このページでは吉川元衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。吉川元衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 初質問になりますが、質問の機会を与えてくださった委員長ほか各党理事の皆様に、冒頭お礼を申し上げたいと思います。 さて、今回の桜宮高校の事案でございますが、私自身も、高校時代にバスケットボール部に所属をし、また、インターハイやあるいは県大会で優勝するだとかそういう経験を持っております。それだけに、好きで始めたバスケットで命を絶たざるを得なかった生徒さんの無念を思えば、御遺族にかける言葉すら見つかりません。何とも痛ましい、二度と繰り返してはならない事案だと思っておりますし、そのためにも、どれだけ子供たち、生徒たちの側に寄り添って私たちが今後の対策を考……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 内閣府特命で金融やデフレの担当をされている、また、今回案件になっております〇九年度の決算のもとをつくられた、予算をつくられた麻生大臣にまずお聞きをしたいと思います。 安倍内閣のもとで三本の矢が打ち出され、当初はかなり市場もよく動いていたみたいですが、どうも最近は逆の方向に株価は激しく動いているようです。また、円安等によって非常に、輸出企業はプラスかもわかりませんけれども、庶民の食卓に欠かせない小麦粉やパン、それから食用油、そういったものの値上がり、あるいはガソリンや軽油等の値上がり等も進んでおります。 そういう中で、生産を基本に据えた指標を見ま……
○吉川(元)委員 社民党の吉川元です。 本日最後の質問ということで、先日の大臣所信に対して、高校授業料の無償化と、それから三十五人学級を中心にして尋ねたいというふうに思います。 まず、高校授業料無償化についてでございます。 今ほど少し質疑等がありましたので、私は、今回の所得制限というものは明らかに制度の後退ではないか、非常にこの高校無償化については成果も出ている中での所得制限というのは、後退ではないかというふうに認識をしております。その観点から、一点お尋ねいたします。 政府は昨年、先進国で唯一保留をしておりました国際人権規約第十三条二項の(b)、(c)の保留を撤回し、中等教育、高等教育……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 福島第一原発事故により今なお福島県の内外に避難されている被害者の数は、十五万人を超えています。また、最近でも、地下貯水槽から高濃度の汚染水が漏れ出すなど、安倍総理が予算委員会で答弁をしたように、事故はとても収束しているとは言えない状況です。被害者の方々に一刻も早く安心を取り戻すため、万全の補償と生活再建のための支援に取り組んでいかなければならない、そう考えております。 さて、本法案では、ADRに和解仲介の申し立てをされている案件について、三年間の時効期限の中断を行うというものです。 そこで、まず大臣にお伺いをしますが、この手続によって、被害に遭……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本法案の取りまとめに当たり、各党間協議が誠実に進められてまいりました。本日はいらっしゃいませんが、座長を務めました馳委員を初め各党の実務者の皆様に敬意を表したいと思います。私も社民党から参加をさせていただき、大変有意義な議論ができたというふうにも思っております。 それでは、質問に入っていきたいと思います。 まず初めに、もう既にこの場で何度も問題になりました四条についてです。 四条では、いじめの禁止について書かれております。いじめを行ってはいけないというのは、当たり前過ぎるくらいに当然のことです。ただし、私たちがいじめ防止で立法化する際には、あ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
最初に、法人税制に関して何点かお聞きします。
二〇一二年度から、企業の繰越欠損金の控除制度が変わりました。それまでは、七年間、欠損金を一〇〇%控除することができましたが、それが、期間は九年間に延長され、八〇%控除になりました。
端的にお聞きしますが、一二年度以降の法人税収入にどのような影響を与えたのか、お答えください。
【次の発言】 なぜこのようなことを質問したかと申しますと、毎年巨額の欠損金が控除され、また翌年に繰り越されております。国税庁の会社標本調査を見ますと、二〇一一年度で約九・七兆円が所得から控除され、約七十六兆円が翌年以降に繰り越さ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、原発事故の補償問題についてお聞きしますが、その前に、まず一点だけ御指摘をさせていただきたいというふうに思います。 今、お席にはついておられませんが、櫻田副大臣が、放射性物質を含む焼却灰の処理をめぐって、人の住めなくなった福島に置けばよいといった発言をし、後に謝罪、撤回をされました。 率直に言って余りにも無責任な発言だというふうに思いますし、大臣も厳重に注意をされたということですが、十月八日の大臣会見によりますと、いわゆる放射性物質汚染対策の特措法の基本方針について副大臣が十分に理解をされていなかったというようなことも言われております。だ……
○吉川(元)委員 社民党の吉川元です。 本日最後の質問ということで、他の委員の方の質問とダブるところもあるかとは思いますが、御答弁の方を何とぞよろしくお願いします。 それで、当委員会で少しお話を聞いておりまして、まず最初に大臣の方に確認をさせていただきたいことが一点あります。 といいますのも、昨年の衆議院での総選挙の自民党のいわゆる公約、自民党政策バンクですか、それからあとJ―ファイル、二〇一二、二〇一三とそれぞれあります。その中でこの高校無償化についてどのように記述をされているか。全部は言いませんが、要は、「所得制限を設け、真に「公助」が必要な方々のための政策に転換します。」という、若……
○吉川(元)委員 きょうは朝早くから、四人の参考人の皆様、本当にありがとうございます。質疑の方は私が最後でございますので、あと二十分、ぜひおつき合いをいただければというふうに思います。 それで、まず三輪参考人にお伺いをしたいというふうに思います。 今回の、九百十万円を境にして有償にしていく、無償化をやめるということでございますけれども、当委員会でただしましても、文部科学省の方としては、これは漸進的な導入、漸進的である、そういう答弁をしばしばいただきました。今回の無償化制度の廃止ということ、もちろん、低所得者の皆さんに対してより手厚くさまざまな支援を行うということは是といたしますが、今回の制……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 この法案、いよいよ最後の質問者ということで、私ももう少し議論した方がいいのではないかというふうにも思いますが、まず最初に、大臣にお伺いをしたいというふうに思います。 前回の委員会で大臣に対して自民党の選挙公約との関係でお尋ねをした際に、大臣は、財源がないからこのような法案を出させていただいている、理想論的に言えば、財源を確保して無償化等の枠をぜひ広げていくことを目指していきたいというような内容の答弁をされました。 あわせて、今ほども議論のありました国連人権規約についても、中等、高等教育の無償化の漸進的導入と照らし合わせれば、大臣のお考えは、高校……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、原発事故の賠償で時効延長を図る法案が後ほど委員長提案されるということでございますので、それに関連して幾つかまず御質問をしたいというふうに思います。 先般、本委員会において原子力損害ADR時効中断法案について審議をした際に、多くの委員の皆さんからも、損害賠償の請求漏れが生じるのではないか、そういう指摘がされておりました。大臣、あるいは参考人として出席された東電の山口取締役も、被害者をきめ細かく把握するために丁寧な対応に努めるとも述べておられました。 ただ、現在でも十四万人の方々が避難生活を行っております。これから土地や建物の賠償が本格化す……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 冒頭、まず指摘をしておきたいのですが、日本における研究開発を促進させることについては全く異論はありません。また、本法案の提出者の方々がこの間法案作成のために努力されてきたことについても、その点については敬意をあらわしたいと思います。 しかし、労働契約法の特例措置を設ける、あるいは新たな研究法人を設置するといった大変重要な内容が盛り込まれた法案を急いで審議、採決する必要があるのか、疑問に思わざるを得ません。わずか二日、三日の間で提出をされ、そのままきょう採決まで行くということでございますけれども、十分な議論をできる時間もありませんでした。この点は余……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、お忙しい中、参考人の方々に御出席いただきまして、心から感謝を申し上げたいというふうに思います。 二〇二〇年のオリンピック・パラリンピック、メダルの目標数やあるいは経済効果が注目を浴びておりますが、ただ、大切にしなければいけないのは、東京だけではなく、日本全国で子供からお年寄りまで、そして障害を持つ方々も含め、スポーツの裾野を飛躍的に広げていくこと、スポーツを文化として根づかせる機会にすることだろうというふうに思います。 また、順調に進んでいるとは言いがたい東日本大震災からの復興、もはや国際公約になった福島第一原発事故の完全な収束、それを……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、水俣病関連でお聞きをしたいというふうに思います。 まず、水俣病特措法に基づく被害者救済の補助経費として、二〇一一年度は予備費から九十二・五億円、これは当初予算の五・四倍です。それから、二〇一二年度は百四十・七億円、当初予算の四・五倍、これが予備費から執行されております。 なぜ当初予算ではなく、予備費で執行せざるを得なかったのか。先ほど、今は席を外されておりますが、麻生大臣の方から、憲法八十七条を引いて、予備費というのは予見しがたい予算の不足ということがその理由なんだというふうに言われておりますが、なぜ予備費で執行せざるを得なかったのかに……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
私に与えられた時間は十分しかありませんので、早速質問に入らせていただきます。
最初に、本委員会で審議の対象になっている二〇〇九年度から二〇一一年度までの各年の自衛官として新規に入隊された方の数について、防衛省、お聞かせください。
【次の発言】 この三年間でおよそ二万八千人強、三万人近くの方が新しく自衛隊に入隊されているということになります。
自衛隊に入隊される方は、自衛隊法施行規則三十九条に沿って、宣誓書に署名押印して、服務の宣誓を行わなければなりません。一般の隊員でいえば、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、憲法及び法令を遵守した上……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川です。 先般、理化学研究所の研究成果が発表されました。この事例を取り上げるまでもなく、実用化されれば画期的な成果を期待できる最先端の研究というものは、非常に重要であることは疑いようもありません。ただ、経済対策として措置すべきものなのか、あるいは、これはもうほかの委員の先生方からも質問がありましたけれども、補正で行うべきものなのかということについては、やはり私も疑問が残ります。 その上で何点かまずお聞きをしたいと思います。 これは、秋の臨時国会の際の研究開発強化法の改正案の質疑の中でも指摘をさせていただきましたが、今回創設されるImPACTで行われる技術開……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず初めに、先般の雪害、お亡くなりになられた方々に御冥福をお祈りするとともに、災害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。 まず最初に、先般の大臣の所信についてお伺いいたします。 大臣が所信において原子力損害賠償に言及された部分、昨年も実は言及されておられるんですけれども、昨年はこういうふうに言われております。被災者の立場に立ち、迅速、公平かつ適正な賠償が行われるよう万全を期す、こういうふうにおっしゃられておられました。ことしの所信を聞きますと、実は、被災者の立場に立ちという文言が原子力損害賠償の部分ではなくなっておりまして、これはいわゆる言い回……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日最後の質問となりますが、何とぞよろしくお願いいたします。 私立学校に通う学生の割合は、大学や短大で約八割、高校で約三割、専修学校や各種学校では九割以上を占め、日本の教育の大きな部分を担っていることは明らかです。私立学校が独自性を発揮し、特色ある教育を推進できるように、あらゆる面でのサポートが必要だというふうにも考えます。 ただ、学校法人堀越学園の事例が示すように、放漫な経営を続け、財務書類さえ偽造した上に、教職員の賃金未払い、税や社会保険料の未納を繰り返し、解散せざるを得なかった悪質なケースも存在しております。 堀越学園の事例では、教職員……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、全国学力・学習状況調査の結果公表に関連して何点かお尋ねをしたいというふうに思います。 まず初めに、二〇一二年にOECDが実施をした国際学習到達度調査、いわゆるPISAの結果に関連し質問いたします。 昨年十二月に結果が公表されましたが、数学、科学、読解力ともに上位に復帰をいたしました。過去二回の調査ではPISAショックとまで言われましたけれども、今回の結果を見れば、学力について悲観するものではなく、また、遅刻やサボりの調査結果でも群を抜いてよい結果が出ております。学習態度や規範意識といった点でも、問題があるようには思えません。 まず、こ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日、最後の質問ということになります。どうしても前の先生方、委員の皆さんと質問がダブるところはあるかとは思いますが、そこはぜひ御容赦いただければというふうに思います。 まず最初に、今ずっと話題になっておりました沖縄県竹富町教育委員会に対する是正要求について尋ねます。 三月十四日、文科省は、地方自治法に基づき、竹富町教育委員会に是正要求を出しました。市町村に対する国からの直接の是正要求というのは初めてのケースだと伺っております。 市町村に対する是正要求について定めた地方自治法第二百四十五条の五の四項によれば、市町村の事務の法令違反の場合、あるい……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 午前中最後の質問者ということで、少しかぶるところもあるかとは思いますが、御答弁のほど、よろしくお願いいたします。 さて、インターネットの普及に伴い、電子書籍に対応した出版権の整備ということは大変重要な課題だというふうにも考えております。 ただし、電子書籍について言えば、小説、漫画、写真などの著作権者、出版者、あるいは電子書店、電子書籍の販売に至るまで、非常に多くの関係者が存在しております。これらの方々の利害を調整し、なおかつ、違法コピーや海賊版、海賊出版にどのように対応していくのか、さらには、紙媒体の書籍と電子書籍、双方の発展をどう図っていくの……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日最後の質問ということでありますし、また、重なる部分も確認も込めて質問させていただきますので、答弁のほどよろしくお願いをいたします。 既に当委員会でもいろいろと議論されましたが、日本の漫画についてであります。海賊版は相当数に出回っているという現状にありますし、また、その被害額というのは年間二百億を超えるというようなことも、そういう試算もあるというふうにも聞いております。 そういう中で、今回の改正案八十条との関係でありますけれども、海賊版、特に海外の関係ですけれども、版面をスキャンして、せりふを外国語に入れかえる、そういうことも行われております……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず冒頭、きょう大臣からもお話がありました村山談話について、少しお話を伺いたいというふうに思います。 既にこの委員会の中で答弁でもお答えされておって、また重なるかというふうには思いますけれども、何とぞ御容赦いただきたいと思います。 義務教育と高等学校用の教科書検定基準が改正をされ、その結果、「閣議決定その他の方法により示された政府の統一的な見解又は最高裁判所の判例が存在する場合には、それらに基づいた記述がされていること。」がつけ加えられました。 二月二十一日あるいは三月二十六日の当委員会における大臣の答弁については、誤りがあったということで、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 公選制の教育委員会制度が開始されたのが六十六年前、任命制の教育委員会制度に移行してからも五十八年、幾度かの見直しはありながらも、かくも長い期間、教育委員会制度は存続をし、地方教育行政を支えてまいりました。 その教育委員会制度を今回大変大きな形で変更するわけですから、慎重の上にも慎重な審議が必要だというふうに思いますし、この点について、ぜひ委員長の方からも御配慮をお願いしたいというふうに思います。 さて、戦前戦中の教育制度というのは、大日本帝国憲法のもと、教育行政組織の基本となる文武官の任免については天皇の大権に属し、また、教育の基本は勅令によっ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 三人の参考人の方、長時間にわたって大変ありがとうございます。私で最後でありますので、もうしばらくおつき合いをいただければというふうに思います。 まず初めに、三人の参考人の方それぞれからお話を伺いたいというふうに思います。 きょうのお話もそうですし、また、前の委員会でもそうなんですけれども、民意ということについてしばしば言及をされますし、民意をどう反映させていくのかということ、これも大きな課題なんだろうというふうに思います。その場合によく言われているのが、首長というものは民意を反映している、もちろん選挙ですから、当然、民意を反映して出てこられるわ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日最後の質問者ということになります。大変お疲れのところ、もうしばらくお願いをいたします。 私も、先日の地方公聴会、福岡の方に行ってまいりました。三人の陳述人の方、それぞれ本当に内容豊かな、示唆に富むお話を伺い、私自身も非常に勉強になったところでございます。 恐らく、行かれた委員のそれぞれの皆様の受けとめはまたそれぞれ受けとめがあったのかなというふうに思いますけれども、私自身の受けとめから言いますと、率直に言わせていただいて、今回、政府案あるいは議法ということで出ておりますけれども、どちらに対してもやや不安を感じていらっしゃるというような受けと……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 私で最後の質問者ということであります。本当に貴重な御意見、ありがとうございました。 まず初めに、三人の方にそれぞれお伺いをしたいということなんですけれども、今ほどこの当委員会の中でも議論がありました上意下達というような問題、私もこれは非常に大きな問題だろうというふうに思います。文科省から都道府県の教育委員会、そして市町村教育委員会、さらにはそこから学校、教職員といったように、ともすれば中央から学校現場まで縦系列で教育行政は管理統制をされているというのは、これは大きな問題だというふうに思います。 あわせまして、もう一つ、三人の参考人の方にお伺いし……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 教育委員会制度の見直しについて、法案の質疑に加えまして、二回の参考人質疑と地方公聴会が行われました。 私も福岡での地方公聴会に出席をさせていただきましたが、教育委員会が主体的に関係者のニーズを把握しながら教育行政を進めており、現行の教育委員会制度でも十分機能しているというような御意見など、三人の陳述人いずれも、現行制度の維持に肯定的であったのではないかというふうにも思っております。また、参考人質疑では、現行の教育委員会制度に否定的な御意見を持つ参考人からも、首長が全て民意を反映するものではないというお話もありました。 私は、教育行政は、首長や議……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 きょうは大変貴重な御意見、三人の方、ありがとうございます。 私の方からも何点か、最後になりますけれども、御質問させていただきたいと思います。 まず初めに、三人の参考人、それぞれの皆さんにお伺いをしたいんですけれども、いわゆる事務局の問題についてです。 今回の閣法についても、直接の見直しの対象にはなっていないものの、これまで、参考人の質疑あるいは地方公聴会も含めまして、事務局の問題に言及されることがたくさんございました。 文科省を頂点として、縦系列の中央集権的な教育行政の中核を担っているというのが教育委員会事務局ではないかというような指摘もご……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 前回に引き続き、教育長が事故または欠けた際の対応についてお聞きします。あの後いろいろ調べますと、これは非常に大きな問題をはらんでいるのではないかというような気がしております。 最初に、確認をさせてください。 前回、教育長が欠けたとき、十三条二項の規定に従い、あらかじめ教育長によって指名されていた教育委員がその職務を行う、つまり、新たな教育長になるのかという質問をした際に、局長の方から、あくまで教育長の職務代理者だと答弁をされております。しかし、前々回、九日の委員会では、教育長の代理だというふうな答弁がされております。 職務を代理するだけなのか……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 先週の十六日の日に、教育委員会制度を見直す地教行法改正案が本委員会で採決され、また、昨日の本会議で衆議院を通過いたしました。これからは参議院の方での審議ということになるかというふうに思います。 残念ながら、質問時間が足りずに、法案審議の際にお聞きしようとしたんですけれどもできなかったことも幾つかございます。その中で、今回は、法案の中身というよりも、地方教育行政の今後についてどのようにお考えになっておられるのかということについて質問をさせていただきます。 まず最初に、県費負担教職員の人事権、そして、給与負担のあり方についてお伺いをいたします。 ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 私で最後の質問ということになります。なるたけ重複しないように尋ねていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 まず、平野参考人にお伺いをしたいと思います。 大阪大学未来戦略を掲げてさまざまなプログラムを打ち出しておられ、大学改革を進める参考人の姿勢というのは大変示唆に富んでいるというふうに思います。きょう、冒頭の意見陳述の中でおっしゃられた中身も、本当に大変参考になるお話であったと思います。 特に大事なことというのは多様性と持続性であり、これらは相互依存している、あるいは、トップダウンとボトムアップ、このバランスという……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず質問に入る前に、先ほど大臣が青木委員の質問の際に、他の委員の意見について言及をされました。実は、参議院で、今はもうやめられましたけれども、小松法制局長官が、我が党の委員の質問の際に別の委員の質問について言及をしたということがございました。こういうことは厳に慎むべきだというふうに思っておりますし、また、機会があればちょっと理事会の中でも検討していただければというふうに思います。 それでは、早速ではありますけれども、質問の方に入っていきたいというふうに思います。(発言する者あり) 委員長、その点、よろしくお願いいたします。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず最初に、東京女子医大病院の問題について伺いたいと思います。 東京女子医大病院で、使用禁止の条件に反して、小児患者に麻酔薬プロポフォールを投与していた疑いが持たれている案件について、この問題では、ことし二月に二歳の男児がプロポフォールの大量投与後に亡くなられた、既に警視庁が捜査を始めているというようなことも伺っております。 これとは別に、二〇〇九年から昨年末まで、プロポフォールを投与された六十三人の子供さんのうち十二人が三年以内に死亡していることが、東京女子医大の理事長の会見で明らかになりました。こちらも厚労省あるいは東京都が立入検査をしてお……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 この安保委員会では初めて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、佐賀空港のオスプレイの問題について、江渡防衛大臣の方に伺いたいというように思います。 二〇一九年度から導入予定の陸上自衛隊のティルトローター機の配備先について、江渡防衛大臣は、十月二十四日の閣議後の会見で、九州地方を中心に、部隊運用の実効性の強化、あるいは日米協力の強化、配備のための十分な地積の確保、あるいは市街化が進む既存の自衛隊飛行場周辺の負担軽減など、さまざまな観点から、自衛隊飛行場や民間飛行場を対象に検討を重ねてきた結果、佐賀空港が最適な飛行場であると判断……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まず初めに、六月に公表されましたOECDの国際教員指導環境調査、通称TALISというふうに呼ばれるそうですが、このTALISの結果について、それの関連で幾つかお聞きをしたいというふうに思います。 公表されました結果、恐らくこれは新聞でもかなり大々的に取り上げておりましたし、私も正直、非常にショックを受けましたが、日本の中学校の教員の一週間当たりの平均勤務時間は五十三・九時間、対象になった三十四カ国の中で最も長い。しかも、参加国平均が三十八・三時間ということですから約一・四倍、そういう意味でいうと、すさまじい長時間労働が日本の中学校の教育現……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
本日は、教育予算に関する財務省の方針等についてお聞きをしたいというふうに思います。
ちょっとその前に、少し大臣の方にお伺いをしたいことがあります。
先ほど、田沼委員の質問の際の発言なんですけれども、八重山の問題と違うじゃないかという声に対して、あのときとは法律が変わったんだというようなことをおっしゃられました。もう一度、その意味についてお話しいただけますか。
【次の発言】 ちょっと驚いたんですけれども、義務教育の教科用図書の無償措置に関する法律の一部改正案、今手元にあります。今大臣が言ったような話は一言も書いていません。
法律ではどういうふう……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
本日は東京電力から木村常務執行役においでいただいております。大変忙しい中、ありがとうございます。
早速でありますけれども、改正案に関連してまず東京電力にお聞きをしたいと思います。
先日の当委員会でも井出委員の方からも質問されていましたが、東京電力は、福島県浪江町と飯舘村蕨平地区住民による集団申し立ての案件で、原子力損害賠償紛争解決センター、いわゆる原発事故ADRの和解案の中心部分を拒否をされております。
おのおのの案件について、拒否の理由を簡潔にお答えください。
【次の発言】 参考人は御存じかどうかわかりません。私は以前、本委員会で東京電力の……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 先日の委員会、CSCの質疑をさせていただきました。ちょっと時間の関係で、もう少し聞かなければいけない点がありましたので、まず最初に、きょうはその点についてお聞きをしたいと思います。 前回、CSC条約の締結というのは原発輸出の促進を目的としたものではないかという質問に対しまして、田中研究開発局長の方からは、CSC条約締結の意義というのは、国際的な原子力損害賠償制度の構築への貢献、あるいは、被害者の方々が公平かつ迅速な補償が実現できるようなこと、あるいは、原子力損害賠償に関して適用されるということの法律についての予見性が向上できるということであって、……
○吉川(元)委員 社会民主党・市民連合を代表し、原子力損害の補完的な補償に関する条約の実施に伴う原子力損害賠償資金の補助等に関する法律案及び原子力損害の賠償に関する法律及び原子力損害賠償補償契約に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。 反対理由の第一は、被害者保護と原子力産業の発達を同列で目的とし、事故における原子力機器メーカーの免責、金融機関や株主の責任の不明確さなどの問題を残す原子力損害賠償法の抜本改正が先送りされている点です。福島原発事故から三年半以上が経過しているにもかかわらず、問題を放置したまま、国際条約加盟にかかわる部分だけを改正することは大きな問……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本総務委員会では初めての質問となります。これからも、何とぞよろしくお願いいたします。 さて、まず交付税増加額の翌年度への繰り越しについて伺います。 今回の補正予算案では、平成二十五年度の国税決算額と二十六年度の国税税収の補正に伴って、地方交付税も補正増額されました。調整戻し分を除く九千二百二十四億円が来年度の交付税総額に加算されることになっております。既に年度末が迫っていること、また年度当初から地方予算は多額の財源不足が生じていることなどを考慮すれば、次年度の交付税総額に加算することも、現状やむを得ないのかなというふうにも思います。 他方で、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、お忙しいところ、午前中に引き続き、NHKの籾井会長に来ていただいております。 早速、質問させていただきます。 既に、予算委員会それから本総務委員会の中でも、会長の御発言について真意をただす質問が続いており、重複する点もあるかとは思いますけれども、何点かお聞きしたいと思います。 籾井会長が二月の十八日の日に民主党の部門会議において、いわゆる戦後五十年の村山談話についてお話をされております。その際、この村山談話について、今のところはいい、あるいは、将来はわからない、さらには、政権がかわって村山談話は要らないと言うかもしれない、こういう趣旨……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最初に、地方財政計画について何点か質問させていただきます。 来年度の地方財政計画の規模を見ますと、今年度に比べて約一・九兆円ふえております。とりわけ、地方税と地方交付税などを合わせた一般財源総額は今年度より一・二兆円増で確保できたということは、一定程度評価ができるのだろうというふうに思います。 ただし、来年度の地財計画について、民主党政権時代の二〇一二年に策定された中期財政フレーム、さらに、現政権のもとで二〇一三年に閣議了解された中期財政計画の双方において、二〇一五年度までは実質的に二〇一三年度の水準を確保する旨が決められております。 一方、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、法定率の関係について最初にお伺いをしたいと思います。 来年度、地方交付税原資であるいわゆる国税五税の法定率が改定され、見直し分の交付税が九百億円ふえたと承知しております。ベースとなる所得税、法人税、消費税の法定率が今回のような形で見直されたというのは、昭和四十一年以来、四十九年ぶりになるというふうにも聞いております。その意味では、この点は私自身評価をしたいというふうに考えております。 ただし、総務省の地財計画のポイントでは、今回の法定率見直しの説明部分で、地方交付税原資の安定性の向上・充実と表題をつけておりますが、正直言って、充実とまで……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、籾井会長のハイヤー利用に関して、昨日、NHKの監査委員会が経営委員会に提出をいたしました報告書についてを中心に質問をいたします。 まず、報告書を見ますと、総合リスク管理室は、会長が業務用のハイヤーを私的に利用したという内部情報を受けて事実確認を開始したということになっております。 報告書では、会長が会長名でハイヤーを使った事例はほかにないとされておりますが、総合リスク管理室の調査というものは、ハイヤー利用以外にどんな内容で、どのような部署に対して調査を行い、また、いつからこの調査を開始したのでしょうか、お答えください。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
前回に引き続き、ハイヤー利用の案件での監査委員会の報告についてお聞きをしたいと思います。
最初に総務省の方に伺いたいのですが、放送法の第四十四条の一項についてであります。この条文に基づいて監査委員会の調査が行われたんだというふうに思いますが、四十四条の一項では、「監査委員会が選定する監査委員は、」ということで始まっております。これは、具体的にはどういう中身なのか、教えてください。
【次の発言】 それでは次に、NHK監査委員会にお聞きをいたします。
三月六日の日に、監査委員が会長に事実の確認の聴取を行ったことになっております。これは、四十四条の一……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、NHKの予算案ということでありますが、冒頭、一つだけ、ハイヤー問題について籾井会長にお聞きをしたいというふうに思います。 別の委員の方も質問されておりましたが、その際、会長は、当初から、公私の区別をつけるためにハイヤーを使う、しかもそれは自分で支払うと。結果的には、これは事務上の手続だというふうに言われますけれども、NHKが一旦立てかえ払いをしたということが起こりました。私は、その問題についてきょうは聞こうとは思いません。 初めから公私の区別をつける、この初めというのは、どの時点からのことなんでしょうか。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、普天間飛行場の移設に伴う辺野古沖での工事をめぐって、沖縄防衛局が、総務省が所管をする行政不服審査法を利用して審査請求と執行停止の申し立てをした案件について尋ねます。 三月二十三日に、翁長知事は、県が必要とする調査をするまでの間、辺野古沖での工事を停止すべき指示を行いました。知事は、この法的な位置づけは行政指導だ、そう述べておられます。 これに対して、沖縄の防衛局は、審査請求と執行停止の申し立てをしたわけですが、知事が言う指示は行政不服審査法上の処分に当たるという認識を示しております。これを受け、審査請求の裁決までの間、農水大臣は知事の指……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最初に、NHKのことについて若干聞かせていただきます。 上田監査委員にお聞きをいたします。 十六日の質疑で、会長の私的ゴルフに際したハイヤー利用について、上田監査委員は、放送法第二十条第一項から第三項までの全ての業務に関係あるものと答弁をされました。 私的なゴルフがなぜNHKの業務に関連するのか、これ自体、私は全く理解できないのですが、ただ、一方で、もし仮に、上田監査委員がおっしゃるとおり、放送法第二十条第一項から第三項までの全ての業務に関係あるとするのであれば、会長の今回のハイヤー利用というのは業務であったわけですから、会長が支払いをする必……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 きょうは、NHKの問題について何点かお尋ねをしたいというふうに思います。 ちょっと通告と順番を変えて、まずは、会長のハイヤー利用に関しての経営委員会でのやりとりについてお聞きをしたいと思います。 この委員会でも何度も会長のハイヤー問題については取り上げてまいりました。この問題については、私は、会長自身にも問題がありますし、また監査委員会の報告書や認識にも問題がある、あと、会長はこの報告書を受けて、おわびといいますか、そういうコメントを出されておりますけれども、経営委員会の方としての文章にはそういったことが何もないというようなことも非常に残念だと……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 審議しております法案について質問いたします。 この法案は、世界のインフラ需要、とりわけアジア地域の通信、放送、郵便インフラ整備の需要を日本が積極的に取り込んでいく、平たく言えば、アジアの通信関係のインフラ事業を日本の企業が受注できるようにしていく、そういうことを支援する法案だというふうに理解しております。また、対象となる企業の規模も問わないものと承知をしております。 私自身は、情報収集の力が相対的に弱く、財務体質も強くない中小企業の後押しをする、そういうことであれば理解もしますし、必要性もあろうかと思います。しかし、リスクをとる力を本来持つ大企……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、先般行われました統一自治体選挙に関連して何点かお聞きをしたいというふうに思います。 今回の統一自治体選挙、前半戦、後半戦とあったわけですけれども、特徴といいますか、いい特徴ではないとは思いますが、投票率の大幅な低下、それから無投票当選の拡大、この二つがあったのではないかと感じております。 これは双方とも密接に関係しているというふうに思いますが、最初に投票率についてお聞きします。 今回、統一自治体選挙、前半戦の知事選では初の五〇%割れで四七・一四、それから道府県議選は四五・〇五、政令市長選、政令市議選の投票率も過去最低です。後半戦でも、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日の質疑、ほかの委員の方と少し質問がダブるところがあるかと思いますが、答弁をよろしくお願いしたいと思います。 改正郵政民営化法によって、郵便局が、貯金、保険の基本的なサービスを含め、ユニバーサルサービスとして一体的に提供するということになりました。今回の法改正に当たっても、このユニバーサルサービスの提供体制を維持する観点が重視されなければならないというふうに私は考えております。 そのことを前提として、最初に、信書便法の改正による特定信書便役務の範囲の拡大についてお聞きいたします。 まず、大型信書便の一号役務について、現行の三辺合計九十センチ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まず最初に、八月二日に行われました仙台市議選についてお聞きをしたいと思います。 この選挙におきまして、我が党公認で立候補いたしました新人候補、この候補の選挙カーが、県警の審査ミスといいますか、ミスによりまして、選挙戦最も重要な告示後二日間にわたり使用ができないという事件が発生をいたしました。 経過については御承知のことと思いますけれども、この候補者の選挙カーが、実際には許可されるべきものであったにもかかわらず、告示日前日に不許可というふうになりました。 それだけではありません。不許可にされたことを受けて、選対としては、急遽、お隣の県の……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は政策のことを中心にお聞きしようと思ったんですが、午前中、博友会の問題で大臣が答弁されておりまして、聞いていてちょっと疑問に感じた点が何点かありましたので、その点についてまず最初に大臣の方に尋ねたいというふうに思います。大臣も、日ごろ、予算委員会等々でも一つ一つ疑問については丁寧に答弁していくということでございますので、通告しておりませんので、わかる範囲で答弁していただければというふうに思います。 午前中聞いておりまして、いわゆる博友会の任意団体の方ですね、の名簿の管理を大臣のところでやられているのではないかという質問に対して、いや、そんなこ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、少しこの委員会でも話題になりましたが、国立大学での国旗掲揚、国歌斉唱について伺いたいと思います。 大臣は先週十日の会見で、国立大学における国旗掲揚、国歌斉唱について、各大学で適切な対応がとられるよう要請していきたいという旨の発言をされたと報道されております。昨日、質問をつくっている時点で会見のテキスト版がまだ出ておりませんでしたので、詳細な内容、言い回し等々はわかりませんが、先日の参議院の予算委員会でも同趣旨の御答弁をされておられます。 周知のように、国旗・国歌法の制定の際の審議で当時の小渕総理も、国旗掲揚等に義務づけを行うことは考えて……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 法案の中身に入る前に、少しお聞きをしたいことがございます。 国際バスケットボール連盟から資格停止処分を受けている日本のバスケットボール協会の問題についてお聞きいたします。 昨年の十一月十二日、当委員会でオリパラ特措法案それからラグビーワールドカップ特措法案の審議をした際に、日本バスケットボール協会に対して資格停止処分が下る可能性が高いのではないかという質問をさせていただきました。それから少したった十一月二十六日、非常に残念なことではありますけれども、無期限の資格停止という大変重い処分が科されました。 今回の処分なんですが、直接かかわりのない女……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まず教員の定数改善についてお聞きをしようというふうに思っておりますが、その前に、前回最後に質問させていただいた、いわゆる定数改善、純減かどうかということで、財務省それから文科省というお話を伺いました。 ちょっと気になった点がありまして、これは前回の大臣の答弁ですけれども、学校統廃合等による千人の減が見込まれ、総計四千人の減を見込んでいるという答弁がございました。それから、よりはっきり述べられているのが、ことしの一月十四日の下村大臣の会見、その中では、教職員指導体制についてでありますが、少子化等に伴って教職員定数が四千人削減する。これは我々……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 昨年、法案の審議をした際にも、大会の推進体制についてお聞きをしました。また、先ほどの他の委員からもそれに関連する質問がございましたが、今回、新たにスポーツ庁が設置される見込みになっていることを受け、さらにお尋ねをしたいと思います。 政府の大会推進体制としては、頂点に、総理を本部長、官房長官、オリパラ担当大臣を副本部長とした推進本部が設置をされ、そのもとに関係府省庁次官級連絡会議や内閣オリパラ室が存在する構造です。さらに、スポーツ行政全般を所掌する文部科学省があるわけでございます。今言ったのは政府の中の話ですが、それとは別に、大会組織委員会、そして……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まず、先ほども他の委員からも質問がありましたが、教員の定数に関して、この間、何回か質問させていただきましたが、本日も最初にこの問題について質問させていただきます。 一昨日の財政制度等審議会の財政制度分科会におきまして、財務省は懲りもせず、またしても教職員数の削減の試算を示しております。二〇二四年度までの九年間、その中で、今の教職員定数の六%にも当たる四万二千人の教職員数を削減できるというような、そんな試算が出されております。財務省いわく、少子化を理由として、現在の教育環境を維持した上で定数削減は可能というような考え方が示されているわけであ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最後の質問ということで少し重複するところもあろうかと思いますが、答弁をよろしくお願いしたいと思います。 最初に、独立行政法人大学評価・学位授与機構の大学評価の業務についてお聞きしたいと思います。 大学等が認証評価機関によって評価を受ける制度は、二〇〇四年、ちょうど国立大学が独立行政法人化された年に始まり、制度の開始から十年以上は経過しているわけです。しかし、正直申し上げまして、制度がどのようなものなのか、また、どのように活用されているのかについて、なかなか認知されていないのではないかというような気もいたしております。 まずお聞きしたいのは、大……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、理研の問題についてお聞きをしたいと思います。 当委員会で、以前、理研の改革の状況について大臣に認識をただしました。そこでは大臣は、改革に道筋がついた旨の評価を受けたことについても妥当なものと考えましたという答弁をされております。 確かに、外部委員でつくられた評価委員会、運営・改革モニタリング委員会というそうですが、の評価はそのようなものです。今回のモニタリング委員会の評価書は、理研自身が昨年八月に策定をしたアクションプランに基づく理研の取り組みに関する事項について、達成状況、見直すべき事項の答申と承知をしております。 他方、六月十二日……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最初に、義務教育学校を学校種に位置づけ、制度化する根拠について伺います。 