このページでは高田弥市衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○高田委員 昨日、田中委員、逢澤委員より、落札価格最低制限について、いろいろ質問があつたのでありますが、私も現在の業界の実体にかんがみまして、この点に関して若干御質問いたしたいと存じます。現在建設工事の発注量に比べて業者が多過ぎるため、採算を度外視して入札するものが多く、必然的に工事が粗悪化して、公共の利益に反する結果を招来しております。しかもこの粗悪工事たるや、そのほとんど大部分がそのまま――ことさらやり直しを受けるなどということは、きわめて例外に属しており、まことに憂うべきことであると申さねばなりません。ここに落札価格に最低線を引けという議論が出てくるわけであります。現在は大体五、六割のき……
○高田委員 先般の北九州地方を襲つた豪雨災害、さらに今回の和歌山地方に襲来した大安害にかんがみまして、若干建設当局に御所見を伺いたいと存じます。毎年のように生ずる豪雨あるいは台風による大災害が、いかにわが国の再建を阻害し、民生の安定を脅かしているかは、ここに申すまでもありません。これらに対応するには、何としても治水の方式が、水源から河口に至るまで総合的に河川を開発する方向に向うことが絶対的に必要である、またかくあらねばならないと存ずるのであります。このように考えて参りますと、洪水調節を主目的とした多目的ダムの建設こそ、河川を治める最も大きい要素でなければならないと考えるのであります。そこで私は……
○高田委員 これははなはだ小さい問題でありますが、明年度予算編成について、一点だけお伺いいたしておきます。従来建設省直轄で施行されておりましたダムで、今年度完成予定のものがあるのでありますが、いまだ補償費の支払いが済まない所がある。これを明年度予算より削つておる理由を伺いたいのであります。補償の済まないうちにダムが完成し、発電工事が完成することはおかしい話でありまして、ダム完成後における補償費とは一体何でありますか、その内訳をお尋ねいたしたいのであります。さらにまた、補償が済まずにダムだけが完成しても、その効用が発揮できるのかどうかという点についてお尋ねいたしておきます。
○高田委員 公共工事の前払金保証事業に関する法律の一部を改正する法律案について二、三の点を質問いたします。
第一に、今日において保証事業会社の運営状態から、あるいは建設業そのものの要求から、法律の改正を要する点はこれだけであるかどうか。もし検討中のものがあれば、その内容をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 次に、建設業者が建設機械を購入する際に、債務保証を保証事業会社が行うということは、まことにけつこうでありますが、この債務保証契約の土台となるべき金融保証約款の骨組みと申しますか、建設省令で定めるとしてありますが、その大体の構想について承りたいと存じます。
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