このページでは菅野哲雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。菅野哲雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 今回の雪印乳業の問題によって一万五千人もの食中毒患者が発生したことはまことに遺憾なことと思っております。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。それとともに、国民に大きな不安を与えた事態を、私どもも含めて深刻に受けとめていかなければならない大きな問題であるという立場に立って、これから幾つか質問をさせていただきたいと思います。 そして、農林水産委員会ですから、私は、基本的に酪農の問題、今回起こった酪農の問題あるいは加工メーカーの問題、そして消費者の問題、トータルに考えて、この業界全体を本当に、陥れるのではなくて、維持発展させ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 米価審議会へ諮問がされました。私は数点にわたって質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、諮問の説明によりますと、平成十二年産米穀の作柄及び最近の需給、価格の動向にかんがみ、緊急に米穀の需給と稲作経営の安定を図る観点から、米穀の在庫水準の早期適正化、平成十三年産米穀の生産調整規模の拡大、稲作経営安定対策についての臨時特別措置などを柱とする総合的な米対策を取りまとめた、これが諮問案に状況として説明されております。 私どもといたしましては、きょう配られた、あるいは事前にいただいた資料七ですか、それに基づいて、資料によりましても七項目……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。
まず初めに、坂本進一郎参考人にお聞きしたいと思います。
私は、基本的には、今日、現状の農業、農政は米価の大暴落が起こって非常に経営が厳しくなっている状況であるというふうに思っています。それで、まず初めに、坂本さんから、農業経営をなさっている現在の状況を率直に御感想、農業の実態が現状どうなっているのか、その点についてお話ししていただければというふうに思っているのですが、よろしくお願いします。
【次の発言】 今の農村、農業を取り巻く状況というのが、大潟村でさえもそういう実情だというふうに私は言えると思うのですね。ましてや中山間地域において、それで……
○菅野委員 きのうに引き続いて、農地法の一部改正法案に対する質問をさせていただきたいと思います。十時間に及ぶ審議時間最後の質問になりましたけれども、農地法の改正の株式会社参入、この辺について集中して質問させていただきますので、よろしくお願いします。 きのうからずっと議論されていますけれども、まず、農業生産法人に株式会社を加えることによって、政府はどのような農業生産法人の形態を考えておられるのでしょうか。法律案には、参入を認める株式会社は、議決権のある株式、定款に株式の譲渡について取締役会の承認を要する旨の定めがあるものに限るとなっています。そうしますと、きのうもやったのですが、既に農業生産法……
○菅野委員 最後の質問を行います。 我が国の畜産農家は減少の一途をたどっており、後継者も育たない状況にあると思っています。そして、畜産物の輸入の増大、あるいは、先ほども議論がございましたが、月に一度、休日がとれるかとれないか、長時間かつ過重な労働、そういう畜産環境問題の深刻化、実質所得の減少など、さまざまな要素が原因でありますが、このままでは日本の畜産業に将来があるのかと言わざるを得ません。 農林省は、食料・農業・農村基本法に基づいて酪肉近代化方針を示しておりますが、輸入を減らして国内生産を向上させなければ自給率の向上は図れない。どのように自給率を向上させていくのか、あるいは担い手をどのよ……
○菅野委員 あしたでこの百五十臨時国会が終わろうとしているわけですけれども、次の国会に向けて、政府としても本当に、農業問題も含めて、第一次産業全体をどのようにしていくのか、この点について質問しておきたいというふうに思っています。 ことしの十二月末までにおいて政府の方針をWTOの中で提案していきながら今後について交渉していくわけですけれども、私は、WTO農業交渉における基本的スタンスというのは、これまでも一貫してきているというふうには思いますが、今日の世界的な農政の課題もありますけれども、国内農業をどのように維持、発展させていくのかという視点を常に持ちながら交渉に当たるべきだというふうに思って……
○菅野委員 災害対策特別委員会の最後の質問者となりました。伊吹大臣、若干のおつき合いをよろしくお願いしたいと思います。 先ほど大臣もおっしゃっていましたが、災害対策という部分は、防災それから復旧、そういうふうなものが含まれていると思っています。それで、私は、この防災機能の強化のために、国土庁にあった防災部門を内閣府に移して伊吹特命大臣を置かれた、こういう施策に対しては非常に評価するものであります。そして、省庁再編成の大きな目玉の一つであるというふうに思っています。 そういう意味では、これから防災特命大臣としての手腕が遺憾なく発揮されていって、地域地域における防災体制が整備されていくことを願……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 私は、ただいま趣旨の説明がありました地震防災対策特別措置法の一部を改正する法律案の起草に際し、意見を表明いたします。 阪神・淡路大震災発生から六年余りの月日が経過した今日においても、地震防災に対し対策強化を図ってほしいという国民の要望は強く残っております。しかしながら、国や地方の財政赤字と相まって、この五年間の進捗は十分と言えない状況であります。防災体制を先延ばしすることによって、国民の生命、身体及び財産を保護するという、いつ来るかわからない地震災害への備えがおくれてしまいます。今後、地方自治体と緊密な連携をとりながら、国と地方自治……
○菅野委員 最後の質疑になりましたけれども、若干の間おつき合い願いたいというふうに思います。 私は、前回も質問いたしましたが、この一月の豪雪被害について、その後の状況について、まず冒頭お伺いしたいというふうに思っています。農業被害の実態、それから林業被害の実態。 これは前回、農業被害、林業被害についてお伺いいたしましたけれども、林業被害については、まだ山にいっぱい雪が残っていて調査活動ができなかったという状況のもとで、概略的な報告をいただきましたが、その後、雪解けが進んで調査が行われたと思うのですが、一部マスコミ報道等によれば、多くの被害が出ているという状況の報道もされております。 林野……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。二点について、大臣の考え方をお聞きしておきたいと思います。 第一点目は、社会民主党として、二月の八日、九日、実際には八日の日ですけれども、国会議員六名の団を組んで有明のノリ被害の状況を視察してまいりました。地元四県の関係者とも行動をともにしながら視察してまいったんですが、率直な感想として、百聞は一見にしかず、行って見ることによって地域の状況が本当にわかりましたし、ノリ漁業者も含めて、漁業関係団体も含めて、漁民が非常に大きな危機感を持っているということを痛感してまいりました。 そういう意味では、これからの対策として、緊急対策と長期的な視……
○菅野委員 農業者年金法案について、今、山口わか子委員が政府案に対して質問をいたしましたけれども、私はこの三十分を使って、民主党案について率直な意見交換をし合いたいと思って、質問させていただきたいというふうに思います。 今まで政府案、民主党案、いろいろな議論がございました。ただ、農業者年金について民主党案が提出されなければならない今日的事情というのはあると思うんですね。年金法案ですから、これからずっと末代の制度をつくっていこうとしているわけですね。そういう意味では、三十年後、四十年後の将来をどう見越していくのか、この視点が大切であるというふうに私は思っています。 一九九五年の改正のときは、……
○菅野委員 参考人の方々、大変御苦労さんでございます。私で六人目ですので、大体四人の考え方について理解をいたしましたし、また、あしたもこの委員会で質疑がありますから、その質疑の参考に十分させていただけるなという思いをいたしております。ただ、基本的なことを、重複する部分があるかもしれませんけれども、再度私からも質問させていただきたいというふうに思っています。 やはり私ども、何といってもこの農業者年金の改正法律案で一番問題点にしなければならないのは、これは中村参考人にお聞きしたいのですけれども、三〇%を九・八%で、今も議論になっていますけれども、正直言って落ちついたという表現を使っていいんだと思……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 参考人質疑も含めて三日目になりますが、最後の質問となりました。これまでの議論で多くのことは理解しつつも、まだまだどうしても納得できないという部分があります。そういう点を大臣あるいは政府に問いただしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 まず、私どももずっとこの間問題視してきた点なんですが、政府として農業者年金を三〇%削減するという方向を明示して、それから最終的に九・八%、それから脱退一時金についても八〇%としてきたわけでございます。そして、この間の議論の中で、大臣も含めて多くの議論がなされて、政府の答弁は、最終的に九・八%、八〇%。九……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 今、四時間かなり議論がなされて、関連する部分はあると思いますけれども、基本的な考え方を述べながら質問をさせていただきたいというふうに思います。 水産基本法、本当に待ちに待った法律案だというふうに私は思っております。農業や林業に基本法があって、なぜ水産業にだけは基本法がないのだろうかという国民の声にこたえてこういう状況までこぎつけたことをうれしく思うのです。 ただ、沿岸漁業等振興法にかわって水産基本法という形を今回つくりました、そういう意味では、漁業基本法ではなくて水産基本法という名称にもなっているのですね。さっき大臣は、基本的には漁業基本法だと……
○菅野委員 水産基本法について、五点にわたって当局の考え方を、政府の考え方をただしていきたいと思います。 初めに、小泉内閣のもとで武部農水大臣が任命されて今活躍なさっているのですが、小泉内閣は、とにかく聖域なき構造改革を唱えてきておりますし、これからもそこに向かってずっと進んでいくというふうに言われております。 先ほども答弁ありましたけれども改めてお聞きしておきたいのですが、武部大臣は、水産業の中で構造改革という視点をどのようにとらえているのか。そして、水産基本法をいかに実効あるものにしていかれる考えなのか。そして、小泉総理大臣の唱えている構造改革というものは、私はずうっと聞いておりますけ……
○菅野委員 最後になりましたけれども、漁業法等の一部を改正する法律案について若干質問させていただきたいというふうに思います。 一つは、今回漁業法の改正の大きなことは広域漁業調整委員会を設置したことであるというふうに私はとらえたわけですけれども、広域漁業調整委員会の果たす役割について今考えておられることをお願いしたいというふうに思っています。 そして、これまで海区漁業調整委員会というもので資源保護等を含めて調整を図ってきたと思うのですが、この海区漁業調整委員会のこれまで果たしてきた役割と今日の実情について、まずどうとらえているのか。 そして、海区漁業調整委員会の総括のもとに今回広域漁業調整……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄と申します。本日は、本当に参考人の方々、大変御苦労さんでございます。もうしばらくの間意見をお聞かせ願いたいというふうに思います。 まず初めに、上田参考人にお聞きいたします。 先ほどの、マグロ減船、二割減船をやって以降の状況を業界としてどのようにとらえているのかという問題ですね。私は宮城県の気仙沼市出身なものですから、会長さんには多くのお世話になって、地域として二割減船からの脱却を図られつつあると思いますけれども、先ほどの参考人の陳述の中で、中小漁業は非常に厳しい、七割が債務超過、それから不良債務処理をこれからしていかなきゃならない状況ということを聞かされたと……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 森林・林業基本法の一部改正について質問をいたします。 私は宮城県の気仙沼出身なんですが、気仙沼というと水産都市というふうに実際は思い浮かべるんじゃないかと思うんですが、山が七〇%を占めている地域でございます。私の育った地域は、六百ヘクタールにも及ぶ全国で唯一の国有部分林組合を有しております。これは本当に全国で唯一です、そして約八年前に全山植林を終えた。そういう意味では、林業地域であるというふうに私は思っていますし、私のうちにおいても、生産森林組合や部分林組合、地域において林業を育成している地域でありますし、そして、全国でも珍しいと思うんですが、山……
○菅野委員 農協法あるいは農林中金法の一部改正について、多くの議論がなされてきました。最後の質問に立ちますけれども、一時間という時間設定をされておりますけれども、政府から本当に正対した前向きな答弁がいただけるのならば、できるだけ早く終わるように努力したいというふうに思います。そういう意味では本当に前向きな、本当に真剣な議論、答弁をお願い申し上げておきたいというふうに思います。 それで、的を絞って質問していきたいというふうに思っています。農協の果たしてきた今日までの役割とそれから今後の方向性について、この点に絞って議論をしてまいりたいというふうに思います。 昭和二十二年の農業協同組合は、農民……
○菅野委員 百五十一回通常国会の農水委員会での最後の質問となりました。本当に長い間の御論議、大変御苦労さんでございましたし、あと三十分ほどですが、おつき合いを願いたいというふうに思っております。 漁船法の改正については、終始、規制緩和に基づく、あるいは行政手続の簡素化という方向で改正されることについて、私は異議を申すわけではございません。ただ、漁船を取り巻く水産業全体が、これまでの水産基本法の中でも多く議論してまいりましたが、本当に非常に厳しい漁業環境にあるということは、お互いに共通認識に立ちながら、これからどうしていったらいいのかということの議論を進めなければならない今日的な状況にあるとい……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。数点にわたって御質問いたします。 ただ、最後になりましたけれども、今いろいろな形で質疑が交わされております。聞けば聞くほど今回の問題、わからないところだらけという状況にあるというふうに思うんですね。 それで、まず最初に、今も中林委員から質疑がございましたけれども、八月六日に乳用牛一頭が食肉処理場で屠殺されて、農水省として狂牛病の疑いがあるということを対外発表したのが九月十日ですから、この間に約一カ月、四十日ほど経過しているんですけれども、なぜこの対応がこんなにもおくれたのか。 といいますのは、私も中林委員と同じなんですが、狂牛病に対……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄と申します。 私は、災害対策特別委員会で、十月三十一日、三宅島を視察させていただきました。率直な感想を申し上げますと、この島がどうして無人島なんだろうという率直な感想を抱いたものです。本当に、行ったときは空が晴れ渡って、雄山の噴煙が上昇気流に乗っていた状況ですから、危険な状況というものが感じられなかったからそう思えたというふうに言えるのかなと思うのですが、それともう一つは、多くの住宅が、そのまま被害も受けないである住宅も多かったということが非常に印象に残っているわけなんです。 アンケート調査、三回目のアンケート調査を行っていました。先ほど三宅島の野村助役さん……
