辻政信 衆議院議員
26期国会発言一覧

辻政信[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期-28期
辻政信[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは辻政信衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

辻政信[衆]本会議発言(全期間)
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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第20号(1954/03/13、26期、小会派クラブ)

○辻政信君 防衛法案に関連いたしまして、防衛計画の根本問題についてお尋ねいたします。  第一に内閣総理大臣にお伺いすることは、日本の防衛態勢を、アメリカに依存した、かたわの姿にするか、それとも、一人歩きのできる均整のとれた形にされるかという点であります。安保条約によつて日本の安全を保障する方針を継続する限りにおきましては、当然の義務といたしまして、アメリカに基地を与え、集団防衛の一翼を担任し、その結果、最悪の場合には日本を戦争の渦中に投ずることを予期しなければならないのであります。この方針に基く防衛態勢は、日本の国力から見まして、経費の比較的かからない陸上自衛隊に重点を置き、海軍及び空軍は米国……

第19回国会 衆議院本会議 第45号(1954/05/07、26期、小会派クラブ)

○辻政信君 私は「社会党の皆様とはまつたく異なる立場において、この法案をよりよくしたいということを念願いたしますがゆえに、多くの欠点を持つ政府の原案を無修正で通すことには遺憾ながら賛成し得ないものであります。  この法案は、三党協定の要綱に基いてつくられたものでありますが、協定に漏れた部分が事務官僚によつて不用意に瀕制化され、もしくは意識的に三党協定の精神をゆがめられた疑いが多分にあるのであります。木村長官の御答弁によれば、自衛隊は軍隊なりとの前提で法案を提出されたとのことでありますから、以下、その見地に立つて、最も重大なる三つの欠陥を指摘いたしまして、政府の反省を促したいと思うものであります……

辻政信[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

辻政信[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 水産委員会 第28号(1953/10/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 岡崎外務大臣に簡単にお尋ねいたします。私はごく最近李承晩ラインを見て参りましたが、現地の実情は、先ほど参考人から申されたより、もつとはげしいものがあるという感じであります。それで、国際公法を無視しました無法者の相手に対していくら外交的な辞令でおやりになつても、ちよつと解決の見通しはないのではないか。それに対しまして、私が御参考までに申し上げておきたいことは、向う側の方に対して、こちらも吉田ラインを宣言されたならどうか。そしてそこを越える向うの漁船をこちらの監視船で連れて来る。そうして向うとある時期において交換する。これくらいのことはやらぬと、相手が相手でございますから、ほんとう……

第16回国会 内閣委員会 第5号(1953/06/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私はただいまの問題をめぐつて、昨日からいろいろ与党と野党の間の政争を見て参りましたのですが、そうしてたいへん心外に感じたことがあります。いやしくも国家活動の中には、事の性質によつて公開すべきものと公開すべからざるものがあることは、皆様御承知の通りであります。木村試案にしろ、あるいは保安局の試案にしろ、要するに日本の平和と秩序を維持するための責任者たるものが、その責任を遂行する意味において、きわめて重要な秘密事項である警備計画を持つのは当然なんです。その警備計画を政争の具に供して国会に出せということは、私ははなはだ適当ではない、こう考えるのであります。今日日本には軍隊がありません……

第16回国会 内閣委員会 第6号(1953/06/29、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 一昨日の本委員会における私の質問が東条時代そつくりの質問であり、国会を侮辱し委員会を侮辱するという発言が鈴木義男さんからあつたのであります。これがはたして国会を侮辱するものかどうかという点を、速記録によつて私は慎重に検討いたしましたが、断じてそういう理由はないということをお答え申し上げたいのであります。それにつき捜して若干説明を加えたいと思いますが、防衛五箇年計画といわゆる新聞に報道された、保安隊を三十万にふやし、艦艇を十四万にし、飛行機を手数百機持つというようなあの内容でありましたならば、これは当然予算を伴うものでありますから、国会の審議にかけるのは常識であります。古いことに……

第16回国会 内閣委員会 第10号(1953/07/07、26期、小会派クラブ)

○辻委員 去る六月二十七日の私の発言中、同僚議員を侮辱するような点がありましたならば、それは私の本意ではありませんから一言申し上げておきます。但しこの際一言つけ加えておきます。私の発言に関連しまして、軍閥とか軍国主義者というようなやじが盛んに飛びまして発言を妨害されておる。そういうこともまた同僚議員を侮辱するものでありますから、委員長において将来そういうことがないように御注意をお願いしておきたい。

第16回国会 内閣委員会 第15号(1953/07/15、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 緒方副総理に、総理大臣の代理としてお答えを願いたいと思うのであります。第一は、本法案の取扱いにおきまして、私ども生き残つておる軍人の立場から申し上げますと、まだ動ける者は若年停止をさらに繰上げられてもかまわない、われわれのものは辞退しても、われわれは、かつての戦場において殺した部下の遺族傷ついた傷病兵を少しでも厚く取扱つていただきたい、こういう気持であります。しかるに本法案に現われたところを見ますと、その遺族の取扱いにおいても、傷病兵の取扱いにおいても、文官との間にかなりの開きがあるのであります。この点もまた国家財政の現状において忍ぶものは忍んでおるわけでありますが、ただひとつ……

