このページでは赤嶺政賢衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。赤嶺政賢衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 SACO問題と、それからハリアー戦闘機の問題について河野外務大臣、白保沖縄開発政務次官に質問したいと思います。 SACO問題は、日米首脳会談でもSACO合意の推進が改めて確認をされておりますけれども、その進捗状況については、百四十七国会の中で、五月三十日付で施設庁から資料も我が党の当時の古堅実吉衆議院議員がいただいております。ただ、現状を見ておりまして、やはりSACO合意は進んでいないというのが実感なんですが、なぜ進んでいないかといいますと、それが米軍基地のたらい回しになっているからです。 先ほど外務大臣にもお尋ねをしたところですが、そのSACO合……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 大分時間がずれ込んでしまいましたが、私も、沖縄サミットについて、特に沖縄県出身の衆議院議員という立場もありますので、質問をしていきたいと思います。 森総理は本会議で、「沖縄の力、二十一世紀に向けての明るく力強い平和へのメッセージを発信することができた」と評価をしておられます。私は、また別の立場から、七月二十日には嘉手納基地包囲の人間の鎖にも参加をしてまいりましたが、沖縄県民がサミットの機会にかけた最大の願いは、米軍基地の問題であったと思うんです。 この点で言えば、例えば沖縄の地元紙は、七月二十三日の琉球新報の社説では、アジア最大の米軍基地がある沖縄……
○赤嶺委員 私は、日本共産党の赤嶺政賢でございます。日本共産党の立場から、今度の船舶検査法案に対し質問を行いたいと思います。
質問の第一ですが、今回の法案は、前回のものと変わっておりまして、その中身が、前回政府は、国連安保理決議なしには船舶検査活動ができないと言っていたわけですが、今回なぜその国連安保理決議のみを根拠としなかったのか、なぜ旗国の同意という新しい根拠を盛り込んだのか、この点で説明を求めたいと思います。
【次の発言】 皆さんは、安保理決議がないと実効性がないんだということを繰り返し説明されてきたわけですね。今回の場合に、この安保理決議がなくても、旗国の同意があれば船舶検査ができる……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。前回に引き続き、質疑を続けていきたいと思います。
前回の質疑で、旗国の同意を得てということについて伺いましたが、その際に、文書などによる明確な同意を指すという答弁がありました。そうであれば、あいまいでない、文書による同意が得られない場合は、周辺事態であっても船舶検査を日本は行わないということをしっかり答弁できるかどうか、まず最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、昨年のガイドライン法の審議のときに、同意を得てという意味について当時の高村外務大臣は、「船舶検査の実施に対して同意していると判断される、または異議を唱えないことがあらかじめ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、参考人の皆様方、非常にお忙しい中、こういう場で意見交換ができるということを私自身も大変うれしく思っています。 実は、沖縄北方特別委員のメンバーの一人として八月の皆さん方との懇談会にも出席をしまして、そして、旧島民の方々の思い、こういうことも受けとめてきたところでございます。その後、やはりこの問題は大事だということで、衆参の沖縄北方特別委員会のメンバーでもう一度根室の方にもお伺いをいたしまして、島民の方々のお話も聞くという機会も得ました。残念ながら私はそこには出席できませんでしたけれども、本当にしっかり受けとめて、皆さん方と一緒にその運動……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は沖縄の立場から、今度の思いやり予算、特別協定の問題について伺いたいと思います。 政府は、一九七八年以来、思いやり予算と名づけて日米安保条約や地位協定上も負担義務のない米軍駐留費を負担し、一九八七年には特別協定を締結、一九七八年以来の思いやり予算の総額は三兆四千七百七十五億円に上っています。今では、米兵の給与を除いた在日米軍駐留費の七割を日本側で負担するようになっています。まさに、思いやり予算がなければ米軍基地も維持できない、こういうところにまで財政負担が大きくなってきています。 思いやり予算に支えられて、沖縄県では、世界に例のない規模と過密さで……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、きょうは、防衛庁長官に中期防について質問を行いたいと思います。 二〇〇一年度から五年間の新中期防ということになるわけですが、総額が二十五兆一千六百億円、前期の中期防に比べますと、二十四兆二千三百億円ですから、かなりの増額であります。一方で、我が国の借金は、国と地方を合わせまして六百六十六兆円に達し、空前の財政破綻だ。それで、国民に対しては、年金の賃金スライドの停止や老人医療費の定率負担の導入、それから介護保険料の全額徴収、二兆円の負担増、こういう関係です。 ですから、本当に財政を再建し、国民生活を守るということであれば、軍事費も聖域に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 四月四日の外務委員会でも議論したわけですが、最初に、原潜の無通報入港問題についてお伺いしたいと思います。 四日の議論のときには、私は、外務大臣が入港の条件について、条件が整備されたということで、一たん入港に協力できないとしていたものを、態度を変えて、入港を受け入れる態度をとったときに、ルール違反はまだまだ続いているじゃないか、そういう問題が整理されるまでは入港を少なくとも受け入れるべきではない、このように申し上げました。 それで、一たんは外務省としてはこの問題を連絡ミスということで一件落着させているわけですけれども、午前中の議論もありました……
○赤嶺委員 今回の法案の根底にある問題について、冒頭一、二、伺いまして、法案の質問に入りたいと思います。 私は日本共産党の赤嶺政賢です。 防衛庁長官は、二月の所信表明の中で、初めて責任という言葉を使いました。「国際社会における我が国への期待が高まりを見せる今日、防衛庁・自衛隊は、我が国のみならず、国際社会の平和と安定にも責任を有しております。」このように述べられたわけですね。 ところで、これまでの新防衛計画大綱だとか、あるいは昨年の通常国会の所信表明では、責任という言葉ではなくて貢献という言葉を使われているわけですね。より安定した安全保障環境に向けて積極的に貢献していくと。 責任という……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私も、先ほど問題になりました下地島空港の問題と、それから集団的自衛権の問題についてお伺いをしたいと思います。 その下地島空港というのは、一九七九年に国内唯一の民間ジェット機訓練飛行場として使われている空港であります。ランド報告などが出まして、ランド報告は極めてむき出しなんですが、下地島は台北から二百五十海里に満たない場所にあり、一万フィートの滑走路を持つ民間空港がある、この島はまた、日本の巡視艇の基地として使われる相当大きな港があることを特徴としている、琉球諸島南部の一つあるいはそれ以上の島に駐留できれば、台湾防衛にとって有利であることは明ら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 まず最初に、昨十三日に起きました米軍普天間基地付近での落下事故について、お伺いしたいと思います。 きのうの午前七時二十三分ごろ、米軍普天間基地のフェンスから約百二十メートルしか離れていない住宅のそばに、これは住宅のそばというよりは住宅の玄関の手前と言った方がいいと思うのですが、米軍のヘリから、衣類や水筒、ガスマスクらしきもの、防弾チョッキの入った十三キロと十キロの袋二個が落下しております。 アメリカの海兵隊の第一航空団のジェームズ・カートライト司令官は、落下物は同隊CH53Eヘリから落下したものであることを認めております。現場の状況から見て……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、三次振計、これと関連をいたしまして、北部の訓練場におけるヘリパッド移設問題、これらについてお伺いをしていきたいと思います。 一九九九年の三月十二日に、琉球大学と広島大学の琉球列島動植物分布調査チームというチームの方々が、沖縄島北部訓練場内ヘリパッド建設予定地の見直しに関する要望書を出されました。この要望書の中では、当該予定地、この地域の生物は、日本及び沖縄の生物の由来を研究する上で欠くことのできない、人類共通の遺産だ、このように指摘をいたしまして、さらに、この地域は東洋のガラパゴスとも呼ばれている、そして、特異な地史を持つ島嶼性のた……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、沖振法の一部を改正する法律案の審議ということになりますが、その審議に入る冒頭、二つの点についてだけ一言申し上げておきたいことがあります。 一つは、幹部自衛官による暴行事件の問題です。 米兵の犯罪があれだけ国民の指弾を受けている中で、今度は幹部自衛官が、本当に胸が痛むような、被害者の気持ちを考えますと胸が張り裂けんばかりの事件を引き起こしている。その場合に、沖縄の人たちは、沖縄戦のときの旧日本軍の沖縄県民虐殺事件を重ねて歴史的に思い出します。これは避けられない話であります。そういう点についても、この犯罪の重大性について厳しく指摘をし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、尾身大臣に沖縄の、きのうも参議院の沖北で取り上げられましたが、泡瀬干潟の問題、そして十五年使用期限の問題と、それぞれお伺いをしていきたいと思います。 泡瀬干潟の問題ですが、総事業費が五百十四億円をかけて、泡瀬の干潟百八十六・五ヘクタールの埋立事業がこの八月から着工されようとしています。しかし、この事業は目的も採算性も全くあいまいなものでありまして、その前に、干潟の持つ意味について改めて考え直さなければいけない時期に来ているのではないかと思うのです。計画はバブルの時代につくられていて、今私たちに求められているのは、そのバブルの時代の計画を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 河野外務大臣とは今国会これで三回目ということになりますが、お互いに安保条約に対する立場は違いましても、沖縄に対する思いは、河野大臣、日ごろから口にされていらっしゃるわけですから、やはりきょうもまたそういう議論を交わしていきたいなと思っています。 同時に、私たちは安保条約反対の立場を貫いてきているわけですが、今国会で展開している議論というのは、何も安保反対の立場からではなくて、安保賛成の人も反対の人も沖縄の現状を変えるために共同して掲げている要求が国政でどんなふうに扱われるのか、あるいは日本の外務省や政府がどんなふうに沖縄の現状をとらえて解決の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょう議題になっています在外公館の名称位置及び給与法改正案については、我が党としては賛成であり、特にいろいろ聞きたいというところもありますが、それを割愛いたしまして、先日行われました日米首脳会談の問題、それから外交機密費の問題について、外務大臣の見解を伺っていきたいと思います。 まず、先般の日米首脳会談ですが、与党にはもう辞意を表明している、まさに死に体内閣と言われている森総理が、アメリカに行って国民の声をアメリカに伝えられるはずはない、当初からこのように危惧しておりましたが、実際の経過はその危惧が当たったというような感想を私たちは持っており……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きのうの外務委員会に引き続き、日米首脳会談での沖縄基地問題への政府の対応、そして、そこから見えてくる沖縄基地問題全般に対する政府の対応について、短い時間ではありますが、河野外務大臣にお伺いしていきたいと思います。 それで、きのうも本会議で我が党の山口議員が森総理に日米首脳会談全般についてお伺いをいたしました。実は、日米首脳会談が始まる直前の三月十六日に、沖縄の稲嶺知事は、福田官房長官、また河野外務大臣初め、米軍の兵力削減を求める、こういうテーマで日米協議を行ってほしいという要請を上京して直接行っていると思います。それで、きのうの森総理の答弁を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、最初に、アメリカの原潜の佐世保港における通告なしの入港事件について伺いたいと思います。 私たち日本共産党は原潜の入港そのものに反対している立場でありますけれども、きょうの議論はそこではなくて、原潜入港の安全性の担保としてアメリカみずからが、日米両政府みずからが定めてきたルール、二十四時間前の入港についての通告義務、これを怠って、そして入港してきた。これはしかも、佐世保市長が外務省に問い合わせて、その外務省の答えそのものも、アメリカの実態をつかんでいないような入港のあり方であった。その限りでは、佐世保の市民から見れば、外務省は何をやっているのか、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 先ほどの議論とがらりとまた立場は変わりますけれども、憲法第九条の大事さ、そういう問題についても議論をしていきたいなと思っております。 大臣は、金曜日の所信表明の演説で、改革という言葉をたくさんお使いになりました。そして、日本外交の基軸に日米関係を置くということもるるおっしゃっておられました。 私は、その日米関係の問題についてきょうは一緒に論議をしてみたいんです。御承知のとおり、日米関係は沖縄の問題を除いては絶対に語れないものであります。あの小さな島に米軍の専用施設が七五%も集中し、あそこに百三十万の沖縄県民が住んでいる。この問題を抜きにして……
○赤嶺委員 私も持ち時間が十分しかありませんので、はしょって質問をしていきたいと思います。 まず、日・欧州共同体相互承認協定については、その中身が、事業者の時間的、経済的コストの軽減が締約者双方の経済的利益にかなうこと、対等な経済関係という観点を踏まえたものであること、また、安全の保護の観点から必要と認める措置をとる権限について協定が制限していない等、さらに、製品流通における安全性が配慮されていると認められていることから、日本共産党はこの協定には賛成であります。 それで、時間の関係で、ILOの問題に絞って質問を行いたいと思います。 このILOの新条約の批准については、我が党としてはこれも……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 我が党も、二千一年の国際コーヒー協定、それから日ロ文化交流協定、税関手続の簡易化等に関する規約の改正議定書、いずれも賛成であります。その立場に立った上で、一、二疑問点を問いただしていきたいと思います。 先ほども木下委員の方から質問がありましたが、日ロ文化交流に関する問題です。日本が海外から受け入れている留学生は二〇〇〇年五月現在で六万四千十一人、しかし、ロシア側からの留学生は少ないという現状で、私たちの認識によりますと、八六年の日ソ文化協定のもとでソ連からの国費留学生はゼロであったというぐあいに認識しております。現在の日本とロシアの留学の状況……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 午前中から外国政府首脳と田中外務大臣の会談内容についていろいろ議論がありました。私、この間の外務委員会でも議論をしましたが、その報道されている中で安保体制からの自立という言葉が使われていて、これは外務大臣が使ったかどうかというのは全く今やみの中なんですが、しかし、安保の舞台で自立という言葉が出てきた意義をとらえまして、それで外務大臣の外交の基本姿勢について伺いました。 実は、同じような考え方を琉球新報の六月七日付の社説で展開をされているんです。こう言っています。「米軍基地問題に象徴される沖縄の不幸が解消されないのは、極度に米国に追随、硬直した日本外交……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 もう大分この論議を交わしてきたわけですが、いよいよ訪米ということで、訪米に当たって、いま一度、改めて、沖縄が抱えている問題を中心に、日米関係をどんなふうに考えるのか、問いただしていきたいと思います。 最初に、米軍の事件、事故にかかわる問題ですが、御承知のとおり、六月十三日午前七時二十三分ごろ、米軍の普天間基地の近くの民家に、米軍のヘリから、衣類や水筒、ガスマスクらしきもの、防弾チョッキなどが入った十三キロと十キロの袋二個が落下いたしました。海兵隊は、この落下物は普天間基地のCH53Eヘリが落としたものであることを認めております。現場の状況から……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 外務大臣は訪米前の記者会見で、今度の訪米について、種をまくだとか、あるいは外交というのは相手があり収穫にはプロセスや時間が必要だ、このようにおっしゃっています。そういう立場は十分に念頭に置いた上で、直近に日米防衛首脳会談そして日米首脳会談がありますので、この日米両国間の大きな問題に小泉政権がどのように取り組んでいくか、こういうことが問われている時期だと思いますので、改めて問いただしていくべき問題を問いただしていきたいというぐあいに思います。 私は、訪米前の安保委員会や外務委員会で、特に日米関係のゆがみについて、沖縄県と神奈川県の米軍基地問題を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 けさ、冒頭、外務委員長の方から私たち外務委員会を代表して外務大臣に御指摘があった点、私も、国会は国権の最高機関であり、そこでの論議を離れての外交はあり得ないと常々考えています。したがって、外務大臣におかれても、よく委員会での議論を尊重されて、そして外交問題に臨まれるように要望しておきたいと思います。 きょうは、私は、ミサイル防衛、集団的自衛権、そして日米関係、これらの問題について最初に論議をしていきたい。そして次に、今射撃訓練場の危険性が問題になっておりますが、沖縄での射撃場の問題、こことかかわって海兵隊削減の問題等について議論してみたいと思……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 今回の米兵犯行について、北谷町の婦人連合会は次のような決議を行っています。 六月二十九日未明、北谷町美浜で発生した米兵による女性暴行事件は、子を持つ親として、女性として激しい怒りを覚えるとともに、言い知れぬ恐怖感をもたらした。基地脱却の思いを込めてつくられた北谷町の美浜地域は、多くの町民や若者たちが集う場所として発展し続けている。実際美浜地域は、基地依存からの脱却を図る地域活性化成功例として全国的に注目を集めている。このような美浜地域で、傍若無人な、女性の人権を踏みにじる暴行事件が引き起こされた。美浜地域で事件が起こったことを一つの注目に入れ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょう、私は在沖米軍のヘイルストン四軍調整官の暴言について、政府の対応をただしたいと思います。 その前に、ことし初めの沖縄県北谷町での飲食店連続放火事件が米海兵隊員によるものであることが昨晩明らかになりました。この放火は悪質、凶悪犯罪です。少女暴行事件が起きた後、九五年十月二十五日、刑事裁判手続に関する日米合意で、殺人及び強姦について、日本政府の要求によって被疑者の身柄を日本側に引き渡すことはできることになりました。今回の事件は、殺人、強盗、強姦、放火、これに並ぶ、匹敵する凶悪犯罪でありますから、したがって、日本政府は被疑者の身柄の引き渡しをアメリカ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。今回の防衛庁派遣職員処遇法について聞きたいと思います。
まず、法案提出に至った経過として、防衛庁の方は国連から派遣要請があったと説明しています。長官、いつ、どのような要請があったのか、説明していただきたいと思います。
【次の発言】 今のお話はことしの二月のことだと思いますけれども、それじゃ外務省に聞きたいと思いますけれども、この間ずっと、国連への日本の拠出金の額に対して日本人職員が少ないという問題について、政府は国連事務局に対して再三日本人職員の増員を求めてきたわけですね。その一環として、二月に佐藤国連大使がゲエノPKO局長と会談し、増員を求めたのに対し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
PKFの凍結解除と五原則のかかわりについて、まず質問したいと思います。
政府は、今回、PKFの凍結解除をするに当たって、内外世論の理解を得たという認識を持っているようでありますけれども、国連PKFが具体的にどういう活動をしているのかということについて、その具体的な活動の中身について、国民にその実態が十分知られている、こういう認識なのですか。
【次の発言】 私、一般的に国連PKOの活動ということではなくて、国連PKFの活動の具体的な内容が国民に十分知られているのか、こういうような質問を申し上げているわけです。
御承知のとおり、PKFの活動というのは、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 最初の質問ですが、沖縄観光の問題です。 深刻な被害が直撃をしておりまして、これまでも多々論議をされてきたわけです。これまでの政府の対応策というのは、沖縄観光は安全だというキャンペーンだとか、修学旅行への補助を行うだとか、国際会議の招聘、観光関連産業への低利融資、こういうことをさまざまやってきたわけですが、残念ながら、結果としては焼け石に水でありました。ことし受けた被害は回復不能であります。キャンセルがだんだん少なくなってきているというお話もありましたけれども、それは修学旅行のシーズンを越したからキャンセルする対象が少なくなっていただけで、例年……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、限られた時間でありますので、昨日の我が党山口議員への中谷防衛庁長官の答弁その他について、お伺いしたいと思います。 中谷防衛庁長官の答弁は、人を殺傷し物を破壊する行為が行われていないアメリカ艦船からのミサイル発射は戦闘行為ではない、したがって、アメリカ艦船への給油を初め支援活動はアメリカの武力行使と一体化しないという一点張りでした。 この答弁を聞きながら、私は、あなた方政府が、嘉手納基地から出撃した米軍の戦闘機が各地で戦闘行動に参加しても、直接戦場に向かったかどうか確認できないので事前協議の対象にはならないと言って逃げ回っていたことを思い出しま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、十月二十九日から八日間、日本共産党の調査団の一員としてパキスタンの現状を調査してまいりました。アフガニスタンとの国境に面しているクエッタの町を訪問しましたが、国境が閉鎖されているにもかかわらず、多くの難民が親戚を頼り、隣の国パキスタンに流れ込んできておりました。 私たちは、難民キャンプで難民の人たちに会って話を聞くこともできました。また、クエッタの難民病院には、空爆で負傷した民間人の母と子が運び込まれておりましたが、母親のグルさんは、顔じゅうに突き刺さっていた砲弾の傷が生々しく、とても直視することはできませんでした。生死の境をさまよって……
○赤嶺委員 私は、最初に軍事費、来年度予算の防衛関係費について伺いたいと思います。 小泉総理は、昨年の参議院選挙での日本記者クラブ主催で開かれました党首討論会で、あらゆる歳出を削減の方向で見直すとか、防衛費も例外ではない、こう発言しているわけです。 ところが、最終的に政府が提出した来年度予算の防衛関係費というのは、SACO関係経費も含めて四兆九千五百六十億円、対前年度比で七億円増であります。削減どころか増額になっているわけですね。一体、昨年の参議院選挙での首相の、削減をしたい、防衛費も例外ではないといったあの発言に照らして、何を削減したと説明なさるつもりでしょうか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に、有事法制の問題について聞きたいと思います。
政府は、二十日、与党の安全保障プロジェクトチームに対して有事法制の骨格を示しました。これによりますと、「武力攻撃の事態における我が国の対応に関する基本理念」に関しまして、「盛り込むべき要素、構成等について、検討中。」となっています。
具体的にどういう要素を挙げて、どのような検討を行っておられるか、説明してください。
【次の発言】 二十日に与党プロジェクトチームに説明をしまして、同時に、政府は先月の初旬に、テロや武装工作員、不審船などの事態は別途必要な検討を進めるとして、今回提出しようとしている有事……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
法案について、まず、情報保全隊の新設について伺いますが、従来の調査隊を廃止して、組織面及び任務面から機能強化した情報保全隊を陸海空各自衛隊に新編するとしております。この部隊はどのような任務を持つことになるのか。調査隊と比較して、任務、調査対象をどのように拡大するのか。まず説明してください。
【次の発言】 機密漏えい事件をきっかけにということでありますけれども、実際はまた、その漏えい事件ということを口実に、さきの臨時国会で防衛秘密の新設を盛り込んだ自衛隊法の一部改正が成立いたしました。これが施行されれば、当然この秘密保護というのも情報保全隊の活動……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 最初に、これはちょっと防衛庁長官にお伺いしたいんですが、通告なしではありますけれども、きのうの午後一時ごろ、米軍普天間飛行場を離陸直後のCH53型輸送ヘリから燃料補助タンク二個が外れ、同飛行場滑走路に落下した、こういう事件が起こっています。 宜野湾市長も、住民地域に落ちれば大惨事になるということで、事態を重く見て、米軍への抗議行動を検討しているわけですが、最近、沖縄では事故が相次いでおりまして、去った八日には、嘉手納飛行場上空でF15戦闘機から訓練用照明弾が落下したばかりであります。また、普天間飛行場は、一九九七年にも、二〇〇一年にも、同型機……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、最初に、密約問題について外務大臣に伺います。 六月二十八日の毎日新聞で、沖縄返還をめぐる日米交渉について、日本政府がアメリカに四百万ドルを支出するという密約が存在していた、こういう事実が明らかになった米国の公文書を情報公開で入手したという報道がありました。政府は、参議院の外交防衛委員会の議論では、文書の性格がわからないのでコメントできないという一点張りの答弁であります。その文書は、報道もされているわけですが、外務省は、報道されたその文書について当然、存在も認識していると思いますが、取り寄せられて、そして、その中身を検討されているでしょう……
○赤嶺委員 参考人の皆さん、本当に長時間御苦労さまです。 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 最初に、有本参考人に伺いますけれども、先ほどのお話を伺いまして、ちょうど有本恵子さんと同じ年代で、留学している娘を持つ親として本当に他人事ではなくて、身につまされる思いで先ほどの体験を聞いておりました。御夫婦の心痛とともに、有本さんと同じように消息を求める御家族の方々の悲痛な訴えを受けとめて、そして、本当にこの疑惑の解決に真剣に取り組み、早期に解決しなければならないという、改めて責任の重さを痛感したところでございます。 ことしの四月十八日の参議院の外交防衛委員会でも取り上げられているわけですが、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私は、尾身大臣と川口外務大臣に対して質問を行いたいと思います。
まず、尾身大臣に対してですが、いよいよ新しい振興法の審議が始まります。三次にわたって沖縄振興が進められてきたわけですが、その到達点と課題、そして、どういうふうに三次にわたる振興開発の事業を総括していらっしゃるのか、大臣のお考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 この三十年にわたる振計で格差が是正されて、産業の基盤も整備された、次は自立経済だ、こういうお話なんですけれども、三十年前の第一次振計を振り返ってみますと、例えば道路の整備にしても、米軍占領下は軍用道路でしたから、歩道もあ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 ことしは、本土復帰三十周年、歴史の節目の年に当たっているわけですけれども、沖縄振興特別措置法案について、これは今後の沖縄の発展の新しい制度的基盤をつくるものだと位置づけておられるようです。 自立型経済ということがよく言われるわけですが、これを構築していくためには、やはり何といっても産業の振興が課題になっています。このことは法案も強調しているわけですけれども、三次にわたる振興開発計画に基づいて、六兆円を超える沖縄振興開発事業費が投入されました。社会資本の整備は前進いたしました。ただ、その期間、では産業の振興というのは目標や課題になかったのかとい……
○赤嶺委員 参考人の先生方、本当にきょうは御苦労さまでした。私は日本共産党の赤嶺政賢ですが、来間参考人にお伺いしたいと思います。 私たちは、沖縄の振興開発計画を振り返ってみた場合に、基地経済からの脱却を自立経済、このように認識して取り組んでまいりました。三十年間にわたる振興開発計画の積み上げが終わりまして、今新しいスタートの地点に立って大事なことは、二十一世紀には沖縄から米軍基地をなくしなければいけない、また、なくなるんだ、そういう基地のない沖縄を展望した、そして二十一世紀にわたる沖縄の振興という、夢というんでしょうか、目標というものを一つ持たなければいけないと思います。いつまでも基地がある……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、沖縄振興策と、それから政治家の介入疑惑について取り上げていきたいと思います。 沖縄振興策は、さきの沖縄振興新法でも論議を交わしたところでありますが、沖縄県民は、産業振興の最大の障害、県民生活の大きな負担、これに米軍基地の問題があると考えております。二十一世紀は、本当に沖縄に米軍基地のない状態をつくってこそ、自分の足でしっかり立てる産業の振興も可能になっていくだろう、このように考えてまいりました。 同時に、政府の沖縄に対する振興策は、あの戦争で唯一住民が住む島で地上戦が繰り広げられた問題、米軍の直接占領下に置かれ、社会資本の整備その他、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
尾身大臣も北方四島ビザなし交流から帰られた直後ではありますが、きょうは、その北方問題について、外務大臣に主に伺っていきたいと思います。
今の人道支援事業で色丹島に贈られたはしけ、友好丸が、一度も使われないまま約七カ月間港に係留されているということですが、それは事実ですか。
【次の発言】 ここで言っている古釜布というのは、尾身大臣も行かれたところであるわけです。尾身大臣もごらんになりましたか。
【次の発言】 そこを、島側の理由といってもよく意味がわからないんですが、一体どういう理由なんですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 根室の藤原市長、それから小泉理事長にはたびたびお目にかかり、その都度問題の深さを受けとめてきているわけですが、大変印象に残っておりますのは、二〇〇〇年の八月に当委員会で根室市に伺いまして、旧島民の方々の要望も伺う機会がありました。 ちょうどそれは、プーチン来日を前にして、北方領土問題があるいは前進するのかしないのか、大変不安な状態にある中であの交流会が開かれたわけですけれども、そのときに、元島民の方の発言として印象に残っておりますのは、非常に疲れており、墓参もビザなし訪問の受け入れもことしで限界だ、こういう発言がありました。それから、四島で私……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
政府は、昨年の十一月以降、テロ特措法に基づいて米軍などへの協力支援活動を行ってきたわけですが、これを五月十九日まで延長するとしています。しかし、重大なことは、その活動の是非を検証できるだけの情報が全く不十分なことであります。
政府は、テロ特措法の審議の中で、米軍と一体化する活動は行わないと答弁したわけですが、これまでの支援活動の中で、米軍のトマホーク艦への補給や輸送、あるいは空母や補給基地への航空燃料の補給や輸送が行われたことがあるかどうか、説明してください。
【次の発言】 政府はこれまで米軍やイギリス軍に対する支援を行ってきているわけですけ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私も、武力攻撃事態法の審議に入る前に、きょう報道されておりますとんでもない事件、事態、これについて質問したいと思います。 防衛庁長官は、恐らく、この武力攻撃事態法が万が一にでも成立をすれば、その執行の主役は自衛隊だ、このように自認しておられると思います。もしこのような自認が前提であるならば、今起きている事件は、自衛隊や防衛庁にはそういう資格は全くないということのあらわれじゃないかということを考えます。 非常に驚くべき事実であるわけですが、情報公開の情報を請求した人たちのリストが防衛庁の中で出回っていた。柳澤官房長はきのうの記者会見で、担当者……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、意見陳述の先生方、大変貴重な御意見を聞かせていただきましてありがとうございました。 そこで、私は渡辺先生に、憲法の問題と関連して幾つか質問をしたいのです。 先ほどから、地上戦の話が大分出ておりました。国会で私が取り上げたところ、武力攻撃が予測されるに至った事態とは、つまり周辺事態も一つのケースだ、このように防衛庁長官が答弁しておられます。私は、率直に言って、この法律は、周辺事態法でかなわなかった米軍支援をより強化していく法律じゃないかとふだん考えているわけですが、先生はどのようにお考えでしょうか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、外務大臣と防衛庁長官にお伺いをしたいと思います。 まず、ブッシュ大統領の一般教書の問題ですが、対テロ戦争はアフガンで終わるどころかまだ始まったばかりだとか、あるいは、我が部隊はフィリピンで、ボスニアで、ソマリア沖で活動していると言いつつ、さらに、北朝鮮、イラン、イラクは大量破壊兵器を使って平和を脅かすテロ支援国、悪の枢軸だと述べました。これに対して、小泉首相は、テロを撲滅しよう、大量破壊兵器拡散を許さないというすごい決意のあらわれと評価しているわけですね。 外務大臣は、これは総理と同じ認識なんでしょうか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、新しく就任されました石破防衛庁長官、そして川口外務大臣に質問を行いたいと思います。 まず最初に、私も米軍基地の問題です。 先ほどの質問にもありましたが、長崎県の福江空港に、在韓米陸軍所属の特殊作戦用ヘリコプターMH47三機がきょう実は低空飛行訓練をする予定でしたが、米軍の側から中止になった、こういう報道がありました。 先ほどの説明だと、外務省は、この低空飛行訓練をあたかも日米地位協定第五条に基づいて許されている訓練であるかのように答弁をしておりましたが、これは全く違うんじゃないかと思いますけれども、外務大臣、いかがですか。
○赤嶺委員 最初に外務大臣に、日朝国交正常化交渉問題について質問したいと思います。 日朝平壌宣言を受けて二年ぶりに開催された日朝国交正常化交渉であるわけですが、二日間の日程を終えました。 それで、日本政府は、拉致問題、核開発問題について交渉の最優先課題として臨んだわけですけれども、拉致被害者の家族の帰国、核開発計画の即時停止の確約を得ることはできませんでした。拉致問題について、日本側は、五人の拉致被害者の家族の安全確保、早期帰国、帰国日程の確定を求めていたわけですが、物別れに終わったというのは本当に残念であります。特に、朗報を期待していた拉致被害者と家族の不安と怒り、複雑な思い、これは察す……
○赤嶺委員 給与法については、後に我が党の態度を明らかにしたいと思います。
テロ特措法の基本計画の期限も間近に迫っているわけですが、そのテロ特措法のあり方、運用の仕方について質問をいたします。
十一月四日の朝日新聞に、「派遣自衛艦修理に民間人」、インド洋周辺国へ七、八月、計十二名、「戦闘支援中の自衛隊に民間協力をさせる戦後初のケースとなった。」このように報道されております。
この報道は事実でしょうか。事実であれば、派遣の期間、それから目的、派遣人数について明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、この新聞の報道よりも回数が一回ふえているということになるわけですね。
……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
基本計画の問題に入る前に、先ほど樋高議員も取り上げました水中爆破訓練について御質問をいたします。
今回の訓練は、日本の排他的経済水域で行われたという点、それから操業している漁船の安全確保という点、また米軍から通告が全くなかったという点からも非常に問題があると考えています。
まず伺いますけれども、今回の水中爆破訓練はどういう目的、内容で行われている訓練ですか。外務大臣。
【次の発言】 今回の場合には、日本の排他的経済水域で行われているわけです。島根県沖、鹿児島県沖、四つの海域で訓練が行われていると聞いているわけですが、アメリカ側がこの海域を選……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
今、大分・日出生台で日米共同訓練が行われているわけですが、十一月の十八日に陸上自衛隊の西部方面隊松川正昭総監が、この日米共同訓練に反対する集会に介入して、何で共同訓練に反対するんだと集会を妨害、威圧を加えたという事件がありましたが、防衛庁長官はそのことを御存じでしょうか。
【次の発言】 これは明らかに憲法第二十一条、集会、結社の自由、国民の権利をじゅうりんするものだと思いますけれども、いかがですか。
【次の発言】 大変な認識ですよ。西部方面隊の総監といえば、個人じゃないですよ。権力を持っている立場の人ですよ。権力を持っている立場の人が集会参加者……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の参考人の先生方に、先ほど来、本当に大事なお話を聞かせていただいて、大変勉強になっております。 そこで、私は、国連の決議一四四一の問題と、それから、国際社会にならず者だとか悪の枢軸だとかと言われる国々が登場してきたときに国連がどういう役割を果たさなければいけないのか、そして、今日、イラクとの関係で決議された一四四一がどういう意味を持っているのかということについて、四人の先生方にそれぞれ御意見を伺いたいんです。 私たちは、この一四四一決議は、アメリカがどう言おうと、アメリカの自動的な武力行使に道を開くものではないという立場であります。 ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、大変限られた時間で、イージス艦それから沖縄の婦女暴行を質問させていただきます。 質問に入る前に、一言申し上げたいんですけれども、この間、西部方面隊松川総監の、日米統合演習に抗議する反対集会に対して介入した問題、防衛庁からテレビニュースのビデオも見せていただきました。松川総監の表情はこわばり、そして、集会を開いている方々に対して口論を吹っかけるという態度でありました。あれは明らかに憲法で保障されている集会、結社の自由に対する挑戦であり、絶対に許すべきではないということを指摘しておきたいと思います。この点では答弁は要りません。 それで、イージ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の参考人の皆さん、大変ありがとうございました。 そこで、中江参考人にお伺いいたしますが、先ほど、日朝平壌宣言の意義について、特に東北アジアの平和と安定に果たす役割、それから、日本がアジアに対する戦争の責任を明確にして、アジアの平和のために働く、そういう立場を確保していく上でもより大事だということを述べられておりましたが、その日朝平壌宣言の意義について、限られた時間でありますので、日ごろ参考人が考えておられることで追加することがありましたら、ぜひお願いしたいということ。 それから、今本当に、今度の日朝交渉をめぐって拉致問題、国民的な関心……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、泡瀬干潟について質問を行いたいと思います。 泡瀬干潟は、先ほどの質問にもありましたが、沖縄島に残された最大の干潟で、そして貴重な動植物が生息している地域であります。この泡瀬干潟の埋立工事、これは、あらかじめ法で定められた環境アセスに基づいて、沖縄県の方から、その海域の海草について、その移植が、移植した先で生育が可能である、こういう意見がつけられました。 海草の移植が可能であるかどうかについてはこれまで当委員会においても何度も議論をしてまいりましたが、前の尾身沖縄担当大臣は、機械による移植が可能になったということで、三月二十日に工事を再……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私も、六月の十三日から二十一日まで、日本共産党調査団の一員としてイラクに調査に行ってまいりました。私は出身が沖縄県であります。あの沖縄戦の悲惨な体験者に囲まれて、それから、米軍の直接の占領当時、このもとで育ってまいりました。外国の占領軍に占領されている側の国民の気持ち、沖縄の立場をもってすればいろいろなことが見えるだろう、こういう思いも持ってイラクに出かけたわけであります。 それで、イラクに行ってみまして、人道支援、復興支援、これが国連の機関や各国政府を通じていろいろな形で行われて、日本政府もまた国連に対する資金を提供している、こういうことも……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、参考人の先生方、本当に大変御苦労さまです。
最初に、松田参考人にお伺いいたしますけれども、今回の法案の前提になっております米英のイラク戦争について、特に国際法の専門家というお立場から、先生はどんな見解をお持ちでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 それで、続いて松田参考人に伺います。
このようにして始まったイラク戦争、国際法に違反をしているということになっているわけですが、引き続いて米英によるイラクの占領が行われました。安保理決議一四八三をもって米英のイラク占領が正当化されたかのような議論もあります。安保理決議一四……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、きょう、総理の出席のもとに締めくくり総括質疑をやって採決にまで行こうとしている、こういう審議のあり方に強く反対をしてまいりました。公聴会を開くべき。それから、各党が現地に調査団を送ったけれども、その調査報告は極めて政府の立場を反映した調査報告になっているということが、野党の見てきた報告に照らしても明らかでありました。委員会全体として現地に行くべきだ。そして、とりわけ今の委員会の審議の中で、政府が、憲法で禁じられている武力の行使、あるいは武力行使と一体化しない、その根拠として設けている非戦闘地域、これは、野党がそろって、フィクションではない……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、イラク問題について質問をしたいと思います。これまで外務大臣の答弁、長々といろいろな説明を聞いておりますので、きょうは限られた時間でもありますから、端的に答弁をお願いしたいということを申し上げて、質問に入ります。 先ほど、茂木外務副大臣、大変語学にお強いとみえて、どんな質問にも答えますとおっしゃっておりました訳の問題でありますが、この間、沖縄北方特別委員会で茂木副大臣の答弁を聞いていましたら、やはりそれは余りにもおかしな答弁だと納得いかないものがありました。 そこで、改めて聞くわけですが、私は、語学の議論をしようということではなくて……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 イラクへのアメリカの武力攻撃が始まって最初に開かれる安保委員会でありますので、私もそのイラク問題について質問をしたいと思います。 小泉総理は、先日の本会議にアメリカの戦争について報告したわけですが、この中でこう述べておられます。「戦闘なしに大量破壊兵器が廃棄されることが最善の策であることは、言うまでもありません。しかし、それが不可能な状況のもとでは、我が国としては、」「このたびの米国を初めとする国々による行動を支持することが我が国の国家利益にかなうとの結論に達しました。」と、武力攻撃を支持する説明をしているわけですね。 そこで伺いたいんです……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 国連憲章を踏みにじって始まったイラク戦争、長期化の様相を呈し、そして民間人の被害を拡大してきております。改めて、イラク戦争の即時中止と、日本政府がその戦争の支持をやめるということを要求いたしまして、質問に入っていきたいと思います。 今、イラク戦争の中心は、横須賀から出港したキティーホークであります。戦争の中心になっております。沖縄や佐世保からも米軍が展開をしている。まさに日本は、このイラク戦争の上で日本の米軍基地が重要な役割を果たしているんですが、それで改めてお聞きしたいんですけれども、当然、自衛隊は、キティーホークやそれらと行動をともにして……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、テロ特措法にかかわりまして、キティーホークへの間接給油問題、防衛庁は「キティホーク空母機動部隊への給油報道について」こういうペーパーをお出しになっておりますが、この問題の事実経過について伺っていきたいと思います。 そのペーパーを見ますと、「イラク攻撃に従事していた同機動部隊の艦艇が海自から間接的に補給を受けたことはない。」こういうことにしております。それからあと一点は、「米側に確認したところ、米空母キティホークは不朽の自由作戦支援中の二月二十五日、オマーン湾において米補給艦から約八十万ガロンの燃料を受給したとのことである。 なお、海……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
冒頭、最初にイラク問題について聞きたいと思います。
けさ、日本時間の五時半、スペイン、米、英が新決議を国連に対して提出いたしました。午前の川口外務大臣の記者会見を聞いておりましたら、イラクに対して国際協調して外交圧力をかけるという意味で支持するとおっしゃっておりましたが、改めて聞きますけれども、日本はこの新決議を支持するのかどうか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 私、次のブリクス氏の報告の話について政府の認識を聞いているんではなくて、きょう提出された新決議については政府として支持なさるということですね。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 今日の情勢を反映してちょっと質問が変則的な形になっておりますが、私の方から先に質問をさせていただきます。 急なことなので、私の答弁者がまだ何人か到着がおくれているようでありますので、質問の順序を変えまして、最初に細田大臣に、十五年使用期限問題についてお伺いをいたします。 私たちは、繰り返し申し上げていますように、普天間基地の移設について、十五年の使用期限がつこうとも、これは建設は反対であります。同時に、そういうことを前提にして十五年問題を質問いたしますけれども、これはもう県民に全く理解されておりません。 小泉総理は、参議院の本会議で、閣議……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 外務大臣にまず伺いますが、けさの各紙を見てみますと、昨日、日米戦略対話が行われて、「在日米軍見直しも協議」という記事があります。「日米安保体制強化に関連して在日米軍の兵力構成見直しも協議し、沖縄の負担軽減が重要との認識を確認した。」「引き続きオーストラリアを含めた日米豪次官協議も行われ」たと。この中で、アメリカ側は、ブッシュ政権が進める軍の変革、再編、トランスフォーメーションに言及。在日米軍の兵力構成見直しについても、アジアの安全保障情勢の分析を踏まえ、引き続き協議することを確認した。在沖海兵隊の兵力見直しが焦点となる。こういう記事が出ているわけです。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私も、金武町の女性に対する暴行致傷事件について伺いたいと思います。 先ほどからの論議を聞いておりまして、日米安保条約があるからだとかと、いろいろ外務大臣は答弁しておられますけれども、私、女性に対する暴行事件が起こるたびに、基地あるがゆえに起こっているこの事態を、本当に安保条約の存在意義だけで説明していいものだろうか、そういう事件によって受けている屈辱、人間の尊厳が傷つけられている問題について一顧だにしない外務省に対して、毎回のように腹立たしい思いで質問に立っています。 それで、沖縄の女性に対する乱暴な事件が世界じゅうで大きな議論を巻き起こし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 今、日米地位協定の見直しを求める世論が新たな広がりを見せています。せんだって、参議院の沖北委員会でも決議が上がりました。当委員会では既に以前に決議をされております。東京都議会でも決議されました。地位協定の見直しの運動がなぜ広がるか。これは、近代民主主義国家では説明できないような基地と国民との矛盾、とりわけ沖縄でそれが集中的にあらわれている、そういう国民的な常識が通用しない米軍基地問題という根源が地位協定にある、そこから地位協定の見直しの世論の広がりがあると思うんです。 同時に、日本の外務省は、地位協定は見直しではなくて運用改善が効率的で即効性……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、省エネ・リサイクル法及び石油特会法の一部改正案並びに発電用施設周辺地域整備法及び電源特会法の一部改正案に対する反対討論を行います。 反対理由の第一は、省エネ・リサイクル法、石油特会法改正案で新たにCDMなどを支援対象とすることです。 CDMは、日本の温暖化ガス排出量の削減につながらないだけでなく、発展途上国での排出抑制への貢献を理由に、国内排出削減努力の緩和を容認するものです。これを公的資金で支援する必要はありません。 第二に、発電分野の新エネルギー対策を電源特会から石油特会に移し、電源特会を事実上原発支援に特化することです。 これは、東京電力な……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、公益法人に係る改革を推進するための経済産業省関係法律の整備に関する法律案に対する反対討論を行います。 公益法人改革というなら、この間の国民的批判にこたえて、政官業癒着の解消、天下りの禁止、組織や事業、財務の健全性、透明性の確保などに役立つ改革を実施すべきです。 ところが、本法案は、公益法人改革をうたいながら、製品安全や産業保安に関する検査機関等について、指定、認定制度から登録制度に変えるという形式的なものであり、天下りなど、公益法人あるいは検査機関などの実態を何ら変えるものではありません。これでは、単なる看板のかけかえにすぎず、公益法人改革の名に値し……
○赤嶺委員 日本共産党衆議院議員の赤嶺政賢です。きょうは、参考人の先生方、大変ありがとうございました。 参考人の先生方のお話を伺っておりまして、新倉参考人の方から最初に戦後の大きな決意ということを申されました。そして、藤井参考人の方からは沖縄戦のお話がありました。私自身が沖縄に生まれて、戦後の沖縄の荒廃の中で育ってきましたので、具体的なリアルな場面が思い出されながら、そして改めて戦後の大きな決意が本当に大事だということを先ほどのお話で感じているところでございます。 そこで、きょうは、ただ、法案の参考人質疑ということになっていますので、少し法案に沿って質問をしていきたいんですけれども、結局、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 沖縄に安保の見える丘という地域があります。嘉手納町にあるわけですが、沖縄にいると、日々安保と一緒に暮らしを余儀なくされているようなものであります。 そこで、この武力攻撃事態法案、これは中でも米軍の支援、これが中心になっていくだろうと思います。その米軍支援の中身についてこれまでたびたび質問してまいりましたけれども、一切その中身というのが明らかになっていない、これがきょうまでの到達点です。そういう中身が明らかにされないまま、今度の事態法案の採決、いろいろなことが言われておりますが、そういうことは絶対に私は認められないと思います。 法案の第二条の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、日本共産党を代表し、有事関連三法案並びに与党三党・民主党提出の修正案に対し、反対の討論を行います。 本法案は、日本の平和と安全、憲法の平和原則にかかわる極めて重大な法案であります。昨夜、与党と民主党で修正合意したことによって、本委員会での審議を直ちに打ち切り、採決を強行するなどというのは、断じて許されません。修正案は、今提案されたばかりであります。法案の根本問題でさまざまな疑問が残されています。慎重審議、徹底審議を貫くのが国民の負託を受けた国会の当然の責務ではありませんか。にもかかわらず、公聴会の開催も拒否し、採決を強行するなどというの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、イラク問題について外務大臣に質問を行いたいと思います。
今、イラクの問題というのは、査察の継続あるいは武力行使かという大変切迫した局面になってきております。これまでも平和解決のための国連の努力があったわけですが、私は最初に、湾岸戦争が終わって、九一年から九八年まで国連は査察をイラクに行ってまいりました、その成果について政府はどのように認識しておられるのか、御答弁お願いしたいと思います。
【次の発言】 ブリクス委員長の報告を引用されたわけですが、具体的にどういう成果が上がっているのか、それについてはお答えできませんか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。皆さん、おはようございます。 きょうは、特例中の特例の委員会の開催の仕方として、この時間から臨んでおります。 それで、法案については後に討論の機会がありますので、そのときに私たちの党の立場を述べたいと思いまして、きょうはせっかくの機会ですから、沖縄で起こっている問題について取り上げていきたいと思います。 海上自衛隊が、次期哨戒機ヘリとしてSH60K、これの導入をし、そしてミサイル発射管制機能を確認する試験ということで、沖縄の久米島の鳥島で実施するとしております。先ほどの理事懇でも、この委員会、沖縄大好きな先生方が大勢いることを肌身で感じており……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、六月に、日本共産党の調査団の一員としてイラクに行きまして、さらに八月には、本委員会の調査団の一員としてイラク並びにアフガニスタンに行ってまいりました。 今でも非常に悔しい思いで思い出していますのは、イラクの国連特別代表デメロさんの死であります。私たちもバグダッドでお会いをいたしました。彼は、イラクの現状について、イラクは五千年の歴史を持つ古い国だ、国連の設立当初からの加盟国である、その加盟国であるイラクが安保常任理事国二カ国によって占領されている、本当にイラクの復興にとって必要なことは、イラク人のみしか運営できない政府の機能、これを早く打ち立て……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 今国際社会は、泥沼化したイラクの再建について真剣な検討を始め、そしていろいろな提案を行ってきております。一体どの道がイラクを泥沼化から再建していく道か、こういう議論が本当に求められていると思います。 私は、六月には日本共産党の調査団の一員として、そして八月にはこの特別委員会の調査団の一員として、六月と八月に、二回にわたりイラクに行ってまいりました。六月のときには、アメリカの占領当局はイラク国民の敵意に包囲されている、こういうことを実感して帰ってまいりました。八月に行ったら、そのイラク国民を力ずくで押さえつけようとしている米兵に対してイラク国民……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、基本計画の内容について、一つ一つ私の疑問を聞いていきたいというぐあいに思います。
それで、最初に、基本計画の中では飛行場名が挙げられております。クウェート国内の飛行場はもとより、バスラの飛行場、バグダッドの飛行場、バラド、それからモスルの飛行場などでありますが、こういう地域というのは非戦闘地域ということで設定をするのでしょうか。
【次の発言】 想定をしているということであるわけですね。
