横田甚太郎 衆議院議員
24期国会発言一覧

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横田甚太郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは横田甚太郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

横田甚太郎[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第23号(1949/04/28、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 政令によつて職を奪われたところの人たちが、あきれるほどあわただしい審議の中に料飲再開を迎えようとしております。共産党は、第一日本をゆたかにして、働く多数の人民がうんとうまいものを食つて、たらふく飲めるような、業者も喜び客も喜ぶような料飲の再開ならば望むところであり、歓迎するところであります。しかしながら、農村におきましては供米の事前割当がある。超過供出がある。そうして、農村自身が食う米さえも奪われねばならぬほどのひどい供出制度の改悪がありながら、また戰時戰後ともに働いたところの労働階級が、首切りで、あるいは失業で困らされながら、しかも文句を言うた場合には労働者は一々首だ、そうし……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第21号(1949/11/30、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 日本人のあまり喜ばぬこの法案、夜を徹し、あかつきを迎え、そうして強行されてこれを可決される。一体たれの利益のためにこれを可決されるのか。共産党は反対のために反対するのではありません。反対せざるを得ない恨みの重なるところの食確法の改悪であるがために、われわれは反対するのであります。(拍手)  乏しき食糧をわかち合うはずになつておるところの配給と供出制度の日本の村にやみ米があり、町にいも粉の配給を辞退して、やみ米を食わされている矛盾があるのであります。生活の苦があるのであります。強権供出のもとに米麦供出完了後の自由販売だなんて世迷い言を言つて、絶対多数にふくれ上つた民自党が、議会に……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第42号(1950/04/26、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 農地改革の二つの目的、農村の民主化と日本農業り生産力を増加するための基礎を築く、この二つの目的は、二つとも達成されてはおりません。にもかかわらず、内外の権力と、これにおもねる人たちは、農地改革が完遂したものだということを言つております。しかし、これは非常なまゆつばものであります。なるほど、地主の持つておつた土地が小作人の名前にはなつたでしよう。しかし、それは落ちぶれた地主からは税金がとりにくい、あるいはそれ以外の負担をさせにくい、しかたがないから、働いているその農民の労働すべてを強奪する意味合いにおきまして農民に地主の土地を持たせ、土地のレツテルをつけたのと何のかわりもないのが……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第22号(1951/03/20、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 政府の本案提案理由に盛られた内容のごとき日本農村の実態である奮ば、われわれは、日本農村にいかようの政府お手盛り委員がつくられようとも、一向に苦情は言わぬ。しかし日本農村の実態は、農民とその一家と、日本の繁栄のために農業を営んでいるのではない。戰時政権が残して行つた供出政策のつじつまを合せるために、どろの中にたたき込まれ、前世紀的な懲役労働のもと、乏しいやりくりのために人生を消耗しているのであります。地球上で最もよく働く日本の農民が、一家をあげての労働と、政府が指示する農産物の処理だけでは生活できない。安い賃金を求めて娘やむすこを工場に出かせぎに出すか、はなはだしいところでは身売……

第10回国会 衆議院本会議 第23号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 この法案審議にあたりましては、委員会では相当もめたはずであります。時間がないのだ、もつと尋ねさせよ、こういうふうな意見が実にたくさんあつたのであります。それを無視して打切つたのは自由党であります。しかるにもかかわらず、本会議において各党が討論しない。私は解せないから、わが党は全部これに対する反対討論をいたします。  こんな法案は、改良法案と書いてあるが、何が改良法案だ、日本の政府は、ただの一度だに、日本の農民から米でも麦でも納得する値段で買つたことがあるんか。去年は、日本の米はどうしても一石を八千円から一万円以上で買つてもらわねばいけないと言つていたのが日本の農民の意向であつた……

第10回国会 衆議院本会議 第37号(1951/05/21、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 畜犬競技法案に対する反対討論をいたします。  犬をけしかけて寺銭をかせいでもらう。宝くじが売れなくなつたので、犬にまで手伝つてもらつて、ばくちの奨励をやつておる。よくもこのような法案を出して、自由党の多数がはずかしくないものだと私は感心しております。自由党の一部の議員は、こういうことを言つております、競輪をやつておるのだから、犬の方はあいきようがあつてよいだろうと、こう言つておるのであります。その競輪自体が問題であるということを考えてもらいたい。御存じのように、競輪場の開設、経営をめぐつて暴露された官公吏、あるいは地方財界、業界ボスから、中央政界にまで及ぶ不正腐敗事件、またレー……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第17号(1951/11/17、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 繭糸価格安定法案、これで蚕が太り、きれいな生糸がたくさんできるのであるならば、共産党もこの法案に賛成するのであります。ところが、この法案では蚕は太らずに、日々の新聞が報じ、国民が困つている、官庁と日本の産業界に巣くつている、宴会でとぐろを巻いて困つた人種であるといわれているところの伝票権あるいは公用族、社用族等の白ありが、新たに三十億円のえさをもらつて太るだけだから、共産党は反対するのであります。  この法案では、生糸の上り下りを非常に心配しております。しかし、生糸が上つたり下つたりすることで、資本を持つ者が、蚕も飼わずにもうけている。それを保障しているのが自由党の本質なのであ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第15号(1952/02/27、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 国破れて国会あり。ここに一つの不審が残る。自由党の諸君、この予算を通してはならない。多数を擁して予算を通すだけが政治ではない。過ぎし日本の、ついこの間の思い出に、翼賛政治に関係し、この国と、おのれ自身を滅ぼした、なまなましい戦犯政治の記録かある。戦後、日本の目標は、この道から脱却することであつた。  しかるに、日本の現実は、議会を持ちながらポツダム勅令が頻発され、日本の予算を組むにも、米機がドツジを自由党の上におろさぬ限りはきめられない。占領下、日本の議会こそ、アメリカの日本支配のための、この上もなき便利な飾り物であつた。日本の権益を守ろうとするものか、どうして日本の国会をこの……

第13回国会 衆議院本会議 第35号(1952/04/25、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 自由党の諸君、外資の種々相を見きわめよう。  三原山で日本人三十七名を殺した飛行機のことを知つているだろう。機名はもく星号と呼ばれていた。この名は日本名である。だが、機体とその本質はアメリカのマーチン二〇二号と呼ばれ、ノースウエスト社がマーチン社かち購入した同型機だ。この飛行機は、二十五機のうち五機が、過去二箇年間にアメリカで遭難している。アメリカの操縦士組合が乘務することを拒否い、ノースウエスト社の幹部が総辞職した因縁づきのボロ飛行機だ。日航内部でも、運航関係者が契約に反対した。そのようなやつかいもの、だ。戰後、飛行機もなく、飛行機を選択する自由を持たぬ日本人の不自由さを幸い……

第13回国会 衆議院本会議 第40号(1952/05/10、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 電源開発に反対討論する党が電源開発に反対しているのではなて、電源開発促進を云々する自由党こそが、電気文化と今後の国民生活に理解なく、外資と自己の利得のために━━法案をもてあそんでいる。貴重な日本の資金は、産業再建、日本の経済の自立のために使わねばならないのに、自由党政権は、治安費にむだ金を使い、日本の混乱をますます深く広く広げている。これゆえに、電源開発、停電さえも解決できない現状である。これを前提にして私は討論を進めて行きます。  日本人が燃料不足に悩み続けておるとき、日本におるアメリカ人のボイラーはあかあかと燃え、日本の炭坑夫が安い賃金で働かされ、掘つた石炭はアメリカ人を暖……

第13回国会 衆議院本会議 第50号(1952/06/05、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 輸出取引法案を提出している自由党は、現下ますます深刻化して来た日本の輸出入の不振を打開する熱意もなく、能力も喪失しているではないか。自由党は、何国の、だれの利益のために輸出を云々しているのであろう。貿易は日本の利益のために考えなくてはならないのに、アメリカへの気がねが先で、日本の利害得失をあとにしている。自由党吉田政権がアメリカに心中立てするほど、アメリカは日本のために考えてはいない。過去の実績より検討しよう。戰前、日本の輸出入は、隣邦中国と強く結ばれていた。満、関、支――台湾を除く輸出は、日本の総輸出額の二〇%を占めていたといわれている。それが戰後は、輸出、昭和二十五年五・八……

第13回国会 衆議院本会議 第61号(1952/06/26、24期、日本共産党)

○横田甚太郎君 一九三九年四月、政友会は、飛行機生産でたんまりもうけた中島知久平氏を総裁に迎えた。その後身の自由党が、今また飛行機をほしいと言い出した。航空機の製造は、終戰後、連合軍総司令官の指令で禁止となつていた。だが、アメリカは、みずから世界兵器廠をもつて任じ、軍需生産でたんまりもうけている連中が幅をきかしている国柄である。そのアメリカの占領軍が日本と連合国との世界平和のための誓いをいつまでも守らせる政策を持続できるはずがない。二十六年三月八日付の覚書によつて、航空機工業の再建を指示上、朝鮮戰争でつぶれた米軍飛行機の部分品と修理を要請して来た。ここまでやるかちには、国民生活を破壊したつてか……

横田甚太郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

横田甚太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○横田委員 大体この決議案には異議はないのですが、このうちの三点について、書かれた方並びに政府に一應意味を承つておきたいと思います。  第一は三行目の「今なお四十数万の同胞が異国に残留を余儀なくされている」というところの、四十数万は一体何を基礎にされているか。それから次の「政府は抑留同胞の引揚を年内に完了するよう万全の措置を講ずると共に」と書いてございますが、この万全の措置を講ずる云々の点で、たしかこの前の小委員会では昨年は四月の終りごろにソ同盟の方から五月に歸すというような通知があつたけれども、今年はいまだにないということを言われた。それから後にまだ通知がないのだろうと思うのでありますが、な……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1949/05/17、24期、日本共産党)

○横田委員 調査に行かれた点について函館、舞鶴、ここに行かれるときには、たしか前の委員会では共産党も入つていたはずです。それが六人が四人になつて、共産党が除かれたのはどういうわけですか。
【次の発言】 そのお考えは困る。現に委員会の構成が民自党何名、共産党何名、社会党何名ということになつておる。だから共産党が行かなかつたからといつて何とかかんとか因縁をつけるのではないが、四人になつて、しかも共産党が入らなかつた点について委員長から、これは共産党は議会勢力は三十五名だから除くというのであれば話はわかる。しかし委員会の構成は党派によつて構成されておる委員会である。引揚救援議員連盟とは違うのですから……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1949/05/22、24期、日本共産党)

○横田委員 議事進行ですが、ソ連からの引揚げをいよいよ、開始するという通知があつた。しかしわれわれ引揚対策委員会で目標にしておりましたシベリアからの四十万と、ソ連発表のソ連から帰す九万五千人はあまりに開きが多過ぎるので、その間の数字にどこへ行つて聞いてもわからない。その点については共産党だけでなく、社会党と言わず、民主党と言わず、民主自由党と言わず、皆がこれをはつきりしたいという氣持を持つておると思う。だから共産党が率先して聞くこともしないが、民自党もあるいは民主党も共産党も社会党も納得の行くまで、政府の責任ある係りの方を呼んで來てもらつてこれについて、聞かしていただきたい。きのうからその手続……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1949/05/24、24期、日本共産党)

○横田委員 第一に、私たちはこの数字を幾度ももらうのです。これは引揚者に対する一切の数字が整列されているのだと思う。この数字によつて解決をつける方法を、われわれは第一にやめたい。簡單に言えば、動員されたのは生きた人間であつて、帰らないのは、病氣で死んだか、あるいは向うの地において帰ることをいやになつた人たちもあるかもしれぬ。これは私たちは知らないけれども、たしか私的な会談で倭島氏の言によりますと、ここに書いてありますように、この表で見ますと、ゼロの地区がたくさんあるが、ゼロのところにも日本人がおるようにも言われておる。このゼロとは何かと言うと、ゼロはないことを意味しない、そういうような、まるで……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1949/05/30、24期、日本共産党)

○横田委員 引揚問題について、私たちが國会に参るまでは各党各派が党派を離れて非常に緊密に連絡をとつてやつておられたように聞いておつたのです。ところが入つて來て実態を見ますと、どうもわからないことが多いのです。なぜかと言えば引揚対策委員会において、非常に人命が尊重されておらない。政府の答弁では非常にあいまいで、話がわからない。たとえば本会議において中山委員長が、ソビエトにおける残留同胞が四十万あまりおると言われるのに九万五千帰すということになつて來ると、三十万の人間が足りないじやないかという質問をされた。これは民主自由党の中山代議士が言われたのではないのでありまして、あの質問はたしか民主党の方と……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1949/06/25、24期、日本共産党)

○横田委員 あのときは、木村委員も申しましたように、大体数字を正確に知るという意味合いにおいて、その議会はいつか知りませんが、たしか木村榮君の言つておつたその議会において、政府の方がここに地図を出して何月何日にここで何人つかまつて、これがロシヤに何人行つたということを詳細に説明をされたので、それをもう一回説明してほしい、これが一番最初の問いたつたはずです。それをやつていただきたい。
【次の発言】 それはあのときに木村君が前の議会に聞いたと言つていましたですね。その方がしたのです。
【次の発言】 ではここに出ている数字ですね。この表をこしらえられるについては何回もこの表が出たわけですね。それの資……

第5回国会 経済安定委員会 第1号(1949/03/19、24期、日本共産党)

○横田委員 理事はその数を七名として、委員長において御指名せられんことを望みます。

第5回国会 経済安定委員会 第2号(1949/03/24、24期、日本共産党)

○横田委員 これは議事の審議についてですが、定足数云々の点についてちよつと明確にしていただきたい。委員長は以前の慣習とか、あるいはしきたりによつてこうだとか、斉藤さんがこう言われたからこうだとかいうことを言つておられますが、私はそういうことは反対です。もし委員会が開かれて、法規によつてきめられた定足数に達しなかつたならば、今できなければしいて委員会をやらずに放つておいてほしい。それは一年であろうと、二年であろうと、そんな委員会はやらずに済むなら、やらなくてもいいだろうと思う。なぜかというと、そういうふしだらな委員会をやつておつたから、ふしだらな戰爭に負けて、日本の國をこんな状態の國に導いた。そ……

