青木孝義 衆議院議員
24期国会発言一覧

青木孝義[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期
青木孝義[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは青木孝義衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院24期)

青木孝義[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-25期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第11号(1949/04/04、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○國務大臣(青木孝義君) 終戰以來五星霜、苦難の道をたどつて参りました日本の経済も、最近に至りまして、ようやく生産も比較的順調な上昇を來し、インフレーションは緩慢化し、勤労者の実質賃金も漸次向上するに至りまして、ここに経済安定へのきざしを示し始めて参りましたのであります。その基礎は、いまたいわゆる竹馬経済たるを免れないのでありますが、それには、もとよりこの間一面において連合國側の理解ある援助と指導とに負うところまことに大なるものがあるのでありますが、他面において、食糧の供出、石炭の増産等経済の各分野において拂われた全國民の再建への努力と熱意によるものでありまして、ここに深く感謝の意を表するもの……

第5回国会 衆議院本会議 第12号(1949/04/05、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○國務大臣(青木孝義君) ただいま徳田さんの御質問の中で、こういう点が御質問になつたところだと存じます。安定は復興の結果であるから経済復興を犠牲にして安定を求める政策は矛盾であると思うがどうか、この点だと思います。そこで私はお答えをいたします。生産の向上は確かに経済安定の根本であることは言うまでもございません。しかしながらインフレーシヨンの進行は、勤労者の生活を不安ならしめ、あるいは企業をして経営の方途を失わしめるものであります。経済の復興をはかるのには、まず、現在の不安定な経済を克服して、安定の基盤の上に復興をはかるということが正しいと存じまして、その所存で進む次第であります。(拍手)

第5回国会 衆議院本会議 第13号(1949/04/06、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○國務大臣(青木孝義君) ただいまの勝間田議員の御質問にお答えをいたします。一時間に余る御質問でありましたがこれを三つ四つに要約して御答弁申し上げます。  まず第一に、安定政策がはたして可能か、並びにこの系列的なさ再建政策がいかなる犠牲を受けるか、そういうところであつたと思います。第一は財政の均衡と通貨、物價の安定ということは、國民経済上最も望ましい姿でありますとともに、西欧のマーシヤル・プランの援助を受けた國について考えましても、まず大体共通に見られるのであります。貴重なる外國の援助を徒費しないためにも必要な政策でありますし、わが國においては経済安定九原則の第一の目的にあげておりますることは……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第4号(1949/10/31、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官】

○国務大臣(青木孝義君) ただいまの前田さんの御質問にお答えを申し上げます。  御承知の通りに、ただいま労働大臣から説明されました数字はおおむね経済安定本部の示しております統計と一致をいたしております。従つて、この統計の数字等についての説明は申し上げる必要がないかと存じます。私どもは、御承知の通り経済安定本部として、生産の推進と、これに即応するところの労働力の問題は、絶えずこれを検討いたしておる次第でございまして、そういう意味から、これまでもしばしば新聞等にも出ておりますが、御承知の通りに、大体貿易の振興と産業の復興におきまして十七万人ぐらいを吸収する。あるいはまた公共事業及び失業対策等におき……

第6回国会 衆議院本会議 第7号(1949/11/10、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官】

○国務大臣(青木孝義君) 鈴木さんの御質問で、私のお答えすべき点だと思うところをお答え申し上げます。  本年の四月経済安定施策を実施いたしまして以来、物価と賃金はともにおおむね横ばいでございます現状を見まして、政府としては、この際名目的な賃金ベースの改訂を避けて、減税や生活必需物資の充実によつて、実質賃金の増加をはかつて参りたいのであります。  なお物価の状況でありますが、これも御承知の通りに、四月以降の財政の均衡であるとか、あるいはその他産業における合理化の進行等によりまして、多少生産の低下の面もありますが、一般的には上昇しておりますので、貿易の振興等とにらみ合せまして、昨年に比較して今年は……

第6回国会 衆議院本会議 第8号(1949/11/11、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官】

○国務大臣(青木孝義君) ただいまの御質問中、私がお答えする点と考えまするのは、米価パリテイの指数は実情に即していないかどうか、こういう御質問であります。米価算定方法につきましては、御承知の通り生産費計算の方法もございます。しかしながら、わが国の農業経営はきわめて多種多様でありまして、農業労銀の見方であるとか、あるいは作況等について困難な問題がありますので、終戦後は、農家の購入いたしまする肥料であるとか、あるいは農具であるとか、各種目用品などの価格と均衡のとれた米価を求めようとする、いわゆるパリテイ計算を採用いたしております。しかしながら、このバリテイ計算を行うといたしましても、できるだけ農業……

第6回国会 衆議院本会議 第11号(1949/11/17、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官】

○国務大臣(青木孝義君) 水谷さんの、安定恐慌による行詰りと有効需要の関係はどうかという御質問に対してお答えをいたします。  御承知の通りに、経済安定計画を実施いたしまして半歳にわたつておりまするが、漸次安定の方向に向いつつありますることは、まことに御同慶にたえない次第であります。(拍手)なおこの実行にあたりまして、有効需要等の関係につきましては多少の摩擦を生じますることは当然のことでありまして、何人もこれを認めるところであります。ことに政府は、現在の安定経済の基盤に立つ健全財政と健全金融の方針をあくまで堅持しながら、積極的に治山治水、電源の開発、住宅建築、産業設備の維持、近代化、これらの投資……

第6回国会 衆議院本会議 第12号(1949/11/18、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官】

○国務大臣(青木孝義君) 先ほど私が席に着いておりませんときに、松本さんから公団の存廃についての‥‥
【次の発言】(続) 御質問があつたようでございます。これについてのお答えを申し上げます。公団は、政府といたしましては、将来漸次これを廃止して参る考えでございます。  それから佐竹議員の御質問にお答えを申し上げます。デフレ傾向と消費物価高騰に伴う国民生活不安をどうするか、こういう御質問であつたと存じます。経済安定施策の効果といたしまして、最近消費者物価水準がおおむね安定しておりますることは‥‥
【次の発言】(続) 消費者実効物価指数が示す通りであります。昭和二十二年を一〇〇といたしますれば、本年……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第8号(1949/12/22、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○国務大臣(青木孝義君) ただいまの江崎委員の御質問に対してお答えを申し上げます。江崎議員は、最近ラウンドリー会社と日本の三井船舶、大阪商船、日本郵船、これらの会社が合弁会社をつくつて、日本の海運を独占するのではないか、そういう場合においては、現在の日本の船舶会社、また造船業、そういつたものは、このために大きな圧迫をこうむつて没落するのではないか、こういつたような御質問であつたと存じます。この問題は、御承知かと存じまするが、問題として、すなわち話としては持ち込まれておるようでありますが、しかし、私どもの扱つております外交委員会まで、具体的に上つて参つておりません。従つて、この問題が登場して参り……