第16回国会 内閣委員会 第16号(1953/07/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 この問題と関連しておるのでありますが、最近、台湾の旧軍人で恩給をもらつておつた人たちから、復活してもらいたい、こういう請願が来ておるのであります。文官についても同様であろうと思います。私は、戦争には負けましたけれども、信義だけは永久に残しておきたいという見地から、政府とされましては、できるだけそれらの人にも、われわれ日本人同様に取扱いなさるということを希望したいのでありますが、本店であなたの御回答を得ることは困難かと思いますから、その点を政府にお伝えになりまして、十分御研究の上で、日本の国際信義を維持するという大所高所から、責任のある御回答をこの次にいただきたいと思います。

第16回国会 内閣委員会 第17号(1953/07/20、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 関連質問。ただいまの回答を聞きましてまことにがつかりした一人であります。塚田さんが新進気鋭でその地位につかれまして、悪い役人どもがふるえ上るだろうと実は私は喜んでおりました。蒋介石が辛亥革命であの腐り抜いた清朝を倒したのは、監察院というものが別個に独立しておりまして、ほんとうに役人の悪いところを仮借なくやつけたからであります。先ほどの御答弁の中に、あまりやると国民が迷惑するだろうというお言葉がありましたが、今日の国民はそれを期待しておる。昨年の会計検査院の報告におきましても、御承知の通り、三十億の国費の濫費が報告されておるのであります。その跡始末がどうなつたのかということについ……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/08、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 大蔵大臣にまずお伺いをいたします。今年度の国会運営のための予算が、昨年に比しまして四億二千五十五万円の増加になつておりますが、この増加を認めなければ、国会の運営ができないものとお考えになつたかどうか。  もう一つの質問は、あなたは自由党の議員として七月四日に本院を通過しましたこの増加予算に対する法律案の採決に御賛成なさつたか、反対なさつたかということを承りたいと思います。
【次の発言】 行政費を四十億円削除されておりますが、それはまだまだなまぬるいものであり、もつと断行しなければならない。断行できない理由は、国会みずからが自粛しないことにあるとお考えになりませんか。


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 内閣委員会 第1号(1953/11/02、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 この提案と施行につきましては異存がございませんが、この機会に一言お願いしておきたいことかあります。それは私の郷里石川県におきましては湖の干拓事業をやつております。そのために昨年充てられた予算が約一千万円、その予算をどう使い、何の仕事をしておるかということを見て参りましたが、約二十人の役人か出て来まして、相当大きな事務所をつくり、自動車を三台買つて、そうして大した仕事はしていない。マージヤンと宴会を盛んにやりますので、かなり地方民から非難を受け、不満を持たれておる、こういう実情にあるのであります。準備期間でありますから、目に見えた工事はできておらぬだろうと思いますが、しかし一千万……

第17回国会 内閣委員会 第3号(1953/11/06、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は休会中二週間の予定で李承晩ラインと竹島を見て参りました。それは内閣委員といたしまして、海上保安庁の機構と運営について、はたして適当であるかどうかということを検討するのがおもな使命でありました。この間山口長官初め首脳部の皆様及び現地で勤務しておる船長以下に非常なごやつかいになりましたことを、あらためてお礼を申し上げます。  その視察の結果に基いて、二、三保安庁長官に質疑をいたしたいと思いますが、その第一は私が現場へ行つて感に打たれたことが一つあります。それは船長と船員というものが、相手の大砲や機関銃の前に、まる腰でもつて捨身で働いておるという点であります。過去の戦争で海軍の駆……

第17回国会 内閣委員会 第4号(1953/11/07、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 最近郷里をまわつてみまして感じたことは、せつかく政府が遺族と老齢軍人に恩給を支給しようとして、その予算が計上されておりながら、その交付される手続業務等が渋滞をしておりましていつもらえるかわからない、こういうことに非常な心配を持つておりますが、私が直接見ただけでも八十を過ぎた老齢軍人が病気でへたばつてしまいまして、恩給はまだかと言つて死んだ例があります。恩給はまだかというのが最後の言葉であつた。この実情をごらんになつて、事務当局としてはいかにしてこのような気の毒な人を国家の恩典に一日も早く浴させるかということについての事務進行の現況について伺いたいのであります。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/04、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの冨吉委員の発言に私まつたく同感であります。一番ひどいのは、私の経験したところでは通産省関係で、十時ごろ行きましてもだれも出ておらない。そうして課長以上の者は高級自動車に乗つて出勤するのですから、交通の事情で遅れるという理由はないはずであります。そういうところから見ましても、思い切つて人員の整理をやられたい。実地にわかつております。だれがおそいかということもちやんとリストができておりますので、これは絶好の機会ですから、そのリストをもつて大なたを振つて官吏を半分ぐらいにして、そうしてまじめな者には俸給を二倍にしてやるというぐらいなことをする。そうすれば社会党の皆さん方も決……

