河田賢治 衆議院議員
24期国会発言一覧

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このページでは河田賢治衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

河田賢治[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第8号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、日本共産党を代表しまして、財政法の一部改正についての本法律案に反対の意見を表明するものであります。  第一に、今度の政府の政策の中心点がどこにあるかを國民におおい隠す目的があるのであります。言うまでもなく、予算は目的別と組織別とによつて出すが、その目的別において出すということは、これは民主自由党の前身である日本自由党、また当時の日本進歩党、國協党、これらの人々によつて賛成されたものであります。ところが、この目的別の予算が今度組織別に変更されるということは、たとえば公共事業費の問題あるいは終戰処理費の問題その他六・三制の問題、こういうはつきりとした予算の編成、また組まれたもの……

第5回国会 衆議院本会議 第23号(1949/04/28、24期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、酒税法等の一部を改正する法律案及び揮発油税法案に対して、日本共産党を代表して反対の意見を述べるものであります。  本二法案は、政府及び民自党が過ぐる総選挙において國民の税負担の軽減及び取引高税の全廃等の公約をされたが、どれだけ公約が果されたか、あるいは公約と逆な方向に果されたか、このことを明白に物語るものである。從つて、きわめて興味ある法案であるばかりでなく、國民生活にも重大な影響があるという法案なのであります。  人民大衆は過酷な税負担の軽減、取引高税の全廃を信じて、ひたすら税制の大幅な改革を望んでおつたにもかかわらず、政府並びに民自党は、人民大衆の要請を裏切り、税制改革……

第5回国会 衆議院本会議 第27号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○河田賢治君 ただいま提案されました法律案の中で、國家公務員のための國設宿舎に関する法律案に反対の意見を、日本共産党を代表して申し述べるものであります。  政府は、明治九年太政官達第五十三号官舎貸渡規則以下五つの法律等を今度廃しますが、このように博物館の中に納めなければならぬような法律をもつて今日までどうにかこうにかやつて來たのでありまするが、今度この法律を突如として本國会に提案したということは、言うまでもなく今日吉田内閣が行政整理、これによる大量の首切り、しかして宿舎におるところの職員の強制立ちのきというこの動機を持つておるものであります。從つて、こういう動機のもとに提出された法案に対して私……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第14号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、ただいま提案されました日本專売公社法の一部を改正する法律案に対して、日本共産党を代表して反対の意見を表明するものであります。  提案されてある理由として、今日までの公社を国の行政機関とみなすことから、企業の能率的な運営をはかるため公共企業体の会計制度に改めるのが根本理由とされております。しかしながら、それは單に会計の技術上のことでありまして、つまびらかにこの法律案を見れば、依然として大蔵大臣の権限が強化され、あるいは温存され、たとえば第三十四條の二項の公社予算に対しての大蔵大臣の必要調整といい、あるいは国会の議決された予算に基く資金計画の変更といい、あるいは流用に対する大臣……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第1号(1949/12/04、24期、日本共産党)

○河田賢治君 去る十一月二十八日、本院を通過して、参議院において審議未了となつた、いわゆる薪炭需給調節特別会計における債務の支拂財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案、これに伴う政府の処置に関しで、特に森農林大臣に明確な御答弁を承りたいと思うのであります。  この法案が衆議院に提出されましたときにも、精算がまだできていない、あるいは不正の追究もまだやつていない、あるいは取立ても十分努力していない、こういうことを政府みずから答弁し、従つて委員会においても、会期の切迫上、この問題について詳しくわれわれは追及する時間と余裕がなかつたのでありまするが、これが五十四億七千万円の、すなわち……

第7回国会 衆議院本会議 第4号(1949/12/16、24期、日本共産党)

○河田賢治君 ここに上程されました薪炭需給調節特別会計における債務の支拂財源に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案に対して、私は日本共産党を代表して反対の意思を表明するものであります。  さきの第六国会における食管法とともに、本法律案は参議院の本会議に上程の運びに至らず、審議未了となつたのは、明らかに森農政に対する最大の、かつ現実的な不信任を表明するものであり、衆議院の野党各派の森農相不信任決議案の、これは事実上の承認とも言えるのであります。しかるに政府は本会議及び委員会等における論議や希望に何らの反省や修正を加えることなく、第六国会提出案そのままを再びこの第七国会の劈頭に提出して……

第7回国会 衆議院本会議 第19号(1950/02/23、24期、日本共産党)

○河田賢治君 ただいま上程されました連合国軍の需要に応じ連合国軍のために労務に服する者等に支拂うべき給料その他の給與の支拂事務の処理の特例に関する法律案に対し、日本共産党を代表して、反対の意を表明するものであります。  この法案の内容は、連合国軍のための労働者、公共事業費及びアメリカの対日援助見返資金中の公共事業費による事業に使用される労働者のために今日まで官庁が支拂つておりました賃金を、一般市中銀行を通じて支拂わせ、事務を委託するという、一見きわめて簡単な法案にすぎないのであります。しかし、かかる法案が今日突如として提案された意図をわれわれは考える必要があるのであります。  すなわち政府は、……

第7回国会 衆議院本会議 第21号(1950/03/04、24期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、ただいま上程されました池田蔵相兼通産相の不信任案に対し、日本共産党を代表して賛成の意を表するものであります。  池田蔵相兼通産相の暴言は、決して失言ではない。これは吉田内閣の全性格を忠実に表現しているものであつて、池田蔵相こそ、吉田内閣の一大柱石、すなわち大黒柱なのであります。そもそも吉田内閣は、先ほど石田博英君の礼讃にもかかわらず、労働者には低賃金と失業を押しつけ、農民には低米価と強権供出を強要し、自由経済の名のもとに、統制撤廃による中小企業の破壊、めくら貿易と押しつけ輸入、外資導入と外人税金の免除等々によつて日本を外国に隷属させながら、産業と経済を破滅に導きつつあるので……

第7回国会 衆議院本会議 第26号(1950/03/14、24期、日本共産党)

○河田賢治君 ただいま上程された所得税法一部改正法案外税法関係七法案に対し、私は日本共産党を代表して反対の意見を表明するものであります。  今回の税制改革は、政府の言うがごとき税体系の合理化、負担の公平と税の軽減にあるのでは断じてない。これは吉田内閣の性格並びに政策からして明らかなことである。  第一の反対理由は、国家財政收入の圧縮は、独占資本の負担の軽減であつて、人民大衆の負担の減少とはなつていない。勤労人民大衆は、直接税の大部分並びに間接税のほとんど全部にひとしい四千四百億を負担させられている。かかる国税における見せかけの負担軽減さえも、実は地方税の大増税によつて帳消しになり、世界で最初の……

第7回国会 衆議院本会議 第30号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○河田賢治君 ここに上保されました米国対日援助物資等処理特別会計法案並びにこれに関連する外三案について、私は日本共産党を代表して、総括的反対の討論を述べるものであります。  元来見返り資金は、日本国民の負担で積み立てられた資金であつて、見返り資金そのものは、決して外国からの借金あるいは債務でも何でもないのであります。しかるに、去る二十二日の予算委員会で、大蔵大臣は、明らかにこれはアメリカに対する日本の債務であると答弁されているのであります。はたして見返り資金が債務であるならば、政府は、まさに憲法七十三條及び八十五條の規定によつて廊績された条約並びに国の債務行為を明らかにして国会の承認を求めなけ……

第7回国会 衆議院本会議 第32号(1950/03/30、24期、日本共産党)

○河田賢治君 ただいま上程されました五法案に対しまして、私は日本共産党を代表して反対の討論を述べんとするものであります。特に上程されましたうちの国税犯則取締法、国税徴收法の一部改正、これに重点を置いてお話したいと思います。御承知のごとく、現在税務署は、先ほど三宅議員の礼讃にもかかわらず、決して税法通りに仕事をやつておりません。たとえば申告におきましても、現に各地の農村におきましては、税務署自体が確定申告の額まで記入して、これを差出せと言つて強要しております。これは明らかに今日の申告納税制度の違反であります。また更正決定、仮更正決定あるいは確定に対する更正決定にしましても、実情を何ら調べずに、二……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第23号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○河田賢治君 私は、ただいま上程された行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に対し、特に日本共産党を代表して反対の意見を表明するものであります。  わが党は、第五国会において、この定員法の制定に反対したのであります。当時政府は、機構の簡素化、経費節減と称して、現業員の二割、非現業員の三割の天引首切りを、全労働者の反対を押し切つて、あえてしたのであります。その結果は、わが党の指摘した通り、植民地的な食えない賃金、職階制による無権利な――と、ものすごい労働強化をもたらしたのであります。そして、このことは、朝鮮事変以来さらに拍車をかけられて、一層はなははだしい状態に公務員は突き落され、物価の高騰、……

