若林義孝 衆議院議員
24期国会発言一覧

若林義孝[衆]在籍期 : |24期|
若林義孝[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは若林義孝衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

若林義孝[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第8号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○若林義孝君 自由討議のこの貴重なる場面を與えられまして、いささか私の所見を述べて御批判を仰ぎたいと存ずるのであります。特に、目下わが國の重要なる部面を占めておるにもかかわらず軽々しき問題のごとく取扱われております文教に関して申してみたいと思うのであります。  口を開けば必ず、進駐軍の好意によりわが新日本の建設が着々と進行してということが、だれのあいさつにも唱えられる用語になつているのであります。あたかも戰時中、あのきまりきつた文句があいさつの中に加えられたと同じような意味合いにおいて、この進駐車の好意により云々という言葉で日本の再建の進行状態を説明せられているのでありますが、はたして眞に日本……

第5回国会 衆議院本会議 第32号(1949/05/18、24期、民主自由党)

○若林義孝君 ただいま上程されております國立学校設置法案に関し、民主自由党を代表いたしまして二、三の希望を申入れ、本案に賛成の意を表明せんとするものであります。(拍手)  六・三・三・四制の学制改革は、新日本建設途上の重要なる事項でありまして、戰争放棄を宣言し、文化平和國家を目ざすわが國としては、世界に対してわが國の性格を立証する根本的学制改革であつたのであります。六・三制は、平和樹立の目的と輝かしい希望とによつて出発したのでありますが、今日諸般の事情により、國民の文教に対する熱意に完全に沿うだけの施設を欠くところのあることは、はなはだ遺憾とするところでありますが、今日國立学校、特に新制大学を……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第43号(1950/04/27、24期、自由党)

○若林義孝君 ただいま議題に相なりました教育職員免許法の一部を改正する法立案及び育職員免許法施行法の一部を改正する法立案につきまして、その概要並びに文部委員会における審議の経過及び結果につきまして御報告申し上げます。  この両立案の趣旨を一活して簡單に申し上げますると、昨年九月の施行後におきまして、免許状の授與及び適用等について不均衡な部分のあること及び有効期間の不明朗な点のあることがはつきりいたしましたので、これを是正する必要が生じたのであります。  次にその内容のおもなる点について申し上げますると、その第一点は、教育職員免許法第一條及び第二條の規定は、旧令による教員免許状所有者または旧制学……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第12号(1950/07/31、24期、自由党)

○若林義孝君 ただいま上程になつております教育委員会の委員の定例選挙に対して特例を設けますこの法案に対しまして、自由党を代表いたしまして賛成の意を表するものであります。(拍手)  ただいま社会党の坂本議員より、るる述べられたのでありますが、その反対の理由は、單に反対のための反対でありまして、なおまたわれわれの美しい明朗なる心理から考えましてこれに対してわれわれの想像だも及ばないことを反対の理由にあげておるのであります。一にこの反対の理由とせられておりますところを、またわれわれの見方からかく見るということを申し上げて御賛同を得たいと思うのであります。  坂本議員は、この選挙期日一箇月余を延期する……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第8号(1950/12/04、24期、自由党)

○若林義孝君 さきに第八国会の劈頭、海外同胞の引揚げに関する諸問題を調査し、これを解決するため、海外同胞引揚に関する特別委員会が本院において設置せられ、次いで国会閉会後も引続き継続審査をいたしたのでありまするが、これよりその審議の経過について御報告いたしたいと存じます。  顧みますれば、海外残留同胞の引揚げを国際連合に提訴せんとする決議が本議場において採択せられましたのは、去る五月二日、第七国会の末期であつたのであります。爾来本問題は、総司令部の好意により、いよいよ国際連合の問題となり、近く議題として諸国間の議に上る予定であると聞いておるのでありまして、その会議に傍聽者として特に招かれた同僚中……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第11号(1951/02/10、24期、自由党)

○若林義孝君 ただいま議題となりました未帰還同胞の引揚促進並びに実体調査に関し国際連合に謝意を表明することに関する決議案につきまして、提案の趣旨を弁明いたします。  まず案文を朗読いたします。   未帰還同胞の引揚促進並びに実体調査に関し国際連合に謝意を表明することに関する決議案   同胞引揚に関する諸問題解決について終戰以来五年有余にわたる連合国の終始変らない好意は、日本国民として衷心より感謝に堪えないところである。   さきに第七回国会において、「未帰還同胞の引揚促進並びに実体調査等を国際連合を通じて行うことを懇請する決議」が議決されるや、連合国軍総司令部は、直ちにその趣を国際連合に伝達せ……

第10回国会 衆議院本会議 第24号(1951/03/26、24期、自由党)

○若林義孝君 ただいま上程に相なりました宗教法人法案につきまして、その立案の趣旨及びその目的と内容の概略を申し上げますとともに、これが支部委員会における審議の経過並びに結果につきまして御報告を申し上げます。  国民の心のかてである、これらの宗教の混乱を防ぎ、それぞれ自由活発なる活動と発達とをなし得るよう保護助成を加えまして、国民の魂のよりどころを確実なものとし、かつ正しく深いものといたしまして、国民文化の発達に資する必要があるのであります。さらに敗戦によつて人生観に混迷を来しまして、帰趨の定まらない上に、国際情勢の不安な状態もまた強い影響を與えておりまするので、今日急速に宗教上の適切なる施策を……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第18号(1951/11/22、24期、自由党)

○若林義孝君 ただいま議題となりました、若林義孝外九名の提出にかかる博物館法案について文部委員会における審査の経過並びに結果の概要を御報告申し上げます。  本案は社会教育法第九條の規定に基いて立法されたもので、いわば、図書館の姉妹編とも称すべきものであります。博物館は図書館、公民館とともに社会教育の場としてきわめて重要なる施設でございますが、図書館、公民館についてはそれぞれ法的根拠がございまして、現在活発な教育活動を展開しているのに引きかえ、博物館については従来法的な裏づけがなく、まつたく野放しの状態に放置されているのでありまして、このため博物館の普及発達の度が著しく立ち遅れているのが現状でご……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第14号(1952/02/23、24期、自由党)

○若林義孝君 発議者を代表いたしまして、ただいま議題となりました東洋精神文化振興に関する決議案の提案理由を御説明申し上げます。  まず案文を朗読いたします。   東洋精神文化振興に関する決議案 戦後東洋の古典に対する学生生徒の関心と理解力が著しく低下して、伝統ある東洋の精神文化に対してほとんど盲目的となつている現状である。その結果、学生生徒の教養が偏向して、人間形成の上に一大欠陥をあらわすとともに、東西両文化を融合して新文化をうちたてるべきわが民族の使命達成の上に重大な支障を来しつつある。   かくの如き実情にかんがみ、政府は、速やかに東洋精神文化振興のため、適切な教育行政上の措置を……

若林義孝[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

若林義孝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 運輸委員会 第5号(1949/04/14、24期、民主自由党)

○若林義孝君 相生、西大寺間鉄道敷設促進の請願は、西大寺町長家野猛之外十九名から出されておるのでありまして、兵庫縣並びに岡山縣の各関係町村長たちの連署であります。この鉄道に関しましては、重要性がかねてから認められておりまして、着々その工事が進捗いたしており、難所と思われます個所の工事は、大体において八十パーセントくらいの完了を見ておるのでありまして、いま一息という状態でありますが、昨年この工事が中止となり、膠着状態になつておりまして、地方開発の上に非常に支障を来すと同時に、沿線のこれを渇望しておりました町村関係者は、精神的に非常に打撃を受けるというような状態になつております。この線は、ただ単な……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第7号(1949/07/29、24期、民主自由党)

○若林委員  ただいま委員長よりデラ台風に関する災害状況の調査のためわれわれ六名を派遣せられましたことの御趣旨についてお話があつたのでありますが、われわれ六名が御指名によりその調査に参りました状況並びにその結果、またわれわれの感じました事柄を御報告申したいと思うのであります。  調査の日程は七月八日より十二日間でありまして、七月八日朝東京を立ち、九日に熊本着、十一日の二時ごろまで約一日間、時間で申しますと前日を寄せて一日の行程をもつて熊本縣下を視察いたしました。その十日の夜鹿児島に到着をいたし、十一、十二日に鹿兒島縣下を視察いたしました。十三日に鹿児島を立ちまして宮崎に入り、約二日間の行程をも……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第8号(1949/08/09、24期、民主自由党)

○若林委員 建設大臣に対しての質疑もあると思いますが、山口國務大臣がお見えになりましたから、一應山口國務大臣の視察せられた御報告を承つてそれから質疑をしたいと思いますが、よろしゆうございますか。
【次の発言】 政府当局の臨席のもと、この炎暑にもかかわりませず、委員各位の熱誠なる質疑應答がくり返されまして、過般デラ台風視察のために派遣を命ぜられましたわれわれ視察委員といたしまして、まことに視察の報告その他は不十分であつたと自分みずからを悔い責めるの感があつたのでありますが、委員各位の熱意ある質疑應答の結果、その災害対策に対する結論的のものが政府当局にも完全に映じたように思うのであります。團長とい……

第5回国会 文部委員会 第9号(1949/04/20、24期、民主自由党)

○若林委員 かわりまして、私から御説明をいたします。  先ほど圓谷委員から御説明になりました新制中学の教育費に関するものと大同小異になると思います。ただ具体的に、補足的なことになると思うのでありますが、この請願は、近畿、東海北陸の十一縣の各中学校の代表の校長たちが寄りましてお願いをするわけでありまして、六・三制の趣旨を達成し、新しい中学校の教育を充実振興するために、左の三点について特に御配慮を願いたいということなのであります。  第一は、義務教育であるところの中学校教員の定員数は、一学級二名と定められたい。この際各学級の生徒数は四十名とするということであります。その理由は、廣汎な中学校の教科の……

第5回国会 文部委員会 第14号(1949/05/09、24期、民主自由党)

○若林委員 きわめて重大でありますので、日程に先だつて緊急質問をお許し願いたいと思うのであります。  目下地方財政委員会において地方税法(昭和二十三年法律第百十号)の改正法律案を御審議になつておるのでありますが、この改正案の、第七十五條の第一項の第二種の場所とは、左に掲げるものとするという中に、現在の税法に入つていないものが追加されているのであります。すなわち博物館、美術館及び展覧会場、植物園、動物園及び水族館という項目が加わつたのでありますが、文化國家を目ざそうとする日本の現状に照しましで、事きわめて逆行の形になつておると思うのであります。幸いにしてこの中には、同じような目的、同じような性質……

第5回国会 文部委員会 第15号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○若林委員 過般、学生のアルバイトについて関係があります法案が、労働委員会において審議せられ、過般の本会議に上程され通過を見たのでありますが、これは学生のこの方面に関するきわめて重大な案件であつたのでありまして、その当時一應質疑をいたしてみたいと思つておつたのでありますが、その機会を得ませんでしたので、ただいまの機会を得まして、当時の御意向を伺つてみたいと思うのであります。  現下の経済的変動期に際しましては、一般國民大衆はもちろんのこと、青年学徒といえども、その過程を通じで陰に陽にその影響を受けまして、ただ單に氣の毒という言葉だけでは済まされないところの社会問題をかもしておるのでありまして、……

第5回国会 文部委員会 第18号(1949/05/14、24期、民主自由党)

○若林委員 文部省設置法案に対します文部委員会としての修正希望意見を朗読をいたします。  一、第二條第一項第四号中「高等学   校における教育」の下に「(職業教   育を含む。)」を加える。  理由といたしましては、一、学校教育法でも職業教育については重要な教育目的の一つとしてあげられておるからである。二、経済九原則の要望するものと教育の目的とを一致させる意味においても(司令部関係に対しましても)職業教育を重んずることに重点を置かれておるからであります。三、教育使節團の勧告の中にも職業教育を強調しておるからであります。  二、同條同項第六号中「生活向上の   ため」の下に「職業教育及び」を  ……

第5回国会 文部委員会 第20号(1949/05/17、24期、民主自由党)

○若林委員 私は先ほど討論の際における小林委員の発言に関して申し上げたいと思うのであります。國立学校設置法に関しましては、われわれ本委員会は、その性質のきわめて重大なるにかんがみまして愼重審議をいたしたと思うのでありまして、他の法案に比べて、この審議ぶりは、私は神聖なるこの教育新学制の発足に対する最大の敬意を拂いつつ、われわれはいたして來たのであります。しかも文部当局といたしましても、この点に関しましては、いわゆる一挙手、一投足と申しますか、一言半句といえども愼重を欠いた言動をなされず、やられて來たと私は思うのであります。ともすれば、政治家といろものは、人を罵詈讒謗することによつて、おのれの價……

第5回国会 文部委員会 第22号(1949/05/19、24期、民主自由党)

○若林委員 私は今日社会教育法に関連して宗教方面について質問したいと思つたのでありますが、これを留保して次会にやらせていただきます。

第5回国会 文部委員会 第23号(1949/05/20、24期、民主自由党)