それで、あと一点、基本計画の中で、自衛隊の情報収集だとかあるいは連絡調整を行う者、これがあります。バグダッドの連合軍司令部施設やイラクの国境周辺国あるいは……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、イラク問題について絞って質問を行います。 これまで、総理と過去二回にわたってイラク問題を議論してまいりました。そのたびに、私は、イラクの泥沼化について指摘をしてまいりました。今やその泥沼化は一段と激しいものになっております。米軍は、空爆を始めたり、ミサイルを使った攻撃を始めたりしている。名づけて鉄槌作戦、こういう言葉まで使い始めている。これではもうまるで戦争状態への逆戻りだと思うんですね。にもかかわらず、あなたはイラクへの自衛隊派兵計画をやめようとしない。今こういうイラクに自衛隊を送ることは、無法な占領を応援するものであり、かつ憲法で禁……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 ただいま川内先生の、SACO合意は破綻したという、るる詳しい質問の中での解明がありました。全く同感であります。 やはり、一方でSACO合意の破綻があって、そしてもう一方で、先ほど川口大臣から説明がありました、二〇〇二年七月に決まった普天間飛行場代替施設の基本計画、これ自身も破綻をしているという面があると思うんです。 ですから、ラムズフェルド国防長官が沖縄県に来て、普天間基地を見て、ある種の感想を述べられた。そして今、マスコミの報道では、普天間基地の返還は代替施設への移設なしにという議論が行われている。これは、そういう発言がどこであったかどう……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、きょうは沖縄の基地問題について質問をいたします。 アメリカ政府から、普天間基地の移設にかかわって、SACO最終報告の見直しの協議をしたい、こういう要請があったことが報道されました。要請があったかどうかについては、政府は今のところ否定しておりますので、これ以上聞いても進展がないと思いますので、あえて聞きません。 が、昨年の十一月、ラムズフェルド国防長官が来日し、普天間基地を視察し、その深刻な実態を肌で感じて、事故などの危険性を指摘し、解決を急ぐよう指示したとされております。この様子については、私も事情をよく知っている方からじかに聞くこと……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 日米間の新租税条約についてですが、今までもるるお答えがありました。立場を変えて、やはり関心を持っている角度は同じでございますから、伺っていきたいと思います。 ことしの二月二十五日のアメリカの上院外交委員会で、アメリカの財務省の担当官が、日本が締結した租税条約としては全く新しい条約だと指摘して、次のように言っています。新条約のかぎとなる幾つかの規定は日本にとって初めてのものである、今回の取り決めで具体化される進展は、この地域で、アジアのことですね、この地域で、この関連で、指針として、また指導役として、日本の後を追う多くの国々にとって重要な前例を……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、日米新租税条約についての反対討論を行います。 新租税条約の中心点は、配当について持ち株五〇%以上の親子関係にある場合は免税し、さらに特許使用料についても免税したことであります。 配当も使用料も源泉地国の経済活動がなければ発生しない所得であり、源泉地国で課税を一切認めないというのは適正とは言えず、受け入れ国の課税権限を大幅に制約するものであり、認めることはできません。 源泉地国での特許使用料を免除した点でいえば、特許大国であるアメリカが日本で得る使用料が、日本がアメリカで得る使用料よりもはるかに多く、アメリカの企業にとって有利となることは明らかであり……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、沖縄県の金武町のキャンプ・ハンセンでの都市型戦闘訓練施設建設について伺っていきたいと思います。 場所は、キャンプ・ハンセンのレンジ4という場所です。そもそも、このレンジ4は、これまでも隣接している金武町伊芸区にある海兵隊の実弾射撃訓練場なわけですけれども、迫撃砲あるいはロケット砲、住宅地からわずか三百メートルしか離れていない、そういう場所でこういう実弾射撃訓練が行われて、住民はこれまでも大変な被害を受け、レンジ4の撤去を求めていた場所であります。そういうところに新たに都市型戦闘訓練施設を建設しようというわけですから、これに対しては、県知事初……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、在外公館の位置名称外務公務員の給与法の審議ということになっておりますが、最初に外務公務員の給与法についてお尋ねいたします。 在外基本手当の基準額の改定について伺いたいと思います。 今回、為替、物価の変動等により改定したというものですが、その基準額の平均改定率が二・四%増ということになっています。二〇〇四年度の予算でも一・三%増ということでありました。昨年の八月の人事院勧告では、国家公務員一般職給与は二・六%削減されているわけですね。外務公務員の職責と全く同じように考えるわけではありませんが、政府の財政状況をも勘案して、今回の改定に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは最初に、サイバー犯罪に関する条約についてお尋ねしたいと思います。 先ほどの質問でもいろんな角度から問いただされましたけれども、短い時間ではありますが、私も、疑問に思っていること、これらについて聞いていきたいと思います。 まず最初に、私たち日本共産党は、サイバー犯罪から社会を守るためにコンピューターを利用した犯罪を防止する、そのために国際間の条約を取り決める、こういうことは必要だ、このように考えています。同時に、その場合でも、憲法二十一条で規定された通信の秘密、これは侵してはならない、こういうことを初め、国民の権利をこの条約やそれを担保するた……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 サイバー犯罪条約について反対の討論を行います。 サイバー犯罪は、国境を越え広範囲に影響を及ぼす特質があります。これに国際的に対処する枠組み、条約は必要であると考えます。 しかしながら、本条約は、捜査当局によるコンピューターデータのリアルタイム収集や通信傍受を行う立法措置を締約国に求めています。これは、いわば盗聴法と同様の法整備を各国に求めるもので、通信の秘密、表現の自由、プライバシーなどが捜査当局に脅かされることになります。 実際に、政府は、本条約を根拠に、捜査機関がプロバイダー等に将来のログの通信情報の差し押さえまで命令できるようにする法改正を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 日米地位協定のもとでの日米交渉の第五回交渉が行われました。その中身が報道されているわけですが、三月二十四日及び二十五日に開催された外務省からの報告を見ますと、今回の交渉は充実したものになり、幾つかの点で重要な進展を見ることができた、一方、両国間で調整が必要な点が残されており、引き続き調整を行っていく、このように述べております。 それで、改めて確認したいと思いますが、重要な進展を見ることができたという内容はどういうことでしょうか。そして、両国間で調整が必要な点が残されている、この内容はどういうことでしょうか。それぞれについて答えていただきたいと思います……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、まず初めに、東南アジア友好協力条約の問題について質問をします。 日本の過去の侵略戦争と植民地支配、こういうことを行ったわけですから、この反省を踏まえて、東南アジア友好協力条約、これをてこにアジアとの友好協力関係を強化する、本当に必要なことだと思いますし、この条約の締結を歓迎したいと思っています。 そこで、去年の秋、中国とインドがこの条約に加入した際、日本は参加を拒否したわけですね。その拒否したこととの問題で関係国からも批判が出ました。 ところが、きょうはちょっと体調を崩して外務大臣が御出席ではないんですが、その当時、川口外務大臣……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうのこの時間は、民主党の加藤先生のお時間でありましたが、私の都合上、加藤先生の御理解、そして理事会の合意を得て質問に立たせていただきます。どうもありがとうございました。 それで、きょうは、今月上旬に合意された日米地位協定の合意の問題について外務大臣に伺っていきたいと思います。 今回、地位協定の合意がされたとはいっても、犯罪を犯した米兵の犯人の身柄引き渡しはアメリカ当局の好意的配慮にゆだねる、身柄を引き渡すかどうかはアメリカの好意的配慮を払うという、ここにゆだねられているという点では、枠組みは全く変わりません。これに加えて新たに出てきたのが、被疑……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、後でIAEA十四条の改正の受諾について承認を求めるの件、この質問を行いますけれども、その質問の前に、施設庁長官もお越しでありますので、沖縄・辺野古の問題について伺いたいと思います。 米軍普天間飛行場の代替施設建設に伴って、護岸構造の検討ということで、今、名護市辺野古でボーリング調査が始められようとしておりますが、二月二十六日の沖縄北方特別委員会で山中施設庁長官は、私の問いに答えまして、「埋め立てられる部分と一体不可分のものとして護岸が必要である」「環境影響評価の対象になる」と答えました。 それで、今また環境アセスの方法書の作成中で……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 日本共産党は、北朝鮮の問題の解決について、かねがね、三つの角度から取り組んでいくというぐあいに申し上げてまいりました。 一つは、朝鮮半島の軍事的な衝突の危機は絶対に避けなければならないこと。あくまでも平和的、外交的な手段によって解決するという立場であります。二つ目に、拉致問題というのは日本国民の人権と安全を脅かした国際的な犯罪行為として許すことのできないものであり、この問題の全面的究明と被害者家族の帰国の実現、これも強く求めてまいりました。三つ目に、日本と北朝鮮の国交の確立。戦前の植民地支配の歴史を清算することは、戦後の日本が負った重大な歴史的責任に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
最初に、日本・ウズベキスタン航空協定について聞きます。
私は、本協定の締結によって、両国の定期航路の安定的な運営、今後の両国間の人的交流、経済的交流、友好関係に寄与するものと思いますが、その上でお聞きいたします。
本協定には、これまで締結した航空協定にはない、第十四条、航空の安全のための措置の規定を導入しています。本協定にこの条項を挿入した理由について、簡潔に説明してください。
【次の発言】 航空の安全確保をより確かなものにしていくということであります。
それで、ちょっと今度は別の問題、沖縄の都市型戦闘訓練施設の建設問題について聞きます。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 まず最初に、地中海漁業一般委員会に関する協定の改正について質問をいたします。 海洋生物資源の維持管理は、食料の確保という点でますます重要になってきているわけですが、本地中海漁業委員会協定が対象にしている地中海や黒海、これに接続する水域ではマグロ資源が既に漁獲過剰の状態にあると指摘されております。 世界自然保護基金、WWFは、地中海ではマグロ資源の保全よりも明らかに目先の利益ばかりに重点を置いていると強く批判しているわけですが、基金の批判内容は、EUがマグロを養殖するのではなく、天然マグロを漁獲してそれを育てるという蓄養の拡大にある、こうした……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、自衛隊のイラクへの派遣の継続、この問題について取り上げたいと思います。 国連の新決議が上がったとはいえ、その評価はきょうは行いませんが、やはりまだいろいろ複雑な問題を残している。そういう中で、六月三十日にはCPAが消滅する。自衛隊の地位がなくなる。この機会に、私は、憲法違反であり、そしてイラク特措法にも違反している自衛隊は直ちに撤退をすべきだ、このように考えているものです。 そこで、ずっと多国籍軍への参加、こういう議論が行われているわけですが、私、きょうは最初に、参加という意味について確認をしたいと思うんです。 平成二年の十月二十六日の……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、中小企業金融公庫法及び独立行政法人中小企業基盤整備機構法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 反対理由の第一は、本法案が、中小公庫がこれまで担ってきた中小企業向けの長期、固定、低利の融資支援という役割を縮小、後退させるものだからです。 政府は、政策金融改革の中で、政策金融の貸出残高を将来的に半減するとしています。中小公庫の融資についてもその例外ではありません。民間金融機関の中小企業向け貸し出しが激減し、改善の見通しは立っていません。中小企業の資金調達に中小公庫が役割を発揮することが求められているときに、その役割を縮小、後退させることは、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に、防衛庁長官にお聞きしたいんですが、二十六日の夕方、陸上自衛隊本隊の派遣命令を下しました。本隊派遣に当たっては、先遣隊から報告を受けて、それから、慎重の上にも慎重に検討して判断した、そういうことでいいんですね。
【次の発言】 慎重の上にも慎重に検討したということになっているわけですが、その検討の際には、現地の治安情勢や、あるいは自衛隊派遣に対する地元の反応、これは検討の中心課題に当然なると思います。
慎重な検討の際に、皆さんが特別委員会の理事会に出されました先遣隊の報告の文書、これは理事会にも総理にも同じものが行っているということが説明としてあ……
○赤嶺委員 きょうのこの冒頭の質問は、それこそ委員長が先ほど指摘されたように、大臣の答弁の不手際からこういう結果になっております。 そこで、端的に聞きたいんですが、防衛庁長官、きのうは、サマワの市民評議会の議長と会ったがいつの間にか議長代行になり、そして代表に、答弁が二転三転変わっていきました。これは答弁の虚偽じゃないか、虚偽答弁じゃないかという指摘をいたしましたが、この二転三転変わったことについての政府の見解をきちんと示していただきたい。 それから、あなたは、私が示した文書について調査をしないという答弁をいたしました。その後の理事会等で調査することになっておりますが、調査しないという姿勢……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは運用局長も御出席していただいておりますので、いろいろなことを聞いていきたいと思います。
一月の二十六日に陸上自衛隊本隊の派遣命令が出されまして、二月下旬から三月にかけて、約四百四十人が相次いでイラクに派遣されると言われております。
その際に派遣される部隊の一部が、この二月八日から二十一日にかけて、東富士演習場と朝霞駐屯地で訓練を実施するということを聞いておりますが、どこの方面隊、どこの師団が東富士や朝霞で訓練をするのでしょうか。
【次の発言】 北海道の部隊が朝霞と東富士で訓練を行うということはそういうことですね。それ以外の部隊も入っ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょう、この当委員会に、外務省が「イラクの治安情勢」という二枚紙を出されました。大変大事な出来事について触れていると思います。 二ページ目の四の項目に、二月十四日、十五日、イラク周辺国外相会議が開催された旨、記録をされております。そして、そのイラク周辺国外相会合、その会合終了時に出された声明の要約がここに出ております。 非常に、イラクの周辺国が今、イラクの人道支援、復興支援、イラクの安定にとって何を考えているかということを知るのは、日本にとっても大事なことだろうと思うんですが、実は、その周辺国会合の声明の要約がせっかく出されていながら、マスコミ等で……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、占領軍に対する攻撃、これらの問題について伺っていきたいと思います。 フセイン元大統領が拘束をされて二カ月以上たつわけですが、占領軍に対する攻撃は一向におさまる兆しを見せておりません。外務省の報告でも、今後とも治安状況は予断を許さず、現地情勢については十分にその動向を注視していく必要があります、このように言っているわけです。 そこで、先日、民主党の中川議員から提出された質問主意書に対する答弁書の中で、政府はテロの定義について、一般国際法上確立した定義があるわけではなく、お答えすることは困難としながら、一般的には、テロリズムとは、特定……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、航空自衛隊による輸送が始まったわけですが、この点についてお伺いをしていきたいと思います。 先ほどの防衛庁の報告によりますと、「イラク国内の各飛行場の安全性や輸送ニーズ等を慎重に勘案した結果、三月三日、クウェート国内の飛行場施設を拠点として、イラク国内の飛行場施設との間で、C130機による人道復興支援物資の輸送を開始した」こういうことでありました。きのうの報告では、イラクの国内の飛行場施設とだけありましたが、先ほどの報告では、「イラクのタリル飛行場」、飛行場名も出ております。 そこでお伺いをいたしますけれども、今回の輸送任務を実行するに……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 先ほどから、志方参考人そして酒井参考人のお話を伺いながら、大変有意義な委員会の参考人審査になっているなということを感じながら、この場に立っております。 米英がイラクに戦争を開始した三月二十日から、ちょうど一年を経過したところです。アメリカとイギリスは、有志連合をつくって、この戦争を始めました。 そこで、志方参考人と酒井参考人、お二人に伺います。 一年たってみて、例えば、スペインで与党の政権が倒れて、そして、米軍の撤退が新しい政権によって主張される。あるいは、南米のホンジュラスのマドゥーロ大統領も、「アメリカ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 昨年の三月二十日、アメリカのイラク侵攻が起こりまして、ちょうど一年を過ぎたところです。それで、よく、この戦争はテロとの闘いだ、このように言われてまいりました。そのテロとの闘いで、アメリカ政府の内部で、文字どおりテロ対策担当の大統領特別顧問のクラークさん、前テロ対策担当大統領特別顧問ということになっておりますが、このクラークさんの発言が問題になっております。アメリカのまさにテロに対する態度をめぐって、どうであったか、こういう議論が起こっているわけです。 この方が先日、「すべての敵に対抗して」、こういう本を出しておりますが、私のスタッフに大急ぎできょうの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私たち日本共産党も、先ほど志位委員長が三人の日本人の方の御家族とお会いになりました。そこで出された要望は、今までも出ておりますが、御家族と総理大臣、家族の気持ちを総理にぜひ伝えたいという切実な願いでありました。
私は、これは最低限かなえるべきだと思いますが、外務大臣、いかがですか。
【次の発言】 家族が総理に訴えたいというこの気持ちを外務大臣は阻まないで、ぜひそれを実現するように強く要求しておきたいと思います。
そこで、この日本人の三人が拘束されて、まだ事態が何も変わらないままこの委員会が開かれているわけですが、御家族の方の焦燥感も大変だと……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうの委員会で論議されてきましたように、イラクの現状というのは、新しい転機を迎えているだろうと思います。スペインのサパテロ首相は撤退を表明し、そして撤退を開始いたしました。ホンジュラス、ドミニカも、先ほどの説明があったとおりであります。
新聞の報道では、撤退ドミノという表現もあらわれてまいりました。有志連合の中で亀裂が起こり、撤退を表明し、検討する国もふえてきている。そういう中で、日本の自衛隊がイラクにずっと居続けるその理由、根拠は何ですか。
【次の発言】 それぞれの国にはそれぞれの国益があるんだ、だから日本の自衛隊は今のようなイラクの局面を迎えて……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 昨日、総理は、野党党首会談で、多国籍軍に参加するとはっきり表明をし、先ほど、官房長官から、その立場について説明がありました。 これまでの政府答弁ですと、当該国連軍、多国籍軍の目的、任務が武力行使を伴うのであれば、自衛隊がこれに参加することは憲法上許されないと考えている、繰り返されてきた政府の答弁であります。外務大臣も、これまでは、自衛隊が多国籍軍に参加できるかどうかについては、安保理決議を待って、任務、目的等を検討した上でという答弁を繰り返しておられました。 今回の国連決議一五四六の多国籍軍の規定は、それが武力行使を伴う多国籍軍であることは明白であ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今、松本委員の質問に対する井上大臣の答弁を聞いておりまして、私も全くイメージがわかなくなりました。 それで、昨年、武力攻撃事態法がつくられて、これに基づいて、今度の米軍の行動円滑化法あるいは有事ACSA、特定公共施設利用法、こういうもので具体化を進めていくわけですから、今までの枠組みの具体化ということでは、もっとはっきり我々がわかるように答えていただきたいと思います。 きょうは、その中でも米軍行動の円滑化法案、これについて、先ほどの質問とも関連しますが、お伺いをしていきたいと思います。 今度の法案の眼目ですが、武力攻撃予測事態、この段階から米軍の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今国会に政府が提出された有事七法案、そして三条約は、昨年成立した武力攻撃事態法、これに沿って、米軍支援と、それから国民総動員の体制を具体化しようとするものであります。日本が攻撃を受けていない段階から日米共同の軍事態勢をつくって、自衛隊だけでなくて、自治体や民間など、官民挙げて米軍を支援しようというものであります。憲法九条の極めて重大な法案であり、我々は、撤回すべきだという立場です。 そこで、この法案を審議する上で重大な問題は、有事法制で支援する米軍の行動そのものであります。アメリカは、先制攻撃戦略に基づいて、国連のルールを踏みにじってイラク戦争を引き……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 十四日の審議に続きまして、きょうも、米軍の行動関連措置法案、その中の行動関連措置、これについて引き続き伺いたいと思います。 何しろ、この間の答弁、非常にはっきりしなくて、しかし、この法案の中心が行動関連措置で、それがどういうものであるかということを理解できないと法案全体の理解にもいかないという面があります。 前回の答弁の確認の意味で聞きますが、「合衆国軍隊の行動が円滑かつ効果的に実施されるための措置」それから「その他の合衆国軍隊の行動に伴い我が国が実施する措置」、前回の説明だと、前者が直の支援、後者が間接的な支援を指すもので、その内容は、前者が、十……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうも、米軍支援法について、全体の認識を深める質問をしていきたいと思います。 米軍が円滑かつ効果的に動くということは、これはとても大変なことなんです。米軍基地が集中している沖縄にいると、よくわかります。ですから、そういう円滑かつ効果的に米軍が動く権利を与える、それに対して国民にいろいろな被害やいろいろな迷惑をかける、その場合に政府がその米軍の立場に立ってこれをおさめる、これが今の沖縄の状況なんですよ。ですから、米軍の支援法という場合に、一つ一つの法律上の文言がどういう規定になっているのか、そのことについてやはり理解していかないとこの法律の審議という……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、武力攻撃事態等における特定公共施設等の利用に関する法律案、これについて伺っていきたいと思います。
時間が限られていますので、早速、中身に入って質問します。
法案の第二章で、港湾施設の利用について定めています。第六条で港湾施設の利用指針を定めることができるとしているわけですが、この指針の性格、そして、指針にはどのような事項を定めることになるのか、これを説明していただけますか。
【次の発言】 「特定の者の優先的な利用を確保する」、これは六条二項にありますが、この「特定の者」は何を指しますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうも、きのうに引き続きまして、武力攻撃事態等における特定公共施設等の利用に関する法律案、これを質問していきます。
それで、きのうは、法案二条の特定公共施設等の定義に関して、港湾施設あるいは飛行場施設、道路、電波、それぞれ、施設のほとんどすべてが優先利用の対象になっているという問題について聞きました。
優先利用の対象になっているということになりましたら、例えば空港で、民間機がその空港使用を認められない場合ということも起こってくるのではないかと考えますが、その点、いかがですか。
【次の発言】 その場合に、外された民間機はどのように措置されていくので……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、外務大臣に伺いたいと思います。 イラクの収容所における虐待の問題ですが、先ほどの答弁だと、国際人道法に違反する可能性がある、こういう認識を示されました。赤十字国際委員会も、戦争捕虜の待遇を定めたジュネーブ条約への深刻な違反、このように指摘しております。不法に始めた戦争で無法な占領が続き、そして人道に対する犯罪が占領軍によって犯され続けている、このこと自身、非常に重大だと思うんですね。 アメリカに遺憾の意を伝えたとおっしゃいましたけれども、その際に、日本政府は、この行為が国際人道法に違反しているという可能性の認識も持っている、こういうことも含め……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、ACSAの改正案について聞いていきたいと思います。 九六年にACSA協定が締結をされまして、その当時は、共同訓練、国際連合平和維持活動、人道的な国際救援活動であったわけですね。九九年のガイドライン関連法案の審議の際に周辺事態にも拡大をされました。さらに今回、新しい五条で「武力攻撃事態」「武力攻撃予測事態」、そして新六条で「国際の平和及び安全に寄与するための国際社会の努力の促進、大規模災害への対処その他の目的」、ここまで拡大されたわけであります。 きょうは、第六条、ここについて伺いたいんですが、「国際の平和及び安全に寄与するための国際社会の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
昨日に引き続き、ACSAについて聞いていきます。
昨日の審議の中で、新六条の「国際の平和及び安全に寄与するための国際社会の努力の促進、」この規定に基づく物品、役務の提供が国連安保理決議に基づく活動の場合に限られるかどうか、こういう質問をしましたら、海老原北米局長は、今後の国内法次第だ、このように答弁なさいました。これはどういうことなんでしょうか。
【次の発言】 まだちょっと私は認識があいまいなんですが、つまり、今後整備される国内法において、国連安保理決議を前提としないような法律が仮に成立をした場合、それは今のACSAの対象になるという理解でいいんです……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
昨日、ACSAに関連して、邦人救出の日米共同訓練、これまで行ったことがあるかどうかという問いに対して、手元に資料がないけれどもありません、こういう答弁がありました。そのことについて改めて私の方に説明したいという申し出がありますので、この点についての答弁を改めてお願いします。
【次の発言】 それでは質問に移っていきます。
今回、武力攻撃事態法の具体化を図るために一連の法案が提出されているわけですが、この法案に基づく措置の多くは、日本が武力攻撃を受けていない武力攻撃予測事態からとることができるようになっております。
米軍行動関連措置法案やあるいは特定公……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、民主党の提案されました修正案について伺っていきたいと思います。 今回の民主党修正案は、いわゆる緊急対処事態、これを武力攻撃事態等と同等に位置づけて、基本法である武力攻撃事態法に盛り込むということになっています。そして、その対処措置、基本理念、地方自治体、指定公共機関の責務、国民の協力なども、ほとんど武力攻撃事態等と同じように、対処方針や対策本部をつくり、国全体として対処していく枠組みを設けています。 そこでまず、ここで規定されております緊急対処事態というのはいかなる事態なのかということが当然問題になっていくわけですが、政府の原案で……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、日本共産党を代表して、有事関連七法案、ACSA改定案に反対、ジュネーブ条約第一、第二追加議定書に賛成の討論を行います。 有事関連十案件は、昨年の武力攻撃事態法の枠組みに沿って、有事法制を具体化するものであります。憲法と人権、日本の進路にかかわる重大法案であるにもかかわらず、中央、地方の公聴会も行わず、本委員会での審議を打ち切り、採決を強行することは、断じて容認できません。 反対理由の第一は、日本が攻撃を受けていない予測事態から、米軍に対する無限定かつ包括的な支援を可能とするものだからであります。 アメリカは、単独の先制的な武力行使も……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
相次ぐ答弁の撤回、そして先遣隊の報告書の前に文書がつくられていた問題、いろいろ続いたわけですが、問題は、サマワの治安が安定しているという政府の見解です。政府は、どういう根拠に基づいて、サマワの治安は安定しているというぐあいにおっしゃっているんですか。
【次の発言】 私、根拠を聞いているんですが、ずっといろんな調査を聞いているんじゃないんです、根拠を聞いているんです。
【次の発言】 「陸自派遣に伴う最新の現地治安情勢等について」の先遣隊報告の治安の安定の一番最初に、サマワの市評議会の実質的な機能がありました。今、外務大臣はその一番最初を省いてその根拠を説……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。私も冒頭、在日米軍基地の再編問題について聞いていきます。 これまでの答弁からしても、全く内容が明らかにならないわけですが、アメリカ政府は、在沖海兵隊の一部移転の問題や、あるいは取りざたされておりました厚木基地のNLPの移転など、これまでの提示、まあ、提案ではない、アイデアだというお話ですが、これらについて白紙化を日本政府に伝達してきたという報道があります。白紙化の理由として、アメリカ側は、移転先自治体の強い反発のほか、日本政府の基本姿勢が定まっていないということを挙げております。 まず、報道の確認になりますが、アメリカがこれまで日米間のさまざま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 午前中も外務委員会で外務大臣に質問をしたところでありますが、イラク問題について質問をしたいと思います。 先ほど藤田議員も取り上げましたが、七月九日に公表されたイラクに関する米情報機関の開戦前の情報評価についての報告、これが、ブッシュ政権が根拠とした二〇〇二年十月の国家情報評価にある主要な中心的判断のほとんどは、基礎となる情報報告を誇張しているか、または基礎となる情勢報告による裏づけのないものだったと断定して、イラクの大量破壊兵器に関するブッシュ政権の主張に根拠がなかったことをほぼ全面的に認定しております。 ところで、この情報に基づきまして、二〇〇三……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、外務大臣に、イラクのファルージャの問題についてお伺いいたします。 八日午後、米軍は、ファルージャに総攻撃を開始いたしました。既に犠牲者も出ており、四千人以上の海兵隊が進撃していると伝えられています。その攻撃には、沖縄にローテーション配備されていた第三海兵連隊第一大隊や、あるいは沖国大への米軍ヘリ墜落直後にイラクに出撃した同型ヘリなどが現在所属する第三十一海兵遠征隊が参加しております。沖縄から出撃していったという意味で極めて重大だと思いますけれども、こうした攻撃というのは大変な犠牲を生みます。被害も広げます。選挙を控えた政治プロセスにも重大な影響……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、冒頭、武装集団による無法なテロの犠牲となった香田証生さんに心からの哀悼の気持ちを述べるとともに、御遺族にお悔やみの言葉を申し上げます。 午後もイラク特別委員会がありますので、イラク問題はその場に譲りたいと思います。私は、沖縄国際大学のヘリ墜落問題について外務大臣に質問をいたします。 十月二十八日に、CH53D型ヘリ同型機三機が岩国へ向かいました。一カ月間、普天間基地でテスト訓練を行い、そして宜野湾市民から恐怖の思いをよみがえらせるものだと厳しい抗議を受けました。十月十三日に、駐日大使館のマハラック臨時代理大使は、練度の維持のために飛行……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 我が党の自由貿易協定についての基本的な立場ですが、二国間交渉による自由貿易協定、FTAは、お互いの条件をよく考慮して進めるなら経済関係を深めることができる、このように考えています。 しかし、現在、日本の財界が求め、そして小泉内閣が進めているFTAやあるいはEPA、この交渉では、財界に都合のよい貿易や投資の自由化の見返りに、農産物の輸入を一層拡大し、日本の農業を犠牲にしようとしている。どこの国であれ、国内の農業の維持発展を考慮するのは当然、こういう立場であります。 そこで、今回のFTA、EPAは、農業分野を含む初の協定になっています。農産品に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、イラクの問題について質問をしていきたいと思います。
先日も、イラクの特別委員会で、政府が自衛隊を撤退させる判断基準について伺ったわけですが、引き続きそのことについて聞いていきます。
首相が本会議の答弁の中で四つの基準を挙げられましたが、その中に、政治的、外交的な判断として派遣を終了させる場合がある、このように述べております。この政治的、外交的に派遣を終了させる場合、どういう場合でしょうか、外務大臣。
【次の発言】 総理が本会議での質問に答えて、戦闘地域になった場合とか、安全を確保できなくなった場合とか、復興支援の任務の問題だとか、中で四つ挙げ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは拉致問題について、特に今回の協議、安否不明者十名の再調査を白紙に戻した上で徹底的に行う旨の北朝鮮側の約束があって始まった実務者協議、これについて聞いていきたいと思います。 協議の後の外務省は、今回の協議では北朝鮮側においても彼らなりに努力している、しかし依然として疑問な点が多い、政府を挙げていろいろと精査をする必要があると述べておられます。 協議を終えて、北朝鮮側が努力したとしている点はどういう点を指しているのか、また依然として疑問な点が多いというその疑問な点とは何か、そして今後これらの問題を解決していくためにどんな体制でどんな精査……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 テロ特措法の質問に入る前に、起きています人質事件、この問題について伺います。 イラクの武装集団による日本人拘束事件が起きているわけですが、いかなる理由であれ、人質をとり、そして要求が入れられなければ殺害すると言って脅迫することは、許すことのできない蛮行であると私たちは考えております。また、そういう立場を昨日、志位委員長が発表したところであります。 それで、その人質を直ちに解放することを求めるものでありますが、政府は、人命第一の立場から、その救出に全力を挙げるべきです。今の状況と政府の姿勢を答えていただきたいと思います。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 イラクの武装集団による無法残虐なテロの犠牲となった香田証生さんに心からの哀悼の気持ちを述べるとともに、御遺族にお悔やみの言葉を申し上げたいと思います。 同時に、この間の質問でも取り上げましたが、イラクをテロリストの温床にしてしまった、これはアメリカの戦争に大きな原因があります。そのアメリカの戦争に加担した日本政府の責任も重大であり、二度とこういう事態を引き起こさないというのであれば、これまでのかたくなな態度を改めて、イラクから自衛隊を撤退する、そしてイラクの国民が主権を持った国づくりに臨めるようにしていく、こういうことが大事になっているんじゃ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 十二月十四日、自衛隊の派遣を延長するかどうか、大きな問題になっています。私たちは、もとより、イラク全土は戦闘地域であり、現にファルージャ等では激しい交戦が展開をされている。そういう地域に自衛隊を派兵するということは、憲法からいっても絶対に許されない暴挙だったと考えております。 同時に、特措法に基づいて、戦闘地域、非戦闘地域という定義のあいまいさというのは、今の外務大臣の答弁の撤回で、またはっきりいたしました。 大臣が、いわば戦闘地域、非戦闘地域を、国または国に準ずる者という定義に合わせてイラクを説明しようとしたら、イラクは説明できないんです……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、きょうはファルージャの問題を中心に伺っていきたいと思います。 米軍は、サマラ、ファルージャに引き続き、バグダッド南郊のバビルで総攻撃を展開しております。ファルージャでは、十万余の人々が残っている町を封鎖して、そして空爆と地上戦闘を繰り広げました。ファルージャの作戦は、四月の空爆のときに六百人の犠牲者を確認し、告発し続けた総合病院をまず占拠する、こういうことから始めたわけであります。それでも、ファルージャ在住のジャーナリストそれから医師、そして避難してきた人々からファルージャの現地の様子がマスコミに告発をされ続けております。 避難してき……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私は、今回の廃止法案を提出された各政党に伺っていきたいと思います。
先ほど来、与党の方から、イラクはこの一年間成功しただとか、今撤退をすれば日米同盟関係はどうなるかだとか、いろいろ見解、質疑がありました。十二月十四日でイラクへの自衛隊派遣の期限切れを迎えるわけですが、政府はそれ以降も延長する構えのようであります。
イラク特別措置法を廃止し、そして自衛隊を撤退させるべきと考える理由について、最初に民主党の提出者の方からお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 次に、同じような質問、穀田提出者、お願いします。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私たちは、自衛隊の派遣延長にはもちろん反対です。自衛隊の派遣は憲法違反であり、撤退すべきだと考えております。
今度延長を決めた政府の立場について伺っていきますが、大野長官は、サマワを訪問されまして、サマワの治安は予断は許されないがかなり安定、このように述べられました。ハッサーニ・ムサンナ県知事と懇談をしたときに、知事は、サマワの治安は以前よりもさらによくなっている、こう述べていたとのことであります。サマワの治安は以前よりかなりよくなっているというのが長官の認識ですか。
【次の発言】 衝突の件数をおっしゃっておられるようでありますが、治安の維持という点……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
薮中局長は、前の、さきの外務委員会で私の質問に答えまして、日朝実務者協議を受けた後の問題として、さまざまな聞き取り、物証の精査を踏まえて今後対応する、このように答弁なさいましたけれども、精査の作業、これは今どういう状況でしょうか。
【次の発言】 出された物証について精査するということは必要なことだし、大事なことだろうと思うんです。私たちの党も、いろいろ出されている疑問点について、私たちの党なりにいろいろ議論もしております。
その中のきょうは一つだけ具体的にお聞きしたいんですが、市川修一さんの問題です。
心臓麻痺で水の中に沈んで死亡したという……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 政府は、八日、北朝鮮側が先月の第三回日朝実務者協議の際、拉致被害者の横田めぐみさんの遺骨だとして提供した骨が、専門的な組織分析、DNA鑑定の結果、別人のものであるということを公式に確認いたしました。 今回の北朝鮮側の態度は、極めて重大かつ無責任なものであり、日朝平壌宣言の精神に反するものであります。私たちは、とうとい人命にかかわる問題で虚偽の資料を提出した北朝鮮側の不誠実な態度に厳しく抗議をするものです。 そこでお伺いをいたしますが、北朝鮮側は、第三回実務者協議において、真相が解明されていない拉致被害者十名について、小泉首相が九月十七日に訪……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
小泉総理は、今回の米軍再編協議の中で、政府の方針として、沖縄を含め、目に見える負担の軽減を図ることを挙げております。
そこでまず、沖縄担当大臣である小池大臣にお伺いいたしますけれども、目に見える負担の軽減を図ることというのはどんな内容ですか。
【次の発言】 そこで、2プラス2でのことなんですが、共同発表では、沖縄を含む地元の負担を軽減すると述べている一方で、SACOの着実な実施が在日米軍の安定的なプレゼンスにとって重要である、このように書かれております。
小池大臣は、今回の合意であるSACOの着実な実施によって沖縄の目に見える負担の軽減を図るという……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、沖縄振興特別措置法一部改正にかかわって質問をしたいと思います。 特別措置法は、沖縄の自立的発展に資するため、沖縄の置かれた歴史的、地理的、社会的な特殊性、特殊事情を踏まえ、政令で指定する事業について、国の負担または補助の割合の特例措置を定めている。今回の改正は、三位一体改革により国の補助金が交付金化あるいは廃止されても、沖縄振興法の高率補助制度の精神が生かされる立場からのものであり、これは我が党として賛成するということであります。 一方で、沖縄の振興予算の八割は公共事業になっています。過大な需要予測に基づいて公共事業の計画が作成さ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
既に二つの法案については賛成の立場を理事会でも明らかにしてまいりました。ただ、沖縄振興という場合には、やはりその根底にあるのは、基地のない平和で豊かな沖縄、ここを目指しているという点であります。
米軍再編協議に当たりまして、十五日から審議官級協議がワシントンで開かれました。時を同じくして稲嶺知事も訪米をされたようでありますけれども、先月の2プラス2での共通戦略目標の合意を受けての会議であります。
今回の会議の目的、これは何ですか。そして、どういう協議を行ったのでしょうか。
【次の発言】 その会議に先立って、外務大臣は、いろいろなアイデアの交換が多分……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
先日、ワシントンで開かれた2プラス2について聞きます。
今回の共同発表文には、日米の共通の戦略目標なるものが初めて盛り込まれております。これは、今後の日本の外交にもかかわる非常に重大な問題だと私たちは考えています。
そこで、まずお聞きいたしますけれども、共通の戦略目標、いわゆる戦略目標とはどういうことですか。
【次の発言】 日米の安全保障の文書の中で、共通の戦略目標、そういう表現の仕方というのはこれが初めてだと思うんですが、何でそんなふうな表現になったんですか。
【次の発言】 いや、非常に素直に質問しているんです。これまでのいろいろな日米の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、在外公館法の一部改正に関する質疑、これに関連をしまして、在外公館の現地採用職員の問題について聞いていきたいと思います。
現地採用職員の身分などをいろいろ伺いたいんですが、まず最初に、在外公館の現地採用職員は現在何名なのか、そのうち日本国籍を有する職員は何名なのか、この点についてお答えをお願いします。
【次の発言】 日本国籍を有している現地採用職員というのは、大体各国押しなべているわけですか、それともどこかの国が特に多いとか、そういう事情もありますか、いかがですか。
【次の発言】 私は、日本国籍を有する職員、この職員について実は国公労……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に、下地島空港の問題について防衛庁に伺います。 米軍再編協議の中で、下地島空港は大変大きな注目を集めてきました。その空港のある伊良部町議会は、今月の十六日に自衛隊駐留の誘致決議を行って、早速その誘致決議を大野防衛庁長官や防衛事務次官に要請をいたしました。 その要請から、東京から伊良部町に戻ってきた直後に、町議の皆さんと住民との説明会、これを求める動きが出まして、その晩、七千人の人口の島で三千五百人の住民が集まって説明会が開かれ、その説明会の中で、すべての町議が自衛隊の誘致決議は撤回をする、こういうことを合意いたしました。その合意に基づいて、翌日……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
最初に、旅券法等の一部改正案についてお聞きします。
改正では、IC旅券に記載される人間の生体情報は顔面像に限定し、法律上も担保している、このようにしておりますけれども、顔にとどまらず指紋などの身体情報が記載され、プライバシーの侵害になるとの危惧の念も出されたりしております。IC導入が顔面像に限るとしても、個人情報の保護を侵害するようなことにはならないと断言できるのか、明確な答弁を求めます。
【次の発言】 次に、沖縄金武町のキャンプ・ハンセンの山火事問題、これについて取り上げたいと思います。
金武町のキャンプ・ハンセンの訓練場では実弾を使用し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、航空機墜落事故に関する日米地位協定、そして今度新しく四月一日にガイドラインを発表いたしましたが、その問題について質問いたします。 昨年のあの普天間のヘリ墜落のときに、一番国民の強い批判を受けたのが事故現場での統制の問題です。その後、日米間で協議をして、四月一日に日米合同委員会で合意をされたということになっています。 私は、今回合意されたガイドラインにはさまざまな問題が含まれている、このように考えています。きょうは、墜落などが起きた場合の米軍の公有地、私有地への立ち入りの問題について聞いていきます。 今回のガイドラインによると、米軍は、「……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、国際犯罪防止条約人身取引議定書、それから密入国議定書について質問していきます。 人身取引は著しい人権侵害であり、国境を越えた人の移動がますます活発になる中で起きている犯罪であるため、国際社会全体が協力して対処することが不可欠の課題であります。日本が人身取引の根絶を目指す国際的な努力に加わることは重要であり、人身取引議定書と密入国議定書の批准については賛成の立場であります。 それで、最初に警察庁に聞いていきますが、人身取引をめぐって、日本はその受け入れ国であると言われているわけです。ILOの駐日事務所が昨年十二月に発表した報告書は、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうも、前回に引き続き、航空機墜落事故に関するガイドラインについて聞いていきます。 昨日も、沖縄県の久米島町に嘉手納基地所属の米軍ヘリが不時着をいたしました。農作業中の農家がすぐ近くにいたということもあり、久米島町民の怒りは広がっております。 今回は、前回のガイドラインに加えまして、ガイドラインそのものの性格、位置づけについて聞きたいと思います。 今回のガイドラインは、昨年の沖縄国際大学へのヘリ墜落を受けて作成をされ、四月一日の日米合同委員会で合意をされましたけれども、これまでの航空機墜落事故現場の対応とどこが変わっておりますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私たちは、三つの条約については賛成であります。 きょうは、情勢が急展開しております沖縄県の金武町のキャンプ・ハンセンの都市型訓練施設について、政府の見解を問うていきたいというぐあいに思います。 米軍が金武町のキャンプ・ハンセン、レンジ4で建設を進めていた都市型戦闘訓練施設が完成をして、近く実弾射撃訓練を開始する予定です。政府は、キャンプ・ハンセン内のレンジ16の奥に代替施設を建設して移転させる、こういう方針を発表いたしました。そして、移設が完了するまでの間、レンジ4の施設を使って暫定使用を行う、これを容認する、そういう姿勢であります。地元の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 六月二十三日は沖縄の慰霊の日でした。戦後六十年を迎えて全県各地で沖縄戦二十万余の全戦没者に対して哀悼の意を表明したわけです。 ところが、その慰霊の日が過ぎるのを待っていたかのように、六月二十四日になりまして、在沖米軍は外務省沖縄事務所を通じて、金武町伊芸区のキャンプ・ハンセン内レンジ4の都市型戦闘訓練施設の使用を二十七日以降に開始する、このような通告をしてまいりました。まるで慰霊の日が過ぎるのを待っていたかのような対応でありますが、米軍はきょう今の段階でもそのレンジ4にグリーンベレー部隊、小隊規模四十人から五十人を待機させ、実弾射撃訓練を開始しようと……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょう出されております二本の条約には賛成でありますが、ただ、石綿の使用安全条約、これは、きのうはクボタ、そしてきょうは太平洋セメントというぐあいにして被害が拡大してきている状況があります。ですから、今回の対応にとどまらず、石綿使用全面禁止、これはかねてから私たちは主張してきたわけですが、それを明確にして取り組みを進めるべきだということを指摘しておきたいと思います。 きょうは、普天間ヘリ墜落に対する日米両政府の対応について質問します。 沖国大への米軍ヘリ墜落は、来月でちょうど一年目を迎えるわけです。この間、この事故に政府はどのように対処してき……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、石綿使用安全条約に関し、賛成の討論を行います。 本条約は、石綿の作業に従事する労働者の保護を目的に、使用者に対する禁止措置等を定めたものであり、批准は当然であります。 石綿を扱い、がんやじん肺で死亡した労働者は、この間、二十八社・団体で計三百八十二人に上ると報じられ、その被害は家族や周辺住民にも及んでいます。 さらに、石綿が主な原因とされるがんの一種、中皮腫による死亡者は、政府が統計をとり始めた九五年以降六千人を超え、今後四十年間で十万人に上るとも言われています。事態は極めて深刻であります。 こうした事態を招いた原因は、七〇年代、既に石綿使用の有……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、フランス及びベルギーとの社会保障協定、これがかかっておりますが、その両条約については賛成であります。
それで、今回の協定を見ますと、五年以内の派遣の場合には相手国の制度に加入せずに済むとなっておりますが、仕事や家族の事情などで何らかの理由で五年以上にわたって赴任が延びるケースも考えられるわけです。そういう場合はどういう措置をとるつもりなのかお答えください。
【次の発言】 それでは、昨年の日米の社会保障協定、これについて伺いますが、この協定で保険期間の通算が認められるようになったわけです。ところが、受給権があっても、協定を知らなければ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 アメリカの陸軍の都市型戦闘訓練施設での実弾射撃に抗議する県民集会が、七月十九日に金武町で開かれました。 基地問題で超党派による県民集会が開かれたのは、一九九五年の米兵による少女暴行事件、これに抗議をして宜野湾市で開かれた一〇・二一県民大会以来であります。 それで、十年ぶりでありますが、今回の場合は、集会の開催が決まったのは先週の十五日です。わずか四日間の準備にもかかわらず、当初の予想を大きく上回る一万人の県民が参加をいたしました。 一年余にわたって闘ってきた伊芸区の池原区長は、県民が自分の問題として共有してくれたことが本当にうれしい、この……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
これまで繰り返し金武町の都市型戦闘訓練施設レンジ4について聞いてまいりました。きょうは、そのレンジ4が置かれているキャンプ・ハンセンの全体像について聞いていきたいと思います。
そのキャンプ・ハンセン内にそもそも幾つのレンジが存在するのか、そのうち実弾演習ができるレンジはどこなのか、そして現在使用しているのはどこなのか。また、伊芸区の近隣で使っているレンジはどことどこか。そこで使っている銃器の種類や訓練の内容も含めて説明していただけますか。
【次の発言】 今挙げられました伊芸区というのは、キャンプ・ハンセンというのは全体が実弾射撃訓練場に取り囲……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 かねがね政府は、サマワの自衛隊について、隊員の安全確保に万全を期す、このように言ってまいりました。そして、安全に活動を続けることが難しくなった場合、これは撤退の要件の一つになっています。そこで、サマワの治安の維持について聞いていきます。 まず、オランダ政府は、昨年の十一月に、イラク南部サマワに駐留する軍部隊約千四百人を三月までに撤退させる方針を表明いたしました。これを受けて、一月二十七日、フーン英国防相は、英軍部隊約六百人を展開し、オランダ軍の治安任務を引き継ぐとの声明を発表しておりました。六百人にしていた根拠についても、治安情勢が安定し、イラク人部……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、イラクにおける自衛隊の問題について聞いていきたいと思います。
一月末に国民議会選挙が行われ、その後も、二月にポルトガル、そして三月にシンガポール、四月にオランダというぐあいに、撤退する国が相次いでいます。これまで撤退した国は十三カ国に上っています。今後も、ウクライナ、ブルガリアが撤退しようとしているわけですが、政府は、自衛隊を、いつ、どんな状況になったら撤収させるのか、政府の方針について説明してほしいと思います。
【次の発言】 今四つのことをおっしゃいましたけれども、その中で、復興がどうなっているかというお話がありました。
自衛隊……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうはテロ特措法の基本計画の延長の問題ですが、これには反対であります。今回で派遣期間の延長は七回目です。さらに半年後の再延長まで取りざたされております。こういうやり方ではテロをなくすことはできないということをまず指摘しておきたいと思います。 きょうは、テロとの闘いを理由としてアメリカが今世界で進めている米軍の再編について聞きたいと思います。 政府は、今回の米軍再編協議が現行の日米安保条約及び関連取り決めで行われることは当然であり、日米安保条約第六条の見直しといったことは考えていない、このようにしております。 安保条約の枠内で米軍の再編を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、まず最初に、イラクで拘束されたとしております日本人の齋藤昭彦さんが本当に速やかに解放されるよう、政府に最大限の努力を冒頭求めたいと思います。 そこで、質問に入りますけれども、一月末に国民議会選挙が行われ、四月二十八日にイラクの移行政府が発足いたしましたけれども、イラク情勢は一向に改善されておりません。最近も、武装勢力の攻撃が激化し、米軍側も軍事作戦を一段と強化して、依然として厳しい状況にあるわけです。 米軍は、齋藤昭彦さんが拘束されたとされるヒートが属する西部アンバール州のカイムで、七日夜以降、大規模な軍事作戦を始めております。米軍は……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 サミット会議の当日の七日朝、ロンドンで同時爆破テロが発生いたしました。亡くなられた方々に心から哀悼の気持ちを申し上げます。 一般市民を犠牲にする無法で残虐なテロが、いかなる理由であれ許されないのは当然であります。今回の同時テロを受けまして、政府の中からは、テロに屈してはならないという発言が繰り返されております。屈しないのは当然です。問題は、そのためにどうするかであると思います。 九・一一以降、アフガニスタンでの軍事攻撃で米国はテロとの戦いを進めてきたわけですが、その後も、バリ島、モロッコ、トルコ、マドリードなど、テロ事件は世界各地で相次ぎ、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 イラクの自衛隊の問題について伺います。 基本計画の期限を迎える十二月の十四日以降、自衛隊をどうするかということが問題になってまいります。自衛隊の駐留をいつまで続けるのか、一体どういう状況になれば部隊を引き揚げるのか、ここから繰り返し質問してきましたが、一向に明確な説明はなされていないと思います。 きょうは、駐留の法的な根拠について聞きたいと思います。 現在、自衛隊を含め多国籍軍の駐留の根拠となっているのが国連安保理決議一五四六です。これによりますと、多国籍軍の任務は、政治プロセスの完了、つまりイラクの恒久政府の発足をもって終了するというこ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、まず、三月二十日の福岡西方沖地震でお亡くなりになられました方への御冥福と、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。 私も、地震のその日に被災地に入りました。玄界島にも行ってきまして、その足ですぐ、九電体育館に避難をしている地元玄界島の方々とも、要望その他、調査をしてまいりました。 九電体育館で非常に今でも印象に残っているのは、避難をしている玄界島の小学校の生徒さんたちが私に学校の様子を聞くんです。建物はどうだったか、教室はどうだったか、自分たちが毎日飼育をしていた校庭に飼っているウサギは元気だったかどうかということで、大変島の様子……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
国民保護の基本方針について聞いていきます。
国民保護法の審議の際でしたが、鳥取県で行われた住民避難のシミュレーションなども挙げて、過疎地域でさえも、住民避難時、十一日間も要する、ましてや大都市の住民避難などできるのかという疑問がさまざま出されました。
今回の指針策定に当たって、こうした問題を具体的に検討した上で指針策定に至ったということですか。
【次の発言】 結局、大都市における避難について、法案の審議のときにもいろいろ疑問が出されたけれども、そのときに出された問題は未解決のまま、ただ着上陸侵攻は蓋然性が低いというところに寄りかかって今度の指針案を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、片山知事、そして河瀬市長におかれましては、当委員会参考人として御出席いただき、大変御苦労さまでございます。お礼を申し上げます。 私は、最初に住民避難の実効性についてお二人の参考人に伺います。 二〇〇三年の七月に鳥取県が作成した武力攻撃事態を想定した住民避難のシミュレーション、これは当武力攻撃事態特別委員会でも議論になりました。県東部約二万六千人の住民をバスで移動させた場合、避難指示から終了まで少なくとも十一日間を要するとして、住民避難の実効性について国に問題を提起したわけですが、今回新たに国民の保護に関する基本指針が作成されました……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、六カ国協議の問題そして拉致問題等について聞いていきたいと思います。 北朝鮮の核開発問題の解決を目指す六カ国協議が、七月二十六日から一年一カ月ぶりに再開されることになりました。外務省は、六者会合は北朝鮮の核問題の平和的解決を実現する上で最善の枠組みであるとして、再開の見通しがついたことを歓迎する談話を出しております。 私たちも、北朝鮮問題を平和的な交渉で解決することを主張してまいりましたし、六カ国協議の継続を訴えてきました。今回、六カ国協議が再開されるに当たって、政府は、目に見える実質的な前進を実現することが重要、このように述べてお……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
安参考人、それから西岡参考人、きょうは本当に御苦労さまです。
私、最初に安参考人にお伺いいたしますが、私たちは、拉致問題において、北朝鮮政府の特殊機関の調査への介在が全容解明の重大な障害となっているというのを繰り返し指摘をしてまいりました。安参考人は、金正日政治軍事大学で特殊工作員として教育訓練を受けてこられたわけですが、その北朝鮮の特殊機関、これはどういうものなのか、そして現在の日朝間の拉致問題解決の交渉についてどんな影響を与えているのか、詳しく説明いただけたらと思います。
【次の発言】 今特殊機関についての御説明があったわけですが、それで……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、最初に北朝鮮の問題について伺います。
十日に北朝鮮の外務省が声明を出したわけですが、声明の中で北朝鮮は、核兵器の保有の理由について、米国の圧殺政策に対抗するものであり、力には力で対応する先軍政治の立場に立ったものだとしています。極めて重大だと考えます。総理は、核兵器を放棄した方が北朝鮮の利益になることをこれからも働きかけていかなければならないと述べておられますけれども、今回の北朝鮮外務省の声明についてどのように対応されるか、お願いします。
【次の発言】 今総理は六者協議について述べられましたけれども、私も、六者協議というのは、北東アジアの平……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先日、ワシントンで開かれました2プラス2の問題についてお伺いいたします。 会談に先立つ十四日の予算委員会で、政府が目に見える負担の軽減という場合に、普天間飛行場の辺野古への移設をどうするということなのか、このような質問をいたしました。共同発表によりますと、沖縄を含む地元の負担の軽減をすると述べる一方で、SACOの着実な実施が在日米軍の安定的なプレゼンスにとって重要である、このようにしております。 そこで、まず外務大臣に伺いますが、今回の共同発表にあるSACOの着実な実施、これには普天間飛行場の辺野古移設は含まれるのですか、含まれないのですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 昨年八月十三日の普天間基地でのヘリの墜落事故、今後の米軍の再編協議の中でも大変中心的な問題になっていきます。 そこで、大野防衛庁長官に伺います。 大野長官は、二十五日の閣議後の会見で、たびたび言っておりますが、辺野古にやることが沖縄の負担の軽減につながっていきますと述べた上で、しかし、話し合いの中で、SACOとトランスフォーメーションの接点があるとの可能性は完全に否定しません、このように述べられました。今後行う米軍再編の協議の結果によっては、普天間飛行場の辺野古移設を見直すこともあり得るということですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 外務大臣はこの間、沖縄を訪問されたわけですが、きょう、私は、その沖縄の基地問題を考える上での前提になる認識について聞いていきたいと思います。 外務大臣は、十一月の二十四日そして二十五日に沖縄を訪問されました。現地での記者会見で、普天間飛行場が市街地の真ん中に存在していることに関連して、こう述べておられるんです。周りにどんどん家がふえてきて、普天間飛行場のぐあいが悪くなる、基地としては難しくなる、このように述べておられるわけですが、普天間飛行場、どういう経過で現在のような状況がつくられたという認識ですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょう、私は、米軍再編協議で普天間飛行場が焦点になっておりますが、その普天間飛行場の現状がどうなっているかについて聞いていきたいと思います。 ヘリ墜落事故の一周年を前にして、地元那覇の防衛施設局の西施設局長が記者会見をしております。このインタビューの紙を全文いただきました。 この中で、施設局長はこう言っております。SACOの最終報告で普天間基地の危険性の指摘がありながら、移設までの間、危険性に対処する考えが盛られていなかった、その解決が重要なポイントだ、このように述べながら、移設の完了までの間の危険性をどう排除するか、この課題は残っている、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私たち日本共産党も、今回出されております万国郵便連合の二つの条約については賛成であります。 そこで、お伺いしたいんですが、今回、郵便連合の任務として、郵便境域における郵便物の自由な流れを保障すること、あるいは公平で共通の標準の採用及び技術の使用を奨励すること、利害関係者間の協力及び相互作用を確保すること、効果的な技術協力を促進すること、利用者の変化するニーズを確実に満たすことなどを具体的に明記しておられます。 ところで、各国の郵便業務を国際的に比較した場合、いわゆる先進諸国と発展途上国との間では格差があることも事実であります。今回、到着料に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
