風早八十二 衆議院議員
24期国会発言一覧

風早八十二[衆]在籍期 : |24期|
風早八十二[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは風早八十二衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院24期)

風早八十二[衆]本会議発言(全期間)
|24期|
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第7号(1949/03/29、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して本法案には絶対に反対し、かつそのすみやかなる撤廃を政府に要求するものであります。その理由とするところは、大よそ次の通りであります。  第一に、政府が本法案を提出いたしました趣旨は、産業設備営團法第三十九條に規定しておる損失補償契約を履行するにあるのでありますが、営團法の任務は、その第一條にも明らかでありますように、徹頭徹尾戰爭目的でありまして、從つて終戰となり、ポツダム宣言の無條件受諾となりまして、新しく発足した戰後の日本の國民経済のもとにおきましては、これは実質上その存在理由を失つておりまして、まつたく有害無益なる存在となつておるのであります。このこ……

第5回国会 衆議院本会議 第19号(1949/04/19、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、今上程されました米國対日援助見返資金特別会計法案並びに貿易特別会計の二案に対して反対の意見を述べるものであります。今、どうしても反対しなければならないその理由を申し述べたいと思います。  まず、米國対日援助見返資金特別会計法案に対する意見を述べたいと思います。大体この法案の趣旨は、新しく千七百五十億円という会計を設置するというにあるのでありますが、この千七百五十億というものはどこから出てくるのか、まずこれから問題があるのであります。これは決して天から降つて來るものでもなければ、また地からわいて來るものでもなく、また外からもらうものでもないのであります……

第5回国会 衆議院本会議 第27号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程されております諸法案のうち特に復興金融公庫に対する政府出資等に関する法律案に対して反対の意見を表明するものであります。  本案の根本的な趣旨といたしますところは、要するに復興金融公庫がその積極的な融資機能を停止し、もつぱら資金回收をなし、その回收した限りにおいてのみ新たな融資を継続するというにあるのであります。復興金融公庫の厖大なる融資が主として日銀引受けによる復金債の発行であるという意味におきまして、これを通じてインフレーシヨンの根源になるというので、今まで日本の内外から幾多の非難が多かつたのでありまして、本來ならば復興金融公庫は経済再……

第5回国会 衆議院本会議 第30号(1949/05/16、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して本案に反対の意見を表明いたします。  今、民自党の諸君もきわめて痛切にこの日銀法に対してはいろいろな批判を加えておられますように、本本案は、その内容から申しまして、またその背景から申しましても、きわめて支離滅裂、矛盾撞着をきわめておるしろものであります。提案理由の説明書は、財政と金融との分離に伴う新しい事態に即應するために日銀の機構と機能を整備すると称しておるのでありますが、この前提は完全に間違つております。先ほど田中織之進君も指摘せられたのでありますが、財政と金融の分離などは、これは官僚の頭の中にのみ存在するものであり、紙の上では書くことができるので……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第12号(1949/11/18、24期、日本共産党)

○風早八十二君 政府の財政経済政策に対して、私は日本共産党を代表して質問するものであります。  補正予算の組立ては、例によりまして、いかめしい項目と、ややつこしい数字の魔術によつて武装されておりまするが、その種明しはきわめて簡單であります。  第一に歳出の方面では、食糧会計の赤字百七十億円の穴埋め、薪炭会計の赤字五十四億円の穴埋め、この二本建の大赤字の柱が立つているのであります。この柱の土台をなすもの、言いかえれば、この赤字の穴埋めは、四千二百五十円の低米価、六千三百円の低賃金並びに二百十三億円に達する水増し増税であります。  第二に、いわゆる減税二百億と、それを償つて余りある補給金削減二百三……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第19号(1950/02/23、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、今提出せられました産業復興公団法の一部改正に関する法律案に対して、反対の意見を表明するものであります。  この改正案の趣旨は、産業復興公団の赤字その他必要な運用資金に対して、今回新たに預金部資金の融資の道を開くというのにあるのであります。私は、この際預金部資金の運用に関し、また公団の滞貨処理に関して現れました吉田内閣の政策の根本的な破綻、またその政策が徹頭徹尾――のために使われようとしているという点を追求したいと思うのであります。  先ず第一に預金部資金の運用についてでありますが、御承知のように預金部資金というのは、これは国民の零細な預金を、地方に対……

第7回国会 衆議院本会議 第21号(1950/03/04、24期、日本共産党)

○風早八十二君 ただいま議題となりました、野坂參三君外三十五名提出の、池田大蔵大臣兼通産大臣に対する不信任案に関する趣旨弁明をいたします。  まず決議文を朗読いたします。   本院は、大蔵大臣兼通商産業大臣池田勇人君を信任せず。   右決議する。  私は、この際、日本共産党を代表して、この不信任案の趣旨弁明をいたさんとするものであります。今回、池田大蔵大臣兼通産大臣が新聞記者団との会見でやつた失言もしくは暴言は、実は池田君自身にとつては、暴言でもなく、失言ですらなく、吉田内閣の正体を暴露したものにすぎないのであります。でありますから、池田大臣は、これほど鴛々たる非難を国博大衆、全野党、いな自由……

第7回国会 衆議院本会議 第32号(1950/03/30、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程になりました輸出信用保險法案に反対の意見を表明するものであります。  第一に、政府が現在の危機のただ一つの切抜け策として望みをかけておりましたローガン構想も、日英協定貿易におきまして明瞭に示されましたように、輸入だけはしたけれども、輸出は完全に締め出されてしまつた。周知のように、食糧を初め外国の過剰商品が陸続と押しつけ輸入をされているのが実情であります。こういう貿易不振というものは、決して片々たる小手先の対策では、もはや解決することができないものになつております。自主的な貿易によつて、戰前輸出総額の四十%を占めておつた中国を初めとし、平和……

第7回国会 衆議院本会議 第42号(1950/04/26、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、今日自由党議員の提出にかかる炭管法廃止のその意図するところに対して断固反対するものであります。  先ほど労農党の岡田春夫君に対して、前に反対したのに、また今度その廃止に反対するのはどうかというお話がありました。われわれ日本共産党は、この前あの炭管法の出るときにあたりまして、これに対して絶対に反対いたしました。今日また自由党がこれを廃止せんとする意図に対して断固として反対しております。(笑声)これは諸君が今お聞きになる通り……。
【次の発言】(続) われわれは、今この炭管法の廃止に対して反対せんとするその立場を明らかにいたしたいと思うのであります。  ……


■ページ上部へ

第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第5号(1950/07/17、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、吉田総理大臣並びに関係各大臣に質問するものであります。  朝鮮における新たな事態の発展がどういう結果をたどりつつあるか。これは私がここで述べるまでもなく、日々の新聞、国際放送によりましてもすでに明らかなところであります。これによつて国際独占資本の一切の計画が大きく齟齬して、計画自体が多くの障害にぶつつかつておることは、これまた事実の示す通りであります。朝鮮の事態の発展は世界史今後の発展を示唆するものであり、勝利は人民の側にあることを明示するものであります。(拍手)政府がいかに日本人民の支柱であるわが日本共産党を弾圧しようとも、人民とともに闘うところの……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第18号(1951/03/06、24期、日本共産党)

○風早八十二君 ただいま上程せられました、益谷秀次君外二十五名提出にかかる緊急輸入確保に関する決議案に対し、私は日本共産党を代表して反対の意見を表明せんとするものであります。(拍手)  この決議案は、現在及び将来においてますます不足を告げんとする食料並びに原料資材の輸入を確保すべきだといつておりますが、現実にどこに輸入確保の見通しがありますか。お先はまづ暗ではありませんか。(「ノーノー」)まず食糧について申しますならば、政府並びに自由党は、最近麦の統制撤廃ということを言い始めております。これは国内から麦を買上げなくとも、小麦をうんと輸入して政府が手持ちすることによつて国内の需給のコントロールを……

第10回国会 衆議院本会議 第23号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○風早八十二君 ただいま上程せられました外資に関する法律の一部改正法律案に対し、私は日本共産党を代表して絶対に反対の意思を表明するものであります。  米国資本の導入は、周知のごとく片山内閣に始まつて、芦田、吉田と歴代内閣の一貫して採用して来た政策であり、またわが党が一貫して徹底的に反対して参つた政策であります。戰後の外資は、本質的に国際独占資本が日本を――ための呼び水として導入されたのであります。このことは、今にしてみれば、もはや何人も疑うことのできない事実によつて証明せられたところであります。戰後、国際独占資本は、その危機を免れるためのあらゆる政策にことごとく失敗したあげく、もう一度、今度は……

第10回国会 衆議院本会議 第44号(1951/05/31、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程せられました緊要物資の売拂に関する法律案、ニツケル製錬事業助成臨時措置法案の二法案に対し、絶対反対の意思を表明するものであります。  昔、封建時代の中国におきまして、信賞必罰、一刀両断の恐るべき法律として法三章というものが出たことがありますが、今回この緊要物資の売拂に関する法律案は、法一條にすぎません。しかも、このたつた一條の法律案こそは、罪人を殺すかわりに、多数の労働者を殺し、一切の中小平和産業メーカーを殺し、遂には日本民族全体を戰争と破滅に導く悪魔の劍にほかならないのであります。  この国会は、三月、わが党の反対を押し切つて緊要物資輸……

第10回国会 衆議院本会議 第46号(1951/06/02、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程せられました、三木武夫君外百二十七名提出にかかる電気料金の合理化に関する決議案に対して賛成の意見を表明するものであります。  実は、わが党は、休会明け劈頭、小口電力、家庭電燈料金の値下げに関する決議案を提出したのでありますが、議院運営委員会で、社民両党提案の本決議案に席を讓ることに決定いたした次第であります。しかしながら、もとより両決議案の論旨には多少趣を異にする点があり、この点を考慮に入れて賛成討論をいたすことを御了承願いたいのであります。  そもそも電力料金値上げの理由は、会社側によれば、資産再評価による減価償却費の激増、固定資産税、……


■ページ上部へ

第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 衆議院本会議 第2号(1951/08/17、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、米国対日講和條約草案並びに日米安全保障協定草案に関し吉田総理に質問するものである。今から六年前、一九四五年九月二日、ミズ━リ艦上で降伏文書に調印がなされたとき、日本国民すべてが腹の底から深く決意したことは、二度と再び侵略戰争を企ててはならないということである。(拍手)しかるに、この草案のどこに、戰争を繰返さない、平和の保障があるか。あるものは中ソ両国に対する━━━━ではないか。どこに民族独立の保障があるか。あるものは━━━━ではないか。何が和解の條約だ。これこそ日本の━━━━ではないか。日本帝国主義者は、過去十五箇年にわたつて中国を侵略し、一千万人以……


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第13号(1951/11/08、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表して、ただいま上程になりました三つの補正予算案に対し反対の意見を表明するものであります。  過日本院で採択せられた対日平和條約並びに日米安全保障條約は、平和と独立を保障するものではなく、日本人を外国軍国主義者の━━━━に仕立て、その━━━━に自動的に巻き込む約束であつたのであります。この補正予算案こそは、両條約の最初の適用として、その莫大な財政負担のはしりとして、国民の前にその姿を現わしたのであります。この予算案の一体どこに平和の保障があるか。どこに国民生活の安定があるか。あるものは、ただ軍事的彈圧費と国際収奪費、そうしてそれをまかなうための水増し増税、首……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第18号(1952/03/04、24期、日本共産党)

○風早八十二君 ただいま上程されました懲罰動議に関し、一身上の弁明をいたします。  当日の予算委員会は、特に吉田総理の出席を求めて、行政協定の内容について疑義をたださんとすることを、その日程といたしたのであります。諸君御承知の通り、行政協定の交渉は、本国会会期中、予算委員会の審議と並行して進められて参つたのであります。その内容は、日本国の主権の独立を脅かすものであり、また日本国民の権利に重大な制限を與えるものである。たとえば米軍は、占領軍から駐留軍に名前をかえただけで、無期限に日本に居すわることには何のかわりもないのであります。しかも、その兵力も、基地も、演習地その他の施設も秘密に付され、秘密……

第13回国会 衆議院本会議 第38号(1952/05/06、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表し、木村法務総裁の報告に対し質問をいたすものであります。  第二十二回統一メーデーにに集しました東京五十万の組織大衆は、日本民族解放の最夜ののろしたるべきこの日のために、初めから人民広場の使用を要求していたことは、天下周知であります。(拍手)人民広場は、断じて米軍と日本官憲の独占物ではない。人民のものでなければならないのであります。東京地方裁判所が、公共のためその使用を許すべしとの判決を下したことは、あまりにも当然であります。それゆえ、メーデー当日、約十万の大衆が人民広場に向つて正々堂々行進したのは、正当な権利の行使であることは明白であります。  しかるに……

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、日本共産党を代表し、この決議案に反対の意思を代表いたすものであります。  大体、すでに本国会に対して、あのインチキなる選挙法改正案を出しておるこの提案者たち、その同じ提案者たちは、この決議案を提出者する、その提出者の資格がないとわれわれは断言せざるを得ない。この決議案は、表面上の理由は別として、まつたく利己的であり、欺瞞的であり、この決議案はそれ自身一つの選挙対策であることを指摘したいのであります。最近自由党によつて行われておるところの、まつたく国会を私物化し、国会を選挙運動の場としておる数々の事実は目に余るものがあるのでありますが、この決議案そのものも、またその一つの例……

第13回国会 衆議院本会議 第53号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○風早八十二君 私は、ただいま上程せられた懲罰動議に関して一身上の弁明をなすものであります。その第一点として私は本年の統一メーデーの歴史的意義について私の評価を下し、これによつて問題にされた私の緊急質問の根本的態度を明確にせんとするものであります。サンフランシスコ講和條約発効の三日後にめぐり来つた今年のメーデーは、まず第一に、七年に近いアメリカ占領下の搾取と圧制に対する日本人民大衆の怒りと憎しみの爆発であり、民族解放鬪争の最初の組織的のろしであつたのであります。(拍手)第二に、この日のために、組織大衆の下からの幾多の闘争が積み重ねられて来たことであります。吉田政府が、その売国政策に対する国民の……

風早八十二[衆]本会議発言(全期間)
|24期|

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院24期)

風早八十二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1949/10/10、24期、日本共産党)

○風早委員 実は今日の委員会は、特にわが党から委員長に急に開いていただくようにお願いしてあつた最初の委員会でありまして、わが党としましても、いろいろ緊急に委員会にお諮りしたい諸点があるのでございますが、今日はいろいろさきの委員の方々の御質問が非常に熱心でありまして時間もたつてしまつたので、私は今これからすぐ簡單にと言われましても、はなはだ迷惑いたしますので、休憩して、午後再開していただきたいと希望するのでございますが、いかがですか。お答えいかんによつては簡單に済むと思います。実は先ほどから佐々木さんよりいろいろ御質問がありましたが、これに対して外務省の武野政府委員には十分のお答えができないので……

第5回国会 議院運営委員会 第51号(1949/09/02、24期、日本共産党)

○風早委員 提出される法案の件名とか、内容を大体お聞かせください。なるべく早くやつてもらわないと、また審議期間の問題が起つて来ると思いますから、わかつておりましたら今でも御報告を受けたいと存じます。
【次の発言】 この内容に関連して簡単な質問をじてみたい。大体このシヤウプ案では來年度は中央財政が六百億円減、地方財政が四百億円増で、差引き二百億円の減税であると言われております。ところが池田大藏大臣は一千億円を減税するということが、新聞紙上に出ておりますが、大藏当局としてはどういうふうに考えておられますか。
【次の発言】 そうするとそれは國民所得が來年は今年よりもふえるということを前提にしておられ……

第5回国会 決算委員会 第16号(1949/10/04、24期、日本共産党)

○風早委員 もう大分時間が経過いたしまして、皆さんもお疲れと思いますから、できるだけ重複を省きたいのですが、事は重大でありまして、大体これほどこの薪炭需給調整の問題が世間を騒がしておるのに、今の政府の御答弁では、せつかく先ほど南委員、前田委員あるいは金子委員からいろいろな角度からの質問がありましたが、ほとんどお答えは要領を得ないのであります。これをどういうふうに本委員会として扱つていいか、これではまだ今日のところではどうにもならない状態ではないかと思います。私率直に言いますが、責任はとると言われますが、大体少しふんどしがゆるんでいやしないかと思う。実際官僚統制の弊というものがここで集中的に現わ……

第5回国会 考査特別委員会 第25号(1949/07/25、24期、日本共産党)