指摘するまでもなく、現時点においても、学校教育法施行規則に基づく研究開発学校制度や教育課程特例校制度によって小中一貫教育というのは、事実上やろうと思えばできるという状況になっております。また、文科省が実施をした小中一貫教育等についての実態調査によれば、昨年五月時点で小中一貫教育に取り組んでいる総件数は千百三十件、学校数全体から見れば一割程度ということになっております。今後さらに増加が見込まれるとしても、現行制度で対応できるのではないかというふうに感じるわけであります。 現……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 三人の参考人の皆様、長時間にわたって本当にありがとうございます。私で最後となりますので、もうしばらくおつき合いをいただければと思います。 まず、天笠参考人にお聞きをいたします。 参考人が執筆をされました「カリキュラムを基盤とする学校経営」というものを資料でいただきまして、少し読まさせていただきました。 この十年間、小中一貫教育をめぐって、研究開発学校を中心にさまざまなカリキュラムがつくられてきたというふうなことが記述をされています。 他方、その検証という部分を読ませていただきますと、「検証については、様々にデータが取られたものの、なお必要と……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 早速質問に入らせていただきたいと思います。 義務教育学校は、前期六年、後期三年の区切りで学習指導要領を準用するということですから、法案を読む限りは、義務教育学校と普通の通常の小中学校との間に教育内容において極端な差が生じるというふうには考えられません。 一方、教育課程の編成においては、柔軟な教育課程の編成が認められているわけです。そして、この柔軟な編成というのは、どの程度まで及ぶのかは必ずしも明確にはなっていないというふうに感じます。 そこで尋ねますが、現行の小中一貫校で許容されている教育課程の特例措置、恐らく、一部指導内容の入れかえや前倒し……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元でございます。 本日は、午前中、理研の話が出ましたが、私も、前回の一般質疑に引き続いて今回も、ちょっと角度が違いますが、理研の改革について尋ねたいと思います。 ちょうど一年前の今ごろ、まさにSTAPの問題で日本じゅうが大変大きな騒動に巻き込まれました。当時、STAPの問題については、世界三大研究不正の一つだという話も聞きました。アメリカのベル研究所での高温超電導に関する研究不正、それから、韓国でのES細胞をめぐる捏造事件と肩を並べる、そういうふうにも言われておりました。研究不正の問題というのは、これは理研に限られませんが、それだけ社会に与えた影響というの……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最後の質問で、どうしてもほかの先生方とかぶることはありますが、ぜひ答弁をよろしくお願いいたします。 本日は、規制委員会の田中委員長にもおいでをいただきました。ちょっと事前に通告していないんですけれども、伊方原発のことについて若干お聞きしたいことがございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 先月の二十日に規制委員会は、伊方原発三号機が新基準に適合しているとの審査書案を了承いたしました。私は全くこれは容認できないんですが、この件に関してであります。 今、国会の中では、ちょうどこの時間もやられているかと思いますが、集団的自衛権を含む戦争……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、今もずっと議論になっております新国立競技場の問題について、絞ってお聞きをしたいというふうに思います。 この間、当委員会においても、東京オリンピック・パラリンピック特措法やあるいはスポーツ庁設置のための文科省設置法の改正案、審議を行ってまいりました。その際に私から何度も聞かさせていただいたのは、非常に船頭が多くて船が山に登るようなことはないのか、責任の体制、責任の所在がわかりにくくなるのではないかというふうにただしてまいりました。 スポーツ行政全体をつかさどる文科省の体系とは別に、政府のオリパラ推進本部と内閣官房のオリパラ推進室、それから……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は新国立競技場の整備計画についてお聞きしようと思っておりますが、その前に、昨日、大会のエンブレムの白紙撤回というのがありましたので、これについて幾つか質問をしたいというふうに思います。 非常に残念な結果であり、大変遺憾であるというふうに思いますし、同時に、遅きに失したのではないかというふうにも思っております。国民の間で、本当にオリンピックは大丈夫なのか、そういう不安の声、きのうニュースなんかでもそういう声が流れておりましたし、それから、国際的にも、日本の信用といいますか信頼というものも大きく損ねたのではないかというふうに思います。 同時に、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本来であれば、通常国会の後に内閣改造があったわけですから、新内閣の方向性について総理がしっかりと所信を述べ、臨時国会を開会するのが本来の筋だというふうに思います。 ましてや、現在、憲法五十三条に基づいて開会要求させていただいておりますけれども、政府はどうもこれを無視されるようであります。これは本当に、この姿勢というのは憲法そして立法府を愚弄するもの、そう厳しく批判をさせていただいた上で、質問に入らせていただきたいと思います。 まず最初に、高速増殖原型炉の「もんじゅ」について質問いたします。 十月に、日本原子力研究開発機構から、機器の点検に必要……
○吉川(元)議員 社会民主党の吉川元です。 先日の本会議に引き続き、少数会派我が党、委員外質疑の機会を与えていただきました。委員長、そして理事、さらには委員各位にお礼を申し上げたいと思います。 まず冒頭、二〇一三年六月二十五日の確認事項の認識について、与党、野党それぞれお聞きをしようと思ったんですが、時間が余りありませんので、私の認識をまず述べさせていただいて、法案の中身についてその後質問に入っていきたいというふうに思います。 一票の格差是正を含めた選挙制度改革、民主党政権の時代から含めて、実務者協議等の回数が二十九回に及びました。民主主義の土台となる国会議員の選出のあり方は、やはり各党……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回、法案、交付税法の改正ということであります。今回、大部分の額が次年度に持ち越されて加算されるということで、本来であれば交付税法の六条の三の第一項に基づいて処理されるべきですけれども、現在、非常に巨額の財源不足が発生しているということで、次善の策ということでそこは理解はいたしますが、やはり、先ほど指摘があったとおり、六条の三の二項に基づいてしっかりと法定率の引き上げに取り組んでいただきたいということをまず指摘させていただきたいと思います。 その上で、質問に入らせていただきます。 大臣は、昨年十一月六日の記者会見で、視覚障害者の方々へのマイナン……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず、質問に入る前に、先ほどのNHKの会長の発言について、一言申し上げたいと思います。 NHKの倫理・行動憲章を見ますと、行動指針として、人権、人格を尊重する、差別などを排除する、障害者などに十分配慮するというふうなことが書かれております。その観点からしましても、NHKの会長に対しては猛省を求めたいというふうに思います。 それでは、質問に入っていきたいと思います。 本日は、放送法に関して大臣と少し、私はまだ一度もやっておりませんので、一度やらせていただきたいというふうに思います。 放送法四条をめぐる高市大臣のこれまでの発言、答弁についてです……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず最初に、地方財政計画等に関してお聞きをしたいと思います。 私の認識では、経済財政諮問会議において、地方財政は社会保障費と並んで歳出削減のターゲットにこの間されてきたのではないかというふうに思います。そうした中で、今年度を若干上回る一般財源が確保されたことについては、大臣を初め、総務省の努力として評価をしたいというふうに思います。 ただし、それでも地方財政は極めて厳しい現状にあるということは変わりはないわけでありまして、財源確保に向け一層の努力をまずお願いしたいと思います。 そこで、再来年度、二〇一七年の四月に実施される消費税増税に関連して……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 きょう、通告を幾つかしておりますが、通告の際の順番を少し変えまして質問をしたいというふうに思いますので、大臣、体調が悪ければお休みになられて。そういう形で質問していこうと思っておりますので。 それではまず、農地バンクに関連してお聞きをしたいというふうに思います。 今回の地方税の税制改正の中で、農地保有に係る税制の見直し、今回の改正では、農地中間管理機構、いわゆる農地バンクの遊休農地の取得に関して、農業委員会から勧告を受けたものについては、農地の資産評価の際に乗じられている係数〇・五五を適用しない措置が入っております。これは、実際に行われますと、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まずふるさと納税についてお聞きをしたいと思います。 昨年の税制改正でワンストップ特例が設けられると同時に、上限額が二倍に引き上げられました。昨年の当委員会でも質問させていただきましたが、非常に危惧する事態が起こっているのではないかというふうにも思っております。 これにより、今年度の寄附額は大幅にふえており、先ほど他の委員からもお話ありましたけれども、半期で、昨年の四月から九月で総額で四百五十三億五千五百万円、これが寄附されております。同年同時期を比較すると四倍、これは先ほども指摘があったとおりだと思います。 まずお聞きしたいのは、十月……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 質問に入る前に、委員の皆さんにもぜひ知っていただきたい事案がありましたので、少しお話をさせていただきたいと思います。 昨年八月二十七日の本委員会において、昨年八月に行われました宮城の市議会議員選挙、その際に、県警が公職選挙法の施行令の解釈を誤って、我が党公認候補の選挙カーの使用を二度にわたって不許可とした事案を取り上げました。使える選挙カーであるにもかかわらず、県警のミスで、告示から二日間、非常に貴重な時間、選挙カーが使用できなかった。そういう状況下で、候補者は八十七票差で次点に終わってしまいました。 昨年八月の本委員会でも、大臣の方からは大変……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、NHKの土地の取引等々、さまざまな問題について質問をさせていただきたいと思います。 質問に入る前に、この一連の問題を通じて感じていることなんですけれども、NHKの対応が極めて不透明な印象を与えております。受信料から成り立つ公共放送である以上、さまざまな事案について、事実関係も含め、国民に明確な説明をしていただきたいということを、まず冒頭申し上げたいというふうに思います。 それでは、質問に入っていきたいと思います。 まず最初に、関連団体の土地購入計画をめぐる案件について、上田監査委員にお聞きをしたいと思います。 昨年十二月の八日の経営……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日はNHKの予算案についての質問でありますが、質問に入る前に、まずNHKの経営陣の皆さんに一言申し上げたいというふうに思います。 さまざまな不祥事、これによってNHKへの信頼というのは大きく損ねられているというふうに思っております。また、それ以上に問題なのは、さまざまな不祥事が起こった際、あるいはさまざまな課題についての経営の規律のなさ、ガバナンスの欠如、これが非常に大きな問題ではないかというふうに思います。 先ほどの議論の中でも少し指摘をされていましたけれども、法律にも定款にも、そして内規にすら記載をされていない役員会やあるいは役員連絡会、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まずマイナンバーについて何点かお尋ねをしたいというふうに思います。 当委員会、一月十三日の総務委員会で指摘をさせていただきましたが、視覚障害者の方々へのマイナンバー通知のあり方について質問させていただきました。視覚障害者の方にとっては、何が入っているかはわかるけれども、何を書いているのかはさっぱりわからないし、どこに連絡していいのかもわからないという、非常に不親切といいますか、合理的配慮に欠けた対応だったのではないかという指摘もさせていただきました。 ちょうど四月一日から障害者差別解消法が施行されまして、その中で、まさに合理的配慮という……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回の法改正について、何点かお聞きをしたいと思います。 いわゆるNICTの業務に、行政機関や重要インフラ事業者などの演習、訓練などを加えるというような施策が盛り込まれていると承知をしております。 昨年は、既に話も出ましたけれども、日本年金機構に対する標的型攻撃によって約百二十五万件の個人情報が外部流出するといった大変大きな問題が起こりました。マイナンバー制度、大変今混乱をしておりますが、これもスタートしておりますし、それからビッグデータの活用、その是非は別としても、議論をされている中で、サイバーセキュリティーというものは、国、民間問わず対応が迫……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 冒頭、熊本、大分両県で断続的に発生をいたしました大規模地震によってお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、また、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げたいというふうに思います。 熊本県に続き、私の地元大分県でも大きな被害が出ております。私の選挙区は、まさに湯布院も選挙区でありますし、昨晩五弱の地震が襲った竹田市も私の地元でもあります。そういう中にあって、ぜひ政府として、行方不明者の救助、それから避難生活を余儀なくされている方々を初め、余震、これはもう本当に、今回の余震は異常だと思います。 私も、十六日の夜に地元におりますと、夜中、十六……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 早速でありますが、質問に入らせていただきたいと思います。 今回、個人情報保護法、今回の法改正でも、照合の容易性の部分を除き個人情報の定義づけに変更が行われております。いずれ個人識別符号が個人情報として取り扱われるということになるのかなというふうにも思います。 この個人識別符号ですが、何が該当するのか、詳細については、個人情報保護委員会で検討が行われ、最終的に政令で定められることになるのかというふうに思います。 これまでの国会審議では、マイナンバー、運転免許証の番号、パスポート番号、基礎年金番号それから保険証番号、これらが該当するというふうにも……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、携帯電話の問題についてお聞きしようと思っておりますが、その前に、少し確認をさせていただきたいことがあります。 先般の当委員会で、採決は終わりましたけれども、行政機関等が保有する個人情報保護に関する法律の一部改正で、二十一日の日に質疑を行ったんですけれども、やはりどうしても腑に落ちない点が一点ございましたので、これについてちょっと質問させていただきたいと思います。 二十一日の本委員会で、民間事業者に提供された非識別加工情報の利用期間と、利用期間終了後の処理の仕方について尋ねさせていただきました。その際に、上村行政管理局長の方から、利用期間……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日はもともとNHK決算ということでありまして、NHKに関連しての質問を用意しておりました。ということで、本日はNHKについてお話を伺いたいというふうに思います。 まず最初に、新しい役員の人事と任務分担についてお聞きします。 二月にターゲット80だけを担当していた塚田、吉国両専務理事が退任をされ、その業務は、一旦副会長と福井前専務理事に引き継がれた上で、最新の役員担当では、坂本、松原両理事の任務となっております。 塚田、吉国前専務理事にターゲット80の統括補佐の担当だけが割り当てられた際には、お二人のそれまでの担当業務が大きく変わり、他の理事……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、教育予算の関連についてお話を伺いたいというふうに思います。 きょうは大岡財務大臣政務官にも来ていただいておりますので、まず財務省にお聞きをしたいと思います。 昨年十一月二十四日に取りまとめました、いわゆる財政審、財政制度等審議会の建議の中の教育の項目を読ませていただきました。率直に言って、非常に驚きを禁じ得ない中身でありました。 その中にはこういう一節があります。 「子どものため」という名目で感覚的に教育関係予算の額を増大させることに着目するのは正しい政策判断とは言えず、仮に効果の現れない施策を行えば、結局、その子ども達に借金という……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず冒頭、熊本県そして大分県に多大な被害をもたらした断続的な地震、まだ今も続いているようでありますが、多くの方々が犠牲になりました。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げますと同時に、政府として、ぜひ行方不明者の捜索に全力を挙げていただきたいと思いますし、それから、避難を余儀なくされている方々への万全なサポート、エコノミー症候群で亡くなった方もいらっしゃるということでありますので、全力を挙げてサポートをお願いしたいというふうに思います。 私も地元が大分でありまして、今回被害が出ました湯布院あるいは竹田市というのは、私の選挙区でもございます。……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、代替教諭の確保等々について質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに、現在、公立学校教職員の中で病気等々で休職されている方の数、恐らく八千人を超えているんだろうというふうに思います。加えて、育休あるいは産休を取得されている教員の方々もいらっしゃると思います。これら比較的長期にわたる病気休職者や産休、育休を取得する教諭のかわりに代替教諭の確保が必要になるというふうに思います。 そこで、まず数字をお伺いしたいんですけれども、状況をお伺いしたいんですけれども、適正にこれは確保されているのかどうか、現状についてお聞かせください。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
法案の質疑に入る前に、一点だけ、ちょっと大臣に確認させていただきたいんです。
たしか前々回の当委員会、toto法の改正の際に、国費の負担部分について、大会終了後の三年間についての用立てについて、JSCが用立てる、借金をするというお話なんですが、私、これは全くおかしな話だなというふうに思うんです。せめて利息部分だけでも国費でちゃんと予算措置をすべきではないかというふうに思うんですが、この点だけちょっと確認させてください。
【次の発言】 国費である以上は国としてちゃんと責任を持って措置すべきだということを指摘させていただいて、今回の法改正について質問……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 きょうは、既にもうこの場でも議論されておりますけれども、東京オリンピック・パラリンピック招致の際の海外コンサルタントへの支払いの案件について、何点か質問をさせていただきたいと思います。 そもそも、今回のブラック・タイディングス社との契約、これは一体何が目的で契約をされたのか。大臣は、票を固めることができるかどうかが最大の勝負だったと。つまり、票固めのためにこのブラック・タイディングス社と契約を結んだということの認識でいいのかどうか、そもそもどういう目的で契約を結ばれたのか、大臣、それからあと、JOCの竹田会長にも来ていただいておりますが、簡単に説……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 復旧復興、これはスピード感が何より大切です。そのためにも財源は十分に確保していただきたいと思いますし、また、ことしは例年以上に台風被害が発生しておりまして、今も大きな台風が日本に向かってきておりますが、この対策にも万全の財政措置を講じていただきたいというふうにも思っております。 さて、熊本地震でありますけれども、震源地は熊本ではありましたが、私の地元大分県でも、別府の方でも震源地とする地震がありましたが、別府市や由布市などでも震度六弱が観測をされました。 県の調べでは、五月末時点で九千四百七十八億円の被害が出ているということであります。両市は観……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最初に、来年度の地方財政について尋ねます。 財政制度等審議会、五月十八日に「「経済・財政再生計画」の着実な実施に向けた建議」を取りまとめました。その中で、地方財政に関して、「折半対象財源不足解消後の対応等」という項目があります。その内容をかいつまんで言いますと、政府の中長期試算の経済再生ケースによれば、来年度以降、折半対象となる財源不足は解消し、フローベースで財源余剰が生まれる。この余剰分については、地方の債務削減に充てるだけではなく、財源不足は折半してきたのだから、国の債務縮減にも使うべきだと書かれております。 ちょっと見て、大変びっくりいた……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず、私自身なかなか聞く機会がありませんでしたので、消費税増税延期の判断について尋ねたいと思います。 既に、二〇一四年の総選挙直前に一度延期が行われました。その際に、景気条項が削除をされ、リーマン・ショックや東日本大震災級の事態が生じない限り再延期はしないと総理自身が明言をされました。 ところが、今回、新興国の経済状態などを理由に、新たな判断だとして、再び増税を延期いたしました。私自身はこれは非常に唐突感を感じましたし、多くの方もそのように感じたのではないかというふうにも思います。 この総理の判断について大臣はどのように受けとめておられたのか……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回、再び、消費増税が再延期をされました。これは、恐らく財政再建計画にも影響を与えるのだろうというふうに思いますので、最初に内閣府にお聞きをしたいと思います。 内閣府は、七月二十六日の経済財政諮問会議に、消費増税の二〇一九年十月までの延期を勘案した中長期の経済財政に関する試算を提出いたしました。 来年四月からの消費税増税、再引き上げを前提としたことし一月の試算と比較すると、私は見てちょっとびっくりしたんですけれども、二〇二〇年度のプライマリーバランスが、経済再生ケースで一兆円、ベースラインケースで三・二兆円、収支が改善をするというふうに試算をし……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最初に、前回、消費税増税再延期に伴う地方税、交付税の改正案の質疑が行われましたけれども、何点か積み残した質問があります。その中で一つだけちょっと確認をさせていただきたい点がありますので、この点を最初に質問させていただきます。 子ども・子育て支援新制度についてです。 厚労省には、前回、前々回、二回にわたって委員会に来ていただきながら、時間の関係で質問できなくて、大変申しわけありませんでした。 さて、子ども・子育て支援交付金制度の中に、利用者支援事業の母子保健型というものがあります。 この制度は大変わかりにくくて、この事業実施に向けて民間委託を……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最後の質問ということで、どうしても法案質疑の場合にはダブる場合もありますが、またぜひおつき合いいただければというふうに思います。 最初に、まさに今、直前にお話があったんですけれども、分割取得三回ということであります。 要介護者の症状、継続して同じ状態にあるわけではありません。むしろ、時間がたつにつれて症状が重くなったり、必要な介護がふえてくる、これは恐らく一般的な状況だろうというふうに思います。その意味で、今回、分割取得が可能になるということは、私自身も好ましいことだというふうに感じております。 一方、民間の調査によりますと、在宅介護期間の平……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
