大西正道 衆議院議員
27期国会発言一覧

大西正道[衆]在籍期 : 26期-|27期|-28期
大西正道[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大西正道衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

大西正道[衆]本会議発言(全期間)
26期-|27期|-28期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第12号(1955/04/25、27期、日本社会党(右))

○大西正道君 ただいま議長から御報告に相なりました故衆議院議員小畑虎之助君に対し院議をもって弔詞を贈呈し、その弔詞はこれを議長に一任するの動議を提出いたします。  小畑君は、去る二十日にわかに逝去されました。私は、この際、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼の辞を申し述べたいと存じます。(拍手)  君は、明治二十七年三月、兵庫県宍粟郡神戸村に生まれ、若くして志を政治に抱き、昭和二年には早くも弱冠三十二歳にして兵庫県会議員に当選され、以来十カ年にわたり引き続き県会に在任されました。この間、県会議長の要職に選ばれ、大いに地方自治の発展と民生の福祉増進のために貢献せられたのであります……

大西正道[衆]本会議発言(全期間)
26期-|27期|-28期

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委員会発言一覧(衆議院27期)

大西正道[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-|27期|-28期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 運輸委員会 第11号(1955/05/23、27期、日本社会党(右))

○大西委員 私の運輸大臣にお伺いしたいのは二つありますが、一つは海技専門学院の問題、もう一つは紫雲丸の、特に船長の問題を私はこの際ちょっと聞いておきたいと思います。その前に、紫雲丸が沈没した際に船長はどういう行動をとって、最後にはどうなったかということを、運輸大臣に質問する前に係の方からお伺いをしたいと思うのです。
【次の発言】 私のお聞きしたいのは、最後に自分の部屋へ帰って、そうして船と運命をともにした、ここなのであります。そうしますとこの船長が、自分の命を船と運命をともにせずに、もし最後の瞬間に脱出しようと思えばできたのであろうと、私は今でも方々から聞くのであります。これは主観的には本人の……

第22回国会 運輸委員会 第32号(1955/07/20、27期、日本社会党(右))

○大西委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本案に対しまして修正案並びに修正部分を除く原案に対しまして、賛成の意思を表明いたします。  最近の自動車事故の頻発は、大きな社会問題になっておるのであります。欧米先進国におきましては、このような自動車事故に対しましては、つとにこれが賠償の対策を講じておったのでありますが、幸いにも今回わが国におきましても、かかる趣旨にのっとるところの本法案が提案されまして、われわれは慎重審議をやりました結果、ここにこの成立を見る暁に至ったことを、私は非常に喜びに存ずるのであります。この法案は、当面物的事故に対する賠償は除外されておりまして、人的事故のみに対する損害賠……

第22回国会 行政監察特別委員会 第3号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○大西委員 委員長、これは僣越もはなはだしいです。理事会の話し合いというのは、それはお互いに納得できればそれでよろしいけれども、理事会でどのようにきまりましても、やはり本委員会において委員が発育を制限されることはないと思います。
【次の発言】 ですから、私は、この問題を下調査の上取り上げられるということについて、若干質問をして、そうして納得がいきますれば、これに賛成をしたい、もし納得がいかなければ、この問題について反対の意向を表明したい、こういうふうに考えて申し出ております。ですから、この問題について、理事会で話をきめたらそういうことを言うのは不当だと言うけれども、それはおかしいと思いますが、……

第22回国会 行政監察特別委員会 第4号(1955/06/24、27期、日本社会党(右))

○大西委員 緒方証人がこういう行監の席へ出られて教育の中心課題である教科書の問題を取り扱う場面において証人に立たれるというのは、私は国の教育の上から申しましてまことにこれは遺憾だと思うのです。この取り上げられるべき問題は当然文部省の行政面においてつとに解決しようと思えばできた問題もあろうかと思うのです。これが行政の警察的部門である行監において取り上げられ、これはもうおそらく新聞にも大きく報道されて、教育の上に大きな影響を及ぼすものだ、こういうことを初めに考えるのでありますが、この点、緒方証人に対しまして、文部省の初中局長としての心境を一応お聞きしたいと思っております。