○若林委員 昨日宗教に関して圓谷委員よ院り御質問があつたようであります。私も宗教に関する質問をいたしたいと思うのでありますが、今日はこの社会教育法案の第二十三條に関係がある箇所だけにとどめておいて、明日にでも時間をいただきまして、重要なる宗教関係の質問をいたしたいと思います。  社会教育の必要なことは、各委員よりるる述べられ、また政府当局からお述べになつた通りでありまして、この法案が提出されましたのも、そのゆえんがあるからと存ずるのでありますが、わが國の現在までの状況を考えますときに、ほとんど学校教育だけに依存しておつたのであつて、教育のことといえば、学校まかせというきらいがあつたのであります……

第5回国会 文部委員会 第24号(1949/05/21、24期、民主自由党)

○若林委員 日程変更の動議を提出いたします。すなわち請願日程一〇〇の舞鶴座存続に関する請願は、紹介議員の大石ヨシエ君が御出席になつておるようでありますから、この際その弁明を御聽取あらんことを希望いたします。
【次の発言】 私からの動議も御採択を願つて進行あらんことを希望します。
【次の発言】 ただいま議題となつております請願の趣旨を御説明いたします。請願者は岩手縣会議長村上順平君であります。本請願の要旨は、岩手縣西磐井郡平泉村にある中尊寺は、史的にも藝術的にもその價値は世界に誇るに足るものであり、所藏される幾多の文化財は社会学科の研究に、あるいは審美心の育成に費するところが大きいが、昭和二十三……

第5回国会 文部委員会 第28号(1949/08/23、24期、民主自由党)

○若林委員 ただいま議題となりました委員派遣に関する九州地方についての御報告を申し上げます。  九州地方の國勢調査は、六月十三日より十日間にわたつて、若林、岡、松本、今野の四君によつて行われ、事務局よりは委員部の高原君が随行したのであります。最初福岡を出発点といたしまして、長崎、熊本、大分の四縣を視察いたしたのであります。  視察の目的は、新制大学並びに六・三制の実施状況、教育委員会の状況、それから文化財、特に國宝などについての視察であつたのでありますが、地元教育委員会の熱心なる協力と、委員各位の熱誠なる調査の結果、その目的を十分に達することができたと思うのであります。新制大学につきましては、……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 文部委員会 第2号(1949/11/10、24期、民主自由党)

○若林委員 シャウプ勧告案に基きまして、今後物品税が広範にかかることになつておるのでありますが、本委員会といたしまして、文化国家建設途上に必要なる品目についての物品税に、考慮を拂うべきだと考えるのでありますが、特に美術品、文房具、楽器、運動器具、これらの品目は、大体文化国家建設という大きな国際的な看板をかけておりますわが国といたしまして、相当物品税に関しては考慮を拂わなければならぬと考えるのであります。特にこの点本委員会といたしまして、各関係委員会並びに関係庁に対して、できれば全免の措置に出ていただきたい。もしできなければ、なるべく軽減をして、文化国家建設に邁進しつつある機運を最大限に増し得る……

第6回国会 文部委員会 第4号(1949/11/15、24期、民主自由党)

○若林委員 この国立学校設置法が実施されまして、今年度の入学状態がいわゆる志望者と入学を許可せられるものとの振合い、なお新制高等学校から大学に来た者と旧制の高等学校から新制大学へ入つた人との率を、一応承つておきたいと思うのですが、今日その資料がないとすれば、後日でけつこうですから、それをひとつお願いいたします。  それから漏れ聞くところによりますと、旧制高等学校の人たちと新制高等学校の君たちとが、フリーの立場で入学試験を受けた場合に、旧制高等学校から受験をする者がほとんど入つてしまうきらいがあるので、一応ここに新制高等学校から来る方の者と、旧制高等学校から来る受験者との人員を初めから按分してと……

第6回国会 文部委員会 第6号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○若林委員 もう一度理事会にはかつて決定されたらよいでせう。

第6回国会 文部委員会 第7号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○若林委員 いずれも最も御関係のある法案でありますので、真剣なお気持があふれておる御意見に対しては、深甚なる敬意を表して拜聽いたしたのであります。  それでここにどなたでもいいと思うのでありますが、総括的に御発表になりましたのは、私学団体の総連合じやないかと思いますので、松岡さんにお尋ねいたしたいと思います。そのお立場での御意見がきわめて濃厚に現われてのお話であつたのでありますが、経営者だけの学校でもなければ、教授だけの学校でもないまた学生だけの学校でもない、いわゆる公益性を持つておるものでありますが、その中に学生諸君の方からきわめて熾烈なる意見の開陳があるのであります。それを総連合会あたりで……

第6回国会 文部委員会 第13号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○若林委員 私今年度の国政調査のときに、ただいま問題になつております予定地の視察をするの機会を得たのであります。請願の趣旨に述べられておりますことと同様のお考えを、文部当局もお持ちになつておられると察知いたすのであります。他にこの種の施設を持つところのものも多々あるかと思いますけれども、私の経験の範囲内におきましては、ここに力を注ぎますならば、地理的に考えましても、四囲の事情、環境等を勘案いたしましても、模範的な優秀な学校ができ上るのではないかと思うのであります。なおその土地の地方民事の熱意も、きわめて切なるものがありまして、文部省の誠意と土地の人たちの熱意とによりまして、十分成果があがるもの……

第6回国会 文部委員会 第14号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○若林委員 これは前々から事重要なることだと思いますので、私たち趣旨においては、この気持であることだけは、かわりはないのであります。今木村委員が言われましたように、これは一文もとれないとほとんどあきらめておつて、われわれ地方をまわりましても、一円でもいいから出るようにしてもらいたい、そうすれば額の多寡は言いませんからというくらいまでの悲痛な声が結集されて、ここに零であつたものがまず十五億とれ、来年事は四十五億というものが予想されておる、これで最低限度の設備が行われるということについて、おそらく今木村委員が言われたように、あるいは共産党の諸君といえども、心の中では、おれたちがやつたから十五億もと……

第6回国会 文部委員会 第15号(1949/12/01、24期、民主自由党)

○若林委員 紹介議員の庄司君にかわつて私から御説明申し上げます。  本請願の要旨は、宮城県伊具郡西根村所在の高藏寺の国宝阿彌陀堂は、昭和十二年国庫補助をもつて、屋根ふきかえを行い、その後一部応急修理を施したが、屋根の腐朽が全面に及び、緊急ふきかえを要する状態となつた。そして修理費四十五万円を要するが、とうてい寺でこれを全額負担することは不可能であるから、そのうち九万円は地元関係者によつて負担するから、残余の三十六万円を国庫から補助されたいというのであります。
【次の発言】 紹介者にかわりまして、本請願の要旨を御説明いたしたいと思います。  本請願は姫路市長の石見元秀君から提出されておるものであ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1950/04/04、24期、自由党)

○若林委員 今回の御調査に直接関係はないのでありますが、やはり事柄が事柄でありますので、この際お伺いをして、将来の対策を御考究願いたいと思います。  昭和二十一年の南海地震の災害でありますが、聞くところによりますと、二十四年度でこの災害の対策が打切られておるようでありますが、事実その当時直接地震によるところの災害であるように思わなかつたのが、年を経るに従いまして、その時を契機といたしまして、土地全体が沈下しておる状態が各所に現われておるのであります。特に岡山の南海岸のごときは、いろいろ論があつたのでありますが、最近になつて明瞭にいわゆる地盤全体の沈下であるという結論が出たような次第であります。……

第7回国会 文部委員会 第11号(1950/03/20、24期、自由党)

○若林委員 ただいま宗教に関する、あるいは慣習に関する御質問が出たわけでありますが、ちようど文部大臣がお見えになりましたから、私少しお伺いしたいと思いますのは、今度いわゆる新制大学の第二回目の学生の入学者募集をやつたのでありますが、学芸学部が相当不人気であり、いわゆる在来の歴史を持つたところに非常に集中しているわけであります。これは過般、こういうことのあることを予想いたしまして、非常なあたたかいはからいで、第一期、第二期と、試験期日を旧制大学その他でもずらすようにして、できる範囲内の人たちを収容するような機会を與えるという御趣旨で、お進めくださいましたことは、まことにわれわれとして喜びとすると……

第7回国会 文部委員会 第16号(1950/04/07、24期、自由党)

○若林委員 学校教育法の一部を改正する法律案について、二、三この法案にきわめて関係を濃厚に持ちます者の意見を申し述べて、当局の御答弁を願いたいと思うのであります。  学校教育法の一部の「夜間において授業を行う課程又は特別の時期及び時間において授業を行う課程」というのを「夜間その他特別の時間又は時期において授業を行う課程(以下定時制の課程と称する。)というふうに改められることになつておりまして、高等学校の課程を、通常と定時制との二本建に表現をしておるのでありますけれども、教育法第四十四條のごとく通常課程、夜間課程、定時制課程の三本建に表現する方が、わが国の通念ともよく合致して、夜間と定時制とを合……

第7回国会 文部委員会 第18号(1950/04/18、24期、自由党)

○若林委員 ただいま質疑が行われておりますことに関連して、私もひとつ意見を申し述べさせていただきます。最初この問題が世の中の表面に取上げられました当時から、局長の意見を聞きながら、私たちもこれを研究いたしておつたのでありますが、文部省の審議せられる状態を見ておりますと、廃止の状態に持つて行こうとする審議ぶりが見えるのであります。最初これを研究されるときには、皆さんの意見は存置論が多かつた。その存置論の強硬なものが、次から次へ脱落されて、そうしてあまり今までそれに関心を持つていなかつた人たちが新たに加わつて、審議されている。その方向がどうしても廃止の方向に進むような方に持つて行かれておるように思……

第7回国会 文部委員会 第20号(1950/04/24、24期、自由党)

○若林委員 ただいま議題となりました小学校における家庭科存置に関する請願について、その趣旨の説明をいたしたいと思います。  本請願は全国にわたります小学校家庭科存置を熱望する方々のものであり、同時に列挙されておりませんけれども、これに関心を持つPTAの役員その他から提出されておるところのものであります。その趣旨は、学校教育法第十八條に、小学校における教育の目標は「日常生活に必要な衣、食、住、産業等について、基礎的な理解と技能を養うこと。」とあるのでありますが、家庭科を除いた他の教科においては、この方面の教育の目的を十分に達することができない。またわが国の民主化は、家庭の民主化をその基盤に置かな……

第7回国会 文部委員会 第21号(1950/04/25、24期、自由党)

○若林委員 本請願は宗教法人天社土御門神道本庁藤田義男君外一名からの請願であります。  その要旨は、元号廃止のうわさがありますが、わが国の元号は、わが民族の生活に深く直結侵透しておるものであり、次の理由と相まつて、はなはだ重要なことであるから、従来通り元号は存置されたいというのであります。  わが国の元号は、すでは千三百年の伝統を持つております。世界を通じて独自の元号を持つ国は、日本が唯一の国であります。元号は王道政治の徳政の連続の衆徴であります。西暦を採用しても、国の宗教的行事の上には元号は必要であるから、私的に元号を用いるようになる。これは廃止された太陰暦が公然と共用されているのと同様であ……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1950/07/14、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 ただいま各位の御懇篤なる御懇情による御推薦をいただきまして、委員長の職責を汚すことに相なつたのでありますが、練達堪能、しかも深き熱意を持たれまして一尽されました前委員長のあとを受けて、この経験浅き者が重責を全うし得るかいなやを危惧するものでありますが、幸いにして前委員長の手引き、また各委員諸氏の御鞭撻、御指導を得まして、この重責を全うしたいと考える次第であります。  なお特に最近国際情勢の緊迫下におきまして、また予断を許さざる情勢におきまして、このときこそ本委員会の使命を十分発揮すべきときだと決意を固くする次第なのでありますから、何とぞ一層の御鞭撻、御指導、御協力を賜わり得ますよ……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日の議題は主として引揚げに関する問題と留守家族援護の件につきまして議事を進めることにいたしたいと思うのでありますが、最近国外の情勢も種々変化をいたして参つたのであります。特に隣国朝鮮に関することに関しまして、非常にこれが障害になつておるような感を深くいたしまして、一抹の不安を国民全体に与えておるのではないかと思うのでありまして、そういう場合であり、また一昨日来留守家族の方たちが東京を中心にお集まりになりまして、一大国民運動の喚起に努められておるときであります。このときに当局に対して事情をただして事態を鮮明にし、おいでになつておられまする方たちにわれわ……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1950/07/22、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りをいたします。先日理事竹村奈良一君が委員を辞任せられておりますので、理事の補欠選挙を行いたいと思いますが、これについては前例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認め、それでは竹村奈良一君を理事に指名いたします。
【次の発言】 本日は引揚者援護に関する件及び在外資産に関する件を議題とするのでありますが、お諮りいたしたいと思います。七月十八日の抑留者奪還留守家族大会における禁止について、その状況を聽取するため、参考人として警視庁警備課長より、その状況を聽取いたしたいと、思いますが、参考人として決定……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1950/07/28、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  この際御報告を申し上げたいと存じます。前回の委員会、前々回の委員会におきまして、過般十八日から二十一日にわたります全国留守家族大会並びに奪還の国民蹶起大会が、その筋の命によりまして中止をせられて、すでに国元をお立ちになつてこの大会に参加せられんとするところの方たちが、中途においてその行を中止せられた向きもあり、この趣旨が徹底をせずして、車中などにおられました関係上、東京に御到着になつた方たち、この大会がせつかく熱意ある国民の要望によりまして、当事者と当事者外の方たちと打つて一丸となつた会が行われることを予想せられておつたにもかかわりませず、不幸にして中……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1950/07/31、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は在外資産に関する件並びに海外同胞引揚に関する件について議事を進めることにいたします。  在外資産に関する件につきましては、過日の委員会におきまして当局より説明を求めたのでありまするが、なお問題が多々残つておりますので、引続き政府当局より説明を聴取いたしたいと存じます。過般の委員会においてお申出がありましたのが政府当局から届いておりますので、平和條約における在外資産の取扱いの先例等に関する資料といたしまして御配付を申し上げておきましたから、これについて大蔵当局から御説明を願いたいと思います。

