このページでは山尾志桜里衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山尾志桜里衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○山尾委員 山尾志桜里です。 この由緒ある財務金融委員会で初めて質問をさせていただきます。(発言する者あり)由緒ありますよね。 今回のJBICの目的追加の法改正、本当に造詣の深い先生方がたくさんお見えになる中で、質問の機会を与えていただいて、ありがとうございます。 まず最初に、私、今回の法改正は、本当に大きな期待を担っている改正だと思っています。国外的には、鳩山イニシアチブの実行力を国外に毅然として示す、そして国内には、日本の企業に対してビジネスチャンスを大きく広げていく、そういうまさに環境と経済の両立、このかなめとなる仕組みだと思っております。 また、菅大臣が常々おっしゃられておりま……
○山尾委員 山尾志桜里でございます。 法務委員会での初質問となります。せっかくいただいた十五分、実りあるものとなりますように努めさせていただきたいと思っております。 今回の移送法の改正、これは本当に大切な改正であると思っております。外国にいる日本人受刑者あるいは日本にいる外国人受刑者、こういう外国で刑務所に入っている方々が本国で刑務所に入ることが適切な場合に、その選択を実質的に確保するものであると思っております。 今の移送法のままではCE条約の締結国との間でしか移送ができない、でも、既存のCE条約に入っていなくても、今回予定されているタイとの間の個別の条約のように、個別に条約を日本と結ぶ……
○山尾委員 山尾志桜里です。よろしくお願いいたします。 今回の時効の改正ですけれども、これは本当に刑事司法の大きな大きな変化をもたらすものだと思います。刑事司法というのは、百人が百人賛成ということはなかなか難しくて、真実発見と人権の保障、正確に言えば、真実を発見する過程と人権を保障する、このはざまで常に揺れ動いていて、その基盤を最低限支えているというのが国民からの司法への信頼ということだと私は感じております。 今回の時効制度の改正についても、一方で、犯罪被害者、御遺族の方、本当にそのお気持ちに、犯罪が終わってしまった後とはいえ、少しでも司法がその気持ちに寄り添っていく、そういう姿勢を見せる……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 先日のこの委員会でも、犯罪被害者御遺族のお二方からお話を伺いました。大変心に残るメッセージが多かったんですけれども、そのお一方、最後の方でこういうことをおっしゃっておりました。人をあやめたら、刑事法的には刑罰から逃れられない、また、民事法的には賠償責任が被害者から、またはかわって国から求められる、こういう制度をぜひ確立していただきたいとおっしゃっておりました。 今回、刑事法的には、そういう遺族の方のお気持ちという点で考えますと、一つの答え、解決を見ようとしておりますが、民事法的にはまだまだという点があるかと思います。 実際、家族の方があやめられたとき……
○山尾委員 おはようございます。民主党の山尾志桜里と申します。 本日は、参考人の皆様、お時間を割いていただいて、貴重な御提言をありがとうございました。 今回の日韓図書協定の議論に当たって、私としては、タイミングを失しない速やかな引き渡しが必要だと思っています。ただ一方で、これがあくまでもまさに引き渡しだということ、自主的で特別な個別の措置だということ、これをやはり国内でも対外的にもしっかりと確認していくことも重要なことだろうというふうに考えています。 この速やかな引き渡しということに関連をして田代先生にお伺いをしたいんですが、今回、引き渡しの議論になっているこの朝鮮王室儀軌、これは日本の……
○山尾委員 おはようございます。民主党の山尾志桜里です。 本日は、私にとっては、外務委員会、初めての質問に立たせていただいて、ありがとうございました。 また、玄葉大臣の所信の表明から二カ月弱が経過をいたしまして、その間、委員会でいろいろなメッセージを受け取る機会がなかったわけですけれども、玄葉大臣、もちろん世界を駆けめぐっていただきながら、実は国内でも、いろいろな場所でさまざまな前向きなメッセージを発信していただいております。例えば、内向き志向からの脱却、実のある外交、フルキャストディプロマシー、そしてまたネットワーク外交、こういったメッセージを、ぜひきょうはこの委員会の場でお伝えをいただ……
○山尾委員 動議を提出いたします。 これにて各件の質疑を終局し、討論を省略し、直ちに採決されることを望みます。
○山尾委員 きょうは、私からは、主に少子化社会対策大綱、最近出されたものですね、それと子供の貧困対策に関する大綱、そしていわゆる女性活躍推進法について御質問したいと思います。 有村大臣とは三月二日以降の質疑ということで、どうぞよろしくお願いします。 今回出されたこの少子化社会対策大綱なんですけれども、極めて特徴的なことは、「施策に関する数値目標」「別添二」とありますけれども、かなり項目が細かく立てられて、そのほとんどにおいて、目標値と、そして目標とされる年限、年限と目標数値がかなり細かくセットされているということが特徴だというふうに思います。細目はともかく、私、この方針自体はとてもいいこと……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 きょうは、個人情報に関するこの法案について、私、初めて質問させていただくわけですけれども、二つの観点から質問させていただきたいと思っております。 まず、一つが、今回、五千人以下という除外規定が削除されることによって、自治会ですとか町内会ですとか、いわば営利を目的としない小さな団体もこの取扱事業者に入っていくとしたならば、本当に過重な負担が生じたり、解釈がわからなくて混乱が生じたりするようなことがないように、この質疑の中で明らかにしていきたいという点が一つです。 そして、もう一つ、事業者の範囲が広がると、かなりさまざまな種類の事業者がその中に大くくりに……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 本日、女性活躍推進法に関して質問に立たせていただきます。 有村大臣におかれましては、予算委員会や本会議、そしてこの委員会と、いつもおつき合いをいただきまして、ありがとうございます。そして、永岡副大臣、私が一期目のときに、現職で、妊娠でおなかが大きいときに、お気遣いの言葉をいつもいただいて、本当にありがとうございます。きょうは主に女性三人での議論ということになろうかと思いますけれども、何とぞよろしくお願いをいたします。 それでは、まず初めに、私、本会議の冒頭の質問ということでも挙げさせていただきました、やはり男女間の賃金格差について、ちょっとこだわりた……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 私は、まず最初に、高齢の認知症の方の運転の対策ということで、まずはこちらの方から質問したいと思います。 どういう観点で御質問したいかというと、私自身は検察官を以前やっていて、実際に犯罪をいろいろ見てまいりました。一般人がある日突然犯罪者になる一番顕著な例が交通犯罪です。そしてまた、誰もが年をとるわけですけれども、高齢になって、本来は福祉で支えるべき方が刑務所に行くということは、本人にとって、御家族にとって、そして社会全体にとって、非常に不幸な状態になるという、この二点がございます。 この二点からすると、本当に今回の法改正というのは重要だと思っていまし……
○山尾委員 民主党、山尾志桜里です。 きょうは、所信に対する質疑ということで、まず大臣に伺いたいと思います。 所信の中で、私、よくも悪くも非常に気になる言葉がありまして、私たちがおおらかな自信に満ちた個人として、一人一人の人権を尊重し、擁護する、そうした豊かで成熟した社会を目指す必要があると考えます、こういうふうにおっしゃられました。おおらかな自信に満ちた個人としてと。 質問に入る前にちょっとお伺いしたいんですけれども、大臣所信というのは、どの立場の人が最初に起草して、それに対してどのように大臣が関与して、最終的に大臣自身の言葉として決定され、この場で述べられるものなんでしょうか。
○山尾委員 おはようございます。民主党の山尾志桜里です。 きょうは、裁判員裁判の改正法の審議ということで、私の方はこの法案に絞って質問させていただきたいというふうに思っております。 まず最初に、私は、この法案の賛否を考えるに当たって、二つの大きな問題意識がございます。 まず、そのうちの一つは、この改正案そのものですけれども、大きく四つあるというふうに整理をされております。そのうちの最初の一つ、著しく長期、そして、著しく多数というのも何げについているんですけれども、長期事件を除外できるというこの規定について、裁判員裁判制度の趣旨との整合性や、そこに立法事実は明確にあるのかという疑義、そして……
○山尾委員 おはようございます。民主党、山尾志桜里でございます。
この裁判員裁判改正法、大臣御存じのとおり、今週二回にわたって参考人質疑を開かせていただきました。それぞれの方がそれぞれの立場で真摯な意見をおっしゃってくださいまして、本当に、この委員会の中でも、改めて政党を超えて大きな共通の理解が深まった参考人質疑ではなかったかと私自身は感じております。
大臣は、この参考人質疑、議事録を読まれましたか。
【次の発言】 まず、大臣、これは通告はしておりませんけれども、この参考人質疑をネットでごらんになって、また議事録を読み返されて、感想、そしてまた参考人の方にお伝えしたい思いがありましたら、ぜ……
○山尾委員 おはようございます。民主党の山尾志桜里です。 まずは、私が御質問をスタートしたいのは、先日、六月二日の鈴木貴子議員と上川大臣とのやりとりの中で、大臣の答弁でこういうふうにありました。今回の改正の源と言える諮問九十二号、この中に記載をされている「近年の刑事手続をめぐる諸事情」について、大臣は四つの具体的な事件名を挙げられたと思います。足利事件、郵便不正事件、氷見事件、そして志布志事件。 そういうことで、まずは大臣に御確認を申し上げたいと思いますが、この諸事情に当たる具体的なこの四事件、まずは、当たるんだということでよろしいですか。
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 本日、私、質疑に立たせていただくに当たりまして、今後のこの訴訟法についての審議の進め方につきまして理事懇、理事会出席の全ての政党が確認をした事項について読み上げさせていただきたいと思います。 「今後は、与野党間の十分な合意形成を図ったうえで、円満な委員会運営に努めること。」「去る十二日の民主・共産の質疑時間の回復を図ること。」「審議にあたっては、四テーマに分け、「取調べの可視化関係」「合意・協議制度関係」「証拠開示・保釈関係」「傍受制度関係」の順に進めること。」「各テーマごとの審議にあたっては、別日ごとに政府質疑→参考人・視察など→政府質疑との順番を守……
○山尾委員 民主党の山尾です。本日は、参考人の皆さん、ありがとうございます。 早速ですけれども、私としては、若手の検事だったということもありまして、本当に、高井参考人や郷原参考人の世代の先輩検事に、決して利益誘導あるいは約束をしての取り調べをやってはいけないと口を酸っぱくして言われて検事時代を過ごしてまいりましたので、ちょっとそんな観点から、まず二点、このお二方にお伺いをしたいと思います。 一点目、今申し上げたことです。決して利益誘導や約束をしてはいけない、そんなことをやって得られた自白は何の価値もないというふうに私は教わってまいりました。でも、この法案が通れば、一転、その一部は法が許すと……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 まず、きょうは司法取引についての質疑にしっかり時間を充てたいんですけれども、ちょっと一点だけ、どうしても今聞いておかなければならない、法務省のデータが流出した可能性があるという問題について確認をさせていただきたいというふうに思います。 これは去年の九月の件とことしの六月の件とあるわけですけれども、まず去年の九月の件についてお伺いをいたします。 去年の九月、報道によりますと、法務省民事局総務課長のコメントということで、一般市民の情報が流出した可能性も否定できない、こういうコメントが出ているということですけれども、お尋ねします、法務省、担当の事務方で結構……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。
ただいま鈴木委員が大変重要な問題提起をして質疑時間を終えましたので、私の方からも、再審請求の証拠開示について、これは私も通告しておりますので、ここからスタートしたいと思います。
大臣、再審請求の証拠開示というのは、今どういうふうに行われているか御存じですか。再審請求でも証拠開示がなされている例もあれば、なされていない例もあるんですけれども、誰がどのように判断しているか、現状をお答えください。
【次の発言】 別に詳しい手続とか条文は要りません。実際、概要どういうふうに行われているか、知っていればお答えください。知らなければ局長に答弁してもらいます。別にそ……
