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平賀高成 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

平賀高成[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


41期委員会出席(無役)TOP100
69位
41期委員会発言(非役職)TOP100
81位

このページでは平賀高成衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。平賀高成衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

41期(1996/10/20〜)

第140回国会 運輸委員会 第3号(1997/02/21、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。私は、日本海におけるロシア船籍タンカーのナホトカ号の重油流出災害について質問をいたします。  運輸大臣は、所信表明の中で、重油流出災害の被害対策と再発防止について取り組んでいくというふうに述べられました。私は、一月の十七日に、福井県の三国町と、三十一日には石川県の珠洲市で、重油災害の現地調査を行ってきました。美しい海岸一帯に重油が漂着したその現場を見まして、本当に胸が痛みました。大量の重油が漂着した海岸では、岩ノリやワカメやサザエが全滅をしまして、漁場が破壊をされております。さらに、被害が広がりまして、観光業界など地域の産業や経済にも大変大きな影響を与えて……

第140回国会 運輸委員会 第7号(1997/04/08、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、全国新幹線整備法改正案について質問をいたします。  政府・与党は、昨年末に整備新幹線の建設を決めました。その中身は、地方自治体の負担を一五%から三〇%にふやす一方、並行在来線は切り捨てる、こういう中身であります。これでは、これまで以上に自治体負担を過酷なものにしながら、住民の不便は拡大することになります。  改正案は、整備新幹線建設の負担を明確にしていますが、国の負担の二分の一ということで、地方自治体の負担は二倍になります。この改正案によって、地方自治体以外で新たにふえるというところはありますでしょうか。運輸大臣に伺います。

第140回国会 運輸委員会 第10号(1997/04/15、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、全国新幹線鉄道整備法改正案に対する反対討論を行います。  反対の第一は、改正案の最大のねらいは、整備新幹線建設費の地方自治体負担を従来の一五%から三〇%に倍増することにあります。整備新幹線建設の財源スキームにおいて、今回は既設新幹線の譲渡収入を全額国の負担分とみなし、国の負担分の見かけを意図的に膨らませた上で、その二分の一が地方自治体負担とされています。一部地方交付税措置が行われるものの、住民と地方自治体の負担増をもたらすことは明らかです。  第二は、我が党が従来からその不当性を指摘してきましたが、整備新幹線に伴う並行在来線のJRからの切り離し、廃止が条……

第140回国会 運輸委員会 第12号(1997/04/23、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  私は、まず第一種空港の国の責任について伺います。  成田空港や関西新空港のときから、空港整備法第二条の国際航空路線に必要な飛行場、あるいは第三条の第一種空港は国が設置するという原則が崩れてきていると思います。成田空港は公団に、そして関西国際空港は特殊法人となり、第一種空港建設に初めて地方負担が導入をされました。さらに、関西国際空港の第二期工事は上下分離方式となるなど、地方負担は莫大なものになってきています。関西国際空港のやり方を見ますと、国際ハブ空港は国家的に必要な空港と位置づけながら、国が責任を負っていないというのが実情だと思います。  運輸省は、今……

第140回国会 運輸委員会 第13号(1997/05/13、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、運輸施設整備事業団法案に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、本法案が二重行政のむだを温存するものになっているからです。今回整理統合される鉄道整備基金の業務内容は、運輸省が従来行ってきた新幹線、主要幹線、都市鉄道の補助事業などを行い、主要ポストも運輸省の出向者で占められています。事業についても、交付先や補助額は運輸省の予算編成の中で細かく決められるなど、もともと二重行政のむだとして我が党は批判をしてまいりました。  こうした鉄道整備基金を船舶整備公団と統合させることは、業務のスリム化とはほど遠いものであり、名称変更したにすぎないものでありま……

第140回国会 運輸委員会 第18号(1997/06/04、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、改正案にある内航海運組合総連合会が行う事業に債務保証を追加すること自体には反対するものではありません。しかし、この債務保証は、船腹調整事業の廃止を前提に導入されるものであります。船腹調整事業の廃止は、内航海運業者にとってまさに死活的な問題であります。内航海運における船腹過剰の及ぼす影響は、極めて深刻なものがあります。船腹過剰を解消するための決め手として、さまざまな船腹調整の規定が定められています。既に船腹調整事業が行われまして三十年を経過してまいりましたが、この間、数年間を除いて常に船腹量は過剰な状態に置かれております。  現状について伺……

第140回国会 災害対策特別委員会 第4号(1997/04/17、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  最初に、阪神・淡路大震災の仮設住宅の補修、補強工事について厚生省に伺います。  仮設住宅の使用延長に伴って、応急仮設住宅の供与期間の延長、解消にかかわる予算が、九六年度の第一次補正で十八億円余、九七年度予算でも二十一億五千万余が計上されております。この中で仮設住宅の補修や補強工事を行うことになっていますが、補修や補強工事はどの程度見込まれ、どのような計画で行われていくのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 私も、阪神大震災の仮設住宅を何回か見せていただきましたけれども、とにかく仮設住宅の基礎が、間伐材が打ち込まれていて、その上に乗っているわけです……