二十四日から、在日米軍再編に関する外務・防衛審議官級協議が開かれています。けさの報道では、昨晩も遅くまで協議したがまとまらず、結論は二十六日に持ち越したとなっています。
先ほど、外務省の方からの連絡によりますと、北米局長もその任に当たっているようでありますが、今どんな協議を行っているんでしょうか。
【次の発言】 それで、その普天間の問題というのはどうなりましたか。
【次の発言】 けさの報道で、普天間について、また新しい問題が出てきております。
普天間飛行場の移設見直しについて、滑走路の長さを当初予定の千五百メートルから千八百メートルに延長するようア……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、テロ特措法について聞いていきます。
九・一一の同時多発テロ事件から四年がたち、そしてテロ特措法も既に一度延長し、今回もさらに延長するということになっているわけですが、延長する必要があると判断した理由は何ですか。
【次の発言】 テロが許されない行為であることは、これはもう明らかです。
テロとの闘いはまだ続いているということをおっしゃっていましたが、それでは、この四年間で、アフガニスタンにおけるアメリカなどのこのテロとの闘い、日本も参加してきた、これによって、アフガニスタンの情勢は安定しているんですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
二十四日から、在日米軍再編協議で審議官級協議が行われ、普天間飛行場の移設先見直しについて、名護市の辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸案、これで合意をいたしました。きょうは、その合意の中身について、報道や政府の発表でもはっきりしない点、私が疑問に思っている点について伺っていきたいと思います。
まず、沿岸につくるという代替施設の規模と内容について説明してくれますか。
【次の発言】 念のために、総面積というのは幾らになりますか。
【次の発言】 環境保護が一番求められている地域です。概略という感じで合意をしたということでありますが、今後大きな問題になっていくと思……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
最初に、官房長官に伺います。
ブッシュ大統領は十四日の演説で、イラクが大量破壊兵器を保有しているという情報の多くが結果的に間違っていたことは事実、開戦の責任は私にある、このように述べております。戦争を始めた張本人であるブッシュ大統領が誤りを認めたことについて、官房長官、どのように考えますか。
【次の発言】 私が聞いているのは、当時、戦争の最大の根拠にしていたこと、ブッシュ大統領が攻撃開始直前の最終通告で述べていたのは、間違いなくイラクは大量破壊兵器を隠している、世界の安全のためにはフセインを今すぐ武装解除しなければならないということでした。大……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
北京で開かれていた六カ国協議は、朝鮮半島非核化の基本方向を明記した共同声明を採択して閉幕をいたしました。
共同声明で、北朝鮮が核兵器と既存の核計画を放棄すること、アメリカが朝鮮半島に核兵器を有せず、北朝鮮への攻撃、侵略の意思のないことが確認されたことは、朝鮮半島の非核化を初めとする諸問題の平和的解決への重要な前進となったと考えます。私たちは、この共同声明を心から歓迎しています。
外務大臣は、今度の共同声明についてどのような評価をしておられますか。
【次の発言】 第四回六カ国協議共同声明という形で大きな目標を各国が合意できた、本当に大きな出来……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私たちは、北朝鮮問題は平和的な交渉で解決すべきということを繰り返し主張してまいりました。
今回、日朝の政府間協議が一年ぶりに再開をされたわけですが、この協議では拉致問題や過去の清算など双方で突っ込んだ意見交換が行われたと外務省は発表しているわけです。対話継続も合意されているわけですが、今後の進展を図る上で、まず外務大臣、今回の日朝の政府間協議をどのように評価しておりますか。
【次の発言】 国交正常化まではいろいろあると思うんですが、協議が継続されるきっかけになったと。
そこで、その拉致の問題についてもうちょっと伺いたいんですが、例えば、北朝鮮側の代……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私は、きょうは、米軍再編で焦点になっている普天間基地の問題について聞いていきたいと思います。
報道によりますと、先月の十九日にも大野長官はアメリカのローレス国防副次官と会談して、この問題について協議した、このように伝えられております。会談では何を話し合ったのですか。
【次の発言】 さまざまな議論ではわかりません。
この間の報道では、普天間基地の代替施設について、米軍のキャンプ・シュワブの陸上案ないしはキャンプ・シュワブの基地に近い浅瀬に移設する案、これが繰り返し取りざたされているわけです。ローレス国防副次官との会談では、日本側が提案したキャンプ・シ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 額賀長官に伺います。 今月の二十一日の記者会見で、岩国の住民投票に関して、地域の問題であるのか国家全体の問題であるのか、そういうことを地域住民の皆様方にはよく考えていただければありがたい、このように述べておられます。一方、岩国市の井原市長は、基地や米軍再編全体は国の問題かもしれませんが、岩国基地に関する部分は地元に理解を求められている問題である、市民の安全、安心にかかわる事項です、こう述べております。私は当然だと思います。 長官は、地元住民がみずからの安全の問題として意思表示をするのを否定するのですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
米軍再編問題について聞きますが、よく、米軍再編はパッケージだと言われております。十月の日米合意に盛り込まれた「統一的なパッケージ」という文言について、政府は、地元の自治体からの質問に対する回答の中で、「個々の案件が全体として抑止力の維持と地元負担の軽減の実現を図るという意味であり、すべての案件の実施が関連していることを意味するものではなく、それぞれの案件について実現を追求していくものである。」このように述べております。
これは間違いありませんね。
【次の発言】 具体的に聞きますが、そうなりますと、普天間飛行場の移設と海兵隊のグアム移転について……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 名護市と宜野座村それから政府が合意をして、額賀防衛庁長官に初めて質問する機会を得ました。本当に委員会での議論がないまま、マスコミ等でいろいろ報じられている。それから、きょうの与党議員の質問にもありましたように、米軍基地の運用に対する非常な不信感、そういうのが大きな問題になっていくだろうと思うんです。 それで、私、今回の合意の案について、合意したことについてちょっと聞いていきたいんですが、ここに防衛庁からいただいた図があります。V字形ですね。そして、ヘリが場周経路で飛ぶ場合には、このV字形の両方を飛ぶというような赤い線が引かれております。両方飛ぶんです……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 法案に入る前に、本土の五つの演習場で行われている米海兵隊の実弾砲撃演習について聞いていきます。 この演習は、九七年以来、沖縄の痛みを分かち合うとして、キャンプ・ハンセンで行われていた百五十五ミリりゅう弾砲の実弾砲撃演習を本土に分散移転したものであります。 ところが、ことし一月末から始まった日出生台の演習場での訓練で、突然米軍と日本政府から、小銃、機関銃の訓練もやらせてほしいとの要請があり、守屋事務次官が現地に入り、額賀長官自身が大分県知事に電話で受け入れを要求する、こういう極めて異例の対応がとられたわけです。 これに対して地元からは、当時……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案に入る前に、米軍再編の協議の現状について聞いていきます。
築城、新田原の基地については、昨年十月の日米合意で、嘉手納、三沢、岩国からの米軍戦闘機の移転訓練が盛り込まれただけでなく、普天間基地が持つ緊急事態の基地機能の移転も盛り込まれております。ここで言う緊急時とはどういう場合を指すのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、基本的にということですが、それ以外の場合もあるんでしょうか。
【次の発言】 緊急時という認定なんですが、それに当たるかどうか、これはだれが判断するんですか。日本ですか、アメリカですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
けさの閣議で、政府は、米軍と自衛隊の再編を実施するための政府方針について決定をいたしました。「普天間飛行場の移設については、平成十八年五月一日に日米安全保障協議委員会において承認された案を基本として、」「早急に代替施設の建設計画を策定する」ことを明記しております。
これまでのいろいろな協議の結果、書きぶりがこのようになったものだと思いますけれども、改めて確認いたしますが、沖縄県が求めているキャンプ・シュワブ沿岸地区への暫定ヘリパッドの建設、政府としては受け入れる考えはあるんですか。
【次の発言】 名護市長は、滑走路の長さについて、短くしてほしい、千五……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、ロードマップで言われました訓練移転、これについて聞いていきたいと思います。
訓練の移転先として、ロードマップでは六つの自衛隊基地を挙げております。それに加えて、「双方は、将来の共同訓練・演習のための自衛隊施設の使用拡大に向けて取り組む。」こう明記をしているわけですが、六つの基地以外に「自衛隊施設の使用拡大」、どういう基地を対象に拡大をしていくんですか。
【次の発言】 長官、六つの基地でさえ、三つの米軍基地から訓練移転がやってくるということで、今大変な不安や議論が起こっているわけです。皆さんロードマップに、その上にそれ以外の自衛隊基地……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府は、北朝鮮から七発の弾道ミサイルあるいは何らかの飛翔体が発射されたと昨日は表明しておりました。 我が党は、昨日、志位委員長が、これを受けまして、国際ルールと国際的取り決めを無視した北朝鮮によるミサイル発射に厳しく抗議するとともに、北朝鮮が無法な行為を直ちに中止して、国際ルールと日朝平壌宣言を遵守することを強く求める、こういう談話を発表しております。 そこで、事実関係について確認しておきたいんですけれども、きのうの安保委員会理事懇の席上での額賀長官の説明は、北朝鮮から弾道ミサイルまたは何らかの飛翔体各一発が発射されたものと考えられる、そういうこと……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、午前中も外務委員会で米軍再編について質問をさせていただきました。今与党の議員からも質問がありましたように、今度の米軍再編は、その一つ一つが全くあいまいで明らかにならない。沿岸地区に配備される戦闘機一つとってみても、オスプレーが配備されたらどうなるかと聞かれたら答えない。こういうことで安心して受け入れる人たちはいないと思うんです。七千人についても実態があいまい。しかも、七千人が出て行った施設がそのまま残ることになれば、海兵隊のことだから、グアムから展開してくるのはこれはもうたやすい話であります、今でもやっていることですから。実際に負担の軽減……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、委員長の方からも、きょうの委員会への額賀防衛庁長官の出席の問題について発言がありました。先ほど、高木筆頭理事の方からもございました。2プラス2ロードマップができ上がってから、衆議院で防衛庁長官が出席してロードマップについて審議をしたのは一回です。たった一回であります。この沖北がたとえ所管大臣でなかったにしても、過去に事例があり、沖縄問題が重大になっているときに衆議院でまともに審議に応じていない、この態度は本当に私は許しがたいということをまず冒頭に指摘しておきたいと思います。 それで、最初にオスプレーの問題について聞きます。 ジョセフ・ウェーバ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私たち日本共産党としても、根室の問題それから与那国の問題、それぞれ対応してきているところでありますが、きょうまたその通告も行っておりますけれども、同時に、きょうは普天間基地の代替施設をめぐって政府と県との間で協議機関が立ち上がりました。これをめぐっていろいろな問題が横たわっておりますし、私たちにとって不透明なところもたくさんありますので、まずはその協議機関の問題から質問をさせていただきます。 今回の協議機関の立ち上げは、振興策と基地建設との関係をどう位置づけるか、これが最後まで焦点であったようです。また、沖縄北方特別委員会が北部の市町村長と話……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。前国会までは外務委員会に大変お世話になりました。きょうもよろしくお願いいたします。 それで、最初に、日本・マレーシアの連携協定について伺います。 今回の協定案の中には、マンゴーなどの熱帯果実、これは前回のメキシコとの協定においても関税撤廃品目でありましたが、今回もそのようになっております。 御承知のとおり、日本のマンゴーの生産地というのは沖縄県、宮崎県、鹿児島県になっているわけですが、国産マンゴーに与える影響、今後関税撤廃をしたことによってどのぐらいの輸入量がふえていくのか。 それをお伺いいたしますのは、熱帯果実というのは、沖縄では、花やパ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
政府は、普天間飛行場の移設問題で、名護市のキャンプ・シュワブの沿岸部に滑走路をV字形に二本つくる案をまとめ、名護市長、宜野座村長らと合意をしました。きょうは、その合意した新沿岸案、あるいは滑走路二本案ともいうべき問題について聞きます。
最初に、守屋事務次官はせんだっての記者会見で、この二つの滑走路の長さは最大千八百メートル、このように言っています。これに間違いありませんね。
【次の発言】 オーバーランを含んで千八百メートル。大体、オーバーランというようなのは三百メートルとかいろいろ言われているわけですけれども、そうすると、名護市は滑走路千三百メートル……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、米軍再編の中で訓練移転について聞いていきたいというぐあいに思います。
まず、訓練の内容について聞きますけれども、いわゆる最終報告では、一般に、共同訓練は、一回につき一から五機の航空機が一日から七日間参加するものから始め、いずれ、六機から十二機の航空機が八日から十四日間参加するものへと発展させる、このように述べております。訓練の機数は、十二機以内に限定されるのですか。
【次の発言】 ですから、タイプを調整したということなんですが、四月十九日付の、千歳市に対して皆さん回答を出しておりますが、お示しした移転訓練の規模については、あくまで典型的な移……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
先ほどから陸上自衛隊の撤退について議論をしておりますが、政府の説明というのは全く不可解であります。
そこで、もう一度質問をいたしますけれども、報道では、三月から五月、あるいは四月から六月にかけて撤退をするということが繰り返し伝えられております。防衛庁長官に聞きますけれども、具体的なタイミングは別として、今後数カ月のうちにサマワから撤退するという理解をしてよろしいですか。
【次の発言】 送り出した時点から撤収については考えてきたというお話なんですが、実は、今月四日に、柳澤官房副長官補が都内の講演で、イラクの出口がことし最大のテーマだ、もうことし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、航空自衛隊による輸送活動について聞きます。
政府は、今後の輸送活動について何ら決まっていないとしているわけですけれども、この間の理事懇のやりとりの中で、今後の活動にかかわってイラク国内の飛行場の調査を行っている、こういう説明がありました。
改めて聞きますが、いつから、だれが、そしてどの飛行場に対してどういう調査を行っているんですか。
【次の発言】 ということは、南部の空港に限らず調査していると。基本計画の中では、中北部のバグダッド飛行場、それからバラドの飛行場、モスルの飛行場、これらも挙げられているわけですが、現時点では、調査の結……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私は、自衛隊の撤退について、これまでの質問いろいろありましたが、角度を変えて聞いていきたいというぐあいに思います。
額賀長官は、今月一日の2プラス2で、「条件が整えば、英豪軍と同じ時期に陸自の活動も終了したい」、このように述べたと報道されております。ところが、今に至るも政府の撤退の決定はないわけですが、なぜ撤退を決定できないのですか。
【次の発言】 新しい政府が発足をしスタートした。六月にはサマワで多国籍軍からイラクへの権限移譲を実現できるのではないかとマリキ首相がこのように述べている。首相自身がそのように発言しているわけですから、あとは調整……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府は、一昨日、サマワからの陸上自衛隊の撤退を正式に決定いたしました。イラク戦争が、大量破壊兵器の保有といううその情報に基づいた国連憲章違反の戦争であったということは、ブッシュ大統領の言明によっても明らかであります。 また、自衛隊のイラクへの派遣は、そもそもアメリカの戦争と軍事占領を支援するものであり、現に戦闘が行われている国への自衛隊の派遣は憲法違反である、速やかに撤退すべきというのが私たちの見地でありました。 ですから、イラクからの陸上自衛隊の撤退は、これは当然であります。むしろ、先ほどの委員の指摘もありましたが、遅きに失したということを厳しく……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 イラクに自衛隊を派遣して二年半、陸上自衛隊は撤収したわけですけれども、空自の活動は引き続き継続し拡大する。一体、当初アメリカが、戦後の混乱のイラクをおさめなければ混乱は回復しないというような議論もありましたが、今までかかっても治安はますます悪化し、内戦の危機ということまで言われるようになって、いつまでいたらイラクの治安は回復するのか、政治プロセスも終わったじゃないかと。そういう、本当に今アメリカの占領統治そのものにメスを入れて再検討しなければいけない、そういう中で日本の政府がどういう役割を果たさなければいけないのか、こういうことについて考えていかなけれ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、米軍再編について質問をいたします。
最初に、二月一日に参議院の予算委員会で我が党の井上哲士議員が、防衛施設庁が全国の防衛施設局にメールを送って米軍再編の反対決議を行わないように理解を求めて働きかけてほしいという問題があったわけですが、そのとき額賀長官は調べてみたいと答弁されております。調査の結果、どうでしたか。
【次の発言】 地方調整の中心が、米軍再編に反対の地方議会の決議を上げないように地方議員に理解を求めていきなさいと言うこと自身が驚くべきことであります。これは本当に圧力と言わざるを得ません。
そこで、米軍再編について聞いてい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
額賀長官に伺いますが、今回の談合事件の再発防止について、防衛施設庁を解体し本庁に統合すると繰り返し述べております。私には、なぜ施設庁の解体で問題が解決するのかわかりません。八年前にも、調達実施本部をめぐる水増し請求、背任事件がありました。そのときも、額賀長官は調本の解体といった、調本を解体して、水増し請求あるいは談合、これらはなくなったんですか。
【次の発言】 調本を解体し、水増し請求や談合はなくなったかということを聞いたわけですが、私は、きょう、防衛施設局がつくった資料を持ってまいりました。理事会の許可を得て配付させていただいております。
……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きのうもテロ特別委員会が開かれまして、外務大臣、防衛庁長官には北朝鮮問題を質問いたしましたが、きょうは、米軍再編にテーマを切りかえまして質問をしていきたいと思います。 米軍再編については、久間長官は就任以来、米軍再編問題が第一の優先課題、こうおっしゃってまいりました。しかし、この問題をめぐっては、今でも多くの自治体あるいは住民の反対が続き、沖縄県では知事選挙を目前にしておりますが、両陣営の候補者がV字形には反対だという公約も出しておられます。 そういう反対の声が非常に強い中で、長官は、この米軍再編、どのように進めていくおつもりですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、私も防衛施設庁の談合問題について聞きます。 防衛庁をめぐっては、装備品をめぐる背任事件、そして燃料談合、今回の基地建設工事をめぐる談合事件、水増しや談合事件が繰り返されてきました。防衛庁のあり方の根本が問われる問題です。今回の事件で、防衛庁のこれらの体質について抜本的な再発防止策はとられたのか、この点について聞いていきます。 具体的に聞きますが、今回の事件は、岩国飛行場の滑走路沖合移設工事、佐世保基地の岸壁工事などをめぐって官製談合が行われていたということが、七月末の東京地裁で判決が下されたわけです。 防衛庁が出された調査委員会の報告書……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、施設庁談合事件を受けた対策のうち、組織改編、この問題についてまず冒頭聞いていきます。
検討会の報告書では、防衛施設庁を解体し、防衛庁本庁に統合するとの方針を示しております。その際の柱の一つに、「防衛政策と施設行政が密接に連携した体制の確保」ということが据えられているわけです。具体的には、現在の防衛施設局を地方防衛局として、これまでの施設行政だけでなく、防衛政策などを地方自治体に周知する業務を一元化する、こうなっているわけですけれども、なぜこのような改編が必要なんですか。
【次の発言】 実施官庁としての役割、防衛政策を推進する役割、両方ともに……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、参考人の先生方、先ほど大変貴重なお話を伺うことができまして、ありがとうございました。 質問に入っていきますが、先ほどから今回の法案の核心について、前田先生の方から、やはり海外活動の本来任務化ということが挙げられておりました。 そこで、前田先生の方から最初にお尋ねしたいと思いますけれども、私は、今回の本来任務化が盛り込まれたその大もとは、新しい防衛大綱にあったと考えております。 その防衛大綱は、九・一一テロの後、アメリカの戦略が変わり、そして日本においては防衛力の在り方検討会議として検討されてきました。その中で、海外活動が本来任務……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
法案に関連をいたしまして、先週の安保委員会での久間長官の発言について、改めて質問していきたいと思います。
核艦船の領海通過について、先週の安保委員会で長官は、緊急事態の場合にはやむを得ない、その後に事前協議できなかったという報告がある、このように答弁されております。
この問題について改めて聞きますが、緊急事態というのはどういう場合を指しているのですか。災害に限られているんですか。
【次の発言】 災害に限られているのかという質問だったわけですが、特定することは難しいというお話なんですけれども、そうしますと、周辺事態や武力攻撃予測事態や武力攻撃……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
歴代政府はこれまで、自衛隊は我が国を防衛するための必要最小限度の実力組織であるから憲法に違反しないと説明してきております。防衛庁長官に聞きますが、この憲法見解に今も変わりはありませんか。
【次の発言】 久間防衛庁長官は、二十八日の当委員会で、現行自衛隊法三条の規定が憲法九条との整合性をとるための任務設定だった、そういうことをお認めであります。ということは、我が国を防衛するための必要最小限度の実力組織であるから憲法に違反しないという憲法見解の一体のものとして、自衛隊の任務を日本防衛と定めてきたということですね。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、防衛庁職員給与法については、これは一般職と同様の改正を行うものであり、賛成であります。 そこで、きょうは、起こっている問題について幾つか取り上げたいと思いますが、最初に、「あさしお」の問題であります。 十一月二十一日、日南市沖で、海上自衛隊の練習潜水艦「あさしお」とパナマ船籍のタンカーが衝突事故を引き起こした件について、海上幕僚監部は中間報告を発表いたしました。 それによりますと、ソーナー員によるタンカー船の信号探知、さらに水中電話機によるスクリュー音の探知をそれぞれ艦長に報告したということになっています。これは、水中電話機によるス……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 高市大臣が就任されまして、委員会を長いこと待たされましたので、問題が山積ということでありますが、残念ながら私の質問時間が十五分しかありませんので、端的に聞いていきたいと思います。 高市大臣が十月二十一日に沖縄に行かれて記者会見をなさって、北部振興策と普天間飛行場の移設問題、全くリンクしないという表現は当てはまらない、移設問題というのは全く進まないけれども北部振興というものは国で受けますよという形には残念ながらならないと思っていると発言をされました。 この発言は撤回をされたんですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、久しぶりに外務委員会で質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
時間がありませんので、端的に聞いていきたいんですが、まず最初にNLPの問題であります。
報道によりますと、NLPの恒常的な訓練施設を岩国基地から約百八十キロ以内で選定するよう日本側に要求している、こういう報道がありました。ロードマップでは、二〇〇九年七月までに施設を特定することになっています。この二〇〇九年七月までに選定をする、こういうぐあいに決めた理由は何ですか。
【次の発言】 その報道では、岩国と築城あるいは大黒神島というぐあいに挙がっているわけですけれども、せ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 テロ特措法ということではありますけれども、ちょっと事前の通告は間に合いませんでしたが、昨日の国連安保理について最初に伺っていきたいと思います。 決議一七一八を全会一致で採択したわけですが、北朝鮮に対して、さらなる核実験と弾道ミサイル発射を行わず、すべての核兵器と核開発計画の放棄を要求し、北朝鮮が即時無条件で六者協議に復帰するよう求めているわけです。そのため、国連憲章第七章第四十一条に基づく非軍事的措置をとることを決定し、すべての関係国が外交努力を強化し、緊張を激化させる行動を避けるように求めている、こういうぐあいになっております。 今回のこの安保理……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。時間が十分しかありませんので端的に質問をしていきます。
今、米国はアフガニスタンで軍事掃討作戦を展開しております。米国のその作戦は国際法上どんな根拠に基づいているものですか。
【次の発言】 一三六八というのは、自衛権の行使だということで米側は始めたわけです。そうすると、今アフガニスタンで行っている軍事掃討作戦、これも自衛権の行使だということになるわけですか。
【次の発言】 ですから、その安保理決議というのは、いつ、どんな形で上がって、何が決められているんですか。
【次の発言】 一三六八というのは二〇〇一年九月十二日の決議なんですね。そして米側は、同時多発……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
イラク問題に移る前に、ちょうど一週間前に沖縄の読谷村で、米軍のトリイ通信施設の沖合約二百メートルの海上で、海兵隊のCH53E大型輸送ヘリが、つり下げていた輸送中の米軍車両を落下させ水没させた、こういう事件がありました。
それについて聞きますが、海兵隊の報道部は、ヘリが乱気流に遭い、乗員とヘリの安全確保のため荷物を投下しなければならなかったと発表しています。車両を落下させた海域はどういうところだ、その認識をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 水没した軍用車両は、米軍が投下させた直後から捜査をしたけれども見つからなかった、周辺海域が荒いため捜……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、先ほどの長島先生とは日米同盟に対する考え方は違いますけれども、その違う立場に立ってもなお、長島先生が取り上げたかった沖縄の問題というのが嘉手納飛行場でのパラシュート降下訓練だろう、このように話し合っておりましたが、その問題について伺っていきます。 在沖米軍は、一月二十六日に、九九年四月以来行われていなかった嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を強行いたしました。パラシュート降下訓練は、津堅島でも、そして辺野古のキャンプ・シュワブでも立て続けに行われております。私たちは、パラシュート降下訓練は、その訓練を行う場所がどこであれ反対であります。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょう、私は、沖縄県の北部訓練場の問題について質問をしていきたいと思います。 その前に、環境省をきょうはお呼びしておりますので、環境省に最初に伺いたいのですが、三月九日に、環境省が設置した国立・国定公園の指定及び管理運営に関する検討会があります、その検討会の中で、沖縄県の山原、沖縄本島北部地域、これについて国立公園指定を検討するよう提言を提出しております。環境省にまず聞きますけれども、今回の提言の内容と背景、この提言を受けて環境省としてはどのような取り組みを進めていかれるのか、お答え願えますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは法案について聞いていきますが、今回の法案は、グアム移転経費の負担の仕組みと、再編による基地強化を受け入れた地方自治体に対する交付金の制度をつくるのが主な内容になっています。
そこで、グアム移転経費をめぐっては、昨年四月の額賀防衛庁長官とラムズフェルド米国防長官との合意、それに続くロードマップで、沖縄の海兵隊司令部の八千人、その家族九千人をグアムに移転して、移転経費百二・七億ドルのうち六十・九億ドルを日本側が負担することで合意した、これに間違いないですね。
【次の発言】 それでは、そういう合意がありましたけれども、いろいろな疑問が生まれ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
北原防衛施設庁長官に、前回に引き続いて、普天間の問題について聞いていきます。
前回、環境現況調査について、アセスとは区別されるというぐあいに答えられました。現在着手しようとしている環境現況調査、これがアセス法に基づく調査とは別個に行うものというわけですが、今回の現況調査の内容はどういうものですか。これは、サンゴの調査に限定されるんですか。
【次の発言】 そうしますと、今後、環境アセスに基づいて手続に入ります。その場合に、今挙げた調査項目以外で別途実施することを想定しているものがありますか。
【次の発言】 ですから、今回調査したもの以外に、方法書の中で……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 途中、イラク特別委員会と時間が重なりまして退席したことを、大変失礼いたしました、おわび申し上げます。参考人の先生方、本当に御苦労さまです。 今のお話の流れがありますから、最初に新崎先生にお伺いしたいんです。 今回の法案では、米軍再編案を受け入れた自治体に対して、その進捗状況に応じて再編交付金を交付するとなっているわけです。これは、先ほど先生のお話で、沖縄の地域社会を疲弊させるもの、むしろ、あめとむち以上に麻薬とむちという表現をお使いになりました。SACO合意も県内の基地のたらい回しでした。それで失敗したと思います。 今回の法案は、お金の力……
○赤嶺委員 日本共産党衆議院議員の赤嶺政賢です。私の質問全体にもそういう拍手をしていただけたら非常にありがたいと思います。
そこで、前回に引き続いて、昨年四月の額賀防衛庁長官とラムズフェルド米国防長官の合意について聞きます。
合意の中には基地内インフラとありますけれども、これは具体的にどういう合意内容ですか。
【次の発言】 ですから、文字には電力、上下水道、廃棄物処理と書いてありますけれども、それが何を指すかということを聞いているわけです。つまり、基地内の配電設備、配水管、これらのことを指すのか、あるいは発電施設、浄水場、下水処理場、こういうことを新たに建設するということか、どちらですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは五月十五日、沖縄が本土に復帰して三十五周年記念であります。県民の復帰にかけた願いは、基地のない平和で豊かな沖縄ということです。県内の二つの新聞が、復帰三十五年県民世論調査を実施いたしました。その中で、基地問題について、沖縄タイムスでは、基地の縮小、撤去を望む県民が八五%、琉球新報では七六・四%。そして、琉球新報ではつけ加えまして普天間飛行場について聞いておりまして、県内移設、つまり辺野古への基地建設ですが、これに異議を唱えた人が七六%であります。 沖縄の基地問題の焦点は、現在、普天間飛行場の移設にあり、各種世論調査は明確にこれに反対をしている……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、参考人の皆さん、大変長い時間、本当に貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。 国の安全保障政策については、それぞれのお立場の違いはあろうかと思いますけれども、現実に基地を抱える自治体の市長さんとして、いろいろ御苦労も多いことだと思います。まず、その点に敬意を表したい、このように思います。 そこで、最初に、今回の米軍再編協議全体を通じた国と自治体の関係について、千歳市の山口市長にお伺いしたいんです。 今回の米軍再編というのは、一昨年十月にいわゆる中間報告というのが出たわけですが、日米間で合意した案が発表されて、それで、最終報……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今出されております防衛二法改正案は、防衛施設庁の解体、そして防衛省への統合、この中身を持っています。 ところで、その防衛施設庁と防衛省、二つの役所の関係がどういうものであるか、これを示す出来事がけさ起こっております。私、実態に即しまして、防衛施設庁と防衛省の関係などなどについて質問をしていきたいと思います。 きょう十八日の朝、キャンプ・シュワブ沿岸域で本格的な環境現況調査に防衛省は着手いたしました。県民の圧倒的な反対の声にもかかわらず調査を強行し、しかも、その調査に海上自衛隊の艦船を出すという極めて重大な事態であります。まず、こうした防衛省の姿勢に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について聞いていきますけれども、今回の防衛二法改正案、これは、三月末に発足した中央即応集団の司令部のもとに置かれる中央即応連隊の新編、そして、海上自衛隊の体制の見直し、陸海空三自衛隊の常設の共同部隊の設置、防衛施設庁の解体、防衛本省への統合、いずれも重大な内容を持つ法案であります。
まず、中央即応連隊について聞きますけれども、これはどういう部隊なのか、そして、部隊の規模、編成、役割、これらについて説明していただけますか。
【次の発言】 そこで、ことしの一月十一日付の朝雲新聞を見ますと、「宇都宮駐屯地では昨年、中央即応集団の隷下部隊となる「中央即応……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。私も、きょうは沖縄振興の問題について聞いていきます。 祖国復帰以来、三期にわたって振興計画が進み、今、十年を単位として四期目、ちょうど折り返し点に立ちました。今回の振興計画は、二〇〇二年にスタートし、計画の最終年次は二〇一一年であります。国においても、その前期五年間を検証し、そして、後期において何をどう取り組むか、沖縄振興計画後期展望、これを決定し発表しておられます。 高市大臣に聞きますが、五年間の検証で問題点や成果は何だったのか、そして、後期五年間の目標は何か、大づかみで結構ですから、説明していただけますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 今の教科書問題について、私、感想を申し上げれば、既に大臣も、それから先ほどの審議官も、今回の検定結果、沖縄県民の感情を逆なでする結果になっているということをお認めですから、教科書の記述を八月までに改めるということをぜひとも私はやるべきだというのを冒頭に申し上げておきたいと思います。 きょうは、沖縄振興計画の中でも離島の問題について、まず最初に質問をいたします。 離島住民のお産、それから高校進学の問題、これは沖縄振興計画の、沖縄県が策定した後期展望の中でも位置づけられているわけですが、まず厚生労働省に伺います。 二〇〇六年度の補正予算で、離……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうも委員会の冒頭に原口先生の方からオスプレーについて質問がありました。私も、角度は違いますが、オスプレーについて聞いていきたいと思います。 それは、配備をめぐっての日米交渉の問題です。 四月五日付の沖縄の地元の各紙は、SACOの最終報告の草案をつくる段階で、アメリカの海兵隊の垂直離着陸機オスプレーの普天間代替施設への配備が明記されていたということを明らかにしております。九六年十二月に公表された最終報告では、「短距離で離発着できる航空機の運用をも支援する能力を有する。」このようになっておりますが、この部分が、先立つ十一月下旬の草案では、海……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
先ほどの運用企画局長の説明では、昨年九月以降の航空自衛隊の輸送実績は、月当たり十七回から二十回程度で、そのうち四回から五回が国連支援ということでありました。
局長に確認をいたしますけれども、国連支援以外の輸送は多国籍軍に対する支援、このように理解してよろしいですか。
【次の発言】 ですから、国連支援以外は多国籍軍で、国連支援と多国籍軍以外の支援はありますか。
【次の発言】 そういたしますと、航空自衛隊の活動の実に七五%が多国籍軍への支援ということになるわけです、この説明書でいけば。
この点、久間大臣もお認めですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、イラクの自衛隊の活動実態について聞いていきます。 先日の理事会に、政府の方から「対国連輸送支援の実績について」というペーパーが出されました。これによりますと、航空自衛隊が国連に対する輸送支援を開始した昨年の九月六日以降この三月末までの間に、計二十五回、延べ七百六名の人員及び約二・三トンの物資を輸送した、こうあるわけです。総理も二十四日の本会議でこの点について答弁をいたしました。 まず、確認をいたしますけれども、これについて、四半期ごとの輸送回数、そして人数、物資、その内訳を明らかにしてくれますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、テロ特措法の基本計画延長について聞いていきます。 二〇〇一年以降、政府はテロ特措法に基づいて、インド洋で多国籍軍の艦船に対する給油支援を行ってきました。今回で基本計画の延長は十一回目になります。こうした活動を継続してきた一方で、アフガニスタンの情勢は今極めて深刻になっています。昨年だけで百三十九件の自爆テロが発生し、これは一昨年の二十一件から急増しております。この春からタリバンが大攻勢をかける、このようにも言われているわけですが、まず外務大臣にお聞きいたしますけれども、現在のアフガニスタン情勢についてどういう認識を持っておられるのか、改……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私は、法案について聞きますが、今中川委員からもありましたように、なぜ二年なのか、いろいろな関連で質問していきたいと思います。
まず官房長官に聞きますけれども、今回の法案はイラクにおける自衛隊の活動を二年間延長するもの、こうなっています。一方で、テロ特措法は、状況の推移を注視していく必要があるということで一年間の延長幅となっておりました。今回の法延長に当たり、延長幅を二年とした理由について説明していただけますか。
【次の発言】 官房長官、空自は今、国連の輸送活動、人員の輸送は多国籍軍が八割、物資は九割が多国籍軍というのが本委員会で明らかになった……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、自衛隊の活動の実態について聞きます。 先ほど池田先生の方からもありましたが、私の方も、四月二十六日の本委員会で、現在の自衛隊の活動が、回数でも重量でもほぼ九割が多国籍軍の支援になっていると指摘いたしました。 実態的には安全確保支援活動が中心になっているのではないかという質問をしたのでありますが、久間大臣は、それに対して、人道復興支援活動と安全確保支援活動と両方をパラレルにするためにつくった法律と述べた上で、今後の自衛隊の活動が人道復興支援活動中心になるのか安全確保支援活動中心になるのかについては、その時々でどちらにウエートがかかってくるかとい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、イラク特措法の延長について総理に聞きます。 私たちは一貫して、イラク特措法に反対し、自衛隊の即時撤退を求めてきました。まず、今イラクで自衛隊がどういう活動を行っているのかという問題について聞きますが、イラクでは今、航空自衛隊が、クウェートとイラク国内のバグダッド、北部エルビル、そして南部タリルとの間で多国籍軍や国連の人員、物資の輸送を行っています。 総理は、先月の二十四日の本会議で、航空自衛隊の輸送実績の一端をようやく明らかにいたしました。総理のこのときの答弁によりますと、昨年夏に陸上自衛隊が撤収して以降、航空自衛隊は、合計百五十回飛……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、文部科学委員会のお許しを得まして、当委員会で質問をさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 私は、最初に、文部科学大臣に、沖縄戦の認識について聞きたいと思います。 私は、戦後すぐの沖縄の生まれであります。沖縄戦の犠牲者を周囲にいながら育ちました。私が父親の畑仕事を手伝えるようになった時代でも、私のその畑仕事の役割というのは、畑に、石ころにまざって人間の骨が粉々になって散らばっている、それを石ころと一緒に拾い集めて畑の隅に積み上げる、こういうのが私の役割でありました。終戦直後の沖縄では、芋や根菜類が大変大きく……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 総理は、施政方針演説の中で「日米同盟を一層強化していく」、このように述べられました。昨年五月に日米が合意したロードマップに基づいて、米軍と自衛隊の司令部を一体化させる、あらゆるレベルで共同訓練を強化する、そして今後、日米があらゆる問題に一体となって対応できる体制をつくろうという米軍と自衛隊の再編計画が進められております。 そこで、今焦点になっています普天間飛行場の移設問題について、総理に伺っていきたいと思います。 我々は、この問題について、県内たらい回しではなく、即時閉鎖、撤去を求めてまいりました。しかし、政府は、SACO合意以来、県内移設……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、きょうは、米軍再編の問題について、昨日の大臣の所信にかかわって聞いていきたいと思います。 米軍再編のその問題の中核は沖縄の基地問題ですが、その沖縄では今、沖縄戦の歴史教科書の検定意見、沖縄戦の真相がゆがめられたといって県民の怒りが広がっております。この沖縄戦の問題というのは、実は米軍基地の問題にも深くかかわっている事柄であります。 それで、最初に、きょうは、高村外務大臣そして石破防衛大臣について、それぞれお二人に、沖縄戦についてどのように認識しておられるか、まず最初に伺いたいと思います。 高村外務大臣、お願いします。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、私はここに、普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価方法書、平成十九年八月、那覇防衛施設局、こういう冊子を持ってまいりました。全体が三百ページを超える大変分厚い内容であります。この中身についていろいろな疑問を持っているものですから、一つ一つ確認をしていきたいと思います。 方法書とはということで、昨年十二月の普天間移設協議会で当時の守屋事務次官が説明をしております。方法書とは、事業者の建設計画をもとに環境アセスの方法を住民に公開して意見を求めるため作成するもの、最も説明責任が求められる手続だと私は考えております。 きのうも沖縄北方特別……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、外務大臣そして沖縄北方担当大臣に沖縄問題についてそれぞれ質問をしていきたいと思います。
二〇〇四年八月、普天間飛行場所属の大型ヘリCH53Dが沖縄国際大学に墜落、炎上をしました。その後も米軍は住宅地上空で旋回飛行訓練を行い、住民は墜落の恐怖と隣り合わせで暮らしております。
外務大臣に伺いますが、三年前の沖縄国際大学へのヘリ墜落についてどのように認識しておられますか。
【次の発言】 当時、宜野湾市の中学生は、これを最後の警告にしてほしい、このように訴えておりました。ところが、在沖海兵隊は、十一月六日から八日にかけて墜落した事故機と同じ型のCH5……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
私は、最初に、海上自衛隊の給油の隠ぺい問題について伺います。
先ほどあなたは、米空母キティーホークの艦長が海上自衛隊から八十万ガロンの給油を受けたと発言した際、疑惑を及ぼすので、米公使にそうではないと言ってほしい、このようにお願いした、こう先ほど証言されました。あなたは、アメリカ側に八十万ガロン、二十万ガロンの事実関係を確認したのではなく、テロ特措法の趣旨を外れていないとアメリカ側に言ってほしい、こうお願いしたということですね。
【次の発言】 当時、防衛局が作成した答弁要領、あなた、先ほどお認めになりました。自衛隊の給油量が二十万ガロンである……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、海上自衛隊の補給艦から米補給艦への給油取り違え事案について中間報告も出ております。これらについて質問をしていきたいと思います。 給油取り違えと言いますが、実際、海自の活動はどのように調整をしていくのか。ここから伺いたいと思います。 アメリカの空母のキティーホークの給油問題がありました。政府はこれまで、海上自衛隊の給油活動は、その都度、テロ特措法の趣旨に沿った活動を行う艦船であることを確認して行っている、だから、目的外使用はない、このように述べてきましたが、それは間違いありませんね。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私も、前回の質問に続いて、海上自衛隊の活動がどのような調整を経て行われてきたか、これについて聞きます。
三十一日の本委員会で、高見澤運用企画局長は、個別具体的な洋上補給の調整、これについて、「バーレーンに派遣をされております海上自衛隊の連絡官が、米第五艦隊司令部から補給対象艦艇の運用計画を聞きまして、その後に、海上自衛隊の艦艇、それから補給対象艦艇の運用計画をもとに、相互の都合に合わせて調整を実施している」、このように答弁をいたしました。この運用計画というのはどういうものですか。
【次の発言】 運用計画、これを作成するのはだれですか。第五艦隊司令部、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
寺岡参考人が海幕防衛課長に着任したのは二〇〇二年十二月と聞いておりますが、間違いありませんか。
【次の発言】 かなり細かい質問項目を事前に出しておりますので、それにかかわっての、まあ恐らく着任の時期ぐらい覚えているんじゃないかと思いましたが。
ただ、当時は、イラク戦争を前にしてアメリカがペルシャ湾周辺に大量の米軍艦船を集結させようとしていたときであります。こうした米軍艦船への給油について、海上自衛隊が給油を行うことになった、そのときにどういう方針を持っていたんでしょうか。つまり、対アフガンの任務を持っていれば問題ない、ほかにいろいろ任務はあるかもしれ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、アフガニスタン情勢について質問をいたします。
今、アフガニスタンが直面する最大の問題の一つが治安の問題だと思います。この点で外務大臣が現状をどう把握し、どのような認識を持っているかについて聞きます。
まず、米国がアフガニスタンに対する攻撃を開始した二〇〇一年以降、アフガニスタンの民間人の犠牲者数、多国籍軍の犠牲者数がどのように推移してきたか、説明していただけますか。
【次の発言】 そもそも、アフガニスタンという国は、二〇〇一年以前、自爆攻撃はなかった。それが、近年、非常にふえているわけです。タリバン政権崩壊後もアフガンの情勢は非常に深刻な……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、まず、海上自衛隊の給油活動をめぐる隠ぺい問題について聞きます。 寺岡元海幕防衛課長は、七日の参考人質疑の中で、キティーホークへの給油問題が発覚したときに、みずからがブリーフィングすることになった経緯について説明をいたしました。 統幕議長が記者会見で海上自衛隊が給油したのは二十万ガロンである、こういうことを説明したときに、ざわざわと、今の数字は何なんだという疑問が起き、記者会見が紛糾して一時中断した。その後、防衛庁の主要幹部と話し合いをして、実際の情報をつかんでいる海幕の防衛課長がブリーフィングをしなさいということになったと説明した。この点で、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、沖縄戦に係る教科書検定問題、そして、時間が許せばテロ特措法の問題、質問をしていきたいと思います。 九月二十九日に、沖縄で教科書検定意見撤回の県民大会が開かれました。総理もごらんになっていると思いますが、十一万人余が集まった、この熱気が地元の報道でも伝えられております。一面トップどころか両面ぶち抜きで、十一万余、そして、会場に集まっただけでなく、会場の外には、会場行きのバスに乗れなくて行列をなして、町じゅう人があふれていた、そういう一日でありました。 参加者の中には、戦争で犠牲になった自分の身内にきょうは手を合わせてから来たよという人もおら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 二月十九日、海上自衛隊のイージス艦「あたご」がマグロはえ縄漁船清徳丸に衝突をいたしました。清徳丸は船体が二つに割れ、大破した状態です。乗り組んでいた吉清さん親子は、今も行方不明です。軍艦が漁船を沈没させるなどということは、絶対にあってはならないことであります。このような事件を引き起こした防衛省・自衛隊に対して、私はまず強く抗議したいと思います。そして、懸命に続けられている捜索救助に政府が全力を挙げることを強く求めます。 私たち日本共産党も、二月二十日、志位委員長を先頭に現場に行きまして、漁民の方々、漁協、そして関係者の方々からその聴取をしてまいりまし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、イージス艦の衝突事件について聞きます。
イージス艦「あたご」が清徳丸に衝突し沈没させた事件が発生してから、ちょうど一週間たちました。吉清さん親子は今も行方不明のままであります。
まず、海上保安庁に聞きますが、捜索救助活動の現状は今どうなっていますか。
【次の発言】 きのうのニュースを見ていましても、家族の申し出を受けて、地元の漁協は捜索を打ち切っております。そうした申し出をした家族の思いというものを考えますと、本当に胸が詰まります。
改めて、お二人の捜索に全力を挙げるよう政府に求めたい、このように思います。
きょうは防衛省改革に関する……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、まず法案について聞きます。
今回の自衛官の定数変更の大きな要因は、情報保全隊の改編であります。
まず、今回の改編で情報保全隊の何がどう変わるのか、そして部隊の規模、これはどうなるのか、説明していただけますか。
【次の発言】 情報保全隊は、二〇〇三年三月に、それまでの調査隊、これを再編強化して新編された部隊であります。
今回、さらに改編を行うことにしたきっかけ、要因、これは何ですか。
【次の発言】 そうしますと、今、米軍再編のもとで、日米間の情報の協力と共有が進められております。こうした動きと一体で秘密保護の体制強化も進められているわけで……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、きょうは、普天間飛行場代替施設の建設予定地での環境アセス方法書について聞いていきます。 建設予定地の辺野古は、海域には発達したサンゴ礁が広がり、そして、湾内では、世界でも有数のアオサンゴ群落が見られ、絶滅危惧種やあるいは準絶滅危惧種の海草藻場があり、絶滅危惧種のジュゴンの回遊が確認をされ、渡り鳥も繁殖地を求めて飛んでくる豊かな干潟、そして、静かな集落、畑と森が広がるところであります。 こういう場所に基地を建設しようとしているわけです。ところが、防衛省が示した環境影響評価方法書は、専門家からは日本における環境アセスメントの歴史において最悪なもの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、沖縄の開発と自然保護、特に泡瀬干潟の埋立事業について聞きます。 ことし七月開催されます洞爺湖サミットのキーワードは環境であります。地球温暖化とともに注目されているのが生物多様性の問題です。 一方で、ことしは、国際サンゴ礁年であり、そして三年に一回開かれるラムサール条約締約国会議開催年に当たります。環境を保全するための努力が強く求められているわけですが、沖縄の海、干潟とともに海草藻場、サンゴ礁など、さまざまな自然環境が形成され、極めて豊かで独特な生態系が発達しています。 環境省は、これまで湿地の保全のために日本の重要湿地五百を指定してきま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
在日米軍再編に伴う訓練移転について聞きます。
昨年三月、嘉手納飛行場のF15戦闘機が築城基地で初めての訓練を実施いたしました。それから一年になります。この一年間で何回の訓練を行ってきたのか、そのうち、嘉手納飛行場の戦闘機が参加して行われた訓練は、いつからいつまでどこで行われたのか、まず説明していただけますか。
【次の発言】 米軍再編に基づく訓練移転は、全体で九回、嘉手納からは四回ということでありますけれども、その訓練移転によって嘉手納の負担はどの程度軽減されたんですか。
【次の発言】 今、何か訓練移転の最中は軽減しているようなことをおっしゃっていたん……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に、神奈川県の横須賀市で起こりましたタクシー運転手高橋正昭さんの刺殺事件で、米兵が米軍の捜査当局に対して、私がやりましたと犯行を全面的に認める供述をしたと報道されております。
警察庁に聞きますが、今捜査はどういう状況にあるのですか、説明してください。
【次の発言】 今取り調べ中ということでありましたけれども、当然、逮捕し、起訴前の身柄引き渡しを米側に求めていくという報道もありますが、要求するんですか。
【次の発言】 ぜひしっかりやっていただきたいと思います。
タクシー強盗事件というのは、殺人事件に至る前の事件が沖縄県下でもことしに入っても続発し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に、イラクの問題について聞きます。
きのう、名古屋高裁は、現在イラクで行われている航空自衛隊の空輸活動について、武力行使を禁止したイラク特措法二条二項、活動地域を非戦闘地域に限定した同条三項に違反し、かつ憲法九条一項に違反する活動を含んでいるとの判断を示しました。この高裁判決は確定します。政府はこの司法判断に従い自衛隊をイラクから撤退させるべきではないかと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 傍論だと言って片づけるわけにはいかない中身がたくさん盛り込まれているわけですね。国民的な関心事について高裁が司法判断を下した。
例えば、イラクの現状に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、四月十三日に起きまして、当委員会でも繰り返し問題になりました、沖縄県北谷町の衣料品店で発生した万引き事件について聞いていきます。
まず、警察庁に聞きますが、現場に駆けつけた憲兵隊員が米兵の息子二人を基地内に連行した問題をめぐって、沖縄県警と憲兵隊との間で、これまでにどういうやりとりがあったのか、説明していただけますか。
【次の発言】 外務大臣に伺いますが、大臣は、事件発生後の先月の十六日の本委員会で、アメリカ側の対応について大いに問題があり得る、このように答弁をいたしました。
