米窪満亮 衆議院議員
24期国会発言一覧

米窪満亮[衆]在籍期 : 23期-|24期|
米窪満亮[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは米窪満亮衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

米窪満亮[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第4号(1949/03/25、24期、日本社会党)

○米窪滿亮君 日本社会党は堤ツルヨ君を指名いたします。

第5回国会 衆議院本会議 第35号(1949/05/21、24期、日本社会党)

○米窪滿亮君 行政整理は、行政機構の簡素化とその能率化を中心として考えるべきであると思うのでございます。從つて私は、ただいま上程されました各種の法案、ことに行政機関の職員の定員法につきまして、日本社会党を代表いたしまして、以下述ぶるところの理由により反対せんとするものであります。(拍手)  行政機構の簡素化及び能率化は、われわれとしてもきわめて望ましいことと思うのでございます。しかるに、ただいま上程されましたこの定員法の趣旨並びに現在の國家の行政機構は、大よそこの行政機構の能率化及び簡素化と反対の方向に進んでおるのでございます。從つてわれわれは、この角度から見ましても、今上程されました定員法に……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第4号(1949/10/31、24期、日本社会党)

○米窪滿亮君 私は、日本社会党を代表するとともに、百八十余名になつております海運議員連盟の総意を体しまして、今や崩壊の一歩手前に迫つております海運業の問題につきまして、ごく簡單に数点について関係大臣に御質問申し上げたいと思います。  日本産業の再建は、再生産された労働力によるところの生産増強と、海外における輸出入の貿易の振興にあることは、私が多く言う必要がないのでありまして、この両点につきましては、現下の情勢はきわめて萎靡沈衰しておることは、皆さんもすでに御承知の通りであります。この角度から見まして今日の貿易は、先ほど同僚山手君が御指摘になつた通り、いわゆる盲貿易であると同時に、FOB貿易でご……

第6回国会 衆議院本会議 第17号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○米窪滿亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程された法案に対して絶対的に反対するものであります。その反対をする経過について、一言諸君の御了解を得たい点があるのであります。  それは、本法案はただいま委員長代理がこの壇上から説明されました通り、トラツクあるいは自家用自動車の運営につきまして、従来これを監督しておつた道路監理事務所が廃止されまして、これにかわつて陸運局の分室が十七箇所設けられるという代案が運輸当局から出されたのであります。われわれはこれを了承いたしまして、地方の自治体に委讓しないという業者の各方面から陳情が、おそらくこの席にもおられる諸君のところへも、たくさん来てい……

第6回国会 衆議院本会議 第21号(1949/11/30、24期、日本社会党)

○米窪滿亮君 ただいまわが党の川島君より、稻田委員長に対しまして質問をいたしましたところ、稻田委員長の御返事は、私を引例して、事実を歪曲して誹謗の言辞を弄したということであります。  この運賃値上げにつきましては、一昨日の晩、稻田委員長と、社会党の理事である私との間で、討論は昨日まで延ばすという大体の了解があつたのに、この了解を無視して、急に昨夜討論を行つたのでございます。しかも、参考人の菊川孝夫君がこの法案に対して賛成したことは、国鉄の組合の事情でありまして、菊川孝夫君自身が、党に対して同調してくれということは絶対に言わないと言明しておることをもつて見ましても、菊川孝夫君のこの言明によつてわ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第4号(1949/12/16、24期、日本社会党)

○米窪滿亮君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になつた案件につき、数個の点を政府に対し質問いたしたいと思うものでございます。  ただいまわれえあれの手元へ配付された仲裁委員会の裁定の問題でございまするが、仲裁委員会の裁定につきましては、公共企業体労働関係法第三十五條の規定によりまして、この裁定は最終的決定で、当事者の双方を拘束するということが明らかになつておるのでございます。この種の裁定は、また労調法第三十四條によりまして、労働協約と同等の効力が発生することが規定されておるのでございます。ただ、この公共企業体労働関係法り第十六條の第一項におきまして、公共企業体の予算上または資金……