○菅野委員 米価の諮問に当たって、数点お聞きしておきたいというふうに思っております。 まず第一に、やはり何といっても生産調整を今後どうしていくのかという観点が、非常にこれからの状況において大事なことではないのかなというふうに思っています。ただ、食料・農業・農村基本法があって、基本計画がつくられてきて、突然ことしの九月に「米政策の総合的・抜本的見直しの大枠について」ということで、食糧庁から、農林水産省から発表になって、これまで鋭意この議論が行われてきたというふうに思っています。 それが、今回の「米政策の見直しと当面の需給安定のための取組について」ということになったときに、この議論がこの一項目……
○菅野委員 委員長にお聞きします。
今、農水委員会の理事が四人という状況です。そして、過半数にこの委員会が達していないというふうに思うのですけれども、私は、こういう中で質疑を続けるというわけにはいきません。委員長の見解をお聞きします。
【次の発言】 何人ですか、今。
【次の発言】 委員長を入れて二十名ですから、成立していませんよね。過半数以上でしょう。過半数でしょう。
【次の発言】 わかりました。途中で過半数を割ったという状況になったら、即やめたいと思っています。
というのは、これくらい重大な問題を農水委員会で質疑しているときに、私たちは関係ないという国会の姿そのものが問われなきゃならない……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 大臣にまず冒頭お聞きしておきたいと思うのですが、一月の八日の記者会見の席で、BSE問題については一区切りついた、こう発言しているわけですね。これは、私もこの発言要旨をいただいて読んでいますけれども、BSE問題というのが一番最初に来て、そしてその後いろいろな問題が出てきているわけですけれども、主語述語の関係からいえば、BSE問題は一定の区切りをつけることができた。 私はこの発言をどこで聞いたかというと、これが民放のテレビに、全国放送になっているわけですね。今、BSE問題で非常に苦しんでいる人たちを目の前にして、そしてこれからどうやっていったらい……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 まず初めに、溝上参考人にお尋ねしますけれども、私は実は宮城県出身なんです。それで、今の説明において、東海地域や南関東地域の今日的な置かれている状況というのは理解しました。先ほどの説明の中で、今後、将来的に起こるであろう地震ということで絞り込んでいったときに、これ以外は宮城県沖地震という部分が近い将来予想されると。ただし、この宮城県沖地震に関しては、ここの五ページにあるんですが、「前兆現象の把握が困難であり、現状では予知は非常に難しい。」という地域に入っているという先ほどの御説明がございました。 私は、地域地域において絞り込んだときに、その地域……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 片山知事、石川知事、長い時間、本当に御苦労さまでございます。 私も、出身が宮城県の気仙沼でございまして、この宮城県沖地震が今後、本当に近いうちに想定されるという中で、東海沖地震の予知体制というものが、本当に宮城県沖でも確立されるようにということで主張してきたんですが、東海は予知できたにしても、宮城県沖はもうほとんど予知はできないですよという専門家の意見もあるものですから、これからの対策というものについても伺っておきたいというふうに思っています。 石川参考人の方に最初にお聞きしますけれども、先ほど説明いただいて、昭和五十一年からずっと二十六年……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 当委員会に、村井防災大臣から、台風六号、七号による被害の状況報告がなされました。私は、申すまでもなく、台風本体と梅雨前線に伴う雨の大きな被害というものが、岐阜県、あるいは全体的な統計を見ると、岩手県南部に集中していたというふうに言えると思っています。 それで、大臣に冒頭お聞きしたいんですが、台風による被害というのは、公共交通機関に大きな影響を及ぼしているというふうに思っています。それで、鉄道、船あるいは航空路線においてもかなり運休や欠航という状況になっているにもかかわらず、このことが大臣のこの災害の報告には触れられていないという状況であるとい……
○菅野委員 六時間半の委員会、九時から皆さん大変お疲れのところでございますけれども、あと若干おつき合い願いたいというふうに思っております。 道路四公団民営化推進委員会を設置するに当たって、この間多くの議論がなされてまいりました。ただ、本当に、私みたいに一地方から出てきた地方の声というものがこの間の議論の中にどれくらい組み込まれていたんだろうなというふうに思ったときに、それは不十分ではないのかなというふうに思えてなりません。そしてもう一つ、一方では、国民に国が、政府が発するメッセージが本当に正しく伝わっているんだろうかという点も私は疑問を挟まざるを得ないというふうに思っています。 それで、冒……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 今多くの議論がなされておりますけれども、ダブる点がありますけれども、私から質問させていただきたいというふうに思っています。 一つは、野党四党案では特飼牛と言っていますけれども、一般的に廃用牛の問題でございます。武部農水大臣は老経産牛なんという表現を使っていますけれども、これはどう表現したらいいのか、多くの議論のあるところでございます。 この対策の現状について、私は二月の二十五日の予算委員会でも問いただしてまいりましたし、それから約一カ月経過して今日に至っているわけですけれども、先ほどの答弁では、二月末で五万八千頭、そして、都道府県に屠畜場での受……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 最初に、調査検討委員会が一定の結論を持って報告したということに、これまでの検討委員会の御労苦に心から感謝申し上げたいというふうに思っております。 最初に、高橋参考人にお聞きしますが、先ほども質問の中で答弁がありましたけれども、日本においてリスク分析、リスク評価とリスク管理をどのように行っていくのかという観点で、高橋参考人は、最終ページにあるんですが、日本の実情に合った組織形態というものを念頭に置いているという答弁がございました。私もイギリス、フランス、ベルギー、EUに行ってきてこのことを調査してきたんですけれども、ヨーロッパの状況を即入れるん……
○菅野委員 野菜生産出荷安定法の一部改正案について質問いたします。 今、かなりの質疑がなされてきました。この質疑の重立った点というのは、やはり限りある国内消費の中で輸入生鮮野菜がふえているという実態ですね。今も中国からの輸入の問題が大きな議論になっています。そういう中で、今、野菜生産農家がどういう状況になっているのかというと、本当に生産意欲を喪失しかねない状況に今日的になっているということを、大臣、どのようにとらえているのか。 そして、そのような状況に対して、今セーフガードの議論もありました。政府として本当にしっかりとした対応を打ち出していかなければ、ますます国内生産の自給率の割合が下がっ……
○菅野委員 法案の審議に入る前に、大臣にちょっとお聞きしておきたいというふうに思っています。
それは、BSEの廃用牛の問題、特飼牛の問題ですね。現在の状況、あるいは直近の状況でよろしいですから、どうなっておるのか。そして、この現状を踏まえて、今後どのようになさっていくおつもりなのか。私は、この問題は早急に解決しなきゃならない問題だということでずっと質問してきているわけですけれども、その点を踏まえて大臣の所見をお聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 三月がゼロという状況は理解しました。ただ、五万八千頭という数字はなお残っているわけです。地元の新聞等でも報道になって、副大臣、政務官が各都道……
○菅野委員 大分議論が煮詰まっている中で、最後の質問となりますけれども、今まで議論されなかった部分を含めて大臣の所見をお聞きしたいというふうに思っています。 五月十日、国内四頭目のBSE感染牛が見つかったこと、このことは、ずっとこの間BSEに関して質問してまいりましたけれども、三頭で済むはずはない、これからも多く出てくるだろう、そういう議論がなされてきました。まず、大臣、四頭目が出たということをどのようにとらえているのか。これまでの経過と、それから今後についてお聞きしておきたいというふうに思っています。 それから、発生して十一日、十日以上経過しているんですけれども、私、昨年一頭、二頭、三頭……
○菅野委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、左記事項の実現に努め、消費者の食品表示に対する信頼回復に万全を期すべきである。 記 一 消費者への迅速な情報提供を図る観点から、製造業者又は販売業者が偽装表示等の品質表示基準違反行為を行っ……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 水産関連四法案について、大臣の所信をお聞きしてまいりたいというふうに思っております。 まず初めに、今日の水産業、漁業を取り巻く状況というのは、今、山田委員も質問しておりますけれども、私は非常に厳しいものがあるというふうに思っております。 それで、水産基本法がつくられて、水産基本計画が三月に計画を立てられてそれを実行に移していく今日の段階だということなんですけれども、基本的にこの四法案でもって解決する課題ではないというふうに私は思うんですが、今日、農水大臣として、一つは、水産業協同組合法等の一部を改正する法律案を提出されております。……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 本日の最後の質問になりましたが、農水委員会でこうして武部農水大臣と質疑するのも、下手すると最後になるかもしれません。武部農水大臣の率直な思いを聞かせていただきたいというふうに思っております。 まず、一連の食品の不正表示の問題でありますけれども、BSEの発症が日本で確認されて以来、食品の不正表示が次々に明るみに出てきました。その件数は、これほど広範に行われていた不正表示がなぜ今までわからなかったのかと疑問を感ずるほどでございます。 まず、大臣として、この不正表示の問題、この原因をどうとらえているのか、お聞かせ願いたいというふうに思っております……
○菅野委員 BSEの集中審議の最後になりますけれども、これまでこの問題について農林水産委員会で多くの議論を行ってまいりました。今日的なまだ解決し得ない問題点が山積しているという立場から質問をさせていただきたいというふうに思います。 一月十日の農林水産委員会の質問で、私は、一月八日の武部農水大臣、BSE問題については一区切りついた、この発言について真意をただしてまいりました。農家も含めて、消費者も含めて、BSE問題に対して非常に大きな関心を寄せているときに、一区切りついたというのが一月八日の発言でございました。 この集中審議に当たって、行われるというふうに言われているときに、渡辺事務次官が、……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 石原行政改革担当大臣に御質問していきたいというふうに思っております。 まず、特殊法人改革、行政改革という大合唱のもとで、平成十三年の十二月十八日に特殊法人等整理合理化計画が決定され、そして今日、法律案提出という形になりました。ずっと一連の流れの中で、政府として、従来の特殊法人、この特殊法人と言われるものの問題点をどうとらえてきたのか、そのことが次の改革の方針につながっていくというふうに思うんですね。 午前中も多くの議論がこのことでなされました。小泉総理大臣は一つの言葉で、民間にできるものは民間に移していくんだということだけを繰り返しているん……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 六日間にわたる質疑の最後になりました。この間、十分に審議が行われたかといえば、不十分と言わなければならないというふうに思います。が、この特殊法人改革は今回で終わりではなくて、これから長く議論をしていかなければならない大きな課題だというふうにとらえているものでございます。 特殊法人改革を議論する場合、これからもそうなんですが、国民利用者へのサービス向上に向けた改革への徹底した政策論議が必要であります。業務内容や事業執行の状況以前に、私は、総理、政策決定過程の検証が大事であるというふうに思っています。 例えば本四公団、橋を三つつくろう……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 三時間にもなんなんとしている参考人の方々、多くの意見をお聞かせ願えて本当にありがたく思っております。 私は、昨年も、ノリ被害が起こったときに福岡の漁業者と懇談を行ってまいりました。そして、ノリ被害の原因等も社民党の調査団としてつかまえてきて、あるいは九州四県の方々と意見交換をしながら今日まで来ているという状況でございます。 そういう中で、先ほどからずっと議論が起こっておりますけれども、有明海全体を考えたときに、やはり原因というのは複合的である、これはだれしもが認めることだというふうに思うんですね。そういう意味で、しっかりとした調査がなされて……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 この有明特別措置法について質問いたしますけれども、まず冒頭、私たち社民党は、二〇〇一年二月八日、九日の両日、有明海ノリ、魚介等の被害国会調査団を結成して、私もその調査団の一員として現地の被害状況を視察してきました。そして、党内に有明海ノリ・魚介等被害対策委員会を設置して、今日まで進んできていることを申し上げておきたいというふうに思います。 そして、このノリ、魚介等の被害の原因については、るる今まで議論されていますけれども、社民党としても、現地の関係者、関係団体等から事情聴取を行いながら、一つには三池炭鉱による海底陥没の問題、そして干潟の消滅と……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 最後の質問者となりましたけれども、数点、農林水産省の考え方をお聞きしておきたいというふうに思っております。 まず初めに、今月、十一月三日から十五日に行われたワシントン条約、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、これを締結している国でワシントン条約第十二回締約国会議というものが開かれました。チリのサンティアゴで開かれたということですが、このワシントン条約締約国会議の性格、十二回目を迎えておりますけれども、非常に変質してきているというふうに思います。 当初、出発したときには絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 六時間という状況の中で、大臣、大分疲れていると思うのですが、しばらくの間、正対して答弁をお願いしたいというふうに思っています。 昨日、米の改革大綱が出ました。私、この米政策改革大綱を見て、率直に、これまでの議論というものの経過を踏まえて、感じたことを冒頭申し上げておきたいというふうに思います。私も中山間地域に生まれ育って、今もほぼその地域で生活しているんですね。これからの二十一世紀の農山漁村の姿というものをどう描いているんだろうかという率直な気持ちがいたしております。 先ほどからずっと議論を聞いておりますけれども、多面的機能の維持ということが、……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。 平成十一年の十二月二十日、答申がなされたわけですけれども、この答申がなされるまでの経過というものを先生から少しお聞きしておきたいというふうに思っています。 平成二年に国会決議がなされて、そして平成四年に法律が制定されていく、そして平成七年に国会等移転調査会の報告がなされて、審議会に移っていくわけですけれども、こういう流れも先生からお聞きしました。平成八年から十一年にかけて計三十一回、答申書を見させていただきましたけれども、三十一回の審議会あるいは二十一回に及ぶ調査部会というのが精力的に……
