりません。それから、オリンピック・パラリンピックも、どうなるのか。来週閉めるということは、もう国会で議論しないで自分らで好きにやらせてもらいますと言っていることに等しいんですよ。
ですから、総理、……
○辻元委員 総理は、先ほど、私の政治責任は極めて重いとおっしゃいました。
私が予算委員会で質問したときも、私がここで総理大臣として答弁するということについては、全ての発言に責任が伴うとおっしゃいました。
国民の中には、議員辞職に値するのではないかという声があることを承知していますか。
【次の発言】 例えば民間の企業を考えてみてください。社長が、公の場で虚偽、うその説明を百回以上やって、社員にだまされましたと言いわけをして、通用しますか。社員には責任をとらせて、自分は何も身を切らずに、初心に返って全力を尽くします、こんなことが許されると思いますか。民間の企業なら、コンプライアンス失格、社長は……
○辻元委員 立憲民主党の辻元清美です。 総理、まず最初に、今、アメリカの大統領選挙、開票が進んでおります。 一つお伺いしたいんです。 私、このアメリカの大統領選挙を見ておりまして、社会の分断、これは非常に懸念されると思いました。トランプ大統領になってから、フェイクニュースだ、フェイクニュースでないという応酬とか、更にこの大統領選挙がアメリカ社会の亀裂、分断を深刻にしていくんじゃないかという懸念を持ちながらこの大統領選挙を見ておりました。 そういう懸念について、総理はどのようにこの大統領選挙をごらんになっていたでしょう。いかがですか。
○辻元委員 立憲民主党の辻元清美です。 今日は、三原厚生労働副大臣にもお越しいただきました。後ほど雇用の問題などをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、赤羽大臣、公共交通をどうやって守っていくのかということ、非常に大きな課題になっております。基本的認識をお伺いしたいと思います。 私は、公共交通で働く人たちというのは、エッセンシャルワーカーを支えるエッセンシャルワーカーだと思っているんですね。どういうことかといいますと、お医者さんや看護師さんも、バスや電車に乗って病院に行っている方は多いと思うんです。学校の先生もそうなんですね。厚生労働省の例えばコロナ担当の本当に若……
○辻元委員 立憲民主党の辻元清美です。
航空法等の一部を改正する法律案について、まず初めに、保安検査の受検の義務づけ等に係る制度の創設についてお伺いしたいと思います。
大臣にお伺いします。
今回の改正によって、国は、危害行為防止基本方針を策定することとなっております。テロの危険については今までもずっと指摘されてきたわけなんですけれども、なぜ今になって方針を策定することになったのか、もっと早くすべきだったんじゃないかと思うんですが、なぜ今か、まずお答えください。
【次の発言】 今、大臣の御答弁の中にも、保安検査をめぐるトラブルがあったという御発言がありましたけれども、国交省ではどんなトラブ……
○辻元委員 立憲民主党の辻元清美です。
総理、昨日も悲しいニュースがありました。また一名、搬送中にお亡くなりになったというニュースです。本当に心から御冥福をお祈りしたいと思いますけれども、病院に入りたくても入れなくて自宅で一人で孤独死する、救急搬送中に亡くなる、これは自己責任ですか。どのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 私たちは、政治によって救える命が救えなかったかもしれない、総理も私もその責任をやはり痛感して仕事をしなきゃいけないと私も思っています。
総理は、公助によって医療の話をされました。公助によって救えなかった命があるんだという責任はお感じですか。
○辻元委員 立憲民主党の辻元清美です。
総理、今、三月七日の緊急事態宣言の期限が来ます、最終的には私の責任で判断するとおっしゃいました。七日、迫っているんですけれども、いつ頃、判断がデッドラインだと思われていますか。
【次の発言】 日曜日なんですよね。いろいろな人、解除されるかどうかということでいろいろな段取りが狂ってきますから、週の半ばぐらいかなと私は思っております。
やはり、この間、尾身会長の記者会見ですね、大阪などを解除するとき、相当緊迫していたというか、ちょっと怒っていたような感じもしたんですよ、私。専門家の話を聞いてほしいなと、私も慎重な意見を言いましたとおっしゃっていて。
総……
○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美と申します。きょうは本当に長い時間になりますけれども、公述人の皆さん、そして傍聴の方々もたくさん見えています。それぞれの活動で、多分御苦労が多かった方がここに集まっていらっしゃるんではないかというふうに思います。 私も、ピースボートという民間の国際交流の団体を二十二歳のときにつくりました。それから去年の十月までですから、三十六歳までその活動をやってきまして、実は、多分、この国会に来てなかったらあそこに座っているというふうに私は思うわけなんです。そういう立場で、何人かの方に質問させていただきたいと思います。 やはりやっていく中で苦しかったのは、社会的……