第141回国会 災害対策特別委員会 第3号(1997/11/27、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、土石流災害の対策について、まず質問をいたします。  ことしの七月には、鹿児島県の出水市の土石流災害で、一瞬にして二十一名もの皆さんのとうとい命が奪われました。私も被災直後の現地に行ってきましたが、家も押しつぶされまして、本当に大変な状況でありました。  こうした悲惨な土砂災害による犠牲者が後を絶たないにもかかわらず、土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険箇所の整備率は、いまだに二〇%とか二四%という低い状況にとどまっております。私は、政府の責任は非常に重いと思います。  そして、全国で危険渓流の数は、九三年の調査で七万九千三百十八カ所、急傾斜地……

第142回国会 運輸委員会 第5号(1998/03/18、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、早速、まず空港の一元化問題から質問をさせていただきます。  東海地域に国際空港をつくろうというこの計画が登場したのは一九六六年にさかのぼるわけでありますが、実際に本格的に具体化をされたのは一九八二年の中部経済連合会の二十一世紀の中部ビジョンと言われ、中部圏の開発と一体となった開発型の空港として検討されてきたわけです。九五年六月の第七次空港整備五カ年計画中間答申によりまして、一元化を愛知県は突然受け入れまして、愛知万博の決定以来、財界をバックにしまして、愛知県は万博開催に中部国際空港の開港を目指すとして、現名古屋空港周辺市町村の一元化反対の……

第142回国会 運輸委員会 第7号(1998/04/28、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、航空法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  世界航空業界では航空機のリースが普及し、今回の航空法の改正案は、そのような現状に対応するものとして政府が提出をしてきたものであります。  そこで質問をいたしますが、登録国にかわり、運航国が航空機の耐空性証明に関する監督責任を負うとするシカゴ条約改正に基づく今回の航空法改正は、我が国への乗り入れを認めることに限ったもので、我が国が二国間協定を結ぶことについては、改正の対象には入っておりませんね。
【次の発言】 私は、リース機の導入によって安全が低下することのないように、運輸省としても……

第142回国会 運輸委員会 第9号(1998/05/15、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  私は、船舶職員法改正案について、まず最初に質問をいたします。  この船舶職員法改正案では、STCW条約の締約国が発給した資格証明の受有者であって運輸大臣の承認を受けた者は、海技士の免状を受けなくても日本籍船の船舶職員になることができるようになります。  この特別措置は外航船に適用されるもので、国際船舶だけでなく、国際航海に従事する船舶に外国人船員が日本の船舶職員として配乗できる、こういうものになるのではありませんか。
【次の発言】 今の答弁で、具体的には行政指導で行うというお話でありました。そうしますと、国際船舶以外の外航船については行政指導で行うとい……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(1998/04/21、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、橋本首相を初め関係の大臣に質問をいたします。  中央省庁等改革基本法案は、橋本内閣が進めている六大改革の一環として、中央省庁の再編を図ろうとするものでありますが、今の日本経済が陥っている行き詰まりを財界の利益第一で乗り切ろうとする国家的なリストラ計画というべきものだと思います。  まず最初に、中央省庁等改革基本法の第二十二条の国土交通省の編成方針で、同条の第三号について質問をいたします。  同号では、「施設の整備及び管理、運輸事業者による安全かつ効率的な輸送サービスの提供の確保その他の施策による総合的な交通体系の整備を行うこと。」としてい……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(1998/04/30、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、大変お忙しい中にもかかわらずこうして御参加をいただきまして、心からまずお礼を申し上げさせていただきます。  私は、時間も限定されておりますので、自治体の首長の皆さん三名にお伺いをしたいと思います。  最初に圓藤参考人からは、今後、地方分権を推進し、国と地方の対等平等の関係が必要である、そして事務、権限の移譲と財源保障を一体として行うべきである、さらに、事務量が国と地方の比率は一対二でありますが、財政比率は二対一で極めて不自然だ、こういう趣旨のお話がありました。  そして宮岡参考人の方からは、地方分権後の地方組織のあり方は縮小すべきとの……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第10号(1998/05/06、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、大変お忙しい中、こうして委員会に御参加をいただきまして、心からのお礼をまず申し上げさせていただきます。  初めに、今回の中央省庁等改革法案の中には、四十七条の四号に、「定員について、十年間で少なくとも十分の一の削減を行う」、こういう条項があります。私は、一律に削減をするというのはたくさんの問題があると思います。実際には、サービスの需要が多い部署やそうでない部署があると思います。  先ほどは、阪神・淡路の震災に当たって測候所の職員の人数の問題もお話がありましたし、労働基準監督署の人数の問題もお話がありました。これ以外いろいろな分野がある……

第142回国会 行政改革に関する特別委員会 第13号(1998/05/11、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。きょうは、どうも御苦労さまです。  私たち日本共産党も、民主党さんの方から案をいただきまして、いろいろ検討もさせていただきました。その中から何点かについて質問をさせていただきます。  五月七日に、伊藤民主党政調会長が、「「行政改革基本法案」提出について」の中で、「「中央省庁等改革基本法案」が単に橋本総理のメンツだけで成立するこの国の不幸を防ぎ、改めて国民各位において、行政改革についての議論が行われることを期待している。」ということを述べられています。この間の審議の中でも、二十一世紀にどういう日本をつくるのか、政府の方からは展望ある回答を聞くことがで……