○風早證人 そうです。
【次の発言】 さようです。
【次の発言】 役員はやつておりません。
【次の発言】 何もないです。
【次の発言】 二十一年の八月ごろです。
【次の発言】 調査部長は役員じやありません。役員は中央委員とか……。
【次の発言】 それもやめました。
【次の発言】 衆議院議員に当選した日からやめました。
【次の発言】 やつておりました。最初から調査部長です。
【次の発言】 お互いに忙しいでしよう。それでやめました。
【次の発言】 第四区。中野、杉並、澁谷。
【次の発言】 中心というのは別にありません。その三区が全部です。

第5回国会 大蔵委員会 第1号(1949/03/19、24期、日本共産党)

○風早委員 今度の予算編成が大分難航を続けていることはお互いに十分察しておりますが、それにいたしましてもやはりあまり長くなりまして、われわれもどうなつておるか、その経過くらいは知りたいと考えているわけでありますが、もしもこの委員会で政府に対してその経過報告についてお願いすることができれば、非常にけつこうであります。

第5回国会 大蔵委員会 第3号(1949/03/26、24期、日本共産党)

○風早委員 去る三月二十二日の運営委員会において、今まだ首相の施政演説もなく、予算案の提出もないわけでありまして、それまでに特に臨時物資需給調整法に限つては審議に上すが、それ以外のものは上さないと言つたような決議をやつておられるのでありますが、そういうことと、それからこれらの法案の審議に入るということとは矛盾するように思うが、運営委員会の決定と、他の委員会の運営というものとの関係は、どういうふうになつておるのですか。
【次の発言】 この前の大藏理事会で話合いましたときに、大体野党――民主野党も含んでおるのですけれども、運営委員会で言われたと同樣の趣旨で、法案の審議はいずれも予算案に関係しておる……

第5回国会 大蔵委員会 第4号(1949/03/28、24期、日本共産党)

○風早委員 産業設備営團の損失補償に関する法律案につきましては、今までたびたびここで質疑應答があつたわけですが、きようも政府委員の方からいろいろ説明をしてやろうというようなお話がありました。しかしわれわれとしてはこまかい数字そのものはあまり問題じやないのです。こういう法案を今通すことによつて、社会的にも、政治的にも、また経済的にも、日本の現状に照して非常な重大な影響があるということを考えますので、そういう点について大藏大臣としてどういうお考えをもつておられるか。この点について責任のある御答弁を願いたいわけです。  問題を二、三にわけて述べてみれば、第一には、産業設備営團法の第三十九條に規定して……

第5回国会 大蔵委員会 第5号(1949/03/29、24期、日本共産党)

○風早委員 私は日本共産党を代表して、本案に絶対に反対し、撤回を政府に要求するものであります。その理由とするところは大体次の通りであります。  第一にこの法案を提出されるにあたりまして、政府の頭が戰時中からちつとも切りかわつておらないということ、この法案提出の趣旨は、産業設備営團法第三十九條に規定してあります損失補償契約を履行するにあるのでありますが、営團法の任務は御承知のように戰爭を目的とするものでありまして、こういう目的のために公布実施に及んだ同法が、終戰になり、ポツダム宣言の受諾となり、新発足した戰後の國民経済においては、実質上その存在の理由を失つておる。むしろ有害無益な存在になつておる……

第5回国会 大蔵委員会 第6号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○風早委員 財政法の改正案についてお伺いしておきたいことがあります。いろいろな御質問の中でも大体出ておつたのでありますが、今度目的別をやめて、組織別一本にして編成して行くという形の問題のようでありますが、実は非常にこれは大事な問題なのです。いろいろその理由は述べられたのでありますけれども、はなはだその理由が貧弱でありまして、私どもは目的別予算というものの意義は、國民の側から言いまするならば、非常に大事な問題だと思うのです。一應政府の立場としては、組織別のわけ方だけで、それで事は足りるかもしれませんが、目的別がはつきりしておらなければ、どういう目的にそれが使われるかということが、きわめて不明瞭に……

第5回国会 大蔵委員会 第12号(1949/04/13、24期、日本共産党)

○風早委員 第四條の第一項の後段で運用と使用の区別を若干説明を伺つたのでありますが、その点少しまだはつきりいたしませんので伺います。「又は公私企業に対する資金に運用し、若しくは公企業に対する資金に使用」、こう書いてあります。そういたしますと運用と使用、その辺の区別をもう一度……。
【次の発言】 そうしますと使用の方は公企業に限るのですか。

第5回国会 大蔵委員会 第13号(1949/04/14、24期、日本共産党)

○風早委員 昨日いろいろこの法案の審議にあたつての議事につきまして、ちよつと列挙し始めたのでありますが、途中で休憩に入りまして、そのままになりましたから、少しばかり前にさかのぼるかもしれませんけれども、あらためて質疑をいたします。きようは祕密会のことでもありますし、どうかひとつ、つつ込んでお答えを願いたいと思います。  その前にちよつと非常にこまかい問題でありますが、今千七百五十億というものの中に、六百十六億という補給金がもぐり込んでおるというようなことでありますが、この千七百五十億はどうしてできたか、それの算定の基礎はどうであるかという小山委員でありましたかのお尋ねに対して、政府委員の方から……

第5回国会 大蔵委員会 第15号(1949/04/16、24期、日本共産党)

○風早委員 私は貿易廳についてまずお聞きしたいのですが、來ておられますか。
【次の発言】 けつこうでございます。
【次の発言】 貿易局長にいろいろこまかくお尋ねしたいことがたくさんあるのでありますけれども、時間の関係も考慮いたしまして、根本的に貿易政策の基本的な問題について、ひとつお伺いしたいと思います。申すまでもなく貿易は、必ずしも等價貿易ではないということでありまして、こういう点について二十四年度の貿易計画の中で、政府はどういうふうにこの点をお考えになつておられますか。特にそれに関連いたしまして、私は現在安本を中心にして進められようとしております集中生産の問題の、裏づけといたしまして、為替……

第5回国会 大蔵委員会 第16号(1949/04/18、24期、日本共産党)

○風早委員 前会に貿易計画の内容について質疑を続行中であつたのでありますが、貿易計画については、その当局が依然としてきようも來ておられないようでありますから、経理局長にこの会計上の問題だけについて伺います。貿易計画については、貿易廳長官が來られるまで留保したいと思います。  この貿易特別会計のうち、特にいわゆる見返り資金につきまして、その内容がはなはだ不明確であります。これはこの前も見返り資金勘定の特別会計法案が出ましたときに、これに対する反対意見の理由として結論だけをあげておいたのでありますが、問題は実は貿易特別会計にあるのでありまして、このいわば通り拔け勘定の中で非常に疑問があるのでありま……

第5回国会 大蔵委員会 第18号(1949/04/21、24期、日本共産党)

○風早委員 組合委員長の方にちよつとお伺いいたします。今公述なさいましたことはごもつとも千万だと固く信ずるものでありますが、しからば積極的にどうしたらよろしいか、どうすべきかというあなたの方の御主張、御要求をぜひ聞かしていただきたいと考えます。
【次の発言】 まず伺いたいのは申告納税制度の問題でありますが、大藏大臣はかねがねこの大藏委員会におきましても、申告納税制度を嚴守するということを言つておられたと思うのであります。しかしながら徴收目標額を各財務局、税務署などに與えておるということがあるように思われるのでありますが、これはやはり天くだり的な割当にならないか、まずお聞きしたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第19号(1949/04/22、24期、日本共産党)

○風早委員 昨日、主税局長にいろいろこまかい点について質問をいたしたのでありますが、きようは池田大藏大臣がお見えでありますので、少し基本的な点について御質問をしてみたいと思います。大体新聞その他で承りますと、アメリカからシヨープ博士が來訪するのはもう間近であるという話であります。その際に政府は根本的な税制改革の実行を讓つておられる。今ぼつぼつその着手の運びになつておる。こういうふうなことであると考えられるのであつて、今回の程制改正というものは、全然そこまでは行つておらないのでありまして、この際に、この改正に即してしやくし定規に問題を持つて行きますれば、まだ税制の基本的な問題についての質問という……

第5回国会 大蔵委員会 第20号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○風早委員 ちよつと関連して……。今脱税の問題が荒木委員から出されておりまして、政府は査察部を設置して、すでに約六十一億の実績をあげておると言われるのでありますが、査察部としては大体どういう方法によつて査察をやつておいでになりますか、簡單でよいですから御説明願いたい。
【次の発言】 脱税の問題は非常に重要なので、もうちよつとお許し願いたい。政府は脱税の額は全体として数千億というようなことは、はつきり言えないと言いますが、これはだれしもはつきりは言えないのであります。大体今まで國民所得が一つの基準になり、大まかに言えば、控除前の課税対象額というようなものとの差額、それからいろいろな他の要素を差引……

第5回国会 大蔵委員会 第21号(1949/04/25、24期、日本共産党)

○風早委員 税務代理士法に関連して……。
【次の発言】 税務代理士法の第一條の業の意味が非常に不明確でありまして、このためにいろいろなトラブルが起つている実情であります。これにつきまして一般に業とすというのは、反復継続の目的で所定の行為をすることであつて、有償無償を問わないというような解釈もあります。またこれは昭和十七年二月七日でありまして大分古い話でありますが、日本勧業銀行法中改正法律案外五件の委員会というのがありまして、そこで松隈政府委員が述べておられるのを見ますと、「ここに業とすというのは、たとえば事務所等を置きまして、不特定多数の人の委嘱を受け得るような状態において仕事をする者、こうい……

第5回国会 大蔵委員会 第22号(1949/04/26、24期、日本共産党)

○風早委員 大体宮幡委員から非常に詳細な、要領を得た御報告がありましたので、別に申し上げるほどのこともないのでありますが、一、二補足的につけ加えておきたいことであるのであります。そこは今塚田委員の方からも御指摘がありましたように、この調べというものは、はなはだ中途半端でありまして、われわれとしてもはなはだ意に満たない。と申しますのは、この前の調査の対象は大体署長の供述及び廣い意味での被害者関係の方々の供述というふうなものだけを、もとにしておるのでありまして、実はこの二つの供述の間にも、まつたく食い違つた矛盾があるのでありまして、そこらを明らかにしなければならない問題が残つておる。ところで他の調……

第5回国会 大蔵委員会 第24号(1949/04/28、24期、日本共産党)

○風早委員 今この三法案を一括してというお話がありましたが、煙草專賣法と塩專賣法は一括でも別に異議はありませんけれども、復興金融金庫の方はおのずからまた別問題でありまして、別にしていただきたいというのが私の希望であります。特に復興金融金庫の問題につきましては、まだ資料が非常に不足しておりまして、私ども質問をしようにも質問の材料がないのであります。今日ここにかねて前國会で要求いたしました、復興金融金庫の大口融資先の監査資料が出始めておりますが、これも実は三月三十一日までの期限でお願いしてあつたはずでありまして、たいへん遅れて今日出ておりますが、まだ大分内容が欠けております。たとえば石炭のごときは……

第5回国会 大蔵委員会 第25号(1949/05/06、24期、日本共産党)

○風早委員 先ほど一千万円と言われたのは関税の増收見込み額ですか。
【次の発言】 大体この改正によつて見込まれておる増收及びその増收の基礎について、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、七銭を五円に上げることによつて、直接増收が行われるというのは十分わかるのでありますが、貿易の伸張という点についてはどういう見込みを持つておられるのでありますか。関税法の改訂に関連させて政府の大体の見込みを伺いたいと思います。
【次の発言】 援助関係の輸入物資及び一般輸入物資全般に対する関税は、一律に定率法によつてやつているわけですか。これは聞くまでもないと思いますが、今食糧の問題が上つてお……

第5回国会 大蔵委員会 第26号(1949/05/07、24期、日本共産党)

○風早委員 実は專賣関係の法案が続続と出て來るのでありまして、專賣というものにつきましては、相当戰後はその役割がかわつて來ておるようにも思われますので、この際当局の專賣に対する御意見を伺いたいと思つたのでありますが、それに先だちまして目下非常に急を要する問題の解決のために、ひとつ具体的な質問をいたしたいと思います。それは先ほどからいろいろ各委員から御質問が出ておりますのと同じ点なのでありますが、國内製塩のトン当りの價格の問題であります。実は今度の説明書などによりましても、内地塩は大体生産目標は四十万トン、トン当り一万一千円ということになつておるわけであります。今までは大体それぞれの生産樣式によ……

第5回国会 大蔵委員会 第27号(1949/05/09、24期、日本共産党)

○風早委員 せつかく大藏大臣がお見えになつたのですから、この法案の基礎的な問題につきまして一、二伺ひたいと思います。これは前年來から遂に頭を出さなかつたのでありますが、金融業法案というようなものが出るというようなお話で、いろいろとりざたされておりまして、その場合にバンキング・ボードというような機構についても、問題になつておると聞いておつたのでありますが、今回の日銀法の改正によりまする政策委員会というものは、大体あのころのバンキング・ボードの構成、あるいはその性格というふうなものと、どういうふうに違つて來ておるか。バンキング・ボートについては、何ら政府としては國会に出されたわけでもありませんし、……

第5回国会 大蔵委員会 第28号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○風早委員 同じ問題になつてはなはだ恐縮でありますけれども、前回の御答弁の中でたしか愛知銀行局長は、この政策委員会は重役会議なんだというようなお話があつたと思います。これは失言であるか、あるいはまた少くとも非常に妥当を欠いているではないかと、私は考えるのであります。ところが、今日これはまた内部機関であるというように、はつきりと特に念を押して答えられているのでありますが、これもやはりこの條項の中で、いろいろ矛盾を來しはしないかと考えるのであります。一方におきまして政策決定機関であるということが言われる。政策決定機関であるということと、内部機関であるということとは、もちろん矛盾はしないと思いますが……

第5回国会 大蔵委員会 第29号(1949/05/11、24期、日本共産党)

○風早委員 大藏大臣がお見えになりませんから、大藏大臣の分は留保いたしまして、二、三お伺いしたい。今回出ました復興金融金庫に対する政府出資等に関する法律案、並びに興業債券の発行限度の特例に関する法律案は、非常に関係が深いと思うのであります。できるだけ両方の関係を考えながら二、三の質問をしたいと思います。大体復興金融金庫の役割が非常に変化いたしまして、それに伴つた新しい産業資金計画については、まだ出ていないように思われるのでありますが、まずこの点の全体を明らかにしていただきたいと思います。今田中織之進君からの質問に対して、個々の点ではお答えがあつたと思いますが、全体として、ことに長期の産業資金計……

第5回国会 大蔵委員会 第30号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○風早委員 私は日本共産党を代表いたしまして、外國保險事業者に関する法律案に対して反対の意見を表明するものであります。その理由は一言して時期尚早であるということであります。現在のような、根本的に貿易におきましても不等價交換が行われている状況のもとにおきまして、この法案を通しますことは、結局また保險業を通じて同樣な結果が生れるという危險を、十分にわれわれは推察することができるという意味におきまして、非常に有害なる法案であると考えるものであります。現在の状態におきましては、貿易外支出の増大並びに外國会社によります國内円資金獲得と、それに続きます國内産業に対する外國会社の支配権というものが、必然に強……

第5回国会 大蔵委員会 第31号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○風早委員 私の質疑に入る前に修正案が出て來ておるようでありますから、これについて簡單でいいですが、その修正の眼目が一体どういうところにあるのか、一々條文を読まなくてもいいですから、簡單に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 お諮りをいたしますが、今まで再々質疑を継続しかけて、その途中でいろいろ議事進行の御都合で切れてしまうのでありまして、非常に不経済な質疑継続をやつているわけであります。また今日も今本会議で、前國会で大問題となつておりました労働法案の上程があるわけでありまして、現に上程されておりまして何どきみな本会議へ出なければならぬかもしれないのであります。そういう状況でまたまたこの質……

第5回国会 大蔵委員会 第32号(1949/05/14、24期、日本共産党)

○風早委員 保險組合に関する法律案、協同組合による金融事業に関する法律案、この二案については質疑を打切りと言いましても、これは中小企業等協同組合法案が今商工委員会に出ております。また今日関係委員会から意見が出ておるあの法案と密接に関係しておるわけですから、あの法案の審議の状況いかんによりまして、新しく質疑問題も起つて來ると思うのです。その点はもちろん留保されておることと解釈いたして今の決定に從います。
【次の発言】 復金の融資の状況に関していろいろ質疑をいたしております際に、これは復金の新しい機能の重要性というものにかんがみまして、結局もつとつつこんだ小委員会をつくつて、そこでねんごろにやつた……

第5回国会 大蔵委員会 第33号(1949/05/16、24期、日本共産党)

