このページでは中野寅吉衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○中野寅吉君 私は、今議題となりました決議案に対し、新自由党を代表して、賛成の演説を簡單に申し上げます。 旧憲法の第四十四條は、新憲法の第五十四條第二項に該当するのであります。それには、緊急の必要に應ずるときは、國会のうち衆議院が解散されても参議院というものが残つてありますから、そこで参議院の緊急召集を行いまして、その必要な予算その他を決するものであると規定してあります。これは老人の中野寅吉よりも、皆さんが御承知の通りであります。そこで吉田内閣は、まず解散をして、そうして最も緊急の必要あるこの災害復旧予算は、参議院を召集してきめてもいいではないかということを唱えられている。これは大いなる間違……
○中野寅吉君 私は、新自由党を代表して本案に賛成する意見を述べます。 労働争議の早急なる解決は皆望んでおるのであります。だれも、けんかしたい人はないです。そこで、ただいまは何よりも産業が第一であります。解散よりも生産が第一であります。(笑声、拍手)そこで労働、すなわち生産の段階における労働の價値は、寅吉が申すまでもなく、皆様がよく御承知である。労働なくしては生産はできません。その労働者を怒らせるということは、すなわち産業を阻害することとなるのであります。(拍手) 働くとは、自分だけ樂になるのでない。すなわち、はたの人を樂にさせるのが、はたらくであります。(笑声)しかるに、ほたの人を樂にする……
○中野寅吉君 諸君、私は三十九歳より代議士としてお世話になり、今日は七十一歳であります。そこで、私の言わんとするところは、吉川君、細川君、米田君、椎熊君、岡田君、佐竹君、岡田君から大半述べられました。一番あとで演説するくらい不利益なものはないのです。(笑声)よつて私は、今申し上げたこの話の中で触れなかつたところを申しげて、吉田様に辞職を勧告いたします。 そこで、その間にちよつと申し上げておかなくちやならぬのは、社会党の片山さんが御演説の中に、社会主義政策の全面的押賣りをなさつた点がある。これはすなわち、この不信任案の説明に機会を得て社会主義の押賣りをなさつたと思うから、これは私は、この件だけ……
○中野(寅)委員 政府はこの法律の施行をたいへん急いでおるようですから、なるべく政府の意をくんでやつたらどうかと思います。こんな短期間でできるかという質問もあつたけれども、政府から相當年末に吸収し得る確信もあるというお答えもあつたので、政府がやつてみるというならば、こつちがぐずぐずしておつてはそ 氣を抜いてしまうから、この間のようにサボらないように、やつてみるならそれではやつてみろと、こつちの方も法案を早く仕上げてやるからという態度で、もちつもたれつで、ひとつやつていただきたいと思います。
○中野(寅)委員 この問題については白井委員、平井委員、多田委員、長谷川委員、片島委員、林委員より剴切なる質疑があり、これに對し村上政府委員より詳細熱心な答辯がありました。よつて質疑はこの程度で打切り、ただちに討論にはいるように希望いたします。
○中野寅吉君 野岩線荒海、滝原間の鉄道のことは施設局長田中さんがよく御承知でありますから、この請願の趣意は私は申し上げません。これは田島町より荒海まで政府の非常なお骨折によつてやつてくださつたのですが、これを滝原まで延ばしていただかなければ、その地方にある豊富な材木を初め、その他の物資を出すことができぬ。一口に言えば佛つくつて魂入れずというような形ですから、どうぞひとつお願いいたします。田中さんの方が私が説明する以上に御承知ですから、政府のこれに対する御所信をお伺いして、ぜひひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 今の田中施設局長からの御熱心な御説明で、まことに当局の御苦心もお察しします……
○中野(寅)委員 今重井君、多田君、両君から言われた通り、この問題は第一回國会では存置すべしとなつたけれども、内容はまだ判定されていない、くすぶつているのです。先刻から言われたように、逓信省においてもこれをどうするか。今目の前を過ぎたから、それで安心する問題ではないと存じますから、われわれも多少考えております。特定局はまた会社とか工場とか、そういうところに請負をさして、経費をそこから出させて、局長はそこの推薦によつて、逓信省が辞令を出していただくというような方法もよかろうと思うのです。これは第一國会で存置と決したから、それで万全であるというようなことはないと存じます。確かにくすぶつている問題で……
○中野(寅)委員 議事進行について発言を求めます。学科のことを林君から聽いたら檢討中、それからまた訓練計画はまだ確立しない、未完成のものをここに突き出したということは腹から出た案ではない。それでさすがの大野総務局長も、平生に似合わずきようはずいぶん答弁がさえない。それは森という木のたくさんあるものにかかり、林という木のまん中に出たから、時節柄大野も野原の中から出て林なり森にはいつたから、まごついただろうかしらぬが、要するにこの法案はみんなが早く通したいという心があるならば、もう少し檢討いたす必要がある。きようのようにこんがらがつてしまつてはすらつといかない。私はきようはこれで休んで、今度ひとつ……
○中野證人 手紙を持たしてやつたけれども、そのときは要領を得ないから、私が行つたのです。
【次の発言】 私が行つて、二万円陣中見舞としてもらつてきました。私と辻氏とは大正十二年からの交際ですから、いつの選挙のときにも、御承知の通り私は清貧に甘んじておりましたから、政変の声を聞けば、辻氏のところに行つて、三千円、五千円ともらつてきた。去年の物價も高いし、五千円や六千円では間に合わないから、辻氏が二万円陣中見舞として寄越した。それに間違いありません。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 大正十二年以來の交際ですから、もう何回も……。
【次の発言】 そうです。
○中野(寅)委員 この福島の件ですが、これはいつ頃までに実施になる見込みですか。
【次の発言】 まことに困つておりますから、どうぞ一つよろしく願いたいのであります。
【次の発言】 私はやはり奥村委員の意見と同じで、長谷川さん林さんの御意見はまことに悲壯である。地元となればこのくらい悲壯なことはない、また村上局長の言も悲壯である。しかし福井は機業地で輸出品の大宗であるから、やがて時局が轉換して來ます。また羽二重を要求するアメリカから多くの金をよこすことになれば、日本の財政もよくなりますから、どうか時期到來を油断せず待つて、福井貯金局の復活の時機をみるまでやつて行く。すでに廃止もきまつたし、また從……
○中野寅吉君 簡單に申し上げます。今高瀬さんから御紹介願つて、政府委員から御答弁がありましたが、相当利益のある鉄道でありますから、どうぞ特に政府においても心を入れて御調査願いたいと思います。板谷トンネルは電化になりましたけれども、御承知の通り非常にあれは牽引力が少いのであります。それを今請願した鉄道ができますと、牽引力が板谷を通る倍以上も殖えるということでございます。技術的のことはわかりませんが、相当青森から東京までの距離も短縮されるのみならず、あの間におけるところの物資とか――これは高瀬さんにかわつてやつてもらつたのですが、あそこはあまり運輸省の方でも大関心を持つて見ていられないようなうらみ……
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