このページでは阿部知子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。阿部知子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○阿部委員 社会民主党から阿部知子、質問させていただきます。
長いお時間、そしてちょっときき過ぎたクーラーの中で、皆さん大変御苦労さまでございます。私からの御質問、何点かさせていただきます。
まず第一に、速水総裁にお伺いいたします。
新日銀法の施行後二年を経まして、かつての自社さ連立政権のもと、私ども社民党も含めて強く主張いたしました日銀の政府からの独自性並びに透明性ということに関しまして、今日に至るまで二年間の速水総裁の印象、感想、また御意見をお聞かせくださいませ。
【次の発言】 ただいまの御答弁の中で、ゼロ金利政策の導入に当たっての独立性については、一定私も納得いたしますところでござ……
○阿部委員 社会民主党を代表いたしまして、私、阿部知子、御質問をいたします。 まず初めに、本日の参考人にお願いいたしました平澤さんに御質問をいたします。 私は、たまたまでございますが、平澤参考人とは長い間のおつき合いがございまして、三年ほど前に「日本の牛乳はなぜまずいのか」という御著書をいただきました。そして、今回この雪印事件が起きましたときに、平澤さんにお電話申し上げましたところ、やはりねという言葉が返ってまいりました。 先ほどの参考人のお話でもございましたけれども、牛乳というものが、生鮮食料品としてではなくて、あたかも工場からでき上がる工業用品のように日本の日常の生活の中で取り扱われ……
○阿部委員 社会民主党、阿部知子、質問に入らせていただきます。 先ほど自由党の鈴木委員からも御質問のあった旨と多少オーバーラップいたしますが、宮澤大蔵大臣にまず第一、お伺いいたします。 今年度のいわゆる概算要求基準に関してでございますが、八月一日の閣議で了承されました概算要求基準は、社会保障費の自然増七千五百億円等を除き、主要経費を前年度当初予算と同額とする、いわゆるゼロシーリングを基本としております。しかし、政策的経費である一般歳出は予備費等のものを除きまして一兆円増の四十八兆四千億円となるなど、私どもから見ますれば三年連続の積極型が志向されているように思います。 先ほどの鈴木委員の御……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子と申します。 私は、本来厚生委員会所属でございますが、本日、この科学技術委員会に場をおかりいたしまして質問の機会を与えてくださいまして、大変ありがとうございます。 と申しますのも、このクローン技術をめぐる諸問題は、とりわけ科学技術庁関連の先端科学技術として論じられておりますが、実際には、卵子、精子等々の発生する場は医療現場、すなわち厚生省も深く関連した分野でございます。 そして、聞き及びますところによりますと、きょうにも採択かということで、私といたしましては、まだまだ国民的論議も、あるいは医療の現状等々にかんがみましても、屋上屋を重ねるような論議になってい……
○阿部委員 社会民主党、阿部知子、最後になりましたが、質問をさせていただきます。 きょうは、厚生大臣初め御出席の皆さん、長時間の質疑でお疲れと思います。また、なるべくこれまでの各委員の方の御質問と重複のないよう、かつ、実りあるような御答弁をいただければ私も幸いと存じます。 まず一点目、お伺いいたします。 先ほどの瀬古委員もずっと問題にしておられましたけれども、今回の医療保険法、特に御高齢者の一割負担ということは大変に問題が多い、私もその点は認識を一にするものです。御高齢者がふえてまいりますと医療費が高くなる、高くなって困る困るということがこの間ずっと我が国でもよく聞かれる論調でございます……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 いつも私の質問は最後ですので、皆さんも大変お疲れと思いますし、また御苦労さまと思います。 まず最初に、遠藤委員長にちょっと御質問がございます。 こうした委員会、私は実は初当選ですので経験がございませんが、委員会開会中の定足数というのはございますのでしょうか。と申しますのは、私どもの土井たか子党首にけさしっかりと言われましたが、委員会途中であっても、例えば四十名の委員のうち過半数を割っているようなときは、どんどん委員長に言いなさいというふうに御指示いただきましたので。国民医療という大変に重大なテーマを扱っておりますから、各委員もいろいろかけ持って大変……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子と申します。 まず、私ども社会民主党は、今回の御高齢者の一割負担を含む保険法の改悪に基本的に反対いたしまして、また、抜本改悪、どなたも御指摘ですが、まずそのことから手をつけるべきだという立場から御質問をいたします。 そして、一言申し添えますれば、現在、もしも一割負担、みんな苦しい、だから一割負担だというお話も先ほど来ございますが、このことを導入することが、かえってこれから検討されます高齢者医療制度に悪い影を落とすのではないかという点を危惧する立場からの質問をいたします。 まず、対馬健保連合の代表にお伺いいたします。 各医療分野、これからの医療の財政改善に……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 きょうは最後から二番目の質問者になりますが、先週二回の厚生委員会、また、今週に入りましてからは昨日の参考人の皆さんの御意見、いろいろ医療現場のこと、今般の健康保険法並びに医療法の改正に関しての各種御意見、知見をいただきまして、今この厚生委員会の場は、ちょうど脂の乗り切った審議の場かと思います。 きょうの順番は私が終わりから二番目ですが、今やっと論議がかみ合ったところと思いますので、きょうのイラン国の大統領のお話、見解の違いを超えて粘り強い討論こそが真の民主主義国家を築くというきょうの日中のお話でしたので、この波乱国会の中、願わくばぜひとも厚生委員会だ……
○阿部委員 社会民主党の阿部と申します。 きょうは、長時間、そして私の質問で最後でございます、本当に御苦労さまでございます。 私は実は子供の医者をしておりまして、きょうの福島県知事のお話、大変に、おもしろくと言うと変ですが、興味深く拝聴いたしました。私はまだ六月の当選でございますので、国会に日が浅い者でございますが、きょうの佐藤知事のようなお立場から国の未来を考える知事がおありだということを大変に心強く伺いました。 そのお立場はよく了解いたしました上で、私、阿部知子の個人的な見解、実は、社会民主党全体といたしましては、この首都機能移転に関しまして党としてまとまった見解をまだ出しておりませ……
○阿部委員 社会民主党の阿部と申します。 この間の何人かの委員の御発言を伺いましても、まず、青少年保護という観点から、青少年と知り得て販売した者への免許停止ということについてはおおむね皆さん同意でございますが、でも、何かやはり本当のところすっきりしない、腑に落ちない。ある方は、動機において不純という言葉を使われましたが、酒類の規制緩和ということに対して、私自身も、これは宮澤大蔵大臣にぜひとも進言申し上げたい一項がございますが、やはり、我が国の将来を担う若者たちのためにも、いま一度根本的な論議をしていただきたいと思う点がございます。 実は、私は、十四歳から十七歳、今切れちゃう盛りの青少年を思……
○阿部委員 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、政府提出の一九九九年度歳出歳入の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案に対する反対討論を行います。 まず、昨夜から今朝にまで延会されました本会議において、国民の多くの期待を裏切り、現在の与党、自民、公明、保守党への不信任案が否決されました。そして、その審議の中で、実は本委員会の所属委員でもある松浪健四郎議員によって、国会の場を冒涜する暴挙が行われました。私ども社会民主党の原陽子議員は、日ごろ青少年委員会におきまして、この松浪健四郎議員によって、大きな声のやじ、威圧的態度、エレベーターに乗ればおどすような態度、本当にセクハラのきわみを……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。きょうは、私どもの党の東門美津子議員からお時間をちょうだいいたしまして、初めて田中眞紀子外務大臣に御質問をさせていただきます。 田中眞紀子外務大臣には、就任以来二カ月を経過されまして、女性として新しい時代の平和外交を担っていただきたいと私ども女性議員も熱い期待を持っておりました。 しかしながらと申しますか、この間、大変残念なことに、外務省の官僚の皆さんとのいろいろなあつれき、あるいは今般のこの委員会での外務大臣のいろいろなさったことについて審議も空転するような状況が生じておりまして、まず、このことを最初に二点だけ外務大臣にも御質問させて……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。私は、もともと子供の医者でございます。 昨年の十二月でございましたが、環境庁、ことしになりましてからは省ですが、当時の環境庁の調査で、いわゆる臍帯の中にPCBを初めとするいろいろな化学的汚染物質の移行が確認されたという報道がなされておりますが、きょう、こうした委員会が開かれますことも、そうした次世代への影響が私どもの非常に強い関心にあって、やはりこの処理問題はどうしてでも解決していかなければならない時期に差しかかっているという認識から、幾つかの質問をさせていただきます。 私で、きょう参考人に御質問させていただくのは最後ですが、これまでの……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 冒頭、まず、厚生労働大臣になられた坂口大臣に、所信の表明を受けまして、そのことについての御質問を申し上げます。 既にさきの予算委員会でも一度、坂口大臣にはお伺いを実は申し上げましたが、現在、二十一世紀初頭にあって、社会保障政策の行方が見えないということが、我が国におきましては極めて不安定な社会を生み出しているかに私には見受けられます。 そこの予算委員会での私の質問への坂口厚生労働大臣のお答えは、社会保障政策については、年金、医療、介護、福祉一体としての解決を考えていきたいというお答えでもございましたが、実は私自身は医療分野に身を置い……
○阿部委員 社民党としていただきましたお時間、多少延長しておりまして申しわけありません。私は二番手の阿部知子でございます。 さきの小泉新総理の誕生に伴い、神崎代表が代表質問の折に、二十一世紀は平和と人権の世紀であり、その中で特に公明党は人権、生命、環境ということに重きを置いてこれからの世紀をよい世紀にしていきたいということでの御発言があったと思います。その公明党からこの厚生委員会に、坂口厚生労働大臣、桝屋副大臣が担当してくださいます。そしてまた、私にとっては、私は医療分野に働いておりましたから、南野さん、さんと言っては失礼です、南野副大臣、看護分野で御経験の深い南野副大臣という、盤石の布陣を……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょう、半日にわたりまして、ハンセン病の特別審議の場に私も参加いたしまして、やはり問題が余りにも大きく、そして私どもの到達地点が余りにも低いということを再確認いたしております。 特に、本日、坂口厚生労働大臣は、いつもこの間そうでございましたが、非常に前向きな姿勢でございますが、厚生省の各担当の方々からの御答弁と申しますのは、患者さんにしてみれば、厚生省とはかかる役所であるのかという思いをまた一層深めたと思います。 私は、このハンセン病問題で特に厚生省が行政的になすべき反省点並びに点検点は、大きく二つあると思います。一点目は、まずハンセン病……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 本日の参考人四方には、大変長時間御苦労さまでございます。私の質問で最後でございますので、いましばしおつき合いをよろしくお願いいたします。 きょう一日の議論を拝聴いたしまして、実は私、この同じ時刻に財務金融委員会での審議も重なっておりますのですけれども、先ほど高山参考人のお話にもございましたが、この確定拠出型年金をめぐって、本来であれば金融財務の部門でも、緊急経済対策の大きな柱ともなるやもしれないこの法案が、もっとしっかり論議されてしかるべきであると本当に心から思うものです。 実は、RCC、整理回収機構を三年延期する法案が自民党の皆さ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 今、坂口厚生労働大臣がお見えになるのを、半分は首を長く、半分はどきどきしながら待っておりました。理由は、昨日もお伺い申し上げました在外被爆者の方々に対しての大阪地裁判決について、再度控訴せずという御判断をいただきたい旨、私は、きょうはまた冒頭、お願い申し上げます。 実は、本日の午前十一時に、郭貴勲さん、大阪地裁の原告となられた方ですが、この方が、この控訴をしない、控訴の断念を求める議員連盟の議員三名とともに、法務大臣の森山眞弓さんにお目にかかることができました。その森山大臣との会合を踏まえまして、重ねて、坂口厚生労働大臣にもぜひこの郭さんに……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 坂口厚生労働大臣初め省庁の皆さん、連日御苦労さまです。 とりわけ坂口厚生労働大臣には、私が一昨日お願いいたしました郭貴勲さんとの御面会も、昨日お忙しい時間の中お会いくださいまして、大変にありがとうございます。また、これも私がお願いいたしました、判決文の全文もぼちぼちお読みくださっているということで、極めて誠意ある対応に心からお礼申し上げます。 また、きょうは私の方からもう一点、三つ目のお願いがございまして恐縮ですが、実はこの在外被爆者問題は一面において外交問題でもあろうかと思います。 在外被爆者は、南北朝鮮、それからブラジル、アメリカ、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず冒頭、きょうは、金田委員にも先ほどの小沢委員にも御紹介というか御意見がございましたが、郭貴勲さんの問題について、私も一言、坂口厚生労働大臣に心からお願いを申し上げたい件がございます。 厚生労働省の職員の方はお気づきだったと思いますが、厚生労働省前に郭貴勲さんを支援なさる日本の被爆者団体、被団協の皆さんが座り込みを一昨日、昨日となさっておられました。私もメッセージを送るべく参加させていただきましたが、皆さん大変御高齢で、御自身も被爆者でありながら在外の韓国人被爆者の問題に自分たちも流れを一にして応援していこうと思われる姿、やはり私はとうと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 まず冒頭、長時間にわたり、参考人の皆さんには大変御苦労さまでございます。そして、本日のこの審議が、私にとりましても、また、恐らく今国会、それから今までいろいろ審議されてきた私どものこの国会の運営の中でも極めて人間的で、そして新しい人権の世紀を開く幕あけにふさわしい場だと思いながら皆さんの質疑を拝聴しておりました。 まず、大変私的なことで恐縮ですが、私は、きょう参考人になった熊谷医師と同じ医局に二十七年前に入局いたしまして、きょうこの場所に熊谷参考人をお呼びできて、そして、障害を持っても一つ一つ乗り越えて医師の道に、あるいは医療の道に新……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の水道法の審議に入ります前に、いつも前ぶれがあって申しわけありませんが、在外被爆者の先般の六月十五日の控訴決定に伴いまして、一つお願いがございます。 幾度かの私どものお願いが届きませんで、また、郭貴勲さん初め在外被爆者の方の願いも今回の御判断では直接には期待にこたえることができなかったわけですけれども、でも、この間の何回かの厚生労働委員会での審議の中で、坂口厚生大臣の本来のお気持ち、在外被爆者に対してもやはり被爆者援護法の法の精神を何とか普遍化したいお気持ちというのも拝聴いたしました。 そこで、お願いについては二点でございます。 被……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 最初に、KSD問題に関連いたしまして、柳澤金融大臣にお伺いいたします。 既に午前中の長妻委員が、この件に関しましては幾つか質問もしてございますので、私の方から、確認的な事項を合わせて数点、行わせていただきます。 まず、これまで報告されましたアンケート調査によりますれば、KSD関連の振替口座窓口に一番深く関連しておられますのは、信用金庫並びに信用組合。五百七機関中、信用金庫が二百二十九、信用組合百八十四。また、行ったとされるキャンペーンも、信用金庫百五十九、信用組合八十五。預金受入額につきましても、信用金庫百二十八億ということで、大変に断ト……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 外は真っ暗、夜なべかなと思う時間まで皆さん大変御苦労さまでございます。またきょうは問責決議案、残念ながら否決されまして、また何やらちょっと気の抜けた答弁も多うございますから、最後ですので、張り切って私も質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず第一点、今回のこの関税定率法等の一部を改正する案のうちの一番目、特恵関税制度の改正についてお伺いいたします。 特恵関税制度を今後十年にわたってさらに延長しようというこの改正案でございますが、まず第一点、この特恵関税制度の中で特恵国扱いになっております国、とりわけ中国についてお伺いいた……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 皆様、大変遅い時間まで御苦労さまです。特に宮澤財務大臣並びに速水日銀総裁においては朝から長い時間でお疲れかと思いますが、私で最後ですのでよろしくお願いいたします。 宮澤財務大臣がお席を離れる前に一点だけ、申しわけありません。 私は、先ほど来のお話を伺いまして、特に鈴木淑夫議員の御質問の際に、日銀の速水総裁と宮澤財務大臣の間で、今般起こっております、日銀は出血サービスで量的緩和をした、簡単に申しませば、そこほどに私たちにはもうこれ以上打つ手はないのだという形で出されておりますが、宮澤財務大臣の今般の景気に対する認識は、よくはないけれど……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 委員各位、そしてとりわけ塩川新財務大臣、柳澤大臣には長時間の御討議、御苦労さまでございます。おなかもすいてまいりましたが、私の予定時間で三十分やらせていただきますと、一時近くになりますので、時間厳守ではまいりますが、いま少しの集中をどうかよろしくお願い申し上げます。 私ども社会民主党はいつも質問時間が最後でございますが、今般新大臣の御就任に当たって、我が党の基本的な現在の雇用経済情勢の認識と、そしてまた内閣がお出しになっている緊急経済対策も含めての処方せんについて若干の疑義を挟みたいと思っております。 まず、塩川大臣の所信表明の中に……
○阿部委員 社会民主党・市民連合阿部知子ですが、本日の質疑に先立ちまして、本来の私の質疑時間を、共産党の佐々木憲昭議員の御好意と理事皆さんの御好意によりまして、順交換させていただきましたこと、まず御礼申し上げます。しっかり覚えておきます。そして、ちょうどこの時刻、実は厚生労働委員会の方で年金法案の審議がございまして、慌ただしく出入りしております失礼も深く、お許しくださいませ。 では、質疑に入らせていただきます。きょうは珍しく一時間時間がございますので、ゆっくり目に、いつも早口でまくし立てますが、ゆっくりやりますので、よろしく御回答のほどお願い申し上げます。 まず、本日は一応緊急経済対策関連……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、きょうのコミットメント法案に関しましては基本的に賛成の立場をとりますので、いただきました質疑の時間は、先回の積み残しについての質問とさせていただきます。 きょう、本来の午前中の質問時間が午後に変更になりまして、柳澤金融大臣も御出席とのことですので、特に、柳澤金融大臣に中心的にお答えをお願い申し上げます。 先回の同じ財務金融委員会の折に、私は、いわゆる自動車の自賠責問題、これは、今までは国が自賠責の六割のお金を再保険として担保し、自賠責の保険会社が四割を運用するという形でございましたが、規制緩和の流れの中で、保険会社が全体を自主運用な……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 委員長のお計らい並びに理事のお計らいで、急遽、会計検査院を追加していただきましたこと、厚く御礼申し上げます。先ほどの松本善明氏と福田官房長官のやりとりの中でも会計検査院に関する業務のことが問題になっておりましたので、私の方からもあわせてお伺いいたしたいと思い、本日、お願いいたしました。 まず冒頭、今週の月曜日に参議院で予算案が原案どおり、特に官房機密費、外交機密費を含めて成立いたしましたが、実は私は、このことは私個人が納得できないばかりでなく、国民的納得を得ていない事項と思いまして、福田官房長官に三度目の御質問をさせていただきます。私はあり……
○阿部委員 社会民主党の阿部と申します。 先ほどの党首討論を踏まえまして、本会議場には森首相はおられませんが、森内閣を支えておられる皆さんにまず冒頭一言申し上げたいと思います。 私は、長きにわたり子供の医者をしてまいりました。そして、先ほどの党首の、森首相のさまざまな御発言、態度を拝見いたしまして、果たして今の森内閣にこれから子供たちに道義や倫理を教えていく資格があるのか、非常に疑問に思いました。端的に申しますれば、森首相のおっしゃったことは、態度はふまじめだったかもしれないけれども結果がいいからそれでいいじゃない、平易に言えばこういうことでございます。 しかしながら、人間、道義とか倫理……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 こうした場で森首相とこの距離で質問をさせていただけるのは、もしかしたら私にとってきょうが最初で最後かもしれませんので、森首相に心からの御答弁をまずお願い申し上げます。 私は、昨年の七月に初めてこの国会の場を踏みました、経験いたしました。しかしながら、私が経験いたしました国会は、久世金融再生大臣の辞任に始まり、先日の村上前参議院の自民党会長の逮捕という非常に異常な事態の中の七カ月でもございました。とりわけ、この村上氏の逮捕に関しましては、森首相の誕生にかかわる、あるいはまた自民党の長きにわたる顔として、そしてまた憲法調査会の会長として、……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 思い起こせば、およそ一年前、この場で速水日銀総裁に私がゼロ金利政策の解除のことで質問をさせていただいたのが、初めてのこの委員会での私の質問でした。それから約一年たちまして、ゼロ金利政策は解除され、そして、引き続いて三月からは、いわゆる金利による操作ではなくて量的緩和策をもって、主に物価の下落を押しとどめるため、デフレスパイラルに陥らせないための政策ということを日銀がとってこられたというふうに表明を受けておりますが、果たして、きょう私がこの委員会でずっと皆さん方の質問を拝聴し、並びにこの四月、五月、六月、七月と物価の上昇率を振り返ってみましても、いずれも……
○阿部委員 引き続きまして、社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。坂口厚生労働大臣にお伺いいたします。 きょう時局柄、テロと狂牛病問題の御質問が多かったようですが、実は、日本の社会全体、経済の先行き不透明、あるいは高い失業率、そしてあわせて老後の問題、年金あるいは医療、介護の問題が、非常に国民の不安の要素として大きく浮かび上がっていると思います。 その中で、次期通常国会でのテーマにもなりますが、医療制度改革並びに医療保険制度改革。 さきに財務省の主計局の方から出されました案ですと、経済の成長率に見合って医療支出も抑えていくというような、非常に高齢社会という現実を見ない愚かな案と私は思……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の、インフルエンザを対象として予防接種法の改正を行う論議に当たって、もうきょう私の質問が終われば採択ということで、私から見れば極めて拙速の感を否めません。 と申しますのも、実は、私が小児科医になりましたのが一九七四年でございまして、インフルエンザあるいは予防接種被害による、さまざまな子供たちの健康被害あるいは死亡という状況を私自身も経験してまいりましたし、やはり予防接種ということの対象者をどこまで広げるか、あるいは安全性をどう確保していくのかということにおいては、ちまたでもうたくさんの論議がございます。 そして、恐らく本当に必要なこと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、三十分のお時間をいただきまして一般質疑をやらせていただけること、大変にうれしく思います。そして、本来、私がずっと医者の時代にテーマとしておりました臓器移植の問題を取り上げる機会が回ってきたことを、大変私はうれしく思います。きょう、五点、全体五項目にわたって御質問いたしますが、一項目めがこの臓器移植関連でございます。 実は、臓器移植問題、私は、小児のいわゆる脳死等々の治療に当たる専門医として、約十七年ほど前に脳死の患者さん、子供たちに出会って、その子たちが死体として扱われて、そこから臓器が取り出されていくということを、主治医として非……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、質問通告をしてございませんのですが、一点だけ、今朝明らかになっております北海道での狂牛病の発生について、坂口厚生労働大臣に早急な対処をお願いしたき件があり、御質問をさせていただきます。 今回、狂牛病ということが判明した牛も乳牛でございます。そして一頭目も乳牛だということで、この間、私もいわゆる食肉牛の肥育にかかわる農家も見学させていただきましたが、ほとんどの肥育にかかわる農業者たちは、肉骨粉などは使っておられずに干し草等々で肥育しておられるわけです。この間、二頭とも乳牛であったということは、やはり、乳牛から由来する食肉と、それからいわ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほどの約三十分の佐々木憲昭先生と塩川財務大臣の応酬を拝聴しながら、やはり塩川財務大臣にあっては、日本経済の現状に対する認識が庶民とはもしやしてかけ離れておられるのかなと思いながら拝聴いたしました。 と申しますのも、もちろん昨日のテロ対策特別措置法ですかにおける与党の皆さんの賛成ということも、国民的視点で見れば、やはりちっともよくなっていない経済状況、暮らしの問題、そして先ほどの佐々木先生のお話にありました医療問題、本当にサラリーマンも三割自己負担、あるいは御高齢者も窓口負担がふえるという中で、何となく、やはりこの国というのは何を大事にして……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 いつも私の質問は最後に置かせていただいておりますので、きょう一日の皆さんの審議を承った上で、総括的なお話をまず柳澤金融大臣にお伺い申し上げます。 今般のこの租税特別法案のいわば大きな背景にございますものは、間接金融から直接金融へ、より金融市場を活性化する、いわば金融の構造改革の問題が大きな流れとしてあることを私もまた認識しておりますが、ここで、そうした金融の構造改革について御見識と、現実にいろいろやってこられた御経験のある柳澤金融大臣からごらんになって、特に平成九年度、いわゆる金融ビッグバンという言葉が私どものような政治の外におりました者に……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、柳澤金融大臣の御報告をお伺いいたしまして、大体三つの点にわたって御質問をさせていただこうかと思います。 私は、昨年の六月の衆議院の総選挙で初めて当選いたしましてこの国会に参りまして、実は財務金融委員会と厚生労働委員会という二つの委員会に所属しております。厚生労働委員会は、私がもともと医療分野におりましたので、かなり自分自身でもなじみの深い分野でございますが、この財務金融委員会と申しますのは、国会議員になりまして初めて、本当に一から勉強するというふうな中で質問を重ねてまいりました。 昨日、たまたま塩川財務大臣のお言葉の中に、当然です……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先週に引き続いて、今週もまたこうした遅い時間帯での審議で、塩川大臣にも大変お疲れなことと存じますし、各委員も大変に御苦労さまでございます。できればもうちょっと明るい時間にやりたいなと思いながら、私で最後の質問ですので、よろしくお願い申し上げます。 私は、きょう、先ほどまで予算委員会に出ておりまして、質問も何点か行わせていただきましたけれども、先ほど来の鈴木委員並びに佐々木委員のお話もあわせて伺いながら、今回、私どもの委員会で剰余金の特例措置を成立させると、表面上は三十兆円という予算枠が姿形は美しく成り立つわけでございますが、果たしてそれで国……
○阿部委員 同じく社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、お時間との関係等ございますので、最初に塩川財務大臣に一問だけお願いいたします。いわゆるたばこ税に関する御質問です。 せんだって、塩川財務大臣は記者会見で、たばこ税率の引き上げ等もお心におありだというお話を述べられた上で、それを、増税分を医療や社会保障の財源とすることも考えておられるというふうに記者会見場で述べておられたと思います。 私は、日本のたばこ税率を見ましても、イギリスが七四・五%、ドイツ六七・五%、フランス七〇・八%のところ、我が国では五七・六%でございますし、特にたばこという、極めて健康に影響するたばこから上がる税を……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 四人の参考人の方には、お昼も過ぎましたのに、大変に長時間で御苦労さまでございますが、私の質問で一区切りですので、よろしく御協力をお願いいたします。 まず、山本頭取にお伺いいたします。 今、山本頭取は日本の銀行界のトップとして、現下、大変厳しい経済情勢下の我が国の経済状況、そして次の産業が何であるのか、例えばITにいたしましても、アメリカで昨今とんざいたしております中で、主たる産業の先行きということも大変厳しい中で、現下の状況下のいわゆる銀行の社会的任務とは何であるとお考えなのか。 これは先ほど若松委員が、豊饒というとてもすばらしい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
ただいまの五十嵐委員の御質問に引き続きまして、何点か確認をさせていただきます。
村上副大臣にお願いいたします。
先ほどの五十嵐委員の御質問に対しまして、村上副大臣は――村田、失礼いたしました。ごめんなさい。村田副大臣は、森金融庁長官に、いつ、何を、どこまで確認されて御答弁でしたでしょうか。いつ、何を、どこまで、詳細にお答えください。一点です。
【次の発言】 そのときの村田副大臣の、先ほどの御答弁では、議事録はなかった、文章のものはなかったということでございますか。
【次の発言】 全体の模様についてお尋ねなさるときに、村田副大臣の問題意識の……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、閉会中審査ということで、貴重な一日、朝から御出席の諸大臣、関係者、そして各委員の皆さん、なかんずく委員長も、大変御苦労さまでございます。あともうしばらくでございますので、よろしくお願いいたします。 まず第一点目、塩川財務大臣にお伺い申し上げます。 先ほど、鈴木委員と塩川財務大臣のいつもながらの骨太な論議を拝聴いたしながら、特に、来春に向けて、予算編成の折に、竹中経済担当大臣もおっしゃっておられましたが、新たな形での税制、国民が納得し、受給と負担についてきちんとした納得ができる税制の確立ということは、これからますます、経済全体が右……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 冒頭、まず、昨日ニューヨーク市の郊外で航空機事故が発生いたしまして、一時はまたテロであるかというふうな不安もささやかれましたけれども、昨今の世情は、何につけやはり不安ということで、国民も、また世界もおびえなくてはならないような時代になっております。 アフガニスタンでは、米軍による空爆が相も変わらず続けられておりまして、このことがまた、一般の被災者あるいは村人たちが多く被害を受けているというような現状もございます。 そこで、まず第一点目は、田中外務大臣にお伺い申し上げます。 田中外務大臣にあっては、近くパキスタンに、視察と申しますか……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本来であれば私どもの大島令子がこの委員会担当ですが、きょうは私が譲ってもらいましてやってまいりました。日ごろは財務金融という委員会におりまして、きょうここに来て思いました、ああ天国と地獄だなと。どっちが天国でどっちが地獄かは言ってしまうと問題が起きるので。何せ私は、財務金融委員会で柳澤金融大臣に、議員になってのおよそ二年間で五回、ペイオフ問題はお尋ねを申し上げました。 ほとんど私ほどしつこく聞く人間はいなくて、やはり現時点で、現経済状況下でペイオフを行うことが本当に我が国の経済、金融にいいことをやるのかどうかということも、これは本当にしつこく嫌……
○阿部委員 同じく社会民主党の阿部知子です。 私、午前中、財務金融委員会におりましたために、重複した質問があるかもしれませんので、もし既に出た質問でしたらお許しください。 関西医科大学における研修医の過労死認定について伺います。 さきに、昨年八月、大阪地裁の堺支部が、いわゆる研修医の労働に対して労働者性を認定するという形で、御遺族に対して遺族共済年金や未払い賃金を支払うことを命じました。実は、この亡くなられた森さんという研修医の場合に、時給百五十円換算で働いておりまして、未払い賃金も合わせて八千万円近くだったと思いますが、そのような裁定がおりました。それに引き続いて今回は、この研修医の過……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。皆さん遅いお時間まで大変御苦労さまです。 冒頭、月曜日、三月二十五日に、ヤコブ病の和解調停、調印がございます。これまで、坂口厚生労働大臣にあっては、非常に誠意ある解決に向けての御努力をいただきまして、まず冒頭、心からお礼を申し上げさせていただきます。 引き続いて同様の、やはり坂口厚生労働大臣の誠意ある御指導によって、いま一つというか、二つも三つもですが、解決していただきたい事例がございますので、質問に移らせていただきます。 実は、議題というか、私のお願いしたい一点目は、千鳥ケ淵の墓苑のことでございます。 大変恐縮ですが、坂口厚生労働大臣に……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、提案者のお一人の中川智子さんにまず伺いたいと思います。 実は、ことしに入りましてからの国会情勢は、日めくりカレンダーのように、毎日、疑惑追及とか偽証とか、国民の政治不信を買うことばかりで、国会議員としてこの中におりましても、何か人間が寂しくなるような思いをいたす昨今の政治かなと私は思います。 その中にあって、こうした議員立法という形で出されたこの法案、私は、逆に心が和むし、一人でも多くの方が、また犬と人間の出会いが、人間らしい社会をさらに広めてくれると信じておりますが、そもそも中川さんにあっては、この法律、どうしたきっかけで、どうし……
○阿部委員 本日は、もうお昼近くになりましたのに、四人の御参考人の方々、大変に御苦労さまでございます。私が最後でございますので、順次御質問をさせていただきます。 まず、保原先生にお願いいたします。 今回の法案の改正のもとになりますための審議会の仕事、大変に御苦労さまでございます。 私は、ぜひともそうした審議会のあり方においてのお願いがございます。実は、障害者の雇用ということを考えるに当たって、きょうの冒頭の後藤田委員の御質問にもございましたが、我が国がとるべき基本的な姿勢と申しますか理念、そういうことを審議会でしっかりと御審議いただきたい。 どういうことかと申しますと、アメリカ等々では……
○阿部委員 同じく社会民主党・市民連合の阿部知子です。 最後の貴重な十分をちょうだいいたしまして、臓器移植のことに関しまして御質問をさせていただきます。 ちょうど昨日の新聞報道で、河野洋平前外務大臣が、御子息の河野太郎さんから生体肝移植を信州大学でお受けになる。河野洋平氏の方は二カ月、河野太郎氏の方は一カ月ほどかかるということで、この国会にとりましても貴重な二人の人材が今、生体肝移植の術後を経過されておられます。お二方の一日も早い回復を私からも祈りまして、私の質問に入らせていただきます。 私の質問は、いわゆる生体移植ではございませんで、脳死臓器移植ということで、特に人権侵害が起こりやすい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、午前十時から、金田委員を初めとして坂口厚生労働大臣ともどもに、二十一世紀、どのような医療保険体制であれば国民的な幸福につながるかというかなり本筋の論議がずっと行われてきたかと思います。私も、持ち時間が長ければそのような骨格的な質問をさせていただきたいのですが、限られた時間ということもあり、また他の委員の御発言も踏まえた上で、実務的なことにつき御質問をいたします。 実は、各種健康保険組合、国民健保、政管健保おのおのに財政的な危機が言われておりますが、果たして、その財政的な危機ゆえに、すぐに国民負担あるいは患者負担を求めてよいものか否か……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず冒頭、昨日の有事法制関連三法案の審議におきます与党側の一方的な地方公聴会の開催の採択に至る過程に強く異議を申し立てたいと思います。 やはり、本日、佐藤公治委員のここでの御発言にもございましたが、この国会の場は、出された法案について審議を尽くすということにおいて国民に責任が果たされる場でございます。最初からもうもともと提案どおりでこれでいくんだというのをごり押しと申しまして、それでは実は多様な意見あるいは多様な立場にある人の本当の幸せないしは人権、生命を守れないということを私は冒頭申しておきたいと思います。 そしてもう一つ、私がきょう急……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、大臣初め皆さん、長時間の審議でお疲れかと思いますが、いましばらくお願いいたします。 そして、今回の健康保険、特に医療保険上の改正を初めとする諸問題、論ずれば論ずるほど問題が多岐にわたるということが浮かび上がってまいってきておるかと思います。さきに私どもの中川智子が質問いたしましたが、今回特にサラリーマンの自己負担三割ということは、いわゆるサラリーマン家庭での家計の中における支出として約一一・一%以上の窓口負担やお薬に対しての負担がかかりまして、非常に家計負担が重いということ。これは実は国民皆保険のないアメリカに次ぐ高さでございまし……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 週末の金曜日、遅い時間まで大臣を初め皆さんの熱心な御審議、大変に御苦労さまです。まだまだ審議は佳境でございます。きょう、野党側各委員、ぜひともこの三割負担の問題、あるいは保険料率のアップの問題、そして先行きの見えない診療報酬改定問題、さまざまに問題があるということの指摘がございました。私もまたその観点に立ってきょう幾つか質問をさせていただきますが、さらに審議が深められるということを来週にかけて期待しておるものです。 冒頭、今回の直接にかかわる法案以外のことで、質問予告をしてございませんが、坂口厚生労働大臣にお願いいたします。 実は、来週の……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 参考人の皆様には、長時間大変に御苦労さまでございます。私で最後の質問ですので、よろしくお願いいたします。 私は、きょう、各参考人、非常に内容の濃いお話をお教えいただきまして、大変参考にも勉強にもなりました。わけても、最後にお話のありました勝村参考人、一つには大変にお若いということ、そしてもう一つには、医療の主役は間違いなく患者であるという当たり前のことを、これは消費者という言葉で言いかえてもいいですけれども、こうした医療問題の論議の出発点、根幹になる部分を、御自身の経験、そして具体的にはレセプトの開示という行動を通して実践されているという意……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、六人の公述人の皆様方には本当に唐突に、先週の後半にアレンジをお願いしてこの場に臨んでいただきました。無理無体な要求ということで本当に失礼と存じますが、にもかかわりませず、皆さんにあっては貴重な御提言もいただき、私も国会に身を置く者として、ぜひともきょうの皆さんの御発言を生かせるような方向に、今後の国会審議、全力をかけて臨んでいきたいと思っております。 私は、実は今週火曜日には委員会での参考人質疑、そしてきょうが日本全国二カ所の公聴会ということですが、医療費の今回の改正問題、窓口三割負担、あるいは政府管掌保険の保険料率のアップ、そし……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 第百五十四国会も終わりに近づきまして、この国会の一番の大きな法案であった有事関連法案の方はこの国会で成立を見ず、よかったなと思う点と、また逆に、食の安全ということでは、食の安全保障ということをぜひともこの国会は真剣に対峙しなければいけないテーマであるなときょう一日皆さんの御討議を聞きながら思っておりました。そして、討議も大分出尽くしましたので、私は今までの皆さんの観点とは少し観点をずらして聞かせていただこうかと思います。 今、小沢委員の、監視にかかわる人員的な不足の問題の御指摘、あるいは、特に農薬はポジティブリストという形で一九九五年の改正……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは会期末も控えました七月二十四日で、他の各委員会も余り開かれておりません中、この厚生労働委員会は熱い思いで、特に薬害エイズ、クロイツフェルト・ヤコブと、実際にその被害者となられた方あるいは弁護にかかわった方たちも参考人に加えての、本当に息詰まるような審議の一日だったと思います。大臣初め関係委員の皆様にも大変御苦労さまと思いますが、ある意味で最後に坂口厚生労働大臣の御決意を伺いたいと思います。 どういうことかと申しますと、薬事行政並びに血液行政に関しまして、今後、特に薬事のさまざまな、製造にかかわる製造業者、あるいは販売元業者に関しては……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日が第百五十四通常国会の最初の財務金融委員会ですので、おのおの財政担当そして金融担当大臣に概略的な御質問をさせていただきます。 まず、柳澤金融大臣にお願いいたします。 昨年の暮れから今年の初頭にかけて、とりわけ年頭の小泉総理の御発言等々の中で、いわゆる金融危機を起こさないためにはあらゆる手段を講ずるという御発言が随所で見られております。 もちろん、総理の御発言ですから、柳澤金融大臣にあっては私ではないとおっしゃられるかもしれませんが、一応全体の、内閣での受けとめ方ということにかんがみまして、まず、言葉だけではひとり歩きいたしますので、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、質問予告はしてございませんのですが、先ほどの民主党の小泉委員の御質問を聞きながら、塩川財務大臣が大変いい御答弁でございましたので、健康問題、とりわけ健康保険問題、今、サラリーマンの自己負担三割が政府・与党方針として決まったということで、来年四月の三割負担上げを明記するというお話に関連して、一つだけ、あえて質問をさせていただきます。 先ほど小泉委員のお話の中にもございましたが、日本で三万人を超える自殺者数、そして、六十歳代の方が三五%、三十代から五十歳代で五〇%、大変に働き盛りの、それも男性の自殺者が多うございます。この現実に対して……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 一昨日、本日と長い時間への御審議、皆様御苦労さまでございます。なるべく簡略にいたしたいと思いますので、いましばしおつき合いをお願いいたします。 冒頭、まず塩川財務大臣にお伺いいたします。いつものごとく質問通告ございませんテーマですが、一昨日の我が党の植田至紀議員へのお答えを拝聴いたしましての御質問でございます。 いわゆる三十兆円枠をめぐりまして、塩川財務大臣のお言葉を要約いたしますと、どういう効果をねらってどこにどれだけの金額を持っていくのかを見きわめて、枠の撤廃を考えるならば考えたらいい、大変よいお答えだと思います。国の予算も、五兆むだ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは三大臣におそろいいただきまして、ありがとうございます。 冒頭、各委員から御質問がもう既にございましたことですので、ごく簡略にお伺いを申し上げますが、いわゆる三月危機問題、日銀の短観を見ましても、あるいは二月の税収の減少を見ましても、引き続く不良債権の問題を見ましても、経済、財政におけるいわゆる危機の事態というのは今後もあり得ることとどなたもお考えではあると思います。 そこで、おのおのの三大臣に、塩川財務大臣、柳澤金融大臣、そして竹中経済財政担当大臣に、おのおののお立場から、どのようなことを最もリスクファクターとお考えになりながら、……
○阿部委員 ただいまの佐々木委員の御質問に関連して、一つだけ補足で質問をさせていただきます。柳澤金融大臣にお願い申し上げます。
ただいまのような、もちろん今問題になっておりましたのは外為法上の制度的な本人確認でございますが、いわゆる金融庁管轄の中での本人確認ということについて、今お聞きになりましたような事例、直接ではございませんが、どのようなお考えでお聞きあそばしましたでしょうか。
【次の発言】 国民的な感性、感覚からすれば、外務省すらそれほどずさんなことをしている、そのことの、ある意味で言い逃れ、だから義務規定にしないといけないのだという今の論法ですね、非常に、本当に国民をばかにしていると……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 日銀の速水総裁には、朝から長時間にわたる御同席で大変に御苦労さまでございます。私の質問、大半が速水総裁に対してですので、恐れ入りますが、もうしばしお時間をちょうだいいたします。 まず、日銀の当座預金残高についてお伺い申し上げます。 三月末に、期末資金を潤沢にするという名目で、約二十七兆六千億円という、これは恐らく二〇〇〇年のときを上回る、これまでの最高の当座預金残高となっておりますと思いますが、ある意味で、三月危機を越えて、四月になれば二月以前の水準の十五兆まで戻るはずだというふうに御報告も一部受けておりましたが、実際には二十兆円前後で推……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 お昼の時間も迫ってまいりました折から、四人の参考人の皆様には大変御苦労さまです。 本日は、先ほどの遠藤委員のお話、あるいはただいまの吉井委員のお話、銀行の社会的使命とは何かということをこの場で論議するために参考人として来ていただきましたものと思っておりますが、はたまたそうした観点からいたしますと、一つは不良債権問題、そして二つ目はいわゆる銀行の今後の収益力の問題、そして三つ目は顧客サービスという点において、現在、日本の銀行業界の置かれた位置と申しますものは必ずしも国民の信頼を得ていない、あるいは世界の金融市場からも評価されていないのではない……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、基本的には、今回の政府系金融機関に対する金融庁の検査の導入ということは長年社民党も求めてきたところのものでありますし、本法案に基本的に賛成する立場から、しかしながら、幾つかの懸念もまだ残る部分これあり、本日の御質問とさせていただきます。 まず、先ほど申しましたように、これまで政府系金融機関に対する検査の権限が主務官庁にございましたところから金融庁に移すという今回の法案は、より透明性を増すという意味でも前進ではございますが、ただし、政府系金融機関と申しますものは概して、世でいうところのいわゆる天下り等々で、例えばですが、財務省に旧おられ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先回の委員会で我が党の植田至紀委員が内閣提出の法案についてはかなり綿密に質疑をいたしましたので、今回は、本日提案されております民主党からの提案についてまず冒頭御質問をいたします。 提案趣旨理由の中にもございますが、中ほど後段、連結納税制度の導入によって果たして税が減収するか増収するかについて、政府側の見通しと民主党各位の見通しの中には、場合によっては隔たり、現状認識の差があるやもしれないと思いますので、まず一点、その点をお伺いいたしますが、ここに書いてございますことは、連結納税制度を導入する企業が付加税等々で余り多くなければ、課税ベースに、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、先ほど来、柳澤金融大臣、おかげんを崩されているところで、私の質問であとお時間をいただいて大変恐縮ですが、大半、大臣に対してですので、よろしくお願いいたします。 先ほど塩川財務大臣の景気判断のお話も少し披瀝されておりましたが、この間、株価が一万円割れをする、あるいはアメリカの経済の低迷などなどが報じられる中で、辛うじてと申しますか、アメリカ経済が少し立ち直り、アジア向けの輸出も進んで、日本の景気も少し浮上してきたまだやさきで、これからのアメリカの逆に言うと景気の影響、それから円高ということも要素として出てまいります可能性もある中で、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
まず、私の質問に入ります前に、きょう実は私は、法務と厚生労働委員会の合同審査で十六委員室に出入りしておりましたので、この委員会、午前中からずっと欠席というか、なかなか参加できなかったのですが、そして急に自分の質問の段になってこういうことを言うのは恐縮なのですが、ざっと見渡したところ空席ばかりということで、これは、委員長にあっては、大変恐れ入りますが、私は質問は続けますが、もう少し参加者を調えていただいて、よろしくお願いします。
【次の発言】 さっきまで自分もいなかったのに申しわけありません。本当にずうずうしいと思います。でも、実はきょう塩川大……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、公職にある者のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律の一部を改正する法律案ということで、与党、そして野党の対案が出ておりますことを審議するに当たりまして、二〇〇〇年の六月でしたか、中尾前建設大臣のあっせん利得のことが問題になり、その後、第百五十回の国会で、現在ある法律となりましたわけですが、逆に、この一年半ないし二年をとってみましても、政治家と金という問題は、国民の政治への不信をさらに強める方向に発展したことはあっても、軽減する方向にはなっていないという現実、これは恐らく今回の提案者の与党側、野党側、双方重く受けとめた上で、本日の審……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の討論も私で最後ではございますが、今、私どもがこの国会で論じております政治への信頼ということが、どの程度国民にメッセージされているかということにおいて、私は、本日の論議も含めて、極めて不安に思うものです。 もちろん、マスメディアが取り上げておらぬというのもありまして、ワールドサッカー中であるというのもございますが、しかしながら、より大きな本質的な問題は、何が論点であるかということがわかりやすく伝わっていない。私は、その点が、逆に今一番政治への信頼を回復しなきゃいけないことを論じているこの場がメッセージできないことを、やはり非常に歯がゆく……
○阿部委員 私の質問でもう最後ですから、いましばし御協力をお願いいたします。 ただいまの中井野党提案者の御発言で、与党提案と野党提案の差が非常に明確になったかと思いますが、私ども野党は、この場で審議していることが本当に抜け道なく実効性を持つことを願って、きょう三日目の審議に入ったわけです。 冒頭、まず保利与党の提案者にお伺いしたいんですが、きょうお話を伺いまして、保利先生は三つのことをおっしゃいました。今回の改正案でも、犯罪の主体は公設秘書であるが、実態に合わせて私設秘書も入れることにした、私設秘書も公的性格を帯びている、この三つをきょうお話しになりました。その三つの確認点に基づいてお伺い……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、本日の予算委員会のトップを務められました松本委員のさまざまな御質問の中で、いわゆる外務省の外交姿勢をただすというか問うものがございました。 思い起こせばテロ対策支援法のときに、この場所にいわゆるNGOのペシャワール会という、パキスタンで医療活動をしておられる中村哲先生が来られていろいろな意見陳述をなさいましたが、やはりこれからの世界の中で、我が国がさまざまな外交問題あるいはテロ等に取り組んでいく場合に、NGOの活動ということをきちんと、いわゆる官の側も取り入れて、その立場を重要視して、お互いにすみ分けながら、相手を携えていくべきことと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
皆さんにお知らせしてある質問の順番を、恐縮ですが、金融大臣のお時間の関係で、最初にデフレ対策のことから触れさせていただきます。
まず、竹中経済財政担当大臣にお願いいたします。
昨日、小泉首相の方からの御指示で、デフレ対策ということで、先ほど五十嵐委員の御質問にもございましたが、不良債権処理の促進、日銀による一層の金融緩和、株式市場の活性化、中小企業対策の四点をお述べになりましたが、一応この四点でよろしゅうございますでしょうか。竹中大臣にお願いいたします。
【次の発言】 そういたしますと、金融システムの安定化ということを先ほど確かに五点目に……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、坂口厚生労働大臣に、本日の午後の質問の最初にお立ちになった赤松委員からも御指摘のございましたヤコブ病問題、和解勧告が出ておりまして、あとは国の判断でございます。八七年以前の患者さんについても広く救済の手が差し伸べられますように私からもお願い申し上げて、本日の質問に入らせていただきます。 私は、議員になって一年半が過ぎましたが、きょうが小泉首相に質問させていただく初めての日ですので、よろしくお願いします。骨太路線でまいりますので、よろしくお願いします。 まず、冒頭、女性に甘いと言われながら、せっかく行政改革に頑張っていた田中眞紀子前外……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず冒頭、坂口厚生労働大臣にあられては、さきの第百五十四国会に引き続いて今回もまた大任をお務めくださる由で、皆さんはおめでとうとおっしゃっていましたが、私はありがとうございますとまず申し述べたいと思います。 そして、副大臣には実力派、鴨下先生と木村先生ということで、これは本当に今のどうやって社会保障制度を充実させていくかというときにあってまたとない人材と思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。褒め殺しではないので。 そして、実は坂口厚生労働大臣に質問予告はしてございませんけれども、ハンセン病、クロイツフェルト・ヤコブ病と引き続く大……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。よろしくお願いします。 私は、本日二十分ですので、前回の質問の折に、せっかく坂口大臣から御答弁をいただきながら、私の質問の趣旨と、それから大臣からいただきました御答弁で多少の食い違いがございました部分について詰めをさせていただければと思います。 内容は、小児救急医療に関することと研修医問題でございます。私が、この間、個人勝手に集中審議している案件でございます。 小児救急医療のことは、先回の私の質問で、日本全国の三百六十三、二次医療圏のうち、その六割の二百二十という部分がまだ未整備である、その私の質問に対しまして、坂口大臣の御答弁が、これから……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、この国立病院の独立行政法人化の質疑も私で最終でございますが、午後からずっと拝聴いたしておりまして、この法案を提出するに足る客観的な根拠、数値、さまざまな部分で大きな欠陥があるように思います。 そこで、冒頭、質問予告してございませんが、先ほど武山委員と木村副大臣の往復ラリーを伺いながら、私として数点確認させていただきたいと思います。 一点目は、まず、国立病院のこれまでの運営、経営については財務諸表なるものは作成されておらない、すなわち、運営主体別に財務諸表を用いて他と比較するに足るデータは今のところないということでしょうか。一点目、お……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは花の金曜日で、まして連休を控えての貴重なお時間を、坂口厚生労働大臣初め各委員の皆様も大変遅くまで御苦労さまです。私が最後の五十分をちょうだいして質疑をいたしますが、この間、約二日間にわたって論じられてきました国立病院の独立行政法人化、問題が多々これあり、本当にこれでいいのかなと思いながら、でも、せっかく審議しているのですから一つなりともいいことが実現するように願いながら、きょうの論議に入らせていただこうと思います。 私は、きょうは主には保育所の問題、特に国立病院に併設されております保育所問題について質疑をさせていただこうかと思います……
○阿部委員 残り十分のお時間をちょうだいいたしまして、私、社会民主党の阿部知子ですが、質問を続けさせていただきます。 きょう、半日の論議で、ここに参加するだれもがこの法案の一日も早い成立を願うものであるということも、皆思いを一にしております。我が党も、基本的にそのような立場に立つものであります。 そして、そうした前提の上で、以下、時間が許せば、三点にわたりお尋ねを申し上げます。 一点目は、国交回復、国交正常化の問題であります。 先ほど来、北朝鮮による拉致問題の真の原因が何であるかということについて、各、国政に身を置く者の個々人の責任、あるいは政党の問題、あるいは政府の問題等々指摘されて……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、この委員会の場をおかりして、私の地元神奈川県の寒川というところで出てまいりました毒ガスの、化学兵器の処理問題をお伺いいたしますが、冒頭、鴻池大臣がお席を外されるといけませんので、一問だけ、質問通告にはございませんが、大臣の直のお言葉をいただきたい件について一問目にさせていただきます。 いわゆる阪神・淡路の大震災でございますが、災害ということで支援法が九八年に成立いたしまして、支援金や所得制限など、あるいは住宅支援策の見直しが来年度に迫っております。政府はこの間、具体的な検討をお始めでありましょうか、この点について大臣に冒頭、一言お願……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 塩川財務大臣並びに竹中金融大臣には、昨日に引き続いて本日、連日の委員会で長時間御苦労さまです。また、非常に経済、金融のかじ取りが難しい時期の御就任に当たって、ぜひとも遺憾なくお力を発揮していただきたいと思いながら、昨日並びに本日の御質疑を聞いておりました。 そして、聞いておりまして、だがしかしです、だんだん何が何だかわからなくなってくる御答弁もこれあり、私は、やはり今この困難な時代、例えば経済の状況一つとりましても、空洞化の問題並びにアジアの全体的な経済状況の中で我が国が果たすべき役割が何であるのかという問題、多面的に考えても、今まで経験し……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、塩川財務大臣並びに柳澤金融担当大臣を初め各委員の皆様も……(発言する者あり)ごめんなさい、癖になっておりました。竹中新金融担当大臣初め皆様と、そして各委員、何名かはおなじみでございますが、長時間の審議、御苦労さまです。余りにも今までの柳澤さんの印象が強くて、またよく御指導いただきましたので、ついつい言葉が出てしまいました。 そこで、本日は特に、柳澤金融大臣にかわった竹中金融大臣に多く御質問をさせていただきます。 まず、午前中でしたか、五十嵐委員の御質問の中にもございましたが、金融再生機構等々、これからいろいろ論議されるところだか……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの佐々木委員の御提起にありましたように、目下の金融行政というものは国民から見ましても非常にアンバランスであり、強い者に優しく弱い者に厳しいというところで、今の御質問があったと思います。 そして、それがさらにこの間、竹中新金融担当大臣になられて不良債権処理を加速されるという方針が出た中で、きょう四人の参考人にはお運びでございます。何回かにわたる参考人の御出席は大変労をねぎらいたいと思いますが、だがしかし、国民の関心事は、一体本当に銀行はどのようになっており、何をやっておるのか。私はこの分野は専門ではございませんが、その分だけ一人のまた……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。外ももう真っ暗になりましたし、皆さんも長時間の審議でお疲れと思いますが、最後の質問ですので、よろしくお願い申し上げます。 この二法案をめぐって計三回の審議が行われましたが、私にとりまして、いまだに、なぜ政府がきちんとした説明責任も伴わずペイオフ解禁の延期を実施されるかということが、今もって判明いたしません。このままでは、銀行はよくて金庫だという、ただお金をそこに閉じ込めておくだけのものになるのではないかという不安を抱きますが、きょうはもう、その件は何度も聞きましたので、政府提案については質疑いたしませんで、民主党の出されました修正案について質疑……
○阿部委員 引き続きまして、社会民主党・市民連合の阿部知子ですが、私は、今回の特殊法人の見直しの中で、とりわけ、労働福祉事業団と言われておりますが、今般の機構改正で独立行政法人労働者健康福祉機構に変わることに関しましての御質問をさせていただきます。 皆さんも御承知おきのように、労働福祉事業団と申しますものの業務のかなり国民に身近な部分として、いわゆる労災病院というものがございます。私自身も、実は関東労災病院というところで専門外来をやっていたこともあって、その内情等々も多少は存じておりますが、今般のこの独立行政法人の見直しに当たっての閣議決定の、十三年十二月十九日に出されました文章を見て、もし……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の私の質問は、この場で質疑をさせていただくのは、連合審査も合わせて、きょうは法務委員会ですが、三度目になりますが、実は、どの委員会に出席いたしました折にも定員割れというのが生じて、質疑がとまるという事態が生じております。幾ら国会の形骸化が激しいとはいえ、一つの法案を審議するのに毎回の委員会が定員割れになるような事態は、大変申し上げにくいですが、委員長の御采配の問題もやはりあろうかと私は思います。 本当に、ずっとそこにお座りで大変なのはよくよく存じておりますし、それからまた、来ないのはこっち側なのですから、それもまたそこに座って動けない委……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 この場所で質問をさせていただく機会を得ますと、ちょうど二月の中旬でしたか、そこにおられます川口外務大臣に、当時まだアメリカはイラク攻撃を行っておりませんで、国際社会は、核査察も含めた大量破壊兵器の査察が成功裏におさまり、何とか戦闘が開戦されないようにという祈るような気持ちで刻一刻と事態を見守っていた当時のことを思い出しますが、非常に残念なことに、結果的にはイラクへの攻撃が行われて、そして現段階でこの法案の審議、私は、前提といたしまして、果たしてこの戦争は根拠があったのだろうか、正当性はあったのだろうかということを、まずもって、ぜひとも川口大臣……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先週よりもう一週間以上、このイラク支援法並びにテロ対策支援法の延長、論じられてはおりますが、論じられれば論じられるほど、何が何やらわからない、実体が見えてこない審議が続いているように思います。私は、その主な原因は、やはり、答弁なさる政府の側、とにかく言い逃れることばかりで、実際にどういうことを行いたいから、そのことについて国民の理解を求める基本的な姿勢に欠けているように思います。 本日、民主党の方から対案が出まして、一体自衛隊を送る必要性は何なんだ、任務は何であるのか、そして停戦合意もない、国際的に見れば何らのいわゆる停戦という状態にない事……