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1950/08/31、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。過日の委員会におきまして、警察予備隊要員採用に関し、引揚者の採用について大橋法務総裁よりその意見を伺つたのでありますが、当時大橋法務総裁より、採用條件は未決定であるが、将来この意思を十分含むとの答弁であつたのでありますが、おそらく本委員会の意思が生かされて、目下採用の措置をとられておるとは存じますが、本委員会といたしまして、引揚者援護の見地より、引揚者の優先的採用を望むものであり、これについて、ただいまお手元に配付してあります通り、要請を委員会の決議として政府当局に要望いたしたいと思いますが、これを委員会の決議といたすに御異議あ……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/10/03、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。初めに去る九月五日より十日間九州地方に、九月十日より十日間東北地方並びに中部、近畿地方に引揚者定着援護実態調査のため派遣いたしました委員より、現地視察の報告を聽取いたすことといたします。まず九州地方を視察いたしました受田委員より報告を聽取いたしたいと思います。
【次の発言】 堤委員の御趣旨ごもつともなのであります。私たちとしましては、お出かけ願える範囲内において出かけてもらいたいという希望は申し述べておいたのでありますが、なおこの御報告に基いて、本委員会として結論を出すことになつておるだろうと思うのであります。その結論を出すのにはまたいろいろと質疑を試みて……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/10/04、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  昨日の派遣委員調査報告に引続き、東北地方派遣委員の調査報告を聴取することといたします。菊池義郎君
【次の発言】 ただいまの御報告に関しての御意見なり御質疑がありませんか。
【次の発言】 昨日来、各三班にわかれられまして、第二回は九月五日、第三回は九月十日をもつて約十日間ずつ御視察を願つたわけでありますが、微に入り細をうがつた御視察の御報告が行われまして、なおその御報告に基いて関係当局ときわめて真摯なる質疑応答がかわされたわけでありまして、御視察を願いました委員各位に深甚の謝意と敬意を私から申し述べたい次第であります。この御視察に基きまして必ず留守家族の……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1950/10/19、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  去る十月三日及び四日の本委員会におきまして、さきに院議によりそれぞれ現地につき実情を調査せられました委員各位が、各地方の定着援護の実態に関し調査結果の詳細なる御報告があつたのであります。その後今日まで委員長といたしましては、この御報告の中にありました引揚者住宅その他の問題に関しまして、今後の審議を進めますために必要と感じました若干の調査等の措置をいたしました点もありますので、議題に入るに先だちまして、その中の二、三の事項を含め、前回の委員会後の経過の概要につき、御報告をいたしたいと存ずるのであります。  第一には明二十日の議題といたしております引揚者住……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1950/10/20、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は引揚者定着援護の件、このうちの引揚者の住宅問題について議事を進めることにいたしますが、これについて先般来委員会におきましても、政府当局の説明を聽取するとともに、過般の調査においてその状況もわかり、これについて早急なる対策を要するように思われますので、今日重ねて政府当局より説明を聽取いたしたいと思います。  最初に援護局長の田邊君から、厚生省としてこれにとるべき対策の所見を聽取することにいたします。
【次の発言】 一応今日おいでを願つておりますのは、建設省の住宅局住宅企画課の建設事務官の川島博君と、経済安定本部建設交通局次長、経済安定事務官の今泉兼……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1950/10/31、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は中共地区残留同胞引揚促進に関する件を議題といたしまして議事を進めることといたします。本委員会のおもなる使命であります引揚げの促進につきましては、今日引揚げの困難な段階に立ち至つておりまして、この問題の解決には数々の障害を取除かなければならぬので、本委員会といたしましては、先日この件に関しまして、外務省並びに引揚援護庁当局より説明を聽取いたしたのでありますが、本日はさらに最近中共地区より引揚げて来られました方、並びに留守家族団体の代表の方を参考人として来ていただきまして、引揚げの実情を聽取し、その障害の所在、問題解決のかぎはいずこにあるかを明らかに……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号(1950/11/18、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 会議を開きます。  これより中共地区残留同胞引揚に関する件、未復員者給与法に関する件、引揚者定着援護に関する件、以上一括議題として議事を進めて行きますが、本日までの審議の経過につきまして、まず委員長より各件について順次御説明申し上げます。  中共地区残留同胞引揚促進の件につきましては、去る十月十九日及び三十一日に外務省、引揚援護庁初め各関係当局並びに特に最近における中共地区よりの個別引揚者四名、及び留守家族団体等民間団体代表者の御出席をいただきまして、中共地区抑留同胞の引揚げ促進のため、種々きわめて熱心に御審議を煩わした次第であります。以上総合いたしてみましたる点を委員長より一言……

第8回国会 文部委員会 第3号(1950/07/26、24期、自由党)

○若林委員 今朝来の一般質問に関連して、お伺いをいたしておきたいと思います。学生の政治活動が、先ほど来問題になつておりますが、わが国の今日までの学生の政治活動を大観をしてみますのに、純真な学生の気持から出ておる運動とは思えない運動が、全般的の純真な学生の運動のごとく偽装されて行われておつたように思うのであります。一皮はいでみると、生活の経済的事情によつて、ある政党から報酬を受けることを條件としておるような者が、大学の学生の中心になつておりまして、それが学生全体の運動のごとき観を呈したことがあるのであります。先ほど来文部大臣は、学生は物を学ぼうとする過程にあるものである、それを逸脱するような者に……

第8回国会 文部委員会 第6号(1950/07/30、24期、自由党)

○若林委員 本請願は浦和市常盤町三丁目、藤田尚外三名からなる請願でありまして、請願の要旨は、内外諸情勢の変化は、学生に直接間接に大きな影響を与えているが、この解決方法としては、厚生補導面の積極的活動以外にはない。しかるに厚生補導に要する費用は、従来大学予算にはほとんど計上されていないため、現在厚生補導の十分な活動を望むことは困難で、このまま推移するにおいては、その前途きわめて憂慮される状態にある。ついては、厚生補導部費を国家予算に計上するとともに、厚生補導部機構を確立し、厚生補導担当者の業績を確認して、その待遇の改善をはかられたいというのであります。時局がらきわめて重要な意味を持つ請願と思いま……

第8回国会 文部委員会 第7号(1950/07/31、24期、自由党)

○若林委員 議会運営の申合せといたしまして、緊急やむを得ざるものに限るということになつておるようでありますが、その申請書を出しまして、議長においてこれを承認する見込みはおつきになつておるのですか。
【次の発言】 宗教法人法が、各宗教団体などの意向を聴取せられまして、文部当局で立案中と承つておるのでありますが、この次の臨時国会ぐらいに御提案になるくらいまで運んでおりますか、あるいは今問題になつておりますところの事柄は、どういう点でありましようか、ひとつ伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 この宗教法人法のことにつきましては、一応了承いたしましたが、次に国有土地の各宗教団体への払下げの状況が……

第8回国会 文部委員会 第8号(1950/10/13、24期、自由党)

○若林委員 関連して。――ただいま岡委員から、今回の東大を中心といたします学生の行動について、またこれに関連することについての質疑が行われたのでありますが、私もこれに関連しまして、少し掘り下げて大臣に伺つてみたいと思うのであります。  われわれの承知いたしております事情は、新聞を通じてのみの事情でありますが、それ以外に文部当局は大学当局と打合せをされ、御調査せられておることと存じております。新聞に報道された以外に、文部省として大学の中に調査の手をさしのべられて御調査になつたことがあるか、こうしたものを伺いたい。もしあれば、われわれのほのかに耳にしている事実、あるいは新聞に報道されるところと非常……

第8回国会 文部委員会 第9号(1950/11/11、24期、自由党)

○若林委員 御繁忙中のところ、島田総長のおいでを願いましたことを恐縮に存ずるのでありますが、前回の委員会において、本委員会の使命として、あくまでも大学の自治、学問の伝統の自治を守つて行くという責任から、今日の会議が開かれるに至つたのでありまして、特に島田総長に御了解を得ておきたいと思いますのは、国会の官学に対する責任と私立大学に関する責任とは、その性質においても、その意味においても、責任の重さが幾分違つておるのであります。しかし同じような事柄が各大学で行われましたことについてでありますので、将来国立学校に関しまする大学管理法、あるいは私学に関しましては私立大学校が判定されることが、本委員におい……

第8回国会 文部委員会 第10号(1950/11/13、24期、自由党)

○若林委員 今回の東海・北陸地方におきます調査のため、私と小西委員、それから專門委員室からは大中臣君が同行いたしました。調査の概要を御報告申し上げますが、詳細にわたりましては、ここに書類をこしらえておりますので、これを速記録に御掲載願うことにして、朗読を省略いたしたいと思うのでありますが、特に要点だけを二、三申して御報告いたしますと、認定講習に関しましては、大体今まで論議せられましたところの要望が、地方から出ておるのでありまして、これは将来教職員免許法の審議改正その他を御考慮願いたいことと、それから予算的措置を至急に講ずることの必要があると思うのであります。  それから国宝文化財の保護状況に関……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1950/11/30、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長に御推薦をたまわつたのであります。浅学非才を顧みず、第八国会におきましても、各位の御鞭撻、御指導、御協力によりまして委員長の職責を全うし得たのでありますが、今国会も引続き各位の御協力によつて、この大任を全くいたしたいと念願するものでありますから、よろしくお願いいしたいと思います。  顧みまするに、海外同胞引揚げに関する問題は、種々重要なる問題を残しておるのでありまして、特に講和條約の機運が間近に迫る今日、引揚げに関します問題の重要なることを痛感するのでありまして、委員各位の一層の御協力をお願いしてやまない次第であります。簡單でありますが……

第9回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/12/02、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は未復員者給与に関する件及び留守家族援護に関する件を議題とすることにいたします。未復員者給与法の一部を改正する法律案につきましては、過般来より審議を続けて参りまして、小委員会の結論は前々委員会において御報告をいたした通りであります。つきましてはこれを議員提出として参議院から提案をされておるのでありまして、本日本院にこれが回付せられまして、大蔵委員会に予備審査として付託せられてあるのであります。その事情を御報告申し上げます。なお法案の性質上、大蔵委員会にこれがかかるのでありますが、今日までの経過その他につき連合審査などということも考えられるのでありま……

第9回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1950/12/08、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  日程第一の在外公館借入金に関する件を議題といたします。本件は、申すまでもなく終戦のとき、外地において当時の在外公館は、奥地よりの悲惨なる引揚者に対し何ら施すすべもなく、時の吉田外相の訓令に基いて内地帰還後支払いする約束のもとに、居留民より救済資金を借り集め、辛うじて引揚げ事務を進捗することができたのであります。終戦以来五年有余、本問題にまつわる社会問題と相まつて、その結果さきの第五回国会において、在外公館等借入金整理準備審査会法の公付とともに、爾後関係機関も設置せられましてその解決に向つて一応軌道に乗つておることは各位も御承知のことと存じますが、本件に……

第9回国会 外務委員会 第4号(1950/12/06、24期、自由党)

○若林義孝君 単なる紹介議員としてでなしに、海外同胞引揚げに関する特別委員会の委員長としての立場も含んだ意味で趣旨弁明をし、お願いいたしたいと思います。過般国会が中心になりまして、海外抑留同胞の引揚げに関する国民一大運動がこの春以来展開されておるのでありまして、相当効果を上げ得ておると思うのであります。それに関しましてこの請願が出ておるのでありまして、その結論は、全国的運動を大々的に展開せんがために、これに要する経費を国家が支出することは、本問題の性格上当然のことである。よつてすみやかにこれが国庫支出の方途を講ぜられたい。右とともに、国民一般の啓発を兼ねた運動とともに、財源として割増金付同胞救……

第9回国会 大蔵委員会 第8号(1950/12/04、24期、自由党)【議会役職】

○若林海外同胞引揚に関する特別委員長 ただいま参議院の内村委員長から、本委員会に議題となつております本法案に対する御説明があつたのでありますが、衆議院の海外同胞引揚に関する特別委員会が、この法案の立案に関係いたしました概要を御報告申し上げたいと存ずるのであります。  本法案に関します趣旨につきましては、第八国会以来種々問題になつておりまして、関係当局ときわめて真摯な態度で質疑応答が重ねられました。その結果当然この法案のいわゆる一部改正をすべきであるという結論に、委員会といたしましては到達いたしたのでありまして、十月の四日にこれに関する小委員会を設置いたしまして、私が委員長に就任をいたしまして、……

第9回国会 文部委員会 第1号(1950/11/24、24期、自由党)