第7回国会 衆議院本会議 第9号(1949/12/23、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○国務大臣(青木孝義君) 統制物資の大幅整理につきまして、去る十九日、特に司令部からメモが参りまして、その結果、本日午後一時に、マツカーサー元帥並びに吉田総理大臣から、藏話の形式で、統制物資の大幅整理について発表に相なつておりまするので、皆様御承知であろうと存じまするが、統制物資の整理状況について御報告申し上げたいと存じます。  昨年末以来、いわゆる九原則の線に沿いまして、政府は経済安定施策の実施に説意努力して来たのでありますが、各方面の協力により着々その成果を収め、重要生産資材の需給状況も逐次均衡を回復して参りましたので、今春以来、数次にわたつて割当統制の一部廃止を行つて来たことは、すでに御……

第7回国会 衆議院本会議 第11号(1950/01/23、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○国務大臣(青木孝義君) 本日、第七国会の再開にあたりまして、日本経済に関する諸情勢と重要施策につき一言申し述べる機会を得ましたことは、私の欣快とするところであります。  わが国経済の諸情勢が、昨年春の均衡予算の編成と、單一為替レートの設定を中心とする経済安定施策の実施によつて、急速に安定化の道をたどつて参りましたことは、まずもつて御同慶にたえないところであります。  日銀券の発行高は、一昨年末の三千五百五十三億円から、昨年に入つて收縮を続け、七月末二千九百五十五億円となり、年末は一昨年末とほぼ同額をもつて越年し、おおむね正常な季節的変動の型におちつく姿を見せております。物価につきましても、補……

第7回国会 衆議院本会議 第13号(1950/01/26、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○国務大臣(青木孝義君) ただいまの三木議員からの御質問に対してお答えを申し上げます。  まず第一に、計画経済と自由経済との限界はどうか、こういう御質問であつたと思いますが、日本経済再建にあたりましては、必要な部門に投資して、生産基礎の拡大とか、あるいは雇用の増大をはかることが必要なことは、御説の通りであります。このために、どんな程度の計画と統制が必要かつ効果的であるかということは、経済の実情いかんによつて判断しなければならぬと考えます。政府といたしましては、何の見通しもなく、あるいはまた調整もせずに、経済を自由に放任しようとするような考えはございません。ただ、できる限り個人の自由を活用して、……

第7回国会 衆議院本会議 第14号(1950/01/27、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○国務大臣(青木孝義君) 岡田議員にお答を申し上げます。私が貿易の振興ということについて申し上げましたことは、それは一…三月の貿易の収支勘定、そういう点で、あなたがおつしやいました数字の支拂い勘定において一億四千八百万ドル、それから受取勘定におて一億七千百万ドルということを申し上げたのでありまして、なお二十五年度におきます貿易のわれわれ推定に基く予定は、今年度輸入が十億ドル、輸出が約六億二千万ドル、こういう予定でございます。

第7回国会 衆議院本会議 第15号(1950/01/28、24期、民主自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○国務大臣(青木孝義君) 佐竹議員にお答えを申し上げます。佐竹議員の御質問は、政府が経済安定を買つておるが、農民及び中小商工業者の犠牲において大産業とか大金融資本の安定をはかつておるのじやないかという御質問であつたよ思います。政府は、国民経済全体の定定、健全化を念願として諸般の施策を進めております。企業の規模であるとか産業の種類によつて区別はいたしておりません。安定施策の影響を見ましても、補給金の削減とか、あるいは單一為替レートの設定等によつて、産業界全般にわたつて高度の合理化を要求せられている実情であります。ただ実際問題として、資本の零細な中小企業や少額所得の農業等が安定施策によつて受ける影……

第7回国会 衆議院本会議 第18号(1950/02/11、24期、自由党)【政府役職:国務大臣】

○国務大臣(青木孝義君) 今澄議員の御質問に対しましてお答えを申し上げます。今日のわが国経済の実情を、恐慌であるという御意見のようでございますが、政府といたしましては、しばしば申し上げておりまるように、今日の段階では、インフレ経済が終息して、安定化が軌道に乗つておる、こういうふうに考えておる次第でございます。そうして、このことは各種の経済指標に基いて明白に立証しておるところでありまして、もちろん摩擦的現象として、一部企業の経営困難に陥ることも否定しがたい点ではありますが、これを誇大視して恐慌なりとすることは当を得ておらないと信じておる次第でございます。もちろん政府といたしましては、経済の安定化……

第7回国会 衆議院本会議 第40号(1950/04/22、24期、自由党)【政府役職:経済安定本部総務長官・中央経済調査庁長官・物価庁長官】

○国務大臣(青木孝義君) ただいまの猪俣議員の御質問のうち、経済調査庁が昨年十一月ごろから調査したが、その結果はどうかということの御質問と存じます。御承知の通り、経済調査庁は行政監査を行いました。そこで、公団業務の全般的な、総合的な運営を適切にするという目的と、もう一つは公団の本来的な機能の発揮を助長促進するというような目的をももまして調査をいたしました。その結果は、大体におきまして、そのまとめ得られたもの、あるいはその過程におきまして、一応主務大臣に通達はいたしてございます。問題は、個々の非違の調査摘発を主眼としない建前をとつておりますので、そういう関係から、本事件の具体的な事実は、監査の際……

青木孝義[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|-25期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院24期)

青木孝義[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 外務委員会 第7号(1949/04/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 それでは私からあとでそれをお答えいたします。
【次の発言】 先ほど野坂委員から御質問がございました点でありまするが、外國人の財産取得に関する政令についての問題でありまして、この政令は一月十四日付のスキヤツプの覚書に基いて、制定をいたしたのでございます。覚書は非日本人という問題であります。この非日本人の財産取得を認可事項とせよということの指令でありまして、この非日本人の概念が問題になつたのであります。そこでまず外國人が非日本人であるということは、これはもうだれも疑う余地はございませんが、問題は朝鮮人と台湾人、ことに華僑でございます。どういうふうに考えるかといえば、國際法上は対日平……

第5回国会 経済安定委員会 第2号(1949/03/24、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 臨時物資需給調整法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  臨時物資需給調整法は御承知のごとく國家総動員法その他の戰時経済統制諸法令廃止のあとを受けまして、戰後の窮迫せる経済情勢に対処し、わが國産業の回復振興をはかるため、必要な経済統制を実施いたします根処法規として、昭和二十一年十一月制定せられたものであります。しかして本法は、敗戰によつて破壞されたわが國経済の建直しのための非常立法であり、あくまで暫定的の立法でありますので、その趣旨を明確にするため、当初その附則において、昭和二十三年四月一日または経済安定本部廃止のときのいずれか早いときに、その効力を失う旨の規定……