第5回国会 経済安定委員会 第3号(1949/03/26、24期、日本共産党)

○横田委員 私たちはほかの委員とは非常に立場を異にしておりますので、休憩中にやられたことなんかは一向にわからない。たとえて申しますと、ことがきまらない場合においては、大体採決に行つたらいいんじやないですか。その結果われわれが少数であつて負けてもかまわぬ。共産党、社会党が四各、他党が二十一名、他党が勝つのはわかつておるじやないか。こういうことを言われるのであります。負けるのはあたりまえであります。しかしそんな横暴なことをやられて、日本の政策を誤つた結果は、次の選挙で民自党がひつくり返つてしまう。今度は別といたしましても、これ以外のときには、明確にすべてのことを採決できめてもらう。今までのことに煩……

第5回国会 経済安定委員会 第7号(1949/04/18、24期、日本共産党)

○横田委員 現政府として、経済安定委員会に対して相当の法案を出されると思うのですが、それはいつごろ出るのかということをお聞きしたい。なぜかと申しますと、経済安定委員会にわれわれが参加しまして受けた感じというものは、まるで官僚が開いておるところの安本学校に入学したようなものだ。いつまでたつても祕密会とかなんとかつまらぬ話を聞くばかりだ。官僚の言われるところの言葉は、必要であるとなれば、お招きもし、またこちらからも行つて聞く。また雜誌にも本にも載つております。だから委員会としては委員会としての活動をやつていただきたい。そうしない限りにおいて、われわれが、今までやつて來られた官僚統制あるいは官僚が中……

第5回国会 経済安定委員会 第9号(1949/04/25、24期、日本共産党)

○横田委員 大体四問ございます。一は資材割当、二は貿易関係、三は資金関係、四は物動計画のこと。第一、資材関係で、資材の割当が非常に不円滑に行つておる、不公平に行つておる、こういうように考えるのですが、こういう場合にはわれわれは第一に資材割当の申請書があるはずだと思う。各人から出ておるところの申請書があるはずだから、これを公表していただきたいと思うのです。なぜかと申しますと、大企業には非常に有利に資材が割当てられておる。鉛の割当にしましても、大きな会社に対しましては非常によい重鉛が行つておる。しかし中小メーカーには古いのが行つておる。古いのを使うと機械がいたむ。そこで製品高になつて行つて、中小メ……

第5回国会 経済安定委員会 第10号(1949/04/27、24期、日本共産党)

○横田委員 大体いつもの委員会に似合わず、今日の委員会は民自党の方々がものものしく出ておる。この態度から見ておそらく料飲問題についてはおやりになるだろう。それから五月一日になつたら期限が切れる。だからこれは今日中にやつておかなければいかぬというようなものの考え方は、非常に卑怯だと思います。なぜかというと民自党は選挙中に公約している。公約しておいて五月一日を期して再開してぢやんぢやんやつたら、民自党の公約通りで嬉しいじやないか。そこまで押しておやりになる意思があるかどうかという二点について聞きたい。社会党の加藤氏の意見に対しましても、民自党の人たちはけんか腰に出られておる。これまでの委員会でこれ……

第5回国会 経済安定委員会 第14号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○横田委員 今まとまつておりませんので午後にします。

第5回国会 経済安定委員会 第20号(1949/08/11、24期、日本共産党)

○横田委員 今の答弁を聞いておりましたが、大体計画がない。番頭みたいにむちやくちやを言つておる。九原則とか十原則とか、今度は聞くところによれば八原則の指示があるということである。とにかく簡單に質問いたしますと、米國から來ておる対日援助見返資金というものはアメリカが得意のドルで、しかも金のままでどかつと貸してくれた。それで支那で安い物を買いなさい。ロシヤで安い物を買いなさい。おれのところに安い物があつたら買いに來なさい。自由貿易の態勢で自由に安い物をまわしてくれるならいい。どんどん物で入れてくれるのは日本がほしい物とは違う。戰爭が終つたときは黒パンでよかつたが、今は黒パンでは困るというところまで……

第5回国会 経済安定委員会 第21号(1949/08/19、24期、日本共産党)

○横田委員 日本の沿岸には密貿易を監視している船がありますが、あの密貿易がどのくらい檢挙されているか。そうしてどういうものを日本に持つて入つて、またどのくらいのものが入つているか、知らせてほしい。
【次の発言】 どうも大臣は不健全なのはおきらいらしい。そういうような意味において勝間田委員ともお話合いがあつたと思うのですが、たとえば私どもの考えによると、外國から原料を仕入れてそれを加工する加工貿易のもとにおいては、非常に労働者が搾取される。そういうような條件のもとにおきましては労資の対立が非常に激化して來る。これも大臣の見解は違うが、私はそうならざるを得ないと思う。第一次、第二次吉田内閣時代と第……

第5回国会 経済安定委員会 第22号(1949/09/13、24期、日本共産党)

○横田委員 ちよつと伺いますが、そうするとそのフアンドで入るものでも現金が拂えないものとか、引取り手のないものとか、そういうものは現実にはありますか。
【次の発言】 米並びに麦の石当り値段を聞きたい。アメリカ渡しで何ぼ、日本の横浜渡しで何ぼ……
【次の発言】 これはややこしいから、こちらの方でもう一ぺん計算してあなたの方に聞きに行きます。  次に石炭の生産目標は、二十四年度は四千二百万トンでありますね。それから今度集中生産を縮小するということが言われていますね。このような場合に石炭が非常に國内で滯貨になつておる。この間も小樽で三千トンも燃えておつた。また九州や東京あたりでせつかく山から掘つたも……

第5回国会 経済安定委員会 第23号(1949/10/04、24期、日本共産党)

○横田委員 まず第一に国会の権威を高めるために、われわれは質疑応答をもつと責任を持つてやりたい。国会の権威を高めるのは非常に何でもない問題でありますが、実に重大な問題だと思います。今日のような状態のもとにおいては決して品位が高まらぬと思います。なぜかと申しますと、私たちのもらいますところの資料はずさんきわまるものである。機械はたくさんありますし、雑品はありますし、わかりはしない。もつと詳細なものを発表していただきたい。それからこれはいけないと思つて、こちらから足を運んで安本の官僚のところに参りますと、そこには極祕が待つている。渡せる資料と渡せない資料がある。課長や局長はうるさがつて下の者にまか……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○横田委員 私たちは、大体引揚委員会を数学教室のようにしたくはないのです。しかし引揚げ問題は非常に数にからんでいるのであります。そこでまず第一に数の論争も必要ですけれども、その前に、この引揚委員会で、今度一体どういうふうな問題を取上げるかということを、全部の先生に聞いていただいて、少くともこの引揚委員会を、今までよりわくを広げたところの委員会にしていただきたい。たとえて申しますと、定着援護まで広げてもらいたい。
【次の発言】 そういたしますと、私たちが第一資料としてお願いいたしましたのは、この前政府が発表なさいました、ここにございます引揚げの数字でございますね。一九四九年三月、この時の数字を基……

第6回国会 考査特別委員会 第3号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○横田委員 ちよつとお聞きしたい。証人にひとつ気分をやわらげてもらつて何でもないことですが、油脂資源全国協議会というのがあつたですか。
【次の発言】 同時にまた油脂資源増産協会というものがあつたですか。
【次の発言】 ここの会長を三宅正一さんがやつたことがありますか。
【次の発言】 いつころですか。
【次の発言】 以上でよろしゆうございます。

第6回国会 考査特別委員会 第5号(1949/11/14、24期、日本共産党)

○横田委員 協会に不審な点がたくさんある。この協会の責任は一体たれが負うのかと尋ねると、会長はかりに問題があつても、責任は負わないと言われる。それから同時に、そういう約束で会長になつたと言つておられる。そういたしましたならば、不審の原因となつている半年に五万円、一年に十万円、こんなような金をやるとかやらないとかいう話をきめられたときに、どういうような話になつておつたのですか。
【次の発言】 金は出すということは話合いができたのですか。かりにややこしいことができても、責任は負わないということを。
【次の発言】 それでは和田氏が会長になられた理由は、どんな理由ですか。

第6回国会 考査特別委員会 第6号(1949/11/15、24期、日本共産党)

○横田委員 出て来られる証人を見ておりますと、実にあきれ果てた人ばかりである。大体日本のやみ経済の有力者ばかりが集まつている。だからこちらの尋ねるところの立場と、答えられる立場とが全然違うのです。だから横着しごくである。たとえばこういうことが言われるのです。こんなことはどこり公団でもやつているところの不正であつて、やることが何が悪いのか、上つたおれたちが馬鹿なんだ、とやかく言うやつが馬鹿なんだ、こういうような考え方が見えているから、何べんついても答えやしない。そこで私はあなたに対してはつきりと最後に聞くのですが、その前に二つほど聞きたい。なぜかと申しますと、あなたが今とやかく言われているのと同……

第6回国会 考査特別委員会 第7号(1949/11/18、24期、日本共産党)

○横田委員 きよう証人は非常にお気の毒に、大分頭から法律論をぶつかけられておるが、私は至つて常識的なことを伺います。大豆は昭和二十三年ごろに大体いくらの値段をしておつたか。この値段は二つあつたでしよう。それを承りたい。もし御記憶がないなら、こつちから言うてもいいのですが。
【次の発言】 これは買い上げられるときには三等級にわかれて買い上げられておりました。たしか一等が六十キロで千四百十八円、二等が六十キロで千三百九十八円、三等が六十キロで千三百五十八円でした。これが売られる場合においては、石で売られたのですか、石で売られなかつたのですか。――買い上げるときはキロの単価になつております。売るとき……

第6回国会 考査特別委員会 第8号(1949/11/19、24期、日本共産党)

○横田委員 大豆増産獎励金と大豆協会との関係の調査によりますと、油糧配給公団の前身たる帝国油糧当時は、価格平衡資金の性格で、主として大豆の集荷督励等に使用せられていたと思料するが、当協会は帝国油糧より大豆増産の使途に充当するものとして、昭和二十一年度に金二十五万円、昭和二十二年度に金五十万円の補助金を受けた、昭和二十三年二月二十一日油糧配給公団発足とともに??三十一日ですね。これは大豆増産獎励金の名目でもつて大豆販売価格のうちにこれを織り込み、当時六十キロにつき四円十銭であつたのであるが、同年十一月販売価格の改訂により六円十五銭になつた。これを油糧公団に積み立てて、日本大豆協会に増産獎励金とし……

第6回国会 考査特別委員会 第9号(1949/11/25、24期、日本共産党)

○横田委員 大豆の値段は何種類あるのですか。やみの値段は別にして、ひとつお教え願いたい。
【次の発言】 三種類ですね。そこでわかつたのですが、この間まで聞いておりましたところによりますと、これははつきりしていないのですが、大豆の生産者価格と消費者価格が問題になつた。いわゆる公団収買価格というむずかしいことなんですが、これは先ほどあなたも言明されたのですが、この点が明らかになつていないのです。この収買価格と消費者への販売価格、これの違いを大体年度別に言つてもらいたいのです。
【次の発言】 ええ、どうぞ――資料はこつちにもありますが、これが間違つておるといけないと思いましたから……それはあとで答え……

第6回国会 農林委員会 第6号(1949/11/17、24期、日本共産党)

○横田委員 第に、簡單な事務的なことでは、外國食糧が日本に入つて來るうちに、インチキがあると思う。私たちが数字だけを見てもわからぬのです。この点におきまして、この輸入件数ごとに、数量、單価、輸入先、それの生産地、それの年月日、金額、各品目等、全部知らせていただきたい。この中にこそ何かからくりがあると思うのです。はつきり申しおきますが、井上さんと大臣との質疑応答を聞いておりますと、非常に不透明なんです。裏に裏があるようで、議会の裏に何かがあるような答弁で滿足できない。なぜならば、農山村は今非常に困つておる。井上さんは事情通でございましようが、私は事情を知らぬから、至つてぶしつけな質問をいたします……

第6回国会 農林委員会 第7号(1949/11/18、24期、日本共産党)

○横田委員 きようは農林大臣はどうしてお越しになりませんか。
【次の発言】 そうすると、本会期中に大臣にこの委員会に出ていただいて、この間の質疑に対して各党あげて納得さしてくれるような準備がありますか。
【次の発言】 それでは大体の質問はそのときにします。たとえばきのう大臣が井上委員に対して質疑応答なさつたうちに、非常にわかりにくい問題があるので、これをこのままの立場でわれわれは聞きたいのですが、これもそのときにするというのだつたらそのときにしますが、同時に大臣の代りに来ておられるところの政務次官も、その考えでおられるかおられないか。この点を聞いておきたい。米価はこの間の閣議できまつていると塩……

第6回国会 農林委員会 第8号(1949/11/21、24期、日本共産党)

○横田委員 ちよつと証人に伺います。証人はただいまも共産党員ですか。
【次の発言】 私は共産党所属の議員ですが、証人がきよう来て証言しておられる態度は非常に不満であります。もちろん場なれがしておらないのでそうなるのでありましようが、もう少し落ちついてやつていただきたい。  第一に薪炭に不正がある。それはわかつておるのですが、国警さえも十数億の金をあれしておるのに、権力もなければ、同時に権利のないあなた方がわかるものではない。すなわちあなた方が労働組合におつて、こういうふうな不正事実があるとまで考え詰めて、こういうような文書を出されるようになつた動機を伺いたい。簡單に申しましたならば、これは不正……

第6回国会 農林委員会 第9号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○横田委員 簡單に事務的にお答え願いたい。第一点は昨日か一昨日、予算関係の会合で会計検査院と会議に出られましたか。
【次の発言】 そのとき証人は横持料、早期築窯、これらに対する支出は違法であるということを言明されましたか。
【次の発言】 けつこうです。
【次の発言】 三重県において、この一千万円の空気木炭事件が取上げられるようなことは杞憂であつて、そんなことはいらぬことだ、そんなことはないのだ。こういうふうなお考えをお持ちですか。簡單に申しますと、濱田証人は昭和二十四年十一月三日の東京日日紙上において、職を賭してむこの特別会計の卸売業者の不正をただす決意で、このからくりは国民のために明かにせな……