○風早委員 專賣関係の法案審議はもう終了しておりますので、緊急質問の形で政府に一点だけ伺います。それは今日の新聞で拜見いたしますと、地方財政委員会からショウプ博士並びに税制審議会に提出する、地方税制改革に関する意見書というのが出ておるようであります。それによりますといろいろ附加税の問題も出ておりますが、特にタバコの消費税の創設という問題が、はつきりとした形で出されております。「道府縣市町村ともに独立税として日本專賣公社にタバコ消費税を課する、この課税標準は專賣公社から区域内のタバコ販賣所に賣り渡されたタバコの價格とすること、賦課率は道府縣市町村それぞれ百分の十ずつとする。」ということが出ておる……

第5回国会 大蔵委員会 第34号(1949/05/17、24期、日本共産党)

○風早委員 ただいまの宮幡委員の御報告によりまして、大体大藏委員会の一致した要望に対して、内閣委員会がこれを承認しなかつたというようなことが明らかになつたのであります。この問題につきましては、今宮幡委員並びに田中委員が申されたことは、もとより私どもまつたく同感であります。しかしながら同時につけ加えておきたいのは、これは民自党に非常に関係のある事柄でありまして、民自党の絶対多数を持つた内閣委員会が、しかも民自党の絶対多数を持つた大藏委員会の要望をけつたということになるのでありまして、民自党内部が一つのはなはだ統一を欠いておるというふうな、あるいは調和を欠いておるというようなことを明らかに示したと……

第5回国会 大蔵委員会 第36号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○風早委員 請願としてこういうものが出ておりますので、御説明申し上げます。  敗戰以來あくなき独占資本の搾取と圧迫により、深刻なるインフレと昨今の金融逼迫を來し、企業及び商取引の不振、さらにこれに加え重税の惡條件のため、われわれ中小商工業者はますます困苦欠乏のどん底に突入、沒落の一途をたどりつつあります。左記事項について各位の格段の御配慮を願うというのであります。  第一は不当課税、差押え、公賣反対、何ら実情の調査なき割当課税、人道上許すべからざる差押え、公賣等に対しては反対というのであります。次は不当彈圧反対、脱税者の徹底的摘発、基礎控除最低二十万円以上、さらに取引高税の撤廃、延滯納加徴税、……

第5回国会 大蔵委員会 第37号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○風早委員 まずお伺いいたしたいのは、御承知のようにシヤウプ使節團が來朝せられまして、今、日本の税制、税機構の根本的な改革について、政府もまたその協力を求めてやられるということになつておるわけです。またわが大藏委員会といたしましても、これに対して全面的な協力を仰いで、やはり確固たる税制並びに税機構の確立をはかりたいと念願いたしておるわけであります。そういう際に、今何も急いでこういつた機構の拡充をやられる必要はなかろうと思うのであります。シヤウプ博士の來訪ということの以前に、すでにこういうことは考えられておつたのであろうと思いますが、今にして見れば、もう少しこれを待つて十分な実情調査、ことにシヤ……

第5回国会 大蔵委員会 第40号(1949/05/25、24期、日本共産党)

○風早委員 今日の新聞を拜見しまして初めて知つたことでありますが、政府は外國為替資金を貿易特別会計に置いて、米國対日援助物資の取得処分に関する経理というものを、貿易会計内に独立勘定を設けて取扱うことになつて、二十四日の貿易特別会計法の一部改正を政令でもつて公布し、即日施行した。こういうふうなことがあるのでありますが、これはわれわれとしてはまつたく寢耳に水でありまして、どういう法的な根拠に基いてこの政令により公布されて、それによつて法律の一部改正をやられたかということについて、政府の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ポツダム宣言の例の五百四十二号というのをこの際適用されたのですか。その……

第5回国会 大蔵委員会 第42号(1949/07/08、24期、日本共産党)

○風早委員 大藏委員として最も活躍しておられました宮幡委員が、このたび通産省の政務次官になられましたことは、私ども非常に慶賀にたえない次第でありますが、項に宮幡委員はある意味において政党的な感覚を持つておられる方でありまして、今日の御答弁の中にもそれがほのかに現われている。そこでできるだけそういう意氣込みでやつていただきたいと思います。  一つ宮幡次官に伺つてみたいのでありますが、問題はやはり見返り資金の用途であります。前國会におきまして地方配付金が半減される、あるいはまた災害救済、復興の費用がなくなる、中小金融がどうにもならなくなつて來る、農業金融もきゆうくつである、こういうふうなことが問題……

第5回国会 大蔵委員会 第43号(1949/09/07、24期、日本共産党)

○風早委員 池田大藏大臣にお伺いいたします。國民が重税でどれくらい困つているかということは、これはいまさら言うまでもないことでありますが、これに対して政府当局はかねがね税金の軽減ということを國民にも公約しておられたわけです。ところが二十四年度予算案では、御承知のようにこれが果せなかつた。そこでシヤウプ使節團の來朝の機会にぜひともこれはやるということは、たびたび池田大藏大臣から伺つておつたわけであります。國民としてもこれは非常に期待しておつた。ところが実際に出てみますと、まだ詳細のことはわからないと言えばそれまででありますが、この勧告案大綱によつただけでも、まつたくわれわれの期待を裏切つたもので……

第5回国会 大蔵委員会 第45号(1949/09/20、24期、日本共産党)

○風早委員 それでは大臣に対する質問は保留いたしておきまして、理財局長、銀行局長、さらに特殊金融局長ですが、これらの方に若干伺つてみたいと思います。
【次の発言】 それでは伺いますが、池田大藏大臣に伺いたいことはたくさんありまして、それが遅れるのははなはだ遺憾なんですが、さしあたりシャウプ勧告案というものと関連しまして、目下一番大きな問題について若干伺つてみたいと思います。  まずポンドの切下げというものがいよいよあつたわけであります。それで結局円の平價切下げということも時期の問題ではないかと思うのでありますが、今それは一應前提といたしましてやらない。そうしますと貿易というものが、特に輸出関係……

第5回国会 法務委員会 第31号(1949/07/01、24期、日本共産党)

○風早委員 昨日でありましたか、社会党の提唱によりまして、民主野党も含めまして、全野党派が政府に臨時國会の開催を要求したのであります。その理由といたしますところは、今日吉田内閣の施策がよろしきを得ないために、もう國民の生活がとことんまで今破壞されようとしておる。また産業も今ますますその危機が破局に達しようとしておる。であるからこの際われわれ國会としては、やはり國民の要望にこたえて、政府の施策に対する根本的な再檢討を加える必要がある。これはわれわれの國民に対する義務である。こういう観点から政府に対して臨時國会の要求をいたしております。  さて今日ただいま賀來労政局長やあるいは神山説明員から、いろ……

第5回国会 予算委員会 第4号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○風早委員 追加予算の問題は、現に政府の言明にもありますように、これは出さないということでありました。また新しくわれわれの原則となすべき経済九原則の根本精神によりましても、追加予算は嚴にこれを慎しむ。こういう方針であると考えるのであります。しかるにここに突如として追加予算が出たということにつきまして、これらの言明ないしは新しい経済九原則というものに対して、この追加予算がまつたく反しておるものであるということを認められるかどうか。この点をお伺いいたします。
【次の発言】 そういたしますと、その財源の性質がただちに問題になると思うのであります。ここで一般会計の追加予算につきましてその財源を見ますと……

第5回国会 予算委員会 第8号(1949/04/09、24期、日本共産党)

○風早委員 質問に入る前に緊急動議が一つあります。本予算案の基礎になりました千七百五十億円の見返り勘定でありますがこれに対して特別な法令が必要ではないかと思うのであります。これは法令を出されるつもりであるかどうか。まだわれわれそれを開いていないのであります。大藏委員会にもまだ提出されることを聞いていないのでありますが、この点についてあらかじめ質問いたしまして、これに應じて緊急動議を提出いたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、これは本予算委員会で前にも問題になりました、法律の基礎なくして地方配付金の問題を予算に組み入れている、これと同じ問題がここにもつと大きな内容で出て來ていると……

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/12、24期、日本共産党)

○風早委員 今尾崎委員が所得税の軽減、さらにいろいろな建設費の必要というようなことから、相続税の増徴の意思はないかということを政府に問われていたのでありますが、私はその点に関連して政府に、現在課税さるべくして課税しておらない、課税対象の問題についてお聞きしてみたい。それはけさほどちようど私が席をはずしておりましたときに、やはり民自党の方から政府に脱税額というようなことについて、共産党の今まで発表しておる数字と――実は私が新聞にも発表したこともあるのでありまして、これに対して質問があつた。それに対して政府はそれがかなりでたらめであるごとき答弁をされたそうであります。これについて私は政府の所見をあ……

第5回国会 予算委員会 第10号(1949/04/13、24期、日本共産党)

○風早委員 安本長官に対して外資の問題について議事進行として……
【次の発言】 それでは議事準行として私は発言を求めます。
【次の発言】 この予算委員会で二十四年度の予算案が出るにつきまして、その打出の小づちとしてこれは政府の方も大藏省の方も認めたのでありますが、それにあたる見返り勘定の特別会計法案が出されたならば、それと並行して初めて予算の審議をやろう、こういうことが一應予算委員会として決議せられておつたと思います。ところが昨日本会議に提出になりまして今日は大藏委員会にかかりました。しかしこれは問題が直接二十四年度予算案の根底になつておるものでありまして、大藏委員会でももちろん法案の審議をや……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/26、24期、日本共産党)

○風早委員 ちよつと主計局長にお尋ねしたいのですが、この爲替レートの一本建は予想ではされておつた。しかしその中におきまして大体六月以前はなかろう、ことにアメリカの会計年度に見合つて、これが問題となつて來るであろうということも言われておつたわけであります。しかし今突然こういうふうなことになつて來るとしますと、形の上ではむしろ日本の会計年度にこれが見合つて出されたというようにも考えられる。その辺の事情をひとつ明らかにしていただきたい。  なおそれにつけ加えて、政府はこの時期が非常に早目に決定されるということについては、何ら見通しを持つておられなかつたのかどうか、また見通しがおありになつたとすれば、……

第5回国会 予算委員会 第15号(1949/05/14、24期、日本共産党)

○風早委員 同じ問題についてこの際政府に伺つておきたい。今小峰君の言われましたように、確かに大藏大臣はその御答弁の中で、つなぎの必要がないというようなお話であつたのでありますが、これはそのときお互いに、そんなことはとうていあり得ないということは全部わかつておるのであります。私どももしばしばこれを念を押しておいたのでありますが、結局今日になつてみれは、やはりつなぎ資金は必要である。これは見返り勘定の場合だけではないのでありまして、とにかく現在の資金不足は、いずれにいたしましても莫大なものがあると思います。これについて日銀の一萬出総裁は新聞紙上において、約九十億の資金を放出しなければならないといつ……

第5回国会 予算委員会 第18号(1949/10/20、24期、日本共産党)

○風早委員 今買用代金の未收二十億円というものが問題になつておるわけですが、ちよつとふに落ちない点があるのです。それというのはわれわれ消費者はちやんと金を拂つて炭を受取つております。金を拂わなければ絶対に炭は受取れない。それで生産者はやはり政府に品物を渡しておるのであります。この未収代金二十億はもうどうにもたらないという話ですが、この金はどこに行つたのか、あるいは品物はどこに行つたか、こういう点について一向御説明がないのですが、そこに一つ問題がある。今の申訳ないという御趣旨はその辺にあるのですが、もう少しわかるようにお話願いたい。


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 決算委員会 第2号(1949/11/08、24期、日本共産党)

○風早委員 終戰処理費については今までいろいろうわさがあるのでありまして、大体莫大な終戰処理費というものが、ほんとうにその目的のために使われておるかどうかということは、いろいろ疑問を持たれておつたのであります。特に国会としてもこの点については注目しておるところでありますが、今の個々の説明もはなはだ不十分で、これでは内容については全然わからないのであります。その前にちよつとお伺いしておきたいのは、全体としてこの終戰処理費関係で、あるいはよけいに、不必要に支拂つたとか、あるいはまた不当に回収をしなかつたとか、いろいろなのを合せまして、全体として終戰処理費がどれくらいいつたのか、無駄な費用がどれくら……

第6回国会 決算委員会 第3号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○風早委員 この前終戰処理費等について、逐條で非常に簡單な、読めばわかるような御報告があつたのですが、ああいう御報告で時間をとることは少しもつたいないと思うのです。もう少し問題としてまとめて出していただけないでしようか。
【次の発言】 ここに書いてあることをそのまま読むような報告は、時間の節約上なるたけお考え願いたいと思います。
【次の発言】 薪炭問題につきまして―きようはその次から始まつておるわけでありますけれども、この前まだたくさんはつきりしない点がありましたし、その後新聞などにも、薪炭問題で新しい不正の支出が明らかにされているような事犯もありますから、こういう点について政府の説明を願いた……

第6回国会 決算委員会 第4号(1949/11/14、24期、日本共産党)

○風早委員 どうも今の御説明では少しへんなことになりはしないですか。そうしますと、これだけの費用は結局積算されてありました他の費用に食い込んでおることになるのだと思うのですが、そういう場合の措置はどういうふうにされたのですか。たとえば積算されてある庁舎、倉庫及び工場の新営に関する経費、これは積算されてあるというのですが、当然建てるべき倉庫や工場、そういうものが結局この分だけ建たないということになるわけですが、その点はどういうことなのですか。
【次の発言】 そうなりますと、差引赤字がこの問題から出て来ておるかどうかということは、やはりはつきりしていただかないと、今のようなことはあり得ることです。……

第6回国会 予算委員会 第3号(1949/11/17、24期、日本共産党)

○風早委員 そうです。
【次の発言】 川崎君の動議並びに稻村君の賛成意見に賛成であります。なおこれにつけては、これらの議事の運営を見ておりますと、明らかに多数党の威勢でもつて横暴をやつておる。これには絶対反対したい。

第6回国会 予算委員会 第5号(1949/11/19、24期、日本共産党)

○風早委員 ちよつと関連して……
【次の発言】 関連質問をします。その前に、今庄司君が日本共産党なるものと言つたが、一体何ですか。これははなはだけしからぬことです。日本共産党は今お隣の席にすわつておるのであります。なるものでも何でもない、共産党と言つてもらいたい。  それはとにかくとして、今お尋ねの地方税は、たとえば前進座なんか一座が共産党のために演出をやつておるというような場合でありますが、そういう場合に税金をのがれておるといつたようなことは事実に反しておる。これは今河野主計局長が税法に違反しておれば、もちろんそういうことは取締つけておるはずだという話でありましたが、現在の税務署が脱税を許し……

第6回国会 予算委員会 第6号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○風早委員 今上林山君が質問されたことは、やつぱり重要なのでありまして、私も同じような点をひとつ伺いたいのであります。  今政府は、実質賃金が上つた、まだこれから上る見通しだということを言つておるわけでありますが、この点は、税金の面、またその他今上林山君が言われました線から、総合的に言わなければならない。少くとも税金の面から言いますと、実質的には負担は大部分の勤労者については過徴している。これは今るる御説明になりましたように、数字的にも明らかなことと思います。ところが問題は、さらに厚生施設その他おこういう面でありますが、これは現実を見ますと、厚生施設費というものは大体今まで会社側がこれを負担し……

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○風早委員 今国民所得の計算が問題になつているわけでありますが、今日は幸いに統計委員会委員長の大内博士が来ておられますので、私はまず大内博士に伺いたい。今政府は盛んに国民所得は目下検討中で、はつきりまだ言えないと言われますが、その基礎は国民所得算定の一つの大声きな基礎になつている生産指数、それから国民生活水準の指数というものが、おそらく問題になつているからだと思うのでありまして、この点について私は大内博士に伺つてみたいと思うのであります。これはもちろん何も統計の技術的な問題でどうこうということを論議しようとしているのではないのであります。これはまつたく政治の問題として聞きたいのだということをあ……

第6回国会 予算委員会 第8号(1949/11/23、24期、日本共産党)

○風早委員 議事進行について……。今度の補正予算に計上してありますところの輸出信用保証に関する費用でありますが、輸出信用保証法案というのが大体出ると思つておりましたが、これが出ておらないのです。そうなりますと今度の補正予算の審議はどういうことになりますか、この法案が出ない限りは審議が続行できないのではないかと思うのでありますが。この点いかがですか。
【次の発言】 これは新聞に出ておることでありますから、政府はそれは知らないと言われるかもしれませんが、しかし大体われわれが聞いておるところでは、これは通常国会に提出するということが伝わつておるのでありますが、この点をひとつ政府の方で確かに御答弁願い……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、日本共産党)