○阿部委員 では、引き続きまして、社会民主党・市民連合の私、阿部知子が残りの三十分のお時間で質問をさせていただきます。 まず、本委員会が経済産業委員会ということでもあり、また現下の日本の産業構造のある意味で活力ある再生ということを目指した今回のこの法案の大枠が見えますように、平沼経済産業担当大臣にお伺いをいたしたいと思います。 いただきました厚い、経済産業省がお出しになっております産業活力再生特別措置法の一部を改正する法律案というものに、ざっとというか前だけ、一部だけ目を通しまして、非常に目立つキーワードがございまして、随所にいわゆる過剰供給構造ということの御指摘がございます。そして特に、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。引き続いて質問をさせていただきます。 福田官房長官が、本来出てくる場所でもないし、あと三時までだしと言われていますので、早急に、ぜひとも、せっかく来ていただきましたのですから、福田官房長官にやはり冒頭お伺いさせていただきます。 今、我が党の北川れん子が御質問いたしましたように、本来であれば小泉総理、じかにおいでくださるのが私も一番と思います。なぜならば、この内閣の基本的な姿勢が、情報公開ということと、それに伴う、あるいはもろ刃の剣となりかねない個人情報の漏出などなどをどうコントロールしていくかという、極めてこれは内閣の本質にかかわる事案の審議……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、今後の審議運営について、委員長にもお願いがございますが、四野党共同提案という形で、サラリーマン本人医療費窓口三割負担凍結法案を、四野党、出してございます。 実は、私は本日午前中に財務金融委員会で質疑をいたしましたが、テーマは、今回、配偶者特別控除という仕組みをなくして、働く中間層に負担増を強いるという増税が平成十六年度からなされますこととあわせて、平成十五年度はこのサラリーマンの窓口三割負担、そして保険料も値上げ、十六年度は配偶者特別控除廃止と、やはり働く中堅層に負担の多い増税案が相次いで起こっております。そうしたことが、社会のいわば……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 残り十分のお時間をいただきまして、きょうは、戦没者の遺骨収集並びにその後の埋葬問題について私の質問をさせていただきたいと思いますが、冒頭、現在のこの審議の場も、アメリカがせんだってイラクへの武力攻撃を現実的には宣戦布告に近い形で開始する、そのことをとめることすらできない非力な政治家としての自分たちという、非常に重苦しい気持ちで私は本日の質問をさせていただこうと思います。恐らく坂口厚生労働大臣も同じ気持ちかと思います。 なぜ無益な殺りくが繰り返されていくのか。本当に二十一世紀になって、愚かな人間のなすわざと思いますが、その愚かさが、あるいはま……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 皆さんも、本日の長時間の審議、大変御苦労さまです。そして、法案の審議に入ります前に、二つの事項にわたって、特に坂口厚生労働大臣に厚生行政全般にかかわる視点からの御答弁をお願いしたい点がございます。 一点は、せんだって三月十三日に大阪地裁で判決が出ました三種混合、MMRワクチンのワクチン禍に関しまして、地裁での判決は、そのうち二名についてはメーカー責任並びに国の責任を認め、一名についてはインフルエンザ脳症との区別がつきがたいという判決を得ておりますが、その後、このインフルエンザ脳症と区別がつきがたいと言われたケースについても、阪大微研の方が和……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。皆さんも、極めてお忙しい時間、遅くまで御苦労さまでございます。あと四十分弱ですが、よろしくお願い申し上げます。 私は、食品安全基本法の制定と食品衛生法の抜本的な改正ということがうたわれております今回の改正に当たって、冒頭、坂口大臣に、これは先ほど自由党の武山委員もお聞きでありましたが、何が最も根本的な改正であるのかという点をお尋ね申し上げたいと思っております。 と申しますのも、森永の砒素ミルク事件あるいはカネミ油症事件、これらは実は両方とも私が学生時代に起きたことで、最近、坂口大臣の御尽力でカネミ油症の問題はダイオキシン問題としてかなり解決の……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、ただいまの小沢委員のお話ではありませんが、私も党首討論に向けてなるべく簡潔に質疑をしていきたいと思いますが、委員長も既にこの議席をごらんになりますと、実は全く定足数が足りておらぬと思います。そして、先ほど小沢委員が質疑に入られた当初から足りておりませんでした。私はきょう火急に御質問したい件があるので、きょうの委員会の設置ということは、いろいろな用がありながらもありがたいと思って質問はいたしますが、やはりこのような委員会運営というのはどこかに無理があるのだと思いますから、そのことを基本的にまず委員長には御認識いただきたいと思います。ずっと……
○阿部委員 委員長の代行を初めとして皆さんには、長時間の審議、御苦労さまでございます。そして、坂口厚生労働大臣初め木村副大臣も、多種多様な質疑が行われる中、ずっと御在席で御苦労さまでございます。
だがしかし、申しわけございませんが、定足数を足りておりません。きょうは朝方から食品衛生法の審議、そして現在、医療問題一般、そしてこれからまだ労働者派遣法に入ろうか、こんなにてんこ盛りの審議状況は無理でございますので、一回時間をとめていただきたいと思います、定足数が足りるまで。よろしくお願いします。
【次の発言】 では、まず第一問目、SARSの問題に関して、今朝来、家西委員並びに江田委員がお取り上げで……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
まず、木村副大臣にお伺いいたします。
平成十三年一月六日の閣議において、国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範が決定されておりますし、この間の御答弁でも、倫理にのっとってという御答弁が随所でございました。
そこで伺いますが、木村副大臣は、余り前のことだと身に覚えがないとおっしゃいますので、ことしに入られてから、副大臣御就任のこともあわせまして、いわゆるパーティーと言われるものは、ことしに入ってで結構でございます、何回開かれましたでしょうか。
【次の発言】 確かにその二つでございましょうか。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 一昨日に引き続きまして、職業安定法並びに労働者派遣法の改正案についての二回り目の審議が行われておりますが、一巡をいたしまして、私も拝聴いたしながら、やはり随分、御提案の側とそれから私ども野党と申しますか、中には与党の皆さんの中にも一部おいでだと思いますけれども、今回の法改正が、果たして本当に労働者の方たちが安定して自分たちが働くことを権利として受けとめられていくことになるのか。うたいは職業安定法ですが、私は職業不安定法だなと思って聞いておりましたが、逆にこの法律、派遣がまた長引くことによって、あるいは職業安定法の一部が改正されることによって、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日はいただきました二十五分を活用させていただきまして、政治と厚生労働行政が、より透明性が高く、かつ信頼性のあるものになるように、基本的な御質疑をさせていただきたいと思います。 まず一点目は、公益法人からの寄附にかかわる事項でございます。 木村副大臣は、随所で各団体から寄附を受けておられるということが指摘されておりますが、まず、答弁のことについての確認です。さきの参議院の五月十三日厚生労働委員会、共産党の小池参議院議員への御質疑の中で、木村副大臣が小池参議院議員から聞かれて、公益法人そのものからの寄附に関して聞かれておりますが、質問を繰り……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうももう私の回で最終でございますが、いつも私の回のときにこういうことばかりして恐縮なのですが、でも、せっかく傍聴に見えている方よりも、我慢強く待ってくださっている委員は別として、やはり成立していないのではないかと思います。 それで、私は最終回ですし、時間の後の皆さんの予定もあると思いますから続けてやりますが、だがしかし、やはり本当に恥ずかしいと思わなくちゃいけないし、私は、何でこんなていたらくかということは、実はこの法案の出され方、そして答弁のいいかげんさ、働くことに対する哲学、全く感じられない。よく恥ずかしくないものだと私は思いながら……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日までの審議を踏まえて、そしてこの間、修正案の作成に向けた、与党並びに野党民主党の皆さんを中心とした協議に敬意を払いながら、しかしながら、やはり私自身がこの法案について抱いている大きな危惧をどうしてもきょうは大臣並びに関係の実務担当者に御質疑いたしたいと思い、十分のお時間をいただきます。 私がこの十分で伺いたいことは、主に女性たちの出産や育児にかかわる点でございます。冒頭、質問予告をしてございませんが、坂口大臣にお伺いいたします。 私はこの法案を見ましたときに、一年の有期雇用が三年に延長される、また、三年は五年にということを見たときに、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私どもの社会にとって何よりの希望であります子供たちのことが、こうやってたくさんの同僚議員の皆さんの熱心な討議によって、あるいはまた大臣、副大臣以下担当省庁の皆さんの知恵を絞って論議されることに、まず冒頭、私は三年間国会に立ったところですが、この今回の質問が一番心からいろいろないい答えを獲得したいなと思うものでありますので、大臣にもくれぐれもさらに前向きの御答弁をお願い申し上げます。 そして、実は、先週、先々週の労働者派遣法あるいは有期雇用の問題は、先ほどの小沢委員も御指摘ありましたが、多様な働き方という言葉は悪くはないのですが、現実には不安……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、共産党の小沢委員の心広い御配慮によって、私の方が質問時間を先に譲っていただきまして、この時間帯に質疑をさせていただきます。 私は、まず冒頭、先ほど来の武山委員と、あるいは木村副大臣の御答弁などをお聞きしながら、やはりこの法案の趣旨というか基本理念と申しますか、何のためにこの法案をつくるのであろうかという骨格をちょっと論じさせていただこうかと思います。 この次世代支援対策の推進法でございますが、開いてまいりますと、第三条ですね、「次世代育成支援対策は、父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識の下に、家……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、坂口厚生労働大臣に、先ほど小沢委員がお示しくださった資料の一部を用いて、追加の質問をさせていただきたく存じます。これは通告外ですので、あえてお許しください。 きょう、小沢委員がわざわざ御提示でございますこの柔道整復師関係の療養費の支給問題でございますが、私も大臣も通常のいわゆる西洋医学の医者でございますので、余りこのような療養費のシートというのも見たことがない。私もないですし、大臣も余りないと思われますが、大臣にあっては、この表を見まして、患者さんというか施療を受けた方が窓口でお支払いされる分と、それから、一番下に書いてございます委任……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 通知してございます質問の順番を変えさせていただきまして、きょうは日銀の速水総裁に御無理を申し上げまして、お時間をちょうだいいたしましたので、速水総裁への御質問から始めさせていただきます。 この間、日銀の新総裁並びに副総裁人事等々が内定という形で発表されておりまして、随所で取り上げられておりますが、日銀が新しい日銀法になりましてからずっとその重責を担ってこられた速水現総裁にあっては、とりわけ金融行政、非常に難しい折、また日本の経済の低迷も、先ほど来問題になっております空洞化などの問題もありながらの、日銀総裁としての仕事が今も続いておるわけだと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 酒をめぐって、熱い論議か、はたまた迷走かというお話を伺いながら、私は、この季節、やはりお酒と申しますと一番相性がいいのは桜。ちょうど今桜も見ごろになっておりますが、とても桜を見ている気分ではない。やはり世界情勢も我が国の経済も非常に厳しいところにございまして、本日の法案審議に入る前に、塩川大臣に、現下のイラク情勢、なかんずく短期で終了するという見込みで突入いたしましたイラク攻撃が、膠着状態もあるいはこのまま引き続くかもしれないという中にあって、とりわけ我が国の経済は米国経済と不可分に連動しておりますし、できれば二点にわたって冒頭お伺いをいたし……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 皆さん、本当に暑い中、長時間、御苦労さまでございます。 それから、日銀の福井総裁には、私はきょうはもう質問はございませんので、もしお疲れであれば御退席いただいても結構でございます。ありがとうございます。 では、お残りの皆さんで、私もなるべくいい答弁を得て早く審議が終わるように頑張りたいと思います。きょうは、ぜひとも私は皆さんのお知恵を拝借したい。特に与党の皆さん、たくさん残ってくださいましたので、ありがたいので、皆さんの知恵袋をぜひとも拝借したい。野党もいるのですけれどもちょっと少ないから、与党の皆さんでお願いいたします。 私は、きょう……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本委員会で質問をさせていただくのは非常に久しぶりなので、緊張しながらきょうの質問を準備いたしましたが、しかし、それに先立ちまして、仙谷委員並びにその後の各委員が要求されている資料につきまして、まず、竹中大臣に、私が素朴な質問をさせていただこうと思います。 実は、私は、もう一つの部会は厚生労働委員会というところに所属して、この間、行政関係者に、行政の政策決定に至るまでのいろいろなやりとりのメモをお出しいただくように、厚生労働委員会でも随分資料要求いたしまして、そのことでずっと審議が延長されておりますところから参りましたので、ああ、財金も同じかと思……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私も、ただいまの吉井委員の御指摘のごとく、先週来この法案を審議しておりますが、本当にこれで国民保護あるいは契約者保護のための法案かというと、全く似て非なるもの。竹中大臣は先ほど、契約者にとっても選択肢が広がると。ある種善意でお思いなのかもしれませんが、質疑の中でやりとりされることを聞いていますと、根本的な視点が欠落していると思うところがありますので、冒頭、そのところから御質疑をさせていただきます。 先回の私の質問でも指摘いたしましたが、この法案の提出に当たって、本法案のポイントというような説明書きをいただきまして、この法案がまず第一に目的と……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、週半ばにもかかわりませず、各参考人には大変御苦労さまです。 そして、この「りそな」問題を中心に質疑をさせていただきますことは大変に貴重な機会と思いますが、だがしかし、一応方針も決定して、公的資金の注入ということも段取りされた後で、国民が、こういう国会の審議という場、委員会の参考人招致をいただくということは、私としては何だか手順が逆だと思います。 一番必要なことは、いろいろとられる政策の透明性ということと説明責任、そして国民が十分に納得して、そしてこれで大丈夫だと思える確信というものがそろって初めて国の政策というのは賄われるべきと思……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいま日銀総裁の御報告、そして日々の金融政策運営の御尽力、大変御苦労さまです。私は、福井総裁が御就任されてからきょうが初めて質疑の時間をいただきますので、極めて骨格的なことを質疑させていただこうかと思います。 まず第一点でございますが、いわゆる国債についてでございます。 国債は、この間、潤沢な資金供給という形でさまざまに、発行額は全体として増加しております。例えば、一九九八年度総額三百三十八兆円、現在、二〇〇二年度速報値で五百三十八兆円と、二百兆ほどの増額がございますが、その国債が一体どこに保有されているかという保有別の主体の分析をいた……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、先ほどの木島委員の御質疑でも指摘されるように、この法案にまつわってたくさんの献金、疑惑だけでなくて実際に献金が行われて、金で買われた法案ではないかという指摘すらある中で、本日、実は、私のお部屋を介して何人かの障害団体の方々が傍聴を申し入れました。しかるに、前回の採択の折に騒いだ、あるいはこの審議を黙って聞いていることができなかったというゆえをもって、何名かの方の傍聴はかないませんでした。一方は、法案を推進しようとする側は、金を打てば、大臣、副大臣、もしかして動く。一方で、反対の意見を持つ者は、もちろんこの審議の席で不要に混乱を来すはいい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、一月の二十七日は、日付で申しますれば、アメリカでも同じくことしの冒頭の国会が始まる、時差がございますので明日になりますが、その中で、ブッシュ大統領が所信表明演説をなさる。必ずやイラク攻撃のことも触れられるであろうという、実は世界にとりましても極めて緊迫した事態の中で、我が国での補正予算の審議が持たれていることと思います。 たまたま、昨日のNHK報道がございましたが、アメリカのイラク攻撃をめぐってヘッジファンドが暗躍し、その中に日本の高齢者の年金の運用資金まで含まれておると。今、世界は、経済面でも雇用面でもいろいろな動きを、平和という、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日、四点に大きく区分けいたしましてお伺いをいたしたいと思いますが、まず冒頭、一昨年の四月に法案の成立を見ました情報公開法についてお願いをいたします。 情報公開法は、今の小泉内閣にあっても、国民から見てわかりやすい行政のあり方、そして国民と密着した行政処理ということを掲げまして実施されておりますが、しかし、私が去年の暮れ、質問主意書で総務省にお伺いいたしましたところ、この法律に定められております情報公開請求をいたしまして三十日以内に、請求された側は一応返事を出すなり、三十日で処理し切れないものは延期処置をとるなりということをしなければ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 前回、私は川口外務大臣にイラク問題で幾つかの質問をさせていただきましたが、本日もまた、緊迫した事態の中、熱心な討議が続けられております。 私が、先回並びに今回の討議を伺いながら、大変に失礼ですが、はっきり申し上げて、川口外務大臣には外務大臣たる資格がないとこの場で申し上げさせていただきたいと思います。なぜか。私は四点にわたってお尋ねをしながら、きちんと明確な答弁をしていただきたい。 まず第一点であります。きょう、山花委員の御質問に対して川口大臣は、例えばマスメディア、それは真実を伝えないかもしれない、そして、自分は外務大臣であるんだから、……
○阿部委員 ただいまの法制局長官の答弁も含めて、やはりこの場に一番欠けているものは、すべての基本は人間の生命であるという当たり前の、それも、受刑者の生命が奪われるような仕組みにしかなっていないということだと思いますので、私は、その観点から森山法務大臣にまずお伺い申し上げます。 先回の委員会でも、また、去年の二回の委員会でも、私が腹膜炎による十二月の死亡事例を何回も取り上げましても、そして、先回の委員会で私がわざわざ、大臣、この案件について私が取り上げたことを記憶しておられますよねと私は伺ったんです。そうしたら大臣は、「はい、記憶しております。」という御答弁でした。しかしながら、すぐその直後に……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、坂口厚生労働大臣の再任を心からうれしく思いますし、坂口大臣がこれまでかじ取りをしてくださった厚生労働行政が、さらにこれで一歩も二歩もまた充実していくというふうに考えております。 せんだっての代表質問でもございましたが、今、国民の抱えている三大不安は、実は志位委員長の質疑の中だったのですが、老後の不安、健康不安、雇用の不安、これだけ三つも不安、毒まんじゅうかどうかわかりませんが、不安を抱えていると、なかなか国民にとって、社会の未来像とかどのように私たちが暮らしていくかということを打ち出し、考えていきづらい状況にあると思うのですが、私は冒……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私ども社民党は、この間の小泉首相による北朝鮮訪問によって、さきの日朝平壌宣言並びにそれに引き続く六カ国協議が、さらに将来に向けて確定的なものとなるような道筋ができたことを一つは評価しておりますが、拉致問題、核問題、ミサイル問題等々で残された課題は多かろうと思います。 現在、当委員会に所属しております東門美津子が中国に参りまして、曽我ひとみさんの御家族との中国国内での面会というものを中国政府にも協力していただけるように話し合いを持ち、また中国政府からも前向きなお答えをいただいております。その関係で、本日は、私が東門さんにかわって質疑をさせてい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日議題となっております三条約につきましては、海が、環境面からも資源の面からも、またいわゆる安全保障の面からも極めて重要な場面がこれからは展開されるだろうということをもって、基本的にこの条約には賛成の立場をとっております。また、質問通告いたしましたことについては既に他の委員がお聞きくださいましたので、一点だけ、通告外のことでお伺いしたいと思います。 通告をしておりませんので、大まかなところでの御答弁をいただきたいと思います。こうした油による海の汚染等々あるいはタンカーの通航による汚染等を考える場合に、ポートステートコントロール、いわゆる船が……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、ただいま、イラクでは発見されなかった大量破壊兵器問題で、逆に我が国において、かつての大戦中に製造され使用されたと思われる化学兵器によって生じた被害についてお尋ね申し上げます。 この間、環境省は、とりわけ、昭和四十八年に行われました日本軍の旧軍の毒ガス兵器のフォローアップ調査といたしまして、昨年十二月、非常に分厚い資料を作成でございます。その労苦を多といたしますとともに、逆にまだまだ、この実態調査が進めば進むほど、実際の現実の被害救済も含めて、今後に残された課題が多いであろうと思う観点からお伺いを申し上げたいと思います。 その第一が、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、岩槻参考人にお伺いいたします。 岩槻参考人が園長を務めておられた東大の植物園というのは、実は私はそこの医学部を卒業したのですが、私どもにとりましては、そこに行けばちょっと日常からほっとできる、非常にオアシスのようなところでもありました。そして、日本のそういう学術体系の中で、植物系の研究に時間を割けるだけの国としての位置づけをされたところとして、今般、独立行政法人化のいろいろな波が押し寄せたときに、やはり学問というか、そういう長いタームで考えなければいけないものの位置というものを日本がどう考えていくのかなという思いを持ちながら、先ほどか……
○阿部委員 私も、反対をさせていただきます。 先ほど、私も予算委員会の最後で質疑をさせていただきましたが、まだまだ今回の予算案について多面的に論ずべき問題も多いと思いますし、あと、さまざまな疑惑の関連の参考人もお願いをいたしたいと思いますので、あわせて、おしり、終わりが決まるということは、極めて不十分なまま予算が動いていくということになりますので、その観点からも反対をいたします。
○阿部委員 私も、四月の一日に与党案のみの形での本会議設定がなされるということには強く反対いたします。 理由は、年金問題というのが本当に国民的な課題であって、このような、あたかも与野党対立の構図をとって論議されることは不幸であると思います。 そして、これまで与党も本当に寛容に民主党案を待っておられたわけですから、いま一歩の寛容と、さらに、民主党案の方も、小泉首相のさまざまなこの間の御発言もあり、それを一歩、国民的論議にのせられるような形できっと御提案があるものと期待しておりますから、逆に、四月一日に始まることによって、国民に映る姿が、与党のみ採択してこの審議にかかったという形になることは大……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 委員長初め各委員の皆さんも、長時間の御審議、大変御苦労さまです。わけても、坂口厚生労働大臣は、今国会、年金国会ともまた相なりましょう、この非常に重い国会の中で、連日の各所での御答弁、そして集中した皆さんの質疑への応答も含めまして、大変に御苦労さまと思います。 そして、その分、坂口厚生労働大臣に寄せられた期待が重いということで、私もまた、きょうも大臣にぜひともいい答弁をもらおうと思ってやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。 きょうの私のテーマは、坂口厚生労働大臣の所信表明に目を通しまして、全般にわたり非常にお心配りあるものと思……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの山口委員の御質疑で、私がちょっと理解が悪いのかどうか、確認をしたいことがございまして、坂口厚生労働大臣にお願い申し上げます。 この間、保育の財政をいわば補助金という使途が明確に限定されたものから所得譲与税ということも含めての一般財源化する中で、果たして実際に子供たちの保育の質を落とさないかどうか、あるいは今でも非常に問題が山積している保育のあり方について何らかの前向きの方向が出るものであるか否かについて、ずっと御質疑がなされてきたと思います。 そして、私も部屋でいろいろな関係省庁からお話を伺いました中では、人口案分で各自治体に配……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 毎年、この季節はいわゆる年金の物価スライド問題が論じられ、ああ、ことしまた一年がたったなと思いながら、きょうの質問に立たせていただきます。 しかしながら、去年の春とことしの春とはやはりちょっと違うかなと思うことがございます。デフレという状態は依然として続いておりますし、特に、インフレ時代に物価スライドさせて取り分を多くしようと思った年金の問題が、デフレになって、果たしてそれと連動してどんどこどんどこ下げていったら何が起こるのかなということが最も明確になったのが、ことしの年金論議のように思います。 そうした中で、民主党が対案をお出しいただき……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の三時過ぎからの皆さんの御熱心な討議を伺いながら、この公衆浴場とクリーニング業法に関しての意味深い質疑はほとんど出尽くしたかなと思いながら、私も基本的にこの二法案の成立に心から賛意を表したいという態度をまず表明いたさせていただきます。 それともう一点、たまたま私は、非常に重い障害のある子供を診る医者をしておりまして、それも、どちらかというと東京の上野に近いところで勤めておりました経験で、ぜひとも御紹介したいお母さんの事例があります。 難治性のてんかんを持って生まれて、生まれて一度も歩いたことがない、ずっと寝たきりのお子さんを抱えたお母……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
ただいまイラクで人質となっておられるという報道のある三人の若者の命について、冒頭小泉首相に一言お願い申し上げます。昨年の十一月の末に二人の優秀な外交官がいわば犠牲となって亡くなられました。今首相からの一言、ぜひとも、絶対にこの三名の若者の命を、何があっても犠牲にしないという御決意を、一言冒頭にお願いします。
【次の発言】 では、引き続いて質問に入らせていただきます。
小泉首相のお手元にも既にお渡ししてある資料でございますが、また、皆さんにもお手元に配付させていただきましたが、いわゆる国民年金の第一号被保険者の就業状況の変化というグラフがござ……
○阿部委員 今朝からの、特に民主党の新進気鋭の皆さんの鋭い質問、それに対する断続的な答弁、大変皆さん御苦労さまです。そして、きょう、私は三十分の時間をいただけましたので、ちょっと骨太な論議をさせていただけること、このことも大変にありがたく思います。 皆さんちょっとお疲れかと思うので、ちょっと最初の冒頭だけ、年金でない話題を少々取り上げさせていただきます。 実は、私が二月の二十四日の日の予算委員会で取り上げました、栃木県にございます日光、鬼怒川のあたりの珪肺労災病院のことでございます。 いわゆる労災系の病院は、この間、運営方式の変化等に伴いまして、五つの労災病院の廃止が三月末に新聞に小さく……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、まず、本日の委員会が、ここに掲げられております日歯連及び中医協問題ということを論ずるには、余りにも参考人の選定のされ方が偏りがあると思います。日歯連及び中医協の、日歯連の方は歯科医師会の附属する医師連盟ですし、中医協の方は、医療提供サイドとして日本医師会や日本歯科医師会などがあり、ここの場にもぜひともやはり日本歯科医師会の方にお出ましいただかないと、この中医協問題の改革を語るにしても、極めて私は不十分だし、真実が浮かんでこないと思います。 今、山口委員の方から委員長に、今後さらに参考人をお呼びいただいて、きっちり国民の疑惑にこたえる、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日が年金問題に関する審議の本格的なものとして二日目に至っておりますが、私は、きょうの論議を聞きながら、やはり年金の制度改革問題の論議のされ方はその国の民度をあらわすものであるということを強く思っておりました。 どういうことかというと、せんだって、イラクの人質問題で三人プラス二人の方の無事な解放があったのですが、この後、日本の国内では自己責任論というのがばっこいたしまして、それ一色に塗られているような状況でもあります。私は、年金というのは、一方ではおのおのの人間が生きていく上の自己責任でもありますが、いま一方は、政治の中で、特に我が国の社会……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
まず冒頭、四人の参考人の、本当に今回の年金審議の中で骨格のあるお話をいただきまして、ありがとうございます。
私は、冒頭、山崎参考人にお尋ねを申し上げたいと思います。
まず、イエスかノーかのすごく簡単な質問なんですが、山崎参考人は、社会保障審議会の委員であるということで、一九七七年に社会保障制度審議会がお出しになった建議、こればかり問題にしているんですが、建議というのを御存じでありましょうか。
【次の発言】 そのときの基本認識が、無年金者が膨大に多くなり、そしてまた高齢社会も差し迫ってくるだろうという認識の中で、非常に骨格のある建議という形……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は本日の質問の冒頭に、まず坂口大臣に、先ほど、年金問題の考え方は百人百色だ、省庁間によっても差があるかもしれない、例えば経済産業省が、もしも保険料が上がった場合に百万人近い人の失業が起こるかもしれないという見解を述べることや、あるいは塩川前財務大臣が、税制ともうちょっときっちり連動していないと、この先行きというものが保証されないのではないかという御意見を出されることに対しても、坂口大臣は百人百色だという御意見でありました。 では、国会で審議していくために最低限統一しておくべき認識とは何かという原点に立ち返って、一問目を伺いたいと思います。……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 せんだっての四月二十八日、私ども野党の退席した中での与党、自民党、公明党の皆さんによるまず年金法案の採決、そしてその後、どこの場で合意されたか判然としない三党合意なるものが出てまいりまして、一体、国民にとって一番最大の関心事である年金改革の問題で、今、国、政治の側は国民に対して何を語ろうとしているのか、私は極めて危機的な状態にあると思います。与野党の双方に年金の未納問題が存在し、そのことだけをとったとしても国民は非常に失望をしておる。そのさなかに、またその国会の中で与党、野党、三党合意のもとにこういう案を出しましたと言われても、今、きっちりと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 この国会は、特に厚生労働委員会は、年金を中心に論議されてまいりまして、強行採決も含んで今日に至っております。 私は、冒頭、こうした年金問題を論ずるに当たって、いわゆる基礎となる実態あるいはそのことをあらわす数値ということについて、国会の論議の場にそういう実際の数値がきっちりと出されてこなかったということが、国民から見ても、また審議を深めるにおいても極めて大きなマイナスであったと思います。 きょう問題になっております一・二九問題も、坂口大臣に特にお尋ね申し上げたいのですが、大臣は、厚生労働省の方がこのデータを、委員会あるいは国会審議の場にで……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私が本委員会に出させていただくのは、実は昨年の七月末に、高村委員長と御一緒してイラクに、中谷元防衛庁長官初め中川野党理事とも行かせていただいた折から数えて十カ月ぶりになるわけですが、その間にも、あのときお会いした国連の特別代表のデメロさんが爆殺され、あるいは、先ほど首藤委員のお尋ねの奥大使や井ノ上書記官がまた銃殺され、本当に暗たんたる思いがする中で、果たして本当に私どもの国がイラクに何ができるのだろうか。一つでもよきこと、私にとってよきこととは、やはり皆さんもそうかと思いますが、イラクの中で人々が生きていくための支援をどうやったら日本が顔の見……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 委員長初め各出席の大臣、そして委員の皆さんも、閉会中にもかかわらず、大変に御苦労さまと思います。 しかしながら、国民的に、本当に今、自衛隊の、継続的に多国籍軍にいわば流用、転用してよいのかどうか、あるいは、派遣されている自衛隊員自身の不安、家族の不安いかばかりかと、いろいろなことを考えますと、きょうのこの審議の中で御答弁いただいた数々は、やはり物事の深刻さ、先ほど赤嶺委員がおっしゃった憲法問題もそうですし、人の命が大きくかかわったことに対しての政治の場での論議としては極めて底が浅いし、不十分であると私は思います。 まず、冒頭、川口大臣にお……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 通常、当委員会には我が党の東門美津子が所属し、特に基地被害に悩む沖縄の現状という点から、果たして、国民保護という新たな法制をつくるに当たって、現実に、現状ですら国民は十分保護をされているだろうかということを御提起してきたかと思います。 私は、沖縄に次ぐ第二の基地県の神奈川の選出でありまして、きょうは、時間をいただきまして、私の選挙区でもあります神奈川の現状と、そして、そのことがこの間の国民保護法制やあるいはジュネーブの追加議定書の調印と相まってどのように改善されていくだろうか、願わくば少しでも改善されればと思いますので、そうした観点から御質……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 委員長初め、皆さん、長時間の熱心な御討議、御苦労さまでございます。 私は、本日、毒ガス問題を中心に質疑をさせていただきますが、実は、この予算委員会でも、イラクの毒ガス問題、盛んに皆さんの論議に上がったかと思いますが、私がきょう取り上げさせていただくのは、我が国の関係する毒ガス問題でございます。 平成の十四年度、すなわち、ちょうどアメリカが、イラクに大量破壊兵器、毒ガス兵器、化学兵器等々があるやに騒いでおられるころ、我が国においても、神奈川県の寒川というところで、我が国が戦争中につくっておった毒ガスが廃棄、遺棄されておって、それが国土交通省……
○阿部委員 社民党・市民連合の阿部知子です。 本日の集中審議、経済、金融等ということでございますが、実は、経済も金融も命あってこそと私も考えておりますし、もちろん、きょう主に質疑をさせていただきます坂口厚生労働大臣もその思いが強うございますと思いますが、事は、いわゆる労災病院、労働災害にかかわる病院が、ある日突然廃止という宣言、死刑宣言を受けまして、地域住民の方たちも寝耳に水であったということで、極めて深刻な事態が発生している事例を質疑させていただきたいと思います。 きょう、大臣のお手元に、この統廃合の対象になりました栃木県の珪肺病院、いわゆる日光とか鬼怒川とか川治という温泉地域にございま……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の熱心な年金論議の中で、だがしかし、最も聞こえてこない、そして一番まどろっこしく思っているのが、あのテレビの向こうの国民だと思います。国民にとって、どこに自分たちの声を上げればいいのか。国民不在の年金論議の中で、小泉首相にお伺い申し上げます。 ここに、スウェーデンにございますオレンジの手紙をかいたポスターがございます。このオレンジの手紙というものは、スウェーデンでは、十八歳以上のすべての年金の被保険者に送られている手紙でございます。この文面は、この方のポイントが年々積み重なって、あなたはこれだけのポイントがありますよということを毎年レタ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 国民の多くが拉致問題の解決と、そして、特にパキスタンでのカーン博士の核の多国間、特に北朝鮮等への核技術の供与という問題もあり、核の問題でまた非常に揺れる国際情勢の中で開かれたこの六カ国協議というものに注目が集まっている中で、私が冒頭総理にお尋ねいたしたいのは、果たして我が国はこの六カ国協議の中でどのようなみずからの主体的な思いとプレゼンスを発揮したかということでございます。 この問題の前段に、実は私は、昨年の六月の十五日に韓国に行ってまいりました。六月十五日という日は、その一年前に、韓国で二人の女子中学生がアメリカの装甲車、訓練中、移動中の……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 さきの国会での年金審議を通じまして、私自身、そして私の党といたしましても、やはり現実をしっかりと見た上で、新しい時代に見合う年金のプログラムをつくるべきだということを主張してまいりました。この現実をしっかり見てというところが一切捨象されたまま、与党の強硬な国会運営、そして、その結果さまざまにこの参議院選挙で国民から上げられた、この年金の改革法決して認められないという声にのっとって、きょうの審議が始まっております。 私は、冒頭、きょうの委員会に、この間、七月段階で厚生省が出された二つの資料を皆さんに提示させていただきまして、何が私どもの審議の……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず冒頭、尾辻厚生大臣には、今最も国民の期待と、そして逆に言えば不安も強い、この二十一世紀の社会保障政策を担当なさる省の最高責任者として、新たな御就任、大変に御苦労さまでもありますし、また、お体にもお気をつけられて、よいお仕事をたくさんしていただきたいと存じます。 また、当委員会は、新たに鴨下委員長、そして与野党の理事の皆さんの御好意で、最も小会派である私どもにも最低質問時間三十分というのをお与えいただきまして、十分な審議ができる場を与えていただきましたことを、冒頭お礼申し上げます。 私の一問目は、各委員が繰り返し御質疑でもございましたが……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 お昼を回ります時間の中、皆さん大変御苦労さまです。私は、貴重な時間をちょうだいいたしましたので、冒頭、せんだってもお尋ね申し上げましたが、新潟県の中越地震について、引き続き質疑をさせていただきます。 きょうも大変に寒い朝でございました。冷え込みがきつかろうと思います。実は私は、議員になります前、いわゆる阪神・淡路の大震災を経験いたしましたときに、震災の二日後から現地に入りまして、いろいろな救援活動をしてまいりました。今回、この中越地震に際しましても、やはり一日も早く現地を見てみたい、かつ、せんだっても申しました、不要な死をお一人でもなくすた……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 尾辻大臣初め皆さん、長時間御苦労さまでございます。 本日は、今後の厚生労働行政全般にかかわります尾辻大臣のせんだっての所信表明、骨格的な部分について、まず御質問申し上げます。 この第百六十一回国会の大臣のごあいさつの中で、私は、全般、お伺いいたしまして、特に今国民が最も求めております社会保障政策ということにかかわります部分で、これは何を意味するのかなというところで、少し、大臣御自身の言葉で御説明いただきたい部分がございますので、冒頭お願いいたします。 社会保障政策に関しましては、各種懇談会等もございますが、ここの大臣の言葉の引用をさせて……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 子供たちが殺されない、そして健やかに成長していける社会にするために、長時間の皆さんの審議、本当に御苦労さまです。 私は、実は、この法案の審議を控えまして、武蔵野学院と申しまして、皆さんの御記憶にある事件とすれば、長崎で四歳の坊やが中学生の少年に突き落とされた事件の加害者となっております少年が送致されております国の児童自立支援施設、これは男の子たちのための施設で、昔は感化院と申しましたけれども、家庭的環境のもとで子供たちの心をもう一度はぐくんで、この社会に復帰してもらうための施設の見学と、いま一つ、女の子たちが同じように事件の加害者になったと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、本日の審議の法案外のことで、質問予告をしてございませんが、尾辻大臣に質問をさせていただきます。 十一月の八日から、アメリカがイラクのファルージャにおいて、武装勢力の一掃ということを名目に、空爆あるいは総攻撃という事態が発生しております。私は、この間のイラクの治安情勢の悪化や、あるいは、そこで多くの非戦闘員が傷ついているという現状を非常に残念にも思いますし、また、果たしてこうした攻撃がどこに正当性があるのかということもずっと疑問に思っておりますが、本日ここでぜひともお伺いしたいのは、実は今回の総攻撃の中で、ファルージャ総合病院や、あるい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。冒頭、尾辻大臣に質問予告外のことでお願いいたします。 私は、先回の私の質問時間の冒頭にもお伺いいたしましたが、今イラクのファルージャ、昨日ですか、モスクの中でイラクの全く武装していない市民がアメリカの海兵隊員によって頭を撃ち抜かれた映像がアメリカでも報道されております。 私が先回お尋ね申し上げたのは、そもそもこのファルージャ攻撃の当初から、ファルージャ総合病院やあるいは診療所が空爆されたり侵攻の対象とされたりしている、この国際人道法にももとるような行為。そして続いて、イラクの赤十字の方々がファルージャの市内に入って救援活動をしたいという意向が……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日並びに一昨日、この障害者無年金問題に関しまして、二つの議員立法による提案がなされ、審議が進められてまいりました。そして、ただいまの山口委員の御指摘にもございましたように、国民の社会保障行政をつかさどるところの厚生労働省は、この間の新潟地裁判決あるいは東京地裁判決について控訴をなさるということで、逆に、こうした議員立法がここで論議されている一方で、本当の意味で、社会保障行政を担う厚生労働省あるいはその所管の最もの責任者である尾辻大臣が、そもそもこの無年金障害者問題についてどのようにお考えかということを、私は冒頭お尋ねさせていただきたいと思い……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日の委員会が、三野党、民主、共産、社民党の提案したイラク特措法の廃止をめぐる法案を取り上げていただき、そして、さらに大きな二つの政治的な意思の決断をしていただきたいと思い、その観点から質問させていただきます。 まず第一点は、日本の国際貢献はいかにあるべきかということに関連して、先ほど来、赤嶺委員あるいは他の委員からも、この間のファルージャの事態が取り上げられております。そして、外務省の御答弁を聞いておりますと、非常に情報の食い違いがある。こんなに事実認識、情報収集に差があったら、とても我が国が将来何をなすべきかを決めていくことができ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 イラク問題を初めとする平和の問題、あるいは年金を初めとする社会保障政策、そして食の安全に至るまで、国民生活が非常に不安と閉塞感に揺らいでいる中で行われているこの予算委員会の二日目の審議、きょうは朝から参加させていただきましたが、多くの時間が政治と金ということに費やされて、国民の最も関心事である年金や、あるいは日本のこれからの外交政策についての審議が短かったことが非常に残念でもあります。しかし、政治と金という問題をきっちりさせない限り政治が信を得ることはないと思いますので、私は、通告をしておりませんが、一問目、尾辻大臣にお願いいたします。 先……
○阿部委員 ただいまの穀田委員の御発言で重なる部分を除きまして、私ども社会民主党は、国会図書館が、とりわけアメリカと我が国は議会が運営するということになっている、極めて特殊な位置づけをしております。他国は、例えて文部省がそれを扱う、そのような構造をとっておりますが、議会がこれを運営し立法能力を高めるという、極めて大事な役割を与えられたものであるという国会図書館の重要性にかんがみて、先ほど筒井委員おっしゃいましたが、今回の給与の改正は身分を云々するものではないというお話ではありますが、図書館長だけを抜き出して行うということの問題が多々あり、また、国会図書館長としてどのような方がその任にふさわしい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの共産党の御発言の御趣旨同様に、我が党も、憲法調査会が議長に御報告をされた時点でその任を終えておられるものと考えますので、このハウスへの御発言という形はこの議運の取り決めにも相そぐわないものと考えて、反対をいたします。
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 我が党は、まず第一点、郵政民営化法案そのものにも反対の態度を明らかにしておりますし、加えて、特別委員会の設置という方法にも反対でございます。わけても、本日採決を行いますこと、この拙速さについても、ぜひ皆さんにお考えを改めていただきたいと思います。 皆さんは、立法府におられまして、みずからの役割を何とお考えでありましょうか。 お気づきかもしれませんが、この二週間ほど、国会の近隣には、お体のお悪い、いわゆる身体障害の方々が、命を賭して、テントを張って、私の所属しております厚生労働委員会で審議中の障害者自立支援法案に不安の目を注ぎながら、連日、国会に詰め……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの会期延長の御提案、いまだにその真意が伝わってまいりません。 そもそも、四月の下旬に提案された郵政民営化法案は、その内容においても、また多数の政令、省令にゆだねられて骨格が見えないずさんな法案であるという点においても、いわば当然の帰結として、今日まだ審議が未了ということになっております。そこに、無理に無理を強いる、屋上屋を重ねるような会期延長は、本来、国民の望むものでもございませんし、ここは一たん国会を閉じ、そして、さらに法律としての吟味の上で出し直しされるべく御尽力されるならされたらよろしいかと思いますので、私は反対をいたします。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、与野党のこの委員会の理事並びに委員長の御高配によりまして、私ども社民党に三十分をちょうだいいたしまして、実は、国会の中でいろいろな質疑をやっておりますが、この三十分というまとまったお時間をちょうだいできるのは破格のことでございますので、まずもって、当委員会の公平な運営に厚く御礼を申し上げます。 そして、きょうは、ちょっとまとまった時間もございますので、せんだっての大臣の所信表明演説と、そして目下国民的課題である社会保障政策、なかんずく医療制度改革ということについて、骨格的な論議をできれば展開させていただければと思いますので、よろしく……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、今日かかりました二法案のうち、戦没者の御遺族等に関する弔慰金の問題は、長く平和の問題をこの二十一世紀も我が国の国民の多くが心にとどめ、非戦の国として生きていくための一つの国からの国民へのメッセージと私は思っておりますので、基本的には賛成をいたしたいと思います。 そして、本日の質疑の中で、特に、泉健太さんもお取り上げくださいましたが、私も従来から、また尾辻大臣もずっとこのことで御尽力いただいております御遺骨、これは御遺骨と言うよりは御遺体と私はあえて言いたいと思いますが、この収集問題については、やはり国がそれをきっちり行うものであるとい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 尾辻大臣には、参議院の予算委員会も一方に控えられる中で、合間を縫っての衆参での同時の御質疑の御答弁、大変に御苦労さまです。 私は、そうした大臣の御苦労や、また本当に心身ともの御負担を考えながら、しかし、さりながら、一番本当に今国民が知りたい、そして日本の社会が、あるいは国が姿を変えようとしている三位一体改革の問題の中、わけても医療、教育、農業の三分野での、今進行しつつある三位一体改革と言われることの先行きが見えないことの不安というのを非常に強く思います。そして、本当に大事なテーマであるゆえに、先ほどの山口委員の生活保護の問題もそうですが、国……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょう御出席の五人の参考人の皆様には、日々国民の生活に最も身近で、喜びも悲しみも、また老いも病もともに支え生きてこられる町村会長の皆さん、あるいはまた、長年患者さんを診て、ずっと、きんさん、ぎんさんのお話もありましたが、長く人の老いとおつき合いの室生先生、あるいは、今の分権論を学識経験者の立場から鋭く問題点を指摘いただきました辻山先生、本当に御苦労さまでございます。私も、与えられた時間の許す限り、五人の方それぞれに御質問をいたしまして、また許されればもう一めぐりいきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 まず、河内山先生でしょうか、国……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 大臣を初め各委員の皆様には、御尽力をいただきまして私の質問時間をこのような形で確保していただきましたこと、厚く御礼申し上げます。 冒頭、私は、まず無年金の学生の障害者の問題で、大臣に二点ほど確認というか御質疑をいたしたいと思います。 大臣も御承知のように、二〇〇一年の七月に九地裁におきまして、札幌、盛岡、新潟、東京、京都、大阪、岡山、広島、福岡に、いわゆる学生無年金問題で提訴、裁判が起こされまして、三年以上が経過いたしました。 この間、判決が出ました東京や新潟、あるいはついせんだっての広島地裁でもそうでございますが、昭和六十年以降、いわ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほど来、お二人の委員から、職業安定所の新たな設置にかかわりまして、その政策の透明性、公平性について、さらに厚生労働省としてきっちりとしたデータを提示していただいた上で今後は充実を図っていただきたいというお話がございました。とりわけ、今、雇用情勢も厳しく、働くこと自体がさまざまに、権利として保障されない、憲法二十七条、労働は権利であり義務であるという二十七条の本当の中身が揺らいでいる折と思いますから、ぜひ労働行政、とりわけ職業を得ていく過程における職業安定所の役割ということをさらに厚生労働省として充実させていただきたいと思います。 そうした……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、長時間の委員会審議、大変皆さん御苦労さまです。特に尾辻大臣にあっては、本日は一般質疑とあって、ありとあらゆる角度からの厚生行政、期待が大きいところですので、各委員、真剣な質疑が行われている中で、大臣も大変お疲れであろうと思いますが、もうしばらくよろしくお願いいたします。 私は、本日、質問通告をしてございますこと以外に、実は、先ほど水島委員がお尋ねくださいました小児のBCGの予防接種に関しまして、水島委員と健康局長田中さんの御答弁、あるいは大臣の御発言を聞きながら、やはりこれでは小児科の現状、子供の現状、そして、まかり間違うと、予防接……
○阿部委員 週末の本当に遅い時間まで、皆さんの審議、御苦労さまです。
そして、各委員の御質疑を聞きながら、あるいはまた厚生労働省側の御答弁を聞きながら、私は、この介護保険法案を審議するに足る状況にない、データがないということをまず冒頭申し上げたいと思います。
そして、中村老健局長にまず明確にしていただきたいことがございます。中村老健局長も、この部署の責任者であれば、「介護保険かわらばん」、こういう色刷りのものが各自治体に配られているのを御承知おきかと思います。まず一点、御存じですか。お願いします。
【次の発言】 では、これについては責任ある立場であるということを確認した上で、月に一回ないし……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 桜の大変美しい季節になってまいりまして、本当に日本の美しさが殊さら身にしむこのごろですが、もう一つ、日本にはとてもいい言葉があると思います。今日本は少子高齢社会ですが、人生二度わらしと申しまして、御高齢期と赤ちゃんのときは、本当に二回、わらしのように皆に温かく守られて、赤ちゃんもお漏らしをいたしますし、御高齢期になると排せつはだれかに介助されなければなりませんし、そして、できれば私どももこの春の桜の下、眠るように亡くなりたいという思いは、実は日本の文化の中に深く根づいた、とても大事な老いのみとり方だと私は思っております。 きょうも一日、本当……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本日は、参考人の皆様には大変御苦労さまです。 まず冒頭、山本参考人にお伺いいたします。 介護保険制度というのは、市町村を主体として、保険者として五年前に発足して、当初、反対であられたが、五年間一生懸命いろいろなお取り組みをしてこられた御経験をお話しいただきました。 今回の改正の中で、サービス提供の一番主体になる保険者のいわゆる権限が多少は強められた。それは例えば、問題のある指定業者の県への通告とか立入調査権というところは確かに改正されましたが、山本参考人御指摘の、例えばその地域にどのような入所施設、あるいはどのようなサービスが必要かというこ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、金曜日という皆さん大変御多忙な中、各委員、遅くまで残っての熱心な御審議と言いたいところですが、本当に、これだけデータも出ない、審議に値する内容が出てこない委員会審議はないと私は思います。 きょうの冒頭、石毛委員の御質疑に対して中村局長が、この間の不適切でなくて不誠実な答弁のおわびがあったと思いますが、私は、言葉遣いが不適切かどうか、不誠実かどうかではなくて、この法案を審議するに足るデータ分析、実証的なデータ分析がないという意味で、極めて厚生労働行政側の、今あなたがこの法案のトップを預かっているわけです、審議の。もちろん、大臣がすべて……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日も、長時間の御審議、御苦労さまでございます。 冒頭、私は、今この委員会、介護保険のことで論議が進んでおりますが、年金問題について、予告外でございますが、大臣に二点お伺い申し上げたいと思います。 この四月の一日から、特別障害給付金、障害をお持ちの無年金の方々、いわゆる無年金障害者に特別給付金という形で給付をするということが決まり、それが四月一日から申請を開始しております。 ところが、実際に障害のおありの方で、そして無年金である方にどの程度広く周知、通知され、そして全国の窓口の受け付けの状況がどうかということになりますと、極めてこれが徹……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、私に与えられた時間が十五分でございます。ただいまの山口委員と中村局長並びに大臣の御答弁を私は聞きながら、本当に実は憤りを禁じ得ないものがあります。この介護保険という法案は、成立した当初、一つは介護の社会化、二つ目は御本人の選択、いわば人間がどう生きるかの選択ということを掲げて発足した制度であります。しかし、今の、例えば要介護一の方の入所問題に関しましても、先ほどの中村局長の答弁にございましたように、出ていっていただくということを前提にした道しかないのです。その中で幾ら美辞麗句で選択という言葉を使おうと、最後は、重い方への配慮で出ていって……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、いつもですとラストレディーでやらせていただいていますが、与野党の理事の皆さん、そして委員長の御好意で私の時間をちょっと上げていただきまして、本当にありがとうございます。 先々週になりますか、介護保険の激しくも重い論議から引き続いてこの障害者自立支援法へと連休が明けて移ってまいっておるわけでありますが、まだまだ介護保険問題の興奮も冷めやらぬというか、課題の重さがまだ残っておるというか、その中でのこの障害者自立支援法の論議だと思います。 また、議員各位にはお気づきでありましょうが、この国会の周辺では、障害のある当事者の皆さんがハンスト……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、本法案の審議に入ります前に、また本日のトピックス、一つ大臣にお願いいたします。 きょうは、在外被爆者問題で、実は、五月の十日に広島地裁におきまして、アメリカにお住まいの被爆者手帳をお持ちになった方が、お連れ合いがお亡くなりになって、葬祭料の申請や、あるいは御自身の健康手当の申請を、もう既に手帳はお持ちの方ですが、アメリカからもともとの広島、もと広島にお住まいですから、そこになさいましたところ、今の厚生労働省のお預かりの被爆者援護法では、御自分のお住まいの市町村にそれを申請しなきゃいけないということで、アメリカに住んでいて広島に申請した……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、参考人の皆様、特に障害の当事者であったり、長く障害のある方々を支えて頑張ってこられた皆さんの貴重な御意見を拝聴することができ、私ども国会にいる者にとって本当に責任の重さを痛感する次第であります。そして、そうしたことと同時に、例えば先ほど尾上参考人の資料の中にございましたが、我が国の障害施策にかかわるそもそものパイの小ささ、このことが国会議員みんなに認識されないと実はこの法案はにっちもさっちもいかないんだと平易な言葉では思います。 私どもの委員会の中で、例えば小泉総理に来てもらおう、あるいは谷垣財務大臣に来てもらおう、あるいは、きょう……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は自立支援法の審議でございますが、いつものように、冒頭、この法案以外のことを一問取り上げさせていただきます。 いわゆる厚生労働省方針で、「医療費抑制へ健診強化」ということが、昨日でしたかの朝日新聞に出ておりました。 私はこれを予告してございませんが、きょうここで取り上げさせていただくのは、実は、がん検診も含めた検診ということについて、さきの介護保険の論議のときに、老健局の中村局長が、検診をお受けにならない場合はペナルティーもという発言をされまして、私や水島委員が、その考え方は何だということで論議を重ねさせていただきました。そのときは中……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、障害にかかわる雇用の問題、特に、やはり働いていくということは人間の誇りの根源にもかかわってまいりますので、そういうことから参考人の皆さんにお話をいただきまして大変ありがとうございます。御発言いただきました順序と大体同じように質問をさせていただきますが、まず冒頭、輪島参考人にお願いいたします。 きょうは主に、これから新たに実雇用において算定されます精神障害の皆さんの雇用率のお話の部分が長うございましたが、もう一点、全般的に障害のある方の雇用率ということに関しまして、まず前段、お伺い申し上げます。 ちょうど長谷川参考人が御提出いただき……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 参考人の皆様には、これまでの何回かの変更、そして、きょうはまたお昼過ぎまでの意見陳述ということで、大変に御苦労さまでございます。 私も、実はこの法案は、障害者自立支援法というタイトルになっておりますが、果たしてこれが障害者自立支援なのか、自立阻害なのか、随分これまでの中断された議論の中でも指摘をされておりましたので、骨格にかかわる自立という概念をめぐって、冒頭、ちょっと順番は違いますが、そして中西参考人には連続になって恐縮ですが、中西参考人からの意見陳述をお願いしたいと思います。 きょういただきました資料の中で、お時間との関係等もあり、参……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、まず冒頭、先ほどの中根委員と森岡政務官のお話を伺いながら、あるいは山口委員と尾辻大臣の応答を伺いながら、私は、一点、尾辻大臣に確認をさせていただきたいと思います。 中根委員の御質問の中にもございましたが、日本が中国に対してさまざまに行っている戦後の事業の中で、特に重大であり、なおかつ進捗しておらないのが、中国での遺骨収集問題であると思います。私は、大臣が、とりわけ遺骨収集ということは御自身も率先してやってこられて、そして、さきの千鳥ケ淵のことしの三百体の納骨の折にも、雨の中みずからお出ましでありましたし、その心意気の深さにおいて、他……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の議題になっております独立行政法人による年金関連の福祉施設並びに医療施設等々の売却に関連する法案の審議に当たりまして、きょうの午前中の委員会でございましたか、米澤委員が、これは本当の意味で厚生労働行政の自滅、みずから墓穴を掘るようなやり方に等しいという指摘をなさいました。このことを大臣はどう聞かれたのか。非常にあの米澤委員の言葉というのは、もしかして御自身が社会保険病院あるいは厚生年金病院を御利用された利用者としての切実な思いからというふうにのみ大臣がお受けとめになったのであれば、私は、あれだけのことを言われた米澤委員の気持ちというのはき……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 今週で本国会も閉じるわけでありますが、今、国会には暗雲が立ち込めております。理由の大半は、筋悪法案ばっかりで、例えば郵政民営化法案、国民のとらの子に手を突っ込んで盗み出すような法案。そして、このきょうの独立行政法人の売っ払い法案ですね、国民が一生懸命ためてきた保険料でつくった施設を二束三文で売っ払う、そうした法案。いずれも本当に、幾ら誠実な大臣が一生懸命答弁されてもだれの心も晴れない、ますます梅雨空が広がっていくような本日の審議だったと思います。 そこで、しばしの清涼感として、本日のトピックスは、水道行政について聞かせていただきます。 六……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の冒頭は、まず遺骨収集問題で一問お願いいたします。 たしか六月の二十七日の東京新聞でございましたでしょうか、一面に、今度厚生労働省の中に遺骨収集にかかわる専門班が設置されるということが報じられておりました。もちろん、他の新聞報道がございませんでしたし、また内容にわたっては詳しくはまだ書かれておりませんでしたけれども、私といたしましては、これまでこの委員会や予算委員会で、尾辻大臣や小泉首相に対してもお尋ね申し上げ、そして、戦後六十年を期して、ぜひとも今までと違う、破格に充実した体制で遺骨の収集を行っていただきたいという旨を申し上げ、また尾……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私も、まず冒頭、先ほどの山口委員と同じお願いを委員長にいたします。 定足数に欠けること、本日は四回に及んでおります。私も質問中は集中をいたしたいので、委員長の方で定足数が欠けましたらとめていただけますように、よろしくお願い申し上げます。 冒頭、この法案について尾辻大臣にお伺いいたします。 障害者の自立支援法ということでございまして、約二週間ほど前に審議が行われ、一たび中断されて、本日を迎えておりますが、本日のさまざまな御回答というのは、残念ながら誠意が感じられない。そして、たくさんの傍聴の障害のある皆さんも、一体だれのための法案をつくる……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の審議もまた、障害者の声は聞かない、実態は見ない、机上の空論で、果たして、今の山口委員がお示しになった、実際に六万円少しでどうやって暮らしているかと皆さん少し想像してみてください。そこにまた利用料をいただこうとする法案であることをまず冒頭指摘したいと思います。 そして、きょうは各委員、この黄色いパンフレットの要望書のことを取り上げられましたので、私の質問もこれの八番目に関係したことでやらせていただきますが、もう一つ、きのう、一万一千人の障害者団体の方が、レッドカード、「このまま通すな障害者自立支援法案」というのを持ってこられましたので、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