○辻元分科員 私は、社会民主党・市民連合の辻元清美と申します。 本日は、昨年十二月三日なんですけれども、アメリカ合衆国司法省が、第二次世界大戦中に日本軍人及び軍関係者として、いわゆる七三一部隊での人体実験や従軍慰安婦の組織化、制度化を進めた十六人の日本人について、アメリカ合衆国への入国禁止の措置をとったという報道がなされましたが、この件について質問したいと思います。 今私の手元に、米国司法省が出しました緊急リリース、これは十二月三日付のものなんですけれども、これがございます。 この中で、戦争犯罪の疑いのある日本人の入国拒否監視リスト掲載についてという緊急リリースですが、米国司法省は、本日……
○辻元分科員 社会民主党の辻元清美です。
私は、先日香川県の坂出で送電鉄塔の倒壊事故がございましたけれども、まずこれから御質問したいと思います。
物すごく大きな鉄塔が倒れたということで、大臣初め皆さん衝撃が走ったと思うのですけれども、二度とこのような事件、事故がないように、やはり細心の注意を払わなければいけないというふうに考えますので、その視点に立ちまして質問させていただきます。
まず、この四国電力の特別高圧送電線鉄塔が倒壊した、この原因は何であったというふうに通産省は考えているのでしょうか。
【次の発言】 今、何者かによってボルトが抜き取られた可能性が高いというふうなお話だったのですが……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。本日は、お越しいただきましてありがとうございます。 まず最初に、私は浜谷公述人にお伺いしたいと思うんです。 米軍に対しての後方地域支援などを行うかどうか、基本計画を策定するかどうか、それ以前に、米軍の行動そのものに妥当性があるかどうかというところもしっかり検証してみないと、日本が国際的な批判を受けるというような立場に立ちかねない事態も想定されると思うんですね。といいますのは、米軍の行動がすべて日本の国益に合致するとも考えられませんし、その際、はっきりと日本が主体的に判断するということが大事だと思います。 そこで、この委員会での審議の中で、最近の米軍の行動……
○辻元分科員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 先日は大臣には科学技術庁長官として科学技術委員会で議論をさせていただきましたが、きょうは文部大臣として議論させていただきたいと思います。 私は、きょうは、オリンピック問題について、今政府がどのようにお考えになって、今後どのようにしていこうとしているのか、何が問題点なのかというような点について、何点か確認をさせていただきたいと思います。 まず最初に、この一連の今問題になっておりますIOCの体質や、それからソルトレークシティーに端を発したオリンピック招致をめぐる一連の疑惑、これは長野のも言われておりますけれども、このような一連の問題につきまし……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 本日は、公述人の皆さん、お越しいただきましてありがとうございます。貴重な御意見を伺いました。 さて、その中で幾つか具体的にお聞きしたいことがあります。 まず、村上村長にお聞きしたいのですが、緊急時だけではなくて日常活動で、運転管理専門官とか、それから今度原子力防災専門官が規定されておりますけれども、オフサイトセンターなどができたとして、日常どのような活動をお互いの情報交換としてしていくのがいいかというところがなかなか、国会の中の議論でも、オフサイトセンターができてそこで一体何をするのだろうというところをかなり各委員が質問もしているのですけれども、現……
○辻元委員 社民党、社会民主党の辻元清美です。 本日は、国会にお越しいただきまして、ありがとうございます。 さて私は、まず最初に、きょうお話しいただきました、押しつけ論ということに対する御意見、補足して幾つかお聞きしたいと思います。 私もこの点に関しては先生と同じような考えを持っていて、その憲法の制定過程について検証すること、それは事実を検証するということですが、押しつけだからいい悪いという議論と分けて考えないと、誤った方向に議論を持っていってしまうのではないかと思うんです。 といいますのは、国際社会の仲間入りを当時の日本はしなければいけないという状況の中で、例えば、先ほどから、違う文……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。本日は、特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律案について、確認をさせていただきたいと思います。 名称については、昨日からほかの委員の方も質問されておりますので、私もこれははっきりと高レベル放射性廃棄物というようにした方がいいと思っておりますが、その点については、きのうもかなりの方との質疑がありましたので省略させていただきまして、処分の実施主体である機構と高レベル放射性廃棄物の所有者についてまずお聞きしたいと思うのです。 あちこちの名前を見てみますと、処分の実施主体の機構は原子力発電環境整備機構、これはどういう根拠でこういう名前にしたのでしょうか。何をす……
