このページでは松浦東介衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○松浦政府委員 ただいま議題となりました漁船乗組員給与保険法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 本法律案は、漁船乗組員給与保険の保険金の支払い期間を限定しようとするものでありまして、現在第十七条の規定では、乗組員が抑留された場合、保険金の支払いは、当人の抑留が終るまで、すなわち本人が帰還した日まで行われることになつておりますが、これを抑留された日から起算して六年四箇月を経過いたしましたら、それまでで打切りその翌月からは組合は保険金の支払い責任を負わない旨の規定に改めようとするものであります。 これは、漁船乗組員給与保険も、保険という建前であります関係上、保険金の支払い責……
○松浦政府委員 中小漁業融資保証法案の提案理由を御説明いたします。 国民食糧のうち蛋白質給源として漁業がわが国産業中重要な地位を占めていることは、いまさら申し上げるまでもございません。この漁業のうち水揚高において六割ないし七割を占め、漁業経営体中九割以上を占めている中小漁業については、漁業の豊凶が天然現象に左右されがちであることと、その経営の零細性のために従来からその金融難が叫ばれて参りましたことは、各位の十分御承知の通りでございます。 そこで、この中小漁業の金融難を打開するためには、まず漁業者みずからの信用力を高める必要があります。このために、漁業者の漁業権証券または現金による出資、地方……
○松浦(東)委員 理事の互選につきましては、理事の数を五名とし、慣例により委員長において御指名あらんことを望みます。
○松浦説明員 私は今回はからずも農林政務次官に任ぜられたわけでありますが、何分よろしくお願いいたします。 実は私の考えとしては、今回の国会は皆様方と一緒に農林委員会に席を並べて、大いに農政を議するという一つの楽しみを持つておつたのでありますが、にわかに政府側に立つことに相なりました。しかしながら私は従来の経験に徴しましても、農林委員会の皆様方のお気持は十分わかりまするし、尊重するなと言つても、これは尊重するつもりでございます。またその点につきましては、皆様方の仲間でございますから、何分よろしく御指導と御鞭撻をお願いいたします。ただ困つたことには、私は御承知のように元来まつたくの野人育ちであり……
○松浦政府委員 足鹿さんのお言葉でございますが、私も足鹿さんのおつしやることは十分わかるのでありまして、非常にその点は遺憾な点もあり、あなたのお話に賛成の面が多いのであります。御承知の通り、あなたがおつしやるように、農林行政は非常に国民生活と密接なつがりかあり、かつ広汎であります。そしてその仕事が今仰せられましたように、あるいは食糧庁にしましても、あるいは林野庁にしましても、農地局にしましても、また統計調査にしましても非常に大事なことであり、地味なしかも綿密な仕事でありますので、現在の定員ではやりにくい点が非常にあるのでありまして、その点でいわゆる非常勤職員を置かざるを得ない実態に相なつておる……
○松浦政府委員 ただいまの中馬君のてん菜糖の買上げその他に関連しての菜種の御質問でございますが、政府としましては、農業保護政策の一環として農産物価格維持のために、重要農産物の価格が暴落する危険がありますときは適当な措置をとらなければならない、こういう観点に立つて考えております。ただいま仰せられました菜種の問題につきましても、いろいろ具体的な例があつたようでありまするが、現在その問題についての事務的な考え方につきしては、事務当局よりお答えいたさせます。
【次の発言】 ただいまの井上さんの砂糖に関する該博な御知識には私敬意を表しますが、私はまだ詳細を知つおてりませんので、政府の輸入計画等につきまし……
○松浦政府委員 この湿田単作地域農林改良促進法案が立法化された場合に、政府はこれに対する予算措置については現在どういうふうに考慮しているかという御質問のようでございます。御承知のように、二十八年度の予算については目下大蔵省との間に折衝中でございますが、これは前に積雪寒冷単作地帯あるいは急傾斜、特殊土壌というふうに、特に立地条件の劣悪な地点に対する特別立法がございますが、大体これと同様の処置をとつて参りたい、このように考えております。すなわち主として土地改良に重点を置くと思いますが、土地改良の中でも国営とか県営というような大規模のものではなく、団体営ということになるかと思いますけれども、積雪寒冷……
○松浦政府委員 先般の当委員会におきまして平川委員から、湿田地域の解釈でありますとか、その指定基準についての農林省の現在の考え方はどうであるかというようなことについての御質問でございますが、湿田単作地域の指定につきましては、申し上げるまでもなく法第二条によりまして、湿田単作地域農業改良促進対策審議会の議決を経て指定することになつておるわけでありますが、大体の私どもの考え方としましては、さきに施行になりました急傾斜地帯農業振興臨時措置法とか、そういうものに準拠いたしました考え方でこれを考えておるわけでございます。先ほど申し上げましたように、決定は法律が通りました以上は審議会においてこれをきめるこ……
