吉田安 衆議院議員
26期国会発言一覧

吉田安[衆]在籍期 : 23期-24期-|26期|
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このページでは吉田安衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
吉田安[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

吉田安[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第7号(1953/07/10、26期、改進党)

○吉田(安)委員 関連して。ただいま大久保委員から大野国務大臣に対する感謝の言葉とお願いの意見が開陳されまして、同じく熊本選出の私といたしましても、一言本部長にお礼を申し上げ、なお一、二お願いいたしておきたいと思います。  本来ならば、われわれ国会議員は、その選出県の災害のことのみを取上げるがごとき態度は避けたいと思うのであります。被害各県のためにその救済に努力邁進して行きたい、かように考えております。しかるに、大野国務相がただちに現地本部長となられまして以来、あの熱意、御慈愛の態度であらゆる対策を断行され、一面困難を排して実地を御調査なさつたことにつきましては、被害各県選出各議員いずれも心か……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第8号(1953/07/13、26期、改進党)

○吉田(安)委員 厚生大臣に一点御意見を承り、なおお願いいたしたいと思います。これはいろいろありますが、厚生大臣もこのことは陳情をお受けになつておりはしないかと思いますが、例の遺家族の方が九州では至るところで災害を受けておられます。この人たちに対する例の国債五万円の問題がありますが、あの方面から非常に痛切なるお願いをしております。どうぞこういう際、できますならば、一時のお支払いを願えないだろうか、できないとして無理でありますならば、半額でもこれを何とか支給していただきたい、こういうことを痛切に願い出ております。おそらく大臣自身もかような陳情を受けておると思いますが、この席上で大臣のお気持を承り……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第13号(1953/07/18、26期、改進党)

○吉田(安)委員 全国の競輪場の回数をふやして、そのもうかりを被害地の方にあてがつてやろう、この考えを起された大野本部長のお考えにはまつたく敬意を表します。私は大野さんのことをとやかく追従的にほめるのではない。今度のことで、どれほど政府も国会も、この大被害に対してこれを救済する意欲があるかということです。今通産関係の方の局長の御意見を聞いておると、やはり事務的な話で押して行く。これは決して攻撃するのではありません。また事務的にそうお考えにたるのも私は当然だと思うのです。しかしできるかできぬか一応やつてやろう。これは助けなければならぬ。この積極的な意欲が政府初め全部のものに起らぬとこれはできませ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第14号(1953/07/20、26期、改進党)

○吉田(安)委員 関連して。今の点は平井君からつつ込んだ質問がありましたが、まつたく当然だと思います。せつかく救済資金を流してやつても、それが銀行の方であくびをさせるような金の扱い方では、この際ほんとうに遺憾しごくだと思います。  この点は決して石炭局長の怠慢であるとかなんとかいうことではありません。これは質問ではないのでありますが、これは、ほんとうに条件をそろえて、支払いが保証されているからその方には出そう、一方はそういうことがないからその方には出せないのだ、そういうことでは、拙速をたつとんで、ほんとうに困るものを救済するということに対しまして、その目的に全然相反することになるのでありまする……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第20号(1953/07/28、26期、改進党)

○吉田(安)委員 私の聞き違いであつたならばお許しを願いますが、さいぜんの政務次官の御答弁の中に、二十億円の分配金は二十三日までには大体市町村に行きわたつたはずだ、熊本を例にお引きになつて、ただ何か八箇村はもらわなかつたとか、とらなかつたところがあるとかおつしやつたようですが、そうでございますか。
【次の発言】 よくわかりました。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第24号(1953/08/06、26期、改進党)

○吉田(安)委員 ただいまの綱島君の御発言はしごく賛成であります。同時に官房長だけでなく、関係各省大臣も漏れなく出席を私は要求いたします。これはぜひやつてもらいたいと思います。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第25号(1953/08/07、26期、改進党)