○辻元分科員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 私も、引き続きまして、このさまざまな警察によります不祥事問題について議論をさせていただきたいと思います。 二日前の予算委員会でも、国家公安委員長とこの点について議論をさせていただいておりますけれども、あの日も私は、朝、朝刊を見まして、北海道の前署長の自殺の問題、けさこういう事件がまた起こったということをお示ししたと思うのです。 私は、きのう、きょうの質問のためにいろいろ係の方が見えた折に、もう打ちどめですかと聞いたのですね、こういうのが毎日新聞に出るやないかと。質問を準備していても、翌朝の新聞記事見たらまた新しい質問をしなければいけないと……
○辻元分科員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 卒業式、入学式のシーズンを迎えておりますけれども、本日は、学校現場における日の丸・君が代の取り扱いについてじっくり議論をさせていただきたいと思います。この会場を見ますと、やじが飛ばないとじっくりできるのではないかと、今や国会は学級崩壊を通り越している状況ではないかという論評もある中で、きょうはゆっくりと議論をさせていただきたいと思います。 さて、まず大臣にお聞きしたいんですが、基本的な御認識ということで、昨年、国旗・国歌法が成立いたしましたけれども、この法律が成立したからといって、何か学校現場の取り扱いが法律が成立したということを根拠に変わ……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。 以前は、渡部参考人とテレビの番組でどなり合いの議論になったように記憶をしておりますが、きょうは、物静かに、意義のある議論を深めさせていただきたいと思っております。 さて、私は一九六〇年に生まれました。そういう意味では、冷戦の呪縛やそれからマルクスのマインドコントロールからは初めから解放されている世代と申しますか、冷戦時代は子供の時代でしたので、実感としてなかなかその辺は受けとめられない世代として質問させていただきたいと思います。 さて、そういう目から見ますと、渡部参考人のお話の中で、自由マーケット、規制が少ない状況、これが発展するんだという……
○辻元委員 社会民主党、社民党の辻元清美です。きょうは、お忙しい中、お越しいただきましてありがとうございました。大変興味深くお話を拝聴いたしました。 特に私は、経済再建のポイントということで、きょうのお話とも重なるんですけれども、三つのポイントがあるのではないか。一つは不良債権の処理の問題、それから二つ目はあらゆる分野での構造改革の問題、そして三つ目が雇用対策をどう打ち出していくかということが大切だと思っていますので、その点について、何名かの公述人の方々にお伺いをしたいと思います。 まず一番最初に、不良債権の処理ということで木村公述人の方からお話がありました。先ほど、ハードランディングも辞……
○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。 十分ですので何人の方にお伺いできるかわかりませんが、できるだけ多くの御意見をいただきたいと思います。 まず中北公述人にお伺いしたいのですが、一つは、この間、経済政策で行き詰まると日銀に対してプレッシャーがかかるというようなことをかいま見るのですが、今、日銀法の改正なんということもこの永田町で言われたりしてきています。公述人は、日銀法は国家の柱で基本法であるという御発言がありましたので、この点についてどのようにお考えかということと、もう一つ、先ほど御意見をいただいた中に、ポリシーミックスの精神ということを直接償却の問題に触れられた中でおっしゃっているわ……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 本日は、予算委員会にお越しいただきまして、貴重な御意見をお聞かせいただきましてありがとうございました。まず最初にお礼を申し上げたいと思います。 時間が十分ですので、数名の方にお聞きすることになるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、小関公述人にお伺いしたいんですが、二点あるんですけれども、原点に戻って問題を議論する必要があると強調されました。 その中で特に、九八年以降、問題解決が進まなかったと。この原因、幾つか触れていただいたんですけれども、特にこの委員会でも、この間、責任問題というのが出ていまして、どこに一体責任があるんだろうとい……
○辻元委員 本日はどうもありがとうございます。社民党の辻元清美です。 デフレの問題も出ていますけれども、私は、日本の経済の活性化には需要喚起というのが一つのポイントだと思うんです。この需要の喚起をするためには、何ぼ立派な予算を組んでも、その予算の執行、予算をだれがどういう形で使うかという執行のあり方と、それから政治や経済に対する信頼を回復するということが大事だと思っていますので、この二点について数名の方に伺いたいと思います。 成川公述人にまずお伺いしたいんですけれども、私はセーフティーネットこそデフレ対策にしていくという視点が大事じゃないかなと思っているんです。これは先ほどの需要の喚起とい……