第22回国会 行政監察特別委員会 第5号(1955/06/27、27期、日本社会党(右))

○大西委員 簡単にお伺いいたします。  今証人の発言の中に、こういうふうなスキャンダルをなくして公正なる取引をするためには、採択の面においては今のような採択の方式でなしに組織的な採択方式をとってはどうかということも自分としては考えておる、こういう御意見であったのであります。たまたま、この間文部大臣が、府県一本、すなわち府県で一種類の教科書を採択するというようなことも構想として発表している。これは証人の私見であろうと思いますから、私も参考のためにここでちょっと聞いておくわけですが、こういうことで不公正な取引、さてはまたスキャンダルを防止することができると考えるその証人の根拠はどういうことなんです……

第22回国会 行政監察特別委員会 第6号(1955/06/29、27期、日本社会党(右))

○大西委員 初めにお尋ねをいたしますが、あなたは新しい機械を輸入して、そうしてこれを公開してみなに見てもらう、こういう方針であるということを言われましたね。証人にお尋ねしますが、公取委員会の文部省に対する警告の中に、出版会社が教育関係者を、あるいは会社の見学などという名目でもって会社に招待するということはよろしくない、こういう趣旨のことがあります。それは、文部省が地方の学校、教育関係に通達をいたしていると同時に、出版社関係にも申し入れをしているわけでありますが、この点は御存じだと思いますが、御存じですか。
【次の発言】 あなたの方で会社を公開してなるべく参観をしてもらいたいという趣旨と、文部省……

第22回国会 行政監察特別委員会 第7号(1955/07/01、27期、日本社会党(右))

○大西委員 私は簡単に二、三のことについて証人にお伺いいたします。  教科書協会は、今も証人が言われたように、自粛機関だと言われて、今日まで教科書のいろいろなスキャンダル等に対してその自粛の努力を重ねてこられまして、事務局長の地位にある証人も今日までかなりの努力をされまして、見るところにおきましては若干の成果もあがっているように思うのでありますが、なお、私どもから見ますと、教科書の不正売り込みは跡を断たずに出ております。私は教科書協会に期待するところ非常に大なるものがあるのでありますが、その希望が十分達成されていないということは、証人もお認めになると思うのであります。一体どういうところにその原……

第22回国会 行政監察特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、日本社会党(右))

○大西委員 初めにお伺いいたしますが、あなた方の錦会というのは、教科書プロパーとしては中小企業、他に出版物を出して、教科書はスペアとしてやっておられる方があります。そういう一つの団体でありますが、こういうふうな企業は、教科書行政全般の上から見て私はいろいろな面から検討いたしましてあまり好ましくないものだと考えるのでありますが、あなたはこの点についてどういうふうに考えますか。
【次の発言】 私の言っているのは、錦会そのものというのではなしに、錦会に集まっているような小さな発行業者、あるいは他には大きな出版をやっているけれども、教科書としては非常に数量の少いような企業は、今の教科書行政全般の上から……

第22回国会 行政監察特別委員会 第9号(1955/07/06、27期、日本社会党(右))

○大西委員 学生協並びに学生協から転化した特約販売会社についてはいろいろな疑惑が持たれておったのでありまするが、今までの証人の証言によって私は大体了解できます。むしろわれわれの憂えておったことが杞憂にすぎないという点を強く感じておる次第でございます。なお二、三の問題について私は証人に御意見を聞きたいと思います。  まず学生協が出発いたしましたその動機であります。若干触れられましたが、当時、私の聞くところによりますと、学生、生徒から前金を取るということなんであります。このことも今証人の陳述の中にありましたが、私の聞くところによれば、この前金を実に一カ月や二ヵ月じゃなしに数ヵ月も前から取ったという……

第22回国会 行政監察特別委員会 第10号(1955/07/08、27期、日本社会党(右))