○若林委員 今日法務総裁の御出席を願いまして、私から質疑を申し上げたいと思うのは、警察予備隊に対して、アメリカで軍隊にとつておりますチヤプレイン制に関することであります。ままず最初に宗教というものが、われわれの生活とどういう関係があるかということについて私から申し上げるよりも、法務総裁の宗教と社会、あるいは生活というようなことについて、どういうようなお考えを持つておられますか、まずお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 前の軍隊の教育といいますか、これについては、五箇条から成つておりますあの軍人勅諭だとか、あるいは教育勅語だとかいう、一つの指導精神があつたと思うのでありますが、今日予備隊に……

第9回国会 文部委員会 第2号(1950/11/28、24期、自由党)

○若林委員 前会におきまして、法務総裁並びに文部大臣、江口政府委員から、いろいろ宗教問題に関連して御説明を伺つたのでありますが、今日その御説明を骨子といたしまして、若干質疑を続行してみたいと思うのであります。まずお尋ねいたしたいのは、文部大臣の見解といたしましては、警察予備隊に対して、特別に警察予備隊なるがゆえにという考えは、自分は持つておらぬが、一般社会人としての教養を高めることは必要であるという御見解であつたのであります。そういう意味において警察予備隊の教養を高める教育には、どういうような方法をとつておられるか、いかなる人々がそれに当つておられるか、どういう資格を持つておる人がやつておられ……

第9回国会 文部委員会 第3号(1950/11/30、24期、自由党)

○若林委員 前会文部当局から、文部予算について御説明を承つたのでありますが、私の一個人の考えであるのでありますが、ひとつ皆様方にお諮りを願いたいことは、今度補正予算並びに明年度の予算につきまして、初め文教予算であるという掛声が非常に強かつたので、われわれもそれに期待をしておつたのであります。大体新しい項目が明年度予算において見込まれることについては、了とするのでありますけれども、数学的にこれをながめましたときに掛声ほどでないことを発見し、今度またドツジ氏の勧告に基いていろいろなる削減が加えられておりますのを、本委員会として黙視することができないような感を持つのでありますので、ひとつ今日その点に……

第9回国会 文部委員会 第4号(1950/12/01、24期、自由党)

○若林委員 松本君の質疑に関連して、私から少しお伺いしたいのですが、公共事業費が千八百億に減りました。その減つた分の按分と申しますか、どういうことを標準にして減らされたか。文部省は大体三億公共事業費が減らされたというのでありますが、その基準はどういうところにあるのですか、伺つてみたい。
【次の発言】 それから二十五年度の災害復旧費の六億五千七百六万円、それから昨年度の災害復旧費が一億というものがありますが、文部省の現在の段階では、一般公共事業費の中に含まれておつたと思われます分から捻出するよりしかたがないというはめになつておるようでありますが、これはどうしても公共事業費の中にある災害復旧費の中……

第9回国会 文部委員会 第6号(1950/12/06、24期、自由党)

○若林委員 岡野国務大臣のお時間があると思いますので、国務大臣に対する質問を先にいたしたいと思います。  前回の地方行政委員会との連合審春の場合、大臣からきわめて朗らかな、また教育に関してきわめて熱意のあるお心持のあふれる御答弁があつたのであります。すなわち、先ほど来小林委員と大蔵当局との間の質疑応答の山に、三十五億の平衡交付金のことが問題になつております。過般連合審査の場合にお伺いいたしましたのは、この三十五億の算定の基礎の中には、二十四年度の年末手当七億二千七百万円、これは法律的根拠がないために入つていないことは明白だ、こういうことで、それでは七億二千七百万円は、国家が地方公共団体に負うと……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/01/27、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  前回の委員会におきまして、不肖私が皆さん方の御推挙によりまして、再び委員長の職責を汚すことになつたのであります。時あたかも講和條約が具体化しようとしておるときであります。なおわれわれ国民の代表とし中山マサ代議士外齋藤、倭島の両氏を加えまして、国際連合におきましてもこの引揚げ問題が重要なる議題として取上げられたときであり、また数日前ダレス顧問がおいでになりまして、講和條約の具現化について今着々その歩を進められておるときであります。本委員会といたしましても、これからが真にその真価を発揮すべきときだと考えるのであります。  何とぞ委員各位の一段の御協力を賜わ……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1951/01/30、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。
【次の発言】 なおこの在外公館借入れに関する件について御質疑はありませんか。――では本件はこれにて打切ります。
【次の発言】 この際お諮りをいたしますが、先日の委員会におきまして、委員中山マサ君より提出されました調査要求書につきましては、事慎重を要するものでありましたので、理事会においてその取扱いについて協議いたしました結果、大体この調査要求については三団体の代表を呼んで事情を聞く等、慎重に調査すべきであると意見がまとまりましたので、本日この調査要求書を正式に委員会において取上げ、調査することにいたしたいと思いますが、御意見のある方はありませんか。

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1951/02/09、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  この際御報告申し上げたいことがございます。先般来比島戦犯に関しまして新聞で種々報道をせられておりました。一番最初の報道は、死刑になる者も許されて内地で服役をするであろうということが報道されたのでありまして、その当時本委員会におきまして、外務当局に対してこれに関して質疑を試みられたのでありますが、直接政府当局に対しては何らの連絡もなかつたという御答弁であつたのであります。その後日ならずしてそのうちの十四名が死刑を執行せられたということにつきまして、一度家族たちも国民一般も、非常な明るい気分でおりましたところが、逆にそういう結果がもたらされたものであります……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1951/02/16、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚に関する日ソ親善協会外二団体の国際連合総会に対する要請問題を議題といたしまして議事を進めることにいたします。  海外未帰還同胞の問題は、終戰後五箇年有余にわたる今日、いまだに未解決のままになつており、各界ともこの問題の解決については多大の努力をいたしておるのでありますが、先般この問題が第五回国際連合総会において討議せられるに至り、この解決に一道の光明を見、希望を新たにするに至つたことはわれわれのみではありません。国際連合における未帰還者問題討議に際しては、非公式オブザーヴアーとして、中山マサ君外二名の国民代表がわが国より出席してつぶさ……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1951/03/08、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は、海外同胞引揚に関する日ソ親善協会外二団体の国際連合総会に対する要請問題について、議事を進めるごとにいたします。この問題につきましては、先般の委員会におきまして、日本帰還者同盟外二団体の責任者に参考人として来ていただき、その事情を聴取したのでありまして、要請の作成についての経緯等を大体明らかにいたしたのであります。この際、留守家族側よりこれに対する抗議文が先日委員長のもとに提出されておりますので、これを御報告申し上げます。     意見書  昨年十月九日附国連議長宛に日本帰還者同盟等三団体より提出された「引揚問題に関する国連への要請」については、……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1951/03/20、24期、自由党)

○若林委員 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚問題に関する件、引揚者定着援護に関する件、未復員者給与に関する件を一括して議題とし、議事を進めることにいたします。ただいま政府当局よりは外務政務次官草葉隆圓君、管理局引揚課長武野義治君の二名が見えておられます。  外務当局に対しましてお尋ねをいたしたいと思います。朝鮮における朝鮮籍日本婦女子については、先般の委員会で政府当局より事情を聴取したところでありますが、聞くところによると、釜山等に待機中のこれら婦女子約六百名くらいが、数箇所の收容所に收容保護されている模様でありまして、なかなか生活に不自由し、衞生的にも悪く、生活のため転落の一途……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1951/03/24、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  日程に上りまして海外同胞引揚に関する日ソ親善協会外二団体の国際連合総会に対する要請問題に関する件を議題といたしたいと思います。  本委員会といたしまして、未帰還同胞引揚げの問題が国際情勢の変化とともに困難な段階に入りまして以来、中共地区個別引揚げによる少数引揚げ以外遅々として解決に近づかず、なお三十数万の同胞が異境の地に残留せられこれに対する解決に多くの困難が予想せられていたときに、戰時捕虜問題が第五回国際連合総会において討議せられ、広く国際的に解決せらるべき段階に運ばれるに至つた。この好機に際して、海外同胞引揚げに関する日ソ親善協会外二団体の国連総会……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1951/03/30、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りをいたします。去る三月二十四貝理事高田富之君が委員を辞任せられておりますので、理事の補欠選挙を行いたいと思いますが、これについては従来の例によりまして、委員長において指名いたすに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めます。それでは林百郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 本日は在外公館借入金に関する件及び留守家族援護に関する件を議題として議事を進めることにいたします。在外公館借入金に関する件につきましては、たびたび政府当局より説明を聽取し、並びに質疑を行い、また先日は参考人より事情を聽取するなど、早急なる解決に努力し……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1951/05/28、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  まず在外資産に関する件及び在外公館借入金に関する件を議題といたします。  ただいま政府当局より、外務政務次官草葉隆圓君、外務省借入金審査室長池田千嘉太君、大蔵省外債課長上田克郎君が出席されております。玉置信一君。
【次の発言】 ちよつと速記をとめてください。
【次の発言】 それでは速記を始めてください。
【次の発言】 岡崎官房長官が見えましたから、受田委員どうぞ。
【次の発言】 この際閉会中の審査についてお諮りいたします。  本委員会はその使命にかんがみ、設置以来引揚げに関する種々の問題につき調査をいたして参りましたが、引揚げ促進に関しましては、国際情……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1951/07/24、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は主として海外同胞引揚げ問題、留守家族援護に関する件及び引揚者定着援護に関する件につきまして議事を進めることにいたしますが、終戦後六年を経、国内もほとんど復興し、講和条約締結さへ近きに控えた今日、いまなお多数の同胞が未帰還のまま残留せられておりますことは、まことに痛心のきわみでありまして、留守家族の心情思うに余りあるものがあります。また引揚者の定着についても、いまだ悲惨なる生活を送つておられるものもありまして、その援護は十分とは申せません状態であります。過般来各府県を数班にわかれて御視察を願つたのでありますが、その調査の結果等を含めまして、なお昨日……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第12号(1951/07/26、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚げ問題並びに輿守家族援護に関する件について議事を進めることにいたしますが、一昨日の本委員会におきまして論議の焦点となりました対日講和条約と引揚げ問題、すなわち未帰還者に関する問題を講和条約においていかに取扱われるか、またポツダム宣言と講和条約との関係、あるいは留守家族に対する援護については、なお各委員も疑点を持つておりまして、今日も引続き政府当局より明確にこれについての説明を求めるべく会議を持つたわけであります。去る二十三日より東京で開かれております留守家族大会におきましても、この講和条約と引揚げ問題がその焦点になつておりまして、昨日……

第10回国会 大蔵委員会 第34号(1951/03/14、24期、自由党)【議会役職】

○若林海外同胞引揚特別委員長 御好意によりまして、特別の発言の機会をお与えくださいましたことに関して、厚く御礼を申し上げます。ただいま議題となつて当委員会において御審議になつております在外公館の借入金に関するこの法案は、海外同胞引揚特別委員会におきましても、かねてからこの法案のできることを望んでおつたのであります。一応この法案につきましても懇談会を催しまして、審議をする機会を持つことができたのであります。きわめて複雑多岐にわたります借上金に関する返済の事務でありますので、相当困難を感じておることだと思うのでありますが、海外同胞引揚特別委員会といたしましては、政府を極力督励いたしまして、あるいは……

第10回国会 内閣委員会 第10号(1951/03/30、24期、自由党)

○若林義孝君 ただいま議題と相なりました引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案の提案理由並びにその要旨を御説明いたします。  お手元にありますように、引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正すると申しますが、第七条の「施行の後三年」を「施行の後四年」に改めるというのであります。公布の日から即日施行するということに改めるのでありまして、その理由といたしましては、昭和二十三年にこの審議会が設置せられまして、引揚げ同胞対策に関しまして適切妥当なる施策の献策をして参りましたのであります。しかしなお十分とは申せない現状にあるのでありまして、より以上審議会の機能の進展を希望すること切なるものがあるので……

第10回国会 文部委員会 第4号(1951/02/28、24期、自由党)

○若林委員 今日の委員会における渡部、坂本両君に対しての御答弁は、今までにない懇切丁寧をきわめられたものでありますが、私はさほど懇切に伺わぬでもいいのでありますが、要点だけをひとつ……。  この御説明書の中に、イとして金融問題が書いてあるのであります。現在までの金融問題は、各金融機関なり文部省などの格段の協力によつてなされていると思うのでありますが、これに一つの法的根拠を與える必要があるのじやないかと考えておるのであります。たとえてみれば、金融公庫のごとき、貿易に関してもそういうものが構想されておる。あるいは食糧に関しては、相当国家が犠牲を拂つて食糧の確保ということをやつておる。教科書は、精神……

第10回国会 文部委員会 第7号(1951/03/07、24期、自由党)

○若林委員 大臣がお見えになつておりませんから、少し各論めいたことに、あるいはなるおそれがあるかわからないのでありますが、政務次官並びに課長からお伺いいたしたいと思うのであります。  この宗教法人法案は、画期的な法案であり、宗教というものの存在が、これによつて明確になり、またその使命がきわめて重要視される出発点になるのではないかと考えておるのでありますが、それについて終戦後政教分離ということが行われたのであります。政教分離について、その意味が、政治と宗教とを切り離すことを意味するのか、あるいは政治と宗教団体とを切り離すことを意味するのか、この点をひとつお伺いしたいと思います。私の考えから申しま……

