松永東 衆議院議員
27期国会発言一覧

松永東[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期
松永東[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは松永東衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院27期)

松永東[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期
第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 衆議院本会議 第2号(1957/11/02、27期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松永東君) 多賀谷君の御質問の中で、文教政策に関する問題について答弁をいたしたいと思います。  まず、御指摘になりましたもののうちの道徳教育から申し上げてみたいと存じます。現在、道徳教育は、小中学校における社会科を初め、各教科その他の教育活動の全体を通じて行われておることは、御承知の通りであります。その実情は、まだ必ずしも所期の効果を上げておるとは言えません。今後も学校教育の全体を通じて行う方針は、これは変更いたしません。やはりこれでいくつもりでありますが、しかし、現状を反省いたしまして、その欠陥を是正し、その徹底強化をはかるために、新たに道徳教育のための時間を特に設置したい、こう……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 衆議院本会議 第2号(1957/12/23、27期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松永東君) 野原議員の御質問に対して、私に対する分について御答弁をいたします。  その第一は、勤務評定は、わが国では学問的な研究もないのであるから、実施に当っては、学者の意見を聞いて、さらにまた世論にも問うて、十分研究の上、慎重を期すべきである、こういう問題であります。御承知の通り、勤務評定は、職員の研修、適正配置、昇給、昇進、褒賞等、人事管理をより適切に行うための基礎資料として必要なものでございます。これを実施して教職員の人事管理の適正を期そうとするところであります。申すまでもなく、精励恪勤の努力者と職務に不熱誠な者と同様の取扱いをするということは悪平等でございます。不平等でござ……

第28回国会 衆議院本会議 第14号(1958/03/11、27期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松永東君) 竹内議員の私に対する御質問に対して、きわめて簡単に御答弁いたしたいと存じます。  まず、御質問の要旨は、放送を通じて教育の構想と計画についてどういうふうに考えておるか、こういうような御質問でございます。これに対してお答えをいたしますが、御承知の通り、わが国での放送の教育利用は昭和八年から行なっておりまして、現在では小学校、中学校、高等学校においては、その九〇%以上がラジオ受信施設を持つ状態でございます。また、その教育上の利用も相当程度進んでおることは、御承知の通りでございます。また、テレビジョン放送は昭和二十八年から行われましたが、その教育的利用は現在、聴視可能の地域内……

第28回国会 衆議院本会議 第30号(1958/04/15、27期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(松永東君) ただいま御決議になりましたこの御決議に対しまして、一言述べる機会をお許し願いたいのであります。  オリンピック大会を東京に招致するということは、全国民の強い要望でございます。従ってただいまの御決議に対しまして政府といたしましては、十分その趣旨を尊重いたしましてあらん限りの力を尽して招致するように努力したいと存じます。  これだけ申し上げさせていただきます。(拍手)

松永東[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院27期)

松永東[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期
第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 法務委員会 第6号(1956/12/13、27期、自由民主党)

○松永委員 私はまずまつ先に最高裁判所の当局にお伺いしてみたいのですが、私のお伺いしたい要点は、主として裁判所の施設の改善と申しますか、そういう点をお伺いしたい。  先日のこの委員会で事務総長の五鬼上君から御説明がありましたが、裁判の遅延の原因は、事件数がばかに最近増加してきておるということ、それから判事の数が少い、さらに施設の改善も非常に影響があると言われております。まことにその通りだと思います。そこで、施設の改善に一体どういうふうに最高裁判所としては努力を払っておられるか、これを聞きたい。それは、主として裁判所が朽廃その用にたえないようなのが、これはひとりこの東京もしくは近郊ばかりでござい……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 文教委員会 第31号(1957/07/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 今委員長から仰せになりました通り、一昨日はからずも文部大臣に就任いたしました。まことにこの重大責任を果して果し得るやいなやということ、非常にじくじたるものがあるのであります。もとより文字通り浅学菲才、何らなすところがないのでありますが、皆さんの厚い御支援があれば何とかこの責任を切り抜けていくことができると考えておるわけであります。どうぞ一つ皆さんにおかせられても絶大なる御支援、御協力を賜らんことを切にお願いいたします。  なお今日まで皆さんが審議せられました事項につきましては、いずれ速記録を拝見いたしまして、私もとくと研究して、また申し上げる機会があろうかと思います。どうぞ御了……