○吉田(安)委員 私は、今回のこの大災害に際しまして、大野国務大臣に対して、災害地特別委員を代表いたしまして、つつしんで感謝の意を表したいと思います。大臣は、一たびこの大災害が勃発いたしまするや、ただちに現地に出張されまして、今日まで昼夜寧日なく御努力をくださいましたことを、われわれ委員一同心から感謝いたしております。諸立法等もでき上つたことでございまするから、この上とも、大臣におかれましては、直接間接に、この災害救済の実が結ばれまするようにお願いいたしまして、つつしんで大臣の御苦労に対して敬意を表したいと思うのであります。(拍手)
【次の発言】 関連して。今瀧井委員から質問があつたのですが、……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第26号(1953/08/10、26期、改進党)

○吉田(安)委員 水害対策に関しまして、各委員諸君からいろいろ主訴えをし、質疑を申し上げておりますが、今日になりますと、委員がお尋ねし、お願いしたいと思いますことは、大体において大同小異であります。重ねてまたさようなことを申すかというお気持もあるかもしれませんが、念のために一、二お尋ねをいたしておきたいと思います。  議員が立法いたします。それを受けて、政府が予算措置をなさる。そういう関係でありますから、議員の立場と政府の立場と、おのおの違いがあります。ことに、議員それぞれ被害地に密接な関係を持つておりますから、その被害地の実際の状況その他選挙区の関係を率直に申し上げております。それで、勢い、……

第16回国会 法務委員会 第3号(1953/06/23、26期、改進党)

○吉田(安)委員 関連して斎藤さんにお尋ねしたいのですが、お考えだけでけつこうです。やはり人権蹂躙に関連することですが、先ほどの佐瀬委員の百九十三条の質問に関する斎藤さんの御答弁を聞いておると、検事の権限を少し回避されるようにも受取れるし、それから聞き苦しかつたことは、どうせ警察が捜査をやつても、起訴不起訴は検察庁でやるのであるから、従つて警察の方では一生懸命にやるんだ、面目上も一生懸命やらなければならぬ、こういうことをおつしやつておつたようです。そこに私は非常な心配を感ずる。一体人権蹂躙という問題は、旧刑事訴訟法時代でもどこに人権蹂躙がいつも行われるかというと、それは検事の捜査でなくして、や……

第16回国会 法務委員会 第14号(1953/07/15、26期、改進党)

○吉田(安)委員 私はごく簡単に、総括的な点につきまして二、三大臣にお尋ねいたしたいと思うのであります。逐条的なことは後日に譲ることといたします。私は何も政府のあげ足をとるとかあるいは困らせを言うとか、そういう気持はいささかもありません。ほんとうに虚心坦懐にこの刑事訴訟法の改正をながめて、総括的に一、二の点をお尋ねいたしたいと思うのであります。  御承知の通りに日本は占領されまして、あのきびしい占領政策が行われたのであります。その中でわれわれ考えましたことの大きな一つとしては、結局日本のあらゆる権力ないしは勢力の分散をさせられた。わけても当時の司法部あるいは内務省、特に内務省の解体は当時の私ど……

第16回国会 法務委員会 第15号(1953/07/16、26期、改進党)

○吉田(安)委員 たくさんの参考人でありますから、こまかいことを聞いておつては時間の関係でお困りと思いますので、端的にお尋ねいたします。  斎藤国警長官にお尋ねしますが、さいぜんのお話の中に、百九十三条、百九十九条のことですが、こういうことが諮問される場合には、一応検察側と警察側の首脳部で十分意見を交換して、なるべく円滑にやつて行きたいというようなことを再三お話があつたらしく、のみならず斎藤国警長官は、法務次官にまでもそのことの申出をされた、こういうことを言つておられますが、その申出はいつごろなさつたことですか。
【次の発言】 どうも割切れない感じがするのはその点ですが、国警長官の申出の気持は……

第16回国会 法務委員会 第16号(1953/07/17、26期、改進党)

