堤ツルヨ 衆議院議員
26期国会発言一覧

堤ツルヨ[衆]在籍期 : 24期-25期-|26期|-28期
堤ツルヨ[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは堤ツルヨ衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

堤ツルヨ[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第26号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○堤ツルヨ君 ただいま議題となつております恩給法の一部を改正する法律案に対しまして、条件付賛成討論を行うものでございます。  わが日本社会党は、恩給制度そのものの根本的改革を考慮しつつあり、国家財政ともにらみ合せ、文官並びに旧軍人を通じて、一層合理的な年金法とする所存であります。このたびも、できますならば、年金法を提出するつもりであつたのでございますが、あまりに全面的かつ根本的修正でありますので、技術的また時間的に、代案を出すことは今期中は不可能に近く、修正案の提出を一応次会に譲り、わが党の方針を明らかにしまして、今回は自由党以下保守三派の修正案にやむなく賛成しておくことにいたしました。(拍手……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第22号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○堤ツルヨ君 政府提出の昭和二十八年度一般会計予算補正(第3号)に対しまして、原案の撤回、両派社会党共同組みかえ案に賛成の意を表するものでございます。(拍手)  政府の原案を見ますと、歳出は富裕三都府県に対する義務教育費国庫負担金二十七億八千万円だけに限定されておりまして、第三次補正が財政上必要最小限度の支出規模に限定されたかのごとき外装をこらしておりますが、はたしてこれだけの追加支出で年度末が越せるのでありましようか。二十八年度予算において追加支出の必要な費目は、ただいま組みかえ動議を左派の滝井議員が読み上げられましたが、このほかに幾多の問題を蔵しておるのでございます。最低限度として誠意ある……

堤ツルヨ[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

堤ツルヨ[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 それでは先ほどの戸叶委員の質問に関連いたしまして次官にお尋ねをいたしますが、次官は先ほど、国連軍との協定はできるだけ早くしなければならない、しかしその協定のポイントは次第にかわつて来るだろうということをお答えになりました。ところが私が政務次官にここであえて反問いたしたいのは、各大臣などが地方へ出られましたときに、朝鮮戦線において休戦に対する調印ができたときには、おそらく前線の国連軍は引揚げるだろう、その引揚先はどこかといえば日本である。そして国際政治会議で朝鮮をどうするかというような問題が難関に逢着して、何箇月かかかつてこれが議される間、アメリカに引揚げることはあるまいというの……

第16回国会 厚生委員会 第3号(1953/06/18、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ちよつと関連して……。部長にお尋ねいたしますが、ただいまの政府との御問答を承つておりますと、抜取り検査をやつておいでになる。そこで、品物を入れる方と、もらう方の立場を考えるとき、日本側での抜取り検査というものの程度は、向うですぐわかるでしようし、だからああいう不都合なことが起つたのではないかと思うのです。長谷川委員は御了承になつたのかどうか知りませんけれども、私は抜取り検査については、国民の生命にかかわる問題ですから、了承しがたいのです。ですから、これはもつと徹底的な方策を講じてもらつて、慎重を期してもらわないと、食品ですから、主婦、子供の立場からいつて、政府がこの際食品衛生法……

第16回国会 厚生委員会 第4号(1953/06/20、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 社会局長に少しお尋ねいたしますが、今年もまたわれわれの手元に婦人民生委員大会の案内が来ておるわけでございます。聞くところによりますれば、婦人民生委員の数がだんだん減りつつあるということでありますが、二十五、二十六年あたりの婦人民生委員のトータルがございましたらお知らせ願いたい。
【次の発言】 私は前からの減りぐあいをずつと知りたいのですけれども、そこのところをもう一度――わからなければあとでもよろしいが、ちよつと質問を進めて行きましようか。
【次の発言】 私は局長にお尋ねしたいのでございますが、民生委員のあり方につきまして、いろいろ申し上げたいことはたくさんございますけれども、……