○山尾委員 きょうは、四人の参考人の皆様、ありがとうございました。 民主党の山尾志桜里です。よろしくお願いします。 この刑事訴訟法の審議を通じてずっと思っているのは、本当にこの一括の改正が全体として第一歩と評価していいのか、あるいは、やはり傍受や司法取引との関係を鑑みるに、第一歩というふうになかなか評価し切れないという面も私の中にありまして、これが今回の根っこの一つだというふうに思います。 その観点から、まず四名全員の方にお伺いをしたいんですけれども、司法取引は人質司法の問題を後押ししてしまうのではないかという問題意識がございます。つまり、司法取引の話をするときに、村木さんの冤罪事件も出……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。本日は、五名の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。 早速ですが、まず田中参考人に一点お伺いをしたいと思います。 田中参考人、平成十一年にもこうやって参考人陳述をしていただきまして、読ませていただきました。そのときに、田中参考人の言葉を申し上げると、憲法上の問題はあるけれども、平成十一年、当時の修正でもってそれ相当の担保がなされている、こういうふうにおっしゃっていらっしゃいました。その修正というのは、ひいては罪種が当時の原案よりも大幅に縮小されたこと、そして手法も、立ち会いというものが確保されたこと、これをおっしゃっているものと思います。 ただ……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 きょうは傍受の議論に入ってまいりましたので、御議論のほど、よろしくお願いをいたします。 最初、ちょっと大臣に伺います。 六月五日のこの委員会の中で、法制審議会のメンバー構成の問題を取り上げました。そのときの私と大臣のやりとりをちょっと申し上げます。私が、法務省の審議会のメンバー構成というのは、「一度ぜひ洗い出していただいて、原則として入っていないはずの行政機関職員がどれだけ入っていて、それに本当に理由があるのか、厳に抑制されているOB出身者が今どれだけ入っていて、それに本当に理由があるのか、ちょっと検証していただけないですか。」というふうに問いかけた……
○山尾委員 ただいま議題となりました修正案につきまして、自由民主党、民主党・無所属クラブ、維新の党及び公明党を代表いたしまして、その趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 これまで、当委員会においては、政府提出の法律案について、数次にわたる参考人質疑や視察を含め、長時間に及ぶ丁寧かつ熱心な審査を行ってまいりました。委員会における議論を踏まえ、各党の真摯な修正協議を重ねた結果、今般、次のような内容の修正案を提出することで合意に至ったものであります。 以下、この修正案の主な内容について御説明申し上げます。 第一に、証拠収集等への協力及び訴追に関する合意制度について、検察官が合意をするか否か……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 きょうは矯正医官の質問ということで、よろしくお願いいたします。 早速ですけれども、まず最初に、いわゆる空研修と言われる問題について、これから先どうなっていくんだろうということを質問します。 私も、今回、やはり、刑務所の中のお医者さんをふやすためにちょっと硬直的な制度を柔軟にしていくということは、必要なことだと思っています。ただ、これまでも、本当に少ないがために、言うべきことをなかなかお医者さんに言えないでいたのではないかという点もちょっと感じられますし、これから先、制度が柔軟になったときに、柔軟な制度が不適切に使われるようになってはいけないという思い……
○山尾委員 おはようございます。民主党の山尾です。 きょうは、先日、矯正医官の法案をこの法務委員会で通過させましたけれども、刑務所の中のお医者さんにかかわる問題点、前回質問できなかった二つのテーマがございますので、その二つを質問させていただきまして、そして残りの時間で、以前から維新の重徳委員が何回か取り上げてくださっています司法面接について、これもまた議論したいというふうに思います。テーマは三つになろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、刑務所の中のお医者さん、特に専門的な分野のお医者さんが足りておらず、実際には刑務所に入るべき人たちが入らずにいるという状況についてお話をし……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 岩城大臣並びに盛山副大臣、そして田所政務官と、きょうはとかしき副大臣にもおいでいただきました。ありがとうございます。 それでは、早速質問に入りたいのですが、岩城大臣のきょうの御答弁、本当に丁寧な物腰で御答弁をいただいていまして、私としては、しっかり岩城大臣の所信演説を聞いた上でそれに対する質問をさせていただいて、そして一般質疑なり個別のテーマなりに入る、やはりそういう手順をしっかり踏んでいきたいものだというふうに改めて思いました。 そういう手順が踏めていないのも、突き詰めて言えば、一番責任が重たいのは安倍総理大臣だと思います。安倍総理が、臨時国会を憲……
○山尾委員 民主党、女性で二番バッターの山尾志桜里です。 きょうは、私、野党としての初質問でもございます。そんな中で、大きく分けて二つ、やはり政治と金の問題について、まだ聞き足りていない点、そしてまた後段では、主に有村大臣と子供、女性、家族について建設的な議論をしたいと思っております。よろしくお願いいたします。 最初に、望月大臣に伺います。 この週末、新たに報道がございました。二〇一一年から二〇一二年にかけての鈴与からの献金も政治資金規正法二十二の三に違反する疑いがあると。 事実関係の確認をさせてください。 環境省から一般社団法人を通じて二〇一一年九月に三十五万円の補助金、同年十二月……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 大臣、保育園落ちたの私だ、今こういう署名活動が瞬く間に広がりまして、きょうまでに二万五千通、その署名が集まりました。二万五千を超えております。今この場に届いたのが、その二万五千の悲鳴です。 きょう、傍聴もやはりしたいという方がこの国会に来てくださっているのですけれども、見てのとおり、この場にはそうたくさんの方はおられません。多くの方が、赤ちゃんと子供さんと一緒にお母さんが来ています。今、別室でこの中継をごらんになっています。 この署名の発端は、二月中旬に投稿された一通のブログでした。「保育園落ちた日本死ね!!!」と。予算委員会で私は安倍総理にこのブロ……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 大臣に、今から三つ、ちょっと困っているお母さん、お父さん、子供さんの例をお話し申し上げます。いずれも、やはり保育園に落ちたの私だといって、ここに二万七千六百八十二の署名があるんですけれども、さらにまたそこから、私のもとにも、恐らく大臣のもとにもたくさんの声が届けられていると思いますが、そういった中で聞いていただきたいと思います。 私が伺いたいのは、その一つ一つの例について、これは政治が解決すべき課題なのか、それとも、当事者である親子が自分の努力で解決するしかない問題なのか、どうお考えになるかというところからスタートさせていただきたいと思います。 まず……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 前回の質問のときと少し立場が変わったんですけれども、やはり当事者の声、国民の声をしっかり政治に届けて、国民の皆さんと一緒に、与党、野党問わず、いい方向に、政策を前に進めていきたい、その思いは変わりませんので、大臣、きょうの議論もどうぞよろしくお願いいたします。 きのう、安倍総理は会見で、この待機児童の問題、子育てについて、国会審議では野党からの建設的な意見をたくさんいただいたとお話しされたようです。塩崎大臣も緊急対策の発表をされたようです。 しかし、今回発表された待機児童の緊急対策には、私たちが本当に、お母さん、お父さん、保育士さん、当事者の皆さんと……
○山尾委員 民主・維新・無所属クラブの山尾志桜里です。 きょうは、安倍総理に、御自身の言葉でこれまで語ってこられたことや、子育て支援に関する基本的な事柄をお尋ねしたいと思っています。 まず、一月八日のこの予算委員会の中で、山井議員との議論の中で、総理は、夫五十万、妻二十五万という例え話を出されました。この妻二十五万という御発言が、これはパートの実態をわかっていないんじゃないか、女性が働いている環境を御存じないんじゃないか、相当感覚がずれているんじゃないかという声が国内で広がっています。 そんな中で、きのう西村議員がこの点を追及しましたけれども、総理は、妻がパートで二十五万とは言っていない……
○山尾委員 山尾志桜里です。 まず、きょうの遠藤大臣にまつわる報道を受けて、総理にお尋ねしたいと思います。 総理は、二月二日、衆議院の本会議において、安倍政権の政策が政治献金によって影響を受けることはありませんとおっしゃいました。そして、きのうこの場で、我が党の岡田代表とのやりとりの中で、疑うなら根拠を出しなさいというようなことを再三おっしゃったように思います。 これは、きょうの報道、それをどのようなレベルの質の根拠と受けとめるかどうかはこれからの議論によってくると思いますけれども、またお金の力で政策の道筋がゆがめられたのではないかという疑惑を国民に与えるような報道がなされました。それを……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 この予算委員会で、テレビ番組の政治的公平性を時の政治権力が判断できるのか、議論になっています。時の政治権力が、あるテレビ局が政治的に公平でないと判断した場合は、電波停止をなし得る、つまり、テレビ局を事実上廃業に追い込むことができる、しかも、局の番組全体を見るのではなくて、個別の番組でもできる場合があり得る。こういった政府見解が、報道を萎縮させ、国民の知る権利を害し、憲法二十一条に違反しているのではないか、こういう深刻な問題が提起されています。 きょうは、高市大臣にもお越しいただいています。高市大臣の見解についてはもちろん高市大臣にお聞きをしますが、総理……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 安倍総理、この予算委員会で、私は二回、総理と待機児童問題について、子育て支援について議論してきました。 総理は、待機児童がふえたことをうれしい悲鳴だと言い、私は、その総理の発言は理屈の面でも感情の面でも不適切だ、正面からこの問題と向き合って子育て予算を優先していくべきだ、こう主張してまいりました。きょうは、この議論の第三弾をやりたいと思います。 総理のこれまでの私に対する答弁、あるいは人口減少局面なのになぜ待機児童が増加したのか、子育て世代の声はなぜ政治に反映されないのか、こういうこの国の最大の課題をめぐって総理の基本的な認識を伺っていきたいと思いま……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 今回の熊本そして大分などの震災、亡くなられた方の御冥福をお祈りし、御遺族には心からお悔やみ申し上げます。そして、今なお先の見えない中で、厳しい環境で被災されている皆様にお見舞いを申し上げます。 先週の五月十二日、熊本に行ってまいりました。そのとき、被災者の方々からじかにたくさんの不安と要望を聞いてまいりましたが、きょうはこの場では、一点総理に御提案申し上げたいと思います。被災者生活再建支援法の対象要件と金額を拡大していただけませんかという要望です。 このままの法律でいきますと、半壊というふうに認定されたり、あるいは、液状化の被害も今回起きているんです……
○山尾委員 平成二十九年度の国立国会図書館歳出予算の要求について、図書館運営小委員会における審議の経過及び結果について御報告申し上げます。 平成二十九年度の国立国会図書館の予定経費要求額は二百二十二億一千三百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、二十六億五千六百万円余の増額となっております。 その概要を御説明申し上げます。 第一は、運営に必要な経費でありまして、人件費等九十五億五千七百万円余を計上いたしております。 第二は、業務に必要な経費でありまして、国会サービス経費及び情報システム経費等七十四億三千三百万円余を計上いたしております。 第三は、科学技術関係資料の……
○山尾委員 山尾志桜里です。 少しだけ久しぶりに法務委員会に戻ってまいりました。そして金田大臣、先日の予算委員会では、残りあと一分というところで議論におつき合いをいただきまして、ありがとうございました。きょうはこの委員会で三十分少しの時間をいただいていますので、あそこでちょっとお互い消化不良だった部分を、しっかりと丁寧に議論におつき合いをいただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 まず、復習からですけれども、お手元の資料一をごらんください。平成十九年の新司法試験短答式、マル・バツ、記号式ですね、この公法系科目第十三問でございます。上から二つ目の片仮名のウという文章を……