第142回国会 災害対策特別委員会 第4号(1998/05/14、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、被災者生活再建支援法案に対する修正案の趣旨説明を行います。  我が党は、阪神・淡路大震災の直後から、個人補償による被災者の生活再建を行うことを強く求めてきました。震災後三年を経た今日、阪神・淡路大震災の教訓と被災者の実態を踏まえ、今日までの政府の対策では生活再建が望めないことから、被災者に対する新たな公的支援を求める声がますます強まっております。  この間、我が党は、こうした被災者、国民の声にこたえるための各党との共同を進め、公的支援は、これからの災害被災者のみでなく、阪神・淡路大震災の被災者にも適用すること、支給対象は低所得者層、要援護世帯だけでなく、……

第142回国会 予算委員会 第28号(1998/03/19、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  阪神・淡路大震災から既に三年が過ぎ、四年目になりますが、いまだに二万四千世帯を超える被災者が仮設住宅から抜け出せないままに置かれております。仮設では、あの震災から命からがら助かったにもかかわらず、孤独死がいまだに後を絶ちません。被災者は生活再建の希望を見出せないでいます。  昨年十二月の第四次公営住宅募集の結果は、被災者が仮設から恒久住宅に全員移る見通しもなく、ますます事態は深刻になっております。公営住宅に落選した仮設の被災者から、たび重なる落選によって奈落の底に突き落とされたような気持ちです、一体いつになったら脱出できるのか、政府の三十兆円の……

第143回国会 災害対策特別委員会 第3号(1998/09/25、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  東北南部と関東北部を襲った今回の集中豪雨は、甚大な被害をもたらしています。そしてその後、台風五号や台風七号の被害も拡大をしています。我が党は、八月の集中豪雨の災害が発生した直後から、党内にも災害対策の本部をつくりまして、現地に調査団を派遣し、その調査に基づいて、二回にわたって柳沢長官にも具体的な申し入れを行ってきました。被災者の救済と補償、そして深刻になっています農業被害や林業の被害、そして、さらには公共施設の災害復旧を急いでいかなければなりません。  私は、調査に行きまして本当に疑問に思うのは、阿武隈川や静岡県の三島の大場川の災害など、過去の災害が繰……

第143回国会 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第2号(1998/08/31、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、国鉄、林野の長期債務の問題についてまず質問をいたしますが、この長期債務の問題というのは、これは合わせますと全部で三十兆を超える膨大な長期債務です。国家予算の四割にも匹敵をしております。一体これがなぜ生まれたのか。これは国民に責任がある問題ではなくて、政府に明確に責任がある、失政の問題です。これをまさに全く責任のない国民に押しつけるわけでありますから、私は絶対に認めるわけにはいきません。  しかも、分割・民営化のときに国家的な不当労働行為で生まれた千四十七名の国鉄労働者の皆さん、当時の中曽根元首相は、一人たりとも路頭に迷わせない、こういう約……

第143回国会 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第5号(1998/09/09、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、参考人の皆さんは、大変お忙しいにもかかわらず御出席をいただきまして、心からのお礼を最初に申し上げたいと思います。  まず最初に、国鉄の長期債務の問題について伺いたいと思います。  私もこの特別委員会の中で、一体なぜ国鉄の長期債務が二倍に膨れ上がってしまったのか、この点について政府の説明を聞いておりますと、土地がうまく売れなかったとか株がうまく売れなかったとかいろいろな説明がされましたが、私は、そこに本当の理由があるのではなくて、政府自身がやるべきことをやってこなかったという、ここのところに一番大きな責任があると思っています。  議論の……

第143回国会 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第7号(1998/10/05、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  初めに、締めくくり総括質疑の前に修正案の趣旨説明をしなければならなくなったのは、修正案が出る前に締めくくり総括質疑の日程を決めたところに問題があるのであって、日本共産党は、審議不十分のままでの締めくくり総括質疑に反対だということを初めに表明しておきます。  日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律案に対する日本共産党の修正案の趣旨説明を行います。  旧国鉄長期債務が国家予算の四割にも匹敵するまで債務を増加させた政府の責任を明らかにして、国債務返済には新たな国民負担をさせないこと、国鉄分割・民営化の際に、一人も路頭に迷わせないとして政府が約束した……

第144回国会 災害対策特別委員会 第2号(1998/12/03、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。私は、被災者生活再建支援法の問題について質問をいたします。  政府は、前倒しで被災者生活再建支援事業を行い、八月末の集中豪雨や、さらにはそれに続く台風の被害について、この被災者の皆さんに対して十二月中にも支援金を渡す、こういう事業を始めております。私は、今までの政府の対応からすれば、これは一歩前進だと思っています。しかし、支援法では、本当に被災者の皆さんが救済されるかどうか、これが今試されていると私は思います。  私は、阪神大震災の経験を踏まえまして、公的支援というのは、一人でも多くの被災者に適用する実効あるものにすることが重要だと思います。ところ……

