赤嶺政賢衆議院議員の在職時の本会議での質問や答弁などの発言回数・文字数、発言時の役職、立場、各発言冒頭の一覧を掲載しています。委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○赤嶺政賢君 日本共産党を代表して、船舶検査法案に対する反対討論を行います。(拍手) 反対理由の第一は、本法案は、アメリカがアジア太平洋地域で引き起こす干渉や介入の戦争、すなわち周辺事態において、経済制裁の厳格な実施の確保を理由に、国連安保理決議がなくても、自衛隊がアメリカの行う臨検に参加、協力できるようにするものであるからであります。戦争法を補強するこうした法案には断固反対するものであります。 第二は、国連安保理決議がなくても、旗国の同意を得れば自衛隊が船舶検査活動をできるとしたからであります。 言うまでもなく、国連安保理であっても、国連憲章第三十九条に基づき、平和の破壊または侵略行為……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、テロ対策特別措置法案及び自衛隊法一部改正案に反対、海上保安庁法一部改正案に賛成の立場で討論を行います。(拍手) 九月十一日の米国への同時テロ攻撃は、アメリカだけでなく、国際社会に対する卑劣で残虐な許しがたい犯罪です。私たち日本共産党は、この蛮行に対して強い非難と抗議を行うものです。 今、テロをどう根絶していくか、世界と日本に問われています。テロ根絶のためには、国際社会の大同団結が何よりも大切です。国連を中心とする告発と制裁という手段を尽くさないまま、十月八日、米国など一部の国によるアフガニスタンへの武力攻撃が始まりました。地雷除去に取り組んでいた国……
○赤嶺政賢君 日本共産党の赤嶺政賢でございます。 私は、日本共産党を代表して、PKO協力法改正案について質問します。(拍手) 十一月二十日、防衛庁長官は、テロ特措法に基づき、アフガンでの米軍の戦争支援のための自衛隊の出動を命令しました。戦後初めて自衛隊が戦時に海外出動するもとで、PKO協力法改悪が提案されております。戦争放棄、武力による威嚇、武力の行使はしないという憲法を踏みにじる相次ぐ暴挙を、厳しく糾弾するものであります。(拍手) PKO協力法は、湾岸戦争を契機にして、カンボジアPKOへの参加を口実に、自衛隊の海外派兵の突破口としたものであります。九〇年の最初の法案提出以来、足かけ三年……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、自衛隊のイラク派兵法、軍事占領支援法に対し、反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、政府の言うような、イラクの復興人道支援のための法案ではありません。米英が始めた無法なイラク戦争とそれに続く軍事占領に自衛隊を派兵し、日本が軍事占領に参加、加担する、まさに軍事占領支援法であります。 戦後初めて、軍事占領支援のために、しかも、今なお戦闘が続くイラクに自衛隊を派兵することは、武力の威嚇、武力の行使、交戦権を否認した日本国憲法九条に真っ向から違反するものであり、到底許されるものではありません。(拍手) かかる重大な法案を通常国会会期末に提出し、会期を延長……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、テロ特措法の延長法案に反対の討論を行います。(拍手) テロ特措法は、九・一一テロに対してアメリカが開始した報復戦争を支援するため自衛隊を海外に出動させるものであり、国際紛争を解決する手段としての武力の威嚇、武力の行使を否定した日本国憲法九条を真っ向から踏みにじるものであります。この明白な違憲立法を延長する本法案は、断じて許されません。(拍手) そもそも、戦争でテロをなくすことはできません。それどころか、軍事力による対応がテロの土壌を増幅し、拡大しているのであります。 報復戦争から二年、アフガニスタンは、今、深刻な事態を迎えています。いまだ、ビンラ……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問します。(拍手) 小泉内閣は、昨日、航空自衛隊に続き、陸上自衛隊本隊と海上自衛隊にイラク派遣命令を下しました。これは、今なお戦争状態にある外国に武装した自衛隊を派兵し、軍事占領支配の一翼を担うことを核心とするものであり、戦後、かつてなかったことです。武力による威嚇、武力の行使、交戦権を否認した憲法九条に違反し、到底許されるものではありません。