○菅野委員 先生の御意見を伺って、首都をパワーアップしていくことの大切さというのは承知したつもりでございます。ただ、それとこの首都移転という関係がどういうかかわりを持つのかという点が、私自身がまだまだつかみかねているということなんですね。
一方では、六十万人の人口移動という形が交通緩和に役立つのかという問題提起をしていますけれども、それでは、このパワーアップのために、その六十万人移転がどう障害になっていくのか、逆の面でどう考えられておるのか、その点、まず冒頭お聞きしておきたいというふうに思っています。
【次の発言】 はい、わかりました。
先生の論文、きょう配付になった論文を見させていただき……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。
この一月から特別委員会の委員になって、そして、先生の御意見を今初めて拝聴するという状況の中で、こういう考えで進んできたのかなというふうな思いをいたしているところでございます。
まず冒頭にお聞きしたいんですけれども、この文章の中に「「アルゼンチン的衰退」の危機」という表現がございました。このことが底流にあって先生の意見陳述がなされているというふうに私は思うんですけれども、このアルゼンチン的危機というのをもう少し具体的に拝聴したいというふうに思うんですが、よろしくお願いします。
【次の発言】 そのことが首都機能移転で達成されるという持論なんですけ……
○菅野議員 原委員の質問に、少し長くなりますが、お答えしたいと思います。 交通の公共性を維持するために一定の社会的な規制は必要であり、基本的人権に係る部分は、国、地方公共団体が最終的な責任を持つべきであると考えるものであります。それにもかかわらず、運輸省が主に担ってきたこれまでの交通政策は、モータリゼーションの進展に対して、事実上、無為無策であったと言わなければなりません。適切なマイカーとの役割分担という点からいえば、積極的に公共交通を活用しようという立場から、政策転換がなされてしかるべきだったと思っております。 旧省庁でいえば、運輸省、建設省、国土庁、警察庁、自治省、経済企画庁など、各省……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 出身は宮城県の気仙沼でございまして、本当に地元に帰れないいら立たしさというのを感じたわけでございますけれども、金曜日、土曜日、日曜日に現地を見て感じたことは、被害を相当受けました。ただし、本当に紙一重だったと。もうちょっと大きく揺れたならば、相当な被害が出たんだろうなというふうな思いをいたしております。不幸中の幸いということなんですが、私は、不幸中の幸いじゃなくて、今後に対してどのような備えを行っていったらいいのか、これを契機として、きっかけとして、しっかりと対策をとっていかなければならないなというふうに強く感じているところでございます。 二……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 水産加工業施設改良資金融通特措法に関して、私は、この間、水産加工業と漁業が一体として発展していかなければならないという立場で水産基本法なり水産基本計画が策定されてきたと思っております。そういうことを考えたときに、水産基本法の中でも多くの議論を行ってまいりましたけれども、今の日本の漁業というものを資源管理型漁業に変えていくんだという強い意思がこの基本法、基本計画に貫かれているというふうに思っています。 そういう基本路線で現状を見たときに、それでは漁業あるいは養殖漁業というものがどういうふうになっているかということを考えると、昭和五十三年で一千万……
○菅野委員 私の方からも冒頭、本委員会が半数に達していないという状況でございますから、これは、委員会成立要件を満たしていないという状況で質問に入らざるを得ないということに対して、強く抗議しておきたいというふうに思っています。 まず、今も中林委員から質疑がありました、WTO農業交渉についてです。 今、るる質疑の中で政府の考え方が示されましたけれども、三月三十一日、一つの区切りだった、そして今、四月の十五日という今日的な状況の中で、今後どのようにこのWTO農業交渉を政府として進めていこうとしているのか。これを、今日的状況を踏まえて、どう克服していこうとなされているのか。この点について、大臣の御……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 今までかなり議論されてまいりましたが、どうもこのトレーサビリティー法について合点がいかない部分があるわけなんですね。それで、冒頭少しその点について質疑しておきたいというふうに思うんです。 昨年の四月にBSE問題に関する調査検討委員会の報告が出されて、そして「リスク分析手法の導入」という形でトレーサビリティーが俎上に上ったわけでございます。ただ、その前に、平成十三年の十月二十二日に家畜個体識別システムの構築に関する基本方針というのが打ち出されておりますね。そして、昨年の四月の調査検討委員会報告を受けて全国データベースの利用規程というものが設けら……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 冒頭、家畜伝染病予防法について少し議論していきたい、質問していきたいというふうに思っております。 先ほどもお話がございましたけれども、BSEが発生して農家が一番心配していたこと。これは、一昨年の十二月に私ども社民党の調査団としてBSEが発生した現地に行って、疑似患畜牛の問題を痛切に感じてまいりました。北海道の佐呂間町や猿払村あるいは群馬の宮城村に行って、農家の人たちから訴えられたのは、この疑似患畜牛を何とかしてくれという切実な訴えだったわけでございます。そういう意味では、もう二年になろうとしていますが、このことに私はこだわりを持って議論してきたつ……
○菅野委員 私は、日本共産党、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました食品の安全性の確保のための農林水産省関係法律の整備に関する法律案に対する修正案について、その提案理由及び内容の概要を説明いたします。 農薬取締法の一部改正についてであります。 昨年の臨時国会で農薬取締法の一部改正が行われました。全会一致です。この改正は、プリクトラン、ダイホルタン、ナフサク等の無登録農薬が全国で販売、使用されていた実態を踏まえ、無登録農薬の水際での監視強化、無登録農薬の使用禁止、罰則の強化などを図るものだと理解しておりましたが、新たに特定農薬という規定が設けられたために、地産地消運……
○菅野委員 米政策改革大綱に基づく今回の食糧法の改正、私は、米政策の大きな転換という形でとらえていて、今後に悔いを残さないように、どう改革の方向性をつけていくのかというのは、この委員会にかけられた大きな責務だと思っております。そういう意味では、これからずっと議論していくわけですけれども、基本的な点をこれから問いただしておきたいというふうに思っております。 この一年、昨年の十二月三日に米政策改革大綱なるものが発表になって、それ以前から、その一年前から多くの議論がなされておりました。その議論の中心は、何といっても国による減反配分の廃止、そして農業者、農業団体による減反に切りかえていくという点だっ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 まず、参考人の方々、長時間にわたって大変御苦労さんでございますし、本当にありがとうございます。 まず初めに、生源寺参考人にお聞きしますけれども、先ほどから多くの議論がなされておりますこの今回の米政策改革大綱が実現していくと、適地適作と進んでいって、そして最終的には私は産地間競争というものの激化につながっていくんじゃないのかなという危惧をいたします。そして、そういう構造の中で取り残されていくのが中山間地域農業というふうに私は考えていくわけですね。 それで、この米政策改革大綱と別の問題だというふうに先ほどから説明されておりますけれども、実際に農……
○菅野委員 先日に続いて、食糧法の改正について質問させていただきます。 まず、今も松本委員の方からありましたけれども、この日本の農業、私は第一次産業総体と言っているんですけれども、第一次産業が非常に危機的な状況に陥っているという共通認識はみんな持っているというふうに思います。それを政府としてどのように克服していくのか。その一つの、米についてどう克服していくのかというのが、今回の食糧法の改正でなければならないというふうに思っております。しかし、後でも触れますけれども、危機的な状況が本当にこれで克服できるんだろうかということが、農家の人たちも含めて、今非常に不安がっているというふうに思っておりま……
○菅野議員 今の米政策改革大綱なるものが推進されている中で、このままでは農業が大変になるという状況のもとで、野党四党での議論から出発して、代替案を考えていこうじゃないかという形で出発したのが始まりでございます。 水田あるいは畑作農業というものは、主食である米を初めとした食料供給の機能だけではなくて、空気、水、土、景観の維持という大きな多面的機能を果たしている。しかし、今山口委員がおっしゃったように、全水田の四割、百万ヘクタールが減反されている。そういう中で、このままでは日本の農業というものが危機に陥るんじゃないのか。そして、農業だけじゃなくて、第一次産業総体も考えていく必要があるという中で、……
○菅野委員 最後の質問者となりました。私が質問すべく用意したのは、ほとんど今議論されているというふうに思いますが、観点を変えて私なりに質問をしていきたいというふうに思っております。 まず、この法律案は、知的財産戦略大綱に基づいて、国家的な観点からこの種苗法の改正に至ったというふうに理解しておるわけですが、一つの問題点というのは、いかに品種登録制度において審査期間を短縮していくのかということが、これは大きな課題だというふうに思っています。 資料によれば、最長で十・四年もかかっている。それから、最短で二・三年、平均では三・一年という統計が出ているわけですね。三年もかかっていて、そして、先ほども……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。最後の質問になりますけれども、しばしの間おつき合いを願いたいというふうに思います。 まず、大臣に基本的な点をお聞きしておきたいんですが、この農業経営基盤強化促進法と農地法との関係なんです。農地法の第一条の目的規定というのは、「耕作者の地位の安定と農業生産力の増進とを図ることを目的とする。」というふうに書いてあるんです。そして、農業経営基盤強化促進法も、私はその目的は同じだというふうに思うんです。 そして、日本の農業というのはどういうふうな形態をたどってきたのかというと、何といっても、戦後の農地解放から始まって、今日的な農村集落の形成というものが……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 参考人の方々、長時間にわたっての意見陳述、本当に大変ありがとうございますし、御苦労さんでございます。 私は、出身が宮城県気仙沼でございます。気仙沼というと、国際水産文化都市という、水産業もあって、そして三陸のリアス式海岸、山が海岸線まで押し出ていて、市土の約七割が山という状況です。それから、中山間地域農業も行っていて、一歩踏み出せば、仙台平野の方に行けば広大な穀倉地帯、第一次産業が主産業の地域でございます。 そういう意味では、WTO交渉について多くの関心を持っていますが、この二〇〇五年一月の一括合意に向けて、ハービンソン議長提案あるいはジラ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 私は、きょう、WTO交渉、そして国際捕鯨委員会の総会の結果を受けてということと、もう一つ、ワシントン条約締結国会議の三点について質問をさせていただきたいと思うんです。 というのは、すべてこれは国際機関の国際的な交渉事項である、そしてその交渉事項はすべて日本政府が押し切られているという状況がここに存在しているんですね。そういう意味では、第一次産業をめぐって日本の外交がどうあるべきかということがこの三点に象徴されているんではないのかなという思いが私はいたしております。 最初にWTO交渉についてお聞きしますけれども、今の日本の第一次産業、特に食料……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 時間は経過しておりますけれども、持ち時間の範囲内で質問させていただきますので、おつき合いのほど、お願い申し上げたいと思います。 地震防災、災害対策の法体系というのは、災害対策基本法をもとにして三つの法体系が今整備なされたと思っております。大規模地震対策特別措置法、それと、地域を限定した東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法、そして、この九月一日から施行になりました日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策特別措置法ということで整備されてきました。私は、東南海それから日本海溝、この特別措置法にかかわって、一日でも早い法体……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 昨日、私ども社民党の豪雪対策本部の調査団として、同僚議員が新潟県を視察してまいりました。