第16回国会 厚生委員会 第5号(1953/06/23、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は社会党を代表いたしまして、と畜場法案に賛成するものでありますが、ただいま長谷川委員がおつしやいましたように、政府当局に厳重に衛生面から入つた監督をしていただかなければならない問題がふえると思うのであります。どういたしましても数多くできて、そうして目が届かないというような結果が出て来るのではないか。従つて厚生省におかれましては、都道府県に十分な指令を出されまして、緊密な連繋のもといかがわしい食肉か横行するようなことにならないようにしていただきたい。  それからもうひとつは、やはりこれも使用料の問題でありますが、決してこれが高くかかつてはならないということでございます。これを業……

第16回国会 厚生委員会 第6号(1953/06/24、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 先ほどから各委員との質疑応答を承つておりますと、目下研先中のものがあり、慎重を期さなければならないものがたくさんあるということを非常にたくさん拝聴しまして、はたして政府に自信があるかどうか、仏は疑問を持つのです。なぜならば、ただいま降旗委員が御指摘になりました、店舗を張つて業をされる方と、それから学校経営に邁進して来られた方との間に、感情的なものをも含めてのトラブルがあるということは認めますが、かくのごとくなぜ美容師、理容師の世界を混乱せしめたかということを追究して行きますれば、私は一にあげて政府に責任があると思う。昭和二十二年から、学校を出なければ美容師、理容師になれない法律……

第16回国会 厚生委員会 第7号(1953/06/25、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私はきのう質問をいたしましたけれども、もう一度同じことを残念ながら部長にお確かめいたしたいのであります。ただいまの厚生大臣が指定するところの養成施設で卒業証書をもらつた人たちが、さらに都道府県知事の試験を受けなければならない、その都道府県知事の試験が現在各府県によつてまちまちであり、程度が違い、内容が違つて非常に欠陥が多い。たとえば私などのいなかの方で見せてもらつておりますと、受験者が七人ぐらいに試験官が十人も居並ぶというような場合がある。こういう場合を考えますとはなはだこつけいであります。しかもそのところによりましては、駅前のはやつておる散髪屋の弟子は落すというようなことがあ……

第16回国会 厚生委員会 第12号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して。ただいまの局長の御説明を承つておりますと、一割五分の貴重なお金の使用法ですが、今の御説明を私が聞き落したのかもしれませんが、あなたが先ほど滝井委員にもお答えになつたのと矛盾するところがある。それはなぜかといえば、たとえば戦前にはこの国保を実施しておつたけれども、どうも経済的に成り立たなくて、市町村財政の赤字を、国保を実施するがゆえにさらに増している。だからこれは一時中止もやむを得ないというものが相当あるはずだ。その場合に進歩的な市町村長などは何とかしてこれをもう一度樽実施したいという意欲がある、その再実施をしたいという意欲を持つているところに対して二十九億六千万円は、……

第16回国会 厚生委員会 第13号(1953/07/04、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 左派の長谷川委員と政府当局との質疑応答を昨日から拝聴したわけでありますが、なるべく重複しないように政府に質問をいたしたいと存じます。  政府は、癩療養所におけるところの患者の就業の問題についてどういうふうに現在やつておられるか、もう少し詳細に承りたいのです。就業を放棄してこの予防法に反対しておちれる患者の実態を聞きますると、たとえば食事の問題であるとか、いろいろな雑用であるとか、園内の秩序をみずから保持するために、お互いに自主的に生活を養えるために、いろいろと就業しおられるように解釈しておるのでございますけれども、しかし私たちが外部から見ますると、必要以上の就業を厚生省が患者に……

第16回国会 厚生委員会 第15号(1953/07/07、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して青柳委員の御質問を先ほどから承つておつたのでありますが、非常に問題がたくさんありますので、一応根本的に次長にお伺いしたいのですが、あなたともたびたびひざを合せましたし、国会解散前にも戦傷病者戦沒者遺族等援護法を改正するにあたつてはかくくしかぐの点が問題になるという点の国会の意思表示は、小委員会ですけたども、ずいぶんあなたにもしてあるところが出して来られたこの一部改正というのは、はなはだ誠意を欠いた申訳的なものであつて、ことに第三のごときは事務的なものですね。ですから厚生省がこの改正をするにあたつて、遺族に対する援護にあらずして、補償の精神に切りかえてこれを一部改正しなけ……