第18回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/05、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は九月の上旬に約十日ばかり北海道を視察して参りまして、その際に感じました点は、訓練、装備、配置、給与、各方面にわたりまして保安庁の皆様、外局の事務当局に御連絡申し上げておいたはずであります。非常に広汎でありますから、本日はそのうちの給与関係に限定をしてお伺いしたい。あのときに連絡いたしました事項で、皆さん御回意なさつたことで、その後給与関係において改善されたことがありましたならば、まず承つておきたい。
【次の発言】 そうしますと承り置く、聞いたことは聞いた、たいへん有益であつたが実行はしないということになるのですか。

第18回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/07、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は北海道の給与改善について、前回の委員会でその一部だけを申し上げましたが、この機会に附帯条件をつけまして、本案に賛成するものであります。  その附帯条件とは、政府は至急北海道の特殊性にかんがみ、該地域に勤めておる人たちの給与を根本的に改めて、安心してその任務につき得るような処置を講ずる。具体的に申しますと一般のほかの地域に住むよりも、給与を向上し、特に下級幹部に対する官舎、これを優先的に構築をする、また石炭の配給は少くも昨年よりも増さなければいけない、庁費節減のために、食料にひとしい燃料を欠くということは、とうていこれは忍び得ないことであります。これらの処置を大至急誠意をもつ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 懲罰委員会 第1号(1954/06/10、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの皆さんの御議論を拝聴いたしましたが、私は、この事件の処理について一つの大きな根本の問題が落ちておる、こういうふうに見るのであります。その理由は、今回の乱闘事件は明らかに両派社会党の計画的、組織的なものである、幹部が指導しておつた、少くも承知の上であります。その上にできた事犯であり、端的に申しますと、その幹部の意図のもとに踊らされた数名の陣笠議員、これだけが懲罰の対象になつておるのじやないかという感じを受けるのであります。それで、きわめて明瞭な暴力議員を国会から排除することは当然でありますが、私は、この事犯の根本的処理は、河上委員長、鈴木委員長を除名すべし。その理由は、……

第19回国会 懲罰委員会 第3号(1954/06/12、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は、いずれの政党にも属しないというきわめて公平な立場から、この事案を批判し得る立場に立つ者でありまするが、この前の事件を見まして、議会政治を守るという見地から二、三所見を申し上げまして、皆様の結論をお出しになる御参考に供したいと思うのであります。  その第一は、この事件は二・二六事件よりもある意味において悪質であるという点であります。その理由は、二・二六事件は、思慮の浅薄な、血気にはやる青年将校たちが義憤を感じてやつた越軌の行動であります。その手段において兵器をもつて人を殺したということはきわめて憎むべき暴力行為でありましたが、今度の事件はそれに比較いたしますと、きわめて知能……

第19回国会 懲罰委員会 第5号(1954/06/15、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 動議を提出いたします。  議員堤ツルヨ君懲罰事犯の件外四十五件の懲罰事犯の件は、いずれも懲罰を科すべきものとし、国会法第百二十二条第四号により、全員除名すべしとの動議を提出いたします。  その理由を申し上げます。  六月三日における国会内の暴力事件は 六十余年にわたるわが国憲政史上空前の大不祥事であり、全国会議員の連帯責任として、党派を越え、勇気と信念を持つて解決すべく、そのためには二つの観点から禍根を断つことが必要であると考えるものであります。  第一の観点は、理由と動機のいかんを問わず、暴力そのものを無条件に根絶することであります。これがためには、一切の政治的妥協を排し、峻……

第19回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/11、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの大村委員の御質問に対して私もまつたく同感であります。その具体的な例を一つ申し上げますが、私の郷里の統計調査事務所では今年の作柄を大体八二%と見ておるのです。ところがそれが県知事の方では七〇%以下、こうなつておりまして、すでに供出量をはるかに上まわつて、まだやみ米がだぶつておる、こういう実情があります。今年の供米につきましては知事公選というものが非常に災いいたしまして実際の収穫量よりもはるかに内輪に報告されておる。そのために国家として非常に大きな施策を誤つておるのではないか、これらのことが考えられるのです。これは一つの例ですが、そういうことがたくさんございますから、食糧……

第19回国会 内閣委員会 第2号(1953/12/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私はただいま自由党の三議員からきわめて良心的な御質問があつたことに、敬意を表するのであります。その立場としては、野党的な立場でなく、政府を攻撃するというような立場でなしに、ほんとうに健全な保安隊をつくろうという、その真心から出られた質問と考えるのであります。実は昨年の第十五国会におきまして、私もその点について、この部屋で申し上げた幾つかの例があるのであります。にもかかわらず、それから一年間悪質のデマのように取扱いを受けて、事件の処理をうやむやのうちに葬られたというような感じがいたしますので、その意味におきまして、一つの具体的な例をあげまして、今後の御参考に供したいと考えるのであ……