第10回国会 文部委員会 第11号(1951/03/15、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長代理 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題とし、残余の質疑を許します。  本案に対する質疑は、昨日申しあげました通り時間を制限いたしたいと存じます。御異議なければ、一人十分以内にとどめていただきたいと存じます。小林信一君。
【次の発言】 国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題として討論に入ります。岡延右エ門君。
【次の発言】 小林信一君。
【次の発言】 渡部義通君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  採決いたします。賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よつて原案の通り可決せられました。  なお報告書の作成につい……

第10回国会 文部委員会 第12号(1951/03/17、24期、自由党)

○若林委員 ただいま議題となつております昭和二十六年度に入学する児童に対する教科用図書の給与に関する法律案について、自由党を代表いたしまして、賛成の意見を述べたいと存じます。  憲法において、義務教育は無償とするということは、厳然と国家方針として明示されておるのでありまして、国家の施策は、この憲法の条章に従つて進められるべきでありますが、この点文教政策については、他の経済諸政策に比較いたしてみますときに、あまりに貧弱なのに、驚くというよりも、あきれ返るというのが、われわれの感ずるところであります。口を開けば、何人といえども、教育の尊重を口にするのでありますが、それが政策の具体化ということになり……

第10回国会 文部委員会 第13号(1951/03/20、24期、自由党)

○若林委員 昨日の公聽会において、宗教法人法の重要性その他が非常に明確になつたのでありますが、この法案の中にある信者という意味であります。境内の建物その他においては、各宗派宗団における異なつた言葉で呼ばれておりますその言葉の意味を、政府当局から明らかにせられたのでありますが、この信者という意味も宗教団体法人の関係者を包括して、信者どいう文字で呼ばれているようであります。この信者とは一体どういうものを指さすか。アメリカ・イギリスの方ではビリーヴアーと呼んでいる。あるいは宗教法人の構成員という文字もあると思うのであります。あるいはメンバーという字にしてもいいのではないかと思つたりするのであります。……

第10回国会 文部委員会 第16号(1951/03/24、24期、自由党)

○若林委員 私はただいま議題となつております宗教法人法案に対しまして、自由党を代表して、賛成の意見を申し述べたいと存ずるのであります。  本法案は、御存じのごとく、終戦後間もなく出されましたポ勅による宗教法人令にとつてかわるところのものでありまして、宗教界においては、つとにこの法案の成立を待望すること久しきにわたるものがあるのであります。早々の際に公布せられました宗教法人令なるものは、幾多の欠陥を蔵しておるのでありまして、この欠陥に基いて、終戦後大小の新興宗教の中に、いかがわしき宗教をも簇出するに至つたのでありまして、ともすれば善良なる新興宗教をも一括して、淫祠邪教のごとく思われるふしがあり、……

第10回国会 文部委員会 第21号(1951/03/30、24期、自由党)

○若林委員 特例法の修正の解釈について簡単に質疑をいたしますから、簡明にお答えを願いたいと思います。結核についての休職について「特に必要がある」という文字をお使いになつておりますが、どういう場合のことをお考えになつておりますか。
【次の発言】 こういう場合、必要がある場合というのも、一考できるわけです。ところが「特に」とお使いになつた、その「特に」という文字をなぜお使いになつたのでありますか。
【次の発言】 特に必要がある場合というのと、そうでない場合との認定が、明確に人間の力でできるかどうか。またこの点で任命権者が非常に困るのではないかと思うのですが、その点をこの条文に沿うて行く場合の実際の……

第10回国会 文部委員会 第22号(1951/03/31、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長代理 速部を始めて――都合によりまして私が委員長の席を汚します。  産業教育法案に関しまして、この立案に当られた小委員長を中心として質疑を許します。なおそれに関連して大臣に質問がある場合は、含めてなさつてさしつかえがございません。
【次の発言】 この問題は、直接本法案に関係があるように思いませんから、本法案に関係のある問題に局限したいと思います。――ちよつと速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 私語を禁じます。
【次の発言】 ちよつと笹森君に御注意するのですが、本法案に直接関係のある分だけに、とどめていただきたいと思います。

第10回国会 文部委員会 第27号(1951/05/23、24期、自由党)

○若林委員 ただいま議題となりました民間研究機関の助成に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  文化国家の建設を唱えるわが国において、学術研究の振興が、いかに重要な課題でありますかは、いまさら申し上げるまでもありません。また、学術研究の振興をはかるためには、まず研究機関の振興が必要であることも、説明を要しない点であろうと存じます。この法律案の対象としております民間学術研究機関は、民法の規定によつて設立される公益法人の経営する研究機関でありまして、わが国の学術の向上と産業の発達に寄与するという、純粋な公益目的を遂行するために設立されたものであります。また、これらの研究機……

第10回国会 文部委員会 第29号(1951/05/29、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長代理 これより会議を開きます。  理事の選挙は、その手続を省略して委員長より指名いたすに御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは佐藤重遠君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、委員より警察予備隊の視察を行つてほしい旨の申出がありました。委員会として警察予備隊の視察を行うことに決するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければ、日取りその他は委員長に御一任を願います。
【次の発言】 次に、請願日程の審査に入ります。本日は、同一趣旨の請願はあとまわしにいたしまして、特殊な請願を日程順に議題とし、紹介説明及び政府の答弁をお願いいたします。  日程第一、千葉大学工芸学……

第10回国会 文部委員会 第30号(1951/05/31、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長代理 ただいまから会議を開きます。日程第一一二、博物館法制定に関する請願、文書表第九八〇号を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。
【次の発言】 日程第一一三、奈良文化財研究所設置に関する請願、文書表第九八一号を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。
【次の発言】 日程第一一七、ニユース映画、教育映画助成に関する請願、文書表第一一〇九号を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。
【次の発言】 本請願につき政府の意見を求めます。水谷政府委員。
【次の発言】 日程第一一八、北海道学芸大学拡充の請願を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。

第10回国会 文部委員会 第31号(1951/06/01、24期、自由党)

○若林委員 私は特にこれは採択せられんことを強調いたします。
【次の発言】 趣旨においては、非常にいいのでありますが、他に国民運動云云の請願あるいは国旗の祝日設定の請願であるとか、あるいは精神修養日制定に関する請願であるとかいうのがありまして、もしこれを採択いたしますと、これらも採択しなければならぬことになるわけであります。文部当局並びに私たち委員の心持においては、かくのごとき運動は、その事の性質のいかんを問わず、政府が指導的にこの運動を展開するということは、かつての大政翼賛会運動と同じようなことになるきらいがあるのでありますから、事の善悪を問わず、かくのごとき運動は政府が音頭をとるべきにあら……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1951/08/17、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 ただいま皆様方の御推輓によりまして、三たび委員長の重責を汚すことの光栄をになうことになつたのであります。顧みますれば、菲才を省みず委員長の重責を汚しておつたのでありますが、委員各位の熱意ある御指導と御鞭撻によりまして、かろうじて委員長の職責を果し得て来たのであります。  講和條約がまさに調印されんとするとき、引揚げ問題について皆様方の御配慮を煩わしましたことにつきましては、委員各位の熱意、留守家族各位、また政府の誠意のあるところが認められまして講和條約第六條の中にこれが挿入されたのでありますが、今後挿入されました條文が、世界人類の正義を愛する心に訴えるところがあり、この引揚げ完了……

第11回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/08/18、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚問題に関する件並びに在外資産に関する件について議事を進めることといたしたいと思うのでありますが、この前に前国会において皆様方の御審議を願いました在外公館借入金の処理に関する件について、政府側より発言を求められておりますので、その説明を承りたいと思います。西川大蔵政務次官。
【次の発言】 速記を止めてください。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 速記をやめて……。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 午後一時から再開することにいたしまして、暫時休憩いたします。     午前十一時五十三分休憩

第11回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1951/10/02、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は未復員者給與法に関する件並びに在外公館借入金に関する件について、議事を進めることといたします。  まず未復員者給與法に関する件についてでありますが、過般来各地各関係者より切なる要望がございます、療養期間が、本年の十二月をもつて切れることになるのでありまして、その療養期間の延長をするよう、いわゆる療養期間を経過したる後も必要と認むるときは療養を継続したい、し得るようにという要望があるのであります。なお傷害一時金を昭和二十六年四月一日にさかのぼり二倍に増額するという要望があるのであります。あるいは国は必要があるときは、診療録その他の検査をし得るように……

第11回国会 文部委員会 第4号(1951/09/11、24期、自由党)

○若林委員 ただいま受田委員から、海員養成に関する教育施設の充実ということについて、お話があつたのでありますが、幸いに秋山運輸次官が見えておられますので、講和後におけるところの日本の海運の発展状況といいますか、それをひとつ伺いたい。大体文部委員会というものは、次官も御存じの通り、そういう方面には非常にうとい、知識をあまり持つていないと思うのでありますが、われわれにもひとつ簡明率直に、わかりやすいように御説明を願い、また海員養成に伴う運輸省としてのお考えを伺えたらと思います。


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第1号(1951/10/17、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 ただいま各位の御推挙によりまして、委員長の重責を汚すことになりました。  顧みまするのに、過去数国会にわたります本委員会は、委員各位の熱意が結集されまして、困難をきわめつつあります諸問題を除々に解決いたして参つたのであります。講和條約もすでに調印を終り、ただいまは批准国会といわれ、特別委員会が設けられまして審議を進められておる次第なのであります。本委員会といたしましても、引揚げの問題、在外資産の問題等につきまして、平和條約との関連事項が多々ございますので、本委員会の機能を十分発揮いたしまして、平和條約の本委員会に関連しまする事項に関しては十分の審議を書したいものだと存ずるのであり……

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/10/27、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は、未復員者給與法に関する件及び海外同胞引揚げ問題に関する件について議事を進めることにいたしますが、まず初めに未復員者給與法に関する件について、政府当局より説明を求むることといたします。これにつきましては各地よりの陳情もあり、当委員会としてはぜひこの改正をすべく検討中であります。現在お手元に配付してありますような要領について改正立案を急いでおる次第でございます。  では、これについて予算上の面より大蔵当局から一応の御説明を願うことにいたします。岩動主計官。
【次の発言】 ちよつと庄司一郎君、中山委員が十二時から何だそうですから、ちよつと間にはさまし……

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1951/11/02、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りをいたします。去る十月三十一日、理事柄澤登志君が委員を辞任せられておりますので、理事の補欠選挙を行いたいと思いますが、これにつきましては、従来の例により委員長において指名いたすに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めます。それでは高田富之君を理事に指名いたします。
【次の発言】 未復員給与法に関する件につきましては、先般来委員会におきましてこの改正につき検討を進めて参り、先日お手元に配付いたしました改正要綱により政府当局と交渉を進め、かつ立案を進めておるのでありますが、いまだ検討を要する点がありますので、さらに政府当局より……

第12回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1951/11/28、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより会議を開きます。  本日は海外同胞引揚げに関する問題について議事を進めることといたします。  今回平和條約の批准も終りまして、わが国は新しく自主的に国際社会に乗り出すことになりましたが、この海外同胞引揚げに関しましては、いまだ多数の抑留同胞を数え、かつ留守家族の悲境が聞かれるのでありまして、われわれとしてもこの問題の早期解決に対して、その対策樹立に努力しつつあるのであります。政府において今後自立的外交の回復とともに、この問題については各国との間に解決に対しての交渉を持たれると思うのでありますが、われわれは政府の積極的な努力による今後の解決対策に期待いたす次第であります。委……

第12回国会 大蔵委員会 第15号(1951/11/13、24期、自由党)【議会役職】

○若林海外同胞引揚に関する特別委員長 ただいま本委員会におきまして御審議中の、未復員者給與法等の一部を改正する法律案に関しましては、海外同胞引揚に関する特別委員会といたしましても、過般来参議院の在外同胞引揚問題に関する特別委員会と、同じく引揚者に対する切実な問題として、その改正につき愼重に調査検討を行つて参つたのでありまして、その調査の過程におきましては、特にこの法案の内容であります復員患者に対する療養期間の延長並びに障害一時金の増額、診療録その他の帳簿の検査等につきまして、多数の意見も出ましたほか、この法案にありません点、すなわち遺骨引取りに要する経費、及び未復員者の俸給についても増額すべき……

第12回国会 文部委員会 第1号(1951/10/29、24期、自由党)

○若林委員 辻田局長に伺つておきたいと思うのですが、幼稚園は所管事項に入るのですか。
【次の発言】 幼稚園と保育所の機能の限界についてという陳情が来ておるのです。六・三ということに一生懸命になつておりました当委員会といたしまして、幼稚園と保育所の研究については、今まであまりここで論議がかわされなかつたのでありますが、地方へ行つてみますと、幼稚園という名目であるけれども、実質法的の根拠は保育所ということで、どんどん拡張されておるわけでございます。この機能と、政府のいろいろな補助の対象になつております区別とを、ひとつ御説明願いたいのです。

第12回国会 文部委員会 第2号(1951/10/31、24期、自由党)

○若林委員 少し問題は別でありますが、大蔵省が見えておられますから、一応ただしておきたいと思います。むしろ速記をとめた方がいいとも思うのでございますけれども、最近占領軍の軍事行動に関連いたしまして、軍事基地とでも申しますか、これの拡充、拡張というような事柄の影響を受けまして、学校の機能を喪失すると同時に、また危険を感ずるという箇所があるのであります。なお将来これは安保条約が施行せられて、アメリカ軍が駐留するような場合も予想されるのでありますが、これは将来のことであつて、現実にそういう場合があつたとき、学校の移転その他を必要とする場合の経費は、どういうようにお考えになつておられるか。現に不安にお……