○風早委員 議事進行に関して……。今ちようど本会議のべルが鳴つておりますが、きようの本会議は、今御答弁になつております森農林大臣の一身上の問題にも関係いたしておりしまして、われわれとしても全員本会議に出席しなければならないと考えますので、暫時休憩をお願いしたいと思います。
【次の発言】 まだ動議はしておりません。
【次の発言】 一旦休憩して、本会議に出ることに賛成かどうか、ひとつ動議を提出いたします。

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○風早委員 この薪炭特別会計の赤字に対して、一般会計からこれを繰入れるという問題を、ぜひとも当委員会で決定しなければならないのでありますが、この問題は結局この赤字をのむべきかどうかという問題であろうという問題であろうと考えるのであります。これはきわめて簡単でありまして、生産業者は炭はちやんと政府に納めた。またそれを政府は卸売、小売と行つて、すでに消費者に売りまして、消費者としてはちやんと金を拂つておる。その金がどうなつたかというところに、この赤字の根本原因があるのでありまして、私がまず第一にお尋ねしたいことは、政府においてはこの赤字の陰に明らかに官僚の不正のあるということを見とめられるかという……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会 第3号(1949/12/22、24期、日本共産党)

○風早八十二君 元大蔵委員のよしみで委員外発言をお許しくださいまして、まことにありがとうございます。皆さんに感謝いたします。私が特に今日参りましたのは、この問題が今年末差迫つて最も緊急な問題であるという意味で、通産委員であります私としましても、とうてい捨てておけないという意味で上つたのでありまして、この決議案に関連いたしまして、私も若干の質問のような発言をさせていただきたいと思います。  この更正決定の問題は第一に実情に沿わないということであります。今更正決定をただ延ばしてくれ、やめてくれといつたことを頭ごなしに言つておるのではないのでありまして、もう実際にかかつて来ておるのであります。それを……

第7回国会 通商産業委員会 第2号(1949/12/20、24期、日本共産党)

○風早委員 安本長官に質問を留保しておきましたが、きよう安本長官が来られましたので、一点だけ伺いたいと思います。それは先ほど門脇委員その他からすでに出ておる認可権の問題でありますが、電力料金の認可権は、これは大臣が持つておるから、従つて国会に諮る必要はないという見解で、国会に諮らなかつたと言われますが、その点について私は根本的に反対です。この認可権というものを一体安本長官は、どういうふうにか考えておられるか、これについて伺いたいのであります。
【次の発言】 大体この認可というものは、すべて政府のやられることは国会できめて、それを政府が執行するというのが建前でありまして、これは民主主義の根本的な……

第7回国会 通商産業委員会 第5号(1950/02/03、24期、日本共産党)

○風早委員 今回産業復興公団法の一部を改正する法律として、今提案理由の御説明を伺いまして、大体この公団の出資関係が今度は預金部から出るというようなお話でありましたが、この際産業復興公団の事業内容につきまして、何か新しくつけ加わつて来るものがあると思われるのでありますが、復興公団の現在及び今後の事業内容について、政府の方から御説明願いたいと思います。
【次の発言】 伝えられるところによりますと、この緊急物資と言いますか潜在物資と言いますか、ストツク・パイルの問題にも関連するのですが、新しいこういう滯貨の備蓄関係につきまして、産業復興公団がこれを大体担当するという話も聞いておりますが、そういつたこ……

第7回国会 通商産業委員会 第6号(1950/02/06、24期、日本共産党)

○風早委員 今日は通産大臣が出席しておられますから、今の問題に関連して、私の方からもお尋ねいたしたいのです。今いろいろ有田委員からの質疑応答で、ある程度大臣の見解はわかつたのでありますが、しかし新聞その他で見ますと、非常にこの問題が不明朗です。大体朝飯会でもつて、そういうことがきまつて、そうしてこれが廣川幹事長の口から新聞に発表されたという、その事実については大臣は何も言つておられない。ただそういうことが新聞に出たということは認める。これが大臣の御答弁の第一点だつたと思うのです。ところがまた同時に大臣は、その記事については何も考えておらないと言われる。これは私どもとしては、はなはだ驚くべきこと……

第7回国会 通商産業委員会 第8号(1950/02/14、24期、日本共産党)

○風早委員 産業復興公団法の一部改正は、その文面だけでは別に大した問題もなさそうに見えるのでございますけれども、問題は産業復興公団の果して参りました、またこれから果すべきその役割にあるのでありましてこの点に対して、われわれは重大な疑問を持つておるのであります。大体いろいろな業務があるのでありますが、特にこの際に滞貨処理に関して、政府の根本的な政策、方針というものを承つておきたい。今滞貨が大体六、七億の莫大な額に上つておる。これは特別調達庁の方の分を除いても、なおかつ非常に莫大なものになつておると言われておるのでありますが、この滞貨処理というものが、ただ順調に進んである、進んでおると言われるだけ……

第7回国会 通商産業委員会 第9号(1950/02/15、24期、日本共産党)

○風早委員 私は日本共産党を代表して、この改正案に対して反対を表明するものであります。  第一に、産業復興公団は不正腐敗の巣窟となつております。わが党はこのような状況のままで、政府の無責任な監督のもとに、これを存続させること自体に対して反対であります。復興公団はその業務を遂行して行きます過程におきまして、公団に結びついた一部の大会社、大やみブローカーに不当な利得を得させ、これをめぐつて無数の不正腐敗の事件を生み出しておる点では、御多聞に漏れない機関であります。現に検察当局にかかつているものには、昨年十月の産復大阪支部の繊維、生ゴム切符にからむ收賄事件など多数の横流し事件がありますが、それにとど……

第7回国会 通商産業委員会 第15号(1950/03/03、24期、日本共産党)

○風早委員 私も先ほどの理事会の申合せに従いまして、今日は、中小企業対策の全般については発言を保留しておきます。  今回の新聞紙上における池田通産大臣の暴言に対して、若干質問してみたいと思う。たつた今池田大蔵大臣は、これは内閣全体できまつたことであり、自分は通産大臣を好んで引受けたわけではない。しかし引受けた以上は、粉骨碎心、日本の産業の発展のために盡す、こう言われておる。しかしながら実際はどうであるか。これはわれわれは粹骨碎心、日本の産業の破壊に努力しておられるかに見えるのであります。今回の談話の中で、池田大蔵大臣は金詰まりの責任についてどういうことを言われたか。現在言われておる金詰まりの責……

第7回国会 通商産業委員会 第16号(1950/03/06、24期、日本共産党)

○風早委員 簡單に一、二質疑をいたしたいと思います。この輸出雑品の検査の重要性ということは言うまでもないのでありますが、最近新聞によりますと、アルゼンチンの日ア貿易協会あたりからも電報で非常な警告を発して来ている。つまり日ア貿易協会から日本貿易館あてに至急対策を講ずるようにという電報が来ておりますが、その中では日本から輸出されておる品物が、車両にしてもミシンにしても自転車にしても、その他あらゆる輸出産業にあてはまるのだけれども、コストを割つてまで安売りするということによつて、アルゼンチンの市場を非常に撹乱しておるという有害な結果を生じておるのでこれは嚴重な警告を発したものであると思うのでありま……

第7回国会 通商産業委員会 第17号(1950/03/11、24期、日本共産党)

○風早委員 関連して……今回のこの金鉱連のストというものは、これは申すまでもなく労働組合の三月攻勢の一環であります。つまりなぜこれが起つて来たかということは、現吉田内閣が給与問題について非常に低賃金を、相もかわらず押しつけているというその一貫した政策をまだ捨てない、そして今度の二十五年度予算におきまして、また六千三百円ベースを向う一年間くぎづけにするこういう政策をとつた。これが民間の労働組合にも非常な大きなシヨツクを与えておるというところから、当然にその自衛権の発動として実力行使に及んだものであると、われわれは考えるのであります。この全責任は私はどこまでも現吉田内閣の賃金政策にあると考えるので……

第7回国会 通商産業委員会 第18号(1950/03/14、24期、日本共産党)

○風早委員 ただいま提案になつております小型自動車競走法は、第一条を見ますと、「小型自動車の性能の向上等品質の改善、小型自動車に関する海外宣伝その他小型自動車工業の振興に寄与するとともに、地方財政の改善を図るために、行う小型自動車競走に関し規定するものとする。」こういうことになつておりますが、この点について、提案者のみならず、まず政府当局に向つて質問したのでありますが、第一は、吉田内閣になりまして、いわゆるP・P運動、つまり楽しく遊び楽しく支払う、こういうP・P運動というものを盛んに奨励しておられます。これは通産省の省内でも至るところビラがべたべた張られまして、盛んにP・P運動ということを奨励……

第7回国会 通商産業委員会 第19号(1950/03/15、24期、日本共産党)

○風早委員 前会に引続いて最後に一点だけ質問いたしたいと思いますが、この競走会なるものの構成は、どういう構成になつておるか、これについて発案者の方から御説明願いたいと思います。
【次の発言】 抽象的には同好の士ということで、すべてが包含されると思いますが、この競走会の運営を実際に牛耳つて行く人たちは、どういうようなものを予想しておられるのですか。もう少しその構成内容について知りたいと思います。
【次の発言】 自動車会社その他販売業者、こういう人たちが入るということがはつきりいたしましたので、その点はそこで打切りたいと思います。  最後にこの法案は今までの自転車競技法と大体内容においてかわらない……

第7回国会 通商産業委員会 第20号(1950/03/16、24期、日本共産党)

○風早委員 今回提案になりましたこの不正競争防止法の改正案でありますが、これによりますと、今までの現行法に対して、この不正行為の範囲が非常に拡大せられ、かつそれに対する制裁規定が非常に嚴重になつております。このことと関連いたしまして、私は特に第三條について、まず政府にお尋ねしてみたいと思います。第三條の現行法におきましては、ただ「外国人ニシテ本法施行ノ地域内二住所又ハ営業所ヲ有セザルモノハ條約又ハ之二準ズベキモノニ別段ノ規定アル場合ヲ除クノ外第一條ノ請求ヲ為スコトヲ得ズ」と規定があるのでありますが、改正法によりますれば、この点か一層具体的になつております。「工業所有権保護同盟條約国ニ属スル者」……

第7回国会 通商産業委員会 第21号(1950/03/17、24期、日本共産党)

○風早委員 ただいま手元にいただきました資料を見ますと、私が昨日特に強くお尋ねしました点については、資料が提出せられておりません。それは米国において禁止されておる不正競争行為の例というのが、判例から引かれておりますけれども、このことを伺つておるわけではない。きのうもたびたびお尋ねしましたように、日本の商社が使つております商標その他のものに対しましては、アメリカの商社がこれを侵した場合、アメリカにおいて違反行為のあつた場合におきまして、日本の商社の権利を保護する規定がアメリカの側においてあるかどうか、その規定をお尋ねしたわけでありまして、これについてはどういうことになつておりますか。

第7回国会 通商産業委員会 第26号(1950/03/30、24期、日本共産党)

○風早委員 皆さんのお許しを得まして、補充質問を二つほどさしていただきたいと思います。  この輸出信用保險法案の法文に現われました大体の問題は、すでに質疑は終つておるのでありますが、その中で一つだけ特に政府の意向をただしたい点があるのであります。それは補償事項の中で、契約当事者の責に帰せざる條項の中で、たとえば革命とか動乱とか、そういつたような非常事態が生じて、その結果生じた損害に対して補償するというような点があるわけであります。これは具体的にどういう場合が予想されておるかということを十分に考えておかなければ、非常な思わざる結果を生じはしないかと考えるのであります。この点について質問したいと思……

第7回国会 通商産業委員会 第27号(1950/04/01、24期、日本共産党)

○風早委員 今の伊藤君の質問に関連して……外国の電力債でありますが、これが政府に肩がわりしている。これはかねがねそうなつているわけでありますが、政府がこの担保権を一方的に消滅させたというのが昭和十八年です。その処置というものをそのままにしておいて、この問題を一体論議するのか。今閣議で云々ということを言つておられまして、全然そういう点はきまつていないのですが今伊藤君が聞いている要点は、その社債権、特に外債に対する権利、これは当面その当事者が政府にかわつておろうとなかろうと、そういうことがこの敗戦の今日認められるということは、常識上あり得ないわけでありまして、当然これは債権者としてはその権利を主張……

第7回国会 通商産業委員会 第28号(1950/04/04、24期、日本共産党)

○風早委員 今私の名前が出ましたが、私も宮幡さんと一緒に大蔵委員の理事をやつておりまして、その当時の問題は審議に当つたはずでありますが、私としてはこの百五十億ということをどこできめられたか全然記憶がない。宮幡さんは記憶がきわめて明晰な方であるから、間違いはなかろうと思いますが、私は全然記憶はない。そこで伊藤君から聞いておるわけです。この点はやはり一つの問題でありますから、大体どこでどういう根拠できめたか。見返資金特別会計法案審議の際に、そういうふうなことがあつたということは、私は記憶がない。これはあるいは私がまつたく健忘したのかもわかりませんから、あらためてお尋ねしたい。

第7回国会 通商産業委員会 第31号(1950/04/12、24期、日本共産党)

○風早委員 山本参考人にお伺いします、先ほどから問題になつている点でありますが、専門家としてお伺いいたしたいと思います。それは火薬というものは化学的な性質上、平和産業とか軍需産業とか申しますけれども、今は大体において平和的な用途に使われている。しかしこれは軍事的なものに使おうと思えば、何どきでもそちらの方に転換し得る性質のものであるというふうに、しろうとは考えるわけですが、その点専門家とされましても、別に間違いはないわけですか。
【次の発言】 たしかにこの問題は掘下げて行けばはなはだはつきりしない問題であります。石油にしても、精製してガソリンにする。ガソリンは何にでも使える。平生われわれのタク……

第7回国会 通商産業委員会 第35号(1950/04/24、24期、日本共産党)

○風早委員 前会の質疑において私はまず生産性の面で、いろいろ質疑をいたしておつたのでありますが、その中で特に中小炭鉱の問題について質疑をいたしておつたのであります。これは目下実際問題としてただに経済的だけでなく、社会的にも重大な問題でありますので、いましばらくこの中小炭鉱の特に生産の面に関して質疑を続行したいと思います。  まず第一に中小炭鉱の休廃止状況、これは特に統制撤廃後のを、月別にひとつ出していただきたいと思います。政府委員にお尋ねします。
【次の発言】 休廃止がどの程度に行われているかということです。
【次の発言】 ちよつとお尋ねしますが、その十月以降というのはいつまでのあれですか。こ……

第7回国会 通商産業委員会 第36号(1950/04/25、24期、日本共産党)

○風早委員 私は日本共産党を代表して、本提案に反対の意見を表明するものであります。そもそも補給金や復金の融資など、これは莫大なものに上りますが、これらの国家財政を食いものにすることによつてのみ維持のできたという、こういう石炭独占資本というものは、もはや存在の意義はないのであります。その存在は有害無益と言つてさしつかえないのであります。神田君が、これは邪道であつたと言われるが、確かに邪道に違いない。しかしそれならば、自由党は一体正道であるか。何の対策もなしに炭管法を廃止して、優勝劣敗主義に帰るということが、はたして正道であるか。なるほどこれは資本主義の正道であるかもしれない。しかしながらこれは独……

第7回国会 通商産業委員会 第44号(1950/07/04、24期、日本共産党)

○風早委員 今日は非常に御熱心な皆さん方の御質疑で時間がなくなつてしまいましたが、私はちよつと時間の都合でもう出かけなければなりませんので、きわめて簡單に質疑をいたしたいと思います。実は池田大蔵大臣並びに一万円総裁に私はお尋ねしたかつたのでありますが、残念ながら今日は両氏とも御出席がありませんので、どなたか大当蔵局の方に御答弁願いたいと思います。今日田中委員や有田委員、その他自由党の委員諸君が、この石炭の金融問題については大体問題を出しておられると思います。ただこれに対する御答弁ははなはだわれわれは遺憾千万だと考えますが、これはもうおそらく御答弁を期待するのがむりじやないかと考えております。特……

第7回国会 内閣委員会 第18号(1950/04/17、24期、日本共産党)

○風早委員 恩給額の改正は、これはべース改訂に伴う当然の処置でありまして、一刻も早いことが必要であることはわれわれも同感でありますが、この改正運動に伴いまして、ある県下では、これは全県下にわたつておりますが、恩給法を改正してやる、それについては政党や政府筋へいろいろ運動しなければならないというので、運動資金を徴收しているというような事実があるわけであります。こういうことははなはだ遺憾だと思うのですが、政府の方ではこれらをいつたいどういうふうに考えておられるのですか。これは神奈川県で実際に起つていて、みんな非常に迷惑している。
【次の発言】 結局当然やるべきことが、いつまでもぐずぐずとやられない……