米窪満亮[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|

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委員会発言一覧(衆議院24期)

米窪満亮[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-|24期|
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸委員会 第2号(1949/03/28、24期、日本社会党)

○米窪委員 これは今田中委員からも、審議に入るべからずという御意見があつたのですが、それと前後して鈴木委員から、運輸省設置法が、今のこの法案の六月一日まで延ばすということに関連して、どう変化して行くかという内容を聞きたいという御意見があつた。また滿尾委員からは、六月一日というのははなはだあぶないから、延期の期日を明確にしてほしいという御意見がありましたが、ここでお尋ねいたしたいのは、田中委員のように総理大臣の演説があるまでは審議に入らぬというのは一應の道理がある。しかしその結果、総理大臣の演説が四月一日までに行われないときにはどういう結果になるか。審議に入らない結果、政府提出の法律案がどうなる……

第5回国会 運輸委員会 第3号(1949/04/08、24期、日本社会党)

○米窪委員 本多國務大臣と大屋國務大臣との間に相当意見の開きがあるようであります。本日のこの会合は、政府が一体となつて、一つの説に落ちついて来て、われわれに賛を求められるのならば、非常に物事の決し方が樂に行くと思いますが、両大臣が、はつきりとは申しませんが、大綱においては意見が相違しているようであります。待つてこの問題はまだ熟しておらない。政府の方の意見がまだ一本にきまつておらない。そこでお伺いしたい点は、この道監というものは、行政機構の改革という点から見て、あるいは政府のいわゆる財政上の見地から見て廃止するというのであるか、あるいは地方聽へ委譲するというのであるか、政府は全体そのいずれをおと……

第5回国会 運輸委員会 第8号(1949/04/21、24期、日本社会党)

○米窪委員 私昨日、一昨日の委員会に出席しなかつたので、はなはだ申訳ありませんが、私の質問申し上げる点は、すでに同僚委員から御質問があつたことだと思いますけれども、社会党としての質問をお許し願いたいと思います。貨物の運賃を上げずに旅客の運賃を上げることは、貨物運賃を上げれば、当然それが生産價格に響いて行つて物價の値上げになる。從つてこれはインフレを促進する。これはきわめて常識的な考えですが、そういうところから、これを押えて、特別会計のバランスをとるために、旅客運賃を上げようということだろうと思うのですが、そうすると、旅客の運賃を上げれば、結局犠牲を受けるものは何であるかというと、通勤バスなどに……

第5回国会 運輸委員会 第14号(1949/04/28、24期、日本社会党)

○米窪委員 本案は旅客の運賃を現行の六割に上げて、貨物をすえ置くという法案の趣旨でありまして、私は日本社会党を代表いたしまして、この点について意見を述べで本案に反対したいと思うのであります。旅客の運賃だけを六割上げて、貨物をすえ置きにいたすということは、いろいろの意味において不合理があるのでございまして、そういうことになつた趣旨は、貨物を上げると物價に影響して、インフレを促進するという一應の常識的な考えですが、旅客の運賃を六割上げるということも、必ずしも物價の安定に悪影響を與えないと断定はできないのでありまして、これを廣義に解釈しますと、やはりインフレ促進のおそれがないとは言えないのであります……

第5回国会 運輸委員会 第15号(1949/05/09、24期、日本社会党)

○米窪委員 この問題について、質問者がなくて質疑が済んだとお認めでございましたならば、内閣委員会におまわしになる意見の中に、私に本案の修正の意見を遊べる機会を與えていただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど委員長にお伺いしましたところ、内閣委員会では詳細なる討論をする機会がおそらくあるまい。そこで当運輸委員会において修正意見その他の意見を開陳して、それをまとめて委員長から内閣委員会の方へ報告するという取扱い方をおとりになる、從つて私はここに本法案の修正意見を申し上げます。正規の手続は目下とつておりますが、一應ここで意見を述べさせていただきたいと思います。実は先日海難審判所の訴訟問題について……

