このページでは菊川忠雄衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○菊川忠雄君 電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律案について、ただいま労働委員長の報告がありましたが、私は日本社会党を代表してこれに反対するものであります。 およそ日本のみならず、世界の炭鉱労働運動の歴史を見るに、労働組合が争議行為として炭鉱の保安放棄を実際に行つたような事例はほとんど見当りません。このような行為は、労働者がみずからの手で大きな不幸を招くばかりでなく、さらに輿論の支持を失う結果となるので、このことはあまりに明瞭であるからであります。このゆえに、かかる行為は、法律で禁止しているといなとにかかわらず、労働組合員の大衆的な同調を受けるわけには参らないのであり……
○菊川委員 私も準備してありますから、できるだけ簡単に質問して、簡単にお答え願つてけつこうであります。この電気と炭鉱のストライキについて、自主的な交渉を基本として進めたい、そして中央労働委員会は、その間にあつて公正な判断によつて対処される、これは独立後の労働運動のあり方として非常にけつこうなことで、私はその線でこの争議が解決されることを強く希望しておるのであります。その点で、今までの御説明の中の緊急調整との関連でありますが、中山さんの従来の御主張は、労調法改正のときにも、緊急調整ということについては強く反対しておられたのであります。その御方針は今もおありのことと伺つて、私了承したわけであります……
○菊川委員 私が質問通告をいたしましたのは、大蔵省、調達庁、労働省関係でありまして、問題は駐留軍労務者の問題であります。一つは駐留軍労務者の退職金現金支給の件でありますが、調達庁の方には、すでに御承知のように調達要員労働組合連盟の方からも、この件については請願そのほか、たびたびの要請が行つておると思うのであります。講和条約が効力を発生して、駐留軍の労務者は、その業務が占領軍の業務から駐留軍の業務にかわり、また身分は、従来の国家公務員の特別職から、単なる駐留軍の労務者というふうに変更をいたしたのであります。でありますから、当然それに伴つて、この機会に、全国二十万の駐留軍労務者の要求に応じて、今ま……
○菊川委員 きのう駐留軍労務者の当面する問題、すなわち退職金の現金支給と年末手当の問題、それから基本的な労務提供契約の問題、これらについて質問を通告しておつたのであります。これは、すでにそれぞれの当局は御承知のように、秋以来の問題でありまして、これをそのままほうつておきますことは、かえつて現場において問題を非常にこじらせて、ストライキに行くおそれが多分にあつたからであります。ところが、いろいろの事情もございましたが、きようの新聞を見ますと、とうとう明日から二十四時間ストを行うという指令を組合は出しております。そういたしますれば、さしあたり明日は遺憾ながら調達要員労働組合連盟のうち神奈川県連――……
○菊川委員 最初に日本電信電話公社諸君の賃金改訂に関する調停案についてお尋ねしたいのでございます。ここには電通省の方がお見えではないので、労働省の当局に伺いたいと思います。 この問題は、経過をあらためて申し上げるまでもなく、本年の一月以降の賃金改訂に関して、二月に電気通信大臣に要求書を組合から出した。それが解決を見ないうちに、八月一日に電通省が公社に移行したので、引続き公社と交渉を続けて来たのであります。この点が重要だと思うのであります。そこで調停申請を九月八日に出して、十一月八日に調停案が提示されております。でありますから、公社に移行ということのために、公社関係になつておりますけれども、本……
○菊川委員 時間もおそいので、簡単に前々から一、二度御質問いたしております駐留軍労務者の問題について、要望を兼ねてちよつと御質問いたします、ちようど賀来労政局長がお見えになつておりますから。御承知のように駐留軍労務者は、去る十一日に二十四時間ストをやりまして、昨日もまた第二次二十四時間ストをやつております。これをこのまま放任しておけば、おそらく拡大の一遂になると憂慮されるのであります。問題は、御承知のように退職金の現金化の問題、基本的な労務契約の問題、給与引上げの問題、年末手当支給の問題であります。ところが、いずれもこれは労働組合と県当局との交渉に放任しておいても解決しないのであります。要は、……