第19回国会 内閣委員会 第3号(1953/12/23、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 練馬の第一管区において起りました。汚職事件は、吉田総監の引責辞職で一段落ついたものと考えてよろしゆうございますか、長官にお伺いいたします。
【次の発言】 それでは打切られたのではなくして、新しい総監を迎えてさらに徹底的に粛正するというお考えと解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 吉田総監の辞職は、犯罪の容疑があつての上でありますか、それとも監督上の責任でありますか。
【次の発言】 そういたしますと、部下監督の責任上からという立場からやめたものと解することができるのでありますが、この事件を調べてみますと、駐屯地部隊長は池野副総監ではないかと思うのでありますが、その点いかが……

第19回国会 内閣委員会 第4号(1953/12/24、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの下川委員の質問に関連いたしまして、伺いますが、この数寄屋橋事件と同じような事件が、終戦の翌々年の八月十五日に支那において行われました。支那におりましたアメリカの将兵は非常な優越感を持つて乱暴をやつたものであります。その典型的な一つの事件が八月十五日のお盆の日に起りました。南京の目抜きの場所に中和橋という橋がありますが、その橋の上で涼んでおつた中国の青年を、アメリカの憲兵が三人やつて来まして川の中へ落して殺した。この事件が全支の学生運動となりまして、蒋介石政権の打倒の運動になり、それが共産党に利用されたのであります。その際に私に蒋介石政府のやり方を見ておりましたが、ちよ……

第19回国会 内閣委員会 第5号(1953/12/25、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 最近北海道に汚職事件が生じまして、そうして毛布関係で今起訴された例がありますね。あれはたしか厚生課長であつたと思います。これはどこの毛布をどういうふうに仕入れてどう売つたのですか。
【次の発言】 ただいまの毛布のところでいわゆる丸紅から単価二千百八十円で化繊のものを入れておるが、それを入れなければならぬ理由はどうですか。
【次の発言】 試験的ですな。大体衛生学的に見ると化繊は保温の程度において純毛より悪い。現状においては試験的に使つているはずであります。それにしては数が少し多過ぎはしないか。また価格が非常に開き過ぎていはしないか。こういうところに一つの疑点がある。これは小さな問……

第19回国会 内閣委員会 第6号(1954/02/24、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 関連して……。各委員から詳細を尽されておりますから、二点だけ伺います。  昨年の十月のこの委員会で、三橋局長にお伺いしたところ、事務処理能力は一日に約一万という御回答があつたのであります。本日は約四千、そうすると昨年の四月からの恩給は、来年にならなければもらえないという人が出て来る、国家は昨年においてすでに四百五十億という予算を出しておる、その根本原因は事務処理能力の緩漫というか、あるいは事務の複雑という点にあるのであります。私はこの休会中、徹底的に私の郷里だけにおいて調査してみたのですが、概括的に申し上げますと、傷病兵はほとんど大部分もらつております。老齢軍人は私の地方では約……

第19回国会 内閣委員会 第7号(1954/02/25、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 二月二十日の朝、李ラインにおきまして海上保安庁の巡視船の「さど丸」が韓国の警備船金星号に拿捕された事件が起つておるのであります。新聞によつて見ただけでございますから、その様子は的確であるかどうかはわかりませんが、その新聞によつて知り得た状況を見ましてもこれはきわめて重大であり、日本の国家の権威を失墜した重大な問題と考えますので、以下それに関連しまして海上保安庁長官の山口さんと、また防衛に関して木村長官に若干御質問したいと思います。  山口長官は、昨年の九月以降今日に至るまで半年たつておりますが、その間あなたは直接現場においでになつて、李ラインの状況を御視察になつたことだろうと思……

第19回国会 内閣委員会 第8号(1954/03/03、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 日本の敗戦の原因が科学技術の落伍にあつたということを私は痛感するのであります。将来の日本民族の運命を決するものもまたこの科学技術の振興いかんというふうに考えておるのであります。昔のように満州をとるとか、支那を武力で押えるとか、南方に進出するとかいうことで日本民族の再建はあり得ない。限られたこの領土を世界最高の科学技術国にするかいなかということによつて民族の運命はきまるのであります。そういう観点からごの案を拝見いたしますと、提案者は、腹の中においては非常に雄大な構想をお持ちになつておるようですが、国会の特殊性にかんがみられて少しじやない、大いに妥協されておる。何とかして通りやすい……

第19回国会 内閣委員会 第11号(1954/03/18、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ごく簡単に。この法案に伴う予算措置の説明が欠けておりますが、どうなつておりますか。

