このページでは山本久雄衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○山本久雄君 ただいま議題となりました廣島平和記念都市建設法案について、その提案理由の概略を御説明申し上げます。以下四つの理由をあげて、廣島市を平和記念都市として建設しなければならないゆえんを申し述べたいと存じます。 理由の第一は、廣島市の戰災は世界史的意義をもつているのであるから、これに対して國家の國際的措置が必要であるということであります。回顧いたしますれば、三年九箇月前、すなわち昭和二十年八月六日午前八時十五分でありました。突如として閃光一閃、大爆音とともに爆風が廣島市をのんだのであります。これこそ人類史上最初の原子爆彈の炸烈であつたのであります。かつては六大都市に次ぐ中國の雄都たりし……
○山本久雄君 ただいま議題となりました、農林委員会付託にかかわる、内閣提出、参議院送付、植物防疫法案、農林物資規格法案並びに地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き、動植物検疫所の出張所設置に関し承認を求めるの件、以上三件につきまして、審議の経過並びに結果の大要を御報告いたします。 まず、植物防疫法案から御報告いたします。 御承知のごとく明治二十九年に害虫駆除予防法が制定され、国内におきまする病害虫の駆除、防除策を講じ、また昭和二十三年には輸出入植物検疫法が施行され、植物の輸出入に伴う検疫事業を実施いたし、農業生産の安全と増進とをはかつて来たのでありますが、特に害虫駆除予防法につきましては……
○山本久雄君 ただいま議題となりました簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律案につき、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず政府提案の理由であります。御承知の通り、簡易生命保険及び郵便年金の積立金は、事業創始以来一貫して両事業の所管大臣が管理運用して来たのでありますが、戰時中から戰後にかけまして、臨時の措置として自主的運用が種々制限されて参つたのであります。すなわち、戰時中の特別措置として、昭和十八年以降、事業所管省による運用に対し一部制限が加られ、引続き戰後、昭和二十一年一月には、連合国最高司令部の意向によりまして、契約者に対する貸付を除き、郵政省による……
○山本(久)委員 この際ちよつと文部当局にお尋ねしてみたいのでありますが、國宝に指定されております建造物について、その修理等に関してどういう御方針であられましようか。私のお尋ねしてみたいのは嚴島の千疊閣、五重の塔その他の建造物が、腐朽その極に達しておるのであります。近來神社の経営はまことに悲惨な状態になつておりますが、來年度の予算の中に嚴島の國宝に指定されております建造物の修繕の予算か何か計上されておるのでありましようか。
○山本(久)委員 大体において今の安部委員の質問の中に入つております。ただこの文書の末尾にあります、前農林政務次官北村一男氏が、四千万円の残金三千万円を林野庁関係者―この関係者ということについて、証人は薪炭課長ということを申しましたが、これは現在の薪炭課長でありますか前の薪炭課長でありますか、名前をはつきり言つてください。
【次の発言】 濱田薪炭課長と解していいのですね。
○山本(久)委員 ただいま委員長から申されました公団調査に関する報告をいたします。 公団に関する調査団一行は、去る三月二十五日以降七日間にわたつて、名古屋、大阪、京都、御戸、東京の各地公団支部または支所について、現地調査を行つたのであります。調査目標は一、公団の滯貨、二、売掛金の処理、三、公団制度改廃後における機構の問題等を中心題目として調査を遂げ、各公団の現状についてのその実態を把握し、現地官民の意向をも親しく聽取しまして、大いに得るところがありました。以下最も重要と思われる若干の点について報告をし、御参考に供したいと存じます。 まず食糧配給公団から申し上げます。この公団のいも類局の取扱……
○山本久雄君 ちよつとお尋ねしてみるのですが、今前田委員から、四国地方の地盤沈下その他の災害についての報告がありました。当局もそれについての答弁があつたのでありますが、この地盤沈下については、四国並びに中国地方――岡山県の一部、山口県の一部、広島県は特に沿岸島嶼部が非常な惨害をこうむつておる。先般のキジア台風の際におきましても、塩田のみでもおよそ百町歩に余るところの塩田がすつぽり水浸しになつておる。そのほか市街地に近いところも、みなそのままになつております。今報告を聞いてみますと、もちろんこれは四国地方の派遣でありますから、四国方面に重点を置かれた報告はもちろんでありますが、中国地区の方面につ……