■ページ上部へ

第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 外務委員会 第5号(1950/07/29、24期、日本共産党)

○風早委員 時間もあまりないことでありますから、二点だけお聞きしておきたいと思います。  第一点は、占領軍の命令と、今とられております朝鮮の問題に対する、いわゆる朝鮮作戦に関するいろいろな政策がありますが、それに関連する命令と、こういうものとがやはり区別されなければならないと思うのでありますが、この点が事実上非常に混同がある。これらの点について政府がどこに明確なる限界を置いておられるか。またこれが区別されて、その限界が明示された場合において、固有の意味の占領軍の命令以外の命令に対しましては、どういう態度をとつておられるか。これについて政府の所見を伺いたいのであります。この点は多少説明を要すると……

第8回国会 通商産業委員会 第7号(1950/07/24、24期、日本共産党)

○風早委員 この商品取引所法案の提案理由を見ますと、昨年来経済九原則及びドツジ・ラインの実施によつてインフレもようやく終息し、物価も安定して参り、物資に対する統制も順次解除されつつある状況だ、こういう状況判断がしてあるわけですが、本法案のねらいというものは、統制経済が撤廃されて、結局元の自由経済ということを前提とせられまして、その自由経済における価格形成機関として取引所を設けられる、こういう御趣旨であるように、いろいろ先ほどからの御答弁でも一応理解しておるのでありますが、大体そういうふうに理解してよろしいのでしようか。
【次の発言】 その点についていささか疑義がありますので、私も若干の質問をし……

第8回国会 通商産業委員会 第9号(1950/07/26、24期、日本共産党)

○風早委員 その前に、今聞きますと、民主党の諸君はこの問題の賛否をめぐつてまだ討議中であるということを聞いておりますが、やはりいよいよこれで質疑が終つて討論採決ということになりますと、そのことを知りながらここに列席を待たないでやるということは、お互いに運営の上からはなはだおもしろくないのじやないかと思う。
【次の発言】 急いで今……。
【次の発言】 それにしても、これはやはり討議と不可分な重大な問題でありますから、できれば私は民主党の諸君も一人も来ていないのですから、これを呼んでいただいて、その上でやつたらどうかと考えて今発言した次第です。しかし委員長がせつかくあとでその問題をみんなに諮るとい……

第8回国会 通商産業委員会 第12号(1950/09/27、24期、日本共産党)

○風早委員 暴利取締りというわけですが、この価格問題というものは取締りでもつて解決できないということは先ほどからもいろいろ言われておりますが、価格というものは現在の輸出入関係であるとか資材関係であるとか、その他生産の面に非常に関係しているわけであります。そういう点を解決しないで、その結果になつている価格の騰貴というものに対してぶつかつて行くというところに非常にむりができたのだと思う。私は第一の質問として、要するに今物が不足している、だから値段が上るわけですが、その物の不足というものはどこから来るかというようなところにむしろ問題の根本があるのじやいかと思うのでありまして、その意味で若干特需関係に……

第8回国会 通商産業委員会 第13号(1950/09/28、24期、日本共産党)

○風早委員 大西、櫻井前日発正副総裁にこの機会にお尋ねいたしたいのでありますが、大西、櫻井両氏の辞職問題は相当前から政府の部内では問題になつておつたように聞いております。しかしながら先ほども横尾通産大臣が言われましたように、この電産の大量な首切りをひかえておる。この首切りをひとつやつてもらつてからこの処置をしたいというので、その後まで延ばしておつたというような趣旨であつたと思います。われわれは電産の二千名以上に達するところの実にべらばうな乱暴なあの首切りに対して、あなた方に対しては非常な憤りを持つておるものであります。しかしながらその大西、櫻井両氏が今政府の一方的な見解によつてこの際に辞職を強……

第8回国会 通商産業委員会 第15号(1950/10/11、24期、日本共産党)

○風早委員 今自分の材料、自分の材料という言葉がよく出ておりますが、これは最初から自分の材料というものはあり得べからざるものなんです。きようの会合というものは、この前田中彰治君が非常な真実を吐露されてそれから発しているんです。田中彰治君……(「会合なら出て行くよ」と呼び、その他発言する者あり)靜かにしたまえ。
【次の発言】 田中彰治君の前回の委員会における発言は、これはその真偽のほどは一概に言えないことでありますけれども、真実に迫つておる。われわれはそれを一応真実と受取つておる。だから問題を起したわけなんです。また世間もあの問題を非常に重視しておる。でありますからこれに対して政府は十分な解明を……

第8回国会 通商産業委員会 第16号(1950/10/23、24期、日本共産党)

○風早委員 関連して……。この第十七條は、非常に重要だと思います。この但書によれば、條約に別段の定めのあるときには、外国法人にも鉱業権を持たせることができるという意味に違いないわけなのでありますが、そうなりますと、これは結局、まだわからない将来のいろいろな條件を、全然ここでのんでしまうことになるのであります。そういう意味で、今明らかにしてもらいたいのは、どういう條約を大体予想されておるのか。そこで鉱業権を讓渡し得る場合でも、どの範囲にそれを考えておられるのか。そういうような点について、もう少し説明を要するのではないかと思います。私は、全部詳しく読むひまはなかつたのでありますが、これについての何……

第8回国会 通商産業委員会 第19号(1950/11/16、24期、日本共産党)

○風早委員 非常に巨大な問題でありますから、私も関連の質問をしたいと思う。まず先ほど通産次官のお答えの中に、予知する方法はなかつた。これは通産次官がそう言われるわけでなくて、大体そういうような事態だということなんでありますが、これははなはだ無責任な話である。予知する方法は必ずあつたと、私どもしろうとから見ても考えられるのであります。これは今まで幾多の炭鉱の出水の問題、特にまたガス、炭塵の場合、それからこの前尾去沢の――これは大分古い話でありますが、昭和十年であつたか十一年であつたかはつきり記憶しませんが、そのころ秋田県の三菱の尾去沢鉱山で、やはり炭滓のプールが決壊して、そして何千名の家族が犠牲……

第8回国会 通商産業委員会 第20号(1950/11/17、24期、日本共産党)

○風早委員 今、今澄委員からの質問で要点はほぼ盡きていると思いますが、一、二点だけ大臣に伺いたいと思います。何といいましてもこの問題は、ただ單に通産行政と農林行政と、その両者の関係というよりもつと根本的に、やはり国内の農業増産に対して十分なだけの肥料が実際確保できるかという問題になると思うのでありますが、そういう点で私ももちろん農林大臣にいろいろ所信をただしたい点があるのでありますけれども、まあさしずめ通産大臣としてもそういう点については十分な考慮をしておられるかどうか、と申しますのはこの最近の価格の値上り状況、こういうふうなものによつて、それでなくても実際肥料に対して手が出ないというような農……


■ページ上部へ

第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/11/30、24期、日本共産党)

○風早委員 講和問題に関連して吉田総理に御質問申し上げます。  先ほど勝間田委員の質疑の中に、外交白書の中で二つの世界が対立しておつて、これが融和するということを考えるということはばかげたことだという、そういう文句はないということでありましたが、しかしこれはただ文句の末だけの問題でありまして、実際にあの外交白書はどういう本質を持つておるかということは別問題であります。私は外交白書が明らかに單独講和の一貫した主張によつて書かれたものである、少くもそういう印象を與えるものであるということについては間違いないと思うのでありますが、吉田総理大臣はこれについてどういうお考えでありますか、お伺いいたしたい……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/01、24期、日本共産党)

○風早委員 日教組の委員長岡三郎氏に質問いたします。今、日教組を代表し、また日本の労働階級を代表して、るるとその痛切なる実状を訴えられ、かつ具体的な提案を示されたことは、われわれはいたく感銘するところであります。特にその中でベース賃金制度の廃止ということを主張せられましたことは、非常に私は同感であります。この点について一点お伺いしたいのであります。今、日本の労働賃金というものは、いろいろなからくりでやられておりますけれども、ベース賃金制度がこのからくりのもとになつている。これは最低の生活を保障するものでない。一千円上げるとか上げないとかというような問題は、つまり今のベース賃金制度をもとにして言……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 議院運営委員会 第37号(1951/04/16、24期、日本共産党)

○風早委員 ぼくの方は、マッカーサ元帥に対する感謝決議案に反対なのですが、全然同様な趣旨で、ホイットニー少将に対する感謝決議案には絶対に反対します。それは必要なしと考えます。

第10回国会 通商産業委員会 第4号(1951/01/31、24期、日本共産党)

○風早委員 塩の問題で、化学局長が帰られるということでありますから、ちよつと関連質問をさせていただきます。これは中日貿易の禁止で非常な打撃を受けたわけでありますが、これに対して、今福田委員は自給度を高める、安本もそう言つておられますが、その自給度を高めるという点はもちろんわれわれも大賛成でありますが、これは小峰次官が言われるような楽観的な、ただ自給度を高めるというだけでは絶対に解決しないのでありまして、やはり輸入というものを根本的に考えなければならない。これはほかの品目とはちよつと違いますから……。そこで沿海州方面からの輸入関係の見通しがどうなるのか、台湾、インドのマズーテ島あたりからの輸入が……

第10回国会 通商産業委員会 第5号(1951/02/01、24期、日本共産党)

○風早委員 質問の前にちよつとお願いがあります。  自立経済審議会から出た経済自立計画案、それと今度ダレスさんの来日に際して提出した日本経済の実態というのをこの委員会の参考資料として配付をお願いしたいのであります。これについてどなたか政府の方で御答弁願います。
【次の発言】 日経にはダレス氏に対してあなたの方から日本経済の実態というのを出しておられるように出ておるのですが……。
【次の発言】 それではまず安本次官にお尋ねしたい。自立経済ということが今日政府当局並びに自由党側から言われておりますが、その前提條件が一つ問題になるように思うのです。こういう点で、今日日本がほんとうの自立経済になるとい……

第10回国会 通商産業委員会 第7号(1951/02/12、24期、日本共産党)

○風早委員 先ほど福田委員の質問に対して松本委員長から、いろいろな電力会社側の利害関係と、さらに安本等の政府からする見解と、電力の割当等について違う場合は、公益事業委員会が一応その調整の任に当るが、どうもそれがうまく行かないような場合、言葉は少し違つたかもしれませんが、国会でもつてよろしくやつてもらう、こういうような趣旨の御答弁があつたと思いますが、私としてはその点は大事な御答弁だと思いますので、もう一度はつきり伺つておきたいと思います。
【次の発言】 何らかの処置でなくても、とにかく国会がこの電力の割当について何らかの決定権を、つまり判定権を持つかどうかということを私は問題にしておるわけです……

第10回国会 通商産業委員会 第9号(1951/02/16、24期、日本共産党)

○風早委員 この決議案は政府のものでなく、われわれ通産委員会としての共同の決議案になるわけであります。その意味で小委員会においてこれを作成されたものだと思うのであります。従つて直接この決議に参加するかしないかという問題を前にいたしまして、私は小委員長に若干の質問をしてみたいと思います。  まず第一点といたしまして、これは先ほど今澄君も出された問題でありますが、この化学肥料生産の根本的な考え方はどこにあるのか。今澄君の主張を要約すれば、農業用の肥料を潤沢にするということよりも、むしろ輸出第一主義というか、單なる輸出というわけではないでしようが、これで外貨を獲得し、さらに日本の全体の経済再建に資す……

第10回国会 通商産業委員会 第10号(1951/02/23、24期、日本共産党)

○風早委員 今私の委員切りかえの問題が出ましたから、一応釈明しておきます。今日予算委員として予算委員会において発言を通告しておつたのでありますが、時間の関係でついにわが党は発言の機会を失つたのであります。そこで各位と相談の上かように決定したわけでありまして、御了承願いたいと思います。  さて今般公益事業委員会が大体発表の段取りになつております人事をめぐつて、いろいろ問題が紛糾して参りました。けさほどからも国会において予算委員会でこの点について特に論議が集中されたのであります。大体今までの論議を通じても、国会において、この問題のかなえの軽重といいますか、ごく狭い意味で、今発表されている人事問題に……

第10回国会 通商産業委員会 第16号(1951/03/14、24期、日本共産党)

○風早委員 大体公益事業委員会というものは、そもそもの成立ちから国会を無視してできておる。そういうところから、公益事業委員会の性格というものは、大体最初からもう国民の疑惑を受けておつたのであります。はたせるかな、この公益事業委員会が、各委員がその後実際にやられることは、この前からの予算委員会あるいはまた通産委員会ですでに明らかになつておりますように、また今日の委員会で特に明らかになりましたように、都合の悪いときには老人で老人でというようにそらとぼけられておりますが、あなた方はまつたくわれわれ国民の利害を無視し、株主の利害も無視し、労働者の利害も無視し、自分たちだけが正しい判断であると自分で考え……

第10回国会 通商産業委員会 第17号(1951/03/15、24期、日本共産党)

○風早委員 一点だけお尋ねしておきたい。大体提案の御趣旨はわかるのでありますが、測定設備の規格、設備そのものの規格の問題につきまして、計量法なんかともにらみ合せて、やはり統一的な規格水準というか、規格の方式というか、そういうふうなものが考えられておるわけですが、これは計量法案はまだ出ないけれども、いろいろ今までの度量衡と違つて来るという問題があるわけですが、測定器その他の設備について、何か特別な問題がありましたら伺いたい。これは委員長でもまた專門家の方でもけつこうです。
【次の発言】 機械そのものじやありませんが、鉄鋼二次製品なんかの場合でも、日本の規格とアメリカの規格とが違うわけです。そのた……

第10回国会 通商産業委員会 第19号(1951/03/20、24期、日本共産党)

○風早委員 小委員会の審議過程でも問題になりましたのですが、最初議員提出の形をとつておつたのですが、その場合に預金を扱うという問題がありましたが、あれは結局これでは削られておるように思いますが、この点はどういう見通しになつておりますか。政府の解釈なり見通しを、ひとつと簡単でいいですから明快にお願いいたします。
【次の発言】 適当でないと言われるその根拠をもう少し御説明していただきたい。
【次の発言】 大体その程度にしておきまして、協同組合というものを一体政府はどう考えておられるか、これは根本問題なのですが、名前は協同組合といいますが、ほんとうに業者の自主性を百パーセント生かさせるところに、協同……

第10回国会 通商産業委員会 第24号(1951/05/11、24期、日本共産党)

○風早委員 松永さんの時間の関係であまり長く質問できませんが、発言の通告は、私は最初に来て最初にやつたのです。いろいろ御丁寧な御答弁がありまして時間がなくなつてしまいましたが、若干この際電力料金の値上げ問題についてお尋ねをしたいと思います。この電気料金の値上げにつきましては、これが一体国会に諮らるべきであるかどうかということは、これは前から問題になりまして、一昨年電気料金の値上げが突如として行われた。実はそのことを知つて、この通産委員会は、自由党の諸君も含めて満場一致でわれわれ決議をいたしまして、政府に申し入れたことがあります。それは今澄君もおられますからよく御承知と思いますが、同僚今澄君から……

第10回国会 通商産業委員会 第25号(1951/05/14、24期、日本共産党)

○風早委員 関連して……。
【次の発言】 木丙さんにお尋ねしたいのですが、今備蓄輸入のことが澁谷委員から問題になりまして、これは備蓄輸入と言つたらさしさわりがあるというので、ランニング・ストツクでもいいというふうに非常に緩和して言つておられますが、とにかくいずれにしても日本の生産能力の限度までも越えて特需があつたということ、そしてそれでありますから、もちろん生産能力という中には、原材料も大分入つております。その原材料ももちろん手当をしなければならない関係で、生産能力そのものと、固定施設に対する原材料までも必要だというほどの特需がどんどんあるということです。ですからその場合に、これは備蓄輸入と言……

第10回国会 通商産業委員会 第27号(1951/05/16、24期、日本共産党)

○風早委員 この計量法案の提案理由の中にも、これは経済の発展と文化の向上に資するというようにうたつてありますが、私も、これはあくまで日本の技術水準ないしは産業の水準というものの向上に役立たせ、またその意味におきまして業者の利益になるというものでなければならないという立場から、二、三の質問を試みてみたいと思います。  まず第一に、これは強制的な検定の制度になつておるようでありますが、そのことの可否は別といたしまして、この検定の能力といいますか、その水準でありますが、これについては、先般も皆さん方の御案内でわれわれ議員がこの計量器のメーカーの方を視察したわけでありますが、そのときにも、たとえば東京……

第10回国会 通商産業委員会 第29号(1951/05/21、24期、日本共産党)