○山尾委員 おはようございます。 ちょっと事前の通告の順番を入れかえまして、きょうは法制局長官に来ていただいておりますので、まずは、法制局長官にお尋ねしたいこの憲法関係答弁例集のことについて、先に質問をさせていただきたいというふうに思います。 皆さんのお手元、ちょっと資料が大部で、通し番号がなくて申しわけないのですが、後ろから六枚目をごらんください。 きのうの読売新聞の記事をつけました。これには、「法制局 九条解釈集 野党反対論に対抗」と。「昨年九月に成立した安全保障関連法を巡り、内閣法制局が政府の新たな憲法解釈を論点ごとに整理し、冊子にまとめていたことがわかった。」こういう記事になって……
○山尾委員 おはようございます。民進党の山尾志桜里です。 今、逢坂委員の話を聞いていて、ちょっと、あわせて意見を一つだけ申し上げて、きょうの質問に入りたいと思います。これは意見です。 きのう憲法審査会がありまして、私もそこで発言をしました。ともすると、今テーマになっている憲法改正の要否について、規律密度が低いから、やはりその間を埋めるために憲法を改正すべきだというような御意見が特に自民党の方から複数、これは先々回ですけれども、あったんですね。それについて私が先回、きのう申し上げたことは、やはり規律密度の低さ、言いかえれば抽象度の高さというのは、憲法に要求される、時代を超えた安定性、その要請……
○山尾委員 図らずも、今、井出委員が最後の方で問題提起されたことと同じ問題意識からスタートしたいと思います。 配偶者が公正証書を必要とする保護規定の適用除外となっていることについて、きょうは五十一分いただいているわけですけれども、主にこの問題にロックオンして、しっかりと議論したいというふうに思っております。 今、くしくも井出委員が小川局長の答弁から引き出したとおり、この法制審において、やはり配偶者は公正証書は必要ないんだ、適用除外にするべきなんだと積極的に明言をしている委員は、私も精査したところ、ただ一人なんですよね。ただ一人の委員が、今小川局長がおっしゃったように、繰り返しそういった発言……
○山尾委員 おはようございます。民進党の山尾志桜里です。 きょうも、保証の話そして約款の話と、論点を一つずつ整理していきたいというふうに思うのですけれども、その前に、ちょうど皆様のお手元に、きのうの朝日新聞ですけれども、これを見ていただきたいんです。私は、きのうこの記事を見て、改正案の中の債権の準占有者に対する弁済、こういう論点を、自分自身、やはり改めて皆さんにちょっと提示をしておきたいなというふうに思いまして、冒頭にこの議論をさせていただきたいというふうに思います。 本当に、振り込め詐欺とかオレオレ詐欺とか、まさに時代の変化に沿って出てきた新しい類型の犯罪なわけですけれども、このきのうの……
○山尾委員 保育園落ちたというブログを紹介して私が総理と待機児童の問題について議論したのがことしの二月二十九日。そのとき、総理はそちらの席から、揚げ足取りだとか空振りだとか、随分言われました、私も。でも、その後の本会議などでは、改めて総理は、待機児童ゼロを必ず実現させる決意だ、こういうふうに述べておられます。でも、残念ながら、安倍政権で待機児童はふえています。 パネルを見てください。このパネルは二〇〇六年からになっていますけれども、二〇〇三年以来五年連続減少傾向にあった待機児童数、これが、第一次安倍政権の予算執行がなされた結果の出る二〇〇八年、ここで増加に転じております。以降三年間、待機児童……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 まずは、総理、きのうの山本幸三地方創生担当大臣の言葉について、一点御質問させていただきます。 山本幸三地方創生担当大臣が、昨日、文化財の観光振興をめぐって、こういうふうにおっしゃった。一番ガンなのは学芸員、普通の観光マインドが全くない、この連中を一掃しないとというふうに発言したと聞いています。 学芸員の皆さんというのは、博物館法に定められた専門職として、国民の立場で文化財の保護、管理に懸命に当たっている方です。こういう方々を国家の大臣がガンと例えて、連中を一掃しないとというふうに言い放つ、これは、学芸員の皆さん、そしてがんと闘っている患者や御家族、関……
○山尾委員 おはようございます。民進党の山尾志桜里です。 よろしくお願いします。 けさも、私、子供を保育園バスに送って仕事に向かうお母さんと二人で駅に向かって走りながら、待機児童の話をずっとしてきました。あの保育園落ちたというブログから一年たちましたけれども、私の周りには、ことしも、あと三週間後、四月の一日に本当に自分が仕事に戻れるのか戻れないのか決まっていない、自分の子供が認可は全部落ちているんだけれども、今認証を回って、祈るような気持ちで電話を待ちながら、でもあと三週間後に大事な子供が保育園に行けるのか行けないのかもわからない、やはりそういう親子で今もあふれています。 きょうの育休の……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 冒頭、塩崎大臣に、きのうの予算委員会での答弁の姿勢について、ちょっとあれっと思ったので、一言申し上げたいと思います。後で感想を下さい。 きのう、予算委員会で、我が党の矢田議員が隠れ待機児童に関する質問をされていたんですね。大臣はこういうふうにおっしゃっていたんです。民主党政権時代にも出していなかったものを私の一存で出したんです、こういうふうにおっしゃったんですけれども、私、去年、たくさんのお母さんの声を伝えながら、この委員会でも予算委員会でも、むしろ私の方から、民主党政権でもこのカウントを変えずに隠れ待機児童を出していなかったので、民主党、自民党、お互……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 私たち民進党は、予算委員会における法務大臣の答弁姿勢、内容、これを踏まえて、残念ながら大臣の辞任を要求しましたし、今もそれは変わっておりません。 なぜなら、予算委員会の議論の中核、この新共謀罪ですけれども、大臣みずからが、成案を得る前から声高らかに、従来の共謀罪とは全く違う、一般人が対象となることはないとメディアや国民に対して発信してきたわけです。その大臣みずからの発信の正当性に疑義があったので、私たちとしては、事実に基づかない言葉で国民に誤解を与えてはならない、国民に正確な判断材料を提供しなければならない、こういうことで成案前から予算委員会で質問して……
○山尾委員 おはようございます。民進党の山尾志桜里です。
大事な給費制復活についての法案審査ということで、しっかりその中身を議論したいと思いますが、ちょっとその前に、大臣、私、手元に東京新聞三月二十八日の記事があるんですけれども、この記事によると、三月二十七日、金田法務大臣が都内のパーティーで、新共謀罪について「「四月から法案審議に入る」と明言した。」、こういう記事があります。
大臣、都内のパーティーで、四月から法案審議に入るとおっしゃったんですか。
【次の発言】 そうすると、大臣がおっしゃっているのは、この法案審議に四月から入るというのは、共謀罪について特定して言ったものではない、こうい……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 きょうは、私は、安倍総理と、この共謀罪がテロ対策の役に立たないじゃないか、この共謀罪をつくってもテロを防止できないじゃないか、こういう証拠を一つ一つ明らかにしようと思って質問の準備をしてまいりました。 そうしましたら、この冒頭、本来は質問者の判断で、質問者が登録した場合に刑事局長などを登録するというルールを無視して、自民、公明両理事、この法務委員会の委員どころか、本来、公正中立であるべき法務委員長までが大事な審議のスタートからぐるになって、数の力で刑事局長を無理やり呼んで、私は本当にこんなこと聞いたことありませんよ。どれだけこの法案の審議に自信がないん……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 まずは、私の方からもこの運びに、委員長を初め、断固抗議したいと思います。 私も法務委員会に籍を置かせていただいて、例えばあの六十八時間審議をした刑事訴訟法、あのときも意見の対立は随分ありましたけれども、与野党筆頭間、私、そのとき筆頭をやらせていただいておりました、そして当時の法務委員長、審議の運びについては本当に丁寧に話し合って、相当野党の提案をしっかり受け入れて、いい質疑ができたんですよ。 そういう丁寧な運びを審議の最初からつくっていくということに最大限の努力をする、そういう痕跡もないまま、実質審議の最初の日そしてまたきょうの二日目、こういった形で……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 きょうは、五人の参考人の方、本当に貴重な御意見をありがとうございます。全員に御質問できない場合は御容赦ください。 まず、私の方から井田参考人にお伺いをしたいと思います。 井田参考人、先ほど処罰とおっしゃったと思うんですけれども、前倒しをする、新しい犯罪をたくさんつくることにはなるんだ、なので、きちっとした検討が必要だということをおっしゃっておられました。私もそうだと思います。 まず、お伺いしたいのは、やはりこうやって処罰の時期が早まる、そしてまた、その処罰態様というか犯罪態様が非常に広がる。つまり、捜査の開始の時期も早まったりとか、捜査の対象になる……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 九時からの質疑、自民党の皆さんも公明党の議員も、充実した審議ということで大変御満足の様子ですので、私も、主に金田大臣と充実した審議をしたいなというふうに心から願っております。 まず、大臣にお伺いします。 五月八日の予算委員会を思い出していただきたいんです。逢坂委員が、今回のこの共謀罪、成立した暁に、告発を受けた場合、この場合には、その告発を受けた人に嫌疑が実際にあるのかどうか、どうやって調べるのですかというような御質問をされました。そのときに大臣は、その被告発人に嫌疑が実際にあるのかどうかは検討して決めるんだ、こういうふうにおっしゃったんですけれども……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 私たちも、国民の命に客観的な危険が生じて、早く摘発しなければいけないものを早く摘発することは大事だと思っているんですよ。だからこそ、今の現行法で摘発できるものをできないというふうに言わないでほしいんですね。できるものを、できないできないと言うと、かえって国民の命を危険にさらすことになるのでやめていただきたい。きのう本会議場で言わせていただいたことの一部であります。 こういった認識に立って、金田大臣にお伺いをしたいと思います。聞いていてください。簡単な事案です。 テロ組織が水道水に毒物を混入することを計画し、実際に毒物を準備した場合、現行法で処罰が可能……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 きょうは性犯罪厳罰化法改正案の質疑ということですけれども、当事者が早期の実現を強く望んでいるということを理由に本日採決ということであるならば、私は強く抗議をしたいと思います。 皆さんのお手元に、性暴力禁止法をつくろうネットワークの皆さんが五月二十九日に出された緊急声明をお配りいたしました。 まず第一段落目、最初の文章を見てください。「与党の合意により組織犯罪処罰法改正案の審議が刑法性犯罪の改正案の審議より先行されたことにより、今国会期間中での刑法性犯罪の改正実現が危ぶまれる事態となりました。」このように書かれています。 当事者の皆さんは御存じです。……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 きょうは、私の方からは総理と共謀罪について真剣な議論をしたいと思いますが、冒頭、細野議員と総理との、天皇の退位あるいは御譲位に関する議論を聞いておりました。私も民進党の皇位検討委員会の委員の一人でありますので、少しだけこの問題について触れさせていただきたいというふうに思います。 総理は、この天皇の退位の問題について、二つのキーワードをよく出されます。政争の具にしない、そして静かな議論が必要だと。 誰も政争の具にしようと思っている者はいないと思いますので、政争の具にしないということはこれ以上おっしゃっていただく必要はないと思います。 そして、もう一度……
○山尾委員 今、総理は、合意がなければ逮捕できない、それが今回の法案だ、こういうふうにおっしゃいました。
法務大臣、伺います。
合意、私たちの言う共謀、共謀プラス準備行為がなければ逮捕できない、総理はこうおっしゃいました。こうおっしゃいましたね。法務大臣、法務省としても同じ考えですか。今検討中の法案は、共謀プラス準備行為がなければ逮捕できない、こういうふうに決まっているんですか。
【次の発言】 法務大臣は、実行準備行為がなければ逮捕できない、今こういうふうにおっしゃいました。総理も同じ考えですか。
【次の発言】 総理、答弁を変えないでください。
基本的には処罰できないということと検挙でき……