まず最初に、義務教育の教職員定数改善についてお伺いしたいと思います。
文科省は、来年度予算案の概算要求において、二〇一七年度から二〇二六年度までの十カ年計画として、「次世代の学校」指導体制実現構想を打ち出しました。十年間で二万九千七百六十人、教職員定数を義務標準法の改正で改善するというもので、来年度については三千六十人の改善の要求となっております。
最初に、この十カ年計画の根幹をなす考え方について、大臣からお聞かせください。
【次の発言】 第七次の教職員定数改善計画、これは二〇〇一年から二〇〇五年までですか、以来十年以上、義務標準法の改正を伴う……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回の法改正は、教員の方々が自信を持って時代の変化に即した授業や子供たちへの指導ができるよう研修制度を充実させる、そのことに主眼を置いたものとして理解をしております。同時に、教員の経験年数の構成が均衡のとれたものではなくなっているために、知識や教え方の伝承は必ずしも良好ではない、そのための対応という側面も持っているというふうにも思っております。 そこで、最初に、なぜ教員の経験年数がバランスのとれたものではなくなっているのか、その原因をお聞きしたいと思います。 文科省の学校教員統計調査を見たとき、二〇一三年度において小中高全てで、経験年数一年から……
○吉川(元)委員 社会民主党・市民連合を代表し、教育公務員特例法等の一部改正案に反対の立場から討論を行います。 本改正案の趣旨は、教員の方々が、そのキャリアステージに応じてスキルアップできるよう、研修制度の充実を中心に環境整備をしていくものと理解します。その趣旨については異存はありません。 そのためには、できる限り国の関与を減らし、地域や学校現場の実情に即した研修制度にすること、教壇での授業や生徒指導に具体的に役立つ校内研修を中心に据え、校外研修は極力減らすなどの措置で教員の義務感や負担感を減らしていくことが重要です。 しかしながら、法案では、任命権者が定める教員研修計画に、必要な事項と……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 前々回の所信質疑だったと思いますけれども、定数改善のあり方について質問をしたばかりです。ただ、きょう、当委員会でも話題になっておりますが、その後の財政制度分科会、財務省から定数削減を促す資料が提出されたようでありますので、再びこの問題について、きょうは財務省の方にも来ていただいて、質問をさせていただきたいと思います。 最初に財務省に伺います。 十一月四日の財政制度分科会で、二〇二六年度までの十年間、現在の教育環境を継続した場合でも、四万九千四百人の教職員削減が可能という資料が提出をされております。財務省としては、この数に沿って減らすべきだという……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 私も、この法案の立法作業チームのメンバーでした。その意味では、昨年から真摯に議論を積み上げてきたメンバーの皆様の努力に心から敬意を表したいと思います。 ただし、不登校の当事者の保護者あるいは経験者、さらには支援に携わる方々の中には、本法案に懸念を抱いている方々も多数存在をしております。党内の議論でも懸念や意見が出されました。その点を踏まえて、きょうは、質問させていただきたいと思います。 最初に、二条三号、不登校児童生徒の定義についてお尋ねします。 ここでは、相当期間学校を欠席し、学校の集団生活に関する心理的な負担その他の事由によって就学が困難……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
本日は、高大接続改革に関連して、幾つかお話を伺いたいというふうに思います。
まず最初に、文科省内で検討されてきた高大接続改革のうち、高等学校基礎学力テストについて尋ねます。
二〇一九年度から実施予定の学力テストですけれども、高大接続システム改革会議の最終報告を見る限り、高等学校段階における生徒の基礎学力の定着度合い、これを把握することを目的としているというふうに読み取れるんですが、そうした理解でよろしいんでしょうか。
【次の発言】 これはちょっと通告していないんですが、答弁をお願いしたいんですけれども、この基礎学力というものは一体どういうものな……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず、今回の交付税、最後ですのでちょっと質問がダブるところもあるかと思いますけれども、お答えいただければと思います。 地方交付税の原資である国税五税の減額補正に伴い、交付税も五千四百三十七億円減りました。折半ルールによって、地方の場合について言えば、五年かけて交付税総額から減額をされるということになります。 これは、ルールということではありますけれども、国の経済財政見通しの誤りによって生じた交付税の減額補正分、これを地方に負担させることは、地方の自立的、安定的な財政運営を阻害させかねないというふうにも思います。本来、国が責任を持って負担すべきだ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、介護の地域支援事業について質問をさせていただきたいというふうに思います。 二〇一四年の法改正で、要支援者に対する訪問介護、ホームヘルプサービスというそうです、通所介護、デイサービスなどが介護予防・日常生活支援総合事業に再編をされ、市区町村の地域支援事業へと移行されることになりました。そして、ことしの四月までに全ての市区町村において移行を完了させることになっております。 しかしながら、お話を聞いておりますと、移行期間、二〇一五年からということだったんですけれども、移行がスムーズに進んでいないという声を耳にします。 最初に、現時点における……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最初に、ふるさと納税に関して、きょう、午前中もお話ありましたけれども、私も何度かこの問題については当委員会で質問させていただきましたので、改めて質問させていただきたいというふうに思います。 既に多くの方も指摘されておりますけれども、返礼品をめぐる過度な競争、それから他の寄附制度と比べて控除額が大きく均衡を欠くなど、問題点が指摘をされております。 二〇一五年度から制度緩和で寄附額の上限がふえまして、結果的に言いますと、実績額が、前年の二〇一四年度に比べると一五年度は約四倍、一千六百五十三億円。それから、件数についても四倍で、七百二十六万件へとふえ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まず、先般の委員会で質問できなかった部分、地方財政計画について少し質問をさせていただいた後に、地方税についても時間があれば質問させていただきたいと思います。 さて、この間、三位一体改革あるいは集中改革プランによって、地方公務員数は非常にドラスチックに削減をされてまいりました。その弊害というのは随所に出ております。自治体が行うサービスの低下であるだとか、とりわけ、昨今発生をしております大規模災害が生じた際には、その弊害というのは一目瞭然ではなかったかというふうにも思います。 職員数の削減は、復旧復興の中心となるべき自治体の業務に支障すら来……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 私は、社会民主党・市民連合を代表し、地方交付税法等の一部改正案並びに地方税及び航空機燃料譲与税法の一部改正案に対し、反対の立場から討論を行います。 来年度の地財計画で一般財源総額が今年度よりも若干ふえるとはいえ、社会保障制度の充実、一億総活躍プランなど、国の施策にかかわる地方の負担増を考慮すれば、地方が自由に使える一般財源の水準が保障されたとは言いがたい内容です。 財源不足に対して、折半ルールを三年間延長することで手当てしますが、臨財債発行額の大半は、既往発行分の借りかえ部分です。借金による借金返済では、臨財債の累積発行額が減ることはありません……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、マイナンバーについて幾つか質問をさせていただきます。 マイナンバーの利用開始から一年余りが過ぎ、現在行われている確定申告を初めとして、来年度から各種情報との連携が始まります。 それに先立ち、一昨年の秋から通知カードが各世帯に発送されております。この通知カードは転送不要というふうにされておりますから、何らかの事情で住民の方々の手元に届かなかったもの、これは自治体に返送をされているはずであります。 最初に、現在、自治体に返送されて保管をされている通知カードの数はどのぐらいあるのか、教えていただきたいと思います。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 上田新会長のもと、新たなNHKの執行体制が船出をいたしました。放送と通信の融合、センターの建てかえ、さらには依然として続く不祥事への対応など、公共放送NHKの今後が問われる中での出発です。 上田会長は、就任会見で、まさにこの瞬間から全力疾走できると決意を述べられておられました。会長一人に全力疾走させることなく、経営陣そして職員の皆さんが一体となって前へと進む三年間にぜひしていただきたいというふうに思います。 さて、前会長の就任会見で、政府が右と言うことを左と言うわけにはいかないという発言に端を発し、この三年間、NHKと政治との距離感、放送法に対……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、GPSを利用した捜査の適法性が問われた三月十五日の最高裁判決に関連して、何点か尋ねたいと思います。 一昨年、電気通信事業における個人情報保護に関するガイドラインが見直され、その際、当委員会でも取り上げた経緯がありますので、今回質問させていただきます。 さて、今回の最高裁判決、大きく分けて三つの重要な判断を示していると思います。 一つは、GPS捜査が個人の行動を継続的、網羅的に把握することを必然的に伴うことから、個人のプライバシーを侵害するものという判断を明確に示し、公権力による私的領域への侵入を伴う捜査だと断じた点です。これは、裁判に……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
最初に、電波利用料、歳入歳出について伺います。
電波利用料は、無線局の免許人に対して、電波利用の共益費用、つまり事務費のような形で負担を求め、三年ごとに見直すものと承知をしております。
来年度といいますか、もう今年度ですけれども、見ますと、過去三年間の予算規模よりも八十億ほど縮小された形となっております。
規模縮小に至った主要な要因をまず教えてください。
【次の発言】 免許人が納める利用料は、一般会計に組み込まれるものの、その相当金額は電波利用の共益費用の財源に充てることが電波法には規定をされております。
したがって、本来は利用料収入と歳出……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、先週木曜日の電波法の際にも少し議論されましたが、スマートフォンなどの携帯端末に関連して、何点か質問させていただきたいと思います。 昨年もちょうど同じような時期に質問しておりますが、昨年四月から、端末価格の適正化として、スマホ価格が実質ゼロ円になるような端末購入時の補助を規制するガイドラインが施行されました。施行されてすぐに、大手携帯事業者に対して、端末購入補助の是正を求める要請が総務省から行われました。 最近、ちょっとどうなっているのかなというふうに思って調べたところ、昨年の十月七日付で、携帯事業者四社に対して文書が発出をされております……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 法案の中身に入る前に、何点か厚労省に確認したい点があります。 それは、先般、四月七日だったと思いますけれども、新聞で報じられておりました、マイナンバーシステムで医療保険者が行う情報連携の利用料についてということであります。医療保険者からの委託を受けた形で、社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険中央会が情報提供ネットワークシステムに一元的に接続する仕組みというふうに承知をしております。その際、中間サーバーの運営経費は委託する各医療保険者が支払うことになっていると報じられております。 恐らく、新聞報道ですけれども、このシステムの開発は厚労省が主導し……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、消防職場におけるハラスメント、とりわけパワハラの関係と消防職員委員会について質問させていただきます。 先日の委員会でも近藤委員も取り上げられていらっしゃいましたが、消防職場でのパワハラやセクハラはかなり大きな問題になっているというふうに思っております。 ここ一カ月ぐらいの新聞報道でも、既に公務災害認定されておりますが、山形県酒田の消防本部における男性消防士の自殺が、第三者委員会の調査でパワハラが原因と認定をされました。また、蒲郡市で消防職員が部下への暴行の容疑などで逮捕された案件でも、パワハラがあったことが内部調査の結果明らかになってお……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回の法改正についてでありますけれども、我が党としては、半歩前進だというふうな認識をしております。ただ、非常に不十分な点もまだ多々残っている、そういう立場で少し質問をさせていただきたいと思います。 昨年の安倍総理の施政方針演説で、同一労働同一賃金の実現、非正規雇用の方への均等待遇の実現を打ち出されました。 これを受けて、昨年二月と三月の総務委員会で、安倍総理と、それから高市大臣に、自治体職場の臨時、非常勤職員もこれに含まれるのかどうかというような質問をさせていただきました。その際、総理は、公務員と民間の職員を同列に論じることはできないとしつつ、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
以前、当委員会でGPS捜査について質問をさせていただきました。その際、通告なしの質問も結構あって、十分な答弁がいただけなかったというふうに私自身は感じておりますので、今回はしっかり通告した上で、場合によってはもしかするとその場で質問することがあるかもわかりませんが、改めて質問をさせていただきたいというふうに思います。
まず、総務省にお聞きしたいんですけれども、電気通信事業者として登録あるいは届け出がされている警備会社、これは存在をするのでしょうか。
【次の発言】 あるということなんですけれども、個別の企業名というのはさすがになかなか出しにくいとい……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 少し質問の順番を変えまして、先に、地方独法業務への窓口関連業務の追加に関する事柄について質問させていただきたいというふうに思います。 現行は、自治体の窓口業務を民間委託する場合、民間事業者が取り扱える事務の範囲は特定をされています。さらに、業務を実施する官署内には必ず職員が常駐し、不測の事態に際しては職員が臨機応変に対応すること、市町村長の判断を伴う行為や原簿の管理は職員が責任を負うこととされています。 例えば、住民異動の手続で民間事業者が行えるのは、受け付け、入力、交付に限られ、審査や決定の手続は職員が行うことになっているものと承知しておりま……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 三人の参考人の皆さん、大変忙しい時間の中でこの当委員会に御出席いただき、また貴重な御意見をいただいていること、私の方からも感謝を申し上げたいというふうに思います。 それでは、早速何点か質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、太田参考人にお聞きしたいというふうに思います。 監査制度に関してなんですけれども、地制審の答申なんかを見ますと、統一した基準でというようなお話があります。今後は、総務省の方で指針をつくって、余計な助言ですかね、が来るんだろうというふうには思いますけれども、どんな感じで指針がつくられるのかによるんだろうというふ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず最初に、窓口業務の委託が想定をされる地方独法の職員の給与についてお聞きをしたいと思います。 今回、地方独立行政法人法の五十七条の三項が改正をされております。改正前といいますか、現行の方を見ますと、職員の給与並びに退職金の水準については、当該法人の実績を考慮し、社会一般の情勢に適合したものでなければならないというふうなことのみが書かれておりますけれども、改正案では、同一または類似の国、自治体の職員と民間企業の従事者の給与水準、加えて、当該法人の業務の実績と職員の特性、雇用形態その他の事情を考慮して決めることとなっております。 これは別に、今回……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、海上輸送されたフレキシブルバッグを陸上輸送する際の安全性について質問いたします。 消防庁にも来ていただいておりますし、また、これは結構多岐の省庁にわたる案件のようであります。関係省庁からもお越しいただいておりますので、順次お話を聞いていきたいと思います。 さて、フレキシブルバッグというのは、かなり大きなポリエチレンバッグに、液体の飲料やあるいは動植物の油類を収納するもので、通常は二十トンコンテナに積載され、港からコンテナセミトレーラーで目的地まで陸上輸送されるものと伺っております。 強度の高いタンクローリー輸送に比べますと、タンクロー……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 法案の質問に入る前に、先般、当委員会、四月十八日だったと思いますけれども、取り上げさせていただいた医療分野の情報連携に係るシステム開発費、運営費に関連して質問をさせていただきます。 先般の質疑で、医療保険の中間サーバーシステムの運営費、ことし七月から来年三月までの九カ月間で約七十五億円というような答弁がございました。さらに、この費用について、根拠も含めて精査し、運用事業者と引き下げ交渉を行っている旨の答弁がございました。 あれから約一カ月強たっております。きょうは六月一日ということで、運用開始がもう本当に目前に迫っているわけですけれども、この交……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最初に、国有地の売却手続が大変問題になっております森友学園に関連してお聞きをしたいというふうに思います。 理事長が園長を務める塚本幼稚園では、毎朝の朝礼で教育勅語の朗誦が行われております。ホームページを見ますと、「「教育勅語」の意味を全く理解せずにおられる方が大勢いらっしゃる」とした上で、先祖から受け継ぎ、世界から称賛されている精神や民族性を文章化したものが教育勅語だというふうに紹介をしております。 また、問題になっております瑞穂の国記念小学校の教育理念、これはホームページで見ますと、「教育勅語素読・解釈による日本人精神の育成」が挙げられており……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回、義務標準法の改正ということでありますが、それに関連して何点かお聞きをしたいというふうに思います。 今回の教職員定数の標準の見直しが行われ、これによって、地方自治体が現在よりも計画的に教員採用ができるようになります。その点では歓迎したいというふうに思いますが、学校の現場の多忙化を踏まえれば、今回の法改正を足がかりにして、さらなる定数改善に取り組んでいただきたいというふうに思います。 そこでお聞きいたしますが、文科省は昨年、来年度から二〇二六年度までの十年間を見通した「次世代の学校」指導体制実現構想を打ち出し、この十年間で二万九千七百六十人の……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川であります。 本日は、四人の参考人の皆さん、大変貴重な御意見、ありがとうございました。私が最後の質問者になりますので、あと十五分ほどおつき合いをいただければというふうに思います。 まず、花井参考人にお聞きしたいと思います。 今回、給付型の奨学金の制度の創設と並行いたしまして、四月から新たな所得連動型返還制度がスタートいたします。以前よりも使い勝手はよくなっているというふうに思いますけれども、返還期限猶予の制度を使わなければ、収入がゼロでも、最低返還月額が二千円に設定をされております。年収三百万円以下の利用者は経済困難として最長十年、返還が猶予されているこ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回の法改正で給付型奨学金制度が創設されることになりました。