馬場元治 衆議院議員
27期国会発言一覧

馬場元治[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期-30期-31期
馬場元治[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは馬場元治衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

馬場元治[衆]本会議発言(全期間)
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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 衆議院本会議 第4号(1955/12/05、27期、自由民主党)【政府役職:建設大臣】

○国務大臣(馬場元治君) 建設省に関しまする点についてお答えを申し上げます。  公共事業は、国土保全の上からも、国民の福利増進、産業開発、雇用の問題等の観点からいたしましても、一日もこれをゆるがせにすることはできないのでありまして、毎年度の予算は完全にこれを消化するように努力すべきは申すまでもないのであります。しかるに、従来の実情を見ますると、毎年度相当額の消化困難な事業のありますることは御承知の通りでありますが、ことに、本年は、予算の成立が相当におくれましたのと、地方財政の窮乏等の事情からいたしまして、事実上年度内に消化の困難な事業が相当見込まれまするので、個々の事業はこれを中止または繰り延……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第25号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職:建設大臣】

○国務大臣(馬場元治君) 秋田県能代市大火の状況及びこれに対する復興対策について申し述べたいと存じます。  三月二十日、能代市に発生いたしました火災は、折柄の強風にあおられまして、多くの罹災者を生じましたが、現地から報告されました情報によりますと、焼失家屋千三百二十戸、罹災世帯千三百九十九世帯、罹災人員五千九百九十八人、罹災地域の面積約十八万坪となっております。  まず応急対策について申し上げますと、秋田県におきましては、直ちに災害救助法を発動し、関係係官を現地に急派いたしまして、罹災者の避難、被服、寝具及び生活必需物資の給与等、救助に万全を期しております。厚生省におきましては、二十一日係官を……

第24回国会 衆議院本会議 第38号(1956/04/26、27期、自由民主党)【政府役職:建設大臣】

○国務大臣(馬場元治君) 内政省設置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  戦後すでに十年を経過し、わが国の内政も漸次整って参ったのでありますが、内政全般の円滑な処理を期するには、なお改善を要するものがあるのであります。  まず、狭隘な国土に約九千万人に及ぶ人口を擁しているわが国において、産業を振興し、社会福祉を増進し、もって国民生活の安定をはかるためには、その基盤をなす治山治水、道路の整備、住宅の建設、国土計画、都市計画等、国土の保全及び開発に関する施策を統一的かつ総合的に推進することが必要であります。なお、これらの国土の保全及び開発に関する事業の大半は、地方公共団体によって行わ……

第24回国会 衆議院本会議 第45号(1956/05/08、27期、自由民主党)【政府役職:建設大臣】

○国務大臣(馬場元治君) 前両大臣の答弁によりまして大体尽きておると思いますが、首都圏整備委員会の問題もございますので、その点に関する御答弁を申し上げたいと存じます。  首都圏整備委員会で作成をいたしまする首都圏整備計画のおもな内容は、宅地、道路、公園、緑地等の空地、水道、下水道、河川、水路及び海岸、住宅等の整備に関する事項でございまして、これらの大半につきましては現在建設省の所管となっておりまするのみならず、この計画は地域的な国土総合開発計画にほかなりませんので、首都圏整備委員会を、国土の保全及び開発を重要任務として、今回設置されんといたしております内政省の外局といたしたのであります。  と……