○辻元分科員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。 きょうは、私は、イランのモッタキ外相も来日しておりまして、このイランの核開発問題が今世界じゅうの注目を浴びております、それにも関係しまして、国際的な核不拡散、この体制下における、日本も六ケ所の再処理施設ということでいろいろな議論がされておりますけれども、これをめぐる情勢はどのようなところにあるのかということを、二階大臣初め、そしてきょうは、内閣府、外務省、そして文科省の多岐にわたる項目がありますので、お越しいただいておりますので、それぞれの御担当の方々から答弁をいただきたいと思います。 まず最初に、二階大臣にお聞きします。 昨日、モッタ……
○辻元小委員 社民党の辻元清美です。きょうはどうも皆さん、ありがとうございます。 まず最初に、CMの問題について何人かの方にお伺いをしたいと思います。 まず、民放連の参考人の方、どちらの方でも結構なんですけれども、この案件の場合または政治的な案件の場合、先ほどから内容に問題、問題というのは、著しく虚偽であったり、何か非常に偏ったネガティブキャンペーンであったりとかというようなことになれば、内容的な考査というのはあると思うんですね。ただ、CMの場合、内容だけで、量ですね、著しく反対または賛成、今回の案件の憲法であるならば、量的にCMの希望に著しく偏りがあった場合は、現状ですとどのように御判断……
○辻元小委員 皆さん、どうもありがとうございます。 私は、まず、国会法の改正の部分と、いわゆる国民投票にまつわる法制度の部分、制度設計に関して、最初に自分のひっかかっているところ、問題点を述べさせていただいた後、質問をしたいと思います。 私は、そもそも、この二つが一つの法案の中に入っていることに非常に違和感を感じてきました。順序で言えば、国会法の改正の部分を、例えば国会の中で憲法論議をこうしようとか、国会で発議する場合はこうしようという議論、これは通常であれば議院運営委員会の所管なんです。そこで国会の中の機関をどうするかとか、国会の中での物事の発議のルールをどうするかということは、国民投票……
○辻元小委員 この過半数の定義の議論でいつも出てくるのは、最低投票率の問題が出てきます。 これは以前の委員会でも指摘した点なんですけれども、憲法の正統性を担保するということが非常に重要であると私は考えています。 余りにも低い投票率で賛成または反対が、余りにも低い投票率で反対と決まった場合も、そんなに少ない人たちで決めた憲法じゃないかということで、憲法という、国の基本になる最も大切なものに対しての正統性ということに傷がつく、と言ったらおかしいですけれども、のではないかという懸念は再三指摘してきたとおりです。 そしてまた、政治状況を見ましても、少ない人たちの賛成または反対で結果が決定された場……
○辻元小委員 きょうは、皆さん、お越しいただきまして、貴重な御意見をありがとうございました。 その中で、広報協議会の構成につきまして、日本放送協会の石村参考人、それから毎日新聞の近藤参考人、そして日弁連の吉岡参考人の方から、外部の有識者などから成る専門部会の設置を検討したらどうか、それから外部委員も入れた方がいいのではないかというような御提案をいただいております。 きょうも外部から皆さんの御意見を伺いまして非常に参考になっているわけなんですけれども、何か具体的なイメージをお持ちでしたら補足をしていただきたい、御意見を伺いたいというのが一点目。 それから二点目は、毎日新聞の近藤参考人の方か……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、浅野公述人、小澤公述人、江橋公述人、お越しいただきまして、貴重な御意見、ありがとうございました。 私たち憲法調査特別委員会の中の委員が、ヨーロッパ等を視察にも行ってまいりました。その中で、特に国民投票制度を既に持っている国々から貴重な意見をたくさん伺うことができました。その中で、どの国でも大体おっしゃっていたことがありました。それは、国民投票制度というのは、議会でのコンセンサスと国民とのコンセンサスがないとそれを実行した際に失敗する、そういう発言でした。どういう点が一番注意する点ですかといろいろなところで聞いたら、民意ですということであったり。……
○辻元委員 社民党の辻元清美です。 きょうは、四名の公述人の皆様、ありがとうございます。 この公述人の応募を百二十四名の方がしてくださいましたので、まだまだたくさんの方の御意見を私たちも聞くべきであると思いますし、それから、皆様の御意見でももっとほかの人の意見も聞くべきだというふうに承りました。ちょっと内訳を皆さんに御紹介しておきたいと思います。 十代一名、二十代十名、三十代十五名、四十代二十名、五十代四十名、六十代二十二名、七十代八名、八十代一名、不明が七名、年齢構成はこうなっております。そして、男性七十二名、女性五十二名でございました。 そして、立場別の内訳は、もとの与党案の賛成は……