第19回国会 内閣委員会 第12号(1954/03/20、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 各委員が述べられました意見は私も養成でありますが、この案を見て実はがつかりいたしましたのは、泰山鳴動してねずみ一匹という感じを受けたのであります。人員整理につきましては、機構改革を伴わないでもやるという御趣旨にはあえて異存がありませんが、しかしこの案をそのまま実行なさるとしわ寄せが来る。それは第一線の現業において働いておる、比較的少い俸給をもらつておる下級者に整理のしわ寄せが行きまして、課長以上の、乗用車に乗つて宴会に出る人の頭数はなかなか減らない、こういうおそれがあるのであります。その最も極端な例を申し上げますと、この前委員長以下関東海運局を視察したのですが、これが最もいい例……

第19回国会 内閣委員会 第13号(1954/03/22、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 簡単に一点だけ。この人員整理の案は塚田長官の信念が、官僚どもの組織的抵抗に破れた案だ、こう思うのであります。自由党も官僚の組織的抵抗に負けた。自由党の最大のスローガンは行政改革であります。そこで問題は、この人員整理を実行するときにまた負ける。というのは、課長以上がそのまま居すわりになつて、低い地位の人、現場の人、弱い者にしわ寄せが来まして、頭が大きくて手足の細つた人員整理になるということが非常に心配なのであります。そういうことがないように、各省ににらみをきかして、整理すべきポストを死守するというような御回答がこの前ありましたが、その資料をひとつ御提出願いたい。またそれに基いて各……

第19回国会 内閣委員会 第14号(1954/03/23、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 こういう相当厖大な資料をただいまいただいて、そうして次官から五分くらいの説明を聞いて、それに基いて適正な質問をせよということは無理であります。こういう資料はもう少し前もつてわれわれに研究する余裕を与えておかないと、ほんとうの質問にならない。けれども、その一部だけについて気のついたことを承りたい。最初にその前提として、この表にある内部部局の九百三十名の定員の中で、事務官以上、雇員、給仕、この三つに区分をして、九百三十名の内訳を承りたい。
【次の発言】 それで非常にはつきりいたしましたが、昭和二十九年度の整理人員を見ますと、内局だけですが、事務官において七名、雇員において十九名、給……

第19回国会 内閣委員会 第15号(1954/03/24、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 国立学校の六万六名の定員の内訳はどうなつておりますか。教授何名、助教授何名、事務何名、そしてそれに基いて二千二百六十六名の定員減の内訳はどこにしわよせをしているか。
【次の発言】 減員はそれでよろしゆうございますが、現在の定員の内訳をはつきりひとつ……。
【次の発言】 そういたしますと、助教授以下で四百九名を減すのですね。
【次の発言】 学年進行に伴う増三百九十九人というのはどういう内訳になつておりますか。
【次の発言】 これは助教授だけですか。
【次の発言】 その内訳は今どうなつているか。
【次の発言】 そういたしますと、助教授のクラスで四百九名を今度減員をして、学年進行に伴……

第19回国会 内閣委員会 第16号(1954/03/25、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 この御説明と資料によりまして私の感じたところを一、二お伺いします。  第一点は財務局の五百六十名の件であります。関東財務局を内閣委員として視察をしました所見を申し上げますと、現場で働いておるあの人たちは仕事の量が多くて手が足りないために、やらなければならぬ仕事がそのまま放置されておる。その一つの例を申しますと、海外引揚者のおそらく数十万だろうと思いますが、その人たちの血の出るような貯金帳が数年間整理をされないで、箱に入れて倉庫の中に山のように積まれておるのであります。なぜ整理しないか、こう聞きますと、人手がない、こういう話なんです。それから国有財産の処分、これもまた人手が足りな……

第19回国会 内閣委員会 第17号(1954/03/30、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 本法案の総括的な質問といたしまして、二点お伺いいたします。  第一点は、この人員整理は根本的な機構改革をやらないところに大きな矛盾と不徹底さがあると思いますが、これにうたわれた通り、機構の簡素化と能率の増進に対する具体的な処置を今後さらに積極的に推進なさる意思があるかどうかという点が第一点。  第二点は、待命制度の適用についてでありますが、本案による整理人員の二十九年度分についてのみ待命の恩典を考えておられますけれども、三十年以降に延ばされる人たちの中には、自己の意思によらずして、官庁の要請によつて残る人も若干あるはずでありますから、これらの人々に対しては、政府は待遇の上におい……

第19回国会 内閣委員会 第20号(1954/04/06、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 質問したいことが非常に多く、与えられた時間が制限せられておりますので、簡単に聞きますから簡単に長官もお答え願いたい。  第一にお伺いしたいことは、日本防衛の根本方針をどこに置いておられるかという点であります。政府の計画は多分にアメリカに範をとつておられるように見受けるのでありますが、日本の置かれている国際的な立場はむしろスエーデン、フインランド、スイス等米ソ両陣営の間にみずからの力によつて中立を保つている諸国に近いものがある。日本の防衛はそれらの国に学ぶべき点がすこぶる多いのであります。はたして保安庁においては、今申しましたようなスエーデン、フィンランド、スイス等の防衛態勢につ……