第145回国会 運輸委員会 第4号(1999/03/30、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  初めに、我が国周辺海域の治安状況についての認識について伺いたいと思います。  ことしの二月二十五日の参議院予算委員会での川崎運輸大臣の答弁でも、「海上保安庁では、これまで不審船の出現する可能性が高い海域に巡視船艇、航空機を配備し警戒を行ってきたところでありますが、今後も警戒に万全を期してまいりたいと思っております。」と述べています。運輸大臣に伺いますが、今問題となっている日本海の周辺海域も、不審船の出現する海域であったことは今に始まったことではないというふうに私は思っているのですが、そうではないですか。

第145回国会 運輸委員会 第6号(1999/04/16、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  私は、鉄道事業法の一部改正案について質問をいたします。  今回の改正案は、鉄道事業の参入、撤退の自由化、そして運賃の上限制の導入、さらには安全規制の緩和など、鉄道事業規制の根幹を変えるものであります。その中でも、特に事業者の判断で参入、撤退を自由にする問題は、鉄道事業の公共性を事業者の採算性がとれる範囲に限定するものであって、この法案が通りますと、これはネットワークとしての全国の鉄道網が寸断されていく、大変重大な問題だと私は考えるものであります。  本来鉄道は、これは皆さんも言われましたが、大量輸送や高速性、そして定時性、さらには環境、エネルギーなど、……

第145回国会 運輸委員会 第7号(1999/04/27、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、道路運送法の改正案について質問をいたします。  貸し切りバスは約八割が旅行事業者扱いになっておりまして、大手旅行事業者によります優越的地位を乱用した無理な運行計画の強要や、さらには運賃・料金のダンピングなど、過当競争は激しくなる一方であります。  大阪で貸し切りバス事業者に具体的な話を聞きますと、大手旅行社のスキーツアーの場合、四十六万円の運賃が実に二十五万円で、認可運賃の半値までたたかれて、もうけはないと言っておりました。  スキーツアーでは、ホテルが十カ所に分散する事例もありまして、そういう場合はスキーの積みおろしや、さらには点呼まで全部運転手がやらなければならないわけで……

第145回国会 運輸委員会 第9号(1999/05/26、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  我が国の外航海運の歴史は、国際競争力の強化とコスト削減を目的にして、日本人船員や日本籍船の大幅な減少の歴史でありました。こうした国際競争力の強化やコスト至上主義は、政府の海運政策としても進められてきたわけです。  今度の改正案は、今でも制限がない資本面だけでなく、さらに、経営面でも強化するために、外国人の役員を三分の一まで認めるというもので、日本船舶の要件を緩和するものであります。この改正によって、我が国の海運企業はより一層のコスト削減を行い、国際競争力を強めるために、外国企業との提携を強めることになるのではありませんか。

第145回国会 運輸委員会 第10号(1999/05/28、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、道路運送車両法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、トラックの定期点検整備の実施状況は、事業用トラックで一カ月点検二七・三%、三カ月点検五六・六%、八トン以下の自家用トラックで六カ月点検三〇・九%と低い水準にとどまっていることです。  今回の改正は、トラックのうち車両総重量八トン未満の車両に限り、車検の初回有効期間を二年に延長するものですが、点検整備の実施率が低下している現状のもとで、抜本的な強化策のないまま有効期間を延長すれば、整備不良のトラブル運行がふえ、安全性の低下や環境汚染の悪化を招くことになるからです。  反対理由……

第145回国会 運輸委員会 第11号(1999/07/01、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  初めに、六月二十七日に山陽新幹線の福岡トンネル内で発生したコンクリート剥落事故の問題について質問をいたします。  トンネル側壁から崩落した重さ二百キロのコンクリートの塊が、時速二百キロの列車に衝突をいたしました。この事故について、関係者は、コンクリートの塊が運転席に当たったら、これは重大な事故になる可能性がある、また、最悪の場合は脱線も考えられると述べているように、安全運行にとっても致命傷になりかねない重大な事故でありました。  今までの予測もつかないトンネル側壁のコンクリートの塊の剥落による事故でありまして、安全運行そのものを根底から脅かす重大な事故……

第145回国会 運輸委員会 第13号(1999/08/05、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  初めに、六月二十七日の山陽新幹線の福岡トンネルのコンクリート剥落事故を契機にして、鉄道のコンクリート構造物の安全性に対して大きな疑問が出され、今、多くの利用客に大きな不安を与えております。  特に重大なことは、既に十数年も前から山陽新幹線のコンクリート剥落問題ではいろいろな早期の劣化が指摘をされておりまして、JR西日本自身八八年に、これは略称ですけれども、コンクリート委員会をみずからの会社の中につくって、コンクリートの早期劣化の原因が一体何であるのかということを検討してきたわけですが、しかし、その原因がいまだにはっきりしない。今の劣化のスピードでこのま……