(拍手) まず、小泉総理がイラクは大量破壊兵器を保有していると断定し、イラク戦争を支持してきた責任について聞きます。 イラク戦争は、米英が国連安保理の承認なしに一方的に始めた、国際法上の正当性、合法……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、まずイラクの日本人拘束事件について質問します。(拍手) 何よりも人命優先で対応する、三人を無事救出するためにとり得るすべての手を尽くすことが政府の責任であります。 今緊急に必要なことは、アメリカがイラク全土で展開している反米武装勢力の鎮圧・掃討作戦をやめさせることです。とりわけ、米軍がファルージャでクラスター爆弾まで使用して掃討作戦を行い、モスクを爆撃し、六百人以上の市民の生命を奪ったことが事態を一層悪化させています。こうしたもとで外国人人質事件が多発しているのではありませんか。 アナン国連事務総長は、無辜の民間人への危険を最小限にとどめるため、……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、新防衛大綱、中期防について質問します。(拍手) 今、小泉内閣は、世界の中の日米同盟路線のもと、日米安保を根本的につくりかえようとしています。 新大綱は、日米が共通の戦略を持ち、役割分担を進めるとし、先月の2プラス2で共通の戦略目標に合意しました。これは、先制攻撃を現にイラクで実行し、国家安全保障の骨格に位置づけるブッシュ政権の戦略を日本が共有するということではありませんか。 アジア太平洋地域のみならず世界における共通の戦略目標で合意したのも、地域的制約を完全に取り払って、先制攻撃戦略に基づく地球的規模の軍事同盟へ日米安保を根本的に転換するためではあ……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、日本外交が直面している深刻な行き詰まりについて、総理に質問します。(拍手) 第一に、過去の戦争への態度の問題です。 小泉総理が、過去の戦争は正しかったとする靖国神社への参拝に固執していることが、アジア諸国との溝を深めていることは明らかです。 そもそも、日本がアジアに対して行った戦争は、大東亜共栄圏の名のもと、他国の領土を奪うことを目的とした侵略戦争であり、アジアの人々を深く傷つけてきたことは歴史の事実であります。この戦争を正当化する立場と決別せずに、アジア諸国との友好関係をつくることはできません。政府が進める国連常任理事国問題でも、そのことが問わ……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇六年度政府予算三案に反対の討論を行います。(拍手) 第一の理由は、国民への負担をさらに引き上げ、社会保障改悪を次々進める予算だということです。 予算案は定率減税の全廃を盛り込んでいます。所得税と住民税合わせて三兆四千億円もの増税です。政府は景気回復を理由にしますが、史上最高の利益を上げ続けている大企業とは対照的に、国民の所得は減り続けており、理由になりません。定率減税は恒久的措置として実施されたものです。同じ法律で措置された法人税率の引き下げや所得税の最高税率引き下げには手をつけず、定率減税だけ廃止するのは全く道理に合いません。 政府は、本……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、2プラス2報告について質問します。(拍手) 政府は、米軍再編について、抑止力の維持と負担の軽減が基本方針だと説明してきました。しかし、今回の合意が沖縄県民の願う負担軽減になるのでしょうか。 県内たらい回しはやめよという県民の総意を裏切り、今回もまた、普天間基地の代替と称して名護市辺野古への新基地建設を盛り込んでいます。滑走路を二本持つ巨大な基地を、豊かな大浦湾を埋め立ててつくるというのであります。これは、沖縄県民が拒否し破綻したSACO合意を焼き直し、さらに巨大化し、しかも住宅地に接近させるという、一層危険な計画ではありませんか。このどこが負担の軽……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、防衛庁設置法、自衛隊法改正案について質問します。(拍手) 本法案は、防衛庁・自衛隊の発足以来初めて、自衛隊の任務を変更し、防衛庁を省に昇格させるものであり、防衛二法の根幹中の根幹を変更する極めて重大な法案であります。 政府は、九〇年代以降、海外での軍事貢献を求めるアメリカの要求につき従い、憲法九条を真っ向から踏みにじり、PKO法、周辺事態法、テロ特措法、イラク特措法と次々と海外派兵立法を強行し、自衛隊の権限を拡大してきました。 