第19回国会 内閣委員会 第22号(1954/04/09、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 現在保安隊の持つておる兵器の中に、アメリカのいわゆる秘密兵器はないというような御答弁でしたが、火炎放射器はどうですか。これは確かに秘密兵器であり、われわれにも参観させないはずであります。それでも、ないと言われますか。
【次の発言】 私は実は見せていただきたかつたのです、火炎放射器の性能を。そうしたら、これはアメリカ側が言つておるから見せられない、秘密であつて見せられないというのが、富士のすそ野の演習場における私に対する答弁でありました。どうですか、その点は。
【次の発言】 これは私が視察に行つたときに確かに拒まれたのです。ですからまさか間違いじやなかろう。保安隊の人が意地悪くて……

第19回国会 内閣委員会 第24号(1954/04/12、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 関連いたしましてお伺いしますが、アイゼンハウアー大統領は文民ですか、軍民ですか。
【次の発言】 憲法にははつきり書いております。憲法に基本的人権は人種あるいは宗教、経歴によつて差別されないということがはつきり書いてありますが、長官は差別されるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、憲法の基本的人権というものは、元の職業軍人に関する限りは除外するという重大な問題になるのです。これは政府の御見解を御統一なさらぬというと、憲法解釈上の悪例を残すと思いますから申し上げます。

第19回国会 内閣委員会 第25号(1954/04/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 この前おもなことは質問いたしましたが、簡単に補足質問をいたします。  今度の自衛隊の任務は、国内の直接侵略と間接侵略に対する防衛になりますが、過去の日本の自衛は大陸に第一線を持つて、国内を戦場にしなかつたのであります。今度は狭義自衛でありますから、国内が間接侵略及び直接侵略の戦場になる可能性が非常に強い。しかるに国内の生産の中枢、交通の中枢、そういうものに対する防衛の施設、調査研究がほとんどなされていない。この現実であります。この現状をどう思うか。交通の要点をどうするか。産業の中枢をいかに守るか。この守る対象となるものが間接侵略、直接侵略であります。言いかえますならば、日本の国……

第19回国会 内閣委員会 第27号(1954/04/20、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの質問に関連いたしまして簡単に承ります。この表によりますと、越中島の統幕庁舎が四百五十五万で四十日間で完成しております。しかもそれが三月三十一日に完成することになつておりますが、統幕の庁舎の予算は二十八年度に計上されておつたのかどうか、それを承りたい。
【次の発言】 ただいま意外なことをお答えになりました。事務をしている人の数に比較して庁舎が非常に狭い。北海道のあの辺陬における古い庁舎に勤務しておる保安隊員の不自由さと、東京に住んでおられて机の上で仕事をなさつておるあなた方の不自由さを比較してごらんなさい。どつちが優先的にやられなければならないのか。ただいまの言葉は不謹……

第19回国会 内閣委員会 第28号(1954/04/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 議事進行。非常にさしでがましいような発言でございますが、ただいまの質問応答を通じて私の印象に残ることは、外務委員会へ出たような感じを受けるのであります。本委員会では防衛関係の重要な審議をやつておるのでありますから、どうか委員長も防衛法案に直接関係のある問題に議論をしぼつていただきたいと思います。まだやりたい方がたくさんあります。

第19回国会 内閣委員会 第31号(1954/05/06、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私はこの法案をよりよくするという見地におきまして、質問の要点をごく簡潔に三点に限りまして、自衛隊の最高指揮官たる吉田総理大臣の御見解をお伺いしたいと思うのであります。その第一点は、指揮官と幕僚の本質に対する認識を誤つている点であります、指揮官とは任務に基いておのれの意思を決定し部隊に命令するものであり、幕僚とは指揮官の意思決定に必要な意見を述べてそれを補佐するものであります。直接部隊を指揮できないのが建前であります。卑近な例をとつてみますれば指揮官は一家における亭主であり、幕僚は女房であります。新憲法下において男女は同権でありますが、職権にはおのずから差がありまして、亭主は外に……

第19回国会 内閣委員会 第34号(1954/05/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 三橋恩給局長は、この旧軍人関係恩給権擁護全国連合会代表柴山兼四郎氏提出の恩給支給促進に関する請願を、この会に出られるのにお読みになつておいでになつたかどうか、それを承りたい。
【次の発言】 あまりたくさん来るので、あなた方はこの血の出るような叫びを、かえるの声のように聞いておられるのじやないかという感じがするのです。現にこれはわれわれのところにはずつと前から出ておる全部を代表して総合的な陳情なんです。しかるにただいま高瀬委員の質問に対して、ことに下級者の公務扶助料の額が援護法による遺族年金額よりも低額である、それをどうするかという質問に対して、そこでこそこそ相談しなければわから……

第19回国会 内閣委員会 第35号(1954/05/19、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私はこの委員会におきまして、しばしば事務当局に、恩給交付の手続を迅速にして、わずかに二千円や三千円の恩給を旱天の慈雨のような気持で待ち焦がれておる遺族の人た知の心を心として、一日も早く支給されるということを強調して参りましたが、その答弁に政府は常に善処するとか考えるとかいう抽象論ばかりを述べて、現状の欠陥を具体的にいかに修正し改善するかということを一回も承つておらぬのであります。中央と地方を通じまして迅速に事務を処理するという点につきまして、加藤大臣から責任ある具体的な手段について御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 加藤新大臣から非常に真心のある御答弁をいただきまし……