冒頭、きょう藤田委員が取り上げました、厚生省が社会保障審議会に配付された資料について、塩田部長の答弁を確認したいと思います。
部長の答弁によれば、この藤田さんのお配りの一枚目の表は、このことを用いて審議会の審議は直接に行わなかったので、今後訂正するなりして新たな審議にかかるということでよろしいのですか。
【次の発言】 では、とめてください。今の私の質問権ですから。きちんと答えていただきたい。もしお答えがないのであれば、私、一時から年金会議ですし、お答えを待つわけにいきませんので、とめていただきたい。時間がむだです。
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 昨日の社会保障審議会における厚生労働省側からのさまざまなデータの誤り等々について冒頭御報告がございました。 私は、昨日の社会保障審議会を傍聴させていただきましたが、そこで感じましたことは、各委員も含めて数値の誤りということのみに終わらせているように思います。私が社会保障審議会にお願いしたかったものは、公費医療といいますか、国庫負担で行われているさまざまな医療、三十二条、それから更生医療、育成医療、公費負担医療のこれまでの役割とこれからが、果たして本当にこの自立支援法という枠内に取り込まれて十分に機能するのかどうかという問いでございました。残……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、与野党の理事の御発案、そして委員長の御決断によって、この厚生労働委員会、アスベスト問題での集中審議というのが持たれておりまして、国民の関心事でもあり、また、午前中から今に至るまで熱心な御論議が続けられております。 ただしかし、非常に残念でありますのは、どなたも御指摘されましたように、尾辻厚生労働大臣が郵政民営化関連法案の審議にお出ましで、ここにはおられないこと。そして、それ以上にと申しますと大臣には失礼ですが、残念なのは、実はこの問題に対しての危機意識の共有が、これまでの御答弁の数々からはちょっと私はうかがえない。せっかくこの委員会……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 見渡せば、先ほど来、既に山口委員の御質疑のころから定足数は足りておらず、しかし一方で、無理やり、ないしは解散という風も吹く中で皆さんそれぞれの御用があるという状況も踏まえた上で、しかし、小泉首相の郵政民営化問題にしろ、それを人質にとった解散問題にしろ、国民が最も求める、今本当に不安を払拭してほしいというこのアスベスト問題ということを忘れての国会のありようであれば、やはり私たちは議員として本来的な仕事を果たしていないのではないかという思いを抱きながら、先ほど来、この部屋の中で皆さんの御質疑を承っておりました。 冒頭、定足数は足りていませんでし……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、本日の議題以外のことで恐縮ですが、尾辻大臣に一問お願い申し上げます。 実は、昨夕の読売新聞にも出ておりましたが、この間、尾辻大臣もおっしゃってくださっているように、特定機能病院という、大規模で、そして国がある程度いろいろな診療報酬上の優遇措置もしておる八十一病院で、あちらこちらで医療事故が起きておる。慈恵医大の青戸病院、埼玉大学の附属病院、東京女子医大病院と。こういう相次ぐ医療事故に対して、特に東京女子医大におきまして、二〇〇一年に中学生の女の子が心臓手術でお亡くなりになって、これが医療事故であるということの事実はもう既に認定されてお……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、この間ずっと厚生労働委員会の方で質疑をさせていただいておりまして、例えば先ほどの佐々木憲昭委員の鋭い、突っ込んだ質問、さすがだ、すごいと思いながら聞いておりましたが、なかなかそのレベルに到達しませんので、ごく素朴に、しかしながら、もっと言えば、国民は、私の抱いている素朴な疑問、質問、不安、そういうものと一緒におられるだろうと思いますので、あえて、阿部さん、今ごろ何でそんなことを聞くのと思われる委員がいたら恐縮ですが、私の質問をさせていただきます。 この間、議事録にまだまだ半分ほどしか目を通させていただいておりませんが、私がやはり一番印……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの共産党の高橋委員が質疑の中心に据えられました個人と公共、一番個人が、小さな個人が、弱い個人が困ったとき、災難に遭ったとき、一体国はどんな手助けができるのか。これが私は、この間ずっと論じられながら、しかし、やはり本当に個人が生き生きと生きていけるための仕組みがなかなか今に至ってもないのが、今回の補正予算も含めた構造的な問題だと思います。 そして、冒頭、小泉首相に、今の論議をじっとお聞きでございましたから、構造改革をお願いしたいと思います。二点にわたります。 私は、今回の補正予算案の中で、災害対策が全体で一兆三千億円、しかし個人に渡……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、NHKの放送も入りまして、国民環視の中で政治と金の問題が、午前中二時間、午後二時間審議されております。私に残された時間、あと九分三十秒くらいだと思いますが、まず総理に冒頭伺います。 きょうの論議の中で総理も繰り返しおっしゃっていましたが、これで果たして国民にとってこの政治と金という問題が何か見えてきたのか、それとも、相変わらず政治家の中だけでお互いが批判し合っているというような形に終わってしまっているのではないか。総理の発言を先ほど来承りますと、そのようにもおっしゃっているように思います。 私は、国民が求めるまず第一、九割の国民が……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、尾辻厚生労働大臣にお願い申し上げます。恐縮ですが、質問通告をしてあること以外のことで一問お願い申し上げます。 皆さんの御記憶にもございますかと思いますが、今を去ること二十四年近く前に、富士見産婦人科事件というのがございました。健康な女性の子宮を、資格のない方がエコー、超音波診断をして、腐っているとかがんになっているとか言って取ってしまった。集団で二百人以上の方がその犠牲になったという事件でございます。 この事件に関しまして、いわゆる最高裁での民事訴訟も、提訴した医師側が敗訴いたしまして最終確定して、このとんでもない一連の行為というこ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、二十五分というお時間をちょうだいいたしましたので、少し突っ込んだ、あるいは積み残したと思われる論議を行わせていただきます。また、委員長初め各委員の皆さん、また御出席の各大臣も、本当に金曜の夕刻の遅い時間まで、御苦労さまです。 私は、今皆さんのこれだけの御労苦と時間、そして一方で国民が求めるもの、すなわち橋本元総理の参考人招致あるいは証人喚問など、この政治と金という問題もぜひ、これだけの労苦を重ねておる予算委員会ですから、理事の皆さんがしっかりとお話しくださいまして、実現していただきたいと思います。冒頭、このことをまず委員長にお願い申……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先週に引き続いて今週も週明けから、各委員の皆さん、大変に熱心な御論議で、御苦労さまでございます。 それにしても、国民的関心事の年金、医療、介護等を論ずる場になぜ小泉首相がおいでじゃないのか、私はとても残念に思いますし、細田官房長官がいらしたら、きょうは何を総理はやっておられるのか、お伺いしたいところです。しかし、ここにおいでじゃありませんので、この一つをとっても、やはり国民が最も望むものを時の首相は一番心に受けとめて行っていくべきだということを、私は、冒頭申し上げさせていただきます。 引き続いて、二十五分の時間ですので、質問に移らせていた……
○阿部委員 平成十七年度の予算審議も、あと、私に与えられた時間を残すのみになりました。いろいろな問題が、例えば今の政治と金の問題あるいはBSEの問題、三位一体改革の問題、いずれも中途半端なままに、きっちり論議されずに終わっていこうとするこの予算委員会というのが私は非常に不満でもありますが、私自身のこの十分間の中で、日本の戦後六十年の過去と未来の骨格にかかわる質疑をさせていただければ幸いと思います。 この予算委員会でも、あるいはまた厚生労働委員会の場でも繰り返し取り上げさせていただきました遺骨の収集の問題です。第二次大戦で、海外戦没者二百四十万人。 冒頭、小泉総理にお伺いいたします。 私は……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、第百六十三国会冒頭の厚生労働委員会でございます。尾辻厚生労働大臣には、重ねての大任、本当に御苦労さまでございます。この委員会は審議時間も長うございますし、週に行われる回数も大変多くて、なかなか大変に気苦労も多い委員会かと思いますが、どうぞお体にお気をつけあそばして大任を果たしてくださいますように、私も一人の議員として心から期待を申し上げます。 そしてきょう、冒頭でございますので、できればなるべく尾辻大臣と骨格的な論議をさせていただこうかと思います。 この総選挙の結果は、与党の皆さんがこの選挙制度のもとで大勝なさるという紛れも……
○阿部(知)委員 本日も、午前午後、また参議院での本会議を挟んでの長時間の御審議、御苦労さまでございます。そして、本法律にかかわります問題につきましては、各委員御指摘のところが多分に重なってもおりますし、私がラストバッターになっておりますので、大臣に大きく三つにわたって確認をお願いしたい件の御質疑と、あわせて、直接この法案には出てまいりませんが、大きく現在の労働現場にかかわります問題で二点の御質疑をさせていただきます。 冒頭、皆さん、長時間労働の問題を大変に深刻にとらえて御質疑でございました。大臣も、現在二極化する労働形態の中で、どちらかというと正規雇用の方々が長時間労働化しておる、そして短……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 さきの国会に引き続きまして、この厚生労働委員会で一般質疑、とりわけアスベスト問題でのこういう集中した審議を設けていただきまして、両筆頭プラス委員長にお礼申し上げますとともに、やはり事の重大性、問題の重大性というのは、あるいはまた国民が抱いておる不安というのははかり知れないものがあると思います。 せんだって、私は、たまたまことしは被爆六十年の年ですので、被爆関係の団体に呼ばれてごあいさつしてまいりましたが、広島、長崎の被害を受けられた方二十万人以上、そして今、このアスベスト問題も、集計の方法いろいろございますが、将来にわたって、さっきの……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日のこの障害者自立支援法案は、ここにお集まりの委員の皆様はよく御存じのように、さきの国会で廃案の経過をとり、再び本日、衆議院での審議が始まっております。 今週は半ばに冷たい雨が降りまして、その後少しお天気が回復したとき、私は国会の第一議員会館、第二議員会館の前を通過いたしましたときに、植え込みにお布団が干してございました。国会で見るお布団というのはとても奇異に映りましたが、その期間ずっと、障害のある方が国会周辺で寝泊まりしてこの審議を見守っておられるというほどに、先ほど桝屋さんと山井さんの伯仲した論議がございましたが、やはり最もこの……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の参考人の皆様には、本当にお運びいただいてありがとうございます。いろいろな観点から、また、私どもが現在審議しております法案の問題点のみならず、日本の障害者施策の根本的問題についても新たに御指摘いただいたように思います。 きょう参考人にお越しの皆さんももう既に重々御承知と思いますが、実はこの法案は、さきの国会で二回にわたり参考人にお越しいただき、今回また第百六十三国会ということで新たにお願いしたわけですが、例えば御自身が障害のお子さんを抱えておられる経験のおありの方、きょうもお四方、四人おられましたでしょうか、そしてまた当事者の広田……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、本日は、民主党の山井委員、そして先ほどの共産党の笠井委員がお取り上げくださいましたが、昨日のハンセン病における台湾並びに韓国での療養施設におられた方に対しての判決の差といいますか、明暗を分けた事態をこの国会、立法にかかわる私どもとしてどのように考え、どのようによりよい、本当に人間的な施策に向けていくかということで先ほど来御指摘があったと思います。 一つには、やはり台湾の問題に関して控訴をしないという本当に大事な判断と、もう一つ、大臣は、韓国の収容されていた方にも、また台湾の方にもお目にかかってくださるということですので、火急に、……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日朝方八時ごろ、通勤の折に、まだ駅はいわゆるラッシュの時間でございましたが、車いすに乗った方を囲んで数人と、そして恐らく知的な障害をお持ちであろう方を囲んで数人の方がプラットホームで待っておられました。ああ、こんな時間にどうしたんだろう、珍しいなと思って一緒のボックスに乗り合わせました。そして、聞くともなくお話を聞きますと、まさにこの国会にいらっしゃる方々でした。だれに言われたのでなく、本当に心配だから、そして朝のラッシュ時に車いすでやってこられる方がいる。それほどに、本当にどうなっちゃうんだろう、本当にやっていけるんだろうか、……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私のちょうだいいたしました時間は二十分ですので、少し早口かもしれませんが、よろしく御答弁をお願いいたします。 まず冒頭、質問通告外のことで細田官房長官に一問お伺いいたします。 昨日の小泉首相の靖国参拝問題は、我が国にとっては、対アジアあるいは対中国との戦略的対話をどう進めるかということに当たっての非常に大きな陰りをもたらすものだと思います。町村外務大臣も二十三日には中国の首脳部とお会いになる、あるいは十一月のAPEC、そして十二月の東アジア首脳会議など、この秋にはそうした外交課題がメジロ押しでございました。 細田官房長官として、こ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の審議は、二〇〇三年の三月二十日、米英軍がイラクに空撃、侵襲、侵略を開始して以降、この三年余りの間、我が国のその開戦の支持、あるいは、その後のずたずたになったインフラや治安の復興をめぐって何をなすべきで、またなすべきではなかったかということの審議に当たると思います。 私は、きょう、冒頭の細野さんとの安倍官房長官のやりとり、あるいは今の赤嶺さんとのやりとりを聞きながら、明確にしていただきたいことが一点ございます。 実は、今回、ブッシュ大統領が大量破壊兵器の存在について、情報収集活動も含めて、その点においては、あると判断したことは誤……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、本国会の冒頭の予算委員会でございますので、国民の命にかかわるアスベスト問題と、国の国防にかかわります自衛隊問題の二問を小泉総理に質問させていただきます。 国会が解散・総選挙の解散以前に、六月の段階で、クボタの問題が尼崎で、主に労働者だけでなく、健康被害が住民等々に及ぶというアスベスト被害の大きさが指摘されておりました。 それを受けて、昨日の段階で、九省庁が合同でさまざまな救済策を検討せねばならないということで、おまとめの文書もいただきました。私はそれを拝見して、一体、このアスベスト問題にかかわって、行政の責任、果たして本当に……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、実は神奈川県の選出でございまして、この委員会でも多くの皆さんが沖縄の問題をお取り上げでございますが、神奈川も沖縄に次ぐ第二の基地県でございますし、昨年来のいわゆる日米のいろいろな交渉、2プラス2の中でも、私のおります神奈川にかかわることがたくさんございます。 そのこともございまして、昨年の暮れにアメリカのワシントンに出向きまして、先方の国務省並びに国防総省あるいは安全委員会の皆さんともお話を伺い、逆に、非常に大きな、先方はチェンジという言葉を使いましたが、あなたたちは変わらねばならないというふうに言われまして、その言葉の強さと印……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日は、地元でございます神奈川の基地問題について御質疑をさせていただきます。 五月一日、日米の米軍基地再編の最終合意がなされ、ロードマップも発表されて、その中でもとりわけ厚木基地に関しましては、地元負担の軽減ということが随所で御答弁の中で触れられております。麻生外務大臣もおっしゃいましたし、また額賀長官もそのような御発言がございました。 そもそも、伺いますが、ここで皆さんの言われます厚木基地の負担の軽減の中身と、軽減とおっしゃる根拠をお示しくださいますか。防衛庁長官、お願いいたします。
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、各委員の皆さん、長時間の御審議、御苦労さまでございます。 また、川崎厚生労働大臣には、本日、初めて大臣としての所信を受けて私が質疑をさせていただきますので、冒頭ですので、やはり一番国民の期待も高く関心も高い厚生労働分野で、これまで私が御質疑申し上げた二人の大臣、坂口前大臣あるいは尾辻前大臣、今、国は決して豊かにお金をふんだんに使えるという時代ではない中で、しかし、誠心誠意、その方の人格そのもので厚生労働行政に取り組んでいただき、この質疑を生かしていただいたと思っておりますので、きょうはそうした観点から、川崎新厚生労働大臣に期待……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、与野党の理事の皆さんの御好意で二十五分というお時間をちょうだいいたしましたので、冒頭、大臣と少し根本的なところでの質疑をさせていただきます。なお、これは質問通告してございませんが、川崎大臣の政治家としての姿勢を伺うものでありますので、どうかお許しをいただきたいと思います。 大臣は、今回のこの行政改革の一環としての独立行政法人の組織変更という法案の審議に際しまして、それ以前に、例えば、今度は労働安全衛生総合研究所という名前がつく機関ができるわけですが、労働安全衛生の今日的課題とは何であるというふうにお考えでしょうか。
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、今回の独立行政法人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整備に関する法律案に反対の立場から討論を行います。 勤労者の労働形態の多様化、さらには、それによる労働災害の多様化にどう対応し、また、今後の労働安全衛生をどう実現していくのかという、国の基本姿勢を問うことのない今回の独立行政法人産業安全研究所と産業医学総合研究所の統合そして非公務員化は、木を見て森を見ずの、単なる行政改革・組織いじりにすぎません。 さらには、多発する労働事故に関して、立入調査を非公務員に行わせるということを労働安全衛生法を一部改正することによって可……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、五人の参考人の皆さんには、子供たちの未来とそして私たちの社会の将来設計のために、前お二方には学際的な分野から、そして残るお三方には現場からの御発言ということで、大変参考になり、またそれを踏まえて質疑をさせていただこうと思います。 冒頭、京極先生には、介護保険の折にもあるいは自立支援の折にもいろいろ御意見もちょうだいしておりまして、特に先生がかかわっておられた生活保護と児童扶養手当に関する関係者協議会の中でのいろいろな御意見もお述べになっていると思いますが、私はその件に関して二つお伺いをしたいと思います。 一点目は、先ほど先生……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 各委員並びに委員長には、長いお時間の審議、大変御苦労さまです。私に与えられた残り三十分を、きょうは主に、このたびの三位一体改革に伴う、特に、厚生労働省の行政にかかわります分野での補助率の削減という形をとった、地方へのさまざまな業務の移管について質疑をさせていただきます。 本日朝からずっと私の席に座っておりまして、この間の審議を承っておりましたが、果たして本当にこれが地方の分権なり自治なりに向けた改革であり、そして、今回最も業務の移管が大幅に行われたところの、あるいは補助率が削減されたところの児童手当とか児童扶養手当とか、それから、先ほ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 当委員会は、子供の出生から保育、教育、そしてやがて成長し、年を重ねて病を得る、あるいは介護の状態になるという人間の本当に長い人生、総体を対象としておりますので、日々、皆さんの熱心な論議、長時間で大変に御苦労さまだと思います。きょう、私がまた最後でございますので、大臣にはよろしくお願い申し上げます。 私は、冒頭、これまで質問通告して積み残した件から入りたいと思いますが、もう何人かの委員が取り上げてくださいました、いわゆる放課後児童クラブの問題で、一点確認をお願いいたします。 きょう、大臣のお手元にも資料を配付させていただいておりますが……
○阿部(知)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提出の国の補助金等の整理及び合理化等に伴う児童手当法等の一部を改正する法律案について反対、また、民主党提出の児童手当法の一部を改正する法律案について賛成の立場から討論を行います。 まず、国の補助金等の整理及び合理化等に伴う児童手当法等の一部を改正する法律案は、児童手当と児童扶養手当の国庫負担金を一挙に三分の一にまで引き下げ、都道府県及び市町村に負担を転嫁するものであり、反対いたします。 本法案は、三位一体改革の一環として提出されました。しかし、児童手当や児童扶養手当は、国が定めた認定基準により、地方自治体が全国単一的に現金支給を行……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、与野党の理事の皆さんの御好意により三十分のお時間をちょうだいいたしました。いつも少数政党への御配慮、大変にありがとうございます。 おかげさまで、せんだっても川崎厚生労働大臣にお伺い申し上げましたことですが、予防接種の問題で、はしかと風疹の混合ワクチンを、混合したものしか選べないか、それとも単品でも選択の幅を残すかというところで、厚生労働省の方でも単品を残すような方向の検討もしてくださっているようにメディア等の報道でも承っております。私がこうしたお時間をちょうだいして一つ一つ、ちょっと込み入ったことでもあったわけですが、大臣にお……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 四月の六日に本会議で、小泉総理ももちろん御出席のもと、健康保険法と医療法を二つの大きな軸にした今回の医療制度改革関連法案が質疑されまして、それを受けて、当委員会でも、今週水曜日そして本日と、実は断続的な質疑が続いていると思います。 私があえて断続的と言わせていただくのは、ここのところの国会審議状況は大変にタイトでございまして、これは厚生労働大臣の川崎大臣も大変だろうなと思うほどのタイトさでありますが、私はやはり、医療というのは、人と人が命ということをめぐって信頼関係を結ぶ、医療というのは人が人になす術でございますから、そういうことをめ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、先回のこの委員会で、いわゆる医療現場、人によって支えられる、人が人の命を支える医療現場において、その支え手である医師や看護師サイドに起きていることをお話し申し上げました。 きょうの委員会では、また各委員が、先回の新潟の例に引き続いて、きょうは青森での、田名部委員がお取り上げになった実際の人の配置が、看護婦さんも医師もいない、産婦人科の医師もあるいは助産婦さんもいないような状態の中で、どうやって次の命が生まれ得るのかというようなお話もございました。 私は、こうした問題がこの委員会で取り上げられる都度、果たして本当に厚生労働省の皆……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 我が国は、現在、未曾有の少子高齢社会に入り、社会的にも、そしてとりわけ命を支える医療という分野でも大きな変革が迫られているさなかだと思います。 この委員会でも、医療制度改革が委員会において二回ちょっと話され、非常に早い段階できょうは参考人の皆さんにお話を伺う段取りを委員長初め与野党の理事の皆さんで御準備くださいましたが、その真意というか、その本当の意味するところは、やはり医療の現場あるいは地方自治の現場、そうしたところからより多くの声を聞いて、本当に必要とされている改革をこの委員会が審議できる場でありたいという全体の願いからかと思いま……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、各参考人の皆様に貴重な御意見を拝聴いたしました。また、お昼どきを挟んでの長時間の、皆さんからの貴重な御意見を拝聴する時間をちょうだいいたしまして、大変にありがたいと思います。 私は、きょう冒頭、川渕参考人からお伺いをしたいと思いますが、実は、川渕参考人のお仕事は、日医総研におられるころ、あるいはせんだって送っていただいた御本も拝読し、ただ、読むと聞くとは大違いというか、やはりきょうまた拝聴して、ああ、さすがになるほどだと思ったことがございますので、まずその点からお願い申し上げます。 と申しますのは、川渕参考人のこのいただきま……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、小泉首相が首相になられて五年という期間の中で、果たして小泉構造改革は何であったのか、あるいは小泉首相のとられた外交はどこへ日本を向かわせしめようとしているのかということで、最近、とみにこの五年を見直すという特集やアンケートが多く出ているかと思いますが、その中でも、正直申しまして、最も不人気な分野が、社会保障政策に関して、各年齢、評価をしないという方の方が評価をするという方を上回っているというような集計が、たしかきょうの新聞か、きのうでございましたか、出ておりました。 私がよくこの問題を出しますと、例えば、中川政調会長は、全部の……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日も、午前と午後にわたりまして、各委員からいろいろな問題の指摘がございましたけれども、どのお話をとりましても、果たして、これから地域で生きていくための基盤としての医療はきちんと提供されるんだろうかどうかということが、この審議のありようとは、全く解決を見ないままに、もう審議が半分くらいこれで来たんでしょうか。私は、この間の審議というものが、逆に、本当に元気になれない、本当にこれで国民のための、私どもが目指す医療制度改革の何がしかを、答えを出しているんだろうかと思うときに、非常にむなしい気持ちになるものであります。 しかし、そうはいって……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 この医療制度改革論議が、冒頭から、いかに医療費を削減するかという一色に塗り込められて、本当に何を削減したら適正化するかということの論議は、実は、本日も、一日いろいろな委員とのやりとりがありましたが、厚労省側も確たる確信を持ってデータもお出しではありませんし、非常におぼつかない中だと思います。 私は、きょう午後の一番手で岡本委員がお取り上げくださった、最近はやりのメタボリックシンドローム、私も、かてて加えてちょっと取り上げさせていただこうと思います。 きょう、お手元の資料の中に、後から挟み込ませていただきましたので三枚目か四枚目になる……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、総理がこの審議にお出ましくださいましたが、何となく委員会が不穏な気配でございます。私ども野党は、まだまだ審議も深まっておりませんし、国民の最大の関心事である医療に、総理みずからもそうですし、厚生労働行政としてももっとしっかりした答えを出してほしいと思っておりますが、私の質問途中で不当な動き、不穏な動き等々ないようにまず冒頭お願い申し上げて、質問に入らせていただきます。 総理、端的に伺います。先ほどの仙谷委員あるいは他の委員も御指摘ですが、現状で、特に子供たちが生まれ出るための産科の医療、非常に私は崩壊の現状があると思います。 ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほど来の各委員の御指摘のように、年金問題は国民の最大の関心事であり、またそれを、本来は信頼を持ってつかさどるべき社会保険庁が、相次ぐ不祥事によって、このたびの法案の提出にあるような看板のかけかえを行うという段になりまして、本当にこの法案の審議に入っていけるだけの実態の解明がされたんだろうかという疑義が大きく持ち上がってきての今日の委員会だと思います。 私ども野党はこぞって、やはり、何が起こったのか、やみはどこまで深いのか、このことを解明しないと本当の改革にはならないということで、本日は事実解明のための集中審議を行っていただきたいと理……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、週末にもかかわりませず、与野党の各委員の御出席、そして委員長にも大変御苦労さまです。約六時間の審議を行ってきましたが、本日もまた、聞けば聞くほど、果たしてこの方々に、現在社保庁で起こっている不祥事をチェック、点検する資格なり、能力なり、感性があるんだろうかという思いを私は強くいたします。 例えば、青柳運営部長は、今に至るも不適切な事例と。不適切ではなくて、これは法を犯している、明らかに違法なんだと思います。そういうことが繰り返し指摘されて、不適切、不適切と言っていて、その方たちが、本当にこれからチェック機構なんかきくんだろうか……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、与党並びに民主党の皆さんの御配慮で四十五分の時間をちょうだいいたしましたので、本日話題になっておりますテーマ以外のことで、冒頭、大臣、通告外ですが、一問お願い申し上げます。 昨日の夕刊の各紙、またけさの新聞紙上で、二〇〇五年度の合計特殊出生率が一・二五ということで、この小泉政権になって以降もそうでございますが、年々予測を上回って下がり続けるということで、もちろん子供の出生は数の云々ばかりではございませんが、やはりさまざまな今後の社会保障政策にも影響してまいるかと思います。 大臣にあっては、今、この六月中にもいろいろな少子化対策の見直し……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、共産党の高橋委員の御好意初め、理事会の皆さんの御承認で私の質疑時間と交代をさせていただきました。どうもありがとうございます。早速質問に入らせていただこうと思います。 今回の薬事法の改正は、そもそも、昭和三十五年に薬事法ができ、その後、とりわけ昭和三十年代の後半から四十年代、我が国が経験した大きな薬害、キノホルムによりますスモンという問題、あるいはサリドマイド、クロロキンなど、非常に不幸な、患者さんたちにとっても大きな弊害を生んだ薬害の経験に学びながら、より安全で、そして逆に言うと、先ほど来各委員が御指摘のように、自分の体を自分でコントロ……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、四月に始まりました医療制度改革論議の冒頭から、本会議質問においても、民主党の皆さんが、ぜひ、国民的関心事でもあり、また私ども一人一人も決して無縁ではないがんという、私どもの、現在、我が国において死亡原因の第一位を占める病態に関して、いわば国民的な、がんの治療について求めるもの、そのことにおいて基本法を、民主党も出され、また与党にもそうした提出を求めるという流れの中で今日まで参りました。本会議で小泉総理も、みずから与党案も示しながら審議をしたいというお考えでありましたし、成案を見て、本日、与党案を含めた提案の趣旨を伺うことになってございます……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、各参考人の皆様は、もうお昼も過ぎましたのに、大変長時間の御出席で御苦労さまでございます。 本日の委員会の参考人からお話を伺うという場は、既に参議院で本法案が成立して、衆議院に移ってきたということで、論議の当初から熟した部分といいますか、かなり皆さんそれぞれの御主張で、参議院での主張をなぞられて御発言の部分も多いと思います。しかしながら、私といたしまして、この衆議院では本日が始まりの始まりでありまして、やはりそもそも論のところも少し私もお伺いしてみたいと思いますので、その点、よろしくお願い申し上げます。 実は私は、私的なことを申せば、小……
○阿部(知)委員 ただいまの御質問の中にありましたように、私どもの修正案では、まず基本理念としての仕事と生活の調和ということを明確にすることが今回の改正の重要な意味であり、位置にあると思います。 既に、せんだって内閣府の方から男女共同参画白書等々も出されておりますが、その中でも、キーワードとしてのワークライフバランス、日本語でいうと仕事と生活の調和という問題が非常に重要なワードとして取り上げられております。 振り返ってみますれば、一九九七年のさきの改正において、実はこの用語は、女性のみの仕事と生活の調和ということではないということで削られたというふうに考えられておりますが、逆に今という時代……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 そして、今国会で恐らく最後の質問をやらせていただくことになると思います。既に先ほど本会議も終わっておりますし、この委員会は熱気に満ちてこの審議を続けておるという中でございます。 冒頭ですが、審議内容というよりも、ちょうだいいたしました資料の確認といいますか、内容確認をさせていただきます。 先般の第一次調査が五月二十九日報告書となっておりまして、第二次調査が六月十三日の報告書で社会保険庁名で出ております。いろいろな違いがあり、またこの六月十三日以降も次々どんどんいろいろなバージョンの不正が出ておりますので、これからもこれはさらにいろい……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、二〇〇三年のたしか七月であったと思いますが、このイラク特別委員会の海外視察で、当時、高村委員長のもと、そして与党の筆頭は中谷・元防衛庁長官でありましたが、イラクへの視察に伺わせていただきました。その直後に国連本部が爆破され、そしてその後、当時ですが、奥参事官そして井ノ上書記官が亡くなられるという事態を受けた中で、私ども社民党としても一貫して反対しておりましたイラクへの自衛隊派兵と派遣というものが行われました。 自来、私どもの党もそうですが、恐らくほとんどの国民が、一日も早くイラクの復興と、そして自衛隊が無事で帰ってくることを望ん……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、イラクにおける自衛隊の活動並びに撤退の時期等々で各委員から御質疑がございましたが、けさ方六時ごろでしょうか、たまたまラジオを聞いておりましたらば、サマワで、イギリス軍に対してシーア派のサドル師たちの支持者たちが砲撃を加えたかもしれないというような報道がございまして、実は、私のみならず、日本国民全体が、事の真偽はほかにして、いつもそういう報道がある都度、現在、イラクの治安情勢がどちらに向かうのか、あるいは自衛隊がどのような立場に置かれるのか、本当に薄氷を踏む思いで耳目をそばだてているさなかなんだと思います。 私は、先ほど田島委員……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、いただきました八分の時間の中で、ただいまの赤嶺委員のお取り上げになりましたイラクにおける人権状況についての質問をさせていただきます。 冒頭、今、赤嶺委員と防衛庁長官の質疑を承りながら、先ほど来、防衛庁長官は、今後我が国が世界において自由と民主主義という価値観を共有して、アメリカともテロ等々にも対処していくんだということをお述べになった御答弁がありましたが、私はこの場でもう一つ確認をしたいと思うのです。 我が国が世界的に共有していかなければならない価値観の一つに、人権あるいは平和的生存権、例えば今赤嶺委員がお取り上げになりました、突然海兵……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私にいただきました時間が八分でありますので、しかしながら、三大臣おいでですので、できるだけお三方に伺えるように、ちょっと早口になりますが、頑張りたいと思います。 まず冒頭、安倍官房長官に予告外のことでお願いいたします。 小泉総理のこのたびの記者会見を伺っておりますと、確かに、自衛隊員が無事に帰国するということは私どもも含めて皆本当に安堵の思いでありますが、一方で、このイラク戦争開始以降、我が国の大事な人材、例えば外務省のお二人の前途ある有望な外務官、奥大使に井ノ上書記官はお亡くなりでありますし、民間人も四人犠牲が出ておられます。私は……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は三大臣おそろいでございますので、私に与えられた時間が十二分と短うございますので、各大臣にも、恐縮ですが、手短な御答弁をお願いしたいと思います。 まず安倍官房長官にお伺いいたします。本日は基本計画の変更ということに当たる委員会でございますが、基本認識をまずお尋ねしたいと思います。各委員の中からも御質疑にございましたが、イラクの治安状況ということについての認識、特に我が国の政府の認識についてお尋ねしたいと思います。 いただきました基本計画の変更の文案の中にも、「多国籍軍からの治安権限移譲プロセスも進行するなど、」云々とございました……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本委員会では初めてお時間をちょうだいいたしまして、質問をさせていただきます。 私は、実は小児科の医師でもありまして、特に思春期の子供たちを診療いたします思春期外来というのをこの二十五年間ほど、自分自身もかかわってやってまいっております。 その中で、せんだって、四月のたしか十八日だと思いますが、名古屋で、NPO法人で引きこもりの若者を宿泊させて矯正させるという施設の中で、二十六歳の青年が手錠等をはめられ、あるいは体に暴行を受けた傷があって亡くなるという事案が報道されております。 山口副大臣にあっては、まずこの事件、どのようにお受けとめであるか……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の予算委員会が主に補正予算の審議をめぐって行われ、とりわけ各委員の御指摘が、一九九〇年代後半からの行き過ぎた規制緩和が生み出すひずんだ競争構造の中で安心、安全が犠牲にされる、あるいはアメリカの圧力によるBSEの解禁が国民の食の不安を本当に根底から大きく揺さぶっているという問題の指摘がなされましたが、私は、とりわけ小泉総理と小池環境大臣に、この間、アスベスト問題に関しての特別立法という形で被害者の救済を早急にやらなくてはならないという御認識のもとにつくられた立法や予算措置について、きょうはお伺いしたいと思います。 冒頭、私は、本日の……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、昨日に引き続きまして、ただいま吉井委員もお取り上げのアスベスト問題で、冒頭二問、小池環境大臣と厚生労働大臣の川崎新大臣にお願いいたします。 小池大臣が、昨日、私の質問に対してお答えになった、今度の新立法による救済措置の中での通院費の問題で、小池大臣は、月十万の療養費の中に通院費も入っているんだという答弁でした。時間がなかったので反論できませんでしたが、私は逆に、それでは大臣は、現在この法律の対象になる人たちの生活状況をしかとごらんになったのか、御存じなのか、この立法に当たってどんな調査をなさったのか、極めて不安に思い、こんなまま……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
本日は、本来、麻生外務大臣に質問通告をしてございますが、一連の本日の討議の中で、大変麻生大臣には恐縮ですが、ぜひとも中川大臣に確認しておかねばならない、あるいは安倍官房長官にしっかりと……(発言する者あり)
【次の発言】 お答えいただかなければならないことがありますので、麻生大臣にはお許しください。
先ほどの高橋委員の御質疑の続きでありますが、中川大臣には、いつの段階で、アメリカの牛肉の管理、これがずさんであると認識されましたか。いつアメリカの牛肉管理体制のずさんさを認識されましたか。
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日は、まず第一点目として、国の基本的な外交姿勢、とりわけアジア外交と歴史認識ということについて、総理並びに麻生外務大臣のお考えを伺いたいと思います。 先ほど岡田委員と総理の質疑応答を聞きながら、総理には後ほど、麻生大臣にお伺いした後お尋ね申し上げますので、冒頭は麻生大臣にお願いいたします。 現在の我が国の外交で、とりわけアジア諸国との外交、中国、韓国のような東アジアの国あるいはASEAN諸国との問題等々、果たして、今一番勃興するアジア、アジアンルネサンスと言われる時代にあって、我が国の果たすべき役割、そしてこれからのアジアの……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、我が国の外交防衛の基本的施策についての質疑を麻生外務大臣並びに額賀防衛庁長官にお願いしたいと思います。 冒頭、予告外の質問で恐縮ですが、麻生大臣にお願いいたします。 昨日、中国から、外務次官ですね、お越しになって、麻生大臣とお会いになったということであります。次官級の会談は、去年のたしか秋、十月、小泉首相の靖国参拝以降、途絶えていたものかと思いますが、せんだって私がここで質疑させていただきましたように、日中関係は極めて肝要で、多岐にわたる課題を抱えておるという中、外務次官にお会いになって麻生大臣がどのようなお話をされたのかに……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、私は、実は昨年の秋に民主党の皆さんが予備的調査として請求してくださった、公益法人や外郭団体への国家公務員OBの天下り問題について、ちょうどタイムリーに調査局からこんな厚い資料が出てまいりました。これは天下り一覧。一冊、こんなにございますが、何と約四千団体近くに二万人以上の国家公務員OBが天下っておると。 民主党の皆さんは、補助金との関連で、このことを今後もっともっとさらに追及していかれると思いますが、本日の私の質疑は、よくこのごろ市場化テストという言葉が使われますが、天下りテストというのをやらせていただきたいと思います。 どう……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、冒頭、与謝野金融大臣にお伺い申し上げます。 一月二十三日、堀江元ライブドア社長の逮捕、そして二月十三日には起訴という事態に至っております。このことを見る国民の目も、当初の逮捕時よりは、逮捕から起訴というと連動したような現象と思われますが、やはり起訴というのは一段次のステップに進んでおるということだと認識いたしますが、そもそも証券取引法の第一条には、国民生活の適切な運営と投資者の保護に資するためというのが第一条でございます。 与謝野金融担当大臣は、とりわけ紳士で、なおかつ政策通でもいらっしゃいますから、私は、本日ここで、大臣か……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の委員会は、主に格差の問題を取り上げて審議が進んでおりますが、実は私は、ことしで三十一年目になります小児科医でございます。子供たちを通して見える子供たちの家庭の貧困化、格差の問題をきょうは私はぜひ委員の皆さんに御理解いただきたく、特に、わけても子供は未来でございますので、そうしたことにしっかりと政策を打っていただきたいという観点から御質疑させていただきます。 私が診ております子供たち、特に不登校、登校拒否と言われる子供たち、あるいは適応障害などの子供たちの御家族が、例えば、お父さんがリストラで職を失う、精神的な疾患になる、あるいは……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、今回が本委員会で質疑をさせていただく初めてに当たります。そして、残念ながら、ちょうだいしたお時間が十五分でございますので、せっかくいろいろな参考人から本当に内容ある御意見を賜りましたが、時間の制約の関係で皆さんに質疑が行き渡らなかったら、どうか失礼をお許しくださいませ。 冒頭、やはり喫緊の問題から伺わせていただきたいと思います。尾木参考人にお願いいたします。 冒頭、きょうのお話の中で、いじめ問題について、伊吹文部科学大臣が、早急に、とにかく生きてほしい、死なないでというメッセージを出されたということを高く評価されておられました……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 新たに安倍総理のもとに内閣が発足して、その中でも、わけても私にとりましてのサプライズ人事は柳澤厚生労働大臣でありました。なぜなら、私がまだ一期目の当選のころ、財務金融委員会というものに初めて所属させていただき、私は本当に長く医療現場におりましたから、税制の問題や金融の問題というのは、いろいろそこから勉強を始めねばならなかったときに、柳澤大臣は、非常に見識もおありですし、また私のような新人の指導にも鋭意心を砕いてくださった、大変尊敬すべき先輩の議員のお一方でいらっしゃいます。その大臣が、今度は厚生労働分野、さて、どんなもくろみというか、ど……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、大臣を初め御出席の委員各位、また委員長も、本会議を挟みましての長時間の審議で大変お疲れのことと思います。いま少しお時間をちょうだいいたしまして、私の質問を行わせていただきます。 私は、本日の本会議でも思いましたが、北朝鮮の核実験声明以降、我が国がどう対応するかということが国会の内外で大きく問題になる中で、大変に残念なことに、政府の要職にある方の中からも核保有論の論議をしてはどうかというようなお話が漏れ聞こえます。 きょう、たまたまこの委員会でも園田委員がお取り上げでございましたが、いわゆる原爆症という形で、認定をめぐって、原……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私も冒頭は、昨日日比谷で行われました、障害のおありの皆さん、あるいはその方々を支えるさまざまな場所でお働きの皆さんの集会を受けて、幾つか御質問をさせていただきたいと思います。 この間、厚生労働省御自身も百四自治体の調査、あるいは小規模の共同作業所、きょうされんとおっしゃいます団体もみずから調査をなさる、あるいは障害の当事者団体の日本DPIと呼ばれる皆さんも調査をなさる。いろいろ調査がなされましたけれども、実は、物は見方によって大きく結果が違ってきているということが、この間明らかになっていると思います。 先ほど園田さんが、では見方を統……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、五人の参考人の方、とりわけ、二十年前に御指導賜りました岡部先生にも来ていただきまして、貴重なお話を伺うことができました。本当に多岐にわたるいろいろなお話で、私どもにとって参考になるお話でありました。 冒頭、岡部さんに伺いたいと思うのですが、おまとめいただいたこの資料集の中で、やはり二〇〇五年の五月のWHOの改正と申しますか、国際保健規則の改正というのは、我が国では二〇〇七年から実施されていくことと思いますが、感染症にとってやはり非常に大きなエポックメーキングな出来事であると私も改めて思いました。 感染症は古くて新しい病気でご……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日で三回の質疑のお時間をいただきましたが、私は、この問題に、最初に法案をいただきましたときから、いろいろに、一体これは何の法案かということを考え、せんだっては私案も出させていただきました。きょうは、三井先生がお取り上げいただきまして、本当に面映ゆい限りであります。 ちょうど数日前、米国では中間選挙が行われまして、共和党が敗れ、民主党が躍進するという報道がございました。実は、九・一一テロ以降、テロという問題は世界が本当にどう対処していくべきか、そのとき身をかたくして、そして、国民もいわば総監視体制のもとに置いて、アリの穴すら残さないと……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の午前午後にわたる質疑、大臣、委員長初め各委員の皆さんも、大変に多様な質問が次々と皆さんから寄せられておりますので、いろいろな意味でお考えになることも多かったかなと思います。 しかしながら、私は、正直言って、きょう大臣の御答弁を聞いておりまして、いつもの大臣らしくないなというか、何となく、大臣はいつも御自分の言葉で、そして柔軟にお答えでありましたが、きょうは、冒頭から年金問題であったせいか多少ガードもかたく、なかなか大臣としてのリーダーシップを発揮していただくにはいろいろな制約があるのかなとちょっと思いながら拝聴しておりました。 ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 昨年の秋に、この委員会の場で、障害をお持ちの皆さんあるいはそれを支える皆さんの大変に大きな不安の声の中成立したこの法律が、実際には全面施行になってわずか二カ月、この十月から子供たちの問題も自立支援法に組み込まれましたから、その中で、やはりどうしてもこれでははっきり言って苦しくてやれない、あるいは制度を見直してほしいという障害団体の皆さんの声や、あるいは与党の皆さんも含めて、その必要性を認めたからこその本日の委員会の開催だと思います。 そして、その中で、きょうまた私は、六人の皆さんにお話を伺って改めていろいろなことを学びましたし、きょう……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、各参考人の皆様、長時間にわたり大変お疲れさまでございます。 まず、本日の参考人の皆様においでいただきました趣旨ということに関しましては、平成九年に現在の臓器移植法が成立、そして施行になりまして、自来九年がたつわけでございます。 参議院の方では、毎年一回、いろいろな移植の現状、脳死からの移植の現状も含めて論議をする場があると聞いておりますが、衆議院にとりましては、こうしたまとまった機会というのがこれまでなく、きょうは各方面の皆さんから、一体、脳死と臓器移植、あるいは生体からの臓器移植も含めて、これが実際にどうなっていて、何が……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、まず第一に、昨日、国連の安全保障理事会において全会一致で決議されました北朝鮮への制裁決議案、今になっては決議でございますね、これを、世界の核廃絶に向けた歩みと、そして核拡散防止の取り組み、さらには北東アジアにおける非核地帯の確立という観点から評価し、支持する立場から質問を冒頭させていただきます。 まず、私の質問は、この決議を受けて日本は何をすべきであり、何をすべきでないかという点にわたりまして、全般、きょうは本来の法案の審議以外のことですから、ただいまこの時点で押さえておかねばならないことのみ聞かせていただきます。 実は、先ほ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私にいただきました九分の中で三人の大臣に質問をいたしたいと思いますので、よろしく御協力をくださいますように。 まず塩崎官房長官ですが、これは予告外のことで恐縮ですが、きょうの質疑を伺っていて、ぜひ確認したいことがございます。 中川政調会長の核論議については、やるべきだという御発言については、一政治家の個人責任であるというふうにせんだっても御答弁で、ありました。さらに加えて申しませば、先ほどの塩崎さんの御答弁の中には一つ事実認識の間違いがございまして、当日の「サンデープロジェクト」では、論議すべきだで終わっておって、非核三原則は堅持す……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、四人の御参考人の皆様、また、傍聴席にもたくさんの傍聴の皆さんが恐らく日本全国からお越しくださっていることと思います。参考人のお話を伺いながらも、戦後六十一年、そして日ソ共同宣言から五十年たって、私の率直な感想としては、まだまだ事実、実態は解明されていないんだなということと、私ども戦後に生まれまして、いわば皆さんの御尽力や御苦労の上に成り立つ戦後の日本社会が、本日、与党の提案並びに野党の提案によって、本当に皆さんの御苦労に報いる一端なりとも果たせるかどうか、それすらまだ定かでなく、膨大な事実の深遠さ、深みにはどのように迫っていける……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、まず、本日午前中、四人の参考人の方から、原則として自由闊達な議論と運動、そして罰則についてはなるべく必要ないというお考えを伺い、国民投票法ということをめぐってはそうした方向性が確認されることは私どもとしてもやぶさかではないと思いました。しかしながら、一方でまだ残ります大きな疑問は、なぜ今この時期かということでございます。この件に関しましては、先ほどの他の委員の御紹介にもありましたが、やはり全体的に憲法改正論議が活発な時期、その時期をきちんと踏まえて行うべきであるという意見も強くあることと承知しております。 そして、私は、何よりも……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、私が安倍新総理に御質疑させていただきます初回になりますので、ぜひ全体的な総理のお考えを伺いたいと思っております。よろしくお願いいたします。 まず、総理は、この間の委員会の御質疑の中でもそうでしたが、御自身の一番の思いとして、美しい国ということを挙げておられます。その中身については、御自身の書かれた御本、もうこれだけメディアに有名になるとたくさん売れると思いますが、これを読んでくれればわかるよというふうにおっしゃっていたので、私も、しっかりかどうかはわかりませんが、読ませていただきました。 読ませていただいた上で、一、二、この……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、私は、柳澤厚生労働大臣の厚生労働行政を預かります基本的な姿勢、所信についての質疑をさせていただきますが、実はこの国会は、先ほど来皆さんが御質疑のように、柳澤大臣の、女は産む機械発言によって、産むという人間にとって最も根源的な営みが果たして現代社会において保障されているんだろうかということが問題になった国会であろうと思います。 私は、これまで予算委員会の中で二回、柳澤大臣に、実はこの産むということをめぐって、現実に非常に大きな問題が生じている出産現場ということを取り上げ、さらに本日は、いわゆる産科領域における無過失補償制度のことを……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日の質疑、民主党の皆さん並びに先ほどの高橋千鶴子さんの質疑を伺いながら、幾つか残された私自身の疑念がございますので、まず、予告外の質問ですが、柳澤厚生労働大臣にお願い申し上げます。 田名部委員がお取り上げのタミフル関連の問題でございます。 私は、既にこの問題は予算委員会で取り上げ、とりわけ、厚生労働省の薬事行政をめぐる姿勢、予防原則に立たない、そして、被害を繰り返す、たくさんの被害者がそこに生まれ、悲しい思いをしている現状等々があるということを予算委員会でも申し上げました。特に、このタミフルの問題では、柳澤厚生労働大臣がその……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 柳澤大臣にも、連日、昼食もとらずの激務で、本当にお体も大事にしていただきたいと思います。 一昨日、私がこの委員会でお願い申し上げました、タミフルをめぐる研究班の、特にいろいろな研究費の助成の問題についても、大臣はお調べいただくという御答弁でありましたし、残念ながら、きょうまだ御報告はいただいておりませんので次回にさせていただきたいと思いますが、その際、二点にわたってお願いがございます。 実は、このタミフルをめぐる研究班のあり方は、大きく二つ問題がございます。 一つは、先ほど大臣が何度も申されました独立行政法人というもののあり方が深……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本来の審議にかかわります児童手当の第一子、第二子、五千円から一万円への加算につきましては、基本的に賛成いたします。ただし、この児童手当の問題を、一つには少子化問題として論ずるのか、あるいは家族政策として論ずるのか、あるいは社会保障の問題として論ずるのか等々、私は、この短時間の中ではとても審議が尽くせないほどの問題が背景にはあると思います。あわせて、昨今のいわゆる働き方の問題、これは少子化にも直に影響しておりますが、若い人たちの不安定で先の見えない働き方ということも含めて、総合的な政策が必要なものとは思っております。 法案自身については……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日審議されます国民年金法等の一部を改正する法律案につきましては、現在、国民的に最も関心事であります基礎年金部分の国庫負担を二分の一に引き上げる過程であるということは評価しつつも、その財源手当ということにおいて、本来的に抜本的な税制の見直し、例えば所得税の累進度の見直しやあるいは法人課税そのものの見直し等々の税制の改革の中で、きっちりとした安定した財源が確保されるべきと考えております。そして、法案の対応は反対とさせていただきます。 では、引き続きまして、私に残されました時間の中でタミフルの問題を取り上げさせていただきます。 タミフル……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日審議にかかります法案に関しましては、毎年毎年、戦後六十年余を経て、あの大戦によって大変に御苦労をなさった、あるいはつらい運命を背負われた方々への国としての補償の充実を期すものといたしまして、賛成をいたします。 そして、私が例年の審議の際に取り上げさせていただいているのは、御遺骨のことでございます。 大臣も既に御承知のように、我が国が、第二次大戦において二百四十万の海外戦没者を持ち、なおかつ、現状で百十六万人の方が未帰還でございます。中にはもちろん、海没、海に埋まり、あるいは国情等で我が国と必ずしも遺骨収集で良好な関係にない国々に……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、本来であれば、冒頭、出産の場の確保で武見副大臣に御質疑をさせていただくというふうに通告いたしましたが、きょうは、ちょっとそれを先送りさせていただきまして、先ほど、坂口元厚生労働大臣が大変示唆に富む御質疑をしてくださいましたので、冒頭の時間をタミフルの問題で大臣と医薬食品局長にお願いしたいと思います。 きょう、ちょうど、もう少したちまして十六時から、薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会というのが行われます。本日行われます調査会は、せんだって来の質問で、柳澤厚生労働大臣が、この間、この安全対策部会に寄せられました千八百件の……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、六人の参考人の皆さんには貴重な御意見、ありがとうございます。 私は、特に私どもがお願いした中原参考人に、実は、このパート労働法の審議のさなかでも私は実感いたしますが、果たしてどれくらいパート労働の皆さんの実態を踏まえて国会での審議ということが行われておるのか。その点で非常に懸念されましたので、実は、せんだっての委員会でも、中原参考人たちがおつくりになった資料も配付させていただき、御紹介ありましたように、柳澤厚生労働大臣は、こういう方たちがこのパート労働法の適用なんだから、しっかりと取り組まねばならないという御所見でありました。……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、予定いたしました冒頭の質問、出産の場の確保と助産のあり方につきましては、武見副大臣にお願いいたしましたが、他に委員会があり御不在であるということで、次回送りにさせていただきますので、配付しました資料とは違う資料を用いまして、本来の質疑に入らせていただきます。 先週そして参考人の皆さんのお話も伺いまして、きょうの審議に臨み、また朝からずっと今まで伺っておりましたが、何人かの委員も御指摘でございますが、果たしてこのパート労働法の改正というものが、パートという身分格差を固定し、むしろこれから先その方たちにとって抜けることができない状……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、私にいただきました時間、十分でございますが、そもそもこのパート労働法の審議に当たって、立法背景、現状がどうなっておるか、そして、この立法は何をしたいためのものか、立法趣旨そのものが私はやはりまだまだ深められておらないと思いながらきょうの審議も伺いました。しかし、もう時間が残されておりませんので、不承不承でございますが、十分間やらせていただきます。 さきの委員会で柳澤厚生労働大臣にお伺いいたしました郵政公社の民営化問題に伴うものでございます。大臣もあのとき御答弁くださいましたが、実は、公社となってこの三年の間にも正規常勤職員は減り……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、社会民主党・市民連合を代表し、内閣提出、短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案に反対し、共産党提出の修正案に賛成する立場から討論を行います。 政府提出案に対する反対の第一の理由は、差別的取り扱いの禁止の対象となるパート労働者が極めて限定的で、差別禁止の実効性が全く期待できないからです。政府案は、対象者を正社員と同視すべきパート労働者として、現行指針の基準である職務内容、人材活用に、さらに期間の定めのない労働契約を加えて、三つのハードルを設けています。しかも、雇用関係が終了するまでの全期間と、その基準は将……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日の細川委員と政府答弁者の質疑を聞きながら、我が国は本当にこれで、外国の方々が働きやすい、そして人権が守られた国としてこれからの二十一世紀を生きていけるのかどうか大変不安に思いました。 冒頭、柳澤大臣に確認の御答弁をいただきたいと思いますが、実は、四月二十日、私どもの日森文尋が質疑させていただきました在日外国人の届け出の問題に関しまして、一言の御答弁で結構です、届け出を必要とする永住者の中には特別永住者の皆さんは含まれていないという厚生労働省の方針ですね、お願いします。