第24回国会 衆議院本会議 第62号(1956/06/03、27期、自由民主党)【政府役職:建設大臣】

○国務大臣(馬場元治君) ただいまの御決議に対しまして一言申し述べたいと存じます。  台風、豪雨等の被害が年々巨額に上りまして、国民の生命財産等に甚大なる損害を与えておりますることは、まことに遺憾千万に存じます。大自然の猛威の前に毎年のように打ちのめされておりまするわが国土を思うときに、これに対する対策の確立とその実行との重大性を痛感する次第でございます。今や、雨季を控え、台風期を前にいたしまして、ただ、本年も、また昨年と同様、いな、昨年以下に災害の少からんことを、神かけて祈りたい心持で一ぱいでございます。従来とても、政府は、治山治水に意を用いまして、風水害対策等に努力をいたして参ったのであり……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 衆議院本会議 第5号(1956/11/20、27期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(馬場元治君) 有明海の問題につきましては、御指摘のように、従来しばしば災害をこうむっておりまして、これが対策につきましては、よほど慎重を要するものと考えます。御承知のように、昭和二十五年から、国庫補助をもちまして、有明海沿岸各地において改良工事をいたしておるのでありますが、今回の災害の実情にかんがみまして、波高であるとか、あるいは風速であるとか、そういったあらゆる方面の検討を加えまして、技術的にも工法におきましても遺憾なき結論を得ました上で、これが全面的な改良工事を実施いたしたいと考えておるところであります。  なお、中国、四国、九州地方における今度の災害、特に住宅に関する御意見が……

馬場元治[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

馬場元治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 法務委員会 第11号(1955/05/24、27期、自由党)

○馬場委員 参考人が釈放される場合に、徳島の東署長藤山某が参考人に何か言ったことがありますか。言ったことがあるとすればその内容を聞きたい。
【次の発言】 警察の署長でなければ署員なりだれなり、あなたに対して釈放の際にどうも事実無根でひどい目にあわせて申しわけなかったと、こういったことを陳謝したような事実はありませんか。
【次の発言】 それはだれですか。
【次の発言】 検察庁で取調べを受けたことはありませんか。
【次の発言】 係の検事は……。
【次の発言】 植村検事だけですか。
【次の発言】 主任は植村という検事さんだったわけですね。
【次の発言】 検察庁で取り調べた結果は、これは事実無根だとい……

第22回国会 法務委員会 第36号(1955/07/14、27期、自由党)

○馬場委員 売春禁止に関する条例が全国では五十五に及んでおると承知いたしておるのであります。自治法の規定に基きまして自治団体で制定をいたしておる条例、その条例と今度提案せられております法案が成立いたしました場合の関係についてお尋ねをいたしてみたいと思います。この法律が衆参両院を通過いたしまして成立をいたしました暁には、この条例は廃止せられるのであるかないしはそのまま存続せられるのであるか。法案を見てみますと、この条例廃止をうたったところは一つも見当りません。そこでこの条例は失効するのであるか、そのまま存続するのであるか、ないしは効力が停止せられるものであるか、およそこの三つの場合が想定せられる……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、自由党)

○馬場委員 売春問題は、婦人の人権を擁護する意味におきまして、社会を浄化する意味におきまして、きわめて重大なる問題であると存じます。この社会悪に対しては、これを除去するためにあらゆる努力を払わなければならぬ。特に人身売買であるとか、あるいはか弱い婦女子の犠牲において搾取を続けるといったような憎むべき悪徳に対しましては、これは断固たる処置をとらなければならぬ、かように存じます。売春問題は非常に重大でありますが、一面またその解決まことに困難なる面が多々あるように存じます。ひとりわが国ばかりでなく、東西古今を通じて、この問題の解決のために悩んだことはしばしば見受けられておるようであります。困難であれ……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 建設委員会 第1号(1955/11/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 私、建設大臣を拝命いたしましたにつきまして、本委員会の皆様方には特に御協力と御援助をお願い申し上げたいと存じます。何分浅学非才の上に経験もありませんので、よほどの努力と皆様方の御協力を仰がなければ、あやまちなきを期することが困難かと考えます。建設行政の重大性につきましては、今さら申し上げるまでもございませんので、駑馬にむちうって懸命の努力をいたしたいと考えます。どうか皆様方の格別の御支援をお願い申し上げます。
【次の発言】 瀬戸山さんの御意見よく了解できるのであります。特に先般ああいった法律ができて、なるべく短期間に災害復旧をやらなければならぬ、これは全国民の声でありますので、……