第12回国会 文部委員会 第5号(1951/11/15、24期、自由党)

○若林委員 さきに日教組から、教育関係者は一つの組合で、日本の教育なり、またお互い関係者が生活を保障せられて行くということについても、組合として一本であるのが私たちは理想のように思うのでありますが、今日、大学の先生たちは、これには関与せぬ、また高等学校の関係者が離脱をしているということについては、大いにお互いに反省もあり、また別の希望もあるからであろうと思うのであります。おそらくこの三本建であるとか、一本建であるとかいうことで、分離をしたのではなかろうと思うのでありますが、この分離をせられました理由、これを簡明率直に参考人から承りたいと思います。

第12回国会 文部委員会 第6号(1951/11/20、24期、自由党)

○若林委員 私少しその筋への交渉事項がありまして、全部拝聴することができなかつたのでありますがしかし拝聴いたしました分については、大いに敬意を表し、将来このことの審議にあたつて貴重なる資料を与えられたことを多とするものであります。なおこれに関する重要なる質疑が、各委員から出ましたから、蛇足を加えないのでありますが、私の希望をひとつ申し述べておきたいと思うのであります。  過般高教組の諸君のお話を聞き、今日日教組の方のお話を聞いたのでありますが、すべてのものが一つずつ数を少くしてまとまつて行こうというときに、分裂の経過をとることは、まことに遺憾に思うのであります。ことに教育の面に御関係の方たち、……

第12回国会 文部委員会 第7号(1951/11/21、24期、自由党)

○若林委員 このたび提出いたしました博物館法案について、御説明を申し上げます。  わが国が、文化的な国家として健全な発達をはかるためには、いろいろな方策が考えられましようが、国民の教養及び識見を高める教育の力が、最も大きな原動力となることは、今あらためて申し上げるまでもありません。しかしながら、わが国においては、往々にして学校教育を重視し、社会教育の面に力を及ぼさなかつたうらみがあるのでありまして、国民の自主的な教育活動を促進する環境は、まことに貧弱をきわめておるのであります。学校における学習活動と、実際生活における自己教育活動は、当然相まつて行わるべきでありまして、かくしてこそ、真の教育の目……

第12回国会 文部委員会 第8号(1951/11/22、24期、自由党)

○若林委員 昨日来の懇談会及び今日の正式な委員会において、大体服部学長は、どういう意図で本委員会が学長の発言を煩わしておるかということは、おわかりくださつたであろうと思うのであります。今度の京大騒擾事件というように、新聞紙上には現われておるのでありますが、私たちはこれは社会的に非常に重大な影響を及ぼしておる、重大問題とわれわれの胸に映じておるのであります。学長御自身はどういうふうに思つておられますか。一番最初ずつと御説明を聞いたときには、重要な主題となる公開質問状のごときものも御発言がなかつた。それから平和の歌というだけのことであつて、それが陛下のお耳にまでも入つておるということを、われわれは……

第12回国会 文部委員会 第9号(1951/11/24、24期、自由党)

○若林委員 岡委員の発言に対しまして、懇篤な、またわが国の海運の将来に対する運輸大臣としての切々たる御抱負を拝聴いたしたのでありまして、わが文部委員会の意向をも大体御了承を願い、また運輸大臣とし、海運界の面から、その必要性についての、海技専門学院の事業の特性についてお述べくださつたのでありまして、非常に感銘深く拝聴いたした次第であります。  何と申しましても、わが日本の生くる道は、海で生きなければならぬのであります。今まで世界最大の海軍を持つておつた日本だと、こういうのでありますが、これが全部なくなりまして今度こそそれにかわるものとして、いわゆる海運ということで、世界の平和確立のために、罪滅ぼ……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/26、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長代理 次は、日程第一〇、日程第二六を一括して議題といたします。紹介議員の説明を求めます。
【次の発言】 日程第一一、第二四、冨山大学経済学科を学部に昇格の請願を議題といたします。
【次の発言】 日程第二一、東中学校舎増築費国庫補助に関する請願を議題といたします。
【次の発言】 次に、日程第一三、教育財政確立に関する請願を議題といたします。紹介議員の御説明を求めます。
【次の発言】 日程第一四、通信教育学生の救済対策確立に関する請願(第三五一号)を議題といたします。
【次の発言】 本請願の要旨は、兵庫県三原郡志知村では、村民奉仕により、岩山を切り開いて学校敷地を整え、昭和二十四年度に……

第12回国会 文部委員会 第12号(1951/11/29、24期、自由党)

○若林委員 ちようど大蔵省の一番はつらつとしておられます、特に文教政策に御関心を持つた主計官が御出席でありますから、お願いをいたしておきたいと思います。  産業教育振興法は、衆参両院の文教政策に対しまして最も関心を持つ法律といたしまして、しかも文化産業日本の建設というものには、この方策を立てて行がなければならぬという気持から、立案ざれたものなのでありまして、文部省のこれに対する予算の数字的の根拠も、非常に早々の際でありましたから、十七億幾らというものを出しておるようでありますが、われわれの目から見、また大蔵大臣が産業教育振興法を審議します際出席せられての正式の委員会においての発育は、その大きな……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、自由党)

○若林委員 私は、海外同胞引揚に関する特別委員会の関係者といたしまして、その立場から第六條(b)項に関連いたしまして、二、三の質問をいたしたいと考えるのであります。そもそも平和條約は戦争の跡始末であり、総決算であるというその性質上、当然終戰以来いまだに解決を見ざる日本人抑留者の問題、ソ連、中共等によつて不等に拉致抑留せられておりまするまま、未解決の三十数万同胞の運命に関する問題が條約中に明確にうたい込まれねばならないことはいうまでもないところでありますが、去る七月十三日発表の第一次條約草案には、本問題は一顧も与えられておらなかつたのであります。もしそのまま條約が成立し、ポツダム宣言が失効したと……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1951/12/15、24期、自由党)

○若林委員 この際本特別委員会の運営について動議を提出いたしたいと思うのであります。本海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会が設置せられましたゆえんは、平和条約が完成を見るにあたりまして、いよいよ海外同胞引揚げに関しては一面明るい見通しがあると同時に、また非常なる困難を伴うておるのでありまして、一段と本委員会の活動の使命が加わつて来たことと思うのであります。なお遺家族援護に関する調査に関しましても、従来まで厚生委員会におきまして小委員会まで設けられ、高橋小委員長を中心として松永厚生委員長とも懸命な努力をこれにささげて参られたのでありまして、このたび引揚げと遺家族援護とを中心として、よ……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1952/02/05、24期、自由党)

○若林委員 すでに政府も新聞で御承知であろうと思うのでありますが、日本宗教連盟常任顧問安藤正純氏、日本赤十字社社長島津氏が主唱いたしまして海外、戰歿者遺骨奉還慰霊に関する委員会を組織されようといたしておるわけであります。われわれも関係者の一人としてそれに参画をいたしておるのでありますが、この事業は、政府が主となつてやりまする遺骨奉還に関する大事業に、国民運動として敬虔なる心持をもつて協力をするという意味の会なのでありまして昨日第二回の会合が行われ、来る二十日に第三回の会合が行われまして、全国的に発起人を求めてその委員会の発会をし、同時にいろいろの調査並びに政府督励ということになると思うのであり……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号(1952/02/13、24期、自由党)

○若林委員 それに関連してちよつとお伺いいたしますが、黒田さんの今のお言葉に対して、やりました経路の筋道をちよつとお話しておきたいと思います。  これは独立国でございませんので、堂々たる国家の機関としての衆議院、参議院としての嘆願運動はできないのであります。われわれが動きましたのは、いわゆる国民の声を通ずるという意味においてこの委員会が活動いたしておりますので、代表して委員長名でやつているのでありますけれども、構成メンバーの代表という意味になつているのであります。委員会の決議ということもできない。裁判というものは、その当事国の主権であります。それにまだ独立国家でないところの、被占領下にある日本……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1952/02/23、24期、自由党)

○若林委員 参考人からお話を承る前に、今度どういう身分でおいでになりましたか、前のとちよつと違つておるように思いますので、それをひとつ御説明願つてから承りたいと思います。
【次の発言】 箇条書で申し上げたいと思います。独立をいたしました日本としては、将来この委員会を開くことに対する要請権といいますか、そういう権利が生ずるものであるか、あくまでも受動的のものであるかということをちよつと伺いたい。
【次の発言】 それではそれは拔きにいたしまして、資料について、将来こうしておく万がよいだろうというようなことがございましたら、これをひとつ政府へ通達願つておきたいと思います公の席上で言いにくいことがある……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第11号(1952/03/26、24期、自由党)

○若林委員 ただいまの御説明は私聞いておりませんから、あるいは重複するかもしれませんが、新聞その他で見ましたのと、またただいま御答弁になつたのを基本として、それ以外の事柄について、ちよつとこれに関連する事項についてお尋ねしておきたいと思うのであります。すでに去年の夏であつたと思うのでありますが、外務委員会において、中山マサ委員の御質問に対して、個人的の引揚げに関しての船賃その他について国家が補償するということが、外務政務次官から出ておつたと思うのであります。これに関していま一度どういうような措置を明確におとりになりましたか、伺いたいと思います。

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第13号(1952/04/23、24期、自由党)

○若林委員 ただいまの委員長の御発言の中にもございましたように、五月三日は国会が中心になるような行き方であるというようなことであつたのであります。もしそうなつたならば、一大国民運動の話が浦野参考人からの御意見にもあつたわけであります。そういう五月三日の式典を国会が中心となつてやるように、この引揚げ問題に対する一大国民運動の行事としても、ひとつ国会中心にやれるように本委員会にお諮りくださいまして、まずやれることは、気分を新たにしたときに決議案を出すということも一つの方法だと思います。それから外部において、五月三日に行われると同じ規模において抑留者引揚げ促進、それから留守家族援護に対しての気持を表……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第14号(1952/05/14、24期、自由党)

○若林委員 過般五月二日を期しまして、政府が主体となり、新宿御苑におごまして、全国戰没者の追悼式がおごそかに天皇、皇后両陛下の御親臨を得し行われたのでありまして、おそらく過去七年間白眼視されて小さい気持で暮しておられました遺族にとりましては、援護法によるいろいろな追弔金あるいは年金などを超越いたしまして、あの国家的な儀式に感泣し、何とも言えない、言葉で言い表わせない、一種の心にかつて持つておつた国家のためにという気持をとりもどしたように思うのでありまして、困苦欠乏に耐え、山間から白眼視されたそのときの苦しかつたことも打ち忘れたような感があつたと思うのであります。この遺家族の気持を察しましたとき……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1952/06/05、24期、自由党)

○若林委員 ちよつと関連して……。戰犯の引揚げと申しますか、釈放というようなことについて、これは法的に、国全体の大きな戰争というものに対してのいろいろな功罪が講和條約が大体停止せられておるのでありますが、個人々々としての犯罪も、戰争に関連してのものならば帳消しになつていいようにも思うのでありますけれども、これは掘り下げて考えたときに、まだその罪というものは残るものか、残らないものか、講和條約で戰犯のことはきめられてはありますけれども、それを離れて考えたときに、一昨々日の夜だつたと思いますが、まだ帰らぬ人々のためにという座談会を十一時ころから十二時ごろまで放送をしておりまして、やはりその中にも、……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第19号(1952/07/30、24期、自由党)

○若林委員 これは私が当面した問題なんでありますが、戰病死という公報を受取つておつて、その戰病死の内容についての証明書をそれぞれ添付して提出しなければならぬというようなことですが、しかし役所が戰病死ということを出している以上、遺族に対してそういう義務を課するということは私は不穏当だと思う。ところが姫路の病院でなくなつているのでありますけれども、その姫路の病院に照会してみたところ、その当時の人がいるやらいないやらわからぬ。もし遺族で照会ができるものなら役所でこれはやるべきである。それを受取るべき遺族の方にその責任を負わしている。できなければ公報を出したものの責任である。その公報それ自身を私は生か……

第13回国会 内閣委員会 第31号(1952/06/13、24期、自由党)

○若林義孝君 ただいま議題となりました引揚同胞対策審議会設置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  引揚同胞対策審議会は第二回国会に衆参両院において議決されました引揚同胞対策に関する決議に基きまして、法律第二百十二号をもつて昭和二十三年八月から最初は一年々限つて総理庁に設置され、海外同胞の引揚促進、帰還者、遺家族及び留守家族の援護等に関する諸問題につき民間の陳情を審議し、かつその実情を調査して、引揚同胞対策を考究いたし、その結果を内閣総理大臣に報告して参つたのであります。  しかるに海外同胞引揚に関する諸問題はいまだに解決を見ず、年を追つてかえつて未帰還同胞の引揚促進について……

第13回国会 内閣委員会 第32号(1952/06/14、24期、自由党)