○吉田(安)委員 大分ごの問題については、いろいろ各委員からつつ込んだお尋ねがあつたのでありまして、重複するかもしれませんが、私は今度のこの刑法の一部改正で、再度の執行猶予に付せられるようになつた、このことは非常に喜びます。刑事訴訟法の一部改正で、非常に遺憾に思つております再度の執行の面についてかように思いやりの深い改正ができますことは、心から当局に敬意を表します。ただ二、三お尋ねいたしたいことは、一年以下の懲役、禁錮の場合は、再度の執行猶予を認められますが、罰金については、これが除かれておる。その点がいささか割り切れないのであります。率直な御答弁を承りたい。

第16回国会 法務委員会 第23号(1953/07/25、26期、改進党)

○吉田(安)委員 きわめて簡単に申し上げます。  私はこの際次のごとき附帯決議を提出いたします。今その附帯決議の案文を朗読いたしまして賛成を得たいと存じます。    附帯決議(案)  検察官の定める一般的指示を行う場合には検察と警察とがあらかじめ緊密に連絡し相互に協力することを政府は建前とせられたい。  右の一般的指示により個々の事件の捜査を直接指揮しないよう留意されたい。  右決議する  なおこれが趣旨につきましては、委員各位におかれましてすでに十分御了承のことでありまするから、これを省略いたしたいと存じます。(拍手)

第16回国会 両院法規委員会 第1号(1953/05/25、26期、改進党)

○委員(吉田安君) これより衆議院両院法規委員会を開きます。  私が年長者のようでありますから、両院法規委員会規程第一条第三項の規定によりまして、委員長が選挙されるまで、委員長の職務を行います。  これより両院法規委員の委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの高橋君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて武知勇記君が委員長に御当選に相なりました。(拍手)  本席を武知委員長にお譲りいたします。


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/03/25、26期、改進党)

○吉田(安)委員 こういう場合ですから、私から答弁申し上げることも不満足になりはしないかと思いますが、一応私が信じている点を御参考に申し上げます。  元来第三条では第一項にあります通りに「特定の政党等を支持させ、又はこれに反対させる教育を行うことを教唆し、又はせん動」とこうあるのです。それでこれではたとえば山口日記のようなものは取締れません。なぜ取締れないかといえば、「前項の特定の政党等を支持させ、又はこれに反対させる教育には、良識ある公民たるに必要な政治的教養を与えるに必要な限度をこえて、特定の政党等を支持し、又はこれに反対するに至らしめるに足りる」、(「何を言つているか」と呼びその他発言す……

第19回国会 文部委員会 第24号(1954/03/26、26期、改進党)

○吉田(安)委員 ただいま義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案、教育公務員特例法の  一部を改正する法律案の二法案に対しまして、三党共同の修正案が提出されておりますから、私は改進党を代表いたしまして、この三党共同の修正案並びに修正部分を除く政府原案に対し、賛成の意を表するものであります。(拍手)以下きわめて簡単に賛成の理由を述べたいと思います。  戦後わが日本国は新憲法のもとに、かの全体主義的教育方針をかなぐり捨てまして、民主主義的教育の大原則を打立てましたことは、諸君御承知の通りであります。しかしながらこの変化はまつたく大なる変化でありますから、教育基本法など世にいわゆ……

第19回国会 法務委員会 第32号(1954/04/02、26期、改進党)

○吉田(安)委員 時間もあまりありませんし、同僚の高橋君からあとでまたお尋ねするらしいけれども、私は急ぎますから、簡単に一、二点お尋ねいたします。  真野参考人が勢頭におつしやつた正義の顕現、旧憲法時代の大審院制度と新憲法時代の今の最高裁判所制度と、その目的、権限が非常に違つておる、これは私もわかります。そのために非常な決意を持つて、現在の最高裁判所の判官各位が国家のために誤りなくその大事に任じておられることも、非常に多といたします。今日ややもすると、すでに検察庁、裁判所にも赤が浸潤しつつありはしないかという、かような憂慮すべき事態の、ときにないとも限りません。そういう場合に私どもとしてはいつ……