第26回国会 文教委員会 第33号(1957/09/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 何せい非常にむずかしい文部行政を初めて私担当いたすことになったので、なかなか今こう決心いたしておりますということも言いかねる。しかし大体私の構想を申し上げますと、何といたしましても、やはり教育態勢の刷新をどうしてもこの際やらなければならぬ。と申しますのは、終戦後十二年、あの敗戦面後に占領軍がわれわれに迫りましたその文教政策は、大体もう十二年もたつ今では再検討する必要があるんじゃないかというように考えまして、従って検討いたしました上でこれに対する態勢の刷新を一つ考えてみたいというふうに存じております。  そこでその刷新の内容はどういうふうにするかというと、要するに民族精神の涵養と……

第26回国会 文教委員会 第34号(1957/09/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 辻原委員の御指摘になった通りなんです。私が就任いたしました当時、その日記者団の諸君から、一体道徳教育をどうするつもりかというような質問がありました。その際に私は、そのときまでに私が考えておったことは、現在のように社会科の中で道徳教育も歴史も地理もやはり教えていけばよろしいだろう、ただしかし今までのとは違って少し強化していかなければならぬ、道義心を高揚していくようにもっと教材を強化していかなければいかぬというふうに考えておった。就任いたしましてから、さらにいろいろ研究を重ねてみました。そうすると、これは私のしろうと考えではありますが、どうしても社会科の中で教えるのでは、少し物足ら……


■ページ上部へ

第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 文教委員会 第1号(1957/11/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 私は実は九時半にきちっと役所には来ておったんです。ところが、今ちょうど理事会を開いておられるから、もう少しお待ちなさった方がいいだろう、こういう話でした。もっともその前に、学校職員コンクールがすぐ前の防衛庁の会議室で開かれておりますが、それが正十時に開かれるから、その祝辞を一つ述べてくれと言われましたので、それでその祝辞を述べて、ここへかけつけたところです。従って何も故意におくらしたわけでもありませんし、実は九時半には役所に出ておった。右申し上げるようなことで時間がおくれたことは相済みませんが、決して故意におくれたことでもなければ、政務次官、局長あたりも故意に足どめしておったと……

第27回国会 文教委員会 第2号(1957/11/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 佐藤委員の御説の通り、この問題については一日も早く解決をしたいという考え方から、御承知の通りもうすでに準備費は予算請求いたしております。そうしてその設置の場所を大体見当つけまして、今たしか委員長の河井さんが折衝しており、私もそれを承わっておりますが、大体今きまりそうだということは聞いておりますけれども、しかし相手のあることですから、なかなか今それきょう、あすというわけには参りませんけれども、大体年内には何とか片がつくという見通しを持っております。さよう御承知を願います。なお詳しいことは係の局長から申し上げることにいたします。

第27回国会 文教委員会 第3号(1957/11/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 これはもう何度も繰り返して申し上げますように、私は慎重審議をするというよりも、自分でゆっくり研究したい、そうしてこの臨時国会が過ぎましたら少しからだの余裕もとれるから、みっちり研究したい、こういう考えを持っておる。  そこでただいま仰せになりました、この委員会に参考人を呼んでどうするとかなんとかいうことは、それはこの委員会で御決議になればいいことであって、私どもはそれを停止する道もありませんし、慫慂する道もありません。ただしかし私どもはできるだけいろいろの声も聞いて善処したいというふうに考えます。それはもうちっとも変りません。私はこの臨時国会の間にはとても――何千通と来ておりま……

第27回国会 文教委員会 第4号(1957/11/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 高津委員の前置きのいろいろな問題につきましては、やはりそれぞれの見方もございましょう。あなたのような見方もあります。これに絶対反対するような私の見方もあります。しかしそれはしばらくおきまして、今の直接私に対する御質問のマージャンですが、これはマージャンがあったかどうか私はちっとも知りません。(高津委員「マージャン賭博です」と呼ぶ)マージャン賭博があったかどうか、私はマージャンというものを知らぬものだから、そしてまたあれは大きらいだから、そういうものが行われようとは思っておりません。私は初めてお伺いした。
【次の発言】 先ほどから申し上げるように、そういうことは私は初耳なんです。……