第16回国会 厚生委員会 第16号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま萩元委員から、生活保護法の問題について御質問がございましたので、私もまず生活保護法の問題に関係のあの質問を大臣にいたしたいと存ずるのでございます。  私たちは、昨年戦傷病者戦沒者遺族等援護法をつくりましたときに、現に遺族であつて生活保護法の適用を受けておる者が、これができると差引かれた場合に、やぶへびになつて、むしろ生活保護法にかかつておつた方がよかつた。遺族援護法がなまじつかできなかつた方がよかつたという世帯が出て来るが、それはどうするかということを、るる各党から質問申し上げたときに、政府におかれましては、法文の上には書けないけれども、何とかして収入とみなさないで、こ……

第16回国会 厚生委員会 第18号(1953/07/11、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して、私は時をあらためて、国立病院地方移譲の問題について大臣に尋ねようと思つておりましたけれども、ただいま長谷川委員から重要な質問がございましたので、さらに突込んでお伺いいたします。国立病院の実情は御存じの通りでございます。従つて今長谷川委員がおつしやいましたように、六億何千万かの金を今日の状態のもとに寝かせておかないで、お使いになつたらどうかということは前国会からるる申し上げておいた。ところが寝かしたままで、これを大臣は流用することはできないとおつしやいました。これはまつたく現実を無視した官僚主義だと私は思うのであります。しかも雨が漏り、床が落ち、看護婦の手がない今日の現……

第16回国会 厚生委員会 第19号(1953/07/16、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して田邊次長さんに伺いますが、ただいま内閣委員会では恩給法の一部改正と取組んでいる。それから戦傷病者戦没者遺族等の法律に対しても改正を加えなければならないというので審議のまつ最中である。同時にこれと並行して、未帰還者留守家族等援護法についてもそうである。こういうようにこの三つが今問題になつおります。しばしば論議して参りましたけれども、この三つの法律の中に、国家公務のためによるところの損害として補償しなければならない対象があつて、それが今の山下委員の御論議のようにしばく漏れる場合がある。公平な目で第三者の常識から見て、これはほんとうに公務死として補償してやらなければならないと……

第16回国会 厚生委員会 第20号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して。ただいまの黄変米の問題で厚生省と農林省との間に答弁の食い違いがあるように思うのであります。この間の楠本さんの御答弁では、今まではしようゆだとか菓子だとかいうものに払い下げて来たとおつしやつた。ところが今のお話では、払い下げる値段を目下交渉中であつて、今初めて払い下げるというようなことをおつしやつておる。払い下げたとおつしやるならば、すでにお払い下げになつた値段というものはそのときどきにあつたんだと思います。そこに少し答弁の食い違いがあるように思いますが、どつちがほんとうでございましようか。
【次の発言】 そうすると二十六年度に払い下げになつた一千トンというものの値段は……

第16回国会 厚生委員会 第21号(1953/07/18、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して、今の中野委員の御質問を承つておつたわけでございますが、軍人会館は国有財産である、そこで御存じのように今国会では国有財産払下げに関するところの特別委員会をつくつて、ひとつ調査しなければならないという議が起つておるのです。これは何かと申しますと、国有財産と申しましてもいろいろございまして、たとえば広大な原木を持つた山だとかいろいろな種類にわたるわけでございますが、この国有財産払下げをめぐつて相当いろいろな不在事件が多い、それからこれとはまた逆に国有財産の処置についてどうもふに落ちないという問題が非常に多いのであります。従つてこの軍人会館払下げにつきましては、私は非常に政府……