○辻元副大臣 空港整備勘定は特別会計ということになっております。 一つは、受益と負担の関係を明確にするという観点でそのような扱いになってきました。特に、滑走路や管制サービスの直接の受益者である、これは航空会社ということになりますけれども、そこが払う空港使用料等を歳入とする、それを財源にして空港の維持運営、整備や管制業務を行うために、一般会計と区分して今までは取り扱われてまいりました。 直接、メリットといいますか、その特別会計を使って、例えば、最近ですと、首都圏の空港、羽田の拡張とか、そういうことに迅速に、そして重点的に取り組むことができてきたという点はメリットじゃないかと思います。また、滑……
○辻元副大臣 この自治会についてでございますけれども、原則として当該設置場所の属する自治会というように考えております。この同意が必要であると。特に隣接自治会に著しい影響があると考える場合においては、必要に応じて隣接自治会の意見を聞く場合もあり得ると考えていますけれども、この同意ということにかんがみましたら、当該設置場所の属する自治会ということになります。
【次の発言】 今申し上げましたように、隣接する自治会などに影響が出る場合はそれぞれの自治会の御判断でお話しいただくとか、それから、地方自治体によっては、教育関係の学区単位であったり、それぞれの地域でルールを話し合ったりという範囲も持たせまして……
○辻元副大臣 今、木村議員が冒頭、最初に、所管が違いますがということをおっしゃってくださったんですけれども、前提としてちょっと申し上げたいことがございます。 それは、私は今、国土交通副大臣として働いています。大臣という立場は閣議などでそれぞれの政策について議論いたしますけれども、副大臣という立場は、私は今、前原大臣を支える立場で、それぞれ副大臣が所管外のことを、ごちゃごちゃ、あれはこうだ、あれはこうだ、これは自公政権も同じだったですし、自社さ政権も同じでした、所管を超えて、副大臣がそれぞれの分を乗り越えてほかの政策に口出しするというのは、内閣の体をなしていないと思います。ですから、私は今、国……
○辻元副大臣 今御指摘のJALの問題、離島で暮らしている皆さんや関係者の皆さんは、どうなるんだろうと多く声も届いております。そんな中で、離島の航空路線に対する補助は、引き続き国交省としては続けていきたいというように考えております。 今、離島の航空路線、五十五路線なんですけれども、そのうち三十六がJAL関係なんですね。これに対して、今まで行ってきた補助は国交省としては続けていくということも含めて、今、更生計画を会社更生法のもとで、企業再生支援機構のもとでつくっていくわけですけれども、総合的に考えて更生計画をつくっていただきたいと思っております。 といいますのも、先ほどおっしゃいました住民の皆……
○辻元副大臣 畑議員の初めての質問に初めて答弁させていただくのを非常に光栄に思っております。 御地元のことも、新幹線と在来線やそれから貨物の問題で、いろいろな問題の御認識もお持ちで御質問されているものと考えております。 それで、JR貨物が並行在来線の運営主体である第三セクターなどに支払う線路使用料については、当該路線の修繕費やそれから人件費、業務費、さらには新たな設備投資に係る資本費、前からずっとあるものはだめなんですけれども、新たな設備投資、これはプラスになった部分ですけれども、そういったコストについて、旅客と貨物の走行量等で案分をいたしまして、貨物の負担分について支払う仕組みになってお……
○辻元委員 民主党・無所属クラブの辻元清美です。 本日は、中山参考人、橘参考人、貴重な御意見、ありがとうございました。 私は、最初に憲法調査会が立ち上がったときのメンバーで、そして憲法調査特別委員会の議論にも毎回すべて発言をしてまいりました。少数の立場にも非常に尊重した運営をしていただいたので、ぜひ踏襲していくべきだと思っております。 その間の議論で、私たちが憲法を議論するに当たって共通認識を持った方がいいということがあると考えますので、最初に御提起させていただきたいと思います。 この憲法の議論の中では、立憲主義という言葉が各党の議員から出てまいりました。日本は立憲主義の国である、この……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 本日の憲法改正国民投票の投票権年齢に関する検討条項などについて、意見と質問を申し上げたいと思います。 今、赤松幹事の方からも御指摘がありましたけれども、この年齢という問題は、民法上の成年年齢とそれから公職選挙法上の投票権者の年齢について、一体どこで決めるのか。まず、政府の側でこれから検討会を開いて、そしてさらに、法制審との関係とかさまざまありますけれども、政府の方でこれを検討して、下げるにしろ下げないにしろ決めるというのはどういうプロセスなのかということをまず質問として申し上げたいと思うんです。 それがあって、この憲法審査会がありますけれども、私は、そ……