○山尾委員 私の方からは、法務大臣の方で出されてきた、今回の共謀罪について、現行法では穴になっているから新しい共謀罪で埋める必要があるというふうに示された三事例、その三つ目の事例について、きょうはまず議論をしたいと思います。 この三つ目の事例ですけれども、サイバーテロですね。テロ組織の複数のクラッカーが分担してウイルスプログラムを開発し、そのウイルスを用いて全国各地の電力会社、ガス会社、水道会社等の電子制御システムを一斉に誤作動させ、大都市の重要インフラを麻痺させてパニックに陥らせることを計画した上、例えば、それらのクラッカーがコンピューターウイルスの開発を始めた場合、現行法では対応できない……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 国民の命、国民の自由、国民の権利に直結をする基本的、核心的な質問に答えない、こういう政権だと思われないように、金田大臣、しっかりと御答弁をいただきたいというふうに思います。 今の稲田大臣の答弁姿勢は、私も大変問題だと思います。このことについては、恐らく後ほど、私の後の緒方委員も質問を続けるのではないかと思いますが、私の方からは金田大臣に御質問をしたいというふうに思います。 もう一度、金田大臣がメディアに配った「予算委員会における「テロ等準備罪」に関する質疑について」、このペーパーについて幾つか御質問をします。 この後の会見で、大臣は、このペーパーに……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 総理、去年の二月二十九日、この予算委員会の場で私が総理に、保育園落ちた、日本死ねというブログを紹介してから約一年がたちました。保育園に入れるか入れないか、また通知が届く季節がやってきました。私のもとにも、ことしも保育園落ちたという相談、悩み、叫びが今たくさん届いています。 おととい十五日に当事者のお母さんたちが議員会館に直接来てくださって、それぞれにベビーカーを押して、だっこひもに赤ちゃんを抱えて声を届けてくださいました。 認可と認可外、二十カ所以上に申し込んだが落ちた。二人の娘を抱えているが、四年連続落ちた。先週二月十日に全て認可は落ちた、急いで認……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 通告はしていないんですけれども、保育、待機児童のことについて、先週、塩崎大臣と分科会でお話しさせていただいた内容と少し異なるような新聞記事がきのう出ていましたので、ちょっと一点、もしわかれば確認をさせてください。 待機児童を新しい定義にして隠れた待機児童を表に出して、そして実態を把握しようと民進党が去年呼びかけました。そして、これに対して厚労省は、検討会を立ち上げて、ことしの三月に結論を出し、二十九年度から新定義を適用する予定だったはずです。 塩崎大臣もつい先日、先週の二十四日ですね、分科会で、私とのやりとりの中で、めどとしてこの年度内に取りまとめる……
○山尾委員 立憲民主党・市民クラブの山尾志桜里です。 まずは給与法のことからお伺いをしたいと思いますが、今回の給与法の改正、今回は引き上げの提案ですけれども、引き下げの場合も、それは場合によってはあり得るという成り立ちになっていますので、お伺いをしたいと思います。 法務大臣、日本国憲法のもとで、全体の公務員の俸給引き下げを行う場合に、法改正で裁判官全体について報酬を引き下げること、これは、裁判官の報酬について、在任中、これを減額することはできないと明言をした憲法七十九条に抵触するのではないかという論点がございます。この論点についていかがお考えですか。
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。
きょうは、裁判官の定員法の質疑でありますが、私の方からは、裁判官が、いわゆる永田町に勤務をし官僚としての経験を積んだ後に、また裁判官に戻っていくというシステムの現状について、少し問題提起をするような二十分にしたいと思います。
きょうは法務省の小野瀬民事局長においでをいただきました。
小野瀬局長、法曹としてのスタートは、法務省あるいは検察庁でいらっしゃいますか。
【次の発言】 ありがとうございます。
お手元の資料に、小野瀬局長のキャリアパスを配付させていただきました。昭和六十一年四月に裁判官として任官されて、判事補ですね、現在四月ですから、三十二……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 私の方からは、先日の続きになるんですけれども、一つは、やはり判検交流が象徴する内閣と司法のゆがみを一つ一ついかに解決していくかというテーマでまずはスタートをしたいというふうに思います。 資料一をごらんください。これは先週の質問のときに出した資料と同じですけれども、裁判官出身の訟務検事については縮小していくという方針が民主党政権時代に出されて、それを上川大臣含めて、維持する、縮小するという方針を維持するという答弁をいただいているということが前提になります。 これは、表を見ていただくと、改めて、訟務検事のうち裁判官出身者、要するに、この真ん中の列です……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょうは、できれば超党派で前進をさせたい、そして法務大臣以下政府の皆様にもぜひ積極的に取り組んでいただきたい二つの政策について御質問したいと思います。 一つが、いわゆる司法面接、そしてもう一つが、司法修習生の貸与金の返済時期を延期するという御提案であります。 まず、司法面接であります。先日も質問させていただきました。 子供が犯罪の被害者、場合によっては目撃者などになったときに、繰り返し厳しい状況を供述させられることによる心理的な負担をできる限り軽減すること、そしてその供述の信用性をしっかりと確保すること、この二つの政策目的を達成するために、法務……
○山尾委員 上川大臣に伺います。
ただいまの質問の続きですけれども、世論調査について、平成三十年度中にも、是非は問わないが浸透度を問うようなことを検討するとおっしゃいました。
そうであれば、この法案がまだ成否がわかる前に、なぜ現時点での国民の意識の是非を問わないんですか。
【次の発言】 大臣、今の質問は、全く民事局長に答弁をさせるような質問ではないと思います。大臣の直近の答弁についての御質問です。
改めて伺いますけれども、私たちは別にやみくもに反対と言っているわけじゃないんです。実際、賛否を決めておりません、立憲民主党も。
ただ、今のような形で答弁をごまかさないでいただきたいし、率直に……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 それぞれの参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。 私、今回の議論に当たって、三点のことを気にしております。それに沿って御質問したいと思います。 一点目が、今回のこの動きが、いわゆる一人親家庭や親のもとで暮らすことができない子供たちにとって決して不利益になってはならないということ、二点目が、若者、若年消費者の保護の問題、三点目が、少年法と安易な連動があってはならないということでございます。 一点目についてお伺いをいたします。 中村参考人、養育費の問題なんですけれども、この委員会でも、既に成年に達するまでというような合意がなされてい……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 本日は本当にありがとうございます。私の方からも、限られた時間、できるだけ有効に使わせていただきたいと思います。 まず、伊藤参考人にお伺いをいたします。 消費者契約法、今特別委員会の方で、できるだけ共通項を探し出して、与党と野党でいいものにしようと私たちも頑張ってはいるのですけれども、かなり、私たちからするとちょっと歯がゆい出来事が起きております。 このことをちょっとお伺いしたいんですが、契約法の閣法の提案であります四条三項の三号と四号、つまり、社会生活上の経験が乏しいことから不安を抱いているとか、社会生活上の経験が乏しいことから恋愛感情を抱いた……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 高木厚労副大臣にもお越しをいただきました。 きょうは、高木厚労副大臣には、児童養護施設の入所年齢とこの成年、未成年の概念についてお伺いをしようと思っております。本当は先に質問しようと思ったんですけれども、ちょっと、この間のこの成年引下げをめぐる法務委員会の議論と単親、一人親家庭の養育費との論理的な関係を、少し法務省との質問を先行させていただいた上で、パラレルなところがあると思いますので、副大臣にはお伺いしたいと思います。 法務大臣に、この間の法務委員会の議論や参考人の質疑を通じて私が感じていることを少し申し上げたいと思うんですね。 ちょっと、今……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 今回の法案ですけれども、私が懸念をしているのは、やはり最初の動機が少しよこしまだと、いろいろな判断、手続に無理が出て、中身がゆがんでくるということが出ているんじゃないかと懸念しています。 そもそもこの法案の起こりというのは、これはもうみんながわかっていることですけれども、最高裁で嫡出子と非嫡出子の相続分の不公正を是正すべきという判決が出て、それに対して、例えば、二〇一三年の十月三十一日、これは毎日新聞ですけれども、社説で、「自民党は思い上がるな」、こういう社説が出ております。 つまり、こういった最高裁判決が出た後に、自民党の法務部会が、伝統的な家……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。
参考人お三方、本当にありがとうございました。
まず、窪田参考人にお伺いをしたいと思います。
窪田参考人は、途中からこの相続部会の部会長代理になられて、ある意味取りまとめる立場にあった、あるいはなったという面があるんだと思うんですけれども、その部会長代理という立場を離れて、一専門家、民法の専門家として、この今問題となっている特別寄与制度における親族要件、これがあるものとないもの、どちらがよりよい、望ましいというふうにお考えですか。
【次の発言】 乙案というのは、つまり、親族要件を外した方がいいという案で、先日、委員会でも御紹介をしましたけれども、パ……
○山尾委員 立憲民主党を代表し、民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案につき、反対の立場から討論します。 反対の理由は、本質的な一点であります。 今回創設される特別寄与制度の対象から、法律上の親族には当たらない事実婚や同性カップルが外されていること、そして、その判断が象徴する安倍政権の差別的態度、人権意識における致命的鈍感さを私たち立憲民主党は容認できないからです。 現行法制では捉え切れていない相続人以外の方が……(発言する者あり)静かにしていただいていいですか。何か問題があるなら、後で言っていただけますか。 現行法制では捉え切れていない相続人以外の方が献身的に介護や看病などの貢……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 裁量労働制のデータについて、いよいよ、裁量労働制の方が一般の働き方より労働時間が長くなるのではないか、こういう懸念のデータしかなくなってまいりました。総理は、にもかかわらず、おとといもですか、裁量労働制をとれば、子供の送り迎えやリフレッシュなどの半日休みが自在にとれるというような答弁をされておりますけれども、そもそも、送り迎えが必要な小さい子供を持つ親は、送り迎えをする前提として、保育園に入れてほしい、これが今の喫緊の課題であります。待機児童問題、安倍政権で直近三年連続その数をふやし続けているわけですけれども、この解決なしに、子供を持つ親、とりわけ母……
○山尾委員 おはようございます。立憲民主党の山尾志桜里です。 私は、皇室制度の問題、これは三権分立とあわせて権力と権威の分立をもたらすものであり、日本社会の安定と安寧のために手放しがたい重要性を持つものだと思っています。しかも、歴史が育むものですから、一度途絶えたらつくり直すことのできない繊細さを持つ制度で、だからこそ、みんなで丁寧に守っていく必要があると日ごろから思っています。 そんな思いを持っていることもあり、本日、皇室典範特例法第二条の規定による天皇の御退位、そして新しい天皇の御即位に関して、即位の日となる来年の五月一日、そして即位礼正殿の儀が行われる十月二十二日を休日とする本法案に……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 まず冒頭、この委員会の持ち方、委員長含めまして、抗議をさせていただきたいと思います。 私どもは、この外国人受入れが給与法の後に閣法として控えているということは当初から認識をしておりましたので、しっかり、最低限の議論の土台を整えて、正常な形で円満にスタートしたいということで心を砕いてまいりました。二点ですね、前提となる。 一点目が個票です。これは、出すことが決まったんだから始めていいではないか、こういうことではないんですね。本会議の質疑入りのときに出してあるべきものだったんです。だけれども、百歩譲って、この委員会のスタートラインではこれは出ていてほ……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 私たち、この新制度の根幹をなす技能実習制度、その問題点を浮かび上がらせる大事な聴取票、その一つ一つをきちっと把握して、正確な分析をし、その問題点を把握して対応策を考える、そういうすべを持たないまま、すなわち、手書きせよ、コピーはだめ、こういう状況の中で、こうやって技能実習を根幹とする新制度の質疑に立ち、そして、それを恐らく山下大臣自身も正確に把握されないまま、答弁を求め、それが議事録に残っていく。 大変に遺憾でありますが、しかし、職権でこの時間が立ちましたので、私たちとしては、やはり、この質問に立たせていただいて、国民の皆さんに、そして場合によって……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 本日はありがとうございました。 まずは、指宿参考人にお伺いをしたいと思います。 在留管理政策と共生政策は別物であり両輪であると。そして、この両輪について、やはり法務省単独の一元管理は難しいというか、ふさわしくないのではないか、やはり多文化共生庁が必要ではないかというお話を伺いました。私も方向性としてそう思います。 その中で、ちょっと具体的に伺いたいのは、私も、感覚では、それこそ日本に来てくださっている外国人の方が暮らしのトラブルや問題を抱えたときに、出国入国の手綱を握る役所にその暮らしの相談ができるだろうかという素朴な疑問もございますし、ちょっ……