河田賢治[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

河田賢治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第5号(1949/05/23、24期、日本共産党)

○河田委員 進駐軍の運賃などにつきましては、前々から何箇月間も遅れるというような状態であつたのか、それともことに昨年度末から本年度にかけて遅れるようになつたのですか。大体どれくらい請求されまして、その運賃が確実に入るまでのおよその期間をお聞きしたい

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第6号(1949/05/26、24期、日本共産党)

○河田委員 炭の問題でありますが、大体配給してから回收されるまで、およその時期はどのくらいかかつているのですか。

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第7号(1949/05/27、24期、日本共産党)

○河田委員 現在未拂いがないとおつしやつたのですが、二十三年の三月末頃にはやはりなかつたのでございますか。
【次の発言】 ちよつとお伺いしますが、府縣で補助金をお出しになる分にちきまして、建設省で補助をする場合に、やはり工事上の何らか監督とかなんとかいうものはあるのでございますか。全然府縣だけで独立してやらしているのでございますか。
【次の発言】 健康保險は厚生省の所管だと思いますが、これについてお伺いしたい。最近健康保險の医者に対する支拂いが非常に遅れている、おまけに税金はどんどん取立てる、医者も廃業して行かなければならぬとか、あるいに医者で首をつつて死んだ人も京都あたりは二人ばかりあります……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第9号(1949/06/04、24期、日本共産党)

○河田委員 ただいま非常に有益な要望をお聞きしたのでありますが、日立製作所としましても政府支拂いはこう遅延させらましたのではたまらぬのですが、同時にまた下請工場もたくさんあると思います。下請工場はどうしても遅れる。從つてまたそこの労働者の賃金の不拂いということが起りまして、どこでも今中小企業は非常に困つておるのでありますが、こういう際に金の入つた、場合に、日立の工場ではやはりその品物について中小工場へ注文しただけのものはお拂いになつておるか、それともいろいろ支拂いの手続の関係からそういうものは遅れて、銀行の方へ急がれるからたくさん拂わなければならぬということがおありで、結局政府の支拂いに準じて……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第10号(1949/07/25、24期、日本共産党)

○河田委員 この際伺つておきたいとおもいますが、特別調達庁の方の今年の予算の時、大蔵委員会で話したことですが、例の解除物件処理、これは一応調達庁でその品物を受入れて、これが不用品になつたという場合、この品物を今度拂い下げて処理するわけですが、特別調達庁では、一応軍が購入る場合には、おそらくいろいろな資材については標準なり、あるいは納入の品質なりについては指示があつたのじやないかと思います。それが不用になつたとかいうことで軍が受け取らぬというようなことを聞いたのですか、この辺の関係はどうですか。
【次の発言】 それからやはりこの問題につきまして、たしか商工委員会でしたか、保管料が六月までしかない……

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第12号(1949/08/19、24期、日本共産党)

○河田委員 炭鉱機械の生産では、おもに安本が資金計画、資材計画をやつておるのでありますが、これの注文はやはり個々の炭鉱業者と、個々の機械のメーカーとの契約、そういうことになるのですか。
【次の発言】 大体これくらい生産しろという目標は示すのですか。

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第13号(1949/09/08、24期、日本共産党)

○河田委員 支拂いは各社によつて平均していますか、それとも非常にかたよりがあるわけですか。

第5回国会 大蔵委員会 第4号(1949/03/28、24期、日本共産党)

○河田委員 造幣局の運轉資本の増加について、昨年二十三年度は約一千万円、それから二十四年度において一千万円を、造幣局資本から繰入れるということになつております。ところがその説明の方では、作業資産額が現在の据置運轉資本額を約二千万円超過することになつておる。そういうふうに説明されたのです。ところが明年度において一千万円ということは、これからの物價を予想されておるのか。この点を一つ。それから船員保險の特別会計法の問題でありまするが、これを普通保險と失業保險を一つの勘定にする、こういう御説明なのでありますが、失業保險が一緒になつた場合に、失業保險の項目なんか全然わからないことになるが、その点を一つ。……

第5回国会 大蔵委員会 第6号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○河田委員 財政法の問題につきまして政府委員の方から何回も御説明がありましたが、しかしこの前の國会におきましてこの財政法が通りましたときにこれは新しい憲法のもとにおける非常に民主主義的な財政法として説明されたのであります。これがまた当時の大きな政党によつて、特に吉田内閣のもとに通過したのでありますが、きようのこの改正の問題につきましては、きわめて会計、財政の技術的な面で説明されたのであつて、私どもから申せば、その改正の眞意がどこにあるかということが納得できないのであります。特にこの問題に関しまして、できれば政務次官からなり御返事願いたいと思うのですが、財政を組む場合には、内閣が、政府がどういう……

第5回国会 大蔵委員会 第7号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○河田委員 公認会計士法の問題につきまして、三宅さんから大体質問されまして、私は実はしろうとですが、会計士の管理委員会の委員を、今度の改正案では、大藏大臣が会計士以外の者から任命することができるということになつておりますが、これはこの公認会計士だけに資格を限定するということは不必要であり、適当でないということが理由になつておりますが、これはどういうふうな理由であるかということ。それから大藏大臣が任命しようとする他の会計士以外の人は、一体官僚から選ぶのか、あるいは他のどのような方面からこれを任命しようとしておるのか、この点をお聞きしたい。

第5回国会 大蔵委員会 第9号(1949/04/08、24期、日本共産党)

○河田委員 先ほど質問があつたかもしれませんが、私簡單に通信事業特別会計法の一部を改正する法律案についてお尋ねいたします。今度郵政勘定と電氣通信勘定と二つにわかれることになるのでありますが、特別会計の予算を見ますと、これに関連して大体七千四百二十万円ほど、郵政勘定の方に電氣通信勘定の方から入つているように思われるのですが、そういうところを見ますと、結局郵政勘定の方は現在のところまあ赤字になつて、片一方は黒字になつておる。そういう事実があるかどうかということ。それからこのような赤字の郵政勘定は今後値上げということがあると思いますが、これに対する一應の御答弁を願いたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第11号(1949/04/12、24期、日本共産党)

○河田委員 專賣局の方の関係につきまして、二三質問したいと思います。葉タバコの耕作者から買入れの價格と、これが他の農作物との関係において、どういうような率を示しておるか。高いとか、安いとか、そういう点をひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 次に行政整理の問題でありますが、もちろん地方と都会とのいろいろ労働者の需給関係の相違もありますが、やはり專賣局においても今度行政整理をなさるというようなことでございます。たとえば京都方面の專賣局を聞いてみますと、労働者の給與が非常に惡い。そのためにずつと募集はしておりますが、女工などは二、三箇月でやめる者が多いと言われております。どちらかと言えばこう……

第5回国会 大蔵委員会 第12号(1949/04/13、24期、日本共産党)

○河田委員 物納財産の処分價格の騰貴したということによつて、これが提出されたのでありますが、大体値上り價格はどのくらいになつているかということをまずお伺いいたします。
【次の発言】 所によりまして、たとえば都会地とかあるいは非常に田舎とかいう所によつて、その値上りについて若干違いがあると思いますが、そういうものの比率、それからその基礎になる点をお伺いいたします。

第5回国会 大蔵委員会 第19号(1949/04/22、24期、日本共産党)

○河田委員 これまでこの問題につきましては、政府は総司令部の覚書によりまして、大体マル公原價計算ということが重点になつておつたと思うのであります。ところがこれについて、この前の政府委員の説明では、單に書類の手続上の問題だけでなく、マル公の原價計算によるとなかなか契約あるいは仕事の進捗が困難であるので、適正な價格ででもこれを買入れるようにしたいというようなお話があつたのでありますが、この点について明確な御答弁を、簡單でけつこうでありますからお願いいたします。
【次の発言】 私は日本共産党を代表いたしまして、本法案に反対の意見を表明するものであります。御承知のように、國立病院は、大体におきまして、……