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(1999/06/01、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  中央省庁等改革関連法案は、政策の立案機能と実施機能とを分離して、実施機能の部門の徹底的な減量と効率化を行い、そして、真っ先に国民生活に密着した公共サービスを切り捨てようとするものであります。  そこで、まず最初に、国家公務員の二五%の削減について質問します。  私は、先進諸国の中で比較をしますと、日本の国家公務員は低い水準にあると思います。総務庁の九六年度調査では、アメリカ、フランス、イギリス、ドイツ、日本の人口千人当たりの公務員数は、それぞれ何人になっておりますでしょうか。長官、お願いします。

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第13号(1999/06/09、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  民主党の提出されております法案に対して、何点かについて伺います。  具体的な法案の内容に入る前に、政府の中央省庁等改革法案とも関連しまして、民主党さんが行政改革に対して一体どのような基本的な立場に立っているのか、この点を明らかにするために、最初に何点かについて質問したいと思います。  本来、行政改革というのは、これは浪費とむだ、腐敗をなくして、行政の中身を国民本位に切りかえていくことです。特に、歴代自民党政府のもとで繰り返されている政官財の癒着こそ、断ち切るべきであります。  昨年国民に大きな衝撃を与えました一連の大蔵省汚職は、大蔵省と金融機関……

第145回国会 行政改革に関する特別委員会 第14号(1999/06/10、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方分権一括法案に反対、我が党提出の修正案に賛成討論を行います。  まず、四百七十五本にも及ぶ法律改正を一括して提出し、わずかな審議で打ち切り、採決しようとしていることに対して、断固として抗議をするものです。拙速を避け、十分な審議を行うことこそ、国会に課せられた使命であります。そのことをまず指摘して、以下、反対の理由を申し述べます。  第一に、政府案は、地方分権とは名ばかりの、新たな地方統制法ともいうべきものだからであります。  政府案は、これまで原則国の権力的関与はないとされた自治事務に対して、是正の要求という権力的関与を法定化し、しかも、そ……

第145回国会 災害対策特別委員会 第6号(1999/07/22、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  まず最初に、梅雨前線豪雨災害で犠牲になられました方々に心からの哀悼を表したいと思います。また、今回の豪雨災害で被災をされた多くの皆さんに心からのお見舞いを最初に申し上げたいと思います。  今回の豪雨災害において、死者・行方不明者は七県で四十人に達し、そのうち、土石流や土砂崩れによる犠牲者が二十九名で、これは七割以上に上っています。土砂災害による犠牲者が後を絶たないもとで、今回、なぜ広島の災害では犠牲者が出る前に避難勧告を出すことができなかったのか、大きな問題だと私は思います。  この点で、消防庁はどのように把握をされているのか、最初に伺いたいと思います……

第145回国会 災害対策特別委員会 第8号(1999/10/21、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  今回日本列島を縦断しました台風十六号、十八号は、全国各地に大変大きな被害をもたらしました。熊本県不知火町で、高潮によりまして十二名のとうとい命が失われたのを初め、人的被害や、さらには農業や林業の被害も大変広範囲にわたって広がっております。集中豪雨による山地の崩壊やさらには倒木、そして土石流の被害が集中しました岐阜県や富山県の県境の自治体では被害額が何と町の予算の十倍以上、こういう自治体も今生まれているわけです。被災者の生活再建と被災自治体への抜本的な、国の強力な支援が今求められていると思うわけです。  我が党も、この被災が起きた直後から数次にわ……

第145回国会 予算委員会 第17号(1999/02/19、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、平成十一年度一般会計予算外二件に対して反対、我が党提出の編成替えを求めるの動議に賛成の立場から討論を行います。  我が国経済は、消費不況と財政危機の同時進行で、戦後最悪の状態です。二年連続のマイナス成長、失業も中小企業の倒産も過去最高水準という危機的状況です。本来なら、内閣は、今度の予算編成を通じて、これまでの前例にとらわれない思い切った政策転換を図り、今こそ日本経済再建の道筋をつけるべきでありました。ところが、小渕内閣は、景気と財政の二重の危機打開に全く背を向けた立場で予算案を編成したのです。  予算案に反対する理由の第一は、戦後最悪の不況でありながら……

第146回国会 運輸委員会 第2号(1999/11/10、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  二階運輸大臣は、就任前から大変運輸行政については造詣が深いと伺っております。そして、山積しているさまざまな問題についても本当に邁進をされているというふうに伺っております。  そこで、まず最初に、一千四十七名問題、これは採用差別の問題でありますが、今から十二年前に国策としてこの問題が発生をしました。既に十二年がたったわけでありますが、特に国会でも、一人たりとも路頭に迷わせない、それから、組合間の差別はしない、こういう附帯決議もこの間行われてきました。しかし、そういう公約は、言明はいまだに守られてはおりません。そのために、今、全国各地で、この一千四……