第16回国会 厚生委員会 第22号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま左派の柳田委員並びに自由党の、与党であるところの田中さんから御発言がありましたから、私は具体的の例をあげて、局長にこれ以上追い討ちをかけることを避けようと思いますけれども、あなた、一体厚生省は、保険医の声というものを御存じですか。もう私ら、これはほんとうに憂うべきことだと思つておりますが、局長、よろしいか、街頭で自動車の運転手と巡査ぐらい犬猿の仲のものはないのです。このごろ見ておりますと、保険医と厚生省がまことに犬猿の仲であります。ですから一般の国民が一たび家族に病人を出したときには――もはやどうにもならないところの、生活苦のはてに追い込まれておりますこの一般大衆の身体……

第16回国会 厚生委員会 第23号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま中野委員から御発言がございましたが、前回の委員会において私が政府に特に申し上げましたように、これは遺族に無償貸与ということはたれも異議がない。しかし他の国有財産との均衡ということで筋が通らなければいけない。従つて今日の政治の腐敗堕落のもとも国有財産に原因があるものが半ばに達するものと思うのであります。あるいは大きな国有財産や国有物件をめぐつて東京のまん中で何億何百億の金をやみからやみにもうけておるような例が監察委員会に今日あげられておる、決算委員会にあげられておる。そういう立場から考えましても、やはりこれは一応の筋が通らなければなりませんから、私はこの法律を審議するにあ……

第16回国会 厚生委員会 第24号(1953/07/23、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ただいま中野委員の御発言になりました貸し付けるところの対象の名称の問題でありますが、私の方も同感に思いますので、ひとつ後刻理事会でも開いて、各党とお諮りをして、できるならば共同修正のようにおとりはからい願いたい。  それからもう一つは、今中野委員が御指摘になりましたように、この中でいろいろ仕事がなされますが、区切つて高い権利金で特定の業者に間貸しをするというような結果も生れて参りますから、当然利権の問題がたくさん出て来ると思うのです。必ずしも金があり余つて、ゆたかな経営ができるということは考えられませんけれども、しかしやり方によつては相当な収益が上るということを考えることもでき……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第34号(1953/10/06、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は、大蔵大臣が、きのうの主計局長のお言葉に対して、大臣みずから陳謝の意を表されておりまするし、また局長自体も非常にいんぎんにあやまつておられますから、追討ちはかけたくないと実は思つておつたのでございます。そして委員会は非常によい空気の中に進行されているかのごとくに見えますけれども、私は、この二日の委員会を通じて、現在のような結果ではどうも満足することができないのでございます。調弁大臣の多い中で、今の大蔵大臣は雄弁でありまするから、口の先でごまかされやすいのでありますけれども、先ほどの答弁を開いておりますると、まだ大臣は政令案を見ておらないとおつしやる。あなたが飛行機からおりて……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 緒方副総理は恩給法の一部改正案をお出しになつたのでありますから、これは恩給局長の責任ではなくて、当事者として大体頭の中に構想を持つておいでになると思うのでございますが、ただいま一時恩給を政府が認めないについて書類不備でとうてい困難だということがございました。この書類を整えることがとうてい不可能で、不備なもので、しかもこれの犠牲になる人はどれくらい、総額にして何ぼくらいかかる、だからやめたという構想があると思いますが、それをどれくらいに考えておりますか。
【次の発言】 一時恩給の政府案によるところの認めないということに対しましての概念はわかりましたが、それではこの法の表に打出して……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第5号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○堤委員 昭和二十八年六月及び七月の大水害により被害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律等の一部を改正する法律案に対する委員会修正の中の第五条の二でございますが、私たちは、海岸に接続するところの湖岸のみにあらずして、農地を背後に持つところの湖岸というものが同様に取扱わるべきであるとの見地から、極力この修正の中に盛られることを主張して参りましたけれども、どうしてもその主張がいれられません。高潮並びに海岸の沈下によるところのこのたびの愛知、三重等の海岸のあの状態と、高水並びに沈下による背後に農地を持つところの湖岸のこのたびの被害の状況とは、まつたく同一でございまして、海岸のみが守られ、湖岸……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 行革本部次長がおいででございますので、この際ひとつはつきりとお伺いをいたしたいのでございますが、政府はこのたび行政部門全般にわたつての行政機構改革をお考えのようで、いろいろとその案なるものを私たちの方もいろいろな機会に仄聞し、また拝見し、いろいろと研究をしておるのでございます。特にこの厚生委員会におきしては、厚生省においていかなる改正が考えられておるか。部制の廃止とか、あるいは一部、局の廃止、統合などもあるやに聞き及んでおるのでございますが、そうした面につきまして、一度次長からその構想並びにそういうお考えをお持ちになつた理由などにつきまして、御説明を承つておきたいと存じます。