第23回国会 建設委員会 第2号(1955/12/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 先般の委員会で問題になった例の地方財政の困窮に対処するための財源措置として、公共事業費を約八十八億円節減するという問題につきまして御報告を申し上げます。  地方財政の困窮に対処するための財源措置といたしまして、公共事業費を約八十八億円節減することになりましたが、これに伴いまして、建設省関係においても相当額の節減を余儀なくせられるに至りました。すなわち本年度の建設省関係の事業は、災害復旧事業、道路整備事業及び特別失業対策事業を除きまして約一割程度の繰り延べを行わざるを得なくなった次第でございます。これら節減の対象となりました事業は、大部分はすでに着工し、かつ相当程度進捗いたしてい……

第23回国会 建設委員会 第3号(1955/12/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 経済の自立を達成し、国民生活の安定をはかりますことは、今日わが国経済に課されております大きな課題でありまして、政府が総合経済計画の樹立に努力いたしておりますゆえんもまたこの課題を一日も早くしかも円滑に解決する意図にほかならないのでありますが、その基盤となる国土の保全、利用、開発、住宅建設等を担当いたしております建設省の使命はますます重大であると痛感をいたしておる次第でございます。従いましてこの責任を深く認識いたしまして総合的見地から従来の施策を再検討し、法制上及び予算上所要の措置を講じまして、この使命を一日も早く達成すべくできるだけの努力を傾ける所存であります。私は就任日なお浅……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 ただいま農林大臣から御答弁申し上げたのと大体趣旨は同じなのであります。予算が組まれてそれが消化できないということが例年起っております。これはまことに遺憾なことでありますが、事実事業をいたしてみます上においてただいま農林大臣のお話のように、いろいろなやむを得ざる事情から施行のできないものが相当ありますので、今度の件につきましては十分にこれを検討いたしまして、実情に即した方法をもって取り計らって参りたい、かように考えております。いずれ補正予算が提出されますから、それまでのうちには十分調査をいたしまして実情に沿いたい、かように考えまして、ただいま実情をせっかく調査中でございます。さよ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 決算委員会 第5号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 私決算委員会にまかり出ますのは本日が初めてであります。建設省の予算は毎年千億円内外の大きな予算をもちまして、あるいは治水、災害の復旧、住宅、道路その他各般にわたって全国的に大小の事業を行なっておりますので、特に注意をいたし、ことにそれだけの予算がみな国民諸君の汗とあぶらのかたまりであるということを痛感をいたしまして、この予算を施行いたすにつきましては十分な注意を払いまして、いやしくも不当な支出や批難さるべき行為のないように十分の注意を払っておるのであります。御承知のように、監察官の制度等を設けまして遺憾なきを期しておるのでありますが、多くの仕事の中に残念ながら批難を受けるような……

第24回国会 決算委員会 第6号(1956/02/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 重大な問題につきましては、もちろん御指摘のように十分相談をいたし、協議をいたした上でやるべきである、かように考え、また将来とてもそのつもりで事を運んでいきたい、かように考えております。
【次の発言】 お尋ねでありましたので、重大な場合にはという表現をいたしましたが、ただいま御指摘のような具体的な問題はもちろん重大な問題の範疇に入ると考えます。今後よく協議いたしまして善処いたしたいと思います。

第24回国会 建設委員会 第2号(1956/01/31、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 建設省関係の昭和三十一年度歳入歳出予算案について、概略を御説明申し上げます。  まず総額について申し上げますと、建設省の所管一般会計予算といたしましては、歳入四億九千五百余万円歳出九百七十四億七千三百余万円でありますが、この歳出に、予算計しの所管は異なっておりますが、予算執行の際建設省に移しかえまして、建設省所管の事業として実施されます予定の経費が別途総理府に北海道開発関係のものとして、九十八億四千四百余万円、労働省に特別失業対策事業として二十三億五千万円が計上されておりますので、これらを合算して前年度に比較いたしますと、三十年度一千五十一億一千八百余万円に対しまして三十一年度……