○大西委員 今、約四十五分くらいにわたって証言があったわけですが、私は、これは証言だとは思えないのです。大体、今の委員長の質問は、教科書に対する文部大臣の検定権が適正に行われておるかどうか、こういうふうな問題であります。従いまして、検定権という問題も、これは問題はありますけれども、一応検定基準にのっとって事務的に行われておるのであります。ですから、それが適正に行われておるかどうかというような、そういうところの証言を証人に求めればいいのに、今承わっておりますと、私が途中で議事進行に関する発言を求めましたが、これは決して他意があって求めたのではないのであります。今の話はだれが聞きましてもこれは証人……

第22回国会 行政監察特別委員会 第13号(1955/07/15、27期、日本社会党(右))

○大西委員 証人はわが国の教育学界の大先輩であるし、最高権威者であります。私は、本日は、その意味におきまして、この行監の最終的な結論として教科書行政に関するいろいろな改革すべき問題が当然出て参りますので、その問題につきまして二、三証人の参考意見を聞きたいと思うのであります。  初めに、他の委員の質問を聞いておりますと、これは若干私も問いたださなければならぬように考えておりましたが、前委員の御質問の、蒙古襲来のあの記事に対して、偏向ではないというような見解を示されましたことは、まことに私の見解と同じような見解を持っておられますので、その点につきましてはもう省略していきたいと思います。  まず第一……

第22回国会 行政監察特別委員会 第14号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○大西委員 関連して。私は、今の点だけもっと明確なお答えがあれば、きょうはあえて聞かないでおこうと思ったのですが、高津委員もいいかげんなところでほこをおさめられたようでありますし、あなたもそれを知らないというようなことでありますので、その点についてだけ関連質問としていたします。  例をとりますれば、あなたはいつ樺太の半分が色が変えられておるということを知ったのですか。この間の新聞に出てからわかったのですか。それともその以前におわかりになっておったのですか。
【次の発言】 これは、あなた、発行の責任者として大へんな失態だと思うのです。前から知っておられただろうと私は思いますが、あなたは発行者とし……

第22回国会 行政監察特別委員会 第15号(1955/07/25、27期、日本社会党(右))

○大西委員 証人には、今までの証言を聞いておりますと、なかなか教育に対しても深い理解があるようであります。私はきょうは多くをあなたから聞こうと思いません。この際に、教科書の定価をどうしたら安くできるかというような問題について、若干あなたの意見を参考として聞きたいと思います。  今の検定制度をやめて国定制度にしたら教科書の値段が安くなるのだ、こういうことが非常に世間に流されているように思うのであります。常識的に考えると、なるほどそうであろうというようにも考えるのでありますが、証人は、教科書の値段を安くすることは、今の検定を国定にかえることにおいてこれができると考えろかどうか。もちろん、今の検定の……

第22回国会 行政監察特別委員会 第16号(1955/07/28、27期、日本社会党(右))

○大西委員 本会議のベルが鳴りましたので、私はここで高津委員の質問に関連して証人にお願いだけいたしておきます。それは、証人の会社は国定時代から出版発行をやっておりますが、今、一番問題は、教科書の値段が高いということなのであります。この高いという問題についてはいろいろ論議がありますが、私が知りたいのは、あなたの会社には、文部省にもどこにもないわが国の教科書が始まってからの教科書が全部そろえておるということを聞いておりますが、間違いないと思うのですが、その教科書の値段、ぺージ数、それと、その時代の一般物価との関係を、ごめんどうですが、一つ克明に調査をして、一覧表を委員長のもとに御提出を願いたい。こ……

第22回国会 文教委員会 第2号(1955/03/29、27期、日本社会党(右))

○大西委員 大臣に聞いておきたいのですが、まず教科書の問題です。教科書を検定するということは民主党が選挙に際して公約されたことなのでありますが、検定するというだけで、どういう方向へ検定するかということは何も掲げていなかったのであります。ところが選挙最中に民主党の諸君がその内容をやや具体的に発表されております。またその後も民主党の教科書に対する一つの構想なるものが新聞にも発表されたように私は見ておるのでありますが、大臣はこの教科書の検定制度について根本的にどういうように考えておられるか、この点をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは大臣は今の教科書制度に対する検定の問題点は、大体数……