第5回国会 大蔵委員会 第21号(1949/04/25、24期、日本共産党)

○河田委員 主税局長にお尋ねいたしますが、これまで滯納処分者に対してただちに差押え、競賣等が行われまして、特にはなはだしいのに至つては、死んだ者などもたくさんありますが、京都府などにおきましても、たとえばお百姓さんが牛をとられる。あるいはわずかばかりのこうもりがさの修繕屋さんなどが、二歳になる子供のおもちやを差押えられる。そうして競賣される。あるいは着ておる作業服まで差押えられたというような事実があるのであります。こういうふうに比較的生活に困難な人に対する滯納処分に対しては、ただちに差押えあるいは競賣等が強行されておるのでありますが、先ほど本委員会に提出されました一千万円以上の大口滯納者の名簿……

第5回国会 大蔵委員会 第22号(1949/04/26、24期、日本共産党)

○河田委員 ちよつと出席するのが遅れまして、あるいは御答弁になつたかと思いますが、有價証券の処分の調整に関しては、五千株という基準をどういうところに置かれたか。これを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今度の國民金融公庫は貸し付けるについて、最高貸付大体どのくらいを考えているか。先日新聞では大体五万円ぐらいを最高の貸付金とするが、しかし大体二万円くらいになるだろうというようなことが出ておりましたが、当局の御意見はいかがでありますか。
【次の発言】 日本共産党を代表しまして、本案に賛成いたしまするについて、われわれも一つの希望條件を付しておくものであります。  御承知のように、今度のこの國……

第5回国会 大蔵委員会 第23号(1949/04/27、24期、日本共産党)

○河田委員 私は、酒税法等の一部を改正する法律案及び揮発油税法案、この両案に対しまして、日本共産党を代表して、反対の意見を述べるものであります。  本法案は、政府並びに民自党が、過ぐる総選挙におきまして、國民に対して公約しました、御承知の担税力が非常に今日では行き詰まつておる、これに対して國民の税負担を軽減する、こういう立場からこの税制改革が一應なされたものでありまして、この問題をわれわれはかかる観点において考えまするならば、この二つの法案はきわめて興味があるというだけでなく、現在の日本の國民生活ともきわめて重大な影響を持つ法案なのであります。ところが政府におきましては、この法案を提出するにあ……

第5回国会 大蔵委員会 第25号(1949/05/06、24期、日本共産党)

○河田委員 ごく簡單なことでありますが、引揚者が帰つて來ますとき、大したものはみな持つていないのでございますから、大体身まわり品でありますが、携行物品として持つて帰るのであります。こういうものについて税関はやはりどの程度にタツチしておられるか、その点について伺いたい。
【次の発言】 もう一つ今の問題について伺いますが、これは私たちも綿密には調べておりません。引揚援護局でやるのか、あるいは税関でやるのか、そういう点がわかりませんが、身まわり品を持つて帰ります。たとえば絵画とか二、三の書籍ぐらいを持つて來ると、こういうものが沒收されるということを聞いておるのでありますが、これは税関の方とは関係がな……

第5回国会 大蔵委員会 第28号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○河田委員 臨時宅地賃貸價格修正法案について、この問題を考察する資料的なものでありますが、最近地代家賃が一應統制になつておりますので、地代家賃のマル公の陳情等がありますが、その具体的、標準的な例と、それから第二にやはりこれにも相当やみがあると思います。政府の方で入手されておるものについて、そのやみ價格を一應お聞きしたいと思います。
【次の発言】 関係当局の方がおられませんので非常に遺憾ですが、借地問題についての紛爭状態がおわかりになりますか。
【次の発言】 つまり地上権としての借地です。家を建てるについてそれに対する土地所有者との間に紛爭です。

第5回国会 大蔵委員会 第30号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○河田委員 國家公務員共済組合法の一部を改正する法律案に対しまして、私は條件付をもつて賛成するものであります。まずその原案におきまして、非現業の雇用人まで共済範囲を拡大するということには、われわれは異議のないところであります。また現在分娩手当、埋葬料の手当、こういうものの増額等は当然やらなければならないことである。ただその額の少いということをわれわれは遺憾に思う次第であります。ところがこの反面におきまして、今度社会党の田中委員からも指摘されましたごとく、この法案の中には初診料が直接診療者の組合員にかかつておる。また直接診療することのできない場合、健康保險医にかかつたりした場合に、今日健康保險組……

第5回国会 大蔵委員会 第31号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○河田委員 まず酒類配給公團法の一部を改正する法律案の問題についてお尋ねいたしますが、この前、本議会当初におきまして、やはり改正法律案が出たのでありますが、その当時政府当局におきましては、六月三十日までに公團の廃止をするという見通しに、相当確信を持つておられたようであります。ところが本日この提案がございまして、またこれを延期するというように、一議会の中において二度も三度も法律が出るということは、きわめて不見識な状態であると思うのでありますが、この法律以後におきましては、およそ何箇月ぐらいをもつてこの公團が廃止される見通しがおありになりますか。またこれは政令によつて決定されるのでありますが、この……

第5回国会 大蔵委員会 第32号(1949/05/14、24期、日本共産党)

○河田委員 保險組合に関する法律案について、実はよくわからないのですが、木船の相互保險組合をおつくりになるというのですが、現在どのような状況になつておるか、これをちよつとお伺いいたします。
【次の発言】 この法律では、主として木船を中心におつくりになる考えですが、最近木船などについて聞きますと、海運関係などでは、石炭輸送などについては、やはり大体大きな船に切りかえられたり、それから運賃の関係で陸運、すなわち鉄道などに切りかえられたりして、だんだん仕事がなくなつており、あるいは経営が困難になつて來ておる。それからまた船をつくりまする單價におきましても、トン当り八万五千円ぐらいに言われておつて、非……

第5回国会 大蔵委員会 第35号(1949/05/18、24期、日本共産党)

○河田委員 私は日本共産党を代表して貸金業の取締に関する法律案に対しまして、反対の意見を表明するものであります。  本法案が庶民金融育成あるいは助長ということを目的にしていないということは、本法案の表題にも掲げられております通り、取締りをするということがやはり主になつておるのでありまして、ことに今日いろいろな経済的な事情から高利貸しあるいはやみ金融が発生しておるのでありまするが、しかしこういう問題を根本的に解決するには、單なる取締りの法律によつて解決することはできないと思います。特にこの法案の内容におきましても、御承知のように非常に大まかな点がありまして、この運用を一歩誤れば、非常に大きな問題……

第5回国会 大蔵委員会 第36号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○河田委員 私は舞鶴にしばらく住んでおりましたが、あすこには元海軍工廠の寄宿舍があり、戰後満州あるいは北支方面からの引揚者の寮に一時なつておりまして、それが最近ではソ連の引揚者はもとの平の海兵團の方で引受けるので、前に申しました上安その他にたくさん前の海軍工廠の寄宿舍がありますが、多分あれも國有財産になつておるのだと思います。ところがそれがもう炊事場はとりはずされて、ただ宿舍だけ残つておる。しかも窓ガラスも、中のものもどんどんなくなつて非常に荒廃した状態になつておる。あれではもうほとんど使い道がなくなつてしまうと思つておる。ああいう國有財産につきましては政府もあらゆる努力をして拂い下げるなり、……

第5回国会 大蔵委員会 第37号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○河田委員 共産党は本問題に対しまして反対の意見を申し述べます。もちろん納税者の側からいえば、個人申告としてはたくさん税務署のあつた方が、交通その他から便利ではありますが、しかし現在のような課税方法、また徴税のやり方、所得税の問題、こういうような問題から見ますならば、今日こういう税務署をふやすということは、結局國民大衆に対しましても、警察官よりも税務署が恐ろしいと言われておるほど、今日税務署のやり方はむごいものがあるのであります。從つてこういう点からしましても、私たちはまず第一に從業員、職員の生活の安定をさせ、汚職だとかいうような問題がなくても十分生活ができるようにすることが先決問題だというこ……

第5回国会 大蔵委員会 第38号(1949/05/21、24期、日本共産党)

