このページでは高田弥市衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○高田弥市君 私は、價格調整公園の石砂部の存廃に関し、政府の所信をお伺いするものであります。 現下最も緊急を要する災害復旧工事に最も必要欠くべからざる資材が、無用なる統制によつて、ことさらに煩雑なる手続に煩わされ、しかも納得のできない中間搾取を受けて、そのために工事の進捗に重大なる支障を與えつつあるという事実を指摘するものであります。それは、昨年の六月より実施せられております価格調整公團石砂部の存在であります。これは石や砂利類の価格の適正なる調整をはかる目的のもとに設置されたのでありますが、現在における石や砂利類の状況は、まつたくその必要のないということは、生産者を初め諸官聽も、主要消費者た……
○高田弥市君 東北本線黒澤尻、花巻兩驛間にある村崎野信號所の停車場昇格は、大正十二年以來數囘にわたり請願いたしてありましたが、今なお實現を見ないのは遺憾であります。今囘日本化學肥料株式會社岩手工場が設立せられ、なおまた當地を中心とする約八百町歩の國營開墾と集團移民の計畫も立てられておるのであります。從つてその利用價値は甚大でありまして、驛昇格の必要性は自明であります。特に農産開發については國家の要請にこたえ得るものがあると思います。なお別紙要圖のごとく信號所の位置變更をいたしますことは、一層當驛の利用價値を増加するものと信じます。ゆえに今囘の驛昇格を契機として位置の變更を併せ斷行せられますこと……
○高田委員 七月、八月におきまして二囘の水害を受け、今般さらに第三囘の災害が最も甚大にあつたのであります。岩手縣の状況について簡單に申し上げます。死亡及び行方不明を含めて約千五百名、浸水、倒壊家屋一萬五千戸、冠水、流水田畑約三萬町歩、橋の流出五百六十箇所等でございます。なお岩手縣は從來經濟力が低いのでありまして、いろいろな悲慘事が起つておるのであります。これに對し應急的に各種の施策が行われますことを望んでやまないのであります。この點を特に強調いたしまして、私の報告を終る次第であります。
○高田委員 今回の視察は、去る五月二十八日の大雷雨によつて被害を受けました岩手縣下のうち、主として江刺、膽沢地方を中心として、局部的地域でありますが、同地は岩手の穀倉として知られている地方でありまして、今度の被害は相当深刻なものでありまして、昨年三次にわたる被害以上のものがあつたのであります。縣におきましても、これの復旧対策には全力を傾けて努力しておりますが、昨年度の復旧がやつとその緒についたばかりに、このたびの被害で、ほとんどもとに返つた有樣で、まつたくその方途に迷う状態であります。從いまして、これが復旧には根本的な対策を立て、即時実施をしなければ、人心に及ぼすところ大きく、從つて生産に対す……
○高田委員 先般來襲いたしましたアイオン台風によりまして受けました岩手縣下の被害は、皆様の想像以上のものであろうと存ずるのであります。その被害の甚大さにつきましては、損害百二十億円となつているのでございます。殊に田畑の被害はもちろん、農作物はほとんどだめになつてしまい、炭燒、漁業、牧畜その他の方面の損失も、枚挙にいとまがございません。昨年來委員会において、また本会議において、重大危機の警告を発しましたのは、今日この災害を予想してのことであつたのでございます。蔵相は予算編成時、廣い意味での生産復興をも含めて、予算編成に当るということを言明したのでございますが、そのわずかな予算さえ遅延いたし、土建……
○高田弥市君 岩手縣九戸郡種市村八木港は、青森縣八戸港岩手縣宮古港間四十里に及ぶ中間に位し、唯一天然の良港であつて、古來より漁港避難港として著聞するところであるが、規模小に過ぎ、その利用度も限度があり、関係地方民の遺憾としているところであるが。地方財政をもつてしてはとうてい所期の目的を達し得ずこれが修築の実現について、縣当局より申請せる計画による築港に本年度より着手せられたい。
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