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、昭和二十三年制定の消費生活協同組合法の改正ということで、時代の要請は、少子高齢社会でありますし、共助の仕組みということについて、我が国もまた新たな取り組みがさらに要請されていることと思います。 先ほど、高橋委員の御指摘にありました、地域に根差した身近な、そしてもう一つ言えば、自主性、自治の精神を生かしたものであるということがこの法律の根幹にあると思いますが、冒頭、柳澤大臣に一問、通告外のことで御質疑をさせていただこうと思います。 実は大臣は金融大臣でもあられましたから、この間のいわゆる生保や損保の不払い問題、これは調査を追うごとに数が……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、私はこの質疑時間を、同時刻にイラク特別委員会がありますために、民主党の御好意で民主党の皆さんよりお先にやらせていただくことになりました。大変にありがとうございます。 そこで、冒頭、早速大臣にお伺いさせていただきますが、年金の問題と申しますのは今国民にとっても最大の関心事ですし、私どもがこうした委員会で審議することが、国民にとっての年金不安や将来不安にきっちりこたえていくような場であってほしいと願うものであります。しかしながら、せんだっての与党の皆さんの水曜日の質問に引き続いて、きょう午前中、民主党の長妻さんが質疑をなさいましたけ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日も長時間の御審議、皆さん、さぞお疲れのことと思います。特に大臣には、ずっと集中しておられますのでお疲れと思いますが、あとしばらくのおつき合いをよろしくお願い申し上げます。 ただいまの高橋委員の、もう本当に胸に迫る指摘と申しますか、一方の厳しい国税の取り立て、そして命にかかわる国民健康保険証の取り上げまで行いながら、しかしながら、社会保険庁の起こしたさまざまな不祥事には極めて甘く、看板のかけかえだけを行おうとする今回の法案は、やはりどう見ても国民からは信は得られないものと私は思います。 冒頭やはり、このたびの審議で皆さんが大変熱心……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、六人の参考人の方、いずれも大変に内容のある意見を伺わせていただきました。そして、私は、そうした御意見を伺いながら、今、先ほどの公文参考人の御指摘にもあるように、そもそも年金の制度設計というところの根幹に手をつけないと、枝葉末節をいじっても、本当のところ、国民にとって安心できる年金の運営組織すら浮かんでこないんだということを改めて意識した次第であります。そして、そうした観点から参考人に順次お話をお伺いいたしたいと思います。 まず佐藤参考人にお願いしたいと思いますが、今回の新たな組織を非公務員型の公法人にするということでありまして……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日も、大臣初め各委員の皆さん、そして委員長、長時間の審議、大変お疲れさまです。 しかし、審議は一向に国民の期待に沿うような結論を出していないのではないかと私はきょうも思いました。そもそも、五千万件に及ぶ、消えた年金という言い方を私どもはさせていただいておりますが、このことの責任はだれにあるのか。これが一貫して、謝罪もされていなければ、大臣は、これから裁定のときに統合されるんだからと、いわば待てば海路の日和ありみたいなことをおっしゃいますが、決してそうではないんだと思います。 先ほど川内委員の御質疑でもありましたが、この五千万件に関……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私にちょうだいいたしました時間が十分でございますので、御答弁は簡潔にお願い申し上げます。 この社保庁の改革問題での審議も六回を重ねてまいっておるわけですが、私は、この審議を通じて、解体されるのはいわば社保庁の責任であって、その象徴が五千万件に及ぶ宙に浮いた年金記録、残るものは実はぬえのような社会保険庁の体質。このぬえの本質は何かと私はずっと考えましたが、やはり保険料をずっとずっと手元でハンドルしたい、扱いたい、この執念にも似たものが残り、そして、御答弁を聞きましても、例えば、大臣、長官、現場の青柳さん、現場に行けば行くほどガードがかたく、……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、ただいま山井和則委員から提出されました厚生労働委員長櫻田義孝君の委員長不信任動議に対して、賛成の立場から討論を行います。 そもそも、この間の厚生労働委員会での年金機構改革法案や国民年金法の一部改正案の審議は、本年に入り明らかとされた五千万件にも及ぶ宙に浮いた年金記録の存在をめぐって、一日も早くその持ち主への給付が保障されるよう、全野党を挙げて、社会保険庁や厚生労働大臣に対して、その作業に全力を傾注するよう要求してまいりました。これに対して、社会保険庁と厚生労働大臣は一貫して後ろ向きな答弁に終始し、あげくにその挙証責任を国民に負わ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日もまた、委員長の職権によって委員会が立ちました。この間、強行採決あるいは委員長職権によるこうした委員会審議というのは、本来的な意味で民主主義の原則にも大きく外れておりますし、もっと本質的なことを言えば、今、この年金問題をめぐって、例えば柳澤厚生労働大臣の最もなさるべきことは、このたび安倍総理がサミットに向かわれるとき、後顧の憂いなくという御発言でありましたが、私は、国民の憂いをこそ最も大臣には考えていただきたい。 そして、きょう、私ども野党がこぞって、いわば労働三法の審議で、これも十分に審議したいと思いながら、年金問題をもっとしっ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 思えば、この社会保険庁改革問題、あるいはきょうは社会保障の、各国に共通するような新しい制度の設計についての審議でありますが、年金問題が論議に上がるときはいつもいろいろな数字が飛び交って、その一つ一つが、実はこうした場で、主には野党側の質問によって明らかになる。そしてそれは、国民の一人一人にとっては、生きていく一人一人の人生をあらわす数値である。 私ども野党は、昨夜も非常に深夜まで、山井さんは徹夜までなさって、社会保険庁からのデータを求め、得られず、本日は、質問の通告も十分にはできない状態での質疑を交わさねばならないわけです。 しかし……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の審議に係りますドクターヘリの問題以前に、きょう御出席をいただきました社保庁長官の村瀬さんと、そして柳澤厚労大臣に、おのおの一問ずつ、緊急に私が確認しておきたいことがありますので、お願いを申し上げます。 私も、今週、東京都文京区のマイクロフィルムの置かれている分室等々も視察してまいりましたが、今、年金の、消えた年金あるいは宙に浮いた年金、隠れた年金、わからなくなった年金、いろいろな呼び方ができますが、そのことを何とか自分の給付に結びつけたいと思う方々が社会保険事務所にはお訪ねでありますし、コールセンターにもたくさんの問い合わせがか……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
本日、私にいただきました十二分ですので、まずは、イラク戦争の現状ということをきょうは質疑させていただき、できれば次回、何をなすべきかということを伺わせていただきたいと思います。
まず冒頭、麻生外務大臣にお伺いいたしますが、大臣は文化的なことにも非常に造詣が深い方でいらっしゃいますけれども、四月二十三日に亡くなったアメリカのピュリッツァー賞作家のデービッド・ハルバースタムさんという方を御存じでしょうか。
【次の発言】 御面識があるかという意味ではなくて、彼の活動を御存じかという意味で伺いました。
彼は、一九六四年の当時、ベトナム戦争に……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。皆さん、長いお時間、週末を御苦労さまであります。 まず、久間防衛大臣に伺います。 私も、この委員会室で長時間じっとお話を聞いておりまして、自分自身整理がつきませんのでちょっとお伺いいたしますが、防衛大臣は、アメリカの対テロ戦争を日本が支援すると。戦争という言葉が問題があれば、対テロ戦闘でしょうか、これを支援なさるというふうにおっしゃいました。それは、インド洋上の給油活動をそのようなものとしておっしゃったんだと思うんですね。 では、例えばですが、イラク国内でアメリカがアルカイダと今闘っていると言われてもおります、これについても支援するん……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 この連休中は、我が国の安倍総理を初め、麻生外務大臣また久間防衛大臣がアメリカ並びに中東に行かれて、今、世界的に見ても外交上最も多難で、なおかつ何とか平和を回復せねばならない時代の要請を一つでも実現すべく、外交努力を重ねてこられたことと思います。そういうことにのっとって本日は質問をさせていただきます。 冒頭、予告外のことですが、お帰りになりました塩崎官房長官にお伺いをいたします。 安倍総理の訪米に関しまして、その中で従軍慰安婦問題について、総理みずから、人権問題がこれまでも歴史の中でも侵害され、また現状、我が国の北朝鮮の拉致問題等々で……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 お帰りになった塩崎官房長官に早速で恐縮ですが、前回宿題として私がお預けしたことについての御答弁を伺いたいと思います。 今の長島委員の御質疑とも関係いたしますが、我が国において、横田めぐみさん初め非常に人権侵害の拉致ということが起こり、また同時に、いわゆる従軍慰安婦問題でも従軍慰安婦とされた女性たちの著しい人権侵害が行われたということで、こうした問題は、我が国にとっても、また世界にとっても、きちんと歴史の中で反省し、また今後の人権の世紀をつくっていかなきゃいけない問題であるということは、前回申し述べさせていただきました。 しかしながら……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私にいただきました時間が十二分のため、恐れ入りますが、簡潔な御答弁に御協力をいただきたいと思います。 二〇〇三年三月の二十日、イラク戦争がアメリカの攻撃という形で開始されました。そして、四年をたった今日、果たしてこの戦争がもたらしたものは何であったかというところで、委員の皆さん並びに総理にはお手元の資料がございますし、またテレビ等々の国民でごらんになっている皆さんには、ここに、イラク・ボディーカウントといって、戦闘によって犠牲になった民間人の死者数をずっとカウントしたものがございます。 例えば、二〇〇三年から二〇〇四年、二〇〇四年に……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日の柳澤大臣の発言をめぐる集中論議の前段に、まず安倍内閣総理大臣にお伺いしたいことがございます。 去る二月六日、いわゆる在外被爆者、日本の広島、長崎で被爆をされて、その後海外で暮らすようになられた方、在外被爆者について、日本に住んでおられないからその間の健康管理手当を不支給にするということをめぐりまして、最高裁の判決がございました。 被爆者はどこにいても被爆者。当たり前のことですが、被爆したという事実は消えませんし、そのことがその人個人にもたらした大きな傷もいえるものではありません。この在外被爆者に対して、いわゆる五年の期限……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 二十一世紀に入り、七度目の春がめぐってまいりました。今多くの国民にとって、しかし、この春は、不安と不穏と、そして希望をどこに見出していいのか、なかなか見えない春のようにも思います。 実は、私どもを取り囲みます環境は、国の内外を問わず、一つには地球の温暖化という、この地球自身が持続可能なのかどうかという問題、あるいは広がる戦争の影、特に核は、核廃絶に向かうべきところ、あちらこちらで核の拡散が生じております。また、きょうの質疑の中でもいろいろな方が取り上げられましたが、グローバル化経済のもとで、世界のあらゆるところで格差が広がり、むしろ新……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、先日の基本的質疑の折の第一番目に環境問題を取り上げさせていただきました。現在、私ども人類あるいはあらゆる生きとし生けるものとこの地球環境との共存ということは、海も、山も、水も、空気も、土も、そしてその中で私たちが日々いただきます食べ物というものも、すべて含めて大変に大きな課題であろうと思います。 そして、私が先日質疑いたしました築地の市場の豊洲移転問題に関しまして、松岡農水大臣と若林環境大臣に御答弁をいただきましたが、私があのときも思いまして、時間の配分の悪さで十分詰め切れませんでしたところを、きょうは特に若林大臣を中心に、幾つ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の集中審議のテーマであります地域格差、地方格差に入ります前に、命のかかわります緊急の課題がございますので、厚生労働大臣と文部科学大臣に御質疑をいたしたいと思います。 暖冬であったことしはインフルエンザの発症もやや遅く、今皆さんの身の回りでもインフルエンザ、そろそろ聞かれるようになりました。この予算委員会の審議中にも、実は二月の十六日と二十七日、二人の中学生がマンションから転落死いたしました。 この問題に当たって、昨日、柳澤厚生労働大臣は、私は医者でもありますが、医療関係者に対しまして、インフルエンザの患者さんを診たら、親御さんに……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、舛添大臣には、国民の大きな期待の中、年金、医療、介護、あるいはこうした薬害問題、一番国民の関心事である分野を扱う厚生労働大臣に御就任であります。私から冒頭お願い申し上げたいのは、やはり一人一人の国民の痛みを知り、その立場からの行政を専らにしていただきたい。 当たり前のようですが、先ほど来の御答弁のやりとりの中でもよく指摘されておりましたが、それは余りにも官僚的なという言葉で、私はそういう意味で官僚を悪くは言いたくありませんが、やはり、現実の生身の人間を扱うそのリアリティーを持っていただきたいということを冒頭お願い申し上げます。 ……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私にいただきました時間が十分で、この薬害C型肝炎、B型肝炎もエイズもございますが、この薬害C型肝炎の問題の全貌に迫るには大変に私には不服な時間でございますが、お約束事ですのでやらせていただきます。 まず冒頭、舛添大臣にお願いがございます。 実は、フィブリノゲンを初めとする、あるいはクリスマシンもそうですが、薬害肝炎問題は、一九七七年、アメリカのFDAでは既に使用が禁止され、そして今、高橋さんの御質疑にありました一九八七年の非加熱製剤、さらには加熱製剤にかわっても相変わらず被害が尽きることなく続いておったという、本当におぞましいの一言に尽きる実……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日いただきました十五分の時間の中で、冒頭、恐縮ですが、舛添大臣に、昨日高裁において判決がありました在外被爆者、戦争中、強制連行で広島に来ておられて、その地で被爆をされて、そして、被爆者の扱いというのを、お国の韓国に帰られたために通達によって停止されておられた方々についてです。 その後、通達は廃止されたわけですが、事実において、精神的にもそうですし、現実には被爆者であるにもかかわらず、被爆者として認められない、そういう状態に置かれた方々が、一九九五年から裁判を起こされまして、十二年がかりで最高裁判決までやっとたどり着いた。 す……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、第一問目は、先ほど高橋委員も舛添厚生労働大臣に対して御質疑でありましたC型肝炎の和解の問題でございます。 今回、厚生労働省側も和解のテーブルに着くという御意思を固めていただいて大変によかったなと思いますが、三つ、ここでお願いがございます。 やはり、せんだっても出ておりましたが、既に、フィブリノゲンだけでなくてクリスマシンという、主には小さな赤ちゃんにも使われた、頭の中に出血したときなど使われた薬剤についても、一九七八年段階で旧ミドリ十字がこの製剤の変更を考えていたことなども昨今明らかになりまして、大臣にはぜひ、やはり全体の薬事……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、与野党の理事並びに委員長の御高配で一般質疑の時間を設けさせていただいて、本当にありがとうございます。きょうは、与党の冨岡委員に始まって、非常に内容があり、また聞いていて勉強にもなる質疑が行われておりますので、ぜひこの厚生労働委員会、国民の期待の高い委員会ですので、審議時間をこうした法案以外のことでも十分とっていただきたいとお願い申し上げます。 冒頭、舛添大臣にお伺いいたします。 きょう、古屋委員は救急医療のことを随分取り上げてくださいましたが、私の一問目も救急医療に関しますことでございます。 実は、大臣、お気づきになりまし……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日、四時間の審議時間の中で、皆さんの御質問を拝聴いたしましても、まだまだこの問題は、四百十八人の皆さんへの告知問題も、あるいは、せっかくですが、議員立法で出していただいている肝炎の基本法というものについても、私は本来、もっともっとこの国会の場、議会の場で問題のありかを明らかにして、そして、最もよい対策が打たれるべきだという思いをきょうも強くいたしました。 国会が会期末であるということもあり、衆参合同で肝炎基本対策法についてのよりよい法律を目指しての合同会議もきょうこの後開かれるということですが、合同会議の場は必ずしも開かれた場ではご……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の厚生労働委員会も、大変に重いテーマが次々と各委員から質疑されて、この厚生労働委員会の抱える問題の多様な、そして国民の切実な思いということを改めて感じながら最後の質問に立たせていただきます。 まず冒頭、舛添大臣に伺いますが、きょう何人かの委員がお取り上げでございましたC型肝炎の政治決断の問題。大臣は、先ほど来、国民の常識や思いとかけ離れた政治決断というのはないということを御答弁でありました。それは至極当然ですし、ぜひともハンセン病でなされたような政治決断をしていただきたいということは先回申し述べました。 そういう前提の上で、しか……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日御出席の四人の参考人の皆様のお話は、どなたのお話を伺いましても本当に胸が詰まって、そして、病を抱えた上にさらに仲間を募って、一生懸命それぞれに活動してこられたことに深い敬意を表しますとともに、逆に、三百五十万人とも言われます肝炎の、我が国最大の感染症でございますことに立法府が今日に至るまでさまざまな措置をある意味で怠ってきたということの責任の一端を、私もまた強く感じた次第です。 そして、きょう四人の皆さんが、一生懸命この間のこの法案の成立に御尽力された山口さんと、そしてヘモフィリアの会の佐野さんの御発言を聞けば、あたかも明暗を分け……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、午後からですが、主に野党の私どもがこのテロ対策新法について質疑を重ねさせていただいています。 私は冒頭、本法案とは直接関係がございませんが、ぜひこの場で総理に一つお伺いしたいことがございます。 きょうは、実は午後の同じ時刻、日比谷の野外音楽堂で、いわゆる障害者の皆さんが、障害者自立支援法という法律、この法律は、障害のおありの方にもいろいろなサービスを利用するときに一割を負担していただくという法の枠をとってございますが、作業所で働いても、その工賃よりも利用料の方が高い、あるいは、これまでのいろいろな移動サービスも、どこかに行き……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、四名の参考人の方、本当にこのテロ特措法の審議の中できちんとした骨格を提示していただいて、大変に私どもも勉強になりました。少しの時間ですが、私が最後ですので、御質問をさせていただきたいと思います。 まず森本参考人に。 先ほどの共産党の笠井さんとのやりとりをお伺いしながら、たしかことしの夏ごろですか、ワシントン・ポストにパクス・アメリカーナの終えんという形で、アメリカがイラク戦争にかかわり、実は、太平洋戦争よりも長い間の戦いを、そして六十兆円以上のお金を費やし、中南米諸国の反発あるいは中東の反発、さっきおっしゃったように価値観を……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょういただきました十二分のお時間の中で、私は、既に二〇〇三年の三月からずっとこの国会論戦の中で話題になっており、いまだにやみの晴れないキティーホーク問題を中心にお伺いをしたいと思います。 このキティーホークが横須賀を出たときから、イラク作戦あるいは南方監視作戦にもともと目的があった、しかし、ある一時期OEFに従事しておった、そのときに日本は補給をしておる、こういう論立てであるわけです。このことに対して、市民団体ピースデポと言われる皆さんが、キティーホークの航海日誌、あるいは「ときわ」、あるいはアメリカのペコスなどの航海日誌をもとに分……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほどの赤嶺委員の御質疑を多少受け継ぐ形で、冒頭、予告外のことをやらせていただきたいと思います。 石破大臣は、せんだっての寺岡参考人のお話に関して、五月八日の記者会見でざわめきが起きて、その後、寺岡さんがまた記者会見を行うことになる合間にも、当時防衛庁でございましたが、何人かの幹部の皆さんと御相談をされたというふうに当日御発言でありました。議事録が後に出ておりますので、私どもの党の保坂がお伺いした部分かと思いますが、そこに何人かのお名前が出てまいります中に、例えば防衛局長、官房長、そして次官、それから長官もいらしたと思いますというお話……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、福田新総理、御就任おめでとうございます。 そして、やはり私は、総理であるがゆえに、政治家としての本当に総理みずからのお言葉で答弁をいただきたいと思いますので、先ほど来、前振りに事実関係をと言って他の大臣が御答弁なさいますこともありますが、私に与えられた時間、四十分と短うございますので、なるべく多く総理に御答弁を賜りたいと存じます。よろしくお願いいたします。 まず冒頭、総理のお手元にも置かせていただきましたが、こういうカラフルな日本地図がございます。こっちで遠くで見て、お手元に配られているものと思いますが、この日本地図で、赤、オ……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 先ほどの武藤さんのお話の中にも、実は今の佐々木憲昭さんの御質問で初めて出てまいりましたけれども、社会保障関連のことですね。お話の中では、高齢社会という、これは日本が世界にもう本当に先駆けて進行している状況ですから、そこについて余りコメントがなかったので、私といたしましては、これから日本が外需主導よりも内需拡大といった場合に、今、国民的関心事かつ不安事は、おっしゃった年金問題や医療や介護や、そこがどうしても安定していかないと、やはり国民の生活の安定、心の安定もないような時代になっているんだと思います。 そういう中で、例えば日銀がお出しになるいろい……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、舛添厚生労働大臣に所信に対する質疑ということで、実は三月も末でございまして、幾多お伺いしたいことはございますが、喫緊というか、火急の件のみ、きょうはお尋ねを申し上げたいと思います。 まず一点は、分娩にまつわる、いわゆる産科の、出産のできるような病院や診療所数の減少ということに関して、昨日、毎日新聞にも報道、そして厚生労働省の方からも発表資料をいただきましたが、七十七施設が休止ないし制限というデータでございました。この件は他にも委員がお取り上げでございますが、私は、こうしたデータを厚労省がみずから発表なさるということは、ある意味……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日議題になります二法案については、基本的に、駐留軍関係あるいは漁業離職者等の措置に関する法案も、戦没者の父母等に関する特別給付金支給等の法案も賛成をいたします。 その賛成の上で、私は、かつての第二次大戦がもたらした悲惨な結果、一番愛する大事な御子息様たちを失われた御遺族や御家族に対しての国としての措置は、当然とは思います。そしてその上で、では、最もあの戦争の犠牲になって亡くなっていった方たちについては日本は何をしているか、何をしてきたかということで、私はいつも、厚生労働大臣が新たにかわられるたびに伺ってきたことですので、舛添厚生労働……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私も、冒頭、皆さんが御指摘なさいました介護現場で働く方々の低賃金、先ほどの高橋さんの大変によくできたグラフに比べて、私の方は、年度は平成十三年度と十八年度が加わって、ちょっとタイムスパンは長くとってございますが、数値でございますので、大臣にもごらんいただきたいと思います。 全労働者が一番上の段にございますが、大体三十三万あたりに位置するところ、福祉施設で働く男性の場合ですら二十二・七万。そして、実は平成十三年は二十四・四万でありましたから、介護保険が平成十二年から始まったとして、平成十八年度、一昨年度までとりますと、いわばどんどん下が……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、四人の参考人の皆さんから貴重な御意見をありがとうございます。 御発言の順に沿って私から質問をさせていただきます。 まず、遠藤先生ですが、介護事業運営の適正化に関する有識者会議のおまとめを行われたということで、この会議が、とりわけコムスン問題に始まりコムスン問題に終わるのか、さらに深刻な介護現場の状況を一歩でもよくするものとして今回の先生方のおまとめのことが成るのかは、実はこの審議にもかかっておりますし、何よりも、介護現場そのものがもう瓦解、崩壊、いわゆる人から崩壊、中から崩壊しているときですので、この処分関連のことをおまとめ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 前回に引き続き、また参考人の皆さんへの御意見の聴取もあわせて、今回は、介護現場における人材の確保並びにコムスン問題に端を発する、どうやったら良質な介護の現場がつくれるかということでの政府の御提案についての審議でございます。 ちょうどそうした折に、昨日報道されました、岡山県津山市のNPO法人の皆さんが運営しておられる痴呆型のグループホームだと思いますが、そこで、御高齢者が著しく体重が減少して栄養失調、すなわち、それは虐待に当たるのではないかということで市が調査に入り、処分も検討されているということであります。 正直言って、私がこの事案……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、四人の参考人の皆さんに、本当にいろいろな意味で考えさせられる貴重な御提言をいただきまして、ありがとうございます。 思い起こせば、二年ほど前、岡部先生にも、感染症法の改正のときにもお越しいただいて、その後も一貫してこのインフルエンザ対策問題にリーダーシップを発揮していただいていること、先ほどどなたかの委員の中の御指摘にもありましたが、本当に敬服いたしますし、また、それに比べて、果たして政治の側は十分な準備をしてきたんだろうかということを、私はきょう改めて、ああ、問題かなと思ったことがありますので、まず冒頭、そうした問題をお話しさ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私にいただきました時間三十分の中で、冒頭、実は予定外のことですが、後期高齢者医療制度で大臣が清水委員にお答えになりましたことについて、私は、ちょっとそのまま議事録に残ると誤解が生まれるんじゃないかなと思う点があるので、再質疑をさせていただきます。 今回の後期高齢者医療制度、支持者から看板も断られるという清水先生のせつないお話でしたけれども、国民にとってやはり一番大きな点は、七十五歳という年齢で、ある日突然、例えばお誕生日のその時間から切り離されていくような感覚を受けているということが一番大きい。家族がばらばら、御夫婦がばらばら、世帯が……
○阿部(知)議員 ただいま議題となりました臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 一九九〇年に開始されたいわゆる脳死臨調を経て、一九九四年に議員立法により提出された臓器移植法案、いわゆる中山案は、脳死を一律に人の死と規定し、遺族の承諾によって移植を認めるとするものでした。衆議院は原案どおりこれを可決いたしましたが、これを不安視する国民の声を受けて参議院において修正が加えられ、一九九七年に、臓器移植をする場合に限り脳死は人の死と扱う現行法が成立いたしました。施行後十年を経た現在、脳死下での臓器移植事例は六十……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の一日の長い審議を伺いながら、外も寒かったけれども、やはり、今、この日本の中で医療を取り囲む環境というのは極めて貧しく寒いなと思いながら、私はきょうの御答弁等々を聞いておりました。 大臣は、今夕にも、医療のサービスの質と量の向上、もっと夢をというふうにおっしゃいますが、そうした夢を抱くためには、こんなにせせこましく独立行政法人化等々といって、人件費も削減するわ、あるいは一般会計からの補てんもどうなるかわからないわみたいな、医療現場には不安と、そして先行き不透明感を与えるような法律を通すべきではないなと、まず冒頭強く思います。 中……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、四人の参考人の皆さんに、私はいろいろな思いを抱きながら、お話を聞かせていただきました。 まず、大村参考人にお伺い申し上げます。 実は、私は、大村先生が書かれた「医療立国論」という御本を、ちょっと席を外しておられますが、民主党の山田先生からこんな本があるよと紹介を受けまして、よくよく見たら、あっ、私の先輩だったと思いました。私は今、実は小児科医を長くやりまして、国会に来て八年目ですが、国会に来て、日本の政治には医療における国家戦略がないと政治の中に来てしみじみ思うんですが、少子高齢社会を迎えて、これから日本は、逆に医療を武器に、国内経済……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、五人の参考人の方、内容と思いの大変に深いいろいろな御意見を賜りまして、ありがとうございます。 とりわけ私は、森田さんがおっしゃった、日本の、こうした児童福祉法の改正に当たって少子化対策なんだろうか、それとも、子供の権利やあるいは母と子、父と子、家族、家庭の権利なんじゃないか、本当はそう思うという視点を御指摘いただきまして、大変に心強くも思いました。きょうの参考人の皆さんは、皆さんそう思って格闘してこられた方々だと思います。 そこで、順次伺わせていただきます。まず大日向参考人にお願いいたします。 今回、いろいろな見直し施策の……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、冒頭、舛添大臣に心からお礼を申し上げたい件がございます。 実は、大臣初め関係の皆様の御尽力で、国立の長野病院に産科の医師の継続派遣が決まりまして、そのおかげさまをもちまして、そのすぐ近くの上田市で、これも、そちらの国立長野がなくなってしまうと患者さんの送り先がなくなってしまう上田市の助産院が、そっちも頑張ってくれるんだから自分たちも頑張ろうという形で、助産院の新装、新しく改築して長野病院の近くに開設されるという二つの幸運な報告が寄せられました。 医療の拠点というのは、つぶすのは簡単ですが、本当にあらゆる努力をして何とか保持し……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 福田総理は、本日のこの予算委員会が終了して、休む間もなくダボスの国際会議に向かわれるということで、大変にきついスケジュールですので、お体にも留意されて行ってきていただきたいと思います。と同時に、私は、ぜひこのダボスで、福田総理には、日本の世界に向けた信頼あるいはリーダーシップをかけた表明をしてきていただきたいと思います。 この会議自身は、総理が施政方針演説で、ツバルというオーストラリアのわきにある小さな島国が水没をしてしまうという話を聞かれて、世界じゅうのいわゆる貧困あるいは気象の温暖化対策について本当の意味で今決意を示さなきゃいけな……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、通告外のことですが、総理がダボスからお帰りでありましたし、私は、けさ、部屋に、総理がダボスで御発言になったことのあらあらを拝読いたしまして、その上でお伺いをいたします。 まず、恐縮ですが、総理にお伺いしたいので、それも複雑なことではございませんので、ぜひ総理にお願いいたします。 まず、総理は、アメリカの元副大統領で、大統領候補でもあったアル・ゴアという方のつくられた「不都合な真実」という映画をごらんになったことがあるかどうか。そして、私はぜひ、実は、ダボスの場では、そのアル・ゴアが提唱しております排出権の取引、すなわち排出権と……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、二〇〇七年度補正予算三案に対し、反対の討論を行います。 二〇〇七年度補正予算案には、災害対策や原油高騰対策、中国残留邦人支援、被災者生活再建支援金の追加など、社民党が要求してきたものが盛り込まれてはいます。しかし、不十分な水準にとどまっているほか、以下のような重大な問題点があることから反対するものです。 反対の理由の第一は、政府・与党の強行した理念と哲学を欠く政策の欠陥を根本的に正すことなく、総選挙対策のまやかしにすぎない補正予算の使われ方であることです。 二年前の医療法改正の結果生じた著しい高齢者の医……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日は、冒頭、一問目、環境問題について福田総理にお伺いをしたいと思います。 七月の洞爺湖サミットにおいては、三つの大きな課題があるというふうに言われております。一つは、今私が申し述べました環境の問題。そして、これはある意味では世界の貧困問題と密接不可分である、貧困なところが、食料においても、あるいは居住、水の問題においても最も被害を受けるだろうという問題。そして三つ目は、金融危機の問題。この三つを我が国が世界の中にどのようなメッセージを送って解決していくべきかということで、福田総理のお考え、あるいはリーダーシップが問われるところ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日は、高村外務大臣そして岸田国民生活担当大臣のお二方に質問予告をしてございますが、たまたま、きょうのお昼休み、ちょっと前に、岸田大臣のところに社会民主党の申し入れを持っていかせていただきまして、テーマはギョーザ、毒ギョーザと申しますか冷凍ギョーザにかかわる問題でありましたが、そのときに岸田大臣が幾つかお話しくださった点が、私だけ聞いておくのはもったいないなと思いましたので、改めてこの予算委員会で、質問外のことですが、質疑をさせていただきたいと思います。 きょうの私どもの社民党の党の申し入れは、もう皆さんこの場でも何回かお取り上……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、実は、予算委員会の中央公聴会というのに先立って、この予算委員会の歴史の中で初めて、地方に来させていただくという段取りを委員長初め理事の皆さんがやってくださって、そして場所もまさしくこの宮崎の延岡に来させていただいたことを、まず冒頭、お礼申し上げたいと思います。 一つは、日の光が明るくて、そして海と山、自然に恵まれて、九州というのは本当にいいところだと、実はうちの党首も九州出身ですので、私も日ごろから思っておりますが、改めてまたこの地域の発展ということを願いながら、質疑をさせていただきたいと思います。 冒頭は、延岡市長の首藤……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、たくさんの皆さんが医師不足問題をお取り上げくださいました。私も、医師になったのは一九七四年でありますから、自来三十年以上、本当に、医師不足という問題がいつこの日本の政治の場できちんとした答えを得るのか、心から待ち望んでおりました。きょうがそうした発端になればという大きな期待を込めて質問をさせていただきます。 私がこのように申しましたのも、現在、この医師不足という問題は、社会崩壊にまで至るような極限にまで来ている、雪崩はもうすぐそこに来ていると思います。 私は、先回の総理のおられる質疑の際にも救急医療のことを取り上げさせていた……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私にいただきました時間が十五分ですので、冬柴大臣には、大変恐縮ですが、簡略な御答弁でよろしくお願い申し上げます。 まず一点目です。私は今度の中期計画という取り組みの中で、特に生活幹線道路ネットワークの形成、こういう視点は、ああ、いい視点だなと当初思いました、本当に頑張ってほしいと。しかし、この数日、中身を聞くにつけ、やはり何か変だ、何が変なのかということをきょうはちょっと大臣と詰めてみたいと思います。 一点、まずこの生活ネットワーク形成という中で、これまでは全国の生活幹線道路十七万キロ、その中で、移動支障区間が約五千カ所、一万三千キ……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 先ほど、舛添厚生労働大臣は昨年の八月に御就任ということでございましたが、自来三人の総理のもとにお仕えになることになりました。わずか一年ちょっとの間に、本当に御苦労さまなことだと思います。 と同時に、今、本来は、国民は一日も早い解散・総選挙で民意を問うてくれということを切に願っておる中であります。私どもがこうした中で審議する中にあっても、そうした国民の声を一方でしっかりと受けとめながら、またしかし、しっかりした審議が国民に対して、今、空洞化しがちな国会の審議状況を超えて成果を出すことを祈って、私はきょうの質問をさせていただきます。 最初に、冒頭……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、本日、水曜日の山田委員と大臣との御審議、あるいは昨日の参議院の厚生労働委員会での私どもの党首福島みずほと大臣とのやりとりを聞きながら、実は大臣に冒頭お伺いしたいのです。 先ほどの答弁の中でも、大臣は国のセーフティーネット政策はしっかりやるんだというふうに御答弁でありますが、果たして、現下において、働く者の住宅の問題、よくワーキングプアという言葉が使われますが、今やその方たちは同時にハウジングプア、住まう場所がないというような事態に同時に直面せざるを得ない時代がやってきておると思うわけです。そうしたことに対しての大臣の御答弁が、いま一歩とい……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題となりました労働基準法の一部を改正する法律案及び修正案につきまして、反対討論を行います。 世界的な金融危機の中で日本経済もいよいよ不況に突入するというこの時期に、まず求められているのは雇用確保であり、同時に、働いている労働者が過重労働にならないようにすることです。バブル経済崩壊後の長期不況の中で、非正規雇用に代替され、正社員は過重労働となり、多数の自殺者が出るなどの問題が表面化しました。今政治に求められている役割は、非正規雇用の均等待遇実現であり、また、過重労働に対する明確な規制です。その意味で……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、去る六月に参議院で後期高齢者医療制度の廃止法案が可決されましてから随分の月数を経て、やっと衆議院で論議が行われることになりました。国民が一刻も早く廃止してほしいと思う制度ですから、各委員の御質疑にのっとって、また与党の皆さんも誠実な対応をお願いしたいと思いますし、特に大臣にもそのようにお願いしたいと思います。 それから、冒頭、昨日、山口元事務次官御夫妻と吉原元事務次官の奥様が刺され、片方は亡くなり、また、奥様は重傷を負うということがありました。 このお二方、山口元事務次官も吉原元事務次官も、現在ある基礎年金という大きな制度設……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、本日の法案の審議に当たって、これはあらかじめお伝えしていませんが、舛添大臣に本質的なところでお伺いを申し上げたいことがございます。 今、日本は未曾有の金融危機に直面しておる。失業者もあふれ、さらに金融不安も増大するという中で、しかし本質的に重要なことは、これから日本の社会が、あるいは国が、どのような将来への夢や希望を持って生きていくかということであろうかと思います。 その場合に、国民の多くが願い、求め、また現実にその道があるというのは、例えば環境立国、あるいは医療立国、そして教育立国。国民のだれもに聞けば、今充実してほしいもの……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、五人の参考人の皆様から意見を聞くこうした日を設定していただいて、委員長初め、与野党の理事の皆さんにも心からお礼申し上げます。 時代は今、ちょうど金融危機、それも百年にあるかないかの大変な情勢だという中にあって、雇用労働問題は、非正規労働の皆さんやあるいは障害のある皆さんから真っ先に首を切られる、私どもが論じている雇用促進法とは真っ逆さの状況、雇用が安定しない、確保されないという現実の中で本日の委員会が持たれております。 一方また、障害者の側から運動を積み重ねてきた皆さんから見れば、日本における障害者の権利条約の批准という、こ……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 昨日の参考人のお話をいろいろ伺いましても、日本という国の中で、障害のおありの方の一人の人間としての権利あるいは働くことも含めた権利が、果たしてどのように実現されていくのか、まだまだ道は半ばというよりも、端緒なのかもしれないという思いを昨日も強くいたしました。 今回の法改正の対象になっております、障害のある皆さんの、パートの方々を法定雇用率に算定していくということも、その運用のあり方いかんによっては、むしろ排除や既得権の侵害ということにもつながりかねないという懸念が各委員から出されていたと思います。その意味で、厚生労働行政もとりわけしっかりしてい……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は本日十五分でございますので、よろしくお願いいたします。 この間、いわゆる非正規社員の皆さんの解雇、雇用の喪失という問題は、厚生労働省がお調べになっただけでも来年三月までに三万人。いろいろな窓口相談をやっておられる方は、少なくとも十万人という膨大な数の非正規の皆さんが失職されることを予想されております。 そうした中で、大臣初め御答弁の皆さんは、やはりこれは何としてでも、この不当な解雇というか、契約途中の解雇も含めて、これまでの整理解雇の四要件を満たさないような解雇も数多く、ここでまず首を切らせないというための取り組みに万全を期したいという御……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の審議に先立ちまして、きょうと、そして月曜の二日間で、この重大な局面にある世界の平和の問題、あるいは、金融危機の問題で昨年とは全く様相を異にした状況のもとでも、なお二日間で審議に結論を得ようとするこの委員会の持たれ方に、私は強く異議を申し立てたいと思います。 まず、麻生総理、お願いいたします。 今アメリカでは、御承知おきのように、サブプライムローン関連で約一兆ドル、百兆円の公的資金がかかるのではないか。もうちょっとかかるかもしれません。そして、イラク戦争に関連する戦費で一兆ドル、百兆円。この二つがアメリカ経済を非常に苦しい重荷に……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、中曽根外務大臣には、先週の委員会終了後直ちにアラブ首長国連合等の会議にお出かけで、そしてまた週早々のお帰りでありますから、お体にも大変負担なことかとは思いますが、やはり今、外務大臣というお仕事は本当に重要なお役でございますので、きちんと明確な御答弁をくれぐれもお願い申し上げたいと思います。 そして、質問通告外のことですが、ぜひ中曽根大臣に二点伺おうと思います。 実は、午前中の与党の松浪委員の御質疑で、私は二点、大変に気になるところがありました。 一つは、アフガニスタン、砂漠の国だ、干ばつというのはあるのかという御質問でした。……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
まず冒頭、麻生総理、第九十二代内閣総理大臣への御就任、時代は多難をきわめております、ぜひ方向性を過つことのないかじ取りを私も望みたいと思います。
きょうは、医療問題について主にお尋ねをいたします。
恐縮ですが、麻生総理、お幾つでしょうか。
【次の発言】 男性の年であれ女性の年であれ、やはり年をお尋ねするということは、非常に緊張感の強い、失礼に当たることも多いものだと思うんですね。
ところが、もうずっとこの間論議されております後期高齢者医療制度、あるいは、失礼ですが、今、お年だけでいえば麻生総理は前期高齢者という区分になります。前期……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、お伝えしてございます質問に入る前に、冒頭、浜田防衛大臣に、私がきょう朝のラジオで聞きましたことにつきまして、少し御答弁をお願いいたします。 恐らくNHKのラジオでございましたけれども、共同通信の配信でも流れておりますが、さきにクリントンさんがお見えになったときに、浜田防衛大臣から、日米の協力体制も五十年になる、ここの節目に何らかの、ここの言葉をお借りいたしますと、新安保宣言でしょうか等々をお出しになりたいというふうなお話を持ちかけられたというふうに報じられております。私は残念ながらこれは今まで聞いたことがなかったので、事態の経緯と、やは……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合を代表して、内閣提出、海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律案に対し、反対の討論を行います。 まず、本法案の問題点を指摘いたします。 第一には、海上保安庁と自衛隊の役割の分担が不明確ということです。海賊対策は第一義的には海上保安庁の任務としながら、直ちに防衛大臣が海賊対処行動を発令し、自衛隊が出動できる構造となっております。司法警察の領域の個別犯罪行為に自衛隊が関与する制度はほかになく、司法警察制度に対する自衛隊の過度の介入と言わざるを得ません。 第二に、海賊の定義が十分ではなく、海賊行為の構成要件があいまいだということです。海賊行為の処罰を……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、会期も迫る中、そして政局状況もさまざまに報道される中で本委員会が開かれ、そして、朝からずっと各委員の御質疑を伺っておりましたが、各委員それぞれに御自身の意見を展開されて、また、河村官房長官の御答弁も誠意あるもので、その意味ではこの委員会というのは大変意味があると思いますが、私は、まず、事が非常に重大な事項を含んでおりますので、拙速に結論を得る以上のものをぜひ各参加の委員にはお願いしたいと思います。 冒頭、この法案の必要性あるいは位置づけについては、長島委員から、あるいは平岡、赤嶺委員まで幅のある御議論があったと思いますが、そもそも、北東……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、本法案の質疑に立つに当たりまして、ちょうど先週の金曜日、会期末も迫った中、しかしながら、我が国をも含む北東アジアの安全と平和のために今論じなければならない、特に核拡散の現状等々があるので、質疑に立ち、そして御答弁も伺うということで、先回もお時間をいただきました。 きょうも朝からの委員会の中でこの席に座っておりましたけれども、まず審議の前提といたしまして、先週の金曜日に中谷委員がお尋ねになりました核密約ということに関しては、きょうも何人かの委員から御質疑がございましたけれども、ちょうど本日午後二時、外務委員会の委員長である河野太郎さんが、外……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、舛添大臣も衆議院、参議院を往復しながらの答弁で大変お疲れのことと思いますが、大臣所信への私の質疑でございますので、よろしくお願いいたします。 本来であれば所信質疑ということで骨太なことを伺いたいのですが、いただきましたお時間が二十分ですので、なかなか全般には行き渡りませんけれども、きょうは、私は特に、生まれ出るところ、赤ちゃんの生まれる分野について御質疑をしたいと思います。 大臣に予告をしてございませんが、大臣には、内閣府の政府広報室が二月二十六日に発表いたしました少子化対策に関する特別世論調査の概要というものを御存じであるかというこ……
○阿部(知)議員 お答えいたします。 野党提出の雇用保険法案について、私の方から御答弁をいたします。 私ども野党三党は、昨年の十二月十六日に、雇用保険法の改正案を含めた緊急雇用対策関連四法案を参議院にまず提出いたしております。年の瀬を前にいたしまして、急激に悪化する経済雇用情勢に素早く対応することが重要であると当時考えましてまとめた法案で、参議院では可決されましたが、この衆議院におきましては、与野党おのおの御努力いただきましたが、残念ながら成案を見ることができませんでした。 そもそも、現状でも雇用保険の失業給付というのは五人に一人という状況で、そして、年が明けましてからさらに雇用失業情勢……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。
本日、私は、冒頭に、きょう午前十時に広島地裁で原爆症の認定をめぐって起こされております訴訟の地裁判決が出ましたことについて大臣にお伺いしたいと思います。これは通告外ですが、きょう判決が出たということもあって、大臣にお伺いいたします。
大臣も私もずっとこの部屋におりましたので、まだ担当部署からの御報告を受けておらないかもしれませんが、いかがでしょうか、もし御存じなければ担当部署に概略を私が求め、説明を短時間でしてもらいますが、その方がよろしゅうございますか。
【次の発言】 そんな、木で鼻をくくったようなことは説明にもならないのです。時間を返してほ……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 ただいまの高橋委員の御指摘、戦争のもたらす惨禍の重さ、残酷さ、さまざまな問題をきょうの委員会は短い時間ではございますが論議する場となりました。 私がきょういただいた十五分ですので、舛添大臣にまず恐縮ですが、先ほどの柚木委員並びに高橋委員との原爆症の認定問題に関する御質疑、そして、昨日の参議院の厚労委での大臣の御答弁を聞いて私は、逆にこれこそ大臣の任であるという部分について大臣御自身の明確な態度の表明がないと思われるところについてきょうはお尋ねいたします。 実は、この間十五連敗、司法の場では、この原爆症の認定のおくれを厳しく断じ、厚生労働省側の……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、一般質疑ということもあって、与党、野党の理事の御好意で、私どもの会派に三十分のお時間をちょうだいいたしまして、ありがとうございます。ふだん駆け足でやっておりますことが多いので、きょうは、少し考える論議というか、じっくりした論議が行えるような質問を二題にわたってお願いしたいと思います。 一問目は、いわゆる新型インフルエンザ対策についてでございます。 これについては、政府を挙げて、例えば二月十七日にも御報告のありました関係省庁対策会議等々で、特にパンデミックと呼ばれる流行が爆発的に来た場合にどうするかという対策をめぐっての会議もあると思い……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、私にいただきましたお時間、二十分でありますので、年金の制度設計等々の本質的な問題は次回に回すこととさせていただきまして、いわゆる行政サービス、公共サービスとしての年金の業務の信頼性にかかわる何点かについて御質疑をさせていただきます。 年金問題は、今ほど高橋委員と舛添厚生労働大臣のお話にもあったように、中長期的に制度設計をどうするかということも同時に並行しないと本当の安心、安全は来ないわけです。この間、それにしても公共サービスのあり方が余りにもひどいんじゃないか、指摘される社保庁のさまざまな実態ということでありますが、それもちょうど来年の……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、大臣初め委員長も長時間の御審議、大変お疲れさまです。私で最後ですので、よろしくお願い申し上げます。 私は、本日、冒頭は、年金の制度設計のことについてお尋ねをいたします。 先ほど、高橋委員のお取り上げになりました社会保険庁のさまざまな職員の問題、そしてそれ以上に、逆に、社会保険庁がきちんとその担当省庁として機能してこなかったことの根底にもかかわる問題とも連動いたしますが、私は、そうしたことを考えても、今、一方で行われております論議、いわゆる国民年金の納付率が大変に低迷、むしろ目標とは遠く、低下しておる、財政的にも大変である、だから消費税……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、冒頭、本来は私の質問時間内で質疑をしたくないことがございますので、委員長によろしくお取り計らいを願いたい事案がございます。並びに舛添厚生労働大臣にもでございます。 本日の質疑に当たって私が厚生労働省に要求いたしました資料が、今の今まで届きません。そして先ほど、今からファクスを送るからと。私がこの場所に立つに当たって、今からファクスが来て、どうやってそれを参考にできるか。 テーマは、先ほど長妻委員がお取り上げになりました、総務省から厚生労働省への行政評価に関する事案でございます。私は前回も取り上げましたし、大臣もきょう長妻委員に御答弁であ……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、民主党の委員の方も何人かお取り上げでありましたが、財政再計算について、まず冒頭、お尋ねをいたします。 思い起こせば、平成十六年の年金の論議のときにも、ちょうど年金論議が衆議院で終わったころでしたか、出生率の値が前提に置かれているところと遠く離れていたということがあって、これはいかに何でもちょっと信頼性が疑われるというような指摘があり、今回もまた、長妻委員も山井委員もお取り上げですが、もし年金の納付率、国民年金が八〇%でなかったとしたら、今前提としている現役世代の五〇%という数値がはるかに遠い。 これは、ここの国会の中の閉じた場で論議し……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案について、反対の立場から討論をいたします。 反対の理由の第一は、基礎年金国庫負担を二分の一へ引き上げる財源が、二〇〇九年、一〇年度の二年は財政投融資特別会計、いわゆる埋蔵金からの特例的な繰り入れであり、その先は逆進性の高い消費税の引き上げが暗に前提となっているからです。 第二の理由は、本法案には、現行の年金制度を直視し、その問題点や弱点を見直す方策が全く示されていないからです。今回の基礎年金国庫負担引き上げには二・三兆円という巨額の税財源が必要ですが……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日、私は、小児の救急医療についてお尋ねをさせていただきます。 昨年の十一月、札幌市内で二歳の女のお子さんが、硬膜下血腫という、脳のみそと骨の間に血腫ができるという疾患で救急車で搬送されましたが、十一病院で、世で言うたらい回し、あっちへ行ったらここは小児科医がいないとか、こっちへ行ったらここは脳外科医がいないとか、救急センターに行ったらいやいや子供は受け入れられないとか、いろいろありまして、十一病院を受け入れ拒否されまして、最終的には、一たんは断られた市内の総合病院に収容されるという事案がございました。 この十一カ所の中には何と四カ所の三次救……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、本日の事態、ちょうど一カ月ほど前でしたか、この厚生労働委員会で一般質疑の時間をいただきましたので、今の日本の新型インフルエンザ対策では抜けているものが大きくあるのではないかということで、冒頭の一枚目にお示ししてあるような、豚が中間寄主になって、そこから感染が拡大していくような事態にも注意を喚起すべきだということを指摘させていただきました。 私がこの指摘をいたしますに至る背景ですが、実は、新型インフルエンザ及び鳥インフルエンザに関する関係省庁対策会議、平成二十一年二月十七日のものを拝見しても、私はここには三つの大きな落とし穴があるように思い……
○阿部(知)議員 C案提出の阿部知子です。 御質問ありがとうございます。 同様の御質問を後ほどもいただきますので、私は、まず前提として、ぜひ皆さんに、インフルエンザ騒動で出されませんでしたけれども、WHOの今回の指針の改正案のもとになる事務局案というものによくお目通しをしていただきたいと思います。 一九九一年に現行の指針ができました。以来十八年たって、WHOが今最も懸念しておりますのは、移植における商業主義、臓器売買のこと、あるいは移植の透明性がどう担保されたかということであります。そうした問題意識を持って、将来への努力といたしまして、先ほど西本先生おっしゃいましたような臓器の自給自足と……
○阿部(知)議員 御質問ありがとうございます。 今回の改正案の審議に際して、十二年たっているわけですから、実は一番大事な原点は、実際はどうであったか、すなわち検証にあると思います。 郡委員も御指摘ですが、この検証会議のメンバーにはドナーとなられる方の御家族あるいは御遺族は入っておられません。例えば日本では交通事故などでドナーになられる、御家族になる、御遺族になるわけですが、私は、公平性の観点からいってもレシピエント側だけでなくてドナーサイドの、先ほどはドナーのケアにかかわる方というふうに言われましたが、やはり当事者性は大事であると思うものであります。なぜならば、ほとんどのドナーサイドの偽ら……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、育児・介護休業法の第一回目の審議でございますので、そもそも論というか、この問題を考える場合の基本的な視点について、まず舛添厚生労働大臣にお伺いをいたします。 一九七二年、いわゆる育児休業法が勤労婦人福祉法という名のもとに誕生し、そして八五年には雇用均等法、そして九一年が現在のいわゆる育児休業法が発足した年であります。この育児休業法から数えても十八年、そもそもの七二年から見れば三十七年たっておるわけですが、はてさて、私は、今回の改正法案で厚生労働省からいただきました資料を見ましても、やはり本当にこれでどうなるんだろうかととても懸念すること……
○阿部(知)委員 上田局長の御出席を追加していただきまして、ありがとうございます。私が本日、緊急に質問を投げましたための御配慮でございます。心から感謝いたします。 そして、先ほど来のお話の中で高橋さんも御指摘でありましたが、本来は、実は私も村木局長に幾つか質問をしたいと思っております。 大変に優秀な女性ですし、そして、これからの男性と女性が本当にワーク・ライフ・バランスをきちんと保ちながら働いていく社会の実現に向けて、彼女の仕事を期待するものであるのですが、さてさて、高橋委員も御指摘のありましたような、障害者団体を偽った証明書の発行の問題でいまだ幾つかの疑義が明らかになっていないということ……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、本日いただきました二十分のお時間の中でできれば三題やりたいと思いますので、大臣に専ら御質問いたしますが、御答弁のほどをよろしくお願い申し上げます。 冒頭一問目は、肝炎の治療の問題であります。 先ほど岡本委員とのやりとりを拝聴しながら、大臣は、いろいろな他の御病気もある中で、肝炎の治療に対して国がいかほどの財政支援をなすべきかということについて、ある意味では他の疾患との考えねばならないところもあるというふうに述べられたやに伺いますが、私はちょっとそれは御認識の点でいかがかなと思うんですね。 なぜならば、B型肝炎については、これは予防接種……
○阿部(知)委員 御質問ありがとうございます。
勤労者の賃金が上がらない中、二〇〇七年の四月に定率減税が廃止されました。社民党といたしましては、やはり毎月毎月の可分所得がふえ、そして明確な減税というメッセージのある定額減税に賛成で、なお、税を納めておられない方、いわゆる非課税世帯は、消費税の食料品の払い戻しと組み合わせるべきと考えます。
重大な事項ですので、時間をかけ、しっかりと審議し、国民の信頼にこたえていただきたいと私は思います。