第146回国会 運輸委員会 第5号(1999/12/10、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。  六月に山陽新幹線のコンクリートの剥落事故が起こって以来、さまざまな点検や検査が行われてきました。そうしましたら、十月に同じ山陽新幹線で、今度は北九州トンネルでコンクリートの剥落事故が起こり、そして十二月になりますと北海道の礼文浜トンネルでコンクリートの二トンの塊が落ちるというように、鉄道輸送の安全を確保するためにも、トンネルや高架橋の安全に対して万全を尽くすということが今求められていると思います。  私は素人でありますから、コンクリートの寿命については半永久的だというふうに思ってきまし……

第146回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(1999/11/19、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  政府が提出をしました八十六の事務事業にかかわる五十九本の独立行政法人の個別法案には多くの問題があると私は思います。独立行政法人の対象機関は、国民生活を守り支える部分に集中的に向けられておりまして、こちらの分についても私は大変大きな問題があると思います。  国立の試験研究機関は、国の機関として、高い公共性と中立性を保障する環境の中で長時間かけて基礎研究に取り組み、独創的な研究をこの間行ってきたわけです。独立行政法人化によって一層の効率化が追求をされ、短期間での成果が求められるようになりまして、これまで行われてきた長期にわたる基礎研究が軽視をされて……

第146回国会 行政改革に関する特別委員会 第5号(1999/11/24、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  行政改革会議の最終報告を受けた中央省庁等改革基本法、そして各省設置法、独立行政法人通則法、そして今回の個別法案、私は、これらの行政改革の関連の議論にこの間参加をしてまいりました。政府は、自民党政治が生み出した六百兆円の財政赤字、これを解決することが行政改革だと言っています。行政改革会議の最終報告の中で明らかにしておりますように、独立行政法人制度の導入は、行政の減量化、効率化に目的があります。  そこで、総務庁長官に聞きますが、独立行政法人は、これは、行政機能の減量化、アウトソーシングという考え方の中で導入されたものではないのでしょうか。

第147回国会 運輸委員会 第4号(2000/03/10、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  まず最初に、先日の営団地下鉄日比谷線のあの脱線事故におきまして、四名の方が亡くなられて、三十四名の負傷者の方が生まれました。私は最初に、こうした犠牲になられた方々に心からのお見舞いとお悔やみを申し上げたいと思います。  それで、まず最初に大臣に伺いたいと思いますが、輸送の安全問題というのは、これは運輸行政の一番のかなめだと思います。特に、事故原因の徹底究明と再発防止対策、それから犠牲になられた方々の補償問題など、万全を尽くしてぜひやっていただきたい、このことをまず最初に申し上げておきたいと思います。  それから、事故原因の問題につきまして、これ……

第147回国会 運輸委員会 第5号(2000/03/22、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  改正案は、造船業基盤整備事業協会を解散しまして、運輸施設整備事業団にその清算業務を引き継ぐと同時に、超高速船、テクノスーパーライナーの実用化を図るための業務が新たに追加をされています。まず最初に、このテクノスーパーライナーの実用化の問題について大臣に聞きたいと思います。  テクノスーパーライナーは、八八年度から九五年度にかけて研究開発を行ってきました。そして、実海域模型船「飛翔」は建造費約四十八億円をかけてつくられましたが、その実海域模型船が静岡県に売却をされまして、そして現在、「希望」という船名で防災船として九七年から就航をしているわけです。……

第147回国会 運輸委員会 第7号(2000/04/04、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、参考人の皆さんにつきましては、大変お忙しい中にもかかわらず参加をいただきまして、心からのお礼を申し上げたいと思います。  最初に、私は、高齢者や障害者の皆さんの移動の自由と安全の確保を図るということは政治に課せられた責任だと思いますし、同時に、こうした問題について皆さんが権利を主張されるということに対して、社会はこれにこたえていかなければならない責任があると思っています。  一九八一年に国際障害者年が開かれまして、二十年近くになろうとしておりますが、この間多くの障害者の皆さんや障害者団体の皆さんが本当に粘り強い活動をされてきたと思いま……

第147回国会 運輸委員会 第8号(2000/04/07、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、参考人の皆さんには大変お忙しい中をわざわざお出かけいただきまして、心からのお礼を最初に述べたいと思います。  私は、バリアフリー法案について、これは一層充実したものにしていくためには何点かの不十分さがあると思っております。例えば、障害者の定義の問題についても、これは身体障害者ということで、身体障害者だけに限定をしておりますし、それから、事業者責任の問題につきましても、これは努力義務ということで責任が書いてあります。  そういうことになりますと、例えば、地方の駅についても、既存の駅についてこれでどこまで整備ができていくのだろうかという心……

第147回国会 運輸委員会 第9号(2000/04/14、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  まず最初に、北海道の有珠山の噴火の問題について大臣に伺いたいと思います。  私も四月の七日と八日に現地に行ってまいりまして、一番被害のひどい虻田町では、まだ八割の住民の皆さんが避難所で避難生活をしていますし、町の役場そのものも豊浦町に避難をしている、移転をしている、こういう状況です。そして特に、町民の皆さんの生活再建が一体どうなっていくのかについて、めどが立たないという非常に深刻な状況に置かれております。  北海道は、年間の観光客が五千万人、経済波及効果は約一兆六千億円と言われています。特に洞爺湖温泉は、全宿泊定員が約八千人ありまして、年間の観……

