このページでは菊地養之輔衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○菊地委員 立太子式における総理大臣の賀詞の中の臣というのは、主権を持つている国民の臣という意味だというような新解釈をされたのでありますが、こういうことはおそらくは日本国民としては岡野文部大臣ただ一人の解釈と思うのです。言葉は御承知の通りいろいろな歴史的な意味からその内容がきまつて来るのでありまして、にわかに新解釈を下して、そうしてこれはこういう意味だというようなことを言うことはできないことは明らかでございます。これは非常な危険思想でございます。文教の長たる文部大臣がそういう発言をされたので、特に私は関連質問としてお伺いしたのでございますが、いくら文部大臣だつて、言葉の意味を変更する力を持つて……
○菊地委員 坂田委員の報告は大体におきまして間違いございません。ただ反対論と賛成論を見ますと、反対論は学生父兄あるいはこれに関するPTAの諸君、学校の関係者、こういう方方が反対である。学校と利害をともにする人、こういう人たちはみないわゆる統合反対に非常に熱心で、それはほんとうに文字通り寝食を忘れて反対する。それから賛成者側を見ると、大体において保安隊を誘致することによつて利益を得る関係者、新発田の公務員の中でも、学校関係でない、いわゆる商売をやつておるとかあるいはその他の仕事をやつて、保安隊の誘致によつて利益を得る人と関係のあるものが賛成しておる。それから学校の当事者いわゆる分校の職員は、最初……
○菊地委員 関連質問。今松本委員の質問に対して、文部大臣は教育の中立性を言つたのでありますが、中立性まことにけつこうでございます。ところがこれを国家公務員として、人事権を握つておるのは文部大臣である。その文部大臣は政党の党員である。そして政党の党員たる立場から文部大臣になつておる。その政党に関係を持つ文部大臣が人事権を握つておるということは矛盾しないか。単に教職員だけに教育の中立性を説き、これを指揮監督する立場に立つ文部大臣が政党の党員であるということが、何らの矛盾なくして行われるかどうか。こういうことをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 文部大臣はみずからはそういう意思はないと言われる。……
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