○若林義孝君 この法案は特別委員会で議をまとめたのであります。そのとき共産党の方もお加わりになつておりまずから、一応よくお聞き願つておくということがわれわれとして申し上げられることであります。  それから数の問題でありますが、常に数が問題になるのでありまして、井之口君が御質問になりまりたお気持も、われわれとしてわかるのでありますが、しかしとにかく留守家族があの要求の悲痛な声をあげております現実は、引揚者があるかないか、未復員者があるかないかということを物語つておるのであります。いかにないと申しましても、ほんとうにないのなら、死なれた人たちの数を向う方から報告があれば、日本として明確なものができ……

第13回国会 文部委員会 第2号(1951/12/27、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長代理 速記を始めてください。  この際大臣が出席しておりますので、予算編成に関して、本年度の文部予算は非常にしわ寄せをせられておるような感じがするのでありまして、おそらく閣議でもその気分が現われておると思うのでありますが、そういう点について、ひとつ実情を大臣から聞くと同時に、再要求をして、根本的に文部予算の進出を見なければならぬと思うのでありますが、その点大臣の決意をひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 この際、私からお伺いしたい。警察予備隊に六百億という予算が出て来るようですが、警察予備隊を強化する点と、教育を圧迫してまでもその方面の費用をふやすということについて、大臣はどう……

第13回国会 文部委員会 第4号(1952/02/07、24期、自由党)

○若林委員 前回の委員会におきまして、明年度の予算についての御説明を伺つたのでありますが、それに関連いたしまする事項として、商船大学設置準備費として十万円が計上ぜられておるのであります。かつてインフレでない時分に、款項目を名目的に置くだけに一円計上したということがあるのでありますが、この十万円というのは、額から言えば相当とうといものだと思うのでありますが、国家予算の現在の段階から、十万円というのが計上されておるので、私たちこれに奇異の感を受けるのでありますが、政府はこの十万円というものに対する意味を、どういうように解釈をいたしておられますか。私としては文部大臣並びに大蔵大臣の御答弁を伺いたいの……

第13回国会 文部委員会 第5号(1952/02/13、24期、自由党)

○若林委員 勤労青年の教育について、文部省としての腹構えをひとつ聞いてみたいと思います。御存じの通り、中学校の教育を終えまして、高等学校に進学いたします者を除いての大半が大体六〇%だと思います。この連中の全国的な統計をながめますと、大体五百万人は高等学校教育を受けずして、そのまま産業界に、社会に出て行くのであります。これについて、勤労青年の教育ということに目を注がれまして、文部省として非常に力を入れておる熱意は認めるのでありますが、その予算が五百万円――増額されて五百万円だと思いますが、これではたして文部省が意図しておられます勤労青年教育ができるかどうか、先日もお話があつたのでありますが、生徒……

第13回国会 文部委員会 第6号(1952/02/22、24期、自由党)

○若林委員 数点文部当局にお願いし、最後の一点につきましては、本委員会としての意向をまとめられて、善処を要求したい事柄があるのであります。  まず最初の一点は、本委員会の意思といたしまして――共産党の一人は反対でありましたが、全員一致で採択をいたしました、東洋精神文化高揚に関する件でありまして、前回の委員会におきまして、文部大臣から、その意向を体して善処する、その趣旨に沿うように努力するという言明があつたのであります。私たちは、その大臣の言明に従つて、文部省があらゆる諸般の措置をおとりになると承知いたしておつたのであります。また大臣の命令によつて、その措置がとられつつあることをも仄聞いたしてお……

第13回国会 文部委員会 第7号(1952/02/27、24期、自由党)

○若林委員 二点だけについてお伺いいたしたいと思います。一点は、行政機構の改革に関して、文部省に関する事柄であります。一点は、相当に今問題になつております給与の基準についての問題、この二点を伺いたいと思います。  行政機構の改革は、おそらくああいう案が発表されておるわけでありますから、相当進んでおると思いますが、文部省に関する機構については、どういうようになつておるか、おさしつかえない限り伺いたいと思います。  それに関連しまして、文化財保護委員会というような機構も、やはり改革の対象になると考えるのでありますが、この文化財保護委員会というものは、議員立法で、相当委員会なんかの整理を必要とすると……

第13回国会 文部委員会 第9号(1952/03/12、24期、自由党)

○若林委員 長年懸案になつておりました私立学校振興会法案が政府の手から提出せられましたことについては、私たち待望久しき法案であつただけに、心からこれを喜ぶものであります。しかし、この法案の目的といたしますところは、何と申しましても、財政的基礎がその根幹となるのであります。従来、官学と私学との区別が、国家の施策の点において、あまりに差異があり、また社会的のこれを見る目も、官学と私学とで非常な差異があつたのでありますが、戰後、特に私学が健全なる発展に努力をされまして、私学独特の学風を打立てて行き、なおまた、この私学を出まして社会人となつた人たちの、刮目すべき活動ぶりというものが、いよいよこの私学の……

第13回国会 文部委員会 第10号(1952/03/14、24期、自由党)

○若林委員 私は自由党を代表いたしまして、本法案に附帯条件を付しまして、賛成の意を表せんとするものであります。  わが国の教育活動面を見ますとき、私立学校の果しております役割というものは、きわめて偉大なものがございまして、明治維新以後におけるわが国文化の発達は、その大半を私立学校の貢献に負うていると申すことができるのであります。このことは、すでにアメリカ教育使節団も、明確に指摘しているところであります。試みに、これを現存における数字の上から概観いたしましても、大学及び短期大学は二百九十余校、学生数二十四万でありまして、全体の約七〇%を占めております。高等学校は八百七十余校、生徒数三十六万余、全……

第13回国会 文部委員会 第11号(1952/03/19、24期、自由党)

○若林委員 関連して一言お伺いしておきたいと思います。専門学校令によりますとすでに廃止せられたはずだと思つているのでありますが、今年も公然と専門学校として生徒を募集している学校が東京、大阪等に現存しているように見受けるのであります。文部省はこれは承認しておられますかということが第一。  第二に、その存在の根拠を御説明願いたいと思うのであります。申すまでもなく、専門学校として教育を続行する結果は、教員免許状、それから電気事業技術者資格等に特典を持つこととなりまして、他の新制度の学校との間に不公平を生ずることだと思うのであります。この点をひとつお伺いしたい。

第13回国会 文部委員会 第12号(1952/03/20、24期、自由党)

○若林委員 前年の法律と比較されました論議、また教科書の根本に関しての議論も出ておるのでありますが、どうも所管がお違いになりますので、明確な御答弁がなかつたことを、私たちとしては不満に思いつつ拝聴いたしたのであります。将来、教科書の問題に関しては、私たちとしては、発行者並びに今小林委員からも出ております、特殊の契約を結んでおります取扱い君たちの意見をも徴しまして、教科書政策というものを根本的に解決をする時期に迫られておるのじやないかと考えるのであります。また国家としても、食糧政策に相当の負担をすると同じように、あるいはまた教育という面においては、建物と先生と同時に、教科書というものは三者一体に……

第13回国会 文部委員会 第13号(1952/03/26、24期、自由党)

○若林委員 自由党を代表いたしましてただいま議題となつております法案に対し、賛成の意見を申し述べたいと思うのであります。  そもそも義務教育と申しますものは、憲法が無償ということを保障いたしておるのでありまして、地方において、それを保障するか、あるいは中央の政府において保障するかの議論もあるようでありますけれども、憲法で保障されております以上、終局的の責任保障というものは、国家にあると思うのであります。前年の牟額国庫負担の勧奨の法律と比べてみまするときに、本法案は数段の進夢をなし、義務教育費国庫負担の原則が、この点相当強く踏み出ざれたものではないかと考えるのであります。前年の牛額国庫負担という……

第13回国会 文部委員会 第16号(1952/04/03、24期、自由党)

○若林委員 大体これで質疑は打切られておるのでありますが、この法案を通覧いたしますと、日本の精神文化といいますか、精神活動といいますか、この法案は国際的な日本の活動面に筋金を入れる運動になると考えるのでありまして、井出委員から、るるこの点に関して、氣持を織り込んだ質疑が試みられたのでありますが、私もこれは大きな国の精神的文化方面を左右する重大法案であると考えるのであります。かつての憲法に次ぐ宗教法人法にも増して劣らぬ大きな使命を持つ法案だと思うのでありますが、文部当局におきましても、また外務当局においても、政府としては、この運動について各委員が発言しました事柄をよく銘記せられまして、誤りのない……

第13回国会 文部委員会 第17号(1952/04/11、24期、自由党)

○若林委員 私は大体二つの点について質問をいたすと同時に、私から一つの動議を提出してみたいと思うのであります。  過般、教育施設が連合国軍用のために接收をせられておりますが、差迫つた一つの事例として本委員会が取上げましたものに、東京都の月島第三小学校の校舎の接收問題があるのであります。委員会といたしまして、委員長を先頭に文部省、特別調達庁の関係係官、東京都の教育委員会関係、こぞつて現地の視察を行つたのであります。接收せられておりますところの楼舎の現状、なお他校の一部を借りまして教育を行つております現状をつぶさに視察いたしました結果、ひとしく一瞬も早くこの施設の復原を希望する結論に達しておるので……

第13回国会 文部委員会 第19号(1952/04/22、24期、自由党)

○若林委員 私は、共産党を除きます各派を代表いたしまして、ただいま議題となつております国立学校設置法の一部を改正する法律案について、賛成の討論をいたしたいと思うのであります。そもそも議題の中の主要なる目的といたしまして、神戸に商船大学を設けるということは、かつて国立学校設置法が本国会に提出されました当時、政府当局の、二十六年度から開設するような運びにするという一応の言明があつたのでありまして、私たち国民の側からいたしまして、必ず二十六年度から開設せられるであろうという気持でおつたのでありますが、諸般の事情によりまして、これが開設を見ることができなかつたのであります。しかしながら、海運関係の各団……

第13回国会 文部委員会 第20号(1952/05/08、24期、自由党)

○若林委員 ただいま議題となりました産業教育振興法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  産業教育振興法は、御承知の通り、さきの第十国会において成立したのでございますが、これが実施後の状況にかんがみまして、この法律の目的を達成するためには、さらに次の諸点につきまして改正を加える必要があると考えられるに至つたのであります。  その第一点は、第三條の「(国の任務)」の内容が、地方公共団体に対する奨励ということに重点が置かれ、国自体の責任として、国立の学校等に対する任務のあることが明瞭を欠く形となりまして、誤解を生するおそれがありますので、この点を修正し明示しようと……

第13回国会 文部委員会 第21号(1952/05/09、24期、自由党)

○若林委員 私、議員として承知いたしておるだけのことを御説明いたしまして、あとは文部当局から御説明を聞いていただけばいいと思うのでありますが、御存じの通り、産業教育振興法に関しまして、各地方に産業教育審議会ができておるのであります。これは非常に急速にできたところもありますし、できないところもあるわけでありまして、大阪のごときは、この間私行つて参りましたが、その人選に悩んでおるようであります。おそらくこの審議会の状況と、中央における審議会の活動状況が、産業教育振興法の実施状況であろうと思うのであります。この点と、その審議会の意見に基いて六億六千万円の補助費が地方に配分されておると思うのであります……

第13回国会 文部委員会 第22号(1952/05/14、24期、自由党)

○若林委員 浦口委員から御発言がありましたが、心持におきましては、われわれも同感でございます。大体こういう事柄は、政府提案として堂々と国会に提出せられることを望み、それに努力して参つたのでありますが、何分セクシヨナリズムに固まつておるという弊害が、どうしても払拭をせられないのでありまて、われわれとしてもその間折衝を重ねて参つたのでありますが、新聞紙上その他において御承知おきを願つておると思うのでありますが、二転二転いたしまして、遂に地財委と文部省との妥協案というところまで来まして、大体この線ならば文部省の要求の最低線であり、また地財委としても、また地方行政関係の人からも、これだけは受入れてもら……

第13回国会 文部委員会 第23号(1952/05/16、24期、自由党)

○若林委員 小林委員のただいまの御発言、もちろん同感以上でございます。実際立法府と行政府と、しかも責任政治、政党政治の建前から申しまして、議会を中心として政治が行政府において行われますことは、これはもう筋道の通つた、これこそ民主的な行き方であろうと思うのでありまして、同感の意を表するものであります。さて実際面において、この理想が実現できないところに苦心があつたのであります。なお、これは文部関係のものばかりでなしに、地方行政委員会との関連もございまして、今御発言の中には、一応お含みがお心持の中にはあつて御発言になつたと思うのでありますが、その調整のためにてまどつたのであります。それから、委員会の……

第13回国会 文部委員会 第24号(1952/05/20、24期、自由党)

○若林委員 たびたびお答えいたしておりますように、われわれの本法案を提出いたしました最終高度の目標は、今渡部委員が言われます方向をねらつておるわけでございます。根本の理念においては違つてはおりますけれども、表面に現われますねらいどころというものは同じなのであります。しかし現状の国家財政と、また地方税制というものを参酌いたしましたこの基礎の上に立つて、これが最大のねらいどころであるという意味で、この法案を立案いたしたのでありますが、この法案が制定せられまして、将来は、もう事あるときをとらえまして、地方税制の改革あるいは平衡交付金の根本的変更というような機会をねらいまして、一歩々々ずつ前進をして行……

第13回国会 文部委員会 第25号(1952/05/23、24期、自由党)