○辻元委員 私も、この憲法審査会の役割は何かという共通認識をまず皆さんで議論していくべきだと思っております。 これは、例えば各党や各個人の考えやイデオロギーを反映した憲法をつくりたいという場ではないと考えております。憲法は国民のものという、これは皆さんで共通認識があると思うんです。ですから、国民の皆様の中から、憲法のここは変えてもらわないと困るとか、ここは変えた方がいいよという声が多数上がった点について、それではどうであるかというように、やはり国民の中から沸き起こる声を取り上げて憲法を論じるべきであるというように私は考えております。そういう意味で、各党の憲法改正、うちの党はこうした方がいいと……
○辻元委員 私は、今日の日本の礎を築く大きな役割を憲法九条は果たしたと考えています。これは机上での議論ではなく、戦後の日本の歩みや、それから今後の日本の、今の国際社会の中で役割を果たしていくということに照らし合わせて、そう考えております。 戦後、近隣では朝鮮戦争がありました。ベトナム戦争がありました。最近ではイラク戦争がありました。アフガニスタンではまだ戦闘が続いております。例えば、ベトナム戦争の折に韓国は、集団的自衛権の行使、そしてアメリカとの安全保障協定のもとで参戦しております。イラクには、イギリスは行きました。しかし、フランスは反対をして、行っておりませんでした。 そんな中で、日本が……
○辻元委員 辻元清美です。 まず最初に、九十九条について意見を申し上げたいと思います。 私は、近代立憲主義の主流は、やはり憲法は権力者を縛る最高規範であるというものであり、国民に憲法を尊重させる義務というものは入れるべきではない、この主流からの離脱を意味すると考えます。 国際的に見ましても、国民に憲法を尊重、守らせるという義務を入れているのは、旧共産圏に多く見られ、我が国が今まで価値を共有してきたと言われるアメリカやヨーロッパの主たる国々、そして韓国などアジアの国々でも、憲法は権力者を縛るという規範をある意味徹底していくというような方向でございます。 安倍総理は、よく、法の支配、基本的……
○辻元委員 緊急事態関連を憲法に入れるかどうかを検討するに当たりまして、特に、東日本大震災がございましたので、その現場から、何が一体できなかったのかということをまず検証することが必要だと思っております。 私は、東日本大震災発災二日後から、総理大臣補佐官として被災地の支援に当たりました。そのときに、今の体制で総理大臣のできること、できないことは一体あるのかという議論や、さらには、被災地支援のための各種会合をしながら、各省庁連携をしながら被災地支援を進めましたが、現行法律上できないことも出てきたことは事実です。これは、その後、災害対策基本法等、迅速に改正をして対応できるようにしていくというような……
○辻元分科員 辻元清美です。 きょうは、防衛大臣、よろしくお願いいたします。 私は、本日、海外の邦人保護を強化する自衛隊法改正などの検討状況について、特に車両による陸上輸送を認める方向で御検討なさっているという話を伺いまして、それについて質問したいと思います。 といいますのも、私はNGO出身でして、私たちの仲間も、特に今、紛争当事国であったり、人道支援をしに行ったり、さまざまな人が活動しております。私自身も、そういう現場に入っていったこともございます。 そういう中で、今まで自衛隊は、何か邦人に問題があったときは、空港または港まで迎えに行くというか、行くことができますけれども、これが陸上……
○辻元分科員 本日は、予算委員会の集中審議等に引き続きまして、原発、エネルギーの政策について質問をいたしたいと思います。 原子力規制委員長、おかけになっていただきまして、まず規制委員長に質問をしたいと思っております。 この間、先日の集中審議でも、国会事故調に対しての東電の虚偽答弁による調査の妨害案件のような議論もございまして、その過程でも委員長自身も御答弁されておりますけれども、さまざまな事故調の事故の原因についての見解が分かれる点があるというようなお話でございました。ですから、それを原子力規制委員会としてもやはり真相究明をしなければならないという趣旨の御答弁をされてまいりました。 その……
○辻元分科員 私は、集団的自衛権の行使について小松法制局長官と官房長官に質問したいと思います。
まず、小松長官に御質問をいたします。
法制局の仕事というのは、今、集団的自衛権の行使の憲法解釈に焦点が当たっていますけれども、法制局の日常の業務というのは膨大な数の法令審査を行っていらっしゃると思います。基本的に、私たちも政府におりましたときに、非常に厳しい法令審査がありまして、何回も突き返されました。
そこでお伺いしたいんですけれども、今、法律というのは日本に何本ぐらいあるんですかね、長官。
【次の発言】 政令はいかがですか。
【次の発言】 いや、大体でいいですよ。法制局長官なんですから。日……