帰ってきてその報告を伺ったんですが、今多く議論がなされておりますとおり、国の財政的な支援を本当に求めている声というのが非常に強く要望されてまいりました。このことにしっかりと対応していただきますよう、私の方からも政府に対して強く要請しておきたいというふうに思っております。 質問に移りますが、新潟においては昨年に引き続いて二年続きの豪雪に見舞われました。 十日町の状況なんですが、十二月の積雪深でいうと二メーター五十五センチ、これは過去最高。そして、十二月十日から……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 二年ぶりにこの席に立っているわけで、感慨深いものを感じておるわけでございますが、臨時国会は開かれないということなので、もう来年の通常国会までは待てない課題、私は、今、前に三人の方が議論になっていますけれども、燃油高に対して、この特別国会中に一つの方向性をつけておかなければ大変な事態になるという思いを込めながら、これから質問していきたいというふうに思っております。 先ほどから、燃油高に対して多くの質問がなされて、政府の考えというものを理解することができております。ただ、私は、こんなことではこの燃油高を乗り切ることはできないんだという強い思いを込めな……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 私は、社会民主党・市民連合を代表し、議員西村真悟君の議員辞職勧告決議案に賛成の立場で意見表明を行います。 西村真悟君は、昨年十一月二十八日、非弁行為の容認、名義貸しという弁護士法違反により逮捕され、十二月十八日には、組織犯罪処罰法の犯罪利得の収受容疑で再逮捕されました。本来、みずからの不明を恥じ、道義的政治的責任を自覚するなら、国民に謝罪をした上で、直ちに国会議員の職を辞すのが西村君のとるべき態度であるはずです。しかも、先日行われた初公判で、西村君自身、弁護士法違反の起訴事実を認めております。さらに、七年間で三千万円もの所得隠しをし……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 行政改革推進法案について総括的に質問いたします。 まずお伺いしなければならないのは、法案の表題にもなっております簡素で効率的な政府とは一体何なのかということです。 昨年末に閣議決定された行政改革の重要方針では、小さくて効率的な政府となっておりました。しかし、小さな政府というのであれば、今も議論がありましたけれども、人口一千人当たりの公務員の数は、日本は三十五・一人であります、先進国中最低です。そして、GDPに占める政府最終消費支出で、人件費が占める割合も先進国中最低です。公務員の数、人件費のどれをとっても、先進国の中で最も小さな政……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。昨日に引き続いて質問させていただきたいと思います。 本来の質問に入る前に、昨日、滝委員の質問に対する中馬国務大臣の答弁で、私は、見過ごしてはならない、看過できない答弁だというふうに思っておるわけでございますから、そのことについて質問させていただきたいというふうに思っています。中馬大臣、笑い事じゃないと思いますよ。 本当に、地方はこの間、非常に厳しい状況に追い込まれて、大きな努力をしながら人員削減を行ってきております。そして、非常に一人一人の人がそういう状況の中で頑張っているという実態を私は申し上げておきたいと思います。平成七年から十一年連続して……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 一昨日、社民党の日森委員が公共サービス改革基本法、いわゆる市場化テスト法案について質問しましたが、最初に、関連してこの質問をいたしたいと思います。 まず冒頭、市場化テストで民間事業者らが事業を落札した場合に、定数の改廃や過員が生じた場合の分限免職を規定した国家公務員法七十八条第四号あるいは地方公務員法二十八条四号について、中馬行革担当大臣は、適合しない形で運用すべきだと思っているとの答弁がありました。この点については、私は理解いたします。ただ、さらに、分限免職の他の規定についても公務員の純減あるいは市場化テストで濫用されるようなことがないよう……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。
政策金融改革に関連して、沖縄のアメリカ海兵隊のグアム移転に伴う経費負担について総理にお尋ねいたします。
この米軍沖縄海兵隊のグアム移転に伴って、政府が融資方式の資金拠出に加えて財政支出に応じ、本日からあすにかけて開かれる日米担当局の審議官級協議で負担規模を話し合う旨の報道がされております。報道どおり融資方式と財政支出のミックスで経費を負担するつもりなのでしょうか。これをお尋ねいたします。
【次の発言】 今協議中で答弁は差し控えさせていただきたいということでございますけれども、こんなことは私は許されることではないというふうに思っているんですね。……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 参考人の方々から貴重な意見をお聞かせいただきまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。 最初に、逢見参考人からお伺いいたします。 行政改革推進法の第一条では、この法案の目的が、簡素で効率的な政府を実現することにあるとされておりますが、公務員数、政府支出に占める公務員の人件費、どちらをとっても先進国中最も小さな政府になっていることは、政府も認めております。 行革推進法案並びに市場化テスト法案は、公務員の削減と公共サービスの民間開放が先にありきと、先ほども意見を述べておられましたが、行政の本来あるべき姿、将来像を国民に全く示していないと私は……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄であります。 私の都合により質問の順番を変えていただきましたことに、委員長初め理事の方々に心から感謝申し上げる次第でございます。ありがとうございます。 最初に、川崎労働大臣にお尋ねいたします。 厚生労働省は、四月十三日に、自民党の厚生労働部会でことしの労働経済白書の骨子案を示したと報道されております。 この骨子案では、二十歳代の雇用者の所得格差が拡大傾向にあり、今後の格差の固定化が懸念される、パートや派遣、請負労働者など、非正規労働者と正社員の格差に触れ、非正規では正社員のように年齢が上がっても賃金が上昇しない、三十代から四十代の正社員でも成果主義賃金の導入……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 三人の参考人の方々、貴重な御意見を披瀝していただきまして、本当にありがとうございます。 まず、阿部参考人からお聞きしますが、私は宮城県の気仙沼出身でございまして、宮城県沖地震についてこれまでずっと議論をこの場で行ってきておるんですが、きょうの意見陳述を聞いて、それから講演の議事録を読ませていただいて、これまでは地震予知に力を入れてきたというふうに思います。この四十年間、いかにして早く、地震が起こったことに対応するかという形で進んできたというふうに私は思っています。 そのための技術開発等も含めて多くの投資がなされてきたという今日までの経過であ……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 まず初めに、政治と金をめぐる問題について少し議論していきたいと思っております。 総務大臣にお伺いいたしますけれども、日歯連から一億円のやみ献金受領事件をめぐる裁判で、収支報告書への記載を見送るよう指示したとの疑いで起訴されていた村岡兼造元官房長官に対し、東京地裁が無罪判決を言い渡しました。この問題、旧橋本派の元会計責任者、村岡元官房長官、それから橋本元首相らの証言、発言が食い違い、一体だれがやみ献金の処理を指示したのか全く不明のままになってしまっております。 司直の手によって解明を求めることは当然として、やみに包まれたままでは国民の政治不信は拡……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。
二〇〇四年一月の最高裁判決を踏まえて、これまで参議院では定数較差問題に関する協議会と参議院改革協議会の専門委員会で真剣に議論を重ねてきたものと承知しておりますが、今回提案された四増四減案も含め、具体案として、今答弁なされておりましたけれども、幾つかの案が提示されたものと伺っております。政党が異なれば意見の違いは当然だとしても、参議院段階での協議で各党各会派で最大限一致した点はどこにあるのか、提案者にごく簡単に説明願いたいと思います。
【次の発言】 私ども、結論からいえば、今回の四増四減はやむなしと考えております。今回の定数格差是正についても、一……
○菅野委員 多くの議論がなされました。本当に今も佐々木委員がおっしゃったように、今後多くの人が選挙権行使できるようにどう持っていくのかという観点から議論されたというふうに私は思っておりますが、まず初めに、船舶における洋上投票、それから南極観測隊員などファクスで投票を行う選挙人は国政選挙のみが対象となって、そして、今回の法改正で投票権が保障される自衛隊員など特定国外派遣組織は、国政選挙とともに地方選挙も投票対象として保障されている。今議論されているように、投票機会を平等に保障するという観点から、私は条件をそろえていくべきだというふうに思うんです。 これは、私も、洋上投票を実現する会で地元で議論……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 アメリカからの輸入牛肉問題について、大臣の考え方をお聞きしておきたいというふうに思います。 予算委員会で集中質疑を行って、私もその場で発言しております。ただ、この問題、クリアしなければならない大きな問題がまだまだ山積しているというふうに私は思っています。 予算委員会での答弁では、輸入再開に向けてどう考えているのかということも質疑されました。そのときに、アメリカからの調査報告書が来なければそれは議論することはできないと大臣がおっしゃっておりましたけれども、この調査報告書が来て、今農林省と厚生労働省で鋭意検討している段階だというのは承知しております……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 松木委員、仲野委員、今議論を行って中身は深まっておりますけれども、基本的な視点から、農水省の今後の方針というものをお聞きしておきたいというふうに思っています。 この時期に来て、畜産物価格を決定する時期になると、毎年このような議論が行われている、この中身は何なのかということを考えたときに、やはり、先ほどから議論になっておりますけれども、生乳八百万トン強、これをどう処理していくのかということだというふうに思っていますし、昭和四十一年にこの制度ができて、酪農が今日の状況を迎えているときに、酪農経営の実態はどうなっているのかというと、どんどんどんどん大規……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 今、仲野委員の質疑を聞いていて、本当に、なぜ今統合や非公務員化なのか、これに改めて強く疑問を感じたところでございます。 平成十三年に独立行政法人、特定独立行政法人としてスタートして、五年経過してきたわけでございますけれども、この五年の中で試験研究機関に何の問題があったのか。これまでの体制でどこに具体的な問題があったのか。そして、中期目標をつくって、五年間、そのことの実現に向かって試験研究を行ってきたというふうに思うんですが、この中期目標達成において何が欠けていたんですか。 農林水産省としてこの五年間をどう総括なさっているのか、この点についてお聞……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 BSEの問題については各委員から議論がなされましたから、私は、視点を変えて、やはり輸入農産物あるいは畜産物に頼っていては問題解決になっていかないんだという立場から、日本における食料自給率をどう向上させていくのか、これは非常に大きな命題なんですが、ここに政府一丸となって取り組んでいかなければならないなというふうな思いを持って、質問に、ここに立っております。 平成十二年の三月に、食料・農業・農村基本法に基づいて、基本計画で、平成二十二年の食料自給率を四五%に設定いたしました。私もこのときもかなり議論したんですが、四五%達成に向けてどう取り組んでい……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 本日の最後の質問となりましたが、三十分ですので、おつき合いのほどよろしくお願い申し上げたいと思います。 今回の経営所得安定対策、戦後農政の大転換だと言われておるわけですけれども、この法律案あるいはいろいろな資料等を読んでみても、これからの日本農業をどういう方向に持っていこうとしているのか、私は疑問をぬぐい去るわけにはいきません。そういう観点から、若干、これまでの取り組みとこれからの方向性について質問してまいりますので、よろしくお願いします。 平成十一年に食料・農業・農村基本法が公布、施行されて以降、十二年に基本計画が定められて、今日まで鋭意……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 まず初めに、民主党案について質問をさせていただきたいというふうに思います。 食料の自給率目標を将来的には六〇%、十年後には五〇%という設定をしておりますけれども、この間、私も、政府に対して、食料自給率の向上対策ということで議論してまいりました。ここ十年間ほぼ四〇%台という形でずっと推移しているわけでございますけれども、この一〇%自給率を上げていくというのは私は並大抵のことではないというふうに思っております。 それで、ぜひ、五〇%、六〇%とした理由と、この目標達成に向けての具体的対応というのを法案提出に当たってどう考えておられるのか、この点をお聞……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 午前中の民主党の大畠委員も質疑しておりましたが、私も、まず初めに、水産業、漁業について質疑を行っていきますので、よろしくお願いします。 まず初めに、民主党案に。 民主党案として漁業問題を法案化しました。この法案化するに当たって、現状の漁業を取り巻く状況は、認識は、どのようにとらえているのか、このことをまずお聞きしておきたいというふうに思います。 また、漁獲限度量の割り当て、漁場環境保全、漁業集落に対する支援、輸入制限等で振興を図るとしていますが、これらは私は、まだ今は不十分と言わなければなりません。早急の課題だというのは共通認識に立ってい……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 参考人の方々、本当に、自分の実践をもとにして意見陳述なされましたことに、心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。 最初に、忠参考人にお聞きいたします。 先ほどの話の中で、二ヘクタールから、現在、六十八ヘクタールという規模拡大を二十年かかってやってきたという状況を知ることができました。ただ、今の法律案が施行されてみんなが直面する課題というのはこのことだというふうに思っております。二十年かかってここまで来たと一言でお話しなされていましたけれども、並々ならぬ苦労があったのではないかなと私は察するわけでございます。こんなに簡単にいく話ではない……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 この間、多くの議論を行ってきておりますし、北海道や宮崎に出かけて地方公聴会、そして中央公聴会、そして参考人等を呼んで多くの問題点が指摘されたというふうに私は思っております。これらのことで明らかになった点を数点拾い上げて、政府に対して質問していきたいというふうに思っています。 一つは、品目横断的経営安定対策、この施策を徹底していくならば、担い手と非担い手の二極分化が進むということが懸念されるというふうに私は思っております。その結果として、非担い手となった人たちが離農していく、そういう状況が生まれてくるのではないか、このことも指摘されておりますし、こ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 私は、地球温暖化防止と森林吸収源対策について、今、これ一点に絞ってお聞きしていきたいというふうに思っています。 先日の新聞報道で、北極における氷山がどんどん減少している実態が報道されておりました。そして、これまで京都議定書と言われて、京都議定書が発効されて、二〇一二年までに六%削減という状況で目標設定がされておりますけれども、まず冒頭、お聞きしておきたいんですが、政府として、達成に向けての取り組み状況と、この削減の達成の見通しをどのように持っておられるのか、これについてお聞きしたいというふうに思います。