第24回国会 建設委員会 第3号(1956/02/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 住宅問題についてむやみに数だけをふやしても仕方がない、質の向上をはからなければならぬということは、終始私の考えておるところであります。従いまして今度の住宅予算におきましても御承知の通りに質の向上をはかっております。昨年の国会で、六坪や何かの小さい家をたくさん建ててもしようがない、質の向上をはかるべし、こういう意見もありましたし、まことにごもっともな御意見と考えますので、今度はそういう小さいのをやめて坪数も大きくする、それから質の向上もはかるという方法をとっておりますことは御承知の通りでおります。むやみに数をふやすという方法よりも質の向上をはかるということに重点をおきたいという考……

第24回国会 建設委員会 第4号(1956/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 住宅の問題につきましては、御所論の通りに、できるだけ庶民性のある住宅をたくさん建てまして、住宅難などという言葉を聞くことのないようにという考えで努力をいたして参っておるのでございます。問題は三十一年度の計画がどうなっておるか、こういう御質問のようでありました。これは先般予算説明のときにも申し上げた通りに、公営、公団、あるいは公庫、いわゆる政府の施策によりまして建てまするものと、今お話の中にありました民間の自力建設によるものと、合せまして約四十三万戸を建てたい、こういう計画でやっておるのであります。(三鍋委員「大臣・質問の要点をつかんで、それに答えていただきたい」と呼ぶ)御質問は……

第24回国会 建設委員会 第6号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 ただいま議題になりました道路整備特別措置法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  現行の道路整備特別措置法は、有料制によって道路の整備を促進する措置を講ずるため、去る第十三回国会におきまして御審議の上、制定されたのでありますが、以来政府におきましては、同法の規定に基きまして、建設大臣の行う有料道路整備事業及び地方公共団体の行う有料道路の整備のための資金の貸付を行い、有料道路の整備促進に努力して参りまして、すでに十三カ所が完成し、十六カ所の工事を継続施行中であります。  しかしながら、政府といたしましては、現下の国及び地方公共団体の財政事情にかんがみ、かつ……

第24回国会 建設委員会 第7号(1956/02/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 行政機構改革の問題についての御意見でありますが、行政機構を改革する、その必要があるという場合に、しからばどういう改革をやるのか、いかなる心がまえで行政改革に臨むべきか。私はただ部分的な離合集散をはかるということでは、ほんとうの行政改革の目的を達成することはできないと思います。国政全般にわたって総合的に十分あらゆる方面から勘考いたしまして、現在の機構よりもこういうふうに改めた方がはるかに効果的であり、国家国民のためであるという強い確信を得ましたる場合においてのみ機構の改革をすべきであって、みだりに思いつきで小手先の行政機構いじりをやるということは、百害あって一利なしと考えておりま……

第24回国会 建設委員会 第9号(1956/02/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 道路は無料公開であるべく、この原則は古来からの法則でありまして、私もこれを承認するにやぶさかでございません。参議院でも現在のわが国の道路の状況、従って交通、運輸、観光、その他の状況から考えをいたしまして、さきにただいまお話の立法をいたしまする場合、現状をもってしてはこの無料公開の原則だけではとうていわが国の実情に沿わないものである。こういう観点からいたしまして、ただいまお話のありましたような立法に賛意を表したものであろうと考えます。附帯決議の趣旨はよくわかるのでありますが、衆議院並びに参議院を通過いたしましたこの法律の成立の当時と現在の状況は、むしろ自動車の数は激増をいたしてお……

第24回国会 建設委員会 第11号(1956/02/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 総裁一人、副総裁一人それに理事五名を配しまして道路公団を運営いたして参りたい、この公団の事業がどんどん拡大をいたしますれば、さらに不足を生ずるかと思いますが、ただいまのところ理事五名をもって運営をいたして参りたい、かような考えで提案をいたしたのであります。議会において御決議に相なればこれを尊重いたさなければならぬ、かように考えております。
【次の発言】 ただいま私申し上げました点多少誤解の点もあったかと思いますが、実は総裁一名、副総裁一名、理事五名で何とかやっていきたい、多少人手の足りない点もあるかと思いながら、実はこの程度で何とかやっていこうと思っておったのでありますが、もし……