第5回国会 経済安定委員会 第3号(1949/03/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいま加藤委員からの御質問の点、御希望の点はごもつともであると存じます。私が吉田内閣の経済政策全般について申し上げて御満足が行くことになるかどうか、それは私にも自信があるわけではございません。しかしながら本日のところなお吉田総理は御承知の通り数週間以前から病床にありまして、幸い全快の方向に向いまして、ただいまは外相官邸の方に参つておりまするけれども、なお毎日せきが出まして、そのために数日を靜養しなければならぬというような状況にありまするために、今日御希望ではございまするが、残念ながら出席ができないという状況にあるのでございます。ことに吉田内閣が議会に臨みまして、全体の施政方針……

第5回国会 経済安定委員会 第4号(1949/03/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 数日以前から臨時物資需給調整法に関する延期の問題につきまして、各委員の方々から何かと御注意なり、御希望なり、またいろいろと御質問をいただきまして、本日皆さんの御努力によりまして幸いに無事に通過いたしましたことは、まことに皆樣の労を心から感謝いたす次第であります。なおわれわれといたしましては今後ともこの委員会を通しまして、万全の努力をいたしまして、皆樣のお力添え、御盡力におこたえいたしたいと存じておる次第でございます。今日はまことにありがとうございました。

第5回国会 経済安定委員会 第8号(1949/04/21、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいまの御質問に簡單にお答えいたします。いろいろとお述べになりました内容については同感の点が多いのでありますが、今回の予算及び経済安定のための諸措置が、あるいはパニツクを起すのではないかというような御懸念もあるようでありますが、私どもの考えてしたしましては、経済を安定せしむるということが、この予算ないしはその他これに関連いたします諸措置によりまして達成せられますならば、その状態が維持されて行くかどうかということについては、万全の措置を講じて参りたいという所存でありますが、パニツクが招來されるということは、ただいまのところ考えておりません。但し問題は現在のインフレの行程がどんな……

第5回国会 経済安定委員会 第9号(1949/04/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいまの御質問でございますが、まことにごもつともだと思います。御承知の通りドル三百六十円ということに決定に相なりました。そこでわれわれもいろいろと考えてみたのでありますが、しかし御承知のように一應二十四年度の予算は決定を見ておりますし、なお計算をいたしますれば、物價がどうなるか、あるいはその結果價格調整金がどういうふうになるかというようなことも、大体研究をしつつあるのであります。しかし今のところ大藏大臣とも話をしてみましたが、特にこの際予算を改めるというようなことは考えておりませんし、またそういうことにはなるまいと存じておる次第であります。

第5回国会 経済安定委員会 第14号(1949/05/10、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいまの御質問に対してお答え申し上げます。御承知の通り米國対日援助見返資金というものは、大体千七百五十億ということが明確になつておるのでありますが、これがあたかも世間では打出の小づちと申しまするか、これから何でも出て來るのだというふうに考えられて來たと思いますが、私どもとしては、これがどういうふうに使われるかということについて、いろいろ考えて参りました。しかしながらこの問題をどう決定するかについては、安定本部がまず一應これについて研究してみるということは、われわれの仕事であるというふうに考えて参りましたけれども、この間新聞紙に出ておりましたのは、私のまつたく関知しないところで……

第5回国会 経済安定委員会 第18号(1949/05/19、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 高田委員の御質問は東畑局長からお答えいたさせます。
【次の発言】 対日援助見返資金の取扱いは、これは御承知の通り安定本部が大体のわくをきめるということになつておりますが、まだ作業の過程にございますし、御承知の通りそれが明確にきまつたということもまだございませんし、これまでも皆さん御承知であります千七百五十億のうちで、二百七十億という逓信、鉄道関係のもの、その程度のことは大体きまつたということになつておりますが、その後の経過につきましては依然として作業中であり、また先方と交渉中でもあります。その内容はただ何か案をこちらとしては一應何とか考えておかなければならぬというようなものが、……

第5回国会 経済安定委員会 第20号(1949/08/11、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいま委員各位が國政調査班として、このお暑いときにもかかわらず日本全國にお出向きいただきまして、とくと御調査をいただきました現状把握ということに対しましては、私あつくお礼を申し上げる次第でございます。ただいまおきめをいただきました各條項につきまして、私どもかねてから経済安定本部として、それぞれ研究もいたしておりますし、またそれぞれ努力もいたしておりまする暑中でございます。特に電力問題あるいはまた金融の問題、税租の問題等昨日あたりもこれらの問題を中心として、特に價格差補給金等にわたりまして、閣議においても檢討をいたした次第でございます。各委員がここにお集りになりまして終始熱心に……

第5回国会 建設委員会 第23号(1949/07/12、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 江崎代議士の御質問でございますが、これは私どもが今やつておりますホール・ピクチュアー、この中の一体こういうものに使えるか使えないか、こういうことがなかなか解釈がむずかしいのでありまして、たとえばエード資金というものの使い方を投融資に向けるのであるけれども返つて來るものでなければならぬ。こういうことに限界を置きますると、なかなか災害対策費というようなものには融資ができないのだ、何らか別の方法を講じない限り、なかなかできにくいのだというようなことにもなると思いますが、しかしわれわれとしては、一応こういうわれわれの要求を先方へ持つて行つて、何とかしてこれを了解してもらいたいという熱意……

第5回国会 建設委員会 第25号(1949/08/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいまの私のお答えすべき部分について簡單にお答え申し上げます。  ただいま益谷建設大臣がお答えになりましたように、政府といたしましては、予算にないものをただちに支拂うということはできませんし、またドツジ・ラインを無視してやるということは、ただいまのところ考えておりませんが、しかし御質問の内容から申しまして、われわれはこの災害復旧ということについては、内閣全力をあげて、ただいまいろいろと協議をいたしておる次第でありまするし、またデラ台風にいたしましても、ヘスター台風にいたしましても、その災害のきわめて大きいことを承知いたしておりますので、それについても急速に対策をとつた次第であ……

第5回国会 商工委員会 第24号(1949/05/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいまの小金委員の御質問でございますが、これはおつしやる通り従来の商工省が担当して来られた部分を農林省の管轄に移すとか、そういう問題はなかなかこれはむずかしい問題でありまして、私の方でもかねてから研究をいたしておるのであります。しかし私どもといたしますると、公平な立場に立つてこれを考えなければなりませんし、またそのほかに物價等その他関連事項について十分検討を遂げまして、一應の結論を出したいというふうに考えております。お言葉のこともきわめてごもつともな点でありまするので、それらの点も十分検討をいたしまして、善処いたしたいと存じております。

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ご承知の通り、私も皆さんと御同様に、党の政調会長当時から、魚等の統制についてすみやかに統制を撤廃すべしというような意見を持つておつたものであります。從つて漁業関係における統制をすみやかに撤廃するということについての御意見には、もとより反対の者ではございません。從いましてそういう意味で私が経済安定本部長として就任以来、各般の部面につきまして、御承知の通り統制を漸次撤廃して参るという方針を貫いて参つておる次第であります。この点特に御了承置きを願いたいとともに、また当面する水産関係の統制を解くということついて、私もいろいろと努力をいたしておる次第であります。ただ問題は物價全体という観……