第27回国会 文教委員会 第5号(1957/11/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御説の通りスポーツは非常に国民生活に重要な案件であります。従って青年層にはもちろんのこと、老若男女を問わずスポーツを国民の末端まで浸透させ、国民の保健衛生に資したいというふうに考えております。従って先般もちょっと閣議のときにも申していたことでありますが、全国一斉に体育デーというのをこさえ、そして全国どこでも、あるところの小学校、中学校の運動場を全国民が授業に差しつかえない範囲において使うようにしたらどうだろうかということも実は提案いたしまして、それも研究いたしております。申すまでもなく、われわれ民族が何としても振興せんければならぬ問題は、まず徳育、知徳、体育というふうに私どもは……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御指摘になりました点ば、今審議せられて、おりますこの条約が通過すれば国交が回復するわけでございます。従ってまだ具体的にはそういう問題は講じておりませんけれども、しかし御指摘になりましたように、いろいろ民間側で計画いたしている人がございます。そこでこれに対する文部当局としての考え方も、きちっときめておかなければならぬじゃないかという構想のもとに、今いろいろ研究を進めておるのでございます。しかし仰せの通り、これは非常な重要な問題でありまして、人数は今までのところ、向うから特に自費で来る人は、御承知の通り年々三十名かそこらでございますけれども、しかしながら、これからますますふえるだろ……

第28回国会 内閣委員会 第13号(1958/03/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御指摘になりました科学技術の振興については、これは仰せの通り、主として教育の面から振興をはからなければいかぬと思います。そこで教育の面と申しましても、ピラミッドの頂点だけ、すなわち大学だけを、あるいは専門学校だけを強化いたしましても、効果が薄いのであります。従ってまず小学校から中学と順次科学技術教育の基礎学を教え込んでいかなければいかぬ、こういうふうに考えておるのであります。ことに仰せになりました通り、そればかりではない、一般社会においても科学技術に対する関心を高め、さらに家庭においてもそうした関心を高めるということが望ましいことだと考えております。社会教育等についても、三十三……

第28回国会 文教委員会 第3号(1958/02/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 先般来病気のために欠勤いたしましたことを、まことに恐縮に存じております。  委員長からの御下命によりまして、私どものこの国会に提案いたしまする大体の文教上の主要問題についての荒筋だけをお耳に達しておきたいと存ずるのであります。  まずその第一は、義務教育の充実と水準の向上でございます。義務教育の充実とその水準の向上をはかることは、文教政策上の最も重要な問題であることは、今さら私がちょうちょうするまでもございません。義務教育について学級規模、教員定数、施設などあらゆる分野につきまして、このための施策を進めなければなりませんが、当面いわゆるすし詰め学級を少しでも解消して、学級規模の……

第28回国会 文教委員会 第5号(1958/02/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御承知の通り南極観測が成功することができなかったことはまことに残念に存じております。この成功することのできなかった原因についてはいろいろな面が想像せられておるのでありますし、さらにまた研究せられつつあるのでありますが、やはり問題は装備が不十分であった、すなわちあの昭和基地に対しては、今度やりました宗谷の装備、その力ではやはりとうていこれは達成困難じゃなかろうかというふうに感ぜられるのです。私はその点についてはしろうとでありますから、よくわかりませんが、きのうも茅学術会議会長からいろいろ説明を承わりましても、まさにそういう点が原因の一つではないかというふうに考えております。

第28回国会 文教委員会 第6号(1958/03/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 小牧委員の御指摘になりました僻地教育のまだ不十分、僻地教育に対するいろいろな施設、手当の不十分、この点についての原因、これは今小牧委員の仰せられた通りなんであります。そういう点が原因をなして十分というところまではいかない。しかし何とかしてこれは充実をいたしませんと、ああしたへんぴなところで一生懸命子弟教養の任に当っておられる先生方にまことにお気の毒であると同時に、子どもたちの教育の面にも充実せぬところが多分にありますので、何とか一つやりたいと思いまして焦慮をいたしました。だがしかし、三十三年度予算では一億八千万ですかを計上するにすぎなかったのであります。しかしこれを契機として相……