○山尾委員 きょう、予算委員会の集中審議、総理に私も質疑をしましたけれども、明らかになったのは、この外国人受入れ制度の拡大、中身が何も決まっていないということです。 技能実習制度の未来も決まっていない。上限は決めない。受け入れる人数は決まっていない。永住資格を持つかどうかも決めていない。単純労働とは何かも決まっていない。答えられないとまで総理は言いました。 そういう中で、一つ一つ法務大臣に確認をしていきたいというふうに思います。 まず、技能実習制度についてですけれども、大臣、この「失踪技能実習生の現状」、やり直しペーパーはお持ちですか。(山下国務大臣「はい、持っています」と呼ぶ)よろしい……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 早速ですけれども、ちょっと順番を入れかえて、先にTカードの問題について質問をさせていただきたいというふうに思います。 皆さんお手元の資料で、右下に番号を振っています、資料十の一、要するに、Tカードの運営主体でありますCCCが出したお知らせですね、それを見ていただきたいと思います。 六千七百万人の会員数を持つTカード、国民の二人に一人が持っているという計算になりますけれども、二〇一二年に捜査機関からの要請を受け、それまでは令状があったときだけ提供してきた個人情報を令状なしでも提供する方針に転換していたことが明らかになりました。 まず、警察庁に伺い……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 私は、外国人受入れ制度の拡大について、主に総理大臣にお尋ねをしたいと思います。 委員長にお願いいたします。 これから私がお伺いすることは、外国人受入れについての本質的な問題、国民がやはり非常に気にしているテーマ、このことについて総理の認識を問う、あるいはこれまで総理がされてきた答弁の中身を確定させる、こういうことに三十分を使いたいと思っていますので、ぜひ適切な采配をしていただいて、そしてまた、法務委員会では、私ども、総理入りの審議を求めていますけれども、与党の皆さんにまだ認めていただいておりません。このことについて総理自身の認識を聞く貴重な、大事……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょうは、企業主導型保育のこと、そして令状なしの個人情報提供と、二点質問させていただきたいと思います。 まずは、保育について。 質問に入る前に、宮腰大臣、今、役所がうその数字を言うわけないと言いましたけれども、その認識は改めていただいた方がいいと思います。 必ずうその数字を言うとか、悪意を持ってかどうかはわかりません。でも、これまで起きてきたことを見ると、政府が認めている限りでも、ミスを隠したり、現状をよりよく見せるために、やはり誠実とは言えない数字を出してきたということが複数回あったわけですね。 それが役所のせいかどうかはまた別の問題ですけ……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 前回に引き続き、やはり、このデジタル社会の中で、どうやって自由、人権と、あるいは安全やビジネスというもののバランスをとっていくかという問題提起をしたいと思っています。 まず、皆様のお手元に、たくさんの資料をつくったんですけれども、まず、資料一という横長の資料を開いていただけますでしょうか。これは質問の前提ですので、聞いていただければ結構です。 この三月七日の日本経済新聞なんですけれども、大変よくまとまっているので、ちょっと共有したいと思います。 まず、一番右上にあるんですけれども、EUのGDPRが世界に波紋、個人データの保護を厳しく企業に求めて……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 本日はありがとうございます。よろしくお願いします。 まず、松田参考人にお伺いをしたいと思います。 私自身も、あるいは立憲民主も、幼児教育の無償化そのものに反対をしているわけではないということは多分御承知だと思います。 実際、先生がおっしゃっているように、やはり教育に係る経済的負担の軽減というのはこの国にとってとても大事で、少なくとも、それをやれば、結果として、うまくやれば少子化対策にもつながるんだろうというところは共有しているので、それは前提に先生にお伺いしたいのは、ただ、やはりこれは順番を間違えると、むしろ待機児童数を増加させたり、あるいは保……
○山尾委員 立憲民主の山尾志桜里です。 私、引き続き、デジタル社会の中で、公的部門による個人情報へのアクセスと、あるいは民間による個人情報へのアクセスや流通を、それぞれどうルール化し、そしてルールが守られているかどうかチェック体制を構築するかという問題意識で御質問をします。 きょうは、公的部門による個人情報へのアクセスが問題となる事例として、引き続き、スマホゲーム業者が持つ個人の位置情報を令状なしに取得しているのではないかと疑問が呈されている事案について取り上げます。 もう一つ、民間企業による個人情報のアクセスが問題となる事例として、ジャパンタクシーという配車アプリ会社と日本交通というタ……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 まず、このデジタル手続法案なんですけれども、大体どれぐらいのボリュームのものをどれぐらいの期間でやり遂げようとしているのかということを知りたいと思います。 このデジタル手続法案、今はオンラインしてもよいと許容しているルールを、改正によってオンラインをすべしと要求するルールに変えるというのが骨子だと思うんですけれども、対象を確認したいと思います。 法令に基づく行政手続の全てが対象になって、国の手続は義務化、国以外の自治体などの手続は努力義務化、こういう整理でよいでしょうか。事務方で結構です。お答えください。
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 五十九分の時間を、二つのテーマ、一つがGDPRの問題、もう一つが、私、ちょっと来週の恐らく政省令の質疑でどこまで時間がとれるかわからないので、時間がある限り政省令の方も少し触れていきたいと思っておりますが、まずは前半の方でしっかり議論をさせていただきたいと思います。 今、松平議員は、インターネットの悪用による人権侵害ということで、これは先日の山下大臣の所信表明でも、インターネットを悪用した名誉毀損、プライバシーの侵害を解消するため、個別法規も駆使しながら、丁寧に取り組んでいきますと。こういう問題意識を共有していると思うんですけれども、インターネット……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょうは、外国人の政省令の関係、前回の質問で、四政務官が新たに精査をしたけれども全部同じ数字になった件から始めたいというふうに思います。 皆さんのお手元に資料をお配りしました。少し復習をさせていただくと、資料一、これが、二〇一八年十一月十六日、つまり法案成立前のこの法務委員会において示された受入れ見込み数、黄色で塗っておりますけれども、数であります。一枚めくっていただいて、資料二の一、これは、もう国会が終了して、法案が法律となり、二〇一八年十二月二十四日に閣議決定された分野別運用方針についてに示された五年間の受入れ見込み数であります。 前回の質問……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 まず、定員法のことについて質問をします。 この定員法ですけれども、専門的な事件に対応させるためとか裁判の迅速のためという立法趣旨とこの増員の因果関係については、本当にここにきちっとした因果関係はあるんですかと、るる、毎年指摘があるところです。 私もその問題意識は持っておりますが、私としては、もう一つ、訟務検事の問題ですね。裁判官だった人が国の側に立って検事をやる、訟務検事をやる、そして場合によってはまた裁判官に戻っていくという、この制度がなくならないということであります。 裁判の迅速とかいうことで定員をふやすのであれば、まずこの訟務検事という問……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 皆様のお手元の資料の、二枚めくっていただいた、「失踪技能実習生の現状」、このペーパーの記載について、きょうは十五分、集中的に質問させていただきたいと思います。 まず、私の問題点を申し上げます。この赤囲いの失踪の原因の記載、これが一つ。その下の聴取結果、聞き取りのままという記載ぶりが二つ目。この二点であります。 一点目は、要するに、契約賃金以下、最低賃金以下、これに基づく失踪をあたかも実習生側の帰責に位置づける評価、表現方法は、当然のことながら、政務官のプロジェクトチームなるところで改めていただくのが当たり前であるということ。 もう一点は、この聴……
○山尾委員 参考人の皆様、きょうはありがとうございます。 立憲民主党の山尾です。 私の方から、まず、今も議論になっていました子供の引渡しの強制執行について。 私、議論を聞いていますと、論点を二つ提示したいんですけれども、まず一つは、補助者として、立会人としてよりも、多分、補助者として、専門家を確保ができるのかどうか。もう一つが、確保したとして、現場のみならず事前ミーティングも含めて、きちっと専門的な関与を持てるのかどうか。ちょっとこの二つに分けてお伺いをしていきたいというふうに思っております。 まず一点目の、専門家としての確保の論点なんですけれども、これは松浦参考人と山本参考人にまずお……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 私、十五分の時間をちょっといただきまして、前回、参考人質疑で、ちょっとみんなが驚いたり対応が必要だなというふうに思った、やはり子の引渡しの強制執行における児童心理の専門家の関与状況、それと女性の執行官というのがいないというこの二点について、少し数字を委員会で共有して、今後、さまざまな解決の礎にしていきたいというふうに思って、時間をいただきました。 まず、子の引渡しの強制執行における児童心理の専門家の関与状況、皆さんのお手元の資料をごらんください。 平成二十九年で既済の百七を分母にすると、立会人であれ補助者であれ、児童心理の専門家が関与した件数が七……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 私からは、一般質疑で繰り返し取り上げていますけれども、やはり個人情報のルール化の問題を取り上げていきたいと思います。 知らないうちに個人情報が爆発的に取得をされていて、知らないうちにそれが分析をされていて、そのデータの蓄積と分析結果がもはやビジネスには不可欠な価値を持つようになっている。そういう中で、そのデータが民から民へと移転されたり共有されたり売買されたりする。本来はそのデータというのは別に犯罪捜査に使うことを目的にとられているわけじゃないんですけれども、そういった結果として蓄積されているという状態の中で、それが捜査結果に利用されていくことの功……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 本当に参考人の皆さん、ありがとうございます。やはり、こうやって参考人の皆さんがそれぞれの立場から、本当に子供たちのため、社会のためという思いでお話をしていただくと、法務委員会も、ふだんは余り見ていない方もいるかもしれないですけれども、ふだん以上に、本当に与党、野党を超えて、やはりいい制度をつくって、いい社会にしていこうという、そんな気持ちでこの国会審議ができることに心から感謝をしたいと思います。本当にありがとうございます。 まず、私、やはりサヘルさんに最初にお伺いをしたいと思います。二つお伺いをしたいと思います。 これまでサヘルさんがさまざまな場……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょう、私は、今の政府は、行政の情報は隠すことが多いように思いますけれども、国民の個人情報を吸い上げることには随分と貪欲ですね、貪欲に過ぎるんじゃありませんかというお話をしたいと思います。 それは二つあって、一つは、自衛官募集のためといって自治体から情報を吸い上げること。もう一つは、捜査のためといって民間業者から情報を吸い上げること。 まず、後者の方からいきたいと思います。ちょっと順番を変えます。 まず取り上げるのが、民間業者のTSUTAYAさんです。ユーザー人口六千四百万人、国民の二人に一人が持っています。Tカードをお持ちですかというふうに言……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 法務委員会での質問、何回も立っているんですけれども、思うのは、できれば追及するよりも対話をした方が建設的な委員会質疑になるんだろうなということを思っていまして、河井大臣といい対話をして、河井大臣を、ちょっと言葉を選ばずに言えば、野党議員としてきちっと活用をして一つでもいい政策を実現するということが、私の、個の、法務委員会の自分なりの目標設定であります。 ただ、対話をするにも、質問したことに対して紙だけの答弁をされてちぐはぐだと、結局対話にならず、そうすると追及になってしまうので、ぜひ、厳しいテーマも、あるいは御自身が掲げている話しやすいテーマも、で……