正直申し上げて、制度の設計にはいま少し時間がかかるのではないかというふうにも危惧をしておりましたが、これも、給付型奨学金制度の創設を求める世論の高まり、また、それを受けとめた関係者各位の御努力によるものというふうに思います。今後、制度の拡充に向けて文科省の皆様には一層の御努力をいただきたいというふうに考えております。 とはいいつつも、日本の高等教育、課題は山積であります。そこで最初に大臣に尋ねますが、高等教育の充実、これは誰に利益をもたらすものだというふうに考えておられるのか、お聞かせく……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、文科省を舞台にした再就職問題、いわゆる天下り問題についてお聞きをいたします。 まずは、この間の調査班の御努力、とりわけ外部から加わってくださった識者の方や弁護士の方々の御努力には心から敬意を表したいと思います。 また、本日の審議にお越しいただいた参考人の方々、長時間の審議、大変御苦労さまであります。事実をありのままにぜひお話ししていただくことを期待いたします。 さて、最初に大臣にお聞きします。 再就職等監視委員会に指摘され、調査の結果、違法行為とされた三十五件に加え、今回、文科省独自の調査によって新たに二十七件が違法行為とされました……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、午前中も少し議論されましたが、まず、教育勅語に関して質問をさせていただきたいと思います。 三月三十一日に、政府は、教育勅語について、「憲法や教育基本法等に反しないような形で教育に関する勅語を教材として用いることまでは否定されることではない」との答弁書を閣議決定いたしました。私自身は非常に危惧を感じざるを得ません。 危惧を感じているのは私だけではございません。自民党の船田元議員はブログの中でこういうふうに書かれております。 ある閣僚から教育勅語の内容を肯定する発言があり、また、政府答弁書でも、憲法や教育基本法に反しない形で教材として使用……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、昨年の臨時国会で成立をいたしました義務教育の段階における教育機会の確保法、この基本指針が策定をされました。議連の中でも少し議論はさせていただいたんですけれども、当委員会でも質問をさせていただきたいと思います。 最初に、法律では二条三号になりますが、不登校児童生徒の定義に関する部分です。文部科学大臣の定める状況とされております。 昨年十一月の質疑の際、心理的な負担という法文上の表現ですけれども、不登校の原因を本人に全て起因させるような表現になっているのではないかというふうに質問した際に、提出者からは、具体的な定義においては、心理的負担以外……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 三人の参考人の方、貴重な御意見、まことにありがとうございます。 私が最後の質問者になりますので、あと十五分間、おつき合いいただければと思います。 最初に、永田参考人にお伺いをしたいと思います。 三人の参考人の方のお話を聞いておりますと、専門職業人材の育成そのものについては、積極的に充実させていかなければいけないということについては、恐らく異論は余りないんだろうと思います。ただ、それがなぜ、専門職大学あるいは短期大学という形でやらなければいけないのかということがどうしてもやはり、私も、聞いておりましても、なかなか判然としないといいますか、という……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 少し通告しておりました質問の順番を変えて、最初に財政措置のことから伺いたいというふうに思います。 現状、これはほかの委員からも指摘があったと思いますけれども、私学助成、あるいは国立大学でいいますと運営費交付金等々、財政措置は非常に大学機関にとっては厳しい状態にあるというふうに思います。この上、新たな大学の財政措置を行うとなると、既存の大学に与えるダメージ、これは非常に大きいんじゃないかというふうにも感じざるを得ません。 私大連合会を初め国大協あるいは私立短期大学協会など、既存の大学、短大、関係機関のほとんどが、今の大学に充当されている予算を毀損……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
私もけさの朝日新聞を見て大変驚きましたし、ますますこれは疑惑が深まったなというふうに感じております。
そこで、ちょっと通告にはないんですけれども、この点について何点か、確認あるいは答弁を求めたいというふうに思います。
まず、きょうは別な形で政府参考人として初等中等局長、高等教育局長においでいただいておりますが、お二人は、ここに書かれている文書、その内容について御存じだったのでしょうか。それぞれ伺います。
【次の発言】 藤原参考人の方は全く知らなかったということでありましたので、常盤参考人にちょっと伺いますが、文書があったかなかったか、それは知ら……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
本日は、加計学園の獣医学部新設に関して質問いたします。
この問題、総理の御意向などと書かれた文書が取り上げられて以降、官房長官は怪文書と言い、松野大臣も、調査を尽くした結果、文書の存在は確認できなかったと先週末発表されました。
ところが、週末に実施された世論調査を見ますと、この問題について、政府側の説明で納得できますかとの問いに対して、納得できないという回答が実に七七%に達しているものがありました。
この調査結果、大臣、どのように受けとめていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 その調査も含めてやられたことについて、また、それについての説明が……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、少し午前中の議論ともかぶるところがありますけれども、地方財政について中心に質問させていただきたいと思います。 私の地元は大分県なんですが、昨年は熊本、大分地震が発生をいたしました。そしてことしは、七月に集中豪雨、そして九月には台風十八号、大変甚大な被害が県下に出ております。予想のつかない自然災害によって、今なお多くの方々が日常生活を取り戻せずに苦しんでいる、そういう現状にあります。 総選挙の直前、台風十八号の被災現場に足を運びました。そこには、床上にまで水が上がったお宅で、泥をかき出すことができずに、その上にブルーシートを敷いて、その上……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、加計学園による獣医学部新設について何点か質問をさせていただきたいと思います。 時間が二十分しかないということでありますので、通告した順番を少し変えて、また、途中はしょる質問もあろうかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。 まず初めに、少し具体的なお話から聞いていきたいと思います。 今回、可という答申が出ておりますが、その際、八件の留意事項がついております。見ますと、実習における学生の実技経験の質的、量的充実を図ること、さらに、総合参加型臨床実習についても、外来患畜数を確実に確保し、実習効果を高めるような時間割の組み方などを工夫……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 私も、学校現場の、そして教職員の長時間労働、これに関連をして本日は質問をさせていただきたいと思います。 長時間労働の是正を含めた働き方改革は政府の重要施策のはずですが、学校現場の長時間労働、きょうはもうこれは午前中からずっとこの話題が出ておりましたが、まさに無法地帯と呼ばざるを得ないような状況になっております。 私の地元の大分県で、ことし六月、二〇一四年に授業中に脳内出血で倒れ、その後、亡くなられた中学校の女性教諭の方が、公務災害、いわゆる過労死の認定を受けました。倒れる直前の三カ月の時間外勤務は、いずれも月百十時間を超えており、過労死ラインを……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、大臣の所信に対する質疑ということで、大臣が所信の中で、人口減少、少子高齢化が進む中で、高齢者人口が最大となる二〇四〇年ごろの行政課題を整理しというようなことをおっしゃっておられました。午前中、少し、二〇四〇年なのかどうなのかという議論はありましたけれども、いずれにしても、高齢化の中で介護の問題というのはこれは避けては通れない問題だろうというふうに思います。 そこで、本日は、介護についてお聞きをさせていただきたいというふうに思います。 従来の介護保険の要支援一と二のサービスが自治体完全移管、それをする前のちょうど一年前、過去の議事録を見ま……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、交付税、地方税について質問させていただきたいというふうに思います。 さて、一般財源総額実質同水準ルールによって、来年度の地方財政計画における一般財源総額、今年度の水準が維持をされました。財務省によれば、私はこれはもう根拠薄弱な言いがかりだというふうに思うんですが、基金残高の問題等々の中で、総務省としてもそれなりに努力をされたんだろうというふうに思います。 もちろん、地方財政の規模、額、大変大切ですが、もう一つ問われるのはその質です。その観点から、財源の確保にせよ交付のあり方にせよ、かなり今無理が生じてきているような感もあります。そのあた……
○吉川(元)委員 社会民主党・市民連合を代表し、地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部改正案並びに地方税法等の一部改正案に対し、反対の立場から討論を行います。 まず、討論に入る前に、この委員会が委員長職権において立てられたことに強く抗議をいたします。 委員長におかれましては、少数会派の質問時間の確保も含めて、今後、円満な委員会運営をお願いしたいというふうに思います。 さて、来年度の地方財政計画の一般財源総額は、ほぼ今年度の水準が維持されました。しかし、巨額の財源不足が生じる構造に変わりはなく、臨財債の元利償還額も膨れ上がっています。これらの問題を解決するには、まず、地方法人税を除く、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず最初に、新三カ年計画について尋ねます。 会長はことしの年頭の挨拶で、公共放送の真価、それから、そこに加えて公共メディアへの進化、この二つのシンカの重要性を指摘されています。そして、この二つを実現するためにはNHKの公共性が問われるというお話をされています。 放送と通信の融合が進む時代の中でNHKが担うべき公共の意味が問われている、その認識については私も全く同感であります。 そこで、放送からメディアへと進化、発展していく際に求められるNHKの公共性とは何か、会長のお考えを尋ねます。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 既に地方税法、交付税法は今年度予算と一緒に成立をしておりますが、本委員会の審議の際に時間が余りなくて、確認したかった点、半分ぐらいしか質問できませんでしたので、最初に、何点かその件に関してお聞きしたいと思います。 まず、歳入に関連して尋ねます。 内閣府が、一月の経済財政諮問会議に、中長期の経済財政に関する試算を提出いたしました。成長実現ケース、これは、到底達成不可能にしか思えない名目三%、実質二%成長でも、プライマリーバランスの黒字化は、従来の目標と比べて二年おくれて二〇二七年度。一%程度の成長を前提としたベースラインケースでは、二〇二七年度に……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 法案の質問に入る前に一点だけ、私、地元が大分でありまして、昨日発生をいたしました災害についてお聞きをしたいというふうに思います。 皆さんも御存じかと思いますが、昨日の早朝、中津市の耶馬溪で大規模な土砂崩れが発生をいたしました。報道等によりますと、少なくとも四世帯、六人の方の安否が当初わからなくなった。昨日のお昼過ぎに、一人の方が死亡されたという報道もされております。 そこで、現時点で把握をしている被害の状況並びに地元自治体、県、そして国として行っている今の救援の活動等々についてお聞かせください。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は一般質疑ということで、総務省も内閣府と共管をする情報連携に関して質問させていただきたいと思います。 実は、昨年の四月と六月に、この委員会におきまして、医療保険でのマイナンバー利用について質問させていただきました。その後どうなったのかということも含めて、まず何点かお聞きしたいというふうに思います。 昨年質問した時点で、医療保険の情報連携に必要な中間サーバーの運営費、昨年七月からことし三月にかけての九カ月で約七十五億円という答弁がございました。自治体の中間サーバーの運営費と比べると大変高額なものでありまして、医療保険者からも批判の声がかなり上……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回、統計法の改正ということでございますが、若干、SNAについて、最初に何点かお聞きしたいと思います。 これについて、ことしの本会議の中でも少し触れられたんですが、余り腑に落ちない点がありますので、お聞きしたいというふうに思います。 まず、国際基準であるSNAが二〇〇八年に改定をされ、日本では、二〇一六年度に、二〇一一年度をGDPの基準値に置く改定の際に、新しいSNAの基準が導入をされました。 この改定で、従来は中間消費に位置づけられていた研究開発費や、あるいは防衛装備品を資本形成として扱うなどの変更が行われて、二〇一五年度の名目GDPは、二……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、総務省に設置されました自治体戦略二〇四〇構想研究会の第一次報告や最近発表された推計人口の数字に関連して、何点か質問いたします。 最初に、平成の大合併についてお聞きいたします。 平成の大合併などで役場の本庁がなくなった旧市町村区域、約千五百カ所ほどあるそうですが、そこの人口が二〇〇〇年から二〇一五年の間に平均で一七・五%減少したということが四月に報じられておりました。一方、本庁が残った約五百九十の区域の人口減少率は八・一%、合併をしなかった一千百十八市町村も人口減少は約九%にとどまっているとされています。 合併で本庁を失った旧市町村区の……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、二〇一二年度、そして一三年度、この二年間のNHK決算が議論の対象ということであります。 前年の二〇一一年には、東日本大震災、そして福島第一原発事故、未曽有の災害が発生をいたしました。その中で、公共放送としてのNHKの報道のあり方が改めて問われた時期だろうというふうにも思いますし、また、受信料のあるべき姿、あるいは、昨年度まで五年間、職員給与が段階的に削減されてきましたが、それが開始されたのも二〇一三年度ということであります。 そういう意味でいいますと、この一二年、一三年度というのは、公共放送とは何か、NHKの報道姿勢はどうあるべきか、そ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 大臣所信に対する質疑ということで、たくさん聞きたいことがございます。ただ、もう既に多くの委員からも指摘あるいは質問がされておりますが、やはり名古屋の事例については、幾つかどうしても確認をさせていただかなければいけない問題があります。 通告では大体二十問ぐらい質問を投げておりまして、恐らくいろいろ重なるだろうということもあって、投げております。実際に重なった問題もありますし、重なっていない問題もあります。また、私が聞き漏らした質問もあると思いますので、全てはきょうは聞かずに、その中から幾つか質問をさせていただきたいと思います。 まず、大臣が十六日……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
本日も引き続き、名古屋市の問題について尋ねたいというふうに思いますが、まず最初に、二日付で、先ほども少し他の委員からも指摘がありましたけれども、文科省の方からメールが名古屋市教育委員会の方に送られたということであります。その中身、どういった中身で送られたのか、ごく簡単に御紹介いただければと思います。
【次の発言】 それがメールの内容なんですか。二日付で送ったメールの内容はそれだけなんですか。
【次の発言】 これは市長の言葉ですけれども、教育委員会ではなく市長ですけれども、そのメールに対して、問題ですよ、悪いと思っておらぬということだ、文科省が道徳と……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 きょうは、三人の参考人の方、本当に長時間にわたってありがとうございました。私が最後の質問者になりますので、もうしばらくおつき合いいただければというふうに思います。 まず初めに、土肥参考人にお伺いをいたします。 参考人は、二〇一四年の著作権法の改正の際にも参考人としてお話を伺っております。当時、著作権者の側と出版者の間で、電子書籍に対応した権利設定をどのように行うかについて少なからず意見の隔たりがございました。参考人は意見陳述でこの点に触れられまして、「これは、著作権者と出版者との間に成熟した契約慣行が十分に確立していないからではないか」という指……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 前回、法案審議の際に、ニセコ高校の問題について質問させていただきました。その際、要領を得ない答弁等々ございましたので、先ほど他の委員からも質問ありましたけれども、私からも改めて尋ねたいというふうに思います。 前回、本来であれば、本日、まさにこのニセコ高校の公開授業に関して、北海道大学の助教授の研究室を訪れた経産省の北海道経産局資源エネルギー環境部長、ぜひこの委員会に来ていただいて、本人ですから、一番話がわかる話ですからということで参考人を要求いたしましたが、理事会の場では、きょうは資源エネルギー庁の方が代表して答弁をするということでありますので、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、デジタル教科書、この法案について質問させていただきたいというふうに思います。 今回、教育課程の一部、障害のある生徒については一部又は全部について、紙の教科書にかえてデジタル教科書が利用できるように学教法が変わるということであります。 まず最初に、どうも釈然としないといいますか、腑に落ちないところがあるので、そこだけもう一回確認させていただきたいと思うんですが、本案の条文でいいますと、三十四条の二項、三項に関係する部分ですが、教科書用図書にかえて当該教材を使用することができるというふうになっております。当面、紙媒体の教科書との併用というこ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、この間ずっと、何度かニセコの高校の問題について質問させていただきましたので、これについて何点かまずお聞きをしたいというふうに思います。 まず冒頭、けさの理事会で、このニセコ高校の公開授業について経産省、エネ庁が介入したのではないか、そういうことがあったわけですけれども、これについての文書、具体的にはメールでございましたが、提出をされました。提出していただいた経産省の皆さんはもちろんですが、委員長そして理事の皆さん、お取り計らいいただいたことに心から感謝を申し上げたいというふうに思います。 けさ初めて見ましたので、ちょっと読みますと、これ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 他の同僚議員からも御質問がありました、私もやはり保護と活用の関係について、今回の法改正、大変心配をしております。 文化審議会が昨年十二月に取りまとめた保存と活用のあり方についての第一次答申を見ますと、ここでは、文化財の保護と活用は、互いに効果を及ぼし合い文化財の継承につなげるべきもので、単純な二項対立ではない、このように記されております。私もそのとおりだというふうにも思いますし、文化財を始めとした有形無形の歴史的な財産の活用によってその存在を含めた価値について広く理解を得られますし、また、それが継承、保護にもつながっていく、こういう側面も確かにあ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、他の委員も少し質問されておられましたが、教員の働き方について何点か尋ねたいというふうに思います。 本来、これは一月以上前から準備していたんですが、この一カ月余りの間、文科省をめぐってさまざまな問題が発生をいたしました。名古屋の公立中学校に対して文科省が圧力をかけたのではないか、あるいは、直近で言いますと、北海道の町立の高等学校に北海道経産局から不当な介入、圧力があったのではないか。 本来もっと議論しなければいけないことが、こうしたことでなかなか時間をとれなかったということについては、大変残念に思っております。 そこで、ずっとこの間温め……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 文科省設置法改正案の質疑でありますが、まずその前に、他の委員も触れておられましたけれども、一昨日、愛媛県で新たな文書が公表されました。その後、昨日ですか、関係する方々、大臣もそうですが、それぞれ記者会見等々がされておられます。 私自身、ちょっと違和感を感じたといいますか、林文科大臣の記者会見、これは記事に出ていたものですから、一部だけだと言われるかもわかりませんけれども、事実関係については承知していないのでお答えは差し控える、国家戦略特区のプロセス、それを受けての文科省の審議会のプロセスは適切に進められてきたものと認識している、こういうふうな記者……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
本日は私学助成中心にお話を伺おうと思っておりますが、まず冒頭、昨日の夜、関東学生アメリカンフットボール連盟が記者会見を行いました。日大アメフト部の問題について、事実認定、そしてそれに基づく処分、これが発表されております。大変ショッキングな中身でありますが、まずこれについての大臣の所感を伺いたいと思います。
【次の発言】 やはり、大学における、運動部を含めて、学生の自治活動の一環だというふうに私自身は理解をしております。
今回の問題、非常に私ショッキングだったのは、そこで行われていたこと、例えば、徹底的に追い込むでありますとか、干すでありますとか、……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
本日は、奨学金についてお聞きをしたいというふうに思います。
最初に、今年度から本格実施された給付型奨学金の実施状況についてお聞きいたします。