第28回国会 文教委員会 第8号(1958/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御指摘になりました通り、その当時私は今申されたような答弁をしておるのであります。それはその当時は答弁の通り研究中であったのです。ところが、日は忘れましたけれども、十二月の二十日でしたかに、都道府県の教育長会議において、一つ案を研究しておられました。その案が何でもでき上ったというので新聞等に公表されまして、私の手元にもその案が参りました。そこで、非常に重要な問題でありますために、どうすればいいかと検討を重ねつつあったのでありますが、成案を得ないうちに教育長会議で一つの案ができまして、そうしてこれを他の各教育委員会の方に案として提出する、こういうようにきまったことを聞いております。……

第28回国会 文教委員会 第9号(1958/03/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 佐藤委員の御質問でありますが、実は御質問のうちにもありました通り、現在大学がまことに多過ぎる、しかもその内容を充実すべき問題が非常に残されておる。しかしながら今仰せになりました久留米並びに大阪等は、私どもが主張しておりまする科学技術教育の振興にどうしても必要性がありますので、それで今度新たにこういう大学を設けることにいたしたのであります。いずれ国立学校設置法の問題で、その趣旨の中で説明すると思いますけれども、要するに久留米の方は、すでにそこに旧来ありました学校の敷地も校舎も機械もそのままでありますので、これを利用いたしまして、そうして科学技術教育を振興して中堅層の技師を作りたい……

第28回国会 文教委員会 第10号(1958/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 河野委員の御指摘になりました点につきましては、私どもの方ではそう詳しいことを承知いたしていないのです。ただしかし先ほど来いろいろな御質問があったのでございますが、要するにこの行事は、すなわちアジア・オリンピック大会を開催するための行事でございます。従って全アジアの民族が非常に友好と親善を増長せしめるに好ましいことだと思っておる。これがほんとうに私しみじみ考えることは、紀元二千六百年の記念事業として、さきに国際オリンピックを東京に招致するように、大体―大体どころじゃない、全部きまっておったのです。それを、御承知のような軍部の横やりによってとうとうめちゃめちゃになって実現することが……

第28回国会 文教委員会 第11号(1958/03/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 今回政府から提案いたしました義務教育諸学校施設費国庫負担法案について、提案の理由と内容の概要を御説明いたします。  およそ、義務教育については、国民のすべてに対して、その妥当な規模と内容とを保障し、教育の機会均等とその水準の維持向上をはかるために国が重要な責任を有するものであることは、言うを待たないところと存じます。この目的を達成するために、義務教育諸学校の教職員の給与費及び義務教育の教材に要する経費については、つとに義務教育費国庫負担法が制定され、これらの経費に対する国庫負担の制度が確立されていたのでございますが、教職員給与費及び教材費等と並んで義務教育費の基本的要素をなす施……

第28回国会 文教委員会 第12号(1958/03/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 一番初めに出したのは昭和三十一年の春であったようでございます。
【次の発言】 今御指摘になりました問題については、これは実は御承知の通り私の任期以前の話です。しかし大体どうでしょうか。常識上考えてみても、二月に任期がきた。三、四、五月はこれは国会の御審議中で、あなた方が何じゃかんじゃといって、これも出せ、あれも出せといって御研究になって、従って前の灘尾大臣は一人ではなかなか答弁台に立つことができない。いわんやその点のところは知らぬのです。そこでやはり内藤局長あたりが出て答弁する。そうすると六月、七月に私がかわったのです。ところが七月から八月にかけてはこれはいよいよ研究をしまして……