○河田委員 請願の要旨は、労働者の生活がますます苦しくなつて來ておる。しかも勤労所得税が高額のために、それだけ生活の重荷になる。從つて勤労所得税の軽減をしてもらいたいというのが、本請願の趣旨であります。
【次の発言】 本請願は島根縣松江市西津田町持田光太郎外三千三百八十二名にかかる請願でありまして、その要旨は、農民に対する税負担の過重は農民の生活を極度に困難なものにいたしております。もしこのような情勢が続くならば、農業生産の発展も、農民生活の向上も画餅とならざるを得ないのであります。よつてわれわれは至急左のごとき処置によつて、農民の税負担を軽減せられんことを請願するという要旨でございます。その……

第5回国会 大蔵委員会 第40号(1949/05/25、24期、日本共産党)

○河田委員 質問いたしますが、一般会計の特別收入について、特にこの特別收入のうちの解除物件処理收入の問題であります。特別調達廳の契約局次長に共産党の商工委員が尋ねましたときに、調達廳の次長さんは、從來特別調達廳が買い上げました品物で先方で引取らない――大体は規格が合わないとか何とかいうのだが、これが相当たくさんあるわけであります。本年の予算を見ましても、大藏省では大体三十一億七千八百万円余の解除物件の処理收入を計算しておつたのであります。ところが契約局次長の話では、これを保管し管理する費用が、大体三箇月間つまり六月一ぱいに処分をしないと保管費が切れる。こういうことになつております。だが重量にし……

第5回国会 大蔵委員会 第41号(1949/05/31、24期、日本共産党)

○河田委員 今度新しく提案されましたのは、陪審式試驗ということになつておりますが、この陪審式試驗というのは、私どもの感じから申しますと、何か妙な感じを受けるのです。陪審法とか何とかいつて裁判にはこういうことをよく使いますが、普通試驗を受けるのに陪審式試驗というのがほかにあるかどうか、一應伺つておきたい。


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第4号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○河田委員 最近の政府の支拂遅延は、單に産業あるいは公共事業方面だけでなく、米穀の代金も支拂いが非常に遅れております。もちろん個々の協同組合とか、あるいは中間にはおいていながら、直接農民に対して支拂わないというような場合もあるのであります。こういうことがかつてはしばしばありました。ことにまた最近におきましては、健康保險による医者の支拂い、がきわめて遅延している。特に農村方面に参りますと、現在においても七月の代金がまだ十分支拂われておらない。そのために、せつかくの病人が、医者のまじめな医療を受けることもできない。医者自体も業務に励むことができないというような状態で、被保險者並びに健康保險医等も、……

第6回国会 大蔵委員会 第6号(1949/11/09、24期、日本共産党)

○河田委員 先ほど政務次官からタバコの民営問題についてお話がありましたが、大体民自党政府でありますが、民自党としては電話、鉄道等を将来民営に移して行くその第一歩として、タバコの民営を今研究中であるというお話であります。しかし、この民営に移すという理由といたしまして、なぜタバコ事業だけを民営に移さなければならぬか。つまり今日の経営では経営の能率が惡い、あるいはタバコの味が惡いとか、あるいは経理が非常に困難であるとか、こういつたような具体的な問題があると思うのでありますが、そういう根拠についてもう少し具体的にお伺いしたいと思います。万一それをやらなければならぬかもしれぬという気持を今持つておられる……

第6回国会 大蔵委員会 第7号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○河田委員 二十五年度の計画では耕作面積、収穫見込高ともにふえているわけであります。面積は、大まかに言つて五万町歩が五万二千町歩、收量は八千万キロが九千百二十七万キロ、こういうふうにして増大して行くのでありますが、これの切りかえとしまして在来種を減らして黄色種、すなわち乾燥設備を要したり、あるいは肥料等でも相当経費がかかる方向へ計画が行われております。ところがこの切りかえに際して資力の少い貧農、先ほども話がありましたように、特にタバコを耕作しておる貧農の方におきましては、どんどん耕作放棄までやつおるというような実情でありますが、こういう状態の中において、貧農が乾燥室を新設するのに困難を感じたり……

第6回国会 大蔵委員会 第8号(1949/11/12、24期、日本共産党)

○河田委員 まず公社のことについて聞きますが、現在專売公社は、鉄道なども公社でありますが、そういう関係から現在の給与が他の特に鉄道なんかと比較して低いかどうかということだけ伺います。
【次の発言】 現在政府の守るべき法規である公共企業の法律におきましても、一般職員の給与は生計費あるいは他の官公庁、民間企業、こういうものを比較勘案してこれを決定しなければならぬ。こういうことがあるわけです。もちろん現在それに対して従業員の組合からも要求がありますが、今私は数字のことは申しません。現在の生計費などから考えて、現在支拂つておる給与が不十分であるかどうか。この点をお聞きしたい。

第6回国会 大蔵委員会 第9号(1949/11/14、24期、日本共産党)

○河田委員 国の所有に属する物品の売拂代金の納付に関する法律の一部を改正する法律案でございますが、担保をとるというのは大体どのくらいとつておりますか。

第6回国会 大蔵委員会 第13号(1949/11/19、24期、日本共産党)

○河田委員 私は日本共産党を代表して本案に対して反対の意を表するものであります。最近政府部内におきましては、タバコの民営移管の問題がありまして、先ほど来政務次官もタバコを初めとして電気通信並びに国鉄等をやがては民営にしたい。その第一歩として政府は目下タバコの民営移管を研究中である。しかしながらまだ通常国会にも出さぬかもしれぬということを言われましたが、大体こういう建前で今日のタバコの專売公社というものが経営されております。もちろんタバコ民営の問題についてはこの法案の関係外ではありますが、しかし今日民営の問題は、全国耕作者六十万、従業員四万、それからまた一般のタバコの消費者に対して大きな影響があ……

第6回国会 大蔵委員会 第14号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○河田委員 ただいまの問題に関連して、本日朝全国財務労働組合の役員の方から供述を受けたのであります。その際にも明らかに示されましたように、なるほど昨年の努力目標というものは本年はやつていない。けれども本年は大体においてどこの財務局でも期待倍数をもつておる。しかしこの期待倍数について、各税務署長がこの訂正を申し込んでも、すなわちいくら努力しても今日の情勢では、これだけの期待倍数をかけることは困難であるということを、税務署が申し込んで来ても、上の財務局の方からこれを訂正して直しておる。すなわち強制目標を適用しているのだということが発表されたのです。これは税務の実際に携わつている人々の言葉です。こう……

第6回国会 大蔵委員会 第15号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○河田委員 まず第一に、この法律によつて適用される人数は大体どのくらいでございますか。
【次の発言】 実はこの問題につきまして、この春予算の説明のときにも、また末復員者給與法の改正のときにも、御承知のごとく、連合国総司令部の発表に基いて外務省の方から資料が出たわけです。これに基いて予算も組まれたのであり、そうして今度の国会においても、引揚げの人員の訂正によつてこの予算額は非常に補正されております。こういう問題について、政府自体がこの同胞の引揚げに対する数字に対しましても、明確な責任を私は負うべきだと思います。私たちが地方に参りましても、特に共産党は何かソ連と関係があるというようなことから、常に……

第6回国会 大蔵委員会 第17号(1949/11/25、24期、日本共産党)

○河田委員 関連してお尋ねいたします。ただいま森農林大臣は歴代内閣からずつと赤字が出ているということを申された。しかし赤字を知つたのは総司令部の指示があつてからだというのですが、農林大臣は大臣に就任されるときに、事務当局からそういう赤字が出ているという報告を受けられなかつたのか。この点を質問します。
【次の発言】 林野庁長官にお尋ねしますが、そういう大きな問題は、大臣に対して報告する義務がないのでありますか。
【次の発言】 私は共産党を代表しまして、本案に賛成の意を表明するものであります。  今度の政府出資金あるいは生産資金等の貸付が若干ふえたことは、これらの資金を非常に要望しておる人にとつて……