第5回国会 地方行政委員会 第28号(1949/05/21、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいまの委員長の御質問にお答えいたします。御承知の通り演劇の料金につきましては、すでにその統制を撤廃いたしまして、映画の料金については、現在すでに一般の公定料金のほかに、特に経費のかかつた映画について特別料金を許可しておりますが、本來映画料金のごときものを統制する必要を考えますれば、これは統制する必要はないと思いますので、すみやかにこれを撤廃する方針であります。
【次の発言】 昨日の答弁がただいま御質問にございました委員のおつしやる通りとすれば、それには内容的に詳細な説明をいたしたものと思いますが、私がただいま申しましたのは、映画、演劇、こういうものについてこれまでやつて参り……

第5回国会 内閣委員会 第14号(1949/04/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 経済安定本部設置法の提案理由につきまして大要御説明いたします。  今般國家行政組織法の施行及び行政機構の改革に伴いまして、経済安定本部法設置の制定を要することと相なつたわけでありますが、その全体の機構は行政組織法に基くものでありまして、ここには経済安定本部につき、特に説明を要する点につきまして二、三申し上げます。  第一点は、從來安定本部は総理廳の外局となつていたのでありますが、今日独立の行政機関となつた次第であります。ただ一般の行政機関と異なる点は、各省は國家行政組織法第三條に基いて設置されるのでありますが、経済安本部は、現下の國民経済の現状から経済の安定と復興を推進し、日本……

第5回国会 内閣委員会 第18号(1949/05/11、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 小川原委員にお答えいたします。御承知の通り、経済安定本部は、ごく端的に申し上げますれば、頭が大きくて下が小さい、しつぽが小さいというような組織になつております。これは安定本部の性格上、いわば当然というように、こういう形に相なつておる次第でございまして、次長制も特に安定本部成立以來、外部から一般の知識経驗者を、ことに民間からとるということが原則になつており、さらにそれぞれ次長を配しまして、行政上の運営を全からしめるということに相なつておる次第でございます。そこで、今おつしやいました三つの局に、一人ずつふえた、こういうことは第一に官房に二名の次長がありますが、これは一名は官房自体の……

第5回国会 内閣委員会 第19号(1949/05/12、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 木村君の御質問でございますが、それにお答えを申し上げます。昨日もちよつとお答えをいたしましたが、経済安定本部の外局に属する経済調査廳は総数で三千七百十九名ということになつておりまして、この中には雇員というようなものも入つておるのであります。ことに経済調査官の定員は、全國を通じて三千五百人を越えてはならない、こういうことの規定がありまして、それに準じておりますが、今回の整理によりまして、経済安定本部は全部で五千八百二十五人、本部に千二百四十八名、外局の物價廳が八百五十八名、経済調査廳が今申し上げましたように三千七百十九名、その地方が二千六百六十四名、大体そういうことになつておりま……

第5回国会 内閣委員会 第22号(1949/05/16、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 顧問の方が上位であると考えております。
【次の発言】 ただいまの木村委員の御質問でございますが、経済安定本部の仕事は御承知の通り、ただ優秀な官吏だけの集まりでできる仕事ではございません。現に実際家及び学識経驗者の中から有効にその頭脳を働かし得るような人々をできるだけあらゆる機会に吸收し、あるいは参與あるいは顧問というような形式で、ごくわずかな手当でいろいろとそういう人々の知能を活用することは、経済安定本部のような性格の省といたしまして、当然やらなければならぬことであり、またやることがきわめて有効適切であると自分は考えておりますので、われわれが現にやつておる仕事はそういうことによ……

第5回国会 内閣委員会 第26号(1949/05/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 これはおつしやる通り三月十五日に公布施行されました外國人の財産取得に関する政令五十一号であつたと思いますが、それによりまして外資委員会の委員というものは、事務局の職員は関係各廳の職員の中から、委員長が事務局に勤務することを命じた者をもつて充てております。そういうふうに規定されております。委員並びに事務局の職員は全部兼務となつております。これはこの委員会の仕事が各省に関係いたしております関係から、その方が便利でありますのと、またこの政令によつて委員会が処理しなければならない案件が、どの程度に上るかということの見当も今のところつきかねておりますので、事務局職員はさしあたり兼務制でス……

第5回国会 農林委員会 第27号(1949/05/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 委員諸君の御承知のように、本年度における麦とばれいしよ、それらのものの供出をできるだけ促進する、こういうような意味で、特にこれにリンクいたしまする衣料品等の配給につきましては、ぜひこの効果をあげたいという意味をもちまして、できるだけすみやかにこれを配給する。それにつきましては、なお一定の範囲のリンク衣料品、その他の物資につきまして、需要者の送択制ということを強く強調いたしまして、この供出の目的を達成いたしたいという心組みから、本年麦なりあるいはばれいしよの供出についてのリンク物資につきましては、大体その取扱いについて、登録小賣業者別の新規取扱い数量の割当というものは、消費者であ……

第5回国会 農林委員会 第32号(1949/05/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいまの御質問でございますが、まず第一に経済安定本部といたしましては、日本の資本主義経済そのものの本質からいつて、もし日本の食糧が足りないならば、もつと安い米か何かを外國からどんどん輸入してやつたらいいだろう、從つてそのために内國における農業保護というか、ともかくも供出を増加することに対して力を入れない、それだけは輸入関係に持つて行くというような考えがあるかということであれば、私ども今日さような考え方を持つておりません。ただ問題は、アメリカから日本に入つている食糧が、運賃その他の関係から見て相当に高いものである、こういうことでありまするので、足りない部分をもつと安く入れること……

第5回国会 予算委員会 第6号(1949/04/07、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 小峯委員の御質問にお答えいたします。御承知の通り財政の均衡、それから通貨、物價の安定ということは、國民経済上最も望ましいところであります。西欧のフランスであるとか、あるいはイタリアであるとか、これらの國々の外國の援助を受けておる状態を見ましても、共通に見られるところでありまして、わが國におきましても、経済九原則の第一の目的としてあげておりますことは御承知の通りであります。日本経済の回復も、政府の発表いたしました経済現況の分析に示しておりますように、大体あの程度の段階に達しております現在では、安定政策を遂行することは、まず可能であるという考えのもとに、安定によつて経済の基盤の正常……

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 私が昨日ここでお答えをいたしました通り、今のところ、はつきりとどれだけという金額の予定はまだきまつておるわけではございません。できるだけそういう点で節約できれば節約したい、そのために努力したい、こう考えておる次第でありま