○風早委員 私の質問は大体この前いろいろな点についてすでに終つておりますので、きようはそのときちよつとお尋ね漏らした一点についてお尋ね申し上げます。計量行政審議会の構成についてでありますが、これには民間委員を入れないことになつておるようであります。第十章に規定してあるようですが、これは現在設けられておるいろいろな審議会や委員会などとも多少違つていはしないか。なぜ民間委員を入れておられないのか、その点についてこの前お尋ね申し上げるのを忘れましたのですが、きようお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 趣旨は別に不賛成でもないように今承りましたが、民間人を入れた方がよろしいというお考えはないわけ……

第10回国会 通商産業委員会 第30号(1951/05/22、24期、日本共産党)

○風早委員 私は日本共産党を代表して、この廃止法案に反対の意見を表明するものであります。  そのことは、しかしながらこの統制法自体に賛成しておるということを意味するものじやないのでありまして、われわれはかねてからこの統制法に対しては反対の意見を表明しております。同じその反対の根拠をもちまして、また今回の廃止法案に対して反対の意見を表明するものであります。  まず第一は、この官僚的な統制法――官僚的というよりむしろ軍事的な統制法、これは昭和十三年に出たものでありますが、そういう統制法によりまして今まで、特に戦後を通じてそれが廃止せられることなく結局この法律を種にしてどういうことが行われたか。言う……

第10回国会 通商産業委員会 第31号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○風早委員 すぐお帰りになるということですから、簡單にお尋ね申し上げます。この法案の特にねらいとするところは、災害の防止という点にあるわけでありますが、今までの御経験でどういうふうな災害がどの程度実際起つておるか、そういう点若干実例をもつてお話願えればよいと思います。と申しますのは、罰則の問題について非常に注目すべき御意見もあつたようでありますから、それとも関連いたしまして、特にまた他の現場を持つておられる方々にも同様に御質問いたすかもしれませんが、とりあえず高橋さんからひとつお願いいたします。
【次の発言】 今のお話で大体罰則が発展を非常に阻害するという御趣旨は若干わかつたような気がするので……

第10回国会 通商産業委員会 第32号(1951/05/24、24期、日本共産党)

○風早委員 時間も経過いたしましたし、また加藤委員からの質問で論点がほぼ尽されておりますので、私はこれをもう少し具体的な面からお尋ねしてみたいと思います。通産大臣もたいへん御苦労ですけれども、最後に、通産大臣からお答え願いたいと思いますから、しばらくお願いいたします。まず大体この政府助成の対象として指定業者というものを考えられておりますが、具体的に第二條第五に該当する指定業者というのはどこどこと考えておられるか、これは主として徳永鉱山局長にお尋ねいたしたい。
【次の発言】 その点で、日本アルミ、日本冶金は今までニツケル生産の実績はあるのでしようか。

第10回国会 通商産業委員会 第33号(1951/05/25、24期、日本共産党)

○風早委員 まずこの法案の趣旨を伺いましたが、大体災害の防止ということが主眼となつております。しかしこの実体が非常に專門的なものでありまして、なかなか外から見ておつたのではこの事情がよくわからない。やはりこういう問題につきましては、虚心坦懐に、その実際に扱つておる業者、技術者、さらにまたもつと具体的にその機械、裝置を扱つております労働者、こういう人たちの御意見を十分にわれわれはしんしやくして、そうして万全を期する必要があると思うのであります。そういう立場からは先般も参考人をお招きしていろいろ伺つたと思いますが、ただ遺憾なことには、参考人の方は主として学者と、それぞれの会社側の重役、社長というよ……

第10回国会 通商産業委員会 第34号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○風早委員 自転車競技法を廃止する法律案の提案理由を説明いたします。  競輪は、今日国営または公営の三大賭博のうち、最大の地位を占め、昭和廿五年の総売上げ高も競馬五十三億円に対し、競輪約二百九十九億円で、車券を買う者が競馬の場合と違つて、広汎にサラリーマン、労働者、学生その他一般大衆に広がつておりまして、その弊害の面もまた最もはなはだしいことは、全国からこれが廃止の輿論が起り、ことに家庭婦人団体等からの陳情請願が殺到したことによつても明らかであります。さきにその弊害にかんがみ、一時中止されたけれども、再開後も車券の売上げは、増加の一途をたどり、昨年十一月十三億、十二月二十三億、本年一―三月三十……

第10回国会 通商産業委員会 第36号(1951/05/29、24期、日本共産党)

○風早委員 今の今澄委員の御質問の中で、調弁価格の問題につきましては、ちよつと一点だけ補充質問を許していただきたいと思います。  この前の私の質疑の点について、ちようど今お答えになつておられる政務次官が、この競争入札が不利だと考えられるならば受ける必要がない、こういうお話であつたのでありますが、これは当然受けなければならないというところに、つまり日米経済協力の本件があるのであつて、もし不利であると考えて受けなければ受けないでよろしいといろのであれば、これほむしろ政府の考えておる日米経済協力とは違うのではないかと考えざるを得ないわけでありますが、その点はいかがですか。

第10回国会 通商産業委員会 第38号(1951/06/11、24期、日本共産党)

○風早委員 時間がわずかに限られておりますので、簡単に二、三質問いたしますからお答え願いたいと思います。  まず第一に公益事業委員会にお尋ねしたいのでありますが、九分割というものに対してわれわれがかつて絶対に反対をいたした際、九分割はコストを切下げるものだ、こういう御答弁がしばしばあつたように記憶しておりますが、実際問題としてみますと、まず九分割の地ならしとして行われました料金の引上げというものがあります。これはたいへんな大幅の引上げであります。また今回いよいよ九分割が出発したという場合にまた料金の値上げがある。しかもそれはコストの上つたためである、こういうことになりますと、結局九分割というも……

第10回国会 通商産業委員会 第39号(1951/06/19、24期、日本共産党)

○風早委員 関連してこの際物価庁にお尋ねしたい。電力料金値上げによりまして、一般に物価へのはね返りが一番大きな問題として大騒ぎになつておるわけでありますが、この点について物価庁からしかるべき資料が出されておらないわけです。私はこの際、生活費の中で占める電力費の割合、その他その割合だけではまだ十分な影響はわからないのでありますから、生活費に対して一体どういう影響を及ぼすものかというような御判断、それをひとつ簡潔にお答え願いたいと思います。
【次の発言】 その点は非常に遺憾に思うのであります。公益事業委員会が料金決定の全権を持つておりますが、その公益事業委員会に料金の決定をまかせるのは非常に危険だ……

第10回国会 通商産業委員会 第40号(1951/07/23、24期、日本共産党)

○風早委員 私の質問時間は五分間と限られておりますからごく簡単に二点だけお尋ねいたしたい。  第一点は日米経済協力の問題でありますが、いわゆる日米経済協力、新特需といわれるものはまだそう実際に現われているものはたくさんあるとは考えられません。しかし今までにたとえば日立とスコツト大佐との新特需契約といわれる現地調達契約というようなものを見てみますと、結局日米経済協力のマーケツト氏その他が言われておつたこのコマーシヤル・ベースというものを貫徹するためには非常な低賃金、賃金の切下げということが必要であるというよりも、これなしにはコマーシヤル・ベースというものは成り立たないというようなことがひとつ証拠……

第10回国会 通商産業委員会 第41号(1951/07/24、24期、日本共産党)

○風早委員 今まで公聽会や、その他各地方に出かけられて、いろいろな国民の声を聞いて来られたのですが、公益委員会としては、独自の案を最初から想定しておられたかもしれないが、しかしこれが七割から六割、六割から五割、五割からまた三割、とにかく今までだんだんに相場が下つて来ておるということは、これは事実であります。これは何といつても、いかに松永独裁人事であるといつても、やはりこの輿論の影響というものがそれだけあつたものと、われわれははなはだ慶賀にたえない次第であります。しかしながら輿論はこれではまだ満足しておりません。輿論といいましても決してただ単なる、先ほども言われたような俗論ではない。そこにはあら……


■ページ上部へ

第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 通商産業委員会 第3号(1951/08/20、24期、日本共産党)

○風早委員 先日日銀の五十嵐理事からの御答弁の中にもありましたが、これは中小企業金融だけに限らず、一般の金融の問題としてでありますが、とにかく講和までは何とかやつて行かれる。しかし問題は講和以後だということであつたと思います。実際日銀の貸出し等を見ましても、現在は相当にやつておる。しかしながらこれが講和以後は問題だ、こういうことがあつた。これは一般の金融でありまして、むろんこれが中小企業に何らの縁もゆかりもないものでありますが、しかしこれがひいては今でも困つておる中小企業者に対しては、非常に大きな警鐘だと思う。先ほどから大体国民金融公庫の副総裁の方からも相当大きなお話が出ておる。もともと本国会……

第11回国会 通商産業委員会 第6号(1951/10/05、24期、日本共産党)

○風早委員 電力制限の問題で全国的に衝動を起しております。特に関西では中小企業者並びに市民がハンストで関西電力に押し寄せたという事態まで起つておる。まつたく生きるか死ぬかの、業者にとつては重大問題になつておる。ところがこれに対しましては公益事業委員長の松本氏はどういうことを言つておられるか。これは十月五日付の日刊工業新聞でありますが、松本公益事業委員長談としていきなりこう言つておられます。「このような事態に立ち至つたことは、だれの責任といつたところで、仕方のないことで、あえて言うならば、国の責任である。要するに昔さんざん道楽して、今になつてからだが悪くなつたようなものである。いくら騒いでみたと……


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 通商産業委員会 第2号(1951/10/30、24期、日本共産党)

○風早委員 同僚福田委員からいろいろ御質問がありまして、大体問題が明らかになりつつあるのでありますが、特に公益委員会が昨年の考課状をそのまま採用して、それを基礎にして値上げの案を立てたという点が重大な問題であると思うのであります。しかしその内容について、われわれはまだその資料を実際に検討する機会がないのでありまして、ここに具体的にこれについていろいろと質疑をすることはできません。しかしだれが考えても一見してわかる矛盾があるわけです。というのは、少くも東京ガス会社をとつて考えれば、今期はすでに一五%の配当をやつている。しかるに今回の公益委員会の案によりますれば、その中に一五%の利益率を算入してい……

第12回国会 通商産業委員会 第5号(1951/11/12、24期、日本共産党)

○風早委員 きようは大体逐條審議はやらないというわけでありますが、ちよつとこれに関連してぜひお尋ねしておかなければならない点が一点ありますから、それをきようおわかりになれば簡單にやつてもらいたい。それは第五條の二で、乙種保険の損失の理由になる事故がずつと出ておりますが、今の御説明の中にあつたように、キヤンセルによるものはこの事故外にしてある、つまり除外してある、こういうことです。しかしながら実際に業者にとりましては、日本の輸出者あるいは輸出業者の責めによらないキヤンセルによる損失というものは実に相当のものだろうと思うのです。ずつと前の国会でも、キヤンセル、クレームのことが非常に問題になりまして……

第12回国会 通商産業委員会 第6号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○風早委員 議事進行について……。きようの大審な法案の審議にあたりまして、政府の御答弁は非常に熱意を欠いております。材料がちつとも整えられておらない。これを考えるのに、大体この輸出信用保険法の改正案に対する裏づけの予算十億円というものは、もうすでに通過してしまつた。だからもうたいがいにして、この法案の審議は二の次だ、こういうようなことではないかと考えざるを得ないほど、非常に低調で、これではとても抽象的なことを伺つて時間をつぶすということは、われわれとしてははなはだ感心しないと思うのです。私もきようは同僚加藤委員のあとで、徹底的に質問をしたいと思つて、いろいろ用意して参りましたが、こういう状態で……

第12回国会 通商産業委員会 第8号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○風早委員 同僚福田委員の質問に関連して、商工中金に現われた汚職事件について関係当局並びに豊田さんにお尋ねしたいと思います。読売新聞の今日の朝刊によりますと、商工中金の二百数十億円に上る融資の三分の一は不良貸付だ、こういうことがこの事件の進展によつて明らかになつたと断言してあるわけです。さらにその内容としては、都内の某料亭で、この融資係長品川某が数回にわたつて饗応を受けたという事実も上つておる。さらに金品を収賄したということも書いてある。さらに毎日新聞によりますと、箱根で五十万円の豪遊ということも出ておるわけであります。これは相当断定的に、この検挙取調べの過程において出て来たという事案として出……

第12回国会 通商産業委員会 第9号(1951/11/16、24期、日本共産党)

○風早委員 中小企業の現状並びにこの年末にかけての予想というものを見ますと、これはもう先ほどからいろいろ出おりますが、われわれの判断もまた同様であつて、これは非常な窮境に陥るものと考えざるを得ないのであります。朝鮮の特需景気なるものによつて多少とも均霑したものが全部吐き出されて、いよいよこれからジリ貧になつて行くというような状態であると思います。この際何といつても中小企業の金融問題が第一であることは言うまでもないと思います。その意味で、この法案をわれわれ検討してみますと、とにかくこの趣旨は、金融機関が長期に――この銀行の長期資金の貸付に対して保証しようという趣旨でありますから、この点は非常にけ……

第12回国会 通商産業委員会 第11号(1951/11/27、24期、日本共産党)

○風早委員 本法案は時節柄きわめて重大なる意義を持つておるものでありますが、この法案作成にあたつてどういう経過があつたかはわかりませんが、提出者の顔ぶれを見ますと、自由党、民主党並びに社会党右派のそうぞうたる幹部の諸君の顔ぶれが並んでおります。しかしながらこれには社会党の左派、労農党及びわが日本共産党は全然入つておらない。これはどういういきさつだかよくわかりませんが、社会党の左派や労農党等に対してこの法案の作成なりにあたつて御相談なすつたのでありますか。この点をちよつとあらかじめお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 あまりこの問題で時間をとるつもりはないのでありますが、この提出者の顔ぶ……

第12回国会 通商産業委員会 第12号(1951/11/28、24期、日本共産党)

○風早委員 今南委員の質問に対する次官の御答弁の中で、あたかも今日本に造船の注文がたいへんあるかのごとき意味の御答弁があつたと思う。南委員もこれを了承されたかのごとくに私は受取つたのでありますが、これはいささか事実が――いささかどこらかたいへん違いはしないかと思います。これは次官の所管ではおありにならぬかもしれませんが、今日日本に対する船舶の注文というのは、むしろ逆であつて、ほとんどもう開店休業、七次船も減らされた上に、そのあと全然見通しがつかない。現在船台に上つておるのは、まず二台くらいであるということをわれわれは聞いておりますが、たいへんそこに認識の違いがあるように思いますが、その点はどう……

第12回国会 通商産業委員会 第14号(1951/11/30、24期、日本共産党)

○風早委員 中小企業金融問題は、中小企業にとつては死活の問題でありますから、われわれ委員会としてはこの促進について絶えず意思を表示して来たわけです。ことに年末に際して、これは毎年々々年中行事のように必ずやつております。しかしいくらやつてもその効果は、ほとんどすずめの涙ほどであつて、実際に中小企業そのものの助成になつておらない、またなり得ないというところにあると思うのです。そういう点で、こういう決議をする以上は、やはりなぜ中小企業が捨て子みたいになつてしまうのかということについて、もう少し真剣に考えておく必要があるのじやないか。ことにこの決議を実際に実行しなければならないのは政府機関でありますか……

第12回国会 予算委員会 第2号(1951/10/17、24期、日本共産党)

○風早委員 きようの御説明で、大体この赤字の原因の一端が出たわけでありまして、言うまでもなく、朝鮮の事変以来、石炭の値上り、鉄鋼の値上りと、こういうものを中心にした物価の値上りに重点を置いておられるようです。それが確かに一つの赤字の原因であることは事実であると思いますが、まだそのほかに国鉄の内部に、国鉄の運営自体の中で、大きな原因が見のがされておるように思う。先般加賀山総裁が、旅客運送はあとまわしにして、軍事輸送をやる、こういうことを言つておられた。これは大いに世間に一つのシヨツクを與えておる。それから間もなく、例の桜木町の惨事も起つておるわけです。しかしながら他面、この旅客だけじやないです。……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/01、24期、日本共産党)

○風早委員 最近、いろいろ奇怪なことが多いのでありますが、その一つは、ドツジ氏の来朝とその言動であります。今サンフランシスコ講和條約がまさに衆議院を通過して、参議院にもうすでにかかつておる。しかも政府や与党の言い分によれば、この條約は日本の独立を完全に保障するものであるという話である。そのときにあたりましてドツジ氏が来朝する。一体何しに今ごろのこのこと来られたのか。しかも減税はいけない、あるいは米の統制撤廃はいけない、その他、インフレは、今日の日本の状態がまさにインフレだ、いろいろさまざま、日本の明らかな内政に対して重大な発言をしておる。われわれはもちろん、自由党のいわゆる減税案なるものが、実……