○若林委員 今松本委員が御指摘になりましたような事柄は、相当考慮しておかなければならぬ問題だと思います。しかし、この法案のねらつておりますのは、むろんそれを慎重にやらなければならぬのでありますが、総額のことについてとりきめを行うのがこの法案でありまして、配分につきましての分は、今御指摘になりましたような事柄は、十分注意をして法律で定めなければならぬ、こう考えておるのであります。
【次の発言】 日直並びに宿直に関する手当というものが、ここに摘出してあるわけでございます。その中で十分考慮できるようになるわけであります。
【次の発言】 教員の場合の超過勤務手当というものは、特別に算定することなしに、……

第13回国会 文部委員会 第26号(1952/05/29、24期、自由党)

○若林委員 法案が正式に出されます前に、すでにいろいろな問題が起つておつたことだけは事実なのであります。一つの例をとつてみますと、大蔵省の案といたしましては、この総額の二分の一を平衡交付金の制度によつて配分するという含みを持つておりまして、この法案に対して、二分の一の補助制度をとるべきであるということが言われたのでありますが、東京都知事が、やはり反対陳情に見えましたので、どういうわけで反対されるのでありますかと尋ねてみたのであります。そのとき反対の根拠になつておりましたのは、大蔵省の案に対する全国平均二分の一の案をもつて、大蔵省の言うところは二十億與えて三十億とろうとする案である、それには自分……

第13回国会 文部委員会 第29号(1952/06/09、24期、自由党)

○若林委員 ただいま問題になつておりますことで、二点だけひとつ御参考資料として申し上げておきたいと思います。  第一点は、新発田の問題でありますが、非常に大問題だというお気持で御発言になつておりますけれども、過般前文部委員長である方と、それから前々々文部委員長である方と、党の文部部長をやつております私とが三人、新潟で工業高等学校会議がありましたので出かけたのであります。私は有力ではないのでありますけれども、他のお二人はきわめて有力な、力を持つておられる方でありますから、大学当局へ、来ておるが、半日時間があるからということを連絡いたしたのでありますが、見てくれとも、車をよこそうとも、あいさつにも……

第13回国会 文部委員会 第31号(1952/06/12、24期、自由党)

○若林委員 本文部委員会といたしまして、御出事前に、いろいろな事柄に御奔走で御多忙中の、また社会的にも重要な地位を占めておられます参考人各位の御出席を得まして、オリンピック選手派遣に関するいろいろな御意見を本委員会が承ろうとしますのは、先ほど総括的な趣旨は委員長からお話になつたのでありますが、具体的にどういう気持からであるかということを、一通り申し上げてみたいと思います。  御存じの通り、オリンピツク大会に選手を派遣いたしますことは、国家といたしましても、外交的にながめましても、独立第一歩を踏み出しました日本といたしましては、重要な、各国に大公使を送る以上に、私たちは世界が関心を持つておるとこ……

第13回国会 文部委員会 第33号(1952/06/14、24期、自由党)

○若林委員 松本委員、圓谷委員の御質問と、ねらいどころは同じでありますが、方向を違えてひとつ伺いたいと思います。最後は、ひとつ文部大臣の腹をお伺いいたしたいと思うのであります。非常にいいところの例もあるし、悪いところの例もあるという問題があつたのでありますが、順序といたしまして、その悪いところの例というものをどういうところに欠陷が現われて来ておるか。それからよいところはどういう方面にいいところが現われておるか、そこをひとつ善悪両面のいろいろな資料をお持ちだろうと思いますから、お話を願つておきたいと思います。
【次の発言】 かく小さいところまで市町村の教育委員会をつくる場合、人事の交流といいます……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/06/16、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長代理 松本君より提出されました委員長不信任動議について、提出者の趣旨弁明を求めます。松本七郎君。
【次の発言】 本動議に対する討論の通告がありますので、これを許します。委員長不信任動議に対する賛成討論として小林信一君。
【次の発言】 圓谷光衞君。
【次の発言】 坂本泰良君。
【次の発言】 委員長が義務教育費国庫負担法案を上程することを宣言せられました瞬間、間髪を入れず、委員長不信任の動議が提出せられたのであります。また各委員のこれに関するところの賛成討論が出たのであります。私、謙虚な気持で、各賛成討論を拝聴いたしておつたのでありまして、委員各位の御心情は十分わかるのでございます。な……

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/06/21、24期、自由党)

○若林委員 ただいま議題になつております連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律案というのは、名前が示しておりますように、国民一般から考えますと、ほとんど無関心であり、というて、当事者、著作権を持つております関連する当人にとりましては、非常に重大な問題であると思うのであります。その意味において、この審議だけは、はなやかなものではございませんけれども、非常に重大なことだと考えますので、浦口委員、坂田委員から相当詳細なる御質疑があつたのでありますが、この間の参考人の御意見などを中心として、いま一度明確にいたしておきたい点が数点ありますので、お伺いをいたしておきたいと思います。明確にお答えを願い……

第13回国会 文部委員会 第40号(1952/06/25、24期、自由党)

○若林委員 私は教育委員会法第一條の目的など、大臣の考えを聞いて、それから質問を展開したいと思うのでありますが、大臣きようお見えになつておりませんから、局長に伺つた方がよいと思う事柄と、先ほど小林委員から局長に御質問になつたようですが、局長の口からちよつと言えぬのでありますから、私から答弁を兼ねての質問を、ひとつ申し上げておきたいと思います。  教育委員会を市町村の末端にまで置くか置かないかということ、またこれを一年延期するかどうかということ、この問題は、きわめて重大な問題でありまして、日本は世界の民主国家として、世界の連合国の仲間入りをして行くためには、どうしても、すべてのものを民主化されな……

第13回国会 文部委員会 第41号(1952/07/03、24期、自由党)

○若林委員 これも関連するのでありますが、名古屋の愛知学芸大学の請願、それから新発田、おそらくはかにも、この種の問題は将来起り得ることだと思うのでありますが、御発言になりました両委員のお気持もよくわかるのでありまして、同感を私たち持つておるのであります。しかし、一応この大学の整備の方針というものは、統合に向いておるわけであります。しかしながら、それを一律に強行するということもむずかしいと思います。過般警察予備隊とのにらみ合せにおきまして、決議案を出しましたのは、やはりそういう意味もあるからであります。今日新聞で拜見しますと、水産大学が便所を教室に充当しておるそうでありますが、これなんか、私は文……

第13回国会 文部委員会 第43号(1952/07/30、24期、自由党)

○若林委員 連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律案につきまして、自由党を代表いたしまして、賛成の意見を述べようとするのでありますが、提案理由の説明にありますように、この法案は、日本国との平和條約第十五條(〇)の規定に基くものであり、同條約に規定せられておる事項と同一事項を規定するところのものでありますが、これよりなお法律案を提出するに至つた理由というものは、対日平和條約の規定だけでは、一般国民の理解に不十分な点もあり、また実施上の細目について欠けるところもあり、そこで條約上の義務を日本国及び日本国民が誠実に履行するために、また将来において起り得べき問題をできるだけ避けるために、この法案……


若林義孝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院24期)

若林義孝[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 法務委員会文部委員会連合審査会 第1号(1949/05/10、24期、民主自由党)

○若林委員 憲法上認められております言論の自由を、眞に民主的な意味における発展を希望いたす者といたしまして、この出版法及び新聞紙法を廃止する法律を御提出になりましたことは、まことにけつこうなことと存ずるのでありますが、しかし現下の日本の実情に照してみたとき、まことに私たちとしては望むことは望むが、一抹の杞憂を持つところのものであります。これは不本意ながら持たざるを得ないのであります。この氣持からいたしまして、現在のまま無制限に言論の自由を認め、新聞紙法等を廃止しまして、その生れて來る結果、將來の見通しというようなことについていかにお考えになるか、少くとも改正すべき何らかの法律を準備もなしにこの……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1950/12/02、24期、自由党)

○若林委員 先ほど松本七郎君の質疑に対して政務次官から御答弁があつたのでありますが、明確を欠いたように思いますので、一応念のために伺つておきたいと思います。二十四年度の年末の手当について別途に考慮しなければならぬというのでありますが、今度の三十五億の平衡交付金の中には七億二千万円が入つていないのでしようか。あるいは入つておるか。将来はこういう性質のものについても別途に考慮するというのか。あるいは今度は全然入つておらないのだから、別にこれを考えて支拂うのか。現在のところはつきりこれだということで地方に支弁するのでなければ、国が地方公共団体に負う債務になつておると思うのですが、これをひとつ明確にし……

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第2号(1950/12/03、24期、自由党)

○若林委員 先ほど松本七郎君の質疑に対して政務次官から御答弁があつたのでありますが、明確を欠いたように思いますので、一応念のために伺つておきたいと思います。二十四年度の年末の手当について別途に考慮しなければならぬというのでありますが、今度の三十五億の平衡交付金の中には七億二千万円が入つていないのでしようか。あるいは入つておるか。将来はこういう性質のものについても別途に考慮するというのか。あるいは今度は全然入つておらないのだから、別にこれを考えて支拂うのか。現在のところはつきりこれだということで地方に支弁するのでなければ、国が地方公共団体に負う債務になつておると思うのですが、これをひとつ明確にし……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 文部委員会公聴会 第1号(1951/03/19、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長代理 これより宗教法人法案について、公聽会を開催いたします。開会にあたつて、本日御出席の公述人各位にごあいさつを申し上げます。  申すまでもなく、目下本委員会において審査中の宗教法人法案は、一般的関心を有する法案でありまして、今国会における重要なる案件であります。よつて本委員会といたしましては、広く各層の学識経験者各位の御意見を聞き、本案の審査を一層権威あらしめ、遺憾なからしめんとするものであります。各位の豊富なる御意見を承ることができますのは、本委員会の今後の多大の参考となるものを期待いたしておるのであります。各位におかれましては、その立場より腹蔵なき御意見の御開陳をお願いいたし……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 大蔵委員会海外同胞引揚に関する特別委員会連合審査会 第1号(1951/11/01、24期、自由党)【議会役職】

○若林委員長 これより大蔵委員会、海外同胞引揚げに関する特別委員会連合審査会を開会いたします。  不肖私が各位の御了解を得まして、委員長の職務を勤めさせていただきます。  それではこれより在外公館等借入金の返済の実施に関する法律案を議題といたします。それではまず政府当局より本案の提案趣旨の説明を求めます。西川大蔵政務次官。
【次の発言】 提案趣旨の説明は終りました。  次に本案につきまして、在外公館等借入金供与関係者の方々が、参考人として御出席になつておられます。まず本案について参考意見を聴取いたし、本案の審査を進めて参りたいと存じます。参考人の方々の発言順位につきましては、委員長に御一任を願……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第2号(1952/04/01、24期、自由党)

○若林委員 ちよつと関連して―ただいま玉置委員からお話の、白衣の者の街頭進出ということは、今局長からもお話になつたように、これが徹底いたしましても、あると思うのでありますが、国民の側から申しますと、やはり政府の援護の手が薄いから、ああいうことをやつておるという感じを持つのであります。なお、われわれが仄聞するところによりますと、もう療養が終つて復員してもいい者が、病院になおとどまつておつたり、家賃もいらずに、生活費も出してもらつているというようなことで、なお列車の中で集めます金が相当の巨額に上つて貯金を持つておる、もうこじきを三日すれば一生それが忘れられぬというような感じで、全国的に計画的になさ……

第13回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1952/05/24、24期、自由党)

○若林委員 義務教育費国庫負担法案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  申すまでもなく、義務教育は憲法に定められた重要な国民の義務であり、同時に権利であります。従つて、国といたしましても、この義務教育につきましては、その一定の規模と内容とを、すべての国民に対して保障すべき責務を負つているものといわなければなりません。そして、この責務を果すためには、まず、国が義務教育について確実な財政的裏づけをすることが何よりも必要であると考えるのであります。  従来、義務教育費に対する国の保障といたしましては、義務教育費国庫負担法という法律がありました。この法律は、周知の通り、地方財政において最……

第13回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1952/05/26、24期、自由党)

○若林委員 御質問で要望せられておるお気持は、よくわかるのでありますが、本法案自体直接根本的にそれを満たす法案にはなつておりません。現在の地方財政平衡交付金を配分いたします精神は、尊重するつもりで盛られておるわけであります。ただ間接に、教育費が国庫において半額程度確保されますことによつて――御存じの通り、この教育費は伸縮を許しません。完全には参りませんけれども、定員、定額によつて、すべてのものが大体律せられておるのでありますから、行政整理などで一割の人員整理というようなことを言われましても、義務教育費だけは、対象にするわけにはいかぬのであります。子供の数でも滅らせばともかくでありますけれども、……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1952/02/21、24期、自由党)

○若林委員 ちよつと関連して――ただいま大蔵省側から、商船大学に関する調査研究ということで、二十八年から置くか、置かぬかを調査研究するという御説明があつた。文部大臣は過般の委員会におきまして、二十八年度から置くということを前提とする準備費であるという御説明があつたのでありまして、全然御説明の趣が異なつておりますが、調査費と準備費との御説明の区別を、文部大臣と大蔵省と両方からひとつ伺つておきたいと思います。
【次の発言】 先ほどの御説明では、置くか置かぬかを調査研究するというふうに言われたのでありますが、設置を前提としての研究ということに今は御説明がかわつたようでありますが、さよう承知していいの……



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