○松浦政府委員 平川さんにお答えいたします。この法律が立法化されましたならば、仰せのように審議会の決定を尊重いたしまして、運営に誤りなきを期したいと存じます。なおこれは平均よりも条件の劣悪な地帯を対象としての特別立法でございまするので、あなたがただいま仰せられましたようなことで十分運用して参りたい、かように考えます。
【次の発言】 仰せのように、この湿田地域と申しますものは全国に散在いたしておるのでありますから、私どももそのように考えております。
【次の発言】 立法化されまして審議会ができましたならば、なおこの地域という問題につきましても、特に政府の方から基準等のことにつきまして御相談申し上げ……
○松浦政府委員 先ほどの肥料価格の適正化並びに供給確保に関する件の決議案でございますが、決議案の御趣旨はまことにごもつともでございまして、実は硫安の輸出の価格につきましては、さきに御承知のように国内価格水準を下まわらぬよう指導する方針であつたのでありますが、その後生産の方は順調に参りましたが、他方国際価格が非常に低くなりましたために、先ほどお述べになりましたように東南アジアにおける市場確保の御意味と、あるいはまたそれをあまりに抑制することによつての操短などによる国内の価格の奔騰等から考慮いたしまして、実は輸出を許可するようなことになつて参つたのでありますけれども、何分量があるのでありますから、……
○松浦政府委員 ただいまの特殊立法の対象としての規模なり、あるいは補助率の引上げ等の問題につきまして、前に湿田単作法のつくられますときにもいろいろ御意見を承つたのでございますが、実は私どももそういうお考え方に対しましては非常に賛成なわけであります。すなわち特殊立法をつくらなければならないほど非常に条件の悪い地帯の引上げのために、どうしても必要である、そういう見解からつくられますところの立法でございますから、なるべく御希望に沿うように、規模の面におきましても、あるいは補助率の面におきましても、私どもは全然同感なのでございますが、実は現在の段階では、われわれは農業政策上非常に必要であると思つており……
○松浦政府委員 重要農産物の価格安定法といいますか、価格維持のための立法措置が必要であるということにつきましては、これは井上さんと全然考えが同じであります。そこで私どもは、今お述べになりました澱粉も、当然その重要農産物の中に入るべきものである、そういう観点に立つておるのでございますが、特に澱粉の問題につきましては、御承知のように非常に重要性を認識せられました結果、まだその立法以前において、多少不備の点もあるようでございますが、輿論にこたえました結果、行政措置として、現在買上げ措置等、そういう価格維持的な政策を実行しておるようなわけでございます。もちろんその目的は生産農民を保護するという、農業保……
○松浦政府委員 本法が立法化されましたならば、これはわれわれといたしましては、補正予算を組んでも予算化したいものである、こういうように考えておるわけでございますが、補正予算の問題につきましては、現在予算委員会においても、いろいろの問題もありますし、また、これはまだ私が、政府を代表して責任ある答弁を申し上げる段階ではございません。私どもとしましては、できるだけ補正予算を組んで御趣旨に沿いたい。そういう意味で研究して善処をいたしたいと思います。
【次の発言】 これは、本法が立法化いたしましたあかつきにおいて、十分研究し、善処をするつもりでございますが、大体これは予定通り計画が進行しますならば、七箇……
○松浦政府委員 外米買付の商社の指定につきましては、数をふやすというような御意見も多少あるようでございますけれども、むしろ合理的な買上げその他の関係を考えます場合は、商社をあまりふやすことは適切ではない、こういう意見の方が強いようでございます。但し、今回問題が起りましたビルマ米の買付の商社につきましては、十分調査をいたしまして、不正の点あるいは手ぬかりの点等、責任の所在をよく糾明いたしまして善処いたしたい、かように考えております。
【次の発言】 今度の問題で、食管会計から大体二億七千万円余の赤字を予定せられておるわけでありますが、その赤字の処分につきましては、ただいま食糧庁長官から申し上げまし……
○松浦政府委員 ただいま御要求の予算の各局別の内訳と申しますか、そういう資料はただいま準備いたしておりますので、なるべく早くお手元に配付するようにいたします。
【次の発言】 農業共済基金に関しましての経営等について、また考え方については、井上さんの仰せの通りでございます。また現在の金繰りの作業の過程は、ただいま農林経済局長から御答弁申し上げた通りでございます。
【次の発言】 その問題につきましては、従来の例が農林中央金庫を通じておりますので、そういう径路もたどつておるのでありますが、もつとよい方法があるならばと思いまして、今政府部内において研究しながら折衝中でございます。
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