その後の、今お聞きになりました現地レベルでのやりとりを通じても……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、地位協定に関連して、米軍の犯罪、そして沖縄の米軍基地運用、これらの問題について聞いていきます。 まず最初に、二〇〇二年に米空母キティーホークの乗組員に暴行されたオーストラリア出身ジェーンさんに対し、防衛省が見舞金三百万円を払うことが報じられております。これは米国政府が時効を理由に支払いを拒否したためでありますが、ジェーンさん本人は、六年間の闘いを振り返れば喜ばしいが、本来支払うべき加害者が何の罰も受けずに自由に暮らしているのはおかしい、本当に性犯罪をとめたいと思うなら米国はすべての被害者に謝罪すべきだ、加害者が見つかるまではあきらめない、こ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、昨年来の沖縄戦をめぐる教科書検定問題について聞きます。 この問題は、福田総理が歴史問題にどう向き合うのか、そして、沖縄が抱える問題にどう向き合うのか、その根本が問われている問題であります。 御承知のように、昨年九月、県民大会が開かれ、十一万六千人が参加をいたしました。集団自決に関する記述から軍の強制を削除した検定意見の撤回と記述の回復を県民の総意として求めました。 私は十月の本委員会でもこの問題を質問いたしましたが、そのとき総理は、県民の思いを重く受けとめる、このように述べられました。総理は、県民の思いを重く受けとめ、どのような手だてをとっ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、沖縄で起こった少女暴行事件についてお伺いしたいと思います。 二月十日の午後十時半過ぎ、沖縄本島中部において海兵隊員による少女暴行事件が、またもかという気持ちですが、発生いたしました。怒りを禁じ得ません。ところが、その後も、一週間もたたないうちに、事件現場になった沖縄市内で海兵隊員が酒酔い運転で逮捕される。けさは、名護市辺野古の女性宅に海兵隊員が侵入し、居間のソファーで寝ていたところを通報されて逮捕している。繰り返しこういうことが起きているわけです。 まず、官房長官に聞きますが、今度の少女暴行事件についてどのように認識しておりますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、イージス艦の衝突事件について聞きます。 軍艦が漁船に衝突し沈没させるなどということは、絶対にあってはならないことです。防衛省・自衛隊に対して強く抗議します。同時に、吉清さん親子は今も行方不明のままであります。お二人の捜索に政府が全力を挙げるよう、強く求めます。 問題は、なぜこのような衝突を引き起こしたか、その真相の究明でありますが、まず総理に確認しますけれども、海上保安庁は、刑事責任を追及するため、事実を究明し、徹底した捜査を行うべきであります。同時に、衝突を引き起こした防衛省・自衛隊には、みずから原因を究明し、国民の前に事実を明らかにする責……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、まず最初に、沖縄の鳥島の米軍の訓練水域問題について質問していきます。 先ほど、嘉数先生の方からも質問がありました。同じテーマの質問を嘉数先生と私が取り上げている、ここにこの問題の深刻さ、そして沖縄における世論の盛り上がりがあるわけですから、政府、外務大臣、そして防衛大臣については、しっかり受けとめていただきたいと思います。 この間の答弁でいきますと、県知事やあるいは久米島町長、そして県の漁業協同組合連合会長、久米島漁業組合長、米軍の訓練水域について、場所は、鳥島と久米島の両米軍射爆撃場、そして米軍のホテル・ホテル訓練区域でありますが、先ほ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については、昨年の守屋前防衛事務次官の収賄事件などを踏まえて、退職後に不祥事が発覚した国家公務員の退職手当について返納事由を拡大する国家公務員退職手当法と同様の改定を行うものであるということですから、私たちは賛成であります。 ただ、問題は、政府が不祥事そのものにどう対応するか、全容の徹底究明を行うかどうかがあることをつけ加えて指摘しておきたいと思います。 それでは、その法案に関連して、田母神問題に見られる自衛隊のあり方について聞いていきます。 前回の委員会で、空幕人事教育部長、教育課長名で出された懸賞論文の紹介の中で触れられている、歴史に重点……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、二十四分という限られた時間ではありますが、沖縄で起きました金武町伊芸区での流弾事故、そして名護市で起きましたセスナ機墜落事故、同時に、先週からの続きである田母神問題、こういう順序で質問をしていきたいと思います。 最初に、米軍の実弾射撃訓練場キャンプ・ハンセンに囲まれている金武町伊芸区で、自宅の駐車場にとめていた乗用車のナンバープレートにキャンプ・ハンセンからの銃弾と見られる流弾が貫通している事故がまた発生しました。一歩間違えば人命にかかわる重大な事故であります。警察の捜査はどうなっていますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは最初に、沖縄、鹿児島のサトウキビの問題について伺います。 政府の資料でも、サトウキビ農業は、台風、干ばつ等の自然災害の常襲地帯である沖縄県及び鹿児島県南西諸島における代替困難な基幹作物として地域の経済社会を支える重要な作物、このように位置づけられております。また、鹿児島県の南西諸島では農家の七七%、沖縄県では七四%の農家がサトウキビの栽培農家であります。 このサトウキビについて、二〇〇七年度、平成十九年度から、新たな経営安定対策が実施されております。制度改革の中心は、市場原理の一層の導入、関連産業も含めたコスト削減の推進に資する施策のあり方……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府は、二〇〇一年の九・一一テロに対してアメリカが始めたアフガン報復戦争を支援してまいりました。海上自衛隊をインド洋に派遣し、米軍など多国籍軍に対する給油活動を七年間行ってきたわけですが、さらにこの活動をあと一年延長しようとしております。 今の法律は、昨年、ちょうど一年前の国会で大問題になりました。昨年七月の参議院選挙の審判を受けて、安倍内閣は政権を投げ出し、テロ法は期限切れになり、インド洋から自衛隊は撤収いたしました。ところが、福田内閣は、あくまで自衛隊派遣に固執して、参議院で否決された法案を衆議院の三分の二の多数で再可決を行う、押し通したわけであ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょう午前中の質疑の中で、与党の側から、ペシャワール会の活動について殊さらに問題があったかのような発言がありました。 私は、ペシャワール会の活動については国の内外から大変高い評価を受けていると思っています。アフガニスタンの現地で伊藤さんの葬儀が行われました。村人がたくさんその葬儀に詰めかけた様子が報道もされておりましたが、その場で中村哲現地代表が弔辞を述べておられます。その弔辞を紹介したいと思います。 伊藤君の遺徳については、多くの方々がさまざまに生前のことを述べられたので、私がくどくどと申すことは無用かと存じます。ダラエヌールの小さな子供や御婦人……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府は本日、海賊対策の新法を閣議決定するとともに、浜田防衛大臣が海上警備行動を発令いたしました。海賊対策の根拠となる新法が必要だと言いながら、応急措置として明確な法的根拠なしに自衛隊を海外に出すという、憲法をじゅうりんする重大な行為と言わなければなりません。 そもそも、自衛隊法第八十二条の規定は、日本から遠く離れたソマリア沖での発動を想定したものではありません。自衛隊の海外派遣という憲法にかかわる重大問題であるにもかかわらず、国会への事前の説明は一切ない。本委員会での審議も発令後になっています。私は、まずこうしたやり方に強く抗議するものであります。 ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
先週に続いて、ソマリア沖の海賊問題について聞きます。
まず、前回の質問で、海賊発生の原因として、外国漁船による違法操業と有毒性廃棄物の不法投棄の問題を取り上げました。外務大臣は、調査して報告したいということでありました。副大臣、調査の結果について報告していただけますか。
【次の発言】 今御答弁いただいたんですが、今日、新しい海賊の集団になっているという、そこは共通なんですが、ただ、この二月に首相に指名されたシルマルケ氏、二月十六日のプレスリリースの中で、あらゆる政治勢力に対して政治プロセスへの参加を呼びかけ、国際社会に対しては、海賊問題の発端となった……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、昨年十二月の金武町伊芸区の流弾事件について、外務大臣には外務委員会においても質疑いたしましたが、その続きを行いたいと思います。
四月一日に米軍が最終報告書のプレスリリースを公表いたしました。その中では、「被害者と目撃者が石川署に示した事件の日時と、中部訓練所で実弾訓練が実施された日時とは、一致しないことが判明した。」として、米軍は、自分たちの訓練とは関係ない、こう述べております。
警察庁に聞きますが、米軍の言う事件と訓練の日時とは、それぞれいつのことですか。
【次の発言】 日本の警察は、当初の十二月十一日を訂正して、十二月十日に特定してい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案の防衛省改革の関連について聞きます。 そもそも防衛省改革が問題となったのは、一昨年の新テロ特措法の審議の際に防衛省をめぐる不祥事や事件が相次いだからであります。海上自衛隊によるインド洋での給油活動をめぐる給油量隠ぺい疑惑、さらには防衛官僚のトップである守屋前防衛事務次官の収賄疑惑などが次々と発覚し、大問題となりました。 政府は、こうした不祥事への対応として、防衛省改革会議を設置し、その報告書に基づいてさまざまな措置をとろうとしておりますが、その中心は組織改革になっています。いわゆる背広組と制服組の一体化を促進する組織改革を進めようとしております……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、まず最初に、改正建築基準法の問題について伺います。 改正建築基準法の施行後、沖縄県では、指定確認機関や設計者などの現場では確認申請の手続、審査をめぐって今なお混乱が続いております。これは、建築主などや消費者への周知徹底不足、施行に当たっての条件整備がなされないままに実施されたことが大きな要因であります。 その沖縄では、戸建て住宅を含めて鉄筋コンクリートづくりの建物が大半を占め、また、ピロティー形式、つまり一階が壁のない構造形式ですが、ピロティー形式の建物が多いために他の地域と比較して高度な構造計算が必要で、構造計算適合性判定、いわゆるピア……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 沖縄振興法に基づいて沖縄に自然科学系の大学院大学をつくるという本法案には賛成であります。ただ、議論を聞いておりますと、やはり沖縄振興について、この問題に取り組んできた立場から一言申し上げたい気持ちになりました。 長い沖縄の振興策の取り組みの中で、もう四十年近くなるわけですが、日本の自然科学研究の成果と沖縄の産業の発展がしっかり結びついた成功の事例があります。それはウリミバエの根絶です。 亜熱帯地域の農業というのは虫との闘いでありまして、ウリミバエが存在し、広がっていくために、沖縄のマンゴーも本土に持っていけない、沖縄のゴーヤーも本土に持っていけない……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、自衛隊による護衛活動について聞きます。
海上自衛隊の護衛艦二隻が海上警備行動を根拠にソマリア沖に派遣されました。三月三十日から民間船舶の護衛活動を開始しております。
防衛省に聞きますが、この二週間余りで、何回、何隻の船舶を護衛したのですか。
【次の発言】 国土交通省に聞きますが、民間船舶が自衛隊の護衛を受けるためには、国土交通省に、対象船舶となり得る船舶の基礎情報を事前に登録し、その上で個々の護衛申請を行うことになっている、このように聞いているわけですが、これまでに何隻の事前登録があったのですか。
○赤嶺委員 おはようございます。日本共産党の赤嶺政賢です。 ソマリア沖の海賊問題に関する国連安保理決議について聞きます。 去年の六月以降、ソマリア沖の海賊問題にかかわって、一八一六、一八三八、一八四六、一八五一という安保理決議が採択をされています。いずれの決議においても、国連憲章第七章のもとで行動することに言及し、ソマリア沖の海賊問題が、国際の平和及び安全に対する脅威となっているソマリア情勢をさらに悪化させるものである、このように認定しているわけです。 外務大臣に伺いますが、政府の説明によれば犯罪行為にすぎない海賊問題が、国際の平和と安全に対する脅威となっているソマリア情勢をさらに悪化さ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。 まず、前川参考人にお伺いいたしますが、実は、私たちの立場は、今回のソマリア沖の海賊問題について、現地周辺国の海上警察力の強化やソマリアの内戦と貧困の解決に向けた支援を行うべきであって、自衛隊は出すべきではない、このように考えております。 実際に、先ほどもありましたように、危険な海域で船を運航されている方々の思いは大変切実だと思いますが、なぜソマリアで海賊が発生するに至ったのか、自衛隊の派遣が問題の解決につながるのか、そういったもろもろのことを現実的で冷静な議論が必要だ、このように考えております。 そ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、まずP3Cの派遣について聞きます。
防衛大臣は、先週の十七日、海上自衛隊の固定翼哨戒機P3Cの派遣に向けた準備命令を出しております。五月中にも、米軍やフランス軍が駐留するジブチ空港を活動拠点として、二機のP3Cを派遣するとのことであります。
防衛省に確認しますけれども、現在、ソマリア沖・アデン湾にP3Cを派遣している国はどこどこですか。それぞれ何機派遣していますか。
【次の発言】 報道ではアメリカが三機、ドイツも一機出している、そういうことでよろしいですか。
【次の発言】 報道によりますと、アメリカが三機、ドイツ、フランス、スペインが一機……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、ソマリア沖の海賊問題についての総理への質問であります。
ソマリア沖の海賊は、国際的な犯罪行為であり、現地周辺国の警察活動を基本に国際的な連携協力で対処すべき問題です。日本は、ソマリアと周辺国の海上警察力の強化や、ソマリアの内戦と貧困の解決に向けた支援を行うべきであって、自衛隊は派遣すべきではないというのが私たちの立場であります。
そこで、外務大臣に確認しますが、ことしに入って以降、ソマリア沖の海賊事件はふえているのか、あるいは減っているのか、端的にお答えいただけますか。
【次の発言】 昨年から、各国がソマリア沖に軍隊を派遣し、そして政府も……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今回の法案は、自衛隊と憲法にかかわる重大な内容を持つものです。これを会期末のどたばたで提出して十分な議論もないまま強行しようというやり方は、到底容認できるものではありません。しかも、けさの理事会では、質疑も始まっていない段階で、十四日には締め総、採決をしてくれという、そんな提案が与党から出される。何の問題も明らかになっていない段階でこういうむちゃくちゃなやり方を強行する。どたばたですから、今、委員会も定足数ぎりぎりなんですよ。やろう、やろうという割には全く意欲が感じられないような、慌てて呼んだというのもいらっしゃるようでありますけれども、そういうやり方……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
先週に引き続きまして、きょうはこの法案が想定する公海上の船舶検査とはどういう活動なのかという点について、一つ一つ順を追って聞いていきたい、このように思います。
法案では、北朝鮮特定貨物を積載していると認めるに足りる相当な理由があるとき、船舶検査を実施できるようになっております。
まず、そういう疑いのある船舶に関する情報、これはどこから入ってくるんですか。そして、だれが、どのようにして入手するんですか。
【次の発言】 もうちょっと具体的にお聞きいたしますけれども、今回のカンナム号のケースを見てもそうですが、実際には、アメリカが禁止物品を積載した疑いの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、外務委員会で質問させていただきました。よろしくお願いします。 きょうは、米国艦船の石垣港への入港の問題、そして伊芸区の流弾事故、辺野古の問題などについて政府の見解を聞いていきます。 米軍の佐世保基地所属の掃海艇パトリオットとガーディアンの二隻の石垣港への入港問題が持ち上がっております。昨日、石垣の大浜市長は、この問題で、米軍艦船の寄港に同意できない、このような記者会見を行いました。その会見文書によりますと、石垣の港は国内外の客船や貨物船に加え、圏域離島を結ぶ定期船、漁船、ダイビング船などが出入りしており、国内でもまれな、また県内一の過密状態の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の先生方、参考人として御出席いただいて、大変感謝を申し上げたいと思います。 まず最初に、伊波市長の方から伺っていきたいんです。 沖縄の広大な米軍基地は、去った戦争で沖縄に上陸した米軍が住民を捕虜収容所に収容し、そして、その住民がいない間に、軍用地、民用地を問わず基地建設に着手して形成されたものであります。住民が収容所から帰ってきて、鉄条網が張られ、自分たちの土地が基地に変えられていた。これが、伊波市長がいつも語る普天間基地の形成の歴史だと私たちも伺ってまいりました。 その後、一九五一年のサンフランシスコ講和条約の後の銃剣とブルドーザ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 在沖米海兵隊のグアム移転協定について総理に質問をいたします。 政府は今回の協定について、抑止力を維持しながら沖縄の負担を軽減するものだと説明してまいりました。ところが、多くの県民がこの協定に反対しております。沖縄県議会は三月、協定の批准に反対の意見書を可決いたしました。今週、県議会の代表団が上京し、政府と各党に対し要請を行ったばかりであります。本日、審議を打ち切り、採決することに対し、強く抗議をいたします。私は審議継続を強く要求するものです。 その上で総理に伺いますが、政府が沖縄の負担を軽減するというグアム協定に多くの県民が反対しているのはなぜだと……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 条約については、いずれも賛成であります。きょうはクラスター弾条約について聞いていきます。 クラスター弾は、一つの親爆弾から広範囲に数百個もの子爆弾をまき散らし、無差別に人を殺傷する非人道兵器であります。使用後は大量の子爆弾が不発弾となり、人々の生活を脅かし続ける。しかも、子爆弾は子供の興味を引く形にしたものがあり、多くの子供たちが犠牲になってまいりました。 中曽根外務大臣は、昨年十二月、ノルウェーのオスロでクラスター弾条約に署名をしたわけですが、問題は、日本政府が今後どういう対応を行っていくかということであります。御承知のように、クラスター弾を大量……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 昨年十二月の金武町伊芸区の流弾事故について、三月二十五日の当外務委員会、そして四月九日の安保委員会でそれぞれ外務大臣に質問をしてきました。 米軍は、「被害者と目撃者が石川署に示した事件の日時と、中部訓練所で実弾訓練が実施された日時とは、一致しないことが判明した。」という最終報告を出して、流弾事件と米軍の実弾射撃訓練との関係を強く否定してまいりました。 四月九日の質問のときに、日本の警察は、事件の発生日時の認識が違っておりますので、沖縄県警において、事件の発生日時に関する米軍側の認識を改めさせるよう努めてまいりたいとしていたわけですが、米軍はその認識……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に、国際通貨基金協定及び国際復興開発銀行協定の改正の関連について質問をいたします。 今回のIMF協定、国際通貨基金協定の改正は、基金の投資権限を拡大するとともに、これまで課題だった新興市場国や途上国の発言権をわずかに高めることになりますが、アメリカを中心とする先進国主導の意思決定や人事運営を変えるものでなく、途上国に対し、融資と引きかえに、米英流の市場経済化、規制緩和、社会保障予算の削減を押しつけるIMFのこれまでのあり方を改めるものではありません。 また、IBRD協定改正も、途上国の発言権をわずかに高めるものになっておりますが、IMF協定同様……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍再編問題について聞きます。 二〇〇一年以降、アメリカのブッシュ政権が進めてきたアフガニスタンへの報復戦争、そしてイラク戦争は大きな行き詰まりに直面しています。そうした中で、昨年十一月の大統領選挙で当選したオバマ氏がこれまでの内外政策をどうするのか、大変注目をされております。ブッシュ戦略に基づいて、米軍と自衛隊の一体化と基地の再編強化を進めるというのが米軍再編であります。 中曽根外務大臣に聞きますが、外交演説の中で、我が国から率直かつ具体的な提案を行うことにより、日米同盟を一層強化すると述べておられますが、今月の十六日からクリントン米国……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の先生方の意見陳述、中小零細業者の問題でも地方政治の問題でも、それから農業の問題、雇用の問題、いずれも本当に大事な課題としてこれからの予算審議に生かしていかなければいけないなということを痛感したわけです。 きょうは、実は、公聴会の前に大分キヤノンに行ってまいりました。大分キヤノンの動向というのは国政でも大変注目をされておりまして、これからの日本の雇用、労働のルールのあり方、大事な問題が提起されているんじゃないか、このように感じています。 本社の労務担当の諸江専務が出ていらして、短い時間の説明があったんですが、年末から年始にかけての、大……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 麻生首相は、オバマ大統領との日米首脳会談で、日米同盟を一層強化し、米軍再編を着実に実施していく、こう確認をされました。米軍再編の焦点になっているのは普天間飛行場の問題であります。 一九九五年の少女暴行事件、これに抗議して開かれた沖縄県民大会を受け、九六年の四月、日米両政府は普天間飛行場の返還に合意をいたしました。あれから十三年になろうとしております。いまだに返還は実現しておりません。 この間、日米両政府は、普天間飛行場にかわる新たな基地を名護市辺野古につくろうとしてきました。最初が海上ヘリポート案であります。二度目が沖合軍民共用空港案であります。三……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 本日の委員会は、本来であれば大臣所信に対する質疑を終えて開催すべきところでありますが、大臣所信に対する質疑二時間を残したまま法案の審議に入るという極めて不正常な委員会運営であります。私は、こういう不正常な委員会運営に強く抗議をしておきたいと思います。 大臣所信に対する質疑の重要性は言うまでもありません。先ほど北澤防衛大臣は十七日の安保委員会について触れられましたが、機会があれば私も、防衛大臣、外務大臣、二人の所信に対してるるただしていきたい。これは当然のことであり、私も安保委員会には長く所属しておりますが、大臣所信に対する質疑がなかったというのは今ま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、冒頭は、金武町伊芸区の流弾事件について聞いていきます。 事件について説明をいたしますと、昨年十二月十日の午後三時過ぎ、金武町伊芸区に住む当時七十歳の玉城ミツさんが自宅の車の後ろで鉢植えに水をやっていたところ、突然バーンという乾いた音を聞き、振り向くと、駐車場の地面から白煙が上がっていた。そのときは何も見つけられなかったが、三日後、孫の陽一さんが、車のナンバープレートに長さ四・五センチ、直径一センチの銃弾のようなものが突き刺さっているのを発見した。その後の県警による鑑定で、発見された金属片は米軍が使用する銃弾と一致することがわかっています。 ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、外務委員会の皆様のお許しを得て、外務大臣にこうして質問に立つことができました。心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。 それで、手元にきょうの琉球新報が届いておりまして、こういう見出しになっているんですね。「あの言葉は今いずこ 〇五年当時「県外移転で気持ち一つに」 岡田外相「普天間」でころころ」。 私、岡田外務大臣が物事にまじめに取り組む姿勢は、大臣になられる以前から見てまいりました。きょうは、あえて新聞の一々を紹介するつもりはなかったんですが、二〇〇五年五月に宜野湾市で開かれた普天間基地撤去、基地の県内移設に反対する県民大会。七千五百……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
防衛大臣に伺います。
この間、沖縄では二つの大きな決議が上がりました。二月二十四日には沖縄県議会が、普天間基地の早期閉鎖、返還と県内移設に反対とする決議、意見書を全会一致で採択いたしました。三月八日には名護市議会が、キャンプ・シュワブ陸上案の検討に反対する決議、意見書を採択いたしました。
けさ防衛大臣は、委員会に先立って、この決議を携えて上京した県議会の代表と会われましたし、今こちらで傍聴もしていらっしゃいますが、大臣はこの決議の内容をどのように受けとめていますか。
【次の発言】 県内移設に反対する決議が全会一致で採択されたのは、一九九六年に、普天……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、議論を聞いていまして、海兵隊、陸と海は一体でなければいけないとか離れていたらだめだとか、海兵隊の司令官がこういう講演をしていたとか、いろいろ聞かせていただきました。ただ、私が海兵隊の司令官に言いたいのは、あなた方は、沖縄を自分の戦利品のように、海兵隊が使い勝手がいいように使うような議論をやる立場にないだろうと。六十五年間、海兵隊を初め米軍により苦しめられ辱められ、それに対する謝罪もない。そういう軍隊が、今自分の戦利品のように沖縄を議論する、こんなことは絶対に許せないと思いますよ。 海兵隊は逃げ足が速いと言った、そういう政府の高官もいらっしゃ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず最初に、法案について伺います。 今回の自衛官定数の変更は、主として自衛隊情報保全隊の増員によるものであります。情報保全隊は、自衛隊が保有する秘密の保護だけでなく、自衛隊の活動に批判的な市民や団体、政党の活動を日常的に監視、記録する活動を行っている部隊であります。私ども日本共産党の志位委員長が二〇〇七年六月に明らかにした内部文書で、自衛隊のイラク派兵に反対する活動から消費税増税に反対する活動まで、国民のあらゆる活動を対象とし、写真撮影を含む監視、記録を日常的に行っていることがわかっております。 防衛大臣に伺いますが、自公政権時代に、それまでの調査……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、月曜日の沖縄北方特別委員会に引き続いて、政府が主張する海兵隊の抑止力の問題について外務大臣に伺います。
前回の質問の中で外務大臣は、日本そのものを防衛することは自衛隊の役割、相手国を攻撃することは米軍の役割で、そのような矛の役割を持つ米軍が日本に駐留することが日本に対する攻撃を抑止する、このように答弁なさいました。
これは自衛隊と米軍の役割に関する従来の政府見解を踏襲したものだ、そう考えてよいですか。
【次の発言】 それでは、その在日米軍は現実に何をやっているのかという問題です。
在日米軍は、いざというときに備えて日本国内にとどまってい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、普天間基地問題について聞いていきます。 日米両政府は、本日、外務、防衛担当閣僚による共同声明を発表いたしました。普天間基地の移設先について、「キャンプ・シュワブ辺野古崎地区及びこれに隣接する水域」と明記しました。 県民は、県内移設断念を総意として繰り返し求めてきたわけです。これを真っ向から踏みにじって、名護市辺野古への新基地建設を県民の頭越しに押しつけるものであり、断じて許されない。 総理はこれまで、アメリカと地元の合意を得て五月末までに決着させると繰り返し述べてきました。外務大臣も、地元の理解を得て、日米で合意する案を五月末までに政府……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、最初に、沖縄県における戦没者遺骨収集について質問をいたします。
戦後六十五年たった今でも、県内各地から戦没者遺骨が発見されます。厚労省の資料によりますと、沖縄戦の戦没者概数は十八万六千五百人と推計されているわけですが、遺骨の送還概数は十八万六千三百九十五柱となっております。差し引くと、残りの戦没者の遺骨は約百柱ということになりますが、厚労省、沖縄県における遺骨収集は終わりに近づいているという認識ですか。
【次の発言】 百柱を超えるような遺骨がどんどん出てきているわけですね。戦没者の数を超える遺骨の数が出てきている。この数字はどんな認識ですか……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、貨物検査法について質問をさせていただきます。 鳩山内閣が提出した貨物検査法案は、総選挙前の第百七十一回国会に麻生内閣が提出し、審議未了、そして廃案となった北朝鮮特定貨物検査法案から九条二項、いわゆる自衛隊関与条項を削除し、法律名を変更しただけで、その他の、法の目的、定義、各条文、提出理由まで全く同じものであります。 法案は、国連安保理決議一七一八、一八七四を踏まえ、海上保安庁が、我が国の領海のみならず、公海上で北朝鮮特定貨物の検査、提出命令、保管、回航命令などの措置を実施できることを規定しております。 そこで、まず外務省に、公海……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、まず初めに、政治と金の問題について質問します。
政治資金とはそもそもどうあるべきか。政治資金規正法は、政治活動の実態を公開し、国民の不断の監視と批判のもとに置き、政治活動の公正を確保する、政治資金の収受に当たっては、いやしくも国民の疑惑を招くことのないように、公明正大に行わなければならないとしております。
これが基本だと思いますが、総理、いかがですか。
【次の発言】 政治資金をめぐる疑惑、不信、これは議会制民主政治そのものに対する不信にもつながりかねません。その点で、総理自身の資金管理団体の偽装献金問題が発覚したことは、私は大変重大だと思……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 鳩山内閣は、コンクリートから人へ、命を守る政治の実現を掲げております。今、この方針に基づいて、一つ一つの具体的な問題でどういう対応をとるかが問われていると思います。 ことしは生物多様性条約締約国会議が十月に名古屋で開催をされますが、これまで掲げてきました、生物多様性の損失速度を二〇一〇年までに顕著に減少させるという目標の達成は不可能な状況になっております。開催国である日本の責任は重く、そして、どういうイニシアチブを発揮するかが問われているわけです。 もちろん、日本の生物多様性は危機に直面しています。環境省がその危機の第一に掲げているのが、開発などの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
防衛大臣、外務大臣、そして安住副大臣、どうぞよろしくお願いいたします。
きょうは、普天間問題について聞いていきます。
八月の専門家会合の報告書に至る日米協議の過程で、極めて重大な事実が明らかになりました。これまで日本政府が示してきた台形の飛行経路は間違いであり、大幅に広げるよう米側が要求し、そもそもそのような飛行経路は合意していない、このように説明していることが明らかになりました。
防衛大臣、事実関係を説明していただけますか。
【次の発言】 せんだっての参議院の沖縄北方特別委員会で、我が党の議員に対しても、そもそもそのような飛行経路には合意してい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 給与法については、今回の場合、国家公務員全体の給与切り下げの一環をなすものであり、本法案には反対であり、後ほど討論もいたしたいと思います。 そこで、きょうは、日米両政府が従来示してきた辺野古V字形滑走路の台形の飛行経路、これを拡大しようとしている問題について、前々回の当委員会で質問をしましたが、ちょっと聞きたいと思います。 その際の防衛大臣の説明によると、二〇〇六年当時、アメリカ側は当初、長方形の飛行経路を主張し、最終的には台形で日米が合意した。今回の専門家会合においても、アメリカ側はそのときと同じように長方形を主張して、岡田前外務大臣の答弁の後、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 質問の冒頭に、私は、今回の奄美豪雨災害で亡くなられた三名の方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。 私は、十月の二十五日から二十六日にかけて、奄美の現地に入り、被害に遭われた住民の方々と懇談をしてまいりました。 そこで、政府に求めたいことは、一つは、住宅の修理や土砂の除去など、災害救助法を全面的に活用して、法に基づく救助を直ちに実施すること、そして取り組みを強めることであります。 二つ目は、激流とおぼれるほどの水位にさらされた被災住宅は、見た目には大丈夫に見えても、壁や床、天井などがだめになり、悪臭で大……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうも委員会の冒頭に黙祷をささげましたけれども、私も、質問の最初に、今回の東日本大震災でお亡くなりになりました皆様方に哀悼の意を表するとともに、震災や原発の被害の方々にお見舞いを申し上げたいと思います。 そこで、質問に移りたいと思います。 最初に外務大臣に伺いますけれども、三月の三十日に、嘉手納基地を離陸した米海兵隊岩国基地所属のハリアー攻撃機が上空約七百六十メートルで誤ってフレアを発射しました。フレアとは、御承知だと思いますけれども、軍用機への攻撃をそらすためにおとりとして使用される火炎弾のことであります。フレアを発射した場所は嘉手納弾薬庫の上……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍犯罪の問題について聞きます。 日米地位協定第十七条は、米兵による公務中の犯罪については米側が第一次裁判権を有することを定めています。このもとで、被告米兵にどのような処分がなされているか、最近の事例について聞いていきます。 昨年の九月、岩国基地所属の米軍属が、道路横断中の当時六十六歳の男性、恩田さんをはね、死亡させました。二〇〇八年八月には、うるま市内で、米海軍兵が運転する乗用車が、対向車線に進入し、当時三十八歳の男性が運転するオートバイに正面衝突し、死亡させました。 まず外務省に聞きますが、このいずれの事案も、米側が第一次裁判権を行……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 引き続き、米軍再編の問題について防衛大臣に伺います。 アメリカの上院軍事委員会のレビン委員長初め超党派の三名の議員が十一日、東アジアにおける米軍再編計画の再検討を求める提言を発表し、国防総省に提出をいたしました。沖縄と東京とグアムなどを訪問し、関係者への聞き取り調査を行った結果として、現在の再編計画について、非現実的で実行不可能であり、財政的にも負担不可能だと断じております。 これは単なる一議員の発言にとどまるものではありません。予算承認権を持っているアメリカの議会の軍事委員会の超党派有力議員の提言として、非常に重い意味を持つと思います。 防衛大……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
今回の法案の柱の一つは、日豪ACSA締結を受けた自衛隊法上の根拠規定の整備であります。日本がアメリカ以外の国と安全保障分野での条約を締結するのは今回が初めてです。
日豪間では、二〇〇七年三月の安全保障協力に関する日豪共同宣言以降、さまざまなレベルで軍事的な協力関係を強化してきております。
まず、その目的にかかわって外務省に聞きますが、宣言は、両国間の強化された協力が日米豪三カ国間の協力の強化に資すると述べておりますが、具体的にどのように資するのですか。
【次の発言】 日豪は、既にアメリカ主導の軍事作戦を支援する役割を果たしてまいりました。イ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私も、きょうは、沖縄振興策を違う角度から皆さんと議論していきたいと思っております。
沖縄が本土に復帰して三十九年目、四次にわたる振興計画で約十兆円の振興予算が県内に投下をされました。このうち、八割以上が公共事業関係費であります。
これが沖縄の環境に及ぼした影響についてまず環境省に聞きますが、沖縄の干潟や海岸、藻場の役割、この間の開発がもたらした影響についてどのように認識しておりますか。
【次の発言】 ちょっと確認してください。調査の最後の年は何年とおっしゃいましたか。
【次の発言】 平成九年。今は平成二十三年、かなり古い資料なんですね。この間の開発……
○赤嶺委員 参考人の四人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。 日本共産党の赤嶺政賢です。 私も、六月二十六日の視察で根室市にお邪魔させていただきました。改めて納沙布岬に立ち、向こうは何度もお邪魔しているところではありますけれども、その岬に沖縄の最南端の波照間島から採火された祈りの火を領土返還の日まで燃やし続けるという皆さん方のかたい決意と、そして、この運動を国民的な運動にしていかなければいけない、こういう責任を強く感じたところであります。 そこで、小泉参考人に最初に伺いますけれども、日ごろより元島民の島に対する感情、それから日ロ返還交渉の行き詰まった外交交渉への憤り、やるせない怒りを……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、海賊・テロの初めての委員会でありますが、まず最初に、ソマリアを含む東アフリカ地域で、過去六十年間で最悪と言われる大干ばつによって深刻な食料危機が起こっている、この点について外務大臣に伺います。
ソマリアでは、首都モガディシオを含む五つの地域が飢饉状態にあることが宣言をされました。地域全体で千二百四十万人が緊急人道支援を必要とし、ソマリアでは、多くの難民が首都や隣国に押し寄せております。
まず外務大臣に、被害の現状と日本政府の対応について報告していただけますか。
【次の発言】 この九十日間で既に二万九千人以上の乳幼児が死亡したとの推計も出さ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。そして、先ほどから大変貴重な御意見を聞かせていただきまして、これからの議論にも生かしていきたいな、こう考えたところであります。 まず、竹田参考人に伺いますが、ソマリア沖・アデン湾での海賊事件の増加を受けまして、二〇〇八年ごろから、世界から軍隊を派遣してきたわけですが、先ほどから議論になっていますように、海賊は軍隊のいない海域に活動拠点を移して、発生件数も年々増加してきている。今や東はインドの沖合、南はモザンビークの海峡にまで及んでおり、およそカバーし切れるものではないな、こういう議論をしてきたと……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私も、まず冒頭に、東日本大震災でとうとい命を失われた方々に心から哀悼の意を表するとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。 先ほど小野寺委員の方からも質問がありましたし、重なるかとは思いますが、今回の震災に当たって、外務大臣に、冒頭の所信質疑がそういう形になりましたのも天災であるがゆえの面がありますが、できるだけ被災を軽減していくという立場から、外国人の被災の問題について改めて政府に伺います。 今回の大震災では、多くの外国人が被災をいたしました。地震、津波に加え、原子力発電所の事故が外国人の間の不安を一層大きくしています。 中国大使館……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、租税条約について冒頭伺います。 日本・ケイマン、そして日本・バハマ租税条約は、日本の多国籍銀行やヘッジファンド、富裕層、投資家などに対する課税の公平性を確保するために国際的に要請された必要な措置であり、我が党として賛成であります。 日本・サウジアラビア、日本・香港租税協定に関連して聞きます。 今回の租税協定も、日米新租税条約に準拠する形で、投資所得に係る源泉地国課税の減免が措置されております。日本の多国籍企業の今年度の税制改正要望書を読みますと、源泉地国課税措置のさらなる撤廃、外国子会社配当益金不算入制度の適用拡大を求めて、外国子会社の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、主に日米外交上の問題について、防衛副大臣、防衛省を中心に質問をしていきたいと思います。 まず、防衛副大臣に聞きますが、二〇〇二年七月に横須賀市内で発生した米兵による放火事件について、昨年四月の安全保障委員会で私は取り上げました。事件発生から八年になろうとしているのに被害者に何の補償もされていない問題を追及したことに対して、北澤防衛大臣は、反省を述べ、早急に解決していくことを約束いたしました。 ところが、最近、弁護士の方からお話を伺ったところ、今も被害者への補償は行われていないとのことであります。防衛大臣が早期解決を約束してから、さらに一年……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 大震災、大災害から一カ月が過ぎました。きょうは最初に、その大災害に当たりまして、義援金の配分、そして生活保護との関係について伺いたいと思います。 義援金の配分割合決定委員会は、被災者に対して義援金の第一次配分を決めました。義援金は、多くの国民が、被災者を見舞い、生活再建、自立を願って寄せたものであります。阪神・淡路大震災の場合、義援金は生活保護の中でどのように取り扱われていたのか、そして、今回、義援金が被災者の方に渡されたときに、生活保護との関係でどのように扱っていくのか、この点について答えていただけますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、よろしくお願いいたします。
今回の法案からは利用者負担増は削除されておりますけれども、引き続き検討されている問題があります。関係者も大変懸念をしている事項でありますが、その一つが、特別養護老人ホームなどの多床室の減価償却費相当を居住費として徴収する問題であります。
社会保障審議会介護保険部会に出された資料によれば、多床室の室料負担は月五千円の増額ということになるわけです。多床室の減価償却費の導入、これは行うのでしょうか。
【次の発言】 議論をしていく、結論は出ていない、そういう話になるわけですが、今大臣もおっしゃいましたように、食費、水光熱費……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず冒頭に、今回の豪雪被害で亡くなられた皆様方に心より御冥福をお祈り申し上げますとともに、新燃岳噴火災害において被災された皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。 私たち日本共産党も、新燃岳の噴火災害対策本部をつくりまして、政府に申し入れを行うとともに、現場には、私と高橋千鶴子議員を含め、調査活動をしてまいりました。さらに、今も、被害の状況、そして立ち直るのに何が必要かということでの調査活動を地元で継続して進めているところであります。 私、最初に松本大臣にお伺いしたいんですが、今度の新燃岳の噴火災害というのは三つの特徴があるんじゃないか、このよう……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭ではありますが、霧島山・新燃岳の噴火災害に遭われている被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。 宮崎、鹿児島両県では、爆発的噴火に伴う大量の火山灰のほか、飛ばされた大きな噴石や空気振動などによる被害が日々拡大しています。特に宮崎県では、昨年の口蹄疫、今回の鳥インフルエンザ対策に追われる中での被害であり、事態は深刻です。政府においては、被災住民の健康と生活を維持する上で、災害救助法を適用すること、大量の火山灰を自力で処理できない高齢世帯への人的支援を直ちに行うことなど、迅速な対応を求めるものです。 それでは、質問に移ります。 昨年、日米核密……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍普天間基地問題について総理に伺います。 この間の経過を振り返ってみたいと思います。 普天間基地の国外、最低でも県外への移設を掲げて鳩山内閣がスタートをしたのは一昨年の九月のことでした。以来、約九カ月間、従来の名護市辺野古にかわる新たな移設先の検討を行ってまいりました。さまざまな移設先が浮かんでは消え、結局、昨年五月、辺野古に戻ることになりました。このように決めました。一体なぜまた沖縄なのかと多くの県民が落胆し、強い疑問を持ったのであります。 それに対し、当時の鳩山首相は、沖縄を訪問した際、学べば学ぶにつけて、海兵隊のみならず、沖縄に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは安保、外交問題でありますが、冒頭、この間の沖縄の台風に関連をいたしまして、農水大臣に伺います。 台風九号、沖縄本島を中心に大きな被害をもたらしました。その中で、糸満市の土地改良区に広がる国営米須地下ダムの問題が改めて明らかになっております。沖縄本島一の耕作面積を有する糸満市の土地改良区で最大二メートル余の深さで冠水し、圃場は水田状態になり、サトウキビ、ゴーヤー、オクラ、ハーブなど収穫前の農作物が壊滅的な打撃を受けております。 この改良区は、四年前の二〇〇七年八月にも同じような被害がありました。当時から、糸満市や糸満市議会の中では、地下ダムの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、普天間基地問題についてまず聞いていきます。
この間、野田内閣の閣僚が相次いで沖縄を訪問いたしました。その中で、一川防衛大臣は、仲井真県知事に対して環境アセスの評価書を年内に提出できるよう準備を進めていることを伝えました。名護市辺野古への新基地建設に向けて新たな一歩を踏み出そうとするものであり、極めて重大であります。
防衛大臣に聞きますが、大臣として初めて沖縄を訪問して、この問題での沖縄県と県民の受けとめについてどのような認識をお持ちですか。
【次の発言】 稲嶺名護市長は、日本政府は県民世論や沖縄の政治環境の変化などをしんしゃくする責任を放……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、私、外務大臣への質問は準備してまいりませんでしたが、先ほど来の答弁を聞いておりまして、質問するわけにはいきませんが、私の気持ちを述べたいなと思いました。 一番ひっかかったのは、沖縄の地政学的条件は、基地を受け入れる以外にないんだと。私たちは六十年以上もそういうことを言われ続けてきたんです。沖縄はキーストーンだ、かなめ石だ、米軍の占領当時はアメリカの方からそのように言われました。世界の、アジアの、極東の平和と安全は沖縄県民が基地を受け入れているから守られているんだ、誇りを持てと。先ほどの外務大臣は、私が少年時代に私たちが米軍から聞かさ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きのう、一川防衛大臣は、名護市辺野古への新基地建設に向けた環境影響評価書の提出時期をめぐって、沖縄県民と女性を侮辱する許しがたい暴言を行った田中沖縄防衛局長を更迭いたしました。
まず、きのうからの経緯を防衛副大臣に説明していただきたいと思います。
【次の発言】 日米両政府が普天間基地の返還に合意する直接の契機となったのは、九五年の少女暴行事件であります。あのときにも、アメリカの太平洋軍司令官が、彼らは車を借りる金で女が買えたという、こんな暴言を行い、更迭をされました。防衛局長は、懇談の場で、この発言に同調する認識まで示していたと言われています……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは本当に、先生のお話を参考にさせていただきました。 私も沖縄県の出身ですが、九州、沖縄を選挙区にしておりまして、ことし一月の新燃岳の噴火、現場に行きまして、一たん噴火が起こると、人々の平和な暮らしの営みも、それから産業に与える影響も、日々の降灰被害も、大変なものだなということを実感いたしました。 鹿児島は桜島も抱えているわけですが、九州の方から届けられましたきょうの朝日新聞によりますと、「桜島 たまるマグマ 専門家「ウオームアップ段階」」という見出しで、桜島の火山が活発になっていることを示しています。 火山を見まして、起きたときに、人々の暮……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。米軍普天間基地について、総理に質問をいたします。 野田内閣は、先日来日したアメリカのパネッタ国防長官に対して、名護市辺野古への新基地建設に向けた環境影響評価書を年内に提出する方針を表明いたしました。来年には埋立認可申請を提出することも取りざたされております。 閣僚による沖縄訪問が相次いでいますが、沖縄県民の意思は一顧だにされていません。具体的な進展を、このように求めるアメリカ政府の意向に沿って基地建設を推し進めようとしていることは、極めて重大であります。 昨日、沖縄県議会の米軍基地関係特別委員会は、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対し、環境影響評価書……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、いわゆる緑の同盟について質問をいたします。 鳩山政権のもとで辺野古への基地建設に回帰することに合意した二〇一〇年五月の2プラス2の共同発表に、緑の同盟という文言が初めて盛り込まれました。具体的には、日本国内とグアムの米軍基地に再生可能エネルギーを導入する方法を在日米軍駐留経費負担の一構成要素とすることを含め検討する、こういうものでありました。 まず、防衛省に聞きますが、共同発表以降、この点で防衛省として具体的に何をやってきたのか、また今後何をやろうとしているのか、予算措置の具体的な内容を含め説明していただきたいと思います。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今回の北朝鮮によるロケット発射は、二度の核実験の強行を踏まえて、弾道ミサイルだけでなく、その技術を利用した人工衛星であってもこれ以上の発射を行わないことを求めた国連安保理決議一八七四号に明確に違反するものであります。 安保理は、昨日、今回の発射が安保理決議に対する重大な違反であることを明記し、弾道ミサイル技術を使用した発射、核実験、またいかなる挑発行為もこれ以上行わないことを求める議長声明を全会一致で採択しました。 北朝鮮に対して、安保理決議を遵守し、二〇〇五年九月の六カ国協議の共同声明に立ち返ることを強く求めるとともに、外務大臣には、国際社会が一……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 森本防衛大臣、どうぞよろしくお願いをいたします。 早速ですが、オスプレー配備の問題について質問をします。 米本土フロリダ州でオスプレーが墜落をしました。四月にモロッコで墜落事故を引き起こしたばかりであります。政府はこれまで、オスプレーの安全性について、量産開始以降は問題ないと説明をしてきました。ところが、二カ月の間に二度の墜落事故を引き起こすという極めて重大な事態であります。 防衛大臣に聞きますが、これだけ墜落事故を繰り返している以上、これまでの配備方針を一旦白紙に戻して、一から再検討すべきだと思いますが、大臣はどういう認識ですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に、与那国島への自衛隊配備について質問をいたします。
今月の二十四日、自衛隊配備の是非を問う住民投票条例の制定を求める署名が与那国町に提出をされました。五百八十八人分、有権者のほぼ半数に当たります。配備にこれまで賛成の人も反対の人も名前を連ねており、島の将来は島の住民自身が決めたい、こういう意思の表明であります。
防衛大臣は、こうした住民の意思を尊重する考えはお持ちですか。
【次の発言】 私が伺いましたのは、内容について承知しているかどうかではなくて、自衛隊誘致に賛成の人も反対の人もこれに署名をし、島の将来は島の人で決めていきたい、島の住民自身……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 川端大臣とは沖振法のときにいろいろ議論をさせていただくということで、きょうは、外務大臣、防衛省に絞って質問をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 普天間基地の問題について聞きます。 日米両政府が、普天間基地の大規模補修を実施する方向で大筋合意したことが報じられました。外務大臣はきのうの記者会見で、今回の日米協議とは切り離して別の話として、不断に存在する話だ、このように述べられました。 まず外務大臣に聞きますが、米軍再編の見直し協議とは別の話として、普天間基地の補修が今、日米間で協議されているということですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 ことしは、沖縄の本土復帰から四十年の節目の年であります。その年に沖縄振興法の改正が行われることになるわけです。沖縄振興の原点は、長年の戦争の惨禍と米軍占領という県民の苦難への償いの心ということでありました。沖縄は本土復帰に当たり、基地のない平和で豊かな沖縄の実現を願いましたが、基地は基本的に存続され、今も沖縄本島の一八・四%を占めております。この点で政府の責任は極めて重い、このように思います。 長年、沖縄経済は米軍基地に依存していると言われてきましたが、この間、広大な米軍基地が沖縄経済の発展にとって最大の障害になっているという認識が広がってまいりまし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは五十分という少し長目の質問時間をいただきました。御配慮に大変感謝を申し上げます。 やはり、法律に書かれていることと、それからその法律の背景にある沖縄の振興が抱えている実際の問題、いろいろあります。もちろん我が党は沖縄振興法は必要だと考えているわけですが、もっと努力しなければいけないんじゃないかという側面もありますので、その辺の問題意識を持ちながら質問をしてまいります。 きのうの質問のやり残しがありますので、この点から伺っていきます。 学校施設の改築、補修、耐震化の事業は、一括交付金のハード事業の対象となっているはずであります。まず、この点……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど三大臣が所信的な挨拶を行ったわけですが、その後、政府参考人の説明があり、その質疑に入るというあり方について、一言私の意見を申し上げたいと思います。 やはり、特別委員会であったにせよ、大臣の所信的挨拶が行われたならば、大臣に対する質疑が行われるのが委員会のあり方であるし、筋でありますし、先ほど理事会で申し上げたこの筋については、理事会でもそのとおりだということになりました。会期末のここに来て、大臣質疑のめどがないからこういう形で審議をやろうという審議のあり方は間違っていますし、私はきょうの日程の設置の仕方にも反対をしてまいりました。 まず冒頭、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、今回の災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈りし、御遺族に対し、深く哀悼の意を表します。また、被災された方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。 そこで、これだけの大きな災害が起こりまして、たくさんの被災者を出しているわけですが、まず取り組むべきは、被災者の生活とそれから住宅の再建だ、このように考えております。 そこで、最初に、災害救助法の積極的な活用について質問をいたします。 大分県や熊本県、それから福岡県の十二市二町三村、計十七自治体に災害救助法が適用されておりますが、災害救助法が適用されることで、避難所を設置し、そして炊き出しなど……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、きょうは米軍普天間基地について総理に質問をします。 政府は、昨年十二月二十八日未明、名護市辺野古に新たな基地を建設するための環境影響評価書を沖縄県に提出しました。 私たち沖縄県民は、新基地建設の断念と普天間基地の閉鎖、撤去を繰り返し求めてきました。昨年十一月には、沖縄県議会が、評価書の提出に反対する意見書を全会一致で可決しました。その後、評価書の提出をめぐって、前沖縄防衛局長の暴言もありました。にもかかわらず、沖縄県民の意思を真っ向から踏みにじって、年内提出を強行したのであります。 沖縄県庁には、最後まで提出に抗議する我々国会議員、県会議員……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
冒頭、沖縄防衛局による選挙介入について、総理に質問をします。
前回、私は、沖縄防衛局長が職権を使って職員、親族の有権者リストをつくらせ、選挙に関し講話を行っていたことを取り上げました。政府の調査によって、リストの作成と講話の事実が確認をされました。
前回、このような国家権力による選挙への介入はあってはならない、このような認識があるかと総理に質問をしました。総理は、まずは事実を確認させてほしい、こういう答弁でありました。現時点で、総理はどういう認識で調査を行わせているのですか。
【次の発言】 繰り返しますけれども、国家機関の選挙に対する中立公正、選挙……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
真部局長に聞きますが、講話を行うことはあなたが発意、発案したことだと述べておりますが、仕事始めの一月四日に指示をしたのはなぜですか。
【次の発言】 一月四日付の地元紙を見ましたら、一面で宜野湾市長選挙が取り上げられております。見出しは「伊波氏、出馬受諾へ あす回答」というものです。この報道がきっかけの一つになったのではありませんか。
【次の発言】 あなたは先ほども、講話の目的は宜野湾市長選挙が私どもの業務の観点から重要な選挙であるからだ、こう述べられました。私どもの業務の観点から重要な選挙であるとは、具体的にどういうことですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、米軍再編の見直しについて質問をいたします。
日米両政府は、二月八日、米軍再編の見直しに関する基本方針を公表いたしました。一つは、グアムに移転する海兵隊の人数と部隊構成を見直す、もう一つは、グアムへの移転と嘉手納基地以南の土地の返還を普天間基地の移設と切り離すというのがその中身であります。
まず総理に伺いますが、このような見直しを行うことになぜなったのか、総理の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 膠着状態になった状態、パッケージを外せばうまくいくのではないか、こういうお話でありますが、何で膠着状態に至ったのかということが大事だと思うん……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍の垂直離着陸機オスプレーについて質問をいたします。 アメリカ政府は、先月二十九日、普天間基地にオスプレーを配備することを正式に政府に通報いたしました。今月下旬には岩国基地に陸揚げをし、そして試験飛行を行った上で、十月初旬にも普天間基地で本格的な運用を開始しようとしております。 防衛大臣はそのときの記者会見で、地元を説得できる自信はない、このように述べました。ところが、その翌日から沖縄、山口両県を訪れて、アメリカの配備方針をそのまま伝えたのであります。 総理に伺いますが、防衛大臣の訪問は総理の了解のもとに行われたものですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは時間が限られていますので、オスプレイの問題について絞って質問をいたします。 政府は九月十九日、いわゆる安全宣言を公表し、普天間基地にオスプレイが配備をされました。県民の意思を一顧だにせず配備を強行した日米両政府に対して、まず強く抗議するものです。 安全宣言の中身について、防衛大臣に伺います。 米軍施設・区域の上空周辺におけるオスプレイの飛行経路について、できる限り学校や病院を含む人口密集地域上空を避けるよう設定されるとしています。しかし、普天間基地は、御承知のとおり、市街地のど真ん中にある基地です。一体どうやって人口密集地域を避けるのです……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表し、自衛隊法等一部改正案に反対の討論を行います。 本日の委員会は、昨日突如提案されたものです。解散・総選挙をめぐるどさくさに紛れて、自衛隊の権限を拡大する法案を質疑抜きに押し通すことなど、到底許されません。民自公による乱暴なやり方に強く抗議します。 本法案は、さきの通常国会で廃案になった閣法から、自衛官定数等の変更、防衛審議官の新設、防衛大学校卒業生に対する償還金の新設を削除し、日豪ACSAなどにかかわる規定に限って出し直したものです。 日豪ACSAは、アメリカの同盟国であるオーストラリアとの軍事的連携の強化を図るものです。深刻な財政赤字を抱え、同盟国に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、国土交通省、いらっしゃいますか。国土交通省に、一般的に、公有水面埋め立ての手続について質問をいたします。