第22回国会 文教委員会 第7号(1955/05/13、27期、日本社会党(右))

○大西委員 私は、今回の紫雲丸の遭難の問題につきまして、一般の問題についてはもうここではお伺いいたしません。今報告のありました学童の問題のみに限って若干お伺いいたします。  まずお伺いしたいのは、今の報告によりますと、学童が三百四十七名中百九名遭難したということですが、一般の乗船された方の遭難と学童の遭難との比率がどのようになっているか、ちょっと御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 学童の遭難の率が多いということはわれわれとしては非常に重大に考えなければならぬと思います。この乗っておった学童ですが、高知、広島、愛媛その他、四県と言われましたが、一体その小、中学校の生徒は中学校が何人で小……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 行政監察特別委員会 第3号(1955/12/14、27期、日本社会党)

○大西委員 教科書問題も大体山を越したような形で、お尋ねすることも大体わかり切ったようなことなんですが、二、三お尋ねしておきます。これは初めに緒方局長が証人に出られたときに私は聞いておいたんです。教科書が、自由公正な競争によって出版され、採択される。それを文部省は監視、監督するというようなことからいって、採択前に、ある特定の出版社等がここで証人として呼ばれていろいろ尋問される。それが新聞に報道されるというようなことが、採択の面に大きく影響しはしないか。それが事実悪ければ、悪く影響してもいいんですけれども、ただここで証人に呼ばれたということだけで、かえって採択の面で不当なる不利益が特定の業者に招……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○大西委員 今無為替の輸入映画のことに触れられましたが、私、ちょっと聞き間違いかと思いますが、今のお話で数百本倉庫に残っておるということでしたね。これはどういう種類のもので、どの辺から持ち帰られたものが残っておるのか、これをちょっと聞きたいのです。外国へ行きまして為替なしで贈与されたり、いろいろな形で持ち帰ったものがあるでしょう。それが今あなたは数百本と言われたが……。
【次の発言】 これは私も具体的な関係があるのですが、外国へ参りましていろいろな種類の映画をたくさんもらって帰る人があるのです。しかし関税が高くて普通の興行用の輸入映画と同じような税金を払わされるから、なかなかこれが受け取れない……

第24回国会 外務委員会 第50号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○大西委員 私は日比賠償の問題につきまして簡単にお伺いしたいと思います。  この前の本会議でわが党の森島君が日比賠償の問題についてあなたに質問をいたしました。その中で初めに大野・ガルシア協定によって四億ドルの案がほぼきまりかけておったのに、あなたの不用意な発言から八億ドルというものに結局落ちつかざるを得なくなった、こういうことは今も松本君もまたそのいきさつについてあなたの見解を聞いたのでありますが、本会議のときもそうでありますが、今もそれに対してのお答えがございません。そういうことはございませんというようないつもお答えでありますけれども、これは向うの新聞を見ましても、あなたの発言が現実になって……

第24回国会 外務委員会 第59号(1956/07/12、27期、日本社会党)

○大西委員 前の岡田君の質問に対して、日ソ交渉の全権として国会議員が今予定に上っておる、こういうことなのですが、全権として決定される前には国会の承認を得なければならない、こんなことは当然でありますが、新聞で見ますと、どうやら政府の方ではその承認のみにとどめて、約一日か二日、こういうふうな意向のように聞くのでありますけれども、私は今回の日ソ交渉の問題、さらに沖繩の問題等を考えまして、ただ全権の承認という形式的な短期間のものでなしに、現下の国際的ないろいろな問題についてこの際国会においてその経過を明らかにし、かつまたその方針を鮮明にすることが最も必要であろう、そういう意味で、外務大臣並びに副総理と……

第24回国会 文教委員会 第48号(1956/07/17、27期、日本社会党)