第19回国会 法務委員会 第33号(1954/04/03、26期、改進党)

○吉田(安)委員 ごく簡単に一、二点藤本さんにお聞きします。何もわれわれはいたずらに法律をつくつて、そうして業者諸君をどうしようということでないことは、もちろん御承知の通りであります。こうした事故発生が何らかの方法で少くなればそれに越したことはない、これはみんなの一致した意見であります。ところでさいぜんあなたが例にとつて言われた深夜あるいは早暁運転、あるいはスピード違反あるいは駐車場違反、こういうことを取締るはことまつたくナンセンスだ、そういうような御意見であつた。従つてこういうことがなければこの事故の件数はずつと減る、こうおつしやられるのですが、減れば幸いです。そうなるとそこにどのくらい実数……

第19回国会 法務委員会 第68号(1954/09/11、26期、改進党)

○吉田(安)委員 議事進行について。私はこの際委員長に一、二点お尋ねをいたしまして、その御答弁の結果によりましては緊急動議に移行しまして、そうして決議を提出いたすことになりはしないかと思うのでございます。  去る八月十日に吉田総理が自由党全国文部長会議の席上で言われた言葉がはしなくも今日決算委員会で非常な問題となりまして、国会は閉会中にもかかわらず、またこの残暑にもかかわらず、まつたく国民注視の的となるほどの大問題が展開されておるのであります。御承知の通り、先般吉田暴言がありまする数日前に、検事総長佐藤君から汚職問題に関する声明書が出たのであります。この声明書が出ましたのに対して、佐藤氏を法務……


吉田安[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 文部委員会公聴会 第1号(1954/03/13、26期、改進党)

○吉田(安)委員 ごく簡単に読売の金久保さんに一点お尋ねをいたしたい。あなたのお説は、大体その前段のことは私よくわかりますが、以前は教育品が、あなたのお言葉で言えば、まつたく中央集権的な教育の方法であつた。もう一つ言いかえるならば、全体主義的な教育の方法であつた。戦後はその教育が住民の手に渡つた。すなわち地方分権という言葉を使つておられたようでありますが、かりにそういう言葉を使つてけつこうだと思いますが、そしていわば委員会の手に渡つて来た。こういう点は私もまたよくわかるのです。今日はまつたく地方分権的な自由な教育でなくてはならぬことはおつしやる通り。私特にわかり切つたことをあなたにお尋ねいたす……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第1号(1954/07/06、26期、改進党)

○吉田(安)委員 そうすると今兼子先生の御意見を聞いて結論を考えますと、今の最高裁判所の機構は現状のままでよろしい、何もいじる必要はないのだ、しかるにそうしたたくさんの未済事件が残つているのをどうすればよいか、それは一応運営の方法にまつよりほかにない、運営の方法として増員という説もいろいろあるわけですが、しかしそうした増員、水増しをすることもないじやないか、むしろ一方では小法廷をもう少しふやし、一面大法廷にもかけないような事件は、各人がもう少し勉強して、そうして今おつしやつたようなことででも進んで行けば、――もう少しかすに日にちをもつてすれば、未済事件がそう多くなることはないのではないか、こう……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第4号(1954/07/09、26期、改進党)

○吉田(安)委員 きようは参考人お三方とも長い間まことに御熱意をこめたお話で、私どもいろいろ参考になり裨益するところの多かつたことを非常に感謝いたします。  私どもは、御承知のように第十九国会ば百八十日ばかりも費しました。実はほんとを言うならば、今ごろはホーム・シツクにかかつている時期なんです。それを郷里にもよう帰りませんで、委員長初め同僚の各位がこうやつて上訴制度に関するあらゆる事柄や、あるいは最高裁判所の違憲審査権に関することどもを取上げまして、すでにきようで五日間、明日で今月中のプログラムが一応終了いたすわけでありますが、さらにまた来月もやはり今度のような日数をもつて繰返します。九月もそ……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第5号(1954/07/10、26期、改進党)