○辻元委員 民主党の辻元清美です。 私は、三点申し上げたいと思います。 一点目は、まず、立憲主義と集団的自衛権の行使の憲法解釈について、先ほどの北側幹事に反論をしたいと思います。 憲法九条だけではなく、憲法には解釈の限界というのがある、この限界を超えた場合は憲法改正をするということが原則だと思います。 そこで、このたび行われました集団的自衛権の行使の憲法解釈について言えば、先ほど新三要件ということを言われました。今までの三要件というのは、我が国が武力攻撃を受けた場合のみということで、これは憲法九条の戦争放棄に基づく解釈というよりも原理として存在してきたものだと思います。この原理を超えた……
○辻元委員 辻元清美です。 本審査会では、国民投票法の改正案につきましても昨年議論をされました。参議院の審査会では、このような附帯決議がついております。仮に政府において、憲法解釈を便宜的、意図的に変更するようなことをするとすれば、政府の解釈ひいては憲法規範そのものに対する国民の信頼が損なわれる、そんなことがないようにと。これは昨年です。 やはり今、国民から上がっている声は、政府がどうも便宜的、意図的に憲法解釈をしようとしているのではないかという点だと思います。そして、その根拠が二つ、きょう出されました。一つは、砂川判決を持ってくること、これは便宜的、意図的ではないのか。もう一つは、一九七二……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 私は、本日のテーマであります憲法公布七十年を振り返って、日本国憲法の意義と、そして憲法制定過程と憲法論議のあり方について意見を申し述べたいと思います。 まず、日本国憲法が果たしてきた役割について、最近、世界じゅう、そして日本で、女性の政治リーダーの活動が注目されております。 私たち女性は、戦前、基本的人権が実質的に制限されてきた。政治的な参加権も、そして婚姻の自由も十分認められているとは言えませんでした。 しかし、戦後、憲法二十四条のもとで個人の尊厳、両性の本質的平等がうたわれ、このおかげで、女性も自由に発言し、活動ができるようになりました。この審議……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 今、中谷委員が、政権批判のために立憲主義という言葉を使っているのではないかという御認識であるならば、立憲主義という意味をよく理解されていないのではないかと思いますので、その点も含めて反論をしたいと思います。 きょうも傍聴の方が立ち見が出るぐらいたくさんいらっしゃっています。市民の間で立憲主義という言葉の認識がこれほど広がったときはないと思います。 昨年の安保法制のことは、やはり避けて通れないんですよ。あのとき国会を囲んだ人たちも、立憲主義を守れという、その声が非常に全国に広がったんですね。私たちは、なぜそんな声が出たのかということを真摯に受けとめるのが……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 私は、緊急事態条項について意見を述べます。 東日本大震災のときに、私は、被災者御支援の総理補佐官をしておりました。当時、災害担当大臣、そして副大臣、総務大臣、内閣官房副長官、そして総理補佐官の私と五名が担当し、各省庁と自衛隊の指揮に当たる者が、連日、毎日、定刻に会議を開いておりました。そして、その中で出た課題については二十四時間以内に対応し、翌日また報告をするという体制で臨んでおりました。 しかし、そこで痛感したことは、中央政府の判断や決定には限界があるということを痛感いたしました。私は、この経験から、中央政府の権限を強めるというよりも、地方自治体、特……
○辻元委員 本日の審査会で、五月三日の安倍総理の憲法改正に具体的に踏み込む発言や期限を示されたということについて、複数の議員から意見が出ております。私も一言申し上げたいと思います。 この審査会でも提起してまいりましたが、憲法改正には三つの原則があるのではないかと申し上げてまいりました。 一つ目は、国民主権を実現する。国民の大多数がこの点を憲法を変えてほしいという点をしっかりと、あれば、この審査会で受けとめて、そして議論を進めていく。ですから、憲法を守らなければならない総理大臣がどこを変えたがっているかと顔色をうかがって改正を論じることはあってはならぬということを、一つ、まず申し上げたいと思……
○辻元委員 私は、先ほど中谷委員がおっしゃった自衛隊の制服組トップの発言に対する見解についてまず反論したいと思います。 これは自衛隊の根拠規定が憲法に明記されるのであれば非常にありがたいと思う、非常にありがたいと思うということは、憲法改正を歓迎する、憲法改正には賛成するととられる発言です。 言論の自由はあります。そして、一自衛官としてと前置きをされていますが、自衛隊法ではどうなっているか。自衛隊法では、この施行令で具体例が幾つか出ております。一自衛官も従わなければなりません。そこでは、政治の方向性に影響を与える意図で特定の政策を主張したり反対すること、これはだめだと。そして、服務の宣誓では……