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 今、山田委員や岡本委員から細部にわたって議論されました。今日、こういう議論になっているというのは、まだまだ米国産輸入牛肉が輸入再々開の条件が整っていないというあかしだというふうに私は思っていますし、きょうのマスコミ報道で、一部報道でなされましたけれども、国民は八割近い人たちが米国産輸入牛肉の再々開について疑問を持っているという報道もなされています。 そういう意味においては、今までの一連の経過をたどりながら、どこにこの問題があるのか、政府として今後どのように消費者の理解を得ていくのか、このことが今重要な局面に差しかかっているというふうに思いなが……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄であります。 最後の質問になりましたけれども、しばしの間おつき合い願いたいというふうに思っています。 まず、冒頭ですが、六月一日から六月十四日まで全国十カ所で、米国産牛肉輸入問題に関する意見交換会、いわゆるリスクコミュニケーションが行われました。ここで出された意見が、十カ所ですから相当な意見が出されているというふうに思うんですが、政府から取り寄せた資料は、ここに持っているんですけれども、たった二枚という状況なんですね。本当にこれでいいのかという問題点はあるんですけれども、政府から出されたこの二枚のペーパーを見ても、早期の輸入再開を求めるという意見というのはほとん……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 私は、食品安全委員会の委員長に出席してもらって、リスク評価機関として、リスク管理機関との独立性をどう食品安全委員会として保っていくのか、このことについて質問したいというふうに思っています。 きょう、この席に谷垣財務大臣がおられます。二〇〇三年、私、当時の国務大臣と四月十六日に、この点に関して、内閣委員会と厚生労働委員会、農水委員会の合同審査のときに議論をした点がございます。 当時は、食品安全委員会の独立性が食品安全基本法の中で本当に保たれるのか、こういう議論がなされて、財務大臣は、本当にそのことが重要であって、しっかりとした独立性の確保につ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 最初に、提案されております防衛庁の職員給与に関する改正案については賛成の立場であることを申し上げておきたいと思います。しかし、今般の人事院勧告における官民給与の比較方式が変更されたことについては、公務員のみならず、働く者総体の賃金抑制に連動しかねない問題点であるということを指摘させていただきたいと思います。 また、防衛庁におきましては、情報漏えい対策を実施したはずですが、今般新たに、自衛隊員の私物パソコンから内部データの漏えいが発覚いたしました。また、今も議論ありましたけれども、先月には、海上自衛隊の練習潜水艦とタンカーの接触事故がありました……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 まず初めに、高校の必修科目の履修漏れ問題について、大臣の見解をお聞きしたいと思っております。 多くの議論がされております。そして、きょうも理事会を通じて調査結果も出されておりますから、概要は把握しているつもりでございます。ただ、残念ながら、この問題をめぐって、茨城県の校長先生が自殺するという痛ましい事件も引き起こしている実態があるわけでございますし、また、先ほどの大臣の答弁においては、今週中に文部科学省で救済措置も検討するという答弁もこの委員会でなされております。 私は、今の時期、受験を控えた子供たちに過度な負担や動揺を与えることのないよう……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 久間防衛庁長官は、今も議論にありましたけれども、十二月七日の参議院外交防衛委員会で、イラク戦争への支持について、政府が公式に支持すると言ったことはないと発言して、翌日になって、間違いだったと訂正いたしました。 しかし、日本の対イラク政策の中枢を担う防衛庁長官が認識不足だったで済む問題なのでしょうか。やはり重大な問題だと言わなければなりません。多くの方が閣内不一致ではないかと指摘されていますが、そう言われても仕方のない発言だったと思います。十分に反省されることを求め、質問に入らせていただきます。 まず、この問題と関連しますが、今も赤嶺委員が議論し……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 私の方からも、このたび北海道の佐呂間町で竜巻によって不幸にして亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対して哀悼の意を表させていただきたいと思います。また、被災された方々に対しても、心からお見舞い申し上げるところでございます。溝手大臣におかれましては、一日も早い復旧対策に御尽力なされますことを心からお願い申し上げる次第でございます。 私の方からは、十月初旬に三陸沖から北海道にかけて広範な被害をもたらした低気圧災害についてお伺いしたいと思います。 特に、第七千代丸の座礁事故で生命を失った七人の方々、御遺族には心からお悔や……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 北海道佐呂間町を襲った竜巻被害でお亡くなりになられた九名の方々に、そして御遺族の皆様方に対して、心から哀悼の意を表したいと思います。また、負傷された方々を初め、被害に遭われた方々に対し、お見舞い申し上げる次第でございます。 住宅被害に直面し、厳しい冬をどう乗り切るのか、不安を抱えている方々に対しては、佐呂間町や北海道はもちろんですが、何よりも政府が万全の対策を講じていくよう冒頭お願い申し上げておきたいというふうに思っています。 竜巻事故は今回にとどまらず、私も視察に行ってまいりましたが、九月には宮崎県の延岡市で発生しております。また、昨年十……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 冒頭申し上げておきたいことは、政治と金、あるいは政官業癒着問題で言えば真相が不明確なままの日歯連事件、最近では防衛施設庁をめぐる談合、さらには福島、和歌山、宮崎などでも知事が逮捕されたりあるいは知事の関与が取りざたされている談合事件が起きるなど、国民の政治不信が助長されるような出来事がいまだに続いております。 この中で、政治資金規正法を強化するのではなく緩和する法案が、たった二時間十分の審議で成立させられようとしています。しかも、国民不在で、政治献金の受け手である政党だけで勝手に決めようとしているわけですから、このような審議のあり方に強く抗議……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 与党、民主の両案ともに、憲法改正の手続法案の中に国会の院の構成にかかわる国会法改正を含んでおります。なぜ憲法調査特別委員会が院の構成にかかわる案件まで審議できるのか。本来は議院運営委員会で議論することでもあり、議会制度協議会という制度もつくっている中で今こういうふうな議論が進んでいるわけでございます。本来のところで議論すべきだというふうに私は思っております。 先ほど辻元委員も意見表明しておりますが、憲法調査特別委員会の中でこのことの議論がなされて、本来の議院運営委員会なり議会制度協議会で議論なされるような方向に持っていくべきだということが表明……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 松岡大臣におかれましては、就任直後に政治資金をめぐっていろいろございました。しかし、課題が山積している中で、日本の農林水産業のトップに位置しているわけですから、襟を正して農林水産業の推進に当たっていただきたいと冒頭申し上げておきたいと思います。 さて、ここ数年、大雨や台風による被害が後を絶ちません。ことしも農産物が大きな被害を受けております。同時に、海難事故も例年以上に頻発しているように思っております。 十月の六日、私の地元、宮城県の女川沖で発生したサンマ漁船第七千代丸の座礁事故について質問したいというふうに思います。 十六人の乗組員の方……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 まず、今も多くの委員の中で議論されていますけれども、農地・水・環境保全向上対策についてお伺いしたいというふうに思っています。 来年の四月からこの政策が実施されます。政府は、通常国会で品目横断的経営安定対策と車の両輪の政策だということでずっと説明してまいりました。そして、先ほども議論されていますけれども、概算要求段階から、そして予算要求、そして予算の確定時期に今あるというふうに思うんですが、この農地・水・環境保全向上対策についてこれまで政府が考えてきたことと地方が取り組んでいること、現時点でどのような状況にあるのか。政府が考えている程度に、各地……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 私どもは、二国間貿易協定について、これまで政府が取り組んできたことに対して、反対を表明しないで賛成を表明してきました。こういう事態になるということは考えもしていなかったというのが正直なところであります。そういう意味で、今回、突然に降ってわいたオーストラリアとのEPA交渉、どこから起こってきたんだという疑問を持ったのも事実であります。 松岡大臣は、先日のこの委員会の答弁で、経験したことのない台風が押し寄せてくるというふうな表現を使ったんですが、その台風を引き起こしているのはどこなんだというふうに質問したんですが、明快な回答はございませんでした。 ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄であります。 私は、当委員会の皆さんと、グアム島の米軍基地を視察してまいりました。持ち時間も短いので、米軍沖縄海兵隊のグアム移転を中心に質問してまいりますが、その前に、法案の基本理念に関して伺いたいと思います。 法案の第三条二項は、「駐留軍等の再編に対する幅広い国民の理解が得られるよう配慮されなければならない。」としています。多大な負担を生み出す米軍再編について、沖縄県を初めとした基地周辺で暮らす方々の理解を得るための義務あるいは努力義務を課すのではなく、なぜ配慮規定にとどめたのでしょうか。新たな負担が強要されるのに、国民の理解を得る配慮だけをすればいいとい……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 私の方からも、一言、年金の問題について触れさせていただきたいと思います。 大臣も先ほど答弁しているように、今回の問題、しっかりとうみを出して、そしてうみを残さないで国民の前に明らかにする、うみが残っていることによってまた再発するという事態のないように取り組んでいただきたいというふうに思います。と同時に、公的年金ですから、これは公的に一元管理していくという姿勢が大事だというふうに私は思っているんです。ただし、今の政府の進めている方向というのは逆行している、こんなことはあってはならないことだということを一言申し添えておきたいというふうに思っています。 ……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄でございます。 三月二十五日に起こった能登半島沖地震で亡くなられた方々や被災された方々に御冥福とお見舞いを申し上げる次第でございます。 さて、地震については、国の全体の方向性は、これまでの予知という観点から防災へという形へ大きくシフトしたと私は思っています。ただ、そういう中で、大規模地震対策特別措置法、東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法、これらの法律が、私もかかわったんですが、この間、整備されてきております。 東海地震対策は、平成十五年五月、東海地震対策専門調査……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 提案されている国政選挙の執行経費についてですが、適正に見直していくことに異論はありません。しかしながら、今回の改正案、衆参双方の選挙につき、現行と比較して大幅な経費削減となっています。 公務員給与の改定、物価水準、過去の選挙の執行状況を勘案した結果と言われていますが、投票時間は延長され、開票時間にかかる時間は短縮傾向にある中、投開票に携わる方々の御苦労、御負担はむしろふえているのではないかと思います。 ところが、少ない人数で頑張って投開票活動に携わり、開票時間の短縮を図れば図るほど、次回はそれが基準となって、ますます人員や経費が減らされていく。これ……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 きょうは、一点、マニフェストについてお聞きしたいと思います。 本日の一般質疑終了後に採択される予定のマニフェストの配布条件の拡大で、衆議院の比例代表選挙では各政党に比例ブロックの定数分だけ標旗を与え、参議院の比例代表選挙では候補者一人当たりの標旗を三から六にふやすものです。しかしながら、先ほども議論があったんですが、マニフェストの配布場所を選挙事務所、個人演説会場、街頭演説場所に限定することに変わりはありません。