第24回国会 建設委員会 第16号(1956/03/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 ただいま提案になりました都市公園法案につきまして、提案の理由とその要旨を御説明申し上げます。  従来、営造物である公園に関する法制としては、明治六年太政官布告第十六号のほかは、わずかに都市計画法及び土地区画整理法にその建設に関する規定が散在するにすぎず、これが管理に関する法制は全く存在しなかったのであります。その結果、公園の管理の適切を欠くものが多く、あるいは荒廃し、あるいは壊滅した公園も少くない状況であります。  このような事態に対処するため、公園の規制に関する法律の制定が長年にわたり各方面から要望されておりましたので、ここに都市公園の設置及び管理に関する基準等を定めて都市公……

第24回国会 建設委員会 第18号(1956/03/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 公共工事の前払金保証事業に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由並びにその要旨について御説明申し上げます。  現在公共工事の前払金保証事業に関する法律に基き保証事業を営んでいる保証事業会社は三社でありまして、その前払金保証額は昨年度約二百六十五億円に達し、公共工事における前払金の支出を円滑にし、公共工事の適正な施工に顕著な効果をおさめているのであります。しかしながら、本事業の発展に伴い、その反面において、保証事故の増加も予想され、この場合における保証事業会社の保証能力を確保する必要がありますので、この際保証お業会社の保証金の支払い能力を増大する措置として、その責任準備金及び……

第24回国会 建設委員会 第24号(1956/04/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 法案の説明に入るに先だちまして、御報告申し上げたいことがあります。  昨十七日、福島県常葉町に大火がございました。罹災者の各位に対してまことに御同情にたえませんが、焼失戸数は、ただいま受けました報告によりますと、二百五十四戸であります。これが対策につきましては、直ちに現地を調査をいたす必要がありますので、稗田住宅建設課長並びに計画局の係官をさっそく現地に派遣いたしまして、現地の状況をつぶさに調査をいたしました上で、最も効果的な方法をとりたい、かように考えておる次第であります。  常葉町は都市計画が未決定の土地でありますので、今後計画を決定いたしました上で、区画整理を行いますほか……

第24回国会 建設委員会 第26号(1956/04/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場建設大臣 さきに能代、常葉の大火を見ましたことはまことに遺憾千万でありましたが、今回またまた福井県芦原の地に火災が発生をいたしました。まことにお気の毒千万に存じます。去る四月二十三日の六時四十分発火いたしまして十二時に至ってようやく鎮火いたしたのでありますが、この火災によりまして全焼いたしました戸数が四百戸、半焼二十戸、罹災人口が約二千人ということに相なっております。この報告に接しまして、直ちに都市建設課の調技官及び区画整理課の芦田技官を現地に派遣いたしまして実情を調査せしめております。住宅対策といたしましては、滅失戸数の三割に相当いたしまする百二十戸につきまして、災害公営住宅を建設する……

第24回国会 建設委員会 第34号(1956/06/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 道路利用者協会なんかにはお説の通りに出席をいたしたことがあります。実はきょうもその会合がありまして、ごく短時間でありましたがあいさつだけを済まして参りました。これは建設省とは別に特殊な関係というものはありません。ただ道路を利用する人たちの会合でありまして、建設省の仕事とはその間において関係があることは御承知の通りでありますので、要求があれば出ましてあいさつもいたしまするし、その人たちの意見も聞くということは当然やらなければならぬ仕事である、かように考えておるわけであります。
【次の発言】 今期議会も、いよいよ明三日をもって会期終了をいたしますが、この間建設省関係の法案全部――た……