第6回国会 大蔵委員会 第18号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○河田委員 再保險をするにしましても、たとえば災害があつた場合には、これはやはり連合会の方から申請するものなのですか。
【次の発言】 ままこういうことを聞くのでありますが、村によつてはそう大した災害もないのに災害を報告して、この金がいわば取合いつこになつておる。それから一方においては村の方ではとつておきながら、現実には百姓の方へそれだけの金を渡してない。こういうようなことがあるのですが、こういうことについてどの程度の監督をされておるか、一応伺いたいと思います。
【次の発言】 田中君が引揚者の給與の問題などは質問しましたから、私はそれには触れませんが、先ほど矢野政務次官は、総司令部の発表の引揚者……

第6回国会 大蔵委員会 第19号(1949/11/27、24期、日本共産党)

○河田委員 この法案について二、三質疑を行いたいと思います。第一條の「外国為替等(外国為替、外国通貨及びこれに準ずるもの、)」この準ずるものというのはどういうものですか。
【次の発言】 そのほかにありませんか。
【次の発言】 それから第三條の外国為替銀行の問題でありますが、この外国為替銀行に対する監督権というものはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 それから第九條の、「毎会計年度の損益計算上生じた利益又は損失は、翌年度に繰り越して整理する」こういうふうになつておりますが、大体の実情としては非常に損失の出ておることが多いのですが、これはずつと損のしつぱなしで続いて行くものでございます……

第6回国会 大蔵委員会 第20号(1949/11/28、24期、日本共産党)

○河田委員 昨日、二十三年度の赤字が百二十四億、これはそのうち公団から回收するものもありますが、そういうことだつた。そうするといもの超過供出あるいは米の超過供出等の損害を受けた四十四億、並びに二十億、そういうものは消費者の負担になつているわけですか。中間経費の中に見込まれているのですか。
【次の発言】 討論に入る前に、復興金融金庫については、この前の第五国会におきましても、実は小委員会ができましたが、非常にはつきりしなかつたのであります。今度の国会におきましても、やはりこの問題は相当国民注視の的になつた金庫でございますので、これの国政調査をやるということをまず前提といたしまして、私は討論に入り……

第6回国会 大蔵委員会 第21号(1949/11/29、24期、日本共産党)

○河田委員 解除物件の処理の問題でありますが、今度の補正予算の説明には最初は三十万八千トンを上まわつた。その後にまた解除済みになつたものがあつて合計六十万トンくらいに上つた。同時にまた売却が予定より遅れて、補正予算に新たに二億五千三百万円ばかりが要求されておるのでありますが、この前の国会におきまして、解除物件の保險料や何かが非常にわずかで、しかも売れる見込みがないので、この問題をどう処理するかという質問に、政府はもう大体売れる見込みだということをおつしやつておつたのでありますが、一体この点について政府は、新しく解除になつたものは別としまして、最初に予定されたものが大体において売れ切つておるかど……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 経済安定委員会 第22号(1950/04/27、24期、日本共産党)

○河田賢治君 本案についてまだ十分に検討はしていないのでありますが、先日大蔵委員会で外国人に対する租税の減免の法律に関係いたしまして、当委員会に連合審査を申し込んだのでありますが、時間の関係でできないというお話でありましたので、二、三のこれに関連する問題について政府に質問いたしたいと思います。今日日本の経済がいまだ非常に変態的であり、かつまた日本の輸出にいたしましても、きわめて不十分であり、る。こういう場合に、特に外国資本の導入をはかつて日本の経済を再建するということでありますが、これに対して外資を導入し、はたして日本の産業を発達させ、また外国に対するいろいろな輸出を発達させるという見通しがあ……

第7回国会 大蔵委員会 第1号(1949/12/15、24期、日本共産党)

○河田委員 農林大臣に質問をいたします。この薪炭特別会計の特に債権の問題でありますが、農林委員会及び決算委員会等におきまして、いろいろ課長あるいは三浦長官また同時に森農林大臣御自身も発言せられておりますが、債権の取立ての問題については非常に食い違いがある。ある課長のごときは、とうてい現在の卸売業者から取立てる債権等についても、自信がないということを言つている。また三浦長官は特別会計の清算事務に入りましてから、少くとも十二月ごろまでにはできる限り取立ててやる、こういうことを言つておる。ところが実際にはどうもむずかしいので、来年の三月ごろまでには完了するであろう、こういうことを森農林大臣は大臣への……

第7回国会 大蔵委員会 第4号(1949/12/23、24期、日本共産党)

○河田委員 現在、この年末年始にあたりまして、各税務署において仮更正決定などが行われているわけでありますが、特に更正決定につきまして、東京都における昨年のわずか二十三件について調べましても、こういうぐあいになつております。二十三年度の申告は二百四万三千円、ところがこれに対して更正が四百十万円、決定されたものは二百四十万円、こういうふうに申告とほとんど同じ決定をされておる。ところが税務署自体は、四百十万円という約倍を越える更正決定をしておきながら、結局最後に納めたものは二百四十万円である。これで更正決定というものは、いかにむだなものであつたかということも証明されている。こういうふうに、税務署は人……

第7回国会 大蔵委員会 第6号(1950/01/30、24期、日本共産党)

○河田委員 ほかの方から相当詳しい質問がありましたので、一、二質問したいと思います。この預金部資金は非常に重要な段階に達して来たと思う。ことに今日中小工業者が利用し得るような金は、預金部資金と見返り資金というものをおいてないし、また政府の国債の償還は今年は非常に莫大なものになる。そうすればこの預金部の国債をどの程度まで償還するか、あるいはこれらの出た金をどちらにまわすかということについては、それぞれ政府も考えておられることと思いまするが、先ほどから聞きますと非常に総花式に、国債の償還もやる、地方債もできるだけ引受けたい、あるいは中小工業者なんかにできるだけあらゆる方法を通じてやりたいというよう……

第7回国会 大蔵委員会 第7号(1950/01/31、24期、日本共産党)

○河田委員 今年の国債償還は八百四十七億ということになつておりますが、この預金部の国債については、大体どのくらい償還される見込みを持つておられるか。
【次の発言】 それからもう一つ、郵便貯金の事務取扱いの財源として六十二億三千三百五十七万八千円、これを通信事業特別会計へ繰入れることになつておりますが、昨年から見ますと五億五千万円ばかり少い。これは行政整理、従つてまた郵便事務における労働強化を伴つていると思いますが、これの積算の基礎はどういうようになつておりますか。

第7回国会 大蔵委員会 第17号(1950/02/20、24期、日本共産党)

○河田委員 先ほど進駐軍の労務者二十一万と日雇いというようなお話がありましたが、大体進駐軍の労務者の数などにつきましては、終戰以来進駐軍将校の住宅の建築とかその他飛行場とか、いろいろな設備に対する仕事もかなり済んだと思うのでありますが、これについて進駐軍の労務者関係が、現在、終戰以来どのように減つて来つつあるか、あるいはふえておるのか、その点をお答え願いたい。
【次の発言】 最近外電の伝えるところによりますと、日本で兵営を二箇年間につくつて、そうして長期占領をするというようなことであります。ついてはこういう問題に対して、特別調達庁はこの兵営をつくるとか何とかいう建設方面について、何らか指示なり……

第7回国会 大蔵委員会 第18号(1950/02/21、24期、日本共産党)

○河田委員 実は昨日お尋ねしたのでありますが、政府当局は最近新聞に載つてありました占領軍の二千戸の住宅の問題、これについて連合軍から何らの覚書がないという昨日は御返事でありました。ところが本日の新聞を見ますと。御承知のごとくアメリカの軍用住宅の建設を八月までの完成を指令している。しかもこの指令は政府に対して、大蔵当局の談話によれば二月初めに受領しておる、こういうことを言われておる。ところが昨日私が尋ねましたときには、こういう問題については何ら受領しておらないという御返事であつたのですが、一体実際に受領しておられたのか、おられなかつたのか、この点をまずはつきりしてもらいたい。

第7回国会 大蔵委員会 第21号(1950/02/27、24期、日本共産党)

○河田委員 政府にまず総括的にお尋ねしたいのでありますが、今度の税革におきましては、大体シャウプ博士の勧告基礎控除二万四千円を二万五千円に、扶養家族従来の千八百円が一万二千円ということになつておりますが、この基礎控除について政府は大体いかなる観点から、基礎控除というものを決定されておるか、この点をお伺いしたい。
【次の発言】 今度の税制改革によりまして政府は特に負担の公平並びに合理化ということを言つておられますが、この負担の公平ということについていろいろ問題がありますので、これをまず総括的に政府から御説明願いたい。
【次の発言】 勤労者の控除に匹敵するものを、申告所得者に対しても控除してもらい……