第19回国会 法務委員会 第57号(1954/05/19、26期、日本社会党(右))

○堤ツルヨ君 ただいま議題となりました売春等処罰法案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  戦後の混乱期におきまして、社会不安、道義の頽廃等の影響を受け、売春をする婦女の数が著しく増加いたしましたことは、すでに御承知の通りと存じますが、その後わが国が独立を獲得し、社会の秩序もおいおいに回復して参りました今日におきましても、依然として売春をする婦女がおびただしく存在しておりますことは、まことに遺憾のことと存じます。申すまでもなく、売春は、健全な性道徳を破壊し、善良な風俗を乱し、おそるべき性病を蔓延させる原因となるところの反文明的行為ともいうべきものでありまして、特にそれは、婦女の純潔……

第19回国会 法務委員会 第60号(1954/05/22、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ちよつと関連。ただいまの当局者としての御答弁に疑問を持つのでございますが、昭和二十一年の次官会議で御存じの通り、売春は必要やむを得ざる悪であるということがあのときの結論に出ておるわけです。そうして行政通達としてあれが全国に一つの権威を持つておるわけです。今日売春がかくのごとく盛んになつた原因は、政府のあの通達があるから業者が大きい顔をしておるのです。よろしゆうございますか。私たちが吉原へ行きましても、鳩の町へ行きましても、あの人たちは言う。警視庁も法務省も国警も、どうぞよろしく頼むと言つて頼まれたのだ、御存じの通りちやんとその次官通達さえ出ておるのだということを公言するのです。……

第19回国会 法務委員会 第61号(1954/05/24、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 石井さん、私きようは非常にやさしく申し上げますが、ただ神近さんの個人の問題じやなくて、私たちは非常にこれを問題にしておつたのです。というのは、石井検事のそうしたそぶりや言葉の中に、婦人議員や民間婦人団体がどれほど力んでみたつて、売春対策など政府は考えておらないのだ、女がうろうろしたつて始まるかいといつた態度が、行つた民間団体に印象を与えた観があるのです。これは申し上げておきますが、法制局の方には、私たちが法案を作成するときには黙つていてくださいと言いました。なぜならば、これは業者から猛烈な運動のある問題であり、しかもこれはたなざらしにしたらどういうことになるか、先がはつきりいた……

第19回国会 法務委員会 第62号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 関連して。ただいまの神近委員の御発言について、私は強い希望を持つておりますので、念のために申し添えておきます。今法的権限を持たないで、そうした転落家出娘で町を彷徨する人たちが収容されるべき施設が全国に十八箇所ある。昨年度のごときも予算が余つてしかたがない。婦人少年局にその予算をたしか一千万円くらい返してもいいというくらいで、実はがらんどうなんですね。施設の人たちに言わせると、今の神近さんが御指摘になりましたように、警察自体は家出娘であるとか、人身売買のわなに陥る直前にある彷徨未成年者に対して、これを保護しなければならないということを一番考えてもらわなければならないのに考えてくだ……