こうして広げに広げた違憲の海外活動を、今度は自衛隊法三条の任務規定そのものに位置づけるというのであります。断じて許されま……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、防衛庁設置法・自衛隊法改正案に反対の討論を行います。(拍手) 戦争放棄、戦力不保持、交戦権否認を規定した憲法九条のもとで、歴代政府は専守防衛を建前とし、自衛隊の任務を日本防衛に限定してきました。それを根底から覆し、海外での活動を自衛隊の任務に位置づけるのが本法案の核心であります。日本の安全保障政策を大転換するものにほかなりません。にもかかわらず、そのことを正面から説明せず、国民的な議論を回避し、わずか十四時間二十分の審議で採決を強行しようとしている政府・与党に対し、断固抗議するものであります。 自衛のための必要最小限度の実力だから憲法に違反しないとい……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、米軍再編特措法について質問します。(拍手) そもそも、アメリカが進めている米軍再編は、先制攻撃戦略に同盟国を深く組み込み、地球規模で軍事態勢を再編成するものであり、在日米軍と自衛隊の再編もその一環にほかなりません。イラクやアフガニスタンの泥沼化によって、その戦略の破綻は明白です。にもかかわらず、政府は、沖縄の負担軽減のためと言って、再編計画を推進しています。 再編は、キャンプ座間、横田基地、原子力空母が配備される横須賀とあわせ、陸海空すべてで米軍と自衛隊の司令部を同じ場所に置き、一体化するものであります。岩国は、嘉手納に匹敵する極東最大級の巨大な基……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、米軍再編特措法案に反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、米軍再編を促進するとして出されたものですが、いまだに、再編計画の全容、日本側の負担総額、グアム移転計画の全容、財政負担の具体的方法など、法案の骨格、基本にかかわる問題が何ら明らかにされていません。審議は全く不十分であります。地方公聴会も開かず、関係自治体の意見も聞かず、討論の機会さえ封じて、昨日委員会質疑を打ち切り、採決を強行した政府・与党に対し、断固抗議するものであります。 そもそも米軍再編は、アメリカの先制攻撃戦略につき従って、米軍と自衛隊が一体となって海外で戦争できる態勢づくりにほか……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、イラク特措法延長案について総理に質問します。(拍手) イラク特措法は、米英が始めた無法なイラク戦争とそれに続く軍事占領に自衛隊を派兵し、これに日本が参加、加担するという軍事占領支援法であります。武力による威嚇と武力の行使を禁止し、交戦権を否認した憲法九条を真っ向から踏みにじる明白な違憲立法にほかなりません。自衛隊は直ちに撤退すべきであり、その延長は断じて認められません。 まず、イラク戦争に関する総理の根本認識について聞きます。 米英による戦争開始から四年、イラクの現状は泥沼化そのものであります。無法な侵略戦争と占領支配、米軍がファルージャやバグダ……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、イラク特措法延長案に反対の討論を行います。(拍手) 第一に、イラク戦争がうそで始められた国連憲章違反の侵略戦争であることは、今や明白です。 戦争の最大の根拠とされた大量破壊兵器がイラクに存在しなかったことは、既に確定したのであります。だから、ブッシュ大統領自身が開戦判断の誤りを認め、イギリスのブレア首相も辞任に追い込まれたのであります。情報が誤りであって、判断は誤りでないなどという矛盾に満ちた総理の答弁は、断じて許されません。 第二に、自衛隊の活動は戦争終結後の人道復興支援という政府の説明も、全くの虚構であります。 政府は、私たちの追及に、航空……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、新テロ特措法案について質問します。(拍手) まず、海上自衛隊の給油活動をめぐる隠ぺい問題です。 私は、二〇〇三年五月、この問題を追及しました。イラク戦争から横須賀に戻ってきた米空母キティーホークの艦長が、海上自衛隊から八十万ガロンの給油を受けたと発言しました。