このページでは楠美省吾衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○楠美委員 簡単に水の問題で、経済審議庁の政務次官でもよし、計画部長でもいいのでありますが、ひとつお尋ねしたいと思います。 その前に、ただいま水の問題は、平川政府委員と米田政府委員からいろいろお話を承つたのでありますが、このお二人の政府委員は、私の現在最も尊敬する日本のお役人であります。御両兄とも御記憶だろうと思うのでありますが、かつて満州建設をやつておつた当時――昭和十四年ごろでありました。ちようどアメリカの原子力管理委員長のリリエンタールが、あの有名なTVAの開発をやりかけた二年目か三年目でありました。奉天と営口のあの運河の大開鑿をしようとして御努力されたお二人であります。片や交通部の代……
○楠美委員 蝋山先生がお忙しいからだでこの水の問題を長い間非常に御研究されたことにつきまして、私委員として弔最大の敬意を払う次第であります。水の問題は非常にめんどうでありまして、われわれとしても大いに勉強しなければならぬと思つておるのでありますが、先ほどいろいろな御説明を受けました中に、たとえば八ページの中に「現行制度を尊重しつつ、」というような言葉があります。また「関係各行政機関の権限と責任において行うものとするが、各関係行政機関のセクシヨナリズムの弊を避けるものとすること」、というような言葉もあつたりしまして、私は、この計画は蝋山先生が非常に苦労をしてこしらえた案だと思いますが、やはり問題……
○楠美委員 田中参考人に一言お聞きし、私の希望を申し上げたいのですが、先ほどの田中参考人のお話の中にも、戦争直後この大事業をやりたかつたと言つておられます。こういつた大土木事業などは大戦争のあとにただちにやつてもらえたならば、今日のような思想混乱を起さずに済んだと思う。いつの時代にも大戦争の後に、敗戦後でも勝つたあとでも大事業というものはやるべきものだということを私は考えておつたものでありますから、その当時やれなかつたのは非常に遺憾でありますが、それにつけても田中参考人が私財を使いまして、これだけの計画をされておるということには心から敬意を表します。私は青森出身で、自分の郷里を案じて言うのでは……
○楠美委員 関連して。愛知国務大臣に一言今の問題に関連してお願いしたいのです。国務大臣に向つてお説教するようではなはだ恐縮でありますが、政治の要諦というものは、一人も殺してはいかぬということでありますが、自由党内閣の領袖たちには、非常に不見識な言動を大臣の席からはく人がしばしばあるのでありまして、非常に遺憾なのであります。一人も殺してはいかぬというのが政治の要諦であるが、やむを得ぬ場合はしかたがない場合も出て来るのではないか、これはわかるのであります。それで一殺多生という言葉がございます。これは大臣にでもなつてこういうことを言つたら、また非常に大問題を起すと思うのでありますが、一殺多生、やむを……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。