第6回国会 農林委員会 第13号(1949/11/28、24期、日本共産党)

○横田委員 棄権しません。
【次の発言】 大臣に伺いますが、大臣は十一月の十七日の本委員会に来られまして、答弁されたのでありますが、それをお取消しになつているのでありまするけれども、そのうちの一体どこをお取消しになつているかということをはつきり伺います。大体私たちは森農相に対する不信任案を提出した政党に参加しております。この農政には反対であります。しかし十七日に思い切つて言われました答弁の中には、答弁のうちには全文ではないのだが、非常に日本人として考えなければならないまじめな点があるのであります。だから私たちはこれを好感を持つて迎えたのであります。ところがいつも悪いことはぐつと押し切るけれども……

第6回国会 農林委員会 第15号(1949/12/01、24期、日本共産党)

○横田委員 ただいま考査委員会にかかつて、また裁判にかかつている。それを調べてみますと、帳簿が証拠になつて、その帳簿を焼いておつたというところの公団がある。それはどこですか。
【次の発言】 次にその公団の総裁は松田さんで、副総裁は西川さんですか。
【次の発言】 それからその公団はおもに人件費が出て来なかつた。ほかのやり方でやつておつたところが、公団はやれと言われた。公団はやつてみると、前の従業員の給与が公団の規定によつては出せない、だから不正をやつたというのが一つの原因になつておると思うのですが、人件費の点においては十分解決がついておりましようか。


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 考査特別委員会 第2号(1949/12/15、24期、日本共産党)

○横田委員 神父田川さんは宗教人の偉い人でありますが、こちらは俗人でありますから、少し無礼なことを聞くようなことがございましたならば、お許し願います。  第一この「長崎の鐘」百四十一ぺージに書いておりまする、九月二十日に病気であつた、少しよくなつておられて、そのときに病人ができた、往診に来てくれと言われた、そして行つて病気になられたというのは、これは実際でございますか。
【次の発言】 一つの物事に対しましては、よくも言い悪くも言うのが世の中でございますけれども、国会か表彰するということになつて来ますと、やはり悪く言われた、よく言われた、その原因を聞いておかなければならないのでお聞きしたいのであ……

第7回国会 考査特別委員会 第3号(1949/12/17、24期、日本共産党)

○横田委員 一、この報告書はきわめて不徹底である。国有国営の形をとりながら、資材拂下げ、資材購入等に関して、国鉄を食いつぶしている鉄道弘済会以外の十三の外郭団体その他に対して調査が行われていない。二、国鉄官僚、特に資材局と弘済会との人的、物的関係に対する、もつと十分な調査がなされなければならない。さらにこれに関連しで、国鉄内部の官僚閥関係に対しても、メスを振わなければならない。戦前よりの閥関係は依然として根を張り、しかも外郭団体という各会社に退職とともに入り重職についている。これらの徹底的な糾明なくしては国鉄の民主化と明朗化はあり得ない。三、鉄道弘済会についても、当初の設立の目的にはずれて、ボ……

第7回国会 考査特別委員会 第5号(1949/12/21、24期、日本共産党)

○横田委員 これは非常にややこしい答弁なのですが、公団に余剰金があれば国庫に入る。欠損の場合は入らぬとおつしやつておられます。それほど公団と国庫とは密接な関係にある、こう思うのです。赤字の場合には国庫が補填しておる、そういたしましたならば、この公団は赤字になつておらなかつた。しかもこの公団が国庫にこれを入れない理由として発表しておるところを見ますと、こういうことが言われておる。大豆増産奨励金は、農林省の食品局長からあなたの方の課に出ておるのですが「大豆増産奨励金について終戦後相当額を計上したるも、これが実現に至らず、明年度はさらに農政局と連絡し大豆増産集荷に関する予算を策定中である。みそ、しよ……

第7回国会 考査特別委員会 第6号(1949/12/23、24期、日本共産党)

○横田委員 共産党は永井氏の表彰に反対であります。理由は委員長の手元に出してあるところの文書を速記録にそのままとどめていただきます。以上のべた如く、永井氏が病床にあつて尚書きつづけ並びに過去の言行より脱し切らうとする態度に対しては同情するものであるが、いやしくも衆議院考査特別委員会が国会を通じて表彰する程の国家再建の功労者とは承服し得ない。よつて吾党はこれに対して反対である。

第7回国会 考査特別委員会 第7号(1950/02/06、24期、日本共産党)

○横田委員 公団と取引関係のあつた銀行の数、それから名称、所在地、それをちよつと言つていただきたい。
【次の発言】 それは本団の取引ですね。
【次の発言】 それから各地にあるところの支団とか、支所は別にやつておるのでございますか。
【次の発言】 それではその契約の年月日、あるいは契約の條件、金銭のやりとりの状況を言つていただきたい。
【次の発言】 どうぞ。そういたしますと、あなたがわかつておればよろしいのですが、わかつておられなかつたら、経理部長からでも聞いてはつきりしていただきたい。というのは、公団の預けた金は大体どういう人に貸されたか、どんなようなところに、どんな人にであつたか、おぼろ気な……

第7回国会 考査特別委員会 第10号(1950/02/13、24期、日本共産党)

○横田委員 石炭協会は荷後炭をいつごろから取扱うようになつたのですか。荷後炭を取扱うためにこの協会をこしらえたのですか。
【次の発言】 そうしたら、その目的をぼやかすために、海上輸送中の不正を取締るということをかぶせたわけですね。――わかりにくかつたら簡單に言いますと、こうなんです。あなたが先ほどから言つておられる問題のうちに、海上輸送の不正が数々あつた。それを取締つておつたと言われたが、その海上輸送の不正とは一体どんなことなのですか。
【次の発言】 私の聞き違いかもしれませんが、海上で不正を働くことを親の代からやつておる人もあるというように言われておるのですが、そういう人たちは一体どんな人か……

第7回国会 考査特別委員会 第11号(1950/02/15、24期、日本共産党)

○横田委員 馬屋原君は非常に評判が悪い。そこで私たちは材料を集める点において非常に楽だつた。気の小さい馬屋原君にいやなことを聞くのですが、第一私たちがここで赤字赤字と言つているが、大体あなたの観念から見ると、赤字にはとれない。あなたの付近の人はあなたのことを千万長者だと言つておる。何が赤字なものか、赤字じやない黒字じやないかと言つておる。個人の、私経済的な立場に立つているあなたが、公団形式の中に働いて、その法の不備につけ込んで非常に不当な利益を得た、私はこういうことを考えるのですが、その立場から、あなたがかつてもうけられたやつについては私はかまわないのですが、事公団に関して金の出し入れがあつた……

第7回国会 考査特別委員会 第16号(1950/04/01、24期、日本共産党)

○横田委員 戰い終つて五年、自由党がお手盛りにおつくりになつた反共教室のような考査委員会で、反共の闘士そつくりの証人に質問……(「よけいなことを言うな」その他発言する者あり)よけいなことじやない。第一は証人の証言の真実性を疑うのであります。その一点は、きのうからの証人の証言を聞いておりますと、証人の声はまるで
【次の発言】 戰い終つて五年、自由党がお手盛りにおつくりになつた反共教室のような考査委員会で、反共の闘士そつくりの証人に質問……(「よけいなことを言うな」その他発言する者あり)よけいなことじやない。第一は証人の証言の真実性を疑うのであります。その一点は、きのうからの証人の証言を聞いており……

第7回国会 考査特別委員会 第18号(1950/04/04、24期、日本共産党)

○横田委員 簡單にお尋ねいたします。反動と民主グループとのわけ方、これは一体どういうふうに分類して行くのですか。これはわけて行くのは、あなたたちがわけるのか、その点をひとつお聞きしたい。
【次の発言】 証人が言うときに、何ぼ共産党から尋ねたからといつて、断らぬように。けちをつけられた質問はしませんが、その次には、そうすると大体反動と戰犯とはどんな関係にあるでしようか。いわゆる山田さんのように戰犯というのがありますね。そんなものとはどんな関係がありましたか。
【次の発言】 戰犯と言い、民主グループと言い、日本人自身がわけたのですね。
【次の発言】 それから次に、あなたは第二次高砂丸でお帰りになつ……

第7回国会 考査特別委員会 第19号(1950/04/05、24期、日本共産党)

○横田委員 ちよつとお伺いします。この中央公論三月号に出ております日の丸梯団報告書なるものは、この日の丸梯団にお入りになつた方が相当討議してなさいました連帯責任を負えるような文書ですか。それともまただれか一人の起草者がかつてに書き上げた性質のものなんですか、それをお伺いしたい。
【次の発言】 そういたしますと、これを基礎にして少々あなたにお伺いしてもかまわないですか。
【次の発言】 この中に出ております在ソ歸還促進同盟カラカンダ日の丸梯団として、その趣旨の二行目に出ております。「吾々は船中鬪争の一段階に於てイデオロギー鬪争でなく日本人同胞同僚戰友を敵に売り、」と書いてありますが、敵とは一体何を……

第7回国会 考査特別委員会 第20号(1950/04/06、24期、日本共産党)

○横田委員 質問の前に言つておきますが、自由党の方は人のことをよくとがめる。とがめるんなら、全部正確に聞いてやつていただきたい。私が第一に聞きたいことは、私がこの前にいわゆる活弁云々の問題と、それからあとにありました、自由党の人たちは証人と事前に打合わせておるという問題で、篠田君から取消託しを要求された。しかし私が、自由党の人たちと証人と再前に打合わせているといつ言うたか、そのことを一ぺん調べてくれと言うたときに、後ほど答えるとあなたは言われた。今答えてください。今の言葉にしても、いただきたいと、聞けというのでは非常に違う。今度来ておる証人たちは、戰争の犠牲になつて、長い間人間の言葉を使われな……

第7回国会 考査特別委員会 第23号(1950/04/10、24期、日本共産党)

○横田委員 このことは單に菅君の問題だけでなく、菅君が死なれただけで気の毒だと思つておるのです。であるにもかかわらず、きようの新聞記事をもつて、一部の人が言つたことをただちに材料にしてあげ足をとるようなことは、しかばねにむちうつやり方である。大体この委員会のやり方自身がけしからぬ……。
【次の発言】 なぜ許さない……。
【次の発言】 簡単に伺います。その前に議事進行についてちよつと言わしてもらいたい。確かにこの真相小説の十八集が当然参考資料になる。私が引用したのを信憑性がないと言つて、あそこにおられる頭のいい西村委員から、非常な皮肉を言われたのですが、今日お配りになつたのは……。

第7回国会 考査特別委員会 第24号(1950/04/12、24期、日本共産党)

○横田委員 ナイチンゲールの寝言のようなことをお尋ねするのですが、証人に対しましては、いろいろと法律によつて呼び出されて、規則によつて扱われておる。これについてはいろいろの議論もありましようが、私が今委員長にお尋ねをし、また考慮を願いたいというのは、証人は呼び出されましても、その日に取調べが終らずに、往々にして帰る場合が多い。そしてその場合待つておる時間が多いが、その間は控室に入つてどうしておるか、それを聞きたい。それに対して今後考慮してもらつて――なるほど証人控室はぶた箱ではない。きれいな室なんですけれども、取調べを前にして待たされるところのいらいらした気持は格別だと思うのです。だからそうい……

第7回国会 考査特別委員会 第25号(1950/04/13、24期、日本共産党)

○横田委員 一点質問いたします。先日証人として呼ばれた日の丸梯団の小立原唯雄という人、これは御承知ですね。
【次の発言】 この方が、日の丸梯団の火持によつてこの徳田要請を議会に訴えた、こういうことを言つておられた。これはあなたと関係ないことですが、この点においてこれらの証人と食い違うのですが、あなたに言わせれば、所内において解消したと言われたのですが、その解消ということをはつきりやられて、それから後の行動は小笠原君などはかつてにやつている、こういうように解釈していいのですか。
【次の発言】 それでは、その中にはあなたもおられるかどうか知りませんが、一部の人がそういう運動を続けてもいいというゆと……

第7回国会 考査特別委員会 第28号(1950/04/27、24期、日本共産党)

○横田委員 尋問も長時間にわたつております。大体五つのことを一回に質問いたします。  第一は、事務局論議であります。二つ目は、日の丸梯団のことであります。しかも三百七十四名の署名云々の問題であります。三番目は菅証言問題、四番目は三十七万未帰還の問題、五番目が共産党の引揚げ妨害の問題であります。これはみな国会の速記録並びに公的資料によつてやりますから……。  第一に尋ねたいのは、徳田書記長は参議院におきまして、事務局論議を五回やつておられます。これ以外にあるかないか。それによりますと「指令第三四七、昨年四日二日、日本共産党中央委員会事務局より出されました文書の中に「新らしく帰還する者は昨年度の帰……

第7回国会 考査特別委員会 第30号(1950/06/15、24期、日本共産党)

○横田委員 今の青年団とは、男女青年団のことですか。ちよつとお伺いしておきます。
【次の発言】 表彰されることに特別にけちをつけるわけではないのですが、表彰される理由をはつきり言つていただきたい。たしかこれは基礎調査報告書の中ですが「良子が僅かに十四歳の少女でありながら、両親をなくした悲しみのどん底から勇気を振つて立ち上り、」と書いてありまして、それからちよつと抜かしまして「いまや、全村民がはりきつて増産にまい進ずるようになつて来た。また、従来肱川村は供出成績が不良であつたが、良子が連年、トップを切つて供出を先途している範例は、ついに村内にセンセーションを捲き起し部落から部落へと供出意欲を昂揚……

第7回国会 考査特別委員会 第31号(1950/06/16、24期、日本共産党)