第12回国会 予算委員会 第12号(1951/11/02、24期、日本共産党)

○風早委員 大体今の問題は、問答の中で明らかになつたと思いますから繰返しません。ただとにかくこれは非常に急いでおる。この全專売の労働組合も連日のごとくに実際陳情に来ておる。この陳情の資料もあるわけであります。すでに問題の解決点も、実際問題として解決点が出ておると思うのです。今もいろいろ委員の中から発言がありますように、この予備費の二十億円のうち実際今まで何に使つたか。葉タバコあるいは災害その他ではありますけれども、まだ明らかに四億九千万円というものは残つておるはずです。今四億円さえ出せば問題は一応解決するわけであります。そういう点でこれはぜひとも――この法律の問題の再検討は一応別としても、この……

第12回国会 予算委員会 第13号(1951/11/05、24期、日本共産党)

○風早委員 一般的な質問に入ります前に、岡野大臣に、先ほどから問題になつております地方財政平衡交付金の問題について一問だけただしたいと思います。  この問題について、周知のように、この予算では百億を組んでおる。しかしながら地方財政委員会におきましては、その委員会設置法の第十三条に基いて、意見書を出しておる。それは御承知のように二百億、これはたいへんな食い違いです。この食い違いというものは、しかもどちらもいわば政府部内の意見でありまして、きわめて有力な意見であります。これに対して池田大蔵大臣にその所信をただしてもしようがない問題である。この問題の解決の唯一のかぎはあなたにあると思うのでありまする……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 経済安定委員会 第20号(1952/04/23、24期、日本共産党)

○風早委員 私は日本共産党を代表して、外資に関する法律の一部を改正する法律案に対し反対の意向を表明するものであります。  この外資導入の是非ということを抽象的に論議しますことは無意味であり、またきわめて有害であり、危險であるというように考えます。現実に外資がどういう役割を果しておるか、あるいはまたこれから果そうとしておるか、それを見きわめることなしには、容易にこの外資導入の是非を論ずることはできないと思います。その意味におきましてわが党は、現在まで入つて来ておりました特にアメリカからの外資導入そのものに対して反対して来ておる。またその立場から申しまして、今回のこの外資導入の地ならしになるいろい……

第13回国会 経済安定委員会 第22号(1952/05/07、24期、日本共産党)

○風早委員 一、二点政府にお尋ねいたしたいのであります。この法律の改正案は、直接はいろいろ審議会その他機構上の問題、それから計画を作成する手続上の問題が主になつておりますが、これらの改正が起つて来たその原因は、やはり総合開発というものの持つ性格、方向というようなものが、今までやられて来たその過程で、だんだんと明確になつて来て、また明確にせざるを得ない、こういうふうな点があるのではないかと思うわけです。その意味におきまして、一、二質問をいたしたいと思うのです。  その一つは、道州制の問題との関連であります。道州制の問題自身が、まだ政府の見解として明確に打合わせておるとは思いません。従つて政府とし……

第13回国会 経済安定委員会 第25号(1952/05/17、24期、日本共産党)

○風早委員 ちよつと仲矢参考人にお尋ね申し上げたいのですが、最後に御指摘になりました点はわれわれもまた同感でありまして、やはりカルテルに対して根本的にどういう態度をとるのが日本の経済発展にとつてよろしいかという問題に帰着するのであつて、これをぐらぐらしておりますと、いくらこの法案の條文をいじくつてみても問題が解決しない。そこでこの際参考人にお尋ねしたいのでありますが、経団連としては率直に言つて、カルテルに対してはその三つのうちいずれをとられるか。あるいは経団連の御意見が問題だとすれば、あなた御自身の御意見でもいいですが、参考のためにこの際お述べ願えれば幸いと思います。

第13回国会 経済安定委員会 第30号(1952/06/09、24期、日本共産党)

○風早委員 独占禁止法並びに事業者団体法の改正が問題になつており、その改正は一応問題の中心点に触れておらない改正ということでありますが、しかし少し先を見ますと、間もなく事業者団体法を廃止せられる、これは大体既定の事実として考えられており、その際に独占禁止法の相当根本的な修正がなされる、こういうことであります。その方向は、言うまでもなく独占禁止の緩和の方向である、こういうことが一般に信ぜられておるわけです。そこでこの際、この独占ということについて、政府の根本的な方針をまず承つておきたいと思うのです。一体政府は独占ということをどういうふうに考えておられるか。今日独占という事実を一体認められるのかど……

第13回国会 懲罰委員会 第8号(1952/05/20、24期、日本共産党)

○風早八十二君 この懲罰事犯は、もともと懲罰事犯としてはまつたく問題にならない問題を、しいて大げさに問題にでつち上げた懲罰事犯でありまして、お互いに忙しい国会活動の中で、まことに迷惑しごくと存ずると申すほかないのであります。しかのみならず、本件に関しましては、すでに本会議において一身上の弁明の中で、事実関係その評価、懲罰動議の動機等につきまして、私の見解を詳細に披瀝いたしたのであります。いまさら多くつけ加えるべきものはないのであります。しかしながら提案者におかれましては、しいてしつこくこの問題に食い下られるというのであるならば、私もまた党の面目にかけても、断固としてどこまでも争う覚悟であるとい……

第13回国会 懲罰委員会 第11号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○風早八十二君 一身上の弁明に入りたいのでありますが、今も議事進行で梨木君が申しましたように、この一身上の弁明というものは、事裁判所におきましては、被告の発言に該当するものでありまして、裁判所におきましても一身上の被告の陳述というものは無制限で、これを拘束すべき何らの規定はない。皆さん方は弁護士もやつておられるからよくおわかりのことと思います。(「文句はここで言うな」と呼び、その他発言する者あり)つまらぬやじを飛ばすと、もつと時間をとるよ。(「つまらぬとは何だ」と呼ぶ者あり)つまらぬよ、そんなことは。さらに被告の裁判所におきまして起訴事実に対する陳述だと、こういうお話でありますが、もちろんそれ……

第13回国会 懲罰委員会 第13号(1952/06/17、24期、日本共産党)

○風早八十二君 これは東京地方裁判所の判決でありますが、この東京地方裁判所の判決におきまして、メーデーの行進が人民広場で行われるということについて、それが正当であるという趣旨の明確なる判決が下されております。「この外苑を何か侵すべからざる聖域であるかのように扱うことは相当でないといわなければならない。」「上に説明した皇居外苑の管理運営に関する国の基本方針、見たままの皇居外苑の状態、皇居外苑の性格の変化等に徴して考えると、皇居外苑の本質は、どこまでも、公共の用即ち主権の存する国民一般の用に供してあるという点にあつて、これを国民的集会や行事のために使用することはその本質に適するものであるといわなけ……

第13回国会 通商産業委員会 第7号(1952/02/12、24期、日本共産党)

○風早委員 四日市の問題に入ります前に、旧陸海軍の工廠がたくさんあるのでありまして、その中にはすでにGHQが使用中のものもたくさんあるわけでございます。それらの使用の資格及び今後そういうものが全体としてどういう措置になるのか――これはすでにいろいろ質疑応答があつたかもしれません。あつたらたいへん失礼でありますが、今後の権利関係というか、あるいは所有関係というか、あるいはまた占有関係というか、そういう点についてはつきりした方針を承りたいと思います。
【次の発言】 それだけではあまりわからなさ過ぎるのですが、原則としては日本へ返還を希望するという大体の見通しだということですが、今まで使つておつた場……

第13回国会 通商産業委員会 第10号(1952/02/25、24期、日本共産党)

○風早委員 拂下げ問題が国内でいろいろ波紋を起しておるようでありますが、それに関連しまして、いろいろ今切かえの時期にあたつて、考えておかなければならない諸問題があると思うのであります。これを二、三政府当局にお尋ねしてみたい。実はこれは通産大臣にお願いしたいのでありますが、そのつもりでお答えを願いたい。  大体今まで軍工廠、またそれに類似のものもたくさんありました。その中で司令部がこれから継続して使用するという見込みのものがやはり相当あると思うのでありますが、今後もどことどこを司令部が自分でやはり継続して使用するということになりますか、これをひとつお示し願いたい。

第13回国会 通商産業委員会 第15号(1952/03/13、24期、日本共産党)

○風早委員 今回のこの日鉄の社債発行について、担保の問題が出ておりますが、その担保の負担は当分は延期してもらいたい、こういう趣旨のものであると思いますが、私どもはこの際やはり日本の製鉄業というものが、一体今後どういう根本的な方針でこれが実際上運営されて行くのであるか。これは行政協定等も出まして、大体今後政府としての大きな経済政策の方面は、一応政府としてのものが打出されておると思いますが、特に日本の全産業の根幹をなす製鉄業におきまして、いろいろ解決しなければならない、またこの際解決に一歩を歩み出すのに非常に大事なチャンスであるというような諸問題があると思うのです。私は日鉄関係のような大きなところ……

第13回国会 通商産業委員会 第16号(1952/03/19、24期、日本共産党)

○風早委員 簡單にやりますが、池田大蔵大臣の答弁に対しては、ぼくの方から必ずもう一度反問しますから、その点あらかじめ委員長において御了承願います。  今池田大蔵大臣は、日本の経済というものがよくなれば外資は入る、こういうようなお話であつたのです。それはもちろん、そのことだけをとればその通りです。しかし施政方針演説等において、政府が言つておるところの外資導入は、むしろ日本の経済をよくするためにこそ外資がいる、その場合の導入を問題にしておつたはずだと思います。そうでなければ意味をなさない。日本の経済をよくすれば、金も貸してもらえる。しかし日本の経済をよくするのにはどうしたらよろしいか。たとえば、電……

第13回国会 通商産業委員会 第17号(1952/03/20、24期、日本共産党)

○風早委員 この公共事業令の一部を改正する法律によりまして、今までやつておりました電力会社から地方公共団体への公納金を継続するという趣旨は、今までの経過からいいましても、また万般の条件からいいましてもきわめて適切な措置であると考えるのでありますが、私はただ一点だけ疑念を晴らしたいのでお伺いしたいと思います。これはひとつ公益委員会の方からお答え願いたいと思います。ほかでもありませんが、ただいま電力会社はまたもや電力料金の値上げを計画し、これはもう実施に移そうということであります。これについては一応理由が出ておるようでありますが、この公納金の継続ということも値上げの理由にされるということであつては……

第13回国会 通商産業委員会 第20号(1952/03/28、24期、日本共産党)

○風早委員 この電氣の問題は言うまでもなく米や水と同じことです。これはわれわれの生活の必需品でありまして、どうでもこうでも税金のように電気料金は拂わなければならぬものなのであります。その電氣料金を値上げ値上げと絶えず年中行事のようにやられる。また今度も会社側から値上げ案が申請された。これに対して公益事業委員会は一応値上げの線に沿つて今やつておられる、こういうことでありまして、その結果が先ほどからもお話がありましたように、さしずめ米価でありますとか、あるいは鉄道運賃でありますとか基礎的なものにかかつて、それがまた一般の物価にかかつて来る。今、生計費についてもお話がありましたが、その率はきわめて微……

第13回国会 通商産業委員会 第22号(1952/04/12、24期、日本共産党)

○風早委員 白洲さんが今日おいでいただいた資格は、東北電力の会長としてではなく、一個人としてであるというお話であります。しかし個人という場合に、ただの個人ではないことは、あなたが御自身でどう考えておられるか、あるいは言つておられるかにかかわらず、世間ではとにかく吉田内閣の最高のブレーンだ、これは政府の最高の高官以上にとにかく側近として直接吉田政治に影響力を持つておる存在であると見ている、そういう意味でひとつ参考人としてお呼びしよう、これが一つであります。さらに特にこの電源問題については、みずからも会長を買つて出られたような非常に熱心な方であり、またアメリカとの関係においても、いろいろ密接なもの……

第13回国会 通商産業委員会 第23号(1952/04/16、24期、日本共産党)

○風早委員 時間もずいぶん経過いたしておりまして、私も朝十時からたつた一人大いに協力しておるわけでありますが、実は明日午前中に私の質問時間が割当てられておつたのであります。ところが公益事業委員特に松永さんの御都合があるというのでこれから私の質問を始めるわけでありますが、念のために明日午前中もしくは午後のしよつぱなに松永さんがこちらに御出席願えるかどうか、その点ちよつとお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 私の質問の段取りがありまして、私としてはあまりありがたくないのでありますが、しかし今日先ほどからの加藤委員と松永さんとの質疑応答を承つておりましてもいろいろ問題があるように思いますので……

第13回国会 通商産業委員会 第24号(1952/04/17、24期、日本共産党)

○風早委員 電源開発促進法案の法案自体についての抽象的な質疑応答は相当続けられたのでありますが、この法案に対しては、すでに資金上の裏づけというものも考えられておるわけでありまして、今日は具体的に、この法案の実施によつて、さしあたり第一期においてはどこどこでそういう電源開発あるいは送電、変電の施設の整備が予定せられておるか、こういう開発計画の具体的な全貌あるいはまたその第一期の具体的な方針というようなものを、提案者側からまず御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この電源開発計画要綱付表一というのが配付されております。しかし具体的にどこどこにどういう発電所をつくるのか、ダムをつくるのか、どこ……

第13回国会 通商産業委員会 第25号(1952/04/19、24期、日本共産党)

○風早委員 公益事業委員会の松永さんにお尋ね申し上げます。松永さんは連日御精励で、この点についてはいたく敬意を表する次第でありますが、いかんせん見解、立場の根本的な相違から、そのせつかくの御精励もわれわれの側から申しますとはなはだ不満足というよりも有害なる影響が多々あるのであります。せつかくお疲れのところでありますが、二、三の根本的な問題につきまして御質問申し上げたいと思います。  料金の値上げ、これを聞いただけでも、ああまたかというので国民はぞつとしております。この料金査定の根本方針というものは、やはり根本的に政策的なものであると思う。この点で公益事業委員会が指示しておられる電力会社の根本方……

第13回国会 通商産業委員会 第26号(1952/04/21、24期、日本共産党)

○風早委員 時間も経過しておりますから、ただ一、二点だけ、これは東亜石油の近藤社長にお尋ねします。近藤社長は四十年間も石油の関係をやつておられ、専門的にも非常に深い方であられますので、私はこの際二、三お尋ねして、参考にしたいと思います。  まず四日市の海軍燃料廠をあなた方が確保し、これに補修を加えた場合におきまして、その能力というものは太平洋沿岸に今あります輸入原油の処理工場の原油処理能力に対して、実際どのくらいの割合になるのであるか。これを実際の数字なり、割合についてお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 あなたは、先ほど非常に重要な発言をざれたと思います。日本の石油業というものが、ほと……

第13回国会 通商産業委員会 第27号(1952/04/22、24期、日本共産党)

○風早委員 特許法の一部改正案によりまして、相互主義で外国人に対して、特許権等に関する権利の享有を認めるという規定が出ておるのでありますが、相互主義といえば非常に聞えはいいのでありますが、実際において日本と外国といつても、事実上は航空に関する限りは、アメリカが問題になると思う。アメリカとの間にどういう実際関係があるかということは、もはやくどくどしく言うまでもなく明らかであると思います。ことに今度の平和條約、安全保障條約並びに行政協定によつて、日米のきわめて不平等な国際関係というものが、これでむしろ確立されたといつてよい実情なのであります。ことに航空機については、アメリカ航空機は日本の領空に対し……

第13回国会 通商産業委員会 第28号(1952/04/23、24期、日本共産党)

○風早委員 中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案についての質疑は昨日も他の同僚議員から相当詳細に行われましたので、私は念を押す意味で簡單に一、二の点だけ質疑をしようと思います。  本法律につきましていつでも一番問題になるのは、言うまでもなく信用業務をやらせるかどうかという問題です。これについては、業界では――少くもこの法律の適用を受けておる人々の間では、長年一致して要求して来たことであります。またわれわれが観察した実情から見ても、実際信用業務を行うということは必要であると考えるわけです。そういう意味で、この法案にその点がまたしても抜けておるということは、これは致命的な欠陥ではないかと考え……

第13回国会 予算委員会 第2号(1952/01/28、24期、日本共産党)

○風早委員 委員長にお尋ねしますが、先ほど大蔵大臣は二十二年度の先例を引かれまして、二十二年度において財政法がまだ提案されたばかりで、これと同時に予算の審議が始まつたという先例を引かれたのであります。しかしながら、今回は形の上では一見この先例に似ておるようでありますが、実質が違つておる。今回は財政法の改正の内容が問題になります。財政法の改正が継続費に関連して問題になつておるからこそ、参議院でなかなか通過しない。衆議院において、わが党を含めて全野党がこれに賛成したというのは、私は率直に申して、まだこの問題がわれわれ野党もだまされておつたという点はあると思うのであります。これは率直に認めます。しか……