第147回国会 運輸委員会 第10号(2000/04/18、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律案に対して、日本共産党を代表しまして、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これよりその趣旨について御説明いたします。 高齢者、障害者等が社会参加をしていく上で、移動の自由と安全を確保することは不可欠であり、基本的権利です。ところが、長年の自民党政府による大企業本位の町づくりのゆがみが吹き出ている状況のもとで、交通バリアフリー化の整備は極めて不十分なものです。こうした中で、今国会にようやく交通バリアフリー法案が提出されたことは前進であると評価……

第147回国会 運輸委員会 第11号(2000/04/21、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、道路運送法及びタクシー業務の適正化臨時措置法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  九七年度におけるハイヤー、タクシーの利用者は年間二十六億一千五百万人で、国民一人当たりの利用回数も二十・八回ということで、タクシーは、公共輸送機関として国民生活に密着をしております。  公共輸送機関の最大の社会的使命というのは、人命を安全に目的地まで送り届けることだと思います。その安全輸送を初め、利用者へのサービスは、タクシー労働者の労働条件の改善と良質な労働力の確保ということが密接不可分の関係にあります。  私は、タクシーの社会的公共性の確保……

第147回国会 運輸委員会 第12号(2000/04/26、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表いたしまして、道路運送法及びタクシー業務適正化臨時措置法の一部を改正する法律案の反対討論を行います。  既にタクシー業界は供給過剰状態にありますが、この供給過剰状態は、政府の政策によってつくり出されたものであることは重大であります。運輸省は、供給過剰状態にあるとして、九三年十二月には全国的にタクシーの減車指導を行っていながら、九七年からは、当面の規制緩和措置によって、九七年度から三年間にわたり五千六百台も増車を行い、九九年度には、同措置に基づき、特別に設けた増車枠さえも突破して、供給過剰状態を一層深刻化させた政府の責任は重大であります。  供給過剰状態のもとで……

第147回国会 運輸委員会 第13号(2000/04/28、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成です。  私は、静岡空港の問題について質問をいたします。  二階運輸大臣は、昨年十一月の当委員会におきます私への答弁でも、それから就任早々静岡に行きまして記者会見をやりまして、そのときにも言われておりましたが、静岡空港は首都圏第三空港の補完の役割を果たす空港だ、こういうことをこの間言われてきました。  第七次の空港整備計画の審議の中でも、首都圏第三空港については言及されているわけなんですが、しかし、第三種空港である静岡空港に対して、首都圏第三空港が完成するまでの間の補完空港などと大臣が言っているような位置づけがどこにあるのでしょうかということを最初に聞きたいと思……

第147回国会 運輸委員会 第14号(2000/05/10、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、港湾運送事業法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  港湾運送事業は、波動性、労働集約性などの特徴を持ち、供給過剰による事業秩序の混乱と悪質事業者や劣悪な労働条件の横行などのもとで、港湾運送事業者の安定化と港湾労働者の労働条件確保のために、事業免許制の導入や認可運賃・料金制度の確立などの規制が行われてきました。  港湾運送事業の規制緩和は、これまでの産別労使協定を中心とした港湾労働秩序と労働環境改善を図ってきた基盤を崩し、米国と我が国の大手船社、荷主の思いのままになる港湾づくりを目指すものです。  反対の第一の理由は、港湾運送事業者のほとん……

第147回国会 災害対策特別委員会 第5号(2000/04/18、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私ども日本共産党も、この有珠山の噴火災害では、ちょうど三十一日の日に志位書記局長が現地に行っておりまして、本部や避難所をいろいろ訪問しているさなかに噴火が始まりました。私も第二次調査団で現地に行ってまいりましたが、既に二週間以上たっても、虻田町を中心にして八千人以上の住民の避難指示が出されております。  虻田町の住民は八割近くが避難生活を余儀なくされておりまして、洞爺湖温泉は北海道観光の中心をなすもので、有珠山の噴火によって全道的に観光のキャンセルが相次ぐなど、北海道の観光業に深刻な影響を今与えているわけです。  洞爺湖温泉のホテルなど、観光業……

第147回国会 予算委員会 第12号(2000/02/23、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、東海の比例代表ブロックの選出でありまして、今東海地方には、国際的な問題にもなりました愛知万博を初め、中部国際空港や、また岐阜に行きますと徳山ダム、さらには三重県でも伊勢湾口道路、静岡は静岡空港というように、今どこに行きましても、数千億円から数兆円の規模の大型の公共事業がメジロ押しであります。  今多くの皆さんから伺うのは、老後の死活問題でもあります年金や介護の問題が立ち行かないのに、なぜ大型の公共事業をやらなければいけないのかとか、また、公共事業などに莫大な予算を使って、財政が大変だから、そういう理由で子供の教育や医療の予算を削らないでほ……

第147回国会 予算委員会 第14号(2000/02/29、41期、日本共産党)