○大西委員 今の説明で大体大きいところはわかったのでありますが、なおこまかいところを二、三伺いたいと思います。  今の奥野さんのお話しで、この税金で文化財の保護に充てる、こういう一とで許可するのだというお話しでありました。これは京都のみとは限りませんが、今の文化財保護に関する国の予算が非常に少い。ですから、重要な国の文化財が荒廃に帰し、そして非常な危機に直面しておる。そういう場合に、従来その荒廃に瀕しておるところの文化財を守り、かつまたこれを修理するというような場合に、国の予算が十分ではありませんから、私はおそらくその文化財の管理者あるいは所有者がかなりの自己負担でもってそれを保存し修理をして……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第4号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○大西委員 私は一時間くらいです。
【次の発言】 きのうはわが党の松本七郎君が全般にわたって詳しく質問いたしましたので、私は、残された問題、なお明らかにしておかなければならぬ問題について、二・三お伺いをしたいと思います。  まず初めに、首相にお伺いいたします。わが党がかねてから主張いたして、また努力し、あなた方に協力をいたしておりました日ソ国交の回復の問題は、調印を終えて今や批准の直前になっておるのでありまして、このことは私は国民とともに御同慶にたえぬことだと思っております。それに対しまして、鳩山さんの御努力も私は多といたすのであります。まあ与党の内部にも不満があるようでありまするけれども、国……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第8号(1956/11/26、27期、日本社会党)

○大西委員 この前残っておりましたので、ちょっと二、三お伺いします。  これは、きのう、おととい穗積委員の方からも再三聞かれているように私は新聞で見たのでありまするが、万一択捉、国後を放棄した、その取りきめを日ソ間で最終的にやったというような場合には、サンフランシスコ条約関係の国々にはこれは了解を求める必要はあるけれども、最終的な日ソ間の取りきめの決定については、とやかくいうべき筋合いのものではない、こういうふうな趣旨であったように思うんですが、この点で総理大臣並びに外務大臣の答弁が、非常に、ときによってどうとでもとれるような印象がありまするので、この点をもう一回はっきりとしていただきたいので……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 外務委員会 第10号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○大西委員 私は澤田国連代表に対して国連の事情を少しお聞きしたいと思います。特に澤田代表は、原水爆の問題、すなわち原水爆実験登録制の問題についていろいろと御奮闘下さいまして、この点についてはその御苦労を多としております。  しかしながら新聞その他の報道機関の報ずるところによりましても、そのいききつが十分わかりません。従いましてどういうふうな審議の経過を経たか、そういうことをお伺いいたしまして、後ほどまた大臣等に対する質問の資料にしたいと思います。  御承知のように、原水爆の実験禁止の国民の輿望は非常に高いのでありまして、国会におきましても、その禁止の決議をいたしております。国連のヒノキ舞台にお……

第26回国会 外務委員会 第12号(1957/03/16、27期、日本社会党)

○大西委員 岸外務大臣にお伺いいたしますが、初めに、岸外務大臣が外務委員会に顔を出されるのは、たしか一カ月ぶりくらいだと思うのですが、まことに不可解なことだと言わなければならないと思います。それというのも、やはり総理大臣が外相を兼任しているからだと思う。国際情勢がこういう非常にむずかしい段階でありますし、解決すべき多くの問題があるときに、こうして長い間外務委員会を欠席されるということは、やはり国会の審議権に大きな影響があると思います。岸さんは外交方針演説のときにも、内政と外交が一致するというようなことを言っておられるのであって、それもその限りにおいてはけっこうなことでありますけれども、なぜこう……

第26回国会 外務委員会 第15号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○大西委員 米国の上院の委員会で、わが国の一橋大字の都留教授の召喚問題が大へんに話題になっております。すでに文教委員会でこの点について追及が行われたようでありますけれども、私もこの際二、三質問をしたいと思います。  きょうの新聞を見ますと、ノーマン氏がこのために自殺したというような非常に国際的な重大な問題が起っております。私が考えますのし、従来米国で行われたいわゆる赤追放の問題が国際的にまで広がってきたように考えますので、これは非常に重大な問題だと思うのです。米国の上院の治安小委員会というのは、米国内の思想問題に対するところの調査機関であろうと思うのですが、ノーマン氏はカナダ人です。カナダ人に……