公有水面埋立法第二条では、埋め立てを行おうとする者は都道府県知事の免許を受けることとされています。また、埋め立てを行おうとする者が国である場合には、同法第四十二条で、都道府県知事の承認を受けることとされています。免許、承認の権限が都道府県知事に与えられているのは、どのような考え方に基づくものですか。
【次の発言】 今度は、都道府県知事が免許、承認を与えるかどうかを判断する場合なんですが、どのような基準に基づいて判断するのですか。また、免許の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、米軍犯罪について質問をいたします。
まず、法務省に伺いますが、二〇一一年十一月三十日の外務委員会で、米軍人による公務中犯罪に関して、米側による処分結果の状況を明らかにすることを求めました。その際、法務省は、調査の上、外務当局と協議の上で対応したい、このように答弁しております。調査結果を明らかにしていただけますか。
【次の発言】 事前に法務省に提出していただいた資料をお配りしております。
今の答弁は、この二枚の資料を合計しておっしゃったものでありますが、答弁にもありましたように、死亡事故を含む多数の事件、事故を引き起こしておきながら、ほとん……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
宮家参考人そして田中参考人、きょうは本当に御苦労さまでございます。
田中参考人の方から伺っていきたいんですが、先ほどの意見陳述の中で、在外邦人の輸送について考える場合に、主権国家が介在することを考える必要がある点について御発言がありました。
外国軍隊の受け入れに対して、ためらいや拒否的な考えがあるということですが、その点について、現状や背景について、もう少し詳しくお話ししていただければと思います。
【次の発言】 外国軍隊の受け入れに対して、消極的、否定的な考え方が存在することを考えた場合、やはり基本は、在留外国人の安全確保を含めて、国内の安定と治安……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢であります。
法案について質問をいたします。
本法案は、自衛隊が外国におけるさまざまな緊急事態に際して在外邦人などの輸送を行う手段として、従来の航空機、船舶に加え、車両による陸上輸送を可能とするものであります。
まず、防衛大臣に確認いたしますが、これまで政府は、緊急事態とは何かという点について、災害だけではなく内乱や紛争、これも排除されないことを説明してきました。その点は間違いありませんね。
【次の発言】 これまで政府は、在外邦人などの輸送を実施するに当たっては、派遣先国の同意を得ることが前提になると説明してきました。
今回の法改正によってもその点に変更……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず最初に、嘉手納以南の土地の返還について外務大臣に伺います。 日米間で合意したと言われる面積が千四十八ヘクタールプラスアルファ。ところが、ほとんどが移設条件つきであります。返還期限も、例えば北谷町のキャンプ桑江は、二〇二五年度またはその後となっているわけです。同じく、キャンプ瑞慶覧のインダストリアル・コリドーは、二〇二四年度またはその後となっております。 実は、外務大臣、コリドー地区は、最初の返還合意は、昭和五十一年、一九七六年七月八日の第十六回日米安全保障協議委員会です。その後、一九九〇年、平成二年にも返還が合意をされております。ところが、今回……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 両大臣におかれましては、昨日の安保委員会でも議論を交わしたところでありますが、きょうはテーマをかえまして、対テロ戦争の検証の問題、これらについて、両大臣にお聞きしていきたいと思います。 それで、先月の二十日、イラク戦争の開戦から十年がたちました。一昨日の新聞報道では、米軍による熾烈な軍事掃討作戦の場となった中部ファルージャで、非常に高い確率で子供の先天性異常が確認されていることが報じられていました。両手足の指が六本ずつある七歳の子供の写真が載っておりました。子供たちの毛髪からは、健常児に比べて数倍の鉛や水銀が確認されているとの調査結果も紹介をされてお……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私も海賊・テロ特別委員会に所属をしておりまして、この民間警備会社の導入の問題については、船主協会の参考人質疑等々からの経緯もありますので、きょうは国土交通委員会で質問に立たせていただくことになりました。心より感謝を申し上げます。 そこで、法案について質問をいたしますが、今回の法案は、ソマリアの海賊事件が多発する海域で、日本船舶への民間武装警備員の乗船を認めるものであります。 まず、法案提出に至った経緯について国土交通大臣に伺いますが、本会議の趣旨説明では、被害の発生件数が近年急激に増加し、発生海域もインド洋やアラビア海にまで拡大する傾向を見せている……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表して、国会議員選挙の執行経費法改正案に反対の討論を行います。 全国一律の国政選挙において、投票所の数や投票時間の保障は、投票機会の公平を確保する上で極めて重要です。 ところが、この間、投票所の数は著しく減っており、投票所が遠くなり不便になった有権者は少なくありません。しかも、投票時間を短縮する投票所がふえており、昨年の総選挙では、全国四万九千二百十四カ所の投票所の三分の一で閉鎖時間を繰り上げ、投票時間を削減しております。本法案による経費削減が、こうした投票所数や投票時間の削減に拍車をかけることは明白です。 また、開票所も市町……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表して、株式会社企業再生支援機構法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。 反対する理由の第一は、事業再生に係る金融機関や民間再生事業者の負うべき債権破綻リスクを国民の税金で肩がわりする制度を拡大、延長するものだからであります。 政府は、中小企業の倒産防止の上で大きな役割を果たしてきた金融円滑法を、昨年、本法律と一緒に、一年間延長する提案を行いましたが、今回は金融円滑化法の延長はありません。機構による中小企業支援の実績はこれまでわずか十一例しかなく、機構の企業再生支援は、税金による肩がわりという問題に加えて、厳しい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、政府が行っている秘密取扱者適格性確認制度について質問をいたします。
基本的な質問ですが、秘密取扱者適格性確認制度とは、どのようなものでしょうか。まず説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 そのカウンターインテリジェンス機能の強化に関する基本方針には、適格性の確認は、調査対象者が特別管理秘密を取り扱うに当たって、信用し、かつ信頼し得るか否かについての調査、クリアランス手続により行うこととする、このようにしております。
民主党政権下で有識者会議がまとめた「秘密保全のための法制の在り方について」の報告書、有識者会議の報告書では、あるべ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 この間の本会議でも質問をいたしました。それにかかわって幾つか聞いていきたいんですが、本会議の答弁の中で、甘利大臣は、アメリカにおきましては、社会保障番号が行政事務の広い範囲で利用されるほか、民間においても広く利用されており、成り済ましなどによる被害が生じていることから、利用範囲の限定、不必要な収集の禁止、罰則の新設などの動きがあると認識しております、このように答弁をされました。 政府は、アメリカでは成り済ましなどの被害の件数、そして被害額、先ほど荒井先生の方からは荒井先生の調査で出されましたけれども、政府自身がその実態と深刻さをどのように認識しておら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。 いろいろ、今後の審議の参考になるような御意見をたくさん賜りました。 その上で、実際、法案審議に入って十時間をちょっと超えたぐらいでありまして、中身を聞けば聞くほど、もっと慎重な審議の時間の確保が必要だなと思っておりますが、きょうは、法案審議の中で出されたいろいろな疑問や不安な点について伺っていきたいと思います。 まず、清水参考人にお伺いしたいと思います。 内閣委員会の中でも、番号制度を導入しているアメリカや韓国での深刻な成り済まし犯罪による被害などの指摘が多くの委員から行われました。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 委員会での質疑を通じまして、なかなか安心できない、あるいは、これはやはり問題だと思うのは、成り済まし犯罪や、あるいは個人情報の重大な漏えい問題であります。 今回の番号システムでセキュリティー上の欠陥が指摘されるのは、先ほども出ておりましたが、マイポータルの問題であります。 この点について、政権時代にみずから番号法案を提出した民主党の委員からも、この委員会の議論の中で指摘が出ておりました。向井参考人も、これまでの答弁の中では、システムそのものは基本的には専用回線を使おうと思っておりますが、マイポータルに関しては、インターネットとの接続口が必ずできてし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案に入る前に、安倍総理の国会発言について聞いておきたいと思います。 昨日、韓国の外務次官が別所駐韓大使を呼び、日本政府と政治家によるゆがんだ歴史認識と時代錯誤の言動に対し強く遺憾の意を表すると抗議するなど、外交上の問題になっています。 問題の発端である四月二十三日の参議院予算委員会で、安倍総理は、村山談話について、いろいろ曖昧な点があるとした上で、特に侵略という定義については、これは学界的にも定まっていないと言ってもいいんだろうと思うわけでございまして、それは国と国との関係において、どちら側から見るかということにおいて違うわけでございます、このよ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、日台漁業取り決めについて質問をいたします。 先月十日に日台間で署名された漁業取り決めが、本日から全面的に開始をされました。政府は、沖縄の側から強い反発の声が上がったのを受けて、取り決めに基づいて設置された日台漁業委員会で沖縄の声を反映する考えを示していました。しかし、今月七日、開かれた委員会では、何も決められないまま終わったとのことであります。平等互恵の原則に反して、一方的に台湾側に譲歩した取り決めが、漁業資源の維持や安全操業にかかわるルールさえ決められないままスタートしたわけであります。 まず、外務副大臣に伺いますが、七日に開かれた委員……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず最初に、PFIの独立採算型、これの実態について伺っていきたいと思います。
今回立ち上げる官民ファンドは、独立採算型等のPFI事業に対して金融支援等を実施することを目的としております。PFI事業には、サービス購入型と独立採算型、その複合型である混合型があるとされているわけです。
そこで、実績を聞きますが、これまでPFI事業は何件あり、そのうち独立採算型は何件か、答えていただけますか。
【次の発言】 全部で四百十八件、そして独立採算型は二十一件ということでありました。
資料を配付しておりますので、ごらんになっていただきたいと思います。
この独立……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
いわゆる河野談話の問題について、官房長官に伺っていきます。
安倍首相は、いわゆる慰安婦問題につきましては、筆舌に尽くしがたいつらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛むわけでございまして、この点についての思いは、私も歴代の総理と変わりはないと答弁されてまいりました。
そこで、確認をいたしますけれども、安倍内閣は、いわゆる慰安婦問題について、これまで歴代政府が継承してきた慰安婦関係調査結果発表に関する内閣官房長官談話、いわゆる河野談話を継承しているんでしょうか。
【次の発言】 今、私は、河野談話を安倍内閣は継承しているのかと伺ったところでありま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは総合特区法案について質問をしたいと思います。
二〇一一年に総合特区制度はスタートしたわけですが、その総合特区制度と、沖縄振興法の中で沖縄特区がいろいろ設けられていると思います。その沖縄特区と総合特区法との関係、沖縄特区というのはどんな内容なのか、まず、その点から説明をしていただけますか。
【次の発言】 総合特区法まで内閣府、沖縄の方が説明するわけにはいかないだろうと思いますが、総合特区制度よりも沖縄特区は早くスタートをしたわけですね。
今お答えになったようなさまざまな制度がありますが、国際物流拠点の問題や金融特区の問題、さまざまな問題点や課……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 障害者差別解消法案について質問をいたします。 その中身に入る前に、手続について一言述べさせていただきたいと思います。 本法案は、障害者権利条約の批准に向けた国内法の整備の一環であります。その障害者権利条約の基本的な精神は、私たち抜きに私たちのことを決めないでということであります。その精神にのっとるのであれば、今回の法案の審議に際して、まず障害当事者の方の意見を聴取するのが委員会として当然の態度だと考えます。 今国会には、本法案と同じような障害者関連の法案として、障害者雇用促進法の改正案などが提出をされておりますが、現在、参議院厚生労働委員会でかか……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、武器輸出三原則について質問をいたします。 政府は、三月、F35戦闘機の共同生産への参加を武器輸出三原則の例外扱いとする官房長官談話を公表いたしました。アメリカを初めとする共同開発国九カ国と同機の生産、導入を予定するイスラエルに、日本企業が製造した部品や役務を提供することを可能にするものです。 武器輸出三原則は、一九八一年の国会決議で、日本国憲法の理念である平和国家としての立場を踏まえたものと宣言されております。憲法の平和主義に立脚する国是であり、内閣の一存で変更することは許されないものであります。 ところが、政府は、一九八三年に対米武器……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 この間、ストーカーやDVをめぐっては、重大な事件が相次いで発生をし、対策が急務となっておりました。とりわけ、被害の実態と法的な規制の乖離が指摘をされ、法的な手当ても急がれておりましたが、今回の改正案は、ストーカーメールの規制、申し立て本人のイニシアチブの強化、DV法の保護命令の対策拡大など、そうした手当てを行ったものであります。 DV法、ストーカー規制法、両法の改正案をまとめられた提案者の皆さん、また勇気を持って発言をされてきた被害者や関係者の皆さんに、改めて我が党として敬意を表したいと思います。 現場では、ストーカーやDVなどの被害から被害者を守……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、米軍の垂直離着陸機オスプレイについて質問をいたします。
今月の五日、普天間基地から離陸したオスプレイが兵員用の水筒を基地の外に落下させる事故を起こしました。
まず、事実関係について、防衛大臣に説明していただきたいと思います。
【次の発言】 人命にかかわる極めて重大な事故であることは間違いありません。
オスプレイはこれまでも落下事故を繰り返しているんですね。二〇一一年には、アフガニスタンで、離陸中の機体の後ろの方から乗組員が荷物とともに滑り落ちて死亡しております。先月には、カリフォルニア州南部のサンディエゴで、洗浄液十九リットルが入った容……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地について、総理に質問をいたします。 総理は、二月の日米首脳会談で、普天間基地の移設を早期に進めていくことを確認いたしました。名護市辺野古沿岸部の埋め立てへの承認を求める申請書を、今月末にも沖縄県に提出する方針と伝えられております。 一月末には、沖縄の全四十一市町村、議会の代表らが上京いたしまして、オスプレイの撤回と普天間基地の閉鎖、撤去、県内移設断念を求める建白書を総理に手渡したばかりであります。県民の意思を一顧だにせず、基地を押しつける姿勢を明確にしたものであり、断じて容認できるものではありません。 総理に伺いますけれども、日米両……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、八重山採択地区における教科書採択の問題について、文科大臣に質問をいたします。 石垣市、竹富町、与那国町で構成される八重山採択地区で、中学校の公民教科書をめぐって、二〇一一年度以降、同一の教科書を採択できない事態が続いています。 当時の採択地区協議会では、各教育委員会の間で十分な議論と合意を経ることなく、採択のルールやメンバーが大幅に変更されました。そのもとで、教科書名、発言者名を伏せた協議が行われ、まともな議論もなく、調査員の報告で最もマイナス点の多かった育鵬社の公民教科書が無記名の多数決で選定をされました。 このため、その後の各教育委……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍再編問題について総理に質問をいたします。 総理は、二月の日米首脳会談で、普天間飛行場の移設と嘉手納飛行場以南の土地の返還を早期に進めていく方針を確認しました。その後、先月二十二日、沖縄県民の意思を一顧だにせず、名護市辺野古への新基地建設に向けた公有水面埋立承認申請書を沖縄県に提出しました。今月五日には、嘉手納以南の土地の返還計画を公表いたしました。土地の返還を進めることで、沖縄県民の理解を得ながら、あくまで辺野古への新基地建設を推し進めようとしております。 きょうは、政府が公表した土地の返還計画を示したパネルを用意してまいりました。 ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、私の他の委員会との都合上、質問の時間を繰り上げることに理事会の御理解をいただき、大変ありがとうございました。 まず最初に、防衛大臣に質問をいたします。 防衛省の統合幕僚監部は、十一月一日から十八日の日程で、沖縄と九州を中心に、自衛隊統合演習を実施することを公表いたしました。武力攻撃事態のもとでの島嶼部の防衛における一連の行動を演練するとして、沖縄本島を初め、沖大東島、久米島、宮古島に、本土から大規模な陸海空三自衛隊の部隊が展開する計画であります。石垣島について、きょうも市長との話し合いが続けられておるようですが、地元自治体との調整が進めら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。法案について質問をいたします。
六月四日の本委員会で、自衛隊による在外邦人等の輸送の要件である派遣先国の同意に関して、派遣先国が国際的な武力紛争下にある場合に、武力紛争の相手国の同意も得る必要があると考えているのか、あるいは派遣先国が内戦下にある場合には、紛争当事者である反政府勢力の同意も得るのか、政府の見解をただしました。
法律の要件に関する政府の見解を聞いたわけですが、そのときには具体的な答弁はいただけませんでした。
防衛大臣に改めて、政府の見解をお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 在外邦人の輸送活動を陸上にまで広げるわけですが、相手国……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、防衛識別圏の問題について質問をいたします。 まず最初に、外務大臣に伺いますが、中国の国防部は、十一月二十三日、東シナ海に防空識別圏を設定いたしました。公表された地図を見ますと、尖閣諸島の領空をあたかも中国の領空であるかのように表示をしております。識別圏内を飛行し、中国側が定める規則に従わない航空機に対しては、中国軍による防御的緊急措置をとるとしています。 領有権をめぐって対立と緊張が続いている尖閣諸島の上空で、日中間の軍事的な衝突を招きかねない極めて危険な措置であり、絶対に許されるものではありません。 力で日本の実効支配を弱めるような動……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、ちょうど萬屋参考人の陳述の最中に隣の委員会で質問せざるを得なくなり、途中、抜けてしまいました。それで、質問が少し重なったりする面があるかとも思いますが、三人の参考人の皆さん、よろしくお願いをいたします。 納沙布岬に立ちますと、そこには祈りの火が、北方領土の返還の日まで燃やし続けるということで、燃え続けております。あの祈りの火は、私のふるさとであります沖縄県の最南端の波照間島から採火されてきたということを聞くにつけ、北方のふるさとを追われた人たちの思いに自分の思いを重ねる努力が非常に大事だということ、領土の返還まで本当に頑張っていかなきゃいけ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案の内容に入る前に、官房長官に一点確認をしておきたいと思います。
先日、二十五日の本会議における答弁で、安倍首相は、通常、内閣総理大臣と答弁するところを、私という表現を使っておられました。官房長官もそうでした。なぜそのような表現を使われたのか、まず、その点をお伺いしたいと思います。(発言する者あり)
【次の発言】 官房長官もそう答えて、違和感がないとおっしゃるんですが、私は、これは、先ほどの議論にもありましたように、制度設計の話ですから、やはり、総理大臣の命を受けてとか官房長官の指揮のもととか、そういうぐあいに言うものじゃないかなと思って、議場で非……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。 本当はもっとゆとりを持って日程を決めれば一番いいんだがということを委員会運営でも考えているところですが、急な日程になりました。それでも、いろいろなことを学ばせていただいております。 それで、宮家参考人に最初にお伺いいたしますが、先ほどの陳述の中で、国家安全保障の問題として湾岸戦争や朝鮮半島有事への対応を挙げておられました。NSCを設置することによってこうした課題への対応が具体的にどのように変わるのか、先生の御意見をお願いいたします。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をいたします。
官房長官に伺いますが、国家安全保障会議を設置することによって、政府内の審議と対応がこれまでと比べて具体的に何がどう変わるのか、その点についてまず御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、ちょっと具体的に伺いますが、政府は、四大臣会合における具体的なテーマについて、TPPも審議を行うことはあり得ると答弁しております。
四大臣とは、総理、官房長官、外務大臣、防衛大臣であります。農林水産業や食の安全、医療を初め、国民生活に重大な影響を与えるTPPをめぐって、なぜ四大臣で協議する必要があるのですか。それはどう……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 アメリカの情報機関による盗聴問題について質問をいたします。 アメリカの国防総省のもとに置かれている情報機関の一つであるNSA、国家安全保障局による盗聴問題が国際社会で大問題になっています。ドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していたのを初め、世界各国の首脳ら三十五人の電話を盗聴し、世界八十カ所以上の在外公館などに通信傍受の拠点を設け、情報収集を行っていたことが報じられております。 日本政府も例外ではなく、六月には、ワシントンの日本大使館が通信傍受の対象とされていることが明らかになりました。また、NSAが海外の米軍基地や在外公館などを活動拠点として情……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 国家安全保障会議設置法案について、総理に質問をいたします。 法案は、アメリカやイギリスに倣って、日本版の国家安全保障会議、NSCをつくるものです。NSCでアメリカなどと機密情報を共有する、こう言っておられます。なぜアメリカと情報の共有なのか。 イラク戦争を思い出していただきたいと思います。当時、アメリカは、機密情報と称して、存在しない大量破壊兵器の脅威を言い募り、国際法違反のイラク戦争に踏み切りました。国際社会の圧倒的多数が反対する中で、日本政府は、アメリカの情報をうのみにして開戦を支持し、自衛隊を派遣したのであります。 総理は、当時の自民党政府……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 秘密保護法案の委員会審議、きょうが私は初めてであります。この法案は、国民の基本的人権の制限を初め、国民主権、平和主義という日本国憲法の基本原理にかかわる極めて重大な法案であります。先週の与党議員の質疑でも、国民の基本的人権の制限にかかわるさまざまな懸念が出されております。 国民がこの法案の内容を知ったのは、九月三日に法案の概要が発表されてからでありました。法案提出が十月の二十五日。この間、政府が十五日間と期限をつけたパブリックコメントには九万件の意見が寄せられ、その八割が反対意見でありました。日本弁護士連合会、日本新聞協会、日本ペンクラブを初め、各界……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
森大臣は、九月十七日の閣議で安倍総理から秘密保護法の担当大臣の指示を受けた、このようにされておりますが、具体的に何を指示されたんですか。
【次の発言】 大臣の権限として、内閣情報調査室を指揮監督する権限、これは持っておられるのですか。
【次の発言】 持っておられない。
私もちょっと疑問に感じまして、内閣法、官房組織図というのを見てまいりました。内閣情報調査室を指揮監督する権限は官房長官にあります。
森大臣の任務は、国会の内外で法案の説明をする、そういうことではありませんか。
【次の発言】 何であえてそういう質問をしているかといいますと、先ほどの井出……
○赤嶺委員 四人の先生方、きょうは、本当に参考になる御意見を聞かせていただきました。ありがとうございます。 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に長谷部先生にお伺いをしたいんですが、実は私、沖縄県の出身でありまして、日本の現実がどうなっているかということに常々直面をしているわけですが、我が国というのは、日米安保のもとでさまざまな秘密がつくられて、核兵器持ち込み密約、沖縄返還密約など、国民に隠されてきました。 米軍地位協定にかかわる取り決めというのは、いまだに全く明らかにされておりません。住民の生活や安全に密接にかかわる問題ですら、明らかにされていないわけであります。 私、実は、きのうの質疑……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 外務大臣は、当委員会に初めての御出席でありますので……(発言する者あり)私の質問に対してはですね。質問者は私ですから。 それで、この間、地位協定について大臣不在のときに質問をいたしまして、やはりこれは大臣がいらっしゃるときにもう一度確認した方がいいんじゃないのかと思って、改めて伺います。 外務省の「日米地位協定の考え方 増補版」、これであります。これを取り上げました。これを特定秘密に指定するかどうかをただしましたら、外務省の山田参事官は、精査して判断していきたい、現時点で答弁は難しいとの説明でありました。 特定秘密の指定というのは、この委員会で何……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
特定秘密の指定にかかわって、現行の防衛秘密がどのように指定されているかについて質問をいたします。
まず、防衛大臣に伺いますが、昨年末に大臣に就任されて以降、防衛秘密を指定したことはありますか。
【次の発言】 具体的にどのような内容を指定したんですか。
【次の発言】 防衛秘密の指定が妥当なものかどうか、これはどのように判断したんですか。
【次の発言】 上申を受けて、妥当だと思って判断したというだけでは、全く、その妥当性について大臣の側から説明があったとはとても思えません。
そこで、具体的に伺いますが、防衛省に提出していただいた防衛秘密の指定手続の資料……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうも官房長官の御出席を朝の理事会で求めておりました。特に、きょうは情報収集衛星と本法との関連で、この答弁を的確にできるのは官房長官であります。徹底した法案審議が求められている中で、所管大臣である官房長官が一度も姿をあらわさない、こういう委員会の審議の仕方はゆがんでいる、このように思います。強く官房長官の出席を求めていくものであります。 それで、その官房長官に答弁をいただきたかったわけですが、内閣官房の所管する情報収集衛星について質問をいたします。 政府は、現在、光学衛星二基、レーダー衛星二基、合計四基の情報収集衛星を運用していますが、その導入目……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きのう、適合事業者の問題について、時間が不足して十分に聞けませんでした。改めて、防衛大臣に伺いたいと思います。
きのうの委員会で、防衛秘密の取り扱いを含む契約を結んでいる契約企業は、どのような業種で、何社程度あるのかを質問いたしました。防衛大臣の答弁は、主として装備品の製造を行うメーカーが現時点で三十社ある、このような答弁でありました。三十社というのは、直接契約を結んでいる契約企業だけなのか、それとも下請企業を含むものなのか、どちらですか。
【次の発言】 資料を用意してまいりました。経団連の防衛生産委員会がまとめた防衛産業の現状という資料から抜き出し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 秘密保護法案について、総理に質問をいたします。 総理は、外国と情報を共有するために秘密保護法が必要だ、このように言いますが、保護しなければならない秘密とは何なのか、これが問われなければなりません。 そこで、取り上げたいのは、昨年十月、普天間基地に配備された米軍の垂直離着陸機オスプレイの問題であります。 政府が沖縄の地元自治体に対しオスプレイの配備計画を初めて伝えたのは、二〇一一年六月のことです。それまで、政府は、米軍自身の計画や司令官の発言で何度配備計画が明らかになっても、何度国会で聞かれても、通報はない、このようにして一切認めてきませんでした。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、秘密保護法の作成過程について聞いていきたいと思います。
この法案は、どのような検討を経て、こうした内容になったのか。作成過程について明らかにしてほしいと思います。
【次の発言】 答弁にありましたように、今回の法案の土台となっているのは、民主党政権下の二〇一一年八月に公表された有識者会議の報告書「秘密保全のための法制の在り方について」であります。
私の手元に、二〇一一年五月十九日との日付がある、「報告書案(反映)」とのタイトルがある第一次報告書案があります。これはどういう性格の文書ですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、お隣の沖縄北方特別委員会での質問と重なっておりまして、当内閣委員会でのタイムテーブルについても、各理事そして各党の皆さんの御配慮をいただきまして、早い時間で質問に立たせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 それで、これまでずっと我が党の塩川議員が質問をしてまいりました。きょうは、その塩川議員の質問の続きということで質問をしていきたいと思います。 今回の国家公務員改正案は、二〇〇九年の国家公務員法改正案をベースにしております。二〇〇九年の法案は、その後に、協約締結権を付与、拡大する法案を予定しておりました。自公政権の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、嘉手納以南の土地の返還について聞いていきたいと思います。
政府は、辺野古の新しい基地建設を進めるとともに、昨年四月に公表いたしました統合計画に基づいて、嘉手納飛行場以南の六つの米軍基地を返還する計画を進めております。しかし、この計画には代替施設への移設条件がついています。
そこで、この代替施設について聞きます。
まず、嘉手納弾薬庫の知花地区です。知花地区は牧港補給地区の移設先とされておりますが、どのような施設がどのくらい移設されるんですか。
【次の発言】 知花地区は、現在、黙認耕作地として多くの農家が農業をしております。先日、私も現地を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
私も、防衛大綱、中期防に盛り込まれた水陸機動団について質問をいたします。
先ほどから、中丸先生そして三谷先生、大変興味深い質問をなさっておりましたが、私の方はまた違う立場からの質問になるだろう、こう思います。
武田副大臣は、三月二十四日、佐世保市を訪問して、水陸機動連隊を相浦駐屯地に、水陸両用車部隊を崎辺地区に配備する方針を伝えた、このように報じられておりますが、具体的にどのような説明を行ったのですか。
【次の発言】 防衛省が佐世保市に提示した資料も確認してみました。
今副大臣からの説明もありましたが、崎辺西地区施設整備構想案として、現在SSKが……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、前回に引き続いて、水陸機動団について聞きます。
防衛省に確認しますが、在沖米軍基地の中で、日米地位協定二条四項(a)、いわゆる二4(a)に基づいて、自衛隊による共同使用が認められているのはどこか。施設・区域の名前と、使用目的、条件を明らかにしていただけますか。
【次の発言】 二〇〇六年の米軍再編のロードマップ合意で、陸上自衛隊の訓練のためのキャンプ・ハンセンの使用と、航空自衛隊と米軍の共同訓練のための嘉手納基地の使用が盛り込まれました。これらの実績も示していただけますか。
【次の発言】 嘉手納での共同訓練は、回数は出ないんですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をいたします。
まず、防衛省に、今回の自衛官定数の変更がどのような部隊の変更に伴うものかという点について聞きます。
事前にいただいたペーパーでは、二〇一四年度の改編内容として、陸上自衛隊の水陸機動団の新編に向けた準備隊や、航空自衛隊の航空戦術教導団の新編などが挙げられておりますが、これに間違いないですか。
【次の発言】 次に、いわゆる策源地攻撃能力の保有の検討について、防衛大臣に確認をいたします。
防衛大綱、中期防は、「弾道ミサイル発射手段等に対する対応能力の在り方についても検討の上、必要な措置を講ずる。」ということを明記いたしま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 集団的自衛権について質問をいたします。 政府は、三日の与党協議において、従来の武力行使の一体化に関する判断基準を見直す考えを示しました。 従来の後方地域、非戦闘地域の考え方をやめ、一つは、現に戦闘を行っている他国部隊に対し、二つ目は、戦闘行為に直接用いられる物品役務を、三つ目は、他国部隊が現に戦闘を行っている現場において提供する、四つ目は、個々の戦闘行為と密接な関係があるという四つの条件全てに該当する場合に限って一体化とみなすというものです。 政府・与党は、九〇年代以降、自衛隊を海外に派遣する法律を次々と押し通してきました。武力行使の必要不可欠な……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案について質問をいたします。 まず、航空機燃料税の軽減措置について伺いますが、これまで、沖縄―本土間の航空路線を対象として、全国の二分の一に軽減する措置がとられてきました。今回、これを沖縄県内の路線にも広げるという改正が盛り込まれております。 離島路線の維持拡充は、離島住民の生活基盤そのものに直結する極めて重要な問題です。今回の措置が、地元住民の要望に沿った離島路線の維持拡充や航空運賃の軽減、県産品の出荷拡大などに具体的につながっていくことが期待されるわけですが、その点について政府としてどのような見通しを持っているのかについて、まずお伺いいたしま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 集団的自衛権の問題について質問をいたします。 事例集には、事例八として、総理が記者会見で示した邦人輸送中の米輸送艦の防護が挙げられています。我が国近隣で武力攻撃が発生し、我が国への武力攻撃がなされたとは認定されないもとで、在留邦人も輸送する米軍の輸送艦を自衛隊が防護するというものです。「我が国近隣で武力攻撃が発生し、」と述べていますが、なぜそのような事態が発生するのかについての説明はありません。 朝鮮半島で実際に軍事攻撃の危険が高まったのは、一九九三年から九四年にかけてのことでありました。九三年に北朝鮮がNPTからの脱退を表明し、九四年に、当時のク……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、特定秘密保護法について伺っていきたいと思いますが、その前に、官房長官に対して官房機密費、これから最初に伺っていきたいと思います。
いわゆる官房機密費でございますけれども、一昨年末に安倍内閣がスタートいたしました。安倍政権は、発足以来、官房長官が取扱責任者となっている官房機密費、これは一体幾ら使ってきたのですか。
【次の発言】 官邸分が十四億円ということでありますが、これは一体何に使ってきたのですか。
【次の発言】 何に使ってきたかということを具体的に伺ったつもりであります。
安倍総理が官房長官時代の官房機密費の使途について、情報公開裁判が……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
TPPの問題について質問をいたします。
安倍首相は、TPPについて、聖域なき関税撤廃ではないということを確認した上で交渉に参加したと繰り返してこられました。つまり、TPPには関税を撤廃しない聖域がある、そういう協定だということになるわけです。
自民党は、昨年の参議院選挙で、守るべきものは守る、このように主張されてきましたが、国民に約束した、守るべき、関税を撤廃しない聖域とは具体的にどういうことでしょうか。
【次の発言】 今までの議論の経過からして、関税を撤廃しない聖域、重要五項目と言われる米、小麦、牛肉、乳製品、そして甘味資源作物などだということで……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、労働基本権の回復の問題について質問をいたします。
この問題については、ILOからは、二〇〇二年の勧告を初め、八次の勧告がなされています。
稲田大臣は、昨年十一月二十九日の当委員会で、「平成十四年以降のILOから日本政府に対する勧告は、基本的に、公務員制度改革について、関係者と十分話し合うこと、また改革の進展について情報提供を続けることを要請しているというふうに認識をいたしております。」このように答弁をされております。
この答弁が稲田大臣のILO勧告に対する基本認識ですか。
【次の発言】 稲田大臣はそういう認識のもとに、ILO勧告について……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
前回に引き続きまして、まず、秘密保護法の問題について質問をいたします。ちょっと前回と角度を変えて聞いていきます。
現行の政府統一の秘密制度に特別管理秘密があります。この多くが特定秘密に指定されることが想定をされているわけです。
現在指定されている特別管理秘密の文書等の件数、これを省庁別に、また、前回発表した数字と、どのくらいふえているのか、減っているのか、説明をしていただけますか。
【次の発言】 ふえてきているわけですね。四十四万の特別管理秘密の中で、内閣官房が指定しているのが三十三万七千件ですから、圧倒的に内閣官房ということになるわけですね。これ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。きょうは、内閣府設置法の一部改正案について質問をいたします。
二〇一四年度の内閣府予算には、科学技術イノベーション創造推進費五百億円が計上されております。この予算は内閣府のどの所掌事務に基づくものですか。
【次の発言】 五百億円の執行のための根拠条文を設置法に盛り込んだということですね。
そこで、確認をいたしますが、戦略的イノベーション創造プログラムとはどのようなものですか。これも説明してください。
【次の発言】 総合科学技術会議が五百億円、全体を俯瞰して配分をしていくということでありますが、この配分についてですが、五百億円、その原資はどこから持ってき……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、八重山地区における教科書採択問題について質問をいたします。 文部科学省は、三月十四日、竹富町教育委員会に対して地方自治法に基づく是正要求を出しました。 まず政務官に伺いますが、私は、昨年四月八日の予算委員会で八重山採択地区協議会の規約について取り上げました。 協議会の答申内容と各教育委員会の決定が異なった場合の対応について、規約案の段階では、再協議した結果を八重山採択地区の最終決定とする、このようにされていた規定が、役員会で再協議できるという規定に改められました。その経緯の確認を求めたところ、当時の布村局長は、この場ではきちんとお答えが……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょう、まず最初に、大隅先生にお伺いをいたします。 今回の新しい二つの法案、産業競争力会議を中心に議論をされて、去年の六月の日本再興戦略に位置づけられました。それで、法案となった経過があります。 大隅先生が理事長を務めておられる日本分子生物学会、これを含む多数の学会が去年の六月に、「「日本版NIH」構想と裾野の広い基礎研究の必要性」という副題を持つ「健康医療分野における研究助成のあり方について」という緊急声明を出されました。この間の委員会の審議でも、その中身をちょっと我が党の佐々木憲昭議員が紹介いたしましたけれども、その中で目を引きましたのが、多く……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、健康・医療戦略推進法案、独立行政法人日本医療研究開発機構法案に反対する討論を行います。 反対する理由は、予算配分の重点化により日本のボトムアップ型の基礎科学研究体制を弱めること、情報が国民に開示されないこと、国民全体が医療研究の成果を享受できないなどの重大な問題があるからです。 法案は、医療開発の計画から出口戦略までの全ての過程において、国民と国会による検証と関与を排除しております。 特に、研究成果の実用化の立場で検討する創薬支援ネットワーク協議会は、会議の内容が原則非公開となっています。しかも、その非公表措置が妥当か否かを点検する担保措置もありま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
二〇〇七年に、国家公務員法改定は、国家公務員が民間企業へ再就職することを原則禁止する規定を削除いたしました。そのかわりに、再就職のあっせん、いわゆる天下りのあっせんを禁止するなどの改正が行われております。この天下りのあっせんの禁止は効果を生んでいるのか、きょうはこの点を議論したいと思います。
内閣官房は、国家公務員法に基づいて国家公務員の再就職状況の公表を行っております。国公法の規定に基づく通知並びに届け出の二〇〇九年度から二〇一二年度まで、それぞれ何件かお答えください。
【次の発言】 この国公法に基づく報告は、一定の要件に係る国家公務員の再就職者数……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について聞きます。
今回の法案では、アメリカからオンラインで指紋の自動照会を受ける仕組みを導入するものですが、この照会は、特定の者を識別した照会と、特定の者を識別しない照会の二通りあります。
アメリカが照会をかける対象となるのは、それぞれの場合で何人分くらいになりますか。
【次の発言】 特定の者を識別した場合、アメリカが照会できる三百万人、この指紋情報について聞きますが、具体的に、どういう人たちの指紋情報ですか。
【次の発言】 つまり、アメリカが、特定の者を識別して照会した場合、照会の対象となる三百万人とはという場合には、有罪になった人や捜査中……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、三点にわたる質問となっております。端的に時間を使っていきたいと思います。 最初に、日本軍慰安婦問題について、オランダ人を慰安婦として強制連行した事件、いわゆるバタビア裁判について法務省と外務省に質問をいたします。 一九九三年八月四日の慰安婦関係調査結果発表に関する内閣官房長官談話、いわゆる河野談話が発表されたときに、当時の内閣官房内閣外政審議室は、調査の結果、発見された資料の一覧表を発表しております。この中には、軍関係者がオランダ人女性を強制連行して慰安婦として裁かれた、「バタビア臨時軍法会議の記録」という法務省関係の資料が含まれておりま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
時限を迎えていた企業再生支援機構を衣がえする法案が成立をいたしまして、昨年、地域経済活性化支援機構が発足をいたしました。企業再生支援機構の支援実績はわずか二十八件、目立ったのは、中小企業の再生ではなく、大企業の日航の再生で、その過程で、労働者の首切り、日航の管財人を務めた支援機構がさらには不当労働行為を行うという労働者への背信行為でありました。
内閣府に聞きますが、昨年から、その看板を地域経済活性化支援機構につけかえたわけでありますが、相談受け付け、支援実績はどうなっておりますか。
【次の発言】 中小企業の再生については、経産省のもとで中小企業再生支……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど、日本共産党には新日本婦人の会という婦人部があるという発言がありましたが、私たちの組織にはそういう組織は、婦人部は存在しておりません。 新日本婦人の会にとっても大変心外な話じゃないかと思いますが、いずれにせよ、事実に基づく議論というのが国会、委員会では大事であって、事実に基づかないところから出発していろいろな議論を発展させるというのは、委員会の議論のあり方としても生産的ではないと思います。 議事録をきちんと精査の上、理事会では提起すべき問題点はきちんと提起していって、民主主義的な言論戦の充実に私も貢献していきたいと思っていますから、委員長、よ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をしていきます。
現在、本法案の対象となる独立行政法人は十二府省庁にまたがり、九十八法人が存在し、多様な業務を行っています。こうした多様性の中で、独立行政法人の共通の特徴について説明をしていただけますか。
【次の発言】 独立行政法人が行っている事務事業については、公共上の見地から確実に実施されることが必要なものであり、民間の主体に委ねた場合には必ずしも実施されないおそれがあるという、今の御説明のような共通の特徴を持っていると思います。
独立行政法人制度は、こうした公共的業務を行政が直接執行するのではなく、行政における企画立案部門そし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 前回に引き続いて、組織の改廃と労働者の雇用の問題について質問をいたします。 今回の通則法案は、組織の改廃と労働者の雇用の問題に関連いたしまして、第五十条の四の第二項において、密接関係法人等への中期目標管理法人の役職員のあっせん等の規制の例外を設けております。 第四号と第五号はいずれも、大臣の評価の結果生じる業務の縮小、内部組織の合理化や業務の廃止もしくは移管または組織の廃止に伴って中期目標管理法人の役職員が辞職を余儀なくされる場合について、あっせん等の禁止の例外を設け、密接関係法人等へのあっせんを可能としているわけです。 しかし、第四号と第五号の……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、原子力委員会設置法改正案に反対する討論を行います。 本法案は、原子力委員会の権限を削減し、その役割を再編するもので、新たな原子力推進体制の再構築の一環をなすものであります。 政府は、今回の法改正の背景として、東電福島第一原発事故等による原子力をめぐる環境変化等を踏まえ、原子力委員会の役割について抜本見直しが必要となったと説明しています。 しかし、ここには、一九五六年に原子力基本法、原子力委員会設置法が施行され、その後、原子力委員会が我が国の原子力政策の中核にあって、役割の変遷を経ながらも、原発推進の安全神話を振りまき、今回の重大な事故を招いたことへ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 秘密保護法、やはり各党の関心事は第三者機関に集中しておりますので、私も質問の順序を少し入れかえまして、第三者機関の問題から先に質問をしていきたいと思います。 秘密保護法附則第九条、ここには、「独立した公正な立場において検証し、及び監察することのできる新たな機関の設置」を規定しております。この新たな機関の所掌事務に関して、四党合意は、その一番最初に、「各行政機関による個別の特定秘密の指定及び解除の適否を検証及び監察し、不適切なものについては是正を求めること。」このように規定をしております。 この事務を遂行するためには、当然、特定秘密にアクセスできなけ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今回、委員会提出にしようと提出されている法案の草稿についてでありますが、我が国の安全保障にかかわる重要な内容を含んでいるものです。こうした重要な法案を国会の会期末に、しかも、わずか一時間四十分の審議でスピード成立を図る、これ自身はやはり言語道断だと我々は考えております。我が国の安全保障に責任を負う官房長官や外務大臣、防衛大臣に対する質疑もありません。 安全保障に関する法案の審議というのは、政府・与党とは反対の立場からではあれ、私も長くそういう審議にかかわってきました。そういう点では、これだけの重要な法案がこんな簡単に成立していいのかという点では、非常……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案の質問に入る前に、一言発言したいと思います。 理事会でも杉田議員の発言について取り消しを求めてまいりました。五月九日の内閣委員会で、日本共産党と新日本婦人の会の立場を不当にねじ曲げる発言を行いました。五月二十三日に、新日本婦人の会は共産党の女性組織という発言はみずから訂正をされ、謝罪もされました。ところが、その場で「共産党を支援する女性組織」という発言を繰り返しておられます。 日本共産党は、さまざまな団体と一致する課題で協同を広げるために努力しておりますが、新日本婦人の会を含む各団体に対して、日本共産党の支持を押しつけるような方針は全くとってお……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍普天間基地問題について総理に質問をいたします。 一月十九日、名護市長選挙が行われ、現職の稲嶺進市長が当選をいたしました。今回の選挙は、従来とは異なり、基地受け入れの是非が明確な争点となりました。名護市辺野古への新基地建設をめぐって、相手候補の末松文信氏が受け入れの立場を明確にしたことに対して、辺野古の海にも陸にも基地をつくらせないとする稲嶺市長が、四年前を大きく上回る、四千百五十五票差で圧勝いたしました。 総理に伺いますが、今回の選挙結果は、基地建設に反対する名護市民の意思を明確に示したものだと思いますが、総理はどのように認識しておら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍普天間基地問題について総理に質問をいたします。 今月四日の当委員会でも、名護市長選挙で示された民意の問題を取り上げました。政府は、名護市民の意思と全く関係なく、辺野古への新基地建設を推し進めようとしております。 きょうは、今政府が進めようとしている計画がどういうものなのか、まず、自然環境の面から取り上げてみたいと思います。 改めて確認をしたいと思いますが、建設予定地である辺野古とその東側に広がる大浦湾は、国際的にも非常に貴重な自然環境が残されているところであります。 まず、委員の皆さんには資料を配ってありますが、パネルをごらんにな……
○赤嶺委員 いつも私の質問に、自民党席からこのぐらいの拍手があれば大変いいんですけれども。 先ほどの理事会で、委員会の再開が決まりました。中丸委員の方から順番を入れかえてほしいという要望もあり、私の方が先になりましたけれども、ただ、大臣に対する所信質疑がこんな形で行われることは大変遺憾であります。 特に、きょうこの委員会室に残っておられるのは与党の皆さんですから申し上げたいんですが、いろいろ、与党、野党の間で意見の違い、立場の違い、そういうのはあろうかと思います。自分たちの立場だけを主張していくと、例えば午前中のように、野党が出ていったら速記をとめないで続けていく、空回しをやるというやり方……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、環境補足協定に関して質問をいたします。 日米両政府は、十月二十日、日米共同報道発表を出しました。今回公表するのは環境補足協定に関する合意内容だと思っておりました。ところが、実際に公表された文書を見ますと、補足協定の内容に続いて、いろいろなことが書かれております。そちらの方が分量としても多くなっています。 そこでは、まず、今回の成果が米軍再編と完全に整合するもので、再編の不可欠の要素として、辺野古への代替施設の建設が普天間飛行場の継続的な使用を回避する唯一の解決策であることを再確認する、こう述べているわけです。 外務大臣に伺いますが、環境……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案の問題点については討論の中で触れたいと思います。 前回に引き続いて、十月二十日に公表された日米共同報道発表について質問をします。 発表文書によりますと、普天間飛行場の返還条件について、「FRFの建設及び二〇一三年四月の統合計画に示す返還のための条件を満たすことは、統合計画に基づく普天間飛行場の返還のための手順の不可欠の要素である。」このように述べております。 防衛大臣に伺いますが、これまで政府は、普天間飛行場五年以内の運用停止について日米協議の場で取り上げていることを強調してきました。しかし、五年以内、つまり二〇一九年二月までの運用停止を実現……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず初めに、台風十八号、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。また、御嶽山の噴火に巻き込まれ亡くなられた方々と御遺族に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。 火山活動の観測監視と避難の体制について総点検し、抜本的な見直しと強化を進めることを求めていきたいと思います。 また、ことしの夏、広島市を初め集中豪雨や台風による被害が相次ぎ、多くのとうとい命が失われました。犠牲になられた方々を哀悼し、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。 台風や大雨を前に今後も安心して住み続けられるのか、政府は、切実な不安に正面から向……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、タイムテーブルで維新の間に割って入るような、そういうタイムテーブルになりましたが、私の他の委員会との関係でちょっとのっぴきならぬ事情がありまして、御理解をいただいた皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。 そこで、昨日の外務委員会に引き続いて、辺野古の新基地建設問題について質問をいたします。 まず、事実関係のみの質問をしたいと思いますが、今、政府は那覇空港の滑走路増設事業を進めております。事業にかかわって、岩礁破砕許可手続をめぐって沖縄県との間でどのような調整が行われたのか、その経緯を御説明いただけますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、法案について質問をいたします。 今回の長期契約法案は、財政法上五年以内とされている国庫債務負担行為の年限を、防衛調達については十年に延長するものであります。 まず、防衛大臣に基本的な認識を伺いますが、憲法第八十三条は「国の財政を処理する権限は、国会の議決に基いて、これを行使しなければならない。」と定めています。国の財政は主権者である国民を代表する国会の議決に基づかなければならないとする財政民主主義の大原則であります。その上で、憲法第八十六条は、「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない。」として……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表し、防衛調達特措法に反対の討論を行います。 本法案は、財政法上の国庫債務負担行為の五年の年限を、自衛隊の艦船や航空機を初めとする防衛調達については十年に延長するものです。 国庫債務負担行為は、予算の単年度主義の例外として、次年度以降にわたる債務契約を行う権限を国会の議決により政府に付与するものです。財政法制定当時は、国会議員の任期を踏まえ、三年とされた年限が、再軍備の過程で導入された継続費の制度に合わせて五年に延長され、その後の装備調達はこれらの制度を活用することで進められてきました。 ところが、今回の法案により、五年はおろか十年先まで政府が債務契約を行……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍普天間基地問題について質問をいたします。 四月五日、菅官房長官が沖縄県の翁長知事と会談をいたしました。 まず、防衛大臣に、普天間基地問題の原点とは何かという基本認識の問題について伺いますが、菅官房長官は、会談の場で、最重要というのは普天間飛行場の危険除去と発言をいたしました。それに対して翁長知事は、今日まで沖縄県民がみずから基地は提供したことはない、普天間飛行場も、それ以外の取り沙汰される飛行場、基地も、沖縄県民が収容所に入れられて、あるいは銃剣とブルドーザーで基地に変わった、私たちの思いとは全く別に全て強制収用された、このように発言……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きのうに引き続きまして、きょうも沖縄基地問題等集中ということになっています。 先ほど翁長県知事と安倍総理との会談が終わったようでありますが、これから理解を深めていく話し合いだというお話もありましたが、安倍首相はまだまだ理解が深まっている様子ではありません。やはり引き続き県民の民意を示していきたいなと思います。 ただ、対談の中身の中で非常に興味深かったのは、きのうから私は、一九九九年の閣議決定によって稲嶺知事、名護市長は受け入れたんだということについては違うと。翁長知事ははっきり安倍総理に申し上げております。官邸の中とこの委員会で同じ議論をしているな……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、四人の先生方にそれぞれ専門的な見地からお話を伺わせていただきまして、大変幅の広い議論になっているなということを実感しております。 そこで、最初に西川参考人にお尋ねをいたしますけれども、今、政府は、昨年の防衛装備移転三原則に沿って、武器の輸出や国際共同開発への参加を積極的に推進しようとしています。また、来月の中旬には、昨年七月の閣議決定に基づく安保法制も国会に提出されようとしております。戦後の日本の外交、安全保障政策が大もとから変えられようとしているわけですが、今回の法案もそうした流れの中に位置づけられるものだと私たちは考えております。 こ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
先ほどの質問とは大分逆の立場の質問になるのではないかと思いますが、どうぞよろしくお願いをいたします。
法案について、きのうの質疑に引き続き質問をいたします。防衛装備庁の問題です。
PAC2ミサイル部品のアメリカへの移転を認めた昨年七月の政府が発表したプレスリリースを見ますと、「ジャイロが組み込まれたペトリオットPAC―2は米国以外の第三国に移転されることが想定されている」、このように述べております。
この第三国とは具体的にどこの国を指しているんですか。
【次の発言】 カタールということでありますが、このプレスリリースを見ますと、「一元的に管理する……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案にかかわって、第九航空団の新編について伺います。
法案は、那覇基地のF15戦闘機部隊を二個飛行隊化するに伴って、第九航空団を新編するとしています。
まず、第九航空団の新編に伴って、戦闘機の機数、人数、離着陸回数がどのように変わるのか、説明をしていただけますか。
【次の発言】 強化されていきます。