○横田委員 東京に米田利吉がやつておりますところの米田物産というのがあるのですが、これを御存じですか。
【次の発言】 これは一体どういうものを扱つておりますか。
【次の発言】 住所はどこにありますか。
【次の発言】 二十四年の春ごろに横持料というものを出させるための運動があつた。これはおそらくあなたは関係がないだろうと思いますが、この横持料があなたの関係しておられるところの全販連なんかに少しでも行つておりますか。
【次の発言】 そうすると二十三年の冬に、滞貨のために卸業者が二億五千万円の金をもらつておるのですが、それとちようど同じようなときに生産者団体が一億九千万円の金をもらつておるのです。こ……

第7回国会 考査特別委員会 第32号(1950/06/17、24期、日本共産党)

○横田委員 あなたのところは、山から輸送を頼まれたものを卸売業者に渡しておりますね。渡してしもうたら卸売業者のものになるわけですね。
【次の発言】 ではどこからですか。指定地からですか。
【次の発言】 そうすると、卸売業者に渡してしまいますと、手が切れますね。手が切れたやつを、もう一回また持ち直すということはありませんか。
【次の発言】 ありませんか。しかし現地ではよくそんなことをやつておるところがある。それはほかの運送屋がやつておるのですか。
【次の発言】 そうすると、あなたは大阪にまきを保管したというようなことを言われておりますが、事実ですか。

第7回国会 考査特別委員会 第33号(1950/07/11、24期、日本共産党)

○横田委員 こういうような小さい問題は、別に賛成したり反対したりするほどの問題ではないのですが、ただ無條件には賛成できない。しかし悪意ある反対もする必要はない。ただ事実を正視して、共産党の態度を明確にし、結局において反対しておきます。  調査報告書が非常に羅列的であり、表彰するために文字を連ね、文句を探すというきらいがある。その一例をあげてみますと、表彰の基礎になつておるのは善行兒童となつておる。その善行の基礎が孝養と増産であり、供出の完納となつているが、そのお母さんが死んだときの遺言に供出を完納しなさいと言つております。この遺言をこの子は現実に守つておりますが、しかしこのお母さんの言葉は、昭……

第7回国会 農林委員会 第1号(1949/12/19、24期、日本共産党)

○横田委員 大臣の一番きらわれるポ政令のことをお伺いいたします。ポ政令を公布なさいまして、十二月の八日に大臣は非常に良心的に見えるような談話を発表しておられます。つまりこれに対して質問されて、その質問に対しまして大臣は、われわれから見たら同情にたえないような談話を発表しておられるのであります。大臣は新聞記事に対しては答えられないと言いますから、農林省が発行しております農林弘報だよりを基礎にしてお尋ねいたします。この中において第一問題になつておりますのは、食確法のポ政令による強奪――これはまさに外国におつて農相は国外から日本の農業を見られたような感がするのであります。それは大臣はこういうことを言……

第7回国会 農林委員会 第5号(1950/02/09、24期、日本共産党)

○横田委員 日本には憲法がありまして、憲法によりますと、国会というものは国権の最高機関であつて、唯一の立法機関になつておる。だから国会でやること一切は憲法の許す範囲内である。法律をこしらえてその法律によつて日本の国を治めて行きたいと私たちは思う。ところが実際はここでこしらえた法律が守られていない。しかもそれが現在では農業の分野において多いのです。だからこれはむしろ森農林大臣や吉田首相に聞きたいのでありますが、その点に関するところの重大なる質問は後日に留保いたしまして、きようは事務的なことを一応聞かしていただきます。  その第一は、これは何でもないことですが、ここに食糧管理の事務必携というものが……

第7回国会 農林委員会 第6号(1950/02/15、24期、日本共産党)

○横田委員 この法案に対して質問する前に、農林大臣は一体どこの農林委員会に出ておりますか。これを尋ねたいのは、今度の供出米の取り方が非常にインチキである。そこで日本の国においては、法律によるところの供出米の取り方を品やつておるかおらないかを、農林大臣に開きたいのです。だから大体いつごろ出て来ますか。
【次の発言】 次会から要求すると言うが、それでは今まで要求してなかつたのですか。私は、ずつと前から要求しております。
【次の発言】 十八日まではだめですか。
【次の発言】 可及的すみやかに出席するように願いたい。日本の全国各地において、供出米のむちやくちやな取り方をしております。

第7回国会 農林委員会 第11号(1950/03/02、24期、日本共産党)

○横田委員 今森農相が怒られましたが、日本の農村にも町にも、農林大臣にかんかんに怒つてもらわなければならないことが相当あるのです。そこで大臣のお越しを待つておつたのです。もちろん農林委員会はときたま開かれております。そこでは肥料の問題が論議されたり、あるいは種苗法が論議されたり、農業の改良のことが論議されておりますが、これらは幾ら論議しましても興味がない。なぜかというと、今日本の農業自体の置かれておる立場が不遇でありまして、成り立たないのです。だから農政の中心を承つて、それから具体的の問題をやりたいと思つて、それで大臣のお越しを待つておつたのであります。そこで第一は、日本の現在の農民なるものは……

第7回国会 農林委員会 第16号(1950/03/22、24期、日本共産党)

○横田委員 四億万貫のいもの買入れについては異議はないと思うのです。が、大体こういうやり方をやつていることが、いわゆる場当り農政の本質であつて、これは提案理由なんかで説明されているような、日本農業の健全な維持発展の上から見ていいとか、あるいはまた国民経済的な見地からいいましても適切であるとかいうことを言われているのとは、全然逆になつて来るのではないかと思う。その点について自由党色の一番強い政務次官から、なるたけ御答弁を願いたい。  第一にいもの四億万貫の買入れをしなくちやならぬ、こうなつて来た。これは私の考えによりますと、大体いもというのは、戰後のやみ経済においての農作物のこれがはなである。一……

第7回国会 農林委員会 第18号(1950/03/24、24期、日本共産党)

○横田委員 ちよつと関連して安孫子食糧長官にお伺いします。このごろ非常に配給米の評判が悪い。その悪い要点は大体くさい、それから黒い、ぬかが多い。それから砕けた米が多い。こういうことが言われておる。私たちが公平に見ましたところが、外国から入つておりますところの米は、高いことは高いが、日本の米よりは悪い、だから入つた米をもう一回日本の規格に合するように検査をして、砕けた米を別にとつてしまつて、よい米を配つてもらう。そういう意思があるかないか。  それから今度日本とビルマの間であつたと思いますが、そこで通商協定が結ばれた中に、とうもろこしが購入されておる。あのとうもろこしは町の人に食わせるために買わ……

第7回国会 農林委員会 第19号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○横田委員 申し合せとかによりまして、あつさり質問いたします。先ほど山口君の質問に対しまして、森農林大臣は米穀検査官のように嚴格におなりになりまして、そして悪い米は安く、いい米は高く買うと言われましたが、共産党の聞きたいのは実はここなんです。統計を見ますと、しかも政府発表の統計によりますと、二十一年の米穀検査の結果は、一等米が六五%出ております。それが二十二年には四八%になり、二十三年には一八%になつております。二等米は二十一年には二七%が、二十二年には三五%になり、二十三年には四一%になつております。三等米は二十一年には七%であつたものが、二十二年には一五%になり、二十三年には三四%になつて……

第7回国会 農林委員会 第36号(1950/04/25、24期、日本共産党)

○横田委員 二、三質問いたします。山口君のに関連しているのですが、外国の米のことについてなんです。これは委員会においては簡単に片づけておりますけれども、私が大阪に帰りまして見たところによりますと、主婦たちがこの外国食糧、特に砕けた米を配られては困ると言つて判を押して、そうして市会に出しているのです。市会ではこんなものは断わろうじやないかというので、満場一致できめた例もあるのです。だからその場合に問題になつて来るのですが、ここで聞きたいのは、‘先ほど坂木政務次官が言われましたように、外国の米は通産省で検査をやつていると思う、こう言われたのですが、その検査をやつている内容は、品質の検査をやつている……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 考査特別委員会 第2号(1950/07/26、24期、日本共産党)

○横田委員 極東海運に何ぼ払いましたか。
【次の発言】 西日本には幾ら払いましたか。
【次の発言】 契約はいくらですか。
【次の発言】 必要だつたら言いましようか。
【次の発言】 西日本には二千二百三十二万四千三百十七円払つております。これを極東海運の取締であるところの峰尾好郎という人が、一千万円しかもらわぬのですが、こういうようないきさつを知つておりますか。
【次の発言】 内容を知つていても言えないのですか。
【次の発言】 そうしますと、この契約には関係がありますか。
【次の発言】 船――一切の船です。
【次の発言】 西日本と契約したその契約は知つておるけれども、いわゆるどこの船が入つておる……

第8回国会 考査特別委員会 第4号(1950/07/28、24期、日本共産党)

○横田委員 証人にちよつとお断りしておきますが、薪炭の講義を聞いているのではないですから、よろしいですか。あつたかなかつたかだけ言えばよろしい。一番初めに聞きたいのは、薪炭を扱つておられるところの官僚が非常に苦労された、同時にそれが腐敗の原因であつた、こういう点を聞きたいのです。ここは裁判所ではないのですから、私は裁判所はきらいなんですから、あまり自分の身をかまわずに、国民的良心があれば、赤字の真相はこうであつたということを、はつきりした内容においてさばさばと言つてもらいたい。  私は九州に行つたのですが、そこの木炭事務所の話によりますと、あなたたちが地方からこれだけの炭がほしいという指令書を……

第8回国会 考査特別委員会 第5号(1950/07/31、24期、日本共産党)

○横田委員 配炭公団関係で官庁側から出る証人の証言によつては、私は満足できないのです。それで大体公団を中心として関係官庁の人に聞きたい。ことにあなたもその一人なんですが、あなたは先ほどから公団関係の会合に出ておらなかつたと言つておられるが、これは責任をのがれるためのことですか、監督する意思がなかつたということなんですか、その点をまず伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、出なくても監督ができるはずですね。そうするがために配炭公団法の定款ができておるはずです。その定款を基礎にしてあなたたちは配炭公団を動かしておられる。その配炭公団の定款の十二條から十三條、十四條に一体何が書いてあるか、よく御存じ……

第8回国会 考査特別委員会 第6号(1950/08/03、24期、日本共産党)

○横田委員 馬屋原証人に伺いますが、田渕委員の御質問にもありましたように、考査委員会の調査によりますと、馬尾原証人は、配炭公団が持つておると赤字になる石炭が、会社が持つておる場合には大もうけになるというのですが、これは一体どういうわけですか。しかもこれだけもうけられるのに、あなたが配炭公団におられたときには赤字を出す。この関係がわからないので、ちよつと伺いたいのです。
【次の発言】 そのお答えは、本年二月十五日にここに来られまして、鍛冶委員長時代に、鍛冶委員長と質疑応答なさつたことそのままです。二月のとき鍛冶委員長は、前から赤字があつたのだ、それを押し繰り押し繰りやつていたために出なかつた赤字……

第8回国会 考査特別委員会 第11号(1950/10/30、24期、日本共産党)

○横田委員 会合の支出についてお伺いいたします。  大体電気関係の再編法案の作成経過をすらすらと述べていただいた。ところが監督しなければならない金のことになりますと、あまりお知りでない。この点が非常にややこしい。これは椎熊さんの御質問にもあつたのと少し関連するわけです。大体ここで私は、電気関係の法案関係の各委員と、いわゆる役所の人たちが集まられた、これに疑いを持つのです。一例をあげますとこうなつているのですが、椎熊さんも言われましたように、渉外関係では千四百五十二万円使つている。労務対策では三千六百六十二万円を使つている。官庁関係では七百七十二万円、こう出ているのですが、これ以外にまた妙なもの……

第8回国会 考査特別委員会 第12号(1950/10/31、24期、日本共産党)

○横田委員 総裁はずいぶんとぼけた答弁をなさいますので、簡單なことからお尋ね申し上げます。まず第一に、古池、田倉、石川、この方々が参議院選挙当時に、二十万円の金を日発からもらつておられます。このうちのだれか名前を忘れましたが、それは本を買うたと言われましたが、この二十万円の本は、本を買う日発の方で、本が必要だつたのか。あるいは候補者が金を必要としておつたのか。この点はどうお考えですか。
【次の発言】 これはどんな本ですか。
【次の発言】 それでは今度見て来て答えてください。  そういたしますと、次のことなんですが、品川白煉瓦会社というものがありますね。そこの社長に青木均一という人がおる。これは……

第8回国会 考査特別委員会 第13号(1950/11/01、24期、日本共産党)

○横田委員 つまらない簡單な質問ですがお答え願います。  第一電力分断再編成については、あなたははつきしりた意見を持つておられるか、それを確かめたい。現在出ている案であなたが十分満足している案は一体どれですか。これをまず伺いたい。
【次の発言】 その実現のために一日も早い方がよいと思つておられますか、またその案がうまく行つておりますか、またうまく行くように常に興味を持つて見ておられるか、その点を伺いたい。
【次の発言】 そうしますとそういう案に対して反対があるということは御存じでございますか。
【次の発言】 その反対というのはどういうところが反対で、そしてそれを納得さすためにはどうしたらいいか……

第8回国会 考査特別委員会 第14号(1950/11/13、24期、日本共産党)

○横田委員 あなたの所管事項は日発の工事とどういうような関係があるのですか、監督関係を承りたいのです。
【次の発言】 日発の工事ですね。自己資金でやつているのでなしに、もつと嚴密に言いましたならば、見返り資金とかあるいは政府の許可による資金によつてやる発電工事、あるいはそれ以外の資金による諸工事に対するあなたの監督権ですね。
【次の発言】 そういたしますと発電工事も入りますね。
【次の発言】 で日発のいわゆる発電所の建設、そういうような工事は大体がつちりやつておりますか。もつと逆に言いましたなれば、その工事のうちで、いわゆる不正と目されるようなものがちよいちよい出ますか出ませんかということです……

第8回国会 考査特別委員会 第15号(1950/11/14、24期、日本共産党)

○横田委員 元副総裁ですから大きなことは御存じでしようが、私の聞きたいのは具体的の詳しいことです。そういうふうなことは往々にして事実に属するのですから……。そんなことを一々言つたら体が足らぬとか権限外だと言われるのですが、特にあなたが副総裁として最も得意とされるところの担当部門は何ですか、これを承りたい。
【次の発言】 お引きになつても十月二十九日、三十日になつて猪苗代湖まで行つておられるあなたですから、相当政治工作が得意ではないのですか。これが担当部分じやないですか。
【次の発言】 それでは伺いますが、後ほど名前を出してもいいのですが、あなたは日発本店の従業員に対しまして、日発としても実彈を……