○吉田(安)委員 岩田参考人に一、二点お尋ねをいたしたいと思います。先生の御意見では八十一条はわが憲法の建前から行けば司法裁判の範囲に入るものであつて、その建前から行けば結局司法裁判であるから具体的訴訟事件の対象となつて、そうしてそれに基いた意見であるならばこれの調査ができる、こういうことになると思いますが、私数日にわたるこの委員会で各方面の参考人の方々の意見を拝聴いたしましたが、中にはいきなり八十一条というものは具体的申事件を離れて抽象的にその審査権があるのだ、こういうことをおつしやる参考人もあるのであります。それがなかつたならば国民に政治のやり方あるいは立法のやり方について不満を訴えるとこ……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第6号(1954/08/02、26期、改進党)

○吉田(安)委員 金森先生に一、二点お尋ねをいたしたいと思います。先生の、憲法制定以来、国会は国権の最高機関だという御意見、これはどこまでも憲法の明示するところでありきて、われわれもその通りに解釈もし、また推し進めて行かねばならぬことはもちろんでありますが、先生の違憲審査権に対する御意見、よく了承いたします。私どもも今日まで、前月から多数の学者、参考人の方々を御足労願つて、御意見を拝聴いたしましたが、いろいろ御意見のわかる点もありますけれども、先生のおつしやる御意見のことは、ほかの方は存じませんが、私はまたさようにあるべきではないかと考えておるものであります。といつて、いろいろの角度から考えま……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第7号(1954/08/03、26期、改進党)

○吉田(安)委員 天野参考人にお尋ねいたします。  現在東京地方検察庁の第一線に立つておられる天野さんからきようは率直な御意見を参考に供してくださつて、その点はまつたく感謝にたえません。参考人のお言葉の中に、結局上級審を強化するということよりも、むしろ第一審中心主義で、この方を強化せねばならないと自分は思うという御意見、私どももその点は全然同感であります。といつて、第一審のみを中心として強化すれば上級審の方はどうでもいいという意味ではもちろん私はないのでありまして、それは参考人もまた御同感だと思います。ところで、参考人にお尋ねをしておきたいことは、第一審中心主義で、第一審裁判所の充実強化という……

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第10号(1954/08/06、26期、改進党)

○吉田(安)委員 それでは最高裁判所も検察庁の方も、機構改革のことについては今法制審議会に諮問中だ、だからその答申がないというと何ら意見の発表はできないという結果になるようですが、そういうことですか。
【次の発言】 それだから結局法務委員会に対しての確たる答弁というか、そういう順序をふんでからでなければちよつとできないわけですね。
【次の発言】 こちらの方では、いつかわからぬような法制審議会なんかの答申を待つておつては、こつちが迷惑するわけです。だからその点をひとつお尋ねしたわけです。それは法務省の方も同じことですか。井本さん、どうですか。

第19回国会 法務委員会上訴制度に関する調査小委員会及び違憲訴訟に関する小委員会連合会 第16号(1954/09/10、26期、改進党)

○吉田(安)委員 私は先般出されました違憲上訴制度の改正要綱試案に基いて、私の概略の意見を申し述べたいと思います。  大体において今までおのおのフリー・トーキングで話は出ておりまして、それをまとめたようなかつこうではありますが申し述べたいと思います。  第一の最高裁判所の違憲審査権につきましては、御承知の通りに、広狭二論がありまするけれども、私はいわゆる狭義の違憲審査権を有するものとすることを最適当だといたすものであります。もしも広義の審査権をとるということになりますと、現在の日本の国会のあり方、政党政治のあり方から見まして、抽象的にどれもこれも気に食わないと違憲だという理由のもとに、乱訴の弊……



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データ更新日:2023/02/05

吉田安[衆]在籍期 : 23期-24期-|26期|
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