第19回国会 法務委員会 第63号(1954/05/27、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 人権擁護局長がおいでになつておりますからひとつお尋ねをいたしておきたいと思います。  あなたの方としては、今日私たちが売春等処罰法案を婦人議員として本委員会に提出して審議されておりますが、ちまたに横行しておりますところの旧態依然たる日本の女性の売春行為については十分御承知のことと存じますけれども、女子の基本的人権の立場から、あなたの方では今日のこの女子の売春問題をどういうふうにお考えになつておるか、まずそれを伺いたいと思います。
【次の発言】 非常に重大な関心をお持ちであるということでございますが、実はこの間から警視庁の方や国警の方、皆さんに出ていただいて、いろいろとこの売春の……

第19回国会 法務委員会 第64号(1954/05/28、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 どうも御苦労さまでございました。順番から申しましたら瀬川さんに御質問申し上げるのが順番でございますけれども、平林先生非常にお急ぎなんでございましようか。――じや先にやらしていただきます。  第一点にお伺いいたしたいのは、女性であつて今回の売春対策協議会に籍を置いておられる平林さんといたしまして、この法律が国会を通過いたしましたあとに対策協議会はどうあるべきかということを委員の一人としてどうお考えになつておるか。と申しますのはこの間から問答を――平林さんは御存じじやございませんけれども、いろいろと私たちが質疑をいたします過程において政府が答えましたのは、何分にも売春対策協議会をも……

第19回国会 法務委員会 第66号(1954/05/31、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 社会教育局長におでまし願いましたので、議員から提出されまして本委員会で審議になつております売春等の問題について、あなたが所管せられる社会教育の面から少し御質問申し上げたいと思います。  そこで、閣議によりまして売春対策協議会というものができまして、あなたの方では文部省の事務次官がたしかこの委員会のメンバーにお入りになつておると思うのでございます。社会教育を担当される局長とされましてあなたの方が中心になると思いますが、この対策協議会に出席なさる事務次官と御連絡をおとりになつて、この売春対策に対する考え方を具体的に文部省のお立場としてどう進めて来られたか、今までとつて来られた文部省……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/02/11、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 保安庁法の改正、将来の自衛力の増強にあたつては、いわゆる保守三派が御協議になつて、改進党あたりの御意見も相当強くおいれになりませんと、もちろん吉田内閣ももちませんし、いろいろおいれになると思う。改進党あたりではしきりに義務徴兵制ということをおつしやつているし、またどう考えてみても国家財政がもつわけがないし、私はこの点は非常にあいまいにごまかしておいでになるのではないかと思いますけれども、一応今のところは義務徴兵制を考えておらないということならば、ふしぎではございますけれども一応……。  次に今度は予算面によりますと、失業者を五%増と見込んでいらつしやる。これは私は非常に大きな誤……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/02/20、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 それでは私はただいまの、安藤委員の質問に関連いたしまして、文部大臣にひとつ質問をいたしたいと思いますが、今毎朝新聞を開きますと、いわゆる自由党を中心とした、これはおもに保守政党でありますが、造船汚職の問題、保全の問題、日殖の問題、こうした問題がたくさん社会面をにぎわし、政治面をにぎわしている。この問題に中学の生徒だとか高等学校の生徒だとかいうものが、たとえば小学校の生徒にしても無関心たり得ない。あるいは社会科の時間にこれが生徒の方から質問として出ることもあるでありましようし、先生の方からこれを取扱つて、今日の政治に関連した造船汚職の問題について――政党に対する批判になるわけであ……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 予算委員会 第3号(1954/12/23、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 お疲れでございますのに恐縮でございますが、私はこの間からの皆さんとの質疑応答を聞いておりますと、憲法の改正して腹をきめていらつしやる、どういうことかというと、憲法を改正して再軍備するに違いないけれども、これを選挙前に、今度のスローガンに打出してはどうも歩が悪い。勝たなければならないから、従つて、そのためにはこの点だけはごまかして行こうという腹を皆がお持ちになつていらつしやる。従つていかにごまかすかということに苦労していらつしやる。その第一線の矢面にお立ちになつたのがふなれな大村長官で、先ほどから御同情申し上げておる次第でございます。先ほどの三宅さんの質問に対するお答えの中にも出……


堤ツルヨ[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院26期)