第8回国会 考査特別委員会 第16号(1950/11/16、24期、日本共産党)

○横田委員 当委員会の証人としましては、あとで山本さんと平井さんが来られるように決定しておるわけでございます。この人たちにも聞くのでありますが、今あなた一人おられますから、まずあなたに聞きたいことは、日発が日々使います諸雑品の買入れ状況、それから水源培養林、あるいは七百七十万円――一時おもによく言われた考査委員会の官庁関係その他の接待に使つた金の内容、あるいは労務対策費三千余万円あるいは七百七十余万円の渉外費、こういうことはだれが一番よく知つておられますか。あなたは知つておられないことがあまり多いのでちよつと伺つてきおきたい。
【次の発言】 担当の内容なんですが、その担当というのはこのあとに来……

第8回国会 考査特別委員会 第17号(1950/11/18、24期、日本共産党)

○横田委員 談合入札のことについて私たちの考えとあなたたちの考えとは、大分開きがあるように考えます。簡單に申しましたら、談合入札とは一体どういうものと考えておるかということをお聞きしたい。なぜかというと、談合入札は業者の常識になつておる。その常識になつておる場合に、かりに日発が工事を請負わすときに、請負わした日発側と、請負つた業者側との間に、これは一億で請負つてくれ、そのうち何割くれという内容のものがあつたらいけない、こういう談合ですかと聞いたら、談合じやありません、こう言えばすつきりする。ところが日発の人に談合入札ですかとお聞きしましたら、そうじやありませんと言つて逃げておられる。その点がわ……

第8回国会 考査特別委員会 第18号(1950/11/20、24期、日本共産党)

○横田委員 そういうけちなやり方は反対です。今まで自由党の制限によつて、ほんとうにわれわれが究明しようとするところの本質をぼやかされて来た。しかも今まで調べた証人のうちからでも、疑わしい点がたくさんある。たくさんあるにもかかわらず打切りを策しておる。そうしてこの委員会において何らかの体裁を整えるために五分間だけやらそうと、そういうふうなけちなやり方に対しては、この問題の本質をはつきり外部に伝えることができないので、反対いたします。だから無制限に討論すべきだ。これを要求いたします。
【次の発言】 本事件を何かはつきりさせないようにするためのように、巧妙にして不正しごくな今までの調査方法を改めて、……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/04、24期、日本共産党)

○横田委員 占領をきらい、独立をとうとぶ、総理のきらわれる共産主義者が政府にお尋ねいたします。  第一には日本国憲法第四十一條、「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」これをそのままやつて行くには非常な不自由を感じておられるのではなかろうか、もし感じておられるならばどの程度か、その点を承りたい。
【次の発言】 それでは私たちは占領が長期にわたり、日本の全国各地におきましては、占領軍に対する犯罪が非常にふえております。またこの犯罪によつて検挙された人たちは長いこと獄に入れられております。こういうような意味合いにおきまして、占領があまりに長いと、いらだつ日本人がずいぶんおると……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 行政監察特別委員会 第8号(1951/05/21、24期、日本共産党)

○横田委員 この大惨事を起された当事者であるところのあなたにちよつと伺つてみたい。桜木町駅国電事故に対する昭和二十五年四月二十五日の日本国有鉄道の声明を見ましても、今後事件が起らないものだとは書いてない。起る起らないはしろうとにはわからないのですが、それから後に電車に乗つて私たちが見ておりますと、三段構えの窓は依然としてある。ただかわつているというのは、人のすわつているいすの下に穴をあけまして、矢じるしを書いて、この下をこういうふうにやつたらドアがあくというふうに書いてあるのです。もし事故が起つた場合にはどうするということは、旅客の協力を求めて初めて旅客が完全にかつてに逃げられるという行き方に……

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/02、24期、日本共産党)

○横田委員 第五條のことを伺います。「開業ノ装蹄師ハ馬ノ削蹄若ハ装蹄又ハ牛ノ装蹄ノ需アル場合二於テ正当ノ事由ナクシテ之ヲ拒ムコトヲ得ス」これはけつこうなんです。しかしこういうような結果が農村に非常に多い。施設があつて施設を利用できないのが農村なんです。しかも日本の農村は今供出で非常に困つておる。米価は安くて、そうしておのれの飯米まで削つて、これを供出優先のために取上げられておる。社会的な出産をやつておる。だからこういう農民に対しては、あとう限りの保障をしなければならない。ところが單にこういうふうにうたつてあるだけでは農村に今まであつたところの――こういうことをしてはらないか、実態は少しも改まつ……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/06、24期、日本共産党)

○横田委員 この資料を見ておりますと、林野整備、森林火災警防、特殊林産物振興による林業経営合理化、以下ずつとありまして、職階制実施、緊急応用研究補助と出ております。これが大体九億一千九百六十二万一千円になつておりますね。これが要求されてそのまま削られておりますが、これは一体どういうわけですか。要求された根拠と、それから削られた後における対策を承りたい。
【次の発言】 もう一回尋ねますが、四万町歩の森林が焼けてしまつた。この四万町歩のところが焼けたにもかかわらず予算が出ない。今年はその山ははげ山ですか、これはいつまではげ山で置くかということが一つ。それから特殊林産の問題ですが、この特殊林産の種目……

第10回国会 農林委員会 第6号(1951/02/07、24期、日本共産党)

○横田委員 今河野君の言われた質問は非常に正論だと思うのですが、一点非常に不可解に思いますのは、丸紅という所が、石灰肥料二百二十円のものを三百何十円で売つたというのですが、こういう事実があつたのか、なかつたのですか。もしあつたならばそれを知つてどういう手を打たれたかということだけ々承りたいのです。明らかにしてください。
【次の発言】 麦をつくるのにも、米をつくるのにも肥料がいるということは御存じでしよう。そしてせつかくつくつたところの米も麦も――そこに安孫子長官がおられますが、実にひどいことをやつてとつておられる。日本の政府がとらなかつたら、外国人がジープを持つて来てとつておる。こんな事実が日……

第10回国会 農林委員会 第7号(1951/02/08、24期、日本共産党)

○横田委員 簡單に申しますと、動物が人間とえさを奪い合う、これは戰時から今日に続いたことであります。これは大体私は農村からとり過ぎるのだと思う。たとえば五等麦です。五等麦が足りなければカナダへ買いに行く、またとうもろこしを買いに行くという。とうもろこしといわず、すべてこれは農村から出たものです。これに対してとり過ぎる、とり過ぎるから、農村で、農民が生活の内容として、また政府自身も言つているように、有畜農業の一環として、それに與えるえさがなくなつてしまうと私は思う。この点に対して、今あるところのわずかの飼料を、消費者に渡さず店屋に渡す、これもいいでしよう。しかし、根本的に経済の仕組みをかえていた……

第10回国会 農林委員会 第9号(1951/02/13、24期、日本共産党)

○横田委員 次官に伺います。次官の先ほどの答弁中に、肥料の節約ということがございました。それから合理的整理をやつていただきたい、こう言われました。要はある程度減らせる見込みがあるのだろうと思いますが、どの程度まで節約できると思つておられるか、それをちよつと簡單に伺いたいと思います。
【次の発言】 現在農村にまわつております肥料、たとえば反当七貫なら七貫、これが多いか少いかということを聞いておるが、それから減らすか、それだけは確保するという御意見なんですかということを聞いておるのです。
【次の発言】 そうすると、肥料の節約あるいは合理適正ということは、具体性が何もないわけですね。各人の判断にまか……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/20、24期、日本共産党)

○横田委員 国会における畜産論議には非常なインチキがあります。この点において私は非常な不満を持つものであります。まず第一問として聞きたいのは、現在飼料はとうもろこしが六千トン、大豆かすが三万トン、五等米が一万トン、五等麦が二万トン、これが畜産業者に渡るか、あるいは営利的な飼料業者に渡るか、あるいはまたみそ、しようゆを醸造するところの、畜産に関係ない人に渡るか、これが問題になつておるのですが、まずこれ以外の飼料があるかないかということを聞きたい。なぜかと申しますと、日本の飼料は年間に二百三十万トンいるということがいわれておるのであります。二十四年度に国内において産出されますところの飼料が大体百九……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/02/27、24期、日本共産党)

○横田委員 局長にお伺いします。この中に焼津町というのがあります。そこに焼津農業協同組合というのがあるはずでありますが、これは御存じでしようね。そこへこのごろたくさんのとうもろこしが行つておるのです。十トン貨車に積まれて、東海道線をどんどん下つておる。ある所は、神奈川県の鶴見区大黒町山崎倉庫という所にあるのですが、ここから出ておるところのとうもろこしは、ここに書かれております二万五千トンのとうもろこしのうちの一部なのか、それとも別なのかということを聞きたいのです。
【次の発言】 食糧庁関係の方がおられませんので、資料要求をしておきたいのですが、二万五千トン以外に日本にはとうもろこしの手持ちが幾……

第10回国会 農林委員会 第14号(1951/03/02、24期、日本共産党)

○横田委員 ちよつと議事進行について……。ただいまの野原君の言うような議事の進め方に対しては反対します。なぜかというに、きようもらつた書類の中には、三月中にこれを成立させるということが書いてある。この議案が上程されまして、農林委員会で審議したときには、自由党はだれも来ておらなかつたじやないか。そのときに野原君が……。     (「じようだんじやない、おつたじやないか」と呼ぶ者あり)いや、ほとんどおらなかつた。きようやり始めてそろうただけである。これから三月一ぱいにやらなければならないこういう重要法案に対して、やはり字句のわからないところは、はつきり見解を尋ねて行かなければならない。だからそうい……

第10回国会 農林委員会 第15号(1951/03/03、24期、日本共産党)

○横田委員 これは質問じやなく、議事進行についてです。この農業委員会法案は重要法案であることは与野党とも一致しておる意見です。だから改めなければならぬ点があれば、改めなければならないと思います。そこで今までの委員会の審議の経過を見ておりますと、普通の重要法案に対しましては、総括的な質問を許しておるのです。それに対しては大体時間の割当もあるのです。最後のせり合いになつて来たならば、前の食確法のときにも、各党に対して十分とか十五分でとやられて来た。とにかく審議の大綱がきまつておつた。ところが今度の場合においては、大綱がきまつておらないので、私たちは何を尋ねていいかわからない。たとえて申しますと、共……

第10回国会 農林委員会 第16号(1951/03/06、24期、日本共産党)

○横田委員 この法案は、皮肉なことを申しますが、たしか議員側は畜産並びに養蚕を入れろというふうなことを言つておられますが、政府の答弁としては、畜産というものは農業の部門に入つておると言われたが、養蚕の点は明らかになつておらない。これは政府の方から出すときに別の形で出すとか、全員の決議によつてこういうふうにしなければならぬということがあつたと思うのです。その間の経過を御報告していただきたい。
【次の発言】 畜産の問題ですが、日本の畜産は、政府の言うところの農村有畜化の点からいうと小規模なんです。そういうようなものが大きな規模というよりも、農業経営の弱体性を補う意味において畜産部門を拡張して行く、……

第10回国会 農林委員会 第17号(1951/03/07、24期、日本共産党)

○横田委員 大臣の答弁を聞いておりますと、まるで天国で話をしているようで、非常におもしろいと思う。そこで大臣のおもしろい朗報の中から、最もおもしろいのを聞きたい。大臣の言われた匿名供出ということは非常におもしろい、それはいいことだと思うのですが、その匿名供出というもののねらいと特徴、一体匿名供出とはどういうものであつて、どういうふうにやつて行くつもりか、これを聞きたい。
【次の発言】 大臣に最近の農政をちよつと報告しておきますと、今供出と税金はあまり関係ない税金は反当割でとつております。これは御存じでしよう。こういう点をごちやごちや言つておりますと十五分経ちますから小さくは言いませんが、とにか……

第10回国会 農林委員会 第18号(1951/03/08、24期、日本共産党)

○横田委員 一番初めに、この日本の農村が、いわゆる文学に書かれておるようにゆたかであるならば、どんな極道な委員会をつくられても、何をやられてもかまわない。しかし実際はそうではないのでありまして、委員会をつくられても、何をやられてもかまわない。しかし実際はそうではないのでありまして、日本の農村は、日本の政府が言う文字で表わした農村とは、大分違う。これが問題でありまするがゆえに、私は聞くのであります。現在の日本の農村に対しましては、いかなるよき意図を持ち、民主的なものだという頭から論じて行つても、それは民主的なものではない。ちようど農業協同組合法がそれなんで、もし農地開放というものが徹底的にやられ……

第10回国会 農林委員会 第21号(1951/03/14、24期、日本共産党)

○横田委員 臨時国会を開いて、いろいろこういうふうな問題をきめるような機会があるような話でございましたね。それで一応聞いておきたいのですが、廣川農林大臣は畜産のこの問題より、もつと大きな問題である興農国会を朗報で放送されたことがある。しかしそれは、去年が終つても一向興農国会はなかつた。今度の臨時国会はいつごろの見通しなんですか。それをちよつと承つておきたい。
【次の発言】 その臨時国会は、去年のようにまた正月を越しますか。
【次の発言】 そういたしますと、畜産のことについては、市中銀行から相当の金融の方法もあると言われましたね。具体的な例を聞きたいのですが、時事新報の二十六年二月八日に報道した……

第10回国会 農林委員会 第23号(1951/03/17、24期、日本共産党)

○横田委員 これは農林省関係の方はもちろんのこと、委員長にもお尋ねします。この前に静岡県の焼津のことに対する質問をしておきましたが、あれに対する回答はいつごろ願えますか。
【次の発言】 それではその点の質問はあなたのところの資料がととのつたときにやります。今あなたのおつしやつた言葉の中に、私は飼料についても冷淡でないと言われた、もちろん冷淡でないかもしれない、机上においては十二分の操作をやつておられる。ところが大阪の方で発行されておる新大阪新聞を見てもわかる。そこにおきましては、卵を産む前の若鶏が、飼料が高いから売られておる、田沢湖におきましては二才駒が売られておる、豚がどんどん身売されておる……