これを受け、具体的な事実の確認を求めたのであります。 そのとき、福田総理、石破防衛大臣は、イラク作戦には使っていない、給油した二十万ガロンは一瞬にしてなくなったと説明したのであります。 ところが、政府は今になって事務的ミスだったと言い出し、さらに、四年前の当時から海幕の担当課長らが事実を知り……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、新テロ特措法案に反対の討論を行います。(拍手) 第一に、本法案は、憲法違反の報復戦争支援をこれまでどおり継続するものであり、断じて容認できません。 政府は、補給対象をテロ対策海上阻止活動を行う艦船に限定すると言ってきました。しかし、審議の中で、複数の任務につく米軍艦船への補給を除外しないと答弁したのであります。要するに、限定などできないということであります。 もともと米軍は、インド洋、ペルシャ湾の海域で、海上阻止活動だけでなく、対アフガン、対イラク作戦を一体で進めています。空母戦闘打撃群、強襲揚陸艦などを常時展開し、その時々の米軍の判断で必要とす……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、在日米軍駐留経費特別協定について質問します。(拍手) まず初めに、相次ぐ米軍犯罪についてであります。 先月十日、沖縄県北谷町で起こった米海兵隊員による女子中学生暴行事件に対し、深い悲しみと怒りの声が上がっています。言葉巧みに少女をだまし、暴行するという許しがたい米兵の蛮行に、満身の怒りを込めて抗議するものです。少女は告訴を取り下げ、米兵は釈放されました。少女の思いを受けとめ、今、政治が何をするかが問われています。 一九五五年、沖縄本島中部にある旧石川市で、米兵による少女暴行殺害事件が起きました。由美子ちゃん事件です。市内の幼稚園に通っていた当時六……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の新テロ特措法延長法案に反対、民主党の対案に反対の立場から討論を行います。(拍手) 政府は、二〇〇一年以降、九・一一テロに対してアメリカが始めた報復戦争を支援してきました。自衛隊をインド洋に派遣し、アフガニスタンへの空爆を行う米軍艦船などに給油支援を行ってきたのであります。このような活動が憲法九条に真っ向から反することは明白です。自衛隊は直ちに撤退すべきであり、法律の延長は断じて認められません。 現在の法律は、一年前、この国会で大問題になりました。昨年の参議院選挙の審判を受け、安倍内閣は政権を投げ出し、自衛隊はインド洋から撤退したのでありま……
○赤嶺政賢君 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表して、新テロ特措法延長法案の再議決を求める動議に反対の討論を行います。(拍手) 麻生内閣は、安倍総理、福田総理と二代続けての政権投げ出しを受けて発足しました。その麻生内閣が、国民の審判を受けることなく、政権投げ出しのきっかけともなったテロ法の延長法案を提出したこと自体が大問題です。ましてや、本年一月に続き、一年間に二度までも、参議院で否決された本法案を衆議院の三分の二という数の力で覆すなど、言語道断であります。 そもそも、自衛隊をインド洋に派遣し、アメリカの報復戦争を支援することが、憲法九条に真っ向から反することは明白です。……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、海賊対処法案について質問します。(拍手) 本法案は、海賊対処を口実にして、自衛隊の海外活動と武器使用権限を拡大し、憲法九条が禁ずる海外での武力行使に道を開くものであり、断じて容認できません。 まず指摘しなければならないことは、政府が、海賊対処の根拠法が必要だとして本法案を提出しながら、既に海上自衛隊の護衛艦二隻をソマリア沖に派遣していることです。 明確な法的根拠もなしに、どうして実力部隊を海外に派遣できるのですか。しかも、派遣前にはできないとしてきた外国船舶の護衛活動にまで踏み出しているのです。これほど露骨に国会と国民を愚弄し、憲法をじゅうりんす……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、海賊対処法案に反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、国連海洋法条約に則して、海上保安庁が国籍を問わず海賊行為を処罰し対処することを前面に出していますが、その核心は、自衛隊に海賊対処行動という新たな海外任務を与えることにあります。 