○平賀委員 私は、日本共産党を代表して、平成十二年度予算三案につき政府がこれを撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提案理由及び概要を御説明いたします。  まず、撤回のうえ編成替えを求める理由についてです。  政府予算案は、公債依存度が三八・四%に達し、四割近くを借金に頼るという異常な事態となっています。年度末の国、地方の長期債務残高は六百四十五兆円、国民一人当たり五百十万円もの空前の規模です。単年度の財政赤字が国内総生産、GDPの約一割、債務残高がGDPの一・三倍にも上る日本の財政の状況は、サミット参加国の中でも最悪であり、欧州共同体の通貨統合の最低基準、すなわち単年度赤字三%以下、債務……


各種会議発言一覧

41期(1996/10/20〜)

第140回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1997/03/03、41期、日本共産党)

○平賀分科員 日本共産党の平賀高成です。私は、定時制高校について質問をいたします。  文部省の発表でも、小中学校ではいじめによる登校拒否の生徒は年々ふえ続けております。また、高校における中途退学者は、九万八千名を超えて十万人に迫ろうとしております。こうした生徒の教育をどのように保障していくのか、文部省としても真剣に考えなくてはならない問題だと思います。  私は先日、定時制高校に通っている生徒から、率直な話を伺いました。自分は小学校二年の時にいじめに遭って中学にもまともに行かなかったけれども、しかしちゃんと通える学校が定時制高校です、このように率直な話を伺いました。定時制高校は、働きながら学ぶ生……

第142回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1998/03/20、41期、日本共産党)

○平賀分科員 日本共産党の平賀高成でございます。私は、新しいガイドラインとAWACSの問題で質問させていただきます。  ことしの一月二十日にアメリカのコーエン国防長官が来日をしまして、首相と会談した後、小渕外相、久間防衛庁長官と会談を行いました。この会談で、新ガイドラインを具体化する機構として、日米共同計画検討委員会を中核とした包括的メカニズムを発足させることで合意をいたしました。今月の十三日には日米共同計画検討委員会の初会合が開かれ、実質的な作業を開始しています。  この日米共同計画検討委員会は、自衛隊、米太平洋軍、在日米軍など制服組で構成をされています。その構成者でもある夏川和也統幕議長が……

第145回国会 予算委員会公聴会 第1号(1999/02/09、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  きょうは、公述人の皆さんには、大変お忙しいところを御苦労さまでございます。  まず最初に私が伺いたいのは、景気対策の問題です。  日本の経済は、今、戦後最悪の消費不況そして財政が大変な危機的な状況に陥るという、この二つの問題が同時進行するという状況に置かれております。一体この同時進行している問題をどのように打開するのかということが今緊急に求められていると思うわけです。  ところが、今度の九九年度の予算案を見ますと、小渕内閣は、四・三兆円の減税をやります、こういうことなんですが、昨年までやってきました特別減税を廃止して、最高税率を引き下げて、さら……

第145回国会 予算委員会第八分科会 第1号(1999/02/17、41期、日本共産党)

○平賀分科員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は、中小建設業者の仕事の確保と下請単価の切り下げを是正する問題で質問をいたします。  今深刻な不況のもとで、中小建設業者は極端な仕事不足と下請単価のすさまじい切り下げに苦しめられております。昨年、首都圏だけでも、自殺に追い込まれた中小建設業者は百数十名に上っております。中小建設業者の置かれている状況はまさに戦後最悪の事態であります。  昨年末、浜松市でも、静岡県内で最大手の雪島鉄工が負債総額百億円を抱えて倒産をいたしました。今和議申請を行い、労働組合も債権者も一緒になって、仕事を続けながら再建に立ち上がっております。  私は、どうしてこんな……

第147回国会 予算委員会公聴会 第1号(2000/02/24、41期、日本共産党)

○平賀委員 日本共産党の平賀高成でございます。  公述人の皆さんについては、大変遅くまで御苦労さまでございます。  私は、日本の財政の問題について、特に公共事業の問題について少し伺いたいと思います。  日本の公共事業の問題について聞きますと、今では財政的には赤字の債務残高が六百四十五兆円で、国内総生産の一・三倍だ、この一番大きな問題の根底には、五十嵐先生がお話しになった公共事業の問題があると私は思うのです。  なぜ公共事業がこれほど膨らんでいくのか。きのうも私、この予算委員会の中で質問をしたのですが、特に、九〇年の六月の日米構造協議の中で、公共事業の問題では、十年間で四百三十兆円の公共事業を行……

第147回国会 予算委員会第五分科会 第2号(2000/02/28、41期、日本共産党)

○平賀分科員 日本共産党の平賀高成でございます。  私は比例の東海ブロック選出の議員でありますので、今の東海地方には、岐阜県の徳山ダムだとか愛知県の愛知万博とか静岡県の静岡空港というように、本当に大きな公共事業がメジロ押しになっております。ところが、こうした大規模な公共事業を進めるに当たりまして、絶滅危惧種になっていますオオタカが発見されているにもかかわらず、十分なアセスメントや、またその保護対策が行われていない、そういう実態にあることは、私は大変重大だと思います。  特に、静岡空港の建設予定地には、絶滅危惧種のオオタカを初めとして、貴重な植生でありますタコノアシなどが生息しているにもかかわら……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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