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/19、24期、日本共産党)

○横田委員 関連して伺いますが、価格の安定とはどういうふうな価格の安定になりますか。いつも価格の安定でしやくにさわるのです。日本の価格は価格でないのだ。強盗が盗んだ証拠に置いて行くしるしなんです。米の値段ではない。現に外国の米は一石八千円から一万円以上で買つておる。日本の米は五千五百二十九円、品質から見たならば日本の方がずつとよい、外国の方が悪い。これはわかつておるでしよう。しかもそれを消費者に渡すときは安い値段で得つており、日本の米は高い値段で売つておる。これは間違いないでしよう。それを価格々々と言われると、何が価格かと聞きたくなるのです。その価格の正体を一つぺん教えてください。

第10回国会 農林委員会 第26号(1951/03/22、24期、日本共産党)

○横田委員 質疑はまだ打切りではないのですね。
【次の発言】 そこで委員長に聞きますが、食糧庁の長官はこれから来ますね。
【次の発言】 希望として伺つておくだけではだめです。来るんですか、来ないのですか。聞くところによると、明日質疑を打切るというのでしよう。明日質疑を打切るのに、食糧庁の長官が来ますかということを聞いておるのです。簡単に言いますと、私は次官に聞くだけでは不満足なんです。
【次の発言】 来ておりました。来ていたけれども、そのときは時間がなくてできなかつたのです。現に木村君も留保しております。あなたは忘れておるのです。もう少ししつかりしてもらわなければ困ります。私はまだ質問をします……

第10回国会 農林委員会 第27号(1951/03/23、24期、日本共産党)

○横田委員 簡單に伺います。二十六年の三月二十二日の朝刊、夕刊には、一斉にアメリカの外国農業関係局長アンドリユース氏の意見が出ておる。廣川農相は、日本に対して非常に友好的なるアメリカがおるから、食糧のことについては心配はいらない。日本は食糧の輸入国であるが、三百万トンはおろか、四百万トンでも買えるであろう、こう言つておる。これに対して、ここではそういうことを言つておらない。アメリカはそうは出せないであろう。日本が食糧を買うためには、自分の国で金の都合をつけなければならないと言つておる。その都合をつけるのには、日本の労働者を安く働かせることによつて、アメリカから入れたところの品物について加工する……

第10回国会 農林委員会 第35号(1951/05/17、24期、日本共産党)

○横田委員 提案説明の中に、海外の批判にかんがみてということが書いてありますが、どういうような批判ですか。
【次の発言】 海外のいろいろな国と言われますが、一体どういう国に今言われたいろいろの品物が行つておるかということを聞きたいのです。その一つの現われとして、今日の新聞にまぐろのカン詰の問題が出ておりますが、具体的にその内容を話していただきたい。
【次の発言】 アメリカに行つておつたものがたくさんクレームになつておる、それは食品衛生が非常に嚴重だ、こういうようなことを言つておられますが、そうしますと、検査所をこしらえたからといつて解決する問題じやない。検査所をこしらえる、そのことがいい悪いと……

第10回国会 農林委員会 第36号(1951/05/18、24期、日本共産党)

○横田委員 大臣に電力のことで聞きたいと思います。自立経済審議会は硫安の生産目標を立てまして、硫安百八十一万トン、石灰窒素四十五万トン、過燐酸石灰百五十九万トン、これだけを生産するがためには、今年の電力は三十一億キロワツト時必要だと言つている。それにもかかわらず、実際に供給できるのは、日本経済新聞四月八日の記事を読みますと、二十六億キロワツト時しか供給できないと言つておる。そうすると五億の差があるのですが、この五億の差はどういう意味で減らされたか、これはどういうふうに解決つけるか、このことをまずお聞きしたい。
【次の発言】 簡單に申し上げますと、日本経済新聞の記事は間違つておる、ほんとうは三十……

第10回国会 農林委員会 第37号(1951/05/19、24期、日本共産党)

○横田委員 一項目だけお伺いします。第三、対策の九、海外における生糸の消費宣伝というのは、一体どういうことをするのですか。
【次の発言】 宣伝の内容を聞いたのですが、内容は言つてもらえないで、金のことを非常にていねいに言つておられたのですが、その金の点について聞いておりますと、三十万ドルというものは日本の民間で工面できる、いやそれ以外に三十万ドルを合算して六十万ドルというのか、それとも三十万ドルであるというのかわからない点が一つと、もし三十万ドルといたしまして、欧米側で八十万ドルの宣伝資金を要求しておるならば、差は五十万ドル。この五十万ドルの差ができておるのが、一体宣伝内容にどういうふうにかわ……

第10回国会 農林委員会 第40号(1951/05/25、24期、日本共産党)

○横田委員 パルプについて一点だけ伺つておきます。二十六年五月二十二日の産経を見ますと、「輸出は二十五年の実績では生産量の二分四厘であるが、国内価格高で輸出を必ずしも有利とせず、ことに最近は新聞用紙の輸出に反対陳情もあるが、通産当局には国内の統制撤廃に呼応して自由通商の道を選ぶ考えもある」ということが載つておりまして、輸出というものを必ずしもとめておらないということを言つておるが、輸出は新聞用紙でどのくらい出ておりますか。
【次の発言】 これは朝鮮方面にどのくらい出ておりますか。朝鮮だけに行くのではないでしようが、朝鮮事変が起つてから、特にたくさん出ているのです。事変後における輸出の増勢はどの……

第10回国会 農林委員会 第42号(1951/05/28、24期、日本共産党)

○横田委員 ちよつと伺いますが、あなたは輸出するというのは、公団の滯貨を整理するのだと言つておられますね。そういうものが出ると、国内の市価が上るのじやないかと心配します。それに対して、実際上は、輸出すると言いましたところが、くろうと筋ではあまり出ないと言つておるのです。そうすると、滯貨を処理するために輸出するということを考えても、実際上は出ない。りくつがあわずに、実行もできないようなことをどうして考えるのですか。実際上余るのはどのくらいであつて、整理できないものはどうするつもりですか。初めから何を言つておるかわからない。その点はどうなつておるのですか。

第10回国会 農林委員会 第43号(1951/05/29、24期、日本共産党)

○横田委員 簡単に質問します。今までのように検査をやつておりまして、どういう点が一番弊害になつておつたかということをお伺いしたい。
【次の発言】 私が尋ねましたのは、出先機関にいるところの、検査に関係している人たちが、この法規にかわることを非常に望んでおつた、そういうような運動をしておつた、こういう点です。だから検査をしているうちに、現在の規格においては合致しないものが非常にあるんじやないか。もし合致しないものがあるんだつたら、どの点が一番合致しにくかつたかという点を聞きたかつたのです。
【次の発言】 よきものはよし、農村から出る、ここに書いてございますね。農産物、林産物、畜産物、水産物、こう……

第10回国会 農林委員会 第45号(1951/06/02、24期、日本共産党)

○横田委員 植物防疫法の三十二条七項、三十五条三項、二十五条の一項、ともに二分の一の補助と書いてある。二分の一というのは一体どこから割出してそういうことを書かれたのですか、それを聞きたいのです。
【次の発言】 その二分の一がけしからぬ。大体政府のやり方といたしましては、政府がとる場合には全部とつてしまう。農民に何する場合には半分にする。すべてがこういう行き方である。しかもこのごろは供出制度がある。それでよし農民が保有米をつくつておりましても、一般の町の人達は、外国から高い食糧を買つて来てそれを安く配られている、いわゆる補給金が出ている。それに対して農民は、簡単に申しますと、補給金なしの高いもの……

第10回国会 農林委員会 第47号(1951/07/12、24期、日本共産党)

○横田委員 次官に伺いますが、政府は横着だ。なぜかといえば、制度の問題とか価格の問題とか逃口上を言いますが、価格の問題を合理的に解決つけておれば、強奪にひとしい供出制度はいらぬ。価格が十分でないから、武器を持つたり警官ジープに乗つた気違いのようなやつが収奪をやる。その点に対するあなた方の考えはどうか。なるほど価格が合理的に解決つかない。価格を引合うようにしないところに問題があつた。国際小麦協定への参加は、世界人民勢力の攻勢によつて、ソ連の小麦で濠州の小麦問題が英との間にいよいよ解決した。そうなると、今まで南方で日本が米を買いつけておつたものが、人民勢力の台頭によつて米を失つた。南方反動政権によ……

第10回国会 農林委員会 第49号(1951/07/14、24期、日本共産党)

○横田委員 占領下の奴隷的な論争では、一向に日本の農業問題の解決はできないので端的に伺います。昨日今日迄の質問といい、答弁といい、非常に政府の都合のよいところに引きずり込んでの論争だと思う。たとえば農林大臣がこれは供出問題だ、価格問題だと、別々に分けていうが、それはでたらめな論議だ。日本の農政はそんなことで論議できる軌道に乗つているかどうかということを私はまず伺いたい。たとえて申しますと、ここにこういう例がある。これは東京朝日に出た東京都内米飯店の米を扱つた米の記事である。これによりますと、米を食わす場合には、食わした御飯と引きかえに券をもらわなくちやならない。そうして都に券を届けなくてはなら……

第10回国会 農林委員会 第51号(1951/08/10、24期、日本共産党)

○横田委員 先の答弁にちよつとありましたが、去年宮城県志田郡鹿島台村に対して、共済保険金の概算払いをされましたね。そのときの成績とか手続とか、そういうことがわかつたら、ちよつと答弁していただきたい。
【次の発言】 宮城県の志田郡鹿島村です。
【次の発言】 あります。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 大体書類で見ておりますとまとまるのですが、やはり災害地へ私が行つてみたところによりますと、村々の災害を政府の関係役人がつかんでおる点において、われわれは非常に不満なのです。それがすなわち農業生産に非常に影響している。それの一つは、大阪府に高槻市という所があります。そこに道斎という所があります……

第10回国会 農林委員会 第52号(1951/08/11、24期、日本共産党)

○横田委員 根本農林大臣は広川農政を修正しようとは言われなかつた。ところがやられている。米価の点から見ますと、全然逆行しているようにわれわれは思う。たとえて申しますと、去年は広川農政時代におきましては、米価の国際価格のさや寄せであつたが石五千五百二十九円とれた。この分で行くとことしはどうしても七千四百八十四円とらなければならない。これは根本農林大臣も言つておられた。ところが七千三十円しかとつておらない。ここにおいて四百五十円損だ。以前は国際価格へのさや寄せであつたが、最近の置かれている経済條件、日米経済協力の課せる苛酷なる農村に対する収奪より見ますときに、これは結局大きな米価の抑制になつている……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/10、24期、日本共産党)

○横田委員 通産大臣に伺います。中共貿易が禁止されましてから後に、中共地区からこのようなものを買わないかと言つて来たことがありますか、ありませんか、これを承りたい。
【次の発言】 廣川農林大臣と違いまして、通産大臣は非常に人柄のいい正直な方ですから、簡單に申しますと、アメリカの人たちが、日本は中共とは貿易をやつてはいけないとこう禁止している。そうして日本から売らないにもかかわらず、その後において中共地区から海南島の鉄鉱石を買わないか、こういうようなことを言つて来た事実があると思うのです。これがあるかないかということを承りたい。
【次の発言】 話がきまつていないということは、中共から取引の対象と……

第10回国会 予算委員会 第13号(1951/02/12、24期、日本共産党)

○横田委員 法務総裁に伺います。政府の共産党対策が非常にデリケートなので、これには判断に迷う点がたくさんあるのです。それで伺いたいことは、たしか日本に来ている外国の武官が、共産党員を保護するのは少し考えものだ、こういうような談話があつたと思うのです。それから後、共産党員に対する態度が一体どういうふうにかえられたか、このことを承りたいのです。
【次の発言】 非常に穏当な答弁をいただいたのですが、そこで一点解せないことがあるのです。共産党に対しまして、全国各府県で同一の法規が適用されているのかどうか、疑わざるを得ないようなことが起つておるのです。と申しますのは、新潟などでは演説会がやれるのです。こ……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/16、24期、日本共産党)

○横田委員 二十分はあるのですね。
【次の発言】 非常に見解の違う党が、総理の見解が私の方とどのくらい違うかということをはつきりさせるために伺います。  第一は、現在講和條約が進行しておると、こう言われますが、われわれはそう思わない。それで総理に言わせますと、日本は自由民主国家になつて、その晴れの一員に加われると言われますが、われわれは今の講和の形が、このままで行つたなら植民地になるのだ、こう考えます。しかしこのように見解が違うと言つておりましても、議会で答弁をつつぱねられるだけでありますから、最も近い、端的な問題からお伺いいたします。  まず西欧民主主義者にとりましては、立憲議会が一番大事だ……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/02/23、24期、日本共産党)

○横田委員 議論を避けて伏線のない質問をします。第七次造船には四百億の資金がいるといわれておりますが、金利が英国では二分から二分五厘、米国では三分から三分五厘、日本の第一次造船から第六次造船まで市中銀行のものは一割だつたと記憶しております。見返り資金で七分五厘で、日本の金利は非常に高い。そこで造船費が第七次造船の場合にはトン当り十万円くらいかかるだろうといわれておる。そこで私の聞きたいのは、大体米国の海員は月に三百ドルくらいもらつておる。日本の海員は一万二千円ベースで、三十数ドルだといわれておる。そうすると、この造船費が上つて来る、金利が高い、これが運賃の方へはね返つて行くか、あるいは賃金ベー……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/02/26、24期、日本共産党)

○横田委員 外国の鼻息をうかがつて政治をしなければならぬということは、実に不愉快であります。同時に外国の軍隊の力を借りて国を守るということも、朝鮮を見ればわかるように、三十八度線を何回も行つたり来たりしてもらつて悲惨である。日本の講和もちようど同じようになつております。日本は無條件降伏といつておつて、講和の進行過程においては、無條件ではなく有條件講和になつておると思うのであります。なぜかというと、ダレスさんが日本に参りましたが、ダレスさんは自分と同じ意見の人と好んで会談した、こういわれております。ダレスさんは平和問題懇談会の人と協議しなかつた。もつとも安倍さんはカクテルパーテイーには招待されて……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 農林委員会 第1号(1951/09/10、24期、日本共産党)