第19回国会 内閣委員会 第38号(1954/05/25、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 国防会議の問題につきまして二、三お伺いいたします。「内閣総理大臣は、左の事項については、国防会議にはからなければならない。」ということが防衛庁設置法案の第四十二条に書いてございますが、ただいま配付されました国防会議の構成等に関する件、保安庁案によりますと、国防会議は内閣総理大臣の諮問機関である、こう書いてあります。そうしますと、この四十二条に書いてある重要事項について国防会議にはからなければならないというこの文句は、単に手続上形式的にやらねばならぬというお気持でありますか、それとも内容について権威ある議決機関になさる意味か、それをちよつとお伺いいたします。

第19回国会 内閣委員会 第44号(1954/10/04、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私質問しようと思つたところが、吉田委員から質問なさいましたからほとんどお伺いすることがないのですが、一点だけ田中局長にお伺いすることは、一つラストボロフ事件と外務省との関係、その内容をお話申していただきたい。
【次の発言】 あなたの局には関係者はなかつたのですか。
【次の発言】 太平洋戦争の際に、外務省の暗号と海軍の暗号がその以前から完全にアメリカに抜かれていた。われわれの戦つたことはその以前に全部向うがキヤツチしておつた。あなた方は今国内の共産党の情報に苦心をなさつていらつしやるが、あなた方が苦労をして向うの情報をとるより以上に大きなものがこつちからとられている。そうすると、……

第19回国会 内閣委員会 第47号(1954/10/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの御説明を承つて私がまことにふしぎに感じますことは、国家全体の経済状況が昨年よりもはるかに悪く、中小企業がばたばた倒れようとしておる国家の現状にかかわらず、本年度の新規要求において百六十三億円を新たに増加されようというような態度は、これは本気でお考えになつたのかどうか。単に大蔵省に対する予算折衝上の技術として出されたものであるか。ほんとうの信念をもつてこれだけ増さなければ防衛庁長官としての任務が達成できないという決意に基かれたものかどうかということを。まず最初にお伺いしておきます。
【次の発言】 それでは今から内容に入つてお伺いをいたします。まず陸上自衛隊二万の増強につ……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/02/06、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は憲法改正と、防衛問題につきましてお尋ねいたしたいと思います。政府は今般保安隊を自衛隊に改められまして、直接侵略に対しても国土を守るということを、御決意なさつたようでありますが、もし日本が外敵の侵略を受けた場合に、自衛隊といたしまして、これに打ちかつて撃退することを目標にしてお育てになるつもりであるか、それともまた勝てない程度に抵抗することを目標としてお育てになりますか、その点について木村長官からお伺いしたいのであります。
【次の発言】 当然の御答弁であろうと思います。国民もまた七百八十八億の予算を出すのでありますから、外敵の侵略を受けたときに、負けるような軍隊に出す道理がな……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 内閣委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本民主党)

○辻(政)委員 竹島におきまして十一月二十一日の朝、海上保安庁の巡視船へくらが撃たれたという記事を新聞で見ましたが、このことについて山口海上保安庁長官からまずその景況を簡単に御説明願います。
【次の発言】 今の問題を木村保安庁長官は武力によつて日本の領土が侵犯をされて不法の侵略を受けたとお考えになりますかなりませんか、それを承ります。
【次の発言】 ただいまの説明を聞いておりますと、竹島が日本の領土であるかないかわからぬような感じを受けるのですが、竹島が日本の領土であるということは、あなたははつきりお認めになりますか。
【次の発言】 領土であるということを確信をもつて認めておりながらその手段方……

第20回国会 内閣委員会 第3号(1954/12/06、26期、日本民主党)

○辻(政)委員 この法案を通すかいなかを決定するに先だちまして、民主党を代表して対馬、壱岐等の不安な現状に対して、政府は将来どういう対策を講ぜられるかを結論的にお伺いいたしたいと思います。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本民主党)

○辻(政)委員 動議を提出いたします。理事は、その数を七人とし、委員長において御指名せられんことを望みます。

第21回国会 内閣委員会 第1号(1954/12/16、26期、日本民主党)