【次の発言】 社会民主党の阿部知子です。
私どもは、先ほど葉梨さんからいただきました御質問にもお答えさせていただきましたが、この間、庶民増税が本当に暮らし……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、私は冒頭、まず中東情勢について総理にぜひお願いしたいことがございます。 本日の読売新聞でございますが、冒頭一面は、イスラエルに対してレバノンからも攻撃が加えられ、戦火の拡大が大変懸念されておると。 昨年の十二月二十七日に、イスラエルとハマスとの間の停戦合意が実質的に破綻して、そして、侵攻、イスラエルの攻撃が始まりました。総理にあっては、十二月三十一日にイスラエルのオルメルト首相、そして一月三日にはパレスチナのアッバス代表に日本からの支援を訴えて、何とかこれが停戦に向かうように御尽力中ではあると思いますが、しかし、実は一月五日……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は朝から、野党の民主党の皆さん、あるいはただいまの共産党の皆さん、非常に白熱した熱心な御論議が行われております。雇用の問題にいたしましても、年金の問題にいたしましても、また道路特定財源の使い方にいたしましても、やはり与野党がおのおのの考えを出し合ってしっかり選択をしていただくということは、本当に一日も早い解散・総選挙が望まれる今日にあっては、非常に重要なことと思います。 そして、その一方、恐らくこの時代、この場に身を置く政治家として、与野党を超えてあえて言わせていただければ、今決断をせねばならない大事な問題があると思いますので、私……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私にちょうだいいたしました時間が十分でありますので、きょうは、中川前財務大臣の辞任に関する件、そして、新たに御就任された与謝野大臣への御質疑とさせていただきます。 まず冒頭、きょうも午前中からずっと審議のこの場におりまして、麻生総理の御答弁を聞くと、国民は、もういいかげんにしてほしい、この間の失態も含めて辟易しているというこの実感について、ほとんど認識をお持ちでないのではないかと私は思います。 例えば、財務省はこの中川前大臣のローマにおける会見場のいわゆるホームページ上の記載を消されました。日本の財務省のホームページからは消すことができても、……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、二人の貴重な参考人の御出席を、まず冒頭、御礼申し上げます。 今も笠井委員の方から企業の社会的責任ということでお尋ねがございましたが、私もその点については後ほどお伺いをいたしたいと存じますけれども、まず、それに先立ちまして、私ども、ここ立法府におりまして、やはり政治の責任ということをまず第一に、これは主に宇都宮さんにお尋ね申したいと思います。 きょう宇都宮参考人は、例えば厚生労働省の講堂の開放も含めて、また私ども議員の何人かが派遣村に出向いたことも含めて、お礼という形でおっしゃってくださいましたが、本来であれば、私などはぞっとするのは、……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私にちょうだいいたしました時間、十分でございます。審議が足りないということはただいまの笠井委員の御指摘と同じ思いでありますが、私は、まず冒頭、予告外のことで麻生総理にお伺いいたします。 昨日午前中の集中審議で、我が党の照屋寛徳が、この間の基地負担、沖縄に過大であろう、そして、今度三月七日、総理は沖縄に行かれる、果たして辺野古の人々や嘉手納あるいは普天間等々、基地のさまざまな問題に苦しむ沖縄の人々とお会いになる気持ちがおありかということを尋ねたんですね。総理、きのうの答弁だから覚えておいでだと思うんです。 その御答弁は、私は本当にびっくりしたん……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、私は、まず一問目は、先ほど笠井委員もお尋ねになりました四月の五日のアメリカ・オバマ大統領のプラハでの発言、世界で唯一の核を使用した側の国の責任においてこれから核廃絶に行動していく、そうした発表をなさったことを受けて、先ほど麻生総理も大変に感激を受けたというか共感するものを覚えたという御答弁でありましたので、もう少し内容に立ち至って質疑をさせていただきます。 実はきょう昼休みに、衆参の両議長、河野議長と、私は参議院の方は行けませんでしたが、江田議長のところに、このオバマ発言を受けて、日本の我が国国会としても、ぜひ核軍縮、核廃絶に向けた決議……
○阿部(知)委員 社会民主党の阿部知子です。 私にいただきました時間が十分でありますので、今後の日本社会、ワンポイントでやらせていただきます。 私は、今後の日本というか、むしろこれからの日本という国の形は、先ほど篠原委員もお取り上げになりましたが、例えば関東圏への過度の集中、東京や神奈川、千葉、埼玉等々に人口が集中し、一方で地方に過疎化が起こっている、これをもう一度日本全体で、住みやすく暮らしやすく、そして分権化していくということがポイントだと思います。 その場合に一番肝になるのは、命の安全保障、すなわち、そこに子供が生まれ、育ち、やがて老い、亡くなっていくということを支える医療が根幹に……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 社会民主党としては、江利川毅氏の人事官任命に賛成をいたします。 以上です。
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、いただきました二十分で三問御質問をいたしますので、大臣にはなるべく短目に御答弁をお願い申し上げます。 一点目は、保育の問題であります。 昨年十月の地方分権推進委員会の第三次勧告を受けまして、これは、主には保育の現状、非常に待機児童が多い中、保育にかかわりまして、地方分権の観点からより自治体の権能を強めていこうという趣旨でございますが、それに対して、十一月の四日、厚生労働大臣名で御発表されたのは、特に東京都など待機児童が多いところについては、待機児童解消までの一時的措置として、居住面積基準をある意味では標準として、スタンダードを決めるがあるとき……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、先週に引き続きまして、国民にとっても大変大きな関心事であります現下の新型インフルエンザにかかわりますさまざまな厚生労働行政に関しまして、補充的な質問の場、そして、それのみならず、先ほどの松浪委員のように御遺骨のことまで取り上げていただいて、幅広い厚生労働行政の抱える課題についての質疑の場が持たれたということを、まず冒頭、与野党の筆頭を初め委員長に厚くお礼を申し上げます。 そして、その中で、実は、本日は与党にいただきましたお時間三十分、そのすべてを民主党の皆さんの御配慮で私阿部知子がやらせていただくことになりまして、半分心苦しく、本来……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 去る八月三十日、有権者、国民の皆さんが政権交代を選択され、九月の十六日には三党連立のもとに新たな内閣が発足し、そして十月二十六日、鳩山総理が初めて本会議で、御自身の言葉で、そして御自身の思いを込めた所信表明をなさいました。 私は、国会に来て九年たちますが、やはりこの鳩山総理というものをいただいて新たな政権がスタートできたということは本当に心強くもあり、また、大きな変革の時期にあって、みずからの言葉で国民に語ろうとする姿勢を高く評価いたします。 きょうは、その総理のお考えの大もとを伺う質問を何点かさせていただきます。 まず、障害者の問題でございます……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほど来、新人の、本当に新鮮な議員の皆さんの御質疑を伺いながら、私はちょっと、ああ、もう古手になったのかなと思いながら、質問をさせていただきます。 子ども手当の問題は、本会議の代表質問でも申し上げましたが、初めて子供ということに焦点が当たった画期的な政策だと私は評価しております。日本の子供に関する施策の財政支出は、OECD加盟国三十カ国中二十六位と決して誇れたデータではありませんし、ある意味では、子ども・子育て支援の後進国という言い方がいいかどうかわかりませんが、立ちおくれているように思います。そして、今回の子ども手当の創設がいろいろな意味……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。初質問の後は、久しぶりのラストレディーになりました阿部知子です。 私は、この子ども手当の問題は、実は、政党同士の対立を超えて、本当の大事な点は国民の納得にあると日ごろ申しております。先ほどの自民党の加藤議員の御質疑の中で、後ほど理事会マターとなりました、そもそも何で二万六千円なんだというこの根拠をやはり明確にしていかないと、私は事が進まないと思います。そして、この審議に入ります一回目の私の質問はそれを取り上げさせていただきましたが、要点のみ繰り返させていただきます。 民主党では、従来、一万六千円の子ども手当をおっしゃっていたところ、この間、これを大幅に……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 初めてトップバッターをやらせていただきます。よろしくお願いいたします。 政権が発足してから六カ月、各メディアも含めて、この新政権の評価について多々論じられるところであります。 しかし、先ほど長妻厚生労働大臣もお話しになったように、この新政権は、とりわけ、雇用という働く者の安心、そして、この社会がそれによって安定していくということに向かって全力を挙げて努力してきたところと思います。九月の九日、三党の連立合意の時点に始まって、年末の三党の重点要望でも、常に、この雇用のセーフティーネットを広げ、またその網の目を細やかにして、働く者すべてが、失業等々何かの……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、参議院でも同じ時刻に質疑が行われておりますために御答弁者の予定が少し立ちませんでしたので、改めまして、通告いたしました質問の順番を少し変えさせていただきます。 冒頭、介護保険についてお伺いいたします。 長浜副大臣にお願いを……(発言する者あり)山井さんが残ってくださいました。では、山井さんで参ります。 いわゆる介護保険については、先週既に法案一部見直しは通っておりますが、もともとこれは大変に根本的な論議が必要なところと思います。特に、施設系の福祉と在宅、これはどっちがどっちというものではなくて、両方相伴わないと、とても高齢社会をハッピーに……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、三十分のお時間をちょうだいいたしまして、ありがとうございます。 冒頭、母子加算の廃止の問題で訴訟が起きておりまして、新政権にあって母子加算を復活いたしましたことを受けて、昨日、この訴訟についての取り下げと、原告の方と新政権の長妻大臣の調印というか、お互いの合意が取り交わされました。 その場に大臣もおられてお気づきであったと思いますが、こちら側に数名母子加算の復活のことをお喜びになるお子さんのおられるお母さんたちがいて、反対側の端の方に、老齢加算の廃止問題で同じように原告になっておられる、これが著しく老いの生活を厳しいものにしているというふう……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日、全会派で採択されるところになります年金に係る二法案については、基本的に、受給権の確立をさらに充実させるものであるということにおいて、賛成をいたします。 きょう私のいただきましたお時間は、先般、一般質疑の時間がございましたが、長妻大臣が参議院で同時刻に委員会を抱えておられまして、長妻大臣となかなか、一般質疑というふだんはできない分野での質疑をする時間がございませんでしたので、きょうは大臣を主にお願いいたしまして、質疑をさせていただきます。 先ほど内山委員のお話にもありましたが、政権交代後六カ月余を経て、今、私ども新たな政権が国民にあらゆる意味で……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、各参考人の皆様に多岐にわたる論点の御指摘をいただきまして、本当にありがとうございます。 ちょうどアメリカでは、オバマ大統領が国民皆保険に向けて、いろいろな困難がありながらも一歩でも二歩でもそれに道筋をつけよう、そうした段階でありますが、日本においては、昭和三十六年、よく言われるような国民皆保険という制度ができ上がり、きょう来ていただいているいずれの参考人も、それをどうやって守っていくかということに向けての、おのおのの抱えていらっしゃる背景あるいはお考えの開陳であったと思います。 さて、私ども社民党は、民主党の皆さん、国民新党の皆さんと連立政……
○阿部委員 政権交代を受けた激しい御論議の後でありました。しかし、国民から見れば、やはり後期高齢者医療制度の問題をとっても、御高齢期も含めて、どうやってきちんと、人間が尊厳を持って権利である医療を受け、その寿命を全うできるかという問題は、実は私は、今の厳しい経済状況の中で、与野党の別なく、本当に真剣に考え直してみないといけない時期だと思います。 失われた十年と言ってもいいような、医療政策の分野でもそうでした。医療費をどうやって抑制するか、そのためには御高齢期を、はっきり言って、なるべく治療も受けないで、亡くなってほしいとまでは言いませんが、受けないで、医療資源を使わないでほしいとするような医……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 ただいまの足立政務官の訂正の御発言は確かに伺いましたが、それを踏まえて再質問をさせていただきます。 去る四月の二十一日、私が先回この質問に関連して取り上げた多田富雄先生がお亡くなりになられました。七十六歳でありました。 ちょうど二〇〇六年の老人保健法の改正による、いわゆる疾患別の日数制限、リハビリの打ち切りに対して、心から怒りの念を持って、朝日の論壇等々に投稿され、当時野党であった私ども社民党も、また現政権の厚生労働を担当しておられる長妻大臣も、この件を繰り返し取り上げてまいりました。 果たして、政権がかわって、本当に多田先生が御指摘された点にど……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 ただいま室井委員は、これまで光の当たらなかった父子家庭の問題が、今日、児童扶養手当が父子家庭にも支給されるようになるという大変画期的なこの今回の法案について、評価の御発言をされて、本当によく資料も集められて、すばらしい御質問だったと思います。それをベースにいただいた上で、私が質問させていただきます。 では、その施策が母子家庭は果たして手厚かっただろうか、母子と父子の差もありますが、いわゆる一人親家庭というもの、従来は、母親の方が収入が少ないということで、その生活安定ということもあって母子施策の方が先んじたわけでありますが、そのこと自身が今、貧困化、格……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほど、皆様の全会一致で成立いたしました父子家庭への児童扶養手当の施策、並びに、地域での医療の拠点を何としてでも存続させてほしいと願う多くの住民あるいは自治体の首長の皆さんからの要請を受けての新たな地域医療機能推進機構法、本日審議ができ、また今週中にも成立の運びとなる方向にあることを大変にありがたく思います。 長妻厚生労働大臣からも本法案の趣旨の説明がございましたが、私は、今回つくられようとしている独立行政法人につきましては、いわば、日本の医療提供体制の大きな歴史的な経緯と、そして、これから何をなすべきかということにおいて、新政権が野党時代……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日議題となりましたこの障害者自立支援法、与党案では、二十五年の八月までの時限立法というものを提案しておりますが、それであっても、実はきょうは、大変に障害者団体からの異論、そして抗議の声が強い中で審議が行われます。傍聴申込者は二百名を超したというふうにも聞いております。それだけ障害当事者の皆さんが懸念され、事の成り行きを見ているきょうの審議だと思います。 冒頭、長妻大臣にお伺いいたします。 長妻大臣は、なぜ障害者自立支援法は廃止されねばならないとお考えになり、また、私どもが野党であったときに、その審議の中から学んだこと、最も大臣にとって大……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 昨年の九月十六日、新政権が発足して、そして本日が私、阿部知子にとって初めて迎えるこの通常国会の質問でございます。 私は、今の社会が経済的にも低迷し、また政治と金の問題等々、国民のいろいろな疑惑、不安が生じている中、本当にこの社会が次のステップに向けて一歩大きく歩み出せるように、社会の希望としての子供の問題をまずきょうはすべての時間を使って取り上げさせていただきます。 皆様のお手元に資料でお示ししました、またテレビ等々のためにはここにグラフでお示しいたしましたが、きょう私が伺いたいのは、保育と、そして、大変に待機児童がふえていて、そのことが、働きたく……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、三与党の皆さんのある中で私にお時間をいただきまして、大変にありがとうございます。 与党の皆さんが新政権をしっかりと担っていき、国民の思いにこたえたいという熱い思いをお持ちなことを十分反映できるような質問をいたしたいと思いますし、また、鳩山総理以下、閣僚の皆様の御答弁に心より期待を寄せるものであります。 冒頭まず、昨日行われました名護の市長選挙におきまして、名護に新基地建設は要らないということを掲げました稲嶺進候補が勝利をなさいました。獲得された一万七千九百五十票。また、もしかして反対の候補者に投票された方も、実は九八年以来四度目の……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 季節は立春を過ぎ、本当は来る春を喜びたい子供たちが、しかし喜べない状況があることについて御質問をいたします。 私は、新政権が取り組んだ最大の、本当にこの社会を希望のものに変えていこうとする施策は、子ども手当、そして高校の無償化と、大きなかじを切ったと思います。無償化はことし春、四月から始まりますが、現在この段階で、いわゆる授業料の未納、滞納などを抱えているために卒業がままならないという子供たちがおります。 皆さんのお手元、「増加する授業料滞納者」という一枚目のレジュメをごらんください。上段には私立高校、下段には県立高校のいわゆる滞納者の数が書いてご……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 去る八月三十日、有権者の貴重な一票をもって、私ども社民党、民主党、国民新党の新しい政権が誕生するところとなりました。九月十六日、連立合意に基づいて発足したこの内閣にあって、私ども社民党は、とりわけ今般、鳩山総理という視野の広い、そして思いやりの深い総理をいただいてこの政権を運営していけるということに、本当に今時代に最も必要とされる見識をお持ちの方だと高く評価しております。 冒頭、先ほど下地委員が御質疑なさいました沖縄の普天間基地の移設問題で、実は、昨日と一昨日、私は政府の検討委員会の皆様とサイパン、そしてグアムへと出向いてまいりました。この……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私にいただきましたお時間も十分ですので、どうか御答弁等よろしく御協力をお願い申し上げます。 ことしは日米安保条約の改定から五十年という節目の年を迎えております。我が国を取り巻く環境も、またいろいろな意味で大きな変化がございます。そうした中で今後の我が国の防衛力ということを考えるに際して、実は、普天間の基地の問題も、大きな日米安保条約のあり方、あるいは日米の同盟のあり方ということがきちんと国民的に理解されて初めて方向が成り立つものかと思います。そうした国民に開かれた論議が残念ながら大変に少なく、そして基地をどこに置くかという現実の対応のみが迫られている……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本日、私にいただきました十分で、児童虐待問題を取り上げさせていただきます。 我が国の経済は低迷し、そして、思いやりのない社会が最も弱い子供たちの命を奪っております。近年では年間にして百人以上の子供たちが、親御さんによる虐待、あるいは一緒に心中されるという形でその幼い命を終えております。 総理も多分、御記憶にございますでしょうが、去る一月の二十五日の新聞には、東京江戸川区で七歳の小学生の男の子が、なさぬ仲のお父さんにしつけといってびんたをされ、そして頭蓋内出血で亡くなっていかれたという事案がございます。海渡君とおっしゃいます。 この子の事案は……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私が今回の総括質疑にいただきました十分の中で、鳩山内閣の基本理念、特に鳩山総理にお伺いをいたします。 いわゆる高校の無償化問題にあって、先般、二月の二十六日、総理は記者会見の場で、いわゆる朝鮮学校に通う子供たちについての無償化問題にあって、国交のない国だからどういう教科書内容かも調べようがない、同じように扱うことが望ましいかどうかという議論はしなければならないというお話をされました。私は、日ごろ総理がおっしゃられる友愛ということ、あるいは日本が北東アジア並びに世界の中で本当の友愛を示していくということから見て、ちょっと総理の真意が十分伝わっていないの……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 きょうは、いわゆるRFO、この機構の二年延長の法案を審議するわけですが、本来であれば、さきの国会で地域医療機能推進機構法案ができて、そして、各関連する病院や働く皆さん、地域の皆さんが安心して自分たちの日々の診療に取り組める状態が来ることを何より願っておりました。 しかし、不幸なことに、そうしたことにならず、とりあえずの暫定的な受け皿ということで、私自身としてはこの二年延長の議員立法に賛同をいたしますけれども、それにしても、私はきょうの質疑を聞きながら、一体、政治の意思、特にこの内閣の意思はどこにあるんだろうということが改めて見えなくなっております。 ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私も今の高橋さんの御質問と同じ趣旨ですので、続けて御質問をさせていただきます。 今お尋ねのあった塩原の障害者のための視覚訓練センター並びに伊東の頸椎損傷、脊椎損傷のための訓練センターの廃止をめぐる問題は、厚生労働行政にとって、また障害者施策にとって、取り返しのつかない禍根を生むと思います。 私は、共産党の高橋さんもそうですが、私ども社民党も、かつて野党であった民主党の皆さんと、特に障害者施策については思いを一にしてずっと歩んできました。そして、今の山井さんの御答弁も、きょうは十五分です、もっと私に時間があれば丹念に反論したいと思います、考え直してい……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。
菅総理には、六月に御就任になって、きょうが初めての質問をさせていただく機会を得ました。
午前中から何人かの方がお取り上げでございますが、特に、菅総理は、就任に当たって、国民の生活が第一ということと、この日本を元気にしたいという二点をお述べになりました。
では、第一問でありますが、果たして、その国民の生活が第一とおっしゃるときに、今、菅総理は、国民の生活はどうなっているとお思いでしょうか。国民の生活の現状についての認識を冒頭お伺いいたします。
【次の発言】 国民の生活の現状についてよく御認識であると思います。一言で言えば、底が抜けてしまったような不安……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 新しく三役になられた皆さんには、国民の期待の高い分野ですので、ぜひよいお仕事をたくさんしていただきたいとまず冒頭お願いを申し上げます。 そして、質問にあらかじめ投げてございませんでしたけれども、先ほど公明党の古屋委員が御質疑をしてくださいましたので、今般の奄美における豪雨災害でございますが、もちろん厚生労働省も災害対策本部にお人を送っておられる。私がさっき確認いたしましたところ、災害救助・救援対策室の室長がきょうの夕方にも行われます会議に御参加であるということではありますが、先ほどの御質疑の中でも明らかになりましたように、犠牲になられた方がグループホ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 新政権が発足して一年余が過ぎまして、現政権は、菅総理のもと、この社会をつくり変えていくために、もっと住みやすい人間的な社会にするためにということで、雇用問題にはとりわけ力を入れたお取り組みのさなかであると思います。 そして、そうした政権の思いと、今回出されました、雇用・能力開発機構法の廃止をして、新たにつくりますところの高齢者・障害者・求職者雇用支援機構というのは、やはり思いとやっていることが真っ逆さになりかねない。さっきから抜本的に解体するんだと言うけれども、解体されるのは私どもの社会の働き方ではないかという懸念すら覚えるものであります。 冒頭、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 坂口先生の穏やかな質問のように、まねて頑張りたいと思いますが、どうなるやら、やってみたいと思います。 前半を年金関係の御質疑で、そして後半は、実はきょう午後にも自民、公明、民主の三党の皆さんが障害者自立支援法の一部改正を提案なさるということですが、これの質疑時間がございませんので、後半はそちらに使わせていただきたいと思います。 まず、年金についてお伺い申し上げます。 年金は人の人生そのものと思いますが、かつては、例えば、女性たちに多かったと思いますが、短期間ある会社で働いて厚生年金に加入はするんですけれども、その期間が短いこと、あるいは……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、天野参考人初め、お忙しい中、また急遽の中お越しいただきまして、さまざまな医学分野からのお話、あるいは裁判に上っております現状のこのB型肝炎の訴訟、そして和解に向けたお取り組みについてのお話を伺いました。 私は、きょう、こうやって参考人の皆さんに来ていただけたことはとてもうれしいと思いますが、と同時に、どなたもお触れになりました、木村参考人がおいでになれないこと、また天野参考人の連れ合いは既に他界されていることなどを考えますと、我が国にとっての肝炎対策問題は、本当に国を挙げての対策にならねばならないし、また、これまで薬害C型肝炎の問題でも、皆さ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日私にいただきましたお時間は、今の北澤防衛大臣の御答弁がございましたので、三十五分でやらせていただきます。 まず冒頭、けさは、この委員会の冒頭で、海上保安庁長官から、被疑者はどなたかわからないが守秘義務違反容疑で告発をなさるというお話がございました。 この問題は、そもそも、国民的に見ても、本来、一体この一連の出来事の責任をだれがとるべきなのか、本当に大きな疑問が生じていると思います。特に、現場で一生懸命、海難事故や、あるいはせんだっての奄美の大災害や、あるいは今般の中国漁船による領海侵犯などに命がけで闘って、そしてお仕事をしてくださっている海上保……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、私は、国とは何か、国益とはということでお伺いをいたします。 まず海上保安庁長官にお伺いをいたしますが、きょうもまた、神戸の管区の海上保安庁職員がみずから船長に申し出て、自分がこのビデオ流出にかかわったということを言われたというお話でありました。私は、これもまた胸がふさがるような思いがいたします。本当に、どんな思いで彼が自分の上司にそれを言ったか。恐らく、仲間たちが事情聴取などをされていて、これ以上そういう状況が広がることを、彼としてもやはり申しわけないと思われたのではないかなと思うわけです。 きょう、この段階で一つだけ確認をしておきたいので……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 いただきましたお時間は八分ですので、二問、問わせていただきたいと思います。 今回の北朝鮮による韓国への攻撃と申しますものは、朝鮮戦争が終わっていないという現実を私たちの前に明らかにしたと思います。思えば、私たちの暮らす東アジアというところには、中国も台湾問題を抱え、朝鮮半島も分断された国家という状況が続く中で、恐らく、新たに発足した民主党を中心とする政権では、鳩山さんもおっしゃったように、東アジアを平和に、共同の家としてあるいは共同体として発展させたいという強い願いがあってのことと思います。 しかしながら、そうした願いとは裏腹に、この間、……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、委員長初め、各委員の特別のお取り計らいによって、原子力委員会の皆さんに質疑できる場を国会で持てたことを私は大変重要な場だと心得ております。そして、国会の同意人事でも、さっき大庭さんもおっしゃいましたが、皆さんを私どもはこの国の原子力政策の推進役として認めたわけですから、本当に重要なきょうの場だと思います。 そうした前提の上で、しかし、私は、きょうの皆さんの御質疑全般を伺いまして、新たに大きな不安にとらわれました。と申しますのは、果たして、原子力委員会とは何だったのかと、もう本当にありていに申しますといろいろな問題があり過ぎて、ここにゆだねてい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、玄葉大臣にお越しいただきまして、所信表明を伺うということでございます。 私は、先ほど遠藤委員の御質疑の中にもありましたけれども、遠藤委員が議運においてこの委員会の立ち上げを御提唱され、また超党派、各党の賛同を得て今日この委員会が始まったということは、本当に議会の歴史上画期的であると思っております。 もちろん、これから政府は、科学技術の分野、イノベーションは大事な分野ですから、お進めになりますでしょうが、広くその科学技術が国民あるいは社会の意思をどう受けて進められるか、この双方がなければ、よく言うように、科学の進歩は光であり、影もも……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の参考人のお話、本当に役立ちました。 今回の福島の事故は、一九五三年以来のいわゆる原子力の平和利用ということが本当に可能なのかどうかという大きな問題を突きつけていると思います。もちろん、我が国は被爆国で、いわゆる核兵器等々の問題は廃絶を願うものですが、その一方で、平和利用ということは国民的合意も得てやってきたことだと思います。 しかし、一たん事故が起きると、一番伝えなきゃいけない情報が避難している人にも伝わらないという状況。それから、未来が見通せない、子供たちはどうなるのかという不安に今国民が立たされていると思います。 この委員会は……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日の参考人の皆様には、大変高度なというか専門的なお話も含めてお聞かせいただきました。 まず冒頭、相澤議員にお尋ねいたしますが、総合科学技術会議の歴史を見ておりますと、二〇〇八年にノーベル賞学者との懇談というか意見交換というのがございました。今般の原子炉の事故を含めて、日本の科学技術、科学技術界が世界からどのように見られておるか、あるいは国民からもどう見られておるかということで、近々、例えばシカゴにおられる根岸英一さんとかあるいは野依先生もいろいろお書きでありまして、日本の知の代表であるノーベル賞学者と今回の事象をめぐって、震災並びに原発事故、意見交……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日はありがとうございます。 ただいまは、吉井さんは核融合の方をお尋ねですが、私は、核分裂で、いわゆる原子炉の事故のことで先ほど小柴教授からお話をいただきましたが、アメリカは、核実験の経験、あるいは原爆投下からのさまざまな知見などを持っているから、そこに協力を仰ぐべきだと。私もそのように思います。やはり、実際に軍事としても活用してきたし、たび重なる核実験で知識は蓄積をしておられると思うんですね。 私も、実は、まだ現在も終わっておりませんけれども、三月十一日の事故の後、五月に、アメリカのNRC、原子力規制委員会にお話を伺いに行ってまいりました。そのと……
○阿部委員 大臣、そして委員長初め各委員の皆様も、長時間の御審議、大変お疲れさまです。あと私のみですので、よろしくお願いしたいと思います。 きょう各委員の御質疑を承りますと、次なる保安院あるいは安全規制のあり方などについての御質疑が多かったと思いますが、私は、やはり今回起きていることについて、もう少し国民に明らかにする必要がある、とりわけその全体像を明らかにすべきであるという観点で、冒頭、細野大臣にお伺いいたします。 実は私は同じ質問を三度しているのですが、今回の福島第一原発事故の大きさ、一体どれほどの放射性物質をどの範囲でまき散らしているのか、このことについてまだ明確な御答弁を一度もいた……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 そもそも、タイトルがとてもいいというか、「なぜ日本でイノベーションが起きないのか」という先生の最初の分析二つを、そういうことかと思って伺いました。 私は、後段の、現状掛けビジョン掛け移行プロセスというところで地球温暖化問題を伺いたいのです。 そもそも社民党は、政権交代の直後は民主党と連立をいたしておりまして、そのとき、一九九〇年比で二〇二〇年までに二五%の二酸化炭素削減というのを三党連立合意でつくりました。でも、今思えば、それはビジョンであって、移行プロセスをどうするかというところをもうちょっとしっかり詰めておかなかったということもあって……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、四十分のお時間をいただきまして、ありがとうございます。そして、去る二月の二十四日の予算委員会で鴨下衆議院議員から御提起のありました年金の運用三号問題について、少し時間をかけて聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 まず、一枚目、私のつくりました、時系列をもって、年金局と記録回復委員会と政務三役の動きを追ったものをお手元にお配りいたしました。これは、この間の審議を聞きながら私なりに整理したものですので、もしかして勘違いや思いの至らぬところもあるかと思いますが、これをもとにお話をさせていただきます。 きのうの参議院の予……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、さきの三月十一日の東北地方太平洋沖地震とそれに相次ぐ福島原発の事故等で我が国にとっても未曾有の事態、そして、御出席の各委員も、それから厚生労働省の担当の皆さんも、大変貴重なお時間をきょうはここの審議の時間にいただきましたので、私としても、骨格的なことをまずお尋ね申し上げたいと思います。 震災の方は、大変な、もう本当に経験したことのない状況でありますが、少しずついろいろな救援の手だても、遅々たるものではあれ進みつつあると思います。 一方、原発事故の方は、収束と言うにはちょっとまだというところで、なかなか明かりが見えてこない中で、必死の作業をさ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私も五分ですので、よろしくお願いいたします。 昨年、平成二十二年度の子ども手当法案が審議され、一年の、本当に時限の立法でしたが、誕生しましたときには、初めてこの政治の世界の中で子供自身が対象となる仕組みができたということで、私は大変うれしく思ったことを覚えております。しかしまた、平成二十三年度も単年度法で出されて、子供が一年で育つわけではないのにと不安な思いを抱いたら、今度は六カ月というつなぎで、どんどんどんどん子供の先行きがちょん切られていくという中での審議です。 しかしまた、政治の場は、同時に、あらゆる知恵を集めて、最も必要な子供支援をやる可能……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日の被災以来、既に一カ月以上が経過しておりますが、被災された皆様の生活支援並びにさまざまな生活関連インフラの復旧は大変おくれている中でございます。 その中にあって、とりわけそうした被災者の皆さんの生活再建に最もかかわりの深いこの厚生労働委員会にきょうお時間をいただきまして、また、質問の順番も変えていただきまして、ありがとうございます。 私は、冒頭、まず細川大臣にお伺いしたいと思いますが、被災から二週間ほどたちましたときに、被災者生活支援特別対策本部というものができておると思います。この対策本部には、厚生労働省としてはどんな陣容で臨……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私にいただきましたお時間、十分でございますので、本日議題の法案については、いろいろな点でさらに充実をするということの必要性を含んだ上で賛成といたしたいと思います。 そして私は、本日は、議題といたしましては、まだ、第二次大戦によってお亡くなりになった、あるいは行方不明になられて、御帰国、御帰還のかなわない御遺骨あるいは行方不明者のことについてお伺いをいたします。 ちょうどこの問題は、震災が、敗戦、第二次大戦にも匹敵するような悲惨な状況であると言われていることと私にとっては重なってまいります。 まず冒頭、菅政権にあっては、平成二十二年の八月でございま……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私も皆様と同じように、今回の震災による被災、そして、そこでまだ多くの方々が避難所にお暮らしですが、これから生活再建していくためにも仕事の問題が不可欠であるという観点からお伺いをいたします。 冒頭ちょっと、質問の予告にないことですが、先ほど高橋委員と小林政務官のやりとりを聞きまして、確認をさせていただきたいんです。 今、全国に避難所が二千四百八十四カ所あるかと思うのですが、そのうちいわゆる出張相談をなさっているところは三十七カ所というふうな御答弁でありましたが、圧倒的に少ないというか、二けた違うと言うとオーバーですが、一けたは違うと思うのです。 今……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。
次の柿澤さんが来られるまでの間、なるべくぴたりとはまるようにやらせていただきます。
私は、きょうは、まず冒頭、震災の問題でお尋ねをいたします。法案についてはその次に触れさせていただきます。
東日本大震災というのは雇用面でも大きな打撃を与えておるということは、各委員御指摘でありました。今、厚生労働省の方で、今回の東日本大震災が雇用に与えた影響というものをどのように集計しておられますでしょうか。一点目です。
【次の発言】 今の小宮山副大臣の御答弁は、その地域にあった事業所と就業者数を大体あらあら試算されたもので八十四・一万人ということであります。
そ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 先ほど来、各委員がお触れになりましたように、本日で、震災、津波、そして原子力発電所の事故から二カ月がたちました。この大きな震災被害に対しまして、この間、被災された住民の皆さんの、非常に慎み深く、また人に温かく、そして今は一心に復興を御自身も歩んでおられる姿というのは、世界の中でも本当に高く評価されていると思います。 と同時に、私は一人の医療者として、この災害に当たって数多くの医療関係者が、それこそ不眠不休で、あるいはみずからも被災されて、なおかつその地域の皆さんを支えるべく努力されてこられたことにも、深い敬意と、そしてまた、同じ働く医療現場……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の参考人の皆様のお話、この法案の審議に当たっても大変参考とさせていただける部分が多いと思います。 まず冒頭、田原参考人がおっしゃったように、私も、今回の東日本大震災プラス原発事故ということの中で、今この枠組みを決めていくことが本当に妥当なのかどうかというのは、実に大きに疑問であります。 なぜならば、おとといですか、被災地に、また避難所に行ってまいりましたけれども、避難所を見ておりますと、御高齢者が今震災関連死とか言われる状況になる前段階で大変に弱っていっているのが日に日に、毎週毎週行くごとに目に見えるわけです。もちろん、介護認定は認定……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は介護保険法の改正案の審議でありますが、実は、この改正案が閣議決定されたのが三月の十一日で、提出されたのは四月五日となっております。三月十一といえば、あの震災の日でありました。同時に閣議決定されたのが、自然エネルギー促進法。そして、くしくも、あの震災、原発という事態が起こって、エネルギー政策も見直しが求められている。 実は、私は、高齢者施策、介護施策も、三・一一によって大きく見直しが迫られているんだと思います。いつもお話し申し上げますが、避難所を回れば、御高齢な方ほど生活不活発あるいは生活習慣病的なものを抱えていかざるを得ない。介護保険……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 介護保険が始まりましてから十年。今回の改正は、またさらに利用者にとってはわかりづらく、また利用制限も加わり、先ほどの赤嶺委員のおっしゃったような低所得者の問題も解決されず、加えて介護労働者にとっても明かりが見えない、非常に問題が多い改正だと思います。 具体的にお伺いをいたします。 まず、この前お伺いいたしました介護予防・日常生活支援総合事業についてです。 時間がございませんので、お手元の、お配りしました資料をごらんいただきたいと思います。今度設けられました介護予防・日常生活支援総合事業では、いわゆる要支援一、二の方が予防給付を受けておら……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は一般質疑ですので、私が、昨年の七月に新たに施行されることになりました改正臓器移植法も含めて、日ごろ大変心にかかっておりました臓器移植問題について、まとめて御質疑をさせていただきます。 いわゆる脳死下の臓器提供事例ということで、お手元にグラフがございます。臓器移植法案、当初、一九九七年に成立いたしまして、本人同意、ドナーカードなどによって、御本人の意思にのっとって提供されるということで進んでまいりましたが、昨年には、御家族の同意ということも可能になりました。ごらんいただくように、家族の承諾による同意は、昨年とことしで約四十四例となってお……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日、後ほど採択されます、いわゆるRFOの機構改正法案については、質問というよりもコメントをさせていただきたいと思います。 医療あるいは病院という組織は、人が人を支えるものであります。こうした病院の存続をめぐって、例えば採算がどうであるから売り払えとか、存続そのものが不透明になるような論議がずっと国会で続いてきたことは、私は大変に、地域にとっても、そこで働く皆さんにとっても、不幸なことであったと思います。逆に、政治が医療というものを翻弄してきたとすら思い、怒りすら覚えます。 この厚生年金病院にしろ、社会保険病院にしろ、地域医療をもちろん担っておりま……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、議題となっております予防接種法についてお尋ねをいたしますが、まず、どんな医療の中でも子供たちへの予防接種というのは、本人が同意等々、小さいお子さんですとすることができませんので、接種する側が万全の安全などの確認のもとに行わねばならないものと思います。 先ほど来、各委員がお取り上げですが、もともと、予防接種には個人防衛の視点と社会を防衛していく視点、あるいはメリットとデメリット、すなわち効果と副作用、絶えずてんびんの中で動いておると思います。 ちょうど本年の二月から開始されました子供のワクチンの同時接種、Hib、プレベナー、従来の三……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、本来の予防接種法の審議に入ります前に、今大変親御さんの間でも不安が強い、子供たちの放射線による外部被曝並びに内部被曝、とりわけ低線量の持続被曝の問題について取り上げさせていただきます。 まず、先ほどの宮崎委員と大塚副大臣のやりとりにもございましたけれども、実は、今回の福島の事故の汚染の広がりと申しますのは、よく私どもの目にいたします三十キロ圏、二十キロ圏のドーナツだけでなくて、例えば私は神奈川ですが、足柄地域でのお茶の葉の大変に高いと言われるセシウム濃度、この足柄は原発サイトから大体二百九十キロでございます。また、もっと越えて、最近……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの日本は、第二次大戦の敗北以来の大きな危機にある。震災、津波、そして原子力発電所の事故という中で、国会の役割の重要性、各委員からも多々御指摘いただきました。 きょう私は、皆さんのお話が大変充実したものであったゆえに、手短ですが、質問をさせていただきたいと思います。 まず、明石先生と今中先生に伺います。 明石先生は、今回の事故以降、非常に早期から、特に原子炉の事態収拾のために働く現場の皆さんの健康管理にも当たっておられる。私ども委員会で来週視察にも参りますが、今最も大切なことは何であるのか。 私は、実は先々週、Jヴィレッジにも行……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 八月一日のせっかくの福島への視察は、直前にみずから転倒いたしまして骨折をして、本当に盛りだくさんな、いろいろなところをお訪ねするこの厚生労働委員会の意味ある視察に参加できずに、委員長初め各委員の皆様には申しわけないと思います。まず冒頭、みずからの不足を恥じておわびを申し上げます。 引き続いて、質問に入らせていただきます。 きょうは、篠原農水副大臣にもお越しいただきまして、食の安全、とりわけ今牛肉のセシウム汚染の問題が著しい拡大を見せておりますので、その点について主に質疑させていただき、後半、子供たちの、特に食の安全をめぐる子供たちの問題と……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、民主党政権と連立をしておりましたころ、子ども手当という、子供自身を給付の対象とする手当をつくるということに積極的に賛成してきた立場ですので、きょうの審議をいろいろ承っても、民主党内、あるいは民主党と他党との関係で厳しいいろいろなことがおありであったことは理解しながらも、やはりこの法案の行く末を大変案ずる立場から質問をさせていただきます。 先ほど、高橋委員と小宮山副大臣のやりとりの中で言われたことですので、今度は細川大臣に確認をしたいと思いますが、今度の法案は、「恒久的な子どものための金銭の給付の制度に円滑に移行できるよう、」ということ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日の被災以来もう二カ月、やがて三カ月になろうとしております。被災地でもあるいは避難所でも、テレビ等々を通じてきょうはこの放送をごらんの方も多いかと思います。本日のこの委員会が、そうした方々に一つでも二つでも前向きに、実際に物事をもっと前に進めることができるように、私も質疑をやってまいりたいと思います。 時間の関係で、きょうは特に原子力の安全問題について集中して質疑を行わせていただきます。 菅総理はフランス・ドービルでのG8でいろいろなメッセージを出されました。特にこのサミットは、エネルギー関係、原子力発電関係のことが多く話題になり……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 新燃岳の引き続く噴火や火山灰、あるいは日本各地で報じられる豪雪、そして鳥インフルエンザの拡大など、さまざまに被害に遭われた皆さんには心からお見舞い申し上げますとともに、また政府にあっては、迅速でそして手厚い対策をぜひお願い申し上げるものです。 私の持ち時間が三十分ですので、単刀直入に、私の通告してございます質問に移らせていただきます。 菅総理は、所信表明演説でも盛んに平成の開国ということを述べられましたが、私は、実は、もし、この今という時代を考えるに当たって、最も何が私どもの国の発展やあるいは安定の制約要因であるかといえば、一言で少子高齢社会。高齢……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、きょう、医療保険、とりわけ国民健康保険についてお尋ねをいたしたいと思います。 実は、二月五日の日に社会保障改革に関する集中検討会議が行われまして、先ほど来、その話題も出ておると思います。この集中検討会議は、もちろん与謝野大臣が主宰というか中心になり、社会保障国民会議、福田内閣当時のメンバーや、あるいは安心社会実現会議、これは麻生内閣当時のメンバーの皆さんですが、プラス柳沢元厚生労働大臣までおられて、オールキャストというか、フルキャストというか、いつか見た顔というか、いろいろ言われておりますが、私は、ある意味では、それ以上に、現実に起きている矛盾……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、理事の皆様の御尽力、そして四名の皆様の貴重な御意見を承ることができて、本当に福井県に来てよかったなと思います。実は、恥ずかしながら私は、日本四十七都道府県あるうち唯一来たことがないのが福井県でありまして、さっきの、ああそうか、東京から県都までの距離の遠さと言われたことをずきんとして拝聴いたしました。 今、テレビではちょうど、お市の方と柴田城主、福井県のお城の城主のお話なども出てくるので、これからもっと観光の皆さんも来てくださるといいなと思いながら、そしてまた、雪にもめげず、皆さんがこの福井を本当に愛してもっと発展させようと思ってお……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、きょうの四人の参考人の皆さんの貴重な御意見、ありがとうございます。順次お一方ずつ、お伺いさせていただきたいと思います。 まず、倉田池田市長にお伺いいたします。 平成の二十二年並びに二十三年度の子ども手当をめぐって、国と地方のさまざまな協議の現状もお教えいただきました。そして、本来は国庫負担であるべき部分に相変わらず地方の負担が残っているというのも、これも私も同様に問題であると思います。 たしか去年の協議の場では、子ども手当のこれ以降の増額は現物給付ということに重きを置いて行っていくというお約束もあったかと思うんです。これも、実は今……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私も、今の吉井委員の御質疑に引き続いて、TPPから入りたいと思います。 実は、先週の土曜日になりますか、さいたま新都心で行われました政府主催の開国フォーラムなるものに行ってまいりました。 先ほどからお話を伺うと、開国とは一体何なんだろうと。日本は、もう十分いろいろなものの関税も低い、もちろんセンシティブ品目、米とかサトウキビとか幾つかはありますが、他の品目はおおむね低いわけです。ここで開国と言う菅総理は一体何を言いたいのかといろいろ考えました。 そこで、ウィキペディアという百科事典、調べてみました。 皆さんのお手元に「開国とは」という……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私にいただきましたお時間は二十分ですので、なるべく簡潔に御答弁をお願い申し上げます。 三月十一日の東日本大震災から一カ月半がたちました。私も社民党の代表として各党合同実務者会議に出ておりますが、その会議でも、どの委員もが口をそろえて懸念され、また指摘されておるのが瓦れきの処理の問題でございます。この瓦れきがいつまでもそこにあることによって、下水道等の復旧もおくれておりますし、まして復興ということが、幾ら会議で、復興会議等々行われましても、現実は瓦れきがそこにあるままに置かれているのが、私は今日の政府の姿ではないかと思います。 そこで、松本……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日に我が国を襲いました地震、津波、そして原子力発電所の事故によって、きょう現在、お亡くなりになった方が一万四千五百七十五人、また、まだ行方の知れない方が一万千三百二十四人と大変に深刻な状況が続いております。そして、きょうの御質疑でも各委員お取り上げでありますが、復旧がおくれており、いろいろな意味で厳しい状況に立たされた方がおられます。 そんな中でも、とりわけ、この事件というか事実を通じて世界が我が国を見たときに、我が国の国民の一人一人の我慢強さ、そして思いやりの深さ、あるいはあきらめない強さなどを改めて世界が評価しておられるというこ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私にいただきましたお時間は十分ですので、駆け足で申し上げます。 この連休中にぜひ総理にやっていただきたいことがあります。先ほど来の御審議を承っておりまして、子供たちの学校における被曝の問題でございます。 私は、総理は今、人間としても問われているし、子供たちへの責任も問われております。一つは、総理みずからが任命された参与が辞意、辞任の意を表明されたとき、総理はどんなふうに、みずから会ってその御意見やお話を聞いたのかどうかであります。 もう一点は、先ほどの高木文部科学大臣の御答弁を聞いて、国民の、とりわけお子さんをお持ちのお母さん方はだれも納得……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 あの震災から二カ月以上が過ぎました。そして、皆さんお取り上げのように、なかなか復旧が進んでいない。避難所での厳しい生活、あるいは仕事はどうするんだろう、今このテレビをごらんになっている被災地の皆さんも、また、それを案ずる国民の多くも、一日も早くこのプロセスが前に進むことを願っていると思います。 私は、きょうはその中で、特に、原発震災と言われる原発事故のことを取り上げさせていただきます。 限られた時間、二十五分ですので、御答弁はなるべく簡潔にお願い申し上げます。 先ほど来の笠井委員あるいは他の委員もお取り上げですが、今回、この原発事故、発……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日の発災以降本日まで、約四カ月近くが経過いたしました。おくれている復旧や復興に対して、やっと復興担当大臣が任命されて、わずか八日間で辞任されるという事態を前に、もちろん総理の任命責任も重大でしょうし、また国会に身を置く私ども一人一人、議員にも、国民に対して真摯に向き合って一日も早い復旧復興を達成せねばならない、大きな義務が私はあると思います。そうした観点から御質問を申し上げます。 一点目は、瓦れきの処理の問題であります。 このたび、松本環境大臣であられたものが復興担当大臣になられたということで、環境担当は江田法務大臣が兼任をされる……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 昨日、三月十一日に生じました福島の第一原発の事故に対しての工程表で、一応ステップ1が終了して次のステップに臨むのだというふうな御発表がありました。一方、その同じ時刻に福島県の牛は全頭出荷停止、非常に明暗を分けた昨日の発表でありました。確かに原子炉が冷却機能を取り戻すというのは大変重要なことですし、皆さんの御尽力も、ここまでやっていただいたと思います。 しかし、一方で起こっている牛の汚染の問題、あるいは多くのお子さんを抱えたお母さんたちの不安な日々というものは、実はこの放射能汚染がどこまでどんな広がりを持って、未来にどんな影響を与えるかがわか……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三月十一日の東日本大震災によって本日までお亡くなりになられた数一万五千八百十一人、まだ行方不明の方四千三十五人、そして、せんだっての台風十二号では、紀伊半島における被害が、お亡くなりの方六十八人、行方不明二十五人と、大変に大きな被害を生んでおります。このほかにも、最近、集中豪雨、あるいは、せんだっての台風も都市部を襲って、大変に多くの帰宅困難者を出しました。明らかに地球環境が変わってきていると国民は感じていると思います。そうした中で、相次ぐ自然災害でございます。 これは予告をしてございませんが、冒頭、前田国土交通大臣にお願いをいたします。 ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。本日は、お二方の大臣に御質疑をさせていただきます。 まず最初に、古川国家戦略担当大臣、御就任、大変おめでとうございます。そして、期待もしております。 私の質問の第一点目は、再生可能エネルギーの促進は、国家の重要なエネルギー政策、すなわち国家戦略であるか否かでございます。 先ほど来の御質疑でエネルギー基本計画をどうつくるか等々のお話もありましたけれども、実は、原子力の取り扱いをどうするかとは別途、私はもちろん脱原発の立場ですが、そうでない立場でも、再生可能エネルギー戦略というのは国家戦略であるべきだと考える立場であります。果たして、このたび国……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日はわざわざ、お忙しいところ、またフランスからお越しいただきまして、遠藤理事初め各理事の御尽力でお話を伺うことができて、ありがとうございます。でも、正直言ってとても難しいので、頭が追いついていくかどうかちょっとわかりませんけれども、直截なところで伺わせていただきます。 きょう本島参考人もお触れになりましたが、三月十一日の東京電力の福島第一原発事故と申しますものは、それまで、ほぼそうした事故は起こり得ない、多重電源喪失なども起こり得ないと想定外にも近い言い方をされていたけれども、現実には起こり、多大な被害をいまだに及ぼしているところにあるわけです。 ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、理事各位の御好意で四十分のお時間をいただきまして、ありがとうございます。小宮山大臣の初めての所信への質疑でございますので、しっかりと質疑をさせていただきたいと思います。 冒頭、まず、小宮山大臣は、この厚生労働省というくくりになってから初めての女性大臣でありますし、これから、子育て、健康、介護、あるいは働く分野も、女性という視点抜きに国は成り立たない時代でありますから、しっかりと頑張っていただきたい。まず冒頭はエールを送らせていただきます。 そうした上で、一点、これは質疑というよりも、ちょっと大臣にもお知らせをしておきたいと思うこと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 午前中に引き続き、今回議題となっております年金法の改正について御質疑をさせていただきます。 午前中、短い時間でしたけれども、委員と大臣、副大臣のやりとりを聞いておりまして、幾つか確認をしたい点がございます。 まず、坂口委員がお尋ねのことと関係いたしてでございますが、たしか二十日の「日曜討論」で、御党の前原政調会長は、二〇一三年に年金の法案を提出なさるというふうにおっしゃっておられました。まず、このことは、政府と党は違いますが、小宮山大臣としては、深く所掌の行政にかかわることですし、どのように受けとめておられるのか。また、そのことは、民主党……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私にいただきました二十分の中で、適宜御質問をさせていただきます。 冒頭ですが、きょうの肝炎の訴訟団の団長の谷口さんのお話を聞いて、改めて、除斥期間というものの問題を強く私どもに提起されたように思います。たまたま三十九歳で発症されて、十九年目であったと。あと一年遅かったら、この法律から漏れる、ないし差別的な扱いを受けることになったということで、この点については、まだまだ今回の立法では、むしろこたえられていないものなんだと思います。 冒頭、小宮山大臣に二つお伺いをいたしますが、七月二十九日に閣議決定がなされましたときには、この除斥期間ということに……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の議題に入ります前に、小宮山厚生労働大臣に緊急のお願いがございますので、通告外ですが、よろしくお願いをいたします。 実は、昨日の報道にもございましたように、赤ちゃんが飲む粉ミルクの中に、セシウムの濃度が三十・何ベクレルという単位で報道されておりまして、これに対して、今大変お母さんたちに不安が広まっております。 もともと、実は私は、八月の三日に、子供たちが飲む乳製品などについて、やはり厚生労働省としてきちんとはかって、表示をして、お母さんがわかるようにすべきだということをお願いしましたが、四カ月たってもまだそのようには実施されておらない……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、きょうは特に食の安全問題について取り上げたいと思います。 皆さんも御承知のように、三月十一日の福島の原発事故の後、今、我が国の食卓は不安に揺らいでおります。人間が生きていく上にとって最も大切な食、一日三回、お小さいお子さんから御高齢者まで、皆さん食べて命をあすにつないでおられますが、この食の安全が揺らぐということは国が揺らぐということでもありますので、あわせて、その食の安全にも深くかかわりますTPP問題についても総理にお尋ねをいたしたいと思います。 冒頭、ちょうど十年前ですね、二〇〇一年の九月十日、九・一一があのアメリカのツインタワ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、まだまだ総理に質疑したいことがたくさんございます。特に、総理の生の言葉というか、国民に向かい合う言葉が余りにも少のうございますので、その観点から、きょういただいたお時間、十五分ですけれども、主に総理にお尋ねをいたします。 十一月七日の本会議質問で、私が御質問したことについて二点、総理の御答弁で納得がいかないというか、官僚のお書きになった答弁の過ちがあると思いますので、まず総理にお考えいただきたいです。 総理は、もともと所信表明で、日本が分厚い中間層に支えられる国ということをおっしゃいました。 私は、あの日の本会議質問で、年収四百万……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 まず、総理はきょうの朝日新聞をごらんになったでしょうか。被災地での漁業の水揚げが六割減という報道でございました。石巻は九割減り、気仙沼はカツオなどで第一位であったものが六割、女川もサンマが三分の一に減り、大船渡、釜石、宮古、どこをとっても大変減少しておると。 私は、せんだっての予算委員会で、東北地方の特に牛肉の問題、あるいは新米の季節なのに米の先行きが不透明である問題などを取り上げましたが、やはり被災地にとっても、もっと言えば我が国の経済全体にとっても、今、先行き不透明感というか、なかなか足元がしっかりしないという状態が広がっていると思いま……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、政治と金という議題で審議が進んでおりますが、最も大切なのは、立法府に身を置く者あるいは政党などなどが国民からどんな信頼を得ているか。政治は信なくば立たずでありますが、特に私ども議員、国民から直接選ばれて立法府に来ております。そういう意味で、政治の信頼の根幹ということにかかわりまして、同意人事を冒頭取り上げさせていただきます。 思い起こせば、同意人事というのは、二〇〇七年の十一月、与野党が逆転をするかどうかというあたりから、極めて、政争の具というと変ですが、対立の火種になってまいりました。しかし、それでは本当に国民の声を聞くことができ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、主に、低炭素社会の実現ということで、古川国家戦略担当並びに科学技術・イノベーション担当の大臣に伺います。 低炭素社会の実現というのは、実は、昔の三党合意、政権交代当時に、御党と社民党と国民新党でつくった合意文書の中で、冒頭に出てくるワーズでございました。これからの社会にとって極めて重要な、国民を本当にそういうふうに向けていくということが重要だと思いますので、その観点から古川大臣に御答弁いただきたいと思います。 まず、そのことと関係もいたしますけれども、去る八月の六日、野田総理大臣が、この間さまざまに行われています二〇三〇年のエネルギーの比率……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、大臣の所信への質疑でございますので、なるべく小宮山大臣にお願いをしたいと思います。 冒頭、通告をしておりません事案ですが、この間、民主党の政権、国民新党と連立の、皆さんで進めておられる政策運営の現状を見ると、非常に、消費増税がひとり歩きしていると言っては失礼な言い方かもしれませんが、本来は、税と社会保障の一体改革といったときも、社会保障がどのように充実するか、国民の多くがそこを望んでおり、恐らく政府としてはそのために消費税の引き上げもお願いしたいと思っていらっしゃるんだとは思いますが、一方の、社会保障の、国民から求めるいろいろな声と……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 この児童手当の改正に始まりまして、今回出されました法律改正まで、二年半余りの間、五回の、一つの法律のあり方についての審議が行われました。 私自身は、小児科医を長くやっておりますから、子供の問題は、それを児童と言いかえてもいいと思いますが、よく、子供は炭坑の中のカナリアに例えられます。この社会に起こるもろもろの問題を真っ先に身に受けて、例えば、今、日本でふえておる児童虐待や、あるいは、子供たち自身が生きづらいと感じているような時代状況の中で、政治がこぞって、子供たちのために何かできることはないか、お子さんをお育ての御家庭のためにできることはな……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 民主党の皆さんには、この数日、大変に長時間の消費税の御論議でお疲れでもあり、また、私から見れば、国民の側から見れば、社会保障がどうなるんだろう、年金もそうです、AIJの問題で大変に深刻、そして、ある意味では最も深刻なのは医療の問題で、それも医療提供体制についてあるようにも思います。 この世界的に見て第二位の経済大国であるはずの我が国で、例えば、出産の場所を確保できないとか、それから、後ほど取り上げますが、今、我が国の死亡の大半、三人にお一人ががんで亡くなりますが、そのターミナルケアのための病床がもしかして潰されてしまうかもしれない事案、これなども御紹……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の早朝、北朝鮮によるミサイルの発射、直後に分解、落下したようでありますが、我が国政府においては、この情報収集が極めて不備であり、また対応の問題も、今回はこのような形であったとしても、今後も緊急対策、対応ということで、危機管理対応が問われるところと思います。 危機管理ということを言えば、日ごろから危機に備える体制ということが一番大事だと思います。例えばミサイル発射も、起こり得ないことではなくてあり得ること、なくしていくべきですが。そして同様に、またそれが、日本の場合、たくさんの使用済み核燃料をためたプールを持っておりますので、こういうとこ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 岡田副総理にあっては、ようこそ厚生労働委員会にお越しいただきました。そして、きょうは三十分お時間をいただきましたので、少し応答の形式になれるかと思いますが、これまでの各委員と岡田副総理とのやりとりを聞いておりまして、まず、疑問に思った点からお尋ね申し上げます。 先ほど岡田副総理は、御自身、新進党におられて、当時、消費税が三から五%に引き上げられた後、山一証券の問題を初めとして、経済を揺るがすような状況があり、結局、税収も下がっていったわけですね。消費税を上げても税収が上がらない構造をとってしまったわけです。そのときにいろいろ御質問をされたと……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 ただいまの高橋さんの最後の表明、きょうは、実は私の事務所からも、六十九人の障害のある当事者の方も含めた傍聴の要請を受け、お取り次ぎをいたしました。各委員会がある中でこれだけたくさんの方が傍聴を希望される、それも障害の当事者が希望される、固唾をのんでこの審議を見守っている。 私は、この障害者自立支援法が、そもそも私どもも加わっていた三党連立政権の生みの親であったと思います。障害者自立支援法が成立せんとするときに、当事者団体の方々が、自分たちの声抜きに、自分たちが長年無視されてきた、その長い長い歴史をここで変えたいという強い思いで、私ども当時の……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私も、今の高橋委員の御指摘と同じで、今回の労働契約法の改正が、大変インスタントに、わずか二時間半そこそこで、審議も不十分なまま行われようとしていること、まず冒頭、とても残念に思います。労働者派遣法の折もそうでしたが、逆にそのときは、有期労働こそ本丸である、これを何とかしていくことが今の働き方全体を何とか改善するんだというふうに言われながら、しかし、また今回もこういう審議のあり方で決められていくということに強く抗議をしたいと思います。 その上で、まず冒頭、御質問をしたいのは、三宅委員もお取り上げになりました、いわゆる東京電力福島第一原発事故で……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。よろしくお願いします。 今回の高齢者の雇用安定法改正案は、そもそもの政府原案は基本的に評価をしておりました。すなわち、就労人口が減少して、また高齢者の雇用促進は経済の活力の維持向上のためにも必要であるという観点と、一方で、厚生年金の支給開始年齢の引き上げのすき間を埋めるためには、六十五歳まで安心して働くことができるという趣旨の法改正であったと思います。 ところが、急遽出された民主党、自民党、公明党の三党による修正案には、大きな懸念どころか、ちょっとこれはいかがかと思うことがございますので、冒頭、修正案の提案者にお尋ねをいたします。 三党の修正案では、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、皆様、大変遅い時間までお疲れさまです。私で最後になりますので、よろしくお願いしたいと思います。 冒頭、予告、通告外のことですが、小宮山大臣にお伺いしたいことがございます。 実は、昨日、千鳥ケ淵で拝礼式がございました。 この間、菅前総理も、硫黄島の御遺骨の御帰還がかなうようにいろいろなお取り組みをなさっていて、私は、それは大変前向きなこと、いいことというか、今現在、私たちがこの国で、あの敗戦、大きな敗戦、あるいは大戦を経験した後、この国が復興していくその礎を築いていただいたお亡くなりになった皆さんですから、私たちは全力を挙げて感謝……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、社会保障と税の一体改革と言われながら、医療関係の法案もない、介護関係の法案もない、年金もない、ないない尽くしで、あるのは消費増税だけではないかと皆さんに指摘されております。私も本当にそう思います。 そして、昨日お尋ねしたように、急に降って湧いたような六千円をお渡しすることが、逆に今ある保険制度を危うくするとなれば、これは百害あって一利なしの提案なのではないかとすら思ってしまいます。 もう一つ、岡田副総理にお伺いしたいんですけれども、先ほど来これも何人か御指摘ですが、消費税を社会保障の目的税化するというお話ですけれども、年金、医療、介……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。