○横田委員 今度の農林委員会は、米価と肥料の問題で招集されたと思うのですが、来て見ますと、かんじんの安孫子長官が米価のことは一、二週間せぬとわからぬと言つておりますから、聞いてもしかたがないのですが、大体総まとめにして本筋のことを聞けば、こういうものは一、二週間たたないと事実がわからぬと言われるのですから、一、二週間後にしましよう。米の値段、これは大体昨年の米価算定法式の約束によりますと、七千四百八十四円支払つてもらえばいいんだ、それを七千三十円しか出さない。そうすると農民は一石について四百五十四円損だ。供出米は三千万石出るとすれば、農家のふところに入る金が百三十五億少なくしか入らない、これが……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 農林委員会 第7号(1951/11/10、24期、日本共産党)

○横田委員 農民が買う場合に、ふすまとか麦ぬかが一体どのくらいの値段で入つているように思つておられますか。
【次の発言】 二十六年の十月一日付の畜産局長の署名のある「ふすま、麦ぬかの価格等について」、これによりますと、大体ふすまが三十キロで六百円以下が末端の消費者の購入価格、こういう予想ですね。これがおそらく新聞にいうところの勧告価格であろうと思う。実際の取引価格は御答弁によりますと八百円から九百円と言つている。そうすると三俵と壱俵の違いになる。これだけ違つたら商売人は売らないと思う。こういう場合には勧告価格を維持するためにどういうような措置をとられるか、それを伺います。

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○横田委員 この法案審議の質疑応答を聞いておりますと、養蚕振興ということが非常に問題になつているにもかかわらず、つまり養蚕は蚕を飼う人、あるいはできた繭を大事にしなくてはならないのに、糸になつてしまつたものを非常に気にしている。この点が私たちは非常に不満なんです。  そこで伺いたいのですが、まず基礎知識のために、日本には養蚕適地と言われるものが一体どのくらいあるのか、そうして実際やつているところの面積はどのくらいか、このことを承りたい。
【次の発言】 何をとぼけたことを言うておるのですか。二十六年の五月四日を御存じですね。このときには、たしか蚕糸業振興緊急対策というものを政府は発表しておられる……

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/16、24期、日本共産党)

○横田委員 糸価安定特別会計法案の第四条に、「この会計においては、生糸の売渡代金、一般会計からの繰入金及び附属雑収入をもつてその歳入とし、生糸の買入、貯蔵及び加工に関する経費、事務取扱費その他の諸費をもつてその歳出とする。」と書いてありますが、これは買入れ期間中に加工するという意味ですか。  それからここに書いてありますところの大体の経費、事務取扱費その他の諸費はどのくらいに見ておられるか、その点を伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、生糸を買うて、政府が持つておる期間は一体どのくらいの期間を見込んでおられますか。これは今までの実績から見て御答弁を願いたい。

第12回国会 農林委員会 第14号(1951/11/28、24期、日本共産党)

○横田委員 委員会としては、肥料を海外に持つて行つてはいけない、こういうように要求をしますと、政府としてもさようでございますと言つております。そう言つておりながら、肥料は実際海外に出ておる。しかもそれが私たちの一番きらいなアメリカの要請で肥料が外国に出てゆく、こういうようになつて来ると、日本の農林委員会や日本の農林省が、肥料の番をしていて番ができないと言う結果になる、こうなると一体どこでどういう処置をとつたら肥料が日本農民に確保出来るかということが問題になる。占領下であつたらこれで泣寝入だつたが、もう批准が終つている。アメリカでも講和條約の発効が問題になつているにもかかわらず、こういうような現……

第12回国会 予算委員会 第14号(1951/11/06、24期、日本共産党)

○横田委員 自由と米をおもちやにする自由党の大臣諸君に、農業問題を伺います。大体今まで米に加えておつたところの腐敗官僚の強圧を排して、そうして米を自由にするんだ、こう思つておりました。ところが話を聞いてみるとそうではないらしい。非常に含みがあるようであつて、統制の時代にやみ米があつたように、今度の場合においては、米が安くなつたら買い入れよう、そうしてその米が高くなつたら政府が売り出そう、大体こういうような趣旨らしい。そうすると、これは民営米屋ができて、これに対して自由党がやきもちをやいて、自由党吉田ワンマン米穀店を開く結果になつてしまう。私が今考えた自由というものとは非常に違うのでありまして、……

第12回国会 予算委員会 第15号(1951/11/07、24期、日本共産党)

○横田委員 われわれの期待は裏切られた。多数講和の審議のために召集された国会に提出された自由党の政策の内容は、何もなかつた。従つて申訳がないので、ここでやじつて騒ぐだけが国民への申訳であつた。現に今日の予算審議の例から見たところが、それを明らかに立証しておるのであります。野党が最後に申し入れましたところの、総理にもう一回来てもらつて総括的な質問をしたい、二番目は、定員法に関し、内閣委員会と合同の審査をしたい、第三に、給与法が上程れさておるのでありますが、給与法の問題を解決をつけたい、米の問題、供出の問題については答弁があいまいである、これをもつとはつきりすべきであるということを要求したのであり……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/07/02、24期、日本共産党)

○横田委員 わずかしか時間がないので聞き流しになつてしまうようなおそれがあるのを残念に思いますが、各人が日本の自主権の喪失の真相について熱心に質問しておられる。ところがそれに対して答えるところの政府委員があまりに日本人的な気魂を失つている。それを私は非常に残念に思いますので、非常に不満ですから質問いたします。大体質問は三点あります三点のうちの最後の三番目のは、大体記録の上においては警察関係の人は来ているようになつているのですが、今は帰つておられないようですから、これは文書で後ほどに答弁してもらいます。  第一問は自由党の佐々木委員が質問されました中国関係のことであります。大体これは中華民国の実……

第13回国会 経済安定委員会 第3号(1952/02/06、24期、日本共産党)

○横田委員 外国人の財産取得に関する政令の第三条の一号の、事業の利益に対する権利、この項目はどういうわけで削られたのですか。
【次の発言】 それじや要約しますと、外資委員会で外国人が日本の会社の株を持つておる場合に、株に対する配当権を制限できるのですか、できないのですか。
【次の発言】 それがうまく行つている経済状態だつたらいいのですが、非常に条件がついてうるさいところの金が日本にはたくさん入つて来ておりますね、いわゆるアメリカ資本、この金が入つて参ります場合には、かりに日本の会社で赤字になつておる場合においても、外資委員会なりからいろんな制限を受けない限りにおいては、外国人はあぶない海外投資……

第13回国会 経済安定委員会 第4号(1952/02/07、24期、日本共産党)

○横田委員 午前中に昭和二十七年度予算の概要の、非常に薄情な説明を承りましたが、わかりにくいのと、内容についてはあきれているのです。そこでまず第一に承りたいのは、今まで経済安定本部が中心になつて、日本の経済ついていろいろの計画を立てられた。その計画の中で、私たちの考えによりますと、うまく行つておらない。ところが自由党の政権のもとにおいては、これはうまく行つておるとほら吹く大臣が多い。そこで伺いたいのですが、経済安定本部としては、やはりうまく行つておるという答弁をしなくちやならないのだろうと思うのですが、どういう点がうまく行つておつて、どういう点がうまく行つておらないのか。それともうまく行つてお……

第13回国会 経済安定委員会 第5号(1952/02/13、24期、日本共産党)

○横田委員 資料のことで簡單に質問します。私は経済安定委員会に以前にもおりましたが、最近におきまして特に感じますことは、資料の出し方が特にけちだということ、それから出し方が非常に遅いということ、出された資料が、われわれが知るには非常に不向きに整理されている。こういう点について、今後必要な資料だけは十分もらえるかどうかということです。もらえる場合には、相当な日にちを置いてもらえるのかもらえないのか、このことを一応承つて質問に移りたい。
【次の発言】 では個々の資料でこちらから要求すれば要求に応じたい、こう言つているのですね。私は要求に応じた例としてここに持つているのですが、これはたしか昭和二十六……

第13回国会 経済安定委員会 第9号(1952/02/28、24期、日本共産党)

○横田委員 講和条約に反対した党ですから、講和条約から生れたこのポツダム政令によるところの法律の改廃には当然反対であります。なぜかと申しますと、負けた日本が勝つた国々を色わけして、そうして講和条約を結ぶというようなことは世界の歴史にないことです。しかも日本が任意な判断において、自力をもつて戰勝国を識別したならばこれはまた別ですが勝つたうちの、非常に今後の世界から多くのもの一を盗みとろうとするアメリカの判断によつて強要され、日本が戰勝国を二つにわけて講和条約を結んだ、その結果からの跡始末であるところの経済的なこの法令には、大体ものすごい反対をしなければならないのであります。(笑声)  理由として……

第13回国会 経済安定委員会 第10号(1952/03/18、24期、日本共産党)

○横田委員 本法案の審議の日程を承りたいと思います。
【次の発言】 委員長に伺いたいのですが、委員長は定足数について一体どういうようなお考えを持つておられますか。
【次の発言】 それはなじまなくともよい過去の慣例によくなじまれた委員長は、紳士であることはよくわかりました。そのわかつた結果として出来ました紳士が判断しました委員会は、日本の現下の国民から見たときに、非常に物笑いの種になつているということについて、ただの一回でも新聞なり雑誌なりを読んで、悩まれたり考えられたりしたことがありますか、ありませんか、ということを伺いたい。
【次の発言】 議員は大体議会へ来るのを欲しておるのですよ。さればこ……

第13回国会 経済安定委員会 第11号(1952/03/19、24期、日本共産党)

○横田委員 この法案並びに物調法関係のもので、外国自動車があつたでしよう。この外国自動車は、これによりますと、四月の初めで終るものを六月末まで延ばしておるのであるから、やはり関係があると思うのです。そうすると、これは共産党が言うのではない、朝日新聞の三角点を見ましたところが、外国自動車を持つているという名義を日本人に貸すだけで、月十数万円の利得になるのです。こういうようなものに対しては、一体どういうような処置を今後とつて行かれるつもりかということと、同時に、こういうことはいいことだと思つておられるか、悪いことだと思つておられるか。これをまず第一に聞いておきたい。

第13回国会 経済安定委員会 第12号(1952/03/20、24期、日本共産党)

○横田委員 アメリカの軍拡を承認し、その世界秩序を正しいというような見解に立ち、そしてサンフランシスコ講和條約、あるいは日米安全保障條約を承認する立場に立つたならば、もちろんこの経済の行き方は正しいと思う。従いまして発言権もなければ質問権もなくなつて来ると思う。しかし御存じのように、わが党は占領下とその後の政治に反対なのです。そこで疑問が出て来る。これを起点にいたしまして、この統制から生れますところの今後の政治的、経済的な動向並びにこれを必要とした諸條件を明らかにして、この法案に対するわれわれの態度をはつきりしたい、このように考えます。  第一に、これはアメリカの軍拡のためにこういうような資源……

第13回国会 経済安定委員会 第13号(1952/03/25、24期、日本共産党)

○横田委員 本日は自由党の議員がたくさんこられました。議員が議会の中におられたことは、まず何よりおめでとうございます。大体この法案の審議は比較的うまく行つた。第一自由党の質問がなかつた。これにもし自由党の賛成討論がなかつたら、もつとうまく行つたのだろうと思うのでありますが、第一稀少物資の不足を前提にしての経済措置には反対なんです。これは大体うそなんです。なぜと申しまして、これはアメリカの野望が、丸い地球を二つにわけて見ている。そうして自分の意のままにならないものを勘定外にいたしまして、日本をアメリカ経済圏に無理につながらせようと、日本に強要した結果がこの措置になつたのだと思います。自由党の方に……

第13回国会 経済安定委員会 第14号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○横田委員 議題が議題ですからみんな賛成だろうと思いますが、社会党、改進党にも十分連絡がついておつたら、私の党も賛成です。

第13回国会 経済安定委員会 第16号(1952/04/16、24期、日本共産党)

○横田委員 その前に議事進行について……。
【次の発言】 審議日程表というものをもらいましたが、これに不服なんです。これで見ますと、第一日数が少いということです。少いということはあとで聞きます。国土総合開発法というものは、五月一日までにどうして上げねばいけないのですか。もし上げねばいけないということを公に言つたのではないというような、自由党のいつもの卑怯な逃げ口上を言うならばなお聞いたんですが、そういうようなことに根拠があるかないかということを承りたい。
【次の発言】 それじやもう一ぺん確かめておきますが、審議をやつてみようかということでやりかけたのですね。これで押し切るつもりはないのですね。

第13回国会 通商産業委員会 第42号(1952/05/28、24期、日本共産党)

○横田委員 これは高橋さんに聞きたかつたのですが、きよう次官に聞いて、おそらくうまく行かないだろうと思いますから、また大臣に聞くことにいたします。  私が第一に聞きたいのは、四月の二十八日から以後は、日本はアメリカとは以前と違う関係にあるのです。この点を私は聞きたい。もし以前と違うような関係にあるのだつたら、それでは一体言葉ではどういうふうに現わし、やる仕事においてどうかわつて来るかということを第一点に聞きたい。
【次の発言】 質問の具体的な一つ一つのこまかい内容をという答弁だろうと思うのですが、その内容が言えないほど、四月二十八日の以前と以後とはかわりがないように思うのです。マーフイーという……

第13回国会 通商産業委員会 第44号(1952/05/30、24期、日本共産党)

○横田委員 委員長にまず第一にお願いしておきます。輸出取引法案の審議に際しましては、御承知のように今中共貿易が非常にやかましく言われておる。そのときに通産省と外務省とが、非常に意見が違うように報ぜられておる。おそらく通産省の人たちはそんなことはないと言うでしようが、そういうふうに言われておることは事実なんです。ラジオでも放送しているのです。私は官僚というものは大きらいなのですけれども、通産省と外務省との見解の相違に関する限りにおきましては、通産省を支持しなくてはならないほどのゆがみが見えて来ていると思うのです。だから高橋さんも有力な閣僚でございましようが、高橋さんをいじめる閣僚であるところの岡……