第26回国会 外務委員会 第16号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○大西委員 この前に引き続いて、都留さんの証言問題について、外務省並びに文部省の方にお聞きしたいと思います。この前要求しました証言の速記は配付して下さいましたか。
【次の発言】 新聞に載っております速記の要領を見ますと、取調べのやり方はわれわれが予想していたように、かなりひどい取調べをやっているようです。なお秘密会での証言の部分がこれはもちろん秘密会でありますから、明らかにされないわけでありますが、いろいろと問題がありますので、私はこの際文部省並びに外務省にお聞きしたいのであります。都留さんに対してこの際帰朝命令を出して、その辺の事情を明らかにすべきではないか、こういうことを思うのですが、この……

第26回国会 外務委員会 第19号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○大西委員 御専門のことに及びます前に、核爆発実験が探知できるかどうかというこの問題は、日本政府が国連の軍縮小委員会に提案をいたしておりますその内容に、もしその実験を探知することができなれば、その実験の禁止をやるべきだ、もしそれが今の段階においては不可能であるなれば、国際的の探知機構を設置し、探知方法を改善強化してまずそれをやるべきだ、こういうふうなことになっておるのです。これは御承知だと思うのですが、今のはどう言いますか、わが国の十四カ所にあるところの観測所における観測の抽象的な御報告であったわけですけれども、まずお伺いをいたしたいのは、大きな爆発なれればわかる、しかしある程度以下の小さいの……

第26回国会 外務委員会 第24号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○大西委員 岸総理渡米を前にしていろいろと御準備ができておると思うのですが、そのうちでわが国の防衛問題の一環として安保条約をどうするかという問題、この問題については、これまでの委員会などにおきましても、いろいろと答弁がされておりますので、大体わかりますが、かいつまんで一つ簡単に御所見を聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 再検討をやるということは、これは私も同感でありまして、この条約案が国会で審議されたときも、私の記憶に間違いないならば、わずか六回くらいしかやっていない、十分な内容の検討をやっておりませんので、内容自体が果して安全保障条約の名に値するものかどうかという問題もございます。……

第26回国会 外務委員会 第25号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○大西委員 大体外務委員が、外務大臣が出席したときに三十分か四十分でやらされるのだから、少しは残るのだからがまんをしてもらいたいと思うのです。  実は、きょうは外務大臣に聞きたいことを用意しておったのですけれども、それではそれを省きまして、事務当局にお伺いをいたします。  新聞によりますと、ネヴァダの実験に政府代表を派遣するとかいうことを省議できめたというようなことが出ておりましたが、これは事実でございますか。
【次の発言】 そうしますと、新聞の報道は誤まりであるということになるわけでありますが、まだきめてないと言われますので、検討中ということになると思うのですが、原水爆の実験反対の運動を続け……

第26回国会 外務委員会 第26号(1957/07/31、27期、日本社会党)

○大西委員 私は、実は岸総理大臣に聞きたいと思ったのですが、時間の関係で外務大臣に聞くことになりましたので、問題を限定してお伺いいたします。  日米共同宣言を見てみますと、日本国民が非常に要望しておりました沖縄の返還の問題につきましては、岸総理はかなり強く国民の意向を訴えたようでありますけれども、結論は何ら進展を見ませず、むしろ従来とっておりましたところの残存主権を確認して、もう少し悪く言えば永久的に米軍の占領を認めたような結果を招来しておると思います。これは日本国民すべての非常な痛恨事であると同時に、現地の沖縄住民の非常なる悲しみであろうと思うのです。本日この席にも沖縄諸島日本復帰期成同盟の……

第26回国会 外務委員会 第27号(1957/09/06、27期、日本社会党)

○大西委員 まず前の戸叶さんの質問に引き続いて、国連総会に臨む態度について具体的な問題を私お伺いしますが、非常任理事国に立候補しているわけですけれども、これはどういう意図で立候補されたのか、わかり切ったようなことでありますけれども、一つ簡単にお答えを願います。
【次の発言】 そのために非常に政治折衝もやっておられるようでありますが、今日までの段階におきまして、わが国を支持する国がどの程度であるか、反対の国がどの程度であるか、また態度不明の国はどの程度であるか、これは概略でいいが、一つお聞かせ願いたい。特にアジア・アラブ諸国の動向についてはできるだけ詳しく一つ聞かしていただきたい。