○辻元委員 民進党の辻元清美です。 本日は、象徴天皇制についての私の考えの変遷と、そして、特に象徴天皇と平和主義との関係について意見を申し述べたいと思います。 三十年ほど前、私が学生のときに、先ほど御指摘があったような発言をし、天皇制に疑問を抱いたことがございます。それは、戦前の天皇と戦後の天皇のあり方について疑問を持っていたからなんです。 戦前の天皇制のもと、戦争で多くの若者が亡くなりました。私は、自分の祖父も太平洋の南の島で戦死しているんですけれども、天皇陛下万歳ということで戦死したのかというような割り切れない思いから、天皇制について疑問を抱いたのは事実です。 その後、私はこの思い……
○辻元分科員 民進党の辻元清美です。
まず初めに、先ほど大西議員からも質問がありました、昨年の十月二十二日、防衛大臣感謝状を森友学園籠池泰典氏に贈呈している件についてお聞きをしたいと思います。
先ほどから大臣の御答弁をお聞きしていますと、海上幕僚監部からの推薦があったということで、推薦があったものは、防衛省本庁の方では、審査というか、それはせずに、推薦があったら感謝状を自動的にというか、出しているという理解でよろしいですか。
【次の発言】 ですから、いろいろな団体に対して感謝状を出すわけですから、次官が責任を持って選考、最終選考というか、いろいろなところから推薦が上がってきたものを、防衛省……
○辻元委員 皆様どうもお疲れさまでございました。非常に意味のある報告をお聞きすることができたと思います。 私は、今回の御報告を受けまして、私が考えていた以上に、やはり議会の多数と国民のコンセンサス、これの必要性を、御報告を受けて感じました。 それは、裏返せば、失敗したときのリスク。例えば、イギリスの国民投票等で国論を二分するというようなことがあった、またイタリアでもそうで、やはり失敗したときのリスクも踏まえて憲法論議をしなければいけないということを改めて痛感いたしました。 そんな中で、何名かの方も言及ありましたけれども、今、日本の中で幾つかの憲法改正の項目についても発言する方々がいらっし……
○辻元委員 立国社の辻元清美です。 私は、この調査団の報告をお聞きするに当たり、今までの憲法調査会それから特別委員会、審査会での報告を全部読みました。私は、この海外での調査というのは非常に意味があるものだと考えております。 今回の報告については、三点、意見と質問があるんですが、一点目は、一回目の憲法調査会、十九年前ですが、その第一回に私は参加をいたしました。このときもドイツに参りました。ドイツに行ったときに、今回の森団長の報告にもありますように、国民投票の制度はないという、そして過去の歴史からそういう経過であるということ、当時は、民主主義は多数決だけに頼らないと、十九年前にドイツを訪問した……
○辻元委員 立国社の辻元清美です。 先ほど中谷委員の方から当時の経過の説明がございましたので、まず、そのことで一言申し上げたいと思います。 当時の国対委員長は、私、辻元でございます。中谷さんの見方を発表されたということを一言だけ申し上げたいと思います。 この委員会を開く開かないを含めて、現場の幹事、それから国会運営上、国対委員会でも話し合っているというのは、これは現状の運営のやり方です。これを開く開かないというように国対も含めて決めるときは、御党の国対委員長も了承されているということですから、その運営に不満があるのならば、なぜそんなことを了承したのかとか、御党の国対委員長に抗議をされるの……
○辻元委員 立憲民主党の辻元清美です。 この国民投票法は、先ほど船田委員からもお話がありましたように、成立は、十三年前に成立をしています。やはり、この十三年の間に、社会のありようや、またインターネットの問題など、大きく情勢が変わってきたと思います。 その中で、十三年前から懸案として積み残しになっていた論点の一つがCM規制だったわけです。この点などを含めまして、大阪での住民投票を体験いたしましたので、幾つかの論点について意見を述べたいと思います。 今回の住民投票でのテレビCM、それから、五年前もそうでしたが、やはり、どれだけ資金をかけるかによって、全然CMの本数が変わってきます。これは、民……
○辻元委員 今、山下委員の方から、CM規制の法案についての言及がありました。 これは確かに野党の一つの党が出したというのは事実でございますが、実はこれは、野党間の合意がないからとかそういう話ではなくて、この国民投票法案をつくったときに、与野党で、このCM規制は非常に重大な問題であるということで、残念ながら衆議院では、最後、強行採決になりましたけれども、参議院の方で正式な附帯決議になっている案件なんです。ですから、本来は、あのとき附帯決議に書かれたことについては、優先的に、難しい問題であったとしても、しっかり結論を出していくということが必要だと思います。 ですから、これはどこの党が出している……
○辻元委員 今の足立委員の発言について、私は、毎日新聞の二百十八億円の記事を引用して運動したことはございません。
というのは、その根拠について、私自身、何か確たるものがなかったので、他の委員や議員は知りませんけれども、私については直接あれを利用したことはございませんので、発言を訂正してください。(足立委員「それじゃ、私は辻元委員が、いいですか、会長」と呼ぶ)
【次の発言】 答える立場にありません。
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