本日は、冒頭、通告外ですが、野田総理にお伺いいたします。
総理が、六月の八日の日に、大飯原発の再稼働を発表なさいました。それ以降、実は、総理官邸に毎週金曜日夜、国民の不安や怒りの声を集めたように、自然発生的だと思いますけれども、人がたくさん集まっておられます。六月二十二日には、その数が四万人を超えたのではないかというふうに言われております。
まず冒頭、総理には、国民に語ったと。しかし、国民の中には不安やあるいは怒りが渦巻いている、このことについてどうお思いでしょうか。
【次の発言】 総理の対話が足りないということなんだと思います。
日曜日でしたか……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 昨年の東日本大震災の中で生じた東京電力の福島第一原発事故から、もう一年以上が過ぎました。そして、今回、参議院の皆様の御尽力で、不安を抱える子供を初めとする被災者の皆さんへこうした支援のための立法がつくられたことを、私も心から感謝するものであります。 そして同時に、実は、一年以上たちましたと申し上げたことの中で、未曽有の東京電力の事故がもたらした放射能の飛散というもの、飛び散った放射能というのは、私たちがこれまでの中で想像だにし得なかった広がりを持っていると思います。 一点目、お伺いいたしますが、支援対象区域については、いろいろな委員からの……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
野田総理にお伺いいたします。
今、赤嶺議員の御質疑の件ですが、事の重大性に鑑みて、即刻お出しいただきたいが、いかがでしょうか。こんなことはあってはならない。特に、公務員に対して職権を利用して行うことなどあり得てならないです。
総理としての危機感を伺います。今の御答弁では確認ということですが、即刻やっていただきたいが、いかがでしょう。
【次の発言】 はい、もちろんそうであります。しかし、こういうことが行われること自身、もう本当に政治の信頼の根幹ですから、中井委員長がおっしゃったように、では、明日、きちんとした形でやっていただきたい。危機感は……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、今回の予算が、冒頭、仙谷委員がお尋ねになったように、安心と安全の確保を主眼とするという観点から、果たして今我が国の国民の食の安全はどのような状態にあるのかということで、特にセシウム汚染との関連でお伺いをいたします。 一枚目のパネル、総理もごらんいただきたいと思いますが、これは実は、昨年の七月の八日に、稲わらのセシウム汚染、その汚染した稲わらを食べた牛が汚染牛として発覚して以来、今日まで判明した四千六百二十六頭、どの牛が食べたか、その全体が四千六百二十六頭なわけですが、トレーサビリティーといって、牛はみんなイヤリングをしていますから、こ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。私の質疑時間は九分ですので、御答弁はなるべく簡略にお願いいたします。 まず、二月の十日に発足することになる復興庁についてですが、阪神・淡路の大震災でもそうでしたが、震災に伴って、高齢者や女性、子供、あるいは障害者など、いわゆる弱者の皆さんの、被災も大きければ復興からも困難を抱えるという状況が指摘されているのは、もう御承知のとおりであります。 平野復興担当大臣には、いわゆる男女共同参画という視点について、昨日、石井議員の御質疑でも、今後、復興防災会議等に女性の登用を前向きに行うことの御答弁はありましたが、今回発足します復興庁の中で、この男女共同……
○阿部委員 私は、二〇一一年度一般会計補正予算及び特別会計補正予算につきまして、社会民主党・市民連合を代表して、賛成の立場で討論を行います。 冒頭、情報管理と公開をめぐるこの間の政府の対応について一言申し上げます。 原子力災害対策本部などの議事録の不在、沖縄防衛局長の講話問題に関連する個人情報保護のあり方、専ら水面下で進められ国民に十分な説明がなく、自国への影響分析も怠ったままのTPP協定交渉参加問題など、現政権の情報管理、公開体制は極めて問題が多く、とても国民の信頼を得られる状態ではありません。 民主党は情報公開を標榜してきたはずであり、その原点に立ち返って政府の体制を総点検し、抜本的……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、予告をしておりませんが、委員長にお願い兼、小宮山厚生労働大臣に伺います。 午前中の最後の鴨下委員との質疑を聞いておりまして、今、基礎的な暮らしにも事欠くようないわゆる低年金の皆さんに、何とか暮らしが成り立つように政府としても方策を考えたい、ただ、その場合に、少しゆとりのある方の既存の年金から、何か、足りない方々に移転するやの検討を今しているような御発言でありました。 私は、それをテレビで聞いておられると、やはり年金制度というのは、国民が納得して、今までの制度から次に変わるときもそうですけれども、今あるものを動かすときというのは、極め……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。いただきましたお時間、十三分ですので、答弁を簡潔に、よろしくお願いいたします。 きょう私が取り上げますのは、原子力行政等における利益相反の疑いという問題であります。 お手元一枚目の資料を見ていただきたいですが、昨年末からことしにかけて、新聞紙上等々を中心に取り上げられた事案、特に、例えば原子力委員会関係の専門委員が二〇一〇年までの五年間にさまざまな企業、原子力関連企業から千八百三十九万円の寄附を授受であるとか、あるいは、原子力安全委員会の委員の委員長を含む三割の方、二十四人が、やはり同様に八千五百万円の寄附を授受、あるいは、原子力安全・保安院、今ストレ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 野田政権、とりわけ野田総理は、この税と社会保障の一体改革に政治生命をかけるとおっしゃいました。大変に強い意気込みがあるものと受けとめていますが、しかし、一体、今の社会保障の何が問題で、どこをどう変えようとするのかということにおいて、私は、もう少し深い論議が必要だと思います。 冒頭、総理にお伺いをいたしますが、社会保障は当然、高齢社会ですので、その給付も含めて規模は拡大してまいります。これを支える国民の側は税か社会保険料で負担をしておるわけですが、一体、今の構造、我が国の社会保障の構造の中で、国民の負担という点では何が一番問題があるんだろうと……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 昨日の社会保障と税の一体改革の審議に続いて、きょうは経済政策、特に円高、デフレ、あるいは第一次産業等がテーマですが、実はきのう扱われたテーマは、ほとんど消費税、消費税、消費税と言われて、国民にとっても暗くなっていくようなメッセージだったと思います。せめてきょうは、我が国にどんな可能性があって、本当は、誰もが望む経済の再生や活性化をどうやってこの国会がみんなで力を、知恵を合わせて論議しているのかということが有権者、国民の皆さんに伝わるような場であってほしいと思って質問をいたします。 冒頭、総理、きょう朝日新聞に、御党の川内議員がいろいろ各省に資料請求さ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 きょうは、それぞれに本当に貴重な御意見をありがとうございます。私ごとになりますが、私は、議員になりまして十二年になりますが、直前は、この千葉で、松戸や船橋で小児科医をしておりましたので、きょうは懐かしく、この千葉に来させていただきました。 そして、お二人の首長さん、市長さんたちは、今回の三・一一で私はいろいろなところの首長にお出会いすることになりましたが、その多くの皆さんと本当に御一緒で、責任感と、市民の命や財産を守ろうという気概に満ち満ちていて、気迫が伝わってくるようで、私ども国会議員もおちおちしていてはだめだといつも思うものであります。 また、……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 私は、本日二十分お時間を頂戴いたしましたので、よろしくお願い申し上げます。 三月十一日の震災、津波並びに東京電力福島第一原発事故から、やがて一年がたとうとしておりますが、とりわけ被災地の復旧復興は、きょうも皆さんがお取り上げでありますが、なかなか進んでおらない状況があると思います。 わけても、福島県においては、やはり原発事故による被害というものが加わっておりまして、ある予測によれば、人口が近年のうちに半減をしてしまうのではないかというようにも言われております。若いお子さん連れのお母さんたちが帰らない、帰りたくても帰れないという状況があるという中で、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 九分ですので、端的にお願いいたします。 復興交付金についてお伺いいたします。 地方自治体の使い勝手のいい、そして復興に資するための交付金として出されたこのスキームですが、実はいろいろな問題がございます。地方自治体側からも、宮城県の知事などにもいろいろお声が上がっているところでありますが、私がきょう取り上げたいのは、一体、この復興交付金においては原発による災害はきちんと対象に含まれるのか否かでございます。 お手元にございます資料を見ていただきますとわかりますように、例えば二本松市は、実は百億余りを申請いたしましたが、結果は三千万円で終わっ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 けさの消費税の増税法案の閣議決定、並びに、本日こういう形で暫定予算を組まねばならなかった事態は、ひとえに民主党の政権運営の優先順位のあり方が問題なのだと思います。 三月十一日、我が国が経験した地震、津波、そして原子力発電所の事故を通じて、私どもの国は、最も大事な命ということを守りながら、おのおの災害に強く、そして地方が豊かで、さらに真に美しい日本というものを求めて新たなスタートを切るべきであります。その場合にまずなさねばならないことは、地方分権の大きな柱にもなります再生可能エネルギーのもっと大胆な普及や、あるいは働き方、この間格差を深めております雇用……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、本日、二十五分ですので、原発の再稼働と我が国の原子力政策についてお尋ねを申し上げます。 六月の八日、総理が国民の皆様にということで表明された、再稼働が必要と思われる旨の会見は、正直言って、落胆もいたしましたし、大きな勘違いがおありなんじゃないかなと思いました。 三つございます。順次お尋ねいたします。 まず、先ほど来、笠井議員とのやりとりの中で、安全神話ということがございました。総理は、いろいろ、炉心損傷に至らないための、地震や津波が来てもそうならないための措置をしたから、これでとりあえずというか当面よしとしようというお話でした。 ……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、私は、きょう何人かの委員が御質疑になりました、あす金曜日、また恐らくたくさんの、再稼働をめぐって不安を訴える国民の皆さんが官邸にお集まりになると思います。恐らく、一九六〇年の安保改定のときを上回る方が官邸に来られておると思います。 そこで、野田総理に御質問いたします。 先ほど来総理は国民との対話、非常に今私どもの国は、どう何を決めていくのかということで困難な、消費税にしろ、TPPにしろ、原発再稼働、そしてオスプレー問題もそうです、本当に国民が一緒に考え、一緒に選んでいかなきゃならない時代が来ていると思います。 そこで、今週末、先ほ……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、前回、三井大臣の所信に対する表明を、私が党務で来られませんで、照屋寛徳先生にお願いいたしました関係で、三井大臣の御就任に際して基本的なお考えをさらに伺うということで、御答弁は、申しわけありませんが、三井大臣にお願いを申し上げます。勝手で申しわけありません。 そもそもきょうは、年金法の改正、それも、国民にとって最も基本となる基礎年金、国民年金部分の改正でありますので、その理念に関する部分を大臣と質疑していきたいと思います。 現行の国民年金法、一九八六年、昭和六十一年にもとを置いておりますが、このときに、老齢基礎年金の水準を決定するに当たって、……
○阿部(知)委員 阿部知子です。 本日は、与野党の理事の御高配により、また委員長の格別なお計らいにより、質疑の時間をこの国会の中で初めていただきました。ありがとうございます。 時間が二十分ですので、早速、私の内容に入らせていただきます。 きょう私の取り上げますのは、いわゆる子宮頸がんワクチンをめぐる、今保護者の皆さんからも寄せられるたくさんの不安の声、いかにして予防接種行政への信頼をかち取っていくかということで質疑をさせていただきます。 本来、三月にございました予防接種法の改正の中で質疑の時間をいただければよかったのですが、なかなかかないませんで、その後、このいわゆる子宮頸がんワクチン……
○阿部(知)委員 無所属の阿部知子です。 この国会、初めて質問をさせていただきますが、この間の、みんなの党さん初め野党の皆さんの格段の御配慮、そして与党の皆さんの御理解、この貴重なお時間を頂戴いたしましたこと、感謝申し上げます。 では、早速ですが、本日の議題となっております生活保護に関連して、田村大臣にお伺いいたします。 この間、生活保護受給をめぐっては、非常に、先ほど長野の扶養義務云々のお話もありましたが、受給者の皆さんにとってハードルが上がるのではないかと懸念をされておりますが、ことしに入って相次いで悲しむべき事案が報道をされております。 一つは、二十八歳のお母さんが、三歳のお子さ……
○阿部(知)委員 阿部知子です。 本日は、この国会初めての質問になります。そして、きょうは、みんなの党の中島先生初め、委員の皆さんに御好意でお時間を頂戴いたしました。よろしくお願いいたします。 せっかく与えていただきました時間ですので、今、喫緊というか、私にとって大変懸念している子供たちの健康にかかわる事案を二点、お尋ね申し上げたいと思います。 一点は、いわゆる俗称子宮頸がんワクチンについてであります。 私は、ことしで小児科医になってから四十年たちますけれども、この俗称子宮頸がんワクチンほどに予防接種行政を揺るがした事案はないように思います。今、厚生労働省の方でも審議会等を設けられて、……
○阿部(知)委員 阿部知子です。 先回に引き続き質問の時間をいただきまして、委員長を初め、この委員会の皆さんに厚く御礼申し上げます。 そして、昨日ちょうど参考人の御意見を伺う機会を得て、大変勉強になりましたし、その中で、特に、私にとって今大変興味というか課題と思っております子宮頸がんワクチン問題と線維筋痛症との関連を示唆する発表が最近幾つか続いておりますので、冒頭はそのことについてお伺いをさせていただきます。 先週のちょうど土曜日でしたが、名古屋で行われました小児科学会で、札幌の社会保険病院の小児科の木沢先生が御発表された、十一歳と十三歳の女のお子さんが、子宮頸がんワクチン接種後、二回目……
○阿部(知)委員 阿部知子です。 きょうは、中島委員を初め与野党の委員の皆様並びに委員長に特別の御配慮をいただきまして、三十分、質問時間をいただきました。ありがとうございます。 なるべくこの法案に即してお尋ねをしたいと思いますが、この法案の審議にあっては、やはり今の安倍内閣の考えられる労働法制全般の、私は改悪だと思いますが、改革、その船がどこに行くのかという見通しがないままに、山井委員がお尋ねになった残業代ゼロ、そう言うかどうかは別として、労働時間の規制を外すということで、これはかなり大きな改正になることであります。 過労死などの問題も含めて、我が国では、ILOの一号条約が八時間というと……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 早速ですが、質問に入らせていただきます。 ことしの八月は大変暑い夏でありました。この夏に、実は、東電福島第一原発で収束作業にかかわってくださっている作業員の三名の方がお亡くなりになりました。極めて深刻な事態と受けとめておりますし、三例のうち、時系列順に言うと第一例と第三例、三十代と六十代の男性ですが、発見されたときには、ほとんど心肺停止状態、あるいは急速に心肺停止になっていくという状態でありました。 このお二人について、果たして作業との関係があるのか、あるいはいわゆる労働衛生管理上の労働災害というような観点から見てどうなのかということを、実は、経済産業……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 本委員会で初めて質問をさせていただきます。 大変重要な委員会ですし、とりわけ田中委員長を初め、日々原子力規制のために御尽力かと思います。 私は、まず、本日は、基本姿勢にかかわりますことで、ちょっとこれはいかがかと思うことがありますので、冒頭、田中委員長にお伺いをいたします。 事は、昨日記者会見されました、K排水路における電源がとまってしまってポンプ八台が一斉に停止したという事案であります。 このことを、昨日記者会見で田中委員長は、とまってしまって動かなかった状態というのは、四月十六日にこの委員会で初鹿委員が御質疑されて、K排水路はそのまま海に行くも……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 ただいまの西村委員の御質疑は厚生労働大臣の、労働分野を所管される塩崎大臣への質疑でございますが、私は、いま一方の厚生部分、その中でも特に医療分野についてお尋ねをしたいと思います。 実は、私自身のバックボーンというのは医者でございまして、そして、議員になる大きなきっかけも医療事故でございました。 私は、自分の兄を一九九八年に医療事故で亡くしました。一九九九年に横浜市立大学で患者取り違え事件というのが起きまして、高度先進医療を行うような病院でも患者さんを取り違えたり、右左を取り違えたり、当然行うべき予防措置をせず、私の兄も亡くなりましたけれども、それは医療……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 ただいま大西委員からも最後に少し問題提起がございました子宮頸がんワクチンの副反応問題について、この件については本日が初めての塩崎厚生労働大臣への御質問になるかと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 大臣には、既に御存じと思いますが、この子宮頸がんワクチンの接種事業というのは、二〇一〇年の補正予算で、緊急な促進すべき事業として、この会全会で、衆議院では全会一致でございまして、賛成をして、開始されたもので、実際には二〇一〇年の十一月から接種が始まっております。その後、事業という形でやるよりは、定期接種、予防接種法にのっとったものとしてやるべき……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 塩崎厚生労働大臣には、社会保障分野、年金、医療、介護、福祉、そして今、とりわけ労働分野も大変に懸案事項というか対立事項が多い中で、日夜、あらゆる場面に御自身で答えを出していかねばならない激務であると思いますが、やはり国民が一番望むのは社会保障分野がどうあるかということでありますので、大臣御自身のお言葉でお答えいただくよう、私は、きょうは細かい数値になるべく立ち入らず、骨格的なことのお尋ねをしたいと思います。必要な場合は担当部署の方に立っていただきますが、なるべく大臣御本人の御答弁をお願いいたします。 今回の法案は大変長いタイトルで、持続可能な医療保険制度……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 山井さんに引き続いて、二番手のきょうの質問をさせていただきます。 私は、この委員会でも何人かがお取り上げの、いわゆる患者申し出療養についてお尋ねをいたします。 これは既にお取り上げくださった方もおられますが、まだまだ不明な点が多く、果たして患者さんのためにという標語の中で、患者さんにとって好ましからざる事態が起こるのではないかと強く懸念しておりますので、その観点からお伺い申し上げます。 まず、大臣のお手元にもございますけれども、これは厚生労働省からいただきました。「患者申出療養の対象となる医療のイメージ」というふうに書いてございます。 上に、患者申……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。
まず冒頭、委員長にお伺いをいたしたいと思います。
きょうも委員会は職権立てということでありました。
こうして国会で審議が行われますときに、その審議の前提、あるいは信義、お互いに信頼が必要なものと思いますが、委員長は、この間ずっと職権立てで委員会を立てておられますが、国会審議における信頼性、前提は何であるとお考えでしょう。国会で審議をするに際しての信頼性の前提です。
【次の発言】 私はもちろんそれもあると思うんですけれども、実は、国会という場所は、行政のなさっていることと、私たち立法府にいる議員が、行政サイドがどうなっているの、立法趣旨はこうなんだよ、だ……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 本日は、五月二十六日付で、塩崎大臣の名前で、「今回の労働者派遣法改正案審議における御指摘事項について」というペーパーが出されましたが、私は、この間の経緯、何度か指摘を申し上げて、きちんとした国会としての審議が成り立つ前提ということでこうした指摘、そして、それにのっとってこういう大臣のおまとめが出たものと思っております。 その中で一点だけ確認をしたいと思います。 私は、議員ごとにいろいろなペーパーが違ったということも問題とは思いますが、最も問題な点は、派遣労働者に対して、二十六業務にある人が故意にその業務以外のことをやったというような事例を厚生労働省が事……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 私は、まず冒頭、大臣にお礼を申し上げたいと思います。 けさ、大臣は、記者会見で、せんだって来問題になっております一〇・一ペーパー、これが派遣労働者の立場や人権に対して非常に配慮のないものであったということを、私が謝罪されたらどうですかと申し上げて、大臣は真っ正面からそれを受けとめて、けさ方、謝罪の記者会見をしていただいた。 この派遣問題、特に派遣で働く労働者の皆さんを、一つの職場で仲間とみなすか、あるいは異分子とみなすかというのは非常に違うことですし、そこが人間の根幹ですから、大臣が、まずこの審議に当たってその点をきちんとわきまえていただいたこと、私は……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 私は、いただきました貴重な時間、労働者派遣法の改正案について質疑をさせていただきます。 そもそも、今回の改正が本当に派遣労働者にとってより直接雇用に結びつくのかどうか、このことについて、既にこれまでの私の質疑で、塩崎大臣には大変失礼ながら宿題だと言って問いかけをいたしておりますので、今回の大臣の御答弁はなるべく簡潔にお願いをしたいと思います。 現行の派遣法では、四十条の二、これは業務ごとの派遣のいわゆる期間制限について規定してございます。 ある業務が三年という期間を過ぎた場合に、その業務に携わる派遣労働者の全ての人、すなわち、三年たっていない人も、二……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 先ほどの中島委員の質疑に引き続いて、総理にお尋ねいたします。 総理は、先ほど中島委員とのやりとりの中で、今回の法改正、約三十時間に審議時間が及んでいると。総理がここにお越しいただくのも二度目であります。 でも、なぜ、三十時間も審議をし、まだまだ足りない事態が発生しているのか。その大きな理由の一つは、一〇・一ペーパーであります。 一〇・一ペーパーの記載は、派遣労働者が、特に二十六業務にかかわる派遣労働者が、故意にそれ以外の仕事をすることで、雇用みなし制度の適用になりたいがために故意に他の業務をやるというような記載があり、これは派遣労働者の人格に対しての……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 私は、今回の社会福祉法の改正、そもそも最も大きな問題点は何かということで、塩崎大臣に冒頭お伺いいたします。 日本が江戸から明治へと時代を変えたときに、地域でさまざまな社会事業、社会福祉事業とは当時言わず、社会事業、社会的困難を抱えた方に対しての支援をするための事業が、おのおのの独自性というか、本当にさまざまな努力で行われてきて、それが、昭和恐慌の時代、昭和十三年に、社会が困窮するとともに、そうした事業を行っている皆さんもまた大変になるということで、社会事業法というのができました。 敗戦を迎えて、GHQの占領下に、果たしてこの社会事業ということをどのよう……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 本日、私に頂戴いたしましたお時間は一時間三十五分で、今まで未経験の分野、未踏の分野に入ります。 実は、本来は民主党のエース岡本さんが質問も分け持っていただくところでございましたが、この夏の暑さでちょっと体調整わずということで、その分も含めて、岡本さんほどシャープにできるかどうかわかりませんけれども、逆に、しっかり、ゆっくり、私は、塩崎さんが厚生労働大臣になられて、今まで専門としておられた分野と、医療や介護、人間の生き死ににかかわったり、地域の生活、もっと言えば泥臭い分野も非常にあるわけで、喜びも悲しみも抱えた分野のことを知っていただきたく、そのような思い……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 早速ですが、質問に入らせていただきます。 大臣のお手元にも、また皆様のお手元にも新聞資料をつけてございますが、この八月に東京電力福島第一原発事故の事故収束現場で三人の方がお亡くなりになりました。八月の一日の事例は三十代の男性、二十一日の方は六十代の男性ですが、前者は穴掘り作業、後者は重い機材の運搬ということをやっておられた直後に、前者は気分不快、そしてすぐ搬送途中に心肺停止、後者は崩れ込むように倒れて心肺停止、突然死に近い形であります。 この二つの事案をめぐって、東電では、これは作業起因性はない、作業とのかかわりはない、あるいは熱中症等々も考えられない……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 そして、内閣委員会は、私は国会に十五年おりますけれども、初めて質疑に立たせていただきますし、また、山口大臣が就任されてからも初めて質疑をさせていただきますので、基本的に大臣に御答弁をお願いしたいと思います。 まず冒頭、今回の法改正の意味でありますが、個人情報保護法の現行の目的規定では、「個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護する」となっておりますが、改正案では、「個人情報の適正かつ効果的な活用が新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の実現に資するものであることその他の個人情報の有用性に配慮しつつ、」というふうに、ある意味では……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 本日は、人口の過半、半数よりも、男性よりも多い女性たち、そしてその女性たちが個人として、尊厳をきちんと認められ、生き生きと生き、暮らし、働くための法案となるよう、私も一生懸命質疑をさせていただきますので、担当の大臣初め、よろしくお願い申し上げたいと思います。 まず冒頭、有村担当大臣に伺います。 この女性活躍法案というのは、そもそもは女性の活用、ある意味で利活用的な観点から発案されたと言われて、ちょっと、女性は対象物じゃないよというふうに思われ、大変に評判が悪かった中で、女性の活躍というふうに最終的にはなってきたものですが、それでもなお、女性は経済成長の……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 本日は、私は厚生労働委員会にも所属しておりますが、民主党として、この年金問題、大変に国民の不安も大きいものですから、厚生労働委員会でまずきちんとやっていただきたい旨、理事会でも繰り返し要求いたしましたが、かなえられず、私どもといたしましては、もう一方の派遣の問題が審議のテーマに上がりましたけれども、その重要性は知っておりながら、やはり今の国民の不安を一日も早く解消するために、この年金問題の審議が第一と考えております。 その観点から、この内閣委員会が本日このような形で集中審議を行っていただいたこと、大変に時宜を得て適切だと思いますので、まず委員各位にお礼を……
○阿部委員 民主党の四番手バッター、そして、民主党として初めて質問をさせていただきます、衆議院議員の阿部知子です。 私の本日の質問は、東日本大震災から丸四年をもうすぐ迎えようとしております。とりわけ原発事故をあわせ被災した福島の皆さんにとって、この福島の再生、復興なくして我が国の再生と復興もないという政治家からのメッセージが本当に心に響くものとなっているのかどうか、私どもの総力を挙げて今応えねばならない課題だと思いますので、本日の質問がそうしたものに資するものになるよう質問をさせていただきます。 まず冒頭、本日は、委員長初め皆様の御高配で、東京電力の廣瀬社長にお越しをいただきました。参考人……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 九州地方、特に熊本、大分などの相次ぐ余震、被災地の皆さんの御懸念、御心配、また二次災害の発生など、極めて深刻な状況にあります。 林経済産業担当大臣も、その方面でのいろいろな御尽力をいただいておる中で、本日は、この法案の審議ということでお運びをいただきましたので、本当に国民にとって意味のある委員会となりますように、私から質問をさせていただきます。 さて、今回、野党の質問はきょうが初めてでございますが、実は原発の最終処分、バックエンドに関しますところは非常に奥が深く、多岐にわたる論議と、そして一番難題かもしれないところの解決を求められるものでございます。 ……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、質問の時間をありがとうございます。 そして、冒頭から拝聴をしておりましたが、実は、本委員会が原子力の主には安全規制にかかわります委員会であることから、御出席がかなうのが原子力規制委員長、これは大変なお仕事をしながらの委員会を抱えて、本当にお疲れさまなことだと思います。 と同時に、ほかの大臣等々はここには来られないわけで、冒頭の質問にもございましたが、この国を預かる総理大臣であった小泉純一郎さん、あるいは細川さん、そして先ほど御質問の菅さんも元総理であられて、非常に国の骨格にかかわるエネルギーや原子力政策について、実は国会の中には論ずるべき委員会……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 厚生労働委員会を外れましたので、久しぶりに塩崎大臣に御質問させていただきます。大変うれしいです。よろしくお願いします。 さっきのとんちんかんの話の続きですけれども、私も、これはちょっと変かなと思うことがありますので、冒頭は、まず、今、保育問題でヒートアップしていますが、それ以外のことでちょっと大臣にお伺いいたします。 実は、国連の女性差別撤廃委員会が日本の報告書の審査の最終段階で皇室典範を取り上げようとして、これは外務省などの働きで実際にはそうはならなかったんですけれども、そのことに言及されて菅官房長官が述べられた言葉で、私は、えっと思ったことがあった……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、貴重な審議のお時間、きょう一日で採決まで行くという、本当に短時間になってしまって残念なのですが、でも、その貴重なお時間の中をいただきまして、質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。 今回の児童福祉法の改正は、非常に大きな改正であろうと思います。先ほど来の塩崎大臣の御答弁をお聞きいたしましても、まず、子供の権利ということが法文に明記された、これはかつてない大改正でありますし、今ほど初鹿議員がお取り上げになっている、例えば子供への暴力、それが虐待なのかあるいはしつけなのかということ一つをとっても、実は、今回の法改正の二条には子供の意見……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 冒頭の、東日本大震災でお亡くなりになられた方々への御慰霊に加えて、私ども国政を預かる者がその教訓を深く生かして取り組んでいくことをお誓い申し上げて、私の質問の一問目に入りたいと思います。 まず、きょうは、各大臣の所信を伺うということで、六つの大きな区分けを用意してございます。頑張ってやっていきますが、もしも最後まで行かなかったら申しわけありません。お許しください。 まず、一問目でございます。 現在経済産業委員会にかかっております、再処理等に関する拠出金をめぐる法案並びにその対応に関しましてお伺いをいたします。 三・一一はあわせて原子力発電所の事故を……
○阿部委員 民主党の阿部知子です。 本日は、子ども・子育て支援法の改正案として、企業の拠出による、企業内とは限らない保育所の充実を図るという改正で、ずっとお話を聞いていると、仕事、子育て両立というワーズはたくさん出てくるんですけれども、もともとは中心は子ども・子育てですので、視点を、今の岸本先生のお話は子供にかなりフォーカスを当ててくださいましたが、私もぜひ子供というところにフォーカスを当てて御質問をしたいと思います。 先ほど、四十万人から五十万人に保育の受け皿をふやしていく、これは、それこそ働く女性もふえられましたし、試算も伺いました。どうしてそのように試算されて五十万人にされようとして……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 私も、先ほどの池内議員と同様、熊本、大分における震災被害の中でも、特に、被災者である女性たちあるいは子供たちへの支援がどうであるかということでお尋ねをしたいと思います。 四月十五日の日に男女共同参画局より、今回の被災に対して、「男女共同参画の視点からの避難所運営等の災害対応について」という依頼文書が熊本県あるいは熊本市宛てに発出されております。災害の都度、同じ避難所で特に女性は着がえやあるいはトイレなどにも気兼ねをしなければなりませんし、また睡眠というのも、暴行等の起こってはいけないことが懸念されるので十分睡眠もとれない等もろもろの問題がこれまでも指摘さ……
○阿部委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、三原朝彦君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、質問のお時間をいただき、ありがとうございます。 私は、きょうは主に医療分野で質問をさせていただきたいと思いますが、冒頭、せっかくいただきましたお時間ですので、岸田外務大臣に、このTPPと直接には関連いたしませんが、我が国のまさに国際的に占める位置、役割ということにおいて、さきの核兵器禁止条約における対応、大臣のお地元の広島もそうです、大変、被爆者の皆さんも残念に思っておられる。先ほど石原伸晃大臣がおっしゃいましたが、我が国が世界のルールメーキングのリーダーとなるとすれば、この核兵器の禁止というのは最も肝要な、日本こそ最先端でやるべきことだと思いま……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 冒頭、委員長には通告をしてございませんが、けさ方の東京電力福島第二・三号炉の冷却用のポンプの停止、一時間半ほどで復旧をして、他のルートからの冷却水が入っているようでございますが、ここにおいて、委員長がまだこれから原因あるいは今後の対策等もお考えになろうかとは思いますが、少し確認をさせていただきます。 私は、けさ方このニュースを聞いて、ああ、こういうことでも冷却用の水はとまってしまうんだろうかと、一つは驚き、そして、当初の報道ですと、一時間とまると〇・二度の温度上昇だと言われておりましたが、一時間半の停止で二十八・七度から二十九・五度、〇・八度上昇しており……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、三原委員長初め与野党筆頭理事の熱心なお取り組みで本委員会が開かれましたこと、心から私は感謝を申し上げたいと思いますし、また、先ほど来、田中委員長が日ごろから多様な業務に携わられて非常に御尽力いただいていることにも感謝申し上げたいと思います。 あわせて、経産省からは高木副大臣にお越しをいただきました。高木副大臣には後半の質問をお願いしたいと思います。 まず冒頭、田中委員長にお伺いをいたします。 実は、十一月の二十二日に、ちょうどその日は福島県と茨城県でマグニチュード七・三の地震がございまして、津波も心配されている中、東京電力の福島第二原発の三号……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 久しぶりの厚生労働委員会、質問のお時間をいただけて大変幸せです。 まず、年金ということが論議になりますときには、今回もそうですが、表面上、与野党が激しく言い争うような場面ばかりが国民に伝わっていくということは、私は大変にマイナスであろうと思っています。 では、それを避けるために何をすればよいかということですが、やはり共有できる客観的なデータというもの、今回も、年金審議、この問題の、いわゆる年金カット法案と野党、私どもが呼ぶ法案はきょうで二回目になっておりますが、ここまでずっと伺ってまいりましても、データそのものがお互いに合致しない。同じ土俵の上で話せな……
○阿部委員 私は、自由民主党・無所属の会、民進党・無所属クラブ、公明党、日本共産党及び日本維新の会を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずるべきである。 一 民間あっせん機関による養子縁組のあっせんを利用する養親希望者は、児童相談所による場合と異なり、手数料を負担する可能性が高いことから、養子縁組のさらなる促進に資するよう、養親希望者の負担の軽減を含む必要な支援の……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、外務委員会各理事並びに委員長の御配慮によって質問の時間をいただきまして、ありがとうございます。 私は、先ほどの大変細かな、そして綿密な御質問と少し角度を変えまして、そもそも、今回の日印原子力協定が、我が国が長年歩んできた核軍縮並びに不拡散という基本的な枠組みから見てどうであるのかという点で質疑をさせていただきます。 冒頭、岸田外務大臣にお伺いいたしますが、先ほど公明党の岡本委員もお取り上げでございましたが、けさ方、韓国で新たな文在寅大統領が誕生をされました。いろいろな難題、慰安婦問題等々もございますが、大臣としてこの新たな文在寅大統領の登場に最……
○阿部委員 本日は、原子力規制のあり方について、おのおの深くそのことにかかわった人生をお過ごしの皆様の貴重な御発言をいただきまして、私は本来この委員会の所属ではございませんのですが、この機会を得て、きょうはラッキー、よかったなと思いました。そして、そういう観点から御質問をさせていただきます。 三・一一、二〇一一年のあの原発事故の後、原子力と私どもはどう向き合っていくのかというのは、大きな国民的関心事でもございます。その関心事の中心はやはり安全性ということにあって、まず関村参考人に伺いますが、恐らく最も長く原子力規制のあり方にかかわってこられて、三・一一事故が起きた原因は、多様な、いろいろな組……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 経産委員会で質問のお時間を頂戴して、感謝いたします。そして、ほとんどの質問を世耕大臣にですので、よろしくお願い申し上げます。 まず、きょうの論議、全体ではございませんが、幾つか聞かせていただきまして、今回の原子力損害賠償並びに廃炉機構法の改正に当たって、東京電力福島第一原発事故の後の賠償費用は一体幾らかかるんだろうかというところが、不確かというか見えづらい中で、そうはいっても世耕大臣も、とりあえず何かなければということで、有識者会議のを参照されたというような御答弁でありました。 きょうのお手元の私の資料を見ていただきましても、これはお役所からいただきま……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 きょうは、原子力規制委員長の田中委員長にほとんど大半の御答弁をいただきたいと思います。 東京電力の福島第一原発事故という、我が国にとっても世界にとっても非常に衝撃のある事故の後を受けて、従来の経済産業省にあった保安院から、独立した形で、規制のための機関として原子力規制庁ができ、その初代のお役目をずっと一貫して、ある意味淡々とといいますか、本当に誠心誠意お務めいただきまして、その取り組みに敬意を表したいと思います。特に、IRRSのミッションなどを受け入れて国際的な水準に近づけようという御尽力についても英断というふうに思っております。 私が本日お伺いしたい……
○阿部委員 ありがとうございます。民進党の阿部知子です。 まず、今回アドバイザリー・ボードをお引き受けいただいた黒川先生には、国会初の事故調、そして国際社会への発信、本当に敬意を表します。 きょう、私は、残るお三方、初めてですので、短く一つずつお願いいたします。 まず、石橋参考人には、私は、あの「わかりやすいプロジェクト」ってすごくおもしろくて、高校生がいっぱい見てくれるといいなと思いましたが、若い世代への波及というか、実際どのように活用されていますでしょうか。 そして、藤垣委員には、ドイツは、いわゆる倫理委員会をもって原発の廃止を決めていきました。そこには、科学技術と、それを受けての……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 委員長の御指名ありがとうございます。 そして、こうした委員会を二回にわたって開いていただいて、大変私ども、この国会におります者にとっても非常にいい経験をさせていただきましたし、結実をさせていきたいと思います。 その上で、黒川先生がお選びになった七人の委員の方いずれの方からも、きょうのお話もとても参考になりましたので、黒川先生にもお礼を申し上げたい。 質問は、今の柏崎刈羽の再稼働ということをめぐって、お三方にお願いをいたします。 まず、黒川先生には、いわゆる事故調を通じて規制のとりこになっていたということを含めて、東電、東京電力の原子力事業者としての……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、大臣所信に対する質疑の時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。 実は、私は、先国会からずっと大臣の所信についての質疑を準備してまいったのでありますが、なかなか厚生労働委員会は対立マターが多くて、後回しになりまして、でも、私は、この厚労委員会に集う皆さんは、国民の生活をよりよく、少しでも改善できる、国民生活のために皆さんの思いは一つだと思いますので、きょう私が取り上げさせていただくテーマは、大臣を筆頭に総意をもって取り組んでいただける、そういう問題かと思いますので、よろしくお願いいたします。 きょうお伺いしたいのは、実は、私は小児科の医者を……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、委員長初め与野党の筆頭理事の皆さんが一般質疑の場を設けてくださって、また感謝をいたします。 と申しますのも、先回も申しましたが、厚生労働委員会は、時に法案をめぐって与野党の対立が激しくなることもございますが、基本的には、国民の暮らしには政治の、政党の色もないんだと思います。命をしっかりと守って、本当によい医療やあるいは保育、子供たちのためのものを提供していくということにおいて、与野党を超えた論議が行われることをまず希望しますし、委員長にはこれからもそうした御采配をお願いいたします。 そして、さはさりながら、実は今、森友問題で昨日も証人喚問等々ご……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 久しぶりに法案について質疑をさせていただきます。ありがとうございます。 まず、今回の法案、タイトルが、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律案、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険の改正案となっておりますが、私が分析というか、厚生労働省からの御説明も聞きながら思うには、このタイトルは必ずしも名は体をあらわしていないのではないかなと思うのです。 理由は、一つは、二〇〇〇年に始まりました介護保険の持続可能性、これはもう非常なスピードで高齢化が進んでおりますし、利用者もふえていて、どのようにこの持続可能性を図るかというのは大……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 ただいまの長妻委員からの御指摘にもありましたように、この地域包括ケアシステムと介護保険、双方大変大きな課題であります。介護保険は二〇〇〇年に始まりまして、今はもう、正直言って、持続可能性、破綻するかどうかが問われているくらいに私は思っておりますので、しっかりと持続可能性を守りたい。また、地域包括ケアの方は、やはり地域、すなわち人々の暮らしの場、私どもは国政におりますけれども、おのおの議員は地元、地域の生活の場を抱えておりまして、そういうところでの地方公聴会などもぜひ必要なものと思います。委員長には重々お含みおきいただいているものと思って、私の質問に入らせて……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 先ほどの委員会の突然の一時間余りの中断、大変困惑をいたしました。せっかく、この委員会は、塩崎大臣も御自身の言葉で誠実に御答弁されていると思います。出てきていないのは、どちらかというと、厚生労働省側からのデータ等々で、それは、今の中島委員の御質疑にもありましたように、極めて不十分と思います。やはり介護保険は、二〇〇〇年に始まって、大きな転換期にありますので、よもよも採決を急ぐとかそういうことではなく、忌憚なく、本当に、生活されている皆さんによりよい介護、あるいは地域包括ケアシステムということを求めての論議を続けていただきたいことを冒頭、お願い申し上げます。 ……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 私は、今回の医務技監という新しいポストの新設をもう待ち望んでおりましたし、遅きに失するくらいかと思いますので、これを前向きに活用していくために基本的に大臣に幾つか確認を求めていきたいと思います。 こうしたポストが必要とされる理由は、医療も含めた大きな技術革新、イノベーション等々がこれからもまた期待される、そしてもう一方が、国際的な分野で我が国が医療あるいは医療保険というところでもっともっと期待されるものが大きいという、この二つの大きな背景があると理解をしております。 そして、きょう、私の御質問は主に国際医療保健分野についてお尋ねをいたします。 大臣の……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、いただきましたお時間を全部、待機児童問題にかけさせていただきたいと思います。 私は現在、民進党の待機児童プロジェクトの座長を務めておりまして、きょうの冒頭の御質疑も子供の問題、待機児童の問題、自民党もお触れいただきましたが、今そこに生きる大事な子供たちに何がやれるかは、いつも申し上げますが、与党、野党を超えた、本当に、この国を将来担える人材をどうつくるかという問題ですので、私からも前向きに提案をさせていただきますので、ぜひ大臣にもお聞きをいただきたいと思います。 待機児童問題は、平成二十五年、杉並区で、お母さんたちが子供を連れて、私の子供が保育……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日午前中に、法務委員会におきまして、金田法務大臣の不信任ということが提出をされております。国会の審議のあり方、政治家同士がきちんと国民の代表として論議を重ね、国民に説明責任を果たすということが十分でないという点だと思いますが、私は、この間、さまざまな法案の審議において、やはり非常に審議がある意味では次々と加速をされておりまして、十分に果たしてこれで審議が尽くされただろうかと思うことが多々ございます。 きょうの医療法の改正につきましても、性格の異なる四つないし五つの部分が一緒に改正にかかっております。検体検査、特定機能病院、あるいは医療の広告規制、そして……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 前回に引き続いて二度目の質疑のお時間を頂戴して、ありがとうございます。 私からは、きょう冒頭は、昨日の新聞の報道にございましたが、名古屋大学病院で医療ミスが二〇一五年の七月にあったということを病院側が報告して謝罪するという事案のメディア報道がございました。甲状腺がんを切除したときに出血多量で気管を圧迫したという事案で、これまでも同様事案があってガイドラインがあった、でもそれが守られなかったということで、大変残念ですが、と同時に、やはり、隠さず、逃げず、ごまかさず、こうしたことをきっちりと明らかにして、謝罪もする、また遺族へのさまざまな補償も今後あると思い……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、本当にさまざまな角度からの参考人のお話、大変に私どもにとっても意義深い参考人の今回の招致だと思います。 冒頭ですが、私は、まず、昨年の児童福祉法の改正において、特に司法の関与ということが残された課題でありましたので、今回、家庭裁判所のさらに積極的な関与ということについては基本的に了としておりますが、さて、しかし、家庭裁判所の側にそれだけの能力、実務能力も含めてあるだろうかというところが非常に懸念の点でございます。 そこで、吉田参考人にお伺いをいたしますが、よくおまとめいただいている中で、特に児童相談所に対してさまざまに家裁が指導勧告をしたり、あ……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、児童福祉法並びに児童虐待防止法の改正につきまして、昨年に行われました、子供の権利ということを正面にうたった児童福祉法の改正に次ぐ改正として御質問をしたいと思います。 そもそも、児童の権利に関する条約第九条一項には、「締約国は、児童がその父母の意思に反してその父母から分離されないことを確保する。ただし、権限のある当局が司法の審査に従うことを条件として」云々と続いて、「児童の最善の利益のために必要であると決定する場合は、」という、この取り決めにのっとって、今回の親子分離、二十八条であったり、二カ月以上の一時保護の場合の司法の関与ということが取り入れら……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 近年、子供の出生数が減少しておりますが、その中でも、わけてもやはり悲しい事案というのは、せっかく妊娠した赤ちゃんを、分娩時に、お母さんが亡くなるあるいは赤ちゃんが亡くなる、あるいは脳性麻痺など重い障害を負うという事案が、今もなおございます。きょう取り上げたいのは、いわゆる無痛分娩における死亡事故であります。 無痛分娩と申しますのは、最近大変お母さん方の間でもふえてきております。一つは妊婦さんが高齢化をしておられること、そして、やはり痛いのは嫌だから、もし無痛で済むならそちらがいいなと思うお母さんもふえているのですが、しかし、そのはらむ危険性について十分認……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、消費者委員会に質疑のお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。 私からは、昔々から公共料金と言われております、ガス、水道、電気、国民の生活に非常にかかわりが深い部分でお尋ねをしたいと思います。とりわけ電気料金についてであります。 二〇一一年の三月十一日、東日本で起きました東京電力福島第一原発事故の後は、電気料金が、特に原発が動いていないから石油等々を輸入するために価格が高騰して、それに伴って電気料金も上がることの指摘はよくなされてまいりました。あるいはまた、再生可能エネルギー促進法が導入されて、再生可能エネルギーによる賦課金も電気料金が上……
○阿部委員 民進党の阿部知子です。 本日は、この貴重な法務委員会の質疑のお時間を頂戴いたしまして、理事初め委員長に感謝をいたします。 私は、日ごろ厚生労働委員会に所属しておりますので、めったにはこの法務委員会の質疑に立たせていただくことがないのですが、冒頭、きょう、与党の御質疑の中にも野党の御指摘の中にも、この法案、百十年ぶりの改正に大きく動きをつくられたさまざまな関係者、被害者の皆さんのお声が反映されるようにという御指摘がありました。これは与党も野党も同じ思いだと思います。 もう一点、では、そのお声がどういう形で国会審議というものに残されるであろうか。私は、参考人の質疑と申しますのは、……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。初めてこの委員会で質問させていただきます。 きょうは、与党筆頭並びに委員長の御采配で、野党のみ、人事院勧告を基本とする二時間の質疑の時間をいただきました。 そもそも、今、内閣委員会には十一人の所掌担当大臣がおられまして、おのおのの大臣に一時間はいろいろお聞きしたいと思いますが、いろいろな時間制約の中で、前回七時間やらせていただき、そのうち与党二時間、野党五時間ということで、私ども野党といたしましては、今、野党の数も多く、こうしたいろいろな審議時間の都度、野党の時間をいただけますことをまたお願い申し上げます。きょうについては感謝申し上げます。 さて、私……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、与党の質問が五時間ございまして、その後に立憲民主党、私が二番手になりますが、長時間でございますし、委員長初め皆様にはぜひ協力のお願いをしたいと思います。 私は冒頭、きょう、与党の質問も含めて、やはり森友問題、加計学園問題が非常に、どなたも取り上げるテーマとなっておりました。実は、さきの解散・総選挙で安倍総理が解散の大義名分として挙げられた教育の無償化、なかんずく幼児教育、保育の無償化などの問題も、教育の問題としては、今大きく問題になっている森友学園、加計学園の問題にきちんと答えを出さないと、国民への説明責任も、また、本当にこの社会が子供たちの……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 モリカケ、カジノだった内閣委員会から、久しぶりに厚生労働委員会の質疑の機会を得て、感謝を申し上げます。 と同時に、今、西日本災害が大変深刻な状況、特に加藤厚生労働大臣のお地元の岡山も大変状況が厳しい中、この場で御答弁いただくのも心が痛む、もう日々たくさんの復旧や、あるいは被災者の捜索、そして暑くなってまいりましたから感染症対策など、厚生労働行政がかかわらねばならない部分は大きいと思います。 野党といたしましては、こういうときですから、休戦という形で、各大臣には被災地のことに専念していただきたいですが、きょうは設定された枠ですので、御質問をさせていた……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本委員会の冒頭で山際委員長から御発言がありましたように、この間の国会運営、並びに、とりわけこの内閣委員会の運営は、森友問題で発覚した公文書の改ざん問題を始めとするもろもろの行政における問題に翻弄される形で、いわば不正常なままに流れ、そして、本来三月七日に予定されておりました私ども野党の大臣所信に対する質疑が、今日まで、二十日以上にわたって延期をされて、本日ここに初めて質疑をさせていただくところとなりました。 かかる委員会の運営、また、その中で、特に子ども・子育て法案に関しましては、三月九日に本会議でこれが読まれましたが、私ども、野党第一党の立憲民主を……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、本来であれば子ども・子育て支援法の改正、法案に対する賛否も含めた扱いについて論議されるべき時間が私ども野党には保障されず、維新の党の皆さんはなさいましたが、その結果において、そもそも、本会議での法案の説明、委員会質疑、そして最終的には本会議での採択に至るまで私どもが関与ができなかったということに鑑みて、子ども・子育てに対しての、今時代の重要な課題でございますので、集中的な一般質疑という場をいただきました。 繰り返しますが、本来であれば法案が通過する前に申し上げたいことが多々ございましたし、きょう、冒頭取り上げますのは、実はこの法案の要綱に関し……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 皆様もきっと同じ思いだと思いますが、毎日、新聞を見れば、イラクの日誌、南スーダンの日誌、あるいはモリカケ問題、森友学園におけるごみの処理の問題、あるいは加計問題における自治体の文書の問題、私たちの今の国会審議の大前提であるところの大事な行政にかかわる書類が、かくも簡単に紛失したことになっていたり、あるいは改ざん、捏造、これで本当にいいんだろうかと、もうどなたも思っておられると思います。 そういう中でありますので、公文書にかかわるこの本委員会が、与野党の各委員の賛同のもと、そして委員長の采配のもと、本日は公文書管理の集中審議が持たれること、まず重く私は……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 冒頭、十分のお時間を頂戴いたしましたので、主に菅官房長官、そして梶山大臣に御質疑をいたします。 先週土曜日、四月十四日、梶山大臣とも御一緒でしたが、野中広務先生のお別れの会が京都でございました。自民党からも二階幹事長あるいは安倍総理も御出席でありましたけれども、野中元官房長官が四年ほど前に国会に来られて、参議院で御発言の折に、最も気にしておられたのは、内閣と国会との関係、すなわち行政と立法との関係でありました。 菅官房長官には、本日は、内閣の総合調整機能について、三点にわたってお伺いをしたいと思います。 まず第一は、財務省の事務次官、福田事務次官……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。