○辻(政)委員 一言申し上げておきます。民主党の防衛に関する根本方針は、国力に相応する少数精鋭の自衛力を充実するという点でありまして、砕いて申しさすと、アメリカの傭兵的性格を一掃して、日本の自主的な自衛軍にするということであります。この点につきましては、過去の委員会において、私は無所属の立場でありましたが、編制、装備、訓練等の内容につきまして、かなりきびしい質問をいたしまして、それに対し前任長官は、大半を認めながら、この二年間ほとんど改善をせずにほおかぶりして来られたという事情にあるのであります。どうか新長官はその点をお考えになりまして、前長官においてできなかつたことを積極的に誠意を持つて迅速……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ただいまの神近さんの御意見に対しましては、まことに私も心から敬意を表するものであります。実は戦犯の留守家族をまわつて見ましたが、いずれもさんたんたる状態でございまして、前会の国会で在監者のいわゆる自由行動と申しますか、休暇日取りを増加された旨を承つたことがございます。五日のものを十五日でございますか、それでさぞかし留守家族がお喜びになるだろうと思つてそのことを申しましたところが、ある方はいわく、どうか主人を十五日も帰さないでおいてもらいたい。もし十五日も帰つてただ飯を食われたなら、あと子供の弁当をどうするか考えなければいけない。そこまで窮迫しておるのであります。在監者に対しまし……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/07/14、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 ちよつと近藤さんにひとつお伺いしたいのでありますが、あなたの御説明を承つておりますと、今度の軍人恩給の上に階級差を認めるのは適当でないというお話がありましたが、私はこの案を見まして感ずることは階級差が認めてない、元のいわゆる大将から二等兵までの俸給を基礎にされて、それから案出されたものではなくて、この階級差というものは退職年における俸給というものを一応算定の基準にしたのであつて、軍隊のない今日、大将とか二等兵とかいう名前を使つて立案されたものではないのであります。しかも今度のこの改正案の内容をごらんになつたと思いますが、いわゆる文官の恩給に比較いたしますと、文官は、下の方におい……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私の質問は岡崎外務大臣に対して本条約が海外派兵の義務を伴うかどうかという点でありますが、それに関連いたしまして、木村長官に簡単に一点だけお尋ねいたします。  長官の監督されておる十二万の保安隊員が本協定に対して抱く最大の関心は、海外派兵の義務を負わされるかどうかという点にあると思います。これをはつきりすることが、長官の保安隊全員に対する一番大きな政治的な任務であるというふうに考えるのであります。もちろん長官のお気持はそれには反対であることはかねがね承つてわかつておりますが、この協定をごらんになりまして、このような心配がまつたくないというような印象をお受けになつたか。あるいは、事……

第19回国会 内閣委員会公聴会 第1号(1954/04/13、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は二十二年前、上海の公園で爆弾を受けて野村さんが倒れたときに、その壇の下におりまして犯人をつかまえた者でございます。(笑中、拍手)二十二年ぶりでお目にかかりまして非常になつかしく感じましたが、その大先輩から民族の前途を憂えられる御意見を拝聴いたしまして、非常に感激したのであります。その大先輩に対しまして、まことに小さな問題でございますが、一点お伺いいたしたい。  それは教育の問題であります。御承知の通り陸軍の教育は陸軍総監部でやり、これは相当厖大な機構を持つておりました。海軍はたしか海軍省に教育局があつて、これもまたかなりの規模を持つておつたと考えるのであります。今度の案にお……

第19回国会 内閣委員会公聴会 第2号(1954/04/14、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 遠藤さんとは私はマレーの戦場でおわかれしてから初めてお会いするのでありまして、シンガポール作戦のときに遠藤さんは飛行兵団長とされまして、あの作戦の終始を通じて最も積極的に、最も勇敢に、常に部下の先頭に立たれ、われわれが地上で占領した飛行場にまつ先に着陸されまして、シンガポール攻略にちよつと戦史に例のないような勇敢なお働きをなさつた閣下であります。それが終つてから軍需省にお帰りになつて、陸軍の飛行機をつくるために国内を歩かれまして、至るところで全力をもつて飛行機をつくれということを国民に説かれ、また国民の零細な航空献金を集めるために最も活動なさつた閣下が、ただいま承りますと、敵が……

第19回国会 内閣委員会人事委員会連合審査会 第1号(1954/03/24、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 私は今の受田委員の質問にはまつたく同感であります。この待命制度を二十九年度だけに適用して三十年度以降に適用しないということははつきりいつて間違つておる。同じ法律のもとに立てられた臨時計画でありますから、第一年度だけに恩典を与えられて、第二年度以降はその都度きめるということは適当じやない。そういうことをあなたがおつしやるならば、この政府の原案は根本的にかえて、二十九年度のみの人員整理、それに伴う待命制度、こうおやりになつて、三十年度以降は別途にお立てになるのが筋道が通つております。これはこれから研究してきめるというのではなくして、数年度にわたつて人員整理をやろうとするなら出発点が……

第19回国会 内閣委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号(1954/03/27、26期、小会派クラブ)

○辻(政)委員 今の成田委員の発言に関しまして、内閣委員の一人として議事進行についてちよつと意見を述べたいと思います。ただいまの書類は内閣委員長あて出された電通委員長の公文でありますから、委員長としては十分尊重されると思いますが、私は内閣委員の一人といたしまして、この郵政委員長あるいは電通委員長から寄せられましたものは、それを審議するのが内閣委員でありますから、それを全面的に受入れることはできない、ここでその可否を十分に判定をして参考にするのが内閣委員としての建前だと思います。



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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