第5回国会 運輸委員会 第17号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○米窪委員 はなはだお手数をかけ、ことに昨日はやむを得ざる用事があつて欠席して、委員長及び委員各位に非常な御迷惑をかけて、まことに相済まない、この機会におわびを申し上げます。  私の修正意見は、内閣委員会と運輸委員会の合同審議の席上でも申し上げました通り、また運輸委員会において質疑を試みた際にも、その考えを申し上げたので、委員長初め委員各位御承知のことと思いますが、きわめて簡單でございます。それは運輸省と運輸省外部の機構を、現行法通りにしてもらいたい。すなわち現行法においては海難審判所は大臣の所掌に直接属しておるのでございます。それを政府提出の改正案によりますと、これを海上保安廳の長官の所掌に……

第5回国会 運輸委員会 第19号(1949/05/14、24期、日本社会党)

○米窪委員 先ほど田中君の御質問に対する岡田局長の御答弁は、やや明確を欠いておるようです。この法律案によつて、今まで運営会と日本海員組合との團体交渉で獲得した船員の給與が、若干影響を受けるかのごとくに伺つたのですが、これはこの法案を出す前に、この法案の趣旨に基いた説明が、船員中央労働委員会で議題として取上げられたかどうか。なければ、今後も取上げて、十分な團体交渉が行われて、海員組合の了解を得られるかどうか。その点について、一應御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 今關谷委員から討論を省略して、採決の御動議が出ておりますが、この御動議については、關谷さんは撤回しないと言つておられますから、……

第5回国会 運輸委員会 第22号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○米窪委員 これは政府の方から御説明があつたのですが、独禁法及び集排法が緩和されておる今日、同じ航路あるいは同じ系統の海上運送に從事する会社は、私はある程度までこれを整理して、能率を上げるために、資本の合同、あるいは運営の合理化のための統合をやる必要がある。今日の日本の海運界の現状は、船を一ぱいも持つておらぬ会社で、船会社の看板をかけておるところがある。また木船あるいは小さな汽船で、この法律の精神から見ても存立の疑われるようなものが、看板を上げておる。以前から日本の海運界は戰爭のために非常な犠牲を受けておる。そして戰爭中あの非能率な、いわゆる戰時型船舶をたくさんつくりまして、進水をしてすぐに水……

第5回国会 運輸委員会 第28号(1949/09/12、24期、日本社会党)

○米窪委員 そういう決議は私非常に賛成ですが、その前にもう一応大屋運輸大臣にお聞きをしたいのです。この問題はこういう結果になるかもしらぬと思いますから、四月八日の委員会において、当時からすでに大屋運輸大臣と本多国務大臣との間に相当の意見の開きがある、ひとしく民自党内閣の閣僚がこの重大問題について、そういう場合に意見の相違するということは、はなはだ遺憾であるといつて、私は当時政府の反省を促したのであります。当時本多国務大臣は、道監というものは地方へ委讓するという説をかたくとつて讓らない。これに対して大屋運輸大臣は、当時のいわゆる現状維持説をとられた。そうしてその間に妥協案として、道監は廃止するけ……

第5回国会 運輸委員会 第29号(1949/09/13、24期、日本社会党)

○米窪委員 議事進行についてお諮りをお願いしたいと思うのですが、昨日私から草案をお諮りした港湾行政の統一に関する決議案の御採択を願いたいと思います。
【次の発言】 朗読いたします。     決 議  運輸委員会は政府に対し、目下論議されつつあり傳えらるる港湾行政の綜合的統一機関として、ポートオーソリチーに対するこの監督権は、挙げて運輸省に属せらるるやう決定されんことを要望する。なお之に関連して港湾に関する建設、改良、維持の監督は、当然運輸省に所管せしむべきものと認めらるるのみならず、交通行政の一環として道路の管理権も運輸省に帰属せしめられん事を併せて要望する。  右決議する。  以上であります……