○山尾委員 立国社会派の山尾志桜里です。 ちょっと二問、きょう大きなテーマを用意しましたけれども、前後を入れかえたいと思います。最初に香港のデモについて、その後に裁判記録のことをやりたいというふうに思います。 まず、皆さんのお手元の、きょうは資料が大部なんですけれども、右下、十四ページとあるところから見ていただければと思います。ここから四枚ほど、最近の新聞記事を用意しました。 この十四ページの記事は、十一月四日の未明に、香港のデモに、抗議活動に参加していた学生が立体駐車場で倒れているのが見つかり、死亡が確認されたという記事であります。「当時、現場周辺では警察が催涙弾を使ってデモ隊の強制排……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょうは、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 まず、神田先生にお伺いをしたいんですけれども、私は、三百四条の一項二号、三号の追加内容規制、そして三百五条の同種の規定、これについては大変問題を感じています。その立場からの質問ということになります。 まず、最初に質問なんですけれども、もしこの法案が通った場合には、この三百四条の例えば二号、株主が専ら人を困惑させる目的で議案の提出をした、ごめんなさい、逆ですね、この法案には当たらない、今回、名誉侵害とか侮辱とか困惑というカテゴリーが明文化されていますけれども、この三百四条には当たらないんだ……
○山尾委員 ただいま議題となりました両修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 修正の趣旨は、株主提案権等の濫用的な行使を制限するための措置に関する改正規定中不当な目的等による議案の提案を制限する規定の新設に係る部分を削るものであります。 原案におけるこれらの規定は、株主提案権の行使事例の中に権利の濫用に該当すると思われるものが見られ、裁判例においても人を困惑させる目的等による株主提案権の行使を権利の濫用と認めるものがあったことなどを踏まえ、このような権利の濫用に該当し、拒絶することができる場合を明確化することにより、株主総会を全体として活性化させ……
○山尾委員 立国社会派の山尾志桜里です。 冒頭、私からも、三月十一日、東日本大震災、たくさんの方がお亡くなりになり、そして、御遺族の方を含めて、心から哀悼の意をささげたいと思いますし、そして、そこから先、本当に苦しみながらも生活再建のために頑張っている皆さんに、この法務委員会の一員としても、今後とも寄り添えるように一層力を尽くしていきたいと思っております。 まず、私からは、きょうは、新型コロナの関係で、今ちょうど、この法務委員会と並行してでしょうか、特措法の改正案が審議されておりますので、この法務委員会でも、これは私権制限をどうコントロールするかという点で、人権保障を大きなテーマとする私た……
○山尾委員 立国社の山尾志桜里です。 今、宮下副大臣のお話を改めてこの委員会で伺いました。 宮下副大臣にまずお伺いをいたします。 ちょっと素朴な疑問なんですけれども、三月十一日のこの法務委員会で、私と宮下副大臣の質疑の中で、さきにおっしゃられたような、報道内容に指示することはあり得るという答弁をされた。そして、三月十三日にこのことが改めてちょっと大きな論点として浮上して、午前中は、参議院の内閣委員会、そしてこの法務委員会でもこのことが取り上げられました。このときは、宮下副大臣は謝罪、撤回はされていないんですね。謝罪、撤回をされたのは三月十三日の午後一時四十一分から始まったこの法務委員会の……
○山尾委員 山尾志桜里です。 森大臣に伺います。 私は、この問題を取り上げ続けてきて、できるだけその間、黒川検事長という人的な要素には、やたらには触れないようにしてきました。それは、人に注目してさまざまな報道ベースで法務委員会で意見交換するよりは、やはり制度の話として、きちっといい制度を組み立てていきたいというふうにずっと思っていたからです。 きょうの質問に当たっても、そういった制度論を、検察の独立を維持しながらどうやって独裁を歯どめられるのか、そういう制度論を話したいと思って準備をしておりましたが、こういう状況になって、結局、そういう属人的な、報道に基づいた事実関係を法務大臣と意見交換……
○山尾委員 おはようございます。 私、今の質疑を聞いていましたけれども、この検察定年延長問題をめぐる一連の出来事の核心は、黒川さんのかけマージャンではなくて、森大臣の請議に始まった違法な閣議決定だと思いますよ。きょうはその話をしますけれども、その前に、もう一つ、ちょっと今やらなきゃいけないことがありますので、香港の問題を最初に取り上げさせていただきたいと思います。 森大臣、伺いますので。まず聞くことは、中国政府による香港への国家安全法案の一方的な導入の動きに対しての大臣の事実認識と評価を伺います。準備をしておいてください。 少し説明します。 今、こうした動きに対して、国際社会から非難を……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 きょうは三つテーマを用意しましたけれども、ちょっとお手元の質問要旨の順番を変えさせていただいて、最初に皇位継承についてスタートをさせていただきたいと思います。これは本当に落ちついた雰囲気で議論したいなと思いますので、済みません、まずは菅官房長官、このテーマでよろしくお願いをいたします。 これは、先送りできない課題と言われながら先送りされ続けているわけですけれども、まずは概括的な質問です。官房長官、さまざまな国家の課題の中で、皇位継承をどう確保するかという問題の重要性、その優先順位、それをどのように考えていらっしゃるか、官房長官の言葉で説明をいただき……
○山尾委員 立憲民主党の山尾志桜里です。 今聞いていましたけれども、竹本大臣にしても森大臣にしても、やはり大臣の答弁が軽過ぎて、すぐ変わるから、本当に信用して議論ができないことを大変残念に思っています。 その上で、きょうは三つ、皇位継承と、あと、国外での自衛官の起こしてしまった過失についての法の欠缺、そして検察官の定年延長の問題、この三つを取り上げます。 この三つのテーマに共通して私は申し上げたいのは、問題を先送りせずに、必要ならきちっと国会で議論をして、法律の手当てで実行していこうということなんです。やりたくない議論を先送りしたり、やっていない議論をもうやったふりをしたり、あるいは法改……
○山尾委員 国民民主党・無所属会派の山尾志桜里です。 まず、香港の民主派議員四名の資格剥奪についてお聞きしたいと思います。 先ほど渡辺周議員の質問に対して茂木大臣は、重大な懸念を強めている、もたらす影響を注視していきたいというふうに、加藤官房長官のコメントと全く同じだったので、これが菅政権としての一致したコメントだと思うんですけれども。 ただ、昨年来からの一連の出来事、そして今回、民主派議員の資格剥奪という民主主義と法の支配のちゃぶ台返しのような、こういうことが行われていることについて、やはり、重大な懸念を強めているということだけでは人権国家の価値観外交として余りに弱いんじゃないかなとい……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 私が言うまでもなく、外交において言葉の選択は極めて大切で、言葉が変わっていく背景には必ず何らかの外交的な意図があるということだと思います。 二〇一六年に日本が自由で開かれたインド太平洋戦略を打ち出した時点では、明確に戦略という言葉を使っていました。その後、戦略という言葉を使うことをやめて、自由で開かれたインド太平洋構想と呼び名を変えています。さらには、最近は構想という単語すらも外して、自由で開かれたインド太平洋というふうに言及されるようになりましたし、実際、この外務委員会でも、所信表明を始めとして、大臣も外務省の方もずっと、自由で開かれたインド太平……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 ミャンマー、ウイグル、そして香港と、コロナ禍で各国がどうしても内向きになっていく中で、一部の地域で悪化する人権弾圧やあるいは権威主義ということで、きちっと国会で議論することが何より今大事だと思うので、今日は人権外交について質問したいと思います。 まず、これは大臣に伺いたいんですけれども、ちょっと先ほどの、国軍が外相に任命したワナ・マウン・ルイン氏の呼び方なんですね。 先ほど、午前中の最初の答弁では、外務大臣、この方のことを外務大臣というふうにおっしゃっていて、緑川委員の質問では、当局によって指名されている外務大臣と言われている人というふうにおっし……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 ベトナム・ダナンの事務所の総領事館への格上げ、自由で開かれたインド太平洋構想の実現のために重要な地域の要衝ですので、今回の法案には賛成をいたします。 その上で、在外公館というのは機密が行き交う外交のとりでですので、ここの職員から秘密漏えいがあってはならないという観点からお伺いをいたします。 皆様のお手元に資料を配付しました。一番最初のところ、J―CASTニュースですけれども、ピンクの部分を目で拾い読みしていただければと思います。 去年十二月ですけれども、中国共産党員の名簿だとされるデータベースが流出をしたということです。そして、その中には、各国……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 今日は長い一日ですけれども、最後のバッターですので、よろしくお願いいたします。 ちょっと最初に、今朝の毎日新聞の朝刊で、ブリンケン国務長官の、日本にいた際のメディアとのオンライン記者会見のことが出ていまして、包括的なことなので、ちょっと茂木大臣にお伺いをしたいと思います。 この記事によると、ブリンケン国務長官が、このHNSの今後の交渉に関して、今後ですね、「複数年を対象にした協定になるだろう。非常に複雑化した環境の中、多くの意味で安全保障のコストはさらに高くなっている」と指摘をしたと。これは、日本のメディアとの東京都内でのオンライン記者会見の中で……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 前回、中国にある日本の大使館における中国人の職員の採用について、中国共産党の方であるというリスクもあり、是非再検討してほしいというお話をしました。その際に、茂木大臣の方からは、それこそ、映画の中で清掃員がスパイのような役割を果たしているというような事例も出てきまして、映画の話です、改めて、私、その現地職員、二百八十二名採用されている中で、どういう手続で採用され、どういうお仕事をお願いしているのかということをやはりしっかり把握したいというふうに思いました。 お手元の資料を御覧ください。これは、在中国日本大使館における中国人職員の募集要項、ホームページ……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 人権国家の標準装備として、一つは、政府に人権侵害を理由とした制裁手段を与える人権侵害制裁法、そしてもう一つ、G7の中で日本を除いてスタートをし、あるいは検討が始まっているのが、企業に人権尊重を一定の形で義務づける人権デューデリジェンスの法制化、この二つが今両輪として、各国家がこういったツールをそろえようとしているわけです。 今日は、後者の人権デューデリジェンスの話をしたいんですけれども、ちょっとその前に大臣に一点だけ。人権侵害制裁法の話をこの委員会でも大臣と議論をしているわけですが、総理が、延期されましたけれども、今月訪米をされます。ここで、日米が……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 今、茂木大臣、中国が主導権を握る形にならないという答弁がありましたが、改めて、ちょっと本会議の代表質問でお答えをいただけなかったので、大臣に御質問いたします。 我々が今承認を迫られているRCEP、この加盟国の価値観や対中外交姿勢をかいま見る一つのファクトだと思います。 昨年、国連人権理事会で、六月三十日でしょうか、香港国家安全維持法について、懸念表明に参加をした国、支持表明に参加をした国、沈黙をした国。