第5回国会 予算委員会 第8号(1949/04/09、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 われわれは御承知の経済現況の分析で申し上げておるように、五箇年計画を立てまして、その予定を昭和二十八年までに完成したいということであります。しかしながら今回の予算等をごらんになりまして、多少この計画がずれるのではないかというような懸念もございますが、しかし何とかしてこれを本二十四年度の初年度におきましても、公共事業計画等と関連いたしましてできるだけその予定に沿うように努力いたして行きたいと考えます。
【次の発言】 お答えいたします。ごもつともなことでございまして、私どものところは御承知のように、総合計画を立案することが経済安定本部の一番重要なことになるのであります。その点につい……

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/12、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 お手許へ昭和二十四年度総合資金需給見込概算というものをお届けしてあると思いますが、これについてごく概略を御説明申し上げます。  総体的な構想といたしましてでき上つたのでありますが、前年度、二十三年度におきましては、特別会計における國債の発行、それから借入金の増加、復金債券の日銀引受け等によりまして、通貨の増発がありましたし、またこれらのいわゆる財政資金消化のために、財政の面から金融の面を圧迫するという、いわゆる三五%の融資規正、こういつた事態が存在しましたのでありますが、本年度、二十四年度におきましては、今回のいわゆる総合予算の完全均衡原則という、この原則のもとに、すなわち鉄道……

第5回国会 予算委員会 第10号(1949/04/13、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 お答えいたします。中曽根委員の御意見は、経済が変動する場合においては資本が蓄積できるけれども、変動しない場合、安定した場合においてはこれはできないものだ、こういうような見方のように承りました。それは一つの観察だと思います。経済学の面から御承知の通りにそれは一つの見方だと存じます。從つてわれわれはこのインフレーションがいよいよ收束過程に入つて來て、そうして安定する、こういう場合においてもなおその蓄積のできることは、私は否定できないと存じます。そこでこの二十四年度の物資の生産の見通しの概要についてこの前もちよつと申し上げたと存じまするが、石炭について四千二百万トン、これは昨年に比べ……

第5回国会 予算委員会 第11号(1949/04/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 川島委員の御質問でございますが、われわれは千四百カロリーを、絶対にとは申しませんが、下げないつもりだ、こう申し上げたと存じております。そこで今年度におきまして物價体系としての水準を保つて行くということにつきまして、御承知の通り相当に價格調整費が見積られております。この方針も、やはり物價を上げないという方針のもとにこれが支出されることになつているのでありまして、私の考えといたしましても、なるべく生計費に影響のないようにということを考えて、そしてカロリーを減じないような方針をとつて参りたい、こういう考えでございます。
【次の発言】 私の考えとしては、下げないようにということで、まず……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 私がここへ参ります前に、大藏大臣からもいろいろと御答弁があつたことと存じます。この爲替レートが三百六十円にきまつたことによつて生ずるところの物價への影響、ひいては予算全体への影響、こういうことが当然一應考えられるということは、私もその通りだと思います。問題は、御承知の通りに輸入物資についての補給金が八百三十三億の中でまかない得られるかどうか、こういうことでありますが、この点は大体概算いたしまして、御承知の通り百五十億というものが足りなくなる、こういうことが一應考えられます。その他補給金を伴わないものにつきましても二百八十五億というものが一應推算されるのであります。しかしながらこ……

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/05/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 風早さんの御質問にお答えいたします。六十九億の問題につきましては、ただいま話合いをいたしております。しかしその後の問題になりますと、これは私どもの考えとしては、ポリシー・ボードの成立とともにそれらの問題を解決いたしたいと存じております。
【次の発言】 お答えいたします。もちろんこれは成立いたして後のことでございますが、御承知の通り、政府は今回の予算を提出するにあたりまして、従来のやごとく予算を実行するにあたりまして、とかく金融の面を財政が圧迫する、すなわち財政が金融を食うといつたような行き方でなしに、たとえば從來政府は必要な場合においては赤字公債も出す、あるいはまたその他公債を……

第5回国会 予算委員会 第17号(1949/09/16、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 昭和二十五年度に対する財政收支の問題でありますが、御承知の通りにツヤウプさんの勧告はようやく最近に至りまして全部発表に相なつたというような次第でありまして、われわれも実はそれを十分検討をしながら二十五年度の財政收支というものをつくり上げる予定でありますが、しかしながらまだ大藏当局といたしましても、ただいまのところではシヤウプ勧告による財政收支というようなものの輪郭をつくりつつあるというような状況であろうかと思いますので、私の立場から申し上げますれば、ただ全体の方針としてはどうかということでございましようが、その全体について私としてもまた皆様の前で申し上げる程度のまとまつた意見も……

第5回国会 労働委員会 第6号(1949/04/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 きわめて重要なる問題で、目下檢討中である。安本の復興五箇年計画は多少ずれはしないかと思つているが、ただいまは吉田内閣の方針を明らかにする時期に至つていない。
【次の発言】 労需物資の確保については檢討しているが、現在明確な答弁はできない。次の委員会までには答弁したいと思つている。
【次の発言】 賃金対策については、わが國の経済上から考えると、われわれを脅かしているのはインフレであるから、まずインフレの收束を目標にして物価の安定をはかり、しかる後賃金を安定したいと思つている。飲食営業の再開については、議員提出法律案とする準備をしているが、大衆角堂等のことも考慮している。

第5回国会 労働委員会 第17号(1949/05/11、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 ただいまの御質問の中で、生産計画あるいは資金計画、それらの点はただいま関係筋と折衝中でありまして、発表できないものがございますので、ただいまの御質問中の特に、労働関係を、これはごく大綱的なものではありますが、その点だけをお答え申し上げます。昭和二十四年度におきましては、行政整理によりまする失業者が約五十万、引揚者が二十万、潜在失業者の顯在化、この数が二十万、それから新規の学校卒業者で未就職者が約十万、こういう数を考えておりまして、さらに企業の合理化によつて生ずる失業者が約六十万、もちろんこれもラウンド・ナンバーでありますが、合計百四十万ないし百七十万、これは労働省の方でも大体一……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 経済安定委員会 第6号(1949/11/27、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 本法案の審議にあたりましては、各位の特段なる御努力をいただきまして、いろいろと問題は、ただいま御討論がございましたように残つておる点もあろうかと思いますけれども、ともかくも十分御審議をいただきまして、ここに皆様の御賛意を得ましたことは、まことに私どもといたしまして心嬉しく存じまして、厚くお礼を申し上げる次第でございます。なおこの法案につきましていろいろ御指摘の点につきましては、政府といたしましてもこの運営の方法におきまして十分留意をいたしまして、萬違算なからんことを次第でざいます。本日はまことにありがとございました。厚く御礼申しあげます。

第6回国会 予算委員会 第4号(1949/11/18、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 小峯委員から外資導入の対策と見通しはどうか、またその現状について御質問がございましたので、この点についてお答えを申し上げたいと思います。  外資委員会は御承知の通り、本年の三月十五日に設置して発足をいたしました。それ以来本年の九月末までの外資の活動状況は、事業活動の申請が二百八十七件、うち認可済みのものが百三十八件、それから財産取得の申請が百九十三件であります。うち認可済みのものが九十七件という数字であります。かように数字的には相当多数の外資案件を処理した形となつております。しかしながらこれら外資案件の内容を検討いたしますと、石油関係あるいはゴム工業の関係、造船関係等の少数の例……