第5回国会 内閣委員会 第24号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○米窪滿亮君 私は本委員会の委員ではございませんが、お許しを得て委員外の発言をしたいと思います。  その発言は、社会党から提出しましたところの運輸省設置法案、並びに海上保安廳法及び海難審判法の一部を改正する法律案に関する修正の意見について、御説明申し上げまして、本委員会全員の各位の御賛同を得たいと思うのでございます。  順序の関係上、まず海上保安廳法及び海難審判法の一部を改正する法律案から御説明申し上げます。社会党の修正意見は、第一條の第二項のこの政府改正原案によりますと、「第二條第一項中「海難の調査、」の下に「海難の審判、」を加える。」の「の下に」以下を削るのでございます。それから第十一條の……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 運輸委員会 第3号(1949/11/12、24期、日本社会党)

○米窪委員 改正法律案によると、財政法、会計法を排除すると言いますが、今まではこれに拘束されておるから、総理大臣が、この間の中労委できめた国鉄の調停案は、予算の関係上これを上げないという態度を示しておられますが、もしも将来これが財政法、会計法の排除をして、真実に独立した日本国有鉄道公社という形になつたときに、再びああいう調停が行われるときには、これは何ら国の財政とも関係なしに、運輸大臣の一存で上げられるのであるかどうか。この点をひとつ御答弁願いたい。
【次の発言】 私の質問に対して具体的におつしやらないですが、抽象的でなしに、もし再びああいう調停案が示されたときには、この会計法、財政法の支配を……

第6回国会 運輸委員会 第6号(1949/11/17、24期、日本社会党)

○米窪委員 この前、当委員会で非公式な政府当局との話のときに、私からも質問をしたのですが、この際私からこういう希望を述べて――文部委員会におきましては、原案が今委員長の仰せられる通り無條件に通過採択されるようですが、ただ一つの問題は、神戸商船学校の後身である海技専門学院をどう取扱うかということについて、文部委員会において、近い将来において関西方面にもう一つの商船大学を設置する見通しがあるということを、文部次官は言明されておる。従つて当委員会も原案に対しては、今委員長及び關谷委員の仰せの通り決定になつていいのですが、一つの附帯的な希望意見を文部委員会に申し送ることを、皆さんの御賛成得たいと思いま……

第6回国会 運輸委員会 第10号(1949/11/22、24期、日本社会党)

○米窪委員 わが党はただいま議題となつている日本国有鉄道法の一部を改正する法律案に対しまして、数点の修正意見がございまして、それぞれ手続を経て目下関係筋のOKを求めておりますが、いまだ先方において審議中で、OKが下つて参りません。しかし本委員会は本日討論に入るということを多数でおきめになつた以上、私はわが党の主張する修正意見を申し上げて、本改正法案に対して反対の意見を申し上げたいと思います。  それは国有鉄道法の第十二條の一項の中に、商業、金融業等の産業別の知識、経験ある者を監理委員会の委員として任命するとあつて、一番われわれが大切と思う労務に関して知識、経験のある者ということをここで規定して……

第6回国会 運輸委員会 第12号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○米窪委員 ただいま關谷委員と政府とのやりとりを聞いておると、私も日本通運株式会社が、特殊法人としての従来の法律が廃止されて、運輸事業法によつて拘束されるという点で、やや独占事業の性格が薄らいで来たようには思われまするが、実際の運用では依然として、実質的には小運送業についてはやはり独占的な形態を保持していると考えております。これに対する政府の答弁も、私聞いておつてはなはだ不満足でありますから、何ゆえに日本通運会社が細分化を行わないかという経緯につきまして、持株整理委員会が今日までこの問題をどう取扱つておるか。あるいはこれに対して運輸当局がどういうお考えを持つておるか。もしおさしつかえなかつたな……

第6回国会 運輸委員会 第13号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○米窪委員 はなはだうかつな質問をするかもしれませんが、最近まで汽車に警乘警官というものがあつたと記憶しますが、現在はそういうものがない。なぜなくなつたか。その理由をお尋ねいたします。
【次の発言】 そういう法制上の形式的なことは私よく知りませんが、現実の問題として、現行の警乘警官の程度では、列車内のそういう盗難は防げないと運輸当局はお認めになつて、しかる後に法務委員会なり、あるいは司法当局の方からの申出に賛意を表せられているかどうか。その点をお伺いいたします。
【次の発言】 この前の質問のときにもちよつと触れたのですが、今回日本通運株式会社法を廃して、通運事業法というものを新たに起すというこ……