今回、RCEP加盟国十五か国について、懸念に参加した国はどこなのか、支持表明に参加した国はどこなのか、沈黙した国はどこなのか、お答えください。 ……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 参考人のお三方、今日はありがとうございます。 まず一点目です。浜中参考人にお伺いをしたいと思いますが、先ほど、今回、電子商取引には紛争処理がないというお話とか、電子商取引についてはやはり日本の明確なビジョンというのを持つべきじゃないかというか、持っていないんじゃないかというようなお話もありました。 そこでお伺いをしたいんですが、今回、電子商取引の分野で、安全保障上の理由とか公共政策上の理由とか、例外がかなり広く認められるんじゃないか、それを懸念として捉えるべきなのか、今回はこれでよかったんじゃないのというふうに捉えるべきなのか。今後、この電子商取……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 日印ACSAから始めたいと思います。ジェノサイド条約はその後にしたいと思います。 今話を聞いていますと、ACSAによってインドの国軍と自衛隊との連携領域が法的に広がるわけではない、ただ、ACSAによる円滑な連携は結果としてインド太平洋地域における日印の安全保障上の連携を強化するということにつながるというふうに理解をしております。 茂木大臣に伺います。 インド太平洋地域と重なるいわゆる中国の一帯一路構想に関して、一昨日、中国外交部の汪文斌報道官は、一帯一路は決して債務のわなではないと発言をしたと報じられています。 基本的なことなので、茂木大臣に……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 投資協定については、もう八人目の質問者でありますし、先ほど、パブコメの努力義務については浦野委員からも指摘がありましたので、一点、ただお伺いしたいと思うんですね。先ほど小熊委員も指摘していましたが、中国の一帯一路構想の文脈で、債務のわなという問題、そして、それと関連をして、やはりアフリカ諸国との間の投資協定の取組について、これを伺いたいと思います。 役所の方から、中国は、アフリカ諸国で発効済みが十九本、署名済みが十五本、合計三十四本と伺っていますけれども、日本では、発効済みの協定数は何本で、署名済みで発効前というものが何本、そして交渉中の国が何か国……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 今日は、ジェノサイドと水際対策、結構この委員会で頻繁にこの二つをやっているんですけれども、この二つとも、状況が継続していますし、国際社会の取組も動いていますので、今回も、この二点、やらせていただきたいと思います。 まず、ジェノサイド条約についてなんですけれども、ちょっと大臣に時事通信の記事から伺いたいと思うんですが、時事通信、五月五日に、このジェノサイド条約の批准について記事が出まして、こういう記事になっていました。与野党から政府に対してジェノサイド条約批准を求める声が上がり始めた、外務省幹部も、何もしないわけにはいかないと関係省庁との検討を始める……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 まず、台湾とICCATについてお伺いします。 WHOへの台湾のオブ参加については、これまでも議論がされていましたが、先ほど来の指摘もありましたけれども、ICCATにおける台湾の参加プロセスを見ておくことは有用だと思うんですね。特にICCATにおいては、二〇〇三年に協力的非加盟国として台湾が参加することになったプロセスでは、当時、ICCATの常任議長は日本人の宮原さんでありましたし、かなり積極的な役割を果たしたんだろうというふうに思います。 そこで、役所でも結構です、伺いますが、このときのプロセスと日本の関与、そして、そのときの中国の反応ですね、こ……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 まず、私たち国民民主党のこの法案についての原案の方針は、こういうものでした。つまり、郵便投票のリスクもちゃんと認識しているけれども、投票権の保障には万全を期したい、だから郵便投票拡大の範囲というのは不在者投票もできない対象者に限る、すなわち、自宅で療養したり待機をしている患者、濃厚接触者、帰国待機者、ここに対象を絞って郵便投票を可能にする、これがよかろうというふうに思って提案をしてきました。 それが今回、自民党原案にはなかった十四日間の自宅待機要請を受けた帰国者、これが私たちの提案をきっかけに入ったことはいいことだと思うんです。ただ、他方、先ほどか……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 まずは、このパネル、そして議員のお手元の配付資料を御覧ください。この資料ですけれども、自民党と立憲民主党とで合意をしたと報じられている特措法の内容、これを表にしたものです。 私たち国民民主党は、この内容で足りるという合意はしていないんですけれども、聞いているところでは、恐らくこの内容で、今日のどこかの時点で自民党と立憲民主党の共同提案として出される運びになっているのではないかというふうに仄聞をしております。 この自民と立憲の修正合意案には、前進も確かにあります。ただ、本質的に改善されていない重大な問題が残っているので、限られた時間ですので、それを……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 今日は、この子ども・子育て法案、ずっと皆さん言われていることですけれども、子育て予算を削って子育て予算を捻出しないでという話と、そろそろ、待機児童問題、量から質へと焦点を広げていきませんか、こういう話をしたいと思っています。 ただ、その前に、せっかく内閣委員会ですので、重点措置も実施されている今、やはり改正したコロナ特措法に様々な問題が出ていて可視化されていると思いますので、最初、そこから入りたいというふうに思います。 四月五日から大阪、兵庫、宮城で重点措置が実施されて、一部地域では、マスク会食に応じない客の入場禁止、あるいはアクリル板の設置など……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 一昨日もこの委員会で質疑に立たせていただきました。今回、児童手当、六十一万人分の子供の支給を打ち切って、その財源でもって四年後の待機児童解消を図るというこの法案、極めて問題が多いというふうに思っています。 その上で、一昨日は、やはり待機児童問題で、この五年間で、カウントのやり方の問題は残っているけれども、待機児童の数自体は半減をしたということを一定程度評価をした上で、今後は、待機ゼロだけを追求するのではなくて、やはり待機ゼロ政策のしわ寄せでばらつきが出た保育の質の向上、こちらに視点も広げていただきたいということを質問しました。今日はこの続きをさせて……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 金融業界への圧力と酒販業界への圧力、このことについて、八日に唐突に発表されて、世論の反発から、九日には金融機関への圧力は撤回。政府内の調整文書を私が内閣府からいただいて公開したのが十二日。それによって、西村大臣の単独プレーということではなくて政権全体の問題ではないかという文脈で報道が始まり、昨日十三日には酒販業者さんへの圧力も撤回となりました。 そこで今日は、十五分という時間ですので、二点、飲食店をスケープゴートにした措置が残っているように私は思っていますので、撤回を求め、質問をしていきたいと思います。 お手元、資料四を見てください。八日の西村大……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 今日最後のバッターになります。テンポよく充実した議論をしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 まず最初に、水際対策の話なんですけれども、ちょっと二つ、大きな穴が空いているのではないかというお話から始めます。 皆さんのお手元に、外国人入国者数及び日本人帰国者数の推移という資料を配らせていただきました。法務省からいただいたものです。 まず、法務大臣ですかね、伺います。 これは書いてあるんですけれども、一月十四日から全ての新規ビザの発給を停止するということで、基本的に入国禁止が始まったわけですけれども、この一月十四日から二十一日の……
○山尾分科員 衆議院の山尾でございます。 初質問の機会に、地元愛知でもお世話になっております赤松大臣に地元の声を届ける機会をちょうだいしたことを非常にうれしく思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 きょうの質問を通しまして私がお伝えしたいこと、一言で申し上げれば、地元でこれまで住民が守り、育て、愛してきた里山が今危機にさらされております。これをぜひ危機から救ってほしいというこの一言に尽きるわけでございます。 この里山といいますのが、愛知県の日進市にございます東部丘陵というところでございます。大臣の方がずっと現状おわかりかとも思いますけれども、地元の声の代弁者として、しっかりと現……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 前回の中山太郎先生のお話を伺って、超党派で憲法を議論して国民に報告をするという、極めて重要で極めて困難な道のりを切り開いてくださったことに大変感銘を受けました。 また、このたび、国会議員として、その切り開いていただいた道の続きを歩ませていただくという重責を感じながら、改めて、衆議院憲法調査会報告書、六百八十三ページありましたが読みました。 その際には、どのように論点が設定されたのか、設定された論点に対してどんな意見があり、どのように類型化されたのか、その中でも多くあった意見は何だったのか、異なる意見の共通項をいかにくくり出されたのか、こういった点に留……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。発言の機会をありがとうございます。 私からは質問を一点と意見を二点述べさせていただきたいと思います。済みません、質問を通告していなかったので、質問を先に言います。 法務省にお伺いをしたいんですけれども、附則の三条二項の解釈なんですが、これは、現在のように法制上の措置が講ぜられていない時点での国民投票の投票権を有する者というのは、二十以上なのか、本則の十八以上なのか、この解釈はどう考えればいいのか、ちょっと法務省の考えを教えてください。 私は、柔軟にこの附則三条二項を解釈して、こういう場面ではいまだ二十以上なんだと解釈すべきだと思っています。法律構成はい……
○山尾委員 民主党の山尾志桜里です。 発言の機会をありがとうございます。 私自身は、成年年齢と少年法の適用対象年齢、いずれも十八に引き下げるべきであって、かつ、できる限り選挙年齢の引き下げと同時期に行うべきであって、安易に選挙年齢の引き下げを先行させるということには非常に慎重の立場をとっております。 この場では、少年法の適用対象年齢について法務省にお伺いをしたいというふうに思います。 まず、先ほどの御説明の中で、適用対象年齢の引き下げに消極的な事情として二点挙げていただきました。 まず、その中の要素の一つとして、刑法犯の検挙人員が減少傾向、少ないということを言っていただきましたが、人……
○山尾委員 発言の機会をありがとうございます。民主党の山尾志桜里です。 お時間がまだあったので、済みませんが、発言をさせていただければと思います。 私の立場は、この国民投票制度については非常に慎重な立場をとっておりまして、ただ、必ずしも意義が全てにおいて見出せないというものでもないと思いますので、この附則十二条に沿って議論を進めていけばよいと思っております。 なぜ慎重かと申しますと、この国民投票制度というものも、その最終的な目的は、国家として決断をするに当たって意義を有するからだということになると思うんですが、国家としての決断をするに当たっては、もちろん、一方で多様な民意や価値観、意見を……
○山尾委員 発言の機会をありがとうございます。 私、十二月一日の審査会で、新しい人権について少し述べさせていただきましたので、それを少し具体化させて意見を述べたいと思います。 十二月一日のときに、私はこのように申し上げました。時の経過に応じて醸成された新しい人権について議論すべきではある、とはいえ、それほどつけ加えるべきものの数は多くないのではないか、なぜなら、新たなものを書き込むということは、書き込まれなかったものの価値を相対的に下げることもあるし、あるいは、書き込む際にも、あえて簡潔な言及にとどめた方が、予測困難な将来に柔軟な対応ができることもある、憲法は、変化に応じて拡散するものでは……
○山尾分科員 民主党の山尾志桜里です。 本日は、法務大臣への質問という貴重な機会をちょうだいして、ありがとうございます。法曹の大先輩であります小川大臣と議論ができることを、きょうは、緊張しながらですけれども、非常に楽しみにしてまいりました。どうぞよろしくお願いします。 三十分という持ち時間の中でありますので、きょうは、一番のテーマは一部執行猶予法案を基軸に、観点としましては、社会内処遇の充実、これは議論は非常にされているんですけれども、その前提としての施設内処遇の充実を軽んじないでほしい、そしてまた、社会内処遇の充実を議論する際には、保護司さんを初めとした現場の第一線の方の声をできるだけ酌……