マニフェストが政党の政策を有権者に理解していただく重要な手段の一つとして定着しつつある今日、標旗の数ということにとどまらず、配布場所そのものを拡……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 八日と本日、二度にわたって審議が行われています。しかし、与党案では余りにも抜け道が多く、国民の不信を払拭できる内容とは思いません。国会終盤を迎えているとはいえ、今も議論になっておりますが、国民が本当に納得できるような法改正にすべきだというふうに私は冒頭申し上げておきたいと思います。 さて、既に指摘されていることですが、与党案、民主党修正案のどちらで法改正されたとしても、この間問題になってきた松岡前農水大臣、佐田前行革担当大臣、さらには伊吹文部科学大臣の事務所経費の真相を過去にさかのぼって明らかにさせる強制力は持っていません。 そこで、与党案、修正案……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 私は、政治資金規正法の一部を改正する法律案につきましては、与党案に反対、民主党修正案に賛成の立場で討論を行います。 佐田大臣の辞任に始まり、事務所費問題では伊吹大臣、松岡大臣らが取りざたされ、美しい国を掲げる安倍政権下において政治と金にまつわる問題が噴出しています。国民が求めているのは、疑惑の徹底解明と責任追及で徹底的にうみを出し、そして再発防止のための制度改正で政治への信頼回復を図っていくことにあるはずです。将来の国会議員の政治資金の金の不透明さではなく、今現在疑惑が持たれていることの解明を国民は求めています。 しかし、今回提案されている与党案は、過……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。農水大臣の所信に対して、三点にわたって議論していきたいというふうに思っています。 大臣の所信表明では、この四月から行われる品目横断的経営所得安定対策、それと同時に、米政策改革推進の対策の見直し、それから農地、水、環境保全対策、これを三本柱として、定着に万全を期してまいりますというのが大臣の決意であるというふうに伺いました。 そこで、一番目の品目横断的経営安定対策ということで、先ほど民主党の篠原委員がこの点について議論いたしましたけれども、実際にこの四月から具体的政策として展開されていくわけであります。待ったなしの状況だというふうに思います。 ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄であります。畜産と酪農をめぐる問題について質問させていただきます。 多くの委員が既に指摘されておりますように、飼料価格の高騰に加えて、生乳の需要の低迷、さらには、WTOやオーストラリアとのEPA交渉を控え、酪農、畜産農家はダブルパンチ、トリプルパンチの厳しい状況に置かれております。政府による来年度の畜産、酪農対策がどのようなものになるのか、このことはもちろん重要ですが、酪農、畜産農家を取り巻く厳しい状況を考えれば、毎年この時期だけ委員会で議論するのではなくて、中長期的視野に立った対策というものが必要なのではないのか、私はこのことを冒頭指摘させていただきます。 ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、三法人の統合で新たに生まれる農林水産消費安全技術センターについてお伺いいたします。 対象となる三法人とも検査、検定を行う法人ということで共通しておりますが、農林水産消費技術センターの主要な業務は、食品表示やJAS規格にかかわる検査ということで、他の二つの法人のように、直接に安全にかかわる検査を行うものではありません。 統合で、先ほども答弁ありましたけれども、農場から食卓に至るまでの食の安全に貢献できるとの説明を受けておりますが、この三法人の業務内容や専門性が異なることから、かえって私は支障が生ずるような気がしてなりません。そのような可能性は……
○菅野委員 委員長に一言申し上げておきたいと思います。
重要な法律案を審議しているこの委員会に、政務官も入れて、やっと半数になるという状況が、これは正常なんでしょうか。(発言する者あり)だから、いや、どことは言いません。やはり法案審議をしているという状況は、全員そろってやっていかなきゃならないことだというふうに私は思っていますから、一言申し上げておきたいというふうに思っています。
【次の発言】 そして、先日の農林水産委員会の質疑の中で、私どもも、この松岡農水大臣の件に関しては、説明責任を果たしていない、大臣は法令にのっとってすべて対処していると言うんですが、これは法令以前の法規、これはこの世……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 法案の質問に入る前に、松岡大臣の政治資金管理団体の光熱水費問題についてお伺いします。 何度も指摘させていただいているにもかかわらず、大臣は、いまだに国民の疑問に答えようとはしておりません。最近の世論調査でも、大臣は辞任すべきだが四八%、辞任は必要ないが説明責任を果たすべきだが四六%です。回答者の九四%が大臣の姿勢に疑問を呈しております。大臣の言うように、報告の義務はないので問題はないという回答はわずかに三%です。そして、松岡農水大臣への不信が国民の政治不信を招いている現状は見逃すことができません。 大臣、この世論調査の結果をどうお考えですか。改めて説明……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 海洋資源保護の観点から、現在、遠洋、沖合漁業の十三種類について、漁業調整のための制限措置が講じられています。 今回の漁業法改正で、これら指定漁業の許可要件として、新たに経理的基礎を持っていることがつけ加えられることになりました。現在の漁業法におきましても、漁業を営むに足る資本を持っていることが適格性の要件とされています。これだけでは不十分だということで新たな要件が加えられることになったのだろうと思います。 そこで、現行の適格要件で何が不十分なのか、どのような問題が起こっているのか、改めて簡潔に御説明願いたいと思います。
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 我が国の漁業を取り巻く状況は、まくら言葉として、魚価安、燃油高、資源の枯渇等で厳しい状況というのが叫ばれているのが現状であります。そして、漁業者の減少、高齢化、後継者難という状況も相まって、今、漁業協同組合の事業経営も年々悪化しており、赤字経営に追い込まれているのが現状であります。このような中においても、協同組合として、資材の共同調達や販売事業の積極的な事業展開を行わなければならない状況でもあります。 このような漁業環境を踏まえて、我が国の漁業生産活動を維持発展させていく上で、この漁業協同組合の位置づけをどのように考えておられるのか、山本副大……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 この間、松岡農水大臣の事務所経費問題をこの委員会で毎回指摘してまいりましたが、今回、農林水産省所管の独立行政法人緑資源機構をめぐる官製談合の疑惑が持ち上がっています。 経済産業界からは農業を犠牲にしても市場開放を進めるべきだという論議が強まっている中、農林水産業の政策を一歩誤るならば、私は、壊滅的な打撃を受けかねないと思っています。まさに、今この時期は大切な時期であります。農水大臣、農水省、さらに所管法人で疑惑や不祥事が続いている現状は大変ゆゆしき事態です。 大臣みずからが光熱水費疑惑を晴らすことは当然のこととして、農林水産行政に対する信頼回復に努める……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 大臣、農林水産行政は私は大事な時期と思っております。これまでも申し上げてまいりましたが、大臣として、国民の信頼を取り戻す努力を精力的に私は行ってほしいというふうに思っております。国際交渉も信頼なしには進みません。そして、今後、政府としての交渉力を強化するためにも、一つの方向をつけるべき時期であると考えるものであります。このことを申し上げておきたいというふうに思っています。行政の停滞を招いてはなりませんし、今WTO、EPAをめぐって大事な時期であります。今日の情勢を踏まえて議論を行いますので、政治判断を誤りないよう、的確な、長々とした答弁ではなく……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 安全、安心な植物を開発することを奨励し、農家の発展に役立てることには異論はありません。しかし、今後のことを考えますと幾つかの点で懸念も抱いておりますので、その点を中心に質問させていただきます。 まず初めに、登録品種の種苗がアジアの国々に違法に持ち出され、逆輸入される侵害が多発していると聞いております。これに対して、平成十五年の関税定率法改正で、育成者権者を侵害する種苗の輸入差しとめの申し立てが可能となり、さらに、十七年の種苗法改正で、その効力は加工品にまで拡大することになりました。 この二度にわたる水際対策によって、違法な逆輸入は減少しているのでし……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄であります。 私の方からも、一昨日、みずから命を絶たれた松岡農林水産大臣並びに御家族に対して、心から御冥福をお祈りいたしますとともに、お悔やみを申し上げます。 また、昨日は、緑資源機構の前身である森林開発公団の元理事の方も自殺されたと報道されております。 政治と金、そして談合問題がこのような形で推移していることは、痛恨のきわみだと言わなければなりません。 通常国会の会期も残すところあとわずかになりながら、事務所経費あるいは官製談合の双方とも真相が明らかにならず、さらには、政治と金の透明化を図る法改正も先送り、審議にすら付されていないのは、極めて遺憾と言わ……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 日本の農林水産業が大変な困難にある中、松岡前大臣がお亡くなりになり、赤城大臣には多大な責任と期待が課せられております。与党、野党の違いはありますが、日本の農林水産業を守り発展させるために御尽力いただけるものと、まずはエールを送りたいと思います。 ただ、今の質疑を聞いていて、大臣、政治不信をもたらすようなことのないよう、しっかりと説明責任を果たしていく、これが大臣に課せられた任務であるということも申し添えておきたいというふうに私は思います。 最初に、まず緑資源機構について質問いたします。 大臣は、昨日の所信表明で、緑資源機構は廃止の方向で検討するように……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 私どもは、今議論になっております非正規雇用の方々を、正社員にすべきであるということを思っております。この点に絞ってきょうは質問させていただきます。 まず柳澤厚生労働大臣にお聞きしますけれども、偽装請負、偽装出向という問題が表面化しています。この表に出ているのは氷山の一角だと思います。社民党といたしましても、いわゆる偽装出向で是正指導を受けた都内の自動車メーカーに調査団を派遣し、また、昨日公聴会で公述人として出席された、キヤノンで働く請負労働者の方々からもヒアリングを行うなど、この問題を注視してまいりました。 そこで、派遣労働につい……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 いわゆる電子投票制度、それ自体に反対するわけではありません。しかし、今拙速に国政選挙や最高裁判所裁判官の国民審査にまで拡大する必要があるのか、大きな疑問を持っています。 そういう中で、以下、何点か質問させていただきます。 まず初めに、二〇〇二年に、電磁記録投票法、いわゆる電子投票法が施行されて以来、現在、電子投票制度を条例化している自治体数は八つです。電子投票で実施された選挙数も、ことしの統一自治体選挙を含めてわずか十六回です。これは当初見込みどおりなのですか、お答え願いたい。千八百自治体のうち導入しているのはわずか八自治体、これはどう考えても少ないわ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 この間、政治資金規正法改正について六党の協議が重ねられてきました。私もワーキングチームのメンバーとして協議に参加させていただきましたが、取りまとめに当たった各党担当者の皆さんには私からも敬意を表しておきたいと思います。 いわゆる事務所経費をめぐる問題は、国民の政治に対する信頼を大きく損ねました。今回の法改正、必ずしも私ども社民党の考え方と全部一致しているわけではありません。しかしながら、この国会で何らかの対応を決めなければますます国民の信頼を失うと考え、政治資金の透明化が一歩前進するという立場で賛成するものといたしました。 そこで、今回の政治資金規……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 数点にわたって大臣の見解をお聞きしてまいりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 先日の若林大臣のごあいさつを拝聴しまして、農林水産行政には、内外にわたる政策課題が山積しているとの指摘、まさにそのとおりだと思います。 さきの通常国会から今日までの間、松岡、赤城、遠藤という三人の農水大臣が政治と金の問題、あるいは補助金交付団体からの献金受領などによって交代を余儀なくされました。 ところが、先日の大臣のごあいさつには、政治と金の問題などで農水行政に対する信頼が揺らいでいることへの反省の弁は、残念ながら見当たりませんでした。この間の経……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 審議入りした農家への戸別所得補償法案は、米価の下落とも相まって、今大変注目されている法案です。きょうは入り口の部分しか質問できませんが、品目横断的経営安定対策とも関連し、論点は多岐にわたっておりますので、ぜひ今後も丁寧な審議をお願いしておきたいというふうに思っております。 さて、私も二〇〇三年に、農業の食糧供給機能、多面的機能の対価として、農家に直接支払い、所得補償を実施するための法律案を民主党さんと一緒に国会に提出してまいりました。当時は少数派ですから否決されたという経過があるわけですけれども、そういう立場を考えると、今ここまで直接支払いというもの……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。
最初に、法案提出者に伺います。
品目横断的経営安定対策では、冷害や台風などの自然災害で収穫量や収入が減収し、農業共済でその補てんがされたとみなされる場合、ナラシ対策の対象にならないと承知しております。
他方、二〇〇三年に民主党と社民党が共同で直接支払いを実施するための法律案を国会に提出した際には、直接支払いと農業共済を統合し、保険方式と収入保険方式の二本立てにすると提案してきましたが、戸別所得補償法案では農業共済との関係をどのように考えているのか、答弁願いたいと思います。
【次の発言】 答弁はわかるんです。ただ、今、細部の設計、組み立てをやっていく……