第24回国会 建設委員会 第35号(1956/07/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 七月半ばに起りました災害につきまして、御報告を申し上げます。  七月十一日から十二日にかけまして梅雨前線は南下し、一時は梅雨明けを思わせたのでありますが、十三日からオホーツク海方面の高気圧が急に勢力を増して参りまして、寒冷な北東気流を東北地方に送り、さらに南方高気圧も勢力を増して参りまして、高温湿潤な南西気流との衝突か本邦の中部で起り、この前線上を十四、十六と相次いで小さな低気圧が東進をいたしました。この前線活動をさらに強めました結果、各地において二百ミリないし三百ミリもの豪雨をもたらしたのであります。  このために宮城、山形、福島、新潟、長野、富山、石川の七県におきまして災害……

第24回国会 建設委員会 第36号(1956/08/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 台風第九号による公共土木施設以外の一般被害は警察庁の調査によりますと三十一都道府県に及び、死者五十一名、負傷者百九十一名、行方不明十四名、建物の全壊千八百五十四尺半壊三千四十五戸、流失五十二戸、水田の流失埋没七十四町歩、冠水八千九百五十七町歩、畑の流失埋没百八十三町歩、冠水二千六十六町歩、罹災者数、概数二万四千八百六十一人、罹災世帯数五千八百八十二戸となっております。  公共土木施設の被害は、今回の台風は普通の台風に比較いたしますと降雨量が少くて、従って河川のはんらんにときがたまたま一致いたしましたために起りました災害が大部分でありまして、従って海岸地帯の災害が非常に多いのであ……

第24回国会 建設委員会 第37号(1956/09/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 台風第十二号による災害並びに富山県魚津市における火災の被害状況及びその対策について御説明申し上げます。  まず台風第十二号による公共土木施設の被害状況及びその復旧対策について申し上げたいと思います。  台風第十二号による公共土木施設の被害は、現在までに判明しましたもので長崎県外十四県にわたり、総領約十一億円であります。被害状況調査のために被害直後九州各県に関係係官を派遣いたしまして、目下調査中でありますが、この結果に基きまして応急復旧を要する緊急個所に対しましては実地検査を行うことといたし、おおむね九月一ぱいをもってこれを完了する方針であります。右の実地検査を完了した県につきま……

第24回国会 建設委員会 第38号(1956/09/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 アメリカから調査団を招聘いたしまして、東京―神戸間の道路の調査をいたさせましたことは御承知の通りであります。御承知のように日本の道路の実情は、日本の経済の発展を阻害し、交通あるいは観光その他各方面から観察をいたしまして、道路の整備の急を要しますことは、今さら申し上げるまでもないのでございます。昭和二十九年以来特別会計によりまして、いわゆる有料道路の方式による道路の整備に着手いたしたのでありますが、なおこれを拡充いたしたい、かような考えをもちまして、さきの国会において道路公団を作り、今までの特別会計を改めまして、公団による有料道路の整備をはかろうということをいたしたことにつきまし……

第24回国会 内閣委員会 第45号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 ただいま議題となりました内政省設置法案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。  戦後すでに十年を経過し、わが国の内政も漸次整って参ったのでありますが、内政全般の円滑な処理を期するには、なお改善を要するものがあるのであります。  まず、狭隘な国土に約九千万人に及ぶ人口を擁しているわが国において、産業を振興し、社会福祉を増進し、もって国民生活の安定をはかるためには、その基盤をなす治山治水、道路の整備、住宅の建設、国土計画、都市計画等国土の保全及び開発に関する施策を統一的かつ総合的に推進することが必要であります。  なお、これらの国土の保全及び開発に関する事業の大半は、地方公共団……

第24回国会 農林水産委員会 第56号(1956/10/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 道路の整備に関しましては、ひとり北海道のみならず、日本全国にわたりまして常に頭を悩ましておる問題なのであります。まことに残念ながら、日本の道路の状況は御承知の通りでありまして、終戦以来今日までの努力にかかわらず、依然としてきわめて嘆かわしき状態にあることは、何としても認めざるを得ないのでありまして、私ども国会で議決を得ました予算の範囲内においてこれが整備に全力をあげておるつもりであります。さりながら、御承知のように、現在五カ年計画を樹立いたしまして、この計画に基いてそれぞれ予算を計上し、国会の承認を得ましてこれが執行に当っておるのでありますが、この計画をもっていたしましては、日……