○山尾小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、平成二十九年度国立国会図書館歳出予算要求の件について審査をいたしたいと存じます。
まず、羽入図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 これより懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談を閉じます。
それでは、平成二十九年度国立国会図書館歳出予算要求の件につきましては、お手元の印刷物のとおり決定し、議院運営委員会においては、勧告を付さないで議長に送付すべきものとするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、本日の議院運営委員会において、以上の審査の経過及び……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 現行憲法と憲法改正を議論するに当たって踏まえるべきは、ルールを守る者だけがルールを変える資格を持つということだと思います。憲法改正を語るに当たっては、私自身の自戒を含めて、ここにいる議員一人一人が、自分自身が憲法を尊重し、擁護し、憲法の価値をしっかり国民生活に還元してきたかどうか、振り返るべきだと思います。 そもそも憲法は何のためにあるのかと考えたとき、個人が個々人の尊厳ある人生を形づくるとき、個人たる国民は国家と無関係ではいられません。個人の尊厳を守るために国家権力の行使を制限する必要もありますし、個人の尊厳を守るために国家権力の行使を要請する場合も……
○山尾委員 貴重な五分をありがとうございます。民進党の山尾志桜里です。 先日の憲法審査会の議論を受けて、まず最初に、憲法の規律密度の低さは改憲の必要性を導く理由となり得るのか、複数の方から言及がありましたので、感じたことを申し上げます。 まず、私は、規律密度の相対的な低さは改憲の必要性に直結しないと考えます。なぜなら、憲法は、時代を超えて共有する普遍的な価値を次世代に引き継ぐという重要な役割を担っており、規律密度の低さ、言いかえれば抽象性の高さは、この役割を果たすために一定程度維持すべき先代からの大事な知恵であると考えるからです。 さらに、この点に関し、憲法の人権項目と統治の項目から、二……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 まず、女性参政権とクオータ制についてお話しします。 女性が初めて国政選挙の被選挙権を得た一九四六年衆議院選挙、三十九名の女性衆議院議員が誕生し、その比率は八・四%でした。七十二年が経過した現在、この衆議院において女性議員の比率は九・五%、ほぼ横ばいです。世界を見れば、過去二十年間で平均一一・三%から二二・一%に増加、比率が一〇%に満たない議会は百九から三十八に減少しており、日本はその三十八カ国のうちの一つです。 こういった事実を背景に、私たち民進党は、昨年、他の野党の方々とクオータ制を議員立法として提出し、その後、自公の皆さんもクオータ制への第一歩を……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 まず冒頭、今月三日に読売新聞に掲載された安倍総理の発言について、改めて問題提起をしたいと思います。 総理は、インタビューの中で、「私の世代が何をなし得るかと考えれば、自衛隊を合憲化することが使命ではないかと思う。」と発言しています。 自衛隊を合憲化するということは、すなわち、現在、安倍総理は自衛隊違憲論に立ったということであります。自衛隊違憲論に立たない限り、合憲化する必要はありません。合憲の自衛隊を合憲化するということは、論理的に成り立ち得ません。 一方、合憲論に立った上で憲法上の位置づけを議論するのであれば、例えば、憲法上の疑義を払拭するためな……
○山尾委員 民進党の山尾志桜里です。 時代の変化にかかわらず、憲法第一章に規定された天皇制という制度の根幹を守るためにいかなる制度の変更が必要とされるのか、再考する大変重要なタイミングで発言の機会を与えていただき、ありがとうございます。 この点、冒頭に三つの論点を提示いたします。 一つ目は、現憲法における象徴行為の意義です。 天皇を人間と位置づけた現憲法のもと、天皇陛下が国事行為と並んで象徴行為を大切になさり、現に国民統合の象徴として国民の敬愛を受けていることから、象徴行為の意義の重要性を共有すべきときです。 この点、このたび正副議長による議論の取りまとめにおいて、今上天皇の象徴とし……
○山尾分科員 民進党の山尾志桜里です。 待機児童問題について塩崎大臣といい議論をしたいと思って、きょうは伺いました。 保育園落ちたというブログから約一年がたって、またお母さんたちのもとに、不承諾という、ちょっと悲しい通知が舞い込む季節が来ております。そういう中で、この一年間を私なりに見ていると、塩崎大臣は幾つかのことを、あのお母さんたちのアクションをきっかけにやっていただいたと思っています。 一つが、大きかったですね、隠れた待機児童を自治体ごとに公表したということは、大変大きい成果だったと思います。やはり今までは表の数字で、必ずしも実態を反映していなかった。でも、大変すごくネットなんかで……
○山尾分科員 民進党の山尾志桜里です。 共謀罪、私の方からは、きょうは、必要性がないにもかかわらず一般人も対象となり得る新しい包括的な共謀罪という刑罰法規をつくることがいかに一般市民に対する冤罪の危険を高め、あるいは社会を監視社会へと変質させていくか、そういう視点で質問をさせていただきたいと思います。 必要性を唯一裏づけるかのように見えた三つの事例、この三つの穴ですけれども、大臣、まず確認をさせていただきます。 四事例目を含めて、大臣の言葉をかりれば、多数頭にあるが今は出さないとされている立法事実ですけれども、あれから少し日にちがたちました。きょうも、四事例目以降の、必要性を裏づける、多……
○山尾委員 立国社会派の山尾志桜里です。 発言の機会をありがとうございます。 せっかくこの国会でこうやって憲法審査会が開かれましたので、冒頭にこの審査会の今後の議論の進め方について私の意見を申し上げて、また、視察報告の方も意見、質問を申し上げたいと思います。 この視察の討議が終わった後なんですけれども、恐らくCM規制、手続規制の議論に入っていくんでしょうし、私は入っていくべきだと思います。この審査会の場で民放連に量的規制の意思がないということは明らかになったと思いますので、次は、この投票法をつくったときの中心的な方が民放連の意思についてどんな前提で立法したのかということをみんなで確認をし……
○山尾委員 立国社の山尾です。 馬場さん、ありがとうございます。 憲法審査会の場では、一方的な演説とかいうよりは、こうやって質疑のやりとりの中で対話を国民に見せていくのが大事だと思いますし、建設的だと思います。 まず、私は、議論をしようと言い続けていますし、自由に議論をしようというふうに言い続けています。この前者と後者は少し意味合いが違います。 議論しようと言っているのは、ごく普通のことですけれども、国民に憲法の議論を見せて、課題や論点を知らせて、考えてもらう材料を提供して考えてもらう、その役割は議員にあるというふうに思っています。国民は愚かじゃないですし、少なくとも議員より愚かだとい……
○山尾委員 立国社会派の山尾志桜里です。 先ほど石破委員から札幌弁護士会でのシンポジウムのお話がありまして思い出しました。二〇一九年の一月十二日、雪の札幌で、本当に大ホールいっぱいの市民の方がいらして、隣室に中継の部屋もつくられるようなイベントでした。やはりそういった形で、方向性が異なる意見を持った者や議員がセットになってさまざまな場所に足を運んで議論を尽くすということは、すごく有意義なことだというふうに思いました。 きょうなんですけれども、CM規制について、とりわけインターネットCMの話がきょう出ていますので、私も考えを申し上げたいと思います。 ただ、一点、今の国民投票法では投票運動の……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 まず、国民民主党として、憲法審査会の進め方についての基本的な意見を申し上げます。 憲法審査会は、ほかの委員会のように内閣に対して大臣の答弁、出席を求めるものではありません。まさに立法府に属する国会議員相互の議論の場ですので、何か内閣に問題が起きても、基本的には立法府として粛々と議論を深めるべきだと思います。したがって、木曜日の定例日は原則として毎回開催すべきだと思いますし、来週も当然開催すべきだと思います。 また、諸事情できょうは一時間ということですが、週に一度しかない上、一時間では、意見の発表会で終わってしまって、なかなか議論が深まらないと思い……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 この自由討議の対象、憲法と国民投票法の二つ、つまり、中身と手続の二つが対象になっているので、区別してお話ししたいと思います。 まず、手続法である国民投票法についてです。 この国民投票法については、七項目、そして二項目というように、公選法並びで投票機会を拡大していくもの、基本的に答えの方向性が出ているものと、CM規制やネット規制やインターバルのように、自由と公正のバランス調整が必要で、今後課題も答えも変化していく可能性が高いものと大別されると思います。 とりわけ、この後者なんですけれども、デジタル技術、AI、アルゴリズム、ビッグデータ、こういった……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 私から質問三つなんですけれども、ちょっとその前に、今、本多委員から期日前投票の投票時間の弾力的な設定についてお話がありました。 私の考えですけれども、この趣旨というのは投票機会の拡大であって、投票可能延べ時間の拡大ではないと思うんですね。投票の延べ時間を延ばすことが本質ではなくて、住民の生活実態を一番よく知っている自治体ごとに柔軟に時間を設定することで、投票機会を新たに創出したり、本当にその住民が投票しやすくするという、まさに投票環境の整備だと思うんです。 だから、例えば朝早い学生さんが多ければ、それは時間を早く設定したり、帰りが遅い通勤者の人に……
○山尾委員 国民民主党の山尾です。 まず一点、井上議員にお伺いをいたします。 投票法、七項目なんですけれども、本多委員から引き続き指摘がありましたが、私から二点申し上げると、一点目は、一般の選挙と憲法改正の国民投票、人を選ぶ、そして政策を選ぶ、その点に違いはあっても、やはり投票の機会として同じように重要だという点に違いはないと思うんですね。そう考えていくと、少なくとも、投票の機会をどのように保障するのかということについて、違いを見出すような理由は今ないというふうに思うんです。 なので、一般の選挙のときに同様な法改正に賛成をしていったのは、結局、投票機会の充実のためには、国が一律に決めるよ……
○山尾委員 おはようございます。国民民主党の山尾志桜里です。 私からは二点質問したいと思います。 まず、一点目ですけれども、先国会から本多委員から提起されている本多論点といいますか、今日は今井さんも加わって疑問を呈されましたけれども、論点として提示されている以上は、きちっと議論をして整理をする必要があると思いますので、このことについて馬場委員に質問をいたします。 国民投票については、公選法並びの手続保障ではよくないんじゃないか、国民投票については、自治体に任せるよりも、一定程度国がルールを一律決めた方がいいんじゃないかというような問題提起と受け止めていますけれども、私は手続保障も二つに分……
○山尾委員 国民民主党の山尾志桜里です。 ちょっと事前に通告した質問とは違うことになりますが、お許しください。 立憲民主党から突然の検討条項の修正案が出てきまして、しかも、なぜかこの修正案の質疑の機会がございません。先ほどの幹事会でも、立憲民主党から、是非この修正案についてその内容、その意図するところを国民に伝えたい、だから質疑をしてくれという申出もありません。むしろ、幹事会では、自由討議を今日やらなくていいのではないかというような話も出てくる中で、極めて、この修正案について、私自身、質問したいことがたくさんございます。でも、時間の関係もありますので、二点、北側委員にお尋ねをし、もし可能で……
○山尾分科員 国民民主党の山尾志桜里です。 私、今日は、刑事記録の保存の件から始めたいと思っています。 上川大臣が法務大臣になるとこの記録の保存や公開が進んで、大臣が替わると止まってしまうという印象があって、せっかくの機会ですので、私の中で、ここはいいんだけれども、大臣がもしかしたら目が届いていないところで残念な事態も起きているということを指摘をし、議論したいというふうに思っています。 まず、大臣、二〇一八年九月の二十八日、刑事参考記録のリスト化と開示ということを決めて、実際、今それが実行されています。そして、今、私の手元にこの直近のリストが、八百五十四件、参考記録として保存が決まってい……
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