○菅野委員 内閣から提示された国会同意人事について、社民党・市民連合を代表して意見表明をします。 再就職等監視委員会は、公務員の再就職あっせんを一元化する官民人材交流センター、いわゆる新人材バンクとともに十月に設立されます。事前規制と人事院の関与がなくなると、新人材バンクを通したということで、天下りにお墨つきを与えることになりかねず、天下りを続けることが前提の、まさに天下りバンクと言わざるを得ません。それを動かすための監視委員会を認めれば天下りを容認することにつながり、国民の求める天下り禁止、政官業癒着根絶に反することになります。個々の委員候補者への評価ではなく、新人材バンクを前提とした再就……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 冒頭、今回の岩手・宮城内陸地震で生命を失った十二名の方々の御冥福をお祈り申し上げたいと思います。また、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。 私も、地元で突然起こった今回の地震に対して、地震が発生した十四日、偶然にも栗原市にいたので、すぐ情報収集に当たり、さらには、本委員会の調査団が派遣された二十一日も含め被災現場に何度も足を運んでまいりました。 地震発生から十日が過ぎましたが、梅雨を迎えて、土砂ダムがはんらんするのではないかと住民の方々はなお不安を募らせています。関係者のこれまでの昼夜を問わずの御努力に心から敬意を表しつつ、十名の行方不……
○菅野議員 社会民主党の菅野哲雄です。 本日、このような形で質問の機会を与えていただきました各委員の御配慮に心から感謝を申し上げたいと思います。 最初に、本法案の提出に至った経過についてお伺いします。 公務員制度改革の流れをひもとくと、二〇〇〇年十二月の行政改革大綱の閣議決定にまでさかのぼるのではないかと思います。そこでは、信賞必罰の人事制度など六項目の改革方針が示されているのですが、この閣議決定から七年近くが経過しております。渡辺大臣が今回奮闘されているのはよく理解できるのでありますが、基本法案提出までなぜこのように長い期間を必要としたのか、改めてその理由並びに大臣の認識を率直にお聞か……
○菅野議員 社会民主党の菅野哲雄です。 再びこのような形で質問に立たせていただき、委員各位の御配慮に重ねて感謝申し上げる次第であります。 さて、これから能力・実績主義が本格的に導入されていくわけですが、例えば懇談会報告では、勤続二十年を超える年功昇給はほぼ停止するとされています。このような職員の大幅な労働条件の変更が今後検討されていくのだろうと思います。だとすれば、能力・実績主義の本格的導入の前に、ぜひとも協約締結権の拡大が速やかに実現されるよう、最初に政府に強く要望しておきます。 さて、専門調査会報告では、協約締結権を新たに付与した場合、第三者機関の勧告制度を廃止すべきとされております……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 本日は、畜産、酪農を中心とした質疑ですが、畜産、酪農の農家それから養鶏農家などから、生産すればするほど赤字、借金を抱えてやめるにやめられないなど、悲鳴に近い声が上がっております。 昨日、農水省から、畜産経営及び収益性の動向という資料をいただきました。それでは、実態はどうなっているのかということで見させてもらったんですが、乳用牛飼養で平成十二年においては三万四千戸の農家がありました。七年間経過して、今は二万五千戸という状況になっているという数字が出ています。七年間で九千戸の乳用牛飼養農家が減っている、これが実態ですね。それから、肉用牛でいえば、平成十二……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、消費者が強い関心を抱いている中国産輸入ギョーザ中毒事件に関連してお伺いしたいというふうに思います。 今回の事件を通じて、食品表示のあり方が関心を呼んでいます。現行のJAS法では、国内の加工食品には原材料、原産地の表示を義務づけていますが、輸入加工食品については、生鮮食品に近い二十食品以外は原材料、原産地表示は必要ありません。石原都知事は条例で原産地表示を行うような考えを示していますが、若林大臣の記者会見の内容を拝見しますと、大変慎重なように思えます。 輸入加工食品に、原則、原材料、原産地表示を導入することについて、率直なところ、どのようにお……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。
水産加工業は国内向け魚介類の総供給量のうち四五%を消費する大変に重要な位置にあります。その一方、私の地元、気仙沼のかまぼこ業界からは、スケソウダラの漁獲枠削減、国際的な魚価の高騰、さらには燃油高による包装資材の値上げで、企業努力ももう限界だという悲鳴が聞こえております。大変厳しい状況です。
そこで、伺います。
水産加工業の経営体は、平成十年には約一万五千あったものが平成十七年には約一万五百と三割程度減少しております。この要因についてどのように考えておられるのでしょうか、お聞きいたします。
【次の発言】 今の水産庁長官の答弁にもあったんですが、原材料……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 緑資源機構を舞台にした天下り、官製談合事件は許すことのできない事件です。再発防止は当然のことですが、事件の発覚をもって直ちに緑資源機構を廃止してしまうことは、行政減量・効率化有識者会議で進めてきた独立行政法人の統廃合に乗っかった拙速な決定だと思えてなりません。国が必要と認めてきた独立行政法人の整理、統廃合に当たってはもっと丁寧で真剣な議論が必要ではないかと指摘して、私は質問に入りたいと思います。 最初に、林道ネットワークの核となる幹線林道の残事業七百キロメートルについてお聞きします。 今回、自治体の判断で補助事業として実施することになりましたが、今……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 お忙しい中、参考人として出席された全中の冨士常務、全農の米本常務、本当に心から御礼申し上げる次第でございます。 さて、昨年から全農は、米農家への仮渡金方式を見直して、内金を払って後で追加額を払う概算金方式に変更をしました。内金として、昨年九月に六十キロ当たり七千円を打ち出したわけです。この七千円という低価格が、販売価格の下落を呼び起こし、農家の不安を増大させたのではないかと多くの方が指摘されています。 全農の常務にお伺いしますが、この概算払い方式と内金七千円という額について、適正な対応だったのか、答弁願いたいと思います。先ほどの質疑で、経過について……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 鈴木先生、梶井先生、本当に貴重な意見を披瀝していただきまして、ありがとうございます。 まさに今日の農業、農村の抱える課題、そのために必要な施策というのが問われているなというふうに思っています。ただ、今日、所得補償をしなければならない農村の現状というものをどうしていくのかというのは、日本において本当に重要な課題だという共通認識に私どもも立っているわけでございます。 どうしてこうなったんだろうなという経過を見るときに、米をとってみれば、ずっと右肩下がりで米の値段が下がってきて、一向に値上がりする傾向というのは見受けられないというのが、今日の農業……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。
今回の法案は、農林水産大臣が基本指針、都道府県が基本方針を定め、それに沿って市町村が特定間伐等促進計画を決める仕組みになっています。だれが特定間伐の中心で、国、都道府県、市町村の間の役割分担はどうなっているのか、これを説明していただきたいと思います。また、これまで森林整備について、企画立案、財政の両面で都道府県が中心を担ってきたと思いますが、そのやり方を変えるのだとしたら、その理由をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 これも今、前の人たちで大分議論になったんですが、特定間伐の実施に当たって、都道府県、市町村の双方に起債措置が認められるということ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 今、世界を見渡せば、穀物戦争と言われるような食料危機に直面しています。世界銀行は、食料価格の高騰で三十三カ国が社会不安の危機に直面していると警告し、事実、アジアやアフリカでは暴動も起きています。このようなとき、穀物を燃料の原料にすることは極めて慎重でならなければならないことを、冒頭、指摘させていただきます。 そこで、最初の質問ですが、日本でのバイオ燃料生産は、コスト的に実用化の段階に至っていないのではないですか。北海道の十勝や沖縄県の宮古島など全国七カ所でバイオエタノールの生産事業が進められていますが、幾つかの事業で結構ですので、製造コストがどの程度……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。
今、世界を見渡せば、穀物価格の急激な上昇で、発展途上国では深刻な食料不足が起こっています。国内でも、飼料価格や原材料費がはね上がり、農家が悲鳴を上げています。食料危機あるいは穀物戦争と呼ばれる深刻な事態であります。
最初に、いわゆる今日の食料危機と呼ばれる問題の原因はどこにあるのか、農水大臣の考えをお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 食料安全保障や農業の多面的機能という考え方、言ってみれば、農産物の生産は工業生産とは意味合いが異なるという考え方が定着し始めている一方で、食料としての穀物がエネルギー燃料として栽培される、あるいは、今も大臣の答弁……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 この間も、加工食品の表示問題などについて質問してきました。食品安全の観点からすると、HACCP制度のあり方も大きな課題です。ただし、現状のままでHACCP手法の導入が進むのか、疑問に感じる点もありますので、何点か質問させていただきます。 さて、HACCPにつきましては、一九九五年の食品衛生法改正でHACCPを基礎にした衛生管理方法が導入され、その後、九八年にHACCP法が施行されました。今回、さらに五年間の延長が提案されているわけですが、法が施行されてから二〇〇六年までの間、HACCP法による高度化計画の認定件数は二百五十件にとどまっています。この件……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 今回の米転用事件は、主食である米の安全にかかわるだけに、大変な不安と憤りを国民にもたらしているのは間違いありません。業者の脱法行為はもとより、不正を見抜けなかった農水省のあり方が根底から問われている事件だと言わなければなりません。 そこで、今もずっと議論されているんですが、大臣は今月十二日、番組の収録で、人体に影響はないと自信を持って申し上げられる、だからじたばたしないなどと、おおよそ事件の所管官庁のトップとは思えない発言をしています。さかのぼれば、大臣は就任直後の討論番組で、国民はやかましくいろいろ言うと発言し、その前段で食の安全について国内は心配……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、格差の問題について伺います。 福田総理の施政方針演説は、格差について全く触れていませんでした。大田大臣の経済演説も、もはや日本は経済は一流と呼ばれるような状況ではないという踏み込んだ認識を示し、家計に景気回復の実感がないことを指摘しておりますが、そこでも格差問題には触れてはおりません。 かつて小泉総理は、格差が出るのは別に悪いことだとは思っていないと予算委員会の場で答弁されたことがありました。安倍総理は、老人世帯の増加などの要因を取り除けば、余り格差は拡大していない、こういう認識を示したことがありました。 そこで、福田内閣は、格差は拡大し……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、事故米問題に関連して、米の流通のあり方について伺います。 今回の事故米問題では、MA米か国産米かすらわからずに流通した事故米が食用に転用されました。ですから、農水省の検討会で議論されているトレーサビリティーや米の原産地表示は、再発防止策としては不可欠な対策だと思います。 一方、主食用以外に、国産加工用米、MA米、ここに米粉や飼料用の新規需要米など、主食用と大きな価格差がある米が一緒に流通するわけであります。よほど厳格な管理がなければ、この価格差を利用した転用、不正転売が起こる可能性は排除できません。トレーサビリティーや原産地表示だけで不正流……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 本日、海賊対処法案を、審議が十分尽くされないまま、与党が強行して採決することを決めています。このことに、冒頭強く抗議しておきます。 現在、自衛隊法八十二条の海上警備行動が発令され、「さざなみ」「さみだれ」の二隻の自衛艦がソマリア沖・アデン湾に展開しています。このことは、自衛隊法の趣旨から見ても、明らかに法を逸脱していると言わなければなりません。海賊対処法案は、海上保安庁による対処が第一義であるとしています。その上に立って、海上保安庁が対応し切れない場合に海上自衛隊が対応するということになっています。 まず指摘したいのは、海上保安庁では本当に対応でき……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 昨年六月に発生した岩手・宮城内陸地震に関連して質問いたします。 最初に、三月十三日の閣議で、最も大きな被害を受けた宮城県栗原市全域が局地激甚災害に追加指定を受けました。関係者の方々に厚く御礼申し上げます。 この局地激甚災害ですが、今も議論がありましたけれども、市町村合併特例法の十九条は、合併後五年間は不利益を防止する観点から旧市町村単位で指定を受けられるとしています。実際、栗原市でも、農地、農林水産業施設は当初は全域ではなく、旧鶯沢町あるいは旧花山村だけが対象でした。 ところで、この十年間の市町村合併の年度別件数を見ると、九割近くが平成十六年、十……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、本日の委員会の運営についてですが、法案のつるしをおろして、お経読みをして審議開始までを一日でやってしまうというやり方は余りにも乱暴だということを申し上げておきたいと思います。会期末も迫る中、野党第一党の民主党が欠席の中で審議しなければならないことも正常な事態とは言えません。やはり、委員会の運営は民主的に行うべきだということを強く要請しておきたいというふうに思います。 まず指摘しておかなければならないことは、久しぶりに委員会が開かれると、またぞろ国会議員の政治と金の問題が中心になるのは、国権の最高機関の名をおとしめるゆゆしき事態だと申し上げなけ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 きのうも少し触れたのですが、商品先物取引会社のオリエント貿易、現在は証券会社の子会社になっているようですが、このグループ五社が総務省に、与謝野財務・金融担当大臣、渡辺喜美元行革担当大臣の後援団体として届け出ていた政経政策研究会という政治団体が、実は企業献金のダミーではないのかという報道がされているわけです。