本日は、本会議の後ですが、一般質疑のお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。
冒頭、菅官房長官にお伺いをいたします。
通告外のことで恐縮でありますが、官房長官には、今年度のJアラートが五月十六日に一回目が行われるということを御存じでありましょうか。
【次の発言】 突然で本当に申しわけなく、恐縮なのですが、内閣官房副長官補という形で、各都道府県の国民保護担当部局に発令が四月六日に出ております。
Jアラートについては、官房長官も御存じのように、昨年三月のものも、幾つかの不備が重なっておりまして、十一都道府県十五市町村でふぐあいがあったというこ……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 きょうは、総理が御出席のもと、TPPについての質疑の時間ということで、本来であれば大変に充実した時間として持ちたいものでございますが、総理は御存じかどうか、この質疑は今週水曜日から始まりましたばかりで、まだまだ、きょう午前中には参考人をいたしまして、問題点が多々指摘されている中であります。 そこで、本来であれば、もう少し法案が熟議を重ねて、問題点が集約してきたところで総理にも伺いたいと思うところでありますが、委員長の御採択できょうは委員会の運びとなりましたので、私どもの認識としては、総理入り一回目といたしましてきょうの場をいただいたものとしたいと思い……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、与野党の合意そして委員長の采配で参考人の皆さんに来ていただけて、本当によかったと思います。お話を聞けば聞くほど、本格的に、ギャンブル等と言ってもいい、ギャンブル依存症という言い方もあるでしょう、対策の奥の深さ、必要性が認識されたものと思います。 まず、西村参考人にお伺いをいたします。 もともと精神科のお医者様でいらっしゃると思いますし、このまとめられたレポートを拝見していても、そもそも、我が国の精神医療に対する治療体系が長年、疾患モデルできて、地域保健あるいは精神保健というものが手薄であったことを嘆かれて、また、そこからスタートしての御発言……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 立憲民主党を代表して、自民党、公明党、維新の会提出のギャンブル等依存症対策基本法案に反対の討論を行います。 国民に大きな不幸と、社会に混乱、未来の子供たちにも逃れられない災いをもたらすギャンブル依存症の対策が長い間放置され、日本が依存症大国になってしまっていることは政治の怠慢です。 その上、さらに、ギャンブル依存症の原因となるカジノつき国際観光施設を許容しようとする政府の姿勢のある以上、このギャンブル等依存症対策基本法がその露払いとしてしか位置づけられていない疑念は今も消えません。 短時間審議で、しかも参考人質疑で得た多くの知見が反映されることな……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、四人の参考人の皆さんにそれぞれの視点からの御意見を御披瀝いただきまして、本当にありがとうございます。勉強になりました。 順次お伺いを申し上げます。 まず、美原参考人にお願いいたします。 今回、話題、論議としておりますいわゆるカジノを含めたIRという施設についてお話をしてくださいましたが、もともと、カジノというものに日本の社会や政治が改めて光を当てるというか論議に上ったのは、恐らく、バブル経済が崩壊した後、日本の経済の低迷、特に、地方の疲弊の中でどのように経済を再生させていくかという論議から始まっているように思います。 その中で、今回の先……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、いわゆる特定複合施設区域整備法案の質疑、総理がお運びであります。 この法案は、条文が二百五十一条、附則十六条、非常に大部なもので、介護保険以来の、二百五十一条というと介護保険の法案にも相当するものでありまして、十分な審議を野党として要求しております。 その中で、総理の御都合で本日に定まりましたが、私どもとしては、もう少し論点が整理された後に総理のお考えを伺いたいと思いますので、きょうは、ごく初歩的なことを伺わせていただきます。 まず一点ですが、あらゆるこの国政の課題の中で、まず、政治は信なくば立たずでありますので、総理の国民についての説明……
○阿部委員 立憲民主党・市民クラブの阿部知子です。 国民の生命と財産を預かるという政治の第一の仕事、私は、せっかくの予算委員会ですから、きょうはなるべく多く安倍総理に御答弁をいただきたいと思います。実は、きょう午前中、与党の皆さんの御質疑でありましたが、総理が一部手持ち無沙汰のようでもありましたので、私はなるべく総理にお尋ねし、また、通告していないからとかではなく、わかりやすい、平易な言葉で総理に御答弁をいただきたい。国民に思いが伝わるような答弁をしていただければと思います。 まず一点目は、この委員会でも補正予算の審議の折にも取り上げられました、沖縄の基地負担の問題でございます。 実は、……
○阿部委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、高木毅君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 先ほどの足立議員の御質疑にもございましたが、赤旗という機関紙を取り上げ、あるいはゼロの会のことをお取り上げいただきまして、私は、事の真偽を簡単に結論づけるのではなくて、この委員会は、しっかりとした国民に対して安心のメッセージができるよう、言葉の一つも正確に詰めていく必要があると思っております。 そういう観点から、今回、臨時国会である中ですが、吉野筆頭とも御相談をして、本日の委員会、委員長にもお開きをいただきました。 与野党対立ではない、本当の国民の安全のための深い審議がこの委員会で行われることを望んでおりますし、また、回数も可能な限り多くやっていた……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、初めて厚生労働大臣である根本大臣に御質問をさせていただきますが、根本大臣にあっては、第二次安倍政権では復興担当をなさっておられて、特に福島の御出身でもございますし、もう七年以上になります東京電力福島第一原発事故後、福島でいろいろな形で仕事をされている方々、特にそうした皆さんの労働安全行政、労働者保護という観点でぜひ陣頭指揮をとっていただきたいと思いまして、御質問をさせていただきます。 まず一問目でございますが、今、国会は、新たな外国人の在留資格、特定技能一号と称するんでしょうか、そういうものを導入するということで、昨日、本会議もございましたが……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、障害者雇用の水増し問題というふうに言われておりますが、きょう、午前中の参考人の方からは、障害当事者の三橋さんからは偽装問題だという御指摘もあったように、極めて深刻な行政への不信、そして、社会の価値、障害者差別にも結びつくような現状に対して、院として、国会として、初めてこの問題で参考人の御意見を伺うという時間が持たれたことは、私は大変よかったと思いますが、同時に、遅いとはっきり言って思います。 遅い一方で、政府の対策なるものがどんどん進んで、しかし、それは、画竜点睛、一番大事なことを欠いて、屋上屋を重ねているように思いますので、私から根本大臣に……
○阿部委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、高木毅君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。
本日は、更田委員長の原子力規制に対する基本姿勢を伺いましたので、私の質問も主にその点に関して行わせていただきたいと思います。
まず、きょうの委員長の御発言でございますが、原子力規制委員会のミッションとして、人と環境を守るという使命を果たすというふうにお述べであります。そのための活動原則ということでは、委員長はどんなふうにお考えでしょう。
【次の発言】 先ほどの宮川委員の御質疑も、主に透明性の観点でお尋ねであったかと思います。委員長には、しっかりと今言われた五つの活動原則を実践していただければと思います。
そして、私は、きょう、実は……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、大臣所信への質疑でございますので、なるべく根本大臣の直截な御意見を伺いたいと思います。 答弁者については、基本、大臣をお願いしたいですが、必要に応じて参考人の方も同席は認めておりますので、委員長の御采配のほどよろしくお願い申し上げます。 まず、さきの国会で非常に重要なテーマでございました新たな外国人の在留資格問題、そして、新たなことを論ずる以前に、既にある技能実習生においてもろもろの問題がございまして、私が本日取り上げたいのは、特に、妊娠された技能実習生が中絶や帰国を迫られて、本当は喜ばしい赤ちゃんを持つということが大変に悲しいてんまつにな……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 本日は、医療保険制度についての適正かつ効率的な運営を図るための諸改正ということで御質問をいたしますが、先ほど来何人かの方の御指摘のように、今回の改正はいろいろなものが雑多に紛れ込んでいて、その一つ一つ、問題、課題が多かろうと思います。 そこで、私は、本日、初回でありますので、根本大臣には、医療保険制度の根幹となる生存権ということについてお話を伺いたいと思います。 まず、具体的に起きた事案ですが、公立の福生病院で、昨年八月、透析治療をやめる選択肢を外科医が四十四歳の女性患者に提示し、それにのっとって、女性患者とその御家族、夫が、透析……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 このたびの医療保険制度にかかわる審議は、私は、そもそも時代が、大きく令和という時代を迎えようとしていて、医療並びに介護の持続可能性、保険制度の持続可能性もそうですが、必要な人に必要な医療が、あるいは介護が行き渡るかどうかということで、冒頭はちょっと骨太な議論をお願いいたしたいと思い、きょう、厚生労働省の医政局の統括調査官の江崎さんにも御出席をお願いいたしました。お時間を都合していただいて、ありがとうございます。 さて、質問に入らせていただきます。 未来投資会議が、これは安倍総理の肝いりですが、三月二十日に開催をされて、「全世代型社会保障における疾病……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 本日の審議は、女性活躍推進関連の法案とあわせてハラスメント関連法案ということでありますが、私は、そもそも、これを一緒に全部まとめてやろうというのがすごく無理があると思います。女性活躍に今緊急に求められる政策課題もありますし、ハラスメントの方はより深刻な現状をはらんでおります。 しかし、これは委員会の仕切りでありますので順次質問をさせていただきますが、大事なことが何もかも一緒になってということで結局実りが少なくなると思いますので、特に閣法でありますから、与党にあってはお考えをいただきたいなと思います。 まず、質問の一番目というか、き……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 まず冒頭、きょうは私の質疑時間を公明党の古屋範子委員とおかえをいただきました。文部科学副大臣への御答弁を求めて、そのお時間との調整の結果ですが、古屋議員には厚く御礼を申し上げます。 さて、早速ですが質問に入らせていただきます。 せんだっての質問、特に私はハラスメント関係で質疑をさせていただき、その残る部分についてきょうは始めさせていただきます。 まず冒頭、根本厚生労働大臣に伺います。 今回、ハラスメントに関するさまざまな法律の改正にあって、ハラスメント等、各産業分野ごとの調査、特性も含めた、どんな分野でどんなハラスメントが起こ……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 本日は、東京電力福島第一原発における作業、労働環境についてお尋ねをいたします。 四月十八日の朝日新聞の朝刊でしたか、原発に特定技能外国人を導入するという記事が出ました。私は、この間、いわゆる技能実習生の除染作業などが不適切に行われてきたことを取り上げて、この委員会でも質疑を重ねてまいりましたが、そもそも、東京電力福島第一原発の事故処理の現場に果たして特定技能の外国人を導入するということは、これまでの技能実習とは違うからという形で是認されるんだろうかということにおいて大きな疑問があります。 まず、大臣に。 お手元に、この間、福島の……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 長かった連休が終わって、先日火曜日には障害者問題で参考人のお話も伺いました。それも踏まえた上で、本日は、連休後の初めての質疑ということで、四十分のお時間をいただきましてありがとうございます。 まず、そもそも、障害者問題、根本にある優生思想、あるいは差別、排除などの根幹をお伺いしたいと思います。 先般、ちょうど連休に入る前ですが、四月の二十四日に、旧優生保護法に基づく優生手術を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律が全会一致で成立をいたしました。 旧優生保護法が成立されたのは、一九四八年、戦後間もない、三年とたったところで、当……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 本日は、児童福祉法並びに児童虐待防止法、そしてDV防止法の改正、与党案、野党案それぞれに、どうすれば子供たちの不幸な事案を防げるかということで提出をされまして、熱心な御論議のことと思います。 早速質問に入らせていただきます。 大臣にまず冒頭お伺いしたいと思うのですが、大臣のお手元に、いわゆる社会的養護全般にかかわる日本の予算の対GDP比というものが出てございます。 これは、平成二十六年度の厚生労働児童福祉問題研究事業において発表されたもので、実は厚労省みずからのものと思ってよいと思いますが、ここに挙げられた国々、これは半分しかち……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 本日は、五人の参考人の皆様、どの御意見も本当に貴重だと思いながら拝聴しておりました。 国会では、平成二十八年に児童福祉法の改正、これは大変大きな改正であったと思いますが、一に、子どもの権利条約にのっとって子供の意見表明権を法案の中にうたったということ、そして、そのもとに各市町村の支援拠点というものを明確に充実させるという方向性を打ち出したこと、さらには、この支援拠点とのかかわりもあろうかと思いますが、家庭的養育ということに第一義的な重きを置いたことなどがあると思います。 そして、そうした中で、同時に、先ほどの御質問にありました、中……
○阿部議員 野党案への御質問ありがとうございます。初めての野党案への御質問ですので、深く感謝を申し上げます。 そして、今高木委員からお示しいただきましたような練馬区の事案、市町村の窓口業務と児童相談所の役割分担並びに連携ということで、大変学ぶところの多い御提示かと思います。 その上で、そもそも私ども野党が児童福祉あるいは児童虐待に対してどのような考え方を持って中核市における児童相談所の設置を考えたかということをまず申し述べさせていただきたいと思います。 少子高齢社会が進む中で、児童相談所の設置ということについても、もちろん、地域の実情に応じて判断されるべきという考え方、当然あり得ますし、……
○阿部議員 橋本委員からの御質問、まことにありがとうございます。 まず、本法案において、私ども野党案ですが、中核市及び特別区に児童相談所の設置を義務づけましたのは、近年、児童虐待対応件数が急激に増加をいたしておりまして、一つ一つの児童相談所がカバーする人口が、例えば柏市の百三十万のように、大変大きくなっております。それに伴って、児童相談所において広域な自治体に対してきめ細やかな対応が困難になっていること、また、児童と家庭に対する相談についての基礎自治体の役割が強化される中で、基礎自治体と児童相談所との密接な連携のもとに、子育て支援から児童虐待への対応まで一貫した児童福祉政策を実施することが求……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 冒頭、大臣、お席を立ちたいということで、足どめをして恐縮です、一問だけお伺いをいたします。 川崎での不幸な子供たちの殺傷事件、あるいは父親が息子さんを殺害したかもしれないと言われる引き続く事件等々で、大臣が非常に大事なメッセージを出していただいたと思いますので、私は冒頭は、大臣にしっかりと頑張っていただきたいという意味で、安易に引きこもりと事件を結びつけることのないようという御発言は極めて私は大事で、時を得ておりますし、ともすれば、日本の家庭は閉じられていて、外からの支援をなかなか求められないという、これはもう歴史的にそうなっており……
○阿部委員 立憲民主党・無所属クラブの阿部知子です。 本日は、宮腰大臣に御出席いただきまして、せんだっての予算の分科会、内閣の分科会でも取上げをさせていただきました企業主導型保育についてお尋ねをいたします。 少子高齢化の我が国にとって、子供たちをどのように育み、育てていくかというのは国家的な課題であると認識します。そして、大切な企業からの拠出金をいただいて運営されているこの企業主導型保育所において、既に大臣も随所で御発言でありますが、いろいろな事態が発生して、見直し、検討委員会なども既に開かれているところと思います。 立憲民主党では、子ども・子育てPTをつくって、私が座長で、せんだって宮……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 この間、私は本来、内閣委員会の所属ではございませんが、特に企業主導型保育について何回か質問の機会を賜り、ありがとうございます。 また、私の要求いたしました資料等々につきまして、委員長を始め与野党の理事にも御尽力いただきまして、幾つかを出していただきましたので、きょうは、そのお出しいただいたものと、また、これから更に、私の要求してまだお出しいただいていないものなどを中心に、質疑を重ねていこうと思います。 まず、冒頭ですが、先回のこの委員会でも、私は、企業主導型保育所の建設にかかわる平米単価はどうですかということを伺いました。これはい……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 内閣委員会で、今年度三度目の質問に立たせていただきます。皆様にお時間をいただきまして感謝をいたします。 私がこの前二回取り上げてまいりましたのは、企業主導型保育の問題でございます。 そして、前回三月十三日の質問の中で、企業主導型保育における整備費基準額と、保育園をこれまで運営しております厚生労働省の定める保育所の整備費基準額が差があるのではないか、平成二十九年度で比較いたしますと、いただいた資料では、厚生労働省の基準額が六千五百三十万円、そして企業主導型が七千五百八十万円となっていますが、これはなぜでしょうということをお伺いいたし……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 本日は、子ども・子育て法案の改正案について、骨格的な論議をお願いしたいと思いまして、宮腰大臣始め、よろしくお願い申し上げます。 まず冒頭、きょうは午前中、参考人の御意見を伺うという回がございまして、私も自室で拝聴しておりましたが、いずれの参考人の方も、大変に示唆に富む御発言でありました。 大臣には、お願いがございますが、本当にお忙しい時間配分と思いますが、ぜひ議事録等々お目通しいただきまして、と申しますのも、ここに集う誰もが、子供たちの保育、教育の無償化は望んでおると思うんです。その場合の順番はどうか、あるいは懸念の点はどうか、改……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 質問に先立ちまして、宮腰大臣に、せんだって、五月十一日の、丸山穂高議員がビザなし交流で北方領土に行かれたときの発言、団長に対して、戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか反対ですか、さらに、やりとりの後、戦争しないとどうしようもないですかなどの一連の発言をなさいました。 もともと我が国は、憲法九条において武力によらない紛争の解決を掲げ、また、国会議員には九十九条で憲法擁護の義務というものが課せられております。政府として、また大臣として、この丸山議員の発言、外交上も大変大きな問題を来すと思いますが、とりわけ九条に関する問題、また九十九条に……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。 本日は、内閣委員会でこの間私ども立憲民主党各メンバーが問題にしてまいりました企業主導型保育所、並びに、超党派の皆さんの御尽力で本日成立をいたしました子どもの貧困対策基本法の改正について質疑をさせていただきます。 まず冒頭は、企業主導型保育についてお尋ねをいたします。 この間、内閣府では検討委員会等々を設けて、そして二月から中断しております企業主導型保育の新たな募集等に係る担い手あるいは事業者の選定などについて、七月以降から順次始めていきたいということを表明しておられますが、私は、今の段階で本当に内閣府がこの問題を把握しておられるの……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、貴重なお時間を頂戴いたしましたので、まず、安倍政権の政治姿勢について骨太な論議をさせていただければと思います。 主に三点にわたってお伺いをしたいと思います。 一つは、安倍政権の女性観、二つ目は、ただいまも問題になりましたが、働き方の格差、これが今、我が国では深刻な社会問題でもありますが、このことについての認識、三点目は、このたびの消費増税の中でいわゆる幼児教育の無償化ということが打ち出されておりますが、果たしてこれが少子化対策として本当に評価し得るのか、とりわけ、私から見ると、子供たちを守る、命を守るという哲学をお持ちなのかどうかの三点にわ……
○阿部委員 立憲民主党・無所属フォーラムの阿部知子です。
きょうは、質問の順番を変えさせていただきまして、冒頭、菅官房長官にお願いいたします。
記者会見がおありだということですので、まず、その記者会見ですけれども、大臣は、この記者会見という定例の一日二回なさっているものは、誰のため、何のためにあるとお思いでしょう。これは、ある記者が質問されて、大臣は、答えるものではないとおっしゃいましたが、国民から見ればとても重要なことなので、ぜひこの場で、誰のため、何のため記者会見をなさるのか、教えてください。
【次の発言】 記者がなぜ質問なさるかといえば、その背景にある国民の知りたいこと、今、国政がど……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日、午後の一番手を務めさせていただきます。 まず、加藤大臣には、さきに二〇一七年の十一月から一八年の十月までの間、厚生労働大臣をお務めになられ、このたびのまた御就任、大変役割が期待されるところと思いますので、課題も山積しておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 私の本日の質問は、御遺骨の収集に絞って御質問させていただきます。 そして、この質問をするに当たり、冒頭申し上げました加藤大臣に期待するところ大いに大でございますので、ぜひ前向きな、そして抜本的に御遺骨の収集体制を変えていくような御答弁を期待申し上げます。 まず一番目の質問……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日、私は子宮頸がん関係の質疑をさせていただきますが、まずもって、冒頭、今回の法案改正、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律の一部を改正する法律案となっておりますが、非常に多岐にわたる内容が一緒くたに審議をされる、いつもの形。この医薬品、医療機器の安全性、そして早期承認に伴うさまざまなリスク評価だけをとっても私は十分な審議時間が必要と思いますが、薬剤、薬剤師、あるいは地域の薬局のあり方等も一緒になって論議ということで、このような法案の提出の仕方というのはぜひ厚生労働省として考えていただきたい。本当に、深い、中身のある審議ができな……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 本日、私はこの枠の最終バッターで、先ほど事務方の方から十三分と言われまして、ちょっとそれだけでやれるかどうかわかりませんが、頑張りますので、明確な御答弁をお願いいたします。 本日午後、委員長提案になります母子保健法の改正、従来野党が提案しておりました産後ケアセンターの設置ということにかかわって、質問をさせていただきます。 まず冒頭、資料をごらんいただきたいと思いますが、この法案の背景というものを少し私なりに整理をいたしました。 実は、二〇〇四年から、いわゆる虐待で亡くなられたお子さんの分析を厚生労働省の社会保障審議会児童部会のもと行っておりますが、第……
○阿部委員 立国民の阿部知子です。 本日は、私、神奈川県の選出ですが、横浜で突然に林市長がカジノの誘致ということを表明されて、市民も含めて大変な異論、そして不安などを抱えている中、カジノを管理する委員会の人事の任命があるということで、この内閣委員会で特別のお時間を頂戴いたしました。 質問に先立って、そもそも、桜を見る会で、野党質問の通告後一時間半でシュレッダーにかけられてその名簿がなくなるというような、いわば情報隠し、国民に対して税金の使い方の説明責任のつかないようなことを内閣府がやっておられる。その元締めである官房長官には、きょう、ぜひお出ましをいただきたかったですし、また、カジノについ……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 本日は、労働基準法の改正についてまずお伺いをいたしますが、非常に、コロナウイルス感染症の問題もあってタイトな日程の中、急がされる審議ということで、実は大臣の所信も伺っていない中、質問に入らざるを得ない。厚生労働行政の全般的な姿勢というものを伺う前に個別の法案ということで、私はこの点は大変遺憾に思うものですが、時局柄ということで、御質問をさせていただきます。 まず冒頭、先ほど尾辻委員とのやりとりの中で問題になっておりました今般の労働基準法の一部改正に関してですが、そもそも民法の改正に合わせてもろもろの、例えば賃金請求権の消滅期限を二年から五年にするというこ……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 昨日に引き続き、昨日は、夜なべ、大変長時間の質疑で、大臣始め各委員の皆様、また裏方をやってくださる官僚の皆さんも大変御苦労なことかと思います。 そして、そうした上で、今回のような拙速過ぎる審議のあり方、本当にこれで立法府がきちんと国民の要請に応えられるんだろうかということに強く苦言を呈しておきたいと思います。 そもそも、今回の法改正ですが、昨日の参考人の中でも御指摘がありましたが、六つの法律の修正、改正が一緒くたに一気に行われ、それもきのう、きょうで終わる。本当にこんな、ところてんでいいんだろうか。私は国会に来て二十年になりますが、最近の国会のありよう……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 本日は、私が午前中のラストバッターになりましたので、よろしくお願い申し上げます。 先ほど尾辻委員が指摘されましたように、厚生労働省で仕事をされている皆さんは、この間、大変に負担が強く、そして、特に、ことしに入ってすぐにこのコロナ問題が発覚した中で、しかし、厚生労働委員会としていわゆる日切れ法案というものを抱えて、二重三重の仕事量になっていると思います。 来週には年金の問題と言われますが、私は、こうやって過重に詰めていけば審議がおろそかになって、きょうも冒頭、十五分ほど審議が、とまるとは申しませんが、滞りました。しかし、ある意味無理ないと思います。準備に……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 本日は年金の審議ということになっておりますが、もう何人かの委員がおっしゃられたように、今なぜ緊急性があるんだろうということで、もっと深い論議がしたいと私も思っております。 そして、きょうは、特に、緊急事態宣言が全国に広がる、また一方で、専門家会議の医師の表明というか会見等々で、このまま八割の接触制限がかなえられなければ四十一万人のお亡くなりになる方が出ると。非常に国民にとっては恐怖と脅威が今広がっております。 そうした中で、まず政治として何をすべきか。私たちはこうするから、国民の皆さん、一緒にやろうとか、安心してくださいとか、私は何かそういうメッセージ……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 本日は、この間、法案質疑が続いておりましたが、一般質疑のお時間を頂戴いたしましてありがとうございます。 そして、特に喫緊の課題であるコロナ感染症、あす、ないしは近くでしょうか、政府は出口戦略を発表なさるというようなことも承っておりますが、その際に一番重要なのは検査と医療体制、ここにあえて言えば尽きると思いますので、きょうはその点に関しての御質問をさせていただきます。 まず、医療提供体制についてお伺いをいたしますが、コロナの感染拡大に関しまして、安倍総理は四月六日のコロナ感染症対策本部の会合の後に会見をなさいまして、そのときは約五万床というベッドをこれか……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 本日は、この間大変お忙しい加藤厚生労働大臣に、ただいま出口戦略という言葉が使われ、緊急事態宣言から、いかに日常の、ある意味でコロナと共存と言ったらいいのか、そこにあるということを前提にした体制をつくっていくかということが問われている中でありますから、私は、ぜひ加藤厚労大臣にリーダーシップをもっと発揮していただきたい、その観点から本日は御質問をいたします。 恐らく、私は参加できませんでしたが、昨日、医師の国会議員の皆さんが大臣のところに要望書を持っていかれたかなと思いますが、私が参加していないので確実ではありません。 いずれにしろ、この間、日本医師会を中……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 反対の理由は、審議の前提が整っていないことに尽きます。 第一に、新型コロナ禍に見舞われているさなか、まして黒川検事長辞任問題で総理の任命責任が問われる中で、審議、そして採決すべきような事態ではありません。 今回の法案は、主な法律だけを挙げても、社会福祉法、介護保険法、老人福祉法、地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法案、社会福祉士及び介護法と、相変わらず数多くの法律を束ねています。 そして、審議の中で指摘されたのは、全国各所の介護施設で起きている入……
○阿部委員 立国社の阿部知子です。 本日は、六月十七日に国会が閉会いたしまして、先ほどの桝屋議員の御質疑にもありましたが、国民生活が非常にコロナの影響を受けて苦しい中にある。あわせて、私が本日取り上げさせていただきます医療機関の問題も、大変深刻な、危機的な状況がコロナのいわゆる緊急事態宣言が終了したと言われてなお更に広がっていると思いますので、その点について御質疑をさせていただきます。 まずは、いわゆる労働災害の問題でございます。 大臣もお手元に私の配付資料が届いておりますと思いますが、いわゆるコロナの院内感染、これは六月の八日の時点で全国二千百五人、これは患者さんも医療者もですが、この……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、通告してございます質問の順番を、加藤大臣が新型コロナウイルス対策でお忙しいと思いますので、冒頭、加藤大臣から始めさせていただきます。 けさの発表がございましたが、今、横浜に停泊することになった豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号ですが、ここで、けさ、六十人、六十一人と言ったらいいでしょうか、の感染の所見の陽性となった方が出たということであります。 私はもともと小児科医で、小児科医の領域では、感染症というのは非常に重要な診療対象でありますが、まず、大臣に基本的なことで確認を申し上げたいと思います。 感染は、そのウイルスなり病原菌がうつった感染……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、質疑のお時間をありがとうございます。 冒頭、先ほどの高橋ひなこ委員のお尋ねの子供たちへの養育費の問題、立憲民主党の子ども子育てプロジェクトとしても鋭意この間取組をいたしておりますので、ぜひ、与野党の協力で、一日も早く子供たちの養育環境がよりよいものになるべく御尽力をいただきたいと思います。冒頭そのことを申し上げた上で、本日の予定される質問に入ってまいりたいと思います。 きょうは、菅官房長官に御出席をいただきまして、なかなか予算委員会以外の場ではお尋ねをできないことがございますので、政府のヘッドクオーターを担われる大臣としての御認識を冒頭お伺……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 私の頂戴いたしました時間は十分でございますので、少し駆け足でお尋ねをいたします。 きょう、更田委員長から所信に当たる聴取をさせていただいて、その上での質問とさせていただきます。 原子力発電には、それに賛成であれ反対であれ、必ずつきまとう最終処分という問題がございます。この間、処分地の選定ということで、北海道の二つの地域、寿都町と神恵内村が文献調査という形で受け入れる判断をなさったという報道がなされておりまして、実際には文献調査、始まっておるものかと思います。 お手元の資料を見ていただきますと、文献調査の次には概要調査、ボーリングも含めた調査が参り……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 田村大臣の再びの御就任、心から期待を申し上げております。今、生活全般、並びに、きょう取り上げさせていただく医療現場も、もう本当に四苦八苦の状況ですので、大臣のリーダーシップのもとに、この国の医療が崩壊しないようお願いしたいと思います。 冒頭の一問目の質問です。大臣のお手元にもお届けしてありますが、私の本日の配付資料の一枚目であります。これはこの間の、コロナ感染症が日本で発生して以来、各病院の経営状況を四月、五月、六月、七月と追ったものでございますが、五月が一番医業利益も毀損されておりますが、七月になってもなおマイナス五・八という医業利益の推移、図にも……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、予防接種法の改正の質疑の時間ですが、冒頭、子ども・子育てにかかわります問題で、今大変お母さんたちに不安を呼び起こしております報道等々がございますので、いわゆる児童手当の給付のあり方の変更を検討しておられるということについて、内閣府の方にお尋ねをいたします。 もちろん、内閣府にお尋ねいたしますが、子ども・子育てという部分は、実は御家庭そのものを支えていくという意味で、いろいろな、本来的には厚生労働行政に深くかかわることと思いますので、大臣にもお聞きいただいて、場合によってはちょっと御意見を賜ろうかなと思っておりますが、とりあえず質疑を開始させて……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 私は、きょう冒頭、拡大しておりますコロナ感染症について、とりわけ、前回も質疑させていただきました札幌市での、あるいは北海道での対応を中心にお伺いをいたします。 前回も指摘させていただきましたが、感染拡大とともに、医療や介護施設でのクラスターの発生、複数の感染者の発生が医療や介護を逼迫させて、感染による、一番の最後のとりでというところが守られなくなるのではないかという問題意識からの質問でございます。 冒頭、お手元にお示しいたしました資料は、実は、新型コロナウイルス感染症対策推進本部にお願いいたしまして、クルーズ船以降、一体、報道されたクラスターの数は……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 ただいま中島委員からも御指摘のありましたように、年末を迎えて、感染の拡大あるいは生活の破綻、深刻な状況にあります。くれぐれも国会を閉会することなどないように、ここで、厚生労働委員会も含めて国会が必要な対応をしていくということだと思います。 私の本日の質問は、このコロナの問題が社会的に非常に弱い皆さんに矛盾をしわ寄せをいたしておりますが、特に在日外国人労働者、技能実習生などの問題についてお尋ねをいたします。 大臣には、もしかして十月二十二日のNHKの報道をごらんになったかもしれませんが、駅に捨てられたベトナム人留学生のお話で、本当に、日本がこのような……
○阿部委員 立憲民主党の衆議院議員の阿部知子です。 急速に進む地球温暖化と、そしてコロナ禍の中で、政府は、第六次エネルギー基本計画に取り組んでおられます。非常に重要な時期にあると思います。わけても、再生可能エネルギーについては、主力電源化並びに最大限の導入ということが繰り返し言われておりますし、梶山大臣も、四月二十三日の記者会見で、積極的に最大限導入していくというふうに御答弁であります。 そうした政府方針にもかかわらずと言わせていただきますが、現状、何が起きているかということで、私は今日、九州、延岡市での事例を大臣にも御紹介したいと思います。 延岡市は、この約三年間、とにかく地域新電力を……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日、私は、原子力施設における核セキュリティーの在り方についてお尋ねをいたします。 本年に入り、柏崎刈羽での他人のいわばIDを不正使用して中央制御施設近くに入ってしまった事案に端を発しまして、核セキュリティーがこのような状態では非常に心もとないということで、この委員会でも何回か取り上げられております。 まず冒頭、この柏崎刈羽ですが、お手元に新聞記事がございますが、実は、二〇一五年にも同じように父親のIDを用いまして周辺防護区域に入っていたということが報道されました。今年の五月九日に報道。続報が続いておりますが、私がお手元に配っておりますのは五月十四……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、貴重な質疑の時間を頂戴いたしまして、感謝いたします。 いただきましたお時間を目いっぱいに使わせていただきたいので、早速質疑に入らせていただきます。 申し訳ありませんが、冒頭、田村大臣には、通告外のことですが、一つ確認とお願いがございます。 昨年の九月でしたか、私がこの委員会で熊本の菊池恵楓園におけるハンセン病の患者さんの遺体の解剖の問題、同意なき、ほぼ強制的な解剖問題、四百七十九人を取り上げて、その後、十二月には、星塚敬愛園で千八十一人、また、この三月には岡山の長島愛生園で千八百三十四人、いずれも、ほぼ入所時に、同意というには余りにも不確……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 久しぶりに山井委員と田村厚生労働大臣の白熱論議をお聞きいたしまして、私は、もう少し時間軸の長い課題を今日は質問させていただきます。 お時間をいただきました各委員の皆様には感謝をいたします。 私が今日取り上げたいのは、いわゆるこのコロナの中でも、御自宅でお亡くなりになったり、不審死という形で発見をされる方、後を絶ちません。 いわゆる感染症の死因究明ということを、もっと公衆衛生的観点からきちんと制度の中に組み込んで、何が起こったか、そして、記録に残していける体制を構築すべきと思う観点でお尋ねをいたします。 まず、死因究明ということに関しましては、内……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、災害特別委員会の貴重なお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。 私は、本日、小此木防災担当大臣並びに国土交通省にお尋ねをいたします。 取り上げるテーマは、小此木大臣も私と同じ神奈川の所属ですので、もしかしてお近くで御存じかもしれません。お隣の山梨県の早川という町がございまして、これは南アルプスの登山口になっております。その早川町にある雨畑ダムというダムが実は、大量の堆砂、堆積物をため込んでおりまして、非常に危険な状態。そして、梅雨入りが報道されておりますから、この雨の季節、今後起こり得る災害を何とかして防止したいと思っての本日のお尋……
○阿部委員 立憲民主党・無所属の会、阿部知子です。 私に頂戴いたしました時間、二十分ですので、なるべく御答弁も簡潔にお願いいたします。 そして、今回、特措法の改正を含めて、感染症法、検疫法の改正が俎上に上っておりますが、二十七項目、恐らく後ほど附帯決議がつくということは、この審議自体が、もっと十分な時間を持って、問題点、先ほどの山井さんの御指摘もそうですが、そうしたことが詰められてこそ、国民も納得して様々な指示に従うこともできようかと思いますが、明らかに急ぎ過ぎ、走って、そしてたくさんのものを積み残しておると思います。 冒頭、この新型インフルエンザ担当の、特措法担当大臣である西村さんにお……
○阿部委員 おはようございます。 内閣委員会の各担当大臣への所信の質疑、今日から始まります。冒頭をお時間いただきました、立憲民主党の衆議院議員の阿部知子です。 本日は、行政改革担当大臣、そして、なお今、大変に、ワクチンの接種問題でロジを主に担当される河野大臣、お忙しい中ですが、少々のお時間を頂戴して質疑をお願いしたいと思います。 私が本日冒頭で取り上げますのは、実は、昨年の十二月の下旬から本年の一月下旬まで、約一か月近くにわたって電力価格が高騰し続けるという事態が発生をいたしております。 皆さんのお手元にお示ししてあります一枚目、「スポット価格:高値張り付き」と書いてございますが、通常……
○阿部委員 立憲民主党・無所属の会の阿部知子です。 ただいまの斉木議員と井上大臣の質疑を聞きながら、申し訳ございませんが、井上大臣はこんなに冷たい答弁しかなさらない人なのかと、私、今日初めて機会をいただきますので、冒頭、もう本当に残念です。本当に、東日本大震災が起きたことをどのように受け止めて、私は、立地自治体の皆さんも更に困難を極めていると思いますので、そのことをしっかり受け止めて、必要な支援策あるいは安全対策を打つべきと思いますが、残念ながら、先ほどまでの御答弁だとそうなっておりません。 一問目、伺います。 これは元々、一九九九年のジェー・シー・オー事故の後、自民党の細田先生たちが中……
○阿部委員 立憲民主党・無所属の会の阿部知子です。 本日は、最もこれからの社会に大切な、いわゆるデジタル社会、私たちがどのように組み立てて暮らしていくのかという大変重要な審議に質問の時間をいただきまして、ありがとうございます。 そして、にもかかわらずと申し上げた方がいいと思いますが、この法案は、当初から、多数の法案上の誤り、あるいは不足したる部分、正誤表等々がそのまま出されて、本会議も開催され、また委員会審議も始まるという、極めて急がれる審議のように思いますが、そのことがかえって大きなマイナスにならねばいいなと懸念をいたしております。 冒頭、平井担当大臣にお伺いいたしますが、私は、平井大……
○阿部委員 立憲民主党・無所属の会の阿部知子です。 今日は子ども・子育て関連の質疑で、恐らく、ここに御参加の全ての委員、そして坂本大臣も含めて、この分野の予算の拡充、あるいは現金給付、現物給付ともの充実を求めておられる思いは変わりがないのだと思います。そして、それゆえに厳しい質疑もあろうかと思いますが、大臣に頑張っていただかないと、大臣こそ、その窓口、第一人者でありますので、ここをよろしく御理解の上、お願いを申し上げたいと思います。 先ほど来、皆さんは、主には児童手当のことを御質疑でありますが、私は、もう一つの柱の保育、特に待機児童問題から、あるいは企業主導型保育問題まで、子供の育ちをしっ……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、四人の参考人の先生方のお話、それぞれに大変勉強になりました。 順次お尋ねをしたいと思います。 まず、阿部彩参考人にお願いいたします。 先ほどのお話、他の委員も触れられましたが、新型コロナ問題が社会全般に影響を及ぼしておりますが、とりわけ、これまでの子ども・子育て支援全体の問題にも大きく影響を与えているという御指摘だと思いました。 その中で、最も今私どもが、今回は児童手当云々のことでの審議でございますが、より掘り下げて、子ども・子育て支援とはどうあるべきかということを、コロナを経験して、まず、何から、どこに着目すべきかという点について、阿……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日いただきました二十五分、少し盛りだくさんですが、御質問をさせていただきます。 障害者差別解消法の改正は待ち望まれるところで、私どもの党としても賛成をしたいと思いますが、しかし、平成二十五年にこの法律ができ、三年後の施行で現状に至るわけですが、まだまだ、足らざるところ、あるいは本質的に充実させていかねばならないところがあると思います。 冒頭、一枚目を見ていただきたいと思います。 これは、実は身体障害者補助犬法といって、お目の悪い方の盲導犬、お耳の悪い方の聴導犬、お体の不自由な方のための身体介助犬など、三つの補助犬を併せて、これをその方の、障害者……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日も質問のお時間を頂戴してありがとうございます。 内閣委員会の皆様にあっては、また委員長にあっては、毎週の御審議、大変熱心に、本当にお疲れさまです。 でも、この委員会は大変大事な委員会、国会には予算委員会、もちろん最も重要視されておりますが、内閣という行政の全体をつかさどって、様々な側面から行政と立法府の対話が行われるのがこの内閣委員会でございますので、私はその重要性に鑑みて、今日は、一つ、提案というか、お願いがございます。 実は、今日は私は、東京電力福島第一原発の事故処理問題で東京電力の皆さんにもお越しいただけますようお願いを申し上げました。……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 引き続いて、皆さん、参議院での先議、そして何人かの委員の御質疑、大分煮詰まって論点も浮き上がっていることとは思います。 私は、冒頭、小此木国家公安委員長に、今回、平成十二年に作られましたストーカー規制法、これまでは二回の改正、平成二十五年そして二十八年、いずれも議員立法という形で参議院が御尽力いただいて、改正、出されております。今回初めて閣法という形で提出がありましたが、その主な理由は、最高裁判決でのGPSの取扱いなどもあって緊急に行わねばならなかったという背景があることは存じておりますが、逆に言うと、閣法になったということを一つの大きな機会に、政府……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、質問の機会をいただき、ありがとうございます。 先週の金曜日の質疑並びに今日これまでの質疑を伺っておりまして、私自身が質問をさせていただくに当たっての幾つかのちょっと整理点というか論点というか、大臣に明確にしていただきたいことがございますので、これは質問予告してございませんけれども、これまでの論議の中から出てくるものとしてお願いを申し上げます。 この法律、そもそも、本当に多くの皆さんが、立法背景や立法事実について、ほとんどの方が質疑をなさいます。立法事実があるんだと言う方もあるし、ないと思う。珍しい質疑だと思うんですよね。法律を出したときに、……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 私ども立憲民主党は、この法案の質疑に当たって、先ほどの、国境離島並びに自衛隊の関連リスト一つ、一覧性を持って示されない、本当にファクトがはっきりしない、データもはっきりしない中で、もう既に採決ということが与党側から提案されておりますことに非常に不信感を覚えます。国会審議の軽視ではないかと思います。 今、足立委員との質疑、やり取りを聞きましても、結局、この間多くの議員が多くの時間を使った、国境リストや自衛隊リストの、あるのかないのか出さないのか、これ一つ、今、私が承りますと、公表を前提としたものはないんだ、でもあるんだと。 じゃ、私たちの審議のときに……
○阿部委員 立憲民主党の阿部知子です。 いただきましたお時間、目いっぱいに質問をさせていただきたいと思います。 緊急事態宣言、延長されまして、感染も少しずつ減っているような印象もございます。そして、出口についても少しずつ話題に上るようになっておりますが、私は、前回の一回目の緊急事態宣言の後、それを解除して再び感染が拡大した苦い経験を政府にはしっかりと総括していただきまして、この出口戦略ということを今日は共有をしてまいりたいと思います。 これまで様々な御質疑の中で、ある意味の出口戦略ということが語られたことがないように思いますので、今日は、特に田村大臣に、責任あるお立場ですし、頑張っていた……
○阿部(知)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、赤澤亮正君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○阿部委員長 この際、一言御挨拶を申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うこととなりました。 沖縄問題に関しましては、沖縄が本土に復帰して以来四十九年を経過し、この間、各般の施策が実行されてまいりましたが、依然として、米軍基地問題等、多くの課題が残されております。 本年度末には、現行の沖縄振興特別措置法及び沖縄振興計画が期限を迎えることから、当委員会といたしましても、これまでの施策を検証し、積年の沖縄県民の思いを受け止め、新たな沖縄振興の在り方を議論していかなくてはなりません。 また、北方問題に関しましては、長年にわたる全国民の悲願である北方領土返還の実……
○阿部委員長 これより会議を開きます。
この際、御報告いたします。
今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、日ソ共同宣言に基づく日本国とロシア連邦との間の平和条約締結問題及び領土問題の早期解決を求めることに関する陳情書外二件、沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないことを求める意見書外十件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
沖縄及び北方問題に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○阿部委員長 この際、一言御挨拶を申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、今国会も引き続き委員長の重責を担うことになりました。
委員各位の御支援と御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木隼人さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
秋葉 賢也さん 國場幸之助さん
鈴木 隼人さん 堀井 学さん
石川 香織さん 大島 敦さん
……
○阿部委員長 これより会議を開きます。
沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。
沖縄及び北方問題に関する政府の施策について、西銘沖縄及び北方対策担当大臣及び林外務大臣から順次説明を求めます。西銘沖縄及び北方対策担当大臣。
【次の発言】 次に、林外務大臣。
【次の発言】 次に、令和四年度沖縄及び北方関係予算について説明を求めます。黄川田内閣府副大臣。
【次の発言】 以上で説明の聴取は終わりました。
次に、小田原外務副大臣、鈴木外務副大臣、宗清内閣府大臣政務官、三宅外務大臣政務官、本田外務大臣政務官及び上杉外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許しま……
○阿部委員長 これより会議を開きます。 沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。 この際、お諮りいたします。 本件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣参事官瀬井威公さん、内閣府政策統括官原宏彰さん、内閣府沖縄振興局長水野敦さん、内閣府北方対策本部審議官伊藤信さん、外務省大臣官房長石川浩司さん、外務省大臣官房審議官有馬裕さん、外務省大臣官房審議官徳田修一さん、外務省大臣官房審議官大鶴哲也さん、外務省大臣官房参事官石月英雄さん、外務省大臣官房参事官實生泰介さん、外務省アジア大洋州局南部アジア部長加納雄大さん、外務省北米局長市川恵一さん、外務省欧州局長宇山秀樹さん、外務省国……
○阿部委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、沖縄振興特別措置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 本案審査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣審議官青柳肇さん、内閣府政策統括官原宏彰さん、内閣府沖縄振興局長水野敦さん、内閣府地方創生推進室次長黒田昌義さん、外務省大臣官房参事官金井正彰さん、厚生労働省大臣官房政策立案総括審議官田中佐智子さん、厚生労働省大臣官房審議官本多則惠さん、農林水産省農産局農産政策部長松本平さん、防衛省防衛政策局次長大和太郎さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○阿部委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、沖縄振興特別措置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、政府参考人として内閣府政策統括官原宏彰さん、内閣府沖縄振興局長水野敦さん、厚生労働省大臣官房審議官大坪寛子さん、厚生労働省大臣官房審議官榎本健太郎さん、中小企業庁経営支援部長佐々木啓介さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 質疑の申出がありますので、順次これを許します。國場幸之助さん。
○阿部委員長 これより会議を開きます。 沖縄及び北方問題に関する件について調査を進めます。 この際、お諮りいたします。 本件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣参事官川上恭一郎さん、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局審議官渡邉政嘉さん、内閣府政策統括官原宏彰さん、内閣府沖縄振興局長水野敦さん、内閣府北方対策本部審議官伊藤信さん、警察庁長官官房審議官鎌田徹郎さん、出入国在留管理庁出入国管理部長丸山秀治さん、外務省大臣官房審議官徳田修一さん、外務省大臣官房参事官股野元貞さん、外務省大臣官房参事官岩本桂一さん、外務省大臣官房参事官金井正彰さん、文部科学省総合教育政策局社会……
○阿部委員長 これより会議を開きます。
この際、御報告いたします。
今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、沖縄県及び日本政府の日本「復帰」五十年記念式典への姿勢等に抗議することに関する陳情書外二件、沖縄県の米軍新基地建設の海域埋立てのため、沖縄戦戦没者遺骨の混じった南部の土砂を使用しないよう求める意見書外六十六件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
沖縄及び北方問題に関する件について、議長に対し、閉会中審査の申出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、質問のお時間を頂戴し、ありがとうございます。 私は、まず冒頭、今年の一月、原発への投資を条件つきで促進するいわゆるEUタクソノミーに抗議する書簡を、先ほどの菅元総理始め五人の日本の総理がEU委員長に送りましたところ、日本の環境大臣から、その中に記載のあった「多くの子供たちが甲状腺がんに苦しみ、」ということが福島への風評被害を生む懸念など抗議を届けられたということでありますが、果たしてそうした問題をこうした形でなかったことにすることが歴史にとっても子供たちにとってもどうであるかという観点からお伺いいたします。 今年の一月二十七日には、六……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、委員長在任中に大変熱心に更田委員長がお取り組みくださいました核物質防護規定違反について、改めてお伺いをいたします。 原子力規制委員会では、二〇二〇年の九月までに起きた柏崎刈羽の不正IDカード事案、他人のIDを使って入構したりですね、そうした事案と、核物質防護設備の機能喪失事案、本来保安施設としてしっかりと機能を持っているものが壊れていたりして、侵入探知機等々ですけれども、そうしたものが放置されている事案について、この間、いわゆる追加検査として、二〇二一年四月から現在に至るまで、この柏崎刈羽の体制についていろいろ追加検査を行っている最中と……
○阿部(知)委員 立憲民主党の衆議院議員の阿部知子です。 本委員会で質問をさせていただくのは半年ぶりとなります。よろしくお願い申し上げます。 本日は、先ほど今枝議員も御指摘でありますが、二〇一一年の三月十一日から丸十一年という年月がたって、まだまだ、被災者の皆さん始め、様々な困難を抱えて、原発事故、地震という事態に、困難を乗り越えようとしていらっしゃいます。国として、また政治として全力の応援をしていかねばならないと思いますので、また後藤大臣にもよろしくお願い申し上げます。 さて、私は、本日の質問に際して、通告外のことで一つ、後藤大臣に御質問がございます。 実は、去る三月二日のこの委員会……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日、私は、いただきましたお時間の中で、子供のコロナワクチン接種、わけても五歳から十一歳のワクチン接種について、国は一旦、明確に親御さんたちや子供たちへのメッセージを発出し直して、一度立ち止まって考えるべきと思いますので、何点か質問をさせていただきます。 御承知のように、本年の二月の下旬から五歳から十一歳の子供たちへのコロナワクチン接種が始まっておりまして、今のところ、約四万回、その対象年齢の五%ほどに一回目ないし二回目の接種が進んでいるところと言われます。 そもそも、振り返ってみますと、この委員会でもあるいは予算委員会でも、この子供の五歳―……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 コロナ感染症が我が国で大きな問題になってから二年以上が経過いたしました。そして、このコロナ感染症で改めて私たちが学んだことは、当然ながら命の主人公が自分自身であり、いろいろな情報をきっちりと伝えられて判断できる、そういう主体性もまた不可欠だということであると思います。 私は冒頭、今日は、一問目は、患者さん自身からの副反応報告制度ということについて、更なる充実を求める立場から御質問をさせていただきます。 いわゆる患者からの副反応報告制度と申しますのは、患者さん若しくは御家族の方から副反応について報告を上げる制度でありまして、これまで、副反応報告……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、二度目の質疑のお時間を頂戴いたしましたので、今回の法改正の中で処方箋のデジタル化、電子化ということが話題に上っておりますので、私の方から是非進めていただきたい母子手帳のデジタル化について、今日は議論をさせていただこうと思います。 この間、政府にあってはデジタル庁も新たに発足する運びとなりましたし、内閣府で審議されたときにも、私は平井当時の担当大臣に母子手帳のデジタル化についてお尋ねをいたしましたし、また今年の予算委員会でも、仁木委員が二月一日の予算委員会で母子手帳のデジタル化のことを取り上げておられます。仁木先生は産婦人科の医師でありま……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、私は、東京電力福島第一原発事故後十一年を経過いたしましたが、特に緊急時の作業に携わってくださった皆さんの健康管理ということについて、大臣にお尋ねをいたします。 平成二十三年の三月十四日から十二月十六日までの間、収束のために、被曝線量を一時期、二百五十ミリシーベルト、限度を上げた時期に働いておられた方二万人、また、実は現在も収束のために日夜作業してくださっている方がいて初めて、まだ緊急事態も取れておりませんが、私どもの国が一定この放射線の事故からある意味で回復したり、あるいは被害を最小化させるための取組中であると思います。 そして、そこ……
○阿部(知)委員 立憲民主党の衆議院議員、阿部知子です。 本日は、いわゆる乳幼児揺さぶられ症候群ないしは虐待による頭部外傷とその一時保護、そうしたことを疑われた子供たちと一時保護の在り方について、後藤大臣に御質問をいたします。 五月の九日にも新潟で司法の判断、五か月の女の赤ちゃんをお父さんが虐待して頭蓋内出血を起こさせたのではないかという事案について、司法は、いろいろな要因で起こることゆえ、必ずしも虐待ではない、断言できないだろうという判断を下されました。 一方、やはり子供の命を預かる児童相談所等々にしてみれば、本当におうちに帰して大丈夫かということも含めて極めて慎重な判断が求められる。……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、当委員会で午後にも採決、採択が予定されております困難な問題を抱える女性支援法のこの間の与野党の取組、そして、本日の法案の審議に先立ちまして、私の方から、婦人保護事業と呼ばれてまいりましたものの現状と課題について、少し大臣の御認識を伺いたいと思います。 昭和三十一年、一九五六年に売春防止法を根拠に始まりました、婦人相談員、婦人相談所、婦人保護施設等々を基本とする婦人保護事業というものは、今後、新法によって、女性相談支援センター、女性相談支援員、女性自立支援施設に名前が変わろうといたしております。 これは名前だけでなく中身も充実していかな……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、十五分のお時間を頂戴し、ありがとうございます。 子供は私たちの大事な社会の構成員であり、未来であります。その子供に対する施策がこうやって内閣を挙げて議論されるということ、大変重要ですし、またうれしく思います。 今日は、野田大臣に専ら御質問をさせていただきます。 まず、内閣府の特命担当大臣というもの、野田大臣も地方創生、少子化対策、男女共同参画を所掌しておられます。そのほかにも、女性活躍担当、こども政策担当、孤立・孤独対策担当。子供政策の、こちらは担当大臣を兼務しておられます。 そもそも、昨年の十二月二十一日の閣議決定において、こど……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。