第26回国会 外務委員会 第28号(1957/10/15、27期、日本社会党)

○大西委員 きょうは与党の方もなかなか愉快な質問があったようでありますが、この間ソ連がICBMの完成を発表いたしまして、いろいろな話題を提供したのでありますが、またごく最近には、人工衛星を打ち上げて世界をあっと言わせたのであります。さらに追っかけるように、新型の水爆の完成も発表いたしました。この一連の新しい発表によりまして、世界じゅうは沸き返っておると私は思います。新聞その他の報道によりますと、米国におきましては、非常なる恐怖と、政府のこの立ちおくれに対する責任の追及が行われておるやに開くのであります。これだけ大きな反響を呼んだところのICBM、人工衛星と並びに新型の水爆の完成ということは、こ……

第26回国会 社会労働委員会 第13号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○大西委員 私はこの機会に塩業労働者の問題を中心にして塩業政策、特に塩価の引き下げの問題等二、三の問題についてお伺いをいたします。  従来塩田は入浜式という非常に旧態依然たる方式であったのでありまするが、流下式という新しい方式に転換をいたしました。これはいわば塩業の革命的な措置だともいわれておるのです。それによりまして生産は飛躍的に増強いたしますし、また一方こういう合理化に伴いまして多数の首切りが出まして、多くの労働問題が発生いたしておるのでありまするが、それらの基本的な問題といたしまして、この際私は専売公社に将来のわが国の塩業政策はどうあるべきか、その需給関係はどういうふうな構想のもとに塩業……

第26回国会 大蔵委員会 第45号(1957/07/11、27期、日本社会党)

○大西委員 もう質問もお答えもあったかと思いますが、重ねて簡単に、地の収納価格について、公社の方にお伺いいたしたいと思います。私の聞くところによりますと、近いうちに塩の価格の引き下げについて大蔵省と折衝をして、結論を出すような段階にきているということでありますが、公社としては、どのような決定線が出ておるのでありましょうか。大蔵省との話し合いの段階は、どういうふうなところにあるか、その点を一つお開かせ願いたいと思います。
【次の発言】 生産費の調査をやって、その結果によって結論を出すということですが、今回検討されるというその調査のデータは、もう集まっておるのですか。

第26回国会 大蔵委員会 第50号(1957/10/04、27期、日本社会党)

○大西委員 平野さんにお伺いいたします。今のお話ですと、流下式によって値段がどんどん上る。それで、初めに予想した生産費よりもうんと上って、これ以上新規の営業は一つ許可しないでほしい、こういうお話をしたということでありますが、そういうふうな気持になられて申し入れをされたのは、大体いつごろなのですか。
【次の発言】 これは、ごもっともなことだと思います。ところが、その後、今のお話ですと、錦海湾の許可が九月に出ている。公社の方は、そういう方針で許可をしたんでしょうが、この錦海湾に、あなたの方の業者は出資をして協力をされておりますね。一方においては新規の許可はやめてほしいと言われながら、一方においては……

第26回国会 大蔵委員会 第51号(1957/10/05、27期、日本社会党)

○大西委員 公社の国内での需給対策というのを拝見したのですが、公社の考えておられる今回の塩の収納価格の引き下げ並びに生産の制限、こういう一連の政策の変更というのは、ここの対策の要綱に書いてあるように、従来輸入塩をもってまかなわなければ食料塩は確保できなかったのを、いろいろな助成等を講じて食料塩の自給態勢の確立、これの目標達成のためにいろいろな努力が今日まで払われてきた、こう思うのですが、この点は、これが第一の目標であるというふうに確認はしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 そのために、業者に対しての公社のいろいろな指導があったわけなんですが、その目標に対する公社の指導というものに対して、……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 外務委員会 第6号(1958/02/22、27期、日本社会党)