昨年の採用枠は二千八百人、それに加え、今年度、新規に二万人が採用枠として設定をされました。給付型奨学金の今年度の最終的な採用候補者数、それから、わかれば、採用人数、何人だったのか教えてください。
【次の発言】 候補者数ではなく、採用人数はまだわからないということですか。
【次の発言】 それはそうだと思いますが、もう一つ聞いた、採用人数というのはもうわかっているのかどうかというのは。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、自治体における臨時、非常勤職員の処遇の改善について、それを中心にお聞きをしたいというふうに思います。 二〇一四年の通常国会で、地方公務員法、地方自治法が改正をされました。自治体の臨時、非常勤の任用の適正化と処遇改善、二〇二〇年、再来年になりますけれども、四月一日からは実施されることとなります。 大臣の所信を聞いておりますと、臨時、非常勤の処遇改善については余り触れられておられなかったというふうに思いますが、この間、公務員の働き方改革の議論が中心になってまいりましたが、それ以前から、官製ワーキングプア、非常に不名誉な名前のつく、その非正規……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 最初に、出席されている会長以下NHKの役員の方々に対し、一言申し上げます。 公共放送、これからは公共メディアへ発展しようとするNHKにとって何より大切なのは、視聴者である国民からの信頼です。あえて具体的な事象は取り上げませんが、石原経営委員長の言葉をかりれば、組織運営の根幹を揺るがすような不祥事が頻発をしております。襟を正し、再発防止に取り組んでいただきたいというふうに思います。 さて、私からは、既に他の委員からも質問がありましたけれども、先般、二十七日の経営委員会で承認をされました受信料の値下げについて尋ねたいと思います。 実は、籾井前会長……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まず初めに、今月の七日から大分県の日出生台で日米の共同訓練が行われる、この案件について、まず防衛省に尋ねたいというふうに思います。 五月二十一日だったと思いますけれども、大分県並びに関係市町でつくる協議会の方から、九州防衛局に対して、オスプレイを使ったこの共同訓練を行わないようにという要請があったというふうに思います。 その後、防衛局、防衛省としてどのような検討、対応が行われたのか。少なくとも、米軍に対して、地元自治体は反対をしているといったことはきちんと伝わっていたのか。この点について、いかがですか。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 この一年半、約二年、大変文科省は危機的な状況に陥っているというふうに感じざるを得ません。天下り問題、加計問題、そして東京医大を舞台にした贈収賄疑惑、また不正入試、加えて障害者雇用の水増し、こうした問題が続発をしております。まさに異常事態と言っても過言ではないんだろうと。 この折、大臣以下責任ある立場の方々、ぜひ、文科省の組織のガバナンスの問題はもちろんでありますけれども、この間行われてきた文部科学行政、その仕組みの中にいろいろな問題を生み出す原因があったのではないか、私はそのように感じておりますので、それも含めてしっかりと検証をしていただきたいと……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 先般いろいろお聞きをしたかったことがございましたが、オリンピック、パラリンピックの関係予算の関係でほとんど時間を使ってしまいましたので、きょうは、残りの、本来聞きたかったお話を中心に質問させていただきたいと思います。 まず、その前に、今中教審の方では、教員の働き方、学校現場の働き方改革に向けて議論が進められ、恐らく来年、年明け早々には何らかの報告、提言等がまとめられるという方向で議論がされているというふうに思います。 少し資料も見させていただきましたが、一日の労働時間、一週間、一カ月、一年の労働時間はどうなっているのか、あるいは部活のあり方をど……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 参考人の三人の方、大変貴重な御意見をまことにありがとうございます。私からも何点かお伺いしたいことがございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 まず、三人の参考人の方にお伺いをいたします。実は、これは今回の法改正ということではないんですけれども、原子力の災害の賠償のスキームを見ておりますと、非常に複雑になっているというふうに感じざるを得ません。 といいますのも、原子力、原賠法ですが、まさにこの文部科学委員会で議論をして、文科省所管であります。一方で、賠償措置額を超えた部分については原子力損害賠償・廃炉等支援機構、これが扱うことになります……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 早速質問に入らせていただきます。 まず、今回の法改正、抜本的な改正というふうなことで行われる予定だったものが、昨日も少し述べましたけれども、本当に果たしてこれが抜本的な改正だったのか、改正と言えるのか、非常に疑問に思わざるを得ません。 とりわけ、これは他の委員からも指摘があったと思いますけれども、また、昨日の参考人からも指摘がありましたが、第一条の規定、原子力事業の健全な発達、これがそのまま残っている。ぜひこれは変えていただきたかったというふうに思いますし、原子力事業者の存続や発展なくして補償なしというたてつけは、被害者の側に立つ法律とは私は到……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 早速質問に入らせていただきたいと思います。 きょうは、私、午前中も少し議論になっておりましたが、教員の働き方改革、これを中心に質問をいたします。 十月の十五日の日に学校における働き方改革特別部会の中で意見のまとめ及び今後の方向性が示されて、その中で、委員の中で議論が精力的に交わされているというふうに承知をしております。最初に、このいわゆる今後の方向性の内容について何点か尋ねたいと思います。 そこには、二ポツとして、「勤務時間管理の在り方と時間外勤務の縮減方策について」、このような題がついたところに幾つかのことが書かれております。その中の一つに……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回の法案について、幾つか発言をさせていただきたいと思います。 まず、チケットの不正転売、これ自体を防止していく、防いでいくということ自体については、私は賛成であります。ただ、何点かやはり確認させていただかなければというふうに思います。 今ほど畑野委員からも質問がありました。私自身も、なぜこれが文科省の所掌なのか、所掌事務なのか、疑問に思わざるを得ません。そもそも、今回の法案の立法作業を手伝ったといいますか、衆議院法制局、これは恐らく、担当は内閣、消費者問題を扱う第一課だったというふうに思います。 私の方からも尋ねますけれども、なぜ文科省の所……
○吉川(元)委員 社民党の吉川元です。 最初に、本日議題の法案、物品役務相互提供協定関連の自衛隊法及びPKO法の改正、これが含まれておりますが、戦争法と一体となって海外での武力行使に発展する道を開くもので、社民党は反対であります。 自衛隊法改正によって、共同訓練や海賊対処行動、機雷等の除去処理、在外邦人等の保護、輸送などの場面で、他国への物品、役務の提供が可能となります。結果として、自衛隊員を殺傷の現場にさらし、武器使用の判断によっては戦闘行為に発展しかねない危険性を飛躍的に高めるもので、断じて容認できません。 先ほど来、他の委員も質問いたしておりましたが、私もオスプレイに関連して何点か……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 私からも、冒頭、本委員会が委員長の職権で立てられたということ、これについて抗議をいたします。 また、参考人として、統計委員会の委員長ないしは委員長代理の招致をということで要求をしておりましたが、これについても引き続き理事会での協議ということになりました。 今回の厚生労働省、また厚生労働省以外のところもそうですけれども、多くの基幹統計で不備が見つかった、あるいは不正が見つかった、この問題、やはり、統計委員会が今後どうしていくのかも含めて、しっかりこの委員会の中で議論していかなければいけないというふうに思いますので、ぜひ委員長をお呼びして、統計委員……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 一人の嘘は万人の実を殺す。新聞紙上でもそう紹介されておりましたけれども、これは一九二〇年、第一回国勢調査が実施された年に政府が公募した統計の標語で、大阪府の方で一等に選ばれた作品だそうです。 まさにこの百年前の標語のとおり、毎月勤労統計の不正の発覚、これに端を発して、日本の統計全体の信頼が大きく損なわれようとしております。皮肉にも、百年前のこの標語というのは恐らく国民に向かって言われたことだろうと思いますけれども、今疑念の目を向けられているのは、まさにその統計を収集し、作成をする政府の側に向けられていること、これをぜひ深く自覚をしていただきたいと……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 私からも、きょう、午前中含めて、いろいろ指摘のあったふるさと納税について、納税制度について質問させていただきます。 かねてから、この制度の問題点については、本委員会で何度も指摘をさせていただきました。NPO法人への寄附など他の寄附控除制度と均衡がとれていないこと、高額所得者に大変有利な制度設計になっていること、また、不交付団体の財政に大きなしわ寄せを及ぼすこと、こうしたことを取り上げてまいりました。 その間、総務省としても問題意識は持っているというようなお話がございましたが、通知を出して是正を求めてきたのは、返礼品競争の抑制、それから返礼品のあ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
まず、総理に伺います。
先ほどもありましたが、日曜日に行われました沖縄の県民投票、これをどのように受けとめておられるでしょうか。
【次の発言】 この間、沖縄の問題で総理は常々、沖縄県民の思いに寄り添うというようなことを何度も発言されておられましたが、その姿勢は今も変わりませんか。
【次の発言】 それでは、現在行われている辺野古の埋立て、これを一時中断するお考えはありますか。
【次の発言】 しっかり答えてください。
辺野古に今土砂投入がされておりますけれども、これを一時中断する考えがあるのかないのかを聞いているんです。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 私からも、まず、先ほどの予算委員会の採決の強行、そして当委員会が委員長の職権で立てられたことに強く抗議をしたいというふうに思います。 私からも、余り時間はありませんが、法案について幾つか質問をさせていただければと思います。 消費税についてですが、消費税が五%から八%への引上げの際に、三%の増収分の配分は、交付税分も含めますと、国と地方の間でおおむね七対三でした。これに対応する社会保障制度の充実に係る国と地方の負担割合はおおむね五対五ということで、実はここにギャップが生じます。そして、その補填策が講じられてきました。 十月以降、一〇%へと二ポイ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、最初に、総務省が所管して取りまとめてきた全国戦災史実調査報告書について尋ねたいと思います。 この報告書は、さきの大戦の惨禍の記憶を風化させないためにと、総務省が日本戦災遺族会に委託をして、一九七七年から二〇〇九年まで、毎年テーマを決めて報告書を取りまとめてきました。 二〇〇九年まで戦災の史実を調査してきた報告書、これは冊子になって全国の図書館などに配布をされていると承知をしております。 ところが、この報告書、沖縄県についてはごくごくわずかな記述があるだけで、学童疎開で大きな被害の対馬丸の沈没や、あるいは一〇・一〇空襲、これは那覇を中心……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 法案について質問いたしたいと思います。 成田財特法、一九七九年三月末までを期限とした時限立法として制定され、これは今回の改正で八回目の期限延長となっております。最初の法改正時には十八事業が期間内に終了しなかったことから十年間期限が延長になった、そういうふうに聞いております。 以後の期間延長は五年間であったわけですけれども、今回、延長期限を十年間に延ばしたということになりますが、現行の整備計画、全部で四十一事業と聞いています。今年度末まで事業の進捗率は九八・四%、かなり高い数字になっております。にもかかわらず、延長期限を五年ではなく十年とする特別……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 来年度のNHK予算案について質問をいたします。 予算案を見ますと、マイナス三十億円、赤字予算であります。決算で結果として赤字になるということは、これはあり得るだろうと思いますけれども、予算段階から赤字を想定をする事態というのは余り尋常ではないのではないかというふうに思います。 もちろん、受信料の値下げをすることがだめだと言うつもりはございませんが、しかし、値下げをするにしても、通期で四百二十二億円、受信料の六%相当分を還元するのではなくて、事業収支差金が均衡する状態で受信料の値下げ幅をとどめ、経過を見ながら段階的に値下げをしていく方法もあったの……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、大変お忙しい中、西村統計委員長においでいただきましたので、統計委員長を中心に質問をさせていただきたいというふうに思います。 さて、毎勤統計の不正事案、厚労省の特別監察委員会が二月二十七日に追加報告を発表いたしました。これに対して、三月六日の統計委員会で五人の委員から意見が提出されました。見させていただきますと、大変厳しい言葉がたくさん入っております。再発防止を考える際に必要な情報が著しく不足している、あるいは、学術の世界であったなら間違いなく学界から追放される、そういう事案であるにもかかわらず、重大性に対する認識が不足している、こうした言……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、四月一日から施行された新たな外国人在留資格制度について何点か尋ねます。 法務省に御足労願っておりますが、これに関連して、三月二十九日に公表された技能実習生の失踪事案に関する調査結果について尋ねます。 失踪技能実習生五千二百十八人に対する調査では、延べ数で八百九十三人、率にして失踪技能実習生全体の一七%程度に対し不正行為の疑いが認められています。 在留外国人数は、昨年末に過去最多二百七十三万人、向こう五年間で約三十四万五千人の特定技能労働者がここに加わる可能性がある中、失踪技能実習生に対しかくも高い率で不正行為が行われていた調査結果をど……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回の改正による電波利用料の改定によって、民放放送局のキー局、五割の負担増、それから電気通信事業者も二割の負担増になります。5Gの実用化を踏まえての措置ということですが、本来は激変緩和措置の目安とされた二割を大きく上回る値上げ幅について、これについては民放連等から、精緻な議論を積み重ねることなく唐突に五割程度に引き上げる考えが示されたことは到底納得できない、民放放送を圧迫しかねない、こういう意見が出されるほど大きな問題だというふうに私自身も感じております。 しかも、今回の料金改定、三年に一度のところを、二〇一八年六月に閣議決定された規制改革実施計……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
他の委員からも質問ございました。私からも改めて聞かせていただきたいと思いますけれども、昨年八月の菅官房長官、携帯電話料金について四割程度下げる余地がある、こういう発言がございました。
端的に聞きますけれども、今回の法改正とこの官房長官の発言、要は通信料の引下げですが、どのような関係にあるのか、また、法改正によって通信料の引下げが期待できるのか、お答えください。
【次の発言】 携帯電話の料金、非常に通信料が高どまりをしているということでございます。これが引き下げられること自体について反対をするものではありませんし、ぜひ、消費者にとって安い通信料が実……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、他委員会と重なっておりまして、少し順番を変えていただきました。御理解いただいた理事会そして委員の皆さんにまず感謝を申し上げたいと思います。 きょうは、マイナンバーについてお聞きをいたします。 ちょうど二年前の本委員会で、医療保険の情報連携について取り上げました。その後も二度ほど、都合三回質問をしてきたわけですけれども、医療保険の中間サーバーをめぐっては、その運営費、最終的に保険加入者の負担になるわけですけれども、それが当初、年間百億円程度という大変高い数字だったこと、これを問題視してきました。さらに、情報連携が開始されて以降の利用率の低……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 三人の参考人の皆さん、大変お忙しい時間にもかかわらず、こうやって貴重な御意見をいただいていること、まず私からも感謝を申し上げたいというふうに思います。 最初に、少し大きな話といいますか、お聞きしたいんですけれども、既にもう答えられている部分もあるかと思いますが、既にネット上では、動画配信サービス、あるいはインターネットテレビ局なども存在をしております。今回、常時同時配信、これは一体どういう意味があるのか。 特に、NHKなんかは、公共メディアへの進化という言い方をよく、三カ年の計画の中でもされております。それは何か。その中の具体的なものを見ていく……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まず最初に、来年度の文教関係予算について質問をしたいというふうに思います。 毎年同じようなことを聞かなければならないというのは非常に残念といいますか、かわりばえはしないんですが、ただ、どうしても聞いておかなきゃいけないというふうに思いますので、質問いたします。 文科省は、昨年の概算要求時点では、来年度から二〇二六年度までを対象に、新学習指導要領の円滑な実施と学校における働き方改革のための指導・運営体制の構築、こういう名前をつけて八カ年計画を策定しております。八年間で一万八千九百十人の定数改善を予定し、初年度に当たる来年度については二千六……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
一昨日に引き続いて、教員の働き方改革について何点か尋ねたいというふうに思います。
これは他の同僚委員も質問されておりましたけれども、私も標準授業時数を大幅に超えるような授業数が行われているということに大変問題意識を持つわけでありますが、なぜ授業時数が標準授業時数をかなり上回っているのか、その原因について、文科省としてどのようにお考えなんでしょうか。
【次の発言】 確かに、インフルエンザ、あるいは最近は毎年のように大きな災害が起こったりして、学級閉鎖、学校閉鎖等々も、それにも対応できるようにということで、若干の余裕を持って授業時数が設定をされている……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 まず、三人の参考人の皆さんに、貴重な御意見をいただいたこと、心より感謝を申し上げたいというふうに思います。 私からも三人の参考人の方に何点かお聞きをしたいことがありますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 まず、先ほど、国連人権規約との関係で少しお話がございました。 これは三人の方にお聞きしたいんですけれども、気になるのが、二〇一七年十二月、新しい政策パッケージ、それから二〇一八年十二月、制度の具体化に向けた方針を見ておりますと、高等教育の無償化という文言がずっと入っていたんですね。 その上で、この法案第一条の「目的」のところに高等教……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 今回、授業料減免とか支援を柱とした修学支援法案に加えて、大学の管理運営に関して学教法等々、四本の法律の見直しが一括して現在審議に付されております。 きょうの朝の理事会で、与党の方から次回にも採決をというお話がございましたけれども、到底審議時間が足らないというふうに思います。一昨日の参考人、異例、余り私も経験がないんですけれども、午前と午後で二回にわたって参考人の質疑を行いました。 これはどういうことかというと、結局、修学支援法とそれから学教法等の改正、余り関連がない、ほとんど関係がない、にもかかわらず、まとめて審議をするという、一旦、もうまとめ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 前回の質疑では修学支援の方を中心に聞きましたが、本日は学教法改正を中心に質問したいと思います。 三月二十日の参考人質疑、学教法改正案などを対象にした午後の参考人質疑でしたけれども、期せずして参考人三人の方はいずれも国立大学の方で、移行から十五年が経過しようとしている独法化、この評価をお聞きいたしました。 筑波大学の永田参考人、それから東京大学の両角参考人ともに、国立大学が独立の法人格を持つのはある意味必然だった、こういうふうに振り返られておられました。 他方、永田参考人は、法ができたときの附帯決議が守られていない、このような指摘がございました……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 先般の委員会で、二〇一四年の学教法、国立大学法人法の改正後に出された施行通知の問題を最後に扱いましたが、それに関連して何点か、まず確認をさせてください。 答弁では、柴山大臣それから私学部長も、この施行通知は学校法人の理事長と設置される大学の学長の権限関係に変更を加えるものではないことは明示されているとしています。変更を加えるものではないと言いますが、そもそも、私立大学の理事長と学長の関係について規定した条文などは、学校教育法それから私立学校法どちらにも存在しておりません。私立大学の理事長の権限と学長の権限について、ごく簡単に説明してください。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、鈴木大臣の所信的挨拶、これを中心に質問をさせていただきたいというふうに思います。 いよいよ、あと一年と三カ月で東京オリンピックがスタートいたします。その後にはパラリンピックも開かれる。その時期に当たってオリパラ担当大臣が交代をする、そして、先ほど少しお話がございましたけれども、JOCの会長も退任の意向というお話でありました。 非常に、私自身は、この時期になって二人のトップの方がかわるというのは危機的な状況だというふうに感じております。この点、大臣はどのような認識をお持ちでしょうか。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 四人の参考人の方、大変お忙しい中、ありがとうございます。 私からも何点か質問をさせていただきたいと思います。 まず、ちょっと大きな質問なんですけれども、二〇〇一年の司法制度改革審議会の意見書、私も読ませていただきました。冒頭から、その成功なくして二十一世紀社会の展望を切り開くことが困難であると。そういう意味で言うと、非常に大きな改革を目指したということであります。ただ、恐らく、今回の法改正が出てくるということは、そこで目指したものが十分実現をできていないからこそ、こうしたものが出てくるんだろうというふうに感じております。 そこで、まず四人の参……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 昨日の参考人質疑、意見陳述した山本参考人は、中教審の特別委員会の座長代理を務めてきましたが、二〇一七年二月十三日の委員会で、今回の改正が法科大学院制度を抜本的に立て直すための最後のチャンスと述べておられます。先ほど悪循環というお話もありましたが、この特別委員会の中では最後の、ラストチャンスだと。それだけ危機感が伝わってまいりますし、実際に法科大学院制度というのは危機的な状況に置かれているということだというふうに私自身は思います。 司法制度改革の出発点、二〇〇一年六月に取りまとめられた司法制度改革審議会の意見書では、司法制度改革について、その成功な……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。
通告している質問に入る前に、先ほど城井委員とのやりとりの中で大臣が答弁されたことで、ちょっと私も首をかしげるような答弁が一つありましたので、まず、その真意をお聞きしたいと思います。
先ほど、在学中受験に関して、審議会の中で議題になった、ならないというお話がありました。その際に、それでもいいんだ、そして、学生にとってオプションがふえるんだ、だからいいんだというようなことを大臣、たしか答弁されたと思います。一体どういう意味なんでしょう。
【次の発言】 つまり、時間が短縮できるという一つのオプションをつけ加えたからいいんだということでしょうか。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 前回の委員会、最後の方で、共通到達度確認試験の本格実施について尋ねました。最後の試行試験で大学院二年次は未修者だけでなく既修者も対象にしたので、本格実施の際もそうなるのかと確認したわけですが、とりあえず一年次に未修者のみを対象にするということでありました。 未修者が大学院での学修を通じてどれだけ理解や知識を深めることができたか、それをみずから把握するという意味では、到達試験の意義を理解できます。また、大学院側が試験結果から未修者に対する教育内容の改善をしていく、そのためにも必要だ、こういう点でも理解はできます。しかし、既修者に対して到達度試験を実……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 この国会、一般質疑で教員の働き方改革の質問をさせていただきましたが、まだ最後まで質問できなかったものもありますので、今回、引き続き、働き方改革について尋ねたいと思います。 たしか三月十五日の委員会だったと思うんですが、給特法の廃止、見直し抜きに、月四十五時間、年三百六十時間の長時間労働ガイドラインの根拠を法律上規定した場合、その上限まで、実質は今七時間四十五分か七時間半ですかね、それを超えるものについてはただ働きを合法化することになるのではないか、こういう指摘をいたしました。 その際、大臣からは、給特法上の所定の労働時間を超えて業務をしても超勤……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、私立大学の学部・学科などの譲渡について質問させていただきます。 当委員会で、修学支援法と一緒に学校教育法や私立学校法の改正案を衆議院で審議をしておりました。まさにその期間中に、私立大学の学部や学科を別法人に譲渡できる制度がパブリックコメントに付されておりました。学生や教職員などに非常に大きな影響を与えかねない制度が、国会での審議を抜きに、施行規則の改正で済ませてしまう。非常に驚きましたし、極めて大きな問題だと思います。 この点は後ほど尋ねますが、まず、私立大学の学部や学科の譲渡を促進する目的について答えてください。
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 前回に引き続き、まず私立大学の学部・学科の譲渡に関してお聞きしたいと思います。 前回の質疑の最後に、設置者変更に伴って在学生の学費はどうなるのか尋ねました。学生の修学環境は変更しないから、基本的に授業料等について変更を加えるということではないと思うとしながら、最終的には各学校法人が決められるという答弁だったんですが、学生のあずかり知らないところで譲渡が決められてしまいます。加えて、授業料も勝手に引き上げるようなことは厳に慎むべきだ、文科省は法人にそうしたことを要請すべきではないか。これは指摘にとどめておきますが、ぜひ、これによって学生が学び続けら……
○吉川(元)委員 今国会から新たに結成されました共同会派に参加をしております社民党の吉川です。
本日は、かんぽ、ゆうちょをめぐる不正事案、そして、NHKのテレビ番組を発端とした会長への厳重注意、この案件について中心に質問をさせていただきたいと思います。
最初に、ゆうちょ、かんぽでの不正事案について質問いたします。
まだ入っておられないですよね。よろしいですか。
【次の発言】 それでは、質問を続けますが、ことし六月半ばに、ゆうちょ銀行が投資信託を不適切販売しているとの新聞報道がありました。続けて、六月の後半には、かんぽ生命での契約乗りかえで不適切販売が行われていたと報じられました。以後、現……
○吉川(元)委員 新たに結成されました共同会派、立国社に加わりました社民党の吉川元です。 本日は、大臣所信に対する質疑ということでありますが、私も、この大学入試改革、民間の試験の導入を中心に尋ねていきたいというふうに思います。 尋ねるに当たって、まず、やはり私も、大臣のあの身の丈発言というのは大変大きな問題だというふうに指摘をせざるを得ません。昨日、撤回をし謝罪をされたということでありますが、撤回し謝罪をして済む話では私はないんだろうというふうに思います。 先ほど、同僚議員からも指摘がありました。憲法においても、そして教育基本法においても、教育を受ける権利、そしてその機会の均等、これが高……
○吉川(元)委員 立国社、共同会派、社民党の吉川元です。 本日は、四人の参考人の皆さん、大変お忙しい中にもかかわらず、貴重な御意見を御開陳いただきまして、まことにありがとうございます。私からも四人の参考人に御質問を少しさせていただければというふうに思います。 まず、早川参考人にお聞きをしたいというふうに思います。 今回、岐阜市の取組というものは非常に先進的であって、また、文科省も我々に、非常に先進的な取組なんだということで、御紹介を何度もいただいたところであります。 実は、夏休みのまとめどり、これ自体、非常にすばらしいことだというふうに思いますが、今の現場の実態というのは、なかなかそう……
○吉川(元)委員 立国社、共同会派、社民党の吉川元です。 私も法案の質問をさせていただきたいと思いますが、その前に一点、英語の民間試験について大臣の考え方をお伺いしたいというふうに思います。 実は先日、私のところに一通の、高校の二年生を持つ先生からメールをいただきました。今回の英語の民間試験の延期が発表されたことを受けて、やむにやまれぬ思いで送られてきた内容です。生徒はどの検定にするか悩み、面談で時間をとり、手続に手間をかけ、対策をするなど、相応の時間がとられました、ただ、検定の信頼性などに難がある状況ですから、延期はやむを得ないでしょう、時間的損失も仕方ありません、ですが、真面目に考え、……
○吉川(元)委員 立国社、共同会派、社民党の吉川元です。 一昨日に引き続き、今回の給特法の改正について質問をさせていただきたいと思います。 まず、通告している質問の前に、それともかぶるんですが、先ほど城井委員の方から、今回の一年単位の変形労働時間制を入れるに当たっては、勤務の縮減そして長期休業中に休日を与える、こういうことを書くべきだというふうに質問をいたしておりました。 これについては、私は非常に重要なポイントだと思うんですよ。本来は法律で書かなければいけないことだというふうに考えます。 ただ、大臣の先ほどの答弁だと、今回の法改正というのは、地公法、これの部分の読みかえの改正だという……
○吉川(元)委員 共同会派、立国社、社民党の吉川元です。
きょうは、大学入試改革の記述式の試験、このことを中心にお聞きをしたいと思います。
これは、たしか前回の委員会でも質問で出ておりましたが、私からも改めて尋ねますが、報道によると、二〇二〇年度から始まる大学入学共通テスト、この国語の記述式問題の結果について、二次試験に進む際の二段階選抜の判断材料から外すように、そういうことを大学に求める検討を始めた、こういうことが報じられておりますが、この検討そのものは事実でしょうか。
【次の発言】 なぜ使わないのかということでいうと、今御説明にあった、プレテストも含めて不一致率が非常に高い、それが一つ……
○吉川(元)委員 立国社、共同会派、社民党の吉川です。 きょうは、まず大臣に、下村元大臣の発言についての認識を尋ねたいというふうに思います。 これはもう既に当委員会でも他の同僚議員から質問が出ておりますが、私からも改めて確認をしたいというふうに思います。 報道によれば、昨年の四月十三日の自民党の教育再生実行本部の会議で、下村元大臣が、東京大学の名前を挙げて、間違ったメッセージを国民や他大学に対して与えている、文部科学省はよく東大に指導していただきたい、こういうふうに述べたとされております。 これに先立つ三月十日、東京大学は、英語の民間試験を合否判定に使わない可能性が高いと記者会見をされ……
○吉川(元)委員 立国社統一会派、社民党の吉川です。 大臣挨拶の最後に触れられた、かんぽ保険などの商品の不適正な販売について、きょうはただしたいというふうに思います。 困難な中、新たに社長に就任された三社のトップにも御足労いただきましたことを感謝申し上げます。また、昨日の予算委員会、総理の不規則発言によって国会日程が大変混乱をいたしまして、大変お待たせをいたしました。 それでは、早速でありますけれども、質問に入っていきたいというふうに思います。 最初に、昨年十二月に内部監査を通じて鈴木前事務次官に下された処分、事実上の更迭と言っていいというふうに思いますが、この事案について大臣にお聞き……
○吉川(元)委員 共同会派、社民党吉川です。 きょうは、地方税、交付税の質疑ということでありますが、まず冒頭、私からも、新型コロナウイルスに関連して何点か、厚労省そして大臣にお聞きをしたいというふうに思っております。 去年の九月に、厚生労働省は、四百二十四の公的病院のリストを突然明らかにして、再編、統廃合の検討が必要だと。これは、私の地元にも対象となった病院がございまして、地元では、困惑、不安の声が大変広がっております。 その後、ことしに入ってリストが修正、七つ減らして二十程度を追加をされた。減ったものは明らかにしておりますけれども、新たにつけ加えられた二十程度の医療機関についてはその名……
○吉川(元)委員 共同会派立国社、社民党の吉川元です。 本日は、地財計画等々を中心に質問をさせていただきたいというふうに思っておりますが、私からも、冒頭、新型コロナについて一言。ちょっと通告していないので、もしあれでしたら、お願いということもあるんですが、大臣、ぜひお聞きいただきたいんです。 昨日、皆さん御案内のとおり、総理が対策本部の中で、来週の月曜日から、小中高、これはもう既にきょうの予算委員会でも話題になっておりましたが、一斉の休校というものを要請していくという旨の発言がございました。 私の携帯にも、きのうの夕方以降、たくさんの電話が入ってまいりました。恐らく、全国の小中高の職員室……
○吉川(元)委員 立国社共同会派、社民党の吉川です。 きょうは、一般質疑ということで、コロナウイルス、新型コロナについてお聞きをしたいというふうに思っておりますが、まず冒頭、先ほど同僚の長尾委員からも質問がありましたが、NHKの例の毎日新聞の報道について、そして、先ほどの答弁にも関連して、何点か森下経営委員長にお伺いしたいというふうに思います。 先ほど長尾委員とのやりとりを聞いておりまして、今回、いわゆる一昨年の十月二十三日の経営委員会での議題ということだったんですが、その中で、先ほどの答弁の中で、二カ月間、協会の方が、会長の方が放置をしたから手紙が来たんだという発言がありましたけれども、……
○吉川(元)委員 立国社共同会派、社民党の吉川元です。 最初に、前田会長に尋ねたいと思います。 これはNHKだけではないんですけれども、テレビ放送そのものを取り巻く環境は、非常に今、大きく変化をしております。NHKに関していえば、受信料の値下げ、二年連続の赤字予算、また常時同時配信、さらには世帯数の減少、こうした急激な変化の中での会長就任ということで、大変御苦労されていることだろうというふうに思います。 中でも、これは一昨日の委員会でも指摘されておりましたが、急速に今、動画配信サービスというものが伸びております。 例えば、これはある業者ですけれども、全世界で一億六千七百万人の方が有料会……
○吉川(元)委員 共同会派立国社の吉川元です。 私からも新型コロナについて何点かお聞きをしたいというふうに思います。 まず、三月十九日に専門家会議が取りまとめた提言、これについて何点かお聞きしようと思ったんですが、昨日、専門家会議がまた新たに次の会議が開催をされて、そこで新たな状況の分析、そして提言が四月一日付で出されております。ですから、通告したものと少し、若干質問内容が変わりますけれども、何点かまず確認をさせていただきたいというふうに思います。 三月十九日の日の提言では、地域ごとの対応ということで、三つの地域、いわゆる状況を出しながら、こういう場合はこういうふうにすることが必要だろう……
○吉川(元)委員 立国社共同会派、社民党の吉川元です。 私からも、最初に新型コロナウイルス、とりわけ学校の臨時休業についてお聞きします。 二十五日、政府の対策本部の基本方針が策定をされましたが、そこには全国一斉の臨時休業は一切触れられておりません。その二日後に総理から発表があったわけでありますが、総理は、二十八日の財務金融委員会で、二日間で方針が変わったことについて、もう一両日、さまざまなことについて詰める必要があった、こういうふうに答弁をされておられます。 この答弁を見る限り、二日間で詰める必要があったということは、つまり、二十五日の基本方針の発表の際に、既に総理の頭の中には全国一斉の……
○吉川(元)委員 共同会派、吉川元です。 先ほどの、今訂正されましたけれども、予算審議というのは、各党各会派、真摯に議論をし、その中でつくり上げてきたものであって、その点についてはしっかり、言い間違いだというふうに私は思いたいですけれども、しっかりとした答弁をお願いしたいというふうに思います。 私の方からも、冒頭、この七月豪雨、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。また、亡くなられた方に対しては心からお悔やみを申し上げたい、御冥福をお祈りしたいというふうに思います。 私の地元大分でも、浸水、土砂災害、また、橋梁の流失など、大きな被害が出ております。現在、各自治体、これは大分のみなら……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。
この場に総理がいらっしゃらないこと、大変理解に苦しみます。そのことを申し上げて、質問に入ります。
東京では、前回の宣言解除時に比べて、新規感染者が約三〇%多い状態です。にもかかわらず、今回解除に至った理由を教えてください。
【次の発言】 厚労省内のアドバイザリーボードで、今後の感染の推移についてシミュレーションが行われていると聞いております。それの紹介をお願いいたします。
【次の発言】 今のはアドバイザリーボード等々の中での議論でありますが、政府としては、東京の今後の感染者の推移、どのように予想されていますか。
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 今日は最初に、大分県日出生台演習場で行われております米軍の実弾砲撃訓練をめぐる問題について尋ねます。お忙しい中、今日は中山副大臣、防衛省の方、御足労いただいておりますが、よろしくお願いします。 少し振り返りますと、九六年、沖縄県の負担軽減を目的にして、当時、沖縄の県道百四号線越えの実弾砲撃訓練、これを分散移転するということで、日出生台の演習場もその一つとなりました。 二〇一二年に、砲撃音などが地元住民に与える苦痛や不安を軽減するために、訓練を午後八時までとする覚書を、大分県、地元自治体と九州防衛局との間で確認がされ、また、二〇一七年にはこの覚書……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 余り時間がありませんので、早速法案について質問をさせていただきたいと思います。 文科省の説明資料を見ますと、大学ファンドの創設を検討するに至った背景、これはもう先ほど大臣も答弁されたりしておりますけれども、日本の大学の研究開発基盤が大変厳しい状況に置かれている、そういう認識だというふうに理解しております。 昨日のレクの際に二つに分けたんですけれども、併せてお聞きしたいんですが、なぜ若手研究者が減少し、なぜ日本の研究開発基盤が他国の後塵を拝するようになったのか、その原因がどこにあるのか。 今から二年前、二〇一九年二月に、梶田隆章東大宇宙線研究所……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 本日は義務標準法の質疑ということでありますが、その前に、もう既に先般の大臣所信質疑でも少し指摘されておりましたけれども、質疑もされておりますが、私も、全日本私立幼稚園連合会等の不正支出について、一、二点確認をさせていただきたいというふうに思います。 今回、億を超えるお金が使途不明、不正支出ではないかということで、今、捜査ということにもなっております。幼稚園連合会、それから同PTA連合会、そして幼児教育研究機構、三団体、同じ住所の同じ事務所内に同居しているようでありまして、三団体の電話番号もファクスも同じ。昨日、レクの際に少し聞いたんですけれども、……
○吉川(元)委員 おはようございます。立憲民主党の吉川元です。 今日は、一般質疑ということでありますので、以前から問題関心を持っておりましたGIGAスクール、ICTの活用の点について質問をしたいというふうに思います。 今、デジタル社会ということで、あらゆる場面でデジタル、デジタルというようなことが言われております。デジタルをやれば何でも解決するかのごとき言説が流布されておりますが、実態として果たしてそうなのかということは、私は疑問に思わざるを得ません。 例えば、コロナ対応を見ておりましても、昨年の今頃、もうちょっと後かな、HER―SYSというシステムがありました。これもなかなかうまく機能……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 今日は、東京オリンピック・パラリンピックについて、それを中心にお聞きしようと思っておりますが、まずその前に、教職員あるいは教育関係者へのワクチン接種について大臣に尋ねたいと思います。 もちろん、これは教職員、教育関係者のみならず、いわゆるエッセンシャルワーカーという方々にできる限り早くワクチンが接種できるようにしていただきたいという思いですが、ここは文部科学委員会ということもありますし、所管の関係もありますので、教職員、教育関係者へのワクチン接種についてお尋ねをしたいと思います。 今回、第四波ということで、第三波までとはいろいろ違う面が指摘をさ……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 今日は時間がありませんので、早速質問に入ります。 まず、この間、尾身会長、国会で様々答弁をされており、大きな反響を生んでおります。今の状況でやるのは普通ではない、やるなら強い覚悟が必要、あるいは、感染のリスクや医療逼迫への影響について評価するのはプロフェッショナルとしての責任、昨日、一昨日もそうしたことが発言されたというふうにも聞いております。 ところが、これに対して田村厚労大臣は、当初、自主的な研究の成果の発表だということで、非常に問題視される発言がありました。これについては、昨日、少し軌道修正がされたというふうに聞いておりますが。 一方で……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 私からも、まず、今回コロナで亡くなられた方々の御冥福をお祈りしたいと思いますし、今コロナの闘病を頑張っておられる皆様に一日も早い回復を心から祈念したいというふうに思います。 まず、総理にお聞きをしたいというふうに思います。 先ほど、岡本委員からも質問がございました。今回の対応はやはり遅れているんじゃないか、遅いんじゃないか、あるいは後手後手なんじゃないか。これは我々野党だけが指摘しているんじゃなくて、多くの国民の皆さんがそういう感覚を持っておられるというふうに思います。 先ほどは緊急事態宣言の発出の話でしたけれども、それ以外にも、例えばGoT……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 総務委員会へは一年ぶりに戻ってまいりました。またこれからよろしくお願いをいたしたいというふうに思います。 それで、質問に入る前に、今お配りをしております資料ですけれども、一点、誤りがありましたので、御訂正をいただければというふうに思います。一枚めくっていただいて資料二のところですけれども、出典が「内閣府子ども子育て本部作成」となっておりますが、これは内閣官房作成の誤りですので、御訂正をお願いをしたいというふうに思います。 それでは、質問に入っていきたいというふうに思います。 まず、大臣にお伺いをしたいと思います。 大臣が就任されてはや二月、……
○吉川(元)委員 おはようございます。立憲民主党の吉川元です。 本日は、地方税、交付税の法案質疑ということで、早速ですけれども、まず、地方財政計画について質問いたします。 地方税収が伸び、一般財源総額や交付税が適正に確保される一方、財源不足額は今年度と比較すると大幅に減り、折半対象財源不足が生じない、ある意味でいうと、ここ数年でいうと最も、まあ、よいと言えるかどうか分かりませんけれども、健全化に近づいた計画かなというふうには見ております。しかし、だからといって、地方財政が安定しているというふうにはとても言えないのが実情だというふうにも思っております。 地方税収、今年度の当初見積りからは二……
○吉川(元)委員 立憲民主党・無所属を代表し、地方税法等の一部を改正する法律案及び地方交付税法等の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。 来年度の地方財政計画は、地方交付税、一般財源総額で今年度と同一水準が確保され、財源不足額が大幅に抑制されていることなどは一定評価します。しかし、地方財政が安定しているとは言えず、地方財政の一層の充実を求めます。 以下、何点か課題と問題点を指摘いたします。 感染症の拡大や現下の物価上昇などを要因として、地方税並びに交付税原資の国税五税の減収が見込まれる際には、国の責任で補填措置を行うよう求めます。 また、地方が自主性、主体性を発揮し、地域の……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 早速質問させていただきます。 私、総務委員会、この一年余り外れておりました。その間に、かんぽ生命の契約に関する「クローズアップ現代+」の番組をめぐり、当時の上田会長に経営委員会が厳重注意した件に関係する、三回の経営委員会の議事起こしが開示されました。これは昨年七月八日のことです。 この議事起こしですが、非公開とされた経営委員会で、放送法が禁止する個別の放送番組への介入に抵触しかねない議論あるいは発言があったのではないかとして、かねて、我々野党あるいは視聴者の方からも全面公開が求められていたものです。開示された議事起こし、私も読ませていただきまし……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 今日は、既に交付税等々の質疑の際にも何度か他の委員からも質問がありましたけれども、私からも、公立・公的病院に関係して、まず最初に何点かただしたいというふうに思います。 後で少し細かく取り上げたいと思いますけれども、三月末に策定された公立病院経営強化ガイドラインでは、コロナ禍において、公立病院は、積極的な病床確保と入院患者の受入れを始め、発熱外来の設置やPCR検査、ワクチン接種等で中核的な役割を果たしているとして、感染症拡大時に公立病院の果たす役割の重要性が改めて認識された、このように明記をされております。 厚労省から再編統合などの再検証を名指し……
○吉川(元)委員 おはようございます。立憲民主党の吉川元です。 今日は、三人の参考人の皆さん、大変お忙しい中、貴重な御意見をありがとうございます。私からも、何点か質問させていただきたいというふうに思います。 今回の法改正、柱としては大きく三つあろうかというふうに思いますが、二番目の、安心、安全で信頼できる通信サービス、ネットワークの確保、とりわけその中でも、今日もお話ございましたけれども、特に外部送信の話を中心に少し伺いたいと思います。 その前に、まず大橋参考人にお伺いしたい。 先ほど少し話があったんですけれども、二重規制の問題で、森参考人、原参考人とも、これは二重規制には当たらないと……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川です。 早速質問に入らせていただきます。 まず、大臣に伺いたいと思います。 当委員会でも、参考人質疑も含めて、ケンブリッジ・アナリティカの問題、再三にわたって質問、言及がございました。私自身も、これは非常に深刻な問題だというふうに受け止めております。社会に大きな分断を生み出して、しかも、それが容易には相互理解に至らない、そういう取り返しのつかない傷を、あるいは民主政治の土台を掘り崩すようなことがもたらされている。これは可能性ではなくて、既に現実に起こっていることであります。 更に深刻なのは、今回のケンブリッジ・アナリティカの問題ですけれども、これは元社……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 今日は、コロナ禍における文化芸術活動への支援について主に質問をしたいというふうに思いますが、まず、その前に一言、内閣に対して苦言を申し上げたいというふうに思います。 この文部科学委員会は、本当に久方ぶりに開かれます。ちょっと調べてみるというか、過去を見ますと、最後に文部科学委員会でいわゆる質疑をした、議論をしたのは昨年の六月九日です。実に九か月間、文部科学委員会が開かれなかった。私も、今年で国会議員十年目になりますけれども、こんなに長期間にわたって文部科学委員会が開かれなかったことはなかったというふうに記憶をしております。 その間、何が起こった……
○吉川(元)委員 おはようございます。立憲民主党の吉川元です。 早速質問に入らさせていただきます。 今回、教員免許更新制度が廃止をされるということで、感慨深いものがございます。初当選以来ずっと文部科学委員会に所属してまいりまして、この間、この免許更新制、百害あって一利ないということで、廃止を常に求めてまいりました。ちょっと数えただけでも六回ぐらいは、この委員会の場で、この免許更新制の問題点を指摘したり、あるいは廃止すべきだといったような質問や、あるいは討論もさせていただいております。ただ、やはりちょっと遅過ぎたなというのも正直な思いであります。 そこで、ちょっとまずお聞きしたいんですけれ……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 早速質問に入らせていただきます。 コロナということで、この二年間、外国からの入国者の数、大幅に減少しております。その中でも、二〇二〇年の四月から今年三月まで、日本への留学の道、これは事実上閉ざされていたと言えるのではないでしょうか。 三月から段階的に入国制限が緩和され、なおかつ、留学生円滑入国スキームによって、一般入国枠に留学生枠が上乗せできる措置も取られてきました。また、今月の一日からは、入国の上限が二万人にまで緩和をされております。ようやく、在留資格を持つ待機留学生の受入れも本格化しているわけですけれども、三月末の時点で、待機留学生の数は約……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 私も、柚木委員に引き続いて、まず統一教会の問題からお伺いしたいというふうに思います。 質問権に対して、九日、教団側から回答の書類が届いたと承知しております。その精査を待たずに、十四日の日に再質問。再質問の中身、少し先ほど御紹介ありましたけれども、これは、いわゆる返ってきた答弁を見て作ったというよりも、あらかじめ想定され得る質問の範囲の中に入っているというふうに思います。 我々は、国会で、この場で質問するわけですが、当然、更に問う、通常、更問いといいますけれども、それは答弁に対して聞く場合がほとんどであります。今回、なぜ再質問という形で、あらかじ……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。
まず最初に、東京オリンピック・パラリンピック大会をめぐる汚職事案について尋ねます。
既に、贈収賄罪で十五人、そして、いわゆる事業の談合問題で組織委員会運営局元次長ら七人と六つの会社、これが起訴されております。特に後段の談合事案ですけれども、これは、見ておりますと、不心得者がやったというよりも、電通含めたところとそれから組織委員会、これは言葉は悪いですけれども、ぐるになってやったというのがこの談合の事案の問題点だというふうに思います。
大臣、そのように認識されていますか。
【次の発言】 今回のテスト大会と本大会、合わせて四百三十七億円という事業で……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 大変重要な法案の審議ですけれども、やはり、なぜ否定できないのか、私も非常に残念ですよ、大臣。別の機会にまた、先ほどの柚木委員の質問についてはやることになると思いますので、しっかりとそれまでに整理をしていただいて、きちんと当事者の方々に伝わるメッセージで発言をしていただきたいというふうに思います。 それでは、早速、私立学校法の改正について質問いたします。 私、文部科学委員になってもう十年を過ぎましたけれども、この間、私立大学等々の不祥事を背景にして、二〇一四年、二〇一九年、法改正の審議がございまして、私もそこに臨んでまいりました。 二〇一九年の……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 早速質問させていただきたいと思います。 私も、本委員会で、日本語学校に関連して、過去何回か質問させていただきました。日本語学校教員の処遇の問題、また、コロナ禍で大変厳しい環境に置かれている日本語学校経営などについての内容だったというふうに思っております。 そうした中で、一月に取りまとめられた、日本語教育の質の維持向上について、こういう報告文書が出されておりまして、読ませていただきました。気になったのは、コロナ禍において日本語学習者の数は一時的に減少した、この一言で片づけられているという点であります。 コロナ禍で外国人の入国が制限された二年間の……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 ちょっと、質問に入る前に、まず委員長にお聞きしたいことがあります。 今、配付資料を配らせていただいておりますが、五月十五日、民放地上波のテレビ番組に衆院文科委員長の肩書で出演をして、教員の働き方に関連して、現制度をある程度維持しながら、その中で調整するということか、そういう質問に対して、そうですねというふうに回答しております。これは一体どういう了見なんですか。発言の流れからは、給特法の構造を維持するとしか聞こえません。 当委員会では、私も含め多くの委員から、給特法の構造的な問題を指摘をして、廃止や抜本的な見直しに言及をしてまいりました。現在、我……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 質問に入る前に、今朝、理事会で、学校給食無償化法案、この国会では審議はないというようなお話があったというふうに伺っております。大変残念であります。 首長さんのお話を伺いますと、先進的な自治体、市では無償化を既に始めているところもあります。ただ、これはやはり財政がどれぐらい余裕があるかということとも関係をしていて、やりたくてもやれない、そういう自治体も現に存在をしております。 そういうことを踏まえて考えれば、自治体任せにするのではなくて、国が無償化法という法律を作って、そして、日本中の全ての小中、そうした子供たちの給食を無償にしていくということを……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 大臣、就任おめでとうございます。これからまた、大臣としっかり文部科学行政について議論を深めていければというふうに思っております。 ただ、質問に入る前に、私からも一言。山田前政務官の問題、これはやはり看過できない問題だというふうに思っております。しっかりと理事会の場で御協議をいただきたいということを私からも要望させていただきたいと思います。 今日は、実は大臣に教員の働き方改革をお聞きしようと思っていたんですけれども、その前にちょっと、大分の地元で起こっている問題について少し尋ねたいというふうに思っております。 資料をもう配付されたかというふうに……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 まず最初に、能登半島地震でお亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表し、被害に遭われた方々にもお見舞いを申し上げます。一日も早く災害復旧が進むよう、総務省を始め政府、全力でお願いをしたいというふうに思います。 今日は、能登半島地震の復旧等々について質問をさせていただく予定となっておりますが、その前に一言だけ。 今の同僚の道下議員のやり取りも聞いておりまして、やはり政治とお金の問題、大変これは政治不信を生み出す大きな、深刻な問題だと。地元を回っておりましても言われるのは、今、確定申告の時期になっておりますが、国民については一円単位で税務当局がき……
○吉川(元)委員 立憲民主党・無所属の吉川元です。 今日は地方税法、地方交付税法等の質疑でありますけれども、私も西田政務官に何点かお聞きしたいことがあります。 私も、所信質疑の際、西田政務官の答弁を聞いて安心いたしました。ああ、統一教会とは関係ないんだということで安心して、委員会の質疑に入れるなというふうに思っておりました。ところが、先ほど同僚の道下議員からもお話があったとおり、実は過去にイベントに参加をしていたという報道が出て大変驚いております。それと同時に、あのときの答弁は何だったのかと。 我々がこの委員会の中で質疑をする際には、当然、事実、真実を答弁されるということを前提にして我々……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 会派を代表し、ただいま議題となりました地方税法改正案に反対、地方交付税法等改正案に賛成の立場で討論を行います。 まず、冒頭、今回の与党の国会運営に強く抗議します。 ここ数年、八十時間行われてきた予算委員会の質疑が、六十九時間の段階で終局、採決の提案が行われ、与野党合意なく委員長職権で決められたことは許されざる暴挙です。もちろん、予算の年度内成立を否定するものではありません。しかし、限られた時間の中で最大限質疑を行うのが国会の務めです。平成以降の歴史を見ても、三月二日を超えて衆院を通過し、かつ年度内に成立したケースは多数存在し、年度内成立ができな……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 質問に入る前に、先ほど古賀経営委員長の方からお話がございました。私も、総務委員会の場で何度もNHK予算の審議を行ってまいりました。ただ、私から見れば経営委員長の個人的な都合でNHK予算の審議のための委員会が前の日のお昼過ぎに開かないことが決まるというのは、私自身も初めての経験ですし、恐らく前代未聞なんじゃないかというふうにも思っております。 そもそもNHKというのは公共放送として放送法十六条で法人格が与えられておりますけれども、この法人格というのは、社団法人でも財団法人でもなければ会社でもない、特殊法人ですけれども、ただ、国の出資はなくて、民間の……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 早速質問に入らせていただきたいというふうに思います。まず、能登半島地震に関連して何点かお聞きしたいと思っております。 以前の当委員会でも質疑をさせていただきましたけれども、まだ今は復旧の道半ばという状況でありまして、その中で、テレビですけれども、私の地元もそうですが、地方は大変ケーブルテレビで視聴されている方がたくさんいらっしゃる。そのケーブルテレビの復旧状況、今どうなっているのかについて、どの地域でケーブルテレビの復旧がまだ終わっていないのか、また、分かれば世帯数等も教えていただければというふうに思います。
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。
法案の質問に入る前に、一点、ちょっと大臣にお願いしたいことがあります。
昨日の深夜といいますか昨晩、豊後水道を震源とするマグニチュード六・六の地震があったということで、今朝ニュース等で私も初めてその事実を知ったわけでありますが、この地震の被害状況は、深夜に発生したということもあって、これから確認が進められるというふうに思います。是非、総務省としても各自治体からの情報収集を含めて適切な対応をお願いしたいというふうに思います。大臣にお願いしたいと思います。
【次の発言】 是非お願いをしたいというふうに思います。
どうしても心配なのは、南海トラフの地……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 早速質問に入らせていただければというふうに思います。 まず、偽・誤情報についてなんですが、新しい名前に変わりましたけれども、プロバイダー責任法の改正の際にも少し議論になりましたが、偽・誤情報について、プラットフォームサービスに関する研究会の第三次取りまとめを読みますと、「近年、米国や欧州において偽情報が社会問題になっていることから、我が国においても近い将来同様の問題が生じ得ることを念頭に、」こういう表現があるわけです。 最終案がまとめられたのは今年の一月だというふうに伺っておりますが、もう既に、今年の元旦に起きた、これもこの場で何度か議論になり……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 今日から自治法の改正についての具体的な質疑がスタートするわけですけれども、我々としてはそもそも今回の質疑に入るに当たって、立法事実を示してほしい、そしてまた、どういう場合にこの指示が行われるのか具体的な例示をしてほしいと再三にわたって総務省、政府に対して求めてまいりました。しかし、結局、実のある回答というのは全くございませんでした。その上で今日質疑に入るということでありますので、そうした立法事実や、どういう場合に具体的に指示が出されるのかという点について、今日は是非これを明らかにしていただきたいというふうに考えております。 まず、今回の改正案なん……
○吉川(元)委員 立憲民主党の吉川元です。 早速質問に入らせていただきます。 十四日の質疑で、総務省が検討の俎上にのせたとされる個別法の指示規定とその実施状況について総務省から資料が届けられました。見ますと、全部で三百六十二件にわたる指示規定が個別法に既に存在しているということであります。残念ながらこの中で実際に指示が行われたかどうかという実績は明らかにされておりませんが、少し確認をさせていただければというふうに思います。 この三百六十二件の指示規定、それぞれ、どういう場合に指示を行うことになるのかの要件が定められていると思います。それでもなお条文に規定されていない想定し難い事態が起こり……
○吉川(元)分科員 社民党の吉川元です。 本日は、雇用行政を中心に、時間が許せば生活保護制度についてもお尋ねしたいと思います。 最初に、雇用保険制度についてです。 図らずも職を失ってしまった方に対する失業給付は、働く人にとっての最初のセーフティーネットです。その意味で、第一のセーフティーネットである雇用保険制度を充実させることは大変重要なわけです。 しかし、完全失業者数に占める雇用保険の受給者の割合は、総務省の労働力調査とそれから独立行政法人労働政策研究・研修機構の雇用保険業務統計から推測をいたしますと、日本の場合、この雇用保険受給率が大変低くなっております。 当初、七〇年代のころに……
○吉川(元)議員 社会民主党の吉川元です。
まず初めに、本憲法審査会において委員外質疑をお認めいただきました会長並びに幹事の皆様、そして委員の皆様に感謝を申し上げたいと思います。また、四月二十四日の審査会でも質疑ができるということでありましたが、その際は辞退することとなり、大変失礼をいたしました。
これまでの議論と重複するところも多々あるかとは思いますけれども、提出者に順次お伺いをしていきたいと思います。
まず、船田提出者に伺います。
いわゆる三つの宿題を解いたということの意味、繰り返しになりますが、簡潔に御説明ください。
【次の発言】 解いたということですけれども、私は、やはりどうし……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 連合審査ということで、ふだん委員会でお目にかかることができない官房長官にまず質問をさせていただきたいというふうに思います。 他の委員の方と重複をしてしまいますが、今回、附則において内閣法の附則を見直し、オリンピック・パラリンピック担当大臣を新たに置くこととしております。オリンピック・パラリンピックの推進本部が設置されている間という期間限定ではありますが、下村文科大臣が既にオリンピック・パラリンピックの担当大臣を兼任されている現状で新たに大臣枠を新設する必要があるのかということについて疑問を持たざるを得ません。 もう既に多くの方から質問がありまし……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 本日は、まず九州の豪雨の関係で少しお話を伺いたいと思います。 今回の九州北部の豪雨災害で亡くなられた方の御冥福をお祈りし、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。 さて、今回被災地となりました大分県の日田市、私の地元でもありますが、この土曜日に視察を行いました。日田市は五年前にも九州北部豪雨災害で甚大な被害が出た地域であります。今回の豪雨はこの五年前のものをはるかに上回るものだったというようなお話も伺いました。先ほど激甚災害指定のお話がありましたが、私からも迅速な対応をぜひお願いしたいというふうに思います。 加えて、現地を見た感じ……
○吉川(元)委員 社会民主党の吉川元です。 早速質問に入ります。 幼児教育、保育の無償化、それから、低所得者世帯への修学支援、それ自体を真っ向から否定する人はいないというふうに思います。しかし、子ども・子育て支援にせよ、高等教育の修学支援にせよ、何から手をつけていくかという優先順位は当然あるはずだというふうに思います。予算は無尽蔵にあるわけではありませんから、まず何を最初に手をつけるべきなのか、これが非常に重要だ。その点からいいますと、今回提出されている法案の内容はいささかやはり疑問が拭えません。その観点からお聞きをしたいというふうに思います。 まず、この無償化措置、低所得世帯の負担軽減……
○吉川(元)分科員 立憲民主党の吉川元です。 大臣、連日お疲れさまでございます。 昨日、総務委員会で質問して、最後少し時間がなくて大臣にもお聞きできなかった点がございますので、まずそこから質問に入らせていただければというふうに思います。 昨日の総務委員会で私が取り上げたのは、給与法、これが秋の臨時国会で今年度改定できなかった、恐らくこの後内閣委員会の方で改定をされるということで、大変現場に混乱が起こっているということ、そして、あわせまして、毎年、総務省の副大臣が、各自治体、県と指定都市ということになると思うんですけれども、通知を出している。その文言が、一昨年と昨年、出された文言が違ってい……
○吉川(元)分科員 立憲民主党の吉川元です。 今日は、まず、一般財源総額について尋ねたいというふうに思います。 ちょっと順番を変えまして、先に大臣からお聞きしたいと思うんですけれども、来年度の一般財源総額六十二兆一千六百三十五億円、これは交付団体ベースですが、今年度の六十二兆百三十五億円に比べると、プラス一千五百億円、〇・二四%のプラスとなっております。 当然、大臣も重々御承知のことかと思いますが、一般財源総額実質同水準ルールということで、骨太の二〇二一の中では、「国の一般歳出の取組と基調を合わせつつ、」「一般財源の総額について、二〇二一年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水……
○吉川(元)分科員 立憲民主党の吉川です。 前回、大臣の所信質疑の際にも触れさせていただきましたが、被災地での自治体職員が復旧の現場で厳しい働き方を余儀なくされていることを指摘させていただきました。今日は、まず、それに関連して何点かお聞きしたいというふうに思います。 過去の大規模災害でも、自ら、当然、その自治体で働く人たち、被災している方はたくさんいらっしゃいますが、懸命に復旧作業に取り組んだ後に退職あるいは精神疾患、そういう例が散見をされると申し上げました。残念ながら、今回の能登半島地震でも同様の事例が起きつつあります。 これは毎日新聞なんですが、二月の十二日付の朝刊、市立の輪島病院の……
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