九分ですので、早速質問に入らせていただきます。
まず冒頭、加藤大臣にお尋ねいたします。
お手元の資料、いわゆる子供へのワクチン接種の努力義務についてということで、八月の九日、自治体の説明会資料として使われたものを配付してございます。
大臣、まず一問目は、なぜ今、コロナワクチン、五歳から十一歳について努力義務というふうにお考えになるのか、これをお願いいたします。
【次の発言】 いわゆる努力義務については公衆衛生的観点からの蔓延防止ということの占めるウェートが大きいと思います。ワクチンには二つの意味があって、公衆衛生的なものと個人防衛的なもの。……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。
本日は、この度就任されました山中委員長に初めて御質疑をさせていただきますので、御答弁は山中委員長に専らお願いをしたいと思います。
まず、三代目の委員長でいらっしゃいますけれども、東京電力福島第一原発、発電所事故の反省と教訓という言葉がよく使われ、委員長も所信の中でお述べになりましたが、最も委員長として重要に思う、たくさんあると思いますけれども、最も重要に思う課題は何でありましょう。
【次の発言】 当然ながら、安全神話と言われているものとの決別、委員長のおっしゃったとおりと思います。
では、なぜそういうものにとらわれていったのか、安全であるとい……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。
私からは、冒頭、まず加藤大臣にお伺いいたしますが、今般の感染症法改正に先立ちまして、いわゆるコロナ感染症の、今までであれば基本、全数登録そして把握を旨として、しかし、九月二十六日をもって、主に重症化のリスクのある四類型が登録され、その他の者については任意の努力に委ねられております。このことは実はいろいろな意味で私はまだまだ不安と問題をはらんでいると思いますが、大臣は、こうした見直しに際して、まず国民に何をお訴えになりますか。冒頭、お願いいたします。
【次の発言】 全数登録の見直しが、先ほど中島委員も御指摘になりましたが、逆に、診療体制も、重症化と……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 私は、本日、主に、六か月から接種勧奨という形で始まりました子供のワクチン接種について、果たして親御さんたちに判断するに足る十分な情報が伝わっておるのか、あるいは、これを積極的に推し進めている側はそのことに至る根拠を持っているのかなどについて御質疑をさせていただきます。 まず冒頭、確認をさせていただきますが、先立って、五歳から十一歳の子供へのファイザー社のコミナティの接種が、九月からは接種の勧奨プラス努力義務ということになりましたが、そもそも、承認時点、一月の承認と思いますが、このときに日本人の同年齢を対象にした治験データはあったでしょうか。一問……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 先ほどは山井さんが、子供たちの命あるいは権利を守るために喫緊に大臣に要請したい、そうした旨をるる御質問されました。 冒頭、恐縮ですが、国家による、いわゆる死をもって罪を償う死刑ということにつきまして、葉梨法務大臣がボタンを押すだけの仕事だというふうにおっしゃったということは驚愕であり、とても許されない言葉だと私は思います。 私も大臣も今この委員会室におりますので御存じないかもしれませんが、一部報道では更迭というお話も出ておりますが、大臣は、今回の発言や事態、特に命を預かる厚労大臣ですから、どのように受け止めて、また、内閣の一員としてはどのよう……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、環境委員会の貴重な質疑のお時間をいただきまして、ありがとうございます。 私が本日取り上げさせていただきますのは、明治神宮外苑の再開発の見直しを是非皆さんで考えていただきたいと思いますので、これから少し、幾つか環境大臣にも御質疑をさせていただきます。 実は、この明治神宮外苑の再開発は、昨年の十一月でしたか、超党派の議員連盟もつくられまして、やはり今の時代、この大事な神宮外苑の森をどう保存していくのかということは国民的課題であり、党派を超えた課題であろうということで、様々な先生方も知恵と御意見を寄せてくださっているところであります。 私……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、経済産業委員会でのお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。 私からは、先ほどの田嶋委員のお尋ねの実証炉についても後ほどお尋ねさせていただきますが、まずは冒頭、昨日来ニュースになっております岸田総理のウクライナ電撃訪問ということに関して、私から是非、西村経産大臣に、政府としてお取り組みいただきたいことがございますので、これは通告外、岸田総理の訪問も通告外でありましたので、私も通告する時間がなくて申し訳ありませんが、質疑をさせていただきたいと思います。 この度のロシアのウクライナ侵攻においては、特にチェルノブイリ原発あるいはザポリ……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日も経産委員会、お時間をありがとうございます。 先ほどの山崎委員の御質疑もそうですが、原子力基本法の改正すら、その法案の改正過程、どんな論議があったのか、政務間でのやり取りが全く提示をされておらない、いつも事務方の御答弁しかないというのは、大変、国会としてはやはり悲しむべきことだと思います。 法律ですから、しっかりと、どんな考えでどこをどう変えていくのかを詰めていくという作業が私たち立法府には課せられているのに、その法改正の過程が明示されないわけで、先ほど委員長は、山崎委員からの御提案を受けて、検討しますとおっしゃいましたが、事態は私は極め……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 私は、本日は原子力基本法の改正というところにかなり焦点を絞った御質疑をさせていただきます。 そもそも、原子力基本法の改正というものを審議するに当たって、ここには内閣の担当の高市大臣はおられません。星野副大臣が来てくださっておりますが、やはり所管の大臣がしっかりと出席される下で審議されるべきだと思います。この点は、委員長にも今後の更なる御尽力をお願いしたいと思います。冒頭、よろしくお願いします。 その上で、まず、この原子力基本法の改正は、多くの原子力に関わってきて、また、福島事故を経験した、日本の中の原子力がどうあればいいかを考える方からも懸念……
○阿部(知)委員 衆議院議員の阿部知子です。 本日は、二十分のお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。 まず、早速質問に入らせていただきます。西村経済産業担当大臣並びにGX担当の西村大臣にお伺いいたします。 今般、原子力基本法の改正、特に原子力基本法の二条の三というところは、今後の原子力の利用ということに非常にいろいろな意味での環境整備をするということが書かれております。特に三の三では、今後、電気事業に係る制度の抜本的な改革が実施された状況においても、もろもろあるけれども、その事業を行うことができる事業環境を整備するとなっております。 西村大臣の原子力についての基本的認識を伺い……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、三代目となられた山中委員長に、現在、原子力規制委員会並びに原子力規制庁への信頼が大きく揺らいでいる、このことをしっかりと私は受け止めていただいて、安全規制のため二〇一二年九月にできた組織、しっかりと任を果たしていただきたいと思いますので、順次質問をしてまいります。 まず一点は、この間、盛んに取り上げられる令和二年の七月見解というものでございます。 これは、先ほど来問題になっておりますような運転延長ということも含めて、運転期間延長認可の審査と長期停止期間中の発電用原子炉施設の経年劣化との関係に関する見解でありますが、これに先立って、令和……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日、私は、二〇一一年の三月十一日の東京電力福島第一原発事故以降十二年も経過いたしましたが、事故の収束作業にしばしも休まず従事してくださっている現場の労働者の問題について質疑をさせていただきます。 実は、昨年、厚生労働委員会で福一の作業に関わる皆さんの被曝の問題を取り上げさせていただきましたが、そもそも原子力規制委員会は、その三条に国民の生命、健康そして財産の保護とありますので、被曝労働者も含めた生命あるいは健康の保護ということもまた規制委員会の任と思いますので、その観点からお尋ねをいたします。 お示しいたしました資料一枚目、御覧いただきたい……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、加藤厚生労働大臣に、主にこれから厚生労働行政に当たる所信についてのお尋ねをしたいと思います。 実は、さきの臨時国会でこの問題をお尋ねしようと思っておりましたが、なかなか所信質疑の時間がなくて持ち越したものでもございますので、その間に進んだこともありますので、併せてよろしくお願いしたいと思います。 取り上げます一点目は、いわゆる家事労働でございます。 今、少子化、あるいは子供、子育て支援のことを政府でも熱心に取り組むという表明をしておられますが、果たして、子供のいる世帯でも、あるいは御高齢者の世帯でも、いわゆる家事、人が暮らし、生きて……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 私は、本日、通告外のことで一問、加藤大臣に御質問させていただきます。 昨日、国会の院内で、優生保護法の早期全面解決を求める院内集会というものがございまして、実は、この優生保護法問題は、私ども国会に属する議員の、いわば、優生保護法という法律を作って、それが憲法に違反するという、違憲立法であるということを問われ続けている問題であります。議員、立法府にいる者が超党派で議員連盟もつくりまして、支援金による一定の給付も実現というか行ってきたわけですが、やはり、被害に遭った皆さんは謝罪と全面解決を求めておられる。 元々は尾辻参議院議長がこの議連の代表とい……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 私は、冒頭、先回三月二十九日、厚生労働委員会で取り上げさせていただいた優生保護法の相次ぐ判決、その中で、二十九に質疑いたしました翌日、札幌高裁判決を国は上告なさいました。また、今日、引き続いて、午前中、大阪高裁判決も上告をされました。 私は、この相次ぐ判決が、いずれも、著しく被害者の人権を侵害して、到底憲法上も許されるものではない、すなわち、憲法違反の非人間的、非人道的なものであるという判決は、いずれにも共通しております。 今日はまたこの前と同じ資料を出させていただきましたが、大阪高裁判決、ここは、これまでの判決よりも更に踏み込んで、民法の除……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 先ほどの早稲田議員に引き続いて、今回改正となります食品衛生法並びに水道法についてお尋ねをいたします。 元々、この二つを改正していく理由は、新型コロナウイルス感染症に関するこれまでの取組を踏まえた次の感染症危機に備えるための対応の具体策として挙げられた四番目にございました。 私は、早稲田議員との質疑をお聞きしても、やはり、なぜこの二つの法律を、この新型コロナウイルス感染症に関する、例えば四番目、感染症対応能力を強化するために変えるということでありますが、この二つを変えるとどんな感染症対応能力が強化されるのでしょうか。大臣に伺います。
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、実は、この通常国会が始まりました冒頭から質問をさせていただきたいと思っておりました有機フッ素化合物の汚染問題で、加藤厚労大臣に質問をさせていただきます。 今日は、お時間を頂戴して、ありがとうございます。 まず、大臣のお手元に年表がございます。PFASをめぐる世界と日本の動きというのが一面でありまして、有機フッ素化合物、総称でPFASというふうに言われておりますが、既に戦前、一九四〇年くらいから、アメリカではデュポン、我が国ではダイキンという会社が有機フッ素化合物を生産をいたしておりまして、引き続いて、米海軍等々で使う泡消火剤も一九六〇……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日いただきましたお時間は十五分ですので、早速質問に入らせていただきます。 コロナの感染、実は、二〇二〇年の一月十五日、神奈川の相模原協同病院が一例目ですが、始まりまして、今、三年五か月たったところかと思います。そして、最も重要な、今後の感染症に備えるための今回の法案ですが、やはり、感染症、とりわけこうしたパンデミック等々が起こった場合に、果たしてそのことによって何人が罹患され、重症化し、亡くなられていったかということは、基礎データとして大変重要と思います。 ちょうど今から一年ほど前、ランセットという論文に、日本と世界の、特に二〇二〇年の初頭……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。本日もお時間ありがとうございます。 そして、冒頭、この法案ではなくて、私が加藤大臣に前回の質問のとき申し上げたことが礼を欠くと思いますので、おわびをさせていただこうと思います。 コロナでたくさんの方が亡くなられて、それをどう検証していますかというお尋ねですが、大臣が超過死亡率のことを御説明くださいました。私の質問の本意は、それも一つの側面だけれども、やはり、放置されて亡くなる方とかいろいろございましたので、それ全体を見直していただいた上での御答弁を賜れればと思ったので、あのとき即座にそうお返し申し上げればよかったですけれども、時間が十五分でしたの……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日、私は、冒頭、まず質問に先立ちまして申し上げたいことがございます。 六月一日、仙台高裁で、旧優生保護法被害に関する国家賠償訴訟の控訴審判決が原告の敗訴という形になりました。不良な子孫の出生を防止する旧法、優生保護法によって不妊手術を強制された女性二人が、二〇一八年に、満身の勇気を奮い起こし、自分の人生と尊厳を取り戻すべく、国を相手に起こした訴訟です。これがきっかけとなり、全国で三十五人の原告が立ち上がりました。 昨年の二月、大阪高裁は、正義、公正の理念から、国が主張する除斥期間の適用を認めず、原告が逆転勝訴し、その後、七つの勝訴が続きまし……
○阿部(知)委員 立憲民主党の衆議院議員の阿部知子です。 本日は、内閣委員会でお時間を頂戴いたしまして、新型インフルエンザ特措法の改正並びに内閣法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきます。 二〇二〇年の一月十五日、日本におけるコロナ感染症の第一号は実は神奈川県相模原市でありました。爾来三年以上が経過して、今般、この対策全体について見直してみるという時期にかかっておりますが、この三年を振り返りましても、まず、国民との対話がどうであったか、非常に不安の大きな、命の関わるものでありますし、国民へのメッセージがどうであったか、あるいは、感染症、特に専門家が関わりますけれども、専門家の……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日私がいただきましたお時間は二十分ですので、本来の届出のある質問に移りたいのですが、冒頭、永岡大臣に、皆さんが大変御懸念しておられるマスクの問題で一つだけ確認をさせていただきます。 子供たちの卒業式、入学式のシーズンも迫ってまいっております。その中で、今後そうした行事において、例えばマスクについて、文科省として統一的な見解、指導をなさるのか、検討をされているとすれば、いつをめどであるのか。伺っておけば、教育現場もそれに応じた対応ができますでしょうし、そういうことは必要としないというのであれば、それも一つの考え方でありますので、今の段階で永岡大……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、第二十七代となる厚生労働大臣に武見先生が就任されまして、その所信に対する質疑をさせていただきます。 武見先生はこれまでも、国際政治にも、またWHOの国際親善大使としても御活躍でありましたし、今我が国が求められる国際的視野と人権感覚をしっかり持った厚生労働行政をやっていただけることと期待を申し上げております。 武見厚労大臣の所信の表明の中にも、国民の生活を生涯にわたって支える使命というお言葉もありましたし、また、就任時、個別の団体に偏らない、国民というものにしっかり目線を据えた行政をやっていきたいということでしたので、その視点も併せて御……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、私は、まず武見大臣に、ただいまこの瞬間もパレスチナのガザ地域で繰り広げられる大量の子供たちの虐殺、一週間ほどのハマスとイスラエルとの停戦を経て、ガザの南部地区への攻撃も開始をされております。 冒頭一枚目の資料を見ていただきたいですが、今日現在、恐らく一万六千人以上の方が亡くなられて、そのうち子供は六千人以上、次いで女性が多いという惨状であります。 下に、この間、特に十一月以降、また遡る十月には、いわゆる病院、ここはアル・アハリと書きましたが、アフリ・アラブという病院のようであります、名前がはっきりしませんでしたので。ここで爆発によって……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 ただいまの大河原委員の御質疑に引き続きまして、PFAS問題を質疑させていただきます。 大河原委員からの御質疑は、極めて根本的な、基本的なところを、環境省に対する期待を込めてお話をされたと思います。 実は、私がこのPFAS問題を最初に取り上げたのは、昨年の五月、厚生労働委員会でございました。当時、アメリカ・バイデン大統領の下に、PFAS問題は国家を挙げての、二兆円とか三兆円規模の大きな予算がつく、あらゆるところで様々な有機フッ素化合物が使われ、それが拡散していくことに対して、特に環境健康被害などについて万全の対策を取ろうという意思の表れとして、……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 昨日も、愛媛から高知にかけてのマグニチュード六の地震の報道があり、規制庁にあっても、伊方の三号機、モニターなどをなさっていると思います。引き続いて、よろしくお願いしたいと思います。 さて、私も、委員長が所信で触れられました能登半島地震について、先ほど、浅野委員とのやり取りでは、これまでの原子力の防災指針の想定を超えるものではないというお話でしたが、果たしてそうであろうかということでお尋ねをさせていただきたいと思います。 既に四月の十二日に、内閣府の第九回志賀地域原子力防災協議会作業部会というものが行われまして、そこで幾つかの報告がございます。……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 冒頭は、予告、通告しております以外の質問で恐縮ですが、武見大臣にお願いいたします。 武見大臣は、現在、厚生労働大臣でいらっしゃいますが、元々、外交、経済、幅広い見識をお持ちの方と思っております。そして、今年二月の予算委員会で、私が、現状、パレスチナのガザ地区における人道状況が極めて深刻になっておると。その中で、パレスチナの難民救済支援事業を担うUNRWAへの資金停止ということを日本政府が決めて、現地からは保健局長、清田さんがわざわざ日本に来られて、何とか本当に命をつなぐために再開をしてほしいということをお話しにもなり、辻外務副大臣にもお伝えした……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 私は、先ほどの早稲田委員の御質疑に引き続いて、雇用保険法の改正、そして、今回の改正というのは、二〇一〇年の、いわゆる労働時間というか、三十一日の労働で加入できるとした大きな改正、非正規雇用が含まれる改正以来の大きな改正と思いますので、そもそも論について少し大臣の御所感を伺いたいと思います。 雇用保険の意味は、そもそもは、失業という、生活の糧を失ったときの生活保障ということでスタートしておりますが、この間の改正、特に昨日の参考人のお話なども聞いておりますと、まず育児休業給付にも拡大されましたし、昨今の非正規雇用の増大によってそうした方々も範疇に入……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 ただいまの早稲田委員の御質疑の指摘も、健康食品の安全性ということについて、極めて緩い、ほとんど審査らしい審査はしていないわけですが、届出によってなされるんですが、その科学的根拠も明らかでなく、結果的に人体に大きな被害が及ぶ、厚生労働省は、消費者庁に関係することと言わずに、もっと積極的に関与すべきだという御指摘だったと思うんです。 私が本日御質疑させていただきますのも、有機フッ素化合物における今後大変重要な影響が出てくるであろう健康被害を含めて、武見大臣にお伺いをいたします。 ちょうど一年前、加藤厚生労働大臣に、私は、同じ有機フッ素化合物、PF……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日、本委員会で後ほど委員長から御提案になります、いわゆるハンセン病の元患者家族に対する補償金支給の期限延長の法案に関係してお尋ねをいたします。 そもそも、ハンセン病元患者家族に対する補償金支給は、令和元年、二〇一九年十一月、議員立法で成立をしております。先立って、御家族による国賠訴訟がございまして、六月に、政府がこれを控訴せずということを決められましたことを受けて、議員立法で、御家族への長年の御苦労、差別、偏見に対しての国としての慰謝の気持ちなどを込めて、この補償金、賠償金が定められました。 当時、患者御家族と類する、そこに累計される方がど……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、本年十二月二日をもって廃止という健康保険証の問題についてお尋ねをいたします。 まず、お手元にお示しいたしましたが、現状で、厚生労働省が進めようとするマイナ保険証の利用実績というものについて、厚生労働省がお出しになった資料をここに表示させていただきました。 令和六年四月末時点と赤字で書き込みましたのは、厚労省の資料には遡る令和五年十一月時点のものしか図示されておりませんでしたので、担当部局より情報をいただきまして、このように書き加えさせていただきました。 まず、マイナンバーカードの保有状況、全人口の七三・七%。その中で、マイナ保険証の……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は皆様の委員会の貴重なお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。 質問をさせていただきます。 先般、子ども・子育て支援法の改正案が既に衆議院を可決いたしまして、現在、参議院で審議中のことと思います。そして、子ども・子育て支援法審議の折には、子ども・子育て支援金という財源について多くの議論がございましたが、逆に、様々な政策が打ち出されている中、そもそも、その支援の考え方、内容について十分な議論がなされたとは言えないのではないかと思います。 子供の権利を守り、子供を中心に据えているのか、ユニバーサルな制度になっているのか、子供の貧困の……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 そして、武見厚労大臣、多分、この時間の割合でいくと、御質問は午後になると思いますので、恐縮ですが、また午後、よろしくお願いいたします。ごめんなさい。 まず、上川大臣にお伺いいたします。日本の果たすべき人権あるいは人道外交というものの先頭に、是非上川大臣に立っていただきたいと思う観点から御質問をいたします。 まず一点目は、ジェノサイド条約についてでございます。 これは、ここ数年、ロシアのウクライナ侵攻あるいは現下のパレスチナとイスラエルの戦闘等々で、いわゆる戦闘員以外の大量の殺害が行われて、その状況がジェノサイドと言って差し支えないような現状……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子と申します。 きょうはまた長時間、田中先生には大変御苦労さまでございます。 まず冒頭に、実は私の個人的なことでございますが、子供の医者でございます。そして、この場で行われております憲法の論議が、二十一世紀の日本の子供たちに伝え得るメッセージ、どんな国であったらいいか、その中で憲法の果たす役割がどんなものであるかということを、なるべく平易にわかりやすく論じていきたいなと私自身思っております。そうした観点から田中先生にまず第一点御質問をいたします。 子供たちにもわかりやすく、日本が発信すべき世界平和のメッセージとは何であるのか、お答えください。 そして、その……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子と申します。 石原参考人には大変御苦労さまでございます。私は石原さんという呼び方よりは、石原知事と呼ばせていただこうと思います。 二十一世紀を目前にいたしまして、現在の日本の政治的、経済的並びに文化的混迷が多くの心ある人々の心に深くのしかかっているのは、知事も常日ごろ御指摘のごとくかと思います。 そして、先ほど来、石原知事のお話を伺いますと、そうした混迷の大きな原因が、五十三年前ですか制定されました、石原知事の言葉によればマッカーサー憲法、そして、それがいつからか平和憲法と呼ばれ、逆に理念が現実を先行する形で我が国に定着してきた現実にあるという認識に立って……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。よろしくお願いいたします。 まずは、きょうは、木村参考人にあっては、包括的なお話、大変御苦労さまでございます。一時間というお時間でも語り切れないほどのたくさんの内容をいただきまして、当憲法調査会のメーンテーマである日本のあるべき姿ということの中で、本日は、特に日本の社会のあるべき姿あるいは人のあるべき姿についてお答えをいただいたように思います。 特に、私にとって印象に残りますのは、いわゆる二十世紀が、二つの世界大戦に人類が出会い、そのことをもって逆に福祉国家という、戦争する国家じゃない、福祉を実現していく国家というところに範を求めたけれ……
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 きょうは、私は、主にダイオキシン汚染問題について水産庁並びに環境省にお尋ねをしたいと思います。 まず一点目ですが、今私どもの食卓をめぐる日々の情勢は、これ不安の連続。一つは、肉類に関しましては、いわゆる狂牛病、BSE問題、あるいは表示の偽りの問題で、消費者としては大変に不安な思いを持っている。そして一方、せんだって、私の関係する財務金融委員会で塩川財務大臣に、肉の問題がこれほど不安では消費者の心も落ち込むだろうと質問いたしましたら、肉がだめなら魚を食べればいいとおっしゃったのですが、果たしてこの魚とか魚介類の方も、やはりダイオキシン汚染と……
○阿部小委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。きょうは寺島参考人にお話を伺うことができて、大変楽しみにしてまいりました。 冒頭、私はまず、寺島参考人と同じ団塊の世代真っただ中で、そして、まだ議員になりまして二年弱でございますが、この仕事につく前は小児科医で、とりわけ思春期の子供たち、今日本の中でキレるとかさまざまな悪い方のレッテルを張られている子供たちの診療をしておりました。 その子たちと話し合いながら、つき合いながら、ある種時を一緒に過ごしながら、しみじみつくづく思いましたことは、こういう子供たちを生んだ、いわゆる私たち団塊の世代の親のあり方、あるいは日本の戦後のあり方、拝金主義であ……
○阿部委員 ただいま社会民主党・市民連合の中川智子の方から、本法案に対しての基本的な問題点についての指摘をさせていただきました。引き続いて、私、阿部知子ですが、特に、この法律、このスキーム自身が精神科医療の本来の姿をゆがめ、患者と医師との治療関係にも非常な不信の種をまくということにおいて、質問を続けさせていただきます。 今、中川智子の方から申し入れをいたしました資料については御提示いただけるか否か、まず冒頭、担当部署からお伺いいたします。 簡易鑑定について、日本全国かなり地域差があり、特定の医師がそれにかかわっているような実態もございますが、毎日新聞が新聞社の調査として一年をせんだって報道……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 参考人の皆様には、長時間御苦労さまでございます。私が最後ですので、よろしくお願い申し上げます。 きょう、五人の参考人の皆様のお話を伺ったうち、わけても前田参考人に私は中心的にお話を伺いたいと思っております。 と申しますのも、今回、この法案の直接の立法根拠となるか否かはまた判断の分かれるところでございますが、世上あるいは政府の一部の方々にも、池田小学校事件との関連、池田小学校事件がある意味でこうした法案の審議を後押ししたということも私は否めないと思いますし、そのことをある意味で言及されておられたのが前田参考人ですので、極めて大事なことと思い……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 前回に引き続きまして、本日が第二回目の厚生労働省と法務省の合同審査という形で持たれておりますが、先立って、昨日、この両委員会で松沢病院並びに成増厚生病院の視察を入れていただきました。議員各位も御承知と思いますが、松沢病院は日本の精神医療の中で一番、人的な、スタッフ面でも敷地面でも恵まれた病院でございます。そして成増厚生病院も、いわゆる民間病院の中では充実したスタッフと、それからいろいろな地域医療への試みがなされている、ある意味では点数の高い病院でございます。 この二つを視察して、でも、なおかつ、私は思いますが、一般の入院の病棟と、そして松沢……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。
冒頭、委員長にお願いがございます。
ただいまの状態は、明らかに法務委員会メンバーの定員割れと拝察いたします。今の木島委員の御質問を初めとして、法体系としても極めてあいまいで、拡大解釈すら可能となるようなこの法案の審議に、法務の担当委員が過半数おられるや否や。お願いいたします。とめていただきます、ここで。確認をお願いいたします。
【次の発言】 今の、お尋ねの件の出席定数だけ教えてください。
【次の発言】 では、審議に入らせていただきます。
先ほどの木島委員の御質問は、極めて法体系にかかわる重要な御指摘だったと思います。私は、そのことを医療と……
○阿部委員 引き続きまして、社会民主党の阿部知子ですが、残りの二十五分をよろしくお願いいたします。 先ほど中川智子も申しましたように、きょうも大変冷たい雨の中を、連日、精神に障害を持つという病歴をお持ちの方、あるいはその方たちと一緒にこの日本の差別多き社会を何とか変えていこうという方々が、外での行動あるいは傍聴を行っておられます。そうした方々の気持ちに本当にこたえ得る法案なのか否かということをめぐって、きょうもまた連合審査が行われましたが、私の拝聴いたしますところ、論議は大きく食い違い、また思いも食い違っているように思います。 そこで、まず修正案の提案者である塩崎先生に伺わせていただきます……
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、私の質問、法務委員会を初めといたしまして皆さんが御尽力中の、刑務所内での主に医療問題について御質疑をさせていただこうと思います。 まず、行刑運営の実情に関する中間報告というのが出されておりますが、過去十年間に行刑施設内で死亡した千五百六十六件についての調査内容が公表されており、例えばですが、いわゆる暴行とか、何らかの外から加わった外力、外因によらない形での疾病による死亡、いわゆる病死と純粋に思われるものも五百四十件あるという報告が出ております。 私も、この千五百六十六件、全件を見たわけではございませんが、カルテを散見しながら感じ……
○阿部分科員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、福田官房長官にお越しいただきまして、私の地元となります藤沢と、それに隣接する寒川町という町でこの間起こっております、毒ガス、戦争中に相模海軍工廠という毒ガス兵器を作製する工場がございまして、そこで廃棄した毒ガスが、戦後五十七年たって、相模縦貫道という道路を通すときに見つかった問題で、ぜひとも内閣としてのリーダーシップをとっていただきたいことがございまして、きょうは大臣にお願い申し上げました。 まず、福田官房長官、ちなみに、相模海軍工廠というのはこれまでお聞きになったことがおありでありましょうか。
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 冒頭、ちょっと私は委員長に教えていただきたいことがございますのですが、きょうは朝から、委員長、その席で大変に重責を務めていらっしゃいますが、こちら側には、委員席、どなたもおいでにならないのですね。私は、分科会と申しましても、やはり大臣もお出ましあそばして、皆さんきちっとなさっているわけです。これでは余りにも、国会審議のありよう、恥ずかしいと思うのですが、これを予算委員会の理事会でお取り上げいただきまして、どなたもおいでじゃない。 私は、今、今野先生の御質疑も大変内容の深いものであったと思いますし、ただ、入管当局の責任者の方がデータをきちん……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私は、まだ国会議員になって四年目なのですが、実は、木村先生が一九八〇年代から各地でバイオエシックスのお話をなさるときに聞きに参りまして、大変に先見性のあるお話をしておられるなと思ってお名前をよくよく覚えておりまして、実は本日は、本来、我が党は土井たか子がここの委員なのですが、土井の方から、阿部さん、木村さんが来られるので、あなたに質問をさせてあげたいと思うわと言われまして、喜んでやってまいりました。 国会というところに来て、各委員会に出席する都度、非常に速いペースで、本当に審議とかが進まないまま、法案対応に追われるという日々を送っております……
○阿部小委員 社会民主党・市民連合の阿部知子と申します。 本当に、今山口委員もおっしゃいましたが、私にとっても大変に有意義なお話をいただきまして、まず冒頭、お礼を申し上げます。 私は、まず第一に、きょうの参考人の基本的な御趣旨である議会オンブズマン、立法府の定めるオンブズマン制度について、さらに充実させていくためにどうすればいいかということでお伺い申し上げます。 一九九八年に参議院の方では行政監視委員会、それから九七年、衆議院では決算行政監視委員会となりましたこの委員会というものも、参考人がおまとめいただきました文章等々を拝見いたしますと、まだまだその意味で、本来的な議会オンブズマンとし……
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。きょうは、主には鳥インフルエンザについて農水大臣にお伺いいたしたいと思います。 実は、亀井大臣と私は同じ神奈川県の選出でございます。昨日、神奈川県で十頭目のBSEが発生したということの調査に実は神奈川県庁に行っておりまして、初期の目的はBSE問題で、特に十頭目が出て、この間一貫してどういう形で感染が広がっていったかとか、どこに原因があったかと、BSE問題はまだまだ未解決でございますので、十頭目を契機に、さらに解決策が見えてきはしまいかと思って、実は県庁にも伺い、状況を聞いてまいりました。 その中でといいますか、その直後に、BSEではなくて鳥……
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、ちょうど先週の金曜日から週末にかけて、アメリカに、いわゆる2プラス2で、今後の日本の非常に重要な日米の関係を決めていく会議に御出席された町村外務大臣に、幾つかの点にわたって御質問をさせていただきます。 まず、冒頭少し、通告以外のことですが、この数日メディアで報道されておりますことにつきましての確認をちょっと、申しわけございませんが、させていただきます。 今回の2プラス2で話し合われた骨格的なこととも関係しておると思いますが、いわゆる沖縄での辺野古の、逆に普天間の辺野古への移設問題ということに関して、米国内でもこの進捗状況、あるい……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、四名の公述人の方々から、それぞれに異なるいろいろな立場からの御意見をいただき、大変勉強になりました。限られた時間の関係で皆さんに質問できないかもしれませんが、お許しください。 まず冒頭、木下公述人にお願いいたします。 今も佐々木委員からの御質疑にもありましたが、今、私どもの社会というのは、ある意味で非常に大きなスピードで崩壊しつつある。幼い子供たちがあやめられたり、社会規範が全くなくなっていっている、先生の御指摘でいえば、労働と生活をめぐる戦後的システムの崩壊、まさにそういうふうに言えるんだと思います。 先生のお話の中で、……
○阿部(知)分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、私にいただきました三十分という、私にとっては破格に長い時間なのですが、この中で、少しゆっくり、じっくり、竹中総務大臣と、電磁界と健康リスク問題について、大臣、首をひねられましたが、ふだん、郵政民営化のように大臣が最も得意として率先してやっておられる部分とちょっと違うかと思いますが、しかし、逆に大臣のリーダーシップを見込んで、私があえて総務省、総務大臣をお願いした次第でありますので、ちょっときょうは私はゆっくり目の審議をさせていただきたいと思います。 きょうここにお集まりの皆さんの中にも、電磁界というと、電気の起きるところには……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、五人の公述人の皆さんに御足労をお願いいたしまして、この委員会で貴重な御意見を賜ることができました。鹿野先生には、きっと生徒がインターネットを見て応援しているかもしれませんし、貴重なお時間を割いて来ていただいているということで、大変に私どもも、現場の声として承るいろいろなことが参考になったと思います。 だがしかしというか、ちょっと残念なのは、こちら側の委員会席がやや空席が目立つかなということで、やはり、本当にせっかく来ていただいているのだから、この場から吸収して、もっともっと、鹿野公述人は、早い結論をというお考えも一部述べられま……
○阿部(知)小委員 社会民主党の阿部知子と申します。 本来、この委員会は我が党の辻元清美が出席させていただいておりますが、きょうは私がお時間をいただきまして皆さんの貴重な御意見を伺うことができましたこと、冒頭感謝申し上げます。 さらに、この懇談の運営に当たって、通常ですと大会派別にいかれますが、あいうえお順ないし何と申しますか順で指名していただきまして、大変にこれもまたありがたいことと思います。 冒頭、今井さんもお話しされましたけれども、やはりこうした懇談ないし審議はじっくり、しっかり、ゆっくりということが私は大事だと思います。なぜそう思うのかと申しますと、きょうは国民投票法案にかかわり……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 三人の公述人の皆様に、できれば一問ずつ質疑をさせていただきます。 冒頭、島田公述人にお願いいたします。 きょうお話しいただきましたいろいろなこと、本当に参考になりまして、特に、公述人が視点として持っておられます人口の動態と今後の日本の社会モデルのような部分は、非常に視点としても重要と思っております。特に、公述人がお話しのように、今、都市に一極集中ということでずっと戦後の日本があった中、もう一度各地方でも暮らせるようにという視点は本当に今後を切り開く視点と、私もそこは共感するものなのでございますが、公述人に本日お伺いしたいのは、そうい……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、四人の公述人の方、日比野公述人、大野公述人そして中川公述人からは、非常に現場の声というかリアルなお声を届けていただき、ありがとう存じます。また、森田公述人には、大局的見地からのお話をいただきました。私に与えられた十分の中で、なるべく皆さんに御質疑できればと思います。よろしくお願い申し上げます。 まず、大野公述人にお願い申し上げます。 先ほどのお話を伺っておりまして、当初、工場の立ち上げからキヤノンでのお仕事をしておられて、キヤノン側の正社員がお二人と、大野さんともう一方が請負会社からそこに行かれて、最初、御自分を派遣と思って……
○阿部(知)分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 現在、最も多くの困難を抱えます子供たちのために、本日、三十分のまとまったお時間をちょうだいいたしまして質疑できることを深く感謝いたします。 私は、もともと小児科の医師で、ことしで医師となって三十一年目と相なります。こうした子供たちのそばに寄り添って仕事をしてきた中でも、特に近年の子供たちの状況というのは私も深く心を痛めますし、また、安倍内閣でのお取り組みが教育問題が第一であるとなさっていることは、私は非常に評価いたしております。 そして、具体的に子供たちのために何ができるのか、さまざまな批判や分析があると思います。でも、それ以上に……
○阿部(知)小委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、七人の参考人の皆さんにお話を伺うことができました。 私は、寺岡先生、先輩ですが、もともと小児科医の医師であります。そして、願わくば、二つの命を比べて、先ほどの井手さんのお話、助かる命あるいは助ける命のような明暗が起こらざるを得ないこの移植医療ということ以外に、医療が発展してほしいなと願い続けて、実は小児科医の時代から寺岡先生とも激しく対立をしてまいりました。 きょう、こういう場でお話をできることは、大変に私としては感無量であります。何が感無量なのかというと、そもそもこの脳死臓器移植論議、和田移植から日本では始まり、きょう日……
○阿部(知)小委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、六人の参考人の皆さんから大変に貴重なお話を伺いました。臓器移植法が施行されてから十年ということで、いろいろな角度からの見直しが必要である、しかし、国会の中の作業は残念ながら全くそれに追いついていないと。 ちなみに、私は、今上げられているA案、B案、C案のうちのC案の提案者でもありますが、例えば移植を受けた方のその後がどうであるか、あるいは、先ほど杉本先生がお話しになった、ドナーとなられた方の御家族がどうお考えであるかなどなども、私はこの国会にいて、実は一回も本当に論じられたことがないのではないかと思います。 その意味でもき……
○阿部(知)小委員 社会民主党の衆議院議員で、阿部知子と申します。私は、同時に、今回のC案の提案者でもございます。あそこの金田先生と私ども三人で提案いたしました。 私は、三つにわたって質問をさせていただきたいと思います。 一つ目は、脳死の定義ということであります。三十年前にほぼ全世界で定義が確立いたしましたが、この間、特に一九九〇年代後半から、脳死という診断のもとで長期に生存する患者さんたちの存在が明らかになりました。 いろいろな判断基準の差によって患者さんの状態も違うということはありますが、しかし、特に我が国など、脳死という判定をされたとしてもそこで呼吸器を切ったりはいたしませんし、そ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私にいただきました時間が十分で、そして、少し欲張りなので、せっかくいいお話を伺いましたので四方におのおの一問ずつ伺いたいと思いますので、なるべく端的な御答弁というか御意見を賜れれば幸いです。 まず、土居公述人にお伺いいたします。消費税問題であります。 今いろいろな財政的な厳しさの中で、消費税は打ち出の小づちみたいに、年金にも医療にも介護にも、とにかく何でもかんでもというふうに使いたいという意見もあちこちで聞かれます。きょう、私は公述人のお話を聞きながら、例えば社会保障財源のうち、これは私の受け取り方かもしれませんが、年金等々への補て……
○阿部(知)小委員 社会民主党の阿部知子です。 本日は、参考人の皆様には貴重な御意見をありがとうございます。 脳死臓器移植論議と申しますが、国会の中では審議でございますが、冒頭、これについて私は一言、皆様にも御紹介申し上げたいと思います。 きょうは、この小委員会室にあふれるばかりのメディアの皆さんも来られて、何かあたかも、A案、B案、C案、プラスもう一案あるかのように報道が先走っておられると思いますが、実際にはこれまでの小委員会の運営の中で、参考人から御意見を伺って、法案そのものについてはまだ審議もいたしておりません。 そういう段階でD案まであるみたいな報道がされると、非常につんのめっ……
○阿部(知)委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私に与えられた時間が十分ですので、きょう四人の公述人の皆さんの大変参考になるお話をいただきましたが、もしかして皆さんにお聞きできない分はお許しください。 冒頭、水野公述人にお伺いいたします。 公述人のレジュメ等々も拝見して非常に参考、勉強になりましたが、特に、先ほど来、何人かの皆さんの御質問で、我が国のGDP、ことしもまたいつまで続くでしょうか、当面なかなかこれが深刻であるという中で、さっき水野公述人は、単に景気対策としてこれから何十兆というお金を打ったとしても、それが果たしてどういうふうに有効であるのか懸念されるというふうな御指摘……
○阿部(知)分科員 社会民主党の阿部知子です。 私も、ただいまの川内委員の御質疑に引き続いて、自衛隊という組織のあり方ということについて、主に浜田防衛大臣と、そして特に人事教育にかかわられる担当部署にお伺いを申し上げます。 自衛隊という組織が、一九五〇年に警察予備隊という形で日本に、前身、そうした形で発足し、さらに一九五四年、自衛隊という名前になり、今日に至っております。防衛大臣も御承知おきのように、この間、任務も拡大の一途でありますし、その分、国民から見て風通しのよいというか、どういう組織であるのかということが、この段、格別に問われていると私は思います。 そうした中で、大臣が御就任にな……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日は、早朝から大変内容のある陳述をいただきまして、勉強になりました。私にいただきましたお時間が十分ですので、恐縮ですが、お三方にそれぞれちょっと違う質問を投げ、そしてお答えをお聞かせいただきたいと思います。 まず冒頭、逢見公述人にお願いをいたします。 いただきましたレジュメを見ましても、また私どもの社民党としての考えでも、やはり最低賃金の引き上げというのはやっていかなければいけない、いわゆる可処分所得をふやすためにもと思いますが、それが一方で、事業主の皆さん、特に中小企業の皆さんにはなかなか全体に負担になる。 先ほど、いろいろな施策で……
○阿部分科員 社会民主党の阿部知子です。 ただいま岡田外務大臣から、我が国が直面する外交上の課題についてるる御説明がございました。 ことしは日米安保改定からちょうど五十年、また、沖縄の普天間の基地問題を初めとして、日米の信頼関係をどう築いていくかということが本当に極めて大切な課題になっておると思います。そんな中で、岡田外務大臣は、世で言う密約なるものの存在についても調査をお進めになり、近く有識者会議の御回答もあるやに伺っておりますが、大きくひっくるめて、そうした日米の関係の相互理解という点できょうは私は質問をさせていただきます。 まず一点目は、私は神奈川県の選出でございますが、横須賀に、……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 本日の四人の公述人の皆様のお話、大変参考になり、勉強もさせていただきました。順次お伺いいたします。 まず、犬飼公述人にお願い申し上げます。 きょうのお話の中で、現政権の新成長戦略の中での金融政策ということを大変評価されてのお話でありました。と同時に、前政権の時代も、アジアにおける金融というのは、日本にとって大変重要なものである、持続するテーマであるという御指摘もございました。 思えば、宮沢大蔵大臣の時代にアジアの金融危機がございまして、当時の総理も、何とかアジアの金融市場を、それこそ欧米を介さないで自分たちの本当の発展のために潤滑油効果……
○阿部議員 社会民主党の阿部知子です。 いただきましたお時間は十五分でありますので、御答弁も端的にお願い申し上げます。 原子力の規制にかかわります委員会は、自公民の三党の皆さんで大分修正協議が進まれて、恐らく三条委員会という形で、独立性が高いものとして発足するやに聞いております。そして、その委員長並びに委員の人事は、今御答弁にもあった同意人事ということになろうかと思いますが、閣法においても衆法においても、この人選にかかわります欠格事由というか、こういう方は委員長や委員にはなってはいけないというものの明示がございます。私は、これは今までの同意人事の中では一定の進歩と思います。と同時に、今、柿……
○阿部委員 社会民主党の阿部知子です。 冒頭、今、自公民の三党で消費税の引き上げ率だけ先に決めるようなお話もありますが、やはりそれは、国民の信頼を失うやり方だと私は思います。今の上念さんのお話でもそうですが、消費税を上げて本当に税収が上がるかどうかの見通しもありません。社会保障に至っては、全く中身が見えません。また、今ちょうどお手洗いですが、地方の疲弊は小売商店の減少に反映されております。 この国は、三月十一日の震災以降、大きな転換点に立っていると私は思うので、本当に奥深い、例えば社会のあり方と税のあり方ということで考えて、皆さんの御意見を伺いたいと思います。 冒頭、高橋進委員にお願いい……
○阿部委員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 私の持ち時間は十分でございますので、よろしくお願いいたします。 少子高齢化、そして経済のグローバル化、さらにはいわゆる環境問題や災害問題も含めて、持続可能性が問われる時代であります。この時代をどう新しい目でつくり変えていくかということで、きょう、冒頭、仲川公述人にお伺いいたしますが、大変に若い三十代の市長として、また、大変しっかりもしておられる御意見を伺って、心強く思うものであります。 市長の所信表明を拝見する中で、特に子育てと教育と医療というところに重点を置かれていて、本当にこれからの世代にとって最も重要な部分と思いますが、中でも教育と……
○阿部分科員 社会民主党・市民連合の阿部知子です。 平野大臣には、長時間多様なテーマでお疲れさまですが、よろしくお願い申し上げます。 私は、文部科学省並びにその担当大臣というのは、最も大事な、日本における未来の人材をお育てになるという分野でのお仕事でございますので、多くの期待が寄せられていると思います。ぜひ頑張ってお取り組みもいただきたいのですが、まず、大臣のお手元に示させていただいた、きょう私が冒頭取り上げますのは、小学生や中学生並びに高校生等、最も未来を期待される子供たちの自殺の多さでございます。 上の段に、警察庁が集計しております自殺の数でございますが、高校生までを入れますと、平成……
○阿部分科員 民主党の阿部知子です。 本日は、分科会のお時間を頂戴いたしまして、中谷防衛大臣と少しじっくりと、自衛隊員の人権問題について、幾つかの事案を挙げながら質疑をさせていただこうと思います。 まず一番目は、いわゆるいじめ自殺問題であります。 既に大臣も御承知のように、横須賀の護衛艦の「たちかぜ」艦内で起きたいじめ自殺問題、昨年の四月、高裁の判決が、いじめであったという認定をされて、しかるべく御家族にも金額的な謝罪という形であらわされたものであります。この事案は、まず、二〇〇四年に御家族側が息子さんを亡くして、二〇〇六年に提訴。約十年がかかった事案でございます。 一九九九年には、佐……
○阿部分科員 民主党の阿部知子です。 きょうは宮沢大臣に、主に原発問題、あわせて再生可能エネルギー問題などについて質疑をさせていただきます。 この間、予算委員会でも宮沢大臣御自身が何度か御答弁をされている問題なのですが、いわゆる再生可能エネルギーの買い取りの一時凍結あるいは出力抑制問題でございます。 この問題に関しましては、ちょうど三月の上旬、三月の四日、九州電力が示した試算では、約三六%出力抑制を再エネに求めるような試算であり、翌日の五日に太陽光発電協会が出した試算であると、全原発が稼働するという同じ条件を用いましても抑制は一五%ほどで済むだろう、あるいは、他のいろいろな試算等々で、原……
○阿部分科員 民主党の阿部知子です。 初めて馳大臣に御質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 私は、きょうは、小中高校の外国語教育並びに大学における外国人講師のあり方についての質問をさせていただこうと思っております。 まず、小中高におけるアシスタント・ランゲージ・ティーチャー、補助的な、言語教育のための、主にネーティブな人を活用した教育でありますが、今般、政府にあっても、特に二〇二〇年のオリンピックを控えて、小学校においても、二〇一八年からは、五年生、六年生の英語の教科化、あるいは、三年生からの英語に親しむ授業、そして、二〇二〇年にはそれらがほぼ完全に実施されるようにという……
○阿部分科員 民主党の阿部知子です。 初めて林経済産業担当大臣に御質問をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 きょうは、この分科会で、午後は、菅元総理が「もんじゅ」の問題、また、逢坂議員は大間原発を初めとするプルサーマルの問題をお尋ねになりましたが、私は、もともとその入り口でもあります再処理ということでお尋ねをさせていただこうと思います。 今国会には、この再処理体制を見直すということで、閣法の提出もございます。そうした中でありますが、この間のこの法案の提出経緯というものを見ておりましても、そもそも再処理そのものの見直しということはどこでもやられていないように思います。 資源……
○阿部分科員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、世耕経済大臣にほとんどお一人で御答弁いただくような形になりますが、特に、原発を推進してきた我が国において、最終処分ということは、避けられない、そして最も重要な課題であると思いますし、大臣にも日々御尽力のことと思いますが、その高レベル放射性物質の最終処分をめぐってこの間起きております問題について、私からお伺いをいたします。 まず、大臣にあっては、この間、二〇一七年の七月に、いわゆる放射性廃棄物を廃棄するのに適する科学的特性マップというものを策定されて、これについて広く広報、周知活動をしていきながら国民の理解を深めるということでありますが、この……
○阿部分科員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、今大変大きな問題になっております企業主導型保育所につきまして、宮腰大臣としっかり三十分質疑をさせていただきたいと思います。 宮腰大臣にあっても、これがいろいろな意味で今大きな問題になっているという御認識はまずおありかと思いますが、とても単純な言い方で失礼ですが、今まで、こうやって、できた保育園が非常に短期間のうちに、そして突然に休園したり、そしてそこから廃園になったりというようなことは、宮腰大臣が政治家として御経験されたことがあるかどうか、お聞きになったことがあるかどうか。 園児の数が少なくなって来年度からの募集はいたしませんとか、年度末……
○阿部分科員 立国社の阿部知子です。 本日は、環境大臣の小泉進次郎衆議院議員にお尋ねをいたします。 ただいま、国の内外においてコロナの感染症が非常な猛威を振るっておりまして、政府としても、また各自治体としても、これに全力を挙げておられるところと思います。 感染症の原則も、当然ながら、拡大をさせない、きちんとした管理のもとに置くということですが、私が本日お尋ねいたしますのは、原発事故後の、拡散をしてしまったさまざまな放射性物質が土壌に与える影響、あるいは廃棄物となってその処理等々が問われているときに、ただいま原則とすべき拡散させないという方向性が軽んじられているのではないかと思いますので、……
○阿部分科員 立憲民主党の衆議院議員の阿部知子です。 本日は、初めて小泉環境大臣に質疑をさせていただきます。特に、いただきました分科会の時間はじっくりしたやりとりができる時間と思いますので、私は、もう九年前になります東日本大震災、さまざまな人体への影響あるいは環境汚染の懸念がいまだに消えないということにあって、環境省は、人の健康を守り、環境を守るという大事な役所でありますから、その長としての小泉大臣にお伺いをしたいと思います。 まず、質問の第一ですが、昨年の十月十二日、台風十九号で、実は福島で、国管理の二百三十六カ所、自治体管理の七百六十カ所のフレコンバッグの置場で管理していたはずの汚染土……
○阿部委員 立憲民主党・無所属の会の阿部知子です。 私は、本日、実は、三月十七日の日にこの委員会で取り上げさせていただきました、海上幕僚監部の自衛官が女性自衛官二千七百人の個人情報を私的利用した個人情報保護法違反について質疑をいたしました。昨日になりまして、川崎局長が私の部屋に来られまして、この前の答弁は事実誤認があったとるる御説明がありましたので、再度、この問題を取り上げさせていただきます。 まずもって、同じ問題で二度も質問しなければならないということは、私にとって、他にたくさん質疑事項がある中で心外ではありますが、誤ったことが議事録に残るということも望みませんので、重ねて質疑をいたしま……
○阿部分科員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、梶山大臣、昨日来の質疑、そして今朝も、午前中も大変お疲れさまです。 私は今日、主に三問、お尋ねさせていただきたいと思います。 まず一問目ですが、二月十三日の地震による東京電力福一の原子力発電所に対する影響ということですが、それに先立ちまして実は一月の二十七日の日に、東京電力の福島第一原子力発電所事故の調査と分析に係る中間取りまとめというものを原子力規制庁から発出をしておられます。先回、二月十日の予算委員会でも梶山大臣に申し上げましたが、ここで分かったことは、二号炉、三号炉の天井部分に四十ペタ、三十ペタと大変高い放射線のデブリに相当するもの……
○阿部委員 立憲民主党・無所属の会の阿部知子です。 私は原子力特別委員会のメンバーですので、ただいま黒岩委員が東京電力の電気事業者としての適格性についてお尋ねでありますが、私は主には規制委員会の規制の在り方ということを中心に伺いたいと思っております。 まず冒頭ですが、東京電力のIDカードの不正使用事案についてですが、この問題は二月の十日の日に私が予算委員会で更田委員長にお尋ねをした事案でありまして、いわゆる核物質防護規定違反であるというふうに委員長は明確に御答弁をされました。 引き続いて、三月の九日、環境委員会で立憲民主党の近藤昭一議員の質問にお答えになって、今回の事案と申しますものは原……
○阿部(知)分科員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、永岡文科大臣始め皆様の御出席ありがとうございます。 早速、質問に入らせていただきます。この間私が何度か取り上げさせていただいている神宮の森の、神宮外苑再開発と申しましょうか、その問題に関してであります。 実は、二月三日の予算委員会で、永岡委員長に、イチョウ並木はもちろんのこと、神宮外苑地区の多くの樹木が伐採されるということはあらゆる意味でこの時期いかがなものかと思って私は質疑をいたしまして、特にイチョウ並木等の名勝指定ということを永岡大臣にお尋ねいたしました。 名勝指定は地域から上がってくるものであるという、物の手順ということは存……
○阿部(知)分科員 立憲民主党の阿部知子です。よろしくお願い申し上げます。 今日は、環境委員会でお時間を頂戴して、感謝を申し上げます。 私が本日取り上げたいのは、昨年の十二月から環境省の方で、東京電力福島第一原発事故後の汚染土壌の再生利用に関しまして、新宿御苑や埼玉の所沢、茨城の国立環境研究所等々で行おうとされている実証事業につきまして、多く住民から懸念や反対の声も上がっておりますので、しっかりとその声を聞いて、また、御不安もあろうことかと思います、説明もしていただきまして、そもそもこの実証事業がいかなるものであるのか、もう一度皆さんと共有をしていきたいと思います。 冒頭、大臣には一枚目……
○阿部(知)分科員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、決算行政分科会のお時間をこの厚生労働問題で頂戴をいたしまして、ありがとうございます。 私は元々厚生労働委員会に所属しておりますので、委員会でお尋ねしてもよいのですが、少しまとまって実は大臣とゆっくり質疑をさせていただきたいと思って、今日、このお時間をお願いをいたしました。 ちょうど、コロナワクチン、コロナの我が国への到来と、それに対して最も有効と考えられてワクチン接種が始まった二〇二一年二月十四日、これは、当時は医療関係者からまずモデル的にやるということで始まってございまして、そこから、二〇二四年の三月三十一日で公的な補助のある接種……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 ただいまの大西委員の御質疑に引き続いて、少し質疑の順番を変えさせていただきまして、冒頭、武見厚生労働大臣にお伺いいたします。 私は、子供、子育て支援の財源を医療保険に求めることには三つの大きな問題があると思いますし、そのことは、実は武見大臣は十分御認識ではないのかなと思っておりましたので、先ほどの答弁を聞きながら、おや、これはどうしたことかと思いますので、まず冒頭、武見大臣にお願いいたします。 この間、子ども・子育て支援金に充当するために、それを医療保険に上乗せすることは、様々な改正を用いてやってございますが、大臣にお伺いしたいのは、そもそも……
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。 本日は、厚生労働並びに法務委員会の合同審査の質疑のお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。 では、早速質疑に入らせていただきます。 開発途上国等への技術移転を通じた国際貢献を目的に平成五年に創設された技能実習制度は、その後、人権侵害等が指摘されて平成二十八年に改正をされ、技能実習法が成立しております。一方、特定技能制度は、深刻化する人手不足に対応するため、平成三十年の入管法改正を経て平成三十一年四月から開始となっており、今年で五年となります。政府は今後、次の五年間で特定技能の受入れを八十二万人と倍増させるという計画もございますが、課題……
○阿部(知)分科員 立憲民主党の阿部知子です。 今日は加藤大臣に御質問をいたします。テーマは、優生保護法に基づいて優生手術を受けられた方への謝罪と被害救済についてでございます。 昨年の四月、こども家庭庁が発足いたしまして、それに伴って、二〇一九年、議員立法で成立いたしました旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給に関する法律の所管が、それまでの厚生労働省からこども家庭庁に移管をされました。大臣も概略御存じと思いますが、いわゆる優生手術を実施された被害の方は約二万五千人。そのうち、同意が不要、医師の判断で優生手術適用とされた方が一万六千四百七十五人、本来の同意であったかど……
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