第24回国会 予算委員会 第8号(1956/02/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 住宅問題の重大性につきましては御説の通りでありまして、すみやかにこの解決をはからなければならぬのは申し上げるまでもないのであります。昭和三十年度の住宅計画の進捗状態はどういう状況であるか、かようなお尋ねであったと考えます。昭和三十年度の公営、公庫、公団の住宅の建設計画の状況を申し上げますと、すでにお手元に資料を差し上げておりますので御承知のことと存じますが、公営住宅につきましては、近くこの全部の着工を終る予定であります。公庫の融資住宅の中の新築のものは、ほぼ貸付の承認を終りまして、建築も着々進捗しておりますが、増築に対する貸付の承認は多少おくれております。ただいま第三回の申し込……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 ただいま運輸大臣から申し上げた通りであります。
【次の発言】 自動車道の問題につきましては、ただいま参議院で継続審議になっておる法案もございまして、これが審議を終り、通過をいたしました上で、具体的にはさらに詳細なる調査をいたしました上で、現実の施策を講じて参りたい、かように考えております。お話の通りに輸送最が増大いたしますにつきましては、そういった施策を着々行なっていかなければならぬ、かように考えておるのでありまして、今度作ります。御審議をお願いいたします道路公団なども、そういった意味における輸送量の増大を緩和、消化する一助にも考えておる次第であります。

第24回国会 予算委員会 第10号(1956/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 御指摘のように公共事業費が削減されることになります。公共事業費のうち建設省の関係の分が相当の金額に上りますこともお話の通りであります。建設省関係において削減を受けます分が、北海道を含めまして三十億二千万円になります。そのうち地方の公共団体に関係いたしますもの、すなわち補助金の関係が十九億五千七百万円に上ると考えております。
【次の発言】 公共事業の費用が削減される、たとえば公営住宅の問題のごときは、直ちに地方の財政に関連を持っております。その他河川にいたしましても道路にいたしましても、公共事業が非常に多くなるということになりますれば、従って公共団体の負担もまた大きくなりますので……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/02/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 今回の削減措置は事業の繰り越しとなるものを対象としておるものでございますので、削減された事業は、事実上今年度内には消化ができないということに相なります。
【次の発言】 ちょっと……。事実上消化のできないものが繰り越しの対象になりますので、今お話のように、たくさんあります事業箇所のうちには、特別の場合には残事業を生ずるということもあり得ますので、かようなことの起らないように、たくさんの事業場の間で全体の調整をはかって参りたい、かように考えておるのであります。
【次の発言】 ガソリン税の関係を他に流用しておるということはございません。ガソリン税は道路の整備に使っております。


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 建設委員会 第1号(1956/11/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 今期国会初めての委員会でありますが、参議院と違って、委員の方々は従前通りの方々ばかりでございます。今国会もまたいろいろな問題があると思います。皆さん方の御協力によりまして建設行政の進展に努力をいたしたいと存じます。何分よろしくお願いを申し上げます。

第25回国会 建設委員会 第4号(1956/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 道路の所要予算をいかなる財源によってまかなうということにつきましては、大蔵当局と十分検討を加えなければならぬ問題でありますが、御承知のように、昭和三十一年度の予算におきましては道路予算に対する一般財源はきわめて微々たるものでございました。私の考えはなるべく多くの一般財源を獲得いたしたい、かように実は考えておるのでございます。従いまして、一般財源の額がどういうことに相なりますか、それにつれましてガソリン税の増徴の問題も考慮をいたさなければならぬ問題でありますので、ただいまのところはガソリン税をどれだけ上げるということの決定は、もちろんいたしかねておる事情でございます。なるべく一般……