第28回国会 文教委員会 第13号(1958/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御指摘のような問題がやはり全国に随所にあるようでございます。ですからこういうことはあまりほっておきますと、非常に先鋭化してしまって、それがやはり政治化してきて取り返しのつかぬようなことになるおそれがありますので、地元とも相談をいたしまして、何とか早急に善処するように努めたいというふうに考えております。
【次の発言】 今御指摘になりましたような点は一つも聞いておりません。さらにまた地方でもさようなことは耳にしておりません。私どもはあくまでも教育の中立性をとうとばなければならぬというので、教育のこうした問題の中に政党政派が介入し、混入することは好ましくないことだというふうに考えてお……

第28回国会 文教委員会 第15号(1958/04/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 佐藤委員の御指摘になりました科学技術振興の問題はまことにごもっともだと思います。もちろん科学技術の教育は、大学教育も必要でございますけれども、仰せの通りやはり小学校、中学校から基礎教育をやっていかなければならぬということは当然のことでございます。従って小学校、中学校におきましても理科教育の時間をふやしあるいは数学の教育時間をふやす、こういうことについてこの八月までに学習指導要領ができますので、それまでに検討を加えましてそして増強する、こういうつもりでおります。  科学技術教室、理科教室の問題については、ただいま政府委員より申し上げた通り、まことに残念でございますけれども、三十三……

第28回国会 文教委員会 第16号(1958/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 このたび政府から提出いたしました学校保健法案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  この法案は、学校における保健管理に関し必要な事項を定め、学校における保健管理についての全国的水準を維持し、向上するための諸条件を整備しようとするものであります。  学校は、多数の児童、生徒、学生または幼児を収容して教育を行うところでありますから、人的にも物的にも最も健康に適した環境でなければなりません。また児童、生徒等の健康は、学校教育における学習能率の向上の基礎でもあり、さらには健康の増進そのものが教育の目的につながるものであります。およそ児童、生徒、学生及び幼児並びに職員の健康保持……

第28回国会 文教委員会 第17号(1958/04/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御指摘になりました今度新たにできた競技場、まことに重要な仕事であります。ことに御承知の通りオリンピック招致委員会もできております。来たるべき国際競技場ともならなければならぬという場所であります。御指摘のようなああいう方面に風紀を乱すようなやからがたむろするというようなことは、何が何でも一つ予防しなければならぬというふうに考えております。  実はつい二、三日前に、ある新聞にそういう説が出まして、ことにその旅館として予定せられておる場所の付近に、そういう売春行為が行われるような危険を持っている人々が集まっておるというようなことが、写真づきで新聞にまで出ております。これはとんでもない……

第28回国会 文教委員会 第18号(1958/04/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 ただいま平田委員の御質問の問題は、これはもうかねがね申しておりますように、趣旨は十分私どももそうしなければならぬというふうに感じておるのです。特に定時制の問題や通信教育に当っておる人々の問題等についても、何とか善処しなければならぬということは、これはもう私がその職についた初めから主張しておるものであります。さらにまた幼稚園の問題、これも御指摘の通り何とかしなければならぬということは考えておりますけれども、本年度すなわち三十三年度にはどうも完全にわれわれの主張がいれられなかったのであります。しかしこれは順を追うて来年度には相当御要求に応ずるようになり得るということを確信いたしてお……

第28回国会 文教委員会 第19号(1958/04/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 実はこの問題については、こうした事態に陥らないように何とか善処したいと心得まして、きのうはこの国会の委員会でのいろいろな質疑応答を済ますやいなや、すぐ飛び出しまして、これは率直に申し上げますが、都の教育長並びに都知事、そういう方面といろいろ折衝しまして、そうして一応私は参議院の方に帰りまして、委員会に出ました後に、また中座しまして、都議会の議長や、さらにまた東京都知事あたりと折衝いたしまして、何とかしてスムーズに事を運びたい、そういう手はないかというので、実は夕べも十一時ころまでいろいろやってみたのですが、教育長の本島君あたりの話によりますと、何としてももうここまで、十二回もこ……