第6回国会 運輸委員会 第14号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○米窪委員 この法案を提出した当時の運輸大臣の説明によると、この程度の値上げでは憂慮すべき物価の値上げにならない。このことはたしか総理の施政の一般方針の際にも言われておるように記憶しておる。しかしわれわれの考えによりますれば、これはただちに生産費が上つて来るのでございまして、それは当然物価に響くことは、三歳の童子といえどもわかることであります。この点がこの法案が上程されるまでの間に、安本当局と運輸省との間に、物価に響く、響かないということで、相当折衝が行われたことを新聞紙は伝えておるのですが、運輸大臣がこれを出されたときに、さほど物価に響かないという確信を持たれて出されたのか。その響かないとい……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 運輸委員会 第5号(1950/03/03、24期、日本社会党)

○米窪委員 これは昨年の議会で通過しましたきわめて簡單な問題でありますが、当時の法案の趣旨は、船舶運営会で雇用されておる船舶の従業員が、常用の切りかえによつて民間に移された場合において、本人が退職した場合において船主協会がその退職金に該当する金額を運営会から預かつておつて、この法案を文字通り解釈すると、本人が船員を廃業をしたときでなければこれをもらえないことになる。しかしこれについての船員の方におきましても、船舶運営会に雇用されておるということから見て、当然雇用主がかわつて来て、それが船主協会に移り、あるいは個々の船主に移つて来た以上は、運営会から常用の切りかえになつたときから六箇月たつたとき……

第7回国会 運輸委員会 第6号(1950/03/06、24期、日本社会党)

○米窪委員 本件について二つの点に関連して、私は一昨日御質問を申し上げたのであります。すなわち民法上の解釈並びに海運界の慣例によりますと、雇用主がかわつたときは、当然この債務は次に引継がずに、そのときに退職手当を渡すということに私は解釈しておるのであります。従つて雇用主が運営会から船主にかわつたときには、運営会は当然支拂うべきものであると解釈して御質問を申し上げたのでございまして、船員に対す福利施設の点その他で、私は修正案を出すつもりでおつたのですが、政府当局の御説明によつて、修正案も出さずに原案の通り賛成したいと思うのであります。  もう一点は、三年以上勤続した人に対する退職金の規定が、ここ……

第7回国会 運輸委員会 第10号(1950/03/16、24期、日本社会党)

○米窪委員 この問題はきわめて重要でございまして、ただいま林君の御説明の中にあつた通り、昨日私どもも相当多数の、約百五十名ばかりの海員組合の諸君との懇談会においても、いろいろのことを問われて、われわれの知つておる範囲においてお答えしておるのです。しかしこういう問題は、単に船員問題のみに限らず、たとえば船舶公団の跡始末をどうするか、あるいは船舶建造については、政府当局としてはどういうふうに考えるか、あるいはまたわれわれが先日出した外航促進の決議案に対して、当時大屋運輸大臣の御見解の表明があつたけれども、具体的にどうするか。あるいは外国の船主等――ラウンドリー会社その他の会社とのいろいろの問題とい……

第7回国会 運輸委員会 第11号(1950/03/17、24期、日本社会党)

○米窪委員 運輸大臣がまだお見えにならぬのですが、海運局長、船員局長がお見えになつておりますから、お尋ねしたい点は、まず三月三日のスキャップ・ニイピン、すなわち総司令部の海運関係の方面の指令が出ておりまするが、これによると、四月一日以降船舶運営会の規模が非常に縮小されて、いわゆるCMMCの形で必要の限度において管理することになつておりますが、依然として運営会に残る船舶が大体どのくらいあるか。すなわち従来特定の国とのバーター・システムで貿易が行われていたが、その荷物を運ぶ船舶は、依然として四月一日以降どのくらいあるか。それから三月三日のスキヤツプ・イビンによつてA類とB類とにわかれるのであります……