第7回国会 大蔵委員会 第22号(1950/02/28、24期、日本共産党)

○河田委員 この前委員会が始まりまして、十種類ばかり資料の要求をしてあります。国税庁関係が多いのでありますが、できるだけ早くお願いいたします。

第7回国会 大蔵委員会 第24号(1950/03/03、24期、日本共産党)

○河田委員 幸いに秋山総裁が来ておられますのでお尋ねしますが、先日各労働委員会あるいは政党などで、専売局の労働組合が団体交渉をするのだが、常に長官がお忙しいではありましようけれども不在で、総務局長とかそういう人たちとしか会つていない。公社の最高責任者である総裁との団体交渉が、ちつともはかどつていないという苦情を申し込んで来たのでありますが、そういう事実があるのでありますか。
【次の発言】 裁定の問題につきましては労働委員会で審議いたしておりますが、たしか本日ですか、専売局の労組では賜暇戰術として相当休んでおるか、あるいは全部休んでおるかわかりませんが、とにかく本日は賜暇戰術として休業しておるよ……

第7回国会 大蔵委員会 第26号(1950/03/06、24期、日本共産党)

○河田委員 ごく二、三点簡單に質問したいと思います。第三條の所得税を左の法人には課さないというところの十一項でありますが、「法人たる労働組合及び国家公務員法第九十八條の規定に基く法人たる国家公務員の組合その他の団体」とありますが、その他の団体というのは一体どういうものですか。
【次の発言】 青色申告の問題でありまするが、今度の青色申告にはいろいろ貸借対照表とか損益計算書を出さなければならない、こういうことになつておりますが、現在の日本の根本的な教育の方針といたしまして、たとえば地理も習わない、それから歴史なんかも大体教えていないのであります。それから算術なんかにいたしましても、去年あたりから見……

第7回国会 大蔵委員会 第29号(1950/03/09、24期、日本共産党)

○河田委員 平田局長にお尋ねいたしますが、現在の納税の申告制度は、納税する者が確定申告をしましても、これは本人が書いて申告することが建前になつている。またそういう制度のもとにこれを助長して行くという指導をやつておられるかと思いますが、最近税務署におきましては、昨年暮れあたりから本年にかけて確定申告につきまして、新潟県あるいは長野県その他各地方において、税務署自体が確定申告をこれこれであるというふうの書いて、そうしてこれを納めないときには、すぐに日歩二十銭の延滯金が加算せられて来る、税金がまた追徴税なんかでふえて来るというおどかしを、次に並べて書いてよこしているわけであります。これは申告制度の方……

第7回国会 大蔵委員会 第30号(1950/03/10、24期、日本共産党)

○河田委員 まだ地方税の法案あるいは平衡交付金の法案などは出ておりませんけれども、これは大蔵委員会としましても、国税の改正と同様に、地方、税につきましても相当関心の深いものがあるわけなのであります。従つて、これを委員会が開催される直前に出されましても、これを見るのにも相当時間がかかりますので、地方行政委員会へ出されておる程度のものでもけつこうでございますから、地方税法案及び平衡交付金の法案、それからこれの資料として、名府県別に新しく設置されました附加価値税その他の新税、あるいは改正税などの見積り額、それからこれの積算になる基礎資料、これを要求したいと思います。なお本委員会におきまして、次に審議……

第7回国会 大蔵委員会 第31号(1950/03/11、24期、日本共産党)

○河田委員 私は日本共産党を代表しまして、ただいまの所得税法案並びに他の八法案に対して、すべて反対の意を述べるものであります。  政府は今度シヤウプ博士の税制改革にのつとりまして、大幅な税制改革をやつたのであります。シヤウプ博士の勧告を取入れたことについて、北澤氏が盛んにこれを弁護されておりましたが、しかしシヤウプ博士の知恵を借りなければ日本の税制改革ができないというようなことでは、あまりに大自由党の方々としても面目ないではないか。また政府としても面目がないではないか。他人の知惠を借りなければ日本の税制改革ができないということは、これはまつたく日本の税制において自主性をなくしておる。これが私の……

第7回国会 大蔵委員会 第33号(1950/03/15、24期、日本共産党)

○河田委員 今取引委員会の方で、主としてその方の監督、検査にかかつておられる人員数はどのくらいでありますか。大よそでけつこうであります。
【次の発言】 そうしますと、この法律の五十五條の監督と検査、それから第七十六條も同様でありますが、協会に対する監督、検査権ということになりまするが、大体これだけの人数で十分投資者の保護をすることができるか。公益を守ることができるとお考えになつておるかどうか。この点をお伺いいたしたい。
【次の発言】 人員が足りなければ、ほんとうに投資者を保護したり、公益を守るために必要な経費は、国家から支弁するのが私は当然だと思う。ところでこういう検査ないしは監督をされる方々……

第7回国会 大蔵委員会 第34号(1950/03/16、24期、日本共産党)

○河田委員 二、三の点について質問したいと思います。今度出ました金融債の問題ですが、大体今度の金融債で特に見返り資金によるものとして、この資料では五十二億と出ておるようでありますが、これだけでございますか。一般の市中銀行への見返り資金引受けというものはないのですか。
【次の発言】 この優先株によつていろいろ條項が書いてございますが、実際の運営におきまして見返り資金によつて優先株を持たした場合には、何らかこれによつて経営なり貸付なりに対する干渉があるものでございますか。
【次の発言】 現在でもですが、勧銀あたりから融資をいたします場合には、やはり労働者の賃金の切下げの要求、これは合理化の一環とし……

第7回国会 大蔵委員会 第36号(1950/03/18、24期、日本共産党)

○河田委員 簡單に二、三点質問したいと思います。  最近外国タバコが非常に入つて来ているのですが、専売公社ではこれをどのくらいにお見積りになつておりますか。
【次の発言】 その方の取締りについてはどういうような措置をせられておりますか。
【次の発言】 成績は上つておりますか。
【次の発言】 この法案の第三項に、試製の「製造たばこが六月をこえて販売されるためには、最近の機会において、第一項の日本専売公社製造たばこ価格表への追加の措置がとられなければならない。」とありますが、これはどういう意味になりますか。
【次の発言】 そうすると、国会でこの価格を承認するまで、追加表に試製タバコを入れておくだけ……

第7回国会 大蔵委員会 第37号(1950/03/22、24期、日本共産党)

○河田委員 私は保険についてはまつたくのしろうとなので、この條文からだけお尋ねするのですが、この前お尋ねしましたのは主として日本の保険会社が外国で保険事業を営むことの問題についてお尋ねしたわけです。これに対してあいまいな御返事だつたんですが、きようは同様に法律上公正な立場からというので、外国の保険会社が日本で事業を営む場合にも同様な規定がされたわけであります。しかしこれについては御承知の通り、日本の保険と外国の保険の間には非常にハンディキャップがあります。従つて外国の保険会社においてはこういう問題は起らぬと思いますけれども、設立してから三年、個人では事業を開始してからやはり三年、こういう場合に……

第7回国会 大蔵委員会 第38号(1950/03/23、24期、日本共産党)

○河田委員 ただいまの法案については相当質疑も行われましたので、この際質疑を打切られたいという動議を提出いたします。
【次の発言】 二、三質問いたします。これは昨年暮れに例の特別会計の赤字補填で出た法案でありますが、この際大臣は三月までに決済をするということを本委員会でも言明しております。しかしながらこの責任については別に事務当局を責めませんが、ここの表にあります現物不足、これが昨年当委員会に出されました資料と、数字がちよつと違つておるのであります。木炭のところはいいのでありますが、まきは昨年の表では二千三百八十万となつておりますが、こちらでは二千四百万、それからガスまきの方では昨年出されまし……

第7回国会 大蔵委員会 第39号(1950/03/24、24期、日本共産党)