第13回国会 通商産業委員会 第46号(1952/06/03、24期、日本共産党)

○横田委員 本案に反対します。輸出入貿易というようなものは、値よく安く買えるところから買い、割よく売れるところに売らなければならないにもかかわらず、日本においてはそれをやつておらない。しかも日本の国の必要からやつておらないのではないのでありまして、アメリカの必要から強要されて日本がやつておらない。そうしてこのやつておらないことに対してさえ、政府自体は責任を持つて、日本の政府においてやつておらないのであるというようなあいまいなことを言つておる。なぜこういうような認識不足な小刀細工にひとしいような法案が出され、あるいはそれに対する低調な審議が行われなければならないかということについて、われわれはう……

第13回国会 通商産業委員会 第47号(1952/06/04、24期、日本共産党)

○横田委員 第一に、二十七年五月通産省より配られました「航空機生産行政の所管について」という資料に盛られておりますものの意味のわからないところから承ります。これらの一の(五)に、「今後の日本における航空機の需要は、戦前と異り量的にみても内需よりは、寧ろ海外需要に多く期待され、又民間用機よりは、航空法の適用を受けない特殊用機が多いことも予想されるとともに、質的にもこれらの航空機は安全性と同時に高性能が要求されるものである。」と書いてあります。ここに性能の問題は第二といたしまして、きようの日本経済新聞の報ずるところによりますと、各業界の要望として、「国内の航空機需要は目下全然見通しがつかないので、……

第13回国会 通商産業委員会 第51号(1952/06/11、24期、日本共産党)

○横田委員 特定中小企業の安定に関する臨時措置法案、これはおそらく前のときに質問があつただろうと思いますが、私ははつきり聞いておりませんので、なおはつきりしたいために聞くのですが、特定中小企業というその特定というのはどういう意味なんですか。
【次の発言】 提案者に伺いますが、この中小企業の持つ弱み、これの悩みですね、あるいはこれに対する救済の対象というものは一体どんなものだと思つておりますか。この三点について御答弁を願います。
【次の発言】 一般説明みたいな答弁ですが、何といいますか、言葉の遊戯はやめにしまして、現実のこの世のにおいのするものから聞いて行きますが、たしか日にちは二十七年の六月十……

第13回国会 通商産業委員会 第55号(1952/06/17、24期、日本共産党)

○横田委員 自転車競技法の一部改正が上程されておりますが、共産党は大体競馬、競輪、丁半、ハンパン、ポリス、ういうやつはみな反対なんです。従いましてこれがもじ全部廃止であつたならば賛成するのですが、そうでない限りは反対的な立場に立つて質問するのですから、その点をよく考えて答弁していただきたい。  第一は共産党がこういうような競輪、競馬に対して反対であり、世の識者にこういうような反対論が多いにもかかわらずしかも競輪、競馬はやまない。しかも競輪に対しましてはやつている主体が地方自治体である。しかも自治体には競輪を食いものにしているところのボス政治家がたくさんおる。しかも自治体の人たちが地方自治体に金……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、日本共産党)

○横田委員 総理大臣に伺います。自由党の吉田総理といえども、もし条件さえ許すなれば、外国軍隊であるところのアメリカ軍が日本から一日も早く帰ることをお望みですか。お望みでないですか。この点を第一に伺いたいのです。
【次の発言】 岡崎さんの答弁を聞いているのじやないのです。塚田さん、あなたは委員長だからもつとしつかりしなさい。私はきようは原稿二つこしらえてあるのです。一つは総理が答えた場合、一つは答えなかつた場合はかつてに演説しますよ。程度があるじやないか。ほかの党だつたら総理がまず立つて、たとい小さいことでも所管大臣に答えさせますといつて後他の大臣が答えるのです。きようの毎日新聞を見ると、共産党……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/02/09、24期、日本共産党)

○横田委員 ただいま聞いておりますと、アメリカ人好みの人間ばかりとあつて 行政ぼけしたところの岡崎国務大臣が、妙なことを言いましたが、ここに一つの例がある。二月七日に、参議院の予算委員会で何が起つたか知つているか。二月七日に参議院の予算委員の連中は、日本製鋼赤羽工場へ視察に行くようになつておつた。そのときに工場長がこの委員を工場に入れなかつたという事実がある。参議院の予算委員会で行くことになつておつたが入れない、参議院の予算委員会全員が共産党員だつたのか、そうじやないだろう。その点におけるところの見解と、この赤羽工場のごとき、日本人に内容を見せないような工場で何をこしらえているか。それからこう……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/02/15、24期、日本共産党)

○横田委員 木村法務総裁にはつきりと言つておきますが、あなたたちが心配しているのは共産党なんです。だからはつきりした立場からお答え願いたい。しかもここは国会なんですから、あなたたちが治安維持として非常にたくさんの金を使つて、そうして国会で非常に問題を起しておる。問題になつておるところの対象はわが党なんです。わかつておりますね。わが党であつて、わが党の内容をあなたが知らないために、自由党代議士会の中へ吉河さんを連れて行つて説明をしたが、月給取りの説明では間に合わなかつたので、木村さんの共産党観は自由党の議員にまで笑われた。ここは国民環視の的の国会なんですから、治安というもの、あるいはあなたが今言……

第13回国会 予算委員会 第19号(1952/02/19、24期、日本共産党)

○横田委員 老人が刃物を持つた場合のことを私は聞いておりません、しかし日本のことわざに、昔から子供と気違いが刃物を持つた場合は非常に危險であるということがいわれております。昭和二十年日本の動員兵力は八百万といわれております。
【次の発言】 八百万の動員された軍隊は飛行機、零戦を持つておりました。軍艦武蔵、大和を持つておりました、この天皇制軍隊に対しては総理は一応信頼ざれない立場をとられた。ところが今度できますところの警察予備隊はわずかに十一万、ふやしてやつと三十一万であります。政治と経済の不安から社会に必ず騒擾が起るであろう、これを政治、経済の欠陷と見ずに、このわずかに許された外国製の武器を持……

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/05/19、24期、日本共産党)

○横田委員 高橋御老体大臣には非常にお気の毒ですが、通産の実権を握つておられるので、一応尋ねなければならないので、尋ねるのです。大体これは川島さんに対する御答弁にもありましたように、こういうことをおつしやいました。私が聞きたいのは、占領下においては非常にいまいましい通産行政をやらされた。なぜかと申しますと、日本に外交がなかつた。従いまして日本人は外を見られなかつた。だから外を知らないのをいいことにいたしまして、日本をアメリカ人がかつてに判断をした。その判断の結果、日本は土地が狭くて、人間が多くて、食うものが足りないのだから、アメリカの余つたものを持つて行つて、安く働かせて、かつてに使つてやれ、……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/05/22、24期、日本共産党)

○横田委員 外務大臣に質問する前に、まず予算委員会運営の実権を握つている自由党にお尋ねしておきます。聞くところによりますと、外務大臣は本日参議院本会議があるので十二時半に帰るそうですね。そういたしますと、これから質問しても時間がないのです。これではむちやくちやなんです。まだ議会では破防法が通つておらないのに予算委員会の今度のやり方では、破防法より以上の反共対策の実施をやつているようです。これではわれわれが時間的に計算いたしましても、総理に対する質問さえも十分あつたのです。総理のあとをもらつた外務大臣に対する質問が十分ない、六分ほどしかない。私は今度の予算委員会ては共産党から一人質問しまして、二……


横田甚太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院24期)

横田甚太郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1951/02/20、24期、日本共産党)

○横田委員 次官は非常に横着なことを言われましたので、その点を一ぺん確かめます。中共に対して、今日わずかにもうかるからといつて物を出すことは、後日において恐ろしい結果になる、極端に言えばこういう言葉に聞いたのですが、それは意味が違いますか。またそういう意味であつたか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 それでは後日においてどういうようなおそれがあるのか、伺います。
【次の発言】 そういうことは暴言ですよ。なぜと申しまして、現在中共貿易がもうかるのか、もうからぬのかが中心でありまして、国内的に見たならば、日本を再建する、経済的に自立するためには、もうかるところと貿易をしたらいいじやないか。そ……

第10回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1951/02/21、24期、日本共産党)

○横田委員 今の川端委員との質疑応答の中に、強権発動の問題があつたのであります。あれを聞きたかつたのであります。強権発動は、今までのように巡査がサーベルをがちやがちやいわせる――今はサーベルをつつておらない、ピストルですが、それをおやめにして靜かに強権発動をやる、こういうふうにかわつて来た、私はそういうふうに聞いたのです。そこで強権を発動しなければならぬような條件がなぜできるか、政府はこれをどういうように考えておられるか、これを聞きたい。
【次の発言】 私の聞いているのは経済的な條件なんです、私も供出の事務には携つておりましたのでよくこの点はわかるのです。あなたが言われましたように、故意に供出……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 外務委員会農林委員会連合審査会 第2号(1951/11/14、24期、日本共産党)

○横田委員 政府からどのような人が来ておられるのか知りませんが、とにかく日本の米と金をまいておられる自由党の大臣、それに利をつけるところの役人、あるいはこれに命令をされておるところの役人が、やがてお困りになるだろうと心配して聞くのですが、国連食糧農業機関の憲章を見ますと、基本食糧の国際割当の項目があります。これによりますと、大体食糧が足りないときには国際割当をやるというようなことが書いてありますね。それで聞きたいのです。もしこの機関に入つておりますと、日本の食糧が足りない場合でも、日本の肥料を出せというようなことが言われるのじやなかろうかということが、大体吉川委員とか石井委員から尋ねられました……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第2号(1952/05/22、24期、日本共産党)

○横田委員 航空法案と航空機製造法案と連合審査で、通産と運輸、これについて相当の質問があるのです。私は通産委員会に所属しておりますから、航空機製造法案の方は通産委員会でやるように了解を得ておつた。しかし航空法案については大体十七問あるのです。それは非常に時間的にできないような条件に追い込まれている。従いまして、これは後ほどにもう一回連合審査を開いてもらえるかもらえないかということをまず委員長に伺いたい。と同時に、航空機製造法案の審議に際しまして、まず八項目の資料がほしい、それを要求しておきます。これも返事をいただきたい。それの一つは、昭和、川崎あるいは中島、川西、三菱、愛知等、いわゆる航空機五……

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1952/05/27、24期、日本共産党)

○横田委員 一番先に伺いますのは、航空法案第四條によりますと、「左の各号の一に該当する者が所有する航空機は、これを登録することができない。」、こう書いてありますね。これで、現在並びに今後の日本に登録できないような飛行機は一体どのくらいになる見込みなのですか、この点をちよつと承りたい。
【次の発言】 それは航空機全体のことでしよう。航空機の場合に、日本の空を飛びながら登録できるやつと、できないやつがありますね。その場合に、日本の空を飛んでおつても登録できない性質のものがありますね。そういうものは一体どんなものをさしておるかを聞いておるのです。

第13回国会 通商産業委員会建設委員会経済安定委員会連合審査会 第5号(1952/04/02、24期、日本共産党)

○横田委員 だれに質問するんですか、おらぬぢやないですか一人でやるんですか――政府側の答弁を聞いておりましたが、雑誌を読んでもようわかるようなことばかり答えている。簡單に言いますと、私たちが知りたいのは電源開発を計画した政治的意図、それからその間にやられるスキヤンダル、これをわれわれはあばきたいのです。だからいわゆる政府の大官の御出席を要求しているのです。特に金はおれが引受けたというような大きなほらを吹いた大蔵大臣に来てほしいんですね。そうでないと、気のきいたことを聞けぬです。
【次の発言】 それでは一、二点質問をしますが、自由党としてはこの法案を一体どう思つておられるのですか。

第13回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○横田委員 通産大臣と安本長官にかかるかもしれませんが、まず第一に伺いたいのは、昨年の秋通産省の――これはたしか黄田通商監だつたと思いますが、日米経済協力には工作機械が有望であるという帰国談を発表されたが、ほんとうに有望であるか、有望であるなればその理由。有望であると見られてから半年になるのですが、その有望さが日本の産業界に一向形を現わしておらない。こういう点は一体どこにあるのでしようかということをお尋ねしたいのです。
【次の発言】 通産大臣はクラ―クまで飛んで親切に答弁をしてくれたがクラークさんのことはあとで伺います。私の聞いているのは、どういうわけで工作機械が日米経済協力の分野において有望……

第13回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1952/02/22、24期、日本共産党)

○横田委員 これは大体一般質問のときの延長なんですが、農産物を重量でとられることの目的は一体何ですか、これを承りたい。
【次の発言】 そんなにいいものであれば、日本の農民が全部重量一本にたよるような施策をどうして講ぜられないか。農村の人は依然として、俵の中に入れるときにはますではかつて、容量を使つておる。そのために非常に矛盾したものが出て来る、こういうように聞いておるんですが、どうですか。
【次の発言】 矛盾があり過ぎるから、困るんです。その矛盾の一つは、いつも言いますように、一等米の場合は四貫百匁、二等米の場合は四貫五十匁、三等米の場合は四貫目、それから四等米の場合は三貫八百八十匁。そうしま……

第13回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1952/02/22、24期、日本共産党)

○横田委員 予備隊ができたということについては、戰争に反対し続けて来ました共産党といたしまして遺憾に思うのです。なぜかと申しますと、日本の目標並びに世界の目標というものは、予備隊のようなものを必要としないような政治的條件をつくる方向に向つて行かなくちやならぬことだと私は思うのです。それから、そうではなくて、逆な主張としてどこの国が膨張する場合においても軍備が必要だ、軍隊のない、備えのないような国はない、こういう意見もあるわけです。この二つの意見、いわゆる軍備を持たないという意見と、どうしても軍隊を持たねばならぬという意見、この後者の意見の場合から、さらにもし一歩を讓つて論議するとして、どうして……



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