それで、最近の那覇基地周辺、先ほども取り上げられましたが、自衛隊機の飛行による騒音が非常に激しくなっています。私自身が那覇基地周辺に住んでおりますので、そのことを大変実感しておりますが、最近の自衛隊機の騒音に対する地元住民それから自治体からの苦情や要……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 昨年一年間の沖縄では、名護の市長選挙、そして名護の市会議員選挙、県知事選挙、総選挙と、いわば辺野古の新基地建設問題を直接の争点にした選挙戦が戦われ、新基地建設反対の政治勢力が圧勝をいたしました。特に、沖縄の県知事選挙以降総選挙までは、オール沖縄、建白書勢力というぐあいにも呼ばれてまいりました。県民の民意が疑う余地がなく明確に示されたわけですが、選挙戦の中では、沖縄振興のあり方も大きな争点になりました。 翁長雄志県知事は、「これまで私たちは、みずから持ってきたわけでもない「基地」を挟んで「経済」か「平和」かと厳しい選択を迫られてきました。しかし、社会情……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案に入る前に、辺野古の新基地建設問題について、沖縄県による臨時制限区域内での立入調査の問題に絞って質問をいたします。 この間、沖縄防衛局がボーリング調査の実施に伴い岩礁破砕の許可区域外に設置した大型のコンクリートブロックによって、サンゴ礁が破壊された事実が明らかになりました。沖縄県は、その実態把握のために臨時制限区域内への立ち入りを求めてきましたが、米軍は、運用上の理由を挙げて応じていません。そればかりか、昨日の地元紙の報道で、臨時制限区域内での調査を沖縄防衛局が行っていると報じられました。 防衛省に聞きますが、これは事実ですか。なぜ、沖縄県が求……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、国際平和支援法案について質問をいたします。 この法案は、米軍を初めとする外国軍隊への補給や輸送などの軍事支援を可能とする法律であります。これまでの時限立法にかえて、恒久法、一般法として整備するものです。 まず、中谷大臣に実施の要件について伺いますが、第三条の定義を見ますと、国連総会または国連安保理の決議が存在することを要件に挙げています。二つの項目に分けて規定しておりますが、まず一つ目の、当該外国が当該活動を行うことを決定し、要請し、勧告し、または認める決議というのは、具体的にどのような決議を指すのでしょうか。過去の具体的事例を含めて示し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 政府が六月九日に提出した見解について質問をします。 見解の内容は、これまでの政府の説明を繰り返したものにすぎません。いろいろ書いていますが、憲法解釈変更の根拠として挙げているのは、結局のところ、安全保障環境の根本的な変容という抽象的な言葉だけであります。午前中からの議論でも、変化の中身についていろいろと議論がありましたが、具体的な説明はありませんでした。 そこで、政府が集団的自衛権行使の具体的な事例として挙げている、ホルムズ海峡における機雷掃海の問題で聞きます。 まず、この議論自体は今に始まったものではありません。イラン革命以降、イラン政府がホル……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
きょうは、五人の先生方、本当にありがとうございました。
まず、小林参考人にお伺いをいたします。
今月四日の憲法審査会で、三人の憲法学者が今回の安保法制は憲法に違反すると述べられました。それを契機として、憲法研究者はもとより、学者、知識人、文化人、あるいはまた自民党や政府のOBの方々を含めて、国民各界各層から、自衛隊の違憲性をめぐる立場の違いを超えて、反対の声が大きく広がっております。その世論の変化について先生はどのようにお考えなのか、お願いします。
【次の発言】 ありがとうございます。
次に、阪田参考人と宮崎参考人にお伺いをいたします。
……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
自民党本部で行われた勉強会の問題については、官房長官が戻ってこられたところで質問をしたいと思います。
政府が憲法解釈変更の根拠として挙げる安全保障環境の根本的な変容とは何かという問題について、きょうは朝鮮半島の問題を通じて聞いていきたいと思います。
中谷大臣に伺いますが、この間の審議の中で、北朝鮮の弾道ミサイルについて、一九八九年にはゼロだったノドンが二〇一四年には二百発にふえたことや、核開発を進めていることを変化の中身として挙げておられます。それはそういうことでよろしいですね。
【次の発言】 北朝鮮による核・弾道ミサイルの開発は、これはもう、累次……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に、自民党本部で行われた勉強会の問題について質問をいたします。 先月二十五日、自民党の国会議員が文化芸術懇話会という勉強会を発足させました。作家の百田尚樹氏を招いて、自民党本部で初会合を行いました。 質疑応答の中で、出席した議員の一人は、マスコミを懲らしめるためには広告料収入がなくなることが一番だ、我々政治家には言えない、ましてや安倍晋三首相は言えないが、文化人、民間人が経団連に働きかけてほしい、このように発言をいたしました。別の議員は、沖縄にお金を配っていればいい、地政学的に我が国を守るという概念が戦後七十年欠落していて、予算漬けだ、沖縄タイ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 一番最後の質問者ということになりました。五人の参考人の皆さんには、本当に参考になるお話を展開していただき、心から感謝を申し上げたいと思います。 まず、稲嶺参考人の方にお伺いをいたします。 日本国憲法が沖縄に適用されたのは、一九七二年の本土復帰のときでありました。沖縄にとっては、憲法は、沖縄戦と二十七年間の米軍による占領統治を経て県民が闘い取ったものであり、その詳細は先ほど大田先生のお話にもございました。 今回の安保法制や辺野古の新基地建設問題は、国民主権や基本的人権の尊重、平和主義という憲法の基本原理、原則との関係でも、非常に大きな問題を投げかけ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
イラクでの陸上自衛隊の活動の教訓をまとめた行動史、中谷大臣は提出するとおっしゃりながら、いまだに全面開示された資料は提出されておりません。いつまでに提出をする予定ですか。
【次の発言】 検討しているというお話は、先週の穀田議員の質問以来、繰り返されております。
私は、今、いつまでに提出するのですかということを伺いました。いかがですか。
【次の発言】 理事会の決定ということは、やはり質疑は継続して、理事会も開かれるようにしていかなきゃいけないということだと思います。
ちょっと理事の皆さんで協議していただきたいと思います。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、外務大臣の質問も用意しておりますが、まずは、きのうから大きなニュースになっております辺野古の新基地建設問題について質問をしていきます。
昨日、沖縄防衛局は、沖縄県の翁長知事が出した、沖縄県による岩礁破砕行為にかかわる調査終了までの海底面の現状変更停止指示に関して、農林水産大臣に審査請求書と執行停止申し立て書を提出いたしました。
防衛省に聞きますが、何のために、どういう内容の文書を提出したんですか。
【次の発言】 沖縄県が今回求めてきたのは、臨時制限区域内での立入調査であります。ボーリング調査に関して、岩礁破砕の許可ではなく協議の手続がとら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず冒頭、この数日来、北関東そして東北地方を襲っております水害、大災害について、被災者の皆様にお見舞い申し上げるとともに、政府におかれてもその対応、対策をしっかりやっていただきたい。私たちも災害対策本部をきのうつくりまして、塩川鉄也国対副委員長を先頭に、今、現地調査にも入っているところであります。 ちょっと久しぶりの厚労委員会での質問ということになりました。きょうはよろしくお願いいたします。 戦没者の遺骨収集について、塩崎大臣に伺っていきます。 ことしは戦後七十年です。私は、一九四七年、沖縄で生まれました。私が幼いころ、父親の畑仕事での役割は、戦……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍普天間基地問題について質問をいたします。 安倍内閣は、二〇一二年政権発足以降、沖縄県民の意思を踏みにじって、名護市辺野古への新基地建設を推し進めてきました。 二年前の二〇一三年一月、沖縄県内の全四十一市町村、議会、県議会、経済社会団体の代表が上京し、オスプレイ配備の撤回、普天間基地の閉鎖、撤去、県内移設断念を求める建白書を政府に提出いたしました。 ところが、政府は、同年三月、新基地建設に向けた埋立申請書を沖縄県に提出いたしました。その後、政府、自民党本部による圧力のもとで、十一月には、県選出の自民党国会議員五人が石破幹事長とともに記……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、二月二十二日の、名護市辺野古への新基地建設に反対して米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議活動を行っていた山城博治さんら二人の県民が、米軍の警備員によって身柄を拘束された問題について、ただしていきたいと思います。
米軍基地内に正当な理由なく立ち入ったというのがその理由であります。同日午後、二人の身柄は県警に引き渡され、翌二十三日、那覇地検に送致され、その日の夜に二人は釈放されました。
まず、警察庁に伺いますが、事案の概要と経緯について、具体的な時刻も含めて説明していただけますか。
【次の発言】 法務省に伺います。
今の答弁の中で、刑事特別……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地問題について質問をいたします。 沖縄県の翁長知事は、昨年十一月の県知事選挙における選挙公約に沿って、ことし一月、仲井真前知事による埋立承認に関し、法的な瑕疵の有無を検証するための第三者委員会を設置いたしました。同委員会は、七月、国の埋立承認申請は公有水面埋立法の要件を満たしておらず、埋立承認手続には法的な瑕疵が認められるとする検証結果報告書を提出いたしました。こうした手続と検証結果を踏まえ、翁長知事は、十月十三日、埋立承認を取り消しました。 ところが、沖縄防衛局は、その直後に、公有水面埋立法を所管する国土交通大臣に対し、行政不服審査法……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については賛成であります。 きのうの総理の答弁について伺いますが、昨日の予算委員会で沖縄の選挙結果と辺野古の新基地建設との関係について質問があったのに対して、総理は、安全保障にかかわることについては国全体で決めることであり、一地域の選挙で決定するものではないと述べました。 およそ、国の外交、安全保障で国民の民意を踏まえて行うべきであるというのは、私は当然の考え方であると思います。ましてや、基地をどうするかについて、関係する自治体、住民の意向に基づいて進めていくべきことは極めて当然であります。選挙の結果など関係なく国が決めると言わんばかりの総理の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地問題について質問をいたします。 三月四日、辺野古への米軍新基地建設をめぐり、国と沖縄県との和解が成立をいたしました。和解条項には、双方が訴訟と審査請求を取り下げ、沖縄防衛局は直ちに埋立工事を中止すること、国と県が円満解決に向けた協議を行うこと、訴訟となった場合は双方が判決に沿った手続を実施することなどを明記しています。 総理は、同日、沖縄県の翁長知事と会談し、笑顔で握手を交わし、和解が成立し本当によかった、今後は誠意を持って沖縄県と協議を続け、円満解決に向けて話し合いたいと述べました。ところが、政府は、七日、埋立承認取り消しの是正を指……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 五月十九日、沖縄県うるま市在住の女性の死体を遺棄したとして、元米海兵隊員で嘉手納基地に勤務する米軍属が緊急逮捕されました。被害女性が四月二十八日以降行方がわからなくなっていることが地元紙で報じられて以降、私たちも非常に心配をしておりました。二十歳の女性がウオーキングに出かけたまま行方不明だと、毎朝の朝刊の報道に目を凝らしていたところであります。 無事に帰ってきてほしいという御家族、関係者の願いを踏みにじられ、そして県民の思いも踏みにじるかのように、事態は最悪の結果になりました。御遺族、関係者の皆様に心からのお悔やみを申し上げたいと思います。 私も現……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの堀井学君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、渡辺周君が委員長に御当選になりました。
委員長渡辺周君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、沖縄の子供の貧困についていろいろ議論をしていきたいと思います。 極めて深刻な実態は先ほど来から繰り返されておりますが、ことしの三月二十四日に、沖縄子ども調査、調査結果が発表されました。沖縄県の子供の相対的貧困率は、全国の一六・三%に対して二九・九%、約二倍近いことがわかりました。 この沖北委員会で、さきの沖縄振興法の制定を前に、二〇一一年八月三日の参考人の質疑で山内優子参考人が発言されております。 山内さんは、沖縄の貧困を分析し、「沖縄の貧困は構造的につくられた問題であり、さきの大戦で唯一地上戦を経験し、ゼロからの出発で、しかもその後二……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、外務委員会で質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。
きょうは、三月十三日に沖縄県の那覇市で起きた、米兵による女性暴行事件について質問をいたします。
まず、警察庁にこの事件の概要を説明していただきたいと思います。
【次の発言】 報道等でも、今回の事件について、準強姦事件、このようにされておりますが、この準強姦とはどういう犯罪なのか、ちょっと説明していただきたいと思うんです。
つまり、準という言葉がついていることから、未遂だとか、あるいは強姦よりも軽い罪だとか、こう受けとめられていることもあると聞くわけですが、どのような犯罪なの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、先島諸島への自衛隊配備について質問をいたします。 防衛省は、昨年五月以降、副大臣らが宮古島、石垣島を訪れ、新たな陸上自衛隊の部隊を配備する方針を明らかにしました。 宮古島の候補地とされた地元の福山、野原という自治会組織は、いずれも配備反対の決議を上げています。石垣島の開南、嵩田、於茂登という地元の三地区も、配備反対の抗議文を決議し、説明会を拒否することも確認しております。地元住民は、配備に反対であります。 自治体については、宮古島、石垣の両市長は、いずれも正式な態度表明には至っていません。これまで市として住民説明会の開催を求めているわけ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私も、十年以上も九州沖縄比例代表ということで、熊本、大分の被災地、大変ふだんから大きな御支援をいただいたところであります。改めて、犠牲になられた皆さん、被害に遭われた皆様に心からの哀悼とお見舞いを申し上げたいと思います。 そこで、きょうは米軍普天間基地問題について質問をいたします。 三月四日、辺野古への米軍新基地建設をめぐり、政府と沖縄県との和解が成立をいたしました。和解条項には、政府と沖縄県が円満解決に向けた協議を行うことが盛り込まれています。 三月二十三日、政府・沖縄県協議会が開かれましたが、和解条項に基づく協議については、作業部会の設置を確……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地問題について質問をいたします。 沖縄県の翁長知事は、昨年十月、第三者委員会の検証結果に基づいて、名護市辺野古への米軍新基地建設にかかわる埋立承認を取り消しました。 これに対し、政府は、私人の権利救済を目的とした行政不服審査制度を悪用して、工事を再開し、承認の取り消しそのものを消し去ろうと、翁長知事を裁判に訴えております。県民の民意を無視し、露骨な地域振興策で県民を分断して、あくまで基地建設を推し進めようとしております。 きょうは、今、政府が基地建設を推し進めようとしている名護市というのはどういうところなのか、この点について取り上げて……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの堀井学君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、渡辺周君が委員長に御当選になりました。
委員長渡辺周君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 初めに、南スーダンのPKO問題について質問をいたします。 政府は、本日の閣議で、昨年の安保法制に基づく駆けつけ警護と宿営地の共同防護を可能とする実施計画の変更などを決定いたしました。南スーダンが事実上の内戦状態にあるもとで、政府のPKO参加五原則に照らしても、派遣の継続そのものが問われているときに新たな任務の付与を決定したことは到底許されるものではありません。 まず、宿営地の共同防護について防衛大臣に伺いますが、現在、自衛隊は南スーダンの首都ジュバにある国連のトンピン地区に宿営しています。このトンピン地区で何らかの攻撃があった場合に、宿営地の共同防……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については、国家公務員全体の給与引き上げの一環であり、賛成であります。 きょうは、米軍伊江島補助飛行場の問題について質問をいたします。 伊江島補助飛行場は、沖縄本島北部の本部半島から北西九キロメートルの伊江島にあるアメリカ海兵隊の飛行場、訓練場です。米軍占領下の強権的な土地の取り上げによって構築された基地が島の面積のほぼ三分の一を占め、基地の中に四百戸近い住宅や農地が所在する状態になっています。 米軍のハリアー攻撃機やC130輸送機、オスプレイなどによる離着陸訓練、SACO合意によって集約されたパラシュート降下訓練、物資投下訓練などが行われ、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、最初に、米軍関係者による事件、事故の被害補償の問題について質問をします。
来月の二日でSACO最終報告から二十年になります。SACO最終報告には、米国政府による慰謝料の支払いが裁判所の確定判決額に満たない場合に、日本政府がその差額を支払う仕組みが盛り込まれました。SACO見舞金と呼ばれているものです。
まず、防衛大臣にこの仕組みがつくられた経緯について御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 今の御説明のとおりなんですね。それで、当時アメリカの方は、そういう過去の事例は極めて少ないとまで言いながら、被害者救済の強い訴え、そういう沖縄側……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、お二人の先生、本当にありがとうございました。 最初に、伊豆見参考人にお伺いをいたしますが、北朝鮮の核・ミサイル開発に対する国際社会の対応について、先ほどからるる議論になっておりますが、私の問題意識から伺いたいと思います。 北朝鮮がNPTからの脱退を宣言したのは一九九三年でした。以来、翌年にかけての核危機とカーター元大統領の訪朝による米朝枠組み合意、その後の日米ガイドラインの見直しや六カ国協議など、北朝鮮の核開発をめぐっては、さまざまな経緯がありました。 参考人は、マスコミのインタビューに答えて、ついにここまで来てしまったという印象を述べ……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの堀井学君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、鈴木克昌君が委員長に御当選になりました。
委員長鈴木克昌君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、最初に、沖縄の国民健康保険財政について伺います。 沖縄県の市町村で国保財政が悪化しておりますが、これについて、今年度は特別調整交付金で約八億円の追加支援が行われましたが、赤字額が約百九億円に上る沖縄県の現状では焼け石に水であります。国保税の引き上げはもう限界に来ております。 ですから、各市町村、一般会計からの繰り入れを各自治体の努力で行っているわけですが、そのために一般財政にも大変しわ寄せが来ておりまして、ある自治体では、ことし、どうしても、救急車の購入を予定していたけれども、国保財政の悪化でそれを諦めざるを得ない、こういう訴えも聞きまし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、沖縄県の出身で、沖縄一区からこの国会に送り出していただきました。 きょうは、今政府が沖縄本島北部の東村高江区周辺で米軍のオスプレイやヘリが離着陸する着陸帯の建設を進めている問題について質問していきます。 少し経緯を振り返りたいと思いますが、この問題の直接のきっかけは、一九九五年の少女暴行事件でした。十二歳の少女が三人の米兵に拉致され、集団暴行され、痛ましい事件が発生をいたしました。事件に抗議し、八万五千人が結集して沖縄県民総決起大会が開かれました。県民の怒りの広がりを受けて、日米両政府は、翌九六年、SACO最終報告に合意をいたしました。普天間……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、まず初めに、日米地位協定の軍属に関する補足協定、これについて質問をいたします。 この協定の議論のきっかけになったのは、昨年四月に沖縄県うるま市で起きた、元米海兵隊員の軍属による女性暴行殺人事件です。 先日、その被告の供述内容が米軍準機関紙「星条旗」で報じられました。事件が起きたあの場所にあのとき居合わせた彼女、つまり被害女性ですね、彼女が悪かった、こういう認識を示しております。凶悪な事件を引き起こしておきながら、被害者に責任を押しつける極めて身勝手な態度であります。 日米両政府は、ことし一月十六日に、日米地位協定の軍属に関する補足協定に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず初めに、一昨日の米軍司令官の発言について質問します。 三月八日、沖縄で米軍のニコルソン四軍調整官が記者会見を行いました。そこで司令官は、昨年のオスプレイの墜落事故をめぐって、このような発言を行いました。 オスプレイの事故の後、多くのメディアが、私がオスプレイ事故に対して申しわけなく思っているかの質問があった。レイプ、殺人などの犯罪が起きたときは私は恥じていました。しかしながら、訓練中に起きた事故は、私は恥じることはない、うれしくはないが、同盟を保護するために必要な訓練を行うということに関して恥じることはない、このように述べています。 防衛大臣……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず最初に、南スーダンの日報問題、伺っていきます。
南スーダンのPKO派遣部隊が日々作成していた日報が、統合幕僚監部だけでなく、陸上自衛隊に残っていたことが報じられました。
これまで防衛大臣は、陸上自衛隊には再調査によって日報はなかったという説明を繰り返してきたわけですが、防衛大臣は、これまでの答弁が虚偽だった可能性が出てきたことについて、その責任をどのように認識しておられますか。
【次の発言】 結果として、大変自信ありげに、陸上自衛隊にはなかったと断定的に答弁、振る舞ってきたわけですから。しかし、きのうの報道の結果、陸自にあると。私たちは、その可……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、名護市辺野古の米軍基地建設について質問をいたします。 政府は、先週十四日までに汚濁防止膜の設置を終え、今週にも護岸工事に着手する方針と報じられています。 橋本・モンデール会談から二十一年が経過をいたしました。この間、県民は新基地建設に一貫して反対の意思を表明してきました。その意思を踏みにじって本格的な海上工事を強行するなど、断じて認められません。 今回、沖縄防衛局は、名護漁協が昨年十一月に臨時制限区域の漁業権を放棄したとして、三月末に期限を迎える岩礁破砕等の許可申請を沖縄県に行いませんでした。その根拠に挙げたのが三月十四日付の水産庁の見……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 質問通告というのは、議員にとってある意味大変大事な仕事でありますから、二度と先ほどのことがないように、私の方からも一言申し上げておきたいと思います。 そこで、法案に入る前に、沖縄の米軍基地問題について幾つかお聞きしたいと思います。 沖縄県恩納村の米軍キャンプ・ハンセン内の工事現場で、今月六日、水タンクに穴があき、その中から銃弾らしきものが発見されました。十三日にも、同じ工事現場にとめてあった作業員の車のドアに傷がつき、付近で銃弾らしきものが確認をされました。人命にかかわる極めて重大な問題であります。 防衛省に伺いますが、被害が明らかになってから一……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に、辺野古の新基地建設について聞きますが、けさ九時二十分ごろ、沖縄防衛局が護岸工事に着手したということになっています。県民の反対の意思を踏みにじって、本格的な海上工事に着手したことは、断じて容認できません。 防衛大臣に伺いますが、けさの地元紙の世論調査によると、新基地建設に反対が六一%、賛成は二三%、本格的な埋立工事を始めようとする安倍政権の姿勢について、妥当だは二三%、妥当ではないは六五%であります。最高裁判決を経た今も、県民多数は新基地建設に反対であることを示すものだと思いますが、大臣はどういう認識ですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 北朝鮮は、昨日、国際社会が強く自制を求めているもとで弾道ミサイルの発射を強行しました。累次の国連安保理決議や日朝平壌宣言、六者会議の共同声明に反する暴挙であり、断じて容認できません。とりわけ、米国を含めて国際社会に生まれている対話による解決を模索する動きに逆行するものであり、発射を強行した北朝鮮に対して厳しく抗議するものです。 問題は、日本政府がこれにどう対応するかであります。 この間、国連安保理が新たな制裁決議を採択したことを契機に、北朝鮮は、グアム島周辺への包囲射撃を検討していると表明し、米国を強く軍事的に威嚇しました。一方、米国のトランプ大統……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの國場幸之助君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、鈴木克昌君が委員長に御当選になりました。
委員長鈴木克昌君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 二〇一六年四月に、戦没者遺骨収集推進法が施行されました。国の責任で二〇二四年度までに集中的に遺骨収集を進めることが明記されております。 あれから一年経過をいたしましたが、厚労省の統計によると、沖縄戦の戦没者数は十八万八千百三十六人、遺骨収容数は十八万七千三百七十四人。数字だけ見ますと、終息に向かっているように見えるわけですが、ところが、現在でも、開発が行われたらいまだに遺骨が発見される、ボランティアの人たちの努力で収集が継続している状態であります。 来月の二十三日は七十二回目の慰霊の日を迎えますが、戦没者の遺骨が返ってくることを願う遺族の訴えを各地……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍オスプレイの墜落について質問をいたします。 先月の十三日、沖縄本島北部の名護市安部の浅瀬に米軍普天間基地所属のオスプレイが墜落、大破をいたしました。機体構造の欠陥が指摘されてきたオスプレイの墜落が現実のものになったわけです。県民の不安が高まっております。 しかも、それだけではありません。事故機からの救難要請を受け、現場上空を旋回していた別のオスプレイが、普天間基地に戻ろうとしたときに胴体着陸をいたしました。オスプレイが飛行を再開した先月十九日、今度は嘉手納基地で、P8哨戒機が機体を牽引する装置と衝突する事故を引き起こしました。ことしに入ってから……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
日米首脳会談について質問をいたします。
総理はトランプ新大統領と会談し、日米同盟を一層強化する方針を確認しました。
総理に伺いますが、今回の会談で、昨年十二月に沖縄で米軍のオスプレイが墜落し、県民の不安が高まっている問題については話し合われましたか。
【次の発言】 総理は、沖縄について語られるときに負担の軽減、米軍再編、そういう言葉は繰り返しますが、起こったばかりの生々しいオスプレイの事故についてどう語ったのか、全く明らかでありません。
私は、先月二十七日の予算委員会でこの問題を取り上げました。ところが、その後、今度は中東のイエメンで米軍のオスプ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、意見陳述人の皆さん、本当に御苦労さまです。大変貴重なお話を聞かせていただきました。 そこで、最初に宜野湾の市長からお伺いをしたいんですが、きのう、安倍総理に対して、普天間基地の五年以内の運用停止の問題を質問いたしました。思いがけず、そういう沖縄県と首相との合意などもうどこかに吹っ飛んでしまったような答弁があって大変びっくりしたんですけれども、佐喜眞市長も、昨年の十二月に、新しいトランプ政権に対して五年以内の運用停止を求めてほしいと安倍首相に要請をしておられます。その五年以内の運用停止について、今の国の取り組み、御意見がありましたらぜひお願い……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、東村高江で発生した米軍ヘリ炎上事故について質問をいたします。 十月十一日、沖縄県東村高江の牧草地で、米軍普天間基地所属の大型ヘリCH53Eが炎上、大破する事故を起こしました。 事故の報道を受け、私も直ちに現場に向かいましたが、しかし、既に警察、米軍によって規制線が張られ、事故現場に立ち入ることはできませんでした。二〇〇四年の沖縄国際大学のヘリ墜落のときと何も変わらない、地位協定の壁を強く感じました。 総選挙が終わり、先日改めて高江を訪問してきました。事故から一カ月近くたっていましたが、現場はまだブルーシートが敷かれ、油のにおいが漂ってい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については、人事院勧告に沿った国家公務員全体の給与引き上げの一環でありますので、賛成であります。 きょうは、辺野古新基地建設での石材の海上運搬について質問をいたします。 防衛省は、十一月六日から新たにK1、N5という護岸の工事に着手し、十三日には国頭村にある奥港から石材の運搬を行いました。 これについて沖縄県は、埋立承認願書の環境保全図書で予測されておらず、埋立承認の際の留意事項に基づく変更承認が必要となる可能性があるとし、県との協議が調うまで実施しないよう行政指導を行っていました。私も環境保全図書を確認いたしましたが、確かに、傾斜堤護岸に用……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木隼人君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、横光克彦君が委員長に御当選になりました。
委員長横光克彦君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 日ごろ私も沖縄の問題を取り上げておりますが、さきの沖縄防衛局長を経験せられた井上議員のお話を聞きながら、やはり沖縄にいると現実の矛盾に直面せざるを得ないんだなということを実感いたしました。日ごろの私の質問も、ぜひそういう角度から、両大臣、お聞きいただきたいと思います。 それで、きょうは最初に、森友学園問題をめぐって財務省が公文書を改ざんしていたことが明らかになりました。公文書管理法は第一条で、「公文書等が、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るものである」と述べています。その公文書を改ざんするという……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 時間が限られておりますので、法案については、討論で態度を明らかにしたいと思います。 辺野古の新基地建設について質問をいたします。 今月上旬以降、防衛省から、護岸の設計のために実施したボーリング調査と音波探査の報告書が提出されました。シュワブ(H二十五)地質調査(その二)、シュワブ(H二十六)地質調査という二つの報告書であります。 それらの報告書は、今から二年前、二〇一六年三月末に工期を終え、防衛省に提出をされたものです。昨年二月から繰り返し提出を求めて、一年を経過した今月になってようやく提出されました。 防衛省は、大部にわたる資料で、不開示情報……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 防衛省がこれまで残っていないとしてきた自衛隊のイラク派遣部隊の日報が、実際には残されていたことが明らかになりました。 昨年、南スーダンPKO派遣部隊の日報をめぐって、防衛省・自衛隊の隠蔽体質が厳しく問われました。その防衛省が、自衛隊のイラク派遣をめぐっても国会と国民を欺いて、日報の存在を隠し続けていたことは極めて重大であります。 本委員会は、この問題の所管委員会として、事実を徹底的に究明する特別の責任があります。そのために、十分な質疑時間、何度でも委員会を開いてやっていくということをまず委員長に強く求めたいと思います。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
イラクの日報隠蔽問題について質問します。
まず防衛省に伺いますが、四月二十三日に、自衛隊の海外派遣における日報の集積状況が公表されました。これを見ますと、二〇〇一年の九・一一テロ以降、海上自衛隊をインド洋に派遣し、米軍を始めとする多国籍軍に給油支援などを行ったテロ特措法、それから、補給支援特措法に基づく活動の日報が含まれていません。これはなぜですか。
【次の発言】 テロ特措法、インド洋の給油支援、本当に当時国会でも大問題になった出来事ですよ。
インド洋への自衛隊派遣は、アフガニスタンへの軍事攻撃を行う米軍に対し兵たん支援を行うという、いわば戦後初め……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に、公文書の名称の問題から質問をいたします。 防衛大臣に伺いますが、今月十三日付の毎日新聞で、防衛省が保管する多くの行政文書ファイルが抽象的な名称で登録され、国民が検索しづらい状態になっていることが報じられました。イラク派遣にかかわる文書をおさめたファイルの名称が、単に運用一般とされるなどしておりました。情報公開請求を回避するために抽象的な名称にしていることや、提案したファイル名が上の指示によって変更された事例があったことも、職員の証言として伝えています。これが事実とすれば、組織的な隠蔽と言われても仕方がありません。なぜ抽象的な名称にしていたのか……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、今回の豪雨災害によって亡くなられた方々に心からのお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。行方不明者の捜索と被災者への支援、復旧に全力を挙げることを政府に求めたいと思います。 沖縄振興予算の問題から質問をいたします。 沖縄振興予算は、二〇一六年度は三千三百五十億円でした。昨年度は三千百六十億円、今年度は三千十億円へと減額が続いています。中でも、沖縄県や市町村が自主的な選択に基づいて事業を実施するための一括交付金、これは、千六百十三億円から千三百五十八億円、さらに、千百八十七億円へと大幅に減額をされています。一方、国……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 沖縄の米軍基地問題について質問をいたします。 先週の衆議院の本会議で、我が党の志位委員長が相次ぐ米軍機事故の問題を取り上げていたとき、安倍政権の現職の副大臣である自民党の松本文明議員が、それで何人死んだかという許しがたい発言を行いました。 戦後、米軍機の墜落や物資投下訓練によって、どれだけの人が犠牲を受けてきたと思っているのか。また新たな犠牲者が出るまで、事故もトラブルも県民は受け入れよということなのか。とんでもない発言であります。 松本氏は辞任をしましたが、やめれば済むという問題ではありません。 県民が一番恐れているのは、今に重大な事故につな……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは大臣の所信質疑で、次回は法案ということになっておりまして、それで、朝の理事会では武田与党筆頭の方から十一月中に必ず一般質疑は入れるという断言もありましたが、委員会室内では、法案を通した後にやるものかとこういう危惧の声も聞かれておりますが、私は武田筆頭を信じたいと思います。ぜひその信頼を裏切らないように、いつまでも後ろ指を指されるということが絶対にないように一般質疑を行いたいということを考えておりますから、両大臣におかれても、どうぞよろしくお願いいたします。 昨日、米海軍のFA18戦闘機が沖縄県那覇市の東南東約二百九十キロの海上に墜落をいたしま……
○赤嶺委員 赤嶺政賢です。
法案については、人事院勧告に基づく国家公務員全体の給与引上げの一環であり、賛成です。
きょうは、まず、辺野古の基地建設にかかわる国土交通省から防衛省への出向状況について質問をいたします。
防衛大臣に伺いますが、二〇一六年一月以降、辺野古の基地建設にかかわり、国土交通省の職員が防衛省に出向していることが報じられています。そもそも防衛省が国土交通省に職員の出向を求めた経過と理由、これまでの出向した職員の延べ人数と現在の人数、出向者の選定基準と出向後の具体的な職務の内容を明らかにしていただけますか。
【次の発言】 防衛省はこれまで岩国飛行場の沖合移設事業、埋立工事を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは南西諸島への自衛隊配備について質問をいたします。 先月の二十六日、日中首脳会談が行われました。習近平国家主席、李克強総理との間で、互いに脅威とならないという原則を再確認し、日中関係の改善に向けた取組が進められています。 一方、宮古島や石垣島では、そのような動きなどなかったかのように、住民合意を置き去りにして陸上自衛隊の部隊配備に向けた工事、作業が着々と進められています。石垣島については、今月二日、沖縄防衛局が造成工事の入札公告を行いました。しかし、工事の前提となる環境調査はこの八月に始まったばかりであります。 防衛大臣に伺いますが、この環……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの國場幸之助君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、末松義規君が委員長に御当選になりました。
委員長末松義規君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど、期せずして沖縄の農業の発展の問題が出ました。私は最初に、その農業にかかわって、台風二十四号、二十五号に伴う農産物の被害対策について伺いたいと思います。 立て続けに沖縄を襲った二つの台風は、サトウキビ、野菜、花卉、タンカン、シークワーサーなどの果樹生産農家に大きな被害をもたらしました。 私は、台風直後の農産物の被害を調査をするため、県内各地を回り、農家の声を聞いてまいりました。二十四号の直後に畑を回っていたら二十五号の台風が近づいてくるという、経験したことのない被害調査でありましたが、その中でも、例えば、沖縄の小菊の出荷というのは今日本一なん……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地問題について質問をいたします。 九月三十日、沖縄県知事選挙が行われました。翁長雄志前知事の遺志を継ぎ、辺野古新基地建設反対と普天間基地の閉鎖、撤去を訴えたオール沖縄の玉城デニーさんが、過去最多得票を獲得し、八万票の大差で当選を果たしました。続く豊見城市長選挙、那覇市長選挙でも、オール沖縄の山川仁さん、城間幹子さんがそれぞれ当選をいたしました。県民の民意は明確に示されたわけであります。 玉城知事は、十月十二日、安倍総理と会談し、今回の選挙で辺野古新基地建設を認められないという民意が改めて示された、新基地建設に反対する、このように伝え、早……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 辺野古の新基地建設問題について質問をします。 初めに、安倍内閣が三月二十五日、県民投票で示された県民の民意と、埋立工事を中止し、沖縄県との集中協議に応じるよう求めた玉城デニー知事のたび重なる要請を無視して、新たな区域への土砂投入を開始したことに強く抗議をするものであります。 防衛省は、三月十五日、参議院予算委員会理事会に、これまでに実施したボーリング調査の結果報告書と地盤に係る設計・施工の検討結果報告書を提出いたしました。 そこで、工期の問題について伺いますが、検討結果報告書の百三十六ページ、ここには「主要機械・船舶の集計」という一覧表が掲載をさ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず初めに、先ほどから出ておりました宮古島の駐屯地、千代田地区に置かれている多目的誘導弾や迫撃砲は、千代田地区には置かない、保良地区の弾薬庫ができたら保良地区の弾薬庫に置く、そういうことでいいですか。
【次の発言】 ですから、保良地区に持っていくということを想定しているわけですよね。保良地区の方々は、弾薬庫をつくられることに非常に不安を持って反対の声を上げておりますが、その保良地区で皆さんが説明した資料の中に迫撃砲の写真がありまして、この迫撃砲は保良地区には置きません、こう書いてあるんですよ、住民説明会に。これとの整合性はどうなりますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 週末に東村高江で起こった問題について最初に伺っておきます。 集落を取り囲むように米軍ヘリやオスプレイの着陸帯が建設をされた東村高江で、住民が抗議活動のために設置していたテントや掲示物などが米軍に撤去されました。事前の警告もなく、住民が不在になった三日の夕方から翌朝までの間に撤去されていました。住民からは、全国の支援による思いのこもったものだ、米軍なら問答無用が許されるまさに治外法権だ、こういう怒りの声が上がっています。 米軍は、沖縄の地元紙の取材に、昨年六月から沖縄防衛局と協議していたと答えています。防衛省、これは事実ですか。米軍には何と言っていた……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
初めに、米軍機の部品落下の問題から質問をします。
今月四日午後三時三十五分ごろ、沖縄県浦添市内の中学校のテニスコートにゴム製の切れ端のようなものが落下する事故がありました。テニス部員二十数人が部活動の中で、一人の生徒の足元の三十センチほど前に落ちてきたとのことです。
米軍は、昨日五日、落下物が米軍普天間基地所属の大型ヘリCH53Eのプロペラの部品であることを認めたと報じられています。具体的に、どのような部品で、落下した原因は何だったんですか。
【次の発言】 つまり、劣化した部品を放置して飛行している、そういうことですか。これは許されるものじゃないで……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍嘉手納基地や普天間基地周辺の河川や湧き水で高濃度の有機弗素化合物、PFOSやPFOAが検出されている問題について質問をいたします。 沖縄県の玉城知事は、今月十二日に上京し、この問題で政府に要請を行いました。これまで政府が行ってこなかったPFOSやPFOAの基準値の設定を求めたのに対し、厚生労働省は、今後目標値の設定に向けた検討を進め、来年四月ごろまでに方向性を出す考えを明らかにいたしました。 米国ではこれまで、環境保護庁、EPAが、人が一生涯摂取しても健康に悪影響を及ぼさない生涯健康勧告値を一リットル当たり二百ナノグラムと定めていましたが、二〇……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの國場幸之助君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、末松義規君が委員長に御当選になりました。
委員長末松義規君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 初めに、衆議院沖縄三区の補欠選挙で、辺野古新基地建設反対を掲げた屋良朝博さんが七万七千百五十六票を獲得して初当選を果たしました。辺野古推進の立場を明確にした相手候補に大差をつけての勝利であります。 政府に対し、この結果を真剣に受けとめ、辺野古新基地建設を直ちに中止し、普天間基地の閉鎖、撤去を決断することを強く求めたいと思います。 きょうは、米軍北部訓練場の問題について質問をいたします。 政府は、住民の反対を押し切って、大量の機動隊員を動員して、東村高江の集落を取り囲むように六つの米軍着陸帯の建設を強行し、二〇一六年十二月、北部訓練場の一部が返還さ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず、協定について外務大臣に質問をいたします。
今回の協定は、これまでのACSAと同様に、平時の共同訓練だけでなく、重要影響事態や存立危機事態、武力攻撃事態なども適用対象としています。
日本の同盟国ではないカナダ、フランスとのACSAで、日本の平和と安全にかかわるこれらの事態を対象としたのはなぜですか。
【次の発言】 そうしますと、安保法制、これは、従来戦闘地域とされていた場所での兵たん支援、戦闘作戦行動に発進準備中の航空機への給油、整備も可能としております。
カナダ軍、フランス軍に対しても、こうした支援が可能になるということですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 条約については、いずれも賛成であります。 きょうは米軍犯罪について質問をいたします。 四月十三日、沖縄県北谷町のアパートで米兵が会社員の女性を殺害し、その後、自殺するという痛ましい事件が起こりました。心からお悔やみを申し上げるとともに、このような事件がまた繰り返されたことに強く抗議するものであります。 地元紙の報道によると、被害者と家族ぐるみのつき合いがあった友人の方は、軍や警察に何度相談しても犯罪行為や嫌がらせがとまらず、なぜこんな理不尽な目に遭うのか悩んでいた、痴情のもつれなどではなく、彼女は軍と県警の管理の甘さの犠牲になった、このように訴え……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、国土交通委員会で質問を与えていただきました。委員長を始め、理事の皆様にお礼を申し上げたいと思います。 私も、日吉議員に続きまして、辺野古新基地建設の問題について質問をいたします。 四月五日、石井大臣は沖縄県の埋立承認撤回を取り消す裁決を出しました。沖縄防衛局が同じ政府内の国交大臣に審査請求を行い、大臣が審査することについては、当初から自作自演だという強い批判が上がっていました。 この審査のために審理員が一人指名されております。この審理員は、軟弱地盤の問題について東京工業大学の日下部治教授に鑑定を依頼しています。日下部教授に鑑定を依頼する……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
辺野古の新基地建設について質問をいたします。
安倍総理は、昨年の臨時国会の所信表明演説で、沖縄の皆さんの心に寄り添う、このように述べました。しかし、ことしの施政方針演説ではこの言葉はありませんでした。総理、なぜですか。
【次の発言】 今後も寄り添う、二十年間、市町村といろいろ話し合ってきたと言いますが、この二十年の間に、辺野古は絶対につくらせないという県民の決意が更に大きくなってきているわけですよね。
私は、なぜ寄り添うという言葉を施政方針演説で使えなかったか。それは、気持ちは変わらないと言いますが、やはり使えないだろうな、このように思いましたよ。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
委員長に申し上げたいと思いますが、私も、質問時間を非常に厳密に守るように委員長から言われておりますが、今の総理の答弁は同じことの繰り返しで、そして、私たち委員の質問権を、本当にこれは妨害になっているなとしか思えません。厳密な委員会運営をお願いしたいと思います。
【次の発言】 米軍普天間問題について質問をいたします。
二月二十四日、辺野古埋立ての賛否を問う県民投票が行われました。埋立てに反対が四十三万四千二百七十三票に上り、投票総数の七一・七%、圧倒的多数を占めました。
きょうは沖縄の地元紙を持ってきましたが、その投票結果を受けての沖縄タイムスの紙面……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの門博文君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、末松義規君が委員長に御当選になりました。
委員長末松義規君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、十月九日の参議院の本会議で、我が党の小池書記局長に対する答弁がありました。そのことについて両大臣に質問をいたします。 小池書記局長は、国際法に違反し民有地を囲い込んで建設された普天間基地の形成過程に触れ、辺野古新基地建設を直ちに中止し、普天間基地の閉鎖、撤去のための対米交渉を正面から行うことを求めました。 これに対し安倍首相は、基地の形成過程について、国際法に照らしてさまざまな議論があることは承知しているとしながら、いずれにせよ、昭和四十七年の沖縄の本土復帰以降、米国が日米地位協定のもとで我が国から適法に提供を受け使用しているものであり、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については賛成であります。 先ほどのパラシュート降下訓練についてお伺いをいたします。 十月二十九日、米軍が嘉手納基地でパラシュート降下訓練を強行いたしました。ことしに入り、過去最多の四回目です。伊江島補助飛行場でも同日行って、翌日とあわせて、二日連続で提供区域外への降下を繰り返すという異常事態であります。 防衛大臣に伺いますが、在日米軍司令部は、嘉手納での訓練について、米国と日本政府の二国間協定に従って行われたとしています。 米軍のパラシュート降下訓練は、一九九六年のSACO最終報告で伊江島で実施することになっていますが、政府は二〇〇七年一……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、きょうは米軍機事故と地位協定の問題について質問をいたします。 昨年十二月、高知県沖で発生した米軍岩国基地所属のFA18戦闘機とKC130空中給油機の接触、墜落事故の事故調査報告が公表されました。 報告書によりますと、FA18のパイロットは、資格がないのに夜間の空中給油訓練を実施し、状況認識能力を失ってKC130の機体後部に衝突をいたしました。訓練に参加していた二人の乗組員の尿からは睡眠薬の成分が検出をされ、部隊内には、薬物乱用、アルコールの過剰摂取、不倫、命令に対する違反行為などが横行していたことを指摘しています。 添付資料には、パイロット……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
きょうは、日米両政府がことし七月に改定した米軍機事故のガイドラインについて質問をいたします。
外務大臣に伺いますが、今回の改定では、まず、適用範囲のところで、「既存の日米合同委員会合意に影響を与えない。」ということがわざわざ書き加えられています。何のためにこのようなことを書き加えたんでしょうか。
【次の発言】 答弁はもっと端的に、聞かれたことに答えるという態度をとってください。長々と、聞かれていないことも言いわけ的に言って、しかも、このガイドラインの見直しというのは、普天間基地でのヘリの墜落事故以降、私は何度も取り上げてきた問題ですが、小手先の見直し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
アメリカのトランプ政権がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を空爆によって殺害した問題から質問をいたします。
外務大臣に伺いますが、これまで日本政府は、いわゆる先制攻撃や予防攻撃は国際法上認められていないとの見解を表明してきました。この見解に今も変わりはないですね。
【次の発言】 アメリカ政府は、今回の空爆の国際法上の根拠、これについて、自衛権の行使だと説明しているわけです。しかし、トランプ大統領が具体的に挙げたのは、ソレイマニ司令官がアメリカの外交官や兵士に対する攻撃を計画していたということだけです。
計画していたことを理由に空爆に踏み切るのは、先……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、菊田真紀子さんが委員長に御当選になりました。
委員長菊田真紀子さんに本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 最初に、首里城の問題について伺っていきます。 十月三十一日の未明、首里城が炎に包まれ、正殿、南殿、北殿を始めとする七棟の建物が全焼し、さらに、その中にあった琉球王国にまつわる文化財の多くを焼失するという惨事が起こりました。 首里城の再建にどのように向き合うべきか。私は、琉球王朝の歴史に詳しい専門家のお話も伺ってきました。そういうことも踏まえて、きょう、幾つかの提案も含めて質問を行いたいと思います。 首里城は、日本的な建築と中国の建築が融合し、沖縄的な要素が加わっている、木造建築物としては世界で唯一無二のお城だ、このように専門家は評価しております。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
初めに、辺野古の問題から質問をいたします。
地盤改良工事に伴う設計変更に向けた検討を進める技術検討会で防衛省がこれまでに配付した説明資料の中に二十カ所もの誤りがあったことがわかりました。一日の検討会で防衛省が明らかにしました。
防衛大臣に伺いますが、一体どういう経緯でこんなことになったんですか。
【次の発言】 受注業者から間違いだったという報告があったというわけですが、そもそも技術検討会への配付資料というのは誰が作成しているんですか。
【次の発言】 技術検討会というのは、設計変更の申請に当たり、防衛省が有識者から意見をもらうための場であるわけですね……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をいたします。
今回の法案にかかわって、宇宙ごみの増加を理由に、宇宙状況を監視するための専門部隊を新たに創設するとしております。
宇宙ごみ増加の理由として近年指摘されているのが、衛星破壊実験です。ミサイルやロケットによる衛星破壊実験は、大量の宇宙ごみをまき散らし、他の人工衛星を危険にさらすもので、国際的にも大きな問題となっています。
防衛省に伺いますが、これまでに衛星破壊実験を行ったことのある国はどこなのか、何回行っているのか、この点をどのように把握しておられますか。
【次の発言】 衛星破壊兵器の開発競争は、米ソ対決の時代から行わ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
冒頭、昨日のイージス・アショアの停止表明について質問をいたします。
SM3のブースターを演習場内や海上に確実に落下させるためにはシステム全体の大幅な改修が必要となり、相当のコストと期間を要することが判明したとのことですが、具体的に、どのような改修が必要で、どのくらいのコストと期間がかかることが判明したんですか。
【次の発言】 共同開発で日本側の負担が一千百億円。
システムの改修に伴うコストの増加分を含めた場合、現時点でのイージス・アショアの導入経費の総額と内訳、これはどのように見積もっておられますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 イージス・アショアの配備断念と新たな安保戦略について質問をいたします。 政府は、六月二十四日の国家安全保障会議で、山口、秋田両県へのイージス・アショアの配備を断念することを決めました。ところが、それにかわる方策として、敵基地攻撃能力の保有を含めた新たな安保戦略について、この夏、徹底的に議論し、実行に移すとしています。年内には国家安全保障戦略と防衛大綱、中期防の見直しを行う方針と伝えられております。 秋田県の地元紙、秋田魁新報は、六月二十七日付の社説でこのように書いています。 政府・自民党内では敵基地攻撃能力の保有に前向きな声がある。しかし、代替策……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、菊田真紀子さんが委員長に御当選になりました。
委員長菊田真紀子さんに本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 初めに、文化芸術への支援について質問をいたします。 新型コロナウイルスの感染拡大により、沖縄県内で文化芸術活動に携わっている方々にも深刻な影響が出ています。 この間、県内の芸能関係者などでつくる沖縄県芸能関連協議会、沖芸連の皆さんから何度かお話を伺ってきました。公演やイベントの自粛、中止による影響を把握するために、沖芸連として、ことし三月から四月にかけて、県内の芸能、舞台芸術関係者を対象にアンケートを実施しています。 これによりますと、延期や中止による二月から四月の減収見込み額は、回答のあった二百七十三人の合計で一億二千五百六十万円に上ります。緊……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、外務委員会での質問の機会をいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、投資協定について質問をいたします。 政府が昨年六月に閣議決定した成長戦略フォローアップは、現在交渉中の投資関連協定の早期妥結に加えて、二〇二〇年までに百の国・地域を対象に署名、発効するとして、産業界の要望などを踏まえながら新規交渉国を選定し、早期交渉開始を目指す、このようにしています。 外務大臣に伺いますが、今回の五つの投資協定の締結に当たっては、産業界からどのような要望が出されているんですか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。どうぞよろしくお願いします。 初めに、租税条約について質問をいたします。 今回の六つの租税条約では、これまでの条約と同様に、株式から生じる配当、信用に係る債権から生じる利子、著作権や特許権などの使用料について、源泉地国での課税を当該国の法令に従って軽減又は免除する措置が定められております。例えばウズベキスタンとの条約の場合、日本の親会社がウズベキスタンにある子会社から受ける配当を見ると、現行一五%の課税が行われていたものが、条約の改定後は五%に軽減されることになります。 財務省に伺いますが、日本では親会社が外国子会社から受け取る配当には益金不算入制度……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、どうぞよろしくお願いします。 初めに、四月十日に起こった、米軍普天間飛行場から有機弗素化合物PFOSを含む泡消火剤が漏出した事故について質問をいたします。 PFOSは、有毒で残留性が高い有機弗素化合物の一つで、わずかな量でもがんや低体重出産などの重大な健康被害を引き起こすと言われています。二〇一〇年以降、化審法で第一種特定化学物質に指定をされ、国内での製造、輸入、使用などが原則禁止をされています。 今回、普天間基地からPFOSを含む泡消火剤が大量に流れ出し、大きな白い泡の塊が住宅街にまで空中を舞いながら広がっていました。その泡は、帰……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 新型コロナウイルスの影響に対する経済対策について質問をいたします。 沖縄県の経済を牽引してきた観光産業は、安倍首相が二月二十八日に全国一斉休校を要請して以降、収入源だった修学旅行が全てキャンセルになるなど、当初から大打撃を受けてきました。 緊急事態宣言は解除されましたが、政府が県同士の行き来を自粛するよう求めているもとで、観光業にとっては厳しい時期が続くことは間違いありません。 私が話を伺ったホテルや旅館業、旅行代理店の方々が口をそろえておっしゃったのが、緊急事態宣言が解除されてもすぐに客足は戻らない、政府には息の長い支援をお願いしたいということ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、名護市辺野古の米軍新基地建設について質問をいたします。 去年の通常国会で、建設予定地北側の大浦湾を中心にマヨネーズ並みの軟弱地盤が広範囲に広がっていることが明らかになり、大問題になりました。政府もその事実を認め、現在、沖縄県に設計概要の変更を申請するための検討を進めています。 資料をお配りしてありますが、この問題にかかわって、海面から深さ九十メートルまで軟弱地盤が続くB―27という調査ポイントで、政府がこれまで行っていないとしてきた地盤の強度を調べる力学試験を行っていたことがわかりました。政府が昨年三月、国会に提出した一連の調査報告書の巻……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、菊田真紀子さんが委員長に御当選になりました。