第6回国会 予算委員会 第5号(1949/11/19、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま御質問の石油会社云々は私どもは存じておりません。御承知かどうか存じませんが、今まで入つております中から、鉄道に百億、通信に八十二億、それから日窒に一億七千万円、飯野海運に二億一千万円、それだけが決定いたしておるのでありまして、それ以外にただいま風早君のおつしやいましたものは私ども存じておりません。
【次の発言】 土地改良の費用でありますが、これは補正予算のうちの八十五億というものを、それからその内容についての問題が未決定の部分がございますので、この点についてはなお私どもの方で十分検討をいたしまして、早急に決定をいたしまして、申し上げたいと存じております。

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/22、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま中曽根君からの御質問でございますが、私は寡聞にしてまだそういう情報を何ら受取つておりませんので、来年度もその点については、内容はどうか知りませんが、かわりはないと存じておる次第であります。
【次の発言】 私どものところで二箇年計画というよりも、見通し作業というような立場で、今せつかく研究をいたしておりますが、ただいま中曽根さんのおつしやいましたように、今度の予算が復興予算であるとか、あるいはデイス・インフレ予算であるとか、あるいはいろいろな言葉で表現されておるがということでありますが、私どもとしては、この四月以来ドツジ・ラインを堅持し、九原則を実施して、そうしてまずとも……

第6回国会 予算委員会 第8号(1949/11/23、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 この法案は、近日あるいは明日か、最近において上程になろうと存じておりますが、ただ今の御質問の委員会は、もちろんこの委員会の構成につきましても、実はその輪郭だけはきまつておりますが、そのメンバー等についてはまだ決定いたしておりません。それからその輪郭を申せば、一名の審議会会長及び副会長、その他の委員数名という構成であります。これは閣僚であります。それから為替委員会は、もちろんこれまでの為替管理委員会そのものが、今後ともその事務等についてはこれを鞅掌いたすことになつておりますが、多少内容の事務関係が変更されると存じます。また権限等についても違つて来るものと考えておりますが、この法案……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 かつて物価庁と農林省とでいろいろ協議の結果、民主的に米価を決定したいということで、米価審議会を開催いたしました。その際の答申にも、農家が生産者として生産を償い得る程度の米価ということの御要求がありましたことは、われわれよく承知いたしておるわけであります。また再生産し得るということは、一般的に考えれば、当然の考え方であります。しかしながら米価の決定に際しまして、生産費をもつてこれを決定するということは、かねていろいろと言われておりますように、なかなかこれが困難であります。御承知の通り、この全体を見ましても、これについての決定的な数字を見出すということは困難であるというようなことか……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 世耕委員の質問にお答えを申し上げます。  日本の産業の根幹である電力の開発問題は、きわめて重要な問題であります。これにつきましては今年度三十三箇所の電力開発ということを目ざしまして、すでに関係筋からも計画が出ております。今年度は特に十七箇所ほど着工する段取りになつておりますから、これらを考えますれば、これは必ずしもよけいにはございませんけれども、全国的にこの開発計画が配分されておりますので、相当の電力の増加を期待できると思います。なお外資の導入という問題でありますが、御承知かと思いますが、只見川の開発という問題は、これは日本の資本でやるというようなことについてはなかなか容易では……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 経済安定委員会 第4号(1950/02/07、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 この計画とおつしやいますと、五箇年計画そのもののことでございますか。そうでなしに、別に長期の計画を考えて行くかという意味ですか。
【次の発言】 ただいまのところ長期計画として、はつきり立てておるものはございませんが、ものによりましては自然的に、そういうような比較的長期の計画を立てなければならぬようなものも起つて来るのじやないか、こういうことは考えております。ただいまのところでは、たとえば日本における資源計画とか、そういうものが計画という名で立てられるといたしますれば、またそういうものも考えられるかもしれません。しかし御承知の通り通産省には資源庁というものがあり、それからわれわれ……

第7回国会 経済安定委員会 第5号(1950/02/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 御承知かと思いますが、実は産業水準は、経済安定本部が今とつております計数は戦前の七年から十年、それからESSでとつておりますのは多分七年から十一年であつたと思います。そういうように前から五―九年の基礎数字から改められましたような関係で、前者によりますと鉱工業生産は七九・八それからESSの方では八〇・六というような数字になつております。これは大体類似しておるわけであります。そういうわけで、その後昨年から今年にかけましても、御承知かと思いますが、たとえば鉄工業における広畑工場の開設という問題は、この三月二十八日から火入れするということになりますと、今年度の鉄鋼の処理といいますか、普……

第7回国会 経済安定委員会 第6号(1950/02/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  臨時物資需給調整法は戦後における産業の復興と、国民生活の安定をはかるために必要な経済統制を実施する根拠法規として昭和二十一年十月一日に公布され、その名の示す通り臨時立法として、当初その有効期限は「昭和二十三年四月一日又は経済安定本部の廃止の時の何れか早い時」に限定されていたのでありますが、その後におけるわが国産業及び国民生活の実情は、いまだにこの法律を不要とするまでに至りませず、若干の技術的改正を含む三回の改正によりまして、有効期限を逐次延長し、昨年の改正によりまして期限は「昭和二十五年四月一日又は経……

第7回国会 経済安定委員会 第8号(1950/03/09、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいまの米原委員の御質問のうち、昨年中の輸入量、それから配給量、この数字はただいま大体わかります。そこで月々大体十五万キロリツトルないし二十万キロリツトルという数量であります。そして簡單に申し上げますが、ストツクは大体五十万キロリツトル、約三箇月分くらいのストツクがあるように承知しております。
【次の発言】 これについては、別段私どももいかなる理由か存じておりませんが、大体毎月の配給量の三倍近くぐらいは貯蔵されておるというのが、大体のこれまでの状態でなかつたか、こういうように存じておりますので、別段それについて、特別な何らかの理由があるかどうかということについては、存じており……

第7回国会 経済安定委員会 第10号(1950/03/14、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 一言委員の皆様にお礼を申し上げたいと思います。かねてから経済統制法の基本法である臨時物資需給調整法の一部を改正するという法案が提起せられまして、各委員の方方におかせられましては、現在の日本経済の段階において漸次統制が撤廃されて行き、日本の経済はともかくも戦後五年の間に、一応の安定化への方向をたどつた。こういう状態のものにおきまして、自由経済への移行過程をたどつておりますから、この臨時物資需給調整法がいつまでも存続するということについては、ただいま討論の中にもお言葉がございましたように、御議論があるということはよく了承をいたしておるのでありますが、なお現在、御承知の通りに配給統制……