○河田委員 先ほど竹村委員からも話がありましたが、大臣はこの前の国会では、これを三月に終了すると明瞭に言明されたのであります。ところがまだ清算事務は終了せずに、事務当局は大体六月までにこれを完了するようにという指令は出してあるそうでありますが、しかしこれができ上るのは、どうしても九月ごろになるだろう、こういう返答が昨日あつたわけであります。そういたしますと、結局六月に完了するようにという指令が行われないということは、これは所管の大臣なりあるいは農林当局の意向が、十分その指令通りに行つてない。下が信頼していないか、あるいはその指令によつて活動していない結果だと私たちは思うのであります。重ねて伺い……

第7回国会 大蔵委員会 第41号(1950/03/28、24期、日本共産党)

○河田委員 実はこれは配炭公団の損失の問題ではないのですが、昨日小澤大臣から、米国対日援助見返資金の特別会計法の修正の問題について、総司令部から政府に対しては何らのサゼスチョンもないが、しかしそれは国会に来ているというようなうわさを聞いているということがありました。元来、こういうサゼスチョンが来ましても、政府に来ないで国会に来るというようなことは、あまり私たちは開いたことがないのでありますが、この辺の事情がどういうふうになつているか。この点政府委員の方ではつきりおわかりの方がありましたら、一応明らかにしてもらいたいと思います。

第7回国会 大蔵委員会 第42号(1950/03/29、24期、日本共産党)

○河田委員 実はこの法律についてではありませんが、最近新聞では、日本の政府は円建を今考えておるということでありますが、特に東南アジア諸国に対するそういう方針はおありでございましようか。
【次の発言】 ただいまのお話では韓国、琉球、台湾、こういうことでありますが、最近いろいろな新聞等によりまして、また国内のいろいろな政治情勢から考えまして、見返り資金を東南方面の円建資金に使うというようなことを構想になつたことがおありですか。あるいはまたそういうことについて関係筋からのお話があつたことはありませんか。この点をちよつと伺つておきたいと思います。

第7回国会 大蔵委員会 第44号(1950/03/31、24期、日本共産党)

○河田委員 試験問題について、試験を受けられた方から大分苦情が出ておる。また政府委員自身としても、この公認会計士をできるだけ程度の高いものにしなければならぬ、こういう御説明であつたわけであります。ところがこの第十六條の二に、今日外国において公認会計士の資格に相当する資格を有する者は、日本においても大体その資格を與える。しかも試験でなくして、無條件に資格を與えることができる。こういう点がここに現われているのであります。古い年寄りの方がそろばんができないために、試験に落つこつたということも聞いておりますが、おそらく外国人はそろばんなんかはできぬのではないか。ところが今の政府委員の話では、外国の公認……

第7回国会 大蔵委員会 第52号(1950/04/14、24期、日本共産党)

○河田委員 先ほど外国旅行につきまして、ここでは朝鮮という言葉が使つてあります。普通には、今日南鮮方面では韓国という名称になつておりますが、貿易協定なんかも日韓貿易というふうなことになつております。従来、朝鮮という言葉は日本の帝国主義時代のそのままの言葉でありましてこういう法律などには正しい称呼を書くべきではないかと思いますが、この点について一応政府委員のお答えを願います。
【次の発言】 こういう政府の公文書には相手の感情というものがありますから、なるべく国民感情というものを尊重しなくてはたらぬと私は思う。従つてこういうものをお書きになるには精細に調べて地域にいたしましても、その適当な名称をつ……

第7回国会 大蔵委員会 第56号(1950/04/21、24期、日本共産党)

○河田委員 長官にお尋ねいたしますが、これまで税務署におきましては、よくいろいろ大衆的な運動がある場合、その代表者に会わぬとかいうようなことがあつたわけであります。特に昨年あたりも、国税局あたりから税務署に出しました指令の中には、できるだけ面会するな、万一面会したらすべて面会強要でひつぱられるような手続をしたらよかろうとか、あるいはまた家宅侵入で訴えたらよかろう、こういつたような最近における人民のいろいろな団体的な輿論、またこれに基く行動、こういうものは従来とも労働者は大体経験しておりますが、最近一般の個人的な営業をやつております中小の商工業者、こういう人々が主として過重な税金、また一方的な更……

第7回国会 大蔵委員会 第57号(1950/04/22、24期、日本共産党)

○河田委員 政務次官が参議院の方へ出かけましたので、次官にかわつて局長にお尋ねします。先ほど川島委員から共済組合制度のあり方などについて質問があり、またその答弁があつたのでありますが、近い機会にお出しになる共済組合並びに恩給の、両者における負担の相違が非常に今日ではありまして、先ほど言われましたように、恩給納付金はわずかに二%、しかも低賃金の雇用人、あるいは現業職は大体四・五%、また十七年以上の官吏として勤務すれば四十才で支給されるが、共済組合の場合には五十才にならなければ支給されないというような、非常な不均衡を来しております。こういう点について十分次の来るべき改正案には、これを考慮されるかど……

第7回国会 大蔵委員会 第58号(1950/04/24、24期、日本共産党)

○河田委員 この前ここでお出しになりました資料では、そういう外国人が六十四万というふうになつておりますが、今度この法律で課税されるようなものは大体どのくらいになりましようか。
【次の発言】 先ほど川島委員から外国における外国人の特別な租税措置があるかどうかというお尋ねがあつて、それにお答えがあつたのでありますが、今度は逆に最近パキスタン、インド方面にも日本人が若干招聘されて行つたようでございます。こういう場合に向うでは、これには向うの税法の関係もありましようし、経済的な関係もあると思いまするか、こういう日本よりもはるか後進国に日本の技術者が行つた場合に、やはりこういう措置が税法においてとられて……

第7回国会 大蔵委員会 第60号(1950/04/27、24期、日本共産党)

○河田委員 ちよつと一つだけお伺いします。保險組合について実はよくわからぬので、最近国内の運航については、相当六千トン以上の船が内航に進出し、そのために木造船は今非常に弱つておると思うのです。こういう場合に繋船しておるような事実はありませんか。それから昨年あたりから盛んに木造船の燃料の配給なんかで、大分問題がありましたが、現在燃料なんかも十分に配船ないし使用ができておるかどうか。それだけをお伺いいたします。
【次の発言】 先ほど御説明の中には、保險組合をつくつてもらいたいという要望が船主から非常にある、こういうようにおつしやられたのでありますが、特に木船組合には船主が個人で持つておるというのと……

第7回国会 大蔵委員会 第61号(1950/04/28、24期、日本共産党)

○河田委員 大体このつむぎは現在どのくらい入ると予想されておりますか。
【次の発言】 今大島あるいは沖縄等は大体日本人か住んでおりますので、できるだけそういう面で現在の内地と同じような取扱いをしたいと思いますが、これが入りますと日本の織物業者に対して相当影響を与えると思うのてあります。現在日本の織物業者は御承知の通り非常な滞貨に苦しんでおり、また従業員は休業、失業でさんざんな目に今日あつておりますが、これが入ると相当その方面の影響が大きいと思う。この辺に対してはどういうお考えをお持ちでありましようか。
【次の発言】 私は日本共産党を代表して予算執行職員等の責任に関する法律案、並びにこれの修正案……

第7回国会 大蔵委員会 第62号(1950/04/30、24期、日本共産党)

○河田委員 この法律の賃金の部分に関しまして、第一條は特別負金の最高額をきめておりますが、これは大体民間産業と相当隔たりがありますが、これを伺つておきます。
【次の発言】 労働省の方では、この法律を廃止した場合に、特に現在の労働者の需要関係から申しまして、以前と異つて非常に賃金が低下するおそれがあるというので、最低賃金制の法律をおつくりになるということが新聞に載つておりましたが、そういうことをお考えになつておりますか。またその内容はどんなものであるか、御発表を願いたいと思います。
【次の発言】 最近の失業救済、あるいは公共事業等では、特に中小都市等におきましては、非常に賃金が下つておるのであり……

第7回国会 大蔵委員会 第63号(1950/05/01、24期、日本共産党)

○河田委員 この法案は、今度の行政整理によつて退職する者、前にはポツダム政令の規定に基いて、いろいろ退職の條件をきめておつたのでありますが、大体どういうところに算定の基準を置いてなされたのか。たとえば、今日の失業者の就職するまでの期間はこれこれである。だからその生活をささえるにはどうしてもこれだけいるとか、また勤続年数を加重したものとか、あるいは民間産業との比較をとつておやりになつたものか。その基準を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今度の行政整理で相当人が減るわけでありますが、ここにお出しになりました退職手当の支給額は、矛算に完全に組んであるわけてすか。またその額はどのぐらいでありま……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 内閣委員会 第2号(1950/12/05、24期、日本共産党)