もし事実なら、企業による政治団体を使った迂回献金とも言えるでしょう。 総務省にお伺いしますが、この政経政策研究会による与謝野、渡辺両氏の関係する政治資金管理団体などに対する献金額、パーティー券購入額はどの程度あったのでしょうか。お答え願いたいと思い……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 政治資金規正法改正案が審議に入ったわけですが、内容についてお伺いする前に、現在の政治と金をめぐる問題について、政治資金規正法改正案の提出者に二点ほどお伺いしておきます。 最初に、民主党の鳩山代表の資金管理団体、政党支部に対する個人献金についてですが、鳩山代表は六月三十日に記者会見をされました。疑惑に対して謝罪し、みずから答えようとした姿勢は評価したいと思います。その後も折に触れて記者会見等で御説明する努力をされていることも承知しているわけでありますが、それでも、なぜ個人献金の虚偽記載が行われ、数年も放置されてきたのか、あるいは資金管理団体に対して公開……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 まず、酪農、畜産対策について質問いたします。 各委員も話されていますが、飼料価格の高どまり、食肉、乳製品価格の低迷で、酪農、畜産農家の経営は本当に危機に瀕しています。出荷すればするほど赤字、しかし、借金を抱えて、やめるにやめられないといった状況が蔓延しているのではないでしょうか。当面でいえば、生産者の皆さんが要求しているように、加工原料乳の生産者補給金単価の据え置き、マル緊あるいは補完マル緊事業などを継続、充実させていただくよう冒頭申し上げておきたいというふうに思います。 他方、この二十年間、乳用牛や肉用牛の飼育農家は三分の一、豚の飼育農家は六分の……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、米のトレーサビリティー法案に関連して、米の流通のあり方について質問いたします。 昨年の事故米流通事件は、主食である米の問題であっただけに、食の安全に対する強い消費者不信を招きました。輸入によるミニマムアクセス米が食用として用いられたこと自体、この事件で初めて知ったという方もおります。このような事件を二度と繰り返すことのないよう、私ども社民党もトレーサビリティーの実現を求めてきましたから、法案については基本的に歓迎いたします。ただし、この際であれば、EU並みにすべての食品と飼料にトレーサビリティーを義務づける、あるいはすべての加工食品に原料原産……
○菅野委員 社民党の菅野哲雄です。 四人の方々、貴重な御意見をお聞かせいただいて、本当にありがとうございます。 まず最初に、阿部先生の方からお伺いしたいんですが、先ほどるるお話があって、配合飼料、トウモロコシと玄米というのはほとんど成分は同じなんだ、かえていっても問題はないというお話をお聞きしました。まさに私もそのとおりだと思うんですけれども、配合飼料の成分をかえていくためには、生産から消費までの連携が大切だと、るるお話がありまして、こう申されておりました。 このことをつくり上げていくというのは大変なことだというふうに私は思うんですね。連携をどう図っていくのか。そういう体制をつくっていく……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 本日は、森林行政についてお伺いいたします。 森林、林業、木材産業の危機的な現状については、私は大臣と認識は共有しているというふうに思っているんですが、まず、そのことを問いただす前に、細部にわたって少し質問していきたいというふうに思っています。 一九九〇年と比べて六%の温室効果ガスを減らすという京都議定書の約束に対して排出量が大幅にふえている現状、森林吸収源対策で三・八%分を達成させることは至上命題だと思います。二〇〇七年から毎年二十万ヘクタール以上の追加間伐を目標としてきたわけですが、まず、この実績についてお答え願いたいというふうに思います。 そ……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 この漁業災害補償法の改正案についてですが、制度の趣旨は理解しておりますから、基本的には賛成いたします。しかし、共済の将来展望となるとやはり危惧する点もありますので、何点かについてお伺いします。 指摘するまでもなく、漁業就業者数は低下の一途をたどっております。また、漁獲、養殖、特定養殖の三共済平均で加入率は五二%という水準で、赤字も抱えています。加入をためらっている方の中には、掛金の高さに加えて、補償水準が低いという声も聞こえてきます。共済の分母になる漁業就業者が減り、さらに共済加入者がふえない現状で、将来的に保険が成立しなくなるということも危惧いたし……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、前回の一般質問に続いて、森林整備について質問させていただきます。 農林水産省は緑の雇用担い手対策事業による雇用対策を進めているわけですが、この対策を充実させることは大変重要なことと考えているわけです。加えて、有効求人倍率が極端に低下する深刻な雇用状況のもと、このような機会をむしろ積極的にとらえて、環境保全と一体で林業の雇用創出に踏み込むべきだと考えているわけです。 連合が提案している緊急雇用対策案では、もちろん追加的な財政支出は必要ですが、林業で五万人の雇用創出が可能としています。森林吸収源対策に必要な追加間伐、大きな課題となっている不明瞭……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 今回の農地法などの改正は、戦後の農地制度を大きく転換させる内容だけに、時間をかけた丁寧な審議が行われることを、冒頭、委員長にお願いしておきたいというふうに思います。 最初に、法案の内容とは直接関係ありませんが、耕地利用の将来展望についてお伺いします。 農水省は、昨年十二月に、食料自給率五〇%のイメージと題した工程表を発表しております。おおむね十年後に食料自給率五〇%を達成させるため、主要品目の生産目標などを掲げているわけですが、そこでは、十年後の耕地面積を四百六十二万ヘクタールとしています。平成十九年度の耕地面積が四百六十五万ヘクタールですから、十……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 三人の参考人の方々、本当に長時間にわたって貴重な御意見をお聞かせ願えて、ありがとうございます。最後の質問になりますけれども、若干の意見をお聞かせ願いたいというふうに思っています。 最初に、原田参考人の方から質問させていただきたいというふうに思うんです。 先ほどもるるお話がございましたとおり、農地法、戦後の農地解放以降、いろいろな歩みをたどってきています。ただし、第一条の農地の耕作者主義というものはこの間ずっと守られてきたという認識に私は立っています。一九七〇年の利用権の拡大ということから始まって、今日、農地を社会全体で利用していこうという形……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。
最初に、増加の一途をたどる耕作放棄地の問題について質問します。
現行では、耕作放棄地対策として、農業委員会の指導を出発点に、所有者が農地の利用計画を届け出ない場合には市町村長の勧告、そして最終的には都道府県知事による半強制的な特定利用権の設定まで制度化されています。この市町村長による勧告並びに特定利用権の設定について、近年の実績を教えていただきたいと思います。
【次の発言】 大臣も聞いていてほしいんですけれども、経営基盤強化促進法で定められた遊休農地に対する手続はほとんど機能していないということを今答弁でなされました。この実績に対してどのような評価を……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 盛田参考人、あるいは忠参考人、櫻井参考人、貴重な御意見を聞かせていただきまして本当にありがとうございます。 最初に盛田参考人の方からお聞きしたいんですけれども、先ほどの御意見の中で、家族経営が農業の大宗を担うことは当分の間不変である、こう主張されております。政府としてもこの点は認めていることで、日本農業というのは家族経営的農業が主流なんだ。そして、今後もこういう形で進んでいくということは食料・農業・農村基本計画の中にも明示されているわけですけれども、今回の農地法の改正によって耕作放棄地の解消につなげていくんだという一つの目的が披瀝されておりま……
○菅野委員 るる質問してまいりましたが、きょうは、転用規制について、現状における実態を明らかにしながら、どう規制強化をしていくのかということを議論していきたいというふうに思っています。 農水省が七日発表した二〇〇八年の違反転用件数は、先ほど大臣も一万件と言っていますけれども、八千百九十七件でした。そのうち、原状回復などの勧告を受けた件数は七十九件、残りの九割近くが追認で転用許可を受けた形になっています。違反していたはずの転用がこれほどの割合で事後的に許可されるのは余りにも不自然と思うんですが、追認されている理由についてお聞かせ願いたいと思います。
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 今回の新型インフルエンザ、当初、豚インフルエンザと銘打って報道されたという、これが出発点であります。国民はどう思ったのかということを考えたときに、鳥インフルエンザをイメージして、これは大変だという状況になったんだというふうに思うんですが、私は、きょうの日経新聞にもあるんですが、「国民・企業は冷静に」対応すべきだということは今必要なんじゃないのかなというふうに思っております。そういう意味から若干質問させていただきたいんです。 まず、ウイルスの分離検査による発生件数というのを今日までどのようにとらえているのかというのが第一点です。それから、もう一……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、森林・林業政策について質問したいと思います。 先日成立した補正予算で、緑の産業再生プロジェクトといった新規事業に約一千二百三十八億円という規模の予算がつけられました。森林整備の促進に国が率先して取り組むこと自体評価したいと思うんですが、必要な施策は、当初予算で必要額を確保して実施するのが原則のはずです。なぜ当初予算ではなくて補正予算で新規の事業を立ち上げたのか。そしてまた、基金方式にした理由はどこにあるのか、説明していただきたいと思います。 また、現場では、このプロジェクトを歓迎する一方、この基金はいつまで続くのか、あるいは予算についても、……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄です。 最初に、天下り、わたり問題について質問させていただきます。 紆余曲折を経て、麻生総理が、省庁のあっせんによる天下りとわたりを今年限りで廃止する、そのために新たな政令をつくるとおっしゃいました。工程表にも、天下り根絶という言葉が出てきています。 しかし、天下りは根絶されるのではなくて、官民人材交流センターを通じて今後も続くわけです。さらに、省庁があっせんしなくても、天下り先の官僚OBからの働きかけ、これまで確立されてきたルートを通じて、自動的な天下りの可能性は排除できません。 省庁のあっせんを通さない天下り、わたりの実態を把握、公表して、規制してい……
○菅野分科員 社会民主党の菅野哲雄でございます。初めて国土交通省に質問させていただきますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 六月に初当選して、この国会の場で働かせていただきましたけれども、若干扇大臣に、質問に入る前に、地域の実情というものをよく知っていただきたいというふうに思うのです。 私の出身地は宮城県の気仙沼市ですが、人口が六万二千の都市でございます。そういう意味では、本当に地方の片田舎、宮城県においては最北端の地域ですから、扇大臣、仙台は近いと思っているのでしょうが、東京から仙台までは新幹線で一時間四十五分あれば行きます。仙台から気仙沼までが約三時間。車で交通違反をしながら飛……
○菅野委員 社会民主党・市民連合の菅野哲雄でございます。 食品安全基本法について、いろいろな思いを持っているわけでございます。 私ども、農水委員会の有志として、BSEが発生して、そして、急遽、諸外国の例をしっかりと見る必要があるということで、昨年の三月に、イギリス、EU、フランスを調査研究に行ってまいりました。そして、イギリスにおける食品安全行政の展開の仕方、そして、EUにおける食品安全行政の展開の仕方、フランスにおける、それぞれの部署を見聞きいたしてきました。 そして、四月に、BSE問題に関する調査検討委員会の報告が提出されました。その中身というものは、私ども農林水産委員会としても非常……
○菅野分科員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 扇大臣とはちょうど二年前、この部屋で分科会で質問をいたしまして、出身は宮城県の気仙沼でございまして、気仙沼に来たことがあるということで、非常に力強く感じたものでございます。 それと同時に、きょう、九時から八時半までという長時間にわたっての分科会、本当に大変御苦労さまでございます。やはり、二日間丸々とって分科会は行うべきだなと痛切に感じておるところでございます。 まず初めに、大臣にお聞きしますけれども、この二年間の中で、道路行政をめぐってはいろいろな議論が展開されてきております。それも、今日的な段階においてはまだ途上だというふうにとらえなが……
○菅野委員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 四人の公述人の方々から意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。それぞれの方々に私の意見を申し述べながら質問していきたいというふうに思っております。 まず、久野公述人にお伺いいたしますけれども、先ほど、二百海里以降の水産業の今日的な実態を踏まえて、そして競争力を持たないてん菜や甘蔗糖への保護政策は絶対必要なんだという強い御主張をなされたというふうに思ってお聞きいたしました。 その後の話を聞いていると、私は、何としても第一次産業、水産業が衰退していった経過を見たときに、林業もそうなんですが、第一次産業というものは、そもそも私は……
○菅野分科員 社会民主党の菅野哲雄でございます。 二点について、少し私見を交えて質問させていただきたいと思います。 一つは、今、国立大学の前期試験が始まっていますけれども、その前段に行われる共通一次試験、大学入試センター試験と言われている試験についてです。 私は宮城県の気仙沼出身で、仙台まで車でも二時間半、三時間という地域に住んでおります。隣の岩手県は四国四県を合わせた面積があって、そこは盛岡を中心にした地域でしか受験できない。地理的ハンディキャップを持ったこの地域をどうカバーしていくのか。私は、それぞれ自分の志望する大学を目指して受験をする場合は、それはその人の選択ですから、地理的ハン……
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