しかし、軍隊の派遣では、ソマリア沖の海賊問題は解決できません。 昨年から、各国がソマリア沖に軍隊を派遣し、政府も自衛隊を派遣しましたが、海賊事件は減るどころか、逆にふえています。海賊が広域化し、軍隊が活動していない海域に活動拠点を移しているからです。まさにイタチごっこになっているのです。軍隊の活動で問題が解決できない……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、海賊対処法案の再議決に反対の討論を行います。(拍手) まず、本日参議院で否決された海賊対処法案、租税特別措置法案、国民年金法案の三つの法案について、政府・与党が、参議院の意思を一顧だにせず、直ちに衆議院で再議決し成立させようとしていることに強く抗議するものであります。 参議院で与野党の議席が逆転して以降、福田内閣での新テロ法を初め、三分の二の多数による再議決が計六回行われましたが、今回は、たった一日で、内容の異なる重要法案を三本まとめて押し通そうとしています。前代未聞の暴挙であり、断じて容認できません。 本法案は、海賊対処を口実にして、自衛隊の海……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、総理の訪米報告に関して質問します。(拍手) 総理は、オバマ米大統領との会談で、米軍普天間基地の問題に関して意見交換したとしていますが、総理は、この会談にどう臨み、何を主張したのですか。 昨年九月の政権発足以降、鳩山内閣は、従来の日米合意にかわる新たな移設先の検討を進めてきました。米軍嘉手納基地、キャンプ・シュワブ陸上部、与勝半島沖合、徳之島など、次々と移設先を挙げてきましたが、どの地域でも自治体ぐるみの強い反対と怒りの声が巻き起こり、移設先探しは完全に袋小路に陥っています。 なぜこのような事態に陥っているのか。それは、根本が間違っているからです。……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、口蹄疫問題について総理に質問します。(拍手) 初めに、口蹄疫の感染被害農家及びすべての関係者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。 今最も重要なことは、この口蹄疫を何としても抑え込み、拡散をさせないことです。そのためには、感染した家畜をいち早く殺処分して、埋却することです。しかし、家畜防疫上のこの基本的なことができていません。そのことが、今感染を広げている最大の原因です。 殺処分対象家畜十四万五千三百五十八頭のうち、殺処分されていない家畜は六万七千七百六十九頭に及びます。驚くことに、五月七日に感染が確認された家畜も未処分のままです。埋却地の確保を……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、赤松農林水産大臣不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手) 不信任に賛成する理由は、口蹄疫問題をめぐる大臣の対応が不信任に値するからであります。 宮崎県における口蹄疫の被害は、五月三十日現在、感染家畜数で十六万三千四百九十二頭に及び、被害農家の経営や精神的打撃は甚大です。被害は、地域経済、関連産業にまで広がり、宮崎県全体を揺るがしています。 このような事態を招いた責任は、家畜伝染病予防の最終的責任者である赤松農林水産大臣にあり、その責任は重大です。 そもそも、口蹄疫は、極めて感染力の強い、最も恐れられている家畜伝染病であり、世界各国とも、国が……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、新防衛大綱、中期防に関して質問します。(拍手) 初めに、九州北部を中心とする今回の豪雨災害によって犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。 政府が被災者の生活となりわいの再建に全力を尽くすことを求めます。 まず、オスプレーの問題です。 二十三日、全国で広がる反対の声を押し切り、岩国基地に陸揚げされました。配備を強行した日米両政府に強く抗議するものです。 オスプレーは、開発過程で四回、量産開始後も、アフガニスタン、モロッコ、米フロリダ州で墜落事故を繰り返してきました。エンジン停止時に、オートローテーショ……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、税・社会保障共通番号関連法案について質問をいたします。