第7回国会 運輸委員会 第15号(1950/03/25、24期、日本社会党)

○米窪委員 ただいま土井さんの説明の第二点ですが、特別地区船員職業安定審議会というのは、そういう役所ができたけれども、今まで何ら仕事をしておらないという意味で生れたのですが、この点は全日本海員組合の方との了解はすでにできているのですか。これを廃止する前に、すでに船員の団体と十分な御了解をとられたかどうかということを承ります。
【次の発言】 ちよつと関連して質問いたします。  船舶試験所についてですが、これは運輸技術研究所のおもなる部門であると思うのです。これは戦前より日本が世界の優秀なる船舶を建造するのに、非常に貢献をした試験所ですが、この予算は、今度の改正によつてその当時よりも減るのであるか……

第7回国会 運輸委員会 第22号(1950/04/12、24期、日本社会党)

○米窪委員 いずれ連合審査会でお尋ねしまするが、この問題は相当重要だと思いますから、せつかく長官御説明のあとですから、一、二御質問をお許し願いたい。  大体今回の海上保安庁法の修正は、二つに大別されると思う。中央と地方現場との諸点に関する改正ですが、中央はまず大体今御説明のあつたような点で、予算が膨脹しない限り大体異議はないと思いますが、地方はどうもふに落ちない。この改正がなぜ必要であるか。現状は九つのブロックであるので、私どもは海上保安庁というものは、海上の保安に関することの事務を管掌するところであるから、陸上との関係を考慮するとか、ちようど陸戦隊のようなことを考える必要はないのでありまして……

第7回国会 運輸委員会 第24号(1950/04/14、24期、日本社会党)

○米窪委員 本請願の要旨は、ただいま本委員会に上程はしておりませんが、説明を伺つた海上保安庁法の一部改正に関する法律案と関連をした請願でございます。その要旨は、今日まで神戸市に海上保安庁本部があつたにもかかわらず、今回の改正法律案の趣旨によつて、その上に管区海上保安本部をつくる。しかもそれは神戸のような海運の中心地でない。主として従来陸上の行政的な中心地と目されて参りました大阪に、管区海上保安本部を置くという説に対しまして、ぜひとも神戸の海上保安本部を昇格して管区本部にしてもらいたいという請願でございます。  その理由は多くここで申し上げませんが、神戸が天与の海運の中心地であると同時に、海運貿……

第7回国会 運輸委員会 第26号(1950/04/18、24期、日本社会党)

○米窪委員 特別審議会は、昭和二十四年一月十三日公布になつておりますが、当時の運輸当局、船員局長その他の方々が、こういう大地区と小地区両方の特別な審議会を必要とお認めになつた客観的の條件はどういうところにあつたか、お尋ねします。
【次の発言】 それでこれは政令で第九号で出しておるのですが、これについては、すでにその当時こういう委員会を特定の地域につくられて、委員を任命されたことがあるのですか。
【次の発言】 そうすると、機構だけではできておつてその機構を実施するだけの職制というのですか。そういう制度はできていなかつたと思うのですが、大体見通しが誤つたということになると思いますが、率直に言つてそ……

第7回国会 運輸委員会 第31号(1950/04/26、24期、日本社会党)

○米窪委員 ただいま上程されている法案については、先ほど關谷委員のお話の通り、非常に長い間関係方面との折衝で延びておりますが、すでに昨年度の予算において、特別会計百五十億円というものが見返り資金から出ておるのであります。しかしその当時の理由は貸付ということであつたので、われわれはその意味で了承しておつたのであります。ところが今回は政府の出資金四十億円ということになつたので、この政府の出資金ということをめぐつて、この出資金なるものが、将来いろいろあとを引くだろう。早く言えばひもつきの見返り資金ということになつて来て、資産再評価等を考慮するときに、相当深刻な結果が起るということを心配しておつたので……

第7回国会 運輸委員会 第32号(1950/04/27、24期、日本社会党)