堤ツルヨ[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/20、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 ちよつと田邊さんにお伺いしたいのでございますが、私けさ急いでおりましたので、新聞を詳しくは読んで参りませんでしたけれども、たしかどの新聞かに、インドネシアにおられるところの五百人の同胞が、内地引揚促進反対運動をやつておるという記事があるように思います。帰還促進反対運動云々は別といたしまして、今度出されておりますところの未帰還者留守家族等援護法案によりますと、本人の意思によつて帰らない者はその留守家族に対しても援護の対象としないということになつております。インドネシアの人々五百人が自分たちの意思で帰ることに反対するのだというようなことを打出されますと、残つておる家族が非常にお気の……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 副総理に率直にお尋ねをいたしますから、副総理もごくはつきりと答えていただきたいのでございます。  恩給法の一部を改正する法律案につきましては、国民の輿論もいろいろでございまして、なかなか重要な法案であると私どもは考えておりますが、政府のこの法案に対する根本理念を承りたいのでございます。今日の日本の憲法のもとでは、はつきりと軍隊はございません。あるいは吉田内閣だけのやみ軍隊があるかもしれませんけれども、それは筋が通らないと考えます。今日日本の国家的見地から見るときに軍隊はないことになつておりますが、その軍隊のない今日、軍人恩給を復活されるにあたりまして、元の大将から一兵卒までの十……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/07/14、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 委員長、質問があります。
【次の発言】 高木さんにお尋ねをいたしますが、解散前の国会にもあなたは公述人として御出席くださいまして、また重ねて御苦労願つたわけでございます。さすがに元恩給局長であられましただけに、われわれが傾聴すべき幾多の参考意見はあるのでございますけれども、二、三あなたに御質問申し上げたいと存じます。  あなたの論旨を承つておりますと、この法律の本旨は老齢軍人に恩給を復活するということはあくまでも付随したものであつて、戦死者遺族並びに傷痍軍人等、この戦死者等に対するところの償いの意味でもつてこの金をほとんど使われるのであつて、いわゆる大きな戦争犠牲者に対するとこ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 予算委員会公聴会 第1号(1954/02/12、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 どうもありがとうございました。一つお尋ねいたします。あなたはこの予算によつて消費支出が増大する、その原因として勤労所得税の減、ベース・アツプ、それから恩給、農村の収入の増大というような面を指摘され、地方財政は放縦であるというようなお考えもあるようでございます。勤労所得税の減、ベース・アツプ、それから軍人恩給の復活にはもちろんいろいろ意見はございますけれども、あれも内容を検討しますれば、八五%が、戦争犠牲の英霊の跡始末であります。それから勤労零細大衆の消費支出を増大せしめるから、インフレを押えようとしたつて押えられないじやないかというお考えをお持ちのようですが、ことほどさように戦……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 私は重複を避けて御質問申し上げます。単刀直入に申し上げますから一つ一つ簡単明瞭にお答え願いたいと思います。学校給食の問題でございますが、給食法の御制定は今国会でできますか、準備はいかがでございますか。
【次の発言】 それを御提出になるについての裏づけ予算を少し具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 食生活の改善ということが、男の議員の方々からも今国会ではやかましく述べられておりまして、もうおとなの頭はかんかんでございますから、山間僻地の学校給食をも実施することによつて食生活の改善をするよりしかたがない。それからもう一つは、二千万石の現在の食糧輸入依存、この現状を打破す……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○堤(ツ)委員 失業対策費五%増の見積りについて、少し納得の行く説明を大臣からお願いいたします。
【次の発言】 私は単なる数字を聞いているのじやないのです。どういう見通しに立つて五%というものを出されたか、それじやわからないのです。どういう数字の上に立つて五%というものを見たか。これはもちろんあなたが今おつしやいました保険において一0%増といいますけれども、それも説明を聞かないとわからないのでありまして、国民生活、労働者の実態というものをどういうふうに分析して、そうして二十八年度からどういうふうに割出して来たかということを、もう少しはつきりしていただきたい。



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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