○山本久雄君 ただいま志田委員から私の問わんとするところはほとんど問われましたので、多くを質問する必要のないものと認めておりますが、ただ今八木議員から申されましたごとく、新しい法が制定されました関係上、四十、五十というようなそれぞれの地方の各府県から、各省にわたつて提出された。これについては政府当局におかれましても、相当考慮していただきたいと思いますことは、一昨年広島市と長崎市が原子爆弾の被害をこうむりました関係上、これを特別法によつて救済をしてもらうために私は努力いたしまして、そうして長崎、広島は平和都市、文化都市として新しい特別法を制定してもらつたのであります。ところがその後次々とこの特別……
○山本(久)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条によりまして、委員長が選任されるまで委員長の職務を行います。
ただいまより委員長の互選を行いますが、その方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 内藤君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。御異議なければ篠田弘作君が委員長に当選されました。(拍手)よつて本席を委員長篠田弘作君に譲ります。
○山本久雄君 私は委員外からの発言をさしてもらうことをお許し願つたのでありますが、実は広島県の佐伯郡大竹町の地域給に関しまして、この前の国会のときに請願は受理されたと思うのでありますが、重ねて陳情を申し上げる次第であります。広島県からは、ほとんど百近い市町村の、それぞれ地域給の引上げの陳情、請願が出ておるのでありますが、その中で特に、私がただいま申し上げます佐伯郡の大竹町の地域給につきましては、これは地理的に申し上げますと、広島と岩国市との中間にありまして、しかも山口の岩国市とは本野川という川をへだてまして、橋を一つ渡れば岩国でありますのに、岩国市は二級地であり、広島市は三級地であります。また……
○山本(久)委員 私はこの機会に、一般郵便貯金についてのお尋ねをしたいと思います。戰時中全国で百五十都市が戰災をこうむつたのでありますが、その戰災都市のうちでも、ことに廣島市は原爆をこうむつたために、二十数万人の人が立ちどころに死亡したわけなのであります。従いましてこの死亡者の中の貯金者は、その遺家族が、子供が疎開しておつて子供だけ残つたというわけで、幾ら貯金をしておつたか、どうなつておつたかということはちつともわからぬ。この被害額は相当あります。例をあげて申しますと、銀行方面では、当時の金で一億数千万円という預金が、そのまま拂いもどしをしないということであつたのであります。当時私は市の助役を……
○山本(久)委員 私ははからずも今回郵政委員として、ただいま委員長がお述べになりましたブラツセルにおける万国郵便会議の席に列するの光栄を得ましたことを、まことに感謝感激しております。なおあちらへ参りました際に、その会議の終了とともに、欧州各国並びにアメリカ等の郵政事業につきまして、できる限りの調査研究を遂げまして、わが日本の郵政事業の今後の改良、改善、発展を期するために、万全の努力を捧げようと思います。二箇月ほどの留守をいたしますので、委員長初め各委員の方々によろしくお願いをいたしたいと思います。一言ごあいさつを申し上げます。
○山本(久)委員 私は厚生委員でないために今日まで質問する機会を得なかつたのでありますが、本來ならば大臣の答弁を求めたいのでありますけれども、先刻聞きますと、大臣の責任をもつて答弁すると申されますのでお尋ねしてみたいのですが、原子爆彈症の救済治療について当局はいかなる措置を今日までとつておられるか、まずこれを承りたい。
【次の発言】 ただいまの答弁を聞きまして、私の質問する意思とは少し違つておるのであります。なるほど研究をやつておられることは事実なのです。昭和二十年の八月六日に、人類史上にかつてない原子爆彈が廣島に投ぜられた。それから旬日を出でずして長崎に投ぜられた。しかも廣島に投ぜられたとき……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。