○米窪委員 政府がこの法案の説明の中に、一定の工事については国がその経費を一部負担し、その他のもめについても最小限許す限りにおいてこれを補助しといつて、後半は少しあいまいですが、政府はおそらく経営ということを考えておらずに、管理ということについで限定しまして、そうして管理母体においてその方面における費用が足らない場合は、国がある程度これを援助するということが、政府の意見らしい。そこでこの法案で一番問題になるのは、一條、四條、十二條だろうと思うのです。そこでお尋ねしたい点は、神戸及び横浜の市の当局、並びにもし必要があるならば神奈川県と兵庫県の県の当局にお尋ねしたいのですが、この争点になる重要な点……

第7回国会 運輸委員会 第33号(1950/04/28、24期、日本社会党)

○米窪委員 第四條について、関連質問をしたいと思います。四條は管理主体の範囲をきめるのですが、このうち一の場合と、二の場合はこれはわかると思うのです。三の場合の「予定港湾区域を地先水面とする地域を区域とする地方公共団体」というのは、極端な場合を考えますと、関門のごとき、二つの県と五つの港というものが、考えようによると、みな予定港湾の地先の水面ということに包括されると思うのです。そうすると洞海湾まで一つの管理母体でこれをまとめ得る可能性があるが、それでは事実において行政区域が非常に広くなつて、予定港湾の地先の水先というもの、いわゆる港域というものと、行政区域が非常な混乱状態に陥る危險がある。これ……

第7回国会 運輸委員会 第34号(1950/04/29、24期、日本社会党)

○米窪委員 関連質問でありますが、昨日も後藤局長にお尋ねしたのですが、第五十八條の第三項に関連することになるのですが、港湾に関係のある地方公共団体が従来出資をしておる財産、あるいは現在持つておる港湾施設、こういつたものの管理者、すなわちポート・オーソリテイーができた場合の港湾管理者に、これを讓渡する場合の手続についてでありますが、この点明確に私も質問してなかつたのですが、もう一応確かめたいと思うのです。第五十八條の第三項において「地方自治法第二百十三條第二項の規定は、地方公共団体が、港湾管理者に港湾施設を讓渡し、貸し付け、又は管理を委託する場合には、適用しない。」すなわち単に地方公共団体の議決……

第7回国会 運輸委員会 第37号(1950/05/02、24期、日本社会党)

○米窪委員 各委員のお勧めによりまして、はなはだ働越でございますが、委員一同を代表いたしまして、一年四箇月の間、おせじでなく文字通りの名委員長のもとに、われわれ各種の重要法案の審議並びに各調査等に、委員長の指導のもとに、委員長と一緒に協力して議員の職責を果し得たことは、委員各位とひとしく同慶の至りでございます。今後委員長はいかようにおなりになりますか知りませんが、われわれとしてはもしも望み得へくんば、委員長が引続いて、この運輸委員会の委員長たる職責を果されますことが望ましいのでございます。一言委員長のごあいさつに対して、委員一同を代表して御礼を申し上げ、並びに今後の御指導をお願いする次第であり……

第7回国会 電気通信委員会 第8号(1950/02/24、24期、日本社会党)

○米窪委員 江崎委員にお礼を申し上げます。実は私、運輸委員の方からかわつて参りましたので、すでに皆さんから御質問があり、あるいはダブるかもしれません。それから逐條審議の條項で、あともどりすることがあるいは起るかもしれませんが、委員長、お許しを願います。  この電波法の船舶及び船員に適用される点について、これと重大な関連性を持つておる船舶職員法の改正なるものが、予算の関係で内閣でこれはドロツプになりました。そこで問題はこの船舶職員法が、いつかわかりませんけれども、あるいは臨時国会でも開かれた際に、これが上程されて来た場合において、これを電波法の該当條項とにらみ合せて、はたしてそれが電波法よりも上……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 運輸委員会 第5号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○米窪委員 すでに幾多の委員から御質問があつた後ですから、ごく簡單に一、二点お尋ねをいたします。ことに岡田委員からは詳細なる質問があつたので、略してお尋ねしたいのであります。  第六次のときに、実はその筋のCTSの方に行つて、外航船の問題についてお諮りしたときに、非常に意外なことをわれわれは聞いたのであります。すなわちこの船の問題については、もとはやはり荷物が動かなければならなかつた。それでブランクド・クリアランスというものがなかなか得られない。そこで、それを得なければ、結局シーワージネスの証明を得る道を講ずるとかいうことをしましても、どうしてもそれはいかぬ。今日の日本の実情から言えばそれを運……