○菊川委員 私、この間からこの問題を二、三こま切れ程度ですが、質問しておりますので、大体事情は了承しているつもりであります。そこできよう締めくくりをつけるため御質問申し上げたいのであります。 第一に、この関係でお伺いしたいのは、今駐留軍の労務者関係の所管は、一体どういうふうになつておるかを、長官からひとつ御説明を願いたい。と申しますのは、これはいつの場合でもそうですが労働関係の実質は各省にあつてなかなか複雑な問題がある。今の労働大臣が担当しておられるというふうにもなつておられるようでありますが、こういう関係も含めて一言だけお聞きしておきたいと思います。
○菊川委員 私は倉石君の、質問に関連して、二、三点官房長官にお答えを願いたいのでございます。なお私の質問の順位が来ましたら、官房長官に、ほかの問題において質問することを保留しておきます。 第一は、公共の福祉と労働基本権、特にその中の団体行動の権利、ストライキの権利の関連でありますが、最近労働立法の面におきましては、ことごとに公共の福祉という名のもとに、労働者の基本権が制限される傾向が顕著となつておるのであります。その明瞭な例は、かつての国家公務員法が制定されるときの例であります。これがやはり公務員の福祉を増進するという名のもとにできた法律であつたけれども、しかしながらその場合において、公共の……
○菊川委員 私はこの法案を見まして、かつまた委員会に配付されました大臣の提案理由の説明を検討してみまして、いまさらこの法案を提出する理由が、きわめて薄弱であると考えておるのであります。従つて、こういうような法案を御提出になつても、結局において政府、あるいはまたこういう争議で迷惑をされ、不安を感じておる国民の各層において予期しておるような効果が伴わず、むしろこれは逆効果を生む悪法である、こういう考えを持つておるのであります。そういう私の考えを中心として、これから具体的にひとつお尋ねしてみたいと思うのであります。一つは、ここに提案理由としてたくさんの理由をあげておられますが、これが政府でお考えの理……
○菊川委員 私は通産大臣、労働大臣、緒方官房長官などに御出席を願つておるのでありますが、お見えになりません大臣につきましては、質問を保留したいと思います。 そこで労働大臣に、きのう御退席になりましたあとの質疑について、重ねて一、二の点を確かめたいと思うので、お尋ねします、大臣がこの委員会で御説明なすつた本法案の提案理由の一つには、電気事業及び石炭鉱業の両ストライキは、非常に大規模なものであつたということ、そして国民経済と国民の日常生活に甚大な脅威と損害を与えたということが理由になつておるのであります。この理由であれば、あえてこの二つの産業に限らず、他の産業も含めた問題であつて、むしろ現行労調……
○菊川委員 ちよつと議事進行について。どうも私どもさつきから伺つておると、問題の急所をはずれて政府委員は答弁をしておられるようです。これはやはり委員会ですから、問題の急所をはつきりと答弁される方がいいと思います。私、議事進行の範囲ですから問題の中に入りませんが、たとえば今の問題を伺つておつても、炭坑において保安要員の引揚げということを中心としてこういう制限をしなきやならない、あるいは電気の場合においては、電源ストを中心としてこの制限をしなきやならないということについて、政府委員に本法案提出についての根本的な必要性をお伺いしておるのです。従つて今までもう何日もかかつて、何回も繰返しておるところの……
○菊川委員 健康のぐあいの悪い大臣に、御難渋をかけて申訳ございません。今まで相当長い時間いろいろと質疑応答があつたのでありますが、私、最初からいろいろと重大な点として御質問申し上げた事柄について、その後同僚の再三再四の質問に対する政府側の御答弁がございましたけれども、いまなおこういう点について十分でないと思われる点がありますので、数点について逐次お尋ねをしたいと思います。 この法案の提出説明にあたりまして、またその後の答弁を通じまして、たとえば緒方官房長官は、電気、石炭その他の重要な産業について、これを国民的な立場からいろいろの規制を加える、そうして産業平和ということのために、何らかの寄与の……
○菊川委員 自席から……。私専門的なことはまた別の方面にお尋ねしますが、きわめて常識的なことを官房長官に一言お尋ねしたいと思います。それはこの国鉄の裁定につきましても、要求は三月に出されている。つまり従業員諸君にとつては切実な問題として、三月に問題を取上げておるのであります。裁定は八月であつた。従つて公正な立場からこ4を実施するという立場においても、八月にはどうしてもこれを実施することが妥当であるという時期を認めておる。それを今回政府では補正予算の中に十一月一日から実施をされる、こういうことであります。そうしますとここに問題になりますことは、こういう制度において、裁定の決定された時期というもの……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。