このページでは大沢嘉平治衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○大澤委員 道路取締令の執行についての警保局長の御意見をお伺いしたい。大體現在の法規では、もし道路上において人を傷害した、あるいは過失致死にしたような場合は、もちろん法廷でこの判決をするということになつておるのでありまするが、今度改正せられる取締令によつても、その點は同じ法令でこの判決をされることになるものと思いまするが、大體交通機關というのは御承知の通りその場限りの、いわゆる現行犯というようなもので、實際のこれに對しての調査が非常にむずかしいことだと思います。これに對して、もちろんやむを得ない。被害者の方が不注意で、道路取締令を無視した結果から事故を發生したような場合に對しての斷定をするのに……
○大澤委員 戰後の警察制度の調査、竝びに近く制定されるところの警察法等につきまして、本委員會の委員が、今度休會になります期間等を割きまして、全國の各警察に對しまして、調査竝びに監査をする權限を國會において賦與してもらうべく、提案をいたすものであります。これに對しましての、皆様の御同意と、御贊成をお願いいたしたいと思います。
○大澤委員 實は關東の風水害による災害に對しての治安の對策に對して、警保局長のお考えを伺いたいと思います。同時に新聞等で御承知の通り、栃木、群馬、埼玉、茨城等の最も水害の激しかつた地方に對しましては、東北における風水害とは違い、時期において米穀等がすでににみのつて、もはや明日にも収穫でき得るという時期になつておるにもかかわらず、このたびの災害であるだけに、思想の上にも、あるいはいろいろの明日に備える國民生活という上からまいりましても、非常に重大な問題であると思うのであります、これに對しまして、政府の確固たる對策に對してのお考えをお伺いいたしたいと思います。なお同時に當委員會としましては、これに……
○大澤委員 ただいまの地方局長のお話しのように、公債の許可をしない場合があつたとすれば、かりに六・三制の問題で校舎をつくるというような場合、少なくともこれはつくらなければならないから、公債の許可がなければ、結局地方なり市町村なりで有力者に寄附を仰ぐ、そひて完全に校舎ができれば結構であるが、その寄附もまとまらぬという場合には、結局市町村民に割當ててまでも校舎をつくらなければならぬという實情になつておりますから、まことにこの話しは不合理で、結局は何かの名目でその地方から金を集める。理屈の上では今地方局長の申された通りで、なるほどということになるのでありますが、實際問題としては許可がないからといつて……
○大澤委員 厚生大臣にちよつと伺いたいと思いますが、ただいまの厚生大臣のお話の補助金の説明でありますが、これに對してどういう方面にこの補助金を使うかということは、各縣當局に任されておるのでありますか。
○大澤嘉平治君 請願の理由については、請願書をもつて委員會に提出いたしておきましたが、それに種々事情を附け加えて一應請願の趣旨を説明いたします。 佐野郵便局電話局舎はすこぶる狹隘にして將來擴張の餘地まつたくなく、事務輻湊して著しく能率を阻害する實情にあり、速やかに局舎を新築して磁石式單式制を共電式に改めると同時に、均一料金制を度數料金制として、電話の疏通を改善し、加入者負擔の公平と利便増進をはかり、産業の發展を助長せられるよう左記事情を具し、關係者の連署をもつて愼んで請願する次第であります。 一、現下貿易再開の機に際し、輸出産業振興上、通信機關として重要なる繊維工業地帶、すなわち兩毛地方の……
○大澤委員 國有鉄道の運賃の値上げの問題は、先日來の質疑應答によりまして、焦点は大体倍率の問題であるということに結論がまいつておるようであります。私は本問題の根本的解決は、最初の出発当時にまた逆もどりするようでありまするが、鉄道事業経営の根本方針にありと考えるのであります。そこで赤字のための値上げである、またそういう意味の今度の三倍半の値上げであるということになるならば、結局半年経てばまた値上げしなければならぬということは、今から予測できるのでありまして、この点に対しまして、深く考慮を拂わなければならぬと考えるのであります。北村現藏相は、運輸大臣の当時、運賃の値上げの説明をいたしたのであります……