委員長菊田真紀子さんに本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、辺野古の新基地建設について質問をいたします。 防衛大臣に伺いますが、政府は四月に、軟弱地盤の改良工事に伴う設計変更申請書を沖縄県に提出をいたしました。埋立土砂の採取場所として、これまでは九州、瀬戸内地方と沖縄本島北部を挙げてきました。今回、これを変更して、県内については宮城島や南大東島、宮古島、石垣島を含む沖縄県全域に拡大をしております。引き続き九州地方も挙げていますが、沖縄県内で必要な量を満足できるとしております。 ところが、県内の調達可能量の七割を占めるのは、沖縄戦の激戦地である沖縄本島南部の糸満市と八重瀬町です。戦後七十五年を経た今……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
辺野古新基地建設とジュゴンの保護について質問をいたします。
沖縄本島の周辺では、辺野古の事業を実施する前には三頭のジュゴンが確認されていました。このうち、個体Cについては二〇一五年六月を最後に、個体Aについては二〇一八年九月を最後に確認できなくなりました。個体Bについては、昨年三月に今帰仁村の漁港で死亡が確認されています。
南西諸島のジュゴンの絶滅が現実味を帯びる極めて深刻な状況にあると思いますが、大臣はその点をどのように認識しておられますか。
【次の発言】 絶滅が危惧される極めて深刻な状況ではありますが、ことし二月以降、大浦湾の施行区域内で、ジュ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 質問に入る前に、当安保委員会には、一般質問は外務大臣、防衛大臣、両大臣そろうというのが決まりであります。きょうは外務大臣が不在のままの質問になることについて、既に理事会でも意見は申し上げましたけれども、今後こういうことが繰り返されないように、与党筆頭におかれても、十分な努力と責任感を持ってやっていただきたいと思います。これは質問ではありませんので。 先ほどの屋良議員の質問に続きまして、私も、有機弗素化合物、PFOSを含む泡消火剤の漏出事故について質問をいたします。 ことし四月十日、米軍普天間基地から、有毒で重大な健康被害を引き起こすと言われています……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、西村智奈美さんが委員長に御当選になりました。
委員長西村智奈美さんに本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍関係者による事件、事故の問題について質問をします。 一月三十一日午前五時過ぎ、那覇市内でキャンプ・コートニー所属の米海兵隊員による強制わいせつ事件が発生をしました。面識のない歩行中の女性を人目につかない駐車場に引き込んで、無理やりわいせつな行為を働いたというものです。被害者の尊厳と人権を踏みにじり、市民の平穏な生活を脅かすもので、絶対に許されるものではありません。 まず、外務省に確認しますが、在日米軍は、米軍関係者による事件、事故の防止策の一環として、いわゆるリバティー制度の下で、米軍兵士の外出や外部での飲酒を規制しております。現在の規制内容、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど屋良議員も取り上げました自衛隊那覇基地問題、航空自衛隊那覇基地からの泡消火剤の流出事故について質問をします。 二月二十六日、那覇基地から泡消火剤が流出する事故が起こりました。PFOSを含む泡消火剤を含まないものに交換した後、消火剤が適正に放出されるか確認する発泡試験を行った際、配管が破裂して流出したものであります。流出した泡は、基地の中の水路に流れ込んだだけでなく、基地の外にも飛散をしました。基地周辺のモノレールの駅、保育園、さらに、基地から約三キロも離れた那覇市役所の付近でも確認をされております。 自衛隊は、当初、飛散した泡消火剤は交換した……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
初めに、宮古島の下地敏彦前市長が収賄の容疑で逮捕された件について聞いていきます。
防衛大臣は、防衛省側の対応に問題があったとは考えていないと述べていますが、そうであるなら、下地市長との面談記録を始め、この問題に関わる内部文書を全て出すべきであります。
候補地選定に至る経過で、下地市長との間でどのようなやり取りがあったか、面談記録を提出するよう求めておりますが、その存在は確認できましたか。
【次の発言】 面談記録も出さないでいて、市長と防衛省の側がどんなやり取りがあったかも隠していて、防衛省には何の落ち度もなかったということ、これは言えませんからね。……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、西村智奈美さんが委員長に御当選になりました。
委員長西村智奈美さんに本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 次期沖縄振興計画に関し質問をいたします。 沖縄の本土復帰から来年で五十年になります。これまで五次にわたる振興計画に基づいて社会資本整備や産業振興が取り組まれてきました。県民自身の努力と相まって、観光業を始め、一定の成果を上げてきた一方で、依然として大きな課題となっているのが、全国最低水準にある県民所得をどう引き上げていくかということであります。 この点に関わって、今日取り上げたいのは、建設業で働く労働者の賃金の問題です。この間、建設業の担い手確保の観点から、公共工事の予定価格の積算に用いる公共工事設計労務単価が全国的に引き上げられてきました。沖縄も……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。今日はどうぞよろしくお願いいたします。 最初に、自衛隊基地からの泡消火剤の流出事故について質問をいたします。 二月二十六日、航空自衛隊那覇基地で、航空燃料保管施設に付設された消火施設から泡消火剤が流出する事故が起こりました。泡消火剤は基地の外にも飛散し、周辺のモノレールの駅や保育園、三キロほど離れた那覇市役所付近でも確認をされています。空自は、事故後、那覇市などに対して、流出した泡消火剤にPFOSが含まれておらず、毒性や損傷性がないことを伝えただけで、触れてしまった場合の危険性や対応方法については一切説明をしていませんでした。 たとえPFOS……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、内閣委員会での質問の機会をいただきまして、大変ありがとうございます。 私も、今、後藤議員が指摘をした産経新聞、やや重なるところもありますが、きちんと説明をしていただきたいと思います。 先週十四日付の産経新聞で、政府が昨年、外国資本による土地売買の本格調査を開始したということが報じられました。防衛施設の周辺十キロ以内や国境離島、宇宙開発施設周辺まで調査し、中国系資本が関与した可能性のある買収などを、去年の秋までに約八十件、その後の調査で計七百件把握したという内容であります。しかも、対象者の定点観測や周辺からの情報収集などを行い、アメリカ側と意……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
今日は、民間の経済活動に与える影響について質問をいたします。
特別注視区域では、一定規模以上の土地等の売買に、氏名や住所、面積、利用目的などの事前の届出が義務づけられています。
まず確認ですが、この届出は、土地だけでなく、建物も対象で、そして売主と買主の双方に義務づけられるという理解でよろしいでしょうか。
【次の発言】 前回の質疑の中で、買主は宅建業法に基づく重要事項説明として事前届出義務がある旨の説明を受けることになるという答弁がありました。売主への説明はどうなるんですか。
【次の発言】 売主には周知を図っていくような御説明でありましたが、これは……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
先ほどから質問を聞いていますと、野党議員の質問の一問ごとに闇が深まっていくというか、訳が分からなくなっていく、阿部議員はやぶの中と言っておりましたが、手探りでも実態がつかめないような法案を今日採決するということは本当にとんでもないことだということを、もし採決するのであれば、強く抗議を申し上げ、直ちにやめるように要求しておきたいと思います。
委員長、いかがですか。
【次の発言】 冒頭の防衛省の答弁をちょっと確認したいんですが、区域を指定したら官報で公示をするわけですよね。しかし、さっきの防衛省の答弁だと、今は安全保障の懸念があるのでということで明らかに……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、まず、米軍機による低空飛行訓練の問題から質問をいたします。 沖縄の地元紙のコピーを配付させていただいておりますが、昨年以来、沖縄県慶良間諸島の座間味村や渡嘉敷村、沖縄本島最北端の辺戸岬、金武湾、大宜味村など、県内各地で、米軍機によるかつてなかったような超低空での飛行訓練が立て続けに目撃をされています。住民からは、これまでとは全く違う、島に突っ込んでくるようだった、こういう不安の声が上がっています。 米軍機が飛行する様子は住民が動画で撮影しており、沖縄の地元紙などが公開をしています。それを見ますと、本当に超低空で住民の方に迫ってきて、目の前を……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木隼人君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、阿部知子さんが委員長に御当選になりました。
委員長阿部知子さんに本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今回の事態を招いた大きな原因は、在日米軍基地での感染の急拡大です。沖縄でも、山口、広島でも、基地のクラスターが発生し、それが市中に広がったと見られています。 昨年九月以降、米軍は、出国前のPCR検査を取りやめ、入国後も基地内を自由に動き回れる状態になっていました。政府は、今、米国からの入国を禁止する措置を取っていますが、日米地位協定の下で米軍関係者はその例外とされ、自由に入国を今日でもし続けております。基地からの入国なら、日本の検疫も免除されています。 まずは、これ以上の感染拡大を防ぐために、日米間でしっかりと話し合って、少なくとも感染が収まるまで……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は初めに、軽石被害の問題から質問をいたします。 小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場の噴火で発生した大量の軽石が、沖縄県や鹿児島県を始め全国各地の漁港、港湾、海岸に漂着し、漁業や観光、離島航路などに被害を及ぼしています。 私も現地調査を行ってきましたが、護岸で囲われた港一帯がセメントを流し込んだように灰色に覆われ、停泊している漁船が身動きできなくなっておりました。白い砂浜も、波打ち際に沿って灰色の帯が続いておりました。ショベルカーなどで除去作業が続けられておりますが、沖合には大量の軽石が帯状になって漂っており、北風が吹くとまた漁港に戻ってくる、こう……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
先ほどもありましたが、初めに、ウクライナへの装備品等の提供について質問をいたします。
政府は、八日の国家安全保障会議で、自衛隊の防弾チョッキなどをウクライナに譲与することを決めました。まず、防衛大臣に、提供に至る経緯やあるいは事実関係について説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 今の説明ですと、防衛装備移転三原則の運用指針を改定し、そして、国際法違反の侵略を受けているウクライナに対して、自衛隊法第百十六条の三の規定に基づいて防衛装備を供与できるようにやっているわけですね。
従前の武器輸出三原則は、一九八一年の国会決議で日本国憲法の理念である……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をいたします。
先週八日の本会議で、在外邦人等の輸送に関して、自衛隊は国際法上軍隊として取り扱われることから、その航空機や船舶、車両に搭乗する民間人は国際人道法による保護を受けられないのではないかという質問がありました。これに対して、国際人道法は基本的には武力紛争の当事国の関係を規律しており、我が国が邦人輸送を行うことで紛争当事国になることはなく、軍事目標主義の適用を論じる意義はないというのが政府の答弁でありました。
日本が武力紛争の当事国の場合はどうなるんですか。
【次の発言】 文民は保護の対象である。
私がお聞きしましたのは、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、北朝鮮による新型弾道ミサイルの発射について、これは国連安保理決議に違反するものであり、厳しく非難し、抗議をしたいと思います。 法案については、後の討論でも明らかにしたいと思います。 それで、今日は、米軍のコロナ対策について質問をいたします。 在日米軍司令部は、三月十四日、米軍基地内のマスク着用義務について、周辺地域の感染状況が落ち着いている場合には、原則として解除する方針を明らかにいたしました。基地内のマスク着用義務は、在日米軍司令部が、出国前検査などを免除し市中感染を引き起こしたことを受けて、今年一月に設定したものです。基地で働く労働者や……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍の有機フッ素化合物、PFASによる環境汚染の問題について質問をいたします。 沖縄県国頭郡金武町の水道水から、国の暫定目標値を上回る有機フッ素化合物が検出され、住民の間で不安が広がっております。 二〇二〇年六月の調査で、有機フッ素化合物の一種であるPFOSとPFOAの合計で一リットル当たり五十ナノグラム以下という暫定目標値の一・四倍に当たる七十ナノグラムが検出をされました。 町内に九か所ある水源のうち、最も多いときで五か所からの取水を停止し、県企業局の水と混合することで対応してきておりますが、最近、二月の調査では、再び五十九ナノグラムが検出をさ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど来、離島における国民保護、住民避難の話もありましたが、一番大事なことは、南西諸島、沖縄本島で軍事的な緊張をもたらさない外交政策だと思います。 石垣島の住民は、去った戦争で日本軍によってマラリア生息地に強制避難され、マラリアの悲劇を起こしました。宮古島では、島に残った兵隊は、海も空も全部連合軍に制圧をされ、餓死状態で命を失う者が次々に出てきました。沖縄本島の戦争では、住民混在の戦場になって、人間が人間でなくなる悲劇が、戦う兵隊よりも住民の方の犠牲が多くなる。 いや、こんなことは繰り返すことはないと言っても、それは詭弁であります。やはり、沖縄に、……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木隼人君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、阿部知子さんが委員長に御当選になりました。
委員長阿部知子さんに本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、西銘大臣を中心に、そして外務大臣にも一問用意しておりますが、どうぞよろしくお願いをいたします。 今年は、沖縄が本土に復帰してから五十年になります。半世紀がたとうとする今なお広大な米軍基地が存在し、沖縄の政治、経済、社会に大きな影響を与えています。 大臣は、一日の本委員会の所信表明で、子供の貧困を解決すべき課題の一つとして取り上げられました。 まず、大臣の基本的な認識を伺いますが、沖縄戦では県民の四人に一人と言われる多くの命が失われ、親を失い孤児となった子供たち、行き場を失った子供たちが町にあふれました。その光景は西銘大臣も覚えていらっしゃ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
外務大臣は参議院にも呼ばれているということでありますので、外務大臣に最初に伺います。
米軍が、二月に那覇軍港で、オスプレイなどの軍用機も投入した軍事訓練を行いました。先週三日の質疑で、浦添への移設後に航空機の運用が行われるかどうかについて、外務大臣は、予断を持って答えるのは差し控えるとしながら、現在の軍港の機能維持を目的としていると述べました。
現在の機能の維持を前提としているのであれば、今後も航空機の運用はあり得るということではありませんか。
【次の発言】 五・一五メモが移設先で適用されるかどうかもまだ分からないということですか。
現在の機能と……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 一括交付金について質問をいたします。 大臣は、昨年十二月の記者会見で、来年度の一括交付金について、県と市町村の配分割合をそれぞれ三百八十一億円の一対一と想定した上で財務大臣との折衝に臨み、予算を計上したと述べられました。大臣は、玉城デニー知事にもそのように説明したとしています。 しかし、元々、一括交付金、ソフト交付金の配分額は、当初から、県と市町村の話合いで五対三と決まっておりました。その経過を無視して、あたかも一対一にしろと言わんばかりに頭越しに発言するなど、これは許されないと思います。 一体、何の権限があってこんな発言をしたんですか。
○赤嶺委員 おはようございます。 今日は、この委員会が憲法審査会とも重なっておりまして、理事の皆様の御理解を得て、トップバッターということになりました。ありがとうございました。 それで、外務大臣に質問をしたいんですが、米軍による施設・区域外での軍事訓練が相次いでいます。 三月二十二日には、名護市の市街地の前に広がる名護湾で、米軍ヘリ二機が低空で人らしきものをつり下げて訓練を行っているのが目撃をされました。現場は刺し網も設置されている漁場で、パラセーリングなどの観光業も行われている海域です。漁業者などからは、ここは米軍の訓練場所ではないはずだ、もし事故があった場合はどうするのかと怒りの声が……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、今日は、在日米軍の新型コロナ対策について質問をいたします。 昨年末以降、感染が急拡大していますが、そのきっかけは米軍基地と見られています。沖縄でも、山口、広島でも、基地でクラスターが発生し、それが市中に広がったと指摘をされております。 政府は、水際対策の一環として、米国からの入国を原則停止していますが、日米地位協定の下で、米軍関係者はその例外とされ、自由に入国し続けております。しかも、米軍は、昨年九月以降、日本に入国する際の出国前の検査を取りやめ、入国後の行動制限期間中も基地内を自由に動き回れる状態になっておりました。 米軍基地でクラスター……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、沖縄の米軍基地問題について、総理に質問をします。 五月十五日、沖縄が本土に復帰して五十年が経過しました。県民が望んだのは、平和憲法の下、基地のない平和な島としての復帰でした。ところが、占領下で構築された広大な基地が残され、五十年を経た今なお、県民の人権を脅かし続けております。真の復帰はいまだ実現していません。 沖縄県の玉城デニー知事は、復帰五十年に当たり、平和で豊かな沖縄の実現に向けた新たな建議書を取りまとめ、総理に手渡しました。普天間基地の速やかな運用停止と辺野古新基地建設の断念、米軍基地の更なる整理縮小、日米地位協定の抜本的見直しなど、……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木隼人君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、阿部知子さんが委員長に御当選になりました。
ただいま委員長に御当選されました阿部知子さんは本日は御出席になっておりませんので、引き続き、私が委員長代理として理事の互選を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 浜田防衛大臣とは、大変久しぶりの議員と大臣との論戦の場になりました。どうぞよろしくお願いします。 今日は、金武町伊芸区で発生した被弾事件について質問をいたします。 七月七日、米軍キャンプ・ハンセンに隣接する金武町伊芸区で、民家の窓ガラスが割れ、付近から銃弾のようなものが発見されました。家主の方は、前日の六日午後、ガラスが割れるような音を聞いておりました。その後の警察の鑑定で発見されたものは、主に重機関銃で使用される銃弾の弾芯だったことが判明いたしました。米軍は関与を否定しております。 まず、防衛省の対応について伺いますが、沖縄防衛局は、銃弾が発見……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については、国家公務員全体の給与引上げの一環であり、賛成であります。 アメリカの海兵隊オスプレイの低空飛行訓練に関する日米合意について質問をいたします。 防衛省は、九月二十六日の日米合同委員会で、米軍普天間基地所属のMV22オスプレイが日本の航空法が定める最低安全高度百五十メートル以下の九十メートルで低空飛行訓練を行うことを容認する合意を取り交わしました。 米軍機による低空飛行訓練は、これまでも日本全国で問題になってきました。日本国内に七つの低空飛行訓練ルートが設定され、突然鳴り響く米軍機の爆音によって住民の静かな生活を脅かすとか、訓練中の墜……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、民間空港、港湾の軍事利用の拡大について質問をいたします。 政府が年末の安保関連三文書の改定に向けた検討を本格化させる下で、県民の間では、かつての沖縄戦のような悲劇が繰り返されることへの不安が広がっております。台湾有事は日本有事などという政治家の発言が繰り返され、南西諸島への長距離ミサイルの配備、弾薬庫の増設、陸上自衛隊第一五旅団の大幅な増強など、まるで戦争前夜を思わせるような報道が連日続いております。 こうした下で、浜田防衛大臣は、十月二十日の有識者会議で、民間空港、港湾の軍事利用を拡大する意向を示しました。運航や使用に制限が課されている空……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、松木けんこう君が委員長に御当選になりました。
委員長松木けんこう君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 子供の貧困の問題から質問をいたします。 今年三月の本委員会でも取り上げましたが、沖縄県の子供の貧困率は全国平均の約二倍、子供たちの三人に一人が貧困状態に置かれ、極めて深刻な状況にあります。 子供の貧困に密接に関連する問題として、若年出産の問題があります。沖縄県の若年出産率は全国平均の二倍以上とされ、誰にも相談できずに赤ちゃんを身ごもった女性を助けようと、民間団体が支援事業を始めています。しかし、その運営に当たっては、多くを全国からの寄附などによって賄っているのが現状です。 最近も、支援に取り組んでいる方から、次のようなお話を伺いました。 今年の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 台湾問題について質問をいたします。 先月十六日、予算委員会の公聴会が行われました。拓殖大学の川上教授は、台湾危機を前にして、日本がアメリカの戦争に巻き込まれる危険を指摘し、中国に対する信頼醸成措置やアジア地域の平和構築の必要性を強調しました。沖縄国際大学の前泊教授も、巻き込まれる危険を指摘し、沖縄を戦場にしないための対話プロジェクトや国連機関の誘致などの取組、アジアにEUのような組織をつくる構想などについて発言がありました。与党、野党が推薦した公述人の双方が、現状に強い危機感を持ち、絶対に戦争を起こさないための外交の重要性を強調したのが特徴的でした。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案に関連して、イージスシステム搭載艦について質問をします。 イージスシステム搭載艦は、配備断念に追い込まれたイージス・アショア、陸上イージスの代わりとして出てきたものであります。 防衛省は、米国から購入するイージスシステムやレーダーの使用に固執し、全体の構想も経費も示さないまま導入に踏み切りました。防衛省は、当初、陸上イージスの経費を、三十年間の維持整備費を含めて四千五百億円程度と説明していました。イージスシステム搭載艦は既に陸上イージスを超えています。これまでにシステム本体や発射装置などに千九百億円以上を費やしています。防衛力整備計画では、構成……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
法案について質問をいたします。
この法案は、日豪、日英間のいわゆる訪問軍地位協定を実施するための法案であります。
初めに、協力活動について伺います。
協定では、両締約国が相互に決定して、部隊が実施する協力活動を対象としています。この両締約国が相互に決定して、部隊が実施する協力活動とは、具体的にどういったものを想定しているんですか。
【次の発言】 共同訓練や災害援助というのが挙げられているわけですが、協力活動はそれらに限定されるんですか。
【次の発言】 その二つに限られると言ったんですか、ないと言ったんですか。
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、日豪、日英部隊間円滑化協定、いわゆる訪問軍地位協定の実施法案に反対の立場から討論を行います。 反対理由の第一は、憲法違反の安保法制を具体化するものだからです。 日米ガイドライン、安保法制は、重要影響事態や存立危機事態、武力攻撃事態等に際して、自衛隊が米軍だけでなく第三国の軍隊に軍事支援を行うことを可能にしました。政府は質疑で、こうした事態への対応が協定に基づく協力活動の対象になる可能性を認めました。第三国の軍隊が日本列島を足場にアメリカ主導の軍事作戦を支援するための体制をつくるものであり、断じて容認できません。 政府は、地域の緊張を高める軍事体制の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 初めに、米軍機の飛行に関する情報提供の問題から質問をいたします。 今週十一日の沖縄の地元紙の報道で、米軍普天間基地と嘉手納基地で航空機の目視調査を行っている沖縄防衛局が情報提供の内容を制限していることが報じられております。 従来は、メディアや自治体からの問合せに、具体的な離着陸の時刻や機種、機数などの情報を提供していたのに対し、大まかな時間帯と、まとめた形での離着陸回数の提供のみにとどめるようになったことが指摘をされております。 防衛大臣に伺いますが、なぜこのようなことになっているのか、事実関係と防衛省の対応について説明をしていただけますか。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今朝、東京にいる伊良部島出身の私の同期生から電話がありまして、島で起こった事故について、本当に嘆き悲しみ、何でああいう事故が起こったんだという訴えがありました。 改めて、亡くなられた隊員の皆様に御冥福をお祈り申し上げるとともに、残された隊員の捜索活動にも全力を挙げ、そして、今度の事故の原因の究明、島の人々の不安を取り除くための再発防止、こういうことに全力を挙げていただきたい、このように思います。 安保三文書に関わって、敵基地攻撃能力の保有について質問をします。 今月四日の本会議で、敵基地攻撃能力の保有とアメリカのIAMDとの関係について質問をしま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案について質問をします。 今回の法案は、武器を輸出する企業に対し、防衛大臣が求める仕様変更を行うのに必要な経費を国が助成する仕組みを盛り込んでおります。安保三文書は、「防衛装備移転を円滑に進めるための各種支援を行うこと等により、官民一体となって防衛装備移転を進める。」としております。今回の措置はこれを具体化するものであります。 大臣に伺いますが、安倍元首相は二〇一六年一月七日の参議院本会議で、「武器輸出を国家戦略として推進するといったことは全く考えておりません。」と、このように答弁をしております。二〇一七年には当時の稲田防衛大臣が同様の見解を表明……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、四人の参考人の先生方、大変ありがとうございます。 今回の法案について、岸田政権が昨年末に閣議決定した安保三文書を具体化するものでありますが、三文書は、今後五年間で防衛力を抜本的に強化するとして、敵基地攻撃に用いる長射程ミサイルの量産や自衛隊施設の強靱化を打ち出しています。そして、自衛隊の装備品を製造する軍需産業を防衛力そのものとして位置づけ、先ほどから折木参考人もおっしゃっておられましたが、その強化は必要不可欠だ、こう述べております。 まず、折木参考人にお伺いをいたしますが、政府は今回の安保三文書について、アメリカの戦略文書と整合したものだ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、前回に続いて、軍事企業への財政支援について伺います。 前回、財政支援の対象には製造ラインの増設も含まれるという答弁がありました。製造施設の国有化についても、国が新たな施設を造って、企業に委託することも可能だということでした。 今、防衛省は、五年間で防衛力を抜本的に強化するとして、長射程ミサイルなどの誘導弾や弾薬の製造に五兆円をつぎ込み、一気に整備する計画です。しかし、企業からすれば、五年後以降も同規模の受注が見通せなければ、製造ラインの強化に二の足を踏むことも考えられます。 今回の法案は、軍事企業の施設投資費を国が肩代わりして施設や設備を増……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、松木けんこう君が委員長に御当選になりました。
委員長松木けんこう君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、沖縄県の島豆腐について質問をします。 外務大臣がいらっしゃいますが、外務大臣への質問ということではなくて、かつて外務大臣は、豆腐議連の発起人という具合に伺っておりますから、是非、沖縄の島豆腐についての応援団として、答弁は求めませんが、よろしくお願いします。 沖縄県の島豆腐は、本土の豆腐より硬くて大きいのが特徴です。本土の豆腐一丁が三百グラムなのに対し、島豆腐は約一キロ近くあります。いため物や煮物でも煮崩れしにくい、沖縄ではたくさんの料理に使われております。豆腐チャンプルー、ゴーヤチャンプルー、フーチャンプルーとかですね。また、本土の豆腐より……
○赤嶺委員 どうも。日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、ちょっと連続的に委員会が重なっておりまして、長友先生の御理解を得て、理事の皆さん、委員長の御理解を得て、順序を入れ替えさせていただきました。どうぞよろしくお願いします。 ふだんから両参考人には、沖縄県内での御活躍、ずっと見てまいりました。そして、お話についても参考にしてまいりました。こういう形で委員会にお招きして、発言の機会を持たれたことに私たちも大変喜んでおります。 それでは、最初に、渕辺参考人からお伺いしたいと思います。 沖縄経済にとって観光はリーディング産業であり、欠かすことのできない存在になっています。しかし、その一方で、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
今日は、安全保障三文書について質問をいたします。
まず、防衛大臣に伺いますが、先月十二日、外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会、2プラス2が行われました。
そこで、沖縄県中部にある米軍嘉手納弾薬庫の自衛隊による共同使用を拡大する方針を確認しています。どういう内容を確認したんですか。
【次の発言】 資料をお配りしてありますが、2プラス2では、今後増やす自衛隊の弾薬を保管するために、嘉手納弾薬庫の使用拡大に向けて具体的な調整を開始することを確認しています。昨年の三文書は、米軍の火薬庫の共同使用を追求、促進すると明記していました。この具体化にほ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
パレスチナ、イスラエル紛争について質問をします。
外務大臣は十月十二日、イスラエルのコーエン外務大臣と衝突後初の電話会談を行い、今回のハマスによる無差別攻撃を非難した上で、イスラエルが国際法に従って自国及び自国民を守る権利を有することは当然であると述べられました。
日本政府は、イスラエルによる軍事攻撃、それ自体は容認しているわけですか。
【次の発言】 国際法を守るかどうかという、私が聞いたのは、イスラエルの軍事攻撃そのものは容認しているのか、いないのかという点です。
自国を守る権利があるとイスラエルに伝えた以上、容認していることは明らかではありま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案については賛成であります。 沖縄を始め全国で拡大する日米共同訓練、空港、港湾の軍事利用拡大について質問をいたします。 今年一月の日米2プラス2の共同発表は、日本の南西諸島を含む地域において、日米の施設の共同使用を拡大し、共同演習、訓練を増加させると述べております。 先月十四日からは、陸上自衛隊とアメリカ海兵隊が実施する国内最大規模の共同訓練、レゾリュート・ドラゴン23が行われました。日米が各地で共同調整所を設置し、新石垣空港には陸上自衛隊のオスプレイが初めて降り立ちました。ホワイトビーチから嘉手納弾薬庫まで、公道を使った弾薬などの輸送訓練も行……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今までちょっと憲法審査会に出ておりまして、戻ってきたら、米軍が世界中のオスプレイの全機飛行停止を求めているというニュースに接しました。それに関連した質問は後ほどやっていきます。説明もそのときに防衛大臣にはお願いしたいと思うんですが、ただ、これまでのオスプレイの墜落に関する日本政府の対応については、検証すべき問題が幾つかあると思います。そこから防衛大臣には問うていきたいと思います。 十一月二十九日、米軍のオスプレイが鹿児島県屋久島沖に墜落をしました。 防衛大臣に伺いますが、政府は、二〇一六年、名護市安部に墜落したときは、安全が確認されるまでの飛行停止……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、松木けんこう君が委員長に御当選になりました。
委員長松木けんこう君に本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、まず、沖縄振興予算について質問をします。 沖縄振興予算は、二〇一五年度以降、年々減額をされ、中でも一括交付金はこの十年間で一千億円も減らされてしまいました。その結果、沖縄の地域経済に大きな影響が出ています。 一括交付金を使った事業に農林水産物条件不利性解消事業があります。沖縄県産の農林水産物を県外に出荷する際に、鹿児島までの距離に当たる輸送費を補助するものです。農家にとても喜ばれ、沖縄の農業を支えてきた事業の一つでした。 ところが、沖縄振興予算が大幅に減額される下で、沖縄県は予算の削減や補助単価の見直しなどの制度の変更を余儀なくされました……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 名護市辺野古への米軍新基地建設について質問をします。 建設費用の問題から伺いますが、防衛省は、二〇一九年十二月、軟弱地盤の改良工事に伴い、新たな経費の見積りを公表しました。それまでの三千五百億円を九千三百億円、二・七倍に引き上げました。パネルを用意してきましたが、環境保全措置が七百億円、埋立工事の関連で仮設工事が二千億円、護岸工事が千五百億円、埋立工事そのものが三千六百億円、附帯工事が百二十五億円、飛行場施設の整備が六百二十五億円、キャンプ・シュワブ再編成の工事が七百五十億円、合計で九千三百億円となっています。 まず、防衛大臣に伺いますが、この計画……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、ガザの問題について、外務大臣に質問をします。 イスラエルとハマスなどとの戦闘が始まってから、七日で五か月がたちました。イスラエルの無差別攻撃による犠牲者は三万人を超え、軍事攻撃による大量虐殺、物資の不足による飢餓、感染症の蔓延という重大な危機が進行しております。一時的な戦闘休止に向けた交渉は進んでおらず、イスラエルのネタニヤフ首相は、百五十万人の避難民が集中する最南部ラファへの攻撃を公言しています。 外務大臣は、二月十六日の記者会見で、人道的停戦が速やかに実現し、そして、持続可能な停戦が実現することを期待すると表明をいたしました。問題は、これ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 昨日、米軍のオスプレイが飛行を再開しました。自治体への説明は始まったばかりであります。中身のない説明に、納得できない、話にならないという声が軒並み上がっています。飛行再開を容認した政府の対応は到底許されるものではないと思います。この問題は引き続き追及していきたいと思います。 法案について質問をいたします。 防衛調達特措法は、財政法で五年以内とされている国庫債務負担行為の年限を、自衛隊の装備や役務の調達に限り十年とする特例を定めた法律です。安保法制の国会審議直前の二〇一五年に時限立法として制定され、一九年に更に五年延長されました。今回の法案は、法律の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
前回に続いて、うるま市石川の自衛隊訓練場の建設計画について質問します。
三月十五日の委員会で、防衛省が選定した候補地が閑静な住宅地にあり、年間四万人の子供たちが利用する県立石川青少年の家に隣接していること、周囲に高圧線が張り巡らされ、ヘリの飛行にも適さないことなどを挙げて、なぜこの場所を選んだのか、検討の経過を記録した資料の提出を求めました。
防衛大臣、資料の提出はどうなりましたか。
【次の発言】 今後の検討に支障が生じるとおっしゃいますけれども、周辺の住宅や教育施設、高圧線についての検討経過を明らかにすることで支障など生じないと思います。
現に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、法案に関連して、武器輸出の問題について質問をします。 政府は、昨年十二月、防衛装備移転三原則の運用指針を改定し、殺傷能力のあるライセンス生産兵器をライセンス元国などに輸出することを可能にしました。その第一弾として、アメリカにペトリオットミサイルを輸出することを決定しました。 運用指針では、輸出先の国が第三国に再輸出する場合、武力紛争の一環として現に戦闘が行われていると判断される国は除外されるとしています。 この点について、二月二十一日の予算委員会で、我が党の本村伸子議員が、アメリカ自身が武力紛争の一環として現に戦闘が、戦われている国ではな……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
まず最初に、うるま市の陸上訓練場の整備計画について質問をします。
NHKは、今朝五時のニュースだったと思うんですが、防衛省が、訓練場として整備することは断念し、土地を取得しない可能性も含め、計画を白紙に戻す方向で調整していると報じました。
大臣、これは事実ですか。
【次の発言】 従来どおりという中身がよく分からないんですよね。
今、先ほど新垣邦男議員の質問に対しては、地元の意見を聞く必要があるという答弁だったと思いますが、それで、うるま市の市長や、報道によりますと、自民党の県連幹事長や自民党の県選出衆議院議員も同席の上で、この委員会が終わった後に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 法案に入る前に、うるま市石川の陸上自衛隊訓練場の問題から質問をいたします。 防衛大臣は、先週の十一日、現在の候補地での訓練場の整備を取りやめることを明らかにいたしました。うるま市に代わる今後の整備計画がどうなるか、そういう問題がありますが、ひとまずは、住民の要求に沿った対応として、今回の決断を歓迎したいという気持ちでおりました。ところが、公表されたプレスリリースを見て、そうとも言っておれない気持ちになりました。 プレスリリースによると、今年二月に大臣が取得後の土地の利用の在り方を検討するよう指示したことについて、うるま市長や自民党沖縄県連からいただ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、オスプレイの問題について質問をします。 オスプレイの飛行が再開をされてから二か月が経過しました。事故原因も明らかにせず、昨年の墜落事故などまるでなかったかのような、県民の頭上を我が物顔に飛び回っております。 オスプレイの安全性をめぐっては、今回の事故原因とされる特定の部品の不具合に加え、オートローテーション機能の欠如、クラッチの欠陥、砂じんを吸い込むことによるエンジン出力の喪失、排気熱による火災の発生など、様々な問題点が指摘をされてきました。 こうした下で、アメリカの国防総省の運用試験・評価局が今年一月に公表した年次報告書で、米海軍のCM……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 陸上自衛隊第一五旅団のホームページの問題について質問をします。 沖縄県那覇市に司令部を置く第一五旅団が、沖縄戦を指揮した旧日本軍第三二軍の牛島満司令官の辞世の句をホームページに掲載していることが地元紙で報じられました。 防衛大臣は、六月四日の参議院外交防衛委員会で、高良鉄美議員の質問に、一五旅団の前身である臨時第一混成群の初代群長が強い思いを持って辞世の句を部隊史に寄稿していたこと、その寄稿を歴史的事実を示す史料として掲載するのが部隊の意図だったとして、削除を指示する考えは示しませんでした。 臨時第一混成群の初代群長というのは、那覇市出身で、後に……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 屋良議員に続きまして、私も米軍関係者による性暴力事件について質問をいたします。 昨年の十二月、十六歳に満たない少女が、米兵に誘拐の上、性的暴行を受け、しかも、政府が、半年もの間事実を隠し、沖縄県にも伝えていなかったことが明らかになりました。防衛省にも伝えていなかったというのは屋良議員の御指摘のとおりであります。そればかりか、昨年以降、県内で計五件の性暴力事件が発生し、全てが隠蔽されておりました。県内外で衝撃と激しい憤りの声が広がっています。 九五年の少女暴行事件に県民の怒りが爆発し、日米両政府が、九七年、日米地位協定の運用改善の一環として、在日米軍……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、佐藤公治さんが委員長に御当選になりました。
委員長佐藤公治さんに本席を譲ります。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、水道料金の問題について質問をいたします。 今、全国で水道料金の値上げが問題になっています。ちょうど一昨日のNHKの報道番組でもこの問題を取り上げていました。水道管の老朽化や耐震化による施設の更新に多額の費用がかかり、その上、人口減少が進み、水道料金の値上げに踏み切らざるを得ない自治体が相次いでいるという内容でした。 番組では、この春以降に値上げをする主な自治体として、二十の自治体を一覧で紹介していました。四年ぶりに値上げに踏み切る自治体や、三五・九%という大幅な値上げに踏み切る自治体もありました。その影響は、人口減少の著しい地方だけでなく、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 辺野古の新基地建設について総理に質問いたします。 政府は、昨年末、県知事の権限を奪う代執行に踏み切り、一月十日、軟弱地盤が広がる大浦湾側の埋立工事に着手しました。問答無用で基地を押しつけるやり方に、沖縄では、米軍占領下の銃剣とブルドーザーによる強制土地接収の再現だ、そして、沖縄の自治は神話と言い放ったキャラウェイ高等弁務官を想起させる、こういう怒りの声が上がっています。県民の民意を踏みにじり、地方自治を破壊する強権発動に強く抗議するものであります。 まず、工期の問題から伺います。 政府は、軟弱地盤の改良工事に伴い、当初は五年としていた工期を九年三……
○赤嶺委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの鈴木貴子さんの動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、佐藤公治さんが委員長に御当選になりました。
委員長佐藤公治さんに本席を譲ります。
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 ただいま川口環境大臣から日本は環境先進国というお言葉を伺いまして、本当に心強い気持ちで今この質問に臨んでおります。 実は、私が取り上げようとしている問題は、日本列島の最南端の沖縄における環境問題です。特に、米軍基地の整理縮小ということでSACO合意が行われましたが、このSACO合意の最大の問題は、あの狭い沖縄県の中で米軍基地をたらい回しにすることでありました。そのたらい回し先で大変大きな自然に対する環境問題が起きているわけです。この点について、きょうは環境省のお考えをお聞きしたいと思います。 昨年の十月十日にアンマンで開かれました世界自然……
○赤嶺委員 私は、日本共産党の赤嶺政賢でございます。 当憲法調査会は、日本国憲法の広範かつ総合的な調査を目的とするもので、憲法改正のための調査会ではありません。このことを改めて申し上げて、私は、憲法九条について五分間発言します。 私の住む沖縄で、今、ひめゆり学徒を引率した教師の一人で、初代ひめゆり平和祈念資料館館長の故仲宗根政善先生の日記が地元マスコミに公開されています。その中に、我々は、ひめゆりの塔に一切の行動の指針があると思う、この塔は、将来、人類の進むべき道を示しているのであるという一九六六年六月十日付の一節があります。 ひめゆりの悲劇とは、沖縄女子師範、県立第一高等女学校の十五歳……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。四月の分科会でも、環境大臣とジュゴンの問題や泡瀬干潟の問題について議論をいたしましたが、きょうも沖縄のジュゴン保護の問題と泡瀬干潟の保存の問題について質問をいたします。 まず最初に、ジュゴンの問題ですが、四月八日の決算分科会におきましては、名護市の基地の建設予定地でのジュゴンの保護について大臣に強く求めました。当時、環境省の姿勢というのは、ジュゴンの保護ではなくてこれから調査をしていきたいということでありました。その後、鳥獣保護法が改正をされましてジュゴンが保護対象になったわけですが、鳥獣保護法によってジュゴンをどのように保護していこうというお……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、沖縄県のジュゴンの問題について質問させていただきます。 大木環境大臣は、昨年まで沖縄北方特別委員会の委員長として、ジュゴンが生息をしている辺野古の海岸を視察いたしました。私も御一緒いたしましたけれども、辺野古のリーフに白波が立っているその情景もごらんになられたと思います。まさにその場所で米軍基地が建設されようとして、ジュゴンの絶滅が非常に心配をされているその場所であるわけですが、向こうをごらんになって、今環境大臣になられて、どんな感想をお持ちなのか、まず御感想をお聞かせいただきたいと思います。
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、川口外務大臣、茂木副大臣、午前中安保委員会でいろいろ質問させていただきましたけれども、午後もまた、今度は沖縄県の那覇軍港をテーマに質疑をさせていただきます。 那覇軍港について、一月二十三日に那覇港湾施設受け入れに関する協議会が開催をされまして、この中で、那覇軍港の移設先の位置、それから軍港の形状、逆L字形と呼ばれておりましたが、これが提案されています。 そこで、きょうは事細かく一つ一つ聞いていきたいと思いますので、午前中のような議論にはならないと思いますが、聞いていくだけということですが、きっちりお答えいただきたいと思います。 ……
○赤嶺小委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私たちの党は、北朝鮮問題の解決に当たって、三つの大きな角度から取り組むべきだ、こう考えております。 第一が、あくまでも平和的、外交的手段によってこの問題を解決するという点です。 朝鮮半島での軍事的な衝突の危機、これは絶対に避けなければなりません。そうした事態になれば、これは日本と東アジアの平和と安全に直結していくからであります。 去年の六者協議は、各国の主張に大きな隔たりはありましたが、対話を通じて平和的に問題を解決する努力を続けること、そしてお互いに平和的解決のプロセスの中で状況を悪化させる行動をとらない、こういうことで共通の認識に達……
○赤嶺小委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょう、本当に、御夫妻の発言をお伺いしながら、私も二人の娘を持つ立場ではありますが、生殺しと表現された不条理さに対する怒り、筆舌に尽くしがたい皆さんのお気持ち、痛いほど伝わってまいりました。 そこで、具体的な問題を質問したいと思いますけれども、あしたから六カ国協議が始まります。この六カ国協議は、北朝鮮、韓国、中国、そしてアメリカ、ロシア、日本という、いわば北東アジアの平和と安定にかかわるすべての国が参加をしているという点でも、それからまた、核問題を解決していく、ひいては拉致問題の解決を促進するという点でも、そして、それが成功すれば北東アジア……
○赤嶺小委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 本日は、当委員会の質疑のために遠く韓国からおいでいただいたことに心から感謝を申し上げるとともに、先ほどの皆さんの御報告、筆舌に尽くしがたい体験、こういう気持ちが痛いほど伝わってまいりました。 私たち日本共産党は、かなり以前から、北朝鮮労働党との関係、交流を絶ち、そして自主的な立場で、北朝鮮の国際的な無法行為の事件が起きたときには厳しく批判してまいりました。 拉致問題も、国際的な犯罪行為として絶対に許すことのできない問題だと考えています。真相の全面的な解明と拉致の責任者の厳重な処罰、被害者への謝罪と補償を強く要求しています。 拉致問題は、……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 今、有明海の方には、「よみがえれ!有明海訴訟」弁護団というものが結成をされております。有明海の再生を願って、弁護団、市民、何よりも漁民の皆さんが必死に頑張っておられます。それで、きょうの分科会には、その「よみがえれ!有明海訴訟」原告団の中心的な弁護士としての活動を続けておられます福岡県の仁比聰平弁護士もこの分科会の傍聴のためわざわざお見えになっております。そういう意味でも、大変注目度の高い問題として、農水大臣のしっかりした答弁をまず最初にお願い申し上げたいと思います。 それで、有明海は、タイラギなど魚介類の激減、それからノリの不作、赤潮の多……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、福岡市の博多湾の人工島の問題についてお伺いをしていきたいと思います。 その前に、総務省として、第三セクターに対するいろいろな方針をお持ちだろうと思います。最近、全国で第三セクターの破綻が相次いでおります。多大な債務を抱えて、それが地方財政を一層圧迫して、市民、住民の負担となっているということが大きな問題になっています。 この博多港開発、この場合も事実上経営は破綻しているわけですが、福岡市は、将来の地域経済の発展のための先行投資だ、こういう抽象的な説明で、博多港開発を支えることが必要だ、このように言っております。 総務大臣、破綻……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 きょうは、私は、長崎県で実施されているいわゆる被爆体験者医療給付事業、これについて質問をしたいと思います。 もともと、被爆者援護法の適用地域は旧長崎市の行政区に限られておりました。このいびつな指定に対して、適用地域外の住民を初め長崎県・市は、長年にわたって対象地域の拡大を求めてきた経過があります。こうした事態の反映として二〇〇二年四月から実施されたのが、この被爆体験者医療給付事業であります。これは、爆心地から十二キロ以内を健康診断特例地域として追加指定し、被爆体験による精神的な疾病などに対して、被爆者援護法に準じた医療費の支給を行うというも……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。きょうは、公述人の皆様方、大変御苦労さまです。 私は、最初に逢見公述人にお伺いしたいのですが、先ほどから議論されております貧困と格差の拡大、そして二〇〇七年度の政府予算の問題、そのかかわりでありますけれども、ワーキングプアが少なくとも四百万世帯になっていると言われています。ところが、今回の予算というのは、定率減税の廃止、そして雇用対策費の半減、国民の暮らしを圧迫する、格差と貧困を一層拡大する予算になっているのではないかと思います。 私たちは、その貧困と格差の広がりの背景に、財界、大企業の雇用破壊、規制緩和、構造改革の名で推進してきた政治、そして……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢でございます。
防衛施設庁は、二十六日に、米軍再編のロードマップに基づいて、最初の移転訓練を三月五日から八日まで福岡県の築城基地で実施すると発表いたしました。地元の強い反対にもかかわらず、訓練を強行しようとしていることに対し、私たちは強く抗議するものです。
そこで、今回の訓練の内容について、防衛施設庁の発表したペーパーに基づいて質問していきます。
訓練の期日は三月五日から八日としているわけですが、築城基地への米軍の展開はこの期日に限られているんですか。
【次の発言】 C130が三日に到着すると。部隊全体として、事前の展開、事後の撤収、それはそれぞれどれだ……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、鳥インフルの問題について質問をしたいと思います。 私たちは、鳥インフルが発生した直後に、日本共産党国会議員団として対策チームを立ち上げ、そして私も二月の四日、五日、宮崎県に行ってまいりました。二回にわたる現地調査というのも党として行ったわけですが、やはり鳥インフルが発生すると、農家の方々はこんな思いなのかという場面に何度もぶつかりました。 日向に訪ねたんですが、農家の皆さんと懇談をしたときに主婦の方が話しておられたんですけれども、朝、鶏舎に入るのが怖いというんですね。もちろんこれは発生農家ではなかった、十キロ圏より外の農家だったんですが……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。
今、赤松委員からもお話がありましたが、米軍犯罪の問題について聞きます。
女子中学生暴行事件が発生してから二十日になろうとしております。まず警察庁に確認をいたしますけれども、捜査状況は今どうなっているんですか。
【次の発言】 前回、私は十八日の予算委員会でこの問題を質問いたしました。それ以降も、フィリピン女性の暴行事件が発覚しています。事件が繰り返され、本当に県民ははらわたが煮えくり返る思いでありますが、警察庁、このフィリピン女性に対する暴行事件について、その内容を説明していただけますか。
【次の発言】 親告も受け、被害者の事情聴取もしていると。
……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私も被爆者問題、中でも、被爆体験者という括弧つきですが、この問題について最初に伺っていきたいと思います。 長崎県の被爆地域拡大連絡会は、長崎県、長崎市とともに、数次にわたり被爆体験者支援事業の抜本的な改善を厚生労働省に要請をしてきました。被爆体験者は、この事業が創設された二〇〇二年の制度に戻してほしいというのが当面の切実な要求であります。 二〇〇六年の改定によって、被爆体験の記憶がない者は対象としないと、約三千人が医療受給者証を取り上げられてしまいました。 厚生労働省は、二〇〇九年度から、被爆体験者精神影響等調査研究事業について、先ほど大臣の答……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 大変遅くなっての分科会でありまして、両大臣、本当にお疲れだと思いますが、通告に従って質問させていただきます。 最初に、米軍機による低空飛行について伺います。 二〇〇六年ごろから、鹿児島県内各地で、米軍機による低空飛行がたびたび確認されております。鹿児島県によると、二〇〇八年度には十五件、二〇〇九年度はこれまでに二十二件の目撃情報が寄せられ、うち米軍機の飛行はそれぞれ四件、十一件が確認されているとのことであります。撮影された機影から、嘉手納基地所属のMC130特殊作戦機によるものと指摘されております。 この問題では、私ども日本共産党の鹿児島県議の……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、前原外務大臣、小川防衛副大臣に質問をしたいと思います。 最初に、訓練水域の問題についてであります。この問題は、今予算委員会で、私、三回目になります。明確な答弁がいただけないものですから、繰り返しの質問になっております。 政府と沖縄県は、一月二十五日に沖縄政策協議会の第二回基地負担軽減部会を首相官邸で行いました。その中で、前原外務大臣は、米軍水域にかかわる訓練について、一、事前通告の徹底、二、通告された区域内での訓練実施の遵守を米側と確認したと伝えられております。さらに、前原外務大臣は、区域外訓練は、この間の例を踏まえ、米側と話し、区域内……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。
末松副大臣の到着もおくれているようでありますので、最初に、諫早湾干拓事業の問題について大臣に伺っていきます。
二〇〇八年六月、佐賀地裁が干拓事業と漁業被害との関連を認め、さらに二〇一〇年十二月に、福岡高裁も佐賀地裁の一審判決を支持して、三年以内、五年間の潮受け堤防排水門の開放を国側に命じる判決を出しました。国側も上告をせずに、この判決は認定したわけであります。国はいわば開門を義務づけられたわけでありますが、三年以内の開門に向けてどのように取り組むつもりですか。
【次の発言】 いろいろな意見や思いを持つ長崎県側の不安の解消をするために、話し合いをする……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 大臣初め皆さん、夜遅くまで大変御苦労さまです。これで最後の分科会の質問ということになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 きょうは、長崎県の石木ダムの建設問題について聞いていきます。 二月二十二日、国のダム検証に関する有識者会議で、県の検証結果について審議する予定でありました。当日、ダム建設予定地の地権者の方などが長崎から上京し、傍聴を求めて会議の場に駆けつけてこられました。ところが、国の側は傍聴を認めず、会議は流会になりました。有識者会議が流会になったのは初めてのことであります。 局長に聞きますが、なぜ地権者の傍聴を認めなかったんです……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、林農水大臣に質問をさせていただきます。 まず最初に、諫早湾干拓の問題です。 来る四月十四日は、潮受け堤防が閉じられて十六年目の日を迎えることになります。かつては宝の海と呼ばれ豊かだった有明海は、潮受け堤防の締め切りの結果、死の海と呼ばれるようになり、漁民を苦しめております。 長崎県の瑞穂漁協、雲仙市にあります。そこの石田組合長が長崎の県議会で、呼ばれて意見を陳述しておりますが、石田さんはこのように語っております。 一番水揚げが多かったタイラギ漁は一九九三年から操業停止となり、いわばことしで二十年間の連続休業だ。私たち瑞穂漁協は、一九……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 集団的自衛権の問題について質問をいたします。 安倍首相は、二十八日の予算委員会で、我が党の志位委員長に対して、湾岸戦争やイラク戦争などの国連の集団安全保障措置に加えて、アフガン戦争などの集団的自衛権のケースにおいても、武力行使を目的として戦闘行為に参加することは検討しないことを明言いたしました。 ところが、先週公表されました事例集を見ますと、事例十四として、国際的な機雷掃海活動への参加が挙げられています。ホルムズ海峡など我が国の船舶が多数航行する重要な海峡に武力攻撃の一環として機雷が敷設された場合に、我が国の存立を全うするために国際的な機雷掃海活動……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