第28回国会 法務委員会 第19号(1958/04/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御指摘になりました青少年の犯罪、まことにこれは苦々しいことだと存じまして、私は、文教の府に職を奉ずる前から、これは何とかせぬければならぬ問題じゃないかということを明け暮れ頭を痛めておりました。それは、御承知かもしれませんが、私は弁護士を商売にしておりまして、ことに終戦後は政治家を追放されまして弁護士専門でやっておりました。しかも私はその弁護士の中で刑事専門でございます。これは、正直なことを申し上げますと、民事を引き受けますと、坊主が憎けりゃけさまで憎いで、相手方から憎まれるから、昔から刑事専門で来ておる。従って、今仰せになりましたような青少年の犯罪者の数の多いこと、終戦直後から……

第28回国会 予算委員会 第1号(1958/02/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 国立劇場の問題につきましては、ずっと進行はいたしておるのであります。けれども、御承知の通り、どこに建てるかという地所がまだはっきりきまりません。実は、大体はもう閣僚の同意は得ておるわけです。しかしきわめて少数の閣僚が、まだなるほどそこならばいいというところにいっていない。
【次の発言】 そこで、少しおくれておりますけれども、日ならず実現する、こういうふうに存じております。御了承願います。(「そんなことでは東京都知事になれぬぞ」と呼ぶ者あり)

第28回国会 予算委員会 第3号(1958/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 御指摘になりました科学技術教育の振興につきましては、三十三年度の予算等も相当額要求をいたしました。この予算案の中にも相当盛り込まれておりまして、御審議をわずらわすようになっております。しかし御指摘になりましたように、決して上だけでない、ピラミッド型で、やはり下の方からも盛り上げていくという計画のもとにやっております。たとえば小学校、中学校あたりでも数学並びに理科、そういう方面のいわゆる科学技術の基礎学の浸透をいたしますために、教職員方面の教育等にも力を尽すようになっております。さらに今御指摘になりました高等学校の方面も、それぞれ中学を卒業します、すなわち中学の三年に参りまして、……

第28回国会 予算委員会 第9号(1958/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 門司委員の御指摘になりました点は、文部当局といたしましても常々非常に憂慮しているところなんであります。御指摘になりましたPTAや父兄負担も何とか軽減せねばならぬと存じまして、三十三年度予算にもその点はまあ理想通りにはいきませんけれども、多少でも頭を出して、そしてその軽減をはかろうと努力しておるのであります。さらにまた御指摘になりましたような、いわゆる再建団体の各都道府県におきましては、これはやはり教育行政の負担が非常に大きな問題でございまして、それも御承知のような地方交付金や何やらの問題とにらみ合せて、三十三年度以降は相当軽減されていくというふうに考えております。なおこの問題に……

第28回国会 予算委員会 第14号(1958/02/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 ただいまの八木君のお説、まことにごもっともであります。ふだんから私は同様の考えを持っております。もちろん憲法上国民は平等であり、基本的人権を尊重しなければならぬことは当然のことであります。一体今ごろそうした差別待遇とかなんとかいうことが議論になるということが実におかしい、不思議に考えられるくらいです。しかし御指摘になりましたような点があることを耳にいたしております。従ってそうした差別待遇が全然ないように一つ根本からそれを払拭していきたいというように考えております。  さらに先ほど来承わっておりますと、相当貧困な人々が多いようであります。こういう人々の家庭に対しましては、未就学の……


松永東[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院27期)

松永東[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期
第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 社会労働委員会文教委員会連合審査会 第1号(1958/03/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○松永国務大臣 山下委員の御質問にお答えします。この職業訓練法は、労働省の所管するものでありまして、主としてすぐ目前に仕事に従事している青年たちを、仕事に役立てるように訓練していく、こういう目的なのです。私どもの所管いたしております職業教育の方は、基礎学を教えておる。そうしてあなたがさっき言われた通り、だんだん昇進していくという道に進ましていく、こういうねらいなのです。従って重複はいたしません。しかしお説の、青年に明るい希望を持たせていく、そうしてどんどん頭をみがき、腕を進めていくというようなことも、まことに望ましいことであります。そうした青年たちはやはり定時制教育を受ける、あるいは通信教育を……



松永東[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

松永東[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期
松永東[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 27期在籍の他の議員はこちら→27期衆議院議員(五十音順) 27期衆議院議員(選挙区順) 27期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。