第7回国会 経済安定委員会 第21号(1950/04/26、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま議題となりました外資に関する法律の提案理由につきまして、大要を御説明いたします。  日本経済の自立とその健全な発展をはかり、かつ国際收支の均衡を維持するために、民間外資の導入がきわめて必要であることは、いまさら申すまでもありません。政府は昨年来、独占禁止法の改正、連合国人の財産権の回復に関する諸政令の制定等、いわゆる外資導入の阻害原因の除去に努めて参りましたが、幸い日本経済も最近ようやく安定の段階に入り、諸種の統制も逐次撤廃せられまして、外資導入の基盤が育成されつつあるのであります。しかしながら、外資導入の状況は、最近に至りましても、なお満足すべき成果を上げているとは申……

第7回国会 経済安定委員会 第22号(1950/04/27、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 外資導入のことは御承知の通り、かねてから国内におきましてもいろいろと問題があつたのでございますが、日本のような戦後の状況からしまして、国内の蓄積資本が破壊されており、またその後の経過から見まして、やはり貿易の振興をはからなければならぬ。それには国内産業の発展を企図しなければならぬということとあわせて、資本の欠乏というか、資本が足りないような関係から、やはり外資を導入するということによつてわが国の資本の増加をはかり、産業の発展をはかると同時に、貿易の振興をはかるというような一連の考え方が、一応正しい考え方であるというふうに自分は思つておりますので、そういう意味から、できるならば外……

第7回国会 経済安定委員会 第23号(1950/04/28、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 われわれも一応そういうことも考えてみましたけれども、御承知のようにこの外資金部につきまして、一々それをきめて行くというようなことは、その経過から見まして、なかなか困難なことでありますし、また適当でないというふうに考えましたので、かように一々必要な認可を與えるというようなことにきめた次第でございます。
【次の発言】 政府は目下のところでは、正金銀行のような金融機関をつくるというような考えはございません。
【次の発言】 元来外資を導入いたしますためには、もし日本の経済的なあるいは一般的信用が充実し、高い信用を持つておりますれば、自然に入つて来るというようなことも考え得られますし、ま……

第7回国会 経済安定委員会 第24号(1950/04/29、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 日本ヘガリオア及びエロアの見返り資金として参つているものは、この対象ではございません。
【次の発言】 これは政令五一号と同様な解釈をいたしております。
【次の発言】 これは御承知の通り、直接貿易に関係をし、貿易の運営、特に事務上のことを扱つて参りまする通産省と、それから外国為替管理委員会を代表する者、それから御承知の通り経済安定本部の外局として、外資委員会というものが設置されるということになつておりますので、大体そういうふうな簡素化の意味におきまして、直接にこういう委員を選ぶということに決定することにいたしたのでありまして、もしそういう関係になりますならば、運輸省関係も、農林省……

第7回国会 経済安定委員会 第25号(1950/04/30、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいまのところでは、そういうふうなことを政府としては考えておりません。

第7回国会 大蔵委員会 第42号(1950/03/29、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいまの川島委員の御質問にお答えいたしますが、政府はかねてからこの公団の運営合理化といいますか、そういう点では絶えず配慮をいたしては参りました。しかしながらお説のように、今日の経済情勢から見て、公団が終息過程に入つて来たというときに、いろいろの欠点が出ておるわけでありまして、その結果がひいては国民の血税でもつてまかなわれておる一般会計から、これを幾分負担しなければならぬ事態が生じておるかのごとき観があるという意味での御質問は、政府としてもこれは深く責任を感じておる次第でございます。配炭公団等の問題になれば、それは通産大臣が直接の責任を負うということであり、またひいてはわれわれ……

第7回国会 地方行政委員会 第12号(1950/03/30、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 門司さんにお答え申し上げます。御承知の通り、それらの作業は大体物価庁がやつておりますが、大体のわれわれの作業の方向といたしまして考えて実行に移しつつありますのは、最近統制が大幅に撤廃されて参りました。従つて自由価格品については、地方税の改正によつて、企業の負担が過重になつても、最近の有効需要減退の趨勢から見ますれば、必ずしも物価は上るとは思われないというように考えております。もう一つは、統制が存続しておりまするマル公価格品についてでありますが、この物資については地方税の改正をマル公に織り込むことが必要であると、一応考えるのでありますが、自由価格品との権衡がございまして、その権衡……

第7回国会 通商産業委員会 第2号(1949/12/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいまの御質問は、まことにごもつともだと存じますが、この料金改訂の問題につきましては、かねてから電気料金は、他の物価に比較いたしまして低いということで、いろいろわれわれの方といたしましても、研究をいたして参つたのでありますし、また関係筋におきましても、この点につきましては、いろいろと研究を続けて参つておつたのであります。ところが今回の改訂におきましては、いわば電力をできるだけ自由に使い得るというような、一つのアイデアを持つて考えられておるのと、承知をいたしておりますが、まず水力電気というものを基本といたしまして、そうしてその足りない部分は、最近石炭は相当に出まわつておりますの……

第7回国会 予算委員会 第3号(1950/01/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 小峯君にお答えを申し上げます。おつしやる通り、経済安定ということはわれわれの最も中心の問題として考えて参りました点でございます。従いまして、この経済安定ということについて、どんなフアクターをもつて安定をしておるということを説明するか、あるいは安定がどんなふうに成立つておるかということについてお答えを申し上げたいと存じます。  御承知の通り経済諾指標の示しておりますところによりますれば、経済は安定しつつある、こう申し上げてさしつかえないと思うのであります。第一に物価、それからその次には通貨の発行高、第三には生産の指数、それから賃金、それから輸出入、こういつた要素を私どもはあげまし……

第7回国会 予算委員会 第4号(1950/01/31、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 お答え申し上げます。上林山君から経済安定本部の機構の改革と、その性格についてというような御質問と思いますが、これは今経済安定本部についての上林山委員の御認識が少し違うのじやないかと私は思うのであります。というのは、経済安定本部は決して査察的な性格を持つておるとか、警察的な性格を持つているというようなものではございません。御承知かと思いますが、経済安定本部の外局には、物価庁と中央経済調査庁というものがございます。しかしこの経済調査庁はそのできました当初において、民主自由党が相当反対をいたしましたけれども、相当に査察的性格を持つておる、そういうものであつたことは私ども記憶をいたして……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/01、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 勝間田委員にお答え申し上げます。私どもは決して事実を隠蔽するというような考えで物を処理いたしておりません。いろいろと御議論のあるところは十分承つておりますし、また十分これを参考にいたしておる次第でございます。さようなわけでありますので、その御意見そのものについては十分尊重いたしておる次第でございます。

第7回国会 予算委員会 第6号(1950/02/02、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 二十五年度の公共事業費は、御承知の通り昨年の約倍でありますが、このうち特に災害対策等について相当見込まれております。これをどんなふうに使つて行くか、能率をどんなふうに上げるかということの問題は、従来しばしば問題になりました。安本における認証の関係、これが非常に遅れるのではないかというような御意見が相当あつたと思います。そこでわれわれといたしましては、従来のように、この予算のきまり方が非常に遅れたというような場合においては、いわゆる事業計画の認証というようなものも従つて遅れるのであります。しかし今回のように予算が早くきまりますれば、われわれの方はもちろんそれに応ずるような準備を整……