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、日本共産党)

○風早委員 第一にこの援護費の総額について政府の所信をただしたいと思います。この援護費はもちろんその範囲が非常に限られているために、きわめて少額になつておりますが、それにしてもすでにきめられたこの対象について、つまり恩給法の適用を受ける旧軍人軍属の家族そのものに対してもあまりにも問題にならない額である。この点についてはすでに昨日来相当の質疑応答もあつたのでありまして、これが問題にならないということは、政府においてもすでに認めざるを得なくなつているのでありますから、私はこの点を今日これ以上追究しようとは思わない。しかしながらそれならば今きめられているこの額、特に一時金の場合におきまして、その交付……

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/07、24期、日本共産党)

○風早委員 きようはこの予算の重要な審議にあたりまして大臣の出席が非常に悪いわけです。私はきよう午後参りまして、さつそく大橋国務大臣並びに木村法務総裁の出席を要求してあつたわけです。それははつきり委員長も了承されておつたわけでであります。現在に至るまで来られない。私どもはずつとその出席を今まで待つておつた。ところが総司令部に行かなければならぬとか、あるいは行くとかいうようなことでありましたが、事実は廊下に大橋国務大臣はうろうろしておつたのです。私は廊下までおつかけて行つて実際に腕までつかんだのだもけれども、これ以上やるとまた共産党の暴力だなどと言われますから私は遠慮したわけであります。  ほか……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/08、24期、日本共産党)

○風早委員 関連して。この今までの米国の援助資金が債務であるか贈與であるかという問題については、もうかねがね第五国会以来問題になつて来たことでありますが、いまだにこの点は明確にはなつておらないと、われわれは考えております。池田大蔵大臣は、これをかつてに債務と言われますが、アメリカにおいてもいまだかつて対日援助資金が債務であるということを言つたためしはないと思います。にもかかわらず、池田大蔵大臣はなぜこれを債務であるとかつてに予想するのであるか、その根拠を聞かしてもらいたい。
【次の発言】 いつどこでそういうことが行われたか、その向うの公式の言明をひとつ聞かしてもらいたい。対日援助資金は債務であ……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/02/09、24期、日本共産党)

○風早委員 先般から岡崎国務大臣、大橋国務大臣並びに木村法務総裁を毎日待ち暮らしておつたのでありますが、さつぱりこのごろ姿を現わさない。何か国会以上の非常に重大なことでもおありになるのだと思うのでありますが、きようは幸いに皆さんお顔がそろつておるようでありますから、ここでお聞きしたいのでありますが、労働大臣の方から、時間の関係でなるたけ先に労働大臣の方の所管を問題にしてくれという申入れもありましたので、労働大臣の方からひとつ始めさしてもらいたいと思います。労働大臣は、申すまでもなく、日本の労働者の状態の改善について、政府として重大な責任を持つておる方であります。ところでこの日本の国内におきまし……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/02/15、24期、日本共産党)

○風早委員 山口君の今の質問の中で、南方向けのテント三億円の発注の問題があるのでありますが、これに対する大橋国務大臣の答弁は、はなはだあいまいです。これは帝国製麻と日本繊維、この二つの会社に対して発注せられておると言われておるのでありますが、この帝国製麻には大橋国務大臣が関係しておる。日本繊維には池田大蔵大臣が関係しておる。この二人が利権争いをやつておるという情報があるのでありますが、そこまでこの問題が明確になつておるのに、今の国務大臣の答弁は、はなはだあいまいである。
【次の発言】 二重煙突事件においても、大橋前法務総裁はこれを否認しておつたけれども、今回どうです。参議院の委員会において、す……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/02/16、24期、日本共産党)

○風早委員 一点だけ岡崎国務大臣にお尋ねします。岡崎国務大臣は、先ほど原爆の使用の問題につきまして、あるいは原爆を日本に持つて来るというふうな問題について、行政協定の交渉には何らそれが出て来ておらない、こういうお話であります。また昨日山口委員等の予備隊の海外派遣問題について、同じようにその問題は前にもお答えがあつたのでありますが、公式にも非公式にも、あるいは雑談の間にもこれは出ておりません、こういうお話であつた。しかしながらこれは岡崎国務大臣が一つの前提をとつておられる。つまり行政協定は、ただ單に米軍の日本における配置という点についての協定であつて、それ以外の何ものでもない。従つてこの前提をと……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、日本共産党)

○風早委員 この平衡交付金の問題について今成田委員から御質問がありましたが、これは確かに物価の値上りにスライドという点はあるのであります。しかしそれを抜きにしても、地方財政委員会では大体千三百億の答申をやつておるはずです。千三百億円だと思う。しかるに吉田総理大臣から千二百五十億以上は出せない。これを何とか考えてくれというような手紙をわざわざ出しておるという事実を聞いておるわけでありますが、そういうことが大体あるのですか。そうして地方財政委員会も千二百五十億で一応がまんしたのだ、こういうようないきさつがあると伝えられておりますが、その真偽、そうしてもしもそうだとすれば、これは国会というものに対し……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、日本共産党)

○風早委員 條約に基くアメリカ軍の駐留は、兵員はどれくらいであり、基地はどこどこにあるか。大体この駐留軍の編成のあらましの報告を願いたいのであります。
【次の発言】 軍の機密というけれども、民主国においては国会の前に軍の秘密はありません。アメリカにおいても軍の問題は上下両院の軍事委員会があります。原爆のようなきわめて重要な軍の機密に属すると考えられる問題に対しても、上下両院の原子力委員会があります。
【次の発言】 軍の統帥はあくまでも政治に従属しておるのであります。ましてや日本においては、日本は憲法を持つておる。この憲法は戦争を放棄し、軍隊を廃止しておる。軍の機密なるものはあり得る余地がない。……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/04/02、24期、日本共産党)

○風早委員 岡崎国務大臣にお伺いいたしたいのでありますが、行政協定は遂に国会の審議にもかげられず、ましてやこれが承認の必要があるという要求を野党側から出しましたが、これもまた葬り去られるというようなことでありまして、われわれとしても行政協定の内容に対しては、まつたく責任の負えない問題が残つておるわけであります。すでに実施に移されつつある行政協定の中には、無数に日本の国民経済また国民生活に重大な影響を及ぼす諸問題が伏在しておるのであります。今日はその中で特に第十二条の調達の問題について、いろいろ疑義をただしたいと思います。今までCPOすなわち在日米軍中央購買局に対して日本品がいろいろと納入されて……


風早八十二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院24期)

風早八十二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○風早委員 今宮幡理事から、大体二十分というようなことでありまして、今日のこの状況のもとでは、私はこれを十分了承いたします。しかしながら大体今日わざわざ大筆員会から連合審査の申入れをいたしまして、われわれ多数今日は参加しておるわけであります。これは大藏委員会自体でもなかなかこれだけ多数は集らないが、今日は多数集つておるのでありまして、この点はまずはつきり申し上げておきたい。それほど、本案に対しましてはわれわれは重大なる関心を持つているということを申し上げておきたい。しかるにこれに対しまして、われわれ今日は昨晩のあの騒ぎで眠いのに、朝ちやんと十時から参つておりましたが、いかんせん政府委員もどなた……

第5回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○風早委員 中山学長にお伺いしたいと思います。今御公述願いました中で、今日の資本主義経済というものが、結局金融資本の動きによつて規定せられておるものである。しかもこれはやはり計画と統制ということになつて行かなければならないのだ。その根底にはパブリツク・ウエルフエアというものがある。こういうふうなお話でありまして、これはたいへん御同感であるのであります。こういう根本の動向に対しまして、この法案の規定いたしておりますところの政策委員会なるものの合目的性というものは必ずしも十分ではない。むしろこれは日銀の外に設けるということの方が妥当であるというようなお話でありまして、その御趣旨を徹底いたしますれば……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 地方行政委員会通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1950/04/06、24期、日本共産党)

○風早委員 初めにお尋ねしたいのは、この固定資産の評価額と、その收入の見込みにつきまして、大体手元にいただきました資料で――これは念のため申し上げますが、地方自治庁財政部、地方財政に関する参考計数資料の二であります。この数字で大体間違いありませんか。お尋ねをする前に、まずこの数字を確かめておきます。
【次の発言】 そういたしますと、ここで土地、家屋それから償却資産、それぞれの資産価額があげてありますが、これら三者はほとんど同額に近いものであります。しかるにこの收入の見込額に至りますと、土地、家屋はそれぞれ大体同額でありまして、二千十数億円になつております。これに対しまして償却資産の方は、その收……

第7回国会 通商産業委員会経済安定委員会連合審査会 第2号(1949/12/09、24期、日本共産党)

○風早委員 電力の値上げの問題、消費者にとりましては、重大な問題でありまして、産業の面でも、また一般の電燈の消費者についても、非常な利害関係の大きな問題でありますので、この際どうしても、この料金の値上げということが必要であるか、またこれが行われた場合に、どの程度に妥当であるかということについては、いろいろ問題があると思うのであります。まずこの値上げの理由か、大体日発の赤字の穴埋めだというような話を聞いておりますが、それはその通りでありますかどうですか。その赤字というのが、どういうところから来ておるか、その点を簡單に御説明願いたいと思います。

第7回国会 内閣委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/04/07、24期、日本共産党)

○風早委員 この法案の審議にあたりまして、まず第一に政府に伺いたいことがあるのであります。それは大体現政府は組閣の最初から盛んに機構いじりをやられました。これは通産関係にしましても同様でありまして、ずつとさかのぼれば通産関係では貿易庁ができて、まだ三年ぐらいしかたたぬのにこれをもうすぐやめてしまうとか、また今度もこれはあとで伺いたい点でありますが、まだその先にはいろいろな改革案を用意しておるというように、次々に機構をいじくつて行くという傾向が非常に濃厚であります。そのために職員としても、非常に不安を感じておる。何どきこの編成が之によつて職場を転換されるか、あるいは減員によつて首を切られるかもわ……


■ページ上部へ

第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 地方行政委員会大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/07/17、24期、日本共産党)

○風早委員 これではまるで共産党だけみたいなあれですが、社会党なども、民主党も来ていない。これではいくら定足数の問題は抜きにするにしても、あまりひどいのじやないかと思いますが、しかるべくこれは委員長が措置していただきたいと思います。この地方税法案がこの国会の一番大事な問題だとされているのです。これははなはだ私は遺憾だと思います。結局だれがほんとうにこの地方税法案に対して熱心であるか。これは反対するにしても、賛成するにしても、だれがこの問題に真に関心を持つているかということは大体こういう議場の状態でもわかつていると思うのですが、はなはだ遺憾と思います。  池田大蔵大臣が見えておりますから、大蔵大……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会建設委員会経済安定委員会連合審査会 第4号(1952/04/01、24期、日本共産党)

○風早委員 今回自由党の手により、電源開発促進法案なるものが提出せられたのでありますが、その提案の理由とするところは、一言にして言えば、日米経済協力並びに東南アジア開発計画に伴う産業需要を充足する、こういうところにあるように思われるのであります。  そこで第一にお尋ねしたいのは、少くも二十七年度における産業の面に対する電力の需給計画、この需給計画自身のこまかいことよりも、需給計画をいかなる観点で立案しておるか、その根本方針を――これは安本当局にも当然質問するのでありますが、まだ列席がありませんから、公益事業委員会の方に、この点に関する根本方針をひとつ承りたい。

第13回国会 法務委員会公聴会 第1号(1952/04/30、24期、日本共産党)

○風早委員 評論家の阿部さんに二、三点この際お尋ねしたいと思います。あなたはこの法律の是非について、皮膚の感覚で判断されると言われておるのでありまして、私もそのお考え方を尊重しまして、なるべくそういう意味でひとつお尋ねしたいと思います。  まず第一点は、この法案がだれに被害を與えるかということであります。共産党は、この法案が出ようが出まいが、やられるだけはやられております。またその反面、これがかりに出ましても、やられないだけはやられない。つまり共産党には抵抗力というものがあるのでありまして、こんなものでどうなるものでもないわけです。でありますから、かりに共産党だけをねらつておるといたしましても……

第13回国会 法務委員会公聴会 第2号(1952/05/02、24期、日本共産党)

○風早委員 原さんに、ひとつこの機会にお尋ねしておきたいのですが、先般経団連が、炭労その他のゼネストの問題に関しまして、いわゆる桃色パージといいますか、非常にこれは自分たちの経営権を侵害するものだというので、首切りをやるというような――これは御方針であるかどうか知りませんが、新聞にそういうことが伝わつておつたわけです。この点に関しまして、あなたは経団連の代表の方ではないかと思うのでありますが、あるいはそうでなければ資本家の代表のお一人として、どうお考えでございますか。  なお、ついでながら、この破防法の審議にあたりまして、たいへんあなたは詳細に法案を御研究になつておるように、今お見受けしたので……

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、日本共産党)

○風早委員 金井さんにちよつとお教え願いたいのですが、行政協定の問題が今非常にやかましいわけです。そこで経団連として、アメリカ駐留軍が日本の国内で物資並びにサービスの調達について、いろいろ日本の業界と問題があるように思いますが、これに対して経団連としての御方針のようなもの、あるいは御要望、こういうふうなものをひとつお聞かせ願いたい。これは予算の審議の上でも非常に大事な点だと思いますから……。
【次の発言】 もう一つ金井さんにお尋ねしますが、今中日貿易の禁止によつて非常な原料のコスト高、そして生産に非常に大きな影響を与えておるのでありますが、それにかわるべき措置というものが、今度の予算案には盛ら……

第13回国会 予算委員会公聴会 第2号(1952/02/12、24期、日本共産党)

○風早委員 第一にこの際お尋ねしたいことはアメリカの政府当局のスポークスマンの言明では、大体現在九百億ドルの未実行予算があるという話であります。そのうち特に五十一年度、五十二年度の分だけでも、七百億ドルの未実行予算がある、こういう話なのです。これは純粋の予算技術上のからくりもあるわけでありましようが、それにしても、あまりに大き過ぎる額です。そこでなぜこういう実行されない予算がたまるかということについてどういうふうに見ておいでになるか、この点をお尋ねしたい。  それから第二には、この二十七年度の本予算でありますが、これも今度は駐留軍の費用もふえるし、また予備隊、海上保安庁、いずれも大擴充せられる……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1952/02/20、24期、日本共産党)

○風早委員 文部大臣はどうざれましたか。
【次の発言】 それではほかの個々の問題から御質問します。産業教育の振興費というものがあるわけですが、経団連では教育は国策にサービスするものというようなことを申しております。大体産業教育の場合に、同じようなことを文部当局としては考えておられるか。その場合口には、国策とはいかなることを意味するか、これをちよつと御説明願いたい。これは文部大臣でなければだめですか。
【次の発言】 そういうような意味でなく、これは個有名詞でありまして、経済団体連合会のことを言つております。おわかりにならなければ、一応文部当局として産業教育なるものの本旨を話してもらえばいいです。

第13回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○風早委員 それでは大蔵省の次官でもよろしいです。
【次の発言】 今の主査のお話、大体今の実情として、一応は私は了承したのです。しかし文部大臣はこれで来られないというのではないと思うのですが、午後なら午後、明日なら明日と、はつきり来られる時間を今から約束してもらいたいと思います。その点をお諮り願います。
【次の発言】 時間が非常に制限がありますから、せつかく天野文部大臣においでを願つて、いろいろ根本的な教育方針について御所見を承りたいと思いましたが、それは午後なり明日の機会に譲ることにしましで、今幸い大蔵省からも主計局長が見えておりますから、予算上の問題に限つて二点だけお尋ねしたいと思います。……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1952/02/22、24期、日本共産党)

○風早委員 今吉武労働大臣は、実質賃金は少しずつだけれども上つている、こういうお話ですが、これはたびたび言われるので、私どもははなはだ耳にさわつておるのでありますが、これは大多数の労働者の実際の生活経験から申しまして、まつたく反対なんです。われわれが接触した限りにおいて、実質賃金が上つているという例証は一つも得られないのです。そこで念のために、実質賃金が上つているいう政府の統計を、簡単でいいですから、月別に出してもらいたいと思います。それからその根拠々説明してもらいたい。
【次の発言】 今のは、物価の値上りを考えた実質賃金のことですか。



風早八十二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

風早八十二[衆]在籍期 : |24期|
風早八十二[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 24期在籍の他の議員はこちら→24期衆議院議員(五十音順) 24期衆議院議員(選挙区順) 24期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。