○河田委員 日本内国航空会社が五十万円の準備金で設立されまして、近くこれが事業を発足しますと、十億くらいの会社になると普遍にはいわれておりまして、先ほどの御説明の中にも、六社によつてこれが共同出資されるというお話でありましたが、日本の事業者も、この資本に参加するような、合弁ですか、ああいう形になるのですか。それとも外国資本のみによつて経営される内容でありましようか。この辺をひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それではそれとともに航空機の乗員でありますが、地上勤務員は、相当日本人で供給されると思うのです。たとえば新聞ではエア・ガールは日本の娘を使うというようなことがありますが、そうす……

第9回国会 内閣委員会 第3号(1950/12/06、24期、日本共産党)

○河田委員 この問題はこの委員会でも昨日質疑したのでありますが、大体今折中の案で、御提出になつておる警察予備隊の方の意向としては、警察官と大体同等の待遇を与えられます御予定でありますか、あるいはそれ以上になる御予定でありますか。いろいろその細目について大まかな点をちよつとお知らせ願いたいと思います。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 内閣委員会 第4号(1951/03/07、24期、日本共産党)

○河田委員 今説明がありましたが、私は行政管理庁の今度の増減につきまして、もちろん統制事務などの減つたことによつて人の減る分については別にさしつかえないと思いますが、今日特に昨年の朝鮮事変以来、いろいろと労働部門の現業においては、非常な労働過重が行われておる、たとえば日曜がなくなつたこと、あるいは残業が非常に附加されておること、ときには徹夜だとか、非常に労働が強化されておる。一方においてはこういう特需の注文がある、こういうことを考慮されて今日定員法をお出しになつたかどうか。どういう見通しのもとに、たとえば現業関係において、そういうような労働強化によつて非常に人員の権衡が失われたりすることが多い……

第10回国会 内閣委員会 第7号(1951/03/22、24期、日本共産党)

○河田委員 行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に対しまして、共産党は反対の意見を表示しておきます。定員法ができましてからこれらの増減がいろいろと行われて来たのでありまするが、今回の増減にはもとよりふえるものとしましては食糧配給の事務の増加とか、失業保険の業務関係であるとか、あるいは国立結核療養所の職員であるとか、あるいは国立学校関係の職員等の、きわめて日本の経済並びに現実において必要とするものも多分に織り込まれておるのでありまして、この点において増員することには共産党としても賛成するにやぶさかではないのであります。しかしながら今日日本の置かれておる政治的、経済的な立場からしまして、また日……

第10回国会 内閣委員会 第8号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○河田委員 これは提案者あるいは政府にも聞きたいのでありますが、社会保障制度の勧告が出まして、目下厚生省でもその点では相当考究され、明年度から全面的にやるというお話があつたのでありますが、特に官庁に勤めておつて恩給のあるものには、若干でも恩給制度によつて收入の道があるのでありますが、普通に一般の民間企業等におきましては、こういう恩給制度というものはほとんどないので、従つて失業手当等が切れれば、相当な職員でももうだめという実情にある。この恩給法が改正されるにあたつて、政府といたしましても、この点と社会保障制度の関係について大体どういうお見込みを持つておられるか、その点をお聞きしておきたい。

第10回国会 内閣委員会 第9号(1951/03/27、24期、日本共産党)

○河田委員 厚生省設置法の一部を改正する法律案に、共産党を代表して反対します。厚生省設置法の一部改正は主として検疫所とそれから麻薬取締りの問題でありますが、特に麻薬取締りにおきましては、今度地区の事務所か設置されて、これは現在の定員の範囲内で配分するということになつております。しかし最近の犯罪件数を見ましても、これがますます増大してちつとも減少していないのであります。月月これは上昇して、昨年だけでも三千六百八十七人、件数においても二千四百八十五件というふうな相当の数によつておる。この傾向はますます増大するものと思う。しかしながら單に麻薬違反というたけでなく、現在大麻などにつきましても非常に農民……

第10回国会 内閣委員会 第13号(1951/05/19、24期、日本共産党)

○河田委員 関連して、先ほどの話ですが、審議会が仕事の上で調査所の調査研究方針を定め、調査の実施計画を定め、調査の結果の発表をできるだけ決定する、これが公平にやられるという点で改正ができておるのですが、そうなりますとこれが相当の独立性を持つという意味において、やはりこの所長並びに所員の選定にしましても、今度の改正ではむしろ総理大臣のみが任命権を持つてしまう。それから所員は審議会の同意を必要としたものが、今度は単に審議会の意見を聞く、取捨選択は大臣の鑑定によることになつておつて、今度はできるだけ独立性を保たせる、しかも仕事の範囲においてはこれが限定された諮問的な機関になるという意味であるならば、……


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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○河田委員 時間が短いのでごく簡單にお聞きしますから、簡重なる御答弁を願いたいと思います。提案者によれば國鉄が非常に赤字だ赤字だということをおつしやつております。今後においても赤字が出るということについてこの提案がなされたのか。この点をお聞きしたい。
【次の発言】 提案者の方では今後の赤字を非常に心配されておる。ところが本年度の予算におきましては、鉄道は独立採算制をとることになつております。この点についてさらに鉄道は今後において一般会計から繰入れなければならないような赤字が出るかどうか、この点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 赤字が出ないとすれば、今後この法案によつて赤字ができるから買……

第5回国会 大蔵委員会厚生委員会連合審査会 第2号(1949/04/20、24期、日本共産党)

○河田委員 大体他の同僚委員から発言がありましたので、ごく簡單にとどめたいと思います。この國立病院の特別会計の対象になつておりますのは、現在國立病院だけでありまして、他の医療機関、たとえば結核療養所あるいは癩療養所、そういうものがこの中に含まれておらないのであります。この独立の特別会計に移るという理由の中に、たとえば藥をたくさん買い入れるようなことがあつたりするようなことの弊害を一、二あげられて、提案理由の内容とされておつたのであります。そうすれば他の療養所あるいは他の療養機関等においてはそういうことがなくて、ただこの國立病院だけにあつて、從つて國立病院だけをこの特別会計にしなければならぬのか……

第5回国会 内閣委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/04/27、24期、日本共産党)

○河田委員 今度新たに財務官というものが設けられまして、その財務官の仕事は大体「大臣官房及び各部局並びにその他の機関の所掌事務に係る渉外事務に関して総轄を行う。」というこにとなつておるのであります。またこの設置法案の提案理由の中には「特に今回新設される米國対日援助見返資金の管理に関する事務はきわめて重要でありますので、この際本省に財務官一人を設置して、渉外事務の総轄に当らせる……」とあります。第十條の十に「米國対日援助見返資金を管理並びに運輸及び使用すること。」こういうように理財局の仕事に移つております。昔は財務官は大体外國に派遣されておりましたが、今度は國内において財務官を一人置くということ……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○河田委員 今度の改正案で、帳簿の整備の問題でありますが、帳簿をつけてない人が大分あると思う。またその能力のない者もおると思うが、大体において推定でけつこうですが、申告所得について、営業あるいは農業等においては、大体どのくらいまでが現在帳簿を大まかにつけておるかということを、おわかりでしたらお知らせ願いたい。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1950/03/02、24期、日本共産党)

○河田委員 ただいまの公述人のお話では、今度の特に地方税に属する固定資産税あるいは附加価値税、こういうものによつて企業の経営がますます困難になるというお話だつたのでありますが、同時に今日の日本の産業の状態では、企業合理化も大体いわば底をついている。しかしながら企業としてはどうしても利益を得なければならぬとすれば、結局今日の労働者の賃金を切り下げる以外にはない。もちろん独占的な企業では消費者にこれは転嫁できますが、そうでないものば購買力がなければ製品の価格を上げるわけに行かぬと思う。従つてどうしてもここで利益をあげようとすれば、労働者の賃金を減らす以外には資本家の諸君としては手がないと思いますし……



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データ更新日:2023/02/05

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