最初に総務大臣から伺っていきたいと思います。
今回、総務省に置かれる評価機関、この組織の改廃、勧告に関する権限が強化されているわけですが、現行制度もあります。総務省に置かれた審議会、独立行政法人評価委員会は、第三十五条第三項に基づいて、独立行政法人の主要な事務及び事業の改廃に関し、主務大臣に勧告することができるとあります。これまで何回勧告を出してきましたか。
【次の発言】 勧告を行った実績はない。ないけれども、今回また大変重い権限と総務大臣はおっしゃいましたけれども、今回までに勧告が行われなかったという、その理由は、大臣、何ですか。
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 諫早湾干拓事業について質問します。 報道でも、赤潮発生で有明海の養殖ノリに色落ち被害が広がり、佐賀県有明海漁協は二十一日、県内の漁業者に対して段階的なノリ網撤去を促すことを決めた、福岡、熊本との三県漁協・漁連ノリ養殖協議会でも確認、こういう報道がなされております。 私も、去る二十二日、佐賀県西部の太良町のノリ漁場の実態を調査してまいりました。現場では、中学生の子供と夫婦、三人でノリ網の撤去作業をしているところでありました。平年なら四月まで頑張ってきたのに、これ以上残していても採算はとれない、もっといいノリがとれるときに見に来てほしかった、こんな惨……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、五人の公述人の先生方の大変専門的な知見、刺激的で、かつ、もっと議論したいなと思う場面もありましたが、当委員会での法案審査にかかわりまして、私自身がもっともっと深めていかなければならない問題点についてちょっと絞ってお伺いをしていきたいと思います。 まず、小澤公述人にお聞きいたします。 今回の安保法制は、日米新ガイドラインと一体で検討が進められてきました。ガイドラインの内容を見ますと、日米安保体制を文字どおりグローバルな軍事同盟に位置づけるものになっています。法案も、周辺事態法の地理的制約を取り払うとともに、これまでの時限立法にかえて、自衛隊……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たち日本共産党は、国民の多数は改憲を求めておらず、改憲のための憲法審査会を動かす必要はないと考えております。したがって、地方公聴会についても反対の立場をとらせていただきました。 まず指摘しなければならないことは、憲法と日米安保との矛盾が頂点に達しようとしていることです。 安倍政権は、昨年七月、集団的自衛権行使の容認を初めとする安全保障政策の大転換を閣議決定したのに続いて、先月二十七日、日米間で軍事協力の指針、ガイドラインの改定に合意しました。 改定ガイドラインは、従来の日本防衛、周辺事態を大きく踏み越えて、文字どおり地球規模で、さらには宇宙、サ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 早速、意見表明に入らせていただきます。 先日の憲法審査会の参考人質疑で、意見陳述した参考人全員が、現在特別委員会で審議中の安保法制について憲法違反だと発言し、昨年七月一日の閣議決定で憲法解釈を変更したことを立憲主義に反すると指摘したことは、極めて重要です。 先日、長谷部教授らが指摘されたのは、主に次の四点でした。 一点目は、集団的自衛権の行使が許されるというその点について、憲法違反である、従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかず、法的な安定性を大きく揺るがすものである、どこまでの武力の行使が新たに許容されることになったのか、はっきりして……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍普天間基地問題について質問をいたします。 まず、けさの地元紙の報道についてですが、昨日、環境監視等委員会の議事要旨や配付資料が公開をされましたが、この資料の一部が改ざんされていたことが報じられました。 環境監視等委員会は、沖縄県の仲井真前知事の埋立承認を受けて、名護市辺野古の新基地建設を進めるに当たっての環境保全措置などについて議論するために沖縄防衛局に設置された有識者委員会ですが、昨年六月の二回目の委員会で配付された資料に関して、三本の仮設桟橋、岸壁が示されていた図が、公表の段階で一本に書きかえられたというものであります。 防衛省、事実関……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、米軍基地にかかわる環境汚染の問題について質問をいたします。 沖縄県企業局は、一月十八日、米軍嘉手納基地周辺の河川を水源とする北谷浄水場で高濃度の残留性有機汚染物質PFOSが検出されたことを明らかにいたしました。二〇一四年二月から昨年十一月までの間に、一リットル当たり平均三十ナノグラム、最大で八十ナノグラムのPFOSが検出されております。沖縄県内のほかの浄水場では、一ナノグラムが検出されているにすぎません。嘉手納基地内の井戸群で千八百七十ナノグラム、基地内を流れる大工廻川で千三百二十ナノグラムが検出されていることから、発生源は嘉手納基地の可能性……
○赤嶺委員 日本共産党を代表して発言します。 私たちは、憲法審査会は動かす必要はないという立場です。 憲法審査会は、憲法改正原案、改正の発議を審査するための場です。ここでの議論は、改憲項目をすり合わせ、発議に向かうことにつながります。国民の多数は改憲を求めておりません。したがって、審査会を動かすべきではありません。日本共産党は、憲法の前文を含む全条項を守り、平和、民主主義の原則を現実の政治に生かすことこそ政治に求められている責任だと考えます。 そういう点から考えまして、看過できないのは、安倍首相の改憲発言です。安倍首相は、参議院選挙の翌日に、憲法改正に向けて、我が党の案をベースにしながら……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、立憲主義について米国との関係を三点指摘したいと思います。 第一に、日本の再軍備の問題です。 一九四八年一月にロイヤル米陸軍長官が日本を極東における反共の防壁にすると演説したのを契機に、米国防総省が日本の限定的再軍備計画をまとめました。これが再軍備の出発点です。計画には、日本の限定的軍備は、米国によって主として組織、訓練され、厳重にコントロールされるべきとあります。日本の再軍備、自衛隊は、米軍への従属のもとにつくられたものでした。 そして、一九五一年、サ条約の調印の際に、沖縄を切り離した上で日米安保条約を国民に秘密裏に締結しました。米軍の駐留……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、憲法審査会は動かす必要はないという立場です。憲法審査会は、憲法改正原案、改正の発議を審査するための場です。ここでの議論は、改憲項目をすり合わせ、発議に向かうことにつながります。国民の多数は改憲を求めておらず、審査会を動かすべきではありません。 今日の憲法上の最大の問題は、現実の政治が憲法の平和、民主主義の諸原則と著しく乖離していることです。その観点から、今回の参政権というテーマについて述べたいと思います。 我が国の参政権は、民撰議院設立建白書を口火として、国民のたゆまぬ運動によって獲得されてきたものです。女性参政権は戦後にようやく実現し、……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、参考人の先生方、大変お忙しい中、貴重な御意見をいただき、本当に感謝申し上げます。 そこで、質問に移らせていただきますが、私は、この憲法審査会の中で、沖縄に憲法はないのかということをいろいろな角度から問い続けてまいりました。その沖縄と憲法と地方自治の問題について、やはり一番最大の中心問題は、沖縄県の民意が、知事選挙や国政選挙や首長選挙、地元名護市の市長選挙で明確に示されているにもかかわらず、それが一顧だにされない、小林先生のお話にもありましたが、そこに尽きると思うんですね。 それで、四人の参考人の先生方に、先生方の御意見で結構ですから、沖縄……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 安倍首相は五月三日、改憲派の集会へのビデオメッセージで、二〇二〇年を新しい憲法が施行される年にしたい、憲法九条に自衛隊を明文で書き込むなどと表明しました。まず指摘しておきたいのは、こうした安倍首相の発言自体の問題です。 憲法九十六条は、改正の発議権は国権の最高機関である国会にあると明記しています。だから、安倍首相もこれまで、改憲の具体的な案については憲法審査会において議論すべきであるというのは私の不動の姿勢と発言してきました。 しかし、今回、安倍首相は、勝手に期限を区切って改正の具体的な中身に言及し、憲法改正議論の方向を指示しました。憲法尊重擁護義……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、先ほどの河野統幕長の発言問題について、私たちの立場を大平議員から明らかにいたしましたけれども、私も発言をしたいと思います。 今度の河野統合幕僚長の改憲発言は極めて重大であります。安倍首相の九条改憲発言を受けて、事もあろうに自衛隊のトップが、自衛隊の根拠規定が憲法に明記されるのであれば非常にありがたいなどと発言したことは、憲法遵守義務に反し、文民統制の原則を侵すものであります。 しかも、河野発言は、首相の改憲発言が憲法九十九条や三権分立に反すると問題になっているときに、あからさまに首相発言に賛意を示したものであり、個人としての発言などと言っても……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 参考人の先生方、本日は、大変含蓄の深いといいますか参考になる貴重な御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。 少し角度を変えてお聞きしたいと思いますが、宍戸参考人そして小山参考人の先生方の憲法に対する御意見、メディアや雑誌等でも学ばせていただきました。 この間、五月三日に端を発しました安倍首相による改憲発言、これが問題となっています。 安倍首相は改憲派の集会へのメッセージで、二〇二〇年を新しい憲法が施行される年にしたいと改憲の期限を区切り、具体的な項目についても、憲法九条に、九条一項、二項を残しながら、自衛隊を明文で書き込むと表……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 日本国憲法は、前文で、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」と述べています。そして、第一章第一条に「主権の存する日本国民」と明記しました。前文と一条で国民主権の大原則を確立し、天皇主権であった明治憲法から根本的に転換しました。 明治憲法は、冒頭、第一条で、「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と定め、天皇に統治権を委ねました。四条は、天皇は国の元首であり、統治権を総攬すると定め、立法権や軍の統制権も天皇が有していました。まさに絶対主義的天皇制というべきも……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、初めに東村高江のオスプレイ着陸帯の問題について質問をいたします。 政府は、昨年十二月二十二日、菅官房長官やアメリカのケネディ大使が参加して、北部訓練場の一部返還を祝う返還式典を開催いたしました。政府は、沖縄県内の米軍施設の約二割、本土復帰後最大の返還だと強調しております。 ところが、地元紙の報道によると、H地区とN1地区、そこの完成した着陸帯で、盛り土したのり面から水がしみ出して変形している場所が確認され、補修工事を行っていたことが報じられています。土木に詳しい人の話によると、土が十分に締め固められていないためで、業者が土を固める転圧の……
○赤嶺委員 どうもありがとうございます。 海外調査の御報告もありがとうございました。報告を伺って、若干の私の感想や意見を述べさせていただきます。 報告を受けて、示唆的だったのは、イタリアの下院憲法問題委員会副委員長が憲法は国民全ての財産であり、憲法改正は誰かの改正であってはならないと述べたことです。また、多くの識者が憲法改正は国民の幅広い合意が必要だと強調したことです。国民が求めていない中で憲法改正はやるべきでないということを、今回の調査報告で改めて認識を強めました。 一方、日本では、大多数の国民は憲法を変えたいと思っておりません。 安倍首相が主導して改憲を進めようとしています。安倍首……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 相次ぐ米軍機事故の問題について質問をいたします。 先月も、三十日の予算委員会でしたが、米軍機の墜落や不時着、部品の落下が頻発している問題を取り上げました。その後も事故は続発をしています。今月八日には、米軍普天間基地所属のオスプレイがエンジン吸気口のカバーを落下させる事故を起こしました。先日二十日には、米軍三沢基地所属のF16戦闘機がエンジン火災を起こし、小川原湖に燃料タンク二個を投棄いたしました。現場周辺には、シジミ漁の漁船約十隻が操業しており、一番近い漁船までは二百メートルしか離れていなかったとのことであります。 これはもう異常事態であります。……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、憲法審査会は憲法改正原案、改正の発議を審査するための場であり、国民の大多数が憲法改正を望んでいない中、憲法審査会は動かすべきではないという立場であります。 国民投票法についても、国民が改憲を望んでいないもとで改憲手続のための法整備を行う必要はないという立場をとってまいりました。 同時に、国民投票法には最低投票率の規定がないこと、公務員や教師の意見表明や運動を不当に規制していること、改憲案の広報や広告が改憲推進勢力に有利な仕組みになっていることなど、極めて重大な欠陥があると指摘してきたところであります。 本日は、テーマである有料広告につい……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 きょうは、米軍機事故にかかわって、地位協定の問題等で質問をいたします。 河野大臣は、二月七日の参議院予算委員会で、事故時の規制線内への立入り権の確立について、日本当局がより適切に対応できるように指示をし、日米間で協議をしていることを明らかにいたしました。 おととし、米軍ヘリが高江の牧草地に墜落したとき、沖縄県と防衛局が規制線の内側に入ることができたのは、事故から六日たった後でした。既に機体は米軍が回収しており、日本側は、事故機を調査することも、機体に触れることさえもできませんでした。日米地位協定のもとで、日本側が米軍の財産を捜査、検証する権限を認……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 海外視察の御報告、ありがとうございます。 まず、報告を伺った私の感想を述べたいと思います。 森団長が、ドイツでの調査を通じて、六十三回という改正回数に目を奪われがちだが、表面的な数字のみにとらわれることなく、その国の憲法をめぐる政治文化や背景も考慮しなければならないことに気づかされたと述べられたことは、本当に示唆的でありました。 日本国憲法は、日本が起こした侵略戦争により、アジア諸国民二千万人以上、日本国民三百万人を超える犠牲者を出したことへの痛苦の反省から、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、つくられたもの……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 視察報告では、憲法の体系を崩さないよう十分注意をすべきだとの発言があり、前回の審査会でも議論になりました。私は、日本国憲法の体系と矛盾する日米安保条約とその法体系について、改めて目を向ける必要があると思います。 まず指摘したいのは、米軍が引き起こす事件、事故によって基本的人権が脅かされていることです。 沖縄県では、米兵による婦女暴行事件や強盗殺人、実弾射撃訓練による原野火災など、基地あるがゆえの苦しみが続いています。米軍機は毎年のように墜落や炎上、部品落下を繰り返していますが、日本の警察は機体の調査、検証もできず、事故現場への早急な立入りさえできま……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 新型コロナウイルス感染症の拡大によって、本当に観光産業は全国的に厳しい状況に置かれております。 特に、沖縄県では、観光産業が基幹産業になっておりますので、その基幹産業である観光業が、今の感染症拡大の影響によって、経済そのものが完全に停止しているんじゃないかというような実感を、観光業界の方々とじかにお話をして感じたところであります。 大臣に、沖縄の観光産業、ことしに入って何度か来県もされておられます、その沖縄経済にとって、沖縄の観光の意義というか、位置づけというか、それから観光の現状ですね、コロナウイルスの影響を受けた現状、これらについてまず認識を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、憲法審査会を動かす必要はないという立場です。 憲法審査会は、憲法改正原案を発議し、また審査するための場です。ここでの議論は、改憲項目をすり合わせ、発議に向かうことにつながります。 五月三日の憲法記念日に合わせてNHKが行った世論調査では、憲法以外のことを議論すべきだと答えた人が八割に上っています。憲法九条については、どの世論調査でも、変えるべきではないというのが多数です。今、国民の多くは、憲法を変えることを求めてはいません。 問題なのは、こうした国民の意思とは関係なく、与党が安倍首相の意向で審査会を動かそうとしてきたことです。 五年前……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。
名護市辺野古の米軍新基地建設について質問をいたします。
政府は、昨年十二月、地盤改良工事に伴う新たな工期と費用の見積りを明らかにいたしました。工期は、当初の五年から九年三カ月、米軍への提供手続などを含めた全体では十二年に延長をいたしました。費用も、これまでの三千五百億円から九千三百億円に引き上げております。
まず、費用の問題から伺いますが、九千三百億円の内訳と増額になった要因、これを説明していただけますか。
【次の発言】 増額の要因の一つに、当初の見積りにはなかった警備費用千七百億円が追加されたことがあります。一口に千七百億円と言っても、那覇空港……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、憲法審査会は動かすべきではないという立場です。 憲法審査会は、憲法改正原案を発議し、審査することを任務としています。ここでの議論は、改憲原案をすり合わせ、発議へと向かうことにつながります。 安倍政権の七年八カ月、安倍首相は、みずから主導して、期限を区切って、改憲項目を提示し、国会に改憲議論を進めるようあおりました。しかし、憲法改正すべきだという世論は多数にはなっていません。安倍首相自身が、国民的な世論が十分に盛り上がらなかったのは事実だと認めています。この民意を真摯に受けとめるべきです。 ところが、菅首相は、安倍政権を継承するとし、憲法……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど私たちの党に対して言及がありましたので、一言申し上げたいと思いますが、御承知のとおり、私たち日本共産党は一九二二年に結党され、二年後に百年目を迎えます。党創立のときから戦争に反対し、平和主義、国民主権の民主主義、基本的人権の尊重の旗を掲げて、暗黒政治の戦争中は、弾圧のもとでもその旗をおろさずに頑張ってきました。 その精神は今日の日本国現憲法に生きている、このように考えており、そして、今の日本国憲法は国民の間に定着しているというのが、これは憲法調査会の報告の中でも出された共通の認識だと思います。だからこそ、国民の中からは改憲せよという声が起こって……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 前回に続いて質問をいたします。 前回、私は、コマーシャル規制の問題や最低投票率の問題を挙げ、現行法の欠陥に向き合うことが重要だと指摘しました。逢沢議員は、原口・奥野案に対する考えを述べられましたが、最低投票率の問題については触れられませんでした。 最低投票率の是非については、参議院の附帯決議で、速やかに検討することとされたにもかかわらず、十年以上にわたって放置されてきました。 逢沢議員に伺いますが、憲法改正にかかわる問題については、主権者である国民意思を幅広く酌み尽くすことが不可欠です。現行法に最低投票率の規定がなく、有権者の一割台の賛成でも改憲……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たち日本共産党は、国民が改憲を求めていない中、改憲原案の作成を任務とする憲法審査会は動かすべきではないという立場です。 憲法について言えば、改憲のための議論ではなく、憲法と現実の政治との乖離を正し、憲法の平和主義、基本的人権の尊重といった原則をどう生かすかという観点であり、それは各常任委員会で大いに議論すべきだと思います。 同時にまた、憲法について議論する前提は、国民の政治に対する信頼です。 ところが、安倍政権に続き、菅政権の下でも、政府と行政の腐敗が次々と明らかになっています。総務省の違法接待問題、吉川元農水大臣の収賄事件、河井夫妻の選挙買収……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 前回の審査会で、野田委員から、日本は四月二十八日に主権を回復したとの御発言がありました。安倍政権は、二〇一三年四月二十八日に、我が国の完全な主権回復を記念するとして、主権回復を記念する式典を開催しました。 しかし、沖縄にとって、この日は、サンフランシスコ講和条約によって本土から切り離され、米軍の施政下に置き去りにされた屈辱の日であります。その後、米軍による銃剣とブルドーザーで住民は土地を強奪され、基地は拡張されました。この屈辱の日を主権回復の日として祝うなど、今でも怒りを感じるものであります。 野田委員は、自主憲法の制定とも言われました。凄惨な地上……
○赤嶺委員 私は、日本共産党を代表して、与党提出の国民投票法改定案及び修正案に反対の討論を行います。 与党案に反対する第一の理由は、安倍前首相が二〇二〇年と期限を区切って改憲を主張する下で、改憲議論に進む呼び水とするために提出されたものだからです。 自民党は、四年前の安倍前首相の号令の下、改憲四項目を策定し、これを審査会に提示し、改憲原案のすり合わせをしようと画策しました。野党が安倍改憲に反対する下で、自民党は審査会を動かそうと突如与党案を持ち出してきたのです。 しかし、この三年間、安倍政権が改憲を叫べば叫ぶほど、安倍改憲に反対する国民世論は大きくなりました。安倍氏自身が、退陣に当たって……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 憲法審査会は、第一次安倍政権下の二〇〇七年につくられたものです。私の内閣として憲法改正を目指すという安倍首相の発言が始まりでした。 二〇一二年に政権に復帰した安倍首相は、歴代内閣が憲法上認められないとしてきた集団的自衛権の行使を一片の閣議決定で容認し、憲法違反の安保法制を強行成立させました。 一方、二〇一五年六月四日には、この憲法審査会で、三人の憲法学者がそろって安保法制は違憲だと述べ、これを機に、多くの国民が、憲法を守れと国会を包囲しました。この六月四日以降、自民党は、一年半の間、憲法審査会を動かそうとしませんでした。 ところが、安倍首相は、二……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、憲法審査会は動かすべきではないという立場です。自民党の改憲四項目などの九条を中心とする改憲草案作りを進める議論は、断じて許されません。今必要なのは、憲法に反する現実を正す議論です。コロナ禍で生存権が脅かされている現実こそ議論すべきです。 今、感染者が増加する中で、医師、看護師、保健師、医療設備の不足が深刻化し、検査や診断すら受けられず、放置される事態となっています。効率化の名の下で医療と保健所の体制を削減し続けてきた結果であります。 コロナの長期化で失業者が増加し、二〇二一年の平均完全失業者数は百九十三万人と二年連続で増えました。その多く……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 日本国憲法第四章は、国会の本会議について、全国民を代表する国会議員が、目に見える形で議場に参集し、会議公開の原則の下、何物にも干渉されず、自由に発言し、議論を尽くして表決することを要請しています。これは、近代議会制の根本原則であり、国民主権と民主主義を基本原理に持つ日本国憲法における極めて重要な原則です。 この原則を堅持した上で、国会の審議にオンラインをどのように活用できるのかは慎重な検討が必要な問題だと思います。この問題を現下のコロナ対策として取り上げ、性急に結論を出し、詳細な制度設計まですることは、憲法審査会の問題ではありません。 国会のコロナ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど新藤先生からの幹事会での御意見の披瀝がありましたが、私はその反対の立場もまた明確にしておりますので、筆頭間協議でも是非尊重していただきたいと思います。 この間の審査会の議論の中で、この憲法審査会において、憲法五十六条の解釈をあたかも確定して、オンライン審議を実施するための制度設計の検討を急ぐべきだという発言が、この間、繰り返されました。憲法審査会で個々の条文の解釈を確定していくというやり方は非常に問題だということをまず申し上げておきたいと思います。 それで、今日は、高橋先生、只野先生、本当にありがとうございました。参考になる御意見をいただいた……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、現下のコロナ対策と絡めて国会の本会議へのオンライン出席について議論することは憲法審査会の問題ではないと指摘をしてきました。ましてや、憲法審査会で憲法五十六条一項の解釈を多数で確定させるなどということは断じてやるべきではなく、反対であります。 議論のやり方も問題です。前回、参考人としてお二人の憲法学者に出席いただき、この問題を考える上でとても大切な意見を伺いました。両参考人の意見を無視することは許されません。 参考人の意見陳述ではっきりしたのは、五十六条一項は、国会という権力を統制し、その濫用を防ぐための極めて重要な規定だということです。 ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、憲法審査会は、憲法改正原案の発議と審査を任務としており、動かすべきではないという立場であります。 前回の審査会で、憲法五十六条一項の「出席」について、例外的にオンラインでの出席も含まれると解釈することができるというのが意見の大勢だとする議長への報告を多数決で決めました。私は、五十六条一項は、少数者を保護し、権力の濫用を防止するための規定であり、厳格な解釈が必要だという参考人質疑で出された重要な意見を一顧だにせず、憲法の個々の条文の解釈を多数決で決めることは到底許されない、審査会が解釈権を持つかのように振る舞うことは越権行為だとして反対をいた……
○赤嶺委員 コロナ禍の下で、営業補償や事業者の逼迫、そういうことについて、私たちは、例えば経済産業委員会で、当面、足下の被害をどうするかということで、早急に政府の政策を転換するよう強く求めてまいりました。経済産業委員会にとどまらず、各委員会でも求めております。
何よりも、昨年、コロナ禍のときに、憲法五十三条に基づいて臨時国会を開いて、そして事業者への営業補償もきちんとやるべきだ、そういう議論をやるべきだということを強く申し上げてまいりました。
以上です。
【次の発言】 日本共産党の赤嶺政賢です。
この間の審査会の議論で、コロナ禍や災害対応を理由に緊急事態条項を議論すべきだという発言が多く……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 緊急事態条項について、幾つか意見を述べます。 今、大規模災害や感染症の大規模な蔓延を理由に緊急事態条項が必要だという議論がされていますが、東日本大震災でもコロナ禍でも、憲法に緊急事態条項がなかったから対応できなかったという事態は起きていません。 東日本大震災で被災した四十二自治体の首長に行ったアンケートで、憲法に緊急事態条項がなかったことが人命救助の障害になったと回答した方はいませんでした。むしろ、震災の教訓は、災害時には地方にこそ人、金、権限が必要だということです。 コロナ対策も、地域の感染状況をよく知っている自治体が対応し、国は財政や物資とい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 この間の緊急事態条項に関する議論ではっきりしたことは、その目的が、国会の権能を奪い、国民の基本的人権を制限することにあるということです。この間の審査会では、いついかなるときも国会の機能を維持することが重要だとの理由で、緊急事態条項が必要だという発言が各党から相次ぎました。 ところが、今行われている議論は、緊急時において国会が壊滅したときや国会による法律の制定を待ついとまがないときなどと仮定をして、最終的には内閣の緊急政令や財政処分を認めるべきだというものであります。緊急時を理由に内閣への権限の集中を認めれば、それがアリの一穴になり、権力の濫用につなが……
○赤嶺委員 維新らしく、かなり日本共産党の路線をゆがめて、歪曲した発言、これは、まず抗議したいと思います。 それから、私たちは、憲法九条は、戦争を放棄し、戦力を保持しない、陸海空軍、これは持たないということを決めておりますが、憲法の制定時から、軍隊を持たないからといって、個別的自衛権を持っていないわけではないということをはっきり主張してまいりました。憲法制定時からであります。ですから、常備軍を持って国を守る、そういう軍隊は必要でないと今でも考えております。 同時に、今、憲法違反の自衛隊が存在するということは、これは私たち日本共産党がつくり出した矛盾ではなくて、自民党がつくり出している矛盾で……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
参考人の皆様、今日は大変ありがとうございます。
私たちは、国民が改憲を求めていない中、国民投票法を整備する必要はないという立場であります。
その上で、幾つか御意見をお伺いいたしますが、まず、大前提の問題として伺いたいのは、国民投票では、国民が幅広い意見に接し、自由闊達に意見を表明し、意思を形成することが何よりも重要だと思います。その上でも放送が担っている社会的な役割というのは大きいと思いますが、放送事業者には何が求められているのか、お考えを伺いたいと思います。
【次の発言】 お示しいただいたガイドラインでは、報道、広告を含めた放送全ての側面で、正確……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、二〇〇七年の国民投票法制定の国会審議のときから、国民が憲法改正を望んでいない下で、改憲のための手続法を作る必要はないと主張してきました。にもかかわらず、当時の安倍首相が、九条改憲を明言し、国民投票法の成立を強く期待すると述べる下で、与党が強行成立させました。 私たちは、国民投票法が改憲作業と地続きのものだと指摘し、反対しました。この立場は今も変わりません。どの世論調査を見ても、国民が改憲を政治の優先課題とは考えていない下で、投票法を性急に整備する必要は全くありません。 同時に、私たちは、現行の国民投票法には幾つもの欠陥があると指摘してきま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、憲法の原則に反する現実を正す議論こそ必要だと指摘してまいりました。この点でいえば、現政権の運営に責任を持っている新藤筆頭を始め与党の皆さんから、憲法の原則に反する現実があたかもないかのように、私たちの問題提起に応えていないのは極めて残念であります。 これまでも繰り返し述べてきたように、今、最も重大なのは、憲法がじゅうりんされている沖縄の実態です。この五月十五日で、沖縄が本土に復帰して五十年を迎えます。さきの大戦で熾烈な地上戦を経験し、米軍統治下で人権がじゅうりんされ、虫けらのように扱われた県民が五十年前に願ったことは、日本国憲法の下に帰るこ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、前回、沖縄の本土復帰五十年となるに当たり、当時の屋良建議書や玉城デニー知事の新たな建議書を紹介し、沖縄県民が願った平和の島としての沖縄は実現していないことを指摘いたしました。 五月十五日の式典で、玉城知事は、改めて平和の島の実現を求めています。沖縄の地元紙だけでなく、在京紙や地方紙でも建議書が取り上げられ、今でも日米地位協定と米軍基地によって憲法が踏みにじられている沖縄の実態が改めて注目されています。この沖縄の現実こそ変えるべきだと改めて強調したいと思います。 五十年前、沖縄県民が最も強く願ったのが、九条を持つ日本国憲法の下に復帰することでし……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、この間、憲法の上に日米地位協定がある下で、沖縄県民の人権がじゅうりんされ、民主主義も地方自治も踏みにじられている実態を示し、この実態こそ変えるべきだと繰り返し主張してきました。 今日は、地方自治その他の論点についてがテーマとなっていますが、私は、九条を持つ憲法体系と矛盾する安保法体系について幾つか意見を述べたいと思います。 まず、日本国憲法施行直後から九条に反して行われた日本の再軍備の問題です。 アメリカは、自らの世界戦略の下で、日本を極東における反共の防波堤とするために、日本の再軍備計画を策定しました。そこでは、日本の軍隊は米国によって組……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 発言に移る前に、今朝の幹事懇でも申し上げましたけれども、新藤筆頭も毎週開くんだと意気込んで来られているわけですが、どうも与党の側の空席が目立ち始めております。意気込みと実態がかけ離れているなという感じがいたしますので、それは御意見を申し上げておきたいという具合に思います。 今日は、参考人の皆さん、お忙しい中、大変ありがとうございます。ネットということに詳しくないものですから、先ほどからのお話を聞いて大変勉強になりました。 ただ、今日お話のあった、いわゆるフェイクニュースの問題やインターネットを通じた誹謗中傷の問題は、私が住む沖縄でも深刻な問題となっ……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 米軍が那覇軍港で行った軍事訓練について質問をいたします。 米海兵隊は、二月八日から十三日まで、市街地に所在し、那覇空港に近接する那覇軍港で、MV22オスプレイやCH53Eヘリなどの軍用機を投入し、兵員約二百五十人が参加する軍事訓練を行いました。 今回の訓練は、地元自治体、住民の意思を真っ向から踏みにじって強行したものです。 昨年十一月、オスプレイやヘリが何の連絡もなく突然軍港に飛来し、多くの県民を驚かせました。かつてなかった運用がなされたことに対して、沖縄県の玉城デニー知事や城間幹子那覇市長は、二度と繰り返すことのないよう、厳重に抗議をしました……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たち日本共産党は、憲法審査会は改憲原案の発議と審査を任務としており、国民の多くが改憲を重要課題と考えていない中、審査会を動かすべきではないという立場であります。 私は、改憲のための議論ではなく、憲法の原則に反する政治を正す議論こそ必要だと主張してきました。 今問われなければならないのは、統一協会と政治の癒着です。これは、民主主義の根底に関わる重大問題です。 安倍元首相の銃撃事件以降、自民党と統一協会との根深い関係が改めてあらわとなるにつれ、国民の政治への不信が高まっています。 統一協会は、正体を隠した伝道活動を行い、霊感商法や高額献金、当事者……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 前回、私は、民主主義の根幹を揺るがす重大な問題として、反社会的、反国民的組織である統一協会と自民党政権との癒着に言及しました。とりわけ、安倍元首相が主導してきた改憲をめぐる運動が、韓国に拠点を置く謀略団体と一緒になって進められてきたことは極めて重大であり、改憲議論の前提が大本から崩れていると言わざるを得ません。 その点で、十一月七日の毎日新聞が、統一協会が自民党の安倍派を中心に国会議員と関係を持つことによって政界工作を画策していたと報じたことは重大です。記事によると、協会の創始者である文鮮明は、岸信介元首相を足がかりに日本の政治と関係を持ったと強調し……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 岸田政権は、年末に向けて、安保関連三文書を改定し、敵基地攻撃能力を具体化するとともに、軍事費を倍増する大軍拡の動きを加速し、大増税まで検討しています。憲法を破壊する極めて重大な動きであります。 岸田政権が五年間の軍事費を四十八兆円に倍増しようとする下で、政府は、公共事業費や科学技術研究費、海上保安庁予算など各省庁の予算を軍事に資するものとしてまとめ、総合的防衛費などと称して計上することを検討しています。 重大なのは、その中身です。そこでの議論は、単に予算を積み増すだけでなく、予算の編成から執行に至るまで、国の財政と施策の全てを軍事に従属させようとい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、今日の運営について一言述べておきます。 今日の審査会は、日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制についての自由討議であり、その具体的な内容について、テーマは設定されておりません。にもかかわらず、新藤筆頭が私的に依頼した緊急事態に関する資料について、冒頭に法制局に報告させるということ自体が問題であります。今日の議論を誘導しようというものであり、看過できません。 資料の中身も問題です。 この間の審査会では、憲法に関わる現実の課題について様々な意見が出されました。私は、九条を破壊する大軍拡、憲法の上にある日米地位協定、自民党と統一協会との……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 憲法審査会、会派順でいきますと玉木先生がいつも私より先になっておりますが、今日は他の委員会と重なっておりまして、玉木先生の御理解も得まして、幹事会の御理解も得まして、先に質問をさせていただきます。 まず、山本参考人に、デジタルの活用と個人情報保護の現状について、お話が繰り返されているところではありますが、お伺いをしたいと思います。 今、日本政府は、データの利活用を成長戦略やイノベーションに資するものと位置づけて進めております。そこでは、専ら企業が消費者や利用者の個人データを収集し、利用しやすい仕組みづくりが中心で、人権擁護や個人情報保護という視点が……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たち日本共産党は、憲法審査会は動かすべきではないという立場です。審査会は改憲原案の発議と審査を任務としています。国民の多くは改憲を重要課題と考えておらず、憲法審査会は動かすべきではありません。 憲法の議論で今必要なのは、憲法の原則に反する政治を正すことです。 何より重大なのは、岸田政権が推し進めている大軍拡が憲法を破壊するものだということです。 岸田政権が昨年閣議決定した安保三文書は、戦後の日本の安全保障政策を文字どおり大転換し、敵基地攻撃能力の保有に公然と踏み切ろうとしています。軍事費をGDP二%、世界第三位の水準に倍増させ、公共インフラや研……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、いわゆる緊急事態条項について意見を述べます。 憲法審査会で、大規模災害や感染症の蔓延などを理由に緊急事態条項を創設すべきだという主張が繰り返されています。しかし、東日本大震災やコロナ感染症の拡大においても、緊急事態条項がなかったから対応できなかったという問題は起きていません。想定外の上に想定外のことをあれこれと仮定して改憲議論をすること自体が問題です。この審査会に参考人として出席した憲法学者や災害の専門家が、極端な事例を出して議論すれば間違う危険性が高いと繰り返し指摘したことを思い起こすべきであります。 さらに、戦争やテロ、内乱まで挙げられて……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 先ほど、立憲民主党の方から国民投票法の問題提起がありました。共通の問題意識は持っておりますが、同時に、私たちは改憲の立場ではなくて、現行憲法やあるいは放送の自由など、本当にこの社会状況の中で国民投票は実施していいのだろうかという問題意識から、大前提となる言論、表現の自由、これが根底から揺らいでいることについて意見を述べたいと思います。 今、参議院予算委員会で、安倍政権下での放送法の解釈変更が問題になっています。安倍首相を始め政権の中枢が政権に批判的な放送番組に圧力をかけていたことは、極めて重大です。 そもそも、放送法は、政府による放送内容への干渉を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 国民投票法をめぐる問題について意見を述べます。 私たちは、国民が改憲を求めていない中、改憲の手続法である国民投票法を整備する必要はないという立場です。現行の国民投票法については、国民の民意を酌み尽くし正確に反映させるという点で、重大な欠陥があると考えています。 具体的には、最低投票率の規定がないこと、公務員や教育に携わる者の投票運動を不当に制限していること、改憲案に対する広告や意見表明の仕組みが公平公正なものになっていないことの三点を指摘してきました。 こうした根本的な欠陥に加えて、前回の審査会で、国民投票法の公平公正を確保する大前提の問題として……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 岸田政権が安保三文書に基づき戦後の安全保障政策を大転換しようとしていることは、日本国憲法を真っ向からじゅうりんする極めて重大な問題です。衆参の予算委員会でも、憲法との深刻な矛盾が明らかとなりました。私は、岸田軍拡について、改めて三つの点を指摘しておきたいと思います。 第一に、敵基地攻撃能力の保有は憲法違反だということです。 歴代政府は、憲法九条の下で、自衛隊は自衛のための必要最小限度の実力だから憲法に違反しないとし、専守防衛に徹すると説明してきました。その下で、敵基地攻撃は、法理的には可能だが、その能力を保有することは憲法に違反する、これが歴代政府……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 この間、私は、岸田政権が進める大軍拡の問題点を指摘してきました。 一昨日は、本会議で安保三文書の報告と質疑が行われました。今日の午後には、今後五年間の軍事費四十三兆円を確保する財源確保法が審議入りをいたします。岸田軍拡と憲法との矛盾はいよいよ深刻になっていると思います。 今日は、この間の三文書をめぐる議論で欠かすことのできない点として、在日米軍の存在について述べたいと思います。 在日米軍は、一九五一年にサンフランシスコ講和条約と引換えにアメリカから押しつけられた安保条約により、占領軍から条約に基づく駐留軍となり、今なお、全国百三十か所以上の基地を……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 せっかく玉木先生からアドバイスいただいたわけですが、日本共産党は九条を断固として守り抜くという立場には変わりがありませんので、そういう立場から、憲法審査会、改憲のための審査会は動かすべきではないということを改めて申し上げたいと思います。 日本共産党としては、私は、先週に続いて、岸田軍拡とアメリカとの関係について意見を述べます。 前回、私は、今の長射程ミサイルの配備計画はアメリカの軍事戦略から始まったものであり、敵基地攻撃はアメリカの統合防空ミサイル防衛、IAMDの一翼を担うものだと指摘しましたが、今の軍拡は、徹頭徹尾、アメリカが起点です。軍事費のG……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、憲法九条の意義について意見を述べます。 憲法九条は、絶対に戦争を起こさないこと、国家間の争い事は徹底した外交努力によって解決することを求めています。この九条の精神は、悲惨な沖縄戦を体験した私たち沖縄県民の命どぅ宝という強い思いと重なるものです。 さきの大戦で沖縄は、本土決戦を遅らせるための捨て石とされ、住民を巻き込んだ地上戦の場となりました。日本軍は、軍、官、民、共生共死の一体化という方針の下、住民を根こそぎ動員していきました。鉄血勤皇隊やひめゆり学徒隊など、中学生の年齢の少年少女たちまで動員し、男子学徒は戦闘の最前線へ、女子学徒は負傷兵の……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、沖縄と憲法について意見を述べたいと思います。 七十一年前の一九五二年四月二十八日、サンフランシスコ講和条約が発効しました。このサ条約の第三条によって、沖縄県は日本から切り離されました。沖縄は米軍の施政権下に置かれ、県民は耐え難い苦しみを押しつけられました。私たちはこの日を、怒りを込めて屈辱の日と呼んでいます。 米軍は、銃剣とブルドーザーによって住民の土地を暴力的に奪い取り、基地を拡大しました。県民の人権は全く無視されました。 私が小学校に入学した翌年に、六歳の少女、永山由美子ちゃんが米兵に拉致され、強姦された挙げ句、惨殺され、米軍のごみ捨……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 参議院の緊急集会について意見を述べます。 憲法五十四条二項は、衆議院が解散され、国に緊急の必要があるとき、内閣が参議院の緊急集会を求めることができるとし、同条三項は、緊急集会において取られた措置は臨時のもので、衆議院の同意がない場合にはその効力を失うと規定しています。この規定は、国民の自由と権利を奪い、侵略戦争への道を突き進んだ歴史への反省を踏まえたものです。 明治憲法は、帝国議会の閉会中に行政府による緊急勅令や緊急財政処分を可能としていました。政府は、この制度を濫用し、国民弾圧の手段に使いました。議会で廃案になった治安維持法の重罰化法案を議会閉会……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、長谷部先生、大石先生、大変参考になるお話、ありがとうございました。 長谷部先生にお伺いをいたしますが、議員任期の延長の理由として、国会機能や二院制の維持が強調されております。しかし、その大前提は、国会が国民に正当に選挙された議員で構成されているということでなければなりません。国民が選挙権を行使する機会を奪って、国民の意見が反映されていない形で任期を延長された議員が国政を担い続けるというのは、議会制民主主義の根幹を揺るがすものだと思います。ましてや、周辺有事への参戦という重大な意思決定に際して、国民が意思を表明する機会を奪うことは、断じて許され……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 初めに、今も玉木委員からありましたが、緊急事態を理由にした国会議員の任期延長について意見を述べたいと思います。 先週の参考人の意見陳述は、この問題を考える上で大変貴重なものでした。何より重大なのは、国会議員の任期延長が権力の恣意的な延命につながるということです。 長谷部参考人は、緊急時への制度的な対応は平常時とは明確に区別し、臨時の暫定的措置にとどめるべきだとして、参議院の緊急集会を極めて優れた制度と評価されました。その上で、国会議員の任期を延長すれば、任期の延長された衆議院と、それに支えられた従前の政権とが長期にわたって居座り続ける、緊急事態の恒……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 前回に続いて、緊急事態を理由とした国会議員の任期延長と参議院の緊急集会について意見を述べます。 この間の議論で特徴的と感じている点を幾つか申し述べたいと思います。 一つは、議員任期の延長が国民の参政権を制限することへの認識が極めて希薄だということです。 日本国憲法は、前文で、主権が国民に存することを宣言し、国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動すると述べています。国民主権は日本国憲法の基本原理であり、国民の選挙権は最大限に保障されなければならないものです。 二〇〇五年の最高裁判決は、国民の選挙権について、国民の国政への参加の機会……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 初めに、国民投票法について発言します。 私は、現行の国民投票法については、国民の民意を酌み尽くし正確に反映させるという点で、重大な欠陥があると述べてきました。 具体的には、最低投票率の規定がないこと、公務員や教育に携わる者の投票運動を不当に制限していること、改憲案に対する広告や意見表明の仕組みが公平公正なものになっていないことの三点を指摘してきました。 自民、公明、維新、有志の四会派が提出した公選法並びの改正案を速やかに処理すべきとの主張が行われていますが、こうした投票法の根本的欠陥を放置したまま拙速に結論を出すことは許されないということをまず指……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 初めに、今日の運営についてであります。 冒頭、法制局が、自民、公明、維新、国民、有志五会派の要請に基づき、緊急事態、特に参議院の緊急集会、議員任期延長について論点整理資料に基づく報告を行いました。 これは、六月十三日の幹事懇談会で、論点整理資料を作成する基準として、一定の討議の積み重ねがあること、複数の会派から会長に論点整理の要請があることの二つを要件とすることを合意したことに基づくものであります。論点整理資料の作成を複数会派による要請があった場合にのみ認めるというのは、およそ公正公平な運営とは言えません。少数意見を切り捨て、憲法審査会の運営に数の……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。
松本大臣、今日はどうぞよろしくお願いいたします。
最初に防衛省に伺いますが、防衛力整備計画では、沖縄県那覇市に司令部を置く陸上自衛隊第一五旅団を増強し、師団へ改編するとしております。改編の目的に国民保護を掲げていますが、これは具体的にどういうことですか。
【次の発言】 要するに、増強したら国民保護の実効性にも役立つと言っているわけですが、それは具体的にどういうことですか。
【次の発言】 要するに、増やした自衛隊員を、有事という事態が起こったときには、そこにも派遣できるということをおっしゃっているわけですね。そういうことですね。
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、四人の参考人の先生方、大変御苦労さまです。いろいろな御意見を聞かせていただきました。 そこで、今日は、私たちが問題意識として持っているところで質問をしていきたいんですが、初めに、神保参考人に、今回の安保三文書の策定経緯について伺いたいんです。 昨年十月の財政制度等審議会での御発言を拝見いたしました。今回の軍事費の増額に関しての発言の中で、昨年五月の日米共同声明で防衛力の抜本的な強化とその裏づけとなる防衛費の相当な増額が盛り込まれた経緯に触れて、先生は、「言わば国際公約になっている」と述べておられました。私も、今回の三文書の決定に至る経緯とい……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今、玉木代表から我が党への疑問も呈されましたが、私の毎回の主張から、是非私たちの主張を酌み取っていただきたいと思います。 まず、前回の海外視察の報告について一言感想を述べます。 報告の中で、森会長は、各国の憲法はその国の成り立ちや歴史を背負っていると述べられました。四年前、二〇一九年の海外視察でも、会長が、その国の憲法をめぐる政治文化や背景も考慮しなければならないと述べたことを思い起こしました。憲法を考える上で大変重要な指摘だと思います。 日本国憲法の原点は、さきの侵略戦争によってアジア諸国民二千万人以上、日本国民三百十万人に及ぶ犠牲者を出したこ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 冒頭、一言申し上げます。 昨日、米軍横田基地所属のオスプレイが鹿児島県屋久島沖に墜落しました。これ以上、危険なオスプレイの飛行を容認することはできません。米軍オスプレイは直ちに撤収させるべきです。自衛隊も導入を中止すべきです。憲法の上に日米安保がある実態こそ変えることが政治の最優先課題だと、まず申し上げておきたいと思います。 国民投票法について意見を述べます。 私たちは、現行の国民投票法には、国民の民意を酌み尽くして正確に反映させるという点で重大な欠陥があると主張してきました。具体的には、最低投票率の規定がないこと、公務員や教育に携わる者の投票運……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 この間の議論を聞いて、国会と国民の矛盾がいよいよ深まっていると感じています。 さきの通常国会では、緊急事態条項や国会議員の任期延長の条文案をまとめるべきだという主張が声高にされました。岸田首相は、臨時会の所信表明演説で、国会に条文案の取りまとめを呼びかけました。この審査会でも、岸田首相が来年九月の総裁任期までに改憲を目指す考えに変わりがないと言っていることを捉え、逆算して議論を進めるべきだと繰り返し主張されました。 しかし、今どの世論調査を見ても、国民の多数は改憲を政治の優先課題とは考えていません。これは、先週の審査会で自民党の方からも出されました……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私たちは、改憲のための憲法審査会は動かすべきではないという立場を表明してきました。それは、国民の多数が改憲を求めていないからです。国民の中から改憲の要求がないのに、政治権力を持つ側が改憲を喧伝し、雰囲気をつくり出し、国民に改憲を押しつけるのは、本末転倒と言わなければなりません。 加えて重大なことは、裏金事件で自民党政権が国民の信を失った下で、改憲を議論する前提そのものを欠いているということです。 裏金事件は、自民党の主要派閥が政治資金パーティー収入を派閥ぐるみで裏金化するという政治資金規正法違反を長年にわたって行ってきたものであります。前代未聞の極……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 前回、岸田政権が日本国憲法に基づく平和国家としての理念を次々と壊していること、この現実を放置したまま改憲議論をすることは立憲主義の破壊であることを指摘いたしました。この点に関わって、先日行われた日米首脳会談について発言します。 アメリカのエマニュエル駐日大使は、会談に先立ち、産経新聞のインタビューに答えて、岸田政権が軍事費の国内総生産比二%への増強、敵基地攻撃能力の保有、長距離巡航ミサイル、トマホークの大量購入、殺傷兵器の輸出解禁に踏み切ったことを挙げ、岸田政権は二年間で、七十年来の日本の安全保障政策の隅々に手を入れ、根底から覆したと述べています。ま……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 憲法と地方自治について意見を述べます。 今、地方自治をめぐって重大な問題は、政府が地方自治も民主主義も無視して基地建設を強行していることです。 最も顕著なのが沖縄です。辺野古新基地建設をめぐって、玉城デニー知事が、公有水面埋立法に基づき、沖縄防衛局の設計変更申請を不承認としたのに対し、政府は、国民の権利救済のための行政不服審査法を悪用して、知事の決定を取り消しました。さらに、玉城知事に設計変更申請を承認するよう指示し、知事が従わないと、地方自治法上の代執行によって県知事の権限を奪い、工事を強行したのです。国に逆らう自治体は徹底的に排除するという強権……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 この間、毎週のように憲法審査会が開かれ、改憲を議論するのが国会議員の責任だ、改憲に向けて国民の理解を深めなければならないなどと、改憲議論をあおる主張が繰り返されました。また、憲法九条を変えて、国防規定を設けるべきだとか、自衛隊を軍隊として位置づけるべきだという発言が繰り返し行われています。 こうした中で、五月三日の憲法記念日に合わせてメディアが行った世論調査では、国民が九条改憲を求めていないことが示されたと思います。朝日新聞の調査では、憲法九条を変えない方がよいと答えた人は全体の六一%で、変える方がよいの三二%を上回っています。国会での九条改憲が声高……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 沖縄と憲法について意見を述べます。 沖縄が本土に復帰してから、昨日、五月十五日で五十二年を迎えました。凄惨な沖縄戦を経験し、戦後の米軍統治下で虫けらのように扱われてきた県民が復帰に際して望んだものは何であったか。 琉球政府の屋良朝苗主席がまとめた建議書は、次のように述べています。 県民が復帰を願った心情には、結局は国の平和憲法の下で基本的人権の保障を願望していたからにほかなりません。復帰に当たっては、やはり従来どおりの基地の島としてではなく、基地のない平和な島としての復帰を強く望んでいます。 これが県民の強い思いでありました。 しかし、この五……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 前回に続いて、沖縄と憲法について意見を述べます。 前回、私は、復帰から五十二年が経過した今なお、米軍、自衛隊基地の強化が進められ、憲法の原則が適用されない沖縄の実態を変えるべきだと指摘しました。日本国憲法と矛盾する日米安保体制の下で日本の主権が脅かされ、県民の人権が踏みにじられていることに私たちは目を向けるべきであります。 先週十七日には、エマニュエル駐日米国大使が米軍のターナー四軍調整官とともに与那国島や石垣島を訪問しました。米国大使が在沖米軍トップを引き連れて自治体の首長と直接会談するなど、極めて異例のことです。日本最西端の碑の前では日米の連携……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 まず、国民投票法について意見を述べます。 私たちは、国民が改憲を求めていない中で、改憲のための国民投票法を整備する必要はないという立場です。 現行の国民投票法は、第一次安倍政権の二〇〇七年に、安倍首相が、私の内閣で憲法改正を目指すと意欲を示す下で、自民党が改憲を進めるため、強行採決して作られたものです。 その内容は、改憲案を通すために都合のよい仕組みとなっています。具体的には、最低投票率の規定がないこと、資金力の多い改憲派に広告が買い占められてしまうこと、公務員や教育関係者の意見表明や国民投票運動を不当に規制していることであります。広報協議会につ……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今月、六月二十三日は慰霊の日であります。住民を巻き込んだ地上戦で、軍民合わせて二十万人以上が犠牲になった沖縄戦から七十九年を迎えました。 今日は、改めて沖縄の歴史と憲法について述べたいと思います。 さきの大戦で沖縄は、本土決戦のための捨て石とされました。日本軍は、軍、官、民、共生共死の一体化という方針の下、住民を根こそぎ動員していきました。鉄血勤皇隊やひめゆり学徒隊など、中学生の年齢の少年少女たちまで動員し、男子学徒は戦闘の最前線へ、女子学徒は負傷兵の看護を担わされました。さらに、砲弾が飛び交う中で、ごうに避難している住民に軍の弾薬や食料の運搬を強……
○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。 私はこれまで、現実の憲法破壊の政治を放置して改憲議論をすることは許されないと主張してきました。今国会でも、岸田政権は、憲法の原則をじゅうりんする法案を強行しています。とりわけ、憲法の平和国家としての理念を次々と破壊しようとしていることは極めて重大です。 まず、大軍拡予算の問題です。 政府は、五年間の軍事費を四十三兆円とする安保三文書の下で、今年度は、過去最大となる八兆円もの軍事予算を計上しました。防衛省の有識者会議では、四十三兆円にとどまらず、更に増額することまで議論されています。 財政制度等審議会が五月二十一日に政府に提出した建議書は、軍事費の……
○赤嶺分科員 日本共産党の赤嶺政賢です。 今日は、沖縄県における教師不足、教師の長時間労働の問題について質問をいたします。 沖縄県教育委員会によると、沖縄県内の公立小中高校と特別支援学校の教員の未配置数は、二〇二四年一月時点で百三十七人に上っています。その要因として、病休や産休などに対する臨時的任用教員の配置が追いついていないこと、特別支援学級の増加を挙げています。特に、精神疾患による休職者の多さは深刻であります。 文科省が実施した二〇二二年度の調査結果によると、精神疾患を理由に休職した教職員は全国で六千五百三十九人と過去最高になりました。沖縄県でも二百二十九人と過去最多で、文科省が公表……
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