第25回国会 予算委員会 第1号(1956/11/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 この計画につきましては、ただいま御指摘でありますが北海道開発庁並びに北海道庁、地元とよく連絡をとりまして、実地を調査いたしました結果立てた計画でありまして、御指摘のようなところがあろうとは実は考えられないのでございます。でありますが、現地の実情がそうであるという御意見でありますならば、そうしてもしそういう実情でありますならば、十分実情を調査いたしまして善処いたしたいと思います。ただどういう方法でどうするということは今ここで申し上げられません。ただ実情調査の上に善処いたしたい、かように考えます。私の知る限りにおきましては、実情を十分に打ち合せた上で立てた計画でありますので、ちょっ……


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各種会議発言一覧(衆議院27期)

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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 建設委員会商工委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 東北興業株式会社法の一部一を改正する法律案につきまして、その提案の趣旨及び法案の概要を御説明申し上げます。  東北興業株式会社は、東北地方の振興をはかるため同地方における殖産興業を目的として、昭和十一年に設立された、会社でありまして、政府の財政援助のもとに東北地方の振興に関する各種の事業の経営と投資を行なって、同地方の開発に大きな役割を果して参ったのでありますが、戦後政府の財政援助がすべて打ち切られたため、事業を整理縮小して近年に至っております。  今回収府におきましては、同会社に東北地方開発の一環としての使命を一そう積極的に遂行させるのを適当と認めるに至りましたので、同会社の……

第24回国会 建設委員会商工委員会連合審査会 第2号(1956/02/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 これは御承知のように政府保証に限度が定められております。従いまして現在のその限度を越えることはなかなか困難でありますが、福島、宮城両県の知事のこれが復興に対する具体的な意見の提出を待ちました上で、よく検討をいたしました上で、必要ありということになりますれば、この限度の拡張について考慮いたしたいと思います。
【次の発言】 具体的な方法につきましては今ここで案を具しました上でないと、具体的に金融的な措置はこういたしますということは明言をいたしかねます。よく考究いたしました上で最善の方法をとる、こうお答え申し上げるよりほかにありません。

第24回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/04/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 自衛隊が必要とする土地につきましても、本法の適用があると解しております。
【次の発言】 協議による価格の決定につきましては、自衛隊と所有者との間の協議でございますので、建設省としてその価格についてかれこれ申し出るべき筋ではないと思います。両者の意思の合致によってきまる問題でありますから、双方話し合いの上できまるものはきまる、協議の整わないものは整わない、こういうことでありますから、特に建設省として価格に対して容喙するものではない、かように考えております。
【次の発言】 基地の設定に当って農地がつぶれる、これはゆゆしい問題であるから考慮しろ、こういう御意見のように承わりました。お……

第24回国会 建設委員会法務委員会連合審査会 第1号(1956/04/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 今回新たに、従来知事の権限にありました部分の一部を建設大臣に移した、この点に関する御質問であると存じます。法案に明記してありまするように、事業の施行地が一府県内に限られておりましても、その及ぼすところの影響が単なる一府県にとどまらずして二府県以上にわたる、あるいは道全体に影響が及ぶ、こういった種類の事業につきましては、どうしても一都道府県知事の判断にまかするよりは、国の機関において判断をする方が公正かつ妥当なる判断に達する、かような考えで大臣の権限に移すということにいたしたのであります。これは何も特に知事の権限を制限するという意味ではないのでありまして、何を申しましても都道府県……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1956/02/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○馬場国務大臣 災害の復旧につきましては、なるべくすみやかに全体の災害の復旧をはかりたい、さような熱望におきましてはあえて人後に落ちないつもりであります。お言葉にもありましたが、九州は特に災害がはなはだしい、私も現地において災害の実情をよく承知いたしておるつもりであります。特に過年度災については一日も早くこれが復旧をはかりたいのはやまやまでございますが、何分にも財政全体の考えからいたしまして思うように参らないことを、実は遺憾に考えております。この予算の範囲におきまして災害の復旧には全力をあげて、できるだけ効率的に、来たることあるべき災害に備えまして十分の措置をとるように努力いたしたいと、かよう……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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