第7回国会 予算委員会 第8号(1950/02/04、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 お答え申し上げます。安定構造の基本といたしまして、一ドル三百六十円の現行レートを維持する、従つて国内物価水準の安定のもとにおきまして、輸出の促進とかあるいは建設投資の拡大、国民生活の安定という三点に政策の重点を置きまして、一方なるべくすみやかに経済の自立を達成するということを目的としておるのであります。従つて経済の規模はこの基本から割出された輸出、それ存から財政及び国民の消費というような点から、有効需要が中心となつて決定されておるのであります。昭和二十五年度は大体この点については輸出とそれから国民の消費関係、そういう点に重点が置かれると思いますが、大体昭和二十五年度の輸入は十億……

第7回国会 予算委員会 第10号(1950/02/07、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 今井委員の御承知の通りに農林水産においては漸次増産を行われて参りまして物価面においてもその点を反映して、特に統制を必要とする一定の価格を必要とするものだけを残して、だんだん統制も解いて参りましたような次第でありまして、その点に関する農林水産上の増産を反映しておるものと信じておる次第であります。
【次の発言】 もちろん農林水産関係でどれだけ上つたかという問題になりますと、他のものと比例いたしましてわれわれは考えるのでありますが、御承知の通り水産等においては魚類等、の生産が多い、すなわち魚獲が多いというような点からも考えられておりますが、一般に御承知の通り、ようやく昨年から今年にか……

第7回国会 予算委員会 第12号(1950/02/09、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 農産物価格につきましては、稻村委員の御承知の通り、かねてからパリティー計算を基準といたしております。おつしやるように、農家の收入というものと考えあわせてみますならば、大体農家経営の用品、それから家計用品の購入価格と均衡をとつて行くということでありますが、これについての御議論は、主として国内的な問題であつたということは御承知の通りでありまして、これを適正にきめるということについての議論は、前々からございますけれども、大体今おつしやいましたように、九年、十年、これが戰前の最も安定した時期であるということから、これを基準年次をいたしまして、パリティー計算が行われたのであります。ただ国……

第7回国会 予算委員会 第15号(1950/02/15、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 まだ私の手元までその数字ば出ておりません。従つて私はどういう物についてどのくらい輸入したかということについては、まだ詳細承つておりませんから、それが参りましたならば、さつそくわかるだけのことはお答えいたじたいと思います。
【次の発言】 私のところへは二回目の閣僚審議会で報告されておりまする為替の予算というものの中の数字は参つておりますが、まだどこがどれだけという報告は参りませんので、ちよつとお答えいたしかねますが、しかしあかるだけのことはなるべく早くお答えをいたします。
【次の発言】 それは十一月、十二月に比べまして、多少沈滯しておるということはわれわれも聞いておりますけれども……

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/09、24期、自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 お答え申し上げます。従来の価格政策は、御承知の通りに価格調整費等の削減に伴いまして、その直後における状態とか、あるいはその他そのときどきの状況を勘案して処理をして参つたのでありますが、今後なお統制を解いて参ります過程において、価格調整費等も削減して参ります。しかしその場合におきましては、現在のように物価全体としてはともかくといたしまして、個々の価格については相当に下り気味の状態にございます。従つて今日の価格政策を維持するという態度においては、従来通りわれわれは処理して参りますが、しかしその際におきましても、ある一定の程度を維持して行けるという標準を考えまして、その内部において調……


■ページ上部へ

第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 図書館運営委員会 第2号(1950/12/02、24期、自由党)

○青木(孝)委員 巡回文庫というのは、どんなふうにして効果をあげるのか伺いたい。


青木孝義[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院24期)

青木孝義[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 建設委員会災害地対策特別委員会連合審査会 第2号(1949/09/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 今年度の数次にわたる台風の被害によりまして、その被害はまことに厖大なものがあります。このことに関しまして委員各位は御熱心に御檢討されましたが、それはこれらの問題について、日本が年々こうむつている災害を將來何とか片づけて行かなければならぬが、この災害のために安定本部はどんなことを考え、どんなことを実行して來たかというようなことであつたかと思います。御質問の要旨は三点にわたると思いますが、一括してお答えを申し上げたいと思います。御承知の通りわが國がその環境におきまして、年々台風に見舞われるということについて、当然これは來るべきものでおると考えるのは何人も同樣であります。しかしそれが……

第5回国会 内閣委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1949/05/04、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木國務大臣 経済安定本部設置法の提案理由につきまして大要御説明申し上げます。  今般國家行政組織法の施行及び行政機構の改革に伴いまして、経済安定本部設置法の制定を要することと相なつた次第でありますが、その全体の構想は行政組織法に基くものでありまして、ここには経済安定本部につき、特に説明を要する点につきまして、二、三申し上げたいと存じます。  第一点は、從來安定本部は総理廳の外局となつていたのでありますが、今日独立の行政機関となつた次第であります。ただ一般の行政機関と異なる点は、各省は國家行政組織法第三條に基いて設置されるのでありますが、経済安定本部は、現下の國民経済の現状から、経済の安定と……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 経済安定委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1949/11/24、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 ただいま上程になりました外国為替及び外国貿易管理法案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。  わが国の経済は、外国貿易を初め、対外取引に依存するところが大きいのでありますが、最近の国内経済の安定及び国際経済の動向よりしまして、国際経済との接触面がますます深まり、わが国の国際経済への参加体をすみやかに確立することが、必要になつて参つたのであります。従つてこの際、従来各部門にわかれておつた対外取引に関する諸法規を整備統合して、一つの基本法をつくり、これによつて輸出貿易を原則として自由とし、また輸入を民間貿易に切りかえる等、貿易の伸張をはかるとともに、国際慣行に合致した外国為替……

第6回国会 経済安定委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1949/11/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○青木国務大臣 まことにごもつともな御質問でございます。それは政府といたしましても、できるだけ食糧にならないようなもので、食糧の目途として来るようなもの、そういうものを排除したいということはまことに御同感でございまして、これまでもそういうことは関係筋へはしばしば率直に申し上げておる次第であります。
【次の発言】 ただいまの輸入関係は、ガリオア、イロア、そういうものを中心として食糧が輸入されておりますので、われわれの方としては先ほど申し上げたような意味のことは申しておりますが、まだこれはどれだけ、これにどれだけと、今おつしやつたような品目について、一々そういう計画を立てて先方へ持つて行つておるよ……



青木孝義[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|-25期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

青木孝義[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期
青木孝義[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 24期在籍の他の議員はこちら→24期衆議院議員(五十音順) 24期衆議院議員(選挙区順) 24期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。