○大西委員 通商条約の内容のことについてはもう触れません。通商条約は、両国の通商に対する基礎的な条件をここで取りきめたということになっております。従いまして、この取りきめの目的を十分発揮せしめるためには、私は今、日ソ間で問題になっておりますところの平和条約の問題に当然考えを発展させなければならぬと思います。これも詳しいことはここで聞きませんけれども、この取りきめられた通商条約の所期する目的を最高度に発揮するためには、やはり共同宣言のときにお互いに確認し合ったように、すみやかに平和条約を締結する努力をすべきであろう、こういうことを思うのでありますが、この点に対する見解はいかがでしょうか。

第28回国会 外務委員会 第8号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○大西委員 私は実はきょうは藤山外務大臣に、国連加盟によって沖縄の今の地位が何らかの検討を要する段階が来ているんじゃないか、こういう問題を聞きたかったのでありますが、昨日来日韓問題が非常に急を告げておるものですから、そちらの方をまず質問いたしまして、時間がありましたらその問題を聞きたいと思います。  この間の共同声明で、三月一日、あすから全面会談に入る予定であったわけでありますが、いろいろなことが報道されておりますが、あすからの会談は可能でございますか、いかがですか。
【次の発言】 その件につきまして、新聞の報ずるところでは、韓国側に対して通告を発した、こうなっておりますが、その通告については……

第28回国会 外務委員会 第11号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○大西委員 今の田中君の留学生の問題をもう少し発展させてお伺いしたいのですが、東南アジア、インドネシア、現地の事情を見ますと、日本の文化と学術などに対して非常な尊敬と申しますか、期待を持っているわけです。それで今そういう国々からの文部省の留学生の受け入れの状態を見ますと、一つの国にわずか一名とか二名とか非常に微々たるものです。しかもこちらへ来て勉強したいというのは、その何十倍かに上っておるようですね。だからそういうものはまた文化交流とかいうようなものでも解決のできる問題ですが、今田中君からお話のありましたように、この賠償協定の中に、賠償の一つの目的として、それを解決するかどうかという基本的なこ……

第28回国会 外務委員会 第12号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○大西委員 賠償はできるだけ値切って安い方がいいのは、これはわかりきったことでありますけれども、きのうも藤山外務大臣にお聞きしたのですが、一体どの程度の規模のものであれば、日本の経済の再建に、支障なくして払い得るか、こういう大よその見通しというものがお立ちになっておると思うのであります。藤山外務大臣、大蔵大臣はそういうことについては委細承知しておるのだ、こういうことでありましたが、これは大きな問題でありますから、総理大臣から、すべての賠償をどの程度に考えておるか、こういう点を一つお聞きしてみたいと思います。
【次の発言】 それから今ちょっと松本君から触れられましたが、ガリオア債務の問題ですが、……

第28回国会 外務委員会 第14号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○大西委員 私は沖縄を早く返してもらいたい、そういう気持でこれまでいろいろこの委員会でしゃべってきたのですが、政府のそれに対する答えを聞きますと、私の希望がなかなか実現しそうもないので、それでこの間も、それじゃなぜ沖縄を信託統治にするのだ、国連憲章のどれに該当してそういうふうなことが成り立つのだろうか、こういう話をしたのです。そういたしましたら、今あなたもお答えになりましたように、七十七条のb項だ、こういうふうに条約局長は答えているわけです。それで今あなたのお話では、やはり自分もb項に該当しているものだと思う、こういうお答えでございました。その「分離」という言葉ですけれども、この言葉が、憲章を……

第28回国会 外務委員会 第18号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○大西委員 日韓問題についてでありますが、一向日韓問題が進まないようですが、やはり政府は抑留者の相互釈放を完了してから全面会談に入るという、これまでとってきた方針には変りはありませんか。
【次の発言】 建前というと、それ以外の場合もあり得るというのですか、かなり切迫しておるのですから、建前は建前として、今この問題の解決をはかるためにどういう手を打つかということです。新聞の報ずるところによりますと、柳公使の話では、岸親書によって李大統領は大へん御満悦で、それから全面会談の一環として残った抑留者の問題も解決できるであろう、こういうことをいって、今度は期日まで明示しているというふうな報道がなされてお……


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データ更新日:2023/02/05

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