第8回国会 運輸委員会 第12号(1950/10/03、24期、日本社会党)

○米窪委員 ただいま前田委員が言われるように、議題が誤解を招きやすく書かれておる、国鉄機構の内部の問題に触れておるようになつておるのですから、ああいう質問が出る。だから議題がそういうことであるならば、それをそういうことのないようにひとつお聞きを願いたい、こう考えておるのであります。今日の傍聽者の大部分の方は、そういう問題が出て来ると思つて傍聽に出て来られたと思う。

第8回国会 運輸委員会 第15号(1950/11/20、24期、日本社会党)

○米窪委員 今までどなたも質問しなかつた点を、私が質問したいと思います。それはこの自動車は縦がどのくらいあつて、幅がどのくらいあるか。それから、この自動車に乘る定員は何名であるか、それをまずお尋ねします。
【次の発言】 そうすれば、この自動車は全体どのくらい使用した年齢の自動車であるか伺いたい。
【次の発言】 これは事故が起る前に、天候が悪くて地盤が相当ゆるんでおつた。従つて路面は非常に狹隘である。従つて滿尾代議士の言う通り、車よけのようなものがあればそれに越したことはないが、それがなくても三・六メートルの路面があれば、そういう事故は起らない。そこで私はお尋ねするが、六十三名というほとんど倍の……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 内閣委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○米窪委員 運輸大臣にお尋ねしたい点は、運輸省設置法提案理由の御説明のうちに、第一章の総則中の第三條に、運輸省の所管事務として港湾ということが入つておるのであります。これは当然のことだと私は考えておりますが、一部には港湾建設は建設省に持つて行くべきだという意見があるようであります。現に建設委員会においても、そういう議論が出ておるやに承つております。こういう意見の出て來るゆえんは、大体防水、治水という観点から、河川の修理、それを延長して行きまして、河川が港湾に入る場合においては、当然建設省の任務がそこまで及ぶという機械的な考え方で、そういう意見が出て來るのだと思う。ところが日本の事情を見ますと、……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/03/04、24期、日本社会党)

○米窪委員 大体私が質問申したい点は、岡田、關谷両君によつて盡されております。この際政府の所信をただしたい点は、この問題に限りませんが、政府の政策が一致しておらぬ。たとえば日本鉄道公社の独立採算制と観光事業の促進というような事業と、いわゆる悪税と言われておるこの種の税金をかけるという、こういつた政策の面において、政府は一貫した政策をとつておらないのです。なおその間に矛盾があるのでありましてこういつた大きな問題はここで御質問申し上げませんが、ただここで私ぜひ何つておきたい点は、先ほども關谷君が御指摘になつたのですが、原政府委員はすべての問題を一律的に簡單に考えておられるようであります。これは鉄道……

第7回国会 内閣委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/04/15、24期、日本社会党)

○米窪委員 大体の要点については、先ほど同僚關谷委員からすでに御質疑がございましたのですが、二、三補足的な御質問を申し上げたいと思います。行政機関の改正ということは、簡素化ということと能率化ということが必要と考えるものであります。しかるに今回の海上保安庁の改正は、私どもの意見としては、はなはだ残念ながら、簡素化と能率化の逆になつておると思うのであります。従来の九つの保安本部が六つの管区本部に改正された趣旨については、大久保長官の御説明があつたのでありますが、その趣旨のおもな理由の一つとしては、現在よりも機動性を発揮するということであるのであります。御説明のような趣旨においては、ちようどその逆で……



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データ更新日:2023/02/05

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