(拍手) 共通番号法案は、そもそも、マイナンバー法案として、民主党政権によって提案されたものであります。 民主党政権は、消費税増税に伴う弱者対策として給付つき税額控除の導入を掲げ、そのためには、マイナンバー、共通番号による所得の正確な把握が必要だと説明したのであります。 ところが、今回、法案を提出した自公政権からは、そうした説明さえありません。もとより、我々は、弱者対策を言うのなら消費税増税こそ中止すべきだと主張してきましたが、一体、何のための共通番号制度ですか。総理の明確な説明を求めます。 ……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、国家安全保障会議設置法案について質問をいたします。(拍手) 本法案は、現行の安全保障会議を国家安全保障会議に衣がえするものであります。 アメリカやイギリスに倣い、日本版の国家安全保障会議、NSCをつくるといいますが、なぜそのようなことが必要なのですか。世界各地の紛争に軍事介入を繰り返してきた米英のように日本もなろうというのですか。 官邸が外交・安全保障政策の司令塔になるといいますが、これは、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣が、国家のあらゆる情報を集約、統制し、外交・軍事政策をトップダウンで強力に推し進める、現代版の大本営、戦争司令部をつくろう……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、国家安全保障会議設置法案に反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、単に、官邸の司令塔機能の強化にとどまるものではありません。第一次安倍内閣が掲げた戦後レジームからの脱却の一環として、総理のもとに国家のあらゆる情報と権限を集中させて、戦争の司令塔、すなわち、現代版の大本営をつくり、都合の悪い情報は国民に隠して世論を誘導し、日本を海外で戦争する国につくりかえる、重大な一歩を踏み出そうとするものにほかなりません。 そのために、本法案と一体で秘密保護法を制定し、集団的自衛権の行使をめぐる憲法上の制約を、法解釈の変更によって取り払おうとしているのであります。……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、秘密保護法案に反対の討論を行います。(拍手) 本日、安倍内閣と自民、公明、みんなの三党が、国家安全保障特別委員会において秘密保護法案を強行採決したことに、断固抗議するものです。 本法案は、国民の基本的人権を初め、憲法原理にかかわる重大な法案であるにもかかわらず、わずか二週間余りの審議で、中央公聴会も行わず、質疑を打ち切り、討論さえ認めませんでした。質疑権、発言権を踏みにじる、議会制民主主義じゅうりんの暴挙であり、我が国の議会政治に重大な汚点を残すものであります。 そもそも、法案の概要が国民に初めて示されたのは九月三日でありました。政府が十五日間に……
○赤嶺政賢君 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表して、政府提出、国家公務員法等改正案に反対の討論を行います。(拍手) 第一の理由は、官邸の恣意的な幹部人事を拡大する内閣一元的管理制度を導入するものだからです。 内閣一元的管理は、官僚主導の打破を口実とするものですが、現在、目の前で行われているのは、官僚主導どころか、官邸主導の暴走ではありませんか。 安倍総理は、みずからもくろむ集団的自衛権の行使を可能とするように憲法解釈を変更するため、自分の意を酌む人物を内閣法制局長官に任命しました。この間のNHK経営委員人事も同様であります。まさに、官邸による人事権の濫用であり、今、国……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表して、国家安全保障戦略、防衛大綱、中期防について質問します。(拍手) まず初めに、総理は、先日、憲法解釈の最高責任者は私だと述べました。選挙で審判を受ければ、憲法解釈の変更が許されるというのですか。立憲主義の否定そのものではありませんか。 今回、日本政府として初めて国家安全保障戦略を策定しました。外交・安保政策の基本方針を示す最高位の文書とされていますが、国の最高法規である日本国憲法への言及がないのはなぜですか。 いわゆる積極的平和主義を基本理念に掲げていますが、これは、従来の専守防衛の建前さえ投げ捨てて、集団的自衛権の行使を容認して、海外での武力行使……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、総理の訪米報告に対し質問します。(拍手) 政府が昨日閣議決定した平和安全法制なるものは、アメリカが世界で行う戦争に際して、いつでもどこでもどんな戦争でも自衛隊が参戦するためのものであり、憲法をじゅうりんする、まさに戦争法案です。直ちに撤回すべきであります。 総理は、米議会での演説で、法案をこの夏までに成就させると述べました。閣議決定も国会提出も、ましてや審議もしていない法案の成立を米議会で誓約したのであります。国民主権と議会制民主主義を真っ向から否定するものであり、断じて容認できません。 総理は、昨日の記者会見で、もう二度と戦争の惨禍を繰り返しては……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、在日米軍駐留経費負担特別協定について質問をいたします。(拍手) 初めに、米軍普天間基地問題です。 辺野古への新基地建設をめぐり、政府と沖縄県との和解が成立し、埋立工事は中止されました。 安倍首相は沖縄県の翁長知事と会談し、今後は、誠意を持って沖縄県と協議を続け、円満解決に向けて話し合いたいと述べました。 ところが、政府は、そのわずか三日後、協議は始まってもいないのに、直ちに沖縄県に是正の指示を出したのであります。これでどうして円満解決に向けた協議ができるのですか。 和解の成立に先立ち、裁判所が提示した和解勧告文があります。 そこでは、現在の政……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、新防衛大綱、中期防について質問します。(拍手) 安倍政権が昨年末に閣議決定した新防衛大綱、中期防は、アメリカ第一を掲げ、同盟国に軍事分担と財政負担の拡大を求めるトランプ政権につき従い、過去最大の軍事予算を投じて、日米軍事同盟の拡大強化を図るものです。 新大綱、中期防は、現在の安全保障環境の特徴として、国家間の競争が顕在化していることを挙げ、従来の陸、海、空のみならず、宇宙、サイバー、電磁波などの新たな領域にまで日米間の軍事協力を拡大するとしています。 これは、中国、ロシアなどとの戦略的競争を安全保障上の優先課題に位置づけ、核戦力と宇宙軍拡、サイバー……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、総理の訪米報告について質問をします。(拍手) 初めに、新型コロナ対策の問題です。 総理は、日米首脳会談後の共同記者会見で、東京五輪・パラリンピックの開催を実現する決意を伝え、バイデン大統領から決意に対する支持の表明があったことを明らかにしました。 しかし、この問題は、他国の大統領の意向ではなく、世界的な感染拡大の状況と国内の医療提供体制から判断すべきものであります。 感染力の強い変異株の流行と一部の国に偏るワクチン接種、逼迫する医療の現状を、総理始め、どう認識しているのですか。 会見では、公衆衛生の観点から五輪の準備ができていない段階で進めるの……
○赤嶺政賢君 私は、日本共産党を代表し、土地利用規制法案について質問をします。(拍手) 本法案は、政府が安全保障上重要とする全国の米軍、自衛隊基地、海上保安庁の施設、原発などの周囲約一キロメートル、さらに、国境離島で暮らす住民を全て監視の対象にし、土地建物の利用を中止させることを可能にするものです。憲法の平和主義と基本的人権を踏みにじる違憲立法にほかなりません。 基地周辺住民は、軍用機の墜落や部品の落下、昼夜を分かたぬ爆音、環境汚染、軍関係者による犯罪など、基地あるがゆえの被害に日常的に苦しめられています。 とりわけ、沖縄の住民は、米軍占領で一方的に土地を奪われ、基地周辺に住むほかなかっ……
○赤嶺政賢君 日本共産党の赤嶺政賢です。 私は、日本共産党を代表し、安保三文書について質問します。(拍手) 岸田政権が昨年閣議決定した安保三文書は、歴代政府が建前としてきた専守防衛さえ投げ捨て、敵基地攻撃能力の保有に公然と踏み切るものです。さらに、研究開発や公共事業まで軍事に組み込み、国民には歳出削減と増税を押しつけ、GDP二%への大軍拡を推し進めるものです。 総理は、平和国家としての歩みを変えるものではないと言いますが、憲法九条に基づく日本の在り方を根底から覆し、国の外交も内政も軍事最優先で進める軍事国家そのものではありませんか。 今回の敵基地攻撃能力をめぐる議論で欠かすことのできな……
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