○大澤委員 昭和十二年の七月七日から二十年の九月二日に至るまでの間における市町村の境界の変更に関する調べ、この調べによりますと、栃木縣の佐野市ははいつていないのであります。それをお伺いしたいのは、栃木縣の佐野市は昭和十八年に六箇町村が合併しましてできたわけですが、それに對して現在合併町村のいろいろの意見がありまして、ときによれば分離云々というような意見もあるようでありますがその点はこの調べにないから、分離ができるかどうかということをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますとただいまお伺いしました栃木縣の佐野市は採決によつて、この法案が成立した場合は、もとの六箇町村に分離することを、政……
○大澤委員 大体今の政府委員の方や、各委員の方々の質問や答弁によりまして、この風俗営業取締法案に対してのお話はわかつたような氣がするわけでありますが、大体八月一日からこの法律を施行するということになつているようですが、一月から八月までの空白、現在すでにその空白の時期になつているわけですが、その間あすからでもその空白の時期は今の風俗営業を始めても差支えないことになつているのですか、その点をちよつとお伺いいたします。
○大澤委員 警察官等職務執行法という法案について、その適用範囲をお伺いしたいと思いますが、本法案の警察官等という等については、狹義に解釈していいものか、あるいは廣義に解釈すべきであるか。もし廣義に解釈するとすれば、経済警察とかあるいは海上警察、鉄道警察というものは含んだものであるか。もしそれを含んだものでないというならば、経済警察の官吏とかあるいは海上保安廳の官吏とか、そういう者に対しての職務執行法は、別にこれを規定する法律ができるかどうかということについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 経済警察についてお伺いしたいと思うのですが、新警察法によれば、その第二條第二項において、経済法令の……
○大澤委員 政府においては所得税の附加税を地方税の税源としてやらせるというような考えはないかどうか。なお所得税は、御承知の通りこれは所得のあつたものから租税の負担をさせるという、税としては一番理想的な税である。今度政府は所得税の税率も十分引下げ、現在の所得税におきましても申告税になつておるので、結局税率を引下げれぱ申告税は理想的に必ず正直に申告するということは当然であるのでありまして、現在の所得税法の税率も幾分引下げておるようであるが、これをもつと引下げても政府の財源には何ら支障はないというようにも考えられますので、所得税に対する税率を幾分でも引下げて、これに対しての附加税を地方税として地方に……
○大澤委員 本員はただいま上程されておりまする法案について、総理大臣並びに大藏大臣、野溝國務大臣に質問をいたしたいと思うのであります。とりあえず総理大臣にお伺いをいたします。先ほど総理大臣は本法案に関する質問に対して、撤回しないというようなお話がありましたが、私は本法案はポツダム宣言にうたわれておるところの日本民主化、すなわち中央集権を排して地方分権を確立するという大きな目的に適うものであるかどうかということと、なおこの目的のもとにはたして立案してあるものであるかどうかということを、総理大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先般野溝國務大臣の本法案提案理由の説明要旨の中には、第一に地方……
○大澤委員 大藏大臣に伺いたいと思つておつたのですが、おいでになりませんから、野溝國務大臣にお伺いいたします。 わが國の租税に対する基本方針について所見を伺いたいのでありますが、私は租税の基本観念は、直接税中心主義でいくことが最も妥当であり、かつ適切であると考えるのであります。それは國民の租税力に應じて負担の公平を期し、併せて物の生産意欲を阻害することのないようにできるからであります。元來租税は所得税一本にしてもあえて誤りでないとさえ考えておるのであります。一昨日の委員会におきまして酒、タバコ税の地方委讓の強い要望があつたのでありますが、地方財政の窮乏せる現状から考えまして、最も当然のことで……
○大澤(嘉)委員 松津小委員長のお話によりますと、全然見込みがないのではないというような話であり、またこの地方説法の改正の問題は、まことに地方財政においては重大な問題であるし、これをもし引延ばして、次の臨時國会に提案して可決するというようなこともでき得ない状態になつているのであるから、まつたくこの委員会としては不本意だけれども、原案通りでがまんするというような不見識のことで済ませるということは、委員会の立場からいつても、委員の両目の上からいつても、まことにその点は重大な問題であるし、でき得ればわれわれはこの改正の問題に対しては、提案